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山口県 萩市

平成20年 9月定例会 09月08日−03号




平成20年 9月定例会 − 09月08日−03号







平成20年 9月定例会



                平成20年9月



            萩市議会定例会会議録(第3号)



                議事日程第3号



         平成20年9月8日(月曜日)午前10時開議





第1 会議録署名議員の指名

第2 一般質問

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〇本日の会議に付した事件

日程第1 会議録署名議員の指名

日程第2 一般質問

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〇出席議員(30名)

       1番  大 村 赳 夫 君

       2番  岡   通 夫 君

       3番  長 岡 肇太郎 君

       4番  松 尾 義 人 君

       5番  井 関   稔 君

       6番  江 原 任 子 君

       7番  近 江 郁 宣 君

       8番  木 村 靖 枝 君

       9番  小 茅   稔 君

      10番  小 林 正 史 君

      11番  斉 藤 眞 治 君

      12番  左 野 忠 良 君

      13番  柴 田 保 央 君

      14番  杉 山 浩 司 君

      15番  世 良 眞名夫 君

      16番  田 中   良 君

      17番  坪 井   豊 君

      18番  中 村 洋 一 君

      19番  西 島 孝 一 君

      20番  西 元   勇 君

      21番  平 田 啓 一 君

      22番  藤 田 克 弘 君

      23番  丸 田 勘 次 君

      24番  宮 内 欣 二 君

      25番  守 永 忠 世 君

      26番  諸 岡 皓 二 君

      27番  横 山 賢 治 君

      28番  横 山 秀 二 君

      29番  尾 木 武 夫 君

      30番  青 木 賢 次 君

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〇説明のため出席した者

 市長        野 村 興 兒 君

 副市長       瀧 口 治 昭 君

 教育長       岩 崎   肇 君

 総務部長      中 村 敏 雄 君

 総務部理事     迫 村 高 志 君

 総合政策部長    湯 本 重 男 君

 文化・スポーツ振興部長

           美 原 喜 大 君

 市民部長      田 邊   信 君

 保健福祉部長    藤 田   擴 君

 農林水産部長    白 神   崇 君

 商工観光部長    松 原 純 二 君

 土木建築部長    岡 本   隆 君

 歴史まちづくり部長 伊 藤 富 之 君

 上下水道部長    桑 原 榮 治 君

 教育委員会事務局長 槌 田 郁 利 君

 会計管理者     山 中 伸 彦 君

 消防本部消防長   中 屋 健 司 君

 総務部次長     中 原 滝 雄 君

 財政課長      杉 山 寛 校 君

 企画課長      弘 中   保 君

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〇事務局出席者

 事務局長      米 原 祥 三 君

 副局長       藤 岡 敏 彦 君

 主幹        奥 山   明 君

 次長補佐      浜 村 祥 一 君

 調査係長      須 郷   誠 君

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     午前10時04分開会





○議長(青木賢次君) これより本日の会議を開きます。

 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。

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△日程第1 会議録署名議員の指名





○議長(青木賢次君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。

 会議録署名議員に、5番、井関議員、23番、丸田議員を指名いたします。

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△日程第2 一般質問





○議長(青木賢次君) 日程第2、これより一般質問を行います。

 一般質問は、14名の議員より通告があり、発言の順序は抽選により既に決定しております。通告の内容を見ますと重複した質問項目もありますので、できるだけ内容の整理に努めていただきたいと思います。

 質問者におかれましては、関連質問や要望等の事項は避け、通告の項目に従って答弁を含め60分以内という申し合わせを遵守されますようお願いいたします。また、答弁される参与の方々に申し上げますが、質問の要旨を十分に把握され、簡潔かつ明確な答弁に努めていただきたいと思います。

 それでは、順次質問を行います。質問順位1番、西元議員。20番、西元議員。

  〔20番 西元 勇君登壇〕





◆20番(西元勇君) おはようございます。私は今までの人生の中で、1番くじが当たったのが、数えてみますけど記憶にありません。それほど私の人生にとって、1番のくじというのは貴重なものでございます。この年になって、これから将来もっと開けたらどうしようかと、その開運に期待をして、きょうは一般質問をさしてもらおうと思っております。あの一般質問は、通告をいたしておりますので、その順序に従って質問させていただこうと思っております。

 まず最初に、名水百選についてでございますが、名水百選に選定された三明戸湧水、阿字雄の滝を取り巻く環境整備について、市の考え及びその施策をお尋ねをいたします。

 環境省では、澄んだ清らかな水を広く全国に紹介するため、1985年に名水百選を選定いたしました。自来、20年を経過した現在、社会情勢の変化なども踏まえた上で、地域住民による水環境の保全活動が行われているものを、既存の百選に新たに加えました。今回加えられた平成名水百選に、三明戸湧水、阿字雄の滝が、大井湧水群として選ばれました。

 平成の名水百選は全国の湧水や用水、地下水、河川162カ所、46都道府県が推薦し、有識者でつくる調査検討委員会が、水質を初め周辺環境などを評価して選定されたと仄聞しております。県内からは、萩市大井と周南市鹿野地区の潮音洞清流通りの2カ所が選ばれました。地域の人々にとりましては、ふるさとの歴史に輝かしい1ページを記す一大慶事として、喜び倍するものがございます。

 大井南端に位置する本郷地区三明戸は、三明戸城、別名切山城とも、ともに栄えた地域でもあり、古くより水清くして人住めりと言われた格言どおり、当地区は阿武火山帯の溶岩丘の底部に位置して、いにしえより羽賀台から浸透する水は、水温14度と四季を通して変わることなく、湧出するこの恵みの水に崇高な畏敬の念を添えて、地域の方々は飲用や生活用、農業用水として利用し、現在は周辺310人の簡易水道の水源ともなっています。また、落差60メートルの阿字雄の滝は、断崖絶壁に玄武岩独特の六角形の柱状節理があらわれるなど、深山幽谷の体を表し、巨岩、奇岩に刻まれた「瀑布に題す」といった滝を愛でる漢詩とともに、当時を今に偲ぶことができます。マイナスイオンあふれる、凛とした憩いの場になっております。

 このように、一方では歴史的にいぶし銀の輝きを持ち、また一方水を活用した生活環境には、その景観と水文化の豊かさを感じさせます。

 今回、平成の水百選の称号をいただいたことは、地域住民はもとより、行政としても次世代への橋渡し役としての重い責任があろうかと思料いたしております。

 そこでお尋ねをいたします。今年6月4日、名水百選に選定され、新聞やテレビ等での報道により、「一躍時の人」となった大井三明戸湧水群は、多くの来訪者やそれにともなう問い合わせ等で、地域は大忙しの毎日が続いています。地域にとりましては、青天のへきれきといった感が強く、慌ててボランティアガイドの養成に力を入れるなど、その受け入れ態勢と準備に努めているところであります。

 一方行政に対しては、水源の水質保全と、水質源の豊かさを感じさせる原風景保持、保全につきまして、関係者の連署をもちまして提案書を提出させていただきました。提案者に当面の課題として、名水百選にふさわしい案内板の設置。湧水に変わるミネラル水のくみ場設置。さらには大井湧水群のパンフレットの作成。そして中期的課題としては、阿字雄の滝への登山道の整備、仮駐車場の設置、待避所設置による市道の整備。このほか、ホタルを中心にしたビオトープ事業の推進。長期的課題としては、三明戸湧水に通ずる市道の整備等を7月9日に提案させていただきました。

 あれから2カ月が経過いたしましたが、どのように検討されたでしょうか。萩市の財政が大変厳しいことは十分承知しております。しかしそれ以上に、地域は青息吐息といった状況でありますので、あえて市長の御所見をお伺いいたします。

 次に、山口県萩柑きつ試験場の廃止について、萩市管理運営の柑きつ試験場の設置と、かんきつ耕作放棄地、同じくかんきつ農家の後継者対策について、市の考え及びその施策をお尋ねいたします。

 県萩柑きつ試験場が再編統合に伴い、今年3月末をもって廃止となりました。市はこの施設を県から譲り受けて、夏みかん対策の振興施策として活用する方針を決めたと、毎日新聞の山口版に報じられていました。その内容は、施設をリニューアルしてかんきつ農家支援の拠点として、畑地は新規就農者の研修の使用にするといったものでした。少子高齢化による担い手不足や、それに伴う耕作放棄地、安価な輸入農作物の増加など、かんきつ栽培農家は今その冬の時代を迎えております。こうしたとき、知識習得の場として頼りがいのあるかんきつ試験場がなくなったことは、関係者にとってはショックであり、大きな重い痛手であり、再生の道は大変厳しいものがあると思われます。

 私はこうした時代を先取りして、数年前、夏みかん構造改革特別区域の認定についてお尋ねをいたしたことがあります。その一般質問を受けて、野村市長さんには御多忙の中、貴重な時間を割いていただき、荒廃を続ける夏みかん畑の現状を視察いただきましたので、低迷するかんきつ農家の実情は十分御承知のことと存じます。

 そもそも萩の夏みかんは、萩市誌によると、文化初年ごろ、1804年ごろに、江向の楢崎十郎兵が長門市の青海島大日比の知人から果実数個を送られ、この種子をまいて一樹を得たのが始まりであった。その後明治初年、小倉県令の職を辞した小幡高政が、士族授産のため夏だいだいを植えることに着想して、奨励、指導、育成したのが今日の萩夏だいだいの基礎となったと萩市誌に記されております。その後、時代の変遷とともに、萩の夏みかんはかんきつブームに乗って、成長、発展を続けてきたのであります。

 こうしたブームの中で、栽培農家の指導の必要性が生じ、昭和9年に山口県農事試験場萩柑橘指導地が堀内に設けられ、毎年長期講習生を募集し、後継者の育成に努めた。また、脇英夫著「萩夏みかん百年小史」には、昭和27年には夏みかん栽培が農家にもたらす経済的貢献を重視した安村正人萩市長は、市議会、各農業協同組合長の協力を得て、堀内に萩市柑橘試験場を設置し、優良の苗を養成して、毎年約2万本の共同購入を斡旋した。本場は、数々の試験研究と指導事業を続けたが、今回廃止となった山口県農業試験場萩分場が設立され、事業を開始したので、昭和44年に閉場したとその歴史が詳しく記されています。

 元来萩の気象風土は、夏みかんに適していて、気象温暖で、土壌は耕土も深く肥沃である。夏みかんの性質上、粗略な管理でも樹勢は強く、よく結実したため、無肥料放任でも差し支えないと誤信され、特別な肥培を行われないことが一般的であったが、干害や病虫害による果実の品質劣化等によって、肥培管理の重要性が認識され始め、大正15年に町役場にかんきつ栽培指導の技師を置くなど、県下でも早くから中堅栽培者の養成に当たっていた。

 たかが夏みかんと思われますが、古い文献などをひも解けば、特産品としての地位確保のために払われた夏みかんの甘酸っぱさには、行政を初め多くの先輩の方々の汗と努力が詰まっていることが再認識されます。

 こうした長い歴史と、貴重な研究成果を基盤に、特産品としてさらに磨きをかけるために、先日申し上げましたように、昭和27年に安村萩市長が勇断を持って堀内に設置されたように、萩市みずからの柑きつ試験場として、かんきつ農家の立場に立った、新しい感性を持った試験場を再スタートさせられるお考えはないか市長のお考えをお尋ねいたします。

 あわせて、かんきつ耕作放棄地、後継者対策等についても、市長の御所見をお伺いいたします。

 また、県萩柑きつ試験場の廃止に伴う市への移管に際しまして、個人所有の土地も絡んでいると仄聞いたしております。長年快く土地を提供いただいた方々の気持ちを斟酌の上、早い解決を願うものであります。ごらんのように会場には大井地区の方のかんきつ栽培の農家の方もお見えになっております。市長さんには夢の持てる、明るい御回答を期待をいたしまして、1回目の質問を終わります。





○議長(青木賢次君) 市長。

  〔市長 野村興兒君登壇〕





◎市長(野村興兒君) ただいま西元議員から大きく二つ、名水百選の問題と、そしてこの県の柑きつ試験場の今後のあり方、問題も含めて夏みかんの話をお尋ねいただきました。

 大変格調高い言葉で、この表現をされておりました。大変感心して、今拝聴させていただいた次第でありますが、最初の名水百選の話でございます。これはまさに議員の言葉を借りますと、青天のへきれき。いや、私どもも実はびっくりいたしました。これは環境問題担当の者が実は応募いたしました。この三明戸を初めとします大井湧水群、まあこれは御承知のとおり、この阿武火山群に属します羽賀の台からの湧水でありまして、この地質学的にも大変この重要な意味を持つ、こういうふうなものである。そしてまた、ちょうど折しも三明戸湧水は、本郷、そしてまた坂本、市場地区の簡易水道の水源として、ちょうど利用を始められたところであります。今までもずっと歴史的にも、本郷集落の飲用水として地域の生活の中に溶け込んできた。そしてまた阿字雄の滝は大変美しい滝でありまして、美しい水流であります。まあこういったもの、まあ言うなれば大井地区の自然の象徴として尊ばれたものであります。

 このような財産を、萩市民はもとより、全国の皆さんに紹介をしたい。地域と行政が一緒になって守っていく必要があるんじゃないかと、こういうことが実は担当者の思いでありました。しかしまさかとは思っておりまして、ある日突然連絡があって、実はこの6月25日だそうでありますが、私ちょうど予定がありまして、副市長に代理出席で環境大臣から平成の名水百選の認定書が交付されたわけであります。まあ突然のことでありましたから、みんな慌てました。そしてこれが一斉に新聞報道されまして、特に阿字雄の滝のすばらしさ、この写真に惹かれまして、どんどんこの大井湧水群をお訪ねになる方がふえたわけでありまして、今議員御指摘のように、とにかくこの大忙しの対応を迫られた。大変御負担をかけましたし、阿字雄の滝の周辺の皆さんには、本当にいろんな意味で御迷惑をかけたかと思います。

 それほど実は、この名水百選というものは、そうやって発表されると影響力が大きいんだな。これは実は御紹介がございました周南の鹿野のですね、ケースも全く一緒でございまして、大変な混乱をきたしたと、こういうふうにいわれております。

 今議員からそういったことで、とにかくふるさとの歴史に輝かしい1ページを残す一大慶事だと、こういうふうに喜んでいただきました。この本当にうれしい限りでございます。

 そして今からこれに対して、どういうふうな対応をするのかということを今お尋ねでございました。しかも提案書を御提出をいただいてますが、その提案書には当面の課題、中期的な課題、そして長期的課題、ちゃんと分けてですね、整理をしてあるわけでありますが、その中で、このできることできないことございます。すぐにやれるもの、ちょっと時間がかかるもの、いろいろありますが、それぞれちゃんと整理をされておりますけれども、私どもは、今御指摘の中で、例えば三明戸湧水の水源に見学者がたくさん来られまして、例えばあそこの土手が崩落するんではないか。こういった意味で、柵を急ぐ必要があるだろうとか、見学者に安全な水が供給できる。名水っていうから、必ず飲めるもんだ。だけど阿字雄の滝の方はちょっとっていうですね、この三明戸湧水の方は、ちゃんとこれは原水になっているわけですから、そこに飲めるような水道の取水口の設置ができないかとか、あるいは三明戸湧水と阿字雄の滝のそれぞれの箇所に、まあ平成の名水であるということを示すですね、何か標識ができないか。これは暫定的には今皆さん工夫してやっていただいておりますが、ちゃんと後世に残るような形のものを。そしてまた、阿字雄の滝と三明戸方面の市道の分岐点がありますが、そこにちゃんともう少し表示がないと、みんな道に迷われるとこういうことであります。

 こういったようなことを取り急ぎこのやっていきたいと思いますが、いずれにいたしましてもこれは私ども行政の方が勝手にですね、自分たちの思いだけでやってはどうしようもありませんので、今協議会の皆さんとも今から十分協議をしながら、もう秋でございますので、今補正っていうのはなかなか難しいと思います。まあその予算的な問題、あるいは地元の皆さんがこれは俺たちでやろうとこういう話であればですね、これはお願いするかもしれません。そういったことの区分をしっかり今からこの議論していきたいと思います。

 いずれにいたしましても、地元の皆さんがこれほどお喜びいただいてるわけでありますし、このいろんな形で対応を急ぐ必要があるものもございます。とにかくこの今、当面対応すべき課題というものをということで整理をさせていただき、かつまた今お話がありました中期的課題、この登山道の整備であるとか、もろもろのこと、そして長期的な課題として、湧水群に通ずるこの市道の整備とか駐車場とか、まあこういったことも御提案いただいてます。このあたりはなかなか総合的にですね、大井地区の整備の問題にもかかわりますので、今後議論をさせていただきたいと思うわけであります。

 今、この萩市が選定された百選というのはたくさんございまして、約20ございます。例えば、歴史の道百選。まあこれは萩往還とか、あるいはこの例えば、21世紀に残す日本の風景遺産百選。これは須佐のホルンフェルスであるとか、あるいは山口県自然百選の中には畳ヶ淵も実は入っております。いろんなところのものがたくさんありますが、実はこれは既に、かなり合併前のこの選定でございます。こういったいろんな百選がたくさんありますので、こういったものもですね、例えば今表示もろくにないものもありまして、そういったことも含めて、こういったせっかく百選に選んでいただいた、まあそういったものが、この広くこの市民の皆さんに、あるいは萩を訪れる方々にもしっかり知っていただくような、そういった工夫が要るのかな。西元議員の御指摘を受けて、改めて感じ入った次第であります。

 まあしかし、この今の大井の湧水群については、この選定をいただいたこの早い時期にですね、手当をしていこうと思います。いずれにいたしましても、十分協議の上、対応させていただきたいと思うわけであります。よろしくお願いしたいと思います。

 それからもう一つその、湧水水生へのビオトープづくりということで、今お話がございました。そもそもビオトープとはどういうものかっていうことまで御解説をいただいたわけであります。そういったことも含めて、実はこの考えていかなくちゃならないんでありますが、ただこの選定に当たって、この選定委員会のこの委員長、岡田さんという学者の方でありますが、これは条件が付されておりまして、水環境保全とあわせて、そこに住む水生昆虫等の生物の生息環境もかえることのないようにという話でありますので、この新たにビオトープをつくることがですね、このなかなか難しいのかなと、こういうことも考えております。

 いずれにいたしましても、この大井地区の上水道設置協議会、西元会長でいらっしゃいますが、十分議論をしながら考えていきたいと思っております。

 2問目のこの話であります。一つ、大いにPRするというか、内容このという話でありますが、実は私ども、6月6日、早速ですね、観光ポータルサイト、萩市のホームページでありますが、そこに平成の名水百選阿字雄の滝と、こういったものを掲出いたしました。そしてこのホームページからもちゃんとですね、チラシがダウンロードできるようにしてありますので、このあたりはとりあえずすぐに対応させていただいた一つであります。そのほか今御指摘をいただいたことは、できるだけ早くこの対応を考えていきたいと思います。

 次に、2番目に御質問をいただきました、県萩柑きつ試験場の廃止の件でございます。

 これも実はさっきの名水の青天のへきれきという以上にですね、私どもにとってはまさに、ある日突然の通告でありました。来年の春、柑きつ試験場は廃止をする。まあこういうことがあっていいのかと思うぐらいですね、突然の申し入れでございました。私どもは、本当はこういったことは2年、3年前から協議があって、どうしていくのか、引き継ぎはどうするのかという、こういう話をやっていくべきであろうと思いますが、県の財政事情、まあこういうことの一点張りでございまして、大島の試験場に吸収をする。したがって、萩の試験場は廃止をする。

 随分いろんな激しい議論をやってまいりました。萩のそもそもの夏みかんの由来。山口県のこの果実といいますか、県の花は何かというところまで、いろいろお話をしてきましたが、この県の財政再建、財政改革の一環ということで、県の方向転換は崩すことはできませんでした。

 したがって今どういう状況にあるかいいますと、柑きつ試験場は県はもう廃止をする。当初はあそこは更地にしてでも処分をする。まあこういうことまで言われましたが、私どもは、この夏みかんというものの歴史、まさに今西元議員が江戸時代からの歴史をるる御説明がありました。まさにこの萩のこのかんきつは、明治、大正、昭和、そしてまた平成に至るまでですね、萩の経済を支えてきたわけでありますから、特に明治9年の御紹介いただきました小幡高政は、あの前原一誠の萩の乱のときにですね、一方で何とか萩を活性化する。振興させるための一つの殖産事業として、この1万本の苗を黙々と育てたんですね。それから、明治、大正、昭和と、まさにこの萩の経済の、大きな貢献をしてきたわけであります。そういったようなことを歴史的な経緯を知れば知るほど、なかなかこの柑きつ試験場なんていうのは廃止できるはずはないはずなんですが、しかしそういった現実に今直面をしておりますので、何とかこの今議員御指摘のように、今後のこのかんきつの関係について、手当が必要でございます。

 当面、今この決定をされていることは何かというと、とにかくかんきつ農家の指導っていうものは一体どうなんだとこういう話でありまして、これについては4月1日の人事異動で、県の農業指導の担当のうち、かんきつの専門家を1名今増員をいただいています。そして、農業部長にはかんきつの専門家が今就任をいただいております。こういったことで配慮をしたというふうな県の説明でありました。そういうような形で、かんきつ指導っていうことについては、決して手ぬかりのないように、まあこういうことが県サイドの説明であります。

 そして、今残りますところの今の試験場、これは大変このかんきつの多種多様なですね、いろんな原木等もたくさんあるわけでありますから、これは萩市が引き受けまして、何とかいろんな各種の原木等も含めてこれを維持し、そして仮称ではございますが、萩夏みかんセンターという形で、萩市が維持管理できないか、こういったことを検討し、今県と調整をしているところでございます。

 どういう形になるか、全く予断を許しませんが、何とかここで要するに、新たにこの研修を受けたいとされるその初めての新規就農者の方、まあそういったようなお世話をする場所、あるいはこの夏みかん情報の発信であるとか、生産者と消費者のある意味では交流の場、情報交換の場、あれだけのかんきつがあるわけでありますから、いろんな工夫はできるはずであります。そういうようなもろもろのことを今考えております。県も応分の負担をということを言っておりますが、なかなか財政改革の一環ということでありますから、新たな負担を実はなかなか約束をいただけない。こういう状況にございますが、引き続き粘り強い交渉をしていきたい。このように思っているところであります。

 今、この冒頭にお話がございましたかんきつの要するに耕作放棄地とか、あるいは後継者対策、こういったようなもろもろな今課題が現にあるわけでありますから、そういったその課題にこの試験場を活用すべきだというのが、西元議員の今御主張でございます。

 かんきつの現状は、このいろんな係数をとりましても、夏みかん一つとりましても、今収穫量はかなり減ってきております。かつてこの萩の三角州の中が、最も生産地として多かったわけでありますが、今は大井の地区でかなりのかんきつの生産が行われております。そしてむしろ、旧萩の三角州の中のこの夏みかんの状況は、いわゆる俗に耕作放棄地といわれるこの米の場合と同じように、維持管理を放棄されたような、いわゆる放任地が非常にふえてきております。この周辺の地域もそうであります。

 このあたりをどうしていくのかという、今西元議員の御指摘がございますが、このあたりの耕作放棄地、放任地、そして後継者対策、こういったことをどうやっていくのか。私どものセンターをつくるところで、何かそういったような県の指導担当の方々とも相談をしながら、この新規就農者、多くはリタイアをされた方かもしれませんが、そういった方々を放任地に何かこうあっせんすることはできないだろうかとかですね、いろんな事々を考えております。

 確たることを申し上げるような段階でなくて、まだ県とも交渉中でございますので、明確に御説明はできませんけれども、今まさに御指摘がありましたように、かんきつの栽培の現状というのはかなり厳しくなっております。むしろ、今やかんきつの栽培は大井が中心になっております。そういったようなことから言いますと、少し大井の皆さんとも協議をしながら、このあたりについて、しっかり対応を考えていかなければならない。こういうふうに思っているところであります。今までの歴史的な経緯も含めて、この今議員御指摘がございましたようなこのもろもろのこと、しっかり考えていかなければならないと思います。

 今時折、実は民放のコマーシャル、実は萩では流れないということになっておったんですが、東京、大阪、そして名古屋、それぞれ関東、関西、東海のですね、各地域で、実はディスカバーウエストというJRのPRコマーシャルがございまして、これはこの萩を背景に実はやっていただいております。萩の背景と申しますと、ちょうど平安古の鍵曲がりを背景にいたしまして、あの大河ドラマ山内一豊の妻の役をやりました仲間由紀恵、極道先生、ごくせんの主演女優でもございましたが、彼女がまちを歩いていく。そして今度は田中別邸だと思いますが、そこで夏みかんをこの口にする。こうやって口にして、「あっ、酸っぱい」これが大変な評価をいただいております。やはり夏は萩は夏みかんだなという印象を、全国に実はPRをしていただきました。

 これは、決して萩市がお金を出したコマーシャルではございません。JRがディスカバーウエストということで、この西の方の観光ということで売り出していただきました。谷村新司のポスターとともにですね、この7月、8月大変に全国で話題になったコマーシャルでありますが、まあそういうようなこと一つとりましても、やはり萩と言えば夏みかんだということがですね、今なおそういう観光のポスターにも、あるいは観光のコマーシャルビデオにもですね、載るわけであります。議員御指摘のように、夏みかんは大事にしていかなければならない。

 そういった意味で、この試験場がなくなることは大変実は悲しいこと、辛いことでありますが、今度は萩市が本当にささやかではありますけれども、何か引き取ってこれをしっかり活用していきたい。

 今かつての萩市の歴史の中で、萩市自身がそういうかんきつの試験場をつくった、研究施設をつくった、こういうお話をいただきました。本当はそういう余力があればですね、えいやっというようなやりたい気持ちがありますけれども、しかし今の与えられた条件の中ではありますけれども、しっかり対応を考えていきたいと思います。

 一方で農業は米だけでは農家経営は成り立たない。そしてそういった中で、多角的な経営、この畜産であるとか、花卉であるとか、あるいは野菜であるとか、果樹であるとか、そういった中に、このかんきつもですね、うまく取り入れて農家所得をいかにして上げていくか。収益ある農業をどうしていくか。こういったときに、かんきつの栽培というのは、非常に一翼を担い得るものだと、こういうふうに思っていた矢先のときに、試験場がなくなったこと、残念至極でありますが、これを逆に何とか試験場を生かしながら考えていきたいと思うわけであります。

 田中別邸、これ三角州の中にありますが、これもかんきつ公園という形を位置づけました。しかし市内は、これは都市計画上の位置づけになっておりますので、農地としてこのなかなか位置づけることはできない。農水省の予算は実はいただくことはできませんでした。そういったようなことも含めて、今後今の新しい柑きつ試験場、どういうふうな形でやるか、少し長い目で、しかし当面は県から引き継ぐということは緊急を要する話でありますから、その急いで考えていきたいと思います。十分かんきつ農家の皆さんとも相談をしながら、対応を考えていきたいと思います。

 以上であります。





○議長(青木賢次君) 20番、西元議員。





◆20番(西元勇君) それでは、第2質問をさせていただこうと思っております。

 まず名水百選でありますが、市長さんの御回答の中で、ビオトープが難しいというような話がありましたが、私はそこについてひとつ、ちょっと論点を集中して第2質問をしてみたいと思っております。

 第1質問の提案書の中間的課題の中で申し上げました、ホタルを中心にした親水性に富んだ環境づくりでございます。

 今はやりの横文字で申し上げますと、ビオトープでございますが、この言葉はドイツ語で、日本語では生物空間もしくは生物生息空間とも訳されております。日本では1990年代から、環境共生の理念の下で、多自然型川づくりや、里山保全活動の取り組みとして、全国各地で繰り広げられております。

 今回ともに選定された周南市鹿野町の清流通りは、1994年、鹿野町がみずからの予算で役場前までの用水路約500メートルに、親水性の散歩道を整備しております。住民みずからが清掃活動をし、また多彩なイベントも開催しております。こうした施策や活動が名水百選の称号に磨きをかけるものであり、都市住民との交流による観光振興につながるものと信じております。選定されたからには、地域興しにぜひ生かしたいと広がる夢は大きいものがあり、期待も大なるものがございます。

 思えば、大井本郷地区を初め近隣地域は、まあ大きい声では申しにくいんですが、まあ限界集落と呼ばれても間違いないほど少子化、高齢化が進んでおります。国ではこうした施策事業を、国土交通省や環境省など、各省庁で多くのメニューを抱えていると仄聞いたしております。

 国でらつ腕をふるわれた野村市長さんに敬意を払う一人でございますので、地域活性化の切り札となる、夢と実現味のある事業を国からたくさん持ってきていただいて、展開されることをお願いをいたしまして、願って、第2質問の名水の分とさせていただきます。

 先ほどからお褒めをいただきました、これが例の阿字雄の滝の写真でございます。あの、手前に普通の写真は滝だけが撮ってあったんですが、これはあの登山道の入り口なんですが、上の方の、そこに灯籠もありますし、大きな木にそのコケむした、あの青いコケが付着しております。荘厳な感じのする滝でございます。まだ行っておられん方、傍聴席の皆さんもどうぞ。これが阿字雄の滝でございます。

 まああの、きのうのこと私の家に電話がありまして、「西元さん実は、私はね、これが名水に選定されてから、私の家だけで10件ね、人が訪ねて来られた。私は足が悪いそに、あの出て行って皆説明をして、こうですよ、ああですよって言うたら、はあ疲れてねやれませんから、何とかしてください。」という話がきのうのことありましてですね、「ああそうですか。実はこうこうで、きょうはテレビでも出られんにゃー見てください。」という話をしておきました。それがこの阿字雄の滝でございます。ビオトープ、よろしくお願いいたします。

 それから続きましてもう1点。かんきつ試験場の廃止についてでございますが、先ほど申し上げましたように、県大島試験場に統合が決定をいたしましたが、萩の夏みかんは1880年には、愛媛、和歌山へ最初の苗を移出したといった記載も、当時の文献に見ることができます。萩の夏みかんの歴史はこのように古く、山口県の特産品としても一級品だと、一消費者の目から見ましても、胸を張り自慢できるものの一つと思います。先ほど市長さんが酸っぱいという話をされましたが、まさにすばらしいもんだと思っております。

 萩夏みかん、周防大島は温州ミカンの産地として知られていますが、気候や地味、風土、栽培方法等も異なり、ただ単にかんきつといった言葉で縛られるほど簡単なものではないと仄聞をいたしております。

 私あの、この質問を書くに当たって、少しでも市長さんの心に訴えることができればいいがと思って、現地を踏破いたしました。そしていろいろお話も聞いてまいりましたので、そのことも交えて、今お話をしておるんですが、今後の管理運営は、畑については新規就農の研修に役立てられるようですが、現地は栽培試験場を初め、害虫試験場、新品種育苗場等がございます。その中に、今一番糖度が多いといわれるはるみとか、清見とかいった、そういうふうな栽培も、あそこで苗が育てられておる。ところがそれらの苗が、どこからまず発売されたかというと、大島の方から発売されて、萩市の方はおくれて発売という形になっております。そういうふうな状況でございます。

 そして場所は広大で、臨時職員、嘱託職員二、三人で管理することは不可能に近いと思われます。ミカン畑は3年荒らしたら、元に戻らないと聞き及んでいます。植えかえても味の良い、糖度の高い特産品としてのミカンは、できるまでに約10年かかるといわれております。またこれまでこつこつと積み重ねられた夏みかんの研究栽培に関する成果を、専門的な知識を生かして、だれがどのようにかんきつの品質向上と振興に結びつけるのか。その具体的なことを市長さんが少し言われましたが、もう一度再考を願って、お願いをしたいと思っております。

 かんきつ栽培につきましては、産地崩壊の危機を迎えていることは、第1質問で申し上げましたが、第1次産業を中心とした市町村では、特産品を生み出そうと、いろいろな作物を導入し、地域に合った作物の試作に努めているのが現状だそうでございます。こうしたときに、萩市の夏みかんが再び脚光を浴びるためには、消費者と生産者、さらには行政、農協、試験場が綿密な連携の上、一丸となって取り組む、攻めの農業から期待される成果が生まれるものと思料いたします。市長さんの高邁なる御所見を、もう一度お聞かせ願いたいと思っております。

 それで先ほど申しました、現地行きまして国際大学の上から撮った現地でございます。あのちょうどこのカメラはデジタルカメラでございますので、どこでも万能ですが、こういうふうに逆光の中で撮りますと、若干色がくすんでおります。これはあのデジタルカメラで撮ったんですが、手前の方に新しい品種の畑があります。あそこに今はやりの清見とかそういうふうなものの新しい品種がございます。試験場でございます。一度まだ行っていらっしゃらない方は、ぜひ行ってみていただいて、これこそこれからの萩市を担っていく萩の宝がそこに埋まっているような気がいたしますので、ぜひよろしくお願いを申しあげます。

 以上で第2質問を終了します。





○議長(青木賢次君) 市長。





◎市長(野村興兒君) 再度、西元議員からお尋ねをいただきました。最初の大井湧水群の中で、ビオトープという、このものが導入できないかということ。先ほどもちょっとお話をいたしましたが、お尋ねをいただきました。

 実はビオトープというのは、例えば萩で言いますと、椿西小学校の通学路に設けました。これは今までそこにそういう湿地帯はないんでありますが、そこに新たに湿地帯を設けまして、そこでトンボの幼虫とかいろんなものをですね、生息できるように、ある意味では人工的な自然環境、水生のいろんな動植物があそこで育ち得るような形のものを、造成するわけですね。ある意味人工的につくってしまう。まあしかし、他の地域ともそう遜色はないこの自然な姿が維持できる。こういうことでありまして、これは確か農水省か何かの予算だったと思います。そういうようなことが、今おっしゃるように、環境省がいろんな形で、自然の水生環境を何か復元するとか、新たにつくるとか、まあこういったことを総称して、一般的にビオトープっていうふうに理解をされておりますが、恐らく西元議員の御指摘は、そこにある自然環境を維持保持をし、まあ自然のままでというお気持ちだろうと思うんですね。だからビオトープといいますと、そこに新たなものを付加して、何かつくっていくという何かイメージが非常に私どもとしては強くなりますんで、できる限り今、そのコケむした登山口といいますか、ああいう石灯籠や古木もある。そういった自然の姿をそのまま生かした形で、お訪ねをされる方々にちゃんと自然のままの姿で見てもらうことができる。そういった意味での維持保全を図っていくと理解すれば、大賛成であります。

 そういうようなことが、今からどういうふうな形でですね、やっていけるのかどうか、私ももう一度現地へ行ってですね、しっかり見させていただきたいと思います。

 いずれにいたしましても、地域の皆さんが熱心に取り組んでいこうという姿勢を見せていただいておりますから、これはそう難しい問題があるのではないと、こういうふうに考えております。

 2番目の、このかんきつの試験場の問題であります。ここでは、いろんなはるみ、清見、いろんな新種も栽培されてきたと、こういうふうに聞いておりますし、原木もいろいろあるやに聞いてるわけであります。そしてとにかくこれは、財政が立ち行かなくなったと、これは県の話でありますが、したがってこれを放棄するという話でありますから、これはもってのほかであるという議論。今までやってまいりました。しかし、そういう議論より、むしろ前向きに今から、この萩市がどういう形でこれを活用できるか、こういった観点で、しかし財政的な制約がございますから、今その管理運営に当たる職員っていいますか、非常勤の職員あるいは委託職員、こういったものを1人とか2人とか、こういう話をしておりますが、できればかんきつ農家の皆さん、あるいは研修生の皆さん、こういった方々もですね、そこのかんきつ今のいろんな残っております木々の維持管理、こういったものも参画をいただく。ボランティア参加も含めてですね、そういったようなことも考えていかなればならないのかなと、こういうふうに思います。多くの関係の方々、そしてまた、新たに新規にかんきつ栽培をしてもいい、こういった方々も含めて、この議論を重ねていきたいと思います。できるだけ早く結論がでるようにしていきたいと思います。

 議員御指摘のように、日本のかんきつ栽培の元祖は萩であります。この萩から、まさに例えばイヨカンとか、こういったものがつくられ、愛媛の方が持って帰られて、これをイヨカンとして売ってしまった。だからイヨカンになったとかですね、いろんな話はございます。

 この一村一品運動、大分県の大山町でありますが、まさに一村一品もこの萩が元祖なんですね。小幡高政というたった一人の人が、夏みかんをうまく市の殖産事業として位置づけよう、こういう思いの中でこの努力をされたわけであります。もし仮に夏みかんがなかりせば、恐らく萩の今武家屋敷群も残ってはいなかっただろうと、こういうふうに思います。

 いろんな意味で、かんきつの夏みかんの萩の歴史に与えた影響っていうものは、非常に大きいものがある。これは西元議員の御主張のとおりでありますので、しっかり考えていきたいと思います。

 そして先ほどお尋ねがございました、試験場の中には、個人の方の土地がまだ残っておりまして、このあたりもですね、県が萩市に試験場を引き継ぐということであれば、そこは一応の決着をつけていただきたい。こういうお願いをしております。個人のその土地所有者の方もですね、いろんな今までの経緯が県ともおありのようでありますから、この個人の方の御意見も尊重しながら、何とか円満にですね、土地の問題も解決しますように願っているものであります。

 まあいずれにいたしましても、夏みかんセンター、これは仮称でありますが、何か夢が持てるような、そういった場にしていきたいと思います。よろしくお願いします。





○議長(青木賢次君) 西元議員の質問は終わりました。

 ここで10分間休憩をいたします。

     午前10時53分休憩

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     午前11時07分再開





○議長(青木賢次君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。続いて質問順位2番、大村議員。1番、大村議員。

  〔1番 大村赳夫君登壇〕





◆1番(大村赳夫君) 熱球人、紺碧の空、大村赳夫です。ただいまは、私が敬愛してやまない西元議員さんの後塵を拝しまして質問をさせていただきます。

 その前にですね、実は大井の皆様方にお礼を申し上げたいと思います。実はきのう、遠州流のですね、常盤島のお茶会がございました。そこで使われた水が三明戸の湧水でございました。大変おいしいお茶をちょうだいをいたしました。亭主は遠州流の大谷宗美先生で、お招客はだれかと言いますと、隣にいらっしゃいます我が萩市長、野村興兒さんでございます。そこではですね、象鼻杯という京都の三室戸寺に伝わる四儀だそうでございますが、蓮の葉っぱの中にお酒を入れて、茎でお酒をいただく。そういうことがふるまわれました。市長さんはですね、なかなかユーモアがございまして、いただかれた後に少し残りますよね、それをハスの葉っぱをこういただきながら飲み干すということでございましたが、しくじりまして上着がちょっと汚れたかなというような体でございました。いずれにせよ三明戸の湧水のですね、大変おいしいお茶をちょうだいをいたしました。そんなイベントが昨日常盤島でございました。

 それではまずですね、一般質問に順次入ってまいります。

 まずこの論稿を私が整理をいたしておりますのにですね、過去の議事録を渉猟いたしました。折も折ですね、いろいろと回あるわけではありませんが思うことございまして、よく渉猟をさせていただきました。平成19年6月の定例会の議事録の中に、諸岡議員と市長との間で次のようなやりとりがございます。

 諸岡議員が次のように尋ねます。予算301億円、負債が663億円と。予算の2倍の債務を抱えている萩市が、と切り出すのであります。そうすると市長はこのように答えます。一方は一般会計の301億円を取って、負債の方は663億円で、一般会計も特別会計もごちゃまぜにしている数字ですねと、このようにおっしゃっているのであります。このようにですね、比較の基準が異なれば、議論が全く噛み合いませんよね。それどころか、私が拝見しておりますと、手ごたえのない柔道の掛け逃げのようなですねパフォーマンスに見えるわけであります。このたびの財政健全化法の改正は、そのような空疎な議論を排除するためのスタンダードを示したといえると私は思うのであります。自治体の財政再建制度の見直しでは、実に50年ぶりのことなのであります。きょうは平成19年6月に公布されました地方公共団体の財政の健全化に関する法律について議論を起こしてみたいと思います。少し込み入った議論になりますが、議員の本分にもかかわる問題でありますので、どうかお許しをいただきたいと思います。

 昨年3月、夕張市は財政再建団体に指定されました。このことが全国の自治体を震撼させました。夕張市では市長も指摘されておりましたが、不適正な会計処理があったのであります。観光事業や病院事業で抱えていた赤字を埋めるのに、一般会計でお金を借り入れて、その一時借入金を融通していたわけであります。そして出納整理期間内を含む年度内ですね。事業会計から返済してもらう。一般会計の歳入歳出予算に借入金が計上されない。事業会計は黒字化されていたのであります。このようなことがございまして、夕張市は前代未聞であります。実に市の標準財政規模の8倍の赤字を抱え込んだわけであります。夕張だけではありません。赤平市におきましても、病院会計の借金返済に充てるべき地方交付税を普通会計で使ってしまったわけであります。しかし表面上は健全ということになっていたのであります。このような手法をジャンプとかあるいは赤字飛ばしとか言うようでありますが、事態が外目に見えにくいわけであります。このような重苦しい雰囲気の中で、民間企業並みに自治体の財政状態を連結ベースでとらえようという流れが生まれたわけであります。かねてより自治省は単式簿記でありますとか現金主義会計から複式簿記へと移行して、自治体財務の透明性を増すということに腐心をしてまいりました。総務省は、昨年10月でありますが、基準モデルと総務省の改定モデルの二つの公会計基準を策定いたしました。宇城市ですね、宇城市はこの改定モデルを使って、この4月に財務諸表をつくっています。しかしながら、公会計基準という、実に権威ばった響きがある言葉でありますが、それとは裏腹に、この基準は民間企業の現金の流れを示すキャッシュフローの計算書とは似て非なるものであります。私は新聞で拝見した程度でありますので、詳しく調べたわけではありませんが、少なし新聞で拝見した感想としてはそういう思いであります。

 国は09年度までに、連結財務諸表を作成するように求めています。萩市も総務省の公会計基準に基づき、財務諸表をつくるお考えはないかお伺いをさせていただきます。

 政府は、平成19年の12月28日に財政健全化法適用による四つの指標を、政令をもって制定しました。この内、実質赤字比率と実質公債費比率については、現行の地方債の協議制における起債制限の移行基準として既に用いられています。新しいものは二つであります。新たに導入された指標は二つ。一つは、連結実質赤字比率と将来負担比率であります。

 連結実質赤字比率は一般会計に事業会計を加えた全会計の実質的な収支差額を標準財政規模で除した値であります。これは国保事業や収益事業、上下水道事業、病院事業などの公営事業会計を含めて、全会計の赤字をカウントするものであります。つまり、異なる会計制度を連結していますので、問題はないかと思うのであります。所見を求めておきたいと思います。

 将来負担比率でありますが、これは全会計に一部事務組合、第三セクターを含め、将来負担すべき実質的な負債の標準財政規模に対する値であります。これは財政再生基準には含められていませんが、外郭団体などへの損失補償、そして債務保証の残高、これが指標を動かす仕組みになっているのであります。このようにですね、従前からの二つの指標、そして新しい指標二つを眺めていますと、こうやって眺めていますとですね、とっても不思議なことに気がつくのであります。地方債協議制度下における実質公債費比率の一般的許可団体への移行基準は18%であります。早期健全化基準では25%となっているのであります。話をうかがいますと、この健全化法によって、随分環境が厳しくなったなあという声をきくところでありますが、実際は18%から25%というふうに値が上に上がっているわけであります。現制度では、自主再建という選択肢を排除しています。でありますから、18%であろうと25%であろうと自治体が危険水域にあるということは免れないわけでありますよね。すると詰まるところ、この基準設定の意味ですね、本当の意味は、自治体に対しまして会計の透明性を確保しなさいよ。そして市民への説明責任を果しなさいよ、というふうなところに力点があるのではないかなあと私は思うのであります。このことにつきまして、どのような感想をお持ちであるのか、お伺をいたしておきたいと思います

 また、将来、負担比率につきましても、議事録の中から興味深いやりとりを拾ってみました。平成19年3月定例会における諸岡議員と市長とのやりとりであります。諸岡議員が平成18年度末の借金は663億ですとおっしゃってますね。そして支払利息が13億5千万円。中を略しますが、要するに、毎年13億円以上の利息を毎年支払っているわけです、というふうにおっしゃっているのであります。市長は次のように答弁しています。13億5千万円の利払いの内、辺地債とか過疎債とかこういうものでありますから、この内の約6割は国が持ってくれます。13億の8億弱は交付税として交付されます。市民の皆さんが毎年13億、これを戻さなくてはいけないと、こういう話を信じられたら大変なことであります。このように市長は答弁しています。すなわちですね、ここに将来負担比率、将来負担という言葉の難しさがあると思うんでございます。制度の中での難しさであります。でありますから、大変恐縮ながら、算式を御紹介申し上げます。この将来負担比率の計算の分母はですね、標準財政規模。それから元利償還金、準元利償還金にかかる基準財政需要額算入額。そして分子は、将来負担額から充当可能基金額、特定財源見込み額、地方債現在高等にかかる基準財政需要額算入見込み額を控除したものなのであります。これが将来負担比率でありますが、見かけの数字からはなかなか見つけられない数字であります。アバウトな議論が逆に真相を隠しているのであります。そのことが無用の議論を生んでいるのであります。

 本定例会に平成19年度萩市一般会計特別会計決算が上程されています。監査委員の意見書が添えられ、議会の認定を求めています。審査は6月10日から8月8日まで行われています。財政健全化法による審査意見がつけられています。この大部の改定資料を分析し、精査するのに、現行の二人の監査委員の体制で2カ月という短い期間で、果たして十分なのかなあというふうな気がするのであります。チームでの分析審査機能を高めることが大切なのではないかなあというふうに思うのであります。夕張市におきまして、市長が長年にわたって巨額の赤字を隠しおうせた背景に、監査委員や議会の機能の劣化があると思うのであります。私も、自治体の議会の議員の一人として、内心じくじたる思いでこの項を進めているところであります。健全化法は、監査委員や議会に職責を果すことを求めています。私は監査委員の独立性、専門性を高めることに、行政も議会も市民も協力すべきだと思います。自治法の定めによりまして、監査委員は議会の同意を得た上で長が任命することになっています。これを、議会が選任できるようにしたらどうかと私は思っているわけであります。第29次地方制度調査会においても、おおむねそのような方向での取りまとめがなされています。小委員会が提言をいたしています。このことについて市長さんはどのようなお考えをお持ちであるのかなあというふうに感想を伺っておきたいと思います。

 財政健全化法に関連いたしまして、今後の財政運営についてお尋ねをいたしてまいります。ここで大阪府の例を引きたいと思います。大阪府の橋下知事は、就任直後、財政非常事態宣言を出しました。大阪府は1998年度から9年連続の赤字決算であります。06年度には、47都道府県中唯一の赤字団体でありました。府は5兆円の借金を抱えているのです。これまでも減債基金を取り崩したり、借換債を増発して何とか急場をしのいできていたのであります。長期的な見通しにおきましても、16年度には財政健全化法にいう実質公債費比率は25%を超え、早期健全化団体に陥るおそれがあるとのことであります。橋下さんは1,100億円のリストラを皮切りに、今後9年間で6,500億円の歳出削減を進める計画を打ち出しました。多くの自治体も給与カットや事業の打ち切り、資産売却といった取り組みを始めています。市長におかれましては、いよいよ厳しくなる市財政の運営について、どのように考えていらっしゃるのかお伺いをいたしておきたいと思います。

 最後に、この財政健全化法についての最後ですね。財政問題も含め、事務事業全般についての将来ビジョンについてお尋ねをいたします。市長は平成17年3月、合併なった新萩市の市長として強いリーダーシップを発揮されてきました。新市建設計画の推進に卓越した手腕を示されました。合併して2倍に膨れ上がった負債を、適切に管理をされました。公債費比率問題も峠は越えたとおっしゃるほどに改善の手ごたえを示されました。それまでにも市長さんは、市役所の行財政改革に手腕を発揮されました。また、経済産業基盤の整備強化にも尽瘁にされました。公共下水などの生活基盤の充実に精励されました。産廃最終処分場問題に対しましても、迅速果断に対応されまして、反対運動の先頭に体を張って立たれました。そして安心安全のまちづくりに力を尽くされています。市長としての御功績は観光政策においても顕著であります。文化財を市民観光客へ公開するという思いきったオープンシステムを確立されました。文化財間の連携を密にいたしまして物語性をもたされました。そのことはまちじゅう博物館構想をまちづくりのコアとして定着をさせ、歴史のまち萩を全国に発信をされました。また、グレードの高いジンポジウムやコンベンションを誘致されまして、コーディネーターやあるいはパネラーとして、萩の知性を内外に示されました。私も議員としてその職責からではありますが、市長の後姿を拝見してまいりました。その知力体力行動力そして何にも増してですよ、志の高さが敬服するものがあるのであります。我が市の前途にはなお容易ならぬ問題が山積をいたしております。市長さん、この問題の多くはあなたがまさに情熱をかけて今日までやってきてこられた事柄ばかりであります。例えば山陰自動車道、例えば小郡萩道路ですね、そして陶芸の村、明治維新館問題、中山間地振興問題、みんな市長さんが情熱を傾けてこられたものばかりであります。私は市長さんが、情熱の燃え尽きるまで、全力投球をされたらどうかと思うのであります。でも皆さん、大切なことはですね、今まで何をやったかということではありませんね。これから何をやるかということなんです。これが私は大事だと思うのであります。萩市には、まちづくりの最上位の指針として、市長さんのつくられた萩市将来展望がありますね。しかし政治のダイナミズムを生むのは口からであります。政治のダイナミズムは言葉から生まれるのであります。その言葉に、力と誠実さがなければ、民心は離れるでしょう。来年は市長選挙がありますが、政治の季節がやってきます。市長選挙を正面から見据えて、私はこうするという野村ビジョンを改めて世に問うことが大事だと思うのであります。堂々と市民の審判を仰ぐという気概を、きょうこの場で示してほしいと思うのであります。みずから省みてなおくんば、一千万人といえども我行かん。市長選挙への決意をお聞かせ願いたいと思います。

 次に、萩焼の振興についてお話をいたします。質問通告の際に論点整理した5項目をないまぜにしてお尋ねをいたしてまいりますのでどうかお許しをいただきたいと思います。

 私の手元に、萩焼まつりについての統計資料がございます。私がこの統計資料を取りに庁舎にまいりました。そのときのことですが、ふいにごめんなさいね、ミスターソーアンドソーに出会ったのであります。私が萩焼振興をやりたいと申し上げますと、くだんのミスターソーアンドそソーが、右手でこうやってダメダメと手を振るんですよ。そうして私が改めて萩焼振興をやろうと申し上げますと、やめときやめときとミスターソーアンドソーが言うのであります。そして無礼な言葉をつなぎました。大村さんは二、三の萩焼の小売店の話を聞いて言うんじゃろうと。私は仕事熱心な余り、おっしゃっていることでありましょうからそのまま甘んじて受け入れますが、そのようなやり取りがございました。私は時間の制約から、取材した事柄の詳細を述べることはできませんけれども、市況が低迷をして、窯元も小売店も経営環境が厳しくなっています。その中でみんな生き残りをかけて頑張っていらっしゃるんです。しかしその中には、リーディングカンパニーといたしまして、売り上げも右上がりで、イノベーションを進めて経産省から研究開発費を受けている会社もあるわけであります。反面、萩焼まつりからこの方ですよ、春以降に廃業された窯元もいくつかあるわけであります。さまざまに皆さんが現実と格闘されているのであります。

 陶芸家協会は今年発足15周年を迎えます。協会の発足当初から、これからの萩焼はアートでないと生き残れない、という思いであったという御認識を理事者の方から私は伺いました。そもそもアートとしての萩焼と、産業としての萩焼はねじれの関係にあるかもしれないんですよね。茶陶はアートに入るのでしょう。オブジェもアートに入るのでしょう。登り窯での焼成は規格品をつくるのには適性を欠くのでしょう。萩焼の大切な胎土であります大道土というのがありますが、水を入れる器には不向きなのでしょう。しかしながら、意匠の多様性、そして胎土の工夫ですね。萩焼の進化に大きく道を開いているのであります。三輪龍作さんの話に、焼物は土からではない、人間から生まれるという言葉があります。実に啓蒙的ではありませんか。そこで現在に戻り、萩焼振興についていくつかお尋ねをいたしてまいります。

 商工部に萩焼係という係がございますが、この係は一体どんな仕事をしているのでありましょうか。お伺いをいたします。

 萩焼まつりが春、秋と行われています。春の萩焼まつりについて、福栄や川上の窯元の方々が参加しようと思うと、地元の商工会に加入していても、萩商工会議所の会員資格がないと参加できないということであります。この理由は一体何なのでしょうか。お伺いをいたしておきたいと思います。

 そして、萩焼まつりの会場に、市美展での受賞作などを陳列して、来訪者へのインセンティブを高める努力をしてほしいという意見があります。どのようにお考えでありましょうか。

 そして、萩焼まつりの会場でアンケート調査をされています。その折に、出口調査をやってほしいという意見があります。すなわち、萩焼を購入されたお客様に対して、求められた品、価格を調べていただいて、消費者の性向を調べてほしいという要望がございます。これはすべてですね、全数調査をやってくれと言っているわけじゃないんですね。サンプル調査をやってくれとおっしゃってるんですよ。それが性向の把握にうまく機能するのではないかというようなお考えだろうと思います。そういうことについて、これはできるかどうか伺っておきたいと思います。

 最後に、奇想天外なことを申し上げます。お許しをいただきます。過日、MOAという団体が催す茶会が江向の公会堂でございました。私もおじゃまをいたしました。そこでは、ミュージアム・オブ・アートと言いますが、いわゆるMOA美術館から持ち出しの美術品を拝見しながら、一服のお茶に心を癒すという空間でありました。そこでは、和茶碗としてお仲間の方々が愛用されている地元萩焼の茶碗やお菓子器、花入れが使われておりました。奇想天外なことを私は着想をいたしました。私も仕事柄ですね、お茶のお稽古に通っていた時期がございまして、私のお茶の先生がこのような話を聞かれますと、お前ばかなことを言うなということはもう、大変でございます。本当に恐る恐る私は奇想天外なことを申し上げます。萩の特番としてですね、すべて萩づくしの茶会を試みてみたらどうかというふうに私は思うのであります。すなわちですね、笑わないで下さい。掛け物も萩焼で、風炉も茶釜も萩焼で。なつめも萩焼でやるんです。もちろん大変ですよね。掛け物を拝見して、ええこれが萩焼。うすきを拝見して、これがなつめ、萩焼。というようなですね、本当に究極の工夫がいると思うのであります。しかしながら、そんな中で、イノベーションが生まれ、セールスプロモーションが生まれるのではないかと私は思うのであります。奇想天外な私の発想について、どのような御感想をお持ちでありましょうかお伺をいたしまして1回目の質問といたします。ありがとうございました。





○議長(青木賢次君) 市長。

  〔市長 野村興兒君登壇〕





◎市長(野村興兒君) ただいま、大村議員から、財政問題、かなりこう技術的な側面も含めて当面する萩の財政状況も含めながらお話をいただきました。それぞれ、かなり技術的な専門的な分野でありますが、順次お答えをさせていただきます。かつ、萩焼の振興という観点から、いろいろ御提言もございました。それについてもお答えをさせていただきます。

 まず最初に、このいろいろ財政状況について、今までの過去のこの議事録をも引用しながら、るる御説明をいただきました。もう論点だけについてお答えをさせていただきますが、一つは、1番目にお尋ねをいただきましたのは、萩市も総務省の公会計基準に基づき、財務諸表をつくる考えはあるのか、こういうお話でございます。これについては、実は既に公会計制度に基づいてこの具体的に各自治体が、この義務づけが行われております。総務省が18年8月に地方公共団体における行政改革のさらなる推進のための指針等、こういったものを出しておりまして、財務四表、先ほどいろいろ御説明がありました。例えば、財務諸表の貸借対照表、あるいは損益計算書等々、四つのこの諸表でございますが、その整理が実は明記されているわけでございます。そしてこの今までいろいろ基準がございましたが、人口3万人以上の自治体では3年後までという具体的な実は期限も示しておりまして、まあこれからいいますれば、この萩市では平成20年度決算に基づきまして、連結財務の諸表、四表を21年秋の公表に向けて実は今、準備をしています。まさに議員御指摘のとおりの背景事情でございますので、そういう努力をしているところであります。今、この具体的な自治体をこの例にだされまして、まあ先行実施をしているところもありますけれども、私どもはそういうことで今、準備をしているわけでございます。

 過去におきましても、こういった諸表、合併前に既に、旧萩市におきましては、普通会計のバランスシート、BSでありますが、そういったものを作成公表をしてきています。14年度、15年度等でありますが。旧町村ベースは作成がございません。これは合併いたしまして以降、平成17年度に普通会計については、バランスシートの作成公表してまいりました。そして、この平成18年度に、新公会計の制度実務研究会の報告書で示された基準によりまして、このまた再度作成をしているわけであります。したがいまして、今後の萩市の予定といたしましては、19年度決算で普通会計の財務四表、今年末までに作成公表。そして、21年度につきましては、連結財務の四表、公表予定でございます。これは20年決算のものであります。

 議員の御指摘のとおり、まさに今、全国の自治体にこういった義務づけがされます。この趣旨は、まさにこの公会計においてもそういった今までの大福帳というのは何でありましょうが、公会計というのは非常にこのキャッシュフローでありました。この財産、資産あるいは負債、こういった論点といいますか観点がですね、ともすれば非常に希薄でございますが、民間会計の一つのベースにのっとって、大いにこの精査をし、それを公表していくということを実は義務づけているわけであります。議員がるる今、御説明がありましたとおりでございますので、これについては、そういった一つの指針に基づいた作業ではございますが、遺漏のないようにしっかりこの作業をし、公表していきたいと思っているところであります。恐らく、議員のいろんな御懸念の点もこの公表によって少なくとも明らかになっていく、御指摘のとおりでありますので、しっかり対応を考えていきたいと思います。

 2番目にお尋ねをいただきました論点の関係でありますが、会計制度、まあ公会計の場合いろいろ一般会計から、あるいは企業会計、特別会計、あるいは第三セクター、もろもろのものがございますが、こういった内容を異にするものの連結の意味、これについての感想を述べよと、こういう話であります。

 確かにこの民間会社がですね、この子会社やあるいは関連会社を連結をし、まあその会計を一つにまとめる、連結決算をする。まあこれはいずれも違った規模の違うもの、あるいは業種が違うもの、こういったものはありましても、民間の企業会計でありますから、足し合わせれば簡単なんであります。議員御指摘のように、公会計、特別会計と一般会計と、あるいは公営企業、そういった企業会計、こういったものをですね、連結をさせることについて、問題なしやありや。確かにいろんな意味で問題はあろうと思います。あろうと思いますが、今、お話がありましたように、この夕張の件はまさにそういう一般会計とそういった企業会計的なものとの操作によって、このいろんな問題をですね、この逃れてきたわけでありますから、まあそういった意味では、いずれにいたしましても、企業会計一つとりましても、病院会計がもし仮にこの赤字になったり、あるいはこの経営が悪化すれば、これはいずれにいたしましても自治体の経営そのもの。すなわち一般会計のいろんな意味での影響は出てくるわけでありますから、そういったものを連結をし、このある意味でですね、情報公開をしていかなければ、議会におかれても審議のしようがないし、監査委員もですね、これはなかなか難しいわけであります。そういった意味で、新しい判断の手段、つくっていくという観点から、議員御指摘のように恐らく会計間のいろんな問題というのはあるわけであります。会計間の問題はあるけれども、会計間の公会計の会計間のはざまにあるようないろんな形のもの。こういったものもですね、こういう公表することにより、その連結することにより、問題がこの解決をしていく。あるいは言葉を変えれば、問題点は出てくる。そしてそれに向けて解決をせざるを得なくなる。まあそういうインセンティブを与えてくれる。こういうふうに思っているわけであります。なかなか個々の話、どういうふうな問題があるかというのは実は多々ありまして、なかなか説明しづらい面もございますが、大ざっぱに言ってしまえば、そういうことかと思います。

 そして3番目にお尋ねがございました、基準数値いろいろありまして、この特に18%の起債の、まあ言うなれば許可の基準となってるこの18%の数字と、そして、実はこの25%という早期健全化基準。まあこのあたり言っても数字が違うけども実質的な意味で、この要は、このそれぞれの程度の問題あるけどもどうなんだ。この感想はどうかという、こういうお話を今起用されたわけであります。

 実は18%というのは何かといいますと、この公債、言うなれば起債の許可の基準。今は実は18%未満でありますと、実は起債についての許可はなくなったわけであります。私ども萩市は許可の必要性はございません。あくまでも県と協議をする、まあこういう話でありまして、許可にはかからわしめられていないわけでありますが、18%起債許可基準として定めました。そして25%というのは何かといいますと、これは早期健全化基準でありますので、この25%になりますと一般単独事業の起債は認められなくなるんですね。これは大変なんです。起債が認められないと事業はできなくなる。ただ一般的なこの経常的な事業しか展開できなくなるわけであります。そして、35%になるとこれはもう災害関連事業関係以外すべて起債は不可。こういうことであります。それぞれのこの段階に応じましてこの対応、健全化の対応をですね、それぞれ異にしている。そういった意味で一つの基準を定めておりますので、もちろん程度の差ということはございますけども、そういうふうな具体的なこの数字の非常に重みというのがございまして、今私ども何とかですね、18%。これを下げていくという、この努力をしてきているわけであります。例えば、県内におきましても、かなり高いところもあるわけであります。これは大変今苦労をされている。ちなみに実は、この隣の島根県の現状を。実は山口県の中では、陰陽格差とか、山陽側と日本海側のですね、いろんな意味で経済のこの違いというのを言われています。私どもむしろ、どちらかと言いますと、島根県の日本海側、まあ島根県はすべて日本海側でありますが、経済構造は向こうの方が似ているわけであります。その実は島根県の状況で言いますれば、21市町村ございますが、18%台が、1市でありまして、あとは全部20%を超えているんですね。これは大変なんでありますが、萩と経済状況が、非常に似ているこの日本海の諸都市にとりまして、実はかなり厳しい状況になっているわけであります。この山口県になりますと、まあ非常にこの財政が豊かなところ、山陽側のですね、まあそういったまちもございます。まあいろいろあります。今、萩は、今相当努力をしまして、中庸ぐらいのところを今、走っておりますけれども、そういうようなことで、この18%、25%の数字の重みというのは、いろんな意味で、この起債あるいは財政健全化こういった観点から国の指導を受けたり、規制を受けたり、こういったことの基準になっているということをぜひ御理解を賜りたいと思うわけであります。

 そしてその4番目にお尋ねでありました監査制度でございます。監査制度といいますのは、いろんな意味で今、議論が出ております。

 一つは今回、自治法のこの改正がございまして、自治法の改正によりまして今まで監査委員はこの2人もしくは3人のその条例で定めるとこういうことでありますが、今回自治法の改正では、監査委員の数はこの条例で増加できる。したがってそこは、自治体の判断である。この関係の背景事情は、地方の財政、あるいはこの自己決定も行われるが、自己責任もそれぞれしっかりとってくださいよ、とこういう観点で実は地方自治法の195条の改正がございまして、まあそういった意味で今からは、議会にお諮りをして条例さえ通れば、今私ども2名の監査委員でありますが、これをふやすことも可能となったわけです。まあこういったことが一つ。

 それからもう一つは、やはりその一つ議論する前に、公会計の実態と、諸法制の非常に機微にわたるまあ詳細なですね、規定。まあこういったものについて、なかなかこの詳細を理解をされている方が少ないということであります。

 例えば、公認会計士、あるいは税理士。まあいろんな方々が会計の専門家としていらっしゃいますが、公会計について、特に自治体の会計について詳細、このおわかりいただく方は非常に実はこの少ないんではなかろうかと私どもは思っています。

 まあどういうふうな現状で、実はこの自治体の職員、OBとか、あるいは議会でこうやって議論をいただきますと、ある程度議員の皆さんは、この毎回毎回決算委員会とかあるいは予算委員会でしっかり議論をいただきます。そういった意味で、議員の方々の中にはもうかなり、いわゆるその自治体会計について精通をされてる方もいらっしゃいます。そういったことで、今現在、2名の監査委員がそういう方の代表になっています。

 しかし自治体の方では、よく言われますように自分たちがやっているこの執行したものを、監査をするというのはおかしいじゃないか。だから直接その自治体の職員で、その財政関係に携わったものの監査時期ですね。こういったものは回避すように。こういうふうな規定もございます。

 しかし、今、御指摘ございましたように、今、この監査制度というものが、非常に自由な位置づけになってまいりました。市長が予算をつくり、市長がいろんな意味でこの立案をしたものを、市長が任命したものをですね監査委員とすることについてどうだと、こういう議論があるのも事実であります。

 これはもちろん、議会でしっかりこの審議をいただきまして、議会で承認をいただくということになっていますから、そのところはある意味ではクリアーしているとこういうふうな説明で今まできました。今後どういうふうにしていくかという話については、まさに議員御指摘いただきましたように、29次のですね、地方制度調査会の専門小委員会で、かなりの議論が出ています。どういうことかというと、今あります監査委員は議会の同意を得た上で、この長が選任をする。市長が選任をする。こういう形になっておりますが、やはり監査委員の独立性とか、長が任命するとその独立性が担保できないんじゃないかと、こういう懸念も実はその小委員会で意見が出されているわけであります。それじゃどのような選任の方法があるのかということについてまだ具体的な定まった考え方がございません。そういうような中で、今からそういう地方制度調査会の中でも、そういうふうな選任の方法とか、いろんな議論が行われると思います。私どもも、なかなか専門家がいない。いろんな形でありますが、いま一つは、数の問題。監査委員の数の問題はそういう形で制度改正が新たに行われた。まあこういったことで、わずかな期間に2名の監査委員で本当にできるのかと、こういう話には議会の承認さえいただければ条例をですね、改正してやっていける。こういうふうな段階になります。したがって、監査委員制度、まさに今から恐らく、この一、二年でしっかりした議論が行われると思いますので、そのあたりの帰趨をしっかり見ていきたい。やはり御指摘いただいておりますように、いろんな制度、それは議会と監査委員の方にいろんな意味でチェックをしていただく。まあそういったことがあって初めて、あの夕張のような二の舞を避けることができるだろう。恐らく議員の御主張はそこにあると思いますが、そのように考えておりますので、まあ今後の議論の帰趨、そして萩としてもできる限りその結論が出た方向で対応していくことも考えていかなければならないと思っております。

 そして5番目にお尋ねがございましたのは、今、もろもろのこの観点からお話がありました今後の財政運営についての意見はと、こういうことでお尋ねをいただいております。実は合併して3年半余りであります。御指摘のようにそれぞれの七つの地域の財政状況はそれぞれでありました。大変この財政に苦慮されたた地域もございましたし、かなりの基金を実は積み立ててこられたところもございます。しかし今までの過去の経緯はともかくとして、今からともに手を携えて、今からこのちゃんとやっていこうと、過去のことはあまり問わないということで今、やってきております。

 そして合併の関係でいいますと、実は地方交付税は七つの市町村がそのまま合併しても続いたと同じような形で交付税を今いただいております。これは10年間限定の特別措置でありますから、平成26年度をもって終わります。27年度以降は、一本算定ということで、一つの市ということで交付税が支給されますので、恐らく20億程度、まあ具体的にその時点にならないと数字は固まりませんけれども、その数字がですね、減額をされるわけでありますから、しかしその減額があまり急激だということで、5年間のこの経過措置がございます。この5年間でどんどん減っていく。まあ20からゼロになる。こういう話でありますが、そういうことでありますから、26年度末までに、実はある程度の財政の足腰といいますか、体質をしっかりしたものにしていかなければできないわけであります。この入るを量って出るを制するというですね、本来の財政原則が貫徹できるようにしないと、財調資金をですね崩してやっていく、それは一、二年はできますが、そういったことができなくなってくる。その時期があと6年間だということ。この6年間にしっかりしたことをやっていかなければならない。そして、この間に実はやっと今、ある意味でこのめどがついたと表現もしておりますけれども、かなりまだまだ状況は厳しいわけでありますから、一方でこの萩地域のいろんな課題があります。この課題をどうして行くかと言う話でありますから、まあそういった中で、それぞれの多くの問題、こういったものをですね、今から考えていかなければならないと思います。その中で、具体的にこの技術的な話でありますが、そういった中で一つこのあえていえば、実質の単年度収支の改善とか、それから地方債の発行の抑制とか、定員管理の適正化とか、あるいはこの標準財政規模に算入される収入の増収とか、いろんな技術的な話がございます。そういったことは当然でありますが、そういうことを図りながら、しかし将来に向かってその新萩市が展望を開けるように、今のこの少子化の問題、高齢化の問題、中山間地の問題、産業の問題、いろんな課題がたくさんあります。これを一つ一つ今からこの6年間の内にある程度のめどをつけないとこれは大変なことになります。何もやらないで過ごしたら、これはまさにこの今の状態、さらに悪化をすることは目に見えているわけでありますので、そのあたりについても努力をしていかなければならないと思います。

 6番目に、この今までの市政ということで、この過分な紹介と、また評価をいただきまして、非常に恐縮をしているところであります。この次期はどうするんだというお尋ねでございまして、まあとにかく今、議員がお話ありましたように、今までのことは今までのこと。そして今から何をやるかという話です。これはまさに萩市にとって非常に大きな課題、多くのものが山積をしております。

 実はきのう、この萩市の消防操法大会、これは旧萩市であります。オブザーバー参加で福栄の消防団が参加をされましたが、その消防の操法大会を見て本当に驚きました。各、大島はあの消防操法大会のこの選手の皆さん、20代です。今まで平均年齢40代。そういった分団もありました。そして今回20代と思われる分団が非常にふえたんです。善戦をいたしました相島の分団。確かにこの指揮者は相当御年齢でありましたが、あとの4人はまさに20代、ないしはそれに準ずる。がらっと代わってました。準優勝されました。各この団の姿を見ましても、随分若い人がふえました。こういったこの萩に残った方、あるいは帰ってきた方、若い人はいらっしゃるんですね。こういった若い人たちが今から先に本当にこの萩に残ってきた、帰ってきてよかった、あるいはちゃんと生計が営なまれている。そういった環境をどうやってつくっていくか、というのはまさに決してこれはすべて市政にかかわるもんじゃありませんけれども、市のいろいろな行政でできることは、できる限りやっていくというのが、この今からの大きな課題だろうと思います。これができなければ、若い人たちは残り帰って来ないわけでありますから、まあそういった抽象的な言い方かもしれませんが、これについて本当にきのう見ててその責任の重さといいますか、若い皆さんがいろんな形でですね、残ってくれている、帰ってくれてる、そういったことに対して、どう今からやっていけるのかということであります。特に島嶼部の皆さんは若い方が続々と帰っていただいています。かなり島嶼部は生活においても、あるいは経済活動においてもハンディキャップがありますが、そういったところに若い人が帰ってきてくれているということ、事実をですね、しっかり踏まえていかなければならない。こういうふうに思っています。抽象的でありますが、この萩というのは今、おっしゃったようにこの知名度も非常に高い。まあ全国からいえば、品格と風格のある市、こういうふうに言われていました。しかし一方で、なかなかこの高齢化が進み、後継者もいない。一次産業の実態。こういったものを今からどうやって乗り切っていくのか、これは並大抵の努力ではできないと思います。しかし、それぞれの皆さんが力を合わせていくこと。そしてできる限りですね、国や県、市も一緒になって、いろんな知恵を出していくこと。まあそういったことに尽きると思います。そういった意味で大いに気概を示していきたいと思いますし、努力をしていきたいと思います。今まで いろんな施策を展開してまいりました。ここで新しく合併という要素が入りました。この合併した要素、まあこういったことで各地域の皆さんがそれぞれいろんな思いを今、抱いていただいてます。合併してこのサービスが低下した。いや合併していろんな意味でいい面もあった。こういった評価もいろいろあると思いますが、そういったことを総括をし、とにかくこのもう一度今までの合併してきた経緯をちゃんと踏まえまして、新しい新市がこの21世紀にもしっかりですね、このやっていけるように努力をしていきたいと思います。抽象的ではありますが、そういった意味での気概は十分持っているつもりでありますので、そういった意味で頑張っていきたいと思います。十分なお答えになっていないかもしれませんが、よろしくお願いをしたいと思います。

 次に萩焼の話でありまして、この萩焼の関係いろいろ御説明をいただきました。大変ソーアンドソーという方の非常に失礼なことがあったのを、お許しをいただきたいと思いますが、彼も決して悪い気があって、あの非常に仕事も熱心でありますのでぜひお許しをいただきたいと思います

 萩焼の係の仕事は何だと。萩焼係と言いましたが今は萩焼陶芸係に変えております。これは合併を契機にいたしまして、萩焼と実は須佐焼がありまして、須佐焼も含めて、この合併時に萩焼陶芸係としております。この須佐焼も広くPRをしようとこういう趣旨でございます。

 そしてこの設置した理由につきましては、萩焼係という名前を出しましたのは、実は平成14年1月でございまして、これはその伝統的工芸品の指定を受けた、まあこういった経緯もございまして、商工課内にこの萩焼係をつくりました。これは伝産法、伝統的産業の振興に関する法律、まあこういったものを、実は今までは、私どもの萩焼はクラフトではなくアーツだということで、その法の適用を拒否してきたわけであります。日本全国最後に残ったこの伝統的産業とこういうふうに言われておりますが、そういうようなことで、実は契機はこのパリの萩焼展、400年展にあったわけであります。大変苦労しながら国際交流基金、朝日新聞の協賛を得まして、パリで展覧会をやってまいりました。終わった後に経産省に行きましたら、ああいったことでも経産省は十分助成したのにと言われて、終わった後に言われまして、どういうことかといいますと、伝産法はいわゆるクラフトだけではなくてアーツにも理解がある。そういったものにも助成をしていくんだということで、そのまさにこの萩焼係ができたゆえんであります。まあそういうようなことで、今、陶芸大リーグであるとか、あるいは陶と花のコラボレーション、あるいは陶芸大賞展、これは県の行事でありますが、そういったものも協賛をしながら、あるいは萩韓国の現代陶芸交流展、あるいはもろもろのいろんな産業展もやっております。数えれば十、二十ございますが、まあそういったようなことで、大変な努力をやっているところであります。

 2番目にお尋ねございました、この春の萩焼まつり。商工会議所の会員資格がなければ参加できない。ご説のとおりであります。どういうことかといいますと、萩焼祭りは実は商工会議所、観光協会、物産協会のまあいうなれば主催。萩も共催にはなっておりますが、この主たる財源はその商工会議所等でお支払をいただいている。そういうようなことで、商工会議所、観光協会の会員ということを前提条件にしておりまして、例えば、福栄、川上、あるいは旭地域のその事業者の方も実は参画をされています。商工会議所の会員になって、今、確か二口以上のこの口数で賛助会員になれる。金額としてはこのもちろんそう大した額ではございません。そして、そういう形で今、現に参画をいただいているわけですが、議員御指摘のように、例えば、この萩阿西の商工会に入っていらっしゃる方は、萩商工会議所にも賛助会員で入らなければいけない。こういったことについて今、私ども気づきませんでした。今後、阿西の商工会が実行委員会に入ってもらうことができないか。というようなことも含めて、実態としてそういうような形でその御意見も聞きながらですね、事業者の方々に。そういったことも考えていきたいと思います。商工会議所の会員でなければ、あるいは賛助会員でなければ、出店できないということについての今お申し越しでありますので、そういったことについては商工会議所に入っていただくか、もしくは阿西の商工会がこの実行委員会に入っていただくか、いずれかの方法だろうと思いますので、検討してみたいと思います。

 それから、市美展等の受賞作を陳列してはどうか、春の萩焼まつりであります。これはかって秀作展とかですね、そういったことをやっておりました。体育館で。いろいろな議論があったんですね。日用雑貨類の、いわゆるクラフトが中心となった即売の場所で、このアーツを見せるのかという陶芸作家の方から大議論がありました。今年は、どういうことをやったかといいますと、若い陶芸作家の皆さんの作品をベースにして、テーブルコーディネートの展示会をやってみました。テーブルコーディネート展といっていましたが、これは若い陶芸家の皆さんの萩焼を洋風のこの食器、あるいはそのテーブルにセットしたものをコーディネートして、これは大変実は評判がよかったんでありますが、惜しむらくは、あの市民体育館の2階でやったもんですから、気づかれずに過ごされた方がかなりいらっしゃいました。しかしこれはまれに見る秀作でございました。そういったような形の運営。実は今後この萩焼のそういったまさにアーツはですね、この県立美術館、浦上記念館が完成をしますと、陶芸の関係はですね、まあそちらの方でかなり、まあその次期にあわせるとかいろんなことはあろうかと思いますが、なかなかですね、あのアートクラフト、まあそういったようないろんな確執もございます。まあそのそういったこの即売ということと、このアーツ、誇り高い陶芸家の皆さんにとってみれば、大変な話でございます。

 あとこのアンケート調査の話は、何とかですねやってみたいと思います。そして萩特番としてのすべて萩ずくしの茶会を試みてはどうか。事実上似たようなものがありますが、茶釜を萩焼とかですね、ちょっとその風炉を萩焼でとかちょっといけませんが、あとはですね、大体その花入れ、香合、水指、茶碗等々はですね、今、萩焼でこの萩の大茶会でもやっているわけでありまして、茶釜とそれからというとなかなかあの何かおでんを煮るような茶釜のような形になっていくような気がします。まあそのあたりはですね、あの今例えば、食材を模した料理店でもですね、かなり萩焼を使っていただいております。随分変わってきたなあとこういう思いでありますが、いろんなこの萩焼の性能の問題。いろいろあります。それは焼入れの温度を上げること、あるいはコーティングをすること、いろんな形で実は弱点も補うことができる。一つ御意見として承らせていただきたいと思います。

 以上であります。





○議長(青木賢次君) 大村議員の質問は終わりました。

 ここで午前中の会議は終わり、午後1時10分から会議を開きますので、定刻までに御参集願います。それでは休憩いたします。

     午後 0時09分休憩

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     午後 1時12分再開





○議長(青木賢次君) 午前中の会議に引き続き、午後の会議を開きます。一般質問を続行いたします。

 続いて質問順位3番、守永議員。25番、守永議員。

  〔25番 守永忠世君登壇〕





◆25番(守永忠世君) 一般質問を行います。

 最初に、岩崎教育長さんに久しぶりにお尋ねをいたします。市民の皆さんは、教育長さんの答弁は質問者に対して的確にお答えになり、わかりやすいと大変感心されておられます。今回長々とお尋ねいたしますが、どうか私も一生懸命努力し、情報収集してお尋ねをいたしますところをお酌み取りいただきまして、私にも光が当たりますよう、御回答をお願いいたします。言い古されておりますが、議会と行政は常に両輪のごとくという言葉がございます。意のあるところを御理解くださいますよう、よろしくお願いいたします。それでは一般質問に入らせていただきます。

 環境教育問題についてお尋ねをいたします。

 地球環境問題とは、地球全体やその相当部分に被害を及ぼすような環境問題をいいます。地球温暖化、オゾン層破壊、酸性雨、海洋汚染、有害廃棄物の越境移動、野生生物の種の減少、森林減少、砂漠化、広く開発途上国に共通する公害等がその例です。地球の大気、海、生態系などの自然破壊は人間の活動の基盤であり、天然資源などを生産してくれる場、各種のゴミを処理してくれる場として、ほかにかえがたい重要な役割を果たしています。

 地球をリンゴくらいの大きさにすると、大気はその皮の部分ほどしかありません。大気はほとんど窒素と酸素からできていますが、わずか1万分の3くらい二酸化炭素、炭酸ガスを含んでおります。その二酸化炭素は不思議な性質を持っていて、太陽からくるエネルギーはそのまま通過させて、地上に降り注がせるが、暖まった地球から反射するエネルギーの一部を捕まえてしまうのです。だからまるで布団をかぶったように熱が大気と地球の間にこもって、そのおかげで地球は現在の気候が保たれ、人類は気持ちよく生存し続けられているものであります。すなわち二酸化炭素が大気中に微量にあるおかげで、地球は15℃の温度を保っておられるのです。もし二酸化炭素がなかったとしたら、地球の温度はマイナス18℃となると計算され、とても生命は地上に存在しないといえるわけであります。

 そうした大気中の二酸化炭素が持つ地球を暖める効果を、温室効果と呼んでおります。ちょうど温室のように太陽の光を受けて暖まりますが、ガラスで覆って熱を外に逃がさないという仕掛けが地球に備わっておるのであります。メタンや亜酸化窒素、フロンといった大気に微量にある気体も温室効果をもたらすものであり、これらを総称して温室効果ガスと言われております。

 そのうち代表格は、6割の責任を持つ二酸化炭素であることは御存じのとおりであります。今問題になっている地球温暖化は、この温室効果ガスの濃度が大気中で同化して、その結果地球が暖まり過ぎ、全地球的に気候が異常を来すのではないかという恐れであります。気候変動は日本へどのような影響をもたらすのか、のど元過ぎればということで忘れかけておりますが、1995年には冷夏日照不足による米の大量減産があり、米不足騒動から緊急輸入に踏み切り、その後農業政策に大きな影響を与えました。

 逆に1994年と1995年には続いて猛暑が襲い、観測史上記録的な高温が各地で観測され、水不足が各地で深刻な様相をもたらしました。私たちは、先祖代々それぞれの場所でそれぞれの気候に合わせ生活をうまく構築してきております。それが大きく崩れようとしているところに気候変動の問題があるのです。

 山口県では、平成10年3月に制定された県庁・エコオフィス実践プランに基づいて、県みずからが事業者、消費者として取り組むべき環境保全のための具体的な行動推進をしております。さらに平成13年2月には、環境マネジメントシステムの国際規格ISO14001の認証を取得し、環境にやさしい行政運営を積極的に展開しております。また、その取り組みの一つとして、平成15年6月には、同プランの数値目標等見直すとともに、山口県地区温暖化対策実行計画と統合し、県庁の二酸化炭素の削減目標を掲げ、積極的かつ継続的な取り組みを進めております。

 また平成13年度に開催した山口きらら博における環境への負荷を低減する取り組みを他のイベント等に反映させるために、環境配慮型イベント(イコイベント)指針を平成14年3月に策定し、平成14年度から県が主催するイベントを対象に配慮した取り組みを行っていることも御存じのことと存じます。平成16年度では、30件のココイベントが開催され、ごみの持ち帰り環境に配慮した取り組みが実施されております。

 各市町村における取り組みについても、山口環境創造プランにおいては、各市町村に対して、県と同様な自主的主体的な取り組みを期待しており、計画の内容や実施方法に関する情報を提供するなど、環境に配慮した市町村での取り組みの促進に努めております。

 現在市町村におけるエコオフィス実践プラン等の地球温暖化対策実行計画については、8市2町で作成されております。また萩市、周南市、宇部市においては、地球温暖化の地域協議会が設置され、市民、事業者と行政が一体となった取り組みが進められているとのことであります。少し長くなりましたが、地球的環境問題の基本のおさらいと、国、県、市町村における環境問題に対する取り組みについて述べてまいりましたが、ここで質問に入りたいと存じます。

 環境教育、環境学習の目的について。かつて平成15年7月に環境の保全のための意欲の増進及び、環境教育の推進に関する法律が制定されました。これを踏まえて、環境への負荷の少ない環境共生型の接続可能な社会づくりに向けて、様々な主体の自発的活動を支援し、連携しながらその基盤となる環境学習の一層の推進を図るため、平成17年3月に現行の山口県環境学習基本方針の改定が行われました。

 これには今後改定基本方針に基づく県庁、NPO、民間団体、事業者、行政等とのパートシップのもとに、環境学習や環境保全活動に取り組んで行くこととするとあります。

 地域の環境学習には取り組みの活性化の中に、学校、地域、社会等幅広い場における学習があります。学校における環境学習の中では、一つとして環境学習に関する体系的な取り組みの推進。2つ目として、体験を通じて環境を学ぶ機会の充実とあります。小学校においては、幼稚園での取り組みを考慮して自然の事物、事象に対する感性を豊かにする活動の機会を多く持たせることにより、環境の保全に配慮した行動につながる態度を育成することとし、中学校においては、環境にかかる事象に直面させ、環境破壊を起こしている原因を、要因を具体的に認識させるとともに、因果関係や相互関係の把握力、問題解決能力などを育成するとあります。

 そこでお尋ねをいたします。現在、萩市の小学校、中学校での取り組み状況や実践活動を伴った環境教育の成果、また取り組みについて特筆すべき活動等を行っている学校があればお教えいただきたいと思います。

 次に、過疎地域市町村における萩市の過疎債の使途についてお尋ねをいたします。

 過疎債は旧過疎法により、旧阿武郡や離島などの過疎対策を実施するために、新たにつくられた過疎地域市町村にだけ与えられた特別の財源であります。しかもそれは充当額の70%を交付に導入するという有利な財源であります。ちなみに交付税は、御存じのように市町村の財政力において国から交付されるお金で、普通交付税と特別交付税があります。

 地方交付税は団体間の財政力の不均衡をなくし、どの住民にも一定のサービスが行えるよう国税として集められた財源を地方公共団体に再配分するものです。さらに、地方交付税における措置率は、1970年の旧過疎法スタート時は57%でありましたが、1年後に70%に引き上げられております。財源基盤の脆弱な過疎地域市町村にとっては、大きな支援となるものであります。過疎対策事業を実施する上で、その果たす役割は大きいと考えられます。

 過疎法により、対象事業が限定されているということもありますが、補助金等に比べかなり裁量の範囲が広く、充当事業や充当地域を選択できるものであると思います。また過疎債の特徴については、市町村の財政の支援を主としており、地域住民への直接的な援助にはあまり重点が置かれていないものであり、過疎債については市町村が、市町村過疎債地域振興計画に基づいて行う一定の施設の整備のために必要とする経費についてその財源とすることとされております。

 その財源とすることのできる経費は制限され、市町村道、保育所、学校、学校施設、農林業の経営近代化施設等20項目程度の公共施設整備に限定されていると説明されております。

 以上、過疎法及び過疎債について市民の御理解を得たいと思い、要約をして説明をいたしました。ここでお尋ねをいたしたい趣旨を申しますと、近ごろ私のもとに市民の皆様から、主に旧阿武郡になりますが、合併後過疎債あるいは辺地債がどのように使われているのか、旧阿武郡においては、合併後年々地域住民サービスが低下の一途をたどっているように感じているという声が上がってきております。私たち議員は、杉山財政課長より使途等について説明を受けておりますが、市民の皆様お一人お一人に説明していくことが大変なことであります。

 そこで各地域に対して、3年間過疎債や辺地債をどのようにして、どのような事業を行ってこられたか、主だった事業名をお知らせいただきたくお願いをいたします。

 以上で1回目の質問を終わります。





○議長(青木賢次君) 市長。

  〔市長 野村興兒君登壇〕





◎市長(野村興兒君) ただいま守永議員から、一つは教育問題、環境教育の関係についてお尋ねがございました。これは教育長の方からお答えをさせていただきたいと思います。そして2番目に、過疎地域市町村におきますところの過疎債、あるいは辺地債の利用使途の状況について、こういうことであります。

 個々の事業内容については、担当の方からお答えをさせていただきますが、そもそも過疎債、これは大変ある意味では過疎地域にとりましては使い勝手のいい非常に財政的な国の支援の厚いものでありまして、私ども強い関心を持ってきているところでございます。今お話がございましたように、これは10年単位の時限立法でございます。今当面平成12年度、12年から始まりました過疎地域自立促進特別措置法という法律に基づいて施行されているわけでありますが、あと21年度すなわち来年度が最後なんですね。今私も全国の過疎関係の団体の役員をしておりますので、来年度にこれが廃止にならないように、今までずっと昭和45年から10年の時限立法でずっと連続をしてまいりました。この過疎法が各地方のいろんな社会資本の整備にどのくらい大きな役割を担ってきたか、それは議員が一番御承知だと思います。

 今まさに風前のともしびといいますか、まさに継続するかどうかという大議論があるわけでありまして、これは全国それぞれの過疎地域挙げて今運動を展開しているところであります。私も役員としてそのできる限り全国会合には出るようにしております。

 実は合併前は、各旧町村の過疎債は適用になっておりました。この旧萩市は辺地債、特にこの離島あるいは周辺地の適用がありましたけれども、この過疎債の適用は実はなかったわけであります。しかし平成17年の3月の合併に伴いまして、この過疎債の適用要件であります人口要件と財政力要件その2点ありますが、この2点をちょうど平成12年度の国勢調査人口によります減少率、あるいは財政力の要件であります平成13年から15年度の3カ年の平均の財政力指数、こういったことを見ますと、萩市、旧萩市も含めて全市にこの過疎債の適用地域になったわけであります。

 このことはある意味では、財政的な一つの手段といいますか、支援措置がふえたわけであります。こういった意味で、いろんな財政的な条件、いろんな形で議論するときには、新しい一つの施策として過疎債の適用、こういったことが当然話題になってくるわけであります。何とかこの過疎債が今後ともですね適用になりますように今全力を挙げてやっております。ぜひ議会におかれましても過疎債のこの適用範囲、適用時期こういったものが変わることがないように、ひとつよろしく御支援を賜りますようにお願い申し上げます。

 ただいま御質問の中に、旧阿武郡においては合併後年々地域住民サービスが、低下の一途をたどるようにこの感じているという声が上がってきている、とこういう御指摘がございました。中には確かにですねそういった面もございますが、今例えば福祉とかあるいはこの特に障害者福祉、高齢者福祉いろんなものを指標とりましても、かなりのものがですね合併後初めて採択をされた事業とか、こういったものもかなりあるわけですね。

 今個々に事業内容そういったものをこういうふうな形で表をつくって、そこで各旧町村でサービスが向上したか落ちたか、こういう上下のですね表をつくっておりますが、かなりの分は実は新規に合併した後にですね新しく適用された事業、これはかなりあると思います。例えばわかりやすいのはぐるっとバス、これは旧町村すべての地域においてまあその集落が小型のそういったバスといいますか、そういったものが通過できるところはディマンド方式か定時定路線方式か、こういった形ですべての地域にわたるように、今最低限週2日はですねバスの運行ができるように、こういうふうなこともやっております。

 いろんなことが合併時にですね、新規施策として手当てをされています。恐らく議員が今御指摘ございましたのは、過疎債が適用されるいわゆる公共的な投資、これは減ってるじゃないかと、こういうお話かもしれません。これは公共投資自身がですね、実は毎年毎年何%減で下がってきておりますので、これは実は大変なことであります。私ども今いろんな意味で社会資本の整備等おくれている分については今やっているわけでありますが、なかなか全国レベルで毎年何%減、何%減でこうきているわけでありますから、そういったところは確かにございます。

 しかし社会資本のという意味でのこのサービスというよりも、むしろ地域住民サービスが低下をしてきているということは、これは極力ですね何か具体的な話があったらぜひお申し出をいただきたいと思います。極力ですねそういったことがないように努力をしてきておりますし、各地域におきましても多くの山口県内の市におきましても合併いたしますと、いわゆる今までの町役場、村役場がですね支所という扱いになって、本当にこの職員数が元の大体5分の1とか10分の1とか、こういうふうな形で位置づけられているところが多いわけでありますが、私どもは総合事務所という形で、できる限りその地域でですね住民サービスが自己完結できるように、こういう努力をしてきているところであります。さはさりながら、職員数は実は相当減ってきておりますけれども、今五課体制何とか堅持をしております。こういったこともぜひ御理解をいただきますように、よろしくお願いしたいと思います。個々の過疎債の対象となった事業、どういうものがあるか現況については担当の方からくわしくお話をさせていただきたいと思います。

 以上です。





○議長(青木賢次君) 教育長。

  〔教育長 岩崎 肇君登壇〕





◎教育長(岩崎肇君) 守永議員から環境教育について御質問いただきました、お答えいたしたいと思います。

 私たちの生活は、本当に豊かで便利になりましたが、その一方で資源を大量に消費し、大量の廃棄物を排出してきました。そのため、環境への負荷が増大し、議員申されましたように地球の温暖化、酸性雨、オゾン層の破壊、海洋汚染等いわゆる地球規模の環境問題が引き起こされ、何度も議員が申されましたように環境問題の解決は緊急かつ重要な課題になっております。

 子供たちが人間と自然環境とのかかわりについての理解と認識を深め、環境の保全に配慮した望ましい働きかけのできる思考力とか判断力を養い、よりよい環境への創造に主体的にかかわることができる態度や能力を身につけるために、私たちは環境教育の充実を一層進めて行くことが大切であると思います。

 萩市においては、平成17年3月に山口県教育委員会が策定した、環境教育推進計画に基づきまして、各学校において環境教育の推進をお願いいたしております。また平成19年5月に策定した萩市環境実行計画に沿って、学校を挙げて省資源、省エネルギー、ごみの減量化、リサイクルへの実践的な取り組みをお願いいたしております。

 萩市小中学校における環境教育の方針については、今から申し上げます5点を柱にしております。

 1点目は、教育課程における環境教育の明確な位置づけを図ることであります。学習指導要領には、環境教育にかかわる指導内容があります。これらを各教科、理科とか社会とかそういった各教科や総合的な学習の時間、道徳、特別活動等の授業の指導計画に盛り込んだ年間指導計画を立てることを指導いたしております。市内のある学校では、環境教育年間指導計画を作成し、計画的、発展的な指導を心がけている学校もいくつかあります。

 2点目は、児童生徒の主体的な活動の推進であります。生徒会、児童会や総合的な学習の時間などを活用して、問題解決や探求活動に主体的に取り組む環境教育を目指しています。

 3点目は、議員が申されましたように、小学校と中学校、また小学校でも低学年から高学年までの発達段階に応じた体系的な取り組みを行っています。議員もくわしく調べておられますように、小学校には小学校の中学校には中学校の児童生徒の発達段階に応じた環境教育における校種別のねらいを定め、適時性と学習内容の系統性を大切にした指導をお願いいたしております。

 4点目ですが、今日的課題に対する意識の高揚の取り組みであります。例えば、このまま温暖化現象が進行したら地球はどうなるのだろうかといった課題から、二酸化炭素排出削減のための解決策を模索するなど、具体的現実的な取り組みを期待いたしております。

 最後の5点目でございますが、体験活動を重視した活動であります。環境保全についての関心を高め、知識や認識を深めただけでは十分ではありません。地域社会の日常的な実践活動に参加したり、自然体験活動や勤労体験活動に参加したりすることによって、環境に配慮した生活や、責任ある行動をとる子供たちを育成することが非常に重要であると考えています。

 次に、萩市の小中学校における環境教育の具体的な取り組みと成果について、特色ある実践を取り上げて紹介いたしたいと思います。

 山口県では、環境教育を学校全体の取り組みとして推進するため、山口エコリーダースクールという制度を導入いたしております。萩市においては、白水小学校とむつみ中学校の2校が山口エコリーダースクールとして認定され、その実践が県下に広くウエブページで紹介されています。白水小学校では、蛍の飛び交う美しい白水川を守ります。もう一つは、もったいない運動を進めています。この二つの行動宣言として、白水川の環境に目を向けた総合的な学習の時間の展開と、児童会を中心としたもったいない運動の推進が進められています。

 蛍の幼虫の飼育活動、白水川の水質調査活動、いかだでの川探検、竹炭、竹の炭ですが、竹炭づくり等ふるさとを流れる白水川を中心にとらえた地域の環境保全について、考える学習をどの学年にも位置づけ、体系的な活動となる工夫をいたしております。またこのような問題解決的な学習や、体験的な学習を意図的に位置づけることで、身近な環境について児童の興味関心が高まっただけでなく、実感を伴う理解につながりました。

 もったいない運動の活動では、学級ごとに具体的な取組目標を設定させ、児童一人一人が意識して活動いたしております。また各委員会による古紙回収運動や校内ごみ拾い運動など、児童の発想による主体的な活動が見られるようになったことも取り組みの成果といえます。

 むつみ中学校では、総合的な学習の時間に実施する森の教室とふるさと学習を環境教育の柱と位置づけています。むつみ中学校といえば、マツタケのとれる学校林が有名でありますが、マツタケの収穫は森の教室のほんの一場面に過ぎません。地元の林業関係者を指導者として森林環境整備作業や、森林保全学習を開校以来ずっと続けています。さらに平成18年度よりふるさとに学びふるさとに汗するをスローガンに掲げ、地域の歩道の除草整備、地域の公共施設の清掃、地域の花壇づくり及びユニバーサルデザインの作成など、地域貢献活動を実践しています。

 取り組みの成果といたしましては、生徒がこれまで取り組んできたことを新たに環境保全という視点から位置づけ、環境問題への視野が広がったことが上げられます。また地域のケーブルテレビを積極的に活用し、生徒みずからが地域の環境美化について自主的にアピールするなど、主体的な活動や創造的なアイデアが生かされた学習となっていることであります。

 次に萩市教育委員会では、特色ある教育活動、拠点校いわゆるコアスクールと呼んでおるんですが、それを設定し、創意と活力のある学校づくりを推し進めています。その中で、環境教育、体験活動の拠点校としてふるさと学習に取り組んでいるのが議員のふるさとである明木中学校であります。

 明木中学校では、平成15年から学校園や地域の休耕田を借り受け、コンニャク、小豆、大豆などを生徒みずからの手で育て収穫し、地域におられるその道の達人から指導を受けながら製品化し、食するところまでの一連の体験活動を行っています。

 これらの体験を通して、食するまでには多くの人の労働や手間がかかっていることを実感させ、食の大切さや思いやり、地域の人や自然環境に感謝する心をはぐくむことはもちろん、明木の人や自然のすばらしさに触れることをねらいといたしております。

 萩市の川や海をフィールドにした環境学習に取り組んでいるのが、多磨小学校であります。総合的な学習の時間を使って、4年生は田万川へ、5年生は海へ出かけて行き、川や海の自然に触れながら、さまざまな探検活動を行っています。秋の学習発表会では、児童の環境学習の取り組みを発表し、家庭や地域に向けて環境保全意義の啓発を図っていく予定であります。

 また萩市内の小学校では、平成17年度からドングリの森づくり事業へ参加し協力しています。この事業は、田床山市有林にドングリの苗木300本を植え、自分のネームプレートをつける活動で、椿東小学校、越ヶ浜小、椿西小、白水小、明倫小と順番に毎年児童が参加して行われる活動であります。

 植樹事業として、児童は自然の中での命の尊さを学び、親子の共同作業による家庭の温かさに共感しています。本事業は10年間継続し、3,000本の苗木を植える予定であります。自然環境の保全と森林の果たす役割について、また野生動物との共生について体験的な理解を促進していかなければと考えています。

 最後に、行政機関と連携した環境学習に取り組んだ学校を紹介します。

 国の資源エネルギー庁では、太陽光発電や風力発電などの新エネルギーについての広報普及活動として、新エネルギー出前教室の開催を全国の小学校対象に募集しています。昨年度は明倫小学校と椿西小学校が積極的にこの事業を活用し、実践いたしました。児童たちは新エネルギーについての説明やビデオ鑑賞した後、一人一人が風力モーターカーを作成して実験をし、新エネルギーの重要性を楽しく理解することができました。

 以上、萩市における環境教育の推進方針と市内小中学校における具体的な取り組みとその成果について御紹介いたしました。

 以上であります。





○議長(青木賢次君) 財政課長。

  〔財政課長 杉山寛校君登壇〕





◎財政課長(杉山寛校君) それでは守永議員さんより、合併後3カ年の過疎対策事業及び辺地対策事業の活用状況のお問い合わせがございましたのでお答えをいたします。なお、実質的には17年3月6日の合併ということでございますので、年度としては16年度でございますが、実質的な予算を組んでおりますのが17年度からでございますので、17、18、19の3カ年の事業について申し上げます。なお事業はですね膨大な数がございまして、主な事業名を申し上げます。

 まず過疎対策事業債でございますが、先ほど議員おっしゃいましたように、充当率100%、そして交付税算入は、70%でございます。平成17年度は、48事業、発行額が14億2,210万円でございます。地域ごとに申し上げますと、まず萩地域でございますが、わかりやすい事業名で申しますが、三見地区、玉江地区の漁業集落環境整備事業、そして中心商店街の活性化事業。川上地域でございますが、道路でございまして、立野福川線の道路の改良事業。農道としてふれあい支援農道の整備事業。次に、田万川地域でございますが、道の駅のところにつくりました農産物加工施設の整備事業。そして下郷築地線の道路改良事業、市道の弁天線の道路改良事業。そして広域農道の整備事業。むつみ地域でございますが、林道の尾札1号線開設事業、林道平畑線開設事業、大根選果施設の改良事業、羽月線の道路の改良事業でございます。

 次に須佐地域が馬取線の道路改良事業、広域農道整備事業、弥富の診療所の医療器具の整備事業。旭地域にまいりまして、農業機械の近代化整備事業、田園自然環境整備事業、そして福栄地域が生野高坂線の道路改良事業。中山間事業として、山崎杉原農業集落道の整備事業、そして防火水槽の整備事業。そして旭と同じでございますが、農業機械の近代化整備事業でございます。以上が17年度の主な事業48事業14億2,210万円の一部でございます。

 続きまして18年度でございますが、事業数45事業、総額が10億7,750万円でございます。主な事業でございますが、萩地域から申しますが、平安橋の橋梁整備事業、無田ケ原口の老人福祉施設の整備事業、中心商店街の活性化事業、同じく三見、大井の漁業集落環境整備事業。川上にまいります。立野福川線の道路改良事業、ふれあい支援農道の整備事業。田万川地域でございますが、広域農道整備事業、林道真谷線改良事業、市道の須佐地線道路改良事業、そして簡易水道の整備事業。むつみ地域にまいりますが、林道で尾札1号線開設事業、同じく林道平畑線開設事業。市道でございますが、羽月線道路改良事業、中山間地域の事業として、防火水槽の整備事業、簡易水道事業でございます。

 須佐地域は、広域農道の整備事業。旭地域は林道獄山線の開設事業、福栄地域が生野高坂線道路改良事業、中山間地域総合整備事業として、山崎杉原農業の集落道の整備事業、そして簡易水道整備事業でございます。

 続きまして、19年度でございます。25事業、8億2,380万円でございます。萩地域は、無田ケ原口の老人福祉施設の整備事業、漁業集落環境整備事業。川上地域が立野福川線道路改良事業、ふれあい支援農道整備事業、川上診療所の医療器具の整備事業、田万川地域が広域農道の整備事業、林道真谷線の改良事業。むつみ地域が林道尾札1号線開設事業、同じく林道平畑線開設事業、市道でございますが羽月線道路改良事業。須佐地域が広域農道の整備事業、そして弥富診療所の医療器具の整備事業。旭地域が林道獄山線の開設事業、福栄地域が生野高坂線道路改良事業、そして中山間事業として山崎杉原農業集落道整備事業でございます。

 以上が17、18、19、3カ年の過疎事業でございます。

 続きまして、辺地対策事業でございます。これは起債充当値100%で、交付税算入率は過疎よりもう10%よろしゅうございますが、80%の算入でございます。参考までに申し上げますけど、萩市として辺地の要件を満たしている地域が20地域ございます。そのうち辺地計画を議会で認めていただきました地域が7地域ございます。この7地域にかかる事業でございますが、17年度が5事業、発行額が4,240万円ございます。主な事業が見島でございますが、見島ふるさと産業センター整備事業、そして大島診療所の医療器具整備事業、相島季節保育所の整備事業でございます。

 続いて18年度が8事業の9,280万円でございます。主な事業が、須佐地域でございますが馬取線道路改良事業、これは過疎から辺地へ振りかえたものでございます。

 次に、大島農業集落道の改良事業。相島地区の防火水槽整備事業、19年度が8事業、5,900万円でございます。むつみ地域の鈴毛台線の道路改良事業、木間の消防施設の整備事業、見島の神畑線の道路改良事業でございます。

 以上でございます。





○議長(青木賢次君) 25番。守永議員。





◆25番(守永忠世君) 今最初に野村市長さんが、過疎債についての質問であべこべになりましたが、先にお答えいただきましたので、その方で言いますが、今杉山財政課長さんから大変わかりやすく丁寧に説明いただきました。これで市民の皆さんもある程度御理解いただけたと思いますが、今後またいろいろなお尋ねや反響等があるやもしれませんので、その際にはいま一度改めて、個々について質問させていただきたいと思います。

 環境学習についてはですね、この辺大変熱心に取り組んでいる国がございます。先ほど教育長さんまた丁寧にお答えいただきまして、各市内の小中学校の先生、また生徒児童、皆さんの熱心に取り組んでおられる姿が浮かんでまいりますが、合併前にですね旧旭村と姉妹都市として親交のあったドイツの例を少しお話してみたいと思います。

 ドイツの環境教育についてはですね、ドイツが社会の形成にとって重要な役割を担うため、環境教育を教育目標として法的に位置づけております。連邦各州の州憲法は、青少年の自然環境の責任感をはぐくむよう学校に求めており、これを民主主義や人間の尊厳などの重要な法的概念についての教育と同等に扱っております。

 学校での環境教育の本質的課題は、環境についての基礎的な知識を与えること、そして環境に配慮した社会づくりへの積極的な参加を促すことであります。環境について知ることで、生徒たちはどのような行動が環境によいかあるいは悪いかを学んでおります。しかし学んだことを環境のための行動へと生かしていくためには、単に知識を与えるだけでは足りないということが明らかです。体験型授業の効果についての興味深い研究結果があります。1,200人の生徒にアンケートを調査した結果、環境を守る行動を推進するためには、環境に関する知識を教えるよりも、自然体験をさせる方が7倍も効果が高いことがわかったということです。

 学校での環境学習は、自然界のプロセスや生態系における相互理論についての知識は数カ月単位で行われる教科の枠を超えた授業の時間に主に学習します。つまり複数の教科書の共通テーマとして環境を扱い、様々な視点から光を与えるのです。

 例えばエネルギーをテーマにした学習では、科学と政治の授業を組み合わせて行います。様々なエネルギーについて科学の授業で、自然科学的に調べ、政治の授業で脱原発エネルギー転換についてディスカッションを行うといったぐあいであるということです。一方、短期間で学年、学校を挙げて一つのテーマに取り組むプロジェクトもあり、1週間単位のプロジェクトなどもしばしば行われております。例えば、水ウイークでは、生物の授業で、海の生態系の勉強をし、科学の授業では水質分析をして、飲料水の質を調査し、社会科では水不足の問題を取り上げます。

 学校で実践的な環境プロジェクトを実施するため、数多くの自然学校機関や、学習センターが講師を派遣したり、内容についてアドバイスをしたりもしております。

 日常生活では、自然に触れることが少なくなっている子供たちも、自然に直接触れることを通して、自然環境とのよい関係を築いていくことができます。生徒に自然を身近にするため、ドイツでは多くの学校環境に配慮した校庭づくりをし、特に生物の生息場所等も設けております。

 二、三紹介しますと、ある学校では緑の共通プロジェクトを実施し、6歳から10歳の小学生が泥遊び場、生け垣を使った迷路、畑などをつくり、校庭を様々な環境が体験できる場に自分たちの手でつくり変えております。畑には虫が飛び、花々が咲き野菜や果実が実り、そしてそれらは子供たちによって収穫されます。庭仕事を通して、子供たちは実際にいろいろなことを行う能力を伸ばし、自然のサイクルを学び、栽培されている植物の利用法、また学校で飼っている動物の世話をし、さらに動物のふんをコンポスト堆肥ですね、堆肥にし、それをまた畑に使うといったことを学び、あるいは獣医訪問などで生徒たちは遊びながら動物について学びます。自家製の卵、花、野菜や果物を週に一度の市場で売ることで、子供たちは農作物の世話を学ぶだけでなく、数多いプロジェクトの費用を自分たちで賄うこともやっております。

 近くに小川があれば、生徒たちは若き研究者として反応器を使った水質検査をし、プロのように水質分析はできます。飲料水に粘質の汚染物質が入っていることを一たん自分たちの目で発見した生徒たちは、水質改善への取り組みにこれまでと違うモチベーション、意欲、やる気、刺激をもつことになります。そうした生徒が将来、山口の奥に使用済みの油を廃棄するようなことは恐らくないと思います。そのようにドイツでは、家庭、学校、市町村、行政といった様々なレベルで環境教育が行われております。

 現代の社会の中心的課題である、環境保護を行うために予防的環境保護である環境教育を重視し、次の世代に自然と環境に対する責任感を持たせながら、環境を意識した社会づくりに参加する意識を高めようとしております。

 環境学習の大切さは、いじめ、不登校を減少させる一つの手段ではないでしょうか。動物を飼育し、えさをやり、世話をし、こうした世話を通じてやさしさ、思いやり、責任感を学んでいく。植物、花を植え栽培することにより収穫の喜びを知るという生きた学習をさせ、人と人との連携、連帯意識をしっかりと身につけさせる教育を低学年より行うことで、いじめ不登校の解決を図る一つの手段として大事なことではないかと思います。

 最後に、不登校を経験して成長した人たちが義務教育を受けた時期を振り返って、学校は勉強し仲間との交流を通して、人間関係を学び楽しいことをたくさん経験させてくれて、社会生活に直結できる能力を学ぶことのできる場であってほしかった、という感想を語っていますが、このように望まれる場所こそ魅力ある学校の姿でないでしょうか。

 環境学習は、これらの解決方の一つの手段として行われることが望ましいと思います。決して萩市教育委員会、市内の小中学校がこのような取り組みを指導していないと言っておるのではありません。大変長くなりましたが、せっかくの機会ですので、体験による貴重な情報をお伝えし、一層の環境学習にいたしていただきたいと存じます。大変長くなりましたが、ありがとうございました。よろしくお願いします。





○議長(青木賢次君) 教育長。





◎教育長(青木賢次君) 第2質問で、環境教育、環境学習の根幹的な意義、理念についてお話がありました。

 環境教育は、大気汚染とか川や海の汚染とか地球の温暖化対策といったことの取り組みが、ぱっとこう一般的に思いがちですが、根っこの部分では生態系、あるいは人間の尊厳あるいは動植物との人間とのかかわり等学ぶことがるる御説明がありました。全くそのとおりであろうと思います。

 環境教育の目指すところは、今申しましたように、自然や人との共生を大切にする信条とそれを実践しようとする態度など、豊かな人間性の涵養にあると思います。これはまさに私たち萩市教育委員会で、昨年5月に全市を挙げて取り組んでいる萩市いじめ撲滅宣言の互いを尊重しあい、解決に向けて一人一人が行動を起こすという私は精神に通じていると信じております。

 またさまざまな人たちとのかかわりをもちながら、体験的に環境保全のあり方を学ぶことは、その活動を通してよりよい人間関係づくりや生き方を学べることにほかなりません。そのような意味からも、萩市における環境教育の一層の充実に努めてまいる所存であります。

 以上であります。ありがとうございました。





○議長(青木賢次君) 守永議員の質問は終わりました。

 ここで10分間休憩いたします。

     午後 2時08分休憩

────────────────────

     午後 2時21分再開





○議長(青木賢次君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。

 続いて、質問順位、4番斉藤議員。11番、斉藤議員。

  〔11番 斉藤眞治君登壇〕





◆11番(斉藤眞治君) 11番、斉藤眞治です。

 それでは、通告に従いまして順次質問させていただきます。

 今回の質問は、一つは来春に実施をされます市長選挙に野村市長が出馬されるか否かは存じ上げませんが、本日の新聞報道によると新たな動きもあるようであります。いずれにしても、現市長として21年度予算の骨格は作成されます。

 そこで、新年度予算の方針を伺うには、少し早い時期ではありますけれども、私に寄せられている市民の声や、これまでの私の一般質問の各分野から、いくつかの事例を申し上げ新年度予算への諸課題への方向性。

 二つに、第169回通常国会で感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律及び検疫法の一部を改正する法律が、成立しました。この法律は、最悪以上の最悪の事態を想定し、国家の総合的地域管理対策とした新型インフルエンザへの取り組み。

 3つ目として、菅原道真公を祭神とした椿地域の金谷神社境内に保存されています奉納絵馬や小倉百人一首の額面等を萩市指定の有形文化財へ追加登録について、以上の内容について簡潔に質問させていただきます。

 それでは、初めの新年度予算の編成方針について事例に基づき市長の御所見をお尋ねします。

 萩市の、平成20年度予算は健全な財政運営を堅持するとした芽だし予算、対の対策予算として、一般会計で当初予算289億4,000万円が現在執行されています。歳入としての、普通交付税等は既に交付をされていますし、それらを含めた補正予算が今定例に議案として上程をされています。

 さて、市長の職は市民が安全で安心して暮らすことができる、市政運営を行うことが最大の使命であると考えます。市長の初当選から今日の合併後の評価はその使命を果たされているという声と、そうでもないという声を見聞きいたします。これは上に立つ者の宿命でもあります。

 また、今日の大変厳しい環境の中で、市の各担当の方も市民のニーズに対しわかっているが予算がないと弁明、苦慮されていること。必要に応じて現物支給や、応分の受益者負担で対応されていることも承知をしてます。

 そこで、6点に絞り各分野から事例を申し上げます。

 市長が新年度予算に、どのように反映されるのか、その方向性についてお答えいただければと思ってます。今回は特に、ハード面から市民の安全、安心の施策を中心に申し上げます。

 1点目は、不審者から保育園児や小中学生を守る手段として、施設と最寄りの警察、交番等、直接連絡がとれるポリスコールといわれる機材を、保育園や学校施設に設置できないかお尋ねします。

 この内容は既に、関係者に資料にて説明をしていますし、広島県や山口県内の施設でも設置されつつあるものであります。

 二つに、歩行者など通行の安全確保から今年6月に改正をされた道路交通法で、普通自転車は従来原則、車道を通行すること。また、歩道通行ができることを意味する標識が設置をされた指定区間のみ通行が可能でしたが、改正法では通行の要件が明確化され、13歳未満の子供や70歳以上の高齢者などが標識等の指定区間以外でも通行が可能となりました。

 先の3月議会で、やさしいまちづくりの視点で、市道土原新橋線の狭隘な道路の歩道について自転車と歩行者、さらには車椅子利用者にとって、通行が危険と感じられる場所についての、整備の必要性を質問いたしました。さてこの道路、歩道の現況を踏まえ、法改正による標識の設置を警察と協議をされたんでしょうか。再度、通行の安全確認についてお尋ねをします。

 参考までに、私はこの道路を車椅子で通行してみたことを申し添えます。

 3点目は、農業用水路の安全対策について、2カ所の例を申し上げます。一つは、無田ケ原の丸和の前にある用水路は、現在農業用水路が生活雑排水の水路となっています。地元町内では、溝掃除を行う際に危険、不便という声があります。用水路への溝ぶた等の設置の必要性についてお尋ねをします。

 二つに、農道椎原線、市道船津椎原線に面した用水路は、雨や雪により路肩が滑りやすく、また壁面の一部が破損をしている場所もあります。軽自動車、単車、自転車の通行や離合の際に、不便かつ危険な場所が見受けられます。この改修工事について、お尋ねをします。なお、この道路の拡幅につきましては、別途担当課や地元関係者と協議をしています。

 4点目は、景観を含め都市計画にかかわる、都市計画の用途地域の見直しについてです。これは特に堀内地区の関係者が、伝建地区における個人所有の家屋へは、土地の用途の緩和を求めた要望書が提出をされ、平成19年6月11日の改定に基づき、この地区を含めた用途地域の見直しの作業が進められていると推察をいたします。

 そこで、作業の進捗状況を踏まえ引き続き予算化されるのかお尋ねをします。

 5点目に、萩まちじゅう博物館構想におけるサテライトとしての萩駅の位置づけについて質問した際に、鉄道の父井上勝翁のレプリカの建立は前向きに進められると受け止めていますが、その後の進捗と予算化をお尋ねします。後ほどの質問項目と関連をいたしますけれども、椿地域の観光の拠点として必要であると考えますがいかがでしょうか。

 終わりの6点目でありますが、河川環境の保全から目代、中津江地域の河川に繁殖をしている、オオカナダモの対策について以前も質問をいたしました。現在は、そのときよりも繁殖の範囲も拡大し、そのことから橋本川や松本川さらには霧口などの農業用水路に流れ出しています。配布をした写真は、8月の末に藻が橋本橋まで流れ出したものであります。また、霧口の地域では藻が変色をし、腐っている状況になっています。阿武川の管理は、山口県ではありますけれども、川上のダム内の汚染対策を含めて早急な対策費を県と協議し予算化についてお尋ねをします。

 私も、前回の質問を地元の県会議員にも相談してみました。また、この藻の除去は藻が繁殖をしている箇所の川底の土砂のしゅんせつが一番の効果であると考えます。

 以上、特徴的な課題の一例を6点申し上げました。このような視点で、広範な萩市を検証すればいくら予算があっても足らない。また、優先順位で対処が市長の答弁として予想されます。しかし、市長のトップダウンの予算の骨格もあろうと思います。大変厳しい財政状況は、十分承知をしていますけれども市民の安全安心、そして市長が何よりも提唱されます萩市を終の住処とするために、さらには防災への対策を含めた内容で予算の骨格を示されることを申し上げ、各分野からの政策的な諸課題の課題の方向性について、市長からの簡潔な答弁を求めます。

 次に、新型インフルエンザ対策について、市長の御見解をお尋ねします。

 先の、第169通常国会で民主党が提案いたしました3要件を加え成立したことは御案内のとおりです。この新型インフルエンザウイルスとは、動物、特に鳥類のインフルエンザウイルスが、人間に感染をして起こる疾患のことです。日本で大流行した場合、最大で64万人が死亡するとも伝えられるなど、フェーズ(規模)が1から6まで定義をされており、フェーズ3を連結した場合、その規模が4、5、6と上昇すると患者もふえると同時に、対策も多岐に拡大することとなります。厚生労働省は、新型インフルエンザ対策の行動計画の策定、健康、結核、感染症に関する情報としての、Q&Aを配布をし、国や自治体としての対策方針を示しています。また、その対策や対応を事業者、職場対策ガイドラインとして公表されていると思っています。

 さて、報道関係がこの対策について調査をした結果では、例えばワクチンの対応で十分と答えたのは、8府県。また職場や学校での対応が鍵とも報道しています。そこで萩市も、山口県や医療関係者等と協議をし、地域における健康管理体制を構築することとなりますが、それでは、このインフルエンザウイルスが大流行した場合の対策として、以下の3点について、市長の御見解をお尋ねします。

 一つが、病床の確保、外来の設置場所、医師や看護師等の確保など、検討状況はどのようになっているでしょうか。

 2点目は、インフルエンザのワクチンの確保対策はどのようになっていますか。

 3点目は、この新型インフルエンザに対する予防を含めて各職場や施設、さらには市民への啓発は、どのようになっていますかお尋ねします。

 終わりに、金谷神社に保存されています奉納絵馬や小倉百人一首の額面等、萩市指定有形文化財に指定できないかお尋ねします。

 私は、文化財として指定を受けるには、所有者からの申請に基づく物件、学識経験者等の調査に基づく物件を、専門家及び萩市文化財審議委員会の委員に調査を依頼をし、この調査に基づいた報告書により、価値が位置づけられることで、指定が可能となると思っています。過去にも、金谷神社の建造物や池を含んだ庭園など、萩市内の未指定物件を県教育委員会や文化庁が調査をされたようです。その際に、文化財に指定をされるためには、しっかり調査を行い価値が判断されることが必要と言われたと聞き及んでいます。一方、大照院については、調査に必要な費用を含めて、萩市の関与もあり国指定文化財に登録されています。

 さて、昨年5月12日金谷神社で「知っちょるまあがや金谷天神」と題した講演会が行われ、学芸員から金谷天満宮の歴史と造営の日記。さらには、金谷天満宮の祭事の分析、そして郷土史家から金谷天満宮の絵馬について説明がありました。また、先の8月13日に金谷神社で初めて灯籠の火入れが行われた際、あわせてさまざまな財宝の展示があり多くの市民を含めた方が見学をされています。この金谷神社の文化財指定を望む声は、地元の方々だけでなく多くの学識経験者や専門家からも要望されています。何よりも金谷神社を宝として思われている、神社の総代や世話人会の方、地元の町内会、消防団の方が神社の諸行事に、ボランティアとして、積極的にかかわっていることへの励みともなります。

 現在、全国に2枚しかないといわれる金谷神社の戊辰戦争の絵馬が萩博物館に展示をされています。また、小倉百人一首の額面も百枚残っているというのが、全国でも珍しいと専門家から言われています。そこで、今回の質問は、神社の建造物や庭園が国または県の指定文化財となるような、萩市の関与を要請することに加え、とりわけ境内に保存されている奉納絵馬や小倉百人一首の額面、さらには、鶴の鷹図など絵画類を、まず第一段階として、萩市指定有形文化財に指定できないか、市長の御見解をお尋ねします。他方萩市の歴史的遺産、建造物や美術品等で、未指定の文化財も多く、市も、美指定文化財調査予算を計上し調査されているとは思っていますが、事業量も多くまた専門職などの人員不足が、現在の萩市の実態ではないかという私の感想を申し上げておきます。以上、今回も多岐にわたった質問でありますけれども、第2質問を5分程度残されるような答弁を要請し、第1回目の私の質問を終わります。





○議長(青木賢次君) 市長。

  〔市長 野村興兒君登壇〕





◎市長(野村興兒君) ただ今、斉藤議員から大変早口で、しかし内容はですね膨大なものであります。これを5分間でというのは、大変なことでありまして、まず最初の新年度予算の諸課題について、斉藤議員は骨格予算というのを間違って考えていらっしゃるんじゃないかと思いますね。骨格予算というのは概略でありますから、今お話があったようなことのものは、一切載らないんですね。だからそれは、骨格予算では難しいということで終わってしまうんですね。そうでは済まないでしょうやっぱり。だから、個々の話は、それは、新体制の本年度予算でのお話ですね。骨格予算というのは、あくまでも、どなたが市長になるかわからない。私は、意欲をもってやろうと、こう言ってはいますけれども、そういう話でありますから、そこは間違われますと、何かここでべらべらとしゃべったらですね、骨格予算でこんなことを決めるのかとこういう話になる。

 一つ、お話がありました個々の話としましては、例えば今お話したポリスコール。これはですね、これはまあ実は全く同じようなもの。名前がポリスコールというのは、これは特定した業者の製品名なんですね。実は、田万川の中学校が、同じようものをやっております。やっておりますが、実は調査しました。実は電池が切れておりました。あるいは警察の方へ連絡したら、いやそんなものは知らんとこういう話でありました。なかなか難しいんですね。その当時、設置した当時はちゃんと皆機能しました。恐らくそうだと思いますね。落雷があった。落雷があったら誤報でボーンと行く。何かあったか、いや実は落雷です。そういういろんな問題があるんですね、まだまだ。よくよく考えてみたら、今各校ですね、緊急システムについては、いろいろ教育委員会の方の工夫をいただいています。池田小学校事件以来、学校の安全管理マニュアルとかですね、防犯ブザー小学校一年生は皆持っているんですね。あるいは、実は今携帯電話で昔はなかなか110番難しかったけれども、今は簡単にですね110番ポンと押したらですね、つながるんですね。だから萩警察署、これはコードナンバーをつけて、ポンポンとやればですねつながるんです。

 まして、各家庭にあります電話で短縮ダイヤルでやれば簡単にポンと押せばですねつながっていく。だからむしろ、こういったですねことはいろんな手法があるんで、必ず今おっしゃったようにそのポリスコールなんていうもののみをですね限定するんではなくて、かなり広範囲なものでどれを選んでいくのか、今かなりのことで努力をいただいています。

 もう一つ、緊急通報、連絡通報のシステムがあります。これは高齢者の関係でありますが、今1,000台ぐらいやっていますが、実はこれは職員の提案関係でですね、これを例えば保育所等に置けないか。そしてこれを警察と結ぶことによって、まさに今おっしゃっているのと同じような効果がある。これを試行的にやってみたらどうかということで今検討しております。

 いろんな手法がありますから、ポリスコールというような形でですね、これは一つの問題提起だろうと思いますが、あまり決めつけないでほしい。よろしくお願いしたいと思います。

 2番目の話であります。たくさんありまして、本当はですね。一つの話は自転車の通行の話でありますが、道交法の改正によりまして、今御指摘ございましたように道路標識等で指定された場合のみ、今までは自転車の通行が可能でございましたが、もう一つは13歳未満の子供、あるいは70歳以上の高齢者などが通行できるようになった。とあわせてですね、もう一つ付帯的に書いてありますね。どういうことかというと、交通状況でやむを得ない場合、だから標識がなくてもそこを通らないと危なくてしょうがない。こういったものは、実は萩のかなりの道が皆そうなんでありまして、今御指摘があったところは、まさにそういうところなんですね。例えば、あそこの191の交差点から、サンライフの入り口まで、わずかな30メートル強、これは指定があります。あとは指定がありません。ありませんが、しかしこれは、むしろ交通状況等で、やむを得ない箇所だと思いますね。もう一つは、今議員がおっしゃった車椅子でも通ってみた。ここはちょっとひどいんで、これは何とかしなくちゃいけない。これは早急にやりたいと思います。そういうようなことを、それぞれ考えておるところであります。

 それから、農業用水路であります。スーパー丸和の道路の向かい側の話。こういうふうに聞いております。このあたりは要するに、もし水路のふたをつくったらどうか、こういう御提案でございますが、農政課で現場調査をいたしました。概算事業で相当1,000万近くかかる。そうしますと農業予算で対応しますと、受益者負担というのが問題になってくるわけですね。そしてもう一つはですね、あそこにふたをしたら、実は清掃がしにくくなる。こういう声もあるんですね。だから地元の声が一つになるかならないか。まあそういうことでありまして、あと地元負担、農業予算で、もし仮にやるとすれば、そういった負担がある。こういったことの調整があれば、私どもはちゃんとやる。それがその調整がなかなか難しい。まあこういう話も聞いておりますので、ぜひまたそういった意味では、意見の取りまとめをよろしくお願いしたいと思います。簡単に言うと、何か厳しい声になりますけれども済みません。時間がありませんのでこれで。

 4番目に、用途地域の見直しであります。これも実は長年の課題であります。用途地域の見直し今やっております。やっておりますが、とにかくこの外堀通りとそれから広く堀内地区の全体の話であります。第一種低層住宅ということでありますから、これについては当然面積制限、住居転用の制限というのがあるんですね。そういった意味での制限をどうするか。まあこういう話でありますが、とにかくこの萩の一番の観光のメッカになるとこだ。このあたりを何とかですねできないか。まあこういうことで今やっているところであります。いろんな工夫をしていけば、これは必ずできる、こういうように思っておりますが、なお、ちょっと時間を要しております。恐縮でありますが、よろしくお願いしたいと思います。

 5番目、萩駅の井上勝のレプリカの話であります。これは長年の懸案でありまして、ちょうど2年後に井上勝没後100年になります。このときに何とかならないかと思っておりますが、実は今、肝心の御本家のですね、東京駅の前の銅像が今、実は撤去されております。これはどこか今、緊急避難でですね、恐らく千葉の方にあるらしいんでありますが、この間逆に言えばチャンスだと、こういう話かも知れません。レーザー光線で型を取る。そしてやっていく。まあこういう話でありますが、ちょっと実は、東日本の方の了解をもらったのが、随分前でありますので、もう一回これは交渉しなおさなければいけないわけでありまして何とかそういったこと。これは前からの懸案事項でありますので、やっていきたいと思っているとこであります。

 彫刻家、朝倉氏の了解をいただく。こういったことが条件になっておりました。まあそういうような状況にございます。

 6番目のオオカナダモ。これはですね本当に大変なんでありますが、そもそも、やはり河川管理者、これは逆に河川管理者の了解なしにですね変なことはできない。実は今、夏場はですね、まだこの水面に漂って、ああなかなか景観としても、というような意見もございました。しかしこれが切れて流れ出しますと、いろんなそれぞれの農業用水路の取水口にこういったものに詰まる。まあこういうような話も、いろいろ聞いておるところであります。ちょっと雨が降るとですね流れ出す。まあこういうことであります。今年は、大変天気がよかった。このオオカナダモが、なぜですね日本に入ってきたかと言いますと、いわゆる光合成ですね、光合成の、実は模範的な姿が見えるというんで、学校の教材でカナダから輸入したんですね。それがあっという間に広がってしまった。だから言いますと、光合成の模範生なんですね。だから天気がよくて太陽が照るとですねどんどん繁茂する。しかも、この7、8月、我が国台風が、実は上陸しているところはございませんでした。したがってダムが放水されることが余りない。そうすると本当はですね、ダムがほわっとこう放水されてですね、水が流れますとどんなものみんな流れてしまうんですね、ある程度は。今回は、環境の非常にすばらしさでですね、オオカナダモはどんどんふえたんですね。こんなにふえたこと恐らくないと思います。まあ見方を変えれば光合成をするから、CO2がどんどんですね、吸収されて酸素がどんどんふえる。それは、地球温暖化対策にいいんじゃないか、こういう議論もあるかもしれません。まあしかしそこまで言うとですね、どのぐらいじゃあ計測してどうなのかという話がありますので下げますが、取水口にたまっていくことは、これは大問題なんですね。だからこれを今、やっていますが県と今交渉しています。何とかですね、県も阿武川にですね、これだけ繁茂するオオカナダモを何とかしてほしい。これは萩だけではないんです。県内各河川で、同じようにオオカナダモがですね、大繁殖しているんですね。大繁茂しているんです。だから何とか対策を求めてほしい。これは県河川、県管理河川の今現象であります。私どもも当然ですね、強い関心を持ってますんで、特に取水口で、大変苦労されている農業関係者の方々の声も聞きますので、まさに何とかしてほしい。市も、それは当然この対応を考えていかなくちゃいけないわけであります。ぜひよろしくお願いしたいと思います。本当は、ゆっくり一つずつ懇切丁寧に答えるつもりだったんでありますが、恐縮であります。急いでしまいました。

 2番目の新型インフルエンザ対策、このあたりもですね、議員御心配のようになかなかこれは対応がまだまだおくれております。新型インフルエンザというものの、厚生労働省が行動計画を策定をしておりますけれども、そして、具体的ないろんな議論がされております。とにかく、フェーズ1、フェーズ2、さっきおっしゃったようにいろんな段階で、それぞれ対応していかなければならないわけでありますが、実は、こういった感染症の予防というものの法律は、こういった、その県民といいますか山口県の中では、都道府県知事に、いろんな権限が集中をしております。したがいまして、ここでいえば保健所の所長さんがですね、まさに陣頭指揮といいますか、いろんな意味での権限行使をされるわけであります。市町村は、この法律の中を読んでいただきますと、県知事及び自治体、というようにあるところはですね、いろんな指揮下に入っていろんなことをやるわけでありますが、具体的なその大枠は県で定められる。したがってさっきおっしゃったように、発熱外来の取り扱いはどうするかとか、ベッドの確保はどうするかとか、医療機器の整備、医師看護師の確保、こういったものを、市が勝手にやるわけにはいかないんですね。県が大方針を出されまして、そしてそれに対応して市も実は整備を急ぐ。まあこういうことでありますが、今からまた秋冬にかけますとまさにですね今年あたりは、そろそろ、こういう話かもしれません。まあそういった意味で、いろんな整備検討を急がなければならないわけでありますが、いずれにいたしましても私どもがリーダーシップをとってやる話ではない。いろんな感染症等は、国、県、政令市そして基礎自治体の市町村、こういう話になっております。十分今議員が、御指摘をいただきましたことも踏まえてですね、今から県とも協議をしていきたいと思うわけであります。

 ワクチンの関係がどうなるのかとか、それ時々のそのウイルスそのものが、どういうふうなものになるのかとかですね、いろんな形でバリエーションがあるわけであります。個々に対応していくのは、大変苦労も多いわけでありますが、ぜひ一つ、そういった今議員の御指摘のことも踏まえて、しっかり対応を考えていきたいと思います。

 それから最後の、有形指定の有形文化財、指定ということで、金谷天満宮の絵馬とかあるいは建物、まあこういったことでお尋ねがございました。そもそも文化財調査が、この県内全域にわたって行われました。

 実は、この萩市におきましても、昭和55年に、実はかなりの文化財調査が行われたわけであります。そして、この近世社寺一件建物調査、まあこういった中で、ちょうどこの予備調査が142件、一次調査53件、このときは金谷天満宮も行われたわけでありますが、一次調査までが行われましたけれども、その当時、ちょうど実は金谷天満宮の建物の建設が行われていまして、そのために二次調査ができなかった。こういった経緯があるようでございます。その後、例えば絵馬についてはですね、絵馬調査というのは、昭和61年3月あるいは平成2年3月に行われました。県内絵馬約2,000点の調査が行われまして、このときに実は、指定を受けたのが法泉寺の、船絵馬というですね、一連のものでありまして、これは県指定になっております。そのときにはやっぱり県指定にならなかった。ということはそのなかなか数はあっても、なかなか内容的には、まあいろんな話があったようであります。今いろんな形で御指摘をいただきましたけれども、例えば絵馬の量、これは、県内でも最多と言われるぐらい多いわけでありますが、なかなか今百人一首の絵馬がなぜ残っているか、製作年代がどうなのかとか、個々の話はいろいろ判断が非常に重要なものもございます。したがって金谷天満宮によると非常に大事にもされていますから、これがどういうふうな形で指定ができるかどうか、このあたりはまさに調査、今までも調査が行われておりますが、今後もその調査結果をみないと何とも言えない。こういう話であります。しかし金谷天満宮の建築様式から、あの方丈池を含めてですね、これは大変な財産だろうと思います。何とか調査を行って、議員の御指摘のようにですね、今後そういう指定ができるようにと思っておりますが、実は、この萩の実態を申し上げますと、今時点でも、この外堀の発掘をやっております。これにも多くの職員が関与しております。今中央の旧札場跡、萩往還の出発点でありますが、ちょうど町のど真ん中で、今発掘をしているわけであります。いろんなところでですね、この事業をやっております。大照院も、先般も発掘をしまして、そこで例えば土の中からですね経石という、石にお経を書いたですね石がたくさん出てきました。まあこういったこともですね、今やっているわけであります。私ども学芸員、あるいは専門職の文化財の職員もかなり数おります。この小さな町といいますか、職員規模としては、かなりの数を抱えているわけでありますが、そういう中でも今ですね、大車輪でやってなかなかですね手いっぱい。しかし一方で社寺仏閣の調査は、実はまだ終わっておりません。市内53寺と言われていますが、この江戸時代からずっと続く寺院が大半であります。場合によっては、実は広島安芸の国から移築をされたお寺もたくさんあるわけであります。山口から移築されたものもございます。そういったものの調査が、まだまだ不十分でありまして、まあそういったものも含めてですね、考えていかなくちゃいけない。だから、確かにお説のありますように、金谷天満宮これはすばらしい財産だ。宝物だと思いますが、そういった中で、どういうふうな形でやっていくのか、決して優先順位を何とかとこう言っているんじゃなくて、そういったものを総体として考えていかなくちゃいけない。こういう話であります。

 特に、金谷天満宮については、今議員の御指摘のように、最近大変この総代会や地元の皆さんが、大変この熱い思いをですね寄せられておりますので、何とか期待にこたえていきたい。こういうふうに思っておりますが、手順がございますので、1年、2年でですね一気呵成にできるものではない。今大照院もやっている。この一方で外堀もやっている。あるいは中央の札場の跡もやっていかなくちゃいけない。いろんなことをですね、今やっておりますので、同時施行はなかなか難しいわけでありますが、まあしかし、いずれにしてもこれはやらなくちゃいけない話ですから、議員御指摘のとおり、しっかり対応を考えていきたいと思います。

 5分では終わりませんでしたが、お許しをいただきたいと思います。





○議長(青木賢次君) 11番、斉藤議員。





◆11番(斉藤眞治君) 5分でお答えいただきまして、ありがとうございました。私は5分残してほしいと言ったんですが、市長もお疲れのようでございます。

 それではですね、第2質問をさせていただきますが、確かに私の質問は、まず予算の関係ですが、骨格という言い方をされましたので、私も元市の職員でありますから、骨格という意味は知らないわけじゃございません。予算を計上するという意味のことは知っているわけでありますけど、あえて今回取り上げましたのは、骨格という部分の中で、経常経費以外の予算もですね、ある程度は市長の中でですね割り振りといいますか、どうやって使うかというのは、確かに新しい執行部の方でですね、やられるかもしれませんが、市長の思いとして、こういう形の骨格をつくったよということは、市長は言えるんじゃないかな。経常経費以外のものでもですね、言えるんではないかなというふうな思いでですね、話をさせていただきましたし、こういう課題、例えば6点の課題というのはですね、やっぱりこれは、今までの私がある程度の質問をしてきた中身なわけなんですね。一生懸命取り組んでないとは言いません。今言われるように予算もですね、かなり込み合うものもございますし、また県ともですね協議をしなきゃならない部分もあります。ただ、やはり安全安心という部分の中で、市長がどのような思いでおられるかということを、再度今回尋ねたということでございますので、今るるお答えをいただきましたところも、前回の答弁と変わってない部分もございますが、おおむねある程度市長の頭の中には、こういうこともやらなきゃならないんだな、というところについては、あるんだということを、受け止めさせていただきまして、この予算の問題についてはですね、引き続き、新たな執行部体制の、申し送りになるかどうかわかりませんけれども、やっていただきたいなというふうに思っているところであります。

 新型インフルエンザの問題です。これ今市長が言われますように、確かに保健所の管轄といいますか、であることは承知をしています。しかしこれだけやっぱり国、県の中でですね、取り組みをするわけでありますけれども、やはり地元の萩市としてもですね、かかわっていくのは当然市長の言われたとおりだろうと思っています。現在じゃあどういうふうなかかわり方をされていますか、というところを含めて、私は聞いたつもりであります。だから、これから協議をしていくんだということであれば、それまでかもしれませんが、実はこれが決まってですね、各いろんな資料というものが、全然萩市の方に入ってないというふうなことは、私はないと思っています。じゃあ心の準備の段階で、例えば三つのことをお尋ねしましたけれども、じゃあ萩市で相談をいただいた場合、萩市はじゃあどういう対応をしていくのか。こういうところについては、やはり協議に参画するわけでありますので、今現時点での萩市の状況というものを、もう少し教えていただきたかったということをですね、通告をした際には、担当の方にはお話は、したつもりでおりますけれども、そこのところは、市長によく伝わってなかったようでありますが、いずれにしてもこういう新型のインフルエンザという部分のところは、これは本当大変な問題だということで、国も取り上げていることでありますので、引き続き萩市としての役割というものも当然、公立の病院も抱えていますので、あろうかと思いますから、協議には積極的にかかわっていただき、その情報をですね市民の皆さんに早く知らせていくということも、市の役割ではないかというふうに思っています。その辺についてもし市長のお考えがあれば、またお尋ねしてみたいと思っています。答弁をお願いします。

 それと、文化財の関係でありますが、今市長の答弁をいただきましたが、実はこの金谷天満宮の問題はですね、確かに古い時代からですね、今、市長が答弁されました昭和何年からですね、取り組みをされていますけれども、やはり今回萩市にですね、ものしりの本というものが出ましたけれども、この中にもですね、また文化財指定はされていませんから、本の中にですね金谷天満宮の、例えば菅原道真公はどうだったとか、金谷天満宮の位置づけがどうだったとかいうような文のところがですね、一文字もふれてなかったんですね。これは確かに文化財の指定にされてないから、ふれてないということかもしれませんが、やはり今金谷天満宮にございます財宝というものは、全国でも数少ないということでありますので、手順というものについては市長にも言われましたが、萩市の指定という部分では、取り扱いができないんだろうか。という私の単純な質問であったわけでありますけれども、確かに国、県が指定をすれば、それなりの予算も国、県は出してくれるということも、憶測はできますけれども、やはり萩市の財産として、まずは、萩市の指定有形文化財に指定できないかということを、お尋ねしたわけでございます。再度、その辺をもう一度お尋ねしたいと思います。





○議長(青木賢次君) 市長。





◎市長(野村興兒君) 大変失礼いたしました。5分間でしゃべれという、私もばしゃっとこう、5分間残せと言われるのと全然違いました。本当に失礼いたしました。

 この防災の関係、一番初めのですね、安全安心の関係でございますが、実はこの萩、私も常々言っておりますように、市民の皆さんの安全安心、これは行政の最大の課題だ。したがって例えば、今までも風水害がある。集中豪雨がある。そして冠水をする。まあこういった、言うなれば雨水の排除ですね、まあこれも実は平成11年のときに、冠水をした地域を調べ上げまして、それらの地域について、同じようなことにならないようにするにはどうしたらいいか。これはまあ10カ年ぐらいの計画を立てて、そのままいっていないところもございますけれども、例えば新川のあのポンプ場をつくるとか、あるいは新川東から無田ケ原口、このあたりの冠水はもう事例としてなくなっています。まあそういうようなこと、あるいは今回の見島の火災、まあこういったときに、常備消防が行かない地域の火災。これは議会からも御指摘をいただきました。こういったものも今、3年計画でやろう。こういうようなことをやっておりますし、あるいは上水という問題、これは井戸水が、あるいはこの例えば、最近汚染が始まった。こういったことで、やはり上水が必要だ。こういう声も非常にあります。木間の簡易水道も、そういった観点から今やっているわけでありまして、まあそういったものは計画的に、上水整備、まあ給水計画10カ年水道の。こういったことでやってまいりました。ほぼ間もなく完了いたします。それぞれの、いろんな問題について、この安全安心、こういった観点で、この長期的な視点でやってきたつもりでありますので、ぜひ御理解をいただきますように、よろしくお願いしたいと思います。

 今、それぞれの項目で、最後にお話がございましたのは、新型のインフルエンザの話であります。まあこのあたりもですね、私ども今、事務担当者が、いろんな形で協議があると思いますが、なかなか、まだまだその時期が近づかない、要するに冬場にならないと、これはなかなか動き出さない。まあこういうことでありまして、今現時点でおきましても厚生労働省で専門部署の新型インフルエンザ対策室が設けられたのは、4月1日でございまして、あれから今その要するに8カ月近くかかっているわけでありますが、まあそういった中で、いろいろこの動きもございます。例えば、先日の新聞報道によりましても、全国の医療機関に、約3,600台の人工呼吸器科が配備する計画が示された。計画なんですね。そういうようなこととか、今、国、県の基本方針、まあこういったものができておりますので医師会まあ市等で対応について、いろんな協議を今始めようとしているわけであります。まあそういった意味から言いますと、いろいろそれぞれのレベルで、萩健康福祉センターと医師会の協議が始まったとか、まあそういうことであります。

 なお、担当も来ておりますので、担当の方から今現状はどうなっているのか、私まで上がっているところは、まだ抽象的な話しか上がっておりませんので、さらに具体的な展開があるやもしれません。まあそのあたりについては担当の方からお答えをいたします。

 いずれにいたしましてもこれは、そういったものが流行し始めてから対応というのはできないんで、特にワクチンの関係なんていうのはですね、まあとにかく今我が国は不足をしているわけであります。新型インフルエンザのワクチン。これについては、今、効果についての議論もありますけれども、ワクチンの備蓄は19年度で約2,000万人分のワクチンだそうであります。新たにこの秋以降に1,000万人分のワクチンを追加をする。そういう備蓄も考えられているのであります。まず、医療関係者等を優先して6,000人に事前接種をする。まだ安全性も確かめられていない。こういう状況でありますので、あるいは抗インフルエンザウイルス薬として、タミフルという話題を呼んだあのタミフルでありますが、まあこれについても山口県は、12万4,000人分の備蓄があるようであります。まあこういうようなことを、それぞれのいろんな数字は聞いておりますが、これをどういうふうな形で運用していくのか。そういったようなことも含めてですね、ただ、この鳥インフルエンザからですね感染をしていく。まあこういった危惧もあります。既に、この鳥をかなり大量に、お飼いになっている地域がありますが、まあそういったところは、かなり今対応を考えられているようであります。まあいろんな形で、余り不必要に何と言いますか、不安感を増すようなことにならないように、しかし万全の準備はしなければいけない。こういう非常に難しい立場でありますが、担当の方からもお答えをさせていただきます。

 そして、文化財の話でありますが、御指摘のように金谷天満宮の話は、まさに調査が先行するわけでありますから、調査について、だけどその調査もですね、今あれだけのいろんな調査をしている。まあこういうことであります。調査は大照院でも、約1,000万かかっております。それぞれ本格的にやれば大変な費用もかかりますので、どういうふうな手法が一番いいのかということでありますから、もう少し検討させていただきたいと思います。

 まあ、いずれにしても金谷天満宮は、大変大事な位置でありまして、ものしり博士検定も、ちゃんと金谷天満宮も載っているんですけれども、あまりその中身の詳しい話というんですか、ちゃんとですね、この中で私も試験を受けましたからちゃんと覚えておりますが、そういうようなことでですね、別にそこからはずしているということはございません。ぜひ御理解をいただきますように。とにもかくにも、この大木戸といいますか萩の入り口でありまして、高杉晋作は最も実は信仰したのは菅原道真公。高杉晋作は、萩を去るとき、帰ったとき、必ず金谷天満宮に参った。こういう記録もあります。まあそういったことからいったら、今の我々もですね、しっかり大事にしなくちゃいけない。こういう思いは共通であります。以上であります。





○議長(青木賢次君) 保健福祉部長。

  〔保健福祉部長 藤田 擴君登壇〕





◎保健福祉部長(藤田擴君) 斉藤議員さんの、現在の萩市の取り組み状況についてでございます。

 先ほど、市長が回答を申し上げましたように、具体的にこれはというものは、現在ございませんが、山口県新型インフルエンザ対策行動計画というのが、国の計画に基づいてつくられております。その中で、市町村の役割といいますのが、県と連係を密にし情報の共有に努めるとともに、住民に対する正しい知識の普及啓発を行う。第2点目が、患者発生時に必用に応じ蔓延防止のための消毒を実施する。3点目で大流行時において、介助者のいない高齢者、障害者や在宅療養者に対する支援を県、関係機関と連携して行う。といったものがございます。

 こうしたことから、萩市におきましては、新型インフルエンザの発生に備えまして、平成18年1月に、萩市新型インフルエンザ対策会議を設置したところでございます。先ほど市長からの答弁もありましたように、年内には県下に対しましてですね、基本方針が提示されるというふうに聞いておりますので、その方針に従って、山口県医師会、萩市で協議し対応検討することとなると考えております。

 基本的に、萩市でできる作業といたしましては、新型インフルエンザの啓発といったものが第一になるというふうに考えております。以上でございます。





○議長(青木賢次君) 斉藤議員の質問は終わりました。

 ここで10分間休憩いたします。

     午後 3時07分休憩

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     午後 3時21分再開





○議長(青木賢次君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。

 続いて質問順位5番、左野議員。

 12番、左野議員。

  〔12番 左野忠良君登壇〕





◆12番(左野忠良君) 一般質問の初日の午後3番目ということで、5人目の5番バッターでございます。皆様方にはお疲れのこととは思いますが、今しばらくおつき合いをお願いいたします。

 通告いたしました2項目について質問をいたします。事前にお断りをいたしますけれども、1番目と2番目の順序を入れかえさせていただきます。

 まず1点目の今後の市政運営についてであります。

 ストレートに申し上げれば、第一に平成21年3月に実施されます市長選挙に向けた御出馬の決意についてお伺いをいたします。

 午前中の大村議員の質問にもありましたけれども、市長は抽象的なお答えでありました。私は再度お聞きをお伺いします。

 野村市長におかれましては平成5年、旧大蔵省の要職を退官され、初当選以来、旧萩市長として3期11年余り市政を担われ、高潔な人格で、公正・公平をモットーに豊富な識見と卓抜した手腕により円滑かつ特色ある市政運営を行ってこられました。

 平成の大合併の際には7市町村にまたがる合併協議のリーダーとして、困難な局面を克服され、平成17年3月に見事合併合意に導きましたことは御承知のとおりでございます。

 合併後の市長選挙においては多くの市民から衆望され、見事無投票での当選となり、新市初代の市長として、今日に至るまで御活躍されておりますことを、私自身高く評価申し上げるところであります。

 新市の市政運営におきましては、合併時の新市建設計画を踏まえ、昨年4月に萩市将来展望が立案されるなど現況、これに基づき鋭意市政運営がなされておりますが、昨今の経済情勢や原油高騰の波及の問題を筆頭に、雇用や少子高齢化、環境問題等々、枚挙にいとまがないほど萩市を取り巻く諸課題も多く散見されております。

 一方、市内においては合併後3年余りを経過する中で、一体感の醸成をもとに市民の要請に応えるべく、行政運営においてはハード、ソフトの両面で市民本位の姿を持って着実に事業推進がなされているものの、連日の社会情勢に起因波及してか、経済活動や市民生活を初め、教育、福祉などにおいて多くの要望、要請がありますことは御案内のことと思います。

 また合併に伴い、地域が広がり、約700平方キロメートルと県下で4番目という広大な面積になり、過疎化対策もさることながら農林漁業、歴史文化などの市内各地域の特色を生かした市政運営がさらなる取り組みにより期待されるところであります。

 その中において、萩市の特殊事情に代表されるものに離島対策があります。野村市長におかれましては現在、全国離島振興協議会理事をはじめ、山口県離島振興協議会会長に就任され、離島の振興に御尽力をいただいております。

 現在、萩の島嶼部を取り巻く状況は離島振興法や市独自の施策に基づき諸事業が展開され、本土並みとはいかないにしても年々一定の改善が図られておりますことは評価に値するものがあります。

 多少話はそれますが、去る8月30日に岩国市柱島で開催されました山口県離島青年会議の意見発表の中で、萩市大島の青年が島に下水道処理場や若者定住の市営住宅などの施設設備を整備したことにより住みやすくなったとの謝意がありましたことは記憶に新しいところであります。

 それほど行政支援の大切さが強調されており、今後においても引き続き離島問題各般にわたり積極的な取り組みを切望いたします。

 これらのことから、新市誕生以来多くの諸施策や、諸事業が行われてまいりました。新市は始まったばかりであります。市民の皆様には今後とも野村市長の市政運営、並びに行政手法に大いなる期待をいたしております。

 都市と地方の格差拡大が大きな問題となっております現況において、活気あるまちづくりをするためにも全市を挙げてしっかり知恵を出し、汗をかくことが肝要と思います。そのためにも野村市長の導きがぜひ必要との声が市内各地や各界、各層からも多くあることから、来期の市長選に向けた熱意をお伺いいたします。

 続きまして2項目めの質問をさせていただきます。

 最初に申し上げますが、見島地区の5カ所の公共施設設備整備計画についてお伺いいたします。

 初めの見島総合センター施設整備と2番の見島支所の改築計画につきましては、私の平成16年12月議会の民俗資料館の質問に対し、市長さんからそろそろ見直しをしなければならない時期に来ており、総合的な建物ができないか、それぞれ議論するのではなく、集約化して考えていくのか、離島振興計画の中に民俗資料館ということはうたっており、新市におきましても一つの位置づけとしてしっかり対応していきたい。

 また、見島総合センターと複合の施設にするのかしないのか、議論をいただく検討の場を早急につくり、事務的な処理ができるように考えていきたいと御理解ある御答弁をいただきました。

 これらの御答弁を踏まえ、地元では見島診療所改築整備とともに、診療所用地に見島総合センター、見島支所民俗資料館を集約し、利便性を考え、平地に建設できればと用地を選定し、地主とも再三にわたり話し合を行い、どうにか提供しようと仮の約束までした経緯もございます。

 これら用地の取得選考を願い、確保すれば財政難の中から地域住民の切望する改築整備に一日でも早く着工につながればと期待したものです。この用地の先行取得と見島診療所の改築は、昨年7月に地元有志が市長さん、議長さんに陳情を要請したところですが、財政の事情から、診療所のみが現診療所を解体し、現在地に建設されることとなり、進入道路、駐車場は隣接の用地の取得について予算化をいただき、一応整備に向け前進することに安堵と感謝をいたすところでありますが、ただいまより見島総合センター及び見島支所、民俗歴史資料館及びその見島の保育園を初めとする小中学校の教育施設整備計画について、どのようにお考えか順次お伺いいたします。

 見島総合センターの施設整備計画についてですが、御承知のように見島総合センターは幼児から高齢者まで、地域住民の文化、教育の研修、娯楽やコミュニティ活動等、広域にわたる集会の館として昭和55年5月に鉄骨2階建てで竣工し、築後28年、年数から考えれば古い建物ではないと思われるでしょうが、離島の高いところに建てられているということで、塩害や風雨の当たりも厳しく、これまでにも雨漏り防止改修、柱の外壁工事、空調設備修繕等、また緞帳の改修工事等年次的に改修をしてまいりました。

 しかしながら施設の老朽化は進むばかりで、外壁の塗装、空調設備の改修、トイレの整備、前庭の改修など多くの問題を残しております。

 中でもトイレは汲み取り式の古いトイレですので、小さなお子様は怖がって一人では用を足すことができません。したがって父兄もしくはセンターの職員がつき添うことがしばしばあります。

 今春のサマーレビュー調書には平成20年より平成24年までの年次改修計画に取り組んでいただいておりますが、現在地に位置するセンターの利用について、将来のことも考慮し、見島総合センター、見島支所、民俗歴史資館等集約した建てかえ改築ができないものか、最善の方針を早期に打ち出すことを痛切に感じ願うものですが、御所見をお伺いします。

 次に見島支所のことですが、見島支所はブロック2階建て、昭和42年に竣工した事務所で、十数年前に改築の問題も出ている中、平成8年見島ダムを着工時に、事務所の一部を解体し、山口県がダム建設事務所として建築し、平成14年見島ダム完成後ダム事務所としての用務が終了すれば見島支所として払い下げを受けて、新たな見島支所改築図を作成し、施設設備整備の要望を提出、現在に至っております。

 現在の建物の状態は、外壁の破損も激しく水道管も古く破損し、漏水するため一部水道管を切断して使用できない状態です。

 また内部では板張りの床も歩けば波打って古い状態であります。トイレはもちろん汲み取り式であることは申すまでもありません。早期に改築すべきと思われますが、御所見をお伺いします。

 次に見島小中学校の併設統合と校舎改築について御質問いたします。

 見島は御承知のように本土より45キロメートルの離島として、経済的、文化的、生活していく上でのいろいろな溢路があり、若者の定住も難しく、また、結婚も難しいなど、少子高齢化の進む中、大変残念ながら、現在小学校児童27名、中学生生徒4名で、在校生合計31名であります。校長も併任で、平地にある小学校と高い位置にある中学校に車で日々移動勤務されているお姿をよく拝見するとき、私は素人で教育的なことはよくわかりませんが、運営上、また教育指導面などから考えますとき、小中統合したらいかがなものかなと思います。

 中学校は一棟なくなることは私としてはまことに残念なことですが、立地条件から考えますと中学校を小学校に統合し、第二次耐震審査の結果を見なければ何とも回答はできないこととは思いますが、見島小学校も御承知のとおり昭和48年に竣工した二階建ての鉄骨コンクリート造りで、近年玄関入り口屋上の破損改修や、トイレの改築等手当てはしておりますが、塩害、風雨の厳しい条件化での校舎でありまして、校舎の軒先などもコンクリートは破損し、鉄筋があらわに出ている箇所が見られます。

 これらをあわせ考えますときに、中学校併設の校舎改築の考えはありませんか御所見をお伺いします。

 次に中学校舎敷地の利活用について御質問をいたします。

 見島中学校を小学校の方に併設、統合いたしたとして、校舎施設の敷地の利活用について御質問いたします。

 離島留学受け入れ制度の実施は、北は北海道利尻島から南は屋久島までいろいろな方法制度で、数多くの島々で実施導入いたしております。

 山口県でも防府市野島、周防大島町情島でも受け入れ実施しております。離島特有の自然環境の中で、農業や漁業の体験、地域の行事等へ参加することにより、これらの活動の体験を通して集団生活を理解することで連帯感が養われ、より成長し元気に本土に戻ってきたという数多くの報告を見るとき、児童生徒の減少にも歯止めもかかり、島の活性化にもつながるのではと思われます。

 見島ならではの海と山の自然と歴史、文化、民俗等を含めた自然風土を初めとして、レジャースポーツにおいてはダイビング、シーカヤックができ、これらの技術取得も可能である中、離島としての厳しい生活体験をすることができます。

 これらのさまざまなメニューを取り入れ、青少年研修宿泊施設と、小中学生の離島留学を併せた複合的な離島留学、青少年研修センターの施設整備は行うことはできないのでしょうか。離島の雇用にもつながり、若者定住、結婚難の解消となれば、離島振興対策の一助となり、検討導入を願うものですがこれらの実施のお考えについて御所見をお伺いします。

 最後に5番目でございますけれども、見島保育園のトイレの水洗化について御質問いたします。

 見島保育園は昭和59年に完成し、現在園児19名が通園しております。先日私が訪問見学の折、園長先生から園舎の床板が梅雨期から夏にかけて歩くごとに波打っておりましたが、昨年の改修工事と換気口の設置で、今は床板が解消され、園児を含め関係者も感謝しているとお聞きし、まずはお礼を申し上げます。

 園舎前のひさしよけですが、屋根はプラスチック製の波板で、柱は鉄パイプですが、破損と腐食もひどく危険性も高いので、改修改善の必要性があろうかと思います。

 また、トイレは開園当時の汲み取り式のままですので、ハエ駆除対策は便槽に薬品を投入してますが、蚊の発生があり困っているとお聞きし、園児のトイレ使用時の苦痛や職員の方々のことを思いますと、財政難のことを水洗化に改善することは難しいことかと思われますが、早期にこれらの施設設備整備はできないものか御所見をお伺いします。

 これで1回目の質問を終わります。





○議長(青木賢次君) 市長。

  〔市長 野村興兒君登壇〕





◎市長(野村興兒君) ただいま左野議員から見島のこの問題、諸課題についていろいろお尋ねがございましたが、冒頭に先ほど大村議員からもお話がございました。今後の市政運営、要は今までの市政運営について過分な評価をいただきました。また、これからのこの市政について、また温かい激励も賜ったわけであります。

 午前中の大村議員のお話はまさに来春に向けて気概あるやなしや、こういうお尋ねをいただきました。抽象的に気概ありというふうなお答えをいたしましたが、左野議員からも具体的に今後の話についてお尋ねがございました。

 来春の市長選に当たりましては立候補いたしまして、そして市民の皆様の審判を仰ぐ決意を固めたところであります。どうか御理解を賜りますようによろしくお願いしたいと思います。

 旧萩市時代から一つは公正・公平な市政、このフェアネスとかジャスティスというようなことは何か死語のような形に、そういうふうな受け止め方をされる方もありましたけれども、とにかく愚直に公正・公平な市政、こういったことを標榜し、実施してきたところであります。

 そして途中の過程は省きますが、まさに平成17年3月に1市2町4村で合併をいたしました。この合併をしてまだ3年半であります。まだまだ実は調整を終えてないもの、あるいは当時お約束をしたもの。これがまだ実現をしていないもの。それぞれの今から中山間地、そしてまた、高齢化が進む過疎地域、こういった地域を今からどうやってこの10年先20年先につないでいくのか、こういった課題。そしてそれらの地域には後継者が少ない、こういったことを含めて合併に伴います多くの課題を今抱えております。

 そしてそのことは決して合併した地域だけではなくて、旧萩においても先ほど来御指摘もございますように、それぞれこの三角州の中でもラジオ体操ができなくなった、こういった地域も出てきたわけですから、これはかなり萩市としては深刻な課題であります。

 いろいろな問題が山積をしておりますが、どうか何とか今の時代、この生き抜いていこう。

 旧萩は今まちじゅう博物館構想、そして何とか世界遺産を目指してこれは頑張っていこう、何とか9月末までに具体的な恐らく方向が出てくると思いますが、そういったことにしっかり萩の展望が開けるような形で頑張って行きたいと思いますし、特に旧町村部、第一次産業、農業、漁業、あるいは林業、ここの目鼻がついておりません。

 これは決して萩だけではなくて全国の共通の課題であります。日本の農業を一体どうするのか、本当に今まさに食糧安保論がいろいろ言われておりますが、まさにこの全国の縮図がこの萩の中にあるわけであります。

 そういう中でこのいろいろな課題に対応していきたいと思います。

 折しも今我が国の経済社会、ある意味ではひとつの混乱の時期に入ってきているのかなとこういうふうな思いもございますし、政治の世界も混迷を極めております。

 こういう中で既存自治体の長としてどのようなことをやっていくのか、一つは萩市は今分権ということを非常に声高に言っております。県内におきましても県からこの分権の提案があったものはとにかく手を挙げる。パッケージ方式、ミニ方式、このすべてについてできる限り手を挙げていく、そういった意味では県内でも一番分権をいただいてる市であります。

 なかなかこのあたりもただ口をあけて待ってるということではなくて、議会の皆さんとともに基礎自治体はどうあるべきか、こういったこともしっかり考えていきたいと思いますし、行政の手法に取りましても、萩方式と呼ばれるもの、かなりいろいろ流布してまいりました。いろいろな形で努力をしていきたいと思います。

 市議会の議員の皆様におかれましてもぜひ御理解を賜りますようにお願い申し上げる次第であります。

 具体的に左野議員からお尋ねがございました見島の施設関係の問題についてお答えをさせていただきたいと思います。

 今、見島の施設関係はかなり今いろいろな課題を抱えています。そういった中で一つはこの歯科診療所と見島の診療所を合築をいたしまして、まさに今工事が始まっております。

 これはこのできる限り高齢者の方々にも通いやすいという地の利でありまして、本当は平地にということを御提案いただきましたが、やはりこのいろいろな事情もございまして少し今の土地を拡大して対応をしてきたところであります。

 しかし残りますところの総合センター、あるいは見島支所、小中学校、保育園等々のいろいろな課題がございます。今まで離島振興の計画という形でいろいろ議論をしてまいりましたけれども、そのいずれの施設もかなりの年数がたちまして、今御指摘がありますように、この水洗化すらもでき上がってない施設がかなりあります。

 そういう中で今ひとつの大きな今後の課題は、小中学校の統合ができないか、こういうことを課題にしております。

 校長は既に併任、今小学生は27人、中学生は4人、中学生だけでも100人近くおりました。小学生はもちろんほんこないだまで相当数がございました。著しい今児童生徒数の減少があります。こういった中でこの何とか小中の併設統合ができないか、さすればそういった中でこの空いた土地、跡地の利用等々もあわせて考えていく必要があるのではなかろうか。中学校の校舎、グラウンド、そしてこのセンター、このあたりは一団の土地であります。これが活用できるかできないか、こういったこと、あるいは新天地を求めるのかこういったことも含めて、少し時間をいただいて総合的に考えていこう、その場その場で場当たり的にやっていくのはもうやめよう。少なくとも見島50年の計画をしっかり立てていこう。そしてその背後にはもちろん今、見島牛の問題やあるいはジーコンボの問題や八里ケ瀬の日本海最大の漁場、こういったもののあり方も含めて、見島の総合的な計画もしっかり立てていこう、こういうふうな思いであります。

 どうか今とりあえずは診療所と歯科診療所、この工事を進めておりますが、その次の段階としてそういったことを総合的に考えていきたいと思います。

 かなりこの萩の島嶼部はいろいろな意味で2回のそういう財政の再建ということで、かなりのおくれが出てまいりました。とにかくそういった上下水道の問題も一つ含めてしっかり考えていかなければならないと思います。

 特に今御提案がありました、一つはこの小中学校におきます留学制度、島嶼のこの離島におきます留学制度、こういったものが受け入れることができないかとこういう御提案でございます。これはひとつ教育長の方からお答えをさせていただきます。

 そしてまたこの最後の見島保育園のトイレの問題でありますが、これが今すぐ計画が、再建計画が出てくるようであれば、これは一緒にその中で吸収ができますが、少なくとも3年以降、5年以降かかるのであれば、これは当然この保育園のトイレの水洗化は急いでいくべきだと思います。

 何とかそのあたりについても急いで対応できるように考えていきたいと思います。

 なお見島の教員住宅については実はこの水洗化の工事を14人槽の合同の合併の浄化槽を築きまして、こういったこともやってますが、肝心のその保育園の方まだおくれてるわけでありますので、早急に手当てをさせていただきたいと思います。

 以上であります。





○議長(青木賢次君) 教育長。

  〔教育長 岩崎 肇君登壇〕





◎教育長(岩崎肇君) 留学生制度についてお答えいたしたいと思います。

 左野議員が申されましたように北海道の利尻町、利尻町立仙法志中学校という中学校があるのですが、そこでは留学生制度として、子供だけの留学、子供だけの留学というのは、里親制度として一般の家庭が受け入れる制度であります。

 いま一つは、親子同伴、親子同伴として地域が組織する会が住宅や仕事を支援しておられます。

 新潟県の佐渡市の羽茂自然学園というところでも交流センターで合宿生活をしながら地域の学校へ行ってる事例もございます。

 山口県の例では旧本郷村、もう合併しまして岩国市でありますが、そこに山村留学制度があります。私も岩国に勤務しておりましてかかわりました。

 昭和62年にその山村留学が設立しまして、山村留学センターに寄宿して地域の本郷小学校、本郷中学校へ通学しています。

 今延べ369名の児童生徒がそこのセンターでお世話になって羽ばたいておるわけでありまして、20都道府県から留学しております。述べでございますが。平成19年度を調べますと小学生が12名、中学生が4名と30名の定員ですけど、どんどん減ってきております。

 防府市に茜島シーサイドスクールというのがございます。平成13年度から行ってる事業でありまして、防府市内在住の子供と保護者が希望し、教育的効果が期待できる場合に転入学を認めています。

 朝夕漁船で野島に通う、これ防府の野島の学校でございますが、その渡船料を市が半額補助している制度であります。小学生が野島小学校4名ですが、4名中3名がその制度の子供でありまして、中学生5名ですが、5名中4名が今の制度であります。

 したがって島の子は小学校は1名、中学校も1名ということでございます。

 悪天候で船が欠航した場合は、その支援する会が臨時に宿泊先を確保して1泊2食1,000円で賄っております。半額は個人で半額は支援する会が出しているということです。

 これもお聞きしますと、支援する会の構成員がやはり高齢化しておりまして、事業の存続というのが非常に厳しいということも伺っております。

 相島の里親制度というのも御存じであろうかと思いますが、平成27年の4月に里親登録の第1号がありまして、現在里親の登録者が3名いらっしゃいます。そして今現在相島の季節保育所の年中さんに該当者がおられます。里親の希望と里子の希望が一致した場合に、児童相談所から里親に該当児童を紹介し、委託となるということを児童相談所からも伺っております。

 私もかつて木間にいました。木間の小中学校におりまして、木間の児童生徒を何とかふやそうということで、保護者、あるいは地域の方と夜、何日もかけて協議をいたしました。里親制度、里親、里子を受け入れる里親がどれくらいいるかという調査もいたしました。あるいは木間にセンターをつくったらというお話もありました。

 問題は非常にいい制度とは思います。議員が申されましたように、自然体験、あるいは島民との交流を通じて、地域全体で教育する制度であり、島民にとってもやはり来る子供にとっても大きなメリットがあろうかと思いますし、少子化対策の対応の一つで、全国の今一部紹介しましたけれども、いろいろなところでやられているわけであります。

 問題は私も木間の経験から、需要と供給の関係で、例えばセンターを建設してもそこに来る子供がどのくらい確保できるかということが一番の大きな課題であろうかと思います。

 里親制度というのも、当初木間におるときはかなりの受け入れがありましたけれども、だんだん年をとってよそ様の子供を預かるのはとても責任があってできませんよ、というふうに断られる人がふえておりまして、仮に里親制度としてある程度の受け入れをしても、応募して子供が来るかどうかという非常に大きな課題でありますが、今議員が申されましたように、一つの溺れる者わらをもつかむということが非常にひんしゅくを買うかもしれませんけれども、一つの試みとして私もなるほどなと経験から思いますが、先ほど申しましたように、需要と供給の関係で今一度十分腹を割ってお話をしたいなとこう思います。

 以上でございます。





○議長(青木賢次君) 12番、左野議員。





◆12番(左野忠良君) 市長さんの来期の市長選出馬について、市に対する情熱といいますか、熱意を伺いまして、私議員の一人として萩市民として大変うれしく思います。

 私、話は変わりますけれども、昭和28年に修学旅行で、国会議事堂の見学、また前にあります憲政記念館に見学したことがあります。で憲政記念館の中にもちろんこの憲政記念館は尾崎行雄先生の記念館でございます。

 その中に私、子供ながらでも今に忘れないのが尾崎行雄先生の言葉に、それはわずか小さい用紙でございますけど万年筆書きでございました。

 「人生の本懐は常に将来にあり」という言葉に私は出くわしました。その後四十数年余りですか、五十年ぶりになりますか、議会活動の一環として国会の陳情等ございまして、再度それに出くわしましてまた考えを新たにしました。

 私はこの市長さんに対しておこがましいことは申し上げられることはできませんけれども、この尾崎咢堂先生の「人生の本懐は将来にあり」常に市長さんは萩市の将来の言葉をいつも最後の節、端、また最初の言葉にもよく申し述べられます。市長さんに人生の本懐を遂げれとは私は申されませんけれども、一つ将来に目指して次期市長出馬とともに熱意ある手腕と行動力を持ってぜひ頑張っていただけたらと思っております。

 本当に私はうれしく思っております。大変奥がましいことを申し上げましたけれども、何とぞよろしくお願いいたします。

 次にいろいろな施設で市長さんは、見島の公共施設に対して前向きにお考えするということでございますので、くどくどいちいち申しませんけれども、早期に紙上に計画が上がりますように切望をいたします。

 大変小学校、中学校の生徒が減って、離島だからそれは難しい大変だろうとおっしゃるのはよくわかります。ところが離島だからあえて改善、早期整備をお願いするものであります。離島だから我慢をしろ、この程度でいいのじゃないかというお考えのないように、そこは強くお願いをし、そのような姿勢で離島振興に望んでいただきたいと思います。

 よろしくお願いをいたします。以上です。





○議長(青木賢次君) 市長。





◎市長(野村興兒君) 再度激励をいただきました。私ももう60代半ば近くになりつつあります。

 私の人生をこの萩の将来にかけたいとこういう思いであります。ぜひ御理解を賜りますようによろしくお願いいたします。

 それから離島のあり方であります。私も本県の離島振興協議会の会長を仰せつかっております。全国離島の理事をさせていただいております。全国離島の状況はそれぞれ違いますが少なくとも萩の離島の条件はかなりまだまだ今からやらなければならないことがたくさんあります。

 例えばこの情報通信発信、こういった観点からいいますと、むしろ今島嶼部の方がこの本土側よりもかなり速度も速くなってきております。島嶼部で発信、あるいは受信が東京でいると変わらない、こういうような状況が今生まれつつあるわけです。これはまさに環海、海に囲まれいろいろな意味でハンディキャップがある島嶼部にとっては一つの夢だろうと思います。いろいろな意味で島嶼部がまさにいろいろな意味で夢が、希望が持てるようなそういうふうなあり方、こういったことを検討していきたいと思います。

 決して離島というものはこういうものだというような意識はまさに払拭すべきだろう、そういうことで努力してまいります。

 よろしくお願いいたします。





○議長(青木賢次君) 左野議員の質問は終わりました。

 以上で本日の一般質問は終了いたしました。

 これをもちまして本日の日程をすべて終了いたしました。明日9日、火曜日も午前10時から会議を開き、一般質問を予定しておりますので、定刻までに御参集願います。

 本日はこれをもって散会いたします。

     午後 4時02分散会

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 地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。



  平成20年9月8日



   萩市議会議長  青 木 賢 次



       議員  井 関   稔



       議員  丸 田 勘 次