議事ロックス -地方議会議事録検索-


高知県 香南市

平成21年第22回定例会(第4日) 本文




2009年09月16日:平成21年第22回定例会(第4日) 本文

          (午前 9時32分 開会)
◯眞辺慶一議長 ただいまの出席議員は25名です。定足数に達しておりますので、ただいまから本日の会議を開きます。
 議事日程に入る前に報告します。18番 中元則夫君は病気療養のため、欠席という連絡がありました。
 次に、上田防災対策課長から、昨日の会議における西内俊夫議員の一般質問において質疑に対して答弁した内容で訂正の申し出がありましたので、これを許します。
 上田防災対策課長。


◯上田英博防災対策課長 答弁の内容の一部訂正を申し上げます。15日に行いました、20番 西内俊夫議員からの通告4の、避難勧告の発令と今後の体制は、という質問に対しまして、私の答弁の中で避難勧告の発令と言うべきところ、誤って発信という表現をいたしておりますが、発信ではなく発令でございますので訂正させていただき、おわび申し上げます。よろしくお願いします。


◯眞辺慶一議長 説明が終わりました。
 本日の議事日程は、お手元にお配りしたとおりです。
 議事日程により会議を進めます。
 日程第1 昨日に引き続き一般質問を行います。
 14番 野本光生君の一般質問を許します。
 14番 野本光生君。


◯野本光生議員 おはようございます。14番 野本光生でございます。
 通告に基づき3点にわたり質問をいたします。
 初めに烏川改修について質問をいたします。
 烏川の改修については、私、野市町の議員になったときから、下井川の改修の絡みで、また地元の下井・吉川地域の方々の熱い思いがあり、今現在改修が進行しておりますが、改修に当たり、自治体職員としてのどのような姿勢で取り組んできたのかお聞きします。
 烏川の改修は30年余り以前に、当時の旧野市町長が県に陳情に行き、県が願いを叶えてくれて了解を得たものであります。30年余りたってから、現在改修がされております。
 現在、日吉橋のかけ替え工事までが改修されております。これまでの改修工事で、一度も地元の説明会が行われなかったということが今回の改修工事でわかりました。これまで隣地の方に交渉、用地の買収、そういう地元の地権者の方だけにしか話がなく、いろいろ問題が起きておりました。今までこの可動堰が日吉橋まで3つ改修されております。その日吉橋から最初の可動堰に際しては、たびたび浸水している横井川が浸水しておりますが、そのがの取水口のすぐに下流部の堰の工事のときに、現状のままで可動堰を設置されますと、横井川の排水が非常に悪い。そういう思いがあり、現場に地元の方が行き、何とかお願いをして若干下げていただきました。その下げてもらうときにも当時の香南市の窓口がなかったんですよ。地元と全く話がされていなかった。県の方に聞きますと、そういう要望があるのであれば、事前に話をしていただければもっと下げることができたんです、そういう話でした。それじゃあなぜ地元に説明会がありませんでしたか、と聞きますと、香南市の方が地元説明会はしなくてよい、しないでほしいという答弁が返ってまいりました。香南市が地元の改修工事に際して地元に説明をしないでほしい、そんな要望あるでしょうか。やはり地域の住民の方が長年に思って今回改修はされております。市長は日ごろから現場主義と言って、今議会、昨日ですか、昨日も、私は現場主義、現場の意見を聞いて現場で対応すると、そういう信念でやってきたと言われておりますが、これはどういうことでしょうか。現場にただ任す主義なのか、現場の意見を聞いてよりよいものをつくっていくのか、私は疑問に思います。
 現在、日吉橋から上流部が実施測量設計に入っております。これに対して県の測量実施設計はほぼ決定されております。ところがその設計内容・方針を聞いてみますと、全く地元の方の要望とは違うんです。執行部担当課は地元でどのような要望・意見を聞いて、どのような改修を望まれており、県にお願いをして改修されていくのか、その総意、それをちゃんと認識しているのか、私は疑問に思います。
 執行部として地元の要望、県の今の方針と随分違いますが、その差をやはり烏川の改修は、一番の問題は日吉橋上流部の可動堰です。その思い、今回は県の方は可動堰はつつかないという方針になったんですけども、日吉橋までの改修工事はすべて改修されております。地元の方が可動堰はどういうときに改修ができますかって、この改修が改修工事の中に入っておりますと答弁しております。事前協議で担当課の方に、県の方に出てきて打ち合わせをするように話を持っていかれたといいます。しかし担当課長は約束の時間にも行かず、かわりの方が出席をして、この可動堰には問題はありません。地元からは全く何とかしてくれという意見は聞いておりませんと、問題はありませんと、そういうふうに答弁をし、県の方針が決まったわけです。随分と地元の方の要望とは違います。
 担当課として、この可動堰がいつ建設され、どのような経緯を経て、災害復旧なんかも行われておりますが、そのことをちゃんと認識しての今回の改修工事に臨んでいるのか、その点について詳しく答弁を願います。県の方では幾ら担当課の方へ行っても対応してくれない。冒頭に申しました、市長は現場に足を運んで地元要望を吸収して、より住みよい香南市をつくっていくんだと言ってるんですけども、担当課、窓口を閉めていたら何にもできないじゃないですか。そういう執行部の日ごろの業務に対して実に不信を抱くものであります。今後の地元要望に対してどのように県の方に要望していくのか答弁を求めます。
 次に、斎場組合訴訟問題の原因について質問をいたします。
 この問題については一部事務組合、南国・香美・香南市で運営しております。直接議会と関係がないと言えば、そういうことも言えないことはありますけれども、3市が共同出資をして運営している事業であります。公判中でありますので、裁判に影響があるようでしたらその点については答弁されなくても結構ですけど、基本的にこういう公の施設のものが、斎場組合長は仙頭義寛となっております。仙頭義寛の名前で裁判が行われております。議会としても、一部事務組合の事業内容で、こういう市民を告訴する。非常に重要なことだと思いますので、できる限りの範囲内で答弁をお願いいたします。
 私は市民を相手に民事訴訟を起こすに当たり、十分な話し合いがされての告訴か、その点について非常に疑問に思います。一般の議員の方なんかは、この事件について余り詳しく知らないと思いますので若干説明をしておきます。
 この事件は18年9月の大雨のときに、隣地のT氏所有の土地が崩壊して斎場側に土砂が流れ込み、斎場側のフェンスなどの施設を破損したものでありますが、本訴訟の前に調停が行われましたが不調に終わり、今回の裁判となったわけであります。双方の言い分は、斎場側はT氏の土地が斎場側に被害を与えている。T氏に管理責任があるから直せという裁判であります。
 事の発端は大雨で土砂崩れが起きたんですけども、この斎場建設は平成2年ごろに行われています。当時吉川村の土地で吉川村の方で開発許可が行われたと思いますが、現在は香南市が引き継いでおります。この斎場の土地は吉川町・野市町・赤岡町の3町の接点、交わるところであります。この火葬場と礼拝塔、礼拝塔と言えば聞こえがいいですけども、礼拝塔はこの香南斎場で埋葬火葬された残骨・灰、すべての人のものをそこで慰霊をする塔であります。香南斎場がこれから運営されるに当たって何万、何十万という数になるかも知れませんが、そういう人の霊を弔うとこです。そういうものを建設するに当たり、隣地に何ら承諾も得ず、また隣に山ですから、皆さんもご存じのように、山田というものは段々畑のようになってその斜面には水が流れます。わき水があります。そのわき水の道があったのを、なぜか法務局は水路と認め、隣地は法務局の見解では水路であるということで、隣地は水路。当時管轄は土木の方でした。そしたらその土木の方でも境界の立会をしているかといえば、T氏が調べてきたところによりますと、土木にも立会をしていない。土木の管轄である水路であれば、その水路の横はT氏の土地であります。T氏にも土木にも立会境界もせず水路が建設をされております。その際、水路をやるときに段々畑を掘削したんですけど、わき水が出たと。地下水の流れる道があったからそれにヒューム管をいけ、地下水を流すようにしております。しかしそのヒューム管は、ここに裁判の資料でありますけども、この裁判に際しては原告は公、斎場側ですけど、被告人のプライバシーもありますけども、この私が質問するに当たりは、被告人がぜひこういう問題が起きているから議会でも議論をしてほしいという了解がありますので、議会資料も提示し質問をしているとこであります。これがわずか22センチの土管ですけども、地下水の水の道をつくるのに、普通専門家の意見を聞きますと、こういう地下水の水をつくるときにはヒューム管をいけ、砕石などを金網のネットのようなもので包み、水が流れるようにするというのが一般的な工事。ヒューム管の上部には穴も開けるんだというふうに聞いておりますが、この写真見ていただければわかりますけど、土のうのようなもので詰めてあります。約20年間たちますけど、余り水が流れたような形跡はありません。こういう工事がされております。T氏は、今回の崩壊は斎場側が建設したときの工事のミスである。立会もしてない。境界がわからないのに、このヒューム管を入れた土地はT氏の土地であると言うんです。しかし工事をするときに、T氏には全く了解は得てないんです。説明もされてない。
 T氏は今回の裁判に当たり、高知県ではAランクである設計業者1社と建設業者2社に相談に行っております。設計業者の話ですと、こういうどちらの問題かというよりも、境界確定がされてないものは話になりませんよと、他の2件の建設業者も同じことを言っております。境界確定がされていないのになぜ相手側の土地のものが落ちてきたのか。それは法律的にも確定はできませんと、そういうふうに言ってるんですよね。やはり開発するとき地元や、当時は吉川村でしたけど、それを現在は引き継いでおりますよ。やはりこういう迷惑施設を建設するに当たりは、やはり地元の方の了解、地元説明、隣地には必ず了解を得て境界確定しておれば今回のような事件は起こらなかったと思います。その点について市長はどのように考えているのか答弁を求めます。
 この裁判を行うに当たり、斎場組合長 仙頭義寛の名前で提訴しておりますが、弁護士は香南市の顧問弁護士であります。顧問弁護士と十分話し、また市長には、裁判になり調停が不調に終わったときにT氏からは抗議文が提出をされており、調停が不調に終わったときに市民の方2人がある事業をやりたいので、T氏から用地を譲り受け何とか事業をやりたいと言うので、斎場側に文書で調停案を提出しております。その内容は今回の工事費の、復旧工事ですね、災害の、その工事費の4.5:4.5:1というふうな、対1というのはこの問題、斎場側とT氏だけの問題ではありません。土砂の崩れたその用地は2名の方の所有地なんですよ。今回の裁判は、土砂は全部T氏に取り除け、1人を訴えております。本来、裁判、私考えてみますに、斎場側が言う加害者というのは、私は現実的に2人あるんです。それを一方的に抗議文の中でもT氏が訴えているように、割合4.5:4.5:1、それでだめなら私が、私がというのはT氏、T氏が全額出すからそれで了解できないかと、そこまで言っているにもかかわらず、工事をするなら工事の設計図を出せと。斎場側が言うT氏の土地を自分で工事するのに、なぜ斎場側に設計図が要るのですか。崩れないような工事をするのはT氏の義務。ざっとした工事をすればすぐにまた崩壊が起きます。そんなことは当たり前でしょう。その工事全額をT氏が出すと言うのに、なおかつ訴えております。T氏は、なぜ斎場側に設計図まで出さんといかなあ、お金が要るのに。斎場側は斎場のお金でだれが訴えても個人の腹は痛みません。ところが今回の裁判においてもT氏はすべて自腹。弁護士の費用も自腹。いかがですか、市長。こういう裁判になる前に十分な、市長が言われている現場主義、地元と話をしてから物事を進めていけと、言っていることと全く違うんです。
 市長は現在野市町で2期、香南市になり1期、約10年余りですかね、なります。よりよい住みよい香南市をつくるんだ。しかし今回のこの事件は何です。開発するに当たり、地元には全く説明もせず隣地にも了解も得ず、境界立会もしてない。その上、工事した跡が崩れた。これはおまえの土地だ。おまえのとこが全部直せ。私はどう考えても話の通らない事件だと思います。T氏は裁判になった当時96歳です。現在その裁判は息子さんが受けてかわりにやっておりますけども、96歳の方が裁判所からこういう通知を受け、その心労で倒れております。1カ月ぐらい入院して、現在は息子さんの励みもあり元気に暮らしておりますけども、相手の高齢も考え、やはり状況も十分判断してから私は対応していただきたかった。お母さんの倒れたこともあり、裁判ももうすぐ決着のつくような段階になっており、これまでの経過を考えるとT氏の代理の息子さんは逆提訴も考えている、考えているんじゃないんです。逆提訴をするとはっきり言っているんです。公の施設の代表、香南市の市長が、おまえが悪いから全額出せと言われて、その大半の結論が出るときに、被告であるT氏が逆提訴する、このような状況は私は避けるべきだと思いますが、市長、いかがですか。
 何度も言いますが、境界が確定してない、だれの土地かも法的には確定されてない土地。しかも加害者と言うならば加害者は2人いるのに1人だけを特定して告訴する。裁判の趣旨から言っても私は外れていると思います。いかがでしょうか。市長の答弁を求めます。
 最後に、農業施策について質問をいたします。
 まず最初に遊休地整備事業の取り組みについてであります。私も農業委員をやらせていただいておりまして、先月の定例会で香南市も遊休地対策をやっております。そういう中で、国の施策の中で草刈りから重機なんかのその予算が全額出るというふうな、非常に遊休地対策には地元としても地権者の方も助かる事業だと聞きました。しかし、現在の遊休地は非常にですね、不在地主がいるんですよね。県内はもとより県外にもいて、なかなか農業委員会でもすぐに地権者に連絡をしても、後の交渉がいかないという非常に時間のかかる作業であります。この事業で全額補助金が出れば、地権者が整備をした土地をつくるんではなくして、だれか地域の担い手に持っていけば全額補助金という制度で、非常に地元としてもうれしい制度であります。しかし、地権者が不在である。そういう時間的な手間がかかるんですが、現在の農業委員会でもなかなか対策が進みにくい、そういう状況にあるんですけども、この政府の補助事業に対してどのように農林課として取り組んでいくのか答弁を求めます。
 それから、さきの衆議院選挙で自民・公明の政権がかわり、新政権民主党の政権、きょうですか、発足するようになりましたが、今までやってきて現在日本の農業は壊滅的な状況であります。そういう中で民主党のマニフェストには農家の所得補償という、大きな農家にとっては魅力的な項目がありますが、その裏には、所得補償はするけども価格補償はしない。そして、アメリカとは2国間の自由貿易。現在の農業の不振のもとは貿易の自由化による価格の低迷であります。アメリカと自由貿易を行えば、ますます農産物の価格は不安定になります。所得補償についてはスイスやスウェーデンなんかは、この地域でこういう作物を作ってください。国がそういうふうに決めて、この仕事をしていただければあなたの家庭には年間これぐらいの所得を補償しますという体系がヨーロッパの方では所得補償の対象になっております。でも日本の農業は小さな家族型の農業形態がほとんどです。所得を補償するといっても、大変困難さがあります。面積・作物、それぞれ農家にすべて所得を補償する。そしたら、仕事をしてもしなくても所得は補償される。やはり農家自体の意欲もなくなることが懸念されます。まだ具体的な施策がわかっておりませんが、私はこの農家所得の補償、民主党のマニフェストには大きな問題があろうかと思います。現在までの農家の衰退、これを打開する、所得補償はいいんですけども、その中身が大いに懸念されるんですけども、市長、高知県・香南市もそうです。一次産業が衰退すれば、地域経済が衰退しております。一次産業の発展なくして、香南市・高知県の発展もありません。この点について、市長としての見解を求め、以上で一問といたします。


◯眞辺慶一議長 久保建設課長。


◯久保慎二建設課長 おはようございます。野本議員のご質問に私の方から烏川改修についてお答えいたします。
 烏川の改修につきましては、県事業として、現在鋭意、改修工事がご存じのように進んでいるところでございます。ご質問につきましては、通告に基づき答弁をさしてもらいますが、まずは県事業の工事の地元説明会の市の対応ということでございます。これにつきましては、説明会につきまして説明会の市として事前調査や資料の提供、問題点や懸案事項の協議等を行い、互いに協力を行いながら、県独自で行うものや、市を交えて行うものも多くございます。
 今回の説明会につきましても、今、申しました、協力体制のもとに、事前協議を行っており、県から話があった時点において、まず、地区長なり、地元水利の代表の方にも説明会の開催についてその内容等十分に相談し、また、個人的に説明できるところは行い、円滑な事業の推進について決定していくことがベターではないか、等々と、土木事務所と事前に意見交換や協議を行いました。市としては、こうした打ち合わせの中では、逆に、「開催しないように」といった開催を否定してきたことは、全くございません。ただ、その以前の改修時点については、ちょっと周知が私はしておりませんが、市としては。
            (発言する者あり)


◯久保慎二建設課長 私の知ってるとこでは、当然烏川につきましては期成同盟会なり推進をしていく中で、説明会なり、事業主体は県でございますけども、協力体制のもとにやってる以上は、私どもは説明会なり事業の推進、事前に説明できるところは行い、円滑な事業の推進について進めていくべきだということで県とは話しております。
 次に、説明会の出席要請を拒否したということでございますが、烏川にかかわる今回の説明会におきましては、用地買収等の話が主となることから、関係課の個々の要望事業につきましては、県の説明後、個別に対応していくいうことを、市も県も認識しておりました。このことから同席をしていませんでした。
 その後、中央東土木事務所と、地元要望等については、現地において関係水路等の事業の対応をさしてもらっております。しかしながら、今回の同席をしてないことについて、誤解を招いたということについては、おわびを申し上げ、今後につきましては、土木事務所とも、すべての出席すべき説明会について、事前協議をさらにとり合い、地元の方におかれましては、十分理解がいただけるように、市としても必ず出席し、要望に対しましては、担当課と現地において、改修箇所・要望内容について詳しくお聞きし、対応していきたく存じ上げます。
 それから、日吉橋につきましては、7月に県が説明会をして、7月17日に土木事務所と市建設課、農林課と協議を行いました。その中で、日吉橋については、県の方から議題に上がってないもんで、どういう内容についてか詳しくこれから調査をして、どういうような要望が上がってるのか、再度確認さしてもらい、対応さしてもらいたいと思います。
 以上でございます。
            (発言する者あり)


◯久保慎二建設課長 堰のことです。日吉橋の、済みません、私が、日吉橋上流の可動堰についてですね、そういう意味でございます。についての。日吉橋の固定の橋ではございません。済みません。


◯眞辺慶一議長 山本農林課長。


◯山本智農林課長 14番 野本議員の遊休地整備事業への取り組みについての質問にお答えいたします。
 食糧及び農業をめぐる諸情勢が変化する中で、食糧自給率の低下、食糧供給力の確保は喫緊の課題となっていますが、農業生産基盤である農地の耕作放棄地の増加が見受けられるようになってきており、この耕作放棄地の再生利用を図るためには、地域の実情に合った創意工夫によるきめ細かい取り組みが必要になってきております。
 このため香南市では、香南市担い手育成総合支援協議会の中に耕作放棄地対策協議会の設置を行うための規約変更を行い、ことし7月に知事より規約変更の承認を受けました。
 今まで同様に農業委員会と協力しながら耕作放棄地対策に取り組みをいたします。まず、耕作放棄地の現状を把握するため香南市内農用地の耕作放棄地の現地調査を農業委員会と連携してとり行っています。また耕作放棄地の再生利用については放棄地の利用権設定・売買等を行い、新たな担い手に対して農地の集積を行うことで、国の耕作放棄地再生利用緊急対策交付金などの事業取り入れも可能となります。また担い手が認定農業者であれば、国の交付金に県単独の上乗せ制度があり、耕作放棄地の再生費用が交付されます。交付金事業等を有効に活用しながら耕作放棄地解消に向けた取り組みを行いたいと考えております。
 以上でございます。


◯眞辺慶一議長 仙頭市長。


◯仙頭義寛市長 野本議員のご質問にお答えします。
 まず農業施策についてお答えします。
 民主党は9月9日に社民党と国民新党との間で連立政権樹立について合意をしました。
 報道等によりますと、合意文書の中で中小企業や農業などの地域を支える経済基盤を強化し、内需主導の安定した経済成長の実現などを掲げているとのことでございます。
 今後速やかに戸別所得補償制度の制度設計や財源確保に着手するなど、農政の転換へと動き出すものと考えております。
 しかし、現段階では具体的な農業施策についても何も示されておりませんので、農家の所得向上をされるような施策が打ち出されるのか、新政権の農政に対する動向を注視してまいりたいと思います。
 次に、香南斎場訴訟問題についてお答えをします。
 ご質問にもありましたように、平成18年9月6日に雨のために崖崩れが起こった内容でございまして、この件につきましては、所有者の方にご連絡が行き、そして災害復旧でとれないかということで、現地も調査した結果、事業採択は難しいということでございます。それ以降ですね、霊園用地としてほかの事業者に購入できないかという打診をした内容もあるように聞いてございますし、そしてその間、平成19年でございますが、そういういろんな話をしている中で、霊園開発についてはなかなか困難であるという連絡を受けながら、そして地権者から野本議員にも相談があり、またいろんな意味でですね、そういう経過がございます。そういう中で、いろんな内容の中でですね、調停申し立てをしたいという話で、平成19年の11月27日に議決をいただいております。それ以降、調停申請を申し入れて3回の調停を行いましたが、不調に終わるという内容でございまして、その後裁判に移行したいう内容でございまして、この内容につきましては、土砂の撤去、フェンスの復旧、のり面の崩落の予防措置でございます。内容につきましては、現在係争中の事件でございまして、答弁は差し控えさしていただきます。
 以上でございます。


◯眞辺慶一議長 14番 野本光生君。


◯野本光生議員 再質問を行います。
 烏川の改修についてですけども、私は第一問目で、今回の可動堰の改修に対して地元要望がどういうことがあるのか、県の方針はどのようになっているのか、そこの認識、違いをどのように考えているのか答弁を求めたんですけども、課長、この可動堰の改修に当たり、県の基本的な姿勢をまだ知らないんですか。農林課長知っていれば次に答弁してください。
 そして県の方針と地元の要望、このがの差をどのように認識しているのかと、その差をどのように埋めていくのか、私はそのことをメインに質問しておりますので、次、農林課長が答弁してくれるようですので、きっちりと答弁をお願いいたします。
 次に斎場の問題ですけど、確かに係争中で、私は、市長、やはり法的に境界が確定していない、そして加害者が2人いるのに片っ方だけ、1人だけ告訴するのは、一般的な裁判から見ても道理が通らないと思うんです。裁判の中身はどうこう言うつもりはありません。基本的な提訴の理由が、私は崩れていると思うんです。そういう中でいつまでも裁判、ほぼ裁判の結果は出るようになっておりますけど、そういうものを待たずに、やはり市長は地元、現場主義、地元との話し合いが大切だと言ってるんです。そういうふうな解決をする意思があるのかないのかを聞いているんです。その点について答弁を求めます。
 私1問目で斎場の施設を迷惑施設と言いましたが、香南市民だれもがお世話になるとこでありますので、公共施設と訂正をお願いいたします。その点についてよろしくお願いします。
 次に農業施策について、協議会をつくって対応していくというんですけど、私、ちらっと、余り速かったんでわからなかったんですけど、県の上乗せですよね。その中身がどのように出るのか再度答弁をお願いします。
 そして市長の民主党の政権については、具体的な施策はまだまだありません。やっぱり地域の農業振興のためにもやはり注視して、やはり地方の意見をやっぱり、今まで支持してきた政党とは違いますけど、やはり市長会なり通じて、やはり国に、やはり国民の意見を上げていただきたい。その点については答弁はいいです。
 以上で再質問を終わります。


◯眞辺慶一議長 山本農林課長。


◯山本智農林課長 野本議員の再質問にお答えいたします。
 まず烏川改修に係る可動堰の件でございます。この経過といたしまして7月23日に現地でおいて、その堰のことではないですが、地元の方、それと県と農林課で現地で立会・打ち合わせはしております。その後、堰の改修について地元の方がおいでてくださいましてお話を聞かしていただきました。その内容は、今2つに分かれてる転倒堰が一方だけ倒れて一方は倒れないという状況にあると。それを両方が倒れるようにしてもらいたいというお話だったと思ってます。それを受けまして8月14日に中央東土木事務所へお伺いしまして、その内容についてもお聞きしました。その結果といたしましては、堰自体の改修は県はできないと。ただ、同時転倒になるようにする方法はあります。それはありますが、その工事は県がするとしましても、あとの維持管理経費をどうするかという詰めができてないということでございまして、それは今後地元とまた協議していくということになっております。今後のスケジュールとしましては、今も若干の設計変更もできてるようですので、11月末にまた地元説明会を行いたいというふうに県から聞いております。これが烏川の件でございます。
 続きまして先ほどの耕作放棄地対策の県単補助の上乗せでございますが、基本的に先ほど議員言われましたように、草刈りであれば状況によって3万円から5万円の反当たり、国からの助成が出ると。それを上回る経費が要るようでしたら県単補助が出ますので、再生費用の10割が出せるというふうに県からは説明を受けてます。
 以上でございます。


◯眞辺慶一議長 暫時小休いたします。
          (午前10時22分 休憩)
          (午前10時23分 再開)


◯眞辺慶一議長 再開いたします。


◯山本智農林課長 先ほどの耕作放棄地対策の私の答弁の中で、言葉が抜かっておりました。再生利用の交付金等については、農業振興地域の耕作放棄地について交付されるものでございます。よろしくお願いします。


◯眞辺慶一議長 仙頭市長。


◯仙頭義寛市長 野本議員のご質問にお答えしたいと思います。
 斎場訴訟の件につきましては、私も本来話し合いでできればですね、そういう方向で決着したいという気持ちはありますので、またご尽力をよろしくお願いしまして答弁にかえさせていただきます。


◯眞辺慶一議長 14番 野本光生君。


◯野本光生議員 最後の質問になりましたが、烏川の改修問題でありますけども、課長、まだね、地元の要望と県との方針、十分認識されてないと思うんですよ。既に、11月には、今の測量実施設計を行い、地元説明会をするのは聞いております。一番ね、問題なのは、この堰ですよね。この堰、課長はこの堰は現状のままで何とか地元は1枚にできないかという話でありましたけど、この堰がいつ建設されてどのような経過をたどっているのかご存じですか。
 知らない。そうでしょう。これは昭和31年に建設されております。50年余り、半世紀たってるんです。その間、54年だったかな、災害復旧工事が55年に完成しておりますけど、この可動堰、55年に改修はされてるんです。詳しいことはわかりませんけど、恐らく54年の災害のときに災害復旧で行われたもんであります。この可動堰の一番の問題は、この土砂なんです。そして県もまだ認識、断面はあると言ってるんですけども、この右岸、右岸のこのメントですけども、これが上の方で大方1メートル近い、言うたらコンクリを補強してあるんです。というのは54年の災害で決壊していたから。
 この堰については、当初地元から堰の改修はどうなるんですか、工事をするいうのはどういう名目になりますか、言うたら。はい、今度の改修事業でやるのに堰の改修も入っておりますと、建設課長も農林課長も7月からの話をしてるんじゃないですか。地元はそれ以前から交渉してるんですよ。それ以前に窓口がない。香南市には農林課も建設課もなかなか窓口を開いてくれない。建設課長、この日吉橋から下流約200メーターぐらいのところに橋がありますよね。その橋の改修をするのに建設課は最初何と言いましたか。こんなぐあいの悪い橋は撤去してくれと建設課は言ってますよ。設計業者が地元に、撤去して構んかと。それはいかん。この54年のときに、災害のとき、前はもっと広い橋であったが町の方が予算がないので小さい橋、軽四がやっと通るぐらいの橋になっております。もともと広かった橋を野市町のときにお金がなかったから細くなってこんな橋になってる。現在も昔の橋台が残っております。それを地元の人が県に説明して、今度また3メートルぐらい、2トン車が通るぐらいの橋をつけるように県の方がしてくれたんです。この橋の改修でも担当課は地元の要望を聞いてないんですよ。
 本来この可動堰、この先ほど見せた左岸のすぐ内ら側にいつも土砂が堆積し、断面が少なくなっており、なおかつ南側は補強のメントでさらに断面が狭くなっており、この地域の地元の方が、これ、つくってる図面なんですよ。これが補強されてる断面のメント、ここが堆積してるとこ。この堰のあるとこは、丁度S字の最初のカーブで、この堰で受けてまだ若干曲がってるんです。非常にはけが悪いと。そういうこともあり、この断面からこっちも削って、なるべくSを緩くして、なおかつ半世紀以上たった可動堰です。何とか改修、1枚ものに改修してほしい。現在香南市でも香宗川、烏川改修しておりますが、堰をつつかないというのは、この日吉橋の上流、この堰だけになります。今後改修するに当たって50年以上たったものを、今度改修するいっても、市の単独でやらなければならなくなりますよ。
 当初、はっきり言いますが、県の方はこの堰も改修の範囲内に入れて8千万の枠があったんですよ。その枠を8月中旬までにどうするのかしないといけないので、農林課長を呼んで時間を合わせて打ち合わせするつもりだったようですけども、課長は何か時間も過ぎても来ない。電話してかわりの者が行って県に言ってるじゃないですか。地元から可動堰については何も問題ないから問題はありませんと、はっきりと言ってるんですよ。それは県に記録がありますよ。それで県の方針として可動堰はつつかないと、そういう方針を出してるんですよ。この事前の設計に当たっては、私言いましたよね。設計するに当たっては地元の方が、地元の人が行ってる会社が言ってるんで、県の課長もこの現場から5分で行けますよ。常に地元は密着して協議してるんです。もう春からやってることなんですよ。それを7月以降に要請があったら全部行ってる。そんな話じゃないでしょうが。当初私言いました。横井川の下の可動堰、下流の改修も地元から、当初から河床下げてくれと要望があるのであれば、3つあるんですよ。3つ目から下げてくれば、現状では1メーター以上の河床が下げれる、そういう工事だったんですよ。地元の方がもう3つ目の堰のときには、横井川のすぐ下流の堰なんですけど、現場見て、いかんき何とか、50センチ余り、60センチだったかな、何とか現場の方にお願いし土木の方にも行って、基礎は大方できていましたけど、何とか下げていただいたんですよ。そういうふうにね、私も下井、野市で現在浸水の被害に遭うのは、この横井地域・吉川地域、この地域と下分のあたりですよね。私も野市町議になってから河川の改修ずっと言い続けてまいりました。農林課長も知ってるでしょう。私が下井地域の川の改修のこと言ってるのは。地元の方も本当にいつ災害に遭うかわからない、そういう状況で営農を営んでるんです。そういう熱い思いを全く聞いてないじゃないですか。
 県はこの可動堰に対して8千万の余裕があるからどうするのか、この可動堰から上、断面をつつかんようになってますよ。下流は全部断面もやり替えて可動堰もやり替えてるんですよ。ここだけが地元から要望がないから、もう可動堰をつつかないんだったら断面もつつかないと、そういう方針を出してるんですよ。そんなこと知らんでしょうが。ちゃんと県はこの可動堰をつくった会社まで調べて会って、どういうふうになっているのか、どういうことができるのか、そこまで県は手を尽くしてくれていたんですよ。そのことについてね、何も知らない。地元の要望と全く合ってないです。地元の要望は、可動堰を何とか1枚ものにして、緩やかなカーブにしてもらいたいと、そういう要望をどうするのかで、県にどのように対応しているのか。もう県が決めているからもう知らない、それでいくのか、明確な答弁を求め質問を終わります。


◯眞辺慶一議長 仙頭市長。


◯仙頭義寛市長 野本議員の3問目の質問にお答えいたしたいと思います。
 この烏川につきましては、合併以前にですね、ご質問にありました昭和30年前半からですね、ずっと改修してきたわけでございまして、災害復旧によってですね、烏川堰については、日吉橋の上の堰についてはですね、片方転倒の機能は失われてですね、直した経過がございます。
 ご質問にありましたように、この内容については当然ながら、左岸側へですね、土砂が堆積して転倒不能になるということを理解をしております。私も今、きょう質問を聞くまでですね、改修はできるものと思っておりましたので、これは基本的にですね、私も十分話を聞いてなかったいうことでですね、転倒ゲートに1枚ものにするようにですね、私からですね中央東土木事務所へ申し入れをしてですね、改修をしていただくようにしていきたいと思います。
 以上です。


◯眞辺慶一議長 野本光生君の一般質問が終わりました。
 以上で、一般質問を終わります。暫時休憩をいたします。
          (午前10時38分 休憩)
          (午前10時50分 再開)


◯眞辺慶一議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
 議案質疑についてお知らせをいたします。
 今回の定例会においては、議案質疑通告書は提出されておりませんので、議案質疑は行いません。
 次に、各案件の議案付託につきましては、お手元に配付している議案付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託をします。
 お諮りします。
 付託しました各案件は、9月17日までに審査を終えるよう期限をつけることにしたいと思います。
 これにご異議ございませんか。
           (「異議なし」の声あり)


◯眞辺慶一議長 異議なしと認めます。
 よって、付託案件は、9月17日までに審査を終えるよう期限をつけることに決定をいたしました。
 以上で、本日の日程はすべて終わりました。
 本日はこれで散会をいたします。
          (午前10時51分 散会)