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平成18年決算特別委員会第3分科会 質疑・意見




2006.10.13 : 平成18年決算特別委員会第3分科会 質疑・意見


[質疑・意見]
 残土等の不法投棄対策に関して、県の許可を受けて農地転用し、資材置き場としながら、残土を捨てるだけ捨て、代金をとるだけとって、計画倒産と思われる例が多い。資材置き場が残土処理場となり、その後の処理は農地所有者の負担になっている。スーパー林道の整備により便利になる一方で、不法投棄がふえる悪循環の部分もある。残土処理等に関する条例制定について、しっかり取り組むよう要望しておく。



[質疑・意見]
 油山では残土の違法廃棄が多く、開発行為の許可を受けたものもあるが、3,000m2以下の土地は規制がないため、残土が投棄され、たびたびトラブルが起こり苦情も多い。県とも協議し、厳しく規制するよう要望しておく。



[質疑・意見]
 林業に関して、市内産木材の公共事業等への売り込みは、どのように行っているのか。市の森林組合に対して助成を行っているが、同組合の役目は森林整備だけではなく、積極的な営業活動が必要になっていると思う。また、木材の品質等の問題があり、設計に入れていても実際に使用できないこともあると聞くが、状況はどうか。

[答弁]
 建築材料としての販路ではないが、17年度は都市緑化フェアのログハウスや木柵、魚礁の資材等に活用し、18年度も都市景観フェスティバルにログハウスを展示するなど、市内産木材のPRに努めている。また、販路拡大としては、学校の花壇の柵や本棚等に使用する木材について、教育委員会と協議を進めている。



[質疑・意見]
 市民局における公民館の建てかえも進んでおり、使用可能な部分はあると思うが、品質や価格の面で使用できていない。単価が高くても、本市の事業として活用できないのか。ログハウスは、全国各地でつくられており、珍しいものではない。森林組合は積極的に営業活動を行い、品質管理や木材を生産できる体制を構築する必要がある。同組合の存続自体が問われる時代であり、行政の指導が必要と思うがどうか。

[答弁]
 森林組合の合併が進まなかった背景には、体制の不十分さがあり、また、公共施設での木材の活用においても、品質や価格面で対応できない問題がある。森林組合においては、木材の乾燥等にかかる技術力や職員の体制、経験等の抜本的な見直しと強化が検討されており、事務手続きの見直しも含めて、月1回の検討会を開きながら業務の適正化に取り組んでいると聞いている。本市としては、同組合の経営の基本にかかる面についても意見を述べながら、支援していきたい。



[質疑・意見]
 林業従事者は、山に対する愛情が薄れ、事業に対するあきらめが感じられる。製品が適正な価格で販売され、利益があがれば、意欲もわくと思うので、営業活動に努め、積極的に取り組むよう要望しておく。



[質疑・意見]
 森林組合の製材工場では何を行っているのか。

[答弁]
 組合員から材木を買い集め、製材品をつくり、業者や市場に販売している。



[質疑・意見]
 製材品の販売だけか。

[答弁]
 現在のところ、森林組合の製材工場では、柱や板などの材料をつくり、業者や市場へ販売している。



[質疑・意見]
 17年度の販売額は幾らか。

[答弁]
 製造品の販売額が6,426万4,000円、既製品の買取り販売額が1,059万2,000円などで、売上げの合計は7,605万3,000円である。



[質疑・意見]
 利益は幾らか。

[答弁]
 森林組合には、製材工場だけでなく購買部門や利用部門など種々の部門があり、収益は全体で計算されており、17年度の事業の総収支は、約1,400万円の赤字である。



[質疑・意見]
 経営が成り立たないことから山が荒れ、自然環境の破壊につながっている。工場の製品について、どのような製品が売れるのか市場調査等を行い、職員の意欲が向上し、黒字転換するような軌道修正が必要であるが、森林組合だけでは実現が難しく、行政の積極的なかかわりが必要であると思う。また、竹林がふえ、山が荒れているので、竹材を使用して竹箸等の製品をつくり、山の手入れとともに利益をあげる等の新たな事業展開が必要である。林業は、高齢化によって廃れている感が強いが、利益があがれば若者も林業に従事するようになると思う。行政として、林業が成り立つ方策を考えてほしい。

[答弁]
 あらゆる事業展開について研究し、取り組めるものから取り組んでいきたい。



[質疑・意見]
 市民の森の間伐事業について、間伐した樹木の樹齢と本数はどうか。

[答弁]
 油山市民の森は全体で93ha余あるが、スギ、ヒノキ等が約10万本、そのうち展示林が約2万本ある。今回は展示林を10ブロックに分け、自然観察の森付近のブロックの464本を間伐した。間伐では、スギやヒノキの成長に伴い、樹木間の混み合いを防ぐため、成長の悪い樹木や曲がっている樹木、病害虫の被害樹木等を抜き取っており、樹齢については把握していない。



[質疑・意見]
 経費的には1本1万円にもならない。森林が荒れ、従業者が減少している理由は、材価が以前と比べて非常に安価となり、森林事業に対する魅力がなくなっていることにある思う。本市の森林事業が盛んになるよう努力してほしい。



[質疑・意見]
 港湾局ではシーブルー事業が行われ、農林水産局でも覆砂等が行われているが、有明海では覆砂によって、アサリの生産が5倍になったと聞く。今津や能古島を初めとする博多湾のアサリは、有明海産に比べて味もよく価格も高い。多くの市民が潮干狩りを楽しむ一方で、専門業者は大きなじょれんで大規模な採捕を行っている。条例での規制は困難と聞くが、県に遠慮することなく、本市独自の条例を制定し、厳しく規制するべきではないか。林業では残土関係の条例をつくるということであり、アサリに関しても条例制定の方向で検討してほしい。

[答弁]
 アサリの乱獲防止については、本市には取り締まりの権限がなく、漁業法に基づく福岡県漁業調整規則や漁業調整委員会指示により、現在のところ、博多湾では、3cm以下の稚貝の採捕禁止、ポンプや間口が35cm以上のじょれんによる採捕の禁止等の規制がなされている。有明海では、じょれんの規制は行われていない。じょれんの使用禁止については、以前から県に対して要望してきたが、現行以上の規制は困難との見解であり、本市の条例制定についても、法制課と協議したが、漁業法に基づく漁業調整規則で厳密な罰則が規定されているため、実現は難しい。多くの市民が小さなじょれんで潮干狩りを楽しんでおり、県に対しては、じょれんの禁止ではなく、間口の大きさを規制する要望を行いたい。また、アサリ乱獲の監視体制については、17年度までの3年間の監視により違反例が激減したため、18年度は漁業者の自主的活動としているが、漁業権が消滅した場所での乱獲が見られるため、地元と協議しながら通報制度等を整備していきたい。



[質疑・意見]
 アサリの乱獲については、漁業権がない海域での規制が難しく、県が既に間口が35cm以上のじょれんの使用を規制していることも勘案し、本市議会から条例制定の提案をしてもよいと考えているが、当局の積極的な対応を要望しておく。