議事ロックス -地方議会議事録検索-


福岡県 福岡県

平成18年 土木委員会 本文




2006.05.09 : 平成18年 土木委員会 本文


   平成十八年五月九日(火曜日)
   午 前 十 一 時 二 分 開 会
◯松本國寛委員長 それでは定足数に達しておりますので、ただいまから土木委員会を開会いたします。
 本日の議題は、お手元に配付のとおりであります。御確認ください。それではこれより本日の議事を執り行います。「福岡県土木部公共事業の新規事業採択の判定結果について」執行部の説明を求めます。梅木企画課長。
---
◯梅木企画課長 平成十八年度土木公共事業の事業採択の判定結果につきまして、委員会資料に基づき御報告いたします。お手元の委員会資料一ページをお開きください。土木部におきましては公共事業の必要性とその効果について事業実施前に客観的な評価指標を用いて評価を行い、より効果的な事業を選定するとともに、事業採択の透明性を一層向上させ、県民と一体となった社会資本整備を実現し、安心で安全な県民の豊かな生活を目指すため、平成十七年度より福岡県土木部公共事業の新規事業採択評価制度を導入いたしました。制度の概要につきましては委員会資料の六、七ページに別紙として取りまとめておりますので、御参照ください。
 この制度にのっとりまして平成十七年度に平成十八年度新規要望事業につきまして、土木部内に設置しております審議委員会において評価を実施いたしました。評価対象箇所は大規模系事業として改築系道路事業五カ所、河川改修事業一カ所、港湾事業一カ所の計七カ所。小規模系事業といたしまして交通安全事業八カ所、砂防事業三カ所、地すべり対策事業一カ所の計十二カ所、合計十九カ所でありました。それぞれの事業の概要とチェックリスト、評価結果は委員会資料の二ページから五ページに取りまとめております。審議委員会では各事業課から提出された資料をもとに事業の位置づけ、必要性・効果、実施環境の視点からチェック判定の妥当性、事業化の可否について評価を行い、事業着手に関する判定案を作成したところでございます。土木部といたしましては、この審議委員会の評価結果を踏まえ、各事業につきまして事業着手の判定を行ったところでございます。
 公共事業予算、非常に厳しい状況ではありますが、今後ともこの評価制度を生かし、事業採択の透明性を一層向上させるとともに、着手となった各事業につきましては計画的な事業執行を行い、目標年度内の完成に努めてまいる所存でございます。説明は以上でございます。
---
◯松本國寛委員長 説明は終わりました。これより質疑等を行います。何か質疑等はありませんか。広田委員。
---
◯広田誠一委員 今回、平成十八年度について十九カ所ですかね。十億以上と二億以上と分けてリストアップされておりますけれども、どうなんですか、現場で上がってくる箇所数はもっとたくさんあって、その中から審査の結果、ふるい落とされて、こういう結果になったのか。その辺はどうなんですか。
---
◯松本國寛委員長 梅木企画課長。
---
◯梅木企画課長 新規事業評価対象事業につきましては、土木事務所で新規事業要望箇所として選定が行われたものを対象にいたしまして、新規事業採択評価委員会において審査をすることとなっております。でありますので、土木事務所からの要望があったものについて、この評価を行ったということでございます。
---
◯広田誠一委員 その結果、上がってきた案件はすべてOKになったのか。それともふるい落とされたのか、ということですが。
---
◯梅木企画課長 上がってきた案件は合計十九カ所でございまして、すべて事業着手という結果になっております。
---
◯広田誠一委員 継続事業の一区切りついたものとか、全く新しい新規のものとか、これはいろいろ備考欄を読んでみますと、さまざまなケースが掲げておりますが、それでチェックリストの中で例えば二ページですね。道路機能の強化。上と下、この事業の一つ一つと比較するのは単純にはできないと思うんですけれども、ちょっとそういう言葉の意味がちょっとわかりたいのでですね。ここのところ、Cがありますよね。飯塚ですね。どういうように違うんですか。A、A、B、C、Bと分けていますけれども、道路機能の強化というのはどういう意味なんですか。具体的に説明してください。
---
◯梅木企画課長 各事業につきまして事業の位置づけ、事業の必要性、効果、それから事業の実施環境という三つの視点から評価をするということとしております。各事業につきましては、それぞれ事業特性がございますので、その事業の位置づけ、必要性、効果の中で評価項目をそれぞれ設けております。それに基づいて評価を行っているということでございまして、この道路事業におきまして道路機能の強化という評価指標といたしましては、広域化に向けた基礎づくり、それから円滑なモビリティの確保という視点から、項目といたしましては高速交通体系の構築に寄与するのか、あるいは物流と効率化支援のネットワーク構築に寄与するのか、それから円滑なモビリティーということで都市部交通の円滑化に寄与するのか、それから総合交通体系の確立に寄与するのか。そういう評価項目によってのものでございます。
---
◯広田誠一委員 その次の右隣ですか、個性豊かな地域の創造。これはどうですか。
---
◯梅木企画課長 先ほど申しましたのは、どうしても都市部の道路機能を評価する項目になりがちでございますので、県内全体としていかにこの道路を位置づけていくかという意味で個性豊かな地域の創造と自立の支援という評価項目を設けております。具体的に申しますと、地域間交流交通体系の構築に寄与するのか、あるいは個性ある地域の形成、都市の再生に寄与するのか、それから地域格差の是正に寄与するのか。たとえて言いますと、過疎地対策事業だとか所得の平準化に寄与するのか、そういう指標でございます。
---
◯広田誠一委員 次も合わせてお願いします。道路環境の向上ですか。
---
◯梅木企画課長 道路環境の向上につきましては、安心安全の確保。それからよりよい環境の創出という視点から評価項目といたしまして災害緊急時への対応に寄与するものなのか。それから安全の確保、特に歩行者、自転車等の安全確保に寄与するのか。それから公共空間、沿道環境の改善、あるいは地球・生活環境の保全に寄与するのか。そういう視点からの指標でございます。
---
◯広田誠一委員 わかりました。事業の実施環境というのは、地元の協力体制とか要望とかですか。
---
◯梅木企画課長 おっしゃるとおりでございます。
---
◯広田誠一委員 それで次のページですね。事業の位置づけの中で下の方、港湾関係のこれはAになっていますよね。そしていろんな床上浸水とか、こういう緊急河川改修事業、位置づけとしてBという。下は幾つか、離島振興という国からの特別な、そういう施策ということでのAという意味ですか。
---
◯梅木企画課長 この事業につきましては交付金事業ということで、新しい再生交付金事業ということで港整備交付金事業ということで、平成十八年度新規ということで立ち上げたものでございます。それで事業の位置づけ、Aとなっておりますのは、今、言われますようにマスタープランへの位置づけだとか、それから他事業との関連があるだとか、それから港湾計画の位置づけがあるだとか、こういう視点から事業の位置づけというものがAというふうになってございます。
---
◯広田誠一委員 ありていに言えば、国の補助事業に乗っかりやすいというような側面はないんですか。
---
◯梅木企画課長 この港湾事業につきましては、新たな制度として地域を再生するというような事業メニューが添付されておりますので、それにふさわしい事業メニューをつくったということでございます。
---
◯広田誠一委員 新しいメニューというのは、これは国ですか、県ですか。
---
◯梅木企画課長 国でございます。
---
◯広田誠一委員 わかりました。それから交通関係は大体理解できると思いますが、砂防事業ですね。砂防事業の八女と飯塚のところですが、全体。中もそうですが、災害履歴が真ん中。これは飯塚はCになっているですね。そして左側、必要性・効果はAという。要するに災害の危険がある、実際、災害が起こっているということであれば、Cということは、その頻度が比較的低いから、それが必要性、効果がAというのは、これはどういう理由ですか。
---
◯松本國寛委員長 近藤砂防課長。
---
◯近藤砂防課長 災害履歴のCにつきましては、過去に災害はあってないということでございます。それから必要性につきましては、いわゆる下流の保全の人家数とか、それから主要な公共施設。そういうやつを評価しております。
---
◯広田誠一委員 当然、履歴があるか、なしで危険度というのは、また違いましょうからね、それはわかりますけれども、それではこの右側の備考欄にそれぞれ「保全人家戸数が多く」と、いずれもそういう説明がなされておりますけれども、それぞれ何戸くらい想定されているんですか。
---
◯近藤砂防課長 保全人家につきましては十戸以上でございます。
---
◯広田誠一委員 では、実際、どうなんですか。何戸想定されているのですか。掲載になっているのは。
---
◯近藤砂防課長 最初の山中につきましては、保全人家の戸数は十戸でございます。それから次の中峠が、これにつきましては保全人家数は十九戸でございます。それから石輪谷につきましては、保全人家は六戸でございます。
---
◯広田誠一委員 この下の地すべりの方は。
---
◯近藤砂防課長 地すべり地区の九郎原地区につきましては、保全人家数は四十三戸でございます。
---
◯広田誠一委員 この要綱が発表になったのは昨年の七月十三日でしたかね。
---
◯松本國寛委員長 梅木企画課長。
---
◯梅木企画課長 そのとおりでございます。
---
◯広田誠一委員 この評価がなされた審議委員会ですか、これはどういう日程で進められていたんですか。今回については。
---
◯梅木企画課長 要綱の確定自体は昨年の七月でございましたけれども、来年度の要望を行うということで、概算要望前に制度としては運営をしておりました。それで一番早いのが平成十七年の六月でございます。それから後は各事業の要望時期に合わせて、あるいは秋の最終的な本要望の前にというような日程で、計七回、開催しております。
---
◯広田誠一委員 わかりました。この審議委員会が今回、こういう形で立ち上げられて、鋭意、その評価の取り組みが今後ともなされていくわけですけれども、その前はどういうところで、どういう形で進められてきておったんですか。
---
◯梅木企画課長 前は各事業ごとに、先ほど申しました土木事務所と、それから事業課が協議をいたしまして、そして土木部として機関決定をして、新規要望を立ち上げるという形になっておりました。
---
◯広田誠一委員 おっしゃる土木部の機関決定というのは、どういう形ですか。
---
◯梅木企画課長 土木部として決裁をして、ということでございます。
---
◯広田誠一委員 だから機関決定ですから、機関はどういう機関ですか。
---
◯梅木企画課長 申しわけございません。機関といいましょうか、土木部として決定するということで起案をして、部長の決裁をいただいて、という意味でございます。
---
◯広田誠一委員 ということは、各土木事務所と原課でいろいろ協議をして、案件を大体固めて、そして部長の決裁を受けていたと。今回、こうした部として原課の課長さんが、また次長さん。技監ですか、関係の幹部が委員会として正式な形で審議する協議の場を設けて、そして大所高所からオーソライズしながら、それこそ機関決定していくという仕組みを今回、つくられたという理解でいいですか。
---
◯梅木企画課長 そのとおりでございます。
---
◯広田誠一委員 わかりました。「非常に遅まきながら」と私は言いたいんですけれども、こういう形で正規の審議がなされて、そして公平、また透明性に満ちた審議を経て事業採択、軌道に乗っていくように頑張っていただきたいと要望しておきたいと思います。
---
◯松本國寛委員長 ほかにありませんか。久保委員。
---
◯久保九州雄委員 今の広田委員の質問と重複するかもわかりませんけど。この制度自体は大変いいことだと思うんですがね。問題は要するに審議委員、構成委員ですね。これは土木部が選定するんですか。
---
◯松本國寛委員長 梅木企画課長。
---
◯梅木企画課長 審議委員会は部長を委員長といたしまして、技監、それから次長、それから土木部各課長ということで構成されております。
---
◯久保九州雄委員 土木部長をはじめ土木部で選ぶということですか。
---
◯梅木企画課長 要綱をつくっておりまして、選ぶというよりも、今、申しましたメンバーが委員となっておるということです。土木部部長が委員長。それから技監以下、各課長すべてが委員となってございます。
---
◯久保九州雄委員 だから、その審議委員を選ぶのにはどういう選定基準とか、どういう方法で審議委員のメンバーを選ぶんですかということを聞きよるわけです。
---
◯梅木企画課長 この制度を立ち上げるときに、審議委員会をどうするかということがございまして、今、申しましたように、土木部長を委員長といたしまして、それから以下、各次長、それから課長ということでメンバー決定をその時点で行っております。
---
◯久保九州雄委員 ちょっと、はっきりせんのやけどね。各土木事務所の課長、部長、そういう人たちの意見で選ぶということ。
---
◯梅木企画課長 本庁の課長以上が審議委員となってございます。申しわけございません。
---
◯久保九州雄委員 では、例えばね、道路行政にしても道路事業を検討するにしても、例えば物流関係の業者とか団体は一切、委員として入ってないわけですか。
---
◯梅木企画課長 審議委員会の委員自体には本庁の各課長以上の者で構成されております。民間、あるいは学識経験者の方は入ってございません。
---
◯久保九州雄委員 そういう委員の構成のあり方で、本当に血の通った行政ができるんかね。そこら辺、ちょっと。
---
◯梅木企画課長 この制度をつくりますときに、この制度のつくり方などにつきましては幅広く県民の皆さまの意見、あるいは学識経験者の皆さまの意見を聞いております。それでこの制度を運営するに当たりましては、何を事業をするかというものは、行政の責任として決めていくということが行政の使命だというふうに考えておるところでございます。そういうことでこの審議委員会のメンバー構成を決定したわけでございます。
---
◯久保九州雄委員 審議会そのものがもう既にその委員会を開催するまでに各地域団体、そういう声は十分聞き取っておるということですか。
---
◯梅木企画課長 新規要望の案件につきましては土木事務所が各地域の皆さまの声を聞いて、あるいは土木事務所としての今後の方針を踏まえて十分検討した結果を県の本庁の方に上げてきているということでございますので、その時点で皆さまの意見を聞いているということと、それからあわせてこの審議をするときにどのように聞いているのかというようなことも幅広く審議をして確認をしているところでございます。
---
◯久保九州雄委員 よく、その辺はわかりますけど、本当に地域の声。これは予算的にも金額の縛りがありますから、細かい声までは反映できないでしょうけど、大筋では地域の意見を。例えば北九州市、この福岡もそうですが、両政令市の関係者から意見を十分把握した上で、この委員会にかけるということですね。そういうふうに理解していいですか。
---
◯梅木企画課長 そのとおりでございます。今後とも土木事務所とよく協議しながらやっていきたいというふうに考えております。
---
◯松本國寛委員長 ほかにありませんか。吉柳委員。
---
◯吉柳順一委員 一点だけ。今日、新規事業採択ということで判定結果が出たわけですけど、予算措置との関係はどんなふうになるんですか。この問題、ちょっとそれをお聞きいたします。
---
◯松本國寛委員長 梅木企画課長。
---
◯梅木企画課長 平成十八年度事業でございますので、国の補助事業については補助内示等がもう既に行われておりますので、最終的には事業着手ということで判断をしているということでございます。予算は確定をしているということでございます。
---
◯吉柳順一委員 予算は確定しているということで今、報告がありましたが、新規事業採択の判定結果ということで判定するわけだろうが、この部分で判定が否が出た場合はどうなるんですか。予算は付いておると。だけど評価したら否になったということは、どういうことなんですかね。今日はさっき言いましたように判定結果、事業化の可否の問題で可ということで全部、報告されたですね。例えばそれぞれ要望が上がってきて、していますから、否というのはほとんどないと思うんですけど、例えば評価をやって、やっぱりこれはだめだとなった場合、今、課長がおっしゃったように既に予算化されておるという状況であれば、否になった場合、どういった取り扱いになるんですか。
---
◯梅木企画課長 この審議自体を予算要望する前に行いますので、その時点で否となっているものにつきましては要望しないという仕組みでございます。でありますので、予算が付いて、さらに否という状態はないということでございます。
---
◯吉柳順一委員 それでは今日の委員会で御報告されていますけど、実質的には平成十八年度予算要求する前段でこの判定は大体、確定しているということですか。
---
◯梅木企画課長 判定案としては確定しておるということで、この判定案に従いまして予算要望をする。それから先生おっしゃいますように、それでも予算が付かない場合が逆にあるかと思います。そのときにもう一ぺん、どうするのかということを再審議する必要があろうかというふうに考えております。
---
◯吉柳順一委員 それでは土木委員会で今日、こういった形で判定結果の報告をされたんですけど、当然、それならば新年度予算の前に一定の方向性というのは見えると思うんですね。通常であれば採択の判定の可否をやって、実施するということになるじゃないですか、予算を付けて。ところが今の段階でも平成十八年度は予算が決まって運営しておるわけですから、できれば、こういった可否になりますから、新年度予算でこういった形の中で予算を執行していきます、付けておきますというような報告になるべきではないかなというふうに私は思うんですけど、その点、どんなふうでしょうか。
---
◯梅木企画課長 非常にそこら辺は制度運営についてわれわれも今後とも考えていかねばならないということもありますけれども、予算の途中において国の考え方等も変わっていくこともございますので、このあり方については今後の課題としたいというふうに思っておるところでございます。
---
◯吉柳順一委員 報告事項ですから、それ以上、言いませんけれども、今、言いましたように平成十八年度の予算に関連する懸案の判定結果ですから、できるだけ事前にわかるような形で報告するというような形をぜひ、つくってほしいというふうに、これは要望しておきたいと思います。よろしくお願いします。
---
◯松本國寛委員長 ほかにありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者がある〕
---
◯松本國寛委員長 ほかにないようですので、以上で報告事項の質疑を終わります。
 次に議題にはありませんが、「その他」として、何かありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者がある〕
---
◯松本國寛委員長 特にないようですので、次に進みます。
 次に今後の委員会活動についてを議題といたします。今後の委員会活動につきましては、正副委員長に御一任願いたいと思いますが、御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕
---
◯松本國寛委員長 御異議ありませんので、そのようにさせていただきます。
 最後に会議録署名委員を指名いたします。原口委員、佐々木委員。以上、二名の委員を指名いたしますので、よろしくお願いをいたします。
 以上で本日の議事はすべて終了いたしました。これをもちまして土木委員会を閉会いたします。ご協力、ありがとうございました。
   午 前 十 一 時 三 十 二 分 閉 会