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徳島県 鳴門市

平成 7年  6月定例会(第2回) 06月14日−02号




平成 7年  6月定例会(第2回) − 06月14日−02号







平成 7年  6月定例会(第2回)



          平成七年 鳴門市議会会議録 (第九号)



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            平成七年六月十四日(会期十二日中第三日目)

              議 事 日 程 第 二 号

第一 市政に対する一般質問

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 本日の会議に付した事件

日程第一 市政に対する一般質問

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            出  席  議  員(三十名)

  議長  矢  野  善  治  君

  一番  近  藤  龍  彦  君     二番  梅  野  健  寿  君

  三番  勘  川  一  三  君     四番  田  渕     豊  君

  五番  橋  本  国  勝  君     六番  坂  東  成  光  君

  七番  秦  野     卓  君     八番  野  田  粋  之  君

  九番  柿  本     公  君     十番  横  井  茂  樹  君

 十一番  池  田  正  恵  君    十二番  福  島  慧  雄  君

 十三番  平  岡  朔  郎  君    十四番  大  石  謙  一  君

 十五番  明  野  尚  文  君    十六番  牧  野     豊  君

 十七番  藤  田  茂  男  君    十八番  泉     善  治  君

 十九番  三  津  良  裕  君    二十番  佐  藤  絹  子  君

二十一番  分  部  嘉  憲  君   二十二番  明  村  春  夫  君

二十三番  工  藤  武  重  君   二十四番  川  上     守  君

二十五番  田  中  寛  昭  君   二十六番  松  下     保  君

二十七番  山  本     秀  君   二十八番  中  西  久  雄  君

二十九番  林     栄  一  君

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            説明のため出席した者

  市長      山 本 幸 男 君   第一助役    西 本 信 也 君

  第二助役    長 野 好 晴 君   収入役     西 田 素 康 君

  総務部長    青 木 義 幸 君   企画開発部長  元 木 義 時 君

  市民福祉部長  松 岡 正 次 君   環境衛生部長  三 井 隆 夫 君

  建設部長    宮 崎 義 範 君   競艇部長    辻   潤 一 君

  水道部長    引 田 正 男 君   運輸部長    播 磨 啓 示 君

  消防長     播 磨 繁 夫 君   総務部参事総務課長事務取扱

                              谷 川   進 君

  総務部

  秘書広報課長  細 川 並 久 君

  教育長     脇 谷   功 君   教育次長    中 川 正 幸 君

  監査事務局長  竹 下   清 君   選管委事務局長 杉 岡 賢 美 君

  農委事務局長  阿 部 睦 子 君

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            議会事務局職員出席者

  事務局長    鎌 田 善 雄     次長      美 保 英 世

  主査兼議事係長 川 上 昭 憲     書記      満 壽 良 史

  書記      西 上 昭 二

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     午前 十時  二分 開議



○議長(矢野善治君) お忙しいところ御参集御苦労でございます。

 これより本日の会議を開きます。

 本日の議事日程は、お手元へ配付の議事日程表のとおりであります。

 朗読は省略いたします。

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△日程第一 市政に対する一般質問



○議長(矢野善治君) 日程第一、市政に対する一般質問を行います。

 通告がありますので、順序に従って質問を許可いたします。

 まず

 清政会代表

一、市長の政治姿勢について

             二十三番 工藤武重君

     〔二十三番 工藤武重君登壇〕



◆二十三番(工藤武重君) 皆さんおはようございます。

 ただいま登壇の許可をいただきましたので、質問を行いたいと思います。

 質問に入る前に、先般四国議長会におきまして、矢野議長ほか十二名の議員の方々、また前議員九名の方々が名誉ある表彰を受けられました。清政会一同にかわりまして心からお喜びを申し上げます。なお、長年の御功績に対しまして、深甚なる敬意と感謝を申し上げるところでございます。本当におめでとうございました。

 さて、第二回定例会のトップバッターとして久々の登壇でございまして、山本新市長、新しい議員諸公を前にいたしまして、いささか緊張をしております。よろしくお願いを申し上げたいと思います。

 御案内のとおり、新しく選ばれた山本市長は京大法学部卒業でございまして、高級官僚として中央で活躍されておりましたが、一身上の都合で帰郷されまして、繊維会社を設立し、事業家としての経営感覚を兼ね備えられ、また中央にはすぐれた人脈を持たれた市長として、理事者としての立場から、過去の経験と実績を勘案いたしまして、私の代表質問に御答弁をお願いいたしたいと思います。

 なお、議長におきましては、質問内容につきましては多少私見を交えるところもあろうかと思いますが、お許しのほどを前もってお願いいたしたいと思います。

 さて、通告にしたがいまして、順を追って質問をしてまいりたいと思います。

 市長の政治姿勢について、一、「百人以上の雇用力のある地元企業を百社育てる」についての質問をいたしたいと思います。

 さて、市長はさきの統一地方選挙において、市政の刷新を掲げ初当選され、鳴門市の発展は今後の産業育成にかかっている。百人以上の雇用力のある地元企業を百社育てるが確固たる信念であると、方針ですと、新聞紙上または後援会報などで、その公約が報道されておりますが、この公約について市長は、「私の経験からいえば目的達成までに二十年はかかり、任期中にできるとは思っていない。四年間で基礎ができればいい。一社でもできれば大成功」と報道されていますが、有権者としたら、任期中に実現させる選挙公約と錯覚して受けとめている市民がいるのではないでしょうか。この点、市長は公約実現するまでに、いつをめどとして考えているのか、まずわかりやすい御答弁をお願いいたします。

 また、現在徳島県内には百人雇用の企業は百三十五社あります。本市において事業者数三百三十七事業所のうち百人以上の企業は十三社あり、八十人以上の企業は三社、三十人以上が二十八社という状況でございます。百社育成を達成するためには、企業の自助努力を促す何か名案が市長にあると思いますが、どうか。今後具体的にどのような方針で公約実現のために行っていかれるのか、市長の御所見をお伺いする次第でございます。

 次に、夢の島構想についてお尋ねいたしたいと思います。

 ごみを治める者は国を治めると言われております。本市にとってごみ行政は大事な柱の一つでなかろうかと思います。昭和五十七年に鳴門市大麻町板東字中谷に三十六ヘクタールの山林に、本市のごみ最終処分場の建設が計画されまして、谷、矢野、二代の首長によって、長年にわたり立地すべく調査研究をし、今日まで地元との協議を重ねてまいりました。また、本年、同地区の環境アセスメント調査も行うことになっております。

 新聞報道によりますと、市長は板東山にごみ最終処分場としての建設することはふさわしくないと言われているが、その計画中止の理由について、一昨日の提案理由の説明の中でも二点の理由によって建設計画を見直すと言われておりますが、再度詳しく御説明を願いたい。

 また、抜本的な対策として、夢の島建設構想しかないと言われているが、その夢の島構想について御説明願いたい。

 また、板東山のごみ最終処分場計画を中止して、里浦ごみ処分場も数年しか持たないと言われています。その間に夢の島建設の完成のめどがあるのかどうか、お尋ねをいたします。

 次に、国保税の引き下げについてお尋ねをいたします。

 広報なると六月号の市長の市政方針の中に、鳴門市も人口の高齢化や医療の高度化が進み、医療費総額も大きく膨らみ、国保税の最高限度額を近年引き上げてきましたが、高齢者や心身に障害を持っている方たちが安心して暮らせるように努めるのが福祉の基本であると言われている。確かに近年国保税の負担が限界に達しており、健康で医者にもかかっていないのになぜ国保に加入しなければならないか、保険税はなぜこんなに高いのだろうかと、市民の声が高まっております。

 新聞報道によると、一般財源からの繰入金を一億円ふやすだけで、一世帯当たり一万二千五百円値下げできる。今の最高限度額五十万円を徳鳥市並みの四十四万円にする方針だと言われておりますが、他市と比較してみますと、低所得者層、単身老人について見ると、本市は一万三千円、徳島市においては二万一千円、小松島一万六千円、阿南市一万四千四百円と、いずれも四市のうちで一番安いわけでございます。また、中間所得者層では、四人家族で所得二百六十万円で比較してみても、本市は三十六万四千六百円、徳島市は四十三万二千百円と、六万七千五百円も安いわけでございます。また、四人家族の所得三百万円で見てみますと、本市が四十一万六千円に比べ、徳島市が四十四万円に据え置きをしております。また、四人家族の所得四百万円の高所得者層では、本市が五十万円で、徳島市が四十四万円と、本市の高所得者層が高くなっております。

 また、五十万円限度額を据え置くことによりまして、本年度の交付金が六千万円減額の見込みであります。市長は国保税の引き下げについては、関係機関と調整をしながら、来年度から実施すると言われておりますが、どのように引き下げるのかお尋ねいたしたいと思います。

 そこで、市の国保税の徴収実態について、現年度と滞納分についてお何いいたします。

 また、現在この事業の決算について、つまり平成六年度の収支についてどうなっているかお伺いいたしまして、御答弁により再問いたします。

     〔市長 山本幸男君登壇〕



◎市長(山本幸男君) ただいまの工藤議員の御質問に対して、まず第一番の問題でございますが、所信表明で申し上げておりますとおり、活気あるまちを復活させるためには地場企業の育成が不可欠で、私はこれを最重点施策と位置づけ、市内の企業や産業を育成し発展させるという確固たる信念を持って、我がふるさと鳴門を豊かで住みよい、美しいまちに、そして人に誇れるまちに、人に語れるまちにしていく決意でございます。

 豊かなまちづくりの第一歩は、市民の雇用がふえるように、地元企業を育成することであり、このことが若者の地元定住につながり、ひいては鳴門の活性化や豊かな市民生活につながっていくと確信いたしております。

 先ほど工藤議員の御質問の中で、百人以上一雇用しておる企業が十三社、それから三十人以上雇用しておる企業が三十一社、さらに私がつけ加えますと、二十人から二十九人雇用しておる企業は二十四事業所、十人から十九人までが四十三事業所、四人から九人までが百十八事業所、一人から三人までが百二十一事業所と、現在の鳴門市ではなっております。

 私の経験では、私自身は七人から出発しましたので、今四ないし九人の百十八事業所から出発しました。それで、私は二十年かかりました。この経験から踏まえますと、倍にするのに五年かかりました。これを基準に考えていただければ、一定の時間は計算できるのではないかと思っております。また、私はしたがいまして今のこの四年間で百社ができるとは思っておりません。この今の二十人以上の事業所が現在六十数社、七十社弱でございますので、この企業が仮に僕の経験則からいくならば、長くて十年、それだけの意欲を発揮すればですね。そうしますと、あとのそれに行くまでには二十年近くはかかるだろうと、あと三十社についてはかかるだろうというのが私の予測でございます。

 またさらに、企業誘致等ということもあり得ると思いますので、今の議員の時間はどれぐらいかということについては、大体それで計算ができると思います。

 私自身は、この四年間はその基礎づくりに努めていきたいと、こう思っております。

 さらに、まず市内の企業で事業拡大の意欲のある企業から、行政に望むことを聞き取り調査を行い、その調査結果を踏まえた上で県にも御協力をお願いしながら、積極的な対策を講じてまいりたいと思っております。

 以上、百人以上の雇用力のある地元企業を百社育てるという、この件については以上の答弁でよろしくお願いいたしたいと思います。

 次に、夢の島構想についてでございますが、一般廃棄物最終処分場として、昭和五十七年に用地買収をし、建設が中止となっている大麻町板東中谷の用地については、近年再着手について板東町内会長会と話し合いを進めてまいりましたが、この建設予定地は県立大麻自然公園区域の近くにあるとともに、市水道水源の上流でもあり、最終処分場として建設するには好ましくはないと考えております。

 将来的にごみの最終処分場につきましては、海面の埋立がよいと考えております。新しい最終処分場については、長期的な展望に立った建設予定地を早急に考えております。いずれにしましても、新しい処分場の完成する前の間については、現在の里浦処分場の延命策を考えており、その方策としてごみの減量対策を策定し、市民ヘの啓発を図るとともに、里浦最終処分場に選別減容化設備を併設し、埋め立てを減少させ、処分場の延命に努めたいと考えております。

 次に、国保税の引き下げについてでございますが、公約をいたしております国保税の引き下げについて、重税感を少しでも和らげるよう、現在関係課に見直しの指示をしておりますが、内容につきましては賦課限度額の引き下げだけでなく、低・中間層の方々にも減税ができるよう、全体的に税率改正を実施したいと思っております。

 また、税の引き下げとともに、保健事業に積極的に取り組み、人間ドックの料金の見直し、健康まつりなど医療費の抑制に努め、両面から国保事業の安定、国保税の負担増を招かない施策の運営に努める所存であります。

 最後に、国民健康保険事業の平成六年度の決算状況についてでありますが、国民健康保険事業の平成六年度の決算状況については、三千五百五十一万八千円の黒字決算の見込みであり、六年度末累積剰余金は三億一千六百五十万円生じる見込みであります。

 以上。

     〔総務部長 青木義幸君 登壇〕



◎総務部長(青木義幸君) 市長の方から国保税の決算見込みを申し上げましたので、私の方から六年度の徴収率の関係についてお答えを申し上げたいと思います。

 決算見込みの徴収率でありますが、九四・八%の現年度分の徴収率でございます。それから、滞納分の徴収率でございますが、これは八・四%でございます。

 以上でございます。



○議長(矢野善治君) 小休いたします。

     午前 十時二十三分 休憩

     午前 十時二十四分 開議



○議長(矢野善治君) 再開いたします。



◎総務部長(青木義幸君) 失礼をいたしました。

 滞納収入未済額でございますが、全体で五億八千三百万円、これにつきましては、これまで六年度決算見込みとして滞納の累計でございます。

     〔二十三番 工藤武重君登壇〕



◆二十三番(工藤武重君) 再問をいたします。

 ただいま市長から百社育成の公約をいつをめどかと、また自助努力の名案はと、三点目に具体的な方針について御答弁をいただいたわけでございます。この方針につきましては、百人以上の雇用のある地元企業を百社育てるということを、商工行政の長期的な基本方針として、その基盤づくりに取り組みたいと。やや後退の発言部分もございますが、前向きの姿勢でございますので、一応この点については了といたしたいと思います。

 また、もう一点の自助努力の名案につきまして、何か市長は起業者でございますので、何かいい名案を持っているのかなと申しましたら、かたい行政マンの答弁のような気もしております。市内の企業、事業拡大の意欲のある企業から行政の言うことを聞けということでございます。前向きに検討されますように、これも要望にとどめたいと思います。

 最初の百社育成の公約にいつを目的かというような御答弁でございますが、市長は起業家としての経験で御答弁なさった。

 ただ、市長は四年が市長の任期でございます。市民に誤解されないように、長期的な計画を立てられまして、四年間の施策と方策を市民にわかりやすく、そして理解していただくようにしていただきたいと思うわけでございます。四年間の基盤づくりによりまして、百社の企業が一社でも来るように御努力されますように要望をいたしたいと思うわけでございます。

 ただ、本市の企業を取り巻く環境は非常に厳しいものがございます。円高問題、また日米貿易摩擦、産業の空洞化現象、さらには景気の低迷によるリストラ等、市長の公約を実現するためにも厳しい課題が山積しております。鳴門市が発展するためには、地場産業の育成は欠かすことのできない課題であり、任期中に精力的に対処され、これらの公約を実現するためにも機構改革に取り組むべきだと思うがどうか。

 前段で申しましたが、市長は高級官僚として警察、国家職員として行政経験も豊富だし、先ほど申しましたように起業家として七人の従業員から、今日には臨時を入れて二百人も有するというような企業に成長されております。このように豊富な経験と経営感覚を生かされ、これからの公約実現のための機構改革、早急に行う考えがあるかをお尋ねしたいと思います。

 次に、夢の島構想について再問をいたしたいと思います。

 大麻ごみ最終処分場の計画につきましては、市の水道水源の上流であるということから好ましくないということで、私もこれには賛成でございます。過去二回の代表質問もした経緯がございます。ただ、市長、厚生省の指針といたしまして、これらのごみ最終処分場の基準に満たされているわけでございます。また、このような大麻の自然公園の中でならともかく、近くということでこのような中止の理由もいかがかなというように思っておるわけでございます。また、この完成のめどはどうかということについて、夢の島建設構想というのは非常に壮大な計画でございます。里浦処分場の延命策として、ごみの減量化対策に積極的に取り組んでいただくように要望をしておきたいと思います。

 また、夢の島構想につきましては、私も過去、ただいま申しましたように二回の質問を、代表質問、一般質問した経緯がございます。ひとつ参考に抜粋して読んでみますので……。

 さて、私の御提言している場所につきましては、松茂町の月見ケ丘海水浴場の地点でございまして、今春の空港拡張計画の中で海岸から六百メーター沖に拡張した地点から、栗津港の吐き出し口の右岸側の導流堤二百五十メートルをちょうどつないだ線、五十万平方メートルの用地を造成して、広域的なごみ処理場と衛生センターをつくるという計画でございます。工事費につきましては、先端部の護岸工事が一メーター当たり九百万円、全体的な護岸工事としては大体百億円かかると。それに、漁業補償が過去の例から換算いたしまして約三十億円と。合計工事費が百三十億円かかるわけでございますが、県、さらには二市四町、含めました自治体に割りましたら二十億円少々でできるんでなかろうかと試算をしております。全体をごみ埋め立てするとしますと、ごみ容量は三百五十万立方メーターであります。トン数にいたしまして五百九十五万トン、本市のごみの量が、当時一日七十トンでございますので八万五千日、鳴門市が単独でほうるならば二百三十三年間ほうれるという試算ができております。埋立地の跡地利用につきましては、五十万平方メートルのうちの流域下水道の用地も確保しなければなりません。また、海浜公園といたしましても活用され、残りの土地につきましては、この海域は鳴門市の地権を有する海域でございます。この地区に衛生センターの移転用地にしてはどうか。幸い現在の衛生センターの用地が四万三千七百平方メートルございますんで、敷地面積が本市の海域の用地は約二倍の七万人千平方メートルあるわけでございます。松茂町のごみ処理場も隣接しておりますし、適地でないかと私は思うのでございます。徳島県、二市四町で松茂町を含めた広域的なごみ行政を進めたらどうかということを、たしか昭和六十二年に御提言申し上げたことがございます。市長の言う夢の鳥構想にマッチするんでなかろうかと思うわけでございます。

 ただ、私はこの月見ケ丘海水浴場の海岸を埋めるだけでなしに、また里浦の大手海岸もございましようし、また北灘の海岸もございましよう。これから市長の思われておる夢の島構想の実現に向かって、これからなお一層の努力をなされますように要望いたしたいと思います。

 次に、国保税の引き下げでございます。市長からも御答弁をいただいたわけでございます。重税感を和らげて、低・中所得者の減税に努めるという御答弁をいただきました。

 また、総務部長からも御答弁いただきましたように、国保事業の滞納額が五億八千三百万円というような大きな額になっておりまして、正直者がばかを見るというような、税の収納に努める義務があるわけでございます。仮に五億八千三百万円を前年度並みの徴収率にいたしまして、八・四%徴収率の計算でいたしますと、単純に計算しましたら四千八百九十七万二千円という徴収アップで、税が返ってくるわけでございます。それを引き下げるというのも一つの課題でなかろうかと思っております。

 また、平成六年度の決算見込み額が三億一千六百五十万円の黒字が出ているという東大な金額でございます。それも含めまして還元を図ることを要望をしときたいと思うわけでございます。

 また、医療費にむだがないかということを十分点検すると、レセプト点検でございます。さらには、予防、早期発見、早期治療に努めるということで、医療費の節約にもつながるわけでもございます。これらを努力していただいて、なおかつ市長の言う足らん分につきましては、負担能力の低い高齢者の加入者の高い国保の実情を考えまして、一般会計より繰り入れ増を図って、国保加入者の負担の軽減に努めるべきだと思うんですが、当然一般会計よりの繰り入れに当たりましては、他の保険加入者からは保険料の二重負担を強いることとなるわけでございます。そのためにも、十分な理解と協力を得なければならないと思うわけでございます。

 また、ことしは黒字じゃけんということで、後年度においてまた負担増を強いるようなことなく、十分配慮して取り組まれますように、強くこれは要望しときたいと思います。

 以上で、答弁により再問させていただきます。

     〔市長 山本幸男君登壇〕



◎市長(山本幸男君) 先ほどの工藤議員の、再問の中で、機構改革については、現在機構改革を前提とした事務分掌の見直しを進めているとこでありますので、いましばらく時間的猶予をいただきたいと存じます。



○議長(矢野善治君) 小休いたします。

     午前 十時三十八分 休憩

     午前 十時三十九分 開議



○議長(矢野善治君) 再開いたします。



◎市長(山本幸男君) 工藤議員の識見、達見については、深く感銘しておるところでございますので、それについて当方、それを参考にしまして、もう一度深く研究していきたいと思っております。

     〔二十三番 工藤武重君登壇〕



◆二十三番(工藤武重君) それでは、再問いたします。

 ただいま市長から機構改革について御答弁いただきました。現在機構改革を前提として事務分掌の見直しを進めているという御答弁もいただいたわけでございまして、一応早急に機構改革なさるように要望しときたいと思います。

 ただ、この中で民間に意見を聞くのも一つの方法でなかろうかと思っておりまして、学識経験者、さらには市民代表を含めました審議会のようなものを含めまして、これらの大事業を達成するためのそういう総合的な審議会をされますように要望をしておきたいと思うわけでございます。

 市長は、就任以来一カ月半になるわけでございます。五月の連体を返上いたしまして、各課のヒアリングを行ってまいったわけでございまして、市長も頭のいいとこがございまして、この市政全般についてほとんど理解されたと思うわけでございます。百社育成、夢の島構想、さらには国保税の値下げ等々、大きなプロジェクトが、公約があるわけでございます。市長も実現されることを、私は確信をしておるわけでございます。

 東京都の青島幸男知事も、この都市博の問題につきまして公約を選ぶべくか、議会の意見を聞くべきかということを非常に悩んだわけでございますが、都市博の公約を守るために中止を決定したと。いかに公約が大事なかということが思い知らされたわけでございます。市長も鳴門市民二万一千有権者でなくして、鳴門市民六万五千の市民が山本新市長に大きく期待をしているわけでございます。どうか市勢発展のために命の続く限り努力されますよう御祈念申し上げまして、清政会の代表質問を閉じることにいたします。

 御清聴ありがとうございました。



○議長(矢野善治君) 次に

 平成同志会代表

一、市長の政治姿勢について

             十三番 平岡朔郎君

      〔十三番 平岡朔郎君登壇〕



◆十三番(平岡朔郎君) 私はただいまから平成同志会を代表いたしまして代表質問を、市長を中心に取り組んでいきたいと思っております。

 その先に、先ほど清政会の工藤議員からも申されておりましたが、矢野議長以下、それぞれ永年勤続の方に四国の議長会から表彰されまして、議員として本当に立派な表彰でございまして、平成同志会といたしましても心からお喜びを申し上げます。

 それでは、本論に入りたいんでございますが、市長にも一言お喜びを申し上げておきたいと思います。

 草の根作戦の山本氏、これは選挙の真っ盛りにこういうふうな新聞が出ております。そのとおり当選されました山本市長は、必死になって草の根作戦を展開されたのが勝利に結びついたということでございます。なお、余分になりますけれども、鳴門市誕生四十八年、その中で初代の近藤市長、三代目の近藤市長、これは八年、続いて谷市長二十八年の塩業家の出身が鳴門市のために一生懸命頑張っておられる。今度の新市長山本市長、この人も塩業家の出身でございまして、私は塩業家三代目の市長でないかと思います。何事も三代目がしっかりしたら物すごう繁栄に全部結びつく。あの三百年続いた徳川幕府、あれ三代目の家光がしゃんとしとったんです。そういうことで、徳川幕府は随分日本のために見事頑張って三百年続いている。余談になりますけれども、そういう意味で私も塩業家の端くれとして、山本氏の今度の快挙心からこの市長の英断に深く深く深甚の敬意を表するものでございます。

 前段はそのくらいにして、市長が当選されるとすぐに地場産業の育成、こういうことを一番先に取り上げております。そこで、私は今度のこの登壇した平成同志会の代表として、地場産業の活性化、企業誘致と地元企業の育成、商店街の活性化、二番目に教育文化の振興について、これは新市営球場の建設と塩業資料館の建設、三番目の福祉対策について、これはくつろぎの温泉計画についてと、以上にわたりまして市長に質問をいたしたいわけでございます。

 まず、一番の地域産業の活性化についてでございます。

 市長の公約にも、行政のバックアップ、地元企業を育成振興と、一番先に取り上げられております。そして、ただいま清政会代表の工藤君が百人以上の雇用ある地元企業を百社育てるという公約でございました。これは山本市長に申し上げるんですが、選挙のときの公約の重み、これは絶対的なものがございます。そういう意味で、先ほどからいろいろ御答弁を聞いておったんでございますが、少し物足らん御答弁をなさっておりました。

 そこで、私は六月号の市長の市政方針を語るという市長、これが広報なるとに出ております。これを中心に、この点についてお伺いをしていきたいと、そういうことが工藤議員と少し違った形で市長にお聞きすることができると思うわけでございます。

 市長は地元企業の育成、これはもちろん豊かなまちづくり、第一歩は市民の雇用がふえるということをここで大きく取り上げておりますが、私がお聞きしたいのは、市長がこういうことを言うとるんです。「よそから誘致した企業は、経済変動や技術革新でいつ引き上げるかわかりません。この点、鳴門市に愛着と責任を持っている地元企業が大切なわけです。そして、百人以上の雇用力がある地元企業を百社育てる」、はっきりここでそういうふうに取り組んでいくという方針を出しておるわけでございまして、少々私は合点がいかんのでございますが、いつ引き上げるかわからん、そうだったら企業誘致ができんでないかというような感じもするんでございます。もちろん中核工業団地の場合は、地元企業を育成するに欠かせないという以上、これはやはり優秀な企業に来てもらうための団地造成でございます。そういう意味で、どうもちょっとここで市長と波長が合わんのですが、市長、これは市長がどういうふうに言い回しを考えておったんか。地元企業育成はもちろん私賛成です。当然先ほどのお答えにありましたように、一生懸命地元企業を育成する、これはもう大賛成です。しかし、あれは地元企業だけではなかなか市長の言う百人雇用の百社、なかなすできるもんでないと思うんです。そういう意味で、中核工業団地のようなすばらしい団地を早急に造成して、やはり優秀な企業をやっぱり県外から求める、これが当然の行き方でないかと、私は思うんです。市長の御見解をひとつお伺いをいたしたいと思います。

 その次が、商店街の活性化。これにもちょっと異議があるんです。商店街の活性化。市内中心部の商店街は客離れが進み、売り上げが年々減少してきています。これはそのとおりでございます。市では、鳴門駅一帯の駅前再開発事業で対応しようとしました。しかし、商店街の活性化に行政が主導して成功したためしがありません。こういう事業は民間主導で進めていき、行政はもっと地元の意見を聞いて、民間ができない分野で対応していくべきというふうに、市長おっしゃっとるんでございますけれども、私が今まで長いこと議員をしておって、他市の個人研修なんかに、個人研修の費用を使って、駅前再開発、中心商店街を見に行ったことが再三あるんです。そして、そこで聞くことは市長、行政の担当部長なんかは、もう朝駆け夜討ちちゅうんかな、とにかくその地元の役員と話し合う。こんずくるびつ話し合つて、やっぱし行政が主導型で引っ張っていくと、そういうことでないとなかなかこういう問題は成功しないということを再三聞いておるんです。だから、市がそういう形で一歩下がった形で、市がやれるものは適当にやっていくぐらいの情熱では、なかなかこの商店街の活性化は難しいんでないかなと、私は思うわけです。市長のひとつそういう点におきましてのお考えをひとつお願いをいたしておきます。

 次は、教育文化の振興でございます。

 これは、新市営球場の建設と塩業資料館の建設。今鳴門市では、この大きな問題が差し迫っております。そこで、市長に基本的なものをひとつお伺いしておかねばならんわけでございますけれども、よう聞いてくださいよ、市長。第三鳴門市総合計画の中で、個々の事業や手法について早急に正すべきは正し、見直すべきは見直しながら、重要施策を積極的に取り組んでいきたいと考えておりますということが所信表明の中に大きく出ておるわけなんです。そこで、今申し上げました二つの事業は、市長はどのような考えで進めていくんか、お聞きをしておきたいと思います。というのは、市長はこの新しくできる市営球場は、市長。市営球場は大問題、狭いところに球場をつくってどうなるんか。もっと大きくできないのか見直したい。大胆な発言が出ております。それで、私はここへ申し上げたんでございますけれども、市長のお考えをお聞かせ願って、再問に入っていきたいと思っております。

 その次が、福祉対策でございますが……。

     〔発言する者あり〕



○議長(矢野善治君) 小休いたします。

     午前 十時五十九分 休憩

     午前十一時     開議



○議長(矢野善治君) 再開いたします。



◆十三番(平岡朔郎君) 失礼しました。一番大事なことを飛ばしてしもて、自分が命かけて頑張ったやつを飛 ばしてしもうて、失礼しました。

 三代目──私がつくった三代目でございますけれども、市長も塩業家でございます。この資料館の建設、私は大いに期待をしとんです。それで、この間見よりますと、藩制時代、これ徳川ですわね。藩制時代の阿波の特産産業といえば、藍、塩、たばこ、三大特産でございます。特に独特の技術、文化をはくぐみ、その苦楽や息遣いが現場に伝わってくる本県の三大産業の中で、製法の近代化とともに衰退した歴史の中で、鳴門市の塩田による製塩手法も、昭和四十七年に同市内から姿を消し、今までずっと塩業で栄えてきておるんが次第次第に近代的なものが取り入れられて、塩業もそういう形で衰微をたどっていったという過去の歴史が、今私が申し上げたとおりでございます。

 そこで、この塩業資料館は、平成六年度でございましたか、これは定かでないんでございますが、今橋本さんになっておりますが小森さん、高島の小森さん、私、手を取り合って一般質問を交互にやったことを覚えておりまして、矢野市長もドイツ館ができたら、次はこの資料館にかかりたいということで、随分時間はかかったんでございますけれども、何とかこの建設が夢でなしに、正夢になってまいりました。そういう点で、この資料館の計画、スケジュールですね、やるのはもう決定しとるんですが、そういうスケジュールを一つ、どのようになってどうなのかということをひとつお聞きしておきたいと思います。

 御返答によって、次の質問をさせていただきたいと思っております。

 それでは、三番目に移ります。

 くつろぎの温泉計画、もう私は手を打ってこの市長の提案にうれしく、喜んでおるような次第でございます。私もよわい七十歳、この前も言ったんです、この前の議会に。とにかく七十歳になってみて初めて高齢者、高齢者がいかに世の中でいろいろな点で不自由をしておるか。私自身も物すごう不自由しとるんです。だけども、議員なるがゆえに、そういう弱腰は言えんと頑張っておるんです。そういう点において、私は議会があるたびに高齢者問題は必ず一間取り上げて、理事者にいろんな問題についてやっていこうという公約みたいな、これも公約、公約みたいなことを申し上げた覚えがございます。今回も市長のこのくつろぎの温泉建設、もう突如として、市長が当選されて初めてこういう問題を取り上げてこられたんで、いささか戸惑う点もございますが、実現可能な話なのか、これをひとつ市長にお伺いをして、こんなんでも建てるのに五年も十年もかかられるんでは、市長の行動、行動の人、せっかく市民の二万一千何ぼですか、の票をもらった市長の行動力ある市長という名前までついとるんだから、そういう点をひとつお聞きして、次の返答によりまして再問をさせていただきたいと、こう思っております。

 以上です。

     〔市長 山本幸男君登壇〕



◎市長(山本幸男君) 平岡議員の先ほどの三代目が答えさせていただきます。

 広報の市政方針、地場産業の活性化についてでございますけど、広報の市政方針での誘致企業の件は、あくまで企業は定着するのが基本でなくして、利益追求が基本でございますので、利益が確かであればどこにでも飛んでいくという、こういうことを意味しておるわけです。

 だけど、企業誘致を全くしないということではなくして、誘致企業との交流促進により地場企業を育成していきたいと、こう考えております。また、このことが若者の地元定住になり、ひいては鳴門の活性化や豊かな市民生活につながっていくと確信いたしております。

 また、さきの工藤議員の質問で申し述べましたとおり、活気あるまちを復活させるためには、地場企業の育成が不可欠で、私はこれを最重点施策と位置づけまして、市内の企業や産業を育成し発展させるという確固たる信念を持って、我がふるさと鳴門を豊かで住みよい美しいまちに、そして人に誇れるまちに、人に語れるまちにしていく決意でございます。まず、その基盤づくりに取り組んでまいりたいと考えております。

 次に、商店街の活性化の点でございますが、現在の商業環境は規制緩和の流れを受けて、大店法の改正により大型店の進出がふえ、また従来の商業構造の崩壊による価格破壊が進み、全国的に見ても商店街の活性化は最も重要な問題の一つとなっております。

 本市におきましても、県外資本による大型店の進出計画が進む中にあって、長年本市の商業活動の中心を担ってきた市内中心部の商店街は、経営環境が一層厳しくなっております。こういった状況を受けて、商店街の活性化の取り組みといたしましては、民間と行政との適切な役割分担によって進めていき、行政は民間だけでは解決できない分野について支援していきたいと考えております。各商店街は、長年培った地域社会の顧客との信頼関係をベースに、品ぞろえ、あるいはサービス面で前向き、積極的に知恵と工夫を凝らしていくといった地域社会に密着した商店街本来の戦略を推進していただき、行政は地元業者や消費者の意向を聞きながら、集客力を高める商業施設や関連施設の充実を図ってまいりたいと考えておりますので御理解のほどをよろしくお願いいたします。

 その次に、新市営球場の件でございますが、新市営球場建設については、軟式野球、ソフトボールを中心とした多目的球場として事業を進めてまいりましたが、近年の社会の要請として、従来の競技系の運動を中心とした運動公園に対し、年齢を問わずだれもが日常的に手軽に健康づくりの運動も行える施設の整備の必要性があり、市民の多様な要望を的確に把握するため、鳴門市体育協会加盟競技団体をはじめ地元関係者及び各体育施設利用者などの市民の多様な要望にこたえて、よりよい施設を提供するための見直しをするところであります。

 塩業資料館についてでございますが、長い年月の間、本市の基幹産業として栄えてきた製塩の歴史を後世に残すとともに、その資料を広く一般に公開することにより、教育、学術及び文化の向上に寄与するため、鳴門町高島の鳴門塩田公園内に資料館の建設を計画しております。塩業資料館の建設計画については、市制五十周年記念事業として昨年度に基本設計を終えたところでございます。しかしながら、この計画については、関係各位よりかなりの問題点の指摘がありますので、今後研究者など関係者の意見を聞きながら、鳴門の特徴を生かした展示内容にすべく、再検討いたしてまいりたいと考えております。

 次に、温泉の件でございますが、多目的温泉保養施設につきましては、高齢者の方の生きがいと市民の健康づくりの施設として、温泉を活用して、あらゆる年齢層の市民にゆったり湯につかり、心身ともにリフレッシュしていただく施設が必要と考えております。今後、市内の自然環境に恵まれた適地などについて研究、検討を進めてまいりたいと考えております。

 なお、当市の場合は、国民健康保険の被保険者が高齢化傾向にあり、高齢者の医療給付費が急激に増高いたしておりますので、健康保持、健康づくりの観点からも重要な施設であると考えております。

 以上です。

     〔十三番 平岡朔郎君登壇〕



◆十三番(平岡朔郎君) 再問をいたします。

 塩業家の三代目の市長から御返事をいただいたんでございますけれども、きのうの新聞ですか、「公約、百人雇用百社、目標さらに後退」、もう市長がちょっと前向きが後ろ向きになると、すぐにこういうふうに後退ということになっておるんです。公約の重みっていうのは非常に重いもんがございまして、青島都知事ですか、公約で自分の背中で背負い切れんぐらいの重みを感じて、ブルブルするかせんかは別として、世界博、あの有名な世界博はもうチョンにしました。そういう点を考えて、やはり市長が勝つために必死になって公約を盛んにしたようでございますけれども、実際なかなか公約と実行する段になってのこの難しさ、これはもう議会というチェック機関がおるんで、やっぱりそういう問題については是は是、非は非、もうはっきりしとるんで、いろんな点で御答弁を、これからの御答弁もそういう点でよろしくお願いを申し上げまして、再問をいたします。

 企業誘致、私は企業誘致と地元企業の育成ということを一番に取り上げておったのでございますけれども、その企業誘致の中で、前の市長さんも非常に苦労なさって、なかなかにっちもさっちも動かん、中核工業団地があるわけでございます。市長はこの問題に対して、原因を何か調べ、そして従来協力が得られなかった地権者の声を十分に聞いて、誠意を持って対処し、障害となっている原因を取り除きたいと、取り除いていこうと思っています。もう少し市長、具体的に、どれくらい市長は確信があるんぞ、自信があるんぞ、それを聞いておきたいと思います。これは中核工業団地だけで結構です。市長の思って、こういうふうに表現されているんですから、やっぱりその問題をひとつお聞きをしておきたいと思います。

 その次は、商店街の活性化でございます。

 これは、私が何十年も前から、あそこの大道でスポーツ店を経営しよったときもそうでございますけれども、なかなか商店街というのは利害が、全員全部が同じように一致しないんです。そういう点で、理事者の皆さんは非常に苦労をされておるようでございます。ございますけれども、これもやはり世界の鳴門と言ったらちょっと語弊があるんですが、これから明石海峡大橋、これがかかってまいりますと、十年ですか、十年の春に完成しますと、まず一番に一番近い四国のまちというのは、四国の市というのは鳴門市なんです。その鳴門市が、まあちょっと今でも、きょうも帰りにあの前を通るんですが、あれを見ると、これが四国の顔の鳴門駅、しかもその周辺の商店街。こんな話したらおかしいんですが、十年前に私が大道の街を歩いとったんです。そうしたら、「ちょっとお願いします」と言うんです。何事かいなと思ったんです。「鳴門市で一番繁華な街はどっちへ行ったらええんですか」、今一番繁華な街におるんです。それが、どっちへ行ったらええんですか。まあ私、聞かれて愕然としたんです。ああ、これは政治の貧困にあると、やはりまちが栄えるのには商店街が栄えないかん。市長がそういう意味で、新しい市長がそういう商店街の振興ちゆうのを取り上げとるんのは、もう大いに賛成するんです。しかし、なかなか実行は難しいということを市長に申し上げておきます。

 それで、私が今言ったようなお答え、商店街の活性化の中で広報に出ておりました商店街の共通の悩みである駐車場不足の現状打開と、これに尽きとる。もうこれを市長が一番に取り上げて、商店街の皆さんに御協力を仰ぐと、それからこの商店街の活性化は動き出すんではなかろうかと、私は思っております。市長、万難を排してして、まず駐車場問題に取り組む、これが新しく市長になってこられた山本市長の一番大きな、市民が期待する問題でなかろうかと思うわけでございますので、その点についてどのくらいの知識を持ち、確信を持ち、こうしたらええというのがございましたらひとつお聞かせ願いたいと思うわけでございます。

 その次は、新市営球場。市長、世間は市長ね、市営球場は大問題、先ほど言いましたように市営球場は大問題、狭いところに球場をつくってどうなるのかと。市長のこの一言がこたえて、市営球場がにっちもさっちも動かんような感じを私は持っとるんです。だから、今市長にお聞きしますと、あそこが多目的広場として、現在の事業はそのまま進めていって、多目的広場として市民の人も使えるような球場に持っていこうという方向を確認したのでございますが、そんでよろしいかいな。

 「うん」と大きくうなずきましたので、実はあそこの前の旧の球場、あれは四十年前に四国の国体を、四国は一つという合い言葉がそのときございまして、そしてあそこを鳴門市は四国国体で軟式野球の部が当たったので、あの球場をつくったんです。それから四十年、今度の国体にはこの新しい、市長んくの土地や全部入った県営競技場、ああいう立派な競技場ができて、開閉会式あり、天皇陛下をお迎えして、鳴門はおおいに面目を施したんでございますけれども、そのあの球場、あの球場がいかに市民があそこでソフトボールも野球も、それからそういう一般の多目的、年寄りも若い衆も休みが来たらあそこで使って、特に鳴門のマラソンが強うなったというのも、あそこの球場で随分使われたおかげでございます。そういう意味で、非常に有効に使えた球場でございました。そういう意味で、今度できる球場が、市長がこういうふうに「市営球場は大問題、狭いところに球場をつくってどうなるのか」と、大きく出られましたので、実はびっくりしたんでございますけれども、今御答弁いただきました。やはりそういうふうに市民が十分使えるような球場をつくるということと理解してよろしいんでしょうね、これは。それで、そういうことで、一日も早くこの問題は取り組んで、完成をしてもらいたい。

 というのは、市長も知らんだろうけんど、今私が会長をしよるソフトボール協会、それから亀井さんが会長をしとる軟式野球、これらはもう地方めぐりのほんまにドサ回りしよるんです。というのは、里浦小学校でソフトボール、二中がソフトボール、明神の市民運動場、あそこでは軟式野球が日曜日にやる。皆やはり不便なんです、はっきり言って。そういう意味で、この市営球場が二年以上かかられると本当にもう協会つぶれてしまうんです。そういう意味で、ひとつ絶対に公約は守ってもらって、この二年間で完全なものに仕上げて、市民が楽しく使えるような球場をつくってもらいたい。これが私のお願い言うたら、これ、壇上で代表質問じゃけん、そういうふうな球場をつくるべきじゃというふうに言わざるを得んのでございます。

 その次は、塩業資料館でございます。これにもなかなか言いたいことがいっぱいあるんです。というのは、ある新聞にね、市長、「倉庫に眠る用具百四十三点」というのがあります。そして、ちょっと中を見させてもらうと、随分長い四十年にもなるような、そのままほったらかしなんです。そして、主要責任者の社会教育課長ですか、「塩抜きという保存処理を行い、大切に保管していると」というふうにおっしゃっとんです。大切にはじとるんだろうけんど、ほったらかしです。そういう意味で、いざ塩業資料館ができて、実際これはこのとおり間違いなく展示できるような代物か、これもちょっと気になるのでお聞きしておきます。というのは、やめられた小森さんも、この問題で何遍しただろう。随分長いことやっとるんです。三回や五回できかんと思うんです。それは塩抜きとかいう保存をするためのあれがあるそうなんですが、これは文化財にも指定されておるし──文化財に指定されとるんかな──それははっきりせんのですが、文化遺産の展示だけでなく、映画による塩の展示の学習コーナー、さらに元塩田を保存し、体験できるゾーンもつくりたい。いろいろなにがあるわけなんです。要望とやりたいというあれがあるんで、このやっぱし塩業資料館関係については、市長、三代目、前向きでひとつ早急に取り組む姿勢をまず見せていただきたい。市長のそういう、これ要望にすると市長が返事がないんで、これはそういう市長、やるんかという答えをひとつ、やりますという答えをいただきたいと思います。

 それで最後に、くつろぎの温泉計画でございます。

 これは先ほど申し上げましたように、今ちょっと資料を忘れてきたんですが、鳴門でこういう市長の計画をした、ヒントでそういう発表をした、この多目的温泉保養施設、これは市長の選挙のアピールする広報を見ると、どっか引田かどっかにあって、かなり好評で、百円とか二百円で行ける。鳴門にも境に遊湯館がございますが、あれは高くって市長、話にならんです。だれもかれもは行けんのです。だから、市長のこのアイデアちゅうかヒントちゅうか、こういうことを発表したらもう市長様様に、今なっとるんです。だから、百円か二百円で入る安いやつを早急にこれ、なるべく早く、何の予算をのけても、これはやっぱり取り組むべきでなかろうかと。それが新しい三代目の市長として、やっぱりやるなあ、そういうことをやっぱし市民に与えてもらいたい。私も高齢者でございますんで、期待をしております。ひとつ御答弁を願います。

     〔市長 山本幸男君登壇〕



◎市長(山本幸男君) まず、中核の件でございますが、現段階として協力を得られてない地権者に、私自身、誠音を持ってお願いして当たっていきたいと思っております。それで、同意を得られてない地権者に、私自身がお会い等しまして、解決をしていく算段でございます。

 それでよろしいですか。

 その次、商店街の関係でございますが、私は商店街の振興に駐車場というテーマを取り上げておりますが、駐車場は必要条件でございまして、十分条件ではないと思っております。だから、必要条件をつくっていって、必要条件がたくさんあって、それで最後に十分条件になると、こういう理解の仕方で、できるものからしていくべきであると思っております。

 塩業資料館については、現在、先ほどお答えさせていただきましたように、いろんなまだ専門家とかその他の人からいろんな御意見ございまして、先ほど平岡議員おっしゃっておりましたほったらかしとるんじゃないかというふうな御不満等、いろんなことを聞いておりますので、これについては前向きに取り組んでいく所存でございます。

 最後に、温泉の件でございますが、鳴門近在の町営の温泉等に、皆さん鳴門市民が利用しておると、そういうお話はよく聞いております。先ほども市外の近くの温泉というかふろ屋さんは非常に高価なものであるということで行きにくいので、こういうのが鳴門市にないのかということを繰り返し聞いておりますので、これについても早急に私自身はやっていきたいと、こう思っております。

 以上です。

     〔十三番 平岡朔郎君登壇〕



◆十三番(平岡朔郎君) 市長にるる御質問を申し上げ、答えはやや満足できるということでございますので、再問は終わりたいと思うんでございますけれども、最後に市長に、市民はこういうふうに市長に対しておるんぞということ、そして徳島県知事もこういうようなことをおっしゃっておるぞということをここで申し上げまして、平成同志会の代表質問を終わりたいと思うんでございますが、お聞き願えたらと思います。

 こういう解説の文書が出ておるんでございます。「鳴門市民は、市政の刷新、改革、支持した選挙選初挑戦の山本幸男氏は、出おくれや知名の低い不利はあったが、スニーカーを履いた徒歩戦術が市民に身近に接した結果、有権者はこれは市政を変えてくれそうだと、その行動力に期待を寄せた」。本当に四国の東の玄関口、未来は明るいように感じておる方も多いとは思いますが、こういう未来をやっぱり切り開くのは三代目市長、三代目の山本市長に期待が大きいのでないかというその行動力に期待をしておると、文書は出ております。確かに先ほどからの返答を聞きましても、非常に誠実でまじめで、非常に好感が持てる市長の出現だなというふうに、私は率直に肌で感じましたので、是は是、非は非、そういう態度では進みますけれども、好感が持てる市長やなというふうな感じでございます。

 それから、圓藤知事がこういうふうに言っとるんです。知事は市長、議会議員の役割について、二一十世紀最後の四年間を負託された方々であり、二十一世紀に向けて本県発展の足がかりを確立することが使命となる。本県の二十一世紀の基礎を築くつもりで、県市町村一体となって互いに頑張っていかなければならない」。そして、鳴門市長選で現職を破った新人山本幸男氏に対し知事は、「鳴門市は明石海峡大橋架橋後、本県という四国の表玄関となる鳴門市の発展に新市長は情熱をわかし、一生懸命頑張ってもらいたい。県としてはできるだけお助けをしたい」というふうなありがたい言葉が出ております。そこで私は、前市長の場合も県市協調、これを市政の基本としておったんでございますけれども、新しい市長もやはりそういうことでもう話はできとると思うんですが、県市協調、一生懸命そういうことで鳴門市の繁栄のために頑張ることを期待をして、平成同志会の代表質問を終わります。

 御清聴ありがとうございました。



○議長(矢野善治君) 小休いたします。

     午前十一時三十七分 休憩

     午後 一時  一分 開議



○議長(矢野善治君) 再開いたします。

 次に

 みらい代表

一、市長の政治姿勢について

             二十一番 分部嘉憲君

     〔二十一番 分部嘉憲君登壇〕



◆二十一番(分部嘉憲君) ただいま議長から登壇の許可をいただきました分部嘉憲でございます。初登壇ということで大変緊張しておりますが、よろしくお願い申し上げます。

 午前中にもお話がございましたけれども、先般四国議長会におきまして、矢野議長をはじめ先輩議員の御功績に、名誉ある表彰を受けられましたことに、みらい一同心からお祝詞を申し上げます。

 次に、今期統一選挙におきまして、現職をものともせず、大差で見事当選されました山本市長に、みらい一同、心よりお喜び申し上げます。

 私たち新会派みらいは、今回新しく当選させていただきました十名のうち六名が相寄りまして、結成いたしました会でございます。みらいは、今新しい変革が求められている社会情勢の中で、二十一世紀に向かって時代の先見性を磨き、民間的発想により、市民一人一人が納得できる、隠し事のない、ガラス張りの行政を追求し、鳴門市発展のリーダー的役割を果たすべく、全員が研さんと努力を重ね、頑張りたいと思います。

 前段はこれぐらいにいたしまして、ただいまよりみらいを代表いたしまして質問をさせていただきますが、新人で勉強不足のため、十分な質問ができないと思いますが、御理解をいただきたいと思います。

 件名、市長の政治姿勢について。

 通告一番、第三次鳴門市総合計画の見直しについて伺いいたします。

 地方自治は民主主義の学校と言われ、行政は最大のサービス産業と言われております。住民という顧客をいかに大切に、かゆいところまでサービスの手が届くか、住民と行政との信頼関係の構築が発展の基礎となると思いますが、市長は所信表明で、市民皆様とともに公約実現のため、策定されております第二次鳴門市総合計画の中で、個々の事業や手法について早急に正すべきは正し、見直すべきは見直しながら、重要施策を積極的に取り組んでいきたいと述べられました。

 皆様御承知のとおり、今鳴門市を取り巻く環境は非常に重要で大事な時期でございます。三年後には明石海峡大橋の開通を控え、関西においては大阪湾ベイエリア構想が進展しております。また、太平洋第二国土軸構想も浮上しております。徳島県総合計画二〇〇一推進の中で、昨日徳島・藍住間の高速道路が八月九日に開通するとの発表がありました。このような重大な時期に、市長は鳴門市発展のため、将来性のある施策を遂行しなければならないわけでございますが、先般の東京都青島知事のように、必要なときには正しい決断をしていただかねばなりません。この第三次鳴門市総合計画は、平成六年、前の市長のときに策定されたものであります。

 午前中、平岡議員より質問がございましたが、今市長の市政に対するポリシーはどういうものか、この計画の中で具体的にどの箇所をどのように見直されるのか、お伺いいたしたいと思います。

 次に、二番目のコミュニティーのまちづくりについてお伺いいたします。

 生活環境の変化により都市化が進行する中で、平成六年四月に自治振興人権室を設置して、ともすれば薄れがちな隣人関係強化のため、コミュニティーづくりを推進していることは非常に好ましいことであります。現在十三地区の社会福祉協議会が中心となり、推進しておるところでございますが、地区地区でいろいろな事情があり、思うように進捗していないのが現状ではないかと思います。まちづくりの前に人づくりであり、まちおこしの前に人おこしであると思います。そのためには、今の段階で行政が住民に対し、強力なリーダーシツプを発揮し、意識づけが非常に必要であると思います。よいものを早く達成するためには、今十三地区で進んでおります各地に一名ずつの人員スタッフを配置して、早急に実現するよう努力していただきたいと思うのであります。市長のお考えをお伺いいたします。

 次に、三番目の高齢化社会対策についてお伺いいたします。

 ことしの三月に、関係者で徳島・生と死を考える会を発足いたしました。最近までタブー視されていた死について、各メディアで取り上げられ、関係図書も多く出版されております。死を意識することは今をいかに輝いて生きるかということであり、死の準備教育はまさに生きざまの教育と言われております。今元気に働かせてもらっている私たちも、各人各様で必ず死を迎えるのであります。徳島県の六十五歳以上の人口比率は一七。一%と聞いております。全国平均が一四・一%で、大きく上回り、超高齢化社会であると言われております。

 先日発表になりました九十四年の人口動態統計によると、全国で死亡者が約八十七万五千人、そのうちがん疾患で亡くなられる方が二十四万三千人、死亡者比率で二七・八%であります。今後の予測において、十七年後の二〇一二年には死亡者が年間百四十万人になるだろうと言われております。安心して老後を迎え、自分の最後をどこで迎えるか、死に場所を選ぶ環境づくりが求められております。

 医療については全くの素人でございますが、死亡比率の多いがん患者が安心して療養ができる施設が必要と考えます。それは、現在の病院のように延命治療を行うのではなく、最後まで人格を尊重した医療ができる施設が必要であります。そこで、鳴門市にもホスピス独立病棟をつくっていただきたい、このように思うわけでございます。市長のお考えをお伺いいたします。

 御答弁によりまして、再問を行いたいと思います。

     〔市長 山本幸男君登壇〕



◎市長(山本幸男君) 分部議員の質問、まず第一からお答えさせていただきます。

 私の市政に取り組む基本方針、基本政策は、一言で申し上げますと、市民の立場に立って物事を判断し、考え、計画し、実行するということです。そのために多くの市民の声を聞いて、市民の意思を尊重し、奉仕する行政を進めることによって、市民の期待と信頼にこたえたいと思っております。そのことが四国の玄関都市として飛躍発展し、個性のある豊かで住みよい美しいまち、人に誇れるまち、人に語れるまちになると確信いたしております。施策に取り組む基本的な考えは、提案理由の説明で申し上げたところであり、市民皆様方とともに公約実現のため、総合計画に位置づけられた個々の事業や手法について、いま一度検討してみるべきだと考えておりまして、指示いたしておるところでございます。

 次に、コミュニティーまちづくりについてでございますが、現在の自治振興人権室は、三人の職員を配置いたしております。コミュニティー組織づくりにつきましては、平成六年度から市内十三地区での組織づくりを進めてまいりました。コミュニティー活動は、体育、文化、環境、福祉及び安全の五本の柱で活動をしていただくように提案し、推進しているところでございます。現在十一地区におきまして組織化されており、各地区の自主的な活動状況を受け、出張所、公民館の職員の協力を得ながら、地域の実情に応じた指導、育成に努めているところでございます。

 また、全市的には地域内の人材養成を積極的に行うことにより、地域がみずから考え行動できるような体制づくりを推進してまいりたいと考えております。そして、十三地区での組織づくりが達成された場合には、自治振興会の連合組織を結成し、全市的な活動を展開してまいりたいと考えております。その時点において活動の活発化に伴う業務量の増大等を見ながら、自治振興人権室の充実を図ってまいりたいと考えております。

 地域づくりにつきましては、地域の住民みずからにより推進していただくことを前提といたしております。具体的な活動内容につきましては、前述の五本柱の活動により推進するものであり、例えば福祉関係では敬老会、また体育関係では運動会といったように、その地域の住民みずからが計画し参加する活動を主体に、地域住民の親睦を図るとともに、地域づくりを推進しようとするものです。したがいまして、各地域での活動内容は異なるものと考えております。

 行政施策といたしましては、地域活動の側面的な地域づくりのための資料の提供、リーダーづくりなど、育成 援助を主体としたものとなります。

 今年度におきましては、組織づくりを推進している段階にあるため、コミュニティー施設としては、一、先進地の視察、二、リーダー養成講習会等を計画いたしております。

 以上であります。

 次に、先ほど第三番目の高齢化社会対策についてでございますが、文献によるところでは、医療には二つの使命があると言われ、一つは病気の治療、もう一つは死をみとることだと言われております。ホスピスは、死をみとる医療に入り、家族を含め、死に行く人が限られた日々を生きるよう、人格的に援助をすることです。我が国におけるホスピスは、西欧諸国と比べ立ちおくれており、その理由の一つは、死が不可避であることを患者に告知する習慣が歴史的にまだ浅く、死の宣告に対する拒否反応が家族及び患者、医師のいずれにも根強く残っていることが指摘されています。日本においては、厚生省が日本的なホスピスが必要であるとして、一九九〇年四月、緩和ケア病棟の承認制度が始められ、承認を受けるための施設基準が八項目制定されておりますが、厚生大臣の認可が必要となります。また、ホスピス医療の三大柱は患者の援助、家族への援助、痛みと症状のコントロールと言われており、施設の建設はもとより、専門スタッフの養成、ホスピスケアのプログラムの開発、医療負担のあり方、経済的な問題、医療のかかわり方など、総合的な医療チームがチームワークを組まなければ運営が成り立たないように聞いております。

 以上のようなことから、本市においては市立病院を経営しておりますが、現状でホスピス病棟の新設については、認可を受けるための要件を満たすことが不可能で、財政的にも困難と判断されます。ホスピスが一般社会の理解を得、支持されなければ、高齢化社会の進展に伴い、必然的に同施設の建設が必要不可欠となるときが到来すると思われます。今後あらゆる機会を通じ、医師会及び医療機関の動向を見きわめていきたいと考えております。



○議長(矢野善治君) 小休いたします。

     午後 一時二十二分 休憩

     午後 一時二十三分 開議



○議長(矢野善治君) 再開いたします。

     〔二十一番 分部嘉憲君登壇〕



◆二十一番(分部嘉憲君) 再問をいたします。

 それぞれについて市長から懇切丁寧に御答弁をいただいたと思うのでありますけれども、一番目の第三次鳴門市総合計画の見直しについてでございますが、市民の立場に立って考え、物事を検討し、行動していくということで、先日の新聞にも言っておりましたけれども、市長室を市民に開放するといいますか、面会に来られた方はどなたでも面会したいというふうな姿勢、それから飾らない人柄といいますか、そのようなことにつきましては本当に市民の間で非常に好評を博しておるところでございまして、今後とも継続して、ますます鳴門市発展のために御努力をいただきたい、このように思うわけでございます。

 一点だけ、地元企業の育成の件でございますけれども、午前中に平岡議員が中核団地のことをお聞きしておりましたけれども、私は(仮称)明神複合産業団地のことにつきまして、今どのような現状になっているか、急にあれしたわけでございますけれども、御答弁をいただきたい。といいますのは、地理的に非常に有利なところといいますか、恵まれたところでございまして、あそこに早く行きたいというふうな企業がございます。そのようなところで、第二小鳴門橋が開通するまでには造成するというふうなことでございますけれども、都市計画法による開発許可がおりているのかどうか、いつごろおりるのかどうか、そこらあたり御返答をいただければ幸いでございます。

 次に、コミユニティーのまちづくりでございますが、できるだけ早く、やはり総合的に連合会をつくつていただいて、本当に住みよいまち、誇れるまちにしていただくべく、御努力をお願いしたいと、このように思います。この件につきましては、了といたします。

 続いて、福祉の件でございますが、ホスピスにつきましては私以上に市長の方が、もう既に博識でございまして、鋭い答弁をしていただいたと、このように思っております。がしかし、先ほど申し述べましたように、本当に年老いてがんに侵された方が安心して家族とともに死に場所を選べると。非常に重要なこれからの施策ではなかろうかと、このように思います。

 引き続いて、この件につきましても、まだその状況ではないというふうなことではございますけれども、その重要性をかんがみ、これから施策の中に取り入れていただきたいと、このように思います。この件につきましても、了といたします。

 第一点の件につきまして、御答弁いただければ再問したいと、このように思います。

     〔企画開発部長 元木義時君登壇〕



◎企画開発部長(元木義時君) ただいま分部議員さんの御質問で、明神の東洋建設さんが開発を進めております複合団地の件でございますけれども、ちょっと手元に資料を持ってこなかつたもんですから、概要等は申し上げられませんのですが、現在どういう状況になっておるかというふうなことだけ申し上げさせていただきたいと思います。

 ああいうふうな大きな開発の場合は、徳島県の土地利用指導要綱というふうなものがございまして、これはあの事業がもともと採石法によります開発というふうなことでございますんで、採石法の問題、さらにはおっしゃられたような都市計画法の問題等がございまして、その前段の前さばきの処理をするのが徳島県土地利用指導要綱というふうなのがございます。その指導要綱に基づきます、まず承認をとりまして、その後にそれぞれの個別法、先ほど言いましたような採石法でございますとか、それから都市計画法でございますとかの許可を取るわけでございます。徳島県の指導要綱に基づきます承認につきましては、先日県の方の承認がおりました。これから都市計画法、そのほか、あそこへは道路もつけたり、それからその市道には保安林もかんでおりますので、そういった保安林の解除の申請、そういった等をこれから行っていくと。そういったものの個別法の許可がおりました時点で、それがまた販売と申しましょうか、分譲ができるというふうな段取りになろうかと思います。

 ただ、工事につきましては、いましばらく時間がかかりまして、本当の分譲ができますのは、これからまだ約二年くらい、平成九年ぐらいからの分譲になろうかというふうに聞いております。

 以上でございます。

     〔二十一番 分部嘉憲君登壇〕



◆二十一番(分部嘉憲君) 再問をいたします。

 今御答弁いただきましたように、明神複合産業団地につきましては、平成九年ごろには造成ができ、業者、いわゆる企業の方に転売できると、そのようになるというふうなことでお聞きいたしました。

 拙い質問ではございましたけれども、以上でみらいを代表いたしまして、質問を終わりたいと、このように思います。

 今後ともよろしくお願いしたいと、このように思います。どうもありがとうございました。



○議長(矢野善治君) 次に

 日本共産党鳴門市議団代表

一、市長の政治姿勢について

二、水道行政について

三、住宅政策について

             四番 田渕 豊君

     〔四番 田渕 豊君登壇〕



◆四番(田渕豊君) 日本共産党鳴門市議団を代表いたしまして、質問を始めたいと思います。大変和やかな雰囲気で質問、答弁が続いておりますので、日本共産党もできるだけ和やかな雰囲気でひとつ質問をしていきたいと思いますが、厳しい質問もあるかもわかりませんので、市長はじめ部長には明快な答弁をお願いしておきたいと思います。

 さて、山本市長におかれましては、二万一千九百七十二票の市民の期待を一身に集め御当選されましたことに対しまして、日本共産党市議団からも心よりお喜びを申し上げたいと思います。今後四年間、市長がこの市民の期待を裏切ることなく、クリーンな市政を実施いたしまして、市民から感謝され、喜ばれる施策を一つでも多く実現されていかれることを念じつつ、我々も協力できることは大いに協力をしていきたいと考えております。

 それでは、本題に入って質問をしていきます。

 まず一番目が、市長の政治姿勢についてであります。

 まず、市政方針を読んだ私の感想からお話をしたいと思いますが、全体としてお人柄なのでしょうか、何のハッタリもなく、市政運営を市民の立場に立って考えていくという姿勢が一応市政方針を見る限り貫徹しているのではないかと思います。特に、市民の立場に立って考えるという基本姿勢を、我が党は高く評価するものであります。全体として大変地味な文章ではございますが、私は好感を持っています。

 ただし、同和行政については、我々が一貫して反対してきた部落差別撤廃条例に基づいた同和行政が今後も実施されるということに対しては、反対の立場であることを申し添えておきたいと思います。

 さて、市政方針の中から特に大変市民にとって歓迎すべき方針が何件か出てきておりますので、前段企業百社の問題では、それぞれ大会派が厳しい質問をしておりますので、これを割愛いたしまして、市民にとって歓迎すべき点についてのみ討論をしておきたいと思うのであります。

 その一つが、国保税の引き下げについてであります。この件については、後日我が同僚議員が詳しく質問することになっておりますので、その前段のみについて質問をしておきたいと思います。

 御承知のとおり日本共産党は、二期八年の矢野市政のもとで、国保税の引き下げについては毎回事あるごとにその実施を要求してきました。しかし、前任者はそれを実施しようとはしませんでした。正確には、ことし最高五十二万円になる国の指示に従わず、五十万円に据え置くということが正確に申したらございますが、一貫して引き下げることはございませんでした。しかし、山本市長はこのことを公約に掲げ、市長選を戦い当選をいたしました。今回、その公約を守って引き下げを実施することを明言されたのであります。このことは、山本市長を選出した市民の大きな成果であり、喜びとするところであります。市長の英断を我が党は高く評価します。

 しかし、その実施時期について、納得ができないので質問をしておきたいと思います。

 来年度からいろいろな調整があるので、実施をせざるを得ないということでございますが、その理由、なぜ本年度から実施をできないのか、御説明をいただきたいと思います。

 徳鳥市においては御承知のとおり、小池市長誕生の年に実施したのでございまして、なぜ本市ではそれができないのか、この点についてのみお聞きをしておきたいと思います。

 二点目が、高齢者に生きがいとくつろぎを、くつろぎの温泉建設についてであります。

 前段、平成同志会の質問があり、本市の自然を生かした場所で建設する方向で研究をしたい、このようなお話でございました。この温泉計画もまことに淡々と地味な表現ではありますが、私は大変誠実味があると感じております。前市長はリゾート開発ということで、鳴り物入りで華々しくアドバルーンをたくさん揚げてきましたが、何一つ実現はいたしませんでしたが、この計画なら市民のだれもが歓迎してくださることでしょう。特に高齢者の方々が最も期待している施設の一つです。我が党はこれまでも、開発には何でも反対ではなく、背丈に合った鳴門の自然を生かした地元主導型住民参加の開発を主張してきましたが、この計画はその考えに大いに沿うところがあり、大賛成であります。

 そこで、もう一度確認をしておきたいわけでございますが、この温泉建設の具体的な試案、もう一つ突っ込んだ御答弁を、いただきたいと思うのであります。

 三つ目が一般廃棄物最終処分場建設用地の問題についてであります。

 この件についても、先ほど清政会の代表質問がありました。市長のお考えを承ったわけでありますが、私も重ねて質問をしておきたいと思います。

 今回山本市長は、前任者が中谷に建設しようとしていた最終処分場について、水道水源地上流に、あるいは大麻県立自然公園の周辺に、こういう施設をつくろうとする発想自体が間違っているという見解を発表されています。申すまでもなく、我が党も一貫してそのような立場から、この建設計画に反対してきた経緑がございますので、これを歓迎すると同時に、市長の御英断に敬意を表するものであります。

 しかし同時に、市長のこのような見解に批判的な意見もあるようであります。どこかに処分場は建設をしなければなりません。それも、現在までの本市の対処療法的ごみ行政の結果、緊急性が問われていることから、そのような意見が出てくることも当然でございます。賛否両論の意見があります。しかし、この中谷という現地、ここに足も運ばないで、鳴門市が買っているのだからそこにつくれというような単純な意見もございます。市長、私たちは先日、市長のそのような見解を聞きまして、新聞あるいは市民の間から、今申し上げましたように賛否両論の意見があるということから、市民の皆さんと一緒に車二台に分乗いたしまして、百聞は一見にしかず、現地に行って考えようということで、山に詳しい人の先導で中谷に行ってまいりました。結論から申せば、なぜこのような美しい自然を大破壊してまで、市民が出すごみ、どうしてもつくらなければなりませんが、このようなところに果たしてつくってよいのか。この美しい自然は守るべきだという結論に達しました。申すまでもなく、今や自然を守ることは本市のみならず、どこの自治体でも重要な課題となっています。自然こそ大きな資産です。本市の将来像を考えるとき、この自然を守って、有効に活用することこそ、本市の将来があるのではないかと私は考えてきました。

 議案説明の中でも市長は、「本市の恵まれた自然環境は」という下りがございます。しかし市長、今鳴門市の自然は決して恵まれた自然環境ではなくなってきているのであります。この壇上から私は何度とも言ってまいりましたが、もはや鳴門市の谷できれいな清流を探すことは難しくなってきておりますし、緑は、急速に失われていっているのであります。そういう中で、この中谷地区には緑と美しい清流が流れているのであります。どうしても最終処分場はつくっていかなければなりません。私はもっともっと市民の間で、この最終処分場についても議論し、考える機会をつくっていかなければならないと考えております。市民の問題にし、候補地も決して一本に絞るのではなく、何カ所もオープンにして、市民の協力を得ながら候補地を絞り込んでいくべきだと思っております。全力を尽くすなら、必ず最終処分場の候補地を見つけることも私はできると思います。我々も全面的に協力したいということを申し添えておきたいと思います。

 さて、そこで質問でございますが、市長はそのようなことを述べまして、中谷の土地の利用目的の見直しを、板東谷川の環境整備とあわせて再検討することを、先日の議案市政方針で発表されました。もしこの点についての試案がございましたら、お聞きしたいと思います。

 同時に、私はこの再利用、利用目的の見直しという点では前市長にも申してきたわけでございますが、中谷から鳴門市の所有する放牧場にかけての、この豊かな自然を生かした自然の森構想を提案したことがあります。本市は御承知のとおり、子供や青年が野外で、自然の中で、恵まれた自然があると言いながら、伸び伸びと活動のできる施設がありません。中谷から放牧場にかけては、それが唯一できる私は格好の場所であると考えております。中谷から放牧場は、一キロ道をつければつながる地点にあります。それをつけますと、板東と大谷の周遊コースができ上がるのであります。御承知のように、放牧場からは播磨灘が一望でき、三百六十度見渡せる地点もあります。そして、中谷には清流と緑があります。この場所をこのような方向で活用することは、本市の活性化、あるいは人の集まるまち、将来にとっても大変重要なテーマの一つであると考えているのでありますが、市長はこの構想についてどのようなお考えを持っているか、お聞かせいただきたいと思うのであります。

 子供や青年の意見を聞き、またふるさとを遠く離れた都会で学ぶ学生や青年の意見も聞き、またこのような計画に詳しいプロも交えて、夢のある事業に市長は着手するお考えはございませんか、御意見をお聞かせ願いたいと思うのであります。

 次に、二問目の公共事業の請負契約の公正、公共性について、サブタイトルとしてクリーンな土木行政で明るい鳴門市を、質問をしていきたいと思います。

 市長、矢野市政が二期八年という短期政権に終わった背景の一つに、私はこの公共事業の請負契約の公正、公共性に不明朗な点があったのではないかと見ている一人であります。在職八年間の間には十件近い十億円から二十億円を超える大型公共事業が実施されてきましたが、その契約に関連して黒いうわさが流布されたり、あるいは怪文書までが飛び交いました。そして、それらの事業を落札した業者は、ほとんどが他都市ではありましたが、贈収賄事件を引き起こしたダーティーな業者でありました。新市営球場の建設は、それらの極めつけの事業であったと我が党は追及をしてまいりました。もはや詳しくは申しません。このような矢野市政に対して、チェック機関の議会はどうか、オール与党で、我が党だけが厳しく批判をし追及してきたことは言うまでもありません。そして、今回の市長選で、品行方正、クリーンを旗印にした山本新市長が誕生したわけであります。そのようなことから、まことに老婆心ながら、山本市長が今後土木建設行政において、そんなことはないと信じますが、矢野市政の二の舞にならないように、あえてこの初めての質問においてこのテーマを取り上げたのであります。

 まず、単刀直入にお聞きをいたします。

 過日、市長が就任されてから初めて一億円を超える入札があったようであります。一つは大麻中学校、そして一つは一億円を少し切っておりますが、黒崎小学校の大規模改築事業であります。特に私は大麻中学校の契約についてお聞きをしておきたいと思います。

 この事業は、指名競争入札でございました。しかし、この指名競争入札と言いながら、なお超A級クラスの業者ということで、本市は四社しかないようでございますが、業者を四社に絞って、限定した上で入札をしたということであります。工期が夏休み期間中ということでありますので、超A級の四業者に選定したということであるようでありますが、果たしてこのような入札方法が妥当なのかどうなのか、あるいは疑惑を持たれるような入札の仕方ではなかったのか。私自身も調べてみましたが、まだ十分納得ができませんので、御説明をお願いしたいと思うのであります。

 また、過去においてこのような入札方法があったのか。あったとしたら、実例を出して御説明を願いたいと思うのであります。

 もう一点、今後もこのような入札方法をとることがあるのか、説明をしていただきたいと思うものであります。

 答弁を聞いてから、再問したいと思います。

 次に三問目でございますが、本市の平和行政の実施について質問をいたします。

 ことしは申すまでもなく終戦被爆五十周年を迎えます。山本市長、私は前市長に対しましても、八月の広島、長崎、終戦記念日を前にしたこの六月議会、また十二月八日のパールハーバーの十二月議会には、本市の平和行政の実施について市長に質問をしてきました。特にことしは戦後五十年という大きな節目を迎えるわけですから、例えば昨年大成功した健康まつりのような、市民みんなが参加できるような平和行政の実施をしようではありませんかと、三月議会にも質問をしたとろであります。言うまでもなく平和行政の実施は、市民の平和と安全を守るという地方自治の本旨からしても最高の任務であります。また、鳴門市議会においても、昭和六十年十二月議会において、全会一致で鳴門市非核平和都市宣言に関する決議を行い、その中で鳴門市民が核の恐怖に脅かされないよう、平和のために貢献する決意を表明しております。

 阿南市では市長、戦後五十周年記念事業の実施を市長がこのたびの議会で提案し、その実行委員会まで発足したそうであります。もちろん県も取り組みを始めております。平和行政についての市長の見解と、特に今年度五十周年という大きな節目を迎え、本市の平和行政の実施についてお考えをお聞きしたいと思うのであります。

 答弁により、再問をしたいと思います。

 さて、二番目の大きな件名でございます水道行政、市民の命の水を守るために水道水源保護条例の制定について質問をいたします。

 市長、この件名についても、私は平成元年に板東谷川の上流にニカ所の産廃処分場が建設されて以来、一貫して追及してまいりました重要課題であります。この処分場が安定型の処分場であるがために、ただ谷に投げ捨てられ、覆土されるだけの施設であります。そこから流れ出す汚水は垂れ流しで、板東谷川を下り、旧吉野川に流れ出しています。その下流地点に我が鳴門市の水道取水口があるわけであります。その処分場の廃棄物の量は膨大なものであり、六年間谷を埋め尽くし、見る見る山の姿が変わっているぐらいであります。私は、地元の人間として、この種の安定型の処分場ぐらい自然環境に大きな被害をもたらす恐ろしい施設はないと、その実態から実感を持っているわけであります。そんな施設が六万五千市民の水道水源地の上流に、前市長の容認のもと、県が認可を下しました。そして、建設されたわけであります。それから六年もたっているというのに、そこに捨てられている物がどんな物であるのか、あるいはどこから運ばれてきているのか、またその結果、その汚水が我々の水道水にどのような影響を与えているのか。本市としては水道水源保護という立場から、何らの対応策を市長、とってこなかったのであります。原水でのチェックをするための機器の購入とか職員の配置は、水道部は進めてきましたが、水道水源保護という立場からの、今私が申しましたような対応策は全くとってこなかったのであります。一体こんなことでよろしいのでしょうか。

 先ほど申しましたが中谷に視察に行ったときに、ちょうど反対側の谷に三紅という産廃処分場が建設されております。そこから流れ出す汚水を目の当たりにしてまいりました。周辺は異臭が漂い、本来谷の源流で清流が流れていなければならないその谷には、泡を吹かして流れていく汚水が何ともいえない不気味な光景でございました。市長、この業者は、管理型の処分場をまだ建設したい、県に申請書を出しておるんです。今この申請認可を食い止めているのは、すぐ下の地元の住民一人と、本議会で三カ所目は認めないという議会決議が盾になっております。

 そこで、これは水道部長の答弁になるのでしょうか。水道部として質問するわけでございますが、現在まで水源保護のために、現在具体的にどのようなことが実施されているのか。例えば産廃処分場との関係から言えば、水系調査あるいは地下水、伏流水の調査、そういう水源保護のための、具体的な対応策がとられているのかどうか。

 二点目が、特にこれらの処分場から流れ出す汚水と水道水との関係について、調査研究がされているのか。

 前市長は、生活排水が汚染源であるということで、産廃との関係を認めようとはしませんでしたが、ひとつこの研究調査がされているのか、御答弁をお願いしたいと思います。

 三点目が、私が提案してきた水道水源保護条例について、調査研究が一体されているのかどうか。

 それに関連をして、阿南市では三月議会において市長提案でこの条例が提案され、本県では初めてこの条例が制定されたことは既に御承知のとおりであります。一体阿南ではどのような経緯があって、この条例が制定されたのか。本市より水道水源地上流での話問題があって制定に踏み切ったのかどうなのか。調査をされていますので、御答弁を求めます。

 また、阿南市での条例内容についても、調査研究がされていると思います。本市の実態に当てはめて、ひとつ御感想をお聞かせ願いたいと思うのであります。

 答弁により、再問をいたします。

 さて、最後の三番目の住宅政策についてであります。

 サブタイトルとして、豊かで安心して暮らせる公営住宅について質問をいたします。人口がふえるまちづくりと住宅政策がどうなっているかは、大変重要な問題であると考えます。早い話、過疎化の進む自治体では、行政が土地から住宅まで提供して青年の定住を図るための努力がされております。そういうことを念頭に置きながら、本市の住宅政策、市営住宅でございますが、どうなっているのか質問をしていきたいと思います。

 現在本市の市営住宅は、九十四年度の本市の統計年報によりますと一千七十九戸だそうであります。一千七十九戸、そこに住む市民の問題であります。

 まず、老朽化した本市の木造住宅は、これは豊かで安心して暮らせるような住宅状況にはほど遠い実態になっております。これらの木造住宅には、新入居者を認めない方針で、特に新池団地では、高層鉄筋化新築住宅の計画が進められているようであります。

 まず、一点目の質問ですが、木造住宅の空き家になったところでの解体事業は、その後どうなっているのか。

 また、跡地利用の問題はどうなっているのか。

 二点目が、現在も住み続けている住宅についての補修や修繕、環境整備はどのように進められているのか。大変ひどい実態がありますが、具体的には申しません。

 もう一点目の質問は、公営住宅法や入居基準に関係する問題でありました。

 入居の際、民民の契約であれば、家賃に合わせ簡単な契約書で入居できますが、公営住宅になるといろいろな縛りがあって、だれでも入居できない現状であります。例えば大谷団地の例で、私が生活相談を受けた問題でございますが、四人家族で、御両親が二人の子供を育て上げ高校を卒業して鳴門市で働くようになったわけでありますが、あの狭い部屋で、当然独立して一戸前の住宅が借りたい。しかし、この入居基準によって市営住宅には入れない状況になっているわけであります。

 一つの例でございますが、これは条例や法律によってこのようになっているのでございまして、仕方がないということではございますが、その辺のところをひとつ、どのようなお考えを持っているのか。先ほども申しましたが、青年が定住してくれるためには、こういう青年にこそ安い公営住宅が提供されるような政策はとれないものかどうか、疑間を持ったわけでございますので、質問をしているわけ であります。

 以上、答弁によりまして、再問をいたしたいと思います。

     〔市長 山本幸男君登壇〕



◎市長(山本幸男君) 田渕議員の御質問に、まず私が答弁しますのは、まず中谷の利用目的の見直しについてでございますが、これにつきましては今後市民の皆様の意見を聞きながら、長期的展望に立って考えていきたいと思っております。

 それから二番目に、温泉施設の件でございますが、具体的にはこれから研究し検討していくと、こういう考えでおりますので、そのほかのことについては、助役並びに関係部長から答えていただきます。

     〔第一助役 西本信也君登壇〕



◎第一助役(西本信也君) 私から国民健康保険税の実施時期につきまして御答弁を申し上げたいと思います。

 けさほど清政会代表の工藤議員にお答えいたしましたように、本年度の平成七年度の国保税につきましては、公約で減額するわけでございますが、いわゆる限度額の引き下げだけでなくって、低・中間層の方々にも減税ができるよう、全体的な税率改正を実施したいということがまず一つのポイントでございます。

 次に第二点目でございますが、御案内のように平成七年度の予算は、田渕議員も御存じのように第一回定例会、三月の議会で既に議決いたしておりまして、その予算の執行中でございます。したがいまして、課税の時期も本年四月一日でございますし、納付時期は今月六月三十日が一期目の納期でございまして、全体的には年間八回という形で各家庭に納付書を送付をいたしております。

 もう一つ、三点目は、この減税する場合には当然のことながら、条例の改正が必須条件でございますし、予算の補正も必要となってまいるわけでございます。特にこの国保税の額というのは、本年度当初予算でも約十七億円という数字でございまして、それにさらに大きいのは国庫補助金、これ約二十二億七千万円程度、全体の予算が四十九億円ですから、その税と国庫補助金で約八〇%を占めるわけです。税で言いますと約三五%程度の額を占めるわけでございます。

 もう一つ、四点目に加えますが、国から交付される特別調整交付金というものがございますが、これは当然のことながら国、県と申請条件などの協議が必要でございまして、本年度はそういう協議ができないという状況にもございます。さらに、その条件整備のためには、保健施設の事業に積極的に取り組む予算が必要であるということ、それから特別対策事業を実施して、収納率の向上、あるいはまた医療費の適正化への施策を講じるほか、五つの条件整備が必要であるというふうな事務的な問題点があるわけでございます。

 以上の点でございまして、今説明しましたように平成七年度の減税は事務的にできないという実態でございますので、先ほど徳島市の例を挙げましたけれども、徳鳥の場合は選挙の時期も違っておりましたと、私も記憶いたしておりますし、とりあえず本年度の鳴門市の国保税の減額は不可能であるということをひとつ御理解いただきたいと思います。

 以上でございます。

     〔市長 山本幸男君登壇〕



◎市長(山本幸男君) 答弁漏れがございましたので、平和行政について御答弁申し上げます。

 田渕議員のお話にありましたように、ことしは世界人類史上初めて原子爆弾が広島、長崎に投下され、被爆五十年の年を迎えております。同時に、終戦五十年の節目の年であります。世の古今問わず戦争を好み、また平和を願わない人はいないはずであります。あの忌まわしい戦争、被爆から五十年となりますが、今や戦争を知らない人、体験のない人の年齢層が大半を占める時代になりました。しかし、二度と起こさないためにも、また恒久の平和を願うためにも、悲惨な被爆や戦争の歴史、平和のとうとさを伝えていかなくてはならないと思います。

 平和行政の取り組みについての市の方針といたしましては、県が主体となって九月に全県的な事業として実施すべく計画されております終戦五十周年記念事業に参画すべく、本年度の当初予算に応分の負担額を計上いたしております。

 また、お尋ねのありました鳴門市独自の取り組みといたしましては、既に六月号の広報なるとで御案内のとおり、広く市民から「戦争の悲惨さを語り継ごう」との見出しで、戦中戦後の体験談を募集しております。寄せられました体験談は、八月号の広報で特集として扱い、特に紙面を割いて掲載し、平和な地域社会づくりの取り組みとして計画いたしております。

     〔建設部長 宮崎義範君登壇〕



◎建設部長(宮崎義範君) 私の方から公共事業請負契約の公正、公共性についてと市営住宅の実態と政策展望について、この二点についてお答えをいたします。

 まず、公共事業の請負契約の公正、公共性についてでございますが、公共事業の発注につきましては関係法令にのっとり、厳正、公正に執行しているところであります。

 お尋ねの大麻中学校南校舎大規模改造工事につきましては、先日入札を行ったところであります。この工事は、主として夏休み中に完了し二学期の授業に差し支えのない程度の工事の施行を要求されております。そういう関係で、指名審査委員会において事業のそういう特性を考え、内容、技術と工期等を検討した結果、市内の特A業者四社によって指名したわけでございます。

 過去に例があるかということでございますが、今即件名というのはございませんが、六年度におきましては競艇場の事務所の改築、これは本来はB級対応であったと思われるんですが、工期が物すごく開催中にやらないかんとか、いろいろな問題がございまして、A級で指名したという例がございます。去年度でもそれ以外にもありますが、今即件名は出てきませんので、また後ほど御報告したいと思います。

 次に、クリーンな土木行政と言われることでございますが、指名競争の入札に当たりましては、鳴門市は平成六年六月一日より指名競争入札の改善について、いわゆる指名競争入札における透明性及び公平性の確保についてマニュアルを作成しております。

     〔発言する者あり〕



○議長(矢野善治君) 小休いたします。

     午後 二時 十八分 休憩

     午後 二時 十八分 開議



○議長(矢野善治君) 再開いたします。



◎建設部長(宮崎義範君) それでは、公共事業につきましては以上でございます。

 次に、市営住宅の実態と政策展望についてでございますが、現在鳴門市が管理しております市営住宅は三十五団地、合わせて、先ほど一千七十九戸と言われましたが、昨年七戸の取り壊しを行っておりますので、現在は一千七十二戸でございます。そのうち木造住宅が簡平・簡耐合わせまして三百五十戸、中層耐火が三百七十二戸であります。先ほども御指摘がございましたように、特に木造住宅は耐用年数を経過しておりまして、建てかえ住宅となっております。

 それで、二十五団地中最大の新池団地約二十五戸につきましては、現在建てかえを検討中でございまして、基本構想を策定済みでございます。その中で弱者に優しい住宅配置、構造、間取り等を検討しております。

 次に、空き家でございますが、基本的には入居しておりません。特殊な場合を除き、基本的には募集をしておりません。

 土地につきましては、公営住宅法によりまして、今一時期分譲をした時期がございましたが、現在は分譲できないことになっております。

 住宅の補修でございますが、順次状況に応じまして補修をいたしておりますし、業者に委託して補修をしておる部分と、直営二名おりますが、二名によって補修をいたしております。

 それと、いわゆる五人家族の分家のお話でございますが、現在、あっ四人家族ですね。現在私どもで分家可能としておりますのが五人家族でございまして、四人家族での分家はできないことになっております。これも建設省において公営住宅制度の抜本改正というのが考えられておるようでございます。それが九十六年度からのようでございます。それが改正されますと、それに基づいて、あるいは可能になるかもわかりません。ただいまのところは五人以上でないと分家できないことになっております。

 以上でございます。

     〔発言する者あり〕

 ちょっと答弁漏れがあったようでございますが、今後も今回の大麻中学校のように四社でやるのかという御質問でございますが、物件によりますとそういうこともあろうかと思います。

     〔水道部長 引田正男君登壇〕



◎水道部長(引田正男君) 私の方から水道水源保護条例の制定についてにつきましてお答え申し上げます。

 私ども水道事業者におきましては、各種の開発行為による汚染から水源を守っていくということは、非常に重要なことであると認識いたしております。現在の開発行為に対しましては、事前協議の段階で私どもの意見を十分に述べますとともに、開発後の施設につきましては法令に基づく規制や指導を行い、水道水源が汚染されないように、県など許可権者に対しまして強く要望しているところでございます。現在鳴門市が取水しております旧吉野川の表流水につきましては、水道水として使用することができる水質基準をいずれの項目も基準値を下回っておりまして、水道水源として安心して使用できる水質となっておるところでございます。

 御質問の水道部において水源保護のための具体的な実施事項などでございますが、水道部におきましては平成四年より浄水場の上流であります板東谷川、新大谷川の表流水を採水し、水質試験を行っておりますが、いずれも水道法に基づく水質基準以下でございます。

 また、本市の要請によりまして、県保健衛生部におきましても、平成五年四月に板東谷川河口におきまして採水し、水質検査をしていただきましたが、その結果も良好でございました。

 水源保護条例についての調査と阿南市の実情についてでございますが、水道水源保護条例は現在全国におきまして条例指定いたしております都市は、平成六年一月一日と若干古いのでございますが、一県と三十四市町村が制定されていると。阿南市におきましては、御質問の中にありましたように、本年三月議会におきまして阿南市水道水源保護条例が制定されたのでございます。阿南市の水道事業は、福井川を水源といたしております上水道のほかに、市内七カ所に簡易水道がございまして、八カ所の水源で、その水源は地下水を使用している状況でございます。これらの水源を保護するための条例がなされまして、水源八カ所すべての上流域を保護地域として現在指定していると、このように伺っております。

 本市においては、表流水を水源にしておりまして、阿南市とは水源が異なり、その上流域は非常に広域でございます。このため、広域行政を担当しております河川の環境行政に責任を有する県に対しまして、旧吉野川の水質保全の強化を強く要請しているところでございます。条例の制定につきましては、私有権の制約の問題、地域の振興計画など、他部局との調整もあり、種々検討すべき事項もありますので、このことを十分研究し、水源保護に取り組んでまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。

 以上でございます。

     〔四番 田渕 豊君登壇〕



◆四番(田渕豊君) それぞれ答弁をいただきましたので、二回目の質問に入っていきたいと思います。

 まず、市長の政治姿勢の一番目といたしまして、国保税の引き下げ時期について年内には実施できないのかという質問に対しまして、五つの条件整備が必要であるということで、事務的に大変難しいというような助役からの答弁がございました。私もこの件については十分承知はしているのでございますが、何分市長の公約、市民の皆さんは大変この件については期待をしているわけでございます。後半この問題については、先ほども申しましたように、私の同僚議員が質問をいたしますのでバトンタッチをするということで、この件についてはこれで置いておきたいと思います。

 二番目のくつろぎの温泉建設の問題について、市長に対して試案はあるのかという質問に対して、これから研究をするのだというような御答弁でございまして、これは少し物足りない感じがするわけであります。やはりもう少し突っ込んだ市長の前向きの、それこそ山本市長のアイデンティティーを生かした施策として、もっと前面に出していってよいのではないかと期待するものであります。

 既に、市制五十周年事業については前任者がアウトラインをつくってしまっているわけでございますが、ひとつこのあたりは目玉として市長のアイデンティティーを生かした施策として十分市民にアピールをされていき、お年寄りが首を長くして待っておるわけでございますから、一日も早く具体的なプログラム、あるいは計画が発表されるように、これは強く要望をしておきたいと思います。

 次に、三番目の中谷の土地の利用の見直しについて、私は具体的にそのような構想を話したのでございますが、どうも市長の答弁は、私のそういう構想に対してどのように思うかという質問に対して、市民の意見を聞きながら考えていきたいというような御答弁でございました。この件については、ひとつ私が申しましたような構想についてどのようなお考えをしているのか、もう一度御意見をお聞きしておきたいと思います。

 次に、市長の政治姿勢の問題について、三番目の公共工事の公共性について、具体的に大麻中学校での入札の問題を取り上げて質問をいたしました。部長が答弁をされたわけでございますが、このような入札方法が妥当なのかどうなのか、私が聞いたことに対して、部長は今後もこのような入札方法を導入するということについては、物件によれば今度もこういうような入札方法はあるというような御答弁から見ると、四社に絞り込んだような入札方法が妥当であるというようなお考えであると解釈をいたします。

 実は、この件について複数の市民から疑問の声が寄せられているのであります。選挙の後でございますから、初めての一億円を超える入札ですから、選挙絡みの業者外しの問題とかいろいろ聞こえてくるわけでございますが、私自身調べてみまして疑問に思ったから質問をしたわけであります。と申しますのも、今全国的にこの請負をめぐりましては、一、二年前の埼玉や千葉県等で県ぐるみの談合事件が発覚いたしました。そして、その後各自治体ではこの入札方法の改善が検討され始めているのであります。その方向は、少なくとも従来より競争を高めること、すなわち談合の余地を少なくしていくということで、未然に不公正を防止していこうという方向であります。

 申すまでもなく、入札は一般競争入札が契約締結の原則とされていますが、この一般競争入札は非効率性などを理由にした弱点があって、指名競争入札を取り入れている自治体が圧倒的に多い状況はあります。しかし、このような事件発覚後はそれぞれの自治体で、原則である一般競争入札への指向検討がなされているということであります。例えば、千葉市においては公募型指名業者選定制度、あるいはこれは私どもの建設労働組合などがたびたび要望書を出している問題でございますが、中小零細企業に光を当てる立場から優先発注品目の拡大の問題、あるいは公共事業の分割発注の問題、そして逆ランク制、一定金額以下の発注は中小零細企業に限定する制度の導入など、民主的な改革が進められようとしているのであります。このような流れの中にあって、理由はともあれA級、超A級業者といいましても、このような事業というのは多分ほとんど下請に発注してしまう工業内容だと思います。外部から見てより談合がしやすいような、すなわち競争が少ないような四業者という少数業者で人札するということは、やはり私は誤解を招くことになるのではないかと思うわけであります。

 とかく今日まで契約をめぐる不公正は地方自治法上、規定があるにもかかわらず、多くの自治体で官金私消が横行し、大小さまざまな汚職腐敗が絶えておりません。その原因の一つがこの契約の方法として行われる入札が、一般競争入札を原則としながら資力、信用、技術力、実績などを埋由に例外的とされる指名競争入札や随意契約が当たり前のように行われているところに汚職腐敗の発生があるわけであります。このような方法の採用によって官財癒着の問題、あるいは密室協議や首長と議員の共謀となったりすることが多くあるわけでありまして、また契約の権限が事実上、長に専属しているところは密室性が強く、加えて昨今の業者の激しい受注競争も加わり、本来あるべき契約の公正、公共性が失われていく傾向にあるわけであります。また、ひどいのは、予定価格の漏洩が契約をめぐる正事件の重要な原因の一つにもなっているわけであります。

 このようなことを法律を御専門である市長に申し上げるのは甚だ心苦しいのでございますが、今後本市の工事請負契約、あるいはすべての契約全般にわたって、公正、公共性を明確にしていくために、市長は今後どのような入札方法をお考えになっているのか、ひとつ市長のお考えをお聞かせ願っておきたいと思うのであります。答弁により再問をしたいと思います。

 さて、三問目の市長の政治姿勢の平和行政の首長の認識と五十周年事業の実施はいかに。

 市長の初めて平和行政に対する御意見を聞いたのでございますが、これはどうも事務局のつくった考えをそのまま述べられたのではないかということで少し落胆をしております。市長の肉声で市長の御体験をもとに、本市の平和行政をどのように実施していくのか聞きたかったのでございますが、従来の答弁と全く前進をしたところはございません。

 今、国会では、御承知のとおり戦後五十年決議が異常な、あのような世界に対して顔向けもできないような恥ずかしい決議を下してしまいました。自衛隊の海外派兵は大っぴらに進められようとしておりますし、核不拡散条約の無期限延長、平和にとって憲法第九条にとって大変厳しい情勢が音を立てて押し寄せてきています。我々の地方自治体から平和を守るための運動は最重要課題だと思っております。今後もこの件については、引き続いて山本市長に対して質問をし、一日も早く本市の独自の平和行政が実施をされていくように質問をしていきたいと思っております。この件については、これで質問を締めくくっておきたいと思います。

 さて次に、水道水源保護条例の制定について、具体的に部長から私が質問したことに対して答弁をいただきましたが、これもやはり相変わらずという感じがいたします。

 新しい市長は、市政方針の中で水道水源地問題を、私は歴代の市長としては初めてではなかろうかと思うのですが、明確に位置づけられ、水源は守るべき考えを打ち出していただきました。これは水道部としたらこれまでと違いまして百八十度、まさに百万の味方を得た私は市長の見解が発表されたものだと受けとめております。今日までは前市長が産廃処分場を容認したというようなことがありまして、必要がないというような立場を明らかにしていたところから、市長がそのような方針であるから水道部門、それについては強く申し入れることはできなかったというようなことを私も、何と申しますか、温かく理解をいたしまして、それ以上の追及はしてまいりませんでした。しかし、今回は市長みずからが水道水源を守るという立場を明確にされておるのでございますから、六年間、先ほども言いましたが、垂れ流しの大規模な、それもどこから何を運んで来ているかわからないような汚染源が現実にあるのでございますから、平成四年に水質検査をした、あるいは県が水質検査をしたというようなことで果たして済むんでしょうか。県を動かしたのも我々市民運動があって県を動かしたのであります。

 例えば、私の地元の地区においては、ことしに入りまして業者に対して水質検査の実施を申し入れております。一町内会であります。六万五千市民の水道を預かる本市の水道部が業者に対してそれぐらいの定期的な水質検査の提出ぐらいは申し入れてよろしいのでないでしょうか。お考えをお聞きしたいと思います。

 阿南市にこの条例が制定された。本市は、六年前からそういう実態を明らかにしながらこの条例をつくって、本市の水道水源地を守っていこうということを訴えてまいりました。しかし、阿南市は私も調べてみましたが、地下水であれ表流水であれ、本市の水事情とは比べものにならないようなぐらいきれいな水が供給されております。にもかかわらず、阿南市は市長提案でこの条例をつくった背景には、係る産廃処分場の建設計画が出てきている、それを未然に防がなければ阿南市の市民の水は守っていけないということから、この条例を制定しているのであります。本市は、六年前に、それも大規模な処分場を建設されて今日に至っているんです。これも市長にお聞きしたいと思いますが、市長はこの水道水源保護条例の制定についてどのようなお考えを持っているのか、ひとつ御答弁を求めるものであります。

 さて、最後の住宅政策について部長より答弁をいただきました。本市の木造住宅の解体事業、その後どうなっているかという答弁はございませんでしたが、速やかに老朽化して空き家になっている木造住宅は景観上の問題、あるいは安全上の問題からも速やかに解体事業を進めなければならない。要望をしておきたいと思います。

 また、現在住んでいる住宅についての修繕環境整備は実行しているということでございますが部長はどこまで今の木造住宅の現状を把握されているか、私は十分にわかりませんが、しかし余りにもひどい状況があるように思います。特に立ち退きを迫られている住宅は、語弊があるかもわかりませんが、排水がめげてもほうったらかし、じくじくとした環境の中で夕涼みしようと思っても蚊がぶんぶんわいて外へも出れない、あるいはムカデが天丼から落ってくるんだというような話を聞きます。本腰を入れて、ここに、すなわち新池団地で新しいそういう建築をするというなら、まだまだ誠意を持ってこの住民の人たちに接していかなければ、具体的な政策で当たっていかなければならないのではないかと私は考えております。

 今、本市においても福祉の現場では人権尊重の立場に立って、哀れみや施しの福祉から誇りと権利の福祉へと転換し始めようとしております。そのような立場から本市の住宅政策を見るときに、果たしてこれでよいのか首をかしげたくなるわけであります。ぜひともそこに住民が住んでいる以上、誠意を持って豊かで安心して暮らしていけるような住環境整備にもっともっと力を入れられることを、これも強く要望をしておきたいと思います。

 また、新池団地に建設計画のある住宅については、私はぜひとも十分な市民のニーズ調査を行いまして、できるだけ低家賃で入居できるような住宅を建設すべきである、こう思いますので、これも要望にとどめておきたいと思います。

 また同時に、そこに住んでいる人たちの優先入居、あるいは家賃の補助制度など導入していかなければならないと考えております。計画段階でございますので、今後委員会を通じてこのような要望実現のために奮闘したいと思いますので、これも要望にとどめてこの質問を閉じることにしておきます。

 次に、青年労働者の定住の問題と公営住宅のこの入居基準について大変隔たりがあるという実態を私は具体的な例を出して話をいたしました。何とかしなければならないと思います。先ほど部長も申されておりましたが、六月の日経新聞に「公営住宅の家賃、年収に応じて一律入居基準を廃止、来年度から抜本改正に入る」という記事が日につきました。何と住宅法は一九五一年の公営住宅法以来手が加えられていないという代物でございまして、今日の私が今具体的な例を出したような市民のニーズにこたえられるような住宅法入居基準にはなっておりません。法律が改正されますと、全国の一律の入居基準を廃止して、自治体独自で入居基準が決められるようになっております。また、収入に応じて家賃を変える応能家賃制度も導入される方向になってきております。まさにこのとおりのことだと思うのであります。

 管理の職員の皆さんが規則や法律を守って仕事をされることは十分わかりますが、窓口においては住宅政策の展望としては、今はその要望に心苦しいがこたえ切れないが、しかしこういう方向にはなってきておるんだという希望を持たせれるような対応がせめてしていただきたいと思いまして、あえてこの質問をすることにしたわけでございます。この件についても、この法改正を待つのではなく、今から入所基準の見直し等、検討に入られることを強く要望いたしまして、この質問も閉じることにいたしたいと思います。以上、再問に答弁をいただいて、再問をいたしたいと思います。

     〔市長 山本幸男君登壇〕



◎市長(山本幸男君) ただいまの田渕議員、まず第一番の中谷の利用の仕方でございますが、田渕議員の考え方も一つの考え方でございまして、いろんな考え方とか利用方法を皆さん意見を出してくれておりますので、そういうふうなつもりで私は答えたものでございますので、田渕議員の提案については考慮に値する一つの案だと受け取っております。

 二番目に、入札方法の件でございますが、一般競争入札が本当にいいのかどうか、またそれぞれケース・バイ・ケースで工事によっていろんな手法をやらなければならないと思いますので、そういうことについても日本全国でいろんな不祥事案が発生しておりました。僕自身は逆のことを言うたら捜査官の立場でそれを追ってたというものでございますので、ここのとこはなかなか難しい問題だと思いますが、何が公正であり公平であり、また公共に一番適応しておるのか、それを一番できるだけ多く、どうすれば満たされるのかと、そういうことから考えていかなければならないと思っております。

 次に、水源地の保護条例のことでございますが、これは先ほど水道部長の方からお答えがありましたように、上水を鳴門市は使っておるものでございますので、それを本当に鳴門市の水源を行くならば早明浦ダムまで行かなきゃならないと。今田渕議員のおっしゃる産廃なりそういう廃棄物をどうするかというならば、それはまた僕は別の観点からとらえなければならないんでないかと、そういうふうな受け取り方を私自身はしておりますので、それも田渕議員のおっしゃる一つの提案として検討してみたいとは思っております。

 以上です。

     〔四番 田渕 豊君登壇〕



◆四番(田渕豊君) 市長の簡明な御答弁をいただきましたので、これで私も三問目で締めくくりをしたいと思います。

 中谷の利用の見直しの件については、いろいろな市民の皆さんからどうも意見が上がってきているようでございますので、ひとつ十分市民の皆さんのお考えを集約されまして、できるだけ早くその見直しについても、本議会において御発表されることをこれも強く要望いたしまして了といたしたいと思います。

 また、入札の件については、市長自身の御経歴にも触れられましてお話がございました。そういう市長に対して心苦しい質問ではあったわけでございますが、何分しょっぱなのこの市長の船出のときにあらん誤解やうわさがまかれるようなことに対しては、市長に対して期待を抱いている市民の皆さんに対してまことに申しわけないということで、あえて質問をしたわけであります。今後、市長がそのような厳正なお立場に立って、一企業家として過去たくさんの契約はされてきただろうと思いますが、市長という立場の契約はあくまで厳正中立でなければならないことは私が申すまでもないことであります。ひとつクリーンな土木行政で、明るい民主的な鳴門市を築いていっていただきたいと思うのであります。

 最後の水源保護条例の問題については、若干私の見方、角度が市長との間でずれているようでございます。確かに、鳴門市の水源は、さかのぼれば早明浦ダムに行くわけでございますが、私の申しているのはせめて我が鳴門市内、行政区域内だけにはそういうものをつくらしてはならないし、できたものに対しては厳しい姿勢で臨んでいかなければならない、みずからの行政区域内もそういうことができないで、他町村に対してそういう思いを伝えていくことはできない、せめて自分の行政区域内だけにはそういうものをつくらしてはならないし、できたものに対しては、水道水源保護条例などをつくって水道法第二条に基づいて市長は市民に対して安全な清潔な水を供給しなければならない、そういう責務があるわけでございますから、そういう実態を放置してよいのかということを議論してきたわけであります。この問題についても、引き続いて市長と討論し、議論をしていきたい。一日も早く水道水源保護条例を制定するために、いま一度市民の皆さんに訴えて、運動を展開していきたいと思っております。

 最後になりましたが、市長が先ほど述べられましたように、市民の立場に立って今後市政を考えていく、この基本的な立場を片時も忘れることなく、市民の幸せのために、そしてまた明るいクリーンな鳴門市を築いていかれることを祈念いたしまして、日本共産党市議団の代表質問を終わります。



○議長(矢野善治君) 小休いたします。

     午後 三時  一分 休憩

     午後 三時二十一分 開議



○議長(矢野善治君) 再開いたします。

 公明代表

一、市長の政治姿勢について

二、福祉行政について

三、衛生行政について

             二十七番 山本 秀君

     〔二十七番 山本 秀君登壇〕



◆二十七番(山本秀君) 議長より指名をいただきましたので、公明を代表いたしまして、私の十六回目の一般質問をさせていただきます。

 今議会は改選後の初の定例議会であり、二十一世紀に向かって架橋新時代の鳴門市発展の礎を築く最も大切な四年間の任期であります。

 国では、地方分権推進基本法も国会を通過し、いよいよ地方の時代、地方主権の時代が間近に来ており、地方自治体が地域の特性を生かしての新しいまちづくりを創造力豊かに積極的に取り組んでいかなければならないことを意味しております。また、このことが新時代の要請でもあります。

 山本市長は、市政の刷新を訴え、斬新な多くの公約を掲げて当選されました。「政治は最高のボランティア」との政治哲学と「打てば響く政治、そして思いありのある温かい政治の実現に全力を尽くす」と訴えて市長に就任されました。我が党公明は、庶民の党、福祉の党として「改革は地域から」とのスローガンを掲げて昨年十二月に新出発いたしました。山本市長の四年間の取り組みに大いに期待し、六万五千余の市民のよりよい暮らし実現のために実りある議論を闘わせてまいりたいと思いますので、わかりやすく中身のある御答弁をお願いいたします。

 それでは、通告に従い、本題の質問に入ります。

 一、市長の政治姿勢について、二、福祉行政について、三、衛生行政についてお伺いいたします。

 まず、市長の政治姿勢についてでは、新市営球場の問題について、二点目に地場産業の育成について、三点目に競艇事業についてお伺いいたします。

 新市営球場問題について、市長は新市営球場の見直しを述べておりますが、どのように見直すのか具体的にお伺いしたいと思います。

 徳鳥新聞のインタビューにも、「市営球場は大問題、狭いところに球場をつくってどうなるのか、もっと大きくできないのか見直したい」、また後援会報でも、「新市営球場は計画では軟式野球やソフトボールに使用できるそうですが、現球場でゲートボールやパットゴルフを楽しんでいた高齢者の方々への施設はどうなるのでしょう。たとえそれらの施設が建設されたとしても、急傾斜の坂道を登らなければならない新球場へ高齢者の方が徒歩や自転車で気安く通うことができるでしょうか。結果として高齢者締め出しの施設になりかねません」等の見解を述べております。もっと大きくできないのか見直したいとのことでありますが、大きくするためには中央公園側の山を切り崩して平地にしなければなりません。また、大池の埋め立ても検討されているようですが、市内の中心地域にある自然環境の恵まれたこの地域は、中央公園と連なる自然公園にふさわしい地域であります。このことも踏まえて、どのように見直すのかお考えをお伺いいたします。

 二つ目に、地場産業の育成についてお伺いいたします。

 市長は、選挙公約で「百人以上雇用できる事業所を百社以上育てる」との地場産業の育成を唱えております。また、「地域の特性を引き出せば第二のシリコンバレーにすることも不可能ではない」─四月十八日讀賣新聞──と述べております。また、四月二十八日の徳島新聞には、「具体的にいつまでにどうやって育成するのか」の問いに、「市が企業の支障をクリアすれば現存する企業は大きくなる、そういう会社が百社以上ある。私の経験から言えば二十年はかかり、任期中にできるとは思っていない。だが、うまくいけば十人の企業は五年で二十人の規模になるはず、四年間でその素地を固めたい」。また、広報の市政方針では、「これを数年間で実現させることは困難です。しかし、その基盤整備は着実に実施していこうと思います。鳴門の企業が発展するには何が必要なのかを考えなければなりません。その必要なものが資金であれば融資枠を広げ、技術であれば大学とか研究機関を紹介し、技術指導を受けてもらうなど地場産業育成の体制をつくっていこうと考えています」と述べております。

 そこで、お伺いいたしますが、百人百社の企業育成との公約は非常に聞こえはいいですが中身が見えません。企業経営は言うまでもなく、金、人、物をどう確保するかで決まりますが、資金力、優秀な人材、扱う品目、つまり業種によって可能性が大きく変わります。従業員数何人クラスまでを対象としているのか、二、三人の家内工業や個人商店から上は数十人規模の企業まであるわけであります。市長は、「経験から二十年はかかる」と述べておりますが、それも資金力が豊富にあってのことではないでしょうか。また、地場産業の育成と言っても伸びる業種は育成できるが、先行き伸びない業種はどうするのか等々疑間に思うわけですが、山本市長は具体的にどのようにお考えかお伺いいたします。

 三つ目に、競艇事業についてお伺いいたします。

 競艇事業の収益が年々減収化傾向にあり、一般会計ヘの繰入額もこのところ二十六億円と減額で、ますます厳しい市の財政事情であります。二十一世紀に向かって、この競艇事業の増収を図らなければなりません,山本市長は企業経営者であり、長年の企業経営の経験や経営感覚をこの企業会計の競艇事業に生かし、立て直しを期待するものであります。

 私は、改選前の二月議会の代表質問で、場外舟券売り場の問題を取り上げ、売り上げ向上のために赤岡町の場外舟券売り場の計画は、先進地の成功事例に倣い大いに進めるべきでありますが、木津中山の場外舟券売り場の計画は企業経営の感覚からすると施設投資の額に合うだけの売り上げは見込めない。本場から近くの中山の場外舟券売り場に巨額の資金を使うよりも、まず本場前の体育館をほかの場所に移して、本場前を整備すべきであると訴えてまいりました。このことに関しては、本場前の整備はこのときの総務委員長報告でも強く申し入れをしております。くしくも山本市長は後援会報で、「この数年利用数や売り上げが減少するなど、事業そのものの抜本的な見直しが迫られている。場外舟券売り場等の計画が進んでいるがそれらを含めて事業内容を洗い直し、市民に心から愛される親しまれる競艇事業を目指し、サービス体制の整備や効率的な運営を図りたい。また、競艇のイメージアップに取り組み、事業の再生を目指す」と述べておりました。木津・中山の場外舟券売り場の計画は見直すとのことでありますが、どのように見直すのか、また今後競艇事業について売り上げの向上と収益をふやすために、山本市長はどのような具体的な構想を持っておられるのか、この際お伺いいたします。

 次に、二題目の福祉行政については、総合保健福祉センターについて、二点目に健康カードについて、三点目にクアハウスの建設についてお伺いいたします。

 総合保健福祉センターについてでありますが、保健センターの早期建設をこれまで本会議で二度にわたり訴えてまいりました。昨年の十二月議会で、消費生活センターの跡地に保健と福祉両面の活動の場となる総合的な施設として総合保健福祉センターを建設する旨が明らかになりました。市制施行五十周年事業と位置づけて、七年度中に基本設計ができるように進めたいとのことで、一階部分に保健センターを設けるとのことでありました。公明といたしましても福祉の総合拠点として、また市民の健康づくりを推進するための地域住民に密着した健康相談や健康教育、各種の検診等の対人保健サービスを総合的に行う拠点として、市民の方々が広くできる保健活動の施設の早期実現に大いなる期待を寄せております。

 ところで、市長はこの総合保健福祉センター内に市民の憩いのふろを検討していると伺っております。

 また、駐車場のスペースがとりにくいとの懸念もあると伺っておりますが、当初の計画どおりに七年度中に基本設計はできるのか、また施設全体の見直しはあるのかお伺いいたします。

 二つ目に、健康カードについてであります。

 健康カードについても、これまで私は二度にわたり本会議で取り上げてまいりました。検討会を発足させ、先進地の状況を研究するとのことでありました。その後どのように検討されているのかお伺いいたします。山本市長に健康カードの内容を改めてここで紹介したいと思います。この健康カードは、銀行のキャッシュカードと同じサイズで、携帯にも便利であり、ICカードと光カードがあります。光はICカードの三百五十倍の容量があり、これに一人一人の生涯にわたる健康データを入力し記憶させ、みずからが健康情報を常に持ち、適切な健康管理を図る。また、医療機関にはこのデータのもと適切な診断、治療を行うのが健康カードのねらいであります。

 最近は、この一枚のカードで行政の窓ロサービスである住民票、印鑑証明の発行や図書館利用、さらに郵便局や金融機関等と提携してのキャッシングもできるように総合的な福祉カードとして幅広い活用が見込まれており、全国の自治体が関心を深めております。健康カードを導入しているその他の自治体を参考に挙げますと、山梨県白州町、新潟県大和町、北海道清水町、岩手県沢内村、身近では兵庫県五色町、高知県仁淀村、市レベルでは鳴門市の人口に近い人口五万二千人の大分県佐伯市や人口五万五千人の岐阜県中津川市が既に導入をしております。また、人口四十万人の姫路市でも厚生省のモデル実験も進めております。さらに、人口六十万の岡山市においても導入に向かって具体的な取り組みをしております。

 以上、人口規模や医療機関の多い少ないに関係なく、市民の生涯を通じた健康管理健康づくりのシステム化に向かって取り組んでおります。こうした高齢化時代の医療福祉を見据えた画期的な健康カードシステムについての現在の取り組み状況を重ねてお伺いいたします。

 三つ目にクアハウスの建設についてお伺いいたします。

 三年前に引田町の翼山温泉と隣接するデイサービスセンターを公明党鳴門支部の党員研修で視察に行ったことがあります。当時、町民のために憩いの施設をということで、積極的に温泉を建設したことを町長より直接話を伺い、鳴門にもぜひこうした施設が欲しいとの参加したメンバーの強い要望でありました。この視察をして、公明党より本会議で、お年寄りから若い人までがともにくつろげる憩いの場としてのこうした温泉施設の建設を訴えてまいりました。このたび山本市長の公約にも掲げられ、市政方針にもうたわれているくつろぎの温泉建設として、クアハウスの建設について、どの程度の規模の施設を考えているのかお伺いいたします。

 三題目の衛生行政についてお伺いいたします。

 ごみ対策について、二点目にごみ焼却熱の有効利用についてお伺いいたします。

 まず、ごみ対策についてでありますが、山本市長は公約でごみ対策について夢の島構想を訴えて、「大麻町中谷地区の最終処分場予定地にはごみは持ち込まない」と明言しておりますが、これまでにも海面埋め立てによる夢の島構想はありましたが実現が難しく、早くて十五年や二十年はかかると言われております。それも順調に事が進んでのことであります。構想には賛同いたしますが、現在の里浦の処分場は延命策を講じて約四年半と言われております。この処分場が満杯になったらどうするのか、夢の島が実現するまでの約十数年をどうするのかお伺いいたします。

 最後に、衛生センターのごみ焼却熱の有効利用についてお伺いいたします。

 私は、かつて東京都町田市のごみ焼却場と周辺施設を視察いたしました。ごみ焼却熱を利用しての温室園芸栽培や温水プールの施設であります。温水プールの施設は、屋内の公式競技ができる五十メータープールで、ごみの焼却熱の利用ですので一年じゅう温水で使用が可能であります。鳴門市でも市民の皆さんからも市民プールがぜひ欲しいとの要望を私はこれまで数多く聞いてまいりました。先月、委員会の管内視察の折に、部長よりごみ焼却熱を利用しての温水プールの建設計画があるとの話でしたが、どのような内容の施設か、またいつまでにできるのか、この際具体的にお伺いします。

 また、プール以外にごみ焼却熱の有効利用を考えていないのかお伺いいたします。御答弁をいただきまして、再問させていただきます。

     〔市長 山本幸男君登壇〕



◎市長(山本幸男君) ただいまの山本議員の御質問のうち、健康カードについては担当部長の方から回答いたします。他の点につきまして、私が回答させていただきます。

 まず第一に、新市営球場の問題についてでございますが、先ほど平岡議員にお答えいたしましたところでございますが、新市営球場建設については軟式野球、ソフトボールを中心とした多目的球場として事業を進めてまいりましたが、近年の社会要請として従来の競技系の運動を中心とした運動公園に対し、年齢を問わずだれもが日常的に手軽に健康づくりの運動も行える施設の整備の必要性があり、市民の多様な要望を的確に把握するため、鳴門市体育協会加盟競技団体をはじめ地元関係者及び各体育施設利用者など、市民の多様な要望にこたえてよりよい施設を提供するための見直しをするところでございます。全体計画の中で必要とあるならば、大池の埋め立ても検討していきたいと思っております。

 その次に、地場産業の育成についてでございますが、これも工藤議員の質問もございましたが、今山本議員はどういった業種とか従業員とかそういうふうな御質問のようでございますので、従業員の規模につきましては特に限定しておらず、あくまで事業拡大に意欲のある企業すべてを対象に考えております。

 次に、資産、資金力が豊富であるか否かについてでございますが、資産、資金力は少なくても経営者の才覚とやる気プラス市の支援により事業の拡大は可能と考えております。最後に、先行き伸びない業種はどうするのかと、御質問でございますが、今後の産業構造の変化を踏まえて、異業種交流等による新事業の開発を支援していきたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと思います。

 次に、競艇事業についてでございますが、木津中山場外発券場について、まず従来計画をいたしております木津中山の場外専用発券場につきましては、総体的に本場整備と木津中山専用場外発売場、あわせて見直してまいりたいと、山本議員の趣旨と大体一致していると私は思っております。

 また、、売り上げ向上対策につきましては、トータリゼータシステムの導入により、丸亀競走場での時間場外発券、単勝式、複勝式の発売、六大レースの場間場外発売に取り組み、売り上げ向上に取り組んでまいりました。今後は共通会員制電話投票制度の充実並びに場外発売場ボートピア土佐建設を推進し、積極的に売り上げ向上に努めてまいりたいと思っております。

 それから、次の総合保健福祉センターでございますが、平成六年二月に策定されました鳴門市老人保健福祉計画では、高齢者が豊かに安心して暮らしていけるよう、いつでもどこでもだれでも必要とする保健福祉サービスが利用できる体制を整備することを目指し、保健・医療・福祉の十分な連携のもと施策を推進していくことにしております。平成十一年度を目途として、市民の健康づくりを推進するため、健康相談、健康教育、健康検査等の保健サービスを総合的に実施する拠点としての保健センターの整備と高齢者の社会参加、生きがい活動の場を提供する拠点としての老人福祉センター機能の充実に努めることにしております。

 また、旧図書館を利用いたしております身体障害者会館は老朽化している上に非常に手狭であり、会館としての機能を十分に果たしているとは言えず、関係者より改築についての強い要望もあり、保健センターと高齢者、障害者、母子・父子家庭等の対策を進める上での拠点となり得る総合的な福祉センターの整備が必要であると考えております。

 この総合保健福祉センターの建設につきましては、現在関係部課の職員代表によります建設準備委員会におきまして検討を進めております。現在、候補地といたしております場所につきましては、駐車場確保の問題もあり、場所の選定につきましては、今後新しい施設のあり方、位置づけ、その規模や機能、さらに現存する老人福祉センターの効果的な活用を含めて検討を進めてまいりたいと考えております。

 なお、検討を進めるに当たりましては、市民の意思を尊重する立場でできる限り多くの関係者の御意見をお聞きしたいと考えておりますし、方針がまとまり次第、本年度中にも基本設計に取りかかる計画でございます。

 次に、クアハウスの建設についてでございますが、山本議員はクアハウスという用語を、今までは温泉でいっておりましたけれども、クアハウスとさらに発展的な御提案を兼ねた御質問だと思いますけど、クアハウスはヨーロッパ、特にドイツで非常に発達しておる施設でございますので、当方といたしましてはそのことも念頭に置きまして多目的温泉保養施設として、市内の自然に囲まれたところにあらゆる年齢層の市民にゆったり湯につかり、心身ともにリフレッシュしてもらうため、ぜひ実現させたいと考えております。その規模等につきましては、さきに平岡議員の御質問にもございましたが、そういうのを大きくとらえて、今後研究検討を進めてまいりたいと思っております。

 次に、ごみ対策についてでございますが、工藤議員にお答えしましたように、里浦最終処分場に中間処理施設を併設し、ごみの分別減量化を図り、できる限り里浦処分場の延命策を図ります。その間に新しい処分場の建設予定地を早急に選定し、建設に努めてまいりたいと思っております。

 また、ごみ焼却熱の有効利用についてでございますが、新しいごみ焼却場建設にあわせて、その余熱利用として温水プールの併設を考えております。具体的にどのような施設にするかについては、現在検討しておるとこでございます。

     〔市民福祉部長 松岡正次君登壇〕



◎市民福祉部長(松岡正次君) 私の方から健康カードについてお答えを申し上げたいと思います。導入について検討はどの程度進んでおるか、こういうお尋ねでございます。

 健康カードの導入につきましては、御意見をいただきましてから兵庫県の五色町、それから高知県と先進地の視察を行ってきたところでございます。本年四月より医師を職員採用いたしており、国保年金課に配属をいたしておるわけでございますが、医師、行政、両面の立場から研究をいたさせておるところでございます。

 健康カードにつきましては、データのカード入力、またデータのカルテ等について、医師会、医療機関の協力が不可欠な絶対条件になりますが、医療機関相互間でその医療内容を他の機関に知られるのを嫌うという、こういう事情がございます。さらには、患者さんのプライバシーの問題についても十分理解をしていただくということもございまして、市民の皆さんに対しまして十分な啓発が必要となってまいります。

 私どもでは、この健康カードを含む市民カード、これを基本として市役所のホストコンピューターと連携をいたしまして、これはもちろん管内出張所等の取扱事務の集中管理を図った上でございますけれども、住民票の発行、あるいは窓口手続等の処理、こういったことができる磁気カードが効率的であると考えて調査検討を続けておるところでございます。現在、本市では健康管理データバンクシステムを導入いたしまして、市民の方々の健康管理に活用いたしておるのが実情でございます。

 確かに、健康カードはみずからの健康管理を図るための十分な意識づけとなりますし、また医療費の抑制、ひいては国保税の引き下げになると思われますが、まだまだ研究する余地を多く残しておりますので、御理解を賜りたいと思います。

 以上でございます。

     〔二十七番 山本 秀君登壇〕



◆二十七番(山本秀君) 御答弁いただきましたので再問をさせていただきます。

 新市営球場の見直しについてお伺いいたしましたが、現在大池の埋め立ての検討、それからまた利用者ニーズの把握を行っていきたいという趣旨の御答弁でありました。

 大池の埋め立てや残された山の切り崩しは、市内の中心地域にある恵まれた自然環境の破壊や野鳥の生態系を破壊してしまいます。こういう観点から、私は現在残されている山は大池の美しい背景の山として毎年シラサギが飛来しており、また大池にはカモや水鳥が四季折々に数十羽飛来し、その美しい姿で市民の心をなごませてくれております。春にはヤマザクラが咲き誇り、数多くのウグイスが美しい声で鳴きます。また、大池は天然記念物に指定されているオニバスが見事な花を咲かせております。年間を通じて大池の堤防は市民の散歩コースとなっており、大を通れてのジョギングもよく見受けられます。また、市内の写真館が大池と山を背景にウエディングの記念写真を撮りに来るところでもあります。こうした恵まれた自然環境はそのまま残し、自然を生かし、ベンチや遊歩道を設けるなどして、市民の憩いの場としての公園の整備こそふさわしい地域でありますが、市長はこの点いかがお考えでしょうか、重ねて御答弁いただきたいと思います。

 次に、地場産業の育成についてでありますが、あくまで事業拡大に意欲のある企業、才覚ブラスやる気、こういったことでそういう企業には支援をしていきたいということであり、景業種交流による新事業の育成を考えておる、こういう御答弁の内容でありました。

 市長は、後援会報で次のように述べております。「地場産業の育成の新しい産業を興すことにつながる。どうすれば新しい産業を興すか、事業者の問題点を行政が吸収し、いろいろな形でバックアップをする。極論すれば、技術がなければ技術援助、資金がなければ融資の道を開けばよい」と述べております。くしくも徳鳥県知事の圓藤知事は百人百社の育成について、「非常にいいことだから県としても応援する」とのコメントを市長の当選直後にテレビのインタビューで述べております。このことは鳴門市にとって大変にありがたいコメントであります。具体的に、県に現在要望を出しているのでしょうか、お伺いいたします。

 ところで、さきの先進地の一例でありますが、大分県ではこれまで平松守彦県知事が企業の育成に力を注ぎ成功をおさめております。成功の要因は、企業経営者の意欲を抱かせることは当然のことながら、県として伸びる業種、見込みのある業種をあっせんし、業種転換を進め、技術指導やできる限りの必要な援助をしております。つまり、見込みのない業種から脱皮して、人、金、物に重点を置いたわけであります。何を扱う、つまり業種の問題であります。伸びる産業、見込みのある業種が最大のポイントでありますが、市長の御所見をお伺いいたします。

 次に、競艇事業について締めくくりをさせていただきたいと思いますが、市長の御答弁をいただきました。私がこれまで主張してきた内容とほぼ一致との御答弁でございます。これからも収益を増すために積極的な取り組みをしていただきたいことを重ねて要望し、この件は了とさせていただきます。

 次に、総合保健福祉センターについて締めくくりをさせていただきたいと思います。

 総合保健福祉センターについて、当初の計画どおり七年度中に基本計画をできるように取りかかる。また、施設全体の内容は検討してまいるとのことであります。

 福祉の総合拠点として、また市民の健康づくりを推進するためにも、内容の充実した総合保健福祉センターが一日も早く完成するように重ねて強く要望して、この件も了とさせていただきます。

 次に、健康カードについてであります。

 高齢化時代の医療福祉を見据えた画期的な健康カードシステムについての現在の取り組み状況をお伺いいたしました。健康カードを兼ねた市民サービスのできる、いわゆる市民カードを考えている。これから研究余地を残しているという御答弁であります。前向きに健康カードヘの取り組みをなされているという御答弁でありますので、了とさせていただきます。

 ところで、市長は広報の市政方針で公約にありました国保税の引き下げについて次のように述べています。「鳴門市でも人口の高齢化や医療の高度化が急速に進んできたことに伴い、医療費総額も大きく膨らんできました。このため国保税の最高限度額を近年引き上げてきましたが、高齢者を中心に市民の間に重税感が出てきているのも事実です。私は、高齢者や心身障害を持っている方たちが安心して暮らせるように努めることが福祉の基本だと思っています。今後は市民の健康づくりを一層進め、医療費の伸びを抑制するとともに、ほかの会計から繰り入れをふやして国保税を引き下げようと思います」と、訴えております。本日の代表質問の中でも触れられております。

 まさに国保税の引き下げをするには、医療賛の膨らみを抑制することであり、そのために健康づくりを進めることであります。この目的を果たすために、今後最も期待されているのが公明が主張してきております健康カードシステムの導入であります。健康カードの導入で重複検診やむだな薬の使用を減少させ、また予防医療を充実させることにより、高額医療費の大幅な減少が見込めるわけであります。このことは先進地のデータにあらわれております。市長の国保税の引き下げの施策に大きく貢献が見込めると思いますが、この点について市長の御所見をお伺いしておきたいと思います。

 次に、クアハウスの建設について締めくくりをさせていただきます。

 市長は、クアハウスー温泉施設、クアハウスの件に関して私の申したことがちょっと食い違いがあるような御発言されましたが、クアハウスの件に関しましては、市長がこれまで広報であるとか、それから新聞等で述べてきたことを踏まえて私は質問をさせていただきました。

 クアハウス、多目的温泉施設ということでの御答弁でありました。この建設についてどの程度の規模の施設を考えているのかお伺いいたしましたが、具体的な施設の規模の内容は御答弁にありませんでしたが、今後検討していくという御答弁でありますので、ここで一例を挙げて参考にしていただきたいと思います。

 隣の香川県の津田町の津田の松原には海辺の温泉フィットネス、クアタラソ讃岐津田が津田町と一般企業からなる第三セクター方式で運営されております。ここは温泉コースとフィットネスコースがあります。温泉コースはサウナや露天ふろ、プールなどの各種の施設を設けております。フィットネスはトレーエングルーム、エアロビクス、スタジオ等の施設からなり、レストランや宴会室までも完備されております。連日町内はもとより県外からも訪れております。ちなみに私も家族連れで行ってまいりましたが、非常に設備の充実した内容であります。こうした身近な成功事例に学び、市民の皆様に十分な満足と憩いの場となるクアハウス、多目的温泉施設の早期建設を期待し、この件は締めくくりをさせていただきます。

 次に、ごみ対策について、夢の島が実現するまでの十数年をどうするのかお伺いいたしました。市長の方からは里浦の処分場の延命策を図り、その間に処分場を探すと、このように御答弁をいただいたわけでありますが、いま一歩踏み込んだ御答弁内容はいただけておりません。ここで、市長はこれまで後援会報等で述べておりますことを少々引用させていただきます。

 市長は、ごみ問題はその場しのぎの対策ではなく、百年の大計が必要であるということを訴えております。夢の島構想の海面埋め立ての許可とか予算などの難問もありますが、これらについてはこれまで培ってきた国への人脈やパイプをフルに駆使し、御期待にこたえます。自信もあります」と後援会報では述べております。こういう市長の選挙公約的な発言があったわけでありますが、そのことからしますと夢の島構想の海面埋め立て、この具体的な取り組みについて、確たる自信と構想をお持ちの上で市長は公約をなされたというふうに私はとらえております。そういう意味で、具体的にこの夢の島構想についての計画が実現するまでのこの間の最も今市民が聞きたい、また議員の皆様も聞きたい、また地元の方はなおさら聞きたいと思っているのがこの延命策の後の期間、これを具体的にどうするかということでありますが、この間に処分場を探すということですが、重ねて市長に再問をさせていただきたいと思いますが、もし見つからなかつた場合はどうするのか。処分場は探すということですけども、市長はこれまで谷・矢野市政が訴えてきた、また取り組もうとしていたこの延命策の後の処分場としての板東中谷、この場所を完全に選挙公約で否定してきているわけであります。それにはそれ相応の対応策を考えられてのことだと御賢察申し上げるわけでありますが、そこらあたりを一言わかりやすくお教えいただけたらと思いますので、よろしくお願いいたします。

 最後に、ごみ焼却熱の有効利用について締めくくりをいたします。

 温水プールの建設計画についてお伺いいたしました。市民の多くの皆さんが待ち望んでいる温水プール建設の早期実現を公明からも強く要望し、この件に、つきましては了といたします。御答弁をいただきまして最後の締めくくりをさせていただきます。

     〔市長 山本幸男君登壇〕



◎市長(山本幸男君) 山本議員のまず第一の質問の新市営球場に伴う大池をさわる場合の自然環境についてでございますが、利用者のニーズの動向を把握するとともに、地元住民の意見を十分検討し、また周辺の環境を形成している自然地形や植生などを十分生かした環境保全を図り、自然の景観と運動施設が融合した施設の建設を検討していきたいと思っております。

 次に、企業育成の点でございますが、まず県知事に対する要望でございますが、私はまず市内の企業で事業拡大に意欲のある企業から行政に望むことなどの聞き取り調査を行い、その調査結果を踏まえた上で積極的な対策を講じていきたいと考えており、その時点で県知事に協力要請をしたいと思っております。

 また、山本議員のおっしゃる伸びる産業、見込みのある業種の育成は重要であると考えておりますが、私といたしましては鳴門ならではのものも考えていかなければならないと考えております。

 今後地元企業や農水産物に何とか付加価値をつけて、支援の連続的発展を可能にすることにより活力ある地域産業の形成を図ってまいりたいと考えております。

 その次に、ごみ対策でございますが、里浦の処分場が使えんようになった後どうするんなという御質問のようでございましたが、それまでに当方としては基本的な改善計画を立てて対応する所存でございますので、その点については心配ないと思っております。

 健康カードは、みずからの健康管理を図るための十分な意識づけとなり、医療費の抑制、国保税の引き下げになると思われますが、まだまだ研究する余地がありますので、御理解を賜りたいと思います。

     〔発言する者あり〕



○議長(矢野善治君) 小休いたします。

     午後 四時 十二分 休憩

     午後 四時 十三分 開議



○議長(矢野善治君) 再開いたします。

     〔市長 山本幸男君登壇〕



◎市長(山本幸男君) ごみの対策の山本議員のもう少し踏み込んだ回答をということでございますが、いろんな諸事由がございまして、現段階では非常に言いにくいもんでございますので、この辺でとめておるというのが事情でございます。当方は自信に満ちておりますので、よろしくお願いいたしたいと思います。

     〔二十七番 山本 秀君登壇〕



◆二十七番(山本秀君) 御答弁いただきましたので、最後の登壇といたしまして締めくくりをさせていただきます。

 新市営球場について、この件は自然環境と融合した施設を考えたいということで、当たりさわりのないような非常にソフトな御答弁をいただきました。今後の取り組みに大いに期待をしておきたいと思いますが、新市営球場の周辺地域の恵まれた自然環境を破壊せずに自然を生かした市民の憩いの場としての美しい公園としての整備を私は重ねて要望をしておきたいと思います。

 次に、地場産業の育成についての件でありますが、まだ県に対しては要望を出していないということで、意欲のある企業から行政に望む聞き取り調査をして、県知事に要望をしたいという御答弁でありました。鳴門ならではのものを考えていくということで、特産物に付加価値をつけていく、こういったこともこれまで後援会報等でも市長は述べてきたことであります。私が紹介させていただきました大分県の産業育成の成功事例をひとつ参考にもしながら、鳴門市勢発展、地場産業の育成、百人百社の構想が空事にならないようにできるだけ早い時期にそういった実現を図れるようになお一層の創意工夫を市長に重ねて要望させていただきまして、この件も締めくくりをさせていただきます。

 健康カードについてでありますが、まだまだ研究の余地があるということで、これも実は私がこれで三回目の質問をさせていただきました。このたび山本市長は新しく初めて市政のかじ取りをなさっているわけでありますから、矢野市政時代に答弁したことに関してはぴんときてないでしょうし、またそのことはそのこととして新たに市長の立場での御意見を賜ったわけでありますが、どうかまだまだ研究の余地ありということでなくて、具体的に成功事例をおさめて、実績を既におさめているところが先進地に幾つもあるわけでありますから、具体的にその成功事例に見習い、鳴門市としてどこまで取り入れることができるのかということを重ねて研究をしていただき、早期実現に向かってぜひこの懸案は取り組んでいただきたいことを強く要望をしておきたいと思います。

 最後に、ごみ対策について、いろんな諸理由があるとのことで市長御自身は自信はある、心配は要らないと、こういう確信の御発言でございました。いろいろと諸理由がおありかと思いますので、今議会では市長の前向きな取り組みに、今後の取り組みを十分私も見据えさせていただきまして、今後なお一層この件につきましては、私も市長と議論を闘わせてまいりたいと思います。

 以上、私の公明を代表しましての質問を一切終了いたします。

 御清聴ありがとうございました。



○議長(矢野善治君) 本日の一般質問はこれで終わります。

 明六月十五日は午前十時から再開いたします。

 本日はこれをもって散会いたします。

     午後 四時 十八分 散会