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福岡県 福岡市

平成17年決算特別委員会第1分科会 質疑・意見




2005.10.26 : 平成17年決算特別委員会第1分科会 質疑・意見


[質疑・意見]
 個に応じた学習指導について、小学校1年生を対象にした少人数指導を行うモデル校を7校から14校に拡充しているが、きめ細やかな指導ができると保護者からも感謝されている。県のモデル事業だと聞いているが、市も予算措置が必要なのか。

[答弁]
 個に応じた学習指導については、市の単独事業として行ったものである。



[質疑・意見]
 新小学校1年生を対象に35人学級で行うものとは違うのか。

[答弁]
 個に応じた学習指導事業は16年度で終了した。指摘の事業は、17年度から行っている小学校1年生について県の研究指定を活用した少人数学級実施のためのモデル事業である。



[質疑・意見]
 17年度の事業予算は幾らか。

[答弁]
 非常勤講師の経費として約1億2,000万円である。



[質疑・意見]
 小学校1年生について18年度も35人学級を実施するのか。

[答弁]
 18年度についてはこれから検討する。



[質疑・意見]
 現在35人学級で授業を受けている小学校1年生が来年進級するが、進級後の小学校2年生も同じ規模でクラス編成すべきと思うがどうか。

[答弁]
 小学校1年生について35人学級を実施したのは、1年生は小学校生活最初の時期であるので、基本的な生活習慣や学習習慣を十分身につけさせる必要があると判断したためである。



[質疑・意見]
 18年度も引き続き事業を実施し、小学校2年生への35人学級の導入を要望しておく。



[質疑・意見]
 自然教室は非常に素晴らしい取り組みであるが、学力のみに目を向けると授業時間が減るなどの懸念もある。3泊4日のスケジュールを短くすることについて、どう考えるか。

[答弁]
 自然教室の検討については、授業時数の確保という観点、心の教育の充実にかかわる他の自然体験や社会体験などとの教育課程上の関係からも慎重に検討を行っている。自然教室は、自然環境の中で、自然との触れ合いや、集団生活等の通常の学校生活では得がたい体験及び学習をさせ、心身ともに調和の取れた児童生徒の健全育成を図るものであり、よりよい事業になるようさまざまな角度から引き続き検討していく。



[質疑・意見]
 校長、保護者、現場の意見をよく聞いて、できれば2泊3日でも実施できるよう要望しておく。



[質疑・意見]
 これまでの自然教室についての答弁と違う。指導者の負担増についても検討すると言っていたがどうか。

[答弁]
 自然教室については、意義を踏まえ、特色ある教育課程の編成、指導者の負担増も含めて検討する。



[質疑・意見]
 3泊した場合の指導者の超過勤務はどの程度か。

[答弁]
 19.5時間である。



[質疑・意見]
 2日以上の勤務時間である。振りかえ休日についてはどうか。

[答弁]
 できるだけ期間内に取得するよう指導している。また、担任1人で3泊するのではなく、他の職員との交代制をとることによって1人の負担を減らすよう指導している。



[質疑・意見]
 担任の交代制について具体的に教えてほしい。

[答弁]
 担任1人で3泊するのではなく、途中で他の職員に引き継ぎをし、担任が1日は自宅に戻り休憩をとるなどの交代制を実施している学校もある。



[質疑・意見]
 火曜から自然教室を実施する場合に、土曜、日曜は振替日に含めるのか。

[答弁]
 土曜、日曜は振替日に含めない。



[質疑・意見]
 いじめ、不登校問題について、スクールカウンセラー配置校が48校から58校にふえているが、人数はどうか。

[答弁]
 16年度は45人で中学校54校、高等学校4校の計58校、17年度は55人で中学校64校、高等学校4校の計68校を担当している。



[質疑・意見]
 小学校、中学校をあわせた人数か。

[答弁]
 基本的には中学校、高校に派遣し、小学校については中学校のスクールカウンセラーが担当している。



[質疑・意見]
 基本は中学校に配置するということか。

[答弁]
 そうである。



[質疑・意見]
 不登校やいじめは、スクールカウンセラーが配置してある学校では増加が少ない。国は全校配置に向けて動いているが、本市はまだ中学校への配置数も少ない。小学校は相談員が配置されているのか。

[答弁]
 小学校の校長が、必要に応じて中学校へスクールカウンセラーの派遣を依頼し、中学校に配置しているスクールカウンセラーで対応している。



[質疑・意見]
 臨床心理士ではないスクールカウンセラーはいるか。

[答弁]
 スクールカウンセラーは臨床心理士とそれに準ずる者とされており、準ずる者には、大学を卒業した者で心理臨床業務または児童生徒を対象とした相談業務について、5年以上の経験を有する者などが含まれる。



[質疑・意見]
 スクールカウンセラーをすべての中学校に配置するよう要望しておく。



[質疑・意見]
 海っ子山っ子スクールで能古中学校に10人転入し、地元の人は喜んでいたので、継続してほしい。



[質疑・意見]
 学校や市の施設が禁煙となり、教職員が校門の近くで喫煙しているのを目にすることがある。禁煙ではなく排煙を要望しておく。



[質疑・意見]
 姪浜小学校にトイレの増設は可能か。

[答弁]
 姪浜小学校は児童数に比べてトイレの設置数が少ないことは認識している。最上階にトイレを設置していなかったのは、増築予定であったものが、建築基準法の改正で増築ができなくなったためである。トイレの設置には耐震補強工事が必要であり、現在耐震補強工事ができる条件が整ったため、今後取り組んでいく。



[質疑・意見]
 特色ある教育の推進について、具体的に教えてほしい。

[答弁]
 すべての学校が地域と連携して推進しており、例えば小学校では国際理解教育、伝統文化に対する理解を深める教育、環境教育、福祉教育等、中学校では、進路指導のあり方、福祉教育、環境教育等に取り組んでいる。



[質疑・意見]
 全校行っているのか。

[答弁]
 そうである。



[質疑・意見]
 実施後の効果はどうか。

[答弁]
 地域の環境のすばらしさを感じ取ったり、地域の人とのつながりが深まったなどそれぞれの学校に応じた効果がある。



[質疑・意見]
 当初はもっと違った効果を期待していたのではないか。特色ある教育という割には効果が漠然としているがどうか。

[答弁]
 特色ある教育の推進については、教育改革プログラムの主要な柱の1つと位置づけ、各学校で子どもや地域に応じて取り組んでいる。それぞれの取り組みは保護者にも受け入れられており、各学校で取り組みは進んでいると認識している。



[質疑・意見]
 特色ある教育の推進事業決算額は生徒1人当たり幾らか。

[答弁]
 約320円である。



[質疑・意見]
 本気で取り組むのであれば、全く足りない。総合的な学習の時間で校区外に行くこともあり、その際の交通費などにも不足する。予算をふやす必要があると思うが、過去の予算額の推移はどうか。

[答弁]
 15年度は3,540万円余、16年度は3,895万円余である。



[質疑・意見]
 本当に大事な事業であるなら、しっかり予算を確保して保護者の実費負担を減らすべきであると意見を述べておく。



[質疑・意見]
 子どもの読書活動推進事業について、政令市でも7市で行われているが、他都市にない特色は何か。

[答弁]
 法律では4月23日を「子ども読書の日」としているが、本市では毎月23日を「子どもと本の日」としている。



[質疑・意見]
 「子どもと本の日」が定着するためにどのような取り組みを行っているか。

[答弁]
 平成17年10月23日に子ども読書フォーラムを開催し、アピールするとともに、図書館、学校等に周知を図っている。



[質疑・意見]
 地域のボランティアとの連携は欠かせないと思うが、ボランティアの育成はどのように行っているのか。

[答弁]
 養成講座を図書館で実施しており、読書フォーラムもボランティアとの共同で開催した。養成講座等を充実させることで、より一層ボランティアの育成に努めていく。



[質疑・意見]
 ボランティア養成予算は幾らか。

[答弁]
 各セクションごとに行っており、全体は把握していない。総合図書館の養成講座を活用したり、県のわくわく読書補助を活用するなどしてボランティア育成に努めている。



[質疑・意見]
 ボランティアが勉強する会場の無料貸し出しは行っているか。

[答弁]
 通常、ボランティアは総合図書館や市民センターの図書館分館、公民館等で活動しており、基本的に無料の施設で活動している。



[質疑・意見]
 16年度に学校敷地内に公民館を設置しているのは何校か。

[答弁]
 把握していないが3〜4校程度と思う。



[質疑・意見]
 学校と公民館の連携についてどう考えるか。

[答弁]
 公民館の敷地については、各地域の建設委員会の意見を参考に対応している。市民局と連携しながら可能な限り推進していきたい。



[質疑・意見]
 福岡市PTA協議会への補助金は幾らか。

[答弁]
 年380万円を補助しており、主なものは広報誌の発行費用である。



[質疑・意見]
 教室不足によりプレハブを建てて対応せざるを得ない小中学校は何校か。

[答弁]
 教室不足には、まず図書室、音楽室などを移動させることで対応し、なるべく児童生徒には同じ教室環境を提供するよう努力している。プレハブによる対応は、増築までの間やむを得ずとる措置であり、16年度にやむを得ず教室をプレハブに充てているのは1校である。



[質疑・意見]
 特殊学級において、地震の際などの肢体不自由児への避難訓練はどのように行っているか。

[答弁]
 肢体不自由特殊学級は小学校2校、中学校1校に設置しており、いずれも危機管理マニュアルに基づいて障がい児を優先的に避難させるようしている。



[質疑・意見]
 担当者が駆けつけるのか。

[答弁]
 そうである。



[質疑・意見]
 市内の学校には多くの図書があるが、学校により図書数に差がある。司書によって処分するしないにばらつきがあり、新規に図書を補充するべき学校も見受けられるため、相応の予算措置を要望しておく。



[質疑・意見]
 学校図書の貸し出しについて、コンピューターに本の情報を入力したり、ラベルを貼るなどの作業は司書がするべき業務か。PTAなどの協力も考えられるか。

[答弁]
 図書は早く子どもの手元に届くことが重要であり、バーコード化等の業務によりそれを阻む面があるのであれば、実態を調査する。



[質疑・意見]
 視点を学校現場に下げて対応してほしい。



[質疑・意見]
 小中学校において、パソコンの普及状況はどうか。

[答弁]
 小学校は22台、中学校は42台をそれぞれ全校のパソコン教室に設置している。また、LAN配備の学校ではパソコンを普通教室に1台ずつ設置している。



[質疑・意見]
 小学校は2人で1台しか使えない。予算が厳しい面もあると思うが、教育委員会としては、予算がなくても将来こうしていきたいとの熱意を示していくべきである。



[質疑・意見]
 パソコン教室の空調整備の状況はどうか。

[答弁]
 中学校にはクーラーを設置しているが、小学校は設置していない。



[質疑・意見]
 小学校に整備しない理由は何か。

[答弁]
 17年度は知的障がい児養護学校に整備した。小学校への整備は課題として認識しているが、まだ整備に至っていない。



[質疑・意見]
 パソコンが稼働すると室温も上がる。夏場はパソコン教室を使用しない学校もあると聞く。早急に整備すべきではないか。

[答弁]
 学校の声も踏まえ検討していく。



[質疑・意見]
 学校教育環境の整備充実について、大規模改造は建築後20年以上となっているが、法律等で決まっているのか。

[答弁]
 国の基準で年数が決まっているのではない。老朽化が著しい校舎等について調査を行い、大規模改造を行う。建てかえについては、鉄筋校舎は50年を目途とするが、仮に40年くらいで危険と判断されれば補助対象となる。鉄骨造の耐用年数は25年程度で建てかえ可能である。



[質疑・意見]
 施設整備については、総合的にとらえ、むだを省く必要があると思うが、アセットマネジメントを取り入れる考えはないのか。

[答弁]
 現在、財政局を中心に教育委員会も取り組んでいる。アセットマネジメントは重要な手法であり、今後も取り組んでいく。



[質疑・意見]
 国際理解教育の推進について、相互理解はまず自国の理解から始まると思うが、日中教育交流の具体的な内容は何か。

[答弁]
 本市と友好都市である広州市が隔年で相互派遣を行い、教育交流の推進を図るもので、昭和60年に開始された。



[質疑・意見]
 友好都市は広州市以外にもたくさんあると思うがどうか。

[答弁]
 交流していた友好都市はあったが、予算の関係で減少し、広州市のみ存続している。アジアの中で発展を続ける中国とは教育内容や学校制度などの面で相互に学ぶ点がある。



[質疑・意見]
 国際化には相互理解が必要だが、総合学習の時間では郷土福岡をどのように教えているか。

[答弁]
 教育改革プログラムの4つの柱の中の項目として国際理解教育があり、国際理解を進める場合、まず自国の理解が最優先である。総合学習の時間に地域の人を活用して、福岡の豊かな自然、歴史、著名な歴史上の人物などについて学習し、子どもたちに郷土福岡の誇りを持たせている。



[質疑・意見]
 国際化はまず郷土を理解することからである。子どもたちが自分の言葉で郷土について語れるようにしてほしいと要望しておく。



[質疑・意見]
 部活動について、指導する先生が足りない、希望する部がない等の問題が発生している。指導している教職員に何らかの優遇措置を講じてほしいが、手当はつかないのか。

[答弁]
 2時間で380円の手当がつく。



[質疑・意見]
 毎日つくのか。また、金額の推移はどうか。

[答弁]
 年110日活動することを前提にしている。4〜7年度が340円で、8年度から380円になった。



[質疑・意見]
 学校はあくまでも勉強する場であり、部活動も過度にならないよう指導してほしい。



[質疑・意見]
 部活動で事故が起きた場合の責任はどうなるのか。

[答弁]
 補助員の場合も含めて市の災害共済保険の中で対応している。



[質疑・意見]
 指導者が責任をとる場合はあるか。

[答弁]
 通常の指導をしている場合、指導者が責任をとることはない。



[質疑・意見]
 部活動時にAED(自動体外式除細動器)を置いてくれないかとの声があるがどうか。

[答弁]
 現在置いていないが、生命を守るためには重要であるので、今後検討していきたい。



[質疑・意見]
 教職員の資質向上と福利厚生の充実について、財政事情の厳しい中、4億3,000万円余も計上されているが、その中の海外派遣研修の具体的な内容はどうか。

[答弁]
 16日間、3カ月、6カ月の3つの研修があるが、16日間研修はアメリカ、ポルトガルに3人、3カ月研修はアメリカ、カナダ、オーストラリアに3人、6カ月研修はニュージーランドに1人を派遣した。



[質疑・意見]
 福利厚生として2億4,000万円余が計上されているが、内訳はどうか。

[答弁]
 教職員の福利厚生のための助成金等である。



[質疑・意見]
 最終的には資質の向上との形で予算を計上する必要がないようにしてほしい。



[質疑・意見]
 図書館の休館日はどのように決めているのか。

[答弁]
 福岡市総合図書館条例施行規則第7条に規定があり、毎週月曜日、毎月末、12月28日〜1月4日まで、14日を超えない範囲で教育長が定める期間となっている。



[質疑・意見]
 何の告知もなく休館することはあるか。

[答弁]
 特別整理期間については、1年につき14日を超えない範囲で毎年休館日を定めているが、あらかじめ、必ず市政だよりやホームページで周知している。



[質疑・意見]
 広報の仕方をもっと工夫してほしい。



[質疑・意見]
 美術館は4年くらい避難訓練を行っていなかったようだが、現状はどうか。

[答弁]
 13〜15年度まで避難訓練を行っておらず認識が甘かったと反省している。16年度、17年度は行った。



[質疑・意見]
 総合図書館、博物館、アジア美術館はどうか。

[答弁]
 いずれも毎年1回行っている。



[質疑・意見]
 人権、同和教育の推進について、確かに重要ではあるが、北朝鮮による拉致問題など他の人権問題もある。ありとあらゆる人権問題を取り上げるよう要望しておく。



[質疑・意見]
 校舎等の整備状況の過去3年間の推移はどうか。

[答弁]
 13年度が52億1,423万円、14年度が52億6,577万円、15年度が56億1,511万円、16年度が47億4,066万円である。



[質疑・意見]
 16年度に8億4,000万円ほど減少した理由は何か。

[答弁]
 整備費は校舎等の増築があったりするなど年度によって変更するが、16年度の減額については厳しい財政状況の中、割愛できる部分を割愛したものもある。



[質疑・意見]
 教室であるべきところがプレハブでまかなわれるなどの現状もあり、財政状況が厳しいとの理由で重要な事業が割愛の対象となっている。教室の整備基準の中に、視聴覚室は含まれるか。

[答弁]
 整備基準に入っていない。



[質疑・意見]
 音響機器、テレビ、ビデオ、DVDなどが発達している現代においては視聴覚室を設置するべきであると意見を述べておく。



[質疑・意見]
 金武中学校では、2階にトイレが1カ所しかなく、200人以上が利用しており、このようにトイレが不足する学校はほかにもあるが、この現状をどう考えるか。トイレの設置に関する国の基準があるのではないか。

[答弁]
 国の基準はなく、本市の整備基準指針を定めて取り組んでいるが、指摘の状況があるのは事実である。



[質疑・意見]
 平成15年8月に出された学校施設整備指針によると、トイレについては動線に合わせた設置が望ましく、教職員、外来者向けトイレは別に適切な位置に配置するとある。これをもとに早急に計画を立て、子どもの負担が軽くなるように整備を進めるべきだと思うが、所見を伺う。

[答弁]
 残念ながら、学校からトイレの数、場所が不足するという声が寄せられている。各学校の管理上の問題など学校によってそれぞれの事情があるが、子どもが困ることのないように整備に努めていきたい。



[質疑・意見]
 設置そのもののほか、障がい者用のトイレ、洋式トイレの数も不十分である。地域の人の意見等も聞いて、ぜひ改善してほしい。



[質疑・意見]
 地震被害復旧の現状はどうか。

[答弁]
 夏休みを中心に実施し、現在、2校が工事中で近日中に完了予定である。



[質疑・意見]
 地震被害の修復対象は復旧が進められているが、細かいひび割れ等特段手立てが取られていないものがあるのではないか。

[答弁]
 地震被害については、国の補助関係が優先されている。地震が原因なのか、はっきりしない箇所もあるが、必要な工事は、放置しないで通常の修理で対応したい。



[質疑・意見]
 「壁のひびが放置され、そこに児童が落書きなどをするようになった」とある校長は嘆いていた。予算が足りないという声があっているが、現場で必要な措置をとるべきであると思うがどうか。

[答弁]
 校長からの申請に基づき安全優先で整備しており、そのケースの詳細はわからないが、届け出がないと対応できない。修繕に関する予算は減っていないので、安全のための修繕については、教育委員会に届けてほしい。



[質疑・意見]
 地震、アスベスト問題と大変な状況は分かるが、例年行っていた整備に関する校長のヒアリングが先延ばしになっており、現場の要望が出しにくい状況を汲み取ってほしい。



[質疑・意見]
 養護学校は避難場所に指定されているのか。

[答弁]
 指定されていない。



[質疑・意見]
 他都市では養護学校を避難場所に指定し、食料を備蓄しているところもある。養護学校の施設はバリアフリー化されており、障がいを持った人の避難場所として適していると思うが、本市はなぜ指定できないのか。

[答弁]
 現在は小中高等学校のみが指定されており、今後、どういった形で指定するのか市民局と協議、検討したい。



[質疑・意見]
 養護学校は体育館、トイレ、エレベーター等、障がい者にとって施設の支援体制が整った場所であるので、避難場所として検討してほしい。



[質疑・意見]
 PTA室や、職員の休憩室、更衣室の設置基準はどうか。

[答弁]
 更衣室や休憩スペースについては、大規模改造や新築の際に整備しているが、PTA室は現在の基準に含まれていない。国の補助は地域利用の施設も対象になったが、児童生徒が急増し余裕教室がない学校は対応できない。



[質疑・意見]
 国も必要と認めているのに、教室が不足するということで、放置したままなのか。

[答弁]
 大規模改造、新築、増築を捉えて整備を進め、児童生徒が急増している学校は教室の整備を急ぎたい。



[質疑・意見]
 大規模改造は当初予定より遅れていると聞いている。建築後何年という目安があったと思うが、現状はどうか。

[答弁]
 大規模改造の基準はないが、建築後20年を経過し、老朽が著しいものに取り組むことが基本的考え方である。児童生徒が急増していた昭和40〜50年代に建設した学校が多くあるので、25〜30年経過しないと着手できない状況である。



[質疑・意見]
 大規模改造と合わせて整備するのであれば、何年先になるかわからない。休養室やPTA室の施設改善経費の予算を確保するとともに、別枠で地震、アスベスト対策の予算を確保すべきである。視聴覚室も必要な教室で確保すべきと思うが、これら施設整備の考えを伺う。

[答弁]
 限られた予算の中で効率的に進めている。耐震対策や安全対策のため、施設整備が遅れがちではあるが、努力していきたい。



[質疑・意見]
 大規模校について最低限の整備は行うよう要望しておく。



[質疑・意見]
 少人数学級は自治体独自で実施しているが、16年度の全国での実施状況はどうか。

[答弁]
 ほとんどの都道府県で実施している。



[質疑・意見]
 福岡県の場合はどうか。

[答弁]
 研究指定という形で小学校低学年を対象に、実施することができる。



[質疑・意見]
 県は他の方法も示しているのではないか。

[答弁]
 学級編制の弾力化という形で補助教員による対応ができるとしているが、そのための措置がなされておらず、事実上できない。



[質疑・意見]
 措置を講ずれば実施できるのではないか。

[答弁]
 各学校において担任外に1〜3人配置されているが、教務主任や専科業務を担当しており学級担任とすることはできない。



[質疑・意見]
 実際に実施した少人数学級の効果はどうか。

[答弁]
 一人一人に目が届き、きめ細やかな指導ができ、学習の理解やつまづきが把握しやすいという効果がある。



[質疑・意見]
 効果があるのは明らかであり、どういう方法で広げていくのか真剣に考えるべきである。来年度も継続し、混乱がないように小学校2年生まで拡大する必要がある。十分ではないが担任以外の教務主任等を活用し、代わりに非常勤講師を配置すればできるのではないか。

[答弁]
 小学校1年生は集団生活になじむことを目的としており、その他の学年は少人数指導で対応したい。



[質疑・意見]
 教育課題は小学校1年生だけではない。2年生になって40人学級となり担任が変わると新たな問題が発生するのではないか。小学校6年生と中学校1年生の不登校数はそれぞれ何人か。

[答弁]
 16年度において、小学校6年生83人、中学校1年生263人である。また、15年度に卒業した小学校6年生の不登校数は80人で、卒業後中学校1年生となった16年度末では263人となっている。



[質疑・意見]
 小学校から中学校に教育環境が変わると不登校は3〜4倍にふえている。小学校1年生だけにこだわる理由にならない。本市の学校現場の課題を総合的に見ると、少人数学級は必要ではないか。

[答弁]
 少人数学級、少人数指導とそれぞれ成果がある。子どもの生きる力をはぐくむ取り組みを進めたい。



[質疑・意見]
 17年度は小学校1年生すべてで実施しており、この先後退があってはならない。予算を確保し、ぜひ市独自で取り組んでほしい。



[質疑・意見]
 16年度の教職員の超過勤務状況はどうか。

[答弁]
 抽出した人を対象に16年度実施したアンケートによると、遅くまで残る人もいるが、平均すると午前8時前後から午後6時過ぎまで勤務している。



[質疑・意見]
 実際に定められた勤務時間はどうか。

[答弁]
 学校により多少異なるが平均的な学校で8時半〜午後5時15分である。



[質疑・意見]
 1日当たりの勤務時間は何時間か。

[答弁]
 1日8時間、週40時間である。



[質疑・意見]
 年休の取得状況はどうか。

[答弁]
 年間12〜13日程度である。



[質疑・意見]
 平均の年休日数は何日か。

[答弁]
 年間20日であるが、繰り越すことができ最大40日までである。



[質疑・意見]
 病気休暇の教員数の推移と、そのうち精神疾患が理由となる教員数は何人か。

[答弁]
 病気休暇の人数及び精神疾患の内数は、13年度183人中59人、14年度161人中54人、15年度169人中56人、16年度183人中71人である。



[質疑・意見]
 教員のストレス増大について考えるべきであり、教員にもゆとりが必要である。土日が休みとなったが、平日の授業時間はふえている。超過勤務をなくす取り組みをするべきだ。自然教室の実態は2日分以上の超過勤務であり、振りかえの措置がされていないが、管理職はどう指導しているのか。

[答弁]
 教職員の時間外の概念がはっきりしておらず、4%の特別手当があるが、校務を効率的に行い、超過勤務を少なくしていくことは当然である。



[質疑・意見]
 代替、代休等が拡大解釈され、校長が誤った指導を行っているという声もある。教職員の健康面のケアについて、年休、休暇などの状況を教職員課が把握すべきではないか。

[答弁]
 教員の健康は重要であり、病気休暇を出さないように支援していきたい。



[質疑・意見]
 県同和研究協議会裁判の判決が出たが、所見を伺う。

[答弁]
 実質的運営を担う県同和研究協議会への派遣は、教育公務員特例法第20条第3項研修の趣旨から逸脱し違法であり、給与支出、職員派遣、職務命令も違法である。責任者である知事への給与支出の損害賠償は、故意過失がなく請求理由がない、また、県教育委員長に関する訴えは不適法なものとして却下されたと認識している。



[質疑・意見]
 人権・同和教育の推進費の推移はどうか。

[答弁]
 14年度8億5,600万円、15年度6億2,400万円、16年度5億4,033万円である。



[質疑・意見]
 そのうち旅費は幾らか。

[答弁]
 それぞれの所管課で執行しており全体は把握していないが、16年度の人権・同和教育部は86万円余である。



[質疑・意見]
 平成16年5月17〜18日に長崎市へ会議名目で出張しているが、内容はどうか。

[答弁]
 九州地区人権・同和教育主管課長会議への出席である。



[質疑・意見]
 平成16年5月12〜14日に鹿児島市へ研修のために出張しているが、内容はどうか。

[答弁]
 部落解放第24回全九州研究集会への参加である。



[質疑・意見]
 主催者はだれか。

[答弁]
 部落解放同盟九州地方協議会である。



[質疑・意見]
 平成16年10月6〜9日三重県伊勢市での県外派遣研修の内容はどうか。

[答弁]
 手元に資料がない。



[質疑・意見]
 出張旅費について会議、研修の報告が多々ある。鹿児島市への出張のように運動団体の研修に公費で参加していいのか。小中学校においては、休みを取り自費で参加するようになっており、出張扱いとならないのではないか。市職員はどうなのか、運用基準があるのか。

[答弁]
 学校においては、学力、進路指導等の課題について、福岡市人権教育・啓発基本計画に基づき、取り組んでいる。その一つとして、学校長が必要と判断し、研修会等へ参加していると認識している。



[質疑・意見]
 同和教育に限らず、運動団体への研修へ出張する場合があるのか。

[答弁]
 教育と運動は一線を引くのは当然である。部落解放研究全国集会は実行委員会形式で行われており、研修の内容が教育課題の解決であったので、校長が判断したものと考える。



[質疑・意見]
 実行委員会は伊勢市の研修で、鹿児島市で行われた研修は違うのではないか。

[答弁]
 鹿児島市は部落解放同盟九州地方協議会の主催である。



[質疑・意見]
 校長判断というが、まったくおかしい。現場で、ある教員が自主的研修の案内を配っただけで回収された例もある。研修の自由を実態は制限しながら、同和運動への参加は公費を使っている。是正すべきと思うがどうか。

[答弁]
 同和問題の解決につながり、資質の向上に寄与するものは、研修として認められると考える。



[質疑・意見]
 同和加配の配置基準はどうか。また、何人配置しているのか。

[答弁]
 12年度の同和対策協議会答申を受け、学力課題解決のため非常勤講師を16年度は93人配置している。



[質疑・意見]
 福岡中学校に2人、千代中学校3人、千代小学校1人を配置しているが、学校ごとの児童生徒数、そのうちの同和対象者は何人か。

[答弁]
 福岡中学校は120人中50人、千代中学校108人中62人、千代小学校247人中99人である。



[質疑・意見]
 同和補充教員の名目で学力向上のため、規模が小さい学校で講師が補充され、大規模校である姪浜中学校は1人も補充されないのは、不均衡ではないか。

[答弁]
 学力の課題について6年度に実態調査をしたが、格差が出ていた。同和対策協議会答申を受け、現在、福岡市人権教育・啓発計画に基づき取り組んでおり、格差が存していることから各学校の課題に対応するため、加配している。



[質疑・意見]
 どこの学校も学力問題は大変である。不均衡をやめ、すべての学校で少人数学級をすべきではないか。

[答弁]
 福岡市人権教育・啓発基本計画に基づき取り組んでおり、課題がまだ残っていることから、引き続き取り組んでいきたい。



[質疑・意見]
 市同和教育研究会の事務担当はどういう名目で仕事をしているのか。先生が職場を離れるのは問題ないのか。

[答弁]
 市同和教育研究会は、学力向上、進路指導等の課題解決を目的としており、運営にあたる教員は校務にあたりながら事務にも従事している。教育公務員特例法第21条の兼業による職免に当たり、県同和教育研究協議会の派遣とは違う。



[質疑・意見]
 仕組みが違うというが、県も市も現場を離れ、団体運営にかかわることは同じであり、市民に理解されない。是正すべきと指摘しておく。



[質疑・意見]
 就学援助認定数の推移はどうか。

[答弁]
 準要保護者、要保護者の合計であるが、12年度1万6,975人、13年度1万8,151人、14年度1万9,547人、15年度2万1,576人、16年度2万2,221人である。



[質疑・意見]
 国の補助の交付率の推移はどうか。

[答弁]
 12年度50%、13年度44.9%、14年度41%、15年度34.6%、16年度30.3%である。



[質疑・意見]
 国の交付率が下がっているのはなぜか。

[答弁]
 国の方針は聞いていない。



[質疑・意見]
 国が予算を削減したためであると考えられるが、交付率を上げるよう要望しているのか。

[答弁]
 例年、県市長会などを通して国へ要望している。



[質疑・意見]
 大事な制度であり、強く要望してほしい。私学助成の推移はどうか。

[答弁]
 小中学校については、15年度630万円、16年度544万円余、17年度は予算で510万円余で、高等学校については、15年度1億560万円、16年度9,500万円余、17年度は予算で8,550万円余である。



[質疑・意見]
 予算が減っているので、校種格差をなくようにがんばってほしい。



[質疑・意見]
 養護学校博多高等学園への進学希望者に対し、受け入れはできているのか。

[答弁]
 54人が受験し合格は30人である。博多高等学園は就労が前提のため入学できない生徒が出たものである。



[質疑・意見]
 希望者へは特別な支援が必要と思うがどうか。

[答弁]
 養護学校の生徒数は増加しており、博多高等学園のノウハウを生かし、既存の養護学校に活用したい。



[質疑・意見]
 希望して入学できなかった現実があり、その理由や状況を把握する必要がある。今後、定員をふやすように新設を含め、検討するよう要望する。



[質疑・意見]
 養護学校のバスの送り迎えのコースは保護者の要望を受けて設定しているのか。

[答弁]
 スクールバスはおおむね1時間で学校に着くようにしている。毎年、保護者の意向を聞きながら負担を少なくするように考えている。



[質疑・意見]
 歩行困難で介助が必要な生徒の保護者から、バスの送り迎えの場所までが遠いという相談を受けた。改善の方向で検討できないのか。

[答弁]
 時間がかかると生徒が疲れるので、おおむね学校まで1時間としている。学校長に相談し、協議の上、できるだけ軽減できるようにしたい。



[質疑・意見]
 養護学校中学部の卒業者の進路は希望どおりになっているのか。

[答弁]
 卒業後に生徒の行き場がない状況をつくらないようにしている。博多高等学園の設置目的は一般就労が前提である。不合格者については、同校の受験の後、他の養護学校高等部が受験できるように日程をずらしている。



[質疑・意見]
 博多高等学園は24人が不合格するほど人気がある。今後の拡充の方向性はどうか。

[答弁]
 養護学校の生徒は全体的にふえており、今後のあり方を検討したい。



[質疑・意見]
 養護学校のサマースクールは養護学校の留守家庭子ども会のようなものだが、今後の方向性は検討しているのか。

[答弁]
 肢体不自由養護学校2校で夏休みの2日間実施しており、16年度は8割が参加した。17年度は空調設備を整備し、知的障がい養護学校でも実施する。教職員の夏期休養、研修の状況を見ながら、当面は5日間としたい。



[質疑・意見]
 本格的に進めるのであれば、留守家庭子ども会のように教員以外の対応もできるよう、ぜひ検討してほしい。



[質疑・意見]
 地震対策として、関係者が安心して養護学校へ避難できるよう、備蓄も含めて早急に研究してほしい。



[質疑・意見]
 教育予算は一般会計に占める比率が毎年、最低を更新している。今後、地震、アスベスト対策を含め、必要な予算ばかりである。子どもたちのための予算確保について決意を伺う。

[答弁]
 教育予算が減少した理由としては、社会教育関係業務の一部を市民局に移管したこと、こども未来局の新設に伴い、教育委員会が所管していた業務の一部を移管したことなどがある。教育委員会としては、子どもたちのために取り組みたいことはたくさんあるので、今後も予算の確保に努めていきたい。