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平成17年 土木委員会 本文




2005.09.15 : 平成17年 土木委員会 本文


   平成十七年九月十五日(木曜日)
   午 前 十 一 時 零 分 開 会
◯松本國寛委員長 それでは定足数に達しておりますので、ただいまから土木委員会を開会いたします。本日の議題はお手元に配付のとおりであります。御確認ください。
 それではまず、議題に入ります前に執行部より発言の申し出があっておりますので、これを許可いたします。廣瀬土木部長。
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◯廣瀬土木部長 おはようございます。議題に入ります前に私の方から一件、御報告をさせていただきます。先般、土木部の職員二名が入札参加資格業者とともにゴルフを行う福岡県の職員倫理条例に違反する行為が発覚しました。県を挙げて不祥事の再発防止、こういったものに取り組んでいる最中、県民の信頼をまた損なうようなことが行われていくということは誠に残念であり、部長としてここに深くお詫びを申し上げます。
 県といたしましてはこのことを重く受け止め、当該職員二名を懲戒処分、また当時の所属長を文書訓告ということを行いました。さらに処分当日、土木部の所属長、出先も含めまして全員招集いたしまして、倫理条例を順守し、県民の疑惑や不信を招く恐れがあるようなことは厳に慎むように強く訓示したところでございます。今後は倫理条例の厳格な運用、土木部独自の研修の実施と、再発防止と、県民の信頼回復に向けて職員一丸となって引き続き取り組んでまいりたいと考えておりますので、松本委員長をはじめ土木委員の先生方におかれましては引き続き御指導、御鞭撻をよろしくお願い申し上げます。
 簡単ではございますけれども、本題に入ります前に私の方から一言ご報告申し上げます。
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◯松本國寛委員長 発言は終わりました。これより質疑を行います。この件について何か質疑はございませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者がある〕
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◯松本國寛委員長 ないようですので、私から一言申し上げます。ただいま土木部長から不祥事報告がありましたが、このことにつきましては誠に残念に思います。執行部におかれましては再発防止に向けて一層の努力を重ねていかれますことを強く要望いたします。以上で本件の質疑を終わります。
 それでは本日の議事を取り行います。まず最初に陳情に入ります。陳情番号九九号「主要地方道八女香春・合瀬耳納峠地区の抜本的道路改良について」をお手元に配付しております。御確認願います。本件につきましては特に執行部に意見は求めませんが、この際、何か御意見はございませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者がある〕
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◯松本國寛委員長 ないようですので、本陳情に関する質疑を終わります。
 それでは次に報告事項に入ります。まず最初に「台風十四号による被害状況について」執行部の説明を求めます。佐藤土木管理課長。
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◯佐藤土木管理課長 それではただいまから「台風十四号のよる被害状況について」御報告させていただきます。お配りしています資料の一ページをお開きいただきたいと思います。
 九月二日に中心気圧が九百二十五ヘクトパスカル、暴風雨域の半径が二百八十キロ、それから最大風速が毎秒五十メーターということで、非常に大型で強い台風ということで、われわれはこの前、アメリカ南部で起こりましたハリケーンのカトリーナと同程度の大きい台風ということで、非常に危惧しておったところなんでございますけれども、九月六日に九州の西岸に沿って北上いたしまして、六日の十四時過ぎに長崎県の諫早市付近に上陸いたしております。その当時、中心気圧は九百六十ヘクトパスカル、最大風速三十五メーターということで、かなり勢力が弱まっておりまして、上陸後は佐賀県、福岡県を横断して同日午後八時ごろ響灘へ抜けまして、日本海を北東へ進んでおります。今回の台風の特徴でございますけれども、台風の目の直径が非常に大きいということで、西海岸を通ったにもかかわらず内陸部や東側で強い風を観測したことでございます。
 続きまして2番目の降雨等の状況についてでございますけれども、福岡県では対馬海峡付近に停滞しておりました前線の影響もありまして、台風の中心がまだ南大東島付近にあった四日ごろから吹き始めまして、台風の中心が九州に接近した九月六日早朝から局地的に激しい雨が降り、諫早市付近に上陸した十四時ごろから広い範囲で激しい雨となっております。
 恐れ入りますけれども、お手元にお配りしております資料の三ページをごらんいただきたいと思います。右側に降雨量ということで、九月四日の十二時から九月七日の十三時までの降雨量を土木事務所別ごとに掲載しております。特に行橋土木の犀川にあります鐙畑観測所では連続雨量が五百八十三ミリという大量の雨が降っております。また三百ミリ超える土木事務所が行橋土木を含めて前原、八女、北九州、田川、那珂、豊前と七カ所に上がっております。また一時間雨量が五十ミリを超えました土木事務所としましては行橋土木と前原土木で観測されております。この雨のために京築にあります今川や祓川、佐井川。また福岡市の室見川、そして矢部川の支川であります星野川で危険水位を超えたほか、大分県側の降雨によりまして筑後川の水位上昇の影響を受けまして、筑後川の支川であります大刀洗川、金丸川、山の井川でも危険水位を超える状況が発生したところでございます。
 それではこの台風によります被害状況等について、御説明いたします。昨日の午後五時現在で取りまとめております。まず道路についてでございますけれども、被害箇所が六路線、九カ所でございます。四ページを御参照いただきたいと思います。赤マルのところが被害箇所でございまして、後ほど説明しますが、まだ片側通行止めになっているところが、その赤の周囲にブルーで囲んでいるところでございます。被害状況でございますけれども、国道四九六号、犀川町ですけれども、これが法面崩壊しております。これは行橋から豊津、犀川、そして大分県の山国に抜ける国道でございます。次に県道でございますけれども、犀川豊前線、豊前市にございます。これは路肩崩壊を起こしておりまして、ほか四路線、七カ所で被害が発生しております。なお、被害箇所の九カ所につきましては崩土の除去や倒木の除去、あるいは土のう積み等を行いまして、応急措置を終えておるところでございます。
 続きまして現在の交通規制箇所でございます。当初、最大時で十路線、十四カ所の交通止めが発生しました。そのうち十カ所が全面通行止め。片側通行止めが四カ所ということでございましたけれども、復旧の結果、現在、前原富士線、前原市にありますが、そのほか二路線で三カ所ということで、四ページのブルーで囲んでいるところでございます。この四カ所につきましては九月末までに規制解除を目指す予定としております。
 恐れ入ります。二ページをお開きいただきたいと思います。河川の被害でございます。現在、二十七河川、五十六カ所で被害が生じております。恐れ入りますが、五ページをお開きいただきたいと思います。赤いマルで落としたところが河川の被害。それから三角の赤の印が海岸、そして青のマルが港湾の被害箇所でございます。
 まず河川についてでございますけれども、やはり先ほども申しましたように福岡の東側が非常に風も雨も多くて、京築地域、特に豊前、行橋地域に被害が、これでおわかりのように赤が集中しております。祓川ほかが護岸崩壊等、四カ所となっております。また豊前市にあります岩岳川、これも護岸崩壊等六カ所、被害が生じています。また前原市の雷山川、これも護岸崩壊二カ所。そのほか二十四河川、四十四カ所で被害が生じております。現在、応急措置が必要な箇所、八カ所につきましてはバリケードとかロープを張りまして立ち入り禁止にしたり、土嚢積みやシートで覆うなどの措置を行っておるところでございます。そのほかの河川につきましては現在、復旧方針について検討いたしておるところでございます。
 次に海岸でございますけれども、今宿海岸で一カ所、護岸の一部崩壊が発生しております。これは警告板を設置いたしまして、応急措置を行っておるところでございます。
 次に港湾でございますけれども、これもやはり東側の港湾ということで二港湾、十カ所、被害が生じておりますけれども、苅田にあります苅田港、これにつきましては南港防波堤上部工転倒のほか八カ所、被害が生じております。また豊前市にあります宇島港におきましても、浮き桟橋通路破損が起こっております。応急措置が必要な箇所につきましては、現在、措置は済んでおります。また、その他の箇所については今後、河川と同じように復旧方針を今、検討中ということでございます。以上で九月十四日十七時現在で把握しております公共道施設の被害状況並びに今後の対応策についての説明を終わらせていただきます。よろしくお願いいたします。
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◯松本國寛委員長 説明は終わりました。これより質疑を行います。何か質疑等はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者がある〕
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◯松本國寛委員長 ないようですので、本件の質疑を終わります。
 次に「福岡県新渋滞対策計画について」執行部の説明を求めます。萩尾道路建設課長。
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◯萩尾道路建設課長 「福岡県新渋滞対策計画について」御説明させていただきます。お手元に配付してございます土木委員会資料の六ページをお開きを願いたいと思います。福岡県新渋滞対策計画につきまして。この件につきましては去る八月二十九日の新聞報道で九州全体の計画ということは報道されてございますが、その部分の福岡県に関する分について御説明をさせていただきます。お手元の資料の左側の上段に記載してございますように、交通渋滞対策につきましては昭和六十三年度より平成十四年度までの三次にわたります渋滞対策プログラムを順次、策定し、全国的に緊急的な渋滞対策を実施してまいりました。しかしながら平成十六年に国土交通省が実施しました九州の道路に関するアンケート調査の結果では、交通渋滞が不満という御意見が最も多うございます。福岡県で約二七%を占めてございました。道路を利用される方々の交通渋滞解消に対します要望の割合が非常に高いということが判明してございます。また平成九年度に策定してございます第三次渋滞対策プログラムを社会情勢の変化や道路ネットワーク等の大きな進展に伴いまして渋滞状況が変化してございます。これらのことから今後の渋滞対策を有効、かつ効果的に実施するため、新たな渋滞対策計画が必要となってまいりました。そこで国土交通省や政令市など県内の道路管理者に加えまして福岡運輸支局及び福岡県警察本部と共同で昨年度末より調査、検討を行いまして、このたび福岡県新渋滞対策計画を策定したものでございます。
 この福岡県新渋滞対策計画では対策の計画目標年次、対策を講じるべき主要渋滞ポイント、渋滞対策方針を策定してございます。計画目標年次につきましては、資料の左下に示してございますように、現行の社会資本整備重点計画の終了年次でございます平成十九年度を一つの区切りといたしまして、平成十九年度までに実施します短期計画と、平成二十年度以降に対策が完了いたします中・長期計画に分けて設定してございます。また主要渋滞ポイントの選定につきましては、資料の右上に示してございますように共同利用者へのアンケート及びヒアリング調査結果を踏まえまして現地の実態調査を実施し、県内で八十四カ所、県全体でございます。このうち福岡県土木部が所管してございます道路につきましては十六カ所。この具体的な箇所につきましてはお手元の資料の七ページに一覧表を掲載させていただいてございます。先ほど申しました短期、中・長期という部分の仕分けを一覧表の一番右端に赤で短期、緑で中・長期というふうに区別をさせていただいてございます。これらの渋滞対策の内容につきましては申しわけございませんが、また資料の六ページに戻っていただきたいと思いますが、資料六ページの右側中ほどに対策方針というイメージ図を掲げさせていただいてございます。この左側につきましては現在、交差点にございます右折レーンや左折専用レーンを設置し、交差点内の処理容量を拡大することによって渋滞を解消しようというイメージでございます。また資料の右側の図でございますが、これにつきましては渋滞が発生してございます交差点の近傍にバイパスを整備することによりまして、交差点に流入いたします交通量を分散するということで渋滞を解消するという対策のイメージを示してございます。
 以上のような対策を実施することによりまして、資料の右下に掲げてございます対策の効果ということで、換算式ということで想定で書いてございます。短期計画、中・長期計画と二段に分けてございますが、短期計画と掲げてございますのは、短期計画分のみでございます。また中・長期計画と掲げてございますのは、短期計画を除く中・長期計画部分だけの数字とさせていただいてございます。渋滞損失軽減時間と申しますのは、渋滞が解消されることによりまして時間のロスを想定したものでございます。また資料の数字の一番下にございますCO2排出削減量でございますが、これについては森林一ヘクタール当たり年間五トンのCO2吸収ということで示させていただいてございます。因みに三千三百八十三トンのCO2排出吸収量を森林面積に換算いたしますと、資料の一番下に書いてございますが、六百二十五ヘクタール相当。因みに志賀島の面積とほぼ同じだということでございます。今後、この対策実施状況をやっていく中でフォローアップをしていくとともに、随時、計画内容を見直しながら渋滞対策を的確に実行していく所存でございます。以上で説明を終わります。
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◯松本國寛委員長 説明は終わりました。これより質疑を行います。何か質疑等はありませんか。大石委員。
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◯大石正紀委員 県全体で八十四カ所の、国と、福岡市と、北九州市と、それから高速道路やら関係、いろいろ仕分けしておるんだろうと思うんだけれども、その内訳がどうなっているのか。そして、それぞれの内訳のうち短期と、恐らく中・長期と二つに分けているんだろうと思うんだけれども、国やらも。それの内訳はどんなふうになっているのか。
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◯萩尾道路建設課長 お答えいたします。八十四カ所の内訳でございますが、国・九州地方整備局でございますが、そのうち福岡国道事務所が所管いたします部分が。
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◯大石正紀委員 いや、国でやって。
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◯萩尾道路建設課長 国が三十八カ所でございます。それから福岡市が二十二カ所でございます。北九州市が五カ所でございます。それから福岡北九州高速道路公社が三カ所でございます。短期、中・長期の内訳でございますが、実は数字を統計してございますので、確認しまして、また御報告させていただきたいと思いますが、よろしゅうございましょうか。
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◯大石正紀委員 それはまた後刻、資料をください。
 それで素人なんで、素人の質問で恐縮ですけれども、渋滞損失軽減時間というのを一言で説明されたけれども、わからんですたい。一年間の時間だというふうに。恐らく一年間に百八十一万時間軽減されるということなんだろうけれども、あなたの説明の、そのまま言うとね。もうちょっと素人わかりするように言うて。
 それから渋滞損失額。これはどういう計算で損失額というのを算出しているのか。というのは、一般によく経済効果というふうに言いますね、経済効果と。経済効果というのは、そのことずばりの経済効果と、それによってさまざまな、よくなる部分の経済効果も合わせると、すごい経済効果があるというふうにやりますね。この場合の損失額はどうなのか。そして総合的な渋滞損失額はどうなのかというあたり、検討しているのかどうか。それもあわせて説明してください。その二点。
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◯萩尾道路建設課長 まず御質問の第一点の軽減時間についての考え方でございます。軽減時間というのは、私もうまく説明できない部分もあって申しわけないんですが、イメージで一般的な言い方で説明で申しわけないんですが、交差点が渋滞していなければ、その交差点を通過するのに五分でその交差点を通り抜けることができる。これが渋滞していれば、通り抜けるときに十五分かかりますよ、と。では、その五分と十五分の差でございます。整備されると、十分が軽減時間ということで、車が一台、十分でございます。それに車の平均乗車率。一台に何人乗っているかということを、まず、掛けます。一台に二人乗っていれば、二倍になる。それと年間の部分での通過交通量。これをまた掛けますと、それを全部掛けた数字が年間で何時間という、サンメンションといいますか、総合計で現わさせていただいてございます。
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◯大石正紀委員 そうするとね、素人なりに考えるとね、百八十一万時間というふうに理解していいんですか、総合計で。
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◯萩尾道路建設課長 これは県全体の分でございますが、八十四カ所でそういう対策をしたときに想定されるであろう合計の計算の結果が、ここに掲げてございます数字でございます。
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◯大石正紀委員 これはあなたたち専門家がやったんやから、大体、異論をするのもおかしいのかもしれないけれども、素人で考えると、トータルでやると、とても百八十一万時間やらじゃないと思うよね。あそこあたり何十台と、ずっと、ひっきりなしに渋滞しておるわけやろうが。それの八十四カ所のトータルになってくるとね、それはとてもじゃないが、百八十一万時間やらじゃないと思うですよ。
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◯萩尾道路建設課長 説明する方で具体的に時間を算定式で書いてございまして、実際に全部を測ったときにどうかというところまで言われると、ちょっと把握できない部分がございますが、効果といたしまして、委員おっしゃいますように、もっと効果があるんではないかとおっしゃっていただくと、われわれとしても非常にやり甲斐があるというふうに思っております。今のこの想定式で渡していただいてございますので、実際に何時間というところは間違いありませんよというところまでの自信は私どもにおきましても、はっきりは言えないんですが、今までの想定式、経験式も踏まえまして出させていただいてございますので、数字についてはこの数字で御説明させていただくしか、ほかに、この数字が信頼できませんということで出しておるわけではございませんので、申しわけございませんが、よろしくお願いします。
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◯大石正紀委員 渋滞も、例えばある一カ所で集中して渋滞する場合がありますね。集中して短い区間ね、そこだけを考えた場合でも一日、何台通るか。時間帯によって渋滞の状況も違うと思う。何台通るかトータルで。そこのところですよ、そこだけ。それが長い区間になってやるとなると、ものすごい渋滞になってくると思うんですよ。逆に言うと、渋滞の時間がまた長くなるということやな。一台単位で考えても、長くなると。そうすると、八十四カ所のトータルがとても桁が違うと思うんやな、素人なりに考えて。僕の常識が狂っておるのかもしれんけれども、間違わんと。あんたの常識がちったあ、狂っているとやったら、ざんくばらんにやな、素人論議しよるわけだから。
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◯松本國寛委員長 廣瀬土木部長。
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◯廣瀬土木部長 渋滞損失軽減時間の考え方は、今、課長の申し上げたとおりでございますが、ある一つの区間を取ったときに一日中、渋滞しているというのは非常に稀でございます。したがって本当に渋滞しているのは、例えば朝とか夜といったようなとき。そうすると、例えば二車線の道路ですと、一時間にどのくらい車が通るかといったときに、一日だと一万台ぐらい通っているというのを、われわれはピーク率と言っていますけれども、一時間で多いところで一〇%程度。つまり一千台くらいというような感じになるわけですね。したがって渋滞の影響を受けている車がどのくらいあるのかというようなことで、たぶん、こういう値になってきているんだと思いますが、ただ、口で言っているように具体的に、では、どういう数字でこうなったのかというのを別途、後日にでも御説明させていただければというふうに思います。
 因みに、ちょっと古いデータですけれども、今回、福岡県が五十数億という渋滞損失額の軽減額。中・長期までいきますと百億というような形になっておると思いますけれども、オールジャパンでいきますと、渋滞損失額が約十二兆円ということで言われておりまして、それとの比較において、この数字自身が正しいのかどうかということも広い大きな目でチェックしてみたいというふうに思います。
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◯大石正紀委員 素人の問題提起で申しわけないけれども、非常に大事なことだもんね。いろいろ言わっしゃる。こっちは山のことを言わっしゃるたいね、森林で。それでピンと来んとですよ、関係ない地域の人たちは。「ああ、そういうことか」とわかってもらう。僕はやっぱり五十三億やら四十二億やら、そんな小さいもんでは絶対ないと。そんなはずがないと。もっともっとすごい、いわゆる効果があるんだろうというふうに思うんですよ。大体、人間の一日の生活態度が変わるですよ。あそこは何分渋滞か、わからんわけやからね。三十分渋滞かもしれんけれども、一時間余裕をもって行くでしょうが。それで渋滞で困っておる人たちは目途は立てられん。だから余分に持ってやるとか、そういう生活者の視点で一回、やってみてくれんですか、本当に。そうせんと、説得力がない。こんなもんやったら、実際、どがしこ税金使いますか、これをやるのに。ものすごい金になるんでしょう。だからこんなもんじゃ絶対ないはずですよ。
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◯萩尾道路建設課長 われわれの計画を策定しまして今から実施していく中で、今、委員が御指導いただきましたように、われわれも整備につきましては非常に励みになるお言葉をいただいたと思ってございます。これにつきましては、この数字という部分の説明については非常に足らない分があるということで御指導をいただきましたので、今後ともこの数字とかいうのを数字だけではなくて、イメージとか、もっとわかるような方策を今後、考えていかなければいかんという所存でございます。今後ともよろしく御指導をお願いしたいと思います。
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◯松本國寛委員長 よろしいでしょうか。ほかにありませんか。重野委員。
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◯重野正敏委員 大石委員と同じ渋滞対策計画の効果ですけど、今、上、二つの質問があって、一番最後にCO2の排出の削減量についての質問はなかったわけですが、これは今、森林面積と、志賀島が引き合いに出ておったから、聞かれなかったんだろうと思う。これだけでパッとわかったんではないかと思いますが、やはりこういう表現は、私は非常にいいと思います。それで、これはお褒めの言葉を。やはりその部分で何かを引き合いに出すか、比較対象とするかということになると、非常にわかりやすいから。特に森林面積を出せるようなのは、どんどん森林面積とかですね。何かそれに代わる、島とか、同等の面積等がある対象物があれば、こういう表現でやってもらったら、素人にも非常にわかりやすいだろうと思う。ただ、単なる三三八三トンと言われたって、ちょっとピンと来ないわけですから、私はこれは非常によかったなと思っていますので、今後、森林面積をどんどん引き合いに出して表現してもらいたいと思います。以上です。
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◯松本國寛委員長 ほかにありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者がある〕
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◯松本國寛委員長 ほかにないようですので、本件の質疑を終わります。以上で報告事項についての質疑を終了いたします。
 次に議題にはありませんが、「その他」として何かありませんか。広田委員。
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◯広田誠一委員 私の方から高速道路対策室長、田畑室長、いらっしゃいますね。高速道路対震工事の部材落下事故についてお尋ねしたいんですが。今年の七月二十七日に約七百十キロの鋼材が落下して、下を走っていた車両を直撃したわけですが、その調査内容を九月の五日ですか、結果報告がなされておりますが、その新聞報道を見て、ちょっとこれは難しい、解せないなということを感じましたので、ちょっとここで質問したいんですが。その中に「事故発生の約二カ月前、業者に鋼材の吊り上げ方を変えるよう指導していたが、改善されていなかった」と。こういう記事になっているんですね。これは一体どういうことなのかね。公社と業者との安全基準についての意識のずれがあるのか。ちょっとその辺、よくわからないんですが、まず一点、聞きたいのは、安全確保への取り組みですね。それから安全パトロール。それを実施されているというふうに聞いておりますけれども、その状況について最初、ちょっとお尋ねしたいんですが。
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◯松本國寛委員長 田畑高速道路対策室長。
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◯田畑高速道路対策室長 申しわけございません。確認させていただきたいのですが。事故後の対応でございますか。その当時の対応でございますか。
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◯広田誠一委員 その当時。
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◯田畑高速道路対策室長 工事の施工に当たりましてはまず業者が、請負業者なんですが、毎日一回、現場でパトロールをやっている。それからひと月一回、請負業者の本社の方がまいりましてパトロールする。それからあわせて道路公社と、そこを請け負っている業者全員一緒になった合同のパトロールをやっているというふうにお聞きしております。
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◯広田誠一委員 ということは、都合三チームがそれぞれ安全点検パトロールをしているということですよね。それで、この一本づりのチェーン。では、これは危険だというように、まず危険性を確認したというか、察知したのはどのチームなんですか。
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◯田畑高速道路対策室長 先ほど言いましたように合同のパトロールチームでございます。公社と業者と一体となった合同パトロールでございます。
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◯広田誠一委員 では、前者の二チームは専門家ですわな。業者の実質、実働部隊、それが危険性に気がついてなかったということですか。
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◯田畑高速道路対策室長 今回、事故を起こした業者につきまして申し上げますと、実は本社内から来ている社内パトロールの結果報告は公社の方に来るようになっているんですが、この報告の中には一本づりの危険性については言及がなかったというふうに聞いております。
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◯広田誠一委員 社内パトロールというのは元請業者が全部やっているんですか。それとも代表がやっているんですか。
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◯田畑高速道路対策室長 説明不足で申しわけございません。それぞれの請負業者が毎月一回、本社の安全管理者ですか、統括安全管理者がまいりまして現場を見るという手順になっていて、その結果を公社の方に報告するようになっているということです。
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◯広田誠一委員 そうすると対震工事は何カ所、幾つの業者がされていたんですか。
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◯田畑高速道路対策室長 仮説で申しわけございません。事故を起こした業者につきましては、橋脚でいきますと、二十一基を担当しておったと聞いております。
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◯広田誠一委員 私がお聞きした範囲では、たしか八カ所か、九カ所というふうに聞いておりますけれども、違いますか。
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◯田畑高速道路対策室長 その数字、ちょっとあれなんですが、私の方で九という数字でお話しますと、当該事故業者が一本づりをしていた箇所が九カ所あったというふうに。九であればですね、そのことかと思いますが。
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◯広田誠一委員 それで危険だと感じ取って指摘したということが現場に伝わらなかったと。よう、理解できないんですよ。なぜ、きちっとされなかったのか。注意をしたことが末端というかね、現場に通じなかった理由がわからないんですよ。なぜ、そんなことになるのか。
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◯田畑高速道路対策室長 公社の方の報告では、その業者が安全意識がやはり他の業者、実は元請が全部で七業者ほど入っているんですが、そのうちの一業者なんですが、その一業者については安全意識の認識が非常に低かったのではないかというようなことで報告をいただいております。
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◯広田誠一委員 それで指示をした。指示のしっ放しじゃないよね。指示したことがきちっと現場でそういうことがなされているか否か。フィードバックね、その把握はどうなんですか。
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◯田畑高速道路対策室長 若干、時系列で報告をいただいておりますので、御報告いたしますが、今の委員御指摘の合同パトロールで指摘したのはいつかといいますと、六月の八日でございます。その時点で一本づりが見つかり、公社の方で是正指導をしたと。その結果、六月十六日に「是正しました」という業者からの報告がまいったと。ほかの業者につきましては当然、そういう措置はやっていたんですが、そういった是正を指導をして、当該業者から「是正をした」という報告が来たことで、ほかの箇所、もしも、あったとすれば、ですね、そこの改善はなされたものと判断したということでございました。
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◯広田誠一委員 ところがこの調査した、要するに事後調査ね。事後調査によると、現場の写真を撮っている。その状況ではちゃんと指示が伝わったという報告を受けた後も一本づりしている。それが数カ所あったというふうに報告がありますよ。そうすると、あなたの話とちょっと矛盾するんじゃないですか。
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◯田畑高速道路対策室長 先ほどもお話しましたような、公社の方としましては是正指導をして、それに対して「是正いたしました」という報告がなされたと思って、そういうほかの、もしも、吊った場所があったとしても、そこは改善されたものというふうに判断したということでした。加えまして、今、おっしゃっています九本の話のうち八本は実は業者がその後、是正しております。是正しそこなった一本、見過ごしたというふうに言ったがよろしいかと思いますが、その一本がたまたま落下して事故を起こしたということでございます。
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◯広田誠一委員 それが七月二十七日でしょう。では、なくてね、六月の十六日に「是正しました」と報告を受けた。それから七月二十七日の間、その間も一本づりしていたというのが写真に映っているという報告がありますよ。
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◯田畑高速道路対策室長 その点に関しまして今、言いましたように、確かに日数的にはそういう一本づりの状態があったのかもしれませんが、結果、九本のうち八本は複数本のチェーンで吊り直したとか、そういった改善策を採ったと。そして一本だけ残っていたということでございます。
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◯広田誠一委員 だから六月十六日から七月二十七日に事故が起こる。その間に一本吊りをしてあったと。写真で撮影されておるわけたい。それをあなたは否定するわけ。
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◯田畑高速道路対策室長 いいえ。そういった状態の写真があるということを見つけたということで、業者の方はその時点で改善がされたというふうに聞いております。例の落下した一本については見過ごしていたということになっております。
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◯広田誠一委員 写真で一本吊りしていたということは数カ所あったということは認識しているんですか、認識していないんですか、あなたは。
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◯田畑高速道路対策室長 道路公社は、先ほども言いましたように六月八日の改善命令、それから六月十六日に「改善したよ」という報告をもらったことで、ちゃんとやってくれたんだという判断をしておりました。結果、今の委員おっしゃっている部分につきましては事故後、業者の方から実は。「実は」といった表現があったかどうかわかりませんが、八カ所。実は落ちた分を入れれば九カ所なんですが、八カ所については業者の方が改善をした。そして一カ所が今回、落下したということでございます。
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◯広田誠一委員 一カ所はわかっているよ。そうではなくて、数カ所。二十七日までの間に数カ所、一本吊りしていたというのが写真に映っていたという報告を受けたわけですよ。それを認めないのか、認めるのかと言っているわけですよ。
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◯田畑高速道路対策室長 公社の話では、その写真は事故後、業者の方が提出したということで聞いております。ですからその時点であったのかという判断がされたとは思いますが。
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◯広田誠一委員 だから問題にしているのは、「是正しました」と言いながら、その後、是正していない現場が現実にあるということなんですよ。その食い違いは何なのかと言いたいわけたい。はっきりせんね。そこが問題なんだよ、ここで言いたいのは。あなた、課長、公社そのものじゃないからね、あれなんですけれども、それはどういうことなんですか。指導しきれてないということなんですか、公社が現場に対して、業者に対して。「それはなれ合いじゃないのか」と私は言いたいわけよ。ばかにされているか、無視されているということなのか、ということ。
 それから安全率の計算。これはどこが計算するわけ。この結果報告について、部材重量に対しチェーンが下段荷重の安全率より小さかったと。その安全率の計算はどこがするわけ。発注者、それとも現場で作業側でするわけ。
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◯松本國寛委員長 執行部に申し上げますが、この件は福岡北九州高速道路公社の件でありますけれども、委員の質疑に対して十分調査をされた事実に基づいて的確に答弁をされるようにお願いをいたします。
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◯田畑高速道路対策室長 そのようにいたします。安全率という言葉は、これは事故調査委員会の専門部会。専門家、九大の先生とか入った専門部会で安全率というのを計算されて、今度の事故等調査委員会の結果報告の中でうたわれております。
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◯広田誠一委員 結果論でしょうけれども、では、一本で安全率を計算して、「大丈夫」というような指示書は公社が出すわけ。それとも現場で一本ということを取り決めしてやるわけ。どこでやるんですか。
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◯田畑高速道路対策室長 仮り吊り、これは部材は仮り吊りということで、仮り吊りにつきましては公社の方から特段の指示はしないというふうに聞いております。
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◯広田誠一委員 わかりました。いずれにしても作業現場の安全確保、これは最優先課題ですわな、言われるまでもなく。と同時に住民、その周辺の県民、国民ですよ。その安全がいつも脅かされているということになるわけよ。そこまで行き着いているのかどうかというのが現場の人たちの感覚として、意識として。作業現場の安全確保については安全大会とか、しきりにやっていますよ。形骸化しているんではないか、そのこと自体が。これは子供さんが二人乗っていたんですよ、ライトバンの前と後ろに。すんでのところで。後ろのガラスを割っているわけよ。後続の車の助手席のドアにも接触しておるわけ、鋼材が。これは一つ間違えば、寸前のところで、これは死亡事故が発生していますよ。刑法上では重過失ですよ、これは。単なる過失ではない。重過失。そういう危機意識ね。安全性に対する意識というのが一蓮托生、公社自体もその辺のところは鈍いのではないかと。指導はきちっと徹底されているのか、現場は。ということは、公社も同罪、厳しく言えば。というふうに私は感じますよ。
 それでちょっといい加減なのはね、結果報告を私、ファックスをいただいた。そうすると新聞記事で二カ月前云々と言いましたけれども、冒頭、指摘した事柄が新聞記事で出ている。こっちはファックスの中で何もそういうことは書かれてないんですよ。「どういうことなのか」ということを言いたい。新聞の方が詳しいわけよ。これは要旨じゃないよ、これは結果だよ、この文書は。結果だ、要旨じゃないよ。ポイントじゃないよ。本当に腹立たしいというかね、びっくりしますね。こういう危機管理に対する、危機に対する意識のなさ。では全国的にこういう重篤な落下事故というのは、ほかにあるんですか。把握されていますか。
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◯田畑高速道路対策室長 高速道路公社からの情報によりますと、昨年の四月に名古屋高速でやはり、詳細はわかりませんが、作業用の鉄板が落下して、バスにぶつかって損傷を与えたという事故があったというふうには、お聞きしております。
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◯広田誠一委員 だから「ない」とは言えない、事故というのはですね。ですから安全率の確保についても数倍安全だと言えるような。安全率が小さかったなんてことではない。逆ですよ。こちらが言うまでもなく、数倍の安全度を確保して、そういうことがないように常に意識を持ってやっていただきたい。県民の命がかかっておるんだから。そういうことを県の方からも公社に対して厳しく指導していただきたい。これは要望しておきます。
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◯松本國寛委員長 はい、わかりました。ほかにありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者がある〕
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◯松本國寛委員長 ほかにないようですので、次に進みます。
 次に今後の委員会活動についてを議題といたします。今後の委員会活動につきましては正副委員長に御一任いただきたいと思いますが、御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕
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◯松本國寛委員長 御異議ありませんので、そのようにさせていただきます。それでは次回委員会は九月定例会中とさせていただきます。
 最後に会議録署名委員を指名いたします。大石委員、広田委員。以上、二名の委員を指名いたしますので、よろしくお願いをいたします。
 以上で本日の議事はすべて終了いたしました。それではこれをもちまして土木委員会を閉会いたします。御協力、ありがとうございました。
   午 前 十 一 時 五 十 五 分 閉 会