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平成18年 空港対策調査特別委員会 本文




2006.02.06 : 平成18年 空港対策調査特別委員会 本文


   平成十八年二月六日(月曜日)
   午 前 十 一 時 十 分 開 会
◯今林久委員長 おはようございます。定足数に達しておりますので、ただいまから空港対策調査特別委員会を開会いたします。本日の議題は、お手元配付のとおりです。御確認願います。
 なお、本日、報道機関からテレビカメラの撮影について申し出がありましたので、これを許可しております。御了承願います。
 撮影者に申し上げます。撮影に当たっては、委員会運営に支障がないように撮影されますように、お願いいたします。なお、移動による撮影につきましては、冒頭から最初の執行部の説明部分までということで許可することとしております。よろしくお願いいたします。
 議事に入ります前に、先の委員会で森下委員及び岡田委員から要求のありました資料をお手元に配付しております。御確認願います。
 初めに森下委員要求の資料につきまして、執行部の説明を求めます。秋山空港整備課長。
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◯秋山空港整備課長 それでは提出資料について御説明をさせていただきます。要求資料の一ページをお開きいただきたいと思います。新北九州空港と近接しますJR駅からのバスの比較ということで資料を提出いたしております。下に書いてありますようにJRの下曽根駅、朽網駅、苅田駅、それから行橋駅からの距離、時間、料金の比較でございます。距離と時間につきましては二段書きになってございますけれども、上段の方は最短での距離、それから最短での時間でございます。下段の括弧書き、これは現在の事業者の方で申請中でございますので、実際のルートに従った距離、それから時間となってございます。
 それと(2)、これはバス事業を行います場合の輸送原価でございます。北九州地区の民営事業者の平成十五年度の平均値ということでございます。それから参考までに下に現在、事業者の方で申請中のルートを記載してございます。これは申請中でございますので、若干、変更があるかもわかりませんけれども、おおむねこういったルートでバスの運行が計画をされております。説明は以上でございます。
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◯今林久委員長 説明は終わりました。森下委員、いかがでしょうか。
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◯森下博司委員 一点だけちょっと質問させてください。北九州市内と京築もひっくるめて、開港して来年の三月までバスの運賃を暫定で五百円で統一して北九州市の方が助成をして、一年間実施しようということで、ちょっと情報がインターネットにもそれが出ていましてね、それで十八年度、一千五百万の予算を計上と。福岡県としてはそこらあたり、どういうふうに考えているのか、ちょっとお聞かせ願います。
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◯秋山空港整備課長 今、森下委員からお話がございましたように、北九州市では運賃、このように申請運賃がございますけれども、市民の方々が利用しやすいようにということで、この運賃にかかる補助ということで考えられておるということを聞いております。県といたしましてどう考えるかということでございますけれども、県といたしましては、今までは新空港にどのようなバスのアクセス、こういった便利なアクセスができるかという観点からわれわれ、検討してまいったところでございまして、県として助成をするということは、今のところは考えてはいないところでございます。ただ、今後の課題として空港への利便性を確保するというところから、いろんなことは考えていかにゃいかんということで課題というふうにはとらえておりますけれども、現時点では「どうする」ということは考えてはいないところでございます。
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◯森下博司委員 三月からだけれども、手さぐりの状況で、集客とか需要とか、西鉄がメインのバスアクセスなんだけれども、西鉄から見れば、やはり採算面、私、厳しいと思うんですよ、たぶん。そのときに市の方がそういう助成を、支援をしようというのであれば、うちは、県は京築方面を抱えているわけですよ。行橋もお願いして今回、駅ができた。そういう発着するところから見れば、ある意味では県の方も十八年度の予算化は難しければ、十九年は、では、県の方で少し見ると。そういったことも少し考える余地はないんですかね。これはぜひ、お願いしたいと思うんですが。
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◯秋山空港整備課長 新空港をどのように利用していただくかというのは、やっぱり大きな課題だろうと思っています。それで、おっしゃるようにバス事業者、なかなか今、非常に採算的に厳しいだろうと思っていますので、この辺は利用の状況を見ながら私どもとしても各自治体とはいろんな部分で協議なり相談はさせていただきたいなとは思っていますけれども、今の時点で助成ということまで踏み込んでは、ちょっと答えられませんけれども、いろんな、利用しやすいような、アクセスという面では考えていきたいと思っております。
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◯森下博司委員 最後に要望で。福岡空港との兼ね合いもあるとは思うんですが、ぜひ新しい空港として、これは失敗できないし、多くの方に利用してもらいたいと。今、下関の方にもPRに行って、ちょっと江島市長とトラブっておるという話も聞いていますけれども、そこら、下関からも五百円で。ここは千円くらいになっているんですが、やっていこうということで今、交渉しているとも聞いていますので、「高見の見物」にならないように、やはり同じ痛みの中でぜひ、新北を成功させるためにも、そういう財政面の援助もぜひ考えていただくことを強く要望して終わりたいと思います。資料、ありがとうございました。
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◯今林久委員長 ほかにありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者がある〕
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◯今林久委員長 ほかにないようですので、以上で本件の質疑を終わります。
 次に岡田委員要求の資料につきまして、執行部の説明を求めます。秋山空港整備課長。
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◯秋山空港整備課長 資料の二ページでございます。平成十五年度、それから十六年度にかけまして「バス等アクセス検討委員会」というものを設置いたしまして、各ルートからの事業の採算性ということで検討をいたしました。その結果について提出をさせていただいております。下に表がございますけれども、まず空港需要を百二十万から二百八十万までの四ケース設定をいたしまして、こういったときに各方面から一日どれくらいの利用者があるかという試算をしております。括弧の中はこういった一日当たりの利用者に対して採算が可能な往復の便数ということで、括弧書きのところで示している部分でございます。説明は以上でございます。
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◯今林久委員長 説明は終わりました。岡田委員、いかがでしょうか。
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◯岡田博利委員 今、検討委員会の資料をいただきましたけど、この人数を出すときにどういう形で考えて人数の割り出しをしたのか。そこに住んでいる人の。「住んでいる人」というか、私、たしか、北九州のバス会社の社長の方とお話したときに言われたのは、苅田には日産とかトヨタさんも来ますけど、いろいろな企業があるけど、みんな、苅田から乗りますよ、という話だったんですよ。ところが日産さんの住んでいる職員というのは、相当部分は行橋なんですよね。「だから行橋からしか乗りませんよ」という説明をしたんですよ。この数字を出すときに、そういうことを考えて数字は出したのかどうか。
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◯秋山空港整備課長 この検討委員会で検討したのは各都市の、例えば中心のバスターミナルですとか、JRの駅から空港への需要ということで検討いたしましたので。例えば通勤とか、そういった買い物とか、いわゆる生活の利用者というのは、特にこの場合は考慮はいたしておりません。各駅、各方面から空港にどれだけのアクセスがあるかと。その率というのは現在の空港利用者に、例えばアンケート調査をいたしまして、どれくらいの率の方がバスを利用する、あるいはJRを利用する、あるいは自家用車を利用するという、そういったモデルをつくって計算したものでございます。
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◯岡田博利委員 その意味はわかりますけどね。例えば一番いい例が日産さんが今、工場から北九州空港にバスを出しているわけですね。これは確かに私が説明した中で、行橋から出ることが決まったおかげをもって日産さんもバスを出すのをやめるんですよね。やめて、やはりバスを利用するという一つの大きなポイントゲッターになったんですけど、やはり日産、東陶さんにしても、住んでいるのは皆さん、行橋なんですよね。そういうことから考えて僕はこの数字を出すべきだったと思うんです。この数字でいくら朽網と苅田が近いからといって、こんなむちゃくちゃな、膨大な、苅田と北九州のためのような数字を出すというのは、僕はそれは秋山さん、あなたが課長のときではないかもしれないけど、これはやはりこの数字を出すのは慎重に出すべきだったと、私は思うんです。その辺について。前の方の課長のときだから、答えられないということにはならないと思いますが。
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◯秋山空港整備課長 確かにおっしゃるような面もあろうかと思いますけれども、この検討委員会は先ほども説明しましたように、まず空港とのアクセスをどういうふうに取るのかという部分から検討いたしましたので、当時はそれでやむを得なかったのかなというふうに思っています。
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◯岡田博利委員 久保社長とお話したときに、そんなのは数字の中に入ってなかった、と。例えばこの前、行橋市の資料の中にあったように、特急が停まる駅が行橋であることは知っていたけれども、苅田も朽網も特急が停まるようになるんだろうかと思っていたらしいんですよ。だから中津の方から来る方が苅田まで乗ってきますよという話は載っていなかった、と。だからそういった認識というか、説明というのは県と北九州はまずかったのではないかと私は思っている。結果的には、結果オーライでいい方向に行きましたから、これ以上、僕は申しませんけれども、今後こういったことがあれば、福岡空港に行くにしても、やはり住んでいる、何らかのどういう人方が使うかと。その人たちがどこに住んでいるのかということも勘案しながら計画の検討というのをしてほしいと思います。それは要望です。
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◯今林久委員長 ほかにありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者がある〕
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◯今林久委員長 ほかにないようですので、以上で要求資料に基づく質疑を終わります。
 それでは最初に「新北九州空港の開港について」を議題といたします。執行部の説明を求めます。秋山空港整備課長。
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◯秋山空港整備課長 資料の一ページをお願いいたします。新北九州空港、三月十六日の開港まで、あと一カ月とちょっとということで、今、最終段階に来ております。先日も委員会の皆さま方の視察をいただきまして、本当にありがとうございました。施設的にはほとんどでき上がってございまして、あとは駐車場の整備と周回道路といいますか、場内の道路の舗装が若干残っているという段階でございます。施設的にはほぼでき上がっているという状況でございます。
 二ページをお願いいたします。アクセスといたしましては、まず道路の整備がございますけれども、東九州自動車道。これは二月の二十六日の開通でございます。連絡道路も三月の五日に供用を開始するということでございます。バスの運行計画は先ほど御説明しましたように、今、六路線の認可申請中でございます。それから就航路線でございます。国内の旅客便。これは東京、それから名古屋、それから沖縄、三路線が決定をしております。それから国内の貨物につきましては、夏以降の運航になると思いますけれども、貨物便が深夜に東京と一往復をいたします。それから国際線につきましては中国の上海線が今、定期便に向けて準備をしていただいております。それとロシアのウラジオストク線に、これは夏の期間でございますけれども、チャーター、もしくは定期便で運航するということでございます。
 それから開港に伴います式典につきましては三月十二日に開港記念式典、それから開港記念祝賀会を催すということで今、準備を進めているところでございます。簡単でございますけれども、説明でございます。
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◯今林久委員長 説明は終わりました。これより質疑を行います。何か質疑はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者がある〕
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◯今林久委員長 特にないようですので、以上で本件の質疑を終わります。
 次に「新北九州空港軌道系アクセス検討委員会の検討結果について」を議題といたします。執行部の説明を求めます。秋山空港整備課長。
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◯秋山空港整備課長 新北九州空港の軌道系アクセス、これは委員会を設けまして検討をしてまいりました。この結果がまとまりましたので、御報告をさせていただきます。
 まず経緯につきまして若干、御説明をさせていただきます。軌道系アクセスは非常に定時性、それから速達性という非常に優れた特性を持っておりまして、特に空港へのアクセスとしては非常に利便性が高いということで、地元、北九州市を中心として、この導入に対する期待が高いというところでございます。ただ、一方、初期投資が非常に大きいと。それとこういった投資を回収するのに非常に長期間かかるということで、事業の採算性につきましては非常に厳しいという課題がございます。
 そこでこの委員会は新北九州空港に軌道系アクセスを導入する場合、どんな条件が整えば事業が成立するのかといった成立の条件、あるいは課題について調査、検討を行ったところでございます。委員会の構成としましては、下に書いてございますように学識経験者、あるいは交通の事業者、それから金融機関、行政機関ということで、二十一名の方に委員に就任していただいております。平成十五年十月から検討を始めまして、先月の一月の二十三日に最終委員会で検討をまとめたというところでございます。検討に当たりまして大前提となりますのは、どういった鉄道を敷くのか、あるいはどういった事業費が必要になるのかという部分でございますけれども、これにつきましては下にルートを書いてございますけれども、北九州市が調査をされて提案をされたルートがございます。一つは草色。黄色がかったルートでございますけれども、JR小倉の方から在来線で空港を結ぶという案でございます。これは事業費概算が大体六百五十五億円。それから赤い線はJR小倉から新幹線方式。高規格で空港を結ぶという案でございまして、概算事業費は約九百八十四億。それから三つめが日豊本線を途中まで利用しまして、下曽根駅から新線を分岐させるという案でございます。事業費が六百二十一億円。この三つの案を前提として検討をしてまいりまして、結果が五ページでございますけれども、採算の検討に当たりましては大きな条件、左右する条件がございます。まず需要がどうなるのか、鉄道運賃がどうなるのか、あるいは事業手法がどうなるのかという部分でございます。航空需要を一応三百万、四百五十万、六百万と、三通り見まして、それから鉄道運賃を三通り、五百、八百、千百円というふうに条件を設定しております。
 それからルートの下に上下一体、それから上下分離と書いておりますけれども、これは事業手法、事業のスキームでございます。上下一体は鉄道事業者が下の線路などの設備をみずから整備し、運行・管理を一体として行う。料金収入でもってその施設整備の費用、あるいは運営費用をまかなっていくという方式でございます。これに対しまして上下分離。鉄道施設を整備する主体と、運行管理する主体を分離しようという考えでございます。
 またケース1、2と書いてございますけれども、ケース1は車両と運行に必要な一部の施設をみずから保有し、運営をするという方式。ケース2は車両だけを保有するという形態でございます。上下一体に比べて上下分離の方が運営主体としては負担が軽くなるというスキームでございます。中にちょっと色分けと記号で分類した部分がございます。まずオレンジ色で菱形の部分でございます。これは上下一体方式で通常の補助制度。ニュータウン等整備費補助というのがございます。これは施設整備の約三六%、三分の一強を無償の公的資金を導入した場合に事業の採算が確保されるという部分でございます。それから黄色で白抜きの三角の部分は上下を分離いたしまして、整備主体、いわゆる施設の整備に現在行われている制度、三分の二を公的資金を入れる制度がございますけれども、三分の二を公的資金を投入すれば、採算が可能という部分でございます。それから薄いグレーで黒の三角の部分が同じ上下分離で、整備主体に現行の特例三分の二を超える公的資金を投入しなければ成立しないという部分でございます。それからグレーの×の部分。これはランニングコストが捻出できない、あるいは四十年間で累積の損益が黒字に転換しないということで、採算性が確保されないという部分でございます。こういう結果を見ますと、おおむね四百五十万くらいの航空需要の成立が必要という結果となっております。
 まとめの部分でございますけれども、委員会としては、まず新北九州空港の航空需要を増加させると。こういった施策を積極的に講じる。そういった前提の上に、例えば事業スキーム等の課題を考えていく。これが継続課題として考えていくべきだと、こういった結論になってございます。
 以上が概略の説明でございますけれども、これにつきましては報告書に取りまとめをいたしまして、今年度中にまた御報告を関係機関に配付をさせていただきたいというふうに考えております。以上でございます。
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◯今林久委員長 説明は終わりました。これより質疑を行います。何か質疑はありませんか。岡田委員。
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◯岡田博利委員 説明は聞きましたけど、もう一つ、面白いというか、考えられなかったのかなあと思うのは、行橋、小波瀬駅からもともと貨物の在来線があったんですよね、苅田港まで。あの港まで行くコースがまだ残っていますから、あれを使う方法というのは考えられなかったんですか。あれを使って向こうまで持っていけば、コストとか安くなるんじゃないですか。しかも筑豊の方々もやはり飛行機に乗る。
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◯秋山空港整備課長 ちょっと冒頭、御説明させていただきましたけれども、このルートをどういう鉄道を引くのか、どういう事業費でやるのかというのは大きな要素ではございますけれども、この委員会はそこまで検討はしませんで、まず北九州市が調査したルート、これをもとにして検討したという経緯がございますので、委員がおっしゃったようなルートというのは、この委員会では検討してないところでございます。
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◯岡田博利委員 だけど、買収せんでいいわけですね。苅田の三菱マテリアルの方までは今でも軌道線がありますからね。あれを使ってみるということも考えられないかなと。今後のこととして頭の中に入れておいてほしい。
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◯秋山空港整備課長 ルートはいろんな考え方があると思います。今回は事業採算性という部分から検討いたしましたので、もし、需要が例えば四百五十万とか、それに近いという段階になって、本当に具体的に考えるときには、また、そういったルートについても、改めて精査すべきことだろうと思っています。
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◯今林久委員長 ほかにありませんか。縣委員。
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◯縣善彦委員 軌道系アクセスの検討委員会の結果が出たわけで、これでもう一応、終わりということですか。
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◯秋山空港整備課長 この委員会は一応これで終了をさせていただきまして、あと、次の段階でどうするかということでございますけれども、この委員会のまとめにございますように、まず、かなりの航空需要というものがないと、なかなか事業の成立が難しいという大きなハードルがございますので、そういったハードル、まず航空需要をどうやって伸ばすかということで、県としてはそこにしっかり取り組んでいきたいというふうに思っています。
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◯縣善彦委員 新北九州空港自体も採算性だけで建設に取りかかったわけではありませんで、相当、赤字を覚悟しながら成功することが都市の活性化に必要だということで、莫大な費用をかけてやって勝負をしているわけなんですよね。ですから、これも航空需要の見積もりが三百万人から四百五十万、六百万人と、かなり膨らませた想定で検討していただいて、なお、それでも採算が取れないという結果だったわけですけれど、今は二百万人、需要が確保できればいいという目標で当面、走り始めて、実際は百五十万人くらいかなというふうな腹づもりだというふうに聞いているんですけれど、この委員会が若干、まとめの部分で継続課題であるということで余韻を残したようなまとめにはなっていますが、当分、航空需要が増加して、採算があまりひどい状態にならないという見通しが立たないと、再検討には入らないというふうに受け止めた方がいいんですか。
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◯秋山空港整備課長 まず御指摘のように、私たちの一番の目的というのは、やっぱり空港をしっかり使っていただく。それによって地域を振興させていくというのが一番の大きな目的だろうと思っています。この軌道系アクセスにしましても、そういった目的を達するための手段の一つだろうと私は思っているんですけれども、まず、そのためにも軌道系アクセスが導入できるようになるためにも、空港需要をしっかり伸ばしていく。この取り組みをしっかりしていくということが、まず当面、われわれがやっていかなければいかんことだろうと思っています。今後につきましては、また関係機関とも御相談しながら、どうやっていくべきかというのは議論していきたいと思っています。
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◯縣善彦委員 厳しい結果だということは明らかにしなければいけないでしょうけれども、今おっしゃったように、ちょっと余韻を残してもらいたいということを。もう断念と、もうダメですよということをあまり強調しすぎないで、支援する立場で余韻を残してもらいたいということを要望します。
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◯今林久委員長 ほかにありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者がある〕
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◯今林久委員長 ほかにないようですので、以上で本件の質疑を終わります。
 次に「福岡空港の総合的な調査の取組状況について」を議題といたします。執行部の説明を求めます。田中空港計画課長。
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◯田中空港計画課長 それでは私の方から「福岡空港の総合的な調査の取組状況について」御説明をさせていただきます。資料の六ページをごらんください。
 まず(1)PIステップ1の実施概要ということでございますけれども、これにつきましては福岡空港の現状と課題、あるいは福岡空港の能力がどれくらいかというふうなことなどに関しまして、昨年の七月二十五日から調査結果を取りまとめましたPIレポート、こういうものの配付等を開始しまして、十月三十一日まで三カ月にわたって情報の提供、あるいは意見の収集を行ったところでございます。期間中、説明会や、あるいはオープンハウスといった催し、こういうものを行いまして、千四百二十六名の方から三千百件を超えるような御意見をいただいたところでございます。この一連のPIの活動に関しましては実施報告書ということで取りまとめまして、福岡空港調査PI有識者委員会という第三者機関でございますけれども、こちらの方で評価をいただきまして、PIステップ1については適切なものであったと評価をするというふうなことで、十二月一日に国、県、市で構成しております福岡空港調査連絡調整会議、こちらでPIステップ1を終了するということを決定したところでございます。
 続きまして(2)のPIステップ2ということでございます。次の段階のPIステップ2については、提供する情報としましては航空需要の将来予測、いわゆる福岡空港の将来の航空需要がどんなふうになるのかと。それから地域の将来像と福岡空港の役割。将来、福岡空港がどういう役割を果たしたらいいのか、福岡空港の役割は何かという、こういうことでございますけれども、これらにつきましては現在、調査を進めておりまして、その調査の成果をPIレポートとして取りまとめて情報提供並びに意見収集を行うということにしております。そのPIステップ2の実施に向けましては、実施方法などについて現在、関係機関と協議を行っているというところでございます。
 それから続きまして提供する情報ですね。先ほど福岡空港の将来需要予測、それから将来の福岡空港の役割、こういったものでございますけれども、それの検討状況ということでございまして、まず1の地域の将来像と福岡空港の役割、これについてでございます。これにつきましては県と市で設置しております福岡空港調査委員会。杉岡・前九大の総長に委員長をお願いしておりますけれども、そちらで御議論をいただいております。そして去る一月十九日に今年度の委員会、そこを開催されまして、その際にもいろいろ若干、御意見が出まして、現在、最終的な取りまとめが行われておりまして、本年度中に取りまとまる予定となっております。
 その概要につきまして別添でお手元にお配りしております調査委員会、右上に「参考」ということで出ております「地域の将来像と福岡空港の役割の調査状況」、こちらで概要を取りまとめておりますので、これに基づいて御説明をさせていただきます。
 それから、この調査につきましては、将来の福岡空港の役割ということを検討するものでございますけれども、進め方としましては地域の将来ビジョン、いわゆる県あるいは市、そういうものの将来ビジョン、あるいは将来の空港の動向。そういうものをもとに、まず地域の将来像を検討した後、その将来像の実現や、あるいは福岡空港が抱えている課題。こういうものの解決に向けて求められる福岡空港の役割。そういうものを整理をしております。そして、まず地域の将来像の検討に当たりましては、おおむね二〇三〇年としております。これは国、県、あるいは市、そういったところのビジョン等の目標年次を参考に設定をしております。それから対象圏域としましては将来の東アジア、あるいは日本の中での九州、福岡。こういったものの将来像というものを検討するということになっております。
 続きまして将来像を検討するに当たりましては、必要な論点といいますか、そういうものをそういったビジョンでありますとか、そういうものを参考に七つ、取り上げております。その論点としましてグローバル化、それから少子高齢化による人口減少、それから地方分権、価値観の多様化、IT化、社会資本の形成、環境重視というような、こういう七つの論点を設定しまして、この論点ごとにより空港、あるいは航空といいますか、そういうものとの関連を見まして、一ページの下の方にございますように、例えばグローバル化で言いますとアジア重視。それから社会・経済のボーダレス化、国際分業、観光戦略だとか、こういうような視点に基づいて各々の論点ごとに将来像といいますか、そういうものを検討しております。それが、開いていただきまして、二ページのところでございます。例えば先ほどのグローバル化に関しましては、地域の将来の姿としましては、やはり成長するアジアを中心とした国際社会と共生する地域。それから人口減少。こういうものに対応するためには国内外から多彩な人材を引きつける。そういった機会に満ちた地域。こういう将来像を描いているところでございます。
 それから、こういうふうに将来像を描きまして次の三ページでございますが、こういった論点ごとに導き出されました将来像、こういうものの実現に向けて福岡空港に求められるもの。そういうものを整理をし、その中から福岡空港が将来果たす役割。こういうものをまとめたところでございます。グローバル化に関して言いますと、やはり東アジアを中心とした産業集積地域と行き交う旅客・貨物、こういった需要。こういうものへの対応だとか、あるいは観光。そういう旅客需要への対応とか、以下、各論点ごとにそういった求められるものを整理しまして、下段の方に「福岡空港に必要な役割」ということで五つ、大きく整理をしております。海外・全国と福岡を結び相互交流の拡大を支える空港と。必要となる取り組みとしまして航空ネットワークですね。こういったものの拡充が必要となってくるだろうと。それからサービス向上を促進し航空需要を支える空港というような観点につきまして、やはり必要な空港容量、こういうものを確保していくことが必要だろうというふうなまとめになっております。
 以下、次の四ページ以降が、この福岡空港に必要な五つの役割。そういうものを概要といいますか、整理をしたものでございます。四ページは先ほども触れましたけれども、航空ネットワークの拡充。それは国内、国際、そういった面にわたっての航空ネットワークを拡充していくことが必要だろうというような観点で整理をしております。以下、五ページ、六ページですね。こういうふうな福岡空港の将来の役割というふうな形で整理をさせていただいておるところでございます。これにつきましては現在、先ほど触れましたように、今年度中に最終的に調査報告という形で取りまとめるということにしております。
 それから本編の委員会資料の方に戻っていただきまして、委員会資料六ページの中ほどでございます。提供情報の検討状況の二点目で、福岡空港の将来需要の予測がございます。これにつきましては現在、国において今年度の取りまとめに向けまして調査を進めております。
 それから大きな二点目でございます。先ほど触れましたPIの2ステップに係る調査。これ以外のものにつきましては、平成十八年度中の取りまとめに向けまして検討を進めているところでございます。まず近隣空港との連携。これに関してでございますけれども、この連携方策の検討に関しましては、福岡空港の需給逼迫の緩和に効果があるのかとか、あるいは航空政策に照らして実現可能か、などのいわゆる連携に向けた基本的な考え方、こういうものにつきまして本年度から検討を進めておりまして、これを踏まえまして来年度は具体的な連携方策のあり方、これを取りまとめるということにしております。
 続きまして滑走路増設の検討でございます。滑走路増設の検討に当たりまして、まず将来の需要見通しなどから、滑走路をはじめとします空港施設の規模などの計画要件、そういうものを検討し、その上でどのような、例えば新しい滑走路の配置が考えられるのかといった、いわゆる増設案、こういうものの検討とか、あるいは仮に滑走路増設をするとした場合には、いろんな影響ですね。例えば周辺への航空機騒音の影響。そういったことも考えられますので、そういうものもあわせて調査を進めていくということにしております。
 それから新空港の関係でございます。これにつきましてもやはり将来の需要見通しですね。こういうものから空港施設の規模でありますとか配置、そういった空港の計画要件。こういうものを検討しまして、あわせて風の具合だとかの気象。それから空域。それから環境ですね。そういった基礎的な条件を整理しながら新空港の調査を進めていくということにしております。その際にはあわせまして現空港の用地ですね。こういうものの将来の開発のあり方。こういったものについても検討を進めていくというふうにしております。
 簡単ではございますけれども、私の方からは以上で説明を終わらせていただきます。
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◯今林久委員長 説明は終わりました。これより質疑を行います。何か質疑はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者がある〕
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◯今林久委員長 特にないようですので、以上で本件の質疑を終わります。
 次に議題にはありませんが、「その他」として何かございませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者がある〕
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◯今林久委員長 特にないようでございますので、次に進みます。
 今後の委員会活動について、お諮りをいたします。このことにつきましては正副委員長に御一任をお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕
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◯今林久委員長 異議ございませんので、そのようにさせていただきます。
 なお、慣例によって二月定例会において本委員会の委員長報告を行う予定となっておりますが、この委員長報告につきましては正副委員長に御一任願いたいと思いますが、御異議ございませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕
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◯今林久委員長 では、そのようにさせていただきます。
 最後に会議録署名委員を指名いたします。土井彌一郎委員、森下博司委員。お二人を指名いたします。よろしくお願いいたします。
 以上で本日の議事はすべて終了いたしました。本日はこれをもちまして空港対策調査特別委員会を閉会いたします。どうもありがとうございました。
   午 前 十 一 時 五 十 三 分 閉 会