議事ロックス -地方議会議事録検索-


香川県 坂出市

平成25年 6月定例会 06月19日−03号




平成25年 6月定例会 − 06月19日−03号







平成25年 6月定例会



          平成25年6月19日(水曜日)午前10時開議

〇出席議員 21名

  1番   斉  藤  義  明       2番   出  田  泰  三

  3番   若  谷  修  治       4番   茨     智  仁

  5番   脇     芳  美       6番   村  井  孝  彦

  7番   野  角  満  昭       8番   楠  井  常  夫

  9番   末  包  保  広       10番   別  府  健  二

  11番   植  條  敬  介       12番   前  川  昌  也

  13番   大  藤  匡  文       14番   大  前  寛  乗

  15番   松  田     実       16番   若  杉  輝  久

  17番   松  成  国  宏       18番   吉  田  耕  一

  19番   中  河  哲  郎       20番   木  下     清

  22番   東  山  光  徳

       ────────────────────────────

〇欠席議員 1名

  21番   山  条  忠  文

       ────────────────────────────

〇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者

  市長      綾     宏       副市長     加 藤 悟 史

(総 務 部)

  総務部長    樋 本 保 男       秘書広報課長  杉之原 智 也

  政策課長    好 井 和 彰       総務課長    前 谷 博 司

  危機監理室長  高 木 照 男       企業立地推進室長洲 崎 真 治

(市民生活部)

  市民生活部長  平 田 敏 夫       生活課長    末 包 嘉 一

(健康福祉部)

  健康福祉部長  寺 坂 政 喜

(建設経済部)

  建設経済部長  阿 野 要 一       建設課長    藪 下 修 平

  にぎわい室長  谷 久 真 哉

(市立病院)

  事務局長    宮 竹 光 浩

(出 納 局)

  出納局長    荒 木 修 二

(消   防)

  消防長     中 川 靖 夫

(水 道 局)

  水道局長    野 方 宏 志

(教育委員会)

  教育長     三 好 康 弘       教育部長    小 林 一 夫

  文化振興課長  高 木 康 順

       ────────────────────────────

〇出席した議会事務局職員

  事務局長    藤 村 正 人       議事係長    宮 川 滋 義

  書記      黒 田 佐永子       書記      吉 川 明 人

       ────────────────────────────

              議 事 日 程   第3号

              第1 一般質問(個人)

       ────────────────────────────

             本 日 の 会 議 に 付 し た 事 件

             日程第1 一般質問(個人)

       ────────────────────────────



○議長(大前寛乗君) これより6月定例会を再開し、本日の会議を開きます。

 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。御了承願います。

       ────────────────────────────



△日程第1 一般質問(個人)



○議長(大前寛乗君) これより個人による一般質問を行います。

 質問者の発言順序及び質問事項並びに質問方法等については、お手元に配付のとおりであります。御了承願います。

 まず初めに、6番村井孝彦君の質問を許します。



◆6番(村井孝彦君) 議長─6番



○議長(大前寛乗君) 6番 村井孝彦君

              〔6番(村井孝彦君)登壇〕



◆6番(村井孝彦君) おはようございます。

 議長のお許しをいただきましたので、6月定例会最初の一般質問を市民グループ未来の会の村井がさせていただきます。

 改めまして、市長、再選、まことにおめでとうございます。

 しかし、まず1点、苦言をします。2期目への出馬に当たり、さらなる市民参加との考えは確かに発信されましたが、これからの4年間の市政なり将来の坂出の展望等について、明確な市民への訴えはありませんでした。それら公約のないまま、無投票選挙による再選を果たされましたが、私としては、やや残念に感じるところであります。

 そこで、6月議会の初日の所信表明をお聞きする前での質問通告書の作成でありましたので、当然重複もありますが、それもいとわず再度確認をさせていただくという意味を含めまして、質問させていただきます。

 まず、無投票当選についてでありますが、御自分も出馬時のパンフレットにありますように市民の目に見えるわかりやすい施策や久米町の選挙事務所の前の看板、「変えます!!坂出 チェンジ」の当時の新鮮なキャッチフレーズから「躍進」に変えて臨んだ、まさにその自信が無投票当選という市民の審判になったと私は理解をしておりますが、改めまして、ここで市長御自身、この無投票再選の意義をどのように捉えておられるのか、お伺いいたします。よろしくお願いします。



○議長(大前寛乗君) 答弁を求めます。



◎市長(綾宏君) 議長─市長



○議長(大前寛乗君) 市長 綾  宏君

              〔市長(綾宏君)登壇〕



◎市長(綾宏君) 6番村井議員の無投票再選と2期目の施策についてのうち、無投票再選の意義はについての御質問にお答えいたします。

 私は4年前に「人口増やして、元気な町に」をスローガンに市長に就任をいたしました。私の政治信条である市民本位、市民参加、市民対話による市政運営に取り組み、坂出に生まれてよかった、坂出に住んでいてよかったと感じられるまちづくりを目指す中で、市民は顧客、職員は資産という考えのもと、さきの任期4年を地盤固めの年、また構想の年、実行元年、さらなる飛躍の年と位置づけ、さまざまな実効性のある施策に取り組んでまいりました。

 公約を示さない中での無投票についての御指摘もありましたが、4年前の選挙に際してお示しした公約につきましては、基本的な方向は変わっておりませんので、一定の成果を得ている項目も含めまして、さらに充実をさせてまいりたいと考えております。

 一方、いまだ実現に至っていない坂出北インターチェンジのフルインター化は欠くことのできない最重要課題でございますので、あらゆる方策を講じて実現に向けて全力を傾注する覚悟でございます。

 このたびの無投票の再選は、これまでの4年間の私の市政運営がより多くの市民の皆さんに理解をされ、信任されたものとの捉え方もあるかもしれませんが、そのように短絡的に楽観することなく、これからの4年間の負託を真摯に受けとめるべきであると考えております。

 また、さきの4年間の経験を存分に生かし、坂出市のさらなる発展を目指して、市民とともに躍進することの負託であると認識をいたしております。



◆6番(村井孝彦君) 議長─6番



○議長(大前寛乗君) 村井孝彦君

              〔6番(村井孝彦君)登壇〕



◆6番(村井孝彦君) ありがとうございました。

 今の御答弁の中にも、いろんな言葉が繰り返し繰り返し出ております。その言葉に込められた市長の思いというのはよくわかるんですが、今市長のお言葉にもありましたが、厳しく受けとめていただきたいんです。この坂出の市政、決して安易ではありません。苦難です。荒波を乗り越えていくかじ取りは、やっぱり綾市長しかいないと、火中のクリを拾えるのは自分しかいないという強い覚悟と姿勢で臨んでいただきたいと思います。

 しかし、それにしてでも所信表明、内容的にも力の入れ方にもやや遠慮がちで、若干薄かったなという思いもしました。実際、無投票当選についてはわずか7行、それに比して先ほども申してましたが、言葉で市民に訴える部分、先ほども出ましたが人口増やして、元気な町に、市民本位、市民参加、市民対話、坂出に生まれてよかった、坂出に住んでいてよかった、新たに坂出に住みたい、さらなる市民参加、市民共働、ちょっとわかりにくいんですが、愛郷育、愛敬育、古のロマンのまちさかいで、さかいでブランド、市民が安心して暮らせ、心の支えとなる病院に等々、言葉は、本当にすごいと思いますが、逆に大変だなと思います。

 そこで、その中でも私が一つ重要だなと思われる市民共働についてでありますが、25年度の施政方針の表題に市民参加のまちづくりに全力を傾注と掲げ、再選後も所々でさらなる市民参加と表明する中、まちづくりを進めるには市民共働が重要と言われております。所信表明でもありましたが、再度、市民共働が重要と強調される理由と具体的な市民共働の進め方、方策をお伺いしたいと思います。

 あわせ、さらなる市民参加と市民共働の関係についてお答えいただければと思います。よろしくお願いをします。



◎市長(綾宏君) 議長─市長



○議長(大前寛乗君) 市長

              〔市長(綾宏君)登壇〕



◎市長(綾宏君) さらなる市民参加、市民共働への取り組みについての御質問にお答えをいたします。

 まず、市民との共働をテーマとして掲げる理由でございますが、私の信条は市民本位、市民参加、市民対話による市政運営であり、坂出に生まれてよかった、坂出に住んでいてよかったと感じられるまちづくりに取り組んでまいりました。今後は、さらに市民の皆さんが積極的にまちづくりに参加していただける機運を醸成するため、ふるさとを愛する心を育む愛郷育、人を思いやる心を育む愛敬育の視点をあらゆる施策に取り入れ、坂出に住みたいと思っていただけるような付加価値の高い町を市民の皆さんとともにつくり上げてまいりたいと考えております。

 そのためには、まず官民がお互いの役割と責任を認め合い、相互関係を深めながらともに働き、行動する市民との共働が根底になければなりません。

 そこで、新たなキーワードにさらなる市民参加を掲げるところであり、そのための具体的施策として出前市役所の制度を創設いたします。

 これまで各地域においては、自治会などを中心にそれぞれの地域が抱える課題の克服やにぎわいの創出に取り組んでおられますが、その体制や実情はまさにさまざまであります。

 そこで、各地域が抱える課題や要望などをきめ細かく施策に反映するため、各地域の担当者として部課長等の幹部職員を任命して、地域からの要請に応じて地域に出向かせ、意見交換を初め課題解決のための情報提供や助言等を行うことにより、地域が主体となったまちづくりを側面から支援するものであります。

 現在、制度の詳細を検討しておりますが、7月の連合自治会理事会にて、その制度の説明をさせていただく中で、各地域の方々の御理解を得ながら、秋ごろからの活動開始を予定しております。

 以上です。



◆6番(村井孝彦君) 議長─6番



○議長(大前寛乗君) 村井孝彦君

              〔6番(村井孝彦君)登壇〕



◆6番(村井孝彦君) ありがとうございました。

 言葉を巧みに選んで使う、そして市民に発信される市長の手腕には感心いたします。今、話された内容は付加価値の高い町を市民とともにつくり上げていく手段、やり方をともにという意味で、市民との共働を、公約としては、やはり市民参加というように理解をさせていただきたいというふうに思います。

 一つ、そこで先ほど申されました部課長等が地域に出向く出前市役所であります。幹部職員がチームを組んで、自治会と連携し、地域の課題や要望をきめ細かく聞いて施策に反映する等、まことに結構なことだと思いますが、同時に我が身を振り返ってみると、毎日各地域で市民と接触をし、その民意を的確に市政につなげようとする議員への叱咤激励とも捉え、今後一層の議員活動への努力を決意することを新たにしたところでもあります。

 一つ、先ほど地域が主体となったまちづくりを側面からという言葉を使われましたが、ちょっと言葉尻を捉えて申しわけないんですが、若干市民頼りというか、そういうとこの傾向があるので、今後そういうところも市長と突き詰めていきたいと思いますし、ふるさとを愛する心を育む愛郷育、人を思いやる心を育む愛敬育について、これも時間があればその成果も踏まえて、今後お聞きをしたいと思います。

 そこで、話をかえまして、少し大震災の話に移らせていただきます。

 南海トラフ巨大地震への備えについての質問であります。

 まず、新被害想定等に対する市民の反応とそれらへの対応についてでありますが、本当に毎日のように報じられる大地震情報、特に未知の揺れだとか、浸水だとか、液状化現象等、また最近では具体的に市庁舎、市立学校への直接被害等について報道がありました。市民はどのように受けとめているのか、その実情把握と対応についてお伺いします。

 また、昨年12月議会で質問させていただきました事業継続計画、略称BCPでありますが、この策定の進捗状況について、お教えいただければと思います。よろしくお願いします。



◎総務部長(樋本保男君) 議長─総務部長



○議長(大前寛乗君) 総務部長 樋本保男君

              〔総務部長(樋本保男君)登壇〕



◎総務部長(樋本保男君) 南海トラフ巨大地震への備えについての御質問のうち、新被害想定等に対する市民の反応と対応について御答弁を申し上げます。

 国、県の南海トラフ巨大地震新被害想定等につきましては、昨年8月29日に第1次報告として震度、津波浸水域、人的・建物被害が、本年3月18日に2次報告として施設等及び経済的被害が、3月31日には香川県地震・津波被害想定が公表され、5月28日に南海トラフ巨大地震対策についての最終報告が公表されました。

 市民の反応とその実態把握につきましては、その都度、市のホームページに掲載するほか、市や地域で実施した防災訓練、講話等の機会を捉え周知し、意見を伺っております。

 反応といたしましては、被害想定は条件等によって大きく異なることや数字よりも地域や個人ごとの心構えと実践が大切であるということを訴えてまいりました結果、地域ごとの温度差はあるものの、南海トラフ巨大地震・津波被害の概要等やソフト対策における自助、共助の大切さは理解されつつあるものと認識をいたしております。

 また、市庁舎や小中学校等の指定避難所を含む市街地の大半が浸水区域となっていることや液状化の危険度が高くなっていることにつきましては、一部の企業や住民からの問い合わせや不安の声が上がっているのも事実でございますが、香川県の公表では津波による本市の影響は津波水位2.8メートル、浸水域1,101ヘクタールとなっており、従来とほとんど変わっておりません。今後もこれまで同様、防災訓練、講話等に加え、自主防災組織リーダー研修会、土砂災害ワークショップ等において実態把握に努めるとともに、本年4月より取り組んでおりますコミュニティーFMでの防災コーナー等も活用する中、市民感覚での身近な防災対策についても啓発してまいりたいと考えております。

 次に、事業継続計画策定の進捗状況でございますが、本計画は各部の垣根を越え、市全体で取り組む必要があることから、平成25年度坂出市職員研修訓練の一環として検討し、作成する予定でございます。

 その進捗状況でございますが、本年6月27日に第1回目の訓練を実施する段階でございます。実施内容といたしましては、南海トラフ巨大地震及び発生後の全職員の行動をイメージし、職員参集上の問題点、各課が実施すべき優先業務等を検討してまいります。

 以上でございます。



◆6番(村井孝彦君) 議長─6番



○議長(大前寛乗君) 村井孝彦君

              〔6番(村井孝彦君)登壇〕



◆6番(村井孝彦君) 実に丁寧な御回答を受けました。本当にありがとうございます。

 坂出市民が、正しく災害を知って、正しく恐れることの定着については、今の御回答も含めまして十分に認識をしました。ただ、今後とも冷静に受けとめ、おびえず、諦めず、着実に備えを重ねることを改めてお願いするところであります。

 次いで、事業継続計画についてでありますが、今答弁いただきました内容で、12月議会で申したことの確認でございますが、職員皆様の意識改革とスキルアップがポイントであると私は申しました。答弁でいただきましたが、平成25年度坂出市職員研修の一環として検討し作成する予定とのこと、十分に了解をしました。

 また、内容的に巨大地震発生後の全職員の行動をイメージし、職員参集上の問題点、いわゆる呼集上の問題点と各課が実施すべき優先業務等をまず検討するとのこと、これもまことに結構だと思います。

 しかし、この計画は完成が目標じゃないんです。いつ起こるかわからない、この巨大地震に対し、しっかりした優先順位を確立し、それを逐次実行、研修を通じて、段階的な積み上げが非常に重要な内容であると考えます。

 そこで、改めまして、この具体的な職員訓練の実施の考え方と今後の事業継続計画作成の予定について、改めてお聞きをいたします。お願いをします。



◎総務部長(樋本保男君) 議長─総務部長



○議長(大前寛乗君) 総務部長

              〔総務部長(樋本保男君)登壇〕



◎総務部長(樋本保男君) 南海トラフ巨大地震への備えについての再質問にお答えを申し上げます。

 まず、平成25年度の職員研修訓練の実施の考え方でございますが、地域防災計画に基づく災害対策本部及び各部の実効性ある施策を具体化いたしますとともに、防災、危機管理能力の向上を図ることを方針として、今後も四半期に1回を基準に実施する予定でございます。

 主要実施事項といたしまして、課長補佐級以上は坂出市事業継続計画の策定、その他の職員は防災に関する基礎知識、実技及び災害対策本部活動に必要な実務の習得を図るものでございます。

 今後の事業継続計画策定予定といたしましては、年度前半で各部の非常時優先業務及び当面の課題、対策事項を、年度後半に市として機能別訓練、総合訓練を実施する中、計画の概要を作成してまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◆6番(村井孝彦君) 議長─6番



○議長(大前寛乗君) 村井孝彦君

              〔6番(村井孝彦君)登壇〕



◆6番(村井孝彦君) ありがとうございます。

 巨大地震、5年後に確実に来る、10年後に確実に来ると、そんなものではなくきょうでもあすでも発生してもおかしくないものであります。よって、おっとりでなく、おっ取り刀でもなく、完璧で完全なものをつくるというわけにもいかないので、実行可能で直ちに着手できるものから優先的に積み上げていっていただきたいと思います。

 次いで、四国の防災拠点に向かうということについての質問をさせていただきます。

 この四国の復旧拠点としての本市の役割と積極姿勢についてお伺いをします。

 香川県では南海トラフ巨大地震に対し四国の後方支援、つまり復旧等の支援拠点としての役割が論じられ、その機能発揮が四国全体の救援、復旧作業を大きく左右するものと言われています。そんな状況下、本市の役割はいかなるものかについて真剣に考え、行動を起こす必要があるのではないでしょうか。本市の地勢的な環境、特に四国道路網の集約点であり、瀬戸大橋や坂出港は本州との連携点、そして番の州用地等々を踏まえれば、十分に救援、復旧等の支援拠点都市の一翼を担えるのではないでしょうか。救援物資等の受け入れ、一時備蓄、搬送等、具体的で可能性のある県下における役割、活動を提示することにより、支援備蓄都市への名乗りを上げるべきではないかと思いますが、市長のお考えをお伺いしたいと思います。



◎副市長(加藤悟史君) 議長─副市長



○議長(大前寛乗君) 副市長 加藤悟史君

              〔副市長(加藤悟史君)登壇〕



◎副市長(加藤悟史君) 四国の救援・復旧等支援拠点としての本市の役割と積極姿勢について御答弁を申し上げます。

 本市は、本州・四国を結ぶ3本の本四連絡橋の中、唯一のJR鉄道路線を有する瀬戸大橋、また重点港湾坂出港を有し、エネルギー拠点となっている番の州臨海工業地帯及び物流関連企業が存在するほか、瀬戸中央自動車道を中心とした道路網や津波による浸水被害のない高松空港に近い地理的特性があります。

 また、明石海峡から中央構造線、豊予海峡を境に、高知から徳島県の太平洋側と大きく異なり、被害も太平洋側の地域に比べ小さいことや国の現地対策本部も香川県に設置されることから、御指摘のとおり復旧復興の支援拠点として適した環境にあることは異論のないところでございます。

 一方におきまして、番の州地区は石油コンビナート等災害防止法の規定により特別防災区域が指定されており、香川県の計画では同区域に災害が発生し、または発生するおそれがある場合、坂出市長は現地防災本部長としての役割も担うことになっており、また同時にこれまで経験したことのないような災害に対して、まず坂出市内の復旧復興を最優先として考える必要があります。その上で、国や他の自治体等への支援についても対応していくこととなっております。

 したがいまして、坂出市の役割は本市自身が地震、津波等の被害が生じた場合、早期対応、または早期復旧を果たすこと、その上で国、県等の機能発揮や活動環境を提供することが積極的支援につながるものと認識をいたしております。

 復旧復興等支援拠点への名乗りにつきましては、国、県等の動向を見ながら、今後十分検討していく必要があると考えております。

 以上でございます。



◆6番(村井孝彦君) 議長─6番



○議長(大前寛乗君) 村井孝彦君

              〔6番(村井孝彦君)登壇〕



◆6番(村井孝彦君) 御答弁の内容は予想しておりましたので、市としての、市長としての地位とか立場から、まずこの程度かなという想像はしてました。

 しかし、所信表明で本年度耐震岸壁の完成を目指している重点港湾坂出港は大規模災害時には緊急物資や支援要員輸送など、復旧の拠点として重要な役割を果たす防災機能強化港として位置づけられており、坂出港が四国の防災拠点としての役割を果たすと明言までされております。その意気込みがあるのに、今言いましたようなエネルギーの面だけでとりあえず名乗りを上げる。ちょっと私にとっては不満があります。

 本市みずからの被災からの復旧復興を最優先、当たり前なんです。次いで、その上で、国や他の自治体の支援について対応する。これはもう基本的に当たり前の話であって、もう一つ番の州コンビナートにおいては既に現地防災本部長としての役割がある、これは十分に理解したいと思います。当たり前のことと今のこと、そこでもう一度よく考えていただきたい。もうおくれているんでないですか。国や一部県レベル以上が、当然行う四国全般の復旧復興援助の一部でも、その拠点都市にならなければならないことは明白なんです。災害が発生してからどうぞという感覚ではなく、今もう必要とされているのではないですか。現実に、高松を中心とした復旧作業の中枢となる情報収集や国の現地対策本部の設置、また高松空港に加え、耐震強化岸壁を備えた高松港が四国の窓口ともマスコミで報道され、一歩も二歩もリードされてるようにしか思えませんが、高松ばかりがという思いが改めてします。

 また、四国整備局も備蓄拠点の調査はもう既に終えたというような動向情報もあります。名乗りを上げろと言ってるのは、ただ単に坂出はやりますとか、坂出は受け入れますとか、坂出は何でもやりますと言ってくれということを申してるんではなく、先ほど来より既に始まってる四国の復旧復興の対応論の一翼として検討のステージに坂出を乗せてもらいたいという前向きな動きをしてほしいと言ってるだけなんです。そのためには、本市みずから必要とされる役割を検討し、それが備蓄ならば、倉庫群の場所は、物資輸送に当たって耐震岸壁から坂出インターまでの道路網の整備が必要なのか、高松が国の現地対策本部ならば坂出には現場の指揮所が必要ではないか等々、坂出が独自にしっかりした青写真、それは坂出独自の地勢を知った者にしかできない青写真を持って、坂出は国に対してこういうことができるんだという情報提供なり本市の思いを発信する、即それが名乗りを上げることと考えますが、いかがですか。

 国や県にはそれをキャッチしてもらい、坂出に振り向かせる、本市に注目させる。そして、それが本当に最終的に投資につながれば、それによって本市は逆に早期被災からの復旧にもつながり、町の活性化への道筋の一策へもつながるもんだと思います。むつごくきつくなりますが、復旧復興の支援拠点に適した環境との再認識と坂出の早期復旧とを連動させた国、県等の機能発揮や活動環境を提供する姿勢、これについて、もう一歩踏み込んだ対応として情報を発信すべきではないのか、改めて市長の御意見を伺います。お願いをします。



◎副市長(加藤悟史君) 議長─副市長



○議長(大前寛乗君) 副市長

              〔副市長(加藤悟史君)登壇〕



◎副市長(加藤悟史君) 再質問にお答えいたします。

 本市も坂出市の役割分をしっかりと発信してくれという話でございますけども、坂出市も今、香川地域継続検討協議会ということで、高松市、香川県とともに自治体としては3自治体がそういうような協議会に参画して、本市の役割というのを積極的に発信する中で、香川県としての役割を、坂出市の役割を検討しているという状況でございます。御質問のとおり今後本市の役割をしっかりとまとめて幅広く発信していくということが大事かと思っておりますので、よろしくお願いいたしたいと思います。



◆6番(村井孝彦君) 議長─6番



○議長(大前寛乗君) 村井孝彦君

              〔6番(村井孝彦君)登壇〕



◆6番(村井孝彦君) 本当によろしくお願いをしたいと思います。

 ここは瀬戸内側から太平洋へ命の道の出発点なんです。その出発点の町としての役割を果たそうではありませんか。四国の玄関口の坂出の役割、坂出の元気のためにも、この拠点の町の役割は重要であり、ひいては先ほど市長からありました坂出北インターのフル化へ、逆に言ったら近道じゃないかということも今思いました。

 そこでもう一つ、次に震災瓦れきの処理施設の整備についてでありますが、震災からの復旧復興のポイントは、瓦れきの撤去処理にかかっています。私自身、前職自衛官のときに、阪神・淡路大震災の際に淡路島の災害派遣を担当し、神戸地区と復旧の差が出たのは、まさに島内に震災瓦れきの処理プラントを早期に整備したことだと確信しています。実際、神戸市方面は朝出たダンプが夕方でなかったら帰ってこない。しかし、淡路島島内は数珠つながりに処理ダンプが行き交う、それが現実でした。

 そこで、本市もこの甚大な被害が想定される中、早期に被災から復旧復興を目指す観点から瓦れき処理施設、焼却施設の事前整備を検討してはどうでしょうか。さきに述べた四国の復旧等拠点としての役割を果たすためにも重要であり、決して無駄な投資にはならない。状況によってはみずからつくるんでなく、投資受けが可能だと考えますが、御見解をお伺いします。



◎市民生活部長(平田敏夫君) 議長─市民生活部長



○議長(大前寛乗君) 市民生活部長 平田敏夫君

              〔市民生活部長(平田敏夫君)登壇〕



◎市民生活部長(平田敏夫君) 震災瓦れきの処理施設、焼却施設の整備についての御質問にお答えいたします。

 南海トラフ巨大地震の震災瓦れきを処理するために、本市が事前に焼却施設を整備してはとの御意見でございますが、震災時の瓦れき処理は本市みずから早期復旧するためには重要であり、また周辺地域からの受け入れ処理についても復旧復興の重要な支援であると認識しておりますが、受け入れするために焼却施設を新設することにつきましては、その必要性、本市の財政状況、費用対効果などを考慮いたしますと、現時点では難しいと判断するとこでございます。



◆6番(村井孝彦君) 議長─6番



○議長(大前寛乗君) 村井孝彦君

              〔6番(村井孝彦君)登壇〕



◆6番(村井孝彦君) 突然、瓦れき処理の施設と言ったんで戸惑われたかと思いますけども、ちょっとそう言われても簡単にはいけないという話であります。坂出市で発生する震災瓦れきの実態をどのように想定されているのか、その処理作業に関する見積もりは、今後今の施設で対応可能か、今、その震災瓦れきの処理について、誰が考えているのか、そのあたりお答えいただければと思います。簡単で結構でございます。



◎市民生活部長(平田敏夫君) 議長─市民生活部長



○議長(大前寛乗君) 市民生活部長

              〔市民生活部長(平田敏夫君)登壇〕



◎市民生活部長(平田敏夫君) 再質問にお答えいたします。

 震災時の瓦れきの実態把握、あるいはその見積もり、そのときに対応が可能かどうか、そういうことについての御質問でございました。

 震災時にどれほどの瓦れきが具体的に出るのか、そこら辺の数量ははっきり申し上げてまだ把握はできておりません。しかしながら、こういう対応時につきましては、現在の処理施設でも日量的には余裕があるところでございます。

 実際に震災が起きますと、その瓦れきは一時保管場所等に保管されるわけでございます。その後、そこで分別作業を行い、実際に焼却に持っていくと、そういう作業の流れになるだろうと思います。

 これは参考になるかどうかわかりませんが、平成16年の台風、あるいは大雨時に坂出で浸水の大きな災害がございました。実際、そのときに一時保管場所では、ある程度の瓦れきの滞留がございました。しかしながら、現在の広域で行っております処理施設におきましては、そのピットは多少いっぱいぐらいにはなりましたが、それが間に合わないという状況ではございませんでした。今後、そのようなことも含めまして、坂出市の現在広域で行っている処理施設、それが老朽化等になりました時点には、当然そういう余剰部分、そこらあたりも加味した中で考えていかなければならないのかなと、そのように考えております。



◆6番(村井孝彦君) 議長─6番



○議長(大前寛乗君) 村井孝彦君

              〔6番(村井孝彦君)登壇〕



◆6番(村井孝彦君) 震災瓦れき、そんな簡単なもんじゃないと思います。今の平時の処理施設で処理できるという、僕は安易な考えはやめて、しっかり見積もって対応はしていかないかん、あえて思います。よろしくお願いしたいと思います。

 そこで、最後に災害復旧復興拠点都市特区への挑戦と投資に値する町への脱皮について、ちょっと伺います。

 先ほど来述べております、南海トラフ巨大地震対応で、救援・復旧等支援拠点、支援備蓄拠点都市、瓦れき処理施設等を整備してはという話を全て統合して、県ともしっかり連携をして、災害復旧復興拠点都市特区への指定申請を検討してはどうかという話であります。

 現安倍政権下での国土強靱化計画、地方再生、地域活性化を目指す成長戦略の策定、大規模災害からの復興に関する法律案の審議等に鑑み、今こそ好機と捉え、また決して可能性の有無の問題でなく、必要性の観点より提言をしたいと考えますが、御見解をお伺いします。

 あわせ、これを一つの契機に、本市坂出を本当に投資に値する町への脱皮に挑戦すべきであると考えますが、いかがでしょうか、お願いをします。



◎市長(綾宏君) 議長─市長



○議長(大前寛乗君) 市長

              〔市長(綾宏君)登壇〕



◎市長(綾宏君) 災害復旧復興拠点都市特区への挑戦と投資ということにお答えを申し上げます。

 報道等によりますと東日本大震災の教訓に、全国から集まった支援物資が必要とする場所や被災者まで届かなかったことが挙げられておりますが、その要因は運送上の問題や道路寸断等、被災による直接的要因のほか、道路交通法等法的制約や規制による影響が少なからずあったようでございます。想定をはるかに超える未曽有の災害においては、対策の段階で予期しない事態が発生することは避けられず、迅速な対策を推進するにはやむを得ず超法規的行動をとらざるを得ない状況もあることから、法制による制約や規制を緩和するということも必要であると考えております。

 かかる観点から、質問者御提案の救援・復旧等支援拠点、支援備蓄拠点都市、瓦れき処理施設等を統合した災害復旧復興拠点都市特区については、まず四国の復旧復興活動における本市の位置づけ、特に坂出港とエネルギー拠点である番の州工業地帯との役割を明確にする必要があると考えております。

 エネルギーの供給拠点など、大規模災害発生時の本市の担うべき役割に応じた対策を進めていくに当たり、現行法制による規制を緩和する必要性が生じた場合には、特区的な新たな考え方も選択肢の一つであると考えております。

 また、投資に値する町への脱皮ということの御質問に御答弁申し上げます。

 議員が御質問のとおり地域活性化総合特区に認定されますと、現場での声を重視した規制の緩和や国の予算措置などの支援を受けることが可能にはなります。特区につきましては、過去にもいろいろな目的を持った特区があり、さまざまな規制を取り除くための特区制度であります。南海トラフ巨大地震発生時の高知県、徳島県と比べた場合、香川県の被害の規模、エネルギー関連施設等の状況を考慮いたしますと、本市は四国の中でもある意味、好条件であろうかと思います。

 先ほども御答弁申し上げましたが、国や県等の動向を見る中、本市の担うべき役割、まさに分担に応じた対策を進めていくに当たって、特区にかかわらず、さまざまな手法を検討してまいりたいと、かように思っております。

 以上です。



◆6番(村井孝彦君) 議長─6番



○議長(大前寛乗君) 村井孝彦君

              〔6番(村井孝彦君)登壇〕



◆6番(村井孝彦君) ありがとうございました。

 限定されたエネルギーを対象にした特区についての前向きな答弁もございましたが、特区というのは解釈によって一人一人違うと思うんです、違ってはいけないんですが。もう一度原点に立ち返りますと、特区の指定申請というのは、今言われました規制緩和、法的制約の緩和面が当然取り上げられますが、私がここで言う地域再生、地域活性化総合特区指定とは、改めて先進的な地域活性化の取り組みの可能性の高い地域を国が指定し、その取り組みへのチャレンジを国家戦略として位置づけ、国家の成長戦略として支援する制度と私は理解をしています。それにより認定されれば、地域特定の規制緩和や税制面などの支援を受けられる可能性もあり、また投資に値する町への脱皮が図られると思っております。

 最近、国の経済財政運営の指針、つまり骨太方針でも地方の活性化の努力を査定し、頑張る自治体を応援する、つまり交付税を重点配分する方針と、また公共事業は防災など投資効果の高い事業に集中して、民間資金を活用する等、これはまさに大都市を中心とする国家戦略特区とは違います。こういう骨太方針も出ております。

 それから、大規模震災などに備えて防災対策を進める国土強靱化基本計画では、災害に対する課題や弱点を洗い出す脆弱性評価を実施し、今後とるべき対策を定める等、まさに今、防災対策の課題の洗い出しが始まったところなんです。

 そういう観点からも単なる規制緩和とか法的規制緩和のみならず、投資という観点もある、地域の活性化もある、頑張る自治体を応援するというところに着目をすべきではないかと改めて思いますが、市長の見解を伺います。



◎市長(綾宏君) 議長─市長



○議長(大前寛乗君) 市長

              〔市長(綾宏君)登壇〕



◎市長(綾宏君) 御答弁を申し上げます。

 今、政府がおっしゃっておるいろんな方針は出てきておりますが、まさにまだその具体性が全くないと。例えば高知、徳島においても最大被害があるであろうという指定地域に、どれくらいの予算がどれくらいの率で来るかというのが一切決まっておりませんでして、先般も四国の市長会で、例えば津波の避難所です、約1億2,000万円ぐらいする。私の市では38ぐらいつくらないかん。これは年間の予算でいったらとんでもない数字だと。これをどれだけ国が助成をしてくれるのか、いまだに決まってないと。それから、救命ボートを整備局のほうで研究をやってるところですが、これも相当なお金がかかるんです。その避難施設をつくったほうがいいのか、避難艇を置いたほうがいいのか、ましてや防潮堤は高さが間に合わないと。そういう中で、激甚の想定をされてるとこが指定だけはされても、実際それできないと。

 もう一つは、先般は全国の市長会で、その骨太の中で特に頑張る自治体、市長さん、皆さん口々にみんな頑張ってると、頑張ってないところはない、どうやってそれをつけるんだと、その方針が全然わからない。どうやって点数をつけていって、ああ、そこが頑張ってる、そういうことを言うだけで、実際進んでないじゃないかと、市長会としては不満だらけなところでございます。

 特に、公共性を重視する点について国が施策をする、それはどこなのかと、それも明らかでない。まさに、この参議院の選挙が終われば、また具体的な状況が出てくるのかもしれませんが、まさに今自治体の首長としては困惑をしているというのが現状でございまして、手を挙げてもそれが採択されるかどうか。

 それから、先ほど言われました特区です。国の枠組みが今までのはそういう形であったと。ただ、これからどういう形でどこまでを採択して、広範囲にとるのか、狭義にとるのかが、今はっきり出ておりません。そういった意味で、一昨年、坂出市も特区の申請を上げたことがあります。結局不採択になったわけでございますが、そこへ行くまでの道のりも相当長い時間かかった経緯の中で、どういう施策を模索していくのかが、これからの課題だと思ってますので、どうか長い目と、ある意味で可及的早急に進めてまいりたいと思ってます。

 以上です。



◆6番(村井孝彦君) 議長─6番



○議長(大前寛乗君) 村井孝彦君

              〔6番(村井孝彦君)登壇〕



◆6番(村井孝彦君) 市長、頑張りましょう。わからない、本当にわかりません。あけてみなけりゃわからない。だけども、みずからそれを待ちの姿勢で行くことと、それをみずから開拓していって、外れたらそれが無になるんか、それはわかりませんよ。そこまで検討してきたことが市の発展につながるかもしれない。だから、私は今言ってることは決して、市長も検討しますと言ってくれたからありがたいんですけど、無にはならないと思います。だから、特区の話もそれから拠点の話も今とうとうとしましたけども、可能性の話というよりは、やっぱり必要性なんです。そういう意味を含めて前向きに胸を張って、市長としての戸惑いはわかりますが、戸惑いも含めて、やっぱり姿勢論として僕は前に進むべきだと思います。

 きょう、私の質問は本当に財政厳しい坂出が、この特性ある地域環境を生かして、国に注目され投資してもらうに値するかと、そこをまさに知恵を持って考えようという思いでした質問であります。各地域ごとの市民参加、市民共働のまちづくり、これも重要でございますが、坂出の将来、子や孫の時代を踏まえて、こういう姿勢でのやり方もぜひ必要だと思いますので、うんと知恵を絞って汗を流していこうではありませんか。

 番の州が、瀬戸大橋が、これ以上、負の遺産にならないように、今後とも知恵を出し合って、市長の勇気と決断とを見せていただきたいという強い思いをお伝えし、私の質問とさせていただきます。どうもありがとうございました。



○議長(大前寛乗君) 次、3番若谷修治君の質問を許します。



◆3番(若谷修治君) 議長─3番



○議長(大前寛乗君) 3番 若谷修治君

              〔3番(若谷修治君)登壇〕



◆3番(若谷修治君) 皆さんおはようございます。

 ただいま議長のお許しをいただきましたので、平成25年6月定例会において、市民グループ未来の会の一員として一般質問をさせていただきます。

 まず最初に、瀬戸内国際芸術祭2013についての瀬戸内国際芸術祭沙弥島会場の総括についてお伺いいたします。

 「瀬戸内国際芸術祭2013 アートと島を巡る瀬戸内海の四季」が、3月20日に開幕いたしました。11月4日までの会期を春、夏、秋の3期に分け、計108日間開催されます。春会期のみの開催となりました本市沙弥島会場には、33日間で7万7,693人の来場者を数え、初参加ながら春会期会場の中でトップであり、多くの来場者に沙弥島の歴史や美しい自然を体感いただいたのはもちろん、ナカンダ浜からは瀬戸大橋も一望でき、過去と現代が融合した風景を楽しんでいただいたのではないでしょうか。

 また、アートで島々が一つになり、五十嵐靖晃氏の作品「そらあみ」では、沙弥、瀬居、与島、岩黒、櫃石の5島の漁師と作家が、約50日間かけ編み上げました。また、EAT&ARTTARO氏の作品、島スープ、千年スープでは、沙弥島で1000年前からある貝、カメノテを用いスープづくりを手伝った地元の方からは、昔を思い出しすごく楽しい気持ちになったという話も聞きました。

 それ以外にも、市内の小中学生で結成したさかいでっこガイド隊による沙弥島史跡めぐりツアーや坂出市PTA連絡協議会と坂出市子ども会育成連絡協議会で結成した坂出親子おてつ隊によるお接待、坂出市観光協会が運営したえのきcafe、坂出市婦人団体連絡協議会により地元産の食材を使った沙弥定食の提供、市内各種団体によるクリーン作戦や交通対策など、芸術祭を成功させようと市民が一丸となって手づくりでつくり上げたすばらしい芸術祭ではなかったでしょうか。

 瀬戸内国際芸術祭2013春会期を終え、瀬戸内国際芸術祭坂出市実行委員会委員長でもあります綾市長の率直な御感想をお聞かせください。



○議長(大前寛乗君) 答弁を求めます。



◎市長(綾宏君) 議長─市長



○議長(大前寛乗君) 市長 綾  宏君

              〔市長(綾宏君)登壇〕



◎市長(綾宏君) 3番若谷議員の瀬戸内国際芸術祭沙弥島会場の総括についてお答えをいたします。

 海の復権を基本理念とした瀬戸内国際芸術祭2013の春会期として、3月20日から4月21日までの33日間、沙弥島を会場として開催をいたしました。会期中は多くの来場者が沙弥島を訪れ、4月15日には4月1日現在の本市の人口と同じ5万4,289人を突破し、最終的には7万7,693人を数え、香川県の春会期開催地の中ではトップの来場者数となり、本当に開催してよかったと思っております。

 アート作品としては、神戸芸術工科大学の沙弥島アートプロジェクトのほか、ターニャ・プレミンガー氏による「階層・地層・層」、五十嵐靖晃氏の「そらあみ」など、多彩なアートが展開され、またEAT&ARTTARO氏による沙弥島の千年スープも食のアートとして提供され、多くの方々に楽しんでいただいたと感じております。

 また、アート作品を展開するに当たり、作家だけでなく多くの市民の方々の御協力によりアート作品を完成することができました。例えば沙弥島、瀬居島、与島、岩黒島、櫃石島などの方々との協働によりつくられた五十嵐靖晃氏の「そらあみ」や沙弥島アートプロジェクトの一つであります「カイソウ」の作品では、作品の材料となる白い貝殻を坂出親子おてつ隊の御協力により集めていただき、アートによって市民が一つになることができたと感じております。

 また、運営に関しましても市内各種団体に御協力をいただき、会期前に行われました市民600人が参加した島内クリーン大作戦を初め、各種団体の皆さんによって毎日当番で島内清掃をしていただいたほか、ごみ持ち帰り運動や交通整理など、多くの方々に御協力をいただき、来場者の方々が気持ちよく沙弥島島内を散策していただくための活動をしていただきました。

 このほかにもアート作品の一つでもある西ノ浜の家では、地元食材を使用した沙弥定食や旧沙弥小中学校ではあん餅雑煮の販売などをしていただき、アート以外に地元の食についてもPRすることができました。

 会期中のイベントにおいては、5島の皆さんの御協力によって行われた、あいにくの雨でしたが、大好評を博したオープニングセレモニーを初め、期間中さまざまな催しが開催され、市民の皆様により盛り上げていただきました。

 また、坂出親子おてつ隊やさかいでっこガイド隊など地元の子供たちにより、来場者への抹茶の接待、沙弥島史跡めぐりツアーなど、おもてなしの心を持って接していただきました。

 私は、春会期開催地の中でトップの来場者数だったこと以上に、多くの市民の方々の手によって開催できたことが一番印象に残っております。

 今後の市政運営につきましても、今回の芸術祭のような市民の皆さんと共働するまちづくりを目指していきたいと考えております。

 以上です。



◆3番(若谷修治君) 議長─3番



○議長(大前寛乗君) 若谷修治君

              〔3番(若谷修治君)登壇〕



◆3番(若谷修治君) ありがとうございました。

 私も市長の御感想と一緒であります。本当に市民の手によってといいますか、市民参加、市民共働の芸術祭ではなかったかなというふうに思ってます。

 私、今回、春会期の会場のうち、犬島以外の島々、直島、豊島、小豆島、男木島、女木島、大島と訪れました。本当に沙弥島会場のように市民ボランティアの方が大勢いらっしゃって、笑顔でおもてなしをいただいたというところは、来場者数だけでなく、おもてなしの面でも坂出沙弥島会場が、ひいき目ではないんですけど、トップではなかったかなというふうに思っています。本当に芸術祭、よかったと思ってます。

 しかしながら、私も大成功だとは思っているんですけど、100点満点ではなかったのではないか。そこで、あえて幾つかの角度から芸術祭沙弥島会場を分析したいと思います。

 まず、経済波及効果であります。春会期の来場者数は全会場合計で26万3,014人と当初予想の約13万2,000人の約2倍に上りました。その中、沙弥島会場が先ほども申しましたとおりトップではありますが、そうなると観光客増加による経済波及効果を期待するところでありますが、残念ながら沙弥島会場は他の会場と比べて波及効果というのは、少なかったのではないでしょうか。

 瀬戸内国際芸術祭実行委員会の発表では、前回の瀬戸内国際芸術祭2010の来場者数は約93万8,000人でございました。経済波及効果は、約111億円と試算されておりました。1人当たり約1万2,000円であります。それは全体の経済効果であり、沙弥島会場は県内からの日帰りの方が比較的多かったのではないかなと私は推測しておるのですが、そういう点で全て先ほどの数値が当てはまらないとは思うんですが、坂出市にとってどれほどの経済波及効果があったと分析されておるか、お聞きしたいと思います。



◎建設経済部長(阿野要一君) 議長─建設経済部長



○議長(大前寛乗君) 建設経済部長 阿野要一君

              〔建設経済部長(阿野要一君)登壇〕



◎建設経済部長(阿野要一君) 瀬戸内国際芸術祭2013の本市の経済波及効果についての御質問にお答えいたします。

 芸術祭開催による経済波及効果につきましては、沙弥島周辺の施設であります東山魁夷せとうち美術館の来館者が前年同月比3.12倍、瀬戸大橋記念館は1.68倍、瀬戸大橋タワーは前年比の3割増しの1.3倍と聞いております。

 また、会場近くの宿泊施設やうどん店に聞いたところ、会期中、若干ではありますが、宿泊数や来店者数がふえたとも聞いており、経済波及効果はあったと感じております。

 以上でございます。



◆3番(若谷修治君) 議長─3番



○議長(大前寛乗君) 若谷修治君

              〔3番(若谷修治君)登壇〕



◆3番(若谷修治君) ありがとうございました。

 若干次の質問にも関連しますので、項目を移りたいと思います。

 先ほども部長のほうからありました沙弥島周辺の施設については多くの観光客の方、来場者が訪れたのではないかという数字が出てましたが、市内陸部への観光客の誘導についてお伺いしたいと思います。

 会場となりました沙弥島一帯では多くの来場者によって大盛況となったと思います。しかしながら、市内陸部のお薦めスポットには立ち寄っていただけず、市内にとどまることなくお帰りになった方や他の会場を目指してさぬき浜街道を通って高松方面に向かわれた方も多かったのではないでしょうか。

 私は会期中の毎日曜日、ナカンダ浜にて坂出親子おてつ隊としてお接待をさせていただいておりました。そのときに来場者にお聞きしますと、当日、訪れた日は沙弥島会場のみを目的として訪れ、その後の予定は決まってないという話も結構お聞きしました。であれば、市内陸部への関連イベント、例えば芸術祭と連携したイベントを坂出市民美術館で開催したり、作品鑑賞パスポートを提示することで割引等の特典が得られる施設や店舗を紹介するなど工夫を凝らし、観光客を市内陸部へと誘導を図るべきではなかったのかと思います。その点、いかがでしょうか。



◎建設経済部長(阿野要一君) 議長─建設経済部長



○議長(大前寛乗君) 建設経済部長

              〔建設経済部長(阿野要一君)登壇〕



◎建設経済部長(阿野要一君) 市内陸部への観光客の誘導についての御質問にお答えいたします。

 沙弥島会場案内所及びJR坂出駅構内案内所では、来場者に対し、坂出市及び中讃地区の観光パンフレット、うどんマップ等を配備し、他の観光地や市内陸部へ足を運んでいただけるような努力はいたしましたが、結果としては少なかったのが現実でございました。

 また、芸術祭公式ガイドブックにはパスポートを提示することで料金割引やプレゼントなどの特典が受けられる割引協力施設として瀬戸大橋タワーや四谷シモン人形館など、市内9施設を掲載しておりました。

 なお、市内陸部の主な施設へのパスポートを提示し、入館した人数につきましては、四谷シモン人形館が51人、讃岐醤油画資料館が36人と聞いております。このように今回の芸術祭では沙弥島会場から市内陸部へあまり来場者が流れなかったことから、今回の経験を生かし、関係者と協議する中、坂出市民美術館や市内の各施設と連携を図り、市内陸部にも足を運んでいただけるよう努めてまいります。

 以上でございます。



◆3番(若谷修治君) 議長─3番



○議長(大前寛乗君) 若谷修治君

              〔3番(若谷修治君)登壇〕



◆3番(若谷修治君) ありがとうございます。

 ぜひとも、市内陸部へ観光客を導けるような施策というか、工夫というのをしていただきたいと思います。私も他の会場に行ったときに、パスポートを提示すると一般のお食事をするところではありましたが、食後のコーヒーを提供いただいたりとかというのもありました。本当にちょっとのことですが、うれしい気持ちになりますので、何か工夫を凝らしていただきたいなというふうに思います。

 次に、移ります。

 若干そのこともかかわってくるわけなんですが、インターネットを活用した観光情報発信についてお伺いしたいと思います。

 フェイスブックやツイッターなどのSNSによる情報発信能力は、大きな影響力を発揮しています。若い世代だけでなく趣味や嗜好を同じくする人々を通じて情報が広がっていくという特徴から、観光振興を図る上におきましても非常に効果的な手段と考えます。

 市外から訪れる観光客が、SNSによって沙弥島を初めとした市内の情報を発信することは、市内の効果的なシティープロモーションにもつながると考えます。また、坂出の見どころ食べどころコンテンツのQRコードをパンフレットや掲示板、看板に掲載、表示し、来場者に旬な情報を今後提供してはどうか。

 また、残念なことに沙弥島島内は電波状況が悪く、スマートフォン、私もiPad、タブレットがちょっとつながりにくかったところもあるんですが、使用できなかったという来場者の声も聞こえました。現在も通信モバイル会社の通信エリアの拡大やスピードの高速化などの努力がなされていると思いますが、主要な島内の施設にWiFiスポットを整備してはどうかと考えますが、いかがでしょうか。



◎建設経済部長(阿野要一君) 議長─建設経済部長



○議長(大前寛乗君) 建設経済部長

              〔建設経済部長(阿野要一君)登壇〕



◎建設経済部長(阿野要一君) インターネットを活用した観光情報発信についての御質問にお答えいたします。

 フェイスブックやツイッターなどによる情報発信は、大変有効な手段と考えております。現在、本市はツイッターでの情報発信は行っておりますが、フェイスブックやQRコードを利用しての情報提供はいたしておりません。

 今後は利用者の声を聞く中で、どのような形で情報を提供するのがいいのかを研究、検討してまいります。

 また、芸術祭来場者に対しての情報の提供につきましては、瀬戸内国際芸術祭実行委員会によって開幕日である3月20日に、スマートフォン向けに芸術祭公式アプリを無料でダウンロードできるサービスを始めました。このアプリは悪天候による作品の展示中止や船便の欠航などの緊急情報やアート作品や交通機関等の混雑情報、またGPSを利用し、現在位置を地図上に表示するサービスなど、会場をめぐる来場者の手元に最新の情報を提供する内容となっております。

 ただ、沙弥島島内は電波状況が悪く、機種やエリアによって利用できない状況にありました。総合案内所内には県実行委員会が無料のWiFiスポットを整備しておりましたが、利用時間が1日最大20分であったことや利用できるエリアが案内所周辺だけであったことなどから利用する来場者は少なかったと思われます。

 今後、沙弥島周辺のWiFiスポットの整備につきましては、電気通信事業者においてサービスエリアの拡張、電信品質の改善の努力がなされており、エリアの拡張、通話品質の改善が見込まれますので、電気通信事業者の動向に注視してまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◆3番(若谷修治君) 議長─3番



○議長(大前寛乗君) 若谷修治君

              〔3番(若谷修治君)登壇〕



◆3番(若谷修治君) ありがとうございました。

 ぜひとも県の実行委員会だけでなく、市独自の取り組みといいますか、発信というのを行っていただきたいと思いますし、電気事業者、モバイル会社の御努力もあるとは思うんですが、これからどんどん情報の高速化、また大量データの送信というところもあります。ぜひとも検証しながら検討いただきたいなというふうに思っておりますので、よろしくお願いをいたします。

 次に、移らさせていただきます。

 沙弥島の防犯対策についてお伺いいたします。

 今回の瀬戸内国際芸術祭によりまして沙弥島の知名度がアップし、今後島を訪れる観光客は増加するでしょう。しかしながら、マナーとルールを守らない観光客が急増することも懸念されます。地元の方にお聞きしますと、以前に駐車している車にいたずらをされたり、庭先のものを盗難に遭ったことがあるというふうなこともお聞きしました。そのようなことが起こらないように、沙弥島の方が安全で安心に過ごせるように防犯カメラの設置を行ったり、また警察等の関係機関と連携して防犯対策を講じていただきたいと思いますが、どのようにお考えでしょうか。



◎総務部長(樋本保男君) 議長─総務部長



○議長(大前寛乗君) 総務部長 樋本保男君

              〔総務部長(樋本保男君)登壇〕



◎総務部長(樋本保男君) 沙弥島の防犯対策についての御質問に御答弁申し上げます。

 瀬戸内国際芸術祭も終わりまして、7月には海水浴シーズンとなりますが、現在の沙弥島の状況はふだんとさほど変わらないとお聞きをいたしております。

 また、坂出警察署、少年育成センター等関係機関にも、特に防犯上の問題が寄せられているといったような情報はございませんが、今後の観光客、海水浴客等の動向にも留意しながら、地元自治会の方々の声も聞く中で、御質問者から御指摘のございましたようなことが起こらないよう関係機関と協力しながら必要な防犯対策を講じてまいりたいと存じます。

 以上でございます。



◆3番(若谷修治君) 議長─3番



○議長(大前寛乗君) 若谷修治君

              〔3番(若谷修治君)登壇〕



◆3番(若谷修治君) 今がそんなにふえてないということではなく、やっぱりこれからふえるであろうということも予測して、やはり事件、事故が起こる前に手を打つというのが大事ではないかなというふうに思います。沙弥島のほうに入る道というのは、もうほとんど1本に近いというふうに思います。もし、何か事件、事故があった後に犯人を検挙するというような場合、やはり防犯カメラというのが大変有効かと思いますので、ぜひとも地元自治会と協議いただいて設置に向けて御検討をいただけたらというふうに思います。

 シーズンでいえば夏、沙弥島は大変にぎやかになるシーズンに入りますので、ぜひとも地元と協議して御検討いただきたいというふうに思いますので、何とぞよろしくお願いをします。

 次に、移らさせていただきます。

 神戸芸術工科大学と連携しての文化振興についてお伺いいたします。

 今回、神戸芸術工科大学とタイアップして坂出市内の親子、約100名が参加したアートワークショップがございました。海岸に打ち上げられた貝殻を集め、細かく砕いた貝殻の粉で絵の具を製作し、その絵の具を用いて大型の絵画を制作しました。会期中にえのきcafeに展示され、子供たちが制作にかかわった作品が会場内に展示されたわけです。幼稚園や小学校では習わない技法やテクニックを教わり、参加した児童にとって大変貴重な体験となりました。今後とも神戸芸術工科大学の先生方や学生さんと交流を深めながら、もっともっと坂出の子供たちに芸術に親しんでいただきたいと私は思っております。ぜひともこのようなアートワークショップを定期的に行ってはいかがでしょうか。

 また、特に芸術に興味を持っている市内中学校美術部の生徒に参加を呼びかけてはどうかと思いますが、いかがでしょうか。



◎教育長(三好康弘君) 議長─教育長



○議長(大前寛乗君) 教育長 三好康弘君

              〔教育長(三好康弘君)登壇〕



◎教育長(三好康弘君) 神戸芸術工科大学と連携しての文化振興についての御質問にお答えします。

 今春、沙弥島を舞台に展開された瀬戸内国際芸術祭2013では、神戸芸術工科大学の先生や学生と市内の親子が一緒になって作品づくりを進め、ふだんの学校の授業では学習しない技法やテクニックを体験しながら芸術作品を完成させました。参加した子供たちからは、大学の先生や学生さんとのワークショップが楽しかった、貝殻から絵の具ができることに驚いたなどの声がありました。このような貴重な体験は長く記憶されるとともに、子供たちの芸術の世界を広げ、柔軟な感性を大いに高めることになったのではないかと考えております。

 今回の芸術祭によって、アートで紡がれた神戸芸術工科大学との御縁を大切にしていく中で、今後市内の子供たちや市内中学校美術部などを対象としたワークショップを初めとしたさまざまなアート教室等の開催について、大学側の御意見を伺いながら検討してまいります。

 以上でございます。



◆3番(若谷修治君) 議長─3番



○議長(大前寛乗君) 若谷修治君

              〔3番(若谷修治君)登壇〕



◆3番(若谷修治君) 前向きな御答弁、ありがとうございます。

 ぜひとも神戸芸術工科大学と連携して、坂出市内の子供たちにアートというのにもっと触れていただきたいなと、機会をふやしていただきたいなというふうに思っておりますので、よろしくお願いをいたします。

 それでは、次に移らさせていただきます。

 3年後に向けた今後の取り組みについてお伺いをいたします。

 今回の瀬戸内国際芸術祭に参加したことで、さまざまな新発見、新発掘ができたのではないでしょうか。市民参加による、また市民共働によるにぎわいづくり、またアートを通じて島民や市民、芸術家、来場者との交流、沙弥島を初め、坂出が持つ魅力の、潜在能力の高さを再認識できたと私は感じております。

 市民の中からも次回を期待する声もあります。3年後の開催についてどのようにお考えか、お聞きいたします。



◎建設経済部長(阿野要一君) 議長─建設経済部長



○議長(大前寛乗君) 建設経済部長

              〔建設経済部長(阿野要一君)登壇〕



◎建設経済部長(阿野要一君) 瀬戸内国際芸術祭の3年後に向けた今後の取り組みについての御質問にお答えいたします。

 今回、初めて瀬戸内国際芸術祭に参加して感じたことは、市民共働のまちづくりの大切さ。また市民の方々のパワーや本市の潜在能力の高さなどを再認識することもできました。

 また、アート作品を展開していただいた神戸芸術工科大学からも坂出市が目指しているまちづくりの推進のために、それぞれの持つ人材や知識、情報などの資源を生かして、今後も協力したい旨の話も伺っており、今回の芸術祭が単発で終わるのではなく、今後のまちづくりや3年後の芸術祭開催に向け、今回の貴重な経験を生かし、市民共働による芸術祭開催を目指していきたいと考えております。

 以上でございます。



◆3番(若谷修治君) 議長─3番



○議長(大前寛乗君) 若谷修治君

              〔3番(若谷修治君)登壇〕



◆3番(若谷修治君) ありがとうございます。

 ぜひとも3年後、また坂出市内沙弥島会場で行えるようにお願いしたいと思いますし、坂出市実行委員会も存続するということで、各団体も今回の成果、また課題なりを、どのように改善し、参加協力するか、今回かかわった団体もさらに3年後にということだと思いますので、ぜひともまた3年後、さらなる芸術祭になるように、また頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いします。

 それでは、次の項目に移りたいと思います。

 人工土地の活用について、建築アートとしての希少価値を生かし、にぎわい創出の起爆剤としてはについてお伺いいたします。

 建築アートを求めて瀬戸内国際芸術祭に来場された方の中に、日本の近代建築100選に選ばれた坂出人工土地を訪れた方は少なくありません。また、瀬戸内国際芸術祭夏会期の開幕、7月20日から始まる丹下健三生誕100周年プロジェクト「丹下健三 伝統と創造 瀬戸内から世界へ」展が開催され、関連イベントの中に坂出人工土地などをめぐる香川建築ツアーもあり、そのツアーの中に坂出人工土地も入っております。夏会期には多くの方が人工土地を訪れるのではないでしょうか。

 今後、芸術祭関連スポットとして紹介してはどうか、またアートを目指す若い方に提供したり、ギャラリーやSOHOとして活用しながら、希少価値の高い建築アートとしてにぎわい創出やまちづくりに生かせないでしょうか。御意見をお聞きしたいと思います。



◎副市長(加藤悟史君) 議長─副市長



○議長(大前寛乗君) 副市長 加藤悟史君

              〔副市長(加藤悟史君)登壇〕



◎副市長(加藤悟史君) 人工土地の活用について、建築アートとしての希少価値を生かしてにぎわい創出の起爆剤としてはとの御質問にお答えを申し上げます。

 御承知のとおり人工土地は、JR坂出駅より北へ200メートルの中心市街地にある人口密集地区におきまして、限られた土地の効率的な利用を図るため、その土地の上に第2の地盤を築造し、公共施設や商業施設などとあわせて住宅や公園などの居住区を複合的に整備したものでございまして、人工土地方式として我が国初の試みで行いました住環境整備事業でございます。

 この事業は、都市計画学会賞の受賞を初め、建設当時から日本建築学会に取り上げられるなど、各方面で注目され、2003年には近代建築の記録と保存を目的とする日本におけるDOCOMOMO100選の中に、香川県庁舎、百十四銀行本店とともに選ばれるなど、本市が誇れる近代建築における価値のある建築アートであります。

 また、本年夏には瀬戸内国際芸術祭2013の丹下健三生誕100周年プロジェクトにおいて、「丹下健三 伝統と創造 瀬戸内から世界へ」と題され、瀬戸内を舞台とする名建築作品の写真や模型などの展示会が企画されており、その中で人工土地の模型の展示や瀬戸内建築ツアーにおいても坂出人工土地として見学コースに組み入れられているとお聞きしており、改めて広く注目される機会であります。

 そういう中で、人工土地の現状は耐震性の問題や経年劣化、現代の生活様式に合わない住宅など、早急な対策が必要な状況でございますが、芸術性の高い建築的価値のある人工土地の紹介や新たな活用は、町なかの活性化に大きく影響を与えるものと考え、本年度には若手職員の政策提案プロジェクトチームによる「人工土地を活かしたまちなか活性化」をテーマに、集中的に調査研究することとしております。

 自由度の高い利用や政策提案の実施に向けての検討に加えて、地域の方々の御理解と御協力も不可欠でありますので、広く御意見を伺いながら、将来を見据えた総合的な再整備計画を策定いたしたいと考えております。

 以上でございます。



◆3番(若谷修治君) 議長─3番



○議長(大前寛乗君) 若谷修治君

              〔3番(若谷修治君)登壇〕



◆3番(若谷修治君) ありがとうございます。

 今年度、人工土地総合再生基本計画を策定されるというふうな話もお聞きしとるんですが、ぜひともこれは要望です。その中に建築家の御意見もぜひ入れていただけたらというふうに思っております。本当に半世紀前の未来都市人工土地というふうなことで、後世に残して、坂出のまちづくりの大きい財産にできるのではないかというふうに思っておりますので、何とぞよろしくお願いをいたします。

 最後の項目に移らさせていただきます。

 防災・浸水対策についてのうち、横津川、不動川水系の整備についてお伺いいたします。

 ことしは5月27日の梅雨入り以降、梅雨らしくない天候が続き、降水量が例年の約2割という異常気象であります。渇水が懸念される年となっておりますが、降らないときは降らない。しかし、一たび降り出すと激しく降るのが最近の気象状況であります。過去に浸水被害に遭った地域につきましては、大変心配なシーズンに入りました。

 平成23年12月定例会でもお伺いいたしましたが、再度、今定例会においてお聞きしたいと思います。

 横津川、不動川水系では、台風の襲来、ゲリラ豪雨などによりたびたび道路が冠水したり、田畑も一面海のように冠水いたしました。昨年度、県道33号線沿い、坂出警察署周辺の暗渠のしゅんせつ工事を行ったと聞いておりますが、予想以上に堆積物があったと聞きました。その工事内容がどのようなものであったのか、またどの程度成果があったとお考えなのか、お聞きしたいと思います。



◎建設経済部長(阿野要一君) 議長─建設経済部長



○議長(大前寛乗君) 建設経済部長

              〔建設経済部長(阿野要一君)登壇〕



◎建設経済部長(阿野要一君) 防災・浸水対策について、横津川、不動川水系の整備における昨年度の県道33号線沿いの側溝のしゅんせつ工事の成果についての御質問にお答えいたします。

 昨年度、地元土地改良区等とも協議を行いまして、県道33号線沿いの暗渠約500メーターの区間においてしゅんせつを行ったところでございます。その後の成果でございますが、昨年度来より大きな豪雨も発生していないことから検証には至っておりませんが、150立方メートルの堆積土砂をしゅんせつしており、ある程度の効果は得られているものと考えております。

 以上でございます。



◆3番(若谷修治君) 議長─3番



○議長(大前寛乗君) 若谷修治君

              〔3番(若谷修治君)登壇〕



◆3番(若谷修治君) ありがとうございました。

 150立方メートルの堆積物があったということで、私もあの後、しゅんせつ工事されたところを見させていただきました。大変きれいになっておりました。

 しかし、あの水路だけということで、それ以外の水路といいますか、水系全体の抜本的な対策にはなってないわけであります。平成23年12月の定例会において、「不動川整備の事業化に向けた整備計画の策定に取り組むとともに、支流であります用排水路につきましても調査検討を行い、土地改良区等、関係機関の協力を得る中で改修工事等の早期着手に努めてまいりたい」というふうに当時、部長のほうから御答弁がありました。その後、どのような整備計画となっているのか、また実施済みのものもあれば教えていただきたいと思います。よろしくお願いします。



◎建設経済部長(阿野要一君) 議長─建設経済部長



○議長(大前寛乗君) 建設経済部長

              〔建設経済部長(阿野要一君)登壇〕



◎建設経済部長(阿野要一君) 横津川、不動川水系全体のその後の整備計画はどうなっているのかとの御質問にお答えいたします。

 本年度におきましては、西庄地区において不動川の河床及び護岸の整備工事を実施するとともに、不動川水系における水路の土砂堆積状況や断面などの現地調査を行う予定でございます。

 今後その調査結果をもとに整備箇所の選定及び手法について、地元土地改良区等とも協議しながら検討してまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◆3番(若谷修治君) 議長─3番



○議長(大前寛乗君) 若谷修治君

              〔3番(若谷修治君)登壇〕



◆3番(若谷修治君) ありがとうございました。

 最後に要望をさせていただきたいと思います。

 ぜひとも不動川水系全体の現状を把握していただきたいというふうに思います。通称横津川は、排水用の河川であります。いかにスムーズに、また迅速に雨水を流入させ、海に放出するかが重要なんです。しかしながら、不動川水系の幹線水路であります江尻井口幹線水路でもいまだに石積みの箇所があり、一部崩れかけているところもございます。また、江尻町南新開地区では用水路3面が土盛りで、毎年それが崩れて川幅が狭くなり、それを用水ざらいのときに拡幅するといったところもまだございます。私もその用水ざらいに毎年参加しているんですが、高齢化、また農家の減少、受益者の減少というところで、毎年その負担がふえております。参加者の中から将来的にどうなるんかなというような悲痛な叫び声も聞こえております。今すぐというのは大変難しいとは思いますが、ぜひとも中長期的に整備の検討を行っていただきたいと、最後に要望です。

 以上で質問を終わります。ありがとうございました。



○議長(大前寛乗君) 昼食のため暫時休憩いたします。

 午後1時に再開いたします。

              午前11時39分 休憩

       ────────────────────────────

              午後1時   再開

〇出席議員 20名

  1番   斉  藤  義  明       2番   出  田  泰  三

  3番   若  谷  修  治       4番   茨     智  仁

  5番   脇     芳  美       6番   村  井  孝  彦

  7番   野  角  満  昭       8番   楠  井  常  夫

  9番   末  包  保  広       10番   別  府  健  二

  11番   植  條  敬  介       12番   前  川  昌  也

  13番   大  藤  匡  文       15番   松  田     実

  16番   若  杉  輝  久       17番   松  成  国  宏

  18番   吉  田  耕  一       19番   中  河  哲  郎

  20番   木  下     清       22番   東  山  光  徳

       ────────────────────────────

〇欠席議員 2名

  14番   大  前  寛  乗       21番   山  条  忠  文

       ────────────────────────────

〇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者

  市長      綾     宏       副市長     加 藤 悟 史

(総 務 部)

  総務部長    樋 本 保 男       秘書広報課長  杉之原 智 也

  政策課長    好 井 和 彰       総務課長    前 谷 博 司

  企業立地推進室長洲 崎 真 治

(市民生活部)

  市民生活部長  平 田 敏 夫

(健康福祉部)

  健康福祉部長  寺 坂 政 喜       ふくし課長   木 村 泰 規

  こども課長   福 家 寿 男       かいご課長   北 山 博 己

(建設経済部)

  建設経済部長  阿 野 要 一       都市整備課長  宮 本 智 裕

  にぎわい室長  谷 久 真 哉

(市立病院)

  事務局長    宮 竹 光 浩

(出 納 局)

  出納局長    荒 木 修 二

(消   防)

  消防長     中 川 靖 夫

(水 道 局)

  水道局長    野 方 宏 志

(教育委員会)

  教育長     三 好 康 弘       教育部長    小 林 一 夫

  教育総務課長  山 田 秀 男       学校教育課長  國 重 英 二

  生涯学習課長  大 林 宏 二

       ────────────────────────────

〇出席した議会事務局職員

  事務局長    藤 村 正 人       議事係長    宮 川 滋 義

  書記      黒 田 佐永子       書記      吉 川 明 人

       ────────────────────────────



○副議長(若杉輝久君) 議長を交代いたしました。よろしくお願いいたします。

 休憩前に復し、会議を開きます。

 11番植條敬介君の質問を許します。



◆11番(植條敬介君) 議長─11番



○副議長(若杉輝久君) 11番 植條敬介君

              〔11番(植條敬介君)登壇〕



◆11番(植條敬介君) ただいま議長のお許しをいただきましたので、平成25年6月定例会におきまして個人による一般質問をさせていただきます。

 綾市長におかれましては、2期目、無投票でありますが、当選ということで、この4年間、市民の皆さんに、またその市政を託されたわけですから、全身全霊をもってこの4年間、坂出市発展のために取り組んでいただきたいというふうに心から願っております。

 それでは、早速でありますが、質問に入らせていただきます。

 まず初めに、公共施設の整備計画についてのうち、公共施設の実態把握はどのようにされているのか、お尋ねをしたいと思います。

 また、公共施設とは公共事業によって建設される施設でありまして、道路や上下水道などのインフラも含まれますけれども、今回の質問においては学校とか公民館などの箱物を中心に質問させていただきたいと思います。

 生産人口の減少や高齢化等、人口構成の変化と人口も減少に転じる傾向にありまして、行政サービス、そしてニーズは大きく変化していくことが予想されております。そういった中で、本市におきましても建設から相当の年数を経過する施設が多くなってきておりまして、今後も安全・安心なサービス提供のための維持補修に加え、大規模な改修や建てかえが必要となることが見込まれ、あわせてその時期が集中することも懸念されております。

 どの施設がどうこうというのではなくて、このままの行政サービスのやり方、例えば規模とか事業内容とかで、維持していけるかどうかをしっかりと、そして十分に検討し、今後の行政サービスのあり方及び公共施設についての全体方針を検討していくことが重要であると考えております。

 まずは、本市においての公共施設の実態把握はどのようにされているのか、お尋ねをいたします。



○副議長(若杉輝久君) 答弁を求めます。



◎総務部長(樋本保男君) 議長─総務部長



○副議長(若杉輝久君) 総務部長 樋本保男君

              〔総務部長(樋本保男君)登壇〕



◎総務部長(樋本保男君) 11番植條議員の公共施設の整備計画についての御質問のうち、公共施設の実態把握について御答弁申し上げます。

 建物につきましては、総務課で全体の保有状況を建物台帳にて実態把握をいたしておりまして、紙台帳から公有財産管理システムへ移行し、現在その内容を精査しているところでございます。

 なお、学校や公民館、市営住宅など、個々の建物の実態把握につきましては、各所管部署において個別に台帳等を整備し、実態把握に努めているところでございます。

 以上でございます。



◆11番(植條敬介君) 議長─11番



○副議長(若杉輝久君) 植條敬介君

              〔11番(植條敬介君)登壇〕



◆11番(植條敬介君) ありがとうございました。

 答弁の内容は、総務課において公有財産の管理システムの中で把握はしておるということでありますけれども、ただ例えばその施設がどういった状況なのかとか、運営状況とか、また利用実態、そして今までの補修実態とか今後のトータルコスト、そういった内容についてはどういうふうに把握されているのかということが重要だと思います。

 そして、例えば各施設群において、その課題等もあろうかと思いますが、そういった点についてどういうふうにお考えになっているのか、お聞かせいただきたいと思います。



◎総務部長(樋本保男君) 議長─総務部長



○副議長(若杉輝久君) 総務部長

              〔総務部長(樋本保男君)登壇〕



◎総務部長(樋本保男君) 各施設群としての課題等をどう把握しているのかについてお答えを申し上げます。

 まず、公立の保育所、幼稚園、小中学校にありましては、財産台帳や施設台帳により建築年次や面積などの施設の状況と今までの改修状況や利用状況、運営状況等について、その実態の把握に努め、管理を行っております。

 その課題といたしましては、建物によっては子供たちの安全・安心の観点から、今後改修工事が必要であるものと考えております。

 次に、公民館についてであります。中央公民館を初め地区館、分館につきましては、財産台帳により実態把握に努めております。

 課題といたしましては、地区館、分館の一部について老朽化している建物もあることから、今後どのような対応をとるのか、検討が必要であるというふうにも考えております。

 また、御承知のとおり中央公民館につきましては、平成24年4月から平成34年3月までの10年間はイオン坂出店内の一部を賃借をして運営しております。今後の計画につきましても規模等を含めた検討が必要であるというふうに認識をいたしております。

 次に、市営住宅についてお答えをいたします。

 本年5月31日現在で922戸の市営住宅がございまして、建設時から用途廃止までの施設管理につきましては、市営住宅管理台帳で、入居者管理につきましては公営住宅管理システムで、それぞれ管理を行っております。

 課題といたしましては、耐用年数を既に経過している住宅が多くあり、今後の補修や改修費用等の増加が懸念されております。

 維持管理の方針につきましては、平成15年度に策定いたしました坂出市営住宅ストック総合活用計画に基づき実施している状況でございます。

 しかしながら、計画策定以降、既に長期間を経過しておりまして、建物の老朽化に加え、高齢社会を迎え、居住環境の変化が大きいことから、本年度におきまして既存計画を見直し、新たに坂出市公営住宅等長寿命化計画を策定することにより、今後における修繕や改修など、適正で効率的な維持管理に努めてまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◆11番(植條敬介君) 議長─11番



○副議長(若杉輝久君) 植條敬介君

              〔11番(植條敬介君)登壇〕



◆11番(植條敬介君) ありがとうございました。

 答弁の中では、例えば幼小中、そしてまた保育所等については、安全のための改修も今後必要であろうと、そしてまた市営住宅では今後の改修計画も今年度考えているということでありますが、ただそれぞれの施設群においての課題というのは、今後こういったことが必要であろうというふうに今検討はされておると思うんですけども、坂出市の全体的な公共施設のあり方というのを、まず私の考えでは、やっぱり検討していくべきでないかなというふうに思います。

 そういった今後の坂出市全体から見た施設管理の取り組みということについて、どのような考えを持っているのかということと、もう一点、今後の補修、改修、建てかえ等に要する支出、それぞれの各施設群の補修計画の支出の予測というのはある程度できているんでしょうか、そういったところをちょっとお聞かせいただきたいと思います。



◎総務部長(樋本保男君) 議長─総務部長



○副議長(若杉輝久君) 総務部長

              〔総務部長(樋本保男君)登壇〕



◎総務部長(樋本保男君) 今後の補修、改修、建てかえ等に要する支出の予測はできておるのかというような御質問でございます。

 また、市全体から見た施設管理についての御質問もございました。

 先ほど御答弁申し上げましたとおり老朽化した建物の中で維持補修や改修が必要なものは、計画的な予算計上も行っております。

 また、坂出市公共施設耐震化計画に基づく補強工事や建てかえも進めておりますが、さらに長期的かつ全庁的な公共施設の整備計画は、現段階では策定をいたしておりません。

 また、御指摘のありました市全体から見た施設管理の取り組みにつきましては、今後研究を進めてまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◆11番(植條敬介君) 議長─11番



○副議長(若杉輝久君) 植條敬介君

              〔11番(植條敬介君)登壇〕



◆11番(植條敬介君) 今の現状ということで、十分なお答えをいただいたと思います。今後、例えば耐震化、長寿命化ということも非常に必要なところではあるんですけども、坂出市全体から見た施設のあり方というところを十分に今後検討していただきたいというふうに思っております。

 そういった質問から、先ほどから公共施設の実態把握について御答弁をいただいたわけでありますけれども、それをもとに今後、私は市民との意見交換をしてみてはどうかということについてお尋ねをしていきたいと思います。

 公共施設の実態把握をもとに、先ほど来から御答弁いただきましたさまざまな課題が出てきております。

 しかしながら、利用する方というのは市民の方であります。そして、市全体で問題点、課題等を整理し、市民の皆さんと情報を共有していくことが重要であるんじゃないかというふうに思います。

 さらに、市全体の行政サービス、公共施設のあり方の全体方針を作成し、それをもとに改善案を検討することが必要なのではないでしょうか。

 そこで、利用者である市民から率直な意見を聞く意見交換会等を実施し、今後の公共施設のあり方を市民目線で検討していただきたいと思うんですが、お考えをお聞かせいただきたいと思います。



◎総務部長(樋本保男君) 議長─総務部長



○副議長(若杉輝久君) 総務部長

              〔総務部長(樋本保男君)登壇〕



◎総務部長(樋本保男君) 市民との意見交換の御質問にお答えを申し上げます。

 公共施設のあり方を考える上で、市民の皆様が期待する公共施設の役割や機能など、市民ニーズの適切な把握に努め、施設の規模や運営体制などに反映していくことは大切なことと考えております。

 これまでにも行政全般にわたり出前ミーティングを初め、市長サロンや各種団体の総会などにおきまして、市民の皆様からさまざまな貴重な御意見をいただきながら意見交換も行ってまいりました。

 御質問者御指摘の市民目線での今後の公共施設のあり方の検討につきましても、引き続き市民対話等を通して意見交換をしてまいりたいと考えております。



◆11番(植條敬介君) 議長─11番



○副議長(若杉輝久君) 植條敬介君

              〔11番(植條敬介君)登壇〕



◆11番(植條敬介君) ありがとうございました。

 これまでも先ほど来から答弁いただいたように市民との対話ということは、市長の施政方針の中でも念頭に置いた取り組みであろうというふうに思っております。

 今回、市長の所信表明の中でもありましたとおり、今後出前市役所等もしていくということでお話もいただいておりますけれども、例えば公共施設のあり方というのを積極的にそういったところでも意見をいただくことが、出前市役所の有意義なあり方ではないかなというふうに思います。そういったところも検討していただいて、ぜひとも市民の意見をいただく中で、公共施設のあり方というのを研究していただきたいというふうに思います。

 次に、これまでの質問からさまざまな課題を踏まえまして、本市の公共施設の現状を把握し、市民の方々へ情報公開を行うことを目的に、今後は坂出市の公共施設の現状調査等を実施していただきたいと思います。

 そこで、本市の歳入及び自主財源の推移を理解した上で、施設の概要や利用状況、そして建物状況、コスト状況等の総合的、横断的な実態把握、現状分析についてまとめた本市公共施設マネジメント白書を作成するべきであろうと思います。

 優先順位や予算づけ、資金調達まで総合的に明記し、今後、公共施設を有効に活用するため、ぜひとも作成に向けたお考えをお聞かせいただきたいと思います。



◎総務部長(樋本保男君) 議長─総務部長



○副議長(若杉輝久君) 総務部長

              〔総務部長(樋本保男君)登壇〕



◎総務部長(樋本保男君) 公共施設マネジメント白書の作成の御質問についてお答えを申し上げます。

 本市の公共施設の状況は、一部の施設では経年劣化による老朽化が著しく、その維持補修費等の大幅な増加による財政への影響が懸念されております。このことから公共施設につきましては初期の建設費だけでなく、維持補修費等の将来発生するコストを含めた中長期的な観点からのさまざまな検討が不可欠であると認識をいたしております。

 しかしながら、現状では厳しい財政状況の中で公共施設の維持補修費について、財源措置が十分にできていないのもございますが、一方ではそのような状況の中におきましても子供たちの安心・安全を確保するため、公立の保育所、幼稚園及び学校施設につきましては、耐震化率100%をいち早く達成し、また外壁等非構造部材の耐震化やトイレの改修などにも国の緊急経済対策等を活用しながらの事業の前倒しなど、積極的な対応に努めております。

 今後とも、中長期的な視点に立った公共施設の有効活用を図るため、限られた予算を適正に配分し、優先度に応じ計画的、効果的に施策を進めてまいりたいと考えております。

 御質問者御提案の公共施設マネジメント白書につきましては、今後の研究課題としてまいりたいと存じます。

 以上でございます。



◆11番(植條敬介君) 議長─11番



○副議長(若杉輝久君) 植條敬介君

              〔11番(植條敬介君)登壇〕



◆11番(植條敬介君) ありがとうございました。

 先ほど答弁をお聞きして、厳しい財政状況であるからこそ、やはりこういった公共施設のマネジメントを考えていかなければならないんじゃないかなというふうに思います。

 そういった例えば耐震化を進めていく、それももちろん重要なことであります。しかしながら、学校施設においても、それ以外の施設においても耐震化をしても、いつか絶対に建てかえとかそういった大きな課題というのが出てくるはずなんです。じゃあ、それをいかに今後の長期的なビジョンで、この町の公共施設のあり方を考えていくかということが、非常に大事なことであろうと思います。

 先ほどは、研究してまいりますという御答弁だったんですが、さまざまなそういった観点から、公共施設のあり方について取り組むべきであろうと思います。ぜひとも今年度中に、例えば部課長で研究チームを立ち上げていただいて、来年度には何らかの市民に向けたアクションをとっていただきたいというふうに思うんですが、先ほど来、私と総務部長とで質疑応答をさせていただいておりましたけれども、市長の御見解を今のを聞いていただいてどういうふうにお考えになっているのか、改めてお聞かせいただきたいと思います。



◎市長(綾宏君) 議長─市長



○副議長(若杉輝久君) 市長 綾  宏君

              〔市長(綾宏君)登壇〕



◎市長(綾宏君) 公共施設全体の今後のあり方について、何らかの市民に向けたアクションをとの御質問でございます。

 全く取り組んでないわけではございませんし、部課長での研究チームといった御提案もございました。個々の施設につきましては、これまでも事業再検討の中でも出ておりまして、今年度の事業再検討でも施設が入っております。その施設のあり方は、まさに同じような施設と比べてどうかということをやっていますから、まさにトータル的な話はしてるところでございます。出前市役所も、もちろんそのつもりでおりますが、ほかのところも含めまして市民からは施設の要望は非常に高いです。

 それをじゃあ白書をもしつくったとして、それを進める際に、じゃあこれはもうやめなのかとか、それをつくる場合には、やはり高度成長のときにもう30年以上経過した公共施設がどこの自治体でもふえてるわけで、けさの新聞ですか、総務省のほうが公共施設を取り壊したり、そういうのであれば助成金を出しましょうと。ただ、壊すだけではだめですよと、統廃合をしたり、もしくはそれがその後、利用ができるような決定があるんであればやるというところの話も出てるぐらい、各市町村で議員御指摘のように心配をされてるとこがあります。

 そういった意味で、今月から部課長の意見交換の上に朝食会をふやしまして、月に6回、朝食会等を課長も含めてやってる中で、テーマごとにそういう話は出てくるかなと思いますし、折々にプロジェクトチームを立ち上げなくとも戦略会議をやっておりますんで、それはことしじゅうとかじゃなくて、今までもやっております。さきに所信で、坂出に住みたいと思えるのは、既存道路とか各種施設、要するに公共施設のことを含めて、総合的に描くようにグランドデザインも検討したいと申し上げたとおりでございます。それは例えばある地域のこのゾーンの中での公共施設を含めた話で、戦略会議にもちろんかけるわけですが、その前段として、そういうものも進めてるところでございますので、御理解をいただければと思います。

 以上です。



◆11番(植條敬介君) 議長─11番



○副議長(若杉輝久君) 植條敬介君

              〔11番(植條敬介君)登壇〕



◆11番(植條敬介君) ありがとうございました。

 市長から御答弁いただきましたけれども、もちろん私の質問は行政が何もしていないとかというような形の質問ではなくて、施設群のそういった一つの枠の中で、長寿命化とか耐震化っていうことを、非常に熱心にしていただいてるのはありがたいんですけども、全体的な枠組みの中で、今後また検討していただきたいということで、ぜひ要望をさせていただきたいというふうに思います。

 続きまして、認知症対策についてお尋ねをいたします。

 まずは、認知症患者の現状把握と推移についてお尋ねをしたいと思います。

 本市におきましても高齢化が加速する中で、認知症についての課題が多いというふうに聞いております。先般の厚生労働省の発表でも、65歳以上で全国の認知症高齢者数は推計15%、また2012年時点で推計約462万人に上り、昨年の国の推計より160万人多いことが厚生労働省研究班の大規模研究でわかったということが発表されております。

 認知症を発症する前段階と見られる軽度の認知障がいの高齢者も推計で約400万人いるということであります。そこで、本市の認知症患者の実態と今後の推移は把握されているのでしょうか、お尋ねをいたします。



◎健康福祉部長(寺坂政喜君) 議長─健康福祉部長



○副議長(若杉輝久君) 健康福祉部長 寺坂政喜君

              〔健康福祉部長(寺坂政喜君)登壇〕



◎健康福祉部長(寺坂政喜君) 認知症患者の現状把握と推移についての御質問にお答えいたします。

 本市の平成24年度の要介護認定データでは、認知症高齢者数は2,076人となっております。ちなみに、平成22年度、平成23年度の本市の要介護認定を受けた人の中で認知症高齢者数はそれぞれ1,938人、1,996人となっており、高齢者の増加に伴い認知症高齢者も増加しているのが現状でございます。

 厚生労働省の分析にもありますように、急速な高齢化による高齢者人口の増加に伴い、増加傾向は続くものと思われます。



◆11番(植條敬介君) 議長─11番



○副議長(若杉輝久君) 植條敬介君

              〔11番(植條敬介君)登壇〕



◆11番(植條敬介君) ありがとうございました。

 今の坂出市の認知症患者の推移もあわせてお示しいただいたわけでありますが、今坂出市では2,076人、これが多いか少ないかというところなんですが、じゃあ例えば認知症で要介護として位置づけられた方は、そういった施設は非常に利用しやすいところではあるんですけども、介護認定を受けるときに、そういった要支援でいらっしゃる方々というのは2,076人にはなかなか入ってないんじゃないかなというふうには思うんですが、その点についてもお聞かせいただきたいのと、やはりそういった軽度の認知障がいの方を早期に発見する体制づくりということが非常に望まれるというふうに思います。そういった発見後の経過対応の体制をとっていくためには、まずは相談窓口、こういった市民の方々がどうしたらいいのかということを相談できる体制をつくっていくことが重要だと思います。そういった体制、対策について何かお考えがあればお聞かせいただきたいと思います。



◎健康福祉部長(寺坂政喜君) 議長─健康福祉部長



○副議長(若杉輝久君) 健康福祉部長

              〔健康福祉部長(寺坂政喜君)登壇〕



◎健康福祉部長(寺坂政喜君) 認知症に関する再質問にお答えいたします。

 まず、要介護認定のデータによる2,076人、このうちには要支援の方も含まれております。

 次に、認知症は早期発見が大事であるが、市はそれに対してどのような体制をとっているかとの質問でございます。

 地域包括支援センターは、高齢者が住みなれた地域で安心して、その人らしい生活を継続していくことができるように、認知症患者を含む高齢者に関するさまざまな相談を受けとめ、適切な機関、制度、サービスにつなぐなど、継続的支援の入り口となる役割を担っております。

 本市では、介護認定を持たない65歳以上の方に、毎年実施をしている基本チェックリストを送付する際、今年度から認知症の正しい知識と早期発見、早期治療の大切さ、また認知症が疑われるときの相談先などがわかりやすくつくられたパンフレットを同封するなど、啓発に努めております。

 さらに、平成22年度から始めております坂出ほっとふれんずの高齢者見守り活動においても認知症が疑われるなど、何らかの支援が必要と思われる場合には、迅速にかかわりを持つことで悪化することを未然に防ぐよう努めております。

 今後も認知症になっても本人の意思が尊重され、できる限り住みなれた地域のよい環境で暮らし続けることができる社会の実現を目指し、関係機関との連携を強化してまいりたいと考えております。



◆11番(植條敬介君) 議長─11番



○副議長(若杉輝久君) 植條敬介君

              〔11番(植條敬介君)登壇〕



◆11番(植條敬介君) ありがとうございました。

 そういった市民の本当に頼りになる相談窓口として、包括支援センターの皆さんにぜひとも今後ともいろんな悩み、そしていろんな施設との連携を今後ますます進めていただきたいというふうに思っております。

 聞くところによりますと、これは質問ではありませんが、成年後見制度、例えば認知症の方がおって、ある方は株の証券が、認知症になって、なかなかそれをもう売却もできないし何もできない。そういったことを一度、私に御相談していただいたことがありました。そのときは司法書士の方に私はお願いしたわけでありますが、そういったことがなかなか相談できない方もたくさんいらっしゃろうと思います。ぜひとも今後も、そういった制度を十分に活用もしていただいて、大変だろうと思います、大変だろうと思いますけれども、ぜひとも今後ともそういった認知症患者に対しての連携をとっていただきたいというふうに思っております。

 そして、次の質問ですが、認知症疾患医療センターとの連携についてお尋ねをいたしたいと思います。

 この認知症については、先ほどから申し上げましたとおり早期発見すれば治療も行えますし、進行を抑えることもでき、5年間発症をおくらせれば医療費は半減するという分析結果もあるようです。また、認知症ケアについてはグループホームや小規模多機能型居宅介護などの小規模介護にも期待するとこでありますが、現在グループホームサービス利用者は全般的に重度化が進んでいるようで、身体ケア中心の支援から認知症の特性に応じた新しいケアへと転換してきたグループホームも、重度化対応を迫られる逆戻り現象が起きているとも聞いております。

 入居者の重度化とともに課題になるのは、医療連携体制であると思います。そこで、香川県では県内6カ所の指定された認知症疾患医療センターを通じて、適切な相談や受診が可能な医療体制を目指していくとのことでありまして、この中讃地域では回生病院がその役割を担っていただいております。認知症は受診がおくれ悪化する場合が多く、坂出市とのかかわりも大変重要になってくると思いますが、包括支援センターと認知症疾患医療センターとの連携はどのように取り組まれているのでしょうか、お聞かせいただきます。



◎健康福祉部長(寺坂政喜君) 議長─健康福祉部長



○副議長(若杉輝久君) 健康福祉部長

              〔健康福祉部長(寺坂政喜君)登壇〕



◎健康福祉部長(寺坂政喜君) 認知症疾患医療センターとの連携についての御質問にお答えいたします。

 認知症患者は年々増加しており、担当課においても認知症に関する相談に日々対応している状況でありますが、認知症は誰にも起こり得る脳の病気であることから、早期発見に加え、適切な治療が重要になってまいります。認知症疾患医療センターは、平成23年10月1日から運営を始めております。認知症に係る医療等の相談窓口となっているため、市からも住民に情報提供をさせていただいております。

 また、中讃地域において指定されている回生病院とは、年5回程度、認知症疾患医療連携協議会や中讃地区認知症疾患連携担当者会に職員が出席し、認知症の方への支援についての情報交換を行うなど、連携を図っております。

 また、本市で月1回開催している認知症家族会ほほえみの会においても、今月は回生病院の認知症疾患医療センターより担当者が出席する予定になっております。



◆11番(植條敬介君) 議長─11番



○副議長(若杉輝久君) 植條敬介君

              〔11番(植條敬介君)登壇〕



◆11番(植條敬介君) ありがとうございました。

 さまざまな取り組みもされておるようでありますから、ぜひ今後もそういった連携を深めていただきたいと思うんです。再質問になりますが、今回は認定された病院が回生病院ということでありますけれども、例えばそういった診療科目を持った医療機関というのも坂出市内にはもちろん存在するわけであります。現在、包括支援センターと、そういった医療機関との連携についてはどのようにされているのか、そういった点、お聞かせいただきたいと思います。



◎健康福祉部長(寺坂政喜君) 議長─健康福祉部長



○副議長(若杉輝久君) 健康福祉部長

              〔健康福祉部長(寺坂政喜君)登壇〕



◎健康福祉部長(寺坂政喜君) その他医療機関との連携についての再質問についてお答えいたします。

 回生病院を初め、五色台病院、赤沢病院など、市内にある認知症専門の医療機関を含めた医療機関のソーシャルワーカーなどと市が定期的に開催している介護支援専門員連絡会の中で情報交換会を行うなど、連携体制の充実に努めております。

 今後とも関係機関と連携を密にする中、認知症患者が適切な早期治療を受けることができるよう努めてまいります。



◆11番(植條敬介君) 議長─11番



○副議長(若杉輝久君) 植條敬介君

              〔11番(植條敬介君)登壇〕



◆11番(植條敬介君) ありがとうございました。

 ぜひともそういったほかの医療機関との連携ということも、これからも十分に努めていただきたいというふうに思っております。

 これは大分古いデータになるんですが、全国認知症グループホーム協会という団体がありまして、そういったところが実態調査をしたということを聞いております。その実態調査の中では、今グループホームへの入居が第1希望である割合は80%を超えているということを聞いております。このことは、例えば利用者とか家族とかが特養、老健、大型施設の待機場所としてグループホームを利用しているのではなくて、認知症専門ケアとしての認識を持って選択しているということもわかるわけであります。医療機関との連携というのも非常に大事なんですけれども、今後、認知症ケアの施設、そういったところにも今後坂出市も十分に取り組んでいただきたいというふうに思っております。

 これは別の資料になるんですが、平成22年9月末現在の認知症高齢者の居場所別内訳というところの中で、例えば日常生活自立度?以上の方は、280万人という人数です。先ほど462万人と発表されたということでありましたが、古いデータですから、これで280万人の中で居宅、家のほうを認知症高齢者が居場所としているのがそのうちの半分になっているんです。それ以外のところ、特定施設とかグループホームとか、なかなか自宅で見るということが非常に大変な状況の中で、認知症対応型の施設というのが非常にまだまだ少ないということで、ぜひともそういったところを十分に考えていただいた中で、今後、認知症ケアに取り組んでいただきたいというふうに思います。

 次に、認知症に対する市民の理解と認知症サポーターの取り組みについて、お尋ねしたいと思います。

 私は大学生時代に特別養護老人ホームで夜間でありますが、4年間アルバイトを経験させていただきました。もちろん重度の認知症の方もいらっしゃいましたし、アルツハイマーで若くして入所されている方もいらっしゃいました。そういった経験上、施設へ入所できない方たちの対応については、住民への理解を広げていくことが大変重要であると、当時でも感じたところでございます。

 ただ、この方が認知症というのを周知するのではなく、認知症の人の日常生活を阻害しないで、目で確認できる範囲で行動を観察し、現状把握を行うことが重要であると考えております。また、徘回した場合を含め、ネットワーク支援の体制整備も大きな課題の一つになります。

 全国では、認知症の人と家族への応援者である認知症サポーターを100万人養成し、認知症になっても安心して暮らせる町をつくっていくことを目的とした活動も進めておりまして、現在ではその数も400万人を目標にされております。

 この認知症サポーターは、何か特別なことをやる人ではなく、講座を通じて認知症についての正しい知識を習得し、自分のできる範囲で認知症の人や家族を応援するのが認知症サポーターであります。まずは、企業や職域、そして学校などを通して多くの方々が認知症を理解することが重要でありまして、自治体の役割としては地域において何人のサポーターが必要かを計画の上、サポーター養成へのバックアップ体制が必要だと思っております。

 そこで、本市の市民への理解を求める体制は、どのように取り組まれているのでしょうか、今後の取り組みについてお聞かせいただきたいと思います。

 また、本市の養成講座講師役であるキャラバン・メイト数並びに受講されたサポーター数の状況がわかればお示しいただきたいと思います。



◎健康福祉部長(寺坂政喜君) 議長─健康福祉部長



○副議長(若杉輝久君) 健康福祉部長

              〔健康福祉部長(寺坂政喜君)登壇〕



◎健康福祉部長(寺坂政喜君) 市民への理解を求める体制への取り組みとキャラバン・メイト数、サポーター数についての御質問にお答えいたします。

 まず、市民への理解を求める体制への取り組みにつきましては、地域包括支援センターの職員が自治会、民生委員、老人クラブ、仲間づくりなど、地域からの要請により出向き、認知症への理解を深める講話を行っております。

 一方、ことし2月に開催をしました認知症などによって判断能力が低下した方を支援する成年後見制度の講演会には、民生委員や関係者を含め大勢の市民の方に御出席をいただいた状況からも、認知症に対する市民の関心度の高さを改めて認識したところでございます。

 今後も市民の認知症への理解がさらに深まるよう普及啓発に努めてまいりたいと考えております。

 次に、キャラバン・メイト、認知症サポーター数につきましては、平成25年3月末現在で認知症キャラバン・メイトが42人、認知症サポーターは436人となっております。



◆11番(植條敬介君) 議長─11番



○副議長(若杉輝久君) 植條敬介君

              〔11番(植條敬介君)登壇〕



◆11番(植條敬介君) ありがとうございました。

 だんだんと認知症患者数が増加していく割合とともに、関係者もやっぱりふえてくるわけですから、それなりの理解というのもされてきているのかもわかりませんけれども、まだまだこういった市民の理解というのが浸透されてないということは、やっぱり自分がその立場にならないとそういった理解というのは難しいというふうに思っております。

 今後は、さらなるサポーター力の向上も目指していかなければなりません。そして、サポーター自身が相互扶助、協力、連携のネットワークをつくって、まちづくりを担う、地域のリーダーとして活躍することにつなげていくことが、今後重要であるというふうに思っております。

 そのためには、自治体における事務局の設置、そして保健福祉計画に認知症に関する啓発の推進を位置づけていただきまして、包括支援センターを中心とした包括的な取り組みを考えていただきたいと思います。

 今回、先ほど答弁いただきましたようにメイト数が42名、そして受講されたサポーター数が436名、まだまだやはり少ないというふうに思います。今後、本市のそういったサポーター養成への課題や取り組みについて、どういうふうに考えているのか、お聞かせいただきたいと思います。



◎健康福祉部長(寺坂政喜君) 議長─健康福祉部長



○副議長(若杉輝久君) 健康福祉部長

              〔健康福祉部長(寺坂政喜君)登壇〕



◎健康福祉部長(寺坂政喜君) 認知症サポーター養成への課題や取り組みについてどう考えているのかとの再質問にお答えをいたします。

 認知症サポーター養成講座は、まず県が中心となり、地域包括支援センター、職域等で開催されており、受講者につきましては参加人数のみの報告となっているため、認知症サポーターの十分な把握はできていないのが現状です。

 認知症高齢者が増加する状況の中で、市も認知症サポーター養成講座に一人でも多くの方に参加をいただけるよう養成講座のあり方についても検討してまいりたいと存じます。

 あわせて認知症サポーターを養成する重要な役割を担っているキャラバン・メイトへの支援も行ってまいりたいと考えております。



◆11番(植條敬介君) 議長─11番



○副議長(若杉輝久君) 植條敬介君

              〔11番(植條敬介君)登壇〕



◆11番(植條敬介君) ありがとうございました。

 こういった支援体制を十分に活用していただいて取り組んでいただきたいというふうに思います。

 そして、ネットワーク支援の体制という観点から再質問をさせていただきたいんですが、自宅介護をされている認知症の方々でよく聞くのが、徘回されたことが多いということをお聞きします。そういった捜索願が出たときに、どういう坂出市の対応をされているのか、こちらの質問は最後になりますが、お聞かせいただきたいと思います。



◎健康福祉部長(寺坂政喜君) 議長─健康福祉部長



○副議長(若杉輝久君) 健康福祉部長

              〔健康福祉部長(寺坂政喜君)登壇〕



◎健康福祉部長(寺坂政喜君) 捜索願が出された認知症高齢者の対応についての御質問にお答えいたします。

 これまで、そのようなケースについての協力要請を受けた場合は、市が把握できる情報をもとに、担当の民生委員や介護支援専門員などと連携をとりながら対応し、実際に職員が捜索に加わったこともございます。徘回する認知症高齢者の対応については、地域の協力は何より大切なことであり、今後も連携を図りながら対応してまいりたいと考えております。



◆11番(植條敬介君) 議長─11番



○副議長(若杉輝久君) 植條敬介君

              〔11番(植條敬介君)登壇〕



◆11番(植條敬介君) ありがとうございました。

 次に、介護マークの採用についてお尋ねをしたいと思います。

 まず、介護マークですが、これは静岡県で考案されたものになります。そして、現在では厚生労働省で普及が図られておるということを聞いておりますが、これは介護をする方が介護中であることを周囲に理解していただくために有効な方法であると認識されておりまして、こういった事例を本市においても取り組んでいくべきではないでしょうか、お考えをお聞かせいただきたいと思います。



◎健康福祉部長(寺坂政喜君) 議長─健康福祉部長



○副議長(若杉輝久君) 健康福祉部長

              〔健康福祉部長(寺坂政喜君)登壇〕



◎健康福祉部長(寺坂政喜君) 介護マークの採用についての御質問にお答えいたします。

 全国的に認知症高齢者の増加に伴い、家族が抱える介護問題も深刻化する中、静岡県からの要望を受け、厚生労働省より平成23年12月13日付で、介護マークの普及に関する文書が出されております。

 この介護マークは、高齢者やその家族を見守り、支援していく方法の一つであり、介護中であることをさりげなく知ってもらいたいとき、例えばトイレの付き添いや男性介護者が女性用の下着を購入するときなどに活用するもので、現在は全国で6県311市区町村で取り組まれており、43市区町村で取り組む予定と聞いております。

 地域で高齢者を支え、家族の負担を軽減するなど環境の整備に努めることが重要であり、ひいては介護への理解にもつながることから、今後検討してまいります。



◆11番(植條敬介君) 議長─11番



○副議長(若杉輝久君) 植條敬介君

              〔11番(植條敬介君)登壇〕



◆11番(植條敬介君) ぜひとも実施に向けて検討をしていただきたいと思います。

 続きまして、にぎわい創出についての中で、坂出市観光協会のあり方についてお尋ねをしたいと思います。

 本市の観光とは、瀬戸大橋が開通して25年がたち、その近代建築と融合しながら古のロマンのまちさかいでを提唱する坂出市は、ことしに入り讃岐国府跡が発掘されるなど、新たな観光の光が見えてきそうであります。

 そういった中で、瀬戸内国際芸術祭沙弥島会場も大盛況となるなど、本市の観光客誘致にはありがたい結果となりました。そういった中で、これまで坂出市観光協会は行政の予算をもとに、地域の観光振興のためPR活動やイベント実施、案内所の運営等の活動をしてまいりました。市長自身が会長を務める市観光協会でありますが、今後はさらなる観光の広域連携や事業の迅速な推進など、民間の利点を生かした柔軟な対応ができる組織を構築していくべきであると思いますが、今後どういった取り組みをしていくのか、また今後のあり方としてお考えをお聞かせいただきたいと思います。



◎市長(綾宏君) 議長─市長



○副議長(若杉輝久君) 市長

              〔市長(綾宏君)登壇〕



◎市長(綾宏君) 坂出市観光協会のあり方についての御質問にお答えします。

 平成21年度より讃岐国府跡探索事業で発掘調査が行われてきた坂出市府中町においては、国府の所在がことし2月6日に確定をされまして、これまで長きにわたって発掘に御尽力された関係各位を初め、県内外の多くの歴史ファンの期待と夢が結実をしたところであります。

 また、瀬戸内国際芸術祭2013における沙弥島会場の盛況は、実行委員会を中心に各種団体の関係者みずからが実現可能な事業を結束して遂行したことが大きな力となり、その結果、多くの来場者におもてなしの心が伝わったものと感じており、これらのにぎわいは本市の魅力を幅広く発信する上でも大きな足がかりになると認識いたしております。

 そのような中、坂出市観光協会では、讃岐国府のルーツを語る上で欠くことのできない菅原道真公を初め、ゆかりの6人の偉人を掲げて、総合的に本市の歴史ロマンをPRしているほか、芸術祭会期中には会場内のえのきcafeにおいて白みそのあん餅雑煮の販売や会場までの観光ルートマップの作成など、観光協会がイニシアチブをとって事業を展開したところであります。

 さらに、大人気の崇徳上皇ゆかりのツアーは延長に延長を重ねまして、芸術祭での島嶼部への注目度を継続させるため、ふだん島民以外は自家用車で立ち入ることのできない与島や岩黒島、櫃石島などを組み入れた新たなまち歩き事業も進めているところであります。

 今年度は、観光まちづくりを支える市民共働による人材育成やネットワークの推進を加速化させていく予定であります。

 なお、これらに対応するためには協会の組織そのものの基礎体力を向上させることを第一義に、常に広域的な連携を思慮しつつ事業を推進することが肝要であり、将来的には盛り上がりを見せております各種まち歩き事業の運営や民間ガイドスタッフなどの登用に加えて、物産販売の収入などを含めた自主運営が、まさに可能な組織に成長させることで、行政とはまた切り口の違う独創性のあるにぎわいづくりが可能になるものと考えております。

 いずれにいたしましても、行政と観光協会がそれぞれの分野で本市のにぎわいづくりを創造する姿が一番望ましく、引き続き相互の連携を深めてまいりたいと存じております。



◆11番(植條敬介君) 議長─11番



○副議長(若杉輝久君) 植條敬介君

              〔11番(植條敬介君)登壇〕



◆11番(植條敬介君) ありがとうございました。

 もちろん、これまでのこの数年の坂出市観光協会のあり方というのは、非常にさまざまな観点から、このまちづくりを、そして観光を発信されている非常に大きな役割であろうというふうに思っております。

 そういった中で、今回の瀬戸内国際芸術祭で、それがまた一つ皆さんの前に、市民の前に、表に出る絶好の機会であったというふうに私も認識しております。

 そういった中で、今の市長の答弁で、さらなるネットワークの推進を加速していきたい。そして、基礎体力を持って広域でさまざまな事業を推進していきたいということもお聞かせいただいておりますけれども、例えば先ほどのお話の中で、まち歩きということを市長のほうから御答弁いただきましたが、香川県においても数年前から、てくてくさぬきということで、まち歩き事業というのを香川県内さまざまなところで展開してきました。そういった中で、坂出市もまち歩きのそういった地域の方々に、ボランティアとしてやっていただきました。そういったところも含めて広域連携という観点から、せっかくであればもう少し早目に積極的に、例えば定住自立圏構想での広域観光の推進ということも考えられるんですけども、そういった広域連携について、もう少しお聞かせいただきたいと思いますが、もし何か考えがあればよろしくお願いできたらと思います。



◎市長(綾宏君) 議長─市長



○副議長(若杉輝久君) 市長

              〔市長(綾宏君)登壇〕



◎市長(綾宏君) 広域連携ということの御質問にお答えをいたします。

 御質問者が、前にも定住自立圏構想の中で言われたこともあろうかと思いますが、私は観光それだけで結びつくものにはならないと思っておりますから、定住自立圏構想が先にあるとは思っておりませんし、まさに要望じゃなくて、今現在ずっとやってることの御説明をさせていただきます。

 現在、中讃地域の民間事業者、行政機関、商工業団体など37団体で構成するさぬき瀬戸大橋広域観光協議会というのがございまして、本市の観光協会も参加をし、その事業の一環としてキャラバン隊を編成する中で、毎年主要都市での物産販売や旅行会社を初めとする関係機関への訪問などを行っているところでございます。

 昨年、一昨年は、私がたまたま会長でございましたので、私が陣頭指揮をとりまして4市にわたって手づくりのうどんを振る舞ったり、そういうことを直接やってきたところでございます。

 また、同協議会が作成してる観光パンフレット「Beハートフル」は、中讃地域の観光スポットなどを幅広く掲載し、特に立体的な鳥瞰図的な描画を駆使したマップは、非常に見やすく親しみやすいものとなっておるところでございます。

 このほか瀬戸内の魅力を包括的に発信しようと岡山、香川の瀬戸内海沿岸の市町で結成をしております備讃瀬戸観光協議会においても、同協議会が立案した周遊ツアーにエージェント関係者を帯同させて誘客をアピールする事業も継続的に行っているところでございます。

 こうした広域連携は、限りのある予算や人材を広域的にカバーすることで効率的かつ有効な戦略であると認識していることから、今後もこれらの協議会を通して本市の魅力を発信してまいりたいと思っております。

 以上です。



◆11番(植條敬介君) 議長─11番



○副議長(若杉輝久君) 植條敬介君

              〔11番(植條敬介君)登壇〕



◆11番(植條敬介君) ありがとうございました。

 今も広域という観点から、坂出の魅力を発信していただいているということには、本当に感謝するところでもありますし、ますます今後推進していただきたいというふうに思うんですが、これも質問しようと思ったんですが要望にさせていただきます。

 例えば私、1回、山口県下関市のほうに視察に参りまして、そちらは大手の旅行会社に、自分たちの町を1年前から、来年はこういうイベントとこういう事業とお祭りとこういったのがありますから、来年の旅行の企画の中に取り入れていただきたいということを積極的に発信しているということを聞いております。今、坂出市がそういうことをしていないということではなくて、日程の詳細というのは今後の話になろうかと思うんですが、早目にそういった情報を発信していくということを今後とも積極的に取り組んでいただきたいというふうに思っております。要望させていただきます。

 続きまして、生涯スポーツ施設の整備についてお尋ねをしたいと思います。

 現在、坂出市内各小学校において、各学校開放運営委員が中心となり、地区内スポーツ団体が野球やバレー、また剣道など、多くの市民がその施設を利用しております。また、小学生のスポーツ少年団活動としても利用は多く、その多くは各種大会に参加するなど、その活動は市民意識の向上とともに活性化されております。

 しかしながら、学校管理者である学校長においても学校施設の使用と施設整備にはもちろん理解と協力をいただいておりますが、中には予算面でも簡単に改修することは困難である状況もうかがえます。今後は、教育委員会としてぜひともそういった市民の要望をもとに整備していただきたいのですが、まずは各地区の学校開放運営委員からの施設整備の要望について、どのような見解を持たれているのか、お聞かせいただきたいと思います。



◎教育長(三好康弘君) 議長─教育長



○副議長(若杉輝久君) 教育長 三好康弘君

              〔教育長(三好康弘君)登壇〕



◎教育長(三好康弘君) 生涯スポーツで利用する学校施設整備に関して、各地区の学校開放運営委員からの施設整備の要望についてどのような見解を持っているのかとの質問でございます。

 学校開放事業につきましては、社会体育の普及並びに児童の安全な遊び場の確保のため、学校教育に支障のない限りにおいて運動場、体育館を利用するものでありまして、市内13カ所の施設で実施されております。

 また、65名の管理指導員を委嘱し、学校開放に伴う利用者の指導、危険防止及び施設の管理をお願いしているものでございます。

 施設の利用に当たっては、既存施設の有効活用を基本にしており、その中で各地区からの施設整備の要望については、生涯スポーツの振興という観点から検討する必要があると考えております。これまでも運動場における夜間照明の整備や体育館の水銀灯の補充等の整備を行ってきております。

 以上でございます。



◆11番(植條敬介君) 議長─11番



○副議長(若杉輝久君) 植條敬介君

              〔11番(植條敬介君)登壇〕



◆11番(植條敬介君) これまでも取り組んでいただいてきているということでありますが、ただ、まだまだそういった声が教育委員会のほうに私、本当に届いてるのかどうかというのが疑問なところがあります。

 例えば、私の地元の小学校でもネットが低くて、練習中にボールを打てば何個かはボールが近所の家に当たってしまう、そういった状況で、そして体育館のラインは消えている状況、そういったところはやはり学校全体で、市内全体でしっかりとした整備計画を検討していくべきであろうというふうに思います。そういった全体での整備計画について、お考えをお聞かせいただきたいと思います。



◎教育長(三好康弘君) 議長─教育長



○副議長(若杉輝久君) 教育長

              〔教育長(三好康弘君)登壇〕



◎教育長(三好康弘君) ただいまの再質問にお答えいたします。

 教育委員会といたしましては、年に1回、修繕必要箇所の調査を管理指導員へ依頼し、要望の把握に努め、対応してきております。

 しかし、ただいま議員御指摘のように本当に届いているのかという御懸念もあるようでございますので、今後管理指導員のほうへ詳細に調査をお願いをして、要望を出していただくように努めたいと思っております。

 今後とも学校開放事業により、地域の方々が一層身近にスポーツに親しむことができるよう、出てまいりました要望について、その必要度等を学校はもとより関係課とも十分に検討し、計画的に順次改修、改善に努めてまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◆11番(植條敬介君) 議長─11番



○副議長(若杉輝久君) 植條敬介君

              〔11番(植條敬介君)登壇〕



◆11番(植條敬介君) ありがとうございました。

 ぜひ積極的に、そして早急にさまざまな学校施設の生涯学習スポーツ施設の整備に取り組んでいただきたいと思います。

 次に、学校プールの改修についてお尋ねをしたいと思います。

 本市においても学校施設にはプールが設置され、その設置年数は40年以上経過したものがほとんどであります。学習指導要領で、水泳の授業が義務教育の重要な体育カリキュラムの一つであることはもちろんのことでありますが、このプールの劣化は年数とともに著しいものがありまして、今後の改修について市民からも声が上がっております。

 そこで、学校プールの役割をどのように捉えているのでしょうか、また使用状況についてもわかる範囲でお答えを願います。



◎教育部長(小林一夫君) 議長─教育部長



○副議長(若杉輝久君) 教育部長 小林一夫君

              〔教育部長(小林一夫君)登壇〕



◎教育部長(小林一夫君) 学校プールの改修についての御質問のうち、プールの役割についてお答えいたします。

 学校におけるプール授業については、学習指導要領において小学校の1、2学年では水になれること、3、4学年では水に浮くことや初歩的な泳ぎができること、5、6学年では続けて長く泳ぐ技術を身につけることが示されています。さらに、中学校の1、2学年ではクロールや平泳ぎなどの泳法を身につけること、3学年では効率的に泳ぐことが示されています。

 また、こうした目的のほかに水の事故の危険性を教えるためにも、学校プールは必要な役割を担っています。

 次に、プールの使用状況についてお答えいたします。

 小学校においては、例年6月上旬から7月中旬までの約6週間、プール授業に使用し、その後8月中旬までの約4週間、学校施設開放事業として使用しています。また、中学校においては6月下旬から7月中旬までの約4週間、プール授業に使用し、その後の学校施設開放事業の使用はございません。



◆11番(植條敬介君) 議長─11番



○副議長(若杉輝久君) 植條敬介君

              〔11番(植條敬介君)登壇〕



◆11番(植條敬介君) ありがとうございました。

 その役割というのをお答えいただいたんですが、他市ではさまざまな観点から学校プールのあり方を検討し、授業時間の確保を念頭に改修計画などに努力されております。そういった中で、本市においての改修計画並びに今後のあり方についてお考えがあれば、お聞かせいただきたいと思います。



◎教育部長(小林一夫君) 議長─教育部長



○副議長(若杉輝久君) 教育部長

              〔教育部長(小林一夫君)登壇〕



◎教育部長(小林一夫君) 学校プールの改修計画についての再質問にお答えいたします。

 学校プールは、市内12校の小中学校に設置されていますが、このうちの9校が昭和40年代の建設で、経年劣化による漏水等が発生しているのが現状であります。

 そこで、これまで学校からの要望に基づき、児童生徒に危険が及ばないよう部分的な改修を行ってきたほか、ろ過機の交換、配管の改修など、設備機器の改修にも努めてまいりましたが、学校施設の耐震化等に優先的に取り組んできたため、抜本的な改修に至らなかったところであります。

 しかしながら、新設となりますと多額の経費を要するため、比較的大規模な補修を施し、施設の延命化を図ってまいりたいと考えています。そこで、今年度予算に1,700万円を計上し、市内で一番早く建設された東部小学校のプール改修を行うこととしております。

 今後、教育委員会といたしましては、プール学習は学習指導要領にも示されている内容であるとともに、子供にとって学校生活での楽しみの一つであることも踏まえ、従来のプール補修工事と並行して、計画的な改修に努めてまいります。

 なお、学校プールの今後のあり方についても研究してまいります。



◆11番(植條敬介君) 議長─11番



○副議長(若杉輝久君) 植條敬介君

              〔11番(植條敬介君)登壇〕



◆11番(植條敬介君) ありがとうございます。

 積極的に、また改修のほうを進めていただきたいと思います。

 ただ、学校プールには、子供のときから水になれる、そして地域開放という点を今後私は期待しておるところであります。せっかくの施設を学校だけのものとして利用するのではなく、学校が利用しない時間帯に地域開放することができれば、今PTAとか地域のほうに学校開放もしておりますけれども、今後も積極的に生涯スポーツの基礎の部分を学習ということで、大変重要な役割だろうと思いますので、今後ともそういった施設整備に関して積極的に改修していただくよう要望させていただいて、私からの質問を終わります。ありがとうございました。



○副議長(若杉輝久君) 次、19番中河哲郎君の質問を許します。



◆19番(中河哲郎君) 議長─19番



○副議長(若杉輝久君) 19番 中河哲郎君

              〔19番(中河哲郎君)登壇〕



◆19番(中河哲郎君) 議長のお許しをいただきましたので、新政会の一員として一般質問をさせていただきます。

 綾市長、2期目の御当選おめでとうございます。

 これからの4年間、綾市長の手腕により坂出市勢がさらに発展することを心より願っております。

 市長は、これまで一貫して市民の誰もが坂出に生まれてよかった、坂出に住んでいてよかったと実感できるまちづくりを訴えてこられました。市政の成果を市民目線に、市民の実感に求められる政治姿勢には常に感服してまいりました。

 一昨年11月、若きブータン国王夫妻が来日し、被災地の小学校で、皆さんの中に人格という竜がいます。年をとって経験を積むほど竜は大きく強くなりますと励まされた姿に、戦後の力強く発展する時代の日本人の心が感じられ、感動しました。そのブータン王国では、国力の判断に私たちが通常使う国民総生産(GNP)ではなく、国民総幸福量(GNH)を指標としているそうです。市政の使命は、市民の幸福度の向上にあると思います。綾市長の言う坂出に生まれてよかった、坂出に住んでいてよかったと実感するとき、市民の幸福度は向上するものと言えます。

 坂出は、歴史的にも地理的にも市民の幸福度向上に資するものに恵まれていると思います。綾市長は1期4年間で、市民が幸福度向上を実感できたこととしてどのようなことがあると思われているか、また目指す幸福度には達していないこととしてどのようなことがあると考えられているか、お伺いいたします。



○副議長(若杉輝久君) 答弁を求めます。



◎市長(綾宏君) 議長─市長



○副議長(若杉輝久君) 市長 綾  宏君

              〔市長(綾宏君)登壇〕



◎市長(綾宏君) 19番中河議員の坂出に生まれてよかった、坂出に住んでいてよかったと市民が実感できるまちづくりについてのうち、1期目の4年間を振り返っての御質問にお答えをいたします。

 振り返りますと、「人口増やして、元気な町に」をスローガンに市長に就任し、私の政治信条である市民本位、市民参加、市民対話による市政運営に取り組み、坂出に生まれてよかった、坂出に住んでいてよかったと感じられるまちづくりを目指してまいりました。

 また、市民は顧客、職員は資産という考えのもと、さきの任期4年間を地盤固めの年、構想の年、実行元年、さらなる飛躍の年と位置づけて、さまざまな実効性のある施策に取り組んでまいりました。

 特に、私が公約として掲げました市立病院の存続問題は、新病院開院を来年の秋に迎えますし、こども課の新設、出産祝い金の拡充、保育所保育料の減額など、子育て支援にも力を傾注してきたところであります。

 また、デマンド型乗り合いタクシーや循環バスの運行を実施した公共交通の充実及び積極的かつ柔軟に対応した企業誘致などでも一定の成果を残せたものと自負いたしております。

 さらに、古のロマンのまちさかいでをテーマに掲げ、歴史やゆかりのある先人に目を向け、歴史的、文化的遺産を生かしたまちづくりに取り組んできたこと、またさかいでブランド認定制度を創設し、認定品を観光資源や観光情報の一つとして位置づけたことなどは、地域の活性化に大いに役立ったものと考えております。

 そのほかにもコンシェルジュサービスや朝食会議、事業再検討、若手職員による政策提案プロジェクトチーム、あるいは機構改革等は、職員の意識改革に大きな効果があったものと確信をいたしております。さらに、出前ミーティングや市長サロンは市民の皆さんの生の声を直接お聞きすることができたとともに、私の政治理念やまちづくりに対する思いを市民の皆さんに伝える場になったと実感をしております。

 一方、今後の課題として残ったものといたしまして、坂出北インターチェンジのフル化が最重要課題であると認識をいたしております。

 さらには、政策提案プロジェクトチームからの人口増対策の提案の具現化や市立病院の運営を軌道に乗せるための医師確保対策、またハード、ソフト面からの防災対策、これは東日本大震災を契機に相当全国的にも重要になってきたと思っております。また、企業誘致の一層の推進、教育や福祉施策の充実なども重要であると考えております。私の思ってるとりあえずの1期目の状況でございます。

 以上です。



◆19番(中河哲郎君) 議長─19番



○副議長(若杉輝久君) 中河哲郎君

              〔19番(中河哲郎君)登壇〕



◆19番(中河哲郎君) 幸福度の向上という、ちょっとこう尺度がはっきりしない質問になりました。

 ただ、市民が見て本当に幸福度を感じる、今綾市長からたくさんの施策をいただきました。だけど、安心して市民が見られる、その一つの例がさきの府中湖の段ボールのカヌー、市長の姿は市民には本当に興味があった。また、万葉の姿でいろんな会に出席される。こういう姿が、多分市民が坂出に住んでよかった、住んでいてよかった、このような感じを受けるのだと思います。それぞれの施策を進めるとともに、市長のそういう形を見せていただくこと、このことをお願いしておきたいと思います。

 また、先日の所信表明で、坂出に生まれてよかった、坂出に住んでいてよかったと感じられるまちづくりに加え、坂出に住みたいと思っていただける付加価値の高い町を市民とともにつくり上げていきたいと述べられましたが、2期目に当たり市民の幸福度向上のために目指すことは何か、お伺いいたします。



◎市長(綾宏君) 議長─市長



○副議長(若杉輝久君) 市長

              〔市長(綾宏君)登壇〕



◎市長(綾宏君) 次に、2期目で目指すことについての御質問にお答えします。

 先ほども一部申し上げましたとおり、1期目の4年間から引き続き継続的に取り組むべき施策や一層の充実に努めなければならない施策や課題も多く抱えております。

 私は、これまで坂出に生まれてよかった、坂出に住んでいてよかったと感じられるまちづくりを目指してまいりましたが、2期目に際してはさきの所信表明でも申し上げたとおり、今後はさらに坂出に住みたいと思っていただけるような付加価値の高い町を市民とともにつくり上げていく、市民との共働を進めてまいりたいと考えております。

 出前市役所の創設などによるさらなる市民参加を目指してまいります。

 さらに、坂出に住みたいと思えるまちづくりに向けては、既存の道路や各種施設の再整備、施設移転後の跡地の有効利用などを総合的に描くグランドデザインの検討も進めてまいります。長期的なまちづくりの方向性を市民の皆さんとともに共有することにより坂出市のさらなる発展を目指して、ともに躍進する所存でございます。

 また、つけ加えてですが、議員がおっしゃる幸福度です。まさに、私は4年前から実は幸福度についてちょっと研究をしておりまして、その前に私の実弟がブータンに協力隊として1年半ほど行ってまいりました。まさに、その実態を感じたところでございます。毎年行ってます香川大学ビジネススクールの講演会では、一番最初、1期目にその話をして、GNHを出したところです。世界各国でやってることでございます。特に、幸福度指標の出し方、どの範囲をとるか、非常に困ってる。今、ブータンでは9つの項目をやってるところでございますが、その中にはハピネスじゃなくてウエルビーイングを使ってるところもあるんですが、スイスのように、例えばもう20項目ぐらいとってるところもあるし、それをまたその中でどれくらいの純度で見ていくかというアンケート形式です。それをとってるところがございます。そういったものを順位づけにどうやって持っていくかということは、私の本当の課題でございまして、まさに幸福度というお言葉を使っていただきまして、今後研究して、それを市民に示していければと思ってますので、課題の一つの参考にさせていただきたいと思います。

 以上です。



◆19番(中河哲郎君) 議長─19番



○副議長(若杉輝久君) 中河哲郎君

              〔19番(中河哲郎君)登壇〕



◆19番(中河哲郎君) 先ほどブータン国王の話をしました。ブータンの人を見ると、私、本当に自分の小さいころ田んぼで遊んだ、またそのころのお父さん、お母さん、おじいちゃん、そういう方たちが本当に思い出されます。何となく日本の人とブータンの人、姿形がよく似ているので、今回これを取り上げさせていただきました。

 また、市長も今後、幸福度の指標等々も考えていただき、また多分先日の新聞で荒川区の区長が幸福度、何点かを挙げて幸福度のはかり方、これも考えているようでございますので、それも参考にしていただきながら坂出市民が幸福度を充足する、向上されることを願っております。

 また、私の知人が、市長が常々坂出に生まれてよかった、坂出に住んでいてよかったの、2点を挙げられてるけど、あともう2点必要なんだと、このように言われておりました。1つは、坂出に住み続けていたい、そして最後の4点目が大事なんだ。もし、生まれ変わったら今度も坂出で生まれたい、このような坂出のまちづくりが必要だ、このように言われました。ただ、これ生まれ変わってとは、死生観がございますので、なかなか行政としては使えない言葉でございますけれども、人の望みとしてはこういうまちづくりが望まれているんだろうと思っております。

 次に、幸福度は行政分野ごとにはかるのではなく、市民一人一人、または家族を単位として見ていく必要があると思います。

 初めに、安心して子育てのできる環境は、未来に向けた幸福度向上のための最大の一つだと思っております。乳幼児、就学前の子供のいる家族の幸福度についてお伺いいたします。

 24年度の出生数と近年の傾向をお知らせください。

 子供の成長の実感、孤立感の解消、仕事と保育、家族、地域の協力、見守りなど、子育て世代には多くの問題があると思います。本市の子育て世代の幸福度向上に役立っている施策、今後重点的に取り組まれる施策をお知らせください。

 また本年、子ども・子育て会議が創設されますが、今後の子育て世代の幸福度向上にどのように役立てていくのか、お伺いいたします。



◎健康福祉部長(寺坂政喜君) 議長─健康福祉部長



○副議長(若杉輝久君) 健康福祉部長 寺坂政喜君

              〔健康福祉部長(寺坂政喜君)登壇〕



◎健康福祉部長(寺坂政喜君) 乳幼児、就学前の子供のいる家族への取り組みの御質問にお答えいたします。

 まず、平成24年度の出生数と近年の傾向についてでございますが、平成24年度の出生数は366人となっております。また、近年の傾向は、平成20年度が417人、平成21年度が413人、平成22年度が402人、平成23年度が383人であり、日本全体の少子高齢化が進行する中で、本市においても出生数は減少傾向にあります。

 次に、現在実施をしている子育て施策と今後重点的に取り組む子育て施策についてお答えいたします。

 本市においては、現在、平成26年度までを計画期間とする坂出市次世代育成支援行動計画に基づき、子育て支援の充実に取り組んでいるところです。本年度、休日保育の開始により、通常保育事業や延長保育事業、病児・病後児保育事業、ファミリー・サポート・センター事業などの主要12事業の数値目標を全て達成しております。

 また、そのほかにも昨年度保育所保育料の一律10%減額や出産祝い金の拡充、幼児2人同乗用自転車レンタサイクル事業、市内の公園への新しい大型遊具の設置など、子育て世帯の経済的負担の軽減や子育て環境の整備を行っております。

 今後は、平成27年4月の子ども・子育て支援新制度の本格実施に向けて、本市の子ども・子育てのニーズを踏まえた事業計画を作成し、新制度のもとで質の高い幼児期の学校教育、保育の提供のほか、子育て支援に関するさまざまなニーズに応えることができるよう地域子ども・子育て支援事業の充実を図ってまいります。

 次に、子ども・子育て会議についてお答えいたします。

 子ども・子育て会議は、事業計画に子育て当事者等の意見を反映するとともに、それをもとに行う施策の実施状況を定期的に点検、評価、見直しを行っていく役割を担っております。会議には、子育て中の保護者も委員として参加することとしており、子育て当事者の意見を反映した施策の実施が、子育て世帯の満足度の向上に寄与するものと考えております。

 いずれにいたしましても、国や地域を挙げて社会全体で子ども・子育てを支援することにより、坂出に生まれてよかった、坂出に住んでいてよかったと実感できるまちづくりの実現に取り組んでまいります。



◆19番(中河哲郎君) 議長─19番



○副議長(若杉輝久君) 中河哲郎君

              〔19番(中河哲郎君)登壇〕



◆19番(中河哲郎君) たくさんの施策があって、それぞれの施策の合計で、また合体したものでこの子育て世代が満足し、また坂出に住んでいただける、このことを願っております。そして、出生数もだんだん減少しておりますけれども、その施策によってさらに出生数がふえることを願っております。

 ただ、パンフレット等はいろいろ置いております。その中で、多くはやっぱり言葉によってこれこれこれこれがある、こういう形でありますけれども、今若い人たちがもし大きな1枚のパンフレットで、なるほどこれが坂出はいいんだ、このように思われるのは、例えば漫画的な形で子育てにこういう形、こういう形、ここではこういうメリットがありますよ、そういう形のパンフレット、一目見て若い世代が坂出はいいところだなと、このように感じるような広報、周知の仕方も御努力いただけたら、このように思っております。

 次に、児童生徒のいる家族についてお伺いいたします。

 児童生徒にとって幸福を感じるのは、先生に信頼感を持ち、心を通わせる友達が存在し、朝の通学時に心を弾ませて、楽しそうに学校に通っているときだと、このように思っております。23年度の不登校生数とその対応をお知らせください。

 また、いじめの件数とその対応をお知らせください。

 特に、小中学校時代、これは郷土を愛する心を育むのに最適だと思います。市長の愛郷育の言葉もありましたけれども、どのように取り組まれているか、お伺いいたします。

 また、坂出で本当にいろんな取り組みをしていただいております。さかいでっこガイド隊、また来月行われるさかいで算数・数学オリンピック等、特色のある事業が数多く行われていますけれども、これらの事業についてお知らせいただけたらと思います。

 また、児童生徒は家庭と地域の中でも成長していきます。学校と家庭、地域との連携にどのように取り組まれているか、お伺いいたします。



◎教育長(三好康弘君) 議長─教育長



○副議長(若杉輝久君) 教育長 三好康弘君

              〔教育長(三好康弘君)登壇〕



◎教育長(三好康弘君) 不登校児童生徒数とその対応についてお答えいたします。

 平成23年度の不登校児童生徒の人数は、小学校5名、中学校32名でございます。不登校問題につきましては、各学校において、ふだんから学校が楽しいと言える児童生徒がふえるように、わかる授業の推進、きずなづくり、居場所づくり等に努めています。

 不登校の兆候が見られた場合は、学級担任等が家庭訪問を続け、家庭と連携して登校を促すとともに、教育相談担当教員がコーディネート役となって教職員全体で情報を共有するなど、早期対応に努めております。

 また、欠席が続く児童生徒に対しては不登校対策委員会を開いて、不登校に至る背景や経緯、再登校への手がかり等について協議するとともに、スクールカウンセラー等と連携を図るなど、各校で組織的な対応を粘り強く続けております。

 また、坂出市教育研究所の不登校支援部会では毎年、フレンドシップ夏の集いやクリスマスの集いなど、他校の児童生徒との交流の場を企画し、集団活動の楽しさを体験させることで再登校につなげる取り組みをしています。

 さらに、不登校対策教育支援センターであいの部屋とふれあいの部屋を設置しておりまして、不登校児童生徒が通級し、学校復帰を目指しております。

 部屋の担当職員は、学校と連携を図り、家庭訪問や保護者の教育相談など、児童生徒の自立に向けて細やかに対応し支援を続けています。

 次に、いじめの件数とその対応についてお答えいたします。

 平成23年度のいじめ認知件数は、小学校で3件、中学校で14件でございます。いずれの事案に対しましても担任や関係職員が児童生徒への理解に努めながら、当事者や保護者に対して適切な指導や対応を続け、平成23年度までのいじめの事案は小中学校ともに解消されております。

 次に、取り組み状況についてであります。

 小中学校では、児童生徒に定期的にアンケートを実施するとともに、教員が授業中の観察や休憩時間等の巡回、連絡ノートなどから子供の小さな変化を細やかに見てとり、いじめの早期発見、早期対応に努めております。

 また、教員以外にもスクールカウンセラーへの相談を促すとともに、校外における相談窓口について児童生徒や保護者に周知するなどしております。

 また、いじめの未然防止のために、各学校とも道徳を重視し、思いやりの心や優しさを育む教育に努めています。中でも、救命士や医師、看護師、助産師等が各校を訪問し、自分の命も他者の命も大切でかけがえのないものであることを児童生徒に伝える命の先生の授業は、大きな成果を上げています。

 一方で、子供たちがみずから立ち上がり、自分たちの力でいじめゼロを目指す取り組みが各小中学校で活発に行われています。児童会や生徒会でいじめの傍観者をなくし、いじめをとめるキャンペーンをするなど、正義の気風を校内に起こそうとしています。

 教育委員会といたしましては、いじめがない学校がよい学校ではなく、いじめ問題に真摯に向き合い、その解決に努力している学校がよい学校であることをモットーに、関係機関と連携を図りながら規範意識や人権意識を高める教育活動を一層充実させ、いじめを許さない学校づくりに向けて各学校を支援しております。

 次に、郷土を愛する心を育む教育にどのように取り組んでいるのかについてお答えをいたします。

 子供たちが郷土坂出を誇りに思い、郷土の歴史や文化、伝統を受け継ぐ子供に育つことは、本市の掲げる学校教育目標である志をはぐくむ教育の一つの姿であり、市長の提唱する愛郷育と軌を一にするものであると考えております。

 まず、学校におきましては、さまざまな学習の時間を活用し地域の歴史や文化についての理解を深め、地域が抱える課題や地域の未来について考え、未来に働きかけ、これからの社会を主体的、創造的に生きていく児童生徒を育てる機会を重視するとともに、地域の人々との触れ合いや地域に出かけて行う自然体験や社会体験、職場体験等を通して、ふるさと坂出への愛着と誇りを養っております。

 具体的には、総合的な学習の時間や特別活動の時間等を活用し、地域の田んぼや畑をお借りしての勤労体験学習、お祭りや行事に参加することで体感する地域のすばらしさや温かさは、地域を大切に思う心を育む貴重な体験となっております。

 また、市内の全小学校の4年生は、本年度より坂出市塩業資料館を訪問し、坂出における塩づくりの歴史と先人の偉業を学ぶ学習をしてまいります。

 教育委員会といたしましては、こうした取り組みをさらに充実するよう市内の社会科の先生の協力を得て、資料集「瀬戸大橋のまち坂出」を作成し、市内の3年生に配布しております。

 次に、教育委員会で実施しております特色ある授業についてお答えいたします。

 まず、さかいでっこガイド隊でございますが、小学校5、6年生及び中学生約20名で組織し、坂出にゆかりのある人物や史跡などについて学習することにより、ふるさと坂出に愛着を持ち、みずから情報を発信できる子供たちを育成することを目的としております。これまで崇徳上皇で15回、沙弥島史跡めぐりツアーで9回、ガイドをしてまいりました。

 次に、さかいで算数・数学オリンピックにつきましては、志をはぐくむ教育の一環として小中学生が学校で学習する基礎的な内容を少し発展させた問題に挑戦することにより、深く考え、工夫して解く喜びを実感してもらうことを目的として、昨年より実施しているものでございます。

 また、昨年度、久米栄左衛門を初めとする郷土ゆかりの先人、偉人、3名の生き方を学ぶことにより、ふるさと坂出を愛する心や自分の夢や希望に向かって努力する力を育成することを目的として、志をはぐくむ読み物資料を作成し、市内全小中学生、全児童生徒に配布いたしました。本年度は、人物を6名にすることとしております。

 さらに、芸術、スポーツ等の各分野の第一線で活躍されている方々を学校単位で講師に招いて、夢に向かってチャレンジすることの大切さを伝え、魅力ある人となりや一級の芸術に触れ、感動する喜びを味わってもらうため、心をはぐくむ講師派遣事業にも取り組んでおります。

 郷土を愛し、誇りに思う心情は、その子供が将来にわたり自信を持って生きる根っこの部分になるものであり、特に大切にしなければならないと考えております。

 次に、学校と家庭、地域との連携の取り組みについてお答えいたします。

 子供の教育については、学校、家庭、地域社会の密接な相互連携、協力によって、よりよい教育が実現されるものであります。

 まず、地域の教育力につきましては、現在市内の全ての小中学校でさまざまなボランティア活動が実施されております。通学時の安全を確保するための立哨指導や下校時の見守り、また挨拶ボランティアなどでございます。こうした活動は、子供たちにとりまして直接顔を合わせて地域の方と交流することから、地域の方々が自分を守ってくれているということに安心感を見出すとともに、何よりも感謝の心が育まれます。

 さらに、小学校においては農業体験の指導、地域の遊びや昔の生活の紹介など、中学校においては専門性を生かした各種部活動の外部講師など、積極的にかかわっていただいております。こうした活動は、子供たちにとってはすばらしい学習の機会ともなっております。

 このような学校支援ボランティアの皆様の活動は、多忙な学校を支援するだけでなく、地域の活性化につながり、また学校を中心とした地域のきずなをさらに強めるものと考えております。

 さて、子供の教育について、家庭は学校を信頼し、学校は家庭を信頼する。そういう関係の中で子供の健全な成長を願って、家庭教育、学校教育が展開されることが大切であります。そのため、各学校は開かれた学校を標榜し、学校教育の方針、内容等について保護者の方にわかりやすく伝えるとともに、学校開放日を設けたり保護者からの学校評価や御意見を大切にした学校運営に努めています。

 さらに、学校だよりやホームページ、連絡帳などにより学校行事を伝えたり、またさまざまな子育てに関する情報を発信し、家庭教育の支援に努めているところであります。

 今後とも学校と家庭はPTA活動等を通して手を携えて、全ての子供が健やかに成長するよう努力していくことが大切であります。

 教育委員会といたしましても家庭、地域と学校が連携して、子供の教育に取り組む体制づくりが一層充実するよう支援してまいります。

 以上でございます。



◆19番(中河哲郎君) 議長─19番



○副議長(若杉輝久君) 中河哲郎君

              〔19番(中河哲郎君)登壇〕



◆19番(中河哲郎君) 細かい御説明、ありがとうございました。

 先ほど不登校生が小学校で5名、中学校で32名、またいじめの件数が小学校で3件、中学校で14件、坂出にとってこの数字というのは相当やっぱり大きいものだと思います。それぞれ不登校になった子供たち、またいじめに遭った子供たちが心の傷を負うことなく、学級で、学校でさらに楽しい生活が送れることを心から願っております。

 そのためには、やっぱり学校、学級、そして教育委員会が断固とした姿勢で、子供たちの幸せのために取り組んでいるんだ、このことを見せていくことが大切だと思っております。

 そして、子供がやっぱり一番喜ぶのは先生の一言、また、1年でも、2年でもいい、1回でもスポットを当てていただく、そうすれば子供は一生を通して、本当に学校っていうのは楽しかったんだなと、夢があったんだなと、このような形を思うんだと思っております。今後、教育委員会でもそのような教育を心から願っております。

 自分の経験においても、やっぱり将来を決めたのは小学校、中学校時代の先生であり、友達である、そう思っております。それぞれの時代の子供たちが、坂出で教育を受けてよかった、坂出の小学校、中学校、また子育て世代の中で育ってよかったと、このように実感されるような教育委員会の取り組みを心から願っております。

 次に、高齢者、要介護者のいる家族についてお伺いいたします。

 今、団塊の世代が前期高齢者の仲間入りを始めました。この世代は体も元気で、時間と経験を持たれてる方が多くいます。24年度に坂出に移住された60歳代の方の人数と近年の傾向をお知らせください。

 そして、これらの人たちに社会を支える活動をしていただくとき、坂出の新しい姿が見えてくると思います。市の取り組みがあればお示しください。

 体に不自由を感じるようになったとき、また介護が必要になったとき、支えてくれる体制は十分でしょうか。特に、坂出は医療、福祉に恵まれていると言われますが、いかがでしょうか。

 また、人生の終末期こそ、坂出に住んでいてよかったと実感するときではないでしょうか。終末期を迎えられた人のいる家族が、安心して暮らせる取り組みがあればお示しください。



◎健康福祉部長(寺坂政喜君) 議長─健康福祉部長



○副議長(若杉輝久君) 健康福祉部長

              〔健康福祉部長(寺坂政喜君)登壇〕



◎健康福祉部長(寺坂政喜君) 高齢者、要介護者のいる家族への取り組みについての御質問にお答えいたします。

 まず、平成24年度に本市に移住された60歳代の人数と近年の傾向についての御質問ですが、平成22年度54人、23年度50人、24年度59人と過去3年間の60歳代の転入は、いずれも50人台です。

 次に、60歳を過ぎて移住された方が、それまで培ってきた経験や技能を生かす場はどのような場があるのかとの御質問でございますが、まず坂出市社会福祉協議会の関係を申し上げますと、坂出市ボランティアセンターには団体登録が23団体、個人登録が33名となっております。登録団体には、ひとり暮らし高齢者などへの配食サービスを行う団体や子供たちへの本の読み聞かせを行う団体、子育て中の母親へのサポートを行う団体など、さまざまな社会活動を行う団体があります。個人登録者では、60歳代の方を中心に福祉施設などでのボランティア活動が行われています。

 また、坂出市シルバー人材センターについては、平成24年度末現在で371人が登録されており、そのうち60歳代は154人です。筆耕や樹木の剪定など、経験や技能を生かした活動をされております。

 次に、高齢者で体が不自由になり、介護が必要になった人を支えてくれる体制はどのようになっているのか、また高齢者や要介護者のいる家族においても安心して暮らせる取り組みについての御質問にお答えいたします。

 本市においては、介護保険事業計画策定前に実施する介護保険に関する意識調査の結果の中でも、住みなれた自宅で家族とできる限り長く過ごしたい、また、介護で家族に迷惑をかけたくないと思われている高齢者が多いことから、介護が必要になっても地域で安心して暮らせるよう居宅サービス、施設サービス、地域密着型サービスの充実を図ることにより、時代の変化や介護保険制度の改正に応じて、介護支援の推進に努めているところでございます。

 新たに24時間対応可能な定期巡回・随時対応型訪問介護看護サービスも昨年度後半より事業を始めております。

 また、近くに親族がいない方に緊急通報装置を設置し、いざというときにボタン一つで緊急連絡ができる老人福祉電話貸与事業のほか、自宅で介護されている家族の方々への日常生活の支援並びに負担軽減を図るために介護慰労金支給事業や紙おむつ給付事業を行っております。

 また、民生委員に御協力をいただき、毎年65歳以上の在宅高齢者を対象に日常の生活状況などの実態調査を行う中で、安否確認や日常生活の相談などに対応をしていただいております。

 さらに、昨年度からは緊急時に必要な医療情報を自宅に保管する救急医療情報キット、通称きんとキットと携帯用の緊急連絡カードを高齢者や障がい者などに配布する事業も開始をしております。

 また、各地区社会福祉協議会においても配食サービスや仲間づくり活動のほか、近隣住民が小チームを組んで行うひとり暮らし高齢者等の見守り活動など工夫を凝らし、さまざまな地域福祉活動を実施するなど、地域、行政が重層的にかかわることにより、必要に応じた支援につなげていただいております。

 高齢者にとって家族間の支えはもとより、地域のつながりこそが安心感を持つ上で重要であることから、今後とも地域の皆様や関係団体の協力を得ながら福祉施策等の増進を図ってまいりたいと考えております。



◆19番(中河哲郎君) 議長─19番



○副議長(若杉輝久君) 中河哲郎君

              〔19番(中河哲郎君)登壇〕



◆19番(中河哲郎君) 私たちは前期高齢者に差しかかった団塊の世代、特に前期高齢者、ヤングオールドですか、後期高齢者はオールドオールドというそうですけど、そのヤングの皆さん方がオールドの皆さんを支える。そして、もっと思ったのは、団塊の世代が今退職し、この年代に差しかかる。そして、この人たちが市政に、いろんな形で行事に参加するとき、多分既存の社協の活動、その他いろんな既存の活動ではなくて、新しく自分たちでこういう取り組みをしてるんだ、またこういう取り組みをしたいんだ、特に子育て世代、小中学校世代、また若い世代、そしてオールドオールドの方々、そういう人たちを支える、こういう活動をしていきたいんだ、こういう心をたくさん持ってるんだと思います。また、私の周辺にもちょうど、ちょっと私らよりも年代が先ですけれども、たくさんおいでます。そういう今活力があるヤングオールドの方々の力を十分坂出で取り入れていく、このことが新しいまちづくりに役立つんだと思っております。

 そして、一つだけお願いしておきますけれども、今たくさんの活動をしておりますけれども、その活動もさきの子育てと同じようにみんなにわかりやすいような周知の仕方、これをしていただき、そしてまたその中へ入ってくる、新しいヤングオールドの方々の知恵をおかりして、新しい事業、新しい取り組みもしていただければ、坂出のまちづくり、坂出の幸福度の充実、向上に役立つ、このように思っております。

 次に、空き家対策についてお伺いします。

 昨年、自治会を通じ空き家の調査が行われましたが、その結果をお知らせください。

 私も自治会長として協力しましたが、調査対象に大型建造物や倉庫等が含まれていたか、お伺いいたします。

 また、調査結果を受けて市はどのような確認作業を行ったか、お伺いいたします。

 その結果もお示しください。



◎総務部長(樋本保男君) 議長─総務部長



○副議長(若杉輝久君) 総務部長 樋本保男君

              〔総務部長(樋本保男君)登壇〕



◎総務部長(樋本保男君) 空き家対策についての御質問のうち、自治会の調査結果と市の調査の結果について御答弁申し上げます。

 昨年8月から9月にかけて自治会に依頼をし実施した調査は、賃貸用や売り家、商業用の建物を除く一軒家で居住していないものを対象に、A、建物にほとんど損傷がない、B、屋根など建物の一部に腐朽や破損が認められる(軽度)、C、屋根や家全体が傾いている(中度)、D、建物が既に倒壊済み、またはほとんど倒壊している(重度)の4段階に分類し、各自治会長等が敷地外からの外観について目視にて評価をしていただいたものでございます。

 御質問にいただいてましたような大型建造物や倉庫等は含まれておりません。

 その結果を申し上げますとA456件、B257件、C47件、D32件、不明16件の計808件の御報告をいただいたところでございます。

 この結果を受けまして、評価CとDの計79件のうち、総務課及び建設課の職員が市の調査は避けてほしいとの申し出があった地区の空き家や既に取り壊されていた空き家等を除いた54件を対象に調査を実施いたしました。被災建築物応急危険度判定の調査票を利用し、敷地外から外観について危険度を判定したところ、要注意27件、危険25件との結果となったところでございます。

 以上でございます。



◆19番(中河哲郎君) 議長─19番



○副議長(若杉輝久君) 中河哲郎君

              〔19番(中河哲郎君)登壇〕



◆19番(中河哲郎君) また、危険を感じる空き家については、個別にそれぞれの近隣の方から電話等々の通報があると思いますけれども、その通報先はどこになっているか、また市や県の対応はどうなっているか、お伺いいたします。



◎総務部長(樋本保男君) 議長─総務部長



○副議長(若杉輝久君) 総務部長

              〔総務部長(樋本保男君)登壇〕



◎総務部長(樋本保男君) 空き家を発見した際の通報先や市や県の対応の御質問に御答弁を申し上げます。

 危険な空き家を発見した場合でも、それは個人等の財産でありまして、他の者がそれに対し何らかの措置を行おうとする場合は、財産権を侵害するおそれがありますので、所有者や管理者等がわかる場合は、発見者、またはその空き家によって損害をこうむる可能性のある者が所有者や管理者等に連絡をし、対処をお願いすることが原則であると考えられます。

 しかしながら、連絡をしようにも所有者等がわからない場合や連絡をしても対処していただけない場合などは、建築基準法に基づき建築主事を置く特定行政庁である香川県知事が空き家の敷地、構造または建築設備が著しく保安上危険であり、または著しく衛生上有害であると認める場合において、当該空き家の所有者や管理者等に対して、保安上または衛生上、必要な措置をとることを命ずることができることとなっておりますので、これに該当する可能性のある空き家につきましては、県の建築指導課が連絡先となります。

 なお、現行の法令のもとでは本市が危険な空き家に対して予防的にとることのできる対応はほとんどないのが現状でございますが、現実には自治会長等から空き家の敷地の草木が生い茂り、道路や他人の敷地まで及んでいることにより、交通に支障が生じたり他人に迷惑をかけているといった相談が市に寄せられておりまして、総務課と関係課で協議を行う中、本市の環境美化条例に基づき改善について文書でお願いした例もございます。

 以上でございます。



◆19番(中河哲郎君) 議長─19番



○副議長(若杉輝久君) 中河哲郎君

              〔19番(中河哲郎君)登壇〕



◆19番(中河哲郎君) 既に県、市の対応についてお答えいただきましたけど、現状空き家を見ていると相当老朽化し、また危険を感じるような形、特にその中で子供等が遊んだり、また不審者等が侵入、占拠したり、そうした場合、火災の危険性また事件、事故の発生のもとにもなっていこうかと思います。

 特に、今地震に対する対処が急がれているとき、老朽化した建物が地震で倒壊し、直接被害を受ける、また倒壊した建物が道路等を防ぎ、避難、救助の妨げになる場合もあろうと思います。さらに、近所の方にとっては雑草だとか雑木等が繁殖し、また蚊、ごみの散乱、衛生上の問題、環境上の問題も多々あろうと思います。

 先ほどと少しは重なりますけれども、これらに対して市の対応、取り組み等についてお伺いいたします。



◎総務部長(樋本保男君) 議長─総務部長



○副議長(若杉輝久君) 総務部長

              〔総務部長(樋本保男君)登壇〕



◎総務部長(樋本保男君) 防犯・防災対策の御質問について御答弁を申し上げます。

 御質問者御指摘のとおり空き家の放置は、防犯、防災、衛生面において、さまざまな問題を引き起こすものと考えております。

 このようなことから、本年5月に中讃土木事務所の建築主事と危険空き家対策について協議を実施いたしました。その中で、防犯上、問題のある空き家等については、先ほど御答弁いたしました建築基準法に基づく対応の対象にはならないとのことでございます。このことから、この点につきましては市で何らかの対応をしなければならない問題であると認識をいたしております。

 以上でございます。



◆19番(中河哲郎君) 議長─19番



○副議長(若杉輝久君) 中河哲郎君

              〔19番(中河哲郎君)登壇〕



◆19番(中河哲郎君) 坂出市空き家バンク制度の創設についてお伺いいたします。

 既に、この制度はもうスタートしておりますけれども、これまでに活用された件数があればお知らせください。

 特に、今瀬戸内の温暖な気候のもとで、農業、漁業に従事したいと望まれる方、また先ほど団塊の世代が退職を迎える、こういう年代になって、ふるさと坂出に戻りたい、しかし、家がなくなっていたり、そういう方もあろうと思います。坂出に住みたいと思われる方を受け入れ、地域活性化を図るためには登録物件をふやす必要があります。今後の取り組みについてお伺いいたします。



◎総務部長(樋本保男君) 議長─総務部長



○副議長(若杉輝久君) 総務部長

              〔総務部長(樋本保男君)登壇〕



◎総務部長(樋本保男君) 空き家バンクの創設の御質問にお答えいたします。

 香川県移住・交流推進協議会と公益社団法人香川県宅地建物取引業協会及び公益社団法人全日本不動産協会香川県本部が協定を結び、実施いたしております香川県空き家バンク制度に本市も参加をいたしております。

 本市の空き家バンク制度は、本市への移住、交流の促進及び地域の活性化を図るため、香川県空き家バンク制度を活用し、空き家に関する情報の登録提供を行うものでございます。活用方法につきましては、市内に売却や賃貸を希望する空き家を持つ人から申請書と登録票の提出を受けた後、香川県空き家バンクの専用サイトに掲載を行うこととなります。

 市のホームページ及び本年3月の広報紙でもお知らせをいたしております。これまでに数件の問い合わせはございましたが、新たな登録には至っておりません。

 なお、本市が参加しております空き家バンク制度は経由をしておりませんが、公益社団法人香川県宅地建物取引業協会における坂出市内の物件の登録情報は、6月17日現在で売り一戸建て1件、売りマンション1件、売り地1件の計3件でございます。

 今後、先進地の成功例を研究するとともに、香川県移住・交流推進協議会の会員相互の連携を密にする中で、情報交換を図りながら制度の幅広い周知に努め、空き家の有効活用、さらには移住促進に努めてまいりたいと考えております。



◆19番(中河哲郎君) 議長─19番



○副議長(若杉輝久君) 中河哲郎君

              〔19番(中河哲郎君)登壇〕



◆19番(中河哲郎君) なかなか難しいもんですね。総計で3件だけの登録がなされてるそうですが、ただ、今Uターン、Jターン、Iターン、いろんな形でふるさと、またそれぞれいろんな場所へ帰られる方も多数おります。坂出が住みたい町になるために、そして坂出の活力をふやすために、これらを受け入れられるような物件等を多く登録していく必要があろうかと思います。今後また取り組みをお願いしていきたいと思います。

 先ほどから空き家の危険度等々について考えてまいりました。ただ、総務部長の答弁では危険な建物に関して建築基準法にのっとって県から指導をいただく、また環境美化条例で対応できるとこは対応していく、こういう話でありました。

 しかし、先ほども言いましたように防災、防犯、いろんな点を考えて、このまま空き家を今の2つで対応していく、これでは市民の安全・安心にはなかなか足りないものがあると思います。特に、他市町では県外を含めてたくさんの条例制定等もなされております。既に、坂出市としてもそれぞれ研究もなされていることと思います。今後、本市において空き家対策の条例、これに取り組んでいく、このことについてお伺いするとともに、空き家はもちろん財産権の問題がある、また税の問題がある、いろんな問題があることはありますけれども、それぞれ制定された条例等を参考にして、今後の取り組みをお伺いいたします。



◎総務部長(樋本保男君) 議長─総務部長



○副議長(若杉輝久君) 総務部長

              〔総務部長(樋本保男君)登壇〕



◎総務部長(樋本保男君) 今後の取り組みの御質問に御答弁申し上げます。

 現在、条例化に向け、空き家に対する施策の基本的な考え方について検討中でございまして、空き家の管理は所有者等の責任であることを前提としつつ、管理が十分でない空き家においては、本市等の役割について関係機関とも協議する中、十分に連携が図れるような制度となるよう引き続き検討を行い、よりよい制度として条例化できるよう鋭意努力してまいりたいと存じます。



◆19番(中河哲郎君) 議長─19番



○副議長(若杉輝久君) 中河哲郎君

              〔19番(中河哲郎君)登壇〕



◆19番(中河哲郎君) 今後の取り組みに期待するとともに、安全・安心のまちづくりのために御努力いただけますようお願いいたします。

 最後に、坂出北インターチェンジのフルインター化について、本市の考えと取り組みについてお伺いいたします。

 夢のかけ橋瀬戸大橋も、はや架橋後四半世紀を迎えました。本市は、四国側の玄関都市として架橋に市勢の発展を期待してまいりましたが、その効果は十分とは言えませんでした。

 2011年3月11日の東日本大震災を教訓として、国としても防災、減災を最重要課題として法整備を進められ、一昨日、大規模災害復興法と改正災害対策基本法の2法が可決成立しました。

 四国に甚大な被害をもたらすと予想される南海トラフを震源とする巨大地震が近い将来、非常に高い確率で発生すると言われています。巨大地震発生時には、四国全域に向けた救援物資の備蓄、輸送経路の確保が重要な問題となります。坂出市は、高速道路、鉄道など、交通網の結節点であるとともに、重点港湾坂出港は防災機能強化港として位置づけられ、さらに番の州の広大な未利用地など、救援物資の備蓄場所も多くあります。

 本市は、救援、復旧復興の拠点都市としての役割を果たせる機能を十分に備えています。その機能を発揮するためには、坂出北インターチェンジのフルインター化が必要になります。

 また、国土交通省において全国の高速料金の見直しが検討され、瀬戸大橋の通行料金も大幅な減額が検討されています。坂出北インターチェンジがフルインター化され、瀬戸大橋の通行料金が大幅に下げられれば、陸送と海運による物流の増加が予想され、利便性の向上やコスト削減は企業進出の大きな誘因となり、本市はもちろん香川県全域の産業振興や経済発展が期待されます。また、観光振興の観点からも大きな経済効果が期待されます。

 これらのことにより、本市議会として坂出北インターチェンジのフルインター化の早期実現に関する決議を今議会中に行うこととしています。早期実現には、市や市内の経済界、各種団体、近隣の自治体、県など、全ての関係機関の協力が必要であります。本市の考えと取り組みについてお伺いいたします。



◎市長(綾宏君) 議長─市長



○副議長(若杉輝久君) 市長

              〔市長(綾宏君)登壇〕



◎市長(綾宏君) 坂出北インターのフル化について、本市の考えと取り組み方針についてお答えいたします。

 高速道路は、全国各地を結ぶ広域幹線ネットワークであり、災害時には緊急輸送路として大きな役割を担うものでございます。

 そういった中、現在坂出港西埠頭地区におきましては岸壁の耐震化が進み、大規模災害時においては四国内の緊急物資や支援要員の輸送拠点として、その役割を果たすことが期待をされております。

 また、番の州地区は電気、石油、LNGなどのエネルギー基地が集積をしており、四国のエネルギー拠点ともなっております。

 こういった立地条件を踏まえ、四国全体の防災を考える上で、坂出北インターのフルインター化の重要度はますます大きくなっており、国の防災計画の中での位置づけも必要であると考えております。

 また、現在、坂出北インターと直結するさぬき浜街道は、県内臨海部を結ぶ物流の大動脈となっており、坂出北インターのフルインター化により、番の州地区及びさぬき浜街道沿線の企業誘致が進み、本市及び近隣市町の活性化も図られることが期待をされます。

 今後は、これまでにも増して、国を初めとする関係機関へ積極的に働きかけ、関係各方面からの御支援や御協力もいただきながら、実現に向けて努力してまいりたいと考えております。

 以上です。



◆19番(中河哲郎君) 議長─19番



○副議長(若杉輝久君) 中河哲郎君

              〔19番(中河哲郎君)登壇〕



◆19番(中河哲郎君) 市の基本的な取り組み方針は、十分わかりました。

 当然、香川県、そして四国全体の防災、さらに坂出の経済、活力の発展のために、この取り組みは全ての団体で取り組んでいかなければならないと思っています。北インターのフルインター化が完成し、市長2期目の4年間の実績として、坂出の歴史に残ることを心から期待申し上げまして、質問を終わらせていただきます。



○副議長(若杉輝久君) 以上をもって本日の日程は終了いたしました。

 この際、御通知申し上げます。

 6月20日の本会議は午前10時に会議を開きます。

 本日はこれをもって散会いたします。

              午後3時12分 散会