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平成20年 空港対策調査特別委員会 本文




2008.09.05 : 平成20年 空港対策調査特別委員会 本文


   平成二十年九月五日(金曜日)
   午 後 二 時 二 分 開 会
◯井上忠敏委員長 それでは定足数に達しておりますので、ただいまから空港対策調査特別委員会を開会いたします。本日の議題はお手元配付のとおりであります。御確認願います。なお、本日、報道機関からテレビカメラ等の撮影について申し出がありましたので、これを許可しております。御了承願います。
 撮影者に申し上げます。撮影に当たっては、記者席に配付しております撮影エリア図面及び撮影に当たっての注意事項をよくごらんいただき、それらを遵守していただくとともに、私の指示に従っていただきますよう、お願いいたします。なお、移動による撮影につきましては、冒頭から最初の執行部の説明部分まで許可をすることといたします。くれぐれも委員会運営に支障がないように撮影されますよう、よろしくお願いいたします。
 それではまず「福岡空港の総合的な調査について」を議題といたします。執行部の説明を求めます。秋山空港計画課長。
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◯秋山空港計画課長 それでは福岡空港の総合的な調査につきまして二点、御報告をさせていただきます。恐縮ですけれども、座って説明をさせていただきます。お手元の委員会資料の一ページをお開きいただきたいと思います。
 まず一点目はPI、パブリック・インボルブメント(ステップ4)の実施計画についてでございます。この実施計画書本編につきましては別添で添付させていただいております。後ほど御参照いただければと思います。このPI(ステップ4)の実施計画と申しますのは、PIを実施するに当たりまして、あらかじめこの基本的な考え方、あるいは情報提供や意見収集をどんなふうにやるのか、あるいはどんな手続でやるのかについて定めたものでございまして、事前に公表することによりましてPIの透明性、それから公平性を確保していこうと、こういった趣旨のもとに策定をしております。
 まず策定に当たっての基本方針でございます。下に十分な周知広報から適切な時間管理、六項目について基本方針を掲げてございます。PIの実施に当たりましては、この実施基本方針に基づいてしっかりと取り組んでまいります。それから対象とするステップ、今回は四段階の最後のステップになります。ステップ3でお示ししました検討すべき対応案、これにつきまして最終的に比較評価をしていくという段階でございます。
 二ページをお願いいたします。実施の時期及び期間でございます。まずPIをいつから始めるかということでございますけれども、現在、PIのレポートを作成中でございます。これが準備が整えば正式にPIを開始をするという段取りになっております。まだ確定はいたしておりませんけれども、今月末にはPIを開始、スタートさせたいという目標で取り組んでおるところでございます。それから実施期間でございます。下にPIのフロー図を書いてございますけれども、概ね四カ月程度を予定をしております。まず多くの方々に関心を持って、そして参加していただくためには、まず集中的にいろんな催しをやっていく。そして意見をいただいていくということが大事だろうと思っております。こういった手続を考えますと、大体四カ月程度かなというふうに考えてございます。
 それから四番目に情報提供及び意見収集の方法。どんなことをやっていくのかということでございます。まず周知広報といたしまして、まずステップの開始が決まりましたら、県の福岡県だより、これは各戸に配付をしておりますけれども、こういった県の機関紙、あるいは国、あるいは福岡市の広報紙、あるいはテレビ、新聞、ラジオ、こういったメディアを通じまして周知広報をやっていきたいと思っております。それから情報提供でございますけれども、基本はPIのレポートでございますけれども、これを十万部ほど用意をしたいと思っております。街頭配布ですとか、インフォメーションコーナーですとか、あるいは説明会等を開きまして情報の提供と意見収集を図ってまいります。
 三ページにまいりまして、このPIの期間中に寄せられた御意見についての取扱いでございます。PI期間中に寄せられました御意見につきましては取りまとめをいたしまして、これに対して実施主体でございます福岡空港調査連絡調整会議、実施主体としての考え方を添えまして、あわせて公表をいたしたいと思っております。
 それから最後になりますけれども、PIの終了。いつをもって終了をするかということでございますけれども、まず福岡空港調査連絡調整会議といたしまして、まず十分な情報の提供ができたのか。あるいは万遍なく御意見がいただけたのかといったところをまず判断をいたしまして、こういったところができているという判断をした段階で実施報告書という形で取りまとめをいたします。この実施報告書をPIの監視機関として設置をしております福岡空港調査PI有識者委員会、ここに提出をいたしまして、ここの評価を受ける。そして助言を踏まえまして、終了するのか、また継続が必要なのかというのを判断をしてまいりたいと思っております。このPI、今回、最終の段階でございますので、ステップ4が終了した段階で、これまでのステップ1から4まであわせまして実施状況を取りまとめをしたいと思っております。その結果を関係行政機関に報告をするという手続でございます。
 以上がPIの実施計画についての御報告でございますけれども、最終段階でございますので、より多くの方々に参加いただけるように、われわれとしても精いっぱい取り組んでまいりたいというふうに考えております。
 続きまして二点目でございますけれども、四ページでございます。ステップ4で提供します情報について、今の検討状況ということで御報告をさせていただきます。まず「比較評価の流れ」というふうに書いてございますけれども、下にフロー図で書いてございます。まずステップ3の段階では対応方策として現空港における滑走路の増設案、それから新空港案、これはゾーンでお示ししたところでございますけれども、これをさらにそれぞれの案を深く検討いたしまして、滑走路増設を一案、それから新空港を一案、それぞれ代表案として絞り込んでまいります。そして、この絞り込んだ案につきまして比較評価を行っていくという流れでございます。
 その次のページでございます。字が小さくて見づらいところがあって恐縮でございますけれども、「滑走路増設案の特徴整理と代表案の検討」ということで書いてございます。ステップ3で三つの配置案を示しております。このうち一番右側の西側配置、滑走路間隔二百十メートル。これは改良案というふうに書いてございますけれども、一番最後のページに参考ということで付けさせていただいておりますけれども、ステップ3で出した案をさらに検討しまして、改良したということでございます。ステップ3の段階では増設滑走路の南側の進入表面が都市高速道路に抵触するということで北側に二百メートルほどずらした案を提示しておりましたけれども、これを増設滑走路の南側を二メートル弱かさ上げすることによりまして、都市高速への抵触が避けられる。これによって滑走路の北端を合わせることができます。この結果として処理能力が高くなると、こういった案でございます。これをステップ3で出した案の改良案ということで提示をさせていただいております。
 この三つの案、ちょっと比較をしていきますと、まず重要なのが空港の処理能力ということでございます。括弧の中の一番上の段でございますけれども、三案ともほとんど変わらない、大きな差はないという結果になってございます。一方、例えば制限表面ですとか、拡張面積ですとか、社会基盤への影響、あるいは建設費を見ますと、西側二百十メートルの改良案というのが他の二案に比べて優れているという結果になっております。したがいまして増設案につきましては西側配置で滑走路二百十メートル、この改良案というものを代表案にするということで比較評価をやっていくということでございます。
 それから六ページからが新空港の代表案の検討でございます。ステップ3では三苫・新宮ゾーンと志賀島・奈多ゾーンということでゾーンでお示しをしておりました。このゾーンの中で基本的な条件、例えばウインドカバレッジと申しまして横風を受けないような空港の向き、あるいは市街地に騒音がかからない、あるいは玄海国定公園に抵触をしない。こういった基本的な条件をまずクリアするのが、この六つの案でございます。この中から例えば水深が建設コストに非常に大きく影響いたしますので、それぞれのゾーンで陸域に近い、平均水深が浅い案を、それぞれ選んでおります。それが七ページの配置のゾーンでございます。三苫・新宮ゾーンですとN六十一度Eと書いていますけれども、北側から垂直に南北に立てた状態から東に六十一度振ったという案が、これでございます。それから志賀島・奈多ゾーンは百二十五度、東側に振った案ということでございます。
 それと、これを見ていきますと、ちょっと図が二重になってございますけれども、一つ赤い色で囲んだのがクロースパラレルと申しまして、滑走路間隔が三百メートルでございます。それからグレーのセミオープンパラレルというのがターミナルビルを真ん中につくりまして、滑走路を両端千百メートル離す。これによって能力的には一・二倍程度増加するという案でございます。
 八ページに、この両ゾーンの特徴整理を行ってございます。基本的には両案とも大きな特徴の差がないんですけれども、若干違うのが例えばアクセスの利便性ですね。博多駅、あるいは福岡インターからの距離が若干、三苫・新宮ゾーンの方が近い。それと平均水深の関係で、一番下の欄でございますけれども、建設費につきましても三苫・新宮ゾーンの方が若干、優位であるということでございます。こういうことから、比較評価を行っていく上で一箇所に絞り込んだがいいということでございますので、三苫・新宮ゾーンをまず新空港の代表案として選定をしたというところでございます。この新空港一案、それから増設一案を比較評価をやっていきますけれども、十ページでございます。
 これまで第一ステップから福岡空港の現状と課題、あるいは地域の将来像というものを描きまして、これから福岡空港の役割というものを導き出しております。こういった役割を果していくために必要となる取り組みがございます。こういったことから評価の視点というものを五つ設定をいたしました。この評価の視点にもっと具体的に評価項目というのを今、十五項目、検討をしております。この十五項目にわたって新空港と、滑走路増設を比較をしているということでございます。
 非常に簡単で恐縮ですけれども、以上が御報告でございます。よろしくお願いいたします。
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◯井上忠敏委員長 説明は終わりました。これより質疑を行います。何か質疑はございませんか。高橋委員。
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◯高橋雅成委員 ちょっと細かいことを一点。新空港の利便性のキロ数と所要時間ですけど、これはどういう計り方をしているんですか。
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◯井上忠敏委員長 秋山空港計画課長。
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◯秋山空港計画課長 まず博多駅からの距離というのは、軌道系のアクセスを考えてございます。現在のJR九州さんのダイヤとか、そういうものを参考にしますと、大体こういった時間になるという計算でございます。
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◯高橋雅成委員 軌道系の駅からは、バスか何かで行くんですか。
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◯秋山空港計画課長 これは今、想定をしておりますのは既存の鉄道。途中から空港まで直接乗り入れるということを想定をしております。福岡インターからは、想定しておりますのは都市高速、いわゆる地域高規格道路を空港に乗り入れるということで、こういった距離数と時間を、今、想定をしております。
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◯高橋雅成委員 ということは、これは鉄軌道なり都市高速なりを空港まで延長するということを前提にしておりますか。
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◯秋山空港計画課長 そのとおりです。
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◯井上忠敏委員長 ほかにございませんか。泉委員。
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◯泉日出夫委員 PIの実施期間について少しお伺いいたします。今の二ページの、この実施期間の表で言えば、今まさに準備期間の段階だと思いますが、ステップ3までを上回るような多くの意見をいただきたい、寄せたいというようなお話でしたが、ステップ3までとステップ4での広報の工夫というか、方法が何か変わった点でもあれば聞かせてください。
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◯井上忠敏委員長 秋山空港計画課長。
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◯秋山空港計画課長 これまでのステップ3までのいろんな催しをやって、どういった催しで意見をいただいたかというのはある程度、分析をいたしまして、特に説明会ですとか出前説明会、それからオープンハウス、こういったところが非常に多くの方に参加いただけたというような結果になってございます。ですから今回も例えばオープンハウスの場所を拡充するということも一つ考えておりますし、それから出前説明会ですね。これは少人数で非常に皆さん、関心が高い方が御参加いただけますので、この出前説明会もできるだけ多くの説明会にわれわれは出向きたいというふうに考えております。
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◯泉日出夫委員 今、出ましたオープンハウスの拡充ということがありましたけれども、ステップ3までに行ったオープンハウスと同じ場所でされるわけですか。
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◯秋山空港計画課長 基本的にはより多くの方が集まっていただける場所、例えば大きなショッピングモールですとかですね、そういったところを選定をしておりますので、今までの実績をもとにして、また新たにそういったところを加えるということでございます。
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◯泉日出夫委員 具体的に何カ所か増やすという計画はあるんですか。
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◯秋山空港計画課長 オープンハウスにつきましてはステップ1からずっと五カ所、七カ所、八カ所というふうに増やしてまいりまして、今回のステップ4では、十カ所を予定をしております。
 それから、あわせましてちょっと説明させていただきますと、例えば出前説明会につきましても四回、十一回、二十五回というふうに増やしてまいりました。今回はこれは希望があれば出向くという形にしておりますので、二十五回を上回る数でやっていきたいというふうに思っております。
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◯泉日出夫委員 今、言われた出前説明会ですけれども、対象者の人数とか、ある程度、確保されてないと出前の方は受け付けないとかいう規定とか条件があるんでしょうか。
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◯秋山空港計画課長 基本的には少人数の方でも希望があれば行きたいというのがわれわれの基本的なスタンスだと思っておりますけれども、二人、三人ですと非常に効率が悪いですので、できるだけ多くの方に、というのはございますけれども、特に人数の制限は設けておりません。
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◯泉日出夫委員 わかりました。それでは開始後のおおむね四カ月という期間を示されておりますけれども、取りまとめ、PI実施報告書の公表の時期というのが今の段階でわかれば、いつぐらいになろうか、教えていただきたいと思います。
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◯秋山空港計画課長 これはまずPIをいつ始めるのかというのが、まだ確定しておりませんので、まだ、そこまでは想定をしておりませんけれども、われわれの希望としては年末年始にかけてこの辺がまとめられればなというふうには思っております。年明けなのか、年内にまとめられるのか、というのはございますけれども。
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◯泉日出夫委員 そうすると、おおむね四カ月の間で三カ月経過したぐらいというような見方でよろしいんでしょうか。
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◯秋山空港計画課長 そうですね。一つ、意見の公表というのがございます。これはある程度意見が集まったというところを判断しますので、そういった時期になるかとは思いますけれども。
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◯泉日出夫委員 そうすると、意見を寄せてもらう締切みたいなのを決めるというようなことになるんですか。
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◯秋山空港計画課長 意見の締切は特に設けませんけれども、例えば公表する意見というのは、例えばいつまでにいただいた意見については連絡調整会議としての考え方もあわせて公表します、というのは、明示をいたしたいと思っています。
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◯泉日出夫委員 はい、わかりました。
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◯井上忠敏委員長 ほかに。新宮委員。
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◯新宮松比古委員 大変さかのぼった話で恐縮ですがね。ステップ1のときに三つありましたね。いわゆる現空港の増設案、いま一つは新国際空港の建設、三つ目が現空港と近隣空港、例えば北九州空港との連携。三つあったと思うんですが、その最後の近隣空港との連携が消えてしまった。私の意見はもともと三案だったんですね。話を蒸し返して悪いんですが、この案の説明を聞きますと、新空港ではなくて、新空港の方は約一兆円近いお金がかかる。今度出た現空港の増設の改良案、二千億くらいで済む。なおかつ離発着の回数も今、限界に来ているんではないかと言われている段階から十八万回から二十万回、可能ですね。新空港でも二十一万回以上、二十二万回以内。そうすると私は改良案が一番いいんではないかと、現空港で。そしてゆっくりと二十四時間空港の可能性を秘めた北九州との将来の連携を考えれば、先駆けて結論を言うのはちょっとおこがましいんですが、私は現段階においてはいわゆる予算の問題、あるいは時間的な問題、あるいは海の自然のことを考えて環境問題、いろんなことを考えると、おのずと結論が出そうな感じがいたしますが、あなたの考え方は。
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◯井上忠敏委員長 秋山空港計画課長。
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◯秋山空港計画課長 まだ、ステップ4をこれから始めますので、なかなか。今、御指摘のあったような、例えばどういう視点を重要視するかというのは、まさに今回のステップでいろんな比較項目を設定しまして、今、御指摘いただいたような事業費、あるいは処理能力、このほかにも例えば、まちづくりの視点ですとか環境の視点、こういったものがございますけれども、こういったことを総合的に判断をしていくというのが、これからの作業であろうと思っております。一つはやっぱり今の福岡空港の状況、今の空港で十四万五千回が限度というふうな結果がこの調査の中で明らかになりましたけれども、実績としてもう十九年ですか、十四万二千回を超す状況になっています。この状況を早く何らかの対策でやる必要があるというのがわれわれの今、思っているところでございまして、それを打開するためにどういう方向でいくかというのは、まさにこれから意見を聞きながら取りまとめをしていくという段階でございます。
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◯新宮松比古委員 ステップ4に入っておる段階で私の発言は早すぎたかもしれませんが、今の改良案、いわゆる現空港の改良案が出るまでは気持ちに迷いがあったんですが、この改良案が出てみれば非常に、予算的にもいろんな方面から考えて、ベストじゃないけどベターではないかなと。それから時間がかかるでしょう。ほかの空港はつくっていったら十年とか十二、三年、いろんな年数がたちますね。北九州を利用すれば、そのことも可能ですよね。もし十四・五万回を超えた場合。ちょっと不便性があるけれども、関空に行くより、あるいは成田に行くより近いですよ。車で一時間で行ける。だから私は個人的にはそう思っています。ステップ4をどんなふうな形でやっていかれるのか、よくわかりませんが、その辺のところも十分にわれわれが納得するような結論を出してほしいなと。これは答えなくて結構です。
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◯井上忠敏委員長 冨田委員。
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◯冨田徳二委員 今、新宮先生がおっしゃったようなことをちょっと、答えは、それはいりませんけれども。機能分担みたいなことというのは、私はちょっと言ったら言い過ぎかもしれませんが、国策でもってやれる話ではないかなという気がしております。もう、答えは要りませんから。そのことをもってどうも、この機能分担のステップ1から3までの間の中では、いわゆるあそこができても、そんなに変わらなかったと、あるいは航空会社にしたってそこまでのニーズが詰められなかったと、だから機能分担はだめなんだ、ということではなくて、機能分担ということを結論に置いて、どうすればやれるかということの調査なりというものも要るのではなかったのかなという気がしています。これは答えは要りません。答えはいいですから。ただ、私の思いを述べただけですから。このステップ4というのは、もうちょっと早くやるということになっていたんですかね。
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◯井上忠敏委員長 秋山課長。
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◯秋山空港計画課長 ステップ3が昨年の九月から十二月ぐらいにかけてやりまして、当時としてはあまり間を置かずにステップ4に入りたいというふうな考えは確かに持っておりました。ただ、なぜ遅れたかということでございますけれども、さっき改良案というのがありましたけれども、これとの関連もございますけれども、滑走路の処理能力の算定、これが非常に複雑といいますか、非常に専門的な計算が必要だと。この過程でさっきの改良案というのも出てきたんですけれども、それが思った以上に時間を食ったということで、今から始めるような時期になったというのが事実でございます。
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◯冨田徳二委員 このステップ4というのは、要は。その前にいわゆる新設案、これは代替空港としての新設案ですかね。
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◯秋山空港計画課長 この調査の出発点でございます。今の福岡空港が将来的に需給が逼迫するというのが調査の出発点になっていますので、もし、新空港ということになれば、今の空港に代えて新しい空港をつくるということですので、御指摘のとおり代替空港ということになります。
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◯冨田徳二委員 ということは今、二種Aと、こういうことですよね。では次も二種Aということでの管理のもとでの、例えば新設ということになれば二種Aの管理のもとでの、ということになるんですかね。
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◯秋山空港計画課長 これは正直申しまして、まだ決まってないというのが正直なところでございます。というのは、今、法律の見直しも先ほどなされまして、空港の区別といいますか、そういったものも今、非常に変わってきてございます。それと中部国際空港、旧空港に代えて新空港をつくったわけですけれども、そのときも前の空港のスキームにとらわれず新しいスキーム、いわゆる株式会社方式でつくったという経緯もございますので、そういうことも含めますと、今のところ、どういうスキームでいくかというのは、まだ決まっておりませんし、まだ検討の段階に至っていないというところでございます。
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◯冨田徳二委員 だから仮につくるとしたらですよ、新しい空港なんだと。ぱぁっとやって、皆さんの意見がそうだったということで集約されて、結論として「では、つくることにしようではないか」みたいなときに、二種空港Aということでいくんですかね。僕はそこのところがよく理解できないんです。今、おっしゃっていることも。
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◯秋山空港計画課長 一つは、例えば資金調達というのが大きくかかわってくるのだろうと思います。今、ちょっと特別会計が統合して社会資本整備事業特別会計に一本化されていますけれども、元の空港整備特別会計の、例えば二種Aとか、そういうことになりますと、特別会計の中でやっていくということになりますけれども、その中でそういった建設資金が手当できるかどうかとか、そういったものにかかわってきますので、先ほど申しました答えと一緒ですけれども、新空港になった場合のスキームがどうなるかというのは、今の時点では、まだ、不透明というところでございます。
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◯冨田徳二委員 このPIというのは、要はいわゆる並行滑走路の案と、そして新設案と「この二つでどうですか」ということで御意見をお聞きをすると、こういうふうになっていくんですかね。
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◯秋山空港計画課長 そうですね。ステップ1、2、3と手順を踏んで、今、残っているのが新空港と増設案ということになっていますので、この二つを比較評価をしていくということになります。
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◯井上忠敏委員長 井上委員。
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◯井上貴博委員 これからステップ4に入るに当たっての判断していく判断材料がほしいということがありました。新空港、それから現空港の場合、それぞれ双方、問題があって、新空港の場合に残された、新空港をつくった、今の現空港の土地の利用の問題を国、県、市の方々で十分ですね、ただ「平地になったから、あとは好きなように」と、売っ払うよというのではなく、あれだけ都心部に近い土地なので、それを総合的にどういうふうに利用するのかと。もし、新空港になった場合は、十分そこの建設までの年数があるでしょうから、十分その辺は検討していただきたいと。
 それから新空港になったときの問題では米軍基地の問題が、板付空港返還要求というのがずっとやられていますが、なかなか、それというのは進みません。そういう中で米軍基地の問題というのはどうするのかという問題もしっかり検討していただきたい。これは皆さんが、ですね。
 それから新空港になった場合のアクセスの問題。ただ「つくりました。後は勝手に行ってください」というような状況では、利便性が損なわれた場合に実際、今の空港よりも利用回数が減ったというような状況になりかねないとも限らない。そういう面では、そこまでのアクセスをどうするのかということもステップ4で検討していただきたい。
 それから、もし移した場合、今の現高速道路、それから地下鉄というものがなぜ、そこまで通したのかということは必ず言われるようになるでしょうから、平地になった部分が公共性があったり、それとか社会性があるようなものがあって、そこにアクセスが、高速道路にしても地下鉄にしても必要になったというようなものというのも十分考慮していく必要があるだろう。あと地権者の問題もしかり。それから平成二十二年度以降、新幹線が通りますから、それ以降の利用状況の見込みがどのくらいあるのかということというのは、新空港に関してはそれだけ今度のステップ4に当たって結論が出ていくわけですから、新空港に当たっての問題提起をさせていただきたいと思います。
 それから現空港に関してはエリアが広がるわけですから騒音問題、それからこのエリアの拡充や拡大をどうするのかと、それに対するサポートをしていくのかどうかというような問題もありますし、それから安全性の確保、これは一番大きな問題なので、それをどういうふうに。ただ、航空会社にお任せをして、航空会社の問題ですということではなくて、国と県と市がどういう形でその安全性を確保していくのか。これはこの中で検討を出していただければなというふうに思っております。それを踏まえて判断材料にさせていただければなというふうに思います。以上です。
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◯井上忠敏委員長 要望でよろしいですか。
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◯井上貴博委員 要望でいいです。
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◯井上忠敏委員長 ほかにございませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者がある〕
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◯井上忠敏委員長 ほかにないようですので、以上で本件の質疑を終わります。
 次に「県内空港の利用状況等について」を議題といたします。執行部の説明を求めます。占部空港整備課長。
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◯占部空港整備課長 それでは県内の空港の利用状況について報告させていただきます。資料の十二ページをお願いいたします。まず福岡空港でございますが、空港の種別は今までは第二種空港と申しておりましたけれども、本年六月の空港整備法の改正によりまして、国管理空港というふうに改められております。管理主体や整備の費用などの実体的な内容については何ら変更はございません。それからエプロンが昨年度、一スポットを増設されまして、四十五スポットとなっております。
 続きまして路線数でございます。平成二十年八月一日現在の路線数でございます。国内線が二十一路線、一日最大二百九十二便。国際線はアジアを中心に八カ国・地域、最大三百二十二便となっております。次のページ、十三ページに路線図を付けておりますので、後ほど御参照ください。
 続きまして利用状況でございます。平成十九年の国の速報値では旅客数については平成十九年は前年より若干減っておりますけれども、国内線、国際線、合計して千七百九十二万人となっております。貨物量は国内線、国際線、合計して若干増加で、二十六万四千トンとなっております。発着回数は国内線、国際線、合計して約十四万三千回となっております。これは滑走路一本当たりでは日本で第一位になっております。
 続きまして十四ページをお願いいたします。北九州空港の利用状況でございます。まず旅客数でございます。平成十九年は百二十三万四百四十五人、前年よりも約一一%増でございます。貨物量につきましては国際、国内の合計が七千六百八十六トンで、前年比二三八%というふうになっております。ターミナルビル入館者数でございますが、前年度よりも若干増加して、二百五万一千七百人となっております。
 あと、北九州空港の名称変更についてでございます。「空港整備法及び航空法の一部を改正する法律の施行に伴う関係政令の整備に関する政令」によりまして、新北九州空港の名称が北九州空港に改められました。政令は平成二十年六月十八日付で公布、施行されております。
 次にスターフライヤー社の貨物事業開始についてでございます。スターフライヤー社は平成二十年八月一日より北九州─羽田間におきまして福山通運株式会社との協業のもとに貨物事業を開始いたしました。航空貨物便は土日、祝日の翌日の出発便を除いた一日十一往復の二十二便でございます。一便当たりの貨物最大搭載量は約三トンとなっております。
 次に十五ページをお願いいたします。韓国の済州航空チャーター便の就航についてでございます。韓国の新規航空会社である済州航空による北九州─仁川間のチャーター便が七月十八日から二十日にかけまして就航をいたしました。済州航空は今年度中はチャーター便の定期的な運航を行う予定でありまして、早ければ来年四月からの定期便の就航が期待されているところでございます。
 次に深夜航空貨物便を就航しておりますギャラクシーエアラインズ社の事業廃止についてでございます。ギャラクシーエアラインズは八月五日に国土交通省に事業廃止届を提出し、北九州─羽田線などの全四路線が十月中に廃止されることが決定いたしております。事業廃止に至った原因としては、設立計画時の想定コストに比べ、整備・運搬等に関するコストが増大したこと、航空機燃料の高騰によりギャラクシーエアラインズ社の収益が大幅に悪化したことなどが挙げられております。
 今後の県の対応といたしましては、北九州空港において航空貨物事業を行う航空会社などに対しまして、集荷促進のための支援事業を検討してまいりたいと考えております。あわせまして日本航空、全日本空輸などに対し北九州空港における航空貨物の取扱いの拡充についての要請を行ってまいります。以上で説明を終わらせていただきます。
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◯井上忠敏委員長 説明は終わりました。これより質疑を行います。何か質疑はありませんでしょうか。岡田委員。
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◯岡田博利委員 スターフライヤーの貨物営業開始が八月からでありますけれども、ギャラクシーエアラインズが廃止することによって、県が事業を何か考えているやつがあったと思うんですが、影響はないですか。
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◯井上忠敏委員長 占部空港整備課長。
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◯占部空港整備課長 県としてはコンテナ助成事業を今やっておりますけれども、一応、今月まではギャラクシーエアラインズが運航するようになっておりますので、その中で、その助成はやっていきたいと思います。その後のことについては、また新たな展開になりますので、検討してまいりたいと。
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◯岡田博利委員 では課長、わかりましたけど、今後の状況について特産品とか、私たちの地域だけではなくて、全県の果物とか、野菜とか、水産物とか、そういった荷物のことでギャラクシーを援助してもらうということで、たしか、政策を打ってきておるわけですから、今後どうなるか、ではなくて、どのようにしていくか。スターフライヤーの三トンだけではもちろん足りないとは思うんですけれども、県としてもどのような形を取るのかということをやらないと、皆さん、当てにしていると思うので、その点については「当てがはずれた」ということのないように。今年から始めておるわけだから、そういうことのないように指導してほしいと。要望でいいです。
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◯井上忠敏委員長 ほかにございませんか。井上委員。
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◯井上貴博委員 国際線の件ですけれども、ハワイ便がなくなりましたよね。ハワイ便についてあれだけ需要もあったと思うんですよ、ハワイ便に関しては。だからこの地図を見ても、このとおりですね。福岡近郊の空港に関してはアジアに向けて走らせればいいんだというような国の施策のような感じがするんですね。そういう中でハワイ便というのは非常に需要もあって、われわれも非常に便利だったというふうに思うんですよ。それで航空会社がこれは決めることかもしれませんけれども、他の航空会社ですよ。全日空さんがだめだったら、どことか。日航さんとか、ほかですよ。それとかアメリカの航空会社にアプローチをかけるとか、県の方で何か施策を打たれているのかということと、国内に関しては今回、新潟便のことに関しても福岡市からも協力があって、山笠なんか新宮先生もそうですけれども、山笠でですね、何とか新潟便がなくならないように運動をしようというようなことをやりましたけれども、その次ですね、切られそうな航空便とかいうのが前もってわかれば、それに対してみんなで施策を打っていけると思うんですよね。ですからそういう土壇場になってではなくて、前もってそういうことがないのかどうかということをお聞きしたいんですが。
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◯井上忠敏委員長 占部空港整備課長。
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◯占部空港整備課長 今のところ危ないよという路線についてはお聞きしておりません。それとハワイ便につきましては日本航空等について要請とか要望等を行っているところです。
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◯井上忠敏委員長 ほかにございませんか。冨田委員。
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◯冨田徳二委員 国のお話なんでしょうけれども、国管理空港というところについてはどういうふうにして、これは分けたんですか。なぜ分けたんですか。
 それともう一つ。総務省さんが各省庁さんに勧告をやっていて、国交省さんの方に何か北九州空港の需要の関係、見通しの関係でも何かあったんですか。もし事実であれば、県の空港部局としてのポイントでもあればと思うんですよ。その二つ。
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◯井上忠敏委員長 占部空港整備課長。
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◯占部空港整備課長 まず総務省からのお話ですけれども、需要予測と違っているんではないかと、そういうようなお話がございました。いわゆる北九州空港の需要予測ですね。需要予測と現在は違っているんではないかと、それはなぜなんだと、そういうような問い合わせが、指導があったというふうに聞いております。それで県としては昨年の予算委員会でもちょっとお話しましたけれども、路線数が就航されてないと。いろんな需要があって、そういう需要予測が立てられたと思いますけれども、現実的には路線がそれだけ張ってないということですね。また、これにつきましては事業評価ですかね、これをまた国の方が何年か後に行うということになっております。
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◯井上忠敏委員長 ほかにございませんか。泉委員。
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◯泉日出夫委員 済みません、ちょっと一点だけ。この福岡空港と北九州空港の報告書の様式というかですね、福岡の方には現況というのが載っていますけれども、北九州の方には載っていないんですが、これはあえて載っていないんですか。
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◯井上忠敏委員長 占部空港整備課長。
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◯占部空港整備課長 申しわけございません。
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◯泉日出夫委員 ぜひ教えていただければというふうに思います。
 それと北九州空港の三点目の韓国・済州航空のチャーター便の済州航空はこの人数で手応えを感じている、そういうふうな情報が入っているんでしょうか。
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◯占部空港整備課長 かなり満ぱいに近い状況であったというふうに聞いております。今のところこれを含めて大体十往復くらいのチャーターを予定しております。その中でいろいろ検討されていくと思います。
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◯泉日出夫委員 そういう手応えを感じていただいているというのでいいんですので、ぜひ定期路線の開設に向けて県として今後どういうふうなアプローチを考えられているのか、具体的なものがあれば。
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◯占部空港整備課長 日程とか、まだ全然そろっておりませんけれども、将来的には韓国の航空会社の方に出向いてエアポートセールスをしっかりしてまいりたいと考えております。
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◯泉日出夫委員 今回の北九州空港の新路線の開設というのは非常に苦戦をされたと思うんですね。そういう中で今回のこの済州航空は非常に手応えを感じているということであれば、積極的に県としても路線開設に向けてアプローチをしていただきたい。これは要望です、よろしくお願いいたします。
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◯井上忠敏委員長 ほかにございませんか。早麻委員。
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◯早麻清蔵委員 現空港の今いろいろ問題になって、井上さんからも提起があったと思いますが、借地料ですね。どのくらいの借地料を払っているんですか。それから大体、借地している人たちはどのくらいの人数がおるのですか。そこらあたりの資料を一回、出しませんか、現実を。それでいいかどうか。いろんな問題があるんだと思うんですが、詳しいやつを一回、出してもらえませんか。そして管理は大体どのくらいかかっているのか。そこらあたりをしっかり出していただきたい。
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◯井上忠敏委員長 秋山空港計画課長。
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◯秋山空港計画課長 今回の調査で初めて借地料の額とか、それは出していただきました。ただ、個人情報という部分もございますので、なかなか、どこまで国の方が出していただけるのかというのがございますけれども、その辺は国の方とちょっと調整をさせていただいて、提出できる限りで作成をしたいと思います。
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◯早麻清蔵委員 そうしてくださいよ。いろいろ問題点として提起されてくるだろうと思うね、これは。やっぱり井上先生が言うようにね。だからそこらあたり、明確になっとかないとさ。議論としてなかなか難しい面が出てくると思うね。では、どうぞよろしく。
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◯井上忠敏委員長 その点につきましては、また井上委員とすり合わせをしていただいて、次回、御報告をお願いしたいと思います。
 ただいま早麻委員から資料要求がありましたが、これを本委員会の資料要求とすることに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕
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◯井上忠敏委員長 御異議がないようですので、本委員会の資料として要求いたします。
 執行部に申し上げます。ただいま早麻委員から要求のありました資料について、次回の委員会までに提出できますか。
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◯秋山空港計画課長 提出させていただきます。
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◯井上忠敏委員長 それでは早麻委員の質疑は次回、資料が提出されてから行うことといたします。
 それでは次に進みます。ほかにございませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者がある〕
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◯井上忠敏委員長 ないようですので、以上で本件の質疑を終わります。
 次に議題にはありませんが、その他として何かございませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者がある〕
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◯井上忠敏委員長 特にないようですので、次に進みます。
 次に今後の委員会活動について、お諮りいたします。このことにつきましては正副委員長に御一任願いたいと思いますが、いかがでしょうか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕
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◯井上忠敏委員長 御異議ありませんので、そのようにさせていただきます。
 最後に会議録署名委員を指名いたします。新宮松比古委員、岡田博利委員。お二人を指名いたしますので、よろしくお願いいたします。
 以上で本日の議事はすべて終了いたしました。本日はこれをもちまして空港対策調査特別委員会を閉会いたします。どうもありがとうございました。
   午 後 三 時 零 分 閉 会