議事ロックス -地方議会議事録検索-


徳島県 鳴門市

平成 7年 12月定例会(第4回) 12月12日−03号




平成 7年 12月定例会(第4回) − 12月12日−03号







平成 7年 12月定例会(第4回)



          平成七年 鳴門市議会会議録 (第二十一号)

    ──────────────────────────────────

            平成七年十二月十二日(会期十五日中第六日目)

              議 事 日 程 第 三 号

第一 市政に対する一般質問

    ──────────────────────────────────

             本日の会議に付した事件

日程第一 市政に対する一般質問

    ──────────────────────────────────

            出  席  議  員(二十九名)

  議長  矢  野  善  治  君

  一番  近  藤  龍  彦  君     二番  梅  野  健  寿  君

  三番  勘  川  一  三  君     四番  田  渕     豊  君

  五番  橋  本  国  勝  君     六番  坂  東  成  光  君

  七番  秦  野     卓  君     八番  野  田  粋  之  君

  九番  柿  本     公  君     十番  横  井  茂  樹  君

 十一番  池  田  正  恵  君    十二番  福  島  慧  雄  君

 十三番  平  岡  朔  郎  君    十四番  大  石  謙  一  君

 十五番  明  野  尚  文  君    十六番  牧  野     豊  君

 十七番  藤  田  茂  男  君    十八番  泉     善  治  君

 十九番  三  津  良  裕  君    二十番  佐  藤  絹  子  君

二十一番  分  部  嘉  憲  君   二十三番  工  藤  武  重  君

二十四番  川  上     守  君   二十五番  田  中  寛  昭  君

二十六番  松  下     保  君   二十七番  山  本     秀  君

二十八番  中  西  久  雄  君   二十九番  林     栄  一  君

    ──────────────────────────────────

            欠  席  議  員(一名)

二十二番  明  村  春  夫  君

    ──────────────────────────────────

            説明のため出席した者

  市長      山 本 幸 男 君   第一助役    長 野 好 晴 君

  収入役     鎌 田 善 雄 君   理事      青 木 義 幸 君

  理事市民福祉部長事務取扱        総務部長    二 木 俊 幸 君

          松 岡 正 次 君

  企画開発部長  播 磨 啓 示 君   環境衛生部長  平 岡 敏 宏 君

  経済部長    播 磨 繁 夫 君   建設部長    宮 崎 義 範 君

  競艇部長    引 田 正 男 君   水道部長    坂 本 廣 次 君

  運輸部長    三 井 隆 夫 君   消防長     辻   潤 一 君

  総務部

  秘書広報課長  細 川 並 久 君   総務課長    小 川 紘 生 君

  教育長     脇 谷   功 君   教育次長    元 木 義 時 君

  監査事務局長  竹 下   清 君   選管委事務局長 武 市 輝 雄 君

  農委事務局長  阿 部 睦 子 君

    ──────────────────────────────────

            議会事務局職員出席者

  事務局長    中 川 正 幸     次長      美 保 英 世

  主査兼議事係長 川 上 昭 憲     書記      満 壽 良 史

  書記      西 上 昭 二

    ──────────────────────────────────

     午前 十時    開議



○議長(矢野善治君) 連日御参集御苦労でございます。

 これより本日の会議を開きます。

 本日の議事日程は、お手元へ配付の議事日程表のとおりであります。

 朗読は省略いたします。

    ──────────────────────────────────



△日程第一 市政に対する一般質問



○議長(矢野善治君) 日程第一、市政に対する一般質問を続行いたします。

 通告の順序に従って質問を許可いたします。

一、職員の意識改革について

             八番 野田粋之君

     〔八番 野田粋之君登壇〕



◆八番(野田粋之君) おはようございます。

 私の本日の質問は一つでございます。職員の意識改革について、要旨、政策課題研究及び職員提案制度の充実強化についてでございます。

 現在、各地方自治体の財政は大変逼過しております。私が視察に行った市町村で質問いたしましても、歳入が減り、市民のニーズが多様化しており、歳出に関しましては、幾ら財源があっても足りないとの市町村が大半でございます。それでは、財政節減対策プロジェクト、また職員提案等やっているかとの質問には、一応やってはおりますが、大した効果は上がっていないという返事が大半でございました。

 そんな中で、ただ一市、皆様方の中にも御存じの方も多いかと思いますが、坂出市だけは大変な財政赤字を抱えて、その返済のために、人員カット、ベースアップの凍結、議員歳費のカットなど大変厳しい財政緊縮策を断行いたしております。

 債務超過の一番の原因は、瀬戸大橋開通時に環境整備を思い切ってやったのですが、その返済を、当時国鉄であった鉄道会社の大橋通行料をいただき、その分で返済する予定であったのですが、御存じのとおり国鉄が民営化になり、JRとはその話がなくなってしまったというのが原因で、当時市長も話が違うということで走り回ったのですが、結局JRとは話がつかず、坂出市が多大な環境整備をしたと、地元の市民の方には喜ばれたのですが、大きな債務を負うことになり、以後、先ほど申しましたように必死に返済し、来年、大方めどがつくというところまで来ましたとの話でございました。

 そこで、鳴門市を見た場合、昨日も代表質問の中で財政問題大きく取り上げられましたが、歳入は伸び悩み、むしろ減収し、やらなければならないことは山積みいたしております。どの課においても、「やらなければいけないことはわかっているのですが、予算が……」というような返事が決まり文句のようになっているのが現状です。

 そこで、歳入をふやすために、市長は百人百社、公約に掲げ、また地場産業の育成にも力を入れるということで頑張っておられますが、現在の経済情勢下ではまだまだ時間もかかると思われます。

 そこで、限られた財源の有効利用、また経費の節減ということが大切になってくると思われますが、各家庭でも、収入がふえないと、減ってくるとなれば、家庭内でむだはないかと考えるのが普通ではないでしょうか。どうしても必要な食費であるとか教育費であるとか、要るものはあるわけですから、電気代、水道代、またお父さんの小遣いと、厳しくチェックしなければということになると思われます。市役所を家庭と考えて、むだはないかと、いま一度みんなで考えてみる必要があるのではないかと思うわけでございます。

 私は、サラリーマンでございました。また、現市長は会社の経営者でございます。そういう目で見れば、現在当たり前のようにやっていることの中にも、民間の人が見れば、不思議なことをやっているなという点が多くあります。

 市民サービスということを考えますと、どうなのか、ちょっと私にはわかりませんが、例えば職員名簿、ことし四月に異動があり名簿をつくり、私も五月に来ていただきました。市長がかわり八月に異動があったわけですが、また職員名簿をつくりいただきました。来年の四月にも定期異動はあるわけですが、普通民間の企業だと、そんなに何回もつくるでしょうか。何か考える余地はないのでしょうか。

 また、市の職員の方には制服が支給されているそうですが、大半の方は着ておりません。私は制服を着なさいと言っているわけではございません。大半の人が着ない理由は何なのか。着ないのであれば、制服は必要ないのではないか。もし必要なら、着てもらえるような制服にしてはどうかと考えるべきじゃないかと思います。

 そのように一つ一つ考えてみますと、いろいろ改善しなければいけない点多々あると思いますし、それをみんなで考える意識こそが必要であると思います。そこで、意識の発表の場である職員提案制度、また鳴門市ではもう一つ、政策課題研究というものを実施いたして、報賞制度もあるやに聞いております。

 そこで、職員提案、政策課題研究の概要、効果についてお伺いし、その上で再問いたしたいと思います。お願いいたします。

     〔企画開発部長 播磨啓示君登壇〕



◎企画開発部長(播磨啓示君) ただいまの野田議員さんの政策課題研究及び職員提案制度の概要について御報告申し上げます。

 政策課題研究推進事業は、職員の活性化を図るとともに職員参加活動を充実強化し、広い視野、先見性、創造性等を備えた職員の人材育成と政策立案能力の向上を図ることを目的といたしまして、平成二年度から実施をいたしております。

 その概要といたしましては、今までに延べ二十グループ、百七十八名の職員が参加いたしまして、事務改善、まちづくり、環境問題等々さまざまなテーマで研究を実施しておりまして、平成七年度におきましても、二つのグループが積極的な研究活動を行っているところであります。

 研究成果については、できる限り行政施策に反映させることを基本的な考えとしておりまして、例えば市内のコミュニティーづくり、あるいは外国語による市内観光パンフレットの作製、都市景観など、実施可能なものは直接的に、また部分的に行政施策に生かしております。

 また、研究終了後においては、研究発表会を開催するとともに研究成果の冊子を作製いたしまして、各部署に配付し行政施策に活用するよう要請をいたしているところでございます。

 また、職員提案制度につきましては、従来からありました制度の充実強化を図るため、平成元年度から職員提案募集推進月間を新しく設けまして、事務の見直しや改善、行政施策等の提案活動を進めることにより、行政の合理化と市民サービスの向上、職員の問題意識の高揚、職場の活性化等を主な目的といたしまして実施しているわけでございます。

 その概要といたしましては、平成元年から七年度までに延べ百八人、百八十三件の提案がありまして、職員からの提案は関係各課と協議の上、できる限り実践に結びつけるよう努めております。例を申し上げますと、名刺、封筒等を活用したCI戦略の導入、ファックス設置による事務の効率化、民間企業での職員研修のほか、かなりの提案が実現化されております。

 以上が政策課題研究推進事業及び職員提案制度の概要でございます。よろしくお願いいたします。

     〔八番 野田粋之君登壇〕



◆八番(野田粋之君) ただいま職員提案制度及び政策課題研究の概要説明をしていただきました。

 職員提案は平成元年より、また政策課題研究は平成二年より実施し、現在も継続していることに敬意を表します。特に政策課題研究においては、まさに職員の意識改革には大きく寄与してきたことと思います。職員提案にしても、スタート時は提案も多く取り上げられ、実施された提案も多くあったようでございます。しかし、実施開始より六年から七年たち、現在の社会情勢は当時とはかなり異なってきていると思いますぃ、また、私も以前会社で経験がございますが、このような制度はスタート時はよいのですが、長くやっているとだんだん下火になってまいります。原因は、長く続けてきてプランが出尽くしてきたこと。もう一つは、発表及び提案を取り上げ、具体的に実施に移すシステムがはっきりしていないことによるのではないでしょうか。担当課の方では、関係のある課に連絡はしているようでございますが、やはり提案しがいのある、発表しがいのあるシステムが必要かと思います。

 それと、現社会情勢下だと、事務改善問題とか、市民サービス問題とか、テーマを絞る必要があるのではないかと思います。特に政策課題研究については二つに区分けし、将来、未来、夢的なテーマと、現実的な、具体的なテーマに分けた方がよいのではないでしょうか。

 いろいろ担当課の苦労も考えずに、提案発表している人の気持ちも考えずに、私の考えを申してまいりましたが、ただ一つ私が確信を持って言えますことは、こういう制度を成功させ結果を出すために必要なものは、担当者の熱意であり、熱意を引き出す上の人の姿勢であると思います。

 そこで、市長にぜひお聞きしたいのですが、市長はこのような制度なりやり方について、どのようなお考えをお持ちなのか、お伺いいたしまして、お考えを聞いた上で最後の締めをさせていただきたいと思います。

 よろしくお願いします。

     〔市長 山本幸男君登壇〕



◎市長(山本幸男君) 野田議員の市長の考えをということでございますので、私も、十月半ばに政策課題研究発表会が開催され、研究成果を聞かせていただきました。各グループとも内容的にはすばらしいものであり、また発表の仕方にも工夫が見られ、研究に対する自信と熱意を感じた次第であります。

 自分の本務と政策課題研究を両立させるためには相当な苦労があるものと推測いたしますが、若い職員が組織を横断してグループを編成し、自主的に自由な発想で調査研究することは大きな意義があると考えております。その意味におきましても、私はさらに政策課題研究及び職員提案制度の充実強化を図ってまいりたいと思っております。

 また、方法につきましては、担当事務局が随時見直しを行いながら進めておりますが、御提案につきましてはさらに検討するよう指示いたしたいと思います。

 研究テーマや研究期間の設定、民間企業との合同研究など、効果的かつ魅力的な制度となるようにも努力していきたいと思っております。

 職員が、みずから何をなすべきかを考え、行動することは、私が最も理想とする行政マンの姿であると思っております。今後、これらの制度を十分に機能させつつ、職員の意識改革を図っていく所存でございますので、御理解を賜りたいと存じます。

     〔八番 野田粋之君登壇〕



◆八番(野田粋之君) ただいま市長よりお考えなり決意のほどをお聞きいたしました。非常に心強い限りでございます。

 さきに申したとおり、このような制度は先に立つ人の熱意次第です。ぜひ頑張っていただきたいと思います。

 それと、一つ要望があるのですが、それは予算の問題でございます。調べましたところ、一年間の予算が、職員提案では十万円程度、政策課題研究で、年度によって違いますが八十万円程度と、合わせて百万円弱の予算でやられております。提案制度の報賞制度も少し少ないんじゃないかと思いますし、研究発表グループの研究にしましても、せめて一泊できるぐらいの予算が必要かと思います。先ほど市長もおっしゃられましたが、異なる課の人と、年齢の異なる人と一緒に研修に行き、泊って話し合うことも勉強になるのではないでしょうか。

 経費の節減を言っている私が、こんなことを言うのも変ですが、何をやるにも先行投資も必要でございます。提案した人、発表した人が、してよかったというムードづくりが必要ではないでしょうか。そうするために、予算は集申して使っていただきたい。いつまでも長々とやるものではないと思います。せいぜい二、三年で集申してやり、その後は次の段階でございます。新しい企画を考えるべきじゃないかと思います。それには、現在、提案の審査、また研究の発表も年に一度ということでやられてますが、テーマにもよりますが、具体的なテーマについては最低年に数回の審査発表が必要でないかと思いますので、それもぜひ一度考えていただきたいと思います。

 私の今回の質問は、職員の意識改革ということで、焦点が非常に絞りにくかったんですが、活力ある職場づくり、やる気のある、まじめに努力している人が正当に評価される、それが活力ある職場づくりとなり、ひいては市民サービスにもつながっていくのではないかと思います。

 市長には、公務で大変お忙しいと思いますが、たまには庁舎内を歩き、職貞の端々にまで目を向け、活力ある職場をつくっていただきますよう要望いたしまして、私の質問を終わりたいと思います。

 ありがとうございました。



○議長(矢野善治君) 次に、

一、教育行政について

             十五番 明野尚文君

     〔十五番 明野尚文君登壇〕



◆十五番(明野尚文君) おはようございます。

 ただいま議長より登壇の許可をいただきましたので、質問通告に従いまして教育行政について、登校拒否、不登校、いじめ問題を中心に質問させていただきたいと思います。

 御承知のように、昨年十一月であったと思うんですが、愛知県の西尾市の中学生大河内清輝君と記憶しておりますが、いじめが原因でみずからの命を絶つという痛ましい事件が発生いたしました。それから一周忌にたったわけでございますが、本年の十一月二十七日、新潟県上越市の中学生伊藤準君がいじめを告発する遺書を残して自殺しました。そしてまた、今月の六日だったと思うんですが、千葉県の神崎町の中学生、これ女の子でございますけれども、鈴木照美さんという子がいじめを苦に自殺したというように、この一年間をずつと調べてみたわけでございますけれども、いじめは一向に減らない。そしてまた、いじめを苦にした自殺は、わかっただけでも十件を超えると言われております。今、いじめ問題は全国どこの学校でも起こり得る、極めて広範な現象になっておると、関係者の中からも言われておるわけでございます。

 また、登校拒否、不登校の子供の数も年々ふえ続けまして、文部省が本年八月に発表しました九四年度──昨年度の学校基本調査速報、これによりますと、ついに七万七千人に達したと言われていますが、この数字は年間三十日以上休んだ子供を対象にしておる。その数であって、その他欠席が三十日以内の子供、あるいは既に身体症状があらわれている子供、保健室登校、遅刻・早退を続けている子供を加えますと、その数はこの文部省発表の数倍にもなるというふうな資料もあるわけでございます。で、文部省の発表数字は氷山の一角にすぎないというふうに言われております。

 しかも、こうした子供たちは年々低年齢化の傾向をたどっておる。小学生のうちに、学校へ行く気がしないと答えて登校拒否的気分を抱いている子供が実に二二%もいる。これはNHKの「小学生の生活と文化」、この調査によるものです、昨年度のものでございますが。さらに高校や青年期に入っての登校拒否も増加の一途をたどりまして、九万人を超える高校中退者の中には、こうした生徒が多く含まれているというふうにも言われております。

 また、いじめ問題について、文部省は一九八五年──十年前なんですが、約十五万五千件、これをピークに年々減少傾向にあるとして、九三年度では二万一千五百八十九件発表したわけでございます。しかし、この数年は学校が認めただけの数であって、実態とは大きくかけ離れていることは、その後、文部省自身が行ったいじめ総点検の結果、わずかニカ月半で一万七千七百八十八件、新たにわかったことでも明白で、あります。

 このように学校へ行かない。行けない子供、イコール、いじめによる自殺が急増する傾向は、個々にもいろいろと問題があるにしても、すべての子供たちを人間として、また主権者として育てていくという公教育の任務が事実上崩壊されかねないほど深刻な問題であり、社会の民主的発展にとっても、重大な問題だと言わなければなりません。

 ところが、こうした子供たちの学習や生活の問題に、ついては、その子の親あるいは担任教師や学校に任され放置されているという、これに等しい現状でありますが、これは子供の学習権、人権保障の上からしましても、決して許されるものではありません。すべての子供の人間的成長を保障するためには、国や地方の行政と社会全体が取り組んでいく必要があると考えます。それだけにこの問題は、直接の関係者だけにとどまらず、広範な市民の間で討論され、解決の努力を進めていくことが必要であると思います。

 この点教育行政の最高責任者であります教育長の御所見をお聞かせ願いたいと思います。

 また、私どもは、人間を大事にする教育の実現こそ、これらの問題を克服する唯一の道だと考えていますが、最近これらの問題につきまして、県教委とか校長会等で再三協議が行われ、重ねられていると聞かされていますけれども、この点、市教委ではどのような取り組みがなされているのかということと、その論議の中で、これらの問題の背景や要因等についてどのようにとらえ、どのように解決されようとしているのか、お聞かせ願いたいと思います。

 上越市の自殺の問題、そしてまたこの間起きました千葉県の中学二年生の女の子の問題、いずれにしても、教師や学校がそのいじめによる自殺を隠そうとする嫌いがうかがわれます。これではこの問題を克服することにはならんと思うわけです。同時に、これを解決するためには、事の起こりというものを正しく把握し、まず正しく把握した上でなければ、正しい解決はできないと思います。こういう点をどうとらえておるのか、お聞かせいただきまして、その上で再問させていただきます。

     〔教育長 脇谷 功君登壇〕



◎教育長(脇谷功君) 不登校といじめ問題につきましては、明野議員から御指摘がございましたように、大きな社会、問題になっており、教育委員会といたしましては、家庭、地域、学校、おのおのの役割分担を確認して、連携を密にするネットワークづくりに努め、いじめは絶対許さないとの信念と鋭い人権感覚のもと、いじめ問題を解決していく生き生きした学級、学校、地域づくりに努めておるところでございます。

 御指摘のように、いじめ問題は、その人の幸せに生きる権利を奪う基本的人権の侵害行為である、また個性を無視する行為であるという受けとめをして、対応をしておるところでございます。

     〔十五番 明野尚文君登壇〕



◆十五番(明野尚文君) ただいま教育長から御答弁をいただいたわけでございますが、ごく抽象的な、簡単なものでありました。余りにも簡単過ぎます。もっと深部に入った答えが出てくるものと私は期待しておりました。ここに、この今日のいじめ問題あるんではないでしょうか。その姿、それが今日のゆがんだ教育をつくり出しておると私は言えると思います。

 私も、この問題につきまして、いろいろと資料を取り寄せて見聞しました。しかし、そのものの背景、あるいはまたその要因、つかむのは非常に困難な、いろいろと余りにも問題が大きいということに私は思い当たったわけでございます。

 本来なら、こうした問題は、その背景や要因等について論議を深めていくことが大切だと思っておるわけでございます。ということは、先ほども申しましたように、ものの解決には、まずその原因を的確に把握しなければならない。そうでなければ、正しい解決には至らないということは言うまでもございません。しかし、この問題は、先ほども申しましたように多種多様な要素が絡んでおりました。また、この席は時間にも制約されておるという関係から、その背景とかあるいは要素につきましては、だんだんと、こうしたいじめあるいは不登校を克服するための要点を披瀝しながら、一緒に取り上げていきたいと思っております。

 まず、教育基本法は、目指すべき教育の理念、目的について次のように明記しています。「われらは、個人の尊厳を重んじ、真理と平和を希求する人間の育成を期する」。これは前文でございますが、続きまして第一条教育の目的の中で、「教育は、人格の完成をめざし、平和的な国家及び社会の形成者として、真理と正義を愛し、個人の価値をたっとび、勤労と責任を重んじ、自主的精神に充ちた心身ともに健康な国民の育成を期して行わなければならない」というふうに記されております。

 この教育基本法の理念に立ちますと、学校教育は成長期にある子供たちに、知識と体力、情操を子供の発達に即して身につけさせること。子供たちが、次の時代をみずからの力で創造できる人間として育っていくことを助けることに専念するものでなければならないと思うわけでございます。これが憲法や教育基本法の示す、人間を大事にする教育の中心点です。この教育の中心点を、政府自身が踏みにじってきた、そういうところに今日の教育のゆがみの最大の原因があり、異常な競争と管理教育を主体にした文部省行政を、まず転換させなければならないと、こう感じたわけでございます。

 時間もございません。はしょって登校拒否、不登校、いじめ問題を克服するためについて、提言になろうかと思いますが、述べてみたいと思います。

 一番目は、学校で人間を大切にする教育を中心に据えることをはじめ、学校、家庭、地域で、いじめはいけないという共通認識と勇気をつくり上げていく。これが第一番の克服する道ではなかろうかと思うわけでございます。

 そして二番目には、子供のシグナルを見逃さない。これが問題だと思います。先ほども申しましたけれども、新潟県、そして愛知県ともにこの子供のシグナル、特に上越市の中学生は送っとんです。何回もシグナルを送っとるのにもかかわらず、これが無視されてきたところに、とうとい命が、そして前途ある少年の命が絶たれていくということになったわけでございます。怒りを持って私は見詰めておるわけでございます。

 で、知らなかったという学校や教師の態度は許されません。子供たちの人権や命にかかわる問題が起きた場合は、幾ら学校や教師が多忙であっても、その子供たちの人権、生命を守ることがすべてに優先されます。子供の苦悩や訴えを見逃さない敏感さと初期の段階での素早い対応が求められていると思うわけでございます。

 また三番日には、子供自身の取り組みを大切にすること。これは大きな効果があろうかと思います。多くの子供が正義感や、あるいは人への思いやりの気持ちを持っております。いじめもまたなくしたいと思っている子供はたくさんおるわけでございます。子供自身の取り組みを促していくことは、子供同士で相互の信頼と連帯感が深まっていくことになり、いじめ克服になっていく大切なことだと思います。

 それからまた、異常な競争教育から子供たちを解放してやることだと思います。詰め込み教育、本当に子供たちは受験あるいはテスト──受験とテストは同じですね──等に追われる中で、また部活、帰ってきては塾という中で、本当に緊張感が解きほぐされたことがない。こうした点にもう少しゆとりのある教育というものを考えていくべきではないか。人間的発達を無視した、画一的な学習指導要領の子供への強制をやめさせることだと思います。

 そしてさらに、教職員の多忙化の解消と子どもの権利条約の普及を進めていくべきだと思います。教職員を増員し、多忙から解放し、労働条件の改善を急ぐべきです。ひざつき合わせて子供と話し合いする場が少なくなったと教職員の方が言われております。今までは、この人員の削減の上に加えて、事務等につきましても今まで事務員がやっていたのが先生の手にゆだねられてきておる。ほとんどが学校の閉校された後に家庭まで持って帰って、この業務をやらねばならんというふうなことを訴えている教師もおるわけでございます。こういうことでは、まともな教育、そしてまたいじめに対応する何はできないと思うわけでございます。

 アメリカでは二十人学級と言われております。世界第二位の経済力を持つ我が国が、教育条件整備では世界の中でも後進国と言われております。せめて私は三十五人以下学級の早期な実現を急ぐべきだと思います。また、子供を一人前の一人の人間として尊重し、権利行使の主体とみなす子どもの権利条約を学校、父母、地域に徹底させることは、非人間的ないじめをなくす上で非常に重要だと思います。子どもの権利条約の普及に努めるとともに、生徒の参加のもとでの各学校の非人間的校則の見直しや廃止などを進めることです。そのためには、管理主義教育の背景となっておる文部省の生徒指導方針の撤回も考えるべきでないかと思うわけでございます。

 次に、六番目は社会の病理現象を正す運動を父兄や地域の中から高めていくことだと思うんです。いじめの背景には、社会と政治のゆがみの問題があります。弱い者いじめ、多額の金銭絡み、暴力行為という特徴に映し出されています。無差別殺人事件、金権腐敗の底知れぬ広がり、公約違反など、人間を踏みにじる病理現象は深刻です。こんな世相の中で、子供たちだけが健全に成長して、発達できるはずがないわけでございます。そういう点を十分考慮に入れる。そのためには、父母と教師、地域の人々が力を発揮するときであると思います。同時に、人間として子供が大切にされ、学校が学校らしい役割を果たせるよう、父母、教師、地域の人々が子供とともに力を合わせることが、日本の将来と民主主義の発展に大きな意味を持っていると思います。

 以上、はしょって問題克服のためのことを話したわけでございますが、こうした点について、教育長、あるいはまた市教委、学校の先生方が話されているのかどうかお聞きしまして、再問いたします。

     〔教育長 脇谷 功君登壇〕



◎教育長(脇谷功君) 御質問にお答えをいたします。

 先ほどはいじめ問題について、どう考えるかという受けとめでお話し申し上げましたので、極めて簡単で失礼をいたしました。

 教育委員会としては、どう取り組んでおるかというふうな前に、教育委員会といたしまして、不登校、いじめのことについての指導方針は、前段申し上げましたように、いじめはその人の幸せに生きる権利を奪う基本的人権の侵害行為である、また個性を無視する行為であるというふうな考えのもとに、まず教育委員会として、御指摘のございました、いろいろな問題を抱えております学校への対応について御説明申し上げます。

 まず一つは、いじめ、不登校の問題について、鳴門市内の幼・小・中学校を全部学校訪問をして実態を聞き、いろいろな対応等々、的確な把握に努めたところでございます。

 二つ目に、いじめ問題について指導上困難な課題を抱える学校に対しまして、指導主事を派遣し、いろいろ聞き取りをし、重点、助言、支援を行ってきたところでございます。

 次に、御指摘のございました教育相談的なことにつきましては、教育委員会挙げて教育相談体制を整備し、不登校問題、特に学校で対応し切れない不登校問題児の対応を、教育委員会でうず潮学級を組織して、組織的に、計画的に対応をいたしておるところでございます。

 それから、いろいろなこの問題についての周知徹底につきましては、保護者への啓発につきましては、「広報なると」を通じての啓発、あるいは「いじめホットライン」の周知、学校へのポスター配布等の活動を行っておるところでございますし、また一般の保護者及び市民に対しましては、解放文化祭とか、あるいは人権コンサート、この間十二月十日に、「手をつなぐ人権の集い」を自治振興人権室に協力して、テーマをいじめに絞っていただいて、中学生の意見発表と講演会をいたしたところでございます。

 なお、啓発につきましては、各学校におきましては、保護者と担任がいじめについての懇談会、学校だより、学年だより等で児童・生徒の様子を知らせたり、いじめについての啓発をいたしておるところでございます。

 教育委員会といたしましては、御指摘の解決のことにつきまして、学校とも連絡・協力して指導に当たるなど、継続的な対応をいたしておるところでございます。

 なお、御指摘のございました子供のシグナルを見落とさないというふうな問題につきまして、やはりいじめの発達の状態を見ましたら、子供が仲間として学校に来た場合に、どうしても遊びとかふざけの状態が一つあると思うんです。その遊びとかふざけの状態がもう一つ進めば、意地悪とか、けんかとか、からかいの状態があるわけでございます。最後に、二つ目の段階に進んだ場合に、心理的なふざけとして物を隠すとか、たたくとか、けるとか、つねるとか、あるいは心理的ないじめといたしまして仲間外しとか、無視とか、今徳島で起こっております悪口を言ったとかいうふうなこと。それから、物理的なふざけの内容といたしましては、この間の伊藤準君の問題のように脱がすとか、裸にするとか、身体への攻撃なんかがそうでございますし、物理的ないじめの内容としては、お金を持ってこいとか、おどすとかいうふうなことになると思うわけでございます。

 御指摘のように、そこら辺の内容で子供のシグナルを見落とさないように、ともかくそこら辺のことについての教職員の研修を深めて、実効の上がる対応をいたしておるところでございます。

 次に、家庭、地域との連携につきましては、前段申し上げましたように、学校を中心にしてPTAとか地域、それから一般市民を対象にした、前段申し上げましたような行事等々で、いじめの内容について対応しておるところでございます。

 なお、御指摘の教員の負担軽減についてというようなことで御説明申し上げますが、いじめというふうな問題は、先生が幾ら忙しいという、仕事と子供の命を守るということはてんびんにかけられるものではございませんが、かけた場合に、どんなに忙しかっても、子供とのいじめの問題に対応することが最重要というふうに私ども指導しておるところでございますけれども、先生が、教職員が児童・生徒の生活や悩み、いじめ等を知り、児童、・生徒にかかわっていくことがまず大切でございますが御指摘のように教職員が多忙になり過ぎないように、各学校で部活動の自制や、あるいは出張等の精選、また先生方が持っておられる、いろいろ休暇等々の、特に時間年休等々の取り組みで先生方の多忙さを解消する、休養するように働きかけておるところでございます。

 なお、御指摘のように現在四十人学級になっておりますが、その一学級の生徒数を減らすというふうなことにつきましては、全国教育長会等を通じて、定数減について関係機関に強く要望をしてまいりたいというように思うところでございます。

     〔十五番 明野尚文君登壇〕



◆十五番(明野尚文君) いろいろるる説明と状況の報告をしていただいたわけでございます。しかし、このいじめ問題、本当に深刻でございます。申していけば、まだまだこの言い尽くせない背景、要因というものがあるわけでございます。しかし、現実の問題として、次代を担う前途ある子供が、こういうことでみずから命を絶つということは、日本の将来にとって大きなマイナスになっていくわけでございます。

 先ほども私も申しましたけれども、やはりこいつをなくしていかなくてはならないということなら、担任教師はもちろんのこと、学校あるいは教育委員会がタイアップして敏速にこれに対応していくという姿がなくては、私はだめだと思います。ところが、逆に世間体というか外観を繕って、逆に隠そうとする学校、あるいは教師、あるいは教育委員会の姿があるとするならば、この問題はいつまでたっても解決しないと思います。そのあたりが、この問題を克服していく上において一番重要な点ではなかろうかと、ここらが今日の自殺問題を引き起こしている大きな原因。と同時に、子供が言えないというふうな状態、これはいろいろあります。私もいろいろ調べましたけれども、友達の関係の中で、親に言えない、子供に言えないというふうなこともあるというふうに言われております。こうした点を取り除いていくのが教育である。

 本来、友達と毎日毎日会って楽しい学園であるはずの学校が、行きたくない、これでは教育行政がまともでないことのあらわれだと私は思います。そういう点を十分踏まえていただいて、鳴門市もことしに入って、「自分の学力低下を苦」と言われております。しかし、その真因がほうであるか。今日の現象を見る限りにおいて、本当にそうだったのかどうか、疑心を持たざるを得ないわけでございます。自殺者が一人出ておりますけれども、そういうことがないように、十分な教育行政を進めていただくことを心から訴えまして、私の質問を終わります。

 どうもありがとうございました。



○議長(矢野善治君) 次に、

一、市長の政治姿勢について

二、教育行政について

             二十八番 中西久雄君

     〔二十八番 中西久雄君登壇〕



◆二十八番(中西久雄君) 二十八番の中西久雄でございます。

 議長から登壇の許可をいただきましたので、通告に従って質問をいたします。

 一、市長の政治姿勢について。

 ごみ問題についてお尋ねいたします。

 まず、夢の島構想についてでありますが、この問題については今まで多くの議員から質問をされておりますが、市長も就任以来八カ月日に入ったというふうな時期にも来ておりまして、その後の経過についてお聞きをいたしたいというふうに思います。

 いろいろと難しい問題があり、最初市長の御提案は、海面の埋め立てがよいというふうな発言をされておりまして、種々検討しクリアをしなければならない問題があり、慎重に対処しているというふうなことで現在来ておりますが、市民はこの問題について大きな関心を持っておりますので、この際、その内容について、その後の経過をお聞かせ願いたいと思います。

 里浦の最終処分場に、ついて、選別減容化設備を併設して埋め立てを減少させ処理場の延命に努めたいというふうなことでもございまして、平成七年度、国、県に追加補助を申請し、遅くとも平成八年度中に運転開始を目標にしているとの答弁もございました。そのことについてもお尋ねしたいと思います。

 当市では、ごみ問題について減量等審議会があるというふうに伺っております。人員については二十名で組織されているというふうに聞いております。過去にどのような答申がなされたか、参考までにお尋ねしたいと存じます。

 また、資源ごみ処理団体が、前回私の質問の中で百団体あると聞いておりますが、未組織地区があるのか、団体増加をさせるような対策はできているのかどうか、そのことについてもお尋ねしたいと存じます。

 減量等推進員制度ができて、市内で五十五人の方々を任命しておりますが、その人たちと行政とが一体となったごみ収集指導日等を設定して指導するようにしてはどうでしょうか。特にごみ選別が悪い地区があるやに聞いておりますので、そういうところを指導に行く等考慮してはどうでしょうか。広報、チラシでPRを徹底するだけでは、問題は解決しないと思います。

 また、平成九年度春から包装容器リサイクル法で缶、瓶などの分別収集が義務づけられているように聞いておりますが、また自治体は住民の啓発運動について総力を注がなければならないことになっているようですが、当市においてはどういう具体策があるのか、お聞かせ願いたいと思います。

 それと、二番目の教育行政について、スポーツの振興についてお尋ねいたします。

 私は、スポーツ議員として当選をいたしました。そのことも兼ねておりますので、この内容についてお答えを願いたいと存じます。

 近く実施される正月恒例の徳島駅伝についてお尋ねいたします。

 当市は現在五連覇を果たし、通算で十九度目の優勝をしていますが、平成七年度の見通しについてお尋ねいたします。

 県内スポーツ界において、当市の占める役割は大きなものがあり、スポーツは青少年に夢と希望を与え、努力すればできるのだという事実を見せてくれます。鳴門高校の甲子図出場、瀬戸中学の優勝、体操での畠田選手の活躍、あるいはプロ野球での潮崎選手の活躍等々、大きな成果が上がっております。また、近く行われます高校女子駅伝では、鳴門高校女子選手が出場し活躍されると期待されております。

 徳島駅伝については、大塚製薬の他県の選手が鳴門から出場することに対する批判があります。そのことが当市の一般選手の出場を不可能にしています。優勝するためにはやむを得ないでしょうが、特別に大塚製薬でチームをつくって走らせる等も一つの方法ではないのでしょうか。現在のところは、大塚製薬におんぶにだっこというふうに思うんですが、どうでしょうか。

 当市にはスポーツ少年団の組織があり、各種のスポーツの振興に役立っているようですが、どのように運営されており、その成果がどういうふうになっているのか、お尋ねしたいと思います。

 また、スポーツには種々ありますが、四八国体を大盛況に導いた陰の功労者として審判員制度があります。ボランティア活動で、しかも休日に行われる行事が主で、国体以降開催が危ぶまれております。市職員の中で審判員がどのくらいいて開催されているのか、参考までにお知らせいただきたいと存じます。かく言う私も陸上の審判員を務めて、その任に当たっていることを申し添えておきます。

 各種審判員の、また普及をどのようにしていくのか、その点についてもお聞かせ願いたいと存じます。

 また、当市が実施しているロードレースについてお聞きしたいと存じます。

 第二十二回鳴門ロードレース大会が三月十九日に実施され、小学生や一般市民四百人が参加して力走したと広報に書かれていますが、体力づくりとして一般の人の参加を呼びかけても、参加者が少ないと聞いていますが、増加させるための対策があるのでしょうか、お聞きしたいと存じます。

 また、当市では、全国でも指折りの立派な県営陸上競技場があります。この競技場をフルに活用した大きな大会を誘致するのも大切であります。県の仕事であると言わず、当市としても県に協力して大きな大会を誘致する努力はしなければならないと思います。

 以上、私の意見を申し述べまして、御答弁によって再問したいと思います。よろしくお願いいたします。

     〔市長 山本幸男君登壇〕



◎市長(山本幸男君) 中西議員の御質問のうち、夢の島のことについて、私答弁させていただきまして、その他について関係部長から答弁することになりますので、よろしくお願いいたします。

 まず、ごみ問題につきまして基本的には、私自身は繰り返し申しておりますように、海上投棄が一番いいと、この信念は変わっておりません。さらに、市民からたくさん、鳴門市の場合は里浦町から北灘まで海上を持っておりますが、各地の市民からたくさん御提案されております。しかし、関係省庁、例えば建設、農林等関係省庁、それから関係する法規、また地元の了解を得るなど、まだまだ数多くの問題点がございます。

 現在、国の指導要網等を参考に立地の諸条件について検討を行っているところでありますので、また関係する法律につきましては、関係御当局の指導をいただいております。

 なお、この問題については、相当時間を必要といたしますので、議会の御理解、市民の御協力が問題解決のために必要であり、めどがつき次第、議会の皆様方及び関係者の皆様方に御協議いたしますので、いましばらくのお時間をいただきとうございます。



○議長(矢野善治君) 小休いたします。

     午前十一時  十分 休憩

     午前十一時  十分 開議



○議長(矢野善治君) 再開いたします。

 市長から答弁訂正がございます

     〔市長 山本幸男君登壇〕



◎市長(山本幸男君) 先ほど「海上投棄」と言ったようですが、「海面埋め立て」でございますので、御訂正させていただきます。よろしくお願いいたします。失礼いたしました。

     〔環境衛生部長 平岡敏宏君登壇〕



◎環境衛生部長(平岡敏宏君) 中西議員さんのごみ問題について、市長から御答弁のありました以外の点につきまして、私の方から御答弁させていただきたいと思います。

 鳴門市におきましては、平成四年度の廃棄物及び清掃に関する法律の改正を受けまして、ごみ行政の推進に当たっておるわけでございますが、一つには、ごみの減量化と再利用の推進、二つには、廃棄物の適正処理、三つには、処理施設の確保の三点を重点にごみ処理を推進しておるわけでございます。そのため、家庭や事業者と行政が一体となって、ともに考え、協力し合って取り組んでおるのが現状でございまして、具体的には鳴門市廃棄物推進審議会を設置いたしまして、廃棄物行政において幅広い各層の参加を得ました審議会により調査審議し、市民のコンセンサスを図りながら廃棄物行政を推進しておるわけでございます。

 その一つの中で、廃棄物の減量化・再利用に関することとか、分別収集に関すること、一般廃棄物処理施設に関することとか、市民の事業及び啓発に関すること、その他、一般廃棄物についての御審議、御意見をいただいておるのが現状でございます。

 次に、鳴門市の廃棄物減量等推進員制度の設置でございますが、減量化対策を実効あるものとするために、行政と市民のパイプ役を果たしていただく推進員さん五十五名を市内各地域から御選任いただきまして、ごみ行政の効果的推進を図っているのが現状でございます。

 その次で、これらの組織を活用する中で廃棄物等再利用・再資源化を可能な限り推進し、資源循環型社会へ向けてごみ行政を推進してまいりたいと存じておりますので、御理解をいただきたいと思います。

 御提案のありました、指導日の提案についてでございますが、さきに申し上げましたように、廃棄物等推進審議会がございますので、その審議会の中で御意見をいただいたことにつきまして御提案いただきまして、御審議をいただきたいということでございますので、いましばらくのお時間をいただきたいと思います。

 次に、御提案、御質問にありました里浦リサイクルセンターについてでございますが、この調査費につきまして、さきの議会でお願いいたしまして、現在本市におけます適正な規模とか施設の内容等につきまして、内部で検討いたしておりますので、いましばらくお時間をいただきたいとお願いするわけでございます。

 次に、リサイクル法であろうと思いますが、リサイクル法につきましては、平成七年に法が公布されまして、平成八年六月に分別計画を各市町村で立てなさいと。それ以後、平成九年から分別について実施に移すと、そういう段階でございますので、この問題につきましても事務当局の中で鋭意検討する中で、またその後審議会等の御意見をいただく中で、この法律が適正に施行されますよう私どもも努力いたしたいと存じておりますので、御理解のほどお願い申し上げたいと思います。

 以上でございます。

     〔教育長 脇谷 功君登壇〕



◎教育長(脇谷功君) 中西議員の御質問にお答えいたします。

 質問の中身が多岐にわたりますので、前後したり欠落する部分がありましたら、再度お聞きいただいたらと思います。

 まず、スポーツの振興について、徳島駅伝の現況についてというふうなことでございますけれども、第四十二回徳島駅伝鳴門市選手団として、団長一、副団長四、監督一、コーチ二、マネ─ジャー一。男子選手二十四、内訳として、一般が八名、大学生が二人、中・高校生が七人。女子が八名、内訳として、一般が一人、大学生が一人、高校生二人、中学生四人の構成となっておるところでございます。

 その内容につきまして、年間を通して各所属ごとに強化練習を自主的に重ねてまいりましたが、十二月からは毎土・日、合同練習を実施して、六連覇、二十一回目の優勝を目指して頑張っておるところでございます。

 なお、議員御指摘の大塚製薬の選手の問題につきましては、徳島駅伝競技規定によりまして、鳴門市に居住というふうな形の中で選手登録をして出ていただいておるわけでございます。

 この大塚製薬が、御承知のように関西実業団の駅伝で優勝したというふうなことにつきまして、一般の大塚製薬の選手の活躍というのが、高校生、中学生、小学生に与えるメリットは非常に大きいわけでございます。どうぞそのあたりで、議員御指摘の自前の選手をというふうなことは重々わかっておるわけでございますが、競技ルールに従って最強のチームをつくる、そういう必然性からこの選手が選ばれたというふうに受けとめるわけでございます。

 それから次は、スポーツ少年団のことでございますけれども、やはりスポーツ少年団が活性化しなければ、中学生、高校生、大学生、一般と活性化していかないというふうなことで、非常にこのスポーツ少年団の活動という、育成と団の活動ということを教育委員会としては極めて重要視しておるところでございます。

 競技会も、これは二十三ぐらいあるんですが、読み上げておりましたら時間のロスになりますので、はしょりますけれども、そういうことで、スポーツ少年団の指導をいたしておるところでございます。

 次に、ロードレースの参加者のことでございますが、やはり御指摘の参加者の増加を図るために、委員会としては今後一層PRをし、呼びかけをし、グループを育成し、ともかく市民のロードレースとして盛り上げていきたいというふうに思っておるところでございます。

 それから、国体を契機に県の総合的な大きな施設が鳴門市にはできた。全国大会的な誘致はどうかというふうなお話でございましたが、御承知のように本年九月、全日本ジュニア陸上をやったわけでございます。全日本ジュニア陸上が、名古屋以外に初めて地方でやった大会でございまして、すばらしい記録も出ましたし、市内の選手の活躍も、県内の選手の活躍もあり、こんな全国規模の大会誘致につきましては、委員会に事務局を置き、対応してやってまいったところでございます。

 なお、どんどんこの競技施設が生かされる全国規模の大会が開けますればというふうな気持ちで対応をしておるところでございます。

 それから、各種審判制度について、市の職員の審判員の数というふうなことで御質問がございました。御承知のように、鳴門市内の体育協会は二十一競技団体がございますけれども、この体育協会の各種日の審判員として、鳴門市職員で各種目に審判員として出ております。各競技ごとの人数も出ておるわけでございますが、時間の関係でトータルで申し上げますと百三十九名やっております。御指摘のように、各競技の審判運営あるいは研修会等で各審判員の競技力、審判力の向上を図るように、委員会としても支援をしておるところでございます。

     〔「小休」と言うものあり〕



○議長(矢野善治君) 小休いたします。

     午前十一時二十一分 休憩

     午前十一時四十四分 開議



○議長(矢野善治君) 再開いたします。

     〔二十八番 中西久雄君登壇〕



◆二十八番(中西久雄君) 私のことに関しまして議員の皆さんに大変御迷惑かけました。おわび申しておきたいと思います。

 市長の御答弁のことについて、再問をちょっとしていきたいと思います。

 海面の埋め立てというふうなことでございまして、いろいろ市長の御答弁のとおり、難しい問題があるようでございます。そこで、前に先輩議員から御提案がありましたような広域的なごみ行政を進めていくと。二市四町ですか、前、工藤議員のお話の中に月見ケ丘海水浴場ですか、ここの埋め立てを考えてはどうかというふうな御提案もございました。非常に難しい問題でもございますが、飛行場の拡張問題、そういうこともありますし、ちょうどそれに並んでの土地でもございますので、そういうことについて県といろいろ御相談もなさっているんかどうか、そういうことも含めてお尋ねしたいと思います。御答弁をお願いいたします。

 ごみ行政につきましては、部長さんの方から御案内がございましたが、余りはっきりしたお答えではなかったというふうに受け取っております。

 市民の関心は非常に高いものがあり、皆さんも御承知の団体を開催し成功させるために、「ごみゼロの日」を設定して、行政並びに市民が一体となってごみを除去して、また道路には花を植えと、そういう美しい鳴門市が実現して、国体に来た選手諸君に非常に喜ばれたというふうな実績もございます。

 ですから、やればできるんです。そういうふうなことで、一日も早くそういう組織的な確立といいますかつくっていただいて、ごみをできるだけ少なくしていくと。処分場が今のような状態ですから、なお一層市民の皆さんに呼びかけていただいて、資源ごみは絶対もう鳴門市から出さないというふうな市の姿勢が大切でないかと思います。

 市長さんみずからがごみの集積場を見ていただくということも、一つの方法でないかと思います。どういうふうにごみがなっているのか、そういうことによって、やはり市民が関心を高め、やらねばいかないのだなというふうなことに結びついてくるんでないでしょうか。その点、御答弁をお願い申し上げたいと思います。

 教育行政について、スポーツの振興ということで徳島駅伝の内容についても教育長から発表がございましたが、お答えがございましたが、いろいろ監督会議やら、もろもろの話し合いの中で、選手の選考は決まっているのだというふうなお話でございました。それはそれとして、やはり他のチームの中から、そういう大塚製薬の選手のことが聞かれるというふうなことは事実でございますので、そういう点を十分考慮して、一般市民の方の参加ができるだけしやすいような、そういうふうなスポーツの振興策というふうに結びつけていただきたいと思います。

 ちょっと私の何が間違うとったんでしょうけれども、五連覇を達成し、二十度目の優勝でしたですかね、ちょっとその点、私が間違っていたようでございますので、訂正をさせていただきます。

 それと、鳴門市の行っているロードレースでございますが、これは早いもので、はや二十三回ですかね、そういう──二十二回ですね。二十二回行っているようでございます。非常にこの競技の継続というのは非常に難しいというふうに言われております。やめるのは早いんですが、継続して行うことが非常に難しいと、そういうふうに言われております。

 私ごとになって恐縮ですが、私も平成元年からスポーツ大会を企画しておりまして、その難しさは十分理解をいたしております。

 ですから、皆さんもよく御承知のスポーツ大会、マラソン大会を一つとってみましても、青梅にあるような大きな大会になってきますと、やはり旅館あるいはホテルが潤うと、それから土産物がかなり売れるというふうな経済的な効果もございますので、できるだけ一般の参加がしていただけるような大会に育てていただきたいというふうに思います。

 そのためには、他の市町村でたくさんございますが、その中で取り入れられるようなものは、できるだけ取り入れていただいて、予算面でも、まあいろいろ問題はあろうかと思いますが、その点はまた理解ある市長さんがおられますので、十分御検討いただいて広めていただきたいというふうに思います。その点ひとつよろしくお願い申し上げます。

 御答弁よろしくお願いします。

     〔市長 山本幸男君登壇〕



◎市長(山本幸男君) 中西議員の先ほど御質問の中の広域行政のことについて回答させていただきます。その他については関係部長の方から回答させていただきます。

 広域行政のことについて、話し合いをしておりますので、御了解よろしくお願いいたしたいと思います。

     〔環境衛生部長 平岡敏宏君登壇〕



◎環境衛生部長(平岡敏宏君) 中西議員さんの再問について、そのうち、ごみ行政について、市長が御答弁いたしました以外のことについて私の方から答弁させていただきます。

 ごみゼロにつきましての御提案、まことにごもっともと思います。ごみゼロの趣旨につきましては、御案内のとおり市民の御協力を得て、美しいまちづくりになると思います。それを今後発展さすということは当然のことでございますんで、意見を十分体しまして、今後減量に努めるということとともに努めてまいりたいと思います。

 市長が先頭に立ってお願いいたしまして、また広報につきましても鋭意努力させていただきまして、この問題について、なお一層今までの努力不足を補いたいと思いますので、なお一層の御支援のほどをお願い申し上げまして、私の答弁といたします。

 よろしくお願いいたします。

     〔教育長 脇谷 功君登壇〕



◎教育長(脇谷功君) 中西議員の再問についてお答え申し上げます。

 スポーツ振興策についてでございますが、鳴門市の主催するスポーツ行事は、市民体育祭をはじめ、主に市民を対象とした多くの大会を開催しておるところでございます。しかしながら、生涯スポーツの推進を図る意味から、さらに各種大会等の内容を充実して、時代のニーズに合致した大会を検討してまいりたいというふうに思うところでございます。

 特に陸上の問題につきましては、地元選手育成というのは私どもの悲願でございます。そのことについて努力をいたしたいと思います。

 それから、ロードレースの件につきましても、充実した内容になりますよう努力を申し上げたいというふうに思います。

 なお、大会誘致につきまして、いろいろ例を挙げて御質問がございましたけれども、やはり大会誘致、大きな大会というのは一鳴門市だけで主催し、運営できるものではございません。県との絡み、あるいは四国ブロックの絡みというふうなことで、そういう関係機関のいろいろな協力を得る中で努力はいたしたいと思います。

 以上です。

     〔二十八番 中西久雄君登壇〕



◆二十八番(中西久雄君) ただいま市長さんから簡単で明瞭なお答えがございました。広域行政については相談をしておるというふうなお答えでございまして、このことは今までお聞きしたことがなかったように私は思いますので、市長さんの前向きな姿勢が、皆さんにもおわかりいただけたんじゃないかというふうに理解いたします。そういうことですから、一生懸命努力していただいて、なるべく早くこの最終処分場の問題が解決して、粗大ごみまでも含めたような、そういう処理ができますように、そのことによって鳴門市が美しくなり、市長の言う美しいまち、人に誇れるまちというふうになっていくと思いますので、どうぞよろしくお願いを申し上げたいと思います。

 それから、ごみ行政につきましては部長の方からお話がございましたが、どの行政にとりましても大変重要な問題でございまして、やはり資源ごみは資源ごみで回収していくというふうなことが基本でなかろうかと思います。そういうことで、PRも兼ねて広報も使う、あるいはパンフレットもつくってPRしていくと。面倒でございましょうが、減量等推進員さんも努力していただくというふうなことで、前向きに取り組んでいただきたいということを要望しておきたいと思います。

 それから、スポーツの振興につきまして教育長から御答弁がございました。この問題につきましても、非常に難しい問題が多々あることは承知いたしております。ですけれども、そういうことだけで終わることでなしに、やはり解決していって、前向きにとらまえていっていただきたいというふうに思います。

 世はまさに不況の時代でございます。一人でも多くの観光客を受け入れて、その地場産業の育成といいますか、地場物品が販売されていきますような、そういう施策を考えていただきたいものだというふうに考えます。

 どうも御清聴ありがとうございました。



○議長(矢野善治君) 小休いたします。

     午前十一時五十九分 休憩

     午後 一時     開議



○副議長(近藤龍彦君) 再開いたします。

 午前に引き続きまして一般質問を続行いたします。

 次に、

一、市長の政治姿勢について

二、徳島駅伝について

三、スポーツ振興基金について

             十三番 平岡朔郎君

     〔十三番 平岡朔郎君登壇〕



◆十三番(平岡朔郎君) 私は、ただいまから市長の政治姿勢について、徳島駅伝について、スポーツ振興基金について、市長並びに関係理事者にお尋ねをいたしたいと思います。

 要旨といたしましては、観光振興策についてでございます。

 けさの新聞に、「工事急ピッチ 橋げた取りつけ公開明石大橋。兵庫県の淡路島と神戸市を結ぶ世界最長のつり橋・明石海峡大橋の建設現場で十一日橋げた取りつけ工事の模様が公開された。阪神大震災でケーブル補強工事が一カ月中断。このおくれを取り戻し、当初予定の平成十年春開通に間に合うようにと作業は急ピッチで進められている。本州四国連絡橋公団垂水工事事務所の奥繁実工務課長は、おくれはほぼ取り戻した。安全を期して完成にこぎつけたい」。

 非常にいろいろ難しい問題がいっぱい山積しておる現代、昨今、非常にこれは鳴門市にとりましても大きな朗報でございます。予定どおり、平成十年の四月にはこの世紀の世界一の橋が実現をする。我が鳴門市としては非常に発展のチャンス、この上ない千載一遇の好機だと私は考えております。そういう意味におきまして、きょうはトップに観光振興策という要旨で、ただいまからお伺いをする次第でございます。

 それも、この間の新聞でございますけれども、私がこの問題をやるということを決定いたしました。それから毎日新聞を見ておったんですが、ちょうど鳴門市に当てはまる、全くこれも非常に鳴門市の利権につながる問題が出ておりますので、この項目を朗読いたしまして入っていきたい、観光振興策に入っていきたいと思うわけでございます。

 前置きが非常に長いようでございますけれども、非常に関係がございますんで、しばらくお聞きください。

 県物産協会会長、斎藤さんという人でございますけれども、「観光客誘致によって落とされるお金はすぐ産業振興につながる。観光振興に力点を置いた将来の施策展開を強く要望。明石海峡大橋が完成すれば、多くの人口を抱えた京阪神にますます近くなる。安くて、近くて、短期間と言われる、これが最近の旅行志向を生かす。旅行志向は、安くて近くて短期間、これが旅行者の考えでございます。そういう意味におきまして、阿波踊りや鳴門の渦潮以外に多くの観光客を呼べる観光資源がないと言われる本県、関係者も頭の痛い点だが、県内でも──これからです──決して資源がないとは思わない。他県を見ても、大した観光地があるわけでなく、何とか理屈をつけて売り込んでいるだけと主張。観光面でも知恵を絞る必要性を強調した」。非常に現在の鳴門市の観光振興としては、非常に意義ある言葉でございます。

 そこで、この明石海峡大橋の開通に向け、市としても基盤整備を進めておる現在、市内に入ってきた観光客はどこを訪れ、その後の流れがどのようになっておるか、これは経済部長、どのように把握をしておるかということをお尋ねいたしたいと思うわけでございます。

 そしてまた、どのような観光PRを行っているのか。実は私、この質問をするのに観光課へ行きましてパンフレットをいただいたわけでございます。非常に豪快な、豪壮な渦潮とか、ドイツ館とか、すばらしいパンフレットなんです。そして、このパンフレット見ましても、非常に近代的な、まさに鳴門の面目躍如、私は再認識したんです。これは市長が、観光と商工とをぶった切って観光課にした。やっぱりそのあらわれがこういうふうに、こういうすばらしい、まあ時間がありますんでもうちょっと中をあけてみます。(笑声)

 市長、突っておるけんど、真剣で、わしは。

 まあ、このすばらしい、まあ皆さん、持っとうけんわかるだろうけんど、食べるものからいったら、鯛、ナシ、ちくわ、もうどれをとっても鳴門の──あっ、ワカメ。失礼しました。すばらしい、もうあれです。そして、こちらを見れば、もう阿波踊りに始まって霊山寺、それからドイツ館、大谷焼、もうこれぐらいよくできておるパンフレットは私はないと思うんです。私もまあまあ旅行好きで随分観光地へ行くんです。だけど、こんだけまとまったものをやね、出しておるやいうのは、これは観光課ようやっとると思うんです。ただ、気に食わんのは、問題はこれから。

 結局、何を観光の資源を生かしてやると言っても、もうとても待ったなし、あと二年。そうなってくると、やはりこういう現在持っておる鳴門のいいとこ、そいつをやっぱり県外にどんどん売り出すべきでないか。そして、明石海峡大橋開通までに、そういう鳴門のいいとこをどんどんどんどん、観光課に聞いてみますと、十万以上出とんじゃと言うけれども、何ぼ出てもかんまん、これは。

 というのは、二年前に国体をやったんです。そのときに全国からどの県も何百名の選手団が来るんで、千載一遇のこれもPRの好機じゃというふうに、市は一生懸命力入れてやったんですけれども、私の家に泊った選手なんかも、「鳴門へ来てどこへ行きましたか」と、「渦が一遍見たいんで、渦には行ってきたけんど、あとは行く気がせん」と。まあ忙しいスケジュールもあるんでそうであったと思うんですが、渦は絶対に、鳴門観潮は絶対にしとんです、全部。そういう意味で、せっかくあれだけの資源を持っとんだから、それを中心とした、今申し上げたように、このパンフレット見ても、これは鳴門は絶対に資源がないやいうことは言えんのです。あとは熱意です。その点をひとつ、これ部長かいな、それとも市長に一言言うてもらう方がええんかいな。まあ、そこらは任せますけれども、その点をお伺いをして、返答によっては再問をいたしたいと思うわけでございます。

 次は、高齢者福祉対策についてお伺いをいたします。市長、私も、市長、市長、これいただいたんです。ようやくにして高齢者の一員になりましたんで、貴重な金額三千円、これ神棚へ祭ったったんじゃけんど、きょうこれ皆に紹介せないかんので、実はおろしてきたんです。

 もらってみると、本当にすばらしい感じです。というのは、この趣旨というのは、やっぱり実社会で若いときに一生懸命働いたその人らの、その人らが年がいって老齢になってくる。そういう人に、よくやってくれました、お世話になりましたということで、敬老というんですね、敬老。そういうことで私も実は感激して、いまだにさらの千円札三枚、これ入っとったんやけんど、きょう持ってくるけん抜いたけんど、(笑声)まあ、そういうことです。

 もらってみると、これ余談になりますけれども、全然気持ちが違う。ああ残る余生、元気だったら一生懸命やらにゃいかんなちゅう、やっぱり再認識をいたします。これ福祉始まるんで、今から始まるんで、これちょっとそれましたけれども、ありがとうございました。(笑声)

 それでは本論に入ります。

 急速な高齢化というのは、どこもそういうこといっぱい言われておるんでございますが、本県における六十五歳以上人口の比率は、平成六年で約一八%、四人に一人お年寄りになることが予測されております。特に国よりも、徳島県がどういう関係か十年早い。平成二十二年だと言われている、四人に一人が。そのようにお年寄りの割合がふえることは、これまで以上に年金、医療、福祉等にかかる費用の増大をもたらして、社会の活力をそぐのではないかというようなことも言われております。そういう意味で、これ市民福祉部長に御見解をまずお伺いをいたしまして、再問に入っていきたいと思います。

 なお、この高齢者福祉、老人福祉の問題は、福島議員さんや公明の山本さんが代表質問でやられておるんで、私はやめるわけにもいかんので、もし重複するところがございましたら、それはもう返答はもう簡単で結構でございます。私もただいま言いましたように、高齢者なるがゆえに、あえて壇上でこの問題を取り上げたつもりでございます。今後高齢者の問題は、毎回ひとつ一問はやる覚悟でございます。

 市の広報の九月号ですか、「高齢者福祉事業拡充、お年寄りに安心を、家族にゆとりを」、非常に大きく市民啓蒙に取り上げております。再問の方で入っていきますが、そういうことでございます。

 次は、徳島駅伝について、選手強化について。

 これは御了解を得ておきたいのは、徳島駅伝も、私は鳴門市の選手団の副団長でございます。しかし、議員としてはやはりただすべきはただすという建前で、副団長でございますけれども、議員という立場からこの問題で教育長なり次長にお伺いをする次第でございます。

 昨年のことが大きく新聞に載っております。「昨年第二位だった阿南市がメダル奪回へ好材料」と、非常に選手団が充実してきたように受け取れます。そして、過日の朝日マラソン、テレビで見られた方もあると思うんでございますけれども、小松島の大家という非常に優秀な選手が三位、日本人としては一位、そういう選手が徳島駅伝で育っておりまして、大家選手の出場で小松島は非常に活気が出ておるというニュースもありますので、私が一言申し上げたいわけでございますけれども、非常に白熱した試合になるのでなかろうかと。

 大塚製葉という切り札はおりますけれども、そうは簡単にいかないのが現状でないかと私は想定をいたしまして、この問題につきまして、選手強化はいかにあるべきか、どうあったかという、どれぐらいの実力がついてきたのか、関係者にひとつお聞きをしたいと思うわけでございます。答弁によりまして、再問をしていきたいと思うわけでございますので、現在の鳴門市の選手団の調子、どれぐらいもっていけるのか。いやあ優勝は間違いないのかというような、いろいろあると思うんでございますけれども、率直なひとつ御返答をお願いをいたしておきたいと思います。

 次は、スポーツ振興基金でございます。これは基金の保管でございますので、収入役にお聞きをしたいと思います。

 このスポーツ振興基金、話せば長いことになってくるんでございますけれども、市長さんも初めてでございますんで、そのいわれちゅうか、由来も聞いてもらっておいた方がいいんじゃなかろうかということで、あえてこの問題をここに取り上げた次第でございます。

 鳴門市は、従来から非常に駅伝というか、マラソンというか、そういう昔は拝郷、橋本、そういうふうに、もう代名詞のようになっておるんでございますけれども、立派なマラソン選手が出てまいりました。それはやはり塩田という非常にマラソン選手に有利な、体力を鍛え、走るにはもう絶好の練習場のような塩田というものがございまして、市長も塩業家ですが、そういうことで、私もそういうことで、塩田は、マラソンには非常にすばらしい脚力がつくということに非常に興味を持っておったんでございますけれども、塩田がなくなってから選手がいなくなったわけなんです。それで、これでは選手を養成せないかん。これは塩田に負けんような体力を持った、体を持った選手をつくらないかんというので非常に苦労したわけなんです。

 そのときに、やはり少々お金が、強化費がなかったら、なかなか難しいんじゃなかろうかということから、時の、古い話なんですが、三十八年、これはだれも知らんと思うんです。三十八年に時の議長が岸清光さん──三十七年です。岸清光さん、ボートの会長しとった人。あの人が、「平岡君、銭がなかったらいけんだろう。何とかおまえ応援したるわ」ということから、マラソン後援会というのが金のあれを岸清光さんが始めてくれたんです。それからもいろいろ変化はしましたけれども、そういう形から鳴門の今のスポーツ振興後援会、鳴門市内の百三十件ぐらいの企業からお金をいただいて始まっておるのが現状なんです。

 そして、それが余りにも長く寄附行為をいっとんで、何とか市の方でそういうお金を、そのとき三千万から五千万、私は言ったんですが、できんかというのが、矢野市長になってからそういう話が、駅伝なんかに行ったときにそういう話がこう出よったわけなんです。それが国体の、国体が終わって、それの残金と、残余の金といろいろなものを合わせて一億幾らの金ができて、それをスポーツ振興基金として、ことしつくることができたわけなんです。

 そういう意味で、まだそれをどうするちゅうことは全然決まっておらないけれども、スポーツ振興基金のいわれというのは、そういう形から生まれてきたお金なんです。基金なんです。

 そういう意味で、現在の収入役に、そのお金はどのようにやっぱり保管されておるのか、私もわからんのでお聞かせを願ったらと。それから入っていきたいと思っておりますので、ひとつよろしゅうお願いを申し上げます。

     〔経済部長 播磨繁夫君登壇〕



◎経済部長(播磨繁夫君) 初めに、パンフレットの件、大変どうもありがとうございました。より一層活用していきたいと、かように思っております。

 また、新聞で安・近・短ということも発表していただきまして、これまことにありがとうございます。

 さて、御質問ございました、現在市内に入ってきた観光客はどこを訪れ、その後その流れはどのようになっているか、あるいはまたどのような観光PRを行っているのかというような御質問だったと思います。お答え申し上げます。

 鳴門市への観光入り込み客は、大鳴門橋が開通した昭和六十年五百八十万人をピークに、その後は四百万人台で推移してまいったところでございます。平成六年度は、この四百万人台を少し割り込む結果となっております。市といたしましても、平成十年春の明石海峡大橋の完成にあわせ、鳴門のイメージアップを図り、全国に「観光は鳴門」をPRしてまいりたいと考えております。

 御質問の観光客の流れでございますが、観光客アンケートによりますと、市内の周遊バスとしては、やはり鳴門公園が最も多い。次いで、それを利用して鳴門スカイライン、そしてドイツ館を含む市内西部地区へとなっております。

 また、鳴門を訪れた観光客のその後でございますが、淡路方面が全体の約二五%を占めております。次いで、徳島方面の二三%、高松方面へ一六%と続いております。今後、このようなデータ等も参考に、市内の観光スポットを結ぶ足の確保や、新しい広域観光ルートの開発等に努めていきたいと考えておる次第でございます。

 また、観光PRといたしましては、東京、福岡、名古屋、神戸の観光キャンペーンをはじめ、ポスター等によるイメージ戦略を行ってまいりましたが、これからもこれらを加えて雑誌やテレビ等のマスメディアを利用したイメージPRを大いに展開してまいりたいと考えております。

 以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

     〔理事市民福祉部長 松岡正次君登壇〕



◎理事市民福祉部長(松岡正次君) 急激に進む高齢化社会について、市民福祉部長はどういうふうな認識を持っておるかというようなお尋ねであったかと思うわけでございます。

 急激な高齢化社会の進展は、我々がかって経験したことのない速さで進んでおるわけでございます。今、平岡議員さん御指摘のとおり、我が国、国の高齢化率よりも徳島県、鳴門市、これはよく似た数字でございますけれども、十年早く高齢化が進んでおるというのが実態でございます。

 高齢社会と申しますのは、全人口に占める割合、六十五歳以上のお年寄りの割合が七%に達しますと高齢化社会と、こう言うわけでございます。その率が一四%に達しますと高齢社会と、この高齢化の化が抜けるわけでございます。そして、二〇%以上になりますと、これは超高齢社会、こう言うわけでございます。

 さてそこで、人口高齢化の速度の国際比較というものがございます。これで申し上げますと、この人口に占める割合が七%に達した高齢化社会に到達した、そのかかった年数でございますが、フランスでは百十五年、スウェーデンでは八十五年、アメリカでは六十五年、イタリアでは五十五年、イギリス、ドイツは四十五年、こういう数字がなっております。これに比較いたしまして、我が国は二十四年でこの七%に到達したという記録がございます。

 さてそこで、我々市町村がこういった急激に進展する高齢化社会に取り組む基本はどういうふうに考えてやっていくかということがあろうと思うんでありますが、現在の状況から考えますと、やはり在宅優先を基本とすべきである。これはいろいろの国の調査、総理府の調査等で、在宅で介護を受けたいという方の率が非常に高いです。それから市町村が、いわゆるサービス、市民の方にサービスを提供、直接できる市町村が主体的役割を担うべきである。これが二つ目にございます。もう一つは、保健・福祉サービスを市民の方々がより利用しやすくする観点、これを踏まえなければならない。この三つの大事な基本があると思います。

 さてそこで、平岡議員さんから御指摘がございましたが、本市におきましては、本年四月一日現在の六十五歳以上のお年寄りは一万一千七百二十三人いらつしゃいます。このうち、何らかの介護を必要とする高齢者の方は千三百六十五人でございまして、これは六十五歳以上人口に占める割合が一一・六%でございます。また、寝たきり高齢者の方は、在宅と施設を合わせますと八百八十八人いらっしゃいます。それで、何らかの介護を必要とする方々の中では六五%に達しておるわけでございます。

 当市におけます高齢者の方々に対する福祉対策への取り組みでございますが、これは私どもで平成六年度に作成をいたしました鳴門市老人保健福祉計画、これに基づきましてやはり施策を進めていかなければならない、こういうふうに考えます。その計画につきまして、少し時間をいただいて御説明を申し上げたいと思います。

 在宅福社の三本柱でございます、まずホームヘルパー、これは目標年次、平成十一年度でございますが、九十五人が必要であると推測しているところでございます。現在は四十四人確保いたしております。次に、二つ目のショートステイベッドにつきましては、これは計画数が三十四ベッドでございますが、現在二十二ベッド確保できて、おります。また、デイサービスセンターでございますが計画数六カ所に対しまして、現在三カ所に加えて、一カ所が建設中でございまして、合わせて四カ所が整備されます。さらに、在宅介護センターにおきましても、計画数は六カ所でございますが、これに対しまして三カ所現在ございます上に、一カ所建設中でございますので、四カ所が整備されることになってまいります。

 施設サービスの面を見てみますと、特別養護老人ホーム、これはベッドの計画数が三百三十六ベッドでございますが、現在確保できておりますのが百七十ベッドでございます。次に、老人保催福祉施設でございますが、計画数が三百十六ベッドに対しまして、現在四施設設置されておりまして、この目標は既に達成しておるわけでございます。次、ケアハウスでございますが、ケアハウスというのは新しいタイプの軽費老人ホーム、これに当たるものでございますが、計画数のベッド数が四十七床必要だということになっておりますけども、既に現在建設中でございまして、来年度には五十ベッド目標が達成される予定でございます。

 以上、申し上げましたように、本市におけます高齢者の方々に対する在宅福祉、これのマンパワーのサービス、それから施設サービス、こういったサービス体制の整備は、順調に計画が進んでおるということが言えると思います。それで、鳴門市の老人保健福祉計画の整備目標の、まだ第二年次になったばかりでございますけれども、この達成率は近隣市町に比較いたしますと、極めて高い達成率であるということが言えるんではないかというふうに考えておるところでございます。

 御理解をいただきたいと思います。

     〔教育次長 元木義時君登壇〕



◎教育次長(元木義時君) 平岡議員さんの御質問にお答えをいたしたいと思います。

 徳島駅伝は、議員さんのお説のとおり、新年早々の県内スポーツの大イベントでございまして、伝統を飾るこの大会に寄せます市民の期待というものは大変大きなものがございますので、現在スタッフ一同、六連覇、二十一回目の優勝を目拍して合同練習に励んでおるところでございます。

 御質問にございましたこれまでの強化スケジュールでございますが、九月二十九日に第一回市強化対策協議会を設置いたしまして、九月から十一月までの間につきましては、議員さん御承知のとおり、一般、大学につきましてはそれぞれの所属部署におけます強化練習、さらには中学校、高等学校におきましては、高校駅伝、それから中学駅伝等の強化練習にそれぞれ励んできていただいたというふうなところでございます。十一月二十八日に第二回目の強化対策協議会を開きまして、今後の強化スケジュールを立てたところでございまして、今月からはもう既に、この二、三日の土・日で合同練習をまず行っております。今後、十四日の結団式を経まして、十六日以降はもう日程びっしりの合同練習を行うというふうなことにいたしておるところでございます。

 それから、どれだけの実力があるというふうなお話でございました。選手団の戦力分析というものをしてみますと、一般と高等学校、一般には大学ももちろん含めてでございますけれども、最高のタイムを持っておりますのが十三分台、五千メーター十三分台が一人おります。それから十四分台が七名でございます。さらに、十五分台の選手が七人ということで、十六分台が二人、合計十七人の選手を抱えておりまして、この布陣につきましては、他郡市がうらやむ陣容でございます。

 しかしながら、中学生では九分三十秒を切るのが一人、それから四十秒台が一人、五十秒台が三人、十分台が二人というふうな状況にございまして、中学生と女子選手ともにやや力不足は否めないなと。で、今大会におきましては、一般の貯金をいかに中学と女子区間で最小限にとどめていくかというのが、勝利への道というふうに思うところでございます。

 なお、先ほど申しましたように、今月の強化練習におきまして、一般、大学、高校選手につきましては、なお一層のレベルアップを図りますとともに、ベストコンディションに持っていくような練習を行いたいと思いますし、また中学、女子につきましては、自分の責任を十分果たせるようにひとつ強化を図っていきたいと、このように考えておりますので、どうぞよろしく今後ともに御支援のほどをお願い申し上げる次第でございます。

 以上でございます。

     〔収入役 鎌田善雄君登壇〕



◎収入役(鎌田善雄君) スポーツ振興基金の保管について、その運用に当たって、預託方法等はどのようになっているかというような御質問にお答えをいたしたいと思います。

 基金の運用につきましては、地方自治法第二百四十一条第二項の規定に、「条例で定める特定の目的に応じて確実かつ効率的に運用しなければならない」というふうに規定されております。したがいまして、当市におきましては、この法令に基づきまして、安全で有利な運用に心がけているところでございます。

 御質問のスポーツ振興基金のように、基金の果実によって事業を実施する基金につきましては、基本的には安定した果実を得るために、貸付信託の五年定期のものでございますが、年二回の利払い方式のもので行っているところでございます。

 現在、スポーツ振興基金の総額は一億七百二十六万七千円でございます。このうち、貸付信託への預託は七百三十六万七千円でございまして、残額の一億円につきましては、本年度の当初予算に積み立てが計上されたものでございますので、実際に積み立てができましたのは、ことしの六月でございました。これは年度途中でありましたので、大口定期預金という形で運用をいたしておるところでございます。これは年度末の時点で、有利な方法で対応してまいりたいと考えております。なお、現在の運用率は貸付信託五年ものでございますが、利率は一%、それから大口定期預金は一・一五%となっておる状況でございます。

 以上でございます。

     〔十三番 平岡朔郎君登壇〕



◆十三番(平岡朔郎君) それぞれに御答弁をいただきましたので、再問をさせていただきたいと思います。

 観光振興策でございますが、平成十年の明石海峡大橋の完成にあわせていろいろやっておるということでございます。観光鳴門、アピールをどんどんやってもらいたいわけでございますけれども、あと二年の明石大橋開通までの間に、私はこの観光鳴門を売り込む最大限の努力、それをもう集中的にやってもらいたいと思うわけでございます。

 と申しますのは、先ほど申し上げましたように資源としては、ほら言よれば切りがないんであって、絶対的に二年という期限を切られた場合、やはりこうこうでございますと、こういうものがございますと、サービスにしても、食べるものにしてもすばらしいですというようなことでPRをする努力、それがやっぱり一番必要でなかろうかというわけでございます。やはり努力なくして栄冠なしで、やはりそういうことが鳴門のPRにつながり、鳴門を愛する心も、そういうことから出てくるのではなかろうか。

 私は、鳴門の市役所の職員の皆さんが、やはりそういうことで真剣にその問題を取り上げて、鳴門の皇国の興廃この一戦にありで、やはりあの京阪神一千万ですか、その人口のやっぱり何ぼかが鳴門をどうしても通るわけなんです。

 例えば、大鳴門橋ができたときは五百幾ら、そしてその後に四百を切っておるというようなことで、やはり橋ができると、物珍しさでどんどん来るわけなんです。そういう意味で、やはり明石海峡大橋は、何といっても世界一の世紀の大橋でございますんで、恐らく大鳴門橋以上に鳴門にも観光客が来るのでなかろうか。来て、昔の話でないけれども、私ら小さいときは、「鳴門帰りに腹が立つ」と言って、あの千畳敷行くまでに随分歩かされて、そして観光客がそういうようなことを言った。これ昔の話なんですよ。昔の話なんですけども、そういうふうに観光客が不満を持つような観光地はだめなんです。

 そういう意味で、資源がなければ──なければというたら語弊がございますけれども、少々落ちになっても、やはり鳴門のよさを出すのは、やっぱり鳴門のそれぞれの関係の皆さんのサービス精神なんです。そういう意味から千載一遇の、絶対の、明石海峡大橋開通は鳴門観光のチャンスでございますんで、とにかく全力を挙げて市御当局が取り組むということが一番必要でなかろうかと思うわけでございます。この点、もう一遍、部長に御答弁をいただいて、決心のほどをお伺いしたい。

 それから、民間協力というたらおかしいんでございますけれども、聞くところによると、観光協会というものが駅前にもございまして、市長がそこの観光協会の会長だそうです。それで市長に一言、観光協会の会長として、世紀のこの大祭典に合わせた鳴門をPRする意味で、市長、先頭に立ってひとつやってもらいたいというのが私の願いでございますんで、市長にもひとつ観光協会の会長として、一言ごあいさつをひとつお願いしたらなと思うわけでございます。

 その次が、高齢者福祉対策。

 この問題は、るる部長が述べられましたので、それで了としたいんでございますが、この間新聞で、「独居老人寂しい死 七十二歳の女性布団の上で一週間後発見される」。まあ非常に痛ましい、そういうことが実は起こっております。高齢者福祉、一生懸命やっておるんだろうけれども、こういう盲点があるわけなんです。そういう意味で今後やはりどのように高齢者福祉に邁進していくかということを、今から私が要望として申し上げますので、十分お酌み取りいただくようお願いを申し上げます。

 在宅福祉の整備急務ということでございます。

 戦後五十年、日本にとって、この半世紀は世界一の長寿国の歩みで、喜ばしい反面、人生の最終段階が長くなった分、寝たきりや痴呆などの介護を必要とするお年寄りもふえている。男性が女性を、あるいは老いた子が老いた親の面倒を見るというケースも日立ってきておる昨今の現状でございます。少子化現象とともに、四人に一人が六十五歳以上になる超高齢社会も日前に迫っております。老いにまつわるさまざまな問題は、より深刻になってくるのでなかろうかというふうに、非常に意味深長な言葉が載っております。私もそうだと思います。これからのやっぱし高齢者福祉は、やはり市がこの問題に重点施策として、私はそういう老人を愛する気持ちを持って接してもらいたいというのが、私の願いでございます。

 以上で、この高齢者福祉対策は了として終わります。

 次は、選手強化でございます。これは今次長が申されました。大塚製薬を主力とした鳴門市駅伝チームは、弱いことは私はないと思うんです。そういう意味で了としたいんですけれども、中学生が非常に弱い。中学生に赤信号が出ておるのじゃないかと、私は専門家ながらそれを感じるんです。

 と申しますのは、この間の中学校の駅伝大会、女子の部を私見たんです。非常に成績が悪い。三十何チームの中で、鳴門の場合は鳴門一中が二十六番、それから、まあそこらなんです。実は、私ごとになって恐縮なんですが、例を挙げるのにどうしても必要なんで申しますけれども、私の孫が徳中でバスケットしよんです。それで徳島中学なんかは、駅伝部がないんで、ある部にそういう試合に出る場合は、駅伝なんかに出る場合はそのバスケット部の女子ちゅうのが主力になってくるわけなんです。そして、そのバスケット部が県下の中学駅伝で、女子の部ですけれども、素人ばかりが、そういうバスケットの選手ばかりがやって十一番になっとんです。だから、バスケットとか卓球とかサッカーとか野球とか、男子の場合はいけるんですけども、そういう選手でも駅伝に使えるような集合教育をすれば、かなり立派な選手にできるんです。そういう意味で、私は今度のこの鳴門選手団の選手強化が、少々中学校が抜かっておるんじゃないかと思うんです。非常に思い。

 もし大塚製薬が相当頑張って走って五分か六分、十分のリードがあっても、中学生の区間でやられるおそれが大いにある。私はそれを心配して、この徳島駅伝の問題を取り上げたわけなんです。だから、そういう中学生に対する集合教育というか、今から、まあ遅いんでございますけれども、心構えだけはちゃんとやっぱりその中学生の選手に、中学校から選ばれた選手、その選手に十分伝達をして、万遺憾のないようにしてもらいたい。九匁の功一賞にかくちゅうのはそういうとこなんです。何ぼ強い選手が走っても、駅伝はつなげていくんです。中学生の子が来て、そこでストップしたら、完全に破れてしまうんです。そういう非常に恐ろしい落とし穴があるわけなんです。

 ことしの徳島駅伝というのは、なるほど大塚製薬は非常に調子がいいんです。調子がいいんですけれども、その駅伝選手団の中の中学校の選手が非常に悪い。今まで鳴門市の選手団を組んだ中で、恐らく中学生が一番悪いんじゃなかろうかというふうに、男女とも、私は考えるわけなんです。

 それで、ここでハッパをかけておるんでございますけれども、今後のやっぱし選手強化、その選手らを特訓をする、そういう特訓によって何とか優秀な選手が走ったその余力やね、つないでいくようなことをやっぱしやってもらいたいと思うわけなんです。

 と申しますのは、これからの駅伝というのは、大塚製薬は非常に調子がいいんです。だから、関西実業団の駅伝で優勝したんです。だから、そういうふうに優勝した大塚製薬の駅伝部ちゅうのは、これから二年、三年、五年とこう行きよるうちにはオリンピック選手ができ、日本実業団で、正月で今度やるんですが、日本駅伝競走に出場して上位へ行く、そうなってきたら、徳島駅伝なんか問題じゃないわけです、大塚製薬は。日本の大塚製薬になるということになれば、そういう大塚製薬の選手に全面的に頼ると、そういう落とし穴ができることを、将来できると思うんです。だから、そういうんでなしに、中学校から高等学校、大学と一貫したやっぱり選手強化というのが必要でなかろうかと思うわけでございます。

 これは教育長、ひとつ決意のほどでええけん、そういう答えをひとついただきたいと思うわけでございます。非常に難しい条件が出てきております。

 それから、スポーツ振興基金でございますけれども、この間、七年度基金等資金保管状況調べという中にスポーツ振興基金と出ておりますので、見せてもらいました。ただいま収入役がお答えをいただきましたとこら辺でございますけれども、貸付信託七百二十六万七千円、定期頂金一億。この貸付信託というのは、どれぐらいのこれは利息がついて、これだけの金額になっておるんですか。もう一遍、これ聞かせていただきたいんじゃけんど、聞いといてよ。

 貸付信託と定期預金では、定期預金の方が利率は高いんでしょうか。

 そこらを詳細にひとつ言える範囲で説明をしていただきたい。どうもようわからんのやけんど。

 そして、一億の基金の定期預金をどういう形で、これも聞きもらしたんかもしらんけれども、一億をぽつんと定期にはしてないんでしょうか。どのように一億を銀行に預けてあるんか、もう一回これ聞かせてもらわんと、後が出てこんので……。

     〔発言する者あり〕

 ほな、もうここらへんにするわ。

 私が思うんでございますけれども、このスポーツ振興基金というのは、非常に鳴門のスポーツの選手の強くなる原動力に現在なっております。国体のときも二万円ですか出したし、そういうことでスポーツ振興後援会というのは、選手の、優秀な選手が海外遠征、それから県外に出る全国大会、そういうのに対して助成をしております。そういう助成をしておるのが鳴門スポーツ振興後援会。その後援会がもう何十年になるんで、ちょいちょい聞かされるわけです、その集めに行ったときに。平岡さん、もうええかげんええんでないん、あんたと随分長いことつき合うたでよと。いやいや、実はスポーツ振興基金ちゅうもんを市長に頼んでつくってもらいよんやと、ほれができたら三百万や四百万あるから、そんな、おたくや来んでもええんですと言うてから大分長いんです。

 そして、最近になるとバブルがはじけてじゃないけんど、利息が非常に低くなって、ほんわずかの利息しか入らん。だから、しばらくそれは続けないかんのでございますけれども、私の要望としましては、とにかく一銭でも多く運用ができるのであれば、定期の短いのにはめて、日本もこのままではいかんと思う。公定歩合を上げるような時代が来たら、少しでもその金利が上がるということになると思うんです。だから、そういうときには、すぐにこう切りかえるように、何ぼにも個々に割って預金をしてもらっておったら、そういう小千先のそういう操作ができるのでなかろうかと思うんです。

 随分長うなると、もう時間があれして、あれしとんで、その辺でやめますけれども、ぜひ収入役さん、あんたが保管する金庫番じゃけん、ちっとでもスポーツ振興会が金が入るようにひとつ考えて、頭絞ってもらわなんだら、別に用事ないんじゃけん、それだけやっとったらええんじゃけん。(笑声)

 そういうことでございますんで、市長の御答弁と教育長の御答弁をいただいて終わります。

     〔市長 山本幸男君登壇〕



◎市長(山本幸男君) 先ほどの平岡議員の観光協会の会長としての決意をということでございます。

 観光協会としては、宣伝、その他について最大限の努力をしておりますが、さらにそれ以上の努力をしたいと思っておりますので、よろしく御理解のほどお願いいたしたいと思います。よろしくお願いいたします。

     〔経済部長 播磨繁夫君登壇〕



◎経済部長(播磨繁夫君) お答えいたします。

 あと二年の間に明石海峡大橋が開通するんだと、売り込みする最大の努力をということでございます。全力を挙げて取り組めというようなことでございますので、少し一端を述べてみたいと思います。

 平成十年春に開通が予定されております明石海峡大橋が完成すれば、広域交通網の整備と相まって、多くの観光客の入り込みが期待されるところでございます。この観光客を鳴門公園周辺や、あるいは西部のドイツ村公園、ドイツ館、引き込めるかどうか、まさに私たちにいたしましては正念場を迎えるわけでございます。

 鳴門公園は、豊かですぐれた自然景観を有し、その景観のすばらしさは他の追随を許さないところでございます。観光入り込み客数が示すとおり、若干自然景観だけでは観光客を呼び寄せるだけの魅力ということがございますけれども、幸いなことに民活による大塚国際美術館が平成十年春の開館を目指し、目下建設されておるところでございます。また、それにあわせまして架橋記念館も、やはり「渦と橋」をテーマといたしまして、内部の新装がなるというようにも聞いております。これらを十分生かしてPRもしていかなければならない。同時に、西のドイツ村公園、ドイツ館の方へと、これを続けたいものだと思っておるわけでございます。

 そのために鳴門市観光協会、市長、会長がおっしゃるとおりでございますので、これは私たちも事業計画の中で観光キャンペーンをする、非常に重要なものととらえております。来年三月が来ますと、毎年これはやっておるわけでございますけれども、「春は観光鳴門の幕明け、豪快な渦潮、お遍路さんの鈴の音、そしてドイツ館」と続くわけでございますが、昨年から参加しております観光と物産のPR、これが名古屋で開催されることになっております。したがいまして、この絶好の機会をとらえて、鳴門の方へ来ていただくというようなことでポスター、その他、物産と観光、販売等も兼ね合わせてやっていきたい、このように思っております。多くの方々が鳴門へ来られるような、その機会を提供とPRを続けていきたいと、かように思っておりますので、よろしくお願いいたします。

 以上です。

     〔教育長 脇谷 功君登壇〕



◎教育長(脇谷功君) 徳島駅伝、中学生、高校生の選手強化につきましては、一月四日スタートに向けて、残された期間、一生懸命選手、コーチ、監督、力を合わせて競技力の向上を図りたいというふうに決意するところでございます。

 なお、今後の、来年度以降の中学生、特に中学生の選手育成については、いろいろ部活の交流等を図り、能力を持った選手を育成するために、各協会、各学校の御支援、御理解をいただいて選手強化に努めてまいりたいと思います。

 どうぞ議員皆様にもよろしく御支援、御理解を賜り、御協力くださいますようお願い申し上げます。



○副議長(近藤龍彦君) 次に、

 一、福祉行政について

 二、教育行政について

             十九番 三津良裕君

     〔十九番 三津良裕君登壇〕



◆十九番(三津良裕君) 議長の許可をいただきましたので、通告に従いまして、一、福祉行政について、児童館について、二、教育行政について、養護教諭の複数配置について質問いたします。

 まず、児童館について質問いたします。

 子供を取り巻く社会教育施設の中で、図書館は子供にとって身近な施設であり、本の貸し出しを中心に紙芝居や読書サークルなど、子供を対象とした活動を積極的に行っています。そのほか、行政がかかわる子供を対象とした施設として、少年自然の家や博物館などがあります。また、子供が参加する地域活動には、ボーイスカウト、ガールスカウト、スポーツ少年団などの団体活動、または子供会や子供劇場などがあります。これらは多くの民間のボランティアの人々の活動によって支えられています。このように、子供たちには学校教育以外に幅広い社会教育活動の中で、縦横の伸間の関係や遊びなど、さまざまな直接体験ができる機会が提供されていますぃその中で、児童館は、児童福祉法第四十条にありますように、子供の健全育成活動の施設として設置されていると思うのでありますが、鳴門市においては、児童館の設置目的、主な機能、本来的な児童館のあり方をどのように認識されておいでるのか、お聞きしたいと思います。

 御答弁によりまして再問いたします。

 次に、養護教論の複数配置について質問いたします。

 きょうも学校へ行けばいじめられるだろう、心にそんな深い悩みを持ちながらも頑張って学校に行く子供たちが今確実にふえています。いじめられる子や不登校の子供がふえ続けています。今まで、その子供たちへの対応は、主として学級担任、生徒指導担任の教員と養護教諭に任されてきました。文部省は、ことしから、いじめ、不登校、自殺する子供がふえていることへの対応策として、児童心理学や臨床心理学の専門家を公立の小・中・高校のスクールカウンセラーとして委託することにしました。

 そこで、カウンセラーのモデル校となった第一中学校のカウンセラーの取り組みと、養護教論の日常業務の取り組みについて、またカウンセラーと養護教諭の連携についてお聞きいたします。

 御答弁によりまして再問いたします。

     〔理事市民福祉部長 松岡正次君登壇〕



◎理事市民福祉部長(松岡正次君) お尋ねのございました児童館の本来的なあり方、どういうふうに認識しておるかということについてお答えを申し上げたいと思います。

 児童館は、児童福祉法に基づく児童厚生施設でございまして、一つには、児童に健全な遊びを与える。二つ目には、幼児及び少年を集団的及び個別的に指導して、児童の健康、体力を増進する。三つ目には、情操を豊かに育てる。四つ目には、子供会、母親クラブ等の地域組織活動の育成・助長を図る。こうした四つの機能を備えた活動が展開され、児童の健全育成に関する総合的な機能を備えた児童館、こういったものが本来的な児童館であると認識いたしております。

 児童館には、小型児童館、ミニ児童館、児童センター、大型児童センター、大型児童館等々ございますが、小型児童館について申し上げますと、対象児童は、おおむね三歳以上の幼児から小学校三年生の学童、また昼間保護者のおられない家庭で、児童健全育成上指導を必要とする学童が対象でございまして、いつでも、だれでも利用できる自由来館制により運営される、こういったことが望ましいことでございまして、全国的にはこういったような児童館が多いようでございます。

 以上でございます。

     〔教育長 脇谷 功君登壇〕



◎教育長(脇谷功君) 鳴門第一中学校のスクールカウンセラー導入の現状について、まず御説明申し上げます。

 いじめや登校拒否などの対応に当たっては、学校におけるカウンセリング機能の充実を図ることが重要な課題になっておるところでございます。このため、専門的な知識や経験を有するスクールカウンセラーを学校に配置し、その効果について調査研究をし、生徒の問題行動を解決しようとするものでございます。

 具体的には、正式は臨床心理士派遣制度というふうなもので、文部省、国の方からの指定でございます。

 市教育委員会としましても、本年度より第一中学校に鳴門教育大学教授で臨床心理士の資格を持つ先生をスクールカウンセラーとしてお願いし、教育相談技術や知識など学校におけるカウンセリング機能の向上を図ってまいったところでございます。現在、毎週一、二回、このスクールカウンセラーの導入によって、学校、家庭、関係機関が一体となって、いじめや不登校問題に対応できる指導体制の確立を核にして図っていきたいと考えております。

 次に、養護教諭の仕事の現状でございますが、養護教諭は、鳴門市内では各小・中学校に一名ずつ全校配置が今年度完了したわけでございますが、その職務内容は、生徒の健康、学校の環境衛生、安全の実態把握、生徒の健康保持増進、心身に問題を持つ生徒の管理や指導などについて、一般教員への協力・補助などを含んで十六項目の多岐にわたっておるところでございます。また、市内の各学校におきましても、病気やけがのため保健室を訪れる生徒もふえてきており、多忙であると認識をしておるところでございます。

     〔十九番 三津良裕君登壇〕



◆十九番(三津良裕君) 再問いたします。

 児童館の設置目的、主な機能、本来的なあり方について御答弁がございました。

 児童館について、今までの定例会の会議録を見てみますと、児童館の問題は、実は鳴門市におきましては、保育所と幼稚園との関連の中で出てまいります。すなわち幼稚園の午後保育、いわゆる施設開放との関連で議論されてまいりました。

 例えば、平成五年の第一回定例会で、現在の議長矢野議員の幼稚園の施設開放について、その経過と実施にかかわる問題についての御質問がありました。これに対し、当時の市民福祉部長は、「鳴門市の保育所と幼稚園問題の関係について、教育委員会、市長部局で検討委員会を設けて、真に幼児の立場に立つ保育と教育の観点で、平成四年の七月から十二月まで六カ月間をかけて検討した結果、平成五年度から教育委員会の方で幼椎園施設開放事業を移管して実施することとなった。移管されると、同一施設で幼稚園の先生のもとで午後保育が推進されると考える。児童の健全育成のために、学校五日制の実施や完全週休二日制の普及等に対応して、本来の機能を果たすべき児童館のあり方や小学校低学年児童に対する学童保育についても検討する」と答弁されています。

 しかし、その後に、本来の機能を呆たすべき児童館のあり方について十分に検討された様子は見えてきません。そして、前回の定例会で平岡議員が、「現在、幼稚園児の午後保育対策として運用されているが、本来の児童館機能の体制づくりを行い、子供と老人との触れ合い事業、自然との触れ合い事業を実施し、地域開放を図っていく必要があるというふうに児童福祉の部で書いてあるが、そのような児童館の増設を……」との御質問に対し、市長は本来の児童館の設置目的を十分に御理解されているようで、次のような明確な御答弁がございました。すなわち、「次代を担う児童が健やかに生まれ育つ環境づくりから、今日地域における児童の健全育成の拠点として必要であると考えている」。このように児童館の設置日的について、的確な対応姿勢を見せる市長の御答弁がございました。そして、先ほど児童館の本来果たすべき機能、あり方についても御答弁がありました。しかしながら、鳴門市の現在の児童館の果たしている機能を見てみますと、かなりのギャップがあるように思われます。

 鳴門市の児童館の現状と問題点をどのように把握しておいでるのかお聞きしたいと思います。

 御答弁によりまして再問いたします。

 次に、養護教諭の複数配置について再問いたします。

 ある現場の養護の先生に先日直接お会いしまして、お話を聞く機会がございました。次のような内容でございます。

 親に心配かけたくないと思って、悩みやつらさを親にさえ打ち明けずに、心を痛め続けている子供がふえている。子供たちは、他人に対しての甘え方を知らない。ましてや、自分の親にさえ甘えていくことも拒否している。また、学級担任は身近な先生だからこそ、かえって悩みを相談しにくい。学級担任とは別の相談相手が欲しい。それで、いわゆる保健室登校というのがふえているわけであります。しかし、養護教諭は一人であり、忙しい日常業務に追われ、子供の心の問題、相談だけにかかわるのは不可能です。体調を悪くした子供やけがをした子供の処置に対応するために、その子供を病院に連れていく間、保健室が留守になることがある。そのときはとても心配です。そのときに養護の先生が複数いてくれたら、子供への対応策を先生同士がお互いに相談できるし、頼りになる。そういうお話でございました。

 お話を聞きながら、毎日厳しい状況の中で、養護の先生自身も悩み続けている、また頑張っている姿勢が、ぴりぴりとした緊張感とともに伝わってまいりました。

 先ほど臨床心理士の御紹介がございましたが、文部省がスクールカウンセラーとして想定している臨床心理士は、全国で約三千九百人いるようでございますが、カウンセラーの養成と資格については、いまだちょっと問題があるようでございます。現在、臨床心理技術者の国家試験がないと聞いております。厚生省とか日本心理臨床学会などが、国家試験の要件を統一して資格認定を行って、カウンセラーの社会的、経済的地位の確立を図ることが急務であると思いますが、実はそのようなカウンセラー制度が整うまで学校の今の状態は待ってくれていないのであります。では、せめて養護教員を複数にして、学校の中で悩める子供たちに対応してほしいと思うのであります。

 クリアすべきさまざまな法的規制や財政的な問題があろうかと思いますが、それがどのようなものであるか、教えていただきたいと思います。

 御答弁によりまして再問いたします。

     〔理事市民福祉部長 松岡正次君登壇〕



◎理事市民福祉部長(松岡正次君) 再問についてお答え申し上げたいと思います。

 鳴門市の児童館の運営の状況と、先ほど認識しておった本来の児童館のあり方とにギャップがあるのではないかというようなお尋ねでございます。

 鳴門市の現状について申し上げますと、児童館につきましては、幼稚園児、小学校一、二年生を対象に放課後児童の育成指導と健全育成の場として、健全な遊びを通して児童の集団及び個別指導を実施しております。現在、福祉事務所で所管いたしております児童館は五館でございまして、いずれも規模は小型児童館に当たるものでございます。十月一日現在、学童は七十八名でございまして、これは全体の二七%に当たります。幼児が二百九名でございまして、七三%に当たるわけでございますが、合計二百八十七名の児童の健全育成に努めておるところでございます。

 児童は、登録来館児童数が三百六十四名でございまして、これは全体の九二%に当たります。自由来館者数は一日平均二十三名でございまして、これは全体の八%ぐらいに当たることになるわけでございます。登録来館児童数の中には、保育に欠ける児童が圧倒的に多く、また自由来館児童数はわずか八%、少ない現状となっております。

 地域の児童健全育成の拠点となるべき児童館が、幼稚園児の午後保育の機能が強くなっているのが鳴門市における現状でございまして、本来あるべき姿の児童館とはギャップが生じておるというふうに、我々も悩んでおるところでございます。

 御指摘のございました中に、いろいろ対策を取り組むというような話が以前の議会で述べられておるが、その後、余り熱心な取り組みがされておらないという御指摘でございます。で、平成七年度には、子どもにやさしい街づくり事業を実施しようということで、これは具体的には老人との触れ合いを推進するための地域交流事業でございますが、これは一館で実施いたしております。また、放課後児童対策、これにつきましても一カ所、一館で実施いたしておるところでございます。

 ことし把握いたしておりますのは、教育委員会の方で今年度から第一幼稚園の園児の、いわゆる施設開放事業を取り組まれるということを伺っております。そういたしますと、この園児がかかわってくる児童館は、木津児童館と南浜児童館ということになります。で、この南浜児童館、これを中心に本来あるべき児童館の形に持っていきたいといったことで、平成七年度から試行の事業にも入っているところでございます。

 御理解をいただきたいと思います。

     〔教育長 脇谷 功君登壇〕



◎教育長(脇谷功君) 前段の御質問で、やや答弁不足な面がございましたので、補足しながら御説明申し上げます。

 スクールカウンセラーと養護教諭の連携の問題についてでございますが、保健室に来る子供たちの悩み、相談を受ける機会が、養護教諭には非常に御指摘のとおり多いというふうに思うことでございますが、なおその相談を受けて養護教諭は、その対応に悩むことが多いというふうなことも、私どもよく理解をしとるところでございます。

 ことしは一中でスクールカウンセラーが入りまして、養護教諭から非常にこれらの指導上の悩みをスクールカウンセラーに相談することによって、悩みの解決とか、あるいは方法とか見通し等を学んでおるようで、その連携によって養護教諭が自信を持って職務に取り組めておるような成果が上がっております。

 次に、養護教諭につきましては、今もお話し申し上げましたように、保健室での生徒の様子から、いじめの兆候に気づくことも多く、また生徒の心身の健康に関する指導の立場に当たりますため、養護教諭が上げました情報が、いじめ問題の解決に有効に活用されることがございます。

 養護教諭は、このように多岐にわたって活動しておりますが、御指摘のとおり、大規模校においては複数配置を図ることにより充実した保健指導や保健管理が行えるもので、体制の整備に努めてまいりたいと考えておるところでございますが、現在国、県の基準によりますと、三十学級以上の学校でなければ複数配置がされないところでございまして、教育委員会としましても、市内の大規模校、特に一中に養護教諭の複数配置が行われますよう、既に県教育委員会へ要望しておるところでございますが、今後とも積極的に働きかけて加配等、そこら辺のことでお願いをしてまいりたいというふうに思うわけでございます。

 なお、養護教諭のことについて、今年四月一日、学校教育法施行規則の一部改正がございまして、その中で学校保健法施行規則の第二十二条の四で、保健主事という制度がございますが、学校の保健安全の計画運営をする主事でございますが、保健主事は、教諭または養護教諭をもってこれに充てるというふうに改正になりました。前の法律、二月三十一日までの法律では、教論をもって充てるであったんですけれども、養護教諭のその立場、養護教諭の職務内容、そこら辺から得られる内容等の認識がございまして、このような法改正があったわけでございます。

 以上です。

     〔十九番 三津良裕君登壇〕



◆十九番(三津良裕君) 再問いたします。

 鳴門市の児童館の現状と問題点をどのように把握しているのかについて御答弁がございました。

 第一幼稚園の施設の午後開放を行うことによって、木津、南浜の児童館、特に南浜児童館が本来の機能を果たすべき役割を担う児童館として、これからやっていけるという前向きな御答弁をいただきましてありがとうございます。

 午後保育の立場から、児童館のないところはこのように幼稚園施設を開放している。一方、児童館があるところは児童館を使っている。この点が今まで問題でありました。そしてまた、その上に定員の関係で、児童館に入れない児童が何人かおりました。これも問題になりました。しかしながら、今までの鳴門市のいろいろな経緯の中で、現在のような児童館の利用方法になったということについては理解をしたいと思います。

 しかし、昭和二十六年五月五日に定められました児童憲章には、「児童は、人として尊ばれる。児童は、社会の一員として重んぜられる。児童は、よい環境のなかで育てられる」とありますが、あれから四十四年、子供たちを取り巻く社会環境の変化は、戦争と戦後の悲惨さとは形を変えて、今子供たちに重くのしかかってきているわけであります。都市型の生活様式が広まって地域の人間関係が希薄になり、情報化、少子化、そして進学競争の激化などで子供の生活が多忙になり、ゆとりをなくし、自然と接する体験や、社会的な体験を欠如したまま、ストレスが重なり、心を悩ます子供たちが多くなってきています。

 児童福祉法第四十条が言うところの児童厚生施設としての児童館の目的、つまり児童に健全な遊びを与え、その健康を増進し、または情操を豊かにする。今こそ児童館にこの施策が求められているのであります。

 そしてまた、注目すべきは、地球規模の子供憲法と呼ぶべき子どもの権利に関する条約が成立したことでございます。「子どもの権利に関する条約」は、政府は児童福祉法の用語に合わして、「児童の権利に関する条約」と訳しておりますが、これは一九九四年──平成六年の三月二十九日、第百三十九回の国会において批准され、同五月二十二日に発効しました。日本がこの条約に署名したのが、一九九〇年の九月で百九番目でありました。そして、批准したのは百五十八番目です。この批准の順番を見れば、政府や文部省の、この条約に対する消極的な姿勢がわかりますが、この条約の精神を実現させることは、実にまことに大切なことでございます。

 すなわち、これまで子供は保護され、教育される対象として見られていましたが、この子どもの権利に関する条約では、子供を、権利をみずから行使する主体としてとらえています。特に第三十一条の休息、余暇、遊び、文化的、芸術的生活への参加の項では、「締約国は、子どもが休息し、かつ余暇を持つ権利、その年齢にふさわしい遊び及びレクリエーション活動を行う権利、並びに文化的生活及び芸術に自由に参加する権利を認める」と述べています。児童福祉法第四条で定義している満十八歳に満たない児童に、このような権利が認められたわけであります。

 今、地域の中でお互いが支え合えるまちづくりが重要な課題となってきています。その中で、子供は家庭と地域を結びつける大きな役割を持っているのです。子供の持つエネルギー、活力、それがまちの活力を生み出すと思います。

 来るべき二十一世紀の主役となるすべての鳴門の子供たちが、この鳴門に生まれ、はぐくまれてよかったと思えるような、子供を大切にするまちにするためにも、子供たちがいつも安全で、親しみのあるまちにするためにも、児童館を、そのような活力と元気のある地域づくりの核として有効的に利用していきたいものであります。

 児童館は、子供がいつでも遊びにいける場、子供たちが安心して集まる場であってほしいと思います。そして、児童館は遊びを通じて創造力、仲間との協力、責任感などを学ぶ場として重要な役割を呆たすと思います。そのような多くの可能性を持った施設であります。南浜児童館の今後の様子に期待するものであります。

 それでは、それ以外の児童館について、このような本来の児童館にするために、今後人的、財政的にどのような努力をしていくのかお伺いして、質問を終わりたいと思います。

 もう一つの養護教諭の複数配置について、今御答弁がございましたが、鳴門市の教育委員会として、県の教育委員会に強く要望しているとの御答弁をいただきました。小・中学校の現状を厳しく把握し、養護教諭の複数配置が早急に達成されますように、柔軟に対応していただきたく、強く要望して質問を終わりたいと思います。

     〔理事市民福祉部長 松岡正次君登壇〕



◎理事市民福祉部長(松岡正次君) 児童館の本来あるべき活動に発展させていくために、人的、財政的な努力目標は何か、こういうお尋ねでございます。

 本来的な児童館にするための努力目標でございますが、まず既存施設の整備拡充を図ることはもちろんでございますが、児童館が担うべき機能を充実していくということから、学校あるいは保育所、公民館等、これらの空き室を利用した放課後児童対策、例えば保育所の空き室を利用した低学年の児童保育でありますとか、それから指導者を確保すること、さらに保護者の負担といった、非常に厳しい問題がございますが、これらを克服しながら全市的な視野に立って、やはり順次こういったことを整備していきたいというふうに考えます。

 また、財政的な面でございますが、これは国、県の補助制度の適用が受けられるように、我々が努力をしてまいりたいというふうに考えておるところでございます。

 御理解いただきたいと思います。



○副議長(近藤龍彦君) 本日の一般質問はこれで終わります。

 明十二月十三日は午前十時から再開いたします。

 本日はこれをもって散会いたします。

     午後 二時四十一分 散会