議事ロックス -地方議会議事録検索-


福岡県 福岡県

平成23年 議会運営委員会 本文




2011.02.22 : 平成23年 議会運営委員会 本文


   平成二十三年二月二十二日(火曜日)
   午 後 四 時 二 十 分 開 会
◯原口剣生委員長 それでは、定足数に達しましたので、ただいまから議案審査のための議会運営委員会を開会いたします。
 なお、本日、報道機関からテレビカメラの撮影についての申し出がありましたので、これを許可しておりますので、御了承願いたいと思います。
 撮影者に申し上げます。撮影に当たっては、私の指示に従っていただくとともに、くれぐれも委員会運営に支障がないようにお願いいたしたいと思います。
 本委員会において審査を要します案件は、お手元に配付いたしております付託議案一覧表のとおり、議案二件であります。
 この審査をお手元配付の審査日程(案)のとおり取り進めていきたいと思いますが、御異議ございませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕
---
◯原口剣生委員長 御異議ございませんので、そのようにさせていただきます。
 それでは、これより議案の審査を行うこととし、議員提出第四号議案「福岡県議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例の制定について」及び議員提出第五号議案「福岡県政務調査費の交付に関する条例の一部を改正する条例の制定について」を一括して議題といたします。
 提出者の説明を求めます。高橋議員。
---
◯高橋雅成議員 公明党の高橋です。どうぞよろしくお願い申し上げます。
 先ほど本会議場で読み上げさせていただいた説明と同じになることをお許しください。
 それでは、議員提出第四号議案及び議員提出第五号議案につきまして、提案理由の説明をいたします。
 一部の自治体で、知事や市長など首長と議会が激しく対立し、紛糾するという事態が起きたことなどもあり、地方議会や地方議員のあり方に対するさまざまな問題提起がなされております。例えば、議会が総与党化し、行政を監視する機能を十分に果たしていない、議員の仕事ぶりが見えにくい、議員定数や報酬を削減すべきではないかなどといった指摘です。こうした指摘は福岡県議会においても例外ではありません。これに加え、景気の低迷と雇用の悪化が深刻化し、県財政の健全化が求められている昨今、県民からは、議会改革の中でも、議員が受け取る報酬や政務調査費の額に関心が集まっています。
 こうした中、本県議会において、自民、民主・県政、公明、緑友の主要四会派で議会改革プロジェクトチームを発足させ、本格的に議会改革に乗り出したことは、大きな関心と期待を集めています。しかしながら、同プロジェクトチームが示した検討事項には、議員報酬及び政務調査費のあり方と額が中長期的に取り組む課題となっており、県民の求める議会改革の方向性とのずれを感じるものです。議会改革は待ったなしの状況であり、私たち議員が素早く対応することが議員の改革への意欲を示すことにつながると考えます。県民の目線に立った改革でなければ議会改革の意義は十分に果たすことができません。
 現在、日本の地方自治体では、首長も議員も住民が直接選挙で選ぶ二元代表制という制度をとっていますが、この二元代表制の機能を十分に発揮させることが住民自治の強化につながります。選挙で一人だけが選ばれる自治体の長が大きな行政権限を持っているのに対し、複数人が選ばれる議会の議員には、言うまでもなく、行政を監視し、住民の多様な声を行政に届けて反映させる大切な役割があります。このため、議会が十分に機能を発揮して初めて住民自治が実現するわけです。しかしながら、議会が県民から信頼されなければ、行政のチェック機能を十分に発揮することはかないません。こうした観点から、議員報酬や政務調査費に関し、県民から疑問を持たれるようなことは厳に慎むべきであると考えます。
 本県議会の議員報酬については、全国の都道府県議会に比較して高い水準にあり、平均に近づけるために、月額十万円の減額が望ましいと考えます。これが議員提出第四号議案の提出理由です。
 また、政務調査費については、会派の調査活動の経費であることを明確にし、透明性を確保するための改革に取り組んできましたが、県民の疑念が十分に晴れたとは言いがたく、昨今の経済状況をも勘案して、議員一人当たり月額十万円の減額が必要であると判断しました。これが議員提出第五号議案の提出理由です。
 いずれも、県民から信頼される議会を築くため、早急に実現することが必要です。以上の趣旨を御理解いただき、慎重判断していただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
 以上でございます。
---
◯原口剣生委員長 説明は終わりました。
 これより質疑を行います。
 何か質疑はございませんか。原竹委員。
---
◯原竹岩海委員 民主・県政クラブでございます。原竹といいます。今回提出をされております議員提出第四号議案と同五号議案に関しまして、意見を少し述べさせていただきたいと思っております。
 本議案は、先般、議会に設置をされました議会改革プロジェクトチームに付託をされております議会改革事項の四項目めの議員報酬のあり方及び額等、五項目めの政務調査費のあり方及び額等、既にこれらは明記をされております。そしてまた、本議案提出をされております会派も議会改革PTに参加をされ、四会派で代表十名によりまして、本件を含めて真摯に協議をしていくことで一致をしたばかりであります。議題の一部をこの時期に唐突に一つの会派だけで提出をされたことに対しまして、私の中も頭の整理がちょっとしかねております。
 よって、本四号議案と五号議案に関しましては、もう少し十分に時間をいただいて、深い議論をしっかりやるべきではなかろうかなと思っております。これは私の意見でございます。
 そして、例えばということですけれども、十万減が望ましいという根拠と、五万がいいのか、十五万減がいいのかという議論をあなたの会派とも私どもの会派は一回も議論をいたしておりませんし、調査もやっておりません。そしてまた、政務調査費等に関しましては、先生方の会派はもう今まで返還をされております。よって、減額というよりも、今までどおりの行動で会派等の処理はされていいのではないかということを意見を付しておきたいと思っています。以上です。
---
◯原口剣生委員長 ほかにございますか。渡辺委員。
---
◯渡辺英幸委員 自由民主党、渡辺英幸でございます。
 先ほど、高橋議員のほうから四号議案、五号議案の議員報酬及び費用弁償、また政務調査費の減額という提案がございました。しかしながら、政治の今日を考えるときに、非常に調査あるいは我々のいろいろな活動等は多種多様になってきて、住民の方々からよく「忙しい人だな。夜遅くまで、朝は早くから」と言われるような御意見も実際聞きます。そうした中で、やはり私どもが本当に住民の負託にこたえていけるというならば、議員報酬及び政務調査費は、私どもは今の額でいいと考えております。
 そして、先ほどから同じようなお話になりますけれども、やっと議会改革プロジェクトチームができたばかりでございます。まだまだこれから先、新しい議員さん方になられましても、メンバーはかわっても、それからまた今までの改革をやった中でのいろいろな論議をしていきながら進めていくべきではないかと思います。私どもも政務調査、また日当等についての減額をしてまいりました。これからゆっくり皆様と論議が合うよう、四会派で調整を進めながら今後やっていくべきではないかと思います。
 以上が私の考えでございます。
---
◯原口剣生委員長 ほかにございますか。山田委員。
---
◯山田勝智委員 私も、今、お二人の御意見が出ておりましたが、議会改革を今、プロジェクトチームをつくって鋭意努力をしているところでございますし、先ほど原竹委員からも話がありましたように、例えば、海外視察費も今回減額をしていますね。それから、先ほどの議会でも、費用弁償の問題も、そういう金銭的な取り組みというのは進んでいると思いますし、歳費あるいは政務調査費を減額することが改革なのかという面もあります。それ以外にいろいろやっぱり議会改革というものが多くの問題があろうかと思いますし、そういう点で私もこの問題については、そして目前に選挙を控えておるし、新しい議員が四月には誕生されるわけですから、そこでやはり議論すべきじゃなかろうかというように考えます。以上です。
---
◯原口剣生委員長 ほかにございますか。
 ここで原竹委員にお尋ねいたしますが、先ほどの中で、質疑的な御発言がありましたが、それについてようございますか。原竹委員。
---
◯原竹岩海委員 十万減の積算根拠をわかりやすくお願い申し上げます。
---
◯原口剣生委員長 高橋議員。
---
◯高橋雅成議員 議員報酬の都道府県議会の全国平均値、これを私どもで調べさせていただきました。七十九万五千九十六円でございます。これに近づけるために、十万円を減額するのがいいのではないかと。全国平均よりかなり高い水準に福岡県議会があるということが十万円減の根拠であります。
 政務調査費につきましては、先ほどの提案理由の説明の中でも申し上げましたけれども、昨今の経済状況もあわせて、十万円減額という提案をいたしております。私ども会派としては、平成十九年度以降、節約に努めておりまして、十万円減で十分にやっていけるということで、提案をさせていただきました。以上です。
---
◯原竹岩海委員 私どもの事例を申し上げますけれども、政務調査費等について、私は、具体的に組織にも何にも入ってございませんので、すべて個人の知り合いとか、そういうことで全部手づくりでやっております。こういったことで、お互いの礎といいますか、ベースが違うわけでございまして、この辺で、全議員が深い御理解をいただかないと、お互いの政治活動に支障が出るといったことも十分考えられるわけでございまして、これはもう少し十分議論ができる時間を与えていただきたい、この気持ちでいっぱいでございます。意見です。
---
◯原口剣生委員長 ほかにございますか。中尾委員。
---
◯中尾正幸委員 県民の目が厳しくなったことも事実だというふうに私は思っているんです。ただ、審査日程(案)の中で、議案の採決というふうに書いていますけれども、きょうこれは採決しなければならないものなのでしょうか。それを委員長にお伺いしたいと思います。
---
◯原口剣生委員長 議長のほうから、そういうふうなことで言われておりますから、何らかの形の決をとらなくてはなりません。
---
◯中尾正幸委員 慎重に議論をしてというふうに、継続というふうにはならないわけですか。
---
◯原口剣生委員長 それを含めての審査です。
---
◯中尾正幸委員 わかりました。
---
◯原口剣生委員長 川崎委員。
---
◯川崎俊丸委員 積算の根拠あるいは考え方というのは、そういう理屈なんだなというのはよくわかりましたが、一つは、提案理由の御説明の中でもありましたように、議会が二元代表制の一方の役割をしっかり果たしていくという観点から考えたときに、その結果が議員報酬の引き下げという結論に結びつくというところがいま一、私、わかりませんでした。というのは、これは皆さんも御活動されていて、私も議員になって、特に私ども民主・県政クラブの会派というのは若い議員の先生方がいらっしゃいます。この方々の活動の実態、議員としての活動の状況、実態、そういうものを見たときに、十万円を議員報酬を削減する形で、どうやってやっていかれるのかなという、そっちのほうの危惧を持っております。確かに平均値という考え方もあるかもしれませんけれども、福岡県議会における議員の活動の実態といいますか、そういうものをやっぱりもう少し幅広く検討していただいた結果、どうあるべきかという議論に持っていっていただきたいなというのが一点でございます。
 それから、政務調査費を十万円減額するというのは、これも乱暴なやり方だ、御提案だというふうに思います。御意見が出ていますように、確かにあれだけ政務調査費、公開し、改革する中で、いろんな県民の皆さんからの御意見や批判、これはいただいておりますから、問題は、議員が本当に本来あるべき政務調査をしっかりやっているのかどうかという問題にかかわってくる。その中で、多過ぎることであれば返還すればいいわけですから、そういう事柄の性格ではないかというふうに思うんです。これをまた画一的な形で議論されて取り扱われるというのもいかがなものかというふうに思いますので、ここは少し御提案のあっている内容も含めて、やっぱり多方面から検討を加えて判断をしていくべき事柄ではないかというふうに意見を申し上げておきたいと思います。
---
◯原口剣生委員長 ほかにございますか。
    〔「なし」と呼ぶ者がある〕
---
◯原口剣生委員長 ほかにないようでございますので、今、原竹委員、渡辺委員、山田委員、川崎委員、中尾委員のほうからいろいろな御意見をいただきました。その中で、継続審査にしていただきたいという趣旨の発言もありましたので、そのように取り扱うことで、いかがでしょうか。
 二宮委員。
---
◯二宮眞盛委員 今、継続というお話でございますけれども、一つ確認を含めてお話をさせていただきたいと思いますが、今議会は、任期満了という議会であります。その際に、継続というのは、すなわち、これは一たんは廃案という取り扱いになるのではないかと思いますけれども、どうなんでしょうか。
---
◯原口剣生委員長 今、二宮委員が言われるとおりであります。
---
◯二宮眞盛委員 ということでございますので、私ども提案者といたしましては、やはりここで継続という考え方ではなく、私どもは採決ということをお願いできればというふうに考えます。
---
◯原口剣生委員長 ただいま二宮委員のほうからいろいろ御発言がありましたが、この中においては継続審査というようなことでの意見が多うございましたので、ここで起立による採決をいたしたいと思います。
 議員提出第四号議案及び第五号議案について、継続審査とすることに賛成の委員は御起立をお願いいたします。
    〔賛成者起立〕
---
◯原口剣生委員長 起立多数であります。
 よって、議員提出第四号議案外一件は継続審査とすることに決定をいたしました。
 なお、本件につきましては、議長に対し、所定の手続を行うものといたします。
 以上で本日の議案審査を終了いたします。
 最後に、会議録署名委員を指名いたします。阿部弘樹委員、泉日出夫委員、以上二名の委員の指名をいたしますので、よろしくお願いします。
 それでは、これをもちまして、議案審査のための議会運営委員会を閉会いたします。御協力ありがとうございました。
   午 後 四 時 三 十 九 分 閉 会