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高知県 土佐市

平成 9年  第3回定例会(9 月)付録 市議第7号




平成 9年  第3回定例会(9 月)付録 − 市議第7号








市議第7号 
   臍帯血(さいたいけつ)移植の医療保険適用等に関する意見書(案)
 右の議案を別紙のとおり会議規則第14条の規定により提出します。
          平成9年9月30日
                  提出者 土佐市議会議員    西川  貢
                   〃     〃       麻岡  博
                   〃     〃       吉村 正男
                   〃     〃       矢野 光顕
                   〃     〃       信清 吉孝
                   〃     〃       津野 勝彦
    土佐市議会議長 西村 信治 様
市議第7号
   臍帯血(さいたいけつ)移植の医療保険適用等に関する意見書(案)
 白血病や再生不良性貧血等の難治性の血液性疾患に対し、今日、骨髄移植治療が一般的
に行われるようになり、多くの患者が健康を取り戻し社会復帰している。そうした成果の
多くは、数多くの骨髄提供者の存在と国支援の「公的骨髄バンク」の結成(平成3年)に
よるところが大きいと言われている。しかし最適なドナー(骨髄提供者)に巡り合う確率
はまだまだ低く、骨髄移植治療を待ち受けながら、それをなかなか受けられないケースや、
残念ながら命を落とすケースも少なくない。それゆえ「公的骨髄バンク」等の一層の充実
が期待されている。
 こうした状況の中で最近、これまで分娩後、不要として廃棄されていた臍帯血(胎盤の
血液)が骨髄の5から10倍の良質の造血幹細胞が含まれていることから、「臍帯血移植治
療」が大きな注目を浴びるようになってきたところである。この臍帯血は、ドナーにとっ
てもまったく安全であり、細胞は凍結保存が可能、また患者の必要に応じて、即時に提供
できるという大きな利点を持っている。
 しかしながら、骨髄移植治療には適用されている医療保険が臍帯血移植治療に対しては
まだ適用されておらず、その治療には高額の費用が必要となるという問題点が存在してい
る。また臍帯血の採取・輸送・検査・保存等は現在、幾つかの産科施設で自主的に行われ
ているが、それは当該施設の負担と医師等のボランティアによって行われているのが現状
である。
 よって、政府におかれては、こうした利点を持つ臍帯血移植治療が円滑に実施されるよ
う、下記の事項の実現を強く要望するものである。
                    記
1.臍帯血移植治療に対し医療保険の適用を速やかに図ること。
2.国の支援に基づく「公的臍帯血バンク」(臍帯血の採取・輸送・検査・保存・供給を
 目的とする)を早期に設置すること。
3.臍帯血を国の血液事業の中に適正に位置付けること。
4.臍帯血の採取・輸送・検査・保存・供給等が事故なく推進されるよう、国として統一
 的ガイドラインを作ること。

 以上、地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出する。

   平成9年9月30日
                         土佐市議会議長 西村 信治 
内閣総理大臣  
        様
厚生大臣