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山口県 萩市

平成21年 7月臨時会 07月27日−02号




平成21年 7月臨時会 − 07月27日−02号







平成21年 7月臨時会



                平成21年7月



            萩市議会臨時会会議録(第2号)



                議事日程第2号



         平成21年7月27日(月曜日)午後2時開議





第1 会議録署名議員の指名

第2 議案第94号から議案第100号まで

第3 閉会中の継続審査について

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〇本日の会議に付した事件

日程第1 会議録署名議員の指名

日程第2 議案第94号から議案第100号まで

日程第3 閉会中の継続審査について

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〇出席議員(29名)

       1番  大 村 赳 夫 君

       2番  岡   通 夫 君

       3番  長 岡 肇太郎 君

       4番  松 尾 義 人 君

       5番  井 関   稔 君

       6番  江 原 任 子 君

       7番  近 江 郁 宣 君

       8番  木 村 靖 枝 君

       9番  小 茅   稔 君

      10番  小 林 正 史 君

      11番  斉 藤 眞 治 君

      12番  左 野 忠 良 君

      13番  柴 田 保 央 君

      14番  杉 山 浩 司 君

      15番  世 良 眞名夫 君

      16番  田 中   良 君

      17番  坪 井   豊 君

      18番  中 村 洋 一 君

      19番  西 島 孝 一 君

      20番  西 元   勇 君

      21番  平 田 啓 一 君

      22番  藤 田 克 弘 君

      23番  丸 田 勘 次 君

      24番  宮 内 欣 二 君

      25番  守 永 忠 世 君

      26番  欠       員

      27番  横 山 賢 治 君

      28番  横 山 秀 二 君

      29番  尾 木 武 夫 君

      30番  青 木 賢 次 君

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〇説明のため出席した者

 市長        野 村 興 兒 君

 副市長       瀧 口 治 昭 君

 教育長       岩 崎   肇 君

 総務部長      中 村 敏 雄 君

 総務部長事     迫 村 高 志 君

 総合政策部長    湯 本 重 男 君

 文化・スポーツ振興部長

           美 原 喜 大 君

 市民部長      田 邊   信 君

 保健福祉部長    藤 田   擴 君

 農林水産部長    大 田 直 志 君

 商工観光部長    松 原 純 二 君

 土木建築部長    岡 本   隆 君

 歴史まちづくり部長 伊 藤 富 之 君

 上下水道部長    桑 原 榮 治 君

 会計管理者     山 中 伸 彦 君

 教育委員会事務局長 槌 田 郁 利 君

 消防本部消防長   米 原 祥 三 君

 総務課長      田 中   裕 君

 財政課長      杉 山 寛 校 君

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〇事務局出席者

 事務局長      三 原 正 光 君

 副局長       藤 岡 敏 彦 君

 次長        奥 山   明 君

 次長補佐      浜 村 祥 一 君

 調査係長      須 郷   嘉 君

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     午後 2時00分開会





○議長(青木賢次君) これより本日の会議を開きます。

 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。

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△日程第1 会議録署名議員の指名





○議長(青木賢次君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。

 会議録署名議員に、4番、松尾議員、23番、丸田議員を指名いたします。

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△日程第2 議案第94号から議案第100号まで





○議長(青木賢次君) 日程第2、議案第94号から議案第100号までの7件を一括して議題といたします。

 これより各委員長の報告を求めます。

 まず、総務委員長の報告を求めます。8番、木村議員。

  〔総務委員長 木村靖枝君登壇〕





◆8番(木村靖枝君) 総務委員会を代表いたしまして、本委員会に付託されました議案4件について、審査の経過並びに結果につきまして御報告いたします。

 議案第94号平成21年度萩市一般会計補正予算(第4号)についてであります。今回の補正は、国の平成21年度補正予算(第1号)で措置された「経済危機対策臨時交付金」、「公共投資臨時交付金」及び「緊急雇用創出事業臨時特例交付金」を活用した交付金事業により、各分野にわたり早期に取り組むべき課題や雇用対策に対応するためのもので、歳入歳出それぞれ19億7,186万1,000円を追加し、予算の総額を329億1,793万9,000円とするものです。

 以下、歳出について順を追って申し上げます。

 まず、財産管理費の老朽施設解体事業において、解体される6施設以外の把握状況と今後の対応について質疑があり、行政財産としての役割を終えたものについては普通財産として管理し、倉庫等に利用できるものは活用していくが、基本的には各地域ごとに把握している財産について、取り壊しの必要性を判断しながら、特に危険性のあるもの等については解体することとする。

 また、将来的にも不要な普通財産については、売却も検討していきたいとの答弁がありました。

 次に、予防費の新型インフルエンザ対策事業について、購入整備される予防マスクのウイルスに対する有効性についての質疑があり、ウイルスの毒性や流行の傾向にもよるが、基本的に症状のある方については着用を勧め、発生状況により職員の着用を考えているとのことであります。

 また関連して、今回新型インフルエンザの発生に伴い、患者及びその子供が指定医療機関である長門市内の病院に収容された経緯から、今後萩市として市民病院も含めた医療受け入れ体制と、感染患者のプライバシー保護のあり方、また市民に対する周知方法について質疑が交わされました。

 今回の対応については、基本的に山口県の対応であり、患者受け入れについては長門病院が萩長門圏域の感染症指定医療機関であること、また、プライバシー保護については、山口県において十分な配慮がなされたところである。萩市としても、今後鳥インフルエンザ等の対応も想定し、山口県及び萩環境保健センターとも協議連携を密にしながら対応していくとともに、状況変化に応じた適切な情報伝達を広報・チラシ等を十分に活用しながら対応したいとの答弁でありました。

 次に、塵芥処理費における須佐地域の不燃物埋立処分場の雨水排水路整備工事については、現在水路が破損している状況にあることから、集中豪雨等の際、雨水が処分場内に流れ込むことによる下流への影響、また補修工事は十分検討されているかとの質疑があり、豪雨時には濁水が出ることもあるが、特に現時点で水産関係等への特別な影響は聞いていない。また工事については、敷地内における水路の適正な位置、経路等を技術専門職員を交え、十分検討しながら施工していきたいとの答弁でありました。

 次に、減量推進費の地域美化推進事業において、不法投棄されたごみの回収頻度、また投棄常習者に対する警察とのタイアップについて質疑があり、10月から12月までの3カ月間、旧萩市内を週2回、そのほか6地域を週1回巡回しながら、投棄されたごみを回収する計画である。萩市では「きれいな萩おまかせいど」などボランティアによる美化活動が盛んに行われており、これまでも投棄されたごみを調べ、ごみの中に犯人を特定するものが見つかった場合、厳しく指導するとともに、常習者や投棄量が大掛かりな者については、警察と連携して厳重な対処を行っている。今後も悪質な者については、厳しく対応するとの答弁であります。

 次に、農業振興費の水稲育苗施設整備事業について、具体的な育苗ハウスの構造・棟数、また当施設の候補用地が弥富グラウンドとのことから、地域内の農地を利用した用地確保はできないかとの質疑があり、構造は軽量鉄骨で、棟数については建設場所の形状、日照条件等から未定であるが、面積的には6,000平米が必要である。

 用地については、当事業の事業主体がJAあぶらんど萩であり、協議検討を重ねたところであるが、自給率の向上・農地保全の観点から、また経済対策に伴う補助事業の効果の面から、造成費用は非補助であり、追加投資の増加により苗代等、農業者負担に転嫁されることも想定され、農地利用は回避したいとのことです。

 続いて委員から、施設整備は地域としても願望するところではあるが、地域のコミュニティーの場である教育施設の利用については賛成できないとの意見がありました。

 また他の委員からは、観点を変えて、弥富グラウンド以外の候補地の有無について質疑があり、事業主体のJAあぶらんど萩としては、第一候補地として弥富グラウンドを挙げているが、地域の合意ができない場合は、むつみ地域の旧高俣小中グラウンドを検討しているとの説明を受け、候補地の容易な場所での協議を進める方向での意見も出たところです。

 今後の方向性として、近々弥富地域において地域住民を対象とした全体的な意見集約が予定されているところであり、これを受けてJAあぶらんど萩から候補地の方向性について報告があるとの説明を受けたところです。

 次に、道路維持費の除雪車購入について、概要と運用形態について説明を求めたところ、当事業については合併後初めてのケースであり、現在各地域の除雪作業は、旧萩・川上地域が業者委託、むつみ地域・旭地域が市所有の除雪車による直営、須佐・福栄地域が市所有除雪車による業者委託としているが、今回は、福栄地域の更新とあわせ、田万川地域に排土板を装着する6人乗りトラックを各1台購入し、貸与による業者委託を行い、除雪作業の効率を図りたいとのことでした。

 次に、住宅管理費の市営住宅解体事業において、耐用年数を経過したものの中にも、十分な維持管理により引き続き供用可能なものがあると思われることから、解体基準及び以後の対応について説明を求めたところ、基本的には耐用年数を経過しているものは、改修費等、維持管理経費に多額の費用を要すること、また突風等による飛散により、周辺への被害も想定されることから、解体していきたい。戸数の減少については、現在市営住宅無田ヶ原口団地市営住宅団地を整備中であり、これにより補充など検討していくとの説明でした。

 これに対し委員から、古い住宅でも補修費用も安価なものもある。また公共下水道も整備されている地区については、十分な維持管理のもとに存続する方向での意見があり、入居者の居住意思も尊重しながら逐次補修を加えつつ、適切な管理をしていきたいとの答弁がありました。

 次に、小学校教育振興費の地域ぐるみの学校安全体制整備事業について、スクールガードリーダー3人の選出基準及び職務内容について説明を求めたところ、地域に精通しておられる方や、PTA活動の経験をお持ちの方で学校の様子を知っている方にお願いしたい。また職務については、児童に対する安全教育、保護者への啓発活動等、年間計画を立て活動していただくとともに実績についての報告書を提出していただくとの説明です。

 委員からは、確実な事業効果を図る観点から、教育委員会とも十分な連携のもとに進められたいとの意見がありました。

 また、当事業に関連して、通学路の危険箇所に対する対応状況について説明を求めたところ、毎年リストアップしながら現地確認を行い、関係部局と協議しながら改善できるところから対処しているとの説明であります。

 委員から、該当する道路管理者の確認等について、十分調整されたいとの意見がありました。

 また、小学校教育振興費の学校情報通信技術環境整備事業について、スクールニューディール構想の一つである学校施設のICT化を推進するため、デジタルテレビ、電子黒板、校務用コンピュータの整備を進めるとともに、校内LANを構築し、わかりやすい授業、情報活用能力の育成を図るとの説明を受け、委員から、電子黒板・校内LANと子供たちの教育の関係について質疑があり、授業において情報機器を使う教育は重要であるとの説明がありました。

 次に、生涯学習費の無職少年等相談支援強化事業において、今年度までの対応の状況と事業の概要について説明を求めたところ、現在、萩ユースふれあいスペース事業で中学校卒業後の青少年を対象に学習支援、就職支援などの自立支援を実施している。今回はこれを充実する観点から、NPO法人である「町・人・夢づくりのみち草舎」に委託して行うこととしており、新たに2人を雇用していただき、自立支援の強化を図りたいとのことであります。

 委員から対象が若年層であり、適切かつ充実した学習指導により就職につながるよう積極的に進められたいとの意見がありました。

 以上審査の経過でありますが、特に委員長報告に付すべき意見として、農地費の土地改良事業で実施されるオオカナダモの除去に関し、河川管理者が山口県であることから、事業終了後も継続的かつ積極的な対応を図られるよう要望されたい。

 農業振興費の水稲育苗施設整備事業に伴う施設候補地の選定が、現時点において流動的であることから、他の事業も含め、予算計上については、事業の十分な裏づけに努めるとともに、地域住民の合意形成にも十分配慮されたい。

 さらに、今回の補正予算は萩市の景気浮揚・雇用対策に早急に対応すべきものであることから、議決後においては速やかに事業着手されるとともに、地元業者の積極的な活用にも努められたい旨の意見がありました。

 採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。

 次に、議案第98号萩市携帯電話等エリア整備事業分担金徴収条例についてであります。

 これは、携帯電話等エリア整備事業により整備する基地局施設を使用する電気通信事業者から分担金を徴収するため、条例を制定するものであります。

 採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。

 次に、議案第99号辺地に係る公共的施設の総合整備計画の変更についてであります。

 これは、見島本村辺地、相島辺地、木間辺地に係る公共的施設の総合整備計画の変更について、市議会の議決を求めるものであります。

 採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。

 次に、議案第100号財産の取得についてです。

 これは、35メートル級はしご付消防自動車を買い入れることについて、市議会の議決を求めるものであります。

 委員から、入札の経緯について詳細な説明を求め、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。

 以上で報告を終わります。



 以上、報告を終わります。





○議長(青木賢次君) 総務委員長の報告は終わりました。

 次に、教育民生委員長の報告を求めます。28番、横山秀二議員。

  〔教育民生委員長 横山秀二君登壇〕





◆28番(横山秀二君) 本当に長い間大雨が続きました。各地で被災されました皆さんへ、深くお見舞いを申し上げます。また当地でも人災はないにしても、被災されました方もいらっしゃると思います。心かお見舞いを申し上げます。早い復旧を望むものであります。

 それでは、教育民生委員会に付託されました議案第97号平成21年度萩市病院事業会計補正予算(第3号)について、審査の経過及び結果を御報告申し上げます。

 今回の補正は、医療機器等の購入に係る経費の計上で、資本的収支の収入額を1,990万円増額し、補正後の総額を3億1,931万4,000円、支出額を1,995万2,000円増額し、補正後の総額を3億9,632万円とし、不足する額7,700万6,000円を過年度分損益勘定留保資金により補てんするものであります。

 購入予定の医療機器は、臨床用ポリグラフの更新とDPC(診療群分類別包括評価)請求用医事端末であります。

 臨床用ポリグラフについては、当初、修理による対応としていたところであるが、修理不能と判明したことにより更新するもので、医事端末については、本年7月よりDPC対象病院へ移行したことに伴い、入院医療費の計算方法が変更となり、事務だけでなく医師や看護師も全国の平均的な入院期間や出来高請求との違い等を把握することにより、業務を精緻化する必要があり、そのための端末用パソコンの増設であります。

 審査では、委員よりDPCへの移行に伴い、入院医療費の計算方法が変更されたことによる患者負担への影響及び支払窓口での混乱の有無、さらには制度変更による医療費抑制等への懸念について質疑が交わされました。

 これに対し、DPCは急性期入院医療の包括支払制度とも言われ、一定の基準を満たした病院が認定されるもので、全国の一般病院における病床数割合では、一般病床の半数近くを占める状況になりつつあり、急性期医療を担う病院での移行が進んでいる。

 入院医療費の総額は、同じ病名であっても治療内容、入院日数等によって単純に比較できず、これまでの「出来高払い」よりも高かったり、安かったりすることはあるものの、大学病院等を初めとする数年間の試行実績もあり、患者負担の増大に直結するということではない。

 支払窓口での混乱については、予定入院の場合は事前に説明し、救急入院の場合には病状の落ち着いた時点で、あるいは家族に説明するといった対応をとっており、これまでのところトラブルは生じていない。

 さらに、制度変更による医療費抑制等への指摘に関し、本制度の本来の目的は、医療の標準化にあり、質の向上を図るとともに、効率的で効果的な急性期医療を提供するのが狙いである。結果として、平均在院日数の短縮や患者負担の減少など、もろもろの観点から、総合的に評価されるべきものなどの答弁を受けたところであります。

 採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。

 以上で報告を終わります。





○議長(青木賢次君) 教育民生委員長の報告は終わりました。

 次に、経済建設委員長の報告を求めます。27番、横山賢治議員。

  〔経済建設委員長 横山賢治君登壇〕





◆27番(横山賢治君) 経済建設員会に付託されました議案2件について、審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。

 まず、議案第95号平成21年度萩市簡易水道事業特別会計補正予算(第3号)については、国の「経済危機対策臨時交付金」を活用し、老朽化した簡易水道施設等の更新・耐震化を推進することについて、管路を含めた水道施設の診断・更新計画策定のための基礎調査を行うものであります。

 今回の補正では、来年度以降に実施予定の須佐地域を除く各総合事務所管内24の水道施設についての調査業務が予算計上されたもので、歳入歳出それぞれ2,500万円を追加し、予算の総額を3億5,941万円とするものであります。

 採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。

 次に、議案第96号平成21年度萩市特定環境保全公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)については、同様に国の「経済危機対策臨時交付金」を活用した事業であり、須佐地域「青葉台地区公共下水道」の管渠内調査を行うための予算計上であります。なお、管渠内調査に基づき、改修方法の検討等を行い、「管きょ長寿命化計画」を策定して、平成22年度以降に「下水道長寿命化支援制度」を利用し、国からの補助を受けながら管渠の改修を行うものであります。

 歳入歳出それぞれ1,050万円を追加し、予算の総額を1億333万1,000円とするものであります。

 採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。

 以上で報告を終わります。





○議長(青木賢次君) 経済建設委員長の報告は終わりました。

 以上をもちまして、各委員長の報告は終わりました。

 これより各委員長に対する質疑を行います。

 まず、総務委員長に対する質疑を行います。質疑はありませんか。(「質疑なし」と呼ぶ者あり)質疑なしと認めます。

 次に、教育民生委員長に対する質疑を行います。質疑はありませんか。(「質疑なし」と呼ぶ者あり)質疑なしと認めます。

 次に、経済建設委員長に対する質疑を行います。質疑はありませんか。(「質疑なし」と呼ぶ者あり)質疑なしと認めます。

 以上で、各委員長の報告に対する質疑を終わります。

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△討論





○議長(青木賢次君) これより討論を行います。通告が2件提出されておりますので、順次発言を許します。

 まず、議案第94号に関し、賛成の立場から24番、宮内議員の発言を許します。24番、宮内議員。

  〔24番 宮内欣二君登壇〕





◆24番(宮内欣二君) 一般会計補正予算(第4号)に賛成することを、まず表明します。

 本予算は19億7,186万1,000円を追加し、総額329億1,793万9,000円とするものであります。大型の補正が続き、今年度予算は2008年度補正の繰り越しも合わせると、過去最大規模の予算となっております。

 今回、国が経済危機対策として補正予算を組んだことから、地方自治体に財源が回っています。しかし、これは自公政府の断末魔における究極の予算ばらまきであり、衆議院選挙をにらんだものという性格は否めません。これらのつけが、将来消費税増税に結びつけられたとしたら、国民はたまったものではありません。

 地球温暖化対策、少子高齢化社会への対応、安全・安心の実現、その他将来に向けた地域の実情に応じるきめ細やかな施策の実施を名目に、今回事業が示されています。しかしながら、いろいろ考えてみると、もろ手を挙げて賛成というわけにもいかないものもあります。例えばよく見ると、政府の言う地球温暖化対策で、自動車の買いかえ。こうした場合、補助や減税、これを行われますけれども、結局それは、自動車会社と自動車を買いかえることのできる人に限られているように思います。経済危機対策で一番救わなければならないというところには、回ってこないのではないか。ばらまきでありながら。ばらまくところが、また大企業中心では、国民の厳しい批判は避けられないのではないでしょうか。ここに自公政府の限界が見えています。

 さらに、1年限りという事業もありますし、また公共投資、臨時交付金事業では、補助内示もなく、事業の内容や計画もしっかり詰まっていないものにも予算が含まれています。今回は緊急で、特別の状況ということがあり、今予算化しないとほかにとられるという、そういうことが言われています。しかし、それにしても、余りにも拙速で問題を感じています。

 ですから、予算全体には賛成するんですけれども、政府のそういうばらまきの性格。そういうものについて、財源のあり方については、認めるものではありません。

 しかしながら、配分されたものは地域の活性化に役立て、雇用の創出、そして市民の暮らしを豊かにするために役立てなければならないと思っています。

 今回萩市には、経済危機臨時交付金が、限度額10億7,864万8,000円見込まれています。これにあわせて公共投資、臨時交付金、緊急雇用創出事業臨時特例交付金活用の基金事業、県を通じたものも合わせて経済危機対策として、財源を示されました。19億7,000万円にも上る事業が、これらを使って行われます。細かいものもまで含め、たくさんの事業がありますので、総務委員長の報告もありましたので、私は主なものだけに言及したいと思います。

 今回の補正予算で最大の見島総合センター建設費は、約4億円です。木間地区へのケーブルテレビ拡大、相島地区ブロードバンド化、川上(江舟)・むつみ(二反田)・福栄(栗原)への携帯電話不感地域解消事業に3億4,000万円など、本当に大きな予算から、小さなものまで、離島から周辺部へも配分されています。

 これらは地域の住民にとっては、望まれたものであり、本当に住民の暮らしを支えるという点で賛成できるものです。しかしながら、これだけたくさん離島や周辺部に事業があるということは、裏を返せば周辺部の課題が山積みになって、持ち越されてきていたということではないでしょうか。今後もこんな臨時的な財源の入るときだけでなく、しっかりと周辺部や離島、こういうところへの配意をもって、バランスのよい事業実施を求めるものであります。

 また今回、乳幼児、一人親世帯の医療費助成、福祉医療制度の医療負担を県にかわって無料にする予算が、おくればせながらも計上されていることは、広く市民の求めに応じたものとして歓迎するものです。賛成理由の大きな一つです。

 今、日本共産党は、国の制度として、乳幼児医療費の助成制度を設けるように求めています。また合わせて、75歳以上の後期高齢者医療制度を廃止し、75歳以上の方の医療費の負担を無料にすることも政策に掲げているところです。自治体においても、さらにその努力をして、この事業の拡大をしていただきたいと、このように求めるものであります。

 今回、農林水産業に力を入れるという市長の方針のあらわれがあります。その一つが、ふるさと回帰応援事業ではないでしょうか。農山村漁村担い手確保緊急対策事業として、銘打って進められます。今の農業、農村に担い手をつくり、活性化するためには、本当に必要なことだと思っています。そのためには、所得補償制度、そして価格保障制度、これが鍵になると思います。

 今回はふるさとに帰ってきた人に限定し、金額も十分とはいえませんけれど、その方向に向けた一歩として、私は高く評価したいと思っています。所得補償とあわせて価格保障制度も、もう一つの鍵だと思います。例えば米の値段。生産者価格が1俵3万円すれば、何の補助金もいらない。いくらでも後継者は育つといわれています。所得補償と価格保障と組み合わせて、農家の経営を安定させる取り組みこそ、最優先に考えていく必要があるのではないでしょうか。大規模農家や法人、団体に対象を限定する。そのような農政を続けていっても、食糧の安定供給、安全性の確保、これはおぼつかないでしょうし、また農村を維持することもできないでしょう。ぜひ価格保障制度、所得補償制度の充実を求めるものであります。

 もう一つ、賛成討論ではありますが、農業施設への補助金について述べたいと思います。

 農協が実施主体の施設整備の補助は、いずれ各農家への経営に役立つことになるので、必要なことだと思っています。しかし、行政は十分に考えないと、問題を引き起こす可能性があるということを指摘したいと思います。

 水稲育苗施設整備事業は、国の補正予算や公共投資臨時交付金を使った公立補助事業です。計算しますと、公共投資臨時交付金のもとになる国からのものも含めると、87%、これが国からの財源です。市は3%、農協は2割という負担です。

 先に述べた公共投資臨時交付金もあわせてですが、国の補助、これが十分に見込めるのかどうか、非常に不確かな事業であります。そういう事業に市の予算をつけるのは、非常に危険だと思います。また、この施設の建設用地として、萩市は市の遊休地の活用を示していました。ところが第一候補に挙がったのは、弥富グラウンドでした。これは農協弥富支所から、金融窓口をのけ、続いて育苗施設も廃止するというのは、何としても避けたいということから、農協が弥富へという方針を出しています。地域の皆さんも歓迎しています。

 しかし弥富グラウンドというのは、遊休地ではありません。実際に小学生から高齢者まで使っています。イベントもやっています。災害時などの非常時には、どうしても確保しておかなければならない、唯一の広い面積を持ったものです。社会教育施設としての行政財産です。ここに農協とはいえ、民間団体の経済活動の施設をつくるということは、本来許されることではありません。

 ところが市長は、地元の結論に従うと言われました。私は、地元住民の考えや、意志を尊重する姿勢、これは基本的に賛成しています。しかし、その前に判断すべきこともあるのではないかと思います。社会教育の責任者である市長が、いきなり地元の結論に従うというのは、問題があると思います。その点、総務委員会で示された文化スポーツ振興部長の姿勢はまっとうなものでありました。現に社会教育施設として指定をされ、活動している人がいるものをなくすことはできません。なくすということであれば、どこかにほかのところを求めなければなりません。このように言われました。これが私は社会教育にあずかる責任を持つ人の言葉だと思います。行政が社会教育施設をほかのところに求めるぐらいなら、農協がほかのところに、農協こそが自らその施設の用地を求めるのが筋です。ですから、どう考えても弥富グラウンドでなければ、育苗センターは建てませんというのは、農協の方針に大きな間違いがあったと私は思います。

 今回の場合は、萩市は市の遊休地と指定しているわけですから、遊休地ではないところはだめだよとはっきり言うべきではなかったでしょうか。ましてや社会教育施設は論外です。農協が農地をつぶしたくないというのはわかりますけれど、社会教育施設をつぶしてもよいというのは全く道理にかないません。そのことをはっきり言わない市長は、どうかしちょったんじゃないかなと私は思います。

 今回、25日に農協が開いた会合での結論は、社会教育施設は地域に確保すべきだというものでありました。住民の良識が示されたと思います。せかしてせかして、本当に強引にことが運ばれました。住民の手で何とかおさまったものの、大きく混乱し、地域が割れてしまうのではないかというような不安でいっぱいでありました。まあこれはど大きな無理をしてまで、何かを求める人がいるというのは、それほど過疎の村が苦しんでいる証拠ではないでしょうか。弥富だけではありません。市内の農山漁村は、多かれ少なかれ同じ状況だと思います。こんなことが起きないように、市長も実情をよく把握され、行政としての間違いのない姿勢で、しっかりと地域を支援する体制をとっていただくよう求めるものであります。それが今回のことに対する市長の責任のとり方であると思います。

 なお、今回、私は委員会での態度を間違えました。あの時点で賛成することはいけませんでした。賛否を保留し、その場でその賛否を明らかにすべきでありました。今は社会教育施設として残すべきだという、地元の意向がはっきりしていますので、予算の採決に参加することができます。本当に地元の皆さんの良識ある判断に感謝するものであります。

 最後に今回、19億7,000万円もの大型補正予算であります。もしこの予算が可決されるならば、この予算にかかわる事業が、真に萩市の活性化、雇用の確保、市民の暮らしを助けるものとなるように、十分に配慮した執行になるようにお願いいたしまして、私の賛成討論といたします。





○議長(青木賢次君) 宮内議員の討論は終わりました。

 次に、議案第94号に関し、賛成の立場から23番、丸田議員の発言を許します。23番、丸田議員。

  〔23番 丸田勘次君登壇〕





◆23番(丸田勘次君) 議案第94号一般会計補正予算(第4号)について、賛成の立場から意見を申し上げます。

 今回の補正予算は、4月に国が定めた経済対策危機情報に国に補正予算に計上された経済危機対策臨時交付金や、公共投資臨時交付金に積極的に活用するもので、歳入歳出予算に過去最高規模並みの19億7,186万1,000円を追加するものであります。

 補正予算の内容については、補正予算の概要や、総務委員会で各所管課から詳細な説明を受け、慎重に審議を行いました。この討論では、私が賛成に至った審議の内容の一部について、申し述べたいと思います。

 経済危機対策臨時交付金は、地方自治体の裁量性の高い交付金となっているところでございます。それを財源として実施する主な事業としては、まず、幼児のための施策として、児童遊園の老朽化した遊具の補修更新により、子供が安心して遊ぶことができる環境づくりや、保育園の空調設備の整備及び園児用トイレの一部洋式化による保育環境の改善事業。また当市の中核産業の一つである農業水産業の振興では、新たに農業や水産業へ就業する方々を、経済的に支援して後継者を確保しようとする補助金制度の創設。就農者を住居の面から支援しながら、集落の自治機能を維持強化しようとする田万川、むつみ、旭地域での、担い手定住促進住宅の追加整備。野猿による農林水産物の被害が深刻化しているため、新たに猿に特化した捕獲業務や、狩猟免許取得奨励による野猿被害防止対策の強化を図る事業。さらには当市の産業のもう一つの柱である観光の振興の面では、新たな観光の拠点をつくるため、阿武川ダム湖での観光遊覧船の運航を目指した事業。また教育の振興としては、わかりやすい授業のため、小中学校へのデジタルテレビ、電子黒板、公務用コンピュータの整備も計画されているところであります。その他市内各所の道路、河川の維持補修事業、消防力の強化を図るため、消防団の資機材を整備する事業、各種老朽化施設の解体や補修などの、安全・安心の実現に向けた事業など、将来に向けたきめ細かな事業が予定をされています。

 公共投資臨時交付金は、現在国において制度設計がなされている最中ですが、交付金枠の確保を通して、より有利に事業を実施できるように、また必要な工事期間を確保する必要上からも、早期に事業着手を行う必要がある事業について、中央省庁に直接確認をして予算を計上されたところであります。

 対象事業としては、情報格差是正にもつながる都市型ケーブルテレビのエリア拡大、離島におけるブロードバンド施設整備、及び携帯電話などの不感エリア解消のための施設整備事業、農業の振興としては、農協が計画している老朽化した2つの地域の育苗センターの集約化とあわせて、機能強化のための新たな育苗センターの整備を目指す事業に対しての経費の一部支援を行うもの。離島の振興事業として、見島総合センターが老朽化していることから、見島地区の地域振興のための基礎的な施設として、時代にあった住民に使いやすい施設として、移転新築しようとする事業などが計上されております。

 また、あえて苦言いたしますと、育苗センター整備事業は、事業主体が農協でもあり、市とて費用的な支援を行うものでありますが、その建設候補地とされる地元で、大いに議論が起こっていることが、委員会での質疑を通して紹介をされました。農協が事業主体とはいえ、市が支援する事業によって、地元を二分するような議論が起こっているのなら、受け入れが可能な次善な予定地があるとのことですので、建設予定地を変えて事業の実施を行うべきとの意見もありました。市が事業主体となるものではありませんが、いずれにいたしましても、建設用地の確定も含め、円滑な事業の執行が望まれるところであります。

 次に、去る6月議会の市長報告で表明されたとおりでありますが、県の医療福祉助成制度の改正に伴う一部負担金を、当面市費で負担するとされた事業の予算措置もなされています。市長の英断に深く感謝するものであります。

 その他、このような経済状況の中で、失業者のための緊急的な雇用創出事業、国の一次補正に伴う各分野にわたる補助事業など、国の施策を積極的に活用し、経済危機に対応しようとする姿勢がはっきりと確認できる予算となっております。

 この討論の中で紹介した事業は、今回の補正予算額の一部に過ぎませんが、配付されました補正予算の概要をご覧いただけますとおわかりのように、予定される事業の種類及びその事業の対象者、事業を実施する地域等、まさに乳幼児から高齢者まで、すべての世代、すべての業種の方々、市内の全域にあまねく力を与える補正予算となっております。

 また、執行部の冒頭の説明では、経済危機対策臨時交付金の対象事業は、事業実施に当たっては、地元の事業者の受注機会について最大限に配慮するとされていることがあり、この点からも、現下の市の経済状況の中では、経済界にも好影響が期待できるものであります。公共投資臨時交付金については、市の財政に大きな利点を及ぼす事業であります。その交付金を確保するためには、事業の精査、調整が必要なものもありますが、100年に1度の経済危機対策への概要という大きな趣旨からも、交付金の確保による事業の実施こそ、何より重要であることが理解でき、それに向けて多大な尽力をされていることが理解をされます。関係者の御努力に敬意を表するものであります。

 議員各位におかれましては、経済危機対策への対応する補正予算、何よりも迅速性が求められる補正予算という点を御理解いただき、本補正予算の成立に賛成賜りますようお願いを申し上げますとともに、事業の性格上、執行部におかれては、今回の災害復旧事業や、20年度からの繰越事業等も重なり、その事業量は膨大なものと推察をされます。市役所全体での英知と人的パワーを結集され、効率的に集約、結集をされ、早期に事業の執行に着手されますよう、あわせてお願いを申しあげまして、私の賛成討論といたします。





○議長(青木賢次君) 丸田議員の討論は終わりました。

 以上で、討論を終了いたします。

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△表決





○議長(青木賢次君) これより採決を行います。

 まず、議案第94号平成21年度萩市一般会計補正予算(第4号)に対する委員長の報告は原案可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。

  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕





○議長(青木賢次君) 御異議なしと認めます。よって、議案第94号は委員長の報告のとおり可決されました。

 次に、議案第95号平成21年度萩市簡易水道事業特別会計補正予算(第3号)に対する委員長の報告は原案可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。

  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕





○議長(青木賢次君) 御異議なしと認めます。よって、議案第95号は委員長の報告のとおり可決されました。

 次に、議案第96号平成21年度萩市特定環境保全公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)に対する委員長の報告は原案可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。

  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕





○議長(青木賢次君) 御異議なしと認めます。よって、議案第96号は委員長の報告のとおり可決されました。

 次に、議案第97号平成21年度萩市病院事業会計補正予算(第3号)に対する委員長の報告は原案可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。

  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕





○議長(青木賢次君) 御異議なしと認めます。よって、議案第97号は委員長の報告のとおり可決されました。

 次に、議案第98号萩市携帯電話等エリア整備事業分担金徴収条例に対する委員長の報告は原案可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。

  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕





○議長(青木賢次君) 御異議なしと認めます。よって、議案第98号は委員長の報告のとおり可決されました。

 次に、議案第99号辺地に係る公共的施設の総合整備計画の変更についてに対する委員長の報告は原案可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。

  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕





○議長(青木賢次君) 御異議なしと認めます。よって、議案第99号は委員長の報告のとおり可決されました。

 次に、議案第100号財産の取得についてに対する委員長の報告は原案可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。

  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕





○議長(青木賢次君) 御異議なしと認めます。よって、議案第100号は委員長の報告のとおり可決されました。

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△日程第3 閉会中の継続審査について





○議長(青木賢次君) 日程第3、閉会中の継続審査についてを議題といたします。

 経済建設委員長より、会議規則第104条の規定により、お手元に配付のとおり閉会中の継続調査の申し出がありました。お諮りいたします。委員長からの申し出のとおり、当該事件を閉会中の継続審査事件とすることに御異議ありませんか。

  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕





○議長(青木賢次君) 御異議なしと認めます。よって委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続審査事件とすることに決しました。





○議長(青木賢次君) 以上をもちまして、本臨時会の議事はすべて終了いたしました。

 これをもちまして、平成21年萩市議会7月臨時会を閉会いたします。

     午後 2時53分閉会



 地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。



  平成21年7月27日



   萩市議会議 長  青 木 賢 次



       議 員  松 尾 義 人



       議 員  丸 田 勘 次