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徳島県 鳴門市

平成11年  9月定例会(第3回) 09月29日−01号




平成11年  9月定例会(第3回) − 09月29日−01号







平成11年  9月定例会(第3回)



          平成十一年 鳴門市議会会議録 (第十六号)



鳴門市告示第七十八号

 平成十一年鳴門市議会第三回定例会を次のとおり招集する。

 平成十一年九月二十二日

                        鳴門市長   亀 井 俊 明

一 期   日  平成十一年九月二十九日

二 場   所  鳴門市議会議場

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平成十一年九月二十九日(会期二十日中第一日目)

  議事日程第一号

 諸般の報告

第一 会議録署名議員の指名について

第二 会期の決定について

第三 報告第 八 号 鳴門市土地開発公社の経営状況について

     報  告

第四 議案第七十六号 平成十年度鳴門市農業共済事業会計決算の認定について

   議案第七十七号 平成十年度鳴門市モーターボート競走事業会計決算の認定について

   議案第七十八号 平成十年度鳴門市病院事業会計決算の認定について

   議案第七十九号 平成十年度鳴門市水道事業会計決算の認定について

   議案第八十 号 平成十年度鳴門市運輸事業会計決算の認定について

   議案第八十一号 平成十一年度鳴門市一般会計補正予算(第一号)

   議案第八十二号 平成十一年度鳴門市国民健康保険事業特別会計補正予算(第一号)

   議案第八十三号 平成十一年度鳴門市老人保健事業特別会計補正予算(第二号)

   議案第八十四号 平成十一年度鳴門市文化会館事業特別会計補正予算(第一号)

   議案第八十五号 平成十一年度鳴門市農業共済事業会計補正予算(第一号)

   議案第八十六号 平成十一年度鳴門市モーターボート競走事業会計補正予算(第一号)

   議案第八十七号 平成十一年度鳴門市病院事業会計補正予算(第一号)

   議案第八十八号 鳴門市職員恩給条例等の一部改正について

   議案第八十九号 鳴門市消防団員等公務災害補償条例の一部改正について

   議案第九十 号 鳴門市少子化対策基金条例の制定について

   議案第九十一号 水稲無事戻し金の交付について

     提案理由説明

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平成十一年第三回定例会

  地方自治法第百二十一条に基づく説明員一覧表



 通知者名  職名       氏名



 市長    第一助役     鎌 田 善 雄 君

       収入役      杉 口 源二郎 君

       政策監      泉   祐 自 君

       総務部長     小 川 紘 生 君

       企画開発部長   市 川 義 博 君

       市民福祉部長   岡 田   功 君

       環境衛生部長   細 川 並 久 君

       経済部長     森 田   澄 君

       建設部長     宮 崎 義 範 君

       競艇部長     吉 成 英 治 君

       水道部長     川 上 喜一郎 君

       運輸部長     古 林 庸 策 君

       消防長      大 島 良 信 君

       福祉事務所長   小 倉 眞 穗 君

       環境衛生部副部長 潮 崎 焜 及 君

       衛生センター所長 黒 谷   需 君

       競艇部副部長管理・企画担当兼ボートピア土佐担当

                松 下 將 勝 君

       競艇部副部長業務・警備担当

                森 本 繁 一 君

       副収入役会計課長事務取扱

                泉   良 一 君

       消防本部次長庶務課長事務取扱

                村 越 忠 司 君

       総務部

        秘書人事課長  廣 川 多 門 君

        総務課長    福 居 達 夫 君

        広報広聴課長  岩 田 健 治 君

        税務課長    浜 川 博 満 君

       企画開発部

        企画調整課長  谷 崎   徹 君

        地域開発課長  浜 田 健 次 君

        文化振興課長  中 村 誠 司 君

        企画官     西 谷   茂 君

       市民福祉部

        福祉健康課長  浜 野 敏 男 君

        児童福祉課長  古 林 真 弓 君

        高齢障害課長  矢 野 正 夫 君

        市民課長    濱 口   仁 君

        保険課長    三 谷 一 昭 君

        同和対策課長  正 木   智 君

        解放センター所長石 川 博 敏 君

       環境衛生部

        生活環境課長  岩 瀬   肇 君

        衛生センター管理課長

                芦 尾 輝 征 君

        衛生センター業務課長

                市 橋 正 成 君

       経済部

        農林水産課長  望 月 道 夫 君

        耕地課長    柳   富 夫 君

        商工課長    鯉 渕   勝 君

        観光課長    横 川 俊 彦 君

       建設部

        管理課長    板 東 久 男 君

        土木課長    三 木   勉 君

        都市計画課長  長 浜   宏 君

        用地課長    黒 田 聰 身 君

       競艇部

        管理課長    泉   弘 毅 君

        企画推進課長  後 藤 敏 彦 君

        業務課長    泉   和 久 君

        警備課長    福 田 尊 志 君

        ボートピア土佐場長

                佐 藤 重 明 君

       水道部

        業務課長    矢 野 満 夫 君

        工務課長    田 口 喜 久 君

        浄水場長    中 谷   宏 君

       運輸部

        運輸課長    岡 田 信 之 君

       消防本部

        予防課長    佐 山   昇 君

        警防課長    田 村 瑞 穂 君

        消防署長    北 野 豊 喜 君

 教育委員長 教育長      山 口   敏 君

       教育次長     竹 下   清 君

       教育委員会

        庶務課長    松 田 仁 巳 君

        学校教育課長  仁 木 直 喜 君

        社会教育課長  斎 藤 俊 雄 君

        同和教育課長  吉 田   功 君

        体育課長    寺 井   晋 君

        図書館長    北 野 隆 一 君

        市立工業高校事務長

                福 居 克 俊 君

 監査委員  監査事務局参事事務局長事務取扱

                京 野 雅 彦 君

 選挙管理委員長

       選管委事務局長  東 田 充 雄 君

 農業委員会会長

       農委事務局長   喜 多   哲 君



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 本日の会議に付した事件

 諸般の報告

日程第一 会議録署名議員の指名について

日程第二 会期の決定について

日程第三 報告第八号

      報  告

日程第四 議案第七十六号から議案第九十一号まで

      提案理由説明

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  出  席  議  員 (二十八名)

      議  長  勘  川  一  三  君

      一  番  田  中  寛  昭  君

      二  番  柿  本     公  君

      三  番  斎  藤  達  郎  君

      四  番  田  渕     豊  君

      五  番  板  東  一  岳  君

      六  番  平  岡  朔  郎  君

      七  番  横  井  茂  樹  君

      八  番  坂  東  成  光  君

      九  番  秦  野     卓  君

      十  番  明  野  尚  文  君

      十一 番  梅  野  健  寿  君

      十二 番  池  田  正  恵  君

      十三 番  橋  本  国  勝  君

      十四 番  佐  藤  絹  子  君

      十五 番  工  藤  武  重  君

      十六 番  近  藤  龍  彦  君

      十七 番  野  田  粋  之  君

      十八 番  藤  田  茂  男  君

      十九 番  森     恒  吉  君

      二十 番  矢  野  善  治  君

      二十一番  泉     善  治  君

      二十二番  中  西  久  雄  君

      二十三番  林     栄  一  君

      二十四番  牧  野     豊  君

      二十五番  松  下     保  君

      二十六番  山  本     秀  君

      二十七番  分  部  嘉  憲  君

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 説明のため出席した者

  市長        亀  井  俊  明  君

  第一助役      鎌  田  善  雄  君

  収入役       杉  口  源 二 郎  君

  政策監       泉     祐  自  君

  総務部長      小  川  紘  生  君

  企画開発部長    市  川  義  博  君

  市民福祉部長    岡  田     功  君

  環境衛生部長    細  川  並  久  君

  経済部長      森  田     澄  君

  建設部長      宮  崎  義  範  君

  競艇部長      吉  成  英  治  君

  水道部長      川  上  喜 一 郎  君

  運輸部長      古  林  庸  策  君

  消防長       大  島  良  信  君

  総務部

   秘書人事課長   廣  川  多  門  君

   総務課長     福  居  達  夫  君

  教育長       山  口     敏  君

  教育次長      竹  下     清  君

  監査事務局参事事務局長事務取扱

            京  野  雅  彦  君

  選管委事務局長   東  田  充  雄  君

  農委事務局長    喜  多     哲  君

    ──────────────────────────────────

 議会事務局職員出席者

  事務局長      江   川   勝   幸

  次長        川   上   昭   憲

  主査兼議事係長   田   淵       功

  庶務係長      福   有   慎   二

  資料係長      西   上   昭   二

  書記        豊   田   佳   江

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     午前 十時  四分 開会



○議長(勘川一三君) お忙しいところ御参集御苦労でございます。

 これより平成十一年第三回定例会を開会いたします。

 直ちに本日の会議を開きます。

 日程に入るに先立ち、諸般の報告を申し上げます。

 まず、議長会関係会議の概要を御報告申し上げます。

 去る九月二十四日、鳴門市において第百十九回徳島県市議会議長会定期総会が開催されました。会務報告に続き、四国市議会議長会理事会への提出議題及び関係会議の開催予定について協議を行いました。

 以上が会議の概要であります。

 関係資料は、事務局に保管いたしておりますので必要に応じごらんいただきたいと思います。

 次に、市長からお手元へ配付のとおり、議案の提出通知がありました。

 次に、市長及び各委員長等から、地方自治法第百二十一条の規定に基づく説明員として、出席通知のありました者の職、氏名を一覧表として配付いたしております。

 次に、監査委員から八月分の例月出納検査の報告がありましたので、配付いたしております。

 次に、鳴門市・藍住町環境施設組合、牧野議長から組合議員に欠員が生じたため、組合規約第五条第三項の規定に基づく補欠選挙の依頼がありました。

 諸般の報告は以上のとおりであります。

 これより本日の日程に入ります。

 本日の議事日程はお手元へ配付の議事日程表のとおりであります。

 朗読は省略いたします。

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△日程第一 会議録署名議員の指名について



○議長(勘川一三君) 日程第一、会議録署名議員の指名を行います。

 会議録署名議員は、会議規則第八十一条の規定により

          八番 坂東成光君

          九番 秦野 卓君

を指名いたします。

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△日程第二 会期の決定について



○議長(勘川一三君) 日程第二、会期の決定についてを議題といたします。

 おはかりいたします。

 今期定例会は、本日より十月十八日までの二十日間といたしたいと思います。

 これに御異議ありませんか。

     〔「異議なし」と言う者あり〕

 御異議なしと認めます。

 よって会期は、本日より十月十八日までの二十日間と決定いたしました。

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△日程第三 報告第八号 鳴門市土地開発公社の経営状況について



○議長(勘川一三君) 日程第三、報告第八号鳴門市土地開発公社の経営状況についての報告を求めます。

     〔総務部長 小川紘生君登壇〕



◎総務部長(小川紘生君) ただいま上程なりました鳴門市土地開発公社の経営状況につきまして、御報告申し上げます。

 先日、鳴門市土地開発公社から決算書類等の提出がありましたので、地方自治法第二百四十三条の三第二項の規定により関係書類を提出し、報告をいたすものであります。

 まず、平成十年度の事業報告でありますが、同年度の事業計画に基づき、なるとソフトノミックスパーク事業につきましては、五百三十五・三四平方メートルの用地取得を行うとともに前年度から引き続いて造成工事を、また、廃棄物処理施設ほか関連整備事業につきましては、五十四万八千二百二十・二八平方メートルの用地取得を行っております。

 平成十年度決算の内容でありますが、収益的収支においては受取利息及び受取配当金による収入として百八万七千三百三円に対し、販売費及び一般管理費による支出として百七万七百三十六円となっており、一万六千五百六十七円の経常利益が生じております。

 一方、資本的収支においては長期借入金二十四億三百八十二万四千七百十一円の収入に対し、公有地取得事業費及び長期借入金償還金合わせて二十四億三百二十四万五千九百八十一円の支出となっております。

 次に、平成十一年度の事業計画でありますが、前年度に引き続き、なるとソフトノミックスパーク事業の土地取得、造成及び管理業務並びに廃棄物処理施設ほか関連整備事業の土地取得及び管理業務を行うことといたしております。

 これに伴う当年度予算につきましては、収益的収支においては収入として事業外収益で受取利息四千円を見込んでおり、支出として販売費及び一般管理費百九十万円、予備費十万円を予定いたしております。

 一方、資本的収支においては収入として長期借入金一億六千百五十六万円を、また支出として公有地取得事業費四千四百万円及び長期借入金償還金一億一千七百五十六万円を見込んでおります。

 以上のとおりであります。

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△日程第四 議案第七十六号 平成十年度鳴門市農業共済事業会計決算の認定について

      議案第七十七号 平成十年度鳴門市モーターボート競走事業会計決算の認定について

      議案第七十八号 平成十年度鳴門市病院事業会計決算の認定について

      議案第七十九号 平成十年度鳴門市水道事業会計決算の認定について

      議案第八十 号 平成十年度鳴門市運輸事業会計決算の認定について

      議案第八十一号 平成十一年度鳴門市一般会計補正予算(第一号)

      議案第八十二号 平成十一年度鳴門市国民健康保険事業特別会計補正予算(第一号)

      議案第八十三号 平成十一年度鳴門市老人保健事業特別会計補正予算(第二号)

      議案第八十四号 平成十一年度鳴門市文化会館事業特別会計補正予算(第一号)

      議案第八十五号 平成十一年度鳴門市農業共済事業会計補正予算(第一号)

      議案第八十六号 平成十一年度鳴門市モーターボート競走事業会計補正予算(第一号)

      議案第八十七号 平成十一年度鳴門市病院事業会計補正予算(第一号)

      議案第八十八号 鳴門市職員恩給条例等の一部改正について

      議案第八十九号 鳴門市消防団員等公務災害補償条例の一部改正について

      議案第九十 号 鳴門市少子化対策基金条例の制定について

      議案第九十一号 水稲無事戻し金の交付について



○議長(勘川一三君) 日程第四、議案第七十六号から議案第九十一号までの十六議案を一括議題といたします。

 市長の提案理由の説明を求めます。

     〔市長 亀井俊明君登壇〕



◎市長(亀井俊明君) 皆さん、おはようございます。

 本日、第三回定例会を招集いたしましたところ、議員皆様方には、公私何かと御多忙中にもかかわりませず御出席を賜りまして、まことにありがとうございます。

 今期定例会には、平成十一年度鳴門市一般会計補正予算を初め、重要な議案の御審議をお願いすることといたしておりますが、これら議案の説明に先立ちまして、当面する市政の取り組み等について御説明を申し上げ、議員皆様方の御理解と御協力をお願い申し上げる次第でございます。

 初めに、九月二十四日に襲来いたしました台風十八号でありますが、九州、中国地方を横断し、再び北海道に上陸するなど各地に大きな被害をもたらしました。本市におきましても、強い風雨によりまして一部の農産物が被害を受けましたが、幸い直接進路に当たらず、人的な被害等の発生は免れました。公共施設におきましても、水銀灯の倒壊二件のほか、いずれも軽微な被害にとどまっております。各地で被災されました皆様には、心からお見舞いを申し上げる次第でございます。

 ところで、八月にはスペインで第七回世界陸上選手権が開催されました。女子マラソンにおきまして、本市出身の市橋有里さんが銀メダルを、女子一万メートルで弘山晴美さんが四位に入賞され、一躍鳴門市の名声を高めていただきました。さらに九月二十六日にはベルリンマラソンにおきまして、本市在住の犬伏孝行さんが日本最高記録をもって二位という栄冠を獲得されました。三名の方々の輝かしい栄誉を市民一同心からお喜び申し上げますとともに、今後とも御精進を重ねられ、よりすぐれた成果をおさめられますよう、さらなる御活躍を御期待申し上げる次第でございます。

 私は、去る九月十六日から二十一までの六日間、第十三回鳴門市姉妹都市親善使節団の団長としてドイツリューネブルク市を訪問し、両市の友好親善を深めてまいりました。この間、鳴門市を留守にし、皆様方には何かと御迷惑をおかけしたことと存じますが、親善使節団団員一人一人の御尽力によりまして、多くのリューネブルク市民の皆様と幅広い交流を深めることができ、私自身もメドゲ市長御夫妻との親交を深めることができるなど、大変有意義な訪問となりました。歴史の重みを感じさせる市庁舎の公爵の間においてとり行われました姉妹都市盟約二十五周年記念式典では、青少年の交流を初め友好のさらなる促進のために互いに努力することを誓う署名を交わし、相互関係を一層深めることを約してまいりました。リューネブルク市のあるニーダーザクセン州政府では、ドイツ館に現在のドイツを紹介するコーナーを設けることについて提案し、実現の見通しを得ることができました。

 このほか、リューネブルク市立劇場で開催された演奏会では、使節団員によるピアノ協奏曲や私も含め四名の団員が参加した第九交響曲が演奏され、両市の市民がすばらしい感動をともにすることができるなど、交流の新たな歴史への出発点としてふさわしい訪問となりました。

 また、去る八月二十三日には、中国青島市を訪問し、青島市人民政府とは文化や経済及び人材等の交流促進を図ることを目的とした、本格的な友好交流協定へ向けての意向書を締結してまいりました。青島市とは第一次世界大戦当時のドイツ兵士との交流を通じて深い御縁がございます。ドイツによって結ばれた歴史的な出会いを友好の原点とし、両市がそれを大切にはぐくむことは国際化の進展にとって大変意義深いことであると思います。早速来月八日には周副市長を初めとする経済使節団の来訪が予定されておりますし、来年一月には少年少女合唱団の派遣意向がありましたので、快くお引き受けいたしました。今後は、さらに幅広い友好交流関係の樹立を目指してまいりたいと考えております。

 また、御承知のとおり、板東俘虜収容所におきましては、松江豊寿所長が人類愛に根差した運営をされたことにより、鳴門市民が多くのドイツ文化に接することができました。松江所長の出身地であります会津若松市は、ことし市制百周年を迎えます。ヒューマニズムあふれる人権尊重の史実を両市の至宝として、末永い友好と親善を図るためにお招きに応じまして、会津若松市を訪問したいと考えております。

 国内、国外を問わず、こうした歴史に裏打ちされた交流の広がりは、本市発展の礎となる貴重な資産であります。議員各位を初め市民皆様方の御理解と御協力をお願い申し上げる次第でございます。

 さて、今夏は、不安定な天候が続いたこともあり、本市を訪れる観光客は明石海峡大橋の開通に沸いた昨年と比較して三十%近くの減少となりました。しかし、今や鳴門市の玄関と申しましても過言ではない高速バス鳴門撫養停留所では、多くの観光客の利用が毎日途切れることなく続きました。利用者の方々からは、停留所周辺の早期整備を望む声が多く聞かれ、特に御不便を来している坂路の解消が整備の最も大きな課題の一つとなっております。そこで、これらを全体的な周辺整備の中で検討し、経済性なども総合的に判断いたしました結果、登坂用のモノレールを設置し、利便性の向上を図ることといたしました。同時に待合所なども兼ねた施設や、より適切な駐車場の管理を行うための施設もあわせて整備したいと考えております。

 こうした中で、一過性に終わることのない観光客等の増加を図るためには、本市の実態を把握した上での能動的な誘致の努力がぜひとも必要となります。このため、第二回定例会でも申し上げましたとおり、豊富な観光資源を有効に生かし、市内のいろいろな施設を十分に利用できる各種大会の開催などを誘致し、お世話をするコンベンションビューローを設立することといたしました。今後は、このコンベンションビューローの活発な活動を通じまして、観光客を初め来訪者の増加を図ってまいりたいと考えております。

 次に、二〇〇二年に日本と韓国が共同で開催することになっておりますサッカーワールドカップのキャンプ地についてであります。日本組織委員会では、大会前や大会期間中に出場チームが使用する公認キャンプ候補地を今月末を期限として募集いたしております。これまで徳島県サッカー協会では、鳴門陸上競技場を練習場として応募申請をするための準備活動を続けてこられました。このワールドカップは、地域別の予選を勝ち抜いた世界でも有数の強豪チームが覇を競う、スポーツ界で最も水準の高い華やかな大会の一つであります。キャンプ地と申しましても世界中の注目が集まり、関係者やファンなど多くの人々が訪れます。鳴門市を世界に発信できる願ってもない機会であり、その文化的、経済的な波及効果ははかり知れません。鳴門陸上競技場を有する本市といたしましては、徳島県や徳島県サッカー協会と協力をしながら、誘致に向けた努力をいたしてまいる所存でございますので、御理解と御協力をお願い申し上げます。

 次に、神戸淡路鳴門自動車道の開通等によりまして、一日も早い完成を望む声が日増しに高まっております四国横断自動車道の整備状況についてであります。七月末現在、鳴門津田間における県内区間十六・三キロメートルのうち、約八十二%に当たる十三・三キロメートルで団体交渉が妥結し、用地取得交渉が進められております。しかし、全体区間の中では徳島県側の進捗のおくれが懸念されております。本市といたしましては、日本道路公団や徳島県との緊密な連携を保ちながら周辺対策事業の促進を図るなど、引き続き早期完成に向け取り組んでまいる所存でございます。

 また、整備計画区間となっておりました小松島鳴門間につきましては昨年十二月の施行命令を受けまして、本年三月には徳島県並びに関係市町に対する事業説明が行われたところでございます。今後は現地測量を実施するための地元説明会や対策協議会の設立に向けての協議が行われることとなっておりますが、事業の順調な進展を図るため、積極的な対応をしてまいりたいと考えております。

 次に、地方分権の進展とこれに対応するための職員の能力開発及び人材育成について申し上げます。

 去る七月八日に、国から地方へ権限を移し国と地方が対等、協力の関係に転換することを目指した地方分権整備法が成立いたしました。財源問題など一部に課題は残しているものの、いわゆる中央集権型システムからの脱却という面では一定の評価ができるものであると考えております。市にとりましても自己決定をできる範囲が広がり、それぞれの自治体ごとに特色ある施策が実施可能となりますが、反面その責任は大変大きく重くなったと言えます。個々の施策の実施に当たりましては、その成否を担う人材の育成が重要となり、現在の職員の能力を十分に引き出すシステムづくりが必要となってまいります。そこで、職員の資質や能力を生かすための人事考課システムを構築することといたしました。

 次に、現在最も緊急を要する重要な課題となっておりますごみ処理問題について申し上げます。

 ごみ焼却施設の老朽化や満杯となっております最終処分場など本市のごみ処理は危機的な状況にあります。去る七月十五日には「ごみ非常事態宣言」を発し、市民の皆様にさらなる分別、減量化への御協力をお願いをいたしました。市民皆様方の御協力によりまして、徹底した分別と減量化に大きな成果が上がっております。この場をおかりいたしまして厚くお礼を申し上げます。

 また、九月七日には市民集会を開催し、ごみ処理問題が今日の状況に至った経過を詳細に御説明申し上げました。市民の皆様からは、候補地の選定経緯等につきまして疑問点や多くの貴重な御意見をお伺いをいたしました。今後は、皆様からいただきました御意見を十分に尊重しながら、既に鳴門市が所有いたしております公有地を比較することを含めまして、鳴門市・藍住町環境施設組合において御検討をいただくなど、早期の解決に向かって具体的に対応してまいりたいと考えておりますので、御理解と御協力をお願いを申し上げます。

 市といたしましては、新しいごみ処理施設の確保に向けた努力はもちろんでありますが、現在の施設の運営につきましても、周辺地域の皆様に対する御迷惑や公害に対する御心配などの御負担をできるだけ軽減することが重要な課題であります。そこで衛生センターの業務につきまして、環境に配慮した安全で効率的な業務体系を確立するために、国際標準化機構が制定した環境規格であるISO一四〇〇一の認証取得を目指したいと考えております。また、地図情報をデジタル化し、ごみステーションごとの集積状況を分析するなどによりまして、収集業務の効率化やごみ減量化のための分別の徹底を図ってまいります。議員各位を初め市民皆様方には、さらなるごみの分別、リサイクルの徹底など、一層の減量化に御協力を賜りますようお願いを申し上げます。

 それでは、今回提出いたしました各議案につきまして、その概要を御説明申し上げます。

 まず、私が市長に就任して初めて手がけた予算編成となりました平成十一年度鳴門市一般会計補正予算についてであります。

 低迷が続く景気の動向も、経済企画庁によりますと個人消費の一部に堅調な動きが見られ、企業の景況感が上向くなどやや改善しているとの報告がなされました。しかし、設備投資がなお減少傾向にあり、雇用情勢の厳しさから消費の先行きも楽観できない上に急激な円高が重なるなど、不安要素はぬぐい去れない状況となっています。このように、依然として不透明な情勢の中で、国は雇用の創出等を柱とした補正予算を編成し、景気回復の足元を確かなものとする努力を続けております。

 本市におきましても、長引く景気低迷の影響は色濃く、困難な歳入の見通しの中で、国における特別会計からの借り入れにより確保された地方交付税及び減税による市税の減収補てん措置である地方特例交付金が、一般財源の主たる増加要因という非常に厳しい状況となっております。

 しかしながら、緊急の課題であるごみ対策や二十一世紀の輝かしい鳴門の未来を築いていくために必要な施策は着実に実施する必要があり、健全財政を念頭に置きながらこれらに財源を重点的に配分する補正予算を編成いたしました。

 その結果、一般会計における補正額は、歳入歳出それぞれ十九億五千万円となり、補正後の予算総額は二百五十一億九千五百万円となりました。

 以下、今回の補正の主なものにつきまして、その概要を御説明申し上げます。

 まず、歳入でありますが、恒久的な減税による市税の減収補てん措置として本年度に創設されました地方特例交付金の額が、ほぼ確定いたしましたので、所要の補正を行います。また、地方交付税につきましては、普通交付税の決定額及び特別交付税の交付見込み額を補正いたします。

 分担金及び負担金は、事業量の増減に伴いまして、所要の補正を行いますとともに、使用料及び手数料では調定実績に基づき補正をいたします。国・県支出金につきましては、国の補正予算で措置されました少子化対策臨時特例交付金のほか、それぞれ事業量の変更に伴う補正を行います。

 繰入金は、充当する事業量の増減によりまして、ふるさと活性化基金等からの繰り入れの補正をいたします。繰越金につきましては、平成十年度決算に基づく補正であります。

 諸収入は、コミュニティー活動など、その対象となる事業の実施に伴う自治総合センターからの助成金や高速道路関連公共施設等の整備に対する助成金などを補正いたします。

 市債につきましては、平成十一年度の減税による市税の減収を補てんする減税補填債を補正いたしますほか、それぞれ事業量の増減によりまして所要額を補正いたします。

 次に、歳出について御説明を申し上げます。

 まず、総務費でありますが、前段で申し上げました人事考課システムの導入経費や地域活動の拠点施設である集会所の整備費、四国横断自動車道の周辺対策事業費や高速バス鳴門撫養停留所の周辺整備事業費等について所要の補正を行います。

 また、交通安全対策費といたしまして、学校教育施設に近い板東第三踏切の保安設備の整備に要する補助金を計上いたしますほか、ふるさと活性化基金及び財政調整基金につきましては、交付税措置あるいは地方財政法の規定等に基づき、今後必要となる財源を確保するために積み立てを行うことといたしております。

 民生費では、国民健康保険事業特別会計への繰出金や十月から介護保険の認定審査事務が始まりますが、その内容、必要経費等が具体化してまいりましたので所要額を補正いたしますとともに、在宅の心身障害児に対する介護及び送迎サービスの実施経費や障害者地域共同作業所の運営に対する補助金を計上いたします。

 このほか、児童福祉費におきましては、国の補正予算において措置されました少子化対策臨時特例交付金による保育所等の施設整備に要する経費及び子育て支援対策の一環として、多様化する保育需要に対応した施策の実施に必要な経費等につきまして、それぞれ所要の補正を行います。

 次に、衛生費でありますが、前段で申し上げましたように、危機的な状況を迎えているごみ処理問題への当面の対応といたしましては、少しでも焼却場及び最終処分場の延命を図ることが必要となっております。そこで、焼却灰や燃やせないごみを最終処分場へ埋め立てずに搬出するための経費を補正いたします。さらに、市民の皆様に御協力をいただき、家庭から排出される生ごみの減量を図るための電気式生ごみ処理機の設置に対する補助金を計上いたします。

 また、衛生センターにおきましてISO一四〇〇一の認証を取得するために必要な経費のほか、収集業務の効率化等のための地図情報システム開発費や地元周辺の環境整備費等につきまして所要額を補正いたしております。

 農林水産業費につきましては、農業基盤の整備を図るための同和対策耕地事業費や地盤沈下対策などの県営耕地事業に対する負担金を計上いたしますとともに、県営漁港整備事業に対する負担金等につきまして所要額を補正いたします。

 商工費では、地場産品振興対策事業補助金のほか、安定的な観光客等の増加を図るためのコンベンションビューローの設立に係る出資金等を計上いたしております。

 次に、土木費でありますが、道路橋りょう費のうち道路維持補修費といたしまして、市民生活の基本である市道の維持補修を行うための経費を補正いたしました。また、道路新設改良事業として計画いたしておりました市道桑島高架橋バス停線の整備事業につきましては、高速バス鳴門撫養停留所周辺整備事業として一体的に整備を行うこととし減額補正をいたしております。

 都市計画費では、県営道路事業に係る負担金を計上いたしますとともに、流域下水促進対策費として関連公共下水道事業計画策定経費等につきまして所要額を補正いたします。

 住宅費では、市営住宅新池団地のうち老朽化している空き住宅につきまして、管理上の観点から順次解体撤去を進めることとし、所要額等の補正を行いますほか、河川費、砂防費につきましては、それぞれ県営事業の負担金等を計上いたしております。

 消防費では、水難による救助業務を能率的に行う潜水救助隊の装備を充実するための経費を計上いたしますとともに、自主防災組織育成助成金及び消防団員の退職報償金等につきまして、それぞれ所要額を補正いたしております。

 次に、教育費でありますが、国の少子化対策臨時特例交付金による幼稚園施設の整備に要する経費のほか、文部省の指定を受け、実践体験によって道徳を身につけるための道徳的実践活動推進事業の実施に係る経費等を計上いたします。また、小・中学校において学校が排出する生ごみの減量を行うことによりまして、ごみ減量化への意識をより広く普及啓発するための経費等につきましてそれぞれ所要額を補正いたします。

 社会教育費では、高島地区に予定いたしております公民館の建設費につきまして、事業内容を見直した結果、所要額を補正いたします。

 このほか議会費、労働費、公債費につきましても、それぞれ当初予算を補完するための補正を行っております。

 以上が一般会計の概要でございます。

 次に、特別会計及び企業会計の補正予算につきまして、その主なものを御説明申し上げます。

 まず、国民健康保険事業特別会計補正予算でありますが、歳入では、療養給付費等負担金や財政調整交付金等の国庫支出金及び療養給付費交付金並びに共同事業交付金につきまして交付実績に基づいた補正を行います。また、財政安定化支援事業等に係る一般会計からの繰入金及び前年度決算に基づく繰越金を補正いたしております。

 一方、歳出では、老人保健拠出金等につきまして、負担率の確定により、それぞれ所要の補正をいたします。

 老人保健事業特別会計補正予算につきましては、歳入といたしまして支払基金交付金、国庫支出金及び一般会計繰入金について、前年度医療費実績に基づく精算交付額を補正し、歳入欠かん補填収入を整理いたします。

 また、歳出では、前年度過交付となっておりました県支出金に対しまして、精算による返納金を計上するものであります。

 文化会館事業特別会計補正予算につきましては、歳入といたしまして前年度決算に基づく繰越金及び一般会計からの繰入金を補正し、歳出では、施設の運営に要する経費につきまして補正をいたしております。

 次に、企業会計でありますが、農業共済事業会計につきましては、本年度も水稲無事戻し金の交付がありますので、農作物共済勘定におきまして所要額を計上いたします。

 モーターボート競走事業会計につきましては、収益的収支におきまして、予定を上回る臨時従事員の離職者がありましたので、離職餞別金の支給に伴う従事員共済会に対する補助金を増額するとともに、賃金を減額補正いたします。

 また、資本的収支でありますが、かねてより見直しを進めてまいりました施設改善につきましては、現下の経済情勢や昨今の売上状況等を勘案いたしますと、今、大規模な投資を行うことは本市の行政全体にとりまして、見きわめ切れない課題が多過ぎると判断し、時期を待つことといたしました。当分の間、現在の施設でファンの皆様にできる限り快適にレースを楽しんでいただけるよう、順次改修を行うこととし所要の補正をいたします。施設については機能の修復にとどまりますが、今後、情報化の面では先進的な整備を目指してまいります。

 さらに、ファンサービス向上のための研修を実施するなど、運営面からも売り上げの向上を図る手だてを講じてまいりたいと考えておりますので御理解を賜りたいと存じます。

 病院事業会計につきましては、国民健康保健事業特別会計からの繰入金等を収入といたしまして、地域における保健事業の充実あるいは設備機器の整備を行うための所要額を補正いたします。

 以上が補正予算の概要でございます。

 次に、条例その他の議案につきまして御説明を申し上げます。

 まず、鳴門市職員恩給条例等の一部改正についてでありますが、恩給法等の一部改正に伴いまして、退職年金及び遺族年金の計算の基礎となります仮定給料年額、退職年金並びに遺族年金の最低保障額、遺族年金に係る遺族加算の年額等の引き上げを行うものであります。

 次に、鳴門市消防団員等公務災害補償条例の一部改正につきましては、法律の改正に伴い、字句の整理を行うものであります。

 鳴門市少子化対策基金条例の制定につきましては、平成十一年度限りの臨時措置として交付されます少子化対策臨時特例交付金の対象事業のうち、平成十一年度内の完了が見込まれない事業の財源に充てることを目的とする基金の設置に当たりまして、その管理及び処分等所要の事項を定めるものであります。

 水稲無事戻し金の交付につきましては、共済期間の満了により、本年度交付する水稲の無事戻し金について、鳴門市農業共済条例第三十六条の規定により、議会の議決を求めるものであります。

 次に、議案第七十六号から議案第八十号までの五議案につきましては、地方公営企業法第三十条第四項の規定によりまして、農業共済事業会計などの企業会計の決算について、監査委員の意見をつけて議会の認定に付するものでございます。

 以上のとおりでありますので、よろしく御審議を賜り、原案どおり可決くださいますようお願いを申し上げまして、提案理由の説明といたします。



○議長(勘川一三君) 以上をもって本日の議事日程はすべて終了いたしました。

 おはかりいたします。

 議事の都合により、明九月三十日は休会にいたしたいと思います。

 これに御異議ありませんか。

     〔「異議なし」と言う者あり〕

 御異議なしと認めます。

 よって明九月三十日は休会とすることに決しました。

 次会は、十月一日午前十時から再開いたします。

 本日はこれをもって散会いたします。

     午前 十時四十一分 散会