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愛媛県 宇和島市

平成23年  6月 定例会 06月17日−03号




平成23年  6月 定例会 − 06月17日−03号







平成23年  6月 定例会



平成23年6月宇和島市議会定例会

議事日程第3号

平成23年6月17日(金)午前10時開議

会議録署名人指名

一般質問

報告第6号 専決処分した事件の承認について

 専決第3号 平成22年度宇和島市病院事業会計補正予算(第4号)

 専決第4号 宇和島市国民健康保険条例の一部を改正する条例

 専決第5号 宇和島市税賦課徴収条例の一部を改正する条例

 専決第6号 平成23年度宇和島市住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第1号)

  (質疑・委員会付託)

議案第56号 宇和島市地域情報ネットワーク施設設置条例の一部を改正する条例

議案第57号 宇和島市集会所設置条例の一部を改正する条例

議案第58号 宇和島市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例

議案第59号 宇和島市議会議員の議員報酬等に関する条例の一部を改正する条例

議案第60号 宇和島市報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例

議案第61号 平成23年度宇和島市一般会計補正予算(第1号)

議案第62号 市道路線の認定について

議案第63号 公有水面埋立に関する意見について

議案第64号 辺地に係る公共的施設総合整備計画の一部変更について

  (質疑・委員会付託)

  (陳情・請願)[今議会提出分]

  (産業建設委員会)

陳情第22号 裡田川護岸敷の舗装と、河川に直交する赤道の整備に関する陳情書

  (委員会付託)

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本日の会議に付した事件

     議事日程のとおり

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出席議員(28名)

 1番    正木健三君

 2番    赤松孝寛君

 3番    安岡義一君

 4番    三曳重郎君

 5番    椙山義将君

 6番    石崎大樹君

 7番    大窪美代子君

 8番    清家康生君

 9番    岩城泰基君

10番    坂尾 眞君

11番    我妻正三君

12番    松本 孔君

13番    木下善二郎君

14番    福島朗伯君

15番    上田富久君

16番    薬師寺三行君

17番    山内秀樹君

18番    兵頭司博君

19番    山下良征君

20番    赤松与一君

21番    赤岡盛壽君

22番    藤堂武継君

23番    福本義和君

24番    小清水千明君

25番    三好貞夫君

26番    土居秀徳君

27番    泉 雄二君

28番    浅田良治君

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欠席議員

    なし

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説明のため出席した者の職氏名

市長             石橋寛久君

副市長            岡野 昇君

教育長            明神崇彦君

病院事業管理者        市川幹郎君

総務部長           村上登志雄君

市民環境部長         山本弥須弘君

保健福祉部長         山本金利君

産業経済部長         神應幸男君

建設部長           水口明彦君

教育部長           中原一嘉君

水道局長           末廣通正君

病院医療行政管理部長     岡崎恵一君

総務課長           泉 秀文君

財政課長           松田公彦君

企画情報課長         竹葉幸司君

危機管理課長         井関俊洋君

建設課長           島瀬円眞君

都市整備課長         小川文男君

建築住宅課長         船田治久君

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会議に出席した議会事務局職員

局長             渡辺邦夫君

次長             後藤 稔君

次長補佐           藤田 良君

議事法制係長         土居広典君

主任             上甲由美子君

主査             崎山泰慶君

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    午前10時00分 開議



○議長(福本義和君) ただいまの出席議員は28名であります。

 定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。

 本日の会議は、議事日程第3号により進めます。

 本日の会議録署名人に、薬師寺三行君、山内秀樹君を指名いたします。

 それでは、昨日に引き続き一般質問を行います。

 まず、坂尾 眞君の発言を許します。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 坂尾 眞君。



◆10番議員(坂尾眞君) 日本共産党の坂尾 眞でございます。

 通告に従って一般質問を行います。

 まず、原発問題ですけれども、今回の東日本大震災は、地球のエネルギーの巨大さに比して、人間の英知の不足とおごり、そして管理・監督をする政府の無責任さを具体的に国民の前に示しました。戦後最大の国難と言うべきこの大震災に当たって、被災者救護・救援、原発事故の危機回避というこの2つの緊急課題に国民が総力を挙げて取り組まなければならない。同時に、全国の自治体は、この経済の停滞の中で、まさに防災のまちづくりと福祉をどのように守っていくのかということが最大の課題になっていると思います。

 まず、原発問題から質問いたします。

 過去、アメリカ政府の言いなりに原子力産業、電力会社を育成してきた自民党政権の罪は余りにも大きいと思います。今まさに命をかけて収束に奮闘している人たちに、その成功、頑張ってほしいと祈るだけでございます。

 さて、私は過去3回ほど石橋市長の伊方原発問題、特にプルサーマルに関する問題で質問してまいりました。近隣の自治体の首長として、住民の命と健康を守る立場から意見を述べてほしいと求めてきましたけれども、市長はおおむね、国策であり、安全性に関して国・県の判断を尊重すると答えられてまいりました。3月11日以降、市長の認識も変わったのではないかと思いますが、今、市長はどのような認識であられるのかお答えください。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 石橋市長。



◎市長(石橋寛久君) 伊方原発に対する関心というのは、確かに3月11日以降、がらりと変わったと自分としても思っております。ただ、一方で、じゃ、何を申せばいいのか、どう対応すればいいのかというところになると、今のところやはり国・県の判断、そういうところを意見を聞きながら対応していかなければいけないなということで、自分として確固として動きをということになると、今のところまだ自分としても方向性は出していないというところが現状であります。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 坂尾 眞君。



◆10番議員(坂尾眞君) 今回の福島の原発の状況は、チェルノブイリよりも甚大だと言われています。チェルノブイリでは、放射線の汚染が約300キロ圏内に広がっており、今なお人が住めない状況が続いている。もし伊方原発で事故があれば、地域経済の基盤である農林水産業はもとより壊滅する。と同時に、自分の家に帰れない−今福島で起こっている状況ですけれども−が発生します。しかし、現行法では、安全協定の枠組みから宇和島市民は外されている。こんなばかな話はない。私と岩城議員の連名で、福本議長に対して宇和島市議会の中に原子力発電に関する特別委員会の設置を要望しましたけれども、議会としても市民の声を上げていきたいと考えています。しかし、首長としてやはりメッセージを送るべきではないかと私は考えます。

 プルサーマル問題と、特に建設後34年経過している伊方1号炉の老朽化は大変な問題です。福島原発でも建屋が吹き飛んだ3号炉でプルサーマルが実施されていますが、原子炉外でプルトニウムが検出されたという一部の報道がありましたけれども、しかし、その後の3号炉に関してはマスコミで余り報道されていない。プルトニウムというのは、御存じと思いますが、半減期が2万4,000年だと言われている、まさに猛毒ですけれども、このようなものを現在の科学力で使うべきではない。まして金もうけのために使うべきではないと思います。

 また、運転が伊方と同じように35年、1年オーバーですけれども、経過している玄海原発の金属疲労、脆弱破壊が危惧されているという記事がせんだって新聞で報じられましたけれども、伊方原発の1号炉、まさに24年間経過しています。福島原発の検証が済むまで、1号炉の廃炉と、そして3号炉の休止を私は率直に求めるべきだと思いますけれども、市長、いかがでしょうか。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 石橋市長。



◎市長(石橋寛久君) 私としては、あくまでも今の段階でとめるべきだ、動かすべきだという材料を持ち合わせていないというのが、残念ながら自分の知識の不足と認識不足ということなんでしょうけれども、もう少し研究をして自分なりとも、こういう方向をやるべきだという自分なりの結論が出たら声を出していきたいというふうに思っております。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 坂尾 眞君。



◆10番議員(坂尾眞君) 早急に市長として住民の、宇和島市民の声を発していただきたいと思います。

 お隣といいますか、梼原を初め全国的にも脱原発を、自然エネルギーの開発という形で取り組んでいる自治体がありますけれども、宇和島でも地域経済の活性化、そして雇用の創出という点でも非常に有効性があるとも言われています。自然エネルギーの開発に取り組むことは極めて私は有効ではないかと思いますが、市長、この点についてはいかがでしょうか。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 石橋市長。



◎市長(石橋寛久君) 自然エネルギーの利用というのは、3.11以降、私も強く思っておりますし、国も打ち出しておりますけれども、国以上に我々としても、地域の再生可能なエネルギーは何があるか、本当に見直して、またできることなれば電力の自給ができるようなまちを目指してやりたいというふうに考えております。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 坂尾 眞君。



◆10番議員(坂尾眞君) まさに原発問題、そしてこの震災対策、これはやはり本当に宇和島市民にとって最大の関心だと思います。ぜひ市長として的確に対応していただきたいと思います。

 次の質問に移りたいと思います。

 行政改革大綱素案についてですが、まず、この素案の意味について私は伺います。

 私がこの素案を取り上げようと言いましたら、ある幹部職員と同僚の議員から、行政改革大綱素案というのは、国の指導でつくられたもので、目くじらを立てるほどのものではないと、ほぼお二人から同じような助言をいただきました。市長はどのようにお考えなのか、まずお聞きしたいと思います。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 石橋市長。



◎市長(石橋寛久君) 国のほうも、当然、各自治体に今後の方針というところで行政改革の持っていき方、きちんとやりなさいという指導は求められているのは間違いないことだと思っております。しかし一方、我々地方からしても、当然、自分たちの自治体の状況がどういうところにあるのか、そしてまた今後どういうふうにやっていくべきか、やっていったらうまくいけるのかというところは常に見直しをかけなければいけない、考えなければいけないことだと思っておりまして、そういう意味においては、宇和島市にとっても必要なことだろうというふうに認識しております。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 坂尾 眞君。



◆10番議員(坂尾眞君) 私は、せんだって企画情報課の職員から説明を受けました。時間と費用をかけてつくった宇和島市の平成27年度までの行革指針として、私は無視できないものだと思っています。

 特に、その説明の中で職員から、この素案は市長の行政改革に対する姿勢を率直にあらわしていると、非常に市長の意見が反映されているものだというふうにお聞きしましたけれども、それでよろしいんでしょうか、市長。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 石橋市長。



◎市長(石橋寛久君) 私としても当然この中に、すべてではないでしょうけれども、私の考えが反映されているというか、同じ方向性を向いているということは強く思っております。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 坂尾 眞君。



◆10番議員(坂尾眞君) それでは、まず、言葉じりを取り上げるようで恐縮なんですけれども、ここで使われております地域主権という言葉がありますが、これは以前私がこの場で取り上げた言葉ですが、どのような意味で使われているのか、市長にお聞きしたいと思います。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 石橋市長。



◎市長(石橋寛久君) 今もう全国的に、国も地方分権、地域主権というようなことを声高に言ってもらっておりますし、県レベルでも、また我々市町という末端の自治体においても、この地域主権の重要さ、拡充ということを訴えております。

 ただ、まだまだその途には着いたんでしょうけれども、実際に地域主権が我々が実権できるところまでいっているかというと、とんでもないほど遠いという実感も持っておりまして、特に我々としては、やはり国から見ると特に、国の目線で見ると地域というのは県であるんではないかというふうに感じられるところがまだまだ多いというところで、我々末端の地方自治体が声を出しながら、そしてまた自分たちも意見をはっきりと言えるような、こういう独立した自治体ということを目指していかなければいけない。そういう意味において地域主権ということを重視していかなければいけないというふうに考えております。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 坂尾 眞君。



◆10番議員(坂尾眞君) 私は、この地域主権という言葉は、現実の今言われた国・県・市町村の関係を無視した、まさに造語であるというふうに思います。この主権という言葉には私は毒がある、猛毒があると。国から交付税を削減するという趣旨の意味での地域主権、徴税権も何もない、非常に自治権の脆弱な中での地域主権という言葉が私は非常に毒があって、安易に使うべきではないというふうに思います。

 この素案を要約すると、まず1つに、収入金額の増加は見込めない。特に、合併特例債が平成27年に終了するということで、それまでに宇和島市の財政の収支の均衡化を保てる構造にしていくというのが、この素案の概要ではないかと私は理解しています。住民の福祉を守る主体をつくるための行政改革というよりは、財政均衡化計画というのがこの素案の内容だというのが私の率直な感想です。

 収入問題で特に今回、徴税問題と、経費削減問題での人員削減、非正規雇用の問題のこの2点について質問をしたいと思います。

 まず、徴税強化の問題です。

 市税の徴収率、平成22年度は、せんだって担当課から資料をいただいたんですが、現年度課税分で97.60%、徴収率の低い固定資産税でも96.92%、97%ですよね。私は決して低くないと思います。不納欠損率は0.7%、5,780万円。このうち固定資産税は4,270万円。私は悪いと思いませんね。市長はどのようにお考えでしょうか。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 石橋市長。



◎市長(石橋寛久君) 徴税率、今97%とかいう数字を悪くないというのが一般的に感じられることであろうと思います。しかし、過年度分も含めますと、やはり残念ながら数字ががたんと落ちてしまう。市税についても90%、固定資産税に至っては90%を切れてしまっているというのが今の現状である。しかも、県下の市の状況で見ると、残念ながら宇和島市は率において一番低いところに位置しているというところで、私としては、税の公平な負担ということを市民の方にお願いする以上は、100%を目指して努力していかなければいけないんだろうというふうに思っております。

 ただ、一方で、本当の理由があってといいますか、事情があってできない人ということに関しては、やはりそれなりの対応もしていかなければいけないということは、私も職員も理解しているというふうに思っております。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 坂尾 眞君。



◆10番議員(坂尾眞君) 過年度分を含めると確かに低い。だけど、これはある意味では、後で触れますけれども、払いたくても払えない人たちがかなり出てきているという反映であって、現年度分に関して私は高く評価したいと思います。

 まず、素案に戻りますけれども、この素案では徴税のためにタイヤロックをかける。そしてインターネット公売の利用を促進すると、そして3番目に愛媛県地方税滞納整理機構との連携をうたわれています。自治体職員を取り立て屋にするのかと私は言いたい。滞納整理機構を見てみますと、昨年度、20自治体から813件、約7億8,800万円の依頼があったと聞いています。そのうち約3億6,000万円、徴収率が45.7%です。半分以下しか徴収できていないと。今年度に関しては、20自治体のうち11自治体から522件と大幅に減って、特に特徴的なことは、大口、悪質の滞納者の事案は極度に減少しているというふうに聞いております。

 私は、まさにこの徴税のあり方が問題ではなくて、固定資産税に端的にあらわれているように、地域経済の停滞、個人所得の減少に対応していない課税のあり方に問題があると思います。市長はこの点に関してはいかがですか。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 石橋市長。



◎市長(石橋寛久君) 課税のあり方につきましては、今、御存じのとおり、我々、課税というのは国の同一の基準ということで行っております。ですから、基本的には国民がひとしく、その能力に応じて、もしくは資産に応じて支払いをしているということになっておりますので、市としてもそれに準拠しながらやっていかざるを得ないという認識であります。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 坂尾 眞君。



◆10番議員(坂尾眞君) したがって、私は免税制度、減税制度というものを特別条例なりで決めていくべきだと。また要綱でも構いませんけれども、細かな手を住民に対して施すべきだということを私は主張してきました。この議論をするとまた長くなりますのでしませんが、市長、本当にタイヤロックやインターネット公売をされる予定ですか。市長にお聞きします。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 石橋市長。



◎市長(石橋寛久君) 当然、私としては人間性善説というのを信じたいわけですけれども、やはり残念ながら対応を理解していただけない市民も一部にはおるというのも事実でございまして、そういう方々には、実際に納税の能力があるにもかかわらず、我々からすると、行政が悪いんだ、そんなもの払う必要がないというような理由で納税していただけない方、こういう方に対しては強硬なことも考えていかなければいけないんではないかというふうに思っております。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 坂尾 眞君。



◆10番議員(坂尾眞君) この狭い宇和島市で、どこまで悪質を判断するのか、その基準を明確にした上で私は実施してほしいと思います、やるんでしたら。

 同様に、国民健康保険料の問題があります。これも本当に深刻です。保険が命を奪うと言われるほどに、中低所得者には大きな負担になっています。一々数字は述べませんけれども、払いたくても払えない方が非常にふえています。1期でも滞納している人というのが課税世帯の4分の1、25%近くになっているというのが現実です。そのように非常に高い国保料ですけれども、21年度、わずかではあるけれども、黒字であったんですけれども、値上げをしてしまいました。昨年22年度の国保特別会計、事業勘定ですけれども、値上げした結果、決算状況はどうなったのかお聞きしたいと思います。これは山本福祉部長ですか。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 山本保健福祉部長。



◎保健福祉部長(山本金利君) お答えをいたします。

 平成22年度国保会計事業勘定の決算状況につきましては、当年度に医療費関係分についての料率改定を行ったこと、また保険給付費総額が見込み額を下回ったこと等によりまして、過年度の精算金を除いた実質的な単年度収支につきましては、約1億円程度の黒字となる見込みでございます。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 坂尾 眞君。



◆10番議員(坂尾眞君) 1億円黒字ですか。

 大変な状況だけに、非常に、風邪でも1つ流行すれば大きな金が動くわけですけれども、繰越金とか利益とか、そういうものはこの保険会計では発生させてはならないというふうに私は考えます。ぜひ国保問題については慎重な態度を示してほしいと思います。

 昨年度、値上げしないと言って値上げされました。市長、ことしは1億円利益が出ておるそうですが、上げますか。ちょっとお聞きします。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 石橋市長。



◎市長(石橋寛久君) この件につきましては、最終的には審議会のほうで議論されて決定されるということでございますけれども、私としては当然値上げしない、何事についても値上げは極力やらないほうがいい。どうしてもやらなければいけないときには、その理由も含めてきちんと説明しなければいけないと思っておりまして、この国保の会計でいきますと、昨年度、今言ったように実質で1億ぐらいの黒字になったというところで、私としては今年は上げる必要はないんではないかと、一安心しているというところでございます。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 坂尾 眞君。



◆10番議員(坂尾眞君) ぜひ本当に慎重な態度をとってほしい。

 そして、もう一つ、この素案の中のことを言いますと、市長は繰り入れに関して積極的に対応するという意思を表明されているかのように読み取れる箇所があります。これについて簡単に一言、市長にお聞きしたいと思います。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 石橋市長。



◎市長(石橋寛久君) 御存じのとおり、宇和島市はいろいろな会計を持っております。当然、一番大きいのは一般会計ということでございますけれども、それ以外に特別な会計が二十幾つ多分あったと思いますけれども、その中でやはり赤字体質のところがある。特に今残っている中では、病院のほうが一番金額としては大きかったわけですけれども、繰り入れという額においては。

 ただ、病院は、私としても交付税で算入が見込まれているという数字については極力出すべきだということで、昨年度、全体で10億円の病院に対する一般会計からすると繰り出し、向こうからすると繰り入れということで、補助と言ったらおかしいですけれども、出させていただいております。これは当面継続したいなということで思っておりますけれども、あと経常的といいますか、通常の赤字の中でいくと、各会計はほとんど頑張ってきて、大きな赤字というのはなくなってきたと思うんですけれども、あと一番大きなのは、私の意識の中では国保の中での直診勘定、要は診療所の会計が悪い。億単位で毎年赤字になっているというところで、ここに対してはやはり僻地であるということをかんがみて、できる限りの繰り入れということはやっていこうというふうに考えております。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 坂尾 眞君。



◆10番議員(坂尾眞君) 次の項目に移りたいと思います。

 この素案の中の私が今回質問したい第2件目ですが、人員削減と非正規雇用の問題です。

 平成17年8月1日の合併時と比較して、平成23年4月末時点で正規職員は323名減っています。ただし、臨時・嘱託職員は51名増となっています。この素案で、さらに平成27年度末までに教育委員会以外で90人以上、12.6%削減するとうたわれています。これで本当に、素案で述べられていますように、市民に満足度の高い行政運営を促進するため、市民の声を反映した質の高い行政サービスを提供するというようなうたい文句がありますが、このようにどんどん削減して、それが可能なのでしょうか。市長、ちょっとお答え願います。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 石橋市長。



◎市長(石橋寛久君) 財政的にいくと、私としては間違いなく目指していかなければいけない方向だと今でも確信いたしております。ただ、現実面でいきますと、既にことし現実に起こってまいりました。ことしの4月と昨年度の4月の人数を総職員数と臨時も嘱託も入れて計算しますと、ほとんど変わりがないという状況になってまいりました。要は、正規の職員が減った分、嘱託か臨時で頭数をふやしているという状況が今年度はっきりと出てまいりました。これを私として目指す方向、やはりスリムな行政ということを目指すためには、ここで本当に踊り場だなということを思っておりまして、担当にもどういうふうに組織の改編とか、ありとあらゆる手を使ってこのところを対応していかなければいけない。これがことしの大きな課題であると思っております。

 それともう一つ、私としてもやはり職員にも言っているわけですけれども、今までと同じ仕事のやり方、そして同じ仕事を抱えていたのでは、当然、人が減ってくるのでできなくなってくる。それがことしの現実だろうというふうに思います。

 ですから、地方分権ということは、やめてもいい事業もあるはずだと。もしくは、もっと自分たちで工夫して統合してやったら効率よくやれるところもあるんではないか、そういうところを見直さなければ、もう既にこの私の目指している1けた採用ということが今年度ほぼ実現できないところ、あっぷあっぷのところに来てしまっているというところで、そういう対応も考えていかなければいけない状況に来ているという認識を持っております。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 坂尾 眞君。



◆10番議員(坂尾眞君) 今言われた具体的な事例として、私は、広域事務組合の所轄ですけれども、湯乃香荘についてちょっとお聞きします。

 湯乃香荘に入所されているある娘さんの両親から、家では非常におしゃべりだったのが、湯乃香荘に入って話をしなくなったと。娘に聞くと、職員の人たちが忙しそうで、私に構ってくれる時間がないようで、ふだん話をする時間がないと言っていたと。私は早速、御両親と一緒に湯乃香荘に行ってまいりました。

 まず、職員構成について、私は率直に驚きました。ちょっと言いますと、湯乃香荘は正職員は10名、嘱託23名、臨時13人、非常勤5人、パート13人、64人の構成のうち10名が正職員で、あと34人は臨時、パート、嘱託、非常勤、こういう状態です。本当に江戸時代の身分制度、士農工商というような権利の不平等さ、そして労働条件の余りの格差に私は怒りを感じました、率直に。

 この湯乃香荘の広域事務組合の養護施設全体が非常に劣悪な状態に置かれているということを聞いているんですが、市長は御存じでしょうか、まずお聞きします。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 石橋市長。



◎市長(石橋寛久君) 議員の御指摘、端的に正規の職員、それから嘱託職員、そして臨時職員と、この構成で見ると、正直言ってこれが正常かなということは私も疑問には思っております。

 ただ、一方で、私としては広域、施設の運営ですので、これについては定められた人数が国のほうできちんと決められております。その最低限の基準というのは十分に満たしている人員で運営をしているということでありまして、特別湯乃香荘が厳しいと、一般論ですけれども、個々の問題は私も承知しませんけれども、総論としての人員の配置ということにおいては満たしているというふうに理解しております。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 坂尾 眞君。



◆10番議員(坂尾眞君) その国の基準、これがくせ者なんですよね。実態をちょっとお聞きしました。これ3交代制をとっているんですよね。そしてその中で、昼の昼食時間は、1ユニット10人が入所されているようですが、1人で担当するそうです。湯乃香荘は大体平均で介護度が5、4、3ぐらいの方が入っていらっしゃるようですけれども、平均で4ということですが、非常にある意味では重度の方が入っていらっしゃる。そういう人たちを10人の昼御飯を食べさせる。そしたら自分が食べる時間がないということですよね。

 ほかに、スタッフが足りなくて最低限のケアを提供するしかできない。徘徊者への対応がしづらい。勤務内に仕事が終わらない、また勤務後に仕事をしなければならなくなっている等々、大変な事態が実際出てきています。早出、遅出が多くて体調不良に陥っている職員が多くて、しかしスタッフが少ないのでまともに休みがとりにくい状況が続いているということです。

 広域の中でも特に湯乃香荘は、ことしの4月から1ユニットふやしたりなんかしていますので、条件的には特に厳しいというふうにも聞いていますけれども、私は率直にこれは怖いなと思いました。入所者の事故が発生して刑事事件、民事事件が発生することが危惧されるし、労働災害の発生も危惧される、そういう状態までかなりいっているんではないかというふうに私は思います。ぜひ調査して、改善を指示していただきたいと思うんですが、市長、いかがでしょうか。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 石橋市長。



◎市長(石橋寛久君) 湯乃香荘につきましては、私も現場を直接知らないので総論でしか言えませんけれども、議員の今の御発言にありましたとおり、ユニットケアということを、行政の持っている施設としてはこの湯乃香荘というのが唯一というところで動いております。そのユニットというのが、要は8人から10人のユニットで、そこの限られたというか、そのグループとして対応していくということでございますが、そのほかの施設というのは、当然、食事の時間は食堂にみんなが基本的には集まって、職員も入りまじって食事をするということになるんでしょうけれども、ユニットはそういうところで経費的にも大変高くつく、行政としても高くつきますし、当然、人員の配置がより多くなっておりますので高くつくし、入っている方の負担もこれ高くつくし、私としてはいいことはないということで、国には最初からこういう制度はもう地方の裁量でやらせてほしいということを言うんですけれども、今に至るまで、今は大分変わってきたかなとは思うんですが、これを建設した当時は一切そういうことは認めてもらえなかったという事情がありまして、今のような湯乃香荘という施設ができております。

 それに対して、私としてはやはりできるだけ、働いている方は本当に大変だとは思いますけれども、気持ちのいい対応をしていただきたいと思いますし、必要な人員については私もつけていかなければいけないというふうには理解しております。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 坂尾 眞君。



◆10番議員(坂尾眞君) 現実をまず直視して調査されて、ぜひ事故が起こらないように指導していただきたいと、指揮していただきたいと思います。

 そして、この雇用形態の多様化というか、身分制度のような非常に劣悪な雇用形態というものについて、私は湯乃香荘で34人の方のモチベーションが上がるのかなと。これだけ格差があって、また特にパートと嘱託、臨時職員の中でも格差があるわけですよね。こういうことは本当に、本庁の職員でも非常に臨時職員の数がふえてきていますけれども、私は行政としておかしいと思います。

 特に湯乃香荘で感じたのは、有能な職員が仕事がつらいということで、臨時で入っていてもすぐやめてしまうというようなことですよね。有能な職員といいますか、有能な人を、本当に積極的に貢献してくれる人を正職員に採用するような制度をぜひつくるべきだと私は思いますけれども、市長、いかがでしょうか。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 石橋市長。



◎市長(石橋寛久君) 残念ながら私の認識では、こういう介護保険施設を正規の職員の給料ですべて賄うとすればとんでもない赤字が出る。そして入ってくる方にも今まで以上の、それは費用負担を何倍にしてもいいということであれば可能であろうと思いますけれども、負担をかけざるを得ないということがあると思います。

 ですから、私が今この異常な雇用形態、確かに私も先ほど言いましたように、そういう認識はあります。これを改善するとすれば、私は民間委託をしたいという意思を持っておりまして、それがために広域全体で、こういう施設にかかわる方の正規の職員の採用というのはずっと控えております。ですから、毎年そのいびつさというのは厳しくなっているというのは間違いありません。ですから、私としてはその中で、近々、民営化というところでどの施設を踏み切っていくか、また改めてそういう施設を選んで民営化に踏み切らなければいけないというふうに考えております。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) ちょっと坂尾議員に申し上げます。

 今、広域行政に係る施設について、さらには中身について質問されておりますが、この通告に全く質問については通告されてございません。したがって、それなりの通告に従って質問をいただきたいと。広域行政については担当の職員がおられるということなので。

    〔「いや、市長が代表でしょう」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) そこには……



◆10番議員(坂尾眞君) いや、きのう伺いましたけれども、市長に対して私は質問しているわけです。



○議長(福本義和君) それと同時に、通告がされていないということなので、やはりこれはルールに従って、この質問事項について質問をしていただきたい。



◆10番議員(坂尾眞君) いや、これは発言通告になっておる行革大綱なるものの内容の吟味として今質問しているわけで、別に特段、枠外のことを質問している意識は私は毛頭ありません。



○議長(福本義和君) いや、それはそうかもわかりませんけれども、行革の中で広域行政とは全くその中には組み入れてない部分が相当にあるというふうに私は判断しますので、したがって、この通告に従って質問をしていただきたいと。



◆10番議員(坂尾眞君) それは見解の相違で、私は行政改革という、宇和島市が非常に大きなウエートを占める地域の福祉行政を広域にどんどん移動して、今まさに市長が言われたように民間委託、指定管理制度に移そうとしているというこの大きな問題があります。これは今後また取り上げていかなければならない問題ですけれども、今回は具体的な労働者の勤務状況、雇用状況について、一般的な事案の特別にひどい状況のサンプルとして取り上げているわけですから、別に私は行革の枠組みでの話だというふうに理解しています。あともうちょっとですから、議長。



○議長(福本義和君) ルールに従っていただきたいと思います。それ以上申し上げるんであれば、ここで坂尾議員の発言もそれなりのまた考え方を対応しなくてはならないというふうに思いますので。



◆10番議員(坂尾眞君) 今どんどん時間が経過していって私も困っておるんですが、議長と議論してもね……



○議長(福本義和君) 通告に従って質問をお願いします。



◆10番議員(坂尾眞君) 議長と議論しても場所が違うんですが。

 要するに私が言いたいのは、石橋市長の行政改革というものが非常に、本来、自治体の首長として住民の福祉、暮らしを守る立場である。今、こういう財政状況の苦しい状況ではあるけれども、やはりそこが目的であって、財政再建、費用対効果、労働者を安い賃金で働かさないといけない。そういうような自治体としての本来の役割から乖離したようなやり方というのは、もういいかげんでやめるべきじゃないですかと。まさにそれが労災や、人為的な刑事的な、また民事的な事故が発生する可能性があるようなこういう福祉の現場の中では、特にそういう点が最大の配慮が必要なのではないかというふうに私は思います。

 せっかくの議長の御指導ですので、ここでやめますけれども。

 では、3番目の住宅リフォーム補助金制度についてお伺いします。

 これは今月の1日から受け付けが開始されて、13日時点でしか私は聞いていませんが、25件、440万円の申し込みがあったと。この6月議会でお隣の愛南町でも、新築の住宅も含めて対象にして、宇和島市と同じ600万円の予算を組んだというふうに新聞で報道されていました。地域にこの制度が広がっていくことは非常にいいことだと思います。波及効果もそれだけ増すわけですから。

 この制度は、住環境の整備、防災対策として有効であると当時に、地域経済の波及効果という点で私はぜひ実現してほしいということを求めてまいりました。しかし、この大震災、テレビで家が津波で押し流されて、また家が壊れて、そしてまた福島では放射能汚染で立派な家を建てている主人が避難させられて家に帰れないというような映像を見るにつけて、やはり家にお金を入れてどうなのかというような意識が働く状況であるし、昨日もありましたように、建材がなかなか入らないというような状況があると思います。そういう非常に悪い状況ではありますけれども、この住宅というものに対する需要というのは、やはり底知れないものが私はあると思います。昨日、赤松議員も述べていましたが、太陽光発電とかそういうものをセットにして、やはり安心して暮らせる耐震構造を持った住宅をつくっていこうじゃないかというような運動として、ぜひ取り組んでいただきたいと思うんです。

 特に、地域経済という点でのてこにしようとすれば、私は10億ぐらいの金が横に動かないと、目に見えた効果は出てこないだろうと思います。したがって、当初、私は5,000万円ぐらいの予算を組んでくれと言ったんですが、10分の1しか組んでいない。ぜひ、まだまだ広報活動が弱い。そういう点でいろんな形での補助金がありますよということを宇和島市が作成したビラで知らせるということが私は必要だと思うんですが、そんな多額な金額は必要ないと思うんですが、市長、改めて、せめてビラぐらいつくったらどうかと思うんですけれども、いかがでしょうか。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 石橋市長。



◎市長(石橋寛久君) 一応、広報等を通じまして市民にお知らせはしているということでございますけれども、まだ必要だということであれば、またどういう手がいいのか検討して、担当のほうで対応させたいというふうに思います。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 坂尾 眞君。



◆10番議員(坂尾眞君) 経済対策として、海、山、いろんな行政対策があると思いますけれども、この住宅リフォーム補助金制度というのは、経済効果として私は非常にすぐれた波及効果のある制度だと思います。ぜひ10億ぐらいの金が横に動くようにしていただきたい。

 もう一つ、ちょっと細かな点ですけれども、時間がないな。

 議長、さきの討論の時間はどうなるんですか、議長との。



○議長(福本義和君) いや、1時間以内ということで。それはルールに従っていただきたい。



◆10番議員(坂尾眞君) そしたらちょっと省略して。

 この制度を活用する交付金の制度があります。これは社会資本整備総合交付金という制度ですけれども、これは要するに民主党の先ほど言いました地域主権改革なるものの一環としてつくられた交付金だろうと思うんですが、これを利用すると45%が交付金で入ってきます。そういう制度を本当に活用してやるということが私は必要だろうと思うんですよね。また、行政はそういう点でもっともっと研究されて、この苦しい財政状況の中で交付金を使うということは、私はやるべきだと思います。ぜひそういう制度を使って予算をふやしていただきたい。そして宣伝をもっと強めていただきたいというふうに思います。

 市長、改めて質問しますが、私は最低ビラの一枚ぐらい出すのはどうってことないと思うんですが、改めて、担当課の職員と今話すと言いましたけれども、市長がつくれと言えばつくるわけですよね。いかがですか。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 石橋市長。



◎市長(石橋寛久君) 私としてビラをつくるのがいいのか、担当課の判断をまず一義的にはまちたいなというところですけれども、アクションがなければそういうところの方法も自分として提示せないかんのかなというふうには思います。

 それと、先ほど言われました交付金の件につきましては、私も先日、全国の市長会のあった夜の分科会といいますか、一言言いたい市長の会のところでの意見交換会というところで、こういう制度ができたみたいだという話を聞きまして、ぜひ私としてもこれを取り入れて有効に予算化をしていきたいというふうに考えております。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 坂尾 眞君。



◆10番議員(坂尾眞君) ぜひ地域経済のために英知を発揮していただきたいと思います。

 時間がありませんので、4番目の同和対策について、これは私がライフワークにしている問題ですから、時間がなくてもやります。

 本当にこれも何回も同じことを繰り返す。私も嫌だけれども、市長も嫌だろうと思うんですよね。もう本当にええかげんでやめたらどうですかと思います。

 今議会でも専決第6号・平成23年度宇和島市住宅新築資金貸付金等事業特別会計補正予算(第1号)、これが出されています。3億3,967万円、繰上充用です。知らない方がいるかもしれませんので、市民の方に改めて言いますと、平たく言うと、同和対策として取り組まれてきた新築住宅資金の貸付金が回収できない。未収金になっているので、市民の皆さんの税金から立てかえて、約3億4,000万を払っていますと。それを毎年同じような金額をやっていますということですよね。このような多額に及ぶ繰上充用、未収金というのは、全国的にもまれです。私は、これは宇和島市の恥だと何回もこの場で言ってきました。

 長年にわたって解決のめどが立っていない中で、昨年、弁護士費用の一部が予算化されました。市長はその後の6カ月間の状況をどのように考えられているのか、簡単にお答えしていただきたいと思います。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 石橋市長。



◎市長(石橋寛久君) 昨年度の状況を見ておりますと、我々としても弁護士の力もかりながら、きちんとした対応をしていこうという姿勢を見せたことにおいての要素が結構あるんだろうと思いますけれども、回収予定の金額、前々年度に比べますとふえております。そういうところで、私としてはこの方向をぜひとも堅持しながら、関係者の方々に返済をきちんとやっていただけるように、今後とも頑張っていかなければいけないというふうに思います。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 坂尾 眞君。



◆10番議員(坂尾眞君) 私もせんだって担当課にお伺いして、いろいろお話を伺いました。確かに頑張っておられると同時に、らちが明かないなというのが私の率直な意見です。

 私はこの問題の解決のためには、人権啓発課の機能分離をぜひしてくれと、市長にこれも何回も言ってきました。なぜ機能分離が必要かという点については、何回も繰り返しますけれども、今は人権啓発課になっている職責は矛盾している、差別があるというふうに片一方で教育する立場にありながら、片一方で家賃の回収をしろ、貸付金の回収をしろというような非常に矛盾した対立した機能を1つの課に持たせているということは、これは問題だと。

 他の自治体では機能分離しているんですよね。やられていないのは宇和島市ぐらいのものだというふうに私は思います。そういう点で、市長、私は本当になぜ機能分離しないのか不思議でならないんですよね。市長にちょっと質問いたします。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 石橋市長。



◎市長(石橋寛久君) この住宅新築資金の返済に関します対応というのは、やはり長年の宇和島市の本当に問題を抱えている行政の一つだろうというふうに私も認識しております。そんな中で、やはり一番頑張っていただくというのは、担当になった方々に自分の担当のところでの問題解決というところで頑張ってほしいということで配置をしておりますけれども、そんな中で、議員も御存じのとおり、昨年から弁護士の力をかりながらという、市にとっては新しい試みということで、自分としてはもう一段上がったつもりでございまして、この弁護士に相談しながら、力をかりながらというところをある程度目安をつけて、私としては分離ということも実際にやっていかなければいけないんかなということを思っております。

 一方で、その分離にすんなりといけないというのは、今までの状況を知っている人間が行くということは同じことにもなってしまう。逆に分離するということは組織が肥大化してしまうというところで、そのところをどういうふうに私としてまとめたらいいんだろうということを今考えているという状況でございます。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 坂尾 眞君。



◆10番議員(坂尾眞君) そしたら、専門スタッフを構成すればいいんですよ。専門に当たっている方が2人、今いらっしゃいますけれども、その2人プラスあともう1人ぐらいで対策スタッフをつくって、そこでやれば、弁護士とのコンタクトをとりながら。早くしないと、これは本当に私もこんな場で言いたくないんですけれども、時効がどんどん成立していきます。時効というのは、本人が主張しない限りは時効は成立しませんけれども、これを放置したままずっと経過したというこの責任はやはり一に市長にあると思うんですが、私は市長の責任が重大だと思います。市長、いかがですか。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 石橋市長。



◎市長(石橋寛久君) 私の責任が大いにあると言われればそのとおりかもしれません。ただ、私としても、市政の継続といいますか、今までの流れの中でできる限り市民の理解を得ながらというところでも考えなければいけない。この問題にしてもやはりそういうところもあるというところで、自分の思い以上に進んでいないというのも事実でございまして、これからさらに私自身としても決断しながらやっていかなければいけないんだろうというふうに認識しております。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 坂尾 眞君。



◆10番議員(坂尾眞君) ぜひ本腰を入れて、市長の姿勢が変わればこの行政は変わるんですよね。市長の姿勢が変わらないから、ずるずると今まで来ているというのが私の率直な感想です。

 もう一つ事例を挙げます。

 人権対策協議会への補助金です。人権対策協議会宇和島支部は、旧宇和島市が−時間がありませんので早口で言いますが−280人、吉田が68人、三間が120人、津島が100人、合計で568人が会員です。年会費は1,000円です。会費収入が1,000円掛けて56万8,000円、会費収入として入ってきます。しかし、一方で、宇和島市の単独補助金として1,590万円、これは単純に五百何人かで割りますと、1人当たり2万8,000円の補助金が出ています。そして、この協議会の総予算のうち、宇和島市の補助金が96%を占めるんですよ。こういう団体はほかにありますか、総務部長。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 村上総務部長。



◎総務部長(村上登志雄君) 人権対策協議会の予算に占める市からの補助金の割合が96%と非常に高い割合であるということは数字が示すとおりで、割合も金額もそのとおりだと思います。

 ただ、補助金が適正かどうかということになりますと、予算を担当する課において、ほかの市の状況や使途、使い道、必要性などを十分精査、検証した上で予算化されているものだと、そのように受けとめております。

 以上です。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 坂尾 眞君。



◆10番議員(坂尾眞君) そういう見解ですよね。だけど、それはおかしいと思いますね。まさに先ほど市長が費用対効果とか、いわゆる国の基準とか云々かんぬんということを言われましたけれども、やはりそういうのであれば、まさに公平な行政、公平な交付金の規律、基準というものがやっぱりなければならないと思います。私の質問に対して総務部長は答えていませんが、恐らくないと思います、こういう団体は。これほど高率の財政の中での占める比率の高い補助金というのは私はないと思います。

 時間がありませんので、改めてまとめとして言いますけれども、今回の行政改革大綱素案には同和対策事業も入っていません。一切触れられていない。素案で述べられているのは行政の効率化が重点であるわけで、まさにこれでは公正・公平な行政と言えるのかと私は率直に思います。行政が公正・公平でなければ私は信任されないと思います。まさに差別を認めたら行政はゆがんでしまいます。

 東日本大震災が日本社会に与えた影響は、国民の意識にも大きな変化を与えています。安心して住み続けることができる宇和島市をつくるために、真の意味で行政改革が私も求められていると思います。そのためには、この同和問題はぜひ解決していかなければならない問題だということを私はあえて発言して、私の質問を終わります。どうもありがとうございました。



○議長(福本義和君) 以上で坂尾 眞君の質問を終わります。

 次に、岩城泰基君の発言を許します。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 岩城泰基君。



◆9番議員(岩城泰基君) 社民党の岩城でございます。3項目について一問一答で一般質問を行います。簡潔な答弁をお願いしたいと。

 さきの坂尾議員の質問とダブる部分もあるわけですが、ダブる部分については簡単で結構です。改めて答弁をお願いしたい、このようにお願いしておきます。

 1点目は、行政改革大綱素案が示された。行政大綱、このこと自体はやっぱり役所の仕組みをどう変えていくのか、そして役所で働く公共サービスを提供する職員の仕事のあり方をどう変えていくのか、こういった問題だろうと私は思っています。そういった意味で、サービスを受けておる市民の問題でもある、このような認識を持っております。

 まず、第2次行政改革大綱の素案が示されましたので、何点か第1次行政改革の中身の検証と、当局から出された資料に基づいて検証を行っていきたい。

 1つは、職員の数の推移の問題、これは普通会計で出されております。だからそのまま普通会計で質問を進めていきたい。

 一般会計と幾らかの特別会計、土地の取得の特別会計とか住宅新築資金貸付金等の特別会計、18年当時あったやすらぎの里、現在は指定管理者になって帰ってきてなくなっておりますが、それらを含めた会計だろうと、このように認識をしております。実際と若干乖離した会計ではある。これは財政上、統計上、他市との比較等、こういうために用いられる会計だと、このように理解をいたしております。

 それで、普通会計での職員の削減結果として144名、削減率16.7%、こういった記載がございます。市町合併、あるいは指定管理者に移行によった減少というのは当然考えられるところであります。視点を変えて、雇用形態別の職員の数はどうなっているのか。これについて、平成18年4月と平成22年4月の時点で正規職員の数、臨時職員の数、嘱託職員の数について、総務部長に答弁を求めます。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 村上総務部長。



◎総務部長(村上登志雄君) お答えをいたします。

 普通会計での雇用形態別の職員数の推移ということでありますけれども、平成22年4月までの4年間で、正規職員が861人から717人へ144人の減員、臨時職員につきましては140人から151人へ11人の増員、嘱託職員につきましては312人から346人へ34人の増員となっており、全体では1,313人から1,214人へ99人の減員となっており、減少率として7.5%ということになっております。

 以上です。



○議長(福本義和君) 岩城泰基君。



◆9番議員(岩城泰基君) ありがとうございます。

 普通会計のレベルでも正規職員の数は減っておると。そして、それに比べて臨時職員、嘱託職員の数がふえてきておると。先ほどの市長の答弁では、職員の数はほとんど変わっていないといった市長の見解もありました。正規職員の数をぐっと減らした中で、その補充として臨時職員あるいは嘱託職員を充てておるんじゃないかと、こう考えるわけですが、仕事の量自体は減っていないと。だから、臨時職員とか嘱託職員を入れてカバーしなければいけないと、こういった実態があると思うんですが、この点について総務部長の答弁を求めたいと思います。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 村上総務部長。



◎総務部長(村上登志雄君) 正規職員数の減員についてでありますけれども、平成17年に合併がありまして、一時的に職員が増大したという現実もございます。その職員数の削減及び事務の適正化、効率化を行いまして配置した結果、144人の減員が実現したということになっております。臨時・嘱託職員が45人増員しているということでありますけれども、議員がおっしゃることも十分値する部分もありますけれども、内訳を見ますと、保育園、幼稚園の統廃合や民営化を検討する中で、保育園の保育士や調理員、幼稚園の教諭の正規職員32名の退職された方の不補充というのがあります。13名の学校の用務員、調理員の技能労務職退職者を臨時・嘱託職員に切りかえたということが主な要因というふうになっております。

 以上です。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 岩城泰基君。



◆9番議員(岩城泰基君) 正規職員の減少の中身の説明を受けたわけです。あと保育園について、改めて項を起こして質問いたしますので、一応次へ進みます。

 あと財政上の指数です。経常収支比率は、財政の柔軟性あるいは弾力性をあらわす指数として使われておるようでございます。市のレベルでは80%相当が妥当だろうといった見解もあるようですが、財政規模によって宇和島市で80%は私は無理だろうと思っています。94.1%から89.9%、4.2ポイント下がったことが成果として上げられております。これについて、積算の基礎になる公債費、扶助費、人件費の推移はどうなっておるのか、これについても総務部長に答弁を求めます。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 村上総務部長。



◎総務部長(村上登志雄君) 経常収支比率の中身については、議員がおっしゃったとおりであります。今の御質問の公債費、扶助費、人件費の経常経費充当一般財源の中心を占めるこの3経費の推移について御説明をいたします。

 平成18年から22年までの4年間で、公債費が54億4,500万円から46億8,500万円へ7億6,000万円の減、扶助費が21億1,500万円から22億2,500万円へ1億4,000万円の増加、人件費は75億6,300万円から67億4,400万円へ8億1,900万円の減額となっております。いずれも100万単位でお知らせさせていただきます。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 岩城泰基君。



◆9番議員(岩城泰基君) 一番大きな減額、8億1,900万、これは人件費ですね。公債費につきましては、有利な償還に切りかえ、そういった中で減額になったものがあろうかと思いますが、その辺についてはどうですか。村上総務部長に答弁をお願いします。公債費の減額の内容。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 村上総務部長。



◎総務部長(村上登志雄君) 公債費の減額の主な要因について御説明をいたします。

 実は議会のほうでも再三答弁させていただいたんですけれども、補償金免除の繰上償還という制度がありまして、これを有効活用させていただきまして、大きな額を繰上償還させていただきました。その繰上償還による元利償還金の削減額が約7億5,000万円ぐらいだっただろうと思います。その部分が大きな影響を占めていると、そのように思っております。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 岩城泰基君。



◆9番議員(岩城泰基君) そして、一番大きな人件費の8億1,900万、この額は、職員の数が減った。職員総数は普通会計だから144人減った分の中身として考えてよろしいんですか、はい。

 関連しますので、性質別の歳出科目、義務的経費、これは扶助費とかあるいは人件費、あるいは公債費、これらが上げられておるわけですが、投資的経費とその他経費、その他経費の中に賃金という項がありますよね。このその他経費の賃金で支払われる対象になる職種は何か。

 そして、その他経費そのものが経常収支比率の算定上、計算にされるのかどうか、村上総務部長に答弁を求めます。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 村上総務部長。



◎総務部長(村上登志雄君) その他経費の中の賃金で支払われるものは、宇和島市の雇用する臨時職員の賃金であります。

 臨時職員の賃金及びその社会保険料についてでありますけれども、御指摘のとおり物件費に分類しておりますが、その理由といたしまして、地方財政状況調査、通称決算統計と申しますけれども、その部分において物件費に区分すべきという規定がされております。それに基づく分類であります。また、臨時職員の賃金につきましては、臨時的経費であるということで、経常収支比率の算定外ということになっております。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 岩城泰基君。



◆9番議員(岩城泰基君) 臨時職員の賃金はこの経常収支比率の計算に反映されないと。物件費で支払われておると、こういうことですね。決算統計上、そうしなさいといった国の指導がある、こういった理解でよろしいですか。

 人件費総体、普通会計と全体との乖離があるということについては理解しておるわけですが、なかなか経常収支比率を落とそうと思ったら、場合によったら、正規職員をどんどん減らして臨時職員をどんどんふやしていったら人件費の額として減ってくると、こういった構造があるわけですね。なかなか見えない部分の人件費、数字にあらわれにくい部分、また人件費が別個にあると、こう私は思うんですが、そういった理解でよろしいですか、総務部長。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 村上総務部長。



◎総務部長(村上登志雄君) 職員の仕事が大変忙しくなったときに、臨時的に来ていただいている臨時職員の皆さんについては、議員がおっしゃるとおり、臨時的経費として計上しておりますので、経常経費には算定されません。ただ、経常収支比率を念頭に置いて雇用形態を考えていると、そういうものでもありませんので、その点は御理解いただきたいと、そのように思っております。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 岩城泰基君。



◆9番議員(岩城泰基君) 後の質問につながるのでお尋ねしたわけでございます。

 自治体の仕事、これは大切なのはやっぱり安全性、それと継続性だろうと。ことしは一生懸命やったけれども、来年からサービスががたっと落ちる、こういったことは許されない中身です。継続的な一定レベルのサービスを提供し続けていくためには、やっぱり職員の年齢構成のバランスというのはどうしても私は大切な要素だろうと思っています。フレッシュマンを中堅あるいはベテランが育成しながら、中堅どころからベテランになっていく。ベテランが退職する。新しい方が中堅になっていく。そういったサイクルの中で安定した業務の提供ができると、私はこのように認識をしております。

 そういう点に立って考えますと、今の職員の年齢構成、これは大変大切な問題だろうと、このような認識を持っておるわけですが、10代、20代、30代、40代、50代の職員の実人数と占める割合について、総務部長に答弁を求めます。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 村上総務部長。



◎総務部長(村上登志雄君) 平成23年4月1日現在での普通会計職員の年齢構成についてお答えをいたします。

 まず、10代の職員はございませんが、20代の職員が53名、7.7%を占めております。30代の職員が177名、25.7%、40代の職員が201名、29.2%、50代の職員が258名、37.4%、そのような構成になっております。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 岩城泰基君。



◆9番議員(岩城泰基君) 答弁ありがとうございます。

 職員の平均年齢、これについて調べましても、平成18年44.0歳だった。これが平成23年45.2歳と高くなっております。今、総務部長が答弁してくれた中身を見ますと、40代、50代、これで66.6%を占める、こういった構成になっているわけです。将来、日常業務にも支障を来すような構成になっておると私は考えざるを得ません。市長は仕事の中身の吟味をすると言っておりますが、すべてを民間委託あるいは統廃合できるような中身になっておりません。きちっとしたサービスを継続して提供する上では、この年齢構成をというのをやっぱり変えないけない。原因は、何人やめようが1けた採用をずっと続けてきた市長の人事の問題にあると、私はこのように考えております。市長の答弁については何回も聞いておりますので、見解は大体わかっております。改めて実務担当の総務部長に、将来的にこういった流れでやっていけるのかどうかを含めて答弁を求めたいと思います。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 村上総務部長。



◎総務部長(村上登志雄君) 職員数が減少している理由については、議員が御指摘いただいて、そういう理由だろうと思いますが、ちょっと宇和島市の職員構成を、宇和島市が類似団体とする団体が四国にさぬき市、坂出市、鳴門市、阿南市という4市あるんですけれども、そこと比較した数字がありますので御報告させていただきます。

 宇和島市の普通会計の職員数と類似団体の職員数を比較しますと、7%、約41人がまだ多いという現状にあります。これは宇和島市の地理的構成を見ますと、離島、半島を抱えておりますので、一概に単純比較はできないとは思いますけれども、数値だけを見ますとこういうことになっております。

 ただ、宇和島市の将来を考えますと、非常に少子化、高齢化が進んでおります。また合併がありまして、その合併によりまして交付税、地方税収の減少が現実的なものということになっております。市民サービスの維持向上のためには、職員にとって厳しい現実ではありますけれども、職員数の減員による人件費の抑制というのは避けて通れないものではないかと、そのように考えております。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 岩城泰基君。



◆9番議員(岩城泰基君) 職員数の減の問題をお尋ねしたわけではないわけです。年齢構成から見て将来的にやっていけるんかなと、そういった心配があるがどうですかという質問だったわけです。もう一度答弁をお願いします。村上総務部長。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 村上総務部長。



◎総務部長(村上登志雄君) 市長が言われておる民間委託などを含めまして、将来的な宇和島市の状況をかんがみた中で、職員は厳しい現実を見ながらもこういう状況の中で仕事を一生懸命全うし、やっていかなければならないし、そういう方向性に向かっていくべきだと、そのように思っております。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 岩城泰基君。



◆9番議員(岩城泰基君) 関連しますので次に移ります。

 特徴的な事例として、保育園の今の配置実態、これを述べてみます。

 保育所園児・職員数・保育士定数一覧表という福祉課の資料に基づいたものです。宇和島市大浦保育園では、園児数78人で、園長を含めた保育士の数は14人、内訳として正規保育士が7人で嘱託保育士が2人、臨時保育士が5人です。半数が非正規の保育士で運営されております。宇和島だけじゃなくて、次、吉田愛児園ですか、園児数51人で保育士は12名、そのうち非正規保育士は5人で約42%。三間保育園では、69人の園児で保育士は10人、4人が臨時・嘱託保育士です。岩松保育園では、園児数101人で保育士は17人、7人が非正規となっております。将来、やっぱり正規の保育士を募集していないので、保育園の統廃合あるいは民間委託を行政改革の中でうたっておりますが、すべての保育園を統廃合や民間委託でなくしてしまうことは私はできないだろうと、こう考えております。そして、法的にもこの雇用形態が妥当がどうか、人を減らしていくためなら脱法行為もやっていいのかどうか、この点について確認をしておきたいと。

 臨時的任用は、地方公務員法22条ですね。2項にはその任用の内容をうたっております。緊急の場合、今回の事故のように、緊急な事態が生じて行政需要が一遍にふえたと、こういった場合に採用は構わんですよと。臨時的任用です。それと、臨時の職の場合、1年以内にその仕事が終わるであろうと想定される職種については臨時職員の任用は構わんですよと、地方公務員法ではこううたっておるんです。

 保育園の中で、5割あるいは4割強の保育士が臨時であったり、あるいは嘱託保育士になっておる。特に臨時保育士について、地方公務員法に照らして妥当かどうか、このことについて確認をしておきたいと。これは労働運動をともに経験したことのある岡野副市長にまず答弁を求めたいと、このように思います。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 岡野副市長。



◎副市長(岡野昇君) 多分私が労働運動をしていたときの気持ちを揺さぶってきたんだというふうに思います。当時でありますと、今の岩城議員に近い考え方で多分いったんじゃないかというふうに今この席で自分も思っております。今、立場が逆転いたしております。それは二重人格かと言われたら非常につらいわけでございますが、今の宇和島市の財政状況を見ておりますと、やはりやむを得ないなというふうな面はございますが、やはり緊急のために雇う臨時職員をずっと長期で雇うということには問題があるというふうに私は思っています。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 岩城泰基君。



◆9番議員(岩城泰基君) きのうの答弁で、君子豹変する、こういった言葉もありましたので、立場によって成長し変わっていくのは私は否定すべきものではないだろう、このように理解しておりますので、さきの答弁、まことにありがとうございます。

 臨時的な職員をずっと長期にわたって継続していくのについては問題があると。もう一つ突っ込んで言えば、今やっている任用の仕方自体が私は脱法行為であると、このようにもうここで述べざるを得ないと。今までずっと抑えながら市長や当局の理解を求めるためにこの問題についてやってきたわけですが、行政改革大綱の中で保育園の統廃合あるいは民間委託、これがうたわれております。そのために脱法行為をしてでも臨時の保育士で間に合わす、こういったやり方が行政として妥当なのかどうか。

 行政はやっぱり法を守る意思が大事だろうと。先ほど公平性の問題が出ました。公平性を確保するためにやっぱり法をきちっと守っていく、この姿勢が大事なんだろうと思っています。法から逸脱した行為をやっていけば、最終的には公平性の担保はできません。そういった意味で、ここはやっぱり任用のあり方、きちっと検討をやっていただきたい、このように思います。

 次へ移ります。

 第2次の素案の中で、90人以上の削減を計画されております。削減の仕方が私は問題だろうと。37人やめても10人しか採用しないよと、17人やめても10人の採用をしますよと、こういった計画になっているんです、出された素案の中では。これはやっぱり関係部署の意向を全く無視した中で、机上でつくられた中身だろうと。もしこういった形でやれば、現場、職場は大変混乱する事態が私は生じてくると。

 例えば、3人でやったところを2人でやらないけないようになる。何とかそれはしのげたと。しかし、2人でやる中で1人が、中堅どころが異動になってよそに行ったと。実質そしたら1人でやらないけないようになる。こういった実態だって、現場の状態を踏まえていないと起こるわけです。事業を精査して、そこに何人の人が要るのか、こういうことがやっぱり人事の基本だろうと。そのために、やっぱり関係部署、そこから持ち上がったものを精査して人の配置を決めていく。まるっきり逆なんです。削減ありきで何人やめようが10人しか採用しないよと、こういった人事行政が妥当かどうか、総務部長に見解を求めたいと思います。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 村上総務部長。



◎総務部長(村上登志雄君) いつも職員の視点に立ち、貴重な御意見をいただきましてありがとうございます。私の立場としても、十分検討しながら人事行政を進めるべきだと、そのように思っております。

 ただ、現実面を見ますと、先ほどの繰り返しになりますけれども、将来的に見ると非常に厳しい状況が予測されております。その中で、宇和島市の将来を見据えた中で、職員の年齢構成及び採用人員を考えていきますと、現時点での職員の減少方向というのはやむを得ないというふうに考えております。

 ただ、このような中、人事異動を行う際には担当課長、担当部長とのヒアリングを行いまして、可能な限り業務内容を精査した上で適材適所の人事配置を行い、市民サービスの維持、確保に努めたいと、そのように考えております。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 岩城泰基君。



◆9番議員(岩城泰基君) 財政事情の厳しさ、これはわかります。私も人をふやせとは言っていないんです。中にも減らし方がありはしませんかと。きのうの答弁を聞いて私びっくりしたんです。ケースワーカーが1人96.5ケースを持っていると、こういった発言がありました。市長、国の基準はかろうじて守っておりますという、きょうの坂尾議員の質問に対する答弁があった。国の基準は市で80人です。郡部で65人。国の基準を確保するどころか、かつて想像できなかったケースを1人のケースワーカーが持っておる。これでは十分な本当の支援、サービスはできないだろうと。機械的な対応に終わらざるを得ない、こういった仕組みをつくり出しておると言わざるを得ません。国の基準すら守れない配置基準、あるいは法に抵触するような雇用形態でしか運営できない保育園の実態、これはやっぱり厳しく一度総括する必要が私はあると。

 大変厳しい財政状況はわかっております。そういった中でなおざりにできない課題であろうと私は思っております。ぜひそういった意味での検討、特に現場意向をきちっと踏まえてやっていく仕組み、これはどうしても要ります。財政のほうで一定の削減数を決めて、これでやれといった方向からやっぱり変えていかなきゃ、仕組みをね。強くこれについては要請しておきたいと。

 これについて関連しますので、次の課題に入っていきます。

 大綱の中では、市民ニーズの多様化・高度化がうたわれております。新たな行政課題についても迅速かつ適切に対応していくことが求められておると、このようにうたわれております。それにこたえるために、人材育成は具体的な基本方針に基づいて上げられております。何点か調べてみますと、まさに人材育成、職員の質の向上、これはサービスを受けている側の市民の問題であると、こう考えると、やっぱりきちっと職員の質を上げてスキルアップさせていく、こういったことは必要だと。それに対していろんな研修があって、予算措置も伴ってくるだろうと。そういった予算の措置についてもきちっと計上すべきだと。

 例を見ます。先般、新居浜で環境自治体会議がありました。市長も時間があったら参加したいがといったような中身でございました。参加されたのは1名です。私が参加した内子会議のときの参加者の数よりか下がっておる。それと、ケースワーカーの職場が私のふるさとでありますから、若干聞いてまいりました。

 市から持ち出しのない査察指導員の研修、あるいはケースワーカーの全国研修、先進地研修、10分の10国が負担するんです、これは。そういった研修の機会さえ、他部署との関係で隔年になってきていると。ほかとのつり合いがとれないので遠慮してくれと。市の持ち出しのない研修まで予算計上していない。こういった実態が聴取できました。

 本当に人材育成やる気があるのかどうか。そして予算措置をきちっとつけてやる気があるのかどうか。これは市長に答弁を求めたいと思います。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 石橋市長。



◎市長(石橋寛久君) 研修の重要さというのは私も認識しておりまして、市長就任当時は、認識はあるけれども、予算の査定については大変厳しくやっていったと思います。しかし、数年前からは、やはり研修もやらせていかなければいけないということで、少なくとも私のところに上がってきた研修に行きたいという事項について、私のほうで予算を削ったという覚えはないつもりでございます。ただ、今、議員御指摘のように、国費で行ける分を出ていないというようなところは私はちょっと知りませんでして、自分の掌握のなさということかもしれませんけれども、今後気をつけて、そういう特に有利な、また必要な研修というのは受けさせていきたいと思っております。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 岩城泰基君。



◆9番議員(岩城泰基君) 人材育成を上げた以上、それに伴った予算の措置というのはきちっとやるべきだろうと、これは強く要請をしておきます。限られた職種じゃなくて、いろんな身になる研修というのはたくさんあると思います。ぜひ職員のスキルアップ、これは職員のモチベーションにもかかわってくる問題です。そして、ちゃんとした仕事をすることが職員の自信につながり、より大きな成長にまたつながっていくと、こう思いますので、ぜひ配慮をお願いしておきたいと。

 あと、行政改革大綱、常に市長は協働についての方向性を上げておられます。市民参加の協働の推進がうたわれておるわけですが、協働ということについて市長はどのようにお考えになっておるのか、一応見解をお尋ねしておきたいと。市長に答弁を求めます。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 石橋市長。



◎市長(石橋寛久君) 協働というのは、当然、市民との協働ということでございますけれども、行政を運営していくに当たって、この重要性はますます深まっていくだろうと思います。昨日も大変、今回の議会の最大のテーマになっております防災対策、こういうところはその最たるものであろうというふうに思っております。幾ら行政が図上で決めて絵をかいても、実際に動いていただける市民との協働ということがなければ、お互いの理解ということがなければ到底できないことであろうと思っております。

 そのほかの事業につきましても、市民の方々の御協力をいただかなければいけないことというのは、本当に今でもたくさんありますし、今後ともふえてくるんだろうと思っておりまして、そういう意味において、市民との協働というのは私は大変重要だと理解しております。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 岩城泰基君。



◆9番議員(岩城泰基君) 確かに市民との協働、大事な問題でございます。協働という、これは訳語ですね、コラボレーション・パートナーシップ。言いかえたら、対等の立場で市民と協力して一つの、あるいは複数の問題を解決していく。パートナーシップをお互い発揮してやっていく。そのためには決まったことを協力を求めるんじゃなくて、企画立案段階から市民の意見が反映される仕組みをどうつくっていくか、これが協働の一番根本だろうと思っています。いろいろ私も協働について調べてみたんですが、言葉の割に中身がどう使われておるのか精査したいと、そういった意味で質問したわけですが、特にこれからのまちづくり、市民との協働ということが中心的な役割になってくるだろうと言われております。

 それで、現在の大綱の中に、継続的な事業としてパブリックコメント制度の意見募集とか審議会・委員会での一般公募の実施等、これを継続してやっていきますよという記載がある。私、これを検証してみました。議会での委員会がありまして、パブリックコメントで意見を募集しております。そういった説明があったんです。じゃ、何件あったのと聞いたら、ゼロ件です。制度としては、パブリックコメントを求める制度をつくっているんですね、市は。しかし、それにこたえる市民の数が少ない。件数はそのときはゼロであった。こういった中身では、本当の協働ということにはなっていかないだろうと。あるいは以前、大会議室で行われたタウンミーティング、私も議員として参加したんですが、参加された市民の数の少なさ、これはやっぱり率直に感じたところです。あるいは、今、市長が「市長の部屋」としてNEXT100ですか、やっているが、それに対するアクセスの数も私はそんなに多くないんじゃないかなと。

 こういった現実を踏まえて、どう協働の市政をつくり上げていくか、これはやっぱり仕組みづくりが要るだろうと。コンクリの上に花の種をまいても花は咲いてきません。土を耕してそこに種をまき、そして水をやり、場合によって肥料をやる。雑草を取る。そういった行為を通して花が咲いてくるんです。やっぱり市民の市政に対する関心をどう高めていくか、これは積極的に考える必要が私はあると思う。そうすれば、今回の福祉施設の問題、給食センターの問題、市民の意見としてぐっと上がってくるだろうと。まさに市長が言ったように、協働の市政推進のための仕組みづくりをぜひやってくださいねと。これは私、研修成果として報告しておるんです、以前。

 秋田市の市長は今、秋田県知事になっておられます。秋田のしあわせづくり秋田市民公聴条例、年齢とか性別を考慮して100人の方を無作為抽出し、重要課題についての意見を聞く、あるいは市民の経験や意見を市政に生かしていく仕組みづくりをやっていく、そういった仕組みが秋田にはあるんです。私もぜひこれは検討したほうがいいですよといった形で議会で質問しております。まさに市民の声を本当に市政の方向に、あるいは市民の力をかりて市政をやっていく、そのための仕組みづくりをどうするか、秋田の条例作成過程、これをぜひ検討していただきたいと。

 もし宇和島市民50人の会、そういったものがあれば、今回の新しい施設の建設等について、専門委員会、市議会だけじゃなくて、それに関係しない人たちにきちっと資料を提供して説明し、意見を聞くこともできるわけです。こういったことは協働による市政の推進上、私は必要だろうと思います。時間がないので市長に答弁は求めません。多分気持ちは同じだろうと思っています。行政改革大綱についてはこれで終わります。

 次、予定していなかった質問なんです。

 嘱託職員の待遇改善の問題、これを通告しまして、後、診療所の先生から具体的な事例をぜひやってくれと連絡をいただきました。今働いてもらっている看護師さん、先の展望が見えないのでやめようかと思っておると、こういった実態があるんですよという電話を直接もらいました。

 不安定雇用、私は格差を解消する課題として、この問題をずっと議会で言い続けてきました。そして、昨年12月の議会では、一定、市長の理解を得たのかなと、そう思える答弁をいただきました。この答弁について会議録からとりましたので、一応読み上げて質問をいたします。

 市長はこう答えておるんです。嘱託等で長期の雇用になるというところで頑張れる人については、昇給制度も入れたような給与体系を考えるべきだろうと思っておりまして−あと国の制度のところがあるんですが、それは割愛します。来年度には、市のほうで私としては委員会なりを設けてきちっと検討して答えを出していきたいと考えております。来年度というよりもことしからということで御理解をお願いいたしますと。

 期限を切って、ことし中にやりますよと。私の思いはこうですよと。本来、今の給与体系はおかしい、市長も思っておる。検討委員会を立ち上げて何とかことし中に一つの方向性を出したいので御理解をお願いします、こう理解するのが一般的で、期限を切るということは、何らかをやる前提でやっぱり期限を切ってくるんです。もしやる気がないなら検討しますで終わるんです。ここまで市長が答弁しておいて、現在に至るまで何もやっていない。これについて、やっぱり議会の答弁、どれだけ重視してお考えになっているのか、若干疑問を感じます。

 それで総務部長に質問いたします。

 12月7日に私は質問したんです。今年度中だから、12月中に検討委員会を立ち上げてやったのかどうか。

 そして、パート労働や何かの法令を参考にしながら検討した経緯はあるのかどうか、答弁を求めたいと思います。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 村上総務部長。



◎総務部長(村上登志雄君) 一部答弁が不足するかもしれませんが、岩城議員の質問に市長が答弁したことに基づきまして、非正規職員の待遇改善について、総務課に素案の作成を指示いたしました。その後、改正案を作成するに際しまして、各担当課の現状、意見を把握するために、嘱託職員報酬額検討委員会というのを設置いたしました。

 当委員会は、市職員のみで構成されております。総務課と嘱託職員を多く抱える担当課の職員合わせて8名の構成です。昨年の12月24日からことしの1月18日までの間に3回、検討委員会を開催いたしました。委員会では、待遇改善の方法や問題点について検討いたしまして、その後、総務課でこの委員会の意見を踏まえて、昇給制度のある改正案を作成し、1月末に協議を行ったと。現在そういうところであります。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 岩城泰基君。



◆9番議員(岩城泰基君) 一応は検討はされておるようです。私、12月7日に質問しまして、今年中に一定の結論を出す。これは全くタイムスケジュールから考えたら、検討し、関係法令と突き合わせてやるとすれば、これはできないだろうと。28までですよ、12月は。それを今年度中にやります、御理解くださいという市長の答弁。私、事実の確認はしていないんです。しかし、こういった発言の裏には労働組合との一定の妥結があったんじゃないかと、こう感じるわけです。私は労働組合の経験者ですから。その点について副市長に、交渉に常に出ておられるので、たくさんの労働組合がありますが、労働組合との間で合意になっておったか、あるいはそういった事実はなかったか、その点だけ答弁をお願いしたいと。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 岡野副市長。



◎副市長(岡野昇君) 団体交渉の席で交渉事項としては上がって話し合いを持っておりますが、妥結したということはありません。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 岩城泰基君。



◆9番議員(岩城泰基君) 妥結した事実はないということですね。

 嘱託職員の問題、格差解消の問題、常に言っているわけですが、役所はワーキングプアをつくっちゃいけないと、格差社会拡大の方向に役所が後押ししてはいけないと。社会の安定的な発展のためには、格差社会の解消というのはどうしても必要なんだと。安心して将来に夢を持って働き続けていけるような社会をどうつくっていくか。そういった意味で、非正規雇用の労働者の数がふえる、こういった社会は不幸なんだと。年間3万人を超えるみずから命を絶つ人たちが続いておる。その背景には、こういった格差社会の現実があるんじゃないかと常に言ってきたところです。

 せめてパート労働法、少なくともこれを参考にしてください。私に電話をくれた診療所の先生も、パート労働法について詳しく認識をなさっておったと。パート労働法改正の文に正規の職員と不当な格差はだめですよと、こういった記載があるんです。パート労働法についても私は議会で上げた覚えがございます。ぜひ改正パート労働法についての見識も含め、法に基づいた非正規雇用労働者の待遇改善、検討会の中でぜひ検討をすべきだと、これは強く要請をしておきます。

 最後、原発の問題です。

 私も今度近々に福島のほうに参加して、事故の調査や、あるいは市民団体の皆さんとお話をする機会を得ることができました。また帰ってくればいろんなところでお話をしたい、このように思っております。

 きのうの市長の答弁を聞いておりましたら、3月11日の大震災と原発事故以降の市長の認識が大きく変わっておる、こう感じたところであります。私も2回、原子力発電の問題あるいはプルサーマルの問題をやっておりましたが、国の動向待ち、そういった姿勢が常に答弁の流れとしてあったと。宇和島市でもやっぱり考えないけないのかなと、こういった方向に市長の認識が変わってきておる。これは私としても評価したい、このように思います。そういった前提で、若干意見を述べながら見解を求めたいと思います。

 福島第一原発メルトダウンという大変大きな過酷な事故を起こし、国は当初、レベル5、スリーマイルアイランドの程度のものだという形で発表していた。しかし、時間を置けばすぐに、4月12日にはチェルノブイリと同じレベル7に引き上げる。これは発表の仕方にもいろんな問題があると思うんですが、もう大きな事故。当日、東京電力の松本純一原子力本部本部長代理、この方の発言。事故の様相がチェルノブイリとは違うとはいえ、放射性物質の放出量という観点から見ればチェルノブイリに匹敵する、あるいはそれを超えるかもわからないと。本部長であり、みずからがレベル7に引き上げ、チェルノブイリを超える放射能が漏れておる可能性があると、こう言っているわけです。まさに世界じゅうが注目する事故になっているわけです。

 この前段として、2007年7月に新潟中越沖地震がありました。ここで柏崎の刈羽原発、どういった状況であったのか。もしきちっと検証しておったら、この事故は防げた可能性があったのかなと私は考えております。まさに柏崎の刈羽原発、敷地内の断層がぐっと落ちて、あるいは火災が起こると、こういった事故があったわけです。まさに地震に対する対策の重要性をも示唆しておったと、こう思われるような事故です。

 そして、津波だけが原因のように言われておりますが、市長もきのうおっしゃったように、地震の揺れによる被害も今指摘をされております。当初、原子力漏れの事故が揺れによって発生したんじゃないかと、あるいは以前に、冷却装置がすべて電源がなくなって壊れた場合の想定についての危険性の指摘もしておるんですが、それに対して国の原子力安全委員会、班目春樹さんという方ですか、二重、三重にチェックされているからそういったことは起こらないんだと、それとばしているんですね。福島では指摘したとおりの事故が発生し、放射能漏れという大きな事故を起こしているわけです。これは考えてみれば、自然の力を侮った人間のおごり、これらが生み出した大きな人災だと、こう言わざるを得ません。原子力自体は人間の力で制御できるものではないだろうと、こういう認識も私は持っております。

 そういった点を踏まえて、福島第一原発の事故に対する市長の見解を簡単に答弁を求めたいと思います。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 石橋市長。



◎市長(石橋寛久君) 私といたしましては、日本の科学力というのは世界最高水準に近いものがあるというところで、自分としても誇りに思っております。しかし、残念ながらこの原子力の今回の事故を思ったときに、事故が起こるまでにやっておくべきこと、世界でどういうことが研究されておったのか、そういうことの研究を怠っておった、要は慢心があったと。そしてまた事故が起こった後、国、東電、本当に納得できるような対応をしているかというと、私らが見ても本当に生ぬるいなというところを感じたりもすることが多々あります。今もまた水があふれそうだと、こんなものなぜもっと早く対応していないんだ、予備を置いておかないんだろうということを今でも思っております。

 そういうことにおいて、前にも後にも、国、それから東電の対応というのは余りにも甘過ぎるんではないかということを自分としては思っているというところです。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 岩城泰基君。



◆9番議員(岩城泰基君) 大変対応が後々になっておる実態というのはあるだろうと思っています。そして、情報の提供というのが何か小出しに出されて、本当はわかっているんだけれども、今出さなくて後から出している。こういった感じも持たざるを得ないような状態であります。

 近くに伊方原発があります。これについて勉強会を持ったわけですが、伊方原発に対する対応、これについても若干述べておきたいと。

 広瀬隆さんの「福島原発メルトダウン」、これもう文庫になっておるんですね。新書で出ております。この中に伊方の揺れに対する対応、570ガルで今設定しておるようですが、そんなものじゃ足りないよと。1,000ガル必要だろうと言ったのが、NHK放送であった「伊方原発は安全か」といった上での岡村高知大教授の見解です。想定外で済まされる問題じゃないし、地震と伊方原発の安全性について市長に簡単なコメントを、見解を求めたいと。今の安全基準では、とてもじゃないが対応できないんじゃないかという学者の声もあるといったことを踏まえて、市長に答弁を求めます。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 石橋市長。



◎市長(石橋寛久君) 専門的になると私も果たしてというところで、今数字だけとらまえますと、今、議員さん御発言のとおり、伊方は570ガルには耐えられるというところで設計がなされて、実際につくられていると聞いております。そして、今までに起こった地震でということでいきますと、この地方では、きのうも言いましたけれども、10年前の芸予地震、これが大きかったということですけれども、そのときのガルというのでいくと、詳しい数字は忘れましたけれども、半分以下の数字であったというふうに記憶しております。そういうことで余力はかなりあるのかなということを思っております。

 ただ、一方で、またこれも発言のとおり、一部の学者さんは570では想定が小さ過ぎる、1,000ガルまで持っていく、800とか1,000とかいう方がおられる。これに対して、私としてはどれが本当に真実なんだろうというところで、なかなか自分としてはこういきたいというのを今のところ言うだけの知識がないというところで、自分としても悶々としたところがあるというところです。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 岩城泰基君。



◆9番議員(岩城泰基君) そうです。私もやっぱり専門的な知見を持っていないので、どれが本当かわからない。これは本当だろうと思うんです。一般市民もガルで言われても、これは理解のしようがない。これらを含めて、5月24日、原子力発電に関する勉強会、これが開催されたわけですが、四国電力の方の講師で、四国電力がつくったテキストでやるわけです。伊方原発は安全ですのキャンペーンになるのはわかり切った中身なんですね。

 本来、市でやる勉強会、私は勉強会をせないけないと思っています、わからないんだから。シンポジウム方式が一番いいだろうと。複数の相反する立場から意見を述べてもらう。原発、四電の推薦する方、あるいはそれに反対する方が推薦して、そして司会者、聴衆とやりとりができる。聴衆から、先生、それについてわからないんですが、どういった見解なんですか、あるいは、A先生とB先生の違いはどういったところにあるんですかと、こういった直接的なやりとりがシンポジムではできるんです。

 だから、勉強会をやるとしたら、やっぱり公平性を確保して、専門的な学者の間でも原子力発電の是非については意見が分かれておる。地震の強度についても意見が分かれておる。そうであるなら、やっぱり相反する意見を同じ場で述べてもらって、市民から問いが発せられるといった形の学習会を私は持つべきだと。第2回の原子力発電勉強会、1回やっているんだから、ぜひ公平性確保の上で2回目をやってください。そうすることによって原子力発電の問題に関する認識、賛成するにしろ反対するにしろ、より正しい理解の上で深まってくると、これは間違いなく言えることです。これをやらなくて賛成側の意見、反対側だけの意見で会議を持っても余り意味がないだろうと。ぜひこれについては強く要望をしておきます。市長、ちょっと時間ありますか、どうですか。やる意思はありますか。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 石橋市長。



◎市長(石橋寛久君) 私としては、原子力の知識が普通の一般市民で言われているレベルでしかないというところで、四国電力から直接今まで話も聞いたこともないぐらいの原子力に関してはレベルでした。そういうことで、一度、電力さんのほうのお話をきちんと聞いてみたいというところで前回ああいう会を企画したということですけれども、今後においては議員の言われるとおり、やはりもっと考えようと思えばいろんな意見の方の意見を聞かなければいけないというふうに思っておりまして、それを市だけで単独でやるというのは、まだ時期も財源的なものも難しいと思いますので、私としては県下の首長会がありますので、そこで県にも呼びかけて、できれば県と首長合同の中でやってみたいなということを思っております。それについては今後働きかけをしていこうというふうに思います。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 岩城泰基君。



◆9番議員(岩城泰基君) ぜひ市長会等で議題として上げていただきたいと。

 わかりやすい本、さっき挙げた「福島原発メルトダウン」、すぐできた本ですが、専門的な知識のない私たちについてもわかりやすく書かれた本があります。ぜひ御一読をお勧めしておきます。朝日新書で値段が740円プラス税です。

 一応、時間が参りましたので、私の質問を終わりたいと思います。どうもありがとうございました。



○議長(福本義和君) 以上で岩城泰基君の質問を終わります。

 しばらく休憩し、午後1時から再開をいたします。

    午後0時00分 休憩

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    午後1時00分 再開



○議長(福本義和君) 再開をいたします。

 休憩前に引き続き、質問を行います。

 木下善二郎君の発言を許します。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 木下善二郎君。



◆13番議員(木下善二郎君) 公明党の木下善二郎でございます。

 今議会の大トリを務めさせていただき、一問一答方式で質問を行います。

 我が党は3人の会派ですが、それぞれの持ち味を生かして質問に取り組んでいます。新しい施策等は我妻議員が担当し、やや難しい質問、ややこしい質問は松本議員が担当をしております。市民の声や環境問題は私が担当しています。本日も市民から寄せられました相談事の代弁であります。理事者におかれましては明快でわかりやすい御答弁をお願いいたします。

 最初に、大浦地区港湾整備事業について伺います。

 石橋市長におかれましては、平成13年2月8日、市長に就任され、2カ月後の4月6日には大浦地区の代表と覚書を締結、5月には埋め立て工事に着手され、以来10年間、埋め立て事業とともに歩んでこられたわけであります。大浦湾埋め立て事業は宇和島市の歴史に残る大事業であります。完成年度に向け大詰めを迎えた今、大浦住民が抱く期待や不安について質問をさせていただきます。

 まず、総事業費とその内容、宇和島市の負担額と完成年度について建設部長に伺います。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 水口建設部長。



◎建設部長(水口明彦君) まず、事業費についてお答えいたします。

 大浦地区港湾整備事業の総事業費は88億3,000万円です。その内訳につきましては、県の港湾事業が71億3,000万円、市の土地開発公社の用地造成事業費が17億円です。県の港湾事業費の負担内訳についてでございますが、国の補助が26億5,000万円、県の負担額が29億3,000万円、市の負担額が15億5,000万円です。完成時期につきましては、平成28年度の完成を目指して整備を進めております。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 木下善二郎君。



◆13番議員(木下善二郎君) 完成年度は28年とおっしゃいましたかね。はい、わかりました。

 当初の計画では、玉ケ月の造船所前の入江も都市再開発用地として埋め立て区域に入っておりましたが、この地区の埋め立ては中止となったのでしょうか。建設部長、お願いいたします。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 水口建設部長。



◎建設部長(水口明彦君) 埋め立て中止の件についてお答えいたします。

 玉ケ月の造船所前の入江の埋め立ては、土地開発公社が都市開発用地として埋め立てする計画としておりましたが、御指摘のとおり中止することとしております。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 木下善二郎君。



◆13番議員(木下善二郎君) 玉ケ月住民には説明会等で説明されたんでしょうか、中止というのは。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 水口建設部長。



◎建設部長(水口明彦君) 同地区の造船所の方についてなんですが、記録簿によりますと、平成21年10月29日に、市の土地開発公社の事業としての埋め立ては中止することになった旨を説明しております。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 木下善二郎君。



◆13番議員(木下善二郎君) この入江には2軒の造船所があります。先日訪問し、お話を伺いました。埋め立ては休止中だと理解をされております。お話によると、昨年の11月ごろ、県の担当者とコンサルタントの方がお見えになり、ドックのときに航行可能な橋梁の高さについて詳しく聞いて帰ったそうであります。造船所の方は、マストや帆柱の高さを考慮し、満潮時で最低7メーター以上なければ造船所としての体裁は保てないこと、また、ドックのときの航路については、須賀川堆積土の影響で、油槽所突堤の真際でないと航行可能な水深が確保できないことを伝えたそうであります。果たして、徳洲会病院前の臨港道路より対岸の油槽所岸壁までの約250メーターの河口に、けた下7メーター以上の高さの橋梁建設が可能でしょうか。甚だ疑問です。

 とはいえ、建設費を抑えるため、けた下の低い橋では、造船所を移転していただくしか方法はありません。どのような対応をお考えか、これは市長にお伺いいたします。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 石橋市長。



◎市長(石橋寛久君) 議員も御存じのとおり、大部分の事業、この大浦湾の埋め立て及び架橋ということについてですけれども、事業は県のほうの施行で行われます。この橋につきましても、県が橋をかけるという行政の仕分けになっておりまして、県のほうで今検討していただいておると思います。先ほど御発言のとおり、具体的にどれぐらいの高さが要るかとか聞きに行ったということですので、それを踏まえて県のほうは検討の結果で架橋計画を実現化してもらえるものと期待しております。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 木下善二郎君。



◆13番議員(木下善二郎君) この架橋が計画されている油槽所、この突端部に計画どおりにつけばつくわけですが、その真際の前しか船が通る航路がないんです。あとは須賀川の堆積土で浅いんですね。ですから、その地点でけた下7メーターといいますと、もう大変不規則な、250メーター行った接続部分が7メーター必要ということです。だから、それからさらに下っていくと、とてつもなく長いスパンの橋になると思うんですが、その点は今の市長の答弁で、県がやっていることだからということで答弁は要りません。

 私の個人的な意見を述べさせていただくと、住吉小学校体育館入り口に押しボタン式信号機の交差点がありますが、そこに橋梁を接続させてはいかがでしょうか。この案では、橋梁の高さは低くて済み、造船所の妨げにもなりませんし、移転補償費も発生しません。油槽所への用地買収の必要もありません。また、県道から県道につなぐことになります。この案について市長はどう思われますか。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 石橋市長。



◎市長(石橋寛久君) 議員御提案の案というのは、確かにコストを抑えるという意味においても大変魅力的な案だろうというふうに思っております。県も多分そこらあたりは検討の選択肢の中に入っているんではないかと、私としてはひそかに期待しておりますけれども、架橋について、また陳情をことしもやらなければいけないと思っております。その折にでもそういう案ということも、議員からも御提案があったということで県のほうには伝えたいというふうに思います。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 木下善二郎君。



◆13番議員(木下善二郎君) よろしくお願いいたします。

 また、防災上の観点から、大浦、赤松、吉田方面のアクセスは、見返橋1橋に頼るのは極めて危険と考えます。東海・東南海・南海・日向灘沖の4連動地震の発生が懸念されているとき、国道56号の吉田町側は、自然災害や道路線形による事故等の多発により、平素でも危険な地域であります。事故や災害発生時の迂回路は、県道吉田宇和島線以外にありません。

 以上の観点から、我が市にとってこの橋は絶対に必要不可欠な橋梁であります。提案も含めて、県への強い陳情要請をお願いしておきます。

 次に、大浦湾埋め立て完成時の施設の利用見込みについて伺います。

 当初の計画では、水産関連貨物の取り扱い用埠頭施設、水産関連貨物の倉庫用地となっています。これらは具体的には魚類の養殖に使用する飼料の積みおろしと保管になると思いますが、実際に使用されるかどうか、疑問視する声が多くの市民より聞かれます。

 今や飼料は、製造工場から直接トラックで需要者の庭先まで輸送しており、船で運ぶことは皆無に等しい状態であります。今後一段と道路整備が進むことで、ますますトラック便による輸送が盛んとなって、流通コストの合理化が図られることは間違いないと考えます。また、魚類養殖は、長年魚価が低迷し、経営も大変厳しい状況にあると言われており、市としても抜本的な安定化対策が求められているときに、果たして当初計画のとおりの水産関連施設の利用が見込まれるのか、市長の所見と対応策について伺います。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 石橋市長。



◎市長(石橋寛久君) 議員御指摘のとおり、水産関連の物資の積みおろしに利用するというところの当初の目的というのは、かなり今の現状からすると、利用はそのままでは期待できないんではないかと私も認識しております。そんな中で、どういうふうにここを利用したらいいのか、私としてもやはり漁業に関連するような必要な施設の整備ということを考えていきたいとは思っておりますけれども、これからまた議員、それから市民の皆さんの御意見を聞きながら、この利用についても煮詰めていきたいというふうに考えております。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 木下善二郎君。



◆13番議員(木下善二郎君) 今の答弁では、利用見込みについてはあんまり立っていないということでございます。その対応策も聞いたわけですが、こういうところに誘致をお願いしてみようとか、いろんな策があるかと思うんですが、その辺の対策はお考えないんでしょうか。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 石橋市長。



◎市長(石橋寛久君) 個人的といっても、市長ですから、市長の立場として幾つかの会社にはそれなりの話ということ、確たる話ということではないんですけれども、何か利用できないでしょうかというところで、当然、海に関係するところで当たっておりますけれども、今のところ漁業の状況、水産業の状況は大変厳しいというところで、自分のところで新たな投資をしようというところはあらわれていないというところでございます。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 木下善二郎君。



◆13番議員(木下善二郎君) この議会をテレビで見ている方で、買うてみようかなという方もおるんじゃないかと思いますが、いろいろお金のかかることでして、坪単価幾らぐらいの試算をされておるのか、発表できるんであれば言うていただいたら、よっしゃ、おれ買おうかという方も出てくるんではないかと思いますが、いかがでしょうか、市長。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 石橋市長。



◎市長(石橋寛久君) 坪単価につきましては、コストという意味においては、これまでも発表させていただいております。残念ながら坪単価で35万円を超えるようなコストになってくるということを試算しておりますけれども、これではなかなか経済ベースでは合わないであろうということも、今の状況を見ると容易に考えられるということで、私としてはコストにとらわれることなく、実勢価格といいますか、その使用目的等を聞きながら、できる限りの御協力も、当然市としては応分の負担ということも含めながら考えていかなければいけないと思いますので、ぜひ議員の皆様方にも、利用方法、また具体的に利用してみたいという個人もしくは会社の方がおられましたら、積極的に市のほうにもつないでいただきたいなというふうに思っております。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 木下善二郎君。



◆13番議員(木下善二郎君) わかりました。

 我が市にとって、大浦湾埋め立て事業が財政的なお荷物にならないように、しっかりと対応策をお考え願いたいと思います。

 次に、地元大浦の都市計画について伺います。

 手元に石橋市長と地元大浦代表が署名捺印して取り交わされた覚書の写しがあります。これを見ると、第2条に、大浦地区は港湾整備事業を実施することに同意するとあり、第3条には、市は大浦地区から示された懸念事項並びに要望事項等に対し、別紙項目のとおり措置することを確認するとあり、具体的に20項目が掲載されております。

 大浦地区では、昭和48年から50年において埋め立て計画に対して激しい反対運動が起きていたのに、平成13年、石橋市長になって同意が得られた理由は、地元の懸念事項や要望等に対して、市が誠実に履行することを約束したからだと大浦の住民は理解しているが、そのとおりで間違いないでしょうか。市長、お伺いいたします。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 石橋市長。



◎市長(石橋寛久君) そうであろうと私も理解しております。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 木下善二郎君。



◆13番議員(木下善二郎君) ただいまは大浦地区住民にとって極めて重要な覚書書について確認をさせていただきました。以下、覚書書記載の20項目の要望や懸念事項を含め、住民が抱える諸問題について質問をさせていただきます。

 大浦地区は960世帯、2,200人余りが住む、海あり山あり川ありの自然環境に恵まれた、温暖で健康的な閑静な地域であります。宇和島の居住地域として大いに発展が見込まれる地域と思いますが、残念なのは道路整備ができていないことであります。現在、県道吉田宇和島線の改良整備中であり、これが完成後はもっと交通量がふえ、さらに、埋め立て完成後はもっとふえることになります。

 ここで問題になるのは、大浦の町なかの道路が未整備のため、交通の渋滞が起きることであります。覚書にもある大浦の道路整備について、また大浦地区の位置づけとまちづくりについてどのようなお考えをお持ちか、市長の所見をお伺いいたします。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 石橋市長。



◎市長(石橋寛久君) 今、埋め立て中であります大浦の港湾、これは本当に宇和島では多分最後の大型の港湾事業になるんだろうというふうに思っておりますけれども、財産でもありますし、また厳密に考えると負の遺産にもなりかねないというところもあるので、私としては慎重かつ早急にできるだけいい利用方法というのを見出して実現していきたいと考えておりまして、当然これは大浦地区の産業振興、宇和島市のひいては産業振興になるだろうと、なるようなものをつくりたいというふうに考えております。

 大浦地区というのは、やはりこれまでも宇和島市の住宅地域として中心的に栄えてきたというところで、今後とも、今ある地域というのは住宅が中心に建っていくんだろうというふうに思っております。ただ、その中で、やはり吉田に通じる県道があるということで、万一のときとか交通事故があったときは、今も56号線がとまったら、大浦の黒の瀬を通ってくるというケースが多々あるというふうに理解しておりまして、ここの改良を中心として、やはり大浦というのは住宅地として古くから開拓されたがゆえに、道路が一般的に弱過ぎるという欠点があると思います。そこらあたりをできるだけ県とも協力しながら改善をしていきたいというふうに考えております。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 木下善二郎君。



◆13番議員(木下善二郎君) まちづくりについては何か提案ございますか。市長はこういうまちづくりをしていきたいというふうな。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 石橋市長。



◎市長(石橋寛久君) 提案といいますか、今あるところは、ですから住宅地としてできるだけいい環境を持ったところにしたいと思いますし、海に面するところは産業的なものになります。あと、その中間ということで、今既に過去出ておるのが、大きな産業道路といいますか、埋立地のところに幅の広い道路が通っておりまして、その道路と実際の埋め立て利用を予測しておる土地の間には緑地公園といいますか、大変広いそういうものが予定されております。そこがやはり緩衝地帯となるとともに、市民の方々には安らぎのあるというか、ゆとりのある公園として利用できるようになるというふうに思っておりまして、環境としては本当に今よりかはるかにいい環境を皆さんで享受できるというか、味わえる地域になるというふうに思っております。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 木下善二郎君。



◆13番議員(木下善二郎君) わかりました。大浦地区の特徴を生かしたまちづくりをよろしくお願いいたします。

 まちづくりの関連で大浦保育園について、移転や改築等の計画はないのでしょうか。保健福祉部長、お尋ねいたします。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 山本保健福祉部長。



◎保健福祉部長(山本金利君) お答えいたします。

 平成22年度末に宇和島市子育て支援事業問題検討委員会の答申を受けて策定をしております宇和島市保育施設等整備長期計画の中で、大浦保育園につきましても、今後建てかえが必要な保育園の一つに挙げております。木下議員も申されましたように、大浦保育園につきましては、これまでも台風や大雨時にはたびたび浸水したこともあり、また進入路も狭くて駐車場も不足しているというような現状でもありますことから、改築においては移転を検討するとともに、近隣のみゆき保育園との統合についても検討することとしております。

 今後、市全体を見据えた整備計画の中で、改築、統廃合、民営化も視野に入れまして、優先順位を決め、検討を進めてまいりたいと考えております。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 木下善二郎君。



◆13番議員(木下善二郎君) 時期的なことは御答弁いただけなかったんですが、なかなか言えないんでしょうから、この問題はこれでいいとします。

 次に、黒の瀬道路の整備について伺います。

 県道吉田宇和島線の改良工事がとまっています。先端部のおくれは予算的なおくれとして理解できますが、砂防ダム手前の工事未着工箇所については、南予用水路の地上権のため工事に着手できないと聞いておりますが、どういうことなんでしょうか。

 工事停滞の要因について、また吉田町の大動脈、国道56号線不通時の迂回路線として重要な県道であります。改良事業全体の計画と概要について、市長並びに建設部長にお尋ねいたします。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 水口建設部長。



◎建設部長(水口明彦君) まず、地上権についてお答えいたします。

 御質問の県道吉田宇和島線改良工事についてですが、まず南予用水路の地上権につきましては、県に問い合わせをしましたところ、御指摘のとおり、工事計画区域内に地上権が設定されておりまして、現在、企業団と協議を進めているという県からの報告がありました。

 次に、県道吉田宇和島線の改良事業全体計画と概要についてですが、全延長は7.4キロメートルあります。平成23年4月1日現在で改良率は53.4%となっております。また、黒の瀬道路の改良の概要につきましては、大浦から知永までの延長4,495メーターのうち、大浦地区において計画延長400メートル、2車線道路の改良の整備を行っており、進捗率は約70%となっております。また、大浦地区から知永地区にかけて、現在、交通事情を改善するため、退避所的整備を3カ所、約300メートルの工事を計画しており、昨年度、測量設計を終えております。愛媛県より以上のような報告がありました。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 木下善二郎君。



◆13番議員(木下善二郎君) よくイメージがつかめないんですが、メーターで言われましても。今でき上がっているところからちょっと上がりますと、昔の処刑場のほこらがあります。それからさらに何メーターぐらい上に行くかわかりません。島瀬課長、わかりますか。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 島瀬建設課長。



◎建設課長(島瀬円眞君) 失礼いたします。

 大きな図面でしかいただけないんですけれども、ヘヤピンカーブの手前、一番、ちょっと場所的にはよく……

    〔「わかります」と呼ぶ者あり〕



◎建設課長(島瀬円眞君) ヘヤピンカーブ、ダムのちょっと上ぐらいにはなると思います。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 木下善二郎君。



◆13番議員(木下善二郎君) ヘヤピンカーブの手前というと、今、炭焼き小屋があるんですが、そこの辺までということですよね。それじゃ、もうほとんど改良にはなっていませんね。あれから上がちょっと大変なんですが。黒の瀬橋、あるいはその上には薬師橋という橋があります。この辺まではやっていただかないと、何のためにやったんだかちょっとよくわからんのですが、県のことですので、ここで詰めても無理だろうと思いますので、県のほうへ要望をぜひお願いしたいと思います。

 次に、広見川の整備について伺います。

 平成13年9月議会における私の質問に対して、市内13橋の橋梁改修事業が決定しているとの答弁記録があります。そのうち大浦の広見川にかかる2橋の石橋は、その13橋の中に入っているかとの再質問に、入っていると担当課長が答弁をされています。この日は自治会の傍聴があり、大浦の自治会長さんたちが傍聴する前で断言をされております。

 広見川には自然石の橋脚の橋、船見橋と天神橋があります。議会質問以来10年が経過をいたしました。早急なるかけかえを大浦住民が望んでおります。これについては建設部長ですか、答弁よろしくお願いいたします。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 水口建設部長。



◎建設部長(水口明彦君) 御指摘のとおり、平成13年9月議会において、補強が必要な橋梁は13橋存在するという報告をさせていただいております。そのうち9橋につきましては、平成15年から21年にかけて、かけかえ工事や補修工事を行っております。平成13年度以降、その他の橋梁につきましても、再度コンサルタントによる点検を随時行っており、その中に船見橋、天神橋の点検もまた再度行っております。

 船見橋につきましては、平成14年度に点検を実施しておりますが、その点検結果につきましては、石づくり部分は損傷していないが、RC部分は鉄筋損傷が大きく、詳細調査を実施し、補修する必要があるかどうかを検討する必要があり、特に高欄は老朽がひどいため、取りかえが必要であるとの判定結果が出ております。そのため、少し遅くなったんですが、平成18年に船見橋の高欄の取りかえ工事は完了しております。

 次に、天神橋についてですが、平成20年度にコンサルタントにより点検を実施しております。その点検結果は、橋脚主けたの石材には特に大きな損傷は見られないが、左岸の取りつけ部に段差があるため、その点検結果を記録する必要があるという判定結果が出ております。天神橋については今後も点検を随時行い、経過を記録してまいりたいと考えております。

 今後の市の橋梁の改修につきましては、これらの2橋も含めまして、現在行っております橋梁長寿命化修繕計画により、緊急度の高い箇所より補強・補修を行ってまいりたいと考えております。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 木下善二郎君。



◆13番議員(木下善二郎君) 天神橋においては欄干もない橋でございまして、大変に危険でございます。早急なる建てかえ等をお願いしておきたいと思います。

 また、防災上、緊急を要する要望が地元住民より寄せられています。それは、広見川上流の砂防ダムの下より約300メートルの間に、ダンチク、通称ヨシタケという植物でございますが、群生植物が河道内に植生しており、大雨時には根がついたままの状態で下流に流れます。数年前、汐見橋の橋梁にこのダンチクがひっかかり、濁流の圧力により橋が崩落したのは御存じのとおりであります。広見川の領域は護岸より低いため、大雨や災害等でダンチク等の群生植物が流され、石橋の橋脚にひっかかることを大浦の住民は恐れています。台風時期を控えており、早急に現地を調査され、危険なダンチクの撤去をお願いしたいとのことですが、これは市長にお伺いいたしますので、御答弁お願いいたします。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 石橋市長。



◎市長(石橋寛久君) 河川の中にある植物、繁茂しているダンチク等を中心とするものの除去というのを県も鋭意やっていただいていると、私としても理解しておりますけれども、まだこの広見川も含めて十分でないところが大部分あるというところで、今後さらに県のほうにこの事業を急ぐように、特に広見川というのは前例で橋も壊れたということもあるということですので、その旨もお伝えして、事業の進捗を図るようにやっていきたいと思います。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 木下善二郎君。



◆13番議員(木下善二郎君) 前向きな答弁ありがとうございます。

 広見川は、護岸から両岸70センチほど低い、こういうことがありまして、ひっかかりますとかなり浸水しますので、どうか早目にお願いをいたします。

 次に、河川整備の関連でもう1点お伺いいたします。

 覚書にもある広見川河口付近の堆積土の撤去、この計画はあるんでしょうか。建設部長、お願いいたします。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 水口建設部長。



◎建設部長(水口明彦君) この件については県に確認いたしておりませんので、早速聞き取りしたいと思います。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 木下善二郎君。



◆13番議員(木下善二郎君) よろしくお願いします。覚書書には必ず入っておりますので、よろしくお願いいたします。

 次に、江湖港湾の不適正な利用に対する対策について伺います。

 覚書にも、江湖港における岸壁用地、桟橋等公共施設の不適正な利用の現状を早急に改善するため、適切な措置を講ずるとあります。私は平成12年6月議会において、江湖港の維持管理について質問をいたしました。答弁された担当課長は、県と協力し、早期撤去の指導をしていきたいと考えておりますと答弁されましたが、以来11年間、漁具等の撤去はおろか、逆にふえているのが現状であります。中には、長期間放置された漁網からは草や木が生えております。また冬季には、複数箇所でドラム缶によりたき火をし、暖をとり、たまった焼却灰はすべて海に投棄されています。そのほかにもロープやブイ、放置自動車、漂流材木、小型船、放置自転車、不法投棄物等が長期間放置され、無秩序状態であります。

 施設面では、6灯ある港湾灯のうち3灯は十数年前より点灯しておりません。ついでに申し上げますが、樺崎港には17灯の港湾灯がありますが、そのうち11灯が点灯していません。何度も指摘しましたが、一向に改善されません。

 これらの現状は重要港湾宇和島港としてまことに恥ずべき実態であり、委託とはいえ、港湾管理者である宇和島市の怠慢と言わざるを得ないと思うが、市長並びに担当部長の所見をお伺いいたします。市長、先に。向こうから、はい。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 水口建設部長。



◎建設部長(水口明彦君) 御質問の大浦江湖地区の一部利用者による物揚げ場の漁具の放置についてですが、これまでにも口頭で指導を行ってまいりましたが、指導後は一時的に改善されるものの、またもとの状態に戻ってしまうような状況です。昨年度末、3月末にも関係者に会い、港湾施設の適正な利用について直接お願いしたところであります。今後、状況の改善が見られないようであれば、文書での通告等の指導を行う予定としており、適正な利用がなされるよう指導、管理を行っていきたいと考えております。

 次に、照明灯につきましては、早急に調査をし、修理を行うことといたします。また、樺崎地区では、昨年度に電柱への当て逃げ事故がありましたので、故障していた施設の補修を今年度行いました。

 なお、樺崎地区では、節電のために点灯させていない照明灯もありますが、必要な箇所や故障している箇所は早急に調査をし、改修いたしたいと思っております。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 木下善二郎君。



◆13番議員(木下善二郎君) 樺崎地区、節電のためにと言われると説得力がありますが、もう四、五年前からついておりませんので、それは言いわけにはならないと思いますので、よろしくお願いします。

 また、えひめ丸の母港であります、樺崎港は。えひめ丸、市長は何回も行かれていると思いますが、あのえひめ丸の乗降口の前というのは、いつも海水がたまっております。活魚運搬車があそこで水の入れかえをします。タンク内の水をだあだあ流しますと、全部えひめ丸の前にたまるんですね。乗組員がこぼしております。夜はもうびしょびしょになりますと。長靴を履いて上がらなきゃいけない。そこから管理料をもらって管理しているわけですから、かわいそうです。早急に直してあげてください。

 現在、江湖港湾には放置自動車が1台あります。前も5台ほどのけていただきましたが、調査され、早急なる対応をお願いいたします。

 江湖地区の住人は長年この現状を憂い、埋め立て完了を機にしっかりとした維持管理体制を確立していただきたいと願っております。覚書には、江湖港は埋め立て完了後は親水公園、ヨットハーバー、遊漁船係留施設等として利用する方向で地元と協議とあります。当然、地元との話し合いで今後のことは決めていただくわけですが、港湾管理者としての江湖港に対する今後の整備計画や遊漁船対策、維持管理体制等について、担当部長の所見をお伺いいたします。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 水口建設部長。



◎建設部長(水口明彦君) 完成後の利用形態についてでございますが、江湖地区の利用形態については、新たに整備される施設には、物揚げ場の背後地に漁具等の保管が可能となる野積み場を備えた施設になります。完成後は、利用者の江湖地区からの移転も含めた大浦地区全体の利用形態を検討していきたいと考えております。

 また、整備される遊漁船等の係留施設と既存の江湖地区の係留施設の利用形態につきましては、地元の意見をお聞きし、検討、協議していきたいと考えております。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 木下善二郎君。



◆13番議員(木下善二郎君) しっかりとした維持管理体制をお願いしておきます。

 次に、2号緑地の維持管理体制について伺います。

 大浦住民のレクリエーションの場となる2号緑地ですが、住民が心配するのは維持管理体制であります。江湖港と同様、県の委託を受け、市が管理する形態であるならば、江湖港の二の舞にならなければと、住民は大きな不安を抱いております。計画案では、トイレや駐車場、少年サッカー場、多目的広場、ゲートボールコート等が配置される予定と聞いておりますが、施設等の設置につきましては、地元に今度立ち上がる検討委員会とよく話し合っていただき、大浦住民の憩いの場となるようお願いをしておきます。

 そこでお伺いいたしますが、大浦2号緑地の維持管理体制についてはどのようにお考えか、建設部長、お願いいたします。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 水口建設部長。



◎建設部長(水口明彦君) 御指摘の大浦地区の2号緑地も完成後には愛媛県から管理を委託されると思います。その管理方法につきましては、議員おっしゃったとおり、地元とも十分相談しながら、最良の管理方法を検討していきたいと考えております。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 木下善二郎君。



◆13番議員(木下善二郎君) 特に駐車場とトイレ、ここはだれが掃除するのか、また駐車場においては近隣の漁業従事者が置きっ放しにならないかとか、いろんな問題が出ておりますので、よく検討をお願いいたします。

 次に、土砂運搬車両の振動被害に対する対策について伺います。

 住吉校区の住民の皆様へとの回覧で、平成18年7月3日からダンプトラックによる土砂運搬が始まりました。10トン車で1日最大300回、通常時で220回の搬入が開始され、現在に至っております。搬入ルート上で騒音、振動による苦情や実被害のトラブル等はなかったのでしょうか。建設部長、お願いいたします。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 水口建設部長。



◎建設部長(水口明彦君) 周辺の住民の方からの苦情につきましては、市のほうには、須賀川沿いの市道沿線の住民の方から振動に対する苦情があり、舗装の補修を行った事例があります。そのほかには、市のほうに対して運搬車両による騒音、振動の苦情はありませんが、県道を通行する車両に対する苦情が県のほうに来ているということは聞いております。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 木下善二郎君。



◆13番議員(木下善二郎君) その件なんですが、私ごとですが、県道沿いに住む住人より振動被害の相談があり、何とかしてあげたいと頑張りましたが、建屋等へのひびや雨漏り等の因果関係が不明とのことで押し切られ、申し立てを取り下げられた方がいます。この方は心労により体調を崩され、悩んだあげく、平穏に暮らす権利の侵害に当たるとして訴訟を考えられておられます。

 このような方をなくすためにも、被害が予想される家屋については事前の調査をしっかり実施し、取り組んでいただきたかったと思うのでありますが、この件について市長は御存じでしょうか。また、御意見がございましたらお願いいたします。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 石橋市長。



◎市長(石橋寛久君) 申しわけありませんが、私のほうは今までこの件については一切知っていないという状況でございました。一般的に言うと、公共事業をやるときには大抵の場合、何か影響が出そうな地域というのは家屋調査も含めてやられていると思うんですが、今回の土砂の運搬というところにおいて、どこまでやられたのかもちょっと私、県の事業ということで知っておりませんので、なかなか意見が言えないという状況にあります。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 木下善二郎君。



◆13番議員(木下善二郎君) 訴訟を考えておられるということですので、これ以上突っ込んだ話は避けたいと思います。

 現在、工事が進行中の市道大浦赤松線沿いの民家でも、矢板を打ち込んだ後、玄関付近や建屋基礎部分へのひび割れ等が発生している家屋がありますが、市としてはどのような対応をされるのか、建設部長、お伺いいたします。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 水口建設部長。



◎建設部長(水口明彦君) 民家前の矢板についてでございますが、前面の埋立地は県道として整備することから、県のほうで矢板の打設を行っております。そのため、県に確認しましたところ、平成21年度に民家の敷地内で一部被害が出たとのことを報告を受けております。県としましては、周辺の家屋等について、平成20年度に事前調査を行っており、埋め立て工事完成後に家屋等の状況についての意向確認を行い、必要がある箇所は事後調査を行い、対応を検討する予定であると聞いております。

 以上です。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 木下善二郎君。



◆13番議員(木下善二郎君) 県道としてやっているというところがちょっとひっかかったんですが、あそこはあれですか、Aコープから向こうが市道なんですか。Aコープからこっちは県道になるんでしょうか。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 島瀬建設課長。



◎建設課長(島瀬円眞君) 境としては、広見川の河口、ポンプ場があるところ、あれから右手に行くところが県道であります。あれから左、大浦のほうに行くほうについては市道となっております。工事については県のほうでやっていただいているということであります。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 木下善二郎君。



◆13番議員(木下善二郎君) わかりました。

 苦情が出ましたら、誠実なる対応をお願いしておきます。

 次に、防災・津波対策について伺います。

 愛媛県は平成22年度、津波遡上被害調査を実施し、県内の主要な河川における津波遡上調査結果を公表しています。想定地震は東南海・南海地震同時発生、マグニチュード8.6の設定条件で実施。

 それによると、宇和海沿岸については、発生後約1時間で3.2メーターから4.6メーターの津波が到達すると予測されております。須賀川においては、津波は河口から約1.6キロメートルのJR予讃線鉄橋まで河川内を遡上、途中の和霊公園付近までは左右河川護岸を越流する。また、海岸部から朝日町の一部は2メーターから3メーター。私のうちは朝日町なんですが、3メーターほど来るということでございます。JR宇和島駅は50センチメーターから1メーター、地方局西側及び宇和島郵便局北側では50センチメートル浸水する。来村川では河口から約1.3キロメーターの三嶋橋付近まで遡上、河口から約500メートルの間は左右河川護岸を越流する。また、伊達博物館は50センチないし1メーター、警察署北側及び三嶋神社東側では最大50センチメーター、城東中学校は2メーターから3メーター浸水するとの調査結果の概要と、2級河川須賀川津波遡上浸水想定図を公表しております。

 この想定図を見ると、市役所や浄化センター、クリーンセンターには3.3メーターの津波が想定されていますが、東日本大震災の後だけに、何の対策も講じないでは市民の理解は得られないと思うが、それぞれの公共施設に対する対応策について、これは危機管理課長でしょうか、よろしくお願いします。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 井関危機管理課長。



◎危機管理課長(井関俊洋君) 公共施設に及ぼす影響と対策について御回答させていただきます。

 先般の東日本大震災のような規模の地震が発生した場合には、当市においてどのような被害が発生するかにつきましては、さまざまなシミュレーションをもとに想定作業を行っているところでございます。その対策についても現在検討中であります。特に海岸部に面した公共施設に関しましては、より慎重な検討が必要になろうかと考えております。ただ、今回の大震災がこれまで想定された以上の大きく上回るものであったこと、また多方面から検証が必要であることなどから、相当の時間が必要になりますことを御理解いただきたいと思います。

 なお、本庁庁舎に関しましては、有事の際は災害対策本部が設置されることになっておりますので、その機能が果たせるような対策を講じておく必要があると思われ、まずは建物の耐震診断から着手するべく、関係予算を本会議にお諮りすることにしております。

 以上です。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 木下善二郎君。



◆13番議員(木下善二郎君) 具体的には何もまだ決まっていないようでございますが、浄化センター等には汚泥が出ないような工夫が私は必要ではないかと思います。

 原発に視察に行きましたが、もうすべてドアというドアは水密ドアにかわっておりました。また自家発電装置も、シャッターですぐ外部とつながっておったわけですが、そのシャッターですら水密シャッターということで、外部から鉄板をあてがい、水が入らないようにやっております。原発、原発ということで苦情は皆言うわけですが、対応は素早く早いです。一生懸命やっております。宇和島市の場合、市役所においても自家発電等の設備は早急にそろえていただきたいと思います。伊方は自走式自家発電機6台、早くも用意しておりました。消防車も2台、新たにやっておりました。ここが電気も水道もガスもとまったらどうしようもありませんので、そういう対策は早急に立てていただきたいと思います。どうかよろしくお願いいたします。

 また、県が発表した津波遡上被害調査の想定地震は2連動地震ですが、4連動地震の発生が危惧されており、その場合には2.2倍の津波が発生すると想定されています。これはきのう答弁でありましたように、2.2倍ということでございます。それでも市長は、きさいや広場横に給食センターの建設を強行されようとしておりますが、市民や議会の同意が本当に得られるとお考えなのか、お伺いをいたします。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 石橋市長。



◎市長(石橋寛久君) 私としては理解をぜひともいただきたいと思っております。といいますのは、先ほど来、御質問にも出ておりました大浦湾の埋立地、ここもこれから有効利用を図っていかなければいけないと思っておりまして、そのコストの高さから、やはり行政としても何らかの関与、ひょっとすると直接何かをつくるということも含まれてこようというふうに思っております。

 給食センターを今回、工場であるにもかかわらず断念すると、私の常識では大浦湾でも何もできなくなってしまうということを私としては危惧しておりまして、昨日から言わせていただいているのは、宇和島の活性化、まちづくりということを考えたときには、こういう必要なものはつくって、利用をして、もし万一災害が、本当に想定されるような大津波がもし万一来たら、そのときは命だけは守れるように逃げるということを徹底するのが、私は宇和島のまちづくりを考えたときには必要ではないかと思っておりますので、ぜひとも御理解いただきたいと思います。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 木下善二郎君。



◆13番議員(木下善二郎君) 非常に巧みな答弁で悩むわけですが、私もきのういろいろ答弁を聞かせていただきまして、ふろに入りながらいろいろ考えてみました。これまでの流れの中でうまく丸め込まれているなというふうな気がしてなりませんでした。

 まず、一番最初、全協で市長が言われたのは、東海・南海地震の津波が来るという話。4メーターぐらいの津波が来るだろうと。ただ、そのときに3つの堤防の話をしました。3つのお願いじゃございませんよ、3つの堤防。1つ目が由良半島、2つ目は三浦半島、3つ目は九島だと。そうだなと、4メーターぐらいの津波ならこれでおさまるかなというような、私もそういう気がいたしました。だが、きのうの答弁を聞きよりますと、4連動地震、東海・東南海、また南海地震、日向灘沖地震が加わったら2.2倍で10メーターになるというふうな、こういう話を聞きますと、もう10メーターの津波というとどうしようもないなと。ふろに入りながら考えよりましたら、詩ができました。これは詩と言っていいのかどうかわかりませんが、議員の中には作詩のプロがおりますので、非常におこがましいんですが、眠気覚ましにこの詩をちょっと披露したいと思うんです。

 お題は給食センターというお題でございまして、来るぞ、来るぞ、津波が来るぞと吹聴し−ここが大事な、吹聴しというところがね。これは全協のことを言っております。来たらそのとき−これは自然のことですのでね、きのう市長も答弁でよく言われておった。何ぼあれでも来るんだと、津波は。来たらそのとき建物なんかに構っちゃおれぬ−それはそうでしょう。何億かけてどんだけ頑丈しても10メーターの津波にはひとたまりもありません。次がいいなと思ったのは、命救うぞ第一に−これは市長が言われた、きのうも答弁で言いましたね。さすが市長と。何よりも命が大事だということだなと。それは今までのこと、これから先が落ちですが、未来ですが、だけどここに建たせてねと、こう来るわけです。ここというのはきさいや広場の横です。建たせてねというのは建設ということです。これは続けて読むとこうなります。来るぞ、来るぞ、津波が来るぞと吹聴し、来たらそのとき建物なんかに構っちゃおれぬ。命救うが第一ぞ。だけどここに建たせてねと、こう言っているようにしか私にはとれない。そう思いませんか、皆さん。そうでしょう。何言うんか忘れてしまった。

 答弁ありますか。そうでしょう、そのとおりだと思うんですが、総務部長、伺います。答弁はできませんので、総務部長は。この給食センターについては、9月議会に議案として出るんですよね。建設費の金額からすれば、議会の承認を得るということですよね。それはいかがでしょう。総務部長です。市長でもいいです。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 石橋市長。



◎市長(石橋寛久君) 議案としてといいますか、当然、今設計をやっておりますけれども、それに基づいて今度、建設の請負の入札があります。その入札結果が当然億を超えるということで、議会のほうの承認をいただかなければいけないということで、9月か、遅くても12月には出るだろうと。今作業がちょっととまっているような状況がありますので、私としても9月に本当に間に合うかというところは大変疑問なところはあるわけですけれども、とにかく一度議会の建設費に関する御承認ということはいただかなければいけないということであります。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 木下善二郎君。



◆13番議員(木下善二郎君) 大分時間をとってしまいました。

 よもや阿久根市みたいに専決事項で処理するいうようなことは、ございませんね。

    〔「御希望ならしてもいい」と呼ぶ者あり〕



◆13番議員(木下善二郎君) わかりました。

 次に、須賀川の堤防護岸の整備について伺います。

 津波遡上被害調査によると、津波はJR予讃線鉄橋まで遡上とのことであります。途中の国道56号橋、和霊大橋のもとにはサンクスと回転すし店がありますが、両店舗の裏は須賀川護岸です。すし店横の石垣護岸には、人が川におりられるよう石垣が開口している箇所があります。防水壁も遮水板もありません。津波の遡上では浸水崩落の要因となります。また、その上流にかかる道連橋の左岸側には、泉町方面からの下水が須賀川に流れ込んでいる水路があります。この水路を挟んで須賀川の護岸が二重になっています。川下に向かいラッパ状に開口した護岸の地形は、津波の遡上に対して大変危険な形状であります。水門等、何らかの対策が急務であります。ここは我が党の我妻議員が平成17年9月議会で質問しましたが、改修に至っておりません。津波遡上調査で危険度数は増大したと思います。

 防災上の観点から、この2カ所の危険箇所について、県への早急なる改修要望をすべきと考えますが、これは市長、構わんですか。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 石橋市長。



◎市長(石橋寛久君) 御指摘のところ、私も写真でしか見ておりませんけれども、写真では確認しております。県に改めて早急に対応していただくようにお願いをしたいと思っております。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 木下善二郎君。



◆13番議員(木下善二郎君) 高潮対策は飛ばします。

 最後に、防災行政無線について伺います。

 宮城県南三陸町の危機管理職員、遠藤未希さんが、津波が迫る中で、防災無線で津波が来ます、高台に逃げてくださいと町全域に避難を呼びかけたまま行方不明となり、その後、死亡が確認されました。我が身を省みず必死に訴える彼女の声にどれだけ多くの人の命が救われたことか、震災の忘れてはならない記憶として永遠に残すべきだと思います。未希さんが身をもって教えてくれた防災無線の効果は絶大でした。声に導かれ助かった大勢の人たちのインタビューでも明らかであります。

 我が市においても防災行政無線の旧市内への整備の必要性を痛感した次第でありますが、市長はどのように見られたのでしょうか。所見をお伺いいたします。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 石橋市長。



◎市長(石橋寛久君) 先ほどの女性職員の献身的な努力というもので多くの命が救われたということは、私も本当に感動を持って聞かせてもらっております。

 一方、宇和島市には残念ながら防災無線はありませんけれども、それに負けないような何かの方法を早急に考えたいと思いますし、最終的にもし防災無線しかないという結論に至れば、それはそれでまたできるだけ早く方向性を出しながら、どういうふうにやっていくか検討はしていきたいというふうに思っております。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 木下善二郎君。



◆13番議員(木下善二郎君) 今回の大震災で国民の地震・津波に対する認識が一変いたしました。市長の最大の使命は、市民の生命、財産を守ることであります。遠からずやってくる大災害に備え、何を差しおいてでも、最も有効な手段である防災行政無線の整備をこの時節を外してはできないと思います。いま一度、市長、防災無線に対する決意をお聞かせいただけますか。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 石橋市長。



◎市長(石橋寛久君) 私としては防災無線、大変有効な手段ではあると思っておりますけれども、これがすべてを解決する手段でもないと思っておりますので、先ほどの繰り返しになりますけれども、総合的にどういう方法がいいのか、自分として考えながら、できる早く実現をしなければ、間に合わなかったら何にもならないわけですので、やっていきたいと考えております。

    〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 木下善二郎君。



◆13番議員(木下善二郎君) 理事者におかれましては御答弁ありがとうございました。

 被災地ではいまだ8万4,000人の被災者と7,781名が行方不明です。一日も早い復興を祈念いたしまして、私の質問を閉じさせていただきます。ありがとうございました。



○議長(福本義和君) 以上で木下善二郎君の質問を終わります。

 これをもちまして一般質問を終了いたします。

 次に、「報告第6号・専決処分した事件の承認について」「専決第3号・平成22年度宇和島市病院事業会計補正予算(第4号)」以下、日程記載の順を追い、「議案第64号・辺地に係る公共的施設総合整備計画の一部変更について」までの全案件を便宜一括議題といたしたいと思います。

 これに御異議ございませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 異議なしと認めます。

 よって、「報告第6号」「専決第3号」ないし「議案第64号」までの全案件を便宜一括議題といたします。

 これより議案質疑に入ります。

 質疑の通告がありませんので、質疑を終結いたします。

 お諮りいたします。

 ただいま上程中の「報告第6号」「専決第3号」ないし「議案第64号」までの全案件は、さらに慎重審議を行うため、お手元に配付の付託表のとおり、日程記載の請願・陳情とともに所管の委員会に付託いたしたいと思います。

 これに御異議ございませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(福本義和君) 異議なしと認め、そのように決定いたします。

 これをもちまして、本日の日程は全部終了いたしました。

 本日はこれにて散会いたします。

    午後2時05分 散会

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 地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。

   宇和島市議会 議長 福本義和

          議員 薬師寺三行

          議員 山内秀樹