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徳島県 鳴門市

平成13年  3月定例会(第1回) 03月06日−02号




平成13年  3月定例会(第1回) − 03月06日−02号







平成13年  3月定例会(第1回)



          平成十三年 鳴門市議会会議録 (第二号)



平成十三年三月六日(会期二十二日中第五日目)

  議事日程第二号

第一 意 第 一 号 愛媛県立宇和島水産高校実習船「えひめ丸」の沈没事故に関する意見書

      提案理由説明  質疑  討論  採決

第二 市政に対する一般質問

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 本日の会議に付した事件

日程第一 意 第 一 号 愛媛県立宇和島水産高校実習船「えひめ丸」の沈没事故に関する意見書

      提案理由説明  質疑  討論  採決

日程第二 市政に対する一般質問

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  出  席  議  員 (二十八名)

      議  長  斎  藤  達  郎  君

      一  番  横  井  茂  樹  君

      二  番  泉     善  治  君

      三  番  中  西  久  雄  君

      四  番  林     栄  一  君

      五  番  牧  野     豊  君

      六  番  松  下     保  君

      七  番  山  本     秀  君

      八  番  分  部  嘉  憲  君

      九  番  柿  本     公  君

      十  番  勘  川  一  三  君

      十一 番  佐  藤  絹  子  君

      十二 番  田  渕     豊  君

      十三 番  板  東  一  岳  君

      十四 番  平  岡  朔  郎  君

      十五 番  秦  野     卓  君

      十六 番  明  野  尚  文  君

      十七 番  坂  東  成  光  君

      十八 番  梅  野  健  寿  君

      十九 番  池  田  正  恵  君

      二十 番  橋  本  国  勝  君

      二十一番  工  藤  武  重  君

      二十二番  近  藤  龍  彦  君

      二十三番  田  中  寛  昭  君

      二十四番  野  田  粋  之  君

      二十五番  藤  田  茂  男  君

      二十六番  森     恒  吉  君

      二十七番  矢  野  善  治  君

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 説明のため出席した者

  市長        亀  井  俊  明  君

  第一助役      細  川  並  久  君

  第二助役      牧  田     久  君

  収入役       川  上  喜 一 郎  君

  総務部長      市  川  義  博  君

  企画調整部長    小  倉  眞  穗  君

  環境衛生部長    谷  崎     徹  君

  経済部長      塚  本  重  史  君

  建設部長      古  林  庸  策  君

  競艇部長      田  口  喜  久  君

  水道部長      中  谷     宏  君

  運輸部長      泉     良  一  君

  消防長       潮  崎  焜  及  君

  福祉事務所長    矢  野  正  夫  君

  総務部

   総務課長     福  居  達  夫  君

  企画調整部

   秘書企画課長   喜  多     哲  君

  教育長       森  本  繁  一  君

  監査事務局参事事務局長事務取扱

            京  野  雅  彦  君

  選管委事務局長   岡  田  信  之  君

  農委事務局参事事務局長事務取扱

            吉  田     功  君

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 議会事務局職員出席者

  事務局長      江   川   勝   幸

  次長        田   淵       功

  議事係長      福   有   慎   二

  総務係長      西   上   昭   二

  書記        森       真   弓

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     午前 十時  六分 開議



○議長(斎藤達郎君) お忙しいところ御参集御苦労でございます。

 これより本日の会議を開きます。

 日程に入るに先立ち、諸般の報告を申し上げます。

 工藤武重君外九人から愛媛県立宇和島水産高校実習船「えひめ丸」の沈没事故に関する意見書が提出されております。

 諸般の報告は以上のとおりであります。

 これより本日の日程に入ります。

 本日の議事日程は、お手元へ配付の議事日程表のとおりであります。

 朗読は省略いたします。

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△日程第一 意第一号 愛媛県立宇和島水産高校実習船「えひめ丸」の沈没事故に関する意見書



○議長(斎藤達郎君) 日程第一、意第一号愛媛県立宇和島水産高校実習船「えひめ丸」の沈没事故に関する意見書を議題といたします。

 まず、意見書案を朗読いたさせます。

     〔事務局長朗読〕



○議長(斎藤達郎君) 提案理由の説明を求めます。

     〔二十一番 工藤武重君登壇〕



◆二十一番(工藤武重君) 愛媛県立宇和島水産高校実習船「えひめ丸」の沈没事故に関する意見書の提案理由説明を申し上げます。

 ハワイ・オアフ島沖で、愛媛県立宇和島水産高校実習船「えひめ丸」がアメリカ原子力潜水艦「グリーンビル」に衝突され、沈没した事故は、高校生、教員、乗員に行方不明者・負傷者が出るなどの大惨事となり、私たちに大きな衝撃を与えました。マスメディアの調査では、事故原因が原潜側のずさんな安全管理、指揮、運航によるものであるなどが次から次へと明らかにされており、いまだ発見されていない九名の行方不明者の家族を初め、被害者や関係者の悲しみと無念の気持ちを思うと、察するに余りあります。

 また、今回の事故により、他の水産高校生など、将来の担い手の夢までをも失いかねず、水産業後継者不足に一層の拍車がかかることが懸念されます。

 よって国からアメリカ合衆国政府に対し、「えひめ丸」行方不明者の徹底捜査を初め、事故原因の究明と責任のある対応の要請を強く要望するものであります。

 よろしく御賛同賜りますようお願い申し上げます。



○議長(斎藤達郎君) おはかりいたします。

 本案については、正規の手続を省略し、直ちに採決したいと思います。

 これに御異議ございませんか。

     〔「異議なし」と言う者あり〕

 御異議なしと認めます。

 よって本案は、正規の手続を省略し、直ちに採決することに決しました。

 これより意第一号を採決いたします。

 本案は原案のとおり決することに御異議ございませんか。

     〔「異議なし」と言う者あり〕

 御異議なしと認めます。

 よって本案は、原案のとおり可決されました。

 おはかりいたします。

 ただいま意第一号が議決されましたが、字句の整理、提出先については議長に委任されたいと思います。

 これに御異議ございませんか。

     〔「異議なし」と言う者あり〕

 御異議なしと認めます。

 よって字句の整理、提出先は、議長に委任することに決しました。

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△日程第二 市政に対する一般質問



○議長(斎藤達郎君) 日程第二、市政に対する一般質問を行います。

 通告がありますので、順序に従って質問を許可いたします。

 まず、

 鳴友会代表

一、市長の政治姿勢について

二、教育行政について

             十七番 坂東成光君

     〔十七番 坂東成光君登壇〕



◆十七番(坂東成光君) おはようございます。

 ただいま議長の登壇のお許しを得ましたので、鳴友会十一名を代表しまして、通告に従い質問に入っていきたいと思います。

 当面する市政運営については亀井市長に、二問目の教育問題については、森本教育長の御所見をお伺いしたいと思います。

 去る十二年第四回定例会で、我が鳴友会を代表しまして、松下議員がほぼ折り返しを迎えた亀井市政の総括を行いましたが、私は、現時点での評価としてはいささか好意的過ぎるものであるとの印象を持っており、また物足りないものを感じております。今議会は、二〇〇一年という二十一世紀の最初のものであり、これまでにない危機的な状況に直面する鳴門市政と亀井市政にとって、まさに正念場の幕あけであり、そうした意味から、今議会に理事者から提出をされております当初予算を初めとする各議案については、これまで以上に慎重かつ真剣な議論が必要であると思うものであります。

 先般、第九喜びの歌が取り持つ本市とドイツとの友好の物語が新たな展開を迎えていることが特集記事として大きく報じられておりましたが、私は、こうした歴史に裏打ちされた真の国際交流の進展を心から歓迎するものであり、またその伝統を現代に引き継ぐべく活動をされている方々の地道な努力が今日のリューネブルク市の里帰り公演に結びついたことに深く敬意を表するものであります。

 後で教育問題との関連から、この問題については改めて触れたいと思いますが、今本市にとっては、こうした文化的な側面からの活性化もさることながら、日々の市民生活に直接かかわる重要な行政課題を抱えております。それは申すまでもなく、もはや一刻の猶予もなくなったごみ処理問題の解決に向けての真摯な取り組みと、財政再建を初めとする行政改革、その他懸案事項への対応であります。

 本市最大の課題であるごみの問題については、我が会派の個人質問で、矢野議員ほかお歴々が控えておりますのでお願いすることといたしまして、これから私の質問に入っていきたいと思います。

 松下議員の亀井市政全般の総括では、ごみ問題については、非常事態宣言下の分別やリサイクルへの取り組み、新たな処理施設計画についての情報公開など、市民の理解と協力を得るための努力が払われたとされており、行政改革については、実施計画や収支見通しの策定、公表、人事考課制度の導入などに加え、退職職員の不補充措置による職員総数の縮減に向けての努力などを認め、さらに四国横断自動車道の整備促進に向けての取り組み、中国青島市や会津若松市との新たな友好関係の構築などを上げ、総論として、亀井市政の今日までの歩みについて、総合的な評価は時期尚早としながらも、当面する課題については、その現状と問題点等について十分な分析を行い、解決のための方向づけはある程度明らかになったこと、また将来における本市のあり方についてのビジョンと、今何をなすべきかについても、市長以下理事者の方針がほぼ明確になったとされております。

 まず、市長にお伺いをしたいと思います。

 私は、さきに申し上げましたように、こうした評価は、現時点ではもはや楽観的にすぎるものであると考えております。改めて市長御自身からこれまでの実績と成果について、また懸案事項の解決に向けた取り組み方針についてお聞かせを願い、今後の議論のベースにしたいと思います。

 次に、全般にわたる総括とも関連はいたしますが、今回提出をされました平成十三年度予算についてお伺いをいたしたいと思います。

 予算編成方針において明らかにされているように、今回の予算は、財政健全化に向けた第一歩の予算として位置づけられており、そのような観点から、経費の縮減や見直しなどに取り組まれたとのことであります。今回の予算を、さきに策定した財政の健全化に向けたガイドラインとも言うべき財政収支の長期見通しとの関係においてどのように評価すべきであるのか、まずお伺いをいたします。

 また、いたずらに財政難を強調する余り、後ろ向きの行政運営を行うことでは、市民の市政に対する期待感が萎える。さらに、職員の意欲低下に陥ることが憂慮されます。厳しい財政状況の中にあっても、当面する課題に対しては、適宜適切な対応が必要であり、また市民福祉の向上を図りながら、将来に向けた本市の発展のため、必要な施策についても目配りが必要なことは申すまでもありません。そうした諸点について、どのような工夫をし、配慮を行ったのか、お伺いをしたいと思います。

 次に、本年度の組織機構のあり方と職員配置についてお伺いをいたします。

 この問題につきましても、さきの我が会派の代表質問において、市長の基本的な考え方についてお伺いをいたしました。

 市長からは、実働能力の高い組織とするため、新たな発想による創意と工夫の必要性を上げ、業務や機構の細分化を避け、組織内でのノウハウの共有や相互の連絡調整などが効果的に行われること、市民にわかりやすいことなどを基本とした検討を行いたいとしており、職員総数の縮減を図りながら、簡素にして効率的な機構の整備と人員配置に努力する旨の答弁だったと記憶しております。まさにそのようなことが配慮なされなければならないと考えるものでありますが、新しい体制を迎える四月まで残り幾ばくも期間はありません。職員数が大幅に減少する中で、組織や機構の整備において、市長の言う新たな発想による創意と工夫がどのようなものか、見直しの一端について御教示賜りたく思います。

 また、人事異動に取り組む基本的な考え方についても、あわせて御答弁を賜りますようお願い申し上げます。

 続きまして、二問目の質問に対して教育長にお伺いいたします。

 教育──子供ですが、この問題とごみ問題は、私が議員生活始まって以来の関心事であります。平成十一年のたしか第三回定例会においてであろうと思いますが、今は文部科学省にお帰りになりました前山口教育長と教科書問題について議論をいたしました。質問の内容は、各自治体における教科書採択の仕組みと、そうした手続が市民に公開されているかどうかについてではありますが、質問の趣旨は、現在使われている幾つかの教科書の記述が、子供たちにとって、日本人としてふさわしい誇りやプライドが持てるような内容ではないのではないかという問題意識に基づき、採択、手続等の改善により、何とか好ましい教科書の採択がそれぞれの地域の判断でできるかどうかの可能性を問うたものでありました。

 本市の教育のあり方については、引き続き私の最も関心を持って取り組む課題であると考えております。森本教育長の所信については、昨年十二月議会の松下議員の質問において拝聴いたしました。本市教育の抱えるさまざまな課題に対して、極めて的を射たものであり、我が意にかなうものでありました。

 さて、森本教育長は、四年ぶりの地元出身の教育長であります。かって、文部省からお迎えをしておりました石野氏、山口氏、ともども見識にすぐれ、またよく本市の現状を理解され、それぞれのお立場で本市教育の振興に御尽力を賜りましたが、森本教育長には、その成果を引き継がれるとともに、真に地元のよさを知り、地域に根差し、地域を誇りとする教育を推し進める観点から、むしろ教育関係の視点にとらわれない柔軟な発想を期待いたしたいと思います。

 さきのリューネブルク市を含めたドイツとの友好交流の新たな展開も、その発するところ、既に皆様御存じのように、俘虜収容所のおぼろげな記憶を大事に温めていた一市民の善意がきっかけとなって今日に至ったものであり、その善意の源は、実はお遍路さんの接待を基調として長年培われてきた地域のおもてなしの心であったのかもしれないと思うものであります。

 一例として申し上げましたが、我が国初とも言える草の根の国際交流の展開のように、地域の歴史や文化から多くを学び、誇るべきものを将来に伝承、発展していくことは、本市の教育、特に知育でなく、徳育のために極めて重要な課題であると考える次第であります。

 そこで、就任後三カ月余りが経過し、教育長としてその職務にまさに全力を傾注されようとしておられるときに当たり、私が言うところの地域に根差した教育、地域のよさを理解し、地域を誇れる教育についてどのように取り組まれるのか、具体的御所見をお伺いします。

 以上、答弁により再問をさせていただきます。

     〔市長 亀井俊明君登壇〕



◎市長(亀井俊明君) 鳴友会の代表質問、坂東議員の御質問にお答えを申し上げます。

 まず、任期の折り返しを迎えた今日、これまでの実績と成果及び今後の懸案事項の解決に向けた取り組みについてでございます。

 多くの市民の皆様方の温かい御支援をいただきまして就任して以来、はや二年近くの歳月が過ぎようといたしております。この間、私は常に厳しい財政状況のもと、恵まれた立地条件や自然環境を生かした鳴門市の活性化について模索をしてまいりました。特に、将来の見通しを考慮しながら、計画の優先順位を客観的に判断し、大規模事業の見直しを行うなど、既成の概念にとらわれない行政のあり方について、その方向性を明らかにしてまいったところでございます。

 現在、最も緊急を要する課題は、所信の中でも申し上げましたとおり、ごみ処理問題の解決でございます。新しい処理施設の建設計画につきましては、御指摘いただいておりました候補地選定の経緯や、用地取得の経過等につきまして、市の所有するすべての情報を公表し、現在瀬戸地区の皆様方との話し合いの場を持つため、懸命の努力を行っておるところでございます。

 また、毎日の生活から排出されるごみ処理につきましては、なお当面現在の施設での処理が不可欠でございまして、地元の皆様方の御理解を重ねてお願い申し上げますとともに、あわせて市民の皆様方に御協力をいただき、分別の徹底による減量化にも努力をいたしておるところでございます。

 一方、本市の豊かな自然を保全し、歴史や文化を生かした調和のとれた発展を図り、健康で豊かな環境のもとで安心して暮らせる権利を将来に引き継ぐために、環境基本条例を制定することとし、今議会に御提案を申し上げました。今後、この条例の理念を具体化するため、環境基本計画の策定に取り組んでまいりたいと考えております。

 財政の健全化につきましては、行政改革実施計画を策定し、その推進を図っているところでございます。財政健全化に向けた必要な現状の認識と共通理解を得るために、財政収支見通しを公表いたしました。

 今年度中の取り組みといたしまして、このたび地域住民の皆様方の絶大な御理解をいただき、鳴門及び里浦両出張所の見直しが実現する運びとなりました。

 さらに、補助金や施策の見直しも徐々に進むなど、行政改革の推進に対する関係者の皆様方の御理解と御協力に、この場をおかりいたしまして心から深く感謝を申し上げる次第でございます。

 一方、本市の財政に多大の貢献をしてまいりましたモーターボート競走事業は、長引く景気の低迷などによりまして、近年大きく売り上げが低下し、市として、その依存体質からの脱却が現在最も重要な課題の一つとなってまいりました。

 また、モーターボート競走事業自体も本年度決算で初めて累積欠損金を計上することが確実となり、経営改善が喫緊の課題となっております。売り上げ向上のための大規模な投資が困難な現状では、来場者に対する対応やきめ細かなファンサービスなどソフト面の充実を初め、多額の経費をかけずに、できる限り現状の施設を活用した活性化策を検討いたしたいと考え、平成十三年度には鳴門競艇新生プランを策定することといたしております。

 このほか、鳴門市の将来を見据えて、有効かつ必要となる施策や事業に積極的に取り組んでまいりましたが、本市再生の端緒はつかんだものの、なお多くの試練に立ち向かわなければならないとの思いを新たにいたしております。

 今後とも、時代の変化を敏感に伝える市民の声に謙虚に耳を傾け、効率的で質の高い市民サービスが提供できますよう努めてまいる所存でございます。鳴門市の再生のために、勇気と英断をもって憶することなく臨みたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。

 続きまして、十三年度当初予算についてでございます。

 今回の当初予算を、さきに策定した財政収支見通しとの関連においてどのように自己評価を行っているのかという御質問にお答えを申し上げます。

 収支見通しは決算ベースの数値であり、当初予算との対比におきましては、平成十二年度から十三年度への繰り越しの状況や、今後の補正要素が加味されていないことから、今後の精査が必要でございます。しかし、現時点での評価といたしましては、当初予算時点で収支見通しで想定した以上に基金からの繰入金に依存する結果となっていることを除き、おおむね収支見通しで想定した状況に沿うものでございます。その意味からは、今後ますます財政の構造改革に向けた取り組みの強化が必要であるとの認識を持っておるところでございます。

 今回の予算編成におきましては、さきに編成方針で定めましたように、要求段階から経常的な経費の削減や補助金の見直しなど歳出の縮減に努めるとともに、不用遊休財産の処分を促進する観点から、新たに歳入枠を設け、目的意識を明らかにするほか、使用料等の改定などさまざまな努力を行うことといたしました。

 今後は、経費執行面におきましても、可能な限り効率的な執行により、経費の節減に努めてまいりたいと考えております。

 また、十二年度決算結果等を踏まえまして、収支見通しを見直し、次年度以降の本市の財政運営につきまして、市民の皆様方の御理解と御協力を得ながら、適切な対応を図ってまいりたいと考えております。

 続きまして、平成十三年度においては、厳しい財政状況にあっても、当面する課題に対しては、適宜適切な対応が必要であり、また市民福祉の向上を図りながら、将来に向けた本市の発展のために、必要な施策についても目配りが必要である。そうした観点から、どのような工夫し、配慮を行ったのかという御質問でございます。

 議員御指摘のように、当面する課題への機動的な対応や、本市の将来の発展の方向を見据えて取り組むべき時宜を得た施策や事業については、遺漏なく着実に実施することは重要な課題でございます。そのため、昨年来、政府の追加補正による少しでも有利な財源措置のある制度を活用しまして、十三年度に整備を予定したものにつきましても、今回の一連の予算編成を通じまして積極的に前倒しを行うことといたしました。三月の補正予算におきまして、地域ネットワーク形成促進事業や子育て支援拠点整備事業等について、追加計上いたしたいと考えております。

 このほか、当初予算におきましては、市民福祉の充実のため、特に高齢者の健康や自立支援に着目したきめ細かい市単独施策の創設や、私の就任以来の懸案でございます子どものまちプランの推進事業について、所要の予算を計上いたしております。

 さきの提案理由説明の中でも申し上げましたが、今議会では環境基本条例の御審議をお願いをいたしております。これは本市の環境を保全し、また創造するための基本的な考え方をお示しするものでございまして、その理念を具体化するため、新たな環境基本計画を策定する準備に取り組むことといたしました。

 また、本市発展の基盤を整備する観点からは、県の補助制度を活用して、広域観光テーマルートの形成のための事業と相まって、また第三セクターの行う駐車場整備と有機的連携を保ちながら、坂道のバリアフリー化を図ることなどを内容とする高速鳴門バス停周辺整備事業にも着手いたします。そのほか、急速に進む情報化に対応し、市民の皆様方の情報処理についての御理解に資するため、IT講習会開催事業、その他の情報化政策に取り組みたいと考えております。

 一例を申し上げましたが、極めて厳しい財政状況にありますため、施策の厳選に努めますとともに、限られた財源の有効活用に努めたところでございます。

 続きまして、新年度に向けた機構改革と人事異動の基本方針について、中でも新たな発想による創意と工夫がどのようなものか、人事異動に取り組む基本的な考え方についてでございます。

 昨年度の機構改革におきましては、大幅な部制の改変を含む課・係の統合、削減によりまして、簡素化、効率化を図ることといたしました。組織の改廃と配置換えに伴いまして、市民の皆様方には御迷惑をおかけいたしましたが、限られた施設の中で可能な限り体の御不自由な方々に配慮しつつ、同種の業務やサービスが少ない移動で処理ができるよう努めたところでございます。

 お尋ねの次年度に向けた機構改革と人事異動に取り組む基本的な考え方についてでございます。

 まず、人件費の縮減が財政再建の大前提である本市にとりまして、行政改革実施計画等に基づきまして、引き続き職員総数の縮減は避けられない課題でございます。一方、業務の繁閑や新たな課題などに柔軟かつ責任ある対応が限られた人員で効率的になされねばならないという要請もございます。そうした中で、従来組織の縦割りと縄張り意識の弊害を指摘する声は絶えず、各組織単位の連絡調整や相互協力が不十分であると感じてきたところでございます。そのため、従来係単位に割り振られておりました業務について、課を基本に集約し、相互の協力体制をより容易にするため、課長の権限により、柔軟に業務の再配分が可能な担当制の導入について、事務局に検討を命じているところでございます。現体制からスムーズな移行を図るため、現在成案の作成に向けて取り組んでおりまして、次年度の組織改革に反映してまいりたいと考えておるところでございます。

 なお、人事異動についての基本的な考え方でございますが、適材適所に努めますとともに、女性職員の活用を図るなど引き続き努めるとともに、本年度から導入しております人事考課制度や、本人の人事異動への希望等をより伝えやすく改正した自己申告制度のデータを活用するほか、将来にわたる人づくりの観点から人事異動に取り組んでまいりたいと考えておるところでございます。

     〔教育長 森本繁一君登壇〕



◎教育長(森本繁一君) 坂東議員御指摘の地域に根差した教育をどのように考えているかという御質問に対して答弁させていただきたいと思います。

 私は、さきの十二月議会におきまして次のように所信を述べさせていただきました。現在、戦後最大と言われております教育改革が進められております。特に、ゆとりの中で生きる力をはぐくむことを目標に、新学習指導要領が平成十四年度に実施されますが、この円滑な導入に向けてさまざまな取り組みを行う中で、二十一世紀を生きる子供たちをどのように育てていくかについて、簡単ではございますが、所信を述べさせていただきたいと思います。

 そして、今、議員御指摘の一つであります地域に根差した教育の推進を図っていきたいというような言葉で所信を結ばせていただきました。

 私は、小・中学校は地域に開かれ、地域と一体となった地域のシンボルであるべきであると考えております。地域の方々に気軽に自由に学校に出向いていただき、子供たちを地域の子供としてとらえ、地域全体で教育に取り組む場の中核として学校はあるということが理想ではないかと考えております。そのための一つの方策として、学校評議員制度を導入し、地域の方々から幅広く学校運営についての意見をちょうだいしたいと考えております。

 次の地元のよさを理解し、地元を誇れる子供を育てるとのことでございますが、まさに議員御指摘のとおり、非常に大切なことであると認識しております。地域に開かれた学校づくりとも関連するとは存じますが、地域の方々に気軽に学校に来ていただき、地域の歴史、昔の遊び、昔話など、教科書では学ぶことのできないことについて教えていただく、また教室のかた苦しい授業という枠にとらわれず、通学路の途中や家の周りなどでもその都度教えていただくことが、子供たちにとって非常に有意義な学習となり、大切なことではないかと思っております。

 さらに、してはならないことを教えていただくとともに、当然悪いことをすればしかっていただくことが、道徳教育の一環として非常に重要であるとも考えております。そうすることにより、子供たちが地域とのかかわりを深くし、地域をより知ることができ、地域を愛する心をはぐくむことに結びつくものと考えております。

 さきほど申し上げましたが、地域の子供である以上、学校の教諭だけが先生でなく、地域のすべての方々が先生となっていただき、子供たちを育てていくことが理想であると考えております。

 さらに、感性豊かな子供の育成を図ることも大切であると考えており、鳴門市は美しく豊かな自然に恵まれた土地でございます。この美しく豊かな自然環境の中で感性を磨き、伸び伸びと育ってくれる教育を推進したいとも考えております。

 議員御指摘のように、私は行政職員から初めて教育長に就任いたしました。歴代の教育長のように、教育現場の経験もなければ、国との強いつながりもございません。しかし、行政職員として教育に携わってきた経験と、地元で生まれ育った者としての立場を最大限に生かし、違った視点、自由な発想で、今何を残し、何を取り入れるべきかを常に考えながら、鳴門市の教育の発展に、微力でございますが、精いっぱい努力してまいる所存でございますので、今後一層の御理解、御協力を賜りますようお願い申し上げたいと思います。

     〔十七番 坂東成光君登壇〕



◆十七番(坂東成光君) まず、市長就任以来、今日までの総括についてお伺いをいたしました。

 御答弁を聞いておりますと、鳴門市再建に向けた糸口はつかんだものの、まだ道は遠いとの印象を抱いた次第であります。

 申すまでもなく、市長の任期は我々同様四年間であります。いまだ二年足らずの成果をもって将来を予想することはできませんが、本市の抱えるごみ問題も財政再建も、もはや一刻の猶予もない、まさに焦眉の急であります。これまでのようなテンポややり方での対応ではどうしようもない事態に立ち至りはせぬかと危惧をいたすものであります。

 次に、財政問題についての御答弁をいただきましたが、平成十三年度における本市財政の見込みについては、概略財政収支見通しの想定に沿うものであるということは、とりもなおさず、数年後には財政再建団体へ陥らざるを得ないことであり、さらなる改善措置が求められることを意味するものであります。予算執行段階での諸施策はもとより、行政改革実施計画に基づく改革措置を着実に推進することが必要であると考えるものであります。

 また、平成十三年度においては、厳しい財源状況の中でさまざまな見直しを行いながら、当面する課題や本市の将来の発展の布石としてどのような工夫と配慮がなされたかについては、既に平成十二年度の補正予算の活用による所要事業の前倒し実施を行うとともに、各分野においてそれなりの工夫が認められるようでございます。

 しかしながら、本十三年度予算の編成において、財政調整基金が過去最低のレベルまで落ち込むとともに、ふるさと活性化基金もかってない規模での取り崩しを行うなど、無理の限界に近い財源調整を行っていることがうかがわれます。もはや不要不急の施策や十分検討されていない思いつきの事業実施などは、将来は言うに及ばず、たちまちの財政運営においても災いを及ぼすこととなり、そうしたことのないよう、今後の財政運営について、市長以下財政当局に特に注意を喚起しておきたいと思います。

 次に、組織機構と人事異動の基本方針についてでありますが、係制の廃止を含む柔軟な組織機構のもとで、限られた人員の有効活用を図りながら、適材適所の人員配置を行いたいとのことでありますが、退職職員の不補充という方法による職員総数の縮減を行う以上、避けがたい選択の一つであろうかと思いますが、新たな試みに対して、変化に十分対応できず、かえって無用な混乱を生ずることも懸念されます。新たな体制への移行がスムーズに行われるよう格段の努力をお願いいたしまして、本質問については、了といたしたいと思います。

 さて、市長は、さきに御答弁をいただきましたこれまでの成果と今後の取り組みに向けた決意の中で、環境基本条例の制定と環境基本計画の策定についての取り組み及び鳴門競艇新生プランの策定について御答弁をされております。

 そこで、特に環境基本条例については、亀井市長就任後の新たな取り組みでもありますので、私のほか各議員においてもさまざまな角度からの御質問もあろうかと思いますが、私は総論として、本市における環境基本条例の位置づけについてをお伺いしたいと思います。

 自然環境の保全や公害の防止については、国レベルの法律や県レベルの条例の定めもあり、また個別開発規制についても同様のことが言えると思います。また、今回の条例制定以前から環境に関する施策については講じられてまいりました。そうした国や県の法体系の中で、またこれまで実施してきた環境に関する施策との関連において、今回の環境基本条例がどのような位置づけにあるのかお伺いするとともに、条例制定後、鳴門市の環境に関する行政がどのように変わっていくのか、あわせてお伺いします。

 次に、多額の経費をかけず、既存施設の有効活用による鳴門競艇の活性化を意とする鳴門競艇新生プランを策定されようとしておりますが、そのプランの概要及び策定のための手法並びにプラン策定後の活用方法についてのお伺いをしたいと思います。

 以上、市長よりの御答弁により、さきに質問しました教育行政とあわせ、まとめとしたいと思います。

     〔市長 亀井俊明君登壇〕



◎市長(亀井俊明君) 坂東議員の再問にお答えをいたします。

 まず、本市における環境基本条例の位置づけと、条例制定後の環境施策のあり方についてでございます。

 生活型環境問題、廃棄物問題、地球温暖化問題など今日の環境問題は、市民の日常生活や通常の事業活動に伴う環境への負荷の集積などによるものと思われます。そこで、解決のためには、経済社会システムや生活様式そのものを環境への負荷が少ないものに転換していくという視点に立って、環境そのものを総合的にとらえ、経済活動全体を環境に配慮したものへと改善する新たな枠組みを構築することが重要であると考えております。そのため、環境の保全及び創造に関する施策を総合的かつ計画的に推進し、もって現在及び将来の市民の健康で文化的な生活の確保に寄与するため、基本理念や、市、事業者、市民の責務を明らかにするとともに、推進すべき基本的な環境施策を位置づけるために、この条例を提案させていただきました。

 今後、この条例を実効性のあるものとするため、条例第八条で規定しております環境基本計画を平成十四年、十五年度の二カ年で作成していくことを予定をいたしております。本年度は、その準備に係る所要の経費を計上いたしております。

 この基本計画におきましては、本市の環境に係る市民の意識調査を実施するとともに、この条例の基本理念に基づく具体的施策を策定し、施策を実施する上で、新しい個別の条例が必要とあれば、その条例の制定等も検討してまいりたいと考えておるところでございます。

 なお、この条例の第二十七条で、環境の保全及び創造に関する基本的事項について調査、審議するため、鳴門市環境審議会の設置を規定いたしております。

 今後は、その審議会の御意見等をいただきながら、基本計画に基づき、本市の環境の保全と創造についての政策を推進してまいりたいと考えておりますので、御理解のほどお願いを申し上げます。

 次に、鳴門競艇新生プラン策定事業について御答弁を申し上げます。

 競艇事業につきましては、議員御案内のとおり、地方財政に寄与することが趣旨でありまして、本場におきましても、一般会計等への繰り出しなどをもちまして、これまで鳴門市政の発展に大きく貢献してきたところでございます。

 しかしながら、今日その売り上げ状況は、不透明な経済情勢もさることながら、ファンのレジャー志向の多様化や、競艇ファンの固定化と高齢化の進行などさまざまな要因が複合的に影響いたしまして、非常に厳しい状況下にあるわけでございます。今、まさに競艇事業の存続をかけた取り組みをいたさなければならないと認識をいたしております。

 競艇場改善計画につきましては、以前から施設改善を中心としたさまざまな計画が何度もつくられ、また消えていったという経緯がございます。その計画の信頼性が問われているような状況となっておるわけでございます。そのため、平成十三年度におきましては、競艇業界、すなわち全国モーターボート競走会連合会、全国モーターボート競走施行者協議会、監督官庁であります国土交通省やファンなど関係者の御参加をいただきまして、鳴門競艇場の再生、再飛躍を図るための中・長期的な基本方針を策定しようとするものでございます。具体的には、鳴門競艇場における新時代に向けての目指すべき方向性を初め、適正な経営規模や来場促進戦略はもちろんのこと、駐車場も含めた場施設の適正規模と周辺整備、イメージアップ戦略等々競艇事業全般にわたりまして御提言をいただき、鳴門競艇場の将来のあるべき姿を確立してまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。

     〔十七番 坂東成光君登壇〕



◆十七番(坂東成光君) ただいま御答弁をいただきました環境基本条例につきましては、環境に関する基本理念や各主体の責務を明らかにするとともに、今後推進すべき基本的な施策を位置づけるとのことであり、今後個別条例の制定を含め、その理念の具体化に努めたいとのことであり、また鳴門競艇新生プランにつきましては、幅広い競艇関係者の御意見を踏まえながら、ともすれば場当たり的であったこれまでの個別施設計画にかわって、鳴門競艇再生のための中・長期的な基本方針を定めるとのことでありました。ただいま御答弁をいただきましたように、市長や担当者がかわるたびに変更することのないよう要望して、了といたしたいと思います。

 さて、これが最後の登壇でございますので、まとめをいたしたいと思います。

 まず、教育行政についてであります。

 最近、阿川弘之氏のエッセーの中で、温故知新という有名な言葉にまつわるエピソードについて読む機会がありましたので、その一節を御紹介したいと思います。

 子曰ク、「故キヲ温ネテ新シキヲ知ル。以ッテ師ト為ルベシ」。歴史をしっかり勉強すれば、今の現実の問題がきちんと把握できる。人の人なるには、その知恵と想像力とを身につけていなくてはならぬ。大体そういう意味でしょう。ただ、古きを温ねての温の字は、本来、肉をとろ火で炊き詰めてスープをつくることだと吉川幸次郎先生の論語に注釈が出ています。つまり、歴史に学ぶんだけれども、せっかちな学び方ではだめ、時間をかけてじっくり深く研究して、初めて現世の事柄とその真実がわかってくると。

 この温故知新という言葉に接して以来、温ねるの字が温暖なこと、温かいの温であることに少なからずの疑問を抱いていたものでありますが、この一文によって目の覚める思いをいたしました。ドイツとの交流の契機が高橋春枝さんの小さな善意から始まったことをさきに御紹介しましたが、思えば、そうした本市の国際交流の歴史をひもとくことは、今日の交流のあり方を考える上で、極めて示唆に富むものであります。

 私は、人々の交流は、詰まるところお互いの心を通わせ合うことにほかならないものであると考えており、相互の理解と共感に基づき、さらにそれを時間をかけて少しずつ着実に高めていく営みであると考えておりますが、それは市長の儀礼的な相互訪問や協定書の締結といった行政だけの取り組みでは到底なし得ないものであります。相互の理解と共感を築くためには、まずみずからを知り、みずからに誇りを持つことが重要であります。その意味から、地域に根差し、地域のよさを理解し、地域を誇れる教育を積極的に推進し、子供たちが国際社会の中で胸を張り、本市の将来の担い手として成長していただけるよう、これは教育長はもとより、市長にも要望しておきたいと思います。

 さて、亀井市政二年の総括について、議員の皆様方はどのように感じられたでしょうか。私は、さきにも申し上げましたように、差し迫った課題に対して、これまでの延長線上にあるような対応では、前途はあえて暗いと申し上げざるを得ないところであります。困難な時代に立ち向かうリーダーには、適時に適切な判断が求められます。特に、一国の総理の危機管理の問題で世上かまびすしい議論がなされておりますが、本市は、もう毎日が危機管理であると言っても過言ではない状況ではないでしょうか。適時適切な対応が求められるゆえんであります。行政施策は言うに及ばず、市長の行動においても、何が一番重要な課題であるかについて、常に検証しながら取り組むことを強く申し述べておきます。

 昨年度に引き続き、多くの職員が定年を待たずに退職されると伝えられております。退職される職員にはそれぞれの理由があろうかとは思いますが、後進に道を譲るための勇退であれば、心から御慰労の言葉を申し上げるばかりではありますが、ただ懸念されるのは、現在の市運営にわだかまりを持っての選択ではないかと思われることであります。私は、あえてその理由を問うような無粋なまねはいたしませんが、事実の持つ声なき声には虚心に耳を傾ける必要があると思うものであります。

 市政に取り組む市長と職員の一体感をつくり出すためには、いま一度みずから反省すべき点はないのか、また再構築する必要性はないのか、見詰めていただくよう望むものであります。

 現下の財政状況では、施策や事業の選択の幅は非常に限られたものとなってまいります。そのため、新たに取り組もうとしているものが真に必要かどうかについて熟慮の上、いやしくも思いつきや安易な判断により禍根を将来に残すほか、現在においても、新たな問題の発生とならないよう、この際申し添えておきます。

 今日までの亀井市政や教育に対する私の考え方の一端を申し述べましたが、もとより市勢の発展は市長一人が担うものではなく、業務にかかわる職員を初め、市民と一体となった営みの積み重ねの結果であります。現下、鳴門市は困難な時代を迎えておりますが、その日々を共有する我々の足跡が市政の長い歴史の中で意義あるものとして評価されることを心から希望するものであります。

 私は、亀井市長当選後の初の定例会である平成十一年第二回定例会の代表質問におきまして、御当選を祝す意味から、次のような発言を行っております。注目の鳴門市長選がとり行われ、見事当選されました亀井新市長に心からお喜びを申し上げたいと思います。多くの市民は、市長の若さ、行動力、また県議会議員としての三期十二年にわたり、生活者の目線で県政を見詰め、点検、審議、提言を行ってきたことを認め、支持したものであり、今後四年間の鳴門市のかじ取りを託されたものであると確信するものであります。

 このような発言をいたしましたが、最近の市長の市政運営のありようを見てみますと、私のそうした確信もいささか揺らぎつつあるのが偽らざる感想であります。市長の政治姿勢は、その自治体にとって、住民生活がよくなるか否かの死命を握るものであります。非才を顧みず、あえて苦言を申し上げましたが、どうか市長におかれましては、初心を忘れることなく、私がかって抱いた信念を再び確固たるものとしていただけるよう切に、切に御期待申し上げまして、鳴友会を代表しての私の代表質問を終わりたいと思います。御清聴ありがとうございました。



○議長(斎藤達郎君) 次に、

 政友21代表

一、平成十三年度当初予算について

二、二十一世紀の鳴門市の展望について

             二十二番 近藤龍彦君

     〔二十二番 近藤龍彦君登壇〕



◆二十二番(近藤龍彦君) 議長のお許しをいただきまして、政友21を代表いたしまして、二十一世紀最初の第一回定例会におきましての代表質問をとり行わさせていただきます。

 まず、質問を始めるに当たりまして、二つほど意見を申し述べておきたいと思います。

 一つは、私は以前から、もう六、七年前からでしょうか、テーマというほど大したことはございませんけれども、いつも問題視させていただいております成人式のことでございます。ついにといいますか、全国的に見まして、爆発したような形でございました。近いところでは高知市、それから高松市、また全国的に見ましても、静岡かどっか、埼玉ですか、いろいろ問題がございました。ついに懸念しておったことが爆発したような気がしてならないわけでございます。

 成人の日が変わりましたので、何日だったちょっと忘れましたけれども、鳴門市も例年のごとく、二百万円少しの予算でとり行われたわけでございます。当日私も参加させていただきまして、見学と言えるかどうかわかりませんけれども、見さしていただいたわけでございますけれども、よその、高松、高知で行われたような問題はなかったとは思いますけれども、それにいたしましても、やはり半分ぐらいの成人が式場に入らずに、わいわいがやがや外で同窓会気分でおるという現実は毎年変わらないわけでございまして、それに母親がほとんどですけれども、保護者がまざって記念撮影をしておるという状況がもうまざまざと見せつけられたわけでございまして、およそ式というのは、入学式でも卒業式でもそうですけれども、中へ入って一応そのけじめをつけることが、それが式だと思うわけでありまして、どうもずっと問題視させていただいております観点からしまして、ことしは別によかったとかというようなことは感じられませんでした。高松、高知で起こったような問題は起こらなかったにしましても、基礎的な雰囲気は同じであろうかなという認識を持っておるところでございます。

 「                                 

               削除                  

                                   

                                   」

 もう一つでございますけれども、行政改革特別委員会の私もメンバーでございまして、この議会の初日の日に委員長の中間報告がございましたけれども、平成十一年度におきまして九億円の成果があって、今後も三億円の成果があるということで発表がございました。非常によく努力された経緯は大いに認めるわけでございまして、議会も同じように、今回全会一致の形で一つの成果を見たという気持ちはしておるところでございます。

 そこで、今の現在の状況を見渡しますときに、思い切った行政改革を行いまして今のこの経済状況を脱しなければならないその時期におきまして、せっぱ詰まった今の状況が職員さん全体に、末端にまでそのことが行き渡っておるだろうかということに対しまして、少し疑問を抱くわけでございます。ボート場の臨時従事員、事務員さんにしても同じだと思いますけれども、厳しい、厳しいと言いながらも、民間と違いましてリストラはございませんし、給与も下がらない、またボーナスも出ます。それもまた決まった日に出ます。そういう別の面の安心感があるわけでございまして、すべての職員の英知を結集してこの難局を乗り越えていくという全庁挙げての熱意が感じられるようになるのだろうかと、なってほしいなと期待するわけでございます。

「                                     

                                      

                削除                    

                                      

                                      

                                      」

 さて、二つほど前段を申し上げさせていただきましたけれども、本題に入りたいと思います。

 当初予算につきまして、高速鳴門バス停周辺の整備につきましてでございます。

 この問題につきましては、私は当初から山本市政の最後の年のこの三月議会におきまして、まず最初に問題を提起したところでございます。しつこいようですけれども、もう一遍経緯を申し上げさせていただきますと、二年前ですか、山本市政の最後の三月議会の当初予算で一億円の予算をつけまして、今のあの坂道を二車線にして車の通行がスムーズになるという予算をつけられたわけでございます。

 そのことに対して別に反対ではございませんでしたけれども、そのことの異議よりも、むしろ車が別にスピードを出す必要もないわけです。それで、また上に大きな駐車場があるわけでもないわけですから、車のスピードは必要ないと。さすれば、暑いとき、寒いとき、大きな荷物を持って京阪神また本土の方へ行かれる人々のために、何か上へ上げてあげる設備をつくってはどうかなということで意見を申し上げた経緯が今日まで続いてきたわけでございまして、去年、おとどしですか、補正予算がつきましたけれども、どういうわけか否決になりまして、また今回新しくこの設備の提案があるわけでございまして、その間、よく新聞紙上をにぎわしたことも事実でございます。あんな貧相な、あんな厳しいバス停はないぞということが頻繁に読者の手紙に出ておりました。今回のことによりまして、弱者のみならず、移動用の大きな荷物を持った人々に対して、鳴門市は本当によくやってくれたと思うに違いないわけでございまして、非常にうれしく思うわけでございます。二億九千万円もの予算がよくついたなということで思っておるわけでございます。県外客の人も鳴門市を見る目がまた変わるかもわかりません。変わってくるに違いございません。

 USJもいよいよ此花区にこの三月末にオープンいたします。これから徳島の方から、鳴門の方から見に行く人々に対しても、またよその方がそのUSJを見て四国の方へ足を伸ばし、鳴門へ来られる方に対しても、さぞかしやそこの施設が非常にありがたいなと思っていただくことは間違いないと思っておるところでございます。

 それにつきまして、どういう概要でこの工事をされるのかどうか、駐車場のことも含めまして詳しく御説明を願いたいと思うところでございます。

 次に、児童福祉の充実について、国際交流の充実から子どものまちプラン推進事業について、この二と三は関連性がございますので、議長のお許しをいただきまして、二つ一緒に質問をさせていただきたいと思うところでございます。

 市長が当選されまして初めての平成十一年の六月議会におきまして、その所信表明で次のように述べられておるところでございます。児童数の減少や遊び場、仲間の不足、また情報のはんらんなど、大人の価値観でつくり上げた環境の中で、子供たちは自分自身を見出すことができず、人間形成の上で多くの深刻な問題が生じています。鳴門市の未来を託す子供たちのために、今私たちに何ができるのでしょうか。子供の目線で考え、命のとうとさと子供たちの心を大切にし、限りない可能性を温かく伸ばせる地域社会を構築するために、子どものまち宣言を制定したいと考えておるということを述べられておるところでございます。

 その間、この市長が言われます子どものまちプラン推進事業には大いに期待することがございまして、議会でもこの十一年の十二月議会で橋本議員が、また十二年の、明くる年の三月議会で池田議員がこの問題を取り上げておるところでございます。市長の所信表明後、二年が経過しておるところにおきまして、五百八十八万四千円の今回の当初予算が上げられておるところでございますけれども、どのような策定がされておるのか、その内容をお聞かせいただきたいと思うところでございます。

 それにつきましてもう一つ、今回市長がドイツ訪問をされるに当たりまして、聞くところによりますと、ドイツのサッカー協会へ訪問されるというのも大きな目的であったと聞いたところでございますけれども、イコールワールドカップのキャンプ場誘致の問題であろうと思っておるところでございますけど、どういう成果があって、どういう結果になったのか、お聞かせいただきたいと思うんです。

 この問題は、昨年松下議員も十二月議会で取り上げられておりましたけれども、その後どうなっておるのか、国際交流という観点からお聞きしたいなと思うんでございます。

 最近の報道によりますと、鳴門市はポルトガルとかベルギーとかオランダとかドイツ、オーストリアの五カ国に誘致活動をしておりますけれども、オランダは宮崎市に決まり、またベルギーが熊本市に決定したということも報道されておりますけれども、本当といいますか、どういう経過になっておるのか、お聞かせいただきたいなと思うところでございます。

 次に二番、二十一世紀の鳴門市の展望について。

 二十一世紀初頭のこのお正月に初夢を見たわけでございます。

 まずその一番目、JR鳴門線の問題につきまして。この問題も私もう何回となくこの議会で取り上げさせていただいておるところでございますけれども、鳴門市全体の地図を目に浮かべまして、頭に浮かべまして鳴門線を考えたときに、南北がその線路一本で分断されておりまして、山からの排水もままならず、工事しようと思ってもなかなかさしてくれない。莫大な費用が要ると。花畑踏切までは行きませんけれども、鳴門市のその二つの踏切の時間待ちのときのいらいらというのはどれだけ仕事の意欲をそいでおるかということを考えたときに、人が乗っておるのは通勤、通学の朝と夕方がほとんどでございます。それの代替の案さえ示せれば、確立できれば、このJR鳴門線を廃止するということがどれだけ将来鳴門市の発展につながるのだろうかということを初夢を見たわけでございます。

 二十年ほど前から人口六万五千は変わっておりません。隣の藍住、松茂、北島、板野郡関係は非常に人口がふえております。ただ、人口がふえればすべていいというだけではないのはもちろんわかっております。いろいろ社会基盤も必要となってきます。

 しかしながら、この財政逼迫の折、やはり人口がふえて市税の収入がふえてこそ、円滑な市政運営ができるのではないかということを考えたときに、鳴門線の線路の周りの土地というのが非常に今不安定な状態で、言葉は悪いですけれども、死んでおるような状態であろうかと思うわけでございます。

 そういうことを考えたときに、この鳴門線は、将来、いつかはわかりませんけれども、廃止して、それにかわる代替案を示した上で、鳴門市発展のためにこの線路をなくして、商店街の活性化という点も含めまして、また土地規制の緩和によりまして人口をふやすという観点からして、この線路は要らないんじゃないかなということをもう常々思っておりましたけれども、この二十一世紀初頭のお正月に初夢を見たわけでございます。この私の初夢に対してどういう御感想をお持ちか、御意見をお聞かせいただきたいと思うところでございます。

 次に、またこれも初夢でございますけれども、市庁舎の建てかえについて。この市庁舎ができて三十年ぐらいだと思います。今の財政難の折、一応七億四千万円ですか、庁舎建てかえの基金は今あるそうでございますけれども、いつまでももつわけでございませんし、将来のこの鳴門市の大きな夢を考えるときに、いずれかの時期におきましては建てかえなければならない。よその人が見たときに、何だ、この徳島県第二の市がこんな庁舎でいつまでいっとるのかという時代が、もう今そうかもしれませんし、十年後かもしれません、二十年後かもしれませんですけれども、いつまでもこの庁舎がもつわけでもございません。時代とともに、やはりそれなりの考えで新しい施策を取り入れていかなければならない時代が、今そうかもわかりませんし、将来の問題だと思うところにおきまして、初夢を見たわけでございます。

 最近、住宅地におきましても、五十年間の定期借地権つき住宅ということで、地主さんの立場を保護した上で、住む人が五十年間その土地を借りるということで、意外と安く家が建っておるところでございます。また、徳島県内の大手のスーパーにいたしましても、地主さんから土地を借りて、建物もその地主さんが建てたということで、そういう契約で店舗をふやしていったというように聞いております。

 しかるに、この鳴門市におきましても、将来ですけれども、庁舎をリース化すると、何十年か知りませんけれども、土地はそのままで、建ててもらった上で、毎年そのリース料を払っていくと、それで運営はすべて民間に任せるというシステムがあってもおかしくないと思うわけですけれども、多分全国的に見ましても、そういうシステムは確立されておるのではないかなと、不勉強で勉強はしておりませんけれども、そういう夢を見たわけでございます。そういうことにしますならば、決してそれが実現すれば、この庁舎も建てかえもおかしくないのではないかなと。いや、もう今の財政難からとてもそんなことは考えられないというわけでもないのではないかなということの夢を見たわけでございます。このことにつきましても、何か案があれば、また考えがあれば、お聞かせいただきたいと思うところでございます。

 以上、質問をいたしましたので、御答弁によりまして再問をさせていただきたいと思います。

〔「小休」と言う者あり〕



○議長(斎藤達郎君) 小休いたします。

     午前十一時 二十分 休憩

     午前十一時二十一分 開議



○議長(斎藤達郎君) 再開いたします。

     〔市長 亀井俊明君登壇〕



◎市長(亀井俊明君) 会派政友21の代表質問、近藤議員の御質問にお答えを申し上げます。

 平成十三年度当初予算についてのうち、高速鳴門バス停周辺の整備についてでございます。

 高速鳴門バス停留所は、早朝五時二十五分から深夜零時二十分まで、一日二百十四便の高速バスが停車し、年間四十万人を超える利用者でにぎわい、本市の玄関口となっておるところでございます。利用者の皆様方からは、駐車場、トイレ、坂道対策等の整備を望む声が数多く寄せられてまいりました。また、地元地域住民の皆様方からは、深夜にトイレや電話の借用、ごみの散乱、玄関前駐車などの環境悪化に対する苦情や切実な要望がございまして、平成十二年第一回定例会で、バス停周辺整備に関しての請願が採択されておりますことは、既に御承知のとおりでございます。本年二月にも、市に対しまして、地域住民の皆様方からバス停周辺の環境整備に対する陳情もございました。市といたしましては、地域住民の皆様方やこれまでに御協力いただきました組織の皆様方から御意見や御支援をいただきながら、周辺の整備を図りたいとの考えから、周辺整備についての懇談会の設立を御相談申し上げましたところ、多くの御賛同をいただいておるところでございます。

 さらに、平成十二年十一月に施行されました交通バリアフリー法の趣旨に従い、身体障害者、高齢者等の社会的弱者への対策等にも取り組む必要がございます。

 このようなことから、バス停周辺整備基本計画作成予算を平成十二年第三回定例会で御承認をいただきましたので、まず山頂回転場に駐車場を拡張することについての検討や関係機関との協議を行いましたところ、駐車場整備だけでも多額の経費が必要であること、用地交渉や協議に不確定要素が多く、実現性に乏しいと判断し、断念いたした次第でございます。

 その一方で、駐車場から昇降施設を設置する方法であれば、関係機関の積極的な御協力も得られる上、経費の上からも、またバリアフリーの面でも適当であるとの考えから、現地の地形、敷地面積等を考慮の上、複数の整備計画案について比較検討し、概算工事費の積算、地域への影響度や利便性などを総合的に判断いたしました結果、このたびの事業予算案をお願いすることとなったものでございます。

 事業概要といたしましては、現在の上り坂の北側駐車場にトイレ、休憩所、管理棟を建設し、周りに一般送迎車両及び回転場を設置することといたしております。

 坂道対策といたしましては、管理棟から山頂へスロープカーを整備し、山頂プラットホームから地下通路入り口部へ段差なしに移動できるよう、山頂の階段を撤去し、段差のない通路の建設を計画いたしております。

 南側駐車場は、鳴門市観光コンベンション株式会社によりまして、有料立体駐車場が計画されております。

 この事業によりまして、地域住民の安全性の向上や利用者の利便性向上が図られ、このことが、市民、バス利用者、市来訪者などすべての人々に優しい四国の玄関都市鳴門の創造となり、新たな交流による発展が図られるものと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。

     〔第一助役 細川並久君登壇〕



◎第一助役(細川並久君) 近藤議員から、市長の今回ドイツの訪問に伴いまして、ドイツサッカー協会訪問の感触と、今後ワールドカップサッカーキャンプ地誘致の状況についての御質問に対しましての御答弁を申し上げたいと思います。

 御承知のとおり、ワールドカップ公認キャンプ誘致実行委員会は、未来を担う子供たちに大きな夢を与え、世界へ情報発信する目的で、徳島県、徳島県サッカー協会、鳴門市が三者一体となり、ワールドカップ出場国に対しましてキャンプ地誘致を働きかけております。

 さきほど議員のお話にもございましたように、新聞報道では、ベルギーは熊本市、オランダが宮崎市にほぼ決定した旨の報道がなされておりまして、実行委員会といたしましては、誘致を働きかけていただけに、非常に残念でありますが、今後はドイツ、オーストリア、ポルトガルを中心に精力的に働きかけていきたいと考えております。

 今後の取り組みについてでございますが、他の公認キャンプ誘致都市や出場国の動向を見きわめながら、実行委員会で協議しながら進めてまいりたいと考えております。

 なお、市長のドイツサッカー協会への訪問により、自治体のトップみずからの訪問は初めてのことであると歓迎を受けまして、具体的なキャンプ地の条件提示や、鳴門市へ視察に来ていただけることを示唆していただきました。

 さらに、同協会のスポンサー企業のうちの日系企業からドイツサッカー協会へ鳴門をキャンプ地とすべく働きかけをするとの感触も得ており、今後その受け入れに向けまして努力してまいりたいと考えております。

     〔企画調整部長 小倉眞穗君登壇〕



◎企画調整部長(小倉眞穗君) 近藤議員の御質問で、JR鳴門線についてと、市庁舎の建てかえについて御答弁させていただきます。

 まず、JR鳴門線についてでございますが、JR鳴門線は、運行開始以来、鳴門市の経済発展と陸上交通のかなめとして、また長く住民生活の足として貢献、発展してきた路線でございます。今後、高齢者社会を迎える中で、高齢者などの交通弱者や地域住民の身近な足として、また本市を訪れていただく方々の利便性を確保する上においても、必要不可欠なものであると考えておりますので、御理解を賜りたいと思います。

 次に、市庁舎の建てかえについての御質問にお答えいたします。

 議員の御指摘は、PFI促進法の手法を活用して庁舎を建設してはどうかという御趣旨かと思います。本市は、多様化する行政需要に適切に対処すると同時に、市民の皆様に安心して利用していただくためにも、本庁舎が手狭になっていると感じてはおりますが、財政健全化を進めている現在では、PFI促進法の手法を活用いたしますといたしましても、建設費用から勘案して、多額な費用の支払いを考慮いたしますと、現段階での具体化は難しいと思われます。

 現在、市民の皆様には御不便をおかけしておりますが、現在の施設の有効活用を図り、少しでも利便性の向上に努めていきたいと思います。

 また、PFI活用による市庁舎建設は、将来の課題としてとらえてまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。

     〔福祉事務所長 矢野正夫君登壇〕



◎福祉事務所長(矢野正夫君) 私の方からは、平成十三年度当初予算についてのうち、児童福祉の充実について、子どものまちプラン推進事業費が計上されているが、具体的内容はどのようなものかについて御答弁申し上げます。

 市長は、就任以来、公約の一つとして、鳴門市の未来を託す子供たちのために、子供の目線で考え、子供たちの心を大切にした子どものまちづくりを推進したいと申してまいりました。子どものまちのイメージとして、まず若いお母さん方が楽しく集えるような優しさのある町であってほしいし、そのことは高齢者や障害者にとっても優しい町になると確信いたしております。財政状況の厳しい中、ソフト事業を中心に、鳴門独自の施策を実施したいと考えています。

 鳴門には、すばらしい自然や公的な施設も各地にたくさんあります。そうした既存の資源を有効に生かして、家庭、学校、地域、行政がうまく機能していくような方策が必要であると考えております。

 本市におきましても、少子化と高齢化、都市化の進行による核家族化など、子供たちを取り巻く社会環境は大きく変化してきております。従来の家庭、学校、地域社会の連帯や協働という要素も次第に失われつつあり、子育て不安の増加や、非行、不登校などが深刻な問題となっております。今こそ地域で子供を育てるという視点に立つ地域社会づくりを目指し、子供たちの夢と希望が描けるまちづくりを図ることが極めて重要な課題であると考えております。

 十三年度の施策といたしまして、まず子どものまち宣言を行い、子どものまちづくりに取り組む市民意識の高揚を図ってまいります。また、大人が子供たちの活動を支えるための組織として、子どものまちづくり推進組織を設置いたします。さらに、子供たちの意見を聞く場の設定、例えば子供会議の開催などを計画しており、子どものまちづくりの推進体制の確立を図っていきたいと考えております。その他、子どものまちプランや、子育て支援計画の手引書などの諸費用を推進事業費として計上しております。

 以上でございます。

     〔二十二番 近藤龍彦君登壇〕



◆二十二番(近藤龍彦君) さきほどは失礼いたしました。反省いたしております。

 御答弁をいただきましたので、再問をいたしたいと思います。

 十三年度の当初予算につきまして、高速鳴門バス停周辺の整備について、二億九千万円もの予算をよくつけれたなということで思っておるわけですけれども、以前から考えておりますのは、市単独事業であると、起債はできても市単独事業であったと聞いておるんですけれども、この二億九千万円もの予算、どういうふうに捻出されたか、そこのところをお聞かせいただきたいと思います。

 どちらにいたしましても、坂道を上れるという、寒いとき、暑いときの問題を解決するのはもう非常にすばらしいことと同時に、バスの時間に合わせて安心して車でそこまで行って駐車ができるということぐらいもう大阪、本土方面に旅行するに当たりまして、うれしいことはないわけでございまして、利用者の立場からいたしますと、車が本当にいつ行っても置けるということぐらい安心できるものはないわけでございます。乗りおくれることもございません。それが一番すばらしいなと思っておるところでございます。このバス事業の予算面での財源の詳しい説明を求めます。

 それから次に、福祉事業所長から御答弁いただきました子どものまちプランに関しましてでございますけれども、先日大麻町高畑在住でございまして、昨年の春まで大津西小学校の校長先生をされておられました。三十八年間の教員生活を終えられました秋山敬子先生のお話を講演会で聞く機会がございました。二週間ほど前だったと思いますけども、そこですばらしい大津西小学校の時代に成果を残されて、多分その専門の方々の中では非常に有名になっておるんじゃないかと思いますけども、「地域とともに育つ総合的な学習」というような本も出されておりまして、教育委員会のことにも関係するわけですけれども、熱のこもったお話を伺いまして、非常に有意義に思ったわけですけども、先生申しますのは、今の子供の現状というのは、いじめ、不登校、校内暴力とか心身症があって、朝起きるとおなかが痛いとか、頭が痛いという症状が起きてきて学校に行かなくなると。何が原因なのかということを考えてみますと、急激な社会現象で社会の変化がもたらしたことではないかと、ゆとりのない生活、潤いの喪失、物質優先、学歴偏重、画一・同一路線志向などが子供を追い詰めて子供が息苦しくなっているというわけです、子供が忙しいと、ゆとりがないと言われておるわけでございます。

 それで、そういうときにおきまして、私が考えた学校経営というものは今子供に元気がないと、中学生が重いかばんを提げてうつむいて登校していると、その姿を見ると非常にいとおしくなってくると。そういうときにこの秋山先生の学校経営の柱は、子供に元気が出る学校、教師にやる気が沸く学校にしたいと思ったと。先生はいつも忙しい忙しいを連発して、自分の教育観や理念を横に置いときまして与える教育になって、管理主義になってしまって、その結果、子供は窮屈になってくると。子供が楽しくてきょうも学校へ行きたいと、学校へ来てよかったと思いたい学校にしたいということを考えられたそうでありまして、どこの学校でも知・徳・体、調和のとれた人間性の豊かな子供の育成という目標が現にあるわけですけども、なかなかそれが現実的には行われてないということを見直したということでございます。

 その見直したという点におきましては、多分市長が言われております子どものまちプランと一緒になるんであろうと思いますけれども、家庭・地域とともに育ち合うために愛・あいネットワークというのを結成いたしまして、PTAの会長と教職員の意見が一致しまして、地域の人々と一緒になって学校教育をしてきて大成功をおさめたということが多分教育界ではもう今非常に有名になっとんじゃないかなと思うんですけども、秋山先生いわく、その市長の考えられております子どものまちプランというのもその地域、地域で行われて、それが全体に広がっていくということが一番しやすいといいますか、成功しやすいといいますか、それが基本であろうということも言われておりました。このことが市長のお考えと同じであればそれでよろしいですし、いやちょっと違うんだというんでありましたら答弁をしていただきたいと思います。多分私の考えでは同じではないかなと思っておるところでございます。

 それと、さきほど新年の夢を申し上げましたけれども、やはり夢を持ちまして、鳴門線の廃止の問題にいたしましても市庁舎の建てかえにいたしましても、これからの二十一世紀、百年の夢を持つことも必要だと思うわけでございます。現実主義だけで、今のとここうなっておるんだからこれでいいじゃないかというだけではやはり発展も考えられないのではないかなと。市庁舎にしますならば、それだけ経済効果も生まれるかもわかりませんし、また市庁舎だけでなしに複合施設という点で考えますならば、商店街の活性化という点にもなりますし、またいろんな商売上からも利点が出てくるかもわかりません。そういう夢を追っていきたいなと私は思っております。鳴門線の廃止にしてもしかりでございます。昔中川虎之助という徳島県の代議士が、有名な話ですけども、大鳴門橋をかけんかと言って笑われたということがございますけど、今現に立派にもうでき上がっております。その次男坊さんが大麻町大谷に住んでおられまして、四、五年前に亡くなられましたけれども、そういう夢を持つということは非常に大事なことではないかなと思っておるところでございます。

 答弁は必要でございませんですけども、私の初夢をぜひ同感していただきたいなと思っているところでございます。

 さきの二つにつきまして、御答弁の後に再問させていただきます。

     〔企画調整部長 小倉眞穗君登壇〕



◎企画調整部長(小倉眞穗君) 近藤議員さんのこのたびの事業費の財源はどうなっているのかという再問に御答弁申し上げます。

 議員御指摘のとおり、この種の事業には補助や有利な制度が見当たらず、財源確保が課題となっておりましたところ、二十一世紀の発展基盤を緊急に整備するため日本新生緊急基盤整備事業というのが創設されました。この制度は各種の地方単独事業を支援するために起債の充当率が九五%、元利償還金の五〇%を交付税措置されるという大変有利なものでございまして、このたびの事業はこの制度の対象分野のうち、公共施設のバリアフリー化対策に該当するものでございます。

 ただ、この制度が適用されるのは、平成十二年度を初年度といたしまして十三年度限りとなっていることもございまして、経費の削減を図るということも考慮いたしまして、このたび本事業を計画したところでございます。御理解を賜りたいと存じます。

     〔二十二番 近藤龍彦君登壇〕



◆二十二番(近藤龍彦君) 高速バス停の整備につきましての御答弁いただきまして、先日会派の勉強会を行いまして第二助役から起債にも二通りあると、全く借金の起債とそのうち地方交付税でちょっと返してくれる起債と二通りあるというお話をお伺いしまして、今の二億九千万円というのは、まさに二通りのうちの一つで、後から地方交付税で少し返してくれるというのだと理解したところでございます。

 それにしましても、やはり知恵を働かして国の補助をどないかして得るという今の鳴門市にとって非常に大事なことを今回確立されたわけでございまして、非常に評価をしたいと思うところでございます。

 なお、でき上がりましてからのやはり機械物でございますのでメンテナンス、それから事故、こういう安全は全くの問題ないという、それから故障、それが問題ないということのそこの念押しをひとつぜひ確立していただきたいと念願し、要望しておるとこでございます。

 鳴門線と市庁舎の問題につきまして、昔こんなことを言よった議員がおったなと、平均寿命からしますと二十五年後ぐらいにはもう八十歳でございますので、どうなるかわかりません。昔こういうことを言よった議員がおったなということが、それが実現したときに認識されれば非常にうれしいなと思っておるところでございます。

 以上で代表質問を終わらせていただきます。



○議長(斎藤達郎君) 議事の都合により小休いたします。

     午前十一時四十七分 休憩

     午後 一時     開議



○議長(斎藤達郎君) 小休前に引き続き会議を開きます。

 公明党代表

一、新年度当初予算の重点項目について

二、教育行政について

三、環境問題について

             七番 山本 秀君

     〔七番 山本 秀君登壇〕



◆七番(山本秀君) 議長より御指名をいただきましたので、公明党を代表いたしまして質問をいたします。

 まず初めに、二十一世紀という新しい世紀を出発するに当たり、私たちは過ぎた二十世紀の歴史の反省に立ち、また新世紀に何をなし、何をなさざるべきかを考えることが重要であろうかと思います。

 振り返れば、二十世紀は科学技術の進歩により物質文明が飛躍的に進み繁栄をもたらす一方、二度にわたる大戦を初め戦争の悲劇を繰り返してまいりました。戦争の世紀、経済至上主義の世紀であったわけであります。

 私たち公明党は結党以来、国家や経済的価値を優先するのではなく、何よりも人間自身にこそ最大価値を置くべきと主張し、生命・生活・生存を最大に尊重する人間主義を掲げてまいりました。今それが新世紀の理念として日本のみならず世界に求められていると確信いたしております。今なお世界各地に緊張と紛争、飢餓と貧困に苦しむ多くの人がおります。

 一方、国内におきましては、国も地方も改革は待ったなしの状態であります。なかんずく、私たち鳴門市はこれまでの競艇事業の収益に頼った財政構造からの脱皮が待ったなしであるわけでございます。厳しい財政状況の中での福祉のあり方、市民サービスのあり方が問われている新世紀最初の定例会であります。

 それでは、市勢発展のため通告に従い、公明党を代表しまして私の三十四回目の一般質問をさしていただきます。

 一題目の新年度当初予算の重点項目については、在宅老人福祉対策事業について、二つ目に活力ある地域づくりの推進について、三つ目にIT講習会開催事業について、また二題目の教育行政については、図書館ボランティアについて、二つ目に十分間読書運動について、三つ目に子供の遊び場について、公園の遊具施設についてお伺いします。また、三題目の環境問題については、家電リサイクルについて順次お伺いいたしたいと思います。

 まず、新年度当初予算の重点項目についての一点目でございますが、在宅老人福祉対策事業についてお伺いいたします。

 御承知のように、鳴門市では、現在高齢化率が二一・四%で、五人に一人が六十五歳以上の高齢者であり、全国平均より十年早く高齢化が進んでおります。

 私は、平成九年十二月議会での代表質問で、老人保健福祉計画の計画概要と進捗状況、そして施設整備の状況やマンパワーの確保の状況を質問し、導入時には目標値を達成できるのかただしてまいりました。また、平成十一年の九月議会では、我が党の代表質問で同僚の池田議員が鳴門市の介護保険の利用者の推定数と要介護度の割合や在宅施設サービス等の推計をお伺いし、特に経過措置のない在宅サービスの利用者について、現行のサービス水準が低下しないように訴えてもまいりました。また、昨年の十二月議会での代表質問で、私は介護保険法定外の居宅サービスについて、主な事業の現在の取り組み状況をお伺いし、市民の皆様が公平な介護が受けられますよう最善の努力で万全を期すように強く要望してまいったところであります。

 平成十三年度の当初予算の重点項目では、行政改革の取り組みで高齢者福祉のあり方について総合的な検討を行うということで、これまで七十歳以上の高齢者すべてに支給していた敬老年金を見直し、この新年度より節目を迎えた高齢者に支給する祝い金制度に改め、七十七歳、八十歳に一万円、八十八歳、九十歳に二万円、九十九歳以上に三万円を支給する敬老祝金給付事業に切りかえることで四千五百二十一万九千円の経費削減を図り、実のある高齢者福祉施策の展開に努めるとの概要を示しております。

 そして、高齢者福祉の充実に向かって、昨年四月一日から導入された介護保険の給付サービスを受けられない高齢者に対する施策の充実を図るために、在宅老人福祉対策事業として新年度新たに、一つが高齢者マッサージ等施術券交付事業に三百二十万円、二つ目に老人日常生活用具給付事業に二百万円、また三つ目に高齢者健康指導事業に三百九万三千円が新たに新事業として計上されておりますが、この三つの新規事業に対して具体的にどのような取り組みがなされるのか詳細にお聞かせいただきたいと思います。

 次に、活力ある地域づくりの推進についてお伺いいたしたいと思います。

 私は、地域振興については平成五年の九月議会で問題提起をいたしまして、コミュニティ組織活動を訴えてまいったところであります。そして、平成六年二月議会でコミュニティ活動について再度この問題を取り上げ、コミュニティ組織づくりをどのように取り組むのかお伺いもいたしてまいりました。そして、平成六年九月議会では地方分権の時代に向け、個性あるまちづくりについて取り上げ、住民が主体性を持った地域づくりを強く訴えてまいった次第であります。また、平成十年の六月議会で観光案内について取り上げ、観光客の受け入れや案内など、現況をどのように対応しているのかお伺いし、鳴門市内は標識がわかりにくく、県外から来られた方には印象がよくない状況を取り上げ、観光案内のサービスの向上を図るよう強く要望もいたしました。市内のJR各駅に観光案内板の設置も訴えてまいり、一部実現もいたしております。

 さて、当初予算の重点項目の活力ある地域づくりの推進で新たな施策として、一つ目に広域観光テーマルートの形成に七千八百五十万円、二つ目にまちづくり支援事業補助に百二十万円、三つ目に商店街等魅力創生事業補助に六百万円等々新たな新規事業が計上されておりますが、具体的にどう取り組まれるのか内容をお伺いしたいと存じます。

 次に、IT講習会の開催事業についてお伺いいたします。この件については、私は昨年の十二月議会でIT社会への鳴門市の具体的施策についてお伺いいたしました。

 御承知のように、政府は急速に進展している情報技術社会に的確に対応し、ITを活用した経済構造改革を図るための基本方針となるIT基本法を制定し、IT戦略を日本の新生の最も重要な柱と位置づけ、基盤整備を早急に進めることなどでIT先進国のアメリカなどに追いつき、五年後には我が国を世界の情報通信の最先端国家に仕上げるとし、IT革命を成功に導くために学校や公共施設の高速インターネットを整備し、全国民がインターネットを使えるよう一大国民運動を展開することを提唱して、IT講習の実施の予算が国において計上されてきたわけであります。これは公民館など八千カ所にパソコンを十五台程度ずつ設置し、これを利用し国民がインターネットなどを使えるようになるためのIT講習会を全国で約五百五十万人を対象に十二時間程度無料で実施するという内容であります。

 鳴門市もこの国の予算措置を受けまして、この新年度、十三年度の当初予算の重点項目の中にIT講習会開催事業ということで三千五百二十一万円が計上され、公民館等の公共施設を利用し、成人を対象にインターネットやメールの操作など、基本的な技術を習得するための講習会を開くとし、この三月一日の広報なるとでIT講習会の受講者を募集いたしております。

 そこで、お伺いいたしますが、受講者は徳島県では五万人、鳴門市で約三千七百人規模が予定されておりますが、講習内容と今後の取り組みを具体的にお伺いいたします。

 さて、二題目の教育行政についてお伺いしたいと思います。

 最初に、図書館ボランティアについてお伺いします。

 私は、平成五年の九月議会で中学生の本離れについて取り上げ、小・中学校における読書教育の現況と本離れ現象に対応をいかにするのかお伺いをいたしてまいりました。

 この年の文部省が初めて実施した読書調査によると、中高生の四割以上が漫画・雑誌を除いた本を一カ月に一冊も読まない不読者であることがわかっており、中学生の平均読書量は書籍の月二冊に対して漫画は十一冊、この調査は小学校三年、五年、中学校二年、高校二年の合わせて六千人を対象に実施されております。

 一カ月間に読んだ本は小学三年で十・一冊、同五年生で五・九冊、中学生で二・一冊、高校生で一・九冊で、中学生になると読書量は急減し、本を読まない生徒の占める割合は、小学五年の一〇%から中学生四四%、高校生四一%まで上昇しております。「本が好き」と答えた小学生は七六%、中学生は六九%、高校生に至っては七四%、しかし本好きの中、高校生でもほぼ三人に一人が「読まない」との調査結果がまとめられております。

 文部省では、この調査で部活などに忙しく、読みたくてめ読めない子供が多いのではと見ており、本が好きになるにはたくさんの本がある家庭環境と父母に本を読んでもらった幼児体験の影響が強いことがわかっております。

 また、帰宅後の生活を見ると、小学生は「宿題、勉強した」、また中学・高校生は「テレビを見た」がトップで、「読書」は小学生の六位が最高であり、中学生では九位、高校生では七位にとどまっております。

 このほか学校図書館に一度も行かなかった小学生は二〇%、中学生では五一%、高校生では五六%になっております。図書館にコンピューターやビデオ、CDなどの視聴覚教材の充実を求める声が多いわけであります。

 また、保護者を対象にした調査では、読書離れ対策として小学生の保護者は、「親が本を読んでやったり、本を話題にする」、そして中学生の保護者は、「時間割りに読書を入れる」を上げる回答が最も多い調査結果となっておりました。

 ところで、愛知県西尾市では、開かれた学校づくりの一環としまして、地域の協力を得て市内の小・中学校に図書館ボランティア制度が次々と導入され、学校図書館が人だかりするほど活性化しておるそうでございます。小学校十四校中十二校、中学校では六校中二校が導入しており、この新年度から残り四校も導入が決定しております。

 導入四年目を迎えたこの西尾市の西尾小学校では、図書館ボランティアは子供たちから募集して「トットさん」の愛称で呼ばれており、十九人でスタートしたメンバーは現在四十人で活動しております。毎週月曜日から土曜日までの午前中が活動時間で、読み聞かせ、じゅうたんを敷いた絵本の部屋で午前十時十五分から十五分間行っておりますが、その他総合学習や国語の時間などに呼ばれて読み聞かせを行うこともあります。新しく購入する図書の選定からラベル張り、保護カバーづくり、パソコンへの登録なども行い、本が到着したら翌日には子供たちが閲覧でき、また図書室の壁の飾りや本立てなどもさまざまな工夫もこの図書館ボランティアのメンバーが行っております。

 西尾小学校の図書室は、当初部屋も寒々として本の数も少なく、ぼろぼろになった本ばかりでありましたが、今は図書も一新し、図書館に来る子供が激増し、人だかりでけがをしないように工夫をしているそうだそうでございます。小学校一、二年生のときから図書館に行き、本と親しむ習慣をつけることが本好きの子供を育てており、図書館ボランティアの協力がそれを実現しておるわけであります。

 こうした図書館ボランティアを鳴門市も制度として導入して、本好きな子供を育てる教育環境の一環にしてはどうでしょうか、教育長にお伺いいたします。

 次に、十分間読書運動についてでありますが、子供の読書離れ、活字離れが指摘される今日、テレビゲームによるバーチャルリアリティーの悪影響から子供を守るために子供の心の悩みを耕し、豊かな人間性をはぐくむ読み聞かせや読書が大変に重要だと指摘されておるわけでありますが、授業で読解力を養うために教材として古典や名作に親しむ習慣を身につけることははかり知れない財産にもなります。

 さきほどから申し上げてるように、子供の活字離れや、また集中力の低下が心配される中で、子供の心をはぐくむ朝の十分間読書運動が注目されております。

 三重県の四日市市では、昨年十月から小・中学校での朝の十分間運動に積極的に取り組んでおり、保護者から家庭で子供がよく本を読むようになったとの声があるなどの波紋を広げております。

 また、広島県海田町では、昨年四月から小学校で実施、この町立海田小学校で火、水、金、土の朝八時二十分から十分間読書タイムを取り入れており、読む本は子供たちの自主性に任せ何でもオーケー、十分間の読書は子供たちに好影響を与えているようであり、図書や絵本でなく物語を読むようになるなど、読書の習慣が定着し、同時に他人を思いやる心や物事に取り組む集中力も芽生え、人の話をしっかり聞けるようになった、また他人に優しい言葉がかけられるようになったとの成果が出ております。

 この子供の心をはぐくむ朝の十分間読書運動は、昨年の六月議会で我が党の池田議員よりもこの件については要望しておりますが、その後の状況をお伺いいたします。

 次に、子供の遊び場について、これは公園の遊具施設についてお伺いします。

 子供の遊び場としての公園施設に関して、私は平成四年三月議会で砂場の細菌問題を取り上げ、砂場の衛生管理について、また同年六月議会と九月議会で公園の遊具の危険箇所の点検と安全管理について万全を期すように訴えてまいりました。また、平成五年六月議会では、緑の事務所について公園管理を縦割り行政でなく、窓口を一本化するように訴え、平成七年六月議会では再度砂場の細菌問題と衛生管理について取り上げてまいりました。また、平成八年十二月議会で公園の昼夜にわたる安全対策を取り上げ、犯罪防止を訴えてもまいりました。

 昨年来よりブランコによる事故が報道をされたのをきっかけに、本年二月に我が公明党としましては、子供の遊び場である公園の遊具施設の点検を行いました。

 鳴門市内の全域で重立った公園四十二カ所を点検した結果、約半数の二十二カ所の公園で不良箇所や危険箇所を確認しました。平成四年の五月に点検したときに比べると、危険遊具の撤去や修理で安全管理はなされてはおりますが、今回の調査結果を遊具別に見ますと、ブランコが九カ所の公園で十五台に、滑り台が四カ所の公園で四台に、鉄棒は四カ所の公園で八本に、その他の遊具では十カ所の公園で十二の遊具にそれぞれ不良箇所や危険と感じる箇所を確認いたしております。

 危険な状態の遊具施設は早急に修繕をするのはもちろんでありますが、遊具施設の安全点検は管理者である鳴門市が定期的にして、危険な箇所はその都度修繕をするようにこれまで訴えてきましたが、鳴門市は、現在公園の管理はどのようになされているのか現況をお伺いいたします。

 また、危険箇所や不良箇所の早期改善をすべきと思いますが、今後どう対応されるのかもお伺いいたします。

 最後の三題目の環境行政については、家電リサイクルについてお伺いしたいと思います。

 御承知のように、本年この四月一日から廃棄家電の回収と再資源化を目的とした家電リサイクル法が施行されます。これは一般家庭や事業所から排出された特定の家電製品のエアコン、テレビ、冷蔵庫、洗濯機の四品目の部品や材料をリサイクルして廃棄物を減量し、資源の有効利用を推進するための法律で、消費者、家電小売店、家電メーカーがそれぞれの役割を果たしながら協力して成り立つものであります。

 私たち消費者は、家電リサイクル法の対象となる家電製品を廃棄するときに商品を購入した小売店、または同じ種類の製品を購入したり、買いかえをする小売店に連絡をし、連絡を受けた小売店は家電製品を消費者から引き取ります。四月からは、消費者の負担はリサイクル料金が大手家電メーカーの水準で、エアコンで三千五百円、テレビで二千七百円、冷蔵庫で四千六百円、洗濯機では二千四百円、これにプラスすることの小売店が個別に設定する収集運搬費が加算され、消費者にとってはかなりの負担増になってまいります。

 こうした収集有料化に伴い、不法投棄が増加する懸念があります。徳島市では、粗大ごみ収集場を中心にほぼ連日実施してる巡視活動の回数をふやすなどの予防策を考えておりますが、鳴門市はこの問題をどのように考えているのかお伺いいたします。

 以上、御答弁を賜りまして締めをさせていただきます。

     〔市長 亀井俊明君登壇〕



◎市長(亀井俊明君) 公明党の代表質問、山本議員の御質問にお答え申し上げます。

 新年度当初予算についてのうち活力ある地域づくりの中で、広域観光テーマルート形成事業についてでございます。

 現在、鳴門市におきましては、本四架橋などの高速交通体系の整備・充実によりまして、関西圏と四国は陸路で直結し、地理的あるいは観光的にも四国のゲートウェーとして重要な役割を求められております。

 現在、策定を進めております鳴門広域観光テーマルート基本計画では、今後増加が予想されます自動車旅行、高速バス利用者に対しまして一定のテーマコンセプトを生かしたルート設定を行い、そのルート周遊のサイン計画、広域観光のための観光案内板、休憩施設、そしてインターネットを利用した観光情報システムを検討中でございます。

 平成十三年度は、この基本計画に基づきまして市内観光テーマルートの観光案内板、徳島県内・四国への広域観光案内板、トイレ、観光情報端末を備えた無料休憩所を設置し、そこで提供する観光情報は、インターネットの双方向性を最大限に生かし、「伝える」、「使える」、「参加する」をキーワードに市内、県内、四国への最適ルートなどを利用者が自由に検索できるシステムなどを構築しようとするものでございます。

 以上のように、広域観光テーマルートの整備は、四国のゲートウェーとして求められております本市の位置づけを情報として提供し、観光客の誘致を図ろうとするものでございます。

     〔第一助役 細川並久君登壇〕



◎第一助役(細川並久君) 新年度当初予算の活力ある地域づくりの推進についてのうち、まちづくり支援事業補助としての百二十万円の件につきまして、私の方から御答弁申し上げたいと思います。

 現在、市内十四地区の自治振興会では、安全、福祉、環境、文化、体育等の専門部会が整備され、地域の特色を生かしながら自主的に運営が進められております。

 自治振興会運営補助金として、現在全体で四百四十万円が交付されておりますが、毎月の役員会、会長会を重ねる中で、地域のコミュニティ組織である自治振興会の活性化を図り、充実・発展を図る方策の一つといたしまして事業別補助金の新設が提案され、このたび鳴門市まちづくり支援事業補助金として百二十万円を予算計上いたしたわけでございます。

 その骨子は、地方分権時代に求められる住民みずからが計画、実行する住民自治による個性あふれる特徴あるまちづくりであり、この事業を推進することにより、地域のコミュニティ意識を醸成し、地域の活性化を図るとともに、地域力を高め、そのことを通じて鳴門市全体の魅力ある都市づくりにつなげていくことをねらいといたしておるわけでございます。

 具体的には、市内の地区自治振興会を補助対象といたしておりまして、地域の個性や特色を生かしたまちづくり事業を対象に補助率三分の二とする、一地区上限二十万円の補助金を交付いたしたいと考えております。

 今後とも市民と行政の協働によるぬくもりのある住みよい地域づくりを進めてまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと思います。

     〔教育長 森本繁一君登壇〕



◎教育長(森本繁一君) 山本議員御質問の中で、IT講習会の事業内容についてと図書館ボランティアについて、それから十分間読書運動について私の方から御答弁さしていただきたいと思います。

 初めに、鳴門市におけるIT講習会の取り組み方法等について御説明申し上げます。

 IT講習会は、基本的に学習活動支援設備整備事業によって社会教育施設等に利便性を考慮したノート型パソコン二百十一台を活用しまして、各地区の公民館八館、図書館、同和地区青少年会館、婦人会館、その他板東出張所、市役所の十三カ所で実施計画をいたしております。

 受講資格は市内在住の二十歳以上の方であればだれでも無料で受講することができるようになっております。初心者や高齢者にも気軽に受講できる講習内容になっており、パソコンの基本操作、文字の入力、インターネットの利用の仕方、電子メールの利用など、基本的な技術を習得していただくことになっております。

 応募の方法につきましては、議員御指摘のとおり三月の広報なるとで御案内のとおり、受講希望者が往復はがきによりまして自分が選択した受講会場の講座番号を明記していただいて、情報政策課IT講習会申込係へ申し込みをお願いしております。申し込まれました講座番号で受講者が確定し次第に返信はがきによりまして申込者に連絡することといたしております。

 今回の募集では、初回ということで約千八百人前後の受講者を予定しておりますが、今後のスケジュールといたしましては六月及び九月の募集の折に第一期の応募状況、実施状況等の経過を見ながら、より多くの市民に御利用いただけるよう本事業に取り組んでまいりたいと考えております。

 続きまして、図書館ボランティアについてでございますが、鳴門市の幼稚園では絵本コーナーや絵本の部屋を設け、幼児期から絵本に親しむように工夫しており、小・中学校でも学校図書館の利用指導を積極的に推進しているほか、市立図書館とタイアップいたしまして読書活動を活性化したり、読書推進指導の充実を図るなど、さまざまな努力をいたしております。

 各学校では、校務分掌に図書館教育担当者を位置づけ、子供たち自身が活動する図書委員会を中心にして、新しく購入する図書の選定・紹介や本の貸し出しを初めラベル張り、本の整理、修理、図書館利用の啓発などを行っております。

 また、国の学校図書館整備計画により平成十五年度より一学年二学級以上の学校に司書教諭を配置することとなっております。

 しかし、山本議員御指摘のように、図書館における子供たちのために常時、利用指導したり、相談に乗ったりできるよう、必要に応じて保護者や地域の方々、学生さんなどのボランティアを募り協力をしていただくことも有効な方法と認識しております。こうした取り組みは地域に根差した学校づくりの上からも意義あるものと思いますので、今後各学校と協議しながらも導入に向けて検討してまいりたいと考えております。

 次に、十分間読書運動についてでございますが、本市の学校現場におきましても子供たちが活字離れをしないよう、また常によい本との出会いを大切にしようと多くの学校で朝の活動などで読書タイムを設け、本への興味を起こさせたり読書の楽しみを味わわせるような工夫した取り組みが行われております。

 例えばある小学校では、朝の読書運動の一環として、教師以外の地域の方や図書館職員、ボランティアグループの方などに学校に来ていただき、読み聞かせなどで楽しい読書活動を展開しており、低学年の子供たちには大変喜ばれております。また、ある中学校では、朝の自習時間を利用した読書タイムを設定し、生徒が読書の楽しさを味わうとともに、読書後の感想を話し合うなどの活動も進めております。

 平成十四年度から完全実施されます新学習指導要領の中におきましても小・中学校の国語の各学年の目標に読書に関する内容が明示されております。

 読書活動は、子供たちが心豊かな生活を送るために有意義であり、本を読む楽しさを知り、読書への意欲を高めるきっかけとなるものとして、今後さらに各学校あるいは学級単位で内容や方法等を工夫しながら推進していくよう働きかけてまいりたいと存じますので、御理解を賜りたいと思います。

     〔環境衛生部長 谷崎 徹君登壇〕



◎環境衛生部長(谷崎徹君) 家電リサイクル法の施行と不法投棄の防止施策につきまして御答弁申し上げます。

 本年四月一日から特定家庭用機器再商品化法、通称家電リサイクル法が施行されますが、市民の皆さんが対象四品目であるエアコン、テレビ、冷蔵庫、洗濯機を廃棄しようとする場合の方法について御説明申し上げます。

 処理方法の一つには、商品を購入した小売店または同じ種類の製品を購入しようとしている小売店に連絡し引き取りを依頼する。また、排出者が衛生センターに直接搬入する方法、あるいは排出者みずからがメーカー指定の引き取り場所に直接搬入する、以上三つの処理方法がございます。いずれの場合も排出者は対象四品目を製造したメーカーがそれをリサイクルするための費用負担としてのリサイクル料金を支払う必要がございます。この金額は、大手メーカーを初めほとんどのメーカーがエアコンが三千五百円、テレビが二千七百円、冷蔵庫が四千六百円、洗濯機が二千四百円と既に公表されております。

 また、メーカー指定の引き取り場所に直接持ち込む以外は収集運搬料金の支払いが必要となってまいります。これは小売店や衛生センターが四品目を引き取り、それをメーカー指定の引き取り場所まで運搬するための料金であり、その金額はそれぞれが設定し、店頭掲示などで公表することとなっております。

 家電リサイクル法は、これら四品目のリサイクルを目的として制定された法であります。消費者が費用負担を、小売業者が引き取りと運搬を、家電メーカーが引き取った四品目のリサイクルをというそれぞれが義務を果たすことで四品目のリサイクルが実現されます。

 また、冷蔵庫やエアコンはオゾン層を破壊し、環境に悪影響を及ぼすとされているフロンが使用されていることから、これもメーカーが回収処理することが義務づけられました。

 また、議員御指摘のように、家電リサイクル法の施行に伴い冷蔵庫、洗濯機、テレビ、エアコンの四品目を処分する際には、家電販売店には処理料及び運搬料を支払わなければならないこともあって不法投棄が多くなることが予想されます。このことにより、本市においても不法投棄の監視体制をより一層強化したいと考えております。

 現在の本市が行っております監視体制は、市内を四コースに分けまして一週間で一巡するようパトロールをしておりまして、不法投棄の早期発見に努めるとともに、不法投棄させないよう標識を立てるなどの啓発活動も行っております。そして、不法投棄者を発見あるいは判明した場合は投棄者に撤去させ、また不明の場合は土地所有者に清掃撤去を求めております。

 以上のことを着実に実行することとあわせ、投棄防止等の啓発に努め、市民への意識の高揚を図ってまいりたいと考えております。

 また、県の環境整備課を初め関係機関と連携して、より行き届いた監視体制をしき取り組んでまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。

     〔経済部長 塚本重史君登壇〕



◎経済部長(塚本重史君) 議員御質問の商店街等魅力創生事業補助につきまして御答弁を申し上げます。

 この事業は、共同設置施設を整備しようとする任意の商店街団体等に対しまして市が商店街等に対して補助する額の二分の一以内の額で三百万円を限度として助成しようとする徳島県の補助制度、商店街等魅力創生事業補助金を活用いたしまして、中心市街地商店街のハード整備を支援しようとする事業でございます。

 事業費総額八百万円のうち県からの補助金三百万円を含めました市補助金六百万円と地元負担金二百万円をもって板東商店街の老朽化の著しい水銀街路灯二十五基を再設置する事業でございます。

 この事業の具体的内容でございますが、板東商店街では昭和四十八年二月に現在の水銀灯を設置いたしましたが、既に二十八年が経過をいたしております。そのため老朽化が目立ち、去る平成九年の台風によりまして地際部分から倒壊し、家屋に被害をもたらした水銀灯もございました。このことから安全面や防犯上の効果に加え、商店街衰退の進行に歯どめをかけるとともに、活性化を図る上においても有効な事業であると考えております。

 地元自治振興会におきましても、この街路灯更新にあわせて朝市の開催など、商業振興に向けた取り組みを計画いただいております。

 なお、本年度はサンロード商店街がこの制度を利用して水銀灯の更新、増設を行いましたが、買い物客に好評で商店街の活性化に効果が上がったものと考えております。

     〔建設部長 古林庸策君登壇〕



◎建設部長(古林庸策君) 公園の管理について私の方から御答弁申し上げます。

 鳴門市では、現在都市計画公園三十四カ所、開発緑地四十七カ所、児童遊園四十八カ所の計百二十九カ所の管理を行っております。毎年この公園の草刈り、剪定、遊具の管理及び清掃を行政と市民が一体となり管理に努めております。

 また、公園内の危険箇所については、職員の巡回、市民等の通報等により把握し、特に遊具の点検は毎年専門業者に調査を委託し、補修、修繕等を行っております。

 また、業者の点検報告書についても担当職員が現地で検査や確認を十分に行い、安全第一を基本といたしまして管理をいたしております。

 今後とも市民の憩いの場として公園の施設が安全で、また公園が快適に利用できるよう管理に努めてまいりたいと存じますので、よろしく御理解賜りたいと思います。

 以上です。

     〔福祉事務所長 矢野正夫君登壇〕



◎福祉事務所長(矢野正夫君) 在宅老人福祉対策事業について、三点の具体的な取り組みについて御答弁申し上げます。

 最初に、鳴門市マッサージ等施術券交付事業について御説明申し上げます。

 この事業は、高齢者の精神的及び肉体的疲労の回復を促し、心身機能の維持向上を図るために受けるマッサージ等の施術費の一部を助成することを目的として実施する事業でございます。

 事業の内容でございますが、市内の施術業者からの申請に基づき施術業者を指定し、市内に住居を有する六十五歳以上の高齢者が受ける一回の施術につき千円を助成し、一人年間六回を限度として実施するものでございます。

 なお、助成の申請等につきましては、鳴門市社会福祉協議会に委託して実施することといたしております。

 次に、老人日常生活用具給付事業についてお答えいたします。

 旧来、日常生活用具給付事業として給付しておりました品目のすべてが介護保険に移行し、現在要援護高齢者及びひとり暮らし高齢者に対し給付される日常生活用具品目は電磁調理器、火災警報機及び自動消化器の三品目となっております。

 そこで、本市では介護予防の観点から、介護保険にも日常生活用具給付事業にも該当しませんが、特に高齢者よりの希望の多いシルバーカー及びステッキを選定し、高齢者の外出を支援するため市単独で給付することといたしたものでございます。

 三点目の高齢者健康指導事業について御説明申し上げます。

 国民健康保険事業では、六十五歳以上七十歳未満の被保険者を対象として高齢者健康調査を実施し、この調査結果をもとに健康管理、日常生活における環境づくりなど、具体的な健康指導を行う事業でございます。

 以上でございます。

     〔七番 山本 秀君登壇〕



◆七番(山本秀君) 種々御答弁いただきましたので、締めをさしていただきたいと思います。

 まず最初に、当初予算の質問等につきまして、在宅老人福祉対策事業について。これは介護保険の給付サービスを受けられない高齢者に対する施策の充実を図るということで在宅老人福祉対策事業として新たに三つの新事業がスタートするということで、今種々内容を御答弁いただきました。

 いずれにしましても、高齢者が健康で生き生きと社会貢献でき、地域で安心して生活できる健康づくり、安心づくりで高齢者が生き生きときらめく鳴門を目指しての事業の推進、また市民の皆様が公平な福祉サービスが受けられますよう最善の努力で万全を期すように重ねてこの件は了とさしていただきます。

 次に、活力ある地域づくりの推進についてでありますが、これも新規三事業について種々御答弁いただきました。

 鳴門市の現在非常に厳しい財政状況の中での新規事業の展開であります。地方主権の時代に向け民意を反映した事業の執行で、地域住民本位の個性あるまちづくり、そして活力あるまちづくりの推進を、これも強く要望し了とさしていただきます。

 IT講習会の件についてでありますが、三月一日の広報なるとでIT講習会の受講者を募集してる具体的な取り組み内容をお伺いしたわけであります。鳴門市では、約三千七百人規模が予定されているわけでありますが、第一弾としての募集内容がこの三月一日の広報なるとで募集がなされたわけであります。いずれにしましても、答弁の内容からしますと初心者や高齢者の方にどなたでも気軽に受講できる講習内容になっている旨の答弁でありました。

 急速に進むIT社会の中で、デジタルデバインド、いわゆる情報格差を防ぐためにもより多くの市民の皆様がIT社会を享受できるよう取り組まれますよう強く要望しておきたいと思います。

 次に、図書館ボランティア、いわゆる教育行政の図書館ボランティアについてでありますが、この図書館ボランティア制度導入して本好きな子供を育てる教育環境の一環にしてはどうかということで教育長から御答弁いただきました。

 答弁では、地域に根差した学校づくりの上からも意義があり、今後各学校と協議しながら導入に向け検討してまいりたいとのことですので、今後の取り組みに大いに期待しております。

 次に、十分間読書運動についてでありますが、子供の心をはぐくむ朝の十分間読書運動について、その後の状況をお伺いいたしました。

 既に鳴門市内でも一部の学校で工夫された読書運動が実施されている旨、報告がさなれました。

 子供の読書離れ、活字離れが指摘される今日、テレビゲームによる悪影響から子供を守るためにも、また子供の心の内面を耕し、豊かな人間性をはぐくむ読み聞かせや読書で子供の活字離れや集中力の低下をなくすためにも子供の心をはぐくむ朝の十分間運動への積極的な取り組みを今後とも強く要望しておきたいと思います。

 次に、子供の遊び場、いわゆる公園の遊具施設について鳴門市の現在の公園の管理はどのようになされているのか現況をお伺いし、また危険箇所や不良箇所の早期改善をお伺いしました。

 答弁で、現在遊具の点検は毎年専門業者に調査を委託し、補修、修繕等を行っており、業者の点検報告書についても担当職員が現地調査及び確認を十分に行い、安全第一を基本として管理に努めてまいりたい、また砂場の充当も行ってまいりたい等の答弁でありました。

 現況、専門業者に調査等委託してやってるわけですけども、これは鳴門市は昨年十月ごろ、この直近ではやって、その報告の内容が取りまとめられてはおりますが、現に年が変わりまして私ども公明党鳴門の党員で主な箇所、四十数カ所をサンプリング的に調査さしていただいたわけですけども、やはり危険箇所というのは実際に遊ぶ立場に立った目線また子供の目線に立った上で見ると、やはり危険箇所等が指摘されたわけでもあります。できるだけこういった危険箇所は早期に改善をするのは当然のことながら、特に調査の結果でも目立っておりましたのが、要するに鉄製でほとんどの遊具ができておりますのでさびてる状況がかなり、それが原因として危険な遊具が指摘されております。ですから、やはり年のうち定期的に塗装を施すという維持管理はやっていっていただきたいと思います。特にその件が顕著に調査結果からも浮き彫りになっております。

 また、今回の点検活動で一部の公園ではありますが、トイレのドアのかぎがかからないとか、また水飲み場の蛇口が壊れていて使えない、またごみ捨て家具が壊れている、さらに照明器具が不十分で夜間危険場所になりかねない状況も確認されております。

 いずれにしましても、少子化時代に入った日本の未来を担う大切な子供たちが安心して遊べるように子供の遊び場としての公園の施設全体の管理にも万全を期すよう強く申し入れておきます。

 最後に、家電リサイクルについてでありますが、これは徳島新聞等でも不法投棄の状況が懸念されるということで、徳島市等の報道をまとめておりました。

 答弁で不法投棄の監視体制をより一層強化し、不法投棄防止の啓発に努め、住民への意識の高揚を図っていくという内容でありました。また、警察などの関係機関や地域住民などと連携し、より行き届いた監視体制をしいて取り組んでいくとのことでありますので、この件につきましては今後の取り組みを大いに見守ってまいりたいと思います。

 いずれにしましても、この新世紀、二十一世紀の第一回目の定例会でありますが、新たな新規事業、厳しい財政事情の中で、市長は亀井市政の特色を図るためにかなり工夫された状況で打ち出されておりますが、何としても鳴門市のこの行財政改革を一刻も猶予ならないような状態でありますので、待ったなしに、この鳴門市を何としても早期に財政再建ができるよう行革に聖域を持たないで断固実行していただきたいということを強く付して、私の公明党を代表しての三十四回目の質問の一切を終了いたします。



○議長(斎藤達郎君) 次に、

 日本共産党鳴門市議団代表

一、市長の政治姿勢について

二、新年度予算について

三、教育・文化行政について

             十二番 田渕 豊君

     〔十二番 田渕 豊君登壇〕



◆十二番(田渕豊君) 早速日本共産党の代表質問を始めます。

 まず、一問目の市長の政治姿勢について。一番目がドイツ訪問について、二番目が木津焼却施設とごみ減量の具体化とキャンペーンについて、三番目が人員配置について、順次質問をしていきます。

 二十一世紀初頭の本会議は本市にとって財政的にもごみ問題においてもますます非常事態が進む中で開会することになりました。私は、その上で三番目の人員配置のところで触れますが、本市の行政組織そのものが大量の退職者によって解体していっているのではないかという危機感も持っております。この重大な時局に直面し、市長の統治能力はもちろんのこと、我々議会議員としての審査能力が、あるいは政策立案能力がますます厳しく問われていることになってきたのであります。

 提出された議案説明をあえて先に読まず、市長の肉声を通して説明を聞きましたが、残念ながら市長の声から全く危機感は伝わってきませんでした。

 これからの質問、三問は市長の政治姿勢の、要するに危機意識と危機管理能力を問うものであります。市長には最初に申しておきますが、時間の関係で簡略で明快な答弁を求めるものであります。

 まず、ドイツ訪問です。

 あなたは議会説明の冒頭において、「ドイツ訪問のために本市を十日間留守にしたことに対して議会議員を初め市民の皆様方に多大の御迷惑をおかけした」と謝罪とも反省ともとれる心境を披露しましたが、まずその真意をお聞かせください。

 二問目のごみ問題です。木津焼却施設とごみ減量の具体化とキャンペーンについてであります。

 木津地区に焼却場が建設されて以来、煙害で一番苦しんでこられた原地地区の皆さんが二月一日に、市長がドイツに旅立つ直前でありますが、市長に提出したここに通告書があります。あなたはこの通告書を読んだ上で予定どおりドイツに旅立ったのであります。この通告書の内容もそうですが、地元徳島新聞「扉を開く」で、この地区の移転促進期成同盟会の会長さんのことが克明に書かれておりましたが、並々ならぬ決意でもうこれ以上の操業の延長は認められない、そういう思いが読者には伝わってきたはずであります。

 可燃物の収集がストップするかもわからない最悪の事態が直前に出現しているのに、あなたの足は木津地区ではなく、ドイツへ向かったのであります。あなたのとった軽率な行為の結果、もし可燃物の操業停止という最悪の事態に突入したらあなたの政治責任は重大であります。ごみパニックが起こりますよ。あなたは残されたこの三月中いっぱいで、議会の開会中でもありますが、最悪の事態を回避するためにどのように考え、どのように行動するのか、まず説明を求めます。

 続けて、ごみ減量の具体化とキャンペーンについてであります。

 あなたは同じ議案説明書の中で、焼却施設などの所在する地元の皆さんの御理解がいただけますよう誠意をもって対応するとともに、分別の徹底によるさらなる減量に努めるなど、最大限の努力をすると述べました。

 そこで質問をしますが、私は過去一年間半にわたってこの壇上からあなたに対してさらなるごみ減量と資源循環型のごみ行政を提案し続けてきたのであります。しかし、ごみ非常事態宣言後も何一つごみ減量のためのアクションプログラムも当然数値目標も示さないまま今日の最悪の事態に突入しようとしているのであります。あなたは一体どのようなアクションプログラムと目標をもってこの事態に対処しようとしているのかお聞かせをください。

 昨年七月、私たちは県民体育館で三百人の市民が集まり、本市のごみ問題をどのように解決したらよいのか、ごみシンポを行いましたが、そのときパネラーの一人から、その時点で七月段階ですが、もう火がついているのになぜ鳴門市は計画や運動が立ち上がっていないか、指摘をされました。私はそのこともずっと質問をし続けてきました。今日になっても何一つも非常事態であるのにそれにふさわしい取り組みが運動化されていないではありませんか。ただの一つもキャンペーンがされていないではありませんか。あなたの危機意識が疑われるのです。さらなる分別減量化をどのようにしてキャンペーン化を図っていくのか、御意見をお聞かせください。

 もう一点、あなたがさらなるごみ減量に本気で取り組むなら、施設組合のごみ処理基本計画による右肩上がりのごみ量の推移は間違いであります。既に破綻しているのではありませんか。日量百四十四トンもの大型焼却炉の計画も私は破綻していると思います。資源循環型のごみ行政への方向転換こそ本市のごみ問題解決の道であると、いよいよ明らかになってきていると思いますが、あなたの御意見をお聞かせください。

 三問目が人員配置についてであります。

 聞くところによると、ことしもまた大量の職員が退職されるそうであります。その数何と四十五、六人という話であります。昨年が四十八人でしたから行革の実施計画による職員削減計画、平成十五年度までに八十人削減するということになっておるわけでございますから、あなたが就任して二年間で目標を達成してしまったことになるのであります。この事態をあなたは喜んでおるのか、あるいは悲しんでおるのか、お聞きしたいと思います。

 ところですが、私はさきにも申しましたが、財政、ごみ問題と同じように本市にとってゆゆしき事態が起こっていると危機感を持っています。特に昨年、ことしと退職者の中で定年前の退職者が圧倒的に多いということであります。昨年が四十八人中二十名が定年前の退職でした。ことしが定年で退職される方が十二名と聞いていますが、だとすると三十名近い方が定年前に退職されるということになります。この不況下で五十代で退職してどうなされるのだろうと心配するものですが、市長はこのことをどのように受けとめているのですか。

 前の矢野市長がよく言っておりましたが、武田信玄の格言であります。「人は城、人は石垣、人は堀、情けは見方、あだは敵なり」、人は城、人は石垣、人は堀、職員が城を支えている石垣としたら、いまやその市長、その石垣が崩れて鳴門城が崩れていっているのではありませんか。あなたのお考えをお聞かせください。

 もう一点、四十五人もの欠員になった職場、どのように不補充でやっていくのか、現体制でもあるセクションによると業務に支障が出ているように思いますが、四十五人もの欠員を出して不補充でやっていくとしたらあなたはどのようにされているのか、ひとつお考えをお聞かせください。

 二番目の新年度予算について。

 一問目が高速鳴門バス停周辺及び事業予算と同和関連予算であります。この件についてはあす個人質問でも同僚の明野議員が取り上げておりますので、私はごく簡単に、まず質問をしておきます。

 この案件は、御承知のように新年度予算の中で新事業としては予算額二億九千万円、約三億円という本市の財政危機の中では破格の事業になっております。しかし、新事業といっても一昨年、十月でしたか、議会が否決した案件であります。議会としては本市の財政状況からしてできるだけ金のかからない方法として、坂道の拡幅と上部回転場の拡幅をすれば対応できるという方向を出しておりました。亀井市長になり、突如坂道対策として機械化をする計画が発表され、議会はいろいろな角度から審査をし、その結果、議会としての良識を発揮してそれを否決したのであります。それでもあなたはどうしても坂道対策として機械化を持ち込もうとしているのですが、私は賛成できません。下側における整備は当然必要でしょう。なぜ坂道対策として機械化が必要なのか、まず事業の必要性や目的がさきほどの政友の代表質問でありましたが、私には不透明で理解ができません。答弁を求めますが、一昨年のこの案件を否決した後、市民のニーズ調査を詳しくおやりになったのか、その後どうしてもやらなければならない必要性が出てきたのであれば、再提案してくるにはそれなりの新たな理由がなければならないと思うのですが、いかがですか、答弁により再問をいたします。

 次に、新年度予算の同和関連予算について質問をいたします。

 市長、同和関連予算を予算書から拾い出してみましたが、私驚きました。あくまで私の拾い出した概算ですが、人件費を含めて何と九億三百万円ですよ。昨年がたしか六億円弱であったと思うんですが、一気に二億円もはね上がりました。この財政危機に同和予算だけは聖域どころかはね上がっておるんです。ここにもあなたの政治姿勢がはっきりとあらわれていると思います。あなたはすべての分野において、今経費削減と称して住民福祉サービスも切り捨て、そのときにこの予算です。このことを市民が知ったら私はうめき声を上げて怒ると思います。

 まことに残念ながら今日まで同和問題については、この壇上から日本共産党だけが一貫して討論をしてきました。同和問題の解決のためには同和地区を特別扱いするのではなく、同和行政も同和教育もその役割を十分果たしたのだから終結し、後に残った同和地区にあるさまざまな要求の実現は、部落の垣根を越えて部落内外の住民の協働で一般行政の充実のもとで対応すべきであると主張してきました。しかし、あなたたちはついに解放同盟の呪縛から解かれることなく、ただ一つの主体性も発揮することなく今日を迎えたのであります。それがこの予算です。

 ここに平成十三年一月二十六日付の総務庁大臣官房地域改善対策室の出した「今後の同和行政について」という写しがあります。これは全国都道府県企画担当会議課長会議の席上で周知された文書であります。少し読んでみます。

 今後の同和行政特別対策の終了。

 平成十三年度末、地対財特法の有効期限が到来することにより、特別対策の法令上の根拠がなくなることから、平成十四年度以降同和地区の施策ニーズに対しては、他の地域と同様に地域の状況や事業の必要性の的確な把握に努めた上で、所要の一般対策を講じていくことによって対応すること。

 特別対策を終了し、一般対策に移行する主な理由。

 一、特別対策は本来時限的なもの、これまでの膨大な事業の実施によって、同和地区を取り巻く状況は大きく変化。

 二、特別対策をなお続けていくことは差別解消に必ずしも有効ではない。

 三、人口移動が激しい状況の中で同和地区、同和関係者に対象を限定した施策を続けることは実務上困難である。

 四、地方単独事業の見直し。地対財特法の有効期限到来という同和行政の大きな転換期に当たり、地方単独事業のさらなる見直しが強く望まれる。

 これが政府の出した今後の同和行政の文書であります。

 市長、このように本年度をもって同和と名のつく特別対策はすべて終了し、一般対策に移行するのであります。同和という名がなくなるのでありますよ。そのような歴史的な大きな転換点にあるのに、予算だけは大幅に増大させ、同和行政を終結させていくための姿勢は予算の中には一切あらわれておりません。どうしたことでしょうか。

 あなたは、口を開けば差別がある限り同和行政を続けるというふうに言ってきましたが、国の対策は終わってもあなたは市単独で九億円も使って同和行政を続けていくのでしょうか、答弁を求めます。

 また、人員配置のところで触れましたが、同和がなくなるのですから、退職者不補充でいくというなら、三十五人体制の同和関係職員、異動で補完すべきではないですか。今春の異動でそれすらできないようでは、いよいよ市長の統治能力が問われる、地に落ちるというわけであります。答弁を求めます。

 三問目が教育・文化行政についてであります。

 一番目の旧ドイツ館の再生について質問をします。

 市長は、議案説明で二十一世紀は創造の時代だとおっしゃいました。新聞によると、文化事業も、財政の潤沢なときだけにすべきではないとのお考えも示されました。私も同感であります。個人的なことですが、私はあなたの文化行政に期待を持っていた一人であります。しかし、残念ながらあなたの市長として現在やっていることを見ていると違和感と最近では嫌悪感すら持つようになりました。

 ちまたでは、あなたのことを「くうじゅう」という人がおります。「く」は申すまでもなく、第九の「九」であります。「じゅう」は第十堰の「十」です。九十に熱心な市長として大衆が市長をやゆした呼び名ですよ。第九を愛する者が第十堰の改築に熱心なのも大きな矛盾でありますが、私はあなたのライフワークとしての第九を市長として次々と予算化して進めることは公私混同になっていないのではないかという疑問を持っております。

 第九の愛好者の一人としていろいろと文化行政では討論したいのでありますが、一時間という制約があるので先に質問を移します。

 旧ドイツ館についてであります。

 あなたの文化志向は今見る限り外へ外へと向かっているようですが、本市の状況からして、確かに少しは外に向かうことも大事ですが、内へと、足元へと視点を移していくことが求められているのではないですか。特に第九を言うなら今その原点に戻ることが私は大事な時期になっていると思います。ドイツ村公園、俘虜収容所跡を見てください、ドイツ館を見てください、第九の発祥地が悲鳴を上げていますよ。

 そして、今回取り上げた旧ドイツ館です。あなたは現在の旧ドイツ館を知っておりますか。私は何回となく旧ドイツ館の活用を質問もしてきましたが、今日までほったらかしでいまや幽霊屋敷です。予算の財政的に厳しい鳴門市で今あのような建物が建ちますか。先輩が築いたものぐらいは今こそ私は大事にすべきだと思います。あなたが文化を大事にするというなら、旧ドイツ館をどのようにするのかお考えをお示しください。

 二問目が四国横断自動車道と古代遺跡群についてであります。

 今ふるさとの山が四国横断自動車道の工事により引きむしられ、かきむしられ、無残な姿をあらわし、それを見るにつけ身を切られるような思いをしております。数千年、何億年の歴史の流れの中でその姿を変えなかったであろう山々の姿が我々の時代に無残に破壊されていっているのであります。そして、そこから二千年の眠りを呼び覚まされた古代の遺跡群が次々と発掘をされているのであります。

 先日カネガ谷遺跡に立ちましたが、その場所といい万感胸に迫るものがありました。このまま保存はできないものだろうか、後世のために何とか残せないだろうかと思いました。しかし、あの遺跡も跡形もなく削り取られてしまうのであります。

 そこで、教育委員会に質問をしますが、教育委員会はこの間、鳴門の間約九キロでしたでしょうかね、その間に次々と遺跡が発掘されておりますが、この数々の重要な遺跡をどのような形で市民に知らせ、後世に残そうとしているのか、お考えをお示しください。

 四国横断自動車道については、特に板東地区の景観に配慮した道路形成の問題であります。昨年三月議会には景観検討委員会や、あるいは建設省の全体像が発表されると聞いておりましたが、いまだに発表がされません。どのように道路形成、阿波のまほろばの景観にふさわしい道路形成を進めておるのか、説明を求めるものであります。

 答弁により再問をいたします。

     〔市長 亀井俊明君登壇〕



◎市長(亀井俊明君) 日本共産党代表質問、田渕議員の御質問にお答えを申し上げます。

 まず、ドイツの訪問についてでございます。

 今回のドイツ訪問は、二十一世紀初頭を飾りますイベントとして姉妹都市リューネブルグ市の市立劇場で行われました第九里帰り公演に参加する目的と昨年ドイツ館に新設されましたニーダーザクセン州及び州内都市の展示に御協力をいただきましたニーダーザクセン州など関係都市への表敬訪問、またドイツサッカー協会に対するワールドカップサッカーのキャンプ地としての誘致活動、さらには環境問題の先進地でありますドイツのごみ処理施設等の視察を行ったものでございます。

 この訪問によりまして、姉妹都市リューネブルグ市との文化交流の進展、板東俘虜収容所にいたドイツ兵俘虜の御子孫の方々との新たなきずなの構築、ドイツ諸都市との新たな交流の展開、ドイツサッカー協会の鳴門市への認識の深まり、環境問題に対する取り組みの実地に触れるなど、私にとりしまては有意義なものでございました。

 しかし、所信表明でも述べさせていただきましたように、十日間本市を留守にし、議員を初め市民の皆様方に多大の御迷惑をおかけをいたしました。このことを真摯に受けとめ、これからの市政運営に全力を傾けて取り組んでまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。

 次に、ごみ行政についてでございます。

 衛生センター操業更新問題についてでございます。

 木津地区の皆様方には、地元の御理解をいただき昭和四十二年より操業させていただいております。長年にわたりまして本市のごみ行政の運営に対しまして多大なる御協力をいただいてまいったわけでございます。

 平成十三年三月末の操業の継続の更新につきましては、対応の不手際から、不十分さからおしかりを受けておりますが、一日も早く新たな処理施設のめどが立ちますよう現在一生懸命努力をいたしておるところでございます。最悪の事態に陥らないよう御理解をいただくために、さらに誠心誠意努めてまいる所存でございますので、御理解を賜りたいと存じます。

 次に、ごみ減量の具体的行動計画についてでございます。

 現在の焼却炉は老朽化し、毎年補修に多額の経費を要しておりますが、新炉ができるまでの数年は何としても使用しなくてはならず、さらなる継続使用について地元の皆様の御理解、御協力をぜひともいただきたいと考えておるところでございます。私どもの対応の不手際から、地元の皆様方から大変なおしかりを受けることになりました責任は強く痛感をいたしております。何とか覚書の更新を行っていただきまして、継続使用をお願いをしたいと考えております。四月以降も可燃物の焼却ができるよう、さらに努力をいたす所存でございます。

 ごみの減量につきましては、まず分別と資源化物のリサイクルということがございまして、もう一方で排出の抑制ということがあるわけでございます。そのために減量対策といたしまして、ごみ減量等推進委員による分別・資源化活動が、また資源団体回収活動が取り組まれてまいりました。排出抑制の面では、生ごみ処理機による堆肥化、自家処理による減量など、引き続いて行ってまいりたいと考えております。

 これらの事業によりましても成果は出ておりますが、市といたしましては減量目標を掲げて実施項目をつくること、全市民や学校の児童・生徒へのキャンペーンによる働きかけなど、多くの市民皆様方や各種団体が目標を持って取り組めるモデル地区事業のような事業展開も行ってまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと思います。

 最後に、鳴門市のごみ基本計画が現状に合わなくなっておる、計画を見直す必要があるのではないかということでございます。

 一般廃棄物処理計画は、廃棄物の処理及び清掃に関する法律によりまして、市町村は一般廃棄物の処理に関する計画を定めなければならないとされております。この一般廃棄物処理計画は、長期的視野に立った市町村の一般廃棄物処理の基本となる一般廃棄物処理基本計画を主に指しておりまして、この基本計画の目標年度は、原則として計画策定時より十年ないし十五年後程度となっております。本市におきましては、平成十年度に鳴門市ごみ処理基本計画を策定し、その目標年度を十五年後の平成二十四年度とした長期計画となっております。中間目標年度といたしまして、平成十四年度及び平成十九年度を設定し、五年ごとの計画見直しを行うこととなっておるわけでございます。

 しかしながら、リサイクル法の施行によります減量化の推進や計画の人口設定の差異などから、ごみ排出量の目標設定数値と現実の排出量とに相違が見られるなどの問題点が見られるのもまた事実でございます。このようなことから現計画を見直すべきだとの御指摘をいただいておりますが、現在の鳴門市のごみ処理に係る多くの分野で不確定要素が多々あり、早急な見直しが難しく、そのことから全体計画の見直しは平成十四年度にて対応いたしたいと考えております。

 しかしながら、市民の皆様方にごみ減量の実行についていろいろの面で御協力をいただいております中で、当面の排出抑制にかかわる減量数値目標の設定は早い時期にお示しし、今後さらなる減量への御協力をお願いしてまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。

     〔第一助役 細川並久君登壇〕



◎第一助役(細川並久君) それでは、私の方から同和関連予算についての御答弁を申し上げます。

 鳴門市におきましては、昭和四十四年に同対法が制定、施行されて以来、同和対策を市政の重要施策と位置づけ、関係機関と連携しながら各種施策を推進し、同和問題の早期解決に努めてまいりました。その結果、実態的差別の解消につきましては、生活環境の整備等物的事項において一定の成果をおさめておりますが、なお残された課題もございます。

 また、生活、就労、産業、教育等の非物的事業面においては、各種実態調査の結果などからも明らかなように、高等学校や大学などへの進学率における格差や最終学歴での高等教育修了者の比率の低さなどの教育の問題、不安定就労や収入面における格差など就労・産業の面における問題など、なお地区内外において格差が認められております。

 また、全体的な同和対策予算につきまして新年度予算が見直されていない、ふえているでないかというふうな御指摘でございますが、鳴門市におきましては国、県等の動向や差別の実態を踏まえ、残された課題を解決し、同和問題の早期解決を図るため、真に必要な施策等につきましては実施しなければならないと考えているところでございます。

 同和問題の解決のため、必要な施策については市の重要施策として位置づけ、取り組んでまいることといたしておりますが、既に一般対策において実施しているものもございます。御指摘の点につきましては、今後必要な見直しについて一層努力してまいりたいと考えておるところでございます。

 なお、さきほど田渕議員のこの問題の冒頭の中で、同和関係予算が本年度九億三百万円というような数字をお示しになられたわけでございますけれども、この数字に関しましては私の方が拾っております数字、これは数字の拾い方に若干のいろんな拾い方の問題があるのではないかと思いますけれども、通常私どもの方で拾っております数字といたしましては、十三年度の同対関連の予算といたしましては八億円弱の七億九千九百万円という数字を拾っているところでございます。

 この前年に比べての予算がふえたということにつきましては、これは農業基盤整備事業とか地区道路整備事業等、こういった関係での国、県の予算等もございまして、そういった事業量の増ということで前年度よりふえたと、こういうふうなことでございますので、御理解いただきたいと思います。

     〔教育長 森本繁一君登壇〕



◎教育長(森本繁一君) 田渕議員の御質問の中で、教育・文化行政について、四国横断自動車道と古墳の件につきまして御答弁さしていただきます。

 四国横断自動車道建設に伴います埋蔵文化財発掘調査は、鳴門市から板野町の間で三十六遺跡の調査をされております。この中には大代古墳や西山谷二号墳、カネガ谷遺跡など、全国的に注目される歴史の痕跡や当時の物資の生産、流通規模の大きさを示す貴重な遺物の数々が発見されております。遺跡から出土した遺物や記録された図面等は現在、財団法人徳島県埋蔵文化財センター内で詳細な調査が行われているとこであります。

 鳴門市教育委員会といたしましても市域で発見されたこれらの埋蔵文化財資料について詳細調査が終了し次第、市民の皆さん方に公開し、先人たちの残した歴史を紹介できる企画展示と資料集成が実現できるよう徳島県教育委員会とも協議していきたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと思います。

     〔総務部長 市川義博君登壇〕



◎総務部長(市川義博君) 田渕議員の御質問のうち退職者、特に勧奨退職者が多いのはなぜかということと、また今後の人員配置をどのようにやっていくのかという御質問にお答えをいたしたいと思います。

 まず、勧奨退職者の数につきましては、現在その勧奨対象制度というものがございまして、その対象者が五十歳以上の方ということを対象といたしております。ちなみに本市におきましても順次職員の高齢化が進んでおりまして、勧奨対象となる五十歳以上の職員の方が近年純増しておりまして、その結果、勧奨対象に応じる職員数も連動するような形で多くなっているという傾向が見られるようでございます。

 それから、それ以外に理由ということでございますが、今回退職される職員の方々につきましては、それぞれ御事情がある中で後進に道を譲っていただいているのではないかと、そういった認識をいたしております。

 それから、特に平成十三年度につきましても退職者の不補充措置を継続をいたしております。限られた人員を有効に活用するということでございまして、午前中の鳴友会の坂東議員の御質問にもお答えいたしましたように、従来係単位でやっておったような仕事につきましても、今後は課を基本に集約して相互に協力体制をより容易にする、課長の権限の強化により柔軟な業務の再配分が可能となるような担当制の導入を行うということでございますので、そういったことで対応してまいりたいと考えております。

 それから、退職不補充で対応するならば同和対策関係の職員を回すべきではないかという御意見でございますが、同和問題は国民の基本的人権にかかわる重大な社会問題であり、本市としても一日も早い解決に向けて努力をいたしております。

 そこで、人員配置につきましては同和問題の解決に向けさまざまな施策を実施するために必要な配置をいたしておるところでございますので、御理解のほどをよろしくお願いいたします。

     〔企画調整部長 小倉眞穗君登壇〕



◎企画調整部長(小倉眞穗君) 田渕議員さんの新年度予算についてのうち、鳴門高速バス停周辺整備事業の予算ということと旧ドイツ館の再生についてということで、私の方から御答弁をさしていただきます。

 高速鳴門バス停留所周辺の環境につきましては、地域住民より環境悪化に対する苦情、要望等がございます。また、市内外の利用者からも駐車場、トイレ、坂道対策を望む声が数多く寄せられておることは御承知のとおりでございます。さらに、昨年十一月に施行されました交通バリアフリー法、この趣旨に沿い身体障害者、高齢者等の社会的弱者への対策等について行政としては取り組む必要がございます。

 この事業によりまして地域住民の安全性の向上、利用者の利便性の向上が図られ、そのことがすべての人々に優しい四国の玄関都市鳴門の創造となり、新たな交流が生まれるなど、市の活性化が図れると考えているところでございます。

 バス停留所の利用者の要望事項についての調査等でございますが、平成十年にアンケート調査を市が行いまして、平成十二年には民間の研究センターが調査を実施しております。その調査結果によりますと、高齢者の利用は一〇%から一五%を占めておりますし、自由意見では両調査とも坂道対策、駐車場整備の拡充を望む強い声がございました。このような声にこたえる坂道対策につきましては、庁内関係部署から成る組織におきまして効果、利便性、概算経費等を検討した結果、今回御提案さしていただいておりますスロープカー案が最適であるとの結論に達したものでございます。

 次に、旧ドイツ館の再生についてでございますが、旧ドイツ館は昭和四十七年に建築され、二十年以上にわたりまして本市とドイツとの友好の印として市民を初め多くの観光客に親しまれてまいりました。しかし、その後の資料収集などにより展示面積が手狭になり、平成五年に現在の新館の建設に伴いその役目を終え、現在に至っているところでございます。現在は建物の老朽化などが進んでおりますが、新館には資料収集場所が不足していることもありまして、ドイツ兵俘虜に関する資料等の保管場所として利用しているところでございます。

 今後どのように利用していくかという御質問でございますが、ドイツ村公園につきましては、公園区域内を四国横断自動車道が通ることなどから計画変更をする必要がございます。現在、市内外の有識者の方々にお願いをいたしまして、将来のドイツ村公園計画の全体展望を図るドイツ村公園見直し検討委員会を開きまして、幅広く御意見をお聞きしているところでございます。旧ドイツ館につきましては、将来に向けてどのような利用の仕方があるか、この委員会の中で御審議を賜りながら、今後の活用方法について検討をしていきたい、このように考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。

     〔建設部長 古林庸策君登壇〕



◎建設部長(古林庸策君) 四国横断自動車道と古代遺跡群についてのうち、板東地区の景観検討についてどうなっているのかというような御質問でございます。御答弁申し上げます。

 板東地区の景観検討の条件についてでございますが、日本道路公団において平成七年に民間人七名、公団職員四名による四国横断自動車道大麻地区景観検討委員会が設置されました。これまでに五回の検討会が開かれております。現在はまとめの段階となっております。

 その内容につきましては、板東地区は神社・仏閣・鳥居とマッチするよう和風の趣きを醸し出すよう工夫されており、檜側ではドイツ村との調和を図るため洋風のアーチボックスの設計とし、その間をつなぐ橋梁につきましては眼鏡橋を模した二連アーチとなっております。それぞれの雰囲気に合った設計となっております。このように大麻地区の歴史的文化遺産ともマッチさせ、自然と地域の共生を基本方針とした横断道のり面の樹林化計画や切り土・盛り土の景観、構造物なども含め、これらの意匠管理を専門業者に依頼し、現在詳細設計を行っているところであります。

 なお、日本道路公団からは、七月ころを目途に鳴門市に対し報告ができる予定であるということを確認いたしております。

 以上でございます。



○議長(斎藤達郎君) 小休いたします。

     午後 二時三十八分 休憩

     午後 二時三十九分 開議



○議長(斎藤達郎君) 再開いたします。

     〔十二番 田渕 豊君登壇〕



◆十二番(田渕豊君) もう少し真摯な答弁がいただけると思ったのですが、書いたものを朗読というような形で議論がかみ合いません。

 まず、市長の政治姿勢、ドイツ訪問について。

 私は、議案説明の中で市長が謝罪とも反省ともとれる、そういうような発言をしておりますので、その真意をただしたのですが、同じような内容を読み上げただけでありまして、リューネに行った、いわば成果報告をやりました。そういうことは新聞紙上でよく私たちはもう見ておるんです。問題は、あなたが通告書を受け取って、それを早速、木津の皆さんのところに入って話をしないでドイツに行った、その結果、残されたこの二十日少々の間にもし話が決裂、可燃物が収集不可能になったら大変なことになる、そういうことを私は反省しておるのか、あるいは謝罪の意味を込めて議案説明の冒頭にあえてそういうことを入れたのか聞いたのですが、率直なる御意見は聞こえませんでした。多分謝罪も反省もする気がないんだろうと思いますが。

 これ以上このことについての議論は避けますが、市長、ベートーヴェンが二十三歳のときにこんな言葉を残しております。「でき得る限りの善行、何物にもまさって自由を愛し、たとえ王座の傍らにあっても決して真理を裏切るな」。たとえ王座の傍らにあっても決して真理を裏切るな。市民の中にはあなたのドイツ行きをあなたのブレーンの中でとめる者がいなかったのか、悔やむ人もおれば、大したブレーンもいないんじゃなあと言ってる人もおります。私はあなたが王者とは思いませんが、議会人の一人として常に市民の代弁者となり、市民の利益を守って決して真理を裏切ることのないという立場から発言をしてきました。

 今回のドイツ訪問については、マスコミがいろいろとフォローをしているようでありますが、私はあなたは行くべきでなかったと思います。ひとつ厳しく自己点検をし反省しなければ、これから木津地区の皆さんに対して向かい合うことができないのではありませんか。深く反省をしてください。

 さて、二問目のごみ問題で、木津焼却施設とごみ減量具体化のキャンペーンを聞きました。初めてできるだけ早くごみ減量目標を定めたいという答弁をいただきました。一年半かかりました。しかし、残念ながらこの残された木津地区への焼却炉の延長を求めるための期間というのは、市長、あとわずかしかありませんよ。その動き、行動について聞きましたが、全く誠心誠意お願いに行くというだけでありまして、具体的なごみ問題解決の方向を示した上で、木津地区の皆さんにこのようにして説得をしていくんだという熱意は全くありませんでした。そこが私は問題だと思います。これは、木津地区の皆さんにとってこういう質問を絶対に操業は認めないという人に対して何とか最悪を避けたいという私自身にも思いがあるわけでございますが、市長の今のような決意、お考えでは私は説得できないのではないかと思います。

 今、木津地区の皆さんは、特に議案説明の中で市長も強調しておりましたが、分別の問題であります。御承知のように本市の可燃物の中には約一〇%のビニール・プラスチックが含まれているのであります。ビニール・プラスチックを取り除くことによってダイオキシン発生が極端に減るということはもう既におわかりのとおりであります。せめて木津地区に入っていくなら、そして操業の延長を求めるなら可燃物の中のこのビニール・プラスチック、ダイオキシンの発生源を何とか分別を図って断っていきたいので協力をしてくれということぐらいのお考えは持たなければならないのではないですか。これは注文をつけておきたいと思います。

 注文でなしに、これは本当に健康不安におびえている木津地区の皆さん、徳島新聞「扉を開く」では、ダイオキシン汚染をされた町ともとれるような、そこまで踏み込んだ記事を書いているわけです。事実そうだと私も思います。ですから、それぐらいの、せめてお考えは持って木津地区の皆さんとひざを交えなければならないのではないかと思いますが、ひとつお考えをお聞かせください。

 さて、ごみ減量の具体化とキャンペーンの問題についてはさきほども申しましたが、目標を定めて取り組みたいというようなことでございましたが、私一つ新たな問題が生じておりますので、この焼却炉を中心にしてもう一度再問をいたします。

 それは、市長、要するに瀬戸町における焼却場の建設を県事業の松茂沖の最終処分場が平成十八年ですか、完成するので、瀬戸町での最終処分場をさておいて、そちらの方で対応するということを出されました。要するに五年ですね、要するに延長になった。瀬戸町の皆さんと話しても五年ではらち明かないだろう、あるいは建設期間が四、五年かかるということでそう判断されたんでしょうが、市長、そしたらですよ、もし木津地区の皆さんが焼却を認めてくれた、操業を。そしたら、新しい施設ができるスパンが五年としてあなたは考えて松茂へ持っていったわけですから、五年あの焼却炉がもつと思いますか。いつ操業不能に陥るかもわからない焼却炉じゃないんですか。そのときにあなたはどう対応されるんですか。今、木津地区の皆さんがもう操業停止と言われております。もし木津地区の皆さんに同意をいただいた。しかし、五年はもたない焼却炉なんですよ。その代替案は持っておるんですか。私は一貫して可燃物の生ごみを中間施設を設置して循環型のごみ行政に踏み切りなさい、そうすればしんにょうの迷う市長でなしに名実とも名市長になりますよというふうに提案をしてきました。

 もう一度聞きます。そういうことを設定した上で、一つの選択肢として大型ごみ行政ではなしに木津地区の皆さんのためにも、あるいは六万五千の市民の皆さんにも可燃物のうち六〇%に当たる生ごみを中間施設で処理するという考え方を、あるいは研究を早急に始めとかなければならないのではないでしょうか。市長のお考えをお聞かせください。

 さて、もう本当に時間がなくなってしまいました。

 人員配置の問題で総務部長から答弁を聞きましたが、この点についても全く危機意識がないということがよくわかりました。

 また、同和関係の職員三十五人体制をこの危機に及んでも改めようとしないお考えもよくわかりました。それぞれの担当委員会で追及していきたいと思います。

 高速鳴門バス停の問題につきましては、あす明野議員が引き続き質問をいたしますので割愛をいたします。

 それと一つだけ、ごみ減量の問題で教育長に一つ質問をしておきます。

 教育長、あなたは行政職員から教育長になられました。今のごみ問題の窮状は、学校関係ではあなたが一番よく知っているはずであります。残念ながら、しかし学校関係におけるごみ非常事態の中での取り組みが全く今日まで見えてきておりません。子供たちも市民の一人として考え、ひとつ教育委員会挙げてごみ減量に立ち上がるような施策の展開、指導性の発揮が求められていると思うのですが、教育長のお考えをお聞かせください。

 さて、最後に旧ドイツ館の問題でありますが、検討委員会で検討しているというようなことでございましたが、市長、一つだけ提案をしておきます。

 あなたの公約である子どものまち宣言、これを記念して旧ドイツ館を子供の家として本市の子供たちにひとつプレゼントをしてはいかがですか。そのような方向性が出るなら、我々まほろばの実行委員会もボランティアによって環境整備に汗をかくことはやぶさかではございません。見事に旧ドイツ館が息を吹き返すと思いますが、最後に市長の答弁を求めます。

     〔市長 亀井俊明君登壇〕



◎市長(亀井俊明君) ごみ行政についての再問についてお答えを申し上げます。

 旧焼却場におきますごみ施設は御答弁申し上げましたように非常に老朽化いたしておりまして、毎年補修し多額の経費を要しておるところでございます。こうした問題を解決するためには、一日も早い新しい焼却場の建設が欠かせないというふうに考えておりまして、現在の炉を補修をしながら一日も早く新しい炉建設に向かっての取り組みを続けてまいりたいと考えておるところでございます。

 また、炉の規模についての御質問でございますが、この炉の規模につきましては、現在鳴門市・藍住町環境施設組合で取り組んでおる問題でございます。

 市民の皆様方には大変な御心配をおかけをいたしておりますが、これにつきましても一日も早く、また新たな施設の整備が欠かせないと考えておるところでございます。

 最後に、旧ドイツ館の問題でございます。

 この件につきましては、さきほど小倉企画調整部長が御答弁を申し上げましたように、現在ドイツ村公園全体につきまして四国横断自動車道が通ることなどから、公園全体の見直しのために市内外の有識者の方々にお願いをいたしまして、将来のドイツ村公園計画の全体の展望を図るドイツ村公園見直し検討委員会が開催をされております。この委員会の中で将来に向けてどのような利用の仕方があるのか、御審議を賜りながら検討してまいりたいと考えておるところでございます。

     〔教育長 森本繁一君登壇〕



◎教育長(森本繁一君) ごみ問題については、ごみ問題はすべての市民の生活にかかわる重大で緊急な課題であるということは十分承知しております。当然、子供たちにとっても自分たちの生活に密着した重大な問題であります。本市におきましても小学校の三、四年生の社会科の副読本として「鳴門のくらし」を編集し、子供たちに配布しておりますが、この中のくらしのなかのごみと水という単元を受けて、特にごみ問題につきましては、さらに別冊として「くらしとごみ」を作成し配布し、鳴門市におけるごみ問題の現状について子供たちも学習を深めております。

 また、学習を踏まえ、具体的な取り組みとして各教室で資源化できるごみ、燃えるごみ、燃えないごみを分別するごみ箱を設置したり、登校時に空き缶を回収したり、子供会等の活動として資源ごみの回収を行うなどの取り組みが進められております。

 また、社会教育の面におきましても女性学級、成人学級、高齢者学級等においてごみ問題学習を年一回以上行うことを義務づけてまいりました。さらに、昨年度から実施しております生涯学習まちづくり出前講座におきましても環境衛生部の協力を得て学習メニューに組み入れ、取り組んできたところであります。このように学校教育、社会教育の両面にわたりまして、重要な学習テーマとしてごみ問題を取り上げてまいりましたが、学習の成果を日常生活の場でどのように具体的行動に結びつけていくかは緊急かつ重要な課題であり、環境衛生部と連携・協力しながら、この課題に積極的に取り組んでまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りますようよろしくお願いいたします。



○議長(斎藤達郎君) 小休いたします。

     午後 二時五十六分 休憩

     午後 二時五十六分 開議



○議長(斎藤達郎君) 再開いたします。

     〔環境衛生部長 谷崎 徹君登壇〕



◎環境衛生部長(谷崎徹君) さきほどの質問の中で、木津の炉延命策等についての中間処理施設の設置等の御質問ございましたが、生ごみの処理機を設置したらどうかというような御質問だったと思いますが、私の方で、市の方で大型中間処理施設としての生ごみ処理施設というのは、場所の問題等ともございます。早急な設置というのは非常に難しいというふうに判断いたしております。

 ただ、それぞれの大量の生ごみを可燃物として排出される事業所等々につきましては、それなりの対応を考えていただくということは検討してまいらなきゃならないというふうに思っております。御理解賜りたいと思います。



○議長(斎藤達郎君) 小休いたします。

     午後 二時五十七分 休憩

     午後 二時五十八分 開議



○議長(斎藤達郎君) 再開いたします。

     〔十二番 田渕 豊君登壇〕



◆十二番(田渕豊君) 一時間があっという間に過ぎてしまいます。これが議会の今の制限時間なので全く中途半端な質問になってしまいましたが、市長を初め理事者の答弁を聞きましたが、やはり危機感に欠けるなという印象を持ちました。

 ごみ行政は今の激しい時の移り変わりの中で、資源循環型のごみ行政にますまず近づいてきているということは明らかであります。徳島新聞の読者の手紙において、本市のごみ行政が克明に書かれておりましたが、それでは鳴門のごみ問題をどのように解決をしたらよいか、あと一歩踏み込めば五十市町村の中で鳴門市が初めて資源循環型のごみ行政を目指すことによって本市のごみ問題が解決するんだということは、残念ながらそこまでは書きませんでしたが、市長、そういうことであります。

 これからもこの問題について議論をしていきたいと思います。

 あと四国横断自動車道の景観問題あるいは遺跡群の問題について答弁がございましたが、一つ万抜かりなく取り組んでいただいて、悔いのないような後世に残せる事業になるように、これは節に要望をいたしまして私の全質問を終わります。



○議長(斎藤達郎君) 本日の一般質問はこれで終わります。

 明三月七日は午前十時から再開いたします。

 本日はこれをもって散会いたします。

     午後 三時     散会