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平成20年 商工生活労働委員会 本文




2008.03.25 : 平成20年 商工生活労働委員会 本文


   平成二十年三月二十五日(火曜日)
   午 前 十 一 時 零 分 開 議
◯新村雅彦委員長 それでは、定足数に達しておりますので、ただいまより商工生活労働委員会を開きたいと思います。
 本日は、お手元に配付の審査日程によって残余の議事をとり行いたいと思います。
 それでは、本日の議事を行います。
 まず、請願の審査を行います。
 当委員会に付託されました請願は、お手元配付の一覧表のとおり、新規付託のもの一件でございます。
 請願番号五の二「保険業法の制度と運用を見直し、自主共済を保険業法の適用除外にすることの意見書提出を求める請願」を議題といたします。
 本請願の内容は、お手元配付の写しのとおりでございます。
 本請願について、何か質疑はございますか。岩元委員。
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◯岩元一儀委員 この保険業法の改正の制度の中で、背景と趣旨をまず教えてください。
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◯新村雅彦委員長 城戸生活文化課長。
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◯城戸生活文化課長 保険業法改正の趣旨、目的ということでございますけれども、従来、いわゆる無認可共済、根拠法のない共済事業が保険業類似の事業をやっておったわけでございますけれども、こうした無認可共済については、法的な規制がないということでございまして、募集時の説明不足とか、情報開示が不足しておるということで、消費者保護に問題が生じる可能性が指摘されております。実際、一九九六年にオレンジ共済事件というのがございまして、消費者に多大な被害を及ぼした事例もあったわけでございます。こういう消費者被害を未然に防止するということで、無認可共済を広く規制の対象にして、財務とか、あるいは業務に関する一定の法的なルールのもとで事業を行うようにするために法が改正されたというふうに聞いております。
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◯岩元一儀委員 この改正の詳しい内容を教えてください。
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◯城戸生活文化課長 この無認可共済の事業者でございますけれども、法の改正が平成十八年の四月一日でございまして、この法の施行日以降、一たん、この無認可共済事業者は各財務局に特定保険業者として届け出ることになっております。その上で、免許制の従来の保険会社か、これは新規にできた分類ですけれども登録制の少額短期保険業者になるか、あるいはそういうものにならずに廃業するかという選択をすることになりました。このうち、少額短期保険業者というのは、一定の事業規模の範囲内で、少額でかつ短期の保険の引き受けのみを行う事業者ということになります。この保険会社ないしは少額短期保険業者になりますと、当然のことながら、保険業法が適用されて、資本金でありますとか、情報開示でありますとか、募集の規制あるいは責任の準備金、こういった種々の規制がかけられることになっております。
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◯岩元一儀委員 経過措置があったというふうに聞きますけれども、この経過措置についてお願いいたします。
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◯城戸生活文化課長 この無認可共済業者でございますけれども、まず法の施行がありました十八年の四月一日から二年間、つまり本年の三月末までの期間が移行期間ということになっております。この間に、先ほど御説明しました保険会社または少額短期保険業者に移行して事業を継続するという選択肢か、あるいは廃業するかという選択肢のうち一つを選ぶということになっております。
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◯岩元一儀委員 その少額の保険業者等に移行できなかった場合、つまり三月三十一日で切れる場合、これについてはどうなるのか。
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◯城戸生活文化課長 本年三月末までに移行の申請を行わなかった場合でございますけれども、これは四月以降、新規の保険の引き受けができないということになります。ただ、あくまでも新規の引き受けができないということでございまして、既に契約しておる分の保険料の受け取りあるいは保険金の支払いというのは一年間、来年度の三月末までは継続できるということになっております。したがいまして、その間に保険会社または少額短期保険会社を設立したり、あるいは登録することによって、そこにみずからの保険契約を移転するというような方法は可能ということになっておるようでございます。
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◯新村雅彦委員長 よろしいですか。
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◯岩元一儀委員 はい、結構です。
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◯新村雅彦委員長 そのほかございますか。松尾委員。
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◯松尾統章委員 今、説明をずっと聞いてきて、意見なんですが、経過措置の期限が三月三十一日までとしておりますので、採択して意見書を出しても時間的に意味がないんじゃないかな、もう一点、同じような理由で、継続審議についても意味がないんじゃないかなと。これは意見として。
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◯新村雅彦委員長 ありがとうございます。
 そのほかございますか。月形委員。
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◯月形祐二委員 今、課長の説明を聞いていましたけれども、改正の趣旨自体は、消費者保護ということ自体、問題ないと思うんです。また、十八年の四月一日に決定をされて、二年間経過措置が設けられていたという中身を見ると、その間にいろんな対応をこれまでもしてきてあるんじゃないかと思います。それで、三月に切れたとしても、少額短期保険業者という形になってある方々、それに移行していない人たちでも、今後一年以内に新会社なりをつくれば、それもきちんと運営ができるという御説明でございますので、こういった中身では、期間的にも三月三十一日で、今、松尾先生が言ったように、短い中では、意見書を出しても意味がないような気がします。それと、後の請願の「2」に書いてあります自主的な共済というのが、この定義自体がよくわかりません。あいまいな部分がありますので、法改正自体の趣旨をこの状態で意見書にしても損なうおそれがあると思います。そういう気持ちでございます。
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◯新村雅彦委員長 ありがとうございました。
 そのほかございますか。
    〔「なし」と呼ぶ者がある〕
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◯新村雅彦委員長 ほかにないようでございますので、それではこの請願に関しての質疑を終わりたいと思います。
 それでは、本請願についてでありますけれども、どのように取り扱いいたしましょうか。
    〔「不採択で」と呼ぶ者がある〕
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◯新村雅彦委員長 今、不採択という声がありましたけれども、いかがでしょうか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕
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◯新村雅彦委員長 それでは、御異議がありませんので、不採択といたします。
 以上で請願の審査を終わります。
 それでは、これより議案の審査を行います。
 まず、第二二号議案「福岡県職員の特殊勤務手当に関する条例等の一部を改正する条例の制定について(所管分)」を議題といたします。
 執行部の説明を求めます。権現生活労働部長。
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◯権現生活労働部長 では、第二二号議案、福岡県職員の特殊勤務手当に関する条例等の一部を改正する条例の制定について、御説明いたします。
 議案書は「その2」の五ページから十六ページまで、委員会資料は三ページから十二ページまででございますけれども、委員会資料で御説明申し上げます。
 資料の三ページをお願いいたします。まず、第一の制定の理由でございますが、さきの十二月議会におきまして御審議いただきました本庁組織の再編、部制条例の改正によりまして、部、局、課の組織の名称を改めること等に伴いまして、関係条例の規定を整備するものでございます。
 第二の改正の概要でございますが、この中で、第三条関係の福岡県公の施設の設置及び管理に関する条例の一部と第五条関係の福岡県職業能力開発審議会条例の二条例が生活労働部に係るものでございます。
 改正の内容は、いずれも部制条例の改正によります部の名称変更等規定の整備を行うものでございます。
 第三の施行期日でございますが、部制条例改正の施行期日に合わせまして、平成二十年四月一日としております。
 説明は以上でございます。
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◯新村雅彦委員長 説明は終わりました。
 これより質疑を行います。
 何かございますか。
    〔「なし」と呼ぶ者がある〕
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◯新村雅彦委員長 特にないようでございますので、以上で第二二号議案所管分についての質疑を終わります。
 それでは次に、第二八号議案「福岡県アンビシャス外国留学支援基金条例の制定について」を議題といたします。
 執行部の説明を求めます。権現生活労働部長。
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◯権現生活労働部長 それでは、第二八号議案、福岡県アンビシャス外国留学支援基金条例の制定について、御説明いたします。
 委員会資料の二十四ページをお願いいたします。第一の制定の理由でございますけれども、篤志家からの寄附金を契機といたしまして、アンビシャスな青少年の外国大学等への留学を支援し、国際的に活躍する人材の育成を推進するための基金の設置についてお願いをするものでございます。
 第二の条例の概要でございますけれども、基金の設置、積み立て、管理、運用、処分などについて定めております。
 施行期日は、平成二十年四月一日でございます。
 説明は以上でございます。
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◯新村雅彦委員長 説明は終わりました。
 これより質疑を行います。
 何かございますか。武藤委員。
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◯武藤英治委員 三億円という大変巨額な寄附の申し出があって、大変すばらしいことだと思います。それで、その制定の理由の中に、青少年の外国大学等への留学、この等というものは何を含んでおるんでしょうか。
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◯新村雅彦委員長 十時青少年アンビシャス運動推進室長。
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◯十時青少年アンビシャス運動推進室長 大学等と申しますのは、大学あるいは大学院、日本で言います高等学校等を含みます。
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◯武藤英治委員 基金条例は四行ぐらいのもので、実際の運用の仕方なり、そこで生ずる果実の使い道、そういうものはどういう形で進めて決めていくんですか。
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◯十時青少年アンビシャス運動推進室長 現在のところ、寄附者の方の意向を反映できる事業にしたいと思っておりますけれども、御本人が匿名でお願いをしたいという意向をお持ちだということで、具体的なお話まではできておりません。ただ、私どもといたしましては、支援をするということで、給付型の奨学金を考えております。もちろん運用の果実といいますか、今の状況でございますので、一・三%程度の金利を見込んでおりますので、年間が四百万ぐらいの運用益になるかと思います。支援をしていく中で、運用益のみの運用なのかというところがございますけれども、それだけでは不足するところもあるかと存じますので、取り崩しという形も想定はしております。具体的な人数あるいは金額、選考方法等につきましては、寄附者の方と意向を確認しながら今後検討してまいりたいと思っております。
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◯武藤英治委員 匿名だから、お幾つの方かもわからない、いつまでも寄附者と相談しても、未来永劫というわけにはいかんでしょうし、そしてこんなすばらしいことがあったから、一名の方が三億円と、それでこの条例は定めるわけでしょうが、こういう形で使うから、福岡県の大志を抱いた若者にこういうことをすると、この条例に基づいて、もっと幅広く、こういう趣旨の基金にぜひ皆さんというような呼びかけをすべきだと。取り崩すなんていう後ろ向きの話ではなくて、もっと基金をふやしていく、そんなことをぜひ考えたらどうかと思いますが、いかがでしょうか。
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◯十時青少年アンビシャス運動推進室長 武藤委員がおっしゃるとおり、確かにこの基金、寄附金のみで制定をしておりますので、今後、私ども、この基金をもとにした事業の詳細につきましては、県民の皆さん方にもお知らせし、あるいはその効果を広報することによって、より多くの方々からこの基金の趣旨に賛同いただきまして寄附をさらにいただけるようにしていきたいとは思っておりますけれども、寄附者の方のそれぞれの御意向がございますので、努力をするという段階のみのお答えでしか申しわけございませんが、そういうふうには考えております。
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◯武藤英治委員 だから、一人に限った話をされているんですよね、寄附者の方の御意向というのはね。一たん入れば、条例によって運用されるんですよね。もちろん相談もしなきゃいけないでしょう。だから、やっぱり幅広い、深みのある基金、若者に対しての援助になるように取り組んでいただきたいと思います。
 寄附に対するいわゆる税制上の控除、この基金についてはいかがな形になっておるんでしょうか。
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◯十時青少年アンビシャス運動推進室長 税制上の控除は、自治体への寄附ということで、ございます。ただ、寄附をされる方が個人なのか法人なのかによりまして控除の計算式が違っておりますのと、所得の状況等によっても条件が変わってまいりますので一概には申し上げられませんけれども、例えば、三億円の寄附をなさる場合、所得が幾らぐらいに想定したらいいのかわからないんですが、仮に十億円の所得があって三億円寄附とした場合には、減税としては一億円前後であるというふうに聞いております。
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◯武藤英治委員 例えば、総枠の規制とか、個別の規制とか、いろいろあるんですよね。その辺もぜひ県民にわかりやすくすれば、じゃ、私の、三億円は大きいけど、百万が、一千万が有効に使われるよとなれば、この基金の深みというのは出てくるだろうと思いますので、ぜひそういうPRすることによって、お一人の三億円ということではなくて、広がりを持つようにお願いをしたいと思います。
 最後に、アンビシャスが運動が始まって、私、大分議論したことがあるんですが、大学等という尋ね方をしたのは、私は、アンビシャス、大志を持って国際的に海外にというときに、ぜひ中途半端な留学制度じゃないものを取り組んでいただきたいと思っております。ことし、明るいニュースの一つに、テニスで錦織、彼は十代から行っているんですよ。もっと古く言えば、サッカーの三浦選手、彼は中学を出てブラジルに単身行ったんですよ。サンパウロには福岡県の私立学校よりたくさんブラジル専修学校があります。だめな子供は一学期で、あるいは半年で、もう帰りなさいと言われるぐらい、そこに一人で行ったんです。まだJリーグも何もない時代に。おれはプロ選手になるんだと、海外で活躍するんだという強い意志を持って、実際それを実現した。錦織選手もそうでありましょう。ゴルフに今田という選手もおれば、貞方という選手も、それぞれ中学卒業して、高校レベルで志を持って行って、今、世界で活躍をし、その活躍ぶりがニュースに流れると、私どもに大変勇気を与えています。今、たまたまスポーツの話ばかりしましたけれど、スポーツに限らなくてもいい、芸術もありましょう、若いときから感性を磨くべきジャンルというのはいろいろあります。あるいはフランス料理の、中華料理の私は達人になりたいと、若いときからその地に行って学んでみたいと。この間、福岡市で国の表彰を受けたのは、フランスでパリの十六区で修行を積んだ方であります。三嶋さんね。だから私は、ぜひ大学を中心と考えるんじゃなくて、もっと若いときから、志があるならば三年間向こうに行っていいよというぐらいの、そして短期間じゃなくて、腰を据えて勉強するぐらいの、そうしないと本当のアンビシャスが芽吹くことがないのではないかと、そう思います。
 今、三点ほど申し上げたんです。まず、大いにこれをPRすることによって、もっと基金が充実するように努力しないかと。それが控除の対象であることも一緒にしたらどうだろうかと。さらには、夏休みだけとか、半年とかいうんじゃなくて、何年間ぐらいの思いで志あるアンビシャスを持った若者を大いに海外に雄飛させていただきたいと。今から、今のところ三億円でお一人でしょうけれど、寄附者の思いというのもありましょうけれど、一たんここで条例が提案され、可決されたならば、条例によって運用するということは、乱暴な言い方ではなくて必要なことでありますので、ぜひ今言いましたようなことを形がつくれますように努力をしていただきたいと、こう思います。最後に部長、答弁してください。
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◯新村雅彦委員長 権現生活労働部長。
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◯権現生活労働部長 今回、条例に基づいて基金をつくります。この趣旨を広く公表いたしまして、これに賛同して寄附される方がふえるような取り組みを積極的に行いたいと思います。その際には、ここに寄附することで税法上の特典もあるわけですから、その点も大いにPRをしてやってまいりたいと思います。
 それから、せっかくの基金でございますので、これが志ある青少年の育成に生かされますように、留学も、本当にその青少年が将来、国際的に活躍する人材に育つような、そういう本格的な留学に役立つように、この基金の使い道を考えてまいりたいと思います。
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◯武藤英治委員 結構です。
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◯新村雅彦委員長 そのほかございますか。
    〔「なし」と呼ぶ者がある〕
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◯新村雅彦委員長 それでは、ほかにないようでございますので、以上で第二八号議案についての質疑を終わります。
 次に、第四八号議案「第三次福岡県青少年健全育成総合計画(福岡県青少年プラン)の策定について」を議題といたします。
 執行部の説明を求めます。権現生活労働部長。
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◯権現生活労働部長 第四八号議案、第三次福岡県青少年健全育成総合計画、いわゆる福岡県青少年プランの策定について、御説明いたします。
 委員会資料の五十ページをお願いいたします。まず、第一の制定の理由でございますけれども、第三次福岡県青少年プランの策定に当たりまして、基本構想等計画の骨子について、福岡県行政に係る基本的な計画を議会の議決事件として定める条例によりまして県議会の議決を求めるものでございます。
 第二の基本構想でございますけれども、まず(1)策定の趣旨でございます。福岡県の将来を担う青少年が、豊かな社会性と創造力を持ち、みずから考え、責任ある行動がとれる人間として成長していくことは、県民すべての願いでございます。本県青少年の状況は、積極的に活動する青少年がいる一方で、学ぶ意欲や規範意識の低下、非行の深刻化等憂慮される状況も見受けられます。このことは、大人社会の問題を含め青少年を取り巻く社会環境の変化が青少年自身の価値基準や行動規範に大きな影響を与えているものと考えられます。このような状況を踏まえ、社会環境の変化等に的確に対応した青少年の健全育成を推進するため、第三次の福岡県青少年健全育成総合計画を策定するものでございます。
 (2)の基本理念でございますけれども、二十一世紀を担うたくましいアンビシャスな青少年の育成としております。
 (3)基本目標といたしまして、アンビシャスな青少年の育成と青少年を健やかに育成するための社会環境づくりの二つの基本目標を掲げております。
 (4)基本方針といたしまして、青少年アンビシャス運動のさらなる推進など五つの方針を設けております。
 目標達成のための具体的な施策の方向につきましては、次ページに記載しているとおりでございます。
 第三の計画期間でございますけれども、平成二十年度から二十四年度までの五カ年間としております。
 説明は以上でございます。
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◯新村雅彦委員長 説明は終わりました。
 これより質疑を行います。
 何かこの件について質疑はございませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者がある〕
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◯新村雅彦委員長 特にないようですので、それでは以上で第四八号議案についての質疑を終わります。
 以上で本委員会に付託されました全議案の質疑を終了いたします。
 知事等に対する保留質疑がございませんので、引き続き議案の採決を行いたいと思いますが、御異議ございませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕
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◯新村雅彦委員長 それでは、準備のため、しばらく休憩をいたします。そのままでお待ちください。
    (暫時休憩)
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◯新村雅彦委員長 それでは、再開をいたします。
 それでは、これより議案の採決を行います。
 採決の方法についてでありますが、お諮りをいたします。
 採決は、一括して行うということでよろしいでしょうか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕
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◯新村雅彦委員長 御異議ございませんので、そのように行います。
 それでは、先ほど審査をいたしました第二二号議案所管分、第二八号議案及び第四八号議案の三件について、原案のとおり可決することに賛成の委員は御起立を願います。
    〔賛成者起立〕
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◯新村雅彦委員長 起立多数でございます。
 よって、第二二号議案所管分外二件は原案のとおり可決されました。
 これで議案の採決を終わります。
 以上で当委員会に付託されました議案についての審査はすべて終了いたしました。
 なお、採決いたしました議案に関する委員長報告につきましては、正副委員長に御一任を願いたいと思いますけれども、御異議ございませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕
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◯新村雅彦委員長 御異議ございませんので、そのように決定をいたします。
 それでは次に、その他として、何かございますか。武藤委員。
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◯武藤英治委員 一点提案というか、執行部の考え方を尋ねたいことがありますので、しばらく時間をいただきたいと思います。先月、二月二十五日、大変栄誉なことですが、私、韓国の大統領の就任式に御招待をいただきました。向こうで尋ねますと、地方議員では私を含めて二名、日本全体で百五十名、福岡県から四名と、最低気温マイナス七度、最高気温三度ぐらいのところ、屋外で、青瓦台の前で、二時間にわたる就任式、大変感激をいたしました。それも行政における四県の一市三道との交流、あるいは県議会、さらには私が今、会長を務めております日韓友好議員連盟、そういう活動の評価がたまたま私に回ってきたのではないかと思っております。しかし、大変栄誉なことであったと思います。
 寒い中、新大統領の演説を聞いておりました。そこで感じたことは、実利主義、民主主義を重んじると。これは北朝鮮をにらんだ部分、民主主義という部分と、それと経済界出身の大統領だということで、形式に走るのではなくて実利を重んじると、これが感じた第一点。二番目は、東アジアの関係という演説の中で、どういう順番で国の名前を言うだろうと思って聞いておりましたら、日本、中国、ロシアと、こういう順番で国名を挙げました。対日政策なり、対日交流を非常に重んじておるということを痛感いたしました。そして、日本との関係の中で、過去の暗い歴史にこだわることなく未来志向の関係であり、実利を重んじていきたいと、こういう表現でありました。一国の国家元首の就任式に出る機会はそうないでしょう。非常に身の引き締まる思いで二時間ばかりの式典に参加をしてまいりました。
 そういう中で、その式典が終わって一番に韓国の新大統領が首脳会談をしたのがだれかというと、日本の福田総理なんです。その日のうちに、二月二十五日に首脳会談が展開をされました。そこでさまざまなことが話し合われた中で私が注目しておりますのは、シャトル外交を展開しようと相互の合意がなされたわけであります。シャトル外交というのは、毎年、一番近い国だから、お互いが相互に訪問をし合って、問題解決や、向こうの言葉で言えば実利主義の実現に向けて、両国のトップが胸襟を開いて大いに話し合おうと、その成果を見ようと、こういうことであります。二月に就任式があり、四月二十日、二十一日は東京で韓国の大統領が訪日をされ第一回目の首脳会談、シャトルの第一弾が放たれるわけであります。そこで、福岡県は一市三道との取り組み、継続的にやってきております。また、市町村を見ても、北九州、福岡、宗像、太宰府各市、さらには添田町と韓国との交流を、いわゆる姉妹都市だとか、友好提携という形で非常に活発に行っておるところであります。そして、数字等は言ったり尋ねたりいたしませんが、やはり海路がある福岡というのは韓国から見ても一番便利、行きやすい日本であり、外国であります。今、日本に見える韓国の方のほうが日本から韓国を訪ねる人よりも多いというような逆転現象が起きておるほど、その大きな役割を果たしているのが我が福岡であります。
 そこで、一点であります。ことしは四月二十日、二十一日、東京で首脳会談が開かれる。これは毎年開かれるという合意であります。ぜひこの福岡の地で来年、日韓首脳会談が開催されるように県を挙げて取り組んだらどうかと、こう私は寒い中、そして福岡への帰路、考えたわけであります。韓国で韓日友好連盟のキム・スハン先生とも御一緒いたしました。一市三道と四県の交流は高い評価があるということでありました。最も近い韓国から見て、日本、福岡、ぜひこういう機会に、もっともっと福岡というもののステータスを上げるためにも、そして韓国に福岡を知ってもらうためにも、さらには日本においても福岡というのはまさに国際都市を目指している、アジアの玄関口としての役割を果たしたいと、そういう思いがあるんだということを認識させるためには、私はぜひ来年以降の日韓首脳会談、福岡に誘致をすべきだと、そう思っております。過去、橋本内閣のときには別府で行われました。こじれる前の小泉内閣のときは鹿児島で行われたんです。九州でも過去二回開かれているんです。その後、靖国問題等でこじれて、シャトルという形は消滅をしました。しかし、今、復活をしたんです。今、チャンスが我が福岡県にめぐってきたと私は思っております。こういう外交的な話、この委員会でいいのかなと、企画の話かもしれないと。ただ、この委員会は国際交流が一つの大きな付託された案件であります。今も韓国との窓口は国際局がなさっているんでしょう。話が国レベルの話になりますが、私はぜひ福岡で開催できるように、まず手を挙げ、準備をし、新しい時代の日韓関係、その先頭に福岡が立つべきだと、このような考え方を持っております。突然のこんな質問で、答えようがないのかもしれない。しかし、国際化だ、アジアだというときに、やはり目に見えるものを県民に示す必要があろうかと思います。まさに千載一遇のチャンスであります。このような思いを持って質問をいたしております。局長から、今述べましたことにつきまして考え方を示していただきたいと思います。
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◯新村雅彦委員長 田中国際交流局長。
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◯田中国際交流局長 まず、私どもが十五年以上にわたって取り組んでまいりました一市三道と日本側の福岡、佐賀、長崎、山口の四県の日韓海峡沿岸知事会議に基づくいろんな広域的な交流について、高い評価をいただきまして、大変ありがとうございました。私どもとしましても、これは先端的な交流事業ということで自負をいたしまして、しっかり韓国との交流につきましては力を入れてやっておるつもりでございます。そういう中で、今、武藤委員から御提案がございました日韓首脳会議の福岡開催の誘致に動いたらどうかという御提案でございます。日韓首脳会議が福岡で開催をされることになりましたら、これは福岡の名前を韓国全体にPRすることのみならず、先ほど委員がおっしゃいましたように、アジアのゲートウエーとしての福岡をさらに幅広くPRすることにもつながることで、非常に意義のあることであるというふうに思います。また、そういった会議をきっかけに韓国から、あるいはほかのアジアからも福岡を訪問される方がふえれば、韓国との交流、アジアとの交流がさらに深まることになるというふうに思います。しかしながら、このような大規模な国際会議の誘致ということになりますと、これは私ども国際交流部局だけではなかなか判断しづらい部分がございますし、もちろん商工部あるいは委員がおっしゃっていましたように私どもの企画担当部局、企画振興部、またこういった首脳クラスの訪問ということになりましたら警備の関係も非常に重要な部分が出てこようと思いますし、また空港の関係もいろんな面で御協力をいただかなくちゃいけないと思いますし、また誘致ということになりましたら、県のほうの経費の負担というか、そういったものも必要になってこようと思いますので、そういうところとも相談をする必要があろうかと思います。それから、県議会のほうには昨年から国際交流推進のために国際交流推進対策調査特別委員会も設置をいただいておりますし、そちらのほうともまた御相談をする必要があろうかと思いますので、今後、いろんな面で勉強させていただき、検討させていただきたいというふうに思います。
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◯武藤英治委員 いろんな立場、角度から検討するというのは必要でしょう。でも、別府でできたんですよ。鹿児島でできたんですよ。福岡でできないはずがない。予算だ、警備だ、空港だと、いろいろな理由はわかります。じゃ、この福岡ができないのと、そんなことは私はないと思う。ですから、後ろ向きの議論をするのではなくて、こういう問題がある、こういう障害があると、乗り越えなきゃいけないものがあるじゃなくて、やろうという思いを持って各部局とぜひ速やかに検討していただきたいと、こう思います。これを要望すると同時に、私は今、先ほど申し上げたように、議連の会長という立場もあります。議連で決議をするなり、あるいは各会派に御相談をする中で、議会で決議をすると、そういうことまで含めて、不退転の決意でこの問題、ぜひ実現できるように取り組んでいきたいと思っておりますので、ぜひそれを受けとめていただいて、実現できるように最大限の努力を、実現に向けての検討をしていただきたい、そう強く要望して、質問を終わります。
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◯新村雅彦委員長 そのほかございますか。
    〔「なし」と呼ぶ者がある〕
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◯新村雅彦委員長 それでは、今の武藤委員の強い要望ということで、ほかにないようでございますので、次に進みたいと思います。
 次に、閉会中の調査事項について、お諮りをいたします。
 お手元配付の一覧表のとおり、十三項目についての調査を継続することといたしたいと思いますが、御異議ございませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕
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◯新村雅彦委員長 御異議ございませんので、そのように決定をして、所定の手続をとることといたします。
 次に、今後の委員会活動については、正副委員長に御一任願いたいと思いますが、いかがでございましょうか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕
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◯新村雅彦委員長 御異議がございませんので、そのようにさせていただきます。
 なお、次回の委員会を四月十一日(金曜日)に開催する予定としております。詳細につきましては、事務局から連絡をさせますので、よろしくお願いいたします。
 最後に、会議録署名委員を指名いたします。武藤英治委員、岩元一儀委員、お二人を指名いたします。よろしくお願いをいたします。
 以上で当委員会の議事はすべて終了いたしました。ありがとうございました。
 これにて商工生活労働委員会を閉会したいと思います。
   午 前 十 一 時 四 十 三 分 閉 会