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福岡県 福岡市

平成17年決算特別委員会第4分科会 質疑・意見




2005.10.28 : 平成17年決算特別委員会第4分科会 質疑・意見


[質疑・意見]
 本市の住宅戸数と世帯数について3〜4年間の推移はどうなっているのか。

[答弁]
 国や本市では5年ごとに住宅・土地統計調査を行っており、平成5年度は住宅総数56万100戸、世帯総数49万7,900世帯、空き家5万6,200戸で空き家率10.03%、10年度は住宅総数61万9,700戸、世帯総数55万1,800世帯、空き家6万1,700戸で空き家率9.9%、15年度は住宅総数70万3,300戸、世帯総数62万2,300世帯、空き家7万6,700戸で空き家率10.9%である。



[質疑・意見]
 空き家がふえ、住宅は余る傾向にあり、本市の住宅は足りている。一方、市営住宅の応募倍率はふえている状況である。本市の住宅状況は二極化し、住宅を購入できる人と購入できない人に分かれている。住宅政策は重要になってきており、市民が安心して暮らせるように住宅を供給することが大切である。民間住宅市場においても住宅が余って困っており、民間住宅を市の借上住宅として公営住宅をふやすことはできないのか。

[答弁]
 借上公営住宅にかかる事業費は、直接供給よりも市費がかかる。直接供給については事業費の半額が補助され手厚い補助となっているが、借上公営住宅の補助は共用部分の3分の2であり、最終的には借上公営の方が赤字幅が大きくなる。借上公営住宅については突発的に公営住宅が必要となる場合に効果があると思われる。借上公営住宅の活用については今後検討していきたい。



[質疑・意見]
 補助額で判断しているが、全体の費用からすれば借上住宅事業は高くないはずである。国は公営住宅をふやさない方向であるが、現実問題として公営住宅を求めている市民がいるので、国に制度の見直しを働きかけていくべきである。都心部でも空き家問題が顕著であり、民間住宅を含め住宅資本がむだにならないよう、現在ある住宅を活用するとともに、国に借上住宅に対する補助について要望してもらいたい。



[質疑・意見]
 高齢者賃貸住宅居住支援事業の高齢入居者に対する身元引受業務について、制度の利用実態はどうか。

[答弁]
 高齢入居者に対する身元引受制度の利用契約実績は、15年度1件、16年度16件、17年度は8月31日現在13件の合計30件である。



[質疑・意見]
 制度の利用者が少ないが、問い合わせ件数はふえているのか。

[答弁]
 制度が始まったばかりであり利用者は多くないが、問い合わせは、15年度322件、16年度211件、17年度156件である。



[質疑・意見]
 問い合わせ件数が減っているが、この制度を市民に周知しているのか。

[答弁]
 17年度の問い合わせ件数は8月末で156件であり、今後ふえると予想される。主なPR媒体は、高齢者に一番有効と思われる市政だより等で行っている。



[質疑・意見]
 制度の利用については、社会福祉協議会が窓口となっているが、利用料はいくらか。

[答弁]
 年間利用料は6,000円である。



[質疑・意見]
 一人暮らしの高齢者にとっては厳しい負担になるのではないか。

[答弁]
 利用料金が高いという相談はない。



[質疑・意見]
 年金暮らしの高齢者にとっては年間6,000円は安くはない金額であり、他都市の状況も踏まえ検討してほしい。



[質疑・意見]
 ファミリー向け優良賃貸住宅供給促進事業とはどういう事業か。

[答弁]
 平成11年度に創設した制度で、現在、特定優良賃貸住宅事業と統合されている。助成の主な内容としては、建物竣工後ファミリー世帯の入居が完了した時点で共同施設整備費に係る建設費、また、住宅部分の建設費の借入金への利子補給金を助成する制度である。



[質疑・意見]
 入居者に対する補助ではなく、オーナーに対する利子補給なのか。

[答弁]
 オーナーに建設費の借入金への利子補給金を助成する制度である。



[質疑・意見]
 入居者に対する補助金はないのか。

[答弁]
 市場家賃から本制度による建設費補助に相当する額を減額するもので、その額は1カ月あたり1万2,900円である。



[質疑・意見]
 入居状況はどうか。また、空室ができた場合の利子補給はどうするのか。

[答弁]
 入居率はほぼ100%であり、空き室が出た分については利子補給しないものである。



[質疑・意見]
 空き室となった場合、オーナーが申告しなければ利子補給額を減額すべきか分からないのではないか。

[答弁]
 利子補給については、オーナーに入居状況を申請させて金額を確定し、補助するものである。



[質疑・意見]
 住宅市街地整備総合支援事業について、4地区の決算額は幾らか。

[答弁]
 香椎・臨海東地区は約2億1,000万円、パピヨン・シティオ21は約4億5,500万円、りぼんシティオ那珂川は約2億4,900万円、野多目地区は5,000万円である。



[質疑・意見]
 4地区の最終的な補助額は幾らか。

[答弁]
 最終的な補助額は、香椎・臨海東地区においては今年度予定分までで約11億円、パピヨン・シティオ21は約12億1,200万円、りぼんシティオ那珂川は約38億100万円、野多目地区は4期として着工する81戸まで含み約7億9,200万円である。



[質疑・意見]
 香椎・臨海東地区は17年度までの額であるが、人工島の244戸に対する額か。

[答弁]
 244戸分についての補助は、16年度の約2億1,000万円と、17年度予算約8億円のうちの約5億6,000万円のあわせて約7億7,000万円である。



[質疑・意見]
 この補助事業は建物についての補助であり道路事業等についての補助はないのか。

[答弁]
 道路・下水道の補助もあるが、建築局は、住宅の共用部と住宅周辺の緑地等に対する補助について予算化している。



[質疑・意見]
 りぼんシティオ那珂川については補助が極端に多いがなぜか。

[答弁]
 補助の内容は調査設計や建物除却費、共同施設整備費であり、住宅戸数も多く補助額が多くなっている。



[質疑・意見]
 4地区の1戸当たりの補助額は幾らか。

[答弁]
 今まで補助した実績による1戸当たりの補助額は、香椎・臨海東地区はアイランドシティ事業が244戸で約300万円、パピヨン・シティオ21は336戸で約330万円、りぼんシティオ那珂川は888戸で約420万円、野多目地区は617戸で約130万円である。



[質疑・意見]
 香椎浜地区に雑用水道を導入しているが、人工島にも雑用水を導入するのか。

[答弁]
 アイランドシティ地区への導入については、特に聞いていない。



[質疑・意見]
 雑用水事業については、香椎浜地区だけしか導入していないが、他の地区にも拡大しないのか。

[答弁]
 現在、香椎浜地区だけであり、他の地区への拡大は考えていない。



[質疑・意見]
 今後、香椎副都心土地区画整理事業や香椎駅周辺土地区画整理事業、人工島事業等において雑用水の利用等について検討する必要があるのではないか。

[答弁]
 雑用水については、下水道局において中水道事業として整備を行っている。香椎浜住宅地区の雑用水道施設は、建築局が所管している地区限定の処理施設である。



[質疑・意見]
 都心居住事業の博多部住環境整備に16年度5億円近い額を投入しているが、事業の年次計画、事業開始当初からの人口、小学生数の推移、今後の主要事業の予定はどうなっているのか。

[答弁]
 都心居住・博多部振興プランについては、平成10年5月に策定し平成24年までの15カ年の計画である。プランの目的は、平成7年時点の人口1万5,000人を維持すること、居住者の年齢構成のバランス化を図ること、人口の確保により地域コミュニティーの再生を図ることである。現在まで賃貸と分譲をあわせて286戸を供給している。また、民間においても賃貸と分譲をあわせて284戸が供給され、合計570戸が供給されている。プランではファミリー向け住宅として1,300戸供給することとなっており、達成率は43.8%である。人口については、目標1万5,000人の維持であるが、現在は1万6,300人と1,300人増加している。博多小学校の児童数は、もっとも少なかった12年度の457人から17年度は571人と増加している。今後は、大浜地区の住宅地区改良事業に全力投球するとともに、御供所地区の街なみ環境整備事業で住環境の整備改善及び寺社を中心とする歴史的な環境地区にふさわしい景観形成を継続していきたい。



[質疑・意見]
 人口が1,300人増加するなど大きな成果を達成しているが、博多部の地域再生のためにさらに取り組む必要がある。また、今後の地域コミュニティーの再生に向け地域活性化のための努力をしてほしい。



[質疑・意見]
 市営住宅の使用料収入について、市が進めている夜間督促の件数、回収金額の過去3年間の推移はどのようになっているのか。

[答弁]
 細かい数字を持ち合わせていない。



[質疑・意見]
 本市を含め各政令市でかなりの努力を行っているが、不納欠損が出ている状況である。滞納家賃の夜間督促はどのような者を対象に行っているのか。

[答弁]
 使用料を滞納し法的整理にまでは至っていない者が対象である。家賃収納については、住宅供給公社に委託しているが、滞納の実態に応じて市職員とともに回収を行っている。



[質疑・意見]
 回収に当たる職員の構成はどうなっているのか。

[答弁]
 住宅供給公社の職員、建築局住宅部の部長以下の管理職及び滞納整理担当である管理課の職員で行っている。



[質疑・意見]
 平成12年の夜間督促では、250件で1,600万円の回収となっているが、これは何人で回収したのか。

[答弁]
 平成12年の資料は持ち合わせていないが、現在は、約20人体制で4日間かけて対象者を訪問している。



[質疑・意見]
 夜間督促は大事な取り組みであると考えているが、夜間に行っても不在等の場合もあり、必ずしも回収できないと思うが、費用対効果はどのくらいか。

[答弁]
 現在、滞納家賃整理については、夜間督促に力を入れており、年3回ほど実施し管理職を中心として対応している。管理職は時間外手当が不要であり、管理職が率先垂範することで志気の高揚を図っている。訪問しても留守が多いが、会うことができれば、収納なり分納誓約ができ、少額ではあるが回収率は高い状況である。費用対効果という面からは管理職が入っているため費用はあまりかからず効果は高いと考えている。



[質疑・意見]
 夜間督促はぜひ今後も進めてもらいたいし、管理職にもがんばってもらいたい。不納欠損を出さないことは議員及び職員共通の使命であると考えている。



[質疑・意見]
 市営住宅の入居申し込み倍率は20倍前後で推移しているが、この要因は本市の人口増加と一たん市営住宅に入居すれば、退去者が少なくなかなか空き室が出ないことにあると思う。市営住宅は約3万戸あるが、入居年数についての統計はあるか。

[答弁]
 平成15年1月のデータでは、入居年数が4年以下の世帯が30.4%、5年〜9年が20.1%、10年〜14年が15.5%、15年〜19年が11.4%、20年〜24年が9.8%、25年以上が12.6%である。



[質疑・意見]
 4年以下が30.4%ということであるが、このような統計を取り分析、研究を行えば、今後の対応策の参考になると意見を述べておく。



[質疑・意見]
 市営住宅の空き家募集においては、何歳以上が高齢者となるのか。

[答弁]
 60歳以上を高齢者向け世帯として募集している。



[質疑・意見]
 市営住宅入居者の中で高齢者の占める割合はどのくらいか。

[答弁]
 高齢者単独入居が16.9%、高齢者夫婦の入居が11.4%である。



[質疑・意見]
 高齢入居者については、福祉事務所の職員、民生委員、消防団員等も訪問しているが、マスコミでも独居老人の孤独死が取り上げられている。今後、市営住宅においても高齢化が進むが、何らかの対策を検討しているのか。

[答弁]
 市営住宅については、平成5年度から新規に建設を行う際に全住戸のバリアフリー化を行っている。また、全体の約20%の枠を高齢者向け住宅として整備しており、住戸内のバリアフリー化や手すりを設ける外、緊急事態の際、外部に通報できるシステムや玄関扉が自動解錠される装置を設けるなど、高齢者に配慮した内容となっている。



[質疑・意見]
 バリアフリー化対策について、高齢者向け住宅と障がい者向け住宅は、一般住宅とどう違うのか。

[答弁]
 市営住宅に関して、高齢者及び障がい者に対して介護を必要とするかどうかで設備のあり方が異なってくる。例えば、車いすを利用する場合は廊下や水回り等を広くする必要がある。



[質疑・意見]
 本市の市営住宅において、高齢者や障がい者の孤独死、火災、水漏れ等の事例は把握しているのか。

[答弁]
 迷惑行為や火災の件数は、市営住宅全体については把握しているが高齢者等に限定しての分析は行っていない。



[質疑・意見]
 今後、入居者が高齢化していくこととなる。現在、個別に高齢者向けの改善を行っているが、建築後に整備するのではなく、建てかえ時に一括して整備した方がよいのではないか。

[答弁]
 現在、建てかえに際してはすべてバリアフリー化を基本として実施している。



[質疑・意見]
 今後とも取り組みをよろしくお願いしたい。



[質疑・意見]
 一般会計の収入減について、応能応益制度家賃の低階層者がふえたためとの説明であったが、予算はどのように積算しているのか。第1〜第8階層までの中でどの階層がふえ、どの階層が減ったのか。

[答弁]
 平成16年度は、収入階層のうちもっとも低い階層である第1階層が15年度と比べて572戸増加し、その他の階層はすべて減少している。これに伴い家賃収入が低下した。家賃の算定は応能応益制度であり、入居者の所得、住宅の広さや立地等で異なってくる。予算の算定に当たっては、前年度の各階層の入居者数を基に積算している。



[質疑・意見]
 高い階層の入居者が退去し、その後に第1階層者が入居したということか。

[答弁]
 そのとおりである。



[質疑・意見]
 市営住宅の独居高齢者数は把握していると思うが、一般賃貸住宅についてはどうか。

[答弁]
 本市の全世帯数に占める独居高齢者の割合は6.2%である。



[質疑・意見]
 若い世帯については経済的な問題が大きいが、独居高齢者は民間住宅が入居を受け付けないなどの問題がある。独居高齢者数は住宅政策を練る上で必要と思うが、把握しているのか。

[答弁]
 人口予測調査により把握しているが、65歳以上の独居高齢者数は3万6,695世帯である。



[質疑・意見]
 道路拡幅や区画整理等、本市の事業である筥崎連続立体交差事業のように、立ち退きが生じたときの独居高齢者に対する移転問題等の対策が必要である。他局から協議があったときに調査するのではなく、事前に主体的に独居高齢者については調査に取り組んでおく必要がある。コミュニティー住宅建設についても何億円もかけ建設するのではなく小規模なものでよい。高齢者には長年かけて築いたコミュニティーがあり、立ち退き後も近所に住み続けたいと考える人が多く、アパート等を近所で探しても入居を拒まれるような状況である。この点についてどのように考えているのか。

[答弁]
 公共事業による立ち退きに伴う住宅困窮者については、市営住宅の空き室の斡旋を行っている。当該地域内に市営住宅があればよいが、斡旋場所が離れている場合には住み慣れた地域を離れたくないということで市営住宅への入居を断る人もいる。コミュニティー住宅については、密集住宅市街地整備促進事業で行っており、建設には国で定めた要件がある。筥崎連続立体交差事業では区画整理事業が地権者を対象とした事業のため、借家人について制度が及ばないということで、コミュニティー住宅を供給できる密集住宅市街地整備促進事業と筥崎連続立体交差事業との合併施行により供給したものである。住宅困窮者に対する住宅政策も含め、現在、国において住宅基本法の策定が計画されている。その中でセーフティーネットをどうするか、社会的弱者の住居についてどうするか、公営住宅の供給適正化、民間の住居も含めての施策内容となる予定である。この動きも踏まえ今後の住宅政策を組み立てたいと考えている。



[質疑・意見]
 国の施策とか、補助事業になるならないという問題ではない。本市には本市独自の事情があり、まちづくりを積極的に進めている関係上立ち退きの事案も多い。事業開始に伴う立ち退きであれば市営住宅等の斡旋も行われるが、実際は大家の都合等で早めに立ち退きを求められ、住宅斡旋の対象とならないことが多い。国の補助を活用して何億もかかる大きい住宅を建設してほしいのではなく、今までと同じ町内でコミュニティーが維持できる程度の住宅建設を望んでいるものであり、本市独自の経費で実施できると意見を述べておく。



[質疑・意見]
 市営住宅の空家募集方法も見直しが必要で、本当に困っている人が入居できる仕組みを考える必要がある。長期入院し病院に住民登録している人や独居高齢者など本市の住宅困窮者に対する住宅政策について調査検討が必要であると思うが、どうか。

[答弁]
 指摘のとおり、国の制度だけではなく、本市の事情に応じた施策を行う必要がある。高齢者の問題については、居住の安定の観点からどういう課題があるかについて調査する必要がある。



[質疑・意見]
 住宅困窮者が出ないようにし、住宅困窮者には速やかに対応することが必要である。既に高齢社会が到来しており市営住宅の募集のあり方を含め検討すべきである。入居者の抽選については、何回も申し込んで落選する人に対しては、10回目には入居させるなど、新しい募集方法も検討すべきではないか。

[答弁]
 公営住宅は公営住宅法の枠の中で運営する必要がある。現在、国においても困窮度のポイント制などを検討しているが、導入のためにはすべての申し込みを詳細に把握し対応する必要がある。現在1回の募集につき5,000戸の応募があり、応募者すべてについてきちんと対応する必要がある。現在の公営住宅法では親族による同居が基準となっているが、親族以外の者同士の同居についても国で検討されている状況にあり、国の動きもみながら十分検討したい。



[質疑・意見]
 ぜひ新しい施策を検討してもらいたい。

[答弁]
 市が住宅を建築するというのではないが、高齢者受入住宅事業者登録制度もあり、高齢者を受け入れる不動産管理事業者等を対象に登録制度を設け、高齢者受入事業者についての情報を提供し、入居の促進を図っている。15年度は12件、16年度は16件、17年度は12件と合計で40件の実績がある。紹介先は高齢者向け優良賃貸住宅、都市再生機構、民間住宅等であり、今後も促進したい。



[質疑・意見]
 市営住宅の管理について、平成17年6月議会で市営住宅入居基準の弾力化についてお願いしたが、11月から実施される新婚世帯向け事業は、どういうメンバーで検討したのか。

[答弁]
 市営住宅の入居基準の弾力化については、抽選における優遇措置等検討を行っている。今回の新婚世帯向け事業は、実務を行う管理課が中心となって住宅部で練り上げたものである。



[質疑・意見]
 現在の制度の改善も必要だが、抽選方法や今後の市営住宅のあり方等、抜本的な検討が必要である。市営住宅入居者に話を聞いて問題点を抽出したり、市民局のコミュニティー事業とも関連するので、入居者や専門家も含めた協議会をつくって検討する必要があるのではないか。

[答弁]
 現在の社会情勢、経済状況の中で、入居基準の弾力化、市営住宅制度のあり方を考える必要がある。現在の公営住宅政策は制度疲労している面もあり、国においても入居者の資格要件を見直し、本当に住宅に困窮している人に対して住宅を確保するため、資産の調査を行うことや、住宅困窮度のポイント制を取り入れてポイントが高い人から入居させる等の検討を行っている。本市も制度を見直す時期に来ており、福岡市住宅審議会の中で検討していきたい。



[質疑・意見]
 住宅審議会で検討してもよいが、本音の議論ができるように別に協議会をつくって検討する必要がある。高齢化社会を踏まえ、市営住宅と他の公的住宅を一元化して住宅政策を検討した方がよいと思うがどうか。

[答弁]
 平成17年8月1日に公的賃貸住宅に関する特別措置法が施行され、福岡県や都市再生機構、住宅供給公社をメンバーとする地域住宅協議会を結成し、福岡県内の住宅政策について協議する場ができた。また、公営住宅の管理については管理代行制度など、他自治体の公営住宅を一元的に管理する環境は整ってきているが、現実的に県営住宅を市が管理することになると、いろいろ困難な問題が生じてくる。今後は地域住宅協議会などの場で、一元的管理について検討していきたい。



[質疑・意見]
 住宅に困窮している入居希望者が存在しているので、協議会等を設置して、公営住宅の一元化についても検討を行ってほしい。



[質疑・意見]
 市営住宅の収納率の問題について、家賃の口座振替率はどうなっているのか。

[答弁]
 16年度の口座振替普及率は、68.16%である。



[質疑・意見]
 夜間督促を実施しているが、収納率を上げるために目標を設定しているのか。

[答弁]
 収納率の向上には、口座振替率を向上し、滞納を生じさせないようにするのが重要であるので、積極的に口座振替を促進したい。滞納に対しては法的措置をとることになるが、滞納が生じた段階で早急に対応し、滞納者へきめ細やかな指導を行っている。



[質疑・意見]
 市営住宅の家賃は原則、口座振替制であるので、入居者にきちんと指導すべきである。

[答弁]
 口座振替の積極的推進については、まず、入居時に説明を行い、年2回の市営住宅センターだよりでPRしている。滞納家賃の集金等で、職員が入居者に接する機会には、口座振替の勧誘を強く行っており、今後もあらゆる機会に勧誘を行っていく。



[質疑・意見]
 滞納が生じる最初の時点での対応が必要である。

[答弁]
 口座振替率は年々上昇しているが、今後は目標を設定して取り組んでいきたい。



[質疑・意見]
 収入超過者への対応はどうなっているのか。

[答弁]
 収入超過となった場合は、市営住宅から退去してもらうが努力義務であり、収入超過者が退去しないため、入居を希望する人が入居できない状況である。そのため、対象者に市営住宅の趣旨を文書で渡し、明け渡してもらうよう指導している。



[質疑・意見]
 入居時に契約書の中で収入超過になった場合の退去について明記し、厳守してもらうことが必要である。口座振替についても収入超過の対応についても、入り口での取り組みが弱い。住宅管理業務の基本であり、民間に負けないように取り組んでほしい。今の住宅供給公社のやり方では民間に負けてしまうのではないか。

[答弁]
 公営住宅の適正管理については課題があると認識している。口座振替は強制できないが、新規入居者に対しては勧誘を行っており、努力を続ける必要がある。本当に住宅に困窮している人が入居できないことは問題であり、公営住宅運営のあり方を検討していきたい。



[質疑・意見]
 ストック総合活用計画の見直し状況について、今後どうなるのか。

[答弁]
 予算が厳しいこともあり、これまでの計画では進まないので、今年度計画の見直しを行っている。現在は、市営住宅の建てかえと改善が中心であるが、年数はたっても、構造体や内装などは十分使えるが、設備の更新時期が迫っている住宅については、居住したままでバリアフリー等の改善を行う、居ながら改善も検討中である。高齢化社会等の時代の要請に合わせた事業の見直しについて、今年度中にまとめる予定である。