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愛媛県 宇和島市

平成20年 12月 定例会 12月09日−03号




平成20年 12月 定例会 − 12月09日−03号







平成20年 12月 定例会



平成20年12月宇和島市議会定例会

議事日程第3号

平成20年12月9日(火)午前10時開議

会議録署名人指名

一般質問

議案第126号 宇和島市議会議員及び宇和島市長の選挙における選挙運動経費の公費負担に関する条例の一部を改正する条例(案)

議案第127号 宇和島市長期継続契約を締結することができる契約を定める条例(案)

議案第128号 宇和島市国民健康保険条例の一部を改正する条例(案)

議案第129号 宇和島市病院等事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例(案)

議案第130号 宇和島市介護老人保健施設使用料及び手数料条例の一部を改正する条例(案)

議案第131号 平成20年度宇和島市一般会計補正予算(第3号)

議案第132号 平成20年度宇和島市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)

議案第133号 平成20年度宇和島市介護保険特別会計補正予算(第2号)

議案第134号 平成20年度宇和島市簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)

議案第135号 平成20年度宇和島市公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)

議案第136号 平成20年度宇和島市病院事業会計補正予算(第4号)

議案第137号 平成20年度宇和島市水道事業会計補正予算(第2号)

議案第138号 辺地に係る公共的施設総合整備計画の一部変更について

議案第139号 宇和島市過疎地域自立促進計画の一部変更について

議案第140号 物品購入契約について

 (陳情・請願)[今議会提出分]

 (環境建設委員会)

請願第10号 宇和島市祝森柿ノ木地区へのごみ処理施設新設地反対を求める請願書

 (陳情・請願)[継続審査分]

 (総務企画委員会)

陳情第3号 宇和島市の公共設備工事の入札についての陳情書

陳情第6号 空調設備に関する陳情書

 (文教福祉委員会)

陳情第8号 陸上競技場への照明施設設置に関する陳情書

陳情第9号 運動施設の使用料金に関する陳情書

     (質疑・委員会付託)

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本日の会議に付した事件

     議事日程のとおり

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出席議員(27名)

 1番    石崎大樹君

 2番    大窪美代子君

 3番    清家康生君

 4番    岩城泰基君

 5番    坂尾 眞君

 6番    赤松与一君

 7番    山内秀樹君

 9番    兵頭司博君

10番    我妻正三君

11番    松本 孔君

12番    木下善二郎君

13番    河野具彦君

14番    福島朗伯君

15番    上田富久君

16番    薬師寺三行君

17番    富永照瑞君

18番    山下良征君

19番    赤岡盛壽君

20番    玉田和正君

21番    藤堂武継君

24番    福本義和君

25番    小清水千明君

26番    三好貞夫君

27番    若藤富一君

28番    土居秀徳君

29番    泉 雄二君

30番    浅田良治君

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欠席議員(2名)

22番    大塚萬義君

23番    赤松南海男君

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説明のため出席した者の職氏名

市長             石橋寛久君

副市長            森  忠君

教育長            明神崇彦君

総務部長           岡野 昇君

市民環境部長         西田丈一君

保健福祉部長         児玉悟朗君

産業経済部長         桐田敏昭君

建設部長           水口明彦君

建設部技監          末廣通正君

教育部長           松浦博文君

水道局長           白井栄一郎君

病院医療行政管理部長     奥藤幹治君

病院対策室長         武田教雄君

吉田支所長          大久保清重君

三間支所長          安岡賢司君

津島支所長          細川 泰君

保険健康課長         松田公彦君

子育て支援課長        木村 寛君

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会議に出席した議会事務局職員

局長             河野廣行君

次長             後藤 稔君

次長補佐兼調査法制係長    山本清隆君

専門員兼議事係長       宮本啓行君

調査法制係主任        有馬孝行君

議事係主任          上甲由美子君

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    午前10時00分 開議



○議長(泉雄二君) ただいまの出席議員は27名であります。

 定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。

 本日の会議は、議事日程第3号により進めます。

 本日の会議録署名人に、赤松与一君、山内秀樹君を指名いたします。

 それでは、昨日に引き続き一般質問を行います。

 まず、福島朗伯君の発言を許可します。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(泉雄二君) 福島朗伯君。



◆14番(福島朗伯君) おはようございます。

 自由民主党の福島でございます。きょう12月9日は、私ども議会の仲間でございます大塚議員の御尊父様の御葬儀がございます。私ども議会は、本会議開催中でございますので、葬儀には出られませんけれども、議員の一人として、また、議会の代表者であります泉雄二議長になりかわりまして、心から御冥福をお祈りいたまして、お悔やみを申し上げたいと思います。

 それでは、通告に従いまして、一般質問を行わさせていただきます。一問一答方式で行いますので、市長を初め、理事者の皆様方の明快なる御答弁のほどをどうぞよろしくお願いをいたしたいと思います。

 まず最初に、去る6月議会で一般質問をさせていただきましたスポーツ振興課の、廃止ではなくて存続についての一般質問の結果について、お伺いをさせていただきたいと思います。

 スポーツ振興課の必要性、重要性、そしてスポーツ振興課と教育委員会の生涯学習課内でのスポーツ係という、その違いについては6月議会で詳しく私は述べさせていただきましたので、議会の皆様方、理事者の皆様方には十分御理解をいただいていると思いますので、詳しい説明は省略をさせていただきます。

 その6月議会の答弁の中で、岡野部長より再検討をするからというお答えをいただきました。あれから6カ月経過をいたしました。そのスポーツ振興課存続についての結果について、岡野部長にお伺いをいたしたいと思います。お願いをいたします。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(泉雄二君) 岡野総務部長。



◎総務部長(岡野昇君) ただいまの福島議員の御質問にお答えをいたします。

 私、再検討すると6月議会で答弁したということでございますが、私、本当に言ったのかな、この質問は私に振られたのかなという気持ちがあります。現在の組織機構の再編ということにつきましては、昨年度策定しました宇和島市の組織機構再編指針の基本として、現在も進めているところでございます。大幅な職員数の削減に対応するため策定されたものであり、市民サービスの低下をさせることなく、行政効率の向上を目指すものとなっております。

 スポーツ振興課の組織体制につきましては、平成21年4月から生涯学習課と統合する方針としておりますが、平成29年に愛媛県で開催される国民体育大会は、担当課また教育委員会だけでは対応できる問題ではなく、市全体で協力しながら、万全な準備をしていきたいというふうに考えております。

 以上です。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(泉雄二君) 福島朗伯君。



◆14番(福島朗伯君) 来年の4月から組織機構の改革ということで、スポーツ振興課を廃止するのであれば、もうそろそろ結論的なことを言っていただいてもよろしいんじゃないでしょうか。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(泉雄二君) 岡野総務部長。



◎総務部長(岡野昇君) 現在、退職者と、あとの9人の配置ということを検討しながら、現在、約40名の方が一般行政のほうで退職されますので、9人の補充はございますが、31名の不足というのをどういうふうな配置で持っていくかということを現在検討しています。そういう中で、やはりスポーツ振興課と生涯学習課の統合というのは、避けて通ることができないというふうに、現在のところは考えて準備をしているところでございます。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(泉雄二君) 福島朗伯君。



◆14番(福島朗伯君) 宇和島市体育協会、メンバーが8,000人くらいおるんですけれども、どうしても理解ができないと、スポーツ振興課を廃止することについて。そして、スポーツ係に縮小することについて非常に理解ができないというのが本音であります。

 本来でありますならば、市長も申しておりましたように、スポーツ振興は市民の大変重要な課題でございまして、今の行政の人数だけではなくて、スポーツ指導員、専門のアスリートを養成するスポーツ指導員等を宇和島市も雇って、国体に向けて行くべきじゃないかと思うんですけれども、生涯学習課とスポーツ振興課を一緒にするという、もっとわかりやすい御説明をいただけませんでしょうか。しなくてはいけない、なぜするのか、皆さんがわかるような御説明を、すみませんがお願いいたします。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(泉雄二君) 岡野総務部長。



◎総務部長(岡野昇君) 行政効率を向上させるという中では、課にこだわらず、やはり人材とあとはいかに効率的に動くかということで、私としましては、課にはこだわらない、係としても十分にやっていけるというふうに考えております。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(泉雄二君) 福島朗伯君。



◆14番(福島朗伯君) ただいま一般の会社の中では、例えばその会社が衣料品も売りよる、家具も売りよる、そして病院業界にも進出しておる、ボウリング業界にも進出しておるというようなたくさんの営業をなしている場合に、この業界が不況だからという、例えばボウリング業界を廃止しよう、その課をなくしようというのであれば、重々わかります。

 そして、また、その業績が悪化しているから、200人、300人の人員を首切りしないといけないからこの課を廃止するんだというだったらわかるんですけれども、スポーツ振興課をなくして生涯学習課のスポーツ係にするということは、課長が1人要らなくなるだけじゃないかと私は思うんですが、そういう単純な問題じゃございませんか。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(泉雄二君) 岡野総務部長。



◎総務部長(岡野昇君) やはり、今、福島議員が言われましたとおり、統合すると、差し当たっては課長が1人少なくなるということでございますが、あとはいかに、先ほども申しましたように効率的に動くかということで、私といたしましては別に課にこだわる必要はないというふうなのが認識しているところでございます。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(泉雄二君) 福島朗伯君。



◆14番(福島朗伯君) 行政は、こだわっていないかもしれませんけれども、一般市民は相当こだわっておりますので、すみませんが、もう一度御検討いただいて、よりよい結論を出していただきたいと思います。

 それでは、次の質問に移らさせていただきたいと思います。

 当市の生活保護世帯の現状について御質問をいたしたいと思います。

 日本国憲法第25条には「すべて国民は健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」という理念が定められております。生活保護法は、真に生活に困っている人に最低限度の生活を保障し、その人が自分の力で生活していけるよう援助することを目的とした制度であります。最低生活の保障、無差別平等の原理とともに、補足性の原理が述べられております。自分自身の能力や保有している資産、他の法律で、制度で受けられる公的援助などを活用するほか、親子、兄弟からの援助を受けられるような努力をすることも必要なわけであります。そのような、あらゆる努力をしても、なお生活に困られる方のために、最後のよりどころとして生活保護制度があると私は認識をいたしております。

 生活に困窮したとき、保護を申請、受給されるのは、当然の権利であります。保護の適用は、申請により世帯の抱えている問題、困窮度合いを常に確認し、保護の要否、程度を決定するわけですが、我が国の現行生活保護法は、昭和25年5月に制定されておりますので、ことしで58年ほど経過をし、今日に至っているわけであります。

 生活に困られている弱者の方に、温かい手を差し伸べるのは、国としても、宇和島としても、何よりも大切なことではないでしょうか。そこで、当市の生活保護世帯の現状についてお伺いをいたします。

 児玉保健福祉部長、大病から無事、御退院をされまして、御退院おめでとうございます。お聞きいたしますと、まだ手術をされて10日ほどしかたっていないということで、御無理をなさならずに、御答弁をひとつお願いいたしたいと思います。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(泉雄二君) 児玉保健福祉部長。



◎保健福祉部長(児玉悟朗君) 福島議員の御理解のとおり、生活保護制度は、生活に困られたときに、自分自身の能力や保有している資産、ほかの法律や制度で受けられる公的援助などを活用する等、努力が必要であります。その上で、国の基準に照らし合わせ、幾らなのかを検討して、不足分を支給する、いわゆる補足性の原則で保護費が決まるわけでございます。国の言うセーフティー・ネットであります。

 宇和島市の現状について御説明をいたします。平成17年8月1日、1市3町が合併いたしまして、18年4月の時点で990保護世帯、1,232人ということで、17年度生活扶助費は19億に上っております。1人当たり、年間160万でございます。19年4月でございますが、1,034世帯、1,268人ということは、生活扶助費21億8,000万となっております。1人当たり170万でございます。20年4月、1,082世帯、1,325人、生活扶助費は約20億になっております。1人当たり平均150万でございます。本年11月は、1,119世帯、1,378人となっており、これは地場産業の停滞、少子化、高齢化も相まって、確実に増加傾向にあります。

 また、御存じのように、宇和島市は南予の終着地であり、周辺部の町村からの病院、求職のための流入、高齢に伴う故郷へのUターン化等々、要因はございます。これからも、市民の皆様の御相談につきまして、真摯にお聞きし、生活保護業務を遂行いたします。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(泉雄二君) 福島朗伯君。



◆14番(福島朗伯君) ありがとうございました。今ほど、児玉部長より宇和島市の生活保護の実態について、19年度は1,268人、金額にして21億8,000万円、1人約170万円ほどの平均支給であるというお答えをいただいたわけでございます。

 生活保護の中には、私どもが一般的に考えるのは生活扶助でありますけれども、その他、住宅扶助であるとか、教育、医療、出産、生業、葬儀等々の扶助も含まれているわけでございますけれども、1つだけ再質問をさせていただきたいと思いますけれども、この宇和島市の数字というのは、愛媛県下の中でどういう位置を占めている数字でございましょうか、お願いいたします。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(泉雄二君) 児玉保健福祉部長。



◎保健福祉部長(児玉悟朗君) 保護率ということでございますでしょうか、県下の11市で御説明をいたしますと、県保健福祉部保健福祉課発行の10月の生活状況速報で御説明をいたしますと、松山市は除きまして、10市中、県下で宇和島市が第1位となっております。15.85パーミリであります。

 ちなみに、第2位は八幡浜市、第3位は新居浜でございます。ちみなに、最下位は4.02パーミリとなって、西条市が占めております。

 以上です。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(泉雄二君) 福島朗伯君。



◆14番(福島朗伯君) ありがとうございました。ただいまの答弁をお聞きいたしますと、宇和島市が松山を除いて、10市のうちワースト・ワンだと、非常に数字的に高いという報告があったわけでございます。

 現在、世界不況、もちろんでありますけれども、日本国内も大不況でございまして、宇和島市も、特に最近の不景気はひどうございまして、これは第1次産業であります魚、真珠等の養殖業も不景気でありますし、きのう、小清水議員の話では、ミカン業界はことしはいいんだというお話を伺いましたけれども、やはりまち全体が冷え込んでおりまして、もちろん、町うちの商売人も商店街も、非常に不景気にあえいでいるのが現状であります。

 このような状態でございますので、例えば生活保護を受給をされている方で、まだまだお体も丈夫でありまして、働く意欲のある方も雇用がないと、働くところがないというのが現状じゃないかと思いますけれども、これは私は行政にも責任があるんではないかと思いますが、生活保護費が非常に高いということは、雇用の場もない、働くこともできないということにおいては、行政にも少し責任があるんではないかと思いますが、市長の見解をお伺いいたしたいと思います。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(泉雄二君) 石橋市長。



◎市長(石橋寛久君) 行政もその責任の一端は免れないと思っております。特に、雇用の増大というのは、私も市政の中で大変重要なファクトを占めているというところで、増大策というのを図ってまいりましたけれども、なかなか思うに任せない。数十人程度の事業によって雇用の確保というのはできているでしょうけれども、それ以上に事業を縮小される方、もしくは撤退される方の数が多くて、結果としては雇用も減っているということは否めないと思っておりまして、これからまたさらに、雇用の増大というのを頑張っていかなければいけないなというふうには感じております。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(泉雄二君) 福島朗伯君。



◆14番(福島朗伯君) ありがとうございました。弱者の方に手を差し伸べるのは、市としても大変重要なことだと思いますが、今後ともまた努力をしていただきまして、お願いをしたいと思います。

 続きまして、生活保護の不正受給のチェック機能についてお伺いをさせていただきたいと思います。

 生活保護が適用されますと、いろいろな扶助を受ける権利とともに、守らなければならないさまざまな義務が生じてまいります。収入があることを隠すなどして、不正に受給された生活保護費が、2007年には前年に比べ約2億円増加し約92億円、件数は1,300件増加し、1万6,000件に上ったということが厚生労働省のまとめでわかったという報道が、今年10月、新聞紙上に掲載されました。

 生活保護受給世帯が急激に伸び始めた1977年以来、11年間で不正受給の金額、件数ともに、過去最高記録に達したということであります。

 2007年に発覚した北海道滝川市における2億4,000万を不正受給したとされる事件は、いまだ返還請求される金額が確定していないため、この92億円には含まれていないとのことであります。

 不正受給の背景には、バブル崩壊後、低所得者がふえるなど、格差が拡大した影響により生活保護世帯が増加、2007年には月平均受給世帯数110万世帯、過去最高という現実があり、これに比例し、不正受給も増加しているという実態が浮上したわけであります。

 しかしながら、一部の世帯の不正受給に目を奪われ、生活保護を本当に必要とする世帯の受給が妨げられることになってはならないと思います。

 全国の不正受給の手口の内訳を見ますと、働いて得た収入を全く申告しなかったとする例が8,900件、全体の56%と最も多く、次いで各種の年金収入を申告しなかったとするものが2,000件、約13%、そして収入の過少申告1,800件、12%と続いております。

 このように、収入金額について偽りの申請をし、保護を受けたり、不正な手段を用いて保護を受給した場合は、保護費の全額を徴収、生活保護法第85条により処罰されるわけであります。

 当市においては、市の担当職員、ケースワーカー、民生委員等、不正受給防止に努力されているとは思いますが、当市の不正受給の実態、そのチェック機能の状況、方法について、児玉保健福祉部長にお伺いをいたします。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(泉雄二君) 児玉保健福祉部長。



◎保健福祉部長(児玉悟朗君) 不正受給につきましては、近年、特に悪質な不正受給等紙面をにぎわしておりますが、宇和島市におきましては、関係機関、税務課、銀行、保険会社、警察等に、生活保護法により調査・協力を依頼し、公平な行政が行えるよう努力いたしております。

 参考に、福島議員がお述べになりましたような新聞紙上をにぎわすような事件的に不正はございませんが、近所の手伝いで就労していた件、1万3,000円、理髪料未申告5,000円の2件ですので、全額返還命令をかけまして、全額収納済みでございます。

 以上です。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(泉雄二君) 福島朗伯君。



◆14番(福島朗伯君) ありがとうございます。当市は、非常に不正受給の実態はないという御説明をいただきました。

 昨日の小清水議員の一般質問の中でも、監査報告についての保護課の生活保護費返還金の件についてということで御説明をいただいたわけでございますけれども、これも、保険の解約をした生活保護者の方が市にそのお金を返金したというような話でございまして、不正受給とはまるで反対のものでございまして、一応安心をいたしております。

 再質問はもういたしません。ありがとうございました。

 それでは、続きまして、宇和島市の施策実現のための国・県との連携についてお伺いをいたしたいと思います。

 市長並びに理事者におかれましては、宇和島市の諸施策実現のために、国や県に対して理解を仰ぐべく、日常的に努力を注がれていることに心から敬意を表したいと思います。

 そこで、お伺いをいたしますが、当市の掲げる諸施策にも、一般的処理業務で済むものから、厄介な業務、さらには大きな予算を要するものなど、さまざまあろうと思います。特に大きな予算を伴う事業、厄介なことに遭遇した場合、国会議員の先生や県議の先生方との連携のもとに対処されているのが通常だと認識いたしておりますが、市長に就任されてから後、代議士等に支援を受けた事業の中で、一番強く印象に残っているものはどのようなものがあったでしょうか。まず、市長にお尋ねをしたいと思います。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(泉雄二君) 石橋市長。



◎市長(石橋寛久君) 一番強く印象に残っているといいますのは、ことし、期せずして10月15日、新しい病院、まだ完成ではないですけれども、診療、入院病棟が完成いたしまして、新しい病棟で医療行為を行っておりますけれども、市立病院、私が市長に立候補したときの大きな争点でございました。

 それは、市内でつくるか、もうよそに引っ越すかというようなところも、立地についての大きな論争もあったと思いますけれども、私としては市内、できれば現在地のところでやりたいということで公約に掲げまして、市長に当選させていただきまして、あと代議士にもお願いして、市内で現在地でやるためには、裏にある裁判所それから検察庁を移動してもらわなければいけないと、この交渉をぜひとも助けてくださいということでお願いいたしまして、1年以上かかったとは思いますけれども、無事に裁判所、検察庁、我々の希望を聞いていただいて、今ありますように駅の隣の用地に引っ越していただいたということでございます。

 その当時は、山本代議士ももちろん活躍していただきましたし、今思いますと、小泉内閣の改革の中で、最後の補正予算でとれたと。そのときの財務副大臣が愛媛県の村上先生であったと、そういう本当に助かる配置であって、宇和島市としては実質的に相当のお金が浮いたなということを思っております。

 そんな中で、大変一番思い出に残ると、1つだけと言われればこの件かなというふうに思っております。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(泉雄二君) 福島朗伯君。



◆14番(福島朗伯君) ありがとうございました。市長就任以来、一番印象に残っている事業というのは、今ほど市立病院の移転の問題、建てかえの問題であったという御答弁をいただいたわけでございますが、裁判所、検察庁の移転等に、山本代議士も非常に尽力をされたというお話を伺いました。

 御存じのように、昨年19年度の決算では、我が宇和島市は経常収支比率が92.8%、愛媛県下11市のうち下から3番目という非常に厳しい台所事情の状態であり、国・県の補助金を7割いただき、市の負担が3割、その他合併特例債等を有効に利用し、市民のために、より有意義な事業を展開しているのが現実であろうと思います。

 そのような中で、先ほども申されました市長の公約でありました宇和島市立病院の改築に当たりましては、先般、めでたく待望の病院開院となり、基幹中枢病院救急救命センターの存在、また、ドクターヘリに対応できる高度の移送手段の確保、駐車スペースも450台と、安全で快適な医療を南予一円・四国西南地域に広げることができるようになったわけでございます。市民の一人として、お祝いと感謝の意を表したいと思います。

 ただ、ここまでに至った変遷の中では、順風満帆といかなかった御苦労が相当あったものと思われます。

 先ほど、市立病院についての御答弁は市長からいただきましたので、関連をいたしまして、保険医療停止の問題、まだ片がついておりませんけれども、これにも山本代議士、かなり御尽力をいただいたんではないかと思いますが、奥藤医療行政管理部長、すみませんが、その辺の背景、いきさつについて、少し御答弁をいただければと思います。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(泉雄二君) 奥藤医療行政管理部長。



◎病院医療行政管理部長(奥藤幹治君) 代議士には、先ほど市長が申しましたように、病院建設とか、また腎移植問題につきましては、一方ならぬ御尽力をいただきまして、大変感謝をいたしておるところでございます。病院につきましても、もうなくてはならぬ必要な方だと確信をしておりますので、今後につきましてもよろしくお願いをしたいと思っております。

 なお、先ほど御質問のありました腎移植問題につきましては、ことしの1月に監査が終了いたしまして、その後は資料は愛媛社会保険事務所のほうに提出をしております。ただ、提出はしておりますが、そのまま保留となりまして、現在に至っている状況でございます。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(泉雄二君) 福島朗伯君。



◆14番(福島朗伯君) ありがとうございました。同じように、当市における課題は山積みしており、随所で代議士あるいは県議、もちろん私たち市議会の立場としても、市政発展に向けて、市長を筆頭に理事者と一丸となって取り組んでいることを私は知っております。

 しかし、残念ながら、多くの市民にはその辺がよく見えておりません。そこで、この際、事業に大別して、連携されて取り組まれました実態を御紹介いただければと思っております。

 そこで、お尋ねをするわけでございますけれども、四国8の字高速道路の完成を目指し、関係自治体の切望する南進への事業費については、ここ数年来、当初予算は驚異的に伸びていると思います。特に、西予宇和・宇和島間の高規格道路事業においては、三間インターは地元陳情インターであり、宇和島市がそれ相応の負担をしなければならなかったわけですが、その負担もなし。また、南予地域における大事なライフラインとして、国交省の直轄で西予宇和島以南はすべて無料となります。これも、山本代議士の地元を思う大きな業績であろうと思います。

 2011年開通が待たれる高速道路について、市長の率直な御感想、その背景についてお答えをいただきたいと思います。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(泉雄二君) 石橋市長。



◎市長(石橋寛久君) 高速道路の必要性、我々も訴えておりますけれども、本当に国においては、山本代議士筆頭に頑張っていただいておりまして、東京に陳情に行くたびに同道願って、一緒に国交省、それから財務省、陳情をしていただいております。

 また、代議士は日ごろからやはりそういうところの人脈づくりも頑張っていただいているということで、我々としては大変感謝しているところでございます。

 事業費のほうは、後ほど建設部長から申し述べさせますけれども、当然、宇和島道路の一部開通のときにも事業費膨らんでおりまして、そのまま宇和からの宇和島までの南進というところで、直轄事業も予算が引き続き増大しているというところで、私としても大変ありがたく思っております。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(泉雄二君) 水口建設部長。



◎建設部長(水口明彦君) ただいまの御質問の、高速道路の事業規模等についてお答えいたします。

 実施計画額といたしまして、平成18年度、新直轄、直轄合わせて176億円の予算がついております。平成20年度につきましては、合計金額として119億、進捗率につきましては、平成19年度末現在、四国横断自動車道宇和島北・西予宇和間につきましては、全長15.5キロのうち工事着手率86%で、供用目標年度、平成23年度となっております。

 また、宇和島道路、宇和島北・津島インター間につきましては、全長14キロのうち工事着手率99%で、供用目標年度21年度となっております。これも、山本代議士を初め、関係各位の皆様の御尽力のたまものであると感謝いたしております。今後とも、工事の早期完成を目指し、国に強く要望していく所存でございます。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(泉雄二君) 福島朗伯君。



◆14番(福島朗伯君) ありがとうございました。

 さて、同様に、地域情報ネットワークの事業化についてもいかがでございましょうか。この事業は、地域格差を最も問われる当市にとっては、大きな一歩を踏み出すものでありまして、特に地場産業に携わる若者を中心に、称賛されているところであります。

 高速インターネットによる離島や山間部を含め、市全域で利用可能になる地上デジタルテレビの難視聴地域政策としてのケーブルテレビ整備事業であり、総事業費14億3,000万でスタートしたわけでございますが、この認定に至った経緯についても、市長にお答えをお願いいたします。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(泉雄二君) 石橋市長。



◎市長(石橋寛久君) この事業につきましても、皆さん御存じのとおり、本年度の6月の補正予算で上程をさせていただきました。といいますのは、やはりそれまで補助がいただけるかどうか、これがなかなか決まらなかったと。国のほうでは、少ない予算の中で希望者が多いというところで、なかなか選定に苦慮されたんだろうと思いますけれども、私としては、やはり事業をやるからにはぜひとも3分の1とは言いながら、事業費補助があると。その補助をいただきながらやりたいという思いでおりまして、事業費をつけていただいたらやろうと、だめだったら、もう1年様子を見なければいけないかなという腹で当初には上げておりませんでしたが、当初予算査定のころに、年度末のころに、国のほうから採択をいただきました。

 これは、愛媛県においては、西予市のほうが我々よりも先に、この事業については先んじておりまして、なかなか宇和島市が採択していただけるかどうか、微妙なところだなということを心配しておりました。このことについても、多分代議士は相当に頑張っていただいたんだろうというふうに思います。おかげさまで、3億8,000万だと思いますが、事業費の補助もいただきましたので、御存じのとおり、先ほど言いました6月の補正予算で、補正予算ではとんでもない大きな金額ではあったわけですけれども、上程をさせて、議会の方々にも御承認いただいたということでございます。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(泉雄二君) 福島朗伯君。



◆14番(福島朗伯君) ありがとうございました。代議士の総務副大臣当時の経験、人脈を生かしての宇和島市に対する応援ではなかったかと思います。

 このようにさまざまな事業を通じて、代議士や県議の先生とのかかわりを持ち、協力をしていただきながら事業を進めているわけです。

 しかし、ちまたでは誤解や中傷を生みやすいことは、政治社会に身を置く私たちにとっても十分留意しなければならないとかねがね思っておりますし、市民とともに、この宇和島市をよりよく築いていこうと、その理念に基づく啓蒙を広める上からも、大変重要な問題だと思っているところです。

 最後になりますけれども、山本代議士は宇和島のために本当に役に立っているのかどうか、ここでいま一度、行政の最高責任者である市長の見解を伺いたいと思います。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(泉雄二君) 石橋市長。



◎市長(石橋寛久君) それは、もちろん地元のために頑張っていただいていると確信しております。ただ、国全体で大変厳しい状況の中で、代議士としてもどうしようもないところもあろうと思いますし、我々としても、全体の、特に小泉改革のときは三位一体の改革ということで、その中でも、国の改革よりも地方の負担を強いるような改革が断行されたというところで、今その見直しというのも行われていると思いますけれども、私としては国の財政規律をできるだけ守りながら、地方への配慮もいただきたいと、そういうところ、総合点をいかに今の内閣で出していただけるのか、今の与党で出していただけるのか、これからの動きも注目していきたいというふうに考えております。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(泉雄二君) 福島朗伯君。



◆14番(福島朗伯君) どうもありがとうございました。今ほど市長のほうから、いろいろな説明を通じて、山本代議士がこのふるさと宇和島のためにいかに働いているか、いかにためになっているか、いかに携わっているか、るる説明をいただいたわけでございます。

 しかし、残念なことに、市民の間では、山本代議士は宇和島のために何もしていないと、もう要らんのだと、新しいのにかえんといけんというような、そんなうわさが先行いたしまして、何も知らない市民はそれを信じ、うわさがうわさを呼んでいるのが現実であります。

 私は、山本代議士とは、小学校、中学校、高校の同期生、同窓生でございまして、親友でございます。しかし、今ほどの市長の答弁を聞いて、自信を持って、間違ったうわさを信じている市民の皆さんにそれをただすことができます。宇和島のために、南予のために、山本代議士はまだまだ必要不可欠な男だと強く認識をした次第でございます。

 山本代議士を初め、県議の皆さんの御協力をいただきながら、市長を先頭に、そして我々市議会議員も協力をして、よりよい宇和島づくりのために邁進をしていこうではありませんか。

 以上をもって、私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。



○議長(泉雄二君) 以上で、福島朗伯君の質問を終わります。

 次に、岩城泰基君の発言を許します。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(泉雄二君) 岩城泰基君。



◆4番(岩城泰基君) 社民党の岩城でございます。3点について、質問をいたします。市長並びに関係理事者の簡潔な答弁をお願いいたします。

 1点目は、安全についてでございます。

 食の安全、あるいは耐震対策、安全に関する国民的な認識は、非常に高いものがございます。そういった中で、日常業務の中で、どういった形で安全が点検され、確認されておるのか、その点に絞って、安全に関する質問を行います。

 市の管理する施設の安全点検と対策について。

 12月本議会に、市道施設における事故の和解等、3件の事故和解に関する専決処分が報告されております。そしてまた、ふたみシーサイド公園での転落防止さく損傷による人身事故、これは記憶に新しいところでございます。この事故は、点検の不十分性と、そして対応がおくれた結果、起きたものだと、このように私は確信をいたしております。

 愛媛新聞の記事によりますと、この事故を受けた後、緊急点検を県はやっておるようでございます。県管理の土木施設ですべての防護さくを緊急的に点検した結果、新たに14施設で損傷が判明したと、このように報じられています。定期的な点検活動が極めて大切である、このように思っておるところでございます。

 大きな事故が起こる前には、小さな事故が無数に起こると、こういったことも言われております。小さな事故一つ一つにきちんと対応していけば、大きな事故を防ぐことにつながると、こう言った統計学者もいらっしゃいます。

 すべての人の安全確保、これは宇和島に住む市民だけでなく、観光や、あるいは仕事、さまざまな用務で宇和島を訪れる、そういった人たちの安全についてもかかわってくる問題であろうと思っております。公共施設の定期点検、安全対策は、極めて大きな行政課題だと考えています。

 質問に移ります。今議会で、市道に関する和解が2件報告をされております。合併以降で、市道に関する事故和解に伴い、示談書を交わした件数はどのくらいあるのか、延べ件数と人身事故数について関係理事者に答弁を求めます。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(泉雄二君) 水口建設部長。



◎建設部長(水口明彦君) 合併以降の市道における事故和解件数につきましてお答えいたします。

 延べ件数は7件、うち人身事故は5件でございます。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(泉雄二君) 岩城泰基君。



◆4番(岩城泰基君) 合併以降、7件の市道に関する事故があったと、そして5件が人身事故であったと。市道に関するもの、事故があれば人身事故につながっていきやすいと、こういったことであろうかと思います。そして、今回も多分今回の件数含めての報告だろうと思いますが、示談書を交わしたら、もうそれで終わりだといったものではないだろうと思っています。一つ一つの事故をどのように教材として扱うか、このことがまさに問われるだろうと。同じ事故を再び起こさないと、そういった努力をどういった形でなさっておられるのか、簡潔に答弁を求めたいと思います。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(泉雄二君) 水口建設部長。



◎建設部長(水口明彦君) 現在、建設課において、補修工事の専任者を1人配置しております。随時、市内一円の道路パトロールを行っております。また、事故等のあったところについては、至急、補修をいたしております。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(泉雄二君) 岩城泰基君。



◆4番(岩城泰基君) ありがとうございました。事故が起これば、いろいろ物を言うことができるんだけれども、なかなか事前に防止のための方策というのは、特に市道に関しては大変難しいだろうと思っています。限られた職員数で、きちんとした点検等難しい面があろうかと思います。そういった点を含めながらも、やっぱり市道の安全管理、これはやっぱり努力すべきだろうと。

 今回、和解の中に、道路区域が途中で区切れておって、夜暗かったために、切れ間から転落して人身事故を起こしたと、こういったケースが報告されておるわけでございますが、市道パトロール等の安全点検については、一定やっておるのかどうか、これについて関係理事者に答弁を求めたいと思います。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(泉雄二君) 水口建設部長。



◎建設部長(水口明彦君) お答えいたします。

 合併後も、市内一円の道路パトロールは鋭意に行っております。何分にも広範囲となりましたので、目の届かないところが多々あろうかと思いますが、今のところ、詳細な情報につきましては、地域の皆様からの御連絡に頼らざるを得ない状況となっております。地域の皆様の御協力をお願いいたしたいと思っております。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(泉雄二君) 岩城泰基君。



◆4番(岩城泰基君) パトロールをやっておるということで、一定安心はいたしました。道路の状況というのは、1日1日変わっていくわけで、全部を把握しろといっても、行政的には無理だろうと思っています。まさに、地域の力をかりて、こんな危険箇所があるよと、そういった情報の収集というのは極めて大切なことだろうと思っています。

 それについて若干触れておきたいと。私も、市道に小さな陥没があって、穴があいておったわけです。園児や小学生が野外学習によく通る道だったのて、地域の人も早く発見して、これは危ないよといって連絡したところ、もう直ちに補修をやってもらったと、こういった経験をしております。担当課、大変頑張っておると。

 ただ、担当課の頑張りだけではどうにもならない部分があるんだろうと思っています。早期に補修すれば事故の発生を抑えると、そして補修費も安くて済むと、こういったがあります。

 先ほど、水口さんからの答弁もありましたが、地域の皆さんから情報をたくさん上げてほしいと、こういった回答がございました。まさにそのとおりだろうと思っています。私も、自治会単位でのモニター制度の導入までは求めていないんですが、きちっとやっぱり道路の状況、何かあればすぐ担当課に連絡してくださいよといった具体的な取り組みはやるべきだろうと。こういったことはやっぱり必要であると思います。

 ただ、ほうっておいても、地域の人というのは、みずからの安全確保のために連絡をし、補修を求めてくるとは思うんですが、なお一層、毎日毎日状況が変わっていく道路、その検証のために市民からの情報提供をどのように積極的に進めていくか、こういった取り組みも必要なんではなかろうか。行政だけでできない部分については、市民の力をかりてやる、これは当然のことだろうと思っています。

 そういった意味で、きのう学校の通学路の安全確保のために、見守り隊の活動事例等が報告されております。道路情報提供についても、何らかの取り組みを積極的な市民からの情報提供が上げられてくるような取り組みを求めておきたいと、それについて若干のコメントを担当理事者にお願いいたします。モニター制度までは求めておりません。水口さんにお尋ねします。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(泉雄二君) 水口建設部長。



◎建設部長(水口明彦君) 先ほど回答させていただきましたが、モニター制度も含め、各地域の方と御相談も含めながら、取り組んでまいりたいと思います。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(泉雄二君) 岩城泰基君。



◆4番(岩城泰基君) ぜひ、積極的な形で、住民からの情報提供を求める働きかけを行政の側からやっていただきたいと、そして、要請があれば、財政的なものもあろうかと思いますが、速やかな補修ということに心がけてほしいと。多分、あれば直ちにやっておられるとは思うんです、私の経験からすれば。ぜひ、そういった方向での取り組みをお願いしたいと思います。

 市道だけ言ってもいけませんので、ほかの公共施設についても若干質問を行いたいと思います。

 教育施設、保育施設、公園施設についてでございます。

 3件の和解の中で、1つ、体育施設の雨漏り、これを原因とした和解がなされております。合併以降、教育施設及び保育施設、あるいは公園施設で発生した事故の発生件数、これについて担当理事者にそれぞれ一括して答弁を求めたいと思います。前もって原稿を渡しておりますので、中に記載してもらった分だけで結構でございます。よろしくお願いいたします。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(泉雄二君) 松浦教育部長。



◎教育部長(松浦博文君) 教育施設における合併以降の事故和解件数でありますが、宇和島市津島勤労者体育センターにおいて、平成20年、雨漏りを原因とした転倒による人身事故が1件、また、国史跡宇和島城においては、平成18年、枯れ枝の落下による車両損傷事故と、平成19年、落石による車両損傷事故の2件がそれぞれ発生いたしております。

 なお、学校における教室内、屋内運動場、グラウンド、遊具及び公民館などについては、該当事例はありません。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(泉雄二君) 児玉保健福祉部長。



◎保健福祉部長(児玉悟朗君) 保育施設内での事故発生件数でございますが、17年度から20年度11月末現在までの発生件数は、室内26、遊び場18、その他3件であります。

 なお、その他は園外保育や遠足等でございます。この数字につきましては、事故、和解というような例はございません。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(泉雄二君) 水口建設部長。



◎建設部長(水口明彦君) 建設部で管理しております公園については、合併以降、事故はございません。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(泉雄二君) 岩城泰基君。



◆4番(岩城泰基君) 報告ありがとうございました。

 保育園で、室内での事故というのは、大した事故じゃないんだろうと私も思っています。転んで、あるいは滑って傷がいった、そういった傷であれば、私の考えとしては事故のうちに入らない、むしろ、幼児体験として小さなけがはいいんではなかろうかと、こういった見解もまた持っております。転んでけがするくらい元気に遊んでほしい、そういった保育をやっぱり求められておると思いますので、ただ、大きな事故につながるような形での事故というのは、どうしてもやっぱり避けるべきだろうと。

 遊び場での18件、これについても大きな事故には、私は記憶としてはございませんので、遊び場の中で遊んでいて、転んで、若干けがしたと、こういったことが含まれておるんだろうと思っています。

 事故件数を聞きまして、一定安心をいたしました。ただ、事故が少ないからといって安心してはいけないと、こういったこともまた事実だろうと思います。

 それで、県の緊急点検の中で出た問題点があるわけですね。目視でわからないが、内側から腐食していた箇所が何カ所かあったと。点検を目で見てやっておっただけで済ませておった結果、人身事故につながるような大きな事故が起こったと、こういった報道ではなかったろうかと思います。

 教育施設、保育施設、公園施設の点検回数と点検方法について、改めてもう一回、それぞれ担当理事者に答弁を求めたいと思います。教育施設、点検回数、年に何回か、点検方法として聞き取りとかチェックリストの作成、あるいは目視、あるいは打診まで含めてやっておるのか、そういったことについて、教育施設、保育施設、公園施設について、各担当理事者に答弁を求めます。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(泉雄二君) 松浦教育部長。



◎教育部長(松浦博文君) 教育施設の安全点検に関する点検回数、点検方法についてでありますが、まず、学校施設におきましては、各学校において、毎月20日前後に施設の安全点検を実施するとともに、施設営繕調査及び各学校からの報告等による随時の現地調査を教育委員会が実施し、各施設の状況確認や危険箇所の調査を行っており、これらの結果をもとに、工事や修繕等の対応を行い、危険箇所等の改善を図っております。

 なお、点検方法は主に目視、打診等によるものであります。

 また、学校内の遊具につきましては、幼稚園、小学校及び中学校すべての遊具を対象に、平成19年8月から9月にかけまして、業者による危険遊具の撤去及び修繕等を順次実施しておりまして、本年度をもって完了する予定となっております。

 次に、公民館等におきましては、公民館職員が日常の業務として、常に館内や周囲の状況を把握し、利用者に危険が及ぶような箇所があれば、限られた予算の中ではありますが、随時、修繕、補修等を行っております。特に、子供の安全対策には気を配っており、屋上などへの侵入を防ぐチェーンや立入禁止看板を設置するなど、転落防止に努めております。

 そのほか、排水溝の鉄板や浄化槽のふたなどがさびて危険な場合でも、その都度交換をし、利用者や子供たちが事故を起こさないよう注意を払っております。

 なお、点検方法は主に目視、打診等によるものであります。

 次に、体育施設におきましては、主に職員が日常業務の中で点検を行うとともに、設備関連につきましては、業者に委託し、総点検を行っております。また、器具等につきましては、常に良好な状態に保つために、日常点検及び補修を行っております。さらに、利用者の安全確保につきましては、避難及び誘導等、利用者の安全を確保するよう努めております。施設内での傷病者等の救護措置につきましては、AED等を設け、迅速かつ適正な措置を行うよう取り組んでおります。

 なお、点検方法は主に目視、打診によるものであります。

 次に、城山におきましては、通常の管理業務を宇和島市シルバー人材センターに委託しておりまして、毎日の管理業務の中で実施いたしております。その際、異常等があれば、その報告により随時現地調査を委員会で実施いたしまして、対応いたしております。特に、台風等が接近した後などは、必ず委員会職員による安全点検を実施して、危険箇所の調査を行っております。

 安全対策といたしましては、例年、城山山すその官民境界付近において危険木の伐採や落石防護さくの設置を必要に応じて実施をいたしまして、危険箇所等の改善を行っております。

 なお、点検方法につきましては主に目視、打診等によるものであります。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(泉雄二君) 児玉保健福祉部長。



◎保健福祉部長(児玉悟朗君) 保育施設でございますが、点検回数は年間12回、点検方法といたしましては、毎月1回、20日前後に保健師により、固定遊具などを中心に目視等により点検を行い、チェックリストに記載しております。

 また、異常があった場合は、至急、園で補修を行ったり、業者に修繕依頼をして対応しております。当然、子供の安全に関して必要な安全点検は日々行っております。また、遊具に関しては、年1回、遊具取り扱い専門業者に点検を依頼しており、点検報告書に基づいて、修繕や取りかえ等の対応を行っております。

 法人保育園についても、施設及び遊具点検については、県の指導もあり、市公立保育園と同様の点検業務を適正に行っております。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(泉雄二君) 水口建設部長。



◎建設部長(水口明彦君) 都市整備課で管理いたしております公園につきましては、都市公園21カ所、児童遊園36カ所、みんなの広場43カ所、計100カ所ございますが、日常点検といたしましては、随時職員による巡回点検と、公園清掃管理を委託しておりますシルバー人材センター会員により、週平均1回の点検を行っております。

 また、点検内容といたしましては、主に目視、打診により施設の変形や異常の有無を調べております。定期点検といたしましては、専門業者と委託契約をし、年1回の点検を実施し、また、職員による点検も実施しております。点検内容につきましては目視や打診、また、必要に応じて用具を使用し、施設の基礎部分の掘削を行い、腐食等の点検をしております。

 次に、建築住宅課で管理しております市営住宅内の幼児遊園は13カ所あります。点検につきましては、年1回、職員により巡回点検を行っております。点検内容につきましては、目視と打診でございます。

 今後とも、定期的に点検をし、安全に使用できるよう努めてまいりたいと考えております。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(泉雄二君) 岩城泰基君。



◆4番(岩城泰基君) 点検については、きちっとできておるようなんで、安心をいたしました。日常業務の中で、きちっと安全についての点検をやっていく、職員に対する安全認識の進化、これを図りながら、これからも市行政の推進に当たってほしいと、このように考えます。

 点検チェックに関係する部分で、1つの事例として、委員会の報告には上がっていなかったんですが、19年度の市長要請の中で、多分17年度の事故だったと思います、一昨年ということで。だから、8月合併なので、合併前であったかどうか、ちょっと確認とれておりませんが、こういった事故が報告をされております。

 運動中の生徒が、転倒して頭部を強打したと、そして意識を失ったと。それに伴って救急車を要請して病院へ運んだ、こういった事故がありましたよということが、要請文の中に書かれております。頭部を強打して意識を失うほどの事故になった大きな要因としては、体育館の構造上に問題があったということは、コンクリート用のかたい資材を使ってなされておった、全く弾力性がないと。

 日ごろから、子供たちの体育館を使った体育の中で、腰やひざ、足に大きな負担がかかると、こういったことが指摘されておったと。それに伴って、私はこれは旧宇和海当時につくられた体育館でございます。当時は、極めて斬新な資材であったんだろうと思うんですが、今ではもうほとんど使っているところがないと、事故を誘引しやすい体育館であります。

 社会体育でもかなり多く使われておりまして、宇和海地区の自治会長会や、あるいはPTA連絡協議会のほうから市長に、板張りにかえてほしいと、見積書をつけて、大体1,400万くらいのをつけて要請を行っておるところでございます。市長の回答については一定ついておりますので、関係する教育委員会としては、そういった施設の改修についてはどう考えるか、若干、教育長に見解を求めておきたいと思います。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(泉雄二君) 明神教育長。



◎教育長(明神崇彦君) 宇和海中学校体育館は、建設をされましてから36年が経過をいたしております。施設も、当時の施工状況のままでありまして、体育館の床は議員の御指摘のとおり弾力性のない資材が使用されております。宇和海地区自治会の会長からも、板張りへの改修の御要望もいただいておるところではございます。

 同校の体育館は、生徒の体育学習の活動は言うまでもなく、地域の皆様方にも社会体育施設として大変たくさん御利用いただいているところであり、施設を安心して利用していただけるだけの環境を整備しなければならないと考えておるところでございます。

 今後におきましては、本年度事業といたしまして、同校の体育館の耐震2次診断を実施する予定にしておりますので、その診断結果を踏まえまして、耐震補強工事とあわせて床の木質化などの検討を行っていきたいと考えておりますので、いま少しお時間をいただきたいと思います。よろしくお願いします。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(泉雄二君) 岩城泰基君。



◆4番(岩城泰基君) 一応、現状を理解して改善したいという意向が示されましたので、財政的な面もあろうかと思います。一応、答弁、了解したいと思います。

 ただ、現在、耐震問題が大きくクローズアップされて、とにかく耐震問題を早く片づけなきゃいけないと、こういった中で、日常的に点検しながら、改修していくべき事項が見落とされていないかどうか、こういった思いから、今回の点検についての質問に至ったわけでございます。

 耐震、確かに喫緊の課題であり、大変重要な問題でございます。ただ、そこだけに集約されて、公共施設の安全性の議論が狭くなっても困ると、こういった思いでやっておりますので、日常的な安全点検については、今以上の努力をお願いしたいと。

 3、予定しておった項ですが、点検に伴ったものでございますので、時間の関係上、もう取り下げをさせていただきます。

 次は、イノシシだけじゃなくて、鳥獣被害についてでございます。

 これは、9月の県議会でも、我が党の野口議員が一般質問で取り上げ、また、地域の人からも、特にイノシシの被害についてどうにかならないか、こういった苦情がたくさん上がっております。

 朝日新聞の10月26日付の記事で、ここにあるわけですが、江戸時代に学べ「シシ垣」、こういったタイトルで記事が掲載されております。万里の長城のように、100キロを超えるシシ垣があったと、江戸時代ですよ、こういったことが報道されています。今に限らず、イノシシの被害は昔から悩みの種であったと、こういった事実が記されております。

 国は、農林水産業に係る鳥獣による被害が深刻な状況にあるとし、その防止のための施策を、総合的かつ効果的に推進する目的で、鳥獣被害防止特別措置法を制定しておるわけでございます。

 それでは、質問に移りますが、農林水産省によると、07年のイノシシ被害額は約50億円と報道されています。そして、愛媛県鳥獣防止対策推進会議の資料で見ますと、イノシシの被害は南予に集中していると、こういった記載もございます。直近年での宇和島市における鳥獣による被害状況、面積、金額について関係理事者に答弁を求めます。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(泉雄二君) 桐田産業経済部長。



◎産業経済部長(桐田敏昭君) 直近の農作物の被害状況についてお答えいたします。

 平成19年度末現在で、被害面積が約400ヘクタール、金額が約5,760万円と推測しております。この数値は、農家からの被害報告と農協など関係機関からの聞き取りにより算出をしておりますので、実際にはもっと増加する可能性があります。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(泉雄二君) 岩城泰基君。



◆4番(岩城泰基君) 同じように、愛媛県の鳥獣害防止対策推進会議の被害の現状という資料の中に、近年、農林作物の鳥類による被害は減少したと、獣類被害が横ばいであると。5カ年、平成15年から19年の平均は県で4.3億円であると、このように報告されております。宇和島における、直近5年ではちょっと無理なので、合併以降の鳥獣被害の推移について、関係理事者に答弁を求めたいと思います。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(泉雄二君) 桐田産業経済部長。



◎産業経済部長(桐田敏昭君) 合併後の3カ年の被害状況についてですが、平成17年度は被害面積で約330ヘクタール、金額が約4,870万円、平成18年度が被害面積で約370ヘクタール、金額は約4,850万円、平成19年度が被害面積、先ほど言いましたとおり400ヘクタールで、金額が約5,760万円と推測しております。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(泉雄二君) 岩城泰基君。



◆4番(岩城泰基君) 答弁ありがとうございました。被害の推移を見ると、その対策がどういった効果を及ぼしておるのか、これは一定見えてくるわけでございます。3年間の推移、面積、ヘクタールとも、余り減少していない、19年度若干上がっておる。調査の仕方にもよって変動はあろうかと思いますので、この程度の誤差は考えながら、大体同じような被害がこの近年、宇和島では続いておるのかなと、このように考えます。

 そこで、お伺いしたいんですが、平成14年に、1月、愛媛県鳥獣害防止対策実施方針が示されておるわけです。そこには趣旨、防止対策の推進方針、推進体制が示されております。これに基づいて、宇和島市も推進体制を検討したと私は考えておるわけですが、宇和島における防止対策について、どういった形でやってこられたのか、答弁を求めたいと思います。関係理事者。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(泉雄二君) 桐田産業経済部長。



◎産業経済部長(桐田敏昭君) 農作物も一緒ですが、個人財産の保護に関しましては、各自に努力してもらうのが最前提ではあります。宇和島市におきましては、3戸以上の共同施設で、かつ鳥獣被害防止計画の策定が可能な地域は、県補助事業での電気さくの導入を推進しております。要件等の関係で県事業に該当しない場合が多く、該当しない場合は、市単独補助事業で対応しています。

 市単独補助事業は、最低面積が20アール以上で、2分の1を補助しますが、上限が50アール未満が4万円、50アール以上は5万円以内としております。また、その他の補助事業もありますので、御希望がありましたら、担当農林課のほうへ御相談していただきたいと思います。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(泉雄二君) 岩城泰基君。



◆4番(岩城泰基君) 補助対象が20アール以上、特に若干問題あるのかなという気がするわけですが、これは補助の決定方法でございますので、そのままやった内容として受け取っておきたいと思います。

 同じように、県の5カ年の統計分析、これがなされておるわけでございます。先ほど言いましたように、14年1月に防止策が策定されて、対策がそれに伴って進んできたと、このように考えておるわけですが、防鳥ネットによる効果というのは、鳥の害を、これは効果については理解できます。

 電気さくは一体どうなのかなと、こういった疑問が生じてくるのも、統計上事実でございます。推進対策によって、大規模な、あるいは中山間地、これについては一定の電気さく等の設置がどんどん進んでいった。しかし、イノシシ害は減っていないと。これはどういったことなのかと。

 具体的に資料を担当課にお渡ししておりますので、お目通し願っておると思いますが、14年に推進方針が出た後、18年に断トツに上がっているんですね、イノシシの被害も。これはどういったことを意味するのかなと。私の考えでは、一定面積の土地を電気さくで囲った、囲っていないところにイノシシの被害が集中し始めたのかなと。そして、中山間地から住宅付近までイノシシがおりてきて野菜や作物を食い荒らしておる、こういった実態があるのかなと思っています。電気さく設置についての、関係理事者の見解を求めておきたいと思います。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(泉雄二君) 桐田産業経済部長。



◎産業経済部長(桐田敏昭君) 御質問のとおり、防鳥ネット、電気さくの効果はあると思いますが、その周辺が特にやられるという話はよく聞いております。

 それと、大規模な電気さくでの設置前の追い出しや漏電防止の草刈り、補修等の管理が不十分で、中に鳥獣害が残ってしまうという問題も聞いております。

 いろいろな問題はありますが、電気さくを設置したところに関しましては、効果はあると聞いております。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(泉雄二君) 岩城泰基君。



◆4番(岩城泰基君) 電気さくの効果自体は、私も否定はしていないんです。した結果、電気さく以外のところに被害が集中して、補助基準になっていない部分に大きな被害が現在起こっているんじゃないか、そして山から人家に近くなったところでイノシシの被害が、ひょっとしたら多くなっているんじゃないか。私の聞いた範囲でも、もう人家の近くでイノシシの姿を見るよと。こういったことに対する対策として、どういったことをお考えになっておるのか、こういうことをお尋ねしたかったわけでございます。

 これについては、また後日で結構でございます。私の質問の中身が具体的でなかったために、答弁ができていなかったんだろうと思います。ぜひ、そういった点を含めて、電気さくの設置、検討してほしいと、これは私からのお願いでございます。

 イノシシはおとなしいんで、夜行性で、余り人を襲わないと、人を見たら逃げていくといった習性があるようでございますが、万が一人でも襲って、それがイノシシの波及するといったことになっても困りますので、近年、イノシシが人家近くまでおりてきて近くの田畑を荒らしておる、この事実に対する対策も検討しておいてほしいと、これは要請にとどめておきます。

 あと2点お尋ねします。鳥獣害防止特別措置法では、市町村に被害防止計画を策定することができますよと、そして、計画を策定した地域については国庫補助で支援しますよと。20年度ベースで大体28億ですか、こういった国の予算が組まれております。

 計画を作成していないと交付団体の対象にならないと。補助金の中身を見ますと、1市町当たりソフトで200万円を限界として補助します、ハードで事業費の2分の1以内を補助しますよと、こういった財源措置がなされております。

 そして、募集を見ますと、第1次募集から第3次募集までやっておると、これはやっぱり計画を策定していなくて、募集する自治体が少ないと、こういった中で1次、2次、3次の募集があったんだろうと思います。こういった国の補助を使って、被害防止対策を進めることも私は大事だろうと思っています。

 そして、北海道の鹿追町という町がございます。これは大変立派な計画を策定しております。私、インターネットで調べて、感心したわけですが、被害の実態というのを徹底的に分析しておると。そして、今までやってきた防止対策の分析、課題は何かと、これを踏まえて、新たな防止対策を策定しておると。当然と言えば当然なんですが、現状被害を徹底した分析すると、そして、今までやってきた取り組みを、成果と到達点ですか、課題、これを明らかにすると。そして、課題の部分を解消するために、今後どうしたら取り組んでいったらいいのか、こういった計画を策定しておるわけでございます。ぜひ、参考になると思いますので、一度お目通しをしておいてほしいと。

 そして、国の有利な補助も、多分来年も続くだろうと思います。ことしはもう間に合いませんので、計画策定した中で、国の補助を使った防止対策、ただ国の補助もやる事業の制限がございますので、すべてが対応するかどうか、検討した上で、作成についての協議を進めていってもらいたいと、このように考えておりますが、被害防止計画の策定について、担当理事者、答弁を求めたいと思います。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(泉雄二君) 桐田産業経済部長。



◎産業経済部長(桐田敏昭君) 農作物への鳥獣被害は、ここ数年大幅に拡大傾向にあり、御質問のとおりですが、特に南予ではイノシシによります被害が大きな問題となっております。

 当市におきましても、営農意欲に大変な悪影響を及ぼす状況となっており、このような中、鳥獣被害防止特別措置法が平成20年2月21日に施行されました。御質問の特別措置法による宇和島市の被害防止計画につきましては、現在、素案を作成し、計画策定に向け検討中ですが、被害防止計画に基づき、事業等を実施する場合は、被害防止対策協議会の設立が必須となっており、協議会の構成団体、先ほど言われましたとおり、被害状況の整理、取り組み内容等について、関係機関との十分な協議、調整が必要であり、今後適切に進めて、実態に沿った計画を作成したいと考えております。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(泉雄二君) 岩城泰基君。



◆4番(岩城泰基君) ありがとうございます。ぜひ、関係機関と協議しながら、有効な防止対策が、計画ができるような方向での検討をお願いしておきたいと思います。

 イノシシの被害の実態を示すものとして、ここに2枚の写真がございます。こういった被害実態になっております。市長には実際に渡しておりますし、担当課のほうには事前にお渡しをしておる分でございます。もう畑の石垣がすべて掘り返されている実態が、如実にあらわれております。これは、極めて民家に近いところで起こったイノシシの被害の実態でございます。

 水路が見えるわけですね、ここに。もう水路も、畑にかかわる部分での石が全部ほかされて水路がつぶされておると、こういった実態がございます。水路については、多分、現在市の管理になっておると思いますので、その点について確認をしておきたいと思いますが、関係理事者、間違いないですか。

     〔「はい」と呼ぶ者あり〕



◆4番(岩城泰基君) それでは、水路は市の管理であるということでございますので、農地については個人の財産なので、やっぱり個人でやらざるを得ないかなといったところで、農地についてまでは言及しません。こういった被害が至るところにあるといったことが報告されておるわけでございます。せめて、市の管理する水路の被害については、一般的な災害であれば原状回復が基本でございます。

 ただ、いわゆる補助対象になる災害と、別個の形での被害なんで、財政的にかなりしんどいんだろうとも思うわけでございますが、水路の原状回復についてどうお考えになっておるのか、これも関係理事者に答弁を求めたいと思います。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(泉雄二君) 桐田産業経済部長。



◎産業経済部長(桐田敏昭君) 本年度の水路被害の件数は、地元からの報告に3件と聞いております。復旧は2件を予定しておりますが、機能回復を目指しておりまして、水路がつぶれておる石を取りのけたり、土砂をのけたりする現状にとどめております。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(泉雄二君) 岩城泰基君。



◆4番(岩城泰基君) 私も、これを写真撮った後、何度か行って細かな説明を受けたわけです。確かに、機能回復、水を通すところまではやりますよと。しかし、水路をきちっと直そうと思ったら、農地を所有者の側で分筆して、そして境界をはっきりさせた上で市のほうで保存登記し、その後でしかきちっとした工事ができないと、こういった回答だったろうかと思うわけです。

 言われれば、それはそのとおりだろうと思います。ただ、河川の工事なんか見ますと、河川敷のものも当然河川のものだとして、分筆せずにやっておるケースもあるので、管理する市の責任の範囲で一定の、機能回復だけじゃなくて原状回復に近い工事ができないものかどうか、改めて、これは要請しておきます。検討してください。

 水路、機能回復だけであれば、これは石を畑の上に上げて水を通すだけで、また、何かの都合で改めてまた水路がつぶれるといったことは十分想定できますので、どうせ機能回復するんだったら、原状回復をやったほうが、工事の二度手間にならないだろうと思いますので、そういった点を、これも要請にとどめておきます。

 イノシシ被害、特に大変です。そして、丹精込めてつくったものが、収穫前に鳥やシシによって食い荒らされる、この光景というのは、やっぱりつくった側にとってはたまらないものがあるだろうと思います。できること、できないことあろうかと思いますが、ぜひ、鳥獣害防止についての対策の強化を改めてお願いしておきたいと、このように思います。

 次に移ります。

 最後の質問ですが、水槽設置に関する問題でございます。

 今議会に2,400万、水槽設置については2,200万だろう、200万については案内看板等の材料代と、こういった形で一定の説明を受けておるわけでございますが、2,200万円の補正予算が計上されています。

 これは、6月の議会で、あるいは9月議会、こういった答弁を踏まえて今回上程されたものだろうと思うんですが、市長答弁を踏まえて、計上しましたよといった程度しか現状把握をしていないわけです。

 ただ、6月の薬師寺議員のかんきつ飲料の設備に関する質問に、当時こういった形で答弁しておるわけです。薬師寺さん、ひねったらミカンが出る水道があったらいいよといった中身でここで質問しておるわけです。それに対して、すべてをひっくるめて、交流拠点都市の経費を5億円と見ておると、そういった上限があるので、新たな設備、施設の整備については、前向きには返事がしにくいと、あと点々とした中で、施設設備が必ずしも行政が整備するという前提ではなく、施設の中の特徴づけとして前向きに対応することが可能かどうか、そういった検討は十分させてもらいますよと。言いかえたら、これはひねったらジュースが出る水道の話だったんで、JAと協議して、JAがお金を出すというんなら、そういったことが可能であれは検討しますよと、そういった中身として私はとらえておりました。

 それら含めて、今回水槽設置の補正予算が上程されておるわけですが、具体的な6月議会以降の経緯、取り組みについて関係理事者に答弁を求めたいと。あわせて、ひねったらジュースが出る水道はだめだけれども、水槽ならいいのよといった中での検討はなされたのかどうか、それらを含めて、経緯について答弁を求めたいと思います。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(泉雄二君) 岡野総務部長。



◎総務部長(岡野昇君) ただいまの岩城議員の御質問にお答えをいたします。

 水槽の設置に関しましては、議会との協議の際や、議会質問におきましても、これまで積極的に御提案をいただいてきております。本年3月の泉議長、9月の兵頭議員からの質問に対して、それぞれ予算との関連で、困難ではあるが前向きに取り組みたい旨の回答をさせていただいたところであります。

 工事も大詰めを迎えまして、今議会に補正予算という形で提案をさせていただいているところでございますが、施設の工事整備につきましては4,000万の減額、大型水槽に2,200万、施設等の標識に200万、計1,600万の減額を行っております。それに合わせまして、施設関連の備品購入として4,000万の補正を今回上げらせていただいております。

 市といたしましては、魚類養殖、真珠養殖は宇和島の水産業の二本柱であり、宇和島の今を端的に表現する施設、情報を発信し、交流を促進する拠点施設の建設に当たっては、欠くべからざる施設であるとの議員各位からの御提案を受けとめ、事業費の増額となりますが、議会の御理解をいただいて、この際、整備したいというふうに考えております。

 先ほど申されましたジュース等の件につきましては、正直なところ、検討はいたしておりません。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(泉雄二君) 岩城泰基君。



◆4番(岩城泰基君) 議会からのたび重なる要請に基づいてやったという答弁がございました。どうせならやっぱり、6月議会の答弁も踏まえてやってほしかったわけですが、今さらやり返すという時間的なものもございませんので、6月、薬師寺さん、一生懸命試案も示してやっておりますので、そういった声もきちんとすくい取ると。

 漁業だけじゃなくて、農業も第1次産業の大きな柱でありますから、2つを大事にするという姿勢というのは堅持をしてほしいと。漁業はいいけれども、農業の施設はだめよという単純なとらえ方にならざるを得ないんで、その辺の配慮をこれからやるべきだと、もうこれは要請にとどめておきます。

 水槽設置の目的と、その目的を達成するための水槽の規模、用途、2,200万でやるということですが、それらについて説明してもらわないと議論にならないと思いますので、簡潔に答弁をお願いしたいと思います。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(泉雄二君) 岡野総務部長。



◎総務部長(岡野昇君) 設置目的の規模と用途についてでございますが、非常に多種で、特徴のある養殖業を来館者に紹介することにより、今後の消費拡大や宇和島市のイメージアップにつなげていこうとするものであります。

 直径3メートル、高さ1.5メートル程度の円筒型のアクリルガラス水槽で、養殖された大型のハマチやタイなどを生かし、主に観賞用としての水槽を計画しております。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(泉雄二君) 岩城泰基君。



◆4番(岩城泰基君) 消費拡大に水槽を設置して、言いかえたら、水槽を目玉にして人集めし、よく宇和島の水産業の実態を知ってもらって消費の拡大を図りたいと、こういった意向でつけたものだろうと私は理解しております。

 それは、直径3メートルのアクリル製、そして、材料提供としての生けすとしての機能ではなくて、観賞用のものとすると、こういった説明があったわけですが、水族館にしては規模が小さい、3メートル程度できちっとした目的が達成できるのか。2,200万の投資、私は2,200万の投資が、2,300万の効果を生むんだったら、これは高いとは思っていないです。ただ、100万円の予算執行だって、30万の効果しか得ないものであったら、これは浪費だと。

 投資した金額、それに対する効果、これは3メートル程度の観賞用の水槽で、きちっと目的が達成できるのかどうか。そして、やっぱり観賞用であるなら、目玉になるものが要るだろうと。タイを泳がして目玉になるのか、あるいはハマチを泳がして、それが観賞用として目玉になるのか、ある一定の疑義も持っております。

 十分、そういった点で、目的を達成するために水槽規模が設計されたのか、あるいは、先にもう予算がこれだけしかないから、この程度の水槽しかできないのよ、あるいは設置場所が限られておるんで、この程度のものよと、そういった中で設置されたものかどうか、もう一度確認をしておきたいと。それによって、やっぱり賛成反対の意見が分かれてきますので、これは関係理事者に再答弁として答弁をお願いしたいと、お願いします。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(泉雄二君) 岡野総務部長。



◎総務部長(岡野昇君) やはり財政的な面も、それからスペースの面も十分に検討した上での決定でございます。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(泉雄二君) 岩城泰基君。



◆4番(岩城泰基君) もう少し議論したいんですが、残り時間があと4分ということでございますので、せっかく提案しておるわけですから、全体のバランスを考えてつくったもんだろうという理解を示したいと思うんですが、もう少し丁寧な説明を議員に対してもできるように、ぜひ、まだ時間がありますので、お願いしたいと思います。

 水槽設置に伴って、いろいろな予算的な制限があったといった話がございました。設置に伴うランニングコストは大体どのくらいに考えておられるのか、これについての簡単な答弁をお願いいたします。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(泉雄二君) 岡野総務部長。



◎総務部長(岡野昇君) ランニングコストについてでございますが、循環ポンプ、冷却機、ヒーター、エアポンプ、照明器具等にかかる電気代が、年間約70万程度、ろ過器の取りかえ用活性炭などが年間5万円程度最低必要となってまいります。また、水槽の清掃や魚の入れかえ、管理に要する費用については、これを専門業者に委託するということになりますと、相当な費用がかかってまいります。

 先日、総務企画委員会での御視察いただいた施設でも、こうした作業を極力職員が行い、費用削減に努めているという事例がありますので、市といたしましても、今後とも維持管理経費の軽減に向けた取り組みを継続する必要があるというふうに考えております。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(泉雄二君) 岩城泰基君。



◆4番(岩城泰基君) 設置するときの2,200万はそんなに高くなくても、毎年毎年かかってくる経費というのは、施設を経営する上で大きな負担になってくるわけです。専門業者を入れて水槽の手入れ等をやればかなりの額になってくる、職員でやれば安く上がると。

 専門業者を入れずに、観光用の、あるいは観賞用の3メートルの水槽を管理できるかどうか、私はちょっと疑問に思います。どうしても、これは専門業者を入れる以外にないなと。下手に汚れた水槽を設置したんじゃ、宇和島市のイメージアップに逆行しますので、やる以上はきちっと管理して、いい状態で魚が泳いでおる、こういった条件は最低限守るべきだろうと思っています。

 きょう、すぐランニングコストの計算はできていないようですが、まだ、総務委員会での議論がありますので、そこまでに間に合うように準備をお願いいたします。

 最後に、産業活性化委員会等で、かなり学習が進められております好適環境水の問題。これは、時間が少ないので簡単に言いますが、海水魚と淡水魚が一緒に泳げる、そういった設備ができるということでございます。新しい養殖業の大きな、将来的なエースになる可能性があるといったことも言われております。どうせ、水槽を設置するんであれば、この水を使って、四万十のアカメと宇和海のタイ、ハマチを一緒に泳がすと、こういった発想もあっていいじゃなかろうか。好適環境水の利用について、市長に答弁を求めておきたいと思います。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(泉雄二君) 石橋市長。



◎市長(石橋寛久君) 御指摘の好適環境水、岡山理専、専門学校の教授が提唱されて、研究もされているわけですけれども、私も興味を持って、岡山へ行ったついでに一度見せていただきました。今、御指摘のとおり淡水魚と海水魚が共生できると、そしてまた、成長等にもいいというところの説明も受けまして、おもしろい水があるもんだなということは思っております。

 ただ、実際にこれを導入できるかどうか、まだ、今聞いておりますと、議員も御承知のとおり特許の申請中というところで、はっきりとこういう格好でできるというのが今の時点でお示しできないところにあります。私としては、今後も興味を持って、その導入の、できるかどうかということも含めて、検討していきたいというふうに思っておりますので、御理解いただきたいと思います。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(泉雄二君) 岩城泰基君。



◆4番(岩城泰基君) 持ち時間が若干超過しました。まだ議論したい点はあるんですが、ルールにのっとり、私の質問をこれで終わります。どうも、真摯な御答弁、ありがとうございました。



○議長(泉雄二君) 以上で岩城泰基君の質問を終わります。

 しばらく休憩し、午後1時から再開いたします。

    午前11時40分 休憩

   −−−−−−−−−−−−−−

    午後1時00分 再開



○副議長(山内秀樹君) 再開いたします。

 休憩前に引き続き、一般質問を行います。

 次に、薬師寺三行君の発言を許します。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○副議長(山内秀樹君) 薬師寺三行君。



◆16番(薬師寺三行君) 皆さん、こんにちは。自由民主党の薬師寺です。

 先日、テレビのニュース番組では、市長を初めとして3人の残念な姿があり、理事者として非常に頭の痛い2008年の暮れではなかったかと思われます。

 さて、そのような重苦しい空気を一掃するための布石である政策が開かれることを大いに期待しつつ、私の質問に答えていただきますよう、質問は短く、答弁は長く細やく、明快に心あるものであることを重ねてお願いし、質問を始めさせていただきます。

 それでは、創造性豊かなまちづくりと題して質問を行います。

 本日の理事者の答弁を聞いていますと、水産に力を入れるようのことでございましたが、農業のほうもよろしくお願いをいたします。私は、特に農業について質問をしたいと思います。

 第1次産業を、創造性豊かな産業に成長させるため、どのような政策を実現、目指しておられるのかをお聞きいたします。さきの参議院選で、政府の農業政策である品目横断的経営安定対策は、一定規模以上を対象にするものに対し、民主党案では約200万戸の農家を対象にした個別所得制度が政権公約に掲げ、支持を拡大しました。大規模農業に力を注ぐのか、中小農業に含んだ農業生産で自給率60%を目指すのか、やむを得ず選択するならば、私は大規模農業を主とし、国際競争力強化を目指すほうが、農業の活性に有効ではないだろうかと思っています。

 外国産の安価な作物に対抗し、農業の再生を図るためには、消費者のニーズに適応することが基本であり、食の安全・安心、最大の付加価値とし、第2次的に農産物の加工、販売、流通コスト削減が実現すべきであると考えます。農業を、独立性のあるビジネスととらえて、多種多彩なモデルをつくることが大切かとも思います。

 保護農政、助成制度、結構でありますが、自助努力が花を咲かせ、実をつけるような、宇和島市の、苦しくとも夢のあるビジョンを確認したいと思います。

 桐田部長に答弁を求めます。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○副議長(山内秀樹君) 桐田産業経済部長。



◎産業経済部長(桐田敏昭君) 農業を創造性豊かな産業に成長させる具体的なビジョンはという御質問ですが、ミカンを初めとする果樹栽培と米の生産を中心に、多様な農産物を生産する基幹産業である農業につきましては、農地や農道、用排水施設など、農業生産基盤の整備と、共同活動による保全作業を推進しながら、地域農業を支える意欲と能力のある担い手、認定農業者や集落営農等でございますが、それらの育成、確保、農業経営の法人化の促進等による経営体制の再編強化に努めるとともに、試験研究施設と関係機関団体との連携のもと、農産物の生産性、品質、安全性の向上や一層のブランド化、新たな特産品の開発、加工体制の充実等をより一層促進したいと考えております。

 また、有機減農薬栽培など、食の安全と環境に配慮した環境に優しい農業の促進に努めるとともに、交流拠点施設の活用などによる農産物の直売体制の充実や、学校給食との連携などによる地産地消の促進、グリーンツーリズムや観光農園、市民農園の展開等による都市住民、消費者との交流の促進、さらには、食育の促進を図り、新たな時代に即した自立した農業農村の実現と、農業の持つ多面的な機能の保全、活用に努めてまいりたいと考えておりますので、御理解いただきますようお願いします。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○副議長(山内秀樹君) 薬師寺三行君。



◆16番(薬師寺三行君) ビジョン倒れにならないように、しっかりと宇和島市農業に方向性を示していただきたいと思っております。

 さて、今まさに紅葉のコントラストの美しい季節、黄金色のミカンが目に飛び込んでまいります。しかし、よく見れば、その傍らで、カズラに巻かれた耕作放棄地が年々多くなっているようであります。

 お金を出せば、食卓の上でにぎわっていた時代の構図が、世界規模で発生する異常気象により壊れつつあります。日本も、例外ではないのでは。そこで、我が地域における耕作放棄地の現況や実態はどうなっているのでしょうか、桐田部長にお尋ねします。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○副議長(山内秀樹君) 桐田産業経済部長。



◎産業経済部長(桐田敏昭君) 耕作放棄地の現状でありますが、平成19年度から農業支援センター運営協議会で農家の意向調査を実施し、農地の貸し借り等の希望を地域を指定して調査しているところであります。

 現段階では、農業支援センター吉田支部は全区域のアンケート調査を実施し、平成20年度より貸し借りの情報により、現在、農地流動化の推進中で、12月までに農業委員会の利用権設定により12筆の1万599平米をあっせんしております。貸し手借り手情報が十分でない地域は、農業委員会など、関係機関との連携をさらに密にし、担い手アクションサポートを活用し、担い手等の意向の情報を収集して、農地の流動化を推進していきたいと考えております。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○副議長(山内秀樹君) 薬師寺三行君。



◆16番(薬師寺三行君) それで、耕作放棄地解消に向けた今後の取り組み、具体的にお願いします。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○副議長(山内秀樹君) 桐田産業経済部長。



◎産業経済部長(桐田敏昭君) 平成20年度より、国の政策で耕作放棄地を対象として、耕作放棄地全体調査を市農業委員会を中心に調査を実施し、人力、農業機械で草刈り等を行うことにより直ちに耕作可能な農地21万5,000平米、草刈り等では直ちに耕作することはできないが、基盤整備を実施して農業利用すべき農地1万5,900平米余りの農地を調査し、耕作放棄地の解消計画を策定中です。

 耕作放棄地の解消計画は、今後4年間で農地所有者と協議を重ね、農地を維持してもらうか、あるいは担い手等に農地のあっせんを行い、農地流動化を図る計画です。また、農地条件の悪い地域については、補助金等を利用し基盤整備を行い、農地として耕作するよう指導していきたいと考えております。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○副議長(山内秀樹君) 薬師寺三行君。



◆16番(薬師寺三行君) ありがとうございます。それで、耕作放棄地、それで耕作できないと見られるところは、ミカン山でございますけれども、先ほど申しましたように山の風景、1つの絵と考えて、やはり彩りの木を植えて、風貌をよくするような考えはございませんでしょうか。桐田部長。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○副議長(山内秀樹君) 桐田産業経済部長。



◎産業経済部長(桐田敏昭君) 耕作が不可能な急傾斜地などにつきましては、今まで杉、ヒノキが主に植林されておりましたが、今後は落葉広葉樹を主に推進していきたいと考えております。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○副議長(山内秀樹君) 薬師寺三行君。



◆16番(薬師寺三行君) 明快な答えで本当にありがとうございますが、本日はテレビ映りのためか、周辺の議員さんは非常にめかし込んでまいっております。また、市民の皆様もケーブルテレビの前で陣取られておられますので、一般市民が聞いてわかりやすいようなお答えをお願いしたいと思っております。

 さて、戦後の大復興から60年、アメリカのサブプライムローンを発端として、海外の経済、脆弱さが日本経済にも影響を及ぼし、特に自動車産業、中小企業に厳しい時代を迎えようとしております。

 先日、過疎に悩む中山間地のあるまち、その突破口に移住就農者の受け入れを掲げ、専業農家として生計を立てる、地域つき合いを大切にするを前提に、町が空き家や遊休農地を仲介し、地域住民との橋渡し役を担う。また、移住就農者が協議会を立ち上げ、体験学習や研修雇用制度など、新しい試みを行っているとありました。

 宇和島市においては、壮年者及び退職後に本気で農業をやりたいという就農希望者にどのような対応を策定しているのでしょうか。桐田部長、お願いします。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○副議長(山内秀樹君) 桐田産業経済部長。



◎産業経済部長(桐田敏昭君) 平成19年度から、宇和島市農業支援センター運営協議会で、担い手アクションサポート事業により、壮年者、退職者を対象に、毎年5月に広報により募集を募り、農業についての知識を得るため、旧宇和島市吉田町、三間町、津島町で、それぞれ熟年講座を開催しております。

 就農希望者には、宇和島市農業支援センターにおいて、窓口で就農希望者に対し、南予地方局産業振興課、農業委員会、JAえひめ南で相談を受けております。平成19年度に新規就農者の相談を受け、新規就農者となっていただき、平成20年度には認定農業者となられた方が1名おられ、今後のサポートを農業支援センターで行っていく予定です。

 また、農業支援センターの設立により、農業委員会及び農協、県農業普及関係等が組織の垣根を越えて活動の一本化を図り、情報を共有化し、それぞれの専門性を生かし、新規就農者の多様なニーズに的確に対応し、相談を受けております。また、農業後継者の研修、意見交換の場として青年農業者協議会を組織し、活動しております。

 Iターンには、農業公社など育成組織に入り研修してもらいますが、当市にはその施設がありませんので、認定農業者にお願いし、農家で研修しながら、農地や住宅を探すよう指導しております。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○副議長(山内秀樹君) 薬師寺三行君。



◆16番(薬師寺三行君) この南予地方は、古い時代より閉鎖的な性格を持ち、決して100%移住民を受け入れる体制が整っているとは思えられません。そこで、市がその先導役になるべきであり、その閉鎖性を打ち破る政策を実現していただきたいと思うわけであります。

 次にいきますが、平成19年度、愛媛県の果樹作経営の1戸当たりの農家粗収益は413万円と、温州ミカンの粗収益が減少したことから、前年に比べて2.3%減少をしました。一方、農業経費は249万円で、前年に比べて2.1%増加をしています。この結果、農業所得は165万円となり、前年に比べて8.2%減少をしています。

 果樹農家の所得をふやすためには、品種の最新、規模拡大、経費の削減がうたわれていますが、農家経営安定のためには、みずから資材を購入し、販路を開拓せんとする企業的農業者の育成、また宇和島特産品のPR、ミカンオーナー制度を取り入れた観光開発等が考えられますが、どのような方法をもって農家の経営安定を構築していかれるのか、市の対応はどうでしょうか、桐田部長にお願いします。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○副議長(山内秀樹君) 桐田産業経済部長。



◎産業経済部長(桐田敏昭君) 農業の経営安定策、どうするかという御質問でございますが、かんきつもほかの農作物でも同じですが、消費者ニーズの変化に対応するため、食味にすぐれ、特色を持つ、地域に適合した消費者に好まれる農作物を栽培し、ブランド化を図れば市場に左右されない販売ができるのではないかと考えております。

 かんきつ栽培では、食味にすぐれ、剥皮が容易などの特徴を持つ、地域に適した新品種の栽培ももちろんですが、温州ミカンでも糖度を何度以上かに決めて、特色のある差別化を図り、例えば宇和島ミカンなどのネーミングで販売するなど、銘柄産地の育成強化を行えば、有利な販売ができるのではないかと考えております。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○副議長(山内秀樹君) 薬師寺三行君。



◆16番(薬師寺三行君) この点、市長の考えをちょっとここでお聞きをしたいと思いますが。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○副議長(山内秀樹君) 石橋市長。



◎市長(石橋寛久君) 今、部長のほうからありましたように、私もこの1次産業、特に農業の切り札としては、やはり安心なものは当然でありますけれども、その上においしいものということ、特にミカン等嗜好品につきましてはおいしいものでなければ市場性を得られないと思っております。ですから、そういう意味において宇和島のブランド化、これをぜひともやらなければいけないんだろうというふうに考えております。

 私としては、宇和青果の総会等、声をかけていただいたとき、できる限り出席をさせていただきまして、そこでも訴えさせていただきました。九州と、ミカンは特に極わせ等競合するわけですけれども、そのときに九州の市長に会ったら、やっぱり九州の市長は宇和島のミカン、愛媛のミカンはおいしいということで、ある意味で市場の中で競合して、しかも味の面で負けるという、弱みを握っているなということを感じたことがありました。

 我々としては、それが強みでございますので、ぜひともこれをはっきりとしたブランドとして確立していったら、市場を確立できるであろうというふうに思っております。ぜひ頑張っていきたいと思いますし、そのために、農家の方々に今後とも啓蒙等頑張っていきたいと思います。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○副議長(山内秀樹君) 薬師寺三行君。



◆16番(薬師寺三行君) それも本当に大切なことだと思っております。

 その中で、私個人になるわけですけれども、ことしやっぱり農家の収入を安定させていくためには、やはりオーナー制度というものを設けて、毎年同じ金額が入るという、安定した、そこへつなげていきたいと思いまして、1本当たり約1万から3万でいろいろ募集をしてみたわけでございますけれども、もし、1農家に100本お客さんができれば、1本3万円で300万の収益が入り、10カ月に想定して月30万円の月給取りというような感じが出て、非常に栽培にも積極的に、また、本当に安心したものもつくれる土壌が育つのではないかと思っております。

 そのためにも、市、農協、または青果組合が中心となって、こういうオーナー制度を今後進めていかれるお考えはないでしょうか。桐田部長、お願いします。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○副議長(山内秀樹君) 桐田産業経済部長。



◎産業経済部長(桐田敏昭君) 特産品の販売促進のため、PR活動は必要だと思いますので、今後オーナー制度などにも機会があるたびに広報活動を行っていきたいとも考えております。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○副議長(山内秀樹君) 薬師寺三行君。



◆16番(薬師寺三行君) 先ほどの質問の中に、好適環境水がございましたけれども、それと匹敵するように、ナノバブルという、直径が1ミリの5,000分の1ほどの目には見えない小さな泡、その中で金魚またマダイが一緒に泳ぐ水ができる、とても不思議な力を秘めている水がございます。

 このナノバブルの酸素で水をつくれば、非常に生物を元気にする効果が認められております。その中で、オゾンのナノバブルの水を使えば、農薬の要らない農業、抗生物質などに頼らない養殖、畜産が可能となります。私たちの本当に食の安全に、飛躍的に向上するのではないかと。

 また、この水は、非常に医療面でもがん細胞を収縮する力を持っているわけであります。この水の活用で、農業、また養殖、畜産の発展に欠かせない水ではないかと思っております。こういう水を取り入れる考えはないですか、市長、お願いいたします。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○副議長(山内秀樹君) 石橋市長。



◎市長(石橋寛久君) 議員さん御発言のとおり、ナノバブル、これを使った水というのはいろいろなところで有用性があるんではないかというのを、先日も私はちょっとしか見なかったんですが、テレビのニュースで特集されていたように思います。

 こういうものに興味を持って、ぜひとも、少しでもいいものをつくるという目的のために利用を考えていただきたいというふうに思っております。

 ただ、これだけですべてが今解決するかというと、そうでもないというところで、やはり地道な研究、またミカンの中でも、やはり各ミカン栽培農家さんの特徴を出しながらやっていかなければいけない時代だろうと思います。そういう意味においては、ぜひ、議員さんのところ、そういう水を取り入れて、おいしいミカンができますよということを宣伝して、いい結果が得られるように頑張っていただきたいと思います。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○副議長(山内秀樹君) 薬師寺三行君。



◆16番(薬師寺三行君) ありがとうございます。

 そういった中で、観光立国の推進法に基づき、国土交通省の外局として今年10月1日に発足した観光庁、2010年までに訪日外国人旅行者数1,000万人、2020年までには2,000万人の目標を打ち出しています。これにより、観光に携わる旅行業界やホテル業界、レジャー産業など、さまざまな業界が目標実現に向けて取り組みを始めています。

 先日、官民一体となって、訪日外国人客誘致のため、ビジット・ジャパン・キャンペーンの一環として、四国インバウンド・フェア2008が徳島グランヴィリオホテルで11月13日に開催し、参加をいたしました。

 このフォーラムは、中国、韓国、台湾から旅行エージェントやマスコミ関係者、総勢31名をお招きし、四国地方の魅力の発信、ツアー商品造成を広域的、総合的に図っていくことを目的として行われました。四国各地より30社団体が参加し、展示や試食会を行い、食の認知度を高め、観光資源として活用を生み出し、販路拡大、ごみ情報の発信を行いました。

 当市よりは南レクも参加し、私たちとともに我が地域の魅力、南ふるさと体験プラン、宇和島真珠の輝き、ミカンオーナープラン等々、観光資源を発信してまいりました。

 そこで、世界は1つ、21世紀、国際観光交流を軸に、輸入輸出、観光開発を目的とする国際ビジネス観光課を新設してはいかがでしょうか、石橋市長のお考えを伺います。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○副議長(山内秀樹君) 石橋市長。



◎市長(石橋寛久君) 国際交流、そしてまた、ビジネスの面においても、特に我々の地域の誇る1次産業、これを売っていくためにも国際化ということは、私としても大いに重視しなければいけない問題だろうと思っております。

 ただ、一挙に国際観光ビジネス課までやれるかというと、まだまだそこまでは熟していないだろうなということで、まず、担当者がしっかり対応できるような体制をつくっていきたいというふうに考えております。

 また、残念ながらといいますか、私も輸出等、特にハマチ等の輸出等を考えているわけですけれども、ここのところの急激な円高でかなり採算苦しくなるんではないかと。これは、日本から出す場合にはみんな同じ条件ですけれども、国際的地位というので見た場合、議員さんも韓国からの受け入れということで一生懸命頑張っていただいているのは十分承知しておりますけれども、韓国の通貨安、ウォン安ですか、それに日本の円高ということを考えると、この1年間で多分韓国の人たちは日本に来るときには、3割は値段が上がっているんだろうなという状況になっていると思います。

 やはり、国際というところになると、そういうグローバルな動きも常に考えなければいけないというところで、私としても、そういう視点が持てる職員も育てていかなければいけないということは思っておりますけれども、一挙に課までというのは、まだ難しいかなというふうに考えているのが現状でございます。

 ただ、一方、各町合併して1市3町が一緒になったわけですけれども、私は旧の吉田町には国際交流を積極的にやるグループ、会もありますけれども、密度としては吉田が一番国際交流に対する認識度というのが高いまちだろうというふうに思っております。議員さんも、そういうところで影響を受けながらというか、感じながら、自分なりの方策というのを考えておられるんだろうと思いますが、ぜひともそういう民間の優位な方々とも手を組まれて、国際化ということ、また、国際交流ということも、今後ともぜひとも輪が大きくなるように頑張っていただきたいと思いますし、行政としてもできるところはやっていきたいと考えておりますので、御理解いただきたいと思います。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○副議長(山内秀樹君) 薬師寺三行君。



◆16番(薬師寺三行君) 言われますとおり、吉田では長年にわたって交流活動が行われて、対人関係も人脈も多くなっております。また、優秀な通訳も育っております。国際的ビジネス観光を行うためにも、形が必要でないかと思っておりますので、今後ともよろしくお願いをいたします。

 さて、豊かなまちづくりには、健康が大切であります。生物が生活する上でなくてはならない水、水には大切な5つの原則があります。1つに、みずから行動して他を動かす。2つ、常に自己の進む道を求めてやまない。3つ、障壁に会い、激してその勢力を100倍し得る。4つ、みずから清くして他の汚れを洗う。5つ、洋々として大洋を満たし、発しては蒸気となり、雲となり、雨となり、雪と変じ、つゆと化し、凍っては玲瓏たる鏡となり、しかも、その性は失わないのは水であります。

 その水、現在の水道システム、水道の水源保護が出されていなく、河川や湖水、地下水の汚染がひどくなり、新しい浄水処理や抽出基準を厳しくする対応だけでは、コスト的、技術的にも限界があるのではないでしょうか。

 日本は、欧米から水道の技術を取り入れながら、肝心の水源保護の思想を学ばなかったのは、当時の河川の水質は大変によかったことにあります。

 浄水技術は、魔法でなく、農薬など微量な有害物質はどうしても完全に取り除くことはできないし、幾ら高度な浄水処理をしても、その後の水道管や貯水槽での水質が悪化する可能性があり、人体に有害な鉛が溶け出す鉛管も全国には多く残っています。

 今、各地で有害窒素などの基準値を上回っていると聞いています。水道水は、水質基準に多くチェック項目がありますが、一定の数値以内であれば、安全だという形で責任逃れをしているのではないでしょうか。

 日本の川は、水道水源であると同時に、排水を流す場所であります。水質をよくするには難しく、今後の安全な水源確保、健康で優しい、おいしい水の安全対策について、どのように対処されているのか、白井水道局長にお尋ねをいたします。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○副議長(山内秀樹君) 白井水道局長。



◎水道局長(白井栄一郎君) 薬師寺議員の質問には、いつもながらに高い理念がとうとうとうたわれております。水資源保護の思想に関しましては、森林保護や湖沼、河川の管理の問題、あるいは農薬規制やごみの不法投棄に至るまで、あらゆる分野の発生源対策が求められているのでございますが、本件は末端の地方水道行政に係る分野のみの回答とさせていただきます。

 水質項目、たくさんございます、51項目の水質規制につきましては、毎月検査を行っているところでございますが、お尋ねの問題は、特に窒素、農薬、カルシウム、マグネシウム等々といった農村地帯の地下水源、水脈の水質かと思います。

 まず、御指摘がありました窒素につきましては、特に水源流域での農作物の化学肥料等の使用と深い関係があるとされております。本市では、毎月の検査において、ほとんどの水源で1リットル中、10ミリグラムの基準のうち、3ミリグラム以内の濃度である中で、吉田町の法華津水源では、年、最大値で約5ミリグラムの値となっています。基準値には十分な余裕を持った数値ですから、安全上、何ら問題はないものと考えております。

 農薬についてでございますが、水道法では、水質管理目標設定項目という分類の中で、農薬類の関係成分102項目が超過しないよう努力すべき目標値という位置づけでされておりますが、いずれも基準値内でございます。

 続きまして、鉛管についての御指摘がございました。本市も、旧市内地域の給水管路に約15年前まで、厚生省指導のもとで設置をしておったところでございますが、現在も約8,000件残っておりますが、水質基準項目のうち、鉛の濃度は基準値以下であり、通常の使用に関しては全く問題がないものと考えております。

 さらに、吉田町の水源において、カルシウム、マグネシウムの濃度についての御指摘があったかと思いますが、平成16年度から20年度にかけての年1回の水質検査結果によりますと、水道法における水質基準値が、1リットル中カルシウム、マグネシウム等の硬度300ミリグラム以下で規定されているのに対し、最大で216であり、基準値に対し十分余裕のある濃度でございました。

 したがって、健康への影響につきまして全く問題ないものと、そのように考えております。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○副議長(山内秀樹君) 薬師寺三行君。



◆16番(薬師寺三行君) カルシウム、マグネシウムについては、再質問で行おうかと思っておりましたが、お答えをいただきましたので、ありがとうございます。

 問題はないということでございますけれども、長年にわたって、そういう同じ場所で生活している人にとっては、少量の基準値でも蓄積されますと、やはり何らかの健康に障害が出るのではないかと思っております。この地方、非常に人工透析に始まり、腎臓関係で非常に万波先生が非常に活躍されているようなところでもございます。そういう腎臓関係に関係いたしまして、市立病院では研究機関の指定病院にはなっているのでしょうか、どうでしょうか、奥藤部長。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○副議長(山内秀樹君) 奥藤医療行政管理部長。



◎病院医療行政管理部長(奥藤幹治君) 申しわけございません、指定にはなっておりません。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○副議長(山内秀樹君) 薬師寺三行君。



◆16番(薬師寺三行君) 非常に何かの原因があるのかもしれませんけれども、そういうように何かの因果関係が、水道水ではないとは思いますけれども、あったらいけないので、今後とも安全には気をつけていただきたいと思っております。

 次に難病に移りますけれども、同じように難病は不治の病に対して、社会通念として用いられた言葉であります。かつて、日本人の生活が貧しかった時代、赤痢、コレラ、結核など、伝染病は不治の病でした。その後、生活が豊かになり、公衆衛生上の向上、医学の進歩及び保健医療の充実とともに、これらの伝染病は治療法が確立され、不治の病気でなくなりました。しかし、治療がいまだ難しく、慢性の経過をたどる疾病も存在をしています。

 現在、宇和島市にある地域において、ALS、筋萎縮性側索硬化症、必要な筋肉がだんだんやせて力がなくなっていく病気が多く見られます。1年間で新たにこの病気にかかる人は、人口10万人当たり約1人です。全国では、7,000人が患っていますが、難病に対して宇和島市の取り組みはどうなっていますか、児玉部長にお願いします。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○副議長(山内秀樹君) 児玉保健福祉部長。



◎保健福祉部長(児玉悟朗君) このALSにつきましては、宇和島保健所管轄内に9名の方が指定を受け、治療を受けておられます。その中で、吉田地区に2名、宇和島地区に4名と、当市については6名の方がおられます。これらの原因につきましては、環境説、遺伝説、神経細胞の栄養成分の欠乏説など、幾つか挙げられてはおりますが、御存じのとおり、その原因が現時点では明確にされておりません。

 難病対策についてでありますが、愛媛県難病医療連絡協議会という組織がございまして、医療、保健、福祉の分野で働く職員の研修等を企画し、患者に接する職員の研修に取り組んでおります。今年度は、当市の保健師も参加し、研さんを積んでおります。

 また、宇和島保健所におきましては、平成19年度にALSの当事者の集いを開催していただいております。当時者の方の身近な対策としては、保健師が家庭訪問し、介護、医療等の関係者と連絡を密にして、支援を行っております。

 以上、難病に対する対応でありますが、難病対策につきましては、主として宇和島地方局が窓口となり、難病の指定、支援を実施しております。今後とも、保育所、医療機関等の連絡をとり、難病への支援を行っていきたいと考えております。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○副議長(山内秀樹君) 薬師寺三行君。



◆16番(薬師寺三行君) 吉田町では、最近亡くなった人を含めますと、発生率が非常に多くなっております。そのためにも、この議場内に宇和島市議会には土居秀徳、優秀な秀徳さんがおられますけれども、厚生労働省にも吉田町出身で、名前が同じヒデノリさんがおられます。国に、難病対策をお願いするに当たりまして、指導、援助を願う努力を市長にしていただきたいと思っておりますけれども、市長の考えはどうでしょうか。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○副議長(山内秀樹君) 石橋市長。



◎市長(石橋寛久君) 東京におられるヒデノリさんに、ぜひとも、また今度東京へ行ったとき、私もお願いもしかて方、一度お目にかかりたいと思っております。

 冗談はともかく、難病の方々は大変ですので、我々としては保健師を中心として、やはり病気の方、本人はもちろん、その家族の方々へ行政として何ができるか、できる限りことはやっていけるように頑張っていきたいというふうに思っておりますので、御理解ください。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○副議長(山内秀樹君) 薬師寺三行君。



◆16番(薬師寺三行君) どうか、よろしくお願いをいたします。

 次に、合併し3年5カ月が経過し、来年9月には、市民の皆様が石橋市政での運営方法について判断をされる年となります。現在進めています行政改革、歳入の減少に応じて、各部各支所での予算を一律カット、新規採用を控え、人員の自然減を待つ、組織を簡素化し、部や課の統廃合を行うといったことが中心であり、よりよいサービスの推進とか、一層の機能的、効率化云々といったことを求めているようですが、本当に市民の立場で判断すれば、旧3町の住民サービスは、少々低下を招くと危惧をしています。

 旧3町の住民は、人事異動ごとに人員が削減され、商店街はさびれ、このまま行政改革がなされたら、過疎化が一段と進み、商店街の運営ができなくなるのではと、商工関係者が心配している声を聞きます。

 また、農業に従事されている方は、週に一度、支所に農業委員会職員が来られて業務対応をしていただいておりますが、相談内容により、二度、三度、最終的には本庁まで足を運ばねばならない。合併して非常に不便になったと、こう訴えをしております。

 平成22年度以降、支所の組織を1課4係で行う組織改革を計画されていますが、市民の皆さんは、よりよいサービスを受け、本当に住んでいてよかったと実感できるまちづくりが提供できる改革となるのでしょうか。

 市長が進めようとしている組織改革は、旧3町の住民サイドに立った行政運営ができると判断されているのでしょうか。また、職員教育についても、市長のお考えをお聞かせいただきたいと思います。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○副議長(山内秀樹君) 石橋市長。



◎市長(石橋寛久君) 合併以後、私としては新規の採用職員を抑える形で、退職者の補充をかなり抑えているというところで、実際に市の職員が減っております。その中で、支所を中心として人員が減っているのは間違いないことでございまして、これの消費等にかかわるところで、今まで恩恵を受けていたところ、商店街とか食堂とか、やはり影響がゼロとは当然申せない、何らかの影響は当然皆さん受けているというふうに思っておりまして、私としても、個々に対してどう対応したらいいのかということはずっと考えているというところでございます。

 ただ一方で、やはり行政改革というのはやっていかなければいけない、そうしなければ、私としては人件費にばかり食われて、市民の方々に対するサービスをするための原資というのを出さなかったら何にもならないという思いが一番にはあります。ですから、今後とも行政改革は進めていかなければいけないであろうというふうに思っております。

 ただ、そのやり方等については、先ほど言いました、どう工夫できるかというところも考えていかなければいけないと思いますし、ぜひ、議員の方々はおわかりと思いますけれども、やはり、特に3町のほうは人が減っているんで大変だと思っている方が多いかもしれませんけれども、じゃ、宇和島は恩恵を受けておりますかというと、宇和島の商店街も残念ながら疲弊しております。

 これは、やはり全国の流れの中で、買い物の形態が変わってきたこと、そして、何よりもやはり地方が活力を失ってきて、購買力等が年々、残念ながら減っている結果において、商店街、第3次産業もその影響を受けて商売が萎縮している部分が一番大きいんだろうというふうに思っておりまして、私としてこれまで産業の振興ということを、ことしもテーマとして挙げさせてもらっておりますけれども、これでいいのかというと、これじゃだめだなということを今強く思っているところということでございます。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○副議長(山内秀樹君) 薬師寺三行君。



◆16番(薬師寺三行君) それに対して、非常に職員さんの教育ですけれども、非常にある部署を見ますと、今まで非常に職に熟知した方がおられて、人事異動で全く新しい体制になったと仮定したら、非常に不便を来すのではないかと思っておりますので、そういう人事配置ですか、そういう面と、今後における市民に対する職員教育ですか、それはどのようになっているか、お伺いします。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○副議長(山内秀樹君) 石橋市長。



◎市長(石橋寛久君) 専門職を持った人間、今でも私は相当数おるだろうと、合併したら余計に職員数はふえているわけですから、人数はおると思います。

 ただ、やはり今までなじんでいた人間がだんだんといなくなるということにおいて、見た目、能力が下がってきているんではないかと思われるところもあると思いますし、実際にひょっとしたら下がっているところもあるかもしれませんので、私としてはやはり専門性の知識の習得ということと、あと、もう一方では全体を見れるバランス感覚、ここの整合性を、バランスをどういうふうにとっていくか、これからも考えながら研修等やっていきたいと思っております。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○副議長(山内秀樹君) 薬師寺三行君。



◆16番(薬師寺三行君) 今後とも、よりよい職員の人材育成がなされることを希望いたします。

 農林水産省あたり、事故米で非常に揺れておりますけれども、石破大臣は一からの出発に当たって、あいさつを基本にして今から取り組んでいく、庁内を改革していくんだと言われております。市といたしましても、市に来られた人に対して、窓口でのあいさつ徹底にしていただければ、市民と本当に協働できて、いろいろな面で市の方針もスムーズにいくのではないかと思っておりますので、よろしくお願いをいたします。

 最後になりますけれども、来年のことを言えば鬼が笑うと言われております。一年の計は元旦にあり、1年間の計画はその年の初めに決めるのがよいと古来より言われております。紀元前の中国、鄭という小国には、内政、外交にわたって善政を施され、賢人と伝えられる子産がいました。子産は、君子の道を4つ備えておられました。その身の振る舞いは恭しく、目上に仕えるには慎み深く、人民を養うには情け深く、人民を使役するには正しいやり方を行ったとあります。

 市長初め、我々市議会議員も、子産の思いを持って、しっかりとした計画を立て、次期に望む心意気を示さなければなりません。ちなみに、私も議員として次を目指そうとは思っております。

 石橋市長にお聞きをいたします。世界基準、田舎都市実現のため、政権担当を次期、継続して行う考えはあるのでしょうか。もし、そういう思いがあれば、来期に向けた創造性豊かなまちづくりについて、お考えをお聞かせ願います。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○副議長(山内秀樹君) 石橋市長。



◎市長(石橋寛久君) 来期への考えということですけれども、私としては、まず最初に言われておりました来年への思いというところで、最近、心に残っていることが二、三あります。

 といいますのは、先日、東京へ行ったときに、1つは、ある水産系の会社の担当者と話をしました。そのときに言われたのは、市長さん、宇和島市の水産業というのはランチェスターの法則の通じないところですねと。要は、経済をかじった方は御記憶あると思いますが、ランチェスターの法則、経済界で、要はマーケットの一番大きなシェアを握っているところが一番利益を得られるという大法則があります。それが、宇和島の水産業、愛媛の水産業を見たときには、マダイ、全国一です。ハマチ、全国で2番目か3番目です。こういう大きな生産を誇りながら、真珠にしてもしかりです。その大きな生産量を誇りながら、マーケットシェアの大きさの恩恵を受けられていない、これはおかしいんじゃないですかと。全く、経済原則を勉強した人間からしたら、やはりそのとおりなんだろうなと、改めて単純に思いました。

 ただ、一方で、これは水産業にかかわらず、農業、我々の地域の1次産業というのの宿命であって、常に言いわけがましく言われるのは、1次産業には価格決定権がないと。要は、市場に出して、基本的にはそこで競りにかけられて、買い手のほうで値段をつけられるんでコストをカバーできないということをずっと思ってきまして、それが、もう仕方ない、大きな問題ではあるなと思いながら、ある意味では仕方ないと思っておりましたけれども、改めて単純に明快に言われると、そうだなと。

 昔、私も勤め始めたころに、この本を読んでおけと言って、最初に渡されたうちの1冊がそのランチェスターの法則に関する本であったなということを思い出しまして、ぜひとも、こういうところをやはり経済原則にもとるように頑張ってみなければいけないなということを思いました。

 それと、あと市長会の都合でブラジルのほうへ行かせてもらいまして、あの広い土地を見ながら、日本人の頑張っている姿を見たときに、やはり我々としてまだまだ頑張らなければいけないんではないかという根本のところも感じさせられたというところでございます。

 もう一つは、現実的な話として、先週ですか、県の漁業信用保証協会の幹部が来られまして、来年度から漁業保証予算に対する債権の整理というのを大幅にやっていかなければいけませんと。ついては、大幅な増収をして、当然その債権を償却するための負担を宇和島市としてもお願いをいたしたいという話がありました。私としては、本当に宇和島市の負担もつらいですけれども、債権を整理するということは、漁業者に対して締めつけが今以上に、貸しはがしではなくて、もう債権の回収ですから、厳しい状況になるんだろうということを思っておりまして、宇和島市のこれからの先行きというのを大変心配せざるを得ないなということを思っております。

 それと、もう一つ、1つだけいいことでいきますと、昨日ですか、小清水議員の話にもありましたけれども、ことしはミカンに関しては、裏年ということで、出だし、九州のほうがあふれたということで値段が下がって、どうなるんだろうと心配したんですけれども、今のところ堅調に推移しているというところで、いいミカンをある程度の量を出せるところは、ことしは少しは実入りがいいんではないかという期待も私もしておりますし、ぜひとも、ミカン農家の方々、いい結果が出せるように頑張っていただきたいなということを見守っている、こういう状況でございます。

 そんな中で、私としては、先ほどちょっと言ったところもありますけれども、産業の振興というのをことしも去年もこの3年間、立候補したときから経済の再興ということも公約の一つでやってまいりました。ただ、状況は毎年悪くなっているというのを認めざるを得ないと。

 そんな中において、自分として考えておりますのは、今まではやはり産業というのは、私はやっている人が頑張るべきだろうという根本的な考えをずっと持っておりました。ですから、行政、お手伝いしますよと、ただ、やはり一番頑張るべき人はその当事者のお百姓さんであり、漁業者であり、それを指導する農協であり、漁協であると。市はあくまでもお手伝いをする立場でいようということで、特に販売面を中心に、頑張りますと。

 そして、また、今しんどいんで、海においてはトサカノリとかイワガキとか、副収入になるべき部分、こういうところは担当者の意見も聞きながら、宇和島に合いそうなもの、開発もしてまいりました。ある程度、うまくいっているところもあるんではないかと思っております。

 ただ、やはり今思うのは、根幹のお百姓さんがこれから何をして食っていくか、ましてや漁師さんが何をして食べていけるか、どうしたら食べていけるか、これを本当に根本からもう問わなければいけない時期に来たんだろうというふうに思っております。

 そういうことで、先ほど言いました県の保証協会の方の話をし、また、漁協の組合長さんと話をしたときに、やはり宇和島市ももう仕方ない、もう来年は今までとは違って、根幹から産業振興のために食い込んでいかなければいけない、考えていかなければいけないときになったんだろうということを強く今思っております。

 そういう意味において、私としてはスタンスを全くかえて、産業振興のために市が何をできるか、本当に根幹から来年は取り組んでみたいというふうに考えております。

 これは、議員さん方も、その先には、秋になるか、夏の終わりごろにはまた市民の判断を仰がなければいけない時期が来ます。それまでには、最低限、我々としてももっといい案、こうやって宇和島をにぎやかにしていこう、頑張れるようにしていこうという案くらいは最低限つくっていかなければ、このままではやはり宇和島はどんどん今と同じ、人口がだんだん減っていく、寂れていくまちになっていくと。

 これはもう旧の吉田町、津島町、三間町もそうですし、宇和島市内もそうなるだろうという危機感を私としては非常に持っておりますので、ぜひとも、繰り返しになりますけれども、来年からは嫌われても、やはり産業に対する行政なりの意見、それから口出しといいますか、指導、そして、やっぱり必要なときには財政の出動もやりながら、ぜひとも宇和島市の産業振興、要は1次産業の振興ということを、考えを主体性を持って取り組むということで考えていきたいと思いますので、ぜひとも御理解と御協力をなお一層お願いいたしたいと思います。

 以上です。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○副議長(山内秀樹君) 薬師寺三行君。



◆16番(薬師寺三行君) いろいろな思い、数々の思いを言ってもらいました。その中で、来年は本当に選挙を受けなければならないわけでございますけれども、市長としては次期出るのでしょうか、出ないでしょうか、一言で、お願いいたします。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○副議長(山内秀樹君) 石橋市長。



◎市長(石橋寛久君) むせんでしまいますけれども、私としてはまた出られるような状態になるように、とにかくまだ1年弱あります。それに予算というのの、4年目の予算を組むという大きな仕事がありますので、ぜひともこれをやり遂げなければその先の話はならないんだろうというふうに思っております。

 これは、ひとえに、何回も言いますが、私だけではありません、議員の皆さんも同じだと思います。宇和島市の振興、市民が本当に安心しているまちづくりができるように、予算で反映し、また行動で反映できるように、今後とも御理解と御協力を賜りたいと思います。よろしくお願いします。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○副議長(山内秀樹君) 薬師寺三行君。



◆16番(薬師寺三行君) まだ結論に至らずとのことで、非常に残念ではございますが、いろいろな数々の思い、実行するために、先ほど申しましたとおり、恭、敬、恵、義、慎み深く、おごったところのない言動、内外の君主、長者への敬い、為政者としての市民への思いある接し方、市民への正しい税の使い方、この4項目、すべての政治家が心得るべきことであり、今後すばらしい宇和島市が構築されますことをお祈りいたしまして、質問を終わります。



○副議長(山内秀樹君) 以上で、薬師寺三行君の質問を終わります。

 これをもちまして、一般質問を終了いたします。

 次に、「議案第126号・宇和島市議会議員及び宇和島市長の選挙における選挙運動経費の公費負担に関する条例の一部を改正する条例(案)」以下、日程記載の順を追い、「議案第140号・物品購入契約について」までの全案件を、便宜一括議題といたしたいと思います。

 これより質疑に入ります。

 質疑の通告がありませんので、質疑を終結いたします。

 お諮りいたします。

 ただいま上程中の「議案第126号・宇和島市議会議員及び宇和島市長の選挙における選挙運動経費の公費負担に関する条例の一部を改正する条例(案)」以下、日程記載の順を追い、「議案第140号・物品購入契約について」までの全案件は、さらに慎重審議を行うため、お手元に配付の付託表のとおり、日程記載の請願・陳情とともに、所管の委員会に付託したいと思います。これに御異議ございませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○副議長(山内秀樹君) 異議なしと認め、そのように決定いたします。

 これをもちまして本日の日程は全部終了いたしました。

 本日はこれにて散会いたします。

    午後2時05分 散会

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 地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。

   宇和島市議会 議長  泉 雄二

          副議長 山内秀樹

          議員  赤松与一

          議員  山内秀樹