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平成18年第297回定例会(第5号 7月11日)




平成18年第297回定例会(第5号 7月11日)





第297回愛媛県議会定例会会議録  第5号


平成18年7月11日(火曜日)


 
〇出席議員 48名


   1番  楠 橋 康 弘


   2番  豊 島 美 知


   3番  大 沢 五 夫


   4番  豊 田 康 志


   5番  笹 岡 博 之


   6番  鈴 木 俊 広


   7番  徳 永 繁 樹


   8番  高 山 康 人


   9番  泉   圭 一


  10番  欠     番


  11番  欠     番


  12番  阿 部 悦 子


  13番  欠     番


  14番  佐々木   泉


  15番  住 田 省 三


  16番  菅   良 二


  17番  渡 部   浩


  18番  白 石   徹


  19番  戒 能 潤之介


  20番  赤 松 泰 伸


  21番  欠     番


  22番  欠     番


  23番  井 上 和 久


  24番  栗 林 新 吾


  25番  村 上   要


  26番  高 橋 克 麿


  27番  本 宮   勇


  28番  黒 川 洋 介


  29番  河 野 忠 康


  30番  明 比 昭 治


  31番  猪 野 武 典


  32番  田 中 多佳子


  33番  篠 原   実


  34番  成 見 憲 治


  35番  藤 田 光 男


  36番  笹 田 徳三郎


  37番  寺 井   修


  38番  西 原 進 平


  39番  竹 田 祥 一


  40番  岡 田 志 朗


  41番  薬師寺 信 義


  42番  仲 田 中 一


  43番  帽 子 敏 信


  44番  横 田 弘 之


  45番  土 居 一 豊


  46番  欠     番


  47番  欠     番


  48番  清 家 俊 蔵


  49番  中 畑 保 一


  50番  森 高 康 行


  51番  柳 澤 正 三


  52番  山 本 敏 孝


  53番  谷 本 永 年


  54番  玉 井 実 雄


  55番  池 田 忠 幸


  ――――――――――


〇欠席議員 なし


  ――――――――――


〇欠  員 2名


  ――――――――――


〇出席理事者


  知事         加 戸 守 行


  副知事        吉野内 直 光


  出納長        永 野 英 詞


  公営企業管理者    和 氣 政 次


  総務部長       讀谷山 洋 司


  企画情報部長     藤 岡   澄


  県民環境部長     三 好 大三郎


  保健福祉部長     濱 上 邦 子


  経済労働部長     上 甲 啓 二


  農林水産部長     高 浜 壮一郎


  土木部長       清 水   裕


  公営企業管理局長   相 原 博 昭


  教育委員会委員長   井 関 和 彦


  教育委員会委員教育長 野 本 俊 二


  人事委員会委員長   稲 瀬 道 和


  公安委員会委員長   吉 村 典 子


  警察本部長      粟 野 友 介


  監査委員       壺 内 紘 光


  監査事務局長     河 野 恒 樹


    ――――――――――


〇出席事務局職員


  事務局長          丹生谷 光 嘉


  事務局次長総務課長事務取扱 北 川 一 徳


  参事議事調査課長      菅   宜 登


  参事政務調査室長      森 川 保 男


  副参事総務課長補佐     門 田 正 文


  副参事議事調査課長補佐   橋 本 千 鶴


    ――――――――――


〇本日の会議に付した事件


 定第72号議案ないし定第96号議案


 請願


 定第97号議案ないし定第99号議案


 議発第1号議案ないし議発第5号議案


 継続調査承認の件


    ――――――――――


     午前11時 開議


○(篠原実議長) ただいまから、本日の会議を開きます。


 本日の会議録署名者に竹田祥一議員、井上和久議員を指名いたします。


    ―――――――――――――――――


○(篠原実議長) これから、定第72号議案平成18年度愛媛県一般会計補正予算ないし定第96号議案及び請願を一括議題とし、各委員長から審査の経過と結果を報告願うことにいたします。


 まず、総務企画委員長に報告を願います。


○(白石徹議員) 議長


○(篠原実議長) 白石徹議員


   〔白石徹議員登壇〕


○(白石徹総務企画委員長)(拍手)おはようございます。


 報告いたします。


 当委員会に付託されました議案の審査結果は、お手元に配付されております委員会審査報告書のとおりでありまして、いずれも原案のとおり可決決定されました。以下、審査の過程において論議された主な事項について、その概要を申し上げます。


 まず第1点は、県有財産の売却についてであります。


 このことについて一部の委員から、17年度における県有財産の売却状況と今後の見込みはどうかとただしたのであります。


 これに対し理事者から、17年度の県有財産の売却件数は9件で、売却額は18億4,600万円となっている。そのうち、主なものは、元知事公舎が8億5,500万円、今年2月に売却した県道後駐車場が7億5,500万円である。今年度は、現段階で3件売却し、売却合計額は12億4,600万円となっており、このうち主なものは、元若草町職員住宅の11億4,800万円である。今後も、条件の整ったところから、順次、売却を進めていきたいと考えている旨の答弁がありました。


 また、このことに関連して一部の委員から、県の歳入を確保するため、売り急ぎすることなく、少しでも高く売るための方策を講じてほしい旨の要望がありました。


 第2点は、自動車税等県税収入の確保についてであります。


 このことについて一部の委員から、自動車税の納付に関し、休日・夜間に収納窓口を設置したが、その効果はどうか。また、たばこ税の税率引き上げによる県税への影響額はどうかとただしたのであります。


 これに対し理事者から、自動車税納期内納付のキャンペーンとして、県内主要ショッピングセンター12店舗に出張収納窓口を設けたほか、地方局においても夜間や休日に収納窓口を設け、これらの窓口で3,912件、約1億5,000万円の自動車税を収納した。件数、金額とも昨年の5割増の成果を上げている。また、たばこ税の税率引き上げによる県の増収額については、約2億円を見込んでいる旨の答弁がありました。


 第3点は、松山空港の施設整備についてであります。


 このことについて一部の委員から、今年度の松山空港の施設整備の内容と今後の整備計画はどうかとただしたのであります。


 これに対し理事者から、18年度は、航空機の小型化等による増便に伴い、既設の建物に影響のない範囲で駐機場を拡幅するほか、現在、屋外に出て搭乗している小型機利用者の雨天時の利便性向上を図るため、全国で初めての蛇腹式のエプロンルーフを1カ所設置する予定である。また、設置後30年を経過し腐食が進んでいる進入灯台を更新することとしている。今後の整備予定としては、不法侵入対策のための外周柵の改良、バス乗降場の新設、滑走路舗装の更新等が予定されており、このうち、バス乗降場については、現在、空港ビルから離れた第2駐車場付近にあるものを、利用者の利便を図るため、空港ビルに隣接したタクシー乗り場付近に整備することとし、今年度設計を行い、19年度に完成する見込みである旨の答弁がありました。


 このほか、歳出・歳入一体改革、えひめ次世代協働ミーティング、情報セキュリティ対策、県政出前講座などについても論議があったことを付言いたします。


 最後に、請願について申し上げます。


 請願第60号、請願第61号及び請願第62号は、願意を満たすことができないとして不採択と決定いたしました。


 以上で報告を終わります。ありがとうございました。(拍手)


○(篠原実議長) 次に、環境保健福祉委員長に報告を願います。


○(渡部浩議員) 議長


○(篠原実議長) 渡部浩議員


   〔渡部浩議員登壇〕


○(渡部浩環境保健福祉委員長)(拍手)報告いたします。


 当委員会に付託されました議案の審査結果は、お手元に配付されております委員会審査報告書のとおりでありまして、いずれも原案のとおり可決決定されました。以下、審査の過程において論議された主な事項について、その概要を申し上げます。


 まず第1点は、愛媛県国民保護計画及び危機管理体制についてであります。


 このことについて一部の委員から、県は、今回国民保護計画を策定したが、5日の北朝鮮のミサイル発射を見れば、有事はいつ発生するかわからない。今後は、県民の安全確保のため、市町と一体になり、地域での自主的活動の実施など、危機管理体制を構築する必要があると考えるがどうかとただしたのであります。


 これに対し理事者から、市町が国民保護計画を作成する際には知事への協議が必要なので、適切な助言を行う中で、市町との一体的危機管理体制を構築していきたい。なお、県では、地域住民の防災力強化のため、自主防災組織の結成に力を入れており、国民保護の際の住民の避難や消火活動などにおいても、この組織の自発的な活動を期待したい旨の答弁がありました。


 第2点は、障害者自立支援法についてであります。


 このことについて一部の委員から、措置費から自己負担へと制度が変わったことの周知や広報はどのように行われているのか。また、障害者はサービス利用による負担増に不安を抱いているが、どの程度利用者負担がふえるのかとただしたのであります。


 これに対し理事者から、県のホームページに概要を掲載するとともに、昨年度は約40回、3,400人程度に、今年度も約20回説明会を実施し、障害者や関係者に周知を図っており、その際に得た意見のうち、必要なものについては国にも要望してまいりたい。なお、利用者負担については、モデルケースで通所授産施設で1万2,500円、入所更生施設で2万円の増加となる旨の答弁がありました。


 第3点は、障害者の雇用についてであります。


 このことについて一部の委員から、2月定例県議会で知事から前向きな答弁があった県庁での障害者のインターンシップ制度の取り組み状況はどうかとただしたのであります。


 これに対し理事者から、障害者を研修生として受け入れ、就業体験の機会を提供するため、今年度2回に分けて実施する。7月24日から2週間程度で、精神障害者能力開発訓練施設から4名、11月に第三養護学校高等部から3名の受け入れを予定している。職場訓練の一環として実施するものであるが、この制度の導入により、障害者雇用について県下の民間企業への波及効果を期待している旨の答弁がありました。


 このほか、伊方原発のプルサーマル計画、耐震安全性、湿分分離加熱器の異常、児童手当制度実施事業費などの減額補正予算専決処分の理由、難病患者団体などへの補助金、特定不妊治療の状況などについても論議があったことを付言いたします。


 以上で報告を終わります。(拍手)


○(篠原実議長) 次に、農林水産委員長に報告を願います。


○(猪野武典議員) 議長


○(篠原実議長) 猪野武典議員


   〔猪野武典議員登壇〕


○(猪野武典農林水産委員長)(拍手)報告いたします。


 当委員会に付託されました議案の審査結果は、お手元に配付されております委員会審査報告書のとおりでありまして、いずれも原案のとおり可決決定されました。以下、審査の過程において論議された主な事項について、その概要を申し上げます。


 まず第1点は、県産農林水産物等のブランド化についてであります。


 このことについて一部の委員から、県産農林水産物等のブランド化を推進してほしいが、具体的にどう取り組んでいくのかとただしたのであります。


 これに対し理事者から、えひめ愛フード推進機構が、ブランド認定のガイドラインを定めることとしており、このガイドラインに適合するものをブランドとして認定する。認定したものは、認定マークをつけて全国的にPRしていく。これら認定された生産物は、安心安全を基本に、高品質なものということで販売される。消費者が何を求め、生産者がそれにどう対応して生産するか、すなわちマーケット・インの考え方をもとにブランド化を進めていきたい旨の答弁がありました。


 第2点は、WTO農業交渉についてであります。


 このことについて一部の委員から、WTO農業交渉が進められているが、これまでの状況はどうか、また、交渉の結果によっては、どういう影響が出るのかとただしたのであります。


 これに対し理事者から、WTO農業交渉については、現在、関税削減率等に関して取りまとめるための交渉が行われている。当初の予定では、昨年12月の香港閣僚会議において合意を目指していたが、輸入国と輸出国の意見の隔たりが大きいことから交渉はまとまらず、6月末に開かれた非公式閣僚会合でも合意が得られず、7月末に先送りされるなど、交渉は難航を極めている。


 また、米国などの輸出国は、上限関税の設定など厳しい提案を行っており、これが導入されれば、米などの重要品目の関税が大幅に引き下げられ、いわゆる関税による防波堤機能が働かなくなる。このため、本県にも例外なく外国産農産物が流入することから、農業者の生産意欲の減退やそれに伴う生産量の減少が懸念されるなど、本県農業は大きな打撃を受けることとなる旨の答弁がありました。


 第3点は、漁業資源の現状についてであります。


 このことについて一部の委員から、宇和海の漁業生産が落ち込んでいるが原因は何か、また、国や隣接県と連携した漁場整備はしないのかとただしたのであります。


 これに対し理事者から、宇和海は、黒潮に乗って回遊してくるマイワシ、アジ、サバなどを対象としたまき網漁業が発達していたが、漁獲の主体であったマイワシが激減したこと、また、バブル崩壊に伴い魚価が安くなったことで、生産額が低迷したものと考えられる。宇和海では、これまでは魚を集めて効率的にとる魚礁漁場の造成を中心に進めてきたが、水産資源が減少しており、近年は、幼稚魚を育てるための増殖場造成事業に力を入れている。また、複数の県が連携して漁場整備が推進できる制度を今年度国が新たに創設したので、今後、国や隣接各県と事業実施の可能性について検討していきたい旨の答弁がありました。


 このほか、南予地域の第一次産業の振興、担い手による品目横断的経営安定対策、畜産農家の経営状況、農薬の飛散防止対策、宿毛湾入漁協定などについても論議があったことを付言いたします。


 以上で報告を終わります。(拍手)


○(篠原実議長) 次に、警察経済委員長に報告を願います。


○(戒能潤之介議員) 議長


○(篠原実議長) 戒能潤之介議員


   〔戒能潤之介議員登壇〕


○(戒能潤之介警察経済委員長)(拍手)報告いたします。


 当委員会に付託されました議案の審査結果は、お手元に配付されております委員会審査報告書のとおりでありまして、承認されました。以下、審査の過程において論議された主な事項について、その概要を申し上げます。


 まず第1点は、若年者の雇用対策、人材育成についてであります。


 このことについて一部の委員から、平成16年7月にオープンしたジョブカフェ愛workの利用状況はどうか。また、今後の運営方針はどうかとただしたのであります。


 これに対し理事者から、これまでの実績は、本年6月末現在で、利用者数が延べ11万9,000人、就職決定者数が2,300人と順調に成果を上げている。さらに今年度からは、キャリアカウンセラーを2名増員し、今まで以上にカウンセリングの充実を図るほか、長期・短期のインターンシップや企業・若者交流会の実施などを通じて企業と若者の接点を強化している。


 また、このジョブカフェ愛work事業は、18年度で終了する経済産業省のモデル事業を活用しているが、県としては、経済団体、教育機関、NPOなど関係者の協力を得て、7月19日に設立する予定の仮称えひめ若年人材育成推進機構において自律的な取り組みを行うとともに、この機構を愛workの運営主体とすることにより、これまでの成果を継承、発展させていきたいと考えている旨の答弁がありました。


 第2点は、県立病院における医師の確保についてであります。


 このことについて一部の委員から、県立病院では医師が不足していると聞くが、不足の状況や今後の見込みはどうかとただしたのであります。


 これに対し理事者から、平成18年度は、県立病院でも南宇和病院や三島病院などで医師不足の状況となっている。このことは、16年度から医師の臨床研修の義務化が始まったことや大学を卒業した若い医師には、専門知識を深めるため都会の病院への就職希望が多いこと、大学院への進学者が増加したことなどが原因である。今後も大学に対して県立病院の医師確保について強力に働きかけていきたいと考えている。なお、当面は中央病院を中心として、医師を派遣することにより、県立病院としての診療機能の確保を図っている旨の答弁がありました。


 第3点は、捜査情報の流出問題についてであります。


 このことについては、冒頭、理事者から県民に対する陳謝がありました。


 一部の委員から、警察官一人一人がどのようにデータを保存しているか、また、それを上司がどう把握するのかが、今後の対策上、重要ではないかとただしたのであります。


 これに対し理事者から、職場で使用するパソコンはハードディスク内に、また、持ち出し用パソコンについては外部記録媒体等にデータを保存している。今後は、1カ月に1度、上司が保存データを確認し、不要なデータを削除するなどの点検を実施していきたい。なお、将来的には、情報を一元管理できるシステムを構築する必要があると考えている旨の答弁がありました。


 第4点は、現職警察官のけん銃の所属保管及び配置がえについてであります。


 このことについて一部の委員から、現職警察官の配置がえ取り消しの裁決について、再審請求して県民に理解を求める行動を示すべきではないかとただしたのであります。


 これに対し理事者から、再審請求は制度上認められており、審理中の国家賠償請求訴訟もあることから、県警の主張をしっかり伝えることができるよう努力してまいりたい旨の答弁がありました。


 このほか、アクティブ・ベンチャー支援事業、西条地区工業用水道事業、違法駐車取り締まりなどについても論議があったことを付言いたします。


 最後に、請願について申し上げます。


 請願第63号については、願意を満たすことができないとして不採択と決定いたしました。


 以上で報告を終わります。(拍手)


○(篠原実議長) 次に、建設委員長に報告を願います。


○(赤松泰伸議員) 議長


○(篠原実議長) 赤松泰伸議員


   〔赤松泰伸議員登壇〕


○(赤松泰伸建設委員長)(拍手)報告いたします。


 当委員会に付託されました議案の審査結果は、お手元に配付されております委員会審査報告書のとおりでありまして、いずれも原案のとおり可決決定されました。以下、審査の過程において論議された主な事項について、その概要を申し上げます。


 まず第1点は、安心安全な道路の維持管理についてであります。


 このことについて一部の委員から、安心安全に通行できる道路の維持管理が重要であると思うが、路面に開いた穴などにより管理責任を問われている事例があるのではないか、また、道路の維持管理については、今後どのように考えていくのかとただしたのであります。


 これに対し理事者から、管理瑕疵を問われた事案は、平成14年からの3年間では54件あり、その原因は、道路の穴、落石あるいは安全施設の不備などであり、示談や判決により2,975万円を支払っている。財政状況が厳しい中、道路の延伸や交通量の増加、施設の老朽化、さらには住民ニーズの多様化などに伴い、サービス水準の維持に苦心している現状にあるが、今後は、極力、効率化を図り、サービス水準自体も検討し、必要な予算を要求していきたい旨の答弁がありました。


 また、このことに関連して一部の委員から、県は、県民から裁判に訴えられることのないよう、責任を持って維持管理を行ってほしい旨の要望がありました。


 第2点は、JR松山駅連続立体交差事業についてであります。


 このことについて一部の委員から、急転直下、事業を前向きに進めていくことになったが、関係する松山市との協議状況などはどうかとただしたのであります。


 これに対し理事者から、7月3日に松山市から7項目からなる提案書が提出され、明快な協力姿勢が示されたところである。その主な内容は、駅西口南江戸線の路面電車の延伸事業は市が施行する。JR四国の現車両基地を計画的に市が買収し、伊予市、松前町に計画している新車両基地への移転費用に充てる。また、高架橋を建設した後は現在の線路敷地が残るが、この土地の処理についても市は県と協力してJRと協議、調整を図る。さらには、今後新たに生じる問題も含め、鉄道高架事業の円滑な推進に積極的に協力するなどであり、これらを内容とする提案を得たので、事業を進めていくことになった旨の答弁がありました。


 また、このことに関連し一部の委員から、今後も大変であろうが、地域住民や県民のために積極的に取り組んでほしい旨の要望がありました。


 第3点は、河床堆積土砂の撤去についてであります。


 このことについて一部の委員から、平成16年の災害により土砂が堆積し危険な状態となっている河川があると思うが、その後の土砂の撤去状況はどうかとただしたのであります。


 これに対し理事者から、平成16年の一連の台風により堆積した土砂の撤去は、16年度内に災害復旧事業などにより100カ所、19万m3を撤去している。17年度には、新たに導入した治水対策協働モデル事業などにより16万m3を撤去している。さらに、18年度は、治水対策協働モデル事業により、国領川、中山川で合計5万m3を、その他の事業により10万m3を撤去する予定である。各河川には、まだ十分に撤去されていない箇所もあり、今後も各事業を活用し、対応していきたい旨の答弁がありました。


 また、このことに関連し一部の委員から、今後の災害予防の面からも、堆積土砂の撤去を計画的に行ってほしい旨の要望がありました。


 このほか、建設産業再生支援、公共事業の予算確保、災害復旧の状況、県営住宅の家賃滞納状況などについても論議があったことを付言いたします。


 以上で報告を終わります。(拍手)


○(篠原実議長) 次に、文教委員長に報告を願います。


○(田中多佳子議員) 議長


○(篠原実議長) 田中多佳子議員


   〔田中多佳子議員登壇〕


○(田中多佳子文教委員長)(拍手)報告いたします。


 当委員会に付託されました議案の審査結果は、お手元に配付されております委員会審査報告書のとおりでありまして、いずれも原案のとおり可決決定されました。以下、審査の過程において論議された主な事項について、その概要を申し上げます。


 まず第1点は、人材確保法の見直しを含めた教員給与の引き下げについてであります。


 このことについて一部の委員から、国が行政改革の一環として検討している教員の給与縮減について、どのように考えているかとただしたのであります。


 これに対し理事者から、人材確保法は、学校教育が次代を担う青少年の人間形成の基本を成すものであるということから、すぐれた人材を確保し学校教育の水準の維持向上を図るため制定されたものである。特に教員の仕事というのは、単に時間や量的なものではかれないところがあり、その特殊性を考慮した給与制度になっている。また、教員の勤務実態は、正規の勤務時間以外に部活動や生徒指導などに大きな労力を注いでおり、財政論理だけで給与をカットすることは、実態とかけ離れたものになり、教育の質の低下を招くことは必至である。したがって、県教育委員会としては、人材確保法の廃止や大幅な縮減には反対であり、今後とも、法の趣旨を尊重し、守っていくことが必要と認識している旨の答弁がありました。


 第2点は、愛媛国体の開催準備についてであります。


 このことについて一部の委員から、近年の財政難により、国体競技会場は既存施設を有効活用しようとする動きがあるが、愛媛国体での方針はどうか。また、県武道館のような大規模施設を新設しなくても対応できるのかとただしたのであります。


 これに対し理事者から、愛媛国体の施設整備については、先般4月に国体準備委員会の常任委員会において、原則、学校体育施設を含む既存施設を最大限活用し、県内に利用可能な施設がない場合は、新設または仮設あるいはやむを得ない場合は、県外施設の利用も視野に入れて幅広く検討するとの基本的な方向が示されたところである。


 愛媛国体では、競技種目は37競技を予定しており、そのうち、例えば、水泳プールやクレー射撃場など、県内に国体の基準を満たしていないものも一部あるが、大部分の競技は既存施設で実施可能ではないかと考えている。具体的には、今後、市町や競技団体と協議しながら、会場地を選定していく中で検討していきたい旨の答弁がありました。


 第3点は、学力の調査についてであります。


 このことについて一部の委員から、競争を否定するものではないが、国や県が学力調査を行うことは、過去に見られたように行き過ぎた競争につながるのではないかとただしたのであります。


 これに対し理事者から、この問題は過去に行き過ぎた状況もあり、長く行われることがなかったが、愛媛の子供の教育の成果が本当に上がっているかどうか現状を確かめるデータがない状況となっていた。このため、まず、子供たちの学習状況をしっかり把握し、その結果を指導方法の工夫や改善に生かすことをねらって、平成16年度に38年ぶりの学習状況調査を実施したところである。なお、この調査の結果については、過度の競争につながらないよう、県全体の状況は公表しているが、学校ごとの結果は公表していない。


 教育は切磋琢磨することも大切であり、学習指導要領に基づく、しっかりとした学力を身につけさせることも必要と考えており、国が来年4月24日に実施する予定の全国的な学力テストにも協力していきたい旨の答弁がありました。


 このほか、県から市町への教職員人事権の移譲、子供たちの農業体験、学校における男女の扱い等に関する調査、性教育のあり方、県立学校の再編整備などについても論議があったことを付言いたします。


 以上で報告を終わります。(拍手)


○(篠原実議長) 以上で、各委員長の報告を終わりました。


    ―――――――――――――――――


○(篠原実議長) お諮りいたします。


 各委員長報告に対する質疑は省略することに異議ありませんか。


   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕


○(篠原実議長) 異議ないものと認め、そのとおり決定いたします。


    ―――――――――――――――――


○(篠原実議長) お諮りいたします。


 知事から、定第97号議案愛媛県監査委員の選任につき同意を求めることについてないし定第99号議案が提出されましたので、日程を変更追加して、一括上程付議することに異議ありませんか。


   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕


○(篠原実議長) 異議ないものと認め、そのとおり決定いたします。


 知事の説明を求めます。


   〔加戸守行知事登壇〕


○(加戸守行知事) ただいま上程されました議案について説明申し上げます。


 監査委員吉久宏氏が、本年7月17日をもって任期満了となりますので、新たに白石友一氏を選任したいと存じます。


 同氏は、伊予銀行常務取締役として活躍された方で、人格識見ともにすぐれ、監査委員として適任であると存じます。


 次に、公安委員会委員川上昭一氏が、本年7月13日をもって任期満了となりますので、新たに高井實氏を任命したいと存じます。


 同氏は、今治市在住の弁護士で、今治市の公平委員会委員として長く活躍され、現在も、同市法律顧問や人権擁護委員を務められるなど、人格識見ともにすぐれ、公安委員会委員として適任と存じます。


 また、収用委員会予備委員別府輝彦氏が、本年7月13日をもって任期満了となりますが、再任したいと存じます。


 適切な議決をお願いいたします。


○(篠原実議長) お諮りいたします。


 以上の議案に対する質疑及び委員会付託は省略することに異議ありませんか。


   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕


○(篠原実議長) 異議ないものと認め、そのとおり決定いたします。


    ―――――――――――――――――


○(篠原実議長) お諮りいたします。


 清家俊蔵議員から、議発第1号議案北朝鮮に対し、国際社会と連携した断固たる措置を求める意見書ないし議発第4号議案。池田忠幸議員から、議発第5号議案愛媛県議会議員の定数及び各選挙区において選挙すべき議員の数に関する条例の一部を改正する条例が提出されましたので、日程を変更追加して、一括上程付議することに異議ありませんか。


   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕


○(篠原実議長) 異議ないものと認め、そのとおり決定いたします。


 お諮りいたします。


 議案は、いずれもお手元に配付のとおりでありますので、以上の議案に対する説明、質疑及び委員会付託は省略することに異議ありませんか。


   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕


○(篠原実議長) 異議ないものと認め、そのとおり決定いたします。


    ―――――――――――――――――


○(篠原実議長) お諮りいたします。


 定第72号議案平成18年度愛媛県一般会計補正予算ないし定第96号議案及び請願並びに定第97号議案ないし定第99号議案及び議発第1号議案ないし議発第5号議案に対する討論は省略し、表決に移ることに異議ありませんか。


   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕


○(篠原実議長) 異議ないものと認め、表決を行います。


 まず、定第72号議案平成18年度愛媛県一般会計補正予算ないし定第74号議案、定第77号議案ないし定第79号議案、定第81号議案、定第84号議案ないし定第90号議案及び定第93号議案を一括議題とし、以上の議案をいずれも原案のとおり可決決定することに賛成の議員は、起立願います。


   〔賛成者起立〕


○(篠原実議長) 全員起立。着席願います。


 全員起立と認めます。


 よって以上の議案は、いずれも原案のとおり可決決定いたしました。


 次に、定第75号議案愛媛県県税賦課徴収条例及び愛媛県核燃料税条例の一部を改正する条例及び定第82号議案を一括議題とし、以上の議案をいずれも原案のとおり可決決定することに賛成の議員は、起立願います。


   〔賛成者起立〕


○(篠原実議長) 起立多数。着席願います。


 起立多数と認めます。


 よって以上の議案は、いずれも原案のとおり可決決定いたしました。


 次に、定第76号議案愛媛県農村地域工業等導入地区における県税の特別措置に関する条例の一部を改正する条例、定第80号議案及び定第83号議案を一括議題とし、以上の議案をいずれも原案のとおり可決決定することに賛成の議員は、起立願います。


   〔賛成者起立〕


○(篠原実議長) 起立多数。着席願います。


 起立多数と認めます。


 よって以上の議案は、いずれも原案のとおり可決決定いたしました。


   〔退場する者あり〕


    ―――――――――――――――――


○(篠原実議長) 次に、定第91号議案平成18年度土木建設事業の負担金について及び定第92号議案を一括議題とし、以上の議案をいずれも原案のとおり可決決定することに賛成の議員は、起立願います。


   〔賛成者起立〕


○(篠原実議長) 起立多数。着席願います。


 起立多数と認めます。


 よって以上の議案は、いずれも原案のとおり可決決定いたしました。


   〔泉圭一議員除斥、退場〕


    ―――――――――――――――――


   〔入場する者あり〕


○(篠原実議長) 次に、定第94号議案国道440号大成トンネル建設工事の請負契約の変更についてを議題とし、本件を原案のとおり可決決定することに賛成の議員は、起立願います。


   〔賛成者起立〕


○(篠原実議長) 全員起立。着席願います。


 全員起立と認めます。


 よって本件は、原案のとおり可決決定いたしました。


    ―――――――――――――――――


   〔泉圭一議員入場、着席〕


○(篠原実議長) 次に、定第95号議案専決処分の承認についてを議題とし、本件を承認することに賛成の議員は、起立願います。


   〔賛成者起立〕


○(篠原実議長) 起立多数。着席願います。


 起立多数と認めます。


 よって本件は、承認することに決定いたしました。


 次に、定第96号議案専決処分の承認についてを議題とし、本件を承認することに賛成の議員は、起立願います。


   〔賛成者起立〕


○(篠原実議長) 起立多数。着席願います。


 起立多数と認めます。


 よって本件は、承認することに決定いたしました。


 次に、請願第60号「核兵器全面禁止・廃絶国際条約締結を求める意見書」採択についてないし請願第62号を一括議題といたします。


 以上の請願に対する委員長報告は不採択であります。


 以上の請願をいずれも委員長報告のとおり決定することに賛成の議員は、起立願います。


   〔賛成者起立〕


○(篠原実議長) 起立多数。着席願います。


 起立多数と認めます。


 よって以上の請願は、いずれも委員長報告のとおり決定いたしました。


 次に、請願第63号愛媛県警裏金問題のさらなる解明を求めることについてを議題といたします。


 本件に対する委員長報告は不採択であります。


 本件を委員長報告のとおり決定することに賛成の議員は、起立願います。


   〔賛成者起立〕


○(篠原実議長) 起立多数。着席願います。


 起立多数と認めます。


 よって本件は、委員長報告のとおり決定いたしました。


   〔退場する者あり〕


    ―――――――――――――――――


○(篠原実議長) 次に、定第97号議案愛媛県監査委員の選任につき同意を求めることについてを議題とし、本件を同意することに賛成の議員は、起立願います。


   〔賛成者起立〕


○(篠原実議長) 起立多数。着席願います。


 起立多数と認めます。


 よって本件は、同意することに決定いたしました。


    ―――――――――――――――――


   〔入場する者あり〕


○(篠原実議長) 次に、定第98号議案愛媛県公安委員会委員の任命につき同意を求めることについてを議題とし、本件を同意することに賛成の議員は、起立願います。


   〔賛成者起立〕


○(篠原実議長) 全員起立。着席願います。


 全員起立と認めます。


 よって本件は、同意することに決定いたしました。


 次に、定第99号議案愛媛県収用委員会予備委員の任命につき同意を求めることについてを議題とし、本件を同意することに賛成の議員は、起立願います。


   〔賛成者起立〕


○(篠原実議長) 全員起立。着席願います。


 全員起立と認めます。


 よって本件は、同意することに決定いたしました。


 次に、議発第1号議案北朝鮮に対し、国際社会と連携した断固たる措置を求める意見書を議題とし、本件を原案のとおり可決決定することに賛成の議員は、起立願います。


   〔賛成者起立〕


○(篠原実議長) 起立多数。着席願います。


 起立多数と認めます。


 よって本件は、原案のとおり可決決定いたしました。


 次に、議発第2号議案地方分権の理念に沿った地方交付税制度の確立を求める意見書ないし議発第4号議案を一括議題とし、以上の議案をいずれも原案のとおり可決決定することに賛成の議員は、起立願います。


   〔賛成者起立〕


○(篠原実議長) 全員起立。着席願います。


 全員起立と認めます。


 よって以上の議案は、いずれも原案のとおり可決決定いたしました。


 次に、議発第5号議案愛媛県議会議員の定数及び各選挙区において選挙すべき議員の数に関する条例の一部を改正する条例を議題とし、本件を原案のとおり可決決定することに賛成の議員は、起立願います。


   〔賛成者起立〕


○(篠原実議長) 起立多数。着席願います。


 起立多数と認めます。


 よって本件は、原案のとおり可決決定いたしました。


○(篠原実議長) お諮りいたします。


 お手元に配付のとおり各委員長から、継続調査承認要求書の提出がありましたので、これを承認することに異議ありませんか。


   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕


○(篠原実議長) 異議ないものと認め、そのとおり決定いたします。


    ―――――――――――――――――


○(篠原実議長) 以上で、今議会に提出されました全議案を議了いたしましたので、議事を閉じます。


    ―――――――――――――――――


○(篠原実議長) 知事から、あいさつがあります。


   〔加戸守行知事登壇〕


○(加戸守行知事) 6月定例県議会の閉会に当たりまして、あいさつを申し上げます。


 議員各位には、終始熱心に御審議をいただきまして、まことにありがとうございました。おかげをもちまして、提案させていただきました議案につきましては、すべて滞りなく議決を賜りますとともに、人事案件につきましても、それぞれ御同意をいただき、心から御礼申し上げます。


 今議会で賜りました御意見や御提言につきましては、今後の県政運営に当たりまして十分配慮してまいりたいと存じます。


 これから日増しに暑さが厳しくなってまいりますが、議員各位におかれましても一層御自愛くださいますとともに、今後とも県政の進展のために御協力を賜りますようお願い申し上げまして、閉会のあいさつとさせていただきます。


    ―――――――――――――――――


○(篠原実議長) これをもって、第297回愛媛県議会定例会を閉会いたします。


     午前11時44分 閉会