議事ロックス -地方議会議事録検索-


福岡県 福岡県

平成17年 商工生活労働委員会 本文




2005.10.05 : 平成17年 商工生活労働委員会 本文


   平成十七年十月五日(水曜日)
   午 前 十 一 時 四 分 開 会
◯吉村敏男委員長 それでは、定足数に達しておりますので、ただいまから商工生活労働委員会を開会します。
 当委員会において、審議を要します案件は、お手元に配付いたしております付託議案一覧表及び請願一覧表のとおり、議案一件及び請願一件であります。御確認願います。
 これらの審査を、お手元の審査日程(案)のとおり、取り進めたいと思いますが、御異議はありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕
---
◯吉村敏男委員長 御異議がありませんので、そのようにさせていただきます。
 なお、執行部より提出されました議案に関する説明資料、所管事務調査等の資料をお手元に配付いたしております。御確認願います。
 それでは、これより本日の議事を行います。
 まず、請願の審査を行います。
 当委員会に付託されております請願は、お手元配付の一覧表のとおり、新規付託のもの一件であります。
 請願番号一三の五の一「業者婦人の健康と営業を守り、地位向上の施策を求める請願(第一項に関する事項)」を議題とします。本件について、何か質疑はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者がある〕
---
◯吉村敏男委員長 特にないようですので、以上で本件の質疑を終わります。
 それでは、本請願の取り扱いについてはいかがいたしましょうか。
    〔「継続」と呼ぶ者がある〕
---
◯吉村敏男委員長 ただいま北原委員から継続審査という発言がありましたが、そのように取り扱うことでよろしいでしょうか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕
---
◯吉村敏男委員長 御異議がありませんので、継続審査とすることといたします。
 以上で、請願の審査を終わります。
 それでは、これより議案の審査を行います。
 第一三四号議案「平成十七年度福岡県一般会計補正予算所管分」を議題といたします。執行部の説明を求めます。岡田生活労働部長。
---
◯岡田生活労働部長 それでは、第一三四号議案「平成十七年度福岡県一般会計補正予算生活労働部所管分」につきまして、御説明申し上げます。お手元にございます平成十七年度九月補正予算資料、三ページの資料でございますが、それにより説明させていただきます。
 まず、一ページ目をお願い申し上げます。一ページ目には補正予算の総括を記載しております。今回補正予算として計上させていただいております経費は、五款生活労働費のうち、三項職業訓練費でございまして、二億二千五百万円余の増額補正をお願いしております。その内容でございますけれども、二ページ目の補正事項の説明の欄をお願い申し上げます。上段の一目職業訓練総務費といたしまして、国庫支出金返納金二億一千百万円余の増額補正をお願いしております。これは職業能力開発校設備整備費等補助金の国への返還に要する経費でございます。
 次に、下段の二目職業訓練費といたしまして、高等技術専門校建設費一千三百万円余の増額補正をお願いしております。これは福岡高等技術専門校の講堂及び映写室の吹きつけアスベストに飛散のおそれがあり、その撤去工事に要する経費でございます。
 以上が生活労働部に係ります歳出補正予算案でございます。御審議のほどよろしくお願い申し上げます。
---
◯吉村敏男委員長 説明は終わりました。
 これより質疑を行います。何か質疑はありませんか。冨田委員。
---
◯冨田徳二委員 直接予算にはかかわりないですけれども、いわゆる訓練校のところで、何校あるんですか、四校か五校あるんですか。それでアスベストの関係についてというものの、概括的でいいですから、ちょっと説明してください。
---
◯吉村敏男委員長 岡田生活労働部長。
---
◯岡田生活労働部長 今回技専校、高等技術専門校、全部で県内七校ございまして、それにプラス障害者の訓練校が一校ございます。計八校ございまして、その中で、調査をした中では、この福岡の技専校のみにアスベストが認められたと、そして飛散のおそれがあるということでございます。
---
◯冨田徳二委員 じゃあ、例えば訓練校の中で使っている、いろんな材料とか何とかございますよね、そういうことも含めて、それのかかわりは見受けられないということですか。
---
◯岡田生活労働部長 今の訓練に使用しておりましたアスベストの件でございますが、先般、調査報告させていただきましたけれども、小倉校と大牟田校と田川校と、この三校におきまして、実習にアスベストが含有しておりましたものを使われておった事実があったと。これは以前はアスベスト含有という表示が、その袋にされておりませんで、昨年厚生労働省の指導によりまして、表示をするようにという指導が業界にありました。その結果、今年度になりまして、表示をされた結果、含有されているという事実が判明しましたものですから、直ちに使用を中止したということがございます。
---
◯冨田徳二委員 あとはもう、この種のアスベストのかかわりについては、ほぼいいと。
---
◯吉村敏男委員長 占部職業能力開発課長。
---
◯占部職業能力開発課長 建物につきまして、アスベスト吹きつけということでございましたけれども、今度新たな調査が入っておりますので、今その調査をやっているところでございます。
---
◯冨田徳二委員 じゃあ、しっかりやってください。
---
◯吉村敏男委員長 ほかにありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者がある〕
---
◯吉村敏男委員長 ほかにないようですので、以上で、本委員会に付託されました議案の質疑を終了します。
 次に、所管事務調査を行います。
 「『福岡水素エネルギー人材育成センター』の開講について」を議題といたします。執行部の説明を求めます。松家新産業・技術振興課長。
---
◯松家新産業・技術振興課長 商工生活労働委員会の商工部の資料の一ページをお願いいたします。このたび、全国初の水素関連人材育成機関でございます福岡水素エネルギー人材育成センターを開講いたします。その内容について御報告申し上げます。
 本県では平成十六年八月、昨年の八月でございますが、我が国有数の水素関連企業を結集いたしまして、福岡水素エネルギー戦略会議を設立したところでございます。恐れ入ります、二ページを開けていただけませんでしょうか。そこに水素エネルギー戦略会議の概要を書いております。この戦略会議には現在二百六十四の企業、大学、行政が参画しておりまして、全国でも最大規模の組織に成長しておるというところでございます。戦略会議では、水素の生成、貯蔵、輸送から利用に至るまでの一貫した研究開発、実証活動、そして人材育成を中心に事業を展開し、世界を先導する研究開発拠点づくりを目指しているところでございます。
 一ページをお願いいたします。このような中で水素関連人材、特に産業人材の育成は水素エネルギー利用社会の移行に不可欠であるところから、産業界、あるいは大学の機関においても、水素に関する幅広い知識と技術を有する専門技術者が不足しているという声があるにもかかわらず、水素関連技術に特化した育成機関がないという状況でございます。このため戦略会議が、全国で初めて水素エネルギー人材育成センターを開講するものでございます。
 開講するコースは、技術者養成コースと経営者コースの二つのコースでございます。技術者養成コースは五日間で水素エネルギー関連企業や新規参入を目指す企業の技術者を対象といたしまして、水素の特性から利用、安全に至るまでの幅広い講義と、実践的な実習を行うところでございます。経営者コースでは水素エネルギーに関心を持つ企業経営者を対象といたしまして、水素関連技術や水素の市場の動向に関する基本的な知識を短時間で習得することを目指しております。両コースとも水素利用技術で唯一文部科学省の二十一世紀COEプログラムで採択されています、九州大学を中心といたしました先生方、あるいは企業のベテランの技術者の方々が講師となるところでございます。
 八月中旬に募集を開始したわけでございますが、八月の末にはほぼ定員に達する好評ぶりでございました。技術者養成コースにつきましては、実習を伴うものですから、一度に多くの受講者を受け入れられないという実態もございます。今後はできるだけ多くの企業の方々に参加していただくように工夫をいたしまして、回数の増あたりも検討してまいりたいと思います。
 開講式は経営者コースの開講、十月七日、あさってでございますが、にあわせて実施いたします。この人材センターから来るべき水素社会を支える多くの優秀な人材を輩出いたしまして、福岡を水素の拠点にしてまいりたいと思います。
 また、お手元の、今、パンフレットがございますが、この水素戦略会議の事業の一環といたしまして、情報交流、あるいは啓発普及を行うために、十月の十九日から二十一日に、北九州の方で水素エネルギー社会の近未来展を開催することといたしております。四十七の企業、大学機関が展示や発表、それから技術セミナーなどもございます。また、燃料電池自動車の試乗会等も実施しておりまして、お時間がございましたら、ぜひ御参加いただきたいと考えております。以上でございます。
---
◯吉村敏男委員長 説明は終わりました。
 これより質疑を行います。何か質疑はありませんか。前田委員。
---
◯前田宏三委員 ちょっといいですかね、質問というか、お聞きしたいんですが。こういうところでやられて、水素エネルギー利用社会というのは、例えば、いろいろ。
---
◯吉村敏男委員長 松家新産業・技術振興課長。
---
◯松家新産業・技術振興課長 私も実際のところはわからないんですけれども、一番水素利用社会の、私ども目に見てわかるところは、やはり自動車ではないかと考えております。燃料電池自動車ですね、今非常に価格が高くてですね、まだ県民の方々、あるいは私たちはまだ購入できないんですけれども、首相官邸や、あるいは環境省なども燃料電池自動車を購入しておるところでございますが、国の目標といたしまして、二〇二〇年に一万台余の導入をというような計画もございますが、まだまだ研究開発、あるいはコスト面でですね、非常に研究開発、技術開発が要するところでございますが、自動車が一番近い水素の産業と申しますか、社会にあらわれてくると思います。
---
◯前田宏三委員 ことしは二〇〇五年ですか、十五年後ぐらいに大体車一万台ぐらいをめどに、そうですか。はい、いいです。
---
◯吉村敏男委員長 ほかにありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者がある〕
---
◯吉村敏男委員長 ほかにないようですので、以上で本件の質疑を終わります。
 次に、「『自動車百万台新戦略委員会』について」を議題といたします。執行部の説明を求めます。田尾企業立地課長。
---
◯田尾企業立地課長 資料は同じく、委員会資料の三ページでございます。自動車百万台の新しい構想に向けての新戦略委員会、これについての説明でございます。
 本県では、平成十五年の二月、二年半前になりますけれども、自動車百万台という構想を掲げまして、一生懸命やってまいりました。おかげさまで自動車の百万台の達成というのが、かなり現実化してきております。確実になってまいりました。つきましては、新しい構想の検討のために自動車百万台新戦略委員会というのを、先般立ち上げたところであります。今後アジアのマザー工場化、それからアジアの部品産業拠点化、人材育成という、この三つの視点で検討を行いまして、来年三月までに報告をまとめる予定でございます。
 資料の次のページ、四ページをお願いいたします。現在の北部九州における自動車生産の状況ということで整理しておりますけれども、上の表、本県に日産自動車九州、それからトヨタ自動車九州、それから隣の大分県にダイハツ車体という、いわゆる自動車メーカーがございます。ここにおける生産台数の推移を書いておりますけれども、平成十五年度八十一万台、それから昨年の十六年度が八十万台、そして、今年度十七年度は現在のところ見込みで、約九十万台ぐらいになるというふうに見込まれております。
 備考のところに書いておりますけれども、来年について、もともとこの日産自動車九州は生産能力が六十万台あると、現時点ではまだそこまでいっていない。それからトヨタ自動車九州におきましては、生産能力の倍増ということで、現在の二十三万台を四十三万台にするということで、今月新しい工場の増設完了の予定です。ダイハツ車体では、基本的に今年度十七万台の見込みでありますけれども、現在拡張中でございまして、十八年度、来年度は二十万台規模で生産が予定されております。したがいまして、早ければ来年百万台を超すのではないかと、こういうふうに見ております。
 恐れ入ります、次の五ページをお願いいたします。新戦略委員会の名簿ということで一覧表を書いておりますけれども、委員長は日経新聞の論説委員の後藤さん、それから副委員長が地元福岡大学の居城教授、そのほか学識経験者、それに地元の日産自動車九州、それからトヨタ自動車九州、ダイハツ、いわゆる完成車メーカーのトップ、それからデンソー、ユニプレス、アイシンという、いわゆる部品メーカーですね、そこの代表、それからアジアへの物流関係で、アジアスーパーエキスプレス、以下銀行の支店長等、いわゆる関連企業も含めました委員会の構成になっております。
 恐れ入ります、また三ページに戻っていただきたいと思います。二番目の検討スケジュールでございますが、第一回委員会、これは九月十五日に開催いたしまして、いわゆる九州の現状、それから課題、アジアの現状等を議論していただいております。第二回以降、いわゆる先ほど言いました、今後の戦略の三つの視点、これをもとに議論を続け、十一月ごろに中国への現地調査、そして最終的に全部で五回の委員会の予定で、三月下旬に報告書、概要版を出したいというふうに考えております。以上です。
---
◯吉村敏男委員長 説明は終わりました。
 これより質疑を行います。何か質疑はありませんか。前田委員。
---
◯前田宏三委員 新戦略で百万台に、もうそろそろなりそうなんですけれどもね、どのくらい人は、雇用はふえるんですかね。どのくらい雇用は見られてるんですかね。
---
◯吉村敏男委員長 田尾企業立地課長。
---
◯田尾企業立地課長 先ほど、トヨタ自動車のところで、現在の能力の倍増というところ、これに関連しまして、二千人の増員が昨年からスタートしておりまして、現時点ではほぼ千六百人ぐらいかというふうに聞いております。それからトヨタ自動車におきましては、苅田にエンジン工場、これを新規に設置するということで、その関連の、いわゆる従業員の方、これも募集がありまして、五百人規模で採用がほぼ整ったと。あと、このメーカーの動きとは別に、いわゆる地元における部品メーカーですね、そういうところで、例えば新聞に載りましたデンソーにおきましては、直接自動車百万台とは関係ありませんけれども、新たに、別の関連で、いわゆる事業の増産、それを行いまして、大規模ですので、百人程度とか、あと、この関連の部品企業で、大体今のところ関連企業で千人ぐらいがふえているんではないかと、そうしますと、ざっと合計しますと、三千五百人ぐらいが、この一年間で雇用の増という格好で反映されたものと思っております。
---
◯前田宏三委員 課長がここまでわかるかどうかわからんのやけれども、雇用の中身はですね、技術者としての雇用なんでしょうかね、あるいはパートさんとか、そういった形の雇用なんでしょうかね。
---
◯田尾企業立地課長 技術者としての採用もあっております。ただ数としてはですね、ちょっと概数で申しわけないんですが、四、五十名ぐらいではないかと。残りのほとんどが、いわゆる工場での従業者、そういうことになりますけれども、今、委員御指摘のように、今の工場の形態は正規職員と、それから派遣職員、それから臨時工さんという、いわゆる臨時的なですね、そういうもので構成されておりますけれども、全国レベルに比べて、九州の場合には正社員の数が多い。というのは、派遣という格好で、今さっき言いました一つの工場、トヨタ九州二千人規模でですね、採用はあっておりますけれども、直接採用というのはかなり少ないです。派遣会社に一たん就職しまして、派遣会社から大半が、本当七割、八割がトヨタ九州で、そこで事業をやりますけれども、その中から身分の切りかえといいますか、いわゆる工場の技能者として成績がいい人、そういう人をトヨタ九州の社員に随時切りかえていくというような体制をとっておりますので、他県に比べては、本県のいわゆる正規社員ですね、そういう構成はかなり多いというふうに聞いております。
---
◯前田宏三委員 これで最後にします。そうしてもらいたいんですよね。さっきどなたかと話したんだけれども、僕らみたいな団塊の世代がリタイアするじゃないですか、あと三年ぐらいしたら、三、四年したらしますね。そうするとね、しっかりとした技術を持った人々がごそっといなくなると。それを簡単に、今派遣とか、あるいはパートさんで補っていると、かなりものづくりの国の基盤がなくなるんじゃないかなという気もするわけですよね。それでぜひですね、正社員、正技術者をしっかりと雇用して、そういう技術集積の人が伝えていけるような百万都市構想じゃないとね、会社だけもうかってね、というような気がするんでね、ひとつよろしくお願いします。
---
◯吉村敏男委員長 要望ですか。
---
◯前田宏三委員 要望です。
---
◯吉村敏男委員長 ほかにありませんか。北原委員。
---
◯北原 守委員 ちょっと幾つかね、この新しい戦略委員会のねらいというのは大体何なんでしょうね。具体的に言えば、アジアのマザー工場化とかね、それから部品の、いろいろ書いてますね、こういったことを探っていくんだろうと思うんだけれども、イメージがわかんわけ、もうちょっと説明してもらいたいのと、そこにおける福岡県の役割というのは何なのかね、ちょっと説明してください。
---
◯吉村敏男委員長 田尾企業立地課長。
---
◯田尾企業立地課長 現時点できちっとしたイメージというのは、まだ我々もないんですが、基本的に今、日産九州も、それからトヨタ九州もですね、日産九州では、中国にやはり日産の工場ができるときにですね、いろいろ技術者が現地に行きまして、いろんな現地指導をしております。それとか試験運転のときにうまくいかない場合には、またそれを直すために技術者が行ったりとかですね、そういうことで、中国での工場を立ち上げた。それからトヨタ九州ではカナダの新工場を、昨年建てるときにも、やはり同じように、いわゆる経験者ということで、技術屋と技能者が現地に行って指導してきたと、そういうことが、いわゆるマザー工場としての役割が、今生まれつつあります。その動きの延長線で、やはりそういう、いわゆる国内の工場というよりも、これから先は、外国まで含めたグローバルなですね、そういう工場としての位置づけがありますので、それに向けて、この北部九州の量的な、また質的な拡大をしていこうかというのが一つ。
 それから、それをやりますためには、やはり地元の、いわゆる部品企業ですね、地元の企業が、やはり一次部品企業にきちんといいものを提供し、それが車の部品になっていくというのが、我々の一番のねらいですので、地元の企業の技術能力、そういうものを高めることによってですね、直接大きなメーカーと取引ができる、それによって品質の上昇、それをねらいまして、この北部九州に、そういう自動車産業の下支えをする、そういう部品企業の集積を、これから多くやらないといけない。そのことがやはり北部九州のアジアの中での拠点という、そういう位置づけになりますんで、当面我々の仕事としては、そういう地元の企業に力をつけることによって、その企業が、いわゆる中国向けのですね、例えば部品の提供とか、そういうところの可能性まで持っていきたいというふうに考えております。ぼやっとしたイメージなんですけれども、そういうことを考えております。
---
◯北原 守委員 だから、方向みたいなのは、おぼろげながらわかるんだけれども、その中で福岡県は何やるんですかね。
---
◯田尾企業立地課長 すみません。失礼しました。それで行政の役割ということですが、まず、地元の企業の技術的な能力を高めるためにですね、現在スタートしております自動車金型、これが生産の基礎になりますので、その先端金型センターを昨年立ち上げ、そして、そこでの技術者の養成ですね、それをやると同時に、これから先いろんな輸出入の展開を図るにおいても、やはり物流のそういう必要性が出てくる。今、民間の動きですけれども、中国向けにスーパーエキスプレスといいまして、一日でそこに持って行くと、そういう、いわゆる物流をするためのインフラ、それについてのかかわり合いを強めていこうかと、それと、あとは全般的な下支えをする人材ですね、先ほど言われました技術者のほかに、いわゆる技能者も含めて、大きなそういう自動車産業としての人材育成の行政対策を打っていくということが、我々の仕事かなと思っております。
---
◯北原 守委員 これちょっと見てみると、すごく中国を意識してますよね。中国に生産拠点を動かすということも考えているんですか。
---
◯田尾企業立地課長 私どもとしては、福岡の会社、要するに九州の会社が中国に工場を持っていくというよりもですね、地元で生産拡大をして、中国へ部品を送る、それがいい形だと思っております。工場自体が行きますと、どうしても空洞化ということで、地元でのですね、そういう何といいますか、力が弱くなるということから、できるだけ地元で大きくなって、その技術力によるですね、そういう対外貿易といいますか、そういうものをイメージしております。
---
◯北原 守委員 そうなると、例えば車の業界ではね、やっぱり海外に生産拠点をシフトするという流れもあるじゃないですか。そういう流れは、これは民間の自由競争の中でも当たり前と言えば当たり前の話なんですけれども、県の方では一方では県内にとどめておきたい、その辺の方向性の違いというものはないんですか。
---
◯田尾企業立地課長 確かに一時期中国に、現地で工場をつくるという、そういう動きで、いわゆる空洞化が起きておりましたが、最近はその反省からかですね、中国に工場持って行くよりも、やっぱり国内回帰、国内に工場を持つことによって、あとは貿易関係でやっていこうという動きが出てまいりました。いろんな液晶関係が、まさにその代表なんですが、最近、自動車産業におきましても、現地でつくるというよりも、やはり高級車ですね、いわゆる高級車は国内で増産をし、それを輸出で送るという形が出てまいりました。したがいまして、その動きの中で我々発展をさせていきたいというふうに思っております。
---
◯北原 守委員 それは戦略会議でいろいろあるんでしょうけれども。私がちょっと聞きたいのはね、今、韓国の車産業、いっときと違ってですね、特にパーツの部分はね、日本の技術とあんまり変わらないくらいの技術を持ってきたわけですね。それで例えば港湾の整備にしても、いろんな意味で経済インフラというのが整備されててね、例えば学者の皆さん方の研究ではですね、韓国の南岸部、それから北部九州、これの一つの経済圏というか、その中で車、特にパーツの関係の連携、それは可能だというような、そういういろんな研究報告も出ているわけですよ。私は、これからやっぱり中国市場というのは非常に魅力なんでね、車産業にとって、その中でパーツの部分で、これは私は技術的にもね、それからいろんなインフラ的なことを言ってもね、日韓の連携というのは可能ではないかと思うわけで、皆さん方が韓国の自動車産業をどのくらい勉強されておるか知りませんが、これは一つの方向としてね、戦略会議の中で、そういう連携がテーマになるかどうかわかりませんけれども、私としては、かなり実現化が、それは可能性があるんじゃないかという考えを持っているわけね。だから、中国の車市場の勉強とあわせて、韓国のマーケットそのものはそんなに魅力はないけれども、技術そのものはやっぱりかなりあるんでね、いろんな意味で技術提携していくというのが、これからの北東アジア全体の共同体をつくっていくという面からも、おもしろい話でないかなと。だから、こういったこともテーマの一つに加えてもらいたいし、できれば皆さん方も韓国の車産業の現況あたりをしっかり勉強していただくとありがたいなと思います。
---
◯田尾企業立地課長 今、御指摘のように、韓国の部品、技術的なレベルというのはかなり高い、日本と遜色がないというふうに言われております。そういう中で、韓国自身も、今中国に向けてですね、いろんなそういう部品会社の企業が進出をしております。そういう面からいくと、日本と韓国の同じような部品企業、これは競争関係になります、一つはですね。そういう中から、韓国よりも技術的なアップを図るというのが具体的な目標になりますし、また先生御指摘のように、同じような技術レベルで連携をしてですね、共同で中国市場に向かっていくという、そういうことも一つの可能性としてはあるかと思います。そういうことは恐らく今度の委員会の中でもですね、大きなテーマとして議論されるかと思っております。
---
◯北原 守委員 この底流にはですね、例えば車を生産するときに、特にパーツね、生産台数がふえればふえるほど、すそ野であるパーツ、その辺のあれは中小企業の人たちが育たんと、日韓がそういう意味で協力し合うことによってね、パーツの確保が進んでいくんじゃないかという、そういうベースがあるわけですよね。私はこれから車を生産していくときにエンジンもだけれども、やっぱりそういうパーツをどう、すごいパーツでしょ、今、数にしても。パーツをどのように確保していくかというのは、やっぱり車の生産を考えたときに大きなファクターなんで、その辺もぜひ検討してもらいたいなと、こう思います。以上です。
---
◯吉村敏男委員長 最後は要望でよろしいですか。
---
◯北原 守委員 はい、よろしいです。
 ほかにありませんか。武藤委員。
---
◯武藤英治委員 来年にも百万台突破すると、大変喜ばしいことでありますが、百万台というのは、私どもイメージがよくわからない。例えばトヨタ自動車を中心とした愛知県、中部圏、あるいは横浜の追浜は、日産の追浜工場を中心とした関東、マツダを中心とした広島というようなブロックがあろうかと思いますが、百万台というのはどういう位置づけなんだろうかと。と同時にですね、今、北原委員からも指摘がありましたが、非常にすそ野が広い産業でありますので、その関連部品だ何だという関連産業の広がり、そのブロックごとにですね、愛知県では何台なんだと、そこにすそ野はどう広がっていると、北部九州は百万台になるんだけれども、すそ野はこうだと、そこにどれぐらいの雇用がそれぞれあると、こんなものをね、一覧的な資料を要求して、次回にでもその資料をもとに議論させていただければと。
 もう一点加えるならば、百万台のうち、じゃあ、国内、国外、輸出はどれぐらいして、現実あるのかと、そういうものの資料をぜひいただきたいなと。今の北原委員の御質問にも関連するんですが、商工部長だけが委員に入るということで本当にいいんだろうかなと、港湾の整備もありましょう、いろんな陸送の問題もありましょう、県としての戦略とするならば、例えば企画だとか、いろんな立場の方がもう少し入った方が、企業の方の戦略なのか、県の方の戦略なのかと、商工部だけで取り組むべき問題なのかということも疑問を感じております。そんなことを含めて議会でも議論をさせていただくために、以上の資料を、委員長、委員会として要求したいと思いますが。
---
◯吉村敏男委員長 ただいま武藤委員から資料要求がありましたが、これを本委員会の資料要求とすることに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕
---
◯吉村敏男委員長 御異議ありませんので、本委員会の資料要求といたします。
 執行部に申し上げます。ただいま武藤委員から要求のあった資料について、次回提出できますか。
---
◯田尾企業立地課長 はい、次回提出いたします。
---
◯吉村敏男委員長 はい、わかりました。
 それでは、次の委員会で提出をお願いしたいと思います。
 ほかにありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者がある〕
---
◯吉村敏男委員長 ほかにないようですので、以上で本件の質疑を終わります。
 次に「第十三回ふくおか県民文化祭二〇〇五について」を議題といたします。執行部の説明を求めます。富安生活文化課長。
---
◯富安生活文化課長 生活労働部の委員会資料の一ページをお願いいたします。第十三回ふくおか県民文化祭二〇〇五につきまして御説明いたします。
 一の趣旨にありますとおり、本県では多くの県民の方に文化芸術の鑑賞、参加、創造の機会を提供し、文化活動のすそ野の拡大を図るため、平成五年から毎年県民文化祭を開催しております。二の経過についてでございますが、これは国民文化祭の誘致の要件といたしまして、全県的な文化団体があること、それからもう一つは、毎年県民文化祭が開催されることという要件がございまして、そのため平成四年十一月に福岡県文化団体連合会、通称県文連が設立されまして、平成五年から昨年まで、毎年県文連が中心となって開催してまいりました。昨年本県で開催いたしました第十九回国民文化祭福岡二〇〇四では、新しい文化の創造や地域文化の再発見、それから数多くの子供や若者たちの参加、それからボランティアの活躍、アジアの若者たちと文化交流が行われ、今後の文化振興につながる大きな契機となりました。第十三回目を迎えますことしの県民文化祭は、この国民文化祭の成果を引き継ぎ、発展させるために、新たに知事を会長とする福岡県民文化祭福岡県実行委員会を設立いたしました。今後は三の主催者のところに書いてありますとおり、福岡県文化団体連合会や関係団体と連携を図りながら、なお一層充実した県民文化祭にしてまいりたいと考えております。
 開催事業でございますが、四に書いておりますとおり、ことしの開催事業の内容はお手元にチラシをお配りしております。この分でございますが、十月三十日に宗像のユリックスで開催いたしますオープニングイベントを初めといたしまして、全部で四十三事業実施いたします。マスコットキャラクターにつきましては、国民文化祭の飛梅丸ですね、これを今後も活用することにしております。
 昨年の国民文化祭における感動をもとに、今年度は感動から次の時代へということをテーマにいたしまして、これまで行ってまいりました事業に加え、国民文化祭の継承と発展を目的といたします。そのため新たに三種類の事業を実施することとしております。地域の意欲的な取り組みを公募して実施します特色ある地域文化づくり事業、それから、国民文化祭で形成された新たな分野での文化団体の形成を目指します多彩な文化活動推進事業、それから、子供たちが学校で文化芸術のすばらしさを体験できる芸術体験講座を、これは県内三十四の小中学校で実施することにしておりますが、これまで以上に県民がだれもが文化に親しみ、主体的に文化活動ができる文化祭にしてまいりたいと考えております。
 各市町村で開催いたします事業の詳細につきましては、資料の二ページから四ページまでに載せておりますので、後ほどごらんいただきたいと思います。また、各事業を紹介いたしますガイドブックを、お手元にお配りさせていただいておりますけれども、これも後ほどごらんいただければと思います。以上でございます。
---
◯吉村敏男委員長 説明は終わりました。
 これより質疑を行います。何か質疑はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者がある〕
---
◯吉村敏男委員長 特にないようですので、以上で本件の質疑を終わります。
 次に「福岡県青少年健全育成総合計画の進捗状況について」を議題といたします。執行部の説明を求めます。藤本青少年課長。
---
◯藤本青少年課長 福岡県青少年健全育成総合計画、すなわち青少年プランの進捗状況につきまして御説明いたします。
 委員会資料五ページをお開き願います。青少年プランは二十一世紀を開くたくましいアンビシャスな青少年の育成という基本理念のもとに、アンビシャスな青少年の育成、青少年を健やかに育成するための社会環境づくりという二つの基本目標を設定いたしまして、平成十五年度から平成十九年度までのおおむね五年間の青少年施策の基本方向と指標施策を盛り込みまして、総合的、計画的な推進に努めているところでございます。
 青少年プランの目標設定、進行管理でございますけれども、この青少年プランでは、青少年アンビシャス運動の推進、子育て支援、いじめ・不登校・中途退学者の解消、シンナー等薬物乱用防止について、特に重点的に取り組むべき課題として、十一の成果指標・数値目標を設定しておりますので、その成果指標等の十六年度末現在の進捗状況について、御説明させていただきます。
 六ページをお開き願います。まず、一つ目の青少年アンビシャス運動の推進につきましては、青少年アンビシャス運動推進室が担当所管でございますけれども、アンビシャス運動の参加団体数を千三百団体に、アンビシャス広場を二百四十カ所程度とすることの二つを成果指標・数値目標として設定しております。青少年アンビシャス運動の参加団体数につきましては、運動の趣旨に賛同し、自主的に参加する団体やグループ等は九百五十に達しまして、県内各地域でさまざまな取り組みが行われ、運動の輪は着実に広がっております。
 今後の取り組みといたしましては、より多くの県民への理解と参加を得るために、運動の成果を積極的に公表するなど、効果的な広報啓発に努めるとともに、参加団体間の交流を積極的に行い、運動の活性化と参加団体の活動を図ってまいりたいというふうに考えております。
 また、アンビシャス広場につきましては、七十八市町村、二百四十四カ所で開設運営されております。それぞれの広場では子供たちが異年齢で元気に遊び、楽しく過ごしておりまして、広場は日常生活に欠かせない場所となっております。子供の居場所として定着しつつある、このアンビシャス広場が、今後も継続して運営されることが重要であることから、それぞれの広場の実情に合った助言に努めるとともに、地元市町村や地域の青少年関係団体等に対しましても、財政支援やボランティアの確保について、協力を働きかけてまいりたいというふうに考えております。
 次に、七ページをお願いいたします。子育て支援につきましては、児童家庭課が担当所管しておりますけれども、全市町村一カ所を基礎に、必要なところに子育て支援センターの整備を進める。待機児童の解消を目指す。全小学校区数を基礎に放課後児童クラブの整備を進めるの三つを成果指標・数値目標として設定しております。
 まず、全市町村一カ所を基礎に必要なところに子育て支援センターの整備を進めることについてでございますけれども、子育て支援センター数は、平成十七年三月現在五十二市町村、五十三カ所となっております。市町村の子育て支援の拠点として、育児相談や子育てサークルの育児支援等を実施することで、専業主婦等を中心とする子育て家庭の支援に資しております。今後さらに拡充されますよう、市町村への助言指導、情報提供などの支援に努めてまいります。
 次に、保育所の整備を促進し、待機児童の解消を目指すことについてですけれども、県内の待機児童数は実施主体である市町村と協議しながら、新増設、定員の見直しなど、入所児童の受け入れ枠拡大に努めた結果、平成十五年四月には二百四十人、平成十六年四月には百六十五人までに待機児童は減少しておりましたけれども、女性の就労希望者の増加によりまして、十七年四月には二百九人と、再び増加しております。県といたしましては、待機児童が解消されるよう保育所の創設、定員の見直し、それから認可外施設の認可など、市町村の計画的な入所児童の拡大の支援に努めてまいりたいというふうに考えております。
 次に、小学校区数を基礎に必要な箇所に放課後児童クラブの整備を進めることについてでございますけれども、放課後児童クラブ数は三百七十七カ所で、前年同期に比べて二十四カ所増となっております。実施小学校数は全体の八二%ということになっております。放課後児童クラブは子育てと仕事の両立支援の観点から、利用者の増加が見込まれます。そういったことで実施主体であります市町村と連携しながら、未設置市町村校区を中心に、地域のニーズに応じた整備を推進してまいりたいというふうに考えております。
 八ページをお願いいたします。いじめ・不登校・中途退学者の解消につきましては、教育委員会所管でございますが、いじめの根絶を目指す、不登校児童生徒の二割減と、学校復帰者の二割増を目指す、スクールカウンセラーの全中学校への配置促進、学校生活・学校不適応者による高校中途退学者ゼロを目指すの四つの成果指標・数値目標を設定しております。
 まず、いじめの根絶についてですけれども、小中学校におけるいじめの発生件数は、平成十五年百八十六件から平成十六年度二百一件と二年連続で増加しております。いじめの根絶に向けましては、いじめ早期発見チェックリストの活用やスクールカウンセラー事業等の教育相談体制の充実、ピア・サポート活動など人間関係づくりの推進に取り組んでいるところですけれども、さらにいじめの根絶に向けて、これらの取り組みの充実を図ってまいります。
 次に、不登校児童生徒の二割減と学校復帰者の二割増を目指すことについてですけれども、小中学校における不登校の児童生徒数は四千九百三十二人から四千六百七十九人と五・一%減少しておりまして、平成十三年度をピークに三年連続減少となっており、平成十六年度で一四・七%の減少となっております。一方学校復帰者は平成十六年度八百八人でございまして、不登校児童生徒数に占める学校復帰者の割合は平成十六年度で一七・五%となっております。今後とも不登校児童生徒数の減少傾向を維持できるよう、スクールカウンセラーや子供と親の相談事業等の教育相談事業を充実させながら、不登校の早期発見、早期対応に努めるとともに、不登校児童生徒の学校復帰増加に向けて、きめ細やかで組織的な対応を図っていきたいというふうに考えております。
 九ページをお願いいたします。次に、スクールカウンセラーの全中学校への配置促進についてでございますが、スクールカウンセラーの配置校は八〇%の配置率になっております。平成十七年度には県域全中学校に配置される予定でございます。
 次に、学校生活・学校不適応による高校中途退学ゼロを目指すことについてですけれども、平成十六年度の中途退学者のうち、学校生活・学校不適応を主たる理由で退学した生徒数は四百三人で前年度に比べ六十八人減少しております。今後とも授業改善の取り組み等、生徒の実態に応じたよりきめ細やかな指導の徹底、カウンセリング・マインドに基づいた指導の徹底を図ってまいります。
 十ページをお願いいたします。シンナー等薬物乱用防止につきましては、青少年課、薬務課、それからスポーツ健康課、県警少年課が担当所管となっております。これにつきましては、シンナー乱用少年ゼロを目指して取り締まりや啓発を推進する。それから、薬物乱用防止教室実施率、小学校五〇%、中学校七〇%、高等学校一〇〇%の二つを成果指標・数値目標として設定しております。シンナー乱用少年ゼロを目指し、取り締まりや啓発を進めることについてでございますけれども、「ダメ。ゼッタイ。」普及運動の実施、福岡県覚せい剤・シンナー乱用防止県民大会の開催と各種広報、啓発活動を実施するとともに、関係業界等につきましては、シンナー等取り扱い業者連絡協議会を開催いたしまして、効果的な啓発方法の検討、シンナー等販売及び業務上取り扱い要領の周知徹底を図っております。また、県警において集中取り締まり月間を設定いたしまして、徹底した取り締まりを推進しております。今後とも各種啓発を行うとともに、児童生徒に対する薬物乱用防止講習会に向けた、講師の研修会の充実や講習内容の検討を行ってまいります。また、県警による取り締まりを強化し、関係機関、団体、ボランティア等と連携した啓発活動を推進してまいりたいというふうに考えております。薬物乱用防止教室の実施率につきましてでございますけれども、薬物乱用防止教室の実施状況は小学校で三三・一%、中学校では七二%、高校で九八・二%でございます。薬物乱用防止教室の実施率は小学校での薬物乱用防止教室の実施率が低調であることから、小学校における防止教室の実施促進について働きかけるとともに、実施に当たっては学校・家庭・地域との緊密な連携により効果的な開催を図ってまいります。
 青少年に盛り込まれました成果目標につきましては、おおむね着実に進捗していると考えておりますけれども、今後ともさまざまな工夫、見直しを行いながら、効果あるものにしてまいりたいというふうに考えております。
 以上で青少年プランの進捗状況に関する説明を終わらせていただきます。
---
◯吉村敏男委員長 説明は終わりました。
 これより質疑を行います。何か質疑はありませんか。前田委員。
---
◯前田宏三委員 聞きまして、取り組みは非常に多岐にわたってて、それなりの成果を残しているでしょうし、敬意は払わにゃいかんなあと、頑張ってもらおうと思うんですが。ただ、私が知っている限りだけれども、少年たちのそういった問題行動、あるいは心の内部的な崩壊というものがとまっているというような印象を、あんまり受けんわけですよね。課長さんは、そういった、つかさどる現場に立っておられる、現場の一つの頂点に立っておられるわけですが、生の感想なんていうのはどう、そういうふうにやりながら、頑張っているんだけれども、一方でなかなか、全体的にはむしろ崩壊現象が続いているような気がするんですが、生の感想はどんなもんですかね。
---
◯藤本青少年課長 先生御指摘のように、確かに少年の非行の質とか量とか、そういったものは深刻な状況にありますし、シンナー等の薬物乱用の検挙数あたりもかなり高いということもありますし、また青少年自身の規範意識とか、それとかコミュニケーション能力の低下とか、自尊感情とか、そういったものが、基本的な生活習慣が身についていないとかいった御指摘は、いろんなところでございます。それは実際問題として、私自身も感じているところでございます。ただ、実感としては、やはりそういった青少年の問題行動というものというのは、深刻な状態にはあると思いますけれども、全体的な問題として、やはり少年はそれほど悲観する状況ではないというふうに、私自身は実感しております。だから、そういった意味におきましては、今、少年自身が持つ能力といいますか、そういったものをどんどん伸ばしつつ、一方で、そういった青少年の非行の問題とか、今の問題行動のある部分については、やはり地道ながらも着実に、家庭、それから学校、それから地域、そういったところを巻き込みながら、一生懸命努力していかなければいけないというのが、今の私の率直な実感でございます。
---
◯前田宏三委員 生の声を聞きました。
---
◯吉村敏男委員長 よろしいですか。
 ほかにありませんか。北原委員。
---
◯北原 守委員 ちょっと提案したいんですけれども、アンビシャスな子供をつくろうやということで、いろいろやってますよね。それは大賛成ですよ。今から少子社会を迎えてね、やっぱり子供が中心ですよと、子供が一番ですよと、チャイルド・ファーストという、そういう社会をつくっていくべきだと思うよ、私は。そこまでまだこの運動はいってないと、私は思うわけね。この前、麻生知事にも話したんだけれども、やっぱり子供が一番だと、そういう社会をつくっていかないかんと。藤本さんがいろいろ御苦労して、この運動に取り組んでいるわけですから、そういう経験を生かしてですね、そういうチャイルド・ファーストというか、子供が一番ですよという社会をつくるための戦略会議みたいなものを庁内でつくって、やっぱり勉強してみたらと、そういう提案をね、この経験を踏まえて、多分ね、そういうのが感じてあると思いますよ。アンビシャスな子供をつくっていこうという延長には、そういうのがあるんだろうと。この経験を生かして、ぜひ、そういう提案をしてもらいたいなと。
 それから、もう一点ですね、私はずうっと障害者のことをやっているんだけれども、別に健常者と障害者と分ける必要はないんだけれども、やはりどちらかというと、障害者の人たちが、置き去りとは言いませんけれども、やっぱり施策が薄いところがあるんですね。だからノーマライゼーションというのであれば、その辺をね。例えば、一つ言いましょうか。厚労省がね、タイムケア事業というのを知っていると思うけれども、タイムケア事業というのを施行したんですな、十七年度から。それは何かというと、養護学校の中等部、高等部の人たちの放課後対策ですよ。今、児童家庭クラブ、これは普通小学校ですよね。養護学校に関しては、高等部、中等部で、お母さんたちが働いている人たち、要するに面倒見る人がいない。これは非常に喜ばれているわけね、手がかかりますから。それをね、厚労省が打ち出したわけ。福岡県でそれをどのぐらい導入してね、タイムケア事業なるものをやっているのかね、調べてみらんですか。そんなに多くないと思います。これはなぜかというと、厚労省が打ち出したんだけれども、これはやっぱり放課後対策だから、学校現場の協力がないとできないんですよ。ところが、学校現場は文科省の流れなもんだから、結構冷たいの。だから、こういうのも児童課で話があるんだけれども、これ小学校、そういうところもちょっと把握してもらうといいのかなという要望をしておきます。以上です。
---
◯吉村敏男委員長 すべて要望でよろしいですか。
---
◯北原 守委員 じゃあ、答え出してください。
---
◯吉村敏男委員長 答えられますか、藤本課長。
---
◯藤本青少年課長 今のアンビシャスの部分についてでございますですね、それにつきましては検討させていただくということでよろしゅうございましょうか。
---
◯北原 守委員 大きな話だから、わかりませんよ。
---
◯吉村敏男委員長 城青少年アンビシャス運動推進室長。
---
◯城青少年アンビシャス運動推進室長 確かに子供が一番、やっぱり子供によって社会が支えられていっておりますので、私どもの運動を含めてですね、やっぱり子供中心といいましょうか、その辺については重点的に取り組んでいく必要があるというふうに思いますし、先生の御意見につきましてはですね、私どもとしてどう取り組めるのか検討してまいりたいというふうに思います。
---
◯吉村敏男委員長 北原委員、よろしいですか。
---
◯北原 守委員 結構です。
---
◯吉村敏男委員長 ほかにありませんか。高岡委員。
---
◯高岡 新委員 今ですね、四つの項目について、それぞれ詳しく説明をいただきましてですね、前年に比べて幾らか減少しましたということで、これは皆さん方の御努力だろうというふうに思います。ただ残っとる分がまだ多いんですよね。そのことについて、先ほど室長、藤本さんの方では大体こういうことかなあと、どういう意図でおっしゃったか、よくわかりませんが、大体こんなもんかなということで、自分は悲観してないというようなお話があったんですが、要するに、今残っている部分がですね、どうしてこういう人たちが残るんだろうと、これは非常に大きな問題だろうと思うんですけれども、いつの時代も。別に今の現時代だけじゃなくて、過去の時代も、これからの時代も、どうしてこういう人たちが、これは日本だけじゃないかもしれません。よその国にもあるかもしれませんが、どうして残るんだろうというところにですね、ここで、決して皆さん方は甘んじてはいないと思います。一人でも多くの人を救ってあげようと、正常に、もとに戻そうということで、熱心に努力していただいておるから、決して甘んじてはいないかもしれんけれどもですね、このままではだめなんですね。やっぱり残っている部分をどうするかということなんですね。よくなった方は、それなりに社会に適応していけるわけですから、いいわけですけれども、社会に適応できない人たちがおるわけですね。それをいかに救っていけるかと、こういうことだろう。先ほど北原委員が障害者の話をされましたけれども、障害者の方とですね、健常な人と、同じかけっこならかけっこさせたらですね、それは当然健常者の人の方が、一般的に言ったら優れているかもしれませんね。しかし、同じ障害者の中でもですね、この前、お二人と話したことがあると思いますが、やっぱり十の力を持っている人がですね、八の力を発揮されればですね、これは立派なもんですよ。健常者の人が百の力持っている人が九十頑張れば、これ立派なものです。そういうことでですね、やっぱり力のない人にですね、どうして力を持てるように、自分自身が持っている力をフルに発揮させるようにするためにですね、やっぱりもうちょっと、いろいろの観点から考えていかないかんと。これは皆さん方の問題だけじゃなくて、これはあらゆる宗教であろうが、教育であろうが、倫理であろうが、あらゆるところから考えていかなきゃいかん問題だろうと思いますけれども、私は、やっぱり残っているところに問題があると、むしろ。残念ながら一生懸命頑張っているけれども、残っているところに、いま一つ問題があるということで、どうすれば一人でも多くの人間が、残っている中から少なくなっていくかということをね、やっぱりもう少し突っ込んでいく必要がある。これは皆さん方、我々みんなそうですけれども、その辺を真剣に考えなければいけないんじゃないかなあ。今のこれをお聞きしましてね、前年に比べてことしは大分よくなったとか、減少したとかいうような話を聞いて、そういう意味では非常に感謝してます。しかし、私は、何回も言うようですけれども、残っている部分の方が問題である。改善された方はそれなりに社会に適応していけるわけですから、そういうことで、ちょっと私の感想を申し上げておきます。
---
◯吉村敏男委員長 特に答弁はいいですか。
---
◯高岡 新委員 はい。
---
◯吉村敏男委員長 ほかにありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者がある〕
---
◯吉村敏男委員長 ほかにないようですので、以上で本件の質疑を終わります。
 次に「青少年アンビシャス運動地域連携事業第一年次中間報告について」を議題といたします。執行部の説明を求めます。城青少年アンビシャス運動推進室長。
---
◯城青少年アンビシャス運動推進室長 委員会資料十二ページをお願いいたします。「青少年アンビシャス運動地域連携事業第一年次中間報告について」御報告させていただきます。
 まず、この事業の目的でございますけれども、青少年アンビシャス運動が提唱しております「子供がアンビシャスになるための十二の提案」に沿った取り組み、例えば子供の居場所づくりでありますアンビシャス広場活動、社会体験や自然体験などの多様な体験活動、本の読み聞かせなどの読書活動、家庭を軸にした生活リズムの適正化の取り組みなど、地域・学校・家庭が共通の認識のもとに連携し、一体となって行うことによりまして、アンビシャスな子供たちを育んでいこう、あわせて事業並びに運動の継承を行うものでございます。
 次に、事業の概要でございますけれども、この事業は平成十六年度から三カ年のモデル事業として、小郡市の小郡小学校区と宗像市の南郷小学校区の二地区で開始いたしました。それぞれの地域におきまして、地域・学校・PTAなどで構成された実行委員会をつくっていただきまして、学識経験者や活動実践者によるアドバイザー、ボランティアグループによる助言を受けて、取り組みを行っているところでございます。
 次に、十六年度の両地区の主な取り組みでございます。小郡地区でございますけれども、ここの地区ではアンビシャス広場の活動が七カ所開設されておりまして、非常に大きな活動を行っていただいております。これが一つの特徴でございます。その広場で子供たちが自主的な活動をやるアンビシャスキッズをつくりまして、活動の企画、運営なども子供たちみずからが行っているという活発な活動を行っております。また、この事業をきっかけにしまして、PTAの父親の有志がおやじの会を結成いたしました。新たに結成して子供たちとともに校庭キャンプなどを実施したりしております。
 次に、南郷地区でございます。この地区では新たにこの事業をきっかけにアンビシャス広場が活動の場所を新たにふやしております。また、週二回、始業前に行われている異年齢集団での遊び体験活動を活発化したりしております。また、PTA同士が読書ボランティアを新たに結成しまして、子供たちへの読み聞かせを開始したところでございます。詳細な活動につきましては、第一次中間報告書、お手元に配付しておりますけれども、ここの参考資料に記載しておりますので、後ほどごらんいただきたいというふうに思います。
 次に、事業の検証方法について御説明をさせていただきます。この事業につきましては、事業効果を数値により測定するという新たな試みを行っております。資料にございますように、子供の心の健康状態と生活習慣に関するアンケート調査、DTI、自主性診断検査及び自尊感情調査の三つの調査を行っております。これらの調査から一年間の子供たちの心の状態の変化を具体的に把握することによりまして、この事業の効果、さらにはこれまでのアンビシャス運動の取り組みの有効性を検証いたしました。また、数字だけではあらわれません、微妙な変化につきましては、両地区の関係者にヒアリングを行いまして、その実態の把握に努めたところでございます。
 十三ページを、恐れ入りますが、お願いいたします。こうした調査から、次のようなデータが得られております。子供の心の健康状態と生活習慣に関するアンケート調査の結果を表にしたものを載せております。この表では数値が低いほど子供たちの心の健康状態がよいことになります。両地区のすべての項目について、第一回目の数値よりも第二回目の数値が下がっておりまして、子供たちの心の状態がよい方向へと変化してきております。特に五ポイント以上の変化があったものにつきましては、ゴシックにしております。同じ調査から数学に対する子供たちの感情の変化をあらわしたものが下の表になります。南郷の五年生のみ若干ふえておりますけれども、それでも五%代の低い水準にあります。その他はすべて同じか、減っております。両地区とも学校が子供たちにとって好ましい場所になっているということを読み取ることができます。
 恐れ入ります、十四ページをお願いいたします。DTI、自主性診断検査の結果でございます。この調査は子供たちの自主性を分析するものでございます。小郡地区では全体的にこの得点が伸びておりまして、子供たちの自主性が伸びてきているということがわかります。南郷地区では二回目の結果が若干下がっておりますが、一回目で既に自主性が高いとされる上位群にあります、七〇%に届いている項目が複数あります。既にこれ以上の向上には相当の努力が要する高い水準にあると考えております。南郷地区については自己主張を除くすべての項目について、高い水準にあることが特徴でもあります。
 次に、自尊感情調査についてでございます。この表は自尊感情の得点状況の分布をあらわしたグラフでございます。自尊感情が高くも低くもないとされる中央値の二十五点を超えまして、二十六点以上を得点している子供の割合を比較いたしますと、小郡地区につきましては三・七%、南郷地区につきましては一一・三%と、二十六点以上の得点を上げた子供たちの割合がふえております。どちらの地区におきましても、子供たちの自尊感情が向上してきているということがわかります。以上三つの調査からは子供たちの心の状態が、この一年間でよい方向に変化してきているということがわかります。
 恐れ入ります、十五ページをお願いいたします。また関係者のヒアリングも行ったんですが、子供の遊び方が集団化していること、それから子供たちが積極的になっていること、子供たちのよい方向への変化が感じられるという感想を、多数いただいておるところでございます。
 次に、子供の生活のあり方と心の健康状態についての関係についてでございます。この事業を開始するに当たりまして、子供たちの健康状態を望ましい方向に変化させていく上で、バランスのとれた活発な活動及び十分な睡眠時間を確保していくこと、つまり生活リズムの適性化が重要であるとの認識から取り組みを行ってまいりました。残念ながら、今回のアンケートの結果から見る限りは、子供たちが外で遊ぶ時間が若干はふえておりますけれども、一部を除いて大きな改善は見られておりません。この点は二年次以降の課題になろうかというふうに考えております。
 子供の生活習慣と心の状態につきまして、どういった関係があるのか実証的に調べてみましたのが、十五ページの表になります。今回の調査対象になった子供たちを就寝時刻によって、AグループとBグループに分けたのが表の左側の部分になります。十一時以降に寝ている子供たちよりも九時半以前に寝ている子供たちの方が、心の健康状態が望ましい傾向にあるということがわかります。同様に外遊び時間及びテレビの視聴時間により、子供たちをCグループとDグループに分けたものが表の右側部分になります。こちらにつきましても、やはりテレビを長時間見ている子供よりも、テレビ視聴時間をある程度以下に抑えて、外で活発に遊んでいる子供たちの方が、心の健康状態が望ましい傾向にあることがおわかりになるかと思います。顕著な違いのある部分につきましてはゴシックで示しております。この検証の結果から子供たちの心の健康状態と生活のあり方については、密接な関連があるということを改めて認識したところでございます。
 次に、十六ページをお願いいたします。成果と課題でございます。両地区において共通して言えることは、子供たちの心の健康状態が、全体としまして望ましい方向に変化しつつあるということでございます。これは地域で行ったアンビシャス運動のさまざまな取り組みが、複合的に効果を発揮いたしまして、子供たちによい影響を与えていると言えるのではないかと考えております。このように地域で総合的にアンビシャス運動に取り組んだことによりまして、子供たちの心の健康状態が肯定的に変化してきているということが明らかになったことからも、これまで行ってきたアンビシャス運動の取り組みが極めて有意義なものであり、今後も積極的に運動を推進していくことが必要であることを、さらに認識したところでございます。
 一方、課題も見えてまいりました。両地区に共通の課題としまして、やっぱり就寝時間が遅いこと、テレビ視聴時間が長いことなど、生活リズムの適正化はほとんど認められておりません。個々の家庭レベルでの取り組みという点では、十分な浸透が見られない点が挙げられます。今後家庭の理解を得ながら、課題解決に向けて取り組みを進めてまいりたいというふうに考えております。
 以上、説明してまいりましたけれども、この事業はアンビシャス運動を地域に浸透させ、子供がよい方向に変化していく上で、非常に有効であるという認識を持ったところでございます。今後、この事業を推進いたしまして、子供たちの変化を多面的に検証することにより、アンビシャス運動の持つ可能性や今後の方向性を見極めてまいりたいというふうに考えております。以上で報告を終わります。よろしくお願いします。
---
◯吉村敏男委員長 説明は終わりました。
 これより質疑を行います。何か質疑はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者がある〕
---
◯吉村敏男委員長 特にないようですので、以上で所管事務調査を終わります。
 次に、報告事項に入ります。
 「指定管理者の応募状況等について」執行部の説明を求めます。富安生活文化課長。
---
◯富安生活文化課長 報告事項の委員会資料をお開き願います。公の施設に係る指定管理者の応募状況等につきまして御説明申し上げます。
 生活労働部所管分では、福岡県立北九州勤労青少年文化センター、通称北九州パレスと、大濠公園能楽堂の二施設につきまして、平成十七年八月十二日から九月二十二日の間、指定管理者の募集を行いました。その結果、北九州パレスにつきましては二団体、また大濠公園能楽堂につきましては五団体から応募が上がっております。その内訳につきましては資料に記載しているとおりです。
 次に、選定に当たっての評価項目につきましては、それぞれの関係条例に定められました指定管理者の選定に当たっての基準を基本とし、公共性の確保、施設利用及びサービスの向上など、次の五つの視点から審査することとしております。
 最後に今後の手続でございますが、十一月までの間に事業計画等の提案書類につきまして、応募団体からヒアリングを実施するほか、民間委員からなる福岡県指定管理者選定委員会での審議を経て、十二月定例議会におきまして、指定管理者の指定議決をお願いする予定でございます。その後、来年四月からの指定管理者による管理の開始に向けまして、協定の締結など必要な手続を進めてまいりたいと考えております。以上、よろしくお願いします。
---
◯吉村敏男委員長 説明は終わりました。
 これより質疑を行います。何か質疑はありませんか。北原委員。
---
◯北原 守委員 課長に要望しておきますね。私は以前、この指定管理者の話をしたときに、情報をどこまで提供するんだと言いましたよね。これ、こういただいたのは、人事課が全部やっているんでね、こういう程度でしか出せないのかなという気もしますけれどもね、例えば応募者が決まっているわけでしょう。もう少し議会あたりにさ、やっぱりこういう団体が応募していますよと、団体名ぐらいないと、数だけやん。人事課がそのあれですか、こうしなさいということ。
---
◯吉村敏男委員長 富安生活文化課長。
---
◯富安生活文化課長 人事課の方で統括的にしておりますから、全体的に応募者の数は御報告させていただきますけれども、実際の団体名については、大変申しわけありませんが、差し控えさせていただくことになっております。と申しますのが、落選しました団体の営業活動に支障が生じるおそれがあるということと、もう一つ指定管理者選定委員会そのものにも、具体的な名前は報告しないということになっておりますので、応募団体の数だけを御報告させていただくということになっております。
---
◯北原 守委員 選定結果ね、その選んだ、例えば団体名、あるいは選んだ理由、そういったものは開示するんですね。
---
◯富安生活文化課長 選定された結果につきましては、御報告させていただく、また、その理由ですね、それについては御報告させていただくような運びになります。
---
◯北原 守委員 じゃあ、きちんとしてもらいたいと思います。
---
◯吉村敏男委員長 よろしいですか。
 ほかにありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者がある〕
---
◯吉村敏男委員長 ほかにないようですので、以上で報告事項を終わります。
 次に、その他として何かありませんか。前田委員。
---
◯前田宏三委員 最近、いつもの話ですが、新聞とかいろんなのを見てましてもですね、非常に景気がよくなりつつあると、よくなったとか、いろいろな表現で、そういうふうに載ってますが、どうもですね、そんなふうには、田舎にいるとですね、古賀が田舎かどうかは別として、あの近辺にいるとわからないですね。例えば、これはある数字ですが、本年の四月から六月期でもね、例えば建設業に限って言うならば、対前年比、経常利益がマイナスの二三二、そういう時期があるんだけれども、非常に厳しい状況にあるんだけれども、課長としてはですね、景気の回復、踊り場は脱却したとか、前回、石井部長が言ってあったけれども、ちょっと早めに言われたんだけれども、どう考えてます。
---
◯吉村敏男委員長 松永商工政策課長。
---
◯松永商工政策課長 国全体の経済状況、景気といいますと、毎月内閣府が出しております月例経済報告とか、あるいは、つい先日も日銀の短観が出ましたけれども、やはり全体としては緩やかに回復しているというふうには言えるというふうに考えております。また、私どもの福岡県の経済につきましても、一部に弱い動きはございますけれども、全体としては回復が続いているというふうに、全体としてはそういうふうな認識を持っております。
 ただ、現在のこの景気回復の動きには、跛行性といいますか、若干のばらつきがあるというふうに考えておりまして、例えば、今、委員おっしゃいましたように、業種でのばらつきもございますし、また、恐らく先ほどおっしゃった建設業、あるいは先生がおっしゃっているのは、中小企業のお話だろうと思いますけれども、大企業と中小企業の間でのばらつきといいますか、そういったものもあるというふうに考えております。私ども中小企業団体との情報交換を密にしておりますけれども、そういう中で中小企業団体中央会が情報連絡員制度というものを持っておりまして、あるいは商工会連合会が定期的にアンケートをしている、そういったものを通じた中小企業者の方々からの声といいますか、そういうのをお聞きしましても、確かに、先ほども自動車のお話がございましたけれども、トヨタ、あるいは日産の下請け、すそ野の部分で仕事をされている企業さんは、確かに好転しているというお話も届いてきておりますが、一方では、例えば建設業を、今、委員おっしゃいましたので、あれですけれども、運送業あたりで言いますと、また後ほどお話が出るかもしれませんけれども、例えば原油高といいますか、そういう形での燃料費の高騰、あるいはその原油高が原料としてのコスト高につながっている製造業でありますとか、そういった業種によって、うちはこんなに苦しいんだよというような声が幾つか届いている状況でございます。全体で言いますと、先ほど申しました国全体の景気回復、あるいは本県全体の景気回復の動きが、必ずしも中小企業の方には、完全には行き渡ってないといいますか、それが波及していないというふうに認識しております。
---
◯前田宏三委員 それで、現実中小企業がですね、これは全国的な例なんだけれども、縮小傾向になってますね。企業数も、従業員も、売り上げも、利益も、ちょっと今手元に資料がないが、こういう資料があるんですよ、縮小傾向にある。そして、これだけ、例えば新聞紙上によると、空前のボーナスとかいうことを言いながら、全体としての人件費は低下しています。どういうことかというと、雇用が上がったと言っても、先ほどの話じゃないが、上がったと言っても、非正社員とか、そういう雇用形態の変化によって上がっている。あるいは一部の業界、業種業態、こういったところが上がっているだけで、中小企業にはなかなか及んでいないということがあります。
 そこで、それはそういった現状があるんだけれども、県商工政策課という名前がついていますよね、商工政策課、そういった大きな流れと、それと地元はそううまくいってないよと、私、素人というか、そういったところで直接政策に連携しているわけじゃないんだけれども、考えますとね、その間を埋めるのがね、実は商工政策課の仕事じゃないかなと、こう思うんですよ。難しい話だけれども、難しいことだろうけれども、だけれども、かと言って、粛々とやってますからだけじゃ済まん話であってですね、前回、官のお金が減っていけば、これから官による需要は波及効果が減ってきますよと、それとも同じなんですね、それも一緒なんだけれども。そうすると、民事をふやす、民間の経済活動をより活性化するための手当てが求められるわけでしょう。しかも、それは押しなべて全国全体ということではなくて、地域に、個々に合った政策だって要るじゃないですか。そこら辺はどういうふうに認識し、切り込もうとされてますかね。粛々だけじゃ済まんたいね。
---
◯吉村敏男委員長 松永課長、要点を手短に答えてください。
---
◯松永商工政策課長 前回の委員会でも申し上げたかと思いますけれども、私どもの中小企業対策といいますか、それは、ややもすると中小企業の方で不足していると言われてます経営資源、具体的には人材でありますとか、あるいは資金でありますとか、あるいは技術面でありますとか、あるいはノウハウ面、そういったものを埋めていかれる、支援をしていくということであろうかと思います。先生が今おっしゃってますのは、大企業は調子いいんだけれども、中小企業は、地元の方では、そういう部分は必ずしもないということであろうと。そのギャップをどう埋めるかということだろうと思いますけれども、そういう意味では、私どもは独自の技術といいますか、あるいは独自の営業戦略といいますか、そういったものをつけようとされる中小企業を支援していくという部分もありますし、あるいは一時的な部分での資金面での支援とか、そういったものもありますし、即効的なものがないのかと言われると、なかなかそれは難しい部分があるのかなというふうに考えております。
---
◯前田宏三委員 お金の面はわかるんだけれども、お金だってね、そううまいようには行ってないんですよ、お金だって。借りんでいいところには貸そうとするし、本当に欲しいところには、怖くて貸せないというような実態があって、これはもうしょうがないけれども、続いているわけですね。技術支援とかいろいろ言うんだけれども、具体的にどういうのがあるんですかね、技術支援、あるいは経営ノウハウの支援とか。あんまり細かいことはいいですよ。
---
◯松永商工政策課長 技術支援の関係で言いますと、私ども工業技術センターというのを持っております。インテリアでありますとか、科学でありますとか、機械電子でありますとか、専門の研究所も県内にはございますけれども、そういったところでは、技術開発の支援、あるいはそこそこの設備の開放でありますとか、あるいは依頼試験を受けるとか、そういったことを通じまして、中小企業の技術力の向上を支援しております。例えば、そういった工業技術センターが開発した新しい技術、そういったものを、できるだけ県内中小企業の方に利用していただく、そういった実績で言いますと、全国の類似の公設試験場といいますか、そういった中でもトップクラスにあるというふうに自負しております。
---
◯前田宏三委員 ちょっと質問が悪かったけれども、それはそういったこともいいでしょう。でね、私が今、問題というか、これはいかんなと思っているのは、そういう高度な技術とかね、先端技術とか関係ない地域の企業群なんです、商店、あるいは小さな会社とか、こういうところなんですよ。こういうところはどうなんだろうね。
---
◯松永商工政策課長 私も技術の面は詳しくございませんけれども、必要であれば、新産業・技術振興課長が答えるかもしれませんけれども、必ずしもものすごく高度なものだけを対象に研究しているというわけではないというふうに考えておりますが。
---
◯前田宏三委員 また質問が悪かったんかな。だから、地域でね、普通にやっている中小企業、商店、ここらの商工政策というのは一体何なのかと。それは技術があればね、だけれども、技術ばっかり立派な技術があって、みんなが技術を身につけたら、その技術はどうしようもないわけだから。じゃなくて、長い間地域で頑張ってきた企業、中小企業、あるいは後継者がいないと苦しんでいるところが、どうしたら後継者が出るだろうかと。だから、商工政策というのは結局そういうところでしかないやない、と思うんだけれども。
---
◯松永商工政策課長 一つ一つの小売店でありますとか、そういったものもイメージして、先生おっしゃっているんだろうと思いますけれども。私ども県内に二十万社近くあるという中小企業全体に対してですね、必ずしもきめ細かで、即効的な施策ができているというふうには考えておりません。そういう意味では地道ではございますけれども、そこそこの地域にございます商工会、あるいは商工会議所が、経営指導員を使って地道に毎日やっておられる経営改善の指導でありますとか、こういったものも、いい意味でボディーブロー的に支援につながっているというふうに考えております。
---
◯前田宏三委員 もうあんまり長くはしませんが、じゃあ、商工政策の今、県商工政策が持っている、県の商工政策の根本の柱は何ですか、根本の柱。何を持ってそのギャップを埋めようと、あるいは地域の活性化を図ろうと、一番理念的な、観念的なものでも構わない、柱。
---
◯松永商工政策課長 あえて申しますと、独自の技術、それからノウハウ、これは必ずしも営業だけのノウハウだけじゃなくて、いろんな意味でのノウハウがございましょうけれども、独自の技術ノウハウを持った中小企業を育てていくと、そういう意味では足腰の強い中小企業を育てていくということでございます。
---
◯吉村敏男委員長 前田委員、どうしますか。次にしますか。
---
◯前田宏三委員 また、やりましょうかね。
---
◯吉村敏男委員長 ほかにありませんか。武藤委員。
---
◯武藤英治委員 福岡にとって百年の夢というか、大望久しい国立博物館が間もなくオープンします。中身の充実は学芸員なり、国の話だろうが、これをどう生かすかは商工政策にかかわってくるんじゃないかと、余りそれが見えてこない。商工部の所管の中に観光というのもある、国際交流というのもある、この委員会が所管する中でですね。そういうことで、国立博物館をどう生かそうとしておるのかと、具体的にどういうことを考えておられ、準備されておるのか、その辺をちょっと説明していただきたいなと思います。
---
◯吉村敏男委員長 金納国際経済観光課長。
---
◯金納国際経済観光課長 今、委員おっしゃいましたように、観光面、あるいは国際交流面で国立博物館、いろいろと考えられると思いますけれども、私の方からは観光面で御報告させていただきます。
 御案内のとおり、今月にオープンするわけですが、この国立博物館、文化面だけでなく、福岡、九州にとりまして、非常に大きな観光資源というふうに考えております。本県は古くからアジアとの交流、こういった歴史を有しておりまして、また博物館周辺には歴史的な施設、あるいはそれに関連する施設、こういったものがたくさんあります。こういったことを活用してですね、国内外からの修学旅行、この観光客の誘致、これを図ってまいりたいというふうに考えております。また、この国立博物館でございますけれども、これは既に御案内の九州観光推進機構、ここでもですね、ルートの中に組み込んでおりまして、広域でPRしていくという施策をとっているところでございます。そういった意味での活用を考えております。
---
◯武藤英治委員 まさに福岡ではなくて、九州の博物館でありますので、九州全域、県境を越えて、あるいは海境を越えて、十月のオープンで修学旅行なんていうのは、なかなかその年度は難しい部分もありましょう。しかし、一年でも経過すれば、目に見えた成果が上がるように、福岡には限られた資源が幾つもあるんですよね。相撲は全国で四カ所しかない、その一つである。プロ野球は十二球団しかない、その一つはある。あるいは歌舞伎は見るところは限られていると。そういう意味でもこの博物館というのは貴重な資源の一つであろうかと思います。福岡が持っておる深い可能性を秘めたものである。これをどう生かしていくかというのは非常に商工政策の中でも、この一、二年、どう取り組むか、どう成果を上げるか、問われる部分であろうと思います。ぜひ民間の知恵なんかも大いに活用してですね、文化の面と同時に観光産業面においても、これは大きな起用を果たしたと、実際に行政も議会も、このためには大変なエネルギーを費やして長年来ております。できたがいいがじゃ済まされない問題だと思います。ぜひ数字で報告できるような、このように変化したんだと、その辺はね、博物館でアンケートをとってもいいでしょうし、目に見える形でこれまでの費やしたエネルギー、情熱を、もっともっと高いものにできるように格段の努力をしていただきたいと思います。
 あるいはことしで言えばですね、ねんりんピックがあります。こんなこととどう連動させるのかと、これはことしできることなんですね。だから、単に商工部だけの話ではなくて、他の部局とも十分に連絡を取り合って、実のある観光政策が行われますように期待をしたいし、またそのようなものを、ある時点では、この委員会に報告をしていただきたいと、こう要望したいと思います。
---
◯吉村敏男委員長 要望でよろしいですね。
---
◯武藤英治委員 はい、いいです。
---
◯吉村敏男委員長 山村国際交流課長。
---
◯山村国際交流課長 国際交流の観点から答えさせていただきます。
 御存じのように九州国立博物館といいますのは、アジアに向けてということをコンセプトとしておりまして、日本全国にございます四つの国立博物館の中でも、アジアを切り口といたしました博物館は、この九州国立博物館ただ一つでございます。このようなところからですね、福岡県もまたアジアの交流拠点を目指しておりますので、この九州国立博物館では、今度の開催のシンポジウムに、福岡県が友好提携をしております江蘇省の南京博物館から副館長さんをお招きいたしまして、シンポジウムを実施したりもいたしますし、今後ともですね、九州国立博物館を拠点といたしまして、アジアの国との文化交流、いろいろなシンポジウムとか、それから文化の再現というふうな形によりまして、九州国立博物館と共同しながら、いろいろな事業を実施していきたいというふうに考えております。また、同時に福岡県を訪れられます海外の皆様方にも、ぜひ九州の国立博物館を見ていただくことによりまして、文化交流、また福岡県というものを十分に知っていただきたいと思っております。
---
◯吉村敏男委員長 武藤委員、よろしいですか。
---
◯武藤英治委員 はい。
---
◯吉村敏男委員長 ほかにありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者がある〕
---
◯吉村敏男委員長 ほかにないようですので、次に進みます。
 知事等に対する保留質疑がありませんので、引き続き議案の採決を行いたいと思いますが、御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕
---
◯吉村敏男委員長 御異議ありませんので、これより議案の採決を行います。
 先ほど、当委員会で審査いたしました、第一三四号議案所管分について、原案のとおり可決することに賛成の委員は御起立願います。
    〔賛成者起立〕
---
◯吉村敏男委員長 起立多数であります。よって、第一三四号議案所管分は原案のとおり可決されました。
 これで議案の採決を終わります。
 以上で、当委員会に付託されました議案についての審査は終了いたしました。
 なお、採決いたしました議案に関する委員長報告につきましては、正副委員長に御一任願いたいと思いますが、御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕
---
◯吉村敏男委員長 御異議ありませんので、そのように決定いたします。
 次に、閉会中の調査事項についてお諮りいたします。お手元配付の一覧表のとおり、十二項目について、調査を継続することといたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕
---
◯吉村敏男委員長 御異議ありませんので、そのように決定し、所定の手続をとることといたします。
 次に、今後の委員会活動については、正副委員長に御一任願いたいと思いますが、いかがでしょうか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕
---
◯吉村敏男委員長 御異議ありませんので、そのようにさせていただきます。
 なお、管内視察を十月十三日から翌十月十四日までの日程で予定しております。詳細につきましては、事務局より連絡させますので、よろしくお願いいたします。
 最後に、会議録署名委員を指名いたします。
 北原守委員、冨田徳二委員、お二人を指名いたします。よろしくお願いいたします。
 以上で、当委員会の議事はすべて終了いたしました。
 最後に、終始熱心に審議いただきました委員各位、御協力いただきました執行部各位に感謝申し上げ、商工生活労働委員会を閉会いたします。ありがとうございました。
   午 後 零 時 四 十 五 分 閉 会