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平成17年第292回定例会(第1号 2月24日)




平成17年第292回定例会(第1号 2月24日)





第292回愛媛県議会定例会会議録  第1号


平成17年2月24日(木曜日)


 
〇出席議員 49名


   1番 楠 橋 康 弘


   2番 豊 島 美 知


   3番 大 沢 五 夫


   4番 豊 田 康 志


   5番 笹 岡 博 之


   6番 鈴 木 俊 広


   7番 徳 永 繁 樹


   8番 高 山 康 人


   9番 泉   圭 一


   10番 住 田 省 三


   11番 菅   良 二


   12番 阿 部 悦 子


   13番 今 井 久 代


   14番 佐々木   泉


   15番 渡 部   浩


   16番 白 石   徹


   17番 戒 能 潤之介


   18番 赤 松 泰 伸


   19番 本 宮   勇


   20番 黒 川 洋 介


   21番 欠     番


   22番 欠     番


   23番 井 上 和 久


   24番 栗 林 新 吾


   25番 村 上   要


   26番 高 橋 克 麿


   27番 明 比 昭 治


   28番 河 野 忠 康


   29番 猪 野 武 典


   30番 田 中 多佳子


   31番 竹 田 祥 一


   32番 岡 田 志 朗


   33番 森 高 康 行


   34番 成 見 憲 治


   35番 欠     番


   36番 笹 田 徳三郎


   37番 藤 田 光 男


   38番 仲 田 中 一


   39番 清 家 俊 蔵


   40番 寺 井   修


   41番 帽 子 敏 信


   42番 薬師寺 信 義


   43番 西 原 進 平


   44番 横 田 弘 之


   45番 土 居 一 豊


   46番 欠     番


   47番 欠     番


   48番 高 門 清 彦


   49番 山 本 敏 孝


   50番 篠 原   実


   52番 中 畑 保 一


   53番 柳 澤 正 三


   54番 玉 井 実 雄


   55番 池 田 忠 幸


  ――――――――――


〇欠席議員 1名


   51番 谷 本 永 年


  ――――――――――


〇欠  員 なし


  ――――――――――


〇出席理事者


  知事            加 戸 守 行


  副知事           吉野内 直 光


  出納長           永 野 英 詞


  公営企業管理者       和 氣 政 次


  総務部長          金 谷 裕 弘


  企画情報部長        夏 井 幹 夫


  県民環境部長        石 川 勝 行


  保健福祉部長        藤 岡   澄


  経済労働部長        高 浜 壮一郎


  農林水産部長        喜 安   晃


  土木部長          大 内 忠 臣


  教育委員会委員長      井 関 和 彦


  教育委員会委員教育長    野 本 俊 二


  人事委員会委員長      稲 瀬 道 和


  公安委員会委員長      吉 村 典 子


  警察本部長         粟 野 友 介


  監査委員          壺 内 紘 光


  ――――――――――


〇出席事務局職員


  事務局長          山 岡 昌 徳


  事務局次長総務課長事務取扱 岩 崎 充 尋


  参事議事調査課長      北 川 一 ?


  政務調査室長        篠 崎 泰 男


  副参事総務課長補佐     川 口 和 男


  副参事議事調査課長補佐   玉 井 省 三


  ――――――――――


〇本日の会議に付した事件


  特別委員会委員定数の変更及び常任委員


  会委員並びに特別委員会委員選任の件


  会期決定の件


  会議録署名者選任の件


  定第3号議案ないし定第79号議案


    ――――――――――――――――


     午前11時 開会


○(森高康行議長) ただいまから、第292回愛媛県議会定例会を開会いたします。


    ――――――――――――――――


○(森高康行議長) この際、去る2月20日に行われた県議会議員今治市・越智郡選挙区補欠選挙において当選されました方々を紹介いたします。


 まず、大沢五夫議員を紹介いたします。


   〔大沢五夫議員登壇〕


○(大沢五夫議員)(拍手)今治市・越智郡補欠選挙に選出されました大沢五夫でございます。


 どうかよろしくお願いいたします。(拍手)


○(森高康行議長) 次に、豊島美知議員を紹介いたします。


   〔豊島美知議員登壇〕


○(豊島美知議員)(拍手)今治市・越智郡選挙区補欠選挙で選ばれました民主党豊島美知でございます。


 どうぞよろしくお願い申し上げます。(拍手)


○(森高康行議長) 次に、楠橋康弘議員を紹介いたします。


   〔楠橋康弘議員登壇〕


○(楠橋康弘議員)(拍手)今治市・越智郡選挙区、補欠で今回選出されました楠橋康弘でございます。


 どうか皆さんよろしくお願いいたします。(拍手)


    ――――――――――――――――


○(森高康行議長) 次に、議席の一部をお手元に配付の議席表のとおり、決定並びに変更いたします。


    ――――――――――――――――


○(森高康行議長) 知事から、今議会招集のあいさつがあります。


   〔加戸守行知事登壇〕


○(加戸守行知事) 開会に当たりまして、あいさつを申し上げます。


 本日、2月定例県議会を招集いたしましたところ、議員各位におかれましては、何かと御多忙の中を御参集いただき、まことにありがとうございます。


 また、今治市・越智郡選挙区におかれまして、3名の新しい議員が誕生されましたこと、まことに喜ばしく御同慶にたえません。


 本議会におきましては、平成17年度当初予算を初め、当面する県政の諸案件につきまして御審議をいただくことになっておりますので、適切な議決を賜りますようお願い申し上げまして、開会のあいさつとさせていただきます。


    ――――――――――――――――


○(森高康行議長) これから、議事を開きます。


 お諮りいたします。


 環境対策特別委員会の委員定数を16名から17名に変更し、新たに当選されました3名の議員をお手元に配付のとおり常任委員会及び特別委員会の委員に選任することに異議ありませんか。


   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕


○(森高康行議長) 異議ないものと認め、そのとおり決定いたします。


    ――――――――――――――――


○(森高康行議長) お諮りいたします。


 今議会の会期を本日から3月18日までの23日間とすることに異議ありませんか。


   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕


○(森高康行議長) 異議ないものと認め、そのとおり決定いたします。


 なお、本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。


 次に、会議録署名者は、議長において指名することに異議ありませんか。


   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕


○(森高康行議長) 異議ないものと認めます。


 本日の会議録署名者に篠原実議員、成見憲治議員を指名いたします。


    ――――――――――――――――


○(森高康行議長) 知事から、定第3号議案ないし定第79号議案の提出がありましたので、報告いたします。


 続いて、前定例会以降の諸般を事務局長に報告させます。


○(山岡昌徳事務局長) お手元に配付をいたしております諸般報告のうち、主なものについて御報告をいたします。


 まず、昨年12月21日に東京都で開催されました全国都道府県議会議長会在京議長会に出席し、平成17年度地方財政対策及び政府予算案の内示状況について報告を受けました。


 次に、1月27日に東京都で開催されました全国都道府県議会議長会臨時総会に出席し、平成17年度の事業計画並びに予算案について審議を行い、それぞれ原案のとおり決定いたしました。


 以上で報告を終わります。


○(森高康行議長) それでは、定第3号議案平成17年度愛媛県一般会計予算ないし定第79号議案を一括上程付議いたします。


 知事の説明を求めます。


   〔加戸守行知事登壇〕


○(加戸守行知事) このたびの定例県議会におきましては、平成17年度当初予算案を初め、当面する県政の重要案件につきまして、御審議をいただくこととなっておりますので、よろしくお願い申し上げます。


 さて、県の財政状況が厳しさを増していく中、自立的で持続的に発展できる地域社会を形成していくためには、単に行政に依存することなく、県民が互いに助け合い支え合う愛と心のネットワークの確立が不可欠であります。


 また、限られた財源を有効に活用して、政策・施策の選択と集中を図り、県民のニーズに的確に対応することが重要であります。


 こうした認識のもと、今回の当初予算においては、公債費や社会保障関係経費の増大により大幅な財源不足が見込まれたことから、徹底した歳出削減に取り組むとともに、県有財産の売却や特定目的基金の活用などの緊急避難的な歳入対策を講じて、県民サービスの急激な低下をできる限り緩和することといたしました。


 そして、県民のニーズや県議会各派の要望も踏まえながら、当面の課題である雇用・経済対策や防災対策などに重点的に取り組むとともに、愛媛の元気創造に向けた第2次県政改革プランの具体化を図ることとした次第であります。


 以下、その概要について説明いたします。


 まず、第1は、雇用対策と新事業の創出についてであります。


 非常に厳しい状況にある若年者の雇用促進を図るため、若年者就職支援センター、愛称愛workにおいて、就職相談や人材育成を実施して総合的な支援に取り組むとともに、企業での実習と一体となった職業訓練や高校生の職場体験活動を実施することといたしました。


 また、知的障害者や身体障害者に加えて、新たに精神障害者の職業訓練を実施して、障害者の雇用促進に努めるとともに、中高年離職者に対する職業訓練や就職相談を実施することといたしました。


 次に、県内での新事業の創出を支援して雇用の確保や地域経済の活性化を図るため、成長著しい情報通信関連分野の創業支援の強化を初め、事業所開設に必要な初期的経費や創業のための研究開発経費等に対し助成を行うとともに、厳しい経済状況にある南予地域においては、地域の資源やニーズを活用した地域密着型ビジネスの創出を支援することといたしました。


 また、県による試験的発注や展示会の開催により、新製品の販売促進を支援するとともに、愛媛大学の無細胞タンパク質合成技術や地域新生コンソーシアム等外部からの競争的資金を導入した研究開発を進めて、県内産業の活性化を図ることといたしました。


 第2は、地域を支える愛媛産業の再生についてであります。


 まず、農業においては、ミカン産地の再生を図るため、国庫補助事業を活用して光センサー選果機を整備するとともに、優良品種の導入や生産基盤の整備を支援するほか、みかん研究所については、本格的な整備に着手することといたしました。


 中山間地域等直接支払制度については、将来に向けて農業生産活動の継続を促進する仕組みに改善して、17年度以降も引き続き実施することといたしました。


 また、県産農林水産物の消費拡大を図るため、愛媛ブランドの育成や国内外への販路開拓に取り組むとともに、地産地消活動を活発化させるほか、農道、林道、圃場、かんがい施設等の生産基盤の整備を促進することといたしました。


 さらに、消費者に愛される本県独自の銘柄豚の開発や安全性の高い鶏卵を供給する施設の整備を進めるとともに、果樹・野菜・畜産農家の経営安定を図るための生産者積立金に対する助成を行うほか、イノシシなど野生鳥獣類による農作物被害の防止対策を推進することとした次第であります。


 水産業については、漁協の経営基盤を強化するため、経営基盤強化対策資金を創設するとともに、津島町の下灘漁協の経営再建に対し利子補給による支援を行うほか、漁協の広域合併に伴い業務効率化を図るための電算システムの導入を支援することといたしました。また、漁港、漁村環境の整備を初め、加工処理施設などの生産基盤施設の整備を促進することといたしました。


 中小企業・地場産業については、産学官の連携や企業間の連携により、新製品の開発や新分野への展開を支援するとともに、今治地域の基幹産業である造船業の職業訓練を充実するほか、厳しい経営環境にある建設産業の新分野への進出や技術力の強化を支援することといたしました。


 また、大都市圏で商談会や展示会を開催して、食品関連産業や地場産品の販路拡大を支援することといたしました。


 商業・観光については、商店街の活性化を図るため、アーケードの改修、街路灯の整備など環境整備を促進するとともに、にぎわいの創出を支援することといたしました。


 また、えひめ町並博2004の成果を活用して、南予地域において、住民グループを主体とした広域的な観光まちづくりを推進するとともに、昨年就航した松山−上海便や就航10周年を迎えるソウル便を積極的に利用して、経済や観光分野における交流を促進し、県内産業の活性化を進めることといたしました。


 第3は、防災対策の充実についてであります。


 昨年の台風で被災した土木施設、農林水産施設の早期復旧を図るとともに、災害を未然に防止するため、民間活力を一部導入した河床掘削、東予地域での集中的な砂防事業などの防災対策工事を実施するとともに、防災機能を高めた集落周辺の森林整備に重点的に取り組むことといたしました。


 また、肱川流域の治水対策を図るため、山鳥坂ダムの建設や久米川の改良工事を促進し、災害に強い県土づくりを進めることとした次第であります。


 次に、昨年の台風災害や中越地震などを教訓に、南海地震等の大規模災害の発生に備えるため、防災関係機関の連携強化や県民の意識啓発を図るとともに、災害発生時に孤立のおそれがある地区における通信・交通手段の確保を図ることといたしました。


 また、住民に身近な地域の防災力を向上させるため、浸水想定区域図や危険箇所総括図を作成するとともに、自主防災組織の結成や総合防災マップの作成を支援するほか、災害時におけるボランティア活動が円滑に実施できるよう、支援体制の整備を図ることといたしました。


 第4は、助け合い支え合う社会の実現についてであります。


 県民が互いに助け合い支え合う愛と心のネットワークを県下全域に普及、浸透させるため、在宅介護研修センターでの新しいスタイルの研修を通じて、介護ボランティア等を育成するとともに、地域通貨を活用した助け合い活動などの先進的な取り組みを行う団体を支援することといたしました。


 愛と心のネットワークの一翼を担うボランティアについては、愛媛ボランティアネットの運営やコーディネート機能の強化、ボランティア活動のきっかけづくりの場を提供して、県下全域で活動を活性化させるほか、地域通貨システムいーよネットの一層の普及に努めることといたしました。


 また、高齢者や障害者が住みなれた地域でさまざまなサービスが受けられる地域やすらぎの場の整備を支援するとともに、介護や育児の負担を軽減するために相互援助活動を行うファミリー・サポート・センターの設置を促進することといたしました。


 次は、子育て支援体制の整備についてであります。


 夜間・休日等における多様な保育ニーズに対応するため、地域内で保育サービスを補完し合うシステムをモデル的に構築するとともに、認可外保育施設においては、夜間・休日の一時保育に対する支援を拡充するほか、私立幼稚園における総合的な子育て支援体制の整備を促進することといたしました。


 また、子育てに優しい環境づくりを進めるため、子育て応援隊を募集するとともに、男性の子育て参加を積極的に支援するほか、えひめ学園児童寮については、老朽化が著しい男子寮2棟を木造で改築することといたしました。


 障害者・高齢者福祉については、平成19年4月の開設に向けて本県の地域療育の中核施設となる子ども療育センターの建築工事に着手するとともに、発達障害児の生活を支援するため、関係機関との連携強化を図ることといたしました。


 また、介護保険制度の見直しを踏まえて、新たな高齢者保健福祉計画や介護保険事業支援計画を策定するとともに、介護予防対策を充実するための人材養成を図るほか、障害福祉施設や老人福祉施設の整備を促進することといたしました。


 保健・医療については、県立中央病院において、建てかえ基本計画を踏まえて、PFI方式による整備の導入可能性調査を実施するとともに、県民の高次医療ニーズに対応するため、平成18年4月の供用開始を目指して、陽電子放射断層撮影装置いわゆるPETを導入するための施設建設や機器整備を進めることといたしました。


 また、総合周産期母子医療センターに新生児救急車を配備して、総合的な周産期医療体制の充実を図るとともに、難病相談支援員を配置して患者や家族に対するきめ細かな支援を行うほか、県立医療技術大学において、高度な専門的知識と能力を備えた質の高い医療技術者を養成することといたしました。


 さらに、三位一体の改革に伴い、国民健康保険の市町保険者に対し、新たに財政調整交付金を交付し、国保財政の安定化を図ることとした次第であります。


 第5は、教育・文化・スポーツの振興についてであります。


 まず、老朽化が著しい県立学校校舎については、木質化、耐震化に配慮して改修、改築するとともに、中高一貫教育校の設備を整備することといたしました。


 また、児童生徒に確かな学力を身につけさせるため、研修の充実等により教員の学習指導力の向上を図るとともに、小中学校では学力調査をもとにした実践研究、高校では学力アップのための合宿や情報活用能力の育成に取り組むことといたしました。


 さらに、児童生徒や保護者からの相談体制を充実させるため、小学校には子供と親の相談員、中学校にはスクールカウンセラーやハートなんでも相談員を配置するとともに、私立学校については、経営の安定化、保護者の負担軽減のため、引き続き運営費補助を行うこととした次第であります。


 次に、文化については、全国生涯学習フェスティバルの成果を踏まえ、県民総合文化祭を開催するとともに、生涯学習センターを核にして、関係機関が連携して、県民に広く学習機会や学習情報を提供することといたしました。


 また、芸術文化活動を担う人材の育成を図るため、小学生を対象に芸術家の指導による文化活動の体験機会を提供するとともに、高校生の国際文化交流を促進するほか、文化交流施設については、将来の事業化のための準備を進めることといたしました。


 スポーツの振興については、平成29年の愛媛国体開催に向けて、国体競技種目を県民に紹介して機運を醸成するとともに、会場地選定の調査を進めるほか、県外遠征試合等による競技力の向上、スポーツ体験教室を通じた底辺拡大に努めることといたしました。


 また、県武道館では、国際女子柔道大会を開催するなどスポーツ立県の中核施設として利用促進を図ることといたしました。


 第6は、環境先進県の実現についてであります。


 平成17年度から導入する森林環境税を活用して、多様な公益的機能を有する森林の整備を図り、えひめの森林を蘇生するため、河川の源流域の森林整備に向けた調査に着手するほか、公共的施設の木質化や県民参加型の森林整備などに取り組むことといたしました。


 また、肱川、重信川、蒼社川の各流域において、水源の森林づくり推進モデル事業を展開するとともに、愛媛の森林基金が行う放置森林の間伐等を支援するほか、公共施設や学校関連施設の木造化を促進することといたしました。


 次に、バイオマス利活用の普及促進を図るため、ヒマワリなどの油糧作物からバイオディーゼル燃料を生産・利活用するとともに、肥料として有効活用を図るえひめバイオマスエネルギープロジェクトを推進することといたしました。


 また、地球温暖化防止活動推進センターの活動を支援するとともに、県廃棄物処理センターの経営安定化を図るため、運営費に対する助成を行うほか、産業廃棄物税導入の検討、合併処理浄化槽や農業集落排水の整備を促進することといたしました。


 第7は、快適な生活環境の整備についてであります。


 安全・安心な地域社会を実現するため、警察官を増員するとともに、産業廃棄物不法投棄の撲滅対策の強化、県民参加型の交通安全運動の支援を行うほか、国民保護法の施行に伴い、国民保護計画を策定することといたしました。


 DV対策としては、女性総合センターにおいて被害者の精神的・経済的自立を支援するとともに、県内における高齢者虐待の実態を把握し、今後の対策を検討することといたしました。


 また、限りある水資源の有効活用の方向性を明らかにするため、新たな水ビジョンの策定を進めることといたしました。


 次に、魅力あるまちづくりを推進するため、JR松山駅付近の鉄道高架の事業化に向けて環境影響評価調査等に取り組むとともに、今治新都市における都市計画道路の整備を促進するほか、老朽化している県営住宅の建てかえを進めることといたしました。


 さらに、市街地内道路を安全で快適な空間に再生するため、電線類の地中化や歩道の段差解消などを図り、面的な整備を進めるとともに、良好な都市景観を形成するためのガイドラインを作成することとした次第であります。


 第8は、交通・情報基盤の整備についてであります。


 新直轄方式による高速道路の南予延伸に向けて、西予宇和−宇和島北間において、用地買収や周辺整備を進めながら工事を促進することといたしました。


 また、松山外環状道路の用地買収に本格的に着手するほか、大洲・八幡浜自動車道いわゆる名坂道路の建設を推進するとともに、その延伸区間の整備区間への昇格に向けた調査を進めることといたしました。


 西海有料道路については、平成18年3月末の料金徴収期間満了時に無料化するほか、1.5車線的整備の手法を導入して、効率的な道路整備を図ることといたしました。


 松山港外港地区、三島川之江港金子地区においては、国際物流拠点としての港湾整備を進めるとともに、松山観光港へのアクセスとなる伊予鉄道高浜線の延伸を調査研究することといたしました。


 高度情報化については、県のシステムをベースに、県と市町が共同して電子申請システムを構築し、電子自治体化を推進するとともに、県内の情報通信環境の格差を是正するため、高速インターネットへのアクセス網の整備を支援することといたしました。


 最後に、新しい地方自治の確立についてであります。


 財政状況が極めて厳しい中、県税収入の確保を図るため、滞納整理を強化するとともに、市町と協働して愛媛地方税整理回収機構の設立に向けて準備を進めるほか、旅費事務などの内部経費の徹底的な削減に努めることといたしました。


 また、県版の構造改革特区であるえひめ夢提案制度を創設し、市町や民間のアイデアを生かして、県独自の規制を緩和し、地域活性化の取り組みを促進することといたしました。


 市町村合併については、合併後の地域の一体化を支援するため、新市町が周辺地域の振興を図るための取り組みに対し、新たな助成制度を創設するとともに、都市計画区域マスタープランの策定や上島地域の架橋整備を進めることといたしました。


 また、四国はひとつの理念のもと、四国4県が連携して、通信制の看護師養成所の開設を初め、地球温暖化防止のキャンペーンの実施、四国ジュニア環境サミットの開催などに取り組むことといたしました。


 なお、厳しい財政状況等を踏まえて、特別職の体制を見直すとともに、知事等特別職の給料及び部・次長級職員の管理職手当についても、平成16年度に引き続き削減することといたしました。


 この結果、平成17年度の当初予算の総額は、一般会計で6,415億2,000万円、特別会計で164億4,400万円、企業会計で620億6,100万円、合計7,200億2,500万円でありまして、これを前年度当初予算額と比較いたしますと、一般会計で25億4,000万円の減、特別会計で18億3,600万円の減、企業会計で15億9,000万円の増、合計いたしまして27億8,600万円の減となります。


 次に、一般会計に充当した財源でありますが、県税及び地方消費税清算金は平成17年度の収入見込額を、地方譲与税及び地方交付税は交付見込額を基礎にそれぞれ計上するとともに、県債及び基金を有効に活用することといたしました。また、国庫支出金などその他の特定財源については、いずれも事業執行に見合う額を計上いたしました。


 以上が当初予算の概要でありますが、平成16年度の補正予算につきましては、昨年の台風で被災したえひめ学園を木造化により復旧改築するとともに、障害福祉施設やJR予讃線の早期復旧を支援することといたしました。


 このほか、えひめこどもの城の指定管理者制度への移行のための条例制定や愛媛県副知事定数条例の廃止など各種条例の制定及び改廃並びにその他の諸案件も提案しておりますので、適切な議決を賜りますようお願い申し上げます。


    ――――――――――――――――


○(森高康行議長) 以上で本日の日程を終了いたしました。


 明25日は議案調査のため、26日及び27日は休日のため、28日、3月1日及び2日は議案調査のため、休会いたします。


 3日は、午前10時30分から本会議を開きます。


 日程は、全議案に対する審議の続行であります。


 本日は、これをもって散会いたします。


     午前11時34分 散会