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徳島県 鳴門市

平成11年  6月定例会(第2回) 06月15日−02号




平成11年  6月定例会(第2回) − 06月15日−02号







平成11年  6月定例会(第2回)



          平成十一年 鳴門市議会会議録 (第十号)



平成十一年六月十五日(会期十五日中第五日目)

  議事日程第二号

第一 市政に対する一般質問

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 本日の会議に付した事件

日程第一 市政に対する一般質問

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  出  席  議  員 (二十八名)

      議  長  勘  川  一  三  君

      一  番  田  中  寛  昭  君

      二  番  柿  本     公  君

      三  番  斎  藤  達  郎  君

      四  番  田  渕     豊  君

      五  番  板  東  一  岳  君

      六  番  平  岡  朔  郎  君

      七  番  横  井  茂  樹  君

      八  番  坂  東  成  光  君

      九  番  秦  野     卓  君

      十  番  明  野  尚  文  君

      十一 番  梅  野  健  寿  君

      十二 番  池  田  正  恵  君

      十三 番  橋  本  国  勝  君

      十四 番  佐  藤  絹  子  君

      十五 番  工  藤  武  重  君

      十六 番  近  藤  龍  彦  君

      十七 番  野  田  粋  之  君

      十八 番  藤  田  茂  男  君

      十九 番  森     恒  吉  君

      二十 番  矢  野  善  治  君

      二十一番  泉     善  治  君

      二十二番  中  西  久  雄  君

      二十三番  林     栄  一  君

      二十四番  牧  野     豊  君

      二十五番  松  下     保  君

      二十六番  山  本     秀  君

      二十七番  分  部  嘉  憲  君

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 説明のため出席した者

  市長        亀  井  俊  明  君

  第一助役      鎌  田  善  雄  君

  政策監       泉     祐  自  君

  総務部長      小  川  紘  生  君

  企画開発部長    市  川  義  博  君

  市民福祉部長    岡  田     功  君

  環境衛生部長    細  川  並  久  君

  経済部長      森  田     澄  君

  建設部長      宮  崎  義  範  君

  競艇部長      吉  成  英  治  君

  水道部長      川  上  喜 一 郎  君

  運輸部長      古  林  庸  策  君

  消防長       大  島  良  信  君

  総務部

   秘書人事課長   廣  川  多  門  君

   総務課長     福  居  達  夫  君

  教育長       山  口     敏  君

  教育次長      竹  下     清  君

  監査事務局参事事務局長事務取扱

            京  野  雅  彦  君

  選管委事務局長   東  田  充  雄  君

  農委事務局長    喜  多     哲  君

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 議会事務局職員出席者

  事務局長      江   川   勝   幸

  次長        川   上   昭   憲

  主査兼議事係長   田   淵       功

  庶務係長      福   有   慎   二

  資料係長      西   上   昭   二

  書記        豊   田   佳   江

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     午前 十時  二分 開議



○議長(勘川一三君) お忙しいところ御参集御苦労でございます。

 これより本日の会議を開きます。

 本日の議事日程は、お手元へ配付の議事日程表のとおりであります。

 朗読は省略いたします。

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△日程第一 市政に対する一般質問



○議長(勘川一三君) 日程第一、市政に対する一般質問を行います。

 通告がありますので、順序に従って質問を許可いたします。

 まず、

 鳴友会代表

一、市長の政治姿勢について

             八番 坂東成光君

     〔八番 坂東成光君登壇〕



◆八番(坂東成光君) おはようございます。

 ただいま議長より登壇の許可をいただきましたので、通告に従い進めてまいりたいと思います。

 私は、今選挙後初めての定例会のトップバッターとして質問をいたすわけでございますが、質問内容に入ります前に、四月の統一地方選挙におきまして、注目の鳴門市長選がとり行われ、見事当選されました亀井新市長に、心からお喜び申し上げたいと思います。多くの市民は市長の若さ、行動力、また県議会議員として三期十二年にわたり、生活者の目線で県政を見詰め、点検、審議、提言を行ってきたことを認め、支持したものであり、今後四年間の鳴門市のかじ取りを託されたものであると確信するものであります。

 また、再選されました議員の方々並びに新しく当選されました議員の方々に、心よりお喜びを申し上げます。特に亀井市長におかれましては、親子二代にわたりまして、県議会議員として徳島県発展のために御活躍されておりましたのは、御案内のとおりであります。

 今鳴門市は、行政改革、財政再建、ごみ問題を初めとする環境問題、少子化高齢化社会への対応、情報化、国際化施策など、課題がたくさん山積みされております。このような中、市長になっても県議会議員としての経験と実績を十分に生かし、市民の立場で魅力ある鳴門市発展のために御尽力いただきたいと思います。

 それで私が思いますのに、ここ数年間は市職員が何かしら消極的で、活気がなく、思い切った市民サービスができていないように感じております。また、多くの市民の間で、市政に対して不満、不信感が渦巻いていたとも思います。

 そこで、新市長におかれましては、市民を初め職員との対話を重ね、本市の持つ諸条件や、人材、恵まれた可能性を最大限に活用し、一日も早く楽しく安心して仕事や生活ができる、そんなすばらしいまちづくりや市役所実現のために、御尽力いただきたいと思います。

 さてそれでは、市民や職員の期待を前提に、鳴友会を代表いたしまして、通告に従い順次質問に入りたいと思います。

 まず、市庁舎の増築の凍結についてであります。

 まず、市政に対する所信表明の中で述べられました競艇場の施設改善、市バス車庫等の移転及び庁舎の増築の三つの大規模事業の見直しについてですが、市長はこれらの事業の遂行が市の財政再建にどのように役に立つかとの観点から、いま一度その必要性等について、再度検討をすべきとのお考えのもと、窮迫する鳴門市の財政を再建に導く方策が体系的に検証されるまでは、これら大規模事業を凍結することが、より現実に即した選択だと考えられているとのことでありますが、今回の市長の判断は厳しい財政状況下にある本市の現状を考えるとき、市政執行の最高責任者として再考察したいという思いは十分理解できるものであります。

 しかしながら、これらの事業予算については、さきの第一回定例会におきまして、平成十一年度予算として計上され、議会として賛成多数のもと、可決されております。凍結することが、より現実に即した選択ではないかと考えられ、我々議会の賛同を賜りたいと述べておりますが、議決された案件の見直しということに対する市長のお考えを、まずお聞かせ願いたい。

 また、三事業のうち南庁舎の建設については、市民サービスの向上のための建設という位置づけであったように思いますが、これを見送ることにより既存庁舎において、今以上のよりよい市民サービスをどのように提供していこうと考えているのか、あわせてお伺いしたいと存じます。

 庁舎増築の予算については、庁舎整備基金を取り崩して事業費に充てたものと聞いておりますが、庁舎増築計画を凍結いたしますと、当然その財源が不要となるわけでありますが、その財源について今後どのように対処されるのか、お伺いしたいと存じます。

 以上、三点についてお答え願います。

 続きまして、二番目の一般廃棄物処理の現状についてであります。

 昔は、川を制するものは国を制すると言われておりました。現在は、ごみ問題が大きな政治課題となっております。ごみを治めるものは国を治めるとまで言われるようになりました。排出されるごみ問題は、全国のどの自治体でも大きな悩みの種となっております。鳴門市の多くの行政課題のうち、まず緊急に取り組まなければならない課題の一つとして、ごみ処理行政が挙げられると思うのであります。

 前市長は、昨年藍住町と一部事務組合を設立し、広域的にごみ処理を行う方針を打ち出しました。そして、新しいごみ処理施設を建設するため瀬戸町浦代地区の山林をその候補地に決定し、推進してきた経緯があります。

 この候補地の選定をめぐっては、さきの市長選挙でも最大の争点となったことは御承知のとおりであります。選挙の結果、市民は圧倒的なエールを亀井氏に送り、大差を持って亀井新市長が当選されたのであります。

 市長は今、議会の冒頭、所信表明の中でも、一刻の猶予も許されないごみ処理施設建設問題として考え方を述べられております。殊に、この建設候補地の問題については、御承知のように候補地の地元瀬戸町住民の皆さんの強い反対運動が昨年来展開されております。市長は、所信表明の中で、この問題については早急に結論を出し、市民皆様方の御理解を得られるようと申されております。

 そこで市長は、その結論を出す時期の目処をいつにおいておられるのか。また、一方でことしのごみゼロ運動は里浦処分場の満杯に近い険しい状況などにより中止となりましたことは御承知のとおりであります。さらに、木津地区にある衛生センター、焼却施設の老朽化に伴う焼却能力の低下、昨年開放型冷水塔によるダイオキシンの問題など、両施設の置かれている危機的状況は、私も十分認識しているところであります。

 これらの市民が注目しておりますごみ行政について、市長は現状をどう認識し、今後どう取り組んでいこうとしているのか。

 以上、これについては二点お答えをお願いします。

 続きまして、競艇場改築計画の凍結についてであります。

 鳴門競艇場新スタンド棟新築工事の凍結と、今後の施設改善及び予算等についての質問に入りたいと思います。

 まず最初に、前鳴門市長は昨年第四回定例会の私の質問中、競艇事業の現状についての答弁の中で、施設改善によってファンサービスの向上、経営の効率化、グレードの高い競走を誘致し、売り上げの向上に努めたいとの答弁し、これを受けて本年度の当初予算に、鉄筋コンクリートづくり五階建て延べ床面積九千三百八十六・八八平米で、一階がイベントホールと窓口数三十二窓、二階が一般席五百五十二席、窓口数は二十二窓、車いす席三席、三階席は一般席三百二十九席、窓口数二十二窓、レディース席七十席、車いす席三席、四階におきましては指定席二百五十二席、窓口数十七窓、車いす席二十二席、五階は来賓席四十九席、窓口数四窓、執行本部という施設がつくられ、これが完成すると最大可能収容人員は新スタンド二千七百五十人と既設スタンドを合わせまして一万三千六百三十人となり、窓口数においても九十七窓を加え、四百五十窓となる新スタンド棟建設費が提案され、市議会としてもいまや全国的に公営競技はレジャーの多様化や長期的な景気の低迷の中で、売り上げは年々減少の一途をたどっており、このため鳴門競艇場では一日平均売り上げを二億六千四百万円とし、入場者についても一日平均四千六百人と見込んだ施策の中、この予算を議決したことは皆様御承知のとおりのことと思います。

 私も、選挙の最中という時期的には別として、この方向性は了とするものでありますが、去る五月四日付徳島新聞夕刊に「競艇場改築の怪」という見出しで、一応持ってきてるんですが、抜粋したところを読まさしていただきます。その記事の中に次のように書かれております。「投票日の四月二十五日の二日前、二十三日に鳴門市は競艇場改築の指名競争入札を行った。大手ゼネコンA社が落札したが、二カ年計画の一期工事で総額四十三億円にも上る巨額な工事である。なぜ投票日を控えた日に強行しなければならないのか。甚だ疑問である。云々」ということでは書いてありますが、この記事の内容につきましては、私自身も同感であります。また、市民の皆様方の中にも、疑問に思う人も少なくないと思います。

 そこでまず、市長にまずお伺いいたします。

 聞くところによりますと、市長はこの工事請負契約を凍結したとのことでありますが、この請負工事契約を凍結した理由をお聞かせ願いたい。また、老朽化した競艇場の施設改善について、今後どのように取り組んでいくのか。

 次に、新スタンド棟新築工事の凍結に伴う関係機関への対応についてお聞きいたします。

 私の知る限りでは、過去において一、二回程度競艇場の施設改善計画をしたように記憶しておりますが、今回の計画はモーターボート競走連絡協議会施設専門委員会の指導を受け、了承を得ていると聞いております。今回新スタンド棟新築工事を凍結したとするならば、運輸省、海上技術安全局、全国モーターボート競走会連合会、全国モーターボート施行者協議会等への善後策はできておるのか。また、今回凍結したとするならば、凍結したことによって将来しこりが残らないのか。

 以上、三点についてお答えいただきたい。

 以上、答弁により再問に入りたいと思います。

     〔市長 亀井俊明君登壇〕



◎市長(亀井俊明君) 坂東議員の、まず市庁舎の増築の凍結についてということの御質問についてお答えを申し上げたいと思います。

 申すまでもなく、議会と執行部は車の両輪に例えられますように、地方行政の推進に当たりましては相協力して取り組むべきものでございました。その意味から、議会における議決の持つ意味につきましては、十分認識をいたしておるところでございます。

 しかしながら、予算執行をお認めいただきました事業につきましても、現在の鳴門市の財政状況下におきまして、再度その必要性やさまざまな影響等について、検討がなされてもよいのではないかと考えておりました。議員各位や市民の皆様方の御理解、御協力を得ながら議論を重ねるべきであると考えておりますので、御理解を賜りたいと思います。

 南庁舎の建設につきましては、近年の多様化、複雑化する行政需要に対応するための組織の拡大に伴う業務スペースの確保や、庁舎の狭隘対策並びに高齢化社会に対応した市民サービスの充実を図ることなど、こうした理由のために南庁舎の建設を計画をしたものと伺っております。

 南庁舎建設を前提とした所管課の配置が既に進んでおりまして、一部の課につきましては移転を終え、ことし四月より業務を行っております。今後は、現庁舎の枠の中で市民サービスを低下させることなく、さらなる利便性の向上につながる業務の配置や、職員意識の向上を図りますとともに、ソフト面でのサービスの拡充等もあわせて、早急に検討してまいりたいと考えております。

 庁舎建設にかかります予算の対応につきましてお答えをいたします。

 御承知のとおり、庁舎整備基金につきましては、庁舎の整備を円滑に行うことを目的とした基金でございます。したがいまして、庁舎建設計画は凍結に至りました場合、不要となる予算につきましては、将来的な庁舎整備の重要な財政基盤として有効に活用してまいりたいと考えておりますので、御理解をいただきたいと思います。

 次に、一般廃棄物の現状について御答弁を申し上げます。

 御質問の趣旨は、市長として今置かれているごみの現状をどう認識しているのか。そしてまた、今後どう取り組みを推進していくのかという二点にあったと思います。

 まず、現状についての認識でありますが、私は市長に就任早々、担当部局職員から現況の概要説明を受けますとともに、施設の現場に赴きまして衛生センターの各施設並びに里浦処分場の施設について、視察を行いまして現状の把握に努めたところでございます。

 焼却施設、最終処分場の両施設は、もはや一刻の猶予もない厳しい現実を目の当たりにいたしました。まず、最初に一番に感じましたことは、両施設の操業につきまして、木津地区並びに里浦地区の皆さん方の、長年にわたりますごみ行政に対する御理解と御協力があったればこそ今日がある、今日まで続けられてこられたとの思いでございました。両地区地元の皆さん方に対します心からなる感謝とお礼を申し上げる次第でございます。両施設の更新は急を要しております。市長就任以来、改めて事の緊急性を痛感いたしました。

 公害のないごみ焼却施設の建設は、緊急の課題でありますが、これまで事業推進するその手法に問題があったのではないかと思っております。幾度となく申し上げておりますように、その手順や手続につきましては、地域の皆さん方の御理解が得られるものではありませんでした。候補地選定の経過を明らかにすることは、行政に対する信頼回復のかぎを握るものであると思っております。

 私は先月末に瀬戸町に出向きました。選定の経過について、まず地元で説明をさせていただきました。また、広報でもって本日全市民の皆様方にお知らせをしたところでございます。私は、基本姿勢として公正と対話を掲げております。広く市民の皆さんの御理解を得るべく、話し合いを深めてまいりたいと思います。

 結論と申しますか、方向をお示しできるめどにつきましては、一刻の猶予もない緊急課題でありますので、一日も早く解決すべく最大限の努力をいたす所存でございます。

 次に、危機的状況にどう対応するのかということについてお答えをいたします。

 焼却施設の老朽化に加えまして、最近のダイオキシン問題など、排ガス等の対策がございます。これまでにも施設の改修、改善、修繕に努めているところでございますが、今後におきましても、地域の皆さん方に不安を与えないよう努めてまいりたいと存じます。

 また、本日の広報特集号でお知らせをいたしておりますように、ことしはごみゼロの日が中止をされておりますが、私は鳴門市におけるごみゼロの日のあり方も、単に地域のごみをゼロにする活動から、リサイクルを徹底し、ごみの発生そのものを減量する活動への転換が求められているとの思いで述べさせていただきました。今日のごみ問題の非常事態の状況を市民の皆様方にお知らせいたしますとともに、ごみ減量に対する御理解と御協力をお願いをしてまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと思います。

 最後に、競艇場改築計画についての御質問にお答えをいたします。

 議員も御承知のとおり、現在の鳴門市の財政は長年競艇依存型となっておりました。競艇事業の不振が即鳴門市の財政危機に直結する構造となっておりまして、今まさにその財政危機が目前に迫っておるというのが現況だと思います。

 こうした中で、市にとりまして非常に大きなリスクを背負うことになります新スタンド棟建設計画につきましては、再度その必要性やさまざまな影響等について、検討がなされてもよいと考えております。現時点におきましては、財政再建に導く方策が体系的に検証されるまで、凍結を選択させていただくことがよりよい方向でないかと考えておりますので、御理解を賜りたいと思います。

 また、今後の施設改善についてでありますが、鳴門競艇場の施設が老朽化していること、そしてまた他場と比較して見劣りすることも十分承知をいたしております。こうした状況のもとではありますが、本市を取り巻くもろもろの環境が好転するまでは、現在の施設を修復し、ファンサービスの向上に努め、ファンの皆様に楽しんでいただけるよう努力してまいりたいと考えておりますので、議員皆様方の御理解をお願い申し上げる次第であります。

 最後に、新スタンド棟新築工事の凍結に伴う関係機関への対応についてでございます。

 私は、運輸省、全国モーターボート競走会連合会、全国モーターボート競走施行者協議会を訪れまして、市長就任のあいさつを申し上げますとともに、現況の鳴門市にとりましては、財政再建を最優先したいこと及び今後市議会の皆様方と十分協議を重ねたいことを伝えたところでございます。

 今後の競艇運営に影響のないよう取り組んでまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと思います。

     〔八番 坂東成光君登壇〕



◆八番(坂東成光君) ただいまお答えをいただきましたが、何分にも代表質問でありますので、一応サービスの向上に努める、もろもろするというただいまの答弁で一応は了といたしますが、継ぎはぎだらけの庁舎づくりではなく、市民と職員と議論を重ね、五十年、百年先を考えた施策でもって建設に着工されますように申しておきます。

 また、ただいまは議会と執行部は車の両輪に例えられるよう地方行政に取り組むに当たって、相協力して取り組むべきものでございますとのお答えでしたが、議会での承認もなく、マスコミに凍結を含め見直すなどのような、議会に何の連絡もなく、議会軽視の発言ともとれるようなことが今後ないよう要望を付しまして、この件に関しては終わりたいと思います。

 続きまして二番目の環境関係、ごみ問題でありますが、これにつきましてもやはり公正と対話と、もろもろ、ただいま市長から御答弁いただきました。これも一応了にしたいと思いますが、先ほど市長から答弁いただきました一般廃棄物の現状についてであります。候補地の選定問題、焼却施設、そして最終処分場、どれをとりましても先ほども申しておりましたように、待ったなしの緊急課題であります。市民の日々の生活にかかわる問題でもあります。市長の今後ごみ行政に取り組む熱意でもって、ごみ行政がストップすることのないよう、そして今抱えているもろもろの緊急課題を一日も早く解決されますよう、市長の手腕に大いに期待して、この件も一応了といたしておきます。

 そこで、一つ市長にお伺いしておきたいんですが、瀬戸町の一般廃棄物処理施設の用地購入の件でございますが、私の最近知り得た話では鳴門市開発公社が平成十年五月から六月にかけて、瀬戸町堂浦字浦代の山林五十三万一千三百九十一平米を約二十三億円で購入しております。この中に畑、宅地が若干含まれておりますが、大部分が山林であります。この山林の購入単価は一平米二千九百円であります。一方、平成九年三月二十四日に鳴門市N社としておきます。鳴門市のN社が国土利用計画法第二十三条第一項の規定に基づき、土地売買等の契約について届け出し、三月三十一日付で県知事より許可通知があり、その後売却された土地があります。この土地は鳴門市大麻町板東字中谷二十九の二の山林で、面積は七十三万二千九百九十八平米であります。単価は一平米三百十円で、総額二億二千七百二十二万九千円で取引されております。私がお聞きしたいのは、板東字中谷の土地一平米が三百十円で、堂浦字浦代の土地が一平米二千九百円で、約十倍の価格で購入されておりますが、それが一年前に直線距離わずか四キロしか離れていない場所で取引事例があるのに、単価について何ら参考にしていないように思うのですが、詳細はともかく、この事実を市長は御存じなのか、また御存じならばこの件をどう思っているのかお尋ねいたします。

 あわせて三井建設より一括して用地が購入されておりますが、三井建設と特定の個人との間で行われた山林の取引価格についても同様のうわさがありますが、この件について三井建設に対し問い合わせてみる意志があるのかどうか、あわせて市長はどう考えているのかお答え願いたい。

 最後に、競艇の分であります。

 これもただいまの市長の答弁で一応は了としておきますが、その結果出てくるところの平成十一年度鳴門市モーターボート競走事業会計予算の中にありますところの、議案第十二号第五条の継続費の総額及び年割額では、新スタンド棟新築工事で四十三億円、この年割額十一年度工事費五億八千九百九十五万六千円、十二年度工事費三十七億一千四万四千円となっております。

 次に、第六条企業債の項を見ますと、新スタンド棟新築工事では五億円を見込んでおります。さらに第四条では、建設改良積立金取り崩し額八千九百九十五万六千円となっており、また平成十年四月一日から平成十一年三月三十一日までの鳴門市モーターボート競走事業予定貸借表を見ますと、利益剰余金の中で建設改良積立金が三十二億一千九百十二万五千円あります。このことから、先ほど新スタンド棟新築工事は凍結したとの御答弁を一応いただきましたので、この結果当然のこととして、建設改良積立金は取り崩さなくてもよいことになろうかと思います。

 このことを踏まえ市長にお伺いいたします。

 平成十一年度の一般会計の補正予算、平成十一年度もし仮に、仮にです、どのようにやりくりしてもなおかつ一般会計の財源に不足が生じた場合、モーターボート競走事業会計の建設改良積立金を取り崩し、一般会計の財源に充てるお考えがあるのかどうかお伺いいたします。

 以上、環境、競艇の御答弁をいただきまして、私の鳴友会を代表いたしましての全質問を終わりたいと思います。

     〔市長 亀井俊明君登壇〕



◎市長(亀井俊明君) まず、競艇場改築計画が凍結された場合、建設改良積立金と一般会計の財源確保についてどう考えているのかということについてお答えをいたしたいと思います。

 一般会計の財源が確保できない場合、モーターボートの建設改良積立金を取り崩すのかとの御質問でございますが、私は基本的に積立金の趣旨は尊重したいというふうに考えております。しかしながら、場合によっては議員も御承知のとおり、地方公営企業法施行令第二十四条第五項の規定に定められている目的外使用への使途については、市議会の議決をいただくこともあろうかと思っておりますので、御理解を賜りたいと思います。

 最後に、瀬戸町浦代地区でのごみ焼却場用地購入に関連する御質問でございます。

 平成九年三月にN社が、板東字中谷で用地を購入するに当たりまして、国土利用計画法に基づく申請がなされ、その購入単価が一平米当たり三百十円であったという事実を、市長は知っておるのかということでございますが、私は市長として就任をいたしましていろいろな書類を見る中で、この事実を知りました。市におきましては、こうした事実は知り得た立場にあったと思います。国土利用計画法によりますと、大規模の土地の取引については、市を通じて県に届け出をするということになっておりまして、市に申請がなされたのは平成九年三月でございました。浦代で鳴門市が土地を購入いたしましたのが平成十年の五月以降でありますから、当然その届け出を通じて鳴門市はその事実を知り得る立場にあったというふうに推定をいたしております。

 なお、三井建設と特定個人との間において行われました取引について、問い合わせする意志はあるかということでございますが、本議会におきます御要望でございますので、私は三井建設に対しまして鳴門市より公式に文書でもって情報の開示を求めてまいりたいと考えておりますので、御了解をいただきたいと思います。



○議長(勘川一三君) 次に、

 政清会代表

一、市長の政治姿勢について

             十八番 藤田茂男君

     〔十八番 藤田茂男君登壇〕



◆十八番(藤田茂男君) 皆さんおはようございます。

 ただいま議長より登壇のお許しをいただきましたので、私は政清会を代表いたしまして質問をしてまいりたいと思います。

 質問前に、先日行われました統一地方選挙において、三十名から二十八名と定数減の中、激戦の中鳴門市発展のために二十八名の市議と亀井新市長が誕生いたしました。亀井市長におかれましては、県議三期からの転身に、人生のすべてをかけた意気込みとソフトな人柄が市民の共感を呼んで、見事当選されました。今後四年間市政のかじ取りをよろしくお願いいたしまして、通告に従ってこれより私の質問に入ってまいりたいと思います。

 まず一点目の、市長の政治倫理についてであります。

 政治家が政治倫理を守ることは当然のことであり、政治を志す者の責務であります。中央政府において、古くはロッキード事件、リクルート事件と国を揺るがす大事件が次から次へと起こってまいりました。地方自治体においても一連のゼネコン汚職が招いた土木行政への不信感が渦巻く中、他聞に漏れずマスコミを連日にぎわしているところでございます。

 さて、亀井市長は四月の統一地方選挙において、市民多数の御支援を得て見事当選され、今後四年間市政に携わるわけですが、市長は元建設会社の実質的オーナーとして全国で数少ない市長と聞いておりますし、市長に就任した今日、市の発注する工事、公共工事を受注しないと出馬表明の記者会見で話したと聞いております。

 市長は政治姿勢の公約の柱に、公正と対話こそが基本姿勢と掲げられ、当選されました。公正とは、公平で偏っていない、明白で正しいこととなっています。市政の一般事務の執行に際しての市長の政治倫理について、市長の御所見をお聞きいたします。

 次に、バス車庫移転凍結と、総合保健福祉センターについてであります。

 保健福祉の総合的な拠点施設として、これまで建設を計画していた総合保健福祉センター、前市長のとき、第一回建設審議会が平成八年八月二十九日、市民の意見を幅広く取り入れるため、高齢者や障害者の代表、医療や保健福祉関係の代表者、学識経験者など、二十四人と、初めての試みとして一般公募で選ばれた市民三人を含む計二十七名の委員で構成し、約半年にわたり五回の審議会や先進地視察を兼ね、平成九年二月十二日に審議会より市長に提言した経過があります。

 私もこの福祉センター等については、ぜひとも鳴門市にとって必要なものと思い、前市長に平成八年の第二回定例会で質問し、平成十一年完成を目指すと答弁をいただいた経緯があります。その後、平成十年第一回定例会で、我が会派の佐藤議員の質問のとき、市バスの移転後、その跡地に建設することが適当であるとの判断で、移転完了以降との答弁をされておりました。

 そこで今回、市長の所信表明で、市バス車庫移転凍結ということですが、車庫移転が凍結になりますと、福祉センターはどうするのか、また新しい建設地があるのかお聞きいたします。

 次に、最終処分場の対策とごみ処理施設用地選定についてお伺いいたします。

 里浦最終処分場の対策ですが、私も里浦に近所で住んでいる関係で毎日のように処分場は見ております。けさも処分場の横を、大手海岸を通って役所に来ました。見てみますと、既に満杯状態で上へ上へ積み重ねる状況です。平成七年から使い始めた処分場は、平成十年三月に満杯になり、前市長が急いで、前市長のときに北側にリサイクルセンターを予定しておりました土地を、里浦の皆さんに御理解を得て、平成十年五月に小さいながらも増設をいたしまして延命策をとりました。

 そのときに、里浦処分場対策協議会と鳴門市の間に覚書を締結しております。市長も御存じと思いますが、これが覚書の写しでございます。一部紹介いたしたいと思います。この覚書は平成九年七月二十四日に取り交わしております。「処分場の増設はこのたびの北側のみとし、今後ごみ処分場の増設拡張はしない。また五年以内に里浦町外へ移転をする。」既に一年余りが経過しております。九年ですからもう約二年が来るんですかね。

 次に、公害防止に万全を期する。そしてまた地元対策事業については、誠意をもって対処する。もろもろ一条から八条に覚書はなっております。その四条のみ私は紹介いたしました。

 そこで、今非常に困っている問題が起きておりますので、地元対策事業についてちょっとお伺いいたします。

 処分場近くに里浦小学校があります。小学校の環境は決していいとは言えません。夏が来るとプールの水にカラスが行水をするのか、水を飲みに来るのか、プールにふん等を落としていく場合もあります。また、ハエの発生も以前は物すごく発生をいたしまして、新聞で皮肉ったハエ取り大会をやってはどうかというような記事も載ったりしたこともあります。最近、消毒等の影響でハエは少なくなりましたが、まだまだ悪臭、これはごみを混ぜると必ず発生いたします。

 私も、漁業を営んでいるもので、大手海岸沖でワカメ操業をしてるときに、西風が吹くとそのにおいで気分を悪くするようなときもあります。これから夏にかけて、マゼの風、南の風が吹きますと、子供たちは我慢をして勉強とか運動に励んでいる状態であります。

 そんな中で、前市長との覚書を市長はどのようにとらえているのか、お聞きいたします。

 処理施設用地選定についてでありますが、先ほども坂東議員の質問の中で、市長がお答えしておりましたように、十五候補地を全市民に知らせるために、本日私も朝一番ポストでその候補地選定の経緯を読ませていただきました。十五候補地のうち、前市長は瀬戸町浦代を最適地として、市議会、市民に発表をいたしました。市議会では地元住民に協力が得られるのであればとの条件で、ごみ処理施設の建設計画に伴う用地の先行取得をするため、十年第一回臨時市議会で二十三億円の債務保証を追加した一般会計補正予算を原案どおり可決し、今日に至っております。

 市長は、候補地についてどう思っているのか、そのお考えをお聞きし、再問をいたしたいと思います。

     〔市長 亀井俊明君登壇〕



◎市長(亀井俊明君) まず、政治倫理についてお答えを申し上げます。

 私は、市民の皆様方の視点に立ちまして、公正と対話を基本姿勢とし、諸施策に取り組んでまいります。常に相手の立場に立ち、一人一人の御意見に耳を傾け、私も素直に誠意を持って話す公正と対話こそが政治の基本であり私の政治信条でございます。

 このことから、既に株式会社亀井組からは五月十日付で指名競争入札参加辞退届出書の提出があり、これを受理いたしております。

 情報の公開を徹底し、施策の優先順位を市民の皆様と一緒に考え、鳴門市の将来のあるべき姿を共有し、市制施行以来半世紀に余って築かれました本市の歴史を、輝かしい未来へと引き継いでまいりたいと思います。

 恵まれた自然や環境との共生を図り、情報化や国際化を初め、二十一世紀の四国の玄関としてふさわしい鳴門のまちづくりを目指し、地道に一つ一つ積み上げていきたいと考えております。

 また、職員が意欲を持って働く活力のある行政を目指してまいりたいと考えております。

 総合保健福祉センターにつきましては、藤田議員の御指摘のとおり、一般公募で選ばれました市民代表を含めた二十七名で構成される建設審議会において、五回の審議を重ねる中で、乳幼児から高齢者までが利用でき、障害者も健常者もみんなが平等にともに憩い、学び、いやし、交わり、楽しむ中で、生活の質的向上を図る市民主役の活動拠点として構想され、平成九年二月十二日に提言されたところでございます。

 今後におきましても、必要な施設と認識しておりますので、先ほど坂東議員の御質問にお答えいたしましたように、財政再建をにらみながら規模、場所等を含めて再検討を加えてまいりたいと考えております。御理解を賜りますようお願いをいたします。

 次に、市バス車庫移転凍結と総合保健福祉センターについてでございますが、御承知のとおり運輸部の現有地に総合保健福祉センター建設が計画をされました。移転の必要性が生じたので大麻町牛屋島に移転先を求め、用地が取得された経緯がございます。

 しかしながら、長引く経済の低迷及び厳しい財政状況の中、本事業が運輸事業再建にどのように役立つのか、再度その必要性について検討がなされてもよいのではないかと考えておりますので、御理解を賜りたいと思います。

 最終処分場の対策とごみ処理施設用地選定についてでございますが、まず最終処分場の対策についてでございます。

 坂東議員の答弁で申し上げましたように、里浦地区の皆様には長年御協力をいただいておりまして、重ねて感謝とお礼を申し上げる次第でございます。里浦処分場対策協議会との覚書につきましては、当然のことながら遵守してまいりますとともに、御要望にもおこたえできますよう対処してまいりたいと思います。特に、御指摘の里浦小学校の環境対策といたしましては、子供たちが勉強していく上で支障を来すことがないよう努めてまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと思います。

 次に、ごみ処理施設用地の選定についての御質問でございます。

 私は、かねてからごみ処理問題につきましては、まず用地選定の経緯について公表すべきであると、市民の皆様方に訴えてまいりました。坂東議員の御答弁でも申し上げましたように、その手順や手続につきましては、地域の皆様方の御理解が得られるものではありませんでした。本市にとりましては、一刻の猶予もない緊急課題であります。早急に方向を出し、市民皆様の御理解を得られるよう努力してまいりたいと考えております。

 いずれにいたしましても、私の基本としております対話を重ね、解決に向け、努力を重ねてまいる所存でございますので、御理解を賜りたいと思います。

     〔十八番 藤田茂男君登壇〕



◆十八番(藤田茂男君) それぞれ御答弁をいただきましたので、再問をいたしたいと思います。

 まず、市長の政治倫理についてであります。

 亀井市長の市政に取り組む強い意志、そして強い決意を確認いたしました。また、株式会社亀井組におかれましては、鳴門市の指名競争入札辞退の届け出を五月十日付で受理をしたということでございます。今後四年間、市長におかれましては鳴門市発展のため、全力で取り組んでいただけるよう、強く要望をしてこの質問は了といたしたいと思います。

 次に、バス車庫移転凍結と総合保健福祉センターの問題であります。

 先ほど市長も御答弁でおっしゃっておりましたように、総合保健福祉センターは乳幼児から高齢者までが利用でき、障害者も健常者もみんなが平等にともに集い、学び、いやし、交わり、親しむ中で生活の質的向上をはかる活動拠点施設として健康づくりの機能、乳幼児らの健診室や検査室、健康相談などを行う個別保健指導室、子育て支援教室やリハビリテーション室、地域福祉づくりの機能として在宅介護を支援するための車いす用浴室と介護用浴室、趣味や創作活動に利用できる活動室や交流室、ボランティア活動の普及、登録、紹介などを行うボランティアセンター、生きがいづくりの機能といたしまして交流の場としての多目的ホール、障害者が楽しみながらリハビリをすることができる福祉レクリエーション室、障害者の社会参加の場所として、日用品や福祉商品を扱う福祉ショップなど。また、その他といたしまして保健福祉に関するあらゆる相談を受ける総合福祉カウンター、福祉関係団体の事務室など、施設また機能を平成九年三月一日の広報で全市民に紹介をいたしております。

 このようなすばらしい機能を備えた総合保健福祉センター建設に寄せる多くの市民の期待があります。そして、この福祉センターの建設ですが、前々矢野市長のときにも福祉センター建設の予定地と建設をするというような意見がありました。建設前に同じように市長選がありまして、新しい市長が誕生し、新しい市長はその福祉センター建設をよりよいものにするために見直すということで、四年間をかけて先ほど紹介したような施設と機能を備えた総合保健福祉センターを、バス移転跡へ建設するということでありました。

 本当にこのような総合保健福祉センターは、鳴門市にとって私も必要と思いますので、一日も早い建設計画を強く要望し、この質問も了といたします。

 次に、最終処分場の対策とごみ処理施設用地選定についてであります。

 里浦処分場対策協議会との覚書についても、市長は継続して対処していただけるとのことであります。また、小学校の環境対策も支障を来すことのないよう努めていただけるようでございますので、この件も了といたしたいと思います。

 市長も御承知のように、鳴門市のごみ問題は、一刻の猶予もない緊急課題です。市民の皆様に御理解を得て一日も早い解決を強く望むものであります。

 さて市長、財政の厳しいのはわかっております。しかし、厳しい財政の中で市民のニーズにこたえるのが亀井市長の腕の見せどころでないでしょうか。所信表明のように見直し、凍結では市民は納得はしないと思います。

 今後市長には、市政に対するかじ取りを四年間していただくわけでございます。全身全霊力の限り選挙のときのように頑張っていただきたいと思います。

 以上、政清会を代表いたしまして私の質問を終わりたいと思います。



○議長(勘川一三君) 議事の都合により小休いたします。

     午前十一時  六分 休憩

     午後 零時五十九分 開議



○議長(勘川一三君) 小休前に引き続き会議を開きます。

 みらい代表

一、市長の政治姿勢について

二、衛生行政について

三、鳴門地区の事業について

             十三番 橋本国勝君

     〔十三番 橋本国勝君登壇〕



◆十三番(橋本国勝君) 議長のお許しをいただきましたので、会派みらいを代表して質問をいたします。

 去る四月二十五日の統一地方選挙による改選後、初めての質問であり、二期目の議員として一期目の初質問とは違った緊張感があり、身の引き締まる思いがいたします。一期目は議会の雰囲気や市政全般について未知の世界であり、無我夢中の登壇でありましたが、二期目となりますと、市政の状況がある程度わかり、特に現在の鳴門市の状況を見る限り、財政事情の危機的状況やごみ問題などに明るい材料のない状態での議会であります。

 それに、新市長をお迎えし、亀井市長がこれからの鳴門市を何を目標にどのように導いていかれるのか、十一日の所信表明で明らかにされたばかりであります。それから三日間、その所信表明をもとに質問項目をまとめてみましたが、質問項目が同僚議員と重複する部分もあり、聞きたいこと、言いたいことが十分に伝わらないかもしれませんが、そこは県会議員十二年のキャリアを持つ亀井市長です。議員の心理を読んで、わかりやすく答弁していただけることを期待して質問に入ります。

 まず、一点目の市長の政治姿勢でありますが、所信表明の中で最初に市長は、市民の皆様の視点に立って公正と対話を基本姿勢とし、今後の四年間の市政運営に臨みたいと言われ、既に新聞報道でも御案内のように、就任早々の六月一日から朝八時三十分より市民との対話を始められております。亀井市長の政治に取り組む前向きな姿勢に、敬意を表したいと思います。そして、この対話が市政運営に有効に生かされることを期待しまして、本題の行財政改革についてお伺いをいたします。

 さて、市長は昨年十二月の県議会におけるさよなら質問の中で締めくくりとして最後に次のように述べられております。「本県においては、知事は強力なリーダーシップを発揮され、行財政改革を初め、行政全般の見直しを行っているが、どんな組織であっても元来変革を嫌うもの。しかし、明確に将来の目標を掲げ、共通の認識を持って毎日毎日その目標に向かって努力を積み重ねるならば、いつかその目標は達成できると思う。強力なリーダーシップとは、こうした努力を積み重ねる人たちに、財政面と人材面での支援がなされて初めて発揮できるものと思う。」このように、行財政改革に取り組む姿勢として、亀井県会議員として述べられております。

 それから六カ月、今ここに亀井鳴門市長として市政の執行者のリーダー、最高責任者となられました。鳴門市政の現状を見られ、今後どういう決意でこの行財政改革に取り組もうとされているのか、まずお伺いをいたします。

 次に、その取り組みの具体策について、三つの大規模事業の見直しを上げられております。競艇場の施設改善、市バス車庫の移転、庁舎の増築であります。これについては、既に午前中の代表質問で質疑応答がありました。が、我々といたしましても直接審議に加わった以上、いろいろと意見もありますので、改めて見直しの必要性について御答弁をお願いいたします。

 次に、件名の二つ目として衛生行政について質問をいたします。

 今や鳴門市にとって、ごみ問題は市政の最重要課題であり、緊急課題であります。本日の議会も瀬戸地区を初め、たくさんの方が傍聴にお見えになっておられます。既に午前中の代表質問において、二人の議員の質問がありました。重複する部分があろうかと思いますが、その点よろしくお願いをいたします。

 さて、その一点目のごみ行政の現状であります。何年も前からごみ処理問題が大きな政治課題として議論をされてきました。私も、平成八年十二月議会で質問をしました。あと三年で最終処分場が満杯になると聞いておりました。抜本的な対策ができず、今日に至っております。その間、先ほども話がありましたように、木津の焼却場は老朽化が激しく、その維持管理費や特にダイオキシン発生の問題では巨額の経費をかけております。里浦最終処分場でも萩原へごみを持っていったり、あるいは場内の増設工事を行ったり、リースではありますが、圧縮処理機の購入も行いました。それぞれ延命策として巨額の税金を経費として使い、今日までやってこられました。しかし、いよいよこの十二月には里浦処分場は限界を越え、満杯となります。ごみ収集ができなくなるのではないかと心配をしておりますが、現施設の状況と今後の対応をどう考えているのか、御答弁をお願いいたします。

 次に二点目として、ごみ減量推進についてお伺いをいたします。

 このように焼却施設、処分場の逼迫した状況でも、ごみは毎日毎日どんどんと出ております。何とか市民の皆様にごみを出さないように協力をお願いするのが急務にもかかわらず、「広報なると」などで啓発をするのみで、ごみの絶対量の減少の効果はなく、まだむしろふえていると聞いております。本日も広報特集号は出されました。一体どれだけの人がこの広報をお読みになって、御協力いただいているのか疑問であります。

 私は、前回の質問のときにも申しましたが、改めてごみ減量のためのモデル地区の設置を検討するよう提案をいたします。ごみの資源ごみ分別収集が始まってから数年たちますが、少しマンネリ化してしまっている点が見受けられます。また、マンションやアパートの住民、事業所のごみ出しマナーの指導などが十分に行き届いていないのが実情であります。

 それから、農村や漁村にはそれぞれ出るごみの種類も違ってきますし、減量のための生ごみの処理なども今注目されております環境、健康を守るEM技術によるボカシ処理なども、EMボカシ処理した生ごみを撫養地区やあるいは住宅地域では、それを活用するための畑もありませんので、それを実施することができません。そんなふうに家庭のあるいは地域の実情からそれぞれその地域に適したごみ減量のための対策を施さなければなりません。地域地域のごみ出し状況を分析し、ごみ減量を徹底するためのモデル地区をつくって集中的に指導、教育する必要があると思います。モデル地区では一軒ずつごみ出しマナーの指導を行い、協力を要請するわけです。マナーを守らない人は、まだ分別の意義がわかっていない方で、わかれば協力が得られると思います。

 市長は所信表明の中で言われておられます。重要な課題の対応は、知恵を出し合い、知恵が出なければ汗を流さなければならない。ごみ問題の解決のためには、同じことが言えるのではないでしょうか。その点をお伺いいたします。

 次に三点目として、ごみ処理施設の候補地選定についてであります。

 市長は、公約どおり五月二十九日に瀬戸町に出向き、選定の経緯を地元住民に説明し、本日の広報でも同じように詳しく公表されました。瀬戸地区では、新聞報道で見る限り説明会で終わったようです。その後、鳴門市環境を守る会から陳情書が出されたとも聞いております。

 この問題については、午前中の質問、坂東議員、藤田議員の質問の答弁と同じ答弁になると思いますので省かせていただきますが、またこのあと地元の平岡議員も質問されます。私は、一応この件は省かせていただきますが、この問題の解決の取り組み姿勢として、市長は所信表明で次のように述べております。「それは、複雑に絡み合った糸を一本一本ほぐしながら着実に歩みを進めることこそ解決への近道である。」と、その姿勢を言われておられます。

 その姿勢で臨むことを期待いたしますが、さきに申しましたが時間的に余裕があるわけではありません。一日も早い対応を要望してこの件は置きます。

 以上、一点目のごみ問題の対応と二点目のモデル地区の設置について御答弁をお願いいたします。

 質問が多岐にわたりますが、最後に三点目として鳴門地区における県の三事業、すなわち一つには大鳴門橋の橋げた利用による空中遊歩道及び展望施設、仮称「渦の道」の建設状況、二つ目には鳴門ウチノ海総合公園の整備状況、そして都市計画道路黒山中山線の三ツ石から黒山にかけての事業、進みぐあいについて、簡単に御答弁をお願いいたします。

 以上で、最初の質問は終わります。

     〔市長 亀井俊明君登壇〕



◎市長(亀井俊明君) 橋本議員の御質問にお答えをいたします。

 まず、市長として鳴門市の状況に接したとき、どのような決意で行政改革に取り組もうとしておるのかということでございますが、先ほど橋本議員より御紹介がありましたように、その取り組み姿勢につきましては、県議時代の取り組み姿勢といささかなりとも変わるものではございません。改革と向き合うためには、それ相応のエネルギーと覚悟が必要でございます。しかし、私はみずからが率先垂範するだけではリーダーシップが発揮されているとは思いません。改革を推進するためには、まず明確に目標を掲げ、共通の認識を持つことに加えまして、努力を積み重ねる人たちに財政面と人材面の支援がなされて初めてその目標が達成されると思います。

 御紹介をいただきましたように、このようにして初めて私はリーダーシップが発揮ができるというふうに考えておるものでございます。鳴門市の行政改革につきましても、今後さらに議論を深めまして、そのあるべき姿を市民の皆様方や議会の皆様方ともどもに共有をし、今できること、なさねばならないことを着実に実行することによりまして、一歩一歩改革を進めてまいりたいと考えておるものでございます。

 次に、衛生行政について御答弁を申し上げます。

 まず、第一点目のごみ行政の現状についてでございます。

 この問題につきましては、先ほど鳴友会の坂東議員からの代表質問でございましたように、両施設の緊迫した厳しい状況は申し上げたとおりでございます。現状の行き詰まった状況を市民の皆さん方に克明にお知らせをし、ごみの減量、分別、再利用、資源化について取り組んでまいりたいと思います。特にふえ続ける事業系ごみにつきましても、排出者としての自覚、みずからの責任について事業者にもさらなる協力を求めてまいりたいと考えております。

 また、十月には処分場が満杯となり、ごみ収集がストップするのではないかとの御質問でございます。

 昨年、増設いたしました処分場の埋立地は予想以上にごみ量が多く、ごみ減容機を導入いたしまして、延命を図っているところでございます。しかし、これとて限度がございます。十月以降の対応策を当然考えなくてはなりません。緊急避難的に不燃ごみの場外搬出について処置しなければならない現実が目前となっておるわけでございます。

 この厳しい現状を市民の皆さん方に御理解いただき、ごみ排出の減量を訴えてまいりたいと存じます。同時に一刻も早く新しい施設建設を推進しなければならないと考えております。

 次に、ごみ減量の推進についてでございますが、橋本議員にはごみ減量等推進員として日ごろから地域でごみの分別、減量、再利用などの御指導に当たられ、御熱心に活動をされているところでございまして、日ごろのこうした御活躍に心からなる敬意と感謝を申し上げる次第でございます。

 そうした日々の体験からただいまのようなお話があったことと思います。ごみ減量啓発の一つの方策として減量モデル地区を設定することにつきましては、大変有意義な御提案として受けとめまして、検討をさせていただきたいというふうに考えております。

 最後に鳴門地区の三事業につきまして、県の三事業についての御質問でございます。

 仮称「渦の道」についてでございますが、その施設の概要と工事の進捗状況の御答弁を申し上げたいと思います。

 その前に、私の特別の思い入れであります渦の道について若干触れさせていただきたいと思います。

 大鳴門橋の下部空間を利用いたしました、観潮用歩道渦の道につきましては、私の父がゴンドラ構想として観光用の施設を提言をいたしまして以来、十五年に余る時間を経過をいたしました。来年の春実現をする観光施設でございます。長年取り組んでまいりました者にとりまして、感慨の大きな施設でございます。施設の概要につきまして申し上げます。渦の道への入り口は、鳴門公園千畳敷から大鳴門橋架橋記念館に向かう道路のちょうど中間位置にありまして、アンカレイジへの進入口となるわけであります。

 施設を大きく分けますと、取付橋、待合室、遊歩道、展望室の四施設となっております。取付橋といたしましは、道路からアンカレイジ中央部待合室までの間、幅二メートル、長さ五十三メートルの橋が設置されます。待合室の床面積は三百五十二平方メートルとなり、中には管理事務室、待合スペース、展示コーナー、トイレなどが設置をされます。待合室から先端の展望室までの間の遊歩道は、幅二メートル、長さ四百五十メートルでありまして、途中四カ所に休憩所が設けられております。鳴門側主塔から百メートル先に設置をされます展望室は、床面積七百八十五平方メートルに十二枚の透明板が敷かれておりまして、足元から渦潮が展望できる構造となっております。また、瀬戸内海側、太平洋側の両サイドの展望ができるよう工夫を凝らした設計がなされております。

 工事の進捗状況でございますが、平成十年度に各部材の工場製作が行われました。ことし六月より現場の工事に着手をされました。来年春完成と県より伺っておるわけであります。

 次に、鳴門ウチノ海総合公園の進捗状況と今後の取り組みについてでありますが、当公園は平成六年度に公有水面埋立免許等の手続が終わりまして、平成七年度から埋め立てが開始をされております。これまでに造成及び護岸工事が竣工をいたしておりまして、先般全国豊かな海づくり大会が開催をされました。漁業組合を初め市民の皆様方、多数の御協力を得まして成功を治めたところでございます。

 現在県におきましては、自然環境の中で楽しく遊べる施設である園路及び広場のほか、この公園の付加価値を高める上で、学習施設や情報案内の機能を持った施設なども検討中であると伺っております。

 その中でかねてより、私が県議会で提案をしてまいりました県の水産試験場分場につきましては、全国豊かな海づくり大会開催を記念し、県民に開かれた、また沿岸漁業の振興の拠点ともなるべきものとして移転拡充も検討されているというふうに伺っておるところでございます。

 県におきましては、今後鳴門ウチノ海公園の実施計画を早急にとりまとめ、平成十四年度の供用に向けて施設の整備に努めるとのことでございました。

 せっかくウチノ海に設置される公園でありますので、市民の皆様の憩いの場となる公園となりますよう、県とも十分協議をしてまいりたいとずっと考えておりますので、御理解を賜りたいと思います。

 最後に黒山中山線の進捗状況と今後の取り組みについてでございますが、都市計画道路の黒山中山線につきましては、三ツ石、黒山の両地区におきまして、平成八年度に既に地形測量が完了し、現在環境影響調査について環境庁との協議中でございます。私は、黒山中山線の早期開通に向かいまして、県議会で再三要請をしてまいりました。現在県といたしましては、環境庁との協議終了次第、地元への説明会に入り、できれば今年度中に一部用地買収に着手をしたいとのことでございまして、今後市といたしましては今後とも一日も早い全線開通に向かって取り組んでまいりたいと考えておるところでございます。



○議長(勘川一三君) 小休いたします。

     午後 一時二十四分 休憩

     午後 一時二十四分 開議



○議長(勘川一三君) 再開いたします。

     〔市長 亀井俊明君登壇〕



◎市長(亀井俊明君) 済いません。答弁漏れがありましたので、御答弁さしていただきます。

 見直しの三事業についてでございますが、御質問の三事業、市バスの車庫移転事業、競艇場スタンド新築工事、南庁舎建設事業の見直しにつきましては、坂東議員、藤田議員の御質問にも御答弁申し上げましたように、本市の現在置かれている極めて厳しい財政状況の中で、これらの事業を実施することにより、危機的な状況に立ち至ることを憂慮するからでございます。

 今後ともこうした厳しい財政環境が継続する限り、財政再建と両立させるためには大規模事業の見直しや凍結などが、現在置かれている鳴門市の現実に即した選択ではなかろうかと考えるものであります。

 これら三事業が、財政再建を進める上でどのような役割を担っているのか、市民生活に直結する施策なのか、どのような長期的展望に立っているのかなどについて、議会における御議論を踏まえながら、将来を見きわめた上で今後の対応を検討してまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと思います。

 失礼をいたしました。

     〔十三番 橋本国勝君登壇〕



◆十三番(橋本国勝君) それぞれ御答弁をいただきましたので、再問をいたします。

 市長の政治姿勢ということで、行財政改革の取り組み、見直し三事業について再問では関連がありますので、まとめてさせていただきます。

 鳴門市の財政が危機的状況にあることはだれしもが認めることで、それをどう解決するかが議論の出発点であります。

 財政事情を理由に、三事業の見直しを提案されておりますが、ただ議会としましてはこの三事業についてはいずれも理事者の提案を受け、委員会、本会議の中で当然必要性や現在の厳しい財政環境の中での事業計画について慎重審議もし、議論の結果、認めて可決したものであります。

 特に競艇事業の施設改善は長年の懸案事項であります。

 何回となく貴重な財源を使い、基本設計を繰り返しております。もっともっと早い時期に着工して、完成しておかなければならないものを、今日まで延び延びになっております。競艇事業の伸び悩みの現状をつくっていると言っても過言ではありません。

 競艇事業の収益は鳴門市の財源の根幹であります。これから抜本的に考えなければならない売り上げ向上策と人件費や経費節減が基本となる合理化対策には必要不可欠なものであります。あわせて老朽化している施設の改善は近い将来必ず実施しなければ、それこそ恐ろしくて競艇場にファンを集めることはできません。

 競艇事業について、施設改善の必要性という観点からみらいの同僚議員横井議員が改めて質問をいたしますが、特に私の方からは事業の継続性ということから、凍結を含めての見直しはいかがなものかと考えております。

 ただ、市政も会社経営と同じで、社長にあたる最高責任者の市長がかわれば当然方針が変わるため、事業の見直しをする必要性は否定はいたしません。しかし、鳴門市の場合、余りにも見直し見直しで何の事業もできておりません。見直しに非常に多くの時間と労力を使い、貴重な財源をむだにしてきたかであります。これについては、歴代の議会議員の責任も問われるかもしれません。その上で見直し事業の凍結となって出てきた財源は、一般財源として今まで人件費や通常経費となって使われているとしか考えられません。

 その結果が財政再建団体の道への延命につながっているようで、職員、市民全体に行財政改革をぜひともやらなければという危機感、危機意識の盛り上がりに欠け、思い切った施策が打ち出されてこない原因だと思います。

 私は、この三事業にかかわらず、厳しい財政事情の中でこそ、市民に明るい展望、やる気を起こさせる事業を効率よく推進することによって、全市民が一体となった行財政改革ができるのではないかと思います。何でも見直しよりもこれで進むのだという目標を持った事業推進によって、市政が破綻するようなことがあっても、私は議会を含め、市民は亀井市長を責めることはできないと思います。

 同じように財政悪化で破産寸前と言われております東京都知事になられました石原慎太郎氏は、文芸春秋七月号で、次のように述べられております。

 「何となく今までのやり方を受け継いできたら、来るとこまで来てしまった。そのせいでとうとう財政再建団体になっちゃった。」というようなことは、絶対に容認できない。亀井市長も同じ思いでなかろうかと思います。

 そして、石原知事は次のようにも言われております。「進むも地獄、退くも地獄の中で、あえて進んで活路を開こう」と行財政改革に臨む強い決意と姿勢を示しております。勉強家の亀井市長ですから、これは既に目を通されていると思います。東京都の例を挙げるのに問題があるかもしれませんが、鳴門市のこの危機的状況の中で、活路を見出すものをお示ししていただきたいと思います。

 私は、その一歩が昨年答申された行財政改革大綱の実施計画の具体化と即実行にあると思います。大綱の中で示されております主要課題の具体的な数値目標、例えば向こう五カ年で実施する項目として、一つには財政再建のため、経常収支比率を一〇〇%以下に抑制する。二つには人件費を抑制するため、職員を八十人減員する。三番目に組織機構の簡素合理化のため、係の数を約一〇%削減する。この項目など、昨年の六月十六日に答申されて、はや一年が過ぎるのに、具体策が打ち出されないままになっております。

 そのほかにも、全庁の事務事業の効率化、組織の統廃合、人材の育成、補助金の見直しなど、大綱に示されていることが、具体的に目標としてあらわれてきておりません。それだけ就任して間がありませんが、亀井市長が思っておられる危機意識と職員の取り組む姿勢にギャップがあるように思われます。

 いろいろと議論がありますが、私は意見を述べるにとどめ、私の意見や考えに対し、市長の所見をお伺いし、この項は終わらせてもらいます。

 次にごみ行政について再問をいたします。

 いよいよ里浦の最終処分場の限界が近づいてきたようで、大変なことになります。十月以降の不燃物の最終処分は、緊急避難的に場外搬出に頼る処理しかないようで、非常に残念であります。こういう時世です。簡単にごみを引き受けてくれるところも少ないし、また莫大な経費も覚悟しなければなりません。早く市内での処理場の確保と徹底したごみ減量の努力が求められます。そこで、予算的な面も含め、搬出方法で公表できる範囲でお答えをお願いいたします。

 私は、平成八年の質問のときにも申しましたが、今こそ鳴門市ごみ非常事態宣言を発すべきだと思います。新施設の建設のめどが立たない中、どれだけ経費がかかるか予想の立たない場外搬出、市民が危機感を持って、減量に協力をしてもらうためにも、非常事態宣言は必要と考えます。そして、その非常事態宣言の中で、ごみ減量の推進方法の具体策を練り、例えばさきに申しましたモデル地区の設置や各戸への個別訪問、学校での児童・生徒に対する教育など、きめの細かい方策で住民に周知することを強く求めます。

 この件についても、市長のお考えをお聞かせください。

 六月十三日の朝日新聞と本日の徳島新聞の記事が出ております。「家庭ごみの有料化、有効」であります。記事によりますと、厚生省は家庭ごみなど、一般廃棄物の処理について、有料にすることがごみ減量化に有効であるとの考え方を初めて打ち出し、検討に入ると報じられております。まだ、詳しいことがわかりませんが、次の段階としては考えられることであります。この件は別にいたしまして再問の場外搬出方法、非常事態宣言について御答弁をお願いいたします。

 それでは、最後に鳴門地区の県の三事業について再問をいたしますが、時間の関係上、もう簡単にさしてもらいます。

 この三事業は、いずれも県が主体であり、鳴門市のあるいは徳島県の発展を左右するような大事業であります。そして、亀井市長が県議時代から推進に非常に力を入れてこられた事業でもあります。

 いろいろと言いたいことがあるんですけども、今回はちょっと省略をいたしまして、いずれにいたしましても県と市が協調して、事業の早期推進を強く要望します。特にウチノ海総合公園の建設には、高島の住民、反対したにもかかわらず豊かな海だった場所を埋め立ててつくった用地であります。それだけに早く先ほど市長が説明しておられましたが、早く住民や市民が有効に使える喜ぶような施設の建設を県に強く申し入れしていただきたいと。

 以上で再問を終わり、締めくくりといたします。

     〔市長 亀井俊明君登壇〕



◎市長(亀井俊明君) 橋本議員の再問にお答えを申し上げます。

 今日差し迫った状況の中で、いかに将来を展望し、活路を見出そうとしておるのか、行政改革の取り組みについてこういった質問の趣旨であったかと思います。

 私は、行政改革の最終目標はいかに効率よく目指す都市づくりの実現を図るかにあると思います。このため、限られた財源の中での主体的行動と、その結果責任が強く求められると思います。御指摘のとおり、昨年六月既に行政改革大綱が発表されているところでございます。本市の財政が極めて厳しい情勢にあり、その主たる原因の一つに人件費があることは御指摘のとおりでございます。

 改革に向かいまして、最優先すべき課題の一つであると認識をいたしております。このため、まずできることから始めたいとの思いの中で、来年度の職員採用に際しましても、さきのとおり苦渋の決断をいたした次第でございます。

 また、行政改革の推進に当たりましては、市民の御理解と御協力はもとより、何よりも職員の意識改革なくして始まるものではなく、職員研修やありとあらゆる機会を通じて、絶え間なく意識の啓発や、人材の育成に努めてまいりたいと考えております。

 なお、行政改革の個々の具体的方策につきましては、行政改革実施計画の中で明らかにしてまいりたいと思っております。議員を初め、市民の皆さんの御協力と御理解を得るべく努力をいたしてまいりますので、御理解を賜りたいと思います。

 次に、ごみ行政についての再問にお答えをいたします。

 議員御指摘の最終処分場の満杯が懸念される十月以降の不燃物の場外搬出策についてでございます。

 御指摘はもっともなことでありまして、搬出計画につきましては、事務当局に命じまして、現在搬出先についての詰めの作業をいたしておるところでございます。

 搬出先につきましては、いろいろな情報もございますが、念には念を入れまして、しっかりとした搬出先を早急に確保したいというふうに考えております。

 なお、予算的には本年度の当初予算で一部措置いたしておりますが、状況を見つつ対応してまいりたいと考えておりますので、御協力をお願いを申し上げたいと思います。

 次に、ごみの非常事態宣言のことでございます。坂東議員の御答弁でも申し上げましたが、危機的状況を広報紙等を通じお知らせを申し上げております。そしてまた、ごみの減量化など幾度となく協力を求めてまいりました。市当局の努力不足もございますが、ここにきてもはや一刻の猶予も許されない状況でございます。市民の皆さんにごみ行政の深刻な状況を御理解いただきますとともに、減量化を強力に推進していくためには、ごみ非常事態宣言はまことに時宜を得たものと存じます。

 廃棄物減量等推進審議会を初め関係者の皆様方の御協力を得ながら、市民運動として展開できますよう早急に取り組んでまいりたいと考えております。

     〔十三番 橋本国勝君登壇〕



◆十三番(橋本国勝君) それでは、最後の登壇となりましたので、締めくくりをさせていただきます。

 先にごみ行政についてでありますが、最終処分場の満杯による十月以降の不燃物の場外搬出の答弁をいただきました。搬出先の確保には、慎重の上にも慎重を期して取り組んでいただきたい。さきにも申しましたが、搬出に要する経費は、最終処分場の確保の見通しのない現在、どれだけかかるか予想がつきません。いつまでも見通しが立たないようであれば、当然さきに申しましたように、ごみの有料化収集の導入も早々と検討しなければなりません。そうならないためにも、非常事態宣言を早く発し、市民の協力を求めなければなりません。

 私は、市民の賛同は得られると思います。危機的状況の中で、一刻の猶予もなく最優先重要課題として、多いと言われる職員を配置してでも、プロジェクトを組んで取り組むことを強く要望をしておきます。

 また、財政危機を乗り切るための行財政改革についても同じことが言えると思います。その取り組みが遅ければ遅くなるほど、財政破綻は早く来ます。財政再建団体になるということは、会社の倒産です。鳴門市が、今のままの通常予算の編成で何も手を打たなければ、多分数年で破綻を来すことは明らかであります。市長も所信で述べられておりますが、財政再建団体になればすべて国の指導を受け、財政再建を行わなければならないので、市政全般に大きな制約を受け、住民サービスにも大きな影響を生じます。もちろん、我々市会議員にも任期の長い短いはありますが、今日のような財政状態を招いた大きな責任があります。そこで、我々議員も市民に先がけて、再び議員の削減を初め経費の節減、議会活動の活性化など取り組まなければなりません。

 そして、議会と理事者が一体となり、車の両輪となって行財政改革の推進に取り組みましょう。幸い亀井市長は、公正と対話を基本姿勢とし、市会議員との対話や議論は優先的に行ってくれると聞いておりますので、その取り組みが効率よく効果的に行えるものと期待しております。

 市長、最初に述べましたが、このような大変な時期の市長就任であります。難局を乗り切るためには、本当に強いリーダーシップが必要なことは言うまでもありません。ただ、心配されることは、こうした強いリーダーシップは得てしてワンマンになり、独裁的になりがちであります。市民、職員のやる気を起こさせるような政治手腕を、市長に期待しております。

 最後に、亀井市長の県議会最後の言葉を引用させてもらいます。

 「政治はロマンであり、私はロマンを求めてここまで来た。政治のロマンがロマンで終わったのでは、真の政治とは言えないと思う。私はロマンを求め、ロマンを実現するため不断の努力を積み重ねたいと思う。新しい地方の時代を創造するため、さらなる努力を積み重ねたい。あしたという日が明るい日であることを示すことができるのは、政治であると確信する。」と、このように締めくくり市長選出馬を表明しておられます。私は、亀井市長の高い見識と強いリーダーシップ、そして政治にロマンを求める熱い情熱で、今失速、崩壊しようとしている鳴門市をよみがえらせてくれることを期待して、私の質問は終わります。ありがとうございました。



○議長(勘川一三君) 次に、

 朋友会代表

一、市長の政治姿勢について

             六番 平岡朔郎君

     〔六番 平岡朔郎君登壇〕



◆六番(平岡朔郎君) 私は、朋友会を代表いたしまして市長の政治姿勢について、御質問を申し上げる次第でございます。

 まず、要旨といたしまして堂浦浦代のごみ処分場立地選定の経過について始めていきたいと思います。

 けさの広報に六月十五日号ですか、特集号が出ております。瀬戸町堂浦字浦代のごみ処理施設建設計画に、ごみ処理施設建設用地と模索する中、対象として浮上した十四候補地についてそれぞれ調査、検討をし、関係機関の協力等を求めてきたが、いずれも候補地について種々の問題点を克服できず、断念する。そして、過去リゾート開発用地として計画されながら、バブル崩壊の経済情勢により、事業再開の見込みがなくなった瀬戸町堂浦字浦代地区の用地について検討を行い、平成十年四月に候補地とすることに決定。周辺等種々の配慮から緩衝緑地帯を設けることなど考慮した結果、取得面積を五十六ヘクタールと設定する。というような記事が出ております。

 さて、今回の地方選挙におきまして、山本市長から亀井市長にバトンタッチがされました。早い話が、瀬戸町の町民は山本市長は対話もなく、とにかく独断的な独善的ないろいろ独断専行、そういうふうに取り組んでやっておった方でございます。一方、県会時代から亀井さんは対話を強調し、いろいろな面で地区住民に出かけていって対話を取り交わし、その旨おいて善処していくという、そういう方なんです。その市長が市政に対する所信の一端をここで御披露いたしますと、「市民生活を営む上で欠かすことのできない、またいっときの猶予も許されないごみ処理施設建設問題について申し上げます。」こう出とんです。「私はこのごみ処理施設の候補地選定の経過を明らかにすることは、行政に対する信頼回復のかぎを握るものであると思います。ごみ処理施設建設用地選定経緯の詳細につきましては、近く広報紙等で市民皆様方にお知らせいたしますが、昨年より候補地として十五カ所の検討が進められました結果、瀬戸町の浦代が最適であるとの報告を受けております。」問題、ここなんです。最適地、私らは最適地とは思っとらんのです。一番悪い条件でないか、いつも考えておる次第でございまして、この問題につきましてただいまから質問をしていきたいと、そう思っている次第でございます。

 まず、対話集会で十五候補地公表、鳴門市ごみ処理場計画、住民、形式調査と反発というふうに大きく出ております。これは、亀井市長が初めて瀬戸町においでをいただきまして、環境を守る会を中心とした、新聞報道によりますと、前川 達以下百五十人参加して行われた初めての対話集会でございます。

 昨年の四月の発端より考えますと、形式的な対話にしろ住民と市長といいますか、管理者といいますか対話がなされておらなんだ現状でございますけれども、亀井市長に変わりましてそういう面で非常にきさくな方でございまして、おいでをいただきまして、対話が行われましたが、一年ぶりでございます。細川部長がスライドを使いながら海面埋め立て四カ所ずっと説明が行われ、瀬戸町堂浦以外の候補地については法の規制で許可される見込みがないとか、農地が減少し特産物の維持が困難、地形上施設を立地するための面積が困難、不適切となった判断理由をるる述べられたわけでございます。

 そこで、住民が反発をしまして、この十五候補地が堂浦の用地が五十六万平方メートルであるのに対し、候補地によって三千平方メートルに満たない場所もある。住民側が探したところ、堂浦では焼却施設と不燃物などを埋める最終処分場の併設も計画しているのに対し、それ以外の十四カ所の大半が最終処分場の確保を主目的に検討されていたことが、市の説明で明らかになった。住民側は平等に調べた候補地ではない。なぜこれで堂浦が最適といえるのか。堂浦でつくりたいがために、形式的な調査地を並べたとしか思えない。まさにそのとおりでございます。取りつけたような感じを受けたわけでございます。これでは、住民を納得させるだけの迫力に乏しい。対話は平行線をたどっておったようなわけでございます。そこで、市長が登場いたしまして、六月市議会での所信表明や質疑の中でごみ問題に関する意見を聞きたいと。私は、こりゃええこっちゃ、こりゃ一般質問して市長と意見を闘わしたい、そういうふうに感じて実は本日登壇をしておるわけでございます。

 さて、市の従来の進め方は初めに瀬戸町浦代ありきで、何が何でも浦代でごみ処分場建設でなければならない姿勢が、過去には進められてきた。瀬戸町堂浦浦代がなぜ最適地なのか、なぜ五十六ヘクタールの面積が必要なのか、何回も質問をしましたが、納得のいく説得するだけの返事は聞けんわけでございまして、改めて山本市長から亀井市長にかわりましたので、市長の御見解をお聞きしたいわけでございます。

 特に市長は、選挙最中でも公約の中に、瀬戸町での計画が混乱しているのは対話のない行政が行われたことが原因であると。ごみ問題に対する認識を共有し、市民多数が納得のいく方法で合意を得ていきたい。問題なのは、市内十数カ所が候補地として検討されたようだが、なぜ瀬戸町なのか。市長も候補時代はそういうことを言っとんです、なぜ瀬戸町なのか。市内十数カ所が候補地として検討されたようだが、なぜ瀬戸町なのか、なぜ五十六ヘクタールの用地が必要なのかということが、市民に知らされていない。これ、市長候補時代です。そういうふうに非常に好感が持てるような発言を再々なさっております。はっきり言いまして、今度の選挙で瀬戸町は亀井新市長に非常に期待をしたわけです。この人は話しができる。この人と対話を重ね、ごみ問題が行き詰まっておるこの状態を、する、しないにかかわらず、話しには絶対この人は来る人だというような印象を、瀬戸の町民に与えたのでなかろうかと、私は思います。そういうことで、市長に当選し初めての一般質問でございます。市長のひとつ見解をお聞きし、再問をしていきたいというふうに考えております。

 それから、次の健康増進保養施設のその後の見通しについて。

 これは、再三この問題はずっと取り上げられて、私がずっと専門的に質問をしてきたわけでございます。今回もそういうことで、鳴門瀬戸町住民温泉計画白紙撤回をということで、話は長いことになるんでございますけれども、ずっと前に温泉が小海・日出地区に来るということで、地区住民は陳情したことがございます。そして、それがはっきり申しますと、ごみ焼却場を誘致するためのあめ玉だった。言葉悪いですけれども、何かそういう感じがして、これは平岡さんいかん、こういうような状態で何するととてもじゃないけんのということで、その温泉計画を取り下げてくれということで、取り下げた経緯がございます。そして、その後において温泉掘削工事は議会においても否決をした。そういういわくつきのその後の施設の見通し。それを今ここで述べていただきたい。と申しますのは、鳴門市の温泉施設整備計画、山本幸男市長が一九九五年の選挙時に掲げた公約の一つ、昨年度からの放射線探査や電磁波調査を経て、瀬戸町堂浦の日出湾を最適地に決めた。同湾を含む堂浦地区は昭和四十年代後半に民間資本によるリゾート構想が浮上、構想は県も長期計画三千日の徳島戦略に、鳴門堂浦海洋性複合リゾートの推進として盛り込み、支援していた。日出湾はマリーナ利用を目的に埋め立てられたが、計画がとんざ。鳴門市は今議会で契約議案を提案した温泉掘削工事により湯の質や量を分析、施設の整備計画を策定していく予定だと。しかし、住民はごみ焼却場の余熱利用とセットになっており、周辺対策ではないかとして反発をしたと。そういういわれがございます。この問題は、亀井市長も県会議員時代に、この日出湾、この埋め立てについてのいろんな点でよく知られておると思いますので、あえてこの問題の御説明をひとつしてもらったらと。地区住民の人も参っておりますので、今どうなっておるのか、現在どうなっておるのかということをお聞きをしたいと思いまして、あえてこの問題を取り上げた次第でございます。よろしくひとつお願い申し上げます。

 御答弁により再問をさせていただきます。

     〔市長 亀井俊明君登壇〕



◎市長(亀井俊明君) 平岡議員の御質問にお答えを申し上げます。

 まず、私の政治の基本姿勢についてでありますが、公正で対話のある政治を目指してまいりたいと考えております。瀬戸町浦代地区の候補地選定の経過につきましては、さきに坂東議員、藤田議員にも御答弁申し上げたところでございます。

 議員御指摘のとおり旧来から申し上げておりますように、まず瀬戸町で、そして本日の広報紙でその経緯については公表をいたしたところでございます。議員から御紹介がございましたように、ごみ処理施設建設用地を模索していく中で、対象として浮上した候補地についてそれぞれ調査、検討し、関係者等の協力を求めてきた結果、それぞれの候補地についても数々の問題点を克服できず断念したとのことでございます。そして最後に、過去リゾート開発地として計画されながらバブル崩壊の経済情勢により、事業再開の見込みがなくなった浦代地区の用地について検討がなされ、位置的には山間部で集落と離れ、用地取得の協力が得られる可能性があるなどすぐれた条件を備えた土地として、平成十年四月に候補地とすることに決定したということでございました。

 また、周辺など数々の配慮から緩衝緑地帯をできるだけ広大に設けることなど考慮した結果、取得面積を五十六ヘクタールと設定をした、このような経緯でございました。検討した過程には、面積的には狭いところ広いところのかなりの差がありますが、そのあたりは最終処分場としての埋立計画とあわせて、面積によっては中間処理施設についても柔軟にいろいろの考え方がとれるのではないかとの含みもあり、その都度積み上げ検討方式でなされたようでございます。

 平岡議員よりは、ただいまその検討結果について、住民を納得させるだけの説得力に欠けるとの御指摘を賜ったわけでございますが、当時は、最終的には、最終処分場と中間処理施設をあわせた浦代地区が最適であるとの結論に達したとの経緯でございます。いずれにいたしましても、私といたしましては、市民の皆様方より幅広い御意見を賜りながら一日も早く方向を見出し、問題解決に導くべく対話を通じて最大限の努力をいたす所存でございますので、御理解を賜りたいと思います。

 健康増進保養施設についてお答えをいたします。

 平岡議員御指摘のとおり本計画につきましては、平成九年四月に日出・小海地区の方々より誘致運動があり、広く市民皆様方の余暇時間の有効活用や健康増進などの観点から考慮し、本市福祉施策の一つとして調査、計画が進められてまいりました。その後、隣接する浦代地区にごみ処理施設の建設が計画されたため、ごみ処理施設との関連を心配し、地元の方々の反対運動へと発展したものでございます。

 こうした状況の中で、健康増進施設についても、平成十年九月に陳情の撤回がなされた経緯もあり、現状では当地域での事業を中止せざるを得ない状況でございます。再度その機運が高まり、必要となれば検討していきたいと存じますので、御理解を賜りたいと思います。

 なお、保養施設建設予定地の所有者は株式会社ベラビスタであり、複合マリンリゾート施設用地として造成されたものでございまして、県の総合保養地域の整備に関する基本構想におきまして、特定民間施設と位置づけされております。しかしながら、所有者であります株式会社ベラビスタでは、現在の経済状況下では今後の活用については白紙とのことでございました。

     〔六番 平岡朔郎君登壇〕



◆六番(平岡朔郎君) 再問をいたします。

 鳴門市環境を守る会から市長に、浦代地区への新ごみ処理施設建設計画の白紙撤回について、この間そういう陳情書が参っておると思います。

 「鳴門市にとって新ごみ処理場施設建設は緊急を要する課題であり、この問題の解決なくしては、市民の日常生活が成りゆかなくなることは十分承知しております。しかしながら、ごみ処分場問題の経緯のとおり、昨年の四月突然建設工事が瀬戸町浦代地区であることを知らされて以来、候補地決定の過程や、その計画遂行の仕方に非民主的で公正でないものを強く感じてまいりました。また、浦代以外最適地はないとの市当局の説明に何ら具体的な根拠は示されてきませんでした。私たちは、建設予定地は都市計画された優良住宅地や漁港、漁場に近く、環境汚染の直撃、住民の健康、海産物、農産物、近隣飲食店の食品等への悪影響、将来に及ぶ海産物、農産物のイメージダウンが憂慮され、生活の基盤が失われるおそれの大きい、不適地であるとの考えであります。このたびの統一地方選挙でも、公正で対話がある市政を目指して、めでたく当選されました亀井市長のもと、去る五月二十九日鳴門市環境を守る会で、ごみ処理施設建設計画の現在までの経緯について一部説明をいただきました。この中で示された処分場立地調査十五カ所、平成七年十月から平成九年十月実施とのことでは、私たちが予想していたとおり初めに浦代ありきで、十分な調査を行ったとは言えないものでした。今後、その面積五十六ヘクタールの必要性や三井建設を介在した用地を確保した必然性についての情報公開をいただければ、問題点はさらに明白になるものと確信いたしております。」というふうに市長に陳情書が参っております。市長は、この問題に対してどのように受けとめておるか、改めて御意見をお聞きしたいと思うわけでございます。

 さらに、この十五カ所が、どのように調査をされたのか改めて御質問を申し上げ、市長の御見解をお聞きしたいわけでございます。

 次の健康増進保養施設の問題でございますけれども、私が心配しておりますのは、この前も支部に会合がございまして参ったわけでございます。そのときに、そういう三千日構想とか、日出地区開発に取り組んだ三者協定、県、市が進めた協議、そういうのが現在どうなっとるんかというような意見が出てまいりました。私もその問題に対しては、今後議会があるからそのときに皆さんの前で十分説明を聞き、御回答を得るということで本日の登壇になったわけでございます。先ほど、御説明をいただいたわけでございます。ただ、心配しますのは、今回の三井建設との土地収得を巡ってなぜ三井建設が……、失礼しました。これは先の項でございますんで、この項はこれで。

〔発言する者あり〕

 ベラビスタです。五十六ヘクタール転売しようと三井建設が考えているとするならば、ベラビスタ、東洋紡不動産との協議による開発計画はどのようになったのか。これまで進めてきた市開発部局との紳士協約はどう清算したのか。県との協議はどうなったかということを、もう一回お伺いを申し上げたいと思う次第でございます。御答弁により再問をさしていただきます。



○議長(勘川一三君) 小休いたします。

     午後 二時 十九分 休憩

     午後 二時 二十分 開議



○議長(勘川一三君) 再開いたします。

     〔市長 亀井俊明君登壇〕



◎市長(亀井俊明君) 平岡議員の再問にお答えを申し上げたいと思います。

 冒頭申し上げましたように、私は政治の基本姿勢といたしまして、公正で対話のある市政を目指してまいります。

 ごみ処理施設建設用地の選定につきましては、御答弁申し上げましたように、市民の皆様方と幅広い御意見を賜りながら一日も早く方向を見出し、問題解決に導くべく対話を通して最大限の努力をいたす所存でございます。

 浦代地区への新ごみ処理施設建設計画の白紙撤回についての、陳情についてに関連をいたしまして御答弁をいたします。

 情報の公開についてでありますが、私は情報公開条例を制定をしたいということは、この議会の所信でも述べさせていただきました。いまだ条例が制定はされていませんが、既に条例が制定されたとの観点から御要望に応じまして情報の開示をしてまいりたいと考えております。

 最後に、ベラビスタ所有地の開発についてでございますが、御答弁申し上げましたように、所有者である株式会社ベラビスタでは、現在の経済状況下では今後の活用については白紙とのことでございましたので、御理解を賜りたいと思います。

     〔六番 平岡朔郎君登壇〕



◆六番(平岡朔郎君) それでは、締めくくりをしたいと思います。

 公正な政治家として市長に選ばれた亀井市長、「  削除  」その政策を引き継ぐことは、多くの市民が納得しかねる問題でなかろうかと思います。

 幸い市役所の土地が一カ所ふえただけで、公正に判断してこれからの総工事費の少なく便利な場所にすべきであると思いますが、市長だけでなく多くの市民が賢明な亀井市長に期待をしておるわけでございます。そういう意味から、浦代における施設は十分時間をかけて、できれば亀井市長になる前に非常に好意的にやっておったその亀井市長の勇断、賢明な判断、そういうことを期待をいたしましてこれで終わりたいわけでございます。

 善処のほどひとつよろしくお願いを申し上げます。終わります。



○議長(勘川一三君) 小休いたします。

     午後 二時二十五分 休憩

     午後 二時 四十分 開議



○議長(勘川一三君) 小休前に引き続き会議を開きます。

 先ほど平岡議員の発言については、後刻議長において記録を調査の上、措置することにいたします。

 それでは次に、

 柏友会代表

一、市長の政治姿勢について

二、幼児教育について

             十六番 近藤龍彦君

     〔十六番 近藤龍彦君登壇〕



◆十六番(近藤龍彦君) 大分時間も経過いたしまして、大変お疲れのことだと思いますけれども、端的に質問を進めてまいりたいと思いますので、よろしく御協力のほどお願い申し上げます。

 柏友会を代表いたしまして、議長の許可をいただきまして代表質問をとり行いたいと思います。

 亀井市長におかれましては、財政緊迫のまっただ中、またごみ行政の大変複雑多様化の中、火中のクリを拾われる決意でもちまして、実行、実現をされまして、これから鳴門市を二十世紀から二十一世紀への橋渡しとして四年間市政を担当されることになりました。職員の皆様方の力を一二〇%引き出しまして、今のこういう不況の時代だからこそ、市役所の中からみなぎるエネルギーを鳴門市全体に発揮していただきまして、間違いのない方向に導いていただきたいということを心から御祈念を申し上げたいと思います。

 特に、三月議会におきまして最終日に、私あえて庁舎の新築、分庁舎の新築問題に関しまして反対討論をしたところでございまして、今なぜこの財政緊迫の折、市道を挟み、また雨、風を避けながらわずか二階建ての分庁舎に六億円近くものお金を今の時期にかけなければならないのか、反対であるという表明をした記憶が新しいところでございました。そのことに関しまして今回所信表明におかれまして、凍結、見直しをするという英断を下されたことに対しまして、私個人的にも心から同意を申し上げるわけでございます。狭いながらも、古いながらもみんなが協力し合いまして、間違いのない行政を行えればいいんじゃないかなと。また、いい時期が来まして、でっかい鳴門市の誇れる市庁舎が建設されれば、それはそのとき非常に結構かと思って、夢じゃないことを願っておるところでございます。

 質問に入らせていただきます。市長の政治姿勢について、二番教育行政についての幼児教育についてでございます。

 市長の政治姿勢については、行財政改革という題をあえてつけさせていただきましたですけども、前段各議員から行財政改革について市長の所信表明についてお聞きになっておるところでございまして、あえて私はこの中から、一番鳴門市の財政問題におきまして、長年の一番の財源でございました、競艇事業につきまして質問をしたいと思って取り上げたわけでございます。

 競艇事業におきましては、市長の議案説明書いわゆる所信表明につきましては、あえて触れられておりません。スタンド棟の凍結ということだけでございます。先ほども申し上げましたように、一番の財源でございます競艇事業について、今後どのように財政収入という面からもとらえまして、市長は受けとめておられるのかどうか、市長の所見をお伺いしたいと思います。

 関連いたしまして、資料によりますならば、昭和五十五年度、今から二十年ほど昔でございます。売り上げはそう変わらない四百十億円、現在とそう変わらない売り上げにおきまして、四十二億円もの繰入金があった時代があったわけでございます。今の財政その当時の財政、金額からしますならばすごい金額だと認識せざるを得ません。五割増しにしましても、今の私たちが納める市民税にも匹敵する金額が、競艇事業から一般会計に繰り入れていけた時代がわずか二十年前にあったわけでございますけれども、それからずっと時代を経まして現在は二十億円と、昨年度は二十億円でございました。なぜそうなったかということにつきましては、利益率がその当時二十年前は一一%、一〇%以上も一割以上もあったわけでございますけれども、昨年度におきましては四%、消費税にも満たないような収益率で行っておるからでございます。その間におきましては、いろいろ人件費の上昇など理由がいろいろあろうかと思うわけでございますけれども、私個人の意見でございますけど、鳴門市の競艇事業そのものは前も申し上げたことございますけれども、古いながらも大変努力をされまして、まあまあ売り上げは保っておられるのではないかなと。最近新聞を見ておりますと、瀬戸内地区におきましても西の方の競艇場におきましては、一日に一億円を下る売り上げのところもよく見かけるわけでございます。そういう全国的な売り上げ不振の中におきまして、鳴門市の鳴門競艇そのものにおきましては、以外と舟券売上金そのものは保っておられるということにつきましては、競艇部に携わる皆さん方の努力を大変認めるわけでございます。

 もう一つ申し上げますならば、約六百人も七百人もの職員さんをかかえておる事業部でございます。例え、これが繰入金がゼロになったとしましても、それなりの雇用の場というのはすごい鳴門市にとりましては、大事なところでございます。とは言いましてもやはり鳴門市全体の収益から考えますならば、できるだけ多くの繰入金を望むところでございます。そういう中で、今後もそう景気が上昇するとは考えられません。その中で、今の現在のできるだけ売上金を保ちつつ、利益率を上げていくかということに尽きると思うわけでございます。ということは、やはり経費をいかに抑えるかと、人件費並びにその他の経費をいかに抑えるかということに尽きるかと思うわけでございますけれども、そういう経費の節約そのものにつきましては、どういうふうに今後お取り組みになるのかお答えを願うわけでございます。

 続きまして、教育問題につきまして山口新教育長に御答弁をお願いしたいわけでございます。前任の石野教育長さんにもこの場で、私二年半だったと思いますけども、二年半前ぐらいにこの場で御答弁をいただいた経緯がございます。

 いみじくも所信表明におきまして、その中で特に市長は子供の目線で考えて、限りない可能性を温かく伸ばせる地域社会を構築するための子どものまち宣言をすると、制定したいと考えておるという所信を述べておられます。初めに、鳴門市の教育行政そのものをいかにとらえておられるか、もう既に二カ月半ですか経過されたと思います。種々お勉強になられたことじゃと思いますもんですから、鳴門市全体の教育行政はどうとらえておられるのか。

 また続きましては、鳴門市は、全国に比しまして非常に幼児教育という点につきましては特異性を持っているということは、常々言われてきているところでございます。三歳までは保育所に、四歳になれば必ず幼稚園に行かさなければならないというような保護者の認識が、もうかねてより成り立っておる非常にユニークな、また特異な教育システムをとっておるところでございます。そういう点で、幼児教育そのものについて、山口新教育長さんはどういうふうにおとらえになっておるのか、まずお考えをお聞きいたしたいと思います。御答弁によりまして再問をいたしたいと思います。

     〔市長 亀井俊明君登壇〕



◎市長(亀井俊明君) 近藤議員の競艇事業の長期展望についてどのようにとらえているかということについて、お答えを申し上げたいと思います。

 競艇事業は長年にわたります景気低迷とレジャーの多様化の影響を受けまして、厳しい状況が続いております。平成十年度の全国の売り上げは約一兆六千億円でございまして、対前年度比七・八%の減少でございます。鳴門競艇場におきましても、平成十年度は百八十日の開催で約四百七十億円の売り上げでございました。対前年度比九・七%の減少となっております。本年度におきましては、G?競走が一回限りでございますので、昨年の売り上げを下回ることも予想される厳しい状況にございます。

 議員御指摘のとおり、こうした状況の中で鳴門市の財源確保のためには、売り上げの向上を図るべくファンサービスの拡大、新規ファンの獲得、発売の広域化、多様化を図ることはまことに重要なことでございます。

 したがいまして、多くのファンの皆様方に愛され、親しまれる競艇場にするため施設の修復を行い、財源確保に向かいまして積極的に取り組んでまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと思います。

 競艇事業の臨時従事員の人件費にどのように対応するのかとの御質問について、お答えを申し上げます。

 議員御指摘のとおり、公営競技を取り巻きます経済環境は、景気の低迷によりまして非常に苦しい経営状態にございます。このため、退職者に対応する新規採用を見送りますとともに、ファンサービスの維持と業務の効率化に取り組んでまいりたいと考えております。

     〔教育長 山口 敏君登壇〕



◎教育長(山口敏君) 教育長としての今後の鳴門市の教育行政の方針についてという御質問でございますけれども、本年四月一日付で鳴門市教育委員会教育長を拝命いたしまして、責務の重大さを痛感しているところでございます。誠心誠意努めてまいりたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

 現在、我が国の教育につきましては、さまざまな課題が指摘されております。鳴門市におきましても、学校教育、社会教育等さまざまな分野で課題が山積しているというふうに認識しているところでございます。このような中、国全体で教育改革というものが大変なスピードで進められているというのが、現在の状況でございます。

 私といたしましては、今後特に次のような点に重点を置いて、教育行政に取り組んでいく必要があると考えておるところでございます。

 第一に、私は文部省の生涯学習局から来たわけでございますけれども、生涯にわたってみずからの意思に基づいて学習することができるような生涯学習社会の実現、こういうことに向けて施策を進めることは教育委員会の大きな使命であるというふうに認識しているところでございます。このような観点から学校教育や社会教育だけではなく、文化やスポーツを含めた関係機関等との積極的な連携を進めてまいりたいと。それによりまして、子供から御年配の方までさまざまな市民の方々への学習機会の整備、あるいは学習情報の提供等に努力してまいりたいというふうに考えております。

 次に、学校教育につきましては、新しい時代の教育に向けての対応を早急に進めなければならないと考えているところでございます。

 特に、初等中等教育の分野では、学習指導要領が全面的に改訂されたところでございまして、小・中学校については平成十四年度から新しい学習指導要領が全面実施され、学校が完全週五日制になることとされております。

 今回の改訂におきましては、教育内容の精選を図り、ゆとりのある教育課程の中で、一人一人の子供の個性を伸ばし、環境や人権などさまざまな問題についてみずから学び、みずから考える力、あるいは他人を思いやる心や感動する心など生きる力を持った子供を育てると、これを基本的なねらいとし、総合的な学習の時間の導入や情報化等の社会の変化への対応などさまざまな事項が盛り込まれているところでございます。

 鳴門市におきましても、新しい学習指導要領への対応はもとより、新しい時代の学校教育に向けて関係者等と十分に連携を図りながら積極的に施策を進めていくことが必要であると考えております。

 また、鳴門市におきましても児童・生徒の問題行動が存在するということは残念ながら事実でございます。これらについては、大変深刻な問題として、積極的に十分に検討していかねばならないと考えているところでございます。

 さらに、学校のあり方自体についてもその役割を見直し、今後より一層家庭や地域に対して開かれたものになっていくべきであるというふうに言われておりますし、私もそのように考えております。このため、積極的に学校と家庭や地域との連携を進めていく必要があると考えているところでございます。

 以上、申し上げましたような幾つかの点に特に留意いたしまして、また国や県との積極的な連携も図りながら、今後伝統ある鳴門の教育を新しい時代に向けて充実、発展させるために、幅広く皆様方の御意見を伺いながら全力を挙げて取り組んでまいりたいと考えておりますので、議会の皆様方の御理解、御支援をお願い申し上げます。

 次に、鳴門市の幼稚園教育の現状について申し上げます。

 鳴門市における幼稚園は市内十八小学校のすべてに併設されておりまして、二つの分園と私立の幼稚園一園を合わせますと、園児数は本年五月一日現在で四歳児五百八十四人、五歳児五百五十一人となっております。平成九年度の学校基本調査に基づく就園率は、本市におきましては九七・二%でございますが、都道府県別に見た場合に沖縄県に次いで全国第二位でございます。徳島県全体の就園率七九・八%と比較しても鳴門市の場合、非常に高いレベルにあると認識しているところでございます。このような背景には、幼稚園の創設が保育所に比較してかなり古いということもございます。それから、保護者の意識として四歳になると幼稚園に通わせるという思いがかなり定着しているのではないかというふうに考えているところでございます。

 また、近年の核家族化、少子化の傾向、あるいは共働き家庭の増加に伴いまして、子育てと仕事の両立を支援していくための保育サービスの提供が求められておるところでございますけれども、本市においては、既に幼稚園施設開放事業といたしまして、幼稚園児の午後保育を実施しております。現在、八園で二百三十九人の方が利用しているところでございます。このような本市の幼稚園教育の特徴を踏まえながら、今後さらに多様化するニーズにこたえていくため保育所との連携を初め、平成十二年度より実施されます新しい幼稚園教育要領に基づきまして、保護者や子供の立場に立ってさらに充実を図っていきたいと考えているところでございます。

     〔十六番 近藤龍彦君登壇〕



◆十六番(近藤龍彦君) 御答弁をいただきまして、再問をいたしたいと思います。

 競艇事業につきまして、市長から経費節減という大きな観点からとりまして、しばらくというんでしょうか、新規採用といいますか臨時従事員さんの数をふやさないというような方針であるとの見解が示されたわけでございます。今の状態からすれば仕方がないんかなという感じをしておるところでございます。

 先ほども申し上げましたように、売上金は保っても収益金が落ちておるという状況からしますならば、いかに経費を少なくしていかなければならないかと。機械化という点も、自動化という点も含めましてぜひ前向きにお考えになればいいことだと認識しておるところでございます。その中で特に再問したいことがございます。

 営業費用削減という意味におきまして、広告宣伝費があるわけでございます。効果があればいうことがないわけですけれど、聞くところによりますと、またうわさによりますと一ローカル紙に対しまして、またその関連会社に多額の広告費が払われておるということでございます。今回の選挙戦でもかなり目立ったわけでございますけれども、ローカル紙とその関連会社を含めて宣伝費に関する費用等はどうなっておるのかお伺いしたいと思います。

 そしてまた、今後どういうふうな方針を立てておられるのかお聞きしたいと思います。

 山口新教育長から幅広い前向きなお考えを聞かせていただきまして、私が考えておりますところと大変よく似ておるなということで、心強く思ったわけでございます。別にすり合わせは一切しておりませんですけれど、そう思うわけでございます。

 議案説明書によりまして、子供の目線で考えて命のとうとさと子供たちの心を大切にして、限りない可能性を温かく伸ばせる地域社会を構築するために、子どものまち宣言を制定するという観点からとりまして考えますならば、子供の目線で考えるということからしますならば、二つぐらい考えられるんじゃないかなと思います。

 まず一つは、親の側にもゆとりといいますか精神的にも時間的にもゆとりが必要ではなかろうかなと。二番目には、保育する側、教育者の方にも、ゆとりと意識と器の大きさが必要ではないかなということが思うわけであります。

 そして、親の側のゆとりという点から考えますその一番目からしますならば、先ほども教育長おっしゃられましたですけれど、保育施設とか教育施設のさらなるオープン化が必要ではないかなと。市内保育所とか幼稚園の地域開放のさらなる推進が必要なのではないかなということで、先ほど御答弁いただきまして心強く思ったわけでございます。

 子育てをしている人を孤独にさせなくて、決して神経質にナーバスにしないということ。そして、子供を少しずつ社会的な空気になじませていくと。それで、幼稚園に入園したときに、子供を極度のストレスに陥らせないようにすると。それで、効果が大きい割には、そんなに経費が要りませんと。保育施設、教育施設は地域のすべての人々のためにあるものであるという意識を深めさせることが必要ではないかなと思っております。

 それでまた、もう一つつけ加えますならば、保育施設とか学校施設以外の子供のための施設、例えば公園とか多目的利用施設、いろいろ議員として生涯学習センターとか、この二、三年で方々のところを見学、視察してまいりました。すばらしい施設が全国各地につくられております。今すぐ鳴門市にそれをということは無理かと思いますけれども、保育施設、教育施設のさらなるオープン化が必要ではないかなと思っておるところでございます。

 それで、保育する者、教育者のゆとり、意識、器の大きさという点の二番目にしますならば、幼稚園と保育所のさらなる連携が必要ではないかなと。形だけの行事を消化するのではなくて、実際の子供の日常生活に基づいた内容でなければならないと思うわけでございます。さらに言えば、保育者同士の交流できる場があればいいのではないかなと。もう一つ言えば、厚生省と文部省、すなわち市民福祉部の児童福祉課と市教育委員会の垣根を取り払うことが、これから必要ではないかなと。もっともっと大きく言いますならば、いずれ実現するんでありましょう、国におきまして省庁再編成におきまして、これから全国的な少子社会におきまして、二十一世紀を担う大切な子供たちのことを考える、実行する省として、なぜ子供省という省をつくらなかったのかなという疑問を持ってる一人でございまして、厚生省と文部省という一つの垣根におきまして、今それぞれの縄張りといいますか、お金の出どころが違うゆえにそれぞれの問題があるのではないかなと思うわけでございます。

 それで、保育する先生方の研修に対しましても、画一的な研修でなしにフレッシュな内容で、受ける方が胸をときめかせるような内容であってほしいと。保育される方々の働きがいがあるなというような場であってほしいし、活性化が望まれるわけでございます。となれば、今現在幼稚園三十五人体制じゃと思うわけですけれども、ゆとりの教育といいますか子供に自由に伸び伸びと一日を過ごさせるという、文部省の方針から実行しております今の現状に際しまして、とても一人の先生では、三十五人もの子供を一人一人能力を発揮する、この子はこういう能力がある、この子はこういういいところがあるということを引き出す時間も体力もないのではないかなと思わざるを得ないわけでございます。財政問題もございますけれども、臨時の先生でもよろしいですから、どうしてもやっぱりもう少し人数を減らすか二人体制にしても、鳴門市の幼児教育という点にとりましては、非常にユニークな全国に誇れる体制になるのではないかなという夢を持っておるものでございます。

 先ほども申し上げましたように、二十一世紀におきましてかけがえのない日本を担ってもらう子供でございます。どんな少々のお金をかけても、おかしくはないのではないかなと思うわけでございます。

 関連いたしまして質問をいたしますけれども、こちらに持ってきておりませんですけども、平成九年三月に策定されました鳴門市子育て支援計画の中にも載っております。今の児童館、その利用方法そのものが、あくまでも今幼稚園の午後開放という面にしか使われていないと言っても過言でない状況にあろうかと思うわけであります。児童館というのは、そういう本来の目的からしますならば、子供の能力を引きずり出すような自由な時間、空間として子供に提供していくという施設だと認識しておるわけですけども、今現在は幼稚園の午後開放という、一部地域におきましてはそういう状況にあるわけでございます。今後児童館というものをどういうふうに活用されていくのか、この子育て支援計画の答申といいますか、計画にもありますことに関しましての、市民福祉部のお考えをお聞かせ願いたいと思うとともに、今幼稚園、保育所におきまして県の補助もあろうかと思うんですけど、わんぱく教室というのが取り入れられておるところでございまして、聞くところによりますと非常に保育所に行かすことの必要のない、昼間保育のできるお父さん、お母さんがおられる家庭の方も喜んで参加されておるというように聞きましたですけれども、その実情についてお聞かせ願いたいと思うわけでございます。

 それともう一つ、先ほど考えを申し上げましたですけれども、幼児期の保育、教育を考える場合、保育所と幼稚園という垣根をつくるべきでないと考えておるところでございますけども、どういうふうにお考えになっておられるのかお聞かせいただきたいと思っておるところでございます。

     〔市長 亀井俊明君登壇〕



◎市長(亀井俊明君) 私からは幼児期の保育、教育を考える場合、保育所、幼稚園という垣根をつくるべきではないと考えるか、どのようにとらえておるかということについてお答えを申し上げたいと思います。

 三歳児から五歳児の発達段階に即しまして、幼児教育を行います学校教育施設としての幼稚園と、保護者の委託を受けて乳幼児を保育する児童福祉施設としての保育所は、本来異なった目的、役割を果たす施設でございますが、両施設とも就学前の年齢の者を対象としていることなどから、実態としては、かなり類似した機能が求められていることは事実でございます。

 幼稚園と保育所の関係につきましては、従来からさまざまな検討が行われ、文部省と厚生省との間でも連携強化の方向で、幼稚園教諭と保育士の研修の共同開催、施設の共用化推進等が進められてきたところと認識をいたしております。

 本市の場合、四歳から五歳までは幼稚園に行きますが、四歳より前は基本的に保育所へ行くという形で、一定の役割分担が形成をされているということは議員御指摘のとおりでございます。これまで述べてまいりましたような、幼稚園と保育所の連携強化の方向性は本市におきましてもより一層緊密に進められるべきものではないかと思います。

 特に子供の目線に立って考える子どものまち宣言を進める立場から申し上げますと、子供の立場や親の立場から新しい時代の幼稚園、保育所のあり方について検討し直すことは、大変有意義なことだと考えております。このため、今後子どものまち宣言を進めていく過程の中でさまざまな方々から御意見を賜りながら、より積極的に両者の関係について検討を進めてまいりたいと考えております。

     〔競艇部長 吉成英治君登壇〕



◎競艇部長(吉成英治君) 近藤議員さんの再問にお答えをいたしたいと思います。

 ローカル紙の広告宣伝費等についての御質問でございましたが、平成十年度の広告宣伝費は七社で七百七十九万六千円でございました。その内訳でございますが、社名は控えさせていただきますが、A社七千円、B社一万四千円、C社二万円、D社三万円、E社九万円、F社百九十六万五千円、G社五百六十七万円でございます。また、G社の関連会社にホームページの掲載料として八百八十二万円を支出しております。その主な掲載内容は、約四十五ページでレース結果を初め、開催日の案内等を掲載しております。

 今後の取り組みについてでございますが、競艇事業の広告宣伝効果の視点に立って、見直しを考えていきたいと考えておりますので、御理解賜りたいと存じます。

     〔市民福祉部長 岡田 功君登壇〕



◎市民福祉部長(岡田功君) 保育行政についてのうち、児童館の活用とわんぱく教室について御答弁を申し上げます。

 御承知のように、児童館は本来議員さんが申されますように、子供が自由に来館でき、さまざまな遊びや勉強ができる開放的な場所を提供し、児童の健全育成を図ることを目的にする施設でございます。

 この目的達成のために、本市には六カ所の児童館を設置いたしております。そのうち、一施設は地域の子供たちが自由に来館し、利用できる体制になっておりますが、他の五施設につきましては主に幼稚園児の午後保育、小学校低学年児童の学童保育の場として利用されていることから、地域の児童が気軽に利用できない状況にあります。これは、鳴門市民の多くが幼稚園への通園を選択することで、園児の午後保育の必要性が高まり、そうした家庭の要望に対応しているためであります。

 児童数の減少、遊び場や遊び仲間の不足など、子供たちを取り巻く環境には多くの深刻な問題を含んでおります。このような状況の中、子供たちに健全な遊びや遊び仲間の集まる場を提供できる児童館の果たす役割はますます重要なものとなっております。

 今後は、幼稚園や小学校、教育委員会と連携を図りながら、幼稚園の午後保育と学童保育を推進するとともに、児童館活動を拡充し、鳴門市の将来を担う児童の健全育成の場として活用できるようにしたいと考えております。

 次に、議員御指摘のわんぱく教室開催事業の実施状況でこざいますが、この事業は保育所の空き室等を利用いたしまして、日ごろ同年代との交流が少ない在宅の親と子が毎週一回任意に集まり、親と子供の両方に貴重な社会的な機会を与えることにより、育児不安の解消を図るとともに子供たちに交流の場を提供するものでございます。

 参考までに、平成八年度から開始し、現在では公立保育所で二カ所、私立保育所三カ所で開催をいたしております。現在までの総数の利用人数といたしましては、延べ五千四百十名となっております。年々増加傾向にある状況でございます。このようにきめ細やかな子育て支援事業を進めることが、子供の目線での施策、すなわち子どものまち宣言を推進していくことになるものと考えております。どうぞよろしく御理解のほどをお願いいたします。

     〔十六番 近藤龍彦君登壇〕



◆十六番(近藤龍彦君) 競艇事業の広告宣伝費、ローカル紙に対しましてA、B、C、D、E、F、Gと御発表いただきました。特にG社に対しまして、インターネットのホームページも含めまして一千四百五十万円、こんな大金が使われておるということでございます。まことに不思議な感じがしてならないわけでございます。どれだけの方が見て、鳴門ボートを楽しもうかという効果があるのかという点に関しまして、非常に疑問に思わざるを得ません。以後、広告宣伝費という点につきまして、もっともっとシビアに判断正しく使用されることを強く要望するところでございます。

 保育、幼児教育につきまして種々御答弁をいただきました。市長が議案説明の中にも詳しく書かれておりますように、限りない可能性を温かく伸ばせる地域社会を構築するための子どものまち宣言ということが、本当に鳴門市全体に広がってまいりまして、一二〇%実現することを心から期待するわけでございます。

 ドイツ村俘虜収容所の松江所長の出身地でございます会津若松市、五代藩主の松平容信という方が、その時代非常に藩の財政が逼迫し、大変な苦労を重ねておるときに、今こそ子弟の教育に力を入れなければならないということを決定、判断されて、それでいいか悪いかは別にいたしまして白虎隊という歴史的な事実につながっていくと。そして、その流れがいまだに教育県の会津藩という流れに行きまして、またその施設そのものは観光名所にもなっておるということを、三年前の常任委員会の視察旅行でもちまして会津若松市を訪れたときに、こういう本をいただきまして、苦しいときにこそ子弟を教育しなければならないという大英断をされました松平容信という過去の藩主に対しまして、今鳴門市もそういう状況ではないかなと思って心から敬意を表しておるところでございます。

 以上で、代表質問を終わりたいと思います。



○議長(勘川一三君) 本日の一般質問はこれで終わります。

 明六月十六日は午前十時から再開いたします。

 本日はこれをもって散会いたします。

     午後 三時二十五分 散会