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山口県 萩市

平成21年 6月定例会 06月16日−04号




平成21年 6月定例会 − 06月16日−04号







平成21年 6月定例会



                平成21年6月



            萩市議会定例会会議録(第4号)



                議事日程第4号



         平成21年6月16日(火曜日)午前10時開議





第1 会議録署名議員の指名

第2 一般質問

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〇本日の会議に付した事件

日程第1 会議録署名議員の指名

日程第2 一般質問

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〇出席議員(29名)

       1番  大 村 赳 夫 君

       2番  岡   通 夫 君

       3番  長 岡 肇太郎 君

       4番  松 尾 義 人 君

       5番  井 関   稔 君

       6番  江 原 任 子 君

       7番  近 江 郁 宣 君

       8番  木 村 靖 枝 君

       9番  小 茅   稔 君

      10番  小 林 正 史 君

      11番  斉 藤 眞 治 君

      12番  左 野 忠 良 君

      13番  柴 田 保 央 君

      14番  杉 山 浩 司 君

      15番  世 良 眞名夫 君

      16番  田 中   良 君

      17番  坪 井   豊 君

      18番  中 村 洋 一 君

      19番  西 島 孝 一 君

      20番  西 元   勇 君

      21番  平 田 啓 一 君

      22番  藤 田 克 弘 君

      23番  丸 田 勘 次 君

      24番  宮 内 欣 二 君

      25番  守 永 忠 世 君

      26番  欠       員

      27番  横 山 賢 治 君

      28番  横 山 秀 二 君

      29番  尾 木 武 夫 君

      30番  青 木 賢 次 君

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〇説明のため出席した者

 市長        野 村 興 兒 君

 副市長       瀧 口 治 昭 君

 教育長       岩 崎   肇 君

 総務部長      中 村 敏 雄 君

 総務部理事     迫 村 高 志 君

 総合政策部長    湯 本 重 男 君

 文化・スポーツ振興部長

           美 原 喜 大 君

 市民部長      田 邊   信 君

 保健福祉部長    藤 田   擴 君

 農林水産部長    大 田 直 志 君

 農林水産部理事   貞 光 一 成 君

 商工観光部長    松 原 純 二 君

 土木建築部長    岡 本   隆 君

 歴史まちづくり部長 伊 藤 富 之 君

 上下水道部長    桑 原 榮 治 君

 会計管理者     山 中 伸 彦 君

 教育委員会事務局長 槌 田 郁 利 君

 消防本部消防長   米 原 祥 三 君

 総務課長      田 中   裕 君

 財政課長      杉 山 寛 校 君

 企画課長      弘 中   保 君

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〇事務局出席者

 事務局長      三 原 正 光 君

 副局長       藤 岡 敏 彦 君

 次長        奥 山   明 君

 次長補佐      浜 村 祥 一 君

 調査係長      須 郷   嘉 君

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     午前10時02分開会





○議長(青木賢次君) これより本日の会議を開きます。

 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。

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△日程第1 会議録署名議員の指名





○議長(青木賢次君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。

 会議録署名議員に、14番、杉山議員、28番、横山秀二議員を指名いたします。

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△日程第2 一般質問





○議長(青木賢次君) 日程第2、これより一般質問を行います。

 それでは、質問順位6番、岡議員。2番、岡議員。

  〔2番 岡 通夫君登壇〕





◆2番(岡通夫君) 皆さん、おはようございます。一般質問、中日最初の質問席に立たせていただきます。2番、政和会に所属しております岡通夫でございます。

 事前にお願いをしております、中山間地域活性化に関連する萩市政について、お伺いいたします。

 私の質問の内容からいたしまして、第2質問は今回は考えて今のところおりません。これからの萩市政、あるいは農政の取り組みや考えを明確に宣言していただくことを期待いたしまして、質問に入りたいと思います。

 過疎対策はこれからが本番である。このような地域の意気込みの中にありますが、今いずこの農村漁村など、中山間地域は秋の夕暮れの感じがする、だれかがこのようなことを言われました。約700平方キロメートルの広大な新萩市は、中山間地域も多く、四季変転する大自然の豊かさや、美しさに反するかのように、地域は寂しさを募らせているように感じます。

 今から40年前より、いずれ迎えるであろう今日の少子高齢化を既に予想し、都市への急激な人口流出を食い止めるため、過疎地域対策緊急措置法が制定されました。その後10年ごとに、目的や名称を少しずつ変えながら新法が制定され、雇用の増大、人口定住の対策、地域の活性化政策が、国や自治体により実施されてきました。今の4代目過疎地域自立促進特別措置法も、来年これは時限立法でございます、3月末に期限を迎えるわけですが、ある資料によりますと、これまでの35年間で約7兆1,000億円の過疎債を発行し、そして自治体が補助金などで進めた過疎対策全体では、約76兆円が費やされたと記してあります。

 評価としては、基盤の整備などは、効果を見ていますが、一番の課題とされた過疎化は一向にとまらず、限界集落という嫌な言葉さえ生まれました。これまでいろいろと過疎対策の政策が続きましたが、期待の後継者対策は後退の一途の感じで、これからも昭和一桁世代の人々が、第一線で展開できる農業の実践態勢を築かなければならない地域情勢にあるのではないでしょうか。まあしかし、これまで時代の流れに沿って、それぞれに政策努力があったからこそ、多くの集落が限界に向かいつつもありますが、崩壊に至っていないと理解すべきとも考えます。

 今、地域挙げて新しい体制に向かうときにありますが、これまでを顧みたとき、果たしてどれだけの地域の我々が、みずからの手によって、自主性をもって必要な対策が積極的に展開されてきたのか、さらに行政の使命である、地域にあった振興が果たされてきたといえるだろうかという思いもいたします。

 このような反省に立って、新たな地域づくりの取り組みが、萩市の各地で始まっております。萩市には、JAの資料によりますと、平成21年3月31日現在、特定農業団体が29あることになっております。そして今年3月12日に開催されたJAあぶらんど萩特定農業団体協議会においても、農業の変革期を乗り越え、地域で営農を続けることにより、集落や地域が守れる、このような考え方に立って、それぞれの地域における役割を再整理し、将来ビジョンの検討に入っているところであります。

 総論としては、農林漁業を継続する手段は、地域全体の力を出し合う共存の力の結集に期待するしかないという認識にあると思われます。

 しかし、今なお続いている過疎対策のあらゆる政策が、40年間も続けられているにもかかわらず、柱である過疎化が一向にとまっていない実情は、今農業や地域指導者などのリーダーは、目標や計画樹立に当たり、大きな不安を抱いているところでもあります。

 最近、日本経済の立て直しが掲げられ、一次産業に元気が出ないと国は滅びる、このような表現をもって、農業政策においては攻めの農業への転換の基軸ともいえる大まかな骨子が示されています。その内容の課題と思われることにつきまして、私なりにまとめてみますと、まず農業の再生対策では、水田のフル活用の促進が必要と言っています。しかし、目下の高齢者、農業体制で、どのように進めたらよいのか、営農を展開したらよいのか、国の再生予測にも示されていません。次に、今回の経済対策で、地域が求める農政の継続性、これはあるだろうか。予算内容から見ても、一過性のカンフル剤的な対応ばかりではないのかという感じがいたします。3つ目に、新しい米政策の見直しも論じられていますが、食糧自給率、カロリーベースで50%を目指し、さらに食糧備蓄量をふやすことも検討されております。これらが米価安定と、生産調整にどのように影響するだろうか。農地法改正は、地域においてどのような結果をもたらすか、これは疑問と不安を抱いておるところであります。5つ目に、中山間地域での直接支払制度の継続や、内容はどう示されるのか。法律に基づく恒久的な対応はできないものか。6つ目に、萩市の今後の耕作放棄地、復元の対応と活用はどのように考えられているのか。7つ目に、農業経営組織や、個人農業者、また地域づくりの集落指導体制はさらに強化されるのであろうか。あるいはこのままなのか。集落支援員制度も活かすことはできないのか。不安が残るわけであります。8番目に、国はこれからの個人や営農組織に対し、多くの支援策を示しています。これらを萩市はどのように仕分け、受け入れられるのでしょうか。まだまだ、取り急ぎという感じで、国は多くの農業改革や経済対策を示しています。我々は当然のことながら、これからの過疎対策に活用すべきと思っています。これらの国の政策に対し、萩市はどのように対応されるのかお伺いします。地域が自主性を持って新しい方向を求める指針は、国政より萩市政を基本としております。最初に申し上げましたが、これからの市政、あるいは農政に対する考えを、答弁というより、市民への宣言をという要領で期待をしておるところであります。

 それでは次に、郷土食材の完全米飯給食こそ、未来を担う子供たちの心と体力増強の原点である。こういう考えのもと、通告に基づき質問を続けます。

 全国小中学校米飯給食の目標回数が議論を呼んでいるようですが、文部科学省は、結局週4回とする目標を断念し、給食の現場の状況に押し切られた感じで、現状維持の週3回以上、以上がついたようであります、以上で調整されました。大きな理由は、パン食に比べ、現場の作業負担がふえるとか、炊飯設備がないとか、総合的に給食費が高くなるなどが理由となっています。子供の心身共に健やかな成長を願う、一番大事なことには触れられていません。

 食育基本法は2005年に成立したと、これは記憶しています。そして今回の改定、学校給食法の施行で、栄養面だけでなく食育も重視することが強調されております。同時に、地域の特色を生かした学校給食であること。具体的には、地元で生産された農林水産物を地域内の学校給食の食材として利用することを掲げており、さらに食育基本計画においても、米飯給食の普及・定着を図ることとなっております。このことは当然、週5回の目標と理解をしておるところでございます。

 食育基本計画では、2010年度までに地元農林産物の使用割合を、この地元というのは、県内を指しているものと思われます。現在食材ベースで、23%程度であるのを30%の目標としております。

 先般、萩市37校の小中学校の米飯給食の実施状況について教育委員会に伺ったところ、回数では週3回が19校で全体の51%、週4回が13校で35%、週4.5回が3校、週5回が小中各1校となっています。

 また、20年度の地元産食材の利用実績は、萩産を含む県内産食材の利用割合は49.4%で、そのうち郷土産品、いわゆる萩のものでありますが、これの利用割合は32.2%の実績となっています。37校、それぞれいろいろ事情もあると思いますが、全国や県下においても、平均以上の実績にあり、これまでの関係者の給食行政の努力は、高く評価されるところであります。

 ここで若干視点を変え、米飯給食について申し上げてみたいと思います。

 萩市37校の米飯給食平均回数は、週3.6回であります。私も日ごろ折に触れ、子供たちにパンと米飯の給食について聞いていますが、全員がパンより米御飯の方がよいと言っております。これは週5回の米飯を期待していると私は感じとっているところであります。

 先ほど、萩市の郷土産品食材の利用割合について申し上げました。郷土萩市で生産された主な野菜21品目の全生産量と、平均1世帯当たり、あるいは1人当たりの消費量をもとに試算された自給率は211%と示されております。米の自給率は282%と示されております。これら試算から見ても、県下においても、非常に高い農業生産地萩市であることを示しております。また、水産関係においても、農産物以上の高い自給率と推定されます。

 それでは、次の3点についてお伺いいたします。

 食材の計画的、あるいは安定的な供給体制と、同時に食材の調達体制の確立は課題と思われますが、萩市の生産量ベースの自給率からいたしますと、学校給食等の食材は、全量萩市産で賄うべきではないでしょうか。これらに対してどのようにお考えかお伺いいたします。

 次に、週5回の米飯給食実施に対する設備や、給食経費について考えをお伺いします。

 次に、3点目に、米飯給食をさらにふやすことは、食育や体力増強の面だけでなく、国家的課題への食糧自給率につながるわけですが、萩市の考えをお伺いします。

 以上、1回目の質問といたします。





○議長(青木賢次君) 市長。

  〔市長 野村興兒君登壇〕





◎市長(野村興兒君) ただいま岡議員から、現下の農業問題についての諸課題について、大変基本問題も含めた点、そしてまた地元の問題といたしまして給食との関連、お尋ねをされました。

 今、農業の関係は毎日の新聞を、かなりいろんな意味でにぎわしております。先般4月17日に、この農政改革関係閣僚会議というのが開かれました。これはまさに日本の農業は今からどうするか、農政改革という言葉を使っているわけです。こういった言葉一つからわかりますように、まさに今当面しているこの課題、生産調整の問題、あるいは耕作放棄地の問題、あるいは後継者の問題、もろもろの多くの課題を今農業は抱えてきております。

 今、岡議員は中山間地域の活性化という観点でお話をされましたが、この萩市は大部分、これは中山間地であります。その多くのその中山間地のほ場におきましては、多くの公的資金を投入いたしました立派なほ場とされたこの農地がたくさんあるわけでありまして、ある意味で山口県の中におきまして、最大級の農業生産基地であります。

 こういった観点から考えましても、今議員が何か秋の夕暮れ、たそがれの姿をというふうに表現をされましたが、しかし、確かに今の高齢化と後継者難と、そしてまた猫の目のように変わる農業政策、こういったことを思いをいたしますと、今岡議員の御指摘もむべなるかなとこういうふうに思います。

 思いますが、まあしかし一方で間もなく到来する世界の食糧危機、これは識者はだれも共通の認識として持っているわけであります。まして今、インドや中国や大国、いわゆる今までずっとこの発展途上国として取り扱われてきた、これらの多数の人口を擁しますところのこれらの国々が、まさに今成長過程に入ってきた。そしてまた、この農業の生産量というのは、食糧の生産量というのは、これは一定でありますから、当然ここでミスマッチが出てくるだろう。これはだれも識者は予測しているわけであります。そういった中で、そういう食糧危機が目前に控えているそういう中で一体どう対応していくのかということを、今我々は課題として突きつけられているわけであります。

 そういう中で、農政改革ということを今国は言っているわけでありますが、なかなか議論は進みません。進みませんが、しかし時は次第に流れていくわけでありますから、この大変なものであります。そういう中で今、八つの論点について今御質問をいただいたわけであります。

 我々はこの戦後の中で、戦後焦土と化した我が国の中でですね、食糧危機というのを既に経験しているわけでして、そのときにその農業生産というのはどんなに大事かということは、身にしみてわかっているはずであります。その後の農地改革というものは、まさにこの生産者と耕作者、耕作者みずからが農地を所有するという、世界でも初めての試みを立法化したわけであります。こういったことが今逆にいろんな意味で制約になっている。こういう議論もあるわけであります。そういった戦後のこの農地改革も含め、戦後の食糧難の時代に農業は非常に国策として大事にされました。

 もう一つ時代をさかのぼって、農業が大変この見直された。農業対策について国が大変力を入れた時期がもう1回ありました。これは昭和4年、1929年、今から80年前のあの世界恐慌のときであります。このときに、東北地方を中心といたしまして、農村は大変な疲弊の状況に陥ったわけであります。これは日本の存続にもかかわる。まあこういう話でありました。当時の政府は、この農業、農村地域の救済策、こういったことであらゆる手を打ってまいります。その片鱗は今でも残っているわけであります。山口県の防府にあります農業大学校は、そのときに創設されました。次代を担う若いこのスタッフ、農業スタッフを育成をしよう。まあこういったことでずっとそれ以来続いているわけであります。まあそういったようなこと。

 この時代の流れの中で、二つの今戦後の時期、そしてまたあの大恐慌の時期。しかもいずれも農業を大事にしないと大変なことになる。こういったことを実は我が国の歴史の中でちゃんとこの残っているわけであります。今まさに同じような状況にあるんではないかと、こういうふうな思いを持っています。

 とにかく、この今たそがれのような姿ということをおっしゃいましたが、見方を変えればこれは欠くべからざる、代替することができない、かけがえのない一つの広大な財産だと、こういうふうにもとらえられるんですね。そういうふうな財産としてのこの今の中山間の広大な農地を、しっかり受けとめていくべきだろう。そうしなければまさに、これは今まで歴史が示してきたように、我が国の存続そのものにもかかわり合いが出てくるだろうとこのように思うわけであります。

 いろんな形で今議論がされております。生産調整のお話も、なんか選択制とかいろんな話がありましたが、結局最後は今のこの何もよくわからないような形になっておりますが、しかし国民的議論の中で、しっかり方向性を見出そう。これが今農水省の提言であります。

 そういう中で、八つのお尋ねをいただきました。一つは農業再生産、再生対策の中で、今水田フル活用。水田をしっかり活用しよう。まあこういうふうな施策を今国が出しておりますが、それが今の高齢者の大多数占める農業体制のもとで、どのように進められるのかというお尋ねであります。

 水田の今4割は大豆、飼料作物や野菜作物の転作や、作付のない保全管理水田、こういうふうな形になっているわけであります。とにかくこの転作に不向きな水田、不作付地こういったものを、大豆や米粉向けの米を生産する、まあそういった水田を最大限活用しよう。そして食糧自給率を高めよう、まあこういうふうな形で今いろいろ策が練られています。

 まあ今回作付支援といたしまして、国は米粉、飼料米、10アール当たり5万5,000円を出すとこういう話になっていたわけですが、今回の補正対応でそれにさらに加算をいたしまして、この5万5,000円を8万円に、そしてまた大豆、飼料作物は今3万5,000円という話でありましたが、これに対して加算をしまして6万円。そういった意味での支援を行うということを決定してるわけであります。あぶらんど萩農協では、聞きますと今年3ヘクタール、ヒノヒカリ、県下全体では6ヘクタールと聞いておりますが、米粉仕向の作付を開始をしたと、このように聞いておるところであります。このあたりも、それぞれの農協単位で、いろんな形で話でおりていると思いますが、そういうふうなことも含めて、いま一つの経済戦略として具体的な支援が行われようとしているわけであります。

 とにかく、この畑作で野菜などの耕作はなかなか高齢化している現状からいたしますと難しい面がございますが、水稲ならば機械化によります今のいろんな形での対応ができるんではなかろうか、こういうふうな思いも持っております。この労力不足、こういったものにも対応する中で、何とか水田フル活用、こういった策がこの功を奏しますように願うものであります。

 2番目に、この今回の経済対策は、地域が求める農業継続性の観点から大丈夫なのか。たまたまの一過性に終わるんではないかというお話であります。こういう御意見、もっともだと思いますが、まあ要はこのいろんな形で展開をされております経済対策であります。今回は一つはやはり景気の回復というところにも力点がございました。この担い手の規模が拡大する、そういう拡大させるために農地の出し手、借り手、こういう観点から最長5年間交付されますところの交付金が、この対策として出されております。農地の出し手、要するに小規模農家であり、あるいは高齢の農家の場合が多いと思いますが、そういう農地を貸し、あるいは出される、まあそういったところへの交付金は10ヘクタールに1万5,000円ということで、最長5年間の手当がされる。こういうふうなことも今施策としてございます。具体的にこれがどういうふうに展開をするか、私どもも詳しいことはまだ見通しが立ちませんけど、一つの大きな力になっていくだろうとこういうふうに思います。

 3番目に、この新しい米政策の見直しの中で、食糧自給率向上、食糧備蓄率の増加、こういったことが言われているけれども、これが米価安定と米の生産調整にどういうふうにかかってくるのかと、こういうふうな話しであります。もし生産調整を、減反政策をやめたとしらどうなるか。これは新聞等でも大体的に報道されていましたが、農水省の試算によりますと、10年後で今1万8,000台の米の価格が、1万4,600、現状を維持した場合ですね、もし廃止した場合は9,700円台になるとこういう話でありました。この10年後でそういうふうな姿になる。だからこそこの生産調整は必要なんだと、これが農水省の主張でございます。まあしかし、一般的に論ずれば、米価が仮に下落するとすれば、多くの農業生産者の方々は米づくりから撤退されるだろう。こういうふうに十分に考えられるわけであります。

 まあそういうふうな中、いろんな議論がございました。この6月9日に骨太の方針2009ということで議論が行われましたが、生産調整については特に農水省、特に農水大臣が大変熱心だったんでありますが、途中の段階ではこの選択性もっていう話もございましたが、結局生産調整見直しへの具体的な策は盛り込まれておりません。生産調整の選択制ということも議論にもなりましたけれども、表現にはなっていないわけであります。ある意味では土地利用の農業は、農政の問題点の縮図である。関連施策を国民的議論を経て見直す必要がある。そしてその中で生産調整の問題点を整理する。これが実は先般の閣僚会議のこの説明でありました。

 したがってかなりトーンダウンしております。要は国民的議論の中で、生産調整のことも議論しようじゃないかというところに落ち着いておりますので、現時点では生産調整、この直ちにどうこうという話にはならないかと思いますが、一つの大きな課題として議論されるべきことではないかと思います。

 4番目に、この農地法の改正がどういうふうな影響をもたらすか。これも大変であります。先ほど申しましたように、今回農地を含めました関連4法案の改正がございました。これはまさに戦後の農地法、農地についてまさにいうなれば、平成の農地改革であります。なかなかこの一般的には気づかれませんが、戦後我が国が行いました農地改革は、世界での初めての実験でありました。要はこの耕作者みずからが農地を所有する。これは他の国では見られない、一つの大きな原理であります。こういったものに実は戦後60年余りの農政は支えられてきたわけであります。

 まあこれを今回農地法の改正によりまして、この農地の効率的な利用促進に努めるということで、所有権などを持つものが適正に利用するような責務規定を受けました。これは大きな変化であります。とにかく国内の食糧供給力を強化するという一つの目的のために、農地の転用、貸借についての規制の見直し、利用集積を図り、農地を最大限有効利用できるよう、農地を含む関連4法案の改正を行ったということであります。

 まあこういった中で、いろんな小さい微に入り細に入りいろんな規定がございます。例えば今まで不許可だった、許可不要だったもの、例えば病院や学校の公共施設を設置するための農地転用は、これが知事等の協議をする仕組みをつくったとか、この適正利用を前提に、農業生産法人以外でも一定の要件を満たせば、この貸借が認められる。農地の貸借が認められる。あるいは所有者が判明しない耕作放棄地については、申請があれば知事判断で利活用できる仕組みをつくった。こういったことも今までにない話であります。これをとっても、いずれも大変な一つの大きな改革であります。こういう自作農主義から、耕作者主義、こういったところに大きく舵取りをしていった今回の改正は、これはある意味では大きな影響を与えてくるだろうとこういうふうに思います。まあ具体的にどういうふうな展開になってくるのかわかりませんが、いずれにいたしましても、この利用ができる、しやすくなる、それであきらめて耕作放棄地になることは何とか防ごうというのが、この改正にあらわれているわけであります。何とか私どももできる限り、この趣旨に即した形でお手伝いができればとこういうふうに思います。

 5番目に、中山間直接払制度の継続ということについてお話をいただきました。そしてこれが恒久的対応ができないか。この中山間直接支払制度、まさにこれは今までの価格制度、農業にずっと今までやられましたこの米麦価のいろんな価格によるところの、いろんなテコ入れ、こういったものから、あるいは農家に直接この支払いを行うということの一つの大きな政策転換のあらわれの一つの施策であります。まあこれはいろんな形で初めてのことでありましたから、平成12年から第1期、そして今は第2期目を迎えておりまして、この21年度に一応第2期を終了するわけであります。議員御懸念のように、次はどうなるのかというのが、全国の声でありますので、これは全国市長会におきましても、中間支払、これの制度は大変このそれぞれの地域でうまく活用いただいている。だから残すべきだと、こういった議論をずっとやってきております。

 今、この20年度実績を申し上げますが、165の地域で協定区といたしまして、2,447ヘクタールが対象となって、3億300万のこの支払いが行われております。まあ金額はわずかでございますが、それぞれいろんな工夫をし、この畦畔の草刈りとか、農道用水路、排水路の維持管理とか、共同利用施設の機能向上、補修とか、いろんな有害鳥獣の対策とか、いろんなことでこういったこの中山間地支払制度によるこの資金を活用いただいております。そして山口県は、交付金のうち個人配分は50%以下にするという大原則をつくっておりますので、共同利用ということを中心に考えていっていただいているわけであります。

 まあ現在この事業効果についての検証評価を行われまして、次期対策のあり方、これが議論をされているわけでありますが、私どももこの制度を今後も維持するように、この市長会を通じまして、強く要請していきたいと思います。議会もぜひ、この制度維持について御協賛をいただきまして、何らかのアクションを起こしていただきますようによろしくお願いいたしたいと思います。

 6番目の萩市におきます、今後の耕作放棄地の地元活用はいかに考えられているか。これも大変な大きな問題であります。全国で大変耕作放棄地が出てるわけですが、今この萩市におきましては、農業センサスの考え方でありますが、三つの区分をしております。区分1、これは草刈り等行うことによって直ちに耕作することが可能な土地、まあ放棄をされてるけれどもまあ何とか手を入れれば、これが実に50ヘクタールあります。区分2といたしましては、基盤整備をして農業利用すべき土地、これが69ヘクタール。この両者合わせまして119ヘクタールでありますが、これだけでも大変なものであります。そして3番目の区分3といたしましては、森林原野化して、もう農地への復元が困難な土地、これが273ヘクタールございまして、合わせまして全部でこの392ヘクタールございます。

 こういったものを今からどう考えていくかという話でございますが、さっき言いました区分1、区分2を何か中心にという思いはありますけれども、今現在この耕作放棄地を活用しよう、防止をしようと、山口県におきまして、山口県型の放牧推進ということで、いろいろ努力をいただいております。萩市内においてもそういう努力をいただいていますが。もう一つは飼料作物の栽培をそういったところでやっていこうていうようなこと。

 そしてまた、この中山間地をさっきお話しました直接支払のそういったものによっていろんな防止策をとるとか、農地水環境保全向上対策によって、防止策をとる、こういったこともあわせまして考えていこうとしてるわけであります。そしてこの今からいろんな意味で復旧が不可能な耕作放棄地につきましても、放牧や里山休耕林地にするとか、そういったいろんな工夫ができるんではないだろうか、こういったことも含めて今から耕作放棄地対策をですね、私どもも一生懸命やっていきたいと思います。

 御承知のとおり、農林行政というのは、国が大きな一つの施策をつくりまして、そしてそれを執行する中心は、県に予算と権限が大半のものがございます。なかなか市までですね及ばない。こういった嫌いはございますが、市もJAとともにですね、力を合わせていろんな努力をしていきたいと思います。

 それから7番目に、この地域づくり、特に特に農業経営組織、集落営農等ございますが、そういったケース、個人農業者、また地域づくりの指導体制、こういったことについて今からどう考えられるのか、こういうお尋ねがございました。

 要は、市、県、JAの担い手代表で組織いたしますあぶらんど萩の担い手育成の総合支援協議会、こういったものがございますが、ここで今担い手、アクションサポートっていう事業が展開されています。これは一例でありますが、とにかくそれぞれの地域で、このリーダーをしっかり構築をいただく。これがそれぞれの集落営農を含めたいろんなそれぞれの地域の問題の成否を握る一つの大きなポイントになろうかと思います。

 最後に8番目に、この国は今法人あるいは特定農業団体に対し支援策を示したのが、萩市においてはどのような対応をするのかとこういう話であります。

 担い手のいろんなニーズ、こういったものを把握する中で、このいろいろお話を聞く中で、機械リース事業や農地視察事業、こういったものの対応可能な事業に対して情報提供や相談活動を行う、まあこういうふうにいっておりますけれども、とにかく特定農業団体、県内におきましてこの集落営農は、もっとも実は進んでおるのはこの萩市の農業であります。したがいまして、これは市としてもできる限りのことを今から考えていきたいと思います。また具体的な御提案等をお聞きしながら、わずかな予算でありますけれども、対応等も考えていきたいと思います。

 農業問題は、まさに今中心の課題でありますので、十分お答えができませんでしたが、とにかく国も県も、あるいはJAも今あわせて大変な御議論をいただいておるわけであります。萩市ももちろん、この福栄にありました農林部をこの旧萩市内に持ってまいりました。そして林政課とともにですね、水産とともに、あるいは農業委員会とともに、同じ庁舎にまとめまして、とにかく本気で今からこの取り組んでいこう、こういうふうなこの意志を示しているわけでして、どうかいろんな形で議会におかれましても、ぜひ御協賛をいただきまして、現下の一番大きな課題、農業問題、これについてこの御議論賜りますようによろしくお願いいたします。

 2番目の学校給食であります。学校給食について3点お尋ねがありました。

 一つは、この学校給食の食材を萩市産で賄うことはできないか、賄うべきではないか、こういう御視点であります。

 今農産物、この給食で使われている食材の関係で言いますと、小麦を除きますとすべて実は市内で生産されております。おりますが、しかしこのそれぞれ通年、1年間を通じまして生産、あるいは供給はなかなか困難なものもあるわけであります。出荷されている時期なら供給は可能である、こういうことでありますが。

 実は学校給食の食材を購入する立場の皆さんと実は協議を始めました。始めてわかったことでありますが、購入する立場の皆さんは、この食材の旬の時期を余りよく御存じなかった。今スーパーマーケットに行けば、イチゴは年がら年中買える。あるいはトマトも年がら年中ある。こういうような発想であります。そうではなくて、この地域として食材として使うからには、旬の時期は一体いつなのか、いつ一番値段が安くて、かつ一番おいしいのか。こういったことをしっかり学んでほしい。こういったことから今始めているわけです。これはいろんな意味で効果が出てきております。この購入の担当者のみなさんも、いろんな勉強を今始めていただいております。遅すぎるんじゃないかと、こういう声もあるかもしれませんが、このとにかく地産地消という観点で言いますと、学校給食ほど象徴的に取り上げられるものはないわけでありますので、地元食材の利用を拡大していこう、まあこういうことであります。

 先ほど自給率のお話をされました。自給率は、消費とまあそれから生産量の関係を比であらわしたものでありますが、100%未満のものもございますけれども、まあそういった旬の時期をうまく活用すれば、あるいは代替品のものもあるわけでありますから、基本的にはもう少し拡大ができるはずだ。こういうふうに思います。

 この農業関係のものについて、とにかく旬のものを地元産材として、食材として使うということ、これを今教育委員会の方にもお願いをしてるわけでありますから、できる限りそういったことで対応していきたいと思います。

 なお実は、こういう議論の中でわかったことでありますが、例えば先般、アジの日というのがありました。アジの日に、このJF、漁業の皆さんが実はいろいろ施設に配られます。福祉の施設には配られますが、余り小学校にアジを配られたっていう話を聞きません。なぜかといいますと、今の文科省の要するに給食の安全基準、そういったことでですね、なかなかこのややこしいんでありまして、生の魚を調理するような仕組みというのはなかなか認められない。厳しい規制がある。しかし、この水産のまちであってですね、そこの子供たちがアジの料理を食べれない、直接的にですね。そこで調理室ではさばけないということ。これはさばくためには、いろんな意味でですね、このシンクといいますか、いろんな意味での整備をした環境が必要なんでありますが、そういうようなことも今回わかりましたんで、そういったこともできるかできないか。島嶼部の場合はそういったようなことも含めてですね、考えてもいいんじゃないか。そういった意味で、もしこの設備の拡充が必要であれば、まあそういったこともいとわない。こういうようなことも一つ議論をしていかなれければならないと思います。農産物はできるけれども、水産加工物は一たん加工業者に持って行って、加工されて初めて給食に使われる。これでは少しという感じもします。そういったようなこともわかりました。いろんな形でこの議論をしていきたいと思います。

 そしてこの2番目に、米飯給食の週5回の実施ができないか。こういうことであります。先ほどるる御説明がございました。

 今萩市内で週5日をやっていただいておりますのは、むつみの共同調理場。4.5、田万川、4、須佐でございます。これは上位3地域であります。そしてあとは、川上、見島、大島、相島、木間、これは4日であります。残るところはすべて3日であります。これはいろんな過去、歴史的な経緯がございますので、一概にこれは言うことはできません。紫福小学校、福川小学校、福栄中学校はいずれも3日であります。

 これはそれぞれの合併する前からのいろんな経緯がございまして、パンの供給、戦後実は学校給食はパンから始まったんですね。ガーディオワ・エロワの援助がパンだったんで、脱脂粉乳だったんですね。そこから始まりました。そして給食は、関連事業者はパンの製造業者、こういった方々が深くかかわりあいを持ってこられたわけであります。学校給食のために設備投資をされた。こういったこともございました。そういうようなことから、なかなか今もう米だといって、パンをすべてある日突然やめたというわけにはなかなかいかない。こういった調整が必要だろう。

 そして今それぞれの経費がどのぐらいかかるかという話もございました。自校炊飯の場合は、これはそういった意味で自賄いできます。そしてあとこれをふやしていくことになれば、調理員の負担が一つふえるとか、そういった体制を整えれば済むわけでありますが、委託炊飯の場合は、これはかなり値段が高くなっておりますので、こういった意味でこのパンから委託炊飯に変えますと、かなりそういった負担がふえて、給食費の増をもたらす可能性もある。まあいろんな問題あります。まあしたがって、これは時間をちょっとかけてやらなければいけない。自校炊飯で簡単に変えることができるという判断があれば、御指摘のようにですね、これはしっかり出していきたいと思います。

 あれだけ文科省が、農水省が頑張ってですね、5日ということを表現しようとしたけれども、岡議員が先ほど御指摘ございましたように、表現が結局ああいう形で、3日以上という表現になった。そこはそういういろんな歴史的経緯も含めて議論があるわけでございますので、そういったこといろんなこと、協議、協調もやっていかなければならないわけでございますので、まあそういったことを一つ一つ今から考えていきたいと思うわけであります。

 まあちなみに、嗜好調査も教育委員会の方でやられているようでありまして、米飯給食を好む児童生徒数64%、パン給食を好む児童生徒36%。こういう数字が出ています。どういう形で調査が行われたか十分承知をしておりませんが、資料にこういう数字が載っております。したがって言いたいことは、週5日制、こういったことに努力はしていきますけれども、この現時点で直ちに移行するというのはなかなか難しい。一つ一つの問題を解決していくということになろうかと思いますが、一つの課題として考えさせていただきたいと思います。できるだけ早く、この1日でも米飯給食をふやすことができないか、そういう問題意識を今回御指摘をいただきましたように、十分持ちました。

 3番目に、米飯給食をふやすことがこの食糧自給率につながってくると考えるけれどもどうかという話でありますが、恐らく今御指摘のように、そういったこのことにつながっていくだろうというふうに思います。

 この食糧自給率の問題っていうのは、なかなか多面的な多角的な観点から議論をしなければならないわけでありますが、こういう米の消費拡大ということが、実はいろんな意味で、この今農政改革の話を発展されましたけれども、いろんなものに実は絡みあってくるわけであります。

 この米の水田フル活用事業。これはそういった一つ米粉のための米、こういったものも今つくるということになっておりますから、この一つの妥協策といいますか、中間的な策といたしましては、米粉パンというものの普及というものも、一つの施策としてはあるのかもしれません。そういうようなことも含めて、一つの解決課題として考えていきたいと思います。

 非常に多岐にわたって、十分なお答えができませんけれども、今の農政の問題、御指摘いただきましたことは十分この踏まえまして、今後の市政に反映をさせていきたいとも考えています。

 ありがとうございました。





○議長(青木賢次君) 2番、岡議員。





◆2番(岡通夫君) 過疎対策については、質問しませんとこういうふうなことも申し上げましたけれども、1点だけちょっと大事な問題であります。

 実は7番目の指導体制の問題であります。地域によってはですね、もう補助金というより、逆に補助人というようなこと、言えば集落支援員の制度を十分活用したですね、指導体制をとっておるわけであります。この辺についてはですね、しっかりと指導体制の強化についてしっかりと取り組んでいただく必要があろうかと。今29ある特定農業団体、このあたりは非常にこう迷いがあるわけであります。迷いもいろいろな迷いということで、細かくは申しませんが、そのようなことでひとつ密接なですね、いろいろな問題があるわけでありますが、細かい問題があるわけであります。集落支援体制といいますか、そういうものが必要と。特に今までは、行政は箱物をつくって終わりと。光を当てる仕組みがまあこれから必要ではないかと。この辺も指導体制の中に含んでくるのではなかろうか。まあひとつ、この辺もしっかりと市としての考えで対応をお願いすることができたらと思います。

 この件について答弁をいただきたいと思います。





○議長(青木賢次君) 市長。





◎市長(野村興兒君) 集落営農等におきますこのいろんな支援体制、まあ私ども先ほどお答えしましたが、リーダー、指導者という観点でありましたが、今岡議員がおっしゃっているのは、恐らくこの支援要員といいますか、スタッフ、こういったことも含めてのお話かと思います。

 集落営農しているけれども、そこで実際問題として多くの農地の、例えばこの畦畔の雑草取りとか、あるいはその田植えとか稲刈りとか、そのあたりの実際の稼働部隊がどうかという話でありますが、こういったことは例えば今、各農業団体が横断的に農薬を散布するヘリコプターの関係はかなりそれぞれの団体をまたがってこの作業に従事をいただいております。

 こういったようなことも含めて、例えばこのいろんな作業を受委託をしていただく。単なる集落営農に限らず、この集落営農で非常にお困りのところに支援をするとか、そういったようなことも含めた何か対応できないか。今このいろんな農業公社的な運営をされているところもございますけれども、そういったもの、応援隊、そういったようなことも含めて考えていかなければ、今高齢化をしていくそのそれぞれの地域、そして集落営農されておっても集落営農の構成員自体がかなり高齢化をされている。まあこういったことも含めますと、そこにどうしても若い力をどうやって入れていくか、こういったことに尽きるかと思います。

 担い手の問題と、そういった集落営農の中のスタッフ、あるいはそういう集落営農をまたぐ横断的な意味の支援体制、そういったことも含めて農協や県とともに十分協議をしてまいりたいと思います。一番大きな課題だと思っております。





○議長(青木賢次君) 岡議員の質問は終わりました。

 ここで10分間休憩いたします。

     午前11時00分休憩

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     午前11時15分再開





○議長(青木賢次君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。

 続いて、質問順位7番、柴田保央議員。13番、柴田議員。

  〔13番 柴田保央君登壇〕





◆13番(柴田保央君) 議長から質問許可をいただきましたので、ただいまから一般質問をさせていただきます。

 先ほど、岡議員が質問に立たれまして、重複する質問があろうかというふうに思いますが、思いは同じでありますので、御容赦をいただきまして、質問をさせていただきたいと思います。

 市長は常々、合併して広くなった地域の大部分が、中山間地であり、最大の課題として、第一次産業をどうするか。また、萩は観光で生きており、今後どうするかも課題であると言われておるが、私も同感であります。今回は農林業振興について、道路行政について2点の項目について質問をいたします。

 本来、産業振興については、その生産者、あるいは生産者団体が創意工夫しながら普及啓蒙に努め、振興すべきと思いますが、今、中山間地域において、自助努力で解決する力がないのが現状であります。そこで、大局的な見地から、行政に期待するものであり、今回、市の対応について問うものであります。

 まず、農林業振興についてでありますが、農業、林業の環境整備、地産地消について現況を紹介しながら、質問をいたします。

 今年は、平年に比べ、雨不足にたたられ、一部では水稲の植えつけ等、難儀をされた地域もあったと聞きましたが、今、中山間地域では、ほぼ田植えも終了し、水面に早苗が青く色映えておるのが現状であります。しかしながら、その一角に、荒廃した水田、畑地が多数見られます。いわゆる耕作放棄地であります。

 全国の遊休農地は埼玉県土に当たる38万6,000ヘクタールであると聞いたことがあります。国は補正予算を組んで、この解消に当たっています。

 萩市の現況につきましては、総経営耕地面積4,280ヘクタールに対し、区分別には先ほど、岡議員の質問に対して、市長報告があったとおりでありますので、割愛させていただきますが、いずれにしても、合計面積が393.3ヘクタール。実に約9パーセントに当たります。このうち、不在地主が持っておられる土地が7.2ヘクタールであります。原因は、後継者不足等、いろいろあろうかと思いますが、この対策をとらないで放置すれば、集落崩壊につながりかねないと思います。私は原野化し、復元不可能な土地。特に山際の土地については、市が作耕費、水田ですから水が上には浮いてますので、水を掘る事業や苗木代の一部を助成して、シイタケ原木に要するクヌギ造林あるいは、シキビ、サカキ等の植栽地、ユズの樹園地等、これらを推進し、里山造成を図ってはどうかと思います。そうすれば、鳥獣被害を軽減する、いわゆる山と農地の緩衝地帯になると思います。一例を述べましたが、この問題に対する市長の御所見をお尋ねいたします。

 次に、地元産品の地産地消についてお尋ねをいたします。

 萩市には多くの農産物があります。私の地元でも100円市場があり、関係者の御努力によりまして活況を呈しておりますことは、大変喜ばしいことだと思います。今、学校給食用の供給量につきましては、先ほど御紹介がありましたように、49.5%。そのうち、地元産は32.2%だと聞きましたが、年間145万人が訪れる萩市において、観光客、宿泊客に供せられる地元産品はいかほどでしょうか。地元で生産されながら、他の産地から入ってくる産物が多いのではないでしょうか。ここは行政が音頭を取って、ホテル、旅館等の商業者の皆さん、あるいは農産物生産者との連携を図ってみたらどうでしょうか。種々問題はあろうかと思いますが、コミュニケーションを取りながら、地域発展につながることを願うものであり、そのための施策、例えば、需要にこたえる出荷協議会の充実。必要なら加工施設の建設等、助成するお考えがあるか御所見をお願いいたします。

 次に、林業について、同様の質問をさせていただきます。

 森は多面的機能を持ち、豊かな水源や環境づくりに役立ち、地球温暖化の原因となる二酸化炭素を吸収し、地球環境の保全にもつながります。

 今、萩市の森林を見ますと、かつて、松の美林であったところが、松くい虫に汚染され、無残に枯死した残木が点在し、ところの沿線では、通行に支障をきたす状態にあり、しかも森林がやぶ化しつつあります。広大な面積でありますので、全部は無理だとしても、重点的に松くい虫の跡地、処理が必要です。

 また、人手不足等、種々の問題で放置された森林、あるいは伐採後放置された森林等、その機能を失った森林が各地にあります。本来、森は海の恋人と言われるほどであり、地球環境上機能維持が大切であると思います。これらについて、どのように対処されるかお尋ねをいたします。私は、山林の複層林化を図る必要があると思います。杉の植栽地で伐期齢を過ぎた比較的搬出コストがかからない山林は、皆抜ではなく択抜を施し、下層木にクヌギ等の広葉樹を植栽し、森林の健全化を図るべきだと思いますが、いかがでしょうか。

 萩市には5万6,626ヘクタールの森林があり、内人工林率46%の2万5,803ヘクタールが戦後、営々として植栽された結果として残っています。しかも標準伐期齢に達したものが1万6,807ヘクタールで、材積が922万8,000立米。これは木造の一戸あたりの使用量を80から100立米といたしても、相当の財産であります。萩市が所有する山林が、9,289ヘクタールで、標準伐期齢に達した人工林は、杉が658ヘクタール。材積にして、49万6,000立米。ヒノキ、406ヘクタール。18万7,000立米を含め、3,173ヘクタールで、131万4,000立米の蓄積があります。長い材価の低迷により、林業に閉塞感が漂っています。今、国を挙げて国産品の推進。間伐、道網整備等が行われております。先人が築いた資源は、有効活用しなければいけません。現在の市況については、価格において、昭和50年から60年代に比べ、往時の5分の1。出荷量は4分の1であり、市内の業者が落札されるのは30から40%であり、大半は九州、広島、鳥取方面の業者が落札され、合板等に加工製品化され、再び地元に戻ってホームセンター等で販売されておるのが実情であります。

 原木に比べ、製品は、往時に比べても価格は変わりません。今まで多大な投資した財産が、他地域に流出して、宝の持ちぐされです。市内に地元産を販売できる拠点をつくり、林業の活性化を図るお考えはないかお尋ねをいたします。

 公共事業については、地元産を標榜されていますが、図書館、児童館に使用される木材使用量はいくらでしょうか。学校等を含めた公共施設に私有林活用を含め、地元産を多く使い、完成後は生産地の写真等を掲示し、もっと地元産のよさ、木材のよさを子供たちに広く市民の皆さんにアピールする必要があると思います。

 次に、地域間連絡道路の整備についてお尋ねをいたします。今回は、あらゆる産業の経済流通、社会資本整備の道路網の構築整備の観点からお聞きをいたします。現在、本市の第一次産業の現状は、担い手、後継者不足等、多くの課題を抱えていますが、地元産をよりスピーディーに消費地に届け、消費拡大に努めるべきであろうかと思います。

 まず、山陰道における萩東道路の情勢と、萩津和野線の改良につき、その取り組みについてお尋ねをいたします。道路財源が一般財源化されるなか、国も県も厳しい財源環境の下、現在、高規格幹線道路萩三隅線、地域高規格道路萩小郡道路の事業が取り組まれ、高速ネットワークの構築に鋭意努力をされているところであります。市長は、萩三隅道路の萩インターチェンジのところから、直角に曲がり、市街地に車が入ってくるので、先線である、萩東道路の整備については、萩市にとって重要課題であり、命運がかかっていると言われ、各関係機関に必要性について訴えられ、要望活動を展開されておることは承知しているところであります。その延長の、福栄むつみ地域、阿東町、津和野町につながる地域間連絡道路である県道萩津和野線に交差することが予想されるなか、アクセス道路として活用されるであろうこの道路の現状はよく市長も認識されておろうかと思いますが、萩市街地から、むつみ地域間2車線化をされていますが、一部狭隘で線形不良などがあり、大型車、バスの離合が困難なところもあります。中の倉如意ヶ嶽間、福栄地域の黒川榎屋地区など、地元代表者とともに、今年1月市長に、2月には萩土木建築事務所に改善要望、実情を訴えたところであります。道路は、地方にとって特に中山間地を抱える萩市にとって、観光、経済の流通、緊急輸送路など、最も基本的な公共施設であり、重要な課題であり、道路の整備は時間も要しますし、財源も必要です。今後の、萩東道路の情勢と、地域間連絡道である萩津和野線の取り組みについて、期成同盟会の会長でもある市長の御所見をお聞きいたします。

 次に、県道萩吉部下線についてお尋ねをいたします。この線には、むつみ地域と福栄地域の紫福地区の間の地域間連絡道であり、以前は、狭隘で離合も困難でありましたが、平成8年ごろから、両地区から改良がなされ、むつみ地域は平成18年度に完了したところであります。福栄地域も平成19年度までに一部未改良区間を残し、併用がされています。しかし、未改良区間には、農産物集出荷場があり、両地域から農産物の集出荷、バス路線、生活道路でもあり、多くの車両が通行し、また通学路でもあり子供たちの安心安全の観点からも、早期整備が必要であります。

 財政環境の厳しいなか、県事業ではありますが、最近聞きますところによりますと、少し明るいニュースも漏れ聞きますが、今後の萩市としての取り組みについて、市長の御所見をお尋ねいたしまして1回目の質問を終わります。





○議長(青木賢次君) 市長。

  〔市長 野村興兒君登壇〕





◎市長(野村興兒君) 柴田議員から、農林業振興についての問題。そしてまた道路の問題、2点お尋ねをいただきました。順次お答えをさせていただきます。

 最初の農業の話でございます。耕作放棄地、先ほど、岡議員からもこの、るる御質問いただいたわけでありますが、耕作放棄地の中で、特に里山にかかるような部分、まあこれについて具体的な、例えば、この山と、あるいは農地との間の緩衝地帯。こういったものが構成できないか。まあこういうことで、具体的な提案をいただきました。これは有害鳥獣のまあ被害防止対策にもつながるんだと、こういうことであります。作耕の費用とか、あるいは苗木代とかそういった助成も含めて、できないか。そして、何よりもこのシイタケの原木、この供給するクヌギ、あるいはこのクヌギの造林。そしてまた観点を変えれば、ユズというまあこういったものも川上地区ではですね、かなり確かにまあ棚田風なところにかなりこう並んであります。こういったことができないか。

 今、耕作放棄地の活用については、先ほど岡議員の質問にもお答えをいたしましたが、今、いろんな形で耕作放棄地の対応ということで、働いております。山口県は特に、山口県方式の放牧推進ということで、まあいろいろこの努力をいただいております。また、飼料作物がそこでつくれないか、こういう話であります。それに加えて、今、柴田議員からは、そういうこの緩衝地帯の里山形成ということで、この御提案をいただいたわけであります。具体的に一つはその、クヌギ、ナラということの広葉樹を植えてはどうか。これはまさによく言われておりますこの鳥獣被害対策のまあ中長期対策だと。要はそういったものが経済林にばっかりなってですね、なかなかこの鳥獣のまあ、このえさになる。そういったこのどんぐりを中心にした広葉樹がどんどんなくなってしまったことにあるんだと、こういう話であります。まあそういった観点も含めて、少しこの耕作放棄地への対策も兼ねてできないかということであります。

 それからもう一つ、ユズのこの植栽ができないか。まあこういったことをぜひどこかでですね、モデルでその地域が希望されるのであれば、何らかの支援をですね、このやることはそう難しい話ではありません。なかなか手を挙げていただくことがですね、それじゃあひと踏ん張りして頑張ろうという形で御提案をいただいて、その協議をさせていただければ、農林部もですね、今、スタッフも充実強化していますし、この対策等やる気満々でありますので、どうか具体的な提案をいただきますれば、モデル地区としてこの採択をしていきたい。こういうふうに思います。特にあの、ユズの話でありますが、川上の地域ではかなりこのユズができています。このユズでさえも実はサルの被害がですね、なかなかあるようでありますが、まあとげが守ってくれると、こういうこともありますけれども、なかなかサルもたくみでございまして、こういったようなこと、いろんなこと、まあ課題もございますけれども、せっかく、例えば川上がユズの里といってあれだけ全国に名をはしたんでありますが、今や川上みずから御指導いただきましたこの植栽等ですね、大変ノウハウを持っていらっしゃいますが、そういうこの教授をされた地域の方がむしろ生産地として有名になっております。せっかくこれだけのノウハウがあるわけでありますから、この福栄地域も含めて、この今、新市各地域でこの耕作放棄地がどんどんふえております。特にこの斜面になっている棚田についてはですね、かなりのものがあるわけでありますから、議員御指摘のように、とにかくこの新しいこの緩衝地帯、里山形成、これも一つの具体的な提案だろうと思いますので、十分対応を考えていきたいと思います。まさにむしろですね、柴田議員には、こういうところがモデルで手を挙げてるぞというふうな形で、この連携をいただきますれば、大変助かります。まあいずれにいたしましても、今、鳥獣被害対策はこのわざわざこの係までつくって今やっているわけでありまして、特にサルとの戦いは今、全面戦争になっております。3年間でとにかく一つの道筋をつけよう。まあこういうことであります。ロケット花火の演習からですね、いろんなことまでやっておりますので、まあしかし中長期からいえば、議員の御指摘のような、こういったことがまさに地に足のついた方策かもしれません。十分に考えさせていただきたいと思います。

 それから、2番目に、この地産地消という観点で、この観光客が、特に宿泊客が多いこの萩の地で、もう少しこの地産地消、地場産材、特に食材をですね、活用できないかという観点からお尋ねをいただきました。

 今、この農林担当といたしましては、地産地消の観点で、やまぐち食彩店ということを、今、これは県の事業でありますが、かなり萩が、実はウエートがございます。まあ、例えば、県産米を100%使っている、この食べ物屋さんでありますが、そういったようなこととか、いろんな条件があります。この県産の農水産物を使用した独自の地産地消料理を年間1品以上提供するということとかですね、常軌メニューは食材の量品目80%以上に。まあこういうふうなことで、しかも食材と産地名をわかりやすく表示する。まあこういうようなことで、今、26店舗加入をいただいております。飲食店23等々であります。まあこれはあくまでも県産米でありますから、本来萩からいいますとねえ。萩の米を使ってくれとこういう話であります。そしてまた、萩地域の販売協力店。そしてまた、販売協力専門店。こういった制度もあります。これは県の制度であります。もう少し萩独自のですね、萩のこの食材を使った、そういったような形で、この運動をしていきたいと思います。

 今、この萩にも新しい動きがございまして、例えば、御成道、田町の中にこの食材店ができました。これはあくまでも萩の各地域のですね、食材を集めた専門店であります。まあこういったことも今新しい試みとしてやられているわけであります。そしてまたホテルの中には、採りたて市場というようなことで、各地域、まあ福栄、むつみを中心にしたですね、いろんなところの食材、農産物を中心にし、あるいは水産物、あるいは水産加工物もそこに並べております。まあホテルのイメージからは少し違うこの新しいアプローチでありますが、そういう努力もされているわけであります。

 年末に実はこの平山台の皆さんから、アタゴという大きなナシがあります。冬場はなかなか果物もない。そういったときに、そういったものがせっかく萩に訪れる年末年始の観光客といいますか、年末年始をお過ごしになる方々にこの販売できないか。これは急だったんで、十分対応できませんでしたが、観光とか農林の関係皆、努力をいたしました。こういうようなことをですね、一つ一つ積み上げていくことだろうと思います。今、農林担当もいろんな形で努力をしておりますが、そういうふうなこのそれぞれ観光面におきましても、例えば、旅館やホテルのメニューに、これは萩産のものですよと。例えば、見蘭牛なんてのは必ず書いてありますね。まあこういう見蘭牛を使っているというようなこともですね、しっかりこのうたっていただきたい。まあこういう話であります。

 かつて、もう10年以上前になりますが、この萩の観光の食材という観点でいつも議論されていたのは、萩へ来て、朝のこの朝食で出てくるのは、ししゃもの干物、鮭のこの片身とかですね、そういう話でありまして、萩ではししゃもが取れるんですかといつも言われました。まあそれは冷やかしの話であります。今はそういうことはほとんどなくなりました。萩産のものをできるだけ使う。シラスをですね、この朝には出すとか、いろんな形で努力をいただいています。まあこういうようなことも、まあ相当年数かかりましたが、まだまだしかし、この旅館、ホテルによりましては、先般もアンケートを旅館共同組合が取ってくれました。萩の野菜等でどの程度使われているか。全く使われていないお店もございます。まあそういったことで、まあそれはいろんな事情があります。そのお店の経営で、主たるところの本店が実は他の県にあって、そこから全部まとめてお買いになると、こういう話でありますから、やむを得ない面もありますが、できる限り、地元萩、萩にこられた方は萩の食材を食べるということもひとつ、楽しみの一つでありますから、まあそういうようなこともですね、含めて少しこの観光協会とも、旅館協同組合とももう一度、これはもう何度もやってきておりますが、もう一度、きょう、こういう形でお尋ねをいただきましたので、しっかりこの協議をしていきたいと思います。

 もう一つ。この農商工連携的な御発想で、加工施設の建設がこのできないかとこういう話であります。このあたりについても、実は今までも既にこのもう古い話でありますが、もう17年度というと古くなりましたが、田万川の道の駅のあのユズキチや大豆、茶の加工する農産物加工場をつくってきております。平成21年度、今年度でありますが、この三見の明石の例の道の駅に目されてる地域で、これは加工直販の施設をつくることにしています。来年度には木間地区で農産物の加工施設をつくることになっております。

 そして今、ハピネス福栄での加工直販施設をこの検討してもらってはどうかと、こういうような御提案をいただいていますので、まあこれについては早急にですね、結論が出るように、今、ちょうどいろんな形での予算、国からの交付金もございますので、そういったものに乗れるかどうか、まあこういったことも含めて少し考えてみたいと思います。

 ハピネス福栄、道の駅でありますが、この100円市は大変機能しているみたいですが、あとの部分ももう少しですね、補強できないだろうか。まあこういうことでありますので、これについては一つの課題として、早急にですね、具体的な、特にもう地元の皆さんの声がですね、まとまってこうしてほしいという要望が具体化できればですね、私ども早く対応しますので、ぜひその仲介の労を取っていただければと、こういうふうに思うわけであります。

 いろんな意味で加工施設、まあこういったいろんなその食材は大変たくさんあるわけでありますから、そういった加工施設とともに直販施設ですね。加工だけやっても仕方がないんですね。直販施設と組み合わせるということであります。この田万川の場合も、これは加工施設でありますが、直販施設を一緒につくります。明石もそうであります。いずれも道の駅でありますので、道の駅で、この直販体制の中に、そういう加工品も売れるということでありますから、まあそういったことも一つこの展開ができれば、こういうふうに思っております。

 なお、地産地消は、先ほどいいました旅館、ホテルのみならず、例えば、福祉の施設。これは病院もありますし、高齢者施設もあります。こういったところで本当に地産地消を旬のものがですね、しっかり使えるように、消費いただきますように。あるいは、この保育園、幼稚園、こういったところの子供たち、学校給食とは実は管轄が違いますので、担当も違う。実は所管する省庁が違うと、その料理のさっき言いましたような、ややこしいこの規制も一方では、違った観点からやっている。まあこういうことであります。まあそういうふうないろんなこのそれぞれの業界、あるいは業種、例えば、お弁当屋さん。もうかなり実はそういう食材を今消費をいただいていますが、そういったところにも、できる限りその地元産材を使ってほしい。まあこういうふうなお願いをしていきたいと思います。

 そして、一番対応のこの販売をやっていただいております、量販店。スーパーマーケットでありますが、ここには県が県内産のですね、農産物ということで、やっておりますが、まあ萩の市民の皆さんを対象に、この事業をやっていただいております萩の量販店、スーパーマーケットには、ぜひですね、今かなり協力をいただいているところもございますが、全くこの萩のものが少ないというところもございます。まあそういったものもこれからこの地元の食材をある程度、この取ってほしい。まあこういうようなことでお願いをして歩こうと思っておりますので、またぜひ御協力をよろしくお願いします。

 実は、かつて、あの萩市民の皆さんの中で、例えば大島のブロッコリー、これは大変質の高い高価な値段がついたものでありますが、しかしだれも市民は知らない。こういう話でありました。そういう話がかなり今、伝わりまして、萩の青果市場に出してもらうようになりました。そして、今、量販店に並ぶようになりました。ほんこないだのことであります。最近のことでありますが、まあそういうようなことで、このいろんな形の議論がこの沸き起こって、そういうふうに市民の皆さんもですね、最近は大島のブロッコリーってこんなにすごいのかということを認識を始めました。たまげナスも共通であります。いろんな意味でですね、萩にあるいろんなこの名産品がちゃんと萩の市民もちゃんと味わえる。まあ共販でですね、大量にっていう話、この消費地に送りつける。これも大事でありますが、一方で市民の皆さんの食卓にものることができるような、そういう仕組みも考えなければいけない。これはやはり今の、この青果市場のこの取り扱い方針、これがかなり地産地消ということも頭に置きながら最近ですね、いろんな努力をいただいていることの成果であろう。こういうふうに思います。まあ今後とも、そういった意味で協議を重ねながら、地産地消がこの徹底しますように。そしてまた、この食材そのものをまた加工するような形のもの一次加工。まあいうなれば、農商工連携みたいなですね、ことのまあ部分的な対応でありますが、そういうようなことにも努力をしてまいりたいと思います。

 2番目には、この松くい虫の関係で、この松くい虫被害跡地の関係で、具体的に伐採跡地の、まあ対応ができないか、こういう話であります。まあ被害の状況はもう、申すまでもなく、これは大変なものでありまして、平成19年度の資料がありますが、被害区域面積が8,399ヘクタール。被害材積、木材の量でありますが9万8,736立米。かなりのものであります。こういったその被害の現状がありますけれども、実は枯れ木の処理、対応につきましては、その年に松くい虫によって枯れた木、これは当年木といいますか、これについては、この伐採駆除、伐倒駆除に対しましては、この補助金が出ますけれども、その過年木については、これは駆除の対象にならないということになっております。しかしながら、今、この森林所有者の皆さんに、国庫補助の事業、松くい虫被害跡地復旧造林事業というのがございますが、これは、このそれぞれの今、被害跡地に対しまして国も原則10分の4、まあ若干のかさ上げがありますが、それに県のこの付加がございまして10分の3。10分の7から10分の7以上のですね、この補助がございます。これはかなりの実は補助でございますが、しかしそれにもかかわらずなかなかこの手を挙げていただけない。民間の林業関係者の皆さん大変今、環境も悪いということで、新たな意味で投資をするといいますか、そういった意味で手を挙げて事業展開をするという、なかなか意欲のある方が少のうございます。で、このあたりについて、少しこの松くい虫の被害跡地復旧造林ということで、この啓蒙、啓発、またぜひ議会の関係の方々にも御理解をいただきまして、こういう制度があるが、何とか頑張っていただけないか、こういうことをお願いしていこうと思います。

 まあこうした中で、期待できる効果としましては、まあそういう公道周辺とか、公の道でありますが、あるいは集落周辺、まあこういった被害木を伐倒し除去しますと、そして、先ほどありましたようなこの里山の広葉樹、こういったようなことも含めて、自然再生林が形成できますれば、景観もよくなって野生動物のですね、まあそういった意味での出没をまああるいは和らげる、こういった効果もあろうかと思います。豊かな自然林の再生、こういったものにもつながっていくと思いますので、まあできるだけとにかく森林所有者、林業者の皆さんにですね、こういったこの制度があるということをできるだけ御努力をいただけないか。もう少し市が汗をかけっていう話が出てくるのかもしれませんが、そのあたりについてもこの協議をしてみたいと思いますが、何せ何も、このやっていただけないのが現状でありますので、まず啓蒙啓発から、まあそういったことでかかっていきたいと思います。

 それから、その次に、このまた具体的な提案でございますが、この今、ちょうどこの間伐、伐期に当たっておりますこの多くの戦後植栽をされました杉、ヒノキ経済林の関係で、間伐ではなくて、選伐的な択伐を推進して下層に広葉樹を植栽した複層林化ができないか、こういうことで御提案をいただきました。既にこの萩市には、森林整備計画というのを策定しておりますけれども、その中で、水源涵養機能等の維持増進森林、まあそういうふうな名称をつけておりますが、この複層林施業を推進すべき森林の区域を定めております。具体的にはそういう事業を展開をしておるところでありますが、なかなかまだまだ緒についたばかりでございます。複層林施業も造林補助事業の対象としておりますので、この阿武萩森林組合と連携して事業を推進していこうということであります。今までは経済林ただ一筋ということで、まあどこもかしこも杉とヒノキ。まあこれが今の花粉症につながっているんだという説もございますけども、いろんな意味でこの広葉樹もある意味ではこの自然の体系の中で、自然にこの植栽といいますか、この育っていくわけでありますから、まあそういった中でのこの位置づけもしっかり考えていかなければならない。こういう議員の御指摘でございます。十分考えていきたいと思います。

 それから、この3番目で、この市内の地元産材の販売拠点をつくって林業のこの振興につなげられないかと、そういう話であります。

 議員御指摘のように、かつてこの萩は、この木材の集散地でございました広く島根県からも、あるいはこの山口県のかなりこの中国山系のぎりぎりのところまで含めてですね、萩に木材を集め、そしてここから九州等にですね出荷をしておりました。今、まさに逆でございまして、この製品がですね、北の方からとかあるいは九州の方からどんどん来ます。大体一、二割安いわけでありますから、とても今、価格面では競争に、太刀打ちができない状況です。少しずつ今よくなっていますけれども。こういう状況の中で、まあ林業一体どうするんだという話でございますが、今、おっしゃっておりますように、販売拠点、これは萩のいろんなこの流通事業者、あるいは加工事業者、あるいはこの生産者、まあこういったところが集まりまして、ウッドシステム阿武萩というこの組織をつくっていただいておりますが、まあここに、まあある意味では期待を寄せているわけであります。私どもが今までこの公共的な施設、ここでは必ず地元産材を使う。これはその条件にしております。たとえそれがこの九州材に比べて一、二割高くても予算はちゃんと積算をしている、こういう話であります。そういうようなことで、ずっと今、最近の建物はすべてこの阿武川流域材を中心とした地元産材を使っていただく。例えば、萩のこの博物館を見ていただきますと、あれはこの梁とかいろんなものがありますが、全部この地元産材であります。ただあの姿を見ておわかりいただけますように、かなり割れ目が入っております。これは十分乾燥が間に合わなかった、こういった面もございました。夜ばりばりと音がするというですね、まあおまけもつきましたが、とにかくなかなかですね、この今ある程度の量をこの乾燥まで含めた流通量が確保できないというのが、あの萩の博物館のこの何といいますか、需要にもなかなか対応がしきれない、こういうことでありますから、何とかですね、その生産といいますか、この伐採からそしてこの乾燥から流通というこういったあたりをですね、少しこの森林組合の皆さんとともに考えていこうと。何よりもこの萩の製材、木材業者の皆さんまだ残っていらっしゃるわけでありますから、まあそういった方々にもですね、少しこの頑張ってひと汗かいてほしいと思いますが、とにかく今、萩の状況はその住宅が建ちましてもほとんどがプレハブであります。プレハブといいますと全部、今、おっしゃったように合板のですね、いろんなものが組み合わせてきておりまして、萩の材が使われていることは非常に少ないわけであります。まあそういったようなことを考えますと、何とかですね、このもう一回、地元産材を使う運動、これは行政は必ず。まあ県もですね、市も、この公の施設は必ずこの地元産材を使う。たとえ高くても使う。こういうふうにやっております。今、具体的に図書館、児童館がどのぐらい使うか。まあ図書館、児童館は、これは内装でありますのでわずかであります。図書館でこの52立米。ヒノキが40立米。杉が12立米。これは計画でありますけれども。児童館も、25立米、ヒノキ15、杉10。こういうことであります。

 例えば、椿西小学校を建てたときには、これは、杉が131立米、ヒノキが119立米。これもかなり量をまあ集めるのも大変でしたが、まあそういったこと。大島の例えば、この住宅をつくりましたが、これは木造2階でございます。杉が、この86立米。ヒノキが19立米。松が32立米。こういうようなことでやっております。田万川の庁舎も同じように内装はすべて地元産材であります。今、進行しておりますのは、この大島の新しい住宅、これも木造であります。そして新しく、小川とあるいは高俣と、そして佐々並でつくります住宅もそういったことでは木造でありますから、必ずこれは地元産材を使う。まあこういうようなことで努力をしてまいろうと思っているところでございます。まあとにかく、この伐期を過ぎております今、杉、ヒノキが大量に今、眠っているわけでありますから、これを何とか生かすこと、これが流通に回っていくこと。まあ長期的な視点からいいますと、何度もいいますけれども、今や世界のですね木材事情は、この自由にお金で買えていた時代からだんだん難しくなる。これは食糧危機と同じでありますが、木材もまもなくやがてですね、大変価格の高騰する時代がやってくるのに間違いないわけでありますから、もうしばらく、そのちゃんと環境を整備しながら、林道や作業道、そしてまた間伐をやるとかそういったことをしながらですね、この経済的に十分その、ペイするような時代が必ずやってくる、こういうふうに信じてやみません。まあそういうようなことも含めて、この萩の森林業、少し流通乾燥そしてこの加工、いろんな分野でですね、何とか今厳しい時代をしのいでほしい。こういうふうな思いであります。

 それから大きく2番目に道路行政の関係でありますが、道路行政については、この今、お尋ねがございましたように、この一つは大きなこの高速自動車道ということでありますが、一つはこの山陰自動車道。そして今、その中のバイパス構想ということでやっております。一つは萩三隅道路。そしてその延長に萩東道路ということで、特にこの形で今、努力をいただいております。萩東道路については、この全体の益田萩間の今、位置づけが具体的にはまだ予定路線という形になっていまして計画路線に格上げをされておりません。しかし先般の国の幹線道路の会議、国幹会議におきましては、特に幹事長から発言がございまして、これについては、環境アセスを実施するということを、明言をいただきましたので、今、具体的にこの東道路も含めて、環境アセスということをですね、入ることになっております。既に東道路の関係は調査に入って、そのずっと作業は続いているわけでありますから、これは何とか一刻も早くですね、財源問題大変シビアになっております。そして特に県はこの県の負担の話をですね、大変このいろいろ御発言が強いものでありまして、これについて工期がおくれることのないように、私どもは県に対しても国に対してもお願いをしているところでございます。この東道路については何としてでもですね、これはやはり今、191の海岸通っていきます小畑から越ヶ浜、大井。大井の大井橋はこの大型車両が離合できない。全く離合できない。そしてまた小畑のコーナー、R45というのはほとんど直角であります。交通事故が絶えない。一たん火災が起これば、一たん交通事故が起これば、完全に幹線道路191は途絶します。台風がきてもですね、越波する波のために途絶します。交通を遮断されます。まあこういったものが幹線道路か。ということでありますから、一日も早くそういったことで、この完成に結びつきますように、努力をしているところであります。

 いま一つお尋ねございました県道萩津和野線。これは私ども県道萩篠生線というふうな言い方をしていますが、まあこれについてもずっとこの期成同盟会をつくり、この陳情を重ねてきております。今まで既に完了している地域はそれぞれございますが、松本市の地区あるいは片俣地区の2カ所、完了予定地域長尾の地区とか、あるいは山崎片俣のところ。そして現在、要望地区がこの7カ所ございます。まあそれぞれ、力を入れてとにかくこれは萩と津和野の観光の路線であるとともに、むつみ、福栄地域にとってはかけがえのないこれは生活道である。地域間を結ぶこの幹線道路であります。こういうことで、連絡道路であるということで、今お願いをしているところであります。何とかですね、それぞれ今、中の倉地区については、線形改良でありますが、今回内示がございませんでした。黒川地域についても実は用地交渉次第では内示の可能性があるのではなかろうかと思っておりますが、この用地の問題を何とかですね、早く解決をしなければならないと思います。

 もう一つ、県道吉部下萩線の今後の方向はどうだと、こういう話でございますが、まあこれは議員から御指摘ございましたとおりでございまして、一つは、むつみ地域の関係は18年度完了。福栄地域についての殿川地区は19年度に完了しておりますが、わずか、250メートルのところがどういうわけか残っているということでありまして、これは早急にこの今、県の方に対しまして、とにかく21年度は、まあ測量設計の予算をつけていただいているようであります。一刻も早くこれが完成しますように、御指摘のように、一つは未改良区間に、農産物の集出荷所がございます。また子供たちの通学路にもなっている。こういう事情は十分お聞きしておりますので、できるだけ私ども努力いたしますが、地元の方からもひとつよろしく声を上げていただきたい。こういうふうに思います。道路の問題については、なかなか、この発想し、この、行動を起こしてもなかなか時間がかかりますが、そしてまた、今や財源問題、こういう大きな課題もございますが、何とか乗り越えて、この地域間の連絡道路大事にしていきたいと思います。よろしくお願いします。





○議長(青木賢次君) 13番、柴田議員。





◆13番(柴田保央君) 私の時間がもう少しになりましたので、先に道路問題についてお聞きをしておきたいと思います。

 今、地域間連絡道として、萩東道路あるいは萩篠生線について始終御説明をいただきました。しかしながら、まだ一点、市道の改良について地元も要望等々もあります。これも一つ十分認識されておろうかというふうに思いますが、地域の連絡道としてよろしく御配慮いただきたいというふうに思います。

 それから、先ほどの農林業の地元産についての質問でございました。確かにいろんな形で御努力をされておるということは十分認識をしております。今、あのいろんな形で振興を図っておるというお話でありました。今、私が質問した中に、前におられる、ひな壇の中に関係部長さん3名いらっしゃいます。しっかり連携を取りながらですね、あの地元産の奨励について、市長、しっかりリーダーシップを取っていただきまして、地域の発展のためにいま一度御努力を期待したいと、このように思います。答弁は必要ないかと思いますが、いま一度、気概を込めまして発言がありましたらよろしくお願いいたします。





○議長(青木賢次君) 市長。





◎市長(野村興兒君) 道路の問題については、議員御指摘のとおりでございます。できるだけ早く対応できるように。

 そして、観光等農業の問題は、3部長という御指定でございますので、部長からそれぞれ所信を。





○議長(青木賢次君) 商工観光部長。

  〔商工観光部長 松原純二君登壇〕





◎総合観光部長(松原純二君) 萩産の地産地消につきましては、先ほど市長の方からもありましたように、観光協会、または旅館組合等々と連携して地産地消につながるようにですね、していきたいと。

 それと、もう1点、今年度から萩の産品をブランドとして東京、大阪の方に出していこう。ということで、今、特別に職員も配置しておりますので、それらとあわせて、萩の産品をとにかく全国に通用するようなものに、農林部とあわせて頑張っていきたいと、そういうふうに考えているところでございますこれからもよろしくどうぞお願いします。





○議長(青木賢次君) 農林水産部長。

  〔農林水産部長 大田直志君登壇〕





◎農林水産部長(大田直志君) 先ほど答弁にもありましたように、組織としては阿武萩地域地産地消推進協議会というものをですね、県、市、JA、関係機関とつくっております。その中でですね、どういうものが、いわゆる地産地消として可能なのか。何が阻害しているのかということを今、研究をしております。そういうことも含めてですね、今後も連携して頑張りたいと思います。

 それからもう一つ、食育につきましては、食育推進協議会というものが学校栄養士とともにつくっております。それにつきましてはかなり話が進んでおりまして、今後協定等も結びながらですね、一層の推進を図るということで、今、前向きに進んでおりますので、今後ともよろしくお願いいたします。





○議長(青木賢次君) 土木建築部長。

  〔土木建築部長 岡本 隆君登壇〕





◎土木建築部長(岡本隆君) 道路は一応社会資本整備の基本となるものでございます。今、議員からもありましたように、経済、観光、流通、よって基本的なことでございますので、観光、または農林と連携を持って今後も取り組んでいきたいと思います。以上であります。





○議長(青木賢次君) 柴田議員の質問は終わりました。ここで午前中の会議を終わり、午後1時15分から会議を開きますので定刻までに御参集願います。

 それでは、休憩いたします。

     午後 0時16分休憩

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     午後 1時16分再開





○議長(青木賢次君) 午前中の会議に引き続き、午後の会議を開きます。一般質問を続行いたします。

 続いて、質問順位8番、大村赳夫議員。1番、大村議員。

  〔1番 大村赳夫君登壇〕





◆1番(大村赳夫君) 失礼をいたします。熱球人、紺碧の空、大村赳夫です。昨日はですね、我が同僚議員の守永さんから、市長へのエールが贈られましたが、私もエールを贈っておきたいと思います。あの厳しい選挙戦を勝ち抜かれて、何か気のせいでしょうか角が取れまして、何か一層頼もしさが増したような感じがいたしますが、どうぞよろしくお願いをいたします。

 それでは、先に私の感想を述べさせていただきたいと思います。

 この8日でありますが、日米欧とロシアの主要8カ国の財務省がイタリアで会合をしております。共同声明を出しました。昨年の秋以降でありますが、世界的な金融危機が深まる中で、各国政府は大がかりな財政出動をしてまいりました。このような非常な措置はケインズ主義と呼ばれるものでありますが、このような施策を長期にわたって継続するというのは、これなかなか難しいですよね。財政赤字が膨張しますし、インフレ懸念が出ますよね。そして現実に、長期金利も上がってきておりますね。そういう中で、早くもG8では、出口戦略の用意はあるぞというアナウンスメントを出しました。100年に一度の金融危機といったのはグリーンスパンであります。日銀ですね、日銀の白川総裁、最近の新聞で拝見をいたしました。今日の日本の状況、フォールス・ドーンとコメントいたしております。ドーンというのは夜明けでありますが、フォールスというのは何となくですね、本物でないというような語感を持った言葉であります。微妙な用語使いであるわけでありますが、それほど手綱さばきが難しい、そんな局面だと私も思うのであります。国内の政治に目をやりますと、未曾有の経済危機を背景に、対立軸のかすんだ政局となっております。プレストン効果というのがございます。少子高齢化社会では、政界や産業界の関心は、どうしても多数派の高齢者に向かうというトレンドであります。また、おもしろい話がございます。ケインズの美人投票という話であります。だれが美人かを決めるコンテストの話であります。もとより美人の判定というのは、平均的であり得ると私は思うのでありますが、次のような条件をつけると一変をいたします。つまり、投票の結果、第1位になった人に投票した人には賞金を上げようと、こういうふうな条件をつけますと、審美眼よりも情報戦略が功を奏すると、そういう事態が起こるというのであります。まさしく実態経済とバブルの乖離によく似ているところであります。私は今日の政局を見るとき、経済イノベーションを言う前に、政治のイノベーションを求めるべきだと思っているのであります。ウインストン・チャーチルの言葉を引用いたします。民主主義は最悪の制度である。ただし、これまでに試されてきた他のあらゆる制度を除けば、民主主義は最悪の制度である。ウインストン・チャーチルの言葉であります。経済の本質は、限られた資源をどの用途に、どう配分するかに尽きると思うのであります。どう目的的に配分し、結果責任を果たす。それが政治家の使命であります。時代は大きく変わろうとしています。パラダイムチェンジ。21世紀の産業革命の創造的破壊が起ころうとしている時代であります。有権者の責任は重大であります。選挙を通じて、民主主義を鍛え、政治家を鍛えて、総体として競争力を産み落とさなければならんと思うのであります。人として、ロビンソン・クルーソーではいられませんよね。マックス・ウエーバーの言葉であります。よくも悪しくも、生きている限り、市場とかかわり続けるわけであります。どんなに支持する政党がなくても、期日までには態度を決さなければいけませんね。それは有権者の定めであります。我らの持つ一票に、希望を託して行動をしていこうではありませんか。

 それでは、通告に従いまして、これより質問をいたしてまいります。きょうはですね、本当に、多岐にわたっておりまして恐縮なんでありますが、それはなぜかといいますと、経済危機対策交付金があるからであります。10億7,000万の交付金の使い道が大事だからであります。お許しをいただきたいと思うのであります。

 まず初めに、経済対策についてお尋ねをいたしてまいります。

 内閣府が9日発表した、4月の景気動向指数は、85.8であります。これは11カ月ぶりの改善となっているところであります。生産に持ち直しが見られています。製造業で見ると残業時間や中小企業の売上高がプラスに転じています。これに用いられる指標は、生産材の出荷指数や、鉱工業の生産指数であったり、大口電力使用量や、卸小売の商業販売額などであるわけでありますが、そのうち7指標において改善しています。

 同じく内閣府が8日発表した5月の景気ウオッチャー調査を見ましょう。景気の実感を示す街角景気の現状判断指数が、前月に比べて2.5ポイント改善しています。36.7となっておりまして、5カ月連続で改善しています。経済企画協会においても、エコノミストの予測は、4月から6月の実質経済成長率の平均で、前期比年率1.63%としております。5月調査の1.14%から上方修正となっているわけであります。この間、中国経済連合会も中国地方の企業を対象に、景気動向アンケート調査を実施をいたしております248社から回答があり、景況感は、1.8ポイント悪化しているところであります。これは個人消費の減少でありますとか、あるいは設備投資の減少、先行き不透明感などが指標に反映されているものであります。島根の景気動向調査も新聞で拝見をいたしました。少し落ち込んでおるようであります。しかしながら、きょうの新聞を拝見いたしますと、よいこともねえ、やっぱり言わなければいけませんよね。きょうの新聞で拝見をいたしました。九州中国経産局は、管内の景気動向、経済動向について低迷しているという言葉から一部に持ち直しの動きが見られると、景況判断を引き上げているところであります。我が市も景気動向には強い関心をお持ちであろうと思うわけでありますが、現下の景況感を伺っておきたいと思います。

 また、平素、景況を探る指標として、我が市では、どんな指数に注意されているのか、定点観測しているものがあれば伺いたいと思います。

 次に、経済対策について、定額給付金給付事業の状況を聞くといたしました。過ぐる3月定例会で、平成20年度一般会計補正予算が可決されました。萩市は他地に先駆けまして、約9億円の定額給付金給付事業を開始いたしました。既に、2カ月余が経過いたしております。給付事業の進捗状況をお尋ねいたしておきたいと思います。

 なお、本定例会に、DV被害者等定額給付金給付事業として35万6,000円が計上提案されています。これは現実に相談のあったものであるかどうかお尋ねをいたしておきたいと思います。DV被害者については、萩市は既に弱者救済の立場を示され、一般会計での給付の態度を明らかにされています。他市におきましては二重払いを嫌気いたしまして、一般会計での給付をやらないところが多いわけでありますね。これは国の要綱自体に問題がある。世帯対象に配布をしているということに問題があるのではないかと思いますが、その中で、先進的に萩市の示された態度は立派だと私は思っております。社会的弱者に対する配慮が、やはり一番大事だと私は思うのであります。定額給付金事業は、地域経済の活性化策として喧伝されましたが、地場の経済の閉塞感を打破するきっかけとなったのか、認識を伺っておきたいと思います。

 また、定額給付金事業に連呼いたしまして、プレミアムつきの地域商品券が発売されました。市場の状況はどんな御様子でありましょうか。伺っておきます。

 次に、経済対策についてでありますが、経済危機対策臨時交付金の使いみちをきくといたしました。先に、国の2009年度補正予算が成立をいたしました。景気浮揚に向けて官民挙げて注力する態勢が整いました。分けても、地方活性化のための新たな交付金1兆4,000億円のうち、萩市には、約10億7,000万円が交付される見込みであります。財政課において、事業選択に余念がないわけでありますが、いくつかお尋ねをしてみたいと思います。

 事業選択において、採択基準となるものは、一体何であろうかと思います。お尋ねをいたしておきます。平均的にですね、私もちょうど誠風会で、この定例会の前に、各総合事務所を回ってまいりました。私も参加をさせていただいて、いろいろ様子を聴取させていただいたわけでありますが、総合事務所、あるいは本課において、今まで蔵の中にあったものね。倉庫の中にあった政策。まあ玉出しというんでしょうか、蔵出しというんでしょうか。そういうものを挙げてきて、日の目を見させると。その中で、平均的にチョイスして、それに予算をつける。というような方法は、私はいかがなものかな。あるいは一律にシーリングしてですよ、もう頭でこう切ると。そういうような方法はいかがなものかなという観点でお尋ねをいたしておるわけであります。事業採択基準となったもの。あるいはなるものは一体何であろうかお尋ねをいたしておきたいと思います。

 既に財政課による査定、市長査定が済んだと思います。これは、定額給付金事業を越える規模であります。市長の指導力、手腕が問われるものだと思うのであります。ボトムアップで積み上がった蔵出し政策の平均的な選択よりも、市長トップダウンで政策選択する絶好の機会と思うわけでありますが、市長さんのスタンスを伺っておきたいと思います。今こそ野村イズムを発揮されるときではないかなというふうに思うのであります。

 次に観光対策についてお尋ねをいたしてまいります。

 伊藤公旧宅地等を萩市指定史跡の活用を聞くといたしました。ただいま、萩市指定史跡で入館料を拝受いたしておりますよね。昨年10月以降のことでありますが、従前に比して、その政策効果はいかがでありましょうかお尋ねをいたしておきたいと思います。これも私は、事前に何回もかかる萩市指定史跡、その100円を収受する箱の置いてあるところを何回も訪ねて、そこの係の方とお話を交わしました。いろいろと問題点がわかりました。そこでお尋ねをいたします。10月以降、あの箱が置かれておりますが、自己評価を伺っておきたいと思います。

 次に、桂太郎旧宅に、昨年6月21日、中曽根康弘先生揮毫の拓殖大学校歌第3番が設置されています。これは世界にはばたく青年への応援歌であるわけでありますが、人種の色と地の境、我が立つ前に差別なしと、素晴しい歌詞が刻んであるものであります。この石碑は拓大学友会、山口県支部長は萩焼作家の守繁徹さんでありますが、その守繁徹さんなんかの御努力で、桂邸に搬入されて設置されたものであります。今、平成12年に拓殖大学より寄贈された桂太郎銅像のそばに、屹立をいたしております。パンフレットの中に、この歌詞の頌詞でも挟んで、もっと拓大学友会の事跡をたたえたらどうかと思うのであります。拓大を愛し、そしてふるさとの生んだ桂太郎先生を愛する市民の皆さんの心のよすがとなるのではないかなあというふうに私は思うのであります

 それからですね、次は、伊藤公没後100年に当たりまして、伊藤公旧宅別宅周辺で企画展や祭りを催したらどうかということを申し上げてみたいと思うのです。折から、伊藤公旧宅のカヤぶきの屋根が、先の台風によって大風ですね、台風というよりも大風であります。一部傷んでおります。これは、実は私伺ったんでありますが、既に市長さんにも直接陳情されておるということだろうと思うんでございますが、この際、修理をしたらどうか。伊藤公没後100年であります。現在別邸内の特別展示として、天地同休という扁額がこう大きなものがかかっております。そして、私が読み間違えておれば、大変恐縮でありますが、桜花茶宝と読むんでありましょうか、色紙が茶室の床にかかっております。桜の花は茶の宝。読むんでありましょうか。桜花茶宝という色紙が、長押や床を飾っておることころであります。ここに、没後100年繰り返しますが、市内書道家の講師を集めまして、公ゆかりの品々の展観をしたらどうかなあと思うのであります。目を外に向ける観光ではなくてですね、先達を仰ぎふるさとを愛する。人々に向き合って、観光の内需を起こそうではありませんか。お尋ねをいたしておきたいと思います。

 次に、村田清風旧宅跡についてお尋ねをいたします。平安古に、静かにたたずんで悠久の時を数えている。清風は藩政改革に赤心をささげた胆力の人であります。清風はこの地で、約28年を過ごしています。すぐれた漢詩や詩を読んでいます。すぐれた文人であります。すぐれた詩人であります。例えば、あそこに石碑がございます。なかなか読み取れませんが、私が清風のいろんなことを調べておりまして多分こう書いてあるのではないかなあと思うのは、皎月門前誰か石を砕く。芳梅籬外渠れ楹を剪る。随分厳しい財政政策をいたしました清風でありますが、藩の中には清風を切れというような声がありまして、あの平安古の清風居宅の前で石を切る音、柱を傷つける音。そういうものを清風は聞いていたと。そういうふうな詩であります。そして最後が、とってもすばらしいんであります。清風、というのはこの清風はですね、松の風を意味するらしいんですが、清風の中で問うものあれば我が名を答えん。と、素晴しい胆力の持ち主であります。そういう立派な村田清風でありますが、この方は吉田松陰先生の師匠でもあるわけですよね。そして、吉田松陰先生がやはり教わった、山田亦介さんという人がいるわけでありますが、この方は、清風の甥子さんになるんでありましょうか。甥子さんになるんだろうと思いますね。まあそういう方であります。この清風の事績をたたえるような、何か考えたらどうかなあと思うのであります。心に腹蔵するものありますが、まずはお答えを聞いてから、お話をいたしてみたいと思います。

 そしてこの村田清風旧宅ではありますが、広い門扉が視線を閉ざしていますよね。あの中には、児童公園がございます。広い長屋門でありますが、その門扉が中を見えなくしております。児童公園として最近は余り使われないということでありますが、この前も、あのお話申し上げたときに、大変恐れ入りました。いろいろとお世話をしていただいたようでありますが、本当にありがとうございました。ただ児童公園として、あそこは適切なのかなあ。もっと使い勝手のいいことがありやしないかなあというふうに思うのであります。

 それから、次に行きましょう。観光対策でありますが、観光案内版の整備を聞くといたしました。観光案内版が適切に管理されることは、観光立市の上から、基本的な立ち位置であります。

 まず、井上剣花坊の誕生地にあります案内板であります。金属表面が剥離してぼろぼろであります。このほど、川柳作家でありますが、鶴彬の生涯をたどる映画が完成をいたしました。鶴は、反骨の作家ですね。特高につかまりまして、29歳で落命をいたしました。その鶴彬の生涯をたどった映画でありますが、その映画で井上信子さん。剣花坊の奥様でいらっしゃいますが、その井上信子さんの役を樫山文枝さんが好演されています。剣花坊のふるさととして、この金属案内板、整備したらどうかというふうに思うのであります。

 また、長井雅楽の案内版と石柱であります。これは土原バイパスのそばにあるわけでありますが、バイパス建設の関係で、しばらく役所の倉庫に眠っていたものであります。私が萩に来ました折は、ちゃんとありましたよね。私は、昔からこの長井雅楽という人を尊敬しておりまして、航海遠略策ですね。すばらしい、当時とすればですね、すばらしい達見だなあというふうに思っておったわけでありますが、その案内板、石柱がいつの間にかなくなっていましたよね。それを土原町内の方々の御努力で、役所の倉庫から引っ張り出してきて、そして今、あそこの警察の向こうの交差点ですね、バイパスの交差点。あそこにまた置いてあるわけでありますけれども、やはり金属の案内板が疲労していますよね。石柱も雅楽の非業の死を告げるかのように、中折れしています。長井雅楽という人は、英邁な尊敬に値する人傑であります。せめて案内板を整備したらどうかと私は思うのであります。

 次に、川島小橋筋にある林百非の誕生地の石柱であります。林百非という人は、これ松陰先生を自宅に置いて指導をされたこともある方であります。あの金属板を拝見いたしますと、南画の巨匠だというふうに書いてございます。その林百非という人は、誕生地は三田尻であります。どういうわけか石柱に誕生地と書いてございます。ただ金属の案内板の方には、三田尻生まれの人であるということが説明してございます。それは、結構なことでありますが、正確を期したらどうかなあというふうに思うのであります。

 そして、この観光案内版のことでありますが、長井雅楽に反対した久坂玄瑞誕生地、これも言っておきたいと思います。久坂玄瑞誕生地にある案内板、これは長井の航海遠略策に反対して、藩論を尊皇攘夷に一変させた人物であります。25歳で自刃をしておりますが、この金属案内板もなかなか疲労が進んでいるような気がいたします。どうか、こういったところを御考慮いただきまして、案内板の整備をしていただいたらどうかなあというふうに思うのであります。

 案内板の最後にですね、観光客の皆さんや市民の皆さんにお願いをしておりますよね。観光施設への入館料100円。このことについてでありますが、我々も当然に100円を払って入館しているわけでありますが、市民の皆さんからこういう意見がございました。既にこの意見は市長さんにも届いておるというふうに私は伺ったんでありますが、毎度毎度100円を払って入館する。市民がですね。ちょっとなかなか煩瑣なこともあって、パス券のような工夫をされたらどうかというふうな御意見をちょうだいをいたしておるところであります。まことにもっともなことと思いますけれども、内需を起こすという観点から、検討したらどうかなあというふうに思うのであります。

 最後に、対中市民交流についてお尋ねをいたしてまいります。

 チュイフーとの交流の展望をきくといたしました。曲阜ですね。平成21年度、市長施政方針演説で市長さんは、環日本海時代到来の認識を示されました。北東アジア地域との人的物的交流の可能性を探り、もって、萩港の維持発展に強い意欲を示されました。折から、萩市日中友好市民連盟が曲阜市人面対外友好協会を訪問されました。市長の親書が添えられています。市長親書の内容をお聞かせいただきたいと思います。

 今年中国は、いろんな意味で節目の年を迎えています。中華人民共和国建国60周年であります。54運動90周年であります。天安門事件20周年であります。また、改革開放30周年という節目の年でもあるわけであります。この間、中国は、経済発展をスローガンに、共産党一党独裁のそしりを跳ね返してまいりました。中国は今や米国に対して、巨大な債権国となっています。かつては、日本が米国債の最大の買い手であったわけでありますが、昨秋、既に、中国が1位となりました。GDPにおきましても、今年中に中国が第2位になるであろうと言われております。中国の米国債保有高は8,000億ドルに達しておるようであります。昨年11月でありましたかしら、中国は景気対策に4兆元を当てました。実に57兆円に相当する額であります。この大型の景気対策が、中国経済をただいま、牽引しております。今年3月の全国人民代表大会では、8%成長をうたっています。第一四半期のGDPは伸び率6%でありました。このように未曾有の経済危機の最中ではあるが、中国に対して熱い視線がそそがれているのであります。中国向けの輸出環境が改善をいたしまして、我が国の一部の企業で増産の動きが出ていますよね。4月の中国アジア向け輸出は反転をいたしました。3カ月連続で前月比プラスとなっています。中国の5月の新車販売台数は111万9,000台であります。対前年同月比34%の増であります。中国は世界経済の、今や最重要なプレーヤーであります。ダイナムであります。市長さんは中国経済の先行きにつきまして、どのような感想をお持ちであるのか、お尋ねをいたしておきたいと思います。

 萩には、山口文化福祉大学があります。中国やアジアからの学生さんを受け入れています。企業も中国からの研修生を受け入れています。機運は熟しています。大陸との人的物的交流を盛んにして、大陸友好の歩を勧めるときであります。チュイフー、曲阜は春秋時代、魯の国の都であります。山東省ですよね。儒学の太祖、孔子の地であります。孔廟、孔府、孔林というのは三孔と呼ばれておりまして、世界遺産として登録されています。昨日も市長答弁を伺いました。萩博物館には、実は孔子廟にあった孔子孟子の木主が常設展示されていますよ。そのような縁で結ばれる曲阜でもありましょう。私は、この市民交流の成果が大からんことを願うものでありますが、市長親書への答礼として、親書が届いているのではないかと思いますが、もし届いておりますれば、御披見を、お願いをいたしたいと思います。

 以上で1回目の質問を終わります。





○議長(青木賢次君) 市長。

  〔市長 野村興兒君登壇〕





◎市長(野村興兒君) 大村議員から、一つは経済の現状とその対策。特に危機対策交付金の問題も含めてお尋ねいただきました。

 また、観光の関係は、各個別のそれぞれ史跡の状況等を交えながらお話を聞きました。

 最後に、この対中市民交流、まあこういった今、具体的な曲阜との交流の関係についてお尋ねをいただきました。大変たくさん内容がありましたので、順次お答えをさせていただきます。

 まず最初に、現下の経済の状況、景況感をどう考えるかとういうことで、今、るる状況について御説明をいただいたわけであります。100年に一度というこのグリーンスパンの表現、まあこれから言いますと、最近の動向はやや違っているのではないかと、こういうふうな見方もございますが、やはりこのフォールス・ドーンという言い方、今、言われましたけども、これから先行きは実はどうなっていくのかというのは、だれにもわからない。ただし、我が国経済の状況は、基本的にはバブルがはじけて、その金融関係のシステムの崩壊ということを既に経験をしておりましたので、今回の金融システムのダメージは他の欧米諸国に比べると、非常に少ないわけであります。これはまさに不幸中の幸いでございますから、今からまた同じようなこの愚を繰り返すことはないわけでありますけれども、ただし、世界の各国、特に欧米諸国の状況はかなりひどいものでありますから、輸出を国是とする我が国の経済構造については、かなりこれからの立ち直りにも時間がかかるだろう。しかし、さはさりながら、今、いろいろ御紹介ございました経済の諸指標から言いましても、やはりこの悪化を示しているというまだ表現から下げ止まりの動きも見られる。これは景気動向指数のときの表現でございますが、これがまさに今の状況を言い当てているのではなかろうかと思います。東京証券株式市場につきましても、年初来の高値、かつまた、1万というですね、水準を、実は一時的にであれ確保したと。これもそういう観点から言えるかと思いますが、まあしかしこの欧米諸国の金融システムの痛みは相当なものであります。アメリカの経済自身もかなり、まだこのはっきりした見込みがございません。したがって、これはまさにこの息がすさまらぬ状況での、この一つの階段の踊り場みたいなようなものかもしれません。全くだれにもわからないというのが今の経済学者、あるいは評論家のこの気持ちだろうと思います。そういう中で、この例えば、景気のこの定点指標なんか何を持っているんだと、こういうお話でありますが、まあ確たるところのものを持ってるわけではありません。ただ、おもしろいこう何ていいますか、私はいつも松陰神社の入場者数、これはちゃんとカウントしております。そしてまた、有料の通過車両。これもですね、ちゃんともれなく記録されております。まあこのあたりはですね、意外と景況感を把握するには景況感といいますか、ものの動きですね、これを知る上には、萩は観光立市を標榜しておりますので、観光客の動向は非常に敏感であります。大体、この松陰神社、あるいは松下村塾へ来訪する方々の数字、これをまあいろんな意味で推計に使っているわけでありますが、もう一つは、有料道路を通過する車両。実は車両はかなり落ちてます。これはやはり景気が悪くなったということの一つの大きなあらわれかもしれません。ただ、観光については、この商工会議所等のアンケート、あるいは観光協会の皆さんに聞きましても、まあ、そこそこにというような印象を非常に強く持っています。こないだ上京しましたときに、この地下鉄やこのいろんな山手線を除きましたいろんな車両を見ましたら、広告が大体4分の1ぐらい欠落をしています。これはちょうどバブルが弾けたときと同じことであります。まだ治っておりません。特にモノレール等が約4分の1から5分の1欠落しています。これはかなりダメージがあるなと、こういう印象を持ちました。したがって、我が国全体としては、かなり今、きついわけであります。じゃあ萩はどうか。これは商工会議所のこの企業景況調査、これは4月に行われておりますが、例えば、調査対象企業の、この60社に対して57社が回答されていますが、かなりの回答率は高いんでありますが、DIそのディフュージョン・インデックスであります。これは要するにそのよいという割合から悪い、悪化というのをこの引くわけでありますが、これはやはり圧倒的に、この、その、険しい表情のこの回答になっております。まあいろんな分野で見ますともそうであります。まあしたがって、今、製造業や流通業のこの事業者の方々の立場から言いますと、かなりきつい。こういうふうな話です。ただ、例えば、有効求人倍率を見ますと、実は今、県内でこの萩市は2番目にいいんであります。これは実は、非常に意外な指標でございまして、一番この今、有効求人倍率がいいのは、徳山の職業安定所の計数。だから周南でありますがそれが0.73であります。萩は0.71。本来、長門と一緒にした数字は0.69でありますが、萩だけを引き出しますと0.71でありますから、県内の職業安定所の調べております有効求人倍率でいえば2番目にいいわけであります。これはどういうふうに解釈をするのか、という話であります。もともと、萩は求人、求職の数が少ない。求職をする方が少ない。求人も少ないけれども、求人がそれを上回っている。少しですね、1を切ってますから、当然上回ることはないんでありますが、0.71ということであります。全国の水準が0.46であります。県内の水準が0.58でありますから、0.71というのはかなりこの上の水準になっております。これは恐らく一つはですね、このまあ内容をまだ念査をしてありませんが、一つは萩三隅道路の工事の関係で、かなり人が入ってきているということ。まあ、道路関係でもですね、これは例えば、道路のこのいろんな安全誘導をする、そういったこの人たちの募集というのは、かなり継続的に行われております。こういったようなこととか、まあそういったものが、このプラスに作用している。何せ1年間繰り越し分を含めますと100億近いお金が現在この萩三隅道路の工事に当てられているわけであります。これは今から、2年半続きます。特にこれは直接この受注をされた企業は、萩では1社しかございませんけれども、全国のゼネコンと言われるグループが、受注をされていますが、そこで雇用されている方々が、萩に入っているということ。萩には約、この100人近い方が今、工事のために技術者としてですね入っておられるということ。そしてまた、下請け、孫請け等でかなりのお金が実は循環をしているということ。まあこういったこともプラスになっているのかなというふうに思っています。まあいろいろ総じて言いますと、事業をなさっている業種業態によってかなり実は精粗がございますが、明暗に分かれておりますけれども、いろんな意味で非常に厳しい中ではありますが、一つ明るいといいますか、そこそこの指標もないわけではない。こういうことをいいたいわけであります。そういう中で、実はこの定額給付金の評価はどうかということでありますが、定額給付金そのものは、実は、今の時点でこの給付対象世帯の、実に、この95%が既に受給済みでございます。受給済みでありますから、この2万3,820世帯ということになるわけでありますけれども、金額といたしまして、8億7,800万。これは相当の数字であります。今まさに給付が始まったばかりのところが大部分でありますから、この経済効果というものは、やはりこの8億のお金が一瞬にこうやって出ていうということ。そしてそれがいろんな形で使われていること。まあそういったことを聞きますと、その具体的な計量評価はできませんけれども、かなりの意味でですね、消費に回ってきているということであろうと思います。

 そして、このプレミアムつきの商品券を交付をいたしました。この商品券の組合、そしてJA,JFの皆さんには大変御負担をかけましたけれども、これも非常に萩市の場合は円滑にこの作業が行われました。事務処理も行われました。2割のプレミアムをつけたところは、実は大混乱です。松江等のですね、島根県の東部の諸都市は2割のプレミアムをつけました。これはまさに大変な混乱をいたしましたが、萩はそういうふうなこともなく、まあ消費の拡大に貢献をしたものと思いますが、なお、計量的な分析がなかなかできません。またいろんな意味で調査ができればそういうようなことも当たっていきたいと思います。したがって、今、定額給付については、いろんな議論がございましたけれども、事務処理を淡々と行わせていただきました。そういった意味では、職員の皆さんにも、かなりこれは前倒しの仕事でありましたから、かなりの負担をかけましたが、この円滑に事業展開ができたと思っているところでございます。まあそういった中で、この定額給付金をDV被害者、そもそも、住所を隠していらっしゃる方でありますから、こういった方々本来、まあある意味では、社会的な意味での弱者の立場になられる方でありますが、こういった方々に給付金が行かないというのはおかしいというのは、担当のこの事務職員共通の思いでありました。当初は、予算計上せずにやろうという話でありましたが、やはりこれはちゃんと議会の方に、この予算としてですね、御承認をいただかないとなかなかですね、この流用でやれる話ではないだろうということで、まあ急遽この追加的にお願いをしているわけであります。まあこれは具体的に、この相談があったものを計上したのかというお尋ねでありますが、これはもう既に他市がこの周南市初めですね、DV被害者についての給付ということが新聞報道されましたので、その関係者と思われる方から、萩市はどうされますか。どうすれば手続きが受けれるのですかと、こういうお尋ねがあったことなど、具体的な計数そのものの、積算のものではありませんが、そういう形で相談あった方々の分を含めて予算計上したと、あえて言えばそういう話になります。まあこれで済んだか、あるいはこれで足りなくなるのか、まあこれは今から9月までが一応締め切りでありますので、そういった意味では、その様子をながめていきたいと思います。まあいずれにいたしましても、二重払いになるんではないかと、いろんな議論をしてまいりました。まいりましたけれども、やはり社会的な弱者の立場にある方々にちゃんとやはり手当てをする。本来の趣旨はそういった方々に給付をするというのが、本来の趣旨でありますから、まあそういうようなことで、今、手当てをしているところでございます。ぜひ御理解をいただきますように、よろしくお願いをいたします。

 そして、一番大きな問題であります経済危機対策臨時交付金の使い道はどうだということでありますが、まあこれはまさに今、議員から御指摘ございましたように、各それぞれ事務担当の方で、この一応予定しているものを挙げていただきました。リストアップして、それをざっと一応は眺めてみましたが、これから最終的に、この確定をしですね、詳細をつめていく、査定作業が今からあります。何とかとりあえず、この経済危機対策の臨時交付金については、7月臨時に間に合うような形で手当てをしたいと思っておりますが、なお、今、この議員お話でありましたような点も含めて、少しこの念査をしながら、もう一度、その一応リストアップはされていますが、再念査をしたいと思います。どういう基準でこれを考えるかなかなか難しい話であります。一応建前といたしましては、国の補正予算の、国の方のまあ要綱的な表現はですね、地球温暖化対策、少子高齢化社会への対応、安全安心の実現、その他将来にむけた地域の実情に応じるきめ細かな事業。というようなことで書いてありますから、何でも読めそうな気もするし、読めないものもあるかもしれません。こういうようなことで、ソフト事業からハード事業まで活用が可能であるということであります。ただし、もう一つ実は臨時交付金がございまして、この地域活性化公共投資臨時交付金というのがございます。これは国の補正予算総額で言いますと1兆3,000億であります。これは相当の金額であります。これは経済危機対策における公共事業等の追加に伴います地方負担の軽減を図りまして、この地方自治体が国の施策と歩調を合わせて、地域における公共投資を円滑に実施することができるように、創設された、実は交付金でございます。これは、実は中身はまだよくわかりません。今、例えば、公共事業で道路とかあるいは下水道とかいろんなことが考えられますけども、まあそういったものについて、国が補助金を出しますが、その補助金の後の補助残について、これを国が手当てをしよう。まあこんないい話はないわけであります。地元の負担がほとんどないということでありますから、これだったらみんな手を挙げるに決まっているので、これはちょっとガードがやっぱり、いろんな条件が厳しいようでありまして、こういったことについてまだ詳細、内容はよく伝わってきません。大体大きなその方向、骨太の方針だけが伝わってきておりますけれども、なかなかこの詳細がわからないわけであります。これは、この7月の臨時には間に合わないだろうということで、とりあえず、この危機管理の方の、危機対策の方の臨時交付金、これを中心に、この何とか今、財政担当はもう本当に予算が終わったら補正予算。年末までかかりますし、まあ本当にこれは休みなし。間断なくですね、作業が続いております。その財政担当職員の苦労を察するに余るものがありますけれども、まあ何とか今、こういうのは、逆に言えば、こういうチャンスをですね、ちゃんと生かすこと。しかも議員御指摘がございましたように、通り一遍の話ではなくて、できる限り、将来の萩にこのプラスになるような、まあそういった事業選択をしていかなければならない。しかし一方で、まもなく一本算定というですね、時代が参りますので、後年度負担をもたらすようなもの、あるいは、この一過性の、何かイベント風なもの、こういったものは極力避けていかなければならないと思います。そして、計画をして、前々から合併のときの計画に載っているものとか、あるいは普通であればできないようなこと、こういったことも含めてですね、しっかり対応を考えていかなければならないわけであります。各、それぞれの霞ヶ関の省庁は、このときとばかりですね、補助金を使い、その裏は、この経済危機の対策のこの交付金を使えと、こういう形で、今どんどん投げてきております。きのうも文部科学省のいろんなかたちで話がございましたが、まあこういうことで、その裏は全部、この交付金を使え。補助金は出すぞとこういう話でありますから、それを足し上げたら途方もない額で必ずパンクするわけであります。なかなか難しいわけでありますけども、そういう中で、取捨選択をしていくということ。そしてまた、この萩市の今後財政状況かなり厳しくなってきておりますので、まあこういったことが今からずっと毎年のように継続して続くという保障があればいいんでありますが、これは絶対にあり得ないわけであります。まあそういうようなことから言いますと、この貴重な財源をできるだけ有効に使うということ。議員の御指摘のとおりでありますので、しっかり今から念査をしまして、7月の臨時会に御説明ができるように、今、準備万端を整えようとしているところでございます。よろしく御理解を賜りますようにお願いいたします。

 次は観光対策ということで、いろいろかなり具体的な事実について、お話をいただきました。

 まず一つは、文化財の施設、8施設ございますが、これをまあ今までのワンコイントラストから、同じ料金でありますが100円の有料化にいたしました。この理由は何度もお話をしておりますように、ワンコイントラストは全く任意の、これは寄附でございますが、出していただけるところと、出していただけないところ、完全に分かれます。まあそういうようなことで、できればこのもう100円いただいて、そしてしっかりこのいろんな整備をしていこう。まあこういう思いでありました。今、経済効果、政策効果はどうかということでありますが、確かに有料にいたしますと、入所人員は減りました。これは何度も言いますが、有料化したときは、必ずそういう現象が起こります。京都のお寺さんが有料にされたときにどんと減りました。しかし、すぐ回復をいたしました。去年の10月からでありますが、まだ1年もたちませんが、最初はかなり落ち込みましたが、やや回復をしてきております。まあこのあたりは、今からこの、それぞれのこの施設におきまして、十分なサービス提供ができるように、歴史的な事実をしっかり紹介をし、しっかり語ることができるような体制を整えようと思っています。ただ、当初この有料にするということに余りこだわりすぎまして、この歴史的なこと、正確なこと以外は掲示してはいけないとか、そこに並べてはいけないとか、いろんなことをかなり厳しく指導したようでございまして、今までのようにおおらかにそこでこの管理をされる皆さんが語り、あるいはこの展示をしていただいたこと。まあこういったことがかなり少なくなった。こういうことでありました。これは所管の担当を替えまして、今、まちじゅう博物館の推進課が担当となりまして、今、そういったあたりもですね、少しやわらかに、この皆さんが来てもらって、ある意味楽しんでいただけるような工夫もしていこう。まあこういうことで、今、やってきているところでございます。

 料金収入の方も、着実に上がっておりますので、こういった今、御指摘ございましたいろんなまだまだこの表示の問題とか、この看板の話、いろんなこと手直しをしなければならないもの山ほどありますが、そういったものの費用に当てることができるというふうに思っているものであります。

 2番目に、桂太郎旧宅の拓大の校歌の話を今、されました。実はこれは、平成12年に、このちょうど拓大の100周年の記念の式典が拓大で行われました。この桂太郎のよしみをもって私もその100年祭にお招きをいただきました。非常に驚いたことを今でも記憶しておりますが、その場で、天皇皇后両陛下の御来臨がございまして、陛下のごあいさつがあって、その陛下のごあいさつの中に、今、おっしゃったまさに拓大校歌のこの紹介がありました。まさに青年海外雄飛の志ということで、この今、お話がありましたように、人種の色と地の境、我が立つ前に差別なし。これが大正年間のですね、この歌詞であった。第一次大戦がちょうど終わって間もないころのこのつくられた校歌であると。まあそれを、陛下みずから御紹介をされまして、建学の精神を大変たたえられたこういう話がございました。まあその歌詞を実は、今回この同窓会といいますか、校友会の100年記念ということで、この桂太郎旧宅に、この中曽根康弘氏の揮毫によりましてできたこの石碑であります。おっしゃるように、パンフレット等に余り記されておりませんので、これは早速に、まあちょっと今、パンフレットかなりまだ余っておるようでありますから、次の機会にということになりますが、できる限り、この早期にですね、そういった事実をしっかりこの伝えていきたいと思います。そういうふうな歴史に残る、この桂太郎旧宅に、そういった歌碑ができたということ。そして、その内容は、あの第一次大戦のころ、まあ大正デモクラシーの影響があったのか、それとも本来やはり、台湾協会のまあ設立による大学。当時、そういった若人を集めた海外雄飛のこの教育というのは、こういう精神で行われたんだ、ということを一つ示す大きな歴史的な史料だろうと思います。

 ちょっと長くなりました。恐縮でありますが、それからその次に、お話がございましたのは、伊藤公のカヤぶきの関係であります。これは今、既に経済危機対策臨時交付金の活用ということで考えておりますので、早急に手当てをちゃんと、10月の26日の、この100年祭には間に合うようにしておきたいと思います。

 4番目の、伊藤公旧宅の関係であります。ゆかりの品を集めてという話、まあこれは今、伊藤公没後100年ということで、100年祭ということで、この伊藤博文とその時代ということで、特別展を企画しておりますし、また、9月には伊藤公のですね、没後100年記念の実行委員会で主催をいたしますシンポジウム等の開催の予定であります。まあその他、伊藤公については、その邸宅におきましては、このいろんな展示をすることを考えておりますが、今、御指摘いただいたような手法はちょっと思いもよらなかったものでありますから、少し議論をさせていただきたいと思います。ありがとうございました。

 そして、あと、5番目には、長井雅楽の石碑の関係とか、あるいは井上剣花坊のこの金属説明版の話等々でありますが、これはあの、金属板の説明版というのは、実は意外とですね風雪に強いといわれておったのが、かなり傷みが激しいんであります。これはどういうわけだろうと。これは山縣有朋公の説明した板もそうなんでありますが、これは急遽かえました。やはり酸性雨なのかなあという思いもありまして、決して、この本来普通のですね、木で書いたものやそんなものよりもですね、はるかにですね、耐久性はあるということで採用したんでありますが、今、御指摘いただきましたように、私の気がついたところでもかなり傷んでおります。これは少しこのあり方を考えないと、金属板であるから長持ちするはずだというのは全く逆だったんですね。これはちょっと御指摘のとおりであります。早急に、全部、この金属板の関係を調査をいたしまして、直すべきところは早急に直していきたいと思います。これは観光地として、歴史の観光地として非常に恥ずかしい話であります。御指摘をいただきましてありがとうございました。

 村田清風の別宅跡については、これは全く、この我が意を得たり、ということであります私も内部でかなり議論をいたしましたら、反対者が多かったんですね。いやあ児童遊園、ちゃんと遊園地になってますとか、あそこへそんなことしてもだれも集まりませんとか、いろいろ。まあしかし、それは我が意を得たりで少しですね。要は、吉田松陰先生も高杉晋作も村田清風あればこそなんですね。周布政之助以上に村田清風は、藩の藩政の財政改革とともに、この若人を育てるということ。あの村田清風の四峠の論。四つの峠を越えて行け。そのまさに師を外に求めろ。こういったことをですね、堂々と語って、それに従って、吉田松陰先生も、高杉晋作も、みんな外で学ぶわけでありますね。みんな長崎へ行ったり、東京行ったりしました。まあそういったようなことを、もう一回ですね、その原点は村田清風にあるんだ、ということをしっかり我々は認識をして、その旧宅地を考えるべきだ。あの三隅の村田清風は、長門市は、あれだけ大事にされています。それに引き換え、村田清風の萩の旧宅はいかにも粗末で。これについてはしっかり対応を考えていきたいと思います。

 それから、周遊券の件は、これは担当の方も気がついておりまして、何とかしたいということで、今、計画案をつくっているようでありますから、また十分御紹介できると思います。

 それから、最後の対中市民交流ということで、曲阜との交友の話であります。私が親書を託したということでありますが、依頼を受けましたので頼みました。今からこの26年前、1982年に山東省と山口県は友好協定を結びまして幅広い交流をする。まあこういった書き出しに始まりまして、曲阜は、先ほど御紹介ありましたように、世界文化遺産都市であります。そういった中で、孔子廟を中心にします、まさにこの、藩校明倫館は孔子廟を核とした藩校である。まあそういうようなことも記しまして、吉田松陰先生も、まさに孔子の教えを広く門弟に学ばせる。そういう学風であったということ。このような背景の中で、交流が進むことは大変意義深いから、まさにこの両市の交流、この活発化することを期待したい。と、こういうことでありますが、返書はきておりません。ただ、団体同士でのこの覚書の調印がございまして、いろんな分野で両団体、あくまでも行政団体、公的団体ではなくて、民間団体としての交流をすると、こういうことで話が決着をしたようであります。

 答弁をしていない部分があろうかと思いますが、時間でございますので、お許しをいただきたいと思います。





○議長(青木賢次君) 大村議員の質問は終わりました。

 ここで10分間休憩いたします。

     午後 2時16分休憩

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     午後 2時32分再開





○議長(青木賢次君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。

 続いて、質問順位9番、木村議員。8番、木村議員。

  〔8番 木村靖枝君登壇〕





◆8番(木村靖枝君) 通告に従いまして、順次質問させていただきます。

 最初に経営の安定を目指した一次産業のあり方についてお尋ねをいたします。

 4月に行われた市長選で、市長は自然と歴史、文化を大切にしたまちづくりを目指し、一次産業を中心とする地場産業を育成したいと表明され、施政方針の中で挑戦する勇気と進取の気概と情熱を持って市政の舵取りに努め、公平、公正を旨として市民との協働を基本姿勢とすると申されています。

 そこで、経営の安定を目指した一次産業のあり方についてお尋ねするものです。

 3月定例会で第一次産業にかかる、新規就農、新規就漁者に対しての担い手、後継者を踏まえ、中長期的な施策を応募者の状況、雇用対策について御所見を伺い、理解しているところでございます。

 県が平成21年度、当初予算に盛り込んだ緊急雇用対策は、国の補正予算で設置する緊急雇用創出事業臨時特例基金とふるさと雇用再生特別基金を活用し、市、町が実施する事業と合わせ、計1,561人分の雇用創出が図られると聞き及んでいるところです。

 しかし、このうち約70%は、緊急的、一時的な就業で6カ月未満となっており、短いので県議会では継続的な雇用を求める意見があったと聞いております。

 また、一例として第一次産業である林業関係で、県は年末から繁茂竹材の伐採など、緊急の雇用対策を実施され、その中で県内の森林組合で竹林等伐採に従事された方は56人でうち13人が引き続き森林組合の作業員として就業されていると仄聞しています。

 しかし、新たな担い手確保につながることを期待するも、近年の木材の価格の低迷に伴い、仕事量が減少している現状から、新たな雇用の確保につながらないし、林業の経営安定には程遠く、豊かな水を与え生活環境を豊かな漁場づくりのための森林保全の重要さを認識しつつも、林業の活性化とはなりえません。

 また、生業としての農業を夢見る就業希望者の中には、厳しい労働条件に挫折していく人も多いと聞き及んでいるところですが、農業は3Kの職業である。すなわち稼げる、かっこよい、感動があるということで農業にいそしんでいる若者も全国には沢山いると報道されていました。

 その根底には、収益があり、経営が安定しているということが第一条件になると思われます。

 食の安心、安全と、国産志向の関心の高まりの中、顔の見える生産、流通や、安く大量にを追求してきた流通業者と生産者の関係を模索するなど、収益のある農業の今後のあり方について具体的な施策についてお尋ねをいたします。

 漁業についても同じことが言えるわけですが、漁業者から魚価の低迷ということをよく耳にします。現在魚のブランド化、例えば萩の瀬つきアジ、萩のアマダイ、萩のケンサキイカ、男命イカ等、都市部でそれなりに萩の魚は高い評価を受けていると伺っていますが、その評価の高さと当然ついてくるであろう魚価の高騰が第一線で働く漁業者に反映されているかどうか疑問視するところです。

 4月補正予算の中で新規事業として、攻めの地域ブランドづくり推進事業で萩の魚の販路拡大により、高級ブランド育成、定着や認知度向上を図るとされていますが、この事業効果が必ず漁業者に反映される経営安定につながることを期待するところですが、流通業者のこともあり、具体的な取り組みについてお尋ねをするところでございます。

 第一次産業の経営安定こそが、後継者につながり、地域に定住するものだと確信しています。

 次に、漁場環境整備についてお尋ねをいたします。

 漁業の経営安定のためには、魚価の高騰と、魚価については売る方は高いが、買う方は安いという消費者のこともありますけれども、魚価の高騰と持続可能な水産資源の確保が必須条件です。

 水産庁は平成20年9月11日、魚介類の生息場所として重要な沿岸域の藻場や干潟、さんご礁の保全回復などに取り組む漁業者と住民団体の活動を支援する制度を、平成21年度に創設する方針を固めたと仄聞しております。

 11億3,000万円を予算の概要に盛り込み、全国で300から400の活動を選び、5年間支援するというものです。支援を受けるためには漁業者が中心となって、住民や民間非営利団体NPO、企業などが参加する組織を漁協単位などでつくり、海草のアマモ移植や、海草を食べるウニの駆除など具体的な活動を盛り込んだ計画を作成して、藻場の保全や回復支援をするというものです。

 これを受け萩市においても新規事業で環境生態系保全活動支援事業が実施されようとしています。

 この事業で、市、町は、地元の人が参加しやすいように組織を指導するとされています。漁協を中心とした組織になると思われますが、漁業者、地域の人の関心を呼び起こし、実効性のある事業展開が必要だと思いますが、具体的な計画についてお尋ねをいたします。

 また、藻場、干潟の保全のためには、海上へのごみの不法投棄も阻止しなければなりません。ここ最近海岸への漂着ごみには、海外からのものも見られますが、漁業従事者が投棄したと思われるものも多く見受けられます。

 このようなことについて指導等、どのようにされるのかお考えをお尋ねいたします。

 なお、漁業の環境整備については魚付保安林の影響も大きいわけですが、このことにつきましては、魚付保安林については質問から除かせていただいております。

 続いて森林の保全について質問をさせていただきます。

 民有林の整備と保全、間伐材の利活用についてあわせてお尋ねをいたします。

 県の農林業統計によりますと、萩市には民有林の面積は5万6,200ヘクタールで、内私有林4万5,218ヘクタール、県有林1,693ヘクタール、市有林、いわゆる萩市の市有林ですが、9,289ヘクタール、国有林420ヘクタールで、合計5万6,626ヘクタールの森林があります。民有林の9割近くが私有林であることがわかります。

 昨年12月の定例会で、上下水道の観点から、森林、いわゆる森づくりは私たちの生活にとって重要であることを申し上げました。

 森は大地に水を蓄え、空気を浄化し、海に恵みをもたらし、私たちにはやすらぎと潤いを与えてくれます。

 萩の森林から生まれる阿武川流域材は、全国的にもよい材料であると認識されていることは私も了解しているところです。

 しかし萩市の現在の森の状況は、市有林、いわゆる萩市が所有している森こそ何とか現状維持されていますが、私有林の状況は施業の厳しさ、後継者等の課題、経済効果等々から放置されていることが多く、荒廃しているのが現状と思われます。私有林の整備に関して補助費用も計画されていましたが、事業の実施状況の現状についてまずお尋ねをいたし、今後民有林のうち私有林の整備保全についてどのように取り組まれるお考えか、所見をお尋ねいたします。

 また、森を守るためには、植林も大切な取り組みですが、木をより良材として育てるためには、適切な間伐が欠かせない作業だと認識しています。

 今年度間伐材を流用して、事業期間、平成21年から平成25年まで合計400基、80基×5年の漁礁づくりが計画されており、森林の整備のための取り組みとして大いに歓迎するところです。

 間伐材、即漁礁という取り組みも大切ですが、広島市では間伐材を使用した机の天板を小学校5年生を対象に、平成22年度まで行き渡る予定と聞き及んでるところです。

 広島県では平成19年度に、森づくり県民税を導入し、これを財源として森林保全整備が進められ、この際発生する間伐材の使途として、森林課が提案して実施された事業だそうです。

 市の教育委員会が、5年生は森林のあり方など環境問題について学習しており、最も身近な机に間伐材を利用することで、木の持つ暖かさなど直接感じ、森林への興味や理解を深めてもらうのが目的で、児童からは木のいいにおいと好評であると聞き及んでるところです。

 これは間伐材利用の一例ですが、行政全体が森林保全に対する意欲の現われだと思われますが、各部署が連携を取りながら間伐材の利用を考えていくというお考えはないかお尋ねをいたします。

 最後に、椿まつりの現状と今後のあり方についてお尋ねですが、笠山の2万5,000本のやぶ椿群生林の中での萩椿まつりは、今年で26回目を数え、四半世紀にわたって開催されてきました。

 今年は2月21日からの開会式から、3月22日までの毎週土曜日、日曜日、祭日に開催され、まつりとして多くの出店やイベントが実施されたのはその間11日です。

 群生林という屋外でのまつり行事のため、来場者も天候に左右されることが多くあります。今年はまつり開催日に割に穏やかな天候が多く、来場者も5万余人であったと聞き及んでいるところです。

 約1カ月間にわたって開催されるのは、平成7年2月に萩市で開催された全国椿サミットがきっかけで、翌年の平成7年度、平成8年2月からで、平成7年の椿サミットの際は2週間それまでは2日から3日間と続けて1回だけの開催でした。

 イベントもその日に集中して行われていましたので、来場者も集中してにぎわった記憶があります。

 ちなみに1カ月のロングランのまつりの開催の最初の年、平成7年度の来場者は10万余人で萩市の観光に大いに寄与したものと思われます。

 まつりの間は地元越ヶ浜観光売店組合を中心に、地区外の業者も含め出店し、新鮮な海産物や飲食等、郷土芸能の披露、抹茶の接待、椿見所案内人による椿群生林内の案内等、多彩に開催されているところです。

 しかし、来場者からは土曜日にイベントが実施されていないので楽しみがない。子供が参加するイベントが実施されていないのがさびしいということがここ二、三年多く聞かれます。

 子供が来場すれば、それに連れてその家族も来場するわけですから、一段とにぎやかになることと思います。

 来場者の中には、静かに椿を観賞したり、野鳥の声を聞きたいという方もあるようですから、毎回子供が群生林の中を走り回るようなことは考えていませんが、期間中、2回から3回くらいは土曜日のイベントの開催とあわせて、官民共同で実施されるお考えはないかお尋ねいたします。

 なお、椿群生林の中に、県が県事業で展望台が設置され、来場者から喜ばれていますが、椿が成長して風光明媚な日本海が見えにくいという苦情と、階段が狭く昇降の離合がしにくいので、上る階段と下る階段と別々にすることはできないかというふうな提案がございました。

 試行錯誤の中での最高の椿まつりの実施であろうと思われますが、少し発想を変え内容を吟味されるお考えはありませんか。

 観光施策に対しまして、卓越した識見をお持ちの市長さんを初め、担当職員の方に期待するものでありますが、アイディアに期待するところです。

 また、今年椿まつり開催中に、あわせてエコウォークが実施されましたが、地元の有志が春の桜、河津桜を含めて、また、夏のアジサイ、秋のもみじ、水仙を植栽しています。

 年に何回か花を愛でるエコウォークの開催をあわせて実施されるお考えはないか、また、笠山ボランティアガイドの養成について所見をお尋ねし、第1回の質問とさせていただきます。





○議長(青木賢次君) 市長。

  〔市長 野村興兒君登壇〕





◎市長(野村興兒君) 木村議員から第一次産業の後継者定住促進、あるいは漁場の環境整備という観点で1問。そしてまた、森林の保全という観点で1問。最後にこの椿まつりの現状と今後のあり方という観点から1問をいただきました。

 順次お答えをいたします。

 まず最初のこの第一次産業、農林水産業でありますが、とにかく経営の安定を目指したあり方ということで収益のある農業を今後どう考えていくか、生業となり得る具体的な策は何か、こういうことでお尋ねがございました。

 これは個々の、今日の午前中の岡、あるいは柴田議員の議論とも関連がございますが、どうすればこの収益のある生業のある農業は成り立っていくのかという観点の話であります。

 これは今農水省もいろいろな形で問題提起をしていますが、ここにやや堅い話で恐縮でありますが並べさせていただきますと、まず一つはやはり農業経営規模の拡大ということで一つは零細なこの小規模な農家、そしてまた高齢化しているこの実態、こういった観点から少し集落営農組織等によります、あるいは法人化によりますところのそういう規模拡大ができないか、これは大きな問題点であります。ここで一つの具体策ということであります。

 2番目はやはり産地の規模の拡大、例えば今この萩市の中で非常に農業の中で生業として元気を出していただいてますのは、例えば千石台の大根、あるいは山口阿武トマトのあのむつみの地域の皆さんのこの大変な元気、平山台のこのいろいろな形での果樹、こういったものがそれぞれの地域にあろうかと思います。

 これはブランド作物として、そして産地拡大を図っていらっしゃる。山口阿武トマトは実は阿東町とも連合していらっしゃる。こういうようなことでありまして、かなりそういうふうな産地規模の拡大によりまして、専業農家が集い、そしてこの特定のブランドによって生産ロットを確保している。こういうふうな手法、これも一つの大きな生業としての農業、一つの大きな要件だろうと思います。

 そしてまたもう一つは、有利販売、農地のフル活用の事業、他の産地と競合しない、そういった作物を振興させていく。

 4番目には例えばそういったいろいろな事業の中で農業機械投資を軽減するための補助事業を展開をする。こういったことも生業として当然必要なことであろうと思います。

 そしてまたこの農産物に付加価値をつけていく、要するに農商工連携のような、要するに確保の話で先ほどもお話がありましたが、この道の駅や加工、直販施設、こういったようなことで収益を高めていく。あるいはこの地域内の消費拡大によりまして流通経費の削減と消費の拡大を図っていく、こういうふうなことを。そしてまたこれはネット販売や通販、こういったようなことにもよって利益が拡大できる。

 これは付随的な話でありますが、鳥獣被害防止対策、こういったことによって鳥獣被害で収益がどんどん落ちていく、こういったことも聞いてるわけであります。

 いろいろな形で収益のある農業のこのやり方、今模索をしているわけでありますが、事実ある意味でかなりの成功例を収めている具体的な事実もございますので、そういったものを推進をしていく。そして何よりも今萩は壮大な実験をしております集落営農というですね。このあたりがうまくいくように、今日も先ほど御議論をいただきましたように、そういったものに対してどう支援が行われるか、市もこの行政の立場でいろいろな形で考えていきたいと思っているわけであります。

 それぞれこのいろいろな角度で今21年度予算、お認めをいただいておりますが、例えば先ほどもお話をいたしましたが、明石のパーキングエリアにこれはこの地域資源の活用交流促進施設、こういう名前になっておりますが、道の駅をつくり、そこでは農産加工も一緒にやろう、あるいはこの機械化や施設導入によりまして生産コストの低滅をするこういった予算もお認めをいただいてるわけであります。

 あるいは園芸産地構造改革推進事業、これも具体的には園芸用機械、施設等の導入を図る。これは例えば、福栄、むつみのにんじんジャガイモの選別機の話とか、萩地域のブロッコリー移植機とか、須佐地域のパイプハウス、こういったようなものも議会で予算をお認めをいただいたわけであります。

 こういったいろいろな形で、今収益のある農業、生業として成り立つような農業、こういったものを何とかして模索していこう。行政としてもできる限りの努力をしていこうと思っているわけであります。

 それから水産の関係で、この環境生態系保全活動の推進、支援事業、こういったものについてお尋ねをいただきました。

 これについては具体的には実は21年度から25年度にかけまして、萩市の海岸部分の全域にわたりまして、漁業者を主体とした組織が行う藻場、干潟の維持、管理等の環境生態系の保全活動に対して、国と自治体が交付金を支給をする。実は620万円年に5カ年ということであります。

 本年度初めてこれを今からやろうとしているわけでありまして、国、県、市のそれぞれ助成であります。

 こういった環境生態系保全活動支援事業、こういったものも具体的に今必要とされているわけであります。議員の御指摘のとおりでございますので、しっかり対応させていただきたいと思います。

 そしてまたごみを海洋投棄する漁業者の指導、こういう観点で今お尋ねがございました。

 漁業者の関係、いろいろな漁具が漂着をしていくという客観的な事実もございます。こういったものについてはやはり現状をしっかり調査した上で不法投棄の事実があれば漁協等を通しまして、漁業者の方のモラルといいますか、そういう結局最後は漁業者の方に振り返ってくる話でありますから、この不法投棄については、啓蒙啓発にぜひ我々も努めていきますが、越ヶ浜の漁協、女性部長としての立場からもぜひこの漁業者のモラル向上に御尽力をいただきますようによろしくお願いをいたします。

 そして海底清掃の関係も実はいろいろ事業展開がございます。

 萩市の地先海域に堆積しておりますカン、ビン等の廃棄物を除去いたしまして、海岸漁業の生産力の強化とか、あるいは操業効率の向上、こういったことを図る目的に今予算措置が取られているわけであります。あるいは漁場環境保全総合美化推進事業、こういったものも21年度は須佐、江崎地区で事業展開をされております。

 いろいろこの漂着ごみの関係等について、これも今単に国内の今漁業者の関係だけではなくて、海外から漂着するもの、これについては今、離島振興協議会も、あるいはそれぞれこの海岸の自治体も団結をいたしまして予算措置が取られるように今努力をし、一部は控訴してきたわけでございます。

 そういった意味でこの自治体としても、強い関心を持ちながら、助成もしながらやっているところであります。

 それからその次の森林の話でございますが、森林と漁業の関係はかねがね木村議員の統一した一つのライフワークなテーマであります。

 今回もこの民有林に対します市の補助事業の状況についてお尋ねをいただいたわけであります。

 間伐の必要性ということで、このいろいろ議論もいただきました。とにかく先ほども松食い虫の被害のあった跡地の関係についても10分の8近い補助なのでありますが、これとてもなかなか森林の所有者の方々はなかなかこのそういった事業に参画されるのにやっぱり躊躇されるほど今森林事業者のこの事業の状況は悪いわけであります。

 したがって、そういう中にありながら、いろいろなこの間伐、民有造林関係の補助金はございますが、こういう温かいといいますか、かなり効率の補助がありながらもなかなか動かない、こういう状況にあります。

 これは議員も十分御承知と思いますが、こういった中で今からあるべき姿をどう考えていくのかということであります。

 今お話がありましたように、県の方でもそういう税を一つ構築をいただきまして、いろいろな事業を展開をいただいておりますが、この森林づくり県民税という形で展開をいただいておりますが、やはりこのもう少し集中して行っていただくとか、いろいろな形であれば目に見える形になりますけれども、なかなか広くいろいろな事業を展開をいただいております。その限りにおいては大変うれしいわけでありますが、間伐材の関係についてもひとつ何とかこれを展開をしなければならないわけであります。

 従来の保育間伐に加えまして、この高齢級の人工林も間伐の対象にしていく、そういった森林組合と連携をしながらあらゆる制度、すなわち、国、県のいろいろな助成制度がありますが、あるいは先ほど言いました山口森林づくり県民税等も含めて活用をしながら森林整備を推進していく、こういう考え方であります。

 なかなか先ほど来申しておりますが、民有林の造林事業の補助金の関係はなかなか対象者もそれほどなく、むしろ減少気味の傾向がございます。そういうふうな中でこの過疎化が進んでいく。特に山林所有者の中でのいわゆる不在地主、不在所有者、こういった方がふえてる関係で、もう荒れ放題任せきりと、こういうふうな話になってるわけであります。このあたりについても、農地は先ほど申しましたように今度農地法の改正によりまして、不在所有者については知事がある程度調査をできると、こういうふうなこともございましたけれども、森林の方はそこまでは参りません。

 そういった中で何か工夫ができないか、こういうことをしないとどうしても荒れた森林がふえていく、こういうふうな傾向にございます。とにかく何とかして荒れた森林をなくしていくことを今議員御指摘のように考えていかなければならないわけであります。

 間伐材の利用については議員も何度か御主張をされましたように、今間伐材、漁礁の取り組みにつきまして、この21年度から5カ年、わずかな量ではございますけれども、毎年度80基をベースといたしまして、それぞれ地先に今からこの沈設をする予定であります。

 金額はこの鉄鋼の漁礁に比べれば本当にわずかなものであります。こういったものをどんどんふやしていくことはできないか、この県も、農林水産部であります。萩も農林水産部であります。水産と農林が連携をするには組織としては非常にうまく連携ができるはずでございますので、そういった意味でまさに議員が御指摘がございましたように、各部署が連携した対応、それはまず農林水産部から、こういうことにも思います。

 間伐材の活用は、広くいろいろな関係者で議論をしながら進めてまいりたいと思います。

 最後の観光行政でありますが、椿まつりの関係で現状と今後のあり方ということで、かつて確かに平成の6年、7年、このころは椿まつりと申しますと、要は越ヶ浜地区のある意味ではおまつりでありました。一番初めは週土、日ということで始まったわけでありますが、これを全国ベースの椿群生林に観光客を導入するための一つの施策としてやるにはどうしたらいいかという議論を、大議論をやってきたつもりであります。

 そのためには1回の土日だけではだめだ。少なくとも一月はやらなければだめだと、こういうようなことでありまして、随分抵抗もございましたし、地元の皆さんともさんざん議論を行いました。

 主体になるのはだれか、こんな手間ひまかかるのは嫌だと、こういう話でありまして、最終的には市の職員がそれをやることにしました。

 市の職員が直接こういう事業をやることは数少ないのです。椿のおまつりについてはもちろん観光協会や関係の皆さんの御協力はいただいておりますけれども、市の職員が市の直営的な事業としてやってるわけであります。

 こういったことは数少ない。それはこの椿まつり、椿群生林がこの萩市にとってかけがえのない財産であって、これは観光資源になるという見通しを持ったからであります。一月間はやりますと必ず観光客はふえるはずだ。

 当初は地域の、地区のある意味ではおまつりでありました。したがって演歌の皆さんが来られて大いににぎわいましたし、手品師も来られました。あるいは子供さんのいろいろなこともありました。

 しかし椿をごらんになりに来る方々は、静かにといいますか、そういったものを舞台で期待はされていないわけです。

 アンケートをとりますと、萩市の方の参加は今言いました20万の近い数字の中で、わずか10%なのです。あとの9割の方々は市外、県外から来られてる。

 こういった方々を対象に想定をした場合に、舞台でやるべきものは何か、これはやはり萩の持つ一つの伝統芸能、例えば椿音頭の踊りをこの小学生や保育園の皆さんに踊っていただくとか、あるいは巫女の舞を舞っていただく。これは越ヶ浜にしかないものでありますから、そういったものを中心に考えていこう。

 こういうことで大変好評を博してきているわけであります。もちろんお子さんたちも来られますので、中には竹とんぼ教室とかそういうこともやってはおりますけれども、いわゆる地域の、例えばお盆のときのいろいろな行事とか、そういったものとはある意味では一線を隔してきたつもりであります。

 そういう要望も現にあったわけでありますので、せっかくこの天然のすばらしい椿の群生林を余りこのそれはあくまでも借景にして何かドンチャカというよりも、主体は群生林である。こういうことでありますので、そういうふうなことで今まで企画をしてきておるところでございます。

 そこにはちょうど椿見所案内人のガイドさんとか、これも当初は本当に数少なかったのですが、今はかなりの方々がボランティアで参加をいただいております。

 そして各お茶の各流派の皆さん、4流派の皆さんには、毎回参加をいただきまして抹茶の接待をいただいております。

 これはやっぱり椿と花と抹茶の接待。これはぴったり合うわけであります。そういうふうなことも含めて、今までずっとこの平成7・8年以来ずっとこういう形で続けてきているわけでございます。

 当初大変いろいろな形で議論がございましたけれども、今では越ヶ浜地区の出店をいただいておりますそれぞれの方々には、ある意味では大変収益も生まれるようになりました。当初は大変御負担をおかけしました。雨が降ったらどうするかとかいろいろな形で経費も随分負担をいただきました。

 今は自主的な一つの組織としてちゃんと機能をしているわけであります。中でも越ヶ浜の漁協の婦人部の皆さんは、椿の館でああいう核となる一つの休む場所、食堂がございますから、これもある意味では非常にこの椿まつりの側面援助をいただいているわけであります。

 そういった意味からいいますと今後もできる限り、いまの考え方に従いまして、子供向けイベント、なかなかそういった声もときどき聞きますけれども、ささやかなもの、特に今ずっと続けていただいております巫女の舞とか、伝統芸能、こういったものを中心に何とか継続をいただけないだろうか、こういう思いであります。

 やはりこの椿は鳥媒花でありまして、いろいろな種類の鳥が来るわけです。その鳥をまた観察に来られた方々もおられます。

 いろいろな意味で、この静寂の中で、鳥の声を聞くという、こういったこともございますので、できる限り舞台の方はこのある程度遠慮気味に、しかし、地元の皆さんの伝統的なもの、こういったことを中心に考えていこうというのが、今まで続けてきた一つの考え方でございます。

 エコウォークとか、そういったこともあります。

 そしてもう一方今お尋ねをいただきましたこの笠山等の関係であります。これは一方で今笠山のいろいろな意味での花木の植栽をいただいております。これは本当にありがたい限りでありますし、椿の群生林に行く過程で、この冬は野水仙も随分ふえました。この河津桜も数も山頂には随分ふえてきております。

 かつて笠山と明神池は萩市の最大の観光地だったのです。皇室が来られると必ず行かれたのは、明神池と笠山の山頂だったんであります。今、笠山と明神池は観光の今表舞台ではなくなってしまいました。しかし、もう一度表舞台にということで、今、明神池周辺、そしてまた笠山、これをもう一回原点に立ち返って萩の表舞台、観光の表舞台に出したい。こういう思いであります。

 風穴も何とか今利用をされています。風穴の今調査も進んでおります。いろいろな意味でこの明神池を中心にするいろいろな施設の関係、そして笠山に頂上に上がる方法が実は今非常に限定をされています。大型観光バスは入れません。したがって、小型のといいますか、マイカーで行くか歩いて行くか、それしかないわけでありますが、このジオパークの議論もありますように、この夏も全国からジオパークに、そういった観点からの子供たちが集まると、こういうふうな話もあります。

 恐らくまた山頂に上がるのだろうと思いますが、そういったような観点でこの今ボランティアガイドというようなお話もございました。何とかそういった明神池と笠山を含めた全体のガイダンスができる方を私どもも考えていきたいと思いますし、ぜひ越ヶ浜の地元の皆さんがまさに地元の内容を誇りを持って説明をいただける。こういった方、ぜひ、木村議員にもまさに講師役で参画をいただけないか、こういうふうに思います。

 それはぜひ考えていきたいと思います。

 明神池はかつて大変なにぎわいでありました。笠山山頂は昭和天皇の歌碑が今でも残るわけであります。大変な名所でございます。

 そういうふうなことをもう一回思いをいたしまして、この越ヶ浜の笠山、明神池の観光地としての再生を願いたいものであります。

 どうか一つ今努力をいただいております花木の関係も含めてよろしくお願いをしたいと思います。

 明神池の周辺もいろいろな形で今新しいその植樹の場所とか、こういったものがいろいろ企画をされ、ふえてきております。これも一つのあらわれだと思います。

 越ヶ浜の皆さんが何とかそういった再生を図りたい。こういう思いを込めてやられてるわけでありますから、ぜひ、そういった観点からよろしくお願いしたいと思います。

 以上であります。





○議長(青木賢次君) 8番、木村議員。





◆8番(木村靖枝君) 最初の経営の安定を目指して一次産業のあり方につきまして、それぞれ市長さんからいわゆる収益を高める条件としてるる申し上げてくださいました。

 農業経営規模の拡大とか産地の規模の拡大とかいろいろ言っていただきましたけれども、とかく農業政策に対しましては、国の政策を受けてから萩市がするとか、県がするとか言うことが多くございますので、萩市独自の取り組みをこれからぜひ続けていっていただきたいというふうに思っております。

 収益を高める条件でいろいろ挙げられましたけれども、やはりむつみの大根とかトマトとかいうのは、オンリーワンの商品として、これからもっと販路を拡大していく必要があるのではないかというふうに思っております。

 そのために例えば流通じゃなくて相対取引とかそういうふうな点でどんなお考えかということをお尋ねしたいというふうに思っております。

 特に漁業に関しましては先ほど申し上げましたけれども、ブランド化ということで非常に高い評価を受けているということは聞き及んでいるところでございますけれども、そういうふうな高い評価を受けて、高値がつくものがなかなか漁業者に反映してこないという声をよく聞きますので、その辺のところで流通を含めてどのようにお考えか、直接、要するに漁業者がいわゆる販路拡大のために相対取引をしていいのかどうか、その辺のところで流通業者ともあるでしょうけれども、どんな形がいいのか、また知恵を貸していただきたいというふうに思っております。

 それから、森林の保全についてでございますけれども、地球温暖化防止の機運が世界的に高まっております。

 ですから、これから森林を保全していくということは世界的な課題となっていくというふうに思っておりますけれども、そのためには輸入木材も減少してきて、国内産の材木が日の目に遭うことも近い将来と思われますので、今のうちにしっかり私有林の、いわゆる森の整備をしていただきたいというふうに思うわけでございますけれども、その辺ところで先ほど不在持ち主ですかね、その話もされましたけれども、その辺の対応についてはどのようにお考えかお伺いしたいというふうに思っております。

 以上でございます。





○議長(青木賢次君) 市長。





◎市長(野村興兒君) 農業の生業ということでいろいろ流通関係も含めて、相対の取引とかいろいろなことをそういった意味での創意工夫ができないかということであります。

 今例えばそれぞれのブランド商品、これは地域の皆さんとJAあぶらんど萩の皆さんがある意味では構築をされてきたもの、千石台の大根、あるいは山口阿武トマト、今こういったものもまさにそういうことでありまして、こういったものは協販体制の中で位置づけられております。

 しかし、その中の一部でもある意味では地元の消費というようなことで大変御努力をいただけないか、これは先ほど申しましたように、かつて大島のブロッコリーは萩市民は食することはなかった。こういうふうに言われてきましたが、今は青果市場で出されておりまして、そういったものがスーパーマーケットでも大島のブロッコリーを買うことができるようになった。これは大変なことであります。

 いろいろなそれぞれの事情は、状況はございますので、そういったものを含めて考えていくことが必要だろうと思います。

 そして先ほどの答弁の中にブランド化ということについての攻めの地域ブランドづくり、こういうふうなことでお尋ねをいただいております。ちょっとお答えをしておりませんが、このブランド化しあるいは戦略的にそういうふうな都市対策をやっているけど、これが漁民の皆さん、生産者の皆さんに反映しているのかどうかというお尋ねでございます。

 例えば、真ふぐのあれだけのブランド化を図りました。このブランド化を図っていわゆるその市場での真ふぐの値段は、かつての大体50%くらいアップになってるのです。これはまさに生産者に利益が均てんをしてるわけでありますから、そういったものもあります。

 もし、しかしこの流通業者の方が中心になって東京で、この有名ブランドとして、高く値段がついて、これはなかなか影響してないじゃないかと言われても、やはりそういったブランド化をしていきますと、どうしてもこの流通業者もたくさん確保したいというふうになりますから、値段は上がってきます。

 これは当然の理でありますから、なかなか迂遠なことかもしれませんけれども、そういうふうに取引が拡大をし品質が高くなってというふうなこの評判が立っていきますと、ブランド化をしていけば当然最後は生産者、あるいは市場の価格が上がってくる。なかなか確保できなくなる。こういうふうなことであります。

 だからこそ、漁協も皆さんも一生懸命そういったことで、このブランド化を図っていこうということで、一番いい例があの真ふぐであります。

 ふぐの女王様、これでトラフグと大体もう本当に10倍近い値段の差がございました。これが今50%くらいの差に縮まったわけですから、これだけでも大変真ふぐの漁に当たっていらっしゃる皆さん方、船団の皆さん方には、大変なある意味では、しかしこれがなかなかとれたりとれなかったり、いろいろなことがございます。

 そういったことも含めて真ふぐまつり、今年も大変な御努力を船団の皆さんもやられてるわけですから、それはなぜああいうふうにして熱心にやられるか。それは自分たちの獲った真ふぐがちゃんと正当な値段をつけていただけると、そういうふうな背景があるからだと思っております。

 ぜひ一つ御理解をいただきますように。なかなか迂遠な面もあるかもしれませんが、それぞれ大変な皆さんの努力でございます。

 今東京市場をめがけていろいろなことをやっておりますけれども、これは最終的にはそれぞれの生産者の立場である漁業者の方々、農業の産品であれば、農業者の方々に利益が必ず行きわたる。こういうふうな思いであります。

 3番目にお尋ねをいただきましたのは、まさに今地球温暖化という観点から、森林の問題は取り上げられ、まさにおっしゃるとおり今年の今の補正予算の奪い合い、各省庁との奪い合いの特にですね、林野庁の予算はまさにこの地球温暖化対策だということでカウントするCO2の関係でですね予算が余り苦労しなくてぽんとついてしまった。こういう話であります。

 私どもはそういった観点でこの森林の関係の予算もしっかり活用しながら、萩市が具体的に何かということを先ほどお話がありましたけれども、農林水産関係の予算で萩市が独自に持ってるものというのはほんのわずかであります。ほとんどは今県の農林水産事務所で手当てされています。

 例えばいろいろなソフト事業があります。農業関係者、漁協関係者の婦人の会議、いろいろな、これは全部県の事業になっております。それは県に予算があるからであります。私ども市も頑張ってやろうと思いますが、重複しても仕方ない。

 本来であれば農業予算、漁業予算、萩の関係はこの萩市議会で決めたら一番いいのです。決めれません。残念ながら県の予算です。こういったことは本来合併をして今、阿武町を除きますとまさに、阿武町を含めまして8地域です。そういったものがもう調整の業務はいらないわけですから、本来基礎自治体萩にある意味ではある程度お任せをいただきたい。農林水産部をつくってみました。初め農林部をつくりました。水産部をつくりました。しかし考えてみれば合併して当然分権はあるかと思ったら何もないのです。これが今地方分権というふうに声高に言われておりますが、実情であります。

 もう少し私どもも頑張りますが、ぜひ議会におかれましても萩市の農林水産関係の予算は、ここで議論される。こういうふうなことをぜひ議会におかれましてもしっかり訴えていく。私ども今市長会で、そういったことを言っております。

 いろいろな形で許認可の関係、権限と言うことで分権をされますが、一番大事なことは、予算補助を中心にしたそういった権限、こういったものがなかなか基礎自治体におりてこないという現実であります。

 これは何とか私どもも頑張りますが、木村議員におかれましてもぜひ御支援をいただきたい。よろしくお願いをいたします。

 展望台のことについて答弁を忘れておりました。

 なかなか海が見えない、あれは実は椿の花を身近に見れる、その椿はどんどん高くなって花が見れない、こういう不満がございました。それに対して近くで花が見えるようにしようという話で、上から花を見るというそういう話でありまして、島影を見るとか海を見るとかそういった、当初は確かに見えました。だんだんだんだん椿が大きくなって見えなくなりました。

 しかし椿を切るというわけにはなかなかいかない。そういうふうなことで、本来の目的は椿の花を見ようということでありました。なかなか椿を切れという話にはなかなか結びつかないということと、あともう一つはこの椿の木を切るあの群生林の中でつくっておりますので余りスペースがないのです。それを上り口、左口、降り口、そういうことで分けて余裕を持ってつくったらという話で御指摘をいただきましたが、これはなかなかこれ以上拡大するのは少なくとも話をしました。ちゃんとしましたけど、これは県の事業だからノーと言われました。

 まあ仕方なくて私も、そういうふうな本当はここでちゃんと議論されることができれば、そういったことがなくなる、ということもついでに話をさせていただきます。すいません。





○議長(青木賢次君) 木村議員の質問は終わりました。

 ここで10分間休憩をいたします。

     午後 3時23分休憩

────────────────────

     午後 3時36分再開





○議長(青木賢次君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。

 続いて、質問順位10番、近江議員。7番、近江議員。

  〔7番 近江郁宜君登壇〕





◆7番(近江郁宣君) 二日にわたり、一番きょうの最後になりましたので、皆さんには大変お疲れがたまったと思いますが、もうしばらくの間のおつき合いをお願いいたします。

 それでは通告に従って進めてまいりますが、執行部におかれましてはきょうの最後でありますが、ひとつ大きな声で明快なる答弁をよろしくお願いいたします。

 私たち緑風会という会は、市民の立場でいつも大変研究をしておりますが、若者定住対策、何とか萩市に朝を呼びたいというので、全国をまたにかけいろいろ研修してまいりましたが、地形とか地価とかいろいろな条件を見ますと、なかなかこれは萩市には難しい、絶対にできないということは言われないけれど、前にも申しましたが、10年ぐらいは税金を取らずに使う人を地元の若者を使ってください、といってもまだそれでも難しいような状態であると思います。だからといって、何もしないでただその日その日を送ったんでは、それは負債のない借金のない平凡な市であれば、昔の今から60年くらい前を振り返って見ますと、まあ潟港はかなりの繁栄をしておりましたが、軍人さんの退職者がほとんどで、長岡少将殿とかなになに中将殿とかいうのが、萩市の留守番をしておられるような形で非常にのんびりした確かに町でもありました。そのころは私は小学校のころ、きょうは長岡少将もお見えになるっていうたら、朝の朝礼で、皆しゃあっと気をつけして待っちょった。馬に乗ってちゃっとあらわれる。何かまぶしい方があらわれたような感じで、非常に神々しい感じがするぐらいに当時は軍人さんというのは非常に重んじて、私たちも夢に見たもんでありますが。今は平和な日本でありながら、こうした苦しい時代が来ておりますが。

 私は何としてもこのやるにはもうこれしかない、というのは我が国日本には資源がない国であります。海の中の島であります。だから何としても大陸を相手にして、あの膨大な資源の土地ある資源とやる。これは何年も3年も5年も前から私が申しておりますが、朝鮮半島の根っこから豆満江という大きな川がずっと奥に引いておりますが、シベリアの方まである材料をその川を通じて運び出す。そして今は、向こうへ北朝鮮とか中国辺で港をやっているところは、約1万5千トンから2万トンクラスの船が着けれるような港をつくって、着々とやっているちゅうのを3年くらい前から新聞テレビでも放映しておりましたが。

 今何と申しましても、当時の潟港は我が日本の大陸との玄関じゃったんです。当時は満州大豆、アワ、キビ、トウモロコシ、こうしたものが山積みに上がって、あの戦時中終戦直前まで食べるものがない全国の者がもう食べるものがないというときに、この港に入ったのを東萩から積み出して、周囲の若者は皆軍隊に行っておりません。婦人、年寄り、力のある者は皆勤労奉仕で大八車で潟港から東萩駅まで運んで、そしてあの空襲空襲で防空壕に入って、大豆の炒ったのをかんで食べて日本人は生き延びてきて、今ここまで発展してまいりましたが、その大事な貿易港があるこの萩市が、今何とかこれを今の市長なら私はできると思うんです。なかなか器もいかいし度胸もええ、エネルギッシュな市長でありますから。

 まああの合併のときのようなエネルギー、私も萩長門美祢を合併して、一つのだんごにして港をつくっていこうじゃあないかということを述べてまいりましたが。合併というものであれほどのエネルギーを使うものなら、それを港の方にひとつそのエネルギーを与えて、で事は大分大きくなりますから、萩市だけで荷が張るのなら長門と一緒にやってもいいんです。無理に合併しなくても、長門が発展すれば、萩市も発展するわけです。萩市が発展すりゃあ長門も発展、こうひっついているから。兄弟みたいなもんですからね。自然に合併したような形になると思うんです。港ができれば人口は自然に企業も今後は多分向こうから済まんけどこっちおかしてくれ、つくらしてくれと逆になる、中央の政治家も振り向いて見る、そういう私は流れになるよう私はいつも念願しているものであります。

 市長はいろいろありましょうが、まあ同じ借金しても、市民の皆さん今苦しかろう、あれもしてあげられんこれもしてあげられん、だがね10年15年待ちなさい、皆さんの税金が要らんくらいまで今派手になる。若者も皆これに残って働かにぁいけんよになる。こういう私はいつも夢を持っているわけです。若者に夢を与えるような、やっぱ市政をやらんやあいけん。何とかこれに足を引っ張ることなく全員が一致でひとつ港を築く貿易港、日本の玄関口にする、何しろ最短距離ですから。というのが第1番の問題でございます。1番は、いいひとつお返事がいただけることを期待しております。

 2番の道路問題。この道路問題は一つ飛ばしくらいに私が申し上げておりますが、たんびに言うとまたくどいと言われますけれど、まず近ごろの道路で一番気になるのが有料道路が無料化、無料化は大変いいことです。しかしこれで大正時代にできたこの萩小郡道路の262ですか、この道路の霧口から要するに川上山田のところまでがまだ大正時代のつくった道路のそのままなんです。ここは前今の知事の前の知事のときには、もうあそこ山田から霧口にトンネルで沖原抜けて行くという青写真までできてたんですが、何だかいつの間にか有料道路に振りかえられて消えてしまったんですが。

 私はこの道路が県道が国道に振りかえられるのが一番気になるわけであります。国道は国道としておいていただいて、これを何とかとにかく萩市の将来の道路、萩市と周囲をつなぐ道路は峠があっちゃあいけない。水平に行く、これが私の道路網の基本です。地球上から永久にエネルギーがないよになるわけもないかもしれんけど、とにかく今一番ええ例が須佐の大刈小刈を宇田から須佐までずっと、まぶたをぱたぱたする間に抜けるような道路ができました。こういう感覚でやればできていれば、毛利さんも山陽の方へ逃げなくてもここで結構栄えているはずですが、この交通が不便なのにあきらめをつけて出ていかれたように私も思います。まあこの道路の振りかえにならないように、ひとつ皆が力を合わして、有料が無料大変いいことです。

 しかし大体本当のこと言うと内輪の話になりますが、金が要ってもええからつくってくれ金が要ってもええからはよつくってくれて、つくったら今度はただにしてくれちゅうのは本当言うたら余りにも無理な話でもあるわけです、本当のことが。そいで上でつくった予算が全部戻ったら、ただにしてくれちゅうのも話もわかるけど、大体無理な話もあるわけです。私はそれよりか、今の川上山田の突き当りから霧口ないし沖原に向けて1本抜けば、ちょうど道路がじょうごのような形になりまして、川上村明木村、元ですよ、方々もずっと一直に萩の町に出るのがろくなまんまにそーって来れるわけです。で、今の萩川上道路にしても、立野から椿瀬に抜けてあの虹をかけたみたいな山を削って金柑頭にしてつくるけど、あれほど山を削るんじゃったら立野から椿瀬の奥ずっと抜けたらすぐ目代へ出るような、何でそのトンネル掘らんか。あそこまで道路つくって無意味なことに、その次はつくるところがない。向こうへ行きゃあ川へ落ちる、こっち行きゃあ山が崩れる。とにかく最初からの計画が悪いからああいうことになる。まあそりゃあまあそれとして、大いに反省するところでありますが。

 私は実は道路が気になるので大井から先、奈古須佐田万川の方の方が、まあ要するに海がしけたり地震が来たり火災があったら萩に出られんというこの道路が気になりますから、きのうは福井の吉田から夕方7時ごろだったですが、萩の残土捨て場に参りました。残土捨て場から今現在いい道路がねぐうっと山の曲がりを切ってね、それで大分下がちょるの見たから、この前ちょっと見ただけじゃから、きのうは何でもきょうここへ立つから本物をもう一遍見てこうと思うて下まで行ったら、ちょうどほとんどもうすそまでおりたところに新しい堰堤ができてました。そこから相崎まではほとんどありゃあ市有林じゃあないかと思うんじゃが、それこそざらざらとやったら2トン車までは萩の町に出るのに最短距離で吉田の峠上がって出られます。これはまあ早急にぼくはやるべきじゃあなと見て帰ったんですが。

 それから今羽賀からの要するに191につなぐのはこりゃあ大型バスとか大型トラックが通るようなやつですが、こりゃあまた大分手間がかかるし、市長が言われるのには、この萩益田間の道路ができてみたときには、それは恐らくできあがるんだと言われますからそりゃあそれとして、今早急に一番手近に一般の今の市の職員にせよ、普通の勤め人にせよ、出るのにはねえあの相崎、要するに河野病院のとこあの瓦れき捨て場のところ、鉄橋の下くぐってすうっと相崎行ってから上がってぐりぐりと上がったら吉田の峠に出ます。この道路もね早急に私はつくるべき、これがねえまず一安心という言葉があるけど半安心ぐらいですね、があるんじゃあないかという感じがいたしました。これは余り大きな金はかからんのに市長本気で取り組んで、まだまだ大きな取り組みが道路がいっぱいありましょうけど、とりあえず今の分は早くやる、というくらいで今回は道路の問題はおきます。

 それから次が、農業問題です。私も福栄村の紫福の百姓家の息子です。農業はいろいろやってきました。経験しております。このぐらいえらいつらいものはない、つらい割りにゃあ米が安い、本当にねえ情けない。わしら買うて食べて米が一番安いと思うていつも食べます。これは政府の政策が悪いことじゃから、私がここでじら言うても仕方がないことですが。とにかくこの農業法人という団体ができて、これから若者を都会から呼び戻していろいろ修行させてつくり上げるにしても、どんな腕前でどんな立派な米をつくっても、要するにハンター、猟師をねそん中にセットに入れないとね、イノシシノの群れが一晩出たら、一晩でばーとやってしまいます。皆食わんでも踏みつぶしたり、転げたりして大体使い物にならんようになる。果物をつくっても、少々大きな果物の造園つくっておいても、猿が一群団一遍来たらそりゃあもうこっぱみじんです。要するに、農業の自衛隊みたいなものです。

 農業の自衛隊、日本の国は自衛隊がおる。農業の自衛隊がおらんにやぼくはだめと思う将来。と言うのはね、そりゃあね普通私たちは今までハンター何十年もやってますけどね、お百姓さんがしていらっしゃるとこをこお通るとね、おうおうあか日が照るそに、あんたら鉄砲担いで遊んでええことやのう、何かじゃまものがここくると思うようなたまには。ほかの部落行くと、あんたらあが本気でとってくれんから見んさえのやられ方。わしゃあ給料もろてやっちょるんじゃあないよ言いたいけど、そうも言われん。そりゃあね、その意識がまだちょっと農業に対して、農業する人はね、ハンターちゅうのはそのつくったものを守ってくれるちゅうそういう判断力が全然ないからね、何か遊び太郎が鉄砲抱えて歩く。それから、お前らあが下手やから、わしらあがつくったて皆やられる。ま、そういうふうな今では程度です。

 これではねえ、将来本当にええ農業はできん。だから農業にねやはり二人ぐらい、市の職員がじょうにおったら免許受けさせて、給料取りにしとっとら、そのかわりイノシシが出る時期ちゅうものは決まってますから、米ができた時期、そのかわりそりゃあ寝られん、夜今度は自衛隊じゃからねえ。夜も寝んと絶対にこのつくったものを守るちゅうこれがねえ義務があるわけ。そりゃあねえとられることじゃあそりゃあ給料カットじゃ、すぐね。だからそれをこしらえる。

 そしてね、やはり農業してるのに一番この力が、いやになるのは草刈りです。私も草刈り随分やっていますけどね、草刈りちゅうのは本当に重労働です。だからその中で草刈隊をつくらにゃあいけん。そうせんと、今の田舎でお年寄りが農業できん。草刈ってまでやれんから、草は草刈隊がちゃっと刈りますと、あんた方は、昔からのつくり方でちゃんとつくってくださいと、できたものはハンターが守っています。二人おらんにやいけんで、一人がねむると一人やりそこねるから、やっぱり二人はおらんやあいけん。それでもう猿でもね、よう知って果物がうもうなる時期は知ってますからね。そりゃあ私たちが子供のときでもよそのみかん畑でも、あそこのみかん畑であのみかんの木は一番うまいとか知っちょるように、猿は賢いから、ありゃあ熟れるでや、何でももう1日したらあしたごろもごうて言うたら必ず猿にやられるですんよ、あの東光寺山辺でもね。しもうたもう1日はようもげばよかった。もう1日ほど熟らして食おうと思うたら、はあやられた、猿の方が賢けえ。

 だから、その出る時期ちゅうものは、はあハンターにはわかりますから。その時期は猿は夜は出ませんからね、夜は寝ちょって、夜明けは夜が明けんうちから行って待たんや、山のすそ行って猿が出そうなとこ。そうして守るぐらいにしてすると、野菜でも果物それからお米もちゃんととれると思うんです。それでなきゃあ、すばらしい市が行政が資本金出して手ごしても、立派なものができた、とりあげんうちに一晩のうちにゼロです。

 台風も怖いけどね、この自然のあれを守るというのも、私は絶対にねえハンターを二人つけんやあいけん。これまで高給取りでいいです。ハンターも草刈りの中入れちょいてもええ、元気な人やったらねえ。そして草刈りと守る、守るちゅうのが一番大事です。というのは、私の農業の考えた基礎。農業がハンターを粗末にしたら農業はとりものがない。だからハンターは、その農業を守らんやあいけん。そしてええ物があったら、ある価格で公定価格で行政に買ってもらう。そしてそれをそのチームが一緒に食べるの。食べる楽しさが出るそれなら、ねえ。そしていろいろな話の輪ができるから、おまえ方は今年はええそつくっとる、どねえしてつくったかえちゅうような話からだんだん話に花が咲いて、そりゃあねえ食べたものが10倍にも100倍になって戻ると思うんです。そういうふうなねえひとつこのシステムのねえチームワークをわしゃあ農業法人というのはつくるべきと思うが、いかがなものでございましょうかというところでございます。

 1回目の質問はこの辺でおきます。





○議長(青木賢次君) 市長。

  〔市長 野村興兒君登壇〕





◎市長(野村興兒君) 近江議員から、一つは環日本海時代港の問題。そしていま一つは、道路の問題。最後は実は特定農業団体といいますか、農業法人の関係でハンターとの、あるいはその草取りのそういったことがうまくシステムとして位置づけられないか。3点お尋ねをいただきました。

 環日本海時代の話、港の話は全くある意味ではですね共通の問題意識でありまして、ちょうど今冷戦時代が終結いたしましてあのロシアがまさにですね貿易の対象国になりました。まだ北鮮についてはいろんな意味で極東の不安定要因でありますけれども。先ほどお話がありましたように、もしここ萩を中心にして半径500キロの円を描きますと、大体皆入ってしまうんですね。東京は1,000キロであります。500キロで入ってしまう。蔚山釜山はこれは200キロ台であります。そういうふうな至近な距離にあるということを前提に今近江議員はこの港の問題を話されているわけでありますから。環日本海時代来る、まあ一番熱心なのは日本海側の富山県であります。富山県は昨年の7月に実は何回も言いますが、東海北陸自動車道が完成いたしました。あのころはまだ自動車産業全盛の時代でありまして、東海地方からあの秘境の地をですね白川村とかそういったものを通って、富山に高速自動車道が入る、そして富山港からウラジオストックへ抜けて、ウラジオストックからナホトカを経由して、実はシベリア鉄道経由して欧州に入れる、こういった構想を持ったわけですね。

 こういったことの議論が可能になるような時代になった。したがって今近江議員おっしゃるようにこの中国の問題、きょうは午前中大村議員から先ほど大村議員から、この中国の経済の状況るる説明がありました。今や中国は量的には日本を凌駕し、そして新しい世界経済の中での地位を確保しようとしているわけであります。

 そういう中で考えますと、萩は日本海に面して地の利からいいますと、大変交易のですね観点からいえば便利な地であります。しかし惜しむらくは、既に有力港湾の対象から外れてしまっているわけであります。昭和2年に実は萩は開港いたしました。そして昭和7年に実は築港という今でも古い方は潟港のことを築港と言います。この7年に潟港が完成いたしまして、大体5千トン級クラスの船は入るとこういう話であります。

 ずっとおっしゃるとおり、かなりの貿易量を確保してきたわけでありますして。一時期は昭和の初期はですね大連発東京行きの船は萩港を経由した、こういった時代があったわけでありますから。近江議員がおっしゃるように、まさに大陸半島との結ぶある意味では至近の距離にある萩、そういうふうな港であったわけであります。ちゃんと今でも税関の支所があるということは、まさにそういったことの名残である。そのおかげで現在海外からの観光客、外国のですね観光客を乗せた船がこの萩に着けるというのはまさにそこにあるわけでありますから。

ただ今最近の貿易状況を見ますと、なかなかですね対ロシアの中古自動車の輸出が途絶えてしまいまして、今年はどういうふうな形で貿易を展開するか、商工会議所の皆さんとあるいは事業者の皆さんと今協議をしています。そういう時代になってしまったのでありますが。いろんな形でかつて萩の出身の事業者の方々は、大変海外貿易というのを大事にしてこられました。交易の関係、かなりですね一つの人材を輩出いたしました。萩商業の建学の精神はまさにそこにあったんです。起業しそして交易を行う。多くの皆さんが実は海外の貿易事業に携われました。こういったような伝統のある地でありますから、もう一度夢をという思いはまさに近江議員と共通するものを持っておりますが、なかなか今ハンディキャップが多くなりました。どういうことが考えられるか。これを今一生懸命考えています。

 一時期は近江議員のおっしゃるように、長門とうまく協議をし、貿易港の拡大ができないかとこういう話でありますが、これとてもなかなか今は難しい状況になりました。何かいろんな工夫を持ってやる。今の国際貿易というのは、コンテナ船が大部分になりましたんで、コンテナ船が着かない埠頭はなかなか貿易の立ち行かない。今萩の事業者で海外との取引をやられているところはたくさんいるんですね。いろんな形で事業されています。萩はある意味では国際化しているわけです。インフルエンザも入ってくるぐらい国際化されています。今ちょっと言い過ぎましたが。

 いろんな意味で国際的な関係が非常に強い、それはずっと萩のある意味では歴史をたどって行けばそういうことになります。もう一度何かそういった夢を展開できないか、近江議員もぜひまた知恵を貸していただきたい。

 具体的な今当面の課題は貿易をどうやって構成するか、貿易港をどうやって維持するか、ここにあるわけでありまして。今秋は、蔚山との姉妹都市40年記念ということで、1年おくれましたがこちらから参ります。こういったときに蔚山釜山、こういった関係もこれは本当に至近の距離なんですね。日本海を隔てて一番近い港町同士が蔚山と萩であります。

 こういうようなことからいいましてもですね、少し夢物語も含めて、何かデザインが描けないか。多くの今日本海の町々がそういったデザインを描いています。富山はその最先端であります。残念ながら山口県はあんまりそういったことについて今具体的な提案はございません。午前中その今山東省との関係、大村議員からも御指摘ございましたが。とにかくいろんな形で今世の中世界の貿易の取扱量が変わってまいりました。アメリカは対中政策を最重視しておりまして、今からこの中国の関係の問題というのは非常に大きくウエートが変わってくる、こういうふうに思うわけでありますが。そういった意味で今私どもも具体的な案を持っていません。そういった経済界の皆さん、事業者の方々ともお話をし、どういう形で今から半島や大陸、そしてロシアの大陸こういったところとの関係を構成できるか。これは何よりも事業者の方々の企業家精神にかかるものでありますから、あれだけの今海外取引を行っていらっしゃる事業者の方々に少しでもですね萩港を利用いただくことができないか、まあそういったことを今お願いしているところであります。ぜひ御理解をいただきますようによろしくお願いいたします。

 2番目の道路の問題は、今回は非常に時間を短縮をいただきましてびっくりいたしましたが。一つは御指摘ございました吉田から相崎へ抜ける道。これは実は今残土処理場の中で林道を今つくられているんでありますが、これはいずれにいたしましても構想といたしましては今つくられたものはもちろん、これは市の土地でありますから最終的には市に御寄附をいただくことになるだろうと予想しております。したがってある意味では吉田相崎線というのが将来はですね結びつくことになるかもしれません。

 確かに昔から私どもがいろんな大渡の斎場についての道の関係を議論したときに、近江試案というのはまさに吉田相崎でありました。おっしゃるとおり一番地形からいいますと望ましいものかもしれません。今具体的に萩東道路がどういうふうなルートになるかということは詳しくはまだ聞いておりませんが、いずれにいたしましても東道路はある程度の構想をもういろんな形で調査に入っておりますから、構想としてはある程度のルートをお持ちだろうと思います。まだ詳細は聞いておりませんが。

 いずれにいたしましても今椿からずっとこの流れまして、かつて近江議員の御持論でありました椿大橋、二重構造っていう話でありますが、これはまだちゃんと私もしっかり二階建てのですね橋をという話はテイクノートしておりますので、それがどういう形で今から要望していくのかということはさることながら、この中津江からどのような形で抜けていくのか、トンネルにするのか、上に萩篠生線と地中で交差するのか、それともまさに道路平面交差するのか、こういったことも含めてまだ十分そのあたりについては詳細を聞いておりません。いずれにいたしましても、いろんな問題が出てくるわけです。この吉田を中心といたします道路事情、これからまさに議論の中心になっていくものと思います。

 白馬のトンネルの話は、これはちょっとなかなか同意はできない、っていうのは今まで答弁したとおりでありますので、ここであえて繰り返しません。道路はフラットなものが望ましいけれども、今の自動車のですね性能からいたしますと、少々の勾配のものはまあ対応できる。ただ、自転車で通学される方にとっては大変だ。しかしそのずっと今ですね川上のあの河川沿いに来られる方はなかなか少ないんじゃあないか。一番のポイントは、川上地区からあの白馬のトンネルを抜けという要望は、一人とっても出てきてないということなんですね。このあたりでぜひ御理解を賜りますように。あまり要求が散漫になりますと、萩市は一体何を考えてるんだとこういう話になりますから、ぜひ広い意味で御理解を賜りますようによろしくお願いいたします。

 最後の特定農業団体も含めた、いわゆる農業法人にこのハンターと草刈りの部隊をという話でありまして。

 これはまさに一つの御見識だろうと思います。特定農業団体にそういった機能をということは、農業団体と言いますか、今の法人についてハンターをという話であります。とにかく今おっしゃるとおりですねイノシシと猿、これの被害は相当のものでありまして、私もこの間先週ですかちょうど有料から明木の方に行くとき、車を運転して前にふぁっとですね初め猫かと思ったんですね、わぁと黒いものが通って、渡ったらぽんと木の上にいるんですね。猿だったんですね。ああいうところまで猿が出てくるようになった、びっくりしました初めてで。これはまさにですね猿の被害が今いろんな形で今言われておりますが、そういった猿の被害に対応するにはまさにこれは個体数を減らすか、防護にどうやってですね当たるかということ意外はないんで。そのあたりについて今いろいろ知恵を出していろんなことを考えています。

 阿武萩地域鳥獣被害防止対策協議会、これは猟友会の皆さんにも入っていただいております。皆いろんな形で議論しています。猟友会の分区長の皆さんも入っていただきまして、この内水面の団体の組合長とか鳥獣保護の関係の方とか林業団体、農業団体、行政機関会員33名の協議会でやっています。ここで今詳細を詰めております。

 まず捕獲、わなの設置でございます。これが一つ。追い払いの手段、対象鳥獣これは追い払いのためだけでありますが、追い払い用ロケット花火てあるんですね。この間私も直接その場にいなかったですが、ケーブルテレビで紹介をしておりました。連続でドンドンと打つ、それも同じようなやり方ですれば猿はすぐ学習効果をですね、モンキードッグによる猿追い払いの研究、これは今インストラクターと犬を使っての訓練課題がございまして。研修会どうすればイノシシや猿の被害を防止することができるか、そういったものを今各地区ごとに3カ所今やっております。そういうようなこと。

 防護柵の設置、これはハード事業でありますが、そんなこともやっております。しかしやはり一方で、個体を減らすということ。今近江議員おっしゃったように猟友会の皆さんの協力をいただきまして、個体を減らすということがやはり絶対的に必要であります。そのための方法として、今猟銃免許の関係がいろいろこう何しましたがあの事故が起こったためにですね大変厳しくなりました。あの事故さえなければですね、という思いもございますが。

 したがって今は猟友会を中心にしたこの対策こういうことになっていますので、もちろん市の職員でも免許を持った者はおります。また取得をさせることも実は可能であります。しかし猟友会の皆さんにとっては、やはりこれは中心としてですね御判断をいただかなければならないものがたくさんありますので、猟友会を中心に今考えようとしているところでありますので、猟友会の有力メンバーであります近江議員にはぜひ御協力いただきますようによろしくお願いいたします。

 そしていま一つは、法人の草刈りについての支援ができないかということであります。今草刈り支度をしている法人が現にあります。これは農事組合法人福栄、あるいは農事組合法人平蕨台の共同生産組合、グリーンファーム旭、萩広域シルバー人材センターこのあたりは草刈り支度をしております。これは今近江議員がおっしゃったような農業法人という形のものももちろんありますけれども、それ以外の要するにその自分たちの法人の外の業務をやる。こういうことでありますから。少し趣旨は違うかもしれません。こういうような形のものも今考えているわけであります。基本的にこの農事組合法人そのものが今草刈り支度をする、なかなか今のある農事組合法人。例えばヘリコプターの防除とかいろんなことをやられていますので、そういったことから言いますと大変量的に難しいのかなと、こういうふうに思います。

 今現在その先ほども、実は午前中に御質問をいただきました中山間地域の直接支払い制度てあります。ここにはそういった草刈りとか、いろんな畦畔の維持とかそういったものの経費が出るような仕組みがあります。そういったような形で人を雇うとか、労働に参画いただくとか、そういうようなことがこの一つの仕組みとしてあるわけでありまして、あわせて農地水環境保全向上対策事業こういったものもございます。こういったものを使いながら今いろんな仕組みができておりますので、できる限りそういうふうな努力を重ねていくのかなあと思います。

 どうしてもなかなかこの草刈りすらもできない、こういったことの声も聞きました。去年は実は市の職員が各地域に出向きまして草刈りをやりました。今年も7月にやります。去年は第1回目訓練をしたときに近江議員も参画をいただきました、ありがとうございました。今年もやりますので、またぜひ御参画をいただきますようによろしくお願いします。

 とにかく草刈りの体制はいろんな意味で今この市道等の道路の関係、維持補修で相当各地域の予算をふやしておりますので、そういったもので対応できる分もありますし、農道やあるいは集落道、こういったいろんなものの草刈りができない地域、こういったところの声も聞きます。いろんな形でかなり集落によって事情は違いますが、間違いなく1年年を経るごとに、なかなか草刈りが困難になる集落がふえつつあることは事実でありますので、そういったものについてどのような対応をしていくのか、それぞれの地域の実情に合わせて対応を考えていきたいと思います。

 以上であります。





○議長(青木賢次君) 7番、近江議員。





◆7番(近江郁宣君) 二度質問はすまあかと思うたけれど、市長あの猿はねえそねえに今猟友会にお願いしてあるからとかねえ何でわなでやるからとか、そねえにねえみやすいもんじゃあないですよ。市長は市会議員やっつけるそはみやすいかもしれんけど、猿は賢いからねそねえなもんじあないですそりゃあ。猿はね、とにかくその普通のやるハンターが私たちが椿東分区で何があっても電話1本かかったらすぐ出るちゅうのが6人か7人こさえてあります。散髪屋もおりゃいろんな人がおって、すぐおいて仕事おいて行かれる人がこさえちゃる、それでもねえ猿は間に合わんのです。猿はもうねえ椿瀬に出ちょるからすぐ来ておくれ、目代出ておくれちゅうから行く、行ってもそこへ鉄砲撃てんからぱーとそのまま自動車とめずに走って、向こうで弾詰めて、そしていけんことやけど違反かもしれんけど、違反でもちょっとその猿をとらんやと思うから、帰ったときにはどこからだれが見ちょるかしらんけど猿は1匹もおらん。大根畑出ちょるそでも。そりゃあ賢いからね。その私もいろいろ中の倉でもやれ猿が出たと行ったらほとんどとれんです。出たちゅうて行ったら。それを随分向こうの山さき輪をかけて囲んじょかんやね、ぐらいにちゃりこいですからね。もう郵便さんの支度借りて行ってみても知っちょるしね、しまいにゃあ自動車のナンバープレートまで猿が覚えちょる。それで行くとね、つうーと逃げるじゃあ。やからそねえにねえ市長あのねえ今言われるように、猟友会を頼りにしちょるとかそういう問題じゃあね駆除はできません。給料もろてもそれに絶えず熱中した人が2名ぐらいおらんやあね。ついあの猟師の方にお願いしちょるから大丈夫でござんしょうよ、とんでもない、猿の方が輪をかけて賢いからそりゃあ無理です。

 それと草刈りの方ですが、これもまあ市長がつい市の職員が刈ったとかあるいは刈ったて草はね1回刈ったて1週間たって雨が降ったらちょうど元になっちょります。だからねえ、草ちゅうのはねえ本当あの闘いですからねえ。

 わしゃあ思うけど、最低1カ所4回は刈らにゃあいけん。だからねえその絶えず刈ると楽なんですよ。上にねえかずらが巻いたりねえその草が長うなると、これ刈ったそをこう起こすのにねえ手が夜は痛とうて寝られんぐらい、それはもうものすごいつらい仕事ですから、やっぱりこれ給料もろちゃあ違いますで。給料もろちょりゃあ命かけで刈らにゃあいけん。そうすりゃあね、草もいっそ伸びんうちに次から次からあのさすっていかれる。それは朝は朝ぼし夜は夜ぼしでね、草刈りでも昼中無理に暑いときに汗を流してせんでも、日が落ちるまで刈りゃあ相当刈れますいね。わしゃあ今ずっとそれを生きがいにしてやっちょるけどね。

 そりゃあ本当にボランティアちゅうのもほどほどのもんで、給料もろちょると思うとやっぱり責任があるからね、やっぱり責任があるものに対して草刈りをね2人雇うちょるそとねあっちもこっちも1回か2回刈って、予算組んじゃります、て言うてやけど、そねえなことじゃあ間に合わんのですよ。専門家がおってだっーと刈る、向こう刈って戻ったら次は伸びちょるけど、またそっから刈って行く調子で、ずっーとこの予定を組んで刈るぐらいにせんやあ草ちゅうもんはね勝てんです。

 その草が今ごろは薬があるから枯らすちゅうて言うけど、あの草をね自然のものを枯らすちゅうのは人体には莫大な被害があるんですよ。仮にまあ悪い話やけど、わしは猿狩りとかシシ狩りに行っても、みかん畑の中ねきれいによう刈っちゃるとこと大草のとことあるけど、へたらね薬で枯らす家があります。大将そこはあんたあ薬をまいて草枯らしちゃあ、上の生り物はあんたあ食わりゃあせまあがのていうたら、うちで食う物はあねえなことしやしません。それじゃあねえ正直なところね、そういうことがあっちゃあいけんのです。

 だから草刈隊は草刈隊でちゃんとしてね、その絶えず二期的にやるのをこさえんやあ、ついあのそりゃああのあそこの道路のへりや市道のへりの方ちょろっとやるなら、市の職員がボランティアで行ってさらさらっとさすってもええけど、やっぱり農業やるっちゅうていう段階についたら、組織的に給料もろうた人間がずっーと抑えるぐらいに任せてやらせる。それでできないときは定年退職やこれね、それやからできる人を元気な人をそれにやって、市の職員をよけい入れて元気な人を募集してね、本当にえらい仕事ですよ。机よう座っちょるようにゃあないえらいからね、きついけどやりだしたら結構おもしろいですよ。こう背中に乗せてさすりに行くと、結構楽しさが半分くらい沸いたりしますけどね。そりゃあねえ市長そねえなねえ簡単なもんじやあない。やはりねえちゃーんと決まったハンターを入れて、法人の中に草刈隊をちゃんとはめて、給料で動かさんやあねええこといかんと思いますよ。両方とも。





○議長(青木賢次君) 市長。





◎市長(野村興兒君) 鳥獣被害対策については、まさに猿の戦いを3年間でとこういう話をやっています。いろんな形で今御意見を聞いておりますので。今この農林水産部農政課の中に、この鳥獣の対策係をつくりました。したがって今近江議員のいろんなお話を農林部長は聞いておりますので、感想をですねひとつお話をしてもらう。これは草刈りの話もそうであります。確かにこういう今緊急雇用で国道、県道のですねかなりずっと今のところ車をストップしてやっていますね。あれはまさに緊急雇用対策で専門に今雇ってやっているわけでありますね。まあ確かにそういう今草刈りもそういうふうにちゃんとした給料で人を雇えとこういう話でありますが、そういったことも今含めて本当は可能なのかどうか、そういったことも含めて今近江議員の諸説について、農林部長の立場からコメントをさせていただきたいと思います。





○議長(青木賢次君) 農林水産部長。

  〔農林水産部長 大田直志君登壇〕





◎農林水産部長(大田直志君) 私の立場から答弁いたします。

 猿につきましては、今近江議員が言われるように大変対策が難しいっていうのは十分に把握しておりますし、人間より利口だと言い方は変ですがそういう感じがしております。市内でも旧萩市でもですね出なかったところでどんどん出ているということで大変苦情がありまして、うちの係の者は毎日その現場に行ってですね花火を打ったり、いろんなことをですねしながらやってますが、やはり猿の方が利口だということはすごく認識しております。

 先ほど市長も申しましたけど、猿のためにはと言うか一つは、捕獲をするということとやっぱり防止をするという2段階で考えておりますが、やはり捕獲ということになりますと、今近江議員言われるように現場に行ったときにはすでに逃げておるというのが現実でございます。しかも逃げても木の上を渡りますのでそれが陰になりますのでなかなか発砲してもなかなか捕らえられない、いうような苦しさがございます。また捕獲檻をつくりましても、なかなかその利口でですね捕まらないというのも現実でございます。

 いずれにしても、まあ猿につきましては単独でその捕獲補助金もつけておりますが、なかなか猟友会にお願いをしとってもですね実績が上がらない、と言うこともございます。いずれにしましても、我々鳥獣対策協議会で今議論をしております。猟友会の方ともですねどういう方法がいいのかというのを議論しております。この議員の中にもいらっしゃいますけど、やはりこのことはその猟友会それぞれまあ猟友会というかハンターがそれぞれ連携してですね、さっきもちょっと言われましたが、猿の出没については片方から追えばですね捕獲隊員がその反対側からやっぱり迎え撃つというようなことをしていかなければですね、個体数の減少にならない、いうふうに思っております。

 また猟友会の現実といいますか、年齢的にもかなり高齢化しておりまして、その辺に問題があるんじゃあなかろうかということは全国的なテーマでありまして、今現在萩市内の猟友会の皆様の平均年齢は63.5歳いうことでございます。ある程度高齢になってもですね、いわゆるその勘といいますか昔からの勘で頑張っていらっしゃる方もいらっしゃいますが、そういう方の知恵も使いながらですね、いただきながらやって行くしかない、いうことでございます。

 いずれにしても何て言いますか、捕獲隊員に職員が、例えば市長が捕獲隊員に任命すると言えば特措法でできるわけでございまが、なかなかその今まで経験がないものが猟友会員の一員となって活動するというのもですね、すぐにはできる話ではないというふうに思っておりますので、今対策協議会でそういうこともできますがどうすればいいかという意見を集約をしております。いずれにしても先ほど言いましたように猟友会員の皆様のいわゆる連携話し合いによりましてですね、的確な駆除を行うということにつきるというふうに思っております。

 それから法人による草刈り試案についてですが、先ほど市長が紹介しましたのはいわゆる3セクとかそういうものでございまして、それは賃金をもらって、賃金と言いますか報酬をもらってやっている組織ですが、やはり普通の農事組合法人という話になりますと、草刈りをほかのところへ出て行くよりは、自分とこの草刈りでもう精一杯、いうのが現実でございまして、そのときには収穫物も自分たちで管理しなきゃあいけないし、草刈りも相当面積を法人はこなしているわけでして、とても外には行かれんと、打って出られんというのも現実でございます。その辺がありますので、今のところ支援というのは例えばその萩市がそういう方を雇ってとかいう話になるかもしれませんが、その辺はまだまだ検討する余地があろうと思います。

 それから中山間直接支払い、先ほど紹介がありましたけど、これにつきましては国の補助事業でですね中山間直支の協定者が、例えば隣接の例えば限界集落的なところで作業ができないところへ出向けば、補助事業がありますよという制度がありますが、なかなかそれもさっき言いましたように、聞いてみますと自分ところの草刈りの面積でもう精一杯、とても外へ出てやるようなその馬力はない、いうことですね、今補助事業としては採択しておらんというところでございます。いずれにしてもまあ地域は地域で守るという迫力はないかもしれませんが、これで当面努力していくしかないというふうに考えております。

 以上です。



○議長(青木賢次君) 7番、近江議員。





◆7番(近江郁宣君) 今の市長聞かれましたかね。あのねとにかくあの中の倉の鳥越というところの家が1軒か2軒しかないときでも、猿に攻められたらね何もつくられん、大豆つくってねその一つずつ持って逃げりゃあええけど、先に束にしてなだらにかけるそ猿は待っちょるわけ。なだらかけたそなだらから抜いてかついでねこそぎ山へ持って行くから、よいよ一粒もめいめかた食われん、花火でドンドン打つけどね、ありゃあ鉄砲じゃない花火じゃあ猿知っちょるからね何ぼ打ったてねおけつたたいて猿は逃げる、そりゃあねえそねえなもんじゃあないですちゃあ。とにかくだから専門家をね給料やってぴしゃっとつけたら、要するにいつも張り込んでやらにゃあ、出たから来てつかさんせて何遍行ったかわからんけど、そりゃあねえ猿の尾っぽが1本2万5,000円高いようなけど、それをとるそにゃあ何10回も行ってすか食うてね、10人くらいでこの前の田床で囲んで、今あそこ水源地に出ちょる、よしちゅうのであそこの何とか板金の谷へずっーと4人が入る、あっち4人で配ってよしこっちからへいじゃあ追えっちゅうて、追うてもね猿がどこから見ちょるかわからんけど、木を登ってね泥もと走っても早いですよ。へえやからね、いつのなかいに音もさたもない、キャとも言わんようになる。不思議なほど消えるですいね賢いから。

 せえから、仮に上に木におってもね、だまって木にひっついちょったら、何ぼ見てもわからんですよ。だからつくりものをへり絶えず給料もろてそこへ弁当持って行ってでも、昼飯食いに帰るんじゃあいけんよ、ちゃあんとその周囲を見晴らして、いつもにらみきかしちょたら猿もあきらめるけどね、ちょっといんで飯食いにもどったら、ちょっとトイレ行ってこうじゃあちゅうていんだら、その間にちゃらっとやられる。そりゃあねえだから二人要るんですよ二人、一人じゃあなかなかやれん、それぐらい賢いです。それから今草刈りも言うたようにね、本当にね専門の草刈りでもう元気のええ体格のええのをねえ、ちゃんとした給料職員並みに払うてもええじゃあないですか、そいでも守るじゃから。ものすげええらい仕事じゃからねえ、私はそういうふうな職員並みにして、ちゃんとしたものを二人ずつくらいして、一つの法人にはねえハンターが二人に草刈りが二人ぐらいおいて、たえずぐるぐる、ぐるぐるやるような草を抑えるのとけものを抑えるの者とがいつも張り込んで自衛隊がおるようでなけんやわしゃあええ農業はこれから成り立たんと思うんじゃあ。老齢化するからなおさらのこと、ていうのが私の意見です。





○議長(青木賢次君) 市長。





◎市長(野村興兒君) 先ほど来申しておりますように、猿との関係はまさに戦いだと思っております。まあ猿は知恵がすべてといいますか、人間の英知と猿の知恵と比べ合いみたいなもんです。決してここは猿の惑星じゃあないわけでありますから、ちゃんと計画を立ててしっかりやれば対応を考えられると思います。今例えばイノシシについていいますと、有害鳥獣という観点で年間519頭そしてまた狩猟という観点から788頭、これは相当のもんであります。1,307頭とってあるんですね1年間。猿は捕獲数が98位で、猿は1頭2万6,000円お支払いをしています。それは市からですね。だから10頭とっていただければ、26万お支払いをするわけでありますが、100頭とればという話でありますが、なかなか難しいっていうことかと思います。

 今いろいろお話をしていますように、何らかの工夫をして3年間というようなことで期限をきってですね少し本気で取り組もう、まあ今担当の係長がいるんですよ、担当の係長つくったわけです。ほかの仕事をしなくてもいい。もう猿とイノシシだけ、こういうことでありますから。まさに近江議員がおっしゃるように、給料払ってやっているわけであります。そのくらいの覚悟でやりますので、またぜひ猟友会の立場から知恵をお貸しいただきたいと思います。

 とにかくこのいろんな観点で問題がございますが、これは今いろんな地域からですね、まさに近江議員がおっしゃるように悲鳴に似た声が上がっておりますので、前もお話聞きましたが作物だけじゃあなくて、この御婦人を襲うというですねそういった事実が起こっております。これは傷害罪であります。犯罪行為でありますから、これは何とかしないとですねこれはどうしようもない、こういうことでありますから、今からかたい決意で臨みますんで、同時にまたお力添えをいただきますようによろしくお願いします。





○議長(青木賢次君) 近江議員の質問は終わりました。

 以上で本日の一般質問は終了いたしました。

 これをもちまして、本日の日程はすべて終了いたしました。あす11日水曜日も午前10時から会議を開き、一般質問を予定しておりますので、定刻までにご参集願います。

 本日はこれをもって散会いたします。

     午後 4時31分散会

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 地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。



  平成21年6月16日



   萩市議会議 長  青 木 賢 次



       議 員  杉 山 浩 司



       議 員  横 山 秀 二