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愛媛県 宇和島市

平成19年 12月 定例会 12月14日−03号




平成19年 12月 定例会 − 12月14日−03号







平成19年 12月 定例会



平成19年12月宇和島市議会定例会

議事日程第3号

平成19年12月14日(金)午前10時開議

会議録署名人指名

一般質問

議案第126号 宇和島市有代替旅客自動車運送施設の設置及び管理運営等に関する条例の一部を改正する条例(案)

議案第127号 宇和島市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例(案)

議案第128号 宇和島市職員の旅費に関する条例の一部を改正する条例(案)

議案第129号 宇和島市税賦課徴収条例の一部を改正する条例(案)

議案第130号 宇和島市肉用牛産地強化支援基金条例(案)

議案第131号 津島やすらぎの里設置及び管理に関する条例の全部を改正する条例(案)

議案第132号 宇和島市営住宅管理条例の一部を改正する条例(案)

議案第133号 宇和島市特定公共賃貸住宅管理条例の一部を改正する条例(案)

議案第134号 宇和島市都市計画下水道事業受益者負担に関する条例の一部を改正する条例(案)

議案第135号 宇和島市立病院職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例(案)

議案第136号 宇和島市介護老人保健施設の職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例(案)

議案第137号 平成19年度宇和島市一般会計補正予算(第3号)

議案第138号 平成19年度宇和島市国民健康保険特別会計補正予算(第4号)

議案第139号 平成19年度宇和島市老人保健特別会計補正予算(第2号)

議案第140号 平成19年度宇和島市介護保険特別会計補正予算(第2号)

議案第141号 平成19年度宇和島市住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第3号)

議案第142号 平成19年度宇和島市公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)

議案第143号 平成19年度宇和島市駐車場事業特別会計補正予算(第3号)

議案第144号 平成19年度宇和島市病院事業会計補正予算(第3号)

議案第145号 平成19年度宇和島市水道事業会計補正予算(第3号)

議案第146号 第一次宇和島市総合計画に係る基本構想の策定について

議案第147号 辺地に係る公共的施設総合整備計画の一部変更について

議案第148号 工事請負契約の変更について

     (質疑・委員会付託)

 (陳情・請願)[今議会提出分]

 (文教福祉委員会)

陳情第6号 宇和島市公立幼稚園・小中学校におけるAEDの設置を求める陳情について

     (委員会付託)

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本日の会議に付した事件

     議事日程のとおり

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出席議員(29名)

 1番    石崎大樹君

 2番    大窪美代子君

 3番    清家康生君

 4番    岩城泰基君

 5番    坂尾 眞君

 6番    赤松与一君

 7番    山内秀樹君

 8番    池田弥三男君

 9番    兵頭司博君

10番    我妻正三君

11番    松本 孔君

12番    木下善二郎君

13番    河野具彦君

14番    福島朗伯君

15番    上田富久君

16番    薬師寺三行君

17番    富永照瑞君

19番    赤岡盛壽君

20番    玉田和正君

21番    藤堂武継君

22番    福本義和君

23番    大塚萬義君

24番    小清水千明君

25番    三好貞夫君

26番    若藤富一君

27番    土居秀徳君

28番    泉 雄二君

29番    赤松南海男君

30番    浅田良治君

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欠席議員(1名)

18番    山下良征君

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説明のため出席した者の職氏名

市長             石橋寛久君

副市長            森  忠君

教育長            明神崇彦君

総務部長           薬師神津一君

市民税務部長         赤松一男君

保健福祉部長         岡野 昇君

環境部長           西田丈一君

産業経済部長         善家正文君

建設部長           板倉活夫君

教育委員会次長        勇 八郎君

水道局長           白井栄一郎君

医療行政管理部長       奥藤幹治君

技監兼病院対策室長      武田教雄君

吉田支所長          児玉悟朗君

三間支所長          松浦博文君

津島支所長          山本久則君

危機管理課長         大久保清重君

津島支所総務市民課長     細川 泰君

吉田支所総務市民課長     兵頭睦弘君

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会議に出席した議会事務局職員

事務局長           河野廣行君

次長             後藤 稔君

次長補佐兼調査法制係長    山本清隆君

次長補佐兼庶務係長      藤田 良君

専門員兼議事係長       宮本啓行君

調査法制係主任        有馬孝行君

議事係主査          有田佳代君

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    午前10時00分 開議



○議長(赤松南海男君) ただいまの出席議員は29名であります。

 これより本日の会議を開きます。

 本日の会議は、議事日程第3号により進めます。

 本日の会議録署名人に、泉 雄二君、浅田良治君を指名いたします。

 それでは13日に引き続き一般質問を行います。

 まず、木下善二郎君の発言を許します。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(赤松南海男君) 木下善二郎君。



◆12番(木下善二郎君) 公明党の木下善二郎です。

 一問一答方式で質問させていただきます。理事者におかれましては、市民の代弁であります。明快でわかりやすい答弁をよろしくお願いいたします。

 初めに、負の遺産パート?といたしまして、津島町の八面山に埋没されている2,4,5−T系除草剤、いわゆる枯薬剤の埋設問題についてお伺いをいたします。

 この問題は、負の遺産の解決がいかに難しいかを教えてくれています。古い話を蒸し返し、寝た子を起こすような質問は避けたかったわけですが、埋設現場を見た市民からの強い指摘があり、現場の立入禁止の看板に書かれている内容が事実であるのなら、何としても津島町民のため撤去していただきたいとの強い要請がありましたので、あえて質問をさせていただきます。

 相談者によると、鬼ケ城連山の八面山八合目付近、国有林の林道脇にアメリカがベトナム戦争で使用した枯葉剤と同じ劇薬が埋められている。下流には山財ダムがあるが問題はないのかとの相談でした。

 相談を受け、現場確認のため、早速現地に行ってみました。現場は林道沿いの斜面に有刺鉄線で四方を囲み、2枚の立入禁止の看板が設置されております。手前の看板には、「この柵の中は2,4,5−T剤が埋設されていた場所であり、土石、土壌の採取等掘り起こしを禁止します。愛媛森林管理署長」と掲載されています。

 看板後方斜面ののり面には、掘った跡がくぼ地となっており、埋設現場の跡だったことがうかがわれます。その隣には、コンクリート製の箱状容器が斜面のり面に埋められており、ふた部分のみ露出した状態で埋設されています。看板には、「この柵の中は2,4,5−T剤を埋設保管しており、立入を禁止します。愛媛森林管理署長」と掲載されています。

 そこでお伺いいたしますが、この2,4,5−T剤とは、どのようなものなのか、農薬に関する事柄は産業経済部長に、また、なぜこのような場所に、このような物が埋設されているのか、ここに至った全体的な経緯を、西田環境部長より説明をお願いいたします。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(赤松南海男君) 善家産業経済部長。



◎産業経済部長(善家正文君) ただいまの2,4,5−T系除草剤の説明をいたします。

 この除草剤は、正式名称2,4,5トリクロロフェノキシ酢酸、略称2,4,5−Tでありますが、1940年代にアメリカで開発されまして、それ以後25年にわたりまして欧米において主力除草剤として使用された化学合成農薬であります。

 国有林野事業において、2,4,5−T除草剤は、灌木、ツル類等を対象に、昭和42年から使用されたものでありますが、ダイオキシンを含んでおり、催奇性に疑問が出たことから、林野庁は昭和46年4月に使用中止を指示いたしております。

 以上で説明を終わります。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(赤松南海男君) 西田環境部長。



◎環境部長(西田丈一君) ただいま御質問の2,4,5−T系除草剤埋設の経緯でございますが、林野庁が昭和42年ごろから国有林野事業におきまして使用していたもので、催奇性に疑問が出たことから、昭和46年4月に使用中止となり、残っていた除草剤を当時の宇和島営林署において、農政局長通達の有機塩素系等殺虫剤の処理方法により、津島町御代ノ川の八面山国有林内に埋設したと聞いております。

 しかし昭和59年、この埋設処理していた除草剤の原液が流出していたことが愛媛大学の調査でわかりまして、その処理として埋設していた乳剤缶や土壌を、隣接にコンクリート層をつくりまして、密閉した状態で保管し、当時の措置としては十分検討された結果の措置であったというふうに聞いております。

 以上です。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(赤松南海男君) 木下善二郎君。



◆12番(木下善二郎君) 2,4,5−T概要と埋設経緯についての御説明、ありがとうございました。

 この問題は、1984年、昭和59年、国会でも大きな問題となりました。国有林を管理する林野庁は、残存するダイオキシンを含む2,4,5−T系農薬の埋設処理を全国17道県(53営林署管内)で指示し、粒剤、粒ですね。約25トン、乳剤約2.1キロリットルが土中に埋められましたが、この年に、全国の国有林からずさんに埋設した2,4,5−T剤が流出していることが判明、その発端となったのが、八面山の埋設現場だったわけであります。

 84年5月15日、衆院環境委員会での国会議事録によりますと、全林野労組四国地方本部はダイオキシン問題に取り組んでいる愛媛大学農学部・立川涼教授に協力を要請、5月9日に同学部・脇本忠明助教授らが愛媛県宇和島市郊外津島町の山林にある現場に同行、2,4,5−Tの流出を確認した。

 この日の発掘作業で地中約1.5メートルから日産ウィードンという商品名のついた段ボールにつつまれた石油缶が掘り出されました。当時、缶を四、五本ずつ一緒に包んだというビニールは、漏れた薬剤で変質したのか、破れ、露出した3本の缶はいずれも腐食して穴があいていた。缶は薬剤名が印刷された段ボールに包まれ、薬剤のにおいがプーンと鼻をつく状態で発見されたとの議事記録であります。

 そこでお伺いいたしますが、議事録からは252リットルの乳剤、18リットル缶で14缶が埋設されていたとのことですが、そのうち何缶流失したのか、また、掘り返した後、どのように処理し、現在の埋設状況となったのかが明らかにされておりません。調査隊がどのような調査をされたのか、また、埋設地横に現存するコンクリート容器内の内容物やその量、処理方法等について環境部長に答弁を求めます。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(赤松南海男君) 西田環境部長。



◎環境部長(西田丈一君) ただいま御質問の2,4,5−T系除草剤流出発覚後の経緯でございますが、調査隊の調査内容と、埋設物の処理方法につきましては、埋設した場所で当時携わっていた営林署職員等関係者を現地立会させ、つぶさに確認したというふうに聞いております。

 また、埋設保管されていた量は、先ほど御指摘されました252リットル、18リットル入りの14缶で、腐食が激しく、1缶は愛媛大学が持ち帰り、残った13缶のうち比較的原型のよい4缶は鉄製容器、スチール缶に収納し、その他の空き缶、ビニール、石灰及び一部土壌については土のう袋に入れまして、さらに厚手のビニールに入れ、シートで包み、隣接に建設したコンクリート槽へ保管したと聞いており、私も現地を確認いたしました。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(赤松南海男君) 木下善二郎君。



◆12番(木下善二郎君) そうすると、コンクリートできっちり固めて、コンクリートの塊にして埋設しているというわけではないですね。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(赤松南海男君) 西田環境部長。



◎環境部長(西田丈一君) コンクリートで固めておるのではなくて、土のう袋に入れたものをコンクリート槽に入れて保管しておるということです。コンクリート槽なんですが、コンクリート槽は縦が2.3メートル、横が2.8メートル、深さが3.7メートルで、厚さが30センチで、鉄筋コンクリートと防水シートを使用しておるコンクリート槽でございます。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(赤松南海男君) 木下善二郎君。



◆12番(木下善二郎君) わかりました。

 昭和46年4月19日林野庁は、全国の営林署に2,4,5−Tの在庫はかぎのかかる倉庫に保管するよう通達しました。7カ月後の同年11月、2,4,5−Tの廃棄処分の方法についてを通達しております。

 内容は、水源などから離れた場所を選び、1カ所に300キログラムの範囲で、10倍程度の土壌とよく混和したコンクリートの塊にして埋め込むというものでありましたが、高知営林局は、通達前の10月に、前に述べたずさんな方法で埋設したため、乳剤そのものが流出し、環境を汚染してしまった、とは昭和59年5月17日参議院農林水産委員会での議事録であります。

 おわかりのとおり、林野庁のこの通達がもう少し早く出されていたなら、2,4,5−T流失の事態は妨げられたのであります。

 この7ケ月の通達のおくれが、全国の営林署でずさんな埋設や廃棄をした最大の要因であったとは、同委員会での林野庁長官の言であります。

 原因者は林野庁であり、埋設実行者は高知営林局であります。旧津島町に直接の責任はないと思われますが、住民の生命財産を守るとの行政の根本理念に照らし、命の水を守るため、絶対にこの枯葉剤埋設問題を放置するわけにはまいりません。

 私が疑問に思うことは、高知営林局が埋設した昭和46年10月と言えば、山財ダム建設が具体化し、42年から48年の間、環境影響調査の真っ最中でありました。これから水源ダムを建設しようとするとき、上流に劇薬を埋設した責任は極めて重大です。極秘とはいえ、環境アセスメントで発覚しなかったのでしょうか。

 ダムは49年より建設に着工、昭和55年に完成しております。完成から4年後の59年、上流での2,4,5−T剤流失問題であります。また、ダムが完成した55年の1、2年経過したころには、2,4,5−T埋設地付近の山肌は、山すそに向かってずるはげ状態になっていた。この表現は余り使いたくなかったわけですが、ずるはげ状態だったという証言でございます。山岳愛好家や愛鳥家の方より伺っております。

 これらの件については、事実関係は答弁を求めませんが、2,4,5−T枯葉剤の流失が発覚した後の津島町としての対応は、当時どのようにされてきたのか、当然、下流域の御代ノ川沿い住民の健康診断や聞き取り調査等、実施されたものと推察をいたします。

 また、国や県への抗議や要望等もあったものと思いますが、これらの答弁は津島支所長にお伺いいたします。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(赤松南海男君) 山本津島支所長。



◎津島支所長(山本久則君) 御質問のありました除草剤流出発覚後の対応についてお答えをいたします。

 当時の記録を確認いたしましたところ、議員御指摘の2,4,5−T除草剤が埋設されているという情報を町が確認いたしましたのは、昭和59年5月でございました。津島町におきましては、関係機関とも協議をし、行政の対応として埋設物撤去の要請、また埋設地直下の御代ノ川地区住民の健康調査、そして生活用水の検査を行い、1日も早く住民の不安解消に努めることといたしました。その後、宇和島営林署に対し、埋設してある除草剤と周辺の土を早急に除去するよう申し入れました。

 営林署におきましては、安全な措置を講じていただくことになりました。コンクリート槽に密閉され、安全な処理が行われました。また、地元御代ノ川地区住民を対象とした健康診断を実施し、その結果につきましては、いずれも除草剤との因果関係を示すものはございませんでした。さらに、水質検査も行われ、その結果につきましてもダイオキシンは検出されず、異常を認めるものがないことにより、飲料水としては安全であるとのことでございました。これらのことから、安全上問題はないと思っておりますが、コンクリート槽につきましてば、引き続き厳重に保管し、安全確保に努めていただくよう望むものでございます。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(赤松南海男君) 木下善二郎君。



◆12番(木下善二郎君) 古いことで、もう済んだことでありますので、これ以上の突っ込みはしませんが、汚染された土壌を回収したというふうに答弁されたのですが、汚染された土壌を回収しても、先ほど環境部長が言われたコンクリートの容積内に到底入るような量ではないと思います。下流、山すそに向かってずるはげ状態になるということは、かなりの土壌が汚染されたものと私は思います。これは答弁は要りませんが、そのように感じました。

 山財ダムは津島町全域と宇和島市の一部に配水する水源地であります。当然、水質検査やダイオキシン等の調査もされたことと思いますが、貯水開始より10年間の水質調査結果について異常等はなかったのでありましょうか。これは水道局長の所見を求めます。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(赤松南海男君) 白井水道局長。



◎水道部長(白井栄一郎君) 当時は津島水道企集団の方で水質調査を行っておりますことを御報告をさせてもらいます。

 水質調査の推移といたしましては、昭和59年5月22日、検査結果を公表しておりまして、山財ダムの原水、上水、御代ノ川地区飲料水用の沢水3体の計5検体を愛媛県衛生研究所で分析検査を行いましたが、いずれの試料からも除草剤2,4,5−Tは検出されず、飲料水としては安全であり、給水制限等の措置は必要ないとの結論でございました。

 さらに同月28日、第2回目の検査結果を公表しております。山財ダム貯留水、上水道、給水栓、埋設直下1.5キロメートルの沢水の3検体を、愛媛大学農学部がダイオキシンの分析を行いましたが検出されておらず、水質については二次汚染の心配もなく、安全であると確認されております。

 その後、昭和60年5月14日、御代ノ川山財ダムの2,4,5−Tの検査でも検出されておらず、昭和61年7月24日採水の山財ダム貯水池、御代ノ川の試料からも2,4,5−Tは検出されておらないと、そのようなことでございました。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(赤松南海男君) 木下善二郎君。



◆12番(木下善二郎君) ダイオキシンの調査が非常に少ないように思います。ダイオキシンというのは非常に水にも溶けにくいということでございますので、この質問を機にいま一度、ダイオキシンの調査等も進めていただきたいと思います。

 理事者におかれましては、早く記憶から削除したい、23年前の2,4,5−T枯葉剤流失問題ではありますが、今も現場に残る負の遺産の象徴である立入禁止の看板や埋設物が現存する限り、継続中の問題であります。

 今後もこの様なやりとりが議会で繰り返されることと思います。古いことをくどくどとお聞きしましたが、当時の検証でありますのでお許しを願いまして、今後の対応についての質問へと移らさせていただきます。

 ずさんな廃棄処分に対し、高知営林局のある高知市においては、高知県評や自然保護連合会など19団体が、流失が発覚した10日後の16日、高知営林局によるダイオキシン含有除草剤不法廃棄に抗議し住民の安全確保の処置を求める県民会議を結成し、高知営林局と高知県に対し、一日も早く不法投棄の実態を明らかにさせ、その影響を調査し、県民の健康確保の処置をとるよう申し入れております。この文面でおわかりと思いますが、高知県の19団体は2,4,5−T剤を産業廃棄物処理法の観点から、不法投棄と明確に位置づけ、適正な処置を求めております。

 そこでお伺いをいたしますが、本市においては、八面山の2,4,5−T埋設物をどう位置づけし、水源ダム湖の上流に埋設ささせているのか。撤去できない法的根拠がありましたらお示し下さい。

 農業取締法の観点から見た所見は、産業経済部長に、産業廃棄物処理法の観点から見た所見は、環境部長にお伺いいたします。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(赤松南海男君) 善家産業経済部長。



◎産業経済部長(善家正文君) まず、農薬取締法の観点から見た所見につきまして、説明いたします。

 農薬取締法の目的第1条において、この法律は農薬について登録の制度を設け、販売及び使用の規制等を行うことにより、農薬の品質の適正化とその安全かつ適正な使用の確保を図り、もって農業生産の安全と国民の健康の保護に資するとともに、国民の生活環境の保全に寄与することを目的とすると規定されております。つまり、この目的第1条の条文では、販売と使用について定められております。

 また、回収命令等につきましては、第9条の2で農林水産大臣は、販売者が法の規定に違反して農薬を販売した場合には、農薬の使用に問題のある場合に、事故等の発生を防止するため必要がある場合には、当該販売者に対し、当該農薬の回収を図ること、その他必要な措置をとるべきことを命ずることができるとあり、この法律は農薬の販売、使用に限定した法律でありまして、今回のように埋設処理した農薬はその効力は及ばないというふうに解釈いたしております。

 説明を終わります。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(赤松南海男君) 西田環境部長。



◎環境部長(西田丈一君) ただいま御質問の埋設物を処理できない法的根拠についてでございますが、現在撤去できない法的根拠はございませんが、埋設物は林野庁の管理で、市の権限の及ぶところではございませんが、しかしながら、水源の上に汚染された埋設物が保管されている実情を踏まえ、林野庁に対しまして、その安全性の確保について要望をしていきたいというふうに考えております。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(赤松南海男君) 木下善二郎君。



◆12番(木下善二郎君) 農薬取締法では廃棄に対する基準はあるでしょうか。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(赤松南海男君) 善家産業経済部長。



◎産業経済部長(善家正文君) 廃棄に関する条文はございません。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(赤松南海男君) 木下善二郎君。



◆12番(木下善二郎君) また、技術的に処分ができるとかできない、開発されていない農劇薬に対しては、どのように定められておるでしょうか。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(赤松南海男君) 善家産業経済部長。



◎産業経済部長(善家正文君) そのような処分の条文もございません。この農薬取締法は、販売と使用の規定だけでございます。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(赤松南海男君) 木下善二郎君。



◆12番(木下善二郎君) 農劇薬に対しては、所有者がかぎのかかる倉庫に厳重に保管するという規則になっているようでございます。

 また、不法投棄に関しては、埋め立てをされておりますので、いわゆる産業廃棄物処理法による埋め立て処分ということに当たると思うんですが、これいずれも違反されているように私は思います。それには答弁は要りませんが、私の手元に衆議院議員の佐藤謙一郎氏が当時の小泉純一郎総理にあてた、POPs系農薬等に関する質問書と、総理名の政府答弁書があります。これがそうなんですけど、答弁日は平成15年9月5日であります。このPOPs系農薬とは、残留性有機汚染物質農薬のことで、PCBやダイオキシン類を含む農薬のことであります。

 この質問書によると、埋設処理されたPOPs系農薬、いわゆる2,4,5−Tを含む有機汚染物質農薬については、農水省が2001年に実態調査を実施し、同年12月に結果が発表され、全国174カ所に約3,700トンのPOPs系農薬埋設の実態が明らかになりました。

 同月、環境省から埋設農薬調査・掘削等暫定マニュアルが公表され、自治体または農協等が事業主体となり、調査、掘削、保管をするように求められたとの経過説明の後、その後の調査結果と対応について政府に答弁を求めております。

 答弁書によると、農林水産庁は、平成13年12月以降、新たに判明した農薬の埋設場所について、同年12月から平成15年8月までの間における都道府県が実施した確認調査結果を公表しています。

 それによると、環境調査の結果、農薬の漏えいが確認されたこと等により、掘削及び倉庫等への保管を実施することとなった農薬の埋設場所、埋設状況、環境調査結果、埋設量、掘削作業内容周知状況の5項目を別表で公表しております。この中に載っておりますが、時間の関係で省略をいたします。

 別表には、全国8カ所の埋設場所が明記されており、埋設状況は、コンクリート容器に詰めて埋設が5カ所。ビニールに詰めてが1カ所。地下1、2メートルにそのまま埋設が2カ所であったが、いずれの場所においてもすべて回収し、安全な処理技術が開発されるまでの間、施錠のできる倉庫に保管したとの政府答弁であります。

 この答弁書でおわかりのとおり、埋設農薬を掘り出し、かぎのかかる倉庫に保管しております。

 宇和島市における、八面山の埋設物もコンクリート容器に詰められ極めて安全との報告であります。安全と言い切るのであるならば、当該埋設物の所有者が速やかに撤去を実行され、安全な処理技術が開発されるまでの間、かぎのかかる倉庫に保管すべきではないでしょうか。

 相手が国であれ、企業であれ、個人であれ、法律にのっとり、撤去さすべきと思いますが、市長に答弁を求めます。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(赤松南海男君) 石橋市長。



◎市長(石橋寛久君) ただいまの農薬問題ですけれども、実際に、今、管理をしております愛媛森林管理所では、適正に処理しており、安全上問題ないと考え、引き続き、厳重に保管するという回答をいただいております。

 ただ、市といたしましては、議員御指摘のとおり、山財ダムという住民の飲料水に供する重要な水源の上にあるということを考えまして、私としてもさらに今後、その安全性の確保についての要望は繰り返して、ぜひともいい解決策を図りたいというふうに考えております。よろしく御理解いただきたいと思います。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(赤松南海男君) 木下善二郎君。



◆12番(木下善二郎君) いま一歩、明確でないところが気になります。

 市長、この宇和島の2,4,5−T埋設現場が全国のこの問題に対する政府見解のモデル埋設地になっているのを御存じでしょうか。先ほど紹介いたしました、この政府答弁書の中に、林野庁に設置された2,4,5−T剤検討委員会が、八面山の埋設現場を調査し、取りまとめた見解が全国の埋設地に対する政府見解となっておるのです。

 中身はちょっと読みませんが、要約をすればどんなことが書いてあるか。埋設現場を有刺鉄線で囲んで、看板を立ててそのままにしておけ、こういう内容です。これが政府見解であり、そのモデルが宇和島、八面山の埋設現場であります。だからこそ2,4,5−T流出の発端となった宇和島が声を上げ、撤去の流れをつくらなければ全国の同じような埋設地の撤去の状況も進みません。

 いま一度お尋ねをいたしますが、2,4,5−T埋設物の撤去について、県や市に対する要請、要望を強く推進していくと御決意を伺いたいと思うんですが、いかがでしょう。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(赤松南海男君) 石橋市長。



◎市長(石橋寛久君) 要望は続けていきたいと思いますが、その相手先は私からすると、先ほど言いましたように愛媛森林管理所であろうと思います。県とも違うし、市ということですけれども、議員の発言では。そこでなくて、管理責任のあります営林署、林野庁に最終的にはお願いしていかなければいけないと考えております。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(赤松南海男君) 木下善二郎君。



◆12番(木下善二郎君) わかりました。

 公明党も、先日市長にも参加をしていただいた、農水関係者との懇談会、この席で澤農水大臣政務官、また山本博司参議院議員等と連携をとりながら、撤去に向けて頑張ってまいりますので、どうか津島町民の安心・安全のためにも、この2,4,5−Tの埋設物、これの撤去をよろしくお願いをいたしまして、この質問を閉じさせていただきます。

 次に、不法投棄について伺います。

 津島町の住民より相談がありました。不法投棄の現場は、宇和島津島間の野井峠で、山頂の堀切より津島側約1キロ下です。道路の両脇に家電4製品や産業廃棄物等が大量に投棄されております。

 道路沿いから少し離れた民有森林には、放置自動車が4台あります。この道路は県道ですので、そんなの関係ないと言われそうですが、宇和島市総合計画案には、自立・共生・協働がスローガンとして掲げられ、サブテーマには、人と交わり、緑と話しとあります。

 我が市の70%を占める森林からの声は、嘆きであります。2,4,5−Tにせよ、不法投棄にせよ、森は嘆いております。国、県、市との枠を越えて連携を取り合い、協働して撤去していただきたいと思いますが、これは環境部長、よろしくお願いします。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(赤松南海男君) 西田環境部長。



◎環境部長(西田丈一君) ただいまの木下議員が御指摘されました、県道宇和島城辺線の野井峠から津島側に家電等大量の不法投棄があることは承知しております。環境部におきましても、宇和島地方局、産廃協会宇和島支部と連携をとりながら、毎年実施をしており、17、18年度は宇和島側の撤去を行っております。

 本年度は、12月6日に県道宇和島下波津島線の福浦地区を実施いたしました。今後も議員御指摘の場所を含めた不法投棄の撤去を、県や関係機関と連携をとりながら計画的に行い、また、監視パトロール等の強化にも努めてまいりたいというふうに考えております。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(赤松南海男君) 木下善二郎君。



◆12番(木下善二郎君) 前向きな答弁、ありがとうございました。

 次に、子育て支援事業について伺います。

 総合福祉センター内の児童交流センターをお借りして、放課後児童クラブとして開設していた、うしおにクラブが今年度末で廃止されます。当クラブは平成4年の開設当初より、社協に委託し、運営されていましたが、正規のクラブ利用児童数の減少により、17年度末での社協委託を打ち切り、18年度よりは、市直営で廃止を前提として運営されていました。

 そのころ、校区内の保護者より、存続の嘆願署名1,100名分を添えての陳情書がPTA会長さんより提出され、検討されましたが、折しも宇和島市老人クラブ連合会からの協力要請があり、19年度は市老人クラブ連合会の付添人に見守られながらのうしおにクラブが運営されることとなり、現在に至っているのが現状であります。

 このたび、国の方針も変わり、教育委員会が主導で学校の施設を活用しての放課後子どもプランを推進せよとのことであります。うしおにクラブ廃止に当たり、今後の対応と計画について、現状の報告については福祉部長に、教育委員会関連については教育長に、また南予青年の家等の活用案を含む全体的総括の答弁を市長にお願いいたします。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(赤松南海男君) 岡野保健福祉部長。



◎保健福祉部長(岡野昇君) ただいまの公明党木下議員の質問にお答えいたします。

 議員が御指摘いたしましたように、うしおにクラブは、平成18年度で廃止をいたしました。19年度は児童交流センターを利用して、老人クラブに委託し、月曜日から金曜日まで、午後児童の遊び場を提供してまいりました。多い日で10名程度の利用がありますが、限られた数名の利用となっている現状でございます。

 児童交流センター利用の社会福祉協議会の実施しております、地域福祉事業の乳幼児の親子広場の事業は継続してまいりますが、小学生を対象といたしました遊び場提供は19年度で中止したいと考えております。

 なお、今後のことにつきましては、教育委員会の方からあると思いますが、福祉部と教育委員会、両方で協議しながら検討いたしております。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(赤松南海男君) 明神教育長。



◎教育長(明神崇彦君) お答えいたします。

 教育委員会では先ほど岡野部長が申しましたように、福祉部と連携をとりながら、放課後子どもプラン運営委員会を立ち上げまして、活動拠点として市内各小学校の現地調査や、保護者に対する参加希望調査を実施いたしまして、平成20年度から放課後子どもプラン実施に向けて準備を進めているところでございます。

 御質問の住吉校区の放課後子ども教室の計画につきましては、参加希望調査を参考といたしまして、今申し上げました運営委員会で実施方法や連携方策を検討いたしたいと考えております。今しばらくお時間をいただきたいと思います。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(赤松南海男君) 石橋市長。



◎市長(石橋寛久君) 議員の御質問の中での、住吉校区を中心とする子育て支援策ということが最後の私の総括として必要なのであろうと思いますけれども、議員、それからまた答弁の方で述べさせていただきましたように、今まで福祉センターの方でやっておりました事業、これについては、ことしは本当に地区の自治会、そして老人クラブの方々に、実際的な御援助もいただいて、何とか運営していただいております。

 ただ、こういうやり方というのはやはりいつまでも続けるのも、なかなか皆さんにも負担になるし、我々としても対応を考えなければいけないというふうに考えております。

 そんな中で、19年度からは住吉小学校の施設を利用してやる放課後子ども教室、この方式でいくのか。もしくはもう一つ、議員も御存じと思いますけれども、愛媛県の方から住吉小学校の隣にあります、南予青年の家の施設、これについては県の今までの目的である使用を今年度で終わりたいと。来年度からについては宇和島市の方にお返しするので、利用を考えてほしいという要望といいますか、話をいただいております。

 そうなりますと、我々としてもあの施設、あの建物を利用して何ができるかということをこれから早急に考えていかなければいけないという中で、ひとつぜひ検討してみなければいけないというのはやはり住吉小学校の校舎、十分とは言えませんし、青年の家の施設も使いながら、子育てに供せる施設にするということを一つの大きな柱ではないかなというふうに考えております。

 これから実際問題、どう調整するか。今言いましたように、福祉と教育委員会と交えて、私の方としても来年度の予算編成に合わせて方向性を見出しながら、具体案を練っていきたいと思います。

 ぜひそういうことで、前向きに私としても考えていきたいと思っておりますので、御理解いただきたいと思います。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(赤松南海男君) 木下善二郎君。



◆12番(木下善二郎君) 19年度といいますと、もうすぐ終わるわけですので、20年度に入りますと、住吉校区の放課後児童クラブがなくなります。早急に立ち上げていただいて、いい方向に持っていっていただきたいということをお願いしておきます。

 次に、市政全般について伺います。

 昨年12月議会の私の質問で、宇和島道路高架下の活用について、市長は、国交省より前向きな答弁をいただいた、特に朝日町インター高架下に社協の駐車場を確保したい。具体案を早急に練ってできるだけ早く対応したいとの前向きな答弁をいただきましたが、以来1年が経過いたしました。その後の進捗状況について、これは建設部長に、また、全体的な高架下活用策について、市長にお伺いいたします。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(赤松南海男君) 板倉建設部長。



◎建設部長(板倉活夫君) 宇和島道路高架下の利用についてでございますが、朝日インター高架下は、もう既に国土交通省の方に占用申請を出しております。許可がおり次第、整備を進めたいと思いますので、しばらくお待ち願いたいと思います。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(赤松南海男君) 木下善二郎君。



◆12番(木下善二郎君) ちょっとどの程度、朝日町インターの下、真ん中に通路がございますが、あの通路を越えて両方使っていいのでしょうか。その辺もよろしくお願いします。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(赤松南海男君) 板倉建設部長。



◎建設部長(板倉活夫君) はい。両面を使って整備をする方向でございます。駐車可能台数は約40台程度を予定しております。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(赤松南海男君) 木下善二郎君。



◆12番(木下善二郎君) 両方で40台というのは非常に少ないと思うんですが、それは高架、橋のかかっとる下だけですか。それともまだかかってない部分が、橋げただけの部分がありますが、その分も使ってよろしいのでしょうか。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(赤松南海男君) 板倉建設部長。



◎建設部長(板倉活夫君) 橋のかかっている部分だけでございます。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(赤松南海男君) 木下善二郎君。



◆12番(木下善二郎君) 橋のかかっている部分だけといいますと、半分だけということになるわけですが、これは全線でしょうか。お願いします。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(赤松南海男君) 板倉建設部長。



◎建設部長(板倉活夫君) 全線と言われますと、どういうことでございましょうか。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(赤松南海男君) 木下善二郎君。



◆12番(木下善二郎君) 朝日町インターから板島橋までの全線、その半分だけということでしょうか。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(赤松南海男君) 板倉建設部長。



◎建設部長(板倉活夫君) そのように理解していただいて結構だと思います。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(赤松南海男君) 木下善二郎君。



◆12番(木下善二郎君) 全く使い勝手悪いですね。

 市長、全体の総括について。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(赤松南海男君) 石橋市長。



◎市長(石橋寛久君) ただいまの高架下の問題ですけれども、我々も、多分国土交通省大洲事務所も、最初は未供用の部分、要は高架がかかってない部分も含めて、分離帯の下の部分の利用をできるだろうということで考えていたと思っております。我々は間違いなくそう思っておりました。

 ところがいろいろ話を詰めていきますと、やはりまだ高架の上のかかっていない部分、未供用の部分については、下も使うのは法律的に問題があるというのが国全体の見解であるということが判明してまいりまして、その調整を図りながら、今、具体案を練っているというところでございますが、その第一弾としては、今、御指摘のとおり朝日町のインターの下をぜひ駐車場として使わせていただきたいということで、今、最後の国の方の調整を待っているというところでございます。

 あと残りのところにつきましては、我々の希望というのはもう既に伝えておりますけれども、それに沿いながら、また先ほど言いましたような研究を重ねた結果においての使用の、どういう目的であれば使えるかというところの研究も含めて、今、国土交通省大洲事務所の方でやっていただいていると思います。

 基本的には、大きな目的としては、やはり防じんという、ほこり等の安全策を確保するという目的を図りながら、全体を考えていくというのが一番いいのではないかというふうに聞いておりますけれども、具体案については、国土交通省大洲河川事務所の方から、今、検討した答えをできるだけ早くこちらに持っていきますということに今なっておりますので、その返答を受けて、我々としてもう少しどうできるのか、もし要望するところがあればしていきたいというふうに考えております。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(赤松南海男君) 木下善二郎君。



◆12番(木下善二郎君) わかりました。ちょっと時間が迫っておりますので、これで打ち切りますが、次に都市整備について伺います。

 吉田町の住民より、吉田公園駐車場における夜間の駐車違反について、何とかならないかとの相談をいただきました。

 早速、平日と休日に分けて調査をしてみました。夜間の駐車台数はこの1週間、平均20ないし25台が違法に駐車されております。昨日は27台ありました。市道沿いの駐車場で管理が難しく、これまでも苦労されていると思いますが、手をこまねいて放置していてよいのでしょうか。過去の対策例と今後の対応策について、支所長、よろしくお願いします。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(赤松南海男君) 児玉吉田支所長。



◎吉田支所長(児玉悟朗君) 議員御指摘の吉田公園は、野球場、テニスコート等運動施設のほか、遊具、休憩施設、多機能な用途を備えた都市公園であります。当公園の駐車場は表側、御殿内の保育園側ですが、普通車78台、バス3台、裏側の吉田球場側に、普通車15台の駐車スペースを備え、面積が5,140平米ございます。

 当施設における夜間の違法駐車に対する従来の対策といたしましては、駐車禁止の立て看板を設置し、利用者への啓蒙を図っております。放置車両の対策といたしましては、所有者に対し、撤去の指導を行っております。

 しかし、現在のところ、まだ1台排除できていない状況でありますが、年内に片づけるということにしております。

 今後の対応策といたしましては、日中、または夜間に巡回、見回りし、違法駐車車両に対し、違法駐車禁止の用紙を配布し、近隣自治会に駐車場の適正利用に関する文書等を配布するなど、一層の啓蒙を図ってまいります。

 また、現在駐車場と並行している市道と分離するため、縁石やチェーン等の施設設置につきましては、都市整備課と調整を図っていくなど、対応策を検討し、実施したいと考えております。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(赤松南海男君) 木下善二郎君。



◆12番(木下善二郎君) よろしくお願いいたします。引き続き、監視をしたいと思いますので、よろしくお願いします。

 次に、都市公園における整備計画について。

 今議会に上程の宇和島市総会計画の公園整備については、施策の方針として、防災機能の向上を図るため、公園、緑地の整備が掲げられております。

 本市の都市公園条例を見ますと、22カ所の都市公園名が明記されておりますが、供用開始の公告がなされ、整備の管理が実施されている都市公園は21カ所とのことであります。認定されているが、供用開始されてないのが住吉山の住吉公園であります。

 当然、宇和島市総合基本計画では、供用開始が実行されていない公園からの整備が最優先に実行されると思うが、この点、いかがでしょうか。これは市長、ちょっと答弁願います。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(赤松南海男君) 石橋市長。



◎市長(石橋寛久君) 住吉山につきましえては、議員御存じのとおり、大半の土地がまだ私有地ということになっております。

 そんな中で、公園の必要要件を満たすことが大変難しいという、我々としては理解をしておりまして、それでは何もしないのかということで、この数年間やってきたのが近辺の避難場所の確保という意味から、ぜひとも住吉山の測候所がなくなったのを機会に、我々としても避難所として利用する。

 それからもう一つは、やはり公園として正式に利用できないまでも、実際的な近隣の人たちを中心とする憩いの場として整備できないかというところで、進入路の確保等、今までやってきておる次第でございます。

 また、自治会の方々には桜の苗木等も植えていただいて、環境整備に御協力いただいておりますので、そういう支度につきまして、我々としても応援していけるところは今後もやっていきたいというふうに考えております。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(赤松南海男君) 木下善二郎君。



◆12番(木下善二郎君) 公園の範囲についてですが、最上部の旧測候所跡地は、公園範囲に入っていないと伺いましたが、どういうわけか、これは総務部長、おわかりですか。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(赤松南海男君) 薬師神総務部長。



◎総務部長(薬師神津一君) そういうことはちょっと今のところ聞いてないのですが、また調べて御連絡させていただけたらと思います。私では、ちょっとわかりません。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(赤松南海男君) 木下善二郎君。



◆12番(木下善二郎君) わかりますか、建設部長。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(赤松南海男君) 板倉建設部長。



◎建設部長(板倉活夫君) 推定の域は出ませんが、公園の範囲の中に入っていないというのは、やはり測候所という公物の用地やったということで、公園の用地区域内には指定できないということで、入れてないのではないだろうかという推測でございます。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(赤松南海男君) 木下善二郎君。



◆12番(木下善二郎君) 通路だけあって、上の広場がないということは、もうどうすることもI can not.になるわけですが、非常に困った問題です。これ早急に調べていただいて、広場も公園の方に認定をしていただくようにしていただきたいと思います。

 次に、都市公園の庭園灯について伺います。

 石丸公園の近隣住民からの相談で、都市公園なのに夜間の庭園灯が点灯していない、他の都市公園は点灯しているのに、利用者の少ない公園では、電気代を節約するため点灯しないのかとの内容でした。

 この相談を機に、市内の都市公園で、黒岩山公園を除く20カ所の庭園灯について夜間調査をしてみました。

 石丸公園には、2灯の庭園灯がありますが、点灯していません。真っ暗で、違法駐車のトラックが2台駐車していました。

 丸の内の御浜公園と読むのでしょうか、ミハマと読むのでしょうか、は、照明が暗くて死角が多いのが気になります。照度の明るい球との交換はできないのでしょうか。

 吉田の君ケ浦公園には4灯の庭園灯が設置されていますが、夜間点灯していません。この地域では、津波や災害時の避難場所はこの高台しかありません。何のための庭園灯なのでしょうか。

 吉田児童公園は、吉田町の中心部なのに庭園灯がありません。吉田支所や公民館の隣にあり、避難所としても最も大勢の方が集まる場所と思います。庭園灯の早急なる整備が必要と思います。

 喜佐方公園は探すのに苦労しました。ただの広場です。基準にあった整備が必要と思います。

 吉田公園においては、樹木の剪定により、現状の庭園灯で死角の無い照度が保てると思いますが、剪定等のお考えについて。

 丸山公園は、車どめ等により、夜間侵入制限区間があります。人も車も通れない場所での庭園灯は、必要最低限度の点灯でよいのではないかと思います。いかがでしょうか。

 また、遊具等の総点検はされたと伺いましたが、庭園灯の検査や見回り等の点検については、どうなっているのでしょうか。

 津島町の寿児童公園、三間町運動公園等については完璧です。

 市内の都市公園一つ見ても、大変な格差であります。小さなことですが、安心・安全のまちづくりの基本であります。いろいろの課題を述べましたが、今後の対応について担当部長に、また総括を市長にお伺いいたしますが、時間が3分57秒でございますので、その程度でまとめてお願いをいたします。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(赤松南海男君) 板倉建設部長。



◎建設部長(板倉活夫君) ただいま御指摘の各公園の内容についてでございますが、まず石丸公園、早速に改善させていただきました。事後処理といたしまして、不法駐車につきましては、看板を立てて不法駐車はだめですよということを明示したいと思います。

 あと、吉田の君ケ浦公園の庭園灯でございますが、これにつきましては自治会の方が一応管理をされておるということです。以前は夜間、老人クラブの方がゲートボールですか、の使用をしていたということなんですが、現在ほかの場所に移って利用されておりますので、夜間点灯していないというのは事実でございます。ただし、やはり公園でありますので、1灯か2灯程度はやはりつけていただこうかなということを自治会の方にお願いしようと思っております。

 もう一つ、吉田児童公園、喜佐方公園、確かに園内灯ですか、それはありません。ただし、吉田児童公園につきましては、横の方に公民館等がありますので明るいと。ただ、公園灯ついておりますので、一応園内灯は整備していこうという方向で考えております。

 後は丸山公園、丸山公園は車どめを設置しておる場所は、当然車が入ったらいけないよという意味なんですが、ただし人については入ってもいいですよということになっておりますので、人が入ってくる場合があるということなので、点灯しておるそうです。ただし、余分めにつける必要はないのではないかということで、その辺も改善の方向で考えていきたいと思っております。どうぞよろしく御理解をお願いします。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(赤松南海男君) 石橋市長。



◎市長(石橋寛久君) 今の都市公園の管理の状況ということで、まだばらつきがある、また設備についてもやはり若干とはいいながら全くないところもあったり、あるところもあったりということですけれども、まず管理につきましては当然、安全を保つために設置されていると思いますので、電灯切れなどで真っ暗になるというような状況がないように、管理をお任せしている方に、その点も含めてよく見ていただくように注意を促しておきたいというふうに思います。

 また、全体の整備、それから運用、丸山公園24時間必要かということも含めまして、統一を図って、どういうふうに運用していくのがいいのか、検討してみたいと思いますので、いま少し時間をいただきたいと思います。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(赤松南海男君) 木下善二郎君。



◆12番(木下善二郎君) 遊具等の総点検等も定期的に、あるいは庭園灯の総点検も定期的にやっていただきたいと思います。

 環境問題の1番は、今回取り下げさせていただきます。

 ちょうど時間となりましたので、私の質問をこれで終わらせていただきます。どうもありがとうございました。



○議長(赤松南海男君) 以上で木下善二郎君の質問を終わります。

 次に、土居秀徳君の発言を許します。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(赤松南海男君) 土居秀徳君。



◆27番(土居秀徳君) 本日一般質問最後の登壇となりましたが、また今回の質問に関しては、急遽質問を決定いたしましたので、通告等で大変不備な形で理事者の皆さんには申し込みをしたことをひとつおわびをいたしておきたいと思います。

 本題に入りますまでに、ひとつ御了承いただきたいのですが、大変恐縮で、私の地元の水問題でございます。

 これが最近特に雨不足ということで、5年前でしたか、三浦の簡易水道、西地区に当たりますが、簡易水道が整備されました。以来、需要量に対しては、それほど心配なく、安心して水に対しての対応が、無関心と言っては申しわけないんですが、それぐらい安心できる状況にあったと信じておったのですが、最近の雨不足、雨量的には水道局の調べでは、8月までは平年並みと、こういうことだったらしいです。

 がしかし、8月以降では24、5年振りに雨量の少なさということで、大変渇水問題が、にわかに問題化されてまいりました。したがって、この三浦西地区についても、以来、福祉施設の新設とか、あるいは環境汚染等によります合併浄化槽の推進とか、そういった面もあってか、非常に需要量もふえたのも事実だろうと思うんですが、ここに来て非常に節水、あるいは1カ月後には断水という予想もされるほどになっております。このことに対して、どうでしょう、市長がいいのでしょうか。市長の見解をまず求めておきたいと思いますが、議長、よろしゅうございますか。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(赤松南海男君) 石橋市長。



◎市長(石橋寛久君) 議員御指摘の三浦の簡水の原水というところにおいても、そこだけでなくて、宇和島市の水道の原水となっております須賀川ダム、そして山財ダムを含めて今、貯水量が大変減っているという状況があります。

 この原因は今、先ほど議員言われましたとおり、夏までは比較的雨、平年並みに降っていたわけですけれども、台風シーズンに、一方ではよかったのでしょうけれども、来るべき台風があんまり来なかったので、大雨が降らなかったということが一番大きな原因ではないかと思っております。

 そんな中で、今、三浦のダムを含めて貯水池の水が不足しているというところで、特に三浦につきましては、もう既に50%を切っているような状況であるという報告を受けておりまして、私としてはその原水の確保ということにどうしていったらいいのか、これから真剣に考えていかなければいけない状況にあると思っております。

 これについては須賀川も、山財の方が少しまだ、須賀川よりかはいいという状況ですけれども、同じ状況、傾向をたどっているということで、この際、市民の皆さん、議員の皆さんにもぜひ節水に、まず一番に心がけていただきたいというふうに思っております。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(赤松南海男君) 土居秀徳君。



◆27番(土居秀徳君) この宇和島の水事情については、本来もうはるか昔に断水を執行していないとだめな状況下であったはずなんですけれども、山本友一元市長等々の功績から、非常に水に対しては地元民楽観しておるのが現状だと思うんです。がしかし、一市一上水道というような形でも、将来展望として描いている以上、今回の応急的な処置と、あるいは恒久的な処置と、双方にらみながら、今回の事情に、実情に対応をしていただくように、これからぜひ市長、先頭に立ってひとつ頑張っていただいたらと思っておりますので、どうかよろしくお願いいたします。

 それでは本題に移らせていただきたいと思います。

 まず、景気の回復策についてお尋ねをいたします。

 本件については、私も9月議会でるる申し上げさせていただきました。いわゆる景気の低迷というものは、これほどこの宇和島圏域にいる我々の肌身に突き刺さるような思いは、かつてしたこともないぐらい、今あなたは何が欲しいですかと聞きますと、私は働く場所が欲しいというぐらいに、今の宇和島経済圏域というものは疲弊していると、そういうふうな見方が恐らく正しいであろうと思っております。

 先般の新聞でも見ますと、これも9月議会で触れさせていただきましたけども、ついせんだっても、10月の末の数値でも、有効求人倍率がやはり前月比に対してもゼロポイントなんですね。ついては、有効求人倍率0.51ということですから、極めて冷え切った状態から抜け出せないでいるという現状だと思います。

 ちなみに八幡浜ですと0.7ですから、あるいは大洲に限っても0.74ですから、非常に宇和島がいかに冷え切っておるかという、数値があらわしておると思うんです。

 こういった状況を、いわゆる脱皮する、これから抜け出すという手段については、9月議会でも質問をさせていただきましたが、市場原理という世界の中にアップアップおぼれておるということですから、何か手だてを講じない限りは、これからの脱出はできないということですから、毎日毎日この問題について議論をしても、まだ足りないぐらいだろうと思っております。

 総合的にまず今日の状況に対して、どういう見解をお持ちなのか、市長か、産業部長か、産業部長さん、よろしいですか。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(赤松南海男君) 善家産業経済部長。



◎産業経済部長(善家正文君) ただいま御質問ありました、地場産業の健全化に向けた施策でございますが、実例を申し上げますと、景気低迷が長期化する当市におきまして、御質問にありましたとおり、地場産業の健全化は逼迫した課題であると認識しておりまして、各種の施策を展開しておるところであります。

 宇和島市は第一次産業中心の町でございまして、まず具体的には農業分野におきましてはかんきつ栽培、長年の念願であります、優良品種のブランド化を目指しまして、改植事業に取り組んでおり、平成17年度から19年度の3カ年間で、かんきつ園地転換事業、または果樹経営支援対策事業等で、約80ヘクタールの成果を見ておるところであります。

 また、林業におきましては、団地間伐に取り組みまして、林内作業道を整備し、大型機械による送出コストの低減を目指して、三間町川之内団地では359ヘクタール、田川団地では300ヘクタール、宇和島地区祝森団地では408ヘクタール、津島町山財団地では197ヘクタールの4団地を計画しております。これらによりまして、また林業作業員等の雇用の創出がかなりできるものというふうに思っております。

 また水産分野におきましては、地域申請コンソーシアム研究開発事業に取り組みまして、宇和島市の地域再生計画に基づき、輸出促進を図るため、産学官連携による血合い肉の褐変防止流通技術研究開発を行い、魚類養殖業の再生、または魚肉フィーレ加工等に伴う雇用創出等の地域活性化を図りたいと考えておるところであります。

 また商工分野におきましては、水産ねり製品の産地再製作といたしまして、宇和島じゃこ天の地域団体商標登録、またはじゃこ天カーニバルなど、ブランド化を支援いたしまして、一定の成果を見ております。

 また、基幹産業の真珠に関しましては、市場価値が高い越物への移行が進んでおりまして、高級化を図りながら、既存のパールフェスティバルに加えて、本年度から真珠を核とする地域のブランド化、まちづくりの取り組みを開始しております。

 また、10月より、ふるさと財団の助成による地域再生マネジャーの派遣を受けまして、これと連動して全日空と地域協働協定を締結し、地域の活性化を目指しておるところであります。

 いずれも平成21年度末までの2年半の事業期間でありますが、成果が得られるよう、官民一体で取り組んでいきたいと思っております。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(赤松南海男君) 土居秀徳君。



◆27番(土居秀徳君) ありがとうございました。

 また、ことしに入って新たな展開と申しますか、地場産業の健全化プラス少し知恵を絞ってということで取り組まれておる様子が、少しですよ、伺えるわけなんですけども、何といっても宇和島経済圏の底上げに必要なのは、やっぱり地場産業の健全化だと思います。

 かつての産業、ミカンにしても、真珠にしても、ハマチにしても、あるいはタイにしても、水揚げが非常に伸びたときは、事の健全化は別として、水揚げが伸びたとき、上がったときに対しては、結構な宇和島の流通、経済的な流通というものは、非常に回っていったわけで、一見健全に見えたわけです。なぜこうしてそれが長期化しないのか、あるいは短期的にその豊かさも終わってしまうのかと、こういうことをやっぱり振り返ってもみないかんし、今現在与えられた課題は一体どういうことなのかと。

 これまでも箱物行政とか、あるいは要望されるままに生産者の希望を果たすだけの行政の対応、こういったことを果たして今日の健全化に向けれたのかと、こういうことを考えたときに、少し違うような気がしているわけなんです。今の状況から果たして脱皮策として、どういうことが考えられるのかという結論を見出す上でも、これまでに対応してきた種々、公共、行政が携わってきた、予算投下をされたさまざまな事業について、いま一度やっぱり検証をしてみる必要もあるんじゃないかと、そう思っております。

 この一つ一つをここで紹介しながら、また、それに対するコメントというわけにもいきませんから、概略、これまでにたどってきた主なことをそれぞれの、特に産業に関する担当者として、部長ひとつ見解を述べていただいたらと思いますが。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(赤松南海男君) 善家産業経済部長。



◎産業経済部長(善家正文君) 今、宇和島市の産業活性化は大変厳しいところでありますけれども、宇和島市はやはり全国に誇れるものがたくさんあります。まずはかんきつ、これは当時日本一、今でも日本2番か3番かの位置を占めておりますし、また真珠に対しましても、平成7年当時から見ますと8割減、今は2割しか生産がありませんけれども、それでも日本一の座についております。それから養殖魚類につきましても、全国屈指の生産量であります。

 なぜそういった全国に誇れる産品がありながら、この宇和島圏域の経済が落ち込んでいるのかと、そこを露見したときに、やはり水産で特化いたしますと、ただ生ものだけで出すのではなかなか難しいだろうと。やはり価格の低いときには加工しながら、あるいは1次、1.5次産業、そこらの中で加工して出荷していく。

 例えば、今、ブリの、市長も提言しておりますけれども、ブリのステーキとかそういったものはできないかということも、今、研究しております。今、宇和島市の出荷業者等の組合をつくりまして、研究しておるわけでありますけども、そういった加工して出荷しないと、そういった成果が上がらない。

 それから真珠にいたしましても、ただ真珠製品、日本一の真珠を、全国に出しても、今、日本でどこに宇和島真珠があるのかと聞かれたら、名前出てこないと。やはり神戸の真珠であったり、それから三重の真珠であったり、そこに消えてしまう。

 そういった中で、今、宇和島の真珠をどうするかということについては、今回来ておりますブランド化推進事業の中で、やはり真珠を核とする事業を展開する、それから全日空と提携して全国に情報を発信していくというような事業を取り組んでおりますし、また、ミカンにいたしましても、日本屈指のミカンでありながら低迷しておる。

 昨年度は早生ミカンにしても250円で出ておりましたけれども、今現在はもう150円程度で出ております。前年に比べますと、今キロ当たり100円を切っております。そういった中で、やはり今進めております、いわゆる優良品種への改植、中晩柑等への改植、そういったことがやはり年間を通じて労働力の分散をしたり、そして高級感、高級化していくと、そういったことで、やはり宇和島の農家の収入を上げていくというふうに考えておりますので、そういったことに力点を置いて、今から進めていきたいというふうに考えております。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(赤松南海男君) 土居秀徳君。



◆27番(土居秀徳君) ちょっと私の質問がまずかったのか、過去のこれまでいろいろ予算化してきた、公共が支援をしてきた事業について、どういったところに投入をし、そしてその成果がどういう形であらわれてきているかと。今現在こういう窮状にあるということは、いわゆるその成果が少なくともあらわれているかと言いますと、結局あらわれてないからこういう結果、現実があると、そういうふうに考えたからですよ。したがって、これは一つの大きな、これからの取り組みについての大きな反省材料になるはずですのでね。だからあえてここで聞きたかったわけですが、そういう方向でいかがでしょうか。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(赤松南海男君) 善家産業経済部長。



◎産業経済部長(善家正文君) まだ私考えまとまっておりませんけれども、やはり過去に投資した、そういった施策が今なぜ出ていないのかと。例えば、農業生産、例えばミカン、かんきつに対しましても、ほかの産品にいたしましても、やはりこれは国全体の、国政の中での大きな問題ではなかろうかというふうに思っております。今、日本のかんきつにしても、外国からのやはり大量のグレープフルーツ等が入ってまいりますし、米にしてもやはり輸入が入る。日本の小さな経営ではなかなかできない。かなり農業にも過去莫大な投資をしております。

 しかしながら、これはやはりこの宇和島市が幾ら頑張っても、解決できない問題がやはり国全体の問題ではなかろうかと。これはやはり全国の一次産業、または例えば企業にしても、議員おっしゃられたような市場原理主義もありますし、やはり資本の小さい町ではなかなか成果は出ていないところがあろうかと思っています。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(赤松南海男君) 土居秀徳君。



◆27番(土居秀徳君) 今、国の制度によって今日の地場産業にかかわる経済活動、支障があるんだと、そういうようなことなんでしょうが、確かにそれもあると思います。

 がしかし、これに、さあ果たしてこういう状況は、それじゃあもう抜けれないじゃないですか。でも今の限られた政策の中で、生きる道はということを考えるのが、今、私が質問しておる、主な要旨なんです。恐らくいいものをつくれば今売れます。必ず売れると思います。じゃあいいものを少なく売ることも一つの手じゃないかと思いますし、結果的にはやっぱりいかに買い手市場から売り手市場に切りかえていく、方法論をこれからもうしっかりと考えていかなきゃならんと、こう思うわけなんです。

 今議会で提案されております、第一次宇和島市の総合計画、これを見ましても、結構農林水産問わず、施策の方針、あるいは現状と課題等々で述べられておるのは、そんなに詰まり詰まったと言いますか、将来性のないような言葉は入ってないですよ。結構すばらしい目標を設定して、取り組みます、整備しますと、こういうような表現でうたわれております。

 がしかし、これまでの例ですと、これが結果として整備、努めることができましたとか、あるいはこういう整備が図られましたとか、あるいは促進することができましたとか、恐らくこれ5年、10年たった後での成果の報告としては、そういう形になるんでしょうけど、実務的にそれじゃあどういう、どの程度ここでうたわれたことが、本当の市民が肌身感じるほどに成果が上げられておるかということを心配するから、今現在成果があらわれてないと同時に、この先あらわれるんであろうかということを心配するから、目線を生活者、あるいは産業の実態に合わせて、これからの取り組み方を慎重に議論していく、あるいは行動していくと、そういうことを願って質問をしておるわけなんです。もう一度、御答弁願えたらと思います。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(赤松南海男君) 善家産業経済部長。



◎産業経済部長(善家正文君) 今、私が答弁申し上げましたのは、過去の投資に対してなかなか成果が出ていないということの、いったことでございまして、最近の成果でございますけれども、これといって大きな成果というものはまだ出ておりませんけれども、現在取り組んでおります事業、これを推進することによりまして、やはり成果があらわれるものというふうに思っております。

 特に商工関係につきましては、現在進めておりますような虹色ツーリズム、また売れるものづくり等の事業の中で、宇和島市全体の公民館関係の会合の中でも説明してまいりましたけれども、それらの中でやはり農家民宿などの準備もできておりますし、例えば漁家の民宿なども開業いたしております、既に。そういった成果も出ておりますし、それから水荷浦のジャガイモとか津島のどぶろくなど、また新しい、そういった、小さいですけれども芽は出ておるということでございます。

 それから、水産分野につきましても、地域の特性を生かした試験研究を促進しておりまして、地域特産の有用貝類、とさかのりとか岩ガキとか、そういった研究もいたしておりますし、成果も出ておるところであります。

 そういったことを普及しながら、やはり漁業に特化いたしましたら、漁村に定住できる収入を得られるような加工を図っていきたいと思っております。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(赤松南海男君) 土居秀徳君。



◆27番(土居秀徳君) 少なくとも我々、制度的に縛られておるばかりでなく、我々の自信を持って消費者に売り込むと言っては語弊がありますけれども、提供できる、今、特に食品の安心・安全、それによってお客さんに信頼の回復ができたとするなら、これは結局安定生産につながるわけです。しかも、安定経営につながるわけですから、そういったことで、とにかく地場産業に磨きをかけていくということにひとつ努力をしてほしいと思います。

 必ず原因があれば、原因を解決すれば成功があるわけですから。あるいは失敗の裏にはもちろん成功があるわけですから、そういった原因を一つ一つ払拭して、地場産業の育成というものに健全化をひとつ目指してほしいと、そういうふうに思っております。

 本題は一応これぐらいにして、また時間がなくなりましたから、ちょっと次に進めさせて。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(赤松南海男君) 善家産業経済部長。



◎産業経済部長(善家正文君) 済みません、ちょっと説明不足でした。ちょっと説明させていただきます。

 地元産業の健全化、活性化にどう取り組むかでございますけれども、現在、農林水産、商工の施策の充実を図りながら、12月議会に、今、議員の方も言われましたように、補正予算が出ております。宇和島市の特産であります、かんきつとか水産物の販売促進費を計上いたしておりますが、国内外に地元産品の販売促進、情報発信を図っていきたいというふうに思っております。

 現在、具体的に販売促進の計画を調整中でありますが、愛媛物産in台湾ということで、出展を計画しておりまして、ミカンとか水産加工品を出展いたしまして、職員を派遣して地元バイヤーとの意見交換をしながら、本格的な台湾への輸出ができるかどうかを検証したいと考えております。

 それから関連いたしますけれども、水産物の販売促進につきましては、大阪で開催されます国際見本市、ジャパン・インターナショナル・シーフードショー大阪に参加をいたしまして、水産物の出展とバイヤーへの売り込みをして、宇和島の魚介類など水産品をアピールしたいと思っております。

 また、松山市の高島屋への出店、また、広島でのビジネスフェア、中四国2008への出展も計画中であります。農林水産物や特産品をどのように有利に販売していくかが、宇和島の地場産業活性化における大きなテーマであろうと考えております。

 そして、これらの事業が一過性の事業では成果が期待できないことから、計画的に継続した事業展開のもと、海外や全国の促進販売はもとより、バイヤーに根気よく売り込むことが必要であると思います。生産者やそれぞれの関連の組合と行政が連携をいたしまして、活性化に向けて取り組んでいきたいと思っております。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(赤松南海男君) 土居秀徳君。



◆27番(土居秀徳君) ぜひ頑張ってください。

 それでは次に移ります。

 訪問介護・看護についてであります。

 実は、先日、私の友人が訪ねてまいりまして、その友人のお父さんが入院をしておりまして、その後、ちょうど1カ月前ぐらいになるんですか、退院をしまして、在宅看護を、訪問看護を受けるようになりました。ところが、入院中には毎日点滴を打っていたそうなんですけども、まあまあ様子が安定をしているということでしょうか、在宅で訪問看護という形で続けられるようになったそうです。

 ところが、その点滴を受ける際に、1日交代でしか受けれませんよと。あるいは連続で打った場合には、1カ月のうち2週間ですが、半月ですね、は連続して打てますが、その連続して打った場合には後の半月は全く点滴は出せませんと、そういうようなことを聞きましたので、これはおかしいと。

 実は最初に水ぐらいは飲めていたそうなんですが、1日交代で点滴をしますと、そのお父さん、水も飲めなくなって、かなり体力も落ち、大変家族も心配をしておったわけなんですけれども、その話を私聞きまして、そんなはずないと。今の日本の福祉行政の中で、そんなはずはないと思いまして、とにかく命を、命だけは助かるんだと。そのために必要な点滴までも打てないなんかいうのは考えられんと、こういうことで各方面に調べてみました。

 ところが、やはり制度上そうなんですと。2日に一遍しか出せれませんと。例えばその近所に医者がいまして、毎日のように看護の世界にタッチして、点滴の処置をすれば当然できるんでしょうけども、私の友人、三浦ですから、そういうわけにもまいりません。

 それじゃあ訪問看護は、それはできないということにつながる。仕方なくまた入院をするべく対応をとっていただいたんですが、福祉部長、その辺御存じのはずですが、ひとつ見解を求めたいと思いますが。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(赤松南海男君) 岡野保健福祉部長。



◎保健福祉部長(岡野昇君) ただいまの土居議員の質問にお答えをいたします。

 私、医療の方は保健福祉部ですので、医療のことに関しましては正確な情報はございませんが、福祉の、介護保険の面から説明をさせていただきますと、介護保険における訪問看護は、訪問看護ステーションや病院、診療所の看護師等が、要介護者の居宅を訪問して、療養上の世話や必要な診療の補助を行うものです。

 次が大切なんですが、対象者は症状が安定期にあり、訪問看護が必要と主治医が認めた要支援、要介護者です。介護保険の給付は、医療保険の給付に優先しますので、要支援とか要介護者については原則として医療保険の訪問看護はございません。しかし、がん末期や、多発性硬化症等難病患者、また人工呼吸器を使用している場合、主治医が一時期に頻回の訪問看護が必要であると認めた場合は、訪問看護ができるようになっておりますが、これは介護保険ではなく、医療保険で行われるものでございます。

 ですから、今ほど議員が申されましたように、毎日点滴が必要であるような状態の患者さんは、当然在宅での訪問看護とか介護保険のサービスではなく、医療保険で入院で対応するのが正解ではないかというふうに私は思っています。

 以上です。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(赤松南海男君) 土居秀徳君。



◆27番(土居秀徳君) 私の方に問い合わせがありましたので、また入院という対応ができたわけですけれども、入院患者が在宅となって、訪問看護を受けるという事態のときに、その制度が裏側にあることは、恐らく皆さん御存じじゃないと思います。

 したがって、その入院手続をむしろ勧める方策があってもいいんじゃないかと私思うんです。現実にその方も、処置の仕方に非常に困っておりました。どう対応したらいいのかということで困っておりました。いろいろ研究してみた後に、やはりこれはどこか病床のあいているところに入院させるしかないと、こういう結論に至ったわけなので、ぜひそういう状況はこの1件だけじゃなくて、随所に事例があると思います。

 したがって、やっぱり訪問看護でも、この点滴ひとつ対応できないようなことは、恐らく通常は考えられないのですが、善処すべく、この地方からの国の方に、厚労省の方に、進言なり要望なりする処置を、ぜひ地方からも発信してほしいと、そういう思いがあるわけなんですが、いかがでしょうか。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(赤松南海男君) 岡野保健福祉部長。



◎保健福祉部長(岡野昇君) ただいまの中で、私は現在、介護保険制度上の欠陥は認識しておりませんが、申されましたように、医療保険で対応すべき患者さんが在宅でなかなか医療のサービスが受けられないというような場合におきましては、やはり国の方に、医療保険制度の中の検討項目ではないかというふうに思いますが、介護保険上は欠陥はないと私は思っております。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(赤松南海男君) 土居秀徳君。



◆27番(土居秀徳君) それが縦割り行政のひずみと言いますか、さまざまな問題を生じてきておる原因でもあろうかと思います。市民は等しく平等であります。国や行政のその責任分野において、生活者は成り立っておるわけではありませんから、例え守備範囲が違っても、それぞれの形でどうぞ気配りをしてほしいと、そのように感じております。このことは要望をしておきます。

 それでは次にまいりたいと思いますが、行政関連団体との連携についてでございます。

 このことは、何を言いたいのやら恐らくわからないとは思いますが、実は行政関係団体、これはいわゆる私の主に質問をしたいのは、かつて行政が各種団体との育成や指導や支援について、さまざまな形で事務局等を置いて、関係を密にしておりました。

 ところが、近年行政のかかわる、そういう立場というものは、恐らく金銭を扱うというところが一つの発端になったのだろうと思うんですが、これから結局その関係が希薄化してきたように私は感じております。したがって、このもたらす影響というものは、私は少なくないと思っております。

 その辺の状況、背景については、市長どのような面でこの事務局等の引き上げ、あるいは廃止等に傾向としてなっておるのでしょうか。お答えいただければと思います。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(赤松南海男君) 石橋市長。



◎市長(石橋寛久君) 議員の指される行政関連団体というのが具体的にどういう団体を指されるのか、ちょっとわかりかねるところがあるのですが、一般的論として、行政として関連の団体といいますか、各種団体に対してお願いしているというのは、できる限りの自立をしていただきたいという大きな流れの中にあると思います。

 そんな中で、補助金等実際のお金が減っていっている部分があろうと思います。それで活動する団体が、活動資金が乏しくなるということで、だんだんとその団体の活動が消極的になっていっているところがあるのかなということは、大変残念だなというふうには思います。ただ私としては、そういうことで補助金が減ったから活動が、力がなくなってくるということのないように指導をぜひ、行政の方、窓口としてはやってほしいという願望があります。

 それともう一つ、具体的に言いますと、お金とあと事務局を持っていた、行政で事務局を預かっていた団体があろうというふうに思います。これについて、私としては昨今といいますか、この数年間、金銭にまとわる不祥事というものが起こっておりまして、ぜひとも私としてはそういう事務的な、事務局については行政団体側の方で、ぜひ持っていただくように流れをつくってほしいという指導をしております。

 そんな中で一つ二つの団体は、事務局をそこまでやれと言うならもうようやらんというところで、解散になったというか、活動が休止状態にあるというようなところが起こっているというふうに思います。私としては、やはりいろいろ各種団体の特徴といいますか、これまでの成り立ち、そして行政との成り立ち、そしてその団体を構成している構成員の実情というものを考えながら、いろいろ対応していかなければいけないんだろうと思いますけれども、経済的な団体とか、若い人の団体というのはぜひ自主路線を歩んでいただけるように頑張ってほしいなということが、総論としては私あります。

 そんな中で、一遍に突き放すというのではなくて、やはり自立ができるような指導をしながら、行政としてはその団体の育成ということを考えながらやっていってほしい、やっていかなければいけないというふうに基本的には認識しております。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(赤松南海男君) 土居秀徳君。



◆27番(土居秀徳君) 明確にどうのこうのということも言えないのですが、ただ、この総合計画の中でも特に後継者、あるいは青年や女性リーダーの育成、あるいは確保に努めますと、そういうような表現もここで描かれておりますし、少なくとも私はその関係なくては宇和島市の将来に向かった、非常にバイタリティあふれる活力、それは望めないと思うんです。やっぱりつなぎとめて、つなぎとめてというと非常に言葉は悪いですが、少なくとも関係を密にして、係る課題にともに行政と、これこそ官民が一緒にスクラムを組んで対応していくと、そういう意味からも非常に強いきずなで結ばれた関係というものは維持していかなきゃならんというふうに感じております。

 一つの例を申しますと、水産業にかかわる漁業後継者がございますが、彼らもかつては極めて行政との関係が密な関係にありまして、水質調査とか、あるいは各種イベント等、随分と活力というものが目に見えてあったと思っております。

 がしかし、昨年、一昨年でしたか、事務局としての機能が非常に薄れてきたということもありまして、その結果かどうかはわからないんですが、さきのシーカヤック等の事業を三浦地区に一応計画として上がってきたわけですけども、実はそれは立ち消えになったと、こういう背景を振り返ってみますと、やはりもしこの漁業後継者の世界とのつながりがそのまま存続していたら、案外そうでなかったのかもしれんなと。若い皆さんの意志というものが、地域に反映されて、理解もそれほど難しくなかったんじゃないかなと、そういうふうにも振り返ってみるわけであります。

 加えて、せんだってちょっと教育長なんですが、公民館の内情を聞きますと、事会計にかかわることは本庁の方で処理をすると、あるいは扱うということを聞いたわけです。

 例えば、地元でさまざまなイベント、催しがあった場合に、恐らく寄附行為等々があるわけなんですが、この寄附金一つ取っても、完全に本庁の方で残金等々の扱いは、すべて本庁の方で行いますよと、こういうことで非常に監視の目が、非常にきつくなっておると伺っております。

 このことは、我々は、今、地方行政を語る上では、地域を語る上では、それぞれまだ競争を促していかなならん時期だと思っております。それが過ぎると、今の皆さん平等にという扱いから、金銭的な面はひとつ監視させてもらうということもいいんですが、地域ごとの競争というのは非常に大事だと思っております。

 そういうことで、いかに自主的な、先ほども市長申しましたように、やはり自主性というものを促していく上でも、これらの問題は非常に重く考えていかなければならんのじゃないかと、そういうふうに思っておるのですが、ちょっと教育長、お願いします。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(赤松南海男君) 明神教育長。



◎教育長(明神崇彦君) 議員御指摘のように、昨年度までは宇和島市と地区公民館運営委員会が委託契約をしまして、地区公民館運営費というのを委託料として支出をしておりました。そして、運営委員会が業務を履行するという形をとっておりました。

 先ほどお話がありましたように、全国的に公務員の不祥事等が相次ぎまして、宇和島市としましては特に金銭管理につきまして、各部署における現金、通帳等の所持を禁止するなど措置をとりましたので、現在はお話がありましたように、本庁の方で一括対応をしておるという形をとらせていただきました。

 市長もお話ありましたように、やはりそれぞれの各種団体につきましては、教育委員会関係、青年団とか婦人会につきましても、最終的にはやはりそれぞれの団体の自主性、自立性を尊重していくのがいいのではなかろうかと思いますけれども、ただ、いろいろやはりすべて手放すというわけにもいかんだろうと思いますので、もしそういう方向で指導するとしましても、徐々にそういう方向に向けていくような、そういう形が必要ではなかろうかと感じております。



○議長(赤松南海男君) 善家産業経済部長、何かございますか。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(赤松南海男君) 善家産業経済部長。



◎産業経済部長(善家正文君) ただいま土居議員の申されました各種団体の中で、宇和島市青年漁業者の件だろうと思いますけれども、この休止した経緯等については、もう議員さん十分承知と思いますけれども、そういった中で、現在この団体につきましては、解散ではなく休止となっております。これも当時理事会、総会等では解散となっておりましたけれども、当時の顧問、顧問は土居議員も含まれておりますけれども、その意見を受けて、平成19年3月9日に総会開催して休止を承認されております。そういった中で、休止とありますので、この漁業後継者が、皆さんが再開をしたいという希望があれば、我々も支援していきたいというふうに思っております。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(赤松南海男君) 土居秀徳君。



◆27番(土居秀徳君) また時間がなくなりそうですので、先に進みたいと思います。

 一つ、今ほどの質問に対しては、お金は伴わなくても仕方ありませんが、少なくとも情報の交換、これだけはぜひ強く積極的にとらえて頑張っていただいたらと思いますので、よろしくお願いいたします。

 それでは次に、地域防災対策についてお伺いをいたします。

 これも手短にお話もさせていただきますが、本件については、昨日の質問の中で、清家議員、これ一本に絞って細かく質問をされました。私も重複をする面があろうと思いますけれども、あるいはまた我妻議員からも地域のそれぞれの細かい点についても質問がありましたから、できるだけ重複しないようにもお話させていただきますが、この私、今回取り上げたのは、やはり中越沖地震の被害と、そういう被害をこうむった方々、あるいはそれを、その被害を最小限に食いとめた、新潟県の小千谷市でしたか、の一町内会の皆さんが本当に被害を最小限に食いとめたという事例、こういうお話が当然大きな関心事でありまして、これに学ぶといいますか、そういった面で防災計画といいますか、防災に対して対応をしてほしいと。これが私の質問の要旨であります。

 きのうもお話のように、地域防災計画が策定されまして、きのうも市長の方から申されましたように、自主防災組織の育成と、そういった面からも非常に充実した防災対策をこれから取り組んでいかなきゃならんというふうに考えておるわけであります。みずからを守る自助、あるいは協調し合って、それぞれがお互い助け合う共助、あるいは公的な機関が加わって対応しようとする公助ということできのうも説明があったわけなんですけれども、これらの中で最も必要なのは、自助あるいは共助の世界じゃないかと思っております。

 地域の中で、非常に課題は大きいわけですが、押しなべてこの自助、共助の世界で何をポイントにこれから取り組もうとしておるのか、取り組まなければならんのか、その課題についてもし見解があれば、どなたでしょうか。それでは総務部長。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(赤松南海男君) 薬師神総務部長。



◎総務部長(薬師神津一君) 私も同感でございます。そのとおりであると思いますし、防災対策の基本は、今、御説明がありましたように、自分の命は自分で守るという自助の精神、また自分たちの地域は自分たちで守るという共助の精神であります。災害時にはまず家族で助け合い、無事が確認できたら近所の方と協力し合って、被災者を助け出すことが減災につながると考えております。そのためには、ふだんから近所づき合いを大切にすることが重要であり、機会をつくっていただいて、地域での防災訓練を重ねることも大切だろうと思います。

 そういった中で、自主的に自主防災訓練を続けていただいておるところが、去年は1件だったのですが、ことしは石応地区、鶴島地区、和霊校区、高光地区と、4件にふえているということを伺っております。これからもそういったことでどんどんふえていって、自主防災組織の強化を図っていただいて、災害対策に取り組んでいけたらと考えております。

 以上でございます。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(赤松南海男君) 土居秀徳君。



◆27番(土居秀徳君) これからその自主防災に取り組む一つの手段として、前にもあったように、中華航空の着陸後炎上した事故がありましたが、あれは60秒ですべての乗客、乗組員、脱出に成功して、すべての方々が救出されたと、こういう事例でありました。これは後聞きますと、会社の中で90秒訓練といいますか、90秒で何ができるかと。どこまでできるかというのを繰り返し繰り返し訓練をされておったと、こういう一つの成果が、こういう大事故でも非常に結果として実を結んだと、そういうことになったと思っております。

 先般も気象庁で募集をした、緊急地震速報、きのうも清家議員でしたか、触れられましたけども、その緊急地震速報のための標語を募集をいたしました。「考えよう 数秒間で出来ること」と、そういうことが中学3年生の子の応募が選ばれたわけであります。これは非常に大事なことでありまして、中華航空はさることながら、この数秒間でというのが地震では、きのうも市長さん、10秒間が勝負だというような話もされておりましたが、やはりこのことをどう今後、あるいは地域の世界で、あるいは学校で、取り組んでいくかと、こういうことが非常に大事なことだろうと思っております。

 そういうことですので、ちょっと時間がまたごめんなさい、なくなってまいりましたが、ぜひ地域の中でこれをひとつ重く受けとめていただいて、ひとつ取り組んでいただいたらと思うんですが、教育長さん、ひとつ学校の世界でも、教育の世界でも、十分これは活用といいますか、即実行すべきだとそういうふうに思ってるんです。しかも、繰り返し繰り返し、いついつやりましたではなくて、もうすぐでもやれることだと思いますが、どうでしょうか。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(赤松南海男君) 明神教育長。



◎教育長(明神崇彦君) 議員御指摘のように、学校教育というのは学校だけでは到底教育できませんで、家庭や地域の皆さん方の御協力なくては将来を担う子供たちは健全に教育できません。現在、学校で地域災害対策から見た取り組みもしておりますのは、石応小学校、高光小学校、嘉島小学校、現在3校しかございません。今後は、これらの防災教育を含めまして、地域の方々との連携で繰り返し繰り返し短時間で避難等ができるような、そういう訓練を通して、社会性や協調性の育成に取り組んでいきたいと考えております。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(赤松南海男君) 土居秀徳君。



◆27番(土居秀徳君) 学校教育の中、そして地域の中でこれが日常的に繰り返す姿は、これはさまざまな相乗効果が生まれるわけでして、地域のコミュニケーションはもとより、青少年の非行、あるいはいじめ、そういった分野にまで非常に効果の上がる、私は作業だと思っております。ぜひ全般的に、ひとつ熱心にとらえていただいて、頑張っていただいたらと思っておりますので、よろしくお願いいたします。

 時間がございませんので、次にまいりたいと思います。

 それでは最後になりましたが、腎移植の問題についてお伺いをさせていただきます。

 この件については、9月議会の冒頭でも私、質問をさせていただきました。その経緯や動向について、関係者はもとより、多くの市民が関心を寄せているところであります。

 このことは国の機関でも大変話題になっているようでして、今月の初めにも臓器移植問題懇話会と、そういう名において東京議員会館でその勉強会が開催をされたというふうに聞いております。この宇和島からも、理解を求める会という皆さんが数名参加をされて、先日その報告を私受けたところであります。

 これは私みたいな、素人ですから、詳しく解析ができないのは残念でありますけれども、私の手元に病腎移植の診療報酬請求の適合性について、記述された文書が届いております。これは前もって奥藤局長の方にお渡しもしておりますが、これを見られた感想、そしてこれの整合性について見解を求めたいと思いますが、いかがでしょうか。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(赤松南海男君) 奥藤医療行政管理部長。



◎医療行政管理部長(奥藤幹治君) 確かに先日いただきまして、私の方も診療報酬の請求の適合性についてということについて中を読ませていただきました。

 それで、腎の移植術及び腎の採取術につきましては、親族間及び夫婦間、この辺については私の病院の方もこういう請求内容にしております。

 また、3件ほど他病院から運び込まれた病気腎がございますけれども、これについては、レシピエント側だけの請求ということで、正しく請求をしているところでございます。

 また、腎移植に係るあっせん業の定義ということでございますけれども、これは日本臓器移植ネットワーク設立以前は、腎移植普及会や各地の腎バンクがあっせん業の許可を取っていたということでございますが、現在は日本移植ネットワークが設立されまして、実務的にネットワークのあっせんを得ることとなっております。

 また、その他のいわゆる健腎の意味でございますが、これはここに書いてありますとおり、同種腎移植術に係る通知ということで、厚労省で通知が来てまいりますけど、この中で健腎の摂取ということで書いてありますけど、健腎の意味というのが非常にあやふやなところでございまして、例えば病気腎を取りまして、悪い部分だけ取り除いて移植するというのは、これは健腎と言えるかどうかという、現在見解が今出されようとしております。また大きな意味で、厚労省、移植学会、病気腎移植は実験的な医療ではないかと。本当にこの一般的な医療と言えるのかということも現在問題になっているようでございますので、病院としては当事者でございますので、その見解を待っている状況でございます。

 それと、病院といたしましても、こういうことを受けまして、最悪の事態を想定をいたしまして、市立宇和島病院が指摘をされる可能性のある案件につきましては、それに対する改善、また対処等に検討をしているところでございます。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(赤松南海男君) 土居秀徳君。



◆27番(土居秀徳君) 時間がなくなりましたので、最後に市長、本件に対して宇和島市なりの対応、姿勢についてひとつ見解を述べていただいたらと思いますが。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(赤松南海男君) 石橋市長。



◎市長(石橋寛久君) 市立病院での病気腎移植に絡みます、いろいろな監査、前回の議会では今年中には終わる見込みですということを、予想ですということを述べさせていただきましたけれども、今、私の方に聞いている報告では、今月また末にも監査が入ると。それで最後というふうなニュアンスではないということなので、まだそういうスケジュール的に少しおくれつつあるのかなということを思っております。

 ただ私としては、9月にも申させていただきましたように、監査に対しては真摯に、まじめに対応できるだけの説明資料を整えて、説明ができるように対応するように指示をしておりますし、これについては今後も変わらずやっていきたいと思っております。

 監査が終わりましたら、私としてもそのときの指導内容等を含めまして、現実的な対応を考えていかなければいけないと思っております。

 それともう一つ、議員さん先ほど言いました、政治的な動きも国会の方で始まっているというようなところもありますけれども、ぜひ政治的な立場からも、この移植の問題、大いに議論をしていただいて、大きな方向性というのを出していただいたら私としてもありがたいというふうに考えております。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕



○議長(赤松南海男君) 土居秀徳君。



◆27番(土居秀徳君) 以上、大変時間オーバーして申しわけありません。

 以上で質問を終わります。ありがとうございました。



○議長(赤松南海男君) 以上で土居秀徳君の質問を終わります。

 これをもちまして、一般質問を終了いたします。

 次に、「議案第126号・宇和島市有代替旅客自動車運送施設の設置及び管理運営等に関する条例の一部を改正する条例(案)」以下、日程記載の順を追い、「議案第148号・工事請負契約の変更について」までの全案件を便宜一括議題といたします。

 これより質疑に入ります。

 質疑の通告がありませんので、質疑を終結いたします。

 お諮りいたします。

 ただいま上程中の各案件は、さらに慎重審議を行うため、お手元に配布の付託表のとおり、日程記載の陳情とともに、所管の委員会に付託いたしたいと思います。

 これに御異議ございませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(赤松南海男君) 異議なしと認め、そのように決定いたします。

 これをもちまして、本日の日程は全部終了いたしました。

 本日はこれにて散会いたします。

    午後0時7分 散会

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 地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。

   宇和島市議会 議長  赤松南海男

          議員  泉 雄二

          議員  浅田良治