議事ロックス -地方議会議事録検索-


山口県 長門市

平成 20年 9月定例会(第3回) 09月08日−02号




平成 20年 9月定例会(第3回) − 09月08日−02号









平成 20年 9月定例会(第3回)


───────────────────────────────────────────
平成20年 9月(定例)長 門 市 議 会 会 議 録(第2日)
                             平成20年9月8日(月曜日)
───────────────────────────────────────────
議事日程(第2号)
                      平成20年9月8日(月) 午前9時30分開議
 日程第1 会議録署名議員の指名
 日程第2 一般質問
──────────────────────────────
本日の会議に付した事件
 日程第1 会議録署名議員の指名
 日程第2 一般質問
──────────────────────────────
出席議員(28名)
1番 長尾  実君       2番 先野 正宏君
4番 武田 新二君       5番 三輪  徹君
7番 岡?  巧君       8番 大下 和政君
9番 谷川 雅之君       10番 原田 勝敏君
11番 阿波 昌子君       12番 野村 正夫君
13番 林  克好君       14番 木下 重之君
15番 中野 明彦君       16番 林  哲也君
17番 大草 博輝君       18番 宮野 修治君
19番 田村 哲郎君       20番 新谷  勇君
21番 中野 博文君       22番 中村邦四郎君
23番 金? 修三君       24番 南野 勇治君
25番 佐藤 和夫君       26番 松永 亘弘君
27番 岡野 正基君       28番 今津 一正君
29番 西岡 晴美君       30番 南野 京右君
──────────────────────────────
欠席議員(1名)
3番 山根 勇治君                
──────────────────────────────
欠  員(1名)
──────────────────────────────
事務局出席職員職氏名
局  長 西岡 隆雄君       次  長 橋本 和則君
次長補佐 平川慎太郎君       書  記 杉村 紀子君
──────────────────────────────
説明のため出席した者の職氏名
市長 …………………… 松林 正俊君  副市長 ………………… 藤田 芳久君
教育長 ………………… 大嶋 泰夫君  企画総務部長 ………… 岡本 守正君
市民福祉部長 ………… 久永 喜幸君  経済振興部長 ………… 岩崎 伸広君
建設部長 ……………… 本山 義雄君  会計管理者 …………… 藤野 義久君
教育次長 ……………… 大和  保君  消防本部消防長 ……… 廣田 敏明君
三隅支所長 …………… 繁澤 裕司君  日置支所長 …………… 宮本 正澄君
油谷支所長 …………… 山本 正人君  企画政策課長 ………… 仲野 修史君
秘書広報課長 ………… 重原 敏男君  総務課長 ……………… 山口 雅道君
財政課長 ……………… 松尾  要君  税務課長 ……………… 河野 広行君
国体推進課長 ………… 上田 達男君  市民課長 ……………… 中野 義三君
生活環境課長 ………… 中尾  努君  高齢障害課長 ………… 宮崎 節子君
地域福祉課長 ………… 西本 一恵君  健康増進課長 ………… 三戸 幸子君
商工観光課長 ………… 宍村 龍夫君  農林課長 ……………… 浴田 和拓君
水産課長 ……………… 高橋 憲幸君  都市建設課長 ………… 林  了夫君
下水道課長 …………… 南野  新君  水道課長 ……………… 山田 保則君
教育総務課長 ………… 熊野 和雄君  学校教育課長 ………… 松浦 正彦君
生涯学習スポーツ振興課長 ……………………………………………… 坂倉 誠治君
選管事務局長 ………… 五十嵐 徹君  監査委員 ……………… 今浦 丈志君
監査事務局長 ………… 又野  豊君  農委事務局長 ………… 萩谷 周成君
総務課長補佐 ………… 永井 武司君                    


──────────────────────────────

午前9時30分開議



○議長(南野京右君) おはようございます。どうぞ、議場内は蒸し暑うございますので、上着をとられても結構でございます。これより本日の会議を開きます。

 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりです。

────────────・────・────────────



△日程第1.会議録署名議員の指名



○議長(南野京右君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。

 本日の会議録署名議員は、会議規則第76条の規定により、長尾実君及び先野正宏君を指名します。

────────────・────・────────────



△日程第2.一般質問



○議長(南野京右君) 日程第2、一般質問を行います。

 順次質問を許可します。阿波昌子さん。

〔11番 阿波昌子君登壇〕



◆11番(阿波昌子君) 皆さんおはようございます。阿波昌子でございます。傍聴席の皆様、ようこそおいでくださいました。ありがとうございます。今日はさわやかな秋晴れでございますけど、今年の夏はとても、格別な暑さでございましたが、いかがお過ごしでございましたでしょうか。今日、明日と一般質問がございます。くじを引きましたら1番になりましたので、今からしばらくおつき合いのほどお願い致します。

 私は、2問質問致します。風力発電についてということと、後期高齢者医療制度についてという2点から、市長さんにお尋ねしたいと思います。

 それでは、まず1問目、風力発電について。

 日本海が一望できる日置の千畳敷から油谷の妙見山にかけての山頂沿いに、電源開発という東京の大手電力会社によって風力発電用の大型風車19基の建設が計画されていることは、3月の定例会後の全員協議会で聞きました。その後、6月中旬から7月下旬までにかけて、地元の関係自治会で説明会が開かれたと報道されております。

 風力発電は、地球温暖化対策に有効なクリーンエネルギーとして注目されておりますが、最近になって騒音や低周波音の問題が浮上してきています。そこで、風力発電所建設計画について市長にお尋ね致します。

 1番、地元の関係自治会で説明会が開かれたようですが、反応はどうだったか。

 2番、設置される予定の風力発電システムには、騒音や低周波音の対策が行われているのか。

 3番、山頂付近に建設を計画されているが、土砂崩れや水不足等の被害が起こることは考えられないか。

 4番、市としての対応はどうしているのか。

 以上、お尋ね致します。

 それでは、質問席に移らせて頂きます。

〔11番 阿波昌子君降壇〕



○議長(南野京右君) 松林市長。

〔市長 松林正俊君登壇〕



◎市長(松林正俊君) おはようございます。それでは、阿波議員の風力発電についての御質問にお答えを申し上げます。

 地球温暖化など、環境問題に対します社会の関心の世界的な高まり、またその取り組みの強化が叫ばれるようになり、エネルギーの供給及び利用に際しましても、環境面で有利な特性を持ちます新エネルギーは、従来にも増して積極的な開発・利用が期待もされてきております。こうした中で、電源開発株式会社から風力発電計画が示され、本年3月7日、本市議会全員協議会に今回の風力発電に係る計画概要等について御報告を申し上げ、また市の対応等についても御説明を申し上げたところでございます。

 それでは、1点目の地元説明会での反応についてというお尋ねでございますけれども、6月14日から7月20日にかけまして、19自治会を対象に17回の地元説明会が行われました。地元の方々からは、騒音や低周波音、或いは電波障害、湧水などについて意見が出されました。こうした問題につきましては、現在実施されておりますボーリング調査や或いは環境調査によって対策が検討されることになっておりまして、次回の説明会でこういったものを明らかにすることとされておるところであります。

 また、2点目の騒音や低周波音の対策についてというお尋ねでございますけれども、騒音につきましては、最新の機械が設置をされる計画で、内部構造は従来のものに比べて騒音対策が進んでもおり、従来のものより低速な回転で足りるために、騒音の軽減化につながるという説明がございました。

 また、低周波音につきましては、テレビ報道で取り上げられましたことで説明会の中でも質問がございましたが、低周波音と健康被害のこの因果関係につきましては、専門家の中でもさまざまな御意見もございますので、事業者のほうで調査をするという約束もされております。

 また、3点目の土砂崩れや水不足等の被害についての御質問でございますが、現在、事業者により建設予定地付近の調査が行われているところでございますので、そうした調査を待って説明会の実施を求めたいと考えております。また、この事業を推進するためには県等の開発許可が必要でもあり、この中で防災対策等のチェックも行われることとなっております。

 続いて、4点目の市としての対応についてというお尋ねでございますけれども、地球温暖化防止対策について、自治体と致しましても積極的に取り組むことは必要であると考えておりますが、その推進に当たっては、住民の安全・安心を確保することが前提であり、そのことは行政にとって大切な役割であると認識を致しております。このため、風力発電の計画につきましては、市が住民と事業者の間に立って、住民の皆さんの不安解消に向け努力致したいと考えているところでございます。

 以上で、1回目の答弁を終わります。

〔市長 松林正俊君降壇〕



○議長(南野京右君) 阿波昌子さん。



◆11番(阿波昌子君) それでは、質問を行います。

 現在、油谷と日置にある6基が稼働しているんですけど、その実態や、近くの人達の状況や気づきなどを聞いて参りました。その中でいろんな意見が聞かれましたけれど、「今は騒音などなれて余り気にならない」と言われる人もあるんですし、「風向きによっては話し声が聞こえない」と言われる人もおります。「うるさいので会社に何度も電話したけれど、何の対策もしてくれない」と言われる方、直接お会いしたわけではないですけど、「そう申していらっしゃいましたよ」という方もおられました。

 そういうふうにたくさんのことを聞いて参りましたが、そのことについてはまた質問の中で述べていきたいと思います。

 平成19年度より向こう10年間のまちづくりの指針として作成されている長門市総合計画を見ますと、その中に、エネルギー政策については北長門海岸国定公園一帯を海の環境保全ゾーンと位置づけられていると同時に、環境保全、景観保全、地域新エネルギーの活用が設定されております。それでエネルギー政策に取り組まれているんじゃないかと思いますけど、その風車をつくることでのデメリットとメリットをまずお聞かせ願えたらと思います。



○議長(南野京右君) 宍村商工観光課長。



◎商工観光課長(宍村龍夫君) それでは、お答えを致します。

 メリットとして考えられますことは、この風力発電が環境に優しいクリーンなエネルギーということで、そういったクリーンな長門のイメージというものが発信できるというふうに考えております。

 それから、この工事に当たりましてさまざまな作業道、そういったものが建設をされるというふうに思いますけれども、そういった道路が地域住民にとりまして、道路としての活用というものも生かされるんじゃなかろうかというふうに思っております。

 それから、設置されますと会社がそこに設立をされるというふうに聞いております。そういったことで、企業誘致の1つになるというふうに思っております。

 それから固定資産税、これは減価償却資産ということになりますけれども、固定資産税が確保できるということであります。

 それから、デメリットでございますけれども、先程、議員さんの中からもお話がありましたけれども、騒音の問題、それから低周波音、そういったことが懸念をされるということであります。

 それから、建てる場所によっては景観上の問題、或いは動植物、そういったものの環境問題、こういったものがデメリットとして考えられると思います。以上でございます。



○議長(南野京右君) 阿波昌子さん。



◆11番(阿波昌子君) メリットもあればデメリットもあるというふうなことが述べられました。

 それでは、次の質問ですけど、このたび、今、17会場とおっしゃいましたか。19自治会で17会場を回ったとおっしゃいますけれど、今回の説明では、市は第三者的な態度で一言も発言がない。計画案もとにかく性急であって、地域住民は置き去りにされたような感じがしたとか、市がゴーサインを出したのなら諸問題の解決に市が中心的な役割を果たしてほしいという意見が私には入ってきましたが、今後の対応はどのように考えていらっしゃるかお尋ね致します。



○議長(南野京右君) 宍村商工観光課長。



◎商工観光課長(宍村龍夫君) それでは、お答えを致します。

 今後の取り組み、市としての対応でありますけれども、今回は第1回目ということで、地域の皆さんにこの風力発電の概要説明ということが主なことでありました。そういった中でさまざまな意見等が出されました。そういったことで、先程市長の答弁にもございましたように、今後いろんな問題を会社のほうで色々精査するなり、或いは市の立場、そういったところでの回答等も今後地域の説明会を開催して回答していきたいというふうに考えております。以上です。



○議長(南野京右君) 阿波昌子さん。



◆11番(阿波昌子君) 先程おっしゃいましたように、このたび建つ風車というのは、今、日置で一番大きいのが建っていますけど、それより結局大きいものなんですか。



○議長(南野京右君) 宍村商工観光課長。



◎商工観光課長(宍村龍夫君) 今現在3つの会社が建てております。その中で日置の千畳敷にありますのが一番この中では大きくて、それが1,950キロワットということでございます。今回建てるのが2,000キロワットということですから、ほぼ同じぐらいのものということでございます。以上でございます。



○議長(南野京右君) 阿波昌子さん。



◆11番(阿波昌子君) 日置の千畳敷にあるのは、何年か前に、初め小さいのが中国電力2つ建てていたのを、音がうるさいということで大きいのにしたんです。それで、今1,950キロワットというふうな出力があるようですけれど、私も日置ですからずっと通ってよく見るんですけど、そばまで行って見てないから、この前回ったときに、よくそばに行って、どのくらいの大きさかなとかいって見たんですけど、そしたら中国電力の一番大きいのが、何ていうのかな、高さ、中心の棒ですよね。柱までの長さが65メートル、そして羽根が回るその直径が70メートルというふうな大きさなんです。それで、その建てている柱が随分大きいなと思って、やっぱり圧倒されますよね。わあ、こんなのが自分の村に建ったら大変だな、大丈夫なんだろうかとか、そういうふうな危険感とか圧迫感とか、そういうふうな不安感とか感じるわけですけど、それよりもまだちょっと大きいんだな、2,000キロとおっしゃいましたから、2,000キロワットといいますから。大きいんだろうけれども、そしたら、まだそれよりもちょっと音も今ごろは少なくなるような対策があるというふうにさっき市長さんがおっしゃいましたけれど、じゃ今の音よりも少し小さいかなと思っていいんですね。それでいいんですか。



○議長(南野京右君) 岩崎経済振興部長。



◎経済振興部長(岩崎伸広君) お答えします。

 長門市には3カ所あると申しました。一番小さいのが750キロワットなんです。これは油谷風力発電所、それから次に大きいのは楊貴妃の里、妙見山にある3基が1,500キロワットです。技術も発達しておりますし、羽根が大きいほどゆっくりな回転で発電できるということから、規模が大きくなればなるほど一般的には騒音も抑えられるというふうに聞いております。



○議長(南野京右君) 阿波昌子さん。



◆11番(阿波昌子君) 油谷のほうで、何か一番今近いところに250から300メートルぐらい離れたところへ計画されているというんですか。とにかくその風車から何メートルぐらい離れたら音が聞こえないかというふうなことが分かりますか。水平距離というか、斜面なんかだったら水平距離よりも──斜面であれば200メートルといってもすぐそこになるし、水平距離なら200メートルといっても大分向こうに行きますけど、大体どのくらいの距離を離れたら音がしないとかいうふうなことが分かりますか。



○議長(南野京右君) 宍村商工観光課長。



◎商工観光課長(宍村龍夫君) お答え致します。

 風力発電に係る騒音の基準みたいなのが示されておるわけですが、その中で──基準といいますか、距離の差による音の高さということでありますが、200メートル離れて45デシベル、それから300メートルで41デシベル、それから400メートルで38デシベルということで、これは周りの騒音であるとかそういったものも入れながらの測定のようでございます。

 そういった中で、静かなオフィス、そういったところでの騒音が50デシベルというようなことも資料といいますか、基準の中で出されているということで、この200メートルで45デシベルということで、静かなオフィスで50デシベルというようなことでございます。

 ですから、どこまで離れたら音が聞こえないかというのは、ちょっとそういった資料等はないということでございます。



○議長(南野京右君) 阿波昌子さん。



◆11番(阿波昌子君) 今そういうふうなものはまだないとおっしゃいます。それで、私が聞いた中で、皆さんの声の中で、「うるさいばかりで何もよいことはない」というふうなことも言われました。「何といっても健康のことが一番気になる。騒音で眠られないのではないか」とか、「低周波など耳に聞こえない部分が体に及ぼす害があるのではないか心配だ」とか、「風向きによって外で話し声が聞き取れない」、それから「鶏とか牛とかなどの家畜への影響はどうだろうか」、またさっきも出ましたけど、「風車を建てるために深く掘ると、わき水とかボーリング、井戸水、ため池などが枯渇するのではないか。その場合どのように対処してくれるのか」とか、また「棚田にも影響があるのではないか」など多くの不安とか心配とか不満とか、そういうふうなものを出されましたが、このような不安とか不満などの質問には誰がどう答えていくのかということをまずお尋ねします。



○議長(南野京右君) 岩崎経済振興部長。



◎経済振興部長(岩崎伸広君) 様々な市民の方々から御意見とか御質問を頂いております。行政が答えなければならない点については、これはしっかり行政で対応するつもりでございます。あわせて、事業者が答えるべき課題というのがたくさんあります。

 先程課長が申し上げましたが、前回は第1回目の概要説明ということでございましたので、今回出されたいろんな今お尋ねのあった具体的な質問については事業者が、9月段階からというふうに聞いておりますが、第2回、第3回目の説明をしていきながら市民の方々の御理解を得たいというふうなことを聞いております。以上です。



○議長(南野京右君) 阿波昌子さん。



◆11番(阿波昌子君) 今、行政が答えるものと業者が答えるものというふうなものを今区別してというふうにおっしゃいましたけど、業者が個別に調査して対応するのではなくて、事前に長門市が積極的に介入してもらって、住民サイドの立場に立って安心できる長門市独自のガイドラインを具体的に樹立してほしいというふうな意見がありますが、このことについてどうお考えですか。



○議長(南野京右君) 岩崎経済振興部長。



◎経済振興部長(岩崎伸広君) 確かに大きい自治体、例えば県であるとか政令指定都市のような大規模な都市では、ガイドラインをつくっておられる自治体も幾らか見受けられます。ただ、ガイドラインとなりますと、色々騒音とか含めて科学的な根拠が必要となってきます。残念ながら本市ではそこまでの中々能力といいますか、ありません。

 ただ、つくっておられるガイドラインは参考にしながら、先程出ました、業者が答えるべきと申し上げましたが、それは責任を持って行政がきちんと答えさせていくと、そういう指導をするという立場にあると思っていますので、その辺は御理解頂きたいと思っています。



○議長(南野京右君) 阿波昌子さん。



◆11番(阿波昌子君) 大きな都市でないとちょっと無理だろうということですけれど、北海道の稚内市では、74基の風車が今そびえ建っているそうですけれど、その風車建設に対しては市独自のガイドラインを設けていて、風車と住民との共存を目指しているというふうなことも書かれているものもありますから、そういうふうなところを参考にしてということでございますね。はい、分かりました。

 それでは済みません。この美しい景観を守るために、建てたほうがよいという意見と、観光のスポットになるのでそういうふうな意見もあるし、建てないほうがいいというふうな、そこは北長門海岸国定公園であるから、そういうふうなところに建てないほうがいいんじゃないかというふうな意見がありますけど、市長はどういうふうにお考えでしょうか。

 それと、こういうふうな迷惑施設がつくられると、迷惑といいますか、「騒音でうるさいのにから」と言うてとっても迷惑がっていらっしゃいますので、そういうふうな迷惑施設というかどうか分かりませんけど、そういうふうなものが建った場合にはよく自治会に公園をつくったりとか必要な施設をつくったりとか、そういうふうなもの、また岩国なんかであれば、騒音があれば窓ガラスを二重にしたりとか、そういうふうな補助をしたりとかいうふうなものを聞いておりますけど、そういうふうな何かメリットは考えられるでしょうかどうでしょうか。



○議長(南野京右君) 松林市長。



◎市長(松林正俊君) まず、この風力発電でありますけれども、色々な角度からメリット・デメリットを捉えることができると思います。やはり地域に住まれる方についての捉え方、そして全体的に景観或いはまたこれからの自然エネルギーへの取り組み、こういったところから色々な考え方をまとめていって、そして行政としては協力を、或いは推進をしていくかどうかという判断をしていくわけでありますけれども、基本的にはやはりそれぞれの立場から解決をしっかりとしていく中では、行政は責任を持ってやる役割があるというふうに認識を致しております。

 従いまして、住民の皆さんへの説明も含めまして、行政の責任を果たしながら進めていきたいと思っておるところでもございます。そんな中で、住民の方々がどのようにこれを捉えられていくのか、或いはまたその事業を進めていく上では、地域にとっては必要なものがまた出てくれば、そういったことにも協議をしていくということになっていこうかと思いますけれども、まずは住民の皆さんとそういった事業に対する不安等々をお互い取り除くことをしながら事業をしていくということであろうかと思っております。



◆11番(阿波昌子君) 1点目は話されましたかね。1点目、いいですか。はい。



◎市長(松林正俊君) 言いました。景観にも色々な見方があると。



○議長(南野京右君) 阿波昌子さん。



◆11番(阿波昌子君) 色々見方があるということで、どちらともはっきりおっしゃらないわけですが、建てたほうがいいとか建てたほうが景観がいいとか悪いとかいうふうなことは、いいですか。



○議長(南野京右君) 松林市長。



◎市長(松林正俊君) 私が申し上げましたのは、それを両面から行政として判断していかなければならないことはしっかりとしていく。景観については景観条例とか、或いは国定公園法とか色々ございます。そういったものと、そしてまた住民の皆さんの見方はこれは色々あろうと思います。行政としてそれをどうとるかというデメリット・メリットというのは、やはり行政が係われる中でしっかりとやっていく必要があるというお答えとさせて頂きたいと思います。



○議長(南野京右君) 阿波昌子さん。



◆11番(阿波昌子君) そこの地区の住民の方にメリットは考えるべきかどうかというふうにお尋ねしますけど、十分に話し合ってそういうふうなことは考えていないということでございますよね。

 その辺の方がおっしゃるのには、「建っても何もいいことはないじゃないか」とか言われますので、「ああそうかな、またこれに19基も建ったら共鳴したりなんかしてすごい音になるんじゃないか」というふうなことですよね。

 それで、私やっぱり地域の人の電気料はタダとか、幾らか補助するとか、そういうふうなことがあったら案外協力してもらえるんじゃないかなとか思うんですけど、市長さん、考えられませんか。



○議長(南野京右君) 岩崎経済振興部長。



◎経済振興部長(岩崎伸広君) 先程2問目で、地域に対するということでございましたが、その中の1つとして、例えばそういうことがどうかというようなお尋ねだろうと思いますが、その辺の話は、先程申し上げましたように、今後2回3回と地元説明会をやっていきます。そういう中で、水の問題であるとか音の問題であるとか含めて、地域の方の不安の解消、或いはその要望を受け入れられるものは、事業者として受け入れて頂けるんではないかというふうな期待をしております。そのことの話し合いの責任を市は最後まできちんとやり遂げるというのが今の市の立場でございます。以上です。



○議長(南野京右君) 阿波昌子さん。



◆11番(阿波昌子君) 新聞とかに報道もされておりましたが、愛媛県の伊方町ですか、設置予定が60基のうち46基が完成しているけど、今は騒音の問題などで、地域住民が撤去を申し込んだり移転を要望しているというふうなこと、それであとの残りは今足踏み状態だと報道されておりますけど、途中で投げ出さないためにしっかりと納得のいくまで話すことが必要だなと思います。

 今から日本の環境問題を考えると、やっぱり風車はいいことだと思うんです。そのためには他市の内容を参考にするとともに、今油谷の中畑地区からも要望が出されているようですけど、住民の意見をよく聞いてほしいということです。

 今の静かできれいな空気や豊かな自然環境が脅かされるのではないかと危機感を抱いている人とか、生まれたところで一生過ごしたいし、子供や孫にも住んでほしいと願っている人が多くいます。1回建てると子供や孫の代まで影響します。後悔のないようよく話し合ってほしいと思います。地球に優しい新エネルギーは人にも優しくなくてはならないと思います。

 以上で、よろしくお願いします。何か。



○議長(南野京右君) 松林市長。



◎市長(松林正俊君) やはりこの問題は、行政と事業者と、そして住民の人、三者一体となって進めるべき話でございますし、またそれについての問題点等々もしっかりと解決をしながら進めていく問題と思っております。

 そして、やはり何よりも私どもがこれを進める意思の一番の根底は、地球環境問題をしっかりとエネルギー対策として捉えていくと。そしてこの風力につきましては、この地域はやはり全国有数の風力発電の可能な地域であるということも踏まえれば、その条件を十分にやはり我々の地球環境問題に反映していくという務めも行政の務めであるというふうに思っております。

 従いまして、そういったことも含めて住民の皆さんに御理解を頂きながら、そして、それにつきましては全庁的にやはりまたがりますもんですから、窓口と、そしてそういったプロジェクトに対するチーム等々もしっかり編成した上で対処していくようにしていきたいというふうに思っております。



○議長(南野京右君) 阿波昌子さん。



◆11番(阿波昌子君) それでは、引き続きまして後期高齢者医療制度についてお尋ねします。

 制度そのもののよしあしについては以前も申されましたので、このたびは運用についてお尋ねしたいと思います。

 1番として、75歳以上と65歳から74歳までの一定障害者が対象となっていますけど、その内容と人数はどうなっているか、また子供に扶養されていた人は何人いたか。

 2番、保険料の徴収状況はどうだろうかということ。

 3番、高齢者に配布されている被保険者証は小さく、字も小さい。読みにくいし扱いにくい。大きくならないか。

 4番、後期高齢者が世帯主の場合、国保に加入している他の家族がいたときには保険料納付通知書も世帯主の名前で届き、戸惑うという声を多く聞く。分かりやすくできないか。また、保険料の徴収方法等も分かりにくく滞納が起こる可能性もある。市は高齢者の暮らしを守る姿勢に立つべきと思うが、どうかの4点をお尋ね致します。



○議長(南野京右君) 松林市長。



◎市長(松林正俊君) それでは、2問目の質問でございますが、本席からお答え申し上げます。

 まず、後期高齢者医療制度についての御質問、1点目の、その対象者数と扶養者数についてのお尋ねでありますけれども、後期高齢者医療制度の対象となりますのは、75歳に到達した日、つまり誕生日からとなります。また、65歳から74歳までの方で一定の障害を持っておられる方についてもこの対象となります。

 障害の認定要件と致しましては、障害年金の1級または2級を受けておられる方、また身体障害者手帳の1級から3級までと4級の一部で該当する方、また精神障害者保健福祉手帳の1級または2級に該当する方等となっております。

 この後期高齢者医療制度の7月31日現在の対象者数を申しますと、7,422人で、そのうちに一定の障害を持っておられる方の対象は350人でございます。また、後期高齢者医療制度の対象となる前に子供に扶養されていた方、或いは誰かの被用者保険の扶養になっておられた方は、7月31日現在で1,180人でございます。

 それから、2点目の保険料の徴収状況でございますけれども、8月28日締め現在の年金引き落としによります特別徴収年度調定額は2億7,060万819円でありまして、口座振替等の普通徴収年度調定額は1億587万391円となっております。特別徴収による4月と6月分の徴収額は9,862万2,149円で、収納率は100%となっており、また普通徴収につきましては、7月から徴収開始となり、年間9期に分けて徴収するうちの第1期に当たります7月分の徴収額は1,172万2,464円で、収納率は79.5%、滞納額は302万671円となっているところであります。

 次に、3点目の被保険者証についてでございますが、議員が御指摘の意見、本市に限らず、県下各市町にでもあるように聞き及んでおります。こうした市民の皆様の意見について検討して頂くよう、山口県後期高齢者医療広域連合に対しましても、機会を通じて要望していきたいと考えております。

 それから、4点目の保険料納入通知書についてでございますが、国民健康保険法によります保険料は、被保険者の属する世帯の世帯主から徴収をすることと規定がされておりますので、保険料の納付義務者として世帯主に通知することは御理解頂きたいと思います。しかし、国保加入者でない世帯主への通知につきましては、現行の納入通知書に被保険者の氏名を書き加えることで混乱を避けることができるものと考えておりまして、そのためのシステム改修に向けた予算措置をして参りたいと思っております。

 また、市が高齢者の暮らしを守る姿勢に立つべきだというお尋ねでございますけれども、後期高齢者医療保険料の徴収方法につきましては、特別徴収と普通徴収がございます。しかし、年金からの天引きによりますこの特別徴収が原則となっております。年金額等の条件によっては、口座振替等による普通徴収もあり、それぞれの徴収方法については高齢者の医療の確保に関する法律施行令によりまして各々の条件が設定をされております。議員御指摘のとおり、保険料の徴収方法等も分かりにくいところがあるかもしれませんけれども、高齢者の方々に御理解頂けますよう、周知方法についても工夫をしていきたいと考えております。

 また、負担の軽減等高齢者の暮らしを守る姿勢にも立って、この制度の円滑な運営のために、機会を通じて工夫をし、また国に対し要望もして参りたい、このように考えているところでもございます。以上であります。



○議長(南野京右君) 阿波昌子さん。



◆11番(阿波昌子君) 75歳以上の方が7,422人もいらっしゃるということです。その中でまた一定障害者の方もそれの後期高齢者制度のほうへ入ることができる。その方が350人いらっしゃるということでございますけれど、一定障害者でも国保のほうが安いと思われたらそのほうで医療費を支払うことができるんですよね。そんな方がどのくらいいらっしゃるか、分かったら教えてください。



○議長(南野京右君) 久永市民福祉部長。



◎市民福祉部長(久永喜幸君) お答え致します。

 お尋ねの後期高齢者医療制度以外の保険の適用を受けていらっしゃる方ということでございますが、国保の被保険者となっておられる方が6人いらっしゃいます。そのほかに社会保険或いはその他の健康保険等でそれぞれ6人、8月31日現在では後期高齢者医療制度以外の保険適用は12人の方ということで把握しているところでございます。



○議長(南野京右君) 阿波昌子さん。



◆11番(阿波昌子君) ああそうですか。12人の方がそしたら後期高齢者医療制度ではないほうから支払っていらっしゃるということですね。それでいいですか。

 そういうふうな通知というふうなものは、だから徹底しておりますか。



○議長(南野京右君) 久永市民福祉部長。



◎市民福祉部長(久永喜幸君) この件につきましては、6月定例会で田村議員からの御質問もございまして、その折、ちょうど県が、カク福((福))と言ってますけど、重度医療者の見直しについて検討しておりました。事務的な調整を進めまして、8月1日から後期高齢者医療制度への加入を条件とはせずに、自己負担額の全額を補助するという方針が出ておりますのを受けまして、それぞれの受給者の方に対しまして通知を差し上げております。

 国保の場合は6月に税が確定することで保険料も確定してきますし、後期高齢者医療制度の場合は7月になりますので、7月の中旬から保険料等の比較をすることができますので、その検討をして頂いて、それぞれの方から障害者の方の意思表示、事情等を考慮しながらお選び頂いたということでございます。



○議長(南野京右君) 阿波昌子さん。



◆11番(阿波昌子君) そのどちらが安いかというふうなことが判断できて意思表示ができればいいんですけど、そんなことができないという方はいらっしゃいませんか。



○議長(南野京右君) 久永市民福祉部長。



◎市民福祉部長(久永喜幸君) 御説明した上で、先程申し上げました12人の方が後期高齢者利用以外の保険の被保険者となっておられますことから、それぞれの方の判断はできたものと理解しておるところでございます。



○議長(南野京右君) 阿波昌子さん。



◆11番(阿波昌子君) それでは、保険料の徴収状況のほうに移りますけど、特別徴収というふうなものは年金からの天引き、普通徴収は口座振り込みかまたは納付書で払い込むというふうに2つの支払い方法があるんですけれど、先程天引きからのほうは100%の徴収だと。それから普通徴収のほうは収納率が79.5%ですか。というふうにまだ100%ではないというふうなことが分かりましたけれど、普通徴収というふうなものは口座の振りかえとか納付書で銀行なんかに持っていかないと中々できないんじゃないかと思いますが、どうしても年金から引いてほしいというふうなことが申された場合はできるのかどうか。



○議長(南野京右君) 中野市民課長。



◎市民課長(中野義三君) それでは、お答え致します。

 年金からの引き落としとなります特別徴収につきましては、まず介護保険料が天引きをされておられるという前提がありまして、年金額が年額18万円以上の方であって、介護保険料と後期高齢者医療保険料を合わせた額が年金額の2分の1を超えていない方が特別徴収となるという条件になります。以上です。



○議長(南野京右君) 阿波昌子さん。



◆11番(阿波昌子君) それでは、やっぱり年金の額がある程度なければそこから引くことができないということですね。そしたら、そういうふうな方はどうしても窓口に行って手続をして、口座振替かまたは納付書で支払うということになりますね。それでよろしゅうございますか。

 それで、口座振替にしていたので安心していたという人が督促状が来たといってびっくりされている方もいますけど、そんなのはどうしてですか。どんな場合ですか。



○議長(南野京右君) 中野市民課長。



◎市民課長(中野義三君) お答え致します。

 以前、口座引き落としの場合にはそれぞれの項目、下水道使用料なり水道使用料なり国民健康保険料についてそれぞれの口座引き落としの申し出をしないといけないわけなんですけれども、後期高齢者医療保険料につきましても、この口座引き落としの申し出をされないと金融機関のほうの指定口座から引き落としができないことになりますので、以前、国民健康保険料等を口座引き落としをしておるので、後期高齢者医療保険料につきましても同様に引き落としがされるというふうに思われていたことが直接的な要因で引き落としができてなかったということになろうかと思います。以上です。



○議長(南野京右君) 阿波昌子さん。



◆11番(阿波昌子君) 国保の場合も口座から引き落とされていたから安心だと思っていたけど、後期高齢者になったらもう一度、そこから引き落としてくださいという申し出をしないと駄目だということなんですね。はい、分かりました。

 それでは続きまして、今度は被保険者証が小さいし字も小さい。読みにくいし扱いにくいというふうなことを今さっき申しましたが、それを広域連合のほうにもいろんな苦情がたくさんあるというふうにお聞きしましたが、それはほんと小さいです。私達が今まで国保で使っている分の半分しかなくて、薄っぺらで、本当、ちょっとしたらどこやったろうかとか思うようなことが多いんです。それで、そういうふうなものを大きくなる可能性はじゃあるんですか。



○議長(南野京右君) 久永市民福祉部長。



◎市民福祉部長(久永喜幸君) お答え申し上げます。

 カードのサイズ──大きさにつきましては、法令等で規定されておりますので、今までのような保険証で使うかもしくはカード、いずれかの選択になっております。全国的な流れの中では、お一人お一人が所持することができるカードでの管理、またカードを使っての受診がその流れでございますので、今後もそのカードの大きさを変えることは制度上困難かとは思いますが、表示されている字とか、材質につきましてもこれは印刷に要する経費等のことで県下一律でございますので、広域連合の中で協議をして今の材質、紙の厚さになっておりますけれども、字についてもあわせて、お使いする上でなるべく支障がない方向で今細部の内容について検討を始めておるところでございますので、ここで中々具体的な改善点を明言することは差し控えさせて頂こうかと思います。検討中であるということで御理解頂きたいと思います。



○議長(南野京右君) 阿波昌子さん。



◆11番(阿波昌子君) すごく悪評ですし、それは大きくしてもらいたいと、私も見てそういうふうに思いますから、そんな方が多いんじゃないかと思います。今検討中だということでございますけど、できるだけお年寄りの方に、一目で見てこれが保険証だとか、名前がどう書いてあるとか、字がよく読めないと何のことやらよく分かりませんので、何のものか分かりませんから、法令で規定されているのでどうにもならないというふうなことを言われれば何も言うことはございませんが、できるだけは分かるようにしてあげてほしいなと私は思います。

 それで、もしもそういうふうなものが小さくてどうしても見えないと言えば、今大きい字にしたらとおっしゃいますので、そういうふうなこととか、一目でこれは保険証書だというふうなことが分かる、保険証だというふうなことが分かるビニールのケースですね、黄色なら黄色とか、赤かなんか分かりませんけど、そういうふうにはっきり保険証だと分かるビニールケースでも入れるようにしてあげたら、どこに行ってもそれが、お医者に行けばこれを出せばいいんだというふうに分かるようなことはできないか。ビニールケースなんかはいかがでしょうか。考えられませんか。



○議長(南野京右君) 久永市民福祉部長。



◎市民福祉部長(久永喜幸君) 御指摘の保存用のケースのことにつきましても、それも含めて、これから広域連合と協議したり、或いは広域的に、広域連合で取り組めない場合は市で取り組むかいろんな面、予算的な面とか総合的な面で少しでもお使い頂く上で支障がない方法をこれから広域連合とともに検討して参りたいというふうに思います。



○議長(南野京右君) 阿波昌子さん。



◆11番(阿波昌子君) それでは、次に参りますけれども、日置のある後期高齢者の方が、自分が窓口に行って、先程言いました後期高齢者の医療──その方が世帯主ですから、自分の分は自分に請求されて、また国保の家族の方の分も自分の名前で請求してこられたので、これはどういうことかといって窓口に、市役所に来られたそうです。そしたら、はじめ人が出られて、それも国の決まりですからもう変えることはできませんとかおっしゃっておったら、もう一人来られて、また同じようなことをおっしゃって、もうそれはあなたは判断してもらう以外にはない。もうそれを判断してもらう以外はないってそればっかりおっしゃるというんですよ。それでもう納得ができんと言って私のところに言ってこられましたけど、そういうふうなことで、後期高齢者の方が世帯主の場合は、その人に2つとも行くけれど、片方はあなたのです。後期高齢者って私は見たから書いてありますけれど、片方は奥さんのなら奥さんの名前を書くとかなんとか、そういうふうなことをしてほしいんだということを強く言って帰られましたので、私はここにも一応申しには行ったんです。先程市長さんもちょっとお答えなさいましたけれども、もう一度その点についてお尋ねしたいと思います。



○議長(南野京右君) 久永市民福祉部長。



◎市民福祉部長(久永喜幸君) お答え申し上げます。

 先程市長が答弁で申し上げましたように、後期高齢者の方が世帯主の場合に、一応国民健康保険の保険料の支払い義務者というのは世帯主に制度上なっていますので、現在の納入通知書に被保険者の方のお名前を書き加えるようなシステム改修、これ今から費用面も含めて検討して参りますけど、分かりやすい表示の仕方に改善をすることで今検討を進めておるところでございます。



○議長(南野京右君) 阿波昌子さん。



◆11番(阿波昌子君) 検討を進めておるところということでございますので、是非そういうふうにしてあげて、後期高齢者の方にはっきり分かるようにしてあげてほしいと思います。

 その後、その方は保険料が安くなったと連絡があったというんです。政府が決めたことでも度々変わるって。そしたら今度はまた選挙が終わればまた上がるって通知があるんじゃないだろうかって心配なさっておりました。そういうふうに、度々変わるというふうなこともありますし、またこの前、この議会の初日に説明がありましたけど、9月6日の新聞にも後期高齢者医療保険料が32名が本年度の徴収額に誤りがあったというふうな記事が載っておりましたけど、それは職員が対象者を戸別訪問して謝罪して保険料の納入を求めているというふうなことを書かれておりましたけど、これは質問にはございませんでしたけど、これは全員に会えたか、またみんなに納得してもらえたかということをお尋ね致します。



○議長(南野京右君) 中野市民課長。



◎市民課長(中野義三君) お答え致します。

 先週の金曜日から土曜日にかけまして、対象となる農家の方に担当と出向きまして、お詫びと説明をさせて頂いております。ほとんどの方につきまして、御不満ではありますけれども、大方の了解は頂いているというふうに確認をしております。以上です。



○議長(南野京右君) 阿波昌子さん。



◆11番(阿波昌子君) 全員に会えたようでございます。そういうふうに今年の4月からこの後期高齢者制度というふうなのができたので、システムも複雑でその内容も度々変わるので、気の抜けない、ほんとに大変な仕事だと思っております。後期高齢者にとってはなおさら分かりにくい制度だと思います。そこで、高齢者の意見とか要望をよく聞いて、高齢者に納得いかないところは広域連合会などにどんどん意見を述べて頂いて、要望して、改善できるとこは改善していって頂くことが市が高齢者の暮らしを守る姿勢に立っていると言えるのではないかと思いますけれど、市長さん、最後にいかがですか。



○議長(南野京右君) 松林市長。



◎市長(松林正俊君) 後期高齢者医療制度、今御指摘のありました入力ミス等プログラムの事業者ミスによりまして御迷惑をおかけしたことも改めてお詫びを申し上げたいと思います。

 いずれにしましても、その後期高齢者医療制度は、各自治体がそれぞれ集まって、そして連合をつくっておるわけでございます。従いまして、いろんな問題点も元々は含みながらの開始でありまして、これからもまだまだいろんなところで問題点が出てくる可能性もございます。そういった折々は、やはりいち早く協議に上げて、そしてよりよい広域連合体としてこの制度が円滑に進んでいくようにする務めが、広域連合を組む一員の自治体として、そしてまたその基礎自治体としての使命であるというふうに思っておりますので、これからもしっかりと言うべき意見を言いながら、この広域連合がよりいい運営体になりますことを心がけていきたいというふうに思っております。



◆11番(阿波昌子君) じゃ終わります。ありがとうございました。

………………………………………………………………………………



○議長(南野京右君) この際、暫時休憩します。休憩時間は10分間とします。

午前10時27分休憩

………………………………………………………………………………

午前10時39分開議



○議長(南野京右君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 三輪徹君。

〔5番 三輪 徹君登壇〕



◆5番(三輪徹君) おはようございます。三輪徹です。通告に従いまして質問致しますので、御答弁よろしくお願い致します。

 先日、「湯本温泉、危機的な状況」というショッキングな活字が目に飛び込んできました。また、「市としても危機感を抱いている」と松林市長が発言されたとも記してありました。そこでお伺い致します。

 長門市の観光の現状はどうなのか、どのような課題があるのか、それに対してどのような対策を打っておられるのか、また打とうとしておられるのかお伺い致します。

 本来ならば長門市全域について聞くべきところですが、今回、私にしては珍しくたくさんの質問項目を通告しておりますので、時間の都合上、仙崎地区に限定し質問致します。御答弁をお願い致します。

〔5番 三輪 徹君降壇〕



○議長(南野京右君) 松林市長。

〔市長 松林正俊君登壇〕



◎市長(松林正俊君) それでは、三輪議員の観光振興についての御質問にお答え申し上げます。

 観光産業は、本市にとりまして大変重要な産業であります。またその観光客の増加につきましては、経済的波及効果も大きく、本市の基幹産業として位置づけて推進もしているところでもございます。

 昨年、仙崎地区を訪れられました観光客につきましては30万9,600人で、前年に比べて4%の伸びとなっており、長門市全体の25%も占めておるところであります。そのほとんどは青海島と金子みすゞ記念館を目的に来られており、本市の重要な観光資源を有している仙崎地区への観光客の誘致につきましては、今後とも重点的に推進が必要であるというふうに考えております。

 近年、旅行スタイルが家族・小グループ旅行へと変化を致して、また観光形態は周遊型から、明確な目的を持った旅行へと変わってきておりまして、その受け入れ体制づくりも求められてきております。

 こうした中で、青海島におきましては、平成18年度から新しい取り組みとして、体験・交流の島づくりを展開をし、体験・交流を組み入れた観光客の誘致に取り組んでいるところでもございます。旧青海島小学校を活用致しました「青海島共和国」の立ち上げは、そういった中でマスコミに取り上げられるなど、新しい取り組みとしても注目もされております。こうした取り組みは、本年11月、東京都立高校の修学旅行受け入れと発展をしたところであります。

また、本年7月から今月にかけての実施中の「おいでませ山口デスティネーションキャンペーン」でございますが、これも観光客誘致の絶好の機会としてとらえて、情報発信に努めているところでございますが、7月は好天にも恵まれ、観光客数は増加を致したものの、8月に入って北京オリンピックの開催等も影響と思いますが、観光客の動きが少し鈍くなってきております。

 現在、仙崎駅舎におきましては、御承知のように「プロジェクトM仙崎駅」と題しまして、かまぼこ板によるモザイク画を製作中でありまして、当初完成を10月下旬にしておりましたが、メッセージの記入者が多く、9月末完成に変更も致したところであります。こうした取り組みは、メディアなどからも注目をされておりまして、9月4日にはNHKで製作風景が全国に生放送もされました。今後、観光施設の一つとしてこういったことも活用して参りたいと考えております。

 また、昨年の7月から運行開始をしております観光列車「みすゞ潮彩」の効果などにもより、仙崎駅案内所を訪れる観光客の皆さんは急激に増加をしておりますことから、仙崎駅からみすゞ通りを散策をしながら、金子みすゞ記念館に立ち寄って頂けるような人の流れをつくっていきたいとも考えております。そのためには、地域の方々の御理解、御協力を頂きながら、観光客に楽しんで頂ける方法を模索をして、そして度々訪れてみたくなるような観光地づくりを展開をしたいと考えております。

 いずれに致しましても、交流人口を増加させることが地域経済の活性化につながるものでありまして、あらゆる機会を通じて観光客の誘客に努めますとともに、ニーズに対応できる体制づくり或いは仕組みづくりについて、地域住民の皆さんの御意見、御理解を得ながら推進をしていきたいと思っております。

〔市長 松林正俊君降壇〕



○議長(南野京右君) 三輪徹君。



◆5番(三輪徹君) ありがとうございました。

 初めに、観光課におかれましては、課長初め職員の方は大変熱意を持って取り組んでいらっしゃいます。迅速かつ親切な対応に私はまず敬意を表します。

 それで、観光のことなんですが、ここにJR西日本さんが出された時刻表がございます。7月号でございます。表紙がみすゞ潮彩号、そして、終着駅から始まる旅として仙崎駅という文字が表紙に記されております。また、中をあけますと、3ページにもわたってカラーで仙崎駅が、またその周辺が紹介をされております。この7月の上旬に、私ども総務委員会で新潟県の長岡市に参りました。その長岡駅でこれと同じ図案のポスターを発見致しました。まさか遠く離れた長岡の地でみすゞ潮彩号に会えるとは、また仙崎駅という文字を目にするとは思っておりませんでした。同僚の田村議員ともども感激したことを覚えております。

 それと、JRにおいては「山口デスティネーションキャンペーン」ということで、国鉄型急行色の臨時快速を走らせておられます。昨日の新聞にも「おいでませ山口号」として山口新聞に記されておりました。その最後の言葉に、「終点の仙崎は童謡詩人金子みすゞのふるさとだ」で、この文書は締めてございます。

 そこで、金子みすゞ記念館でございますが、私がこれを言うと、何を言うかということは既にお分かりと思いますが、しつこいと言われる方もいらっしゃいますが、私に残された議員としての期間はあと半年でございます。ひょっとしたらこのことをこの議場で言うのもこれで最後かもしれませんので、言いたいことは言わさせて頂きます。

 金子みすゞ記念館は、先程市長が、「青海島と並んで重要な観光資源」というふうにお答えを頂きました。これはみすゞ記念館自体はこれも観光施設というふうに捉えてよろしいんでしょうか。それとも文化施設なんでしょうか。(「いいですよ、私が答えましょう」と呼ぶ者あり)



○議長(南野京右君) 松林市長。



◎市長(松林正俊君) 両方にとられていいと思います。



○議長(南野京右君) 三輪徹君。



◆5番(三輪徹君) では、観光施設とも捉えてもいいということですよね。

 では、「山口デスティネーションキャンペーン」が7月から始まりました。今も期間中でございます。たった3カ月の期間中でございます。また7月の後半から8月は夏休みも入っております。そのキャンペーン中、一人でも多くの方に入館をして頂きたいというのが普通考えられることなんですが、記念館におかれましてはきっちりと閉館日を設けておられました。これは一体どういうことなんでしょうか。たくさんの方が大変残念がって帰っていかれました。本当に市長は危機感を持ってやっていらっしゃるのか甚だ疑問に思いますが、市長、どうでしょうか。



○議長(南野京右君) 松林市長。



◎市長(松林正俊君) 休館日につきましては条例もございますし、そのようにしたところでございますが、ただ、これまで、議員が御自分でおっしゃったように、色々この質問につきましては議員の質問で出ております。その中では、開館してのこれまでの間に、例えば正月の開館日とか年末年始ですね。そういった色々とこちらも工夫をしながら変えてきていると認識を致しております。

 それと、やはり最低限必要なメンテの関係で、ということで変えてきておるというふうにも思っております。まあぎりぎり最低限の維持管理に必要な休館日をということでやりながら、今回のようにデスティネーションキャンペーンの期間中は何とかやはり開け続けるのが本旨だったかなというふうにも今思っておりますが、議員の御意見を尊重しながら、決して危機感がないわけではございません。やはり施設ですからそれなりの休館日というのは必要でもございます。しかし、やはり観光の状況を見ながらやっていくというのも、基本的には文化施設の条例として運営をしておりますけれども、そういう観点で見ることも必要であろうというふうには思っております。



○議長(南野京右君) 三輪徹君。



◆5番(三輪徹君) JRの時刻表の巻頭の3ページの中で記念館のことも出ておりますが、これには休館日という言葉は載ってないわけです、休館日というのは。私は、もうデスティネーションキャンペーン中は休館せんでやられるんだというふうに思っておりました。ところが、今市長が言われたとおりでございます。

 観光課長、あれですか、やっぱり観光課としてはやっぱりせめて期間中は開館してほしいと思われるんじゃないですか。



○議長(南野京右君) 宍村商工観光課長。



◎商工観光課長(宍村龍夫君) お答え致します。

 実施期間7月から9月ということでございます。ただ、施設の様々な扱いといいますか、そういった決められた中で運営をされているというところがございまして、商工観光課としてどうかと言われましても、非常にお答えがしにくいところでございます。以上です。



○議長(南野京右君) 三輪徹君。



◆5番(三輪徹君) メンテナンス、メンテナンスと言われましたが、私が7月、8月休館日、お見受けしたところ、メンテナンスの車両がそこに停まっておったような記憶がないわけでございます。どうせ午後5時で閉館するんですから、この期間中ぐらいもし本当にメンテナンスが必要ならば、5時閉館してからメンテナンスをやられるとか、そういう方法もあるんではないかと思うんです。ほんとキャンペーン期間中ですよ。これだけ一生懸命、全国に対して仙崎「みすゞ潮彩号」というのを宣伝をして頂いておるわけです。

 先程市長がおっしゃいましたじゃないですか。仙崎駅では非常に観光客が増加しておると。その方達はどこへ行かれるかというと、みすゞ記念館を目指して行かれるわけです。もう市長おっしゃったじゃないですか。だからあと、今月もう一回ありますが、そこしっかりと考えて、ほんとに観光としてみすゞ記念館が重要な役割でしたら、もうちょっとキャンペーンに配慮した対応が必要ではなかったのかと私は思います。

 市長、もう一度お願いします。



○議長(南野京右君) 市長、答弁しますか。



◎市長(松林正俊君) いやあっちが先にして。



○議長(南野京右君) 仲野企画政策課長。



◎企画政策課長(仲野修史君) 先程来、市長が申しましたように、金子みすゞ記念館は基本的には文化施設でございますけれども、と同時にこの長門市の観光の一翼を担っている大きな観光拠点の一つであるというふうに考えておるところでございます。

 先程来の議員御指摘にありますように、休館日につきましては、現在12月の29日から1月の1日の間、それから毎月の火曜日ということで、施設にとりましては最低限の維持管理に要する休館をさせて頂いているというふうに認識を致しております。

 具体的には空調設備に関するメンテナンスでありますとか、毎月ではございませんけれども、カーペット等の洗浄、更には展示ケース等々の中の展示がえをするなどしましてこの休館日を活用させて頂いているというふうに思っております。

 御指摘のように、こういった夏休み期間中であるとか或いはゴールデンウイーク中であるとか、そういった観光客の多くが見込まれる場合におきましては、今年のゴールデンウイークも対応致しましたけれども、そういった多くの観光客が見込まれる場合につきましては休館日をずらしたり、或いは返上したりということで臨機に対応をこれからもしていきたいというふうに思っております。

 今月9月につきましても、デスティネーションキャンペーンの最後の月ということでございます。先程市長が御答弁申し上げましたように、プロジェクト、仙崎駅でのかまぼこ板の打ちつけが10月の予定が9月の末ぐらいには完成をするという予定になっております。ただ今決定をしておりませんけれども、こうした最終の打ちつけがどうも9月の30日あたりになりそうだということで、ちょうどそれが金子みすゞ記念館の休館日と重なるということもございまして、こういったことからも、イベントも含めて対応していきたいというふうに思っております。



○議長(南野京右君) 三輪徹君。



◆5番(三輪徹君) ということは、最後は開けるというふうに理解していいんですか。



○議長(南野京右君) 松林市長。



◎市長(松林正俊君) はい、基本的に検討させようということにはしております。ただ、当日がどのような形になるかは別としまして、企画課長が申しましたように、少なからずデスティネーションキャンペーン中は何とかという気持ちは強く持っておりました。遅まきながら9月についても検討、早速したところでございます。

 また、その検討結果によって、やはり何といってもみすゞ記念館との調整も必要でございますので、それをしていきたいと思っております。



○議長(南野京右君) 三輪徹君。



◆5番(三輪徹君) 私、ずっと同じことばっかし言いますけど、やはりみすゞ記念館の売りというのは心なんです。やはりその心の温かさを求めて全国からお見えなる。その方達が失望して帰られるということは大変申しわけないことです。是非、せめてキャンペーン期間中は開けて頂くよう、もし今後このようなキャンペーンがございましたら、やはり開館をするということを前提に物事を進めていってほしいと思います。

 それで、市長あれですか。もう所管を観光課に変えたほうがいいんじゃないですか。



○議長(南野京右君) 松林市長。



◎市長(松林正俊君) 所管は条例上の問題でありまして、運用についてはさっきも言いますように、両方から見て運用すると。むしろ今の時点では、やはり仙崎を訪れる、或いは長門市を訪れる全体観光客の観光の目玉といっても過言ではありませんので、そういう捉え方で、運営も含めて、私は進めて差し支えないと思っております。

 ただ、それは条例上の問題だけの左右でございますので、十分に商工観光課がかかわっていくというのは。現実にもそうでございますので、あり得ることであります。また、そうしていきたいと思います。



○議長(南野京右君) 三輪徹君。



◆5番(三輪徹君) 観光課長が、期間中はせめて開館してほしいと素直に発言できるような雰囲気で、組織であって頂きたいと思います。

 それでみすゞ記念館のことは置きまして、次に、やはり仙崎を考えるとき、どうしても引き揚げということが入ってくると思います。昭和20年の9月2日から21年12月16日までに41万3,961名の方が、朝鮮、華北、華中、満州から引き揚げてこられました。また同時に、約34万人もの朝鮮人の方が祖国へと帰っていかれました。

 それで、仙崎まち歩きマップというのが出ております。観光客の方はこのまち歩きマップを持ってよく歩かれますが、これには、海外引き揚げ上陸跡地という記載があるのみで、標柱らしき絵が1つあって、観光基地においては記念碑があるにもかかわらず記念碑も載っておりません。大変冷遇をされていると思います。

 長門市史を読みますと、

 大陸からの第1回引揚者7,000人は、大半が婦女子で、20年9月2日の夕刻、仙崎港に上陸した。かつては、身を大陸の土に埋めんと奮って日本を離れ、満州或いは遠く北支の山野に苦闘を続けたこれらの人々であったが、今見る祖国の姿は敗戦で一変し、しかも辛酸をなめて蓄積した財産はことごとく没収されて、裸一貫での帰国である。いずれの人々も涙を浮かべての静かな桟橋へのおり立ちであった。

というふうに、長門市史に記載されております。

 こうした観光と言えば失礼かもしれませんが、やはりこうした方達のために、今の現状は大変失礼ではないかと思うんです。やはりこの歴史上の事実を後世に伝えていくことがこの引揚者を受け入れた我々仙崎、長門市に住むもののこれは役目じゃないか、使命じゃないかと私は最近思ってきたんです。そして、これをするにはもう今が最後のチャンスではないのかと。

 0歳で引き揚げられた方ももう62、63歳です。物心ついて引き揚げられた方ももう70歳、70代になろうとしておられます。やはり自分が元気なうちにもう一度この仙崎の地を訪ねていきたいという思いの方はたくさんいらっしゃると思います。また、現にそういう問い合わせもあるという話ではございませんか。

 やはりここは、引き揚げ資料の常設展示場をきちんとつくらなければならないと私は思います。本来なら海の見える地にこれをつくるのが一番なんでしょうが、やはり財政上の問題で新しい記念館をつくることはできません。だったらどこにすればいいのか。私は今の仙崎駅の観光案内所がございます。もうみすゞさんの資料は、本家本元のみすゞ記念館に任せて、もうそこは引き揚げの資料館としてやっていくというふうに私は思っておるんですが、市長、どうですか、お考えは。



○議長(南野京右君) 松林市長。



◎市長(松林正俊君) お話のように、仙崎港は昭和20年、終戦直後の9月から1年間、当時福岡も多少ありましたけど、主に関門海峡の機雷封鎖ということで、興安丸第1号が、1便が着きまして、それ以降、帰られる人が42万人を数えるとも言われておりますし、また、それによって朝鮮半島に帰られた人も37万人を数えるとも言われております。

 そういった歴史を持つ仙崎の顔をやはりしっかりと残していくということは、即そのまま平和への願いにもつながってくることでもあります。平成何年かちょっと今あれですが、50周年のときには、御承知と思いますけれども、観光基地のほうにモニュメントもございます。それと、その当時に整理できるものだけは整理しようということでいろんなものがされております。また、戦後の証言ということで、引き揚げの証言をされる方の本もあります。それから数えたらまた10年以上、13年ぐらいになるんですか、経っております。

 その当時の方々も相当高齢をしており、直接に投降された方がどれだけいらっしゃるか。或いはまた手を引かれてお帰りになった方がやはり物心ついていつかはということで、今でも訪れてこられる。私も同じ思いでして、そういう方々にしっかりとしたものを現実残していきたいと。

 進駐軍の残しました写真群が、今御承知のように農協の跡地をお借りしてやっております。ここもあのままではちょっと、少し、見て頂くにはともう少し壁なんかきれいにしたいなと思ってもおりますけれども、それと同時に、仙崎駅にも一時、60年のときに多分期間展示をしたんじゃないかと思っております。その折にやはり経験もありますので、あそこを利用することも考えてみたいと思いますし、それと同時に、やはり風化をさせないということのほうも大事だと思います。

 仙崎がそういうことで、終戦ではありますが、日本の第二次世界大戦史に深くかかわっておるということを後世に残すということも私達の務めでありますので、それも含めて、全体的に「引き揚げの港仙崎」ということを今後どうやって残し発信していくかということは行政課題としても捉えていきたいと思っております。



○議長(南野京右君) 三輪徹君。



◆5番(三輪徹君) 引き揚げというと、すぐ舞鶴という言葉が出てきます。この舞鶴におきましては、9月6日、7日に引き揚げ最終船入港50周年記念事業というのをされております。しかし、舞鶴に引き揚げられた人数を見ると60数万人なんです。仙崎は1年間ちょっとで41万4,000人と。人数的には余り変わらんということです。やはり仙崎も大変重要な役割を果たしておるわけです。ですから、市長の今の御答弁をどう捉えていいかというのがありますが、これは常設の展示場と、また記念モニュメントも字が消えかかって見えにくくなっております。そういうふうなことの改めて整備、また標柱のところも、ただあれじゃちょっとと思うんですが、これは常設展示場というのは、これは市としてもやっていこうという御決意なんでしょうか。



○議長(南野京右君) 松林市長。



◎市長(松林正俊君) 今までも常設展示場という形で計画されたことはございません。ただ、必要ではないかということ等と、やはり50周年のときは相当そういうことが語られたと思っております。その辺をもう一度見まして、それと同時に、やはり舞鶴を今出されましたけれども、ここはかなり長い、特にシベリアの抑留の皆さんがここで、そういう形としたものが相当できておるわけですけれども、私達はシベリア抑留と言えばすぐ香月泰男美術館というのを思い浮かべます。そういったことも含めて、全体的に、やはり戦後の抑留或いは引き揚げということを捉えるという形では、舞鶴にある展示館ということではないと思います。その辺はこれからのことですけれども、さっきも言いましたように、風化させないためにも私達ができる何かの施設、或いは現施設を利用してそれを発信していくということは整理をしていきたいと思っております。



○議長(南野京右君) 三輪徹君。



◆5番(三輪徹君) 是非やって頂きたいと思います。それによって仙崎の地、長門の地を訪れられる方も増えると思いますので、観光ということで言いましたが、やはり交流人口を増やすと市長おっしゃいましたので、是非整備をして進めていって頂きたいと思います。

 それと、あと大型バスの駐車場をという問題がどうしても出てきます。今現在、青海島観光基地がバスの駐車場になっておりますが、どうしても近くに置こうということで仙崎漁協前、仙崎公民館の入り口でいまだにバスを降りられる方がたくさんいらっしゃいます。どうしてもやはり交通安全上の問題等ございますので、やはり整備をして頂かなければならないんですが、この整備をと考えた場合、今度仙崎漁協の新市場という問題が出てきます。そこには直販施設もできるという話でございますので、やはりそれと関連して、是非大型バスの駐車場というのは新たに私は整備をしていって頂きたいと思います。

 それで、観光の面からでも、新市場というのは大変期待される面もあるわけですが、今仙崎の住民の中では、この新市場はもうできないんではないだろうかという噂も一部出ております。新市場はいつできるんですか。それと、規模はどの程度になるのか。6月に新谷議員が言われましたが、改めてお分かりの範囲で教えて頂ければと思います。



○議長(南野京右君) 岩崎経済振興部長。



◎経済振興部長(岩崎伸広君) お答えをします。

 我々は決してそのような悲観的な見方はしておりませんが、若干その計画がずれ込んで、要点だけ申し上げますと、23年度に建設予定ということで今、県或いは県漁協、県一漁協と協議を進めているところでございます。(「規模」と呼ぶ者あり)

 規模は、ちょっと今細かな市場の面積がどのぐらいというのは手元に今持ち合わせていませんので、後程お答えしたいと思います。



○議長(南野京右君) 三輪徹君。



◆5番(三輪徹君) そういう悲観的な噂を払拭する意味でも、今23年度の予定ということでございますので、期待をするところでございます。

 それと、市長は就任当初、トップセールスということで出張に行かれたが、エージェント等を回っておられましたが、最近もされておりますか。



○議長(南野京右君) 松林市長。



◎市長(松林正俊君) エージェント等のあれだと思いますけど、最近はやはり観光キャンペーンとあわせてやる場合はありますけれども、個別にこうといったところへ行ってはおりません。ただ、逆にエージェントの皆さんがこちらに来られる機会が確実に増えております。そういった折にはお会いをすることは欠かしておりません。



○議長(南野京右君) 三輪徹君。



◆5番(三輪徹君) これからの観光振興をどうしようかと思ったら、やはり私は地道な努力しかないと思うんです。一発逆転で大きなイベントをやっても、そのときは来るかもしれませんが、その期間が終われば一気に人が減ってしまうと。じゃ、地道な努力をどうすればいいのかということで、やはり市の職員の方たくさんいろんなところに出張に行かれますよね。観光名刺を持たせて、市長初め、副市長を初め持って、もう出張のときは必ず1社ほど回ってこいと。長門市のいいところを宣伝してこいと。そのぐらいをせんと、やはり中々観光客増にはつながってこないんではないかと思うんですよ。市長もじゃ、エージェントがたくさん最近お見えになると言われますが、市長はじゃ東京へ行ってエージェントに行かれたと。そこで知り合いになった方が来るかもしれん。じゃこちらに来られたときにより親しくその方と話ができるわけです。そういった努力こそ今一番大切ではないかと私は思うんですが、市長どうでしょうか。



○議長(南野京右君) 松林市長。



◎市長(松林正俊君) 機会を見てまたそういったことをやっていきたいと思っております。

 エージェントも私達への認識というのは非常に高いものを持っておられますので、人はかわりますから、おっしゃるとおり行く努力をしていきたいと思っております。



○議長(南野京右君) 三輪徹君。



◆5番(三輪徹君) 努力はしたら、絶対これは裏切るものではございませんので、どうぞ、市長、副市長、また部長、観光課長初め、やはり出張に行かれたときは必ず回ってきて、パンフレットの1つでも置いて帰ってきて、長門のよさを宣伝をして頂きたいと思います。

 これで観光振興を終わりまして、次、ほっちゃテレビについていきます。

 議会放映が余りにも一般質問に偏り過ぎではないのかということなんですが、ほっちゃガイドの7月号がございます。7月7、8、9、長門市議会6月定例会の録画放送がございますが、この録画放送、初日は7日の朝6時から1回、5日目と委員会審議は8日の朝6時から1回、最終日に至っては9日の深夜0時、24時から1回のみでございます。あとは全部一般質問です。

 6月議会は御承知のように給食センターのことが大きな争点となりました。最終日には修正案も出され、原案に賛成する方が2名、反対が3名と、登壇して、議員の責任として自分の意見を述べております。市民の方も大変関心があったと思います。にもかかわらず、私が発言したから言うわけではございませんが、このことが深夜24時から1回のみというのは、余りにも不平等じゃないのかと私は思います。

 6月定例会とする以上、これが6月定例会一般質問というのであればこれで構いませんが、長門市議会6月定例会とする以上は、やはり初日も一般質問も最終日も平等に扱うべきではないでしょうか。市長、お願いします。



○議長(南野京右君) 松林市長。



◎市長(松林正俊君) ほっちゃテレビについての御質問ですが、本席からお答え致しますが、ほっちゃテレビにつきましては、まず本年8月末日現在の加入者数を申し上げさせて頂きます。(発言する者あり)まあいいじゃないですか。1万3,000件で、全世帯数の79%の加入率でございます。多くの市民の方に加入して頂いておるところで、感謝しているわけですが、議会放映についてのお尋ねですが、合併時におきまして本会議を生中継で放送することを議会も同意をされ、放送しているところでございますが、一般質問が昼間に放送されて、見ることができないとの御意見もありましたことから、再放送を行うなど改善を重ねてきておるところでございます。この再放送につきましては、議会開催の翌月に3日間、録画放送を行っております。

 次に、議会に関する再放送が一般質問中心になっているとの御指摘でございますけれども、議会は地域の政策課題に関する討議の場であると認識しております。従いまして、一般質問は本会議の場で行政と議会が政策について議論する場でございます。市民にとっては、議員の活動が直に見える場であるという認識をしておりますので、一般質問の放送については御理解賜りたいと思います。

 なお、本定例会からは、試験的に、当日、議会の模様も再放送を致しております。これに関しましては、視聴者の皆様から御意見をお寄せ頂き、また議会の皆さんとも相談しながら、より多くの方に見て頂く番組編成を行って参りたいと思っております。



○議長(南野京右君) 三輪徹君。



◆5番(三輪徹君) ちょっとよく分からなかったんですが、これからも引き続き一般質問中心で行っていくということですね。じゃ、6月の議会のように例えば最終日に修正案等出て、いろんな意見を申した議会があったとしても、1回しか扱わないということですか。



○議長(南野京右君) 岡本企画総務部長。



◎企画総務部長(岡本守正君) お答えを申し上げます。

 この3日間の中で、やはりその議会の一般質問に立たれる議員の人数或いは質問される時間によって放送時間が異なってくるわけでございます。ちなみに、昨年の12月議会の様子を本年の1月に再放送致しましたけれども、これにつきましては一般質問を含めた本会議全て3回ほど放映を致しております。それから、3月議会の様子を4月に放映致しておりますけれども、一般質問につきましては3回、その他の本会議につきましては2回放映を致しております。それから、6月議会につきましては、先程議員さん言われましたとおり、一般質問については3回、その他の本会議については1回の放映ということになっております。

 今後やはり放映のあり方等につきましては、今市長の答弁にもありましたように、議員の皆さん方の御意見もお聞きしながら、そのあり方については検討して参りたいというふうに思っております。



○議長(南野京右君) 三輪徹君。



◆5番(三輪徹君) 確かに6月議会はたくさんの方が一般質問に立たれました。そういったときはやはり臨機応変に、録画放送を4日にするとかそういうふうなことを、3日という期限を切るからなるわけでして、やはりそういうふうに臨機応変に対応をして頂ければと思います。

 やはり自分の、議員が信念を持って言った、発言した言葉を深夜0時からしか放映して頂けんというのは、ほんとに言ったものにとっては大変残念でございますので御配慮をして頂きたいと思います。

 次にいきます。市長選、市議選について。投票終了時刻を繰り上げ、開票を早くするお考えはないか。お願い致します。



○議長(南野京右君) 五十嵐選管事務局長。



◎選管事務局長(五十嵐徹君) それでは、市長選、市議選についての御質問にお答え申し上げます。

 投票所の開閉時間につきましては、公職選挙法第40条第1項の規定により、投票所は午前7時に開き午後8時に閉じるとされております。ただし、選挙人の投票の便宜のため必要があると認められる特別の事情のある場合、または選挙人の投票に支障を来さないと認められる特別の事情のある場合に限り、繰り上げもしくは繰り下げができるとされておるところでございます。

 投票所を閉じる時間は従来午後6時までであったものが、平成10年の一部改正によりまして午後8時までにされたものでございます。その理由は、低迷する投票率の回復にあり、少しでも多くの投票の機会を確保しようとするものであります。また、平成15年の一部改正におきまして期日前投票制度が導入されましたが、これも有権者の投票を促すものであります。

現在、長門市におきましては、開票所から遠距離にあります、また道路事情等を考慮した上で、開票時間にあわせるため、大峠、田久道、久津、本郷、大浦、油谷、水岬、川尻の8カ所の投票所で投票時間を午前7時から午後7時までとし、1時間繰り上げて実施して参っているところでございます。

 また、開票事務の時間の短縮につきましては、自書式投票用紙分類機の導入、開票事務マニュアルによる開票作業の徹底等を図り、短縮に努めて参っているところでございます。

 御質問のように、開票を早めるために全ての投票所で投票終了時間を繰り上げることにつきましては、公職選挙法の繰り上げの条件であります特別の事情には当たらないとされておりますことから、これまで、先程述べました8投票所を除いて、投票時間を午後8時までとして、有権者の投票の機会の確保を図って参ったところでございます。

 平成19年度の県議選の当日投票におきましては、午後6時から午後7時までの投票者数が1,129人、午後7時から午後8時までが168人、この度の知事選挙では、午後6時から午後7時まで807人、午後7時から午後8時までは321人と、いずれの選挙ともこの時間帯に1,100人から1,200人の全投票者の6%を超える選挙人の方が投票に来ておられるということは無視できないものと考えておるところでございます。市全体一律に投票時間を繰り上げるという状況にはないのではないかと思っているところでございます。

 これらの理由から、次期市長選、市議選につきましても、これまでどおりの投票時間で執行して参りたいと考えているところでございます。

 以上で答弁を終わります。



○議長(南野京右君) 三輪徹君。



◆5番(三輪徹君) これは私、8月26日に通告を致しました。そして、今日これを一般質問するということはお分かりのはずであったはずですが、9月3日に、既に記者発表で、投票日は4月12日だと、午前7時から午後8時の間に行うと。今言った8カ所においては7時から7時までと。開票日時は9時半から行うということは既に発表をされております。これは一般質問を出しているのに既に記者発表をされております。余りにも配慮に欠けた行為ではないんですか。私がもし当事者であれば、一般質問が終わってからこれは記者発表しますよ。



○議長(南野京右君) 五十嵐選管事務局長。



◎選管事務局長(五十嵐徹君) お答え申し上げます。

 今回の市長選、市議選の日程につきましては、選挙管理委員会のスケジュールの中で、8月の知事選挙が終わった後の早い段階での委員会で議題として取り上げていったほうがいいのではないかということにしておりまして、日程を9月2日の委員会で協議を致しまして、4月12日にすると決めたところでございます。

 投票・開票時間につきましては、現状の時間を示したものでございまして、あくまでも告示をもって正式な決定となるわけでございますから、身近で重要な選挙だけに、早目に日程を決めまして、それに向けて準備を進めて参りたいと考えたものでございます。



○議長(南野京右君) 局長、今三輪議員がおっしゃるのは、その辺の配慮は足りなかったんじゃないかということを言われるわけです。今おっしゃったことはもう分かっているんです。



◎選管事務局長(五十嵐徹君) 分かりました。確かに、発表について、私のほうももう少し配慮するべきだったと、その点は反省をしておりますけれども、先程も言いましたように、これが正式な決定ではございません。告示をもって正式な決定となります。以上でございます。



○議長(南野京右君) 三輪徹君。



◆5番(三輪徹君) 一般質問は、政策について議論する大切な場というふうに市長もおっしゃっておるわけでございます。既に一般質問をする前からもう答えを出されて、では、あなたの一般質問はこれは門前払いみたいなものじゃないですか。受け付けませんよという、そういう意思表示みたいに私は受け取りました。

 午後7時から8時までは県議選において168名、これは1%にも満たん数だと思うんですよ。そういう人達のために職員の経費とかいうこと──経費節減、経費節減と市のほうは言っていらっしゃいますので、節減等考えたら、やはり投票時間の繰り上げというのも、もう考えるべき事柄ではないのかなということを言いたかったんですが、やめます。次にいきます。

 学校教育についてお伺い致します。

 今年度になって小中一貫教育構想という言葉を耳にするわけですが、この小中一貫構想について、小中一貫構想とは何で、小中一貫教育がなぜ必要なのか、今後これにどのように取り組んでいかれるのかお伺いします。

 また、コミュニティ・スクール構想について、以前大草議員が質問されましたが、目的は何なのか。私は、学校運営協議会の権限が強過ぎると思うんですが、教育長はどのように考えていらっしゃるのかお伺い致します。



○議長(南野京右君) 大嶋教育長。



◎教育長(大嶋泰夫君) それでは、三輪議員の質問に本席からお答えさせて頂きます。

 学校教育についての質問のお答えを申し上げます。

 まず1点目の小中一貫教育構想についての、小中一貫教育構想とは何かというお尋ねでございますが、現在の日本の義務教育における学校制度は、昭和22年に制定された小学校6年間、中学校3年間の9カ年になっているのは御承知だと思います。いわゆる6・3制を基本としております。小中一貫教育構想とはと、この6・3制を小学校と中学校の教育という明確な区切りをつけずに、9カ年というスパンの中で一貫性を持たせる教育をいうものであります。

 この9カ年を現在の子供の発達段階や特性から捉え直し、例えば前期の小学1年から小学4年までを基礎・基本を大切にする時期、中期の小学5年から中学1年までを選択をする力を大切にする時期、後期の中学2年から中学3年までを進路に向けた力を大切にする時期という大きなまとまりで指導を行うということも可能にします。

 次に、小中一貫教育はなぜ必要なのかというお尋ねでございますが、小学校から中学校へ進学することは、子供にとっては大きな節目であり、更なる自己実現の場となると思います。人間的な成長のきっかけにもなります。しかし、近年、子供達を見ますと、小学校から中学校へ進学する入学期に、学習や生活の不適応、また不登校など、いわゆる中1ギャップという問題が見受けられます。本市においても、平成18年度と平成19年度を比較してみますと、中学1年生での不登校生徒が増える傾向にあります。

 このギャップという問題を解消するためには、思春期前期に入る小学校5、6年生から中学1年生までにおける学習指導と生活指導に配慮することが重要であると捉えております。例えば、小学校の学級担任中心から中学校の教科担任中心に移ること、また中学校での部活動への不安など、小学校から中学校へ進学する際の段差をできる限り少なくすることが必要であると考えております。

 また、小中学校9カ年の子供の育ちを見取る中で、小中学校の一貫性を大切にした、子供の側から考えた教育を展開し、長門市の子供達に主体的かつ創造的に生きる力を身につけさせたいと思っております。

 次に、今後どのように取り組んでいくのかというお尋ねでございますが、本市ではこれまでも市内小中学校を中学校の校区別に8つのブロックに分け、小中学校の連携を中心にした教育を行ってきております。特に本年度は、小中一貫教育を視野に入れたブロックでの研究を要請をしており、各ブロックの成果や学校の実情、子供達の実態を踏まえ、計画的かつ段階的に小中一貫教育に取り組んでいきたいと考えております。

 次に、2点目のコミュニティ・スクール構想についての目的は何かというお尋ねでございますが、目的としては、次の3つのことを考えております。

 1つ目は、地域に開かれ、信頼される学校づくりを進めていくことであります。コミュニティ・スクールは、保護者や地域の皆さんの声を学校運営に直接反映させ、学校と保護者、地域住民が一体となって、よりよい学校をつくり上げていくことを目指すものであります。

 2つ目は、地域の力を学校に取り入れるということであります。コミュニティ・スクールは、保護者及び地域住民の学校運営への参画を進めることにより、学校と保護者、地域住民等との信頼関係を深め、地域の力を学校に取り入れることにより、一体となって学校運営の改善や児童生徒の健全育成に取り組むことができるようになると考えております。

 3つ目は、地域の創意を生かした特色ある学校づくりが進むことにより、地域全体の活性化も期待されるところであります。例えば、コミュニティ・スクールとして運営することにより、地域の人材を生かした授業や体験学習が活発に行われることにより、子供達は地域とのつながりが一層強くなることが期待をされます。その結果、地域の行事に進んで参加したり地域のよさを感じたりするなど、郷土を愛する子供達が増えることは、将来にわたって地域の活性化につながるものと考えております。

 次に、学校運営協議会の権限が強過ぎるのでは、についてのお尋ねでございますが、学校運営協議会は教職員の人事や学校の運営方針について協議を行い、教育委員会または学校に意見を述べることができるとされております。このことは、例えば地域と学校の連携をより深めたり強固にしたりすることのできる人材を求めることなどを意味するものでありますが、あくまでも校長、教職員の任命権は県教育委員会にあり、適正な人事異動のルールに基づいて行われるものであります。学校運営協議会は、学校、保護者、地域住民が一体となり、何よりも子供達のために、円滑でよりよい学校運営を進めるためにあるものと考えております。以上であります。



○議長(南野京右君) 三輪徹君。



◆5番(三輪徹君) 小中一貫教育についてお尋ねしますが、小中一貫教育の先進地として東京の品川区というところがございまして、そこで一貫校として日野学園というのを平成18年の4月からつくっておられます。そこが出された本によりますと、小学校の教員は知識重視の画一的学習指導、威圧的な生活指導と中学校に不信感を持ち、逆に中学校の教員は、基礎・基本の学力の定着、基本的生活習慣の定着について小学校への不信感を持っているというふうに記されております。長門市でもこういう現状があるんでしょうか。



○議長(南野京右君) 松浦学校教育課長。



◎学校教育課長(松浦正彦君) それでは、お答えを申し上げます。

 小中学校の連携の中で、お互いの不信感があるか否かというようなお問い合わせであったと思います。

 今、現実には、教育長の答弁にもありましたように、小中学校の連携を強化するという意味で、各中学校のブロックで要請をしております。その中で協議等話し合いの中に出ますのは、確かに一側面としては、中学校から見れば、小学校の基礎力のアップはどうなっておるかとか、或いは小学校から見れば、中学校は一体どういう教育をしているのかと、中々その辺のうまくつながった話し合いができにくい状況であります。

 従いまして、今のような小中一貫という教育構想の中で、より連携を深め、更に子供達がよりスムーズな成長発達をするということを狙って今考えております。以上でございます。



○議長(南野京右君) 三輪徹君。



◆5番(三輪徹君) 今の子が結局弱くなっているということですわね。以前に比べて。

 それで、その小中一貫教育で児童生徒の何がよくなるんですか。精神面が強くなるんですか、それとも学力が上がるんですか。



○議長(南野京右君) 大嶋教育長。



◎教育長(大嶋泰夫君) 私は、両方というように捉えております。学力、まず小中一貫教育の狙いは、子供の不安を解消してやると、先程申しましたように。その不安は、小学校から中学校への垣根、これをスムーズにつなげるようにという形で、平成14年度から連携教育を中心に取り組んでおります。新市になりまして、先程申しましたように、8つのブロック、中学校区単位で連携教育を進めておりますが、連携という言葉はよく聞かれますが、実際にそのつながりを大切にした、子供にとってギャップのできるだけ少ない方法をどうしてやるかということを考えたときに、お互いの授業交流、いわゆる小学校の児童を中学校の先生が行って実際に指導するとか、或いは小学校の先生が実際に中学校に行って指導してみるとか、色々なそういう授業交流をすることによって学力の向上も図られると、このように思いますし、また部活動等も子供にとっては非常に不安であります。そのあたりで、部活動の参観日等も設けたり、或いは小学校から中学校に入るときのオリエンテーションあたりも、実際に授業を中学校の教師がして子供達に見せることによって不安を解消する。だから、そういう面で両方私は狙いがあると、このように思っております。



○議長(南野京右君) 三輪徹君。



◆5番(三輪徹君) 余りにも何か、私から見れば過保護過ぎりゃせんかと。子供の自立を考えた場合、果たしてそこまで、じゃ小学校の先生がずっと中学校に入っても子供達を見守っていったり、じゃ入る前から中学校の先生が来て、子供達にそこまでせんにゃいけんのかというふうなことは疑問には、私は素人として思います。

 それで、この一貫教育を、これはもう長門市で推進、やっていくんですか、これを。それで、じゃ給食のときでも言いましたけど、保護者等への説明というのはいつごろになる予定でしょうか。



○議長(南野京右君) 大嶋教育長。



◎教育長(大嶋泰夫君) 今、一貫教育を長門市にとってはやるかということで、今そのモデル校として学校を指定して、深川小学校、深川中学校を指定して今取り組んでおります。この結果によって、将来は小中一貫教育と同時に、あわせてコミュニティ・スクールも考えた、ちょっと欲張りかもしれませんが、コミュニティ・スクール構想をもとに一貫教育構想を持っていきたいと、このように思っております。

 確かに今、議員御指摘のように、余りにも過保護ではないかという御指摘ですが、確かにそういう面は私も思います。もう少し地域が、或いは保護者が子供に目を向けて、しっかりと子供にかかわってやってくれれば私はそういうことも解消できるんではなかろうかと、このように思いますし、また昔の学校の施設を見ますと、小学校と中学校がグラウンドを1つにしたり、隣接をしたりという形で、子供が自然の中で6年或いは3年というくくりがありますが、9カ年の中で小学校時代から中学校の兄ちゃん、姉ちゃんの様子ぶりも見ております。それが今、ちょっとそういう形態も少なくなっておりますので、そういうことも確かに指摘されますが、やはりだからといってそれをほっておくわけにもいきませんので、そういう構想で今進めたいと、このように考えております。(「説明は」と呼ぶ者あり)



○議長(南野京右君) 三輪徹君。



◆5番(三輪徹君) 時間がありませんが、ちょっとコミュニティ・スクールのことで言いたいことがいっぱいありますので、そちらのほうに移らさせて頂きますけど、文部科学省によりますと、近年、公立学校には保護者や地域の様々な意見を的確に反映させ、地域に開かれた学校づくりが求められている。先程教育長もおっしゃいました。ありますが、これPTAの制度、また学校評議員会制度ではなぜいけないのか。地域の力が必要なれば、もっと公民館を活用すべきではないかと私は思うんですが。



○議長(南野京右君) 大嶋教育長。



◎教育長(大嶋泰夫君) 確かにそういう面もあろうと思います。公民館は今、現に市内の公民館も学校と一体となって、むしろ先取りでどんどんやって頂いておる公民館もあります。しかしながら、多くの一般の人が、まず、なぜこの運営協議会が必要かと申しますと、学校長が年度年度の学校経営の方針を広く一般の人にも知って頂くと、それを受けて学校評議員会ではなぜいけないか言われると、学校評議員会の制度では、校長の求めに応じて意見を述べることができると。だから、いわば校長の諮問機関的な機関であります。ところが、運営協議会は、言葉のように、みんなで協議する、そういう組織でありますので、多くの方々の意見を聞きながら、校長がしっかり説明をしながら、学校運営をどのようにしていくかというまた評価も頂くということになろうと思います。



○議長(南野京右君) 三輪徹君。



◆5番(三輪徹君) 私は、以前言ったことがあるんですけど、年度初めに、例えば公民館等を利用して、校長が学校運営等について説明会を開けば、別に学校運営協議会をつくる必要はないわけでして、その学校運営の基本的な方針というのは校長の権限で作成されるんでしょう。このコミュニティ・スクールにおいては、その校長の権限で作成された基本方針の承認を受けんにゃいけんちゅうことですよね、学校協議会の。これに対して、校長会等で異を唱えるような校長はいらっしゃらなかったんですか。



○議長(南野京右君) 大嶋教育長。



◎教育長(大嶋泰夫君) まず、公民館でやればいいんじゃないかと言われますが、できる公民館と──やれるところとやれないところが今現在あります。従いまして、できたらそういうふうな、議員が御指摘のような、全部公民館に持っていくことが今大きな理想であります。このようにやっていきたいとこのように思っておりますが、中々それも一律できませんので、今そういう制度がありますので、これをしっかり活用してやっていこうというふうな考えでおります。

 それからもう一つは(「校長会で……」と呼ぶ者あり)校長会のほうでは、そういうことについては異論は今のところはまだ聞いておりません。



○議長(南野京右君) 三輪徹君。



◆5番(三輪徹君) 私は、保護者やら地域が学校運営に対して口を出して、ましてや教職員の人事に関してまで、任命権者に直接意見を述べることができるんですよ。これはほんと私は、おこがましいにもほどがあると思うんですよ。こうまでしないと今の学校というのはやっていけないんですか。先生、教育長達は教育のプロですよね。教育のプロがなぜ教育の素人に自分でつくった運営方針の承認を求めにゃいけんのですか。教育界はそこまで今自信を失っているんですか。



○議長(南野京右君) 大嶋教育長。



◎教育長(大嶋泰夫君) 自信は失っているとは私は思っておりません。むしろ長門の学校教育は他市に先駆けてやっておると自負をしております。

 そういう面で、先程の人事ということ、これ誤解があってはいけませんので補足しますが、人事といってもどの先生どの先生という名指しで挙げるものではありません。今、学校長が平成20年度にこういう方針で今年度は進めたいと。そのためには、こうした意欲のある先生をお願いしたいということを協議会に諮ることができます。そして、協議会のもとで教育委員会のほうに上がっていきます。教育委員会は県のほうに相談しながら、そういう熱意のある先生を是非お願いしたいと、こういう流れでありますので、もう運営協議会がすぐ人事を決めるというふうなことは決してありませんので、御安心頂いたらと。

 それと、なぜこうしたコミュニティ・スクールをしなきゃいけないかと申しますと、色々中央のほうでも県でも言われるのが、学校の信頼ということが盛んに今言われている。その信頼をなくしたのも教育界であります、大分の例にもありますが。そこで、信頼をまずうるためには、やはりもう子供の教育は学校だけ、学校の教員だけがやる時代ではないんです。やはり地域総ぐるみで子供の教育には当たるという時代でありますので、広くしっかりと方針を示して協力を頂くということで、双方向、いわゆる情報の共有化ということが大事になろうかと、このように思っておりますので、是非これを私は進めていきたいと、このように思っております。



○議長(南野京右君) 三輪徹君。



◆5番(三輪徹君) その人事ということですけど、この文部科学省のを見ると、直接任命権者に対し意見を述べることができると。そして任命権者はそれを尊重しなければならないというふうに、私が手に入れた資料ではそう書いてあるんです。そしてまた、主にその学校の基本的な方針を踏まえて実現しようとする教育目標、内容等に合った教職員の配置を求めること。即ち採用・昇任・転任にかかわる事項でありというふうに載っているわけです。じゃ、これを拡大解釈されて、じゃ今一旦市の教育委員会に上げて、そこでまた協議をするというふうにおっしゃいましたが、ほんとにそういうことができるんだろうかというふうに、この文言で見たら私は思いましたもので、今の質問をしたわけです。

 それで、運営協議会自体なんですが、私は校長先生と運営協議会とはあくまで対等でなければならないと思うんですよ。しかし、校長先生は運営協議会の一委員にしかすぎないわけです。これはおかしいんじゃないですか。そうでないと、一委員が基本方針を出してそれを全体で承認するというのはおかしいんです。やはり校長先生という学校・協議会と対等の立場である人が出さんと。じゃ、校長の権限というのは何なのかとなる。じゃ、校長よりも学校運営協議会の会長のほうがこれは学校の最高責任者ではないだろうかというふうに、そうとられてもおかしくないと思うんですけど。この組織自体が私はどうしても納得できんのですけど。



○議長(南野京右君) 大嶋教育長。



◎教育長(大嶋泰夫君) 運営協議会の一員である校長、この校長の権限ということですが、まずは校長は学校運営の最高責任者であります。しかしながら、先程から言いますように、開かれた学校ということ、或いは地域の教育力を活用するということ、そういったことを考えまして、今までの、もう上意下達じゃありませんが、校長の方針が分からぬままにその運営がされるということでは、私は信頼が勝ち得られないんじゃないか。

 そこで、校長が年度初めに、いわゆるマニフェストですか、方針をしっかりと説明して、運営協議会の委員の方にしっかり説明をして、色々意見を聞きながら、その方針が修正するところがあれば修正をするでしょうし、なかったならばそのように運営がなされると、このように捉えておりますので、やはり一番の根っこになるものは校長の方針ということであろうかと思います。



○議長(南野京右君) 三輪議員、最後にしてください。質問。時間が来ましたから。(発言する者あり)ああそうですか、どうも済みません。



◆5番(三輪徹君) 校長先生というのは2年、3年でかわられますよね。そして、最近の風潮を見れば、他市からこの長門市に来られる校長先生もたくさんいらっしゃいます。そういう校長先生が来られて出した場合、じゃ学校運営協議会が、「おまえ何言うか、おまえ分からんもんが黙っちょけえや」というふうになるかもしれませんよね、運営協議会のほうが地域のことがよく分かっておる方がたくさんいらっしゃるんですから。

 ただ私は、そういうことでこれ疑問を持つんです。時間がないからちょっと時間の配分を間違いましたから言いませんが、このコミュニティ・スクールを導入することによって児童生徒の何がよくなるんですか。さっきと同じ質問しますけど。



○議長(南野京右君) 松浦学校教育課長。



◎学校教育課長(松浦正彦君) それでは、お答え申し上げます。

 コミュニティ・スクール導入においてどういう成果が期待されるかということだろうと思いますが、現在まではそういうコミュニティ、いわゆる地域運営協議会のような組織がないと、結局学校から何か行うために地域のほうへお願いをするというときにはピンポイントといいましょうか、一つ一つの事例によってお願いをするという形になっております。ところが、こういう運営協議会ができますと、この運営協議会がコーディネーターとしての役割を果たしてくれますので、地域を組織的にいろんな側面から学校と協力体制ができるというふうに考えております。

 従って、そういうふうな方向性ができ上がりましたならば、やはり地域総ぐるみで育てる中には、柱である学力をどうするかとか、或いは心の発達をどうするかというのが地域全体と共有して子供の方向性をつくっていけるという、そういう狙いで動いておるというふうに考えております。以上です。



○議長(南野京右君) 三輪徹君。



◆5番(三輪徹君) これはまだ始まったばっかりで、そういう断定的な結論が出せる段階ではないはずですよね。今後、これは全市内に今からこれを推進していこうというお考えなんですよね。これ今油谷小で今せっかく発足したことをやめろとは言いませんけど、しかし、そこでの成果と言いますか、なにを十分に研究して、それから市内に広めていく、或いはゆとり教育の例もありますから、やはりひょっとしたらこれは失敗だったかもしれんわけですから、やはり十分慎重には慎重を期して、これの推進については考えて頂きたいと思います。

 私は、こういうことをやる前に、まず教育委員会としてもほかにやらにゃいけんことがあると思うんですよ。じゃ、今何が一番問題かというのは、家庭の躾ですよ。躾ができんから学校で問題が起きるんです。家庭の教育力を向上させるためにはどうしたらいいのかと。また、今学力テストが最近ありましたが、山口県を見ると、小学校はかなり全国平均以下です。中学校におきましては大体中レベルということでございます。大体、これは公表できんということですので、長門市のレベルとしては想像するだけですが、やはり子供の学力をアップするにはどうしたらいいか、何に力を入れたらいいのかということをしっかり、腰を落ちつけてまず取り組んでいくべきではないか。それからの次の段階がコミュニティ・スクールではないんだろうかと私は思うんですけど。最後に教育長、お願い致します。



○議長(南野京右君) 大嶋教育長。



◎教育長(大嶋泰夫君) そういう今三輪議員の言われた方向になるためにも、私は小中一貫教育、あわせてコミュニティ・スクール構想を併用しながら、長門市の望ましい子供の成長を図って参りたいと、このように考えております。



○議長(南野京右君) 三輪徹君。



◆5番(三輪徹君) 時間がなくなりましたから、ほんと中途半端で終わりました。また機会がありましたらこのことについて、1点に絞ってまた質問をさせて頂ければと思います。

 以上、終わります。

………………………………………………………………………………



○議長(南野京右君) この際、暫時休憩します。午後の会議は午後1時、会議を再開します。

午前11時57分休憩

………………………………………………………………………………

午後1時00分開議



○議長(南野京右君) 午前中に引き続き一般質問を続行します。

 この際、商工観光課長から、先程の三輪議員の答弁に関して補足説明を(発言する者あり)水産課長から補足説明の申し出がございました。許可致します。高橋水産課長。



◎水産課長(高橋憲幸君) 失礼致します。午前中の三輪議員さんの仙崎市場の建設に関することについて、補足説明をさせて頂きます。

 御存じのように、この建設につきましては県漁協が事業主体でございます。今、私どもが把握をしておりますのは、スケジュールを申し上げます。今年度でございますが、年明けの2月か3月になろうかと思いますけれども、県漁協の理事会で正式に機関決定される予定でございます。それから、21年度に入りますと基本計画の承認、そして調査設計業務の予算要求、それから22年度には調査設計業務の実施、そして建設工事の予算要求が行われる予定になっております。23年度に建設工事の着手、完成、24年度が供用開始の予定となっております。

 それから、午前中質問がありましたように、施設の規模、面積等でございますけれども、御存じのように、当初の計画より2年ほどずれ込んだ形で予定がされております。2年前のお話を漁協から伺ったときには、全体の市場の規模が180メートル掛ける25メートルの予定であったそうであります。建て方は鉄骨建てというふうにお聞きしておりますが、2年間スライドしたために、そうした建設資材等の値上がりもあろうかと思います。今現在、統括支店と漁協の本店の間でそうした中身のことにつきまして意欲的な協議が行われております。以上でございます。



○議長(南野京右君) 新谷勇君。

〔20番 新谷 勇君登壇〕



◆20番(新谷勇君) 20番の新谷勇でございます。今日は朝から天候がよいようでございますので、食事の後少し眠気の時間帯でございます。皆さんがしっかり聞いて頂きますように、一般質問をやっていきたいと思います。

 通告致しております2問についてでございますけれど、最初に、海洋環境の保全についてでございます。

 当市は、延べ延長100キロ近い海岸線があり、面積の60%は山地で、平地としては30%でございます。そして、河川としては東から三隅川、そして江之川、これは人工川でございますが、市中央部を走る深川川、そして境川、油谷湾に流れ込んでおります掛淵川、大坊川もあわせてですが、それから伊上の泉川があります。そして、このうち河川組合があるのは深川川と俵山から内海に流れております木屋川水系でございます。

 御存じのように、海の環境は、河川から流れるミネラルをたっぷり含んだ栄養塩素が流れることによって海岸域の環境が保全され、魚の産卵場所であります藻場の造成が行われます。そして、栄養塩素を十分に含んだ豊かな水を海まで流すには、川の始まりであります山の環境保全から初めなくてはなりません。

 現在、当市の森林は60%が人工造林、杉・ヒノキを中心とした針葉樹です。自然のままの広葉樹は30%と言われております。世界的に環境問題が話題となっております中で、当市の立地環境と産業構造比率からして、海洋環境の保全は近々の課題であり、行政として本気に取り組むべきであるとの立場から、以下の項目について質問致します。

 まず1に、山・川・海を自然循環型環境に戻すシステムを導入してはどうかということです。

 次に、今回、当市にあります県立水産高校が、去る8月26日に行われました第47回日本海南部地区高等学校水産教育研究会生徒発表会で最優秀賞を獲得致しました海洋環境改良剤、俗称鉄炭団子の研究促進と量産化への支援体制を行ってはどうかということでございます。

そして、現在藻葉が生えない、つまり磯焼け現象のカンフル剤としてこの鉄炭団子の普及促進を図ってはどうかということです。

 4番目に、鉄炭団子の特許化を図ってはと質問申し上げておりますが、これは既に取得されておるようでございますので、この点についてはその経緯について御質問します。

 最後に、森林保全、河川環境の調査、研究、観察と次世代に向けた取り組みとして海洋環境保全対策のための長門市独自のシステムを考え、国、県に特別事業認可をしてもらうよう働きかけてはどうかということについてお伺い致します。

 2回目からの質問につきましては発言席から行います。

〔20番 新谷 勇君降壇〕



○議長(南野京右君) 松林市長。

〔市長 松林正俊君登壇〕



◎市長(松林正俊君) それでは、新谷議員の海洋環境保全対策についての御質問にお答え申し上げます。

 1点目の山、川、海、これを自然循環型環境に戻すシステムということでのお尋ねでございますが、御案内のとおり本市の基幹産業であります水産業、この取り巻く環境は極めて厳しく、また水産資源の減少或いは燃油の高騰が漁業の操業に直接影響も致し、漁業者の経営を圧迫しておりますことから、より近い沿岸域での漁場の整備や、或いは磯根資源に対する保全管理の要望も高まってきております。

 そうした中、議員御指摘のとおり、生育環境の改善と増養殖の推進が求められるものと思っております。

 まず、生育環境の改善についてですが、下水道、集落排水施設等、こういった整備を通じて、陸上からの水質への負荷の低減を進めますとともに、河川水を活用した水産資源の生育に重要な栄養塩類の補給も図っていくことが必要であると考えております。

 また、川上から川下に至る山、川、海を通じた環境保全を推進するために、いわゆる魚つき保安林の指定、また広葉樹林を取り入れた植林活動の促進を図ることも漁場保全のためには重要な施策でもあります。

 更に、漂流・漂着ごみの増加によりまして環境・生態系或いは漁業活動へのこういったことが悪影響を生じていますことから、市民の清掃活動をはじめとしますごみの回収・処理の促進や或いはリサイクル技術の開発も図っていくことも肝要であります。海域環境に応じた造成、食害生物の駆除、また海藻類の増殖、海底耕うん等の維持管理活動もまた重ねて大切であるというふうにも認識しております。

 次に、水産資源の増殖とその持続的な生産を推進するため、種苗生産施設の整備、或いは沿岸域の漁場環境整備も必要です。また、種苗の生育環境を良好に保つとともに、種苗生産技術や配合飼料の開発も進め、持続的な養殖技術の確立を図っていくことも重要であります。

 このように、水産資源の減少に伴う海洋環境保全対策は、まさに多種多様な取り組みが考えられ、また関連する一連の保全システムの構築が必要であると思っております。それぞれを整備しながら、かつそれにあわせて保全システムをし、そのためには国、県、或いは関係機関と調整を図り、何よりも漁協を中心とした関係団体が各連携を深めて頂くように、行政としても取り組んでいきたいというふうに思っております。

 次に、2点目から4点目、これは鉄炭団子についてのお尋ねでありますけれども、地元仙崎、水産高等学校水産科学部におきまして、現在、水産資源減少の原因の1つとして藻場の減少、いわゆる磯焼けがあるわけでございますが、3年前から実は藻場再生プロジェクトというのを立ち上げられ、磯焼けの原因と考えられます要因の中から、河川から供給される鉄イオンの減少というものに注目をされた研究が行われてきております。

 この研究は、先の島根県の隠岐島で開催をされました日本海南部地区生徒研究発表大会におきまして最優秀賞にも輝き、12月には北海道の小樽市で行われる予定の全国大会での発表も決まっております。

 この研究によりますと、本市の河川周辺では、針葉樹林が増えて広葉樹林の腐葉土が減少をしてきたため、海藻類が必要とします鉄イオンの供給が減少をしてきたと分析をしております。これへの対策としまして、鉄と炭をまぜ、焼き固めた鉄炭団子をつくり、海水に投入することで鉄イオンを発生をさせ、それを供給することにより海藻類の成長を助長し、いわゆる藻場の再生も図っていこうというものでございます。

 現在、漁協関係者の協力を得て、青海島の外海栽培漁業センター周辺、また通漁協の沖、或いは仙崎湾の白潟沖の海底に水産科学部手製の鉄炭団子がそれぞれ投入をされており、藻場再生に向けた取り組みの研究成果も期待をされております。

 今後の研究として、鉄炭団子の成分の科学的分析を専門機関で行うことや、新たに市内の三隅川や深川川、或いは掛淵川に鉄炭団子を投入して、川底のヘドロ等の堆積物の増減或いは魚介類の生育状況の調査を行う計画も立てられておるようであります。

 市としましても、水産資源の減少の歯どめとなりそうなこの藻場再生プロジェクトにも注目を致しておりまして、今後の研究成果と科学的な分析結果の検証を見守りながら、関連します法規制を遵守をしながら、研究に対する前向きな取り組みも図っていきたいと思っております。

 従いまして、お尋ねの鉄炭団子の普及或いは量産化につきましては、今の研究、こういった取り組みへの効果・効能もこれから出て参ります。その上で漁協或いは漁業従事者の方々の御意見を聞きながら、必要性を総合的に捉えて取り組んでいきたいと思っております。

 なお、鉄炭団子の特許権につきましては、議員が今お話のとおり、既に特許権が発生をしております。

 次に、5点目の海洋環境保全対策として長門市独自のシステムをというお尋ねでございますけれども、市と致しましても、水産資源の保全管理とその回復に向けた取り組みを重視を致しておりまして、長門地域栽培漁業推進協議会或いは県漁協の長門統括支店を中心に実施をされております定着性資源のカサゴやアワビ、広域回遊資源のマダイやヒラメ等の稚苗放流事業も推進をして、つくり育てる漁業の推進を図っていくとともに、この磯根資源に対する対策として小型サイズの採捕禁止など必要な漁業規制も強化徹底し管理を、関係者或いは機関と、理解を得ながら行っていき、資源管理型漁業の推進を図っていきたいと思っておるところでもございます。

 以上で、1回目の答弁を終わります。

〔市長 松林正俊君降壇〕



○議長(南野京右君) 新谷勇君。



◆20番(新谷勇君) ただ今、1回目の答弁で、大体趣旨とそれから対応策については、思ったとおりのと言いますか、御理解して頂きまして、それなりのお答えを頂きましたとおりでございます。

 それでは、少し細かいことについてお尋ねしていきたいと思います。

 まず、答弁でもございましたように、海の環境保全には山、川が欠かせないということでございますけれど、山につきましてから少しお尋ねしたいと思うんですが、現在、答弁にもありましたように、魚つき保安林ですね。これは市内でどの程度あるかということと、この管理。それから、あわせて針葉樹、広葉樹の割合と倒伐の後の対策ということについてお伺いします。



○議長(南野京右君) 岩崎経済振興部長。



◎経済振興部長(岩崎伸広君) 魚つき保安林の件に関してお答えをしたいと思います。魚つき保安林は、長門市では432ヘクタールございまして、保安林全体で言えば約8,000ヘクタールぐらいある中で432ヘクタールが魚つき保安林であるというふうになっております。

 この魚つき保安林は、地主といいますか、持ち主からの要望で県が許可するものでございまして、税が免除されるということもございます。間伐に関しては届け出が必要であって、伐採した後は必ず植栽をしなきゃいけないという義務づけがございます。

 ちょっと針葉樹と広葉樹の割合、正確にはちょっと把握していませんが、魚つき保安林と言われるものはほとんど松だとかそういったものが多いのではないかと思います。ちょっと詳細については後日またお知らせさせて頂きたいと思います。



○議長(南野京右君) 新谷勇君。



◆20番(新谷勇君) 魚つき保安林のほうから参りますが、魚つき保安林というのは私ども大体海岸線にあるということをイメージしているわけでございますけれど、最近、今回保安林のことについて色々勉強して参りますと、保安林にもいろんな種類があるようでございますね。それで、魚つき保安林じゃから海岸線にあるということばかりでもないようでございます。そのあたりで、関係者と言いますか、漁業者を含めて、行政も含めて、保安林の今後の対応と言いますか、もちろん保護と言いますか、それなりの規制の目的があるわけですから、その辺は一般的に少し認識がされてないんじゃなかろうかという部分があるんですね、魚つき保安林の。その辺の対応についてお考えがあればお伺いしたいと思います。



○議長(南野京右君) 岩崎経済振興部長。



◎経済振興部長(岩崎伸広君) 議員御指摘のように、保安林につきましては、一番多い保安林として水源涵養保安林が圧倒的でございまして、その他防風保安林ですとか土砂流出防止保安林ですとか、その種類は約17ぐらいあるというふうに言われております。

 その中で魚つき保安林は──確かにこれまでは海岸線にあって、影をつくったりするということで魚がつきやすいんではないかというふうに思ってますが、そうした魚つき保安林としての役割を果たしてきたところでございまして、今御指摘の、海岸線以外にそういう魚つきとしての機能ができるならば、そうした対応も積極的にしていきたいというふうに思っています。



○議長(南野京右君) 新谷勇君。



◆20番(新谷勇君) 魚つき保安林も含めてでございますけれど、いわゆるほとんどが人工造林された木が、以前、旧長門のときにもちょっと森林対策についてと言いますか、森林行政について少し質問があった中で、川に流れる水の量が減ったんじゃないかという御指摘があったわけです。これもやっぱり森林行政の保水量、防災目的と言いますか、その辺の関係からそういった感覚になっているんじゃろうと思いますが、現在、倒伐をされておる後、植栽については、森林組合にほとんど委託されておりましょうが、どんな種類が植栽されているのかということについてお伺い致します。



○議長(南野京右君) 岩崎経済振興部長。



◎経済振興部長(岩崎伸広君) 保安林に関しての伐採という意味でございますか。(「山に関して」と呼ぶ者あり)はい。山全体の伐採というふうに御理解してお答えをしたいと思います。

 当然、先程議員の御指摘がございますように、山全体の60%が人工造林ということで、杉・ヒノキが中心になろうと思います。ここら辺につきましては、林業を取り巻く情勢、価格が大変低迷しておりまして、厳しい状況ですが、林業行政としてなるべく早く伐採したものは次に植えていくという指導は、担当部署で対応していると思っております。

 反面、杉・ヒノキの保水性と言いますか、涵養性というものと雑木とでは相反するものがございますけど、林業経営は林業経営としてしっかりやっていくということで対応してございます。



○議長(南野京右君) 新谷勇君。



◆20番(新谷勇君) 部長、私が聞きたいのは、伐採した後の植栽について、どんなものを植えているかということで、農林課長、分かれば。



○議長(南野京右君) 高橋水産課長。



◎水産課長(高橋憲幸君) 議員さんがおっしゃいますように、海岸部におきましては御存じのとおりに魚つき保安林が指定をされておるところでございます。それから、先程申されましたように、川沿いにおいても保安林として指定をされておる森林がございます。

 それで、必要なことは、先程おっしゃいますように、河川水を利用した栄養分が必要であるというふうなことから、川沿いにある森林、現在では杉・ヒノキが主に造林されておりまして、それ以外にもナラとかクヌギ、こうしたものが造林をされております。従いまして、必ずしも針葉樹林だけではなくて、広葉樹林も植栽されておることから、ある面ではそうした栄養塩類の材料となります腐葉土が海のほうへと流れて参ります。

 それから、今部長のほうからお答え申し上げましたように、森林分野においては、そうした杉・ヒノキっていうものは建築資材の材料として貴重な資源でございますので、森林分野では豊田農林事務所を通じてそうした振興が行われておると。片や私どもの水産業から考えますと、できるだけそうした広葉樹林の造林を図ってほしいという思いがございますけれども、それぞれの制度の振興の中で相反するものもございますので、調整をしながらこうした広葉樹林の造林につきましても取り組みを進めていきたいというふうに考えております。



○議長(南野京右君) 新谷勇君。



◆20番(新谷勇君) これは広葉樹林を増やして頂きたい目的でこういった質問をしておるわけでございますけど、後がありますのでここらでとめたいと思います。是非そういう環境保全といいますか、栄養塩素の豊富な鉄分を含んだ川の水が流れるように、ちょっと対策なり今後の対応をやって頂きたいと思います。

 それで、実は鉄炭団子の話をしたいんですけれども、これです。これが鉄炭団子です。(現物を見せる)これは、先程市長の答弁にもございましたように、つくり方としては、使い捨てカイロが原料です、これは。使い捨てカイロというのは、ほとんど炭が半分以上です。それを回収して粉に致しまして、それを接着剤として御飯粒を練り合わすんです、この中に。そして、その団子を火で焼いたものがこれなんです。だから、いわゆるリサイクルの目的にもなるんです、使い捨てカイロが。そういった材料で、県立水産高校、3年がかり、先程の話のように3年がかりでこの研究発表をされたわけでございますけれど、さっきの河川の話でもありますように、鉄をいかに、海洋に有効に吸収できるような形で流していくかという目的の中でこの鉄炭団子ということなんです。溶けて酸化鉄になります。それがいわゆる汚染物質と化合して有効成分を発生するということです。そういったものでございます。

 それで、この量産化への支援体制づくりということでございますけれど、これは今申しましたように、要は使い捨てカイロなんです。使い捨てカイロをいかに集めるかによって、量産化といいますか、ある程度研究段階での量は確保できるということなんで、その使い捨てカイロをいかに集めるかということについての支援体制を考えてほしいということなんですが、このあたりについて御答弁頂きたいと思います。



○議長(南野京右君) 高橋水産課長。



◎水産課長(高橋憲幸君) せんだって水産高等学校をお尋ねしたときに、議員さんおっしゃいますように、現時点の研究のやり方では、生徒さんが集めておる使用済みのカイロで当面は確保できておるというお話でございました。

 今後、先程市長のほうから答弁させて頂きましたように、長門管内の河川等にも今度は放流をして色々研究をしてみたいというお話がございました。そうした今度研究に取りくまれるときに、もし使用済みカイロ等の量が足らない分野等につきましては、水産高等学校の研究には私どもはやっぱりできる範囲は支援をしていこうという思いでおりますので、そうしたカイロ等の回収については私どもが率先してその取り組みも進めてみたいという考えは持っております。



○議長(南野京右君) 新谷勇君。



◆20番(新谷勇君) 前もってしっかり勉強されておりますので、的確な御答弁を頂きありがとうございました。

 2番、3番は一緒になりますけれど、この鉄炭団子を今、量産化と言いますか、研究段階でございますので、量産化と言ってもしれておりますけれど、普及促進を是非図ってほしいと思うんですけれど。つまり海洋環境保全のためには、有効にそれを活用すると言いますか、そういったことで、先程課長も申されましたように、現在、実験段階で、河川河口を今長門市全体の河口できちっとしたデータ収集ができるような実験をしたいと言っておられますし、河口がよくなれば河口から来た水は全て海に流れるわけでございますから、その辺では環境が海のほうに波及していくということでございます。そういった意味で、市の行政サイドの取り組みとして、河口の実験に是非協力、普及を図っていくということについては、いかにお考えでしょうか。



○議長(南野京右君) 高橋水産課長。



◎水産課長(高橋憲幸君) 今申し上げましたように、水産高等学校におきましてもイオンに注目した研究が次年度以降も進められて参ります。それで、議員さん申されますように、その鉄炭団子の効果・効能というものが川或いは海の中でどれほど効果があるかということがやはり必要であろうと思いますので、その点につきましては高等学校のほうでも、環境技術センターのほうで成分の分析をしてみたいという意向もございます。

 私どもと致しましても、河川等の研究につきましては、水を利用致します漁業協同組合或いは水利組合等のやはりそうした研究には同意が必要であろうと思っておりますし、それから川の流量に対してどれほどの鉄炭団子の量が必要かというのもやはり割り出さなくてはいけないと思いますし、そうしたことをお聞きしながら、関連する法規制、水道法或いは水質汚濁防止法、或いは廃棄物処理法等の規制もあろうかと思いますので、実情に応じてそれらのほうに関しますことについては私どものほうでも協力をさせて頂きたいというふうに考えておるところでございます。



○議長(南野京右君) 新谷勇君。



◆20番(新谷勇君) 是非そういう方向で進めていって頂きたいと思うんですが、先程の使い捨てカイロの収集の話でございますけれど、私はゴルフをしませんが、ゴルフ場で非常にたくさん使い捨てカイロが使われるというように聞いておりますが、このなんか収集、有効活用という意味で、この辺のことについて何かお考えがあればお伺いしたいんですが。



○議長(南野京右君) 岩崎経済振興部長。



◎経済振興部長(岩崎伸広君) カイロが集めやすい場所だというふうに──冬場ですけど思っています。例えば水産高校のほうから要請があれば、市を通じてそうした集まりやすい事業所に対して協力要請はしていきたいというふうに思っております。



○議長(南野京右君) 新谷勇君。



◆20番(新谷勇君) 分かりました。

 それじゃ、次の特許のことについてでございますが、これは私も先程申しましたように、既に共同研究者であります──名前がちょっと出てきませんが──方が、これは山口県内、宇部の方だそうですが、取得されておるということでございますし、お聞きしますと、この特許に係る権利と言いますか、料金と言いますか、そういったことについては水産高校の今研究されております安部先生との関係で、特許は安部先生じゃないが、有効活用することについてはそういう制裁なり料金の支払いなりは要らないというように聞いておりますが、特許もう既に2年ぐらい、1年半ぐらいですか──その辺のことについて詳しいことが分かればちょっと説明して頂きたいんです。



○議長(南野京右君) 高橋水産課長。



◎水産課長(高橋憲幸君) 特許権につきましては、今議員さんもおっしゃいましたように、水産高等学校の安部先生と共同研究者の立場で研究をされております宇部市の方が、2007年の10月の18日付で特許をとっておられるということでございます。それで、水産高等学校においてはあくまでも研究ということでその特許を持った方から許可を得て安部先生が生徒達と一緒に現在取り組んでおるということでございます。



○議長(南野京右君) 新谷勇君。



◆20番(新谷勇君) そういうことで、特許のことについてはもう、非常に私は、最初にこれは是非特許申請して長門の財産になればという思いがしちょったわけですが、先に有効活用と言いますか、非常にやっぱりええものは先にやっぱり手続が必要じゃなということで、特許はおられるようでございます。

 色々と鉄炭団子のことについて御質問申し上げ、色々と御答弁頂いたわけでございますが、この問題の最後に、海洋環境についての長門市独自のシステムを考え、国、県にその事業認可、先程も言いましたように、磯焼け防止と言いますか改善と言いますか、そういったことについては現在いろんなところで研究されております。そして、水産庁と言いますか、そういったところの事業でもこの対策がとられておるというように理解しておりますけれど、そういったことについて、長門は最初に市長もおっしゃいましたように、この環境からして海洋環境を保全すると言いますか、よくするということについては非常に重大なことであるということの中からして、是非独自のシステム、もちろん次の質問にございますように、漂着ごみの収集も長門市長が始められたわけでございますし、独自な、一歩進んだと言いますか、そういった形の中で進んでおるというふうに思いますので、もう一歩前進させて、他に誇れるような海洋環境保全対策というような、この辺を進めてはどうかという思いがしております。このあたりはどうでしょうか。



○議長(南野京右君) 松林市長。



◎市長(松林正俊君) 海洋環境保全の、このシステムでございますけれども、かなり捉え方にはいろんなことが入ってくると思います。これから、育てる漁業、或いはまた、今、鉄炭団子のお話がありましたけれども、いろんな海洋環境変化によります科学的なものを研究したりしていく機関や、或いは、それの実践、それと、やはりなんといっても、山、川、海という、この環境の循環の中では、当然、保水力を高めていくために、今新たに山林も改めて広葉樹林の植樹も見直されております。

 それと、河川におきましても、水質保全のために、まさにホタルが飛び交う川ではありませんけど、いろんな水質も含めまして、長い間、やはり河川の環境保全も捉えられてきております。

 そして、それによって、海、そして、海におきます保安林、魚つき保安林の保全、特に、松くいにおきましても、細かでありますけれども、空中散布ができない部分を細かく細かくやりながらやっている。

 そういうふうに、現在も、過去においても脈々とやってきておるわけです。それがつながって、初めて海洋環境保全というものが守られていき、また、豊かな漁業がつくり上げられていくというふうに認識を致しております。

 従いまして、全てを、やはり今まで取り組んだ中のものをしっかりと進めていく。そして、これから目指すべき、やはり育てる漁業というものを、やはりもっと充実をしていく。その中では、藻場の育成が不可欠ならば、当然、今、水産高校の研究しておられます鉄炭団子等々の利用というのも、活用というのも考えられると思います。

 そして、それ以上に、やはり議員が一番御承知、御認識と思いますけれども、水産高校においては、過去にも、海ぶどうの食用化とかいろんな研究をされてきております。その中の一つの研究でもあります。

 本市におきましては、このように、やはり水産高校という研究機関と、そして、外海栽培センター或いは水産試験場、こういったものがございます。そういったものを、やはり活用していけば、ひとつ、やはり、これからの山陰の、日本海の、山口県の水産の一つのモデル地域となり得ることは十分に認識をされて、集積をされてると思います。

 従いまして、自然に、このシステムというのは、我々が今一生懸命やってる中で、自ずから築かれていくものだという認識もできるんではなかろうかというふうに思っております。



○議長(南野京右君) 新谷勇君。



◆20番(新谷勇君) もう、市長、前向きな御答弁で頑張ってほしいと応援するわけでございますが、ここで、ちょっとひとつ教育長に少しお伺いしたいんですが、この河川、海洋関係を保全の中で、先程から山、川、海というお話をしておるわけでございますけれど、河川の環境が海に及ぼす影響というのは大きいものがあるんです。そういった意味で、将来的に自然循環型と言いますか、自然に環境がよくなるということを考えますと、現在の海の環境、川の環境、山の環境、このような環境になったのは、私どもの責任もあるわけでございます。

 ただ、そういった中で申しますと、次の世代には、ちゃんとこのよい環境を保全して、伸ばさなくちゃならないということがございます。

 そういった意味で、現在、水産高校の方でも、河川の地域の小・中学生に現在を知って頂いて、そして、これが将来に引き続いてよくなっていくような取り組みを、学校サイドからの、そういう小さいときから環境に対する観察のようなことをやって、自然の教育に是非取り入れてほしいとおっしゃるわけですが、この辺のことについて、お考えをお伺いしたいと思います。



○議長(南野京右君) 大嶋教育長。



◎教育長(大嶋泰夫君) 海の環境は、やはり山、川、この環境の影響は非常に高いというのは、もう誰もが認めるとこでございます。

 小学生は、ちょっと無理かもしれませんが、中学生以上になれば、海岸清掃等も、或いは、河川清掃等もしっかりとやっております。小学校でも、田んぼの学校という形で、生活科という中で、やはり、そういったことにも関連するものにはふれて、小学校でもやっております。

 やはり、そういったいいことについては、しっかりとお互いが連携取りながらやっていく必要があろうと思いますし、朝の答弁も申しましたが、やはり地域に開かれ、地域の人材を活用することによって、子供達が地域の恩恵を頂きながら成長する、そのことが、将来は地域が好きになり、地域の活性化につながるという意味合いのことを申しましたが、まさに私はそのことだろうと、このように思っております。



○議長(南野京右君) 新谷勇君。



◆20番(新谷勇君) 1の1の質問につきましては、市長、教育長、私の考えておりました方向で御答弁頂きましたので終わりたいと思いますが、市長、先程も言われました水産研究センター、一昨日の記事で、キジハタ安定量産へという、水産研究センターの記事が出ておりますが、ここのこの記事、これは南部技師でございますが、現在藻場の育成の研究もかなり自信持って行っておられます。ということで、関係機関連携して、是非進めてほしいと思います。

 それでは、2項目めでございますけれど、海岸清掃活動についてでございます。

 市長は、1市3町合併以前の旧長門市のときから、美しいきれいな長門市を目指して、市民挙げての一斉清掃、花壇づくり、ポイ捨て禁止条例、松くい被害の討伐、青海島海岸清掃活動、色々やっておられます。

 その中で、豊かな自然保全を目指して、合併した翌年、だから、18年ですか、海岸環境美化元年として始められました、長門市挙げての一斉海岸清掃活動、それから、青海島海岸清掃実行委員会がやってます海岸清掃活動、そして、今年から始まりました燃油高騰対策での海岸清掃活動について、これまでの状況と結果について、今後の対策はどのようになさるおつもりかについてお伺い致します。



○議長(南野京右君) 松林市長。



◎市長(松林正俊君) それでは、海岸清掃活動についての御質問、本席からお答え申し上げます。

 本市は、海に面して東西に広がっておるわけでございますが、その中に仙崎湾、深川湾、また、油谷湾という天然の良港にも恵まれております。また、日本海を望む風光明媚な海岸線、まさに、北長門海岸国定公園として、観光都市長門の中心的役割も果たしております。

 これまで、産業、観光とも大きく海に依存をしてきた本市でございますが、近年、ペットボトル或いはポリタンクなど、海岸が汚染されている状況は、見過ごすことのできない事態であるということで、実は、平成18年度、御指摘のように海の環境保全元年と位置づけさせて頂いて、美しく、安全で生き生きした海岸づくりを目指しますともに、市民の意識高揚を図る、長門市海岸清掃の日を設定をし、市民挙げての海岸清掃活動をスタートさせて頂いたところでございます。

 本年で3回目となりましたけれども、今回の参加者は、市内9カ所の海岸で約1,600人に達し、燃えるごみが9.5トン、燃えないごみが0.8トン回収することができました。依然として、海岸から多くのごみが回収をされておるわけでございますが、燃えるごみにつきましては、昨年より4.5トン減少しておりまして、海岸清掃によりますごみは着実に減っているということも実感をしたところでもございます。こうした取り組みは、地球規模からしますと小さな活動でありますけれども、海岸美化に取り組む姿勢が、全国、或いは、また、対岸の諸外国に発信ができたというふうに考えておるところであります。

 また、旧長門市では、平成14年から青海島に関係する団体・企業及び市民ボランティアを中心に、青海島海岸清掃実行委員会を組織をして、陸から行くことのできない海岸を中心に、船を使っての海岸清掃、いわゆる「クリーンアップビーチin青海島」も毎年実施をしてきておられます。今年も8月23日に、参加者約90人で計画をされておりましたけれども、当日は悪天候により中止となったことは、大変残念に思ったところでもございます。

 また、漁業者におかれましても、ボランティア活動による海中のごみ清掃を実施をされ、市内の山口県漁協の各支店では、県事業を活用しながら清掃活動に取り組まれるなど、漁業関係者によります積極的な清掃活動も実践もされてきております。

 更に、市内の海岸沿いの自治会或いは学校においても清掃活動を実践をされ、また、サーフィンやスキューバーダイビングなど海でレジャーを楽しむ人々にも、定期的に清掃活動をして頂いておるところでもあります。

 こうした取り組みの輪が着実に広がっている、そのことは実感を致しております。

 なお、先般、8月25日に開催を致しました、下関市長とのトップ会談では、本年5月1日に締結を致しました、海岸漂着ごみ実態調査業務に関する基本協定に基づきまして、国内外へのアピールや意識高揚につながる実践活動なども検討することを確認を致したところであります。

 こうした取り組みの一つ一つが地球環境の保全につながり、着実に、その成果を上げていくものと考えております。このような様々な形での海岸清掃が行われることは大変喜ばしいことでもあります。今後とも継続して、こういった取り組みを行っていきたいと思っております。



○議長(南野京右君) 新谷勇君。



◆20番(新谷勇君) 大体、これまで当市でと言いますか、市長が取り組まれた海岸清掃活動について、要点をお聞きしたわけでございますけれど、言われますように、海と島と、それから、海岸、これは長門市の財産です、大きな。そういった中で、海岸というのは、人が非常に目につきやすい場所でもあるし、先程から質問申し上げてますように、海洋環境の保全ということの中では、これはもう避けてとおることのできない、一つの要素であります。そういったことの中で、それへ、市長、しっかり取り組んで頂いておることについて、市民も頑張っておるなというイメージがすることと思います。

 それで、先程説明の中で、1,900人ですか、延べ9カ所で。こういった活動を3年されておるわけでございますが、この活動の中で、色々と多少問題点もあるんじゃなかろうかと思いますが、この辺についてどんな問題が生じておるかについて、分かればお伺いしたいと思います。



○議長(南野京右君) 問題点、ありますか。宍村商工観光課長。



◎商工観光課長(宍村龍夫君) それではお答えを致します。

 海岸清掃につきましては、毎年7月の早い時期に開催をしております。ちょうど、その時期が各自治会等で河川の清掃等も行われておりまして、この開催時期が、第2日曜日であったり、今年については第1日曜日ということでございます。

 それと、あとは、海開き等も7月の当初に、それぞれの海岸で開かれるということで、この辺の開催時期が各自治会等の、そういった活動と重なる部分がございまして、その辺の開催時期が非常に問題になる部分がございました。

 あと、集まって頂ける皆さん方については、できるだけ車等も配車をしながら、取り組んでおるところでございます。以上でございます。



○議長(南野京右君) 新谷勇君。



◆20番(新谷勇君) 今、課長が申されましたように、この開催時期、特に7月というのは、それこそ、私どももごみ清掃、道路のポイ捨て収集から始まって、随分清掃活動ばかりというイメージが少しあるんです。このように、地域内でも「またか」というようなお話も聞くわけでございまして、天候と言いますか、そういったいろんな行事の中で、ここに集中しておるのであろうと思うんですけれど。ある程度、年間行事のと言いますか、スケジュールちゅうのは、ある程度把握できておるという思いがしちょるんです。そういった中で、この時期、こういったごみ収集ばかりを集中的にすることについて、いいか、悪いかのちょっと検討もして頂きたいという部分があるんですが、いかがでしょうか。



○議長(南野京右君) 岩崎経済振興部長。



◎経済振興部長(岩崎伸広君) 確かに、7月にかけていろんな、行政だけではなしに地域でも、そうした海岸の清掃や集落周辺の清掃を含めてあるという、大変重なっているというお話でございました。時期に関しては考える必要があるかとは思いますが、しかし、定着させていくためには、もう、ある程度決めた日にちは守っていくことも必要なんではないかというふうに思ってます。

 ただ、見方として、一つ課題だというふうに思ってますのは、議員御指摘のとおり、1問目でありましたように、山、川、海と、つまり、森が海を育てるという意味で、長門市内で言えば俵山や、真木、渋木や含めて、河川周辺の方も出て頂いております。その辺は、最初の御質問から言えば、的を得たものだというふうに思ってますけど、もう一つ、私として、さっき資源の話が、磯焼けの話が出ましたが、そこら辺の海洋資源の回復と重なるような取り組みも海岸清掃につけ加えたら、もう少し漁業者も含めて、出やすいんではないかなということも思ってますので、十分に検討したいと思ってます。



○議長(南野京右君) 新谷勇君。



◆20番(新谷勇君) 今、部長言われたとおりでございます。

 海岸清掃はもう何年間やっておるわけでございますので、海岸清掃ばかりでなしに、あわせて、その日には、例えば種苗を放流と言いますか、そういったものを組み合わせていけば、参加する方々も意義深いものがあるというように理解するんですが、その辺は、是非今言われたような取り組みはやってほしいということでございます。

 先程、市長の答弁にございました、下関市との漂着ごみの調査、これ、本年度の事業で予算が出ておったわけですが、それで、まだ実際にはやっておられんのですか、やれたんですか、その辺からお聞きしたいと思います。



○議長(南野京右君) 中尾生活環境課長。



◎生活環境課長(中尾努君) 今の御質問にお答え致します。

 本年度予算に、今議員が申されました予算が組んでありまして、もう既に予算の執行、これは両市が協定を結びましてやっておりますので、長門市独自で進めるわけはいきませんですが、事務局を下関市の方が行っております。

 そういう関係で、協定書を、先程言われました、本年の5月1日に結びまして、それに基づきまして、この調査業務をコンサルに発注をしております。そして、それに基づきまして、両市の事務レベルですか、今後、調査をどのように行おうかということで、調整を既に3回進めてきておるところです。

 内容につきましては、漂着ごみの内容のごみの調査と、それと、住民のアンケート、業者さんが、どのように漂着ごみ、海岸で生活される方々がどのように思っていらっしゃるかというようなアンケート調査も行って、その結果を得るように、今進めてるところでございます。以上でございます。



○議長(南野京右君) 新谷勇君。



◆20番(新谷勇君) 今年度予算ですから、結果は今年、年度末ということでしょうから結果については分かりませんが、ちょっとお聞きしたいのは、これは下関市との連携事業ということですが、長門市の海岸線については全域が入るんですか、入らんのですか、その辺はいかがですか。



○議長(南野京右君) 中尾生活環境課長。



◎生活環境課長(中尾努君) お答え致します。

 漂着ごみを海岸線全域で調査するかというお問いだろうと思います。大変、先程の説明の中で不足しておりました。調査は2カ所ということで、長門市におきましては油谷の大浜というところを1点、そして、これは別事業になりますが、環日本海、日本海の漂着ごみの調査を、平成8年から国の財団機関がやっております。それは、日置中学校が毎年協力してやっておるとこですが、それと踏まえて、一緒にまずやろうということで、長門市は二位ノ浜と、それを合わせまして2カ所ということになります。

 下関市も同様に2カ所の今の予定で進んでおるところでございます。以上でございます。



○議長(南野京右君) 新谷勇君。



◆20番(新谷勇君) 大体の概要は分かりますが、二位ノ浜の記事につきましては、時々新聞でも出るのである程度は理解できますが、大体、そういった二位ノ浜で今までやっておられたようなことを、今回、下関と連携してやられるという理解でいいんでしょうか。



○議長(南野京右君) 中尾生活環境課長。



◎生活環境課長(中尾努君) はい、そのとおりでございます。



○議長(南野京右君) 新谷勇君。



◆20番(新谷勇君) それで、市長、今回、下関との連携ということでございますけれど、海はつながっておるわけでして、山陰は下関、長門市が約北浦の半分、それから、これから東が萩市が半分という大体構図になるわけでございますけれど、その辺では、このことについて萩市と連携するということについては、いかがお考えでしょうか。



○議長(南野京右君) 松林市長。



◎市長(松林正俊君) 基本的にはもう海岸線、みんなつながっておりますので、各自治体の連携が不可欠であると思います。

 実を申しますと、ちょっと余談になりますけれども、日本の森・滝・渚100選という組織がございます。本市は、日本の渚の方で入っておるわけでございます。先程、議員から御質問ありますように、まさに、山、森、そして、滝、川、そして、海、一体のものということで、自然環境保全を取り組もうという意図もあるわけでございます。

 そういったこと、或いは、捕鯨自治体の私達共通する海岸、鯨の取れる海、そういったところ等と色々連携しながら見てきておりますけれども、同じ渚でも、私達日本海の渚と瀬戸内海の渚、それから、太平洋の渚、ごみの漂着度が非常に違うという、これは、もう潮の流れに帰すうするわけでございますけど。

 そういったことからすれば、非常に共通してるのがごみの量、それから、質、そして、流れ、これが下関、長門は非常に共通しているものと。そこから、一旦着きながら、流れとして、東の方へという傾向があるのが、冬場に見られる韓国、ハングル文字のポリタンクです、大量の。こういったもの等を合わせれば、まず、下関市と、しかも、似たような海岸線で、そして、似たようなごみの漂着、時間的にもほぼ一緒だということでやっていこうというのが、一つのことであろうと思います。

 そういった共通性等をきっちり持ちながら、データ持ちながら、全国に持っていって、そして、やっぱり最後には、ごみのやはり対岸国に対するアピールが何よりも不可欠、そうすることは、やはりまたより深い連携の中でやる。そうなってくると、自ずと広がってくるということはいえると思うんです。ですから、日本海のごみ対策においては、ひいては、環日本海ということになっていこうかと思います。

 それにつきましては、最近、水産庁が相当力を入れて、そして、その中での調査地点を設けながらやってきておりますので、そういった資料等も共有しながら、やっていこうということであります。



○議長(南野京右君) 新谷勇君。



◆20番(新谷勇君) 市長、御答弁頂きましたように、是非、そういう方向で進んでいって頂きたいと思うんですが、今回、私ども、北海道をちょっと視察させて頂いたんですが、さすが、きれいなというイメージがちょっとします。平素、青海島があり、この海岸沿いで、それこそ、時化るたんびに次から次、ごみが上がってくるという感覚を持っておりました中で、あまりごみがないなというイメージ持ったわけです。

そしてまた、現在、韓国の話も出ましたけれど、山口県が行っております国際交流協会事業で、毎年8月の末に韓国の学生が青海島に入ってくる、通に入ってくるわけでございますが、是非参加者は、あそこの海岸の清掃活動をやっております。そういった中で、磯着の中からハングル文字のごみの多いという話を是非して頂いておるわけでして、海の環境は日本だけではございません。世界中につながっておるわけでして、長門が、今市長がおっしゃいますように、この環境を守る、次の世代にきれいな海、きれいな環境を残すということで取り組んでおられることについて、是非応援していきたいと思いますので、お願いします。以上で終わります。

………………………………………………………………………………



○議長(南野京右君) この際、暫時休憩します。休憩時間は10分間とします。

午後2時09分休憩

………………………………………………………………………………

午後2時20分開議



○議長(南野京右君) 休憩前に引き続き、一般質問を行います。岡?巧君。

〔7番 岡? 巧君登壇〕



◆7番(岡?巧君) 皆さん、こんにちは。午後の部、2番バッターで登壇します、日置地区出身の岡?巧です。

 本定例議会に一般質問として2問通告してます。

 1問は、勤務中の喫煙についてと、2問目に、指定管理者制度について尋ねます。それぞれ細目で2問ずつ尋ねるようにしております。

 まず1問目の勤務中の喫煙については、職員の勤務中における喫煙の現状について、そして、次に、市民サービスの向上を図る上から、勤務時間内の喫煙は全面禁止を行う等の対策を講ずるべきでないかということについて、2問ほど市長の見解を尋ねます。

〔7番 岡? 巧君降壇〕



○議長(南野京右君) 松林市長。

〔市長 松林正俊君登壇〕



◎市長(松林正俊君) それでは、岡?議員の、職員の勤務時間中の喫煙についてという御質問でございますが、お答え申し上げます。

 平成15年に施行されました健康増進法では、劇場、百貨店等多数の者が利用する施設の管理者に対し、受動喫煙被害を防ぎ、快適な環境づくりを進める措置を講ずるよう努力義務を規定を致しております。

 本庁舎も、多くの住民が利用する施設であり、分煙対策として、各階に喫煙コーナーを設け、受動喫煙被害の防止に取り組んできたところであります。また、公民館施設や保健センター、物産観光センターには全面禁煙と致しており、屋外に喫煙場所を設けております。

 さて、職員の勤務時間中の喫煙状況についてでございますけれども、職員のうち、喫煙者数は約200人で、全体の約3分の1であります。なお、職員に対し、喫煙の時間的制限は設けておりません。

 次に、勤務時間中、全面禁煙とすべきではないかというお尋ねでございますが、健康増進法の意図するところは、生活習慣に対する正しい認識を持ち、健康意識を普及させることにあろうかと思います。職員に対しましては、指定の場所で喫煙をするよう指導をしているところでございますが、今後、より節度ある喫煙に心掛けるよう指導していきたいと思います。なお、喫煙コーナーの場所についても、見直しをしていきたいと考えておるところでございます。

 以上で、1回目の答弁を終わります。

〔市長 松林正俊君降壇〕



○議長(南野京右君) 岡?巧君。



◆7番(岡?巧君) 喫煙で、全体で200人というお話を伺いましたが、私は100人ぐらいかなと思ってましたので、随分吸われる方が多いんだなあという感想を持ってます。

 それと、喫煙というのは、個人の嗜好の問題で、私が禁煙を奨励してると、そういうことではないんですけど、この喫煙について私が調べた資料によりますと、まず、茨城県牛久市というのがありまして、「茨城県牛久市は今夏から、市民サービスの効率アップのため、勤務時間中の喫煙を全面禁止にした。喫煙できるのは昼休み時間に限られ、前後4時間は喫煙所でもたばこを吸うことはできない。市によると、勤務時間中の喫煙を自粛するよう5月に通知を出したが、徹底されなかったため、やむなく全面禁止に踏み切った。自治体の、このような取り組みは全国でも珍しい」ということもありますし、市総務課によりますと、喫煙する市職員は、牛久市は80人だそうです。大体牛久市ちゅうのは人口が約6万6,000人で……いや、7万ちょっとでしたか──ぐらいで、職員数が400人だそうです。それで、それの2割、でも80人なんですけど、大体、この資料によりますと、往復時間を入れると、1回喫煙するたびに約10分間の休息と。それで、「同課は『勤務時間中は業務に専念すべきだが、時間が短いこともあって黙認していた』」と。へで、「市は昨年4月、午前と午後に各15分認められていた『休息時間』を廃止。勤務の効率アップを狙ったが、その後も、その時間帯に喫煙所に向う職員が少なくなかった。今年5月に自粛を求める通達を出したものの、勤務時間中の喫煙が依然やまないとし、7月23日から全面禁止に踏み切った。罰則は今のところ設けていない」ということですし、職員が、全面禁止になる前に、庁内で1日4回、昼食休憩も含めて、それで、感想として、「喫煙はきついが、慣れれば(昼休み前後の)4時間なら我慢できる」と、こういう資料もありますし、また、今人気の──人気と言いますか、大阪府知事の橋下知事は、こういうことも言われています。「昼食時の休み時間とは別に1日15分ずつ2回取れることとになっている休息も"喫煙タイム"となっている側面を踏まえ『民間ではあり得ない』」、こういうふうなこともコメントされてます。このことについて、市長、ちょっと感想を求めたいと思いますが、いかがですか。



○議長(南野京右君) 松林市長。



◎市長(松林正俊君) 私が、1回目の答弁で申し上げたのは、いわゆる喫煙、分煙権とか、そういった観点からでございますけれども、基本的に喫煙というのは、議員御指摘のように、やはり嗜好の範疇だと思います。嗜好と勤務の時間というのは、この辺をどう捉えるかという問題も、やはり考えていくべき問題だとは思っております。

 しかし、現実、喫煙をする職員も多いし、中々、私もかつてタバコを吸ってたことがございますが、やはりやめれと言われても中々やめれるものじゃありません。そういったこと等も考えれば、やはり一遍しっかり整理した形で、職員としての喫煙のあり方いうのはきっちりとすべきでないかなというふうには思っております。



○議長(南野京右君) 岡?巧君。



◆7番(岡?巧君) 私が、この問題を取り上げた理由の一つに、コスト意識というのがあるんです。私は、時々、職員の人事評価制度とか色々なことについて今まで言ったことがありますけど、ただ、私も、市長も言われましたように、過去5年ぐらい前までは、タバコを吸ってました。それで、こういうことを言うというのはほんとにあれなんですけど、ただ、職員の方にコスト意識を持って頂きたい。

 特に、今言われたみたいに、今庁舎内で200人も吸われると。それで、さっきの資料じゃないんですけど、普通4回ぐらいかなと、1日に。それで、少なく見積もって、よそは1カ所だから、1回に10分ぐらいかかるというデータもありますが、本庁はでは5分としても、1人が20分ほど1日に費やすわけです、タバコを吸うために。それで、今、大体、本庁の職員の平均年俸を700万円としますと、これを時給にすれば、大体3,600円ぐらいなるわけです、時給が。それの1人が20分費やすということになると、1日1,200円の無駄と。それが、200人ということになりますと、1月に480万円くらいですか。それで、年間にすると、5,000万円から上です。

 果たして、こういうことが、私は色々なことがありますけど、財政が厳しい、色々な面で言われてますけど、果たして、こういうことに対して、私なりに公務員としていいかと、そういうことを考えるわけです。だから、今、こういう質問になってますけど、ほんとに財政が苦しい、コストを考えると、いろんな面で考えるんなら、その辺のところをもっとしっかりと受けとめて頂きたいと思っておりますが、市長、いかがですか。



○議長(南野京右君) 松林市長。



◎市長(松林正俊君) 喫煙の時間ということが、時間計算して、その辺の時間ロスという計算の仕方だろうと思いますけど、そのように喫煙をあまり捉えたことがございませんけれども、基本的には、これが仕事の効率化、或いは、そこに差し支えるもの等々を含めまして、ただ時間だけで仕事をしておるわけではない場合もあるわけです。その辺は、私ども、ちょっと明確に答えろと言われても、時間換算で答えれば、やっぱり、その時間は有効に使うことはできるんじゃないかという結論には達しますけども、果たして、また、これが、喫煙の時間に使われるだけなのかどうか、また、それが1人平均どうなのかというのは、ちょっと私どもも、そのような計算……それ以上に、それ以外なところでやはり考えていくべきなのかなという気は致しますけど、ちょっと、議員御指摘のように時間換算で就労時間の中でというのは、ちょっとどうなのかなあと……いうふうな気が致しますけれども、そういう見方もしていく必要はあるのかなというふうには感じます。



○議長(南野京右君) 岡本企画総務部長。



◎企画総務部長(岡本守正君) 今、議員さんの方で、時間単価にして3,000円幾らというふうにおっしゃったわけですけれども、正確には、時間単価、平均時間単価は2,104円というふうな数字でありますので(笑声)一応、正確な数字ということで、ちょっとお伝えをさせて頂きます。

 それと、やはり、こういう部分は程度ものだろうというふうに思います。やはり、勤務をする間に職員が、そういうタバコを喫煙する職員が職場を離れるという部分、時間に換算すれば、議員さんがおっしゃったような数字は計算上は成り立つわけでございますけれども、もう職員も、やはり自分の仕事にあわせて喫煙をしておる、その仕事に支障を及ぼすような形での喫煙はしていないというふうに、私どもは認識を致しております。

 それから、やはり、こういう話になると、職務専念の義務の問題に関わってくるのではないかというふうに思います。確かに、地方公務員法の35条に、「職員は、法律又は条例に特別の定がある場合を除く外、その勤務時間及び職務上の注意力のすべてをその職責遂行のために用い、当該地方公共団体がなすべき責を有する職務にのみ従事しなければならない」というふうに規定を致しております。これは、法律の規定を待つまでもなく、公務員として、その職務に従事するのは当然の義務であろうというふうに思います。

 ただ、この部分の地方公務員法の解釈の中にも、「常識的に見て、そのものの持つ能力を最大限に発揮せよということであり、勤務時間及び注意力のすべてを物理的に職場や職務に拘束するという意味ではない」というふうな解釈がなされておりますので、私ども、この喫煙を認めておる段階では、許される範囲の中で喫煙をしておるというふうに認識を致しております。



○議長(南野京右君) 岡?巧君。



◆7番(岡?巧君) ちょっと時給のことですけど、大体年間700万円というのは合うてます、平均報酬は。どうですか。

 そしたら、いいですか、700万円で、1月に換算すると、ちょっと何ぼになるんですか。今、それを言われたからぱっと出ませんけど、私が計算したのは、1カ月20日勤務で、8時間でやったら3,600円にはなるんです。そりゃ、365日とかで割ったら、そりゃ、そういう低いものになるかも分かりませんけど、実情は、1月20日勤務、8時間労働というのが普通じゃないんですか、どうでなんですか。



○議長(南野京右君) 岡本企画総務部長。



◎企画総務部長(岡本守正君) 今、私どもが、今2,000幾らというふうな数字を申し上げましたけれども、これは、担当の方で、そういう平均単価を出しておりますので、そういう数字になるだろうというふうに思っております。



○議長(南野京右君) 岡?巧君。



◆7番(岡?巧君) だから、私は今言いました、1月20日勤務で1日8時間と。したら、どういう積算の根拠で、その2,000何ぼというのが出たんですが、教えてください。



○議長(南野京右君) 岡本企画総務部長。



◎企画総務部長(岡本守正君) 給与計算ですから、実働の20日で計算するわけではございませんので、30日計算で計算をするというのが、単価のはじき方でありますので、そういう計算で出した数字であります。



○議長(南野京右君) 岡?巧君。



◆7番(岡?巧君) それだったら、私の計算の仕方と執行部の計算というのは、全然です。ただ、現実的には、職員は1月30日働いてないです。20日ぐらい、これがもう一般的です。それで年棒で割れば、普通は、そういう計算の仕方じゃないですか。働かない日まで入れてやったら、ただ、そういうふうになるのは当たり前です。その話は、今回、それで行ってるんではないですから、それはそれで置きますけど。

 それと、さっき言われたみたいに、職業によったら、全然……私は過去職人をやってましたから、職人の世界というのは決められた時間以外は吸えないんです。勝手にくわえタバコとか何とかするのは、とてもできない。そりゃ、吸うとこに行っても、そりゃ、とてもじゃないけど、親方とかなんとか、兄弟子とかなんかおったら、とてもじゃないけど吸われません。

 それで、今言われるみたいに、のべつ幕なくというのは言葉が悪いですけど、例えば1時間たったら吸いに行くとか、ちょっといらいらするけえ吸いに行くと。そしたら、一生懸命に午前中4時間集中してタバコも吸わないで仕事をしている人はどうなるんですか。部長、どうですか。



○議長(南野京右君) 岡本企画総務部長。



◎企画総務部長(岡本守正君) そういう吸う人、吸わない人の比較で言えば、そういう、吸う人がその時間を職を離れる人と差はあるというふうには思いますけれども、だから、その部分さぼっておるというふうな理解は致しておりません。



○議長(南野京右君) 岡?巧君。



◆7番(岡?巧君) いや、私は、さぼっとるとか何とかということじゃないんです。だから、そういうお金の意識を持って頂きたいということを言っているんです。いいですか。じゃけ、その間行ってたら、1日に、言うたみたいに、5分かかって4回行きゃ20分と、こういう数字が年俸700万円をもらう人にとってはどれだけの金額になるかと。それで、例えば全庁で200人もおられたら、そういうのを全部計算したら、莫大な金額になるんです。じゃから、そういうのを認識して頂きたいということを言ってるんです。本当のところ。

 特に、公務員ちゅうのは、もう公僕と言われて、もう一生懸命やるのが当たり前じゃないですけど、そういうふうに、私は当たり前とは言いませんけど、集中して頂きたいと、モチベーションを高く持って、市民サービスに、と思っています。だから、今回、あえて、こういうこと言ってますけど、別にさぼっとるとか何とかじゃないんです。だから、その辺のところを、喫煙者じゃなくても、喫煙する人も、しない人も同じような状況下でやって頂けたらと。

 それで、今、現実的に、何時間も拘束されるということは多いことです。本当のところ。4時間ぐらいの拘束なら、そんなに私は、そりゃ、無理な、1日、例えば朝来て、帰るまで全然庁舎で吸っちゃいけんということを言ってるわけじゃないんです。勤務時間だけは、何とか改善できんじゃろうかということを提案しとるだけです。

 それと、これ、なぜ、こういうことを言うかと、これから、行政全般にわたって、市民の色々なニーズに応えていかなきゃいけないんです。それで、行政コストがかさみ、財政的にはますます厳しくなる。こういうときに、それでまた、そういうときに、また、市民に相応の負担を今度はまたお願いしていかんにゃいけん。片一方では、こういうことが起こって、片一方では、また、これをお願いしていくと。私は、それは、あんまり私自身はよう理解してないし、理解しにくいんじゃないかと、こういうふうに思いますけど、市長、いかがですか。



○議長(南野京右君) 松林市長。



◎市長(松林正俊君) 先程申し上げましたように、議員の、そういう目で時間換算とか、或いは、ロスとか、或いは、財政状況の数字にどうかかわるかという見方は今までしておりませんけれども、そういう見方もやっぱり必要あるのかなという感じはしておりますと、先程申し上げましたとおりでございます。



○議長(南野京右君) 岡?巧君。



◆7番(岡?巧君) この問題はこれで置きますけど、私は、やっぱり勤務時間中内では禁煙と、全面禁止ということをお願いできたらと思いますけど、その辺の検討はなさって頂けますか、どうですか。



○議長(南野京右君) 岡本企画総務部長。



◎企画総務部長(岡本守正君) これまでも、庁舎内の喫煙問題につきましては、職員衛生委員会という組織がございまして、その中で、色々な喫煙対策について検討をし、実行をしてきたところでございます。

 今、議員さんがおっしゃられました意見等を踏まえて、この職員衛生委員会の中で喫煙のあり方について協議、検討をしてみたいというふうに思います。



○議長(南野京右君) 岡?巧君。



◆7番(岡?巧君) もうやめようと思いましたけど、最後にもう一言つけ加えますけど、結局、なしてこういうことを言うかと言うと、もっと職員の意識がどうも上がってないんじゃないかと、それで、そういうことを思うわけです。やけ、そういう視点か見ますと、やっぱり喫煙場所に行かれて吸われているということを見ますと、もう首をかしげるとか。私も吸ってましたけど。それで、今、議会でも、この議会が終わって、全部とまってますから、あそこで吸っても何とも思いませんけど、ただ勤務中というのは、働いている人もおられるわけです。吸わないでずうっと。へで、なして喫煙する人だけが、特権じゃないですけど、そういうことが許されるのかと。私は、その辺のところをもう少し考えて頂けたらと思います。これは、もう、この答えはいいですから、終わります。

 それで、続いて、指定管理者制度について尋ねたいと思います。

 先般、総務常任委員会の視察研修で、山形県米沢市に行きました。人口が約9万人弱のまちですが、その米沢市には、ルネッサながとと類似した伝国の杜という施設があります。この施設は、県立置賜文化ホール、これもホールには、可動式の能舞台を持ってます、と、米沢市立米沢上杉博物館の合築施設です。2つが1つになってます。それで、平成13年9月から──9月29日に開館になっておりますが、この施設の運営が、米沢上杉文化振興財団で、平成18年から指定管理制度で行われてます。それで、管理責任者というのは、この設立当時から携わっておられたということを伺っておりますが、東京から招かれた学芸員の資格を持った、いわゆる、その道のプロの方が、その運営に携わっておられます。その方の説明を聞いたときに、本市の指定管理制度の取り組みについて一抹の不安を覚えて、この制度について尋ねようかと。

それで、この制度については、過去多くの議員が質問され、重複する場合が多々あろうと思いますが、初めに、本市の指定管理者制度導入の現状と今後の計画についてと、次に、本制度は行政コストの縮減や住民サービスの向上を目的としているが、問題点として何が考えられるか、この2点について、市長の見解を求めたいと思います。



○議長(南野京右君) 松林市長。



◎市長(松林正俊君) 指定管理者制度についての御質問ですが、本席から答えさせて頂きます。

 御案内のとおり、平成15年の地方自治法の改正に伴いまして、管理委託制度が廃止をされました。そして、指定管理者制度が導入をされたわけでございます。

 指定管理者制度は、多様化する住民ニーズに対してより効果的、効率的に対応するため、地方公共団体が所有、管理する公の施設について、民間の能力を活用しつつ、住民サービスの向上や経費の節減等を促し、その適正かつ効率的な運用を図ることを目的と致しています。

 本市におきましても、平成17年に公の施設管理に係る一斉点検を行い、平成17年9月議会に、市におけます指定管理者に係る統一的手続について定めた条例案を提出を致し、同年12月議会に、平成18年4月開始の指定管理者の指定に係る議案も、上程をしたところでございます。

 指定管理者制度の現状と今後の計画についてのお尋ねでありますけれども、まず、現在の指定管理者の導入状況は、本年10月から導入となります俵山公民館を含めますと、12施設でございます。その内訳は、駐車場施設2カ所、オートキャンプ場2カ所、農林水産関係施設2カ所、児童館・保育所施設2カ所、地域福祉センター施設2カ所、体育館施設1カ所、公民館1カ所であります。

 今後の導入計画につきましては、本年3月にお示しを致しました、長門市アウトソーシング推進計画におきまして、温泉施設、図書館、公民館、体育施設について導入の検討を行うこととしているところでもございます。

 次に、指定管理者導入における問題点についてのお尋ねでありますけれども、一般論としては、公共施設の管理が民間事業者によって代行されることで、公的な性格が失われることはないか、公共性が担保されるのか、また、民間事業者代行による経営不安から来る信用低下、更には、公募によった場合は、従来から管理委託していた既存の外郭団体への扱い、或いは、指定管理者の指定によって、どれほどの収益性の改善が進むかといった課題が言われております。

 本市での導入事例を紹介致しますと、平成18年度から指定管理者制度に移行致しましたルネッサながとでは、民間のノウハウを十分に発揮をされて、開館日の拡大によるサービス向上や経費節減はもとより、市内宿泊施設との連携によります新たな誘致活動なども展開をされておるところであります。これらにより、利用者増などの効果が如実にあらわれており、民間活力を生かす指定管理者制度は、雇用を含めた地域経済の活性化につながっているものと認識を致しております。

 こうしたことから、今後も引き続き、公の施設については、可能なものは指定管理者制度への移行を進めていきたいと考えているところであります。以上です。



○議長(南野京右君) 岡?巧君。



◆7番(岡?巧君) 指定管理者制度の目的である、民間のノウハウを活用したサービスの向上、コスト縮減、これがもう指定管理者制度の導入の眼目でありますが、先程説明頂きました12施設ですか、この施設、色々指定管理制度を導入されている自治体の資料を見ますと、規模が小さ過ぎて、結局、サービスの向上とかコスト縮減が明瞭にあらわれないということで、指定管理者制度に移行されないというような市も多々あるように思われますが、本市においても、サービスの向上とコスト縮減というのが明瞭でない施設も、この制度に移行している、そのように思ってますが、その辺はどうですか。



○議長(南野京右君) 岡本企画総務部長。



◎企画総務部長(岡本守正君) 今、市長答弁にもありました、12施設の中では、やはり施設の性格上、それぞれ地域に密着した施設、或いは、業務に限定した施設というふうな施設が大半でありまして、ほとんどが非公募の形で指定管理を行っております。そうした部門につきましては、それぞれの今まで管理委託されておった団体に対して、指定管理者という形に致しております。そうした中では、中々、今議員さんがおっしゃったような効率面、財政的な面でのメリットちゅうのは、中々出にくいのかなというふうには思います。

 ルネッサながとが唯一公募をした施設でございます。これにつきましては、今、市長答弁にもありましたように、文化振興財団の方で非常な取り組みをして頂いておりまして、サービスの向上、また、いろんな面でのメリットは出てきておるというふうに理解を致しております。



○議長(南野京右君) 岡?巧君。



◆7番(岡?巧君) 私も、ルネッサに行って、ちょっとお話を伺いましたけど、私もその意見には賛成しています。本制度に適応した施設というのは、ルネッサながとだろうと思いますし、随分頑張っておられるなあという感想を持っております。そして、ただ一番ルネッサながとにおいて、1番、2番が行ったり来たりしますけど、問題点というのが感じられたというのが、今5年契約で今3年目ですか、経過しようとしてますけど、次の5年というのが多分担保されているんだろうとは思いますけど、一応、契約ですから、5年たったら更新ということになるわけです。そこで、一番不安に思われているのが、間違いがなく更新できるであろうけど、これもまた公募ですから、打ち切るというようなことはまずないと思ってますけど、あり得ないことはないと。ただ、その辺のところを、それと、この文化施設、ルネッサながとみたいな施設というのは、人との人とのつき合いを非常に大切にされてるわけです。その行為をお願いするときにしても、いつも同じ人と同じ課の人がやり取りをしてやるという、そういう人間関係の信頼関係のもとに営業というんですか、興行とかそういう面が成り立ってると、そういうふうなお話も伺っております。

 それからすると、私は、5年間というスパンがいいのかどうか。特に、米沢で聞いた話によりますと、あそこは大体人口も9万ぐらいですか、でも、その人が言われてたのは、今財団方式ですけど、完全に離れてやるということになると、そういう施設を、人口もそのぐらいの人口があって、3つぐらいがあれば順繰りにうまい具合回って、指定管理を受けても、何とか運営ができるんじゃないかというような話をされてました。

 へで、私が一番そのとき危惧するのは、うちは4万の都市です。だけ、そういう立派な施設があって、果たして、地域だけ、先程市長の答弁の中にもありましたが、交流人口を増やす、そういうふうなやり方を今とって、それが、このルネッサの生きる道かなあという話もされてました。だけど、そのルネッサながとというのは、本来は、地元のための文化施設ということを考えますと、いささかちょっと目的と違うかなあという気もしますけど、一生懸命やられて、その仕事を受けられて、努力される姿を見るときに、そういう小さな都市では、そういう生き方もやむを得ないかなあという気もしています。

 ただ、更新とか何とかするときに、その契約期間、だから、色々なのを見てみますと、今、18年度、17年度から取り入れられたとこが多いわけです、指定管理。それで、ほとんどの指定管理制度の契約期間というのが、2年とか、3年です。だから、結局なぜかというと、やっぱり赤字とか何とかうまくいくかどうか、果たしてやって頂けるもんか、期待に応えて頂けるもんかと言う、まだ模索の状態にあるというのは、資料を調べますと書いてありますけど、このルネッサながとに関して言えば、職員が全部引き上げて、新たな職員を雇われて、その人達が、今度は専門性を身につけてうまく運営をしていくと、それが5年間、それで、次の5年間、ある程度なったときに、おしゃかになる……契約が公募ですから、ということは、まず考えられませんけど、それを幾らか心配されてました。

 だから、うまく行くなら、その5年間というスパンではなくて、期限を決めて、指定管理者制度に移行しなさい、契約期限の期限を決めなさいということなってますけど、7年とか、もう少し長いスパンでやられるというふうなやり方をすれば、もっと力が出るんじゃないかという気がしますけど、その辺はいかがですか。



○議長(南野京右君) どっち。仲野企画政策課長。



◎企画政策課長(仲野修史君) 指定管理制度の、基本的に期間の問題でございますけれども、一般的には、業務内容に高い専門性が要求をされる、そしてまた、人材の育成であるとか、人材の確保である、或いは、事業の企画等に一定の期間を要するような施設、そういった場合には5年程度を管理委託をすると。また、施設の維持管理という側面のみの場合におきましては、大体3年程度、或いは3年以内の管理制度期間というふうなことが言われております。

 今、議員さんおっしゃいますように、あまりに期間が短過ぎてしまっても、その受託者自体がノウハウを発揮するに至らずということで、期間満了になって参ります場合もございますし、また一方で長過ぎますと、一方でまた長過ぎる分の弊害が生じてくるということでは、一般的には5年程度ないしは3年以下ということで、取り扱っているのが一般的でございます。



○議長(南野京右君) 岡?巧君。



◆7番(岡?巧君) それで、この度、俵山が新たに指定管理に、公民館がされるのですけど、俵山公民館というのは、もう結局、地区の人達が指定管理者に名乗りを挙げるという、公募とはいうのはまず無理だろうと思ってます。だから、それはそれでいいんですけど、それと、公民館というのは、社会教育を主にした地域の活動が主だろうと思ってますけど、ルネッサながととかいうのは、やっぱ興行とか色々な面をやられるわけです。それで、公民館と一番違うというのは、公民館というのは、興行とか何もされないで、ひたすら社会教育とか何とか、住民の文化性を高めるとか、教育、地域のためにとかいうのが主な仕事だろうと思ってます。だから、そんなに指定管理を受けても、赤字になるとか、指定管理になったためにサービスが低下したというあれはある、そういう風評ちゃおかしいですけど、は、立つかも分かりませんけど、赤字になるというようなことは、まだ考えにくいと。

 でも、このルネッサは、やっぱり興行を売ったり何だりしますし、色々な面で、この度も一番危惧されていたのは、もう建築、建物ができて、10年を超えてぐらいになってきたら、大体設備が大体10年で更新されるようになるから、次のときまでには部品がなかったりするので、その辺のところの心配はあるとか言われてましたけど、その辺のところは設備投資ですからあんまりないんですけど、ただ、興行をやってもお客が少なかったとかなんとかで、多分赤字が出た場合には、今は、やり方でしたら、その財団の理事さん達がみんな持つということになってます。

 それが、例えば契約の4年目か、5年目ぐらいに、例えば100万円ぐらいの赤字だけど、そりゃ、もうやってちゅうことになるんでしょうけど、例えば次の5年間に、そういうことがもし起これば、累積していって、そりゃ、もう、この財団でやるのが難しい、そういうことは多分起こらないだろうと思う。私の徒労だと思いますけど、そういう場合に、例えば、もう財団でやれないから返したいと、これ以上赤が、やったらもう大変だかということになったときに、そういうときは、また行政の方で、全部また抱えられるわけですか。その辺はどういう考えを持たれてますか。



○議長(南野京右君) 仲野企画政策課長。



◎企画政策課長(仲野修史君) ただ今の議員さんがおっしゃいます、具体的にはルネッサながとを指定管理を受託をされております長門市文化振興財団の件でございます。

 指定管理の選定というところを捉えていきますと、先程部長が申しましたように、本市におきましては、唯一、公募をして選定をしたということでございます。この公募をしたというスタンスに立ちますと、効率的で、かつ、提供するサービスが充実をするような業者さんを選択をしていくという基本的なスタンスがあるわけでございます。

 もちろん、御承知のように、ルネッサながとは文化施設自体が県立の施設でございますし、一方で、総合体育館は市の施設の複合施設でございます。従いまして、市単独で、これを指定管理につきまして継続をするとか、しないとかいう判断が中々きかないという部分はあろうと思いますけれども、県内の状況におきましても、そういった、かつて管理をしていた業者さんが指定管理者制度を導入することによって交代をされたと、新しい業者さんが入られたというような実例もございます。そういう分では、考えたくはございませんけれども、全く交代というのが考えられなくはない制度であるということは、申し上げておきたいというふうには思っております。



○議長(南野京右君) この際、暫時休憩します。

午後3時03分休憩

………………………………………………………………………………

午後3時06分開議



○議長(南野京右君) 休憩前に引き続き、会議を続行します。

 ただ今私が休憩を取りましたのは、この問題については、5年間のルネッサながとと、いわゆる財団と契約がございます。次については、来年の4月には市長の改選もございます。市長の松林市長の考え方もある、また、仮に新しい方が市長になられたときには、やはりルネッサに対する考え方は色々あるかと思います。あんまり踏み込んだ答弁もできないかと思いますので、岡?議員によろしくお願いします。



◆7番(岡?巧君) はい。



○議長(南野京右君) 岡?巧君。



◆7番(岡?巧君) そしたら、もう、このルネッサについてはやめまして、この指定管理一般的な考え方なんですけど、これから、多分積極的に、この指定管理、例えば、日置の交流センターとか、ほっちゃテレビ、図書館、保育園、公民館、給食センターはまだできてませんけど、その方向に行くんかなというような気もしてますけど、そういう方向になるかなあとは思ってます。

 ただ、そこで一番危惧するというのは、財政効率と公サービスとコストの縮減というのが狙いですから、ただ、職員が派遣されてるとか、今まで就業していたところから今度は引き上げて、新しい公募による方がもう受けるという形になろうと思うんですけど、そういう、新しく指定管理に出される施設が、ただ今やっててもかつがつ何とか行政で取り組んで、事業を行ってもうまくいってると。更に、これを発展、色々な面でサービスを向上するために指定管理に出すというのなら、そりゃ、よく分かります。今もかつがつやってったらやれると。それで、今えらいから、これは指定管理に出した方が、財政を圧迫しないから指定管理に出すと、こういう方向じゃないんでしょう、指定管理というのは、どうなんですか。質問の意味が分かりますか。どうですか、その辺のところの考え方は。



○議長(南野京右君) 岡本企画総務部長。



◎企画総務部長(岡本守正君) 一般的に指定管理者制度を導入する場合には、経費の節減、或いはサービス面の向上が見込まれるという施設について指定管理者制度を導入するわけでありますので、ただ経費の節減をどういうふうに見るのか、どういう問題が残ろうかと思いますけれども、指定管理者制度を導入することによって、サービス面が低下をするということは、絶対に避けなければならないというふうには思っております。



○議長(南野京右君) 岡?巧君。



◆7番(岡?巧君) この問題は最後にしますけど、これから、指定管理に移行する施設、或いは公の施設が出てくるだろうと思いますけど、これらは事前に発表があるものか、或いは何年後には、こういう方向で行きたいというような、広報か何かでの知らせというんですか、情報提供があるものかどうか。

 というのは、これに備えて新しく取り組んでみようと、新しいこの仕事を、生業じゃないですけど、やってみようという準備もできるだろうと思うんです。そういうことが出ておればです。こういう職種を、へたら、仲間で集まって、何とかこういうのが取られるように頑張ろうじゃないかというのがあろうと思いますけど、その辺のところは今後どうなされる予定ですか、それを伺って、この指定管理については終わりたいと思いますが。



○議長(南野京右君) 山口総務課長。



◎総務課長(山口雅道君) お答え致します。

 この指定管理制度の導入につきましては、先程、市長が答弁で申し上げましたように、アウトソーシング推進計画の中で導入していくようにお示しをしてるとこでございます。

 具体的には、温泉施設、図書館、公民館及び体育施設についてアウトソーシングの計画書ではお示しを致しておりまして、このアウトソーシングの計画そのものも随時見直していくというふうになりますので、そういう施設がございましたら、そういう施設も随時追加をして、推進をしていくというふうになります。



◆7番(岡?巧君) 終わります。

………………………………………………………………………………



○議長(南野京右君) 先野正宏君。

〔2番 先野正宏君登壇〕



◆2番(先野正宏君) こんにちは。「公明党」の先野でございます。

 私が本日最後の質問となると思います。傍聴の方、皆さん大変お疲れのところでございますが、最後までおつき合い、よろしくお願い致します。

 それでは、通告に従い、2問ほど質問致しますので、市長、教育長の明快な御答弁をよろしくお願い致します。

 まず初めに、アレルギー疾患対策についてお尋ね致します。

 学校のアレルギー疾患に対する取り組みガイドラインに基づく施策の推進について。

 我が「公明党」は、5月10日に、山陽小野田市におきまして、「ちゃんと知りたい!アトピーと食物アレルギー」と題して、我が国における小児アレルギー治療、臨床研究の最前線で活躍されている赤澤晃先生をお招きし、セミナーを開催致しました。約400人の方が参加され、改めて、アレルギー疾患で悩んでおられる方の多さに驚きました。

 文部科学省が監修し、学校保健会が作成した学校のアレルギー疾患に対する取り組みガイドラインが今年4月以降、全国の教育委員会、学校などに配布され、アレルギー疾患のある子供達を学校や園でどう支えるかという視点での取り組みを、現場に促しています。同ガイドラインは、文部科学省のアレルギー疾患に関する調査検討委員会が平成19年4月、全国の公立小・中・高校を対象として行った調査をもとに、学校におけるアレルギー疾患への取り組みの推進に向けた方策を提言したことを受けて、同報告書に盛られた共通理解に基づく取り組みを具体的に示したものと位置づけられます。

 アレルギー医療の現状を患者の視点から見ると、医療機関を選択する情報もなく、たまたま受診した医師の資質によって治療やその後の生活が大きく左右され、学校生活などで著しいQOL、生活の質の格差を生んでいます。

 また、医療の混乱につけ込んだ不適切な民間療法や、いわゆるアトピービジネスに取り込まれる人も後を絶たないことから、学校、地域などで適切な治療につなげる連携体制の構築が急がれています。

 先の文部科学省のアレルギー疾患に関する調査検討委員会の報告書によると、学校が各種の取り組みを行っていると答えた割合はかなり高いものの、実際にアレルギー疾患で悩んでいるお子さんを持つお母さん達に聞くと、実際とは違う、こんなに対応してくれないという声が多いのが現状です。

 いかに立派なガイドラインができても、実際に、それが学校現場で実行されなければ意味がありません。アレルギー疾患対策について、市での具体的な取り組みについてお尋ね致します。

 登壇での質問は以上で終わりますが、次の質問からは質問席にて行わせて頂きます。

〔2番 先野正宏君降壇〕



○議長(南野京右君) 大嶋教育長。

〔教育長 大嶋泰夫君登壇〕



◎教育長(大嶋泰夫君) それでは、先野議員のアレルギー疾患対策についての御質問にお答えを申し上げます。

 近年、児童・生徒を取り巻く生活環境の変化や疾病構造の変化などに伴い、児童・生徒におけるアレルギー疾患の増加が指摘をされております。

 文部科学省では、平成16年10月に調査研究委員会を設置し、今後の学校におけるアレルギー対策のための支援方策の調査、検討を行い、平成19年4月に報告書を取りまとめました。

 この報告書では、アレルギー疾患はまれな疾患ではなく、学校やクラスに各種のアレルギー疾患を持つ児童・生徒がいることを前提とした、学校保健の取り組みが求められております。また、取り組みを進めるにあたっては、医師の指示に基づくものとなるような仕組みをつくり、学校における取り組みが医学的根拠に基づき、安全、確実で、効率的な方法で実施されることが提言をされております。

 これを受けて、財団法人日本学校保健会においては、アレルギー疾患対応の学校生活管理指導表を中心とした仕組みづくりとして、学校のアレルギー疾患に対する取り組みガイドラインがまとめられたところであります。

 さて、本市の学校現場におきましては、これまでも、アレルギー疾患のある子供に対し、病態や症状に応じて適切に対応してるところであり、ガイドラインにつきましても、平成20年──本年6月に市内各小・中学校に配布をし、周知を致しておるところであります。

 また、アレルギー疾患対応の学校生活管理指導表の活用につきましては、医師の協力が必要不可欠であることから、山口県医師会において検討がなされ、9月中に、今月いっぱいには、県としてのマニュアルが示されることとなっております。

 従いまして、県の見解等が示された後、これを市内各小・中学校に周知をし、管理指導表に基づく、個々の児童・生徒に関する詳細な情報把握に努めるとともに、情報を教職員全員で共有し、これまでと同様、組織的にアレルギー対策に取り組んでいきたいと考えております。

 以上で、1回目の答弁を終わります。

〔教育長 大嶋泰夫君降壇〕



○議長(南野京右君) 先野正宏君。



◆2番(先野正宏君) 2回目の質問に入ります。

 学校生活管理指導表というので、個々の対応を今からとっていきたいということでございました。学校の管理指導表、今からこれに基づいてやっていくということでよろしいんですか。県の方に報告してやっていくという、そういう話でよろしいんですか。



○議長(南野京右君) 大嶋教育長。



◎教育長(大嶋泰夫君) 今も申しましたが、今月中には県の方が指針を示します。それに基づいて、学校全教職員共通理解のもとに取り組んでいくということであります。



○議長(南野京右君) 先野正宏君。



◆2番(先野正宏君) 分かりました。今出たばっかしやけ、今から取り組んでいかんといけないとは思うんですが、ちょっと一つ一つ、全部を聞いたら長くなりますので長くは聞きませんが、まず最初に、ぜんそくについてお聞きしたいと思います。

 今のぜんそくというのが、かなりいろんな症状とかもあります。間欠型とか、軽症持続型、中等症持続型、重症持続型というのがありまして、この3番、4番、僕は、3番目、4番目に言うた中等症持続型と重症持続型については、かなり危ないぜんそくだろうとは思います。

 その対応について、理解というか、しっかり理解をしていかなくてはいけないという思いがあるんですが、発作を誘引する、ほこりが舞う掃除です、動物の飼育係というのが免除とかいう部分は、今してらっしゃるのかどうかというのをお聞き致します。



○議長(南野京右君) 松浦学校教育課長。



◎学校教育課長(松浦正彦君) それでは、お答えを致します。

 ぜんそくは、ダニ、ほこり或いは動物の毛などのアレルゲンに対するアレルギー反応が気道上で慢性的に起きるということが原因であろうと思います。

 従いまして、今、各学校現場におきましては、今御指摘のようなことも十分考慮致しまして、病態、症状により、個々の児童・生徒に対しまして、適切に今対応しているところであると思います。以上でございます。



○議長(南野京右君) 先野正宏君。



◆2番(先野正宏君) 適切に対応しているというような話だったと思いますが、学校によっては預かることができない、学校に持ってきてはいけないなど、対応がばらばらな薬の預かりとか投薬について、適切な自己管理を行う観点から、これも積極的に支援をしてほしいと思うんですが、これについてはいかがですか。



○議長(南野京右君) 松浦学校教育課長。



◎学校教育課長(松浦正彦君) お答えを致します。

 本市では、今、気管支ぜんそくにより吸入を必要とする児童・生徒に対しましては、保健室で吸入をさせております。その際には、本人が気兼ねがないように、安心して治療に専念できるように、環境づくりに努めております。

 また、薬につきましては、吸入薬は保健室で保管をする。内服薬については、発達段階に応じて、担任または本人が保管をしている状況だというふうに思っております。以上でございます。



○議長(南野京右君) 先野正宏君。



◆2番(先野正宏君) ぜんそくは、今さっきも言いましたように、中等症持続型と重症持続型については、大変危ないものだということが、このガイドラインにも書いてありました。やはり、こういう部分について、しっかりぜんそくについては対応していってほしいというふうに思います。

 次に、アトピー性皮膚炎について少しお聞きします。

 専門医の指摘では、今最も困っている人が多いのは、アトピー性皮膚炎だということが言われております。アトピー性皮膚炎の治療は、皮膚を清潔に保つスキンケアと症状の強さに応じた軟膏を、必要な量、必要なとき塗ることが基本となるということでございます。

 学校では、夏場や体育の授業で、休み時間の遊びなどでかいた汗の対策とか、プールの塩素対策が大変必要になろうと思います。その中の塩素対策として、保健室の温水シャワーを設置しているところが、今、市内の学校に何カ所あるかというのが分かりますか。



○議長(南野京右君) 松浦学校教育課長。



◎学校教育課長(松浦正彦君) お答えを致します。

 市内13校、小学校ございますが、うち7校が温水シャワーを設置をしております。中学校にはございません。以上でございます。



○議長(南野京右君) 先野正宏君。



◆2番(先野正宏君) 今、7校ということで、小学校が7校だということを言われました。

 温水シャワーが小学校で半分以上、僕はついているというのをあんまり、勉強不足というか知らなかったんですが、教育委員会の思いというか、そういう部分が少し頭が下がるというか、そういう部分があります。それだけでは、体が汚れたときに洗い流したりという部分もあるんでしょうが、そういう部分については、対応も……中学校です、中学校のしていない部分があります、それと、小学校のまだしてないところのシャワーの対応、それについてもまたしてほしいと思ってるんですが、教育長、そこはどうでしょうか。



○議長(南野京右君) 大嶋教育長。



◎教育長(大嶋泰夫君) 今、学校現場には、大変課題が山積をしております。その病状等も非常に大事な問題でありますが、全て……こういうことを言うと大変申しわけありませんが、予算が伴います。その予算と相談をしながら、できるだけニーズに応えていきたいという思いは強く持っております。できるところから順次やっていきたいと、このように思っております。



○議長(南野京右君) 先野正宏君。



◆2番(先野正宏君) はい、分かりました。できるところから、予算の関係上もありますから、やって頂きたいなというふうに思います。

 プールの水質管理のことについて、ちょっとお聞きします。

 アトピー性皮膚炎とか眼アレルギーを悪化させている例も多く、あまりの痛さに目をたたき続けたために網膜剥離を起こした、失明したケースがあるそうです。予算が削減されて、水の入れかえ回数が減ったことに対応して、基準以上の塩素を使う傾向も強いそうであります。改めて、水質管理を徹底すべきだと思いますが、どうでしょうか。



○議長(南野京右君) 松浦学校教育課長。



◎学校教育課長(松浦正彦君) お答えを致します。

 今、本市では、小・中学校合わせまして15のプールがございます。これらの水質管理については、まず使用開始時に委託業者が1回行います。更に、使用期間中、水泳期間中、指導期間中については、各学校とも教職員が毎日残留塩素等を測定をして、適正な濃度に保っております。学校保健法による学校衛生の基準に基づいて、管理をしておるところでございます。以上でございます。



○議長(南野京右君) 先野正宏君。



◆2番(先野正宏君) 日本では、平成17年に食物や薬物アレルギーによるアナフィラキシーに備え、いわゆるプレホスピタルケア、病院に着く前に使うべき治療薬として、アドレナリン自己注射、エピペンが追加承認をされております。

 このエピペンは、キャップを外して、太ももに押し当てるだけで、針が飛び出して、薬液が注射される簡単な構造のものであります。エピペンが普及するに伴い、医師や我が子に処方される保護者から、いざ必要なとき、学校や幼稚園などで小さな子が使えない、親が駆けつけるのに時間がかかる、本人の意識が薄れていく状況では、担任や養護教諭など学校教員が打ってほしいなどの声が、今強まっているそうであります。

 この注射は、研修制で、研修を受ければ学校の先生等も打てるそうでありますが、基本的な方針というのを教えて頂きたいんですが、今、どういうふうな対応をしてらっしゃるのか、お聞かせください。



○議長(南野京右君) 大嶋教育長。



◎教育長(大嶋泰夫君) 今、エピペンということを、私、初めて聞きまして、このものがどういうものか、はっきりまだ認識をしておりませんが、しっかりと、これから研究を致しまして、そういう対応が可能であれば、しっかりと研修を受けさせて、持っていきたいと、このように思います。



○議長(南野京右君) 先野正宏君。



◆2番(先野正宏君) ちょっといやなことを言うようですが、これにも書いてあります。学校アレルギーの疾患対策取り組みガイドライン、これにも書いてありますので、しっかり読んで、教育長、勉強してください。(笑声)僕もしっかり読んで勉強致しましたので。



◎教育長(大嶋泰夫君) はい、ありがとうございます。



◆2番(先野正宏君) いえいえ。

 今度、新しい給食センターが建ちます、一応、建つ予定に、23年ですか、なっております。そのときに、食物アレルギーの把握を、しっかり、誰がどこの学校にいるとか、そういう部分をしっかり知ってないと大変なことになってしまいます。今言いましたように、命にかかわる大事な部分でありますので、これの対応についてどうなされるのか、教育長、お聞きします。



○議長(南野京右君) 松浦学校教育課長。



◎学校教育課長(松浦正彦君) それでは、お答えを致します。

 今、本市における食物アレルギーの疾患の有病者数は、今、77人を数えております。これを、今、本児童・生徒数は2,854人、9月1日現在でございますが、有病率で言いますと2.7%にのぼります。この有病者数につきましては、医師の診断というものばかりでなくて、保護者の申し出による人数も含んでおります。

 今、お話のありました、新しいセンターでの食物アレルギーに対する対応でございますが、今、計画の中では、除去食を進めるという方向で計画をしております。以上でございます。



○議長(南野京右君) 先野正宏君。



◆2番(先野正宏君) 長野県の松本市か、アレルギー除去食というか、それをしている市も今あります。やっぱり大事な命に係る、先程も何遍も言いますけど、そういう大事な部分ですので、こういうことに関して、やはりしっかりこれを読んで頂いて、しつこいようですが、勉強して頂いて、このセンターに、そういう考えを持ってと思うんですが、教育長、ちょっとどうですか。



○議長(南野京右君) 大嶋教育長。



◎教育長(大嶋泰夫君) アレルギー除去食については、もう新しいセンターには、当然、これがもう装置をする、大事な分野を占めると、私は思っております。

 エピペンという言葉が始めにはきましたけど、アレルギー除去食については、やはり、今の学校自校方式では中々そこはできない分野が、今度は新しい給食センターでは、そういったことができるということで、今、研究を進めておるとこであります。



○議長(南野京右君) 先野正宏君。



◆2番(先野正宏君) 冒頭申し上げました、公明党主催のアレルギーセミナーにおいて、アレルギーを考える母の会より、興味深いお話があったわけでございますが、食物アレルギーで、子供が普通ミルクを飲めないというので、阪神・淡路大震災の際に食物アレルギーの乳幼児のミルクが不足して、大変困ったということが言われました。先程も何遍も言いますが、食物アレルギーは重症になると命にかかわるアナフィラキシーショックを起こすことが知られているわけでございますが、本市における、災害時の食料供給体制についてお尋ねを致します。



○議長(南野京右君) 山口総務課長。



◎総務課長(山口雅道君) お答え致します。

 災害時における食物アレルギーを考慮した食料供給体制についてのお尋ねでございますが、災害時の食料供給につきましては、防災計画で食料供給計画として、その供給体制を定めております。

 ただ、アレルギー疾患対応につきましては、課題として受けとめておりまして、食物アレルギーの乳幼児ミルク等については、先程議員さんの指摘がありましたように、阪神・淡路大震災、また、中越地震などにおいても御指摘があることは十分承知を致しております。

 本年度、本市の備蓄予定のアルファ米につきまして、この2割程度、食品衛生法に定められた特定原材料、卵、小麦などを使用してない防災食を備蓄する予定と致しております。このアレルギー除去食品の備蓄につきましては長期保存が難しいため、必要な物資については、現在、本市と生活物資供給業者でございますが、この業者と確保について可能かどうか確認をしながら、対応をして参りたいと思っております。

 もちろん、大災害が発生した場合には、各家庭において常に3日程度の備蓄が必要と言われております。まずは、御家庭で日常の備えを十分して頂きまして、必要な食料等の準備を、ここでも改めてお願いをするとこでございます。以上です。



○議長(南野京右君) 先野正宏君。



◆2番(先野正宏君) ちょっと、よう聞こえんかったんだけど、ミルクの賞味期限について今言うちゃったですか、言うちゃあないですか、ちょっと、言うちょってんやったら、もう1回お願いします。



○議長(南野京右君) 山口総務課長。



◎総務課長(山口雅道君) ミルクの賞味期限につきましては、まだ私今答弁しておりません。



○議長(南野京右君) 先野正宏君。



◆2番(先野正宏君) ミルクに、今、賞味期限があります。それの対応については、どういうふうに考えておってのかお聞きします。



○議長(南野京右君) 山口総務課長。



◎総務課長(山口雅道君) 先程申し上げましたように、このアレルギー食品の備蓄については、それぞれ、通常であればアルファ米等については5年とかあります。ただ、アレルギー食品については24カ月ですか、2年ぐらいの長期の保存ができるという部分も今開発がされているようでございます。

 しかしながら、長期の保存が難しいということで、対応と致しましては、先程申しましたように、応急生活物資供給──市内の業者でございますが、その業者の方に保有等がございますので、その辺の供給ができるかどうか、必要な部分について随時調達をして参りたいと考えております。



○議長(南野京右君) 先野正宏君。



◆2番(先野正宏君) 次に、保育園の取り組みについてということでお聞きしたいんですが、この学校のアレルギー疾患に対する取り組みガイドラインは、保育園の方には行っているかどうかというのをお聞きします。



○議長(南野京右君) 西本地域福祉課長。



◎地域福祉課長(西本一恵君) お答え致します。

 今、保育園の状況と致しましては、園児729人に対してアレルギー対応児童が38人となっておりますが、アレルゲン食材を除去致しまして、それにかわる食品で食事をつくっておるというふうにしております。

 それと、ただ今のガイドラインが保育園に行ってるかということでございますが、保育園には、このガイドラインが波及を致しません。それで、日本保育園保健協議会というのがまとめた保育保健の基礎知識という本を、この中でアレルギーのことにも触れておりますが、その本を、各公立保育園、公立幼稚園、私立保育園においても配布を致しております。以上でございます。



○議長(南野京右君) 先野正宏君。



◆2番(先野正宏君) 保育保健の基礎知識、そういう本が、このかわりということでいいんですよね。



◎地域福祉課長(西本一恵君) はい。



◆2番(先野正宏君) 分かりました。

 ほんなら、次に、保育園や幼稚園のシャワーの設置についてはどうですか。



○議長(南野京右君) 西本地域福祉課長。



◎地域福祉課長(西本一恵君) お答え致します。

 東深川保育園を除きまして、全ての公立保育園、公立幼稚園においてシャワーの設置を致しております。以上でございます。



○議長(南野京右君) 先野正宏君。



◆2番(先野正宏君) 東深川だけついてない、何かあれなんですが、まあ、次は東深川保育園もつける予定とかはあるんでしょうか。



○議長(南野京右君) 西本地域福祉課長。



◎地域福祉課長(西本一恵君) 東深川保育園においては、現在、沐浴室というところで、いわゆるお水とお湯の出る設備があるんですが、そこで対応しておりますが、今後におきましては、これも含めて検討していかなくてはいけないのかなというふうには考えております。以上です。



○議長(南野京右君) 先野正宏君。



◆2番(先野正宏君) 先程、とてもひどいアトピー性皮膚炎のお子さんが、どこも入園できずに困っていたということで、話をしたと思います。

 長門市では、食物アレルギーとかアトピー性皮膚炎等を扱ってくれる保育園または幼稚園を教えてもらえるというか、そういう窓口の設置というのは今後考えていかれるのかどうかというのをお聞きします。



○議長(南野京右君) 久永市民福祉部長。



◎市民福祉部長(久永喜幸君) お答えを申し上げます。

 ひどいアレルギー性の皮膚炎をお持ちの方、或いは、食物アレルギーでお悩みの方の児童の受け入れのことでありますけども、これまでも、先程、冒頭に課長が申しましたように、アレルギー性疾患の38人の児童を受け入れておりますし、保育園の国が示した保育指針の中にも、特別な配慮を必要とする子供一人一人の対応ということで、特に、食物アレルギーでありますと除去食ということになりますけど、保護者のみの判断で、そのような対応をするわけには参りませんので、保護者が家庭でどのような対応をしておられるかを含め、かかりつけ医と、それから、現場の保健師と連携を取りながら、個々の対応について、地域福祉課内、子ども未来室が中心になりまして、連携しながら、その対応を考えていくことになろうかと思います。



○議長(南野京右君) 先野正宏君。



◆2番(先野正宏君) よう分かりました。

 健康教育についてということでお聞きをしたいんですが、アレルギー疾患では、ぜんそくの児童が掃除を免除されたり、アトピー性皮膚炎の児童の皮膚の状態が汚いと言われて、食物アレルギーの子供が、時にお弁当を持参しなければならないなどということが、皆と違うということでいじめにつながったりという話を、公明党のアトピーの会があるときに、そういう話も出ました。

 東京都内の中高一貫の私立校の取り組みの例を少し言います。

 保健体育の授業で、あるクラスの生徒全員にぜんそくの病態や治療の話をしましたと。その上で聞いてみると、自分の生活を見直す、体力、ストレス、食事のことを気をつけようと思うようになったという子供や、ぜんそくの友達への支援、共感の気持ちを持つようになったと、喫煙に対する批判の気持ち、自己管理の大切さ、そうしたことを含めた気づきがあったことが報告をされております。また、ぜんそくで困っている人に対して何ができるのかということを聞くと、友達がぜんそくでいることを知ったら支えてあげたいと、共感の気持ちを持てる、とてもよい効果があったということが書いてありました。

 こうした健康教育を行って、病気を正しく理解することで、今の学校教育に欠けがちな共感する心を育てることにつながるのではないかと思いますが、教育長はどうでしょうか。



○議長(南野京右君) 大嶋教育長。



◎教育長(大嶋泰夫君) 御指摘のように、大変大切な問題だと思います。

 とかく、自分と違う立場の子供がいれば、それを子供が攻撃の的になるというのが、今の学校現場のいじめの、これが出発点のような気がします。

 従いまして、本市でも心の教育を、みすゞのまなざしを中心に、共感できる子供、これを育てていこうということで、互助、規律規範、元気、この3つをキーワードとして20年度も進めております。従いまして、お互いが痛みを共感できるということから、思いやりの心につながっていく、このように思っておりますので、これを中核に据えて進めております。



○議長(南野京右君) 先野正宏君。



◆2番(先野正宏君) 今、共感する心を教育長は語られました。

 このアトピー性皮膚炎というのは、教育長が大得意であります。何て言うてかいね、よう、「早寝、早起き、よい子の習慣」みたいな、しっかり太陽の中で遊ぶというようなことをよう教育長、言うてです。これが一番大事なんだということが、本にも書いてありました。外で遊んで、太陽に浴びれば、やっぱり病気が自然と治癒していくと。そういう形を、やはり、このアトピー性皮膚炎の中では、夜遅くまで寝なくて、父親達が遅うまで起きちょるから、子供も一緒に起きとったら、やっぱりどうしても体が悪くなります。そういう部分でのこともしっかり書いてありました。そういうこともしっかり教育現場でも教えて頂きたいなというふうに思います。

 次に、最後にします。

 最後に、アレルギーセミナーであったほかの相談なんですが、4歳になる息子さんが重度の食物アレルギー疾患で、食べられる物は野菜のみ、日本人の主食であるお米も1食分300円もかかるAカット米という、95%アレルゲンカットされたものしか食べれん、パン屋に入るだけで小麦粉により口の中が痛くなり、卵が皮膚についただけでじんましんができるので大変であるというふうに言われておりました。アナフィラキシーショックも起こすので、今さっき言うた、アドレナリン自己注射、エピペンをいつも常時持ち歩いているという保護者さん、お母さんが言っておられました。

 今、こういう色々な話を致しましたが、全般を通して、今、アレルギー疾患対策をしなくては、やはり子供の命にかかわると。今、僕は学校のアレルギー疾患に対する取り組みガイドラインをしっかり読んでほしいという話もしました。このアトピー性皮膚炎というのが、これも同じとこから出ちょるんですが、これは公明党で使った資料です。こういう部分も、やはりしっかり学校教育現場でももちろんの話、教育委員会でも勉強を是非して頂きたいなあというふうに、強く思います。

 最後に、市長、今、僕色々言いましたけども、アレルギー対策について、今、命にかかわる大事な部分も言いました。それに対して、政治の力というか、そういう部分をしっかり発揮できるものが、やはり僕が言った中にはあると思うんです。お金であるとかいう部分じゃなくて、そういう部分についてお聞かせください。



○議長(南野京右君) 松林市長。



◎市長(松林正俊君) 色々お話を聞きまして、これは個人的な話でございますが、実は、私自身、花粉症初め、ひどくアレルギー体質でございまして、ぜんそくも、鼻炎も、また、湿疹も全てございます。

 そういうことで、この対処ですが、やはり個々によって非常に違うということと、体質的なものがあるということ、従いまして、薬の処方も皆違うんです。ですから、一律的な扱いが中々できないけれども、また、同時に、小児ぜんそくでも、ある程度いったら治る。しかし、また出てくると。そういった色々な、やっぱケースで考えれば、結構その人は一生、このアレルギー体質とはつき合っていくというケースも非常に多いわけです。

 そういう意味では、幼児期、小児期においては、何よりもやはり親御さんがその知識と情報をしっかり持って、そして、大概、保育所、学校で扱わなければいけない対象の児童達は、きっと小児科にかかって、それぞれの処方をお持ちだろうと思います。そういう情報をしっかり持って、そして、これこそ、特に食物アレルギーとかいったものにかかわってくれば、個別に対応する。その辺の、やっぱりシステムと体制づくりというのをつくっていくことが、行政の、或いは、教育の現場の、或いは、保育所の子育ての現場の務めではないかというふうに思って、聞いておりました。



○議長(南野京右君) 先野正宏君。



◆2番(先野正宏君) 全く同感でありますが、これについては終わります。

 次に、献血の推進についてお伺いします。

 次に、献血の推進についてでございます。2008年6月14日は、世界献血デーとして、これも国内はもとより全世界でイベントが実施されました。この世界献血デーは、安全な献血血液の必要性と献血の重要性、また、献血者への感謝を広く一般に知ってもらうために企画されたものであります。

 今年の世界献血者デーのテーマは「定期的に献血しよう!」であり、これは、長期的にわたり、献血して頂ける方を安定的に確保するためのものです。また、「複数回、献血を楽しもう!」や「1回じゃ足りない」といったスローガンなどもあり、今年のテーマを際立たせるとともに、また、定期的な献血の重要性を強調していました。

 しかしながら、今年2月、各紙が「献血減り、輸血ピンチ」との見出しで報じていました。県の赤十字血液センターによると、例年、冬場は風邪薬を飲んだために、また、夏場は暑さによる体力不足で献血者が減少するようであります。血液供給を担っている県赤十字血液センターは、交通事故や緊急手術に対応できるように、多くの人に協力してほしいと、献血への協力を呼びかけています。

 私は、先のスローガンにもありましたように、長期的に安定的な血液を供給するためには、若者に対する献血思想の普及や市職員が率先したりすることは言うまでもなく、献血のリピーターを増やすことが重要であると思います。そこでお伺いしますが、今後の献血の推進に向けてどのように取り組まれるのか、お伺い致します。



○議長(南野京右君) 松林市長。



◎市長(松林正俊君) 献血の推進についての御質問でありますけれども、まず、献血を取りまく現状を申し上げます。

 ここ数年、特に、若者の献血離れが目立っており、加えて、少子・高齢化が進行する中で、献血可能人口が減少していくことが予測をされます。このような状況を改善するためには、若年層をはじめと致しました各年代層が、力を合わせて、将来必要な献血量を確保していくことが大切であることは御案内のとおりでございます。

 献血の推進につきましては、安全な血液製剤の安定供給の確保等に関する法律において、地方公共団体の責務として、献血について住民の理解を深めますとともに、採血事業者による献血の受け入れが円滑に実施されるよう、必要な措置を講じなければならないというふうに規定をされております。このことを受けて、地方公共団体では、国の献血推進計画に基づいて、採血事業者であります日本赤十字社と連携しながら、血液の目標量を確保するために必要な様々な事業を実施をしているところであります。

 本市におきましては、山口県及び山口県赤十字血液センターと共同して設置をしております長門地区献血推進協議会におきまして、県の献血推進計画に基づいて地区の事業計画を定め、広報及び啓発活動のほか、献血推進組織の育成にも取り組んでおります。

 血液の確保の取り組みと致しましては、毎年一定時期に、全国規模で展開をされます献血キャンペーンと街頭献血との2つの方法で実施を致しております。

 具体的に申し上げますと、本年度の献血キャンペーンは、血液の不足を致します8月と1月に実施をすることとしておりまして、既に、8月には多くの献血者をはじめ、関係団体の御協力を頂いたところであります。また、1月には、はたちの献血として、若い人を対象に献血への呼びかけを計画をしているところであります。このキャンペーンにおきましては、栄養士の協力を得て、栄養相談会もあわせて行って定期的な献血の意欲につながりますように、努めているところでもあります。

 一方、街頭献血につきましては、ほぼ毎月、市内の多くの事業所等で実施をしております。更に、献血の意向をお聞きするため、事業所の訪問調査等も行いながら、定期的な献血者の確保に努めておるところでもあります。また、安定的に血液を確保するため、市の職員を対象に、献血協力者名簿を整備を致しておるところでありまして、現在57名の登録者があります。

 なお、広報及び啓発活動につきましては、ポスター掲示や、或いは、ほっちゃテレビや、また広報ながとなどにおきましての広報媒体を活用するとともに、文書で各事業所等に協力を依頼しております。

 これまで多くの方の御協力のおかげで、山口県におきましては、平成19年度は総献血者は減少しながらも、成分献血と400ミリリットル献血に支えられ、献血量の増加を見ることができ、県内では、医療に必要な輸血用血液製剤は献血血液により確保できたことが公表されておるところであります。

 今後も引き続き、若年層に対する献血思想の普及に努めて、健康で定期的な献血ができる人が、1人でも多く確保できますように努めていきたいと考えておるとこでございます。



○議長(南野京右君) 先野正宏君。



◆2番(先野正宏君) いろんな方法でやっているということで、広報とか、ほっちゃ、文書で事業所に依頼をしているというふうな話だったと思います。

 最初に、今ちょっと市長言うちゃったんですが、献血はほんなら増えちょるんですか、減っちょるんですか、ちょっと教えてください。



○議長(南野京右君) 久永市民福祉部長。



◎市民福祉部長(久永喜幸君) それでは、献血者の状況の御質問であったかと思いますけども、県が、過去5年間の献血者の推移を公表しておりますけども、平成18年、19年を比べれば、市長が答弁で申しましたように、献血量の確保はできておるようですけど、献血者の数は減少傾向にあるようでございます。



◆2番(先野正宏君) 献血車。



◎市民福祉部長(久永喜幸君) 「者」はです。年代別に見ても、やっぱり29歳以下の減少が、ほかの年代に比べて目立っているというのが伺えるわけですけども、理由とすれば、献血を申し込んでも血液の比重が低かったり、色々な理由、採血の基準に満たないということで、意思はあっても献血できないという人が増えたことはあるだろうということから、全体としては減少傾向にあるようでございます。



◆2番(先野正宏君) 献血と言うた。車ではなく、献血は増えちょるか。



◎市民福祉部長(久永喜幸君) 量ですか。



◆2番(先野正宏君) そうそう。



◎市民福祉部長(久永喜幸君) 献血の量につきましては、18、19では増えましたけど、全体的には、この5年間、減少傾向にあることは事実でございます。



○議長(南野京右君) 先野正宏君。



◆2番(先野正宏君) 減ってるということなんでしょう。そういうことでしょう。車のことは、僕言ってませんので。(「車じゃないです。」と呼ぶ者あり)何です、ああ、人か。



◎市民福祉部長(久永喜幸君) 人でございます。



◆2番(先野正宏君) ああ、人が減っちょるというたんかね。分かりました、分かりました。(笑声)よう分かりました。人が減っちょるっちゅうたんか。献血者かね。



◎市民福祉部長(久永喜幸君) はい、「しゃ」は車じゃございません。(笑声)献血をされた人の人数でございます。



◆2番(先野正宏君) どっちでも答えられらあね。献血車でも、人でも。ええです、ええです。だから、少し減っているということでいいんでしょう。分かりました。

 私は、減っている理由というのがあると思うんです。私は一番何が大事かというのは、市民に対する啓発が少し足らんのやないかなあというふうに思うんです。献血の対応が赤十字ということで、市は協力をするという形だと思います。1週間前に、市の目立たない場所にポスターが張ってあっても、僕は気づかないと思うんですっちゃ。最初にも言いましたけど、減るほかの理由は、夏が暑くてバテ気味と、冬は風で薬を飲んでいるから、理由があると思います。それで、また血液は21日しか、確か持ちません。そういう理由もあると思うんです。せめて、2週間前ぐらいからポスター張るとかいう形ちゅうのは考えてもらえないんですか。目立つ場所にポスターを張るとかいう。

 地域福祉課のこっち側に、たしかポスターが、入ったところのこっち側に張ってあります。僕行って、あそこへ行くまでは全然気づかんかったんですっちゃ。それで、行って、あそこに行ったら、「おお、ポスター張っちゃらあ」というふうな部分で思うたんです。それとあわせて、3出張所に、今、この献血のポスターが張られているかどうかというのをあわせてお聞きします。



○議長(南野京右君) 西本地域福祉課長。



◎地域福祉課長(西本一恵君) お答え致します。

 献血の度に、市内の家、市役所なり、各出張所、保健センターにポスターを張るというのではなく、いわゆる、長門地区であるときには、市役所の本庁、いわゆるその事業所で献血をするときには、その事業所を取り巻く周辺、で、各3支所におきましては、その地域で献血を行うときには、保健センター、支所を含めて、2週間前から献血のポスターを張っております。ただ、地域福祉課の前には、どの献血の部分も張っております。以上でございます。



◆2番(先野正宏君) 3出張所はどうですか。



○議長(南野京右君) 先野議員、今、もう一度、じゃ、西本地域福祉課長。



◎地域福祉課長(西本一恵君) 3出張所におきましても、近くの事業所を献血の会場とするときには、出張所にも張ります。以上でございます。



○議長(南野京右君) 先野正宏君。



◆2番(先野正宏君) 僕が意図したかったんはちょっと違うんですけど、2週間前から張っちゃるという部分だろうと思います。それで、近くでやるときには、その都度、2週間前から張っちゃる、やる場所で張るということですよね。それは分かります。僕が言いたいのは、そこじゃなくて、目立つ場所に張ってほしいということが言いたいんです。さっき、一番最初に言いましたけども。目立つ場所に張っちょかんと、献血がありますよというのが分からんよということが言いたかったです。目立つ場所に張って頂けないですかということを言いよるんと、それと、例えば赤十字センターが、そういうとこに張れというふうなことを言われるんですよね。だけど、僕が言いたいのは、その3出張所にも張って、目立つところに張らんと、献血の推進はできない……(「支所」と呼ぶ者あり)支所か。できないのではないかということが、僕は言いたいんですけど。



○議長(南野京右君) 西本地域福祉課長。



◎地域福祉課長(西本一恵君) 一応、掲示板ということで、張らせております。以上でございます。



◆2番(先野正宏君) はあ、もうええわ。



○議長(南野京右君) 先野正宏君。



◆2番(先野正宏君) いいです、いいです。それについては、僕はポスターを、赤十字から余分にポスターがあるのであれば、少しでも啓発のために、血が少ないのであれば、張ってほしいということが言いたかったんですけど。それは、もういいです。

 ほっちゃテレビです、場所や、今、日時等とか、広報とかで流しているというような話もありました。9月2日の献血のときには、これ、8月の29日から5日間しかほっちゃで流れていなかったんです。これ、えらい期間が短いなあと僕は思うたんですけど、なぜ5日間なんですか。



○議長(南野京右君) 西本地域福祉課長。



◎地域福祉課長(西本一恵君) 計画は、当初に1年間の計画と言いますか、事業所を含めての計画を立てるわけではございますが、9月2日の献血につきましては急遽決まりまして、広報にも間に合わなかったような状況でございます。それで、ほっちゃテレビだけが啓発の手段と言いますか、そういうふうになりましたので、ほっちゃテレビの許す時間ということで、5日間の啓発をさせて頂きました。以上でございます。



○議長(南野京右君) 先野正宏君。



◆2番(先野正宏君) ほっちゃテレビで、9月2日に献血が9時半から11時まで長門土木と流れてました。それで、2時30分から4時30分、JA長門大津支所というふうに書いて流れてました。これ、12時から13時の藤光が抜けていた理由というのは分かりますか。(笑声)



○議長(南野京右君) 西本地域福祉課長。



◎地域福祉課長(西本一恵君) 先程、市長の答弁の中にもありましたが、いわゆる事業所の意向調査と言いますか、事業所の意向調査を致しまして、藤光につきましては一般の街頭献血で対応したくない、いわゆる短時間で職員だけの対応としたいという事業所の要望でございましたので、啓発の方には控えさせて頂きました。以上でございます。



○議長(南野京右君) 先野正宏君。



◆2番(先野正宏君) 私、この日に、9月2日に偶然献血をしようかなあと思うたんです。献血センターで確認したら、藤光さんでしてくれと言われたんです。それで、当然、僕はもしやる気があれば藤光さん行きます。そしたら、業者だけするとか、今聞いたら、そういう話でした。これはどういうことなんですか、よう意味が分からんのですが。



○議長(南野京右君) 西本地域福祉課長。



◎地域福祉課長(西本一恵君) 献血につきましては、事業所との話し合いのときも、いわゆる献血事業者と市と一緒に参るわけなんですが、いわゆるアナウンスをした職員との連携が取れてなかったのではないかなというふうに思います。



○議長(南野京右君) 先野正宏君。



◆2番(先野正宏君) 僕もびっくりしたんですけど、今聞いて。藤光さん行けって言われて、例えば誰かが行っちょっちゃったら、献血に直接行っちょった場合、びっくりします。今言うたように連携の、僕は完璧な悪さだと思うんです。じゃけ、しっかり血液センターと市が連携を取らないと、血が増えるものも血が減ってしまうんじゃないかというふうに思いますので、そういう対応についてしっかりやって頂きたいなというふうに思います。

 血液ちゅうか、血を抜くほでもボランティアで皆やっちょってんじゃから、そういう部分について時間がずれたり、そういう部分があったりしたら、やっぱり大変失礼に私は当たると思いますので、今、よろしくお願いします。

 リピーター対策として、献血センターが今設立した、複数回献血者クラブ35への加入促進などというか、そういうことについてもやってみたらどうかと思いますが、いかがでしょうか。



○議長(南野京右君) 西本地域福祉課長。



◎地域福祉課長(西本一恵君) 私ども、市の方が市役所の職員に協力者をお願いするように、血液事業所も、そのような協力者を要請はしております。今後の献血の場におきまして、しっかり事業所と一緒に啓発をしていきたいなというふうに思います。



○議長(南野京右君) 先野正宏君。



◆2番(先野正宏君) このリピーター対策として、これ、献血クラブがやっちょるチーム35というんですが、これはインターネットなんかでメールを登録しときゃ流れてきて、いつ献血をやるよというのがすぐ分かるわけなんで、こういう啓発もしっかりやってほしいと思います。

 先程、最初の答弁にもありましたけど、はたちの献血とか、若年層の献血です。それにちょっとついてお聞きしたいんですが、若年層のリピーターを増やしていくために、高校生とか、特に18歳に達した人を、400ミリリットル献血が可能となる高校生を、高校3年生を対象に普及啓発を進めてほしいんですが、これについてはどう考えておられるか、お聞きします。



○議長(南野京右君) 西本地域福祉課長。



◎地域福祉課長(西本一恵君) 400ミリ献血につきましては、18歳からが可能ということになっておりまして、いわゆる高校3年生が対象になりますが、18歳をクリアしないと献血ができませんので、いわゆる高校生──高校におきましては、専攻科なんかがある水産高校なんかには、献血に参っております。お願いをしております。それとか、専門学校なんかは、献血車を回しております。

 それと、多くの高校3年生が18歳をクリアするであろう、いわゆる1月の時期のはたちの献血です、その時期には、高校3年生もかなりのクリアできる生徒がおりますので、それを重点的に啓発をしておるところでございます。以上でございます。



○議長(南野京右君) 先野正宏君。



◆2番(先野正宏君) 私も気づいたときに献血に行くわけですが、いつどこで献血をやっちょるかとちゅうのがよう分からんというのが、僕の頭の中にあったんです。

 前、市の駐車場で献血をやっていたんですが、献血車はでかいから分かります。それが、献血の受付の場所が分からんもんで、僕が献血をしよったときも、献血車の中に入ってこられるんです、献血をしたい人が。やけ、要は、受付が分からんから、献血車の中にどうどう入って、受付はここですか、受付はここですか、と何人も入ってきてんです。やけ、そういう部分がやっぱり看板の設置というか、そういう、よく見えるところに看板を置いてほしいという部分が強く思ったわけであります。やけ、献血やっぱしよらんと、こういうことは思わんと思うんですが。

 次に行きます。

 今、赤十字に血液がなくて、緊急の患者が困っているということなら、市の職員も是非協力して献血をしてほしいということで、一番最初の質問のときにも言いましたけども、これについては、今、どのぐらいの人数が、市で何人ぐらいの方が献血をされているのか、お聞きします。



○議長(南野京右君) 西本地域福祉課長。



◎地域福祉課長(西本一恵君) 協力者としての登録は、先程、市長答弁しましたように、57人の登録を頂いております。ただ、これ以外に協力を頂いてる職員は、60人から70人ぐらいというふうに把握をしております。以上でございます。



○議長(南野京右君) 先野正宏君。



◆2番(先野正宏君) よう分からなかったけど、合わせて……(「いいえ」と呼ぶ者あり)合わせてちゅうことですか。



○議長(南野京右君) 西本地域福祉課長。



◎地域福祉課長(西本一恵君) いいえ、合わせてではございません。常に、協力者としての登録を頂いてるのは57人ですが、それ以外の方も含めて70人ぐらいの協力は頂いております。以上でございます。



○議長(南野京右君) 先野正宏君。



◆2番(先野正宏君) 全職員数にして比べると多いか、多ゆうないかちゅうのがちょっと分からんのですが。献血はボランティアですので、強制というのはできません。血液が足らないようでしたら、命の危険性までありますので、こういう部分についても、しっかり対応をしてほしいなというふうに思います。

 もちろん、市長、献血はしてらっしゃると思うんですが、最後に、市長、献血の推進について、もう一度よろしくお願いします。



○議長(南野京右君) 松林市長。



◎市長(松林正俊君) まさに、献血はやはり必要なことでございます。

 従いまして、先程、数字が出ましたけれども、少しでも数字を上げるということも含めまして、私どもも含め職員と一丸となって、この献血に対しましては協力者が増えていくように、これから取り組んでいきたいと思っております。



○議長(南野京右君) 先野正宏君。



◆2番(先野正宏君) 最後と言いましたけど、取り組んで行くということでございました。

 下関の405回──405回した、献血を70歳まで続けてされたという方が、新聞に、前、載っておりました。やはり、こういうボランティア事業ですので、ほんと自分からやっていかないといけない。事故があって、ほんとに血液が足らないのではあれば、さっきから何遍も言いますけど、命にかかわると。僕は、やっぱり、こういう部分についても、政治ができる力というものをしっかり使って、こういう部分もやって、是非いって頂きたいと思います。以上で終わります。

────────────・────・────────────



○議長(南野京右君) お諮りします。本日の会議はこの程度にとどめ、延会したいと思います。御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(南野京右君) 御異議なしと認めます。よって、本日はこれで延会することに決定しました。

 次の本会議は、明9日、午前9時30分、会議を開きます。

 本日はこれで延会します。

午後4時15分延会

──────────────────────────────

 








   会議の経過を記載して、その相違ないことを証するため、ここに署名する。

     平成20年 9月 8日

                議  長  南野 京右

                署名議員  長尾  実

                署名議員  先野 正宏