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徳島県 鳴門市

平成11年  2月定例会(第1回) 03月02日−02号




平成11年  2月定例会(第1回) − 03月02日−02号







平成11年  2月定例会(第1回)



          平成十一年 鳴門市議会会議録 (第二号)



平成十一年三月二日(会期二十日中第五日目)

  議事日程第二号

第一 市政に対する一般質問

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 本日の会議に付した事件

日程第一 市政に対する一般質問

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  出  席  議  員 (二十八名)

      議  長  泉     善  治  君

      一  番  川  上     守  君

      二  番  横  井  茂  樹  君

      三  番  池  田  正  恵  君

      四  番  福  島  慧  雄  君

      五  番  平  岡  朔  郎  君

      六  番  大  石  謙  一  君

      七  番  明  野  尚  文  君

      八  番  牧  野     豊  君

      九  番  矢  野  善  治  君

      十  番  近  藤  龍  彦  君

      十一 番  三  津  良  裕  君

      十二 番  佐  藤  絹  子  君

      十三 番  分  部  嘉  憲  君

      十四 番  藤  田  茂  男  君

      十五 番  柿  本     公  君

      十六 番  松  下     保  君

      十七 番  工  藤  武  重  君

      十八 番  田  中  寛  昭  君

      十九 番  山  本     秀  君

      二十 番  中  西  久  雄  君

      二十二番  梅  野  健  寿  君

      二十三番  勘  川  一  三  君

      二十四番  田  渕     豊  君

      二十五番  橋  本  国  勝  君

      二十六番  坂  東  成  光  君

      二十七番  秦  野     卓  君

      二十八番  野  田  粋  之  君

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  欠  席  議  員 (一名)

      二十一番  林     栄  一  君

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 説明のため出席した者

  市長        山  本  幸  男  君

  第一助役      中  村     稔  君

  収入役       鎌  田  善  雄  君

  政策監       二  木  俊  幸  君

  総務部長      小  川  紘  生  君

  企画開発部長    谷  川     進  君

  市民福祉部長    川  上  喜 一 郎  君

  環境衛生部長    平  岡  敏  宏  君

  経済部長      阿  部  理  男  君

  建設部長      宮  崎  義  範  君

  競艇部長      吉  成  英  治  君

  水道部長      坂  本  廣  次  君

  運輸部長      泉     祐  自  君

  消防長       大  島  良  信  君

  総務部

   秘書人事課長   潮  崎  焜  及  君

   総務課長     廣  川  多  門  君

  教育長       石  野  利  和  君

  教育次長      梶  本  寿  雄  君

  監査事務局参事事務局長事務取扱

            杉  岡  賢  美  君

  選管委事務局長   東  田  充  雄  君

  農委事務局長    喜  多     哲  君

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 議会事務局職員出席者

  事務局長      美   保   英   世

  次長        川   上   昭   憲

  主査兼議事係長   田   淵       功

  庶務係長兼資料係長 福   有   慎   二

  書記        西   上   昭   二

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     午前 十時     開議



○議長(泉善治君) お忙しいところ御参集、御苦労でございます。

 これより本日の会議を開きます。

 本日の議事日程は、お手元へ配付の議事日程表のとおりであります。

 朗読は省略いたします。

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△日程第一 市政に対する一般質問



○議長(泉善治君) 日程第一、市政に対する一般質問を行います。

 通告がありますので、順序に従って質問を許可いたします。

 まず、

 鳴友会代表

一、市長の政治姿勢について

二、企画行政について

             十番 近藤龍彦君

     〔十番 近藤龍彦君登壇〕



◆十番(近藤龍彦君) 今期最終議会であります平成十一年度当初予算を審議する議会の第一番目として議長のお許しをいただきまして、鳴友会を代表して代表質問をとり行いたいと思います。

 まず、市長の政治姿勢について。

 平成十一年度予算及び行政改革についてでございます。

 前年度を上回る三・六%増しの二百三十二億円の当初予算が組まれたわけでございます。今の日本全国のこの経済不況の中、また鳴門市にとりましては極めて財政状態が困窮しておる中、この三・六%前年度増しの予算を組まれたその状況は市長はどういうふうにお考えになっておるのか、まずお聞きしたいなと思います。

 よくよく検討してまいりますと、基金なんかも平成五年から六年、七年、八年、九年、十年と、十八億円、二十二億円、二十七億円、二十五億円ずっと来まして、十一年度末には四千九百万円になるということが書かれております。こういう厳しい状況の中で、こういう三・六%増の予算を編成された理由、それと起債でも百八十億円あると思いますし、関係ないと言われるかもわかりませんけど、開発公社なんかも加えますと、それこそ約二百三十億円の一年間の予算にも相当する額の借金があると言っても過言でないわけでございます。徳島県の県関係から聞こえてまいりますには、財政再建団体とまではいかなくても、自主再建団体になるのは目に見えておるというようなことも県の職員さんから漏れ伝え聞くわけでございまして、そういう状況の中でこの予算編成をどう考えておるのか、改めてお聞きしたいと思います。

 それと、肝心な歳入面でございますけれども、固定資産税でも四・三%、地方交付税でも四・六%、地方消費税交付金でも二九・五%、国庫支出金六・八%、県支出金一三・八%、すべて増でございまして、国全体のこういう経済不況の中、こういうすべて増額の歳入を見込んでおられるということを見ましたときに、これは果たして正確なのかどうか、言葉悪く言えば、甘いのではないかと考えざるを得ないわけでございます。その点の御説明をお願いを申し上げたいと思います。

 それと、施策の方に移りますけれども、行政改革大綱が発表になりまして、昨年年末か秋には実施計画が発表になると聞いておりましたし、確信もしておりましたところが、いまだにその発表がないという、計画がおくれているその理由、どういうことなのかお聞きしたいなと思います。

 それと、六億円の費用をかけまして庁舎を建て増しをするという現状でございます。福祉関係の部屋並びに市民課並びにそういう市民が一般的に利用する課を、部を一階に集めるということは、以前からぜひそうしなければならないということもこの議場でかなり発言がありました。そのことは別に結構なことでございますけども、こういう経済不況の中、市の財政緊迫の中、基金を取り崩してまでこの六億円の費用で建て増しをするいわばつぎはぎだらけの市役所の庁舎になるのではないかと。いずれまた、何十年後かにいいときにすべて建てかえるというぐらいの計画はあってもおかしくはないなということも思います。その理由はどうなのか。例えば、あそこの体育館なんかもワンフロアすべてに使えるのではないかなという甘い考えもあるわけでございまして、そしたら建て増して市民の方が一階ですべて利用できるようになりましたときに、その余ったところはどういうふうな利用にするのかということも検討をされておるのかどうか、お聞きしたいなと思います。

 もう一つ、バスの停留所の道路改良の件でございますけども、夏の暑いとき、また冬の寒いとき、あの急坂を上るのは大変でございまして、私も何遍も利用しておりますけれども、時間が切迫しているときに駐車場がなかなか見つからなくて、やっと探し当てて遠くの方へ車をとめまして、バスの時間に間に合うように時計を見ながらあの坂を急いで上らなければならないその大変さ、苦しさというのは身にしみて感じておるところでございます。お年寄りなんかは特にそうだと思います。上まで送ってくれる人はいいですけれども、車で行ったときにはどうしても足で上がらなければならないというその苦しさを大抵の方が最近知っておられるのではないかなと思います。そのときに、この計画によりますと、何か歩道を一億円かけてつくるということでございます。決して抜本的な市民の利便性には欠けておる、その後でまた来年度、再来年度にこういう施策がありますという第一回目の予算立てであるというならばよくわかるわけでございます。その御説明を願いたいなと思います。たしか以前、これは公式か非公式か忘れましたけれども、競艇場のところの徳島バスの用地とこちらのバスの高速バスの入り口のところの用地とを交換して、何かエスカレーターをつけるとかという話が聞こえてまいりました。ああ、いいことだなと思っておりました。それはどういうことであったのか、そういう計画は本当に今ないのかどうか、つけ加えていただきましたらありがたいなと思っております。

 それと、行政改革の部門でございます。また、話が返りますけれども、四年間で、ことしも特に三十六名ですか、その方々がやめていかれるわけでございます。この四年間で約百名ぐらいの方が退職されておるという計算になるわけでございまして、百名以上でございます。となれば、かなり職員さんの数も減っておるだろうと思いますけれども、現業部門でかなりの方が採用になっているという数字が出ておりまして、決して行政改革には至ってないような気がするわけでございます。が、公務員といいましたら今最高の職場でございまして、だれしもがうらやむ職場でございまして、何十年、三十年、三十五年間の、四十年ですか、職場の責務を全うして、ああ充実した公務員生活だったなといって退職されてこそ本望だと思うわけですけども、漏れ伝えるところによりますと、聞こえてくるところによりますと、一年、二年を残して退職される方が多いとお聞きいたします。この理由は何なのかと、特に不思議に思うわけでございます。ああ、すべて公務員生活を全うして、ああ、いい職場だったなと、鳴門市いいとこだなと思って、やめられてからも鳴門市を愛し、市役所を愛し、それでいろんな施策に御協力いただける、そういう立場の一般市民になっていただける、そのことが一番の幸せのもとになるんではないかなと思うわけでございますけども、一、二年残してやめていかれるその理由、何なのでしょうか。よくわからないです。

 それと、先ほどの、また話が返るかもしれませんけども、職員さんがやめていかれまして、ほかの人員の配置がえによりまして、非常に最近見渡しますと大変忙しい課とそうでないのではないかなという課が見受けられるような気がしてなりません。行政改革の中におきまして課の統廃合、そういうことをお考えなのかどうか、お聞きしたいなと思います。

 それともう一つ、加えますならば、現在の部長制そのものが果たしてその役割たるものは何かなと。部長制の矢野市長の代でございますけども、前市長の代でございますけども、この部長制が始まりまして現在に至っておるわけですけども、必要である、そろそろ見直すべきだというそのお考えはどうかなということをお聞きしたいなと思います。

 以上、何点かお聞きしましたけども、明確なる御答弁をお願いしたいなと思います。

 次、二番目の企画行政について。

 JR高徳線池谷駅についてでございます。

 先日の決算委員会においても少し発言させていただきましたんですけども、昨年の秋、突然としてJR高徳線の特急のダイヤが改正になりまして、池谷駅停車の特急が突然として五本ですか、今のとこ五本だと思いますけども、勝瑞駅に停車することになりました。非常にこれはゆゆしき問題だと認識しております。観光鳴門という面からしまして西の玄関でございまして、今まで何か東の橋ばかりに気をとられておりましたですけども、西の入り口でありますJR高徳線池谷駅が特急がとまらなくなるという現状、大変なことだと思っております。先日、JR徳島駅に参りまして助役さんに話を聞いてまいりましたんですけども、結果論としましては、池谷駅から普通車に乗っていただいて、それで勝瑞駅まで行って特急に乗る。また、帰るときは勝瑞駅まで行って乗りかえて普通車に乗って鳴門なり池谷まで帰ってくれればいいような時間帯をつくってあるということを言われましたけども、それではやはり時間的に大変なロスになりますし、最近特急の高速化、高徳線の高速化によりまして、鳴門市も何か五千万円ですか、間違っておったら失礼ですけども、そういう多額の金額をJR側に負担をされておるというニュースは間違いないところでございます。そういう協力状態にもかかわらず、なぜ突然として特急がとまらなくなったのかと。これはもう観光鳴門としてはどう考えていいのかわからない残念なことでございます。一説には、高徳線を利用する方がうわさ話として話しておるところによりますと、鳴門市にそういう話があったんだけども、そのまま連絡しなかったためにJR側が、ああもういいのかなと思ってそうしたという、これはそんなことないと思いますけれども、そういううわさまで市民の間では取り交わされている現況でございまして、非常に残念なことでございます。JRさんはもちろん民営でございまして、営業面を考えてそういうふうにされたんだと思いますけれども、そこはそれで鳴門市の西の玄関口というイメージからしますならば、いろんなところ、すべてのところに働きかけて現況を打開されるべきだと思うわけでございます。そのことについての御説明を願いたいなと。今後に対する取り組みはいかにされるのか、お聞きしたいなと思います。よろしくお願い申し上げます。

     〔市長 山本幸男君登壇〕



◎市長(山本幸男君) ただいま近藤議員の質問についてお答えいたします。

 まず第一に、市長の政治姿勢についてということから答えさしていただきたいと思います。

 まず、財政危機の中でということについてですが、今日景気の低迷によりまして、国、地方を通じ財政状況は危機的な状況に直面しております。何もこれは鳴門市だけのことではございません。一向に好転する兆しが見えず、平成十一年度においても大幅な財源不足を生ずることが予想されております。本市の財政状況につきましては、大きく依存する競艇事業の売上の低下などによりさらに厳しいものになっております。歳入の減少による大幅な財源不足を多額の基金繰り入れで補わなければならないという苦しい財政運営を余儀なくされたところであります。しかし、市民生活に密着した施策や将来の発展のための事業は着実に実施する必要がございます。こうした中におきまして、本市の課題であります人件費の削減については、長期的視点に立った職員定数の適正化を図るとともに、事務事業のさらなる効率化に努め、経常経費の節減を図る一方で、市民福祉の向上や市民サービスの向上につながる施策を重点的に取り組む予算を編成したものであります。

 まず、行政改革については、所信表明の中で申し上げましたが、鳴門市の現状を考えますと、一日も早く行政改革を進めなければならないものと認識いたしております。ところで、行政改革大綱を策定いたしました昨年六月以降、実施計画を策定すべく各分野における改善項目を各課の積み上げ方式により検討いたしてまいりましたが、当初案は改革骨子に乏しい状況にあるというふうに私が判断いたしまして、再度専門部会における再検討を命じたところであります。こうした事務処理の状況、あわせて介護保険制度の導入による業務関連の見直しや国における地方分権推進一括法案審議の見通しなどから策定におくれを生じたものでありますが、かかる事態を念頭に一日も早く成果を得るべく努力をいたしてまいる所存でございますので、御理解を賜りたいと思います。

 それから、先ほど収入についての疑義でございますが、税収の伸びについては、平成十年度決算見込み額と平成十一年度税制改正や固定資産における土地の課税標準額の上昇等を考慮して調定見込み額の徴収率を精査し算定、計上いたしております。なお、当初予算では決算見込みに近い額を計上いたしております。例えば固定資産は評価額は下がっておりますが、特例で徐々に上げておるということで、評価額が下がることと実質上の固定資産税が下がるということを意味しておりませんので、やはり固定資産税は今の状況でいきますと、まだここ数年上がっていくという、そういう構造になっておりますので、御理解のほどお願いいたします。

 それから、部長制の方、先お答えさしていただきます。

 部長制につきましては、本市では昭和六十一年当時の行財政改革懇談会の答申をもとに、多様化する行政需要に対し迅速的確な対応を図るため、昭和六十二年十一月に導入し今日に至っておるものでございます。その後、行政需要はますます拡大傾向にあり、加えて行政課題も質的に複雑多様化している現状にあって、以前にもまして各課の横断的な取り組みが強く求められるところであります。こうした状況を踏まえ、諸問題に的確、弾力的に対応するため、部制は必要であると考えておるところでございます。

 また、課の統廃合につきましては、行政改革の実施計画の策定に基づきまして検討してまいりたいと考えておりますので、御理解のほどよろしくお願いいたしたいと思います。

 次に、職員数の件についてでございますが、職員数につきまして、私が市長に就任直前の平成七年四月一日現在で千百五十八名でありましたが、平成十一年四月一日には千百十四名になる予定でございます。この四年間で四十四人減少したことになります。今後も職員定数の適正化を図ってまいりたいと思っておりますので、御理解を賜りたいと思います。

 次に、勧奨退職者が多い理由につきましては、近藤議員は一生をささげる職場だということで、私も公務員を経験いたしました。私事でございますが、私は国家公務員上級試験で十番でございました。これほどのものをなぜ捨ててやめるんかとよく言われました。それぞれはそれぞれの個人的理由がございます。私もその一人でございましたので、まあしかし先ほど何かのような御質問でございますが、この三月末の退職者は定年退職が二十一人、勧奨退職が十六人となっており、勧奨退職者につきましては四年間で四十六名でございます。例年と比較いたしまして、勧奨退職者が特に多いということはございません。今後の鳴門市の発展に欠かすことのできない優秀な方々でございますので、慰留に努めてまいりましたが、健康上、もしくは家庭の都合などの理由によりまして退職の意思がかたく、承認せざるを得なかった次第でございます。

 次に、庁舎につきましては、鳴門市はこの庁舎をつくってもう何十年にもなりますと、古いということで建てかえ等のお話は私が市長に就任する前から聞いております。しかしながら、現在の鳴門市の状況でこの庁舎を建て直すことが妥当なのかどうかと、こういうことは基本的にございますが、介護保険制度が来年、介護保険制度のうち認定事務がことしの十月より始まりまして、来年平成十二年四月一日より本格的にスタートすることになりました。前の議会で野田議員からも御提案ございましたように、こういうふうなサービスについて一括して市民に不便をかけないようにというような御提案もございましたので、そういうことを考慮しながら考えてまいりましたが、現在の本庁舎の構造ではそのスペースは確保できません。利便性や効率性を考えますと、一体的な庁舎建設が理想でありますけれども、現在のこういう財政状況の中で最小限の経費で最大限の効果を発揮するというふうな観点から、庁舎整備基金の一部を取り崩しまして、利用頻度の高い窓口を一カ所に集めるのが妥当でないだろうかと、こういうことから庁舎を改築というんですか、そういうことになって、多分何十年にわたって多分利用されるようなことになると思いますので、そういうことに手をつけたことでございます。一つの窓口でオンラインサービスなどによる各種証明書の取得や相談に応じるなど、市民に優しい総合窓口化を進めることが肝要であると決断したところでございますので、御理解賜りたいと思います。

 それから次に、本四バス停の整備でございますが、昨年の四月の明石開通以来、鳴門市の玄関口があそこの撫養バス停になっております。そこで、本四バス停留所の整備につきましては、利用客の要望や昨年八月に実施しました乗降客のアンケート調査などに基づきまして、まずやれるところからということで街灯の増設、非常に暗かったです、道路がですね。それから、トイレの設置、それから案内板の設置など、すぐに手をつけれるものをつけてまいりました。このたびはおっしゃるように、あの坂道を上がるのは大変でございます。私もいつもあそこを歩いて上がっておりますので大変でございますが、先ほど議員から、非公式か公式か知らないけれどと、私は非公式だと思いますが、エスカレーター案等多々そういうふうな市民の声ございます。そういうことでいかにするかということで、進入道路の整備等も含めまして、県、それから本州四国連絡橋公団、それからバス会社等の連携を図りながら対処していきたいと。さらに、土地問題という大きな地権者の問題ございますので、なかなかそういうところも何か非常に難しゅうございます。そういうことで、関係機関とか地権者とか、そういう人との話し合いをしながら、鳴門の玄関口としての整備を図っていきたいと、そういうことで今現在進めておるわけでございますが、たちまち一番緊急を要しておるのが、上の上がりまして回転がなかなかできないと。あそこの不法駐車についてはのけましてかなり広くはなっておりますが、基本的に狭いので、そういうことを考慮しながらどうするのが一番いいのかということで現在関係機関と連携を図りながら検討をしてまいっておるところでございます。御理解のほどよろしくお願いいたしたいと思います。

 次に、JR高徳線池谷駅の件でございますが、基本的にはJR四国というのは民間会社でございます。しかし、出発点が国鉄ということでございますので、営業と彼らのそろばん勘定と公共施設というものの調和を図らなきゃならないものだとは思いますが、JR高徳線池谷駅は大正五年七月一日に阿波電気軌道株式会社として撫養─徳島間で運行したのを最初に、撫養地方の経済発展と市民生活の足として、また本市を訪れていただく方々の陸上交通の拠点として長く貢献発展したところでございます。先ほど議員の御指摘のように、池谷駅の特急列車停車の減少要因となりましたこれまでのJR高徳線高速化事業の経過について御説明さしていただきますと、去る平成七年に徳島県として高速交通ネットワークの整備促進という課題を掲げ、明石海峡大橋の開通に向けた取り組みの一環として鉄道の高速化を図り、高速ネットワークを完成させようということから、JRに対し高徳線の高速化促進を要望していたところであります。そして、今年度はJR高徳線高速化事業も完了し、本来の目的であります徳島─高松間の六十分以内で運行する等の利用者にとっても本市にとっても大きく期待していたところでございますが、基本的には都市間、徳島と高松を本来特急で結ぶもんだというのがJR四国の立場と思いますが、しかし昨年秋実施されましたダイヤ改正により、高徳線において運行されている特急列車一日十四往復のうち、池谷に停車していた特急が十三本から六本に減少しましたことは、市民はもとより本市を訪れていただく方々にとって非常に遺憾であり不便を感じておるところでございます。当鳴門市が知ったのはダイヤ改正の発表間際という事態でございまして、普通ダイヤ改正というのは三年かかります。私も鉄道に勤務しておりましたので、そのやり方等についてはよく熟知しておるところでございますが、抜き打ち的にやられたというのが現状でございまして、当鳴門市は全然知りません。これが現状でございます。鳴門市といたしましては、先ほど議員もお話しのように、西の玄関口でもあります鉄道交通の拠点池谷駅が特急もとまらない駅というのでは、本市のまちづくりの観点からも非常に大きなマイナスイメージでございますので、JR四国に対しまして再三説明を求めるとともに、利用者の快適性、利便性を得るための要望書等、さらに積極的な陳情活動等をやっていきたいと思っておりますので、議員の御理解をよろしくお願いいたしたいと思います。改めて鳴門市は寝耳に水というのが現状でございます。さらに、多分これは私の個人的な推定でございますが、徳島─高松間を六十分以内にするというのが彼らの大原則であったんだと思いますので、当方はそのダイヤの組み方によってはまだまだ池谷にとまり得る余地はあると私自身は個人的に思っておりますので、そういったことに積極的に取り組んでまいりたいと思いますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。

     〔十番 近藤龍彦君登壇〕



◆十番(近藤龍彦君) 大変細かい趣旨の問題に順番にお答えいただきましたわけでございまして、平成十一年度予算及び行政改革について市長のおっしゃることもよくわかるわけでございまして、決して甘くなかったという結果で終わることを期待するわけでございます。

 ただ一点、歳入の問題でございますけれども、今のお話しでございましたら、決算見込みに近い額を計上しておるというようにとらえられるわけでございます。さすれば、もう秋の補正予算に対する留保財源はないと考えます。ですけれども、ただ一点この点を確認させていただきたいなと思います。

 それと、バス停のことでございますけども、これは案でございますけども、この予算がだめだというわけでございませんけども、そういう整備をする段階におきまして、例えばの話、タクシー会社に委託をしまして、下から上に送ってあげるという、そういうサービスたるや大変に喜ばれるもんやと私は思うわけでございまして、暑いとき寒いときのそれこそ本当に市民に対するサービスだと思います。そんなに難しい経費のかかる問題ではなく、タクシー会社も喜んでいただけるんではないかなと単純に思います。このことは提案だけしておきます。

 それと、行政改革につきまして、こういう毎朝新聞という新聞が先日送られてまいりまして、これをよくよく読んでみましたところ、誇れる鳴門へ意欲という再選出馬の山本幸男市長ということで大々的に載っております。その最後の方に、この記者さんとの対談だと思うわけですけれども、行政改革はどうするという項目がございまして、本市の財政状況は経常収支比率一〇三・七%が示すように依然厳しい、この危機克服策として昨年行政改革大綱が策定された。十一年度に実施計画を立て具体策を盛り込んで実行に移す。しかし、ここからでございますけども、改革は一朝一夕にできるものではない。二十年以上の時間をかけて初めて成果が上がるものと思うという記事が載っております。十年一昔と言いますけども、二十年いうたら二昔になるわけでございます。今緊急かつ速やかにとり行わなければならないと少なくとも私は認識しておるその行政改革に対して、この記事どう考えたらいいのかをお考えをお聞きしたいなと思います。

 次、JR高徳線池谷駅につきまして、最近特に婦人方ですと思いますけども、ごく一部の、一部といいますか、かなりの方が板野駅に車で行って、板野駅に駐車をしてそれで高松方面、岡山方面に行っておるという現状がございます。勝瑞駅もしかりだと思います。そういう今まで東の橋ばかりに目を取られまして、西の玄関である池谷駅周辺の整備、駐車場の整備を怠っとったとは言いませんけれども、忘れてきとった現状がこういう結果を招いておるんではないかなと思わざるを得ないわけでございまして、駐車場も整備し、いろんな駅前の活性化を図るときにこういう結果が果たしてあっただろうかなと思うわけでございます。非常に残念でございますけども、市長先ほど言われましたように、あらゆるところに声をかけまして改善をする余地は残されておると、心強いことを言われましたもんですから期待しておるわけでございます。どちらにしましても、西の玄関でございます池谷駅の整備そのものはやはり時代の要請ではないかなと思います。私以前もう何回もですけども、この場で池谷駅を鳴門駅にかえと、それで鳴門市の玄関口であると認識を全国の人にしてもらえるんじゃないかなと。鳴門駅に池谷駅を名称がえしてもらって、ここの鳴門駅を鳴門観光駅に名称がえをしてこそ、いろんな国鉄のダイヤなり地図上で、ああここが鳴門のJRの玄関口かなと思わせる要素じゃないかなということを三回か二回か忘れましたけれども、発言してきたところでございます。ひいては、今の質問には余談でございますけども、将来は鳴門線を廃止して、昔鍛冶屋原線がなくなったように、道路改良をしてバスをピストン運転してこそ町の発展があるのではないかなと。高速道路の建設に当たりまして、非常に水の問題でJRというのが邪魔をしておるとまでは言いませんけれども、かなりネックになっている現状は大麻町周辺でかなり見受けられるわけでございまして、そういうこれは別でございますけども、池谷駅につきましてはそういう現状であると私は認識しておりますので、市長の決意に期待をするところでございます。

 今お聞きしましたその二点、御答弁いただきたいなと思います。

     〔市長 山本幸男君登壇〕



◎市長(山本幸男君) 先ほどの税収の件について、税収というか収入について回答さしていただきます。

 税収は決算見込みのということをやっておりますが、収入については税収だけでございません。そのほかの国からもらってくるとか、そういうこともございますので、補正予算が組めないんじゃないかというようなことでございますが、それはこれからどういう数字が出てくるのか。先ほどの質問の中で、多分財政調整基金のことをおっしゃってたんだと思いますが、五千万円弱しかないじゃないかと。といいますと、昨年度のときは三千万円弱にまで調整基金は減ってたわけでございますが、十年度と十一年度予算のとこちょっと見比べていただければ、あと調整基金が十何億円また復活したと、こういうことでございますので、ただいまのところはまだそういう結論を出すのは早急かと思います。

 さらに、バス停につきましては、先ほど議員の御提案の有料にして民間にと、それが採算にのるならば民間会社は喜んでやってくるだろうと思いますが、私どもの見方からしますと、なかなかそれは難しいんじゃないかと。例えばエスカレーター一つつくるにしても二億円以上かかる、建物からいうと何億円もかかりますので、その採算するためには現在の千名前後が乗降しておるわけでございますが、その人の何名が利用して幾らになるかということを計算したら、なかなか難しいんでないかと思いますので、ただいまの議員の提案につきましては我々検討をする中に入れておきたいと思います。

 さらに、先ほど私がインタビューを受けました新聞の中で、二十年かかるんでないかと。これは二昔もかかって一体どういうことかというようなことでございますが、鳴門市の財政をこういう状況に置いておるのは何も今に始まったことではございません。鳴門市はずっと経常収支は一〇〇%近い数字でやってきておるのが現状でございます。それはじゃ何でカバーしてきたかというのは、皆さん御存じのように、競艇事業でございます。本来は競艇なしの力強いまちにつくらなきゃならないと、こういうことが基本でございます。さらに、職員につきましては、地方公務員法という法律がございます。本人の意思に反して職を解雇される、懲戒処分とか、そういう以外はございません。また、そういうことを考慮いたしますと、例えばこれから十年後には一度に八十人も職員が定年を迎えるというふうな、そういう構造を持っております。それに対して我々はやはり長期的な観点から立って行政改革等にも取り組んでまいらなければならないと考えておりますので、御理解のほどをよろしくお願いいたします。

 さらに、JR四国については、私は先ほど決意をいたしましたように、私は池谷の特急について忘れとるんじゃないかという言われ方されますが、私は池谷の駅につきましては、被害をこうむった一人でございます。子供が岡山におります。岡山から帰ってくるのに、池谷でおろすんと板野でおろすんと倍の距離がかかる。池谷から板野までいうたら同じだけの距離、倍の不便さを感じておりまして、逆に私は一本だけ池谷にとまってなかった特急がある、全部とめてくれという要望を出しとったのがこういうことをやられたので、私は心中本当に煮えたぎっておるような状況でございますが、そういうことで私はこれについては池谷のことを忘れておるということは全然ございませんので、先生もひとつ一生懸命プッシュしていただいて、私のあれを御支援していただきたいと思いますので、そういうことで、議員は池谷のお方でございますので池谷が近い、僕はそれ以上に遠くなりましたので、その点の御理解のほど、そういうことで私は引きませんので、よろしくお願いいたしたいと思います。

     〔十番 近藤龍彦君登壇〕



◆十番(近藤龍彦君) るる御答弁いただきまして、これで代表質問を終わりたいと思います。

 一つ思い出す言葉に、世の中出世をするためには話し相手、相談役が大変必要であるという昔の有名な語りがございまして、出世大将豊臣秀吉、太閤秀吉公に竹中半兵衛がおり、徳川家康公に南光坊天海というお坊さんがおり、ミカンで売り出す紀国屋文左衛門に仙台の浪人で林 長五郎という人が番頭さんになったから文左衛門は出世をしたという有名ななつかしい言葉がございます。番頭さんの非常に優秀な人も必要でございます。だから、皆さん今上げた三人は出世をしたわけですけども、しかし番頭さんが偉いからといって出世するものではないと。その番頭さんの言葉をよく聞いて、話し相手として受けとめてこそ、その三人が受けとめたからその三人が出世をしたという内容でございまして、非常に味のある言葉だと思っております。

 これで代表質問を終わります。



○議長(泉善治君) 次に、

 みらい代表

一、市長の政治姿勢について

二、商工行政について

三、教育行政について

             十一番 三津良裕君

     〔十一番 三津良裕君登壇〕



◆十一番(三津良裕君) 議長の許可をいただきましたので、会派みらいを代表して質問をいたします。

 初めに、鳴門市立鳴門工業高等学校が第七十一回選抜高校野球大会に出場することが決定しました。二十六年ぶり二回目の出場であり、我が鳴門市、鳴門市民の皆さんにとりましても大きな喜びであります。鳴門市立鳴門工業高等学校の校歌が甲子園のアルプススタンドに何回も響き渡り、優勝旗が明石海峡大橋と大鳴門橋を通って我が鳴門市に迎えられますように、私たち市民一同が祈願するものであります。鳴門市民総出で力強い応援をしていきましょう。

 それでは、質問に入ります。

 まず、市長の政治姿勢について。

 二月の中旬から全職員の胸に名刺サイズの名札が着用になりました。職員の意識改革の一つとして実行可能な身近な改革であり、評価したいと思います。市民に役立つところが市役所であり、これからもより一層親切で便利な窓口サービスの徹底を心がけていただきたいと思います。鳴門市の行政や財政が抱えるさまざまな問題点を洗い直し改革していこうとの試みで行政改革大綱が策定されました。昨年の平成十年の六月のことであります。その後、実施計画書が昨年の十二月にでき上がると聞いておりましたが、今期定例会の市長の議案説明、所信表明において、ただいま近藤議員の御質問の中にもありましたように、介護保険制度の導入によります組織、業務量に大幅な見直しの必要性が生じるなどして、実施計画書の策定がおくれていると申されております。今市役所の中で改革の機運が高まっております。早急に実施計画書を策定して実行していただきたいと思います。

 そこで、改めてではありますが、行政改革大綱に見る鳴門市の問題点、課題となるところ、そしてその対応、改善策についてお尋ねいたします。策定されました行政改革大綱をもとにして策定する実施計画において、こういうことを主眼に置いて、このように改革したいと、そして鳴門市をこのようなまちにしたいと、そういう市長の決意を改めてお聞き申し上げます。

 続きまして、商工行政について。

 中小企業基本法で言います中小企業の範囲と申しますと、製造業におきましては従業員が三百人以下または資本金が一億円以下、卸売業では従業員が百人以下または資本金三千万円以下、小売業、サービス業では従業員が五十人以下または資本金一千万円以下であります。これが中小企業の範囲であります。また、小規模企業というのは、一般的には従業員が二十人未満の企業でありまして、商業またはサービス業については従業員五人未満の企業であります。また、小企業というのは、常時使用する従業員が五人以下の企業でありまして、商業またはサービス業については従業員二人以下の企業であります。この定義からしますと、鳴門市においての事業所、約三百三十カ所ほどありますが、その九九%、ほとんどの事業所が中小企業であります。新聞紙上では、長引く不況の中で大企業の倒産、従業員のリストラ、金融機関の貸し渋りなどが報じられております。鳴門市の中小企業も同じように苦しい経営の状態でないかと思います。鳴門市において事業所数としては大半を占める中小企業の実態と問題点をどのように把握しているのでしょうか、また空き店舗の目立つ商店街の対策についてお尋ねいたします。

 そして、このたびの定例会の議案にあります鳴門市中小企業振興特別融資基金条例の主旨と今後の商工活性化に向けての対策について、どのような対策を持っているのか質問いたします。

 次に、教育行政について。

 全国的に少年の非行が増加しております。先日、警察庁が発表しました平成十年の一月から十一月末までの少年非行などの概要を見てみますと、少年非行が戦後第四のピークを迎えていると同時に、凶悪犯罪がふえていることを示しております。具体的に数字でいいますと、逮捕や補導された十四歳から十九歳までの刑法犯少年は全国で十四万四千二百二十八人でありまして、前年同期と比べて四千三百六十一人、約三・一%の増加であります。これは一九九〇年、平成二年以来八年ぶりに十四万人を超えたことになります。非行の内容としましては、凶悪化、集団化の傾向になっているのが特徴的であります。一方、教師に対する暴力については、全国で三百五十六件、前年同期より六十四件、二一・九%の増加であります。校内暴力についても全国的に四百九十七件もあり、荒れる学校が数字の上でも出てきております。また、学級崩壊という問題がクローズアップされてまいりました。これは一九九四年、平成六年に大阪の小学校の高学年においてこの現象が初めて見受けられたのであります。私立中学校の受験が要因でありました。この学級崩壊は全教科担任制の小学校に起こる小学校特有の問題であるとされております。あるアンケート調査によりますと、その要因として、小学校の低学年では児童の基本的生活習慣の欠如、集団性の未成熟、コミュニケーション不全、よい子ストレス、高学年では教師への不満や怒り、思春期のストレス、私立中学校受験勉強による心情不安、担任教師へのいじめ行動などが報告されております。凶悪な少年非行の問題と学級崩壊の問題等を同じ児童・生徒の問題行動ということで共通の教育課題として学校の教育現場だけに解決策を求めるわけにはいきませんが、これから私たちはこの点について真剣に考えていかねばならないと思います。恐らくは現在の地域、家庭、学校の中においてさまざまな要因が発生して、その要因が重なり合って私たち保護者や教育関係者が気づかないままに、いつの間にか児童・生徒の上に重大な問題となってのしかかっているのでありましょう。子供たちを取り巻く社会環境が劣悪になってきているということであります。それは同時に、私たちの大人社会についても言えることであると思います。問題行動を引き起こす要因としてアンケート調査では、社会環境の悪化、保護者の未熟さ、夜型の生活習慣の増加、基本的な生活習慣やしつけの欠落、愛情やコミュニケーションの不足など、私たち保護者自身の問題点としても指摘しております。子供たちも私たち保護者自身もこのあたりでちょっと立ちどまってじっくりと自分たちの周辺を整備し直す必要があるのではないでしょうか。

 そこで、児童・生徒の問題行動の実態についてお尋ねいたします。特に、いじめ、不登校、校内暴力、学級崩壊の鳴門市の実態について、そしてまたこのような問題行動の背景は何なのでしょうか。鳴門市の教育委員会としてその解決に向けてどのように取り組んでいるのか質問いたします。

 次に、子供の数の減少、いわゆる少子化による複式学級について、また学校の休校についてどのような実態であるのか、今後の対策をどのように考えているのか、お尋ねいたします。

 御答弁によりまして再問いたします。

     〔市長 山本幸男君登壇〕



◎市長(山本幸男君) ただいまの三津議員の御質問のうち、一の市長の政治姿勢について私の方から御答弁さしていただきまして、二、三についてはそれぞれの部長なり教育長から答えさしていただきますので、よろしくお願いいたします。

 まず、今日の行政を取り巻く環境は、長引く景気の低迷から国、地方を問わず未曾有の財政悪化にさいなまれ、一向に好転の兆しが見出し得ない状況にあります。加えて、新たな行政需要となります介護保険制度や進展する地方分権にも的確に対応し、最終目標となります鳴門市長期プラネット21の着実な達成手段となる鳴門市行政改革大綱を策定いたしたところでございます。また、本大綱の策定過程などから明らかになった本市の問題・課題、さらにはその対応や改善策について御質問いただきました。御承知のとおり、経済や競艇事業の潤沢な成長過程において都市規模以上に対応してきた行政サービスの一方で、今日的、組織の肥大化と職員数の増大化を招来し、この要因により他の類似団体との比較にありましては、経常収支比率の悪化や人件費比率が増嵩し、財政の硬直化が顕著となっております。こうしたことから、これらの課題に対応し、実効ある行政改革の推進を図るため、簡素で効率的な行政システムの構築に向け、事務事業の一つ一つについて再検討を行い、その改善に向けた実施項目と目標年次などを明らかにするため、現在鳴門市行政改革実施計画の策定に向け鋭意取り組みをしているところでございます。いましばらく時間を要する状況にありますので、御理解いただきたいと思います。

 なお、こうした中にありましても、可能なものにつきまして即時の対応をいたしているところでございまして、特別職等の給与及び管理職手当の減額等につきましては、前年度に引き続き平成十一年度においても継続実施を予定いたしているところであります。さらに、財務会計システム等における事務の改善等につきましても、積極的な対応をいたしているところでございますが、何よりも市民サービスの向上が第一との観点から、新年度におきましては総合窓口化の推進や休日及び一部夜間でも住民票及び印鑑登録証明書の発行が可能となる自動交付機の設置などに要する諸経費等についてそれぞれの予算を計上いたしているところであり、御理解と御協力をお願いいたす次第でございます。

 以上、行政改革の取り組みの一端について御答弁を申し上げましたが、二十一世紀において鳴門市が鳴門市らしく夢ある発展を遂げるためにも、簡素で効率的な事務事業の推進に向けた行政改革はぜひとも必要であり、私といたしましても積極的な対応に努める所存でありますので、議員皆様を初め市民皆様方の格別の御理解と御協力をお願いする次第でございます。

 あわせて、実施の段階へと移行する地方分権への対応につきましても、議論の当初から地方六団体を窓口に地方分権委員会に対し適宜、要望や意見陳述をいたしてまいったところでありますが、今日の厳しい財政状況下において、事務事業の推進のため不可分となります財源確保のためには、今後とも引き続き遺憾のない対応を進めてまいりたいと考えておりますので、引き続き議員の皆様方の御理解と御協力のほどをよろしくお願いいたします。

     〔経済部長 阿部理男君登壇〕



◎経済部長(阿部理男君) 三津議員さんの御質問のうち、商工行政につきまして御答弁をさしていただきます。

 まず、鳴門市の中小企業の実態と問題点についてでございますが、まず商業関係は、平成六年と比較いたしますと、商店数は七十八店舗減少、従業員数は四十二人増加、年間販売額は六十八億四千九百五十九万円の増加となっております。零細店の淘汰とともに、市内商業の大型化が進行しつつある状況で、今後中心商業地の活性化を図るためには、商業、サービス業などの集積の促進と観光との連携を強化した商業観光を取り入れることが課題であると認識しております。

 次に、工業関係は、平成五年と比較いたしますと、事業所数では九事業所減少、従業員数は六百二十四人減少、出荷額は二十二億三千八百七十一万円の増加となっており、本市の工業の発展が一部大手企業に依存いたしておりまして、全体として健全とは言えない状況であります。事業所数の大部分を占める零細で小規模な事業所の技術基盤強化と経営体質の改善を図ることが今後の課題になると認識しております。

 次に、基金条例の主旨と今後の商工活性化に向けての対応策についてでございますが、この条例の目的は、昨今の極めて厳しい経済情勢下で、市内中小企業の経営の安定化、健全化を図ることを目的に、特別の対策資金融資制度を創設するための原資として基金を設置するものでございます。市長が所信表明でも述べましたとおり、長引く景気の低迷で市内の中小企業者を取り巻く経営金融環境はますます厳しくなっており、緊急経営支援対策の一環として、市の直貸し制度を新しく創設し、鳴門市融資制度の量的充実に加え、質的充実を図ることによって、既存の制度融資から大きく踏み込み、地場企業の資金調達の円滑化を図り、そのことによって経営基盤強化への後押しを行うために新制度を創設するに至ったものでございます。

 今後の商工活性化に向けての対策でございますが、金融対策の強化に加え、商業の活性化と地場企業の振興、育成を主要施策と位置づけ、各種施策を推進してまいる所存でございます。特に、商業活性化では、平成十年七月施行の中心市街地活性化法に基づく中心市街地活性化のための基本計画を策定し、地元住民、民間事業者、行政、関係団体等が連携して、市街地の整備と商業等の活性化を柱とする各種事業を総合的かつ集中的に実施していきたいと考えております。また、空洞化の進行しています中心商店街においては、空き店舗対策事業を実施することによって中心商店街に活気を取り戻したいと考えておりますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。

     〔教育長 石野利和君登壇〕



◎教育長(石野利和君) 三津議員の教育行政についての御質問についてお答えさしていただきます。

 最初に、青少年の問題行動の実態についての御質問でございますが、まず最初に鳴門市におきます御質問ございました四つの問題行動の現状と取り組みについてお答え申し上げ、その後全体的な取り組み、考え方についてお答えさしていただきたいと思います。

 まず、いじめについてでございますが、小・中学校合わせまして平成八年度では二十三件、九年度では十一件、そして本年度ではこれまで十九件発生しておりまして、今後なおいじめは絶対許されないという断固たる考え方に立ちまして真剣に取り組んでいきたいというふうに考えております。具体的には現在、いじめ問題連絡協議会等を開催しながら、いじめ問題の研修等に取り組んでおりますが、この研修等をさらに充実させる中で、学校現場とともに早期発見、早期対応に向けまして努力をしていきたいというふうに考えております。

 次に、不登校の問題についてでございますが、八年度三十九名、九年度四十八名、十年度は現在のところ五十三名というふうになっておりまして、全国的な傾向と同じでございますが、毎年増加傾向にございまして、大変深刻な状況というふうにとらえております。現在、教育委員会におきましては、教育研究所に設置をしておりますうず潮教室におきまして、不登校児の適応指導を行いますとともに、来所相談、電話相談、あるいはスーパーバイザー等によります特別相談等の相談事業を実施しております。このうず潮教室には現在十九名の不登校の子供たちが通級しておりますが、このうち六名が再登校できるような状況になるなど、このうず潮教室等の取り組みが大きな成果を上げてきております。このような状況を踏まえまして、不登校児に対します適応指導のより一層の充実を図るために、来年度予算におきましてこのうず潮教室の拡充に要する経費を計上しているところでございます。このような中で、不登校児についての対策をさらに充実さしていきたいというふうに考えております。

 次に、校内暴力についてでございますが、中学校におきまして三件の報告を受けております。これまで中学校におきまして、家庭、地域、関係諸機関とあるいは教育委員会とも緊密な連携を図りながら対応に努めてまいっておりますが、なお一層学校におきます生徒指導体制の確立に向けて、教育委員会と学校あるいは地域の方々と連携しながら取り組んでまいりたいというふうに考えておるところでございます。

 次に、学級崩壊についてでございますが、現在マスコミ等で報道されておりますようないわゆる学級崩壊について鳴門市内の小学校において発生しているというふうな報告は受けておりません。しかしながら、市内の小学校すべて十八校調査いたしましたところ、時々教室の中を歩き、自分勝手な行動をする児童、現在のところすべて一年生なり二年生でございますが、市内全体で十六名現在いるという報告を受けております。今後これらの児童につきましては、家庭や地域と連携をしたり、あるいは複数の教員によるチームティーチングによる個別指導などにより基本的生活習慣をつけるよう指導の徹底を図りながら、これらの子供たちが小学校の中で適切な学校生活を送れるように指導していきたいというふうに考えております。

 このような問題行動の原因につきまして、先ほど三津議員よりいろんな御指摘あるいは要因についてのお話ございました。これらについて一つ私としては大きな背景といたしまして、現在の社会全体の同一志向あるいは横並び志向という風潮の中で、受験のための塾通い、あるいはけいこ事等に子供が追われ、その中で子供たちが家庭あるいは学校においても時間的にも精神的にもゆとりを失い、ゆとりのない生活を過ごしていると。その中で、子供たちがストレスを蓄積し、いわゆる今の教育の大事な点でございます自分探しの旅ということをうまくしていけない環境に置かれている子供たちがいるのではないかということを考えております。このためゆとりのない子供たちの生活にゆとりを持たせ、学校、家庭、地域社会がそれぞれ本来持っております教育機能を十分に発揮する中で、子供たちに生活体験あるいは自然体験などのいろいろな体験活動の機会を広げながら、生きる力を身につけられるような教育を推進していくということが最も大事で根本的な解決策につながるものではないかというふうに考えております。教育委員会ではこのような考え方に立ちまして、現在学校教育への地域人材活用事業、あるいは鳴門教育大学と連携しました部活動支援ボランティア事業、あるいは中学校への心の教室の整備、さらには心の教室相談員の配置等、さまざまな取り組みをしておりますが、こういう取り組みをする中で各学校が生きる力を育成するための特色ある教育づくり、学校づくりを展開するように積極的な支援に努めていきたいというふうに考えておりますし、また現在市内の地域社会でもいろいろな子供の体験活動をするための取り組みがなされております。そういう取り組みを一層支援するために、国の全国子供プランということを現在展開されておりますが、その中の子供放送局あるいは子供センター等の事業を十分市としても活用しながら、そういう面での取り組みも進めてまいりたいというふうに考えております。

 次に、少子化の問題でございますが、鳴門市内におきます平成十年度からの児童・生徒数の現状を見てみますと、年度によりまして若干の増減はございますが、傾向としては減少もしくは現状維持という状態にございます。特に、市内におきまして川崎小学校、北灘西小学校、島田小学校、この三校の児童数の減少が著しい状況にございまして、二十名前後の児童数となり、場合によりましては複式学級という状況も出てくる場合もあるというふうに考えております。この複式学級あるいは小規模校におきます子供の教育、あるいは学校経営の点におきましては、従来からいろんな研究校あるいはいろんな調査研究が行われておりまして、多くのメリット・デメリットが指摘されております。こういうことを踏まえて、鳴門市におきましては、本年度北灘西小学校に児童数減少の激変緩和、あるいは複式学級のあり方等の研究するために、市単独の教員一名を加配して研究を進めてまいりましたが、その結果、教科における基礎学力、これにつきましては少人数であるために個別指導が徹底し効果も上がっている、あるいは個人差に応じた指導あるいは個を生かす指導にすぐれているということもわかっております。さらに、少人数でございますために、一年生から六年生までの縦割りの活動がたくさんあるという中で、リーダーあるいは協力者の両方を経験できる等のよい点もあるということもわかっておりますが、反面、人数が少ないために生活経験、人間関係の狭さ等によりまして、集団の中での活動、あるいは発言等の社会性、あるいは多様な考え方、感じ方の点については課題があるのではないかということも認識しております。このような点から、現在新年度予算におきまして、この小規模学校における子供たちの社会性の育成を図るという点から、近隣校との交流を図る小規模校交流学習の実施に要する経費を計上しているところでございます。今後、教育委員会といたしましては、当面地域文化の拠点として地域住民の方々の思いや願いをくみ取り、現状を維持する中で小規模校の充実を図っていきたいというふうに考えております。さらに、これとあわせまして幅広い保護者の意見をいただく中で、保護者の意向をくみ取り、関係者を交え検討を重ねて、二十一世紀を担う子供育成のためにより望ましい学校のあり方についてもいろいろ御意見をちょうだいしながら考えていきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。

     〔十一番 三津良裕君登壇〕



◆十一番(三津良裕君) それぞれ御答弁をいただきましたので、意見と要望を付して質問を終わります。

 まず、市長の政治姿勢について。市長は鳴門がこれから鳴門らしく簡素で効率的な市民サービスの向上を行えるように努力してまいりたいという、美しい市、人に誇れる、人に語れる市を標榜して努力されている市長から、鳴門市をどのようなまちにしたいのか御答弁をいただきました。市民の皆さんから集めた税金をどのような事業に使うのか、そしてどのような費用として使うのか、それを一覧表にしたものが予算書でありますが、今までの、去年までの、昨年度までの予算書の形態では余りにも説明部分が不足しておりました。今年度平成十一年度の一般会計、特別会計予算書は非常に見やすくなっております。説明部分が詳しくなっております。ささいなことのように思われますが、実は我々議員を初め市民の方々が見やすくわかりやすい予算書にすること、これはとても大切な改革の一つでありましたから、この点私は特に評価したいと思います。

 鳴門市の財政が深刻な状態になってきていることは既に多くの市民の方々が知っております。何度も数字として上がってまいります。経常収支比率が平成八年度において全国の市の中でワースト・スリーでありました。平成九年度では一〇三・七%、全国の市の中でワースト・ナイン、九番目になっております。ちょっと改善されたようでありますが、まだまだ危機的状況が続いております。市民サービスの向上を図ることと財政改革を進めていくことは相反する面が相当あります。市民サービスを拡大し充実するためには、ますますの財政負担が伴います。その財政に限界があるのですから、行政が何もかもサービスを拡大して充実していくことはこれからはできません。かといって、行政がしっかりと行うべき範囲の行政サービスは縮小するわけにいきませんから、これは非常に難しい課題であります。ですから、これから行政改革大綱をもとにして実施計画を策定することになりますが、その際特に主眼に置かなければならない基本的な心構えが二つあると私は思います。一つには、市民の方々から行政に対する意識改革であります。もう一つは、行政担当者職員の意識改革であります。意識改革といいましても、認識する改革だけではなく、実質の行動が伴う改革でなくてはなりません。まず、一つ目の市民の方々の行政に対する意識改革、これはもう既に鳴門市においては大いに芽生えつつありますし、多くの市民の方々が実行されております。すなわち、例えば地域自治振興会、町内会、各種ボランティア団体などに参加する市民の意識が変わってきているということであります。今までは何でも行政サービスに依頼したり依存しておりました。これからはそういうことでなくて、自分たちができることは自分たちでしよう、地域でできることは地域でやっていこう、このような自主自立の意識改革が進んでおります。例えば、資源ごみの分別回収への積極的な協力体制、地域の清掃ボランティアなど多くの市民が参加しております。その上にNPO法、つまり特定非営利活動促進法が昨年の十二月にスタートして、民間の非営利団体に法人格を与えて活発な活動ができるように促進する法律ができました。これからまちづくりにおいて市民みずからが考え、市民みずからが積極的に参加するという考え方と行動がますますふえてくると思います。その際、例えば地域の公園をつくるときに、地域の集会所や公民館をつくるとき、どのような公園や公民館にするのかという課題において、行政サイドだけで決定するのではなくて、地域住民やボランティア団体の参加のもとに地域の特色を生かした地域住民にとって一番使いやすく親しみやすい公園につくるにはどのようにすればいいのか、住民サイドにおいて積極的に考えながら公園もつくっていく、そのような地域活動が盛んになってくると思います。したがいまして、行政におきましては、市民の皆さんが積極的に参加してまちづくりをしていく、そのための行政からの補助、支援する分野が行政業務の中に大きく広がってくると思われます。

 二つ目は、行政職員担当者の意識改革であります。これは事業施策の企画立案、そして事業の執行において、まずゼロという気持ちから、ゼロという意識から始めるということであります。つまりは、前年度がこうであったからことしもこうやるんだ、そのような意識を引きずったり、日々の職務がマンネリ化しないようにということであります。そのようなマンネリ化を解消するということで、最近市役所でもやればできるんだという見本がありました。それは情報公開制度の確立を目指す目的でもってモデルとなった課、その課において文書管理システム、ファイリングシステムが進められていることであります。必要な文書が一カ所で管理され、職員の机の上から多くの重複していた書類が整理され、すっきりとしました。最初は私でもこれだけの文書を整理することができるんだろうかと懸念しておりましたが、見違えるほどにすっきりと整理されました。市役所の各課は書類の山、廊下や通路は書類があふれているというようなマンネリ意識が一掃されたのであります。やればできるものであります。市民はわざわざ市役所にやってきます。各課を訪ねてきます。何度も言いますが、そのときに市民に役立つところの市役所として親切に市民に対応ができているかどうか、雰囲気がよくて感じがよく対応できているかどうか、勤務中の行動パターンが職員の中でマンネリになっていないかどうか、いま一度意識改革をしていただきたいと思います。

 行政改革大綱の実施計画を策定するにおいて、各課で検討されている具体的な内容は非常に大事なことであります。しっかりと計画を策定すべきであります。しかしながら、今申し上げました二点、市民の方々の行政に対する意識改革、行政職員担当者の職務に対する意識改革、この二つの意識改革は行政改革における基本的な心構えとして、私たちは常に一人の市民として、職員として考えておかなければならないと思います。そして、どの部、どの課に属していても、職員一人一人が常に鳴門市の人口増加策、それに伴う市税の増収策をいつもかも考えておいていただきたい。職員一人一人が自分の職務を効率化することとか、公務員としてのプロ意識を持って自分の分掌職務を全うすることは当然のことでありますが、鳴門市全体としていかにすれば行政改革ができるのか、鳴門市のこの財政的危機をどのようにすれば乗り切れるのか、市税の増収策に何かいい施策はないのか、職員一人一人がこれらのことをいつもかも念頭に置いている、このことが大事なことであります。職員の危機的意識が全体的に統合されない限り、これからの鳴門市の行政改革は成功しません。私は職員一人一人が気合いの入った自覚を持った行政改革を遂行されることを期待いたします。

 鳴門市は、京阪神地域と四国とを結ぶ経済、観光、文化などの中核交流都市として位置をしております。京阪神地域との距離的、地理的環境に恵まれております。これからますます人の行き来が活発になります。あらゆる面の交流が盛んになります。定住する人がふえてまいります。我が鳴門市は交通や流通の条件においても、住環境においても周辺都市から大きな期待がかけられているのであります。このような未来ある鳴門市を元気のない鳴門市にするわけにはいきません。未来を担う子供たちにとっても、もちろん我々にとってもずっと住んでいたいまち、友情と愛情のまち、ふるさと鳴門、人情あふれる私たちの大切なまち、鳴門、そのようなまちにしていこうではありませんか。そのためにも行政改革大綱の実施計画が策定され、計画に沿って山本市長を先頭に職員が一丸となってこの難局をしっかりと乗り切られることを望んでやみません。

 以上、市長の政治姿勢について意見と要望を述べさしていただきました。

 次に、商工行政について。鳴門市の商工行政の実態といいますと、今御答弁にありましたように、大企業に依存している、これからは経営基盤を強化していかなければならない、この二点であろうかと思います。中心市街地活性化のための基本計画を策定して、地元住民、民間事業者、行政、関係団体等が連携して市街地の整備と商業等の活性化を柱にした各種事業を実施したい、そのような意気込みでございます。大いに頑張っていただきたいと思います。その他いろいろと対策事業を考えているようではありますが、もう少し業種別の問題点をしっかりと分析して認識しておいていただきたいと思います。中小企業の不況対策といいましても、中小企業の業種によってその対策がおのおの違ってまいります。また、企業が商店街を形成しているのかいないのかによって経営状況に格差があらわれてまいります。鳴門市の中小企業の経営状態について業種別、形態別にもっと詳しく実態を把握して分析することは、これは複雑で難しい作業ではありますが、これからの鳴門市の全体の産業構造、産業環境をどのようにしていくのかを考えた場合、重要な施策であります。鳴門市全体の経済環境について中小企業の果たす役割は大きなものがあります。鳴門市の中小企業が、鳴門市の商店街が衰退するということは、鳴門市の経済環境そのものが衰退することであります。これ以上経営悪化させてはならない、それくらいの意気込みを持って中小企業の活性化対策を打ち出していただきたい。意見と要望としておきます。

 また、鳴門市中小企業振興特別融資基金は、金融機関の特別融資とは違って、行政サイドからの働きかけた中小企業を振興させようという特別融資基金であるようでありますから、今の時宜を得た制度であると評価いたします。しかしながら、融資事業といいますのは、中小企業にとってタイムリーであること、融資金額が適量であることが求められます。商店街の活性化も含めてそのような詳細にわたり中小企業の実情をもっともっと詳しく把握して、企業の方々に十分に喜ばれるような基金になりますように、この点切々なる要望としてとどめておきます。

 最後に、教育行政について意見と要望を申し上げます。今、教育長から鳴門市の子供たちを取り巻くいじめ、不登校、校内暴力、そして学級崩壊等の実態とそれに対する対応を御答弁いただきました。また、市内の生徒数が少ない川崎小学校、北灘西小学校、そして島田小学校の現状も御答弁いただきました。鳴門市の子供たちは私たち鳴門市民全員の宝であります。したがいまして、彼ら、彼女たちが小学校、中学校時代において家庭にいても地域にいても、それこそ学校にいてもその成長を阻害するような現象がありましたら、我々がそれを取り除いてやらねばなりません。たとえ一人たりとも不愉快な学校生活を送らしてはならないのであります。この点を改めて確認し、改めて決意したいものであります。多感な小学校、中学校時代だからこそさまざまな体験が必要であります。しかしながら、いじめや不登校の体験は要らないのであります。暴力に訴えるような感情を芽生えさせるような学校生活なんか、保護者も学校関係者もだれ一人として望んでいないのであります。しかし、現実にはそのような問題となる事象が確認されます。嘆かわしいことであります。学校内において児童・生徒たちが引き続き大らかな学校生活が送れますように、今まで以上の不断の努力を持って問題解決に取り組んでいただきたいと、強く要望しておきます。

 少子化によります複式学級の課題、また学校の休校につきましては、子供たちのために地域住民並びに保護者と十分に検討を重ねていただき、よい方向で考えていただきたいと思います。

 さて、ここ数年、石野教育長を先頭に鳴門市教育委員会は全国に先駆けて数多くの改革に取り組んできたと私は高く評価いたしております。市内のPTA関係者も高く評価しております。私が調べた範囲内で特筆すべき事業を簡単に列挙いたします。一つに、教育用コンピューターを市内小・中学校全校に配置したこと、二つ、鳴門市立工業高等学校の学科再編に取り組んだこと、中高一貫教育調査研究会の設置等調査報告書を作成したこと、そして心の教室指導員の配置及び心の教室を整備したこと、不登校児童・生徒適応教室のうず潮教室を充実していったこと、地域人材活用事業を実施したこと、部活動の支援ボランティア推進事業を新設したこと、それから生涯教育推進室の設置をし、男女共同参画を基本に置いた生涯学習活動を推進していこうとしたこと、それと鳴門教育大学との連携協力体制を整備されたこと、市内の幼・小・中・高等学校の教職員の教育改革に向けての意識を高めていったこと、環境ホルモンを含み人体に悪影響を与えるおそれのある給食用ポリカーボネートの食器にかわり強化磁器食器を早急に導入したこと、そして全国高等学校総合体育大会を成功に導いていったこと、このように私が拾い上げただけでも大きくこのような取り組みをしてまいりました。私はPTAの役員をしてきましたので、全国に先駆けて石野教育長が進取の精神と真摯な取り組みで教育問題に取り組んでいるということを間近に見てまいりました。二十一世紀の鳴門の子供たちのためにいい仕事をされたと思っております。そして、このような教育長を抜てきされた山本市長の力量を高く評価したいと思います。今後とも教育界のために各種の教育改革への取り組みを勇気を持って推進されますよう強く要望しておきます。

 以上、議員各位におかれましてはまことに御清聴ありがとうございました。これをもちまして私の鳴門市議会定例会の本会議場での最後の質問を終わります。ありがとうございました。



○議長(泉善治君) 議事の都合により小休いたします。

     午前十一時三十七分 休憩

     午後 一時     開議



○議長(泉善治君) 小休前に引き続き会議を開きます。

 次に、

 公明党代表

一、市長の政治姿勢について

二、新年度当初予算の重点施策について

三、地域振興券交付事業について

             十九番 山本 秀君

     〔十九番 山本 秀君登壇〕



◆十九番(山本秀君) 議長より登壇のお許しをいただきました。私も二期八年間議会で討論してまいりました。この八年間の最後の登壇となりました。一生懸命質問してまいりたいと思います。

 まず、市長の政治姿勢については、ごみ問題の公約についてと財政再建についてお伺いいたします。二点目に、新年度当初予算の重点施策につきましては、地場産業の育成についてと住民票等自動交付機設置事業についてお伺いいたします。三つ目には、地域振興券交付事業についてお伺いしたいと思います。

 それでは、公明党を代表いたしまして私の三十一回目の質問をさしていただきます。

 まず、第一点目のごみ問題の公約についてでございますが、ごみ問題は山本市長の選挙公約の中でも最も重要な公約であったことは改めて申すまでもございません。海面埋め立てによる夢の島構想の実現であり、山にはごみは持っていかないと公言してこられたわけであります。鳴門市にとっては最終処分場は谷市長の時代からの行政課題であり、谷市長の時代に大麻町板東中谷の山中に、当時五十年以上は廃棄可能と言われている用地を既に取得しているわけでございます。谷市長に選挙で打ち勝った矢野さんは市長選の公約の一つに、地元大麻町出身の候補として、この用地にごみを持ち込まないことをとなえて市長に当選され、里浦の処分場のほかに大麻町萩原にも処分場を設けて延命策を講じてきたわけでございます。しかし、二期目には当初の公約を撤回し、大麻町の取得済みの用地を活用する方向で地元の同意を得る作業に取りかかってきたわけでございます。この間、地元の野党議員より、鳴門市の水道水源の上流に位置していることを理由に猛烈な反対がなされておったわけであります。山本市長も選挙公約で、用地が水道水源の上流にあるとの同じ反対理由を取り入れ、大麻町板東中谷の用地には持っていかないことを明言され、夢の島構想による海面埋め立てを提唱され初当選なされたわけでございます。当時、里浦の最終処分場は延命策を講じて四年半しか持たない状態であり、処分場の建設は市長任期中に解決しなければならない最重要課題であり、緊迫した状況でありました。

 私は山本市長に過去七度にわたり、ごみ問題は大丈夫か、心配ないかお伺いしてまいったところであります。第一回目の質問は、市長が当選なさった年の平成七年六月の山本市政初の定例会で夢の島構想実現の是非を問いました。質問内容は、議事録をここで振り返ってみますと、山本市長は公約でごみ対策について夢の島構想を訴えて大麻町中谷地区の最終処分場用地にはごみは持ち込まないと明言しておりますが、これまでにも海面埋め立てによる夢の島構想はありましたが実現が難しく、早くて十五年や二十年はかかると言われており、それも順調に事が進んでのことであります。構想には賛同いたしますが、現在の里浦の処分場は延命策を講じて約四年半と言われており、この処分場が満杯になったらどうするのか、夢の島が実現するまでの約十数年をどうするのかお伺いいたしました。そのときの市長の答弁で、「最終処分場に中間処理施設を併設し、ごみの分別減量化を図り、できる限り里浦処分場の延命策を図ります。その間に新しい処分場の建設予定地を早急に選定し、建設に努めてまいりたい」。再問では、私は後援会報等で述べておりますことを少々引用さしていただき質問いたしました。市長は、「ごみ問題はその場しのぎの対策でなく、百年の大計が必要であるということを訴えております。夢の島構想の海面埋め立ての許可とか予算などの難問もありますが、これらについてはこれまで培ってきた国への人脈やパイプをフルに駆使し御期待にこたえます、自信もあります」と後援会報では述べております。こういう市長の選挙公約的な発言があったわけでありますが、そのことからしますと夢の島構想の海面埋め立て、この具体的な取り組みについては確たる自信と構想をお持ちの上で市長は公約をなされたというふうに私はとらえております。そういう意味で、具体的にこの夢の島構想についての計画が実現するまでのこの間の最も今市民が聞きたい、また議員の皆さんも聞きたい、また地元の方はなおさら聞きたいと思っているのがこの延命策の後の期間、これを具体的にどうするかということでありますが、この間に処分場を探すということですが、もし見つからなかった場合はどうするのか、処分場は探すということですけども、市長はこれまで谷、矢野市政が訴えてきた、また取り組もうとしたこの延命策の後の処分場としての板東中谷、この場所を完全に選挙公約で否定してきているわけであります。それにはそれ相応の対応策を考えられてのことだと御賢察申し上げるわけでありますが、そこらあたりを一言わかりやすく教えていただけたらと思いますので、よろしくお願いいたしますと質問をさしていただきました。その答弁で市長は、「里浦の処分場が使えんようになった後どうするんだという御質問のようでございましたが、それまで当方としては基本的な改善計画を立てて対応する所存でございますので、その点については心配ないと思っております。ごみ対策の山本議員のもう少し踏み込んだ回答をということでございますが、いろんな諸事情がございまして、現段階では非常に言いにくいもんでございますので、この辺でとどめておるというのが事情でございます。当方は自信に満ちておりますので、よろしくお願いいたしたいと思います」との答弁でございました。平成九年の三月議会でさらに私はごみ問題について質問をさしていただいております。質問内容は、「市長就任二年を迎えようとしておられますが、いまだに夢の島構想は青写真すら見えてきません。市長就任当時、現在の里浦の処分場は中間処理施設を設けて延命策を講じて約四年半と言われておりました。また、リサイクルセンター、いわゆる中間処理施設は当初平成八年度には建設される予定であったが、リサイクル法の絡みで県の状況を見てからとのことで建設を延期していたわけであります。ところが、先月二十一日の環境対策特別委員会での現況報告では、リサイクルセンターは用地買収に時間がかかって進行が延びている。事実上断念せざるを得ない状況との報告がなされたわけであり、今のままでは本年八月の終わりから九月初めごろには満杯になるとのことで、四月からの分別収集で延命策を図っても、十月初めごろには満杯になる状況であり、現場は足元に火がついた状況であります。里浦の処分場が満杯になるまで六カ月から七カ月しかありませんが、本当に市民に迷惑をかけずにいけるのか、また谷元市長の時代に用地を取得し、矢野前市長が次の処分場として八割方話を進めていた大麻町板東の山奥の中谷地区にかわり得る処分場として公約どおり夢の島構想を今でも本気に考えているのか、また取り組むつもりなのか、改めてお伺いいたします」と質問をさしていただきました。市長は答弁で、「処分場は満杯になり、ごみ収集はストップをせざるを得ないような事態にならないよう、現在短期及び長期に対応できる場所への協議を進めております。夢の島構想については現在も持っておりますが、この実現については周辺におけるほかの計画との問題や権利関係など微妙な問題とも関連しておりますので、慎重に検討しながら取り組んでまいりたいと考えております」との御答弁をいただいております。再問で、「難航している処分場問題を解決するためにも、市民の皆様にこれ以上心配をかけないためにも、既に二十年以上も前に処分場としての用地は大麻町の山奥の中谷地区に確保し用地を遊ばせているわけでありますから、財政難の現状からしても新たに用地を取得するという税金のむだ遣いをするのはいかがなものでありましょう、実現性の難しい夢の島構想なんかはこの際白紙撤回して、現実を直視して、実現可能な計画を立てるべきではないでしょうか、どこの状況を見ても全国ごみを歓迎してくれるところはあるわけがありません。海面埋め立てにしてもしかりでありましょう。現在の処分場の里浦にしてもそうでしょうし、萩原にしてもそうでしょう。今までの処分場は民家に非常に近いところにありました。しかし、現実的に二十年も前に用地確保している山奥にあるこの板東中谷の地域、これは住宅地からはかなり奥に入っておりますので、今まで処分場としてきたところよりははるかに安全管理をしていけば十分安心して活用できる場所であるというふうに私は判断しておりますし、一部職員の皆さんの声の中にもそういう御意見を聞かしていただいた方もあります。地元の人には、この件についてはまことにまことに申しわけないことですが、大麻町の山奥の中谷地区に計画を煮詰め直してはいかがなものでしょうか、山本市長に改めてお伺いいたします」と質問をさしていただきました。市長は答弁で、「ごみ対策の大麻の中谷地区の計画をもう一度煮詰め直してはどうかということでございますが、大麻町の中谷地区における最終処分場を白紙に戻したのは、まず処分場が水道水源の上流に位置すること、並びに県立大麻山自然公園の区域に隣接するなど、地域住民ひいては鳴門市民に大きな不安感を持たれているということの現実を見聞きし、これの白紙撤回という方針をとったわけであります。したがいまして、現時点においてもその方針の変更は考えておりません」との答弁でございました。

 私は昨年の九月議会で、里浦の処分場はあと何年持つのかお伺いし、担当部長より本年四月当初で一年半の予定だったごみ量が増加しており、計画以上に埋め立てが進んでいる。限られた処分場延命のために当面の対策として、搬入済みのごみと搬入するごみの容積の減少を図る機器を導入して、容積率五〇%近くの減容が可能であり、埋め立て期間の延命を図りたい。この計画で今後十五カ月ぐらいの埋め立てが可能と考えている旨の答弁がされております。また、現在計画されている施設組合での新施設計画が地元の皆さんの同意が順調にいただけたとしても、供用開始されるまでには三、四年はかかるわけですが、その期間をどうするのかお伺いいたしました。山本市長は答弁で、「我々も次の二年か三年をどうするかということにつきましては、それはそれなりの今一生懸命考えているところでございます。御理解いただくためには御理解いただけるような条件を整えなきゃなりませんので、回答としてはこの程度で抑えておきたい」とのことでした。要するに、現状は市民の皆様に打ち出せる処分場対策はなしと受け取らざるを得ない答弁でありました。そこで、処分場延命策は待ったなしでありますから、ごみの減量化が考えられることは早急に手を打つべきであることを重ねて私は訴えてきたわけであります。平成九年度の市民の皆様から出されている一般廃棄物でリサイクルされないごみの容量は二万八千三百六十二トン、収集ごみの容量は一万六千三百五トンで、含まれる生ごみは実に七千十一トンで全体の四三%にも及んでおります。私はこのことを踏まえ九月議会で、家庭から出される生ごみの減量化対策として家庭用生ごみ処理機への補助制度の導入を提言し、また学校の給食や飲食店から大量に出る生ごみ対策として、学校への処理機の設置や事業主への生ごみ処理機の設置推進への対応策を講じるように訴えてまいったわけであります。また、市が生ごみだけの分別収集をし、一括で処理できる施設を設けて、堆肥化し肥料となったものは農協等を通じて農家で活用してもらうようなことを進めてはどうか提言してきたわけでございます。担当部長より、趣旨を十分受けとめ今後取り組んでまいりたいと考えておりますとの答弁をいただいております。また、十二月議会でもこの提言を再度取り上げ、新年度当初予算に組み込まれますように訴えてまいりました。家庭用生ごみ処理機への補助金についての部長答弁では、助成を行うことで各家庭から出される生ごみの減量を促し、市民への分別啓発及び生ごみ減量対策の一つの起爆剤になればと考え、現在財政当局と検討中との答弁をいただいております。また、大量の生ごみを一括処理する提言については、農協等の関係機関と協議する旨の答弁がなされたわけでございます。しかしながら、十一年度の当初予算書のいずれを見ても新たなごみ減量化の施策は盛り込まれておりません。処分場の延命を図るためには考えられることは即実行しなければならない待ったなしの状況であるはずでございます。山本市長は市民の皆様に迷惑をかけないと幾度も断言してこられたはずでございます。任期も残すところわずか二カ月、市長の公約である海面埋め立ての夢の島構想は最初から実現不可能なそらごとでしかなかったことが明らかになったのではないでしょうか。当初から山には処分場は持っていかないと本会議で断言していたにもかかわらず、公約ではない、瀬戸町堂浦の山に新たに用地を確保し、ましてや市長の土地絡みの疑惑が持たれ、地元住民の反対で計画が宙に浮いている現状ではありませんか。山本市長、あなたは市民の皆さんへこの公約違反の謝罪をまずすべきでないのか、またこのことの重大さ、責任問題をどう考えているのか、お伺いいたします。

 次に、財政再建についてお伺いいたします。

 鳴門市の財政は申すまでもなく、競艇事業の繰入金なしには成り立たない財政内容であります。競艇事業からの繰入金は本年度平成十年度は二十億円、新年度予算では五億円減の十五億円予定計上されております。九年度も財源不足で積立金を取り崩して急場をしのぎ、十年度も財政調整基金から十三億四千九百万円取り崩した上に、ふるさと活性化基金と減債基金から計六億二千九百万円を引き出して、二年連続して二十億円近い基金を引き出し、基金も底が見え、平成十一年度の予算編成が危ぶまれる中で、新年度の歳入の概要が明らかにされたわけでありますが、中身は二十三億八百七十四万二千円の財源不足であり、不足を補てんするために財政調整基金十三億九千五百万円を含め各種基金の取り崩しで急場をしのいでおりますが、平成十二年度以降の財源不足をどう補うか、予算編成ができるのか、大変危ぶまれるわけでございます。山本市長が就任された平成七年度末の基金の残高は九十七億六千三百五十万円であったのに、十一年度末残高の見込みは四十五億六千二百十六万円、実に四年間で五十二億円もの基金の取り崩しをしております。中でも財源不足を補う基金として財政調整基金二十七億二千三百万円、ふるさと活性化基金十四億九千九十二万円、合計四十二億一千三百九十二万円あった七年度末の残がこの十一年度末残の見込みは、財政調整基金が四千九百万円、ふるさと活性化基金が五億一千九百七十一万円の合計五億六千八百七十一万円しか残らず、実にこの山本市政になりまして四年間で三十六億四千五百二十一万円の取り崩しをしておることになります。このように極めて厳しい財政状況で、平成十二年度以降は基金で補おうにも基金不足の状態であります。市長の今期四年間の任期満了も間近です。市長は二期目への再選出馬を表明されておりますが、鳴門市にとって健全な財政にするための財政再建はごみ問題以上の最も重要な課題であります。しかし、残念なことに市長のこのたびの所信表明の中に具体的な財政再建計画の打ち出しはされておりません。将来を見据えての財政再建計画をいつ打ち出すのか、具体的にどのように考えているのか、お伺いいたします。

 次に、地場産業の育成についてお伺いいたします。

 私はこの件について山本市長に五度にわたり地場産業の育成について質問をしてまいりました。百人以上雇用できる事業所を百社以上育てるとの地場産業の育成宣言は、山本市長の選挙公約の大きな柱であることは申すまでもありません。四年前の市長就任の年、八月に商工課を新設し、市内の事業所に対して地場産業活性策調査事業として聞き取り調査を実施し、この基礎調査をもとに鳴門市独自の地場企業振興方針を策定し、足が地についた施策を積み重ね、一つ一つ素地を固めるべく取り組むとの答弁であり、公明党としても大いに期待してまいったところでございます。私は昨年の九月議会の地場産業の育成についての質問で、十年度の新事業である経営基礎パワーアップ資金は融資の限度枠を七千万円まで大幅にアップし、年利も二・一%の低金利にしたにもかかわらず、利用者がいないことを指摘し、不況のときこそベンチャー企業を育てるチャンスでもあり、市内の中堅以上の企業への優遇策でなく、もっとすそ野を広く、従業員数数名の事業所やこれから事業を起こしたい、またアイデアを持ちやる気のある方への支援をすべきでないか、またアイデアとやる気があったとしても、資金や技術、事業化へのノウハウが乏しい方への支援、ベンチャービジネスの多くは数百万円程度の資金でスタートをして成功しているケースも多いわけであります。そのために事業化へのアイデアを募り、見込みのある事業については限度額を決めて市が直接融資する制度を設けてはどうか提言してまいったところでございます。十一年度の当初予算に一億円の基金で鳴門市中小企業振興特別融資制度として、融資率四%の五年償還で無担保で百万円までの直接融資制度という形で創設され、今後の取り組みを大いに期待しているところであります。また、資金面だけでなく、専門家による経営の相談窓口を設けるよう要望し、市としてもそれに対応できる窓口体制を検討していきたいとの答弁でございました。新年度に鳴門市経営支援アシスト事業として取り組まれる旨お聞きしておりますが、具体的にどのように取り組むのか、お伺いいたします。

 次に、住民票等自動交付機についてお伺いいたします。

 私は住民票や印鑑証明等の自動交付機の設置に関連して、矢野市長の時代に二回、山本市長になってからは平成七年の六月議会と平成九年の十二月議会で取り上げ、四度にわたり市民サービスの向上のため早期に設置されるよう要望してまいったわけでございます。平成九年の十二月議会では福祉カードについて取り上げ、キャッシュカードと同じサイズのカードに一人一人の生涯の健康データを入力し記憶させ、みずからが健康情報を常に保ち、適切な健康管理を図る、また医療機関はこのデータのもと適切な診断、治療を行う健康カードを多目的に利用できるように、またこの一枚のカードで行政の窓口サービスである住民票、印鑑証明の発行や図書館利用、さらに郵便局や金融機関との提携してのキャッシングもできるようなものをつくってはどうか、携帯に便利な福祉カード、一枚で住民票、印鑑証明等の発行が申請書に記入しなくても印鑑を持参しなくても簡単に発行できる大変便利なシステムの導入を訴えてきたわけでございます。土日や祝日の閉庁日や早朝や夕方の時間外でも発行できるように、自動交付機を庁舎前のキャッシングコーナーに隣接して設けるとか、市民が利用しやすい量販店や銀行などの敷地に設置すればさらに市民サービスの向上になりとても便利で、特に長期的に見ても行政改革の面から見ても、窓口業務を簡素化し効果が期待できると提案してまいりました。また、行政改革の観点からも、市民サービスの向上と福祉の向上のためにも、こうした活用方法でまず鳴門市が独自で取り組める市民のための福祉カードを二、三年をめどに導入するよう訴えてまいったわけでございます。このたび当初予算の主要施策に、住民票等自動交付機設置事業として十一年度事業費六百六十一万円が計上されております。市民サービスの向上に大いに役立つことであり、会社勤めの方には大変な朗報であります。そこで、どこに設置するのか、利用料金は幾らにするのか、また利用方法はどのようになっているのか、お伺いをいたします。

 最後に、地域振興券交付事業の取り組みについてお伺いいたします。

 本事業は、若い親の子育てを支援し、あるいは老齢福祉年金等の受給者や所得が低い高齢者層の経済負担を軽減し、もって個人消費の喚起、地域経済の活性化を図り、地域振興に資することを施策の目的として我が国初めて実施される事業であります。既に一月末には島根県の浜田市において全国第一号が実施されたのをはずみに、全国津々浦々子供からお年寄りまで世代を越えて幅広い層に話題を提供しております。この地域振興券による実際の消費には一・七六倍の活性効果が見込まれる、つまり地域振興券二万円分にさらに現金がプラスして使われ、合計で約三万五千円の消費が見込まれるという地域振興券に関する調査結果が業界紙電通報二月八日付で報じられたわけでございます。この調査は大手広告会社の電通が一月十二日から十八日、首都圏三十キロメートル内に居住している振興券の配布対象者六十五歳以上の男女と十五歳以下の子供がいる男女にファックスと郵送で実施したものでございますが、電通報の記事はまず、同調査の結果報告書によれば、振興券の使い道については七六・五%が家族間で話題にしており、この機会に買いたいものを考えるなど消費についての話題を刺激する効果が明らかになったと報じています。不況で冷え込んだ消費者の気分を明るくさせていることがわかります。また、使用目的は、欲しかったものを買うよい機会にしたいが三九・七%、家計の足しにしたいの三四・六%を上回ったとのことで、地域振興券は消費拡大につながらないとしていた批判が当たらず、ふだん抑えている消費意欲をいかにかき立てているかをうかがわせます。さらに、同券にプラスした出費を考える人も三五・七%に上り、プラス額の平均は一万五千百円で、同券の二万円と合わせると三万五千百円、実際の消費は一・七六倍の活性効果が見込まれるという同調査の結果は、地域振興券の消費喚起の効果の大きさを物語っております。同記事は、二月から三月にかけて本格化する同券の発行をめぐり、地元企業はもとより全国で多彩なセールの活動が展開されると見られると結んでおりますが、まさに春を呼ぶ地域振興券の効果を裏づける調査結果と言えます。

 鳴門市内での地域振興券の交付額は当初の予想よりも上回って三億六千万円ですから、電通の調査結果からすると一・七六倍の活性効果が見込めるとすると、実に六億円を上回る消費拡大が予測されるわけでございます。地域経済や商店街の活性化に多大な効果が見込めるものと大いに期待しております。ところで、鳴門市の地域振興券を取り扱う商店である特定事業者の申請は一月二十日で締め切っておりますが、申請数は幾ら出されたのか、また業種別の内訳はどうだったのか、また商店街にはどのような取り組みをされるのか、また地域経済の活性化のため事業を円滑に推進するために、現況どのように取り組んでいるのか、お伺いいたします。

 答弁をいただきまして、再問及び締めくくりをさしていただきます。

     〔市長 山本幸男君登壇〕



◎市長(山本幸男君) ただいまの山本議員の市長の政治姿勢についての質問のうち、市長の政治姿勢についてと新年度当初予算の重点施策についてと地場産業の育成についてを私の方で答えさしていただきまして、あとの二点につきましては関係部長より回答することといたしますので、よろしくお願いいたします。

 まず、第一番目のごみ問題の公約についてでございますが、先ほど山本議員からるる今までこの私の四年間の経過を丁寧に説明していただきまして、まことにありがとうございます。私自身は海面埋め立ての夢の島構想につきましては、将来にわたって一番よい方策と今もその考えは変わりはございません。必ずそうなるだろうと確信いたしております。しかし、その実現は法律の規制、他の計画との問題など解決しなければならないさまざまの問題があり、緊急を要する現在のごみ問題の解決には時間的制約があり、やむなく内陸部につき十数カ所について検討した結果、いずれも面積規模を初め法律など立地のための条件と用地取得の協力が得られないなど、さまざまな理由で現在まだ立地に至らず、緊急を要するごみ処理施設用地に困窮いたしておりました。少なくとも我々がここのまちは非常に歴史のあるまちでございますので、紀貫之の、さらに日本書紀にも登場してましたように、千数百年にわたっての歴史を持っておるまちでございます。数年でこの町は終わるわけでございません。そういう長期的な面からも我々は考えなければならないと思っております。そのような中で現在候補地として選定いたしました浦代は、過去隣接地に最終処分場の計画がありましたが、関係者の理解得られなかった経緯があり、その後リゾート開発用地として計画されながら、今後もリゾート計画推進の見込みがないことから、市として廃棄物処理候補地としての諸条件について検討した結果、用地の取得、立地可能な候補地として判断したものでございます。私自身は先ほど山本議員は、大麻中谷について、谷、矢野両市長時代からあそこは適地だという御意見でございますが、私はそうはとっておりません。中谷には持っていくつもりは毛頭ございません。このような過程の中で、候補地である現在の瀬戸地区の皆様方に御理解をいただき、緊急を要するごみ問題を一日でも早く解決すべく努力を続けているところでございますが、諸般の事情から市民の皆様にさまざまな御心配をおかけしているところでございます。私といたしましては、今後も市民の日常生活に支障を来さないよう最大の努力を傾けてまいりたい所存でございますので、よろしく御理解いただきたいと思います。

 次に、財政再建についてでございますが、これが現在、特に日本の一番大きな問題点で、国、地方公共団体を問わず我が国経済のこの未曾有の不況の中で財源不足の生じることが予想されております。こうした中で、本市の財政は歳入の伸び悩みや競艇事業の売り上げの低下などによりさらに厳しい状況となっております。こうした状況のもと、平成十一年度も多額の財政調整基金等の取り崩しを余儀なくされたものでありますが、現在の地方財政を取り巻く環境を見てみますと、早期に好転する要素は見当たらず、鳴門市の将来にとって財政再建が最重要課題となっております。

 そこで、御質問の十二年度以降の見通しについてでございますが、短期的な歳出削減策として細部にわたる一層の経費節減、継続・新規を問わない徹底した施策の見直し重点化を図るとともに、歳入面からは競艇事業について一層の売り上げ向上を図り増収に努めたいと考えております。これはレースの中で最もグレードの高いSG競走を開催できる環境整備として新スタンド棟を増設いたすわけでございます。第二番目に、各種事業の実施に当たって、国からの財源の確保を図ります。第三番目に、優良な地方債の活用をいたします。これは二の国の財源という一つの形態でございますが、変形でございますが、そういうことで歳入の根幹をなす市税の徴収率の向上を基本とし、当面の財源確保を図ってまいる所存でございます。一方、長期的には行政改革の着実な実施により硬直化している歳出構造の改善に努めるとともに、歳入面では地場産業振興対策や土地利用の見直しなどによるまちの力を強くすることによりまして税収の増加を図り、将来にわたる健全財政の確立に努力してまいる所存でございます。

 次に、地場産業の育成についての点でございますが、平成九年第三回定例会で議員より要望のあった地場産業の経営者が気軽に相談できる窓口の設置についていろいろと調査検討をいたしました結果、今までよりももっと深く、そしてもっと親切に個々の企業者の相談に応じることができるよう鳴門市経営支援アシスト事業を実施することにいたしました。具体的には、県とも連携しながら、中小企業診断士による個別企業の経営診断を行い、企業の実態を総合的に調査検討し、経営相談及び経営改善の方向を勧告することによって、地場企業の自主的な経営努力を助長し、地場企業の体質の改善強化を図ってまいりたいと考えておりますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。

     〔市民福祉部長 川上喜一郎君登壇〕



◎市民福祉部長(川上喜一郎君) 山本議員の質問のうち、私の方から住民票等自動交付機設置事業について御答弁をさしていただきます。

 職務時間外での市民サービス向上につきましては、幾度か御提言を受け検討を進めてまいりましたが、このたび平成十一年度に自動交付機一台の設置を予定しております。自動交付機により交付できるものといたしましては、利用度が特に高い住民票並びに印鑑登録証明書の二つの証明について自動化を図ることにいたしております。窓口の混雑緩和、閉庁時間における行政サービスの拡大、あわせて申請書記載の省略による手続の簡素化等により利便の向上が上げられるわけでございます。御質問の一点の設置場所につきましては、本庁舎の一階南側入り口エレベーター前に予定をしております。

 続きまして、第二点の利用料金につきましては、現行どおりとする予定でおります。利用日につきましては、市民の利便性を考慮いたしまして、年末年始を除き土曜日、日曜日、祝日も平日同様に自動交付できるようにいたしまして、利用時間も平日、日曜、祝祭日ともに夜間七時から八時までの延長を今検討しているところでございます。

 最後になりますが、利用方法につきましては、現在の印鑑登録証を随時交換していただきまして、新たな一枚の磁気カードに暗証番号を登録することにより、みずから機器を操作して交付が受けられるようにするものでございます。御理解のほどお願い申し上げます。

     〔企画開発部長 谷川 進君登壇〕



◎企画開発部長(谷川進君) 山本議員の地域振興券交付事業についての御答弁を申し上げます。

 現在の取り組み状況並びに事業推進についてでございますが、先月二十六日に地域振興券の交付申請書を交付対象者と思われる方に一斉に郵送したわけでございます。ほぼ週末には配達し終えたというところでございますが、今週に入りまして月曜日、きのうからですが、多くの市民が相談に見えておりますが、この事業につきましては三月十日を申請の締切日といたしまして、この間に申請された方につきましては、市役所で確認、審査の上、該当者の方に三月二十五日から地域振興券を配達記録郵便によりまして郵送することにしております。三月十日を過ぎまして申請された方につきましても、できるだけ早くお手元に届くように随時郵送することにしております。この地域振興券は九月三十日までの約六カ月間の使用となっていることから、四月以降におきましても広報等を通じ周知、PRを行い、少しでも早く消費されることによってその効果が生まれるよう進めていきたいと考えております。

 また、特定事業者につきましては、二月二十日で締め切った状況でございますが、千六十九件の店舗から登録されておりまして、その内訳といたしまして、卸小売業で七百七十六件、サービス業で二百四十七件、運輸通信業で二十二件、建設製造業で二十四件、合計千六十九店舗が登録されております。さらに、より多くの事業者の登録がなされることによって消費者の使い便利が増すとの判断で二次募集を行うことといたしております。こうした中で、この地域振興券が商店街またそれぞれの事業者においての機運の高まり及び地域経済の活性化の一つの引き金になることを期待し、円滑にこの事業が推進できるように取り組んでまいりたいと考えておりますので、よろしく御理解のほどをお願い申し上げます。

     〔十九番 山本 秀君登壇〕



◆十九番(山本秀君) 御答弁いただきましたので、締めくくりと再問をさしていただきたいと思います。

 最初のごみ問題の公約についてということで、私はごみ問題の公約違反の謝罪をまずすべきでないのか、またこのことの重大さ、責任問題をどう考えているのかお伺いしたわけでありますが、市長は今も夢の島構想は今も持論としては変わりませんということを再度お述べになりました。今後、ごみの問題については市民の日常生活に支障を来さないように努力をすると、こういうことでございました。しかし、現実的には非常に市民の皆様もこの件については心配もしておりますし、日常生活に支障を来すような状況が来るんじゃないかと、こういうような懸念がされているわけであります。また、ごみの公約問題につきましては、市長は当初から山には持っていかないことを議会でも公言され、海に持っていくのが一番いいんだという、こういう今まで答弁をされてきたわけですけども、これが昨年のちょっと資料をもとに確認しておきたいと思いますけども、昨年の四月二十七日月曜日に徳島新聞に瀬戸町の候補地が初めて記事になりまして、地元はハチの巣をつついたような騒ぎが生じたわけであります。当然のことながら、山には持っていかないとおっしゃっていたにもかかわらず、候補地が浦代、堂浦の浦代ということで山間部である。これは当然市長が今まで公約していたこととは全然違うわけでありまして、私はそのことを市長にごみ問題の公約の違反をしているんではないかということをたださしていただいたわけですけども、市長の方からは明快な謝罪はございませんでした。若干これまでのごみの経過についてもう一度ちょっと触れてみたいと思いますけども、四月二十七日に候補地が徳島新聞の記事になり、翌四月二十八日に臨時議会を招集されて、この日初めて議会に候補地を明らかにして、ごみ処理施設の建設計画に伴う用地の先行取得をするため二十三億円の債務保証の補正予算案が上程され、市長はこの日、申請の手続に日にちがない、きょうどんなに遅くなっても構わないから決めてほしいと懇願をされたわけであります。これほどの重要案件をいきなり出して、十分審議する時間もとらずに決めるなど議会軽視も甚だしいし、遺憾の意を表し、強く抗議し、結果、委員会審議の日程を追加し、会期の二日延長がなされたわけであります。翌日の四月二十九日に経済環境委員会で審議され、公明党は市当局の説明に矛盾があるし、大麻の用地の二の舞の可能性がある、用地があるのに財政厳しい中で新たな用地の購入には疑問がある、地元の同意のない現時点での可決には反対の態度を表明し、採決の結果、反対二人、賛成四人の賛成多数で可決。そして、翌四月三十日にこの本会議場にて委員長報告を受けて討論を行い採決。私ども公明党は反対の立場で討論をさしていただきました。るるこれまで申し上げておりますので改めて申しませんけども、結果、反対五人、公明党の二人を含め地元三人で反対五名、棄権が二人、賛成二十一で賛成大多数でこの二十三億円の予算案については原案どおり可決がなされたわけであります。そして、この新たな施設のごみ問題の施設の推進につきましては、鳴門市・藍住町環境施設組合、いわゆる広域行政によるごみ処理施設組合によって今後は審議をなされるという方向になりまして、昨年の三月の定例議会で可決され五月十四日で組合が設立をされております。これを受けまして昨年の五月二十二日ですけども、臨時議会で組合の議員七人、これは藍住町三人を含めて計十人、鳴門市議会ではその当時会派が七つあるので会派から一名の組合の議員を選出ということで、私も含めて七名が選出がなされました。六月五日には第一回の組合の臨時議会が開催され、その日、市長の土地問題が徳島新聞朝刊に記事になり、建設予定地内に市長の所有していた土地一万五千八百六十七平米が一年前まであったことが発覚したわけであります。こういう経緯がありまして、その日の午前中には組合管理者と組合議員で議員協議会の開催がなされ、施設組合の予算案一億三千数百万円の内訳に対する質疑がなされました。また、市長の土地問題について前年の三月と四月に姉と妹に贈与し、一年後の五月に三井建設に売却されていることなどが質疑なされました。その点についてるる市長の方からも御答弁もいただいたわけであります。

 こういった経緯がございました。ただ、新たな施設については、施設組合でのことでございますので、その件についてはこれぐらいでおいておきたいと思いますけども、いずれにせよ、これは市長任期の四年間の中で市長がおっしゃったことに対しての私は市長の公約違反について市長どうなんですかということでございますので、市長はこの件について私の質問に対しては答弁されたというような状況になっておりませんので、再度その件を御答弁していただきたいと思いますので、よろしくお願いします。

 次に、財政再建についてでございますが、将来を見据えての財政再建計画はいつ打ち出すのか、具体的にどのように考えているのかお伺いしました。るる取り組みを述べていただいたわけでありますけども、私はちょっとこの計画というのが具体的に上がってない、行財政改革の中で大綱も昨年に示され、実施計画を昨年中には出すという計画で水面下で来てるわけですけども、この議会でも出ていない。本日の最初に質問された近藤議員の方からもその点の指摘がなされ、答弁なされたので、その件については深くさわりませんけども、市長就任の年平成七年四月の時点での課と係の数は四十四課、二百九係でしたが、現在は五十課、二百二十八係になっており、課が新たに市長のこの四年間で六つふえ、係が十九実質的にふえております。また、副部長ポストも六つふやしております。本来財政再建するには部署を統廃合しての改革を進めるのが通常でありますが、山本市政になってからはこのように肥大化しております。ちなみに、以前私も退職金の問題で触れたことがあるんですけども、この平成十年度、四十六人退職されるわけですけども、これが三十年度まで合計で七百十七人、今の推計ですけども、退職される。十年度から二十年度までの一応退職金としての想定額を一応私も調べさしていただきましたけども、二十年度までに三百五十七人の予定であります。この一番多いピークが平成二十年度ということで、あと十年後にはこれだけの数が退職予定されるわけです。累計でこの平成二十年度までに約百四億円を上回る退職金を支払われる、こういうことですけども、平均から見ますと九億四千万円に上る、年平均、退職金が一般会計の方から出されるわけであります。これは平成二十一年から三十年のこの十年間についてはまだ退職金の想定額ちゅうのは市当局でも計算されておりません。ですけども、推計で三百六十人が予定されてるわけですから、少なくとも年平均十億円を上回る退職金が支払われる、こういう状況があるわけであります。こうしたことから、るる鳴門市のいろんな計画を考える上で、やはり十年、二十年という計画の中でこういう支出も当然含めて財政の再建を考えていかなかったら、本当にそらごとで終わってしまう。ここらあたりが一歩踏み込んだ計画がなかなかしにくいし出せないという状況ではなかろうかと思うんです。内容を明らかにすればどうしようもないほど財政の状況が悪い、こういうことでありますので、今後心して市当局も取り組んでもらわなければ、鳴門市の本当に二十年、十年先は大変だなということを実感するわけであります。市長任期もあと二カ月では注文のつけようがありませんが、改選後再任されましたら本格的に財政再建計画に取り組まれますことを要望しておきたいと思います。

 次に、地場産業の育成についてでございます。これは鳴門市経営支援アシスト事業の具体的取り組みをお伺いしました。予算的には三十万円という少額ではありますが、中小企業診断士による支援を行いたいということで、新たな鳴門市の地場産業の育成の窓口ということで大いに期待をしております。現在、企業を取り巻く環境は大変厳しく、景気の見通しも悪い中、小規模事業主の皆さんにとっては大変な時代です。行政として経営者の皆さんが何でも気軽に相談できる体制で地場産業の振興と育成に取り組まれますことを重ねて要望しておきたいと思います。

 次に、住民票等自動交付機について、どこに設置するのか、利用料金を幾らにするのか、また利用方法はどのようになっているのか、お伺いしました。料金は現行どおり、また夜間も七時か八時までの延長をされると、また利用方法もICカードによる利用をしていきたいということですけども、これは要望にしておきたいと思いますけども、夜間も七時、八時というんでなくて、二十四時間利用できるというような体制がとれれば最もふさわしいんじゃないかなというふうに考えております。行政改革の一環からも、また市民サービスの向上からも市民生活に大変便利になります。将来的には今鳴門市もパワーシティ等の大変多くの買い物客が集まる場所もございますので、こういった利便性のいいところに設置をするということも考えていただきたいなというふうに要望を付しておきたいと思います。

 最後の地域振興券交付事業について、これもるる御説明いただきました。地域経済の活性化のため事業を円滑に推進するために現況どのように取り組んでいるのかお伺いしました。日本経済は御承知のように、戦後最悪の深刻な状況であります。地域振興券はほかの景気対策と連動して相乗的な効果を発揮するものであり、低金利、公共事業拡大、減税という不況対策の三点セットに閉塞感が現在深まっております。従来の思考にとらわれない斬新な政策を求める機運が広がっており、その一つの手段として商品券支給が全国津々浦々で動き始まったわけでございます。景気が回復軌道に乗らない最大要因は、国内総生産の六割を占める個人消費の低迷であります。公的資金を投入した金融安定化策で景気を下支えしている間に、地域経済を活性化し、個人消費を好転させることができるかどうか、これが日本経済の明暗を分けると言っても過言ではありません。今回の振興券が地域経済の消費喚起の突破口を開き、次の抜本的な大型減税と連動すれば景気を好転させる力強い材料になると推測するわけでございます。国を挙げての地域振興券は鳴門市も初めての事業でありますが、無事故でスムーズに実施できるよう今後の取り組みに万全を期していただくよう重ねて要望しておきます。

 一点だけ市長のごみ問題に対する御答弁をいただきまして、時間の範囲内で締めとさしていただきます。

     〔市長 山本幸男君登壇〕



◎市長(山本幸男君) ただいま山本議員の再問についてお答えいたします。

 私は公約違反をしておるんでないかと山本議員はおっしゃいますが、私自身は公約違反はこれっぽちもしておりません。中谷には持っていきません、また第一義的には海上が最大の一番いいとこであるということについてもさらに確信を持っております。ただ、現状況におきまして次善策として海上に近い形で現在の土地を選んだわけでございます。そういうことで、私自身は公約違反しているとこれっぽちも思っておりません。さらに、ごみ問題のために私自身むろん命をかけてやっております。私だけではございません。私の家族も命をかけてやっております。その誠意について皆さんに御理解をいただきたいと思います。どういう境遇にあったかは皆様方の方がはるかによく御存じのはずです。それについて私は何も言いません。さらに、私の親族もさらにそういうあらゆることで皆頑張ってくださっております。それについては胸を張って私はお答えいたし、公約違反なんてしたことはこれっぽちもございません。

 さらに、先ほど退職金についてと、現在平均一人三千万円鳴門市は退職金を、約あらかたの計算でございますが、やっております。先ほど午前中の質問の中に回答いたしましたように、四十数名、私のこの四年間で減っております。管理職がふえたでないかと、そういうふうな仕事が必要でございますので、人数は減っておりますがポストはふえております。それはより市職員の努力で一生懸命頑張っておるという証左でございます。先ほど山本議員は約千百五十人が三千万だったら三百五十、六十億円前後になりますが、これについてはいかなる方法を講ずるか、そのときの一つのやり方として、小金井市は退職債というものを発行いたしました。自治省の担当官に退職債についての手法を私はもう……。

〔「小休」と言う者あり〕



○議長(泉善治君) 小休いたします。

     午後 一時五十八分 休憩

     午後 一時五十八分 開議



○議長(泉善治君) 再開いたします。



◎市長(山本幸男君) では、そういうことで退職債で解決をするという一つの手段ございますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。

     〔十九番 山本 秀君登壇〕



◆十九番(山本秀君) 残り時間一分を切りましたけども、いずれにせよ四月二十五日は市民の皆様が市長に対しての白黒をつけられる日であると、また私市会議員としましても当日が選挙でございます。そういうことで、その審判をいただきたいと思っております。

 以上で私の三十一回目の質問を終了いたします。



○議長(泉善治君) 次に、

 市民クラブ代表

一、市長の政治姿勢について

二、衛生行政について

             十二番 佐藤絹子君

     〔十二番 佐藤絹子君登壇〕



◆十二番(佐藤絹子君) 市民クラブを代表いたしまして通告に従い質問を行いたいと思います。

 最初に、市長の政治理念についてでありますが、市長におかれましては、十二月議会において四年間における市政執行の成果と二期目への抱負等について表明され、さらに今議会においても鳴門市政への重大な責務を全うするためにと熱い思いでございます。ここに改めて市長としての政治理念なりをお伺いいたします。

 次に、本四撫養バス停留所の周辺整備についてでありますが、この件につきましては、運用開始以来、利用者よりさまざまな問題点が指摘されつつ、今日明石海峡大橋の開通に伴い一日の利用者も千人以上となり、鳴門の玄関口となっておりますが、団体からの上屋の寄贈とか照明、駐車場等など当初よりは整いつつありますが、当初予算の中において利用者の安全と利便性を図るとのことですが、長年の利用者の願いでありましたところの周辺整備の具体的な内容についてお伺いするところでございましたが、午前中の代表質問でも御答弁されておりましたが、先ほどの市長の説明では、市民の方に具体的にあれはこういうことですよと説明しがたいのでありますので、現状に比べ歩道なりをつけることによって問題点がこのように解消されるではないかと、もう一度詳しくお聞かせください。

 次に、ごみ減量等の取り組みについてでありますが、理事者においては、ごみ処理対策では市民皆様とともに分別減量化に取り組み、処分量の減少などに成果を見ているということでありましたが、先般の環境対策特別委員会の中間報告では、そのような内容のものではなかったように思われますし、日常のごみ出し、収集の現状を見る限り、ちょっとやそっとの最終処分場では幾らあっても対応できないのではないかと危惧いたしております。先ほども話に出ておりましたが、過去の取り組みとして、最終処分場には最小で無害なものということで分別の徹底、リサイクルセンターの建設という構想も夢の島構想の中に消え、里浦処分場とともに厳しい今日、ごみ行政の騒々しさにまぎれ、ごみ出しマナーと減量化への取り組みが十分でないように見受けられますが、関係御当局の御所見、また減量の一つの方法として、いずれの方法でも生ごみ処理機の活用、資源ごみ回収団体への参加等を、全戸全家庭へ普及させるという意気込みが肝要と思いますので、御見解なりをお伺いいたしたいと思います。

 以上、御答弁によりまして再問いたします。

     〔市長 山本幸男君登壇〕



◎市長(山本幸男君) ただいま佐藤議員の御質問のうち、一の市長の政治理念についてということを私の方から回答さしていただきまして、あとについては担当部長より回答さしていただきますので、よろしくお願いいたします。

 まず、佐藤議員の市長の政治理念についてはどうかということでございますが、まず第一に、国民としての立場と、二番目に市民としての立場と、こういうふうな分類をしたらいいのでないかと私自身は思っております。国民としては平和で世界に貢献する日本国民であるべきであると、また日本国もそうあるべきであると私はそう信念を持って考えております。また、市民としては、美しい市、人に誇れる、人に語れる市、鳴門、これを目指して鳴門の美しさや豊かさをそういう文化を大切にはぐくみながら、より魅力的で住みよいまちへと飛躍するように努力してまいりたいと。さらに、市民の主体的な活動とそれぞれ地域の特性や資源が有機的に結びつき、市民生活、産業、文化などさまざまな分野できらめく個性が創造されるまち、そして子供や高齢者を初めすべての市民が地域に誇りと愛着を持ち、ゆとりと安心の中でお互いが助け合い連帯する社会、そこで生き生きと豊かな暮らしをはぐくむことができる魅力ある機能性の高いまちを築いていくことを目指すべきであると私自身は考えておりますので、今後もこのような信念に基づきまして、少子・高齢化、情報化、国際化、さらには価値観の多様化という社会経済環境の変化に的確に対応して、何よりも市民本位の施策を推進していくと、こういうのが私の政治理念でございます。

     〔企画開発部長 谷川 進君登壇〕



◎企画開発部長(谷川進君) 佐藤議員さんの御質問にお答え申し上げます。

 昨年四月明石海峡大橋が開通し、徳島─阪神間の高速バスが一日八十一往復運行されております。御指摘の本四撫養バス停留所の乗降客は昨年八月に実施いたしました乗降客調査で、当バス停の乗降客は一日平均約千人以上あります。あわせて行ったアンケート調査でさまざまな問題点が明らかになってまいりました。午前中、近藤議員の御質問に市長より御答弁をいたしましたが、市といたしましては、これらのうちすぐに改善できるものにつきましては、関係機関の御協力によりまして、駐車場の確保、不法駐車の排除、送迎用の車の回転場の確保、トイレの設置、街灯の増設、観光案内板の設置等を実施してまいりました。しかしながら、抜本的な解決には至っておりません。このたび幅員が狭く車の対向もできず、歩行者も危険な状態にあるバス停留所までの進入道路、本四公団の御協力を得ながら道路幅員を七メートルに拡幅、二メートルの歩道をつけた道路に改良し、乗降客の利便と安全の確保を図るものでございます。なお、今後も本四公団、徳島県バス協会及び県とも協議を重ねながら改善を図ってまいりたいと考えておりますので、御理解賜りたいと思います。

     〔環境衛生部長 平岡敏宏君登壇〕



◎環境衛生部長(平岡敏宏君) 佐藤議員の衛生行政について、減量等の取り組みについての御質問にお答えいたします。

 ごみ行政の基本的考え方は、循環型社会を構築すること、すなわちそのためにはまずごみの分別、ごみの資源化、リサイクルの推進等でありまして、市といたしましては、平成五年より実施いたしております資源ごみ回収事業について、御案内のとおり、一般廃棄物のうち再生利用が可能な資源ごみの回収活動を実施している市民団体に対しまして報奨金を交付し、資源ごみ回収活動を奨励するとともに、資源ごみの再利用及び減量化に努めているところであります。ちなみに、申し上げますと、平成八年度は百十五団体の活動で千百九十四トン、平成九年度には百二十七団体で千六百四十四トンで、前年に比べまして十二団体、四百五十トンの回収増となっております。また、平成十年度上半期ですが、百三十六団体の九百三十八トンと世帯数、回収団体、回収量とも前年同期に比べまして増加の傾向でございます。これら増加の傾向として考えられることは、一つには平成十年度より指定五品目に対しまして回収重量一キログラム当たり三円より五円の報奨金の増額措置を実施していることも要因の一つと考えられますが、今後なお一層ごみ減量化を図るために取り組みといたしまして、団体数の増加への積極的な組織づくりへのPR、活動に対する助成及び市民啓発にさらに努め、資源ごみ回収団体の拡充、市民のごみ問題に対する意識の高揚、さらにはモラルの向上に努めてまいりたいと考えております。

 次に、生ごみの減量についてでございますが、家庭から出されます一般廃棄物一万六千三百五トンのうち、生ごみはそのおおよそその四三%、七千十一トンになります。本市では現在まで生ごみの減量化対策といたしまして、コンポエース、ワンダーBOX、EM処理容器などの生ごみ処理容器のあっせん及び無料配布を行っておりますが、昨年度の実績から計算して年間七百三トン程度の減量につながったと考えております。しかし、この制度も発足時と比較いたしますと、近年制度利用者の増加が余りに見られず、またその対策は十分とは考えておりません。今後あらゆる機会をとらえまして生ごみ処理容器のあっせん、及び無料配布を積極的にPR、市民への分別啓発等を実施するとともに、事業系の生ごみ減量策についても検討いたしますとともに、議員御提案のありましたごみ減量化対策につながるよう努力いたしてまいりたいと考えております。よろしく御理解を賜りたいと思います。

     〔十二番 佐藤絹子君登壇〕



◆十二番(佐藤絹子君) ただいまそれぞれ御答弁いただいたわけでありますが、市長の政治理念についてでありますが、私が聞くまでもなく、前段で市政執行に当たっては、親族命をかけてやっているんだというお言葉を聞いたので、私があえてどんなんなとかという質問はする必要もなかったように思いますが、ただいまのお話を聞いておりますと、市長も一国民であって一市民である、思うところがあって市長選に出馬して市の首長としてやっているんだと。要するに、私ども議員と同じように、市民の福祉の向上と幸せに焦点を絞ってやっているんだと。これからもそういう信念で取り組みたいということであるということを再認識いたしまして、常日ごろ首長、何の首長でも会長でも大変だな、うまいこといって当たり前、一歩間違えれば、言葉は悪いですが、けなされる。そういうことにもかかわらず大変だなという思いがあったので、議場であればこそ市長もそのように答えていただいたと思いますので、どうもありがとうございました。今後とも健康に御留意されまして、二期目の市長選へ挑戦いただきたいと思います。

 次に、本四バス停留所のことでありますが、一応企画部長の説明では、今の道路の形態では行き交わせもうまいことできないと、車社会の方は歩行者のことも余り考えないので、歩行者は歩行者なりで言い分があると、車は車の言い分があるので八月ぐらいから調査もしてみたり、今のできることを考えて幅員を七メートルにして、そのうち二メートルの歩道をつけてということなどで一応了といたしておきたいと思います。これも工事をしながら利用者が使われると思いますので、地元の方はそこらのことをよく理解して、帰り遅ければ家族の者にきょうは何時に帰ってくるので、あそこは痴漢が出るとか物騒なので迎えに来てくれと言えますが、県外から来た方におかれましては、電話をかけたくても電話帳がないとか、これはそこらの利用する人のモラルにかかってると思いますが、十分関係御当局なりが配慮をして、鳴門の玄関口としてふさわしいように取り組んでいただきたいことを要望して、これも了といたしておきます。

 次に、ごみの減量等でありますが、環境衛生部は日常のごみ行政以外にこれまでにもしばらく、しばらく、うーんとやってきたもんが引きずっておりまして、それどころではないようにも思いますが、もう少し市民全般に公平に、公平というより義務を果たせるように、自分の家がよかったらええんだと、自分の台所にごみがなかったらええんだ、一歩出たところにはごみがあってもええんだという考えを払拭させるような、計画は立てとんですね、ずっと前から、ごみ対策室も。しかしながら、議会のときはちゃんとそのように取り組みたいと、御理解いただきたいと答弁するんでありますが、一向に進まないような気がするんです。今でもごみの資源ごみでもふえてきておると。回収団体やって、私は二万世帯もあるので百軒ごとにしても二百あっても多いと思わないんです。二百ぐらいを目標にして、それとごみはふえてええことはないんです。量がふえてええことはありませんが、最終処分場へ行くごみがちょっとでも減るためには、この資源ごみ回収団体の方へ回ってくるごみが好ましいんでありますが、それも報奨金を上げたのでふえたという、そんな考え方はやめてください。報奨金を上げと言うたときには、うーんとなかなか上げんといて、あれはそれぞれの団体がこのままでは最終処分場がないと言いよんのに、最終処分場へ行くごみがふえてばっかりでは困るんだ。それで、資源ごみ回収団体に交付しているお金が少ないんではどうにもやっていけない、ふやすために増加してくれと言うたん違うんですからね。これだけの目的やったらもっとふやしたらどうですか。これは今の通告でないのでとめておきますが、今の環境衛生部長の言葉どおり、しっかり取り組んでいただけることと思い、また市民もそのようになっていくことを期待いたしまして、これをもちまして市民クラブを代表いたしまして全質問を終わりたいと思います。御清聴ありがとうございました。



○議長(泉善治君) 十分間小休いたします。

     午後 二時 十八分 休憩

     午後 二時三十一分 開議



○議長(泉善治君) 再開いたします。

 次に、

 清政会代表

一、妙見山公園について

二、地域振興券交付事業について

             二十七番 秦野 卓君

     〔二十七番 秦野 卓君登壇〕



◆二十七番(秦野卓君) ただいま議長より登壇の許可を得ましたので、会派を代表いたしまして質問をいたします。

 本日の質問も私が最後となりまして、市長初め理事者の皆さんには大変お疲れのとこと思いますが、もうしばらくの間おつき合いのほどをよろしくお願いいたします。

 質問に入る前に、鳴門工業高等学校野球部の選抜高等学校野球大会出場を心よりお祝い申し上げ、甲子園での御活躍を御祈念申し上げます。鳴門市民が心を一つにして応援できる久しぶりの明るいニュースであります。今、本市では一部市民の方の御理解を得られていない大きな課題を抱えておりますが、これを契機として全市民が心を一つにして鳴門市のまちづくりを進めていきたいものであります。

 それでは、通告に従って質問に入ります。

 まず、一問目に妙見山公園について、二つ目に地域振興券交付事業について、以上二点について御質問をいたします。

 まず、妙見山公園についてお伺いいたします。

 妙見山公園のある妙見山は川東地区にある標高六十一・五メートルの小高い山で、山上には妙見神社が祭られていることから、妙見山、妙見山と市民に親しまれており、桜の名所としても有名であります。ここには今から四百年ほど前の天正十三年、蜂須賀家政公が阿波入国して、阿波九城の一つ、岡崎城が築かれたところで、歴史的にも貴重なところであります。春には桜、秋には紅葉が美しい山であり、その山頂に立つと眼下に鳴門市街や鳴門海峡、遠くに淡路島や紀伊の連峰を望むことのできる古来より景勝の地として知られております。この景勝の地に昭和四十年、徳島県の出身で著名な考古学博士である鳥居龍蔵氏の貴重な収集物を展示する県立鳥居記念博物館が城跡にふさわしく天守閣を模して建設されました。その後、平成四年には型絵染めの巨匠、重要無形文化財保持者でいわゆる人間国宝の芹沢?介氏の作品を展示する恰美術館がオープン、その恰美術館より現日展参与の宮本光庸先生の貴重な版権の寄贈を受けた彫刻作品が昨年四体が設置され、現在新たに四体の設置工事が進められており、さらに来年度中に五体の設置が予定されております。宮本先生や恰美術館との約束した三年間で十三体設置するという計画も順調に進んでおります。宮本先生の作品は大変高価なもので、ほかの自治体ではなかなか手に入れることは難しいと言われております。この貴重な作品を見ることができる鳴門市は、山本市長が言われている鳴門市全体を大きな文化的空間とするまちづくりの実現に一歩も二歩も近づいたのではないでしょうか。鳴門市を美しい市、人に誇れる、人に語れる市にするにはやはり特徴のあるまちづくりが必要だと思うのであります。全国的にも民間、企業、行政の三者が協力しながら整備していく彫刻公園は大変珍しく、妙見山公園だけではないでしょうか。彫刻の森、彫刻公園として全国的にも注目されることでしょう。昨年設置された彫刻の除幕式には宮本光庸先生もお忙しい中わざわざ淡路島から駆けつけてくださり、大変感激されておりました。その中で先生はこうおっしゃっておりました。「私は山本市長はんが好きじゃ、あんな実行力と約束を守る市長はんはほかに見たことがない。約束したことはきちんと守る。私には作品がまだ多く残っている。約束の十三体を設置してくれたら、ほかの作品も市長はんに差し上げたい。私の子供のころの思い出に残っている妙見山公園を彫刻の森にして全国に売り出してほしい」と、厳しい財源の中、こんなありがたい話はそうそうある話ではありません。これは市のトップである市長が約束を守ったからこそ宮本先生も行政を信用してくれたのであります。私たち地域住民も何とか妙見山を見直していただきたいと思い、桜だけでは観光客を引きつけるインパクトが少し弱い気がして、昨年の春、地元自治振興会や各種ボランティアの方約三百人による妙見山フラワーフェスタを開催し、徳島県ツバキ協会から譲り受けたツバキの苗木二百本を公園内に植えました。この中には鳥居龍蔵博士が家族ともども発掘に行ったという中国雲南省の大変珍しいトウツバキも含まれており、植樹から一年たった今では高さが五十センチか六十センチの小さな木でありますが、珍しい花を咲かせています。ツバキの木は成長が遅いのですが、あと十年もすれば立派なツバキの花がいっぱい咲くことでしょう。このような地道な努力の結果、一月から二月にかけては世界各国の珍しいツバキの花が、三月にはヒカンザクラ、続いてソメイヨシノ、ボタンザクラが、四月から五月にかけては毎年ジャスコ鳴門店よりプレゼントされておりますツツジの花が、梅雨どきにはアジサイの花、夏には鳴門市の花であるハマボウと季節に応じて美しい花を楽しむことのできるようになりました。加えて、妙見山を訪れる人のために果樹林づくりも順調に進んでおり、来訪者には大変喜ばれております。このように多くの人たちの熱意で整備されている妙見山でありますが、残念なことにその存在は余り知られておらず、これまで訪れる人たちは市内の人がほとんどでありました。

 そんな中、昨年は異変が起きました。四月に待望の明石海峡大橋の開通により、本市が本州と直接結ばれることにより、大阪の大型観光バスが桜の見ごろの四月六日から十日にかけて六十台も妙見山に上がってまいりました。バス一台に乗客五十人としてざっと三千人もの人が妙見山に来たことになります。ことしも昨年と同じぐらい来ると伺っております。まことに喜ばしいことでございますが、手ばなしに喜んでばかりいられないのが現状であります。

 まず、一点目として大型バスが上がってくる登山道でありますが、樹木の枝が道路の上にはびこり、大型バスの運行の妨げとなっております。また、ところによっては電線が低く、道路を横断しているところもあります。二点目として、観光バスが何とか駐車場にたどりつけたとしても、遠方より長時間バスに揺られてきた乗客はトイレを使おうとすると、これが古く決して清潔とは言えない代物でございます。しかも、駐車場から階段を上がらなければならないところに一カ所あるのですが、階段の上がり下がりのきついお年寄りや障害を持った人には大変利用しにくいのが現状であります。実際花見に来られた障害者の方が段ボールでつくった仮設のトイレを使っておられるようでございますが、身障者の方にも人権というものがあります。まして、社会的弱者に優しい施策の必要性が叫ばれている現在、このようなことではよいのでしょうか。また、三点目として、現在駐車場に設置されている東屋でございますが、柱が傾いていつ倒れてもおかしくない状態のように思います。非常に危険な状態であります。

 そこで、お伺いいたしますが、登山道の整備について、次にお年寄りや障害者の方が利用しやすいトイレの改善について、さらに倒れかかっている東屋の処置についてどうお考えなのか、お伺いしたい。ついでに、駐車場の整備についても今後よく検討をしていただきたいと思うので、これは要望にいたします。

 次に、地域振興券交付事業について質問をいたします。

 昨年暮れ、国会においてこの事業の予算が可決され、政府の緊急経済対策の一つの柱として実施されることになったわけでありますが、全国各市町村では当初、暗中模索の中、戸惑いながら本事業に取り組まれ、おおむね三月中に全国のほとんどの団体で振興券の交付が行うようになったと聞いております。本市でも地域振興券の交付開始が三月二十五日と決まり、その交付に向けて先月末から交付対象者と思われる方に交付申請案内書を送付されたとのことですが、この振興券事業について賛否両論があるものの、実施する以上、地域経済の活性化につながることを期待するものであります。さまざまな報道の中で、地域振興券が使えないものとして消費に当たらないもの、また換金性があり六カ月以内の消費拡大につながりにくいもの、さらに公共料金、公共サービスの対価には使えないと言っておりますが、その中で公営事業、本市の場合、水道事業、運輸事業、競艇事業、病院事業があるわけですが、どのような取り扱いになるのかお聞かせ願いたい。

 次に、振興券が使える店舗等の募集が先月に行われ、特定事業者として登録なさったと伺っておりますが、どのような業種がどのぐらい登録されたのか、わかる範囲で結構でございますので、よろしくお願いいたします。

 以上、御答弁によって再問させていただきます。



○議長(泉善治君) 小休いたします。

     午後 二時四十五分 休憩

     午後 二時五十二分 開議



○議長(泉善治君) 再開いたします。



◆二十七番(秦野卓君) どうも失礼いたしました。質問要旨に黒澤明とはめておりましたので、ちょっとこれが抜けてたようなもんで、最後になりましたが、ただいま恰美術館で故黒澤明展が開催されておりますが、理事者の方はこの催しをごらんになったことがありますか。御答弁によって再問いたします。

     〔経済部長 阿部理男君登壇〕



◎経済部長(阿部理男君) 秦野議員さんの御質問のうち、妙見山公園についての環境整備と利用者の利便向上についてのうち、登山道と東屋については私の方より御答弁を申し上げます。

 議員さん御質問の妙見山公園は、市民の憩いの場として、また中央部に位置することから市のシンボル的存在であります。山頂には文化的施設を有し、観光ゾーンとして県内外の観光客が数多く訪れております。その公園は日展参与であります宮本光庸先生の彫刻を平成九年度に四体設置し、十年度にも四体設置する作業を現在進めているところでございます。日本全国彫刻を配した公園、道路は数多くございますが、北方には美しい小鳴門海峡や壮大な鳴門海峡を望み、西方には市街地や緑豊かな山々をかいま見る風光明媚な場所は全国でも有数であり、この彫刻公園は整備が進むに従い、観光面はもちろん文化面でも一層価値が高まるものと考えております。なお、先日も北陸及び関西方面で鳴門の観光キャンペーンを実施し、鳥居記念博物館や恰美術館を含め妙見山公園の宣伝をいたしてまいりました。樹木の剪定等の管理につきましては、観光客の入り込み増が予想されますので、既に一部は対応を済ませておりますが、今後とも観光客の通行に支障のないよう努めてまいりたいと考えております。また、電線につきましては早急に調査をいたしまして、関係機関と協議をしてまいりたいと思っております。

 次に、東屋につきましては、最も危険と思われる箇所につきましては応急な処置を講じておりますが、今後とも利用者の安全面に一層注意を払う所存でございますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。

     〔市民福祉部長 川上喜一郎君登壇〕



◎市民福祉部長(川上喜一郎君) 秦野議員の質問のうち、私の方から妙見山公園の障害者向けトイレの設置について御答弁を申し上げます。

 障害のある人の自立や社会参加の促進を図るため、生活基盤の整備の一つとして障害者向けトイレの整備に努めることは重要なことであると認識しており、現在策定中の鳴門市障害者福祉計画の中でもその整備の必要性を位置づけておるところでございます。現在、妙見山公園の駐車場には公衆トイレが設置されておりますが、観光地としての障害者向けトイレも必要と、こう思っております。しかし、限られた財源から市内各地での障害者向けトイレを一つずつ整備していく上での順位がまず必要であると考えております。今後、優しいまちづくり事業の中で順次障害者向けトイレを含めた観光トイレや公衆トイレを整備することができるよう関係機関と協議しながら検討してまいりたいと、このように考えておりますので御理解賜りますようお願い申し上げます。

     〔企画開発部長 谷川 進君登壇〕



◎企画開発部長(谷川進君) 秦野議員の御質問にお答えします。

 理事者として黒澤展を見たのかという御質問でございますが、私も理事者の一員でございますが、現在のところ、二月二十日から五月五日までに恰美術館におかれまして世界の黒澤明展ということで、いろいろな監督の残された絵コンテを初め約百点、それから当時撮影に使われました甲冑及び脚本、ポスターなど非常に未公開の貴重な作品が約三百点あるということは承っておりますが、私自身は現在のところまだ鑑賞しておりませんので、御理解のほどよろしくお願いします。

 失礼しました。肝心なことで御質問でございます。地域振興券の交付事業につきましてでございますが、地域振興券は議員御指摘のとおり、公営事業につきましては、本来は使えないということでございますが、本市におきましては、公共料金あるいは公共サービスという対価の支払い手段としてそういうことで決められておりますが、特に本市の場合は、バス事業そのものが徳島バスと一部競合はしておりますが、現在徳島バスの方と交渉しながらこの地域振興券が使える方向で研究しております。その中で現在のところ、バスの乗車券、定期券の購入に際しましては、大半が一部条件がついておりますけども、使えることになっております。それとまた、市立板東病院における医療費の支払いにつきましても、振興券は利用できることになっておりますので、それぞれ市バスも市立板東病院につきましても特定事業者として現在登録を行っているところでございます。

 それから、特定事業者の募集状況でございますが、先ほど山本議員にもお答え申し上げましたけども、本市の全産業約三千四百事業所のうち登録可能と目される事業所が三千百七十三あります。そのうちで卸小売りあるいは飲食業、サービス業約二千三百事業所のうち、現在のところ卸小売業で七百七十六件、サービス業で二百四十七件、それから運輸通信業の事業所で約百事業所のうち二十二件、それから建設製造業で約六百事業所あるわけですが、取引事業所として認定できる事業所のうちで二十四件ということで、先ほどお答えしましたように、千六十九事業所が現在のところ登録されてます。それで、全事業所からいきますと、約三分の一強の登録を受けておりますが、やはり消費者の利便性を考えるときに二次募集をしたいということで現在のところ考えておりますので、御理解のほどよろしくお願いします。

 以上です。

     〔二十七番 秦野 卓君登壇〕



◆二十七番(秦野卓君) それでは、再問に入ります。それぞれ前向きな御答弁をいただきました。どれもこれもせっかく妙見山に来ていただいた方々に気持ちよく楽しんでもらいたい気持ちからお願いするものでありますので、善処のほどよろしくお願いいたします。

 さて、さきにも申しましたとおり、妙見山には型絵染めの人間国宝芹沢?介氏の作品を展示されている恰美術館がございます。この恰美術館で二月二十日から五月五日までの間、「七人の侍」、「羅生門」など数々の名作を残して昨年九月、八十八歳で亡くなられた日本映画界の巨匠故黒澤明監督をしのぶ「追悼黒澤明展」が開催されております。私も早速出かけてみましたが、会場に展示されているのはカラフルな色彩で描かれている絵コンテ百一点を初め撮影に使った甲冑や刀などの小道具、映画のポスター、台本など三百点余りの貴重なものばかりですばらしい内容であります。このすばらしい黒澤明展はすべて美術館の理事長をされている恰文雄氏の熱意によるものでございます。展示されている黒澤監督ゆかりの品や映画の資料はすべて黒澤プロダクション所有のものですが、黒澤プロダクションと恰理事長とは全く縁もゆかりもない間柄でございます。恰理事長は黒澤監督が亡くなられた昨年九月、黒澤プロダクションに強く追悼展開催を熱望されて、その情熱にこたえたプロダクションの協力で実現するということができたと伺っております。黒澤監督と全く関係のない片田舎でこれほどの追悼展が全国に先駆けて開催されるというのは全く驚くべきことで、しかも巡回はしない、恰美術館の単独企画とのことでございます。全国的にもマスコミから大いに注目されているようでございます。追悼展の開催式には出席された黒澤監督の御子息でもある黒澤久雄社長ほかプロダクションのスタッフも、妙見山がこんなきれいなとことは知らなかった、恰美術館がこれほど立派な施設とはと関心されたそうで、開催期間中に未公開の作品も提供してくれるそうでございます。この黒澤明展は鳴門市を売り出す絶好の機会ではないでしょうか。行政としても追悼展に合わせたイベントの開催を検討してはどうでしょうか。

 そこで、提案させていただきます。これから花見のシーズンを迎えるわけであります。当然夜桜見物の花見客も大勢来られることと思います。満開の桜の下、あるいは桜吹雪の中で黒澤映画の上映会を開催することはできないでしょうか。幸い山上の千畳敷と呼ばれる場所には階段状になった上水道の配水池もございます。これを利用すればすばらしい野外映画劇場ができ上がると思いますが、このことはマスコミによって全国に報道され、文化都市鳴門のイメージアップにつながると思われますが、財政状態が大変厳しいことは重々承知しております。しかし、熱意を持ってすればできないことはないと思います。黒澤明監督追悼展を開催している恰美術館にしても競売にかけられるほどの厳しい経営状態の中で頑張っておられるのであります。理事者の熱意ある御答弁を期待いたしまして、御答弁によって再問をさせていただきます。

 次に、地域振興券につきまして、その成果がどういったところに落ちつくのか、実施されてみなければわからないところがあると思うわけですが、先ほど申しましたように、実施する以上、交付対象者の方はもちろん、特定事業者の方にやってよかったという結果になるよう、さらに地域経済の活性化につながるよう期待し、答弁を了といたします。

 以上、御答弁によって再問させていただきます。

     〔市長 山本幸男君登壇〕



◎市長(山本幸男君) ただいまの秦野議員の黒澤明野外映画をいかがなものかということでございますが、現地での上映は花見シーズンでもあり、桜をバックにすばらしいロケーションでの上映は非常にユニークな発想であります。実現できれば市民に妙見山のよさを再認識していただけるよい企画と存じます。しかし、屋外上映となりますと、季節や天候にも大きく左右されるおそれが多分にあり、映写機、スクリーン、電源などの諸設備についても検討すべき課題が諸処残されております。したがいまして、今回の黒澤明監督映画の上映については、例えば恰美術館で開催されている黒澤明追悼展の一環として館内で上映する等、そういうことがより効果的でないかと考えます。今後もユニークな発想の御企画を提案くだされば鳴門市の宣伝と集客のため各種イベントを取り入れるよう検討してまいりたいと存じますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。

     〔二十七番 秦野 卓君登壇〕



◆二十七番(秦野卓君) それでは、最後の締めといたします。

 実は職員の皆さんにぜひ見ていただきたい映画がございます。実は議長に許可を得ましてここに一本のテープを持ってまいりました。このテープは今から四十六年前の昭和二十七年、東宝株式会社が二十周年記念映画で黒澤明監督が四十二歳のときに撮った映画に「生きる」という作品であります。この作品は事なかれ主義で過ごしてきたある市役所の一課長が胃がんにかかっていることを知ってから、住民から懇願された児童公園の建設に生きる意味を見出し、残された限りある時間の中でさまざまな圧力にも屈せず粘り強く交渉し続け、ついに児童公園を完成させるという感動的な物語であります。この映画の中で役所の様子がいろいろと風刺されております。訪れた住民のたらい回し、一時間でできる仕事には三時間かける、役所生活で一番なのは何もしないことといったぐあいに痛烈な批判がされております。中でも興味を引くのは、役所には機構というものがあって、これが仕事をやりにくくさせているという点であります。役所の機構というのは仕事、つまり住民サービスを効率よく進めるためにつくられたものであるはずなのに、この映画の中では全く逆の手かせ足かせになっているという点であります。しかし、よく考えてみますと、役所の機構が問題なのではなく、職員一人一人の仕事に対する姿勢が問題だと思うのであります。役所の機構は職員一人一人が正しく機能させれば役所の仕事を効率的、専門的に進めることができるし、仕事がしたくない職員にとっては仕事をしないという言いわけにもなるということであります。「生きる」という作品もこの機構の壁を理由に仕事から逃げようとする職員と、逆に主人公のように機構を最大限尊重しながら、それぞれの課と調整を進め精力的に仕事をしようとする職員が描かれております。さて、鳴門市の職員の皆さんはどちらの生き方を選択されますか。

 これで平成十一年第一回定例会における清政会の代表質問であり、また個人的に市会議員二期目の締めくくりの一般質問を終えることにいたします。

 私の不手際で関係者の皆さんに御迷惑をおかけいたしましたことを深くおわび申し上げます。どうもありがとうございました。



○議長(泉善治君) 本日の一般質問はこれで終わります。

 明三月三日は、午前十時から再開いたします。

 本日はこれをもって散会いたします。

     午後 三時 十四分 散会