議事ロックス -地方議会議事録検索-


山口県 長門市

平成 17年 第2回定例会(6月) 06月23日−03号




平成 17年 第2回定例会(6月) − 06月23日−03号









平成 17年 第2回定例会(6月)


───────────────────────────────────────────
平成17年 6月(定例)長 門 市 議 会 会 議 録(第3日)
                             平成17年6月23日(木曜日)
───────────────────────────────────────────
議事日程(第3号)
                      平成17年6月23日(木) 午前9時30分開議
 日程第1 会議録署名議員の指名
 日程第2 一般質問
──────────────────────────────
本日の会議に付した事件
 日程第1 会議録署名議員の指名
 日程第2 一般質問
──────────────────────────────
出席議員(30名)
1番 長尾  実君       2番 先野 正宏君
3番 山根 勇治君       4番 武田 新二君
5番 三輪  徹君       6番 吉村  通君
7番 岡?  巧君       8番 大下 和政君
9番 谷川 雅之君       10番 原田 勝敏君
11番 阿波 昌子君       12番 野村 正夫君
13番 林  克好君       14番 木下 重之君
15番 中野 明彦君       16番 林  哲也君
17番 大草 博輝君       18番 宮野 修治君
19番 田村 哲郎君       20番 新谷  勇君
21番 中野 博文君       22番 中村邦四郎君
23番 金? 修三君       24番 南野 勇治君
25番 佐藤 和夫君       26番 松永 亘弘君
27番 岡野 正基君       28番 今津 一正君
29番 西岡 晴美君       30番 南野 京右君
──────────────────────────────
欠席議員(なし)
──────────────────────────────
欠  員(なし)
──────────────────────────────
事務局出席職員職氏名
局長 松田 吉彦君  次長 板谷 雅行君  係長 緒方 栄作君
係長 岡田 年生君  書記 津田  彰君           
──────────────────────────────
説明のため出席した者の職氏名
市長 …………………… 松林 正俊君  教育長 ………………… 大嶋 泰夫君
企画総務部長 ………… 岡本 守正君  市民福祉部長 ………… 伊藤 和夫君
経済建設部長 ………… 渡辺 重範君  三隅総合支所長 ……… 河村 英夫君
日置総合支所長 ……… 西岡 隆雄君  油谷総合支所長 ……… 長尾 正昭君
消防長 ………………… 宗重 宏和君  教育次長 ……………… 大和  保君
企画振興課長 ………… 久永 喜幸君  秘書広報課長 ………… 山本 正人君
総務課長 ……………… 宮本 正澄君  財政課長 ……………… 高橋 一敏君
税務課長 ……………… 山口 雅道君  監理課長 ……………… 山田 利夫君
市民課長 ……………… 五十嵐 徹君  生活環境課長 ………… 藤永 信雄君
高齢障害課長 ………… 宮崎 節子君  地域福祉課長 ………… 大中 義雄君
健康増進課長 ………… 三戸 幸子君  商工観光課長 ………… 藤野 義久君
農林課長 ……………… 三村 建治君  水産課長 ……………… 落志  定君
建設課長 ……………… 西村  勝君  都市計画課長 ………… 山田 昇平君
下水道課長 …………… 宮田恵二郎君  会計課長 ……………… 又野  豊君
教委学校教育課長 …… 中原ヤナエ君  教委社会教育課長 …… 岩崎 伸広君
教委体育課長 ………… 竹林 英雄君  水道課長 ……………… 鐘崎 英二君
選管事務局長 ………… 萩谷 周成君  監査委員 ……………… 今浦 丈志君
農委事務局長 ………… 宗金 周治君                    
──────────────────────────────


午前9時31分開議



○議長(南野京右君) これより本日の会議を開きます。

 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりです。

────────────・────・────────────



△日程第1.会議録署名議員の指名



○議長(南野京右君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。

 本日の会議録署名議員は、会議規則第76条の規定によって、谷川雅之君及び原田勝敏君を指名します。

────────────・────・────────────



△日程第2.一般質問



○議長(南野京右君) これより昨日に続き一般質問を行います。

 順次質問を許可します。山根勇治君。

〔3番 山根勇治君登壇〕



◆3番(山根勇治君) おはようございます。本日最初の質問者となりました山根勇治でございます。新市発展に向けて、熱意を持って質問して参りたいと思いますので、どうぞよろしくお願い致します。

 それでは、通告に従いまして質問して参ります。

 今日、長引く景気低迷により財政状況のますますの悪化、また地方分権の推進等で地方自治体は非常に厳しい局面に立たされ、自立する自治体として新たな展開を迫られております。そこで、本市における行政改革について市長に質問して参ります。

 最初に、施政方針の中にもありましたが、改めて市長の行政改革に対する基本方針をお尋ねを致します。

〔3番 山根勇治君降壇〕



○議長(南野京右君) 松林市長。

〔市長 松林正俊君登壇〕



◎市長(松林正俊君) おはようございます。それでは、山根議員の行政改革の取り組みについての御質問にお答え申し上げます。

 まず、市長の行財政改革に対する基本方針についてのお尋ねでございますが、私は改革と再生を信条に、「住む人を大切にするまちづくり」、「心の通うあたたかなまちづくり」を目指した市政運営を表明致したところであります。

 施政方針の中の改革のところで、長い間培われてきた地方の国への依存体質からの転換を図り、自主的で自立できる自治体を目指して、簡素で質の高い行財政運営を計画的に不退転の決意で実現したい旨申し上げましたが、そのためには行財政改革は最優先に取り組んでいかなければならない課題だと考えております。分権型社会システムへの転換が求められております今日、国、地方を通じた厳しい財政状況の中、人口減少時代の到来、住民ニーズの高度化、多様化など、社会経済情勢の変化に適切に対応することが、行政に求められております。

 御案内のとおり、昨年12月閣議決定された「今後の行政改革の方針」を受け、本年3月、「地方公共団体における行政改革の推進のための新たな指針」が示されたところでありますが、新市におきましては、これらの方針及び指針を踏まえ、社会経済情勢の変化に対応した効率的な市政の実現を目指す新たな行政改革大綱を策定し、行財政改革に取り組みたいと考えております。

 行政の使命が住民の福祉の増進に努め、最少の経費で最大の効果を上げることにありますことから、このことを基本に行政改革にも取り組んで参りたいと考えております。

 また、行政改革を推進していく上で何よりも必要なのは、職員一人一人が危機意識と改革意識を持って、改革に取り組む職場風土でありまして、そういう改革の推進力となる職場風土を何よりも醸成をしていかなければならないと考えているところであります。

 以上で、1回目の答弁を終わります。

〔市長 松林正俊君降壇〕



○議長(南野京右君) 山根勇治君。



◆3番(山根勇治君) それでは、具体的に本年度はどのような計画の下に行政改革を実施をされようとしておられるのか、お尋ねを致します。



○議長(南野京右君) 松林市長。



◎市長(松林正俊君) まず、本年度やはり全体の組織をしっかりとスムーズに運営していく、その組織全体の流れをしっかり見ることも大切であると思います。

 それと、もう既に合併し、新市を建設する協議に当たりまして、組織等も含めた定員管理とかそういったものが数字も年次的なものも計画も示されております。そういったものの実行、それからそれをまた新たにしっかりとした縛ったものとして行政改革大綱の作成、こういったものの作成に当たるという計画でおります。



○議長(南野京右君) 山根勇治君。



◆3番(山根勇治君) 今、組織と、こういうふうにおっしゃったわけですけども、組織の具体的なことがちょっと見えにくいわけですけども、いわゆる執行部側、行政側としての例えば本部の設置であるとか、市長の諮問機関であるとか、そういったものの組織の御説明がもしお考えが今ここで分かれば、お示し頂けますでしょうか。



○議長(南野京右君) 岡本企画総務部長。



◎企画総務部長(岡本守正君) それでは、お答えを致します。

 行政改革に関します基本的な考え方や主な課題、あるいは改革のための推進すべき事項、これらに関しましては、まず庁内に市長を本部長と致します、また各部長で構成を致します行政改革推進本部を設置をすることと致しまして、去る6月1日付で推進本部を設置をしたところでございます。今後、先程市長の答弁にありましたように、民間の委員を含めた行政改革懇話会、これを設置致しまして、本年度中に行政改革大綱を策定をしていきたいと、このように予定をしておるところでございます。



○議長(南野京右君) 山根勇治君。



◆3番(山根勇治君) 今、組織は大体分かったわけですけども、これはそうすると取りまとめなどの受付窓口は、これは行政改革推進室で心得とってよろしゅうございますでしょうか。



○議長(南野京右君) 岡本企画総務部長。



◎企画総務部長(岡本守正君) はい、そのとおり、行政改革推進室がこの業務に当たることとしております。



○議長(南野京右君) 山根勇治君。



◆3番(山根勇治君) 次の質問に関連しているわけですけども、市長は市民参加のまちづくりを提案をされておりますけども、具体的にはどういう形で具現化されて行政改革に取り入れられるおつもりか、お考えをお尋ね致します。



○議長(南野京右君) 市長。



◎市長(松林正俊君) 広義に市民の御意見をお聞きする場と、そして行政改革大綱等をまとめるに当たっての場と、それと市民参加型でなければならない、例えば男女共同参画社会の計画とか、そういったものものによっては参加の仕方が違ってくると思いますけれども、基本的にはやはり平素から多くの市民の皆さんの御意見を聞ける仕組みをつくると。「こんにちは市長室」も私は一つの方策だろうと思います。そういった中でもお聞きもできると思いますし、それとやはり公募という形で必ず市民の皆さんの委員の参加を得るように、必ずしておる次第でございます。



○議長(南野京右君) 山根勇治君。



◆3番(山根勇治君) 先程行政改革懇話会の設置をという、こういうお話がありましたけども、まずその人数構成をちょっとここでお尋ねをしてみたいと思うんですが、全体の人数といわゆる今公募のお話がありましたけど、公募の人数は何人でしょうか、お尋ねします。



○議長(南野京右君) 岡本企画総務部長。



◎企画総務部長(岡本守正君) 行政改革懇話会の委員さんの人数は、一応10人を予定しております。それから、公募委員につきましては、3名から4名程度ということで今考えておるところでございます。



○議長(南野京右君) 山根勇治君。



◆3番(山根勇治君) 今、3名、4名と、公募の方がということで今お聞きしたわけですけども、この枠──いわゆる総人数の問題もあるかも知れませんけども、総人数を増やしていわゆる民間の公募の方、この方たちの人数を増やすことは大変重要ではないかと思います。

 ひとつ例があるわけですけども、これは平成12年の人口で3万1,400人の広島県大竹市、御存じの方もあろうと思いますけども、この改革の事例で、市民の視点に立った行政運営を行うため、すべて公募による行財政システム改善推進委員を公募したところ、65名以上の応募があり、もちろん女性の参加も含まれており、6チームの編成で約6カ月かけて市長への提言をまとめ上げた。しかも、無報酬だったということですが、報酬はともかくとして、そうした市民の情熱は非常に重いものがあると思います。

 こうした事例もあるように、公募の人数を増やすことは大変重要ではあると思いますが、市長いかがお考えでしょうか。



○議長(南野京右君) 松林市長。



◎市長(松林正俊君) 議員御指摘のとおり、一般市民の方、公募により入る方が多いほど市民参加度が強くなるわけでございますので、今回もそういう心掛けである程度増やしてはおります。ただ、中々これが啓発啓蒙特に必要なところなんですが、増やしてもその枠にちょっと届かなかったりするのもございまして、中々、本来は私はかなりそういう比率はどんどん高めていく方が市民参加度は強くなると思いますし、議員御指摘のとおりと思います。



○議長(南野京右君) 山根勇治君。



◆3番(山根勇治君) 是非お考えを頂きたいと思います。

 それから、やはりこの改革の懇話会等におきまして、この問題を取り組むには相当の情報公開が恐らく必要だろうと思います。そうした情報公開は十分にされると思いますが、市長いかがでしょうか。



○議長(南野京右君) 松林市長。



◎市長(松林正俊君) 旧長門市時代も行政改革大綱は3次まで作成しておりますが、その都度広報等におきまして、その内容等もお知らせをしております。また進捗状況等についても、そのスパンスパンにおいて示して、そしてお知らせをするようにしております。これからもいろいろとケーブルテレビ等も利用しながら、そういう活動をしていきたいと思っております。



○議長(南野京右君) 山根勇治君。



◆3番(山根勇治君) それでは、今この件は置きまして、次の3番目の項目に入らせて頂きたいと思いますが、行政改革はあらゆる知恵を駆使することが大事だと思いますが、中でも特に事務に精通している職員の提案制度も大変重要ではないかと思いますが、現在、その制度はありますでしょうか。なければ、今後これを制度化することをお考えでしょうか、お尋ねします。



○議長(南野京右君) 松林市長。



◎市長(松林正俊君) 今、2番目終わったんですね。ちょっと2番目もうあれなら分かりました。今、1番目と思って聞いておりました。

 それで、3番目で職員提案制度のことでございますね。(「そうですね」と呼ぶ者あり)職員提案制度のお尋ねでございますが、合併前におきましては、旧長門市におきまして職員提案制度を設けていたところでございますが、新市におきましても職員提案制度を設けたところであります。この制度は、職員から市政全般についての改善意見や建設的な着想を求め、職員の研究心、また勤労意欲、また市政への参加意識の高揚を図りますとともに、行政運営の効率化、市民サービスの向上に資することを目的とするものでございまして、職員が単独または共同で提案ができることと致しておるところでございます。



○議長(南野京右君) 山根勇治君。



◆3番(山根勇治君) 市長がずっとおっしゃるように、最少の経費で最大の効果を上げる、これを目標に同じ仕事でもやり方の創意工夫でその効果は違ってきます。事務の改善をどう進めるか、アイデアに富んだ職員の提案制度を利用することによって、正に職員の意欲も上がり、また意識改革、自己改革になると思いますが、是非今もう実行されていると、こういうふうにお聞きしましたので、確か職員の方620名の方でありますか、是非その力を生かしてお取り組みを頂きたいと思います。

 それでは、4番に移ります。今後ますます進む地方分権により、事務事業の増大と複雑多様化する市民のニーズに対し、退職者補充調整による職員数の削減計画の整合性について、今後どのような対策を考えておられるでしょうか、市長にお尋ねします。



○議長(南野京右君) 松林市長。



◎市長(松林正俊君) 増大する事業や多様化するニーズと退職者補充調整による職員の削減計画との整合性についてのお尋ねでございますが、本年3月に示されております地方公共団体における行政改革の推進のための新たな指針におきまして、平成17年度を起点として、概ね平成21年度までの具体的な取り組みを住民に分かりやすく明示を致しました計画であります、集中改革プランを今年度中に公表するように求めております。このプランの中で、定員管理の適正化計画も入れていくこととなります。特に定員管理の適正化計画につきましては、退職者数及び採用者数の見込みを明示し、平成22年4月1日における明確な数値目標を掲げることになります。今後、新たな指針を踏まえ、定員管理の適正化計画を作成することとなりますが、計画作成に当たりましては、定員モデル、類似団体職員数等参考にしながら、計画を策定していくことになろうかと考えておるところでございます。



○議長(南野京右君) 山根勇治君。



◆3番(山根勇治君) 今、定員の計画ということをおっしゃったわけですけども、私のお尋ねをしたかったのは、要するに仕事量は増える、ニーズは増えると、なおかつ人数は減っていくと。それでは、その対応、いわゆる仕事に対する対応はまたどのようにお考えだろうかということをちょっとお尋ねしたかったわけですが、よろしく。



○議長(南野京右君) 松林市長。



◎市長(松林正俊君) 全体的な仕事量という捉え方と、個々のそれぞれの仕事量と、施策的な展開やあるいは合併をしてまたそれによる、いわゆるニーズが高くなったりする等、いろいろとあると思います。基本的には、やはり今までの流れもそうでございますが、合併の大きなものにスケールメリットがございます。そして、その中にはより絞られた組織体制で、そして効率的に事を行うと、そのことによってまた財政の健全化も図れると、こういう仕組み・流れがあると思います。

 そういうことから考えれば、我々はやはりその流れの中で今まで来ておるといっても過言でない部分はあると思います。それは大きいスケールメリット等を捉えた場合の、ここまで合併をしてまちづくりをしてきた流れの中ではやっていかなければならない。しかし、今議員が御指摘のように、仕事の種類、サービス提供のある部署部署、そういったものではやはり福祉サービス等を捉えてもそうですけれども、充実をしていかなければならない部門もあります。その辺はやはり全体をながめて、そして適正にそれを配置でき、そして管理できる数値、これを出していくということではなかろうかと思います。しかし、基本的にはこれは数を増やすと言うよりも、この中で、そして仕事量を──やはり電算化もそうなんですけれども、しっかりとそれが仕事量として絞られて、効率的に簡素化できるということをしっかりやっていって、定員も削減をしていくということを目指すべきことだろうと捉えております。



○議長(南野京右君) 山根勇治君。



◆3番(山根勇治君) 今、電算の話が出ましたから、中には私は何点かあるだろうと思いますけども、とりあえず電算のお話が出ましたので、電算の合理化と言いましょうか、活用による事務の省略化の徹底、やはりこれはもちろん方向性をお付けになっていると思いますけども、今後電子申請でありましたり電子決済、お話も先程の質問にもありましたけども電子決済、庁内LANの活用、こうした電算機能が十分に発揮できるようなシステムづくり、やはりこれはお考えになっていると思いますけど、徹底をすることが重要だと思いますけども、いかがでしょうか。



○議長(南野京右君) 松林市長。



◎市長(松林正俊君) 御指摘のとおりでございます。立ち上がってスムーズにいくまで、私たちにはそんなに時間は与えられているわけではございませんので、能率的にそしてトラブルのないように、それをしっかりと使用しながらやっていくと。と同時に、早くそれが目に見えるようにやっていくということが必要であると思います。努力をしていきたい。職員もまたそのように取り組んでいると認識を致しております。



○議長(南野京右君) 山根勇治君。



◆3番(山根勇治君) もう一点は、私はこれはいわゆる国もそうですけども、いわゆる民間への仕事委託といいましょうか、最近では民間にその能力があるから官がやめるとよく言われますけども、官がやっても民が行っても、その結果が同じで大差がないとするならば、積極的に民間に委託すべきではないかと思います。そのことにより民間の活性化、ひいては雇用の創出にもつながると思いますけども、市長はこの点いかがお考えでしょうか。



○議長(南野京右君) 松林市長。



◎市長(松林正俊君) 民間委託いろいろ進めていくべきものたくさんあると思いますが、行政管理を民間委託というのは、私はまだ具体的に捉えてはみたことはございません。これはやはり機関的なものというのは、そのために行政の機能、組織があるわけでございまして、その部分によっては今でもかなり民間委託をできるもの、あるいは専門的なもの等についてはあると思いますが、どの辺でと言うのは、ここはやはり民間委託できるものは、これは地方経済の効率性にもかかわってくることでございますので、これはやはり進めていくべきだろうと思っております。



○議長(南野京右君) 山根勇治君。



◆3番(山根勇治君) 分かりました。今の委託の中に関連性はあると思うんですけども、これは後武田議員の質問にもありますから、詳しい御答弁は結構ですけども、その視野の中に恐らく今市長の御答弁の中にあるようにも私は思ったんですけども、指定管理者制度の活用の範囲は広げると、これはお考えの中にその視野があるかどうか、お尋ねします。



○議長(南野京右君) 松林市長。



◎市長(松林正俊君) 指定管理者制度の活用を広げるという考えがあるかというお尋ねだと思いますが、これにつきましては十分に考えがございます。これもなじむものとなじまないものというのをこれからしっかりと整理をして、やりたいと思います。

 先程ちょっと舌足らずだったんですが、いわゆる行政事務もワンストップサービス等におきましても、郵便局の、そういうふうにだんだん事務についてそれがサービスを広げる、住民サービスの向上に資するものとなれば、そういったものも今までもやって、旧それぞれの市、町でもやっておられることでございまして、これはやはり進めていくことであろうと思います。

 指定管理者制度につきましては、なじむものなじまないものもしっかり捉えて、私はこれは十分に民間活力を導入する、そして地域経済を活性化するというのもつながってくる話でございますので、取り組んでいきたいと思っております。



○議長(南野京右君) 山根勇治君。



◆3番(山根勇治君) 分かりました。

 それでは、5番目、最後になりましたけども、御承知のように改革は一度行ったら後はよいというものではありません。常に現状分析と将来に備える対策が重要であると思いますが、そこで先進地域におきましては、既に実施をされております行政評価システムについてお尋ねをします。

 この行政評価システムとは、市の実施している事務や事業の目的、目標、実施内容、費用などを明らかにするとともに、事業の成果を数値化しながら点検することで、事務事業の改善や見直しに役立てようとするものであり、その後の計画や予算要求にも反映するものであります。

 まず、先程御答弁があったわけですけども、集中改革プランということでお話がありましたけども、その中にこの行政評価システムというものが含まれておりますでしょうか。



○議長(南野京右君) 松林市長。



◎市長(松林正俊君) 行政評価システムについてのお尋ねでございますが、議員御案内のとおり、常に現状分析と将来に備える対策の必要性につきましては、確かにそのとおりだと感じております。行政をめぐる大きな環境変化の中で、今日行政運営には自己決定、自己責任が強く求められているところでありまして、行政改革を推進するに当たりましては、コスト削減、職員の意識改革、説明責任、成果重視の行政サービスを実現を致すために、行政評価制度の導入の必要性も十分に認識を致しておるところでございます。

 新市の組織におきましては、行政改革推進室を設けたところでありますが、同室には行政評価の事務分掌を与えておりまして、今後システム評価の導入につきましては、また考えていきたいと思っておるところでございます。



○議長(南野京右君) 山根勇治君。



◆3番(山根勇治君) ちょっとはっきり理解できなかったんですけども、この評価システム自体は行われるんでしょうか。



○議長(南野京右君) 岡本企画総務部長。



◎企画総務部長(岡本守正君) 当然、行政改革大綱を策定をする段階では、この行政評価制度も検討項目に入ってくるであろうというふうに今認識をしております。



○議長(南野京右君) 山根勇治君。



◆3番(山根勇治君) 行われるであろうということですから、スケジュールとしてはまだそれじゃあほとんどまだ見えてないと、こういうことでしょうか。これから計画を立てられて、これから半年先ぐらいということでございましょうか。(「はい」と呼ぶ者あり)分かりました。

 それで、今評価システムは行われるということですけども、これは本市においては──とりあえずまず位置付けについてお尋ねをします。



○議長(南野京右君) 松林市長。



◎市長(松林正俊君) 今、位置付けは、いわゆる行政評価をしていくというところで位置付けております。



○議長(南野京右君) 山根勇治君。



◆3番(山根勇治君) ちょっと私の質問が悪かったと思いますけど、いわゆるこれが基本になると言いましょうか、ある程度現実を分析する大きな要素になると言うか、実際にされているもので出てくるんではないかと思いますので、そのあたりのことをちょっとお尋ねをしてみたかったわけですけど、今から計画をされるということですので、その辺はもう結構です。

 これも恐らくそういう御返事になるかも知れませんけども、評価の対象は先行事例なんかを見ると、かなり広げておられるようなんですけども、補助事業までを含めたりとかいろいろ範囲があるかと思いますけども、できれば段階もあるかも知れませんけども、全体的にその辺ができればかなり進んだ改革ができると思いますので、是非またお考えを頂きたいと思います。

 それでは、先進事例のお話をしましたけども、後は今からスケジュールを立てて実行されるということですけども、これの公表、いわゆる情報公開でありますけども、このことについてちょっとお尋ねをしてみます。結果を公表することによって、行政運営の透明性の確保を図り、市民と情報を共有するとともに、素直な意見を聞きながら、このシステムの質を高めつつ、総合的な行政評価システムに発展させ、より効率的で質の高い市民サービスの充実に努めたいと、先進事例ではこうありますけども、本市はこの行政評価システムの評価の結果を情報公開をされる予定だと思いますけども、今その辺のお考えがあればお聞かせ願いたいと思います。



○議長(南野京右君) 松林市長。



◎市長(松林正俊君) 先程から私もちょっと説明のあれであれですけども、この評価システムの位置付けとしては、その結果はやはり一番高い位置付けにあるべきだと思います。評価をしっかりとして、そしていわゆる成果重視の行政サービスを実現をするための大綱でございますので、それをしっかりと評価をして頂くという位置付けに当たろうかと思います。当然、説明責任からの点も、これはやはり公開を常にしていくべき趣旨のものであると思っております。



○議長(南野京右君) 山根勇治君。



◆3番(山根勇治君) 分かりました。是非しっかりしたシステムをつくって頂き、お取り組みを願いたいと思います。

 こうした改革を取り入れ、成果の上がる前進する長門市の行政運営をお願いをしまして、私の一般質問を終わります。

………………………………………………………………………………



○議長(南野京右君) 中野明彦君。

〔15番 中野明彦君登壇〕



◆15番(中野明彦君) おはようございます。それでは、中野明彦、通告に従い一般質問をさせて頂きます。

 松林市長とは初めての論戦となりますが、この新しい長門市をより良いまちにしようという目的は、執行部も議会も同じはずであります。是非前向きな討論になるように頑張りたいと思います。よろしくお願い致します。主に市長にお伺いしますが、内容によっては教育長また担当部長、課長にお答え頂くこともあるかと思います。どうぞよろしくお願いします。

 それでは、2点通告しておりますが、1点目、長門市の教育について、もう少し砕いて言いますと、人づくり、人を育てるということについてお伺いします。1項目ずつお伺いしますので、一問一答の形でお願いします。

 長門市の教育について。

 新しい長門市は、教育、これは学校教育や社会教育を含めてですが、これをどのような位置付けで考えていらっしゃいますか。例えば、今回の市長の施政方針、5つの主な基本政策が出されていましたが、教育、人づくりについては4点目に語られています。旧三隅町は、昨日の一般質問でもありましたが、教育優先の町とよく言われ、首長さんの施政方針の幾つかの点では必ず第1点目に人づくりが語られていたんですが、この辺の考え方をまず市長にお伺いします。

〔15番 中野明彦君降壇〕



○議長(南野京右君) 松林市長。

〔市長 松林正俊君登壇〕



◎市長(松林正俊君) それでは、中野明彦議員の長門市の教育についての御質問にお答え申し上げます。

 新市における教育の位置付けについてのお尋ねでございますが、施政方針の「個性豊かに人が輝くまち」の項に述べているところであります。教育は人づくりであり、また新市の将来像である「豊饒の海と大地に、笑顔行き交う、未来(ゆめ)のまち」を語る上にも、教育なくしては実現することはできません。

 行政の各部署における施策には、教育的課題がそれぞれ包含されており、いわば教育は行政の根幹をなすものでありまして、このことは生涯学習にもつながるものと考えております。将来を担う子供を育てる学校教育が重要であることは当然のこと、行政組織の中でも教育は中心的な役割を持つものと認識を致しております。

 1点目でなくて4点目に説明をされたとおっしゃいましたけれども、これは5項目を分けたその縛りの中で申し上げているわけで、何も4番目に位置付けているとかということではございませんので、御理解を願いたいと思います。

〔市長 松林正俊君降壇〕



○議長(南野京右君) 中野明彦君。



◆15番(中野明彦君) 5つの項目は、そうすると並列的に並んでいて順位ではないということでございますね。

 それでは、2点目をお伺いしますが、それほど教育を重要だともし認識して頂いているとすれば、予算的にもそれなりの配慮があるかと思いますが、今おっしゃったような重要性を認識した上での予算面での方針をお尋ね致します。



○議長(南野京右君) 松林市長。



◎市長(松林正俊君) それでは、本席からお答えします。

 教育に対する予算面での方針についての御質問ですが、平成17年度の予算につきましては、御案内のとおりこれまでの旧市・町の施策を基本的に継承することとして予算を編成を致しているところであります。従いまして、教育分野では継続事業が主体でありますが、それぞれの事業の充実を図っていかなければならないものと思っております。個々の事業については、必要があれば教育長から答弁をさせたいと思います。よろしいですか。



○議長(南野京右君) 答弁がありますか。



◎市長(松林正俊君) 必要があれば。(「またそれは後ほどで結構です」と呼ぶ者あり)



○議長(南野京右君) 中野明彦君。



◆15番(中野明彦君) 3点通告しておりますので、3点先にお尋ね致します。

 それでは、個々の学校教育の面もいろいろあるかと思いますが、子供たちに対する教育、特に今話がある社会教育と学校教育の中の学校教育の面で、長門市の重点目標はどのように設定されていらっしゃいますか。つまり重点目標は何なのか。もう少し言い換えますと、長門市の子供たちを今後どのように育てようと考えていらっしゃるのか、お伺いします。



○議長(南野京右君) 大嶋教育長。



◎教育長(大嶋泰夫君) それでは、本席からお答えを申し上げます。

 中野明彦議員の長門市学校教育重点目標についてのお尋ねでございますが、本市では新市将来像である「豊饒の海と大地に、笑顔行き交う、未来(ゆめ)のまち」を受けて、学校教育基本方針を「夢を育み、生き抜く力を培う」とし、副題を「一人ひとりが輝き合う学校」としております。学校教育の中で夢を育むことにより、自分の可能性に向かって未来へ生きようとする力をつけるということでございます。

 具体的には、長門市の求める子供像として、一つ、優しさと思いやりの心をもつ子、一つ、生き生きと自分らしさが発揮できる子、一つ、心と体の健康づくりができる子、この3点を挙げ、一人ひとりが輝き合う学校をつくっていきたいと考えております。

 その実現に向け、教育の重点目標を「地域に開かれた特色ある学校づくり」とし、4つの教育活動を重点課題として設定を致しているところであります。重点課題の1つ目は、自ら課題を発見し、自ら学び、自ら考える力を育てる教育活動の展開であります。2つ目は、思いやりの心を培う教育活動の展開。3つ目は、たくましく生き抜く心と体を育てる教育活動の展開。4つ目は、ふるさと長門を愛する心を育む教育活動の展開であります。以上の4つの重点課題は、夢を育み、生き抜く力を培う基盤でもあります。

 本市学校教育におきましては、子供たち一人一人が輝くために、以上申し上げた重点目標及び重点課題を推進して参りたいと考えております。

 以上で、1回目の答弁を終わります。



○議長(南野京右君) 中野明彦君。



◆15番(中野明彦君) 一般質問ですから、まちの大きな政策についての議論になりますので、細かい点を余りお聞きしてはと思いますが、先程も予算の面で市長は行政の根幹をなすんだと、中心的な役割だとおっしゃって、予算面でも相当これから配慮が頂けるんじゃないかと思うんですが、私の大まかな計算では、若干そうは言っても教育面の予算が苦しくなっているんじゃないかと思うわけですね。この後の議論にもつながってきますので、1市3町時代、旧市町時代と新しい長門市の予算の教育費についての割合をお尋ねしてもよろしいですか。



○議長(南野京右君) 大和教育次長。



◎教育次長(大和保君) お答え致します。

 一般会計に占める教育費の割合についてのお尋ねでございます。旧長門市と旧三隅町の比較を申し上げますと、平成14年度から16年度の3カ年度についての数字をお知らせ致します。

 平成14年度では、長門市が8.12%、三隅町が9.73%、平成15年では長門市が8.08%、三隅町が9.75%、平成16年度では長門市が7.14%、三隅町が8.76%でございます。3カ年度の平均をとりますと、長門市が7.77%、三隅町が9.38%となっております。

 また、新長門市の平成17年度の予算でございますが、予算書のとおり7.7%となっておるところでございます。

 以上でございます。



○議長(南野京右君) 中野明彦君。



◆15番(中野明彦君) お金がすべてとは申しませんが、また財政力もいろいろ違いますので一概に7%と9%どちらがどうとは言えないんですけれども、やはり先程の5つの項目の中の4点目、確かに並列だとはおっしゃっても、そういう面や数字の面でもう少し教育について、人づくりや人を育てるということについて、市長の思い、政策的な重点が移ってもいいんじゃないかと思うんですが、この点はいかがでしょうか。



○議長(南野京右君) 松林市長。



◎市長(松林正俊君) 先程も申し上げましたように、個性豊かに人が輝くまち、この教育は人づくりであるということから考えましても、まず教育はやはり最重点施策として置くべきものと認識を致しております。教育費の全体予算比率を今いろいろやりとりで出ましたけれども、もちろんこのことも考慮に入れながら進めさせて頂きますが、基本的にハード部門等の動向によって、この比率というのもそれぞれ変わってくるものであろうと思います。いろいろまだハード部分も含めまして、課題も残しております。そういったものについては、やはり優先的に取り組んでいきたいと、このように思っております。



○議長(南野京右君) 中野明彦君。



◆15番(中野明彦君) 昨日の一般質問でも議論になっておりましたが、市長の改革と再生、要するに市の方針というか、市長のお仕事というのはまちの方向性を決めていくわけですから、あやふや、見えないとまちがどっちに進むか分からない。はっきりとして政策に独自性がこれからもう、そこが改革だろうと思うんですけれども、理念として、改革しなくて今までどおりで進んだんでは、今までどおりのじり貧の長門市になってしまうわけですよね。ここで大改革が必要だと、私はそこを人づくりだと、私の中では思っているんです。

 例えば、田村哲郎議員が市長になられれば、多分焼き鳥が日本一になるだろうと、(笑声あり)いろんな人それぞれによって政策っていろいろい違いますよね。いま一つ市長の独自性がそこに見えないから、昨日からそういう議論がいろいろ出ているんだと思うんですよね。まちを再生する、改革すると言いますが、もう企業誘致──昨日から産業、働き場の問題も出てますね。でも、企業誘致の難しさはもう今の時代は言うまでもないことですよね。そうすると、例えば山口県で言えばユニクロの柳井さん、宇部のユニクロにしても、有名な長崎県のジャパネットさんにしても、要するに大都会でなくても地方でも今は企業が興せる。起業というのは、ビジネスをクリエイトできる方の起業も今はできるわけです。結局、それは人づくり、人を育てる、人材、結局、人材なくして産業の発展はないと思うんです。

 後継者なくして、若い者がいなくて、高齢者の皆さんが安心して暮らせるまちというのは難しいと思うんですが。要するに、とにかく市長がおっしゃる再生の鍵は、私は人材育成だと、人づくりだと考えているんですが、市長はその辺どのようにお考えですか。



○議長(南野京右君) 松林市長。



◎市長(松林正俊君) もちろんおっしゃるとおりでございます。人づくりが一番大切であると認識致しております。全体のまちづくりをと言ったら、それぞれ私はどれもこれもと優先順位を申しておるわけではございませんけれども、6次産業を興していくと、このためにはやはり何よりも大切なのは人づくりであると、これはもう間違いございません。



○議長(南野京右君) 中野明彦君。



◆15番(中野明彦君) 認識は多分同じなんですね。分かります。市長さんですから一面だけを見ちゃいけない、全体を見なきゃいけないわけですけれども、今年は特殊な年ですから暫定予算と本予算がこういう形で出ますが、来年度以降は、市長のいろんな政策がそこに表に出てくるわけですよね。そこで特色が欲しいわけです。市長がそこまで人づくりというのを認識していらっしゃるんだったら、長門市というのは人づくりについてはすごいまちなんだなというふうな特色が出るのか、それとも産業部門をしっかりやるんだというのが出てくるのか。

 昨日も一般質問のやりとりの中で、民間のリーダーは必要だと、人材の育成は非常に重要なんだということを市長が答弁なさってます。いろんな面でそれが出ているにもかかわらず、いま一つそういう──じゃあ長門市というのは人づくりのすごい先進地なんだというふうに言われているかというと、残念ながらそのような今呼ばれ方をされていない。その辺を市長はどのように認識されているのか。そして、それがもしそこまで重要だと思ってくださるんであれば、予算面であれ政策面であれもっと前面に押し出すことがあってもいいんじゃないかと思うんですけど、いかがでしょうか。



○議長(南野京右君) 松林市長。



◎市長(松林正俊君) どっちが先かという話でございますが、やはり現場が人をつくっていくというのも大切なことだと思います。大きな指針を示して、こういうまちづくり、産業づくり、こういったところを変えていかなければならない。そこにはやはり潜在した人材能力というものもあろうと思います。そういったものは、当然それを揺り動かしていく時点で、大きな人材育成になることもあろうかと思います。



○議長(南野京右君) 中野明彦君。



◆15番(中野明彦君) 市長がおっしゃることはよく分かるんですが、そうすると産業がやっぱり長門市の特色ということになるんですかね。私としては、市長の特色というのがいま一つ見えにくい部分があるんですが、いかがでしょう。



○議長(南野京右君) 松林市長。



◎市長(松林正俊君) 特色の見えにくい分は、私もこれからしっかり色を出していこうと思いますけれども。(「そうですか」と呼ぶ者あり)議員の御指摘のことはよく分かります。



○議長(南野京右君) 中野明彦君。



◆15番(中野明彦君) それでは、今市長が現場の方の話をされましたので、学校教育の方でお尋ねをしますが、先程おっしゃった自ら学び自ら考えていく、よく言われる自ら生きる力を育てる、これは全国的に言われていることですよね。

 例えば、長門市の学校教育だけが全国から外れて独自のことというのは難しいかもしれませんが、全国の流れを踏まえた上で、長門市の独自性、長門の子供はこうなんだよという、残念ながら今の日本の教育、文部科学省さんが定められた方針のもとでずっとこの何年間かやってきて、学力低下の問題、いろんな光市や下関市のあのような残虐な問題、残酷な問題、それからニートの増加という、昨日もこれ議論になっていました。残念ながら、今の国の方針をそのまま鵜呑みにして進んで、非常にそういういろんな弊害が出ているわけです。それを長門市としてのできる範囲内で特色づくりというものは考えていらっしゃいませんか。



○議長(南野京右君) 大嶋教育長。



◎教育長(大嶋泰夫君) お答え申し上げます。

 私は、長門市の子供、先程どのように育てたいかという御質問と併合すると思いますが、まずは本当に教育問題が山積をしております。県内でも非常に全国を震撼させるような大きな事件も起きておりますが、そうしたことの背景を探ったときに、やはり学校教育だけではもう事が足りない、こういうことは感じております。従いまして、やはり学校、家庭、地域との連携ということをずっと言い続けてきておりますが、長門市独自の子供の育成ということから視点を当てて申しますと、やはり何と言っても規則正しい生活ができる、いわゆる学力向上にしても体力なくして私は、健康なくしては学力向上はないと、このように思っております。その体力も体の力と、もう一つは耐える力、耐える耐力、この2点を考えております。

 規則正しい生活、すなわちきちんとした生活リズムがつくれることが大切であろうかと、このように思い、今各学校、特に小学校で私は校長会等、あるいは学校訪問等で呼び掛けておりますことが、小学生はもう早く寝て、早く起きて、三度の食事をきちんととって、そして学校に行けば、授業を真剣に受けて、そして昼休みに天気が良ければみんなと外に出てしっかり遊んで、それから放課後はスポーツ少年団活動や、あるいは部活動にしっかり精を出し、家に帰ったらやはり決められた私は手伝いをし、そして宿題をすると、こういうふうなことを言い続けてきておるわけです。

 標語的に、「早寝早起き朝御飯、天気がいいときは外遊び、お家に帰ったら宿題だ」というふうな形で呼び掛けておるんですが、それもこれも私は大事なことは、よく言われる「三つ子の魂百までも」という諺があります。幼児期の教育が大切であり、この幼児期は生涯にわたる物事への信条、意欲、態度を培い、基本的生活習慣の極めて重要な時期の教育と捉えております。従いまして、旧長門市では、幼・保・小の連携教育の推進を図って、そのあたりを進めておるところでございます。



○議長(南野京右君) 中野明彦君。



◆15番(中野明彦君) 教育の効果が絶大なことは、もう今の北朝鮮を見ても、昔は戦時中の日本を見ても、教育というのは非常に力があるわけですが、今教育長がおっしゃった話というのは、言ってみれば一昔前なら当たり前のことなわけですよね。それが今できなくなっている現状をどのようにじゃあ具体的に打破されるのか。今、旧長門市は保育園と幼稚園と学校の境を取り払った連携をとると、今おっしゃいましたけれども、それが新長門市でもそのようにきちんと連携を強化されるのか。それで、今おっしゃったような方針というのは、学校の管理職の皆さんには伝わるでしょう、教育長からおっしゃるんですから。それが、幼稚園や保育園の一般職員の皆さんまで、きちんとその同じ意識を持って長門市の子供たちを育てて頂けるんですか。



○議長(南野京右君) 大嶋教育長。



◎教育長(大嶋泰夫君) 当然でございます。新しい市になって範囲が広がったわけですので、それぞれ組織も拡大をされておりますし、また学校数も増えております。各学校に出向いていく、いわゆる学校訪問というものをずっと今6月、7月と組んでおります。そこでまたそれぞれの学校の先生方に、教育委員会あるいは学校教育課の方針を伝え、協力を求めておると、こういうとこでございます。



○議長(南野京右君) 中野明彦君。



◆15番(中野明彦君) 私も昔現場におりましたので一部は分かるんですが、忙しいのもあってそのような方針が伝わっているのは分かるんですけれども、中々それが実践に移らない。例えば、研修会があっても申し訳ないんですが、お題目を唱えて研修したよというだけの研修では、幾ら研修をしても中々中身がないと思うんですが、それを結局繰り返してきて今の世の中ができ上がってしまったと思うんですよね。それを今までどおり、先程市長にもお話ししましたけど、今までどおりのやり方では今までどおりの衰退をたどってしまう。そこをどういうふうに歯止めをかけようという、何かこのような考えがあるんだというのがお有りでしょうか。



○議長(南野京右君) 大嶋教育長。



◎教育長(大嶋泰夫君) そのためにはやはり先程も申しましたが、これはすべて学校だけでなくして、家庭、そして地域、学校、行政、これが一体となって連携を十分とりながら進めていくことが、これはもう不可欠なことであります。

 最初にも申しましたが、本市の教育は地域に根差した心の教育というものを打ち出しております。それぞれ各地域がこれまで営々と築いてこられた歴史と伝統があります。それを大切に引き継ぎ、更にそれを発展させていくということが大事であります。そのためにも、私は昔の教育といえば語弊があるかも知れませんが、我々等が受けたそういう、やはり地域で子供を育てるという大人が、もう少し私は目覚めてほしい、そして学校の先生方も意識改革をして、しっかり子供に寄り添った教育をしていくということの必要性をずっと今言い続けてきておるところでございます。



○議長(南野京右君) 中野明彦君。



◆15番(中野明彦君) 実は、これ私教育の担当の委員会にも入れて頂いているので、細かい点はまたそちらでやりますが、方針としてしっかりやって頂けるということであれば、市長、実は教育を充実させるということは、人口定住にもつながると。だから、まちづくりの根幹だというふうに、私は市長の先程の答弁は重要なポイントなんですけれども、実際に私が住んでいる地域の学校に、今年度、お仕事が県庁なのに山口の県内で一番大きいと言われていた小学校に通っていらっしゃった県庁マンの方が、そちらの教育よりもこちらの教育、ある場所でこちらの教育に触れられたわけですが、こちらの教育がいいからと言ってわざわざ引っ越してこられているわけです。今の若い世代というと語弊があるかもしれませんが、土地に縛られない世代の方がこういうことがすばらしければということで、移住も有り得るわけです。

 人口を増やす──後で子育ての話も今から2点目でさせて頂きますが、全国的に子供が減っているんですから、実際に長門市だけがものすごく増えるということは有り得ないことだと思いますが、そういういろんな充実した点で現実にそうやって引っ越してこられる、定住策にもつながると思うんですが、それで市長に先程から、人づくりというのを政策の根幹をもっと前面に出したらいかがですかと提案しているんですが、このような政策としての人づくりということについて、市長の御見解をお尋ねします。



○議長(南野京右君) 松林市長。



◎市長(松林正俊君) 御指摘のように、教育あるいは子育て教育環境は、非常に生活あるいはどこに拠点を置いて生活をするかというのも、大きな要素になろうと思います。大変大切なことでございますし、今お話を聞きましたらそこを重点的に置いて、そこを生活の拠点として選ばれるということも、これからあろうかと思います。十分にそのことは考えていきたいと思いますし、三隅でそれだけの教育をやっておられるというのは、大変敬意に値するものでございます。これから十分に学校教育あるいは、教育部門の今までの三隅方式というものをしっかり勉強させて頂きたいと思います。(笑声あり)



○議長(南野京右君) 中野明彦君。



◆15番(中野明彦君) 2点目に移るんですが、別に三隅が優れているというわけじゃないんです。三隅も長門市ですから、長門市が全国に誇れるような──私決して産業を疎かにしたいとか、行政改革が要らないとか、そういうことじゃないんですよ。全部必要なんですが、その根幹が人材だと思っていますので、三隅がすばらしいということではなく、新長門市がすばらしいことになるように是非議論をこれからも深めていきたいと思います。

 それでは、2点目に移ります。実は、関連する部分があるんですが、少子対策についてであります。

 人口の形態は──よく少子化とか高齢化とか少子高齢化というふうに表現されますが、「化」という言葉はそちらに向かっている、今そうなっていると、少子化というのは、少子に向かっているという話なんですが、現実にはもう少子の時代に入っております。このもう少子となっているこの時代、この問題について、昨日もかなり議論になっておりましたが、この問題についての対策、また考え方をお尋ねしたいと思います。



○議長(南野京右君) 松林市長。



◎市長(松林正俊君) 少子化対策についてのお尋ねですが、少子化の原因は子供の教育費用の増大、女性の就労構造の変化、晩婚化、未婚化等、結婚観の変化など、社会環境の変化が複雑に絡み合ったものと言われておりまして、大きな社会問題になっておるところでございます。

 急激な少子化の進行は、社会経済全体に極めて深刻な影響を与えますことから、国は平成15年7月に次世代育成支援対策推進法を制定致しまして、国と地方公共団体に少子化対策への更なる取り組み、企業に対してもその協力要請を致しております。これまで旧1市3町におきましても、それぞれ少子化対策の諸施策に取り組んできたところでありますが、児童福祉の分野においては、子育てに対する親の不安や次世代を担う子供と子育て家庭に対するもう一歩踏み込んだ対策を進める必要があるため、県の行動計画を踏まえて、平成17年3月に「子供の笑顔と成長が市民の心をつなぐまち」を基本理念と致しました、次世代育成支援対策推進行動計画を1市3町で共同で策定を致したところでございます。

 少子化対策は、安心して妊娠・出産できる環境、子供が健やかに育つ環境、親がゆとりを持って子育てできる環境、地域が温かく子育てを支える環境の整備が必要と考えております。

 従いまして、この行動計画に掲げております次の4つの基本目標に基づきまして、引き続き子育て支援に取り組んで参りたいと考えておるところでございます。

 まず第1点目は、健やかに生み育てる環境づくりとして、すべての子供の健やかな成長を願い、安全な妊娠・出産への支援、育児不安の軽減、児童虐待の発生予防、健康相談や家庭訪問の充実、妊娠期から継続した育児支援、母子保健医療の充実などであります。

 2点目は、子育て家庭を支援する仕組みづくりとして、福祉医療費の助成、チャイルドシート購入助成、乳幼児を持つ親同士が自由に交流をし、子育ての情報提供や悩みなどの相談ができます子育て支援センターの設置、またゼロ歳児保育、延長保育や一時保育などの保育サービスの充実などでございます。

 次に3点目は、次世代を担う子供の自立を育む人づくりと致しまして、家庭、学校、地域の連携を強化することにより、子供たちが心身ともに調和のとれた人間として成長し、他人を思いやる心や豊かな人間性を育んでいくために、自然体験等を通じて子供の発達段階に応じた多様な体験機会を提供することでございます。

 そして4点目は、子供と子育て家庭に優しいまちづくりとして、子供、子育て家庭に配慮した住環境の整備に努めるとともに、交通安全対策や犯罪を未然に防ぐなど、子供の安心安全対策を推進することでございます。

 これら4つの基本目標に基づく施策に取り組むとともに、少子化は社会全体問題でもございますので、皆様の参加と協力の下に、住み慣れた地域で支え合い、助け合える地域社会の実現にも努めて参りたいと考えておるところでございます。少し長くなりました。



○議長(南野京右君) 中野明彦君。



◆15番(中野明彦君) 前半の部分は、昨日の阿波議員に対する答弁とほぼ同じで、要するに理念や目標はよく分かるんですが、現実の問題なんです。現実、もう思い切った政策をしないと、まず市長にちょっとお尋ねしたいんですが、昨日市長自身自らが御答弁された平成15年の新長門市内、旧1市3町の子供が272人しか生まれていない。この現実を市長はどのように受けとめていらっしゃいますか。



○議長(南野京右君) 松林市長。



◎市長(松林正俊君) 大変少子化対策の中でも、如実に私たちは少子化はもう行き着くところまでという感を持っております。もちろんこの対策はもう最優先で真剣に取り組んでいくという、これ理念も含めましてですが、気持ちではおります。



○議長(南野京右君) 中野明彦君。



◆15番(中野明彦君) もう272人、1市3町で新長門市で272人って言ったら、ものすごい少ないですよね。私は三隅中学校ですけど、お隣の深川中学校──私が今この中では最年少なんですが、多分私よりも先輩の皆さんの頃は、多分中学校1学年が全部合わせて272人ということは考えられない数だと思うんですね。これは先程も私はこのまちの政策にしてほしいと言っているんですが、日本でこのまちだったら安心して子供が産める、安心して子供が育てられる、そしてすばらしい人間が育てられるまちだということになれば、大きな政策の一つになると思うんですよね。今までも多分市長がもうずっと市長職にあられたわけですから、当然少子化対策をされていたんだとは思うんですが、この理念、先程の国や県が流してくる理念や目標に基づいて、でもそれでも結局今どんどんそうなってしまって、今新長門市で270人、これはもう思い切った政策がないと打破できない。

 先程も申し上げましたが、子供がいないということは、将来もうこのあたりに働く人間がいないということです。しかも、270人が残ってくれるわけじゃないですよ。出て行くわけですよね。

 それで、昨日から話になっている産業の再生だとかいう話をしても、現実、後10年して今の15年の子が12歳ですから、後10年した子供たちが中学生になった頃に、恐らく今年度も今問題になっている小学校の統合問題なんかがあちこちで、もっと言えば中学校の統合問題もかなり頻発してくるでしょう。すぐ先ですよね。先程おっしゃった認識よりももっともっと深い認識を市長お持ちでしょう、じゃないですか。



○議長(南野京右君) 松林市長。



◎市長(松林正俊君) 持っております。(笑声あり)



○議長(南野京右君) 中野明彦君。



◆15番(中野明彦君) そうすると、思い切った何か政策が、先程おっしゃったような国から、県が流してきたような理念や目標は分かっていますが、それに対する市長独自の考えというのはまだお示しして頂けないんですか。



○議長(南野京右君) 松林市長。



◎市長(松林正俊君) 理念含めまして、少子化対策のそれぞれの今福祉部門から、あるいは違った角度からやっていることは、それぞれの事業でお示しをしておるところでございますが、私が一番捉えて頂きたいのは、やはり若者がしっかり生活自立ができる経済自立のもとで生活をして、そして結婚をし、そしてここで子供を産んでくれる。これも大変必要なことでございます。そういう意味では、高齢化率と少子高齢化率というのは、正にこれは同じ言葉でございますけれども、やはりまずはそういった私は産業は二の次だと、やっぱりここはしっかりと大事なことだとも捉えております。そこで6次産業ということもしっかり創造して、若者が定住できやすい環境をつくるということも大切だと思います。



○議長(南野京右君) 中野明彦君。



◆15番(中野明彦君) 同意見です。高齢者の皆様への福祉は、もうもちろん大事ですが、若者に対する政策というのも必要ですから。昨日も議論になっていた──じゃあ少子化対策の一環として子育て支援はもう欠かせないものなんですが、昨日話になってました保育園に通っている子供たちへの補助ということで、第2子は同時に通えば半額、昨日もうちょっと議論になるかなと思ったんですが、第3子のところですね、保育園に同時に通えば無料ということでしょう。同時に通うためには、毎年ぽんぽん、どう言ったらいいんですか、年長さん、年中さん、年少さんに3人通わないと3人目は無料にならないですよね。3人目が同時に通えば無料という政策は、いかにも何かすごい無料という言葉がひとり歩きするんですけれども、現実問題としてはもう同時に通ってなくても、第3子は無料だから3番目の子供を産んでくださいと、4番目を産んでくれ、5番目産んでくれたら表彰しますよぐらいの思い切った政策がないもんですかね、市長。



○議長(南野京右君) 松林市長。



◎市長(松林正俊君) そのとおりでございます。(笑声あり)



○議長(南野京右君) 中野明彦君。



◆15番(中野明彦君) どこまでそのとおりですかね。3番目はもう同時に通ってなくても、今日じゃなくてもいいですよ、今市長もじゃあやりましょうとはおっしゃりにくいのは無理もないことですから、今後検討するという言葉になるかもしれませんが、これはそれで逃げてもらっちゃ困るんですね。若者を大事にすると先程市長はおっしゃったばっかりですから、是非同時に通ってなくても3番目だったら無料なんだよとか、3番目で無料というのがもし言いにくければ、4番目ならとか何かそのようなもうそういう政策じゃないと、同時に通って3人目が無料というのは、ないに等しい政策に思うんですがね、いかがでしょうか。



○議長(南野京右君) 松林市長。



◎市長(松林正俊君) 御指摘の点は十分理解できます。確かに、同時というところを抜きにしても、少し数字を出してみて──数字を出してみてと言うと、また無料がひとり歩きするんですけれども、どうしても御承知のように福祉的観点から考えていきますと、全体増大していく傾向の中でやる話で、これを一つの施策として捉えれば、そういう冒険ができるわけですね。十分に先程からお聞きしておりまして、そのとおりだと思います。



○議長(南野京右君) 中野明彦君。



◆15番(中野明彦君) 今すぐというのは難しいと思いますので、また今後委員会でも細かい点を煮詰めたいと思います。

 同じく、保育園について、これも昨日議論になった点なんですが、同じ保育料を払っているのに保育時間の多少前後があるということで、実際に保育園というのは1日11時間という限度の中で、朝7時半でも受け入れが可能であれば開園できるはずなんですよね。昨日この辺がちょっと議論の中で明らかにならなかったんですが、ニーズがあれば7時半からでも開園できるんじゃないですか。それは市長命令でなくても各園がニーズがあると、要求があると、地元住民の、執行部に対して7時半から開園してもよろしいかというお伺いがあれば、市長命令でわざわざ7時半から開けろと言わなくても開くことができるんじゃないかと思うんですが、いかがでしょうか。



○議長(南野京右君) 伊藤市民福祉部長。



◎市民福祉部長(伊藤和夫君) お答えを申し上げます。

 開園時間のことに関しましては、合併協議の中で調整がつかなかって当面は今の流れで、今の開所時間でいこうという形で引き継いでおります。従いまして、いろいろな条件整備ができておるかどうかということをまだ私把握しておりませんので、その実態をよく把握しまして、できる限り時間を合わせたいと、このように考えております。



○議長(南野京右君) 中野明彦君。



◆15番(中野明彦君) 実態を早く調査して頂きたい。昨日の話で1点だけ、議事録にも残ることですからお話ししておきますが、三隅保育園は7時30分です。7時45分ではありません。7時30分。これは旧三隅町は7時45分だったんですが、新しい保育園を開くに当たり、今おっしゃった実態調査をしたわけですね。そうすると、新しく統合されて今までよりも通園時間が長くなる。ですから、職場に行く時間が長くなるから、少し早目に保育園を開けてほしいというアンケート調査があった結果、7時45分が7時30分になったはずです。その辺をきちんと油谷地区の方は昨日話にありましたけど、油谷地区の方もそのような要求があるのであれば、速やかに実態調査をして頂いて、同じ保育料を徴収しているのに差異があるということがないようにして頂きたい。また、これも細かい点はまた委員会などで詰めていきたいと思います。

 それから、これも昨日議論になりましたが、学童保育の問題です。昨日の答弁の中でもっともだとは思うんですが、4年生ぐらいになれば10歳ですから地域に帰り、地域で育ち、兄弟や家族また地域の皆さんに育てて頂きたいという、そのような形であるから学童保育3年までということがあった。それは分かるんです。私もそれが理想だと思うんですが、何せ現実は状況が刻々と変化しておりまして、地域に帰ったときに近所に子供がいないんですね。近所にいないというので非常に難しい。それで、近所に子供がいればまだ遊ぶ相手もいるし、そこの保護者、親戚、地域のおじさん、おばさんもあると思うんですが、それがないから多分学童保育を受け入れなきゃいけない状況になっている。しかも、よくある子供を巻き込んだ事件が多発しているわけですね。契約書なんかも知らないおじさんが来て、契約書にお父さんの印鑑を押してと言って押したら、もうそれが契約になるからということで子供は鍵を開けちゃいけないと言われるとか、物騒な世の中になっている状況で、状況の変化があるという点について、まず考慮していかなければならないんじゃないかと。一律に昔のやり方では難しいんじゃないかというのが1点。理想は分かるんですけれども。

 それともう一点は、これはもう現実に担当課長か部長まで行っているかどうか分からないんですが、ある職員の方にはもう住民の方が直接御相談に行かれているはずなんですが、障害を持っていらっしゃるお子さんなんかは4年生以上になった場合に、御両親が働いていらっしゃる場合は、今まで3年生までは学童保育で受けていたのに、4年生になると受けられないということになると、これまた地域で受け入れるというのも非常に難しい状況にもあるんですよね。ある住民の方が御相談に行かれたときには、長門地域では障害を持った場合は特例として6年生まで認めたような実例もあるよという紹介もあったようなんですが、この点について2つまとめてお聞きして申し訳ないんですが、そのような状況の変化や特別な状況などもあることを踏まえて、学童保育、昨日の3年生までで切るということについていかがなものか、お尋ねします。

 市長ですかね、どちらになるか分かりませんが。



○議長(南野京右君) 伊藤市民福祉部長。



◎市民福祉部長(伊藤和夫君) 学童保育の年齢延長ということになりますと、やはり財政状況もいろいろ厳しい面もございまして、そういったところも判断しながら、総合的に判断しながら、可能かどうかという検証も必要であろうかと思っておるところでございます。地域が昔のような状況でないということになった、これは私も承知しておりますが、もう少し地域でお年寄りの方が日頃何もすることがないと、日中、そういうお年寄りが地区集会所みたいなところでお集まりになったときに、お子さんも一緒にお話ししたり遊んだりというような、私のこれは夢でございますから、そういうことを考えていく必要があるんじゃないかなということで申し上げたわけでございます。



○議長(南野京右君) 中野明彦君。



◆15番(中野明彦君) 私も理想は同じ思いがあるんですが、現実問題がもう目の前にありますので、親が遊ぶために子供を預けるとかいうことになるとまた話は違うんですが、事情がおありの若年層もたくさんいらっしゃいます。先程市長がおっしゃるように、若年層への政策ですよね、という面で是非先程の保育園の開園時間なども、職員の皆さんの職員体制が整わないと無理ですよね。学童保育にしても、今おっしゃるように費用もかかります、人的な費用もかかりますので、その辺はお忙しいとは思いますが、お仕事ですから是非積算して頂いて、現実にこの範囲だったらいける、これだったら無理だ。例えば、じゃあ受益者負担をどのぐらいだったらできるとか、その辺の数字が見えないから一律に切られているような住民として、そのような印象を受けるわけですよ。そこをきちんと取り急ぎやって頂いて、そして示して頂きたいんですが、いかがでしょうか。



○議長(南野京右君) 伊藤市民福祉部長。



◎市民福祉部長(伊藤和夫君) 研究させて頂きます。是非やってみたいと思います。



○議長(南野京右君) 中野明彦君。



◆15番(中野明彦君) もうこれで終わりにしますが、よろしいですか、何かおっしゃって頂けるなら。



○議長(南野京右君) 松林市長。



◎市長(松林正俊君) 学童保育、一応3年生と4年生の私は思いもあるんですが、4年生になりますと相当に見なくても遊べる能力というのは相当ついてきますよね。そういうのをやはり促していく、教育委員会ありますからあれですが、校庭で遊ぶということもやれますよね。これは禁止されてないですよね。そこで待っているということもありますし、十分にそれをやっているんじゃないかと私は認識しているんですけどね。



○議長(南野京右君) 中野明彦君。



◆15番(中野明彦君) ここで細かい話というのはあれですが、理想はそうなんですよ、先程も申し上げましたように。4年生になるとスポーツ少年団への参加も非常に多くなりますので。だから、学童保育に行かなければ行かない方がいいのは分かっているんですが、行かなければならない状況というのもありますので、一律に3年生で切るというのではなくてということを今お話ししているんですね。だから、制度として6年生まで受け入れるけど、それにはこのような一応こういう制限を設けるよとかいうことも一応考えて頂いて、現時点では一律3年生という形でぽんと切られるようですから、その辺の制度の見直しというのを是非考えて頂きたいということなんですが、お分かりですかね、市長。よろしいですか。(「はい」と呼ぶ者あり)はい。



○議長(南野京右君) 中野明彦君。



◆15番(中野明彦君) もう一点最後に、もうちょっとで終わりますが、昨日の働く場の話と──働く場だけでまずお話ししますが、きのうも萩でも就職説明会があると、長門市の開催の可能性があるという話があったんですが、それとあわせて道路網の整備です。最近は道路がどんどんどんどん良くして頂いてますので、山口や例えば油谷地域の方であれば、下関地域もうまくいけば通勤圏に入れないこともないと思うんですね。それは長門市に住むというメリットがあっての話ですが。だから、長門市内に住むという大きなメリットがあれば、道路網の拡充があれば長門市内に住んで頂ける、定住があると思うんですが、この点の考え方というのはいかがですか。



○議長(南野京右君) 松林市長。



◎市長(松林正俊君) 正にそのとおりです。やはりいろいろなつながり方をしながら役割分担をし、私たちの地域はやはり「住」ということを重点に置く施策も可能なとも思います。そこにはやっぱり大きく言えるのは、交通アクセスの整備、これはもうこれから私たちがまちづくりをしていく上で必要不可欠です。



○議長(南野京右君) 中野明彦君。



◆15番(中野明彦君) とにかく若年層に対する政策を充実させるということですから、これは昨日の質問で途中で切れたんですが、ケーブルテレビなんかも実は大きな影響がありまして、多チャンネルが映るというのも非常に大事、これ若年層にとってはたわいも無いことのようですが、結構重要な問題であり、またそこで地域のチャンネルがあるというのも長門市に住むメリットの中で大きなものになりますので、ケーブルテレビの充実もまた今後は図って頂きたいんですが、最後に昨日の議論の中の住宅の話なんですが、旧長門市は郡部と比べれば中々新長門市の中での定住──よそからではないという話が昨日もありましたけれども、とりあえず長門市から出て行かないということであれば、定住したと考えて、昨日の話は住宅の話が最後に議論になっておりましたが、あれは私はプラスに考えていいんだと思うんですね。

 そこで、空き家の話がちょろっと出てました。この空き家についての話ですが、住宅マスタープラン──県から流れてきたもので恐らく昨年度みんなつくっていらっしゃると思うんですが、空き家に対する政策というのがどのようになっているのかを最後にお尋ねします。



○議長(南野京右君) 松林市長。



◎市長(松林正俊君) 大分広がってきたようでございますが、住宅政策の計画プランの中で、都市ストックの活用ということが言われております。空き家の利用というのは、正にそれにも入りますけれども、これをしっかり捉えて、そしてそれを若者定住につなげていくと、いわゆる良質な安価な住宅として提供できるようにしていくという施策は、これからやっていく必要があろうと思います。



○議長(南野京右君) 中野明彦君。



◆15番(中野明彦君) 広がっているようですが、私少子対策ですから若者に対する政策として今お尋ねしているんですよ。だから、若者の職場を確保するという点で、この辺に企業がないんであれば、通勤圏を確保するのはどうかということと、住宅を確保するのはどうかという話なんです。市営住宅に入りたくても入れない、抽選に外れる方も多くいらっしゃるわけで、空き家の情報提供──現実問題としてこの辺に住みたい、アパートじゃなくて一戸建てに住みたいという希望があるわけです。旧市町でそれをされていたところもあるはずなんですが、特に旧日置町さんが割と進んでいらっしゃったはずなんですが、そのような政策を新長門市で空き家を提供して、若者定住にそれもつなぐ政策の一環として考えるという、そこの辺の政策を充実させるという考えを政策としてはさせようと思うとおっしゃいますけども、現実にもうそのような指示が出ているのかどうか、お尋ねします。



○議長(南野京右君) 松林市長。



◎市長(松林正俊君) 確認させますが、旧長門市時代の住宅マスタープランには、この都市ストックの活用ということで空き家対策は入っておりました。計画の中に入っております。プランの中に。



○議長(南野京右君) 中野明彦君。



◆15番(中野明彦君) 多岐にわたっていろいろお尋ねしましたが、結局、テーマは先程から申し上げてますように、この長門市だったら日本で一番子供を産みやすい、そして育てやすく、さらに立派に育ててもらえるということで大政策を、要するに大きな政策が欲しいわけですね。それも思い切った政策。例えば、奈良県のある市では、市のホームページに出会い系サイトと言うと表現が悪いんですが、もう公のページに出会い系のいろんな情報を集めるようなホームページをつくっている市もあります。これはかなり思い切った政策です。その市の市長は、英断と言うかかなりの決断が必要だったと思うんですけれども、それがないと先程から申し上げているように、今までと同じ政策を打っていたんでは、今までと同じ流れになってしまう。そこを何とか断ち切るような人づくりの政策を打ち出して頂きたい。それが結局は産業につながっていく。270人しかいないまちが産業の再生というのは難しいと思うんですよね。結局は、そこがこのまちの再生につながっていくと思うので、市長に御提案しているわけです。市長も同じような考えだと、同じように思っていらっしゃると最後にお尋ねして、私の一般質問を終わりたいんですが、お尋ねしてよろしいですか。



○議長(南野京右君) 松林市長。



◎市長(松林正俊君) 正に同じ気持ちで執行部も議会も、またこのまちづくり、そして大変厳しい状況にある少子高齢化社会をどうしていくかということを議論できる場であったと思います。同感の意を得る議員の御意見を拝聴できましたこと、これからしっかりと政策に取り入れて生かしていきたいと思います。



◆15番(中野明彦君) 分かりました。

 以上で終わります。

………………………………………………………………………………



○議長(南野京右君) この際、暫時休憩します。10分後に会議を再開します。

午前11時04分休憩

………………………………………………………………………………

午前11時15分開議



○議長(南野京右君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 この際、市長より発言を求められておられますので、これを許可します。松林市長。



◎市長(松林正俊君) 先程中野(明)議員の御質問にお答えを申し上げました住宅マスタープランについての言及でございますが、前もっての御説明なかったものでちょっと誤解のないように答弁をもう一度させて頂きます。

 旧長門市のマスタープランに、その都市ストックの活用ということで空き家対策入れておりましたけれども、それは合併した時点でもう失効しております。従って、新しいマスタープランを今作成しております。従いまして、議員は入ってますねとおっしゃいましたけれども、これは今度のマスタープランに入れ込むということで御理解を頂きたいと思います。



○議長(南野京右君) 岡?巧君。

〔7番 岡? 巧君登壇〕



◆7番(岡?巧君) 岡?巧でございます。新市の議員として個人的には初めての一般質問でいささか緊張していますが、市民の目線に立って市民のための行政ということで、この質問をやりたいと思っております。

 通告書に沿って水道給水条例について、1、給水装置の費用負担について質問します。

 この課題は、旧日置町時代も私が条例の不備があるということで取り上げ、質問をして参りましたが、合併という事業で中座しました。新市となった今、この問題を取り上げ、改めて市長の所見を伺いたいと思っております。

 議長の許可を得て、こういう図面が配付されておりますが、この図面というのは、今給水負担区分ということになっていますけど、現長門市の修繕に関する図面であります。だから、左半分に市負担、右半分が個人負担というふうな形になっておりますけど、この図面があれば私の質問が理解しやすいのではないだろうかということで、配付させて頂いております。図面の左側半分の下部にあります配水管、給水管、側溝及び点線上の止水栓、この区間までについて今回私は質問してみたいと、このように思っております。

 旧1市3町には、それぞれ給水条例というものがありました。旧三隅町、旧日置町の条例はほぼ同じで、申請者が工事費用を負担する、そして図面で言いますと給水管から止水栓、量水器まで、旧日置町、旧三隅町は量水器を経て家屋、これまでが工事負担。それで、ただ竣工後は給水管及び止水栓を通ってメーター、これから後が竣工後は町に帰しめというふうになっていて、帰属するようになっております。その後の維持管理は町において負担すると、こういうふうになっております。旧長門市、旧油谷町の条例はほとんど似通っていて、多分これは企業会計ということでそうではないかと、前者が特別会計、後者が企業会計ということでそうなっているかどうか分かりませんけど、同じでありますが、ただ先程旧油谷町、旧長門市の部分については、個人財産を認めているということです。個人財産として認められております。そして修繕、この図は大体修繕区分の図なんですけど、修繕区分として市負担、個人負担の区別がなっています。

 今までの質問をまとめてみますと、旧日置町、旧三隅町の申請、これはこの給水負担は申請者に負担をさせながら、なおかつ給水装置の権利を町に帰しめております。また、旧長門市、旧油谷町の方は個人の財産として認め、修繕は市、町の負担と今まで条例はなっていました。ただ、一番違う点は、日置町のみが給水負担金と新たに後の1市2町は取っておられますが、それがありませんでした。

 このようないろいろな差異があるにもかかわらず、新市の給水装置の費用負担というのは個人の財産として認めながらも、修繕費は市が負担するとともに給水負担金も徴収するように調整され、現条例になったと理解しておりますが、それでよろしいのかどうか、後で伺います。

 図面に戻りますが、図面の右半分、ここで言います個人負担の部分ですが、給水装置の負担というのは、この右側部分ですね、個人負担と書いてあります。これは個人の宅内でありますし、個人が費用を負担するというのは当然でありましょう。しかし、点線から逆部分、左部分の費用は個人が給水負担金を払いますし、水道料金もちろん、水道料金がただということはないですし、水道料金も払います。また、給水負担金も払います。そして、個人の財産と認めつつも市が修繕費は認めてくれる。このように私にとっては本当疑問だらけと言いますか、よくその辺のところが分かり切らないところがあります。

 そこで、お尋ねしたいのは、私が今問題としています左部分、今ここの図面でいいますと市の負担というふうになっていますが、そっちの部分に給水装置の費用負担、全部払うということをやっていますが、その右負担は個人の宅内配管になりますので個人で持つというのはごく当然でありましょう。だが、左の部分に対しても費用負担を強いるという、この根拠をまずお尋ねしたい。

 それと、給水負担金はどのような理由から、旧日置町はなかったんですから分かりませんが、どういう負担で設けられていますか、その辺をお尋ねして、第1回目の質問を終わります。

〔7番 岡? 巧君降壇〕



○議長(南野京右君) 松林市長。

〔市長 松林正俊君登壇〕



◎市長(松林正俊君) それでは、岡?議員の水道給水条例についての御質問にお答えを申し上げます。

 給水装置の費用負担についてでございますが、水道水の供給は水道需要者からの申請、そして承認に基づき、水道事業者の布設した配水管から分岐をして給水管を引き込むことにより、各家庭に給水をしておりまして、配水管と給水管につきましては、水道法においてその位置付けが明確に区分されております。

 さて、各家庭に取り付けられた給水装置の新設等に係る費用負担については、水道法第14条に基づき、本市においては長門市水道給水条例第9条に給水装置を設置するものが負担する旨、規定しているところであります。また、給水装置の維持管理については、市が公道に布設をした配水管から分岐し、各家庭に引き込むまでの一切の経費は自己負担であることから、そのすべてが個人の財産という位置付けをしております。従って、当該施設が破損等を生じた場合の費用負担については、個人負担を原則とするのが基本であります。しかし、現実的に配水管の分岐点からすべてを個人の管理とすることは困難を伴うことから、現在民有地内1メートルを官民境界として、第1止水栓までを水道事業が負担することと致しております。新設等の場合は、設置するものの負担で行うのが全国的にも通例ですが、設置後の維持管理については全国の水道事業者一律でなく、負担割合の決定は個々の事業体ごとに設定をしているのが実状であります。

 合併前の1市3町においても、そのすべてを個人の財産を事由に個人負担としていた旧長門市、民有地内の第1止水栓までは水道課負担としていた旧油谷町、同民有地内のメーターまでは水道課負担としていた旧三隅町及び日置町と、その取り扱いに差異があったことから、県内外の事例を参照の上、水道事業として最も公平かつ妥当と考えられる官民境界から民有地側に1メートルまでの第1止水栓までを水道事業の負担とすることとし、新市における対応として決定し、合併前に住民の皆様方に周知を致してきたところであります。

 以上で、1回目の答弁を終わります。

〔市長 松林正俊君降壇〕



○議長(南野京右君) 岡?巧君。



◆7番(岡?巧君) 説明によりますと、全国的にとかいう言葉が出て、一律と言うんですか、大体そういうふうな仕方になっているということですけど、結局、水道法によってそういうのが定められている。

 そしたら何と言うんですか、そういうただ条例でそれを独自の条例に変えられて、住民のニーズに応えると言うんですか、この新設を申請するときの書類、その他いろいろなことがものすごく複雑と言うんですか、条例を見ますといろいろ書いてあります。それで、先程も言われておりましたけど、公道から引く人の費用を持つから権利もその人に負わせる。それが公道を含んでおるから困難だと言われましたけど、現実問題として困難ではなくてこれは不可能な問題だろうと思っています。

 配水管から条例で定められているように、自分で給水管あるいは自分の宅内まで水道を引っ張ってくるに当たって、配水管が道路の真ん中にあるとか、どっちかのへりにほとんどあるわけですよ。そしたら、道路の反対側から道路を立ち割って自分の家に引かんにゃいけんということもあるわけです。そうすると費用が一番自分に近い端にある方とに比べたら、もう雲泥の差があるですし、だから個人負担ということにすると、もう莫大な経費がかかるし、修繕なんかも今言われましたように個人がするのは当然だということを言われますと、結局、付け根といいますか、配水管から給水管と分離するところにメーターか何かを置かなければ、それは個人の管理下に置かれないと言うんですか、漏水、その他のことが分かりませんから、水道水の適正と言うんですか、使用した量が分かりません。

 そこで、ただそういう問題を含めてちょっと視点を変えて、今度はちょっと質問したいんですけど、先の図面の左側、給水管から止水栓までが個人の財産と認められていますね。だから、例えばその道沿いに近隣に家が建ったと。そしたら、その今個人の財産と認められているから、その栓は使える、隣の人にその栓を通して引き込むことができるかどうか、ちょっとお尋ねしたいと思います。



○議長(南野京右君) 鐘崎水道課長。



◎水道課長(鐘崎英二君) 水道課長の鐘崎と申します。ただ今の御質問にお答え致しますが、個人の給水装置として布設されたものを隣接地に第三者が家を建てた場合に、それが引かれるかという御質問でございますが、基本的にこれは個人の同意が要りますので、勝手に引くことはできません。

 以上です。



○議長(南野京右君) 岡?巧君。



◆7番(岡?巧君) そうしますと、その道筋に例えば家がようけできたということになると、その都度引いていくようになるわけですか。



○議長(南野京右君) 鐘崎水道課長。



◎水道課長(鐘崎英二君) お答え致しますが、水道事業体が管理しますのは、基本的には水道施設ということでございますが、その中には浄水場あるいは貯水槽、配水池あるいは配水管等が入って参ります。そうした位置付けの中で、将来的にその地区が、これは一つのエリアというふうに考えるわけでございますが、将来家が建ち並ぶ可能性がある、あるいは将来水道を要求する可能性があると、そういった将来的な可能性がある箇所につきましては、行政の方で判断しまして、いわゆる個人の給水管ということじゃなくて、いわゆる公の配水管、こういう考え方で対応しております。

 以上です。



○議長(南野京右君) 岡?巧君。



◆7番(岡?巧君) それは良く分かるんですけど、ただ時代の流れと言いますか、最初は1軒だけぽつんとあったと。だんだんと開けてきてなったときには、そういう対応ができないわけですね。だから、そういうのを含めて私は第2の質問に移りたいと、こういうふうに思っております。

 第2の給水条例の改正についてを尋ねます。

 今、質問を交わしましたけど、私にはいろいろなすっきりしない解決──さっき言いましたように個人の財産であるが故に、隣接地に──それは計画的に分かっているところならばいいんですけど、たまたまできても隣接の隣の管から引っ張ったら簡単にいけるということができない。そういうことはできない。

 そういうことを踏まえて、そしてまた合併協議会での水道料金の取り扱いということが討議されて、3年を目処に調整するということになってますけど、その料金の一部を紹介しますと、口径13ミリ、普通の家庭で使われる水道の口径ですね、基本料金、使用量10立方メートル当たり、長門地区が一番安くて920円、そして同じく三隅地区が1,155円、日置地区はちょっと違うんですけど1,210円、油谷地区が1,470円と、こういうふうになっております。大体上下の差額が550円ちょっとありますが、この調整も3年後にはしなくてはなりません。

 そこで、私なりに提案したいというのは、この質問をしているこの図面の左半分、給水管から止水栓までの給水装置の費用負担、これを給水負担金に変えられたらどうであろうかということです。具体的には、申請者が配水管からどねえなところに家を建てられるかは別にして、申請者がその口径と第1止水栓まで来る距離、これを負担金制度に変えると。そうすれば個人の権利とかを認めているから修繕のときは市が一応見るとか、そういうのは全然なくて、もう丸っきり公のものになりますので、止水栓から先のことだけを個人の権利と認めて、それからの諸問題には個人で対処して頂くと。手前の今提案していますその部分に関しては市が管理すると。そういうふうにすればすっきりしてくるんではなかろうかと。

 ただ、水道事業というのが企業会計、こういうものですので、ただ給水負担金をどのように──例えば13ミリの口径を普通の工事費用で概算しますと30万円ぐらいかかるというときに、給水負担金でその半額を頂くとか、1割にするとか2割にするとかいうことは、もうそれは技術的な問題であろうと思っています。ただ、今水道料金をどのように設定されるか分かりませんけど、それに上乗せになるというのは間違いないことであります。だけど、今水道料金の差額を見ますと、550円ぐらいの上下の差があるわけですね。その辺がどの辺で水道料金として新たな新市の料金として設定されるかは分かりませんが、それだけの差があれば何とか工夫して取り込めて、新たな新市としての水道料金体系を改めると言うんですか、そういうふうに変えられたらと、このように思っております。

 ちなみに、集落排水は多分あれは排水管からと言うんですかね、集落排水ですから本管、排水管から宅内、取りつけ口のところまでは負担金制度ということで多分行われていると承知していますが、それについてちょっとお答え願いたいと思います。



○議長(南野京右君) 鐘崎水道課長。



◎水道課長(鐘崎英二君) いろいろ今お話がございまして、どれから話していいかちょっと今迷っておりますが、とりあえず関連的に説明してよろしいでしょうか。

 まず、給水料金の改定につきまして、今これは質問というふうに受けとめておりませんが、これを3年を目処にという結論に至った経過を簡単に申し上げますと、水道料金は企業としての各水道事業体のまず体力を確認する必要があると。いわゆる収益的収支のみならず、将来的な建設改良あるいはそれに伴います企業債の借り入れ、あるいは償還額、そういったある程度長いスパンでものを考えませんと、一時的に決めるというわけには、中々責任を持てないということで、まず合併しまして各々の水道事業体の体力をはかる。その前提には、やはり一つの企業会計という会計方式を並べる必要があるだろうということでございます。

 今の水道の問題でございますが、議員の御提案の給水装置の取り扱い、これは給水負担金を取って、いわゆる水道事業体が設置し管理すれば問題がないだろうと。この提案は、いわゆる給水装置、各家庭の立地条件の違いから生じる不公平さを是正したいという意味合いだろうと思いますが、しかしながら実際に実施するとなれば大変いろんな困難な問題が伴って参ります。一応3点について検討しておりますので、それをちょっと報告させて頂きます。

 まず1点としまして、先程市長が申しましたように、水道法あるいは給水条例等の問題が1点ございます。企業会計であります以上、やはり企業の管理する区域と住民の管理する区域、この分担を明確にしませんと企業会計というものが成り立たないということだと理解しております。

 次に、2点目ございますが、資産管理上の問題が出て参ります。普通会計と異なりまして、企業会計では資産、負債、資本といったそういった貸借上の財源が生じて参ります。従いまして、この給水装置をもし企業会計の財産とするならば、当然これは固定資産に入ってくるわけでございますが、当然必然的に減価償却などの対象になって参ります。この数が今旧1市3町、約1万6,500カ所ございます。これらのものがすべて資産管理の対象となり、更にこれは個人のいわゆる需要と申しますか、それによって絶えず新設、廃止、そういうものが繰り返してくるわけです。非常に事務的に煩雑になり、ちょっと困難であろうというふうに考えております。

 それから、3点目でございますが、これが一番現実的な問題かも知れませんが、給水装置をもし水道事業体がやったとした場合でございますが、昨年の新設の実績を見ますと163カ所でございます。これ1市3町でございますが、この163カ所につきまして企業体の方で新設ということになりますと、当然これ需用費も当然のことでございますが、現地の調査、設計、積算あるいは公道占用の許可申請、更には入札執行、あるいは工事完成検査等々の人件費も絡んで参ります。そういうものを概算して総括的に出してみますと、大体1年間で工事費を含めまして4,767万5,000円ぐらいになるだろうと想定しております。これは今新設だけでございますが、当然企業会計の管理ということになりますと、既設の給水装置も管理する義務が生じて参ります。そうしますと、先程申しましたように約1万6,500カ所の給水装置につきまして、それを管理するということになりますと、仮に3カ年のローテーションで全部管理するとしましても、年間5,500カ所という件数になります。これに大体275日、1人が調査するとしまして要します。また、今申しました5,500カ所のうち、漏水の事故、これがやっぱり給水装置が多いわけでございますが、全体の5%程度というふうに推定しておるんですが、これだけあると仮定しますと、年間275カ所の修繕工事が伴います。当然、これは修繕工事ですから先程の新設と違いまして、1件当たり5万円程度だと思いますが、それに伴いまして先程と同様やはり調査、設計、検査等の人件費が伴って参ります。

 従いまして、既設の装置の管理、ちょっと先程私申し上げましたのをちょっと訂正をさせて頂きますが、新設に係る金額は、これは先程申しました4,767万5,000円でございます。それから、今既設の管理費が3,575万円でございます。従いまして、新設と既設の両方を足しますと、8,342万5,000円という莫大な金額になって参ります。こういった点から判断しましても、企業会計でこれを取得し、管理するということは非常に困難であるということで御理解を願いたいと思いますが。

 以上です。



○議長(南野京右君) 岡?巧君。



◆7番(岡?巧君) もう一点質問しておきました集落排水の件について、集落排水の取りつけ口というのは、排水管から宅内まで多分取り付け口がついておると思うんですけど、その部分は多分負担金、結局敷設する側、今新市が敷設すれば新市、今地区でいろいろやっておりますけど、今もう皆長門市になりましたけど、負担金制度でやっておるんじゃないですかね。それをちょっとお答え頂きたい。



○議長(南野京右君) 渡辺経済建設部長。



◎経済建設部長(渡辺重範君) ただ今の件でございますが、議員が御指摘のとおり負担金制度でこれは公共、それから農集、漁集とございますが、それぞれ負担金という形で条例で定めております。

 以上でございます。



○議長(南野京右君) 岡?巧君。



◆7番(岡?巧君) 先程課長さんに詳しく説明して頂きましたけど、農集でそういう負担金というやり方でできておるわけですよね。なして水道ができないかと。つまり私のこれは見解なんですけど思っています。結局、住民のために優しい行政という考えからすれば、特に水道というのは企業会計です。だから、そういうあらゆることを克服してやるのが企業会計、こういうふうに思っております。いずれにしても、知恵を出し合えば可能ではないかと、この辺はどうですかね。



○議長(南野京右君) 鐘崎水道課長。



◎水道課長(鐘崎英二君) 企業会計に対しまして誠に厳しい御注文を頂きましたが、御承知のように企業会計中々経営が今の状態で余裕があるという判断をしておりません。更に将来的な建設改良、これは旧長門市の大河内川ダム等の浄水場の設置、あるいは今三隅で進んでおります浄水場の設置等々、倹約ができないやっぱり将来的に約束された事業というのがございます。そういう観点からしましても、今企業会計の責任範囲を広げまして、それに対して費用をそれに注ぎ込むということは非常に困難であると。

 それと、まず1番に申しますと、水道法という言葉は余り使いたくございませんが、基本的に企業会計の管理するものと個人の管理するものというのは、これは明確に出ております。

 それと、1メーターの管理区分の問題でございますが、そういった点からすれば基本的に配水管から分岐されました給水装置というのは、個人の財産であり、必然的に個人の管理というのが当然でございますが、現実的に構造の中の配水管から全部個人の管理と致しますと、やはり道路の中の工事あるいは道路の車の輪荷重の影響等による漏水事故の発生頻度の高さ等々、あるいは先程申しましたように公道の占用許可申請、こういったものが個人ということになりますと中々お金もかかりますし、労力もかかるということで、公道のいわゆるそういったいろんな煩雑な要素があったところは行政で見ましょう。更に、いわゆる官民の境で切ってしまうと工事の影響が出ますので、1メーターほど余裕を持ちましょう、そうすればほぼ──全部とは申しませんが、ほとんどのいわゆるメーターはその範囲に大体おさまっておると思うんですが、まず第1止水栓あり、次に限度を定めるために1メーターという総合的に判断して、一応受益者の方にも余り迷惑を掛けなくて、現実的な今の給水装置の状況から見ましても妥当であろうという判断に至ったわけでございます。



○議長(南野京右君) 岡?巧君。



◆7番(岡?巧君) もうこういう細かい問題をお互いにやり合っても仕方がないではないですけど、中々私の見解と水道課長の見解は合いません。

 そこで、今提案していることは、先程申し上げましたように給水装置の負担金が左半分の市道に入った給水管から1メーターのとこまでの第1止水栓までが、そういう給水負担金、集落排水なんかでとられています宅内に入った取り込み口までは、排水管から宅内までの取り込み口までは負担金制度でやられていると。それで、水道はそれができるかできないか。だから、私は集落排水でできることが水道の方でなぜできないのか、この一点なんですよ、疑問は。

 先程いろいろなお互いの権利云々とか、配水管から第1止水栓まで引くのに権利を認めてやって、個人の権利としてちゃんと明記して市がタッチせんと、修繕とかすると中々難しい。それはもう全然現実的な話じゃないんですよ。道路の中の公道の中のものを何ぼ個人負担でやったから、個人の権利に個人の財産として認めると。そういうふうなややこしいやり方ではなくて、はっきりと分かる線で──はっきりと分かる線って言ったら第1止水栓のところを境に、これは個人でやってください。集落排水そのものはそういうやり方なんですよ。こっち側は公でみましょうと。だから、それを水道の方にも適用できないかということを提案しているのであります。市長さんにその辺のところを最後にお伺いしたいと思います。



○議長(南野京右君) 松林市長。



◎市長(松林正俊君) 先程から水道課長申し上げますように、公営企業管理でございます。公営企業法に則ってやっておるわけでございます。従いまして、議員御指摘のいわゆる負担金制度で民地側1メートルを第1止水栓まで、いわゆる負担金制度に、管理を公営でやって、企業でやってということの御指摘でございますけれども、その辺は先程からるる公営企業法あるいは公営企業管理、そしてこの経営体質等々を含めて水道課長が申し上げたと思います。その観点から、今私もちょっと議員が御指摘の負担金制度にしたらどうかというのは、難しいのではないかという理解を致しております。



○議長(南野京右君) 岡?巧君。



◆7番(岡?巧君) 重ねて言うようになりますけど、集落排水と水道の違いというのが私はどういうふうにあるのか分かりません。お互いに住民のために行政としてやられた事業が、片一方は負担金制度でやられて、水道法とか何とかいろいろありますけど、だから水道法でそういうふうにできなかったら、条例で長門市独自の条例をつくって、そういうふうにすればできんことはない、このように思っていますが。ただ、水道料金云々がありますけど、今財政が苦しい、そういうときにどれだけ今試算して100何軒あって5,000何ぼとか言われましたけど、7,000円ですか、言われましたけど、それがどのくらい、例えば負担金制度にしてさっき言いましたように口径と距離の負担金制度にやりかえられて、どれだけ反映すればみやすくできるか、そういう3年間ありますから具体的な、もしできなければ、その間に研究されて、その結果もまた水道料金が決まるときにはお伺いしたい。

 ただ、最後も同じことを繰り返しますけど、集落排水で負担金制度でやれることがいろいろなことがありましょうが、水道に関しては負担金制度でやれないと、同じような位置に止水栓とつなぎどめが一緒であればできないということが不思議でなりません。その辺のところはよく3年間じゃないですけど、水道料金の調整がありますからやって頂いて、今度のときにはちゃんとした数字なりそういうのを出されてやれないと。排水事業が何回も繰り返しますけど、集落排水制度ができてやれない。ちょっと不思議でなりませんけど、この辺のところを念頭に置かれて、しっかりと水道料金の改定ですか調整をさせて頂きたいと、このように思っています。

 以上であります。



○議長(南野京右君) 松林市長。



◎市長(松林正俊君) 御指摘のやはり水道というのは市民の命でございます。安全、安心のまちづくりで一番やはり根幹に据えておかなければならないところでございますので、料金設定の統一化につきましては、十分にいろいろ配慮しながらやらせて頂こうと、このように思います。

………………………………………………………………………………



○議長(南野京右君) この際、暫時休憩します。午後の会議は午後1時から会議を始めます。

午前11時54分休憩

………………………………………………………………………………

午後1時00分開議



○議長(南野京右君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 南野勇治君。──場内暑いようですので、上着をどうぞ遠慮なくとってください。

〔24番 南野勇治君登壇〕



◆24番(南野勇治君) 皆さん、大変お疲れでございます。昨日来から非常に、私11番目ですから、あと5人おりますからよろしくお願いします。

 それでは、通告しました質問に参りますが、まずもって申し遅れましたが、南野勇治と申します。この度の選挙で市民の皆様の負託を受け、市議会へ送って頂くことができました。あわせて、旧日置町、旧三隅町の皆様にはケーブルテレビを通じて初めてのものでございます。旧油谷町の方には、ビデオテープを通じてお会いできるかと思います。よろしくお願いします。

 それでは、通告しました1項目3点について御質問を申し上げます。

 まず、皆さん御承知のように、日本経済が失速を始めまして既に10年以上が経過をしておるわけであります。この原因は、高度成長に酔いしれ、政治改革、経済対策を疎かにし、旧態依然の官僚主義、そして政・財・官癒着構造をひたすら堅持し、国民生活を無視し、バブルの夢を中々捨て切れなかった当時の日本政府の失政でございます。

 こうした日本に対して、外国では既に21世紀を展望した確かな政策により、バブルの時代では後進国とさえ言われた国でさえ、今や我が国と肩を並べるほど、いや国によっては我が国を追い越すまでに成長を続けているところであります。そして今、このことが失われた10年として経済界を中心に語り継がれる中で、無為に年数ばかりが経過し、いまだに有効な政策がなされず、依然として景気の低迷に歯止めがかからず、日本経済は長いトンネルから中々脱し切れていない状況でございます。

 先日、新聞社の戦後60年に関する世論調査ということでの設問で、「日本の将来が暗い」と答えた人が18%、「どちらかといえば暗い」と答えた人が37%と、合計でいわゆる悲観論が5割を超えております。これに対し、「明るい」と答えた人が10%、「どちらかといえば明るい」と答えた人が31%と、合計で楽観論が4割強となっておるわけでございます。

 このことは国民は日本の政治に期待を持てなく、既にあきらめている現状ではなかろうかと思います。その証拠に、選挙のたびに投票率は低下の一途をたどり、大都市では軒並み既に50%を維持するのが至難の業となっているのも事実でございます。このような状況に至ってもなお、小泉内閣は自身の政治の失政を認めず、常に矛先をかわし、現在は市町村合併や郵政改革など公務員バッシングに明け暮れている現在であります。

 そうした状況の中で、私はもちろん住民のための行政改革に反対するものではありませんが、これらの問題はより慎重に時間をかけ取り組まなくてはならないと思いますし、決して政争の具にするわけには参りません。もともと市町村合併や郵政改革は、住民の生活に直接深くかかわっている部分が非常に多いわけであります。中でも特に福祉、環境、教育は最低限、国や県、地方自治体の責任で、また郵政改革も地方行政と地域住民とが緊密な連携を図り、コンセンサスを得ながら実施しなければならないわけであります。今、時代は政治的にも経済的にも都会集中や中央集権が当たり前の世の中であります。しかし、憲法で保障された一庶民のミニマム要求は全国民一律にあまねく公平にサービスされるのが、政府の責任でございます。しかるに、小泉政権は、行政改革、郵政改革、市町村合併の名の下に、従来の住民福祉サービスを簡単に切り捨て、口先とは裏腹に都会集中、田舎切り捨ての政策をとっているのではなかろうかと思えてならないわけであります。

 そうした中で、今回の合併は果たして住民との連携が十分に図られたのだろうか、一抹の不安も覚えるところであります。私は、国、県に追従型の市の当局として新長門市の建設に当たっては、このあたりが非常に気掛かりなわけでございます。合併直後でいろいろと混乱もありましょうが、本日は基本的な部分についてお伺いをしてみたいと思います。

 なお、個人の皆さんには誠に申しわけございませんが、私は旧長門市議会の議員でありましたので、旧長門市を中心として意見提供を行いたいと思いますので、最初の議会ということで御容赦をお願いしたいと思います。

 1点目として、旧長門市では平成14年3月に第3次長門市行政改革大綱を策定され、最近の地方行政の複雑化、多様化に対応を図るべき施策を展開されてきました。この大綱は、現在の時代の背景もあり、かなり具体的な内容となっております。民間をも意識され、数値目標として、1、職員数の削減、2、審議会等女性委員の登用、3、経常収支比率の適正化、4、市税収納率の向上の4点が挙げられております。実質、この期間は3年間と思われますが、実施してみられてこの4点の総括と言いますか、反省点と言いますか、目標をクリアできた点、できなかった点含めて、全体の御感想をお伺いを申し上げます。

 2点目としまして、市民参加のまちづくりについて、これまでの特徴的な取り組みなどをお聞かせ願いたいと思います。回答の中で具体的に論議を深めていきたいと考えております。

 3点目としまして、新長門市になり行政関連の施設が多くなりましたが、今後これらをどう整理されていくのか、お伺いしたいと思います。先日、マスコミ報道によりますと、ルネッサながとは指定管理者制度を活用するという発表もありましたが、その他の施設についてはどのような扱いになるのか含めてお伺いを申し上げます。

 以上、3点提案申し上げます。市長を初め執行部の方の真摯な御回答をよろしくお願いします。

〔24番 南野勇治君降壇〕



○議長(南野京右君) 松林市長。

〔市長 松林正俊君登壇〕



◎市長(松林正俊君) それでは、南野勇治議員の長門市建設に向けた諸課題についての御質問にお答え申し上げます。

 まず、1点目の旧長門市における第3次行政改革大綱の総括と、新長門市の行政運営の関連についてのお尋ねでございますが、旧長門市におきましては、平成14年3月に第3次行政改革大綱を策定し、毎年度実施計画の検証、見直しを行ってきたところであります。平成18年度までの5年間の実施計画を策定したところでありますが、合併までの3年間で実施計画に掲載しました104項目のうち、25項目について達成を見たところであります。

 数値目標を掲げた計画の結果を申し上げますと、定員適正化計画におきましては、平成18年度目標とした削減計画を既に3年間で達成をしたところであり、平成16年度末における達成率は133%となっております。

 次に、市の審議会、委員会等の附属機関の女性委員の登用については、平成18年度の目標を20%以上としていたところでありますが、大綱策定時の16%から3年間で20.1%に上昇を致したところでございます。

 一方、財政健全化に向けた経常収支比率を引き下げる適正化計画、自主財源の確保に向けた市税収納率の向上計画は、目標年次に至っていないものの、目標数値の達成にはかなり困難な状況となっているところでございます。

 次に、旧長門市の行政改革の取り組みを新市の行政運営にどのように生かしていくのかと、これはこの次に致しましょうね。

 2点目の住民参加のまちづくりについての施策についてのお尋ねでございますが、これからのまちづくりには市民と行政がお互いの責任と役割を分担し、協働していくことが何よりも大切であると考えております。これまでにも取り組みの一つとして審議会や委員会等の委員への市民公募制度を導入致し、各種基本計画やマスタープランなどの策定にかかわって頂いているところでございます。新市におきましても公募委員の拡充を含めまして、市民の皆様の声を市政に反映する機会を増やし、より多くの市民の皆様がまちづくりに参加できるよう努めて参りたいと考えておるところでございます。

 次に、3点目の行政関連施設の今後の展開についてのお尋ねでございますが、御案内のとおり公の施設の管理は従来適正な管理を図る観点から、管理を委託するに当たっては財団等の公共的団体に限定をされてきました。しかし時代の変化とともに、住民ニーズへの対応には民間事業者の能力やノウハウを幅広く活用することが有効と考えられ、住民サービスの向上とともに経費の縮減等を図る目的で、平成15年地方自治法の改正が行われ、指定管理者制度が創設させたところでございます。これにより管理委託制度が廃止をされ、公の施設を管理委託しているものにつきましては、指定管理者へ移行するか、直営で行うか、経過措置期間が満了する平成18年9月までに決定をし、手続を完了しておく必要があります。指定管理者制度に移行するものにあっては、今年度中には導入の手続を完了させる必要があろうかと考えておるところでございます。

 具体的な手順と致しましては、今後すべての公の施設の管理運営について、指定管理者制度によるべきか、直営によるべきかの検証を行います。続いて、指定管理者制度に移行するものについては、条例の改正が必要となります。条例可決後、指定管理者制度によるもののうち、公募による場合には公募を行い、申請のあった団体について選定委員会で審査・選定を行い、指定管理者となる候補団体を決定をしていくことになります。候補団体が決定しますと、指定管理者を指定する議案を議会に上程致します。議決後、指定管理者と業務の細目について協定を締結することになり、指定管理者による管理が開始されるわけでございます。

 現在、本市におきましては、市営駐車場、伊上特産品販売センターについて、指定管理者制度を導入しているところでありますが、今議会にはながと総合体育館の指定管理者制度導入のための条例改正案を提案致しているところであります。施設等の今後の管理等につきましては、この指定管理者制度とも関係して参りますので、今後検討していかなければならない問題であると認識を致しております。

 以上で、1回目の答弁を終わります。

〔市長 松林正俊君降壇〕



○議長(南野京右君) 南野勇治君。



◆24番(南野勇治君) まずもって全体的な質問をお伺いしますが、この度の合併は大変お疲れでございました。明治から昭和、それからこの度の平成合併と続くわけですが、前回の合併の後は大体日本の経済が右肩上がりと申しますか、それらを受けての合併で、大体その地域が発展しておるわけですが、この平成の合併が果たしてどのような格好になるかということは、今後の課題として残るわけですが、まずマスコミにいろいろと言われています。

 現実的に例えば都市計画税が見直しで6,000万円が減少する部分もありますし、市税が大体3年間で5,000万円ぐらい減っておるわけであります。いろいろ朝から論議がありますが、いわゆる政府の三位一体改革によりまして、3兆円のカットがありますが、その部分は税源移譲するということですが、実際は2兆4,000億円ぐらいの税源移譲しかない中で、補助金の配分にしても2兆8,000億円という先程申しましたように、政府は口とは裏腹に地方に非常に厳しい対応をなされておるわけでございますが、今いろいろマスコミの資料によりますと、はっきり覚えていませんが、いわゆる貯金に当たる積立金ですか、それが27億円で借金が394億円とかはじき出されて、数字だけが勝手にひとり歩きするような感じもしていますが、これらの報道について市長さんはどのような感じを持っておられますか。



○議長(南野京右君) 松林市長。



◎市長(松林正俊君) その前に、1回目の質問で南野議員の2番目の方法ということで、ちょっと質問の回答が整理をできてなくて、本席からお答えするものを1回目で抜けておったものをちょっと申し上げさせて頂きます。

 項目に書いておられます新長門市の行政運営の関連でございますが、1番の次を飛ばしておりましたので、旧長門市での行政改革の取り組みを新市の行政運営にどのように生かしていくかということにつきましては、本年3月に示されました行政改革のための新たな指針を踏まえながら、今後新市での行政改革大綱を策定をしていくこととなります。策定の過程においては、旧長門市での行政改革の取り組みの検証の中で、引き続き新市において取り組んでいかなければならない事項については、新市の行政改革大綱に反映させながら、継続してこれの取り組みを行っていく必要があると、このように考えております。

 それで、済みません。



◆24番(南野勇治君) マスコミの数字だけがひとり歩きして、例えば今27億円しか財源がないで、借金が394億円という数字が出ておるが、それらについて市長はどのような考えか。



◎市長(松林正俊君) 数字のひとり歩き、数字は厳然たるものでございますから、しかしやはりそういうものを踏まえながら、新たなまちづくりをあるいは行政運営をやろうということでございますので、その辺はしっかり現実として捉えてやっていくことだと思います。



○議長(南野京右君) 南野勇治君。



◆24番(南野勇治君) 回答は立派なですが、実質これができん理由というのが、今3番、4番にかかってくるわけです。結局、僕はこの第3次長門市行政改革大綱というのは、非常に久しぶりによくできた策定ではなかろうかと思ってます。それはいろいろ中にあります例えば、長門市では前納制と言いますか、いろいろのサービス料金について1年分早う払ったらいろいろな特典があったんですが、それらも廃止と。かなり項目を挙げて、実施年度もつけられていろいろ人事の評価制度やらいろいろ提案制度含めて、先程から論議ありました、それは職員提案制度はもう平成15年に既に実施されております。これら一覧表で非常にきちっとできておるんで、私がおりました民間でいいますと、QC的な例のPDCAと言いますかね、プランから作成からアクションとか何かあんなので、そういう感じでできておりますが、私が気になったのが、やはり職員数等数値目標を大きく4つ挙げておられますが、1番が職員数の削減ですが、これはクリアできたということです。2番の女性の登用も目標が20%ですが、20.1ですか、クリアできたと。できなかったのは、3番の経常収支比率の適正化と市税の収納率の向上、これができなかったということですが、これができない理由がいわゆる今数字がひとり歩きしている部分があるからできなかったのでは、私はなかろうかと思うわけでありますが。

 例えば、経常収支比率や市税収納率の向上については、具体的な取り組みをどのような取り組みがなされたんでしょうか、企画総務部長ですか、よろしくお願いします。



○議長(南野京右君) 宮本総務課長。



◎総務課長(宮本正澄君) 総務課長の宮本です。私の方からは、収納率の関係でお答えしたいと思います。

 行革大綱に載せました税の市税収納率の向上につきましては、具体的には各税の区分ごとに、前年度と対比致しまして、それぞれ0.1ポイント、6年間でということで、これは計画ですから平成13年度から18年度の間で、全体として0.6ポイント、これを引き上げると、こういう目標を数値目標として立てて参ったところです。

 結果としましては、14、15、2年間と、16年度につきましては、今回出ている数字が1市3町の合わせた収納率しか出ておりませんので、今私の方で整理した分が14、15年度の数値で、全体としてはかなり、目標につきましては達成が非常に難しくなっております。

 ちなみに、15年度の結果で申しますと……



○議長(南野京右君) 課長、もっと大きい声で。



◎総務課長(宮本正澄君) はい。15年度の結果で申しますと、市民税につきましては、現年分につきましては、対前年と比べまして0.1ポイント上昇しております。更に、滞納繰越分につきましては、15年度を見ますと前年度と比べますと0.2ポイント下回っております。更に、固定資産税につきましては、現年分は15年度で見ますと、対前年で1.1ポイント下回っておりまして、滞繰につきましても2.2ポイント下がっております。それで、15年度全体で見ますと、目標数値でいきますと前年よりマイナス1.6ポイントの減となっております。

 これについて収納の向上については、どんなふうな対応をとられていかれたかという御質問だったと思いますけど、まずこれまで旧長門市におきましては、管理収納係ということで収納と滞納の整理を同じ一つの係でやっておりましたが、その辺でいろいろある程度限界もあるんではないかということで、結果的には組織は新市になって徴収係という形ができたんですけど、この収納率を上げるためには、一応税務課が中心になりまして、例えば夜間徴収につきましては、それぞれの全課の課長を動員して定期的に徴収に当たっていくとか、当然税務課の中の全職員が係を問わずそれぞれ計画を持って夜間徴収等に当たっていくと、そういうふうな形で取り組んで参ったわけなんですけど、最近の税の徴収もかなり専門的な知識も必要になっておりますし、例えば滞納整理におきましても、ずっと昔に比べたら問題を含んだケースもあります。そういうふうなものに対応していくためには、やっぱりある程度そういう専門的な知識も必要だということで、この14、15におきましては、その辺の組織体制ができなかったわけなんですけど、これから新市におきましては、その辺の組織もきちっとして参りましたので、そういうふうな取り組みは今後して参っていきたいと、そういうふうに思っております。



○議長(南野京右君) 南野勇治君。



◆24番(南野勇治君) この計画は、市長さんは分かりませんでしょうが、企画総務部長さん、これやられてみて100点満点でどれぐらいできたという自分は思っておられますか。



○議長(南野京右君) 岡本企画総務部長。



◎企画総務部長(岡本守正君) 御存じのように、私直接──この2年間、合併事務局の方へ参っておりましたので、市としての具体的な取り組みについては直接かかわってなかったので、その辺の進捗状況をはっきり把握をしておりません。何点ぐらいの点かというのも、ちょっと今時点よく承知をしておりませんので、十分中を検討した上で、また新市の行革大綱の方へ生かしていきたいというふうに思っております。



○議長(南野京右君) 南野勇治君。



◆24番(南野勇治君) どなたか分かるあれで、どなたかおられますか。



○議長(南野京右君) 南野勇治君。



◆24番(南野勇治君) 私は、かなりできたと思っています。北浦3市の市会議員の研修の廃止、議員のあれにも皆廃止、かなり具体的に挙げておられます。だから、大体部内の部分はかなりできたと思いますが、いわゆる財政、お金が伴う分が実施できなかったというふうな回答が欲しかったんですが、僕はお金以外の部分は大体これでできておると思うんですよ。

 私、ちょうど企画総務部長がおられますから、先日通告出しましたが却下された部分についてお伺いしますが、(笑声あり)実は総合計画を近々のうちにつくるという昨日からの市長さんのお話もありましたが、過疎法、岡本さん、過疎何とかができましたね。それと総合計画がありますね、分かるかいね、私が言うのが。過疎法に書いてある事業計画と、新長門市建設の事業計画というのがあらあね、先日出た。あれとの取り扱いはどうなるんですか。というのが具体的に言うと、例えば次出てくるかもしれんが、高潮対策の小島とか、どこやったかな、小島と油谷の方がまっついな同じ事業が両方載っておるんです。だから、私はこれはすみ分けする何か定義と言いますか、取り分ける基準というのはあるんですか。



○議長(南野京右君) 岡本企画総務部長。



◎企画総務部長(岡本守正君) 今回、過疎地域自立促進計画に載せております事業につきましては、新市建設計画の中にも載せてある事業でダブって載せておるものが数多くございます。これはそれぞれ過疎地域自立促進計画と新市建設計画、それぞれの法律に基づいてつくった計画でございますので、これをどちらの事業に当てはめていくのかということにつきましては、これから具体的な計画を進めていく中で、より有利な方法を選択をしていくというふうな考え方でおりますので、今どちらの計画にも上がっておるという御指摘でございますけれども、両方上がっておるというのは、そういう意味で上げておるところでございます。



○議長(南野京右君) 南野勇治君。



◆24番(南野勇治君) それでは、お伺いしますが、新市計画が大体600切れる500何億円ぐらいと言われています。その総枠が今度は過疎計画にもし移るいね、そこが減っていくんかね、それとも総枠は保ちつつほかの事業へ行くわけ。



○議長(南野京右君) 岡本企画総務部長。



◎企画総務部長(岡本守正君) これは両方にのっておる事業、どちらの例えば建設計画に上っていた事業を過疎地域自立促進計画の方で事業化するということであれば、新市建設計画の方の事業としてはなくなって参りますけれども、これを枠はその分が除いたから新しいものを加えるというふうなものではございません。



○議長(南野京右君) 南野勇治君。



◆24番(南野勇治君) 分かりました。

 そしたら、新市計画は過疎の法律ができたからだんだんだんだんダブっておる分は減っていくという理解でいいですね。分かりました。

 いわゆるこの計画いずれか立てられるわけですが、私は過疎の計画のいろいろずっと見ていくと、かなりすごい内容、文書的にも書いてありますが、私はあの計画がそのまま総合計画へ行けるような書き方になってませんか。私は、そのままあれが長門市総合計画になりそうな気がしてならんが、そのあたりはどうですか。



○議長(南野京右君) 岡本企画総務部長。



◎企画総務部長(岡本守正君) 今申し上げましたけれども、過疎計画は過疎地域自立促進特別措置法に基づく計画ですし、総合計画は地方自治法に定められた新市としての総合計画でありますので、内容的にはそれらを今までの新市建設計画でありますとか、過疎地域自立促進計画等を踏まえまして、それらを包括したような形で総合計画をつくっていくということになろうかと思っております。



○議長(南野京右君) 南野勇治君。



◆24番(南野勇治君) そのすみ分けは分かるんですが、言葉遣いやらにしても非常に総合計画的な書き方がしてありますよ。御無礼ですが、市長の所信表明にダブル部分でもかなりあります。だから、私は過疎のあれがそのまんま総合計画になりそうな気がしてならんのですが、違いますか。



○議長(南野京右君) 久永企画振興課長。



◎企画振興課長(久永喜幸君) 企画振興課長の久永でございます。よろしくお願いします。

 議員さん御指摘の過疎地域自立促進計画と総合計画の関連でございます。今まで部長が説明しました部分をなるべく省いて説明させて頂きますが、過疎地域自立促進計画は全体の10年計画のうち、既に後期の5年間の計画でこの度議案として提出させて頂きました。もちろん部長が申しましたように、新市建設計画は新しい市の建設の当面の方針として出されておるものでございまして、総合計画はそれを包括、発展させていく計画で、基本的には10年の計画で立てるものでございます。先程の過疎地域自立促進計画は、後期の残り5年間の計画でございまして、どうしても計画期間に差がございます。そういうことから、この度の過疎地域自立促進計画につきましては、過疎地域自立促進特別措置法で決まっております合併後速やかに策定しなければならないという基本的な時間的な問題もございまして、新市の当面のまちづくりの指針であります新市建設計画を踏襲する形で、しかも最近の新しい動向をも踏まえて計画を策定させて頂いて、この度議案として提出させて頂いた、そういう経緯がございます。



○議長(南野京右君) 南野勇治君。



◆24番(南野勇治君) 分かりました。

 いずれにしましても、総合計画が近々のうちにできるでしょうが、比べて見させて頂きたいと思います。

 元に戻りますが、いずれにしてもこの第3次行政改革を、私はこれやったからこれで終わりではなく、後段答えられましたように、これを生かして是非この次も4点とは言わず、10点ぐらい数値目標というのをつくられて、きっと途中どうせ10年計画でしょうから、前期・後期分かれてローリングですか、見直しがあるんでしょうが、総合計画はそうですが、第3次にしても途中で見直しと10点の目標の反省を踏まえて、きちっと実効ある中身にして頂きたいと思いますが、よろしゅうございますか。



○議長(南野京右君) 松林市長。



◎市長(松林正俊君) 先程来から、旧長門市の第3次行政改革大綱につきましての御評価も頂きました。当然のように新市へしっかりと反映をしながら、また新しい改革大綱につきましても、その実施目標等しっかり捉えながらやっていきたいと思っております。

 それと、これは先程ちょっとおわびを申し上げますが、私は南野議員の質問が2番目の方式であるからちょっとこれはと申しましたけど、私の方の勘違いでございまして、2番目の質問方式は全体を1件でございましたので、私はそれを急に1番目の方法におかえになったので、私の方が合わせてあげたという気持ちでおりましたけど、私の方の勘違いでございました。従いまして、最初から先程の関連の答弁は壇上で申し上げるのが筋でございました。おわびを申し上げます。



○議長(南野京右君) 南野勇治君。



◆24番(南野勇治君) それでは、市民参加のまちづくりについて、昨日からいろいろ論議がありますが、私は2点ほど絞ってお伺いしたいと思いますが、先程回答にもありましたが、公募の関係ですね、全体的にどれぐらい審議会があって、公募がどれぐらいおるかというのを冒頭聞きたいわけですが、平成8年の3月に公募の方法を私が確か初めて質問したような気がします。当時は、社会教育委員と体育指導委員さんについては、公募の方がよろしいんではないかということでしたが、当時の藤田市長さんと山本教育長は検討するでそのままになっておりましたので、私、確か公募の関係を二、三回一般質問した経緯もありますが、市民参加のまちづくりの基本は、やはり公募も一つの大きなウエートがあると思いますが、全体的に──松林市長さんになって少しは進んできたわけですが、そういう公募に対する気持ちと、全体的な審議会の中で公募委員がどれぐらいの割合でおるのか、企画総務部長分かりますか。



○議長(南野京右君) 岡本企画総務部長。



◎企画総務部長(岡本守正君) お答え致します。

 新市の審議会等の委員さんにつきましては、これからそれぞれの委員さんの構成をして参りますので、今段階ではまだ公募……



◆24番(南野勇治君) 旧長門市の去年。分からんか。



○議長(南野京右君) 宮本総務課長。



◎総務課長(宮本正澄君) お答え致します。

 今、議員さんの御質問の割合がどの程度かということにつきましては、はっきりした数字は持っておりませんが、公募委員ということでこれまでも計画づくり等、そういう場合には、近くでは個人情報保護条例の関係のときも、一応公募制度を導入してやっております。また、福祉関係の計画につきましても、公募委員制をとってやっております。ちょっとほかにも──すべて調査しておりませんので、一応私の今知っている範囲でお答えさせて頂きます。



○議長(南野京右君) 南野勇治君。



◆24番(南野勇治君) 市長がかなりやっておられる。ですから、具体的にようやっておるという説得力のある回答を頂かないと困るわけですが、市長がなって公募がかなりありますが、どう思われてますか。



○議長(南野京右君) 松林市長。



◎市長(松林正俊君) 委員のことですか。



◆24番(南野勇治君) 全体のこと。



◎市長(松林正俊君) 全体の公募型ですね。ちょっと私も全体的にやはり市民参加という観点から5年間進めて参りましたので、いろんな意味で公募型若しくはそれに準ずるやり方というのは、相当なところでやってきております。特に、審議会や計画段階では多くのものを取り入れたとは思っております。



○議長(南野京右君) 南野勇治君。



◆24番(南野勇治君) 是非今後も公募委員を採用してほしいと思います。この度議案が出ています総合計画委員と何とか委員、25人と20人ですか、あれも公募は入っておりますか。



○議長(南野京右君) 久永企画振興課長。



◎企画振興課長(久永喜幸君) お答えをさせて頂きます。

 議案でお願いをしております総合計画の審議会委員、それと男女共同参画審議会委員、総合計画の委員につきましても、公募の委員を今後上司とも相談しながら決めさせて頂こうと思います。

 参考までに、既に公募を締め切りました地域審議会におきまして、2割に当たります15名中の3人の方から公募枠の中で応募して頂いておるところでございます。

 それから、男女共同参画についてでございますが、これは審議会の性格上、公募という形を今まで旧長門市でとっておられまして、そういう方たちを中心に一応地区間のバランスをとりまして、それぞれの地区から積極的な、逆に男性を1名以上入れて、各総合支所から4人、残り8人が旧長門で選出して頂くように決めておるという状況でございます。



○議長(南野京右君) 南野勇治君。



◆24番(南野勇治君) 分かりました。

 いずれにしても、地域審議会というのはほとんど公募が、私は主体じゃなかろうかと思いますが、当たり前のことなんでよろしくお願いします。

 2点目は、例の田村議員さんより寝た子を起こされましたが、パブリックコメント制度について、私随分前に一般質問しました。これは市民の提案制度ですが、回答ではちょっと検討してみるというような回答ではなかったかと思いますが、これはほとんど私も先進地視察しまして、市長の権限にかかっておるような感じもしますが、そのあたりについて新長門市ではどのような考えがあるか。



○議長(南野京右君) 松林市長。



◎市長(松林正俊君) パブリックコメント制の趣旨というのは、独自な提言機関でもあり、高尚な理念のもとに行われていると思います。ただ、新市において地域審議会等の諸制度がございます。その辺等は別個の形でこれはあるべき姿ではなかろうかとは思いますけれども、また検討させて頂きたいと思います。



○議長(南野京右君) 南野勇治君。



◆24番(南野勇治君) 1つ、2つやってみたらどうかと思います。やはりこれは前回と重複したら御無礼ですが、談合の防止とかいろいろな面でかなり効果があるようでありますし、私は是非とも先進地の実施されている都市は、市長さんが若くてやり手の市がほとんど採用されてますので、是非ともそのあたりを研究されて、導入されてほしいなと思いますのでよろしくお願いを申し上げます。

 最後に、行政関連の施設でありますが、これは指定管理者制度の関係ですが、私は指定管理者制度というのがちょっと理解できなかったんですが、それで教えてもらったんですが、いわゆる平成15年6月13日に公布され、9月2日に施行されて、3年以内にしなければならないと言うことですが、これ3年過ぎたら担当課長さん、3年過ぎたら何もできんということですか、どういうことです。



○議長(南野京右君) 宮本総務課長。



◎総務課長(宮本正澄君) お答え致します。

 指定管理者制度につきましてですが、今議員おっしゃいました平成18年の9月ということが出ておるわけなんですけど、これは現在公の施設で管理委託している分については、それ以降は18年の9月以降は指定管理者か若しくは直営と。だから、それまでに今年度これから作業をしていくわけなんですけど、その辺をきちっとしなければいけないということになっております。現在、直営でやっております施設につきましては、当然これから施設によって、この施設についてはどういうふうな方針でいくと、それぞれ指定管理者に対する基本的な考え方を早急にまとめて、それをまとめた結果によって個々の施設について検証を加えながらやっていくという形になりまして、当面急がれますのが、現在公の施設で管理委託している施設につきましては、早急に指定管理者制度でいくのか、直営でいくのか、これの結論を出していくようになろうかと思っております。

 ちなみに、ただ今市の施設の設置条例の中で管理委託しておる施設につきましては、今二十二、三の施設が管理委託になっておりますので、それにつきましては当然指定管理者でいくのか直営でいくのか、この辺をきちっと決めていかなければいけません。そういう状況になっております。



○議長(南野京右君) 南野勇治君。



◆24番(南野勇治君) 平成18年9月以降は、委託がなくなるということ、直営しかなくなるということ。聞いちょったか。



○議長(南野京右君) 分かりますか。



◆24番(南野勇治君) 18年の9月以降は、そしたら委託はなくなるかということ、直営ばっかりになるほかと聞きよる。



○議長(南野京右君) 宮本総務課長。



◎総務課長(宮本正澄君) 失礼しました。18年9月以降におきましても、直営の分については、そういう指定管理者の部分に移行というのは、当然……



◆24番(南野勇治君) 委託がなくなるかと。直営だけになるのかと聞きよる。



○議長(南野京右君) 暫時休憩します。

午後1時52分休憩

………………………………………………………………………………

午後2時09分開議



○議長(南野京右君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 宮本総務課長。



◎総務課長(宮本正澄君) 再度お答え申し上げます。

 先程の18年9月以降はどうなるかということですけど、市の施設におきましては、指定管理者制度、もしくは直営のこれ2つに1つということで、現在やっております管理委託の方法は18年9月以降はないということになります。

 ただし、施設の清掃等の一部業務委託、こういう形の委託は今後もあり得るということであります。

 以上です。



○議長(南野京右君) 南野勇治君。



◆24番(南野勇治君) 質問する前に、先程私の発言で、総合計画と過疎法の関係の関連で「却下」という言葉を使ったらしいんですが、同じ委員会で、委員会の申し合わせにより出せないということでありましたので、訂正を申し上げます。

 それで、質問に入りますが、たくさん直営含めてあるわけですが、私が一番聞きたいのは、ルネッサやら、ラポールゆや、香月美術館、みすゞ記念館、くじら資料館、図書館やら含めてありますが、これらの扱いが、今後見通しとしてどのような扱いになるのかということがもし分かれば。職員の雇用含めて大きな問題であります。

 それと、社協の福祉センターとか、3町におかれましたら保健センターとか、かなり附属機関的な、もちろん直営があります、直営で今やってますが、それらについての基本的な考えについて市長さんの方でお願いします。



○議長(南野京右君) 松林市長。



◎市長(松林正俊君) そのことを今いろいろと詰めておるところでございます。まず、ルネッサながとにつきましては、これ県でつくって頂いた、所有は県の所有でございます。そういったことで、県がどのような形で管理して、指定管理者制度の実施を市に任せるのか、あるいは県が直接やられるのか。そして、その中でどのよう形で、どこが指定管理者制度の実施をする主体になるのかということも含めて今検討致しておるところでございます。いずれにしましても、考えられますことは、民間の方から手を挙げられるということも考えられますし、そういったことは、こちらの、あるいはまた、県の事業をやっていく目的、ルネッサながとの事業目的もございます、そういったものを噛み合わせながら、いわゆる公募型になると思いますが、そんな中でそれを進めていくということになると思います。条件が合う合わないも含めてですね。

 あと福祉の関係の社協の地域福祉センター等、この辺も同じように、どういう形がいいのかというのを今検討をしているところでございます。



○議長(南野京右君) 南野勇治君。



◆24番(南野勇治君) 最後に、実は公民館が、広島県だったと思いますが、民間委託されておるとこがあります。これも将来的には対象になるようなんですが、非常に簡単なようで大きな問題も含んでおりますので、ひとつこのあたりはいわゆる総合計画の中で触れられておるんでしょうか。



○議長(南野京右君) 岡本企画総務部長。



◎企画総務部長(岡本守正君) 総合計画の中にその辺のことを触れるかどうかちゅうのは、ちょっと十分今から検討することになろうかと思いますけれども、一応公の施設につきまして、それぞれ地域に密着した施設で、地元住民、関係団体による管理委託が望ましいと思われるような施設、特定の利用者の活動基盤となっておるような施設、施設を設置する際に、その施設を管理するために設置された団体等に委託をしているような施設といった、委託の形態、多種多様でございます。

 市としましては、このような実情、実態を十分考慮する必要もあると考えておりますので、この指定管理者制度を導入する施設につきましては、その設置目的、利用形態、管理の状況等も分析をし、その業者の選定をするのか、特定の団体を指定するのかということを判断する基準の策定の必要性を含めて検討していきたいと思います。

 それで、今公民館等がどういうふうになるかということでございますけれども、今直営でやっております施設につきましても、将来的に直営でいくのか、指定管理者制度を導入するのかというふうな選択をするということになろうかと思いますけれども、当面、直営でやっておる施設については直営でいく方向になるんではないかと思います。ただ、これは来年の9月までに今委託しておる施設についての判断をすることになっておりますので、現在直営でやっておる施設につきましても、これらが決定をした後に、あわせて今後の施設の運営のあり方についても検討をしていきたいというふうに思います。



○議長(南野京右君) 南野勇治君。



◆24番(南野勇治君) はい、分かりました。大体そういうことが、いわゆるスリムな行政改革の具体的な例が、こういうので出ているのではなかろうかと思います。昨日来、市長さんもいろいろと焼き鳥含めて、不妊から始まって、いよいよ若者定住、教育問題まで大変な宿題を預かっておると思いますが、ひとつプライオリティーと言いますか、優先順位をつけて、きちっと一つずつ実行をお願いしたいと思います。

 以上で終わります。

………………………………………………………………………………



○議長(南野京右君) 林克好君。

〔13番 林 克好君登壇〕



◆13番(林克好君) 大変お疲れのところ、昼からの2番バッターとして、力いっぱい全力投球で参りますので、目をよく開いて、執行部の方もお眠いでしょうが、お付き合いを願います。

 私は、油谷向津具半島出身の林克好でございます。この度の厳しい市議会選挙で市民の皆さんの御理解を賜り、この場で発言のお許しを得ることができましたことを、議員としての責務を果たしていかなければならない、今その痛感をしているところでございます。

 本日のこの一般質問を行う前に、この場をお借りし、先日御逝去された元三隅町長、植木英策氏に対し、衷心より御冥福をお祈り申し上げます。植木元町長は、私の政治の道の師であり、河村代議士の秘書の時代より長きにわたって御指導頂きました。植木元町長の教えを心に刻みながら、強い信念を持って議会活動に邁進する所存であります。よろしくお願い申し上げます。

 それでは、通告書に従い一般質問に入らせて頂きますが、執行部におかれましては、真摯で適切なる御答弁を頂きますよう、よろしくお願い申し上げます。

 まず第1問ですが、高潮対策について。

 高潮とは、皆さんは既に御存じかと思いますが、台風によって起こる──原因が台風によって随分その潮位が吹き寄せたり、そういった大変な気圧の変動によって起こることを高潮というわけでございますが、この高潮被害が、昨年の8月19日でしたか、かなりこの長門市内において被害があったと思います。その被害に対して、私も各方面には行っておりませんが、そのころはまだ当時油谷町の町議会議員でございましたので、伊上の干ケ場川のはんらんにより床下浸水した住民の方から電話がありまして、林さん来てくれと、現場を見に行きました。確かに大変な床下浸水です。その現場を見て、やはり大変なんだなと。そして町に電話し、長門土木に電話し、関係各位に皆さん集まって、現状を見て頂きました。

 そして、合併という大変な時期を迎え、私ももう一度この議会に立ち、自分の思いの丈をこの新長門市にぶつけてみたいという思いで、一生懸命選挙活動に励んで参りました。その間、その付近の住民の方たちは高潮に日々注意し、生活下の中にそういった被害的な日々考えを持っておられたということを、この前お電話頂きました。林さん、どうにかならんやろうかと、こういう住民の声を私は常に心に抱きながら活動するのが議員であると信じております。

 それで、今日今回新長門市に入りまして、あの8月同日に恐らく長門市内において高潮被害はかなりの範囲であったと思います、この高潮被害に対して、この1年間、旧1市3町に対してどのような施策が行われたか、それを。また、今後どのような対策を練るのか、新市になってですね、それをお答え願いたいと思います。

 2番目については、書いてありますように、農業振興でございます。

 松林市長さんは──私も松林市長さんと同じ年代でございます、戦後生まれ、何不自由なく育っております。大変な思いで先人たちが築いた向津具半島の棚田、この棚田が今大変な状況を迎えております。行政は、簡単に景観を守ろう、いろんな国土保全をしよう、スローガンを掲げます。しかし、それに携わっている現場の人たちの労苦はどのようなものかは本当にお分かりでしょうか。私は分かってないと思います。日々お弁当を持って役所に来られ、夕方になったら帰られて、中には農業されてる方もいらっしゃいます。しかしながら、あの苦しい棚田で耕作してる人たちの日々のこの努力を、果たしてどれだけ理解を執行部の方たちが頂いてるか、今日お伺いしてみたいと思います。そういった意味で、現状のこの棚田保全についての質疑は、また後、発言席でさせて頂きます。

 3番目は、そこに書いてありますように、畜産振興でございます。

 畜産振興、我が旧油谷町も、もう今津町長時代から数えますと何年になりますかね、かなりの経費、かなりの行政の努力によって畜産振興して参りました。しかし、この畜産振興と一言で言いますけれども、畜産を本当に一生懸命やってらっしゃる方の日々の生活の中で畜産をやるというのは、生き物が相手ですから大変な努力が要るわけですね。そして、各々がこの畜産振興にかけては、かなりのプライドを持ってる方たちの集まりです。我々は畜産振興、特に私の背景には農家の方たちがたくさんいらっしゃいますから、常に林君、この僻地である向津具半島の農業振興が仮に停滞するようなことがあれば、私は今度の新市に合併した意味がないと思います。

 新市の松林市長さんは、農業振興または豊かな里づくり、そのようなスタートからある意味でのふるさとづくりというような感じで、温かい言葉をスローガンに掲げていらっしゃいます。本当に思いやりのある行政ならば、現場を自分の足で見、自分の耳で判断される、そのような執行者になって頂きたいなと、私は思っております。

 松林市政、これまで旧市で6年間やってこられたはずです。私もいろんなことがありました。議員として、油谷町議会議員としてこれまで積み重ねた経験をこの新市に生かして、どうにか皆さんの、30名いらっしゃる議員とともに手を携え、足手まといにならないように努力していく決心でございますので、私の一般質問の通告は壇上では終わりますが、発言席でさせて頂きたいと思います。

〔13番 林 克好君降壇〕



○議長(南野京右君) 松林市長。

〔市長 松林正俊君登壇〕



◎市長(松林正俊君) 合併により新市がスタート致しました。その合併につきまして元植木三隅町長は、「合併によって即花が開くものではない。花を開かせるまちづくりをするために合併という手法をとるのである」ということを常々おっしゃっておりました。今正にその言葉の重みを噛みしめております。心から御冥福をお祈り致すものでございます。

 それでは、林克好議員の御質問にお答えを申し上げます。

 まず、1点目の高潮対策についてでございますが、近年、台風や異常潮位による高潮被害が発生をしており、昨年は例年になく多くの台風が日本に上陸をし、市内においても満潮と風の影響による異常潮位により、床下浸水や田畑の冠水の被害が発生をしたところであります。

 海岸法では、海岸保全区域は知事が海岸管理者と規定をされております。ただし、漁港区域内は市長となっておるところであります。県では海岸保全基本計画を定め、堤防、護岸、樋門、排水施設等により高潮対策を各地区で進めているところでありまして、本市で被害が発生致しました箇所で県管理に係るものにつきましては、今後とも対策について県に要望して参りたいと思います。

 一方、市が管理する漁港区域内は、漁港管理者が市長であり、市長が海岸管理者となります。漁港区域内において保全が必要な箇所を海岸保全区域に指定し、これまで漁港の改修工事に合わせ順次整備をしてきたところであります。昨年の漁港区域内での高潮被害としては、三隅の小島地区、通地区、白潟地区に油谷の掛淵地区が、台風や異常潮位によりまして家屋の床下浸水や漁港内の車道が波で洗われる等の被害が発生しております。

 市としましても、今後、新市建設計画に合わせ海岸保全施設の整備を行うとともに、既設護岸、堤防の天端高の見直しや劣化対策等の再整備を行い、高潮被害防止に努めて参りたいと考えております。

 次に、干ケ場川の今後の高潮対策についてでありますが、県管理河川干ケ場川水系の遊水域として、これまで県に高潮対策の要望を行ってきたところであります。遊水域内には排水路及び家庭排水口があり、異常潮位時には海水が逆流をし、宅地への浸水、農地への流入被害が発生を致しております。この高潮対策としては、護岸の嵩上げ及び樋門の設置の同時施工が考えられるところであります。国土保全の面から、今後も高潮に対する樋門の設置及び護岸の嵩上げ工事等を県に引き続き要望していく考えであります。

 次に、2点目の農業振興についての御質問にお答え申し上げます。

 まず、棚田保全についてのお尋ねでございますが、本市には約900ヘクタールの棚田があり、油谷地区に最も多く存在しておりますが、全体的に荒廃がひどく、特に油谷地区の棚田は、高齢化、そして後継者不足により荒廃地が目につくようになりました。棚田は傾斜がきついため、ほとんどの箇所について農業の継続が可能となる農業用水の確保が十分でなく、農道や耕作道の整備も進んでいないのが現状であります。未整備の水田は作業効率が悪く耕作が困難な棚田においては、棚田の持つ景観、国土保全、環境保全などの多面的な機能が失われようとしております。このことを踏まえ、旧油谷町におきましては、昨年度、美しいむらづくり支援事業を実施し、棚田保護条例の制定、重点保護区域の検討が行われてきたところでありまして、本年度、新市においては農業農村基本計画を策定をすることと予定しております。

 また、重点保護区域であります東後畑地区におきましては、棚田保全整備事業を実施する計画に致しております。

 棚田は生産の難しい場所と言われておりますが、耕作の多様な利用を考えることにより、生産の場とすることも可能であります。例えば油谷地区では、耕作放棄地を利用した水田放牧、油谷水田放牧特区での水田放牧など、牛を利用した保全に取り組まれているところでもあります。今後は、国、県、関係団体及び地元の協力を仰ぎながら、棚田の多様な価値観を生かし、これらの価値を失わないように保全に努力して参りたいと考えております。

 次に、畜産の振興についてのお尋ねでございますが、本市は1次産業に立脚した市であり、中でも畜産業は県下で1、2位を争う生産地域であります。市内では、養鶏については深川養鶏農業協同組合を中心に45戸が、また養豚については三隅地区を中心に10戸が、そして和牛については油谷地区を中心に195戸が、それぞれ生産に従事されております。

 昨今の農業不振の中にあって、畜産は鳥インフルエンザ、口蹄疫、BSE等の家畜伝染病の発生による風評被害等に見舞われたにもかかわらず、その対応が順調に奏功し、現在ではトレサビリティー等の実施が消費者に安全、安心を与えたことにより、消費の回復も順調に進んできているところであります。また、生産者価格も堅調に推移をし、農家も生産に向けた意気込みが増してきているように感じております。

 さて、お尋ねの畜産の振興策につきましては、牛の生産基盤を更に強化するため畜産基盤再編総合整備事業を行っており、また、市有繁殖雌牛貸付事業により、和牛を導入して畜産農家に貸し付ける支援を行っているところであり、この事業を継続していく考えであります。

 また、堆肥の利用についても、耕畜連携による利用の増進を行う必要がありますので、循環型農業を推進しているところであります。更に、衛生面における家畜の飼養管理が厳しくなったことから、畜産農家への衛生管理、飼養の技術の向上のための指導を強化しているところであります。

 今後も、関係畜産団体、JA長門大津、深川養鶏、そして畜産農家とも協議し、畜産の振興に向けた施策を推進して参りたいと考えております。

 以上で、1回目の答弁を終わります。

〔市長 松林正俊君降壇〕



○議長(南野京右君) 林克好君。



◆13番(林克好君) 丁寧な答弁、大変ありがとうございました。まず、第1の高潮対策について、もう一度お伺いします。

 お答えは一部のすきもなく、大変そういった形での理解はできます。しかし、私の申し上げてる中身のある答えではないわけです。というのは、確かに県管理の干ケ場川については、これまで住民も行政も随分県にも油谷町としてお願いをして参ってきたところでございます。しかしながら、この県の仕組みというのは大変厳しい状況がありまして、財政的に今県がどのようにあるかというのは、既に御存じのように、山陽方面、山陰方面のことを言いますと大変御無礼でございますけど、今の状況であれば、宇部の平成何年でしたか、宇部空港が皆さん御存じのように高潮で水没したことがありますね。あのときは対策を迅速にされて、県が高潮対策協議会までもつくられて、それ以後、そういった高潮に対して物すごく敏感に反応されております。

 ところが、この県の山陰側の管理である県管理の河川について、住居民がこれまで何回となく行政に訴えてきても何ら手応えございません。この差は何だろうかと。やはり我が油谷町である、旧油谷町でございます、旧油谷町の私は執行部の責任だと思います。その辺をよく考えて頂ければ、なぜ私がこういうこと言うかというと、先程申しましたように、漁港管理は市の判断でできるから、今三隅、小島、掛淵、通、これについては迅速なる対応をされているはずです。しかし、県の管理になると大変難しい状況で、1年間、この干ケ場川に対して何らかのアクションを起こしたかどうかをお尋ねしたいと思います。



○議長(南野京右君) 長尾油谷総合支所長。



◎油谷総合支所長(長尾正昭君) それでは、私の方からお答えをさせて頂きます。

 被災の原因等につきましては、今市長が答弁をされたとおりであります。昨年の8月19日だったと思いますが、異常潮位によりまして床下浸水並びに水田に対して潮が流入をしたわけでありますが、当時、私も現場に呼ばれ、参りました。長門土木さんからも現地を確認をして頂いたところでございます。そういう中で、現地の状況写真等を県の方に提出をし、護岸の嵩上げ並びに樋門等の要望をしてきたところであります。その後、県土木さんの方から電話がありまして、測量に入りたいという電話があり、私たちは期待をしたわけであります。

 17年度につきましては、測試程度の予算は頂けるものというふうに思っていたところでありますが、前回、5月の事業説明会の中には、その計上費もなかったという説明を受けたわけであります。今後もこの護岸の嵩上げ並びに樋門の設置等については、強く県の方にも要望して参りたいというふうに考えております。



○議長(南野京右君) 林克好君。



◆13番(林克好君) 総合支所長──あのころは建設課長でしたか、一緒に私も現場に参りまして、かなりきつい言葉で通達したと思います。その場で私は携帯で土木事務所に電話し、すぐ来てくれと言って電話した経過があります。

 今申されたように、そのとおりだと思います。行政的には努力をされた。それは私も分かります。しかし結果として、これは私が以前に職員と積み重ねてきたそのときの写真であります。この写真を現場で、この潮位ちゅうのは時間によって変わりますから、そのとき行ってないと意味がないんですよね。こういった写真を撮りまして、私は今後、自分なりに県とも折衝するつもりでございますが、できるならば長門市として折衝をして頂きたい。これはなぜかと言いますと、こういったことは市長自ら県庁に伺い、こういったことで緊急を要すると、そういう発言をしなければ、私は県は動かないと思います。長門土木事務所に何回行きましても、長門土木事務所から県庁に伝わらなければ何もならないわけです。この辺をよくお考え頂ければ、迅速な対応は私はできると思います。

 私が常に危惧しているのは、県とのパイプが今現状、長門市はどのような形であるのかということを私は認識しております。大変苦しい立場に市長さんもあるんじゃないかと思います。そういった現状を踏まえて、部長、課長、その方たちが、もう一度この新市になった松林体制に対して改革、そういったものを求めるならば、こういった小さい仕事でも全力で当たって頂けることが改革じゃないんでしょうか。

 私、大変こういうことを言うと厳しい言い方かも知れませんけど、松林市政て大変だなと思います。ここに座ってらっしゃる方は全部年上じゃないですか、その中で市政を運営していく、これ並々ならぬ手腕がないと大変だなと思います。私は議会でいつもひとりぼっちです。なぜかというと、年上に対してもきついことを言いますからね、僕は。でないと、議員はやっていかれません。だけど、敬うことも知っています。

 ですから、この点について、もう一度だけ言います、くどくは言いません。本気で干ケ場川の住民の、ここにいらっしゃる方たちが安心して暮らせるようになるには、誰が動かなきゃいけないか分かりますね。議員じゃだめなんですよ。そのために、この新市になったときに部長制を引かれたわけですから、ここにいらっしゃる部長さん、そのことをよく頭の中に入れられて。

 私は常に政治の道で、隣の町の日置町を参考にしております。江原前町長さんですけど、すばらしい動きをされます。これは後で棚田でも言いますけれど、例えばどういうことかと言いますと、ここに一例として中山間地域総合整備事業、これは平成10年から来年までやります。そういった整備事業の内容を全部、私は毎日毎日見てます。私の念願であった、この中山間地域総合整備事業の1つの農道が途中で中座しました。用地買収に失敗したからです。県の農林課もあきらめておりました。そのときに、この中山間地域の整備事業の中の内容を見ますと、いいですか、第1期工事、平成10年から16年までのいろんな総合整備事業があるんですが、旧日置町さんに至っては30件のうちの14件が農道整備、第2期、旧日置町さんにおいては40件のうちの32件が農道整備、46本もの農道整備で、これでやり上げております。

 私はこの仕事内容を見たときに、トップのさじ加減によっては、その地域の発展は限りないものがあると思ってます。それは常に江原町長さんが申してましたが、自分の足で地域を見、自分の足で県庁に行き、いろんな要望を、地域の要望を吸い上げていく、それが首長たる役目であるというふうに私は教えられてます。そのために、日置では今後恐らく私は、ケーブルテレビ、下水道整備が終われば、あとの事業は余りないんではないかなというふうに感じております。

 こういったモデルとなる先輩方がいらっしゃるんですから、松林市長、もう一度ここは、あなたが唱えられた改革ですか、それを念頭に入れられて、この干ケ場川は県管理かも知れません、市管理じゃないかも知れない、あなたの手に負えないとこかもしれない。しかしながら、努力するということの姿を見せて頂けたなら、市民は、ああ今度の市長は違うんだと、やるんだという姿勢が私は見えてくると思います。

 干ケ場川については、今総合支所長が申したように、自分なりに報告もし、いろんなことで検討されてきた。しかし、結果としてできてないのは事実でございます。できてないということは、幾ら努力してもしてないと一緒なんですよ。

 私は、議員というのは、先程申しましたように、苦しいこの選挙を戦い、自分の思いを必死で伝えていける、そういった信念の下に私は議員になってますから、ここだけは譲りません。知恵とか、人徳では皆さんには劣るかも知れませんけど、勇気とか、自分の実行力に関しては、一歩たりとも後ろに下がるつもりはありません。その点で繰り返しお願い申し上げますが、総合支所長にもお願いします、この干ケ場川の早急的な解決をよろしくお願いしたいと思います。



○議長(南野京右君) 答弁はいいですか。松林市長。



◎市長(松林正俊君) るる御拝聴致しました。身近にあった旧町長さん方をしっかりと師として仰ぎながら、私も一生懸命やっていきたいと思います。もちろん現場を見、またしっかりと県、国の所轄につきましては要望していく、基本であろうと思います、改めて認識をさせて頂きます。

 また、この干ケ場川につきましては、これまでのいろいろな事情もまたしっかりと掘り下げてみまして、引き続き要望をしていくつもりでございます。



○議長(南野京右君) 林克好君。



◆13番(林克好君) それでは、2点目の農業振興に移させていきます。

 先程市長さんも申されてましたように、油谷地区の棚田は大変な急傾斜地にありまして、大部分が向津具半島に集中しております。日々、私はその棚田を見ながらこの市役所、市役所と言いますか、に来るわけですが、皆さん、この梅雨で、この雨がないときに、どのような現状で今棚田があるかは、こちらの方は分かるでしょうか。私はあの半島からずっと棚田を見ながら毎日毎日来るわけです。私は別に農業をしていません。だから、水に対する苦労、棚田をつくる苦労は知りません。しかし、農民の訴える気持ちは、私を議員と出している以上は分かっておるつもりでございます。

 なぜ私がこの棚田を手に自分が発言をされてるかと言うと、私は前から言ってます、棚田は後畑だけじゃないと。確かに棚田百選には後畑は選ばれた。しかし、向津具半島には棚田は数限りなくある。その現状は何かと、さっき言われたように、荒廃の一途をたどっとるわけです。

 棚田の後畑行って見てください。私は議員のときから反対してました、あそこに公園なんかつくっちゃだめだと。行って見たら分かります。旧1市3町の皆さんのお名前と記念樹が植えてあります。その記念樹の私の思いが届いたのかどうか分かりませんけど、全く成長しておりません。そして、その横には石碑というのかな、あれは、石が置いてあります。当時あの石が200万円だと思います。そういう経費をかけて、あそこに棚田の景観を守るためにつくって、我が旧油谷町向津具下の棚田の農道は今いまだにどうですか。今言う市道ですけどね、関連道は。梅雨入りになって雨が降ったら、赤土にまみれるんですよ。そういうところを皆さん見てきてらっしゃいますか。

 それで棚田保全とおっしゃって、今度幾らでしたかね、17年度にたしか4,700万円から一般財源を1,000万円近く注ぎ込んで、東屋と便所をつくるという、これ計画がありますよね。私は正直申しまして、表玄関ばっかりきれいして、裏は何の処置もしてないような家と一緒だと思います。その玄関を汚すのは、よそから来た人ばっかりなんですよ。この前行ったら、職員が一生懸命手づくりで、この辺を荒らさないでくださいというカードをつくってます。私が危惧するのは、確かに県からいろんなことの御指導があるからそういうことをされるかも知れませんけど、本気で取り組む気があるならば見せ掛けだけの対策じゃなくて、それだけ4,000何百万円も使う金があるんだったら、緊急を要する今農道整備、これを新市になってやっていくようなお考えはありますかありませんか。



○議長(南野京右君) 松林市長。



◎市長(松林正俊君) 今、棚田のことにつきまして議員の思い御拝聴致しましたが、私も折々、特に選挙期間中はしっかりと棚田の周辺回らせて頂きましたが、御指摘のように、棚田にもいろいろな傾斜面、あるいはため池の有無、いろいろ条件的に随分違うもんだなということを認識をさせて頂きました。と同時に、ほとんど農作業をされてる方は、大変高齢な方々がほとんどでございます。

 そんな中で、特に急傾斜の中での棚田の作業は本当に大変だろうし、またこれをいつまで残せるかということは、相当な我々も知恵と汗を使わないと保全ができないということも感じておるところでございます。もちろん国土保全の意味からも、保全ということは何より大切でございます。そういった意味では、まず特区を申請され、特区でやっておられますことも含めまして、あの地域に特別目を当てて、そして今言われる農道の整備も含めて、これから抜本的に、そして長期的な目で見て、あの棚田地域を保全できるような計画を、あるいはその取り組みを我々はしていかなければならないと思っております。



○議長(南野京右君) 林克好君。



◆13番(林克好君) 大変前向きな御回答でありがとうございました。後ろ見ますと、私が昔、油谷町議会で懐かしい三村課長さんもいらっしゃいますので、穏やかな発言に済ませたいと思いますが、あなたを見るとどうしても闘志が沸いてくるから、きょうはなるべくならば穏やかに済ませたいと思いますので。

 それで、棚田保護条例が今市で条例設置されてるわけですが、その中に長門市棚田保護区域選定委員会のこれは指定を設けるようなことが書いてありますが、その中の選定委員、区域選定委員ですか、その方たちの委員の、どう言うんですか、選出は、私の方の資料ではこのように書いてありますね。委員は次の各号に掲げる者で構成し、市長が、市長でしょうねこれ、市長が委嘱するものである。関係行政機関、各種団体等の長及び代表者、学識経験者、これで、この市の条例には保護区域選定委員と書いてありますから、このような内容でよろしゅうございますか。



○議長(南野京右君) 渡辺経済建設部長。



◎経済建設部長(渡辺重範君) お答え致します。

 今申されました長門市棚田保護条例の中で選定委員というふうに設けておりますが、この規定のとおりで、いろいろな関係者、それから所有者、耕作者、そういった方に選定委員に入って頂くというふうに定めておりますので、これまだ実際に定めておるのかどうかというのは、ちょっと私、大変申しわけありませんが確認しておりませんが、今後早急に立ち上げていくものと思っております。

 以上でございます。



○議長(南野京右君) 林克好君。



◆13番(林克好君) そうなると、僕の理解とはちょっと違うんですよね。これは、長門市棚田保護条例というのは、あくまでも17年の3月22日に制定されてるわけですよね。そしたら、当然にもうこれ既にそういった重立った形の棚田保護区域選定委員は今からするんじゃなくて、現状的には、こういう方向性で選定委員を考えておるんだがというふうな執行部の答えが本当は頂きたいんですよ。今から話をするちゅうのは部長、ちょっと僕としては答えとしてどうかなというふうに思うんですよね。

 それはいいんですけど、その中に、これは恐らく次の案を参考にされるんでしょうけど、関係行政機関、各種団体等の長及び代表者、学識経験者、特に僕はいつも申し上げてます、生意気なようですけど、経験したことのない者に、その場のことが本当に分かるかどうかちゅうことなんですよ。

 私は今46まで──当年とって私53ですけど、46まで、本当に自分の好き勝手に生きて参りました。そして、46で大きな病気をして障害を持ちました。やっと障害者の気持ちが分かるようになりました。この苦しみを飛び越えたら、やはり強いものが生まれるということが分かりました。

 しかし残念なことに、こういった市の、旧町のこういった条例とか何とか、よく委員会設定てやるんですけど、学識経験者、特に充て職、こういったものをつくって、さっき言った答弁とは市長重なりませんよ。本来ならば、この棚田条例に区域選定委員というものがあれば、耕作者全体を旧各町から選び、昔の旧町から選び、本当に従事している人たちの中からすべてを選び、その中のトップを1人代表者に決めて執行部と対話させる、これが委員会なんですよ。学識経験者で、田もつくったことのない人間を田の条例の委員にして何をするんですか、おれはそういう考え方に反対です。はっきり言います、そういうものは何も役に立ちません。いつも決まりのお役所仕事というのは、そういうのを言うんですよ。

 だから、棚田の問題については、今後、私の地元でございますので、恐らく長門市においても──この前、長門の谷川議員先輩に聞いたんですけど、まあうらやましいですね。水が大変ありがたいことに我々は恵まれとる。あの一番奥の、長門市の一番奥の田舎でさえ水が恵まれてるんですよ。私ら向津具半島の中心ですよ。水がないんです。阿惣ダムができる、やれこれで水が解決したと言ったら、阿惣ダムで来るのは飲用雑用水だけ、トラクター洗うたり、苗箱に水やるだけ。片や伊上にはパイプラインを引き、片や久富には有宗ダムもある、水に困ったことがない。つくりやすいところはつくりやすい水をあげといて、つくりにくいところには何の水もない、お天とう任せ。これで棚田を守るということは、悪いけど、私は言ってほしくない。

 もう一度、執行部の皆さんに、特に三村課長さん、あなた責任あるよ。あなた、大きな堤のへりで田つくりよってやから、自分は楽かも知れんけど、そういった棚田の本当の苦しみちゅうのは、あなたが一番知っちょるはずじゃから、その方が重要なポストにおってですから、棚田問題については私はあなたに任せますから、心を入れ替えられて、(笑声あり)棚田は本当に向津具に必要なんだということを、いや、みんな笑うてやけど、この長門市の市長さんの今のスローガンの中に何と書かれちょるかな、施政方針の中に書いてあるじゃないですか、改革と再生。松林市長は、これまで6年間市長さんやってこられたんですよ。その経験のもとに、これまでじゃいかん、執行部を含め、いろんな意味で自分も改革し再生していこうと、この決意で改革と再生してと思いますよ。そのスローガンじゃないと、これおかしいでしょう。今更改革したってしょうがないじゃないですか、行政は変わりません。

 私は、県の職員と、いつも市の職員を両方比べるんですよ。県の職員はどこに飛ばされるか分からん。一生懸命自分のポジション守ろうとする、そのために必死に努力する。ところが、市とか役場の職員は、しょせん行っても、おれら長門市内うろうろすりゃええんだから、黙って座っちょきゃ部長、課長にはすぐなれる。そういうぬるま湯体質をこの改革と再生で今回、松林市政が行わなかったら、長門市民も私は考えるじゃろうと思います。この4年間は、さっき松林さんおっしゃったように、大変な時期になると思いますよ。

 この新市、特色のある、教育文化のすぐれた三隅、何か都会的に発展してる長門市、何もかもすべて行き届いた日置町、何もかもすべて遅れた油谷町。よく言われました、油谷町は一歩も二歩も遅れちょるのう、議員も低俗じゃのうとそう言われてきました。ところが、議会出たら、そんなに差はないなと僕は思いました。はっきり申します。僕ほど、向津具からも4名の議員出ていらっしゃいます、みんな個性持ってます、この4人がタッグを組んだときには怖いものがありますよ。だから、私一人で怒っとる間は大丈夫と思いますから、どうか棚田問題についても、市長さん、本当に腹据えてよろしくお願いします。

 それでもう一点、これは棚田について、今言った市長の改革と再生。それから私、長門市に来て、教育長、一番ショックだったのは職員の規律のなさ。あいさつができない。これびっくりしたですよ。僕は油谷町議員になって2年になりますけど、監査させて頂いて、藤田町長にはもう嫌ほど耳に入れた、あの人はたこできておりますよ、耳に。あいさつもできんで役場の職員が務まるんかと、何で高い給料もろうちょるんじゃと。僕らぐらいのクラスになったら、恐らく50万円ぐらい給料もろうちょるんじゃないですか。その人たちで、まともにあいさつできんやないですか、今。それ何が長門市職員が偉いのですか。僕は油谷町の職員の方がまだ立派と思ってますよ、旧ですよ、旧。やっぱりもう一度、松林市長、今後改革と再生と言うなら、職員がもう少しきちっとあいさつができるような執行部体制をつくってください。これは議員だけにあいさつせちゅうんじゃないですよ、一般市民に対しても、これは大事なことと思いますよ、僕は。礼儀から始まり、礼儀に終わるちゅうのが日本人の体質ですからね。それさえできんやないですか、今、僕は、そう思いますよ。

 僕は、大嶋さん、教育長さんが、私は中学生の頃からよく知って、存じ上げてますけど、こういう席で私がこういう答弁すると、何かあいつも変わったなというふうに思うかも知れません。人間は成長するわけですから。(笑声あり)その成長をみんなに分かって頂いて、今後とも、長門市の市の職員には耳が痛いかも知れません。しかし、私が感じてることは素直に言います。私も723人の重い責務をこの両肩に置いてるわけですよ。私一人やったら、誰も相手にしてくれりゃせん。この苦しい戦いを経て自分がこの席におることを、今本当に実直に自分が考えたならば、生じっかな気持ちで発言できんです。難しいことは言いませんよ、わけも分からん、僕の高慢なあれはしません。

 だから、さっき言うたように、棚田と高潮については、今市長が言われたように、腹据えかねて、自分がもう一度腹巻き直してやるという御答弁頂きましたので、3点の畜産についてもう一度お伺いします。



○議長(南野京右君) 松林市長。



◎市長(松林正俊君) 棚田のことをちょっとあれお答えしますが、本当に水の点でも非常に御苦労なさってるということは強く認識しております。特に今、雨も降りませんし、大変水も不足をしておると思います。これはかなり深刻で、また早いうちにしっかり手を打っておかなければいけないなと感じておるところでございます。しっかり計画を立てていきたいと思います。

 それと、職員のこと、十分に留意をしておるつもりですが、また重々に注意をさせて、しっかりとあいさつができる、基本でございますので、しっかりやらせるように致します。

 それと、畜産振興でございます。畜産振興につきましては、それぞれ先程説明を致しました。養鶏、養豚、そして畜産牛、こういったそれぞれの特性を今まで生かして、各市町でその施策をやっておられます。総合的にこの畜産全体の占める比率も高うございますので、これにはしっかりと振興のための支援をして参りたいと思っておるところであります。



○議長(南野京右君) 林克好君。



◆13番(林克好君) 畜産振興についても今後大変な状況が来るであろうことは、市長並びに関係課長、部長さんも御存じだと思います。これはひとえに、先程中野(明)議員さんがおっしゃったように、少子時代と言いますか、問題は後継者問題になるんですが、畜産についてもそのような現状だと思います。

 それで、先程市長の答弁の中に195戸と言われましたね、農家戸数が、畜産農家がね。これ現状では間違ってないんですが、その昨年と比べてどのぐらいの減少があるかお分かりですか。



○議長(南野京右君) 三村農林課長。



◎農林課長(三村建治君) 農林課の三村です、よろしくお願いします。それでは、昨年度の戸数の増減についてお知らせを致します。

 平成16年の2月1日の統計でございますけれど、208戸となっております。17年2月1日には195戸で、減の13戸であります。

 以上です。



○議長(南野京右君) 林克好君。



◆13番(林克好君) 所変われば、品変わると言いますが、長門市出たら、課長さんはえらい声が大きゅうなって、すごい、すばらしいですね。油谷町じゃこまい声で言うてやから、これはマイクがええんかどうかよう分からんけど、すばらしい、よう聞こえたです。確かにそのとおりです。

 というのが、この1年間の間に13戸も減ってるわけですよ、農家がね。畜産農家ですよ。これはどういうことを言うとるかというと、大変な高齢化が、この現状を維持してるということです。ですから、私が何を言いたいかというのは、この畜産振興についても後継者を本当に考えて育てなければ、頭ええですか、市長さん、ええですか、ええかね。(「いや、大丈夫です」と呼ぶ者あり)大丈夫です。そういうことで、自分が今考えてるのは、その若者の畜産農家の今後の対策です。今の高齢世帯の中での畜産農家は、恐らくこのような数字で年々減ってくるだろうと推定されます。それで畜産振興振興と言われても、親がないときに親孝行したいと、よく言葉あるじゃないですか、そういった意味で言えば、こういった畜産振興についての青壮年部会というのが恐らくあると思いますが、それに対応してどのような今後対策を練っていくか、課長よろしく。



○議長(南野京右君) 渡辺経済建設部長。



◎経済建設部長(渡辺重範君) お答え致します。

 議員御指摘のように、畜産関係の部会というのがかなりいろいろとございますが、その中で、まずは市有牛の貸し付け、こういったものを増やしていくということに今取り組もうというふうにしております。

 それから、いろいろ事業を展開する中で、山口農林振興公社等が主催になってやる事業等がございます。こういったものも大いに活用していくというような話し合いがされておったかと思います。

 以上でございます。



○議長(南野京右君) 林克好君。



◆13番(林克好君) 後の方もいらっしゃいますので、私の一般質問はこのぐらいにさせて頂きますが、何分にも、この畜産振興も各旧1市3町の中では温度差があります。そういうことも踏まえて、今後こういった中で、私の手元にあります16名からなる長門大津農協青壮年部会員という名簿があります、こういう人たちを中心とした畜産の振興、そういうもの等を踏まえながら、畜産振興についての行政との強いパイプを握って、お互いが手を取り合って、ただ行政が上から下へ通達するだけの振興策じゃなくて、お互い考え合いながら振興を図っていくということが一番必要なことやないかなと思います。常に行政は情報を提供し、また、生産者の方はその情報を的確に握りながら生産意欲を高めていく、これが根本ではないかと私は思います。

 私は、行政というのはあくまでも、三村課長さんにいつも議会でも言ってますけど、情報がない限り生産者の成長はありません。いつまでも田舎の生産者じゃなくて、これから新長門市と生産者が一体となって生産意欲を増すような努力を促すには、行政の皆さん方の努力しかないと思います。これは議会人として、私も一端の議会議員としての一翼を担ってるわけですから、今後とも4年間ほど、この体で、この精神力で突き進んで参りますので、何とぞ御理解頂きまして、畜産振興、棚田対策、高潮対策については、先程申されたように早急に、また真摯に受けとめられて対策を頂くようにお願い申し上げまして、私の一般質問を終わらせて頂きます。

………………………………………………………………………………



○議長(南野京右君) 木下重之君。

〔14番 木下重之君登壇〕



◆14番(木下重之君) 木下重之でございます。いろいろとお世話になると思いますが、よろしく御指導頂きますようお願い申し上げます。

 本市の主産業の第1次産業の中、農業問題について1点だけ御質問をしてみたいと思います。明快な御回答をお願い致します。

 現在、農業を取り巻く環境は、農家の高齢化、また、今年は水田の水不足等、大変厳しい状況下にあることは御承知のことと思います。農地の利用集積で重要な役割を担ってきた農業委員が、市町村合併や地方行財政改革などで大幅に減らされる方向にあります。今後の農政展開の推進役として大きな期待がかかるものの、実態は逆方向に向かってるように伺われます。地域農業を振興するためにも、しっかりとした対策を立てることが緊急課題ではないでしょうか。

 農業委員は、農政展開では担い手育成などの重要な仕事を担っていくことが期待され、食糧、農業、攻めの農政への仕事を担っている。このため定数削減は、地域農業を進める上で対策を怠れば、地域農業の停滞を招くことは間違いないことであります。農業委員の定数削減は、当然のように1人当たりの対象面積の拡大に結びつく、これでは、農家へのきめ細かい指導、地域における農業者からの相談等を考えると無理が生じるのではないでしょうか。諸問題を解決する何かの対策を講じる必要があります。

 私は、対策の1つに、市費を投じてでも農業委員協力員を設置したらどうかとも思っていますが、市長のお考えはどうかお伺いしたいと思います。

 壇上からの質問はこれで終わりますが、後は発言席より質問させて頂きます。

〔14番 木下重之君降壇〕



○議長(南野京右君) 松林市長。

〔市長 松林正俊君登壇〕



◎市長(松林正俊君) それでは、木下議員の御質問にお答え申し上げます。

 農業委員についてのお尋ねでございますが、現在、本市農業委員会におきましては、平成17年7月19日までの間、新市合併によります在任特例が適用され、全部で58名の委員が在任されております。しかし、来る7月10日に農業委員統一選挙が実施をされる予定で、7月20日からは選挙による委員30名を含む38名の委員体制となることが決まっておりまして、現在の委員数からは20名の減員となります。

 これらの定員、任期につきましては合併協議により決定をされ、合併協定書にも盛り込まれた事項でございます。また、委員数の減少に伴う諸問題に対応するため、長門市農業委員会規程では第7条に、「委員会の円滑な運営のため、農業協力員を置くことができる」と規定されているところであります。農業協力員の業務内容と致しましては、定期的なものでは、選挙管理委員会の行う農業委員選挙人名簿の配付・回収、また広報誌農業だよりの配付などが想定されますが、これらについては現在、各集落の自治会長や農事組合長へお願いされておりまして、特に問題はなく業務が行われているように聞いておるところであります。

 しかし、農業委員数の減少に伴い、新たな問題等も生じる場合もあろうかと思われますが、農業協力員の設置につきましては、農業委員会において今後の状況を見ながら検討されるものと思います。

 なお、県内で農業協力員を設置している自治体は現在ございませんが、下関市、萩市、柳井市、周南市では、今後検討していきたいという意向があるようでございますが、その役割、任務、人数、また予算的なことといった問題があるようにも聞いております。いずれにしましても、農業委員数が減り、委員1人当たりの担当範囲は広がって参ります。農家の担い手不足、高齢化という問題を抱える本市におきましては、行政、農協等の諸機関と農家との潤滑油となるよう、農業委員の皆さんのますますの活躍をお願いを致したいと思っております。また、御活躍も期待を致しているところでございます。

 以上で、1回目の答弁を終わります。

〔市長 松林正俊君降壇〕



○議長(南野京右君) 木下重之君。



◆14番(木下重之君) 農業委員が今度30人になると、選挙人で選ばれる数がですね。そうすると、これ油谷地区で申し上げますと、油谷地区で今までは15人でしたが、それを8人で割るようになるわけですね。そうすると、地区別に振っていきますと、宇津賀地区、向津具地区では1人ずつが割り振られるような格好になるわけです。そうすると、土地の状況、また農家の悩み、いろいろなものが全然、その農業委員が減ったがために把握できない面が多く出ると思うんです。それをどうか解決していかなければ、今からの農業振興は進めていくことができないのではないかと思っております。

 それで、お尋ねしますが、1人当たりの任務がどのように増えるか、分かればお教え願いたいと思います。



○議長(南野京右君) 宗金農業委員会事務局長。



◎農委事務局長(宗金周治君) 農業委員会の宗金です、よろしくお願いします。

 ただ今御質問のありました農業委員の減数による任務の増ということでありますが、1人当たりの面積で申し上げますと、58人の体制の場合は、これセンサスの数字ですが、62ヘクタール、38人になりましたら95ヘクタールに増えるわけであります。農家数を比較してみますと、58名の場合は49戸ということで、38名の体制になりましたら75戸と、この農家が対象になるわけであります。

 御承知のとおり、定数が減少することによりまして、1人当たりの守備範囲というのは当然広くなって参ります。先程市長が申し上げましたように、一応協力員を設置するという規定を制定しておりますが、これは7月の20日以降、実際にスタートしてみないと分からない面もあります。そういったことで、状況に応じて検討して参りたいというふうに考えております。

 以上です。



○議長(南野京右君) 木下重之君。



◆14番(木下重之君) そうすると、7月の20日以降は協力員制を設けるということですね。



○議長(南野京右君) 宗金農業委員会事務局長。



◎農委事務局長(宗金周治君) ただ今の御質問ですが、状況を見ながら検討していくということで御理解を頂きたいと思います。



○議長(南野京右君) 木下重之君。



◆14番(木下重之君) 状況を見ながらと言いますが、現状を見ても、もう分かったことなんですね。と言いますのは、先程も申し上げましたが、その旧油谷町の中の宇津賀地区でも1人、向津具地区でも1人という、たった1人でそれを対応していくというのは困難に等しいわけですね。それを今のようなお返事で返されると、ちょっと物足りないわけですが、早急にそういうような協力員制を設けるお考えは、あくまで農業委員会にかけなければできないのですか。



○議長(南野京右君) 宗金農業委員会事務局長。



◎農委事務局長(宗金周治君) 先程申し上げましたように、これは人数を何名にするかとか、任務をどうするかといった、いろいろ細かい問題もあります。従いまして、これは農業委員会に総意のもとで決定するものでありますので、7月20日以降、状況を見ながら検討していきたいというふうに考えております。

 以上です。



○議長(南野京右君) 木下重之君。



◆14番(木下重之君) 協力員制を設けるというのは、あくまでも市長さんのお考え一つでできるのではないですか。市長の判断で。



○議長(南野京右君) 宗金農業委員会事務局長。



◎農委事務局長(宗金周治君) これは農業委員会の委員会規程にあります。従いまして、農業委員会で決定することでございます。以上です。

 なお、これに伴う予算、あるいは細かい内容につきましては、また市の方と交渉しながら進めるということになろうかと思います。

 以上です。



○議長(南野京右君) 木下重之君。



◆14番(木下重之君) 今からの農地の有効利用を進め、遊休地を防ぐためには、農業協力員の助けがどうしても必要だと私は思うわけです。と言いますのも、先程から申し上げますが、その地区によっては、端に農業委員がおられて、南の端に農業委員がおられる、北の端に農業者がおって相談をしたい、どこの農地やら分からない、そういう場合に調整役としての協力員を是非とも置く必要があるのではないかと思っております。どうかこのことについては農業委員会でもしっかり御審議頂きますとともに、協力員制を設けてもらって、それに伴う予算措置等も今度は市長さんの方で十分御検討をお願いしたいと思いますが。



○議長(南野京右君) 松林市長。



◎市長(松林正俊君) 今、基本的に農業委員会事務局長が申しましたように、農業委員会でこの農業協力員が必要かどうかというような検討をされるという趣旨の答弁を致しておりますが、基本的に、議員さんが言われるように、これからの農業委員が担われるところの農地の管理とか、そういった点検、農地保全も含めていろいろあろうと思います。私が先程1回目の答弁で申しました、選挙管理委員会が行う名簿の配付回収とか、広報だより、これはともかくとして、基本的な本来の仕事の趣旨として、その農業委員の方々が定員を削減したことによって業務に差し支えるようなことがある、その辺が語られれば、私は農業委員会が、またこの農業協力員の方を設置することを求められるということになれば、当然市としても、これは真摯に受けとめなければいけないことと思います。

 その辺が、議員が今御指摘は、そこらあたり、いわゆる基本的な農業委員の役割、仕事についての拡大、これに対するものと理解しております。それにつきましては、十分に私どももそう上がってくれば、あるいはなされれば、真剣に検討していくということになると思います。



○議長(南野京右君) 木下重之君。



◆14番(木下重之君) 終わりにしますが、これからの農業振興を進める上では、是非とも農業委員会の役割というのは大きくなると思います。そうした中で、人数を減したがために農業者に情報が伝わらなかったり、また相談がしにくかったり、そういうことがあっては困るわけでございますので、是非ともそういうふうな制度を農業委員会の方でも立ち上げてもらって、そして農家がより一層放棄地をなくすように努力を払って頂きたいと思っております。

 質問席からの質問はこれで終わります。

………………………………………………………………………………



○議長(南野京右君) 三輪徹君。

〔5番 三輪 徹君登壇〕



◆5番(三輪徹君) 三輪徹です。通告に従い質問致しますので、御答弁よろしくお願い致します。

 水産と観光の町として栄えて参りました旧長門市ですが、水産業では漁獲量の激減、また観光においては観光スタイルの変化という大きな流れの中で、観光客数の長期低落傾向に歯止めをかけることができませんでした。

 そうした中、長門地域1市3町が合併し新長門市が誕生したわけですが、この長門地域では、主に農林水産業における従来の雇用の喪失と、それに代わる新しい雇用の場の創出ができていないということが若者の流出を促し、地域経済の低迷を招いています。その意味では、新長門市の振興を考える上で、農林水産業と農林水産製品加工業、そして観光といった地場産業の活用を図ることが必要不可欠であり、既存産業の更なる高度化、多様化を図りつつ、新たな産業の創出が望まれています。

 例えば農業と観光資源の融合例として油谷地区の棚田があります。この棚田につきましては、先程林克好議員より厳しい現状についてお話がありました。そこで耕作される方々の御努力の御陰で、厳しい地勢にもかかわらず棚田が保存、維持されており、今なお稲作が行われており、この美しい棚田は日本の棚田百選でも取り上げられ、観光の目玉にもなっていることも事実であります。

 また、日置、油谷地区では風力発電施設が多数立地しています。これは、自然を利用した単に環境に優しいエネルギーづくりだけでなく、景観にもマッチした新しい観光スポットとして、今後の活用方法が問われているところです。

 更に、新長門市には、温泉施設として湯本温泉、俵山温泉、湯免温泉、黄波戸温泉、油谷湾温泉と5つの温泉を有しており、青海島、金子みすゞ記念館、香月泰男美術館等の自然資源と歴史文化資源とのネットワークを構築するとともに、地域外の観光地とも連携を図る広域的、総合的な産業の育成戦略が求められているところであります。

 こうした中、松林市長は、6次産業を花咲かせる1つのポイントを観光に置いておられ、山口県が観光立県を目指すなら、長門市では観光立市を目指したいと発言されております。所信表明におかれましても、観光立市としての活性化を目指し、観光による交流人口の増加を図るために、体験滞在反復型の観光地づくりを推進することで、新市が生き生きとした活力ある地域に再生することができると確信していると述べられております。

 そこで、観光立市に向け、具体的にどのような取り組みをされるのかお伺い致します。

 以上、質問致しますので、御答弁よろしくお願い致します。

〔5番 三輪 徹君降壇〕



○議長(南野京右君) 松林市長。

〔市長 松林正俊君登壇〕



◎市長(松林正俊君) それでは、三輪議員の御質問にお答えします。

 観光立市に向けた具体的な取り組みについてのお尋ねでございますが、合併によりまして、本市は様々な恵まれた多くの観光資源を有することとなり、これらの資源を今後どのように活かすか、また宣伝していくかについて、関係機関や関係団体とも連携し、協議を行っているところでございます。

 特に、第1次産業を基盤として2次産業、3次産業との連携を密にした中で、確固たる経済産業基盤を確立することが最大のテーマであると思っており、1次、2次、3次産業を融合した新たな産業の6次産業として花開かせたいと考えております。

 具体的な取り組みと致しましては、旧1市3町にそれぞれ温泉地があり、合併により市内で5つの温泉地を有することとなりました。この温泉地を「長門温泉郷5名湯」と名付けて情報発信をするため協議を重ねておりましたが、今月14日に長門温泉郷5名湯連絡会議が発足をし、今後5つの温泉地が連携して観光事業等に取り組むこととなったところであります。

 観光産業と農林水産業との連携に関しましては、県内産農産物等を積極的に利用するとともに、生産者と消費者等との連携による地産地消を推進する目的で、県が平成15年からやまぐち食彩店等の設置制度を設けましたが、市内の店舗やホテル等15施設がこの制度の受け入れを行っており、今後も地域内農林水産物の積極的な利用について、農協、漁協等の団体と連携して推進して参りたいと考えております。

 また近年、学習や体験を主とするレジャー活動や、癒し、人との触れ合いといった精神的なものを求める新しい旅も盛んになってきております。客寄せの一時的な取り組みではない、魅力ある地域づくりこそが観光の基本であると考えておりまして、地域を越えた連携の輪を広げることが、全体としての集客力を高めるものと確信しております。

 そうした意味から、下関市等との連携を通し、更に魅力を高めることは、多様な旅行ニーズに応えられる一つの方法と考えております。なお、下関市との連携に関しましては、俵山地域で取り組んでいる都市と農村交流の手法の一つでありますグリーンツーリズムにおいて、下関地域を視野に入れた交流活動を既に実施しているところであります。このような都市と農漁村交流の取り組みは、農漁村地域における活性化につながるとともに、観光業との連携により新しい事業の展開が期待できるものと考えております。

 本市は、日本海をキーワードに、棚田や千畳敷、青海島、油谷湾、松島など多くの豊かな自然景観に加え、童謡詩人の金子みすゞやシベリアシリーズ画家の香月泰男画伯など、心を伝える文化を育んできた地域特性を有しております。これらを総じて文化的景観と称し、観光客の皆様に心のふるさとを感じて頂きたいと思っております。

 また、情報発信の新たな取り組みとしまして、今年2月、首都圏観光PRを開催、ふるさと大使の皆さんや旅行業者、報道関係等の関係者に対しまして、合併後の新たな観光資源となる情報の提供等を行って参りました。また、5月には広島市で観光物産展を開催し、旅行業者への訪問とあわせ、新たに長門市観光情報発信会を開催し、観光情報と合わせ試食等による食の情報提供も行ってきたところでございます。

 今後とも異業種連携を推進する体制づくりの取り組みとあわせ、様々な情報発信の機会を捉えながら積極的な事業展開を図り、観光立市を目指して参りたいと考えております。

 以上です。

〔市長 松林正俊君降壇〕



○議長(南野京右君) 三輪徹君。



◆5番(三輪徹君) ありがとうございました。この観光立市を目指すということは大変よろしいと思いまして、私も賛同しておるわけでございますが、その観光立市を目指す上で、観光基本計画というのを策定される予定があるのか。また、もし策定されるなら、いつ頃から取り掛かられるのかということをお聞きしたいと思います。



○議長(南野京右君) 渡辺経済建設部長。



◎経済建設部長(渡辺重範君) 議員の質問にお答え致します。

 平成13年度に、平成24年、つまり2012年でありますが、これを目標年次と致しました長門市観光基本計画を今現在策定しているわけですが、この観光振興に取り組んでおる中での、今度旧3町と言いますか、を見据えた全体的な観光地としての計画を新たに今後検討していくというふうに考えておるとこでございます。着手と致しましては、18年度を目標にしているところでございます。

 以上でございます。



○議長(南野京右君) 三輪徹君。



◆5番(三輪徹君) それで、今市長の御答弁の中で、また最近よく6次産業という言葉が出てくるわけでございます。1次産業、2次産業、3次産業、1、2、3を足して6か、1掛け2掛け3で6と、足しても6、掛けても6ということで6次産業と言うということでございますが、市長の頭の中で6次産業──観光を花開かせるための6次産業というのは、例えば具体的にどのようなものを想定されているのか、市長の頭の中にございますものをお示し頂きたいと思います。



○議長(南野京右君) 松林市長。



◎市長(松林正俊君) 今、観光を花開かせるため6次産業とおっしゃいましたけど、6次産業を花開かせるために観光を起爆にしたいということでございます。そういう観点からこれを使っておりますのは、私どもは何と言っても1次産業が主流でございます。そして、それに加工業を含めました2次産業、それと観光業、その中に、これを連携させていく上で観光業が非常に起爆になる。例えば観光を軸に置きまして、いろいろこれに付加価値を付けていくとすれば、食も加わってきますね。この食を加えることによって、1次産業がまた誘発されて活性化していく。いろいろ交流人口を増やすことによって、そういう1次産業、2次産業も盛んになっていくと。その起爆、入り口が観光にあるんじゃないかと、私は思っておるわけです。

 そういった意味で、ここに6次産業というものを総体的に形づくっていく、その中で、6次産業という形があるわけじゃなくて、全体的にそれが連携した形と捉えて6次産業と言ってるわけでございますから、それが双方的に盛り上がっていく、その起爆は、あるいは入り口が観光にあるんではないかという強い思いを持ってこういうふうに言ってるわけです。



○議長(南野京右君) 三輪徹君。



◆5番(三輪徹君) 済みません、反対を言ってしまいました。それで、交流人口を増やしていく、6次産業を花開かせるポイントが観光であるということで、観光ということで、いろいろな問題が出てくるわけでございます。例えば交通アクセスの問題がございます。山陰線唯一の特急でありました「いそかぜ」も2月21日をもって廃止されました。これによるイメージダウンというのもあると思います。

 また、新山口駅、宇部空港からのアクセスの充実が言われて久しいわけでございますが、ただアクセスの充実充実と言われて、何ら言われた時点から変わってないような気も致します。これについて何か、新山口駅、宇部空港から、この長門市へのアクセスにつきまして何か以前から変わったところがあれば教えて頂きたいんです。

 例えば私ども、じゃ宇部空港に着かれた方から、この長門市までどう行ったらいいのかと聞かれた場合、返答に中々困ることがございます。そういったことを考えまして、アクセスの充実ということで、最近こういうふうに便利になったよということがございましたら教えて頂きたいと思います。



○議長(南野京右君) 渡辺経済建設部長。



◎経済建設部長(渡辺重範君) それでは、お答え致します。

 今議員御指摘のように、急に変わったものが目新しくというわけには参りませんが、この交通対策というのは重要な課題であろうかと思っております。今現在、山口県と本市を結ぶ関係自治体が4市2町でございまして、山口、萩、下関、長門、秋芳町、それから津和野が連携しております。山口県の観光周遊促進協議会というのを組織しておりまして、県内外からの観光客誘致に向けて、宇部空港、それから先程言われました新山口駅からいろいろと県内の観光地に観光客を誘致すると、輸送するという2次交通対策と致しまして、観光周遊バス「おいでませ山口号」というのが毎日走っております。これが一応湯本温泉が着地コースとなっておりまして、それから金子みすゞ記念館、こういった見学が取り組まれてるというような状況で、議員の御質問に的確なお答えになったかどうか分かりませんが、今申しましたように、おいでませ山口号というのがございます。

 以上でございます。



○議長(南野京右君) 三輪徹君。



◆5番(三輪徹君) それで、公共交通機関の充実ということが必要だと思います。以前、この新山口駅から長門市までの直通の列車が走っておりましたが、残念ながら利用客が少ないということで廃止になった経緯もございます。それで、新幹線厚狭駅の問題もございます。幾ら美祢線を利用しよう利用しようと言われましても、厚狭駅が今のような状態、せめてひかりレールスターが1日にもう1本でもいいから停車するように、地域挙げてJRの方へ陳情すべきではないかと思うんです。それが、このことによって美祢線の利用促進、また、それによってこの長門市のひいては交流人口の増加にもつながってくると思います。是非このひかりレールスターということをJRの方へ積極的に、この地域が何市何町あるか分かりませんけど、スクラムを組んで陳情して頂きたいと思いますが、市長いかがでございますか。



○議長(南野京右君) 松林市長。



◎市長(松林正俊君) 御指摘のように、新山口駅が鉄路の玄関、空路が宇部空港とありますけれども、まず今の新山口駅で、それからとなると、そのまま本来なら新幹線が厚狭駅に着いて、あるいは乗り換えて、そして美祢線に乗り換えてというのが一番、今ある物を有効利用できますし、また、これについて取り組むべき課題でありますから、厚狭駅のときには市も参加をして負担金も出したりしたわけですね。

 これが、御承知のように、なかなか接続の悪いのと、今御指摘のレールスター等がとまらないと。ここにつきまして、以前からこれをやることによって、美祢線を多少なりとも高速化をする。今トイレがついてない電車が走ってますけれども、列車が、これも2両ぐらいでトイレをつけてもらってという陳情は早くから致しておりますが、これを長門、美祢、厚狭という形でやるにつけて、山陽町が今合併を致しました。お互い合併して、山陽小野田市になった時点で、新たに昨日、この高速化も含めた期成同盟会を設立するようになっております。ちょっと今その進捗状況はあれですけど、合併を待ってまとまった時点で、その新たな会を発足をしようということになっております。それを見て、それで陳情をし、その一番目指すは、とめてもらって高速化、それが湯本へ一番近い形。

 宇部空港につきましては、常時そういう、特に旅館関係の方々とやってきて参りました、商工会議所も含めて。中々民間がどうしても請け負ってもらわなければならない部分がある。その辺で中々調整がつかないでおりますけど、ここもでき得ればジャンボタクシー的なものとか、何かが運行できるようなものをして頂くようなことが、行政が丸抱えということには中々なりませんので、そこらは話としてはやり取りはしてきた経緯がございます。



○議長(南野京右君) 三輪徹君。



◆5番(三輪徹君) 是非官民一体でしっかり取り組んで頂きたい。幾ら美祢線を利用せ利用せと言われても、厚狭駅がしっかりしてないと、乗る方は今のような状態のままで推移していくんじゃないかと思っております。

 それで、JRと言うことで、「いそかぜ」が3月28日で廃止になったと。それに代わるものとして、3月19日から萩・長門ブルーライナー号という観光列車が今月末まで走ります。この土日で最後になるわけでございますが、こういうせっかくJRの方もこういう観光列車を走らせ、こういう企画をして頂いておるわけでございますから、この列車を、この企画を単発で終わらさせてはいけないと思っております。地域を挙げてこういう観光列車を根気強く大切に育ててやる、是非また秋にも、また来年にもこういう観光列車を走らせて頂けるように、地域、行政、官民挙げて盛り上がらないといけないと思っております。

 それで、この3月19日から今月末で終わりますが、やはり行政としても列車に乗るツアーを1本でも組んでほしかったという気持ちもございます。また、乗客、大変少のうございます、残念ながら。せめて乗られた方については、粗品の1つでも差し上げるような企画があってもよかったのではないかなと私は思うんですが、市長いかがでございますかね。



○議長(南野京右君) 松林市長。



◎市長(松林正俊君) この間、そういった企画が中々しっかりと組めなかったのはあれですけれども、何と言っても、利用することによって、また次にJRの方も考えて頂くわけですから、これは大いに乗ってもらわなきゃいけないし、乗っていかなきゃいけないと思っております。

 それで、先程の答弁で、下関市との連携と申しました。実は先程申されましたように、「いそかぜ」が廃止をされております。これにつきましては、高速化に耐え得れないのと、特急としての機能としての「いそかぜ」の利用に限界があったと。そこを考えれば、今のブルーライナー号にも言えるんですが、この山陰本線の北浦地域、これを観光的に列車を走らすことに観点を見るということが、一つのブルーライナーですが、これをできればシーズンでなくて、年間通年やっていこうじゃないかというのを、実はまだ公表致しておりませんけども、下関市さんとは、ここまで観光列車の運行について詰めております。

 今、観光課長にも言ってもいいかと言ったら、大体いいですと言いますから、その辺は、いずれ下関市長とトップ会談をやって、下関市と長門市の観光連携の一つの形として、目玉としてこのことも打ち出すことになると思いますが、そう言った意味では、いそかぜで限界があった分をそういったものでカバーできるかどうかは別として、角島がありますし、そう言った金子みすゞ記念館と、かっては武蔵の連携もございました。そういうものをもう少しクローズアップをしていこうということで、一つの観光連携の形として今これを計画を致しております。



○議長(南野京右君) 三輪徹君。



◆5番(三輪徹君) 今の市長のお言葉を聞きまして少し安心したわけですが、この萩・長門ブルーライナー号というのも、新下関を出て下関駅まで行きまして、山陰線を北上致しまして仙崎に入る、そしてまた長門市駅に戻り、東萩まで行くというコースでございます。

 それで、観光立市を目指すということで、ホスピタリティーの推進という面から見まして、考えてみますと、この萩・長門ブルーライナー号では、今仙崎駅で地元の有志により無料コーヒーを配ったり、また特産品を売ったり、また観光客との交流を図っております。商工観光課長には、お忙しい中、多々足を運んで頂いて、その状況というのは一番よく御存じなわけでございますが、これについて大変評判がいいわけです。

 例えばこれはインターネットで載った話でございますが、「仙崎駅の待合室は大盛況にあふれている。地元の観光協会関係者がお土産品やビール等を売っているほか、ホットコーヒーを無料でもてなしてくれた。ただほどうれしい物はない。また、木札にマジックで思い出を書き、それを糸できすコーナーもあった。人それぞれの思い出がつづられた木札の数はかなりの数になっており、これまで萩・長門ブルーライナー号で仙崎を訪れた人々の数の多さを認識する。大変充実した仙崎の長時間停車もあっという間に過ぎて、長門市に戻る時間を迎える。ホームには観光協会の人のほか、地元の人々も我々を送ってくれて、列車に向けて手を振ってくれる。最後の最後までの温かいおもてなしがうれしい」と、こういうふうに大変に好評を頂いておるわけでございます。

 一番大事なホスピタリティーの精神、おもてなし、長門市観光のファンづくり、リピーターを増やすといった意味でも、今この萩・長門ブルーライナー号を通じて、仙崎地区では一生懸命頑張っておるわけでございます。どうか行政の方も、もし今後このような企画がございましたら積極的にかかわって、官民一体となって、来られた方に対しておもてなしをして頂ければと思っておりますが、市長いかがでございますか。



○議長(南野京右君) 松林市長。



◎市長(松林正俊君) ブルーライナー号、以前にも運行されまして、そのときには私は乗ったんですが、今回はとても忙しい時期だったもので乗る間がございませんでした。ただ、聞きますと、今回特に観光を重点的に意識をしておりまして、ある場所場所には、普通考えられないんですが、停車をして、そして外の景色を見てもらうと、これも目玉であったようでございます。そういったことで、観光列車という意味であろうと思います。先程もう一つの計画も申し上げましたけど、そういうことを取り組みながら、JRとこれもやることでございます、ブルーライナー号以上のそういう期待に沿えるものを目指していきたいと思っております。



○議長(南野京右君) 三輪徹君。



◆5番(三輪徹君) それで、ちょっと今度は話を変えまして、この所信表明の中で市長が、反復型観光として文化資源があります。金子みすゞ記念館、香月泰男美術館並びにルネッサながと、及びラポールゆやなどで開催されるイベント等の魅力化を図って参ります、というふうに所信表明で述べられておるわけでございますが。この中でルネッサながとについてお聞き致しますが。

 ルネッサながとができまして、いろいろなイベントが今まで開催されております。それで、更にイベントの魅力化を図って参りますということは、これ今までの方針を何か方針転換されるおつもりという意味でありましょうか。何か目新しい事業をまた新たに展開されるという意味と捉えていいものか、市長どうでしょう。



○議長(南野京右君) 松林市長。



◎市長(松林正俊君) 総合的に魅力化を図っていくということでございまして、個々にこの新しい事業、これを新たにやっていきたいということではございませんが、やはり5年やって参りまして、ニーズというものが大体掌握できるようになったと。それにより応えるべきことが、一つには魅力化の具体的なものになっていこうと思います。そういったものをしっかり事業の中に取り入れていくということでございます。



○議長(南野京右君) 三輪徹君。



◆5番(三輪徹君) ルネッサながとにおきましては、本当に高度な舞台装置がございますので、古典芸能等、県内で唯一できる場所だと思っております。そのことによって、市外からの方も呼べるというふうなことを最初から計画されておったわけでございまして、是非そういうイベントを続けることによって、市外から人が呼べるような努力をしていって頂きたいと思います。中々この辺の方というのは、1回見られたものに対しては、中々次回、2回目からは厳しい面がございますので、そういうとこも踏まえまして、新しい企画というのをどんどん出して頂いて、その反復型観光として、是非リピーターを増やしていって頂きたいと思います。

 それで次に、観光立市ということで、やはり長門市の知名度というのは、全国的に見ればかなり低いものがあると思います。それで市長、先程言われましたように、情報発信会ですか、というのを行われております。2月に東京で行われ、この直近では広島市で情報発信会というのを開催されておりますが、これの具体的な、どのような内容で行われるものなのか。こちらからどのような方が行かれて、どのような方をお呼びして情報発信されるのかということについてお聞き致します。



○議長(南野京右君) 渡辺経済建設部長。



◎経済建設部長(渡辺重範君) お答え致します。

 先程市長が申されましたように、2月5日と、これは首都圏で行いまして、また5月の26日には広島市において行っております。主にエージェント、それからマスコミ、こういった方々をお招きして、長門市の魅力をアピールするために情報発信会というものを設けております。これにあわせまして、長門市のと言うよりも旧1市3町になりますが、特産品の物産展をあわせて行うというふうな形で行っております。

 この情報発信会には、主催者として長門市、それから観光協会、長門市観光活性化推進協議会から市長を初め、観光協会長、それと商工会議所の専務理事、それから各観光関連団体の代表、それから観光アシスタントというようなメンバーで行ってるとこでございます。

 以上です。



○議長(南野京右君) 三輪徹君。



◆5番(三輪徹君) 市長は必ずこういう会には行かれて、当然トップセールスをされております。大変すばらしいことだと思いますが、是非今後もこれを、市長自らこういうところに出向かれて、是非長門市の良さというのを情報発信して頂きたいと思います。トップが情報発信するということで、来られている方も長門市の真剣さというのが伝わってくると思いますので、これについては今後とも続けていって頂きたいと思います。

 それで、この情報発信会ということで、ちょっとお聞きしたところによりますと、みすゞさんの歌を歌われる方を、広島市ですか、も一緒に行かれたと聞きますが、これは市外の方であったというふうに聞いております。せっかく長門市には、もう20年間もみすゞさんの歌を歌われて、地元仙崎小学校では第2の校歌として、その方がつくられた歌が第2の校歌として歌われておるわけでございます。まずそういう方に声を掛けて、情報発信会の方へ出席をして頂くように働きかけるべきではないでしょうか。



○議長(南野京右君) 渡辺経済建設部長。



◎経済建設部長(渡辺重範君) お答え致します。

 議員御指摘のように、まずは地元にすばらしいみすゞさんの歌を歌ってらっしゃる方がいられます。そういった方にも働き掛けをしてはどうかということで、今後はそういったことも含めまして検討していって参りたいというふうに思います。



○議長(南野京右君) 松林市長。



◎市長(松林正俊君) 前、順番には行ってるんですね。行って頂いたこともございます。そのことは御理解頂きたいと。



○議長(南野京右君) 三輪徹君。



◆5番(三輪徹君) では、よろしくお願いします。

 それで、次に問題として、観光地整備という問題がございます。一番私の地元ということ、仙崎について言いますが、毎週土日に仙崎駅の方に出向きましたところ、12時半着の仙崎線で結構観光客の方が乗ってこられるわけです。特にゴールデンウイークのときは多かったと。大きな荷物を持って降りてこられます。みすゞ記念館または青海島観光基地の方に、その重たい荷物を持って行かれるわけですが、何とかこれ仙崎駅にコインロッカーでも設置して頂ければ、こういう方たちの利便が図られると思います。最初に降りた駅からの印象というのがその町の顔になって、その方が受ける印象というのが、それがまちの顔になってくると思います。何だ仙崎に来ても、これは荷物置くとこもないんかというふうに悪い印象を与えるんじゃないかと思います。増してや青海島観光の基地または金子みすゞ記念館もあるところでございますので、是非そういった面を考えて頂きたいというのが一つ。

 それと、この5月にスタンプラリーというのを行いました。その中でアンケートをとり、何が足りないかということで、不足してるものとして駐車場、それと案内板というアンケート結果が多くございました。

 それで、5月の連休のときに私も観光客の方から言われたんですが、あなたたちは金子みすゞ記念館のことはよう分かっとるかもしれんが、私は初めて仙崎に来たと。どこにも案内板もないと。やはり初めて訪れる方の視線に立って案内板を立てて頂けんやろうかというふうにおっしゃいました。この案内板につきましては、今回予算にはついておりますから、ここで余り言うべきものではございませんが、是非案内板を立てる際には、地元のよく知ってる者の視線ではなく、初めて訪れる方の視線に立って、どこに案内板を立てるのがベストなのかということをよく精査されて立てて頂きたい。特に山口ながと漁協のところから進んで公民館前を通るあの道、あの道が一番車に乗って来られる方も多ゆうございます。それで、そこに金子みすゞ館という矢印でもあれば、今手づくりの看板がございますが、そこにきちんとした看板を立てて頂ければ、こういう問題も解消するんじゃないかと思っております。

 それとまた、駐車場の問題がございます。青海島観光基地もいっぱい、みすゞ記念館の駐車場もいっぱい、仙崎駅の駐車場もいっぱい、ぐるぐるぐるぐる回られて、結局駐車場もなく帰っていかれた方もいらっしゃいます。やはり観光地として、言うならばこういう駐車場の問題というのも、まず一番に考えて、積極的に解消を取り組むべきではないかというふうに思っておりますが、行政の方の考えをお聞かせ頂きます。



○議長(南野京右君) 藤野商工観光課長。



◎商工観光課長(藤野義久君) 商工観光課長の藤野です、よろしくお願いします。今お尋ねがありました仙崎駅のコインロッカーということについてお答えを申し上げます。

 私ども、みすゞ通りを中心に、皆さんにまち歩きをして頂きたいというPRをしております。そうした意味では、公共交通機関を利用されて来られるお客さんに、手荷物を一時預かり、ある意味では私ども手ぶら観光というふうに言ってますが、そうしたものを進めるという観点からは、コインロッカー的なものは大変重要だというふうに思っております。

 実はこれにつきましては、以前検討致しまして、いろいろと内部で協議を致しました。そのときに、設置事業者の方にいろいろ相談を致しました。そうすると、無人であるとか、開放されてると、そういう場所にコインロッカーを今までも置いておったと。ところが、いたずらや置き忘れというようなもののメンテナンスが非常に難しかったということから、現在そういう場所については引き上げをしておるというふうなお話をされてました。その後いかがですかということを問い合わせをしましたが、やはり条件下、先程言いました無人化、それから開放化という中では、設置については今も同じ状況ですよというお話ではありました。

 しかしながら、先程申しましたように、手ぶら観光という意味では非常に大事だというふうな思いがありますので、JRを含めまして再度関係者と協議をして、これについては検討していきたいというふうに思っております。

 以上です。



○議長(南野京右君) 駐車場の件は久永企画振興課長ですか。藤野商工観光課長。



◎商工観光課長(藤野義久君) それでは、駐車場についてお答えを致します。案内板の方はよろしいということでして、済みませんでした、駐車場のこと。

 駐車場につきましては、先程ゴールデンウイークというようなお話をされました。ゴールデンウイークは、大変今年について言えば、長門地区、旧長門市で申しますと、昨年の同時期に比べまして約18%の観光客の伸びというふうになっておりまして、お話がありましたように、シーサイドスクエアは満車の状態というのがありました。特に5月の3日、4日は大変多くの人出で大変な状況であったというのも事実で、迷惑を掛けたというふうな思いもしております。

 ただ長門市のみならず、どこの観光地においても、実は今年は相当な人出であったというふうにも聞いております。今後私ども、この駐車場、特に盆を含めて大変お客さんが多いと思われる時期、これについての駐車場につきましては、臨時駐車場等を含めて時期を得た駐車場配置につきまして、もう一度検討してみたいというふうに思っておるとこであります。



○議長(南野京右君) 三輪徹君。



◆5番(三輪徹君) 案内板につきましては、私、総務委員会所属でございまして、予算審議にもかかわって参ります問題ですから、ここでの御答弁はよろしゅうございます。

 駐車場についてですけど、こう言ったらあれですけど、今仙崎農協の裏にあった建物が取り壊されまして、相当広い空き地もございます。何とかそこも駐車場として活用できるように、市の方としても御努力をして頂きたいなというふうに思っております。これについては答えはよろしいです。

 それで、最後になりますが、観光の主流は、画一的な団体旅行から個性的な個人旅行へとスタイルが変わっているという大きな流れの中で、特に夏休みは家族旅行を含む個人旅行が多いわけでございますが、金子みすゞ記念館はどのように対応されるのか、閉館日を設けられるのか、それとも休まずに営業されるのかお尋ね致します。



○議長(南野京右君) 久永企画振興課長。



◎企画振興課長(久永喜幸君) お答えをさせて頂きます。

 金子みすゞ記念館につきましては、御案内のとおり、15年の4月オープン以来、多くの観光客に来て頂いておりまして、当初は中々休館をする日が毎週であったために、観光客との間に混乱があったようでございます。16年の4月以降は、施設の維持管理をする上での理由から、毎月最後の火曜日、月1回の休館をするということで御了解頂き、現在条例の中の規則でそのようにさせて頂いております。

 今後の休日が多い時期の休館の取り扱いでございますが、管理する側から申し上げさせて頂きますと、年に4回ぐらいは定期的な大規模な清掃を業者に委託して行っております。それと空調設備につきましても、せめて月1回はフィルターを全部取り外して、きちんと清掃しないと、中々設備の維持管理の上において問題があろうかと思います。そのほかにも、ガラスケースに展示しておりますけど、細かいほこりが堆積して参ります。定期的にケース内の清掃ということも考えます。

 さらには、非常に消極的な理由と受け取られるかもしれませんけど、既にいろんなところへ休館日というものは啓発し、定着しておる状況でもございます。せめて月のうちの1日ぐらいは休館させて頂いて設備の善良な管理をする中で、今後の運営を円滑にしていきたというふうな気持ちが管理する側からあるわけでございますが、そのあたりで御理解が頂けないものかと思っておる次第でございます。



○議長(南野京右君) 三輪徹君。



◆5番(三輪徹君) せっかく早くやめようと思ったんですが、やめられなくなりました。せっかく市長が観光立市を目指すというふうにおっしゃってるわけ。じゃ片や一番繁盛期である夏休みについて、集客が最も見込められる金子みすゞ記念館が月に1回休館されるということは、これ市長が言われることと全く相反してるんじゃないでしょうか。それで、観光面から考えて開けてほしいんじゃないですか、経済建設部長。



○議長(南野京右君) 渡辺経済建設部長。



◎経済建設部長(渡辺重範君) お答え致します。

 議員さんが申されるように、観光客として行く側と、そして今、先程企画振興課長が申しました管理する者の側、どうしても相入れないところがあるかと思いますが、管理する上では月に1回はという形で、何とかその辺の、せっかくおいでになるお客さんではありますけど、理解をして頂くように周知をしてるという中で、進めていかざるを得ないのかなというふうには思っております。



○議長(南野京右君) 三輪徹君。



◆5番(三輪徹君) 学校が長期休みに入るとき──なぜ言うかと言いますと、これ金子みすゞさんの詩というのは学校の教科書にも載っておるわけでございます。春休みにでもこういうことがあったんです。せっかく春休みに子供がせがむから、金子みすゞ記念館に来たら休みやったと。学校の教科書に載っておるのに何で休まんにゃいけんかと、本当涙流しておっしゃるわけです。こういうことは以前から言われておるわけですよね。増してや学校が休みですよ。子供たちが自主勉強しようと思うて、教科書に載っておるみすゞさんのところとはどういうものか、じゃ金子みすゞ記念館のところに行ってみようと親にせがんで連れて行ってもらって、行ったら休みやったちゅうて、これ何事ですか。市長が観光立市と言われることと全く相反してるやないですか。私は前から言ってますけど、せめて学校が長期休みに入るときは、これは必ず開けんにゃいけん、いけんと思いますよ。

 管理の面から言っても、じゃ空調のこと言われるんやったら、その日だけ、例えば1時間でも2時間でも早う閉めて、それから夜にかけてやられたらどうですか。朝から夜中まで空調管理というのはかかるわけですか。そんなに何時間もかかるわけじゃないんじゃないですか。学校が休みの長期休業に入ってる、増してや夏休み、これは絶対に閉めちゃいかんです。これは観光立市という、これだけで観光立市というのはただ口だけのことになってしまいますよ。市長どうですかね。



○議長(南野京右君) 松林市長。



◎市長(松林正俊君) 私は相反しないと思います。観光立市というのは、大きな角度から見て、この長門市を観光の基盤とする、また多くの交流人口を目指すまちとしてという意味でございますし。ただ、施設の管理というのは、施設の管理面からぎりぎりのところがございます。そういったものは開館してからずっと、議員も御記憶のように、また議員ともここのこの議場で旧長門市議会時代、随分とこのことにつきましても議論をし合ったと思います。その中で、施設側からは、もうここまではという考え方から、この月1回ときておるわけでございますので、その辺は御理解の程お願いを申し上げる次第でございます。



○議長(南野京右君) 三輪徹君。



◆5番(三輪徹君) これ言いとうなかったんですけど、長門市過疎地域自立促進計画の中で、9ページに、文化、技術事業と連携した観光の展開を図りますと、これはっきり書いてあるわけですよね、基本方針として。これ議案審査だから、今日言われませんでしたが、そこまで言っておきながら、一番集客が見込められる夏休み期間中はなぜ閉める必要があるのか、開けておくべきじゃないんかと私は思うんですよ。

 いいですか、片や青海島観光で休みの日ありますか、ないでしょう。それと、青海島観光は自然、また文化と連携して観光というのは進めていかんにゃいけんわけでしょう。青海島観光来た、じゃみすゞさんも近くじゃから寄ってみよう、行ったら休みやった、何やということになってしまうわけです。この条例はそうなってますが、条例には、市長が必要と認めたときは開館できるというふうにも謳ってあるわけですから、市長、そこら辺もしっかり考えて、管理も大事かもしれませんが、夜、お客様が帰られた後、空調の整備なんて私はできると思いますよ、1日閉めんでも。そういうことも考えて、この夏休みは是非開けて頂きたい。もし閉められるんだったら、経済建設部長、また企画振興課長、部長さんなり、あそこの前に来て、来られる方に頭を下げてください。済みませんでしたと、今日は行政の都合で休みますからと。叱られるのは、その辺で、地元の人が叱られるわけです、何で休むんかと。物すごい怒ってんですから。行政のかわりに地元の人たちが怒られるわけですよ。

 だから、しっかりその点を考えて、まだ時間がありますから、夏休みは是非開けて頂くように、大方また答えを求めても同じ答えが返ってくるでしょうから言いませんけど、強く要望したいと思います。これもし夏休みまたきっちり閉められるようでございましたら、これはもう仙崎地区住民で立ち上がって、これ何とか変えて頂くように市長の方に要望して参りたいと思いますので、(笑声あり)是非お願いを致します。

 以上、質問を終わります。

────────────・────・────────────



○議長(南野京右君) お諮りします。本日の会議はこの程度にとどめ、延会したいと思います。御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(南野京右君) 御異議なしと認めます。よって、本日はこれで延会することに決定しました。

 次の本会議は、明24日午前9時30分会議を開きます。

 本日はこれで延会します。御苦労さんでした。

午後4時19分延会

──────────────────────────────

 



   会議の経過を記載して、その相違ないことを証するため、ここに署名する。


     平成17年 6月23日
              議  長  南野 京右

              署名議員  谷川 雅之

              署名議員  原田 勝敏