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高知県 高知市

平成26年第444回 6月定例会 06月20日−05号




平成26年第444回 6月定例会 − 06月20日−05号







平成26年第444回 6月定例会



 第444回高知市議会定例会会議録第5号

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  議事日程 第5号

 平成26年6月20日(金曜日)午前10時開議

第1

 市第83号 平成26年度高知市一般会計補正予算

 市第84号 平成26年度高知市母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計補正予算

 市第85号 高知市特別会計設置条例の一部を改正する条例議案

 市第86号 高知市税条例等の一部を改正する条例議案

 市第87号 高知市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例制定議案

 市第88号 高知市幼保連携型認定こども園の設備及び運営に関する基準を定める条例制定議案

 市第89号 高知市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例制定議案

 市第90号 高知市児童福祉施設最低基準条例の一部を改正する条例議案

 市第91号 高知市火災予防条例の一部を改正する条例議案

 市第92号 高知市立旭保育園改築工事請負契約締結議案

 市第93号 水槽付消防ポンプ自動車購入契約締結議案

 市第94号 常備消防ポンプ自動車購入契約締結議案

 市第95号 常備消防ポンプ自動車購入契約締結議案

 市第96号 訴訟の提起について

 市第97号 調停の申立てについて

 市第98号 新図書館等複合施設整備業務委託契約の一部変更議案

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  本日の会議に付した事件

日程第1 市第83号議案から市第98号議案まで

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  出席議員

1番 長尾 和明君  2番 門田権四郎君

3番 近森 正久君  4番 細木  良君

5番 はた  愛君  6番 田鍋  剛君

7番 川村 貞夫君  8番 下本 文雄君

9番 下元 博司君  10番 深瀬 裕彦君

12番 上田貢太郎君  13番 岡田 泰司君

14番 江口 善子君  15番 岡崎  豊君

16番 近藤  強君  17番 戸田 二郎君

18番 浜口 卓也君  19番 清水おさむ君

20番 平田 文彦君  21番 氏原 嗣志君

22番 和田 勝美君  23番 寺内 憲資君

24番 高橋 正志君  25番 土居ひさし君

26番 竹村 邦夫君  27番 水口 晴雄君

28番 西森 美和君  29番 高木  妙君

30番 福島  明君  31番 浜川総一郎君

32番 中澤はま子君  33番 山根 堂宏君

  欠席議員

11番 竹内千賀子君

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  説明のため出席した者

      市長      岡? 誠也君

      副市長     吉岡  章君

      副市長     中嶋 重光君

      総務部長    森田 惠介君

      財務部長    古味  勉君

      市民協働部長  坂本 導昭君

      健康福祉部長  村岡  晃君

      こども未来部長 山川 瑞代君

      環境部長    黒田 直稔君

      商工観光部長  中澤 慎二君

      農林水産部長  本山 幸一君

      都市建設部長  山本 頼男君

      教育委員長   谷  智子君

      教育長     松原 和廣君

      上下水道事業管理者

              明神 公平君

      防災対策部長  下元 俊彦君

      消防局長    蒲原 利明君

      監査委員    宮本 光教君

      財政課長    近森 象太君

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  事務局職員出席者

      事務局長    藤原  哲君

      事務局次長   弘田 充秋君

      庶務課長    前田 敦夫君

      議事調査課長  山崎 敬造君

      庶務課長補佐  谷村 守敏君

      議事調査課長補佐池   堤君

      議事調査課主幹 井本 和久君

      秘書係長    上村 妙子君

      議事係長    広松 康児君

      調査係長    宮村 裕子君

      書記      中須賀広典君

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  午前10時0分開議



○議長(山根堂宏君) これより本日の会議を開きます。

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○議長(山根堂宏君) 竹内千賀子議員より本日欠席の届け出がありました。

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△日程第1 市第83号議案から市第98号議案まで



○議長(山根堂宏君) 日程第1,市第83号議案から市第98号議案までを一括議題といたします。

 これより質疑並びに一般質問を行います。

 通告がありますので,順次発言を許します。

 氏原嗣志議員。

  〔氏原嗣志君登壇〕



◆(氏原嗣志君) おはようございます。新こうち未来の氏原嗣志であります。

 質問戦も3日目,大変お疲れだと思いますが,よろしくお願いをいたします。

 それでは,個人質問をさせていただきます。

 まず,市長にお礼を申し上げたいと思います。

 市長説明でも御報告がございましたが,高知海岸,戸原,甲殿,長浜海岸が国直轄で整備ができる,まことにありがたく,お礼を申し上げます。

 南海地震対応での要因もございますが,直轄海岸指定後,長い間の悲願であります海岸保全対策が実施されますことは御同慶にたえません。市長を先頭に,国への要望活動の成果と思います。重ねてお礼を申し上げます。

 今後におきましても,養浜対策を含め,ヘッドランド工法等による海岸整備,直轄工事が進展しますよう御努力をお願い申し上げます。

 また,今回も春野あじさい祭りにおいでをいただき,市民の皆様方と親しく御挨拶をしていただきました。休日のお忙しい中,いつもながらの御配慮に感謝を申し上げます。

 しかしながら,地域の皆さんや市の担当者の皆さん,また春野高校の生徒さん,大変お世話をしているにもかかわらず,ことしもあじさい街道はいま一つの感がいたしております。

 何回となく感想を述べ,お願いをしてまいりましたが,ことしも花に艶がございません。アジサイが古くなった,そんな感想を持たれる方が多いと思います。このままいきますと,春野のアジサイは不評の代名詞ともなり,訪れる人たちも少なくなり,観光資源の一つが消えることとなります。

 そこで,今回,中澤商工観光部長がおいでくださり,あじさいウオークに挑戦していただきました。6キロコースを歩いてのあじさい街道,あじさい祭りについての御感想をお聞かせください。



○議長(山根堂宏君) 中澤商工観光部長。



◎商工観光部長(中澤慎二君) おはようございます。

 初夏の風物詩として知られる恒例の春野あじさい祭りが開催された6月8日日曜日は,天候にも恵まれ,あじさいウオークのスタート地点であります春野文化ホールピアステージ前での開会セレモニーでは,あじさい太鼓の威勢のいい演奏が行われ,約340名の参加者が6キロコースと12キロコースに分かれてあじさい街道のウオークを楽しまれました。

 私は,6キロコースに参加させていただきました。最初に訪れた六條八幡宮のあじさい神社には,地域の方々によって植え育てられている色とりどりのアジサイが美しく咲き誇り,その美しいアジサイに包まれたステージでは,フラダンスが披露されており,またウオーク参加者には手づくりの餅やコーヒーなどが配付されていまして,地域の方々による温かいおもてなしを強く感じました。

 その訪れたあじさい街道は,水路沿いにつながるアジサイと清らかな水音,そして水辺の緑一面の田園風景に癒やされながら,気持ちよく歩かせていただきました。

 6キロコースの折り返し地点であります弘岡中北公民館では,春野高校の学生さんを初め地域の多くの方々による飲食物の接待など,手づくり感のあふれた温かなおもてなしもいただき,大変気持ちのよい休日となりました。

 ただ,御質問にもありましたように,地元の皆さんによって日ごろからお世話をいただいているアジサイが,残念なことに花に艶がなかったり,途切れている箇所もところどころありましたので,今後とも末永くたくさんの市民の皆さんに親しまれるあじさい街道として維持していくためには,抜本的な対策も必要でないかと思ったところです。

 ことしで27回を迎えたあじさい祭りですが,開催されます春野町あじさい祭実行委員会を初め春野商工会の皆様など,多くの方々のお祭りを通じての地域振興に対する熱意やあじさい街道への愛着を改めて実感させていただいたところでございます。



○議長(山根堂宏君) 氏原嗣志議員。



◆(氏原嗣志君) どうもありがとうございました。

 私がこれからお願いすることの全てを言っていただきましたので,改めて市長にお願いを申し上げたいと思います。

 先ほど御報告がございましたとおり,地域の皆さんやみどり課の皆さん,春野高校の生徒さんが,本当に丹精を込めてお世話をいただいているのにもかかわらず,改善が見られません。抜本的な改善をお願いするものであります。

 そこで市長にお願いいたしますが,新市まちづくり計画の中には,環境美化,地域資源,観光といった内容での位置づけがございます。このあじさい街道,春野のアジサイ復活を重点施策の事業として取り上げていただきたいのであります。そして,重点予算配分をいただき,抜本的に整備再生をお願いしたいのであります。御見解をお願いいたします。



○議長(山根堂宏君) 岡?市長。



◎市長(岡?誠也君) 春野のあじさい街道でございますが,毎年この時期に見事な花を咲かせ,県道沿いの用水路の水の流れにも映え,春野町を代表します非常に大きなイベントということで,私も毎年参加をさせていただいております。

 主催をしております春野商工会の皆様方,また先ほど部長が申し上げました,すぐスタートの一番最初の場所にありますあじさい神社を初め,地域の皆様が丹精にアジサイを育てておられますことに感謝をしております。

 御質問がありましたとおり,私も参加するごとにずっと気になっておりますが,途中で人家がないところがございまして,そこはやはりアジサイが余り育っていないということもございまして,その点は非常に気になっておりまして,何とか再生をしなければならないと考えているところでございます。

 あじさい街道は,春野地域を代表する地域の宝でもございまして,また,あじさい街道の整備というのは新市まちづくり計画の中にも入っております。そのために,あじさい街道の再生に向けまして,来年度,あじさい街道の再生計画を策定いたしまして,3カ年計画ぐらいで再生整備を図ってまいりたいと考えております。

 これにつきましては,地元の春野高校,そしてお世話をいただきます地元の皆様方にも御支援と御協力を賜りたいというふうに考えておりますので,大体この3カ年でやりたいと思っていますが,3カ年のこの再生計画の策定に当たりましては,地元地域の皆様方や春野高校の関係者の方々など,検討会を立ち上げまして,多くの御意見と御提言をいただきまして,再生をさせてまいりたいというふうに考えておりますので,地元の御支援をどうかよろしくお願い申し上げたいと思います。



○議長(山根堂宏君) 氏原嗣志議員。



◆(氏原嗣志君) 本当にありがとうございます。再生計画を立てて3年ぐらいで取り組みたい,力強いお答えをいただきました。本当に地域の皆さん方も大変喜ぶというふうに感じております。よろしくお願いいたします。

 次に,軽自動車税の改正議案が出されておりますが,地方税法の運用,条例等の改正,制定について執行してきた者がお聞きするのはどうかと思いますが,市長にお聞きをいたします。

 財政再建で市民の皆さんに昨年度まで辛抱していただいた,御無理もお願いしてきた,そんな発言をされた時期もございました。今回市長が考える番ではないかと思います。少し先送りをしたらと思いますが,いかがでしょうか,市長の御見解をお聞かせください。



○議長(山根堂宏君) 岡?市長。



◎市長(岡?誠也君) 軽自動車税につきましては,昭和59年度以来,実に30年ぶりの改定ということになります。この間,軽四輪自動車を初めとしますいわゆる軽車両が非常にふえてきておりまして,平成元年の1.8倍,軽自動車につきましては,この30年の間に約10倍近くふえてきております。

 こういう中で,普通自動車の自動車税と軽自動車税の税率の格差が国としても大きな課題となっておりまして,その格差を30年ぶりに縮小するという観点で,軽自動車税が引き上げられるということになりました。

 本市では,これまで軽自動車税につきましては標準税率の1.2倍をいただいておりましたが,今回30年ぶりの大幅な引き上げということになりましたので,新規の取り扱い分から標準税率に戻してお願いを申し上げたいということにしているところでございます。

 現在,軽四の自動車が,市民の皆様方にとりまして,生活や仕事の上で必需品となっておりますので,30年ぶりの税率の改定ということは,御負担をいただくということで心苦しいところではございますが,法律改正に基づくものでございますので,御理解をお願い申し上げたいというふうに思います。



○議長(山根堂宏君) 氏原嗣志議員。



◆(氏原嗣志君) ありがとうございました。お話もございましたとおり,軽自動車の需要は相当なものがございます。利便性,維持費が少ない,税金が安い,いろんなメリットがあり,市民の皆様も利用が多いと思います。特に,若い女性層の多くは軽自動車に乗っておると思います。

 市長さん,これくらいはこらえてよという声が多いと思います。ぜひ御一考をお願いしたいと思いますが,そこで今回の改定により生まれる財源はどれくらいになるでしょうか,財務部長にお聞きをいたします。



○議長(山根堂宏君) 古味財務部長。



◎財務部長(古味勉君) 改正により増加をする税収につきましては,平成27年度で約4,100万円ほど,28年度では約6,600万円を見込んでおります。その後,新車登録分が順

次新税率となることによりまして,年間約1,000万円程度の増収が続きまして,全ての軽自動車が新税率の適用となった際には約2億円弱の増収となる見込みです。

 しかしながら,この増収分につきましても,その75%は普通交付税の基準財政収入額に算入をされ,その結果,普通交付税が減額となりますので,実質的な増収額は25%相当の約5,000万円程度となります。

 また,超過税率分の減収による影響や今回車体課税につきましては,自動車取得税の引き下げなどその他の改正もございますことから,本市の一般財源総額で見た場合には増収はさらに減少いたしますので,まとまった増収を期待することはできないものと考えております。



○議長(山根堂宏君) 氏原嗣志議員。



◆(氏原嗣志君) まさに財政の仕組みの内容であろうと思います。

 引き続きお願いをさせていただきますが,農業を取り巻く環境は大変厳しいものがあることは御案内のとおりでございます。農業者の農業用につきましてお考えいただきたいと思います。農業者の所得は景気に左右され,資材の高騰,販売単価の浮き沈み等大変苦戦をしております。せめて,農業用につきましてお考えができないでしょうか,お聞かせください。



○議長(山根堂宏君) 岡?市長。



◎市長(岡?誠也君) 今回の新税率の関係でございますが,議員の皆様方,また地域の皆様方もよく使われております軽トラ,そして営業用の貨物用車両等につきましては,一般的な乗用の軽四輪の税率が1万800円に対しまして,それぞれ貨物の自家用につきましてはこの半額の5,000円,そして貨物の営業用につきましては3,800円という新しい税率が設定されておられますので,この軽トラックや貨物四輪につきましては,それぞれ法律上も優遇された税率ということになっております。

 またもう一つ,農耕用のトラクター等の小型特殊車両がございますが,農耕用のトラクター等の小型特殊車両につきましては,高知市につきましてもその農業用に資するということで,大体半額の設定ということにしておりますので,今回の新たな設定の中でもほぼ半額ということで軽減をしているところでございますで,御理解をお願い申し上げたいというふうに思います。



○議長(山根堂宏君) 氏原嗣志議員。



◆(氏原嗣志君) どうもありがとうございました。

 続きまして,震災対応としての津波避難場所,避難道について御要望をさせていただきます。

 震災対応として,津波避難場所,避難道について,工事の実施について強く要望させていただきます。

 2年ぐらい前より取り組みが具体的となり,各防災会,町内会が積極的にこの問題に取り組んでまいっております。しかしながら,なかなか着手にならない,もうやまったのでは,いつになるろう,そんな声が聞こえております。

 防災担当者の方は大変な御苦労があると思いますが,どうか市民の皆さんとの約束したことは,丁寧な説明と実施についてお願いをしておきます。

 続きまして,防災対策部,健康福祉部,市民協働部等々の関係はちょっと時間をかけて議論へ入らせていただきますので,野中兼山の内容についてお願いをしたいと思います。

 先般,高知新聞の声のひろばに野中兼山生誕400年に寄せての投稿記事がございました。投稿者は市会議員を務めました朝倉の安岡保氏でございました。

 日がかわり,野中兼山の4女,婉の旧宅が高知市に寄贈の記事があり,5月31日に兼山・婉のつどいが交流プラザで行われ,聞くことになりました。

 シンポジウムを開催され,意義のある会でございましたが,私ども春野の地も,兼山あっての土地柄であります。仁淀川からのかんがい用水は吾南の田畑を潤し,今日の繁栄は兼山があってこそであると言っても過言ではございません。

 各地区にも,野中兼山をお祭りする社がありますし,春野も兼山を春野様とたたえ,社でお祭りをしております。98豪雨を受けて,新川川の大改修を契機に,近くの親水公園造成地横にも野中兼山像の銅像が建立されました。

 また,旧春野町の町章は野中家の家紋をあしらったものとも言われております。本市の朝倉も婉女にゆかりのある土地でございます。また,本山,土佐山田,宿毛にもゆかりの土地があるようでございます。

 そこで,生誕400年を記念し,何らかのイベントをお考えいただけないかであります。お考えをお聞きします。

 また,朝倉ゆかりの土地を後世に残る記念地あるいは歴史公園的なものに整備ができないかであります。

 そこで,市長には,野中兼山に思うところをお聞きさせていただきます。

 また,教育長には,今回の生誕400年の記念行事,また朝倉のゆかりの土地整備について,やりますを期待してお尋ねをいたします。



○議長(山根堂宏君) 岡?市長。



◎市長(岡?誠也君) 1636年に土佐藩の奉行職となった野中兼山でございますが,土佐藩の執政としまして,強い信念と類いまれなリーダーシップで藩政改革を行いまして,特に顕著なのは治水のかんがいによります新田開発,このことによりまして田畑を非常にふやして,石高をふやしたというのが非常に顕著なところでございます。

 春野町とも非常にかかわりが強いということでございまして,仁淀河口から9キロメートル付近に現存します八田堰でございますが,野中兼山が直接指揮をいたしまして,1652年に5年の歳月を要しまして築いた大規模なものでございます。

 この仁淀川の流れを八田堰でせきとめまして,左岸に弘岡の井筋をつくりまして,この水を引き込んで春野地域周辺の9カ村に豊かな水田をつくりまして,吾南平野は約900ヘクタールございますが,かんがい用の用水を引っ張り込みまして今の田畑をつくったということで,非常に画期的な事業を行っております。

 また,現在はコンクリートによって改造されておりますが,もともとの兼山の遺構の八田堰につきましては当時土木技術を駆使してつくっておりまして,湾曲斜めの堰ということで,兼山公自身がかなりの土木工事の天才でもあったというふうに考えます。

 弘岡中,弘岡下,西分,秋山,諸木,長浜,これらの地域は高低差は実はないんですが,それを巧みに高低差をつくりながら水を入れまして,現在の春野町の屈指の田園地帯をつくり上げたということで,その功績は非常に大きいということでございます。

 土佐の大きな偉人の一人だというふうに考えております。



○議長(山根堂宏君) 松原教育長。



◎教育長(松原和廣君) 先日,朝倉の県立ふくし交流プラザで開催いたしました野中兼山・婉の集いには,私も参加いたしまして,高知市内外から約250名の参加者がございまして,野中兼山,婉という人物が改めて認識されたのではないかと考えております。

 来年度は,野中兼山の生誕400年ということでございますので,県下でさまざまな行事があるのではないかと思いますが,本市といたしましては,シンポジウムを共催いたしました野中婉を顕彰する会や関係の町内会,また兼山ゆかりの史跡が多数ございます春野の皆様の動向を見ながら,この問題については検討していきたいというふうに思っております。

 また,野中婉住居跡の土地整備につきましては,今後の検討課題として考えておりまして,各方面からの御意見をいただきながら,関係部局と連携をし,協議していきたいというふうに思っております。



○議長(山根堂宏君) 氏原嗣志議員。



◆(氏原嗣志君) 先ほど市長さんのお話の中で,野中兼山の偉人像というお話がございましたが,当日,山内家の資料館の館長さんが基調講演をなさったんですが,山内家側から見ると,経済人といったような表現の仕方をされておりました。

 その都度都度の変動の中で必ず出てくるのが野中兼山であるといったような内容のお話でございました。違った目の見方があるんだなというふうに感心をしたところでございますが,よろしくお願いを申し上げます。

 次に,本市にかかわる文学,芸術等に係る文人,画家等の記録,保存が存在されておるかをお聞きいたします。

 文学,芸術に無縁の私でございますが,ちょっと気になっておりましたのでお尋ねをいたします。

 全市の状況はわかりませんが,市長の特別応接室にも書画や絵画,また市民図書館には大変貴重な資料がたくさんあるのも見せていただきました。春野の時代にも,それぞれの書画,画家の皆さんから寄贈されたものがございます。そういった作品の記録がどのようにされておるかをお聞きしたいのでございます。

 例えば春野では,画家で山本茂一郎,山崎美幸画伯,宮尾登美子さんは戦後春野にも御縁がある土地柄でございます。ある方の所蔵には,棟方志功画伯の作品があるということもお聞きしております。まだまだあると思いますが,高知市は多くの逸材を輩したところでありますので,それなりのものがあるというふうに思います。

 そこで,市に寄託された絵画や書等,また芸術作品の所在,管理が十分にされておるのかどうか,今後またどのように管理をしていくのかを教育長さんにお尋ねをいたします。



○議長(山根堂宏君) 松原教育長。



◎教育長(松原和廣君) 本市で所蔵しております絵画や書画などの美術品に関しましては,市民図書館やかるぽーとあるいはピアステージなどで展示されているもののほか,数多くの作品を保管している状況にございます。こうしたことから,平成18年には,小中学校も含めた全部署を対象に管財課が保管状況の調査を行っております。

 その後,新たに寄贈された美術品などもふえてまいりまして,今年5月に庁内の関係各課が集まりまして,所蔵美術品の状況や今後の取り扱いについて協議を始めたところでございます。

 寄贈されたものを初め所蔵する美術品は非常に貴重な高知市の財産であり,適切な展示や保管が重要でありますので,今後関係各課での協議結果も踏まえまして,しっかりと管理をしていきたいと思っております。



○議長(山根堂宏君) 氏原嗣志議員。



◆(氏原嗣志君) ぜひ,そういったものについての管理をしていただくと同時に,調査ができた時点では,随時に市民の皆さん方に御紹介もしていただきたい,そんな思いをいたしておりますので,よろしくお願いを申し上げます。

 次に,新しく議場に来られました新教育委員長さんにお聞きをいたします。

 段々の議員により,個々のお話の内容等々がございましたが,愛宕中学校時代の防災学習等々のお話もお聞かせいただきました。当時には,黒木瞳さんという愛称で校長先生というふうに呼ばれておったようでございまして,まさに美人の委員長さんにふさわしいニックネームではないかというふうに思います。

 そこで,就任の御抱負と本市の教育実態を忌憚なくお聞かせください。



○議長(山根堂宏君) 谷教育委員長。



◎教育委員長(谷智子君) 私は,小学校の教員からスタートし,教育委員会を経て小学校長を6年間,中学校長を6年間務めました。

 小中学校ともに,子供たちの日々の成長に喜びを感じ,特に中学校卒業時の希望にあふれた生徒たちの顔を忘れることはないと思います。また,さまざまな問題を抱える子供たちもおりました。一人一人の思いに寄り添い,保護者と一緒に悩み,解決に向けて努力してきました。

 こうした中で,4月に教育委員長に就任し,今思っておりますことは,教育というものの崇高さと責任の重さ,使命感の再認識であり,時代を超えて変わらない価値があるもの,いわゆる教育の不易を学校現場で大事にしていきたいということです。

 学校の主人公は子供たちでございます。これからの未来を担う子供たちが,夢を抱き,目標に向かって行動していく,志の教育を学校,家庭,地域が一体となって推進してまいりたいと考えております。



○議長(山根堂宏君) 氏原嗣志議員。



◆(氏原嗣志君) どうもありがとうございました。黒木瞳先生に,改めてよろしくお願い申し上げます。

 それでは,残させていただきました3題について御質問させていただきます。

 先日,防災対策部と健康福祉部の担当者と潮江地区4町内会の代表の方との話し合いの場に入らせていただきました。

 本題は,津波避難計画ができた,そのことにより避難行動要支援者というようでございますが,支援者の皆さんへの取り組みをしたいと,具体的な活動をしたいので,ソフト面での支援策がないか,補助金がないかといったような相談でありました。

 いろんなやりとりの中で,私なりに幾つかの問題が出てまいりました。健康福祉部,防災対策部,市民協働部との連携はうまくできているのか,そんな疑問が出てまいりました。

 そこで,個別に提起した中で質問をしたいと思います。

 今回の先ほどの4町内会との話の中で,要支援者対策の疑問点を私なりに整理してみますと,1つには,地域等への支援について市としてどのように考えておられるのか。

 また,2つ目には,ソフト面での支援,補助制度はあるのか。

 3つ目には,地域として要支援者対策をどのようにしたらよいのか。また,地域として要支援者の実態把握をどのようにしたらよいのか。また,地域として市とどのように向き合えばよいのか。また,地域として要支援者の皆さんとどのように向き合えばよいのか。また,地域として行政,他の組織団体とのつながりをどのようにしたらよいのか。また,健康福祉部と他の部との連携はどのようになるのか。要支援者のリスト等が入手できるのかといったような内容のことを整理してみました。

 そこで,健康福祉部に防災対応への体制ができたということでございますので,4点ぐらいお聞きしたいと思います。

 現状の取り組み状況について,2つ目には,今後の展望と課題整理,3つ目には,体制が十分であるのかどうか,4つ目には,冒頭申し上げました地域への補助制度等の創設について,どのようにお考えなのかをお聞かせください。



○議長(山根堂宏君) 村岡健康福祉部長。



◎健康福祉部長(村岡晃君) 昨年6月の災害対策基本法の改正を受けまして,本年4月に健康福祉総務課に避難行動要支援者対策を担当いたします係を設置いたしました。

 現在の取り組み状況ですが,高知市地域防災計画検討委員会に健康福祉部,防災対策部,市民協働部の関係課の課長級のメンバーで構成をいたします避難行動要支援者対策検討部会を設置し,避難行動の際に支援が必要となる要支援者の定義や名簿作成に必要な個人情報をどう取り扱うかなどの重要事項について検討を行っております。

 あわせて,名簿作成に関する関係部署の役割分担,支援体制の確保,企業や団体等との協定の締結など,支援の際に必要な課題を整理し,避難行動要支援者対策の全体像を示す全体計画についても検討を進めているところでございます。

 現時点では,さまざまな課題を検討している状況ですが,地域防災計画との関連もございますが,今秋をめどに全体計画を策定し,要支援者の名簿をどういった団体に提供するかや個人情報の適正な管理など,課題整理を行って,地域での説明会の開催やパンフレットの配布などを行うことで,制度の周知に努め,地域の各団体や住民の皆さんからも御意見をいただきながら,取り組みを進めていく予定でございます。

 今後の展望といたしましては,避難行動要支援者の方々お一人お一人の個別計画まで策定する息の長い地道な取り組みとなりますので,例えば津波避難困難地域で防災意識の高い地域などから,順次個別の住民説明会を行い,避難支援等関係者と丁寧な協議を進めるなど,優先順位をつけて,最終目標であります個別支援計画の策定につなげてまいりたいと考えております。

 地域への個別の住民説明会の開催など,事業が本格化してまいりましたら,現在の人員体制では厳しい状況も考えられますので,適正な人員配置など,体制強化についても人事当局と協議をしてまいりたいと考えています。

 最後に,地域への補助金についてでございますが,現時点では補助制度は設けておりませんが,例えば秋田県能代市では自主防災組織への活動経費,また埼玉県川越市では地域福祉活動経費として補助制度を設けている自治体もございますので,今後事業の具体的な進め方など検討する中で,先進事例も参考にしながら支援のあり方について検討してまいりたいと考えております。



○議長(山根堂宏君) 氏原嗣志議員。



◆(氏原嗣志君) どうもありがとうございます。まさに,言われたような内容が多くありますし,また課題も多いと思います。言うことは易しいけれども,なかなか道のりは長いと,困難な部分があると思いますので,よろしくお願いしたいと思います。

 次に,避難関係,地区別避難計画の手続のあり方についてお尋ねをいたします。

 私の地域の避難計画策定について,もう既にできているとの返事を受けまして,お尋ねをいたします。

 今回,今月の春野地区町内会連合会の月例会へ,地域コミュニティの担当者から,相談に行きたいというお話がございました。

 私は,常々私どもの地域のコミュニティの再構築,地域福祉活動推進計画,防災関係,地域交通などなどにつきましては,先例事例が出て参考となるものができた時点で,具体的に行動に移そうよといったようなお話し合いをしてまいりました。

 そんな中で,私どもの地域の避難計画ができておるということをお聞きしました。私の理解では,地域の市民の方も入った中でのもの,自分たちがつくり,納得したものが成果品というふうに考えておりました。

 お聞きすると,防災会を主体とした会議を開き,まとめ上げたということでございます。そんなことでよいのかという疑問が私にございまして,今回の避難計画の成果品について疑問を持ったわけでございます。

 いまだに避難場所もできていない,避難場所の確定さえもできていない防災会がございます。まさに私の地域でございますが,そういった中で,当然その会議に入っていないわけですので,全ての避難計画であると言われると疑問に思うところでございます。

 そういった中で,私どもの地区の例を言いますと,町内会には小部落長を中心に,民生委員,土木委員,学校代表,子ども会代表,防災会,交通関係の方々等々,285世帯でございますが,その運営役員は30名おります。

 毎月運営委員会を開きまして,地域の課題や市からの内容等について会議に諮っております。言うなれば,そのような席に一度来ていただければ,その課題が徹底され,周知ができ,各組織の議論が始まる仕組みになっております。

 ですから,当然避難計画策定には町内会にも相談してほしかったという中身でございます。

 今回の成果品について,防災ネットワークの説明の中で,参加された役員さんの中でも意見が分かれております。もうできちゅうぜよと,それでいいじゃいかという方もございますし,なかなかこれからぜよと,まだできちゃあせんぜよといったような二分された意見をお聞きしました。

 自分たちが参加をしていない,そんな成果品でよいかということでございます。市長の思いをお聞かせください。



○議長(山根堂宏君) 岡?市長。



◎市長(岡?誠也君) それぞれ地区別津波避難計画を,基本的には小学校区を単位としまして策定をしていこうということで,これまで取り組みを進めております。

 地区別の津波避難計画の策定に当たりましては,地域の防災対策の中心的な役割を担います自主防災組織に主体的に取り組んでいただきながら,町内会,自治会の皆様にも御意見をお伺いしながら,最終的に仕上げるということになっております。

 春野地域につきましては,これまでの災害を受けたということもございまして,自主防災組織の結成率が合併前から非常に高いということもございまして,春野地域につきましては100%の達成率,いわゆる結成率ということになっております。

 地区別津波計画の策定に当たりましては,自主防災組織を主体として策定をしていただいたところでございますけれども,今回,今年度,その地区別津波避難計画を基礎資料としまして,浸水区域につきましては津波避難マップを全世帯にお配りをしたいということになっております。

 このマップの策定に当たりましても,地域の自主防災組織や町内会,自治会等の皆様方とフィールドワーク,またワークショップを行いながら,問題点,課題点を洗い直しまして,皆様方の納得のいくものに仕上げてまいらなければならないと考えているところでございます。

 さきに御指摘もございましたが,津波避難マップ等の作成のこの基礎資料となります地区別津波避難計画につきましては,改めまして地域にも周知をさせていただきたいというふうに考えておりまして,小学校区単位ごとに自主防災会長や町内会会長等を対象に順次説明会を開催することとしておりまして,春野地域につきましても,7月末までには説明会を開催したいと考えておりますので,どうかよろしくお願いを申し上げたいと思います。



○議長(山根堂宏君) 氏原嗣志議員。



◆(氏原嗣志君) 私の思いの部分ですので,本当にしっかり防災対策部のほうも対応していただいていると思います。

 ただ,私ども春野地域については,防災会イコール町内会というシステムというふうに考えていただいていいと思いますので,そういった中身でお願いした内容でございます。今後におきましても,よろしくお願いを申し上げます。

 次に,コミュニティの再構築についてでございます。

 先日の門田権四郎先生より詳細な質問があり,重なりますが,意見を述べて,見解があればお答えください。

 先日の高知市町内会連合会総会の席上でも,来月から校区ごとに説明に入るお話がございました。地域内連携協議会組織の立ち上げであります。

 はっきり申し上げまして,私たちが,町内会が,高齢者が,何をしたら,何を期待するのかがはっきりわからないのであります。先ほど申し上げましたように,健康福祉部の防災に係る要支援者対策,地域福祉活動推進計画,防災対策部の先ほどの避難関係の計画,そして市民協働部では地域内連携協議会でございます。

 それぞれ目的,性格は違いますけれども,受ける地域は端的に言って一つであると言ってもいいと思います。私たちの役割として,何をして,何をすべきかであります。

 また,春野の例を言って申しわけございませんが,春野の場合,中学校は1つであります。春野の自治組織の活動は,昭和40年代後半から始まり,今日がございます。春野は一つを合い言葉に今日の町内会連絡協議会があり,活動をしてきた春野でございます。

 今回の小学校校区毎での設置には疑問を感じております。1万6,000人を一つにしたものでいいのではないかというふうに考えます。市民協働部の御見解があればお聞かせください。



○議長(山根堂宏君) 坂本市民協働部長。



◎市民協働部長(坂本導昭君) 地域内連携協議会につきましての御質問でございますが,この協議会は町内会や地区社会福祉協議会等を初めまして,その地域で活動されている団体の方々に御参加いただき,まずはそれぞれの団体がお持ちの情報や抱えている課題を共有し,話し合える場を設ける必要があると考えております。

 この協議会の範囲といたしましては,地域の皆様が,親交を図り,防災や地域福祉等の課題にも共通して対応しやすく,各地域を対象とした事業を実施する上でも,一定公平性や合理性等が確保できる範囲として,おおむね小学校区が適当ではないかと想定しております。

 そのことを基本に置きながらも,地域内連携協議会はそれぞれの地域の実情や特性,過去の経過等もございますことから,活動の範囲や構成する団体等も勘案しながら,各団体の皆さんが一堂に会して十分な情報の共有化と横の連携が図れる組織づくりを目指してまいりたいと考えております。

 そうしたことから,御質問いただきましたように,春野地区の地域内連携協議会の範囲につきましては,7月に行います説明会などを通じまして,地域の皆様の御意見をお聞きしながら,一つの団体として設立することも視野に入れまして,今後は鋭意取り組んでまいりたいと考えております。



○議長(山根堂宏君) 氏原嗣志議員。



◆(氏原嗣志君) 地域内連携組織のパンフレットも見せていただいたんですが,地域内の団体という組織の表を見てみますと,全ての団体が網羅された中での連携組織でございます。

 ですから,町内会あるいは地区社協といったような内容の団体が中心になろうとは思いますが,私どもの地域にとりましてはやはり一つという考え方で臨んでいただきたいというふうに思います。

 過去の話をするとなんですが,町長選挙のたびに東西戦争と言われるような時代を経て今日がございますので,二分するような内容が出てくるとまた汗を非常にかかないかんというふうな実態がございますので,そういった中身を御紹介させていただいた内容でございます。

 私どもは,現在の既存の組織の考え方を新たなものとして臨まなければならないというふうに思います。今回,おいでをいただきますので,そういったところの議論を十分させていただいた中で,また御意見を述べさせていただきたいと思います。

 そういう中で,幸いにいたしまして,春野地区社協の立ち上げができました。町内会,地区社協の2本立てであったものが,市民と密着した町内会と専門的な民協,児童委員が一つになったことは大きな力となるはずでございます。

 今まさに地域内連携協議会の中にもありますように,それぞれの団体は市からの相手先であり実践部隊であります。ですから,3部共同,連携,市民との連携が先ほど来申し上げました防災対策部,そして健康福祉部,市民協働部,その連携がキーワードであるということで御指摘をさせていただきました。

 ここで,感じたことは,3部が一つになっておるのかなといったような疑問もございます。意思統一と確認をして,共同,合同の取り組みができないかであります。市長に,思いをお聞かせください。



○議長(山根堂宏君) 岡?市長。



◎市長(岡?誠也君) 非常に重要な観点でございまして,それぞれの地域と特にかかわりが深いのは,市民協働部,防災対策部,そして健康福祉部,この3つでございまして,特にコミュニティ,防災,福祉問題などで,やはり日常的に情報交換をし共有をしていく必要がございます。

 そのため,昨年5月に,庁内で各地域におけます課題の情報を共有する,そして解決に当たるということを目指しまして,各副部長で構成をします地域課題検討会議,あわせまして関連する主な所管の,地域コミュニティ推進課,地域防災推進課,健康福祉総務課,この3課で防災福祉部会を両方立ち上げて,それぞれ具体的な情報交換に当たっております。

 現在も,おおむね月1回のペースでこの部会を開催しておりまして,3課がそれぞれ担当します各分野におきまして,地域におけます取り組み状況,また例えば予算の執行,事業の予定等の情報を共有するとともに,地域で行われますそれぞれの説明会や会議等につきましても,担当課以外の職員も必要に応じて参加するなど,御意見を直接お聞きする機会を広げた取り組みも行ってきております。

 今後におきましても,この取り組みは非常に重要になりますので,防災対策や地域福祉などにおけます喫緊を要する課題につきましては,できるだけ早期に対応していく必要がございますので,庁内でのこういう連携をさらに強化してまいりながら,それぞれ大きな課題になりますと,我々のところでもまた協議をしながら進めていくという体制をしっかりとってまいりたいというふうに思います。



○議長(山根堂宏君) 氏原嗣志議員。



◆(氏原嗣志君) どうもありがとうございました。

 私が言いたいのは,連携ができておるのかというところのお話もさせていただいたんですが,話のやりとりの中で出てくるのは,どうも否定的な,後退的な内容のものが出てくるということでお尋ねをさせていただきました。連携ができていないといったような感じを持たれておる職員さんも中におるんではないかといったことも感ずるところでございます。

 そういった中で,今後の取り組みが非常に重要であることは間違いございません。どうかばらばらに来ずに,一つ一つとして来ていただければ,整理もしやすいし取り組みもまた具体的なものになってこようと思います。単独単独で来られると,なかなかやりにくい面がある,出てくるというふうに感じておりますので,そういったことも御留意をしていただきたいというふうに思います。

 それでは最後になりますが,3部それぞれの部署体制について,十分なのかをお聞きしたいと思います。

 防災対策部,健康福祉部,それぞれの防災担当の皆さん方,職員さんには大変負担がかかっておるんではないかというふうに思います。防災対策部のほうでは土木技術員が3人,健康福祉部の防災担当者は3人というふうに聞きました。この体制では不十分と考えますが,吉岡副市長にそのお考えをお聞きいたします。



○議長(山根堂宏君) 吉岡副市長。



◎副市長(吉岡章君) 防災関連の人員配置についてでございますけれども,南海トラフ地震対策は市民の命に直結する緊急の課題であります。本市の重要課題でありますことから,ハード,ソフトの両面から集中的な人員配置を行い,体制を強化し,さまざまな地域の事業と協働して事業の展開を図っていく必要があると考えております。

 一方で,限られた人的資源を全庁的な視点で配分していかなければなりませんので,特に技術職を中心に,現在欠員が生じている状況ですので,人員配置を行う中で,防災関連部門につきましては,一定の体制強化を図ってまいりましたが,まだ十分な体制とは考えておりません。

 特に,技術職員につきましては,土木,建築職員が大幅に欠員となっている状況ですので,早期に人材を確保する必要がありますことから,新たな新規採用方法の導入を図ってまいりますとともに,定年退職の方々に引き続き再任用職員として勤務をしていただくことによりまして,なるだけ早期の欠員解消を目指しているところでございます。

 さまざまな行政の諸課題に対応していくために,最適な人的配置を行うことが効果的な行政運営のための基本でございますので,各部局とのヒアリングを行い,時代の変化や市民ニーズを踏まえました定数配分,新規職員の採用,それから職員の経験や知識,意欲等を反映した人事異動等を通じまして,適正な人員配置に今後も努めてまいりたいと考えております。



○議長(山根堂宏君) 氏原嗣志議員。



◆(氏原嗣志君) どうかよろしくお願いを申し上げます。

 最後に申し上げたいのは,3部共同,連携,それが大事であるということを基本に,地域の皆様方,また市民の皆さん方を相手に,丁寧な,また御協議をしていただきたいというのがお願いの趣旨でございますので,よろしくお願いいたします。

 時間が大分余りましたけれども,大変失礼な内容の発言もあったかもわかりませんが,思いの部分は参酌していただきまして,今後の取り組みに生かしていただければというふうに思います。

 それで,全ての質問を終わります。ありがとうございました。



○議長(山根堂宏君) 川村貞夫議員。

  〔川村貞夫君登壇〕



◆(川村貞夫君) 市民の皆様,新こうち未来の川村貞夫でございます。今議会においては,環境問題,中山間地域に豊富にあります森林資源のこと,さらには学校訪問で見えてきたことなど,20問ほどを一問一答の形式で質問させていただきますので,何とぞ執行部の方々は簡潔に御答弁くださるようお願いいたします。

 6月定例会の開会時期は,中山間地域では蛍の飛び交う時期であります。春野や久万川あたりでは,5月の中旬から飛び始め,6月初旬が最盛期であり,今は数が減っているようでございますが,保護区域となりました鏡川の中流から上流域は今が絶頂期でございます。

 昨年3月議会で,高知市のほたる条例が改正され,ことしはシーズンに入る前に新しくパンフレットもでき,市民に周知をしております。

 蛍は里山を代表する昆虫であり,環境のバロメーターと呼ばれているだけに,保護活動をしている方々のみならず,多くの市民が蛍の観賞を夏の風物詩として楽しんでおります。条例の改正前の第436回市議会でも取り上げましたが,ほたる条例が改正された後の状況について,環境部長にお尋ねをいたします。

 ほたる条例の改正によって,蛍の生態や保護区域等を内容とする立派なパンフレットがこのようにできたわけでございます。環境部に寄せられている市民の反応について,まずお伺いいたします。



○議長(山根堂宏君) 黒田環境部長。



◎環境部長(黒田直稔君) 高知市ほたる条例は,昭和61年4月に制定いたしましたが,近年,蛍が大量に捕獲される事例が見受けられたことにより,蛍の保護に取り組んでおられる方々を中心に,保護強化を柱とする条例改正を強く望む声が多く寄せられ,平成25年4月1日に改正をいたしました。

 この条例改正に至る市民の皆様方の反応ですが,まずパブリックコメントにおきまして68件の御意見をいただいておりまして,保護強化の改正には賛成であるという御意見が多数寄せられた一方で,保護強化により生き物に触れる機会を奪ってしまうことを危惧されるという御意見もございました。

 また,今回作成いたしましたパンフレットにつきましては,市民の方々から,蛍の生態についてよくわかったなどの御意見もいただいており,今後,さらに蛍保護の啓発につながるよう工夫をしてまいりたいと考えております。



○議長(山根堂宏君) 川村貞夫議員。



◆(川村貞夫君) 5月31日に,ホタルネットワークの学習会が春野ピアステージであり,あわせて親子観賞会も開催をされたようでございますが,環境部としては,この学習会にどのようにかかわり,改正条例や蛍の保護についてどのようにアピールしたのかについて,お尋ねをいたします。



○議長(山根堂宏君) 黒田環境部長。



◎環境部長(黒田直稔君) 先月31日の春野ピアステージで行われました蛍に関しての学習会,親子観賞会につきましては,高知県ホタルネットワークと高知市がともに主催するという形で行い,事前準備を含め,当日の進行方法など細部にわたり,ネットワークの皆様と環境部とがそれぞれ連携し,協議しながら進めてまいりました。

 学習会におきましては,今回作成のパンフレットを使いまして,罰則の強化等の条例の改正点,蛍の生態や保護区域の御説明をさせていただいております。

 また,パンフレットにつきましては,市内各所で実施された蛍祭りにおきましても配布させていただいており,蛍保護に向けた周知に努めているところでございまして,今後とも蛍を通じて少しでも地域の豊かな自然環境に関心を持っていただけるよう,高知県ホタルネットワークの皆様方を初め関係機関との連携を強めながら,より効果的な啓発・広報活動に取り組んでまいりたいと考えております。



○議長(山根堂宏君) 川村貞夫議員。



◆(川村貞夫君) 改正されたほたる条例が市民と蛍を遠ざけることにならないように,ぜひこういうパンフレットも有効に使って近づけていただきたいと思います。

 土佐市の例を挙げて,ちょっと失礼でございますが,塚地川支流の河川の三面張り工事が計画されておりまして,蛍愛好家から心配する声が上がっておると聞きました。

 また,土佐市自体がほたる条例を持たないために,市民が蛍の多くいる場所を内緒にしている。うっかり口コミで広がることで乱獲されるおそれがあるとして,相当口コミにも気を使っていることの実態が報告されたようでございます。

 ところで,高知市での蛍以外を含めた生物多様性の保護について環境部長はどのように考えられているのか,お尋ねをいたします。



○議長(山根堂宏君) 黒田環境部長。



◎環境部長(黒田直稔君) まず,条例改正後の蛍の状況でございますが,環境部におきまして,先月下旬から今月中旬にかけ,十数回ほど職員による蛍パトロールを行い,指定保護区域の飛翔状況確認と見回りを実施しましたが,今月中旬の鏡川の上流部の鏡地区,土佐山地区及び久礼野地区などでは,例年以上の数の蛍が群舞し,特に鏡川本流において,例年は余り飛んでいない水辺におきましても数匹から十数匹の群れが数カ所で見られたとの大変うれしい報告を受けたところでございます。

 このような中,蛍保護の取り組み事例として最近注目を浴びているのが,新聞報道もされましたが,久礼野方式でございます。

 これは,久礼野地区の地元の方の所有する農地周辺の石垣護岸の小川で行っている取り組みでございます。

 蛍の成虫が飛び交う時期が過ぎ,水面ぎりぎりのコケに産みつけられた蛍の卵がふ化し,幼虫が水中へ全部入ってしまう8月において,小川の護岸の草刈りを行って,河床に日光を当てることでコケの繁茂を促すというものです。

 このことにより,蛍の餌となるカワニナの繁殖につながってまいります。さらに,10月にもう一度草刈りを行って日光を当て,再度コケの繁殖を促していくという手法でございます。

 このように,久礼野方式は定期的に草刈りをするという簡単な手法で,蛍のみならずドジョウやメダカなどの生き物をふやし,さまざまな希少植物も育つという,自然の循環に任せながら少し人の手を入れていくという取り組みでございます。

 このような市民の皆様の身近な取り組みがなされる中で,市としましても,御質問にありました河川等の公共工事のあり方を含め,第2次環境基本計画のもと,さまざまな分野で生物多様性に配慮した施策を盛り込んでいくことが今後とも重要であると考えておりますし,自然環境の保全に向けた啓発につきましても,さらに取り組みを進めてまいりたいと考えております。



○議長(山根堂宏君) 川村貞夫議員。



◆(川村貞夫君) ぜひそういう取り組みをお願いしたいと思います。

 6月9日には,高知県が主催をしまして,生物多様性こうち戦略,キックオフフォーラムが文化ホールのグリーンホールで開催されましたが,蛍だけでなくて,私たちは多様な生物と共存する社会をつくっていかなければならないと考えております。

 私は,身近なニホンウナギが絶滅危惧種に指定される事態に大変な驚きと今後の成り行きに大きな関心を持っております。これは新聞記事でございますが。ウナギが食べられなくならないように,ぜひ種の保存もしていただきたいというように思うわけでございます。

 次に,木造住宅,住宅利用の省エネ,木造利用の省エネ健康住宅について,二,三,質問をさせていただきます。

 高知県は,県勢発展の柱として健康長寿県構想を立ち上げております。この健康長寿の問題は,同僚議員の福島明さんが昨日質問したところでございますが,県民が元気で長生きをし,楽しく豊かに暮らせるという県民の基本的な課題である健康長寿を目標としていることに,大変深い意義があります。

 そこで,何点か質問をさせていただきますが,高知県が提唱する健康長寿県構想を高知市は現状,具体的にどのように考え,取り組んでいるのか,健康福祉部長に推進状況を踏まえてお伺いをいたします。



○議長(山根堂宏君) 村岡健康福祉部長。



◎健康福祉部長(村岡晃君) 高知県では,保健,医療,福祉の各分野の課題解決に取り組むため,日本一の健康長寿県構想を策定され,平成24年度から4年間を第2期と位置づけまして,数値目標を掲げ,取り組まれております。

 目標達成のためには,人口の多くを占める本市の協力が不可欠な分野も多く,毎年5月に開催をしております県,市の部局連絡会議では,その年度の重点事業の協力要請を受け,取り組んでおります。

 また,年4回,知事を初め県の幹部職員の皆さんが出席をして開催される健康長寿県構想推進会議には,本市の健康推進担当理事がオブザーバーとして出席をして,連携を図っているところでございます。

 特に,保健分野につきましては,2年前から,県,市の公衆衛生に携わる医師が中心となりまして,大学教授等の有識者の方にも参加をしていただき,いわゆるエビデンスなど根拠に基づく保健施策に関する研究会を開催しております。

 その成果が,昨年の本市の健康づくり計画の策定や県の健康長寿県構想の改定に反映をされておりまして,本市の取り組みにも生かされていると思っております。



○議長(山根堂宏君) 川村貞夫議員。



◆(川村貞夫君) 日本人の平均寿命が世界のトップクラスにありますが,長生きも健康であってほしいというのは言うまでもありません。野生の動物の世界では,自身が食べ物をとることが生存に欠かせないのでございます。

 そのために,食べ物に最初に触れる歯が命であります。鳥の世界ではくちばしでございましょう。昆虫の世界では歯はありませんが,これにかわるものを有しておるわけでございます。

 一般的に,動物は歯を失うことは死を意味します。ところで,人間が歯を失う原因の第一は,最近までは虫歯でございましたが,今は歯周病によることが1位になりまして,首位の座を奪われておるわけでございます。

 あんしんセンターに口腔センターを開設することが3月議会で決まったわけでございますが,その後,この取り組みについて歯科医師会とはどのように協議を進めているのか,健康福祉部長にお尋ねをいたします。



○議長(山根堂宏君) 村岡健康福祉部長。



◎健康福祉部長(村岡晃君) 本年4月1日に,庁内各部署が取り組みます歯科口腔保健施策への支援を行うための拠点といたしまして,保健所健康増進課内に口腔保健支援センターを開設いたしました。

 開設に当たりましては,センター直通の電話を設置し,市歯科医師会,市教育委員会,県などさまざまな関係機関と連携をいたしまして,連携しやすい環境を整えまして,口腔保健に関する普及・啓発活動を中心に学校などへの支援を実施しております。

 市の歯科医師会とは,口腔保健の推進のためにさまざまな事業で連携をしておりますが,本年度は特に障害のある方の歯科医療体制整備に向けた実習を含めた研修事業の委託をお願いしているところでございます。

 また,口腔保健支援センターにおける活動を検討,協議していくために,仮称でございますが,口腔保健検討会を設置することとしておりまして,市の医師会を初め関係者の方々に参加をしていただくよう準備を進めております。



○議長(山根堂宏君) 川村貞夫議員。



◆(川村貞夫君) ところで,きょうの高知新聞に私の質問を先取りするような記事が載っておりました。これでございます。子供に健康格差ということでございますが,フッ素によるうがいを実施している新潟県では,虫歯の数が本当に少なくなっているという報道が,6月4日,日本経済新聞に載っておりました。

 ちょうどこの日に,歯と口腔衛生の週間が始まりましたので,高知市の歯科医師会長の野村和男先生にお越しをいただきまして,倫理法人会のモーニングセミナーでこの実態報告を受けておりまして,大変強い関心を持ったところでございます。

 新潟県で行われているフッ素によるうがいの実践については,高知市でできないものか,健康福祉部長の考えをお聞かせください。



○議長(山根堂宏君) 村岡健康福祉部長。



◎健康福祉部長(村岡晃君) 非常にタイムリーな御質問をいただきました。フッ素には,虫歯になりかけた状態をもとに戻す再石灰化を促進する働きや歯を溶けにくく強い歯にする働き,虫歯菌の働きを弱める働きもありまして,虫歯予防に効果を発揮し,特に永久歯が生え始める4歳児から中学校卒業まで継続してフッ素によるうがいを実施いたしますと高い虫歯予防効果が期待できるとされております。

 保健所では,これまで平成16年度から,フッ素によるうがいの実践など虫歯予防についての啓発活動や実施に向けた支援を行っておりまして,19年からは,市内小学校,1小学校でございますが,取り組みが始まり,現時点で市内1小学校,6保育所においてフッ素によるうがいが実践をされております。

 保育所や学校の現場の導入には,きょうの新聞にもありましたが,フッ素に対する理解をいただくということが必要でございますので,歯科関係者はもちろんのこと,教育,保育関係者,PTAなど,さまざまな皆さんの理解を求めていきまして,今後もフッ素によるうがいの虫歯予防への効果を啓発しながら,取り組みを進めてまいりたいと考えております。



○議長(山根堂宏君) 川村貞夫議員。



◆(川村貞夫君) 松原教育長は,この課題について学校現場で実施できないのかどうか,そのお考えをお聞かせください。



○議長(山根堂宏君) 松原教育長。



◎教育長(松原和廣君) 御指摘の新潟県では,昭和56年から虫歯を半減するということを目標とした取り組みを続けておりまして,今では13年連続で日本一虫歯が少ない県となっておるというふうに聞いています。

 県は,その要因の一つとして,フッ素,フッ化物利用による虫歯予防を上げているということでございます。

 高知市におきましては,先ほど健康福祉部長のほうからの答弁がありましたように,小学校1校で実践となっております。その背景は,フッ素によるうがいの弊害を心配する意見がある。フッ素によるうがいについて一定の統一された見解に至っていないということが上げられるのではないかというふうに思います。

 そのためには,高知市の学校現場においてこの実践を広げていくためには,まず学校の教職員,保護者,歯科医師関係者の皆様の御理解が得られるような,そういった見解,啓発が大事ではないかなというふうに考えております。それがないということになりますと,学校でのそういった実践はなかなか難しいのではないかなというふうに思っております。



○議長(山根堂宏君) 川村貞夫議員。



◆(川村貞夫君) これが県のパンフレットでございまして,中土佐町の実態も出ております。大変効果があるようでございますので,ぜひ健康福祉部長と連携をとって実践に努めていただきたいというように思うわけでございます。

 歯の健康につきましては,食生活の変化が大きく影響していることも考えられます。やわらかいものが多くなり,かまないことで唾液の分泌も少なく,口腔内の衛生も悪くなってきたのではないかと心配するところでございます。

 例えば,具体的には,果物もそのまま食べるんじゃなくてジュースにする,牛肉はそのまま食べるんじゃなくてミンチにするとかといったようなことでございます。

 また,こうしたことが歯並びも悪くなってきている実態もあるというようにお聞きするわけでございますが,8020運動は,高齢者になっても28本の永久歯のうち治療したものを含んで20本はかむことができる自前の歯を残そうとする大事な取り組みであります。

 健康の根幹をなす歯の健康について,健康福祉部長は関係機関との連携や市民運動となっております,かみかみ百歳体操などの課題について,今後どのように施策展開をしていこうと考えられているのか,お伺いします。



○議長(山根堂宏君) 村岡健康福祉部長。



◎健康福祉部長(村岡晃君) 本市が取り組んでおります,かみかみ百歳体操は,弱ってきた口の働きをよくするための体操で,この体操を続けますと唾液がよく出て,飲み込みが楽になり,食べる力をつける効果があります。

 現在では,市内254カ所で住民主体の活動として行われておりまして,毎年増加をしていますので,今後もさらなる拡大に向け取り組んでまいります。

 口の健康を維持,向上することは,高齢者の皆さんの肺炎予防,医療費の削減にもつながりますし,栄養改善にもつながりますので,元気で長生きできるために大変重要なことです。

 かみかみ百歳体操とあわせて,歯磨き等の日常口腔ケアや定期的な歯科受診による口の健康管理を行うことが大切ですので,歯科医師会とも連携をして市民がかかりつけ歯科医を持つ取り組みも進めてまいりたいと考えております。



○議長(山根堂宏君) 川村貞夫議員。



◆(川村貞夫君) 私は,専門家の歯科医師会の皆さんにも素人で申し上げておりますが,もう少しかたくて歯応えのある,あわせてカルシウムを摂取することができるちょうどぴったりの食品があるんではないかというように言っております。それは高知特産のメザシでございます。

 これを食べることによって,歯の構成物質のカルシウムをとることができるわけで,身土不二の考えからも,地産のメザシをもっと食卓に乗せることが大事ではないかというように思うわけでございます。

 歯の健康管理のためには,ある程度かたくて歯を構成するカルシウムを多く含んだメザシを食卓に乗せることも大事だというように思うわけでございますが,健康福祉部長のお考えをお伺いします。



○議長(山根堂宏君) 村岡健康福祉部長。



◎健康福祉部長(村岡晃君) 御指摘のように,最近では「おかあさんやすめ」とか「ハハキトク」という言葉もございますが,近年やわらかい食事が好まれるようになり,よくかまない子供がふえております。

 成人においても,かむ回数が減ってきていますが,かむことは歯の健康だけではなく,強い顎をつくったり肥満予防であったり脳の働きを活発にするなど,さまざまな効用が指摘をされております。

 御指摘のように,しっかりかんで,特にカルシウムを含んだ食品を初め,バランスよく食べることが歯の健康のために大事なことだと考えております。



○議長(山根堂宏君) 川村貞夫議員。



◆(川村貞夫君) かつて土光臨調の土光敏夫さんが好んで食べたのがこのメザシでございまして,元気で長生きをしたわけでございますので,健康福祉部長も歯科医師の皆さんと協議する中で,メザシ一匹運動をぜひ提案していただきたいと思います。

 次に,住宅環境について幾つか御質問をさせていただきます。

 高知は,冬でもそれほど寒くなく,温暖で暮らしやすいというのが一般的な概念でございます。そのため,家づくりについても,東北や北海道とはかなり違ってきております。特に,中山間地域の場合は,風呂やトイレが別棟にあったりします。

 そのため,体が冬場に急に冷えたりするわけで,これをヒートショックと呼んでおります。さらに,急激な温度変化で脳出血を起こし,救急車の出動を慌てて要請することにもなります。家庭で起きるヒートショックが疾病や死亡の原因の上位にあるとも言われております。

 イギリスでは,2004年に住宅法が制定され,居住者の安全を損なう可能性のある住宅を規制しており,温熱環境などに不備が認められた場合は,住宅の改修や使用禁止の命令や罰則を与えることとしております。

 その背景には,冬の死亡率が他の季節よりも18%も高いこと,イギリスより寒いフィンランドでは,住宅の断熱が進んでいるため冬季の死亡率がイギリスより大幅に低いこと,逆にヨーロッパで暖かい地方のスペインやポルトガルでは,住宅の断熱が十分でないため,逆にイギリスより冬季の死亡率が大幅に高いというデータなどに基づいて,イギリスの住宅法はつくられたと聞きます。

 高知市は,住宅のリフォームに対する補助制度が誕生しました。6月号の広報あかるいまちには住宅リフォーム補助制度を広く市民に周知しようと特集を組んでおりますが,まだまだ十分な周知活動や事業内容の面での広報活動は十分と言えませんが,住宅リフォーム制度は木造住宅の耐震補強と同様に,個人住宅への補助制度であり,住宅リフォームの場合は耐震と違って幅広くいろんな修繕に補助金が使える点でかなり魅力的なものになっております。

 そこで,高知市の健康長寿の施策に,この助成制度をうまく活用することで,市民の健康増進に役立てるとなると,まさに一石二鳥であります。愛鳥家の私が一石二鳥という表現をすることは不穏当でございますので,言い直しますが,まさに王手飛車取りの施策の妙手であると考えるわけでございます。

 家庭からの救急車の出動要請のうち,心疾患や脳疾患で要請された状況を,大まかで結構でございますが,夏季と冬季に分けてその概要を消防局長にお尋ねをいたします。



○議長(山根堂宏君) 蒲原消防局長。



◎消防局長(蒲原利明君) 夏季を6月から8月,冬季を12月から2月といたしまして,平成23年から25年までの3年間での平均搬送件数は心疾患が夏季で208件,冬季で293件,脳疾患が夏季で261件,冬季で315件で,心疾患,脳疾患の合計は夏季で469件,冬季で608件でございます。



○議長(山根堂宏君) 川村貞夫議員。



◆(川村貞夫君) 住宅リフォーム補助事業で,現在までの問い合わせの件数とその内容について,概要説明を都市建設部長にお尋ねをいたします。



○議長(山根堂宏君) 山本都市建設部長。



◎都市建設部長(山本頼男君) 住宅リフォーム補助事業の内容をあかるいまち6月号に掲載して以降,平均して1日に10件ほど電話での問い合わせがあっております。

 問い合わせの内容につきましては,受け付けの開始時期や補助対象となる工事の内容,補助金の金額についてが主なものとなっております。

 このほか,現在着手しているリフォーム工事や既に完了したリフォーム工事が今回の事業の対象にならないか,また木造住宅の耐震改修工事に合わせて,今回のリフォーム事業を同時に行うことは可能かというようなお問い合わせもあっております。



○議長(山根堂宏君) 川村貞夫議員。



◆(川村貞夫君) 市民の健康を考えると,かなり大きな分野を住環境が担っていると思います。

 そこで,健康福祉部長に住宅の改善,中でもヒートショック対策について,今後どうあるべきか,どうあるべきとお考えなのか,お尋ねをいたします。



○議長(山根堂宏君) 村岡健康福祉部長。



◎健康福祉部長(村岡晃君) 御指摘のように,室内の温度差が大きいほど,ヒートショックは起こりやすく,住宅改修で断熱対策が進みますと,屋内の温度差が是正をされ,トイレや脱衣所での心臓に係る負担の増加や血圧の上昇が抑えられることから,高齢者の皆さんの心筋梗塞や脳卒中の予防につながることが期待できます。

 そうしたことから,住環境の改善が進むことは大変健康施策にとってもよいことだと考えております。



○議長(山根堂宏君) 川村貞夫議員。



◆(川村貞夫君) 高知県の住宅では,今まで断熱対策が不十分であったと言われております。これによって,イニシャルコストは安くなったとしても,空調などのコストがかかっているのも事実でございます。

 最近では,木質バイオマスの断熱材も普及が促進されていますが,さらに住宅における健康,省エネを考えると,欠かすことのできない断熱対策となります。

 ぜひ,都市建設部,住宅課では,率先して木質バイオマスの断熱材の採用を促していただきたいと思います。

 さて,木造住宅は,今新しい展開を見せようとしております。その一つが,健康・省エネ住宅であります。もう一つが,木造施設の高層化であります。

 さらに,6月9日のNHKニュースでも取り上げられましたが,高知大学で進められている地震の際に起きる液状化対策に木のくいを地中に打ち込むことが有利な施工であるという木の特性を生かした取り組みが報道されました。

 最近の住宅は,大手のプレハブメーカーが外材や鉄骨やコンクリートなどの工場で生産された2次製品を多く使うようになってきています。

 しかし,温暖で湿度の高い我が国では,吸湿性のすぐれた国産の材木の使用が健康を守る上で重要であると再認識されるようになってきております。

 空調機器の普及で生活環境も快適になってきましたが,やはり機器に頼らなくても素材に一定の効果が期待される木質住宅は大変すぐれているのでございます。

 私は,よく柴巻の田中良助邸に龍馬ファンを御案内いたしますが,この田中良助邸には,多くの生活の知恵があります。風通しをよくするために,床は高く,採光をよくするために和紙を使い,人とのつながりを深くする縁側を持ち,畳が住み心地をよくしているのではないかと感じるつくりになっております。

 しかし,今日の視点から見ますと,断熱機能が低いと言わざるを得ません。また,こうした木造の住宅が割高で建築後もランニングコストとしてお金がかかるようではいけません。また,地震や火災に弱くてもいけません。

 最近の木造住宅について,健康や省エネの観点からどう見るのか,また地震や火災に対して強いと考えられているのか,都市建設部長はどのような認識を持たれているのか,お尋ねをいたします。



○議長(山根堂宏君) 山本都市建設部長。



◎都市建設部長(山本頼男君) 木造住宅は,木の温かみや香りを感じることができ,住む人に安らぎを与えてくれます。

 また,木には湿度を調節する機能もあり,風通しなどの工夫を加えれば,梅雨や夏の暑い季節でも快適に過ごすことができ,自然素材が多く使われていることで,人や環境に優しい住宅であると認識をしております。

 また,住宅を高断熱化することで省エネが図られますし,内装を木質化することで高血圧などの循環器疾患の割合も減少することやアレルギー疾患の改善など,健康にも好影響を与えてくれることがわかってきております。

 地震や火災に対しましては,柱やはりなどの軸組を金物で補強することや耐震壁をバランスよく配置すれば耐震性の向上も図れます。

 また,木材を使った建材でも,防火性能を持った製品も開発されていますし,外装材に耐火性能のある建材を採用することによりまして,火災に対しても備えることができるものと考えております。



○議長(山根堂宏君) 川村貞夫議員。



◆(川村貞夫君) 最近特に,住宅については健康と省エネの観点がセットで取り組まれているように感じます。設計事務所の先生方も,こうち健康・省エネ住宅推進協議会をつくって,これがパンフレットでございますが,真剣に調査や研究をしてきております。

 この協議会で課題になっていて,研究に取り組まれている事柄は,市民にとっても非常に重要なことだろうと思いますが,都市建設部長の認識を改めてお伺いいたします。



○議長(山根堂宏君) 山本都市建設部長。



◎都市建設部長(山本頼男君) こうち健康・省エネ住宅推進協議会は,平成23年に,馬路村,土佐町,檮原町の3町村と医療機関,研究機関,福祉関連機関,森林・林業団体,建設関連団体によって組織され,中山間地域の人々の健康と住宅の省エネの課題を解決することにより,医療,介護費の抑制,地域の再生と活性化を図ることを目的として,活動している団体とお聞きしております。

 高知の山の木を使って高知の技術力で,高知の大工,工務店が建設したものを行政が支援し,医療,大学,研究機関などが効果の裏づけをするという仕組みを構築しており,産官学が連携し,住宅・福祉分野の融合した興味深い取り組みであると考えております。

 また,御自宅で末永く健康な生活をしていきたいという市民の皆様が木造住宅の特徴や省エネ性能などを理解し,御自宅のリフォームへの活用や健康面での意識向上を図る上で,大変有意義な活動であると考えております。



○議長(山根堂宏君) 川村貞夫議員。



◆(川村貞夫君) 木造の住宅が健康に及ぼす影響につきましては,今部長が述べられたように,先進の檮原町や土佐町などでは,大学などの研究機関と連携しながら,科学的な見地から取り組みがなされております。

 そして,土佐町では,町営住宅を最新の知見と技術,さらには環境に配慮したものを建てております。

 こうした住民の疾病や健康,そして住宅の省エネなどについて,高知市は今後どのような点を学んで取り入れていこうとお考えなのか,都市建設部長に改めてお聞きします。



○議長(山根堂宏君) 山本都市建設部長。



◎都市建設部長(山本頼男君) 檮原町や土佐町では,大学や研究機関と連携し,住まいと健康の関係性について調査を行い,室温差が健康に与える影響など,科学的な見地に基づき,断熱化,バリアフリー化を施した人と環境に優しい体験型モデルハウスや町営住宅を建設しています。

 本市におきましても,高知市住生活基本計画の中で,誰でも暮らしやすい住まいの充実,環境に優しい住宅の普及促進を基本方針として掲げておりますことから,市営住宅の建設に当たりましては,両町の取り組みなどを参考に,健康福祉部とも連携を図りながら取り組んでまいりたいと考えております。



○議長(山根堂宏君) 川村貞夫議員。



◆(川村貞夫君) ぜひ,そういう団体もありますので,連携を深めていただきたいというように思います。

 住まいから始める健康生活というこの本が,檮原町のことも紹介されておりますし,高知県の健康長寿のこともこの中には語られております。

 私が今回冬季のヒートショックのことを上げましたが,夏季の熱中症対策についても取り組んでいくことが重要であるという点も加えておきたいというように思います。

 森の工場として,鏡や土佐山では,川上の林業施策として取り組まれておることはもう皆さん御承知のことだというように思います。切り捨て間伐から木材利用の施策に林業施策が大きく転換してきたことは,人工林が利用できる林齢に大きく成長してきたことが背景にあるわけでございます。

 これからは,バイオマス発電の燃料としても木材が多く使われますことから用途は限りなく広がります。

 ところで,おおとよ製材の稼働からCLT材の利用が注目されてきました。最近,本山町では役場をCLT材で建築しようという構想が報道されたところでございます。

 高知市も公共施設にCLT材を積極的に導入することも,高知市域の56%を森林が占める実態から考えますと,大変重要なことではないかと思うわけでございますので,ここは市長のお考えをお聞きいたします。



○議長(山根堂宏君) 岡?市長。



◎市長(岡?誠也君) 林業,木材産業におきまして,今それぞれの高知県の山は成熟期を迎えておりますので,そういう森林資源に対しても非常に有効だというふうに,CLTの場合は考えております。

 また,土佐山,鏡と合併をさせていただきまして,高知市の森林率は一挙に上がりまして,現在でも御指摘のように56%が森林ということになっております。

 また,本市のもう一つ重要な視点としまして,非常に大きな川下を担っております木材団地が仁井田にあるということも非常に重要でございます。

 欧州で開発されましたCLT工法は,これまで国内では余り使用されていなかった中層建築物や大規模建築物まで木造化できる可能性がありまして,現実にヨーロッパにはCLT工法による高層ビルがたくさん存在しておりますので,CLTが国内のそれぞれ認可を受けるということになりますと,一挙に木材の需要が出てくるというふうに考えております。

 国におきましても,昨年末に決定をされました,農林水産業・地域の活力創造プランにおいて,林業分野の主要な施策として,CLTの新たな製品,技術の開発,普及に向けた環境整備が示されておりますし,昨年12月には,CLTのJAS規格が制定をされました。

 ただ,構造物としてのさまざまな認可はまだ残っておりますので,まずはJASの規格ができたというところでございます。

 高知県におきましても,CLTの早期の実現化に向けまして,昨年7月に,CLT建築推進協議会を設けまして,まずモデル建築物として高知おおとよ製材株式会社の社員寮を3階建てでCLT工法で建てまして,実証フィールドとしてさまざまな検証を行っているところでございます。

 今後,CLTの建築物を普及していくためには,基準強度や設計基準の早期の制定,また設計や施工のノウハウの確立とその技術者の育成,またCLTパネルの供給体制の整備,また最後には消防法の基準の設定というものが課題となってきます。

 今月末に取りまとめられる予定の新成長戦略素案の中で,CLT普及のスピードアップを図ることとされることが入る予定になっておりまして,平成28年度早期にCLTを用いた建築物の一般的な設計手法を確立し,生産体制構築の取り組みを目指すということもされております。

 本市としても,非常に大きなチャンスということもございますし,木材産業団地の新たな可能性ということもありますので,我々も,いろんな基準が整えば高知市の公共建築物につきましてもCLTの建設というものを検討してまいりたいと考えております。



○議長(山根堂宏君) 川村貞夫議員。



◆(川村貞夫君) 許認可の問題とか規制の問題があろうかと思いますが,CLTの有効性を認識しながら取り組んでいただきたいというように思います。

 さて,これからは森林資源を有効に活用していく取り組みが一段と強化されることが重要となります。そのためには,まず条件整備として作業道などの路網の整備が必要になります。

 最近,いの町の旧吾北村上八川と連結する作業道を開設してほしいという地元要望があり,私も現地に実際足を踏み入れましたが,峰越しの作業道を開設することで,相当利便性が向上すると確信したところでございます。道路は可能な限り連結することが大事だというように思ったところでございます。

 農林水産部長は,今後の木材搬出のためには,路網としての作業道や林道の開設,さらには近隣の市町村域を越えた路網の連結などについてのお考えをお示しいただきたいと思います。



○議長(山根堂宏君) 本山農林水産部長。



◎農林水産部長(本山幸一君) 林道や作業道等の路網は,木材を効率的に搬出するための最も重要な基盤であり,市としましても,森の工場の設定や森林経営計画の策定による間伐事業の推進とあわせて,作業道の開設を計画的に推進しているところでございます。

 現在の林道,作業道等の路網につきましては,木材需要のある川下側を基点といたしますと,まず国道,県道,市道から農道や林道,さらには作業道へとつながっており,一部は周回路になっていますが,そのほとんどは行きどまりの線形となっています。

 今後の路網整備の方向性としましては,昨年8月から操業を開始している大豊町の大型木材加工施設や現在仁井田地区で建設中の木質バイオマス発電所等での新たな木材需要が想定されますことから,木材流通の利便性を高めていくためにも,近隣の市町村をつなぐ路網の整備も必要であると考えております。

 こうした考えに基づき,市域を越えた路網の連携につきましては,近隣の町とも連絡を取り合い,調査,研究してまいりたいと考えております。



○議長(山根堂宏君) 川村貞夫議員。



◆(川村貞夫君) 高知市は,隣接するいの町とか土佐町などの森林路網の連結について,ぜひ強力に進めていただきたいというように思います。

 次に,私たちは,小中学校の学校現場を視察いたしておりますから,この視察から見えてきたものを少し質問させていただきます。

 5月19日に,城西中学校を訪ねましたが,学校現場が生徒の学力向上と高校進学に本当に努力されている実態がよくわかりました。

 学力向上といえば,18日の日に,門田権四郎議員から,教育ジャーナル,これですね,7月号を手にしながら,特集記事,子どもも教師も,保護者も行政もやればできるを実感と題する現地ルポが報告されました。

 このことにつきまして,教育長に,全国から注目されていることでございますから,私も再度お聞きいたします。

 松原教育長は,教育ジャーナリスト渡辺研氏が書いたこの記事を読んで,どのような気持ちで読まれたのか,今後,さらなる学力向上のためにどのようにしていこうと考えられたのか,お伺いをいたします。



○議長(山根堂宏君) 松原教育長。



◎教育長(松原和廣君) 私は,やはりこれまでの高知市の取り組み,特に先生方の努力とか,あるいはその子供たち,保護者の方々の頑張りが大変評価されたというふうなことで,大変うれしく思っているわけでございます。

 特に,私がうれしく,その中で思っておりますのは,昨年4月からことし6月にかけて,本市の学力向上対策を初めチャレンジ塾でありますとか,幼・保・小の連携教育でありますとかといった問題について,県外から73組を超える視察が相次いでおるわけでございます。

 その内訳を見ますと,教育長とか指導主事などの教育関係者が29組,小中学校の教職員が15組,県会議員とか市会議員などの議会関係者が13組,そして新聞とかテレビ局などの報道関係が16組というふうなことで,いろんな方々が高知を訪れているわけでございます。

 そのこと自体が非常にうれしいわけでありますけれども,私どもは必ず帰りがけに高知の教育についての感想をちょっと聞いてみました。

 その感想を4点くらいちょっとお話をさせていただきたいと思うんですが,まず1つは,やはり小学校と中学校という校種の壁があるけれども,小中学校9カ年を通して,それを通した見通しのある,要は学力向上対策をやっているということについて感心をしたということが1点。

 2点目は,パワーアップシートの活用や支援員の人的配置など県と市が協働して一体的な学力向上対策を行っている。

 3つ目が,貧困の連鎖を断ち切るために,健康福祉部とともに連携をしてチャレンジ塾を運営している。このことに驚きを感じたと。また,その運営について,教員OBで構成する団体であるシニアネットワークがかかわっていることについても,これはこれからの教育の課題を表現しているのではないかという驚きがございました。

 そして4点目は,学習習慣確立プログラムというプログラムをつくって,保護者と家庭を巻き込んでその学力向上対策を行っているということが,訪問者の方々からこの高知の教育の評価として非常に上がってきているという状況でございます。

 いろんなところで,単に学校教育だけではなくて垣根を越えて,校種の壁を越えて,そういった壁を越えてよくやっているということを我々県外から来た者として学ぶべき点が多いのではないかというのが,そういった評価でございます。

 そういう評価を受けまして,我々として今後もこういった評価に恥をかかすことなく,高知の教育がせっかく評価されていますので,子供たちの学力の問題についてはこれから先もしっかり頑張って,子供たちの夢や希望のために頑張っていかなければならないという決意を新たにしているところでございます。



○議長(山根堂宏君) 川村貞夫議員。



◆(川村貞夫君) 視察の方々から感想をとって,その感想が私も非常に参考になることでございました。ありがとうございました。

 城西中学校では,私たちにちょっと要望も出されたわけでございます。それはどういうことかといいますと,近隣の県立の盲学校へ野球やソフトボールの球技でボールが飛び込む,これで大変迷惑をかけている。そのことで,生徒やPTAなどが思い切ったバッティングもできないというようなことでございました。

 防球ネットの設置については,急がなければならないと考えますが,中学校が近隣の施設に迷惑をかけている実態を松原教育長はどのように把握し,今後どのような対策をとろうとしているのか,お尋ねをします。



○議長(山根堂宏君) 松原教育長。



◎教育長(松原和廣君) 実は,私,若いころ城西中学校の野球部の顧問をしていた関係がございます。今から恐らく三十五,六年前だと思うんですが,当時,野球部のほうは今のところから打っているんではなくて,西のほうの北のほうから校舎のほうに打っていたというふうな状況がございます。

 そのときに,ある子供がその打った球が,盲学校の1階に寄宿舎が当時ありまして,その寄宿舎の中に入って,そしてその盲学校の子供が勉強している頭のところのガラスを割って,そのガラス片が子供に降りかかったということがございました。

 そういうふうな状況の中で,幸いにしてけがはなかったんですけれども,当時校長と私のほうが学校のほうに行って謝りを言うとともに,今後の野球部の運動の形態について,そういったことが二度とないようにというふうなことで,その取り組みを始めたというふうな状況にございます。

 そういう状況の中で,ベースを逆の方向に向けてやったわけでありますが,なかなかライト側が60メートルということで,すごく短いというふうな状況もございまして,市教委のほうにお願いをして,2メートルのフェンスがあったわけでありますけれども,当時10メートルのフェンスにして,ボールが出ないような形をつくったという経緯がございます。

 そういうふうなこともございますので,市内の小中学校の運動場の問題あるいは子供たちの部活動の問題から,地域にたくさん迷惑をかけているということ自体は肌で感じる機会もあるわけでございます。

 そうした状況の中で,今後につきましては,そういった問題があるということも十分わかっておりますので,学校と十分協議の上,防球ネットのかさ上げも含めて,少し検討してみたいというふうに思っております。



○議長(山根堂宏君) 川村貞夫議員。



◆(川村貞夫君) 少し検討というよりは,城西中学校は近隣の施設が県立の盲学校でございますので,それを考えますと万全を尽くすことが重要だろうと思いますので,防球ネットのかさ上げ工事につきましては早急に実施していただきたいと思います。

 さて,市内の学校を訪問する中で,かなり多くの学校が坂本龍馬を教育に生かしております。社会科の全国研究大会の会場校となりました昭和小学校はハイレベルな龍馬学習をしており,私は大変驚きましたが,昭和小学校以外にも,図書室に龍馬コーナーを設けている学校もありました。

 龍馬の考えや行動を現代社会に生かしていこうとすることは,発足して6年目を迎えました現代龍馬学会の使命でもあり,会員である私もこの5月に行われました総会,実践発表報告会に出席をいたしましたが,その席に来賓として松原教育長が出席され,学校教育に龍馬を取り上げる価値を祝辞の中で述べられました。

 龍馬の生まれた町に近い,記念館に近い小学校や中学校では,特に龍馬の学習が盛んであります。こうした学校の取り組みについては,教育委員会も積極的に支援をしていくことが必要だろうと考えます。

 まず,城西中学校での龍馬学習について,どのような龍馬学習のプロジェクトがあると把握されているのか,お伺いをいたします。



○議長(山根堂宏君) 松原教育長。



◎教育長(松原和廣君) 城西中学校は,龍馬の生誕地に位置しているというふうな状況もございまして,校長のほうが,4月当初に,龍馬を学校経営の中心に置いてその取り組みをしていきたいというふうな意向を私に話をされました。

 具体的には,龍馬に対して興味を持つ子供たちを龍馬プロジェクトチームとして指定をして,生徒会やクラブ活動と連携をして,図書館に龍馬コーナーを設置したり,あるいは龍馬年表,龍馬八策などのポスターを作成したり,あるいは龍馬誕生祭への参加をしたりという計画をしているという話でございました。

 来月7月5日には,龍馬が食べたであろう食事の再現ということで,試食会が行われるということでございます。家庭科部の生徒8名が地元の方と協力してぐる煮やカツオのあらのみそ汁,そしてネギの酢みそ和えをつくるということになっておるようでございまして,当日,私も参加してほしいということもございまして,参加する予定でございます。

 龍馬と同じ食事を子供たちがすることによって,龍馬の生きた激動の時代にお互い思いをはせるというふうな状況をつくりたいということでございます。

 いずれにしましても,城西中学校の取り組みそのものは,龍馬生誕の地という利点を生かして龍馬の生き方を通して先人の進取,自立の知恵に学ぶということは大変すばらしいことでありますので,教育委員会としては全面的な支援をしていきたいというふうに思っております。



○議長(山根堂宏君) 川村貞夫議員。



◆(川村貞夫君) 今回私は,龍馬の質問をするに当たって,この一冊の本を読ませていただきました。これは知野文哉さんという方でございまして,作者自身が大変な龍馬ファンであり,人生の曲がり角には必ず龍馬がいたというように語っております。

 龍馬を子供たちの成長過程で教えるということは大変大事だろうというように思います。武力に頼らず,平和裏に行動し,敵も味方も味方にする度量を持って,列強に脅かされていた幕末の日本を内戦に陥ることなく明治維新の骨格をつくり上げてきた。

 そして,生存中になし得なかった考えは,板垣退助などに引き継がれたことを考えると,龍馬の精神を学ぶことは大変意義があると考えますので,ぜひ学校現場でも取り入れていただく,そして教育委員会は積極的にバックアップをお願いしたいと思います。

 さて,ことしの夏はよさこい61回大会があります。全国に広がったよさこいも還暦が過ぎ,原点回帰とした取り組みが求められます。高知市役所は,正調一筋でありますが,新人,若手の職員の方々はもとより,多くの方々によさこい踊りに参画していただきたい。

 そして,よさこいの原点をアピールするとともに,市役所チームは午前中のよさこい踊りのお裾分けをしているわけでございます。つまり,福祉施設訪問をしておるわけでございますので,こういったことも続けていただきたいというように思うところでございます。

 ちょっと時間がオーバーしましたが,今議会における私の質問を以上で終わらせていただきます。ありがとうございました。



○議長(山根堂宏君) この際暫時休憩いたします。

  午前11時50分休憩

  〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

  午後0時59分再開



○副議長(和田勝美君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 近森正久議員。

  〔近森正久君登壇〕



◆(近森正久君) みどりの会の近森と申します。私が議員になりましてもう3年が過ぎました。この3年間の議員活動を振り返りながら,幾つか本市の問題点について執行部の皆さんに質問と提案をさせていただきたいと思います。

 市議になって3年間,初心を忘れることなく,全力で走り抜けてきた議員活動を御報告させていただきます。

 最初に,発がん性物質高濃度PCB処理費を昨年度までに3億1,500万円,本年度6,100万円を予算化していただきました。本年度で,高濃度PCBの処理が終了し,地震による発がん性物質拡散の危険性がなくなります。

 次に,被災後に緊急出動できる復興基金3億円を積み立てていただき,緊急物資の購入が可能になりました。また,大津小学校の耐震化と屋上へ避難する外階段を設置していただき,大津地区の防災が一歩前進いたしました。微力ながら,中央高校も飲料用井戸水の確保,情報発信拠点,高知シティFMラジオ放送局の移転受け入れを完了しています。

 次に,緑あふれる高知市をつくるため,杜の都仙台のみどりマニュアルを参考に多くの緑並木を守ることができました。外側にあるイチョウの木は,3年計画できれいにしているイチョウの木でございます。今が2年目でございます。来年になったらもっときれいなイチョウ並木になると思います。

 さらに,御当地ナンバープレートの導入で,楽しいプレートが町を走り始めています。

 次に,400人近い雇用が失われる競輪場廃止論にストップがかかり,存続に向けて動き始めています。また,小学生の通学路に建設予定だった競艇舟券売り場は,住民の建設反対陳情を可決,多くの議員の皆様の御協力を得て建設をストップすることができました。

 次に,パッチワーク道路を片・全面舗装に変更,22.1キロメートルを整備していただき,きれいな道路網ができつつあります。橋梁,道路,反射鏡の補修工事をスピードアップしていただき,市民から喜ばれるようになりました。

 また,日曜市の再生は待ったなし,商工観光部が出店者にアンケートを実施するなど,前に向いて動き始めました。

 さらに,スポーツ施設の委託業者の交代や業務内容の変更をしていただき,市民サービスの向上が図られました。

 次に,新高知重工のバース拡大で,5万トンの船が造船可能になり,スエズ運河拡張により増加する大型船発注に対応を可能にしていただきました。

 また,県外企業独占の学校給食にあって,地元業者が3件受託,次に誠和園のアウトソーシングも,誠和園の今後のあり方に関する報告書を作成,やっと前向きに進み始めています。

 また,犬猫殺処分ゼロに向けて,不妊去勢手術を1.75倍に増額し,使い勝手のよい補助金にしていただきました。

 最後に,私の悲願でありました市の臨時職員の日当を220円上げていただきました。市長さん初め議員各位並びに関係者の皆さん,御協力ありがとうございました。

 以上が,3年間私が取り組んできた議員活動の重立った成果です。私が議員になったときには,財政再建が声高に叫ばれていました。

 しかしながら,アウトソーシングや企業誘致を観察すると,ワーキングプアを量産し,県外企業に委託が集中する状況が数多く見られていました。

 高知市には,市内の企業を応援する姿勢や気持ちはあるものの,やり方がわからない。つまり戦略あって戦術なし。私は,市政を見て素直にそんな感想を持ちました。

 また,新しいものやことを創造する部署がなく,斬新な発想で高知市をすてきな町にしようという気概は感じられませんでした。

 そこで私はまず,経済人,教育者,医療関係者としてプロの目で見た市政の問題点だけに絞り,各部署と連携して事業を進めていただきました。

 その結果が,さきに述べました成果につながり,多くの市民の皆さんから共感を得るようになったのです。御協力をいただいた各部署の皆さん,本当にありがとうございました。この場をおかりしまして厚く御礼を申し上げます。

 それでは,質問に入らせていただきます。

 まず,市長への質問をいたします。

 高知市のツガニは,藻くずガニで中国の上海ガニと同種のカニであります。最近も,テレビの全国放送で上海ガニと同種のカニ,ツガニとして鏡川のツガニが紹介されています。

 ツガニは,ツガニ汁やツガニそうめんなどに使われることが多く,原体を蒸して食べる調理方法は余り高知市では見かけられません。そのため,販売価格も1杯200円から300円と安く流通しています。

 このツガニを高級感のある食材にするために,ツガニという名前を,土佐の上海蟹TSUGANIと改名する提案をさせていただきます。

 県外観光客の皆さんに喜んでいただける高級ガニとして,土佐の上海蟹TSUGANIが高知市の新しい食の観光資源になると確信しています。市の観光協会の御後援はいただいておりますが,このツガニの改名について市長の御所見をお聞きします。お答えください。



○副議長(和田勝美君) 岡?市長。



◎市長(岡?誠也君) 近年の全国的な観光客の食志向の強まりを受けまして,高知県におきましても,高知家の食卓というキャンペーンを行っております。食資源を生かした旅行商品化とプロモーションを実施しておりまして,高知市におきましても,鏡川,そして仁淀川,浦戸湾,土佐山,鏡等の中山間,また春野の田園地域など,すばらしい特色があるそれぞれの食品の資源を抱えております。

 その食の魅力を中心にプロモーションを行っている中で,ツガニを土佐の上海蟹TSUGANIと愛称をつけ加えまして,ネームバリューを高めていくことは,情報発信を図る上において話題を呼び,また効果的であるというふうに我々も考えております。

 食材は調理方法によって大きくその魅力が変わり,いわゆるその食材が大化けするということもよくありますので,高知市としましても,関連する皆様方によってさまざまな取り組みが進められる場合に,観光協会等で後援,また支援を行ってまいりたいと思います。よろしくお願いします。



○副議長(和田勝美君) 近森正久議員。



◆(近森正久君) 市長,ツガニ改名に御理解いただき,ありがとうございます。7月から,この2倍の大きさのポスター,高知市の旅館,ホテルや飲食店で張らさせていただきます。そして,アピールをしていきますので,またよろしくお願い申し上げます。

 次に,中澤商工観光部長に質問いたします。

 高知市は,平成19年3月に,高知市街路市活性化構想策定委員会から,街路市活性化構想を提示されています。しかし,高知市は問題点を指摘されながら,この7年間具体的な対策もとらず,たなざらしにしてまいりました。

 指摘や提言の内容は,活性化を目指すための推進母体となる組織がない。

 休憩所,駐車場,トイレが利用者の日曜市に求めるトップスリー。

 出店者がふえない理由の一つに,生産農家以外の出店を認めていないことがあり,出店基準の見直し。

 平成8年に,売れなくなったと答えた出店者が12.7%,それが9年後の17年には71%まで増加したことから,抜本的な売り上げ回復の解決策。

 現在,新たな出店者に禁止している光熱類の使用を許可すべき。

 他市町村の地域自慢の商品を,毎週ではなく,イベントで出店させること。

 商工観光部長,この6つの指摘に対して,これからどうされるおつもりか,お聞きします。具体策を1つずつお答えください。



○副議長(和田勝美君) 中澤商工観光部長。



◎商工観光部長(中澤慎二君) 平成19年3月に策定された高知市街路市活性化構想は,当時の社会情勢や街路市利用者など消費者の価値観の変化等に対応し,利用者,出店者それぞれにとって魅力のある市を創造することによって,街路市の持続的な発展を実現することを目的に,同構想策定委員会からいただいた貴重な御提案でございます。

 御指摘の6つの課題事項につきましては,これまで一定の対応ができたもの,具体的な取り組みや検討が十分できなかったものの整理を行い,対応が不十分であった事項については,本市としても具体的な対応策を検討してまいらなければなりません。

 そうしたことから,本年度は8年ぶりに街路市の活性化構想の見直しを予定しており,その際には,有識者などから成る仮称高知市街路市活性化推進委員会を設置し,街路市の将来像についてさまざまな御意見をいただきたいと思っております。

 6つの御指摘に対する具体的な対応策につきましても,基本的にはこの委員会でいただいた御意見を参考に検討してまいりたいと思っておりますが,現時点での部としての考えを答えさせていただきます。

 まず,これまで設置できていなかった活性化を目指すための推進母体となる組織につきましては,街路市の運営主体であります出店者組合と今回設置します街路市活性化推進のための委員会,それに本市が加わり,組織を設置し,進めていくことが街路市の円滑な運営のためには望ましいと考えており,委員会の中で御意見を賜ってまいります。

 次に,休憩所,駐車場,トイレの整備についてですが,トイレについては,商店街などへの協力の呼びかけやトイレマップを作成するなどして対応してまいりました。今後も,こうした取り組みを継続するとともに,民間ビル内にあるトイレの借り上げなども検討してまいります。

 また,休憩所は,高知大学のボランティアブースや本市で2小間分を借り上げて対応しておりますが,街路市利用者のアンケート結果なども参考に,増設の必要性や設置場所等について検討したいと考えております。

 駐車場の整備につきましては,費用面等の課題もありますので,庁内関係部署とも相談しながら,商店街が実施している駐車場サービスなどソフト面での対応を研究していく必要があるというふうに考えております。

 生産農家以外の出店を認める出店基準の見直しにつきましては,これまでの構想の中で生産農家の割合を75%まで高めるという目標が掲げられておりますが,今後はこの割合の見直しも含め,アンケート結果などを参考に,委員会からも御意見をいただき,対応してまいりたいと考えております。

 抜本的な売り上げ回復の解決策につきましては,これまで抜本対策の検討が十分できていませんでしたので,改めて委員会の中で議題に取り上げていただき,意見を賜り対応してまいりたいと考えております。

 新たな出店者に禁止している熱の使用の許可につきましては,出店基準の見直しとあわせまして,こちらも改めて委員会において御意見をいただき,対応を図ってまいります。

 他市町村のイベント的な出店については,現在,宿毛市,仁淀川町,大月町の3市町から毎週出店いただいており,今年度新たな市町村からの出店も予定されております。

 街路市の将来を考えますと,イベント的な出店よりも恒常的に出店いただくことが好ましいので,今後も他市町村に積極的に働きかけを行い,定時出店のきっかけづくりにしてまいりたいと考えております。



○副議長(和田勝美君) 近森正久議員。



◆(近森正久君) 中澤部長,具体的で前向きな答弁をありがとうございました。日曜市の再生は待ったなしです。よろしくお願いいたします。

 それと,日曜市の光熱類を使う出店者は,今まで消防法の除外になっていたため,消火器を整備しておりません。消火器については,消防法施行令の改正で8月から20メートルに1台の備えつけが義務化されます。

  日曜市で火を使っている出店者が何度か出火をしていることは,私が指摘させていただいています。消防局はもちろん,商工観光部からの御指導もよろしくお願いいたします。

 次に,高知よさこい情報交流館の目的には,高知市のよさこい産業の振興が入っていましたが,どれだけのビジネスマッチングをさせたのか,お答えください。



○副議長(和田勝美君) 中澤商工観光部長。



◎商工観光部長(中澤慎二君) 高知よさこい情報交流館には,踊り子やスタッフの衣装,鳴子の購入や貸し出しなど,これまで約200件の問い合わせがございました。今後も,問い合わせ内容に応じまして,業者等の紹介を行ってまいります。



○副議長(和田勝美君) 近森正久議員。



◆(近森正久君) 相当数の問い合わせが来ています。これからも,よさこい産業振興のためによろしくお願い申し上げます。

 次に,よさこい祭りで待ち時間の長さが問題になっています。2時間待ちが当たり前になった現状は御理解されていると思いますが,県内チームだけでなく,県外チームからもクレームがたくさん来ております。

 また,よさこい祭りの追手筋本部競演場の踊る順番を抽せんで決めていますが,昨年からチーム同士の時間変更が禁止されました。そのため,競演場を2日間で全て回ることは物理的に不可能になりました。踊る順番の変更についてお考えとチームが全競技場9カ所を回れるようにするにはどうしたらよいか,お答えください。



○副議長(和田勝美君) 中澤商工観光部長。



◎商工観光部長(中澤慎二君) 追手筋競演場の踊る順番については,審査の公平性の観点から,昨年よりチーム同士の時間変更は禁止となっております。

 ただ,時間帯によっては道路や各競演場での混雑などにより,全ての競演場や演舞場を回ることは難しい状況があると思いますので,今後,主催者でありますよさこい祭振興会と協議をしてまいりたいと考えております。



○副議長(和田勝美君) 近森正久議員。



◆(近森正久君) 待ち時間の問題解決は,よさこい祭りの存続がかかっています。チーム数を制限する事態にならないよう,演舞場を競演場に格上げするなどの御検討を早急にお願いいたします。

 次に,よさこい祭りで商店街チームの入賞が多くなっています。地区競演場奨励賞の審査を各競演場の商店街が行っていることから,お客さんやチームの方々から賞の審査について不信感を持たれています。審査内容の開示も審査の透明性を上げる一つの手法だと思います。よさこい祭りを支えてきたクラブチームの衰退につながる現状の審査方法について,どう改善すればよいか,お考えがあればお答えください。



○副議長(和田勝美君) 中澤商工観光部長。



◎商工観光部長(中澤慎二君) よさこい祭りの賞としましては,現在,よさこい大賞,金賞,銀賞,審査員特別賞,地区競演場連合会奨励賞など,合計で22チームの受賞枠があり,商店街チームの入賞につきましては,昨年の60回大会で6チーム,50回大会では5チームと,最近ではおおむね5チームほどで推移をしております。

 審査については,楽曲,振りつけ,鳴子を持って進行,衣装,地方車,総合評価の6項目の審査基準を定め,追手筋本部競演場では10名の審査員により行われており,地区競演場においても,同じ基準で審査を行っております。

 なお,お客様や出場チームから不信感を抱かれない適正な審査を行っていくことが,今後のよさこい祭りの発展と信頼性の確保のために大変重要であるというふうに考えております。



○副議長(和田勝美君) 近森正久議員。



◆(近森正久君) 審査は厳格にお願いいたします。そして,努力したチームが報われるよう御配慮をお願いいたします。

 次に,競輪事業について御質問いたします。

 先日発表された高知競馬の黒字化のニュースをごらんになった方もいらっしゃると思います。これは,場外馬券の売り上げが寄与し,経営的に安定したものです。振り返って,高知競輪を見ると,平成23年度からこの3年間は単年度黒字を出し,健闘をしております。

 決算では,平成24年度末の累積赤字が66億2,000万円となっておりますが,競輪事業だけに特化して見ると,実質的には,25年度決算見込みでわずか4億3,000万円の累積赤字です。しかも,今後,収益性の高いミッドナイト競輪の実施も予定されており,高知競輪を雇用という観点から見ると,1億円以上の収益を上げるチャンスとも言えます。

 そこで,この際売り上げにかかっている4%の施設の使用料を無料にして,その収益で前向きな営業姿勢やファンサービスの向上に転換することが得策だと思いますが,執行部のお考えをお聞きします。お答えください。



○副議長(和田勝美君) 中澤商工観光部長。



◎商工観光部長(中澤慎二君) 使用料の4%につきましては,高知龍馬スタジアムをお借りして高知競輪を開催しておりますことから,高知市運動場条例に基づき,支払いをしてきた経過がございます。

 この使用料4%が全額免除となりますと,本年度下期から,全国で4番目に導入を計画しておりますミッドナイト競輪とあわせまして,今後の経営が大きく安定していくものと考えております。

 御指摘のように,収益の一部をファンサービスの向上に充てるなど,新たな競輪ファンの獲得に努めながら,収益の見込めるミッドナイト競輪やモーニング競輪,ガールズケイリンなども積極的に開催していきたいと考えております。

 今後とも,前向きな営業姿勢で全国展開を行ってまいりますとともに,使用料の免除につきましては,庁内関係部署と協議を行ってまいりたいと考えております。



○副議長(和田勝美君) 近森正久議員。



◆(近森正久君) 競輪場の利益が安定し,前向きなファンサービス向上ができるようになれば,魅力あふれる競輪事業になると思います。頑張ってください。

 次に,高知県が先日実施した,高知家の食卓・県民総選挙で選ばれましたお店の商品に,異議を申し上げます。食の専門家に言わせると,冷凍ガツオのタタキを販売している飲食店が2軒,化学調味料をふんだんに使っているラーメン屋さんが1軒,全国チェーン店のお店が1軒入っています。

 私の考えは,県外の有名なグルメ家を10人ほど高知市に招き入れて,1週間,朝昼晩,食事に食べに行っていただき,正しいジャッジをお願いしてみたらと思います。観光客をリピートさせるには,県外や海外では食べることができない土佐らしい食品を発信することが大事です。

 この提案についてお考えがあればお答えください。



○副議長(和田勝美君) 中澤商工観光部長。



◎商工観光部長(中澤慎二君) 高知県が実施した,高知家の食卓・県民総選挙につきましては,県民であるあなたまたはあなたの家族が観光客に高知の食のお店を紹介するとすれば,どのお店のどの料理をお勧めしますかという内容で,初めて行われた試みでもありましたため,食の専門家によるジャッジは行われておりません。

 しかしながら,御質問のとおり,観光客の方々にリピーターとなって何度も高知県にお越しいただくためには,県外や海外では食べることのできない,いかにも高知らしい食を提供,発信することが重要で,そのための事業の見直しなども必要と考えますので,県に対しましては,御提案いただいた内容や私の考えをお伝えしてまいりたいと考えております。



○副議長(和田勝美君) 近森正久議員。



◆(近森正久君) 皆さん,おいしいものと感動するものというのは違います。おいしいというのは,自分の今までの食レベルから見ておいしかったらおいしい,けれど感動するものは皆さん100人が100人食べて感動する,おいしい,すごいと,そういうものが感動するものだと思います。

 人に感動を与えて初めて,来年も高知市に来ようと観光客は思います。他市にない魅力ある食は,高知市にはたくさんあります。県とは違う方法で高知市の食の発信の御検討をよろしくお願い申し上げます。

 次に,最近,高知市でも,イベントが毎週末に開催されています。この一連のイベントで,中心街の飲食店の経営を圧迫しているイベントがあることを執行部の皆さんは御存じでしょうか。

 土佐のおきゃく,このイベントは中心街の飲食店の経営を圧迫しています。土佐のおきゃくは中心街の飲食店と連携した企画が少ないため,3月初旬の第1土曜日,日曜日から,第2週の日曜日までの9日間,中心街の飲食店の売り上げが激減しています。この土佐のおきゃくに参加してない飲食店の皆さんは,怒ってらっしゃいます。お考えをお聞きします。お答えください。



○副議長(和田勝美君) 中澤商工観光部長。



◎商工観光部長(中澤慎二君) 土佐のおきゃくについては,高知の春を彩る食のイベントとして定着してきており,来春には第10回目を迎えます。

 土佐のおきゃくのことしの来場者数は約6万1,000人,経済波及効果は7億円と発表されており,土佐のおきゃくイベントを開催することにより,中央公園を中心にして多くの県民,市民の方々の集客につながっているものとは考えております。

 また,土佐のおきゃくでは,高知市内の旅館やホテル,飲食店で文化人や著名人と酒席をともにする土佐の夜学を初め,酔って候ドリンクラリーと銘打った事業もありますが,今後は,周辺の飲食店とも,より連携した企画や県外観光客の誘致にもつながる取り組みの検討について,主催団体の皆さんにお願いしてまいりたいと考えております。



○副議長(和田勝美君) 近森正久議員。



◆(近森正久君) この土佐のおきゃくというイベントは,県外客の誘致には失敗したイベントと言えます。先日,新聞でも発表されておりましたが,県外客が3割,4割を占めるようなものではなく,10%を切ったイベントでございます。

 周辺飲食店との連携した企画を御検討いただき,県内だけでのパイを取り合うのではなく,県外客誘致につながる土佐のおきゃくのイベントにされるよう,よろしくお願い申し上げます。

 次に,近森病院のリハビリ棟が完成すると,高知市の民間従業員数一番の2,000人を超える従業員数になります。市としては,平均給与が600万円を超える近森病院に対して,どのようなサポートをされるお考えがあるのか,お聞きします。お答えください。



○副議長(和田勝美君) 中澤商工観光部長。



◎商工観光部長(中澤慎二君) 大きな雇用を生み出している市内の優良企業を検証し,今後,高知市がどのような視点で雇用対策に取り組まなければならないかについては,昨年12月定例会においても,質問議員さんから御意見をいただきました。

 御質問の医療機関につきましても,救急医療や災害医療など地域における公益性の高い医療サービスを安定的,継続的に提供することが可能な医療法人であることから,現在,本県で唯一社会医療法人として認定されている民間医療機関であり,地域医療の維持発展や質的向上だけでなく,大きな雇用の場として御貢献をいただいているところです。

 本市には医療機関も多く,看護師や介護福祉士などの医療現場での就労を目指している学生や有資格者等にとりましては,雇用の場として魅力ある職場であり,若者の地元定着に関しましても大変期待される就職先であります。

 また,お聞きしますと,御質問の医療機関には,高度な医療技術を求めて県外から医療関係者が転入されてこられたり,県外出身者の学生等が転出せずにそのまま就職されるケースも結構あるとのことですので,移住・定住促進の面からも,今後は医療機関などがどのようなサポートを求められているのかも含め,御意見等をお聞きする機会を設けてまいりたいと思います。



○副議長(和田勝美君) 近森正久議員。



◆(近森正久君) 前向きな御答弁をありがとうございました。

 次に,中央高校のソーシャル・ネットワーク・サービスの取り組みが,朝日新聞デジタル版,ヤフーニュース,フジテレビのめざましテレビ,NHKに取り上げられ,その内容を教育委員会にお知らせいたしました。小学生,中学生が危険な状態に置かれている現状は御認識されたと思います。

 その現状を知った今,市の教育委員会はどのようなソーシャル・ネットワーク・サービス教育をされようとしているのか,お答えください。



○副議長(和田勝美君) 松原教育長。



◎教育長(松原和廣君) 携帯型情報端末の普及とともに,中高生の間でソーシャル・ネットワーキング・サービスの利用がふえていることが総務省の調査でも明らかになっております。

 そして,それに伴い,青少年のインターネット上のトラブルもふえておりまして,単に使用を禁止するだけではなく,いかに上手に活用していくかが,これからの子供の教育に大変重要な時代となってくるわけでございます。

 こうした中で,中央高校の取り組みがマスコミ等で報道されました。また,来週火曜日も,ニュース23で全国放送されるというふうなことで,大変注目されておるわけでございますが,この中央高校の特色は,社会に出たらSNSは必須であるというふうに捉え,SNSを高校生に活用させつつ,同時に安全に使う方法も指導している点でございます。

 また,生徒間はもとより,生徒と教師の間のコミュニケーションツールとして,これが積極的に活用されていることでございます。このことは,今の教育界にとって画期的なことであり,高く評価できるのではないかというふうに思います。

 これからの子供の教育では,児童・生徒が適切にICTを活用し,情報社会を安心,安全に生き抜くための能力や態度を育成することが大変重要であると考えております。

 そのために,小中学生の段階から,児童・生徒の発達段階に応じまして,ネット依存やネット被害,そしてトラブルなど,情報化の進展に伴う新しい問題について,児童・生徒自身にその問題点や解決方法を考えさせること,またその際,各自がこれらの問題にどうかかわってよいかを自己決定させる場面をつくるといったことが大事ではないかというふうに思います。

 情報化社会というのは,光と影がございます。機器の特性を十分理解し,サービス等を適切に活用することができる力を身につけさせたいと考えております。今後におきましても,先進校の取り組みに学びながら,SNSを含め,情報モラル教育が充実していくよう教職員研修を行ってまいりたいと考えております。



○副議長(和田勝美君) 近森正久議員。



◆(近森正久君) 御答弁ありがとうございます。実際,もう20歳代,30代の先生で気持ちのある先生は,生徒ともLINEをつないでおります。けれど,学校が禁止されているので,こっそりやっている状況でございますので,そういう点にも御配慮をよろしくお願いします。

 そして,もうソーシャル・ネットワーク・サービスの時代はもう来ています。日本のトップを行くソーシャル・ネットワーク・サービス教育をよろしくお願いいたします。

 今,教育長のほうから紹介がありましたけれど,昨日,ニュース23の取材を議会の応接室でお受けしました。来週の火曜日11時より,ニュース23の番組で,中央高校の先進的なSNSの取り組みが放送されます。事件があったら,また日にちが変わるかもしれませんけれど,ぜひ,お時間があればごらんになってください。

 次に,高知県は尾崎知事が先頭に立ち,高知県産業振興計画の一つとして,本県への移住促進に取り組んでいます。一方,本市においても,昨年から移住・定住促進への取り組みが始まりました。本市の特化した取り組みとして,よさこい移住を推進していただいておりますが,現在の取り組み状況をお答えください。



○副議長(和田勝美君) 森田総務部長。



◎総務部長(森田惠介君) 全国に広がりましたよさこいを愛してくださる方々に,本市への移住を働きかけてまいります,よさこい移住は,他都市にない本市の独自の取り組みではないかと考えております。

 昨年9月,よさこい祭り参加チームの皆様に実施をいたしましたアンケート結果では,既によさこい移住をされた方が16名,移住を検討しておられる方が10名いらっしゃることがわかりました。

 本市といたしましては,ホームページなどを通じました移住希望者への情報提供やよさこい移住相談会の開催,また本市へよさこい移住をされた方々のネットワーク化を図り,よさこい移住に際しましての課題等の情報収集も行いますとともに,よさこい移住を考えておられる方々のサポートを行います,仮称でございますが,よさこい移住応援隊の結成などの取り組みを通じまして,よさこい移住をより一層推進してまいりたいと考えております。



○副議長(和田勝美君) 近森正久議員。



◆(近森正久君) どうもありがとうございました。本市への移住,定住の取り組みは,まだまだ緒についたばかりのような気がしていますが,よさこいだけでなく,高知市ではこうした暮らしができるといった生活面での特化された売りとなるものが必要であると強く感じております。

 ここで,私が特化した移住人口増の売りとなるものの一つに上げさせていただきたいのは,門田議員さんが議会で紹介されました教育ジャーナル7月号,12ページの特集で高知市教育委員会の取り組みが掲載されていて,高知市の教育レベルが飛躍的に伸びたことが紹介されています。

 記事には,奇跡の地と呼ばれ,全国からたくさんの視察団が訪れていますという内容で絶賛されています。

 東京においても,品川区は,教育特区をとり,教育レベルが上がったことで子供連れの家族流入ナンバーワンの区になったように,高い教育レベルは,移住人口をふやす切り口として有効な方法だと思います。

 この切り口とともに,働くお母さんの支援を徹底的にサポートすることで子育て政策の充実をもう一つの売りにしていくことが,移住人口をふやすポイントになると考えています。

 市も議会も市民も一緒になって,高知市に多くの移住者が来たくなるような具体的な魅力づくりを始めようではありませんか。岡?市長,よろしくお願い申し上げます。

 次に,総務部長に御質問いたします。

 先日,フェイスブックに,市役所の職員から,高知中央高校に対してネガティブな投稿がありました。

 その投稿の内容は,子供の意識が低いのか,指導者が悪いのか,やっぱりだめやなと書かれてありました。中央高校の教育を否定された書き込みでしたが,中央高校の生徒に非があり,指導が必要なら,その場で指導すれば済んだことです。それを全世界につながっているフェイスブックにネガティブな投稿をされています。

 市の職員であることを公表しながら,人の悪口を書く。市は,フェイスブックを含むSNSに対する教育を職員に対してどのようにされているのでしょう。また,その後の対策について,お聞きします。お答えください。



○副議長(和田勝美君) 森田総務部長。



◎総務部長(森田惠介君) まず,本市職員が開設をいたしましたフェイスブックにおきまして,大変思慮に欠ける書き込みを行ったことによりまして,質問議員さんを初め不愉快な思いをされました関係者の皆様に対しまして,深くおわびを申し上げます。

 さて,ソーシャルメディアの特性といたしましては,手軽で即時に個人の意見を社会に対して発信できるという利点がございますが,その反面,その内容の与えます影響などについて思慮に欠けてしまう場合がございます。

 また,一度発信した内容につきましては,その後コントロールし切れないという危険な特性も持ち合わせております。

 公務員は,申すまでもございませんが,全体の奉仕者として,公共の利益のために勤務をすることから,特に高い倫理観と責任感が要求をされており,これらのメディアを利用する場合には,その特性を十分に理解した上で慎重な対応をする必要がございます。

 最近,こうしたメディアの急速な普及を受けまして,職員の利用も増加しておりますことから,守秘義務や個人情報保護の観点からも,ソーシャルメディアを利用する際のモラルの啓発について課題であると認識はしておりました。

 今回の御指摘を受けまして,今月3日付で職員向けに発出いたしました,綱紀の粛正と服務規律の確保等についての中に,昨年6月総務省が外部有識者の協力を得て作成をされました,国家公務員のソーシャルメディアの私的利用に当たっての留意点を今回新たに添付をした上で,庁議や総務課長会におきまして直接説明も行いながら,職員に対する注意喚起を行ったところでございます。

 今後におきましても,引き続き職員に対し周知徹底に努めてまいりたいと考えております。



○副議長(和田勝美君) 近森正久議員。



◆(近森正久君) 総務部長,よろしくお願い申し上げます。

 次に,昨年12月の参議院本会議におきまして,強くしなやかな国民生活の実現を図るための防災,減災等に資する国土強靭化基本法が成立しました。

 これを受け,早速高知市も,モデル調査実施団体として応募し,岡?市長の熱意と全国に先駆けて予算措置を行うなど,スピード感のある対応が評価され,全国28の地方公共団体が応募する中で,第1次実施団体15自治体に高知市が選定されましたこと,改めてお礼を申しておきたいと思います。

 また,国土交通省では,平成25年度をメンテナンス元年として位置づけており,その一つとして,道路管理者の責任を明確にするため,点検,診断,措置,記録などを義務づける趣旨で,道路法施行規則の一部が26年3月31日に改正されております。

 そのため,点検等の実施に伴い,緊急的あるいは計画的な修繕等を実施することとなり,中長期間での計画的な予算化が必要となってまいります。

 しかし一方で,私がこれまで議会質問の中で提案してまいりました弱者に優しい道づくり,パッチワーク道路撲滅運動,道路や反射鏡の補修は即行での考え方で進められている市民生活に密着した道路等の維持補修費が削減されるようなことがあってはならないと考えますが,予算化と確保の御決意をお聞かせください。



○副議長(和田勝美君) 古味財務部長。



◎財務部長(古味勉君) 道路を初めとする社会資本の老朽化対策につきましては,本年5月に公表されました国土交通省のインフラ長寿命化基本計画におきましても,平成26年度中に点検要領等の基準類の整備,周知を進めることとされておりますので,本市におきましても,それらの基準を踏まえた計画的な点検,診断,修繕に必要な予算を確保していく必要があると考えております。

 一方,御指摘のこの点検,診断,修繕に関する予算と同様に,生活密着型の市道改良,舗装予算についても,重要であると考えておりまして,平成26年度当初予算では前年度比4,000万円増となる5億8,000万円を計上するとともに,25年度に策定しました総合計画第2次実施計画におきましても,計画期間である26年度から28年度までの3年間,この水準の予算を確保する計画としているところでございます。



○副議長(和田勝美君) 近森正久議員。



◆(近森正久君) 高知市の道づくりは,始まったばかりでございます。よろしくお願いいたします。

 次に,児童クラブの所管が教育委員会からこども未来部へ移管されました。

 指導員や保護者に混乱はありませんでしたか。また,デメリット,メリットがあればお答えください。



○副議長(和田勝美君) 山川こども未来部長。



◎こども未来部長(山川瑞代君) 児童クラブに関しましては,こども未来部へ業務が移管されましたが,年度当初の混乱は特にございませんでした。こども未来部が担当することとなり,特に母子保健部門との連携が容易になり,発達支援や保健衛生面など,保健師の専門性を生かすことで児童への対応がより充実したものになると考えておりまして,デメリットといったことは特に感じておりません。



○副議長(和田勝美君) 近森正久議員。



◆(近森正久君) 次に,部の新設に伴い,教育職員が配置されています。配置職員の業務内容と配置による想定される効果について,子ども家庭支援センターと子ども育成課,それぞれについてお聞きします。お答えください。



○副議長(和田勝美君) 山川こども未来部長。



◎こども未来部長(山川瑞代君) 子ども家庭支援センターには,現職の教員1名を配置しています。業務内容といたしましては,担当地区を持ち,対象事例について,学校と連携をとりながら支援の必要な家庭への対応をしております。

 また,子ども育成課には,元小学校校長1名を配置しておりまして,業務内容といたしましては,教育委員会,学校現場との連携に関することを中心に,子供たちの健やかな成長のための業務全般を担当しております。

 2人の教育職員の配置によりまして,教育委員会や学校現場との連携がより強固なものとなり,その上で,教育職員の実践をこども未来部の業務へ反映させることで子ども・子育て支援施策の充実が図られると考えております。



○副議長(和田勝美君) 近森正久議員。



◆(近森正久君) 次に,児童クラブの開設時間の延長について,特に長期休業中の時間延長の検討はどのようになっているのか,お答えください。



○副議長(和田勝美君) 山川こども未来部長。



◎こども未来部長(山川瑞代君) 放課後児童クラブの長期休業中を含む一日開設日の開設時間につきましては,昨年度末に教育委員会において立ち上げました放課後児童等対策事業推進委員会をこども未来部所管とし,本年度第1回委員会を6月13日に開催し,御意見をいただきました。

 主な御意見といたしましては,保護者ニーズに沿って考えることが必要,夏休みなどは暑い中で長時間となるため,子供の体力的なことも考えなければいけないといったものがございました。

 今後は,いただきました御意見を参考に検討を進め,できるだけ早い時期に見直しを図ってまいります。



○副議長(和田勝美君) 近森正久議員。



◆(近森正久君) 働くお母さんを応援する大事な議論です。移住促進にもつながることですから,現状をきちんと把握されて子育て支援につながるような十分な協議をよろしくお願い申し上げます。

 次に,中央卸売市場の水産物部から地方卸売市場へ移行したことで,行政コストの削減と市場内の有効活用はできているのでしょうか,お聞きします。お答えください。



○副議長(和田勝美君) 本山農林水産部長。



◎農林水産部長(本山幸一君) 地方卸売市場への移行に伴い,一定の事務の簡素化が図られることから,市場課職員の定数を1名削減いたしました。今後におきましても,市場関係者と協議,検討を重ねながら,市場業務の見直しやさらなる事務の簡素化を進め,行政コストの削減を図ってまいりたいと考えております。

 また,市場内の有効活用についてでございますが,開かれた市場の実現を目指し,その具体策として,毎月第1土曜日の市場開放デイの実施や市場の秋祭り,冬祭り等のイベントにおいて,市場施設を活用し,市民に親しまれる市場のPRに努めているところでございます。

 今後におきましても,魅力あるイベントが開催できますよう,市場関係者と協力して取り組み,施設の有効活用に努めてまいりたいと考えております。



○副議長(和田勝美君) 近森正久議員。



◆(近森正久君) 地方卸売市場はこの4月から始まったばかりでございます。市の絶大なる支援をよろしくお願い申し上げます。

 次に,日曜市でわらび餅を販売するお店の方に,市の保健所から一本の電話がかかってきました。来週から,わらび餅を販売しないようにとのことでした。理由を聞くと,わらび餅はお菓子であり,きな粉と黒蜜を入れる行為は菓子製造に当たり,許可がないので販売中止にとのことでした。5月の一年で一番お客さんが来る連休前のお話です。

 そして,販売を始めて2年間,市の保健所は違反行為を見つけられず,黙認をしております。そして,私が,お客さんがきな粉と黒蜜を入れたら問題がありますかと聞くと,それは問題がありませんとのお答え。また,今すぐに改善しなくても,保健衛生上は問題がないと答えています。このお上根性丸出しの行政手法を健康福祉部長はどう思われますか,所見をお聞きします。

 そして,保健所の対応をどう改善されるのか,お聞きします。お答えください。



○副議長(和田勝美君) 村岡健康福祉部長。



◎健康福祉部長(村岡晃君) 御指摘をいただきましたケースでは,指導のあり方において出店者の方に対しましてその場できちんと説明を行わずに,翌日電話だけで説明をして一方的に中止を求めたことなど,不適切な対応であったと反省をしております。

 今後の改善策といたしましては,まず今回の事例を保健所所管課内で情報共有し,監視,指導を行う職員に対しましては,何か問題があればその場で出店者の方に説明をするとともに,必要に応じて再度お会いするなど,丁寧な説明を行うことを徹底いたしました。

 さらに,日曜市等の街路市における非加熱加工食品の提供におきましては,監視,指導等の際に,各出店者に対しまして,その取り扱いを確認するとともに,屋外で提供可能な方法の助言も含めまして,適切な指導を行ってまいりたいと考えておりますので,よろしくお願いをいたします。



○副議長(和田勝美君) 近森正久議員。



◆(近森正久君) どうも御答弁ありがとうございました。市民に優しい行政指導をよろしくお願いいたします。

 次に,動物愛護についてお聞きします。

 私は,さまざまな情報発信や交流を深めるツールとして,フェイスブックを利用しておりますが,動物愛護に関する高知市の取り組みやマスコミ報道を紹介した際には,多くのコメントをいただき,犬,猫の殺処分に心を痛め,関心を持っている方々が大変多いことを実感しています。

 昨年,動物愛護法が改正になり,高知県でも,ことしから,雌猫の不妊手術費に対する補助制度が開始となるなど,積極的な殺処分ゼロを目指した取り組みがされるようになりました。

 高知市でも,既に平成24年度の途中から,猫の不妊去勢手術費に対して補助をするように取り組まれていますが,24年度,25年度の実績をお聞きしますと,せっかく予算を確保しながら,実績が上がっていないようで,残念に思っていました。

 私は,この補助制度が市民の方々に対して利用しにくい内容ではないか,またこの制度を知らない方々が多くいらっしゃるのではないかと考えておりましたが,保健所のほうで,ことしから,1匹当たりの補助金の額を2倍に,1世帯1匹の頭数制限を廃止,対象となる猫の要件緩和などの制度の見直しを行い,啓発用のチラシも配っていただきました。

 そして,市民の方々に多く利用していただけるように対策を講じていただきました結果,ことし4月の補助金の申請件数は,昨年5月の件数62件から160件へと98件もふえ,2.5倍になっております。早くも見直しの効果が出ております。

 補助金の予算も昨年度から増額していただいていますが,このままいけば予算以上の申し込みがあるかもしれません。

 せっかく市民の方々が殺処分ゼロに御協力いただいても,予算がないのでこれ以上受け付けられません,また来年申請をお願いしますでは,補助制度の効果は発揮できません。

 柔軟な対応が必要と思いますが,健康福祉部長のお考えをお聞きします。お答えください。



○副議長(和田勝美君) 村岡健康福祉部長。



◎健康福祉部長(村岡晃君) 御指摘のとおり,昨年度は助成額の少なさや周知不足もあってか,申請件数が伸び悩んでおりました。

 そのため,今年度から,多くの市民の皆様に御利用いただけますように,制度を見直しますとともに,パンフレットを配布するなど周知に努めまして,4月,5月の申込件数は昨年度に比べ大幅に伸びており,5月末時点で既に年間予算の40%を消化しており,このままでは予算を超える申し込みがあることも予想されております。

 健康福祉部としても,殺処分ゼロを目指す重要な事業と位置づけておりますので,今後の動向を見て積極的に予算の増額確保を図ってまいりたいと考えております。



○副議長(和田勝美君) 近森正久議員。



◆(近森正久君) ありがとうございます。よろしくお願い申し上げます。

 次に,これまで防災対策部に被災後の対策を打つように質問をしてまいりましたが,市長が一番心配をされている長期浸水後のポンプ出動について,具体的なお考えがあればお答えください。



○副議長(和田勝美君) 下元防災対策部長。



◎防災対策部長(下元俊彦君) 長期浸水後の排水ポンプ車の出動につきましては,本市の関係課長なども参加して検討を行いました,県の南海地震長期浸水対策検討結果におきまして,県や市の各排水機場の稼働が困難な場合は,堤防の止水対策や道路啓開を行った後,排水ポンプ車で排水を行うこととしております。

 しかしながら,ポンプ車20台を投入しましても,江ノ口,下知エリアの排水には約11日を要するとされております。本市の浸水被害が長引けば長引くほど,県下全体の復旧,復興にも大きな影響が生じますことから,現在,県,市の南海トラフ地震対策連携会議,いわゆるカウンターパートでございますけれども,この中におきまして長期浸水対策部会を設け,具体的に対策の検討を行うとともに,対策の進捗管理も行っているところでございます。

 なお,長期浸水対策につきましては,特に市長から,既存の排水機場が稼働すれば排水日数を大幅に短縮することができるため,海老ノ丸ポンプ場を初めとする排水施設の耐震化,防水化などの対策を着実に推進するように指示を受けております。

 以上でございます。



○副議長(和田勝美君) 近森正久議員。



◆(近森正久君) 御答弁をありがとうございました。被災後の準備をよろしくお願いいたします。

 続きまして,高濃度発がん性物質PCBの処理は,本年度6,100万円の予算をつけていただいたことで終了をいたします。ただ,残っている低濃度のPCBの処理についてのお考えをお聞きします。お答えください。



○副議長(和田勝美君) 黒田環境部長。



◎環境部長(黒田直稔君) 庁内における低濃度PCB廃棄物につきましては,国が定める最終処分期限,平成39年3月31日まで,38年度中でございますが,本市としましては,その前年の37年度中,国の定める処分期限の1年前倒しを最終的な処分期限と位置づけをしまして,取り組んでまいりたいと考えております。

 処理を進めるに当たりましては,基本的に見込まれます処理費用を各年度に均等に振り分け,順次進めてまいりますが,可能な限り早期に完了させるよう取り組みを進めてまいりたいと考えております。

 また,来年度以降の取り組みにつきましては,低濃度PCB廃棄物とする廃棄物の中には,まだPCBの濃度検査を行っていないものも残っておりますので,検査の結果によってはPCB廃棄物に該当しない廃棄物として処分することが可能になりますので,平成27年度,28年度につきましては,主にこの濃度検査を中心に取り組んでまいりたいと考えております。



○副議長(和田勝美君) 近森正久議員。



◆(近森正久君) 明確な御答弁をありがとうございました。よろしくお願いします。

 以上で,私の質問を終了いたしますが,最後に執行部の皆さんに申し上げたいことがございます。

 私たち市会議員は,この高知市を豊かな町にするため,市のチェック機関,市民の代表として働いてまいりました。本日質問させていただいた市の職員のフェイスブックによるネガティブなキャンペーンなどは,ソーシャル・ネットワーク・サービス教育をしてこなかった執行部の責任と言っても過言ではありません。

 スマートフォンやiPadを自由自在に操れる執行部の方はこの中に何人いらっしゃるのでしょうか。執行部の皆さん,時代の潮流に逆らうのはもうやめて,時代の波に乗られたらいかがでしょう。

 また,先日,県外資本のラーメン屋さんで執行部の方がラーメンを召し上がっていらっしゃいました。県外スーパーが県外から魚を仕入れるようになって,中央卸売市場水産物部は60%以上売り上げを落としております。予定を前倒しして,地方卸売市場に格下げをいたしました。

 地場の小売店や飲食店が県外チェーン店に売り上げをとられ,何軒のお店が廃業や退店に追い込まれたのか。執行部の皆さんは知っておかなくてはなりません。地場の飲食店の方が県外飲食チェーン店で食事をとられる市の執行部の方を見て,どんな感情をお持ちになるでしょう。このやるせない市民感情を執行部の皆さんには御理解いただきたいと思います。

 執行部の皆さん,皆さんが市長に任命された職とは,率先してこの高知市を住みやすい,安心,安全,健康な町にして,教育を充実させ,経済の安定を図る,これが皆さんに与えられた使命です。教育委員会には全国に誇れる教育水準まで高知市の教育レベルを上げていただきました。

 また,高知市シルバー人材センターが制作した,とさの街路市,これはフェイスブックに投稿した写真や記事を編集したものですが,市が関係して発行した印刷物の中では今までになくメッセージ性に富んだ情報ソースになっています。これは,金額をつけても販売できるレベルの本に仕上がっています。この情報の利活用も,ソーシャル・ネットワーク・サービスを利用して世界への発信をよろしくお願いいたします。

 それか,東西軸の東西の入り口のところで,QRコードをかざせばこの情報が全部入ってくる。そういう仕組みも,本当にお金かからずにできますので,そういうことも考えていただきたいと思います。

 やる気さえあれば,市民の願いは,幸せはかないます。市民のために熱い思いを持ち,直ちに行動開始です。岡?市長もよく頑張ってくれています。執行部の皆さんが市民に真正面に向き合い,市民のために働き始めれば,高知市は全国で名をはせる名物都市になるでしょう。執行部の皆さんの御健闘をお願いして,私の質問を終了いたします。ありがとうございました。



○副議長(和田勝美君) 浜口卓也議員。

  〔浜口卓也君登壇〕



◆(浜口卓也君) 新こうち未来の浜口卓也でございます。通告に従いまして,質問させていただきます。

 まず初めに,高知工科大学との連携について質問をさせていただきます。

 私も,これまでの議論の中で,経済についてずっと議論してまいりました。本市の経済状況に対して,これから高知市役所がどのような手を打っていくべきなのかということを議論した中で,私も,この高知市役所内に経済をマクロに見たり,経済政策,また統計等をとらなければならない中で,なかなか人員が割けていない点,また商工観光部,農林水産部といった部分的な部署はあれども,これが全体的な将来予想等につながっていない点に危惧をしてまいりました。

 こういったものを何とか早急につくっていただけないかということで,これまでも議論してまいりましたけれども,なかなか厳しい現実もございます。

 そういった中で,平成27年4月1日より,来年度からですけれども,高知工科大学の現在のマネジメント学部が,経済・マネジメント学群として高知市の永国寺キャンパスに新設をされることになっております。

 現在は,香美市土佐山田町に存在しておりますけれども,これが一気に高知市内に多くの教授の方々と学生さんを引き連れてやってきていただけるということでございますが,私としてはこれをチャンスと捉えて,いろいろな見方があると思いますけれども,私はこの多くの方々の考えていること,世界の知識でありますとか日本国内の動きというのをこの高知市役所にも生かして,ともに発展していく体制というものをとっていくべきという立場から,何点か質問させていただければと思います。

 まず,岡?市長にお伺いしたいんですけれども,来年度から,このたび高知工科大学経済・マネジメント学群の新設とその高知市永国寺キャンパスへの移転というのをどのように受けとめられているのか,お伺いいたします。



○副議長(和田勝美君) 岡?市長。



◎市長(岡?誠也君) 法人名が変わりましたが,公立大学法人高知工科大学に新設をされます経済・マネジメント学群は,経済学と経営学のそれぞれの専門領域を学び,その相乗効果を最大限に活用することで,より高度なマネジメント能力を持ちました人材の育成を図るということを目的として,新たに設置をすると伺っております。

 県内の高校生から見ましても魅力ある進学先となりますし,将来にわたって本市の産業振興や地域の活性化に資する多くの人材が輩出されるということを我々も期待しております。

 また,この新学群が永国寺キャンパスに移転することによりまして,大勢の学生の皆様方が高知市の中心市街地に通学をしてまいります。

 また,例えば今まででございましたら土佐山田にそれぞれ居住されておられた方も多かったんですが,周辺部を含めまして市内に居住される学生もふえてくるということが想定され,中心市街地の活性化や,それぞれの地域の活性化にもつながってまいるということを期待するところです。

 また,高知県におきましては,永国寺キャンパスが新しくなるということを見据えまして,永国寺に工科大だけではなくて,他の高等教育機関との相談窓口となります,仮称でございますが,産学官民連携センターを設置するという構想を知事自身も持たれております。

 この産学官民連携センターが永国寺町にできますと,専門的な相談も含めまして,これまで以上に産学連携,そしてさまざまな御相談,専門的な相談もしやすくなりますので,連携の輪が広がっていくということで,我々も期待もしているところでございます。



○副議長(和田勝美君) 浜口卓也議員。



◆(浜口卓也君) 前向きな御答弁をありがとうございます。

 ここで,このパンフレットに書かれている,1つ御紹介したいところがありますので,少し抜粋ですが紹介したいと思います。既に読まれている方がありましたら,重複になりまして恐縮でございます。

 「この新たな挑戦の場として高知ほどふさわしい場所はないと私たちは確信している。維新が,ロッチデール運動が辺境の地から始まり,社会を変えたように,経済・マネジメント学群は高知から社会を変えていくに違いない。なぜなら,高知は日本の未来を先取りする先進県なのだ。高知県では,全国に約10年先行して高齢化が進んでいる。高知が現在抱えている課題は全て10年後の全国的な課題となる。地域に根差した新たな産業創出による地域経済の活性化も待ったなしだ。だからこそ,高知での先駆的な実践は日本の未来に輝きをもたらす大きな可能性を秘めている。この壮大な実践に,社会をよくしたいという志を胸に参加する君を仲間として迎え入れる日を私たちは心を躍らせ待っている。」

 ということで,高知工科大学の経済・マネジメント学群を新設される教授の皆さんも,この高知市の課題を現実に解決するために,大学での研究を役立てたいという相当強い希望を持たれております。

 現在,高知市役所のさまざまな委員会でありますとか検討委員会等に高知工科大学の教授の先生方が入られておりますけれども,そのような連携というよりも,もう一歩踏み込んだ経済の分野に対する課題等は高知工科大学のこの経済・マネジメント学群にある程度,市役所で賄い切れない部分を担当していただくぐらいの連携が必要なんではないかと私は考えております。

 先ほど,岡?市長の具体的な答弁がありましたが,今後,連携していくとなれば4月1日の開設に向けてどのように準備をされて,またどのように具体的な連携を考えられているのか,もしお考えがあればお答えいただきたいと思います。



○副議長(和田勝美君) 岡?市長。



◎市長(岡?誠也君) 先ほどのこの新しい学群ですけれども,この中には7つの専攻科というのがございまして,その中で我々と関連がありそうな科が幾つかございます。

 例えば地域・行政システム専攻,それから官民連携しますが,企業,こちらは通常の企業ですが,あと起こすほうの起業マネジメント専攻,会社の企業と起こす方の起業のマネジメント専攻,それからもう一点,スポーツマネジメント専攻というものも含めて7つの特色ある専攻科というものが上げられておりますので,我々もこれまで以上に連携が広がっていくのではないかというふうに思っております。

 高知工科大学の先生方には,例えば総合計画審議会,それから防災会議,都市計画マスタープランなど,それぞれ御専門の先生方に入っていただきまして,それぞれ審議の過程で大変貴重な御意見をいただいております。

 それともう一つ,ちょっと注目をしていきますのは,さきに新聞発表されましたけれども,高知工科大学の副学長が日本土木学会の会長に今度就任されます。

 日本土木学会の会長というのは,非常に重みのある学会でございまして,組織も非常に大きいということで,いろんな影響がある。ある意味非常に重い,日本土木学会という学会の長に高知工科大学の副学長が就任されるということで,いろんな連携の仕組みがあると思います。

 特に,南海地震対策で,日本土木学会の協力を得ると,東日本大震災の後も,現場に全て入りましていろんな調査をしております。どこがどういうふうに壊れたかという調査もしておりますので,そういう学会の長につかれたということは,我々も大変心強いということもございますので,これからさらに連携を深めてまいりたいと思います。

 新しい永国寺キャンパスへ来られる時期というのは,来年の春からということになりますので,今年度秋口ぐらいまでには,また大学の関係者の皆様方とお会いをしながら,今後,展開をされる工科大の皆様方との具体的な連携が我々もどういう形でできるかということを協議,連携させていただきたいと考えております。



○副議長(和田勝美君) 浜口卓也議員。



◆(浜口卓也君) 副学長が土木学会の会長になられるんですか。その地震等の連携は非常にこれまでも,そしてこれからますます深めていかなければならないと思うんですが,先ほどの御答弁の中では,ちょっと経済的なところに触れられなかったんですが,もう一度,岡?市長の,経済面での具体的な連携のお考えがあれば,いま一度お答えいただければと思います。



○副議長(和田勝美君) 岡?市長。



◎市長(岡?誠也君) 最初の答弁でお答え申し上げましたが,この産学官民連携センターが永国寺キャンパスの中に置かれ,これは工科大ももちろん入りますけれども,ほかの大学も入ってくる可能性があるんですが,ここを中心にさまざまな産業の連携ということが非常に強まってくると思います。

 現在,工科大学の中にもございますけれど も,やはりいろんな企業を起こす場合の御相談というのは土佐山田まで出向いて相談しなければならないというのが一つのネックでもございました。

 そういう意味で,非常に相談しやすい環境になっていきますので,我々もこれからの例えば防災産業の育成とか,例えば食品加工とか,そういう面でさまざまな工科大の例えば技術や知識を生かすということは当然考えられますので,そういう面でも産業振興に資するようなセンター,そしてバックアップを工科大に行っていただければ非常に効果があるというふうに考えている。

 もう一つは,旧の女子大ですが,これは県立大学になっていますけれども,日本のトップクラスの方々が栄養学ではおられますので,食品加工面は非常に強いということもございますので,いい意味での連携ができるのではないかと期待をします。



○副議長(和田勝美君) 浜口卓也議員。



◆(浜口卓也君) ありがとうございます。秋ごろぐらいから具体的に大学のほうともお話をしていただいて,連携をしていただけるということで,私も非常に期待をしておるところでございますので,よろしくお願いいたします。

 また,現在,土佐山田にありますマネジメント学科の中村学科長と,私もこの移転に当たりましてのお話をさせていただく中で,皆さん非常に意気込みを持って高知市に移ってこられて,高知市で何かお役に立てればということを本当に願っておられますので,それをぜひ生かしていこうというふうに,何度も申し上げておりますけれども,私も期待をしています。

 それで,その中村学科長からのお話の中で,土日に開校する大学院に市の職員の皆さんにぜひ入っていただいて,そこでいろいろな新しい学びを深めていただいて,より連携を深める中で,市役所の仕事として市民の皆さんにフィードバックを随時していただければというふうなお話もいただいておりますが,このお話について市長はどのように受けとめられるのか,お答えいただきたいと思います。



○副議長(和田勝美君) 岡?市長。



◎市長(岡?誠也君) この土日の開校によります大学院の具体的なお話というものは,現在はまだ詳しくお聞きをしておりませんけれども,少子・高齢化や高度情報化,また地方分権制度のいろんな転換など,さまざまな社会環境もかなり変化してきておりますので,今,高知市の職員に求められますのは,段々議会でも御質問いただいておりますとおり,新たなニーズにも対応できるような政策形成能力をいかに磨いていくかということが非常に強く求められているというふうに思います。

 当然,市の職員の方々は非常に忙しいさなかでございますけれども,住民の方々の相談内容,またそれぞれの団体からの相談内容,多岐にわたっておりますので,いろんな形でそれぞれの御相談に乗っていけるだけの政策形成能力を養っていくというのは我々の大切な使命でもございます。

 具体的には,まだちょっと詳細がわかっておりませんので,どういう形で市の職員の方々が,例えば土日開校の大学院に,例えば興味がある人が参加できるかという形は,まだよくわかっておりませんけれども,また大学の皆様方ともその内容を教えていただきながら,職員研修等でもこの話をつなげてまいりたいというふうに思います。



○副議長(和田勝美君) 浜口卓也議員。



◆(浜口卓也君) ありがとうございます。ぜひ,日々刻々と経済情勢,また世界の動き等が変わる中で,市役所の職員の皆さんも本当に毎日の仕事に追われて,それに埋没してしまってはせっかくのスキルが生かされないということがありますので,こういったところで常に情報等交換していただいて,常に市民の皆さんによりよいサービスといいますか,高知市をよくしていくための仕事をしていただければと思っておりますので,ぜひ具体化したときには,岡?市長の後押しをお願いしたいと思います。よろしくお願いします。

 続きまして,コンパクトシティーについて質問をさせていただきます。

 コンパクトシティーにつきましても,少し大きな視点になってしまいますけれども,やはり高知市の中心部,経済圏というものはどうしてもつくっていかなければならない。

 もうずっと議論しておっても,最後はどうしても資金,お金の話に行き着いてしまって,国保財政にしても,生活保護にしても,どこまでいってもお金がないからいろんなことが立ち行かない。

 その金というのは,市民生活,産業が興しているものなので,それらを市として,ここが政治の中心とすれば,どのようにバックアップしていくかということは,この高知市内の経済圏という面でも当然考えていかなければなりませんし,この公共交通の問題が今揺れ動いております。

 こういったこと,都市計画といったもの,今後,10年,20年,50年,100年と考えていく中では,どういう形が望ましいのかというのを時代に合わせて変えていく必要があろうという視点で,少し大ざっぱな質問になってしまいますが,何点か質問をさせていただきたいと思います。

 まず,市長にお伺いしますが,安倍首相が6月14日に,全閣僚が参加して,省庁横断で地域活性化に取り組む地方創生本部を近く発足させる考えを表明したことについて,市長としてどのように受けとめられるのか。また,今後,その地方創生本部に対して,高知市としてはどのような提言を行っていくつもりなのか,お考えがあればお聞かせ願いたいと思います。



○副議長(和田勝美君) 岡?市長。



◎市長(岡?誠也君) ごく最近でございますが,安倍総理が島根県,鳥取県に視察に行かれた今月14日に現地で,地域の活性化に向けまして,総理をトップとした,創造の創に生きるということでございますが,地方創生本部を設立し,政府一体となって取り組むということを表明されております。

 この表明を受けまして,今月16日に公表されました日本再興戦略の改訂素案でございますが,地域の経済構造の改革に向けまして総合的な政策の推進体制を整備するということが提案されております。

 ただ,この構想が出てきたのが今月14日でございますので,中嶋副市長等を中心にそれぞれ情報をとっていただいておりますが,詳細がまだよくわからないという状況でもございます。

 安倍総理は,生産者や企業の方々が,中小企業や小規模の事業者の場合などが非常に多いということもございまして,例えばすぐれたいろんな製品がありましても,販路がないとか,十分に宣伝することができないということがありますので,国でできるだけ応援するような支援策,またそれに関連する法律をつくっていきたいというふうに表明されているということでございますが,まだちょっと煮詰まっておりませんので,今後情報をよくとってまいりたいと考えております。

 また,今後,国がメニュー化していくものにつきましては,今月末に新成長戦略においてそのメニュー等の第1弾が出てくると思いますが,高知市は本会議でも質問がありましたとおり,今後,高知市は中核市から地方中枢拠点都市に恐らく移行していくという形になると思います。高知県ではうちだけということになります。

 地方中枢拠点都市に正式に法律上なりますと,都市機能のさまざまな充実や産業雇用の地方の拠点としてのさまざまな部分が集積されていくという方向性が示されてまいりますので,恐らく財政的にもこの地方中枢拠点都市へいろんなメニューが集められてくるということも想定されますので,十分情報をとりながら,先ほどの地方創生本部から出てきます事業がどうふうにかかわっていくのかということを含めまして,議会とも御相談しながら,これからの方向性をしっかりと詰めてまいりたいというふうに考えております。

 なお,この地方中枢拠点都市構想につきましては,今年度,姫路市がモデル都市ということになっておりまして,今年度は姫路市におきましていろんな実験がされるということになっておりますので,その状況も見てまいりたいと考えております。



○副議長(和田勝美君) 浜口卓也議員。



◆(浜口卓也君) ありがとうございます。中嶋副市長に国の情報をとっていただいて,6月14日の突然の発表だったので,まだまだこれからということでありますけれども,やはり常にそのように動いておりますので,地方中枢拠点都市になった場合というのを想定して,また地方創生本部に対して,どのようなものを提言して,いち早く動いて,姫路市がモデル都市になったということですけれども,なぜなったのかというのもちょっと,なぜ高知市じゃなかったんだろうと思うこともあるわけなので,そういうところでどんどん中央のほうに情報をとりに行っていただきたいという思いでございます。よろしくお願いいたします。

 次に,これも改めて市長にお伺いしたいんですけれども,今後,このような公共交通の今の高知市の現状もあります。

 時代も変わりつつありますので,改めて岡?市長の考えられているコンパクトシティーについて,また国のほうではスマートウエルネスシティーといいまして,これにさまざまな要因を絡めて都市づくりをやっていく,特に健康面で,都市を形成することによって,この増大する医療費,また少子・高齢化に対応しなければならないと。この時代の流れでどうしてもやっていかなければならない,本来都市を形成する際にやらなければならないということを横文字でスマートウエルネスシティーというふうに記載もされております。

 このような考え方を含めて,改めてこの高知市のコンパクトシティーについての岡?市長の基本理念に当たる部分をお示しいただきたいと思います。



○副議長(和田勝美君) 岡?市長。



◎市長(岡?誠也君) 仕事柄,全国のさまざまな都市を見る機会もございますが,高知市の場合は地理的に見ましても,かなりコンパクトシティーが従前から形成されている都市だという実感は持っております。

 1600年に山内家が入ってきまして城下町をつくりまして,町の骨格はこの400年間ほとんど変わっておりません。はりまや橋,そして高知城等を中心としますこの周辺に,社会資本が非常に集積されておられまして,周辺部からも自転車で,ほぼ30分で来られるということが高知市の一つの大きな強みであるということをいつも強く感じております。

 その中で,そのコンパクトシティーが既に一定形成されているという高知市の強みを生かしながら,これからどのように高知市のまちづくり,そして都市の魅力を磨いていくかということが非常に大きな我々の喫緊の課題ということになっております。

 災害から守るというのは一番の基本でございますので,それは原則的に進めながら,産業振興とか,そして健康づくりというところがまちづくりの一つの大きな柱になろうかと思います。

 私自身は,安全,安心のまちづくりということで,総括的に申し上げておりますけれども,災害対策,そして健康づくりというのはこれからの一つの大きな柱になってこようかと思います。

 最近,横文字が多うございますので,非常にわかりにくうございますが,総務省,また全国的な先行自治体の中でも,スマートウエルネスシティーというものの取り組みが始まってきておりまして,特区認定を受けております。

 特に,先行しておりますのが新潟県の見附市でございまして,ちょうど私の大学の先輩が今市長をやっておりますので,見附市のいろんな資料も拝見をさせていただいているところでございます。見附市長が中心となりまして,平成21年にスマートウエルネスシティーの首長研究会というものが立ち上げられまして,現在では30市町村がこの中に入ってきております。

 少しわかりにくいんですが,健康づくりを全ての住民の方々に日常的にそれぞれ活動していただいて,それで町全体をつくり上げていこうという構想でもございます。

 そのために,どうするかということですが,切り口と手法はいろいろあると思いますが,見附市では,まず条例からつくってきております。

 最終的に行き着いたのは,全ての人々に日常的にできるだけ歩いていただこうということが一番の基本になっておりまして,歩く機会をできるだけ日常的に行政としても設定していこうということで,まず条例から始まっておりますが,見附市歩こう条例,それから道路整備も関連しますので,見附市道の構造の技術的基準を定める条例,これは歩道と自転車道を必ず整備をしなさいという条例です。

 あと,見附の場合は健康の「コウ」を「幸い」と書いていますが,見附市健幸基本条例,これが3本のセットになっております。

 これだけではなくて,科学的なデータを集めなければいけないということで,国民健康保険のデータ,これは我々も持っておりますが,さらに見附市はもう一歩行きまして,健康保険組合の協力を得まして健康保険組合のデータも一本化したものをクラウドで集めております。

 そうしますと,それぞれ,例えば歩くことによって,まず一番可能性があるのは糖尿病が減る。糖尿病が解消できるというのが出ますので,それをデータで検証しております。

 見附市の全ての住民の方々の4分の1のぐらいのデータが既に蓄積されているようでございまして,国民健康保険データは我々は持っておりますが,これに健康保険を加えますとかなりのデータ集積ができますので,そういうもので効果を分析しているということで,かなり先進的な取り組みをしております。

 これは一つの例でございますが,高知市もコンパクトシティーというものは既に形成されておりますので,やはり健康づくりというものも加えながら,新たなまちづくりというところの展開ということが考えられるというふうに考えます。



○副議長(和田勝美君) 浜口卓也議員。



◆(浜口卓也君) まさに歩くことによって健康をつくり出す。それをまちづくりでやってしまおうということで,当然こういう社会情勢になってまいりましたので,国もいろいろなことを考えて,地方自治体もいろんなことを考えながらやっておられます。

 本市においても,高齢者の方が非常に多くて車社会であるというところで医療費も増大しているという点からも,このような観点もぜひまちづくりの中に取り入れていかなければならないと,私も考えておるところであります。

 そのような流れの中で,公共交通のあり方について少しお伺いしたいんですけれども,今,土佐電鉄と県交通の問題がこのように浮き彫りになってしまいまして,新たな局面を迎えております。

 私もこれまでのあり方というのは変えていかなければならないと。私も,電車の軌道についても,やはり見直していく必要があるんではないかというふうに従来から考えております。バスの重複などはこれで解消されるということになろうかと思います。

 当然,株主総会を経て,7月の臨時議会を経た後の10月からのお話でございますが,そうなりますとますます岡?市長のお考えというのが非常に公共交通に反映をされてくるということになりますし,我々議会のほうもより一層責任感を持って取り組んでいくことになろうかと思います。

 岡?市長,現状の公共交通について,どのような問題があって,そしてそれをどのように変えていく必要があると思われているのか,その方向性と具体案とを既にお持ちであればお答えいただきたいと思います。



○副議長(和田勝美君) 岡?市長。



◎市長(岡?誠也君) 公共交通でございますが,問題というよりは課題というふうに認識をしておりますが,中央地域公共交通再構築検討会,私どものほうからは吉岡副市長がここのメンバーに入っておりますが,利用者が非常に減少してきておりますので,公共交通の特にバス部門の経営というものが,既に危機的な状況になっているということがデータ上も明らかになってきております。

 それぞれ要因はこれまでもございまして,1つは人口減少でございますが,非常に周辺部に住宅が広がっていったということもございます。

 また,公共交通の場合はドア・ツー・ドアということにはなりませんので,一定の路線しか走らせないということもございます。

 公共交通を利用される方につきましては,それぞれ通勤通学の皆様方,そして高齢者の方々はやっぱり病院への通院ということが多うございますので,高齢者の方々まで公共交通を利用されるということがございます。

 特に,高知県,高知市の場合は車で移動されている方も多うございますけれども,これから超高齢化社会を迎えますと,当然免許証を返上される方も多くなると思います。大概の方は80歳を超えると免許証を戻すか戻さないかでちょっと悩む時期がありますので,70歳を超えますとやっぱり免許証の返上の率というのは高くなると考えていますので,当然公共交通を利用しなければならないというところもあります。

 そういうことを踏まえまして,現在中央地域で路線バスや路面電車,年間約1,000万人が利用されているということがデータで出ておりますので,今後とも持続可能な公共交通の構築を行わなければならないということで,まだ現在の会社の株主総会が終わっておりませんので,現在の会社の株主総会が終わった後,臨時議会をお願いしたいということで想定をしております。

 現時点で,例えば我々が新たな株主になった場合でございますけれども,株主として何を求めるかということになりますと,1つは経営の安定化でございます。

 効率化という言葉もございますが,赤字路線を単に閉鎖すればいいという問題ではないので,やはり経営の安定化というものを一つの柱としながら,利用者のニーズに応じた使い勝手のよい運行ルート,そして人々の移動時間,また移動目的に合わせましたダイヤの再編成,バス停の位置,運賃,そしてバス系統の番号化,番号を見ればどこへ行くのかわかるというのが他都市のほぼ実践されている部分でございますので,高知の場合はバス系統の番号化はまだできておりませんので,そういうものを新会社では早急に行っていただく必要があろうかというふうに思っております。

 我々は直接の事業者ではありませんけれども,地域の住民の皆様方の意見を株主として伝えながら,また公共交通を今後維持発展させるために,株主として意見を申し上げていかなければならないというふうに思っております。

 その場合には,当然議会の皆様方の意見も反映させて,事業者の会社に対して申し上げていくということになると考えております。



○副議長(和田勝美君) 浜口卓也議員。



◆(浜口卓也君) 公共交通というのは,あくまでも都市に付随した移動手段でありますので,そこに利用者が少ないということについては,それは都市に合っていない移動手段になってしまっているんではないかというふうに私は考えております。

 ですから,岡?市長もその現状の都市像と現在の都市計画とを先に予想をされながら,それに公共交通を合わせていかないと,また何十年か後に同じ議論をしなければならなくなるというようなことに私は陥るんではないかと。

 なかなか財源面がついてこないので,これらの議論というのは,しにくいところはあるんですけれども,現状を変えていかなければならない,さらにコンパクトシティーという項目で質問させていただいていますので,まちづくりを変える中で,公共交通をそれに付随させていくというような発想をお持ちではないのかというのを,ちょっと先ほどお答えになっていなかったと思うので,少しお考えがあればお聞かせいただきたいと思います。



○副議長(和田勝美君) 岡?市長。



◎市長(岡?誠也君) 当然,公共交通の運行はまちづくりとも密接な関係があると思います。それで,今回新会社が立ち上がりましたら,先ほど申し上げたこととあわせまして,やはり潜在的な需要を掘り起こすということは非常に重要だと思います。

 今,例えばバスが使い勝手が悪いので乗っていない,けれど,例えばバスのダイヤとか路線を少し見直すことによって使いやすくなれば乗ろうと思われている方もたくさんおられると思いますので,そういう潜在的な需要を掘り起こす必要性があると思います。

 それと,我々は事業者ではありませんので,例えばここの路線へ新たにバスを乗り入れるということは,会社のほうが決めますので,それは株主が決めることではありませんけれども,例えば今バスが入っていないところへバスを入れることによって,その地域がさらに活性化していくとか,そういう可能性がある場合もあります。

 特に,高知県では余りないですけれども,私鉄会社を持っているところは私鉄の電車を延ばすことによって,ある地域を発展させていくということは当然ある話でございます。

 ただ,今回の場合は電車とバスをうまくベストミックスという言葉を使っておりますが,電車とバスをうまくかみ合わせていく必要があろうかと思います。

 ただ,おっしゃられるとおり,まちづくりとも大きく関連がございますので,そのことをいろいろ検討しながらやっていかなければならないとも考えております。



○副議長(和田勝美君) 浜口卓也議員。



◆(浜口卓也君) ありがとうございます。やはり,先ほどおっしゃられたように,この私鉄が都市を開発するのと同時に沿線を延ばしていくというようなことで,まちづくりがされていったということがあります。

 そういう観点からいたしますと,本市での交通政策課というのは,現在,市民協働部に所管されておりますが,今後のそのような展望を鑑みれば,都市建設部へと移管させるべきではないかと思いますが,御所見をお聞かせいただきたいと思います。



○副議長(和田勝美君) 岡?市長。



◎市長(岡?誠也君) 現在は交通政策課という課名になっておりますが,それぞれ時代の社会環境に応じまして,いろいろ変遷があっております。昭和43年に,公害対策を所管する部署と交通安全を所管する部署を合体させまして,43年に安全対策課という課が設置をされております。

 そして3年後の昭和46年に交通安全課として独立をしまして,交通安全に関します,ガードレール等の施設整備,そして交通安全を指導するソフト部門をそれぞれ所管するという意味で,交通安全課が昭和46年に立ち上がっております。

 そして,部局につきましては,建設部におりましたり,市民環境部におったりということでもございますが,現在は利用者に一番近い関係があるということで,市民協働部に交通政策課として,交通政策部門をともに引き受ける形で設置をし,今日に至っております。

 それぞれ考え方がいろいろありますけれども,公共交通,これから新会社を含めまして非常に重要な時期でもございますし,やはり利用者の観点に立つということが一番でございますので,現時点ではやっぱり市民協働部に置きながら,新会社の円滑な立ち上げと,そしてこれからの経営安定につながるような交通政策をとっていくべきだというふうに考えておりますので,当面はやっぱり市民協働部でそれぞれ運営をしながら,軌道に乗せてまいりたいというふうに考えております。



○副議長(和田勝美君) 浜口卓也議員。



◆(浜口卓也君) はい,わかりました。

 では,本市独自,独特のまちづくりといたしまして,電車,バス,自転車を絡めたものを提案していきたいと思います。

 そもそも自転車で来て電車に乗るというような計画も立てられておりますけれども,例えば放置自転車を活用して,誰もが気軽に高知駅,電停,また市役所などから自転車に乗って,また別のステーションに返せばこの町の活性化になるんではないかというようなものが安価に考えられると思いますけれども,このような制度設計というのはどのように受けとめられるのか,今後の展望をお聞かせいただきたいと思います。



○副議長(和田勝美君) 坂本市民協働部長。



◎市民協働部長(坂本導昭君) 本市の交通の特徴としましては,鉄道や路線バス以外に,路面電車という他都市には少ない交通機関が存在すること。また,全交通手段における自転車利用の割合が,これは平成22年の国勢調査でございますけれども,25%と全国平均の12%に比べ大変高い値を示しているというのがございます。

 このような特徴を生かすため,これまでも路面電車の電停や鉄道駅の近くに駐輪場や駐車場を整備し,自転車や自動車と公共交通機関の連携による交通施策に取り組んできました。

 本年度も,JR朝倉駅に隣接しまして,サイクル・アンド・ライドの駐輪場を整備する予定でございます。

 今後も,鉄道,路面電車,バス,タクシーといった公共交通に加えて,環境面等からも自転車,そして歩行者交通のベストミックスを検討していく必要があると考えておりまして,御質問の自転車の信用貸し,自転車のシェアリングといったものにつきましても,先進都市の事例研究や他都市への政策研修での派遣を行いまして,さらに研究,検討してまいりたいと考えております。



○副議長(和田勝美君) 浜口卓也議員。



◆(浜口卓也君) 朝倉駅の話がありましたけれども,ぜひこのコンパクトシティーと言われている中心街で実証をしていくということを考えていただければ,少ない予算で市民の皆さんに効果があるようなことはどんどんやりながら,改善していっていただきたいというふうに思いますので,今後の調査,研究に期待したいと思います。

 次に,外国人観光客などに対応するため,最近ではインターネットを無料で,Wi−Fiと呼ばれているものを利用することが多いわけですけれども,中心商店街等,アーケード内には整備をされたということもお伺いしておりますが,今後,建設予定の新図書館,また新庁舎へのWi−Fiの整備等のお考えがあれば,お聞かせいただきたいと思います。



○副議長(和田勝美君) 岡?市長。



◎市長(岡?誠也君) 本会議でもWi−Fiの設置に関しましては,これまでも御質問を受けてまいりました。

 平成25年の外国人観光客の高知県への入り込み数を見てまいりますと,やはり高松空港と台湾の台北を結ぶ定期便の就航が非常に好調でございまして,暫定値ではございますが,25年の外国人の入り込み数は約2万人というふうに算定されておられまして,前年と比較して約6%増ということになっております。

 特に最近,中国,韓国はちょっと今国情の関係で減っておりまして,台湾が急速にふえているという状況にあります。

 観光地のWi−Fiの接続の整備につきましては,県が調査をしておりますが,県内の主な宿泊施設はWi−Fiの整備が進んでおります。ただ,部屋によってはちょっと使いにくいという部屋があるようにも聞いております。

 県内の観光施設は,Wi−Fiが利用できる施設は18%にとどまっておりまして,まだまだやっぱり少ないというふうに考えております。

 高知市内では,高知よさこい情報交流館,またかるぽーとなどがWi−Fiの接続が可能としておりますが,まだ少ないという状況にあります。

 中心市街地におきましては,この全国から来たお客様に,先ほどの近森議員さんの御質問にもありましたとおり,SNS等を利用して,特によさこいを全国に発信をしてもらうという意図もありまして,NTT西日本の高知支店の御協力によりまして,中心部,はりまや橋からそれぞれ大橋通のところまで,大体ストリートにはWi−Fiが使える環境が昨年8月1日に整備をされましたので,恐らくことしのよさこいでも,ここのWi−Fiスポットは,かなり使われるというふうに考えております。

 新しい図書館につきましては,来館者が先ほどのSNS,またスマートフォン,パソコンなどの機器を持ち込んでまいりますので,新図書館につきましてはほとんどのフロアでWi−Fiの環境を整備する予定となっております。

 新庁舎も整備する予定ですが,新庁舎の場合は全フロアには必要ないと考えておりますので,新庁舎,例えばレイアウトをまた固めていきますが,お客様の多いフロアについては,Wi−Fi環境を整備していくというふうに検討してまいりたいと考えております。



○副議長(和田勝美君) 浜口卓也議員。



◆(浜口卓也君) ありがとうございます。積極的な取り組み,図書館等は使う方が多いと思いますので,前向きな御答弁をありがとうございました。

 次に,教育行政について質問させていただきます。

 今回,新図書館整備に当たりまして,現市民図書館解体に当たりまして,現在の市民図書館に使われておりますさまざまな資材,備品等,どのように利活用されていくのかということで,少し質問させていただきます。

 先日,越知町立横倉山自然の森博物館を訪れました際に,学芸員の安井敏夫さんという方から,市民図書館正面玄関に使われている石材は,4億年前にサンゴ礁に堆積した日本最古の石灰岩で土佐桜と言い,現在は全く産出されていない非常にロマンのある石材でありますから,廃棄せずに,生きた教材として使用していただきたいという御意見もいただき,市長にも御提言したということでございました。

 この正面玄関の4億年前のサンゴ礁に堆積した日本最古の石灰岩が,新図書館で生かされるということが期待されるわけですけれども,どの部分にどのように生かされるのか,お答えいただきたいと思います。



○副議長(和田勝美君) 松原教育長。



◎教育長(松原和廣君) ただいま説明をいただきましたとおり,市民図書館の玄関の壁面に使用されております石材は,越知町横倉山山頂付近から切り出しました愛称土佐桜という貴重な石灰岩の石材でございます。

 この貴重な土佐桜につきましては,現在産出されておらず,大変貴重なものであるということから,市と県が協力して整備を進めております新図書館等複合施設の1階のエントランスの壁面の一部に再利用していきたいというふうに考えております。

 今後は,建築工事の進捗に合わせまして,現在の市民図書館から丁寧に取り外しまして,傷んでいるところなどを修復しまして,この貴重な土佐桜を新図書館に訪れる多くの方々に見ていただけるように整備していきたいと考えております。



○副議長(和田勝美君) 浜口卓也議員。



◆(浜口卓也君) 新図書館で,また新たに利用していただけるということで,まことにありがとうございます。私も,そのような貴重なものとは知らず,改めて見に行きましたところ,非常に,土佐桜というだけありまして,桜色といいますか,すばらしい石材なんだなあと改めて気づかされましたので,また何か広報するようなときがありましたら,教育委員会のほうでも広報していただきたいと思います。

 その他,同じようなケースが何かあればお答えいただきたいと思います。



○副議長(和田勝美君) 松原教育長。



◎教育長(松原和廣君) 同じようなケースということなんですけれども,市民図書館の玄関前に市民の図書館という石碑がございます。そして,中庭には波という舩木直人先生作の彫塑がございます。市民図書館の歴史あるいはスピリッツを引き継ぐ上でも,これは新図書館に移設したいというふうに考えております。

 またほかに,追手前小学校の戦災を生き延びたソテツがあります。そして,追手前小学校の百周年記念の石碑がございます。そして,このたび埋蔵文化財の発掘調査で出てきた池の一部などがございます。その歴史もしっかりこの新図書館で引き継げるように,活用する計画で新図書館の整備を進めてまいりたいというふうに思っております。



○副議長(和田勝美君) 浜口卓也議員。



◆(浜口卓也君) ありがとうございます。ぜひ,新しくなりましても,そういった歴史は引き継いでいくということは,非常に大事なことだと思いますので,どんどん廃棄をするのではなくて,使えるところを,これまでの長年の皆さんの苦労といいますか,そういうものが残っていくような新たな建物にしていただきたいと思います。

 最後に,自衛官募集事務につきまして,私の平成26年3月議会での答弁の経過についてお伺いいたしたいと思います。

 3月議会の市民協働部長からの御答弁では,自衛官の募集事務につきましては,「御質問いただきましたように,市町村が担う法定受託業務であるということは十分認識しておりますので,今後もいろいろな機会を通じまして,自衛隊,県,市町村の役割,担当事務等につきまして協議を行うとともに,各種の課題対応について連携しながら,自衛官募集事務の推進をより円滑に進めてまいりたいと考えております」との答弁がございましたが,これまでにどのような協議をされてきたのか,具体的にお答えいただきたいと思います。

 また,今後どのような連携をされていくのか,お答えいただきたいと思います。



○副議長(和田勝美君) 坂本市民協働部長。



◎市民協働部長(坂本導昭君) 先般,自衛官募集を担当されておられます自衛隊高知地方協力本部の課長さんと本市中央窓口センター所長が御質問の件でお話をさせていただきました。

 その中で,いわゆる適齢者情報の提供に関するこれまでの経過等を踏まえまして,本年3月議会において,質問議員さんへお答えいたしましたように,今後も従前同様に自衛官募集事務の円滑な推進にお互いの連携を深めていく旨御理解をいただいたところです。

 自衛官の募集に当たっては,自衛官は国家の根幹たる国防を担い,また東日本大震災など災害救助においても市民の命を守る大変重要な職務を遂行されてきたことを多くの市民の皆様に知っていただくことが必要ではないかと考えております。

 そうしたことから,本市としまして,募集等の広報を通じて可能な方法で協力をしてまいりたいと考えておりますので,今後も引き続き高知地方協力本部と必要に際して協議をしてまいりたいと考えております。



○副議長(和田勝美君) 浜口卓也議員。



◆(浜口卓也君) 早速御対応いただきましてまことにありがとうございました。まさに市長のおっしゃる安心,安全のまちづくりには欠かせない自衛隊の皆さんの協力でありますので,今後とも連携を深めながら,協力できるところは協力して,高知市の市民の皆さんの安全,また我が国の防衛に対して理解を深めていただければと思います。

 以上で,私の全質問といたします。ありがとうございました。

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○副議長(和田勝美君) お諮りいたします。本日の会議はこの程度にとどめ延会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。

  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○副議長(和田勝美君) 御異議なしと認めます。よって,本日はこれにて延会することに決定いたしました。

 6月23日午前10時再開いたします。

 本日はこれにて延会いたします。

  午後2時54分延会