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平成18年 土木委員会 本文




2006.09.11 : 平成18年 土木委員会 本文


   平成十八年九月十一日(月曜日)
   午 前 十 一 時 六 分 開 会
◯松本國寛委員長 それでは定足数に達しておりますので、ただいまから土木委員会を開会いたします。
 本日の議題はお手元に配付のとおりであります。御確認願います。
 なお、本日は報道機関からテレビカメラ撮影について申し出がありましたので、陳情から議題二の「歩道を有する橋梁における防護柵設置状況について」まで、これを許可しております。御了承願います。
 撮影者に申し上げます。撮影に当たっては記者席に配付しております撮影エリア図面及び注意事項をよくごらんいただき、それらを遵守していただくとともに、私の指示に従っていただきますようお願いを申し上げます。
 それでは本日の議事をとり行います。
 まず最初に陳情に入ります。陳情番号一三七号「地域高規格道路「有明海沿岸道路」の整備促進について」をお手元に配付しております。御確認願います。
 本件につきましては、特に執行部に意見は求めませんが、この際何かご意見はございませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者がある〕
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◯松本國寛委員長 特にないようですので、本陳情に関する質疑を終わります。
 それでは次に、報告事項に入ります。まず最初に「梅雨前線豪雨等による被害状況について」執行部の説明を求めます。吉田土木管理課長。
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◯吉田土木管理課長 梅雨前線豪雨等による県管理公共土木施設の被害状況について御報告申し上げます。土木委員会資料一ページをお開き願います。
 梅雨前線豪雨等による被害状況につきましては、七月十一日の土木委員会におきまして、六月二十二日から六月二十六日にかけて、また七月四日から五日にかけての豪雨被害につきまして御報告いたしておりますので、その報告以後の状況につきまして報告いたします。
 まず、降雨の状況でございますが、七月十九日から二十四日にかけての状況につきましては、委員会資料二ページの等雨量線図をごらんいただければと思います。この図では県下のほとんどの地域で降雨量が二百ミリを超え、特に朝倉、田川、大牟田土木事務所において三百ミリを超える降雨量を記録しました。また、八月十八日から翌十九日にかけまして、資料の三ページでございますが、台風十号の影響によりまして前原、田川、那珂土木事務所におきまして百五十ミリ前後の降雨量を記録しております。これらの雨によります県管理公共土木施設の被害でございますが、九月八日現在の状況を御報告いたします。
 道路におきましては、二十二カ所の被害が発生しております。そのうち国道におきましては、行橋土木事務所管内の一般国道四九六号外一路線におきまして三カ所の被害が発生いたしましたが、既に規制解除いたしております。県道におきましては、行橋土木事務所管内の直方行橋線外十八路線におきまして、計十九カ所の被害が発生しており、そのうち現時点で片側通行止めの規制を行なっているのが七カ所、既に規制解除した箇所は十二カ所でございます。
 道路規制箇所につきましては、資料の四ページに添付いたしております。四ページの資料でございますが、上段の箇所図、下段の表共に全面通行止めの箇所を赤、片側通行止めの箇所を黄色で示しております。数字の一番から七番までが今回の被害による交通規制を実施している箇所、数字の八番から十七番までが七月の委員会におきまして被害報告いたしまして現在でも交通規制を実施している箇所であります。なお、前回の報告の後、規制解除した箇所は三カ所あります。下の表は土木事務所ごと、路線ごと、規制理由等を今回報告分と前回報告分に分けて記載しております。
 次に、河川におきましては五カ所で被害が発生しております。そのうち一級河川では八女土木事務所の御側川外一カ所におきまして護岸洗掘と崩壊の被害が発生しております。二級河川では、行橋土木の祓川、今川、喜多良川におきまして、護岸崩壊の被害が発生しております。箇所図につきましては資料五ページに添付いたしております。
 今回の報告では、道路、河川合わせて二十七カ所の被害でございますが、前回の報告では道路、河川、砂防で七十二カ所の被害が発生しています。この九十九カ所の中には既に復旧いたしている箇所もありますが、引き続き被害箇所の早期復旧に取り組んでまいります。以上で説明を終わります。よろしくお願いします。
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◯松本國寛委員長 説明は終わりました。これより質疑を行います。何か質疑等はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者がある〕
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◯松本國寛委員長 特にないようですので、本件の質疑を終わります。
 次に「歩道を有する橋梁における防護柵設置状況について」執行部の説明を求めます。中山道路維持課長。
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◯中山道路維持課長 それでは歩道を有する橋梁における防護柵設置状況について御説明させていただきます。土木委員会資料の六ページをお開きください。
 去る八月二十五日福岡市海の中道大橋において発生した幼児三人が亡くなるという痛ましい車両転落事故を踏まえ、福岡県が管理する道路橋約四千五百橋のうち、歩道を有する橋梁における防護柵設置状況を調査いたしました。
 この結果、福岡県が管理する橋梁のうち、歩道を有する橋梁は一千七百六十九橋あり、そのうち歩行者自転車用柵のみの橋梁は約六五%の一千百六十二橋ありました。詳細の内訳については下表のとおりでございます。表中の1)、2)、3)でございますが、次ページ、七ページの1)「歩行者自転車用柵のみの橋梁」、2)「歩車道境界に車両用防護柵の橋梁」、3)「歩道端に車両用防護柵の橋梁」と対応するものでございます。
 なお、参考といたしまして、福岡県内における他の道路管理者における調査結果については、国土交通省が管理する橋梁のうち歩道を有する橋梁は三百四十五橋で、そのうち歩行者自転車用柵のみの橋梁は約三六%の百二十五橋と公表されております。また、福岡市については、歩道を有する橋梁は三百五十四橋で、そのうち歩行者自転車用柵のみの橋梁は約六〇%の二百十二橋と公表されております。説明は以上でございます。
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◯松本國寛委員長 それでは質問に先立ちまして、私から確認をさせていただきます。
 今回の事故は何の罪もない、いたいけな子供たちが事故に巻き込まれて命を落とすという悲惨な事故でありまして、全国にも報道がなされるなど私は重大な問題という意識を持っております。
 今回の事故は、飲酒運転と道路管理という二つの問題があるというふうに考えています。特にこの福岡市の事故におきましては、公務員の起こした事故という意味でも厳しく取り上げられておりましたけれども、特に委員各位、また皆様方におかれましてもこういったことのないよう改めて十分留意をしていただきたいというふうに思っております。
 そこで執行部に対して私の方からお尋ねしたいと思いますが、橋梁防護柵の設置のあり方に関しまして、そしてもう一つは、歩行者、それから自転車用柵のみの橋梁について、今後どのように対応していくかということを、この二点について、まずお尋ねをさせていただきたいと思います。中山道路維持課長。
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◯中山道路維持課長 橋梁防護柵の設置の考え方ということでございますが、この件につきましては、国の防護柵設置基準に基づいて設置しております。防護柵設置基準の解説によりますと、一番目が、歩道等に接する地覆には歩行者自転車用柵を設置し、歩行者等の橋梁、高架外への転落を防止する。
 二番目が、車両自体の橋梁、高架外への転落を防止する必要がある場合は、必要に応じて原則として歩車道境界に車両用防護柵を設置する。この場合、一としまして、転落車両による第三者の二次被害が発生するおそれのある場合。二番目としまして、曲線部など車両の路外逸脱が生じやすい場合。三番目としまして、路面凍結によるスリップ事故が多発している場合などを原則としております。
 三番目に、歩道等の幅員が狭く、歩車道境界に車両用防護柵を設置すると、歩行者等の通行を妨げるおそれのある場合は、歩道等に接する地覆に転落防止機能を有する歩行者自転車用柵を兼用した車両用防護柵を設置するということになっておりまして、本県といたしましては、この考え方に基づいて橋梁の防護柵を設置しております。
 それから、二番目の御質問でございますが、今後どのように対応するのかということでございますが、今回痛ましい事故でございましたけど、橋梁部の歩行者自転車用柵の設置につきましては、国の防護柵設置基準に従い設置してきたところでございますが、今後、国の基準に関する検討等の状況を踏まえ対応してまいりたいというふうに考えております。
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◯松本國寛委員長 今後も十分に関係先との協議を進めながら、安全対策についてはしっかり努めていっていただきたいと思っております。
 これより質疑を行います。何か質疑等はありませんか。重野委員。
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◯重野正敏委員 今の説明では、国の基準からすると大体問題ないというような解釈ができるんじゃないかと思いますが、問題は同じ歩行者用の柵にしても強度の問題が当時、テレビとか新聞等で発表されたのが大人が四人かかって倒れない程度の強度しかないという報道があっていたわけですが、実際ほかの県が管理する橋梁の歩道についてもその程度の強度ですか。
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◯松本國寛委員長 萩尾道路建設課長。
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◯萩尾道路建設課長 ただいま歩行者用自転車用柵の強度についてのお尋ねかと思いますが、強度につきましては、垂直方向、上の方から荷重をかけた場合につきましては、一メートル当たり百キログラムの力に耐えるもの、また水平方向、横の方から押すものにつきましては、標準的な体重の成人男性が集団で押す程度の荷重であるということで、一メートル当たり二百五十キログラムの力に耐えることという基準になってございます。本県におきましても、この基準を満足する橋梁用の歩行者自転車用柵を設置してございます。
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◯重野正敏委員 私はさっき聞いたのは、四人程度の力で押して耐える程度ということだったがということでしたが、集団というのは、どの程度の人数を言うんですか。
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◯萩尾道路建設課長 集団ということはどうかと思いますが、大人の体重としまして何キロということはないんですが、六十キロとか、六十五キロというふうになっております。これは二百五十キロというふうに言っているんじゃないかなと思ってございます。集団で押したというふうに解説には書いてございますが。
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◯重野正敏委員 いずれにしても歩行者あるいは自転車の防護柵にしても、ちょっとやはり強度が弱いんじゃないかなという感じがするわけですので、やはり国の基準とはいっても、特に県の管理する橋梁等については再検討の必要があるんじゃないかなと思いますので、要望をしておきたいと思います。以上です。
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◯松本國寛委員長 はい、わかりました。その他、ほかにありませんか。広田委員。
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◯広田誠一委員 こういう橋梁とか、あるいはトンネルとか、一つ事故を起こせば想像を絶する甚大な被害を招きかねない、こういう施設ですよね。それで、過去ですがね、県が管理する橋梁でこういう車両が飛び出すという、そういった事故というのは発生しているんですか。
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◯松本國寛委員長 中山道路維持課長。
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◯中山道路維持課長 過去このような事故が起こったケースは、今のところございません。ただ交差点、橋詰の交差点等におきまして、昔、大型ダンプが交差点を黄色だっただろうと思いますが、そういった中に飛び込んだと。堤防の方に飛び込んだというような事例は、私が土木事務所に行った当初にあったというふうな記憶しかございません。
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◯広田誠一委員 要するに交差点の接触事故の二次被害で飛び越えたという意味ですか。
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◯中山道路維持課長 二次被害かどうかはよく記憶しておりませんが、交差点内に飛び込んできた大型車がそのまま橋梁の端部の左側の方に突っ込んでいって落ちたということでございます。
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◯広田誠一委員 わかりました。
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◯松本國寛委員長 ほかにありませんか。吉柳委員。
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◯吉柳順一委員 先ほどの説明の中で、今後の対応について、国の検討、動向を見ながら検討してまいりたいというような御発言があったですね。現実問題、今までも基準は国の基準に基づいてやっていると。これで大丈夫だということでやっておったにもかかわらず、福岡県でこの事故が起こったということでありますから、私は、国の動向を見てから検討するんじゃなくて、県としても積極的に検討するという姿勢がないといかんと思うんですけどね。その点、どういうふうにお考えになりますか。できれば、部長。
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◯松本國寛委員長 岩崎土木部長。
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◯岩崎土木部長 交通安全の施設につきましては、国の方で、先ほど来、説明しておりますように防護柵設置基準というものをつくっております。これにつきましては、今回の事故を踏まえて早速にでも検討に着手するというふうに聞いておりまして、やはり全国統一で今回の事故を踏まえた上できちっとした対策をとっていくということが重要だと思いますので、私どもも国と連携しながら県としてやれることがありましたら、それの連携を図って適切に対処していきたいというふうに思っております。
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◯吉柳順一委員 そういった形で結構と思いますけど、現にこの事故発生、福岡県で発生していますので、ぜひ福岡県の方から積極的に発言をしていただきたいということを要望しておきたいと思います。
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◯松本國寛委員長 ほかにありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者がある〕
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◯松本國寛委員長 ほかにないようですので、本件の質疑を終わります。
 以上で報告事項についての質疑を終了いたします。
 テレビカメラの撮影者に申し上げます。カメラ撮影はここまでとなりますので、退室をお願いいたします。
 次に、議題にはありませんが、その他として何かありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者がある〕
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◯松本國寛委員長 特にないようですので、次に進みます。
 次に、今後の委員会活動についてを議題といたします。今後の委員会活動につきましては、正副委員長に御一任願いたいと思いますが、御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕
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◯松本國寛委員長 御異議ありませんので、そのようにさせていただきます。
 それでは、次回委員会は九月定例会中とさせていただきます。
 最後に、会議録署名委員を指名いたします。佐々木委員、久保委員、以上二名の委員を指名いたしますので、よろしくお願いいたします。
 以上で本日の議事はすべて終了いたしました。
 それではこれをもちまして土木委員会を閉会いたします。御協力ありがとうございました。
   午 前 十 一 時 二 十 八 分 閉 会