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平成18年決算特別委員会第3分科会 質疑・意見




2006.10.11 : 平成18年決算特別委員会第3分科会 質疑・意見


[質疑・意見]
 不動産売払収入について、17年度の売却予定分が18年度予定となる一方、予定外の土地が売れたというが、どこの物件で、金額は幾らか。

[答弁]
 土地の売払収入については、アイランドシティ地区の17年度売却予定の19億5,000万円が18年度処分となった。計画外処分については、売却額が約13億円で、その内訳は、香椎パークポートの約7億6,000万円、地行百道浜地区の道路改良代替地の約1億1,000万円、須崎ふ頭地区の約4億6,000万円である。



[質疑・意見]
 アイランドシティの現在の事業計画との関係はどうか。

[答弁]
 16年度策定の事業計画では、17年度は1.5ha分の土地処分を見込んでいた。15年度に1ha、16年度に2.2haを分譲しており、今年度に18年度予定の2.2haと17年度予定の1.5haの分譲ができれば計画どおりとなる。18年度中の分譲に向けて、今後とも努力していく。



[質疑・意見]
 17年度の条例予算特別委員会時に、市長や局長によるトップセールスを実施し、全市を挙げてアイランドシティの土地のセールスを行うべきと意見してきた。17年度は、土地利用推進課が新設されたが、実際のセールスに当たっての市長や三役のかかわりはどうか。

[答弁]
 17年度処分予定の土地1.5haについては、支店だけでなく、九州統括事業所や本社経営陣等と100回以上の協議を重ねている。さらに、18年度処分予定の2.2ha、約30億円についても、この半年間に220回を超える協議を行っており、港湾局や担当課だけでなく、経済振興局など他局からの情報も得ながら幅広い相談を行っている。できるだけ早めに公募を実施し、しっかりと協議を行い、着実な処分につなげていきたいと考えている。また、事務レベルでは、様々な協議を行っているが、企業誘致に対する本市の考え方、港湾の重要性についての考え方など本市の施策について、節目節目において、三役や局長等から相手方にレクチャーを行いながら企業誘致を進めている。



[質疑・意見]
 土地を高額で売却すればよいわけではなく、まちづくりや港づくりのコンセプト等を明らかにし、必要に応じて市長や副市長が交渉の場に出て、スキームをつくっていくことで、適切な財産の売却ができると思う。今後、なお一層、港湾局の担当課だけでなく、全市を挙げて取り組むべきと意見を述べておく。



[質疑・意見]
 市営渡船事業について、利用者数はどうか。

[答弁]
 志賀島航路が28万9,240人、能古航路が63万8,142人、玄界島航路が4万8,569人、小呂島航路が1万1,386人で、合計98万7,337人である。



[質疑・意見]
 一般会計からの繰入額も大きく、市営渡船事業が苦労していることは理解する。これまでも、地域住民の生活航路としてだけでなく、市営渡船を観光の目玉として、PRを含め事業を展開すべきと意見してきたが、観光的な面で、増収、増客の実績はあるか。

[答弁]
 渡船事業については、各島の人口減少や少子高齢化の進行、市民生活の変化や多様化等により乗客人員が減少し、経営は厳しい状況にある。市営渡船は住民の通勤通学等に欠かせない生活航路であるため、計画的な新船の導入や運航所用時間の短縮、ニーズに合った増便や最終便の延長など利便性の向上を図り、利用客の拡大に努め、また、学校等へのPRを行っているが、目立った利用者増にはつながっていない。引き続き、関係機関へのPRに努めるほか、それぞれの特色を生かした島の魅力づくりが不可欠と考えており、地元と連携し、増収に努めていきたい。



[質疑・意見]
 都市緑化フェアにおいて、市営渡船の臨時便を運航したが、利用者数はどうか。

[答弁]
 平成17年9月9日〜11月20日の73日間で、6,458人が乗船した。



[質疑・意見]
 都市緑化フェア会場へは様々な交通機関の利用形態があり、市営渡船の案内がないことを指摘し、海からのアクセスについての案内を充実させるよう提案してきたが、入場者数と比較すると、渡船利用者は非常に少ない。運航経費と比較して、収支はどうか。

[答弁]
 184万3,250円の収入に対し、679万3,646円の経費がかかり、495万円余の赤字となった。



[質疑・意見]
 せっかくの取り組みが、赤字となり残念である。都市整備局や経済振興局等との関係もあったと思うが、市営渡船の往復券付きの入場券を販売する等の手だても考えられたのではないか。海上から見る本市や博多港は魅力的であり、市営渡船を生活航路としてだけでなく、観光の目玉にすることはできないか。経済振興局等と計画を練り、本市の貴重な財産の利用方法を検討してほしいと思うがどうか。

[答弁]
 これまでも様々な指摘を受け、経費の削減を図り、経営改善に取り組んでいるが、博多湾の魅力のPRや乗客へのもてなしについては、十分に果たせていない面がある。16〜17年度については、一般会計から多額の繰入れを行っており、生活航路を守る観点から経営改善に取り組んできたが、福岡県西方沖地震後の復旧作業や玄界島への対応を中心に行った結果、経営改善の効果が数字に表れていない。都市緑化フェアにおいては、渡船場から電動カートで利便性を図り、利用者には好評を得たが、収支は厳しい状況であった。しかしながら、海や渡船、博多湾を知るきっかけになったと考えており、また、納涼船の運航など、地元との具体的な増収対策や建設的な話の機会も設けている。生活航路であるため、経営改善を基本にしながら、増収に取り組んでいきたい。



[質疑・意見]
 生活航路としてなくすことはできないが、一般会計からの繰入額が多額になれば、渡船を利用しない市民に不公平感が生まれる。市営渡船は本市の貴重な財産であり、今後も継続してほしい。施策について他局と協議し、利益を生む市営渡船事業とするよう要望しておく。

[答弁]
 市営渡船事業は、離島にとっての生活航路であり、経営努力を行いながら、島民の不便にならないよう継続していかねばならない。一方で、博多港全体をわかりやすくPRし、利用してもらうことが重要と考えている。船から見ることで目線が変わり、博多港が活気があり、経済活動や市民生活に密接にかかわっていることがわかる。本市全体として、幅広くPRを行い、港や船に目を向けてもらう様々な取り組みが、ひいては市営渡船の増収にもつながると考えており、各局とも連携しながら、利用増、増収につながる施策を検討していきたい。



[質疑・意見]
 最近は、埋立事業等が注目されているが、本来、港湾局の主な事業は港の管理である。先日、水深15mのコンテナバースの起工式が行われ、19年度には連続2バースが完成し、大型船の接岸が可能になるが、今後は、ポートセールス、航路誘致が重要になると思う。現在の北米等基幹航路の状況はどうか。

[答弁]
 現在、北米航路はアメリカに本社があるウエストウッド社による1航路、欧州航路はスイスに本社を置くMSC社による1航路である。また、欧州航路において、デンマークのマースク社が新たに航路を再編し、平成18年11月から寄港すると聞いている。



[質疑・意見]
 エバーグリーン社の状況はどうか。

[答弁]
 エバーグリーン社は、以前に世界一周航路などの基幹航路が寄港していたが、現在は、東南アジア航路が中心であり、共同運航も含めて3航路が博多港に寄港している。



[質疑・意見]
 これまでも、様々な形でポートセールスを行ってきたが、特にここ2年間は、航路誘致が重要となる。(社)博多港振興協会に対して3,800万円余の補助を行っているが、同協会独自でポートセールスを行っているのか。

[答弁]
 (社)博多港振興協会には、船社代理店を務める企業のほとんどが加入しており、各企業の博多における幹部がミッション団を組み、中国や東南アジア、太平洋地域等にポートセールスに出向いている。



[質疑・意見]
 経済振興局と連携し、航路誘致、ポートセールスを行うよう強く要望しておく。



[質疑・意見]
 博多湾全体の人の動きについては、常に留意しておいてほしいが、安田産業汽船(株)が運航している百道〜海の中道航路の乗降人員は幾らか。

[答弁]
 17年度実績で7万8,722人である。



[質疑・意見]
 能古島行きの海上タクシーの土・日曜日の料金は500円である。市営渡船の能古航路の利用者数は約63万8,000人で、全体の約65%を占めるが料金は幾らか。

[答弁]
 能古〜姪浜間で、片道220円である。



[質疑・意見]
 海上タクシーは、思ったより安価であるが、隻数と乗客数を把握しているか。また、免許等は必要なのか。

[答弁]
 姪浜渡船場〜能古島間の海上タクシーは3隻で、17年度の乗船者数は7,459人である。海上タクシーの運航免許については、運輸局に海上運送法による届出を行っている。



[質疑・意見]
 能古航路の利用者数は、今以上の伸びは期待できない。アイランドパークのコスモスのシーズン等においても、今までの臨時の駐車スペースがなくなったため、これに代わる手だてがないと利用者の増加は望めない。また、一方通行など構造上の問題があるため、駐車のために長蛇の列ができており、駐車場と進入道路の対策が必要である。西日本鉄道(株)と港湾局の双方にとって、よりよい形を根本的に考える必要があり、勉強会等を開いて検討するよう要望しておく。