議事ロックス -地方議会議事録検索-


徳島県 鳴門市

平成 7年  6月定例会(第2回) 06月15日−03号




平成 7年  6月定例会(第2回) − 06月15日−03号







平成 7年  6月定例会(第2回)



          平成七年 鳴門市議会会議録 (第十号)



    ──────────────────────────────────

            平成七年六月十五日(会期十二日中第四日目)

              議 事 日 程 第 三 号

第一 市政に対する一般質問

    ──────────────────────────────────

 本日の会議に付した事件

日程第一 市政に対する一般質問

    ──────────────────────────────────

            出  席  議  員(三十名)

  議長  矢  野  善  治  君

  一番  近  藤  龍  彦  君     二番  梅  野  健  寿  君

  三番  勘  川  一  三  君     四番  田  渕     豊  君

  五番  橋  本  国  勝  君     六番  坂  東  成  光  君

  七番  秦  野     卓  君     八番  野  田  粋  之  君

  九番  柿  本     公  君     十番  横  井  茂  樹  君

 十一番  池  田  正  恵  君    十二番  福  島  慧  雄  君

 十三番  平  岡  朔  郎  君    十四番  大  石  謙  一  君

 十五番  明  野  尚  文  君    十六番  牧  野     豊  君

 十七番  藤  田  茂  男  君    十八番  泉     善  治  君

 十九番  三  津  良  裕  君    二十番  佐  藤  絹  子  君

二十一番  分  部  嘉  憲  君   二十二番  明  村  春  夫  君

二十三番  工  藤  武  重  君   二十四番  川  上     守  君

二十五番  田  中  寛  昭  君   二十六番  松  下     保  君

二十七番  山  本     秀  君   二十八番  中  西  久  雄  君

二十九番  林     栄  一  君

    ──────────────────────────────────

            説明のため出席した者

  市長      山 本 幸 男 君   第一助役    西 本 信 也 君

  第二助役    長 野 好 晴 君   収入役     西 田 素 康 君

  総務部長    青 木 義 幸 君   企画開発部長  元 木 義 時 君

  市民福祉部長  松 岡 正 次 君   環境衛生部長  三 井 隆 夫 君

  建設部長    宮 崎 義 範 君   競艇部長    辻   潤 一 君

  水道部長    引 田 正 男 君   運輸部長    播 磨 啓 示 君

  消防長     播 磨 繁 夫 君   総務部参事総務課長事務取扱

                              谷 川   進 君

  総務部

  秘書広報課長  細 川 並 久 君

  教育長     脇 谷   功 君   教育次長    中 川 正 幸 君

  監査事務局長  竹 下   清 君   選管委事務局長 杉 岡 賢 美 君

  農委事務局長  阿 部 睦 子 君

    ──────────────────────────────────

            議会事務局職員出席者

  事務局長    鎌 田 善 雄     次長      美 保 英 世

  主査兼議事係長 川 上 昭 憲     書記      満 壽 良 史

  書記      西 上 昭 二

    ──────────────────────────────────

     午前 十時     開議



○議長(矢野善治君) 連日御参集御苦労でございます。

 これより本日の会議を開きます。

 本日の議事日程は、お手元へ配付の議事日程表のとおりであります。

 朗読は省略いたします。

    ──────────────────────────────────



△日程第一 市政に対する一般質問



○議長(矢野善治君) 日程第一、市政に対する一般質問を続行いたします。

 通告の順序に従って質問を許可いたします。

一、教育行政について

             十一番 池田正恵君

     〔十一番 池田正恵君登壇〕



◆十一番(池田正恵君) 皆さんおはようございます。

 ただいま議長より許可を賜りましたので、質問をさせていただきます。

 こういう場所に登壇させていただくのが初めてでございますので、要領を得ない点が多々あろうかと思いますが、何とぞよろしくお願い申し上げます。

 私は、このたびの市議会選挙を通じまして、青年からお年寄りの方々に至るまで多くの人たちと対話をさせていただきました。その中で、お一人お一人が鳴門市に対しての貴重な御意見、御要望を持っておられることがよくわかりました。私も、なるほどなと納得することばかりでした。

 御意見、御要望を紹介させていただきますと、我が鳴門市の活性化のための企業の誘致とか、あるいはまた高齢化社会にあっての福祉の充実、具体的に申し上げますと、生きがいと健康の両面を兼ね備えた施設の建設であります。また、いじめ問題等々のことが皆さんの御意見として聞かせていただきました。このような現場の皆様の声を市政に届けるパイプ役に、また代弁者になっていこうと決意をさせていただいております。

 本日は、その中の一つでありますいじめの問題について質問をさせていただきます。

 いじめ問題は、昨年十一月末、愛知県西尾市の中学二年生の生徒がいじめを苦に自殺、その後、同じような自殺事件が各地で相次ぎ、教育界のみならず社会に大きな衝撃を与えました。子供を持つ母親として、本当にいじめ問題は最大の関心事です。学校と家庭において、先生と親と子が一体になって解決の糸口を見つけ、いじめ問題に本当にこう適切な対応策で取り組むことが緊急の課題とされております。公明徳島県本部におきましても、いじめ問題対策委員会が設置され、私もその一員となってこの問題に取り組んでおります。

 いじめ問題は、学校も、家庭も、地域社会も、それぞれがその責任を問われており、大変根が深く、時間のかかる問題であると思います。ある識者が、この問題に関しまして興味ある三つの提言をされておりました。

 一つは、反省すること。これは自分を見詰め直す。また二つには、積極性、得意の分野、個性を伸ばす。そして三つ目には、我慢。兄、姉のお下がりで辛抱すると。この反省、積極性、我慢が大事であると、この三つを提言されておりました。私たちの世代は、こういうことが本当にこう自然に身についておりました。また、「狭いながらも楽しい我が家」という言葉が懐しく思い出されますが、学校に疲れ、また社会に疲れて帰ってきて一家団らんでくつろげ、あすへの出発となる家庭が本当に原点ではないでしょうか。また、学校に対しましても、先生の教師像というのが言われておりまして、子供が大好きな先生、子供と友達になれる先生、子供に慕われる先生が今は望まれていると、このようにもお話をされておりました。

 いじめの問題は大変奥の深い、難しい問題でございますが、難しい難しいと思っているだけでは前に進みません。公明のいじめ対策委員会におきましては、このことに関しまして、まず実態調査をしていこうということになり、私自身も鳴門市の小・中学校でいじめはあるのかないのか、またどのような内容のいじめなのか等々の実態を調査いたしました。地域の皆様、また支持者の皆様の御協力をいただき、六つの中学校と十八の小学校でアンケートをとらせていただきました。中学校では一校六名、また小学校につきましては四名から五名平均の回答をいただくことができました。

 アンケートに参加していただいた生徒さんの中で、「いじめられたことがある」、また「今もいじめられている」と答えた人は約三割を占めております「その内容は、中学校では、一位が冷やかし、からかい、次に集団による無視、仲間外れ、暴力、持ち物を隠すという順になっております。また、小学校では、一位が言葉でのおどし、二位が冷やかし、からかい、続いて仲間外れ、持ち物を隠す、また暴力、たかり等も一件ほどございました。小・中学生全生徒数の約二%弱の生徒さんのアンケート調査でも、このように三割近くのいじめにかかわった生徒さんがおります。

 小さなものから大きなものまで、一体鳴門市の小・中学校全体でいじめはどれくらいあるのか、まず第一問といたしまして、その小・中学校全体の、まずいじめの実態をひとつ教えていただきたい、このように思っております。

 次に、「いじめに遭ったときにだれかに相談しましたか」との問いに対しまして、小・中学生ともに親と答えた人が一番多く、次に先生、兄弟姉妹、友達、祖母の順となっております。そして、小学生は相談をして解決できたとの回答が多かったのに対しまして、中学生は解決していないと答えた人の方が多かったです。アンケートの項目の中にいじめについての意見や要望等の記入欄がございます。解決していないと答えている生徒さんの意見、要望には次のような内容が書かれております。これがアンケート用紙でございます。その一例を紹介させていただきます。

 これは中学三年生の女子生徒のアンケートなんですが、「いじめられたことに対して学校はそれに対応してくれないから、私は先生を信用できない」、このようなアンケートです。また、これも中学校一年生の女子生徒ですが、「いじめについては、大人は余りにも無関心過ぎる。事件などがないと、いじめには全く関心を持たない。そもそもいじめは犯罪とも言えます」と、このようなアンケートです。また、「学校は何をしているんだ。もう口先だけでいじめをなくそうなんて、何も対処していない」。また、ある生徒さんは「私は小学校二年生のときからずっといじめられてきました。先生や親に言うと、ますますいじめられるようになり、リンチも一度受けました。なぜいじめなどがあるのだろう。いじめはなくなるだろうか、そう思いながら、いじめを受けていました。早くいじめがなくなればいいと思います」と、このような切々たる意見も出ております。また、「いじめはどこの学校にもある。しかし、その子をかばおうとすると自分もいじめられるという思いがあるので、なかなかかばう、口に出すことができない。相談して解決できれば、いじめはなくなるのではないか」と。本当に子供さんは真剣にこういういじめのことに対して意見を持ち、また自分の要望を持っておられます。

 これが本当にこう一例でございますが、今御紹介いたしましたとおり、本当に無関心であるとか、あるいはまた対応してくれない、信用できないと、このような言葉が出てきております。学校や大人に対して、本当に子供たちは厳しい意見を持っております。学校としても努力はされていることと思いますが、このようないじめに対してどのように対処されておりますのか、二点目はこの質問の御答弁をお願いしたいと思います。

 次には、三点目でございますが、だれにも相談しなかったという生徒さんもいらっしゃいます。この人たちは、相談せずにずっと我慢をしました。また、我慢をしているとなっております。だれにも相談できずに、一人で悩み苦しんでいる子供たちもいます。また、相談室はあるのですかと尋ねてくる御父兄の方もいらっしゃいます。このような子供さんや、また御父兄の皆さんのためにも、気軽に話のできる相談センターとか、あるいはまたダイヤルを回せばいつでも相談できるという、仮称ですけれども「いじめ一一〇番」とでも申しましょうか、このような気軽にできる相談室がありますと、いじめる子も、いじめられる子も、またクラスメートのいじめを知っていながら、怖さが先に立って学校で口に出せない子供たちも、電話での相談室や地域に相談センターなどがありますと、本当にこう自分が困ったり悩んだりしたときにすぐに相談ができます。そうすることによりまして、いじめも初期の段階で、深く大きくならないうちに解決ができるのではないかと感じております。

 幸いにも、市長さんの市政に臨む所信を聞かせていただきました中にも、「いじめに関し」ということで所信が述べられておりました。「いじめに関し情報を早くキヤッチするシステムづくりと、学校と保護者でいじめの情報交換のできる体制づくりに努めたい」と表明されております。悩みや苦しみで心を痛めている子供たちのために、本当に早急に実現していただきたいと思っております。具体的には、このシステムづくりがいつごろ、どのようになされるのか、この件に関してお聞かせいただきたいと思います。

 また、私はこのアンケートを通じまして、いじめられる子供を中心に今までお話しさせていただきましたが、今度はいじめる側の子供さんの指導体制、あるいはまた受け皿は、学校としてはどのようにされているのか、この件の対策はどのように考えておられますのか、この点もあわせまして御回答お願いしたいと思います。

 次に、中学生の学校生活についての質問をさせていただきます。

 現在、学校教育の中で保健室が非常に大事であると、このように言われております。「保健室登校」という言葉も、最近私も耳にしております。これは学校、教室ヘ行くのは嫌でも、保健室には行きたいという現象があるようです。特に中学時代は発育の途上で、体の問題とか心の問題とかいろいろな悩みがあると思います。

 ある中学校での保健室の使用の仕方というのを読ませていただきましたところ、養護教諭がいないときは保健室はかぎをかけておくということが、私の目にとまりました。本当に健康で元気な子供たちも生身の人間です。いつ何時体調が狂うかもわかりません。たとえ養護の先生がいなかったとしても、本当にかわりの人を立てて、いつでも保健室は使えるようにしておくのがいいのではないかと思いますので、この点もあわせて御答弁をお願いしたいと思います。

 以上、いじめに関しての問題と、また保健室に関しての問題を質問させていただきましたので、御答弁のほどよろしくお願い申し上げます。

     〔教育長 脇谷 功君登壇〕



◎教育長(脇谷功君) 池田議員の御質問にお答えをいたします。まず、市内のいじめの実態、いじめの件数はどうなっておるのかというふうなことと、前段議員さんがアンケートをとり、いろいろいじめの中身というふうなお話もございましたので、いじめの内容と件数を、まずお答え申し上げます。

 まず、内容はアンケートの御指摘のございましたように、小学校では、冷やかし、からかい、仲間外れ、暴力の順で多く、中学校では、冷やかし、からかい、持ち物を隠す、暴力の順でございます。鳴門市の実態につきましては、平成六年度では、小学校十三件、中学校十二件、合計二十五件でございます。この件につきまして、この二十五件は解消されていると報告を受けておるところでございます。

 次に、いじめの対応につきまして、私どもは、まずいじめはどの子供にも起こり得る可能性があり、どの学校でも起こり得るという考えのもとで対応をしております。

 次に、いじめのサイン、子供が発するサインを見抜く力を教師や保護者が身につけ、いじめを見逃さずに早期に発見できるよう、いじめを見抜くポイント等を指導しておるところでございます。

 また、教師と子供との信頼関係につきまして、御指摘のとおりでございますが、特にいじめの場合は、いじめる者といじめられる者と傍観者という、そういうふうな立場の子供が大勢いるわけでございます。この傍観者をなくして、お互い仲間意識を育てることが大切と受けとめて指導しておるところでございます。

 各学校、家庭において、子供の生活状況や学校内の実態を十分把握して、いじめ情報を早急にキャッチするとともに、学校と保護者及び青少年センターあるいは校外補導連盟、もちろん前段PTAが入りますが、警察等々の関係機関でいじめについても情報交換をし、特に学校につきましては、御指摘のとおり風通しのよい、開かれた学校づくりに努めるよう指導をしておるところでございます。

 なお、三問目のだれにでも相談できない生徒の対応についてどうするんだろうかというふうな御質問のようでございますが、私どもはだれにでも相談できない生徒について、電話相談として教育委員会青少年センターに電話相談を設置しております。また、「いじめホットラインカード」を小・中の児童・生徒全員に配布してございます。このようなカードでございます。全部持っております。中身を、「待っています。学校のこと、家のこと、友達のこと、悩んでるだけじゃ、ずっと同じまま、この電話から変えていこう」というんで、いじめホットラインというふうなものを配布しておるところでございます。また、手紙による相談等を呼びかけるようにしておりますし、またこれは全小・中学校にもファックスを設置いたしたところでございます。

 次に、いじめる側の指導についてどうしておるのかというふうなことですが、やはりいじめる側の子供も生徒であります。子供であります。そういうふうな意味で、いじめをする予供の状況把握──子供たちの中で、何かの欲求不満や愛情の欠如やストレスなど、いろいろな問題を抱えていることが多いと思うわけでございますが、その子供の考えにも耳を傾けながら、いじめの非人間性に気づかせ、他の人の痛みが理解できるよう指導と、時には巌しい教育的指導も必要であるというふうに考えておるところでございます。

 なお、いじめ対策につきましては、教育委員会といたしましては学校訪問を実施して、教職員を挙げた、実効性のある指導体制を確立するよう指導しておりますし、また今までは実態調査が年間一回でありましたのを、学期ごと何回も年間を通して調査をして、適宜校長会、教頭会等において的確な対応をするよう指導しておるところでございます。ともかく、御指摘のようにいじめは絶対許さないとの信念と、鋭い人権感覚を持たせ、生き生きした学級・学校づくりに努めておるところでございます。

 続きまして、保健室のあり方についての御指摘でございますけれども、保健室はけがや病気のときの対応だけでなく、悩みを持っている児童・生徒の心の居場所としての役割を現在果たしておる部分がございます。保健室での養護教諭、成績につながらない、何でも話せる養護教諭との何げない会話や観察から、子供の生活や細かいことに気づくきっかけになっておるところでございますけれども、御指摘の養護教諭がいない場合にかぎをかけておるというふうな指摘でございますけれども、このことにつきましては、養護教諭がいない場合、いろいろ薬品とかいろいろな機材器具も、学校保健管理指導の用具等も置いてございますので、そういうふうなことでかぎをかけておりますけれども、これは他の職員がいつでも子供の状況が悪くなった場合には対応できるような形で、学校は組織づくりをしておるところでございます。御理解をいただいたらと思います。

 学校と家庭及び地域のシステムづくりをどうするかというふうなことでございますけれども、このことにつきましては、現在の組織の内容では、学校と保護者とではPTAがございます。それから、いろいろPTAの内部あるいは子供の校外生活というふうなことの中で、校外の補導員というふうな組織があるわけでございます。

 そこで、今回御指摘がありましたその組織づくり、そういうふうな中身は、現在の組織を充実させ、いじめに向けてのいろいろ広報活動を学校がいたしまして御理解をいただいて、お互いに子供を育てていこうというふうな、まず現在の組織強化と、もう一つはやはり学校の生徒指導主事というのを全校配置しておりますが、この生徒指導主事の役割、そういうふうなものを生かしまして、保護者、補導連盟、そういうふうな組織の中で、いじめは最重要課題として取り組んでいくように指示をし、現在動いておるところでございます。

     〔十一番 池田正恵君登壇〕



◆十一番(池田正恵君) ただいまは教育長さんより本当に懇切丁寧に御答弁をいただきまして、ありがとうございました。私も一部勉強不足でございまして、本当に相談するところがないというような意見ばっかりを耳にしておりましたので、ホットラインのことも全然知りませんでした。本当に未来を担う子供たちが安心して、楽しく有意義な学校生活が送れるよう、本当に私も念願する一人でございます。

 どうか市長様をはじめ、また理事者の皆様方の本当に御協力していただきまして、一日も早くいじめの問題が根絶できるように取り組んでいただきたいと思いますし、また私も微力ではございますが今後もこのいじめ問題の解決に向かって真剣に取り組んでまいりたいと、このように思っております。

 また、後になりましたけれども、矢野議長様をはじめといたしまして、先輩の議員の皆様方の表彰大変おめでとうございました。私も先輩の皆様方をお手本にさせていただきまして、今後とも議員活動に邁進してまいりたいと思っておりますので、何とぞよろしくお願い申し上げます。

 本日は本当にありがとうございました。



○議長(矢野善治君) 次に、

一、市長の政治公約について

二、競艇事業について

三、保健・福祉行政について

             二十九番 林 栄一君

     〔二十九番 林 栄一君登壇〕



◆二十九番(林栄一君) おはようございます。

 通告に従いまして質問を行います。

 件名一、市長の政治公約について、要旨一、国民健康保険についてより始めます。市長公約の国保税引き下げの問題より質問を進めたいと思います。

 昨日の質疑答弁の中で、上限の引き下げと、さらに全体の引き下げも行うと明確な答弁があり、実のところ驚いております。市民各位よりは、善政なり善政なりと喜ばれることと思います。私も国保税は、最高限度額を納めている一人として恩恵に浴することとなります。しかしながら、これは手放しで喜んでよいことか、私はいささか危倶の念を持つものであります。その上に立って質問をいたします。

 市長は、応能割、応益割、平等割、均等割など何%程度の見直し幅を考えておられるのか、さらに上限引き下げは徳島並みの四十四万は公約ですが、変更はないのか、まずは御答弁をいただきたい。

 次いで、国保税を引き下げることにより、国よりの特別調整交付金の交付が打ち切られ、その交付額は現計では約六千万円程度もあり、もし四十四万上限と定めた場合の該当者減税額が約九千万円と見込まれ、合わせて一億五千万円の財源が消えることは、当然市長も御承知と思いますが、その点についても御答弁いただきたい。

 御答弁により再問も考えますので、よろしくお願いいたします。件名二、競艇事業について、要旨二の一、場外売り場について質問をいたします。

 木津中山場外発売場は、総体的に本場を含んで見直していきたいとの昨日の御答弁でしたので、それで了とします。

 高知・赤岡町の場外舟券発売場については、二年ほど前に大きな問題を起こしていましたので、そのとき競艇のことを書いた本を買って少々勉強しましたので、五月三十一日付の徳島新聞の記事は興味を持って読ませていただきました。「建設覚書に調印」という見出しです。

 市長は後ろめたさはあるが、財源不足とのことで調印に踏み切ったそうですが、二年前は七十五億から百一億円の売り上げで、一億円の利益でした。ところが、その記事には、六十億六千万円で三億円の利益があると書いてあります。なぜ、たった二年でそうなるのか、およそ半分の売り上げで利益が三倍にもなるのが疑間に思えます。その上、競艇の売り上げが減っていると聞いているのにです。その上に立って質問をさせていただきます。

 経費は幾らかかるのか、次の項目で年間経費を幾ら見積もっているのか、御答弁いただきたい。

 一、回線使用料、二、投票及び映像機器の借上料あるいは買い取り料、三、投票及び映像機器の保守委託料、四、清掃の委託料、これは館内館外も含みます。五、警備の委託料、これも館内館外を含みます。そして、その人数、館内は何人、館外は何人。六、広告宣伝費、七、周辺環境整備負担金、これは赤岡町に支払う一・五%以外のものでお願いいたします。八、従事員にかかる経費、これは何人分か。

 以上、お願い申し上げます。御答弁によって再問いたします。

 件名三、 保健・福祉行政について。

 要旨三の一、総合福祉センターの建設については、代表質問の御答弁を聞かせていただき、了としますが、身体障害者会館にかわる施設が一日も早くできることを要望しておきます。

     〔第一助役 西本信也君登壇〕



◎第一助役(西本信也君) 一点目の国保税の問題につきましての回答を、市長にかわりまして御答弁申し上げたいと思います。

 国保税につきましては、昨日工藤議員さん、それから田渕議員さんにも御答弁申し上げたわけでございますが、ただいまの御質問の要旨は、見直し幅を幾らにするのか、上限は幾らになるのかと徳島市の場合には四十四万であるという想定の中で、これに関連いたしまして、仮に限度額を四十四万にすると約九千万円必要になると。もう一つは、国庫補助金になります調整交付金のペナルティーを六千万にすると、合わせて一億五千万の減額になるという御指摘であったと思います。

 この問題につきましては、私からも昨日申したげましたように、田渕議員の質問に御答弁申し上げましたが、ことしはできないのかという御質問に答えた中で、いろいろと五点ほど柱の御説明を申し上げましたつもりでございますが、結論から申し上げますと、平成八年度から実施するという方向を決定してございます。なぜかと申しますと、この条件は昨日申し上げましたが、時間的な問題で間に合わないということが一番根幹になろうかと思います。同時に、最高限度額の引き下げでなくて、低中間層の方々にも減額するということになりますと、基本的に課税時期の問題、それから納付時期の問題等もありまして間に合わないということでございまして、やはり八年度に向かって、要するに納付対象の方々、いわゆる所得額がどうなるかというものを具体的に計算しなければ、税の額は出てこないわけでございます。

 したがいまして、税の関係、国の補助金の関係等が歳入の根幹でございますから、そういった意味でやはり税の額をはじき出すためには、そういう計算が十分できなければ限度額が出てきません。あるいはまた、トータル金等なり出てきませんので、そのあたりをひとつ御理解いただいて、今のところ額が、あるいはまた限度額の確定ができないということの御理解を賜りたいと思います。

 以上です。

     〔競艇部長 辻 潤一君登壇〕



◎競艇部長(辻潤一君) 専門的な分野になりますので、私の方から答介をさせていただきたいと思います。

 まず一点目に、当初の売り上げ見込みを百一億で試算しておったのが、なぜ二年間で減少したのか、こういうお尋ねでございますけれども、これにつきましては、ボートピア推進本部が、電通のリサーチ結果に基づきましてその試算を行いました。もちろん、赤岡町を取り巻くバック人口、そういったものをベースに考えまして、当時のリサーチ結果によりますと、一日平均来場者が一千三百名から一千八百名、こういう結果が出ましたので、それに基づきまして試算をし、計画を樹立いたした次第でございます。しかしながら、議員御承知のように、平成三年度をピークといたしまして公営競技、とりわけ競艇業界につきましても、平成四年度で約六・一%の減少という形の中で、減少傾向をたどっておるというのが現状でございます。そういったことで、これの推進に当たりまして時点修正をさせていただきました。

 そういったことから、新聞でも発表いたしておりましたように、一日平均入場者を安全度を加えまして一千百名、こういう試算で一日三千万ということで、二百二日の六十億六千万円、こういう試算をいたしましたことをその覚書の中で御発表をさせていただいたという経緯でございますので、まず御理解をいただきたいというふうに思います。

 それから、経費の問題でございます……

     〔発言するをあり〕



○議長(矢野善治君) 小休いたします。

     午前 十時三十七分 休憩

     午前 十時三十七分 開議



○議長(矢野善治君) 再開いたします。



◎競艇部長(辻潤一君) それでは、今御指摘がございましたので、二百二日の内訳を申し上げます。

 本場開催分が百八十日、それから場間場外発売が二十二日、こういう本年度の実施ベースを試算として繰り入れるというふうなことでございますので、御理解をいただきたいと思います。

 それから次に、諸経費のことでございます。今、試算の状況で、それで各方面に協議を行っております。基本的にボートピアを設置する場合におきましては、全国ベースでいわゆる施設会社に五・五%、それから設置する地方公共団体にいわゆる環境整備費、こういうふうなことで一・五%、こういうふうな仕組みで場外発売場の推進をいたしております。議員も御承知のように、いわゆる七五%はお客さんに対して、ファンに対しての払戻金でございますので、二五%の中でいわゆる金融公庫とか、そういった法定交付金を差し引いた中で、一九・三七%で実は運営を行う、こういうような形になります。したがいまして、その上に五・五、一・五が加算されるということでございます。

 それから、諸経費のことにつきましては、そういった経費を差し引きまして、いわゆる映像、モニターテレビ、それから監視システム、それから表示等、それから今予定いたしておりますのは光フアイバーで送る、いわゆる集計発券型と申しまして、そういう方策を今協議中でございます。それから、電話システムとか、あるいは放送システムとか、いわゆる発券機の購入とかいろいろな経費を試算いたしまして、現在のところでは、管理費といたしまして約四億八千万円ぐらい、このぐらいを見込んでおりますけれども、今後の推移によりまして多少流動的であるということを御理解いただきたいと思います。

 以上でございます。

     〔二十九番 林 栄一君登壇〕



◆二十九番(林栄一君) 件名一の一の再問をいたします。

 十分な質問にはお答えいただけなかったような感じがいたしますので、検討するとか、減税幅とか、そういうものがよくわからないということなもので、この点については今後見守っていきたいと思っております。

 しかし、税を引き下げることにより特別調整交付金はカットされ、得がたい財源を失うことは非常に不幸なことです。しかも、なくなったもの、さらに減税額は自主財源で繰り入れを続けなければならないとするならば、被保険者が納得できて、国よりの交付金も失わないような施策はないものかと憂慮いたします。

 市長、御承知でしょうか、鳴門市の老人医療費が全国平均より二十万円高く差のあることを。さらに、国保の所得負担率が徳島市とともに、全国県庁所在都市平均の一・七倍の高負担率ということを。この要因はどこにあるとお考えでしょうか、御答弁をいただきたいと思います。

 さらに、市長は国保三%運動について御存じですか。私は、これは大事なことと考えておりますので、重ねて御答弁を願います。

 二の競艇事業の再問をいたします。

 正確な数字が余り出てきておりませんが、六十億六千万円の売り上げで三億円の利益は、どのような積算で出てきたのですか、市長はどのような報告を聞いているのか、御答弁いただきたい。

 それと、徳鳥新聞の記事について質問いたします。ここに徳鳥新聞の記事がございます。ここに、「売上金の五・五%、年間三から四億円が施設賃借料として支払われ、数年で建設費を償還した後は丸々もうけとなる仕組みだ。そして、売上金の一部を永久に支払い続けるシステム自体を改善すべきではないか」と書かれていますが、この五・五%の料率に関しては、改善の余地がないのか、お聞きしたい。

 そして、赤岡町の特観席の入場料の件でお聞きします。特観席の経営は施設会社がすると耳にしておりますが、本当なのでしょうか、御答弁願います。

     〔第一助役 西本信也君登壇〕



◎第一助役(西本信也君) 私がかわりまして、重ねて御答弁を申し上げたいと思います。

 御指摘のように、国からの特別調整交付金をもらえないということは、財政的に影響を与えることは当然でございます。したがいまして、その問題につきましては国、県等と十分協議をして、それを失わない方向で今後交渉すべきであるというふうに理解をいたします。

 次に、国保事業の財政健全化のスリーポイントでございますが、これは御案内のように医療費の抑制、これは昨日も御答弁申し上げましたけれども、いわゆる人間ドックの料金の見直しとか、健康まつりを実施するとか、積極的な予防のための事業を実施することによりまして、医療費増の抑制を図ること。一つ目でございます。二つ目は、これは税との関連がございますが、徴収率の引き上げをやること。三つ目は、レセプトの点検ということが国保健全化のためのスリーポイントであるというふうに理解をいたします。

 次に、鳴門市の場合にお年寄り、老人医療費が非常に高いということの御指摘でございますが、このことは徳島県全体もそうでございますが、やはり徳島県では病院、医院が多いということ、これが一つの大きい医療費増の根幹かと思いますけれども、それ以外もいろいろ人口動態、年齢的な問題等もございまして、現実に鳴門市も、やはり全国的に比較した場合に高いことは承知をいたしてございます。

 以上でございます。

     〔競艇部長 辻 潤一君登壇〕



◎競艇部長(辻潤一君) 一点目につきましては、三億円の利益をどうして算出したのか、またそれについて市長の方に報告しておるのか、こういうことでございます。

 この件につきましては、先ほども申し上げましたけれども、一応総括的に申し上げますと、先ほど申し上げました六十億六千万円、それに競走法でうたわれております端数切り捨て金等の収入を見込みまして、六十億八千八百万円を見込んでおります。それに対しまして支出の方でございますけれども、そういった開催経費、先ほど議員の方からお話がございましたように、警備員、従事員、その他開催に伴う諸経費等々を試算いたしまして、現在のところ約五十七億八千万円、こういったことを見込んでおりまして、その結果、約三億の現在の試算となっておると、こういうふうに申し上げておきたいと思います。

 それから、このことにつきましては市長にも御報告申し上げて、まだ、先ほど申し上げましたように数字が流動的でございますので、今後、そういった経費の抑制を図って、できるだけ経費節減に努めると、こういう指示も受けておるところでございます。

 なお、赤岡町につきましては、環境整備ということで町の活性化事業に取り組んでいくというようなお話を賜っております。

 次に、施設会社に五・五%、こういうことでお話がございました。施設会社につきましては、新聞報道もされておりましたように約二十二、三億の投資はされますということで、その後についての利率、これにつきましては私の方もいわゆる償還等々を見ながら、そのいわゆる五・五%の見直しをその賃貸借契約の中に入れたいというようなことで、そういったことも含めて現在折衝中でございますので、御理解をいただきたいと思います。

 それから次に、特観を施設会社がやるというふうに聞いておるというふうなお話でございますが、現在のいわゆるボートピアという、七カ所があるわけでございますけれども、その実態は施設会社がやっておるし、一場だけ本場がやっておると、こういう実態で、現在のところは施設会社の方から、その特別観覧席の運営についてはさせてほしいというふうな申し出がございまして、その点についても、今そういった話を進めておるところでございますので、御理解をいただきたいと思います。

 以上でございます。

     〔二十九番 林 栄一君登壇〕



◆二十九番(林栄一君) 再々問をいたします。

 福祉と保健で市民の健康の増進に取り組んでいる自治体は、老人医療費も低いし、国保の負担率も低いのでありますから、鳴門市として一番大事なのは三%運動の保健活動の推進のところでございますが、三番目が今まで皆無に近い状態で取り組みがなされなかったことです。

 三億の黒字は引き下げ充当を検討するのでなく、開かれた健康増進のセンター、及び国保加入者には減税にまさるアイデア保健施設等、交付税のカットでなく、むしろ国の施策で応援のもらえる方向を選んで、国保加入者各位にこたえるべきではなかろうかと思います。この件を市長に強く要望して、私の第一件の質問を終わります。

 第二件につきましての競艇の件でございますが、詳しい、先ほど年間の経費等々、個々の経費等々をお知らせいただけるようにお願いしたのですが、詳しい経費をお知らせいただけず残念に思っておりますが、私が懸念するのは、鳴門市がこの経済状況の悪い時期に大きな投資をしまして、それで市民の財政に負担を負わせるのではないかということを心配しながら、実は御質問をしたわけなんですが、特観席は、鳴門市の場合は本場が経営しており、この収人は年間約八千万円ぐらいあるんじゃないかと思っております。とすれば、赤岡町の発券場では、十分の一と見ましても約八百万ぐらいの収入があるんじゃないかと思いまして、それで実はお尋ねしたわけなんですが。

 最後に、市長に財源の巌しき折、どんな小さな鳴門市の利益も守っていただけますように切に御要望して、私の質問を終わりたいと思います。



○議長(矢野善治君) 次に、

一、市長の政治姿勢について

             六番 坂東成光君

     〔六番 坂東成光君登壇〕



◆六番(坂東成光君) 質問に入る前に、私はこの鳴門市で約二十数年商業を営んでおる人間です。常々、鳴門市の人口が十万都市になれば、いろいろな特殊な商売人もやってこれる。例えば、LLサイズだとか──まあ、例えが悪いんですけど、そういった業界もいけると。もちろん、全商業者が十二分にやっていけると十万都市に発展できるようにと、そのことをこの二十年間常々考えておったわけです。それが、このたび御当選なさいました市長におかれましては、「百人以上の雇用力がある地元企業を百仕育てるのが私の確固たる信念であります」という、公約といいますか、これ会報ですから、まあ公約と理解してええと思うんですけど、そういう形の中でやってきとったんで、これはいい市長やと、まあ女性も男性もあるんですけど、全員がもし男性としたら、まあ奥さんがつきます。子供さんもできます。そうすると家族が三人、四人……、一万人から勘定すると三万、四万、五万という人口がふえれば、おっ、あしたの鳴門もすばらしいもんになるんじゃないかと、そういうことで大いに賛成しとったんですが、次に議案説明書、新聞では所信表明という形をとっているんですが、「百人以上の雇用力がある地元企業を百社育てることを目標とし、その基盤づくりに」云々ということで、新聞記者は何かえげつないように書いて、私もトーンダウンしとると思うんですが、私はきのうの代表質問に対して、市長は少しでもやっていくと、少ない企業をちょっと多うに、まあ十人の企業を二十人に、二十人の企業を五十人に、五十人の企業を百人という形の中で伸ばしていくんだということなので、将来ともに鳴門市の人口をふやしていってくれるということを希望しております。

 これから私の質問に入る建設業界、これも一応その業者、百人雇用の百社の一つと理解して、大いに賛成の意を持って、私の質問に入りたいと思います。

 通告に従いまして、まず市長の政治姿勢について、公共事業の契約・競争入札について質問していきたいと思います。

 中央における政治家への業者からのやみ献金・脱税問題に端を発して、今日では公共事業についての入札・契約方法が問題になっているが、これは中央だけの問題ではなく、我が鳴門市における公共事業に関する入札・契約方式についても、見直さなければならない問題だと思います。そこで、市長にお聞きしたい。

 まず第一に、地方自治法第二百三十四条及び地方自治法施行令第百六十七条の規定をどのように理解し、また解釈しておられるのか、所見をお聞かせ下さい。

 一つ、自治法が一般競争入札を基本にしている根拠は何か。

 三点目に、昨年度における鳴門市の一般競争入札、指名競争入札、随意契約の件数割合はどうなっているのか。

 以上、御答弁によりまして再問に移りたいと思います。

     〔建設部長 宮崎義範君登壇〕

     〔「小休」と言う者あり〕



○議長(矢野善治君) 小休いたします。

     午前十一時     休憩

     午前十一時  一分 開議



○議長(矢野善治君) 再開いたします。

     〔第一助役 西本信也君登壇〕



◎第一助役(西本信也君) 私が市長にかわりまして御答弁を申し上げたいと思います。

 御指摘の問題点は、地方自治法と施行令の解釈、所見という御質問であったと理解をいたします。

 坂東議員も御存じのように、地方自治法という法律はまさに地方自治の根幹をなす法律でございまして、具体的な行政のあり方を示した法律でございます。特に御指摘の二百三十四条、本文でございますが、このことは契約の締結ということが中身でございまして、一つだけ前の方を読みますけれども、「売買、貸借、請負その他の契約は、一般競争入札、指名競争入札、随意契約またはせり売りの方法により締結するものとする」というふうな第一項がございまして、以下六項までを示しておるのが地方自治法二百三十四条でございます。次に、同地方自治法の施行令百六十七条は、今お示しした入札の方法の中で、特に指名競争入札を取り上げた条項が第百六十七条でございまして、本文を申し上げますが、「地方自治法第二百三十四条第二項の規定により指名競争入札によることができる場合は、次の各号に掲げる場合とする」、というふうなことで以下、たしか七項目あったと記憶をしてございます。一つだけ申し上げますが、「工事または製造の請負、物件売買その他の契約でその性質または目的が一般競争入札に適しないものをするとき」ということ以下、それで七項目あったと記憶してございます。

 これは一般競争入札をしない場合、要するに指名競争入札が適当であるというふうな契約のあり方といいますか、基本を示した条項でございまして、法律も、そしてこの施行令も、いわゆる契約についての公正な契約をするという、基本的なことをうたっておる法律でございまして、我々は常にこの法律を中心にいたしまして、行政を執行すべきものであるというふうに理解をしてございます。

 御理解をいただきたいと思います。

     〔建設部長 宮崎義範君登壇〕



◎建設部長(宮崎義範君) 私の方から、昨年度の指名競争入札と随意契約の件数はどれぐらいかということに対してお答えいたします。

 平成六年度の指名競争入札は三百八十三件、随意契約は三百五十六件、合計で七百三十九件となっております。契約をした業者数は百七十四社でございます。

 以上でございます。

     〔六番 坂東成光君登壇〕



◆六番(坂東成光君) 再問に入らせてもらいます。

 私が、最初の、どのように解釈しとんかということを市長にお聞きしたかったんは、市長は法学部出身という形で、早稲田か東大か知らないんですけど、何か一流の大学出とるけん、法を学問としてとらえて、これから行政を行っていくのか、それとも公約にあるように、温かみのある法のとらえ方をしとんかと、まずその辺を市長の言葉の中から聞いて、次の質問の中で、再問の中でそれをこう十分に、どういうんですか、反映していこうというつもりで、市長に市長にということで質問したんですけど、何か感情じゃなしに、助役の書面を読んだちゅうことあったんでちょっと、再問がちょっとニュアンスが違うてくると思うんですけど、その辺は御容赦願うとしまして、さあ本題に入っていきたいと思います。

 今日問題になっている業者の談合疑惑は、どの市町村でも起こり得ることであって、その疑惑の温床となっているのが指名競争入札制度だと言われております。指名競争入札は、入札参加者が発注者の裁量に任されやすいために、発注者との癒着が生ずる。あるいは入札への参加が業者の実績になるために、落札の意思もなく入札に参加し、談合を生むということなどが言われている。

 そこで、指名競争入札の長所の一つとして、市町村の地元業者の育成にある。つまり、市長が言う地元業者を繁栄さそうということに大いにいいと。国でも都道府県でも考えられていない、非常に大事な地元業者が育成できる指名競争入札ということをとっとんを、当市では公正な入札が行われ、地元業者を育成するための方策をどう考えているのか。

 誤解のないように言っておきます。指名競争入札が悪いと言ってないんですよ。あくまで指名競争入札は地元業者を育成するために、非常に役に立ってるんだということをうたっております。

 二つ目に、指名競争入札の入札業者を指定するときの基準は、鳴門市ではどうなっているか。登録業者の中に、いつになっても指名されないというような、指名業者でありながら、いつまでたっても指名が来んわというようなことをうわさで聞くんですが、発注者側の裁量が偏っている場合はないのか、またその基準に対して問題点はないのかが二番目です。

 三問目に、あくまで世間の風聞でありますが、地方自治法施行令、先ほどちょっとこう助役が言いかけておりましたが、第百六十七条の第四項「普通地方公共団体は、特別の理由がある場合を除くほか、禁治産者及び準禁治産者並びに破産者で復権を得ない者を一般競争人札に参加させることができない」、二「普通地方公共団体は、次の各号の一に該当すると認められる者をその事実があった後二年間一般競争入札に参加させないことができる。その者を代理人、支配人その他の使用人または入札代理人として使用する者についても、また同様であるも。一、契約の履行に当たり、故意に工事もしくは製造を粗雑にし、または物件の品質もしくは数量に関して不正の行為をした者。二、競争入札またはせり売りにおいて、その公正な執行を妨げた者または公正な価格の成立を害し、もしくは不正の利益を得るために連合した者。三、落札者が契約を締結することまたは契約者が契約を履行することを妨げた者。四、地方自治法第二百三十四条の二第一項の規定による監督または検査の実施に当たり職員の職務の執行を妨げた者。五、正当な理由がなくて契約を履行しなかった者。六、前各号の一に該当する事実があった後二年を経過しない者を契約の履行に当たり代理人、支配人その他の使用人として使用した者」と、こういうふうに書かれておりますが、こういうことに該当した場合は指名から外すというように、法律の中で決められてあるんですが、前段でも言いましたように、あくまで風聞でありますが、以上の理由もなく、きのうの共産党議員もこのことで、入札制度に何かおかしいんがあるんじゃないかということを言っておりましたが現市長に指名から外されたということを聞いておりますが、そのような事実がないのかどうか、これは特に市長にお聞きしたいと思います。

 答弁によりまして再問に入りたいと思います。

     〔市長 山本幸男君登壇〕



◎市長(山本幸男君) 先ほどの坂東議員の御質問でございますが、私は法の精神に基づきまして、法は何を要求しておるかというと、経済性と、そういう特殊事情を考慮しながら執行すべきであるという前提に立っておりますので、個々の事案につきまして、それに適切なように運用するように、公平、公明、偏りのない、そういう行政をするように法が定めておると理解しております。

 したがいまして、先ほど、きのうも田渕議員に御返事いたしましたように、これは非常に難しい問題でございますので、例えば経済性を優先して一般競争入札を徹底するならば、地元業者は非常な危機に陥る可能性あります。そういうことで、地元業者も守らなければいけない。また、税をむだ遣いしてもいけない。この調和点をどこに求めるか。さらに、偏ってはいけない。公明、公正でなければいけない。この基本姿勢で私は臨んでおりますので、よろしくお願いいたしたいと思います。

     〔建設部長 宮崎義範君登壇〕



◎建設部長(宮崎義範君) 指名基準、それと偏りですか、そういうことについて私の方からお答えをしたいと思うんですが、私の方は指名審査委員会というのを設置しまして、それで県において作成されました業者のランクづけに基づいて、公正に指名を行っているところでございます。

 先ほどもお話にありましたが、指名願を出してあるのに入らないというような話もございましたが、私どもは新しい業者は一年間は様子を見るという形をしております。二年度から、二年目からは入札に参加させております。

 以上でございます。

     〔六番 坂東成光君登壇〕



◆六番(坂東成光君) これで最後の登壇になりますんで。

 今市長が力強く、公明、公平、公正を基本にやっていくんだという力強い言葉を受けましたんで、やはりこれは市長の会報ですか、その中に、私はこれはもういいことやなあと思うんですが、新市営球場の造成事業ですと、これちょっと表題を先言うといた方がいいかな、「商店街に昔の活気を取り戻したい」ということで、その中に入っとんです。お金がどんどんどんどんなくなっていくから、鳴門市の景気が悪うなっていっきょんだということでね。

 新市営球場の造成事業ですと、地元でもできる仕事を県外大手に発注、鳴門市が払ったお金はほとんど東京ヘ持っていかれましたと。つまり、地元業者に仕事させておったら、地元で金が回るじゃないかと。これは私も、前市長である矢野市長に何度も何度も言ったんですが、大手業者じゃなくして鳴門市内の地元業者、もし足らんようだったら、三社、四社の共同体を組んででも、地元鳴門市の業者に仕事をさせてやってくれということを言っておったんで、市長は即そのことでやっとんで、ただその中に公正さということが入るということなので、これをすべて了としまして、以上でございますが。

 執行機関が法令に決められたものだけを、違反しないように実施をしていけばよいと、問題が起きなければよいという、消極的な感覚でやっている市町村が多いようですが、我が鳴門市においては、自分で不正を起きないようにするのだという積極性を持つように要望いたすとともに、慎重かつ公平さをもって対処していただくよう、今市長が言いました公明、公正ですか、職員におかれましても、その市長の意見を尊重されて、いい運営ができますよう希望を付しまして、私の全質問を終わりたいと思います。



○議長(矢野善治君) 次に、

一、市長の政治姿勢について

             十九番 三津良裕君

     〔十九番 三津良裕君登壇〕



◆十九番(三津良裕君) 議長の許可を得て質問をいたします。市長の政治姿勢についてであります。特に、地域づくりにおけるボランティア組織について、市長にお尋ねいたします。

 市長はこのたびの所信表明の中で、「我がふるさと鳴門が、豊かで住みよい美しいまち、人に誇れるまち、人に語れるまち、このようなまちづくりを進めたい」とおっしゃっております。私は、新しい市長、新しい市政にふさわしいキャッチフレーズであると感心いたしております。

 出雲市長であった岩國哲人氏は、行政こそ最大のサービス産業であることを基本にしておりました。それを基本にしていろいろな施策を展開していった様子は、岩園氏の数多くの著作で知ることができます。その中で、岩國前市長の基本とするところを市の職員がよく理解して、充実した住民サービスができていたようであります。

 例えば、企業であれば、経営者の経営についての姿勢、方針、信念によって、将来その企業が成長していくかどうか、判断できると言われております。逆に、経営者が将来の方向性について確固たる指針もなく、また従業員が経営者の基本的な考えを十分に理解していないような企業では、充実した成長を図ることができません。これはどのような組織でも当てはまることと思います。

 そこで、私は市長の政治家としての信念といいますか、基本的な姿勢なり、考え方とでもいいますか、いわゆる市長の政治信念たるものをお聞かせ願いたいと思います。

 次に、市長は今までいろいろな場、すなわち広報なるととか新聞社のインタビュー、所信表明など、いろいろな機会に、きめ細かく市政方針を語っておいでです。それらの市政執行の基本的な姿勢として、「市民の立場に立って、市政を運営することを基本とする。市民の意思を尊重し、奉仕する行政を進める」と述べておられます。また、五月一日の初登庁の後に市の職員に、「ボランティア精神で市民に接してほしい」と訓辞しています。ここで私が特に注目したのは、奉仕する行政を進める、ボランティア精神で接する、この二点についてであります。市長のこの精神に従って、職員は業務を行っていくのであります。この点につきまして、特に具体的に詳しくお聞きしたいと思います。

 本来、私は仕事におきましては、ボランティア精神よりも、プロの精神が必要でないかと思っております。市の職員の仕事において、ボランティア精神で市民に接してほしいとの見解がよくわかりません。市長の意味する、行政業務における奉仕する行政とは何なのか、ボランティア精神とはいかなる精神なのか、市長のお考えをお聞かせ願います。

 御答弁によりまして再問いたします。よろしくお願い申し上げます。

     〔市長 山本幸男君登壇〕



◎市長(山本幸男君) 三津議員の御質問で、私の信念とは何かという御質問のようでございますので、まず第一に、三津議員はプロに徹するという表現をしておりましたが、プロに徹するのは当然のことでございます。さらに、その上に私はボランティア──ボランティアとは何か。あの阪神・淡路大震災に、多くの若者が無報酬で駆けつけてきました。現代の若者は云々と言われておりますけれども、現実にああいう事態になったときに、まだ──まだというか、我々日本人の中にある強い、この社会、この地域に対する責任感、郷土愛、国家愛、そういうものを持っておるものが発露しておると、私は見ておるわけでございます。そういう精神を、我々自身が持っておるものを、もう一度再確認しながら出そうではございませんかということでございますので、プロであるベきだというならば、その人はプロでないという証明でございますので、私はそういう意味から、プロは当然である。さらにプラス、ボランティア精神を持っていただきたいと。

 岩國前出雲市長は、サービス業だという表現をしておりましたけれども、行政は確かにサービス面は非常に多いと思いますけど、それだけではない。やはりむしろ、僕はボランティアの方が近いんでないかと、こういうふうに受けとめておるところでございます。

 以上です。

     〔十九番 三津良裕君登壇〕



◆十九番(三津良裕君) 再問いたします。

 先ほど坂東議員の質問に市長が、法の執行者と行政の税の執行者という立場で、力強い御答弁がございました。ただいまそれの、一番の市長のいわゆる根幹をなす基本的なお考えを聞き、本当に安心しております。今まで市長は、市民の立場に立ち、多くの市民の声を聞いて、市民の意思を尊重し、奉仕する行政を行うが、その前提に何といっても、市民のやる気と才覚が必要条件ですよと言っているような気がいたします。

 例えば、商店街の活性化について、きのう御質問がございましたが、御答弁もございましたが、行政が駐車場問題に取り組んでも、それは必要条件であり、十分条件ではない。商店街の経営者の営業努力がなくてはならない。また、ごみの減量化についても、市民の皆様にお願いしております。つまり、減量化計画を策定して市民ヘの啓発を図りたい。また、国民健康保険税の引き上げについても、医療費の伸びを抑制することが事業の安定である、というように市民にお願いしておりますなどなど、市民のやる気とオ覚に対して多大なる期待を寄せているように思えるのであります。つまりは、自分のことは自分で自己実現していく努力が必要であり、市民皆さん一人一人が、まちづくり、地域づくりの主役であると言っておられるように感じられます。

 そこで、市民一人一人が、まちづくり、地域づくりの主役は自分であると自覚し、自発的かつ積極的に活動しているのが、地域にあります多くのボランティアグループであります。今後、市民のボランティア活動を外して、地域づくりは成り立っていきません。市長は、商店街の活性化について、「商店街の活性化に行政が主導して成功したためしがない。こうした事業は民間主導で進めていきたい」とおっしゃっています。これと同じように、私はボランティア活動についての基本的な考え方は、自然発生的かつ民間主導の方が望ましいと思っております。今市長から御紹介がありましたように、そのよい事例といたしまして、阪神大震災における救助や援助活動での民間ボランティアの活躍が、マスコミの報道などでよく 知られているところであります。

 そこで、市長にお伺いいたします。

 鳴門市のまちづくり、地域づくりを進めていく上で、ボランティア活動の必要性と重要性をどのように考えておられるのか。そして、それらの組織の活動について、行政としてどのように支援または活用していかれるのか、お考えをお聞きしたいと思います。

 答弁により再問いたします。

     〔第一助役 西本信也君登壇〕



◎第一助役(西本信也君) 市長にかわりまして御答弁を申し上げたいと思います。

 ボランティア活動は、従来は特別な人の一方的な奉仕活動と考えておりましたけれども、現在では地域の人すべてが支え合って福祉社会を築いていく活動だと認識されております。三津議員さんのおっしゃるとおりでございます。

 鳴門市におきましては、ことしの四月現在、二十一団体、三百五十九名の方が鳴門市ボランティア連絡協議会に加盟いたしておりまして、地域福祉事業、地縁環境に関する事業、研修会への参加など、積極的な活動を行っておるところでございます。平成三年には社会福祉協議会にボランティアセンターを設置いたしまして、鳴門市ボランティア連絡協議会が活動の組織化、育成、各種団体への連絡・調整に努め、活動を地域に密着させていく努力をいたしております。

 さきの一月十七日に発生いたしました阪神・淡路大震災では、災害復興に当たりボランティアの方々が積局的に参加されまして、活躍されましたことは御案内のとおりでございます。

 鳴門市といたしましても、常に社会福祉協議会と協力しながら、今後ボランティア活動を積極的に支援いたしてまいりたいと考えておるところでございます。御理解をいただきたいと思います。

     〔十九番 三津良裕君登壇〕



◆十九番(三津良裕君) 再問と申し上げるよりは要望になりますけれども、今後の鳴門市のボランティア活動について、できましたら、行政の方から表彰制度を導入し、またそれを充実していただき、その上でボランティア活動の強力な組織化を図るために、他の市町村とのネットワークづくりに対する情報の提供、そして何よりもボランティアをしたいという方が何人も、数多くおいでますので、登録制度の充実を図っていただきたいと思います。

 ボランティア活動の充実によりまして、明るい鳴門の地域づくりが推進されますことを願いまして、質問を終了いたします。



○議長(矢野善治君) 小休いたします。

     午前十一時三十五分 休憩

     午後 一時  一分 開議

     〔副議長 近藤龍彦君 議長席に着席〕



○副議長(近藤龍彦君) 再開いたします。

 次に、

一、観光行政について

             二十八番 中西久雄君

     〔二十八番 中西久雄君登壇〕



◆二十八番(中西久雄君) 二十八番中西久雄でございます。議長の許可をいただきまして発言をいたしたいと思います。

 まずは、このたび厳しい選挙で市長に御就任になられました山本市長に、心からお喜びを申し上げます。おめでとうございました。

 私は、議会の刷新・改革を市民に強く呼びかけて、時代の求める新人ブームに便乗いたしまして、議席を得ました感激と責任の重大さを痛感いたしております。

 初心忘るるべからず、この四年間、一生懸命努力をいたしたいと思っておりますので、市長はじめ理事者の皆様、議員の皆様、また報道の方々よろしく御指導、御協力を賜りますようお願いを申し上げます。

 私は、新人会派みらいの一人として、観光行政について、市長並びに理事者に御答弁をお願いをいたします。

 まず第一点の明石海峡大橋開通を控えての観光行政についてでございます。

 当市は、四国の東玄関口として、諸先輩の努力もあって栄え、現在に至っております。瀬戸内海国立公園に指定され、渦潮で名高い景勝地です。鳴門海峡大橋が開通して、早くも十年が経過しました。第三次鳴門市総合計画で指摘されているように、明石海峡大橋が開通しますと、京阪神圏と道路で直結され、架橋新時代を迎えます。四国縦貫自動車道徳島─藍住間が八月九日に開通されるとの発表も、日本道路公団からされております。鳴門海峡大橋が約一千億の投資と聞いておりますが、当市では当時、大鳴門架橋記念館が完成されて、大橋ブームで大勢の観光客が押し寄せてまいりました。観光設備の広がりが、交通が不便で渋滞に巻き込まれ、不評を買ったものでした。観光は点で結ぶのでなく、線で結べというふうに言われております。通過型の観光地にならないよう十分な見直しがされているのでしょうか。

 市長は、滞在型・通年型観光地として基盤整備を図るとの表明がありましたので、その点もどういうふうに計画がおありか、お尋ねしたいと思います。

 また、近く行われます渦まつりにつきましても、先般新聞でその日取りの悪さ、そこらを指摘されておりましたので、観光行事につきましても日程などを含めて、この際考え直すおつもりがあるのかどうか、これは非常に重大なことでないかと思います。ただ決めて、その日取りがあいているところへ埋めると、こういう言い方をすれば非常に失礼かとは思いますが、そういう嫌いがあってはならないと思います。

 やはり渦といいますと、春先ということに私たちは聞いております。ですから、できれば人が押し寄せる春先にできないものでしょうか。そういうことも含めてお尋ねしたいと思います。

 民間では、大塚国際美術館が鳴門公園に計画され、市長もこれにはできる限り協力をしたいというふうなお話がございましたが、何か取り立てて応援するような措置がとられるのでしょうか。この点もお尋ねしたいと思います。

 平成九年五月十五日には市制施行五十周年記念と、そういうことにあわせて、鳴門市の高島に計画されている塩業資料館、これも市民が待望しておりました古くある塩業について、青少年あるいは幼児が知る機会を与えるといいますか、そういうことも含めまして、非常に歓迎されていると思いますので、これは私としても大変喜ばしいことだと受け取っております。

 それと、県の行事の中と一体とすると思うのでございますが、徳島県リゾート構想「ヒューマン・リゾート、とくしまの海と森」と、これがウチノ海インターナショナルマリンガーデンとして取り上げられております。

 それと私の地元として非常に関心があるわけでございまして、要望しております文化的・歴史的資源を生かしながら、精神のリフレッシュに重点を置いた大麻メディテーションリゾート、そういう構想があるようでございますが、この進捗状況をお尋ねしたいと思います。

 それと、二点目でございますが、むらおこし、まちおこし運動についてお尋ねしたいと思います。

 近年、全県的にむらおこし、まちおこし運動が広がりを見せておることは皆さんも御承知のとおりだと思います。当市でも四月三日に、北灘町粟田漁協で鯛まつりが実施されております。新鮮なタイ、その他魚類が安く手に入るというふうなことで、大勢のお客が寄って非常に好評であったというふうに聞いております。また、同じ櫛木地区でレンゲまつりというのがございました。これは現在続いているかどうかわかりませんが、そういうふうに鳴門市内でも、あちらこちらにむらづくり、まちおこし、そういう機運が持ち上がっております。

 私ら地元のことを申し上げて非常に恐縮でございますが、私も議員になる前には、そういうことの先頭に立って運動を進めてきた者の一人でございまして、御承知の四八国体が大成功裏に終了いたしましたが、私としましてはスポーツ熱を高めるという意味もありますし、国体を成功させようというふうな気持ちも高まってきておりまして、ちょうどマラソン大会を平成元年に取り組んでおります。これが継続して、去年第六回大会まで開催をいたしてまいりました。参加者が二百名そこそこから七百五十名のところまで来ております。これを、平成七年度は一千名を目標にというふうなことで、ボランティア活動で地域の人たちにお願いしながら、そういうスポーツ熱を高めるという意味もありまして取り組んでおります。

 それともう一点、蛍まつりというのがございます。皆さんも御承知とは思いますが、昨年度は四国放送テレビが取り上げていただきまして、大勢の方が押し寄せてこられました。ことしは残念ながら、去年からの天候異変で蛍の数が非常に少なくて、この六月十日、十一日、二日をかけて開催したわけでございますが、非常に楽しみに来ていただいた子供さんたちや保護者の方に、残念なお気持ちで帰っていただいております。いまだに蛍を見ようというふうなお方が、毎晩のように列を連ねてお越しになっております。その中で、私は自然保護、環境保全というふうなものを訴えておりまして、緑がなくなれば生物はすべて死に至るというふうな概念もございまして、緑を大切にしようというふうなことで取り組んでおります。

 そういうことでございまして、ちょうど市当局といろいろな交渉のやりとりがございましたが、こういうふうに一つの行事を実行していくためには、多くの人のボランティアが必要でございますし、また来てくださった人に何かしら心の和むような、土地としてできることがないかというふうなものを考えていきますと、費用もかさむこともございます。そういうことは、また地域の団体とか篤志家の方にお願いして集めておるというふうなことが現状でございます。

 当市では、コミュニティー活動で住みよいまちづくりというふうなものの発想で、むらおこし、まちおこしを支援していこうというふうなお考えから人権室ができて、自治振興会の組織の中で、そういうものを解決していこうというふうな動きが出てきておるというふうに聞いております。できますならば、その概要、私の不勉強かとは思いますが、お知らせいただければ幸いと思います。

 以上、思いつくままに申し上げましたが、どうかよろしくお願い申し上げまして、答弁によっては再問にいたしたいと思っております。どうぞよろしくお願いします。

     〔第二助役 長野好晴君査壇〕



◎第二助役(長野好晴君) それでは、市長にかわりまして私の方から答弁をさせていただきます。

 まず、観光行政のうち、明石海峡大橋開通に控えての観光行政の関係でございますけども、まず本市の観光におきましては、議員さんもおっしゃるとおり、瀬戸内海国立公園鳴門や渦潮をはじめ阿波踊り、四国霊場、ドイツ館、大谷焼といった歴史と伝統を誇る観光資源に恵まれております。また観光入り込み客を、昭和六十年の五百八十万人をピークに、その後は四百万人台を維持してきたところであります。しかし、鳴門の観光は従来から通過型・季節型の観光地と言われており、年間を通じての滞在型,通年型の観光地としての地位の確立は久しく望まれてきたところであります。

 そのような中、民間資本によります本格的なリゾートホテルやゴルフ場、また美術館といった施設が完成を見ております。さらには、平成十年春の明石海峡大橋の開通に焦点を合わせ、ウチノ海総合公園や大塚国際美術館、そして塩業資料館などの建設が計画されており、観光客の受け入れ態勢も急速に整備されつつあります。加えまして、徳島自動車道の建設も進み、交通アクセスも飛躍的に進歩を遂げようとしております。

 いずれにいたしましても、明石海峡大橋の開通が今後の鳴門市をはじめ徳島県、ひいては四国全体の観光にとりまして、最も重要なターニングポイントになることから、鳴門、徳鳥といった小さなエリアにとらわれることなく、四国全体あるいは瀬戸内から近畿、山陰といった地方まで含めた広域圏観光を確立していかなければならないと考えております。また、関西国際空港の開港に伴いまして、外国人観光客の増加が予想されることから、外国語併記の観光パンフレットや観光案内板の整備といった、外国人観光客の受け入れ態勢の整備も進めてまいりたいと考えております。

 次に、鳴門市最大のイベントであります阿波踊りでございますが、ここ数年、県外エージェントなどからの予約申し込みがふえてきているものの、全体的に見て観客動員数が伸び悩んでおります。今後踊り連の育成をはじめ、桟敷等の設営問題等も含めまして、鳴門の阿波踊りの内容充実に努めてまいりたいと考えております。

 また、ドイツ館を舞台に昨年にスタートいたしましたイベント「ドイチェス・フェストinなると」は、鳴門市の文化活動を象徴し、高い情報発信性を持つ鳴門の第九をメインといたしました、他に類を見ないイベントでありまして、全国から観光客を集めることのできる貴重なイベントでありますので、ドイツ館とともに大きく育ててまいりたいと考えております。

 また、観光都市鳴門のイメージアップを図るため、観光パンフレット、観光ポスターの作成やテレビなどによりPRにも努めてまいりたいと考えております。

 次に、六月十四日徳新で出ておりまして渦まつりとか鳴門第九の日程等の関係でございますけども、この関係については、例えば鳴門の第九であれば、いろいろと日程上の問題で、六月という形でしておるとこでございますけども、それにつきましても第九の発祥が六月と、ドイツの俘虜の方が来られたとき六月一日に第九を歌われた、それを記念といたしまして事業をやっておりますので、いろいろと日程等問題もあることから、今後そういうふうな面も、投書の面も含めまして考えてみたいと思います。

 それから、もう一点の大塚の美術館の協力等の関係でございますけども、大塚の方からそれぞれ協力要請がありましたら、その都度できる限り協力をしていくという方向で、市長の所信にも述べましたとおり、その都度応援をしていくという考え方にしておりますので、よろしくお願いいたします。

 それから、次の二点目に質問ありました地域おこしのイベントに対する問題でございますけども、現在議員さんおっしゃるとおり、自治振興人権室が推進しております地域自治振興会は、体育、文化、環境、福祉、安全といった五つの活動を柱といたしまして推進しておるところでございます。

 敬老会や運動会といったように、その地域の住民みずからが計画いたしまして、参加する活動を通しまして、地域内の住民がお互いに連携いたしまして自治意識の高揚を図り、住みい地域づくりを推進しようとするものでございます。こうした目的に合った地域活動をコミュニティー活動といたしまして集約していただき、地域づくりを推進していただくための組織が自治振興会と考えておりますので、今後ともそういった面でよろしくお願いいたしたいと思います。

 以上、私の方からさせていただきました。

 なお、答弁漏れにつきましては、担当部長の方から答弁させていただきますので、よろしくお願いいたします。

     〔企画開発部長 元木義時君登壇〕



◎企画開発部長(元木義時君) 私の方からは、御質問の県のリゾート構想につきまして、進捗状況のお尋ねがございました。その件につきまして御答弁をさせていただきます。

 議員さんも御承知のように、県のリゾート構想ができましたのは、昭和六十二年に総合保養地域整備法、これがリゾート法と俗に言われるものでございますが、それが制定されました以降、御承知のように日本全国でリゾートのこの計画ができたわけでございますが、徳島県もそれにおくれないように計画を策定したのが、先ほどの御質問の「ヒューマン・リゾートとくしまの海と森」の構想でございます。

 リゾート法の目的につきましては、あくまで民活が主体でございまして、そういった意味からいたしまして、鳴門市のそのリゾートにつきましても、また県のリゾート構想も含めてであろうかと思いますけれども、公共的な施設をつくっていくというふうなことではなくて、主として民間の活力を生かして、施設の整備を図っていこうというふうな方向で進めてきたところでございます。

 「ヒューマン・リゾートとくしまの海と森」の構想の概要につきましては、徳島市、鳴門市を含みます四市十六町一村がその構想の全体のエリアとして含まれておりまして、徳島県全体で八カ所重点地区というのを設定いたしております。その中で、御質問のように鳴門市におきましては、鳴門ウチノ海地区インターナショナルマリンガーデンと、それから大麻と北灘を中心といたしました大麻メディテーションリゾート地域、この二つが重点地区として設定をされておるところでございます。

 その中で、どういった動きがあるんかというようなお話でございました。鳴門ウチノ海地区におきましては、計画といたしまして大きく浮上いたしておりましたのは、徳島の三〇〇〇日戦略にも載っておりますように鳴門ウチノ海総合公園、さらには堂浦海洋性複合リゾート構想、それから私どもの方で推進をしてまいりました、島田島におけますところのアルカディア鳴門、これが大きな計画であろうかというふうに思います。

 進捗状況につきましては、その三つのうち現在進んでおりますのは、鳴門町高島地区におけます、一番最初に申しましたウチノ海総合公園でございます。地元の皆さん方の御協力を得まして本年四月から事業、埋め立てに着手をいたしておるということでございます。

 先ほども申しましたように、民間が主体でございますので、この中へ進抄と申されたら、一つはやはリリゾートホテルが、この法律ができた後、構想ができた時点で二件ほど進出をいたしておりますので、そのリゾートホテルも進捗いたしておるというふうなことになろうかと思います。

 さらにまた、県の方で構想をつくりまして国の御承認をいただいた時点では、大塚さんの美術館、これにつきましては正確に大塚国際美術館とは名前は載っておりませんけれども、美術館というふうな形で載せておりますので、それも着手されたということでございますので、進んでいるのじゃないかというふうに思っております。

 次に、大麻北灘地区の構想でございますけれども、大きなものといたしましては、今でき上がっております瀬戸内カントリークラブ、これがリゾート構想に入っておりますので、これの整備が完成しておるということと、そのほかドイツ村公園も市が行っておりますけれども、これもリゾート構想の中に入れ込んでおりますので、これも進んでいっておるというふうにとらえていただければと思います。

 なお、もう一つ、民間の方で鎌田農園さんが牧場をつくられましたが、これなんかもその一つの事業というふうなことで取り入れてございますので、これらができたんじゃないかと。

 なお、全般的に申しまして、御承知のように経済の停滞というふうなことから、事業が中断と申しましょうか、休んでおる事業もございます。なお、私どもといたしましては、それぞれの企業さんに継続してアタックをいたしておりますので、できるだけ早く経済が回復していただいて前へ進めれば、鳴門市の活性化につながるんじゃないかというふうなことで考えております。

 以上でございます。

     〔二十八番 中西久雄君登壇〕



◆二十八番(中西久雄君) ただいま私の内容につきましてお答えをいただきまして、一部再問をさせていただきたいと思います。

 先ほど助役さんが述べられました、コミュニティー活動で住みよいまちづくりというふうなことでございまして、自治振興会というものを各地で──十四地点ですか──つくって、その中で、一応市民が参加していけるような行事を取り上げていくと、そういうふうなお話でございました。

 こういうことも、いろいろ広報なりなんかで官伝はしていただいておりますが、十分下々まで浸透がされているかといいますと、ちょっと疑間の点があろうかと思います。なるべく、そういう点につきまして具体的な広報をお願いをしたいと思います。まだ組織づくりの段階で、十分な活動ができるところまでいっていないんだということも聞いておりますが、できるだけ早くそういう組織固めをしていただいて、十分なそういうことができていきますように、早く市民が要望しておりますようなむらづくり、まちおこしといいますか、そういうことが隅々まで取り入れられるような、そういうことを望みたいと思います。

 それと、観光行政全般に言えるわけでございますが、今も申されましたように非常に経済の陰りがあって、民間を主体にやっていくんだというふうなお話でございまして、市の方の積極的な働きかけというのが、今のところ、後向きになっていくように感じておりますんで、そういう点も一応、できれば積極的に働きかけをしていただいて、一つでも二つでも観光資源が広がっていきますように、お願いしておきたいと思います。

 私の再問については、一応今までで十分皆さんも御納得をいただけると思いますので、これで終わりたいと思います。

 最後に、市長の所信表明の中にもありましたように、鳴門が豊かで住みよいまち、美しいまち、人に誇れるまち、人に語れるまちとなるようにするには、強いリーダーシップが要求されます。どうか市長も健康に留意されまして、市民の要望されるような観光都市鳴門になりますように頑張っていただきたいと思います。終わります。



○副議長(近藤龍彦君) 次に、

一、市長の政治姿勢について

             五番 橋本国勝君

     〔五番 橋本国勝君登壇〕



◆五番(橋本国勝君) 議長のお許しを得て登壇いたしました橋本国勝でございます。

 第一回目の登壇ということで、胸の高鳴りを覚えます。もとより若輩、未熟者でありますが、そんな私に御期待をくださいました大勢の市民の皆さんの、市政に対する思いを少しでも実現できるよう一生懸命勉強して、これからの四年間を努めたいと思います。先輩、同僚議員の皆さん、市長をはじめとする理事者の皆さん、よろしくお願いをいたします。

 それでは、通告に従いまして質問をいたします。

 まず、市長の政治姿勢ということで、鳴門地区における諸計画と対応についてお伺いをいたします。

 四国の東北部に位置し、京阪神圏に最も近く、四国ヘの玄関都市でもある鳴門市は、平成十年には明石海峡大橋の完成に伴い、日本第二の経済集積を持つ近畿圏と直結することになり、近畿圏との連携強化を図るための役割が一層増大してくるものと思われます。また、四国縦貫・横断両自動車道など、高速交通体系の整備が着々と進められており、本市は四国の玄関口として、近畿との人、物、情報などの交流の拠点としての役割もますます増大してくるものと思われます。

 このような重要な役割を求められる本市に、平成五年に制定された地方の活性化を目指した地方拠点都市地域整備法によって、先ほどもお話がありました本市を含む四市八町一村が徳島東部地方拠点都市地域に指定されたと聞いております。特にその後、策定された計画では、鳴門町高島地区と鳴門駅周辺地区のニカ所が拠点地区として定められたとのことであります。そのような中にあって、鳴門市は平成六年に高齢化、国際化、社会経済環境の変化を見きわめ、架橋新時代への都市づくりの基本方向を第三次鳴門市総合計画としてまとめ、事業の具体化に努めているように聞いております。

 先ほどの中西議員の質問と重複する点もありますが、私は高島の出身でありますので、まず記念すべき初登壇は地元のことということで、鳴門地区における第三次鳴門市総合計画及び拠点都市地域計画での鳴門地区における主要な事業計画、特にハード事業について、その内容と進捗状況をお伺いいたします。

 次に、二問目としまして高島地区の排水対策についてお伺いをいたします。

 この問題については、先輩議員であった小森さんが、高島三ツ石地区における区画整理区域と旧居住地の地番の高低差による浸水対策、また市が進めている排水計画での計画区域の拡大や時間当たりの雨水能力など、公共下水道整備計画等について、たびたび質問をされてきたと聞いております。私も地域の一員として、この問題に取り組んでまいりました。その後、市としても区画整理地域と旧居住地域との境界水路の整備や、ポンプの増強などの対策を実施していただきましたが、昭和五十五年につくられた排水計画が不備であり、排水施設の能力不足も甚だしく、地区住民はいまだに少し大きな雨のたび浸水の不安を抱き、安眠できぬ夜を送っている現状であります。

 そんな中、平成四年第二回及び平成七年第一回の定例会において、小森さんの質問に前市長は、撫養ポンブ場及び撫養排水計画が終われば、高島地区に取りかかるとの意思表示をされておりますが、担当部におかれましては撫養の計画がいつごろ終わり、また何年度ぐらいから高島地区の整備に取りかかれるのか、お伺いをいたしたいと思います。

 以上、二点について理事者の御答弁をいただき、それによって再問をしたいと思います。

     〔企画開発部長 元木義時君登壇〕



◎企画開発部長(元木義時君) 橋本議員さんの御質問にお答えをいたしたいと思います。

 私の方からは、高島地区におけます、鳴門町地区におけます総合計画及び徳島東部地方拠点都市地域の基本計画におけます主な事業を御説明をさせていただきまして、進捗につきましては、それぞれ担当の部の方から御説明をさせていただきたいというように思います。

 鳴門町地区におけますハード面での主要事業と申しましょうか、主な事業につきましては五つ事業がございます、まず第一点は、先ほど申し上げました鳴門ウチノ海総合公園、これは事業主体が県でございます。次に、生涯学習のむら計画の中で生涯学習センター構想、それから公営住宅の建設、この二つがございます。さらに四点目といたしましては、市が計画をいたしております塩業資料館、これが一つでございます。最後に、現在建設を進めております第二小鳴門橋を中心といたしました黒山中山線の整備、これがございます。以上、五つが大きな事業でございます。

 進捗状況のお尋ねがございましたので私の方からは、県の事業でございますけれども、鳴門ウチノ海総合公園につきまして御説明をさせていただきます。

 議員さんも既に御承知のこととは存じますんですが、本事業につきましては、今申しましたように県が主体となって進めている事業でございます。高島海岸コースタルコミュニティーゾーンとして建設大臣の認定を受けまして、内ノ海地区に「海へのいざない」をテーマにした都市公園を主体に、これも民間活力を導入いたしまして、一体的にリゾートの拠点整備を図るものでございます。これは県の三〇〇〇日の徳島戦略の主要プロジェクトにも位置づけされておりまして、先ほども申しましたように、ウチノ海のリゾート構想の中の中核的な拠点というふうにも位置づけされておるものでございます。

 施設の内容といたしましては、自然との共生、自然との触れ合いをテーマに、海と気軽に接していただいて、海とのかかわりを学び、体験し、味わい、楽しむことのできる公園を目指しております。主な施設といたしましては、テーマ館でございますとか、エコロジカル公園、それからじゃぶじゃぶ池、リゾートパークセンター、多目的広場、駐車広場、中央芝生広場、管理施設等がそれぞれ計画をされておるところでございます。

 現在、どのように進んでおるかというふうなことでございますが、平成六年度末におきまして、一部陸上部の用地買収と護岸工事が発注されまして、現在既に一部土砂の搬入も行われておるということでござぃます。本年度中には本格的な埋め立て工事に着手というふうなことになっております。

 以上でございます。

     〔建設部長 宮崎義範君登壇〕



◎建設部長(宮崎義範君) 私の方から、私どもに関係のある三点ばかりを御答弁したいと思います。

 まず、御承知のとおり、第二小鳴門橋関係は県事業でございますが、現在、一部用地がまだ未解決な部分はございますけれども、県の話では日標は現在でも九年度末と聞いております。

 それと、公営住宅でございますが、市営と県営がございまして一棟ずつ、二十四戸分ずつを、昨年度に基本設計を終えまして、今年度に実施設計を終え、今年度末に県も市もでございますが、一棟ずつに着手する予定でございます。完成は来年度末の予定でございます。

 次に、高島排水区の排水対策でございますが、現在国の認可を受けております都市下水路は撫養と撫養西部、高島と三カ所ございまして、撫養と撫養西部は昭和四十三年十二年二十八日に認可を受け、高島は昭和五十五年二月二十九日に認可を受けてます。で、三排水区がございますが、現在管路の進捗率といたしましては、撫養排水区が四八%、撫養西部が七五・三%、高島が六・六%でございまして、撫養排水区の完了予定はということでございますが、撫養排水区は管路でただいま四八%、それとポンプ場でまだ一部暫定の供用でございますので、完了予定年度は、当分かかるという程度でお許しを願いたいと思います。

 各排水区の整合性を考えながら事業は進めておるわけでございますが、本年度より第一期工事の完了いたしました、無養ポンプ場に流入する八幡東浜主要幹線の管渠工事の着工を予定しております。高島排水区につきましては、現在国の変更認可を受けるべく変更計画の見直し中でございまして、御理解を賜りたいと思います。

 なお、参考までに申し上げますと、もう議員さんも御存じと思うんですが、従来の計画は集水面積が七十ヘクタールであったんです。それを今度の見直ししようとしておるのは百二・五ヘクタールです。それともう一つは、従来は、五十五年当時はいわゆる確率年が七年でございましたが、現在の都市下水路は確率年が十年となっております。そういうことからして、事業費も大幅にアップされる見込みであります。

 以上でございます。

     〔教育次長 中川正幸君登壇〕



◎教育次長(中川正幸君) 私の方から塩業資料館の建設と生涯学習センターの件について御説明申し上げます。

 塩業資料館の建設につきましては、既に市長が昨日代表質問でお答えいたしておるところでございますんで御理解いただきたいと思います。

 生涯学習センターの建設でございますけれども、当該施設の建設計画につきましては、平成元年十一月に、豊かな住環境の中で、生涯学習を通してコミュニティーをはぐくむということを目的といたしまして、生涯学習のむら整備計画の策定に当たり、総合的な調整を図ることを目的といたしまして策定委員会が設置され、その中で生涯学習センターの建設が計画されております。しかしながら、諸般の都合で、現在のところ、いつ、どこに、どの程度の施設を建設するか具体的には決まっておりません。趣旨は理解できますが、しばらく検討の時間をいただきまして、建設に取り組んでまいりたいというふうに思っておりますので、御理解をいただきたいと思います。

     〔五番 橋本国勝君登壇〕



◆五番(橋本国勝君) 再問をいたします。

 いろいろと、第一問目の鳴門地区における諸事業の計画と実施状況についてお聞かせをいただきました。

 四国の最先端部で、本四道路に隣接する鳴門地区は、四国の玄関鳴門のさらに玄関先であります。ここにもろもろの事業の計画が進められていることは大変喜ばしいというべきでしょうが、これまでの経緯として地区住民にとっては、自然を取るか、開発を取るか、たびたび問題となり議論をされてきたことであります。しかし、それも今は開発の波に押し切られた形で、事業は国、県、市の事業の上に、民間の大きな事業も次々と進められております。そのために新たに交通停滞や建設機械の騒音、ほこり、開発用地の雑草、廃棄物の不法投棄など、住民の生活環境の悪化も甚だしく、その対処に地区住民は苦慮しております。市当局におかれましてはこうした状況を把握して、地区住民の生活環境の諸問題に対する窓口となって、市はもとより国や県、民間業者に対応し、対処していただくよう強く要望いたします。

 そこで、御説明の事業計画の中で三点だけをお伺いいたします。その一つは、都市計画道路黒山中山線についてであります。もう一つは塩業資料館、そして三点目は生涯学習センターについてお伺いをいたします。

 まず最初に、都市計画道路黒山中山線についてお伺いをいたします。

 この道路につきましては、現在第二小鳴門橋の建設に着工され、橋脚も次々に建てられ、さらに中山へ抜けるトンネル工事にかかっているようですが、先ほども建設部長からお話しありましたように、明神の一部に用地の買収が残っているように聞いております。また、この事業計画の中で、三ツ石から黒山までの整備計画が一向に県の方で示されておりません。既に鳴門ウチノ海総合公園の埋め立て工事が始まったにもかかわらず、これに最も関連のある道路の計画はどうなっているのでしょうか。現在でも小鳴門橋付近では道幅も狭く、時間によっては鳴門教育大学関係者など、非常に交通停滞を起こしている状態でありますし、これから先、鳴門ウチノ海総合公園関係の工事車両の増加が見込まれます。また、平成十年度の明石海峡大橋開通時に、この埋め立てられた用地で行われると言われております開通記念行事の際には、この黒山中山線は全線開通しているのでしょうか、お尋ねをいたします。

 また、かねがね我々住民がこの路線を決めるときには、中島三ツ石地区の遊水池になっているスクノ海の海面埋め立てをしないようにとの要望に対し、どのような配慮をなされているのか、お伺いをいたします。

 もろもろの事業計画の推進は非常に結構なことですが、一番大切な交通アクセスの整備を後回しにされたのでは、住民はたまったものではありません。この点についてどのようになっているのか、お伺いをいたします。

 次に、事業計画の中の塩業資料館についてお尋ねをいたします。

 昨日の平岡議員と先ほどの中西議員の質疑と重複する点はお許しを願い、お伺いをいたします。

 言うまでもなく、鳴門市は塩業によって発展をし、私も子供のころは塩田の手伝いをして過ごした時期もありました。しかし、近年の技術革新によって塩田は消え、塩田のことは忘れ去られようとしております。先祖代々の貴重な歴史的な財産を後世に残すためにも、今現在関係者や関係品が存在している時期に、最大で最良の資料館をつくつておく必要があると思います。

 そのためには現在のような教育委員会の一部局でなく、塩業資料館建設委員会のような大きな組織をつくって事業を進めてはどうでしょうか。そして、有識者はもちろんのこと、塩田に従事したお年寄りや塩業家など幅広い関係者で、入り浜式塩田の修理・復元を含めた中身についても十分検討する必要があると思いますが、いかがでしょうか。

 また、国指定の重要文化財福永家が、個人の所有であれば十分な管理もできないので、市が購入をして資料館と一体となった運営ができないのか、お伺いをいたします。

 次に、拠点都市地域計画の中の生涯学習センターについてお伺いをいたします。

 先ほども御説明がありましたように、市としては生涯学習のむら整備計画を策定したと聞いております。高島地区には新しいタイプの公営住宅の建設や住環境の整備が推進され、また御説明のいろいろの県、市の事業のほかにも、大塚美術館の建設も進められております。また、学習活動の機会の提供や学習意欲を盛り上げるための鳴門教育大学も近くにあります。建設のための用地も十分にあり、生涯学習センター建設に最適の地と考えますが、その具体的な計画はいつごろお聞かせ願えるのか、お伺いをいたします。

 次に、第二問目の高島地区の排水対策についてですが、この件につきましては、長年にわたる小森前議員の質問に対し議論がされておりまして、一応新しい市長さんにもなられまして、もう少し前向きの話に進んでおるのかと期待をしておりましたが、まだ時間的な余裕もございませんので、このたびは一応お聞きをすることにいたしまして、まず山本市長におかれましても、この高島の排水問題については大変御認識をいただいているものと思われますので、改めてこの件につきまして市長のお考えをお聞かせいただければと思います。

 以上、お答えによりまして再問をしたいと思います。

     〔市長 山本幸男君登壇〕



◎市長(山本幸男君) 橋本議員の御質問のうち、排水のことと塩業資料館の二点について、他の件はそれぞれの関係部長から回答していただくことにいたしまして、まず第一に排水の件でございますが、先ほど建設部長が答弁いたしましたように、現在計画変更について見直し中でありますので、それらが完了次第、国の変更認可を受け、できれば八年度中にも実施設計に着手したいと考えております。

 二番目の塩業資料備については、昨日平岡議員ほかに回答させていただきましたように、先ほどの橋本議員の提案も、一つのいい御提案ではないかと思いますので、もう一度再をしたいと思一います。

     〔建設部長 宮崎義範君登壇〕



◎建設部長(宮崎義範君) 黒山中山線についてお答えをいたします。

 これももう御承知と思うんですが、県事業となっております。区画整理から黒山までの間は道路局所管となるようでございます。県においても、平成七年度より事業化に向けて調査費を計にしておりまして、七年度に現地調査をやる予定になっております。その後、この道路は都市計画道路でございますので、都市計画の決定の変更手続をとらなければなりません。変更手続が終わりますと用地買収に着手し、用地が買収できますと着工するという運びとなります。

 そこで、平成十年春の明石の開通に間に合うのかということでございますが、ちょっと難しいんじゃなかろうかと思います。

 なお、この道路のスクノ海の埋め立てについてでございますが、現在聞いておりますのは、スクノ海は埋め立てずに、トンネルで抜いていくようなルートを考えておるようでございます。

 以上でございます。

     〔教育次長 中川正幸君登壇〕



◎教育次長(中川正幸君) 生涯学習センターについて、再度お答え申し上げます。

 生涯学習センターの建設につきましては、当該施設の建設計画につきまして、平成元年十一月に、豊かな住環境の中で、生涯学習を通してコミュニティーをはぐくむことを目的といたしました生涯学習のむら整備計画の策定に当たり、総合的な調整を図ることを目的といたしまして策定委員会が設置され、その中で生涯学習センターの建設が計画されたところでございます。

 しかしながら、諸搬の都合で、現在のところ、いつ、どこに、どの程度の施設を建設するかは具体的に決まっておりませんので、御理解をお願いいたしたいと思います。

     〔五番 橋本国勝君登壇〕



◆五番(橋本国勝君) 初めての質問で要領を得ない点はお許しをお願いいたしまして、最後の締めくくりをさせていただきます。

 高島の排水問題については、市長には平成八年度という、初めて数年的な、積極的なお答えをいただき、小森前議員の長年の努力が報いられた思いがいたします。これで住民も少しは安心して眠れる日も近いと喜んでくれるものと思います。

 また、私のお聞きした鳴門地区の諸事業については、今後の成り行きを注意深く見守りたいと思います。これらの事業計画の推進は、鳴門市全体の将来を左右する重要なものであります。特に内ノ海の自然をそのまま残して、埋め立てをしないでほしいという住民の願いを退けてつくる鳴門ウチノ海総合公園は、県にも強く申し入れをして、だれからも喜ばれる立派なものをつくってほしいと思います。鳴門の西部にはドイツ館という立派な観光の中心になるものがあり、四国横断道の建設も予定され、ますます発展するものと思われます。

 そこで、今度は鳴門の東部に鳴門ウチノ海総合公園を中心にして、大塚国際美術館、塩業資料館、そして生涯学習センターと、鳴門市民が集い、憩い、そして市外の人に胸を張って誇れるものをつくっていただきたいと思います。バブル経済が崩壊した今、民間の活力が余り期待できないときこそ、県と市が一体となって、行政の力で開発を積極的に進めていただくよう強く要望いたします。

 市長におかれましては、この二十一世紀を目の前にした重要な時期に、鳴門のため、鳴門市民のため頑張っていただくよう要望して、私の質問を終わらせていただきます。

 御清聴ありがとうございました。



○副議長(近藤龍彦君) 次に、

一、教育行政について

             十番 横井茂樹君

     〔十番 横井茂樹君登壇〕



◆十番(横井茂樹君) 横井茂樹です。今回、すべてのことが初めてでございますので、いろいろ理事者の方々に失礼な発言があろうかと存じますが、その切には新人だということでお許し願いたいと思います。

 今回、議題を二点考えておりましたが、どうしても理事者の方々と密なキャッチボールをしたいと思いましたので、本日は議題を川北高校の問題のみにさせていただきましたので、どうかよろしくお願いいたします。

 もう既に一部の方は御存じかと思いますが、川北高校の問題とは、大麻中学校校区の子供たちを(仮称)川北高校に限定して、通学区域の特例区として扱っていただきたいということでございます。

 川北高校の問題については、平成六年十二月十三日に鳴門市の第四回定例議会の中で近藤龍彦議員が一度個人質問していますので、重なる部分がありますが、今回山本市長はじめ議員十名が新しく入れかわったこともあり、もう一度簡単な概要を申し上げながら質問をさせていただきます。

 川北高校は、下板五町に県立高校を新設する問題について、昭和五十五年十二月以来の定例県議会で議論が繰り返され、昭和六十二年十二月議会で、検討する場を設けるとの知事答弁がありました。昭和六十三年七月に徳島県立学校学科適正配置検討委員会が設置されました。この検討委員会で、平成二年二月に最終答申が出されました。

 答申内容は、普通科高等学校の学校規模の適正化を図り、ここが一番大事なんですけども、普通科高等学校の学校規模の適化を図り、総選校の過大規模を解消する目的としつつ、川北地区に高等学校が一校もないという現状を踏まえ、この地域に総選校の一校として県立高等学校を新設する必要があるということでございます。

 そして、用地は下板五町における地域バランス、通学生の利便性及び公共交通網、用地の円滑な確保の可能性を勘案して応神町を選定し、平成五年十月に設置することを決めた。規模を各学年十学級、計三十学級、約一千二百人の生徒数で、職員数は約百人ぐらいの計画概要となっておるとお聞きしております。

 大麻中学校校区の子供たちにとりましては、川北高校までの距離は、最も近い者で直線距離で数百メートルに位置しておるもんですから、自宅の窓をあければ見えるようなところ、つまり目の前に建設されようと言っても過言ではありません。子供たちが歩いて通えるところに学校ができるのに、遠く鳴門高校まで、保護者の経済的負担をかけながらJR・バス通学をしたり、JR・バス等の公共交通網が不便なために自転車通学をし、クラブ活動をしている子供たちの中には、夜九時あるいは十時に帰宅する場合がありますと、子供たちにとっては心労がふえるばかりです。また、風雨の強いときの交滞事故、特に女子の子供を持つ保護者にとっては防犯面にも気を使い、精神的に負担が非常に大きいのが現状でございます。

 このような状況から、大麻町の町民、子を持つ保護者、あるいは子供のいない人たちまでが何とか川北高校へ、だれもがとはいうわけではありません。入学できる条件がそろった子供たちを入学させてやろうと立ち上がったわけです。大麻町PTA連合会を中心に、十八歳以上の人たちを対象に署名活動を行い、署名総数七千四百六十一名が署名されました。当時、大麻町の十八歳以上の人口が九千七百六十一人でしたので、約七六%の人が、大麻中学校校区の子供を川北高校へ行かせてくださいとこいねがっている次第でございます。恐らく住民票を鳴門市に置いて県外にいる大学生、入院あるいは出張等で不在の人、署名依頼でたまたま不在だった人々、それらを考えれば、さらにパーセンテージは上がると思います。これは非常に重たい教宇だと私は思います。

 そして、鳴門市のPTA連合会に事情説明して協力要請をいたしました。協議していただいて、連合会の役員だけでは難しいから、今回の川北の問題を各単Pに持って帰っていただいて検討していただいた結果、各単Pより、大麻中学校区のエゴイズムでなく、身近でかつ素朴な気持ちに賛同するということで、鳴門市の子供を持つ保護者より御理解をいただきました。そして、大麻町PTA連合会と鳴門市PTA連合会の連名で、平成七年二月に地元県議会議員の立ち会いのもと陳情に行き、再度二回目の陳情として平成七年六月に、これまた地元県議会議員の立ち会いのもと県に陳情に行っております。

 高校に関する問題は、県の教育行政の管轄でありますがゆえに、市サイドで直接結果を出すことはできないことは認識しております。しかし、我々議員あるいは市教育委員会等の市サイドでは、これから高校に入る子供、あるいは子を持つ保護者、あるいは鳴門市民の要望することはできるのですから、今回の大麻地区の強い要望をかなうように努力することが、市サイドの役目かと思います。今回の七六%の署名と鳴門市PTA連合会の合意は、これから大きく、教育行政に大きな波紋を描くと私は思っております。

 そこで、大切なことは、平成九年四月に開校するならば、平成八年度に生徒募集要項が決定すると予測されます。そうすると平成七年度中に、いろいろ募集要項等の論議が交わされると思います。つまり、市教育委員会としては今何らかのアクションを起こしていただかないと、今回の強い要望が通じないと思います。恐らくPTA連合会の陳情について、県教育委員会から鳴門市教育委員会へ、この問題についてどう思うか、何らかの問い合わせがあると存じます。そのときにきちっとした鳴門市教育委員会の態度を示さなければならないと思います。市教育委員会が早急に立ち上がっていただき、鳴門市PTA連合会あるいは大麻町PTA連合会とともに歩調を合わせていただく日が、すぐそこだと期待しております。

 次に、平成六年の近藤議員の質問の答えに教育長が、「鳴門市教育委員会といたしましては、中学校長会あるいはPTA連合公等で御相談していただきまして、いずれも鳴門市全体の問題として合意は得られなかったところでございます。鳴門市教育委員会としては、地元高校育成を重点に対応してまいりたいというふうに思います。なお、子供たちのことでございますから、学校とかPTAとか市内全体の合意ができましたら、そこら辺の内容については対応してまいりたいというふうに思いますので、よろしく御理解を賜りますようお願い申し上げます」と御答弁なさっております。また、前矢野市長も、「鳴門市は地元高校を育成したい。そして、大麻校区の子供が川北へ行きたいという問題については、将来の学校の編成ということにもつながっていくことじゃないかというふうに思いますので、地元県議会議員にも、そういうようなことを県政の中で十分議論をしてもらうよう、私の方からも申し入れたいと思います」と御答弁しております。

 ここから質問事項になりますけども、そこで、山本市長でしたら、今回の川北高校の件について率直な御意見をお聞かせください。

 また、これからの教育は、視点を子供の立場に立ってすべきであり、山本市長が常におっしゃっている、市民の立場に立って考え、実行することが市民のための行政であると、私も同感でございます。それでしたら、今回の鳴門市PTA連合会、大麻町PTA連合会が要望していることについてどのようにお考えなのか、お聞かせください。

 御答弁の後、再問させていただきます。

 また、教育長にお尋ねしたいことは、その後、川北高校について基本的なお考えが変わっていないかどうか。地元高校の育成とおっしゃっていますが、普・職を別にして、特に普通科高校の鳴門高校について、どのように鳴門市教育委員会として育成に努力しているのか、もし具体的なビジョンをお持ちでしたら、お聞かせください。

 また、前矢野市長が地元県議会議員の方にどのように申し入れされたのか。もう一つ、近藤議員の御答弁の後に、PTA連合会が県に陳情に行く前に、市教育委員会に陳情へのごあいさつに参ったときに、鳴門市PTAの連合会の同意を得られて、大麻町PTA連合会と鳴門市PTA連合会の連名で陳情に行くことを御報告しておりますので、その後数カ月がたちましたので、近藤議員の御答弁に述べている、学校とかPTAとか市内全体の合意ができましたら、その内容については対応してまいりたいとおっしゃっておりますので、どのように対応なさるのか、具体的にお考えをお聞かせください。

 御答弁の後に再問させていただきます。

 以上です。

     〔市長 山本幸男君登壇〕



◎市長(山本幸男君) 横井議員の川北高校に関する私の考え方というのにつきまして、まず非常にこれは難しい問題だと思いますけれども、近い、目の前に学校があるからそこへ行くという、それ一番望ましいことだと思いますけど、逆のこと言うたら、私は二時間もかけて徳鳥の高等学校へ行ってたわけです。反対のこと言いますね。だから、近いということだけじゃなしに、そういうことよりも、まず市民の、鳴門市全体として集約して考えて、地元高校のまず第一番の育成と、それから普通高校、職業高校の問題──鳴門の場合、市工の問題ございますので──なども含めまして検討するように、事務当局の方には指示をしております。

 したがいまして、空間的に近いところ、非常に魅力ございます。非常に目の前に学校がある。しかし、基本的には市民がというか、生徒が行きたい学校をつくるというか、それが一番望ましいことだと思うんです。そういう意味では、川北高校に対しての陳情があるということは、そういう市民の一つのあらわれだとは思いますけれども、できるだけ市民の意向を酌んで、何らかの形でやるように努力したいとは思います。

     〔教育長 脇谷 功君登壇〕



◎教育長(脇谷功君) 横井議員の質問にお答えいたします。

 質問の前段にいろいろお話がありましたように、県立高等学校の学科の適正配置についての最終報告は、七年前に答申は出たと思うんです。その答申の中身が、御質問のときにも出ておりましたように、徳鳥市を含めて人口急増の地区で高校のないところに、新しく高校をつくる。具体的に川北と言われるところ、徳島市の川内町、応神町、板野郡の松茂町、北島町、藍住町、この地区の中に高校をつくると。

 それから二つ目に、議員御指摘のように、総選校の過大規模を解消して適正規模の学校にするためにつくるんだということは、総選校の中へ組み入れた学校をつくるんだというふうな適正配置についての話があり、総選校の内容については、普通科高校として定着をしておるから小幅の修正で混乱を避けるようにというふうな内容で、(仮称)川北高校については、既設の総選校の過大規模の解消を目的として、高校のない、しかも生徒数が多い地域へ設置する方針が出されたわけでございます。

 ところで、もう一つのこの適正配置についての内容として、市や町を細分化しないと、分割しないというふうな中身も示されておるわけでございます。

 御指摘のように、大麻中学校区の住民が、総選校として建設される(仮称)川北高校へなぜ行けないのかというふうな、また総選校へ行きたいと、川北高校へ行きたいというふうな要望については、感情的に非常にこうよく理解されるわけでございます。

 御質問ありましたように、七千四百六十一の大勢の署名を集めて陳情というふうなことにつきましても、私どもの方、承っておるわけでございますし、またその内容が県に参ったというふうなことにつきましても、わかるわけでございます。

 そこで、教育委員会といたしましては、前の近藤議員から同じ質問に対する内容の回答、そこら辺のことで答弁した内容をどう考えるかというふうなことでございますが、当時教育委員会としては、毎年県の定員を決める前に、PTA連合会の方で定員確保の状態で陳情をしております。慎例でございます。ところが、そのPTA連合会の陳情の第一番が、地元高校育成というふうなことをうたっておったわけでございます。この近藤議員から質問を受けたときには、そのような状態でございました。

 そこで、地元高校育成というふうな陳情をしておって、市内の一部の学校が総選の特別区扱いをしてくれというのは、非常にこう相矛盾する内容になって、合意が得られれば教育委員会は、住民、生徒の意思に沿うように努力しますというふうなことでお答えを申し上げたわけでございます。

 この経緯がある中で、私どもは、この前の議会で福島議員からも提案がありました高等学校進学検討委員会、鳴門市に高等学校進学検討委員会を設置して、この問題を含めて高校進学のあり方を検討していくように、この七月検討を早急に始めたいというふうな段取りにしておるところでございます。

 なお、地元高校育成、地元高校育成と言うが、どういうふうに考えておるんなというふうなことでございますけれども、これは学校組織運営に関する法律をまつまでもなく、あるいは県の通学区域等の規則をまつまでもなく、地元高校育成というふうなことが打ち出されております。ここら辺で教育委員会の受けとめは、やはり地元の高校、それを育成するというふうなことは、やはり地元に育ち、地元の学校を卒業していくということは、鳴門市の人材づくり、鳴門市の将来というふうな展望を開いていくときに、やはり大切なことではなかろうかと。やはり進路指導のあるべき姿は、市内の高校の、大多数が参りますので、その教育委員会として大多数の──大多数というより、すべての子供たちの幸せのために考えていくその制合の度合いが、地元高校でございますので、そういうふうなことから地元高校育成というふうな受けとめをし、考え、対応しておるところでございます。

 御指摘のように、あるいはただいま市長の御意見のお話がありましたように、行きたい学校へ行くというのが、今そろそろ日本の国の流れになってきておりますけれども、いろいろな子供たちの進路希望の調整をする中で現在の枠組みができておりますので、その枠組みの中での対応というふうなことで、私ども苦慮しておるところでございます。

 なお、地元の合意が得られたらどのようにするのかというふうなことの中で、前段申し上げましたように進学検討委員会を設置して、本当にこう鳴門市の子供たちのことをすべて出し合い、お話ししていただき、その結論は大切にして、私どもその方向に進むよう最大の努力をする決意でございます。御理解をいただいたらと思います。

     〔十番 横井茂樹君登壇〕



◆十番(横井茂樹君) 再問させていただきます。

 山本市長の御質問について、川北高校について率直な御意見をということで私の方から質問させていただきました。そしてまた、連合会が要望していることについての御意見についてなんですけども、先ほど山本市長は徳島の方に、遠く行ってたんだとおっしゃってましたけども、今総選校に行っているのが、八%は行っているわけなんですけども、その子供たちは自主的に行っているわけですから、その交通の距離というは苦労してないわけです。苦痛と思ってないわけです。その学校に行くことに期待を持って行っているわけなんです。ところが、そこに行けなくて、今度はどこへ行くか、普通科高校どこになるかといいますと、鳴門高校か板野高校なんです。で、福島議員さんが前に質問されたときもあったんですけども、どちらかといえば、鳴門の方を希望している分が多いわけなんです。そうすると、鳴門か板野かどちらかですから、鳴門へ行かざるを得ないということになると、その距離は非常に長くなるわけなんです。そういう意味で、川北高校に行けばというふうな市民の要望なんです。

 それと、私もPTAの会長として現場におりますと、実は子供たちが高校を受験しているには、基本的には受かる学校へ行くんじゃなしに、行きたい学校へというのが教育の指導だと思うんですけども、現実に現場におりましたら、行きたい学校じゃなしに、受かる学校というふうな形で今子供たちが進んでいるわけなんです。だから、普通科高校へ行きたいのに受からないから、じゃ職業高校とか、あるいは職業高校へ行きたいんだけど受からないから、普通科高校へ行くんだとかいうような子供が行ってますんで、そこらの矛盾もあるわけなんです。

 そして、前向きの市長さんのお答えいただいておりますんで、これからいい方向に進むだろうということで感謝しております。ありがとうございます。

 また、山本市長とは新しい発想のもとで、この議場でなく違ったところで、違ったグラウンドでキャッチボールしたいと思いますので、またよろしくお願いします。

 次に、教育長の御答弁についてなんですけども、PTA連合会が同意しているので、どのような対応なさるのか、具体的にとおっしゃっておりましたが、高校進学検討委員会を設けると、この名前でよろしいんでしょうか。

     〔発言する者あり〕

 ああ、済みません。高等学校進学検討委員会ですね、はい。いつごろ、だれと、どのように委員会をつくって、いつごろ、だれに、どのように、どうするか、アバウトでいいですから、わかり次第おっしゃってください。

 それと、地元高校の育成なんですけども、今回の川北高校の新設は総選五校のマンモス化を解消するために設置されるんですが、実はマンモス校ちゅうのは鳴門高校と徳商なんです。ほかにあります。二校あります。今回の川北高校の問題については、徳鳥市内ばかりに目が向いていて、鳴門市内はかごの外においているような状態はないかと私思うんです。鳴門高校も含めて考えてもらわないと、教育の環境レベルアップとか地元高校の育成など、難しい限りだと私は思っております。

 川北高校は、旧徳島市内から遠く、吉野川のさらに北側の、既存の総選校区から見れば、まだまだ地図が開いて見ても明らかなように、とんでもないところに新設されております。でも、先ほど言いましたようにマンモス校は、総選五校以外に鳴門高校とか徳商があるんだから、普・職を別に考えますと、鳴門高校だけなわけです。なぜ鳴門も含めて検討できないのか。もう一校なんだから、含めてもらっても不思議じゃないんじゃないかなと私は思うわけなんです。ぜひ鳴門高校も含めてマンモス化を検討してもらうように、鳴門市教育委員会も要望してほしいと。こんなチャンスはこの機会を逃すと、総選制度見直しまではないと私は思います。

 マンモス化が難しいんであれば、解消が難しいんでしたら、学校施設の整備、環境整備、早急に要望していただいて地元の普通科高校の育成をしてほしいと、これが育成じゃないかなと思います。

 もう一つ、地元高校の育成から、この鳴門三校の定数確保の陳情と、大麻の川北高校へ行かしてほしいという要望のその整合性についてなんですけども、私は整合性がないと言っていますが、実は私も定員確保の陳情に参加した一人なんです。こんなことをこの場で申し上げていいのか、ちょっと迷うんですけども、あえて言わしてもらうなら、定数確保の目的は十五の春を泣かせないであって、地元高校の育成とは少し関係が薄いんじゃないかなと、そう思います。逆に、地元高校の育成と定数確保は、事、鳴門高校に関しては相反するんではないかなと私思うわけなんです。だから、今回の川北高校の陳情の問題は、定数確保の陳情、あるいはそういう地元高校の育成とは切り離してほしいと私は思います。

 それと、もう一つなんですけども、今回私どもがあえて川北にと言っていますのは、鳴門高校のマンモス化解消の一つになるわけです。県下の生徒数は、平成十年ぐらいまでは横ばいで、十一年から減少になります。もちろん市内の生徒も、平成六年を基準にとれば平成九年は約二十七名ぐらい、平成十一年で約四十名ぐらいが減少して、ほぼ一クラスぐらいは自然減するんですけれども、まだ一クラスぐらいは多い状態なんです。実は大麻中学校校区の生徒たちにとったら、この川北高校の校区を特例として扱っていただければ、普・職を別にするならば、毎年五十数名ぐらいが大麻から鳴門高校に行ってるわけなんです。大麻中学校の子供を川北高校に少しでも入学させてやることによって、とりあえず鳴門高校のマンモス化の解消にも貢献できるんじゃないかなという特色は持っていると思うんです。

 そういうことで、私どもが進んでおりますので、先ほど申し上げたように高校進学検討委員会、これはいつごろ、だれと、どのように委員会をつくって、いつごろ、だれに、どのように、どうするのか、教えてほしいと思います。

 それともう一つ、ちょっと聞き忘れたんですけども、市や町を分割しないという部分のとこなんですけども、申しわけないんですけども、もう一度ちょっと御説明してほしいなと思います。

 それと、適正規模というのは今約一千人ぐらいと、一学校一千人ぐらいとお聞きしておりますので、今鳴門は恐らく一千四百四十人ぐらいになっておりますので、そこらもやはり鳴門高校は何らかの形でマンモス化を解消していかないかんということを教育長さんの方もお願いしたいと思います。

     〔教育長 脇谷 功君登壇〕



◎教育長(脇谷功君) 再問にお答えいたします。

 まず、高等学校進学検討委員会はいつごろ、どのような組織で、どのようにやっていくんかというふうな御質問でございますが、まず鳴門市の高等学校進学検討委員会につきましては、七月中には設置いたしたいと。それから、目的につきましては、鳴門市内中学生の高等学校進学に関する重要事項について検討すると。今、いろいろな御指摘がありました。いろいろな矛盾とか、いろいろな問題点とか、そういうふうなものを検討すると。それから、組織につきましては、市内中学校の校長代表、市内中学校のPTAの代表、それから鳴門工業高等学校の代表、市内県立高等学校の代表、鳴門市教育委員会事務局というふうなところで組織して、検討をしていきたいというふうに思うところでございます。

 それでは、その結果をどのようにしていくのかというふうなことでございますが、再三議員さんの方から御指摘ございました。私どもの方は、要望というふうな形の内容につきましては、組織で私ども、近藤議員から指摘がありました内容につきましても、県の高等学校教育課、県教育委員会教育長、そういうふうな縦関係の状態で今まで要望をし、やつてきたわけでございます。ところが、外的な事項について私どもが、例えば定員確保の問題等々は、筋の上での要望はできますけれども、このことについてはPTA、保護者の代表の方が県事務局の方へ要望されていくのが筋でございまして、私ども、県議会議員さん等々と帯同して学校が行くということはなじみませんので、PTAの会長さん方にお願いをしておるところでございます。

 この検討の結果につきましては、一つは、私どもの組織の筋を通して上げていくことと、PTAの方々及び議員さん、もちろん市長さんにもお願いして行政の人たちの先頭に立っていただいての、この鳴門市の意向というふうなものを持ち上げていこうと。そして実現に向かって頑張っていこうというふうな思いでいっぱいでございます。

 それから、御指摘のとおり、川北高校で総選校が適正規模になったら、残りは鳴門高校でないかという御指摘はもっともなことでございます。このことにつきましては近藤議員さんに指摘を受けた後、私ども教育の行政懇談会、教育委員長と教育長、私どもが参っておる席上でるる事情を話しして要望をしてきたところでございます。

 やはり子供を、十五の春を泣かせない、非常にこう大事な子供の進路の問題でございますので、親御さんはもちろん、学校あるいは地域一般、大切な次の鳴門を担う子供たちに対する期待というのは非常に大きいものがあります。その内容が高校進学という、ある一つの点において問題になってくるわけでございますので、いろいろなふくそうする問題が起こってまいると思います。そういうことにつきまして、前段説明いたしました検討委員会で議論して集約して、子供たちの幸せのために私ども頑張りたいと思いますので、御理解と御協力をお願いできたらと思います。

     〔十番 横井茂樹君登壇〕



◆十番(横井茂樹君) 最後になりましたので、一応締めさせていただきます。

 私も教育民生の委員でございますので、これからの詳細はその委員会でお話しさせていただくことにさせてもらいます。

 「国づくりの基礎は教育から」とも言われております。資源のない日本の国がここまで発展したのも、教育という資源、財産があったゆえに世界の日本になったと思います。少子化時代の今日、子供一人一人が貴重な財産だと私は思います。大切に大きく育てなければなりません。事、教育に関しては行政の場、あるいは行政の枠とか考えずに、子供の立場に立った取り組みがぜひ必要かと思います。

 ことしの県の坂本教育長も、年頭に四つのお願いをしております。その一つが、いじめの防止と根絶、その二番目が、学校週五日制の月二回実施への対応、その三、教育改革の推進、この次が大切なんですけども、その四、子供の立場に立った、子供を主役とした教育実践をしてくださいと言っています。

 子供からの視点から見れば、通学区域等に関する規制などの壁というものは本当に薄い壁だと思います。本当に真剣にやろうと思えば、この壁はすぐ破れると思います。このような規則あるいは規約等は長期にわたって守るんじゃなしに、いろいろ変化した要因に対しては、やはり矛盾が生じてきたら随時その部分修正、あるいは色づけをしながら方向修正することが本来じゃないかなと私は思います。

 今回の川北高校の問題については、県教育委員会及び鳴門市教育委員会の今後の態度、方針について、市民、これから高校受験する次代を担う子供たちが、期待を持って推移を見守っていると私は思います。いち早く大麻中学校の子供たちが川北高校に限定して、通学区域の特例区として取り扱っていただけるよう、市教育委員会が県教育委員会に強く要望していただけるようお願いして、これで私の質問を終わらさせていただきます。ありがとうございました。



○副議長(近藤龍彦君) 小休いたします。

     午後 二時四十七分 休憩

     午後 三時     開議

     〔議長 矢野善治君 議長席に着席〕



○議長(矢野善治君) 再開いたします。

 次に、

一、衛生行政について

             二十六番 松下 保君

     〔二十六番 松下 保君登壇〕



◆二十六番(松下保君) 議長の許可をいただきましたので質問させていただきます。

 質問に先立ちまして、新しく市民の希望を担い市長職につかれました山本新市長に対し、敬意と期待をまず表明していくものであります。

 あなたを多くの市民が支持した最大の理由は、あなたの数多く掲げた公約に、明石開通や二十一世紀を目前にした鳴門市民が大きな期待を寄せたにほかなりません。

 一、百人を雇用する企業百社の育成、一、国保税値下げの断行、一、高齢者福祉のための温泉建設、一、商店街に駐車場の建設、一、ごみ処分場に百年の計・夢の島建設で不安解消等など、あなたの公約は盛りたくさんであります。その一つ一つについて、その実現の具体策、プロセスについてお伺いしたいのでありますが、時間的制約と議会の定めにより、今回私はごみ問題に論点を集約してお尋ねしたいと思います。

 なお、私は里浦出身ということから、かねてからこのごみ問題について関心を持ち、市の取り組みについてただしてまいりました。したがって、これまでの取り組みについてはある程度理解しているつもりでありますが、あなたの公約は、これまでの取り組みと随分発想の異なる点があります。したがって、私に対する答弁は担当部長からでなく、市長みずからお答えくださいますようお願い申し上げておきます。

 まず第一番は、本市におけるごみの実情であります。

 可燃ごみ、不燃ごみ、資源ごみのここ二、三年における推移とその対策、要領よく説明願いたい。その結果、どこに問題があり、新市長としてこれまでの取り組みをどう変えようとしているのか、これまた具体的に説明を願いたいのであります。

 また、公約ではごみ処分場に百年の計・夢の島の建設をうたわれておりますが、この夢の島構想とごみの関連について突っ込んだ説明をしていただきたい。

 里浦処分場を今後どうするのか。鳴門インターのすぐそばに衛生センターがあることに対して疑間を持っておられ、鳴門市の玄関口にこのような施設のあることはいかがなものかと指摘されておりますが、この衛生センターをどうするのか、お伺いしたいと思います。

 また、衛生行政に対し、これまでも市民の協力を得てきたが、不十分と御指摘されるなら、それを具体的にどう見直すのか、夢の島建設の手順についてもお示し願いたい。一、漁業補償問題、一、瀬戸内海法のクリア、一、都市計画決定、申請者はだれであるか、いつごろまでに申請計画をつくるのか、これらの手続を整えて現実にごみを処分できるのは一体いつごろになるのか。

 あなたは公約の中で、「できないことより、まずできることを」と訴えておられます。東京都の青島さん、あなたと同じ幸男さんであります。この青島さんは、国際協定よりも公約を果たすことの方が政治家として一番大切なことであると言って、世界都市博中止を決定されました。東京都民はこの青島知事の決断に拍手を送り、失われつつある政治家の公約に対する責任感、政治家への信頼回復に歓迎の意をあらわしております。できないことより、まずできることからと強調される市長の、ごみ対策についての明快な御所見をお伺いしたいと思います。

 御答弁により再問いたします。

     〔環境衛生部長 三井隆夫君登壇〕



◎環境衛生部長(三井隆夫君) 松下議員の御質問にお答えをいたします。

 多少順序は狂いますが、御理解を願いたいと思います。

 まず一番目に、不燃ごみ、可燃ごみについて、最近の動向とその対策はということでございます。

 まず、推移につきましては、過去三年間を見てみますと、平成四年度には総計で二万六千七百三十四トン、そのうち可燃物が一万四千六百四十五トン、不燃物が一万二千八十九トン、平成五年度二万七千四百八十三トン、そのうち可燃物が一万七千八百六十八トン、不燃物が九千六百十五トン、平成六年度二万八千八百四十三トン、可燃物一万七千五百二トン、不燃物が一万一千三百四十一トンであります。不燃物につきましては、平成四年から六年には七百四十八トンが減少いたしております。それとあわせて、可燃物につきましては二千八百五十七トンふえております。総計で、平成六年には一千十九トンもえております。これは七・九%もえたことになるわけであります。

 平成五年度に不燃物が減り、可燃物がもえたのは、分別の徹底がいたしまして、里浦の埋立場へ来るごみの中に可燃物、いわゆる生ごみ等が随分あったわけでございますが、それらが分別によってなくなって、少なくなったわけであります。かわりに可燃物がもえてきたわけであります。可燃物がもえるのは、毎年七百六十トンぐらいもえておるわけでございますが、そういうことで、結果的には少し全体でもえておるということであります。

 それじゃ、それの対策でありますが、御存じのようにごみ改善計画を策定して、七年前からドラム缶焼却器とか生ごみ処理容器を利用した減量化等に取り組んでおります。さらには、二年前に廃棄物減量等推進委員さん、いわゆるごみの指導員さんを各地区に五十五名配置をいたしまして、分別の指導に当たっていただいております。これがちょうど、先ほど申しましたように五年度に里浦のごみと逆転した、指導による逆転をしたということであります。

 このようにいろいろごみの分別、また資源ごみ回収やいろいろな対策を進めているところであります。また、その効果も、今申しましたように非常に多く出てまいっております。

 次に、本市におけるごみの実情の中で、現在のごみ行政の問題はどこにあるか、またその取り組みはということでございます。

 現在のごみ処理行政の問題は、四年前よりごみ処理改善計画を立てて、ごみ減量対策にいろいろな方策を実施してまいりましたが、そして市民の方のお力も、御理解もいただいて随分効果が上がっております。しかしながら、すべてを市民のボランティアに頼るわけにはまいりません。そういうことで、今までの取り組みを変えようということではなくて、行政が取り組むべき具体的な対策を考えていこうということであります。これらにつきましては、中身についてはこれから、一昨年設置しました廃棄物減量等推進審議会を設置いたしておりますが、この中で御意見をいただきながら、長期的な展望に立った計画を抜本的に考えてまいるということであります。

 次に、板東中谷の最終処分場予定地及び里浦最終処分場をどのようにするのかという御質問でございます。

 清政会の、また公明代表質問の工藤議員さん、山本議員さんに市長がお答えいたしましたように、板東の最終処分場建設予定地は、その土地の利用目的を再検討するということであります。なお、この問題につきましては、市長の方から既にお答えをいたしたとおりでございます。

 次に、里浦最終処分場については、選別減容化施設を併設し、埋立量を減少させて処分場のなお一層の延命策を図りたいということであります。なお、この用地につきましては里浦処分場の北側で、既に用地交渉に取りかかっております。できれば今年度じゅうに設置したいということであります。

 次に、三つ目の衛生センターの問題でございますが、衛生センターの整備については、場内はもとより周辺環境対策に努めてまいるということで、地元関係団体と既に合意をされた事項があるわけであります。これらを地元とともに順次実施していきながら、整備に当たっては市長の方からも所信で述べておりますように、衛生センターの整備を図るということは、やはりこの地区は本四連絡道路のインターチェンジが御存じのようにあります。ということは鳴門市の、外から見ると玄関口になるわけであります。これにふさわしい設備として整備を図っていこうという考えで、今進めておるところでございます。

 次に、夢の島構想の問題でありますが、夢の島構想につきましては、既に先ほど申しましたように、清政会代表の工藤議員さんに市長が御答弁したとおりであります。

 なお、海を、いわゆる海面を埋め立てする場合にはいろいろな問題をクリアしなければならないのではないかということで、今御質問の中に五点ほどあったわけでございますが、仮に海を埋め立てするということになりますと、御質問のとおり海面埋め立てによる漁業補償問題、またこの埋め立てする予定の場所によっては、いわゆる瀬戸内海環境保全特別措置法、また公有水面埋立法など、いろいろな関係法令に突き当たってまいります。これらをクリアしながら申請に入っていくわけであります。

 また、その質問の中に、申請者はだれか、いつごろまでにかということでありますが、申請が必要なのは当然でありますが、申請の時期とか、また申請主体、埋め立ての申請者ということでございますが、これらはこれから位置のまず選定を行うことが先決であります。その方針が定まった時点で、時期とか申請者の検討がなされていくものと理解しておりますので、よろしくこの問題について御理解を願いたいと思います。

     〔二十六番 松下 保君登壇〕



◆二十六番(松下保君) ただいま三井部長よりお答えをいただいたんでございますけれども、私がお尋ねした各項目について御説明はあいまいであり、具体性に欠けるものであります。

 私は、本市におけるごみ行政がそう簡単でないことは、十分承知しているつもりであります。夢の島建設がいつのことやらわからない計画を公にすることはどうかと思います。百歩譲って、この夢の島の実現が相当おくれるなら、それでも市民から出されるごみの量は毎日毎日もえ続け、その処分の責任は市にあるのですから、それまでの間を一体どうするのか。板東山が中止になった今、里浦の住民は一体いつまで里浦にごみを持ってくるんだろうかという不安を持っております。一体市はいつまで里浦にごみを持っていくのか、市長にお答え願いたいと思います。

 また、現実の問題解決についてどう考えておられるのか、重ねてお聞きいたします。

 また、その具体的な方策として、ごみ減量対策、すなわちボランティアの協力体制をどう進めるのか。市長はごみの減量のための組織の見直しの必要性を訴えておられますが、どのように見直すのか、重ねてお伺いしたいと思います。

     〔市長 山本幸男君登壇〕



◎市長(山本幸男君) 松下議員のごみについての御質問でございますが、私はごみ対策については最も重要な問題であると認識いたしております。

 ただいま部長から答弁申し上げましたように、今後ともごみの減量対策に積極的に努めるなど、現里浦処分場のできる限りの延命策を講じていきたいと考えております。その場合にも、地元関係者の方々の十分な御理解を得ながら実施したいと思っておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。

     〔二十六番 松下 保君登壇〕



◆二十六番(松下保君) 今、ただいま市長よりお答えいただいたんでございますけども、要するにごみ問題に対する市長の考えは極めて不十分で、毎日出るごみをどうするのか、里浦は中間処理をしない場合はあと二年余りしか猶予ありません。あすの対策をどうするのか、危機感を持っての取り組みにしては、余りにも十分な説明とは受け取れないと思います。

 市長は公約で、「リーダーの条件とは、決断と自信、人を納得させるものを持っているかどうかということです。そういうものを身につけ、どんな難題にもみずから前面に立って組織を引っ張っていけば、人は自然についてくるものです」と述べられております。まさにあなたの指導力が問われているのであります。お互いに四年しかない任期で、これは二十年かかります。十年では無理ですという言いわけは、公約で許されないせりふであります。

 不十分な点は、今後委員会等でさらにお伺いしたいと存じますが、里浦の人はもうごみを持ち込まれる心配はないと思っております。どうするのか、文字どおり難題であります。山本市長の手腕に期待して、私の質問を終わりたいと思います。



○議長(矢野善治君) 次に、

一、教育行政について

             十二番 福島慧雄君

     〔十二番 福島慧雄君登壇〕



◆十二番(福島慧雄君) 私は昨日、あすのトップということで通告をいただいておりましたけれども、今回突然に番外出場ということの御指名がございましたので、皆様方もお疲れのところでございましょうけれども、私の質問をお聞きいただきまして、ひとつよろしくお願いいたしたいと思います。

 まず、私の質問事項につきましては、一、教育行政について、市内三高等学校問題について、不登校生徒問題についてでございます。

 そこで、まず市長の所信表明の中の七ページ、下から四行目でございますけれども、「豊かな心を育てる人材育成についてであります。鳴門市を住みよいまちにするには、人づくりが大切です。どれだけ多くの人が郷土に対する深い愛着を持っているかにかかっていると言っても過言ではありません。次代を担う子供たちに夢と希望を与えることが教育であり、この視点から学校教育では郷土愛をはぐくみ、地元で活躍する人材を育てていくよう考えていきたいと思っております」と、このように所信で表明を述べられておるわけでございますけれども、所信を受けまして教育長は、この所信の中に書いております「郷土愛をはぐくみ、地元で活躍する人材というものを育てていく」ということについて、教育委員会としてのひとつお考えを述べていただければと、かように思っております。

 次は、本市の市内三高等学校の問題でございますけれども、前段川北高校の問題につきまして、横井議員の方からるるお話がございました。そうした、その中で教育長が、私がこれから申し上げまする質問につきまして、重なっておるところがございますけれども、この際多くの新しい議員さんがおりますので、ぜひとも御理解を賜りますれば幸いかと思いますので、ちょっとお時間をいただきまして、この問題について少しだけ述べさせていただきたい。なお、議事録を見ていただければ一番いいわけでございますけれども、老婆心ながら少し述べさせていただきたいと、かように思っています。

 特に、くしくも川北高校の発言の中で横井議員は、「十五の春を泣かせるな」という言葉を申されたわけでございます。この十五の春を泣かせるなということは、これはすべてのいわゆる子供、受験生、十五を迎える受験生、それから親御さん、それから学校関係というもののすべてが、この言葉の中にこの意味が凝縮をされておるわけでございます。ただ一つの、高校入試の定員問題とか、あるいは川北、失礼ですけれども、川北高校の問題であるとか、あるいは八%とかいう、そういうような問題もすべてを包括して、この十五の春を泣かせるなという非常に重い言葉を発しておるわけでございます。

 で、この十五の春を泣かせるなというのは、毎年毎年この十五歳という子供は生まれ出てきておるわけです。だから、そこに私どもは非常に物事を考えながら、やはり十五の春を迎える子供にとって何が一番幸せなんだろうかと、どういう状態が一番ベターなのかということを考え考えながら今日の、いわゆる戦後教育の、いわゆる教育がここまで凝縮されて、そしていろいろな問題が派生し、またそれが繰り返される。いわゆる長い歴史の中でこういった問題が起こってきておるというのが現状であるわけです。

 そこで、私はこの十五の春を泣せるなということの原点の中で、市内の三高等学校の問題をどのようにするんだと。今、前段された近藤議員にしても、あるいは横井議員にしても、やはりこの市内の三高校の問題というものが解決されておらないから、こういった問題がるる起こってきておるんだと。だから、そこで私はこの市内の三高校、すなわち鳴門高校、第一高等学校、それから鳴門市立高等学校の、この三校の適正化というものを図っていくならば、いわゆる先ほど鳴門市の、市長の言っております地元で活躍できる郷土愛を持ったところの、いわゆる子供が育ってくるんじゃなかろうかと、かように思っておるわけです。

 そうした中で、私は平成七年の第一回の定例会の第三日において、この問題がなぜ必要かと、しかもこの問題を解決するには、前段教育長がお話ししましたけれども、進学検討委員会というものもつくって、そうして抜本的にこの鳴門市の教育を見直さなければいけないというものを、問題提起をいたしておったわけでございます。

 また、さらにこの質問の中でも申しておりますけれども、今徳島県下を見回してみますれば、一番問題になっておる──問題になっておるといいますか、積み残されておるのは、この鳴門地区じゃないんだろうかというものを非常に痛感しておるわけです。その痛感の中からこの、いわゆる進学検討委員会というものをつくって、早急にやってくれと,特にその問題の中で、ちょっと、口幅ったいかもしれませんけれども、やはり長年の中で私は先ほども県議の陳情問題というのが出てきておりますけれども、川北高校の陳情よりも、なぜこの鳴門市の三高校を、県議会議員が真剣にもっと検討してくれなかったんだろうかということの歯がゆさの中にも、この前段鳴門市内の三高等学校、当然私どもは子供を預かっておるのは中学校、義務教育でございます。高等学校というのは義務教育じゃございません。そうした中でこの問題は鳴門市の問題じゃなくして、子弟はそうでございますけれども、制度というものは県の問題でございます。で、私ら市会議員が口幅ったいことを県にまで述べていくというのは、いささかおっくうするところもあるんですけれども、やはりもう少しそういったものの整合性というものを図っていただいて、もっともっと早くこういうものに関心を向け、目を向けていただくならば、もっと鳴門市の教育、鳴門市の子弟というものが安心した、いわゆる十五の春をすべてに迎えることができるんじゃなかろうかというふうに思っておるわけでございます。

 そのことにつきまして、市内三高等学校の問題につきましては、先ほど前段横井議員の中で進学検討委員会ということで、問題を回答いただいておりますので、この点は重複しますので、もう教育長、これはもう結構でございます。補足があればしていただきたいと。

 次に、二番の不登校生徒の問題でございますけれども、これも平成七年度だったか、六年度だったか、ちょっと記憶が定かじゃございませんけれども、不登校、学校に行きたくても行けない子供というものが鳴門市内に、幼・小・中を問わず何名か存在しておると。しかも、この不登校という問題は今全国的な課題でありますし、教育問題の中でも一番心を割いて、温かい手を差し伸べないけないところの問題であるわけです。その問題が鳴門市にも波及してきまして、その行けない子供というものが、実は青少年センターがここを管轄しておったわけです。ところが、青少年センターの管轄と申しますのは、これはちょっと外れるかもわからないけども、非行生徒を中心にして補導関係といったものを管轄するのが、この青少年センターの活動の内容であるわけです。

 そこに不登校児を扱うということになってきますと、ただでさえ心を開こうとしない子供が、青少年センターからの補導員であるとか、先生方でお見えになるということで、非常にさらにさらに心を閉ざしていく、そういうような懸念が大いにあるんじゃなかろうかと、そういうような立場から、もっと違うところの部署でもって子供を救える手だてがないんだろうかというようなことで、ぜひとも教育委員会において、この問題を取り扱う専門の教師を置いていただいて、そうしてこういった本当に苦しみ悩んでおる子供を温かく教育の場にいざなうといいましょうか、そうした中で、心を開き、心を開かしていく中での成長というもの、教育といったものを行うことによって、そういった苦しんでおる子弟を成長させていってあげるということの願いの中で、私がお願いをしておったわけですけれども、この件につきましては早速教育長の配慮によりまして、教育研究所の中に「うず潮学級」というものをつくっていただきまして、今何名かの子供が本当に心開いて、私も先般、たまたま水道課の方に用事があったので、どこでどないしょんかいなと思うてちょっと見にいきますと、子供さんが裏の体育館の中で、一人バスケットボールを持って遊んで──遊んでると言っちゃいきませんけども、学習しておるわけです。ほんでどうですかと、ちょっと背が小さかったので、「僕は小学校ですか」と言うたら、「いや、私中学校です」と。ほんで、「楽しいですか」と言うたら、「大変楽しい」と。にこにこしながら、そういった私に言葉をかけてくれたわけです。やはりそのような、そういう温かい手、場所があったからこそ、この子は一人ではございましたけれども、やっぱり来て楽しいという言葉さえも発するというふうなことに成長はできておるわけです。

 ところが、このうず潮学級というものが、今ただいまどのようなシステムで、あるいはどのような指導要網といいましょうか、指導のもとに行われておるかという現状についてひとつお尋ねしまして、再問いたしたいと思います。

     〔教育長 脇谷 功君登壇〕



◎教育長(脇谷功君) 福島議員の御質問にお答えいたします。

 なお、時間の関係で、市内三高等学校に対する問題について割愛というふうなことでございますので、時間の関係もございますので、この点については割愛をさせていただきますので、御了解をいただけたらと思います。

 まず最初に、学校教育において、郷土愛をはぐくみ、地元で活躍する人材を育てるためにどう取り組んでおるかという御質問の趣旨と受けとめて、御回答申し上げます。

 郷土を愛する心の育成は、地域社会の果たす役割を抜きにしては考えられないと思うところでございます。よりよい地域社会においてこそ、郷土を愛する心が育てられると言えると思います。また、家庭が地域社会に溶け込んでいればいるほど、子供たちの郷土を愛する心は根強いものになると思うところでございます。学校教育においては、地域の人々の自然、文化との触れ合いを通して、地域社会の一員としての自覚を促し、郷土鳴門を愛する心を培い、地域社会の形成者としての資質を養う教育を進めておるところでございます。

 そこで、発達段階、小さい子なら小さい子なりに、大きい子は大きい子なりに応じて、学校、家庭、地域社会が積極的に郷土を愛する心を育てていかなければならないと思います。そのためには、その地域に関しての適切な資料を整えたり、その地域についての話をしたりする教育の場を醸成しておるところでございます。

 また、地域の行事に直接参加させたり、地域の人々の触れ合いを持つ活動に参加をさせ、地域や郷土に関する調査研究をしたりすることによって、郷土を愛する心を育てるように努めておるところでございます。

 このようにして、各学校・園におきましては、地域の自然や文化を積極的に学校教育に取り入れることにより、自然や文化を愛し、地域から学ぼうとする心情や人々の連帯感、地域への帰属意識を培っておるところでございます。これが学校教育において郷土愛をはぐくみ、地元で活躍する人材に育つものとつながりを考えて、地域に根差した教育の推進として、各校・園で取り組んでもらっておるところでございます。

 次に、御質問の不登校問題についてお答えを申し上げます。

 昨年度実施いたしましたアンケート調査によりますと、鳴門市内の小・中学校では五十日以上欠席をしている児童・生徒で、集団生活になじまない集団生活不適応、情緒障害、怠惰等の理由で登校できない状態に陥っている児童・生徒の数は、小学校では十四人、中学校では九人、合計二十三人となっております。本年度の状況につきましては、ただいま調査を行っておるところでございます。

 御質問のうず潮教室の活動状況についてでございますが、議員御質問にありましたように、登校したい気持ちがありながら登校できずに、悩み苦しんでいる児童・生徒たちの指導に対処するため、小・中学校校長会、市議会よりの指摘もあり、昨年不登校問題適応相談うず潮教室を開催いたしたところでございます。本年度は施設を充実のために、箱庭療法セットあるいは各心理テスト用紙、運動用具等を備え、適応相談に対処できる状態になっておるところでございます。

 現在、うず潮学級に通級しております子供は四名でございます。この四名の対応は、教育研究所員や専任指導員とともにテエス、バスケットボール等のスポーツをはじめ、ゲーム、釣り、あるいはいろいろな子供の興味に合うプログラムをもちまして、ともかく早く学校復帰を日指しながら学力をつけたり、いろいろな教科の学習も精を出して頑張っておるところでございます。

 うず潮教室には、児童・生徒の継続した通級活動のほかに、不登校児童・生徒の保護者や担任の先生方からの来所相談や電話相談も数多くございます。昨年だけでも延べ三十一件の相談が寄せられておる状況でございます。

 また、学校の担任の先生に対しましては、学校での的確な情報の提供を受けるとともに、効果的な援助のあり方について教育委員会としては相談を行い、不登校児童・生徒の対処に悩んでいる状況を支援し、励ましの心の支えになるよう考え、取り組んでおるところでございます。また、保護者に対しましては、カウンセリングを通して不登校問題に対する理解と認識を深める中で、児童・生徒との人間関係の改善や促進を図るなどの援助を行うよう活動を計画、実施しておるところでございます。

 なお、不登校問題に効果的に取り組み、実効のあるものとするためには、教育行政機関と幼稚園、小学校、中学校、高等学校の学校教育現場との緊密なる連携こそ必要かつ不可欠なことと存じ、このような趣旨のもとに鳴門市内各小・中学校、高等学校及び幼稚園、教育委員会代表で組織いたしております鳴門市不登校問題連絡協議会を設置し、連絡調整及び教育相談、適応指導技術向上のための研修・研究活動を定期的に開催し、お互いにこのことについての情報の提供とか、実践事例の交換などに互いに協力できるような体制が組めるよう配慮しておるところでございます。

 また、不登校問題適応相談事業は教育研究所で取り組んでおりますが、効果的な対応を図るために、教育行政機関の円滑な連携のもとに、いろいろな不登校問題の課題について的確に対処できるような協力体制を組織し、教育委員会の各課挙げて取り組んでおるところでございます。

 不登校に陥り苦しんでいる子供たちのためにうず潮教室が心の居場所となり、学校復帰を目指して安心して通級できるように、今後教育委員会の金組織を挙げて取り組んでまいる所存でございます。

 以上で、現状の報告にかえさせていただきます。

     〔十二番 福鳥慧雄君登壇〕



◆十二番(福島慧雄君) ただいま教育長の方から不登校生問題について、本当にこの問題は私たち個人の心を痛めます以上に、教育委員会、学校関係者等々の方で、本当に今御説明いただきましたように心を痛めていただき、少しでもやはり心に病いを持つと申しましょうか、行きたくても行けない子供のために御配慮賜り、努力を賜っておることに対して敬意を表したいと思っております。

 ところが、先ほどの説明を聞いておりますと、小・中合わせて二十三名の不登校児童が本市にはおるそうでございます。今年はまだ調査がないようでございますけれども、私が聞いておりますのはもう少し数が多いやにも聞いておるわけでございますけれども、これは仄聞でございますので確信はございませんけれども、何はともあれ、これだけの生徒がおるという事実でございます。

 ところが、その中でようやく四名の子弟が心を開き、先生方の努力により、委員会の努力により心を開き登校しておるというのは、不幸中の幸いでなかろうかと。だから、まだ多くのいわゆる予供が本当に行きたいけれども行けない。また、同じ学年の子供たちにしても、今非常に人権問題あるいは道徳問題が学校でいろいろと勉強されておるその中で、来ない生徒のためのいわゆる来るためへの努力とか方策とか、あるいはもろもろのことについて、学校の授業の場においてもこういうことがなされておるというふうには、私も確信をいたしておるわけでございます。

 特に、この教育基本法というものがございまして、すべての子供は学校教育を受けれると、これはもう我が国憲法の三原則でございます。その中でこういった子供が取り残されておるということについては、私どもは憂慮していかなければいけない大きな問題でなかろうかと、かように感じるわけであります。

 その中で、特になぜ四名なのかというところに疑問を移してみますと、やはり私が考えますのは、やはり学校でありましても、定数というものがあるわけでございます。あるいは予算というものがあるわけでございます。だから、学校側にしても、教育委員会側にしても一生懸命やろうとしても、やはりそれにこたえられないところの物理的な壁というものが、大いにあるんじゃなかろうかと。せめて鳴門においては、この現在までの二十三名の子供が全員どうかそういった学級とか、あるいはいろいろな施設はございませんけれども、そういった制度のもとに基づいて急いで、勇み、勇んでといいましょうか、喜んで来れるようなそういった箇所づけ、当然これは市長にお願いして教育行政の方に十分に御配慮を賜り、特に市長は教育熱心でもございますし、また非常に高い学力でございますので、そういった教育に対する御理解というものは、非常に高いというふうにも仄聞をいたしております。

 特に過去におきましては、鳴門の教育といって県下に、あるいは全国に特に名をはせておった一時期もございました。そのような中でもう一度、この際この不登校問題というものを核にして、鳴門の教育というものをお考えいただき、やはり何と申しましても、市長の申しております人材の活用としましても、やはり郷土愛がなければそういったものは育ってこないと思うわけです。その中で、そういった面の教育予算というものについて、これはお願いという形になると思うんですけども、ひとつ御理解を賜りまして、御協力を願えれば幸いじゃなかろうかと、かように思っております。

 何と申しましても、教育はそれぞれ私たち家庭の宝でございますし、また鳴門の宝でもございます。市長も林崎小学校を出られて、そうしてここにふるさとがあったから、本庁へ行かれて種々研さんを積まれ、今日の市長の座というのが、ふるさとを愛する一番のポジションは市長じゃなかろうかと。また、さらに私ども議員にしても、理事者にしても、鳴門市に住む者は郷土を愛さなくて何を愛するんだろうかと。やはりその中で一番間われるのは、この教育じゃなかろうかと、こう思いますので、ひとつよろしく御理解を賜りまして、私の全質問を終えたいと思いますが、最後に、いろいろ川北高校問題、いろいろ教育問題は多々あろうかと思うんですけども、教育長におかれましては、十分議員の質問を御理解賜りまして、一層鳴門の教育が飛躍発展しますことをお願い申し上げまして、私の質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。



○議長(矢野善治君) 本日の一般質問はこれで終わります。

 次会、明六月十六日、議事の都合により、特に午前十一時に繰り下げて開くことにいたします。

 本日はこれをもって散会いたします。

     午後 十二時四十七分 散会