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福岡県 北九州市

平成29年 2月 定例会(第1回) 02月24日−03号




平成29年 2月 定例会(第1回) − 02月24日−03号









平成29年 2月 定例会(第1回)



議 事 日 程 (第3号)

                          平成29年2月24日(金曜日)午前10時開議

(開 議)

 ○ 諸報告
  1 報告第1号 専決処分の報告について
  2 請願の処理経過の報告について(市長)
  3 請願の処理経過の報告について(教育委員会)
  4 監報第21号 定期監査の結果報告書の提出について
  5 監報第22号 定期監査の結果報告書の提出について
  6 監報第23号 出納検査結果報告書の提出について
  7 監報第24号 出納検査結果報告書の提出について
  8 監報第25号 出納検査結果報告書の提出について
  9 監報第26号 定期監査の結果報告書の提出について
  10 監報第27号 定期監査の結果報告書の提出について
  11 監報第28号 財政援助団体等監査の結果報告書の提出について
  12 監報第29号 財政援助団体等監査の結果報告書の提出について
  13 監報第30号 出納検査結果報告書の提出について
  14 監報第31号 定期監査の結果報告書の提出について
  15 監報第32号 財政援助団体等監査の結果報告書の提出について
  16 監報第33号 財政援助団体等監査の結果報告書の提出について
  17 監報第34号 出納検査結果報告書の提出について
  18 監報第35号 定期監査の結果報告書の提出について
  19 監報第36号 財政援助団体等監査の結果報告書の提出について
  20 監報第37号 財政援助団体等監査の結果報告書の提出について

第1 議案第1号 平成29年度北九州市一般会計予算
第2 議案第2号 平成29年度北九州市国民健康保険特別会計予算
第3 議案第3号 平成29年度北九州市食肉センター特別会計予算
第4 議案第4号 平成29年度北九州市卸売市場特別会計予算
第5 議案第5号 平成29年度北九州市渡船特別会計予算
第6 議案第6号 平成29年度北九州市競輪、競艇特別会計予算
第7 議案第7号 平成29年度北九州市土地区画整理特別会計予算
第8 議案第8号 平成29年度北九州市土地区画整理事業清算特別会計予算
第9 議案第9号 平成29年度北九州市港湾整備特別会計予算
第10 議案第10号 平成29年度北九州市公債償還特別会計予算
第11 議案第11号 平成29年度北九州市住宅新築資金等貸付特別会計予算
第12 議案第12号 平成29年度北九州市土地取得特別会計予算
第13 議案第13号 平成29年度北九州市駐車場特別会計予算
第14 議案第14号 平成29年度北九州市母子父子寡婦福祉資金特別会計予算
第15 議案第15号 平成29年度北九州市産業用地整備特別会計予算
第16 議案第16号 平成29年度北九州市漁業集落排水特別会計予算
第17 議案第17号 平成29年度北九州市介護保険特別会計予算
第18 議案第18号 平成29年度北九州市空港関連用地整備特別会計予算
第19 議案第19号 平成29年度北九州市学術研究都市土地区画整理特別会計予算
第20 議案第20号 平成29年度北九州市臨海部産業用地貸付特別会計予算
第21 議案第21号 平成29年度北九州市後期高齢者医療特別会計予算
第22 議案第22号 平成29年度北九州市市民太陽光発電所特別会計予算
第23 議案第23号 平成29年度北九州市上水道事業会計予算
第24 議案第24号 平成29年度北九州市工業用水道事業会計予算
第25 議案第25号 平成29年度北九州市交通事業会計予算
第26 議案第26号 平成29年度北九州市病院事業会計予算
第27 議案第27号 平成29年度北九州市下水道事業会計予算
第28 議案第28号 北九州都市計画の名称変更に伴う関係条例の整理に関する条例の専決処分
         の報告について
第29 議案第29号 北九州市未来人材支援基金条例について
第30 議案第30号 北九州市職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部改正について
第31 議案第31号 北九州市職員の育児休業等に関する条例の一部改正について
第32 議案第32号 北九州市特別会計条例の一部改正について
第33 議案第33号 北九州市手数料条例の一部改正について
第34 議案第34号 北九州市市税条例等の一部改正について
第35 議案第35号 北九州市特定非営利活動促進法施行条例の一部改正について
第36 議案第36号 北九州市環境科学研究所手数料条例及び北九州市職員の特殊勤務手当に関
         する条例の一部改正について
第37 議案第37号 北九州市国民健康保険条例の一部改正について
第38 議案第38号 北九州市都市公園、霊園、駐車場等の設置及び管理に関する条例及び北九
         州市自動車駐車場条例の一部改正について
第39 議案第39号 北九州市立の小学校、中学校及び特別支援学校の教職員の勤務時間、休
         日、休暇等に関する条例の一部改正について
第40 議案第40号 北九州市立の小学校、中学校及び特別支援学校の教職員定数条例について
第41 議案第41号 北九州市教育施設の設置及び管理に関する条例の一部改正について
第42 議案第42号 北九州市立美術館改修工事請負契約の一部変更について
第43 議案第43号 土地改良事業計画の変更について
第44 議案第44号 基本財産の額の増加に係る福岡北九州高速道路公社の定款の変更に関する
         同意について
第45 議案第45号 損害賠償の額の決定及び和解について
第46 議案第46号 包括外部監査契約締結について
第47 議案第47号 平成28年度北九州市一般会計補正予算(第4号)
第48 議案第48号 平成28年度北九州市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)
第49 議案第49号 平成28年度北九州市競輪、競艇特別会計補正予算(第1号)
第50 議案第50号 平成28年度北九州市土地区画整理特別会計補正予算(第2号)
第51 議案第51号 平成28年度北九州市港湾整備特別会計補正予算(第2号)
第52 議案第52号 平成28年度北九州市公債償還特別会計補正予算(第3号)
第53 議案第53号 平成28年度北九州市土地取得特別会計補正予算(第3号)
第54 議案第54号 平成28年度北九州市廃棄物発電特別会計補正予算(第1号)
第55 議案第55号 平成28年度北九州市学術研究都市土地区画整理特別会計補正予算(第2
         号)

(散 会)


会議に付した事件

日程第1 議案第1号から
日程第55 議案第55号まで

出席議員 (57人)

   1番 上 野 照 弘  2番 吉 田 幸 正
   3番 佐 藤   茂  4番 田 仲 常 郎
   5番 渡 辺   均  6番 奥 村 祥 子
   7番 戸 町 武 弘  8番 香 月 耕 治
   9番 片 山   尹  10番 中 島 慎 一
   11番 佐々木 健 五  12番 井 上 秀 作
   13番 日 野 雄 二  14番 村 上 幸 一
   15番 鷹 木 研一郎  16番 西 田   一
   17番 宮 ? 吉 輝  18番 田 中   元
   19番 中 島 隆 治  20番 渡 辺 修 一
   21番 金 子 秀 一  22番 冨士川 厚 子
   23番 松 岡 裕一郎  24番 村 上 直 樹
   25番 木 畑 広 宣  26番 渡 辺   徹
   27番 本 田 忠 弘  28番 岡 本 義 之
   29番 成 重 正 丈  30番 山 本 眞智子
   31番 木 下 幸 子  32番 世 良 俊 明
   33番 福 島   司  34番 三 宅 まゆみ
   35番 森   浩 明  36番 森 本 由 美
   37番 中 村 義 雄  38番 浜 口 恒 博
   39番 白 石 一 裕  40番 大久保 無 我
   41番 奥 村 直 樹  42番 河 田 圭一郎
   43番 藤 沢 加 代  44番 藤 元 聡 美
   45番 高 橋   都  46番 大 石 正 信
   47番 田 中 光 明  48番 荒 川   徹
   49番 石 田 康 高  50番 柳 井   誠
   51番 山 内 涼 成  52番 出 口 成 信
   53番 吉 村 太 志  54番 佐 藤 栄 作
   55番 讃 井 早智子  56番 三 原 朝 利
   57番 村 上 さとこ

欠席議員 (0人)

説明のために出席した者の職氏名

 市長      北 橋 健 治  副市長    梅 本 和 秀
 副市長     松 元 照 仁  副市長    今 永   博
 会計室長    松 原 英 治  危機管理監  原 口 紳 一
 技術監理局長  下 向 則 好  企画調整局長 西 田 幸 生
 総務局長    柴 田 邦 江  財政局長   田 中 雄 章
 市民文化
 スポーツ局長  大 下 徳 裕  保健福祉局長 工 藤 一 成
 子ども家庭局長 近 藤   晃  環境局長   小 林 一 彦
 産業経済局長  加茂野 秀 一  建設局長   横 矢 順 二
 建築都市局長  柴 田 卓 典  港湾空港局長 権 藤 宗 高
 消防局長    川 本 一 雄  上下水道局長 諌 山  修
 交通局長    吉 田 茂 人  病院局長   古 川 義 彦
                  行政委員会
 教育長     垣 迫 裕 俊  事務局長   隈   乃理子



職務のために出席した事務局職員の職氏名

 事務局長    小 坪 正 夫  次長     松 本 久 寿
 議事課長    中 畑 和 則          ほか関係職員






                  午前10時1分開議



△日程第1 議案第1号から、日程第55 議案第55号まで



○議長(井上秀作君) ただいまから、本日の会議を開きます。

 本日の議事はお手元配付の議事日程により進行いたします。

 日程に入る前に、諸報告をいたします。

 市長、教育委員会及び監査委員から20件の報告があっております。なお、それぞれの写しは各議員宛て送付しておりますので御了承願います。

 以上、報告いたします。

 日程第1 議案第1号から、日程第55 議案第55号までの55件を一括して議題といたします。

 提案理由の説明を求めます。市長。



◎市長(北橋健治君) 北九州市長としてこの町のかじ取りを任されて10年が経過し、今回11回目の当初予算を市議会にお諮りすることになりました。

 昨今の世界の状況を広く見渡しますと、各地での民族意識の高まりや、主要国でのリーダー交代、イギリスのEU離脱交渉、中国やほかの新興国の景気減速の可能性など、国際経済や外交へ影響を及ぼす不確定要素が増してきたことを感じます。

 このような状況の中、本市においては、モノづくりや環境分野での企業や技術の蓄積などの強み、そして、国際協力への先人の長年の尽力の上に築かれたアジア諸都市との確固たるパートナーシップを基盤に、アジアに開かれた環境と技術の町として、各種の政策を着実に推進してきました。昨年のG7北九州エネルギー大臣会合開催は、その歩みを評価していただいたものと受けとめており、会合やレセプションの成功を通し、広く国内外へ本市の情報を発信することができました。

 我が国の状況に立ち戻りますと、現在景気は緩やかな回復基調にあり、2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けて、スポーツに加えインバウンドや文化に対する政策の推進や、建設需要の高まりなど、多くのプラス材料がある一方で、東京圏への人口一極集中や少子・高齢化の進行、とりわけ生産年齢人口の減少に伴う人手不足の問題や、働き方の見直し、生産性の向上といった課題も顕著です。

 本市におきましては、このような全国的課題へ対応するため、地方創生を市政の柱に据え、北九州市まち・ひと・しごと創生総合戦略を策定し、着実に実施していますが、取り組みを更にスピードアップすることが求められています。

 そのために本市が取り組むべき第1のテーマは、女性や若者を初めとした新しい人の流れの創出です。全国へ羽ばたきたいという若者の志を応援する一方で、本市の産業や地域社会を支える未来人材として地元に就職し、地域で活躍する若者がふえることが、地域活性化の原動力として期待されます。大学や企業と連携し、市内就職やU・Iターンへつなげる新たな取り組みや、地元企業の魅力を伝えるキャリア教育の充実を図ります。起業・創業にチャレンジできる風土も人の流れにとって大切です。民間企業などが中心となった取り組みとも連携し、女性の創業を応援するなど、スタートアップへの支援を強化します。

 また、国全体でインバウンド4,000万人を目標とする中、国際定期便就航やクルーズ船の寄港、2つの世界的遺産の登録といった好機を捉え、小倉城や関門海峡、皿倉山夜景、地元企業と連携した産業観光などの観光資源を活用し、観光・インバウンドの推進、交流人口の増加を図ります。

 第2のテーマは、産業振興と雇用創出による地域の活性化です。北九州市新成長戦略に基づき、アジアに近く24時間利用可能な北九州空港、港湾インフラや産業用地を有する響灘地区での風力発電関連産業の総合拠点化など、本市のポテンシャルを最大限活用するとともに、国家戦略特区での介護ロボットやインフラ点検ロボット、自動走行技術の開発支援などに取り組み、モノづくり・環境の町の更なる深化を図ります。

 また、AIやIoTなどの次世代技術を地域の産業振興に結びつけることが求められています。次世代技術導入や生産性向上の支援を行い、中小企業を初めとした地元企業の競争力を高め、地域経済の活性化と雇用創出に結びつけます。加えて、雇用を生み出す新たな産業の誘致にも積極的に取り組みます。

 第3のテーマは、子供からお年寄りまで誰もが安心して暮らせるまちづくりです。これは地方自治の原点であり、地方創生においても重要なテーマです。基本構想・基本計画、元気発進!北九州プランでは、人を育むことを第一に掲げ、放課後児童クラブの全児童化や中学校給食の実施、子どもひまわり学習塾や小・中学校へのエアコン設置など、子育て・教育環境の整備を進めてきました。NPO法人や全国紙の調査で、子育て環境について高い評価をいただいています。今後も、待機児童対策の充実や子ども食堂の活動支援など、一人一人に寄り添ったきめ細かな政策を展開します。更に、学校を初めとした公共施設の老朽化対策へ重点化を図り、市民が安心して公共施設を利用できるように努めます。

 また、我が国は世界に誇る長寿の国ですが、健やかに暮らせる健康寿命を延ばすことや、住みなれた地域で安心して生活を続けられる環境といった生活の質の向上が求められています。高齢者の生活支援や生きがいづくりなど、地域包括ケアシステムの構築を進めるほか、介護ロボットなどを活用した先進的介護の実証に取り組んでいきます。

 地域や事業者の皆様にも大変な御尽力をいただいて、安全・安心なまちづくりが進展したこともあり、TGC北九州やワンヘルス国際会議などの大規模大会を開催し、海外や市外の方々にも北九州市の魅力を体験していただくことができました。

 また、昨年4月の熊本地震では、災害対策の重要性を改めて痛感しました。熊本へは本市から延べ1,000人以上の職員を派遣し、今も復興支援を継続しているところです。今後も日本トップクラスの安全・安心な町の実現に向けて、地域の防犯活動や災害への備えなど、市民の安全を守る取り組みを進めます。

 限られた財源の中、以上の3つのテーマを初め、重点政策を着実に推進していくために、選択と集中を欠かすことができません。絶え間ない行財政改革に取り組むとともに、真に必要な公共施設を安全に保有し続けていくため、公共施設マネジメントを着実に進めていきます。市民や議会としっかりと意見を交わしながら、この重要な課題に向き合っていきます。

 以上のさまざまな取り組みを産学官金労言と住民・議会のオール北九州で強力に推進することで、女性や若者の定着などにより社会動態をプラスにするという本市の地方創生総合戦略に掲げる基本方針に真正面から取り組み、人口減少に歯どめをかけるとともに、地方創生のトップランナーを目指していきます。

 さて、一方でこれまでの地方創生の取り組みの進展とともに、本市の暮らしやすさ、住みよさが全国誌や全国放送で取り上げられることが多くなりました。また、ポップカルチャーフェスティバルや映画の街・北九州の情報発信、林芙美子文学賞や北九州国際漫画大賞の創設などにより、モノづくりの町としての顔に加え、若者や女性が集うにぎわいあふれる町、文化芸術の町といった本市の新たなイメージが定着しつつあります。

 ミクニワールドスタジアム北九州という新たなにぎわいの拠点も生まれました。この流れを途切れさせることなく、北九州市の魅力と新たなイメージを全国の方々に認識していただくため、情報発信を強化することが地方創生を前進させる大切なポイントであると考えます。市民や議会とともに北九州市の魅力を更に高め、住みよい町北九州市を東京圏を初め内外に強くアピールしてまいります。

 それでは、まず、予算議案から御説明いたします。

 今回提出いたしました平成29年度当初予算の規模は、一般会計5,628億4,900万円、特別会計5,651億600万円、企業会計1,284億1,000万円、計1兆2,563億6,500万円です。前年度の当初予算と比較して、一般会計で2.1%の増、特別会計で0.8%の減、企業会計で3.6%の増、総額で0.9%の増となっております。

 平成29年度はスタジアム整備事業が終了したものの、県費負担教職員の給与負担などが県から指定都市に移譲されることにより、予算規模は増加しています。

 平成29年度予算は、住みよいまち・北九州市発信予算と名づけ、5つの柱から成る予算を編成しました。以下、これらの柱に沿って、主要事業のあらましを御説明いたします。

 まず、1つ目の柱である新しい人の流れをつくり、女性や若者が定着するまちの創出です。

 新しい人の流れをつくり、女性や若者の定着につながる町の魅力を創出、発信するとともに、アクティブシニアを含めた市内への定住・移住の促進などの取り組みを積極的に推進します。また、本市のすぐれた文化芸術を発信することにより、シビックプライドを醸成するとともに、観光インバウンド対策を推進し、町のにぎわい創出につなげてまいります。

 まず、若者の定着については、本市の産業を担う人材を全国から確保、育成することを目的に、北九州市未来人材支援基金を造成し、市内に定住し市内企業に就職する新卒者などの奨学金の返済を支援します。

 また、本市出身で首都圏在住の若い世代に向けて、本市の住みよさ、働きやすさを発信するイベント、仮称北九州市学園祭 in Tokyoを開催するとともに、首都圏でのネットワークを構築します。

 更に、定住・移住の促進を図るため、市内学生に加え、東京圏などの大学生を対象とした地元企業でのインターンシップを実施し、若者の地元就職を促進するとともに、転入者向けの住宅の取得や賃借に対する補助制度を、新卒者のU・Iターンによる転居や、市内に住む新婚世帯の住宅取得にも拡充するなど、特に若い世代の本市への定住・移住の促進を強力に推進します。

 そのほか、日本一女性が創業しやすい町を目指して、女性の創業を応援する団体の運営に対して支援するとともに、人手不足が深刻な中小製造業・建設業における女性の職場環境を改善する取り組みを支援します。

 次に、文化を生かしたにぎわいの創出です。

 すぐれた文化芸術との出会いを創造するため、リニューアルする美術館を舞台に、小学3年生を対象にした美術鑑賞プログラム、仮称ミュージアム・ツアーを新たに始めるほか、アウトリーチ活動の充実や多くの市民が参加する合唱のまちづくりを推進します。

 また、映画の街・北九州の都市ブランドを市民と共有しながら全国へ発信するPRイベントを行うとともに、高倉健氏の特別展示など松永文庫の充実を図ります。

 また、漫画文化の普及を図るため、北九州国際漫画大賞を引き続き実施するほか、漫画家を志す新人を発掘し支援する仮称日中韓新人MANGA選手権を3カ国共同で開催します。

 更に、この3月にオープンする北九州文学サロンを通じて、文学の街・北九州を発信するとともに、本市ゆかりの俳人である杉田久女、橋本多佳子の顕彰コーナーを小倉城庭園に、みずかみかずよなど本市ゆかりの児童文学者を顕彰するコーナーを子ども図書館に設置します。

 そのほか、本市の文化芸術に関して専門家から助言をいただくアーツディレクター会議を設置し、文化芸術の力を創造的なまちづくりに生かします。

 次に、スポーツによるにぎわいの創出です。

 海外とのスポーツ交流や文化交流などへつなげることを目指し、官民一体となって全市的かつ戦略的に大規模国際大会等の開催誘致活動を展開します。この4月にはミクニワールドスタジアム北九州において、国内初開催となるワールドラグビー女子セブンズの第4戦を支援します。

 また、更新時期を迎えた桃園の室内市民プールについて、2020年東京オリンピック・パラリンピックのキャンプ地誘致に向け、新築工事の実施設計等に着手します。

 更に、本市唯一のプロスポーツチームであるギラヴァンツ北九州への支援を引き続き行います。

 次に、観光やMICEなどによるにぎわいの創出です。

 国内外からの観光客の増加に向けて、本市を代表する観光資源であり、歴史と文化の薫る小倉城周辺の魅力を高めるため、天守閣の展示リニューアルや、サインやモニュメントの整備、小倉城内の園路整備などを進めます。

 また、小倉都心地区の夜間景観の魅力向上に向けて、小倉都心地区夜間景観ガイドラインを策定するほか、本市のイメージアップや地域の活性化などにつなげるため、TGC北九州を来年度も引き続き開催します。

 更に、河内貯水池周辺の集客施設である河内温泉において、老朽化した天井などの改修を行うとともに、再生可能エネルギーを利用した設備の導入に向けた設計を実施します。

 2つ目の柱は、学校施設等公共施設の老朽化対策の推進です。

 昨年、公共施設などにおいて天井や外壁のコンクリートなどの落下事故が発生したことを受けて、平成29年度は公共施設などの老朽化対策に重点的に予算配分を行うこととしております。特に、学校施設は本市の将来を支える子供たちの学びの場であり、災害時の避難所ともなることから、大規模改修や外壁改修などを最重点で実施します。

 そのほか、市民センターや青少年施設、モノレールの停留場など、多くの市民が利用する公共施設等の老朽化対策を進めます。

 3つ目の柱は、本市の強みを活かし、魅力あるしごとを創出であります。

 国家戦略特区や新成長戦略を推進し、本市の強みを生かした産業の振興を図り、魅力ある仕事を創出します。また、市民生活に身近な公共事業を実施することで、地域経済の活性化につなげます。

 まず、新成長戦略の推進です。国家戦略特区関連では、先進的介護の実現に向けた介護ロボットの導入実証事業や、次世代自動車の研究開発拠点を目指し、自動運転技術の開発や実証を行う企業や大学を支援します。また、ロボット研究開発拠点を目指し、ドローンなどのインフラ点検ロボットの開発や実証を行う企業や大学を支援します。

 昨年、新規の国際定期便が就航した北九州空港の活用については、北九州空港将来ビジョンに基づき、福岡県との緊密な連携のもと、更に取り組みを強化します。特に、アジアを中心とする旺盛な訪日需要を取り込むため、新規の国際・国内定期便を誘致するための助成や、インバウンドの集客を喚起して新規路線の定着に向けた事業を実施します。

 また、北九州港の活用については、国内外のクルーズ船の寄港を促進するため、警備員配置やシャトルバス運行などの安全対策を実施するとともに、プロモーション活動などを通して、市内に多くの観光客や乗組員を呼び込み、市内経済の活性化を推進します。

 環境・エネルギー政策の推進については、再生可能エネルギー導入促進などに向け、次世代資源・エネルギーシステム創生事業を実施します。また、新日明工場の建設に当たり、PFI手法の導入の可能性調査を行います。

 更に、優先交渉者の決まった洋上風力発電事業の推進を図るとともに、国内需要を取り込むための調査を実施するなど、風力発電関連産業の総合拠点の形成の取り組みを着実に推進します。

 力強い産業づくりとして、今後の実用化、普及が見込まれるロボットやIoTなどの新産業に関して、地元中小企業への積極的な導入支援を行います。

 また、開設後41年が経過し老朽化した卸売市場について、再整備などの方針を策定します。

 投資的経費については、平成28年度12月、2月補正予算と合わせ、前年度と同程度となる680億円を確保し、本市の成長戦略、都市の強じん化に大きくかかわる路線である戸畑枝光線、恒見朽網線、国道3号黒崎バイパスなど主要路線の整備を進めます。また、折尾地区総合整備事業や響灘東地区処分場整備事業を着実に進めてまいります。

 4つ目の柱は、安心して子どもを生み育てることのできるまちの創出であります。

 子育て支援については、子育て日本一を実感できる町に向けて、子育て環境の更なる充実に取り組むとともに、学力向上の取り組みや特別支援教育の充実など、教育環境の充実を推進します。

 まず、子育て環境の更なる充実です。

 小規模保育や民間保育所の保育環境の向上を図る保育所整備の推進や、認定こども園へ移行する私立幼稚園などに対する施設整備費用の助成などを行うことで、入所定員798人分の拡大に着手するなど、待機児童対策の推進、教育・保育の質の向上を図ります。

 また、登録児童数が増加する放課後児童クラブにおいて、増築などに係る設計などを実施するほか、児童養護施設等の退所者のうち、引き続き支援が必要な者に対して生活面、就労面の支援を行います。

 そのほか、市による子ども食堂の運営を継続するとともに、民間の子ども食堂活動支援のための助成制度を創設します。

 次に、教育環境の更なる充実です。

 学力向上に向けた取り組みとして、小学校から中学校まで児童生徒一人一人の学力を継続的に把握、分析するため、本市独自の学力調査の対象学年及び対象教科を拡充して実施するとともに、放課後などを活用して学習機会を提供する子どもひまわり学習塾の対象校を拡充します。

 また、中学校区と特別支援学校に配置する学校図書館職員等の一層の充実を図るとともに、中央図書館内に子ども図書館を整備するなど、子供の読書活動を推進します。

 更に、市立学校の部活動振興や教員の負担軽減を図るため、新たに顧問や引率などを担う部活動指導員を配置するなど、生徒が充実した部活動を行える環境を整備します。

 そのほか、乗車時間の長時間化が課題となっている特別支援学校スクールバス運行体制の整備や、小池特別支援学校の整備、小倉総合特別支援学校の整備などを着実に推進します。

 次に、平和への取り組みの推進では、戦争の悲惨さを市民に伝え、平和の大切さ、命のとうとさを考えるきっかけとするため、仮称平和資料館の整備に向け基本計画を策定するほか、嘉代子桜・親子桜の市立特別支援学校などへの植樹など、非核・平和推進事業を引き続き実施します。

 5つ目の柱は、誰もが安心して暮らせるまちの創出です。

 健康で長寿の社会づくりを進めていくため、地域包括ケアシステムの構築など、地域の実情やニーズに応じたきめ細かな高齢者政策に取り組みます。

 また、市民の防犯意識の向上や防犯対策の強化を進めるとともに、浸水対策などの防災対策を推進します。

 まず、福祉・医療の充実では、地域包括ケアシステムの構築に向けた取り組みを積極的に推進します。

 また、総合療育センターの再整備や、八幡病院の移転改築などを着実に推進します。

 更に、難病患者支援の拠点である難病相談支援センターを新たに開設するとともに、大学などに通学する重度全身性障害者の通学や学校内の活動などを支援します。

 次に、安全・安心を実感できるまちづくりの推進です。

 安全・安心な環境づくりとして、市外から転入した大学生などを通じた安全・安心の取り組みに係る情報発信など、日本トップクラスの安全・安心なまちづくりを推進するとともに、市民による暴力団排除の取り組みを支援するため、暴力団事務所撤去運動や住民訴訟などの費用の補助を行います。

 また、民間保育所や小規模保育事業所の防犯対策の強化に要する経費の一部補助や、通学路における防犯LED灯の補助、老朽空き家等の除却促進など、安全対策を推進します。

 更に、通学路の安全対策や豪雨対策、上下水道の震災対策の拡充強化を図るとともに、旦過地区のまちづくりと合わせた河川整備や、橋りょう、トンネルなどの長寿命化対策などの防災対策を推進します。

 そのほか、大規模災害時における避難所用のパーティションや必要な生活必需品を備蓄するとともに、消防力の強化を図るため、八幡西消防署の移転新築、楠橋出張所の移転新築、仮称ひびきの出張所の新築、門司消防署の建てかえ新築に向けた取り組みなどを着実に推進します。

 以上が主要事業のあらましです。

 次に、歳入について御説明いたします。

 一般会計の財源といたしましては、市税1,584億8,400万円、地方交付税590億円、使用料及び手数料166億2,200万円、国県支出金1,280億8,200万円、市債626億4,100万円、諸収入その他1,380億2,000万円を見込んでおります。

 市税収入は、市たばこ税などにおいて減収が見込まれるものの、個人市民税や法人市民税、固定資産税、都市計画税などにおいて増収が見込まれることから、前年度当初予算より0.7%の増となっております。

 また、地方交付税と国県支出金については、地方財政計画、国の予算措置その他の動向を勘案し、更に、使用料及び手数料、諸収入その他については、それぞれの実績などを基礎に収入見込み額を計上しております。

 市債については、各種事業を計画的に推進するための見込み額を計上しております。

 続いて、特別会計のうち国民健康保険特別会計と介護保険特別会計について御説明いたします。

 国民健康保険特別会計の予算は、総額1,320億2,400万円を計上しております。このうち、一般会計から143億9,700万円の繰り入れを行い、被保険者の負担軽減などを図っております。

 また、介護保険特別会計の予算は、総額983億6,100万円を計上しております。このうち、一般会計から141億143万円の繰り入れを行うとともに、介護給付準備基金を活用するなど、被保険者の負担軽減を図っております。

 次に、企業会計について御説明いたします。

 上水道事業のうち水道事業については、業務の予定量を配水量1億810万立方メートルと見込み、また、水道用水供給事業については、給水量763万立方メートルと見込み、合わせて総額338億3,000万円を計上しております。

 工業用水道事業については、業務の予定量を給水量4,183万立方メートルと見込み、総額27億8,600万円を計上しております。

 交通事業については、業務の予定量を輸送人員646万人と見込み、総額22億800万円を計上しております。

 病院事業については、業務の予定量を入院患者26万4,044人、外来患者37万6,166人と見込み、総額373億円を計上しております。

 下水道事業については、業務の予定量を処理水量1億5,032万立方メートルと見込み、総額522億8,600万円を計上しております。

 以上、平成29年度当初予算について御説明いたしました。

 次に、平成28年度北九州市一般会計・特別会計の補正予算について御説明いたします。

 今回補正いたします予算額は、一般会計61億1,100万円の増額、特別会計46億3,100万円の増額、合計107億4,200万円の増額を行うこととしており、補正後の予算規模は全会計で1兆2,828億8,400万円となります。

 まず、一般会計補正予算の主なものについて御説明いたします。

 国の補正予算に対応し、学校施設の大規模改修や外壁改修、エアコン整備に要する経費などを計上しております。

 次に、基金への積み立てとして、北九州スタジアム寄附金等については、スタジアムでのイベント開催事業などに活用するため、スポーツによるにぎわいづくり基金に積み立てます。

 そのほか、廃棄物発電特別会計については、平成28年度末をもって廃止することとしており、清算のため、その剰余金を一般会計に繰り入れ、将来の廃棄物処理施設整備等に備え、環境保全基金に積み立てます。

 また、平成27年度の決算剰余金の一部や基金運用利子収入相当額などの財政調整基金や、公債償還基金などへの積み立てに要する経費をあわせて計上しております。

 以上、御説明いたしました補正額の財源には、地方交付税や市債などを計上しております。

 次に、特別会計補正予算の主なものについて御説明いたします。

 国民健康保険特別会計については、平成27年度の療養給付費等負担金などの確定に伴い、超過交付の返還に要する経費を計上しております。

 競輪、競艇特別会計については、競艇事業発売金収入の増などが見込まれるため、発売金収入及び競艇開催経費の増額補正などを行うこととしております。

 次に、一般会計及び特別会計の繰越明許費については、道路、河川、街路事業などにおいて適正な工期を確保できないことや、関係機関との協議に日時を要したことなどの理由により、年度内に事業の執行ができないものについて翌年度に繰り越すものです。

 以上、平成28年度補正予算について御説明いたしました。

 次に、条例議案等の議案について御説明いたします。

 今回提出いたしました議案は、専決処分の報告1件、条例議案13件、その他の議案5件、合計19件であります。

 まず、北九州都市計画の名称変更に伴う関係条例の整理に関する条例の専決処分の報告については、北九州都市計画の名称変更に伴う関係条例の整理に関する条例を制定するに当たり、期日の都合上専決したので報告するものです。

 次に、北九州市未来人材支援基金条例については、本市の産業の未来を担う人材を確保し、及び当該人材の本市への定着を促進することを目的とした大学生等に係る奨学金の返還を支援する事業に要する費用に充てるため、基金を設置するものです。

 次に、北九州市職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部改正については、育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律の一部改正に伴い、介護を行う職員の時間外勤務等を制限する等のため、関係規定を改めるものです。

 次に、北九州市職員の育児休業等に関する条例の一部改正については、地方公務員の育児休業等に関する法律の一部改正に伴い、育児休業等の対象となる子の範囲を拡大する等のため、関係規定を改めるものです。

 次に、北九州市特別会計条例の一部改正については、廃棄物発電特別会計を廃止するため、関係規定を改めるものです。

 次に、北九州市手数料条例の一部改正については、建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律等の施行に伴い、同性能の適合性判定に係る審査等に係る手数料を新設する等のため、関係規定を改めるものです。

 次に、北九州市市税条例等の一部改正については、地方税法の一部改正に伴い、法人の市民税の法人税割の税率を引き下げる時期を延期する等のため、関係規定を改めるものです。

 次に、北九州市特定非営利活動促進法施行条例の一部改正については、特定非営利活動促進法の一部改正に伴い、関係規定を改めるものです。

 次に、北九州市環境科学研究所手数料条例及び北九州市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部改正については、環境科学研究所の名称変更等に伴い、関係規定を改めるものです。

 次に、北九州市国民健康保険条例の一部改正については、国民健康保険法施行令の一部改正に伴い、保険料の算定基準等となる所得の区分を変更するため、関係規定を改めるものです。

 次に、北九州市都市公園、霊園、駐車場等の設置及び管理に関する条例及び北九州市自動車駐車場条例の一部改正については、市営勝山公園地下駐車場の駐車料金の徴収根拠を変更するため、関係規定を改めるものです。

 次に、北九州市立の小学校、中学校及び特別支援学校の教職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部改正については、育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律の一部改正に伴い、介護を行う教職員の時間外勤務等を制限する等のため、関係規定を改めるものです。

 次に、北九州市立の小学校、中学校及び特別支援学校の教職員定数条例については、市町村立学校職員給与負担法の一部改正に伴い、市立の小学校、中学校及び特別支援学校の教職員の定数等を定めるものです。

 次に、北九州市教育施設の設置及び管理に関する条例の一部改正については、小倉南図書館を新設するため、関係規定を改めるものです。

 次に、北九州市立美術館改修工事請負契約の一部変更については、当該契約について、契約金額を変更するものです。

 次に、土地改良事業計画の変更については、平成25年2月市議会定例会において議決を経た小倉南区高野六丁目及び大字長行地内のほ場整備事業について、計画の一部を変更するものです。

 次に、基本財産の額の増加に係る福岡北九州高速道路公社の定款の変更に関する同意については、同公社の基本財産の額の増加に係る同公社の定款の変更について、同意するものです。

 次に、損害賠償の額の決定及び和解については、平成28年1月に日明東2号上屋において雨漏りが発生し、蔵置品に損害を与えた事故について、損害賠償の額を決定し、及び和解するものです。

 最後に、包括外部監査契約締結については、平成29年度の当該契約を締結するものです。

 以上、上程されました議案について提案理由の説明をいたしました。よろしく御審議いただきまして、御承認賜りますようお願いいたします。



○議長(井上秀作君) ただいま議題となっております議案55件のうち、議案第30号、31号、36号及び39号の4件については、地方公務員法第5条第2項の規定により人事委員会の意見を求めておりましたところ、お手元配付のとおり意見の申し出があっておりますので、報告いたします。

 ここでお諮りいたします。2月27日、28日及び3月1日は、議案研究のため休会にしたいと思います。これに御異議ありませんか。

                (「異議なし」の声あり。)

 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。

 本日の日程は以上で終了し、次回は3月3日午前10時から会議を開きます。

 本日はこれで散会いたします。

                  午前10時39分散会







                写

                            北九行調第493号
                           平成29年2月23日

北九州市議会議長
 井 上 秀 作 様

                         北九州市人事委員会
                          委員長 河 原 一 雅


  人事委員会の意見の申出について

 平成29年2月15日付け北九議議第85号をもって意見を求められた下記の議
案については、当委員会として異議はありません。

                記

 議案第30号 北九州市職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部改正
        について
 議案第31号 北九州市職員の育児休業等に関する条例の一部改正について
 議案第36号 北九州市環境科学研究所手数料条例及び北九州市職員の特殊勤務
        手当に関する条例の一部改正について
 議案第39号 北九州市立の小学校、中学校及び特別支援学校の教職員の勤務時
        間、休日、休暇等に関する条例の一部改正について