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愛媛県 宇和島市

平成22年  9月 定例会 09月27日−02号




平成22年  9月 定例会 − 09月27日−02号







平成22年  9月 定例会



平成22年9月宇和島市議会定例会

議事日程第2号

平成22年9月27日(月)午前10時開議

会議録署名人指名

代表質問

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本日の会議に付した事件

議事日程のとおり

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出席議員(28名)

 1番    正木健三君

 2番    赤松孝寛君

 3番    安岡義一君

 4番    三曳重郎君

 5番    椙山義将君

 6番    石崎大樹君

 7番    岩城泰基君

 8番    福島朗伯君

 9番    大窪美代子君

10番    我妻正三君

11番    坂尾 眞君

12番    清家康生君

13番    赤松与一君

14番    上田富久君

15番    松本 孔君

16番    山内秀樹君

17番    木下善二郎君

18番    薬師寺三行君

19番    兵頭司博君

20番    福本義和君

21番    山下良征君

22番    小清水千明君

23番    三好貞夫君

24番    赤岡盛壽君

25番    藤堂武継君

26番    土居秀徳君

27番    泉 雄二君

28番    浅田良治君

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欠席議員

    なし

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説明のため出席した者の職氏名

市長             石橋寛久君

副市長            岡野 昇君

教育長            明神崇彦君

病院事業管理者        市川幹郎君

総務部長           村上登志雄君

市民環境部長         山本弥須弘君

保健福祉部長         山本金利君

産業経済部長         神應幸男君

建設部長           水口明彦君

教育部長           中原一嘉君

水道局長           末廣通正君

病院医療行政管理部長     岡崎恵一君

総務課長           泉 秀文君

財政課長           松田公彦君

環境課長           今西一栄君

商工観光課長         笹山誠司君

建設課長           島瀬円眞君

学校給食センター所長     上杉繁富君

広域事務組合事務局長     毛利政紀君

病院局経営企画課長      橋本克彦君

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会議に出席した議会事務局職員

局長             渡辺邦夫君

次長             後藤 稔君

次長補佐           藤田 良君

専門員兼議事法制係長     宮本啓行君

主任             上甲由美子君

主査             崎山泰慶君

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     午前10時00分 開議



○議長(山下良征君) ただいまの出席議員は28名であります。

 定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。

 本日の会議は、議事日程第2号により進めます。

 本日の会議録署名人に、上田富久君、石崎大樹君を指名いたします。

 それでは、これより代表質問に入ります。

 質問は、お手元に配付の発言順位表により順次発言を許します。

 なお、議事進行の都合上、発言時間は一括質問の場合、最初の質問は1人30分以内、再質問は2回までといたします。

 また、一問一答方式及び分割質問方式の場合、質問と答弁の時間を含め1人1時間以内といたします。

 この際、申し上げます。議員の皆様は、指定の発言席にて質問を行い、市長並びに理事者に対し答弁を求める者の指名をお願いいたします。

 なお、議員の質問に対する理事者の答弁は、自席にてお願いをいたします。

 まず、福島朗伯君の発言を許します。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(山下良征君) 福島朗伯君。



◆8番議員(福島朗伯君) おはようございます。自民党議員会の福島でございます。

 ことしの夏は記録的な猛暑に見舞われまして、またこの二、三日、大変秋らしい気候を感じるわけでございますけれども、会派を代表いたしまして代表質問をさせていただきたいと思います。

 より質問内容をわかりやすくするために、一問一答方式で行いたいと思います。市長を初め理事者の皆様方の明快なるご答弁のほどをよろしくお願い申し上げたいと思います。

 それでは、まず最初に給食センター建設及びそれにかかわる諸問題についてお伺いをいたします。

 平成18年10月に給食センター建設検討委員会より答申がなされ、丸4年がたとうとしております。その間、建設予定地の用途問題、地域住民の反対等、多くの諸問題が発生し、これらの問題の解決は困難であると市長が判断され、去る7月29日の全員協議会において、津島支所裏の給食センター建設予定地を断念、きさいや広場裏の旧宇和島製氷跡地を新しい建設予定地として打ち出されました。

 しかし、この建設予定地は港湾計画に属した土地であります。給食センター建設に支障はないのでしょうか。水口建設部長にお伺いをいたします。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(山下良征君) 水口建設部長。



◎建設部長(水口明彦君) 御質問の給食センターの建設についてですが、港湾計画上の建物の建築に関する規制はなく、支障はありません。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(山下良征君) 福島朗伯君。



◆8番議員(福島朗伯君) 支障はないとのことですが、建設予定地には、港湾計画で児童館、温浴施設設置の計画がございましたが、これらの計画はどのようになるのか、再度、建設部長にお伺いをいたします。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(山下良征君) 水口建設部長。



◎建設部長(水口明彦君) 御質問の児童館、温浴施設の設置につきましては、愛媛県が策定した宇和島港の港湾計画で配置されたものではなく、市が新内港地区の再開発構想の中で策定した計画案であり、きさいや広場整備後の将来構想案であります。また、これらの施設の整備は市全体の長期的な計画を策定する中で、関係部署とともに検討していくこととしております。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(山下良征君) 福島朗伯君。



◆8番議員(福島朗伯君) 愛媛県からも、これから将来の宇和島市の港湾計画及び都市計画を総合的に考えるよう指示があったとお聞きいたしております。そのようなスケジュール計画を実行していかれるのか、市長に所見をお伺いいたします。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(山下良征君) 石橋市長。



◎市長(石橋寛久君) ただいまの御発言、港湾計画ということでしょうか、給食センターをどのようにやっていくということでしょうか。



◆8番議員(福島朗伯君) はい、まあまあそうです。



◎市長(石橋寛久君) 給食センターにつきましては、今予定しております旧の製氷跡地、ここで計画をやっていきたいと考えておりまして、今、部長から答弁ありましたように県と最終的な調整をしております。といいますのは、今ありましたように、温浴施設、それから児童館等予定しておったものをどうするかというところも考えていかなければいけないということですけれども、基本的には問題ないというふうに理解しておりますので、私としては給食センターの改築ということに関しましては、できれば何としても今年度中に設計を発注いたしたいと。そして、来年度は建設にかかって、できれば来年度中の完成を目指したいわけですけれども、なかなか多分、物が大きいですから単年度では難しいだろうとは思っておりますけれども、来年度着工を目指して少なくともやっていきたいというふうに考えております。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(山下良征君) 福島朗伯君。



◆8番議員(福島朗伯君) 次に、給食センター建設に伴い、きさいや広場を設置した折の愛媛県との間の取り決めの件で、いろんな諸問題が持ち上がっていることをお聞きいたしました。

 その一つが、きさいや広場設置に伴い、先ほど述べました新しい給食センター予定地であります。

 旧宇和島製氷跡地という空き地があるにもかかわらず、児童館、温泉施設の設置計画があったため、愛媛県の土地をお借りし、きさいや広場開設にこぎつけた経緯があります。

 その折に、愛媛県所有の土地での物品販売は原則禁止との取り決めがあったと聞き及んでおります。しかし、現在、愛媛県所有の敷地内に建設しております真珠館では真珠の販売をしておりますし、オープンスペースではビアホールを開催しております。

 今回、給食センター建設に伴い、これらのことを愛媛県から指摘されたとお聞きいたしましたが、どのような対応をされるのか、神應産業経済部長にお聞きをいたします。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(山下良征君) 神應産業経済部長。



◎産業経済部長(神應幸男君) お答えをいたします。

 きさいや広場の用地ですけれども、一部の市有地を除いて、新内港の港湾用地であります。市は、この港湾用地を港湾管理者である愛媛県から占有許可を得るとともに、年間70万円弱の占用料金をお支払いしております。

 御指摘の真珠館でございますけれども、この港湾用地のうち埠頭用地に分類される区画に整備をしておるもので、県からはこの埠頭用地における物品販売について指導を受け、協議を続けております。

 県の指導は占有許可に基づいて利用してほしいということであり、市としましてもその方向で協議をしてまいりましたし、今後とも対応をすることといたしております。

 以上でございます。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(山下良征君) 福島朗伯君。



◆8番議員(福島朗伯君) きさいや広場開設には、愛媛県には多大な御尽力をいただいております。しっかりした対応をよろしくお願いいたしたいと思います。

 ここからは、給食センター建設の具体的なことをお伺いいたします。

 今回、給食センター建設を予定されております旧宇和島製氷跡地は、断念をされた津島支所裏の建設予定地の約半分の敷地面積しかございません。約5,000食を賄う給食センター建設には非常に狭いと懸念をいたしますが、どのような計画を考えられておるのか、教育部長にお伺いをいたします。

 また、給食センター建設のスケジュールをあわせて教育部長にお伺いいたしたいと思います。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(山下良征君) 中原教育部長。



◎教育部長(中原一嘉君) お答えをいたします。

 建設を予定しております製氷跡地につきましては、敷地面積約3,800平方メートルであります。5,000食規模の給食施設の建設につきましては問題はないかと考えておりますが、恐らく二千数百平米の建物になると予想をしております。

 建ぺい率等を考えますと一部2階建ての考えをしておりますが、今回9月の議会で設計委託料の追加をお願いしております。今後その後、御承認をいただければ、御理解をいただければ、この後協議に入りたいと思っておりますので、何とぞ御理解をいただきたいと思います。

 また、スケジュールに関しましては、今年度設計を行いまして、来年度着工いたします。平成24年度中には新しい給食センターでの運用を開始したいと考えております。

 よろしくお願いいたします。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(山下良征君) 福島朗伯君。



◆8番議員(福島朗伯君) 建物が一部2階建てと申されましたが、それは作業場が一部2階建てということで、建物自体は3階建てですか、2階建てですか、事務所も入れてすべて。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(山下良征君) 中原教育部長。



◎教育部長(中原一嘉君) 今考えておりますのは、1階に施設的なもの、2階に事務所、休憩所を考えております。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(山下良征君) 福島朗伯君。



◆8番議員(福島朗伯君) 津島の土地の半分しかない広さで1階のワンスペースで給食センターのすべての作業が賄えるという考えでよろしゅうございますか。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(山下良征君) 中原教育部長。



◎教育部長(中原一嘉君) ええ、今のところはそう考えております。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(山下良征君) 福島朗伯君。



◆8番議員(福島朗伯君) 職員の駐車場なり業者の駐車場等もたくさん要りますが、それも十分対応できるとお考えでございますか。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(山下良征君) 中原教育部長。



◎教育部長(中原一嘉君) この後、本設計に入りまして、駐車場の関係についても協議をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(山下良征君) 福島朗伯君。



◆8番議員(福島朗伯君) 給食センター建設検討委員会が答申を出して丸4年がたちますが、この間、政権がかわり、国の方針も変わり、給食センター建設に伴う補助金がなくなったとお聞きいたしますが、同じ給食センターを建設すると仮定して、どれだけ前の計画より持ち分がふえるのでしょうか。教育部長にお伺いをいたします。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(山下良征君) 中原教育部長。



◎教育部長(中原一嘉君) 建設をするための財源といたしましては、国からの補助金、そして有利な起債を予定しておりますが、国からの補助金につきましては、先ほど議員がおっしゃられましたゼロということではなくて、給食施設の採択が非常に厳しい状況だということで聞き及んでおります。

 今年11月に県のほうから文書が参りまして、11月までに来年度の事業計画を提出せよという指導を受けております。

 今後は県と連携をいたしまして、給食施設への補助金採択へ向けて文科省へ働きかけてまいりたいと考えておりますので、よろしく御理解をいただいたらと思います。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(山下良征君) 福島朗伯君。



◆8番議員(福島朗伯君) 上の建物の説明は今ほどあったんですけれども、今、下の土地の件なんですけれども、あれは今、宇和島市土地開発基金が持っておられまして、宇和島市に売るというような形で土地を取得されるんだろうと思います。

 宇和島市土地開発基金と宇和島市とは財布は一緒のようなものでございますけれども、譲渡される土地の坪の単価、それから、もちろん今まで金利もかさんでおるでしょうから、金利を合わせた1坪幾らぐらいの土地の値段になるんでしょうか。これは総務部長でおわかりでしょうか。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(山下良征君) 村上総務部長。



◎総務部長(村上登志雄君) 土地開発基金の所有地につきましては、面積が、先ほど中原部長お答えしました約3,800平米、今回予算に上げました取得金額が約5億5,600万です。ですから、平米当たりの単価が約14万6,000円ということになっております。

 また、利子がかさんだ分というのがありますけれども、当時、取得した当初、土地開発公社という土地を先行取得するところが真珠会館用地として取得したものですから、平成3年ごろ取得したんだったと思いますが、それから現在までの利子が幾らかかさんでおりますが、その間、宇和島市は土地開発公社あわせまして、財政の健全化計画ということで簿価と実勢価格との差額につきまして一生懸命一般会計からの補てんということで簿価の上昇を下げるように努めてまいりました。ということなので、具体的に利子の額が幾らでということではありませんけれども、現在こういう簿価になっている現状ということであります。

 以上であります。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(山下良征君) 福島朗伯君。



◆8番議員(福島朗伯君) また、市長は、6月定例会におきまして、建設場所が決定次第、PFIの導入も選択肢の一つと考える旨の答弁をされました。

 このPFIという手法は、多くの自治体で行っている手法であり、給食センター建設に対して補助金も余り出なくなった今日、大変有効な手段だと思います。市長の所見をお伺いいたしたいと思います。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(山下良征君) 石橋市長。



◎市長(石橋寛久君) PFIの導入につきましては、私も専門的にこの件につきましては研究はしておりません。ただ、今回の建設に当たりましては用地の決定ということが大変おくれていると、そして一方で給食センター、今動いているものが大変古くなっているという現状をかんがみたときには、一日も早く改築をしたいという思いでおります。

 そういう意味において、PFIの手法、メリット・デメリットあるんだろうと思いますけれども、PFIを採用すると一番つらいのは時間を要するようになると。これを解決するためには、やはり今、私の考えといたしましては、PFIでなくて行政が直営で建設して、運営も今のところ直営でやっていこうというふうに考えているというところです。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(山下良征君) 福島朗伯君。



◆8番議員(福島朗伯君) はい、わかりました。

 今回の給食センターを見ましても、教育委員会、建設部、産業経済部の3つの部署がかかわっている事業であります。

 教育委員会は、余りに事業への取り組み、見通しが甘い。建設部におきましても、都市計画、港湾計画等、土地の絞り込みについての見通しが甘いのではないでしょうか。

 産業経済部は、きさいや広場開設にかかわる事項、県との協議内容の情報公開のおくれ、教育委員会との情報の共有の不足など、言い出せば切りがありませんが、関連部署の連携がとれていなく、全くお粗末な状況だと思います。

 この事業だけでなく、これから行う事業におきましても、複数の部署がかかわってくる事業が多く出てくると思いますが、どのようにして連携をとられていかれるのか、市長にお伺いをいたしたいと思います。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(山下良征君) 石橋市長。



◎市長(石橋寛久君) 御指摘のところ、100%そんなことはないとは言えない状況ということは私も自覚はしております。当然、私としては事業を進めるに当たって、計画段階から関係部署にはそれぞれ話をして、問題はないかということでやっていっております。ただ、その煮詰めの中で市だけで判断できないところでちょっと甘いところも出てきているかな、もっと詰めておったらよかったのになというところがいろんな事業であるのも事実でございますけれども、これはやはり私を中心として、もっともっと勉強もしながら研究はしていきたいというふうに思っております。

 ただ、事業については、計画を立てたらその方向でぜひとも御理解を得ながらやっていこうというつもりで各部署との連携強化を思っておりますし、今後ともその連携強化というところは心がけて頑張っていきたいと思いますので、また御理解と御指導もいただきたいと思います。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(山下良征君) 福島朗伯君。



◆8番議員(福島朗伯君) 同じような質問になるんですけれども、また、一番の疑問は、関係3部署が内容を煮詰めていない状況で市長が見切り発車的に事業内容を発表されたわけでございますが、非常に理解に苦しみます。市長の御所見をお願いいたします。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(山下良征君) 石橋市長。



◎市長(石橋寛久君) 今回の給食センターにつきましては、内容等につきましては逐次、もともとが検討委員会で検討してもらった7,000食というところからスタートしておりますけれども、それぞれの状況を見ながら逐次見直しをしてきたと、中身についてはそういうことで議員の皆様にもある程度御理解していただいていると思います。

 今回問題になっておりますのは用地をどこにするかということでありまして、これについては基本的には市長の専決事項ということで、これはみんなにも相談する、意見は聞きましたけれども、最後の決断は私のほうでやりまして、あと担当部署にもこういうことでいきたいから問題はないかということで検討をやったというところでございまして、基本的には、そのときに多少の問題はあるにしても大きな問題ということはないということで確認をとって進めているというところでございます。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(山下良征君) 福島朗伯君。



◆8番議員(福島朗伯君) 総務部長、あそこは市の職員の駐車場になっておりますが、今利用されておりますけれども、今この市役所の周りは有料駐車場はもうほとんどないような状態であります。あの何十台の市の職員の駐車場はどのようなところに、どのような考えを、移設、持たれていますか。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(山下良征君) 村上総務部長。



◎総務部長(村上登志雄君) 駐車場の件でありますけれども、現在のところ、新たに職員用の駐車場を設けるという考えは持っておりません。今までも駐車場に関しましては職員が民間駐車場ということでお願いをしてそういう対応をしております。

 8月に財政課で近隣駐車場の状況を調査いたしました。その結果、若干割高にはなる分もあるんですけれども、必要とされる台数があいているということは把握しております。

 以上であります。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(山下良征君) 福島朗伯君。



◆8番議員(福島朗伯君) 今、社会福祉協議会が高速下のを整理して駐車場に使っていますね。ああいう形で駐車場確保という考えはもう毛頭ないということでよろしいですか。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(山下良征君) 村上総務部長。



◎総務部長(村上登志雄君) 高架下の件でありますけれども、建設課におきまして、国のほうと駐車場に利用できないかという方向で協議はしていただいております。まだ決定はいただいておりません。

 そういうことが実現すれば大変ありがたいんですけれども、そうでない場合におきましても市役所近隣の民間駐車場を活用するということで、新たに職員用の駐車場を購入しない方向で進めさせていただいていると、そういう考えであります。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(山下良征君) 福島朗伯君。



◆8番議員(福島朗伯君) わかりました。

 子供たちの食育のために、または健全育成のために、宇和島給食センターの建設は何よりも急がれる。私も大賛成でございます。何よりも一日も早く新しい給食センターを建設することが急務であると考えておりますが、ただ、あそこの場所につきましては、宇和島の市庁舎の裏の市が持っている土地の一等地でございまして、きさいや広場でいろいろな事業があるときの駐車場、または体育館で大事業があるときの補助の駐車場等、活用が非常に多いと思います。津島のまだ広い運動公園であるとかいろいろなところに空き地があると思いますけれども、あえてあの市の中心部に給食センターを建てるということが市民に御理解をいただけるかどうか、非常に疑問でございます。

 答弁は要りませんが、また市長、御一考をひとつお願いいたしたいと思います。

 それでは、続きまして、広域ごみ処理場建設計画についてお伺いをいたします。

 この事業は、さかのぼること平成11年、当時の施設状況としては比較的健全に維持されたことに恵まれまして、いま一度施設を修理することでの経費の節減や、また新しい排出基準を満たすことなども含めて取り組まれてきたと記憶しております。

 その背景には、改築期限の約束相手である地元関係者が期限の時期を迎えながらもその趣旨に御理解をいただき、延命措置が図られてきたところであります。しかし、そのタイムリミットも、平成24年には現施設も役目を終えなければなりません。残された時間も大変心配をしていたところですが、このたび市長から改めて新規候補地を示されたのであります。市民にとりましてはなくてはならない重要な施設だと私も認識をいたしております。

 今までの祝森ごみ処理場の経緯について簡単に述べますが、祝森下地区の石丸に日量120トンの焼却施設ができ、稼働を開始したのは1984年でありました。

 この施設の使用期限が近づく中、市は次の予定地を見つけられず、1999年に石丸の施設延命工事を行いました。このとき、祝森地区は3地区の連合会として次の予定地から祝森を外すと市に約束させたにもかかわらず、候補地の選定に失敗した市は2008年、祝森上区祝いの川、柿木地区を候補地とすると発表されたわけです。その年の10月、市の発表に対して、住民の80%の反対署名を持って自治連合会として市に申し入れたわけであります。

 しかし、2009年10月、宇和島市は反対署名を無視し、150人の住民を集めて受け入れ前提の説明会を開催いたしました。そこで、当時の自治連合会は住民投票を行い、1,061人中848人が投票、反対551人、賛成268人とダブルスコアでの反対を得、2010年1月29日に絶対反対の民意の表明を市に申し入れたわけであります。

 T氏が就任して、自治会連合会は、これまで閉ざしてきた宇和島市との協議を今後始めると決定をいたしまして、1月29日の絶対反対の決議を撤回、そして4月25日に連合会が宇和島市との連絡協議会を立ち上げたわけです。そして6月15日、連合会は市に建設と測量調査について同意書を提出した。6月の中までの経緯はこれで、市長、間違いございませんか。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(山下良征君) 石橋市長。



◎市長(石橋寛久君) ただいまの御発言の中で1つだけ訂正を求めておきたいと思いますけれども、市が建設を次はしないと約束しているのは祝森地区ではありませんで、現在、炉が稼働している石丸地区においては次の炉をつくらないということで約束をしております。

 ですから、議員さん先ほどの発言を聞いておりますと、祝森地区で次の炉をつくらないというふうに認識されているように聞こえましたので、それだけは間違いだということで訂正をさせていただきたいと思います。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(山下良征君) 福島朗伯君。



◆8番議員(福島朗伯君) 同意書を提出した連絡協議会の代表T氏は、祝森上区自治会において、T氏の行動は祝森連合会自治会の決議事項についても無視、ごみ処理場建設誘致のため、私利私欲のため、一部の方の意向を重視し活動をしており、余りにも独断的であり、見過ごすわけにはいかないということで、T氏の自治会長解任と新自治会長選任の署名活動を4月15日付で行ったわけであります。

 今申し上げた解任の件は、祝森上区自治会長T氏の解任についての文章より抜粋をしたものでありまして、私の意見ではありませんということを申し上げておきます。

 その結果、47戸中31戸の賛同を得、臨時総会が4月30日に行われ、全員一致で解任が決議され、新自治会長が選任されたわけです。

 そのような自治会長を解任された方と、ごみ焼却場問題を協議され、前に今進められているわけですが、解任されたT氏の自治会長としての立場をどのように考えられておられるのか。いわゆる解任をされても今なお自治会長として認めておられるのか、見解をお伺いいたします。

 市長、よろしくお願いいたします。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(山下良征君) 石橋市長。



◎市長(石橋寛久君) 祝森で、残念ながらといいますか、この4月以降そういう動きがあったということは、その動きをされた方々から話を聞いておりますので事実は認識しております。ただ、私としては、自治会というのは任意組織でございまして、御存じのように各自治会、大体年が変われば次年度からの自治会長、それから役員というのを地域で選んでいかれると思っております。その選ばれた結果が基本的には3月末までに市の連合自治会のほうに上がってきて、事務局でその上がってきた名簿をもとにして連合自治会が新たに形成されるというふうに理解しております。ですから、私としては正当な手順で選ばれて自治会長が3月末に選任されたということで理解しております。

 そんな中で、今般解任ということになったわけですけれども、こういうことは今まで余り経験ありませんけれども、これは自治会内で処理していただく問題であるということで、ぜひとも円満な解決を自治会内で図っていただきたいというのはこの場をおかりして改めてお願いしておきたいと思いますけれども、一方、問題とされております今の自治会長さんは、今年度選ばれた自治会長さんではありません。昨年から祝森上区の自治会長をやっておられて、2年目で今回祝森地区の全体の連合組織、祝森は3自治会で組んでおりますので、その代表ともなっているという方でございまして、昨年からこの建設につきましても理解をある程度示していただいておった方だということで、その方が再任されたということで、私としてはその方を中心に、特に祝森全体の自治会長、役員さんを中心に今まで話をさせていただいているということでございます。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(山下良征君) 福島朗伯君。



◆8番議員(福島朗伯君) 地区の自治会長さんが解任をされても、その前に出された市との協議を行うということは有効であると市長はお考えでございますね。はい、ありがとうございます。

 それでは、次に、今年8月30日、祝森の生活安全と環境を守る会が山下議長あてに出した、広域新ごみ処理施設建設計画阻止書の中で、反対をしていた祝森、石丸地区の役員の前の私道の舗装工事を行い、その後その役員は賛成派に回り、活動をしておりますという一文が入っておりますが、これは事実でしょうか。水口建設部長、お伺いいたします。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(山下良征君) 水口建設部長。



◎建設部長(水口明彦君) 舗装工事についてお答えいたします。

 御質問にあります舗装工事につきましては、平成21年度に市において施行しておりますが、この道路は昭和62年3月11日付で私道祝森34号線に認定された宇和島市道であります。

 また、工事に至った経緯につきまして御説明させていただきますが、平成21年、当時の民生委員の方から、道路の側溝部分が陥没して大変危険な状態なので補修をしてほしいという御要望がありました。担当課において現地調査をしましたが、確かに道路面と側溝に段差があり、安全上に問題があると判断しまして、宇和島市道の日常の維持管理業務の一環として補修工事を行ったものであります。

 議員御指摘のこの舗装工事と地元役員の方とは全く関係なく、またそういった事実もございません。

 以上です。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(山下良征君) 福島朗伯君。



◆8番議員(福島朗伯君) 今、建設部長から、あれは宇和島市の昭和63年からの土地であるという御説明をいただきましたが、私もこの質問をするに当たりまして法務局のほうにちょっと調べに行ってまいりましたら、個人の道路の登記のままに法務局の登記はなっておるんですけれども、これはどんなんでしょうか。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(山下良征君) 水口建設部長。



◎建設部長(水口明彦君) 御指摘の市道認定につきましては、大変古いものもありまして、市道内に個人所有地があることについてはすべて把握はできていない状況ではあります。道路工事等でわかった場合において、寄附等のお願いをしている状況であります。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(山下良征君) 福島朗伯君。



◆8番議員(福島朗伯君) あの道路、こういう道路でございますけれども、全部個人名義のまだそのままの土地ですよ。宇和島市が、市のものになったのであれば、なぜ名義を変えないんですか。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(山下良征君) 石橋市長。



◎市長(石橋寛久君) ただいまの御指摘、行政の怠慢と言われればそれまでなんですけれども、現実問題としてはたくさんの土地が寄附されながら名義はそのままで市道、そして県道となっているところがまだまだ相当残っているということで、これは行政全体の問題として私としても逐次片づけていかなければいけないというふうに思っております。

 その一つの典型例が、数年前、バイパス建設に絡みまして明倫町の地区で、寄附を受けているにもかかわらず市が名義変更していなかったということで、今度もとの地主さんからこれは私のものだという訴えを起こされましたけれども、裁判で争った結果、市のほうの勝訴ということで認められました。

 市の怠慢を、私としては怠慢はないと言うつもりはないんですけれども、残念ながら現実問題として県道においても市道においても、特に海岸部の県道はまだまだ個人名義で残っているところが結構あるというふうに理解もしておりますし、できるだけ早くここらの問題も片づけていきたいと思いますけれども、市道の認定ということにつきましては、当然議会のその都度の承認を得ながら市道に認定しているということでございますので、ぜひ御理解いただきたいと思います。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(山下良征君) 福島朗伯君。



◆8番議員(福島朗伯君) この法務局の登記の分だけちゃんと宇和島市に変えておければ、この地区からこのような疑念も持たれないわけでございまして、こういう文書も出なかったんではないかと思います。ぜひ早急に対処をしていただきたいと思います。

 続きまして、建設予定地はその中心部をお遍路さんが通る遍路道であるわけですが、この道は内海町柏の山中より松尾峠を越え宇和島市に入る、江戸時代以前の昔より今でも多くのお遍路さんが歩いている古い歴史のある遍路道であります。これを焼却場建設のためにつぶしてしまうということは、今、四国全体で取り組んでおります四国遍路の世界遺産指定にも大きな影響があるのではないでしょうか。

 市長はこの古くからの貴重な歴史・文化をどのようにお考えなんでしょうか。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(山下良征君) 石橋市長。



◎市長(石橋寛久君) 私としてもお遍路文化というのは四国の本当に誇るべき、また守るべき大切な文化遺産であるという認識をしております。自分としても市長になってから、今御指摘がありました、ただ、内海町ではなくてもとの内海村、今の愛南町柏から津島町の高田に至るところの道路、これは柏坂という遍路道では難所の一つということで有名です。それからまた津島の平野を通って、あとこの御指摘の松尾峠、そしてまた宇和島に至る道は、この松尾峠以外にももう1本、野井坂のほうがメーンではなかったかということも言われておりまして、その道路もところどころではありますけれども、まだ残っているという状況がございます。

 私としましても興味がありまして、市長になってから市民の方々と一緒にこの道路を歩きました。柏坂も歩いておりますし、この今問題になっております松尾峠を越える道もお遍路のお茶屋を復元したときに私、歩かせてもらいました。そういうことで、できる限り遍路道というのは保存していきたい、それはもう一般の市民に負けないぐらい私も思っておりますし、実際に歩いているということもよその人に負けない思いでおります。

 ただ、今回、宇和島市のこの焼却場熱回収施設を建設するに当たっては、私としてはあそこが一番適地だと思っておりますので、ぜひとも御理解いただきたいと思いますし、遍路道についてはそういう意味においても私としては極力今のまま現状を変えないように努力はしていきたいと思います。山道については問題ないと思いますけれども、あと、下の畑のところに下ったところでは、既に今、採石場の道路とかでいろいろ道路形態、状況も既に変わっているという現状もありますし、私としてはそこを大幅に変えることなく、新たな利用ということも含めて対応していきたいと思っておりますので、よろしく御理解いただきたいと思います。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(山下良征君) 福島朗伯君。



◆8番議員(福島朗伯君) 歴史・文化というのは大変大切な問題であろうと思います。焼却場建設で仕方なく遍路道を全部なくするということも、市民にとっては理解のできないことでもありませんけれども、ぜひ、なるべく大事に現存のままで後世に残すべきではないかと。市長も決してそういうものは必要でないというような御答弁ではなかったので安心はいたしておりますが、ひとつ気遣いをしていただきまして、お願いをいたしたいと思います。

 次の質問に移らせていただきます。

 議員の皆様の机、それから関係理事者の皆様の机の上にはこの地図を配らせていただいております。この黄色で囲んでおりますところがごみ焼場建設予定地の枠内でございます。赤でバッテンをしておりますのが、この建設予定地の中で私の土地は売らないよと言明をされている方の土地を赤で印をつけさせていただきました。真ん中のほうにいっぱいございます。これにつきまして、地図を見ていただきながら質問をさせていただきたいと思います。

 建設予定地は松尾盆地の中心部であり、柿の木川の水源地でもあります。こうした緑の山里を守るため、建設用地不売同盟を結成され、建設用地不売者5名、建設用地調査・測量の不同意者1名、計6名の方々の同意を得られております全面積は6,249平米、実測すれば2割程度の増加が見込まれます。こうした建設予定地不売宣言者の土地は、今の地図で示しましたように中央部に位置し、面積も全体の3分の1以上あり、もし土地を売っていただけなければ今回のごみ焼却場建設の可能性は難しいのではないでしょうか。市長、御意見をお願いいたします。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(山下良征君) 石橋市長。



◎市長(石橋寛久君) あくまでも仮定の話として、議員御指摘のとおり、この売らないと言っている方々が全員拒否されますと用地は大変狭くなりまして、行政のいわゆる予定しているすかっとした建物で十分な広さを持った土地というのはなかなか難しくなるなということを心配はいたしております。

 ただ、できないかというと、そういうことは決してないというふうに思っておりますし、私としては、議員も先ほど発言していただきまして大変ありがたく思いましたけれども、残念ながら今の技術水準で宇和島市の人口規模ということを考えたときに、熱回収施設ごみ焼却場のこの焼却処分というのはどうしても必要な施設でございまして、どこかにはつくらなければいけない施設であるということをぜひとも御理解をしていただいて、私としては今建設に対して後ろ向きの方々にもぜひとも改めてお願いをしていきたいと思いまして、私としても今測量ということをやっておりますので、ぜひこれについて御協力いただきたいということでお願いをしております。また、今後とも地主の方々にはお願いをしていこうと思っております。議員もぜひ一緒になって、宇和島市に必要な施設であるという認識をしていただきましたので、一緒になってぜひ地権者の方々説得していただけるように、御協力していただけるように説得していただいたら大変ありがたいと思っております。よろしくお願いします。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(山下良征君) 福島朗伯君。



◆8番議員(福島朗伯君) これだけこじれたのは、市長は今まで賛成派の方と一生懸命お話をされて、要するにこの土地を売らない方、反対派の方との会話がなかったのが一番の私は原因だと思います。市長がみずから足を運んで、200回でも300回でも頭を下げて話し合いをして、土地を売らない反対派の方々の同意を得るしかこれはもう方法がないんではないかと。

 もう一つだけ聞きますが、もしどうしても最後土地を売らないということになれば、市長は強制執行でもされるような気持ちはございますか。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(山下良征君) 石橋市長。



◎市長(石橋寛久君) 現時点では、私の気持ちは200回、300回まではちょっと自信がありませんけれども、何度も機会をとらまえて関係の方々にお願い申していきたいというふうに思っておりますし、今後とも必要な説明というのはやっていこうと思っておりますので、ぜひ御理解いただきたいと思います。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(山下良征君) 福島朗伯君。



◆8番議員(福島朗伯君) 建設場所の土地を売らない方は非常にもう頑固になっておりますので、大変簡単にはいかないとは思いますけれども、ぜひ、今から市長初め関係理事者がいかに御理解をいただくような誠意を見せるか、そういうことではないかと思います。はいと、イエスと言うまで、市長、頑張ってやってください。

 ごみ焼場問題につきましては以上で終わらせていただきます。

 続きまして、宇和島市立病院の地方公営企業法による全適移行について質問をさせていただきたいと思います。

 宇和島市においては、独立行政法人化を模索していたわけですが、急遽3月議会において地方公営企業法の全部適用の議案を上程され、私どもの厚生委員会に付託となったわけであります。

 紆余曲折、反対意見もありましたが、多くの議員の御理解のもと無事採択をしていただき、平成21年度に市立宇和島病院の改築が完了し、今後の病院事業の経営改善に本格的に取り組んでいくため、市立宇和島病院市川院長が御退職され、新たに市長にかわり市立病院事業管理者に御就任をされ、4月1日より地方公営企業法全適のスタートを切ったわけであります。

 その大きな理由として、1、経営責任の権限の明確化。経営に関する責任と権限が明確になり、事業管理者はもとより職員全体の経営に対する意識の向上が図ることができる。そして2つ目には組織、予算執行等の運営の弾力化。これは内部組織の改編や職員の柔軟な配置が可能となる。そして迅速な執行が可能となるということでございます。3つ目に人事等の独自性。病院独自で迅速な人材の確保を行い、育成することが可能となる等が挙げられているわけですが、一番は、事業管理者を置いて経営責任を明確にする、そして看護師さん等の職員の採用、病院のすべての決済のスピード化が一番のメリットであろうと思います。

 さて、5月18日から21日まで3泊4日で道北のほうに厚生委員会は行政視察に参りました。5つほどの行政視察調査を行ってきたわけでございますけれども、その中でも、平成19年度から全適を採用しております稚内市立病院、平成21年度から全適を採用しております旭川市立病院を主に視察研修を行ってまいったわけでございます。その結果、全適をしたからといって両病院とも経営的に数字がよくなるということはありませんでした。

 ただ、全適のメリットとしては、管理者の設置による経営全般に係る権限移譲と経営責任の明確化が図られたこと、そして2番目として病院職員の企業意識の向上が図られたこと、そして3番目として企業活動の自立化とスピードアップ化が図られたことなどが掲げられているような両病院とも報告がございました。

 そして、2つの病院とも目安箱というものを設置されておりまして、患者や利用者からの意見を吸い上げ、職員の接遇に対する改善策を講じているわけでございますけれども、その目安箱の意見といたしましては、全適を採用してからは市民の皆さんからの職員に対しての批判が非常に少なくなった、また、お褒めの言葉も少しいただくような目安箱の内容に変わったという報告がございました。

 そして、病院事務職員の採用においても、専門職を養成したしたほうがよいということで本庁部署への異動年限をできるだけ長くしているようでありました。

 どちらにしろ、医師不足、看護師不足の問題や診療報酬の減額、改定等に悩まされていながら必死に経営しているのが実情であり、印象的でありました。

 宇和島市におきましても、市川事業管理者を中心にぜひ大改革をしていただいて、職員の意識の向上をしていただき、病院経営に取り組んでいただきたいと思います。

 そこで、市川事業管理者、6月議会から理事者席にお座りになっていただきまして、6月議会では御指名がなかったわけでございまして、本日初めてのデビューでございますが、事業管理者として全適に対する熱い思い、考え方、また対策、取り組み等について、その思いを市民の皆様にはまだ所信表明として明らかにしておりませんので、述べていただきたいと思います。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(山下良征君) 市川病院事業管理者。



◎病院事業管理者(市川幹郎君) 御指摘のように昨今の自治体病院の経営は厳しく、全国の自治体病院の累積赤字は2兆円を超えております。そして、今なお毎年ふえておるのが現状です。

 このような中で、一部経営の改善が見られた病院の大部分は一般会計からの繰り入れの増加によるもので、財政の厳しい自治体では病院の閉鎖も視野に入れて検討されているのが現状です。

 昨年9月に市立宇和島病院の改築が終わり、宇和島市の市立病院も建設の段階、維持管理の段階から運営の段階になったと考えています。

 宇和島市は、合併に伴い、3つの市立病院を持つことになりました。一方、これまで自治体病院は1病院で完結する医療を目指してきましたが、これからの地域の公立病院は、医師、看護師不足もあり、民間病院を含め地域で完結する医療が求められています。

 昨年3月に総務省に提出した改革プランでは、宇和島市の3病院を非公務員型の独立行政法人による運営をすることになっていましたが、このたび方針の転換で現体制で経営の改善を図ることとなり、4月から地方公営企業法の一部適用から全部適用となりました。これにより、管理者のもとで人事・予算執行が迅速に対応できる組織となりましたが、これは同時に、病院職員がみずから所属する組織の運営に参加できる権利と、市民の付託にこたえる義務を負ったものだと考えております。

 そのため、それぞれの病院はこれまでのいきさつにとらわれることなく、地域に求められる医療を分担し、医療を守らなければなりません。

 同時に、これまで同様、病院運営の透明性を図るために、議会、理事者、病院局で構成する市長を委員長とする宇和島市病院事業等経営会議の方針を守り、地域の方々の理解を求めながら、全職員が一丸となって、地域医療の確保と運営の改善、改革を行うために全力で職員の意識改革に取り組む覚悟でございます。よろしくお願いをいたします。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(山下良征君) 福島朗伯君。



◆8番議員(福島朗伯君) さて、ことしの7月24日、宇和島牛鬼まつり走り込みにおいて、宇和島シティーホスピタルの山車2台をもち、市川先生を初め多くの市立病院職員の皆さんが走り込みに参加をされ、大いに盛り上がりを見せていただきました。まさに市民とともに歩み始めた新生市立宇和島病院の姿を垣間見、感動を覚えたのは私だけではなかったかと思います。

 全適で一番大切なことは何だと思われますか。岡崎医療行政管理部長、簡単にお願いいたします。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(山下良征君) 岡崎医療行政管理部長。



◎病院医療行政管理部長(岡崎恵一君) 公立病院としまして、まず、公立病院としての責務を果たすということはもちろんではございますが、やはり企業でございますので、収支バランスを見ながら運営をしていくことが一番大事だろうと思います。

 先ほど議員も事業管理者も申しましたけれども、やはり職員の意識改革というのが一番必要だと思っております。それにつきましては、まず経営層から、各3病院2老健の経営層からの意識改革を始めようということで、3病院2老健の運営委員会等、重要な会議には必ず管理者が私ども出席いたしまして、その席で意識改革について強く発言をしております。

 今後とも一層機会をとらまえて、そういう意識改革を積極的に進めていきたいと思っております。

 以上です。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(山下良征君) 福島朗伯君。



◆8番議員(福島朗伯君) 私の意見とほとんど一緒なんですけれども、やはり一番は職員の意識改革ということだろうと思います。

 宇和島市立病院と、当地にあります宇和島社会保険病院の違いは何であるか。ことしの春に私の家族が交通事故でちょっと救急車で運ばれて社保のほうに入院をいたしまして、約3カ月近く入院をしておりました。

 社会保険病院におきましては、入院患者、付き添いの方、それからお見舞いの方、どなたであろうと廊下で会えば医師、職員、看護師さん、すべての方が必ず笑顔で会釈をしてくれます。もちろん宇和島市立病院と社保の患者入院数は違いますので、すべての看護師さんに、すべての方におじぎをしてあいさつをしなさいというのは難しいかもしれませんけれども、やはり市立病院としては宇和島市民がお客様でございます。市民の皆様方においでをいただかないと病院経営は成り立たないわけであります。そういう社保との違い、まずあいさつから始められるのがいいんではないかと思いますが、先ほどの職員の教育をどのようにするかというのは、次の質問につきましては先ほど岡崎部長のほうから簡単に御説明がありましたので、もうこれは問いません。

 それでは、全適に移行したメリットについては先ほど述べさせていただきましたが、反対にデメリット、または留意点はどのようなことがありますか。岡崎部長、お願いいたします。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(山下良征君) 岡崎医療行政管理部長。



◎病院医療行政管理部長(岡崎恵一君) 一般的に全適化のデメリットとして言われておりますのは、まず、独立採算運営に伴い経営が優先され、公的な機能、役割が低下すると言われております。

 しかしながら、従前からお話ししておりますように、私どもは不採算部門を切り捨てるということは全く考えておりません。それは、この地域の最後の医療を守るとりでとして、総合病院としての機能を果たすという使命を私どもが十分に認識しているからでございます。

 2番目としまして、管理者に権限が集中してしまう懸念があるということが言われていますけれども、これも先ほど事業管理者が申しましたように、市長を中心とした経営会議というのを設けております。それにはいろんな、議会から参加もいただきまして、そういう我々が独善に陥らないような方策をいろいろ講じております。さらには、先ほども申しましたように、3病院2老健の経営層の意見を十分聞くようなシステムも取り入れております。最終的に、我々のほうで問題があることに関しましては市長、副市長に逐一報告をしておりますので、可能な限り独善に陥らないように留意をしております。

 以上です。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(山下良征君) 福島朗伯君。



◆8番議員(福島朗伯君) 労働組合についてお伺いをいたしたいと思います。

 全適に今年4月1日に移行した折にはまだ労働組合の組織が充分にできていなかったということで、話し合いも全適移行時にはされていなかったんではないかと思います。あれからもう数カ月たちましたが、労働組合との交渉等につきましてはどのような進歩をなされておりますか。岡崎部長、お願いいたします。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(山下良征君) 岡崎医療行政管理部長。



◎病院医療行政管理部長(岡崎恵一君) 一番悩ましい問題がこの労働組合との折衝なんですけれども、現在は、全適以後、宇和島病院労働組合、津島、吉田病院労働組合、自治労宇和島市病院事業職員労働組合が結成されました。現在、宇和島市現業職員労働組合含め4つの労働組合が活動しております。これにつきまして、今いろいろな組合との文章のやりとり、三六協定、就業規則等を作成するために事務折衝やいろいろな組合交渉をしている段階です。早ければここ数カ月以内に労働基準監督署にそういう必要な書類を届け出ることができると思っております。

 以上です。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(山下良征君) 福島朗伯君。



◆8番議員(福島朗伯君) 現在のところ労働組合というのは余り大きな問題はないということでございますか。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(山下良征君) 岡崎医療行政管理部長。



◎病院医療行政管理部長(岡崎恵一君) なかなかなくはないという状況ではございません。職員の確保について、我々、労働組合からの要求はまずは看護師の待遇改善ということでございますけれども、それについて積極的に対応をしていきたいというふうに考えております。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(山下良征君) 福島朗伯君。



◆8番議員(福島朗伯君) どうぞ労働組合とも十分な話し合いをして、病院経営に努めていっていただきたいと思います。

 最後の質問となりましたが、市立3病院として、吉田、津島病院、宇和島病院を総合的にどのように経営していくつもりでありましょうか。これは市川先生にお伺いをいたします。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(山下良征君) 市川病院事業管理者。



◎病院事業管理者(市川幹郎君) 現在、宇和島市の実質上の収支は、市立宇和島病院の場合には現金収支が40億を超えて余り問題はないというふうに思っております。

 ただ、今後病院建築に伴う支払いの問題がありますので、もちろんこのままでなにしているわけにはいかない、今からの努力というのももちろん求められております。

 津島病院においても、改善は著しく改善をされておりますが、吉田病院においては医師の不足の問題もあって、なかなかそこが収支がうまくいかない。

 ただ、御承知のように医師というのは自分個人の全責任ですべてをやる。たとえ院長といえどもそれに対して指示はできない。責任があると同時に医師個人の問題になりますので、そこの辺の意識改革をして必要な点数を上げると、不必要なことをやるわけにいきませんので、点数を上げることに最大の努力をしていく以外にない。そして地域の医療を守る以外にないというふうに考えております。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(山下良征君) 福島朗伯君。



◆8番議員(福島朗伯君) 今ほどの御説明の中で、医療の部門においては、宇和島市立病院は黒字を出しておる、津島病院は大体とんとんでいっておると、吉田病院だけ毎年大幅な赤字を出しているということでございます。

 4月1日から全適に移行をして、市立病院3病院とも大きくさま変わりしなければ全適にした意味がございません。

 そういう中で、病院局におかれましては、宇和島市立病院事業等経営会議を発足され、諸問題に取り組まれております。そして、また宇和島市立病院局看護師等奨学金の貸し付け等の新しい看護師不足を補うための方法も見出されて、今まさに来年の春からそれをしようともされております。そういう経営的な改善の非常に大きな改革がなされていることは、よく私も感じておりますし、見えます。

 市の理事者も、また私ども議会も、そして宇和島市民も、この3病院の健全経営に向かって大いに応援をしたいと思っておりますので、ぜひ市川先生を初め病院局の皆様方の今後ますますの御健闘を心からお祈り申し上げまして、私の代表質問を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。



○議長(山下良征君) 以上で福島朗伯君の質問を終わります。

 次に、石崎大樹君の発言を許します。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(山下良征君) 石崎大樹君。



◆6番議員(石崎大樹君) おはようございます。自由民主党の石崎でございます。

 会派を代表し、一括方式で代表質問を行います。

 ことしの夏は35度を超える猛暑日が続き、また全国各地ではゲリラ豪雨により災害が多発するなど、異常気象でありました。一方で、この当地域においては少雨により農作物への被害が心配をされております。私もミカン農家でございますので、毎日かん水作業に追われておりまして、大変のどが渇いております。

 のどの渇きもいやされたところで質問に入ります。

 それでは、財政について質問をいたします。

 それまでに、通告等で質問している内容、先ほど福島議員とダブるところもありますが、御理解をいただきまして答弁のほうをよろしくお願いいたします。

 それでは、財政について。

 我が国の経済は、2008年に起きたサブプライムローン問題に端を発したリーマンショックの影響により、デフレ経済へと突入をしております。GDPにおいても2008年、2009年と2年連続のマイナス成長となり、失業率においても依然高い水準で推移するなど、厳しい現状であります。

 昨年の6月を境に景気の回復の兆しが見られるなど、少しずつではあるが改善されていると言われていたところですが、昨今の円高により輸出関連企業の業績の悪化が懸念され、それに伴い、景気の後退が危惧されるところであります。

 当市においても1次産業の長引く低迷等、依然厳しい状況で、ことしの市内50社を対象とした調査による4月から6月までの景況報告でも、前年の同期比で比べてみますと売り上げが増加した事業所は全体の10%、売り上げが減少した事業所は56%と半数以上となっております。特に小売業、卸売業、建設業においては、前年に比べて売り上げが増加した事業所は皆無となっており、この報告書から見ても当市の厳しい経済状況がうかがえます。

 都市部で見られた景気回復の兆しも、当市ではその実感のないまま、また不況の波が押し寄せており、自主財源の柱である市税にも影響を及ぼすのではないかと危惧するところであります。

 合併時の財政状況は大変逼迫しておりまして、平成21年度の決算状況では経常収支比率89.9%、実質公債費比率14.9%と財政状況は改善をされてきております。人件費の削減、起債の借りかえ等、これまで取り組んでこられた改革の成果であると思われます。一般的に市の経常収支比率の標準値は、80%から85%と言われております。安定した財政運営を行うためにも、今後も財政改革に取り組んでいただきたいと思います。

 自主財源が乏しく、歳入の4分の3を交付税等に依存している当市の現状では、国の政策いかんによっては財政運営にも影響を及ぼす現状であります。国においては、地域の活性化、地方が自由に使える財源をふやす目的で、地方交付税の総額を増額し、22年度においては財源不足の中、前年度に比べ1兆円を超える地方交付税の増額を行っております。当市でも19年度以降、交付税は毎年ふえておりますが、国の財源不足の状況から見ても現状で推移することは考えにくく、その反動がいつ来るのか、大変危惧するところであります。

 また、自主財源の柱である市税ですが、4億5,000万円の減収となっており、これは当初の財政計画では想定していなかった減収額ではないかと思います。また、さきに述べた報告書でも昨年より業績が悪化した事業所は多くなっており、今年度も市税の減収が考えられますが、現在の財政状況についてどのように考えておられるかお伺いをいたします。

 今年度、新たに示されました22年度から27年度の中期財政計画についてですが、20年度から24年度の中期財政計画から大幅な修正がなされております。特に国からの地方交付税が大幅に増額をされております。その要因についてお聞かせください。

 また、市税では年々減収すると予測されております。今後安定した財政運営を行う上では市税の増収が必要であると考えます。そのためには宇和島市経済の活性化へ向けた事業への取り組みが必要であります。宇和島市の経済が活性化することにより、年々増加傾向にある扶助費の抑制にもつながると考えます。

 また、一方で、財政の弾力性をはかる上での基準となる義務的経費が、市税等の経常的収入に比べ増額幅が大きいように思います。数字から見る限り財政を圧迫していくのではないかと考えますが、今後の財政運営についてどのような影響を及ぼすと考えるかお伺いをいたします。

 次に、教育行政について質問いたします。

 まず、中央学校給食センターの整備ですが、これは先ほど福島議員とダブるところがあると思いますので、私の質問はPFI方式、この分はダブっておりますので、その次の新たに稼働が予定される新センターに今後幾つかの新たな期待がかかっております。その中で、合併前、三間町と津島町において地元産を給食へ使用した経緯があり、保護者からは地元産の安心で安全な食材を子供たちのもとへとの根強い声もあります。またその一方で、生産者から食材に係る販路、消費拡大に対する期待も聞こえてきます。こういった声をどのように新センター建設に向けて反映させていくのか、具体的な政策があればお願いをいたします。

 また、今回の新センター整備をよき機会ととらえ、学校給食全体を通じて今後の地元産を利用した食育のあり方を検討すべきだと考えますが、今後の地産地消及び食育に対する施策についてもお伺いをいたします。

 次に、統廃合についてですが、学校整備連絡協議会より答申を受け、今後の基本的な方針が定まり、ことし3月より対象となりました14校に対して本格的な説明会が開催されてまいりました。おおむね6月には予定されていた説明会を終えたようでありますが、内容として、子供たちの交通手段の確保、環境が変わることによるメンタル的なケアなど、さまざまな意見が出されたと聞き及んでおります。

 このことを踏まえ、保護者の声をどう総括され、それぞれの問題点の解決を見出していくのかをお伺いたします。

 また、保護者説明会を一応終えたことにより、次は地域の方々への説明会になると思います。何より、御理解をいただくには、より具体的な内容を示すことが重要であります。

 県内各自治体の対応を見てみますと、お隣の愛南町では、跡地利用として養護老人施設への転用を決定しております。大洲市では、小学校を失う地域の振興策の一つとして、4年間の期間限定で、1校につき上限500万円の補助金を予算化しており、このように各自治体はそれぞれが工夫を重ね、地域コミュニティーの低下を招かないための施策を展開しておりますが、当市としての具体策はあるのかをお伺いいたします。

 次に、耐震問題について質問をいたします。

 平成20年度、明倫小学校を皮切りに耐震工事を実施してまいりましたが、平成23年度には、二次診断においてIs値0.3未満となった21棟に対しまして大方のめどが立ったようであります。

 しかしながら、二次診断において0.7未満となって、いまだ二次診断を実施していない22棟ほか、改築予定の数校が存在をしております。これらはいずれも震度6強の揺れに対し倒壊または崩壊する危険性があるとされ、決して安全な施設とは言えません。今後改築を含めどのような措置を施すのか、また、確かな予算的な裏づけのある実施計画の策定が必要であると考えますが、いかがでしょうか。

 平成20年度から始まりました耐震工事でありますが、4校中3校がピタコラム工法での着手となっております。この理由の一つとしまして、ピタコラム工法は授業を妨げるさまざまな要素が少なく済むということでありましたが、必ずしもそうであったのか。これまでの耐震補強工事における工法を含めた検証と今後の取り組みについてお伺いをいたします。

 次に、宇和島市病院局に対しての質問であります。

 これも先ほど福島議員が質問をされております。ダブるところもありますが、そのまま質問のほうに入らせていただきますので、答弁のほうをよろしくお願いいたします。

 当病院局は平成22年4月に、地方公営企業法一部適用から、財務規定のみではなく企業管理者の設置や組織、人事労務に関する規定など、地方公営企業法の全部を適用する組織に改編されたところであります。

 改編することにより現場での意思決定が迅速化し、内部組織の改善をも期待でき、医師や看護師の確保についても実情に即した弾力的な対応が可能になるなど、さまざまなメリットを期待しての改編であったかと思います。

 改編後、半年余りを経過いたしました。平成22年3月議会において、この病院全適に関する質問が多数あり、議論を尽くしたところでもあります。また、病院内の労働組合の組合員のみでなく、他業種からの応援までも含め、壮絶なる闘いの日々があったかと思います。決して順調なる出発ではなかったと思うわけですが、この半年間、病院局においてどのような方針に基づき運営されてきたのか、事業管理者にお伺いをいたします。

 また、宇和島病院は、改築後も急性期医療、救急医療等、市民医療の拠点として信頼を得ており、経営は堅調と伺っております。吉田病院、津島病院を含めた3病院における平成21年度の決算状況について、簡略に報告を願います。

 現在、全国的に医療を取り巻く環境は悪化し、閉鎖または縮小を余儀なくされる公立病院がふえております。その原因の一つが医師不足であります。一般的な理由として、大学医局制度の崩壊と新たな卒後研修制度、さらには開業する医師の増加が原因であるとも言われております。

 また、もう一つの大きな要因は看護師不足であります。2007年4月より7対1−−入院患者7名に対し看護師1名の配置をすることで入院の料金が高く設定できるという保険診療の規則が改正され、病院として生き残るためには看護師の増員が必要だったという経緯があります。そのため、多くの病院が看護師を集めようと躍起になり、全国的に看護師の争奪戦が起きたことはよく知られております。結果的に、大都市に看護師を奪われた地方は、病棟の縮小や病院そのものが立ち行かなくなっているところも多くあると聞き及んでおります。

 そこで、当病院局では現在どのような状況であるのかをお伺いいたします。

 市立宇和島病院におきましては、改築にかかった起債償還が大きな負担となり、病院経営を圧迫していくのではないかと考えられますが、それらも含め、今後の運営方針についてお伺いをいたします。

 次に、福祉行政についての質問に移ります。

 特別養護老人ホームについてですが、現在、養護老人ホーム施設整備におきましては、旧津島町の津島荘、旧吉田町の愛生寮、旧宇和島市の寿楽荘の3施設を含めた移転改築計画が進められており、このことは非常に喜ばしいことであります。一日も早い改築工事が待たれるところであります。

 現在、宇和島地域で運営されています特養ホームの形態は、2003年度以前に建設をされましたホームにおきまして、多床室と呼ばれます相部屋の施設が主なものでありましたが、ここ近年ではユニット型と呼ばれます個室の建設が義務づけられるようになり、津島町の湯の香荘、三浦地区のあさひ苑、民間運営の有料老人ホームなごみ荘と、ゆったりとした個室で、入居者同士の会話は談話スペースでと、入居者にとってはまことに喜ばしいプライバシーの保たれた施設となっております。

 しかし、利用料の算定で見ると、要介護3に限定した資料ですが、宇和島圏域施設サービス利用料で、一番古い光来園と最も新しいあさひ苑とを比較してみますと、光来園の個室で9万7,800円、多床室で7万4,760円ですが、一方、ユニット型のあさひ苑では13万8,300円です。個室で比較しても約4万円、多床室との比較では約6万円の差額があります。この金額には日用品等、必要な経費は含まれておりません。国民年金の受給者が65から満額受給されても月額6万6,000円、年額79万2,000円です。とても特養ホームに入所できる状況ではありません。

 2000年の介護保険制度の導入は、日本の福祉制度のあり方を根本的に変え、介護を家族だけの負担から社会で支える仕組みに転換するという画期的な施策でありました。必要なサービスをだれもがいつでも、どこでも利用できる制度として、自治体も市民の方々も大いなる期待をいたしております。

 しかし、現実には、平成22年7月1日現在の施設入居希望者は、特養ホーム343名、老健施設120名、合計で463名の待機者がおられます。この待機をされている方々は、どこでもいいというわけではありません。少しでも安く自分の年金で入所できる施設を待ちますと、何年先に入所できるのかわからないのが現実であります。

 今、ユニット型個室施設には、生活保護受給者が利用できない等の理由で自治体から多床室とユニット型の合築を望む声が多く上がり、国におきましても、ユニット型の特養ホームの整備を推進していきながらも、地域における特別の事情を踏まえ、多床室を一部含む特養ホームの整備が選択可能となり、介護基盤整備の趣旨を損なうものではないとの見解を示しております。

 特養ホームの基本方針は、入所者に対し、健全な環境の下で意思及び人格を尊重するものであります。しかし、この経済の疲弊した当地域の高齢者の方々が希望する施設に喜んで入所することができるでしょうか、疑問を抱きます。

 今後の施設整備は、国の指針どおりユニット型で整備していくのか、多床室との合築でいくのか、市長のお考えをお伺いいたします。

 また、国民年金受給者が約2万8,000人と高齢者人口の106%を占める当市にとりまして、部屋代等の補助制度の創設を早期に検討する必要があると考えますが、いかがでしょうか。安心して暮らせる宇和島市のためにも、ぜひ前向きに対応策を講じていただきたいと強く要望をいたします。

 次に、児童虐待についてですが、ことし7月末、大阪市のマンションの一室で3歳と1歳の姉弟が遺体で見つかり、母親が逮捕され、その母親が放置したことに後悔していないとの報道には驚きと恐怖を感じたことは記憶に新しいところであります。

 厚生労働省のまとめによりますと、昨年、全国201カ所の児童相談所におきます児童虐待の相談件数は4万4,210件、調査開始以来19年連続して過去最多を更新し、1990年の1,101件の約40倍になっております。

 また、警察庁のまとめによりますと、ことし上半期に摘発された児童虐待事件は181件、摘発された人数は199人と、統計をとり始めた2000年以降、最も多いものとなっております。2000年に児童虐待防止法が成立し、児童虐待への認識、関心が深まり、通報等がふえたことは大変喜ばしいことですが、将来ある子供たちの命を一人でも多く守っていかなければならないと改めて考えるところであります。

 年々増加する児童虐待に、国の指導のもと、当市におきましても平成17年4月1日、宇和島市要保護児童対策地域協議会が設置され、虐待を受けている児童を初めとする要保護児童及び保護者に関する情報や考え方を共有し、適切な連携のもとで対応を図ることになっており、まずは一安心といったところであります。

 また、その地域協議会の下部組織として要保護児童対策実務者連絡部会が組織され、実動部隊として活動をされております。当市の地域協議会、実務者連絡部会は年間どの程度開催され、協議件数は何件程度あるのかをお伺いいたします。

 児童虐待の定義は、身体への暴力を加える身体的虐待、わいせつな行為をすること、させることの性的虐待、児童に著しい心理的外傷を与える言葉で言う心理的虐待、食事を与えない、お風呂に入れないなど、保護者としての監護を著しく怠ることのネグレクトの4項目だと認識をしております。児童虐待にはこれらの4つのケースがあるということを多くの人に理解していただき、早期発見のために、もしかしたら虐待ではないかと気づいたらすぐに相談すること、もし虐待ではなかったとしても相談者が責められることは決してないこと、また相談の守秘義務が充分に確立されていることなど、周知徹底が必要ではないかと考えますが、御見解をお聞かせいただきたいと思います。

 児童虐待は、少子化で先の見えないトンネルの中にいるこのような時代に、虐待で一人でも命を落とす子供がないように、社会で地域で守りはぐくんでいかなければならないと強く訴えるものであります。

 次に、指定管理者制度について質問をいたします。

 当市におきましては、平成17年8月の合併に伴いまして、翌年10月に新市の新たな行財政運営システムを構築し、さらに、地域の特性を最大限に生かした活力あるまちづくりを推進し、新市の将来像に掲げた「人と交わり、緑と話し、海と語らうきらめき空間都市」の着実な実現を目指すことを目的に、宇和島市行政改革大綱の策定がなされております。そして平成19年2月、改革の重点推進事項を集中的に実現するため、計画期間における具体的な取り組みを明示し、その進行管理を行う宇和島市集中改革プランの策定がなされております。

 当市におきましては、改革プランに沿いまして、21の施設が多様化する住民ニーズにより効果的、効率的に対応するため、公の施設の管理に民間の能力を活用しつつ、住民サービスの向上を図るとともに、経費の節減等を図ることを目的とした指定管理者制度の導入を行っております。そのうち現在13施設におきまして指定管理者制度が導入され、選定されました民間企業にその運営を任せているところでありますが、いまだ諸事情等により計画どおりになっていない8カ所の施設につきまして、現在の状況と今後の指定管理者導入へ向けた検討課題等についてお伺いをいたします。

 吉田町観光物産センター、津島町の祓川温泉等、各施設におきまして経営内容もよいと聞いておりますが、現在の経営状況について簡単にお聞かせください。

 また、津島やすらぎの里についてですが、宇和島道路が津島町高田まで開通したことに伴い、利用客が増加したと聞いております。利用客の増加により、当施設内のレストラン、特産品即売所等の売り上げも伸びてきていると思います。レストラン、特産品即売所等には地元業者、組合員等が参入されておりますが、指定管理者との連携についてをお伺いいたします。

 平成23年度に開通予定の高速道宇和・宇和島間が開通することにより、今まで以上に利用客の増加が期待をされます。増加する利用客にそれぞれの施設へと足を運んでもらうことが必要であると考えます。現在指定管理となっていない施設へも足を運んでもらえるような施策を行うことにより、指定管理が導入できるのではないかと考えますが、観光面も含めた施設等あればお伺いをいたします。

 以上、ダブる質問もあったかと思いますが、市長並びに理事者におかれましては明快な答弁をよろしくお願いいたします。



○議長(山下良征君) 理事者の答弁を求めます。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(山下良征君) 石橋市長。



◎市長(石橋寛久君) ただいまの石崎議員の代表質問にお答えをいたしたいと思います。

 まず、財政についてでございますけれども、私としては、やはり市民にサービスするための市が財政状況でがたがたしておったんでは十分なサービスは当然できないということで、旧の宇和島市の市長に当選させていただいてからも、また合併後の市長として当選させていただいてからも、財政の健全化ということは行政の最大の目標であるということで、財政の健全化に取り組んでまいっております。

 具体的には、職員定数の適正化、はっきり言えば、合併して特に職員の数は私としては多いという認識のもとで厳しい削減をいまだにやっているというところでございます。

 また、財政指数等の改善のために、公的資金の保証金の免除、繰上償還制度、国が認めてくれましたので、私としてはこれを最大限利用して健全化にも努めてまいりまして、その前に旧の宇和島のときには特に土地開発公社、それから住宅協会という大変国から県からもこういう運営ではなっておらんということで御指摘を受けておった問題の組織がございまして、その健全化にも努めてまいりました。

 そしてまた、さらには補助金も市民の方には御迷惑をかけたところもあると思いますけれども、補助金の検討委員会等を設けて、市民の意見を聞きながら削減に努めてきているというところでございます。

 そういうことを総合的に実施した結果において、今御指摘のとおり、経常収支比率も80%ぎりぎりではありますけれどもなっておりますし、実質公債費比率、これについては最近取り入れられた指数ですけれども、今まで考えなくてもよかった別の会計の分まで国としては民間の制度と同じように見ていこうということで、トータルでの見方をされるということで改善を求められまして、それについても対応するべく努力をしてまいった次第でございまして、その結果として、議員の御指摘のありましたように大幅に実質公債費も改善することができました。

 そういうことで、今宇和島市の財政状況、決して満足できるものではありません。特に、御指摘のとおり税収の落ち込みというのが一番厳しいということでございますけれども、これを税収をふやすとすれば、やはり産業の活性化等を通じて市民の資金の回りをよくして、結果として宇和島市に大きく寄与してまいります。固定資産の今の低下、これを何とか食いとめて税収をふやすというふうに持っていかなければ税収はふえないんだろうというふうに思っておりまして、そのためにも今一番力を入れていかなければいけないと思いますのは産業の振興ということになってこようというふうに思っております。

 財政のことだけ申しますと、1つにつきましては、ことしも実は吉田町のオレンジ荘、企業会計であるがゆえに、先ほど言いました公的資金の保証金の免除の借りかえということを適用されておりませんでした。この制度、もう3年になると思いますけれども、私としては東京に行くたびに、財政のことを思ったら全会計を適用させてほしい、企業会計といえどもぜひとも適用するようにさせてほしいということを訴えてまいりまして、ことしようやく宇和島市の特別な要望にこたえる形で老健施設についても借りかえを認めようという決定を国がしていただきました。大変ありがたく思っております。この場をおかりして、御高配いただきました国に対しても本当にお礼を申し上げたいと思いますが、この借りかえをしたことによって、オレンジ荘はこれから数年間まだ返済が続くわけですけれども、1億数千万円の金利の減免ができると試算しております。

 こういうことで経営改善にも大いに寄与してくるものだと確信いたしておりまして、今のところ私のほうとして認識している繰上償還によるというところは、これをもって一段落、宇和島市としてはしたかなということは思っております。

 ただ、そのほかのところについてはまだまだ見直し必要なところがあろうというふうに思っておりまして、そういうところをこれから一つずつ解決する、そういう中において、市民には迷惑をかけることなく財政の改革も進めていきたいというふうに考えております。

 議員さんの御指摘の中で、22年度からの新しい中期計画、予算が膨らんでいるんではないかという御指摘を受けました。これについては、確かに今年度の予算を見ても以前に策定した20年度の計画からすると50億円以上、一般当初予算でふえているという結果がございます。

 ただ、これにつきましては、個々に見ますと理由がありまして、1つは経常的なものでいきますと、子ども手当というのがことしから国のほうで導入されたということで、これに絡みまして10億円ぐらい支出がふえております。ただ、一方で、これにつきましては御存じのように国が全額負担ということになっておりますので、国からその分が入ってくるということでございます。

 あと、残念ながら生活保護も3億円を上回ってふえておりますけれども、これについては市のほうが4分の1の負担が要るということで心配もするわけですけれども、今の経済状況下、やむを得ないかなと。そしてまた、これを改善するためには、先ほど言いましたように市の経済を活性化して人々に働いてもらえる場を提供する、つくるということがもうこれを改善していく唯一の手だろうというふうに思っておりまして、経済の活性化、そういう意味においても頑張らなければいけないんだろうというふうに思っております。

 また、一方、地方交付税がふえているというのは、今度誕生いたしました民主党政権において地方が自由に使えるお金をふやしていこうという大きな政策のもとに、ことし地方交付税がかさ上げされました。その分大変ありがたく思っておりますし、市としては、国がその以前からやっておりましたリーマンショック以後の景気対策、これの施策を最大限取り入れるということで宇和島市もできるだけやりたいということで、雇用関係で5億円を超えるような予算をことしも組んでおりまして、そういうことで予算が膨らんでいるということでございます。

 ただ、一方では、私としても国の政策がこのままずっと続くとは思っておりませんで、いつかは国も財布を締めざるを得ないときが来るだろうと。それに対応するとすれば、やはり自分とこのできる経常収支の悪化は対応をきちんとしておかなければいけないということで、人件費を中心でございますけれども、ことしも1億円以上、人件費等につきましては減額ということで予算は計画をしておりまして、必ず実行できるというふうに考えております。

 そういうことで、決して総論として安泰というわけには税収が少ないものですからいきませんけれども、おおむね今のところ計画どおり進んでいるということでございまして、議員心配されるように、今膨らんでいて今度国の仕送りが減ったときにばったりとこないように、そういうことは肝に銘じながら財政運営やっていっているつもりでございますので、ぜひとも御理解いただきたいと思います。

 それから、最後の指定管理者のことにつきまして、その前に1つ福祉行政につきまして多床室と個室の問題言われておりましたけれども、私、津島の湯の香荘と三浦につくりましたあさひ苑、民間でやってもらいましたけれども、この施設建設に当たって国に本当に個室ばっかりにしていいんですかと、地域の実情を見たときには絶対に多床室をつくっておくべきだということを強く訴えさせていただきました。ただ、残念ながら私一人の力というのは限度がありますし、時間も限られていたという中で、国はユニット化、個室化しか補助金をつけないよということでその当時から言われておりまして、これに従わざるを得なかったということです。私としても今に至るまでじくじたる思いがあります。あれをもっと多床室をふやしておったら入居が安くできる人がふえていたのにということは思っておりますけれども、もうできたものは仕方ないと。ただ、今後について、愛媛県においてはまだ個室化ということが方針として挙げられていると思っておりますけれども、全国を見ますとやはり個室化だけでは問題だという声がかなり上がっているということで、国も見直しも含めて考えていってもらえるような状況になりつつあるんではないかと思っております。

 ただ、一方で、この宇和島圏域においてまだまだ特養施設、不足しているのは間違いないと思うんですけれども、介護保険の運営上、また県が定めております定数ということの中で、新しい施設の建設自体が今宇和島地区では計画に上げられていないという状況がございます。この2年ほど、小規模な多機能型の施設ということで施設の数を大幅にふやしているということはありますけれども、大きな従来のような特別養護老人ホームの建設という事業が今のところ上がっていないというところで残念なところもありますけれども、私としては、必要な施設ということでは県においても今後とも見直しも含めて運動していきたいというふうに考えておりますので、御理解ください。

 あと、指定管理者制度、計画を予定しながらできていないところも多々あります。ただ、今の経済状況下見たときに、指定管理者を導入するということにおいては、先ほど議員の御発言にもありましたけれども、民間のアイデア、活力を生かして、今の行政の固まったような運営から脱却して利用を上げていいサービスをするということと、もう一つはやはり経費的に安くできるというメリットを追求したいということで、この指定管理者制度の導入ということが計画されております。

 ただ、昨今の宇和島市の経済状況を見ておりますと、残念ながら臨時職員12万円ちょっとぐらいの賃金でも働きたいという人が後を絶たない。こういう状況において、宇和島市において指定管理者制度を導入して本当に少なくても金銭的なメリットがあるかというと、今大変疑問を持たざるを得ないという状況があります。

 そういうことで慎重に今なっているということですけれども、またこういう施設につきまして、やったらどうかということもありましたらぜひ聞かせていただいて、私としては決してもうしないという方針を決めているわけではないということで御理解をしておいていただきたいというふうに思います。

 そのほかの御質問については担当のほうから説明させますので。よろしくお願いいたします。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(山下良征君) 明神教育長。



◎教育長(明神崇彦君) 教育行政につきましてお答え申し上げたいと思います。

 給食センターでの地元産米につきましては、現在、伊達アジやタイ、ミカン、野菜の一部等、数量がそろうものにつきましては積極的に給食に取り入れておりますが、新センターになりましたらメニューにつきましては充実していくものと思われますので、今まで以上に地元産品を取り入れることが可能であると考えております。

 ただ、お米につきましては、平成16年、三間町時代に約76万円の補助を、また17年度には37万円余りの補助をいただいて、また津島町でも70万円ぐらいの補助をいただいて地元産米を使ったということをお聞きいたしております。ただ、宇和島市内すべての児童・生徒にこの地元産米を提供するということになりますと相当の金額も要りますので、ここしばらくは南予地方でとれます地域産米を給食に使わせていただきたいと考えておるところでございます。

 次に、学校統廃合でございますが、保護者との意見交換の内容につきましては、6月の議会で御報告をいたしましたとおり、通学のことや児童・生徒の心のケアのことを気にかけておられる保護者の方が大変多くおられました。現在、教育委員会では、そういった内容も踏まえて具体的な実施計画について検討を行っているところでございます。

 とりわけ、多くの保護者が御心配をされておられました通学方法について、宇和島自動車との協議、また公共交通の代替として市が運営いたしておりますコミュニティバスを所管いたします企画情報課と調整作業を現在進めております。特に保護者が早期の実施を求めている学区につきましては、実施計画を早々にまとめまして、地域の方々を含めた説明会を開きまして御理解を求めてまいりたいと考えております。

 跡地の利用につきましても、住民の皆さんと十分に協議をいたしたいと考えております。

 閉校となる学校につきまして、記念誌の発行など、何らかの形で学校の足跡を残す必要があると考えております。ただ、現在は具体的な案は持っておりませんが、今後検討してまいりたいと考えております。

 耐震補強につきましては、この後、中原教育部長から答弁をさせますので、よろしくお願いいたします。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(山下良征君) 中原教育部長。



◎教育部長(中原一嘉君) 今後の耐震補強実施計画でございますが、耐震一次診断並びに二次診断の結果、Is値が0.3以上0.3未満と診断された建物が46棟ございます。この先、この建物につきまして耐震補強を実施していくこととなるわけでございます。御承知のとおり、地震防災緊急事業については本年度までの5カ年計画ですので、これにつきましては来年度以降どうなるか不確定な状況であります。

 しかしながら、教育委員会といたしましては、児童・生徒の安全確保を最優先といたしまして早急な耐震化の完了を考えております。今後、財政状況や文部科学省の補助金交付の動向にもよりますが、23年度以降の実施計画の策定も行っていく予定でございますので、議会の皆様の御理解、御協力を引き続きお願いしたいと思っております。

 次に、御指摘の耐震補強に係る工法でございますが、ピタコラム工法につきましては、いながら工法ということで、工事中に通常の授業が行えるものという認識がございます。しかし、これにつきましては、夏休み中に騒音や粉じんを伴う工事をすべて完了させることが必須であります。スケジュールや案件ごとの条件も加味すれば、いながら工法は現実的には非常に厳しいものであると思われます。

 今回、工法検討委員会が吉田中学校、住吉小学校でピタコラム工法を採用した理由は、いながら工法ということだけではなく、塩害や腐食に強いといったメリットについても比較対照に行った結果でございますので、その点についても御理解をいただきたいと思います。

 現在、補強工法は非常に多くの種類があります。新たな工法も開発されております。来年度以降の補強につきましては、建物の形状や学校の使用状態などを十分に考慮し、最もよい工法が選択できるよう再度検討を行っていく必要があると考えております。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(山下良征君) 市川病院事業管理者。



◎病院事業管理者(市川幹郎君) 病院局のこの6カ月の運営方針についてお答えをさせていただきます。

 病院局の管理事業はこの4月から地方公営法の全部適用になったわけですが、それ以上に、病院の全職員が病院の事業にそれぞれが個人としても参加できるようになったということと考えております。

 そのため、3病院の運営委員会に病院局としては必ず出席して、各委員長を初め管理者の意見を吸収するとともに意見交換を行い、また医師・看護師を中心とする医療者資源の活用も促しております。今後宇和島市の公立病院としての役割分担も協議をいたしております。

 また、人事面で弾力的に対応ができるようになりましたので、職員の採用は迅速になったというふうに思っております。

 医師の確保の問題ですが、これは全国的な問題で、非常に難しい問題で、いろいろなつてを伝って医師の確保というのはやっておるつもりですけれども、現在のところは当分愛媛大学に頼る以外にないと思っておりますが、この医師不足の一つの大きな原因が臨床研修制度であったということは否めませんが、基本的に起こったことは、それに伴って今までのようにいわゆる医師が学位を取る、医学博士を取るということが必要でなくなった。そのかわりに、いわゆる専門医、あるいは認定医を取るということが必要になったということで、大学でなくて一般病院でそれが取れる。医学博士の場合は大学でしか、あるいは研究機関でしか取れませんが、一般の病院で取れるということになって、臨床を中心にやる医者が大学を離れたということに起因をいたしておる、それも大きな要因であったと考えております。

 そのためには、やはり宇和島市としては市立宇和島病院の医師確保が最重要課題であるというふうに考えますので、今後も症例の確保、最新の医療機器の整備、あるいは各科の医師が自由に討議できる環境の整備を行い、またメディカルスタッフの採用で医師の事務負担を軽減するよう努めておるところであります。

 看護師確保では、奨学金制度を病院局独自でつくり、四国、中国の看護師養成学校に勧誘運動を行っています。

 今後、多くの決済事項が病院局に移行したことに伴い、病院事業の透明性を保つために、先ほど申しましたが、市長を委員長に理事者、議会、病院局で構成する宇和島病院事業検討会議を行って、その指示を仰ぐことといたしております。よろしく御理解をいただきたいと思います。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(山下良征君) 岡崎医療行政管理部長。



◎病院医療行政管理部長(岡崎恵一君) それでは、平成21年度決算状況について簡単に御説明いたします。

 御承知のように公営事業会計におきましては、実際の支出を伴わない建物、医療機械等の除却、減価償却を含めました帳簿上の収支と、もう一つは現金収支、流動資産から流動負債を差し引きました現金化することが可能であろう現金収支というのがございます。わかりにくくなりますので、今回の決算につきましては現金収支の面で御説明をしたいと思います。

 市立宇和島病院におきましては、平成21年度、約6億7,000万の黒字となっております。吉田病院は約1億1,000万のマイナス、また津島病院におきましては約2,900万円の増となっております。累計といたしましては、市立宇和島病院が約46億円のプラス、吉田病院が累計赤字約16億円、同じく津島病院も4億8,000万円の赤字となっております。また、先ほども申しました市立宇和島病院の約46億円の現金のうち、約24億円を吉田、津島病院にそれぞれ運転資金として流用しております。

 続きまして、看護師不足について、先ほど事業管理者も簡単に説明をいたしましたけれども、現在私たちが一番頭を悩ませているのが看護師不足でございます。

 現在の状況につきましては、医療法の基準は満たしておりますけれども、特に市立宇和島病院におきましては看護師が規定の休暇をなかなか取得できない、代休の4週8休も満足にとれないというような状況が続いております。

 平成21年度7月の看護師募集におきましても、採用予定者25名のところ11名しか採用できていない状況でございます。

 その対策といたしまして、まず全適以後、従来の採用試験を年1回やったものをこれまでにもう既に2回実施いたしました。今年度内にもう一度採用試験を実施したいと思っております。また、年齢制限につきましても35歳から40歳に引き上げました。第3に、募集活動事業といたしましてこのようなパンフレットを作成いたしまして、当院の売りでございます、いわゆる新人看護師、プリセプティーに対しまして1人のプリセプター、指導者がつくという、この制度で1年間、新人の看護師を養成いたします。

 こういうようなことを含めた当院の御案内でありますとか、こういうパンフレットを作成いたしまして、6月から2週間ほどかけまして、宇和島看護専門学校を皮切りに愛媛県内、宿毛、高知、徳島、香川、岡山、尾道、広島、呉というふうに約30校の看護専門学校、大学を回りまして募集活動を行いました。

 その結果、看護師募集にはやはり奨学金制度がどうしても必要であるという結論に達しまして、今回、私たちのほうで奨学金制度を新たに設けました。この奨学金制度は、看護大学等の免許取得後、宇和島市の病院局で看護師として勤務を希望される方に貸与額として月5万円を貸し付ける予定にしております。卒業後、例えば3年間勤務をしていただいたら3年間貸与した奨学金については免除するというような制度でございます。早速議会終了後、直ちに県内、波多、宿毛等の高等学校を訪問して営業活動をしたいと思っております。

 最後に、改築に係る起債償還が大きな負担となり経営を圧迫するということでございますが、市立宇和島病院における平成21年度の決算中、起債の元利償還金は約4億3,000万ございます。平成27年度には約7億7,000万となりまして、そのまま7億5,000万から6,000万ぐらいの額が平成40年度まで続くことになります。

 御質問のとおり、起債の償還は大きな負担ではございますが、先ほども申しましたように、平成21年度4億3,000万の起債を償還した上で、市立宇和島病院は6億7,000万のキャッシュを残しております。これを考えますと、起債の償還は今後2億から3億程度、平成40年までふえますけれども、十分今の営業を続ければ耐えるだけの体力は持っているのではないかというふうに考えております。

 先ほど事業管理者が申しましたけれども、やはり医師の確保と看護師の確保なんですけれども、特に医師の数については今以上に医師を減らさないというふうな努力をしております。今13名のメディカルスタッフを医師に配置をしまして医師の事務的負担を減らす努力をしております。

 また、看護師につきましては、看護師の募集ができない以上、看護助手をふやしまして看護師の負担軽減に努めております。今後はまた病棟にもメディカルスタッフを配置したいなというふうに思っております。

 最終的には、病院局の中核であります市立宇和島病院を健全に運営することがこの当圏域の医療を守ることではないかというふうに考えております。

 以上です。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(山下良征君) 山本保健福祉部長。



◎保健福祉部長(山本金利君) 福祉行政のうち児童虐待についてお答えをいたします。

 児童虐待について、宇和島市での要保護児童対策地域協議会等の年間開催件数、検討件数等の御質問でございますが、平成20、21年度におきまして、地域協議会を1回、実務者連絡部会を3回、それぞれ開催いたしまして、個別のケース会議につきましては平成20年度22回、21年度14回開催をしております。

 検討ケースの数につきましては、平成20年度98件、平成21年度88件となっております。

 また、虐待の早期発見のためには、議員御指摘のとおり、虐待を疑ったらすぐに相談すること、虐待でなかったとしても相談者が責められることがないことなど、議員の御指摘のとおり必要と考えております。

 今後はそのようなことにも十分留意をいたしまして、警察、児童相談所、学校、保育所、民生委員などとも連携を密にいたしまして要保護児童の支援に取り組んでまいりたいと考えております。

 以上でございます。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(山下良征君) 神應産業経済部長。



◎産業経済部長(神應幸男君) 指定管理者に関する御質問の中で、商工観光課所管の施設について回答させていただきます。

 まず、津島やすらぎの里の経営状況でありますけれども、平成14年4月に旧津島町の直営で開設して以来、初年度は約5,000万、以後、平成20年度までは約1,000万程度の黒字で推移をしてきてまいりました。

 その後、平成20年10月から株式会社南レクが指定管理者となっております。平成21年度津島やすらぎの里管理事業報告書によれば、収入額が約1億5,200万円、利用客数は22万3,346人と開設当時に比較しますと減少しておりますけれども、収支についても約440万円の赤字とはなっております。しかしながら、このうち指定管理料として市に500万円が納付されておりますし、会計処理法も変わっておりますので、実質はとんとんと見るべきではないかと考えるものであります。

 部門別に言いますと、温泉、いわゆる健康増進施設が主でありますけれども、これが1億300万円、研修集会施設が約43万円、特産品販売施設、これは売上額でありますが、約8,700万円、売店収入が約1,600万円となっております。

 指定管理者の南レク株式会社と地元業者や組合員との関係につきましては、まず、レストランは地元業者と委託契約をしており、これまでよりもより特色あるメニューを提供していただいており、プールにつきましても、アクアビクスや子供プール教室などの事業を専門家に委託するなど、利用促進を図っております。

 特産品販売施設のてんやわんや市でありますけれども、現在約150人程度の組合員が野菜や特産品を出荷しており、徐々に会員もふえてきている状況でございます。

 このような中、ことし3月末に宇和島道路津島バイパスが開通をし、また6月28日からは高速道路の無料化が実施されました。津島やすらぎの里はその終点、かつ道路に直接面しておりますので、休憩所としての利用客が増加し、それに伴って売上額も4月から7月は前年対比約127%、無料化後の7、8月は約130%となっておりまして、明らかに道路の効果が見てとれます。

 一般的にも商業施設に与える道路の影響は非常に大きいとされておりますが、平成23年度中に宇和・宇和島間が開通されるに当たり、現在愛媛県と連携し、宇和島圏域でのイベントの実施に向けて、関連施設のスタンプラリーなど、いわばプレイベントを進めているところでございます。

 具体的にはこれからの計画になりますが、既存の観光施設や名所においても独自の受け入れ態勢を整えたり、それぞれの施設が連携し、一つでも多くの施設に足を運んでいただける取り組みが必要と考えております。

 他の指定管理施設の経営状況ですが、まず吉田観光物産センターきなはいや三万石は、平成14年当時、年間売り上げが約700万円であったのに対しまして、平成19年に南四国ファームさんを指定管理者に指定して以来大幅に売り上げが伸びておりまして、昨年は約6,400万円を超えるという数字になっております。

 2つ目の旧津島町の祓川温泉ですが、ここは平成11年に町営でオープンして以来、地元の老人クラブに委託をし運営を行ってきましたが、平成18年度に同老人クラブが母体の運営委員会が指定管理者となって現在まで運営をしております。売上額、それから利用者数につきましては、当初から比べるとややふえておりますが、昨年は県道の改修工事の影響もあり、前年割れをいたしました。約990万円の売り上げとなっておりますけれども、収支では約100万円の黒字となっております。

 三間道の駅コスモス館につきましては、平成15年に開設して以来、売上額は微増の傾向にあり、現在はきさいや広場とともに株式会社宇和島産業振興公社が指定管理者となって運営をしております。昨年の状況は、利用客数は約19万7,000人、売り上げが約2億1,000万、収支は12万8,000円の赤字となっております。

 最後に、きさいや広場でありますが、昨年4月26日にオープンして1年間で当初の予想を覆すといいますか、予定の約2倍の利用客数でありますところの100万人を突破いたしました。売り上げについては約8億円、収支についても約520万円の黒字となっております。特に今年度の7月、8月の売り上げは、高速道路無料化の効果と思われ、前年対比で111%となっておりますし、また、リクルート発行の旅行雑誌「じゃらん」6月号では、お客様・読者が選ぶ道の駅ランキングで他の施設を大きく引き離して四国ナンバーワンの評価をいただいております。

 以上でございますけれども、今後ともそれぞれの施設のスケールメリットを最大限に上げて努力していく所存でございます。

 以上でございます。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(山下良征君) 石崎大樹君。



◆6番議員(石崎大樹君) 時間ももう大分過ぎておりますので、質問のほうはもう控えさせていただきたいと思います。

 病院局においてはいろいろと問題等あるみたいですが、今後ともその問題の解決に向けて努力されているということで、公立病院の黒字になっておるというのは全国でも数少ないと聞いておりますので、今後とも健全な運営をよろしくお願いいたします。

 また、財政等、これからも健全化に向けた取り組みにつきまして、市長を初め職員の皆様の努力をよろしくお願いいたしまして、私の質問を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。



○議長(山下良征君) 以上で石崎大樹君の質問を終わります。

 しばらく休憩し、午後1時から再開をいたします。

     午後0時05分 休憩

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     午後1時00分 再開



○副議長(薬師寺三行君) それでは、再開をいたします。

 休憩前に引き続き、代表質問を行います。

 それでは、椙山義将君の発言を許します。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○副議長(薬師寺三行君) 椙山義将君。



◆5番議員(椙山義将君) 自民党市民クラブの椙山です。代表質問を行いますが、私が質問に際しまして何かと御配慮いただいた同僚議員並びに事務局の皆様にお礼申し上げます。また、市長並びに理事者の皆様には、厳粛な議会ですので気楽にとまでは申しませんが、私のペースに合わせてゆっくりとわかりやすい答弁をお願いいたします。

 私ども市民クラブは、新人ばかり5人の会派であります。私も旧宇和島市時代に経験はありますが、ブランクがありますので、初心に返って基本的なことからお伺いしたいと思います。

 地方政治は、首長も議員も住民の直接選挙で選ばれる二元代表制であります。民主党政権になり、地方主権が進む中では、首長の権限がますます強くなります。そうした中で、今後、議会の重要性を増していかなければならないと考えます。

 市長と議会それぞれが民意を代表する二元代表制では、それぞれ住民に直接責任を負う仕組みですが、行政の執行権はあくまで市長であります。議会は行政の監視機能、いわゆるチェック機関として、執行部である市長の責任を追及するのが議員の役割であると思われています。しかし、そのチェック機能としての役割も十分に果たせず、市長への追従議会になっているのがほとんどの自治体の姿ではないでしょうか。例えば、条例の制定は、立法機関である議会の権限でもあるのですが、ほとんどの条例は市長提案であり、市長が提案する予算案もほとんど修正されることはありません。

 私自身も旧宇和島市で4期議員を務めましたが、条例、予算案ともに、否決したこともなければ反対討論をしたこともありません。当時は与党議員として当然であり、決して監視機能を放棄したり怠ったりしたわけではなく、市長と議会は不即不離、すなわちつかず離れずが市政推進の原則であると考えていました。

 現在の名古屋市や阿久根市のように、市長と議会が対立することが望ましい民主主義とは思いません。しかし、市長の暴走が目立ったり、議会の機能が低調であれば、市民の不信を募らせるだけです。

 以上の点から、我が市民クラブは、当たり前とは思いますが、是は是、非は非、是々非々の立場で臨んでいくことを改めて申し上げ、具体的な質問に入ります。

 まず、宇和島市中期財政計画についてであります。

 午前中に石崎議員がこのことについては質問がありましたので、重複するところもありますが、私なりに質問をいたしますので、よろしくお願いいたします。

 ことし5月に、平成22年から27年度の中期財政計画が提案されました。私は、議会に復帰するに当たって、平成20年5月に提出された平成20年度から24年度の中期財政計画を参考にしていたところでしたので、ことし5月に提出された今回の中期財政計画を見て大変驚きました。歳入歳出額の規模の差に驚いたのです。前計画と今回の財政計画の重複部分であります平成21年度から24年度の4年間を比較すると、232億の差額があったからです。前回の歳出額合計が4年間で約1,430億円で、今回の歳出額合計は約1,662億円で、差額が232億円で、単年度では48億から66億の差がありました。中期財政計画が2年の間にこれほどの差があっていいものか疑問が起きました。

 確かに、自民党麻生政権の経済対策、いわゆるばらまき政策、そして政権交代による民主党の子ども手当を象徴にしたこれまたばらまき政権ですが、制度新設や拡充などによる制度改正に伴うものが差額の大きな理由と思われます。例えば子ども手当であります。月額1万3,000円ですが、子ども手当の創設は今回の財政計画が膨らむ大きな要因です。ほかにも、生活保護者の増加見込み、児童扶養手当の父子家庭への拡大などで扶助費だけでも15億円増加しています。ほかにも予算規模が膨らんだ理由があると考えます。この点について、市長にお伺いいたします。

 また、今回の中期財政計画の試算の考察として「今後に向けて」の中で財政当局も述べているように、国の政策で今後どのように拡充されていくのか、財源の負担はどうなっていくのか、いまだ不透明な状況です。

 宇和島市は歳入の多くを交付税に頼っています。このことは宇和島市広報9月号に、平成21年度の決算、財政状況レポートが載っており、市民の皆さんにも報告しているとおりで、市税や使用料、手数料などの自主財源は26.2%です。これは県下11市の中で西予市に次ぐ下から2番目の低さです。地方交付税や国庫支出金など依存財源に支えられているのが現状であります。

 市の考察で指摘しているように、合併して10年後の平成28年度からは合併特例債の発行期間が終了し、普通交付税が段階的に一本算定になっていき、交付額が大幅に減少します。このような現実が待っている中、交付税依存からの転換は至難のわざであります。財政当局が指摘しているように、経常経費は言うまでもなく、投資的経費や補助金などの政策的経費についても、これまで以上に大局的な視点に立って判断していく必要があるということです。そのことは、我々議員もそれぞれの地域の基盤整備や個々の条件向上のための要望や陳情は慎み、大局的見地で取り組んでもらいたいということでしょうが、そのためには、市長もしっかりとした事業の優先順位を示し、将来を見据えた理念がなければなりません。

 先ほどの中期財政計画において、予算規模が膨らんでいることと、自主財源が乏しく、交付税依存からの脱却では矛盾がありますが、それらの点を含めて、市長の所見をお伺いします。

 分割質問ですので、よろしくお願いします。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○副議長(薬師寺三行君) 石橋市長。



◎市長(石橋寛久君) まず、椙山議員におかれては、当選直後に大変な病に倒れられて、以後リハビリに専念されて見事に復帰されたと、そして、まだすべてが完全に復調していない中での質問ということで、その勇気に対してまず敬意を表したいと思います。

 さて、今、御質問の中期の財政計画、私も結果を見たときに大分ふえているなということは思っております。単純に、今御指摘ありましたように、20年につくった中期の財政計画と22年につくったもので、この22年度当初予算上げさせていただいておりますので、その中で比較しますと約64億円、22年度、前回の分に比べてふえております。その要素といたしましては、朝も言いましたし、今ほど議員も御指摘ありました。まず子ども手当というところで、民主党の政権交代による義務的な経費のところでふえているものが、朝方、子ども経費だけで私10億超えると言いましたけれども、実際には子ども手当だけでいきますと8億円弱、あと父子手当等が増額になりましたので。それと、あとはふえているのが、これは必ずしも市に影響がないわけではないんですけれども、朝方言いましたような、1つは生活保護の部類が3億円近くふえているということでございます。よって、トータルするとこれだけでも扶助費の部類に入るものが11億円以上ふえているということがあります。

 これについては、大半は、朝方言いましたとおり国から大部分はもうほとんど来るということで、財政運営上はあんまり問題ないと。ただ、国がいつまで続けられるかという大きな問題もあるというのは思っております。そういう性格のものであるということです。

 あと、宇和島市の個々的な財政的なものでふえているのが、例えばでいきますと公共下水道の繰出金、これ5億円以上ことし予定しております。これは公共下水道事業、宇和島市やっておりますけれども、長期の計画の中では借換債、要は支出を平準化するために、本来なれば本年度2億円返さないかんのですが、その2億円のほとんどをまた借金ができると、借りかえができるという制度がありまして、それによって財政負担を平準化するという制度が認められておりますけれども、今回、交付税もふえたというところで、私としては健全化を先を見据えて急ぐべきだということで、このお金を借りかえをせずにもうキャッシュで一般会計から5億円以上のものを繰り出ししようということでふやしております。

 あと、一方、大きなものでいきますと、病院事業につきましては、朝方説明がありましたように、吉田病院を中心として資金不足が結構起こっております。それを補うために、一般会計から今年度は12億円、病院会計に貸し出しをすると。ただ、これについては年度末に返してもらうということで、予算上は貸して返してもらうということで大変膨らんで12億円という数字ですから見えますけれども、実際には金の動きはないと。ただ、アカウント、本当は一般会計で持っておるものが病院会計にいって、それで金利をセーブしようということで考えておりまして、こういう財政的な配慮においてふやしているところもあります。

 それと、もう一つ大きなものでいきますと、今年度の特殊な要素としては、天赦園グラウンドの買い入れということで御承認いただきましたけれども、当初予算では11億円弱ということで買い入れ金額を想定しておりました。それを計上しておりますので、これについてはもう御存じのとおり昨年、一昨年に御当主が亡くなられてからの物納という経緯を経ての結果というところで、本当に計画になかったものを急遽買い入れするということになりましたので、11億円弱のものがそういうことでふえているということです。

 さらに、朝もこれも言いましたけれども、国の景気対策、これによって事業が投資的なものも含めて細やかな経済対策ということで、今年度においては5億円以上のものを市としても事業をふやしているというところがあります。

 こういうことで、その積み上げにおいて64億円近くのものが当初予算でもふえているということですけれども、一方で、私としては、これも朝言わせてもらいましたけれども、経常的経費、義務的な経費をふやしてしまうと、今度、交付税が減ったときに対応できなくなってしまうという危険性を常に感じておりまして、職員からも怒られながらも、人件費については今年度も計画に比べても1億1,200万さらに削減をするということで計画を組んでおりまして、これについては採用を抑えるということで主に減らしていくということで、今後についても将来に対して対応するという意味においては、人件費を中心に義務的な経費を減らしておいていかなければいけないということは思っております。

 ただ、もう一方では、この宇和島の景気も大変悪うございまして、この景気を浮揚させるためには、やはりある程度の借金もしながら景気対策をできる限りやっていかなければいけないということも思っておりまして、投資的経費がふえているというところもございます。

 ぜひともそういう中でやっているということを御理解いただいて、また今後とも御指導もいただけたらと思います。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○副議長(薬師寺三行君) 椙山義将君。



◆5番議員(椙山義将君) 今の市長の答弁に対してですが、財政規模が膨らんだ要因の歳出についてはよくわかったわけですが、当然それに見合う歳入が必要だということで、これを歳入面で見ますと、平成21年から24年の4年間の主な歳入を区分で見ると、市税は−−4年間ですよ。市税は24億8,400万円減額していますが、地方交付税が63億9,600万、国庫支出金が108億1,000万、市債が43億1,800万円増加しています。

 私が心配しているのは、国庫支出金の増額は今言ったような政権によるいろんな支出があってのことですのでよしとしても、市税が落ち込んで地方交付税がふえる、市長も申しましたが、ますます交付税依存が進んでいるということです。

 標準財政規模をせんだって財政課長に聞いたところ、平成21年度決算でおおよそ255億円で、前年度の20年度よりで約8億大きくなっています。ここの部分は、今ほど市長も申し上げましたが、自治体によっては財政規模が大きいと経常一般財源が大きく見えます。ところが、かえって財政状況が厳しいことがあるわけですね。つまり、投資的需要に積極的であった自治体の場合で、過去の建設事業債の元利償還金によって見かけの普通地方交付額が大きいことがその原因となっているためです。

 当市の場合は財政当局がしっかりしていますので、その点について状況を把握しながら財政運営をしているものと信頼していますし、答弁でもあったように償還期間の短縮などに努めているということでありますが、歳入面での今ほど指摘した点について、もう一度ちょっと市長の答弁をお願いいたしたいと思います。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○副議長(薬師寺三行君) 石橋市長。



◎市長(石橋寛久君) 市の財政を考えたときに、確かに御指摘のとおり一番頭が痛いのは税収が落ちているというところでございます。単年度でも数億というものが減っていっておる、4年間で御指摘のとおり24億円の減額になっているということで、私としてもここをふやしたいというふうに考えてはおります。

 ただ、御存じのように、宇和島市の税収構造からいくと、一番安定的に大きいものが固定資産税ということになってこようと思いますし、ここを減らす、もう減を減らそうとするとやはり地価を安定、一定的にしなければ、地価が下がると必然的に税金も下がってくるという性格になりますし、そのほかの所得にかかわるところも所得が減ることによって税金も下がってくるというところがありますので、やはりこれは経済活動を活発にして、何とか市民の懐ぐあい、入ってくるものをふやして税収をふやしていく以外にないんかなと思っております。先ほど言いましたように、今できる範囲での財政運営をやりながら、できるだけの事業もやっているという状況があるので、ぜひそこは御理解いただきたいと思います。

 また、公共事業というところで、補助金はもらってそれで終わりますのでいいんですが、当然、後年度の負担としては借金、起債をした部分が後年度の負担として参ってまいります。それについては、私としては今450億円ぐらい市の起債の借金トータルございますけれども、私としてはこれぐらいの規模を今後とも、できれば1割ぐらい減らしたいとは思うんですが、ある程度は維持しても仕方ないかなということで思っております。

 ただ、一方で、この中身については、もう議員が旧の宇和島市のころに議員でおられたころと今中身は全然違うと。450億借金があっても、今は国の有利な補助のある起債しか認めておりませんので、その中身においてはもうほとんどが3分の2は国が持ってもらうと。450億あっても宇和島市の負担は150億ぐらいの計算で今できるぐらいのところまで借金の内容も変えておりますので、そこについてはぜひ御理解いただいて、そういう意味でも配慮しながら、財政当局にもいろんな指数も見ながら逸脱することのないように注意しながら運営しておりますので、ぜひ御理解をいただきたいと思います。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○副議長(薬師寺三行君) 椙山義将君。



◆5番議員(椙山義将君) 次の質問ですが、私は旧宇和島市で、石橋市政2期といっても最後の1期は短期間でありましたが、石橋市政の責任与党の立場で臨んでいました。市長も就任当初は我々議員から見ても本当に初々しく、謙虚で、市民の声はもちろんのこと、市民の代表であり行政の決定機関である議会に対しても説明責任を意識した行政運営でありましたが、トップリーダーだれしもがそうであるように、市長も経験、実績が備わってくると、いわゆる議会軽視という声が議会内に起きているようですし、私自身も同感であります。

 このことは、さきの市立病院の地方公営企業法の一部適用から全部適用への移行についても一例であります。大洲市では、病院運営審議会から市長に答申が提出され、清水市長は「議会と相談しながら答申に沿う形で検討したい」と述べられているように、民主的な手順を重んじています。

 また、今議会に予算計上しています木屋旅館の件でも、議会への説明前にテレビや新聞報道で市民に伝わる事態であります。この件は所管の委員会が勉強会を重ね、陳情を採択しましたが、本会議で反対討論があったのが直前の6月議会であります。結果としましては賛成多数で議会の意思表示があったといっても、行政として予算化するに当たっては丁寧な手順を重ねていただきたいと考えます。

 確かに、我が議会側も自民党が4会派に分かれているのが現状であります。旧宇和島市時代のように1党1会派であれば、市長も議会対策に即対応できるかもしれませんが、政治改革の流れは地方議会にも及んでおり、いわゆるなれ合い政治ではいけません。民主的に行うことは時間を要するものです。丁寧な手順を踏むことが重要であると考えます。

 市長も3月議会で坂尾議員への全適質問に対し、「議案の提出は時間的に確かに短過ぎるということについては、議員からも会派からもおしかりを受けておりまして、これについては十分反省しなければならない」と答えています。

 冒頭に述べたように、地方政治は二元代表制であり、市長も議会も市民に直接責任を負うことが責務であります。ですから、我々も市長に対し言いっ放しでよいとは思っていません。市長も議会に注文があればぜひ言ってください。私は新人ですので何も答えられませんが、しっかりと承っておきますので、今ほど申し上げた議会への説明責任についてお答えください。お願いします。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○副議長(薬師寺三行君) 石橋市長。



◎市長(石橋寛久君) まず、市長も権腐十年じゃないけれども、古びてくると新鮮味がなくなって、謙虚さがなくなったんではないかという御指摘については謙虚に受けとめて、自分としてはそういうことのないように、一市民の代表ということでずっと務めさせていただいているというつもりでございますけれども、外から見るとそうではなくなっている部分もやっぱりあるんだろうという御指摘だと思って、謙虚に受けとめて、今後の対応、今まで以上に慎重にやっていきたいというふうには思います。

 あと、木屋旅館の件に絡みまして、議員の皆さんに予算の検討、煮詰まりぐあいが説明できる前にマスコミで流れてしまったということについては、この件もそうですけれども、なかなか私も頭の痛い一つとして、マスコミはやっぱり自分のところ、少しでも特ダネを一日でも早く抜きたい、そんな中において、職員なり関係者なりに聞かれて、それを総合するとやっぱりああいうふうな報道になるのかなと、情報の漏れといったらおかしいですけれども、マスコミ関係者にも−−きょうもおられますけれども、ぜひとも慎重な対応をお願いしていきたいということでは思っておりますけれども、一方でなかなかこれについては難しいところもあるなというところで、自分としても悩んでいる問題の一つでございます。

 ただ、議員に際しましては、ある程度私としては方向性の煮詰まった時点で適宜説明をさせていただいているつもりなんですけれども、それについても不足しているという御指摘でございますので、十分にこれからの運営等も頑張ってそういうことのないように、指摘をされんように気をつけたいと思います。

 そして、最後に御指摘ありました企業会計の全適に絡みましては、これは言われたとおりでございまして、私も急な提案過ぎるということで御指摘を受けた点については、そう言われても仕方ないということは今でも思っております。

 ただ、宇和島病院の状況を考えたときに、朝、話もありましたけれども、宇和島病院群は数年先に企業会計の全適どころか非公務員型の独立行政法人を目指すという大きな方針の中で国のほうに説明をしておりまして、これの途中経過を求められるのが早急に出てくるだろうということを考えたときには、私としては独立行政法人に一挙に進むのではなくて、企業会計の全適ということで、ここで本当にうまく機能すれば非公務員型の独立行政法人にする必要もないだろうという判断のもとで急がせていただいたということで、早過ぎるという御指摘は重々承知の上でさせていただいたということでぜひ御理解をいただきたいというふうに思っております。

 以上でございます。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○副議長(薬師寺三行君) 椙山義将君。



◆5番議員(椙山義将君) 再質問というか、答弁はいいんですけれども、木屋旅館に件についても、反対された議員は我が議会の最大会派であります。やはり予算化して本議会に上程する前に議会との協議をしていただきたいと。市長は全協なんかでやったんだと言うかもしれませんが、十分にそれが伝わっていないということもありますし、我々も討論したことがありません。ですから、やっぱりそういうことを事前にいろいろと議会のほうにも、投げかけてはおるんでしょうけれども、ぜひよろしくお願いしたいと思います。

 次に、市長の選挙公約についてお尋ねします。

 今議会に提出された陳情「給食費の無料化実現」についてであります。

 さきの3月議会で、我が会派の安岡議員に対し、次のように答弁されています。給食費の無料化については、議会とは相談は一切ありません。ましてや職員にも一切相談せずに「少子化問題、人口減少問題を考え、市長選の公約として掲げたが、その後、民主党のマニフェストに対する判断を受けて真剣に正月に考えた結果、自分としては給食費の無料化というのは見送りさせていただこうという決断をした」と述べられています。「その上に、民主党の子育て支援として総額13億と大きな金額が市民に渡っていくことを考えたとき、給食費の無料化という事業についてはこの部分でカバーできるのではないかというところで、自分の政策的な順序を大幅に下げた」と述べられています。

 しかし、民主党政権の子ども手当は半額の月額1万3,000円が支給されていますが、それまでも児童手当として3歳未満1万円、小学生以下は5,000円支給されていましたが、その制度がなくなり、その上に扶養控除の廃止が所得税は平成23年から、住民税は24年より適用になります。その場合、実質家計への影響は、市長が言うように13億円の大きな財源が市民に渡るというのは大きな間違いで、現実には負担がふえる家庭があることが税務課の試算でも出ています。

 その上、政府は、子ども手当の財源を捻出するため、2011年度税制改正で配偶者控除の廃止を検討する見通しで、その場合、負担がふえるのが、たとえ子ども手当が2万6,000円の満額支給になっても、専業主婦世帯の40%は負担増になると内閣府は推計しています。

 このことから考えると、市長の子ども手当支援策としての給食費無料化の断念は、正月休みに熟慮した割には納得のいくものではありません。

 先ほどの質問でも言ったように、宇和島市は自主財源に乏しく、税収は落ち込んでいくばかりです。そうした財政状況のもとで政策順位を考えると、給食費無料化は今の時点では順位を下げざるを得ないというのであれば納得しますが、いずれにしても、今回の選挙公約については、議会にも職員にも相談せず市長の判断で市民に訴えたのですから、詭弁ではなく率直に現状を訴えることで理解をしていただくしかないと私は考えますが、市長の所見をお伺いします。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○副議長(薬師寺三行君) 石橋市長。



◎市長(石橋寛久君) 子ども手当につきましては、今年度じゃなくて私の選挙のときに私の公約として挙げさせていただいた、そのときには議員さんにも相談したわけでもなく、職員にも相談したわけではないと。議員御発言のとおりでございまして、私としては、これを市長に再選していただいてどうするかということを真剣に当初予算を組むに当たって考えさせていただいた結果が、今、議員言われたとおりでございまして、自分としては政策順位を優先度を下げざるを得ないなということで判断して今に至っているということでございます。

 ただ、一方で給食費については、金額的なこともありますけれども、事務的な問題もあるし、あと市の行政の施行の方法としてもというところで、実は12月に市長会、東京に集まりまして、国の来年度の予算方針ということで説明を受けました。そのときにも、私としてはぜひ1万3,000円の現金をすべて出すのではなくて、一部のものについては市長の裁量で使えるように、例えば給食費に先に市の判断で引き落としができるように、そういうことをさせてほしいということを市長会の総意として申し入れをいたしました。そのときに、時の総理大臣は、それを受けた日には「わかりました」と言ってもらったと思っております。ただ、翌日には「それは無理です」ということで翻されました。その翌日には、今度は「本年度は無理だけれども、次の年の予算から対応を考えます」ということで今に至っているというところでございます。

 それからまた総理大臣もかわりましたので、どういうことになるかもしれませんけれども、今のところ民主党政権は、この子ども手当については増額の方針であるというふうに理解をしております。

 そんな中で、増額するんだったら地方の裁量でできる部分をふやしてほしいと、要は国民の声を聞いても現金でもらうだけがうれしいことじゃないと、保育園の不足しているところにおいては保育園をふやしてほしいという声も大変多いというふうに思いますし、そのほかの必要な事業に回してもらったらいいという声も結構あるというふうに、私もこれはテレビのアンケート調査ぐらいの知識しかございませんけれども、そういう流れの中にあるということで、自分としても来年度の予算を組むときには、まず国に対して地方の裁量が生かせるように、今後また改めて運動をしていきたいというふうに考えております。

 そんな中で、子ども手当をふやす方策として、一方で歳入というのが問題になっているので、国としても税制の改正ということを考えているということは私も理解しております。ある意味では仕方ない、当然のことだろうなというふうに思っておりまして、そうなると、具体的に言いますと扶養者のいないところは増税になるというところが結構出てくるということは御指摘のとおりでございます。

 ただ、宇和島市の所得構造や所得水準を見たときには、私は負担のほうがふえるという人はあんまりいないんではないかと。具体的に何%おる、何割おるという試算をしているわけではありませんけれども、感覚的な感じとしては、年収が500万をはるかに超える世代であれば負担増になるという計算が出ておりますけれども、500万以下だったら負担増にはならないんだろうということで、宇和島市の所得水準を見たときには、これ以上増額になればその分負担よりもやはり手当としてもらえる部分がふえてくるんだろうというふうに思っております。ただ、これについては、国のほうもまだどうするということははっきり私は決まっていないと理解しておりますので、国の税制改革等の来年度以降への取り組みというところを注視していきたいというふうに考えておりますので、ぜひ御理解しておいていただきたいと思います。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○副議長(薬師寺三行君) 椙山義将君。



◆5番議員(椙山義将君) 再質問ですけれども、市長、3月議会で我が安岡議員に市長はこう言ったんですよ。13億の大金が市民に流れると。今言うたように、いろんな税制改正の問題もあって、実際には先ほどの答弁にもあったように増額した分は8億ですよね、今までも子ども手当があったので。ですから、その答弁の13億の大きな財源が流れるんで給食費の無料化の順位を下げたというのは、やっぱり市長、この辺については、今の宇和島市の財政状況を考えたときにやはり順位をおくらさざるを得ないということを素直に言わないといけないと僕は思うんですが、それについてだけお願いします。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○副議長(薬師寺三行君) 石橋市長。



◎市長(石橋寛久君) 宇和島市の財政状況を考えた上でという御指摘、これについては私も依存はありません。国から1万3,000円の手当が支給される、それが10億円軽く超えると思っていたんですけれども、今年度は扶養者手当ですか、そういうところは別個に払われるというシステムになりましたので、先ほど言いましたように子ども手当としては8億円ぐらいということですけれども、総額でいくとそれに近いものが出るんだろうと私としては理解はしておりますけれども、そんな中において、宇和島市の財政、これの運営を考えたときには、私は優先順位を落とさせていただきたいということで述べさせていただいたつもりですので、御指摘のことについては何ら私としても依存はありません。



◆5番議員(椙山義将君) 次に、市長も常々言っているように、一番の重要課題は経済の活性化であると考えます。そこで、宇和島市の現状を業種別所得調査表で見てみると、経済の低迷が明らかであります。

 平成19年とことし22年とを比較してみます。まず営業、これは自営業者や水産業者が含まれていますが、対象人員は5,979名から5,230名に750人ほど減員しており、所得は89億5,700万円から13億9,600万と約76億円減額しています。昨年の21年も約29億円の所得でしたので、ここ一、二年の落ち込みは大変厳しいものです。

 業種の中で一番大きい割合を占める給与所得者ですが、19年は3万8,867名で所得は約692億円ですが、22年は3万7,441名で約634億円です。人数で1,400名が減で、所得は約60億円の減額です。

 その一方、公的年金所得者は2万8,774名から3万764名と約2,000人増加しています。所得金額は約78億2,600万円から78億7,800万円で5,000万円の増加です。

 総所得額で見てみると、総所得額は19年が約909億4,750万だったのが、22年は776億2,300万円と約130億円の減額であります。この傾向は平成19年からことしまで3年の間に急激に宇和島市民の所得が落ち込んでいることをあらわしています。

 日本経済全体も低迷傾向にありますが、当市の疲弊は本当に深刻で、生活実感としても宇和島市の経済の落ち込みは顕著であります。市長も3月議会の所信表明で「産業の活性化について、行政としてもこれまで以上の支援を行っていく必要があると認識しており、各分野で生産、加工、販売の有機的連携による6次産業の創出を軸とした産業の活性化と雇用の確保を図り、地域経済の再構築に取り組んでいく必要があると決意しています」と力強く述べられています。

 こうした決意のもと、この9月議会前に、議長も含めて、各産業界のトップと中国に研修に行かれたことと考えます。今、最も必要なのは、何をやるかではなく、どうやるかであります。民間活力を促すのが行政の役目です。

 そこで、中国研修の報告も含めて、市長の強い決意をお伺いするところですが、尖閣諸島付近での中国漁船衝突事件で日中間の対立が深まり、県内にも影響を及ぼし始めました。各種イベントは中止になっていますが、そうした中で中国研修の成果は言いにくいかもしれませんが、当市の産業活性化について具体的な答弁をお願いいたします。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○副議長(薬師寺三行君) 石橋市長。



◎市長(石橋寛久君) 御指摘の産業の活性化ということでございますけれども、今進んでいるプロジェクトといいますか、事業としては、まず陸上部において、農業の振興という意味において、愛媛大学が事業主体となって国の補助金をいただく植物工場の取り組みがなされております。これについては、事業主体が先ほど言いました愛媛大学、そして、できたものの中で実際の運営に当たる事業者もすべて決まりまして、これから建設が進んでいくんだろうと、来年には生産も始まっていくんだろうと、大変楽しみにしております。その中では数十名の雇用がふえるように、私としても大いに期待しているということですけれども、あと当然、こういう近代的な植物工場ということで、より有利に生産ができたものを販売していくことによっても我々の雇用がふえていくんではないかという期待を持っておりまして、ぜひそうなってほしいと。そのために行政としても必要な支援というのは今後も考えていかなければいけないというふうに思っております。

 それと、あと海のほうにおきましては、今、ことしの予算で皆さんに御承認願ってやっているのは、ハマチの養殖の匹数の適正化というところの調査をやっておりまして、これについては、もうあと少しすればある程度の方向性というか数字も出てくるので、皆さんにもわかってきたらまた発表もしたい、お知らせもしたいというふうに考えております。

 あと、今、海にかかわるほうでやっておりますのは、真珠に関係する漁協の組合長さん方を中心として真珠の加工をどうやっていけるか、私の夢としてはやはり今までつくっていたものを少なくても貝からとれたものを一度は神戸や三重の業者に持っていって、玉にできる加工をしなければいけないという工程が宇和島ではできなかったわけですけれども、これについても何とかやりたいという思いもあって、そこらあたりも含めて事業ができないか、やれる方法というもので、今、具体的な人にも当たっているところでございまして、私としては、できるだけ早くこの真珠の加工、特に御存じのように真珠の加工といいますか、玉のほうの浜揚げというのが年末から始まってくると思います。年末に行われるのは越し物ということですから余り私が思う対象にはならんかもしれませんけれども、年明けたら当年物の浜挙げも始まってくるということで、そういうときに対応できるようなことで組織もある程度考えていかなければいけないということで、今、話をやっているというところでございます。

 あと、商業の振興ということにつきましては、駅前の再開発ということを含めて、何をやっていったらいいのか、当然、観光産業、それから具体的には、1年半先には今工事中の西予市宇和から宇和島の高串までの高速道路も開通いたします。その開通記念イベントということも銘打って、私としては大々的に宇和島への入り込み客をもう一度ふやしたいという思いも持っておりまして、これについても近々委員会を立ち上げていきたい。これ県のほうはもう既に業者の選定が終わって、そことどうやってタイアップしながらうちの委員会も動かしていくかという問題があるわけですけれども、県との連携もとりながら、また、近隣の長との連携もとりながら、これを具体化していきたいというふうに考えておりますので、またいろいろ御提案もいただいたらというふうに思います。

 先々週になりますか、中国に宇和島市の産業界を代表する方々10名で行ってまいりました。議員言われたとおり、こういう大問題が発生する直前に、事件は起こっていたわけですけれども、問題が先鋭化する前に帰国できたので無事に帰ってまいりましたけれども、今回は、今まで吉田町が交流を深めておりました上海の下にあります象山県というところとの交流のみならず、ずっと中国の北上した昔の満州地区にあります瀋陽市、ここで輸入博覧会が行われているということで、最初そこに行きまして博覧会を見せていただきました。

 活気というのはやはり瀋陽も大変あるなということを思いました。特に、瀋陽というのは御存じのとおり工場地帯でございまして、今でも重工業を中心にして工場が大変多くあると。ただ、行ったときには雲というかかすみがかかっておりまして、広い市内、平らなもんですから全く視界がきかないというあれで、どんだけ広いかということを実感することには至らなかったわけですけれども、瀋陽都市圏だけで人口が2,400万人から2,500万人がいるという大変大きなマーケットを抱えております。そこで我々話をしたのは、ミカンの直接の販売というのは難しいにしても、宇和島市の物産の加工品、ミカンも含めて加工品については、やっぱり地理的に北にあるということで、頑張れば可能性はあるのではないかと。ちょうど機を同じうして日本政府も日本の輸出品を行うためのプラットホーム事業というのを瀋陽で起こしておりまして、大使館が窓口になっているみたいでございますけれども、そういうところにも行かせてもらいまして、今後何ができるか、まだ瀋陽の滞在が本当に半日ぐらいしかなかったものですから確固たるもの、こういうものをやっていきますという断言はできませんけれども、糸口はつかめたかなということで思っております。

 あと、象山県においても意外だったのは、ミカンだけかと思ったらブドウの生産が結構行われていたり、新しいことにも挑んでいるというところで、中国の発展ぶりというのを改めて感じさせていただきましたけれども、象山県との交流ということも、今までのように単なる交流だけで、あと数名の人的交流ということだけではいかないということで、交流の幅を広げようということで話もしてまいりました。それも実現するとともに、やっぱりもう一つ大きい経済的な交流がどうやったらできるか、向こうも悩んでいるということは聞きましたので、一緒に行った経済界の方々を中心にして、今後どうやっていくかを検討していきたいというふうに考えております。

 以上です。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○副議長(薬師寺三行君) 椙山義将君。



◆5番議員(椙山義将君) 中国の瀋陽が本当に信用あるかどうかわかりませんが、頑張って協力してほしいと思います。

 時間がないけん、再質問やめます。

 市長も就任以来、合併という大事業をなし遂げ、同時並行で地方自治体に重くのしかかった三位一体の改革による地方交付金の削減など厳しい状況の中、財政健全化を推進し、主要な財政指標はいずれも改善傾向にあり、職員数適正化では積極的に職員の削減に取り組み、県下11市の中で一番多い削減率であります。そうした成果もあり、財政的にはある程度安定してきたことは認めますし、その努力に敬意を表します。

 そうした中で、市長は施政方針で「20年先を見据えた世界基準のまちづくりに向けてベースができ上がったと考えております」と述べられていますが、揚げ足を取るわけではありませんが、ここで言われる世界基準とは何を目指しておられるのか教えていただきたい。

 現在、世界情勢はリーマンショック以降、世界的な経済不況で、昨今の円高が続いているように、アメリカドルやヨーロッパユーロよりはまだ日本円が信頼があるという金融為替の動きが現実であります。宇和島市行政の財政は改善傾向にあっても、本当に冷え込んだ我がふるさとの実体経済を好転することが喫緊の課題であります。

 固定資産税の不均一課税の問題についても、23年度から旧宇和島市の税率を引き下げ、標準税率の1.4%に統一する方向は示されましたが、これも議会との協議は正式な場では行われていないと私は思っています。

 先ほどから問題提起しているように、宇和島市の経済情勢を考えたとき、少しでも税負担を軽くすることが正しいと思われます。しかし、このことは資産保有者の負担軽減策ととらえる方もおられるかもしれませんが、しかし、旧宇和島市の固定資産税の税率引き下げは決して優遇策ではなく、全国でもまれな超過税率であった1.55%から標準税率に戻すわけです。しかし、それに伴い、3億円の安定した自主財源が減少することを考えた場合、宇和島市の将来に大きな不安を感じます。代替財源として、学校給食無料化の政策順位を下げたことと同次元で市長が判断したとは決して思いません。この問題についても早急に協議しないといけないと思っています。

 ほかにも、ごみ処理場問題等を初め課題は山積しており、先送りや棚上げしている時間も余裕もありません。精力的に取り組まなければならないと考えます。しかし、多くの自治体というより、国においても問題の先送りを続けており、根深い組織病理を思わせます。わかってはいるけど遠回しにぼかし、あるいは棚上げにし、責任の所在が判然とせず、強い外からの圧力を局面展開の勢いにする。そのような政治が行われているからこそ、政権交代が起きようが、総理がかわろうが、国民はその場限りの期待だけで、後は失望するしかない。これが現実ではないでしょうか。しかし、地方主権改革が提唱される今こそ、地方は地方のよいところ、独自性を発揮したまちづくりを進めなければなりません。

 我々議会も、冒頭から述べているように、二元代表制では住民に直接責任を負うことが責務であります。市長、議会との協議を今まで以上どころか頻繁に行うことを再度求めますが、市長の所見をお伺いします。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○副議長(薬師寺三行君) 石橋市長。



◎市長(石橋寛久君) まず、世界基準は何かということでございますけれども、私としては日本全体も、その中にある宇和島市も、将来にわたって生き延びていくとすれば、世界の人たちと仲よくしなければいけない。そんな中で、売れるものは売っていく、必要なものは買っていくことをやっていかなければいけないと思います。ただ、今の宇和島のしんどいのは、売れるものが余りにも少な過ぎる。日本国内が中心では今のところありますけれども、そういうことで、いわゆる外貨不足といいますか、よそに流出するお金が多い、そして一方では所得は御指摘のとおり減っているという状況の中で、経済が大変な苦境に陥っているということでございまして、私として、行政として、できることは少しかもしれませんけれども、自分としては将来少しでも外貨が稼げるように、そして本当の意味での外貨、輸出も含めてできるところは考えていきたいという思いで、自分として「世界基準のまちづくり」と、相手は世界ですよという思いでこれを掲げさせていただいております。

 具体的には、前回の市長の任期の間にもNEXT100ということで100近い、実際には75項目ぐらいだったと思いますが、宇和島市の自分としてやりたいこと、課題としてとらまえているということをホームページで、項目だけですけれども提示させていただいております。そして、今回の選挙が終わったときに追加ということで、議員方にはあと30項目ぐらいに近いものを示させていただいていると思います。私は、もう少しホームページをきちんと整理して、このNEXT100ということについてもっともっと市民の方にも知っていただかなければいけないというふうに思っておりますけれども、基本的に私が認識している宇和島の課題というのは、その中にすべて入っていると見ていただいて結構だと思っております。

 そんな中で、議員さんと意見交換したときに、あんまり項目が多過ぎるので重要度を示せということで宿題もいただいているところがあるんですけれども、そこら辺の整理がまだ私としてもきちんと説明するような整理をようしていないというところですけれども、自分としては今挙げている100前後の問題を解決できれば、かなりいい方向に向かうのではないかということで思っております。

 議員さんたちもぜひともその項をもう一回見ていただいて、わけのわからんところは聞いてもらっても結構ですし、意見のあるところも言ってもらって結構ですので、ぜひ議論をしていただきたいというふうに考えております。

 あと、固定資産税の問題につきましては、議員がお休みしているとき、要は合併後最初の市政の中で、私としても今後の市政運営を考えたときには3億円というのは大変大きな財源であると、できることなればその3億円をキープできるような方法でやらせていただきたい。具体策としては、今1.55のものを旧の宇和島でいくとちょっと下げて1.5にして、宇和島はちょっと下がる、旧3町は1.4が1.5になるわけですから、少しというか7%ぐらい上がってしまうというところで調整をさせていただきたいということで、機会あるごとに述べさせていただきました。

 ただ、なかなかこれについては、様子を見ておりますと、議会、議論はするんでしょうけれども、方向性が見えなかったというところで2期目に移りまして、もう今、正直言いまして待ったなしでございます。御存じのとおり、税率について、不均一課税は合併後5年間だけの特例ということで認められておりまして、その期限というのは来年3月31日でございまして、4月1日からは宇和島市である以上、1つの税率でもって対応していかなければいけないと法律できちんと定められております。

 そういうことがありますので、私としては2期目を迎えたときに、もうこの状況を見たときに、市の経済も相変わらず厳しい状況が続いているということも判断させていただいて、低いといっても当然標準税率になるというだけなんですけれども、旧の宇和島からすれば1割固定資産税においては下がるという方向で調整をしていきたいということで議会に提案をさせていただいております。ぜひ、もう時間はありませんので、準備期間を入れますと、議論がきちんとされていないとすれば議員の中でぜひとも早急に議論をしていただいて、方向性を確認していただきたいというふうに考えております。

 あと、議会との協議をということですけれども、私も異存はございません。ただ、なかなか忙しい、議員の皆様も忙しいというところで、やろうと言いながらできていないところもあるとは思いますけれども、私としては、いつでも質問でもありましたらお受けするつもりではございますし、議論も行いたいと思いますし、どうしても私のほうからいくと全協という立場で開催をお願いしていくのが筋ということには思っておりますので、ただ、各会派でこういう話をしたいということであれば、個別に私なり副市長なりに言っていただいたら、いつでも時間を何とかして協議をさせていただきたいという姿勢だけは持っているつもりでございますので、ぜひ御理解と御協力をいただきたいと思います。

 以上です。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○副議長(薬師寺三行君) 椙山義将君。



◆5番議員(椙山義将君) 市長は、全協等で議員に対しても説明しているとおっしゃいましたが、市長の場合はやっぱり唐突なことが多いんですよ。ですから、全協あたりではみんな面食らってなかなか発言が出んこともありますので、やっぱり今後その辺も考えて協議をしていただきたいということを最後にお願いします。

 今回は久々の質問でしたので、市長にばかり答弁を求めましたが、次回からはほかの理事者の方々にも質問いたしますので、その点よろしくお願い申し上げまして、私の代表質問を終わります。ありがとうございました。



○副議長(薬師寺三行君) 以上で椙山義将君の質問を終わります。

 次に、赤松与一君の発言を許します。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○副議長(薬師寺三行君) 赤松与一君。



◆13番議員(赤松与一君) 自由民主党昴志会の代表質問を行います。

 9月14日、民主党代表に菅氏が再選されました。首相は、元気な日本をつくり直して、次の世代に渡していく仕事を命をかけてやらねばと決意を新たにしたと表明しています。

 現在、日本経済が急激な円高や株安に直面する中、2週間に及んだ代表選に伴う政治空白の問題は軽視できません。景気対策や財政再建への取り組みなど、政策遂行には一刻の猶予も許されない情勢です。国内外の大きな変革期の中、明確なビジョンを掲げながら課題を着実に処理、解決する手腕が首相に求められています。

 一方、県内では、9月13日、元気えひめの会総会で加戸知事が退任表明を行ったようであります。加戸守行知事の3期12年間を「評価する」としたのは7割近くに上り、「評価しない」の2割弱に大差をつけたと愛媛新聞の調査では書いています。

 やり残したことが幾つもある。南予の高速道路延伸の問題などを挙げ、南予を心配していただいている池田忠幸自民党県連顧問は、どこまでもクリーンな人物と加戸知事を評価、「さわやかな知事退陣に目は潤む」との句を贈ったようであります。

 次の知事も、中央にだけ目を向けるのではなく地方に目を向けていただく、南予の発展なくして愛媛の発展はないと言っていただくような知事が誕生してほしいと願いながら代表質問を行います。

 一問一答方式ですので、市長並びに関係理事者の明確な答弁をお願いいたします。

 行財政計画について。

 市財政の健全化について。

 21年度宇和島市財政状況が広報9月号に公表されています。歳入422億6,500万円、うち市たばこ税4億6,700万円、軽自動車税1億8,400万円、市民税33億3,200万円、固定資産税41億1,900万円の地方税19.2%、その他の収入を合わせた自主財源110億8,500万円の26.2%と書いております。経常収支比率は89.9%、実質公債費比率14.9%と前年よりよくなっております。

 今回の決算(普通会計)では、歳入から歳出と翌年度に繰り越さなければならない財源を差し引いた実質収支は、約2,000万円の黒字決算となりました。また、将来の財政負担軽減を目的とした市債の繰上償還を行うなど財政健全化に努めた結果、各種の財政指標はおおむね改善し、市の貯金に当たる財政調整基金の残高も増加しております。

 今後も「持続可能な財政運営に向けて一層の行政改革に努めていく」と広報に書かれていますが、自主財源の割合が高いほど自主性と安定性のある予算を組むことができると思いますが、今後どの部門を改良して財政の健全化を進めていくのか、市長にお聞きします。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○副議長(薬師寺三行君) 石橋市長。



◎市長(石橋寛久君) どの部門を改良するかと言われると、基本的には義務的経費、人件費を中心としたもので経費の削減をさらに進めていく以外ないんではないかというふうに自分としては考えております。



◆13番議員(赤松与一君) それでは、職員数について、3月の代表質問でも言いましたが、平成18年4月1日に927人いた職員は、21年4月1日で824人と103人減っています。22年度は36人減の788人で、合併時より139人減っております。

 合併したのですから、当然職員は減らさなくてはなりません。市長は、松山市の1,000人当たり6人に近づけると言っていますが、人口が違い、地域も違うので、同じようにする必要はないと思います。市長は今後も1けた台9人の職員採用を続けるようですが、現在、宇和島市は人口1,000人当たり8.5人の職員数になっております。もうそろそろ15人程度の職員採用をしたほうがいいのではないかと思うのですが、市長は3月の答弁でも、必要な市民サービスに向けられる財源を確保できると述べられておりますけれども、市長の考えでは何年後まで9人の1けた台の職員採用でいくのかお聞きいたします。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○副議長(薬師寺三行君) 石橋市長。



◎市長(石橋寛久君) 自分としては、先ほど言いましたように、市の健全化を図っていくということはイコール人件費等の義務的経費を減らす以外に残念ながらないというふうに思っておりまして、自分が市長である限りは続けていこうというつもりでおります。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○副議長(薬師寺三行君) 赤松与一君。



◆13番議員(赤松与一君) 現在の職員が途中にやめない限り、30年後でも同期生は9人ずつ5年間続きますが、そのときまでずっと、今後市長がやられる間、9人、10人体制で続けていくとしますと、部長、課長制度がそれまでずっと30年後まで続くのであれば、人員がまんどに部課長制がしけるのであろうか、そこらが心配するのでありますが、その点は心配ないでしょうか。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○副議長(薬師寺三行君) 石橋市長。



◎市長(石橋寛久君) まだ具体的にそこまできちっと考えているわけではありませんけれども、必要がなくなれば部長級をどうしても配置ができないんだったらのけることも一つの選択肢としては考えておかなければいけないと思っておりますし、既にお隣の八幡浜市では部長制をやめておりますので、宇和島市も必要があればできないことはないというふうに私としては認識しております。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○副議長(薬師寺三行君) 赤松与一君。



◆13番議員(赤松与一君) それでは、一応、保育園のあり方について、今度質問させていただきます。

 市長は3月議会の答弁の中で、今後保育園や幼稚園の職員をどうするかの対応を考えなければならないと言っておられます。

 現在、公立保育園で、園長20人、正規101人、嘱託22人、臨時35人、職員合計で158人です。幼稚園では、正規15人、嘱託10人、臨時5人、パート5人、職員合計で35人です。また、私立保育園では、園長6人、正規108人、嘱託ゼロ人、臨時36人、合計141人の職員です。

 旧宇和島市内は社会福祉法人が運営されておられます。しかし、子供の少ない保育園、幼稚園を私立の方が運営していただけるのか心配なところがあります。旧宇和島市内以外の人員の少ない保育園をどのような形にするのか、市長にお聞きいたします。

 また、現在、嘱託、臨時の職員は、試験もなしでずっと嘱託、臨時のまま勤めていただいておると思いますが、今後どのようにする考えですか。あわせて市長にお聞きします。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○副議長(薬師寺三行君) 石橋市長。



◎市長(石橋寛久君) 御指摘の保育園につきましては、私も今の状態、大変いびつな状態になっているということは認識しております。何とか改善をしなければいけないというふうに思っております。

 ただ、御存じのように、宇和島市におきましては、民営化できるところは大きいところもうすべて民営化して法人委託をしていると思っておりまして、あと周辺部の残っている民営化が難しいところをどうするか、それと今の人事制度、御指摘のように嘱託や臨時ばかりで、その人たちは頑張っても給料がなかなか上がらないという今の制度では私もだめだと思っておりまして、これについては、しかるべき機構、組織をつくらなければいけないということで、今までも一部議会でも話をさせていただいていると思いますが、いよいよこの点についても具現化させていかなければいけないということで考えております。

 私としては、この近くでいきますと善通寺市、ここがNPO法人だと聞いておるんですけれども、そういう市の派遣会社というものをつくっております。また、ちょっと離れますけれども、愛知のほうでは高浜市、ここが高浜振興株式会社という、ここは株式会社組織で職員を派遣するような組織をつくっているということがあります。そのほかにも全国で数県はそういう会社をつくって市政運営をやっているというところがあると理解しております。そこらを私としてももう一度勉強しながら、どういうふうな対応で保育園に頑張っておられる方々の待遇改善も含めて、もう一つは子育て策としても、保育園を減らすということではなくて、宇和島市で待機児童は絶対に起こさないようにしたいという思いもありますし、待遇改善ということをこれから具体的に考えていきたいと思っております。

 議員の皆さんも、機会がありましたら議員の研修等、そういうところも勉強していただいて、我々にもこういう考え方もあるということでアドバイスをいただいたら大変ありがたいと思っております。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○副議長(薬師寺三行君) 赤松与一君。



◆13番議員(赤松与一君) もうこの点におきましては、職員が夢を持ってその職場に当たって仕事ができるように導いていくのが理事者の仕事でもあると思いますので、今後よろしくお願いいたします。

 それでは、産業振興について質問いたします。

 3月に議会運営委員会で熱海市議会に視察研修に行きました。人口4万人くらいの市ですが、産業別就業人口は構成比で、平成17年国勢調査で第1次産業1.7%、第2次産業12.9%、第3次産業84.9%、分類不能が0.5%であり、第1次産業の少なさ、第3次産業の多さ、都市形態として国際観光温泉文化都市であると思います。

 我が宇和島市では、平成12年の国勢調査で第1次産業22.2%、第2次産業18.8%、第3次産業58.8%であります。17年の国勢調査では第1次産業20.2%、第2次産業16.1%、第3次産業63%の人口構成比であります。12年度より17年度の間に第1次産業は2%減り、第3次産業は4.2%ふえております。

 第1次産業が低迷する中、市長が言われるように、第1次産業の発展なくして宇和島市の発展はないという気持ちを持ちながら、第3次産業、観光業へのウエートを今後上げていくべきではないかと思うのですが、市長の考えをお聞きいたします。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○副議長(薬師寺三行君) 石橋市長。



◎市長(石橋寛久君) 私も議員の考えておられるとおりでございまして、1次産業を何とか復活させるとともに、観光産業を中心とする第1次産業の活性化を図っていきたいということで考えております。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○副議長(薬師寺三行君) 赤松与一君。



◆13番議員(赤松与一君) 具体的な方策がございましたら、市長、思っておる範囲で述べていただくことできますか。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○副議長(薬師寺三行君) 石橋市長。



◎市長(石橋寛久君) 私としては、第3次産業、特に観光産業を考えた場合、以前にも言わせていただいていると思いますが、宇和島市は残念ながらちまた言われるホームランバッターがいないと。要は四国においては一番大きいものでいきますとこんぴらさんでしょうか、そういうほうっておいたらと言うと語弊がありますけれども、そこを目指して来てくれる方が大変多いという核になるものがないというのが一番の弱みであるというふうに思っております。

 そんな中においては、私としてはJR前の社長が言われておりましたようなたんだを連ねるというか、宇和島にある資源、ないとはいいながら、よそと比べればいろんなものがまだまだあると、お城を初めたくさんのものがあると思いますので、そういうものを何とか有機的にうまくつなぎ合わせて、観光に来ていただける方をふやしていきたいということで考えておりますし、一方、その方策として、再来年に予定されております高速道路の全通ということは大きなチャンスにもなると思っておりまして、ぜひこれを機会にイベントを行うことで、こういう我々の持っている資源をさらに日本じゅう、できれば外国にも宣伝できるようにして、結果として入り込み人口、観光客をふやしていきたいというふうに考えております。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○副議長(薬師寺三行君) 赤松与一君。



◆13番議員(赤松与一君) それでは、宇和島市の観光をどう考えるか、この点を、これに入ります。

 9月11日の愛媛新聞で、「宇和島市合併5周年、きさいや宇和島、宇和島観光スポット紹介」で、吉田町で国安の郷、宇和島市で遊子水荷浦の段畑、津島町南楽園、三間町で旧庄屋毛利家と写真入りで紹介されています。旧市町から1つずつ選んだものだと思いますが、どのようにしてこの4カ所を選定したのか、産業経済部長に質問いたします。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○副議長(薬師寺三行君) 神應産業経済部長。



◎産業経済部長(神應幸男君) お答えをいたします。

 議員の御指摘のその記事でありますが、「宇和島市合併5周年、きさいや宇和島、宇和島観光スポット紹介」という紙面広告であると思います。ただ、これは市内の広告代理店が企画したものでありまして、宇和島市はこの企画に広告等を出しておりませんので、この選定理由については不明であります。

 しかしながら、御質問の趣旨は私としてもよくわかりますので、ちょっとお答えをさせていただきますけれども、国安の郷、水荷浦の段畑、南楽園、旧毛利家、いずれも旧1市3町を代表する観光スポットであります。しかしながら、これ以外にも多数見どころがありまして、宇和島にはよいものがあるけれども、それを生かし切れていないという声はもう前々から耳にするところであります。

 観光がますます重みを増している現在、観光スポットの適切な紹介、案内に今後も努めてまいりたいと思っております。

 以上でございます。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○副議長(薬師寺三行君) 赤松与一君。



◆13番議員(赤松与一君) それでは、次にまいります。

 熱海市で第3次産業が84.9%、宇和島市で63%。第1次産業においては水産業、農業ともに、価格の低迷により就業人口が年々減少しております。このままの状態でいくと、働く場所の少ない宇和島市から出ていく人がふえていくと思います。私は、今後、第3次産業の63%をもう少しふやさなければ、宇和島市の人口減を食いとめることができないと思います。

 観光会社より宇和島市の観光案内を聞かれた場合、どのような場所を紹介するのですか。産業経済部長に質問いたします。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○副議長(薬師寺三行君) 神應産業経済部長。



◎産業経済部長(神應幸男君) お答えをいたします。

 観光スポットにつきましては、観光会社いわゆる旅行業者の場合は、移動手段、それから所要時間などを勘案してコースづくりをしているものと思われます。マスコミ等の取材につきましては、季節や時期も考慮して紹介をしております。例えば、ミカンの季節であればたわわに実ったミカン畑、冬であれば宇和海に落ちる夕日というふうなことも含めて御紹介をしております。

 ただし、マスコミの場合、これを取材したいとあらかじめ決めていることが多く、その下調べや連絡調整、現地取材の動向などについて積極的に協力をしております。

 以上です。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○副議長(薬師寺三行君) 赤松与一君。



◆13番議員(赤松与一君) 24年3月には西予・宇和島間も高速道路が開通いたします。今よりかは観光バスを初め観光客もふえると思いますが、しっかりとした観光宣伝をしていないと宇和島市に寄ってもらえない状態になると思います。

 宇和島市に1泊していただく観光プランをつくるべきだと思います。また、つくっていれば、産業経済部長、答えてください。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○副議長(薬師寺三行君) 神應産業経済部長。



◎産業経済部長(神應幸男君) 御指摘のとおりでございまして、高速道路の開通を見越しての宣伝あるいは受け皿づくりがもう非常に重要であると考えております。また、通過ではなくて宇和島に1泊してもらえば、経済波及効果も見込まれるところであります。

 市としては、単独で1泊プランをつくったことはありませんけれども、愛媛新聞旅行、JR四国、あるいはANAなどと協働して商品化したことはございます。前向きに検討すべき御提案と存じます。

 以上です。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○副議長(薬師寺三行君) 赤松与一君。



◆13番議員(赤松与一君) できればそういう点をすぐ言えるような、言葉に出せるような体制にしていただいておったら、いろいろ人に聞かれた場合に紹介がしやすいんではなかろうかと思いますが、部長さんがそういう指示をしていただいたら、また我々も人に聞かれた場合にそういうふうに伝えますので、ひとつまた御指導のほどお願いします。

 それでは、木屋旅館について質問させていただきます。

 9月8日の愛媛新聞で「旧木屋旅館土地購入へ予算9,000万円。修繕し宿泊活用」という大きな見出しが出ていました。市は、約160坪の土地を約6,000万円で購入、坪37万5,000円ですが、所有者と建物の譲渡契約などを交渉後、約3,000万円かけて修繕する計画。予算が議決されれば年度内に修繕工事に着手し、来年度にも指定管理者制度を導入して、旅館や特産品販売などの交流施設として運営していく方針。国の登録有形文化財にも申請する予定と書いてありますが、国の有形文化財に認めてもらう確証はあるのですか。

 また、有形文化財に指定されればどのような利点があるのか、市長に答弁を願います。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○副議長(薬師寺三行君) 石橋市長。



◎市長(石橋寛久君) 文化財に指定の可能性はということですけれども、今のところ文化庁、所管するところに聞いている範囲では、十分に可能であるということを担当者を通じて聞いておりますので、入手できましたら改装等、しかるべきタイミングを見て申請をしたいというふうに思っております。

 指定されますと何がメリットがあるかというと、1つには、やはり文化財ということで平たく言えば箔をつけることができる、そしてまた文化財のリストとして当然載りますので、そういうところでの宣伝、周知というところのメリットも出てくるかなというふうに思っております。

 また、何よりも宇和島市民の方々にも、当然この木屋旅館というのは由緒がある単なる旅館ではないという認識も改めて知ってもらえるのではないかと思っておりまして、市民の誇りある施設の一つになってもらえれば一番ありがたいというふうに思っております。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○副議長(薬師寺三行君) 赤松与一君。



◆13番議員(赤松与一君) 旧木屋旅館は1911年創業、明治時代の旅籠の面影を残す木造2階建てで、作家の司馬遼太郎ほか多くの人が宿泊したといいます。裏手には大正時代に建てられた商人たちが利用したと見られる3階建ての木造家屋もあると書いてありますが、家は相当古いもので、シロアリもわいているのではないかとも言われていますが、こんな古いものを何で金をかけて修繕するのか、古いから歴史や文化を語る上で大変重要な施設とも言えますが、私は観光のために木屋旅館を生かすのであれば、全部取り壊して新たに木材で新築で同じように復元したほうが、将来再修繕もしなくてよいし、特に宿泊される方は喜ぶのではないかと思うのですが、先ほど市長が答弁されました有形文化財に指定されればそういう望みも消えるのではなかろうかと思ったりするんですが、市長の考えはいかがなものでしょうか、お聞かせください。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○副議長(薬師寺三行君) 石橋市長。



◎市長(石橋寛久君) 私としては、今の建物があるからこそ行政が取得させていただきたいという思いでございまして、新しくするんだったら何も私は行政がしなくていいというふうに考えております。

 よって、御提案ではありますが、購入したら上を壊して新築をするというということは全く想定外でございますので、御理解いただきたいと思います。

 なお、ちょっと外れるかもしれませんけれども、実は1週間ほど前に、私どもの自分の中学校の卒業後初めての同窓会というのがありまして、何をとち狂ったか、やはり60歳になったということでみんな寄ってきたんだろうと思いますが、100名弱寄りました。そんな中で、大阪や東京、松山からも当然来ておりましたけれども、おりました。その前に、御存じと思いますが、木屋旅館を取得ということが全国紙でも、日経新聞らしいですけれども報道されて、東京の人間も知っておりました。そういうことで、向こうから駆け寄ってきて「石橋さん、木屋旅館購入するらしいな。ええことよ」ということで、遠くにおる人からは大変喜ばれているなということを実感いたしました。

 ぜひともそこら辺も、宇和島市民にとってはいつもある風景ですから何もないかもしれませんけれども、よそにおる人にとっては木屋旅館というのは、特に市内うちの方にとっては思い出深いものであるということも間違いない施設だろうというふうに思っております。ぜひとも御理解いただきたいと思います。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○副議長(薬師寺三行君) 赤松与一君。



◆13番議員(赤松与一君) 今ほど市長さんも言われましたが、よそにおられる方が本当にいい仕事をしたなと言われるような状態に木屋旅館もしていただいたら価値があるのではなかろうかと思います。また、そういうふうに、いざこれを買って、今後修繕していくということになりましたら、いいほうに向けていく使命があると思いますので、どうかよろしくお願いいたします。

 それでは、戸別所得補償について質問いたします。

 農林水産省から9月7日に発表した2010年の農林業センサスによると、農業就業人口は260万人で、2005年の前回調査と比べて75万人減少しました。減少率は22.4%と1985年以降でも過去最大になりました。就業人口の平均年齢は65.8歳と2.6歳上昇しました。政府は2020年度の食料自給率を現在の40%から50%に引き上げる方針を示しています。政府は戸別所得補償制度で就業者数減に歯どめをかけたい考えのようです。

 8月24日の愛媛新聞で、戸別所得補償制度は農産物の販売価格が生産費を下回った場合にその差額を補てんする仕組みで、新たに導入する畑作は、麦、大豆、ソバ、菜種、バレイショ、テンサイをつくる農家が対象となっており、果樹は入っていないようです。

 私は、果樹も戸別所得補償制度の対象にしてほしいと思います。特にかんきつに対しては戸別所得補償の対象にしていただくよう国・県に働きかけをしていただきたいのですが、市長の考えを聞かせてください。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○副議長(薬師寺三行君) 石橋市長。



◎市長(石橋寛久君) かんきつ産業というのは我々の宇和島市にとって大変重要な産業でありまして、私としてもことしから所得補償導入される説明会があった昨年度から、既に国・県に対してはかんきつ類に対しても所得補償制度の導入というのを早急にやってほしいということで要望はいたしております。

 ただ、国としてはやはり財政もあり、状況を見ながらということで進んでいるんだろうと思いますけれども、今後とも御指摘のとおり、私としてもかんきつ産業も補償の対象になるように今後運動を続けていきたいというふうに思っております。また、議員さん方もぜひそれぞれの党を通じて国に意見を上げていただいて、協力していただいたら大変ありがたいと思っております。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○副議長(薬師寺三行君) 赤松与一君。



◆13番議員(赤松与一君) 大変ありがたい答弁です。よろしくお願いいたします。

 それでは、スプリンクラー園地の流動化について質問いたします。

 3月議会でスプリンクラーの整備園地について質問いたしましたが、耕作放棄に近い園地が吉田町でも7.2ヘクタールほどあり、市、農協を中心に農地の流動化を進めていますが、なかなか買い手がありません。スプリンクラー園地の農薬代が10アール当たり4万円ほどかかります。耕作放棄に近い園地に苗木を植えた場合、3年になるまでの間、例えば1年生であれば2年間の間、吉田町の土地改良区では半分の2万円の補助を総代会で決め、今年度より実施しております。

 3月の代表質問で、同額の2万円の補助を出していただけるかとお願いしていましたが、桐田産業部長の答弁では、市独自で前向きに検討させてもらいたいと考えておりますという答弁でありました。現在のところ、土地改良区で補助を実施したとしても、そう何ヘクタールも出ません。

 私は、スプリンクラーの施設は宇和島市の財産でもあるので、その園地だけは皆で守ってくださいという気持ちで取り組んでほしいと思います。

 もう半年もたっているので検討していると思いますが、半分の10アール当たり2万円の市単独補助を出していただくと農地の流動化がしやすくなると、世話をする役職員の方々が言われるのですが、今回は北宇和土地改良協会会長の市長に答弁を願います。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○副議長(薬師寺三行君) 石橋市長。



◎市長(石橋寛久君) 確かに時の桐田部長、そのような答弁をしたと思いますけれども、その後まだ正直言って検討がよくされていないというところでございます。

 今、ミカン産業の最大の問題、私の関心事は、この干ばつに対してどう対応するのかというところで頭がいっぱいといいますか、現実的にどうできるかということを自分なりにも考えているというところでございまして、御指摘のスプリンクラー園地の件につきまして、また議員さんを初め関係者と話し、議論をしていきたいというふうに思っておりますので御理解ください。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○副議長(薬師寺三行君) 赤松与一君。



◆13番議員(赤松与一君) ちょうど今、干ばつのことが市長から言われたんですが、私も昨日、地元の農業者から言われましたので、これは通告していませんので答弁は要りませんが、要望をさせていただきます。

 地元の農業者からの要望ですが、現在、JAえひめ南では干ばつ対策本部を設置しております。8月よりの乾燥、高温による被害が出ております。水をかけていないミカンの木は、マッチをすったら燃えるのではないかと思うほど弱っています。幸い当地区は多機能スプリンクラー施設を設置しておりますので、スプリンクラー園地に対しては被害も少ないようですが、水代、電気代がかなりかかり、農家に対しては負担になっているようであります。できれば市単独補助を少しでも出していただけないかお願いしてくださいとの要望がありました。市長さん、また産業経済部長さん、何とぞ御検討のほどよろしくお願いしますというような案件でお願いしとってくれというような要望をいただきましたので、またひとつよろしくお願いいたします。

 それでは、高齢者対策について。高齢者の所在確認について質問させていただきます。

 9月15日、老人の日を前に、県は7日、県内の長寿者状況を発表しました。15日までに100歳以上となる人は744人で、昨年の718人より26人ふえ、過去最高を更新しました。内訳は男性86人、女性658人、最高齢は110歳、四国中央市の方です。市町村別では松山市205人、今治市87人、新居浜市58人、西条市55人、宇和島市は49人の順で多かったようです。

 全国で高齢者の所在不明が問題となる中、県内市町でも日常的に所在把握に努めております。しかし、新興マンションなどでは個人情報保護の意識が高く、プライバシー保護の点で強引なことができないと、都市部の担当者は言っているようであります。

 松野町の担当者は「田舎なら大丈夫というわけではない。独居の高齢者がふえるのは間違いないので、行政としても定期訪問などの対策が必要と話した」と愛媛新聞に書いていましたが、当市においては行政として定期訪問などをしているのでしょうか。保健福祉部長、答弁を願います。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○副議長(薬師寺三行君) 山本保健福祉部長。



◎保健福祉部長(山本金利君) まず先に、マスコミ等で問題となりました100歳以上高齢者の所在確認につきましては、当市におきましても介護保険制度の受給状況等で9月1日現在で調査をいたしまして、所在確認を行いまして、全員の安否確認がとれております。ひとまずは安心した次第でございます。

 さて、御質問の定期訪問に関しましては、現状、民生委員さんにお願いしております見守り推進員として月に1度訪問していただいているのが現状でございまして、大変感謝をしておるところでございます。行政といたしましては、業務の性格上、一人一人を訪問することは現実に困難でありますことから、どうしても民生委員さんのお力を今後もおかりしなければならない現状でございます。

 このほか、所在確認、安否確認といたしましては、お弁当をお届けすることで安否確認を行う配食サービスや、緊急通報システムの活用による複合的な施策により高齢者の方を見守りしておりますが、やはり最後は地域のお力、御近所のお力が大事ではないかと考えており、日ごろよりのお声がけやちょっとした会話が有効であろうと考えておりますので、市民の皆様の御協力をお願いするところでございます。

 以上でございます。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○副議長(薬師寺三行君) 赤松与一君。



◆13番議員(赤松与一君) それでは、老人クラブについて質問いたします。

 70歳以上の老人がふえる中、老人クラブの活動が少し弱まっておると思います。現在、70歳以上の方が当市で2万1,075人、男性が7,904人、女性が1万3,171人であります。私の地元の吉田町において述べますと3,307人おられます。

 老人の方は年々ふえております。しかし、老人クラブの活動は年々弱まっています。私の地元でも、老人クラブの方々が道路に花を植え、管理をしていただいたり、また神社の清掃をしていただいたり、老人クラブの人たちが活動していただくおかげで地域がきれいになっております。

 しかし、今年、吉田町の老人運動会は中止になりました。「老いてこそ青春」というスローガンを掲げ頑張っていた姿を思い出します。老人クラブの活動が弱まった原因がどこにあるのだろうかと考えるのですが、保健福祉部長はどう考えますか。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○副議長(薬師寺三行君) 山本保健福祉部長。



◎保健福祉部長(山本金利君) 老人クラブの活動が弱った原因がどこにあるのかという御質問でございますが、議員御指摘のように、本年度、吉田地区の老人クラブ数は24クラブありますが、昨年の28クラブと比較し4クラブ減少しております。市全体でも161クラブから153クラブとなり、8クラブが減り、ここ数年、クラブ数は減少の傾向にあります。

 全国的にも老人クラブは役員のなり手が少なく、クラブの存続自体が難しいという事例が報告されておりまして、理由としては、会費の負担感、役員就任への負担感、また老人という言葉自体に抵抗があるため60代や70代前半の方には加入に抵抗感があるという意見が多く、活動的な方ほど敬遠しがちな状況になっておりまして、当市におきましても同様のお話をよく耳にしておりまして、一概には申せませんが、そのようなことが原因ではないかと考えております。

 市といたしましても、老人クラブはますます発展していただきたいと考えておりますが、あくまでその加入は強制ではございませんし、個人の意思が尊重されるのが当然のことでもありますので、そのクラブに加入したらこれができるという加入のメリットがあれば加入し、なければ加入しないという考えの方も多いのかもしれないと思っているところでございます。

 以上でございます。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○副議長(薬師寺三行君) 赤松与一君。



◆13番議員(赤松与一君) それでは、今後の老人クラブをどう対応するのかという質問をさせていただきます。

 先日、老人クラブの役員さんが言われるのに「せっかく市を初め自治会長さんらの世話で敬老会をしてもらうのに、出席者は全体の4分の1ぐらいしかいない。老人クラブの会員にしても、毎年老人はふえているのだけれども、会員はふえていない」と言っておられました。私が、何か原因があるのでしょうが、何ですかねと聞くと、「補助金も減ったが、また補助金をもらうにしても書類を書かんといけん。75も80歳にもなって書類を書くのも大変なんよ」と言っていました。「もう少し簡単な書類にしてもらわんと難し過ぎる」と言っておられました。また「老人運動会をするにしても、支所の職員も少なくなったのと、人員もだんだん集まりにくくなったんで今年はやめにしたんよ」と言っておられました。

 景気が低迷し、当市の経済がなかなか立ち直らない。青年団、婦人会、老人クラブと長く続いていた組織が少しずつ壊れつつあります。組織がなくなれば人々は自由になりますが、地域は団結がなくなり、発展がだんだんしなくなるのではないかと心配するのですが、市長はどう考え、また、どう対応していく考えかお聞きいたします。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○副議長(薬師寺三行君) 石橋市長。



◎市長(石橋寛久君) 老人クラブの加入者の減少、これは老人クラブだけではなくて、先ほど議員さんも御指摘のとおり自治会においても未加入の人がふえている、婦人会とか青年団はましてや消滅しつつあるというところが多いという現状でございまして、これに対してどうしたらいいのか、私としてもこうやったらといういい手がないというのが正直なところでございまして、できる限り私としても、行政としても呼びかけを頻繁にやっていく以外にないんではないかというふうに思っておりまして、会の方々を中心に、また行政、そして地区の役員の方々と今問題になっております老人クラブとか自治会の加入ということも、その啓発を促進していきたいというふうに思っております。

 また、予算が減っているということについては、県との協議の中でどうできるかということを毎回思うわけですけれども、これからも県の補助金も多少なりとも復活できないものか、私としてもさらに運動を続けていきたいというふうに考えております。

 あと、支所の人間が減ったから老人クラブの運動会ができなくなったと言われたら、私としては非常につらいところもありますし、一方で心外というところもあるんですけれども、応援体制は減らさずに済むように今後とも考えていかなければいけないと思っております。もし、支所でできないということであるんやったら、本庁のほうからでも行って、応援は必要なところはやらせていきたいというふうに考えておりますので、ぜひともクラブの方々に市としては対応も考えていけるよということは言ってもらって結構だと思います。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○副議長(薬師寺三行君) 赤松与一君。



◆13番議員(赤松与一君) なかなかこの問題は難しい問題だと思いますので、お互い、市長、議員、みんなが考えて、地域が本当に活性化するように持っていかなければならないと思います。また今後ともどうかよろしくお願いいたします。

 それでは、子ども手当について質問いたします。

 支給率について。政府は、子ども手当を月額1万3,000円支払うと言い、4月より支払いを始めている状態と思いますが、支給率は何%ぐらいですか。保健福祉部長にお聞きいたします。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○副議長(薬師寺三行君) 山本保健福祉部長。



◎保健福祉部長(山本金利君) お答えいたします。

 本年10月15日支給日現在でございますが、当市の子ども手当支給対象人数9,258人に対しまして、現在9,235人の申請が終わっておりまして、支給率は99.8%となっております。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○副議長(薬師寺三行君) 赤松与一君。



◆13番議員(赤松与一君) これは、0.2%ほどまだ支払い済みになっていないんですが、どういう方が……。



◎保健福祉部長(山本金利君) ただいまの質問、ちょっと原因まで詳細に調査していないので、現時点ではお答えできないんですが。



◆13番議員(赤松与一君) はい、わかりました。とにかく0.2%の方はまだ支給していないということですね。



◎保健福祉部長(山本金利君) はい。23人は未支給です。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○副議長(薬師寺三行君) 赤松与一君。



◆13番議員(赤松与一君) それでは、給食費の滞納の件について質問いたします。

 3月議会で、給食費、学級費、教材費を差し引いて親に渡してほしいと質問していたんですが、全額親に支払っているようですので、なぜ給食費、学級費、教材費を差し引いて渡すことができないのか。先ほど椙山さんの答弁で、市長さんも全国の知事会かで言っていただいたようでございますが、私もそこは不審に思います。

 また、給食費の滞納はどれぐらいあるのか、教育長さんにお聞きいたします。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○副議長(薬師寺三行君) 明神教育長。



◎教育長(明神崇彦君) お答えいたします。

 昨年度の学校給食費の未納は、小学校38校中6校の20件、38万8,930円です。中学校は7校中3校の23件、金額で50万800円となっております。

 また、準要保護家庭への支給費のうち、給食費につきましては直接教育委員会のほうから給食会のほうに支払いをいたしております。他の学級費とか教材費などの校納金につきましては直接保護者の口座に振り込むような形にさせていただいておりますが、学校によりましては、その支給日に御理解をいただいて校納金等を持参していただいておるような、そういう取り組みをしている学校もございます。

 ただ、保護家庭のうち、すべての学校を調べているわけではないんですけれども、給食費以外の校納金の未納につきましては、その学校の保護生徒のうち約1割が校納金の未納という状態でございます。ですから、保護家庭で市のほうから支給していただいております家庭につきましては、良心的に校納金やなんかについても納めていただいておると、そういう家庭が多いということが言えるのではなかろうかと思っております。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○副議長(薬師寺三行君) 赤松与一君。



◆13番議員(赤松与一君) せっかくこれ名前も子ども手当ということに国のほうも支給していただいておるので、子供に負担のかからんようにするのが努めだと思うんですが、大体その点を市長のほうも国のほうに働きかけていただいておるようでございますので、来年度は子供さんに迷惑をかけずにすくすくと育っていっていただける環境が整備できるんではなかろうか、また、そういうことになっていただかんといけんと思いますので、よろしくお願いいたします。

 それでは、子ども手当がなくなれば給食費を無料にするのか。市長さんの選挙のマニフェストに独自の子育て支援、宇和島市の将来を担う子供たちが伸び伸びと成長することのできる環境づくり、年間約3億円かかる給食費ですが、今以上に財政改革を推し進め、安定した財源確保による学校給食の完全無料化を提案しています。新給食センター建設による最新の設備と高効率な運営により、経費の削減が予測されます。何よりも、厳しい経済情勢の中、子育てのために支出する金額は家庭支出の中で大きく負担となっております。このことが少子化の一因である可能性も大です。国が十分な対応をとらない中、今、宇和島市でできることを考えると、学校給食費の無料化がベストな施策だと思っておりますとマニフェストに書いてあります。

 一方、給食無料化をすすめる会の方からは、学校給食費無料化の実施を求める決議の陳情書が出ていますが、民主党が勝つかわからない中での市長のマニフェストであり、国が子ども手当を出す上に給食費の無料化は二重になるので、私は出さなくてよいと思います。しかし、子ども手当がなくなれば給食費は無料にするのか、市長にその点お聞きいたします。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○副議長(薬師寺三行君) 石橋市長。



◎市長(石橋寛久君) 給食費がなくなればということですけれども、まだ民主党は、先ほども言いましたように、1万3,000円から来年度はふやしていこうという姿勢のほうが強いと思っておりまして、私としては、一度始めた事業を軽々やめてしまうということもできまいというふうに認識をいたしておりまして、やめたらどうするかということは正直言ってまだ考えておりません。

 自分としては、今後もしふえるとすれば市のほうでの裁量も入れるように、そういうふうにぜひとも今後とも運動をしていきたいというふうに思っておりますので、ぜひ御支援のほども含めて御理解いただきたいと思います。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○副議長(薬師寺三行君) 赤松与一君。



◆13番議員(赤松与一君) それでは、きさいや広場について質問させていただきます。

 各施設の特徴をどう出していくのか、その点に対して質問いたします。

 指定管理者制度導入施設の売り上げ状況として、4月から7月までの前年対比で、吉田観光物産センター119%、津島やすらぎの里127%、祓川温泉で93.3%、道の駅みま98.6%、きさいや広場102%と、この経済状態が大変厳しい中、どの施設も前年対比100%に近いか100%を超えているところが多いようです。各施設の特徴を出して売り上げを伸ばしているのではないかと思います。

 今後、各施設の特徴を今以上にどう出していくのか、産業経済部長にお聞きいたします。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○副議長(薬師寺三行君) 神應産業経済部長。



◎産業経済部長(神應幸男君) 議員の御指摘のとおり、どの施設も好調を堅持しております。しかしながら、宇和島市以外の周辺も含めますと、産直施設、道の駅、あるいは温泉施設も含めて、明らかに乱立状態にあるように私は思っておりまして、今後もますます施設の特徴、そういったものを生かしていかないと、このような状況がいつまでも続くとは思われません。

 したがって、これからしばらくは非常に追い風と申しますか、好材料が控えておりますけれども、その先を見越してということになると、本当にこの施設の特徴、魅力度をアップしていく必要があると考えております。

 吉田はミカンの産地ですので、当然かんきつ製品が主力、三間は四万十への観光ルート上にありますし、高速道路のサービスエリアの機能も果たすようになる中、やはり三間米を主要商品としてPRしていく、津島やすらぎの里は温泉施設でありますので、市民や観光客の健康増進施設として、あるいは高速道路の終点の休憩地として活用していただき、そういう中、きさいや広場はこれら施設の交流拠点として観光や文化の情報発信、そういったものの中心的役割を果たしていく必要があると思います。これにつきましては、やはり最大限民間活力を導入、発揮して、互いの相乗効果を高めて、長く生き残って発展していく方策をとる必要があると考えております。

 以上であります。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○副議長(薬師寺三行君) 赤松与一君。



◆13番議員(赤松与一君) それでは、当市の物産の全国発信の件について質問いたします。

 きさいや広場建設のときに、観光情報センターもきさいや広場に入れて、宇和島市の物産を全国に発信する基地にすると言われていましたが、インターネットで流しているのか、広告を全国に配っているのか、どのような方法で全国にPRしているのか、また、どのような結果が出たのか、産業経済部長、あわせて答えてください。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○副議長(薬師寺三行君) 神應産業経済部長。



◎産業経済部長(神應幸男君) きさいや広場だけでなくて、これまでにも宇和島市は特産品の全国へ向けてのPR活動、北は北海道から東北、関東、関西、中国地方にもキャラバン隊や販売PRでそれぞれの土地のデパート、スーパー、また商店街とタイアップするというふうな形で積極的に全国発信をしてきております。きさいや広場におきましては、宇和島市の特産品はもとより、姉妹都市の紹介や特産品の販売も行っておりますし、パンフレット等も置いて宣伝にこれ努めております。

 広告を全国に配るということはなかなか難しいので、現在インターネットのホームページで観光協会や物産協会と協力しながら宇和島市の特産品のPRをしております。また、今年度は初めての試みとして、愛媛県の補助金を活用して宇和島市の推奨品を中心にインターネットショップの開設支援、大手のショッピングサイトを活用したいわゆるウエブ上での宇和島市物産展を行い、小規模の店舗でも特色ある商品の全国へ向けての発信を可能とする事業を進めております。

 今後とも姉妹都市や宇和島市の特産品のPRが効果的な地域などにおいて、特に力を入れて販売促進活動を継続していくこととしております。

 以上でございます。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○副議長(薬師寺三行君) 赤松与一君。



◆13番議員(赤松与一君) 一生懸命頑張っていただいておる状態を聞きまして安心しております。

 今後とも地域の産業の活性化のために頑張ってほしいと思います。

 以上で代表質問を終わりますが、今から年末まで、ハマチ、カンパチ等の出荷、ミカンの出荷が始まりますが、今年こそは高い価格で売れますことを願うとともに、宇和島市に活気が出ますことを願いまして終わりといたします。どうもありがとうございました。



○副議長(薬師寺三行君) 以上で赤松与一君の質問を終わります。

 しばらく休憩し、午後3時15分から再開いたします。

     午後3時00分 休憩

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     午後3時15分 再開



○議長(山下良征君) 再開いたします。

 休憩前に引き続き、代表質問を行います。

 それでは、松本 孔君の発言を許します。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(山下良征君) 松本 孔君。



◆15番議員(松本孔君) 公明党を代表いたしまして、8項目22点について質問をさせていただきます。

 本年4月1日から過疎地域自立促進支援法が延長されました。

 今回の延長では、同法の対象となる過疎地域の基準見直しとともに、これまでハード事業に限られていた過疎債の起債対象にソフト事業が加えられることになりました。

 過疎債起債対象にできない事業が総務大臣通知で一部定められておりますが、法の趣旨から外れないものについては、原則自治体が自由に起債事業を決めることができます。過疎対策事業債(ソフト分)の限度額試算によりますと、宇和島市は1億5,820万円と出ております。総務省からは、さまざまな事業メニューが示されておりますが、我が市の計画をお示しいただきたいと思います。

 これまでも再三議会で取り上げておりますデマンドバス・コミュニティバス・乗り合いタクシー等の運行に対する支援やバス路線の維持対策、交通弱者対策(高齢者等の生活交通の確保)、地域自治組織等による輸送活動に対する支援を積極的に推進すべきではないかと考えております。

 中でも、少子高齢化・人口減少が進む中、交通弱者対策を急ぐべきであります。

 先日も津島町の山間部にお住まいの85歳の御婦人が「危ないと思う、でもバイクをやめたら病院にも買い物にも行けんのよ」「このごろは行商にも来てくれんけんな」と言われておりました。こういう声を頻繁に聞くようになりました。我が市では、主に周辺部でバス路線の減少が進み、移動手段の確保は緊急課題です。このほど宇和島自動車さんが免許証を自主返納された高齢者のバス料金を半額とされました。立派な取り組みであると思います。ところが、大道や成などの高齢者の声を聞くと、バス停まで歩けないという方が大勢おられるわけであります。病院に行くのに数千円のタクシー代はとても払い切れない、仕事を持っている子供夫婦には頼めない、こういう方は今後増加の一途と思われます。

 そこで、改めて、予約制乗り合いタクシー、すなわちデマンドタクシー制度の導入を強く求めたいと思います。バス停まで歩けない、もうこうなると、自宅から目的地まで直接移動できる、いわゆるドア・ツー・ドアの環境整備をするしかない状況であります。過疎地域自立促進支援法が延長され、ハード事業に限られた過疎債の起債対象にソフト事業が加えられることになった今がチャンスであります。

 広い過疎地域を抱える我が市では、交通弱者対策は避けて通れない緊急の課題です。ふえ続ける高齢者の交通事故を防止するためにも、デマンドタクシーの導入を過疎債を活用して導入すべきであると強く訴えるものでありますが、御所見をお聞かせください。

 また、自治会活動の支援等に交付金とか補助金を交付する、また集落支援等で集落活性化等の実施へつなげるメニューもありますが、これについてはどうか、これもお答え願いたいと思います。

 次に、予防ワクチン助成やがん対策についてお伺いをいたします。

 子宮頸がんや細菌性髄膜炎などの病気から女性や子供を守る予防ワクチン。こうしたワクチンの接種は任意のため、全額自己負担が原則ですが、経済的負担を軽減するため公費助成に取り組む自治体が広がっていることが厚生労働省の調査で明らかになりました。

 集計結果によりますと、子供の細菌性髄膜炎の原因となるヒブの予防ワクチンについて、公費助成を行う自治体は204自治体に上ります。公費助成を始めた市区町村は、2008年度は4自治体だったのですが、09年度には57自治体、10年度は143自治体に急増しております。助成額も3,000円から4,000円未満を助成する自治体が44.1%を占めております。

 また、ヒブに次いで細菌性髄膜炎の原因となっている肺炎球菌の小児用予防ワクチンに公費助成を行う市区町村は11自治体あります。うち36.4%の自治体が助成額が5,000円以上となっております。

 一方、子宮頸がんの主な原因となるヒトパピローマウイルスのワクチンについては、114自治体が公費助成を行い、うち78自治体が1万2,000円以上の助成を行っていることも明らかになっております。

 私たち公明党は、国会議員や地方議員が連携し、ヒブワクチンや小児用肺炎球菌ワクチン、HPVワクチンなどの予防接種への公費助成を訴えてまいりました。

 こうした取り組みにより、例えば、東京都や兵庫県は、管内の自治体がヒブワクチンの予防接種に対して公的助成を行う場合、その費用を補助する独自の支援策を展開。肺炎球菌ワクチンについては、東京都千代田区などが助成を行っております。

 HPVワクチンも、公明党山梨県本部女性局の要望が実り、同県内全市町村で助成が実施される予定で、広がりを見せております。

 さらに、私たち公明党は7月に、子宮頸がんの予防接種を全額国費で補助することなどを柱とした子宮頸がん予防法案を参院に提出しましたが、次期通常国会に再提出し、成案を目指し、全力投球をしております。

 そこで質問ですが、来年度予算編成に当たって、こうした地方自治体に広がる予防ワクチンについて、我が市も積極的に取り組むべきであると考えますが、市長のお考えを伺いいたします。

 2点目、特に予防できる唯一のがんが子宮頸がんであり、検診とワクチン接種を併用すればほぼ100%発見できるとされております。来年度も乳がん・子宮頸がん検診クーポンの継続実施し、我が市も子宮頸がんゼロへ挑戦すべきであると思いますが、いかがでしょうか。

 3点目、日本は世界有数のがん大国であり、がん対策の柱の一つであるがん検診について、がん対策基本計画では2011年度までに受診率50%以上という大きな目標を掲げております。無料クーポンで少し上がっても、全国平均は24.5%です。目標年次まであと1年半、我が市の受診率アップの取り組みについてお伺いをいたします。

 次に、3点目、学校の熱中症対策についてお伺いします。

 本年は記録的な猛暑となりました。熱中症で緊急搬送される人も全国で4万1,000人を超え、この猛暑はもはや災害であるとも言われております。

 子供たちが一番暑い時間を過ごすのが学校であります。この学校の暑さ対策が、この急激な気候の変動についていけず、余りに無防備な状況にあるのではないかと心配するものであります。文科省が定めた学校環境衛生の基準では、教室の温度は10度以上、30度以下であることが望ましいとされておりますが、本市の小・中学校などの教育施設の暑さ対策、扇風機、エアコン設置の状況はどうなっておりますか、お伺いをいたします。

 夏休みが終わるころ、各地で緊急のお願い文書を配布されました。福井県のある学校では、扇風機について御協力をお願いしたいとして、まことに恐縮ですが、御家庭で余っている扇風機がございましたら、下記のように学校へ寄附あるいは貸与という形で御提供いただけたらと存じます。学校のほうから御自宅までとりに行かせていただきます。また、静岡でも、一刻も早くお貸ししていただきたい、学校まで届けていただきたいとの呼びかけがあり、また、基本的にはお貸しいただいたお子様の教室に設置いたしますというところもありました。

 夏休み中の予想を超える猛暑に、2学期、登校してくる児童の身を案じた、せっぱ詰まった訴えと思われます。埼玉県三郷市の学校では、こうした呼びかけに100台の扇風機が集まったそうであります。

 全国の様子を見聞するにつけ、我が市でも、ゲリラ豪雨ならぬゲリラ猛暑から子供の健康、生命を守るために、もっともっと手を尽くすべきではないかと思うものであります。

 学校の暑さ対策としては、みどりのカーテン、グリーンスクール事業、すだれの活用と、さまざまな取り組みがあります。

 農家の方から土づくりから教わり、みどりのカーテンをつくり上げた学校もあります。足立区では、地球温暖化・ヒートアイランド現象に伴う学校施設の暑さ対策、環境学習の推進を目的にグリーンスクール事業を実施、緑のつるが、校舎の3階はおろか屋上にまでみどりのカーテンを広げております。平成19年度からは、事業の主体を環境学習への活用等に重点を置き、取り組んでおります。

 東村山市では市の教育委員会が、限られた予算150万円内で教室内を冷やす方法として、校舎の屋上や南側の窓の一部をよしずで覆いました。屋上にもびっしり30センチほど浮かせて、よしずが張られました。同教育委員会の調べでは、気温の高い昼どきは外気よりも3度ほど涼しくなるそうです。

 私は、みどりのカーテンもよしずも取り組んだほうがいいけれども、この異常気象の状況下では、やはりエアコンは設置すべきだと思います。その上で、補助的にグリーンカーテンやよしずも場合によっては使うと。先ほどの足立区でも平成19年度に全小・中学校にエアコンが設置され、グリーンカーテンのある教室では、温度が早く下がるためエアコンの稼働時間が短く、電気使用量も節約できると言っております。

 自治体の懐ぐあいで学校の暑さ対策に雲泥の差があるのでは、子供に申しわけがないと思います。東京23区の小・中学校のエアコン設置は、明年でほぼ100%と聞いております。我が市でも、県立の中高一貫校はエアコン、隣接の市立中学校では扇風機もないのはいかがなものかと思うわけであります。

 03年度から普通教室もエアコン設置費用の国庫補助対象となっており、この猛暑を経験して、エアコン設置は全国的な流れになると思います。

 館林市の例では、市内の幼稚園、小・中学校の全普通教室と音楽室に冷房機を取りつける方向で検討し、設置は小学校が11校で計198台程度、中学校が5校で計79台程度、幼稚園は公私立7園で計44台程度。設置費に加えて、電力使用量の増加に耐えるよう、校内の変電所への工事も必要で、約320台、5億円以上の工事費を見込んでおります。

 我が市の小学校、中学校、幼稚園にエアコンを設置する場合の試算、また、せめて扇風機を各教室に設置する場合の試算をお示しいただきたいと思います。

 関連をいたしまして、小・中学校の運動会の実施時期についてお伺いいたします。

 小・中学校の運動会は9月実施されると思います。猛暑の中の練習、また開催となりますと、熱中症の危険と隣り合わせであります。先日も練習中に23人が緊急搬送された学校がありましたが、人ごとではありません。多くの保護者もはらはらしているという状況であります。千葉県習志野市では、9月の終わりの予定でしたが、先日、練習中に熱中症で倒れた児童がいたため、急遽10月に延期をし、また、暑さが引くまで、校庭での体育は体育館で行うことになりました。千葉の流山でも、9月18日から10月23日に延期になっております。

 ある公立小学校では、例年5月開催、クラスがえの後に団結力の高まる行事開催となり、行事だらけの2学期の負担軽減に加え、暑さ対策にもなっているそうであります。

 この猛暑の中の運動会の開催時期は、大きい事故が起きる前に再考すべきであると考えますが、御所見をお伺いいたします。

 また、以前から申し上げておりますように、校庭、中庭の芝生化もヒートアイランド対策、熱中症対策として大変有効であることが、この夏の酷暑で立証されております。鳥取方式であれば、従来の方式より廉価で、比較的容易に実現できるものであります。西予市の宇和町や野村町では芝生化する学校も出てまいりました。この件もあわせてお伺いをいたします。

 8月31日、熊本市でのANOC、動物愛護地方議員の会結成10周年の記念総会に参加をしてまいりました。6月議会でも御紹介をいたしました熊本市動物愛護センター所長松崎所長の講演「殺処分ゼロをめざして」の講演もありました。また、環境省自然環境局総務課動物愛護管理室西山室長から「動物愛護管理の制度の見直しについて」の講演があり、活発な質疑応答がありました。少しでも具体的に進めていかなければならないという思いを強くいたしました。

 本市の場合、不妊・去勢手術に対する助成がありません。条件つきながらも、福岡市のように無料の自治体もあります。我が市も助成に向かって一歩踏み出してはいかがでしょうか。例えば、不妊・去勢手術の補助頭数を決めて実施してはいかがかと思います。まず、20頭分と限定して、1頭5,000円の補助としてもわずか10万円、1頭1万円の補助でも20万円、いずれにしても第一歩となります。できるところから歩みを始めて、毎年継続をすることで意識も変わり、殺処分される犬猫の減少にもつながっていくというふうに思います。岐阜市では、登録していないと助成はしませんということで、未登録の方が登録をして、登録料が市の助成負担の軽減に役立ったそうであります。ぜひ検討をお願いしたいと思います。

 我が市のホームページ「ペット」をごらんいただきたいと思います。大変充実をしてまいりました。力を入れてつくってくれていると思います。今後も税金を動物を殺すために使うのではなく、生かすために使っていただきたいというふうに思います。

 本年7月19日の海の日から始まった瀬戸内国際芸術祭に先日行ってまいりました。宇和島市に活動の拠点を構えている大竹伸朗さんの作品に触れる目的で参りました。7つの島での開催ですが、直島に行ってまいりました。島は若い鑑賞者であふれておりまして、帰りの旅客定員450人乗りのフェリー満席状態でありました。大竹さんの芸術祭参加作品である「アイ・ラブ・湯」もしっかり楽しく鑑賞してまいりました。芸術とは余り御縁がないもので、深いことはわかりませんが、心に残る作品でした。何よりも、若い人たちが目を輝かせて、生き生きと建物を見上げて、その弾む心が伝わってきて、正直なところ、これが宇和島にあったらどんなにいいだろうと思いました。大竹さんは数年前、東京都美術館の御自分の展覧会に宇和島駅のネオンサインを展示してくださっていて、大変うれしく思いました。各界、ことに若い人たちの心に響く作品を生み出している作家さんです。縁のある宇和島市にもぜひ大竹さんの足跡を残してもらいたいと念願をしております。我が市としても、大竹さんに虚心に働きかけてはいかがかと思います。検討をお願いしたいと思いますが、御所見をお願いいたします。

 宇和島城の周辺の景観保全についてお伺いをいたします。

 言うまでもなく宇和島城は、宇和島のまちを象徴するものであります。遅きに失した感もありますが、将来のためにも、宇和島城とその周辺の景観保護対策は講じておかなければならないと思います。現在、城山周辺では、気兼ねなく目を引く建物が建ち、最近もカラフルな店ができました。このままではある日、ぴかぴかとにぎやかな店ができたり、高さのある建造物が出現したりするのではないかと危惧をしております。城山周辺の景観保護対策はどうなっておりますか、お聞かせいただきたいと思います。周辺は風致地区になっておりますか。建造物の色彩、高さなど、どんな規制があり、どのような拘束力があるのか、お聞かせ願いたいと思います。また、風致維持がしっかりと守られているのか、お示しをいただきたいというふうに思います。

 松本市では、景観保護、松本城天守閣の存在感保持、また松本城周辺の住環境の保全を図るため、都市計画法に基づいて高度地区を指定しております。鹿児島市も景観計画で、桜島への眺望と城山への眺望を保全するために、中心市街地において高さ規制がかけられておりますが、城山周辺の一部地区については、景観計画よりも厳しい数値の高度地区が指定をされております。我が市の現状を見ますと、拘束力がある規制でなければ実効はないというふうに考えますが、御所見をお聞かせ願いたいと思います。

 次に、静愁苑の通夜室・納骨堂についてお伺いをいたします。

 近年の住宅事情や葬儀形式の多様化により、静愁苑の通夜室をという市民の皆様から強い御要望があります。私ども公明党も再三にわたり申し入れを行ってきたところであります。一日でも早く利用できるようにとの声にこたえていただきたいと思います。静愁苑の通夜室新設についての進捗状況についてお伺いをいたします。

 また、市民からの公営の納骨堂を建設してもらいたいとの要望もあります。家族のあり方も、家父長制から核家族化に変わり、分家して家を出、自分の墓がない方、墓守りを託す後継者のいない人たちにとって、公営の納骨堂は非常に安心、便利なものです。

 例えば、静岡市の市納骨堂では、1年から30年の間の期限つき収蔵では使用料1体1年につき5,090円、永年収蔵では使用料1体10万1,940円となっていて、申し込みの資格者は、市内に住民登録のある方で遺骨を祭るべき立場にある方、また、本人が永年収蔵を希望する場合に限り、本人による生前申し込みもできます。市民の声でありますので、今後の課題としていただきたいと思います。

 伊達博物館についてお伺いをいたします。

 現在、平成22年度伊達博物館特別展が開催をされております。私も早速、オープンの翌日見てまいりました。黄金の茶室には驚かされました。黄金の茶室は、豊臣秀吉が京都御所で天皇に振る舞うために千利休監修でつくらせた茶室とのことで、当時に思いをはせることができました。ほかの展示品も本当に見事で、こんな立派なものをよくぞ宇和島に持ってこられたなと感心をいたしました。岡山県のバスが大学生を乗せてやってきているところを見て、関心の高さがうかがわれました。偶然入り口で、私どもの参議院議員の山本博司さんの御両親が八幡浜からみえました。朝刊で見ましたということでした。あいさつの中で、意外と、見学者ということだと思うんですが、少ないですねと。私も、まだ始まったばかりだからでしょうかねと答えました。

 昨年の戦国武将展、1万人を超える鑑賞者であったと伺っており、今回も多くの方々に見ていただきたいというふうに思います。まだまだ浸透していないと思いますので、今回の展示が実現できたいきさつや内容について、御紹介をお願いしたいと思います。

 昨年12月、伊達博物館横の土地を8,400万円で購入いたしました。伊達博物館が遠くからも立派に見えるようになりました。しかし、残念なのは跡地をそのまま放置していることであります。雑草も伸びてまいりましたと書いておりましたら、金曜日にきれいに刈られておりました。今は雑草は一本もありません。見た目も余りよろしくないと思われますし、第一、せっかくすばらしい展示会を開催しているわけですから、それにふさわしい外観を整えるべきであるというふうに思います。早急な外構工事をすべきであると考えますが、御所見を伺わせていただきたいと思います。

 最後に、広域新ごみ処理施設の建設ですが、1、ごみ焼却施設の建設並びに施設内容の説明について、2、地域住民への対応に不備はないのかについてお伺いをいたします。

 現在計画中の地元住民から、広域ごみ処理場建設不同意書が6月17日付で、さらに、広域新ごみ処理施設建設計画阻止書が8月30日提出をされました。これでは本当に、ごみ焼却場周辺住民VS行政の戦いという図式になってしまい、期限が迫る中、進捗が見られません。住民が信頼し、納得できる手順を踏んできたのでしょうか。

 ごみ焼却炉建設は、周辺住民だけの問題ではなく、宇和島市全体の問題です。これまで建設が比較的スムーズに進んだ地域を見てみますと、その手段として、きめの細かい情報を公開しつつ、焼却方式、焼却炉選択からのすべてに市民も参加をさせ、納得をさせつつ進めたほうが、時間がかかるようで、かえって近道になると言われております。

 ごみ処理は都市としての基本的な機能であり、一日も欠かすことができないものでありますが、その処理をする施設は、いわゆる迷惑施設とされており、住民にとってみずから居住する近くにはあってほしくないとの思いが強いのが実情であります。しかし、すべての住民が近くにあってほしくないとするならば、どこにも施設は建てられず、結局、ごみ処理はできないという事態になってしまいます。

 そこで、視点を変えて、逆に地元住民にとって近くにあっても構わないと思えるようなごみ処理施設とはどのような施設でしょうか。単にごみ処理施設だけではなく、その余熱を利用した附帯施設や、またその景観などについても、夢があふれるようなものにという発想で取り組んでいくべきではないかと思います。

 まずは地域住民の不安や心配を取り除くことが第一と考えます。6月に出された広域ごみ処理場建設不同意書の中に、4点にわたり不同意の理由が述べられております。要約すると、1、当計画は時代に逆行、地球温暖化を進め、ごみの減量化を困難にする。2、計画は透明性がなく、住民不在の計画である。3、水質・水量に大きな変化が生じ、排気ガスは当部落住宅地に流入し、公害発生の源となる。4、交通量の増大で日常の生活に大きな不安があるというものでした。

 それから2カ月後、広域新ごみ処理施設建設計画阻止書提出となっていくわけでありますが、その間、地域住民の不安と反対する理由に対してどのような説明をなされたのでありましょうか。

 また、ことしの5月、祝森地区説明会の資料「広域新ごみ処理施設計画について」の中で、「環境への負荷や建設費、運営費等多角的な面から検討を行って焼却方式を決定します」とありますが、具体的に決まっていないものを示して理解を得るというのは無理があると思います。特殊な技術者集団でないと維持管理ができない高度な施設では、地域住民の雇用は望めないと思います。責任者級を除いて、大多数の作業員の地元の雇用が可能であるなど、具体的に地域住民の賛同を呼べるような、近くにあっても構わない施設を提示すべきではないかなと、私の考えで思っておるわけであります。その点の御所見をお伺いいたします。

 以上で、公明党を代表して質問を終わります。よろしく御答弁のほどお願いをいたします。



○議長(山下良征君) 理事者の答弁を求めます。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(山下良征君) 石橋市長。



◎市長(石橋寛久君) 松本議員の御質問にお答えをいたしたいと思います。

 まず、私も今年度最大の焦点といいますか、心配事でありました過疎法の期間が伸ばされるかどうかということでありますけれども、国会の最終盤において議員立法という形で延長が決まりました。関係議員等の方には本当にありがたく思っております。

 その中で、今回制定されました過疎法の中で、宇和島市は格好を考えると格好悪いということになるかもしれませんけれども、今までは全市がみなし過疎ということでございましたけれども、今年度からは過疎地域ということで、すべての地域が過疎ということで認められました。

 これによって、表面的には過疎地になったのかということで気分的にはちょっと後ろ向きな感じも受けるわけですけれども、実際の仕事を考えたときには、全市で健全性を保っておれば過疎債を使えるということになってまいりまして、私としては、事業の幅について格段にふやすことができるなということで大変うれしく思っております。

 さらに議員の発言にもありましたように、今回の過疎法の大きな特徴として、過疎債の適用範囲がソフト事業にも使えるということで広がってまいりました。私としても、この時期、ぜひともこの広がった過疎債の利用というところにおいて、宇和島市の現状に即してできるだけ有利に取り入れていきたいということで、ただいま計画を練っているところでございます。

 実際にソフト事業で何を使うかというと、やはり議員御指摘のとおり、コミュニティー事業、特に地域の足をどういうふうに確保していくかというところが大いに考えるべきことだろうと思っております。

 一方、皆さん御承知のとおり、宇和島市、来年度から小学校の統廃合ということにも本格的に取り組んでまいります。それと、救急体制の再検討という、私としては自分なりの目標も持っておりまして、これらを総合的に考えたときに、過疎債を利用してどういうふうに組み立てていけば一番住民の方々に安心ある地域ができるか、これから早急に煮詰めをしていって、来年度にはそれを実現するようにしていきたいというふうに考えております。ぜひとも、また議員の皆さんも御提案等も含めて御理解と御協力をいただきたいというふうに思っております。

 また、過疎対策事業自体につきましても、今担当のほうで煮詰めをやっておりまして、県のほうとも協議をしております。これがある程度、県の協議を終えて皆さんにも公表できるようになってくれば、議員の方々にもできるだけ早くお知らせをするようにしたいというふうに考えておりますので、そういう作業中であるということで、ぜひ御理解をいただきたいというふうに思います。

 当然、私としては、これも、財政の健全化を保ちながら、できる限り多くの事業をできるように、必要度を認識しながらやっていきたいと思っております。

 次に、予防ワクチンの助成及びがん対策についてということでございますけれども、これも地方がどういうふうに対応していくか、大変大きな問題であろうと思っております。

 ただ、私としては、国に望むのは、やはりこのワクチンの接種というのは国がどういうふうに国民を安全にこれから育成していくか、そういう判断の中で必要な措置をぜひともとっていただきたいというふうに思います。

 我々が小さいころには予防接種というのを学校のとき強制的にやっているものがかなりありました。それが、自由化の中といいますか、個人の尊重という中と、はっきり言ったら弊害といいますか、副作用の問題で任意制になってきたというところで、事業が個人の判断ということに移ってきたと思っております。そしてさらには、一方で医学の進歩ということにおいて、いろいろなワクチン、予防対策がとられるようになったということで、議員発言のとおり、数えてもすぐ5つ、6つのワクチンの投与をしたらどうかということがいろんな場面で検討されているという事情でございます。

 私としては、本当に重要な、また有用なものについては、国が国の責任においてきちんと判断して全国民にやるのが私は当然であろうというふうに考えておりまして、ぜひともこれについては、それぞれの皆さん、政党等も上部機関を通じて、私としてはそういうふうに思っているということを、皆さんは違うかもしれませんけれども、賛同していただけるならば、ぜひとも運動していただきたいというふうに思います。

 そんな中で、発言にありましたように、人のがんに対する予防ができるようなワクチンまで出てきたということで、この子宮頸がんのワクチンということについて、国も、公明党さんの働きかけもあるんでしょうけれども、大分、一部とはいいながら、補助という方向に傾いてきているんではないかというふうに理解しております。

 ぜひともこれがはっきりした方法で私としてはできるように、公明党さんにも頑張っていただきたいと思いますし、我々は県下の市長を中心に、市長会で連携をとりながら、どういうところからやっていくか、また検討も進めていきたいというふうに思います。

 ただ、一方でいろいろなワクチンというのがあって、小さいまちというのは、それぞれの市長の判断で対応しやすいところがありますけれども、宇和島市のレベルということになると対象が何千人ということにもなってきかねない。それに対して、今ワクチンの費用が1人で、この子宮頸がんに至っては5万円近くかかるというところで、大変な費用がかかるというところで、どういうふうにしていけるか、現実的な対応も考えていかなければいけないということになると、さっきの結論ですけれども、私としてはぜひそこら辺も国に考えて結論を出していただきたいと思いますし、一つのアイデアとしては、子ども手当を増額できるんだったら、こういうところにするのも一つの考え方ではないかなということを私としては常日ごろ思っているというところでございまして、ぜひとも今後ともできる限り、せっかく開発されたワクチンがより安全に使われるような体制を私としても考えていきたいと思いますが、議員の皆さんにもぜひ今後とも御理解と御協力をいただきたいというふうに思っております。

 それから、がん対策として、基本計画に沿って、受診率を50%以上に上げるということでクーポン制度が取り入れられました。これについては、もう御承知のとおり、最低5年間はやらなかったら余り意味がないということに私も思っておりますし、議員の皆様も感じておられると思います。ぜひとも5年間は続けられるように、まず国に対して財政措置も含めて継続をしてもらえるように、今後とも運動していきたいというふうに考えております。ぜひともこれも御支援をいただきたいというふうに考えております。

 次に、学校のことにつきましては教育委員会のほうで答弁をいたしたいと思いますけれども、私、今回のことしの猛暑、そんな中で我々の地域は、ある意味では幸せだったなということを思っていることがあります。

 それは、東京や関東以北で、幾らでも三十五度、六度、七度、八度という、8月中は特に最高気温が報道されておりました。ただ、そのときも、宇和島市においては最高気温は三十二、三度でおさまっていた。大体、平年でも三十二、三度の気温というのはいつも経験している。これはやはり宇和島市、海に面しているということで、気温が比較的一定に保たれているんではないかということは思っておりまして、こういうことにおいて、熱中症もゼロではなかったですけれども、都会で騒がれるほどの大きな問題には至らなかったということで、大変ありがたく思っております。

 ただ、子供たちの対応ということで、どういうふうに今後やっていったらいいのか。公明党さん推奨されております校庭のグリーン化も含めて、私としても挑めるところがあったら挑ませてみたいなと思うところもあるんですけれども、なかなか手も挙がらないところもあるというところで、どういうふうにやっていくか、さらに煮詰めていきたいと思いますし、エアコンは一挙に難しいといたしましても、扇風機、特に使っていない扇風機も利用ができないかとか、そういうことは考えていきたいと思います。

 ただ、エアコンとか扇風機というのは、当然、電気を必要といたしまして、大規模に使うとなったら、電源のことからやっていかなければいけないという問題もあるということで、やはりこれをすぐにやるというのは慎重にならざるを得ないかなということも自分としても思ったりしているという状況でございます。

 次に、大竹伸朗さんの作品をぜひといいますか、せっかく宇和島市に住んでいるので、ぜひとも宇和島市にも残るような作品をつくってもらったらという御意見でございまして、御提案でございますけれども、私としてもその気持ちを十分に持っております。

 今、公式にお願いをしようということでコンタクトを試みているんですけれども、残念ながら私の日程と、大竹さんも韓国に9月の前半行かれておって、後、帰ってからもまたすぐ日本の国内でいろいろ仕事が控えているということで、今月中はちょっと難しいんか思いますけれども、できるだけ早く、私としても、いろんなイベント、特にこれから1年半先の高速のイベント等にも含めて、大竹さんにも地域の核づくりといいますか、文化づくりにぜひとも御協力をいただきたいということでお願いをしたいと思います。また皆さん方にも、どこかで、飲み屋で会うかもしれませんし、大竹先生にも、市もそういう気持ちもあるみたいやし、ぜひ協力をしてほしいということで助けていただいたらというふうに思っております。

 あと、城山周辺の景観につきましては、私もいろいろやはり問題はまだまだあるなということを思っております。

 特に、周辺ではありませんけれども、昨年ですか、佐伯町の上のほうで高層マンションが建ちました。こういうことを思ったときに、やはり景観条例、一応あるんですけれども、強制力がないというところで、市としても一歩進めたことを考えていかなければいけないということで、今、条例化ということを、まだ正直言って現実的な対応を、担当を決めていないんですけれども、議会の後にでもそういうところ担当を決めて、どういうことで対応できるか、具体的に検討していきたいというふうに思っております。

 少なくとも、今一番の私の認識いうか問題は、宇和島市、一応建築課ありまして、建築確認申請を受け付けております。ただ、その受け付ける対象のものというのは、普通の1階建て、平家建ての木造住宅といいますか、一般住宅と。鉄筋も入るんでしょうけれども、そういう住宅に限るということで、店舗とか大規模なアパート、マンションというものは宇和島市の裁量がございません。県のほうに上がっていくということでございまして、全くこちらが知らないという状況が起こっておりますので、そういうところも、市としても少なくともそういうものが出ているということを認知できるようなシステムを早急につくるべきだと私は思っておりますので、条例化も含めて、早急に対応を急いでいきたいというふうに思います。

 次に、静愁苑の通夜室ですけれども、これについては担当のほうから原案というものが出てきました。

 ただ、御承知とは思いますが、敷地がもう今、目いっぱい使っているというところと、もう一つ現実的には、同じ敷地にやると浄化槽等の大規模な改装が必要であるということで、とんでもなく高い費用を必要とするということで、少し離れたといいますか、下段のところの造成をしながらということで、今、担当のほうから上がってきております。

 ただ、それにつきましても、造成等、それから敷地につきましても、なかなか十分なものがとれないということで、じゃ、もう少し離れたところでできないかということで、私としても今保留にしているところでございまして、ここらあたりの検討をもう少しやらせていただいて、いい案が出てきましたら議会にも相談したいというふうに考えておりますので、御理解いただきたいというふうに思います。

 また、納骨堂の件につきましては、正直言って、この議員の提案を聞かせていただくまで私の中には認識がございませんでした。納骨堂についてはそれぞれの寺院でつくられているところもあると、少なくとも私の檀家の寺院はもうつくっているというところで、お寺が第一義的には対応していると思います。確かに、市がつくったらもっと安くできるかもしれませんけれども、和尚さんの手配とか、そういうところの問題もありますし、宇和島市においても民間が墓地の販売をするような状況になってまいりました。できればそういう民間の力で、アイデアで、この納骨堂についてもうまく建設されて運営されるのが一番いいのかなということを思っておりますけれども、私としてももう少し、市民の意見も含めて、議員の皆さん方の意見も聞きながら、どうすべきか考えてみたいというふうに思っております。

 最後にごみ処理施設ですけれども、説明がなかなか十分ではないんではないかというおしかり、御心配、あわせたものだろうというふうには思っております。

 私としても、十分に説明をさせていただきたいということ、いつでも説明には行きますという話をさせていただいているんですけれども、こちらが自治会長さんを中心にして設定した会には反対の方々はなかなか出てこない。個々に会の方々でも集めてもらえませんかということでお願いしても、市とは話をしないということで、一方、陳情書といいますか、申し入れ書にも書いてありますように、個々の住民に市が当たることは一切拒否するというようなことも一方で書いてあるというところで、対応がなかなか難しいというところもありますけれども、朝方にも述べさせていただきましたとおり、私としては粘り強く、理解を得るようにお願いと説得を継続していきたいというふうに考えております。

 その中で、議員の発言の後半部分、どんなものができるかはっきり示せんようでは、なかなか向こうも話を聞いてもわからないんではないかという御指摘でございますけれども、一方で背中合わせとして、私どもが勝手にどんどん決めて、こういうものをつくりますということで、方針についてはこうですということも決めていくと、逆に向こうから、何じゃ、すべて決まっておるんじゃないかということで不信もかこつというところで、大変対応が難しい状況があるということですけれども、私としては、今やっている測量の調査、それに引き続いてはPFIの可能性調査と、あくまでも可能性の調査ということでございますので、これについても検討をして、その検討の経過、それから結果については住民の方にも話をさせていただきながら、当然理解を得ながら、新しい焼却場の建設ということで総論として理解をしていただけるように努力をしていきたいというふうに思っております。

 また、具体的にここで説明が足らないとかいうことを声を聞かれましたら、担当者にでも言っていただいたら、こちらも対応を考えていきたいと思っております。何とぞよろしくお願いいたします。

 あとの点につきましては担当のほうで答弁をさせますので、よろしくお願いします。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(山下良征君) 山本保健福祉部長。



◎保健福祉部長(山本金利君) 2の予防ワクチン助成、がん対策についての中の、がん検診受診率アップの取り組みについての御質問についてお答えいたします。

 がん検診受診率については、平成21年度の実績を見ますと、胃がん検診が8.4%、大腸がん11.0%、子宮頸がんは16.0%、乳がん検診は18.4%と、愛媛県の受診率の平均が14.5%程度でございますので、若干低い状況にあります。

 しかし、クーポンを利用した子宮頸がんや乳がん検診はもとより、大腸がん検診や前立腺がん検診などは、前年度に比べ120名余りの増加を得るなど、受診者が増加の傾向にあります。

 受診率アップのための取り組みにつきましては、市民に検診のPRを図ることを目的として、新聞折り込みチラシを年2回、配布計画をいたしまして、既に1回目を終えております。

 また、市庁舎でロビー展を実施いたしまして、市の検診受診率やがん検診の重要性をお知らせいたしております。

 また、がん制圧月間の9月中には、ケーブルテレビなどでも検診の重要性を周知することとしております。

 また、働いている方のために、土曜日、日曜日の検診日を8日設定いたしまして、医師会等の御協力により、本人の都合のよい日に医療機関で検診を受ける個別検診も実施しております。

 今後も市民の皆様にがん検診の重要性を周知すると同時に、一人でも多くの方が受診しやすい環境の整備に努めてまいりたいと考えております。

 以上でございます。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(山下良征君) 明神教育長。



◎教育長(明神崇彦君) 学校の熱中症対策につきましてお答え申し上げたいと思います。

 ことしの夏は、まさに猛暑でございました。夏休みが終わるころには、運動会や体育祭に向けた練習を大変心配いたしていたところでございます。2学期になりましてから、熱中症にかかって病院へ運ばれた事例の報告は3件ございましたが、いずれも軽症で、その日のうちに回復をいたしております。

 熱中症は、この時期における児童・生徒への指導でも最重要事項の一つとしてとらえております。夏休み明けの校長会では、協議題としまして熱中症への対応を取り上げ、スポーツドリンクを児童・生徒に持参させたり、熱中症に有効なドリンクや食塩水を常時学校に保管し、適切に与えることや、運動会等の練習中には休憩を頻繁にとることなどを申し合わせいたしました。

 また、熱中症にかかる児童・生徒の多くは睡眠不足や朝食を欠食していることが多く、基本的な生活習慣の徹底についても努めてきたところでございます。

 また、教室の暑さ対策につきましてですが、本市においては、ほとんどの教室にエアコンはなく、二、三台の扇風機のある教室もわずかです。幸いに今年度は教室内で熱中症にかかった事例の報告はありませんが、また、水筒の持参を奨励したり、業間の休み時間には水分を十分とるように指導をいたしておるところでございます。

 宇和島市のことしの夏の平均気温、最高気温について、5年前、10年前と比較をしましたところ、先ほど市長もお話しされましたが、余り大きな変化がない状況でございました。しかしながら、各家庭や公共施設などへのエアコンの設置率は10年前から比べましてふえているのは事実でございます。

 議員が御心配されますとおり、いまだにエアコンが設置していない小・中学校の普通教室は、エアコンのある家庭生活になれた児童・生徒には酷かもしれません。学校施設の環境を各家庭に合わせることも一つの考え方でございますが、快適さを追い求め、施設を充実させる反面、児童・生徒の環境適応力などが阻害されないか、不安な面も一部考えられます。

 来年以降、ことしのような猛暑が続き、児童・生徒の体調管理の面から、施設の面でも何らかの対策が必要であると判断いたしましたら、カーテンや扇風機、ひいてはエアコンについても検討しなければならないだろうと、個人的には考えております。

 エアコンの設置に係る試算額でございますが、小・中学校の普通教室は特別支援学級も含めまして、現在353教室ございますので、仮に1教室150万円のエアコンを設置しましても、維持管理費を除いて約5億3,000万、電気施設容量などの必要な改修費を2割といたしましても、合計6億3,500万円ほどは必要ではなかろうかと試算をいたしております。

 次に、校庭の芝生化につきましては、夏の日差しの照り返しを防止したり、校庭の表面温度を下げたり、砂ぼこりの飛散、流出等、環境保全の効果に加えて、運動の際に子供たちのけがの防止や体力の向上等に大変教育的効果が上げられます。快適な環境整備に資するとも認識をいたしております。

 ただ、一方、芝生化の問題といたしましては、造成や管理の費用、管理の手間の問題、芝生にしても、枯れてしまうのではないかという懸念などが指摘をされております。

 昭和40年から50年代にかけまして、全国の小・中学校で校庭が芝生化されました。本市の小・中学校でもほとんどの学校の運動場が芝生となりました。しかしながら、前に述べました芝生化の課題や芝生の養生のために、校庭の使用の制限が必要になることなどから、多くの学校では芝生がなくなってしまいました。全国の動向を見ましても、芝生化は正直進んでいないのが実情でございます。

 市教育委員会といたしましては、昨年の議会でもお答えいたしましたとおり、芝生化を実施する場合に、芝生の維持管理について、学校の教職員だけでは十分に行えないと考えております。しかし、保護者や地域、もしくはボランティアの方などのお力を継続的におかりできるようなことであれば、芝生化についても十分検討可能だと考えております。

 最後の御質問の体育祭等の実施時期につきましては、ことしの猛暑から考えますと、御指摘のとおり、涼しい時期に変更してはどうかと考えるのは当然であると思います。しかしながら、学校は御存じのように、多くの学校行事をバランスよく適切な時期に配置して決定いたしております。御存じのとおり、運動会、体育祭のほかにも、修学旅行、自然の家、音楽会、学習発表会、水泳・陸上大会等、大きな行事がたくさんございます。運動会、体育祭の実施時期を変更するということは、他の行事も変更するということになります。しかも、どの行事もほとんど、実施までには一定の練習期間や準備のためなどの時間が必要です。こうしたことから、全国の多くの学校がこの時期に実施しているものと考えております。

 また、本市の多くの小学校は市民運動会の形をとっておるところがありまして、実施時期の変更に当たりましては、地域との協議も必要になってまいります。実施時期につきましては、これまでどおり各学校の判断を尊重し、こうしたことを総合的に判断して決定していきたいと考えておりますので、どうか御理解いただきたいと思います。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(山下良征君) 山本市民環境部長。



◎市民環境部長(山本弥須弘君) 動物愛護につきまして、松本議員さんの質問にお答えいたします。

 議員さん御承知のとおり、愛媛県では不幸な命をつくらないためにも去勢をすることを推薦しておりまして、県下で2市が現在のところ助成を行っていると聞いております。

 当市におきましても、命の大切なことは十分に認識していますが、不妊・去勢手術につきましてはあくまでも飼い主の責任において行うものであると考えておりまして、助成金制度については残念ながら現段階では考えておりませんが、今後の課題とさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(山下良征君) 水口建設部長。



◎建設部長(水口明彦君) 御質問の城山周辺の景観保全についてお答えいたします。

 まず、城山周辺の景観保護対策についてでございますが、宇和島市では城山周辺の良好な景観の形成を図る目的で、宇和島城周辺都市景観形成誘導要領を策定しております。

 誘導基準により、建築物の建築及び工作物の設置について、建築主に対し指導と助言を行っております。誘導地区の範囲につきましては、城山周辺の国道56号線と一般県道無月宇和島線の内側の区域を誘導地区B、その周辺15メーターから30メーターの範囲を誘導地区Aとして指定し、都市景観形成誘導基準を定めております。

 次に、城山周辺は風致地区になっているかという御質問についてですが、現在、城山周辺は風致地区に指定されておりません。御存じと思いますが、風致地区とは、樹林地、水辺などの良好な自然的要素に富んだ土地の風致を維持し、都市環境の保全を図る地区として都市計画に定めるものであります。

 城山周辺が指定されていない理由としましては、城山周辺は市街地となっており、風致地区、いわゆる自然的要素に富んだ土地として指定による規制はなじまないのではないかと考えるからであります。

 なお、現在宇和島市では、南楽園の周辺に近家風致地区を指定しております。

 次に、色彩、高さなど、規制についてでございますが、誘導地区内の建築物及び工作物には誘導基準を設けており、指導と助言を行っております。主なものとしましては、高さは城山の眺望を妨げないよう考慮する。屋根部分のデザインに配慮し、塔屋や屋外階段は建物と一体感のあるデザインとする。外壁の色彩は城山景観に調和したものとする。工作物の建築設備は、公園・道路からなるべく見えない位置に設置するなどであります。特に誘導地区Bには、城山の眺望を妨げないよう、16メーター以下の高さ制限を設け、指導、助言をしております。

 続きまして、拘束力のある規制でなければ実効はないのではないかという御質問についてでございますが、宇和島市では住環境及び市民文化の向上に資することを目的として宇和島市景観条例を定めており、関係者の財産権その他の権利を尊重することを前提に、景観計画区域内における建築物の高さについて景観形成基準を設けております。

 宇和島市では、遊子水荷浦地区において景観計画区域を指定しておりますが、このことによって一定の実効性があると考えております。

 今後は、議員御指摘のとおり、城山周辺の保護について、景観計画区域の指定や高度地区の指定など、実効性のある対策を講じていく必要があると存じます。

 しかし、御承知のとおり、これらの指定は規制が伴い、地域の方の御理解が大変重要となりますので、今後十分検討し、協議をしてまいりたいと考えております。

 以上です。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(山下良征君) 中原教育部長。



◎教育部長(中原一嘉君) お答えをする前に、午前中の石崎議員の御質問での回答、一部誤りがありました。内容といたしましては、Is値0.3以上0.3未満と申し上げました。正しくは、Is値0.3以上0.7未満でございます。訂正しておわびを申し上げたいと思います。申しわけありませんでした。

 それでは、伊達博物館の特別展について、恒例になりつつあります特別展の流れを切らないために、戦国シリーズで今年度も計画を立てました。京都からの借り入れに関しましては、伊達博物館協議会委員であります木村宗慎先生のお力添えで、すばらしい歴史に残るお道具類をお借りすることができました。大変ありがたく思っております。

 内容につきましては、「戦国浪漫〜天下人の風流」というテーマで、主な展示物といたしましては、国宝の大井戸茶碗「喜左衛門」、重要文化財の西京寺客殿襖絵裏表、黄金の茶室、黄金の茶道具などでございます。ぜひ御来観いただきたいと思います。

 次の早急な外壁工事をということでございますが、外壁工事につきましては、天赦園公園、また跡地の整備とともに、外壁についても整備を考えておりますので、よろしく御理解をいただいたらと思います。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(山下良征君) 松本 孔君。



◆15番議員(松本孔君) 大変御丁寧な御答弁をいただきまして、まことにありがとうございます。丁寧な答弁にはかかわりませず、余り納得のいかないような話でございますが、過疎債については、積極的に今から取り組んでいくということでございましたので、よろしくお願いします。

 きのう、またきょうも、愛媛新聞には、峠のバスが消えたとか、結構特集を組まれておりまして、やはりそうした地域の端々といいますか、こういうところがやはりだんだん弱っているというところで、大問題だという認識だと思います。

 私たちも、体もそうですけれども、やはり端々が大事であって、やっぱり指先とか足とか、ここはマッサージすると血流がよくなって元気になると。こういうものですから、自治体もやはり端々というのを元気にすることが大事であって、中心地をどうのこうのというよりも、やはり端々を元気にさすということを考えるほうがいいんじゃないかというふうに私は思っておりますので、その点も考慮に入れてまた御検討いただきたいというふうに思います。

 予防ワクチンについては、きょうの公明新聞にも出ておりましたけれども、やはり世界的に見ても、予防ワクチンについては後進国というふうに言われております。私たちも一生懸命頑張りますけれども、やはり給食費も無料にしようというぐらいの、子供さんたちに力を入れようという市長ですので、こうした取り組みについては、やはり子供をしっかりと守って、元気に立派な大人にしていこうという、やっぱりそういう考えのもとでこうした予防ワクチンには取り組んでいくべきだというふうに思います。よろしくお願いします。

 あと、学校の、宇和島市は恵まれておるということで、余り温暖化の影響もないんだというお話でしたけれども、やはりこれはいつ襲ってくるかもわからないということで私は申し上げておるんです。だから、今いいからしませんみたいなお話では、ちょっと仕方ないなというふうに思うんです。やはり、ゲリラ豪雨じゃないですけれども、ゲリラ猛暑ですから、いつ襲ってくるかわからないというところでの対策。エアコンつけても6億以上もかかるということで、なかなか予算的に厳しいだろうというふうに思います。

 だけど、そうした暑さ対策とか、言いましたように、すだれであったり、またみどりのカーテンであったりとか、そういうのは、ただ手が挙がったらやらしますよというんではなくて、やはりモデル地区をつくったり、一遍やってみいということでどこかの学校でやるとか、予算面もそれは全部一律というわけにいかんと思いますけれども、そうしたことも含めて積極的に取り組んでいっていただきたいなということを教育長には御要望しておきたいというふうに思います。

 それから、長くなって申しわけないんですけれども、一括質問ということで、これは私が悪いんじゃなくて、答弁が長かったということで。

 城山周辺につきましては、私、これ本当に実効力があるというふうには思えません。大きな塔屋に派手なペンキで塗っておりましたり、新しいコンビニエンスストアもできました。そうしたものが、この景観条例とかそういうもので規制をされているとは全く思えないですね。やはり、特にB地区ですか、A地区ですか、さっき言われておりましたけれども、城山の中だけでももう少し規制をかけるとか、何らかの形をするべきではないかなというふうに思います。せっかく城山を一生懸命、今、石垣とか修復されて、もとのように立派にしようとしておるわけですから、それと一体となってやはりやっていくべきだというふうに思います。

 そういう意味からも、やはり色だけでもきちっと届けを出すとか、こういう色でしかできませんぐらいの規制があっていいんではないかと思いますね。前にも一遍、議会で言ったことがあるんですけれども、川越市でも、コンビニエンスストアでもきちっと色を規制して、派手な赤とかなんとか使っていなくて、地味な色合いでコンビニの看板とかつくっているんですね。やはりそれ見るとどう思うかといいますと、それは、ああ、いいなと思うんですよ。やっぱりそこのまち、まちに配慮して、そのお店がそうした色合いとかをやっているんだなというふうに思いまして、逆にその店に好感を持つわけなんです。そういうふうなことは、別にそのお店が損をするとかという問題ではないと思うんですね。こういう色使いでやったほうがいいですよという話でありまして、そのことによってイメージアップをすると、逆に私は思うわけであります。そのことも含めて検討をお願いしたいというふうに思います。

 最後に、新ごみ処理施設なんですけれども、市長のお話の中では、もう余り先、先に決めておると、先に全部決まっておるやないかというようなことがありましたけれども、どういうものをつくるというものは基本的にやはり公開して、そしてもう全部見てくださいという形にしないといかんと思うんですよ。実際につくらなければならないということはわかっておるわけですから、そういうものは全部公開して、そして心配要らんもんですよと、これはもうこれだけやりますよと、あとはこんな形でやりますよというものはもう当然あって当たり前だと思います。

 これは川西市を中心とした1市3町の広域ごみ処理施設整備検討委員会、これが平成11年9月に発表しておるんです。これには、もう委員会でも市民の皆さんも大勢の方が入っておりまして、そしてすべてにわたって決めています。そして、ようやっと平成21年3月に完成しました。去年の3月に。それまでに12回検討会を重ねてやった上で、平成11年9月、これの答申が出て、そしてそれから建設計画にはいっています。この場所がどこかといいますと、この山にずっと上がっていきますとダムがありまして、ダムのそばにこの処理場が建っておるんです。これは水質とか、本当に飲むわけですから、もっともっと大変な状況の中でやっておるわけで、そうした時間的にはすごくかかると思います。実際にそうしたことをずっと経過して初めて納得できる施設というものができるんではないかというふう思っておりましたので、そういう意味では、今から言っても仕方ないんですが、しっかりと透明性高めて、そして皆さんに安心して、そしてうちの横でもいいよという施設、そういうものを建設していただきたいなというふうに思っております。何とぞよろしくお願いします。

 質問じゃないですから、答弁は要りませんので、これで、以上で終わらせたいと思います。どうもありがとうございました。



○議長(山下良征君) 以上で松本 孔君の質問を終わります。

 これをもちまして、本日の質問を終わります。

 残りの質問につきましては、明28日に引き続き行います。

 本日はこれにて散会いたします。

     午後4時25分 散会

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 地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。

   宇和島市議会 議長  山下良征

          副議長 薬師寺三行

          議員  上田富久

          議員  石崎大樹