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平成18年 土木委員会 本文




2006.01.10 : 平成18年 土木委員会 本文


   平成十八年一月十日(火曜日)
   午 後 三 時 五 分 開 会
◯松本國寛委員長 それでは定足数に達しておりますので、ただいまから土木委員会を開会いたします。
 本日の議題はお手元に配付のとおりであります。御確認ください。
 ここで議事に入ります前に、去る十二月二十六日に私と吉松副委員長が委員会を代表して実施いたしました玄界島の視察について一言御報告を申し上げます。
 江口土木部次長ほか関係課長の同行のもと玄界島に渡航し、これから取り組まれる玄界島斜面防災対策事業について説明を受けるとともに現地視察を行ってまいりました。さきに視察いたしました志賀島と同様、現地の災害の爪痕は予想以上に深く、自然の力の恐ろしさをまざまざと見せつけられました。私も一日も早い復興の必要性を痛感したところです。以上、御報告を申し上げますとともに、充実した視察を行うことができましたことについて、御協力くださいました皆様に厚く御礼を申し上げます。
 さて、次に、さきの委員会において大石委員から要求のありました「県管理ダムの堆砂状況について」の資料をお手元に配付いたしております。御確認願います。
 それでは、大石委員の要求資料について執行部の説明を求めます。杉本河川課長。
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◯杉本河川課長 それではお手元の土木委員会資料をお開き願いたいと思います。県管理ダムのうち土木部で管理しておりますダムの堆砂状況について御報告をさせていただきます。
 土木部管理ダムは昭和三十八年に管理を開始いたしました日向神ダムをはじめといたしまして、現在十四ダムございます。その状況をグラフと表で説明させていただきます。
 まず、グラフの見方についてでございます。縦軸が計画堆砂容量に対する堆砂率、横軸がダム完成後の経過年数を示しております。一般的にはダムは百年間に溜まると想定される土砂量を堆砂容量として治水、利水容量とは別に確保しております。赤の点線が計画堆砂量、堆砂率を示しております。ダム貯水地への土砂の流入は地形、地質、気象等の条件で異なっておりますので、計画堆砂量はダムごとに異なっておりますけれども、計画堆砂量の点線は、赤の点線で書いてあり、百年間で一〇〇%となるように設定しております。
 次に、下の表の説明をさせていただきます。横方向に左から申し上げますと、ダムの名前、それから総貯水容量、計画堆砂容量、集水面積、湛水面積、経過年数、経過年数における十年ごとの堆砂率、現在の堆砂率を計画堆砂量に対するものと総貯水容量に対するものをそれぞれ示しております。なお、福智山ダムにつきましては、今年度から管理を開始いたしておりますので、今年度末に一回目の堆砂測定を行う予定となっております。
 最後の行に参考といたしまして、県内ダムの各項目の平均値を示しております。グラフ、表から見ておわかりになるかと思いますが、計画堆砂量を示す赤の点線以下で推移しているダムは日向神ダムとます渕ダムの二ダムで、そのほかのダムにつきましては、想定しているより堆砂が進行している状況にございます。年間雨量が多い年、あるいは出水被害があった年は一般的に堆砂量が増加する傾向にございまして、グラフの傾きが急になっております。
 現在までに何らかの対策を行ったダムといたしまして、一番左側11)と書いてございますが、北谷ダム、それからブルーのグラフで示しております、2)の南畑ダム、それから、7)の紫色で示しております瑞梅寺ダムが挙げられます。
 北谷ダムにつきましては、平成十五年七月の豪雨災害によりまして、土石流により堆積したため、今現在ダム上流の被災を受けた斜面対策といたしまして、これは治山課の事業になるんですが、治山ダムを設置しております。よって今後は土砂の流入が抑制されるものと考えております。
 それから南畑ダムでございますけれども、これは南畑ダム再開発事業の中で五十七から五十八年度に貯水池内掘削を実施しております。その際、総貯水量を増加させると同時にしゅんせつを行っております。
 瑞梅寺ダムにつきましては、平成十五年から十七年度で堰堤改良事業、これはダム貯水池保全事業ということで、ダム湖の上流に二基の貯砂ダムを設置することで今後の土砂流入を抑制してまいります。今後計画堆砂量以上に堆砂量が増加しているダムにつきましては、堆砂の推移、堆砂の治水及び利水容量への影響、ダム設備への影響等を総合的に検討しながら、対応を考えてまいりたいというふうに考えております。説明は以上でございます。
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◯松本國寛委員長 説明は終わりました。大石委員、いかがでしょうか。大石委員。
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◯大石正紀委員 計画よりも堆砂量がほとんど上回っている状況で、今課長の方からその対策も含めてお話がございました。南畑ダムが五十七、五十八年度、二年間にわたって掘削をした、そういう経験もある。これはダムの基本的には状況によるんだと思いますけどね、ダムの状況によるんだと思うけども、お話のとおり気象条件、あるいはダムのある場所の特殊性といいますか、そういうもので大きく違いが出てくるんだろうというふうに思います。
 ただ一番基本的にはダム建設のときに何年も何年もかかって巨額な投資をしているわけで、そのダムができる限り長い間ダムとしてのやっぱり機能を発揮するということが一番大事な視点であるということと、それからもう一つは、山の中にあるわけで、コンクリートの道を行くときに、これは治水ダムにしましてもそうなんですけど、やはり自然の景観といいますかね、自然の景観を損なうと思うんですよ、基本的には。至るところにコンクリートの壁みたいなものがあるということはですね。だから、できる限り自然のよさというものを維持しながら、ダムの有効性を保っていく、これは非常に大事な視点だろうと。実はダム的なものじゃ、土木部の方とそれから水産林務部の方とあるわけですね。前に農林委員会のときに、これは水産林務部の方の話だけれども、治山ダムみたいなものが埋まったらどうするかとかと聞いたら、そしたら、また新しいところをつくりますというわけですよね。だから、そげなことをせんで、そこをさらったら、しゅんせつしてさらったら、何回も使えるじゃないかということで、その後若干そういう取り組みも始まっているというように聞いておりますけど、とにかくつくって、次から次につくったらいいというものじゃない、決して。それぞれの施設がやっぱりできる限り有効に機能するように努めていくことが基本方針としてなからないかんと思うんですね。その点については、そういう指針というか、方針でこれからもやっていくということに変わりはないんですか。
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◯松本國寛委員長 杉本河川課長。
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◯杉本河川課長 委員御指摘のとおり一応百年という計画堆砂量でしておりますけれども、ダムのできるだけ長い、それ以上の長い使用を考えていくことも必要であろうと思いますので、今後とも推移を見ながら、どういうふうに土砂が流入が抑制できていくのかということにつきましても、有効性、経済性の面からいろいろ考えてやっていきたいというふうに考えております。
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◯大石正紀委員 土木事務所がつくってくれた砂防ダムで、これは事業は町がやったんですけどね、やっぱり埋まっておって、それを地元の土木業者にさらえさせたんですよ、お金払ってですね。その後にまた台風がありましてね、そこにまた大分風倒木がやって助かったと。ものすごく地域の皆さん方から喜ばれたんですね。あれをやってなかったら、ひょっとすると、下流の住宅街に被害が生じたかもしれんということがありました。やっぱり既存の施設というものを有効に活かしていくという姿勢が必要だろうというふうに思いますので、土木行政を推進する上で、ぜひ心に留めていただきたいと思います。
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◯松本國寛委員長 ほかにありませんか。
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◯重野正敏委員 関連でいいですか。
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◯松本國寛委員長 重野委員。
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◯重野正敏委員 ちょっと大石委員の話と整合性がどうかなと思うとるんですが、これは日向神ダムが比較的経過年数からすると少ないわけですが、これ私、考えるとですね。ここ数年見ただけでも治山ダムでですね。砂防ダムで川までいかんで大規模な山地崩落が止まっているケースが何回もあっているわけですね。それで特に今からつくるダムについては、やはりもちろんそういう山地崩壊が起きたら、当然やらないかんわけですけども、そうなる前にですね。そういう砂防ダムなり治山ダムを設置しておけばですね。それでかなり土砂流入を止める、それで山地崩壊を止める効果も実際あっているわけですから、そういう今現在、数十年たっているダムについても当然やらないかんところはやってもらわないかんけれども、新しくできるダムについては、同時にやはりそういった危険性とか崩落の見込まれるような地域については、砂防ダムあたりを早めに設置するということも、十分専門家としてやっぱり考えてもらうべきじゃないかと思いますので、要望しておきます。
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◯松本國寛委員長 ほかにありませんか。以上で大石委員の要求資料に基づく質疑を終わります。
 それでは、これより本日の議事を執り行います。「平成十八年度国土交通省関係の予算の概要について」執行部の説明を求めます。佐藤土木管理課長。
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◯佐藤土木管理課長 委員会資料(所管事務調査事項)をご覧いただきたいと思います。「平成十八年度国土交通省関係予算の概要について」御説明をいたします。昨年の十二月二十日に財務省の内示がございまして、また十二月二十四日に閣議決定が行われております。まず説明に先立ちまして、本県土木部関連の予算要望につきましては、松本委員長をはじめ委員の皆様方に格段の御支援をいただきまして、この場をお借りして厚く御礼申し上げます。
 それでは一ページをご覧いただきたいんですけれども、「平成十八年度国土交通省関係予算の概要(主な提言・要望事項)について」に基づきまして、御説明をさせていただきます。
 昨年の十一月十一日に委員長と副委員長で国、それから国会議員の先生方に御要望をいただきました。その御要望の項目は十五項目ありましたけれども、国の予算事項にあわせて、十五項目を八項目とそれから高速道路株式会社の事業費ということで九項目に整理させていただいております。それでは説明させていただきます。
 一ページの左側に提言・要望事項、それから提言・要望概要ということで、これは主要な提言なり要望なりを掲げております。まず、一番目と二番目が道路に関する事項でございまして、地域高規格道路の整備促進、それから新たな産業の発展を支援する道路網の確実な整備促進ということで、国の予算では道路整備ということになっております。全国枠ということで概算決定額、次の欄をご覧いただきたいんですけども、これは全国枠は国費ベースでございます。約二兆八千八百六十六億円ということで、対前年度比〇・九七ということでございます。続きまして、三番目の九州新幹線鹿児島ルートの整備促進、博多から新八代間でございますけれども、これは事業費が確定しておりまして、八百四十億円、対前年度比一・〇一ということでございます。それから四番と五番が河川、砂防・海岸・ダム関係でございます。四番の豪雨災害の早期復旧等の推進、五番の渇水対策ダムをはじめとする水資源対策等の促進ということで全国枠が約一兆八十六億円ということで、これも対前年度比〇・九七ということになっております。その中で福岡県では三つのダムを今推進しているわけですけども、その事業費が確定しております。まず、五ケ山ダムですけども、六十八億円余、対前年度比一・〇三でございます。また伊良原ダムにつきましては、十一億二千万円余で、これも対前年度比一・三九ということでございます。藤波ダムにつきましては、昨年同様三十億円ということで対前年度比一ということでございます。
 恐れ入ります。二ページをご覧いただきたいと思います。六と七が港湾関係でございます。六のスーパー中枢港湾の指定、それから重要港湾等の機能充実ということで掲げておりますけれども、概算決定額が全国枠で約二千六百九十七億円、対前年度比〇・九四ということになっております。それから、これも港湾と関連するわけですけども、八番目の苅田港における化学弾の早期処理につきましては、概算決定額が約二十三億円ということになっております。さらに(参考)に高速道路株式会社の事業費ということで東九州自動車道をはじめとする高規格幹線道路の建設促進ということで掲げておりますけれども、これも全国枠でございまして、六千二百四十億円ということで対前年度比〇・七八ということでございます。ここに注意書きがございますけれども、御承知のとおり昨年の十月に日本道路公団が民営化されまして、株式会社、三つの株式会社に分かれておりますけれども、その株式会社が今後新設あるいは改築を行う路線の指定を国の方で今月末に大臣指定を行います。また、それとあわせて債務返済機構と新会社の間で工事の内容とか今後の料金等についての協定が締結されますけれども、内示の段階ではまだそこら辺が決まっておりませんので、暫定協定ということで、今現時点で各会社が事業を実施している路線の進捗状況を踏まえまして想定した額が六千二百四十億円ということで、あくまでもこれは参考値でございます。
 以上で十八年度の国土交通省関係予算の概要について報告を終わらせていただきますけれども、これから始まります地方への事業費配分に当たりましては、国に対して本県の実情を御理解いただき格段の御配慮をお願いするよう働きかけてまいる所存でございます。どうかよろしくお願いいたします。
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◯松本國寛委員長 説明は終わりました。これより質疑を行います。何か質疑等はありませんか。大石委員。
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◯大石正紀委員 スーパー中枢港湾ね、これは北九州と福岡セットで認定されたと。まだされてないんですか。
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◯松本國寛委員長 佐藤土木管理課長。
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◯佐藤土木管理課長 今ですね。まだ指定をこの段階では国の方にお願いしたということなんですけれども、共同申請については、まだ北九州市、それから福岡市、県も入って、今協議をしておるところでございます。
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◯大石正紀委員 今後の大体のスケジュールはどんなふうになっていますか。
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◯松本國寛委員長 梅木企画課長。
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◯梅木企画課長 今管理課長が申しましたように三者で連携策などについて最終調整を行っておりますので、それを踏まえまして、早い段階で合意に向けて調整を行っていきたいということで、具体的なスケジュールについては、まだ今のところ申し上げる段階にありません。
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◯大石正紀委員 そうすると、三者で検討している中身が、こういう両港がこういうスーパー中枢港湾の目的をもってやっていきたいという中身の検討を今鋭意やっているということで理解してよろしいですか。
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◯梅木企画課長 そういうことでございます。
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◯大石正紀委員 それじゃ、事態が進捗したら、その都度報告があるだろうと。大きな課題なんでね。思っておりますが、それはそのときでいい。わかりました。
 それからですね。この間新聞に、苅田港ね。化学弾の処理に、次から次に出てくるもんだから、手間取って当初の計画から約五年ぐらい遅れておるというのが出てました、と思うんですよ。非常に大事な苅田港になっているだろうし、これからますます大きな役割があるわけで、護岸整備が遅れると、さまざまな支障が出てくるんじゃなかろうかと思うんだけれども、その点については、今どんなふうに我々理解したらいいんですか。
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◯松本國寛委員長 平嶋港湾課長。
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◯平嶋港湾課長 苅田港におきましては、十二年の十一月に化学弾がみつかり、その化学弾の処理については、順次やってまいりまして、昨年、防衛庁に発見されました五百三十八発の処理を終えております。昨年の十七年十月に化学弾の処理が終わったことによりまして、本港の一部分については、国土交通省の方でしゅんせつを開始いたしております。そのしゅんせつ土を私どもが今計画をしております、新松山の埋め立て地に埋めるというようなこともございますので、そのしゅんせつ土砂を入れるというのは、基本的に化学弾の処理で五年待っておりましたので、その分だけ埋め立てが少し遅れてきているという状況でございます。
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◯大石正紀委員 そうすると、苅田港の港湾機能として若干やっぱり十分こたえてない部分が当分続くというふうに理解していいんですか。
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◯平嶋港湾課長 当初の埋め立て計画の埋立申請上では、平成十九年に完成予定でございました。それがおよそ五年延びると、数的にもそうなりますけど、私どもも単にそれで五年遅れるというだけではあれなんで、暫定的にでも、何らかもう少し工夫をして早く埋め立てを促進しながら、土地造成を図っていけないのかという検討は内部ではしております。いろいろ事業費等ありますので、その辺はもう少しいろいろ詰めたいというふうには考えております。
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◯大石正紀委員 自動車産業時代で非常に大事な港湾だと思いますので、ひとつ努力してください。
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◯松本國寛委員長 よろしいでしょうか。ほかにありませんか。ほかにないようですので、以上で本件質疑を終わります。
 次に、報告事項に入ります。「県内主要道路の供用開始について」執行部の説明を求めます。萩尾道路建設課長。
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◯萩尾道路建設課長 土木部道路建設課でございます。最近の県内主要道路の供用開始状況につきまして、委員会資料のうち(報告事項)と書いてございます資料によりまして、報告させていただきます。
 委員会資料の一ページをお開きください。まず初めに一番上の一番目でございますが、国土交通省によりまして施行されました一般国道二〇九号津福バイパスについて説明いたします。概要図を資料の二ページにつけてございます。御参照ください。久留米市は筑後地域の中核都市としての機能、都市機能が高度化するに伴いまして、一般国道二〇九号では交通渋滞が慢性化し、さらに交通事故も増加傾向となっておりました。こうした問題の解消を目指しまして、延長二・五キロメートル、道路幅員三十メートルの四車線の津福バイパスが計画されまして、昭和四十五年度から事業化されてございます。これまでに起点側〇・九キロメートルと終点側〇・五キロメートルが暫定二車線で開通していましたが、このたび三十五年の歳月と百五十七億円の事業費をかけまして、平成十七年、昨年でございますが、十二月十日に全線が四車線で開通してございます。この開通によりまして、西鉄大牟田線とJR久大線との立体交差が実現し、渋滞の緩和が図られることとなります。また、道幅が狭い現道の交通量が大幅に減少しまして、歩行者や自転車の通行の安全性が向上することとなります。
 続きまして、二番目の一般国道四四二号でございます。同じくこの四四二号も国土交通省により施行されてございます。竹原峠道路について説明いたします。概要図を資料の三ページにつけてございます。御参照ください。大分県と福岡県の境に位置します竹原峠は道幅が狭い上に急勾配でカーブが多く、加えまして冬季には積雪や凍結によります通行規制が実施されるなどの交通障害がございました。そこで、こうした交通上の課題を解消することによりまして、県境の交流促進を図りますとともに九州縦貫自動車道八女インターチェンジを利用しました広域観光ルート形成によります地域経済の活性化を目指してトンネル一・四キロメートルを含めます延長三・五キロメートル、道路幅員が九メーターから一〇・五メーター、二車線の竹原峠道路が計画され、平成十一年度から事業化されてございます。本来一般国道四四二号は県が管理いたします指定区間外路線の国道でございます。しかしながら、竹原峠道路の事業箇所は急峻な地形でトンネル、橋梁工事など高度な技術力を必要とし、大分県と福岡県間を結びます道路の大規模な改良工事であるため、国によります権限代行事業として進められてきました。このたび七年の歳月と九十二億円の事業費をかけまして、平成十七年十二月十日に全線が開通いたしました。この開通によりまして、冬季の通行止めや土砂災害によります通行止めが解消されます。また観光バスなどの走行性向上により観光や物流の活性化が期待されております。さらには安全で快適な走行が可能となり、移動時間の短縮も図ることができます。
 次に、三番目でございます。県で施行しました主要地方道中間宮田線(遠賀橋)について説明いたします。同じく概要図を資料の四ページにつけてございます。御参照ください。一級河川遠賀川に架かります遠賀橋は昭和七年に架設され、老朽化が進んだことに加えまして、その両岸では主要地方道が交差していますため慢性的な交通渋滞が発生している状況でございました。このような問題を解消するため橋長三百二十七・五メートル、道路幅員二十三メートル、四車線の橋梁架け替え工事に平成九年度から着手してございます。平成十六年二月から暫定二車線で新しい橋が通れるようになっておりましたが、このたび工事着手以来九年の歳月と六十八億円の事業費をかけまして、平成十八年一月二十一日に四車線で開通することとなりました。この開通によりまして、交通安全の確保が図られ、また遠賀橋周辺の交通渋滞が緩和されます。さらには沿線地域の交流や連携が一層促進されることによりまして、地域の発展と生活環境の向上が図られます。
 最後に、新北九州空港連絡道路について説明いたします。概要図を資料の五ページにつけてございます。御参照ください。新北九州空港連絡道路は平成十八年三月十六日開港予定の新北九州空港へのアクセス道路といたしまして、新空港から東九州自動車道の苅田北九州空港インターチェンジまでの連絡橋二・一キロメートルを含みます八キロメートル区間につきまして、平成八年度から工事に着手して以来、十年の歳月と六百八十七億円の事業費をかけまして、このたび平成十八年三月五日に開通することとなりました。連絡道路の開通によりまして、新空港への唯一のアクセス道路として利用されることはもとより新空港の開港や東九州自動車道の開通と相まって、北九州、京築地域の活性化に大きく寄与することが期待されます。以上で報告を終わります。よろしくお願いいたします。
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◯松本國寛委員長 説明は終わりました。これより質疑を行います。何か質疑はありませんか。重野委員。
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◯重野正敏委員 原口委員の所管で津福バイパスの件ですが、ちょっと知人が界わいにおりますので、相談を受けたからちょっとお尋ねをしたいと思います。二枚目の津福バイパスの図面で見ると、歩道が五メーターでしょう。五メーターで歩道と車道の間に植え込みがあるわけですね。普通植え込みがあるわけですが、この植え込みが図のように高くなっているわけですね。何センチか知らんけれども。それであそこを通ってみると、結局ずっと歩道と壁ができているわけで、この両側に土地を持っている人が、通ってみるとわかるけれども、貸地とか売地の看板が一杯出ています。しかし、ほとんど引き合いがないというわけです。なぜかというと、ここを通ってみて、この植え込みでなんかもちろん間口は空いているけれども、その間がずっと高くて植木が植わっているから、ちょっと入れん。車である程度のスピードで行ったら入れるところが、すぐ通り過ぎてしまうわけです。それでこういう設計については、地元とあるいは関係者と協議かなんか事前にあったものかどうかですね。ちょっとお尋ねします。
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◯松本國寛委員長 萩尾道路建設課長。
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◯萩尾道路建設課長 資料二ページのいわゆる標準横断図のことについてお尋ねのことと思います。ここに書いてございます両側の五メーターと申します、その五メーターの中に自転車・歩行者道三・五メーターございまして、その植樹帯と申しますか、この部分一・五メーターではないかと思ってございます。この構造につきまして、先ほど説明の中で申しましたが、国土交通省、福岡国道事務所の方で事業をやっていただいてございます。これにつきましては、直轄道路でございまして、事業説明がどうなされたとか、地元の対応につきましては、私の方で掌握できてございません。それについてちょっと回答できなくて申し訳ないんですが。
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◯重野正敏委員 素人が考えても、万里の長城みたいなところがずっとあるからですね。ちょっと入りにくいのは入りにくいわけですね。平面で植木が植わっておればですね。福岡市内みんな平面で植木が植わっておるわけですが、こういう構造を今からもずっとバイパスでやっていったら、周囲の土地の利用というのがかなり低下するんじゃないかなと思いますので、もし何かそういう機会が、国土交通省あたりとの協議の機会があればですね。そういう意見があったということをちょっと伝えておってもらえんですか。
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◯萩尾道路建設課長 そういう委員会の委員の先生にそういう御要望があったということは確かに伝えます。ただ、もう一点でございますが、バイパス事業でございますので、県でバイパスを整備するに当たりましても、バイパスは通過交通ということで、沿線にタッチするということを大きくねらっているわけではなく、通過交通でさばくと。沿線にアクセスする分については、現道をそのまま使っていただくということもございますので。それともう一点でございますが、植樹帯につきましては、私も現地を見させていただいてございますが、全線にわたって高くはなってないというふうに理解しております。
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◯重野正敏委員 いいです。
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◯松本國寛委員長 よろしいですか。ほかにありませんか。ほかにないようですので、以上で本件質疑を終わります。
 次に、「海砂採取専門委員会について」執行部の説明を求めます。平嶋港湾課長。
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◯平嶋港湾課長 委員会資料六ページをお開きをいただきたいんですけれども、海砂採取につきまして、福岡県海砂採取専門委員会におきまして、去る十二月二十一日に中間答申が出されておりますので、御報告をいたします。
 まず、海砂採取にかかる経緯から説明をさせていただきます。お手元の資料にございますように昭和三十年代から海砂採取を非常に海岸に近いところでやっております。しかし、採取量の増加による海岸への浸食の危惧から昭和四十四年、四十八年と採取場所を段階的に沖合に出しております。昭和五十五年になりますと、海岸浸食は海砂採取が原因ではないかというふうなマスコミのキャンペーン等がございまして、昭和五十六年から五十九年にかけまして、福岡県玄界響灘沿岸域海浜海底保全検討委員会が設置をされました。海砂採取にかかる海岸線の影響について検討の開始を行いまして、この昭和五十八年には暫定的ではございますけれども、海岸から三キロ以遠、水深二十五メーター以深ということと、年間それまで七百八十万立米の規制をさらに五百五十万ということで採取の総量規制を行っております。その後、昭和六十一年に同委員会の答申を踏まえまして、次のような規制強化を行っております。
 次のページをお開きください。図面がございますけれども、海砂採取の位置図でございます。青い線がございますけども、これが海砂採取可能領域境界線となっております。これをA地区、B地区、C地区というふうに分けております。A地区でございますけども、芦屋沖では離岸距離海岸から五キロ以遠、水深が四十五メーターということです。B地区でございますけども、これも海岸から五キロ以遠、これは水深は四十メーター、C地区では、糸島沖でございますけれども、離岸距離四キロ以遠で、水深が三十五メーターということで、これ以上、いわゆるこれから沖合のところで採取をするというふうなことでこの当時決まっております。そこに現在の採取位置というのを書いております。例えば、A地区の北九沖では白島と岩屋沖というこのエリアの中で採取の許可を出しておるところでございます。一応この規定に基づきまして、現在規制を行っております。
 前のページにお戻りいただきたいんですけども、この昭和六十一年に実施をいたしました規制から二十年が経過をしたために、同規制に基づく海岸やそれから漁業や環境への影響を把握するため平成十四年から十六年にかけて、海浜海底影響調査を実施しております。調査につきましては、これまでの経緯がそこにしたためてあります。
 次に、二番目でございます。福岡県海砂採取専門委員会でございますが、先ほども申しましたように平成十四年から十六年に実施しました調査に基づく結果につきまして、専門的な見地から意見を求めるため、昨年平成十七年六月に海岸工学、水産学等学識経験者七名から成る専門委員会を設置をいたしております。この専門委員会の中で昨年の十二月二十七日にある程度公表できるものは早くした方がいいんじゃないかという委員長の御意見もございましたので、その公表できる部分について答申という形でいただいております。
 中間答申の内容でございますけども、海砂の採取については海岸線の影響は認められないと。これは過去の航空写真のデータとか、それから海底に、海底の砂の動き、そういうものを調査をしましたところ、これだけ沖の方に出しているということは海岸線の影響は見られないというふうな検討結果が出ております。
 それから漁業や周辺環境への影響については、今後引き続き調査及び検証を要することということに、もう少し漁業とかそういうものに関しては慎重に検討する必要があると。ちょっと今のデータだけでは少ないのではないかという御意見をいただいております。
 もう一つは、海砂採取に当たりましては、部分的な深掘りをしないようにということでこれは水産とかその辺の先生からの御意見で、この三つについて答申をいただいているところでございます。最終的には三月に最終的な答申をいただく予定にいたしております。
 それから、最後でございますけども、専門委員会においても漁業への影響について整理を行ってまいるとともに、庁内の水産部局や隣接する長崎、佐賀県と関係機関とも連絡調整を図りながら、海砂採取にかかる福岡県一般海域管理運用要綱等につきましても、見直しを含めて検討してまいりたいというふうに考えております。以上で説明を終わります。
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◯松本國寛委員長 説明は終わりました。これより質疑を行います。何か質疑はありませんか。広田委員。
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◯広田誠一委員 今、中間報告ですか、海岸線への影響は認められないという結論のようですが、どうなんですかな。ミクロ、マクロ、ありますね、検査結果。昭和五十六年から九年ですか、六十年三月、最終答申。このときの影響というのはどういうふうに出ていたんですか。
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◯松本國寛委員長 平嶋港湾課長。
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◯平嶋港湾課長 当時は海岸への影響が、近いところで掘削をしておりました関係で、あるのではないかというふうな懸念がございました。暫定的に沖合に出すというようなことで、今、規制をかけているようなところで沖合に出しております。ただ、その後それをきちっと評価をするということがなされておりませんでしたので、今回そういうものをきちっと評価をするということで調査を行っております。その結果、調査をいろいろな手法でやりまして、そのことに基づいて海岸線の影響は、ないというような結論をいただいております。
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◯広田誠一委員 ちょっと聞き取りにくかったんですが、前半はどういうことですかね。五十六年からの検討結果は影響があったんですか、なかったんですか。どういうことなんですか。
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◯平嶋港湾課長 影響が懸念されると。
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◯広田誠一委員 調査方法というのは変わらないんですか。ここと今回と前回は。
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◯平嶋港湾課長 当時と海底の状況の調査については、今回は前回とは少し変わっております。今回につきましては、かなり昔からの航空写真のデータ、そういうものを蓄積をいたしておりますので、それに基づいて海岸線が後退しているのか、いわゆる浸食されているのか、堆砂しているのか。もう一つは今回やりましたのは、十メーター、二十メーター、四十メーターというところに観測器具を置きまして、その器具の中に砂がどれだけ入るかというような調査でやりました。水深が深いところですと、砂があまり動いてないと。岸に近いところでは、やはり波浪とか、そういうもので砂がかなり動いていると。水深が深いところで動いてないということは、海岸の影響は及ばないんじゃないかというような専門家の御意見でございます。
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◯広田誠一委員 極めて素人的なお話なんですが、博多湾の西戸崎、あそこにドックがある。エンジンドックがね、船を扱う。そこが能古島に何というんでしょうか、砂がどんどん堆砂する時期があるんですよ。それで漁師の方がおっしゃるには、西戸崎のところでも、一本矢板ですか、置いただけでも砂の減り方が全然違ってくるというようにお聞きしましてね。非常に微妙な影響を及ぼす。自然というのはちょっとはかり知れないところがありますよね。だから、こういう結論を出されると、なんとなくですね。あまりにも大きな問題について、事もなげに影響がないと言われることについて、ちょっと合点がいかんとですよ。素人考えとして。
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◯平嶋港湾課長 あくまでもこの海砂採取の影響というふうなことでございますので、この昭和六十一年に沖合に出しました、今の採取位置での採取は海岸への影響があるかないかということでございますので、私どもこの沖合でこれだけ五キロ以遠、水深四十メーター前後で採取をすることについては、海岸への影響は見られないというふうな結論が出たということです。海岸近くではいろいろやっぱり砂は動いておりますので。
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◯広田誠一委員 海岸線というものについての影響についてのお話ですね。今のは。
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◯平嶋港湾課長 そうです。
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◯広田誠一委員 漁場とか漁の環境とかそういうふうなものは影響があるということに、ちょっとまた別ということですか。
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◯平嶋港湾課長 二つございまして、一つは海岸線への影響、それは沖合に出しているので見られないと。ただ、先生おっしゃるように海底の状況ですね。いわゆる漁場への状況については、やはりもう少しいろいろ検討する必要があるというふうなことをいただいております。それは引き続き少し検討をやっていく必要があるんじゃないかと。海底を掘削をいたしますので、その辺での若干の影響とか、それは考えられる。それは少し調査の量をふやしてやろうというようなことでございますので、やはり今回は海岸への影響ということでございます。
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◯広田誠一委員 前回の最終答申の結果では懸念されるということと同じように、今回についてもそういうふうに委員会では出しているということですか。懸念を今後、引き続き検討していくということでしょう。懸念されるから検討していくということでしょう。同じように理解していいですか。
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◯平嶋港湾課長 そういうことです。
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◯広田誠一委員 結構です。
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◯松本國寛委員長 よろしいですか。ほかにありませんか。ほかにないようですので、以上で本件質疑を終わります。
 次に、「県内有料道路における最近の状況について」執行部の説明を求めます。田畑高速道路対策室長。
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◯田畑高速道路対策室長 県内有料道路における最近の状況について、御報告させていただきます。
 お手元委員会資料の八ページをお願いいたします。まず、県内の有料道路の開通状況でございます。西日本高速道路株式会社、旧日本道路公団でございますが、この会社が建設を進めております東九州自動車道の北九州ジャンクション、これが東九州自動車道と九州縦貫道の分岐点になりますが、北九州ジャンクションから苅田北九州空港インターチェンジまでの八・二キロメートル、これが来月二月二十六日に開通いたします。また、同日福岡北九州高速道路公社が建設を進めております北九州高速一号線と九州縦貫自動車道小倉東インターチェンジが連結いたします。さらに苅田北九州空港インターチェンジと新北九州空港は先ほど報告がございましたが、三月五日に全線開通する一般県道新北九州空港線で結ばれることになります。これら道路が連結することによりまして、三月十六日開港予定の新北九州空港へのアクセス道路として利便性の向上が図られますとともに高速道路ネットワークが整備されることによりまして、北部九州における地域間交流の活性化、それから経済、産業、文化等の発展に寄与することが期待されております。
 なお、十ページに今回開通する路線の図面、それからその次の十一ページに小倉インターチェンジの連結の図面、赤で塗っているところが連結するための工事でございます。それから十二ページに苅田北九州空港インターチェンジから主要インターチェンジまでの料金表をおつけしておりますので、御参照ください。
 次に、有料道路の料金対策についてでございます。まず福岡都市高速道路におきますETCを活用した新たな料金施策についてでございます。福岡北九州高速道路公社では来年度早期の運用開始を目途に福岡高速道路のETCの整備を進めております。これにあわせまして、ETCを活用した新たな料金施策について現在検討を行っているところでございます。検討に当たりましては、平成八年に公社の中に設置いたしました道路懇話会を活用いたしまして、構成メンバーでございます学識経験者、経済団体、報道関係、道路利用者等の御意見、御要望を幅広くお聞きすることにしておりまして、一月十六日、それから二月二日の二回、開催される予定でございます。
 恐れ入ります。九ページをお開き願います。福岡県道路公社が管理しております。冷水道路についてでございます。冷水道路におきましては、これまでキャンペーン料金の設定等によりまして、一定の成果が得られておりますが、いまだ現道国道二百号の山家地区の交通環境の改善が図られてない状況にございます。そのため現道の交通環境の改善を目的とした交通安全対策をとりまとめ、さきの十一月の本委員会で報告しまして、今年度から実施することとしたところでございます。これに加えまして、さらにこれら現道につきます交通安全対策の効果を一層向上させるため、十二月議会での質疑も踏まえまして、現在冷水道路の有効活用策としての抜本的な料金施策を検討しているところでございます。検討に際しましては、交通量の転換や採算に与える影響を検証するため試行を実施することとしておりまして、これを円滑に実施するため、県や地元市町、それから福岡県道路公社、利用者代表で構成いたします協議会を二月に設置する予定でございます。
 本件につきましては、山家地区の交通環境改善のため現道の交通安全対策やこのための冷水道路の抜本的な料金施策の検討を行うこととしたものでございますが、十二月議会の質疑に際し、これら対策が冷水道路の採算改善のために行われるといったようなマスコミ報道の一部に、そういった混乱が見られましたので、今回改めて整理して報告させていただきました。報告は以上でございます。よろしくお願いいたします。
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◯松本國寛委員長 説明は終わりました。これより質疑を行います。何か質疑はありませんか。特にないようですので、以上で報告事項の質疑を終わります。
 次に、議題にはありませんが、「その他」として何かありませんか。
 特にないようですので、次に進みます。
 次に、「今後の委員会活動について」を議題といたします。今後の委員会活動につきましては、正副委員長に御一任願いたいと思いますが、御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕
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◯松本國寛委員長 御異議ありませんので、そのようにさせていただきます。
 それでは二月九日(木曜日)に委員会を、九日から十日にかけて久留米土木、八女土木事務所の管内視察を実施いたしますので、よろしくお願いをいたします。なお、行程など詳細につきましては追って御連絡を申し上げます。
 最後に、会議録署名委員を指名いたします。貞末委員、佐々木委員、以上二名の委員を指名いたしますので、よろしくお願いいたします。
 以上で、本日の議事はすべて終了いたしました。これをもちまして、土木委員会を閉会いたします。御協力ありがとうございました。
   午 後 四 時 六 分 閉 会