議事ロックス -地方議会議事録検索-


山口県 柳井市

平成 18年 第4回定例会(12月) 12月11日−02号




平成 18年 第4回定例会(12月) − 12月11日−02号









平成 18年 第4回定例会(12月)


─────────────────────────────────────────────
平成18年 第 4 回 柳 井 市 議 会 定 例 会 会 議 録(第2日)
                                  平成18年12月11日(月曜日)
─────────────────────────────────────────────
議事日程
                              平成18年12月11日 午前10時00分開議
    日程第1 会議録署名議員の指名
    日程第2 一般質問
──────────────────────────────
本日の会議に付した事件
    日程第1 会議録署名議員の指名
    日程第2 一般質問
         君国泰照議員
          1 柳井市基本構想のまちづくりの基本目標の美しい自然環境の調和。産業と市民の活力がいきいきと発揮されるまち柳井の取組について
           (1)企業誘致、雇用の場の確保と高齢者、障害者等の就業について
           (2)新産業と新事業の創出について
           (3)森林系の荒廃防止と柳井の原風景映画“寅さんの愛したまち”について
          2 都市計画道路「古市姫田線」について
           (1)近年の文教地区である体育館・アクティブ・文福とサンビームやないの利用が増大し、交通量も増し、スクールゾーン、生活道として非常に危険な道路となったがその拡幅計画は。
          3 市長の国内外の視察、研修について
           (1)市長就任以来、度々国内外へと席の温まる暇もないほど出張されている。しかし一部の市民からも批判の声もあるが、日本を代表する若手有能な市長として東奔西走されている。その貴重な体験の成果と生かし方について
          4 市内小中学校のいじめと児童虐待の現状について
           (1)市内の小中学校や児童虐待の現状と教師、学校の対応指導責任と問題視されるが、親、家庭教育の指導は国、地方自治体の大きな課題であるがどのように取組んでいくか。
         三島好雄議員
          1 柳井市の企業誘致について
           (1)河内山流オーダーメードの企業誘致の現状と是非を問う。
          2 いじめや自傷行為、教師の不適切な行動に対する柳井市教育委員会の対応について
           (1)安倍首相直属の教育再生会議が「いじめ問題への緊急提言」をまとめた。今後、法律の整備が進むが、その前提として、学校、教育委員会の隠蔽体質は改めるべきではないか。
         田中晴美議員
          1 「まちづかい」についてお尋ねいたします。
           (1)市長の唱える「まちづかい」について理念をお伺い致します。また実施された事業、それに伴う評価があればお伺い致します。
          2 構造改革特区についてお尋ね致します。
           (1)柳井市における構造改革特区の現状と市長の特区についての見解をお伺い致します。
          3 旧大畠町に認可頂いている防衛庁の補助事業(教育、福祉)の騒音区域を合併した今、柳井市全体に広げていただく努力を頂けないでしょうか。
           (1)旧大畠町において約30年弱前に関係者の皆様で大変な苦労と努力の末、それまでなかった防衛庁の補助事業の認可を頂いております。その後、校舎、講堂(体育館)、供用会館等を次々と建設された時期がありました。11月3日の朝に飛行機の編隊が轟音をたてて市内の上空を飛んでいます。大畠地域においても騒音の数が増えてきていると市民からの苦情もでています。このような状況が現実にあるなか、県、国への働きかけをして頂けないだろうかお伺い致します。
──────────────────────────────
出席議員(23名)
1番 中次 俊郎          2番 三島 好雄
3番 松野 利夫          4番 上田代根子
5番 光野恵美子          6番 東  泰雄
7番 山本 達也          8番 坂ノ井 徳
9番 川? 孝昭          10番 田中 晴美
11番 藤里 克享          12番 藤坂 元啓
13番 藤沢 宏司          14番 賀原 基和
15番 河村 真弓          16番 河北 洋子
17番 鬼武 利之          18番 石丸 東海
19番 松本 周一          20番 松本 哲男
21番 荒川 貴志          22番 君国 泰照
23番 杉村 英子                  
──────────────────────────────
欠席議員(なし)
──────────────────────────────
欠  員(なし)
──────────────────────────────
事務局出席職員職氏名
局長 中原純一郎          次長 稲田 富生
書記 米川 辰夫                  
──────────────────────────────
説明のため出席した者の職氏名
市長            河内山哲朗      助役            上田 順二
教育長           梅本 節治      出納局長          藤井  実
企画部長          林  幹男      総務部長          吉山 健一
建設部長          海田  肇      経済部長          牧野 義寿
市民部長          園田  隆      健康福祉部長        中村 栄司
大畠総合支所長       弘重 邦雄      水道部長          川田 邦生
教育次長          中村 正明      総務課長          大井 清教
財政課長          山中 孝之                         
──────────────────────────────




午前10時00分開議



◎事務局長(中原純一郎) ご起立願います。ご礼。ご着席願います。



○議長(松本哲男)  これより、本日の会議を開きます。

────────────・────・────────────



△日程第1.会議録署名議員の指名



○議長(松本哲男)  日程第1、会議録署名議員の指名を行います。

 会議録署名議員は、会議規則第74条の規定により、議長において、賀原議員、河村議員の両名を指名いたします。

────────────・────・────────────



△日程第2.一般質問



○議長(松本哲男)  日程第2、先日の12月8日に続いて、一般質問を行います。最初の質問者、君国議員。

〔君国泰照登壇〕



◆議員(君国泰照) どなたも、おはようございます。朝のすがすがしい中で、トップバッターを切らさせていただきます。

 いつも、何を話そう、かにを話そうと思っておりますが、この壇上に立つと、いつも、この瞬間から空白になります。ちょっと、無我の境地でやらなければいけないかなと思っております。

 早いもので、もう、あれから1年経ったわけでございます。1年前の12月4日には、当落が決まったわけでございまして、非常に、皆さん方もお疲れのことではなかったかと思うわけでございます。

 やはり、この1年を振り返りまして、やはり、市民の負託というものを我々はいただきまして、私も一生懸命に選挙公約をつくり、この1年間、その選挙の公約どおりに遂行したか、ぬるま湯に浸かったことはないか、一般質問や委員会でも審議を真剣にやっただろうかと、いつも自問自答をし、ああ、まだだめ、まだだめと、反省ざんげを繰り返すこの1年であって、今日がその最後の締めくくりの一般質問となったわけでございます。

 やはり、私もこの議会に出まして、2度にわたる落選を体験したわけでございます。やはり、その落選ということは、口には非常に言いあらわせない屈辱感があり、そしてまた挫折感、また人間不信に陥り、人によっては中には、もう、人の前に出るのがいや、うつになる方もあるわけでございます。

 最近の新聞、テレビの報道を見まして、絶えず自殺者の記事が出ますと、何かつい、「私も自殺しなければいけないのか」というような気になるのも事実でございますし、むしゃくしゃして気が滅入ったときには、何かこう、松の枝ぶりが気になったりとか、高いビルを見たら、あそこから飛んだらどんなだろうかとか、やっぱり、そういうふうな自殺する方の心の迷い、葛藤というものが、非常によくわかるわけでございます。

 いじめを受け、親も、また学校も友だちも相談できず、いらだちのシグナルが届かないまま自殺する。そして、マスコミの、また教育委員会やいろいろな方からの執拗な追及を受けて、また、先生とか校長までが自殺するというような世の中になってくるわけでございます。

 今日も資料をたくさん持って、私は毎日、新聞を4社、5社と、切り抜きをやっておりますが、5センチ、10センチの束になります。その新聞の社会面は、まさに「世を映す鏡」と言われるわけでございます。

 そして、今までのテレビや新聞報道で特筆されるのは、政治家、特に県知事の談合3兄弟、それから首長、また都議会、市議会や、また奈良市の職員や、京都府の職員、今年になって16人の逮捕者が出た。そしてまた、学校の先生もエロ教師、そういうふうな大学の教授も、呼ばれるのが、この前も裁判にかかっておりました。公務員の犯罪が、まさに目に余るものでございます。

 北朝鮮、北鮮が悪の犯罪国家なら、今の日本は北から南まで、犯罪列島冬景色のような感じがいたします。

 その暗い世相の中で、一度は死にかけた私でございますが、七転び八起きで、五体に多少は欠陥がございますが、心は大和魂でございます。

 今、全国のロードショーに、この前からやっております山田洋次監督、主演・木村拓哉の「武士の一分」という映画がございますが、この「武士の一分」には、武士には譲らない心があるのですよ、譲れない愛があるのですよ。人には、命をかけても守らなければならない一分があります。今、我々日本国民は、柳井にこの生を受けて、子や孫たちを、国を愛する、郷土市民の一分として、崩れゆくこの社会の崩壊や、子どもたちを守るために、私はここで一般質問をする。この精神で、私はいつも、とり向かっております。

 そこで、本題に入りたいと思います。基本構想にありますように、やはり、この柳井の町は人口が減少している。2003年度の国土交通省の中国地方整備局の「特色や魅力を評価する調査」では、柳井市が訪れたい町の5位に選ばれて、非常にうれしい感じがいたします。「きれいである」というのが4.2点です。そして、賑わいとか、活気があるというのが2.6点と、非常に低かったわけでございます。

 確かに、駅北の商店街は崩壊し、中心市街地や山や田畑は荒廃し、活気は全くなくなり、少子高齢化や人口の減少が、町を見れば、一目瞭然でわかるわけでございます。

 今度は、訪れたい町から、住みやすい、住みたい、住んでよかったと言われる評価が、ぜひ、この中国・四国、そして、日本の国でも上位を占めるような町になりたいように思いますし、そのために、努力をする必要があると思います。

 美しい自然とか気候とか伝統、文化というものがあっても、ある程度の適正規模の人口が要るわけでございます。これが3万人から2万人、1万人、そしてまた、多く望んで10万人、20万人の大都市を望むものでもないわけでございます。しかし、町が荒廃、低迷するということは、ゆゆしき問題だと思うわけでございます。

 政府も、2006年版の少子化社会白書を決定いたしまして、超少子高齢社会を警告をしております。人口減対策が重要と位置づけておるわけでございまして、全国市議会におきましても、人口社会減少と都市行政をテーマに調査研究が進んで、これを決定しております。

 そして、このそれぞれの町の福祉行政はどうなのか。そしてまた、医療とか、教育、経済は、人口が減ってどのような影響を及ぼすのか。我々、柳井市議会にとりましても、総務文教・厚生水道・建設経済の各常任委員会があるわけでございますが、やはり、これも共通のテーマとして調査研究し、打開策を見つけ、取り組む必要があるのではないかと思うわけでございます。

 この柳井は、ピーク時は、昭和22年に4万4,452人、人口がおりました。それが、平成12年には3万3,597人と、1万855人の減となりました。

 年齢別では、柳井市が15歳未満が12.8%、山口県の平均が14.0%で低い。そして、15歳から64歳の年齢が、柳井市が60%、山口県が63.8%、全国が67.9%ということで、非常に、中心の占める割合が、柳井市は少ないわけでございまして、この高齢化も、65歳以上が、全国は17.3%、柳井市は27.1%と非常に高いわけでございます。

 また、産業構造におきましても、1995年から2000年までで約1,800人、就業人口が減っておりますし、農業も、1975年から25年かけて、半減をしております。

 製造業も、従業員者数が、ほとんどが100人未満で、皆さんどうですか、柳井の中で就業者の一番多いところはどこか、ご存知でございますか。この柳井市が、一番最大の就職先でございまして、ほとんどが100人から200人ばかりです。30人、40人、50人で、この柳井市は保たれて、大企業、一部上場、二部上場というような大企業の500人、1,000人、2,000人という大企業は、全くございません。中小企業、零細小売店の集りでございます。

 そこで、市民の所得も非常に低い。だから、町の中にも金も落とさないし、税収も少ないという悪循環になって、お年寄りばかり増える、子どもが減ると、ますます金が要るという構造になっているわけでございます。

 また、小売店も一見、この駅の南を見ますと、非常に華やかでございますが、今、柳井市の小売業の80%は、大型店が占め、残りの20%が、地区の小売店でやっております。もう小売業者も、まさに崩壊寸前となっております。

 高校や大学は卒業したが、地元の働く場所がない。毎年、何百人と、柳井の人口が、高校、大学を卒業して、柳井の町を去って行きます。

 そして、一番、税金を納めて働く活力のある若者が、残りたくても残らないし、また、行っても帰れない。子どもがいない、生徒が少ない。だから、この前から問題となります、特に柳北のほうとか、いろいろと、また、一般質問もありますね。学校が寂しく統合され、廃校となり、柳井に吸収する。何か、聞いたことがあります。中学校も、柳井市が1校になる。今日も、やっておりました。夕張が1校になる。小学校も1校になる。そして、今、65歳以上が40%である。

 これはやはり、子どもがいなくなると、小児科がなくなる。そしてまた、産婦人科も要らなくなる。年寄りが多いと、ますます病院が少なくなると、ますます人口減──今日の朝のテレビでは、毎月毎月50人から100人、夕張から脱出です。これは夕張の悲劇と、また市民の脱出という、まさに日本の悲しい物語があるわけでございます。

 決してこの柳井も、他人ごとではございませんが、今、一生懸命、市長を筆頭に、新しいまちづくりをしようではないか、広い分野で、いろいろな工場誘致だけが企業誘致ではない。いろいろな産業、いろいろなものを柳井の町に持ってこようという模索をされて、我々は企業誘致で行ってこい、行ってこいとハッパをかけますが、なかなか一朝一夕にはいかないが、やはり雇用の場、企業の誘致、これは避けては通れない問題だと思うわけであります。

 そしてその中にも、新産業と新事業の創出、これもこの前、シンポジウムもありましたが、新しい企業や新しい産業を、今までのような、重厚巨大の工場を持ってくるばかりが企業誘致ではない。そういうようなことも、市長の頭にあるのではないかと思いますので、今日は企業誘致、どのように柳井市としても真剣に取り組んでいくか。議会もまた、どのようにバックアップしていくか、また、新しい新産業と新事業の創出はどうするかということでございます。

 そして、森林系の荒廃防止と柳井の原風景映画「寅さんの愛したまち」というものがあります。この前の土曜日にもありました。「たらら〜ら、らららら」と、寅さんが登場します。その寅さんのときには、どこが出るか。やはり、ひなびた町や田舎の町、中国地方や九州や北海道の町が出ます。その原風景が出ます。ああこれは、我々が昔に住んでいた村や町だな。祭りがあって、山があって、春には花が咲き、秋には紅葉する。これが、人間の住む町なのです。

 ネオンやビルにあこがれて、東京ではなくて、そういうふうな町も必要ですし、今、柳井の町を見ますと、右は琴石山が岩肌、そして、三ケ嶽の下へ行くと竹がぼうぼう、稲荷山も竹の山、竹林です。山が荒れて、よその山──この前、建設経済常任委員会で高山へ行きましたが、山は紅葉しています。そしてまた、広島のほうに行きましたが、世羅に行きましたが、そこの山も自然林が紅葉した秋の風情がありました。

 そういうようなところに、やはり山田洋次監督がカメラを向けて、日本人のふるさとは、心のふるさとは、これなのですよと、この映画を通じて訴えているわけです。

 その映画の中から、そこの町長や村長が、この町は大企業はないけど、山がある、竹がある、それを何かバイオの町にしようということで、この前も新聞の切り抜きをして──ああ、ここにありました。「寅さんの旅した風景」で、まちづくりの参考にということで、そこに住んでいる街並みだけが美しいのではない。街とそこに住んでいる人たちも含めて風景なのですよと。

 そして、環境に配慮したまちづくりを実践したのが、山形県鶴岡市の富塚市長、そして、岐阜県の多治見市の西寺市長です。そして、富塚市長は、この映画をきっかけに、バイオの研究所を誘致したりとか、バイオテクノロジーを核として、まちおこしをやっている。また、西寺市長は丘陵地の雑木林を保全し、緑あふれるまちづくりということで頑張っておられます。

 そこで、市長の頭の中にも、今回見ましたら、非常にこの豊かな自然、この本──私は、これを見てびっくりしました。これは実は、皆さん方のレターケースの中にも入っていた。私のケースにも入っていた。それを私は、ロッカーの中にしまい込んでいました。

 それでこの前、ある方と、市の職員と話をしまして、柳井市の職員が一生懸命に、1年、2年かけて、豊かな自然の再生をコンサルタントにやるのでなく、自分たちみずからが、柳井の将来性をこの本に書いたのです。私は、本当に反省いたしました。

 皆さんが一生懸命に予算をかけて、こんな立派なシンポジウムをやって、竹の問題──何が竹か、あれは伊陸や日積の人で、私は関係ないと思いましたが、これは、柳井の行く末を暗示した重要な問題でございます。

 ぜひ、皆さん方もこれを読んでいただきまして、「柳井市が取り組む道は、これだな」ということを、痛切に感じたわけでございます。

 それでは、簡単にだんだんやらないと、時間がなくなりました。

 都市計画道路の古市姫田線でございます。皆さん方のお手元の地図があります。その中を見ていただきましたら、都市計画道路では、樋ノ上姫田線というものは、40年前頃でございますか、「高山構想」というものでできたわけでございますが、今、40年経ってできないが、今から40年経っても、100年経ってもできるかできないということで、まだ脈々と線上にありますが、もう、ひとつ、この辺りで、本当にまだ、できるところと、できないところの線引きをし、整理をして、見直す必要があるのではないか。その辺りを執行部にお尋ねを、また、市長にもお尋ねをするわけでございます。

 そして、この前から国民文化祭がありました。柳井まつりも行われましたが、駐車場がない。だから、柳井小学校に行って、柳井小学校にとめました。そのときに、私も気づきました。今までこの道路は、私が小学校に行ったときから、この道路なのです。このときの写真、右のほうにありますが、年寄りが載っていらっしゃいますが、写真を撮ってみました。「君国さん、あなたは何をしているか」「いや、ここが危くていけないから、写真を撮って、皆さんに口で言ってはわからないから、写真を撮っております」「よく気がついてくれた。私は、ここで休憩するのだが、いつ、子どもの事故があるかわからない。そればかりを祈っていました」と、言われました。

 小学校の砂場から、駐車場から出るとき、そこは多少は、幅員が5.5メートルあるわけでございますが、歩道は60センチです。それから体育館に行くほうのところが、急に直角に曲がっています。写真の一番左の右のほうにありますが、ここが、ものすごく危ない。

 これが、歩道幅が60センチでございまして、道が3.3メートルしかないのです。それと何とかいう、企業名は言いませんが、酒屋さんがあって、その駐車場があって、神社があるところは幅員が3.2メートルしかない。そこに子どもが毎日、何百人という子どもが往復する。もし、これで事故があったら、どうするのか。

 また、車でサンビームとあそこを往復する時に、なかなか通れない。特に柳井まつりの時は、雨の時には、傘をさす、荷物は持つので、非常に大混乱で、ガードマンが3人おっても、なかなか足りない。

 やはり、この見直しということが必要。今は柳井駅門の前線もできましたが、縦の線から助骨路線も、何かいい方法で拡幅的なものはできないか。

 せめて、18メートルでなくても、10メートル道路でも十分対応できて、また、大型バスが来ても、体育館、そしてサンビームへ結ぶバス、そして、駅前に行く循環コースができるわけでございます。

 今、大型バスが来ますと、柳井の町で、あっちへ行って、こっちへ行って、立ち往生しております。ぜひこれも、ご一考をお願いしたいと思うわけでございます。

 それと、市長就任以来、たびたび海外出張に行っていらっしゃるわけでございまして、市民から「おお、また海外出張か、また行ったのか。年から年中、留守ではないか」と、よく耳にします。私も町の中へ出て、ぴーちくぱーちくか、何か新聞の──ぴーちくぱーちくでは、怒られるかわかりませんが、何かそういうふうな、コラム欄によく載っております。

 それを見た途端に、うちのほうに電話があったり、わざわざ、ご丁寧にご訪問くださったり、喫茶店でせっかくに美味しいコーヒーを飲んでいた時に、「おまえ、市長に言っておけ、えっと出るなよ」と、よく言われるわけでございますが、しかし、実際に私は、これはがっかりしたのです。公務出張が、柳井市長は12回行っていらっしゃって、私費でも6回行っていらっしゃるわけです。

 18回といったら、多いように感じたわけでございますが、それは10年間でやったら、私たちも年に2回は視察に行くわけでございますから、そんなに数が多いものではない。しかし、その視察先が問題でございます。

 中国が非常に多い。しかし、中国を──やっぱり、この中国も、ばかにしておりましたが、いろいろ小泉さんから安倍さんになった時でも、最初に訪問したのが、やはり中国、韓国なのですね。やはり、大きな国の総理大臣が行くことも必要だが、やはり、そういうような市民同士、市長同士、そういうようなところでも行って、それぞれの交流を図ることも必要でございます。

 そして、その次に多いのがシンガポール、ニュージーランド、ラオス、イギリス、そして、オーストラリア──これは私費で行かれて、一番新しいところがフランスなのです。

 私は、もうちょっと、抜けているのではないかと思いました。私が、もうちょっと行ってもらいたいところは、ニュージーランドに行くのだったら、クライストチャーチ、カナダに行ってもらいたい。

 それからイギリス、そして、スローフードをやるのだったらイタリアン、花が咲くところならスペインとか、それから、大きな庭園だったら、バラを見るのだったらイギリス、もうちょっと、何故、もっとそんなところへも行って、勉強しないのかということ。

 もうちょっと、市長だったら──ただ、先のない、お先真っ暗の市長で、もう辞めますということだったら、あまり行かなくていいです。

 そして、市会議員の海外出張でも、もう、ぼつぼつ辞めますということでも、80万円も100万円も出して、昔は行っていた。それよりは、もうちょっと新進気鋭の若い人、「かわいい子には旅をさせ」ということで、若い職員にも、どんどん行かせたらよいと思います。

 「長州ファイブ」は、密航して、日本の国のためにイギリスに行って、あれだけの日本ができたのです。だから柳井も、私たちが議会で出張しても、飲んだり食うたり、温泉に入ってやるのではない。一生懸命に勉強して、企業誘致の勉強をした、観光開発はどうした、福祉はどうした、いいところがあったら、それを持ち帰って、反映させて、市民の福利厚生のためなら、その費用は、もったいないものではないのではないかと思うわけでございます。

 そうした意味で、細かいことは言いません。何か、石原都知事が言いました。「共産党は、細かいところまで言うが、もうちょっと東京都が大きくなる、もっと大きなことを言え」という答弁があったようでございますが、私は柳井市で、こうこうは言いませんが、海外出張してどのような成果があって、どのようなことがなってきたということを、市長のほうにも、その辺のご答弁をいただきたいと思っております。

 4番目の市内小中学校のいじめと児童虐待でございますが、これはあと3人、三島、藤里、河北議員がいらっしゃいますので、そちらに、いじめ、虐待のほうは回しますが、いろいろと新聞で問題になっているのが、すぐに学校の責任、親の責任、教育委員会、先生の指導力、連絡が足りなかったなどと報道でやりますが、私から見ると、それより、まだ悪いのは、親のほうが悪いのではないか。

 この前、新聞を見ておりました。今ごろ、給食費は払わない。払いたくても払えないのではなくて、高級外車に乗って、奥さんはブランド品を持っているが、あれは教育だから、払うことはいらないではないかと。最近の親が、高度成長に惑わされて、子どもの学校、勉強、勉強、出世はやるが、一人前の人間になって、社会のお役に立つということを忘れている。

 大体、今の親がなっていない。そういうことで、もうちょっと、親とか家庭を叱ることはできないか。私たちが行って、「あなた方のは、どうか」と言ったら、1票が減るわけでございますが、目の前の1票よりは、この親のしつけをどうするか、これは非常に難しい問題でございますが、議会がやるのか、また、自治会長がやるといっても、ちょっとできない。市長が言えといっても、これまた、公選でございます。

 教育委員会が言ったら、「何を横着を言うか、市会議員に言ってやるぞ」と言って、また、すぐに反発しますが、これは国をあげて、親をしつける運動、これは安倍さんも、これをやっておりますが、柳井市としては、どうやって親とか、家庭教育のしつけをしていくか、このことを質問いたしまして、また、再質問もしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 残りが、時間が少なくなってまいりましたが、簡単に、よろしくお願いします。

〔君国泰照降壇〕



○議長(松本哲男)  市長。

〔市長登壇〕



◎市長(河内山哲朗) お答え申し上げます。いろいろと君国議員からご指摘がありまして、どういうふうに答えるか、難しいわけでございますが、企業立地なり、雇用の場をどうやってつくるかという、非常に、我々にとって大問題でございます。

 後ほど、竹の話はいたしますが、従来の発想では、なかなか企業が、立地がされないというのは、ご高尚のとおりでございまして、山口県内でも、例えば大規模な工業団地も、うまくいったところもありますし、なかなか立地されないということで、刑務所を誘致するというようなこともございます。これは、それは1つの方策だと思います。

 柳井市におきましても、かねてから、古い議員さん方は、とにかく企業立地をするために受け皿をつくって、それをやったらいいのではないかという動きをずっと、これを見つめてこられたと思います。

 しかしながら、なかなか企業のほうも、金曜日に地域高規格のときにお答えいたしましたけれども、やっぱり交通の便とか、あるいは様々な──今は解消しましたけど、水の問題とか、当地域の水不足というものは深刻だということが、それはなかなか、企業立地をするほうからしましたら、今までは手控えられた理由だと思います。まあ、今は解消しました。

 そういう交通の便とか、様々な悪条件というもののほうに着目しますと、これはなかなか、立地が進まなかったと。たとえ進んだとしても、たび重なる撤退とか、あるいは再進出、また、それが操業を辞められるとか、こういうことが、ずっと繰り返された経緯がございます。

 したがって、君国議員のほうからは、やや後ろ向きの話として、されましたけれども、やはり私は、やっぱり地元企業というものは、これは本当に大事だと思います。

 何といっても、地域に根ざして、地域から生まれた会社というものは、これはやっぱり、これからも大事にしなければならない。これは、やっぱり企業の再配置等については、積極的に柳井市としましても、オーダーメード型で対応してまいりました。これは、幾つか事例もありますが、時間がありませんので、省略をいたします。

 それから、もう1つはやっぱり、発想の転換をして、やっぱり地域の資源を、やっぱり生かさなければならないと。これは単に製造業だけではなくて、園芸で言いますと、やはり、今日もそうでございますが、山口県内の天気予報を見れば、やっぱり冬場の日照時間、とりわけ、これから2月ぐらいまでの天気予報を見ると、やっぱり、柳井は晴れの日が多いし、最低気温はそれなりに下がりますけれども、ある程度、最高気温も冬場に上がります。

 そういうことからすると、農業の分野で言うと、園芸のほうに大転換をしていくと。それはまた、技術的に応援しなければならないということで、花卉振興センターを含めたフラワーランドを立地してもらったと、こういうこともありますが、それ以外の分野でも、やっぱり、もっと地域の資源というか、我々があまり有用なものというか、いいものだと思っていないことも、これから先は、ちゃんと生かしていくという発想をしませんと、なかなか地元の企業というか、地場の企業が育ちません。

 したがって、竹のシンポジウムもやりましたけれども、様々な──竹ということをテーマにしましても、素材として使うとか、あるいは、バイオの世界の非常に先端的な技術を駆使して、最近ではナノテクノロジーというものがありますけれども、細かく細かくやると、急に今度は竹が強くなると。しなやかな竹が非常に固くて、加工のしやすい、そういう素材にもなる。あるいは、殺菌性が非常に強いとか、もう非常に、竹1つとりましても、使い方とか、あるいは活用方法というのは、非常に幅が広いのだなということは、学問的にはわかってきました。

 これをどうやって、柳井市の竹をどうやって切り出して、どうやって非常に安く加工をして、それをどの地域に運ぶのか、あるいは地元で、もう1回、再加工するのか。そういうことで、いろいろとこれは、課題も多いのです。課題も多いのですが、単に製造業の話としてではなくて、農業とか、林業とか、いわゆる地元資源を活用しようということからすると、工場をつくるというより、もっとこれは幅が広い話になりまして、農地を保全しなければならないとか、林地をもう1回、再開発しなければならないとか、幅が広くなるのですが、そういうところまで積極果敢に挑戦をしていく方々を募ろうと  。

 役所が直接、この会社をつくってやるわけにいきませんし、そういうことは、なかなかコスト面でも、それから、事業の永続性ということからしましても、うまく多分、商売は役所は下手ですから、成り立たないだろうと。そうなると、やっぱり、今、柳井で仕事をされている方、それから、県内外にかかわらず、そういうものについて、技術的にも、それから資本的にも、やってみようではないかという人を、やっぱり広く、これは募っていくというのが、これからの企業立地の有り様ではないかなというふうに思います。

 それ以外にも、やっぱり、人口が減少したり、あるいは高齢化が進むというのは、マイナスの話として捉えがちですけれども、これはもう、世界が経験をしてこなかったような新しいサービス産業の有り様について、日本は、つくっていかなければならないという、ある意味では先端的な、今、高齢社会、あるいは少子社会というものを、ビジネスとして捉えたら、どうしたらいいのかということは、これはもう、東京のほうでは大変な話題ですから  。

 そういう意味では、非常に、柳井は既に高齢化も進み、人口減少の社会に入りつつあるわけですから、そういう中でも社会が永続できるというようなことを、役所の分野では何をするか、それから、民間の分野ではということになると、コミュニティビジネスとか、いろいろな横文字の名前がざっと並ぶわけですが、それは決して、そのマイナスの話だけではなくて、そういうものが成り立つようになれば、例えば、高齢者にとって住みよいということは、若い人にとっても、病気をしている人にとっても、子育て中の人にとっても、住みよい社会になる可能性はありますから、そういうことを、官民それぞれ果たすべき役割はあると思いますけれども、そういうコミュニティビジネスみたいのようなものも、応援していかなければならない。そんなつもりで、新しいまちづくりは考えるべきではないかと。

 東京や、あるいは、トヨタがあります名古屋近辺の地域経営のあり方とは、全然、これはやっぱり、瀬戸内海の地域は違うというふうに考えなければなりませんし、夕張の話をされましたけれども、財政的な話だけではなくて、夕張は、ある時期までは、非常にお金を上手に使って、映画や様々な話で、いいまちおこしをやってきて、ある時までは、あれは、ほめられた話なのです。

 しかしながら、永続性がなかったと、破綻をせざるを得なかったということからすると、我々もやっぱり、永続性があるということからすると、繰り返しになりますけれども、あまり官というか、公の資金ばかり使ってやっていきますと、そういうものが途絶をすると、町全体がダメになりますので、やはり民間の方々にも、リスクを恐れずに、ベンチャー精神を発揮して、地域づくりのために一肌脱いでもらおうというのが、これからの地域づくりではないかと思います。

 もちろん、市民それぞれが果たすべき役割というものはありますから、会社に全部任せるとか、役所に全部任せるということではなくて、コミュニティとしてどうやったらいいかとか、NPOとしてできることはないかとか、いろいろと組み合わせを考えていかなければ、この人口減少社会というものは乗り切れない。それぐらいの覚悟で、新しい総合計画、基本計画というものは、これから具体化をしていきたいというふうに考えております。

 都市計画道路については、これは、いろいろなところで見直しの議論が始まっていますが、具体的なことは、建設部長から答弁いたします。

 それから、私が出張して、どういうふうな成果があるかということですが、一番近くで言いますと、先般、フランスの市町村長の集りがありまして、その総会をやるので、全国市長会あてに、ご招待がありました。

 市長会の会長は、金沢の市長さんですが、ちょうど、ご自身の市長選挙の真っ最中でありますので、行かれません。したがって、私と富山の市長と2人して、ご招待を受ける形で行ってまいりました。

 なぜパリか、なぜフランスかというのは、これは、これから少し地方分権の有り様を考える時に、フランスが注目されつつある、今、状況にあるのです。たまたまですが、去年の正月に、国会記者会館で、全国の新聞・テレビ、報道機関の方々の中で、自治とか分権を取り扱ってきた専門家のグループが、自治分権ジャーナリストの会というものをつくっておられまして、もちろん地方新聞、中国新聞等もおられますけれども、その方々が主催して、これから第2期の分権改革──まだ、第1期の分権改革の途中ですけど、次なる分権改革というのは、どういうことがテーマになるかというシンポジウムをやられました。

 それで、片山虎之助自民党参議院幹事長、それから、今ちょっと評判が落ちましたけれども、岐阜県の梶原拓前知事、それから、私、それから山出市長会会長が招かれまして、いろいろと議論する時に、自治体の有り様として、中央集権で始まった国家であるフランスの分権改革というものは、非常におもしろいですよということを、その新聞記者、ジャーナリストの方々から、随分言われました。

 私は全然、ピンと来なかったのです。フランスというのは中央集権の国で、分権は進んでいないだろうと思いましたけど、あけてびっくり、いろいろ書物を読みますと、「2003年には、フランスは分権的な国とする」ということを、憲法の第1条に改正して書き加えて、中央集権から地方分権に、どうやって転換するかと。日本のこの都道府県というか、県という制度は、これはフランスの制度を明治の初めに取り入れたわけです。

 それから、プロシアとフランスが戦争をして、明治4年にプロシアが勝ちましたので、それ以来、フランスのことは、あまり日本は注目しなかったのですけど、どうも、民法もそうですし、いろいろなところでフランスに影響を受けているのです。

 そのフランスが──話が長くなって恐縮ですが、非常におもしろい分権の仕方をやっているのです。税源移譲は、必ず100%やると。これは、地方財政委員会というものをつくって、国と地方の協議の場というものが、これはずっと「三位一体改革」の時にありましたけれども、そういうものを法制化していまして、それから、フランスは国会議員と地方自治体の長、市長や県知事が兼職ができますから、非常に分権をするのに、地方からしましても、まあ満足ができるところ。

 それから、一方では、集権していいところというものを残そうということで、分権か集権かというような議論ではなくて、分権かつ集権のようなことを、今、フランスでやっていますので、これから日本でも、本当にいい社会をつくろうと思ったら、そういうほうがいいのかもしれないということで、非常に私も関心を持っていたところに、そういうことで行きまして、まあ、総会ではシラク大統領もお出になりまして、日本びいきですから、わざわざ我々のために時間をつくっていただきまして、シラク大統領からは、まだ相撲の場所中でしたので、「今場所は魁皇が元気がいいので、非常にうれしい」というような話もありまして、それはまあ余談ですけれども、非常に日本のことについて、「安倍さんが今度お越しになります」とか、いろいろなお話がありました。

 したがって、具体的に何かが、出張してすぐ動くというわけではないのですけれども、長い目で見ると、まだまだ全部、外国にもう学ぶことはないというようなことではなくて、いいことは、ちゃんと日本に取り入れる。とりわけ、地方自治の中に取り入れるということは、これからも成果があると思います。

 2000年にヨーロッパの社会保障制度というものをずっと見て歩いた時のことは、これはまさしく、平成15年から社会保障審議会ほかで、医療制度改革に私はかかわりました。審議会等でかかわりましたけれども、今回の制度改革の中で、やっぱり自分で見聞きしたことや、あるいは、それでいろいろとおつき合いをすることになった方々との交流というものがありますので、随分、フィンランドのことや何かというものは、今後の医療制度改革の中には、結果的に取り入れられてくる。

 私は、やっぱり、それは信念として、やっぱり、もっと予防重視の仕組みに持っていかないと、日本の社会保障制度というものはなくなるという観点から、いろいろと審議会等でも申し上げてきましたけれども、そういう意味では、地方自治体が一番、今、悩んでいる社会保障制度なんかというものは、そういう海外を見せていただいたことによって、目を見開かされて、それがやっぱり、最終的にはブーメランのように、最終的には柳井の市民の方にも返ってくるという意味では、すぐさま、どこかへ行ったから、何かが生まれるとかという話ではないかもしれませんが、幅広く、市長という仕事をやることには、非常に役立たせていただいているというふうに思いますし、たまたまですけれども、そういうことで、自分にそういうことの時にお声をかけていただくということは、非常にありがたいことだというふうに思っているところでございます。

 いろいろとございますが、そういう形で、今後とも、誠心誠意、市長の仕事に役立つように、これは十分、意を用いてまいりたいと思っております。

 あとは、参与から答弁いたします。

〔市長降壇〕



○議長(松本哲男)  建設部長。



◎建設部長(海田肇) それでは、2点目にお尋ねのありました都市計画道路「樋の上姫田線」について、お答えをいたします。

 都市計画道路「樋の上姫田線」は、現在の市道の「姫田古市線」に変わる道路でございます。当初、昭和33年に計画され、現在まで、4回の変更を行っております。延長が980メートル、幅員が18メートルの道路で、まだ未着手の状態でございます。

 柳井市の都市計画道路の多くが、昭和30年代、40年代の高度成長期に、都市の機能の発展、均等ある発展ということで、急激なモータリーゼーションの発達に対応するため、一斉に計画決定されたという経緯がございます。このため、一部には、地形的あるいはコスト的に、無理のある道路構造となっているもの、そして、長期間にわたりまして未着手のもの、このような都市計画道路が存在をしております。

 また、近年の道路を取り巻く社会経済情勢の変化によりまして、都市計画道路の見直しの機運の高まる中、柳井市におきましても、都市計画道路の必要性に変化を生じたと判断される道路につきましては、都市計画の変更等の手続きを行う必要があると考えております。

 ご指摘の市道「姫田古市線」の現道拡幅につきましては、柳井小学校の体育館建設計画にあわせて、検討していきたいと考えておりますが、同時に、都市計画道路「樋の上姫田線」の代わりとすることも、あわせて検討したいと考えております。以上でございます。



○議長(松本哲男)  教育長。



◎教育長(梅本節治) 君国議員お尋ねの、市内の小中学校のいじめと児童虐待の現状について、ご答弁を申し上げます。

 家庭教育について、中心に、ご質問はされましたけれども、このいじめ・虐待問題につきましては、非常に深刻な問題であり、関係機関とも連携して対応しておりますので、その全容について、お答えをさせていただきます。

 全国でも、いじめや児童虐待によって児童生徒の命が自ら絶たれるという痛ましい、しかも、悲しいニュースが多く報道されております。いじめの問題や児童虐待問題は、子どもたちの人格形成に重大な影響を及ぼすものであり、根絶しなければならないものであると、改めて認識しております。

 まず、いじめ問題ですが、柳井市では、9月の時点で、小学校3件、中学校1件、合計4件のいじめについての具体的な事実があり、そのうちの2件が既に解消されております。また、残る2件も、全教職員の指導によって、ほぼ解消しております。さらに、具体的事実の把握については、現在も継続的に調査を進めております。年内にも、市内の全ての小中学校の様子をまとめるようにしております。

 このいじめ問題に対し、柳井市教育委員会では、学校において、何でも話せる人間関係づくりの構築、組織的な対応、根気強い取り組みが重要であると考え、11月15日に臨時の校長会を開き、いじめ問題に対する取り組みについて、全ての小・中学校長に、再度、指示したところであります。

 これを受けて、校内研修を行うなど、各小・中学校でいじめの問題に対する取り組みについて、全教職員が再認識を行っております。なお、11月7日に開きました教頭研修会において、各校の取り組みの現状について、報告を受けました。それぞれの学校が、全校体制で取り組んでいることを確認したところであります。

 また、柳井市の児童虐待については、11月現在、乳幼児を含めて10件の事例を把握しております。特に、小学生の虐待については、小学校の担任による発見が多く、その事実を確認後、児童相談所、民生児童委員等の関係機関を含めて、ケース検討会議や児童虐待防止ネットワーク連絡会議を開いて、解決の方向性を探っているところでございます。その結果、本年度、10件中の9件が、施設への委託や保護等で解決し、残る1件についても、継続的な検討を行っているところでございます。

 もちろん、いじめ問題、児童虐待について、学校の取り組みが重要であることは、間違いありません。一方、教育再生会議において、いじめ問題への緊急提言にも触れられておりますように、児童生徒のいじめ問題や児童虐待問題の解消には、家庭の教育力や地域の教育力が重要な役割を担っていることは、君国議員もお触れになったとおりでございます。

 いじめ問題が報道されることによって、非常に関心が高まり、教育についての後押しがされていることも事実でございますが、学校、先生、教育委員会等への依存心が高まり、そのことによって、家庭の無責任というものが露呈するというような現状があることも、事実でございます。お触れになりましたように、そういうことも、今、この問題に取り組む1つの重要なポイントだと思っております。

 学校週5日制の中で、「早寝・早起き・朝ごはん」ということが言われているわけですが、その一番の根幹は、家庭におけるしつけであると思うわけです。「早寝・早起き・朝ごはん」というようなことの重要性、それに対する家庭の態度というものが、いささか不十分であるものも事実だと思います。

 家庭というものは、また、親というものは、親の美学と言いますか、「我が家の子に限って、こうはさせない」と、「こういうふうに育てたい」という決意を持つべきであるということが、私は必要であるということを認識しておるわけでございます。

 柳井市教育委員会では、来年度小学校へ入学する未就学児を持つ家庭を対象とした就学児検診等を活用した子育て講座や、中学生を持つ家庭を対象とした思春期の子どもを持つ親のための子育て講座を全学校区で開催し、子どもの発達段階に応じた家庭のあり方について、気軽に相談できる環境を整え、家庭の教育力の向上を目指しております。

 家庭教育への支援は、なかなか難しいわけですが、柳井市では、学校支援ボランティアを募集し、ボランティアの方に、様々な形で学校にかかわる機会を増やすことで、地域の方に、学校や子どもに関心を持っていただく、そうした取り組みをしているわけでございます。

 毎日、いろいろなところで触れ合っていただき、そして、子どもたちが示す小さな変化を見つけていただき、その言葉かけをしてもらう。そういう中で子どもと対話する、そういうことが最も大切でございまして、そのことで、地域の教育力の向上が図れるものと考えているところでございます。

 地域との共同体としての学校づくりに、今後とも努めてまいりたいと存じます。以上でございます。



○議長(松本哲男)  君国議員。



◆議員(君国泰照) 毎回、いつも企業誘致の話になってくると、まあ、大体、私の後に、三島議員もおっしゃられるのではないかと思いますが、非常に我々も、企業誘致をせいせいと。いざ、私が職員になって、かばんを持って、いろいろ企業へ行っても、非常に、水もない──多少、水は出るようになりましたが、どういうような企業で、どういうように持っていくか、採算性がどうかということが、やっぱり頭にあり、我々はただ、職員や市長らに「行け行け、やれやれ」と言っても、なかなか難しい。

 しかしこれも、1つ何が何でも、皆、すべて、昔のように持ってくるのではなく、柳井が、ある程度ターゲットをしぼる。その中で、今、市長がるるおっしゃいました、新しい新産業、そして農業、林業、そしてまた、雇用の場、そして、お年寄りや今からUターンで帰ってくる人たちも働ける場、また、軽作業であれば身障者も働ける。そういうふうなハイテクの大きな工場でなくても、そういうような小さな工場で、働ける──5人、10人が働ける場が、1つ、2つでもできるいうことが、突破口ではないかと思うわけでございます。

 先ほど、市内のことを言われましたが、やはり柳井市は、本当に一番多いところでも、300人から200人、それから230人、117人とか、本当に小さなところばかりなのです。そのような方が、柳井には来ている。それが柳井の町の中に合う。大企業の大きな煙突をやるということが、合わないわけでございます。

 市長も、こういうふうな新産業の取り組みということで、シンポジウムとか、いろいろなことをやられたわけでございますが、これは、すべて行政がやるわけにはいかない。これも、今までのコンサルの構想も、ここまではやりますよ、しかし、後は民間がやりなさいと。皆、いろいろと1,000万円、2,000万円かけて、構想のこの本を、たくさん、今でも商店街に対しても、5冊も6冊も毎回毎回やって、机上の空論のような美しいことばかりで、いざ、誰がやるか。

 10年、20年、30年やって、「あの時やっていたら、それこそ、だめだったな」というものが、たくさんあるわけでございますが、やはりこれも、今から将来を見据えた計画で、この中でも、昨日見ましたか、「財部ビジネス研究所」というものをテレビでやっておりました。

 この竹資源というのは未来の商品で、竹でオイルに変わるというけど、この前も、昨日のニュースでは、ブラジルではエコ車というもので、エタノールを使って4分の1がやる。各企業も商社も、今からは木材のチップや、こういうようなものをやっていくということで、もう、どんどん進んでいる。

 柳井市も遅まきながら、山口県では、あまりないようでございますが、高知県の春野町もあったようでございますが、柳井の住民や働く人がなかったら、農家や農林業の方も手を出してもらって、ふるさとの壊れかけているところをやって、なおかつ、それを金にする。なかなか、これは費用対効果で、もうかるものではない。そこで利益は出ないが、竹を切って、そこにまた、新しい木を植えるということで、経済効果、ふるさとの自然が守れるという、大きな視野に立ってもらいたい。

 そしてまた、エコというものが、エコの利用というものが、これは加古川か、どこかでありました。竹を持ってきて、その竹を預金しなさい。その竹が、幾らぐらいになりますよ。製品ができた時には、その製品を皆さん持って返って、それをまた、山とか土とか田んぼにやりなさいというエコの循環をやって、成功しているところもあるようでございます。

 私もまた、委員会でも、そういうようなことについても研究をしたいと思いますし、市長も、あなたは竹のことについては、4時間でも5時間でも語る。語っただけではなくて、実行する、行動する。それを期待しているわけでございますので、また海外の出張もあるかもわかりませんが、そういうような現場で、ぜひ、先ほど申しました多治見とか、いろいろなところもいい。市長会でもお出逢いになったら、どのようなことをやっているか、また、柳井でできることがあれば、ぜひ我々議会としても、これは大きな課題として取り組む必要があると思いますので、市長も引き続き、今後、これを進めていただきたいように思うわけでございます。

 それと、古市姫田線でございますが、やはり、部長がおっしゃったような見直しも必要で、今、あそこの建て替え工事もありましょうが、非常に危険な箇所というものが3箇所ぐらいもあるのです。

 全部が全部、すぐこの1年、2年でやれとは言いませんが、本当に今、子どもがあそこの角のところで危ない。そこだけでも何か、一部対応できないか。もしこれで事故があったときは、「部長、いついつに、私が一般質問で、やれと言ったのを、あなたは、うーんうーんと言っただけではないか、やっていないではないか。この事故の責任は、どうするか」と言って糾明した時には、あなたは、定年退職しておられない。大体、市役所というのは、こういうふうな順繰りでございますが、ぜひ、子どもの命、子どもの命を守るのは、我々なのです。金で解決する、ほかのことは予算を割いても、子どもを最優先にやる姿勢を示してほしいと思うわけでございます。

 それと、教育長も非常に勉強されて、苦慮されて、いろいろな対応をされておるようでございます。

 やはり、これは学校や教員の問題でなく、やはり我々親が、やはり責任を持ってやっていく。その自覚が足りなかった。朝、ご飯を食べる時に、合掌して、手を洗って、感謝の祈りでご飯を食べたか。寝る前には、お祈りして寝るかと、そのようなことも、やっておりません。「ほか弁」に行っては、チーンして買うばかり。母親が包丁を忘れ、料理をすることを忘れている。そういうようなことを、誰が教育していくか。

 今度の成人式も、ただ行って、「はい、パーティをやります」ではなくて、やはり、細木数子さんのような方がおられて、「あなたたちは、何をやっているのですか。あなたのような親がおって、将来の日本は、つぶれますよ。愛する人のために、一生懸命に料理をしなさい。男は何か、ふー太郎ばかりやっていたのではつまらない。しっかり仕事をやって稼ぐ、そして、税金を払って社会のためになるのですよ。そして、愛する人のために子どもつくりに、一生懸命に子どもをつくったら、愛する人のための子どもだったら、虐待はしませんよ」と、そういうようなことも、市民大学とか、いろいろなことでやってほしい。

 瀬戸内寂聴さんなども言われておりますが、そういうようなことも、多少、宗教じみていなくても、そういうようなことで市民の勉強──子どもが小学校へ行く時には、その親には言えるが、その子どもがいない親にも伝える必要がある。

 だから、親というものは、勉強、勉強と言っても、パチンコへ行ったり、ゲームの得点とか、ああいうようなことの勉強ばかり、パソコンの勉強、携帯電話の勉強ばかりしている。しっかり、市をあげて親を叱る運動、池袋のほうでは親父が子どもを叱る運動というものがありますが、私も、ぜひ、やってみたい。そういうふうに思うわけでございます。

 そしてまた、安倍首相の直属の教育再生会議というものがありまして、ご存知だと思います。そして、学校教育を通じて、奉仕の精神、友情、親孝行といったような徳目を身につけるということがあります。そして、具体策としては、地域に伝わる伝説とか、童謡・言い伝えなどを学校で教える。そして、郷土の偉人について学ぶ機会を増やす。子どもへ郷土の関心を高めることは大事だ。子どもがやはり、祭りに出て、みこしに出て、おじいちゃん、おばあちゃんとやる。おじいちゃんと手をつないで童謡を歌う。そういうふうな温かいまちづくりが要るわけでございます。

 今から再質問で、あと20分、30分あったら、答えがほしいわけでございますが、また3月には、引き続いてやりたいと思いますが、君国さん、あなたへの答弁で、こういうふうな童謡、柳井川とか駅前でも時計台がボロ、あれを何か3時で鳴らして、柳井のふるさと音楽にしたい。部長、頼むよ。柳井川に──田布施は、やっている。押すと、たった150万円で、童謡が21基か16基できた。それぞれ、じいちゃん、ばあちゃんとあそこで触れ合いながら、それぞれの春や、春夏秋冬の音楽が流れる。これは120万円で、ライオンズクラブが寄贈されているわけでございます。

 市が金がなかったら、ロータリーかライオン──会長がどこかにおられた。おお、おられた。ぜひ、市民あげて、こういうふうな問題に対応して、みんながふるさとの町、心に響くような町が、訪れたい町から住みたいような町になると思います。

 そして、熱血君国でございます。赤いネクタイでやっておりますが、燃える心で、また来年、一生懸命に頑張りますが、今年最後、大変お世話になりました。どうぞ、よろしくお願い申し上げまして、時間となりました。



○議長(松本哲男)  以上で、君国議員の一般質問を終わります。

                              



○議長(松本哲男)  それでは、11時15分まで、休憩をいたします。

午前11時02分休憩

                              

午前11時15分再開



○議長(松本哲男)  休憩を閉じて、一般質問を続けます。次の質問者、三島議員。

〔三島好雄登壇〕



◆議員(三島好雄) 政権与党の一角を担います公明党の三島好雄でございます。

 通告にしたがいまして、一般質問をさせていただきます。2点にわたって通告をさせていただいておりますが、市民の代弁者として、真摯な議論を展開したいと念願しておりますので、よろしくお願い申し上げます。

 まず、1点目は、柳井市の企業誘致についてであります。通告では、「河内山流オーダーメードの企業誘致の現状と是非を問う」といたしております。市長の手法に、一方的にけちをつけるつもりは全くございませんが、柳井市以外での場所で、若しくは柳井市役所以外の場所で、柳井市の「オーダーメードの企業誘致」を説明すると、「それはおかしい、詭弁だ」という回答が返ってきます。

 その理由は、通常、オーダーメードという場合、例えば、紳士服の場合であれば、最低限、店が紳士服をつくる生地は持っていて、注文があればその生地を使って、紳士服をつくるのが常識であります。また、工場の場合でも、オーダーメード、受注生産という場合は、それをつくる施設があり、材料、ノウハウを持っているわけであります。柳井市のように、何の受け入れ態勢もなく、企業から要望があってから土地を探すというのは、詭弁ではないかという指摘をされるわけであります。

 しかしながら、国語辞典を引きますと、オーダーメードとは「注文によってつくったもの、または、つくるもの」とあり、抽象的な内容でありまして、この件について議論することは不毛だとわかりました。加えて、昨今の諸情勢、他地方の企業団地の実態を見聞すると、柳井市においては、その意味の解釈は分かれるとしても、オーダーメードの企業誘致しか選択肢がないのが現状であることは、論を待たないわけであります。

 しかしながら、それでは、どのようなオーダーメードの方法がベストであるかと言う議論を進めるしかないわけでございますけれども、しかしながら、河内山市長には、私が、今、述べましたような批判があるということは、認識しておいていただきたいと思います。

 そこで、まず、柳井市におけるオーダーメードの企業誘致手法で、これまでどれだけの実績があり、現状はどのようになっているのかを、まず、伺いたいと思います。その後、また、再質問をさせていただきたいと思っております。

 続きまして、2点目は、教育問題でございます。通告では「いじめや自傷行為、教師の不適切な行動に対する柳井市教育委員会の対応について」、そして「安倍首相直属の教育再生会議が「いじめ問題への緊急提言」をまとめた。今後、法律の整備が進むが、その前提として、学校、教育委員会の隠ぺい体質は改めるべきではないか」といたしております。

 幸い、柳井市では、まだ自殺者は出ておりませんが、全国的には、いじめによる自殺者が後を絶たず、追い詰められたいじめの被害者が担当大臣に手紙を送り、助けを求めるという異例の事態も発生いたしました。多くのいじめによる犠牲者が、声にならない声をあげ、助けを求めております。

 現状では、自殺することの是非の議論をするという余裕はなく、とりあえず教育現場の中で、いじめで苦しんでいる子どもたちを救うのだという、政府の強い決意が伝わってまいります。視点を変えますと、いじめは学校内での1問題にとどまらず、殺人事件につながる犯罪であると思うわけであります。どのようにしたら、いじめや不登校などの諸問題が解決できるのか。今日は、短い時間ではありますが、一般質問を通じ、その解決策を探ってみたいと思います。

 そこでまず、柳井市教育委員会管内での「いじめや自傷行為、教師の不適切な行動」の現状につきまして、教育長にお尋ねしたいと思います。答弁によりまして、再質問をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

〔三島好雄降壇〕



○議長(松本哲男)  市長。

〔市長登壇〕



◎市長(河内山哲朗) 答弁をいたします。従来から、企業の再配置、あるいは新たな誘致につきましては、立地を希望する企業の要望を伺い、適切な土地の紹介、調整、あるいは小規模な団地の造成などによりまして対応してきたところでございます。現在までに、オーダーメード方式によりまして、菓子製造、パソコン組み立て、自動車部品・加工、特殊添着剤製造事業所が立地をしているということでございます。

 県内におきまして、主要な分譲中の産業団地の状況を見ましても、分譲可能な用地の4割強が、まだ、未だに立地をしていないという状況でございまして、このことは、不良資産としまして地方自治体の財政を圧迫する要因となり、ひいては、地域経済に深刻な影響を与えていると言えます。

 従来から実施してきたオーダーメード方式による対応は、立地企業にも適宜、適切な用地を提供することができまして、今日まで一定の成果を上げていると考えておりますし、当面、この方式を継続をしたいと考えております。ただし、大きく経済情勢、産業構造が変化をした場面では、その段階で、適切な対応を検討する必要はあると考えております。

 また、柳井市におきましては、企業立地を促進するソフト面におきまして、1つは、半島振興法法による固定資産税の不均一課税に関する条例、これで、固定資産税を減免しておりまして、これは、相当大きな影響があると思います。また、企業立地促進条例によります事業所設置奨励金、雇用奨励金を交付する優遇制度を講じております。さらには、これも非常に大きなポイントですけれども、電源過疎地域等企業立地促進事業の補助金対象地域でございまして、平成8年度から平成17年度までの10年間に、23の事業所が補助金の適用を受けております。

 そういう、今、国をあげて、税制等で立地促進を進めようとしておりますけれども、固定資産税の税制、それから1つには、ただいま申し上げましたような補助金の対象地域であるということも、これは企業にとりましては、非常に大きな影響がございますので、しっかりPRをしながら、引き続き、企業誘致等について、可能な限りの努力をしてまいりたいと考えております。

〔市長降壇〕



○議長(松本哲男)  教育長。



◎教育長(梅本節治) 三島議員のお尋ねに、ご答弁を申し上げます。この件につきましては、先の君国議員のご答弁を重複する部分もございますが、ご了承をいただきたいと思います。

 いじめについては、本年の1学期の時点で、小学校3件、中学校1件の報告が市教委に報告されております。そのうち2件は既に解消し、残る2件も、ほぼ解消しております。現在、各校で独自の調査を進めており、年内には市内のすべての小・中学校の様子を詳しくまとめることができると存じます。また、学校と教育委員会との連携を密にし、細かなことについても学校より連絡をいただき、必要によっては学校に出かけ、協議や事例検討会を行う等、きめ細かな対応をしております。先日の11月6日には、柳井中学校で事例検討会も実施したところでございます。

 安倍首相直属の教育再生会議については、お触れになりましたように、11月29日付けで、いじめについての8項目の緊急提言がなされました。いじめは、反社会的な行為で、見て見ぬふりをする者も加害者であるとする一方、いじめを理由とする転校が認められていることを周知することなどが述べられております。

 その中の第6項目目に、「学校はいじめを隠さず、必ず学校評議員、学校運営協議会や保護者らに報告し、家庭や地域と一体となり、解決に取り組む」とあります。市内の学校においても、いじめの問題について、臨時の保護者会を開いて、オープンにし、みんなで考え、いじめをなくそうと取り組んでいる学校もあります。先にも申しましたように、11月7日の教頭研修会では、各校の取り組みについて、報告を受けたところでございますが、それぞれの事情に即して、綿密な対応がされていると確認しております。

 隠ぺい体質というご指摘もありますが、決してそのようなことはなく、個人情報保護に最善の注意を払いながら、いじめ防止に取り組んでおります。まだ、課題はあると思いますが、いろいろなご意見を参考に、積極的な取り組みをしてまいりたいと思っております。以上でございます。



○議長(松本哲男)  三島議員。



◆議員(三島好雄) それでは、まず、教育問題のほうから、再質問をさせていただきたいと思います。

 私の質問が、ちょっと私は、よく声がこもって、声が聞こえにくいというご指摘を受けますので、聞こえなかったかもしれませんが、いじめや自傷行為、それと、教師の不適切な行動ということについての答弁がございません。

 それと、もう1つは、いじめの現状は、小学校が3で、中学校が1とおっしゃいましたけれども、私の調査では2ですけれども、この違いは、学校で言うと、どこになりますでしょうか、教育長。



○議長(松本哲男)  教育長。



◎教育長(梅本節治) いじめ、自傷行為とも、これまであったことは把握しておりますが、それは一応、現時点では解決しているということで、カウントしておりません。

 それから、いじめというものは、私が申すまでもないことですが、程度の差というものが非常にございます。そうしたことで、どの時点で、どれだけをカウントするかということは非常に難しいし、ご存知のように、いじめというものは、加害者、被害者というものがあるわけですが、それが、ときには逆転するというふうなこともあったりしますので、これの判断、その指導というものは、非常に難しいわけですが、そのために、先ほどから申しますように、学校においては、子どもたちとの関係、それから教員の全校態勢、さらには保護者であるとか、関係機関との連携ということで、慎重に対応していく。そういう性格のものであり、解決したといっても、そう安易に大丈夫というものではないので、継続的に観察しなければいけない。

 それを、どの辺でカウントするか、そして、解決したとするか、未解決とするかということは、非常に微妙な判断だということで、今、報告した数は、そういう面で、かなり対応に苦慮して、重大だと思っているものが、それだけだというふう認識してもらったらと思います。以上です。



○議長(松本哲男)  三島議員。



◆議員(三島好雄) 教師の不適切な行動についてのご答弁がありませんが  、教育長。



○議長(松本哲男)  教育長。



◎教育長(梅本節治) 不適切な行動というものを、何をもっておっしゃるか。これは個人情報にもかかわりますので、非常に難しいところですが、ご指摘のことが、どの学校のどの件であるかということは、私は十分──いろいろな事件がありますけれども、不適切であるというふうには判断しておりませんので、それが、どういうことをおっしゃるのかは、ちょっと、お答えできません。



○議長(松本哲男)  三島議員。



◆議員(三島好雄) 今の、教師の不適切な行動ということでございますが、今年の3月に卒業をされた──柳井中学校ですけれども、卒業されて、その時に、ある子どもさんがいらっしゃいまして、進路指導で、公立高校は受けさせないとかというような偏った進路指導で、今は高校浪人をされている方がいらっしゃいますが、今年になりまして──ですから、その子は卒業しております、中学校は  。

 その時に、ある──今現在の中学校1年生と中学校3年生かな、女子生徒で、柳井中学校ですが、家からいなくなったということで、そのことが起こったときに、どこに行ったのだろうかということで、そのときに、今の現在の柳井中学校の教師が──そのA君と言いますが、その高校浪人をしているA君と友人というか、付き合っていたのではないかというふうに話をしまして、教師2名とお母さんと、その子のところ、A君のところへ行ったわけです。行ったわけですが、それは、全くのぬれぎぬでございました。

 全く、その先入観で決めつけて、その子のところに行っていると。親御さんは許しましたが、それは、おじいさんとかもいらっしゃいまして、絶対に許さないと、そういうふうなことをおっしゃっていますが、その件については掌握されていますか、教育長。



○議長(松本哲男)  教育長。



◎教育長(梅本節治) 教育委員会なりに、この件については承知しておりますが、そのことも含めまして、確かに、観点を変えますと、やや判断が甘いということの指摘も受けましたし、そういう一面もありますが、指導の中で、家庭を訪問するとかということは、しているわけですが、その時に、どれだけのスタッフで、どういうアポをとっていくかというようなことについての指導なり、管理体制といいますかが不十分であって、ご指摘を受けたということは承知しておりますが、それも含めて、学校として、その担当の先生としては、それなりに精いっぱいやっているというふうに、私は判断すべきだというふうに思っておるわけでございます。以上です。



○議長(松本哲男)  三島議員。



◆議員(三島好雄) それは、わかりました。

 それと、先ほどのいじめの件数でございますが、中学校が1件とおっしゃいました。なかなか判断が難しいというお話でございましたが、私は2件だと認識をしております。

 その根拠は、いじめによって学校に行けなくなったということが、大畠中学校が1件、柳井中学校が1件ありますが、教育長の1件というのは、どちらの学校のことでしょうか、お答えください。



○議長(松本哲男)  教育長。



◎教育長(梅本節治) この1件が、どの学校ということは、ちょっと手元に資料を持っておりませんので、ここでのお答えは、差し控えさせてもらいます。



○議長(松本哲男)  三島議員。



◆議員(三島好雄) 私も、できれば、この通告に、「隠ぺい体質」というような単語は、使いたくはございませんでしたけれども、例えば、「隠ぺい」という言葉を辞書で引いてみますと、「見られたり、知られたりしては困ることを意図的に隠しておくこと」というふうになっております。

 私は6月議会で、「資質不足の教師はいないか」と質問しましたところ、教育長さんは、「1人もいません」というふうに、言い切られました。そして、9月議会で、私が事件の新聞記事を出しますと、それは認められました。そういうことを、また今回も、今、指摘をしたので、お答えになったと思われますが、もちろんプライバシーのことがあるので、これ以上、私も言いませんけれども、不適切な行動とかについても、あるわけです。

 私は、いじめに対する基本的な考え方を申し上げますと、いじめというものは、いろいろな問題はありますけれども、やっぱり、これは公立の小・中学校では、いじめというものは、一部の都会の私立高校では、学校の先生が、ちょっと  、そういうところを除いては、どこでも起こる可能性はあると思います。

 だから、いじめが起こるということについては、僕は、全く責任がないとは言いませんが、指摘するつもりはないのです。問題は、いじめが起こった時に、それをどういうふうに、その後、対処をするかによって、そこはやはり、教育委員会なり、学校ですね。責任が重いのではないかと思うわけです。

 病気になった。人間は、誰でも病気になります。病気になることというのは、もう自分がいつ病気になるかもわかりませんし、必ず、人間は何か病気で死ぬわけですから、それはもう、病気になることは避けられません。でも、病気になった時に、その後、どういう治療をしていくのか。その治療をするためには、隠していたのでは、わからないわけです。よく見て、病気の原因とかをよく見て、それはもう診察を受けて、よく見て、その認識の上に立って、病気の処方をしますね。それと同じように、やっぱり、いじめ問題とかについても、やっぱり、できるだけオープンにしていったらどうかなというふうに思うわけです。

 それで、もう1つ言わせていただきますと、私は、例えば、教育委員会の窓口の辺に、「いじめ・不登校ボード」のようなものをつくって、例えば、柳井中学校何人とか、そういうふうにつくっていくことも、1つの方法ではないかと思います。

 なぜかというと、その根拠を申し上げます。その根拠は、いろいろな病気とか、失恋の悩みとか、いろいろな悩みをみんな、もう、皆さん生きてる間は、皆、持っていらっしゃいます。

 ところが、例えば、失恋をした悩みというものは、失恋をした人にしか理解できない。会社が倒産して借金地獄になって、そういう痛みというものは、その借金を体験した──全部、自分のことを言っていますが、体験した人にしか、わからないわけです。

 したがいまして、学校の先生方というのは優秀な方が──成績とか知識は、優秀な方が多いと思います。でも、そこで、その優秀なことと、子どもたちの痛みがわかるということは、ちょっと別だと思うのです。

 そこで、大事になってくるのは、そういう挫折経験がある方、または、過去にいじめを受けた経験がある方、そういう方がこぞって、学校や教育委員会だけに任せるのではなくて、ボードを見て、「ああ、柳井中学校には1件あるな」と、「うちは、どういう子が  」と、プライバシーの問題もありますから、個人情報の問題もありますから、そのぐらいにして、「誰かな、何か、自分にできることはないだろうか」というふうな、例えば、市の職員も見る、議員も見る、いろいろな人に、そういう情報をオープンにして、そして、みんなで、そのいじめの子どものために、何かできることはないかなとか、そういう智恵を結集していくという、そういうことが大事なのではないかと思います。

 参議院の教育基本法特別委員会の中で、公明党の山下栄一が質問をしておるわけですけれども、教育委員会と学校の内部調査だけではなく、第3者を交えた調査を制度化すべきではないかというふうな、若しくはまた、全教員の2割は社会人採用するとか、今は動きになっておりますが、私はそういうふうな意味で、一方的に教育長さんを責めるとかということではなくて、ちょっと考え方を変えていただいて、情報をもう少しオープンにしていただいて、自分たちだけで、学校、教育委員会だけで問題を解決しようとすれば、なかなか難しいことが多いと思うわけです。

 そこの辺を、やはりオープンにしていただいて、みんなで、みんなで、柳井市内の小・中学校は柳井市の財産ですから、守っていこうというふうな方向性で行くのが、よろしいのではないかと思っているわけですが、その件について、教育長さん。



○議長(松本哲男)  教育長。



◎教育長(梅本節治) おっしゃるとおりでございますが、ご存知のように、学校が週5日制になりまして、今年は5年目を迎えております。

 子どもたちは、それぞれの能力に応じ、そして、それぞれの力を十分に発揮して、生きる力をつけていく。その教育に、学校はもとよりですが、家庭や地域も一緒にやる必要があるということで、私は週5日制が始まったと思います。

 それで、子どもたちを1人1人を伸ばし、生きる力をつけるために、学校は学校で、非常に努力はしておりますが、なかなか難しい問題は、今は、いじめももちろん、今、話題になっておりますが、それ以上に不登校、学校になかなか来れない子どもというものの指導もあります。

 そうしたことをするときに、今日の議論も、そうでございますが、何々学校の誰それをということになると、非常にオープンにしたようにもありますが、そうすることによって、指導に努力しているいろいろな関係機関の人も、非常に不都合なことも、現にあります。ですから「これだけ、おりますよ」ということで、広げれば、それが済むというものでもないという面を、私は言っているわけでございます。

 「隠ぺい」ということについて、先ほども、辞書の紹介がございましたが、私の辞書では、「人または物が、目につかないように覆い隠すことである」ということですが、覆い隠すことはしておりませんし、そして、体質というものが、私は、むしろ問題だと思うのです。学校には、そういう体質がある、隠ぺい体質があるとおっしゃるのは、誠に申しわけないが、これは、きちんと説明したいと思います。

 組織や団体などに、深くしみ込んでいる様子が、その体質であるというわけですが、学校は、1人1人が発達段階に即して、適切な教育を受け、それには保護者も一緒になり、さらには全校態勢で、ことによっては関係機関とも協力して、成長させていく。

 ですから、子どもというものは、ある時には、悪いことですが「うそ」を言います。いじめというものは大なり小なり、そういうことは、皆さん方もご経験があろうと思います。

 それを、どのように指導していくかということについては、非常に慎重を要すると思います。どこかのところがあまりにオープンになって、「何年生でこうだった」ということが、周囲に知られた場合には、変わりようがない。子どもたちが成長しようがないという面もあります。それが、私は教育的な配慮だというふうに思っております。

 ですから、いじめがない学校は、いい学校というわけではなくて、いじめというものは、大なり小なり、どこにもある、どの組織にもある、どの団体にも、私はあるものだと思います。

 ましてや、学校は教育機関ですから、そこであるいじめについては、先ほどから申しますように、全校態勢で、そしてまたは、学校支援ボランティアの力も借りまして、いろいろな場所で、いろいろな変化を見つけて、そして、子どもの成長のために、十分な解決をするのがいい。だから、いじめを上手に解決するといいますか、真剣に解決する学校が、よい学校であると。いじめは、大なり小なり、どこにもあるという認識で、私は隠ぺい体質ということについては、そういう言葉は使いたくないと思っております。以上です。



○議長(松本哲男)  三島議員。



◆議員(三島好雄) おっしゃることは、大変よくわかりますが、そういうふうになっていないから、私は指摘をしたわけです、この間から、先日から  。

 それと、実は18年か、大方20年以上前になると思いますけれども、我が党の吉永さんという市議会議員さんがいらっしゃいまして、私は全く、そのときには何の関係もなかったのですが、「家庭教師をやってくれ」と言われました。それで、「5科目、教えてくれ」と言われたので、私は、英語とか社会だったらできるけど、数学とかをやると詐欺になりますから、断りに行ったのです。

 そうしたら、行ったら、もう、がらっと戸を開けたら、「ありがとうございます、引き受けていただいて  」と言われたので、引き受けざるを得なかったのですが、その子がどういう状況だったかと申しますと、ある中学校でいじめを受けまして、部室で裸にされて、いろいろな恥かしめを受けておりまして、中学校3年間のうち、1年半しか、学校に行っていないです。それで、最初のころは「行ってきます」と言って、山を歩き回っていた。その後、把握をされました。

 この問題は、だから、河内山市長さんになる前の、白地市長さんの時の話ですけれども、その時に、その子のお父さんが市の関係者の方で、その時に柳井市から言われたことが、「今、柳井市では、教育長は、いじめがないと言っている。いじめがないと言っているので、お前のところはあるかもしれないが、絶対に言うなよ」というふうなことを、随分、昔の話でありますが、ありました。

 そういうことで、そのお父さんも、やっぱりお酒に酔うと、たまに来て、教育長さんに電話をされていたことがあったようですけど、そういうふうに、やはり教育長の発言の重さというか、それは、やはり教育委員会なら、あるわけですから  。

 そういうふうに、物事をとにかく隔離、できるだけ──それは、自分は誰でもそうです、いやなことは  。自分に不利なことは、隠したいわけですけれども、しかし、そこは少し意識を変えていただきたいなと思います。

 過去と他人は変えられませんけれども、自分と未来は変えられるわけですから、自分が意識変革をして、未来を変えていこうと、そういうふうになれば、少しは改善ができるのではないかなというふうに思います。以上で、教育委員会のほうは、終わりたいと思います。

 続きまして、オーダーメードのほうございます。先ほども申しましたように、オーダーメードは、どういう意味かということは、もう全く意味がないということはわかっていますので、この件については、先ほども申しましたように、申し上げませんけれども、最近、河内山市長が、4、5年前ぐらいから、よくおっしゃるのが、ベンチャー精神、ベンチャー自治体とか、そういう言葉をよくおっしゃいます。

 これも、やっぱり、辞書を引いてみました。ベンチャーというのは、要するに、造語で「危険」という意味ですね、ベンチャー自体は  。それで、大企業にいた優秀な若い人たちが、独立をして新しい事業を起こすと、そこには大きなリスク、危険が伴うので、ベンチャーということになったということでございますが、転じて、失敗を恐れず、いろいろなものに挑戦をしていこうというふうなことでございまして、この一般質問を準備する際に、いろいろ、ひもといておりましたら、今度、明日、説明のあります「柳井市基本計画」の中にも、これは1ページですけど、前文で  、ちょっと読みます。

 私たちは、かつて誰も経験したことのない時代の中に生きている事実を率直に受け止め、地域の生き残りをかけて、まちづくりに取り組まなければなりません。このため、私たちは、歴史、自然、人材、技術、施設など、今あるまちの財産に新しい息吹を吹き込んでいく「まちづかい」を実践し、前例にとらわれず、新たな課題に果敢に挑戦するベンチャー自治体の創造に邁進することをここに宣言します。

 というふうに、前文に、ここになっておりますけれども、企業誘致と申しましても、オーダーメード、企業誘致と申しましても、いろいろなパターンがあると思います。

 市長がおっしゃったように、地場の工場とか産業を育成するという方法もあるでしょうし、例えばですが、ちょっと、もう、この話は、浮かんですぐになくなりましたけれども、例えば、白壁の町並みの周辺に、全国的に有名なラーメン店を3店ぐらい誘致して、ラーメン三国志のようにしたらどうかという話もありました。これは、絵にかいたもちに終わりましたけれども、そういうふうな企業誘致といいますか、できると思うわけです。

 そして、同じく64ページ、64ページにもあります。これは、もう皆さん、おなかがすかれている思うので、できるだけ短めにしたいと思いますが、先日──市長も、先ほど、ちらっと、ジャブを打たれましたけれども、先日、委員会で、愛知県に視察に行ってまいりました。

 常滑市と安城市に行ってまいりました。今は、両市とも不交付団体になっておりまして、大変豊かな財政でございますけれども、いろいろ話を聞く中で、やはり、一度、財政危機になっておりまして、その時に、やはり企業誘致を、農地をつぶして、しているわけです。

 その時に、これは両方の市でも言われたことで、ちょっとポイントかなというふうに思ったのは、やっぱり常滑、安城であれば、愛知県ですが、県と、県の担当としっかり連携をして、企業誘致をしてきたというふうな話がございました。その件について、ちょっと河内山市長、答弁をお願いします。山口県と連携ということについて  。



○議長(松本哲男)  市長。



◎市長(河内山哲朗) 基本的には、我々がすべてのことを全部承知しているわけではないので、県の企業立地推進室というものがありますから、そこと、いつも連携をしております。



○議長(松本哲男)  三島議員。



◆議員(三島好雄) その件については、今、ほとんど私が質問する答弁は、この中に全部書いてあるという印象を受けておりますが、今、市長がおっしゃいましたけれども、企業誘致の推進というところでは、県や商工会議所、商工会などの関係機関との連携により、事業展開を検討している企業に関する情報の収集に努めるとともに、企業立地奨励制度や、電源地域にかかる優遇制度の活用──先ほどおっしゃいました──や用地の確保を図り、製造業をはじめとした企業の積極的な誘致に努めますというふうに、これには、うたってあります。

 私は、結局、私が言いたいことと、この基本計画に書いてある結論が、全く認識が同じでございました。それでは、なぜ、これを質問したかと申しますと、やはり、幾らいい計画ができても、それをやるかやらないかというところが、一番大事になってくるのではないかと思うわけです。

 これまで、君国議員さんも、先ほど一般質問をされましたけれども、商業計画とかできました。立派な、途中でいろいろできました。いろいろな計画がありました。ところが、その計画ができて、その事業がおしまいなるのです。

 本来は、なぜ、その計画ができるかというと、商店街なら商店街を活性化して、いい町にしようということで、その計画が立てられて、その立てられた計画をもとにして、それを実行して初めて、その事業の目的が達成されるわけですが、全く、そのときは、私もよく覚えておりますが、立派な黄色の本でしたかな、表紙が  。できて、拝見をした時は、「ああ、いいものができたな」と、皆さん、喜ばれました。

 その後、どうなるかということをじっと見ていましたら、計画ができてお疲れさまでしたという感じで、何の事業も進展しなかったということを、よく記憶しているわけでございますが、私は、3月議会でも申しましたが、河内山市長さんの、特に──私も、自分の、前の一般質問の反省をするために、議事録も読み直してみるわけですが、大変理想的な、すばらしい、1点の非の打ちどころもない、そういう答弁をされています。

 ただ、こっちは頭に血が上ってますから、その時には、ちょっとしか聞いていないわけですが、議事録を見ると、完璧な答弁をされています。

 だけども、問題は、その答弁なり、言われたことを、今まで、もう10数年、市長をやっていらっしゃって、いろいろなことを言われていますが、それを実際に、本当にやっていくのか、やっていかないのか。やるのか、やらないのか。そこがやはり、今後、河内山市長に求められていることではないかと思うのですけれども、そういう意味で、今度、オーダーメードの企業誘致ということで、市長の意気込みと言いますか、決意をお聞かせくださいませ。



○議長(松本哲男)  市長。



◎市長(河内山哲朗) 我が国は、社会主義国ではありませんので、民間の力というものは、非常に強いのです。

 国とか、地方自治体とかが、政策的に企業立地とか、企業立地の推進ができるというのは、例えば公益事業であります、例えば電力会社の発電所の立地──これは、柳井はどんぴしゃり、あるわけですけれども、こういうものは、やっぱり国をあげて、どうしても必要なものを、どういう地域にどうやって配置するか。これは国策として様々なことを、いわゆる政治の決意、あるいは、行政の決意に基づいて、実行ができるわけです。

 その他の企業というものは、基本的には、どこに立地をするか、どういうふうに立地をするかというのは、関係の法令に違反をしなければ、大体、自由に動き回れる。自由に動き回れる企業というものが、昭和40年代から50年代にかけては、これは、全国津々浦々に企業立地を展開することが、国土の均衡ある発展だということで、それが全国的に企業立地が行われました。

 柳井は残念ながら、その時期には、道路の問題、水の問題等々、先ほど君国議員さんにお答えをしましたとおり、ハンディキャップがありましたので、企業立地の波に乗れなかったのです。

 したがって、それが60年代になり、平成になったからといって、可能かと言ったら、その時代には、これはもう中国をはじめとするアジアへ立地をするほうが、国内企業としては、自由に動き回れるわけですから、これは、もういいということになりまして、柳井の上空を飛んで、これが中国まで、あるいは、アジア地域まで発展を、企業としては立地のエリアが発展したわけです。

 今日、それが少し反省がありまして、日本回帰ということが言われているのですけれども、回帰する先は、やっぱり、これは東京がいいだろうということになっているのです。どうしても、そういうふうに、企業がいろいろとものごとというものを、仕事をするのに、いろいろなものが集積するところがいいということになります。

 したがって、ぐるっと回って答えをするわけですが、我々としては、柳井なら柳井に、どういうふうに企業が、企業展開をするかというのは、強制できないわけですから、そこのところで、こうしたいのだけれども、この部分は、何とかなるまいかと。

 例えば、今は企業の自由な発想でできる時代だけれども、例えば、何年か前に、フロンティア神代さんが立地をする時には、道路は後でいいけれども、何とかNTTの専用線というものがないと、自分たちの商売に差し支えると。それで、当時のNTTの支店長にも、山口の支店長にもお願いをして、優先的に専用線を引けるように、お願いをいたしました。

 だから、オーダーメードというのは、今申し上げましたように、ただ、水があって、土地があって、道路があってということであれば、これは、高速道路に隣接をしているところが一番いいわけです。それから、空港が近いところがいいわけです。しかし、そうではない柳井に、わざわざ立地をしてもらおうと思ったら、これは工業団地方式ではなくて、オーダーメード方式でないと勝ち目がないと。

 したがって、決意、決意というものは、幾らでも力強いことが言えるのですが、我々としては、そういうふうに、かなり頭を使って、これは立地を進めなければいけないということが、今日の現実の課題だと。単に、それは製造業だけではなくて、様々な分野で、そういう時代に来ていると。そういうことを、よく認識した上でやっていきたいと、これが私の思いでございます。ご理解をいただきたいと思います。



○議長(松本哲男)  三島議員。



◆議員(三島好雄) 大変よくわかりました。大変よくわかりましたし、私も、そう思います。そこで、伺いたいのですけれども、そういうふうに、こういう議場とか、これに書いただけでは、話は全く進まないわけです。

 具体的に、そういうオーダーメード、そういう研究ですね、どういう企業がいいのかとか、前向きに、そういうポストといいますか、市役所の中に設けて、力を入れていくというお考えは、ございませんか。



○議長(松本哲男)  市長。



◎市長(河内山哲朗) 現有の態勢で、もちろん、力不足かもしれませんが、みんな職員は、一生懸命に取り組んでおりますので、具体的に組織を変えることによって、何か目的を達成できるというほど甘い時代ではないと。今の現有の態勢で、最大限の努力をしていきたいと思います。



○議長(松本哲男)  三島議員。



◆議員(三島好雄) 市長のおっしゃるとおりです。甘い時代ではないからこそ、そういう、あえて一歩踏み込む、ベンチャー精神を出して、失敗を恐れず、そういう部署はつくれとは言いませんけれども、そういう担当は明確にされて、前向きに、日々、企業誘致に向けての研究をしていただきたいと。企業誘致といいますか、オーダーメードの企業誘致の方法の研究──今、職員さんが大変少なくなっていまして、1人にかかる仕事の量が過密になっているということは、私もよく理解はしておりますけれども、その中でも、やはり特に一歩踏み込んで、そういう、やっぱり現場が幾らやろうと思っても、やっぱり、トップの市長が「こうしていこう」というふうに言わないと、市役所は動きませんので、その辺りは、いかがでしょうか。



○議長(松本哲男)  市長。



◎市長(河内山哲朗) ほかの事例で、例えば、柳井市にとってみると、農林水産課と企業誘致というものは関係がないようなのだけれども、これを結びつけようというのが、竹の資源活用なのです。

 したがって、何かの部署で、「あなたは、企業立地の担当ですよ」といって、指名をするということをやるよりは、例えば、福祉の仕事をやっている人が、やはり、何といっても、これからは高齢者社会だし、少子化をどう克服するかという社会だから、これは単に、行政が何かルールに基づいて、介護保険があればすべてOKということではなくて、そこを、すき間になっているところを、業を起こしてもらわなければいけないと。

 社会的な起業、公共的な起業というものを促すという意味では、ビジネスの芽というものは、実は、商工観光課辺りにあるだけではなくて、福祉の近くにもあるし、先ほど、竹で言いましたが、農林水産課の近くにもあるし、みんなが柳井市の経済活力というものを保つために、今までは農林水産課が業を起こす、起業のことなどというものは、あまり考えてこなかった。どちらかと言ったら、農林水産行政を、どうやって国、県と連携してやるかということを、精いっぱい考えることが仕事だったのだけれども、そこを、一歩進んでブレークする、しようではないかというのが、これが、ベンチャー自治体ですから  。

 何か、企業立地をやりましょうということを、市長以下が、大きな声を張り上げてやるというのがベンチャー自治体ではない。今、申し上げましたように、過去、役所としては取り組まなかった部署とか、テーマとか、そこのところも、さらに一歩進んで、何とかしようではないかということが、これからは大事ではないかと。

 したがって、それは具体的に芽が出るまでは、相当な努力は必要ですよ。時間も必要だけれども、そういうことを市をあげてやらなければ、やっぱり生き残れないというつもりで、その基本計画というものは書いているというふう、考えていただきたいと思います。



○議長(松本哲男)  三島議員。



◆議員(三島好雄) 私も、市長の考えと全く同感です、本当に  。

 そこで、一歩、また踏み込ませていただきますが、今、市長がおっしゃいました。ベンチャーというものは、今までは取り組まなかったことも、やっていこうということですから、今までは商工観光課が──企業誘致と言えば、商工観光課だけだというイメージがあります。そうではなくて、いろいろありますよと。

 そのとおりだと思いますので、市役所の全部、あらゆる部署を視野に入れて、視野に入れたベンチャー企業の育成といったら、ちょっと語弊がありますが、発見とか、また、きっかけをつくるとか、そういう部署は無理でしょうけど、担当と言いますか、そういう目配りが──もちろん、それは必要なのはわかるわけですが、どこかでまとめないと、やっぱり、どうしても縦の線、組織ですから、横断的なことはできないと思うのですが、その辺りは、どうでしょうか。



○議長(松本哲男)  市長。



◎市長(河内山哲朗) そういうものを企画調整するという意味では、それは、企画部がやる仕事なのです。だから、現時点でも、企画の方々が、そういうこともやっているというふうに思っていただきたいと思います。



○議長(松本哲男)  三島議員。



◆議員(三島好雄) そうすると、企画部が担当というふうに、そういう広い意味での話ですね、と思ってよろしいですかね。はい、わかりました。

 次に、済みません、ちょっと  。よく、私は、柳井市の財政状況を述べた文章を読んでみますと、柳井市の特殊な財政構造、財政事情という単語がよく出てきまして、先日、財政課長さんにお尋ねをいたしましたら、柳井市の特殊な財政構造というのは、今から大体30年前ですか、柳井市に中国電力の火力発電所ができて、それの固定資産税がたくさん入ってきて、それが、平成9年からは、ずっと下がってきていると。それが1社が、大企業が財政──大企業がいるために、その固定資産税で豊かになってきたのだというふうなお話を伺ったことがあるわけですけれども、これは、およそ30年前の話だと思います。

 30年前の当時の白地市長さんとか、長谷川県議の努力で、この誘致がなったわけですけれども、今、私が思うのは、我々の後の10年後、20年後の市民のために、やはり今、我々が何かここで、それはもう、こういう大型というものは状況としても無理だと思いますけれども、何か、柳井市の財政事情を好転させるような施策なり、仕事というものは、今やらなければ、やっぱり10年後、20年後の柳井市というものは、もっと疲弊をしていくと思うわけでございます。

 そういう意味で、今日は、ずっと、そういう質問をさせていただきましたけれども、もう1つ言わせていただきますと、これは市役所のOBの方の話なのですけれども、企業誘致は──ちょっと企業誘致に限定させていただきますが、人間関係で結構できるのではないかというふうな話がありました。

 近くの例で言いますと、大島の久賀町でございますが、大島は過疎の島でございますから、大変危機感が強くて、例えば、久賀大阪町人会とか、久賀東京町人会とか、久賀出身の大阪在住の方とか、東京在住の方の会があるわけでございまして、そこで、今は全くリゾートブームが去りまして、結局、計画は頓挫いたしましたけれども、そこで「もし、ふるさとが、そんな困っているのだったら、私の会社が大リゾート地をつくってあげましょう」ということで、パイロット施設といいますか、小さな旅館、ホテルはできたのですが、その後、景気の関係で、そこは頓挫をしたわけですけれども、そういう、いわゆる人脈を通じての企業誘致というものも、例えば、私だったら柳井高校の出身者で、たくさんいらっしゃるわけですから、そういうところから当たってみるとか、そういう前向きなというか、ただ待っていては誰も来ません。市長が一番よくご存知だと思います、こういう状況の中で  。

 だから、私が言いたいのは、そういう人脈なり、そういった研究なりを通じて、ベクトルが、横線ではなくて、努力をする。人脈を通じてでも、そういう企業を探そうというお気持ちは、十分あると思いますが、十分あると思いますが、それを、やるかやらないかというところが大事です。今からやっていこうという気はあると思いますけれども、そういう点については、いかがでしょうか、市長。



○議長(松本哲男)  市長。



◎市長(河内山哲朗) 先ほど言いましたように、民間企業が、かなりシビアな判断をしながら、今、企業運営をされております。

 そして、柳井出身の方々とも、東京で懇談することもあります。そうすると、柳井のいいところは、どこかというと、市内に工業高校、商業高校、隣に田布施工業高校というふうに、ちゃんと人材が、大都会と違って、すれていない、いい若い人を雇う可能性がありますねということは、これはプラス要素で言われるのです。

 ただ、マイナス要素で言われるのは、もう、繰り返し言っているような交通体系の話とか、あるいは最近では、やはり、これはちょっと言い過ぎかもしれませんけど、企業がたくさん立地しているところは、市民全体で企業を受け入れる、そういう基盤ができていると言ったらおかしいですね、間違いかもしれませんけど、精神的な意味も含めて  。

 柳井は、企業としての立地を、我々も努力をしたいのですけれども、出て行きにくいところだというイメージを、ほかならぬ柳井出身者が言われるわけです。難しいということですね。

 出ていこうと思った途端に、「あれはどうか、これはこうか」と言われると、やっぱり、それは歓迎するというものではなくて、どちらかと言うと、1つの企業に、ある意味では、いろいろな人が様々な思惑で、言い方は失礼かもしれませんけど、まとわりつく。それはやっぱり、企業立地としては、非常にやりにくいのだということは、私は、苦言として、何人かの方から聞きました。

 確かに、それは反省しなければいけないところがあると。それは、立地慣れをしていないから、1つの会社が来るとなると、「あれもしてほしい、これもしてほしい。あれは大丈夫か、これは大丈夫か」と、それは鵜の目鷹の目になることは、それは、一概に悪いとは言えないですよ。ちゃんとルールを守って、環境の基準も守っているということであれば、快く立地、投資を歓迎するという、単に優遇策だけではなくて、世の中全体、社会全体、あるいは市民感情全体で、少し企業立地に対しておおらかになるということも必要だと。

 それがないと、やっぱり、我々もいろいろと働きかけます。働きかけるし、可能性というものは、一生懸命に探っているつもりですけど  。現に、柳井出身のご縁もあって、自動車部品の工場をつくっていただいたと、こういうこともありますから、そういう人脈というものは大事なのですけど、人脈だけで、すべて解決するわけではないと。積極的に対応したいと思います。



○議長(松本哲男)  三島議員。



◆議員(三島好雄) 私も、そのとおりと思います。私は、もっと言いたいことは、例えば、私は、新卒の時は、東京で広告代理店の営業をやっていたわけですが、1日に70件ぐらい飛び込んだりするという、そういう営業でございましたが、大体、100件回って1件ぐらいが、ちょっと引き合いがあるわけです。

 ですから、本当に数社しか、2社、3社であれば、そういうこともあるかもしれませんが、できればたくさん、熱を込めて当たっていただければ、その中から、ひょっとしたら、何か「ええよ、それならやってみよう」ということもあるかもしれませんので、これ以上は、もう結構ですけれども  。

 最後に、そういうことで、同じやるのであれば、しっかり、前向きにやる気を持って、「それは、十分、やる気はあるよ」とおっしゃると思いますけれども、私が、今、見た感じでは、ずっと、これまで見た感じでは、一応、理論はあるけど、実践が伴わない、しかも、熱がないということが大きな問題ではないかと思いますので、最後に、河内山市長に、ゲーテの言葉を贈って、終わりたいと思います。

 「ヴィルヘルムマイスターの修行時代」の中で、ゲーテの言葉ですが、「この世には、真剣にやらないでできるものは何1つない」と。この言葉を市長さんにお贈りしまして、ともどもに、議会と行政が一体になりまして──私は、言っておきますけど、行政ばかり責めているわけではございませんから、半分は議会の責任だと思っていますから、ともどもに手を取り合って、柳井市の税収増に努めてまいりたいと思います。以上で、私の質問を終わります。ありがとうございました。



○議長(松本哲男)  以上で、三島議員の一般質問を終わります。

                              



○議長(松本哲男)  それでは、午後1時15分まで、休憩といたします。

午後0時10分休憩

                              

午後1時15分再開



○議長(松本哲男)  休憩を閉じて、一般質問を続けます。次の質問者、田中議員。

〔田中晴美登壇〕



◆議員(田中晴美) それでは、ただいまから、質問させていただきます。

 3件の誠に簡単な質問でございますが、よろしくお願いいたします。

 1つ目は「まちづかい」についてでございますが、以前、「市政」の雑誌を開いておりますと、市長の紹介記事が載っておりました。

 地域固有の人、物、歴史、風土、フルに活用するベンチャー自治体精神で頑張ると。その中でも、ふるさとの道づくり制度が、市長発案であるということを初めて知りまして、今まで、国の事業名であったのだろうと思っておりまして、誠に申しわけございません。

 大変、そこを、記事は賞賛しておりまして、地域の皆様方の土地を提供していただいて、地域の方々で道をつくっていただく。そのことが、優先順位で順番を待っているよりは早く利用ができ、また、財政的にも大変助かると。それだけではなしに、参加された方々が、地域自治への芽生えや、行政参画への醸成など、いろいろと波及効果を生んでいると、そのよう、ほめておりました。その後、それをつくられた方とお会いした時に、お話をいろいろと伺ったときに、やはり、同じことを言っておられました。

 今日まで、市長は、「まちづかい」というお言葉を、何度か出されたことがございます。初めは、「まちづくり」の間違いではないのかなと、私は思っておりました。「まちづくり」であれば、全国的に使われている言葉でございますが、「まちづかい」というのは、市長以外の方から、まだ、伺ったことはございません。

 そこで、「まちづかい」について、市長のお考え、理念を、お伺いできたら思っております。そして、今日までやってこられた事業がございましたら、その紹介と、評価などがございましたら、お伺いいたしたいと思います。

 2番目に、構造改革特区についてでございます。柳井市の現状は、どのようになっているか。また、この特区について、市長のご見解はどうであろうか、その辺をお伺いいたしたいと思います。

 3番目に、旧大畠町に認可をいただいている防衛庁補助事業、教育と福祉の限定でございますが、この騒音防止対策の区域を、合併をした今、柳井市全体に広げていただく努力をしていただけないかという質問でございます。

 今から約30年弱前に、旧大畠町におきまして、校舎の建て替えを余儀なくされる時期がございました。それは、耐震性の問題ではなく、古い木造校舎で、天井がはがれ、床が落ちで、大変、危険な校舎でございました。しかし、小さな町で、財政的に大変厳しい町でございまして、いかにして校舎を建てるかという、大変、皆さん、苦労したと聞いております。

 そのとき、教育長が、大変、行動力のある方でございまして、町長や議会をどんどんと引っ張っていただいて、それまでなかった防衛庁の補助事業、騒音防止区域の認可をいただいたわけでございます。その後、校舎、講堂──これは体育館仕様でございますが、そして供用会館と、次々と建設をされた時期がございました。

 先月の11月3日、文化の日の朝、この市内の上空を、飛行機の編隊が轟音をたてて飛んでおると思います。驚いた方々は、たくさんおられたのではないかと思いますし、また旧大畠町の区域におきましても、騒音の回数がどんどんと増えているという、いろいろと苦情が来ております。

 そうした中、現状のある中、柳井市全体に騒音防止の区域を広げていただけないだろうかと、そういう努力をしていただけないだろうかという質問で、以上、3つの質問をさせていただきます。どうか、よろしくお願いいたします。

〔田中晴美降壇〕



○議長(松本哲男)  市長。

〔市長登壇〕



◎市長(河内山哲朗) 田中議員のご質問に、ご答弁申し上げます。

 まず、最初に「まちづかい」についてでございますが、以前に、たしか、君国議員さんがもっとお若いころに、「民俗資料館を、ぜひとも早くつくれ」と、そういうご質問を、2度か3度か、柳井の市議会で、繰り返し質問されたことがございました。

 その当時は、実は、具体的な計画があったわけではないのですが、町並み──白壁の町並み周辺に、コンクリート建てのRC構造の民俗資料館を、ひょっとすると、つくるかもしれないというような、曖昧模糊としたイメージがありました。

 よく考えますと、そういうものをつくることによって、まちづくりなのですから、いいようですが、実は、それが景観を壊したり、あるいは、地域の方々にとってみると、新しいものができるのはいいのですけれども、何となく、自分の町ではないような感じになったりという、そういう弊害があるなあというふうに思いまして、これは、まちづくり、まちづくりということを、あまり強調し過ぎますと、スクラップアンドビルドで、何か、新しいものをこしらえて、古いものは壊すという、そういうふうなことになりかねないという、非常に私自身は懸念がありまして、何とか地域資源というものを、もっと活用するだけではなくて、地域資源というものを掘り起こすことを、行政も市民もやるべきではないかと、こう思いまして、あえて、全然、誰も使わない言葉ですけれども、「まちづかい」というものを頑固に、もう10年以上、いろいろなところで言ってまいりました。

 最近では、全国で何人か、私も「まちづかい」というのは、あれはいいですねという、お褒めの言葉を受けることも、いろいろなところで出始めましたので、やっぱり、同じことでも言い続けることは、非常に大事だなと思っております。

 具体的には、もう、ご質問の中でお触れになったとおりでありまして、やっぱり、町の財産とか、町の宝物というものは、やっぱり、気づかないものはたくさんありますので、それを、とにかく掘り起こさなければいけないと。それが、やっぱり1番の基本だと思いますし、それが、光が当てられることによって、いろいろな波及効果、ふるさとの道づくりの話をご指摘になりましたけれども、それ以外にも、やっぱり、いろいろなところに波及をするということも、わかってまいりましたので、これから先も、具体的には基本構想において、方策の1つとして、「まちづかい」の推進というものを盛り込んで、取り組んでいこうと考えております。

 意味することは、ご指摘のとおりで、人・自然・歴史をはじめ、市内各所にあります有形無形、無形のものも含めて、町の財産を活用して、町の活性化を図っていくということでございます。

 具体的に、この「まちづかい」の発想に立ちまして、これまで進めてきたものとしましては、ご指摘になったような、ふるさとの道づくりの事業もそうでありますし、生涯学習の推進のために、柳井市で「ふるさと博士」というものを認定したことがございます。これも、生涯学習というのは、もう、習う立場から、やっぱり、市民みずから、やっぱり先生になっていただこうと、その力を借りようということで、「ふるさと博士」というものを認定しました。これは、今なお、継続しております。

 それから、先ほど答弁の冒頭で申し上げましたように、町並みの中で言いますと、崩れそうになりつつあった西蔵を整備をして、今は生涯学習の施設になっているとか、あるいは、これは当然といったら当然ですけれども、旧周防銀行を移転をする時に、かなりのお金をかけて改修をしまして、今、町並み資料館として使っているとか、あるいは、歴史民俗資料館の整備は、しらかべ学遊館、これも古い町家をそのまま使っているとか、そういう、なるべくあるものを使っていこうということでございますし、それ以外にも、市民の方々の市民活動団体の力というものを、さらに発揮をしてもらうために、町育て支援事業という提案を受けとめて、それを応援する事業を、2001年に始めたところでございます。今、これは既に終了しておりますけれども、そういう事業とか、人間だけではなくて、牛にも、景観形成並びに耕作放棄地の美化のために一役買ってもらおうということで、レンタカウ制度というものも、これも柳井市で始めて、今なお、継続中でございます。

 それから、教育長がよく紹介をいたしますけれども、学校支援ボランティア活動推進事業というものも、これももちろん、人間、市民の方に、もっと力を発揮していただこうと、教育にも力を発揮していただこうということで、実施をしております。

 などなどございますし、広く、もっと広く言いますと、フラワーランドや花卉振興というものは、これは、気象条件という町の宝を生かしたものだろうと、こう思いますし、そういうふうに、やっぱり地域の資源というものは、掘り起こしたり、発見することによって、まだまだ、いい活用ができるのではないかと思っておりますので、また、アイディアマンであります田中議員さんにも、いろいろなご提案もいただければと思っております。

 また、役所の中でも、今、庁内起業家制度というものを設けまして、単に職員の人に提案をしてもらうだけではなくて、その実行段階まで、ぜひ取り組んでいただこうということで、起業をやってもらおうということも、今、継続中でございます。

 以上が、「まちづかい」の理念をもとに、実施をした事業でございますけれども、これは、いかようにでも展開ができる話でもございますし、また、小さなところ、大きなところ、いろいろとあると思いますけれども、ぜひ今後も、そういう「まちづかい」の発想というものを持ちながら、市政の運営を進めてまいりたいと考えております。

 2点目の、構造改革特区の現状と見解でございますが、小泉内閣の1つの目玉として、構造改革特区というものが、実施をされたところでございます。

 基本的には、規制緩和の政策でありますが、2002年の9月には担当大臣を任命されまして、2003年の4月から、法施行がされたところでございます。

 これまでの経済政策、あるいは開発政策と違いまして、国からは、財政支援はしませんと。それから、地方提案であるものを、国のほうで一定区域に限って規制を緩和することによって、将来的には、規制緩和を本格的な流れとするための呼び水にしようと、こういうことでございます。

 もう、全国各地から、いろいろな提案がなされまして、最近は、もう提案疲れみたいなところがございますが、柳井市においても、具体的に何か、特別に規制があって困っている部分があれば、今後とも、これは単に行政だけではなくて、民間事業者、NPO等々からも、あるいは、個人からでも提案は可能でございますので、引き続き、規制があることによって、何か経済的な発展を阻害しているようなことがありましたら、積極的に取り組んでいきたいと考えております。

 それから、3点目の、旧大畠町時代に得られた防衛庁の補助事業についてのお尋ねでございます。

 ご紹介がありましたように、旧大畠町の方々が、大変熱心に取り組まれた結果として、様々な事業を実施されたということについては、承知をいたしております。

 従前から、大畠地区におきましては、米軍の岩国基地を使用するジェット機等の騒音もありまして、この実態を把握するために、平成12年に騒音測定装置を設置し、合併後も、継続して測定を行っているところでございます。

 今回のいろいろな国の計画におきましては、直接的に大畠地区が、いわゆる、騒音がかなり想定されるという地区ではございませんけれども、時折、大きな音がすること等々については、私も、いろいろな機会にご意見を承っております。

 法律的なルールで言いますと、大畠地区を含めます柳井市は、防衛施設周辺の生活環境の整備等に関する法律の防音区域、第1種区域には、該当しておりません。これは、うるささが指数が幾つ以上というような話でございますが、今のところ、そういう指定の地域には、なっておりません。

 しかしながら、実際、現実的に騒音等が感じられるということについての声は、たくさん聞くわけでございますので、我々としましても、そういう音がするということについては、防衛施設庁、防衛施設局等々についても、きちんと情報は伝えなければならないと考えております。

 具体的に、ご質問になりましたような全柳井市区域において、防衛庁あるいは防衛施設庁が実施する様々な事業が、取り組み可能かということについては、ルール上は非常に厳しいものがあるというふうに考えておりますが、また、よく勉強させていただきたいと考えているところでございます。以上で、答弁を終わります。

〔市長降壇〕



○議長(松本哲男)  田中議員。



◆議員(田中晴美) ただいまの「まちづかい」と、構造改革特区についてのお考えは、よくわかりました。牛さんたちまで活躍をいただいておるということは、大変、素晴らしいことであるなと思っております。

 市長が常より、柳井区域の天よりの財産と言われておられます自然や風土、この素晴らしい財産を、大きな財産を、本当の意味でフル活用していただきたいと。そのためにも、2つの提案をさせていただき、その大自然がフルに活用されれば、必ずや、日本「まちづかい」協会の会長になっていただけるのではないかと、期待をしておるわけでございます。

 その1つに、海のほうで、近日中に、遠崎地区海岸整備事業の調査が行っていただけるのではないかと、期待をしておるわけでございます。地域の方々も、今か今かと待ち望んでおられます。

 大体、離岸堤や波止場をつくる時には、海底に、捨て石や敷石を土台として、その上に離岸堤や波止場を乗す工法が主であろうと思っております。この捨て石や敷石には、海草の菌が付着をして、多くの魚介類の成長を促していると、昔から言われております。特に、大畠瀬戸周辺において、豊後水道から、栄養のある外洋水が流れてくることによって、より繁殖度が高いと、昔から、大畠瀬戸はよく魚が食うと言われている状況が、そうであろうと思っております。

 偶然にも、防災事業であるのに、漁礁ができるのであれば、設計の段階から、漁礁の権威者に、お知恵をいただいて、漁礁と土台がセットできる工法はできないものか。そうすることによって、約1キロメートル弱の素晴らしい漁礁ができるのではないか。そうすることによって、周囲の漁業者の活性化を促せるのではないか、一石二鳥の事業ではないかと、期待をしているわけでございます。

 そのことがあれば、現在、離岸堤の工事の承諾をいただけない漁協さんも、幾らか話を聞いていただける希望が持てるのではないかと、期待をしているところでございます。そして、これは事業を完了いたしますと、経費は一切かからず、1年、1年、海底の自然が、より大きな自然になって、魚介類の繁殖を促すことができる素晴らしい場所になると期待しております。

 そして、2つ目の提案として、山のほうで、伊陸と日積のほうの田園風景でございますが、この田園風景は、大変、人々を安らがしてくれるし、いやしてくれる価値が、素晴らしくあると思います。

 市長も行かれたということで、イギリスのほうに、今、近代国家の発祥の国であったイギリスが、今は地方のほうの田舎を、より田舎らしくつくり上げて、高齢社会において、生きがいのある地域づくりや、楽しく充実した地域づくりを目指し、都市からの地方への分散、人口の分散を図っているところであると、何かの本に書いてございました。

 また、アメリカのアリゾナに、30キロ平方のサンシティという民間のディベロッパーがつくっている町がございます。これは周囲が──気候温暖でございますが、周囲を山に囲まれて、田園風景の中に、自然の中に、ぽつぽつと家を建てて、それを販売する会社の町でございますが、条件としては、リタイヤをされた55歳以上でないと住むことができない。

 その中には、病院やショッピングセンター、文化、スポーツセンターは、大体、揃っております。リタイヤを間近な、アメリカ全土から入りたいと、たくさんの方が要望されていると聞いております。また、そこにある畑などは、ほぼ100%耕作がされているということで、また、自然を大変大事にする町であるから、湖や川が大変美しくて、魚もたくさんいて、漁業もできると。適度な労働ができ、そして、いやしてくれる町であるという素晴らしい町であると思います。

 なぜ伊陸、日積の田園風景が、アメリカのアリゾナであるかと言いますと、よく似ているのです。私は、行ったことはないのですが、文章の中で読みますと、よく似ております。

 伊陸も素晴らしい田園風景がございまして、仲介者が──立派な仲介者がおられれば、地主さんも、荒れている畑や田んぼも、いろいろと貸していただいて、100%耕作ができるのではないかと思っております。また、伊陸米を中心として素晴らしい米ができるのであれば、無農薬の野菜、また果物、そして薬草など、そうした健康的な農作物ができる里づくりも、できるのではないかなと期待をしているわけでございます。

 そうした、山にしろ、海にしろ、大自然を使って、はじめて素晴らしい「まちづかい」、「まちづかい」発祥の地・柳井市、「まちづかい」発祥の市長・河内山市長。そして、我々も全国に自慢ができる状態になるのでないかと思っております。

 そして、この2つの私の提案が、素晴らしいと、もし市長が感じられて、プロジェクトを早急に組みたいと思われたら、もっといいアイディアが、どんどん出ると思います。

 しかしながら、いろいろな規制がかかってくるのではないかと思うわけでございます。その時に、構造改革特区を使っていただくことができたら、簡単に思うわけでございますが、どうかひとつ、よろしくお願いいたしたいと思います。

 1番、2番は、それでおきまして、3番目におきまして、騒音防止のエリアは、大変難しいことではあると思います。そして、騒音測定の機械も12年にはつくっていただいておりますが、大畠が騒音防止のエリアをいただいた時には、もっと前の状態でありまして、それまでは大畠地区には全然なかったものを、教育長の行動力によって、いただいたわけでございますが、そのことを今から──ただ、1年、2年はかかると思いますが、いろいろとプランを練って、智恵を出し合って、いろいろと人を介して、県、国、防衛庁のほうに働きかけていただきたいということをお願いするわけでございます。

 そして、これは、ただエリアを広げてくれというお願いではなしに、限定の教育と福祉に関しての事業がいただけるならば、教育ならば、日本で唯一、こんな素晴らしいプランを練った教育づくり、教育行政、そして福祉づくり、福祉行政というプランを、県の職員、国の職員があっと驚くようなプランを練って、それを土産として、どんどん挑戦していっていただきたいなということでございます。

 それが、私がお願いしたい努力でございます。まあ、ひとつ、よろしくお願いしたいと思います。努力するかしないかだけでも、いいですから  。



○議長(松本哲男)  市長。



◎市長(河内山哲朗) 前段も同じことなのですが、世の中を悪循環の仕組みにしたら、私はだめだと思っておりまして、善循環というものどうやってつくるかという時に、その最初の始まりというものは、どこから始まるかわかりませんが、いいほうの循環に持っていかなければならないと  。

 今は、農業、農村、それから漁業も、先行き不透明で、何となく先行きが暗い。暗いから、なかなか、従事者の人も意欲が持てない。意欲が持てないから、行政のほうも、投資や何かが、何かしっかりやろうというよりも、抑制基調になると。これが悪循環の話なので、どこからか、善循環になるようにしなければならない。

 騒音問題も全く同じで、これは、なかなか、もう、にっちもさっちも行かないような状況にしたのでは、やっぱりいけないと、私も個人的には思っているのですけれども、騒音のもとであります岩国市が、今、ああいう状況で、非常に政治的には難しい状況にありますので、我々周辺として、どういうふうに、このことを取り組んでいくかということは、いろいろな勉強、検討しなければならない問題があると思います。

 先ほども言いましたが、現実に大畠地区で、いろいろな騒音の話は聞いておりますので、そのことの解決につながることは、やっぱり我々として、民生の案定ということから、努力をしなければならないのは、当然だと思いますので、どういう方向になるかわかりませんけど、大畠の方々、大畠地区の方々がお困りにならないような方向で、一生懸命、我々としては努力したいと考えております。



○議長(松本哲男)  田中議員。



◆議員(田中晴美) それでは、ひとつ、よろしくお願いいたします。

 騒音防止のエリアを広げていただく真のねらいは、私としては、教育の補助事業に使用していただきたいということが、一番のお願いでございまして、先だって、学校統合の説明会をしていただきました。市長や教育委員会の方々が何を言われても、後ろに財政難というものが、大きな壁があるのだというような態度にしか見えなかって、統合される、廃校される地域の方々の悲痛な叫びも、「しようがないではないか」というような言葉が、いつも伝わってくるような気がしたわけでございます。

 その大きな財政難の壁に、風穴をあけるようなことを挑戦していただきたい。これこそ、先ほどの三島議員のベンチャー自治体精神ではないですが、ひとつ、挑戦をしていただきたいなということで、思っておるわけでございます。答えは、要りませんので  。以上で、私の質問を終わります。ありがとうございました。



○議長(松本哲男)  以上で、田中議員の一般質問を終わります。

────────────・────・────────────



○議長(松本哲男)  以上をもちまして、本日の会議を終了し、明日は午前10時から会議を開き、引き続き、一般質問を行いますので、定刻までに、ご参集をお願いいたします。

 本日は、これをもって、散会といたします。

午後1時41分散会

──────────────────────────────

 









      会議の経過を記載して、その相違ないことを証するため、ここに署名する。




         平成18年12月11日


                     議  長 松本 哲男


                     署名議員 賀原 基和


                     署名議員 河村 真弓