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山口県 萩市

平成20年 3月定例会 03月03日−03号




平成20年 3月定例会 − 03月03日−03号







平成20年 3月定例会



                平成20年3月



            萩市議会定例会会議録(第3号)



                議事日程第3号



         平成20年3月3日(月曜日)午前10時開議





第1 会議録署名議員の指名

第2 一般質問

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〇本日の会議に付した事件

日程第1 会議録署名議員の指名

日程第2 一般質問

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〇出席議員(30名)

       1番  大 村 赳 夫 君

       2番  岡   通 夫 君

       3番  尾 木 武 夫 君

       4番  長 岡 肇太郎 君

       5番  松 尾 義 人 君

       6番  井 関   稔 君

       7番  江 原 任 子 君

       8番  近 江 郁 宣 君

       9番  木 村 靖 枝 君

      10番  小 茅   稔 君

      11番  小 林 正 史 君

      12番  斉 藤 眞 治 君

      13番  左 野 忠 良 君

      14番  柴 田 保 央 君

      15番  杉 山 浩 司 君

      16番  世 良 眞名夫 君

      17番  田 中   良 君

      18番  坪 井   豊 君

      19番  中 村 洋 一 君

      20番  西 島 孝 一 君

      21番  西 元   勇 君

      22番  平 田 啓 一 君

      23番  藤 田 克 弘 君

      24番  丸 田 勘 次 君

      25番  宮 内 欣 二 君

      26番  守 永 忠 世 君

      27番  諸 岡 皓 二 君

      28番  横 山 賢 治 君

      29番  横 山 秀 二 君

      30番  青 木 賢 次 君

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〇説明のため出席した者

 市長        野 村 興 兒 君

 副市長       瀧 口 治 昭 君

 教育長       岩 崎   肇 君

 総務部長      中 村 敏 雄 君

 総合政策部長    湯 本 重 男 君

 市民部長      伊 藤 富 之 君

 保健福祉部長    米 倉   稔 君

 農林部長      白 神   崇 君

 水産部長      谷 本 隆 良 君

 商工観光部長    松 原 純 二 君

 建設部長      三 原 正 光 君

 上下水道部長    桑 原 榮 治 君

 教育次長      田 邊   信 君

 会計管理者     山 中 伸 彦 君

 消防本部消防長   中 屋 健 司 君

 総務部次長     迫 村 高 志 君

 保健福祉部次長   藤 田   擴 君

 総務課長      中 原 滝 雄 君

 財政課長      杉 山 寛 校 君

 企画課長      弘 中   保 君

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〇事務局出席者

 事務局長      米 原 祥 三 君

 次長        藤 岡 敏 彦 君

 主幹        奥 山   明 君

 次長補佐      浜 村 祥 一 君

 調査係長      須 郷   誠 君

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     午前10時00分開会





○議長(青木賢次君) これより本日の会議を開きます。

 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。

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△日程第1 会議録署名議員の指名





○議長(青木賢次君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。

 会議録署名議員に、6番、井関議員、22番、平田議員を指名いたします。

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△日程第2 一般質問





○議長(青木賢次君) 日程第2、これより一般質問を行います。

 一般質問は、15名の議員より通告があり、発言の順序は抽選により既に決定しております。通告の内容を見ますと重複した質問項目もありますので、できるだけ内容を整理していただきたいと思います。

 質問者におかれましては、関連質問や要望等の事項は避け、通告項目に従って答弁を含め、60分以内という申し合わせを遵守されますようお願いいたします。また、答弁される参与の方々に申し上げますが、質問の要旨を十分に把握され、簡潔かつ明確な答弁に努められますことを望みます。

 それでは、順次質問を行います。質問順位1番、守永議員。26番、守永議員。

  〔26番 守永忠世君登壇〕





◆26番(守永忠世君) 皆さんおはようございます。平成20年度3月初議会で、最初の質問を行わせていただくことに大変緊張しつつも、厳粛な空気の中での質問を行われることを幸せに思っております。

 中国のことわざで、「民、信なくば立たず」という言葉があります。要約しますと、国民に信頼がなければ、政治は成り立たなくなるというほどの意味であります。国家にとっても、社会にとっても、信頼感がいかに重要かということを強調しているのであります。新年度議会を迎え、改めてこのことを年頭に置き、行動、活動を行っていきたいと思います。

 それでは、一般質問を行います。

 林業の現状と施策、あるいは、課題についてお尋ねをいたします。このことは、今回、市長施政方針の中で申し述べられておりますが、お考えについて少し詳しくお尋ねをしてみたいと思います。

 古来、森林は住宅資材、燃料の供給はもとより、きのこ、山菜等の恵みをもたらし、常に人々の身近なものとして存在していました。それゆえ、水源涵養、土砂崩壊防止等、森林の有する、いわゆる公益的な機能についても何ら違和感なく、人々に認識され、森林のあり方に関する関心も高く、伐採後の造林を初め、保育管理と気配り、手入れを怠りませんでした。保安林と同じく、伐採を禁じられたり制限された森林が、全国各地に存在し、守られてきたのはこの何よりのあかしであります。このように、人々は森林と一体となって暮らしてきたのであります。私の記憶においても、高校3年生くらいまでは、親と一緒に山に木々の手入れや植林に行ったことを鮮明に覚えております。しかしながら、このような森林とのかかわりは、工業化の進展とともに急速に崩れ、特に高度成長期以降は決定的となり、森林の存在は、私たちの生活とは断絶したものとして認識されてきょうに至っていると思います。

 現代では、人々の一極集中化により、山村の過疎、都市の過密化はますます深刻の度を深め、人々と森林との乖離は一段と広がっているのではないかと感じられます。しかし、今日、全地球的規模で地球温暖化の危機が叫ばれるようになり、二酸化炭素を固定等に果たす森林の役割が改めて見直され、熱帯雨林を中心に、森林保全への動きが強まってきております。

 山口県において、夏期の水不足を契機に、上流の水源林造成、あるいは全国漁協による森林は海の恋人をキャッチフレーズとする森林植林の推進等、森林造成への感心は高まり、運動の輪が着実に広がりつつあります。このような情勢を背景に、山口県では、荒廃が深刻化している森林を適正に維持管理して、県民共有の財産とし、次世代に引き継いでいくため、森林の整備を目的とした独自の政策税制として、山口森林づくり県民税が今年度から導入されました。このことは、一昨年の台風21号の災害から、森林の多面的な動きの大切さが改めて見直されたこともあり、山口県の林業行政において、大きな明るいニュースであり、林業に携わる人々を初め、県民及び市民の心強い施策の一つだと思います。

 山口県の林業は鎌倉時代に置かれた奈良、東大寺の再建に当たり、その木材を出すなど、歴史も古く、長州藩の時代には、植林などに積極的に取り組み、資源としての森林の充実に努めてきたと記録されております。

 また、明治には官有林野が民間に払い下げられたことなどにより、国有林が少なく、また、大規模な所有者の少ない小規模で分散型の私有林が大半を占めることとなりました。戦後は、戦中と敗戦直後の乱伐により、荒れた森林を元に戻し、高まる木材の需要に対応するため、積極的に杉、ヒノキなどの針葉樹の植林が進められてまいりました。

 現在、森林面積は県土の約7割を占め、そのほとんどを占める民有林の約4割が人工林で、そのうちスギ、ヒノキが約8割を占めております。他方、農山村地域では、過疎化、高齢化が急速に進み、戦後植林をしてきた森林の世話ができない状況になるという問題が起きております。森林所有者の中には、自分の山がどこにあるかわからない、境界がどこにあるかわからない、ましてや手入れ等したことがない、できないという方が少なからずおられるのが現状であると思います。

 さらに、人工林の7割は保育間伐の必要な育成途上期にあり、今後、適切な森林整備が行われないならば、成林が期待できず、資源としての活用が見込めないばかりか、適正な森林の機能発揮にも支障をきたすことが懸念されております。現在、山口県農林水産部森林企画課より発行の山口の森ただいま元気回復中というパンフレットが作成されております。この中には、山口森林づくり県民税として法人年額1,000円。個人年額500円という県民税均等割額に一定額を加算して納めるとあります。この制度について、今後どのようにこの税制度を活用し、市民の皆さんに情報提供を行われ、荒廃する森林にどのように取り組んでいかれる所存かお尋ねをいたします。

 次に、旧旭村、佐々並落合地区の企業団地の跡地利用についてお尋ねをいたします。

 平成19年9月の定例議会においてお尋ねをいたしました。質問の内容については、御存じのことと思いますのでくどくど申し上げませんが、御承知のとおり、現在も遊休地となっており、毎年草刈りをして現状を維持という状態が続いております。地元落合地区を始めとして、住民の皆様からは、早急に活用を図るよう強く要望されております。前にも申し上げましたが、現在のままで何年も放置しておくということでは、行政あるいは議会の力不足を問われかねないところであります。前回の市長の御答弁では、いろいろな方の御意見もありましょうが、このそれぞれの財産については、活用を図るか処分するか、このあたりを見きわめていきたいと思っているところであると賜りました。この件については、旧旭村時代においても、上田、瀧口両村長の行政課題の重要な一つでもありました。お二人の気持ちと私の気持ちを察していただいて、早期に解決を図っていただきたいものであります。この企業団地について、現在までどのような進展が図られているのか。あるいは今後どのように計画、実行され、その後いかに有効利用に向けて取り組んでいかれる所存なのか再度お尋ねをいたします。





○議長(青木賢次君) 市長。

  〔市長 野村興兒君登壇〕





◎市長(野村興兒君) ただいま、守永議員から2点、一つはこの我が国の森林行政、そしてこの萩市の林業の現状と将来展望、まあこういうふうな観点の御質問。それからいま一つは、この佐々並の落合地区の土地の問題、2点お尋ねをいただきました。

 最初のこの林業の話は、まさにこの今、私どもが農業問題として、この各中山間地の問題をいろいろ議論をしておりますが、その根底に中山間地にあります、まさにこの林地、山林の問題がまた背景にあるわけであります。そういった観点から大変この今まさに国を挙げての大議論が起ころうとしているわけであります。まあそういう中で、この萩の将来展望も含めてお話をいただきました。

 日本の林業は非常に長い間この不振、不況の状態にありました。これはなぜかといいますと、もう何度もお話をしておりますように、あるいはもう議員十分御承知のように、一つはやはりこの日本の為替が360円対ドルでですね、これが120円、今はもう104円、一挙にこの三分の一、3倍になったわけでありますから。このことは、日本の国内材が外材に対してですね、ある日突然3倍の値段になったということであります。そしてもちろんこの外材、例えばカナダ材やニュージーランド材、こういったものは平野部でありまして、大変広大な面積の中で植栽されている、あるいは自然林。これを機械で、まあとてつもない機械装置産業でやっているわけです。まあそういったものからいいますと、価格面では外材に対抗できるわけがないんであります。まあそういう中で、しかも戦後この復興期には、この萩も、例えば電柱材、この炭坑の杭材、あるいは鉄道の枕木、こういったものをかなりですね、実は川上や明木や福井、まあこういったところから、あるいは広く浜田や島根県からもこの萩に集め、それを九州に出してきた、そういったことで、大変なこの戦後の膨脹する木材事業に実は萩の市場はこたえてきたわけであります。そういった歴史の中で、まさにそういった今申しました、例えば電柱一つとりましても、あの炭坑の杭材も、あるいは枕木もこれは全部木材から他の資材にかわっていくわけでありまして、ましてこのビルが乱立するようになりまして、木材は基礎的な資材ではなくなってしまいます。まあこういったようなその需要面での変化、そして、価格面での話。しかし、そうはいっても木材はいろんなもののですね基本的な素材であることは間違いないわけであります。

 ここ最近、この外材の様子がこの急転直下、変わってきました。一つはこの資源の問題であります。まさに御指摘ございましたように、この温暖化防止対策ということで、この森林の果す機能というものが、この京都会議含めてですね、議論になりましたが、特に我が国は、この森林による温暖化防止対策というものを非常に強くその中心の課題として訴えました。したがって、この国は挙げて今からまさに平成19年から24年、西暦で言いますと2007年から2012年この6年間をかけてですね、実は途方もない今、計画を立てているわけであります。面積にいたしまして、330万ヘクタールのこの間伐、あるいは下刈りの実施をする。これを恐らく2兆円前後のお金になる。そしてその70%を交付金で賄う、こういう話でありますから、まあこれは相当の覚悟をもって臨まないとできない話、まして今、日本は非常に財政的には苦しい状況であります。こういった中で今からかなりそういった意味での施策展開が行われる、まあこういった一つの期待が一方である中で、海外の事情が世界的な景気回復、特に今まで非常にこの想像もできなかったインドや中国の木材需要が今急成長しているわけであります。どんどんふえています。これに対して、本当にこたえられるのか。したがって、各国は中国は既に、もうその国外へですね、材を出すことを規制を始めておりますし、そしてもう一方、その供給する側のそのサイドからいいますと、南洋材、北方材ともにこの自然を守っていく、先ほどのまさに地球の温暖化対策という観点も含めて今までのように無際限に伐採をして、その供給をしていくという態度を変えております。むしろ規制をしていく方向に動き出しましたので、外材の今、価格は随分この変わってきつつあります。実は今、食糧安保論でこの食糧の国内自給率といいますか国内で調達するのはこの39%と言われていますが、木材は、実に今から2年前、18%だったんですね。18%はその2年前の以前ですね、それがやっと2006年、すなわち18年に20%回復いたしまして徐々に今それがふえております。ふえていきつつあります事情はまさに今、申しましたこの背景事情にあるわけでありますから、これが、その20%を超え、そして30%、というようなですね、あるいはそれをさらに超えていく、そういった可能性が今、出てきつつあるわけであります。

 したがって、今、議員御指摘がございましたいろんな施策をですね、今からやっていくこと、この萩の地は今、農業の問題と林業の問題は表裏の関係にあります。中山間地の所得形成の中で、林業の占める割合が非常に大きかったわけでありますから、そういったものがなくなっていけば、農業所得でなかなか生活ができない、将来性がない。だから自分の子供たちは、若い世代はもう出て行けというようなですね、感じになってきたわけでありますから、そういった意味でその林業はその山主にとりましても所得、もちろんそこで働く場を提供してきたわけでありますから、まあそういったものがなくなっていくということは、お米をつくるだけの所得ではとてもですねその生活が今はない。まあそういった意味でこの農業を支える背後の一つの事情としては大変この大きなウエートダウンしています。したがって、今、守永議員が、まあそういった観点も含めて、今後どういうふうな形でこの林業を、この立て直すかという話、展望はどうかという話はまさにそういったことを踏まえての話だと思いますが、これは大変な話でございまして、今やっと20%超え、これが今後、自給率が次第にふえていくんではないかと期待をしておるわけでありますが、今からどういうふうな形でこの林業が展開をしていくのか、まあこれは一般論でありまして非常に恐縮でありますが。今、国内におきましてもそろそろこの今のこの戦後、先ほど御指摘ございました植林をいたしましたいろんなこの経済林が、まさに伐期を迎えております。これほどその森林、資源というものが蓄積された、要するに量的にですね、ことは日本のこの歴史の中でもない。したがって、今、伐期を迎えた膨大なですね経済林が現にあるわけであります。しかもこれが、今から活用がもし仮にできるとするならば、これは大変な資源である。先ほども、冒頭に御指摘ございましたが、この萩は、私有林の中で公有林の占める割合が、私の中で公有林が占める割合というのも論理矛盾のように見えますが、例えば、多くの都道府県におきましては、国有林の占める割合が圧倒的であります。国有林に対しまして私有林。私有林のウエートというような形で、その私有林の中に、この市、市の所有します、まあ林地がかなりある。この萩の場合はこの市有林、私ではなくて萩市が持つ市有林のウエートもかなりある。そうして個人の持たれるその私有林、こういったもののウエートも、この二つで大体このほとんど占めているといっても過言ではございません。まあそういったものを今からどう活用していくか、ということであります。

 まあしかし、現状はまだまだその状況はまだ20%という言葉のとおりです。なかなか難しいわけであります。ただ一部にかなりその先進的な民間企業の事業として機械化をし、本当に省力化をした形でですね、今、事業として、企業としてこの林業が成り立つように、そういったことはかなり今、各地で展開をされております。最終的にはこれは、民間事業としてできるようなということでありますが、その民間事業として林業となりますと、これは膨大な資本とですねこのまあ技術がいるわけでありますから、なかなかこの中山間地のですね、それぞれ山林所有者にとってみれば、そのような形では対応できない。したがって、今、各地におきます現状を踏まえて、どのようにしてこの林業を再生するか。ということが、この問われるわけでありますが、まあそういう中で、国はそういうふうな方針を示しました。これは地球温暖化ということ、そういう新たな要素ができたことはもちろんでありますが、林野庁におきましても、かなりこの先進的な対応をしていきたい。まあこういうことであります。

 そういう中で、今、お尋ねがありました山口県としても山口の森林づくり県民税というのをおつくりになったわけでありまして、創設されたこの県民税に基づく財源によっていろんなこの施策が展開をされております。これは17年度から21年度、5年間ということで山口森林づくり県民税、17年4月でありますから、もう3年になるわけであります。その中の中身ではいろいろございます。公益森林整備事業、長期間放置をされた荒廃した人工林を対象にしまして強度の間伐をする。針葉樹あるいは広葉樹の交じり合った混交林へも転換も考える、まあこういったこともあります。まあこういうようなことで、今、具体的に事業展開をされているわけであります。そのほか、竹繁茂防止緊急対策事業であるとか、安らぎの森整備事業とか魚付保安林等海岸林の整備事業とか、いろんな形で今、展開をされています。

 例えば、公益林森林の整備事業につきましては、萩市は今、毎年度大体45ヘクタール、まあこういったものを要望し、それぞれ実施をいただいております。19年度は78へクぐらいの予定だと聞いております。まあそれぞれそういうふうな形で、その整備事業展開をいただいております。竹繁茂についても大体この18ヘクタールぐらいは、19年度はこれがさらに拡大をされています。そして、この安らぎの森整備事業、まあこれは田床山などこういったものを対象にいただいておりますが、魚付保安林につきましても17年度は櫃島で、このかなりの量やっていただきましたし、18年度は大井のこの鵜山でこの展開をいただきました。特に魚付保安林は私どもこの島嶼部、あるいは海岸線は松、黒松が壊滅いたしまして魚付保安林がほとんど失われてしまったような状況にありますので、こういったこの予算も活用させていただいているところであります。

 そういうふうな中で、このいま一つは、この市民の皆さんへの情報提供、まあこういったことも御指摘をいただきました。こういったことについても、ソフト事業で県の県民と共同による森林づくり推進。まあこういった事業もございますので、県とともにいろいろ頑張っておるところでございます。

 そして、それは今、県の森林税の活用によるものでありますが、森林へのまあ一般的な取り組み、間伐への取り組みということで、この萩市は何をしているか。まあその県の今の公益森林整備事業以外にこの17年度から21年度、5年間実は225ヘクタールの関係を今、やっていただいております。ちょっとこれは今の山口森林づくり県民税の方の話でありますが。

 そして2番目に萩市が独自にやっている民有林造成事業補助金を活用いたしました森林整備。まあこういったものがそれぞれございます。県内各地におきます間伐実績では、萩市がこの736ヘクで、実は面積では1番多くなっているところでありますが、しかしその間伐をした後の、まあその間伐材の利用というものは非常に実は素材生産量としてみたときには低い。まあこれが実は非常に大きな問題であります。利用間伐が少ないというふうに言われております。県内で今、面積はトップだが利用という観点からいいますと、8番目か9番目に劣後するような状況にございます。このあたりは一つ大きな課題になると思います。間伐材をどう活用するか、活用できるような形での間伐。まあこういったようなことも課題になっているところでございます。

 そして、一つ大きな話といたしましては、なかなかその今、この萩の場合は流通あるいは乾燥製材、こういったものの力が弱くなっておりますので、どうしても九州材が怒涛のようにこの低廉な価格で今萩へ入ってきております。このあたりに対向するためにどうするか。まずその、だんだんだんだん需要が少なくなっておるからということと。それから、需要といいますのは、市内の需要でありますが、まあそこにこのなかなか供給が安い値段で対応できなくなっている。したがって、値段も高くなる。まあこういう悪循環をこの重ねてまいりましたが、何とか公共的な施設では地元産材を使っていく。まあこういったことを宣言して、もうかなりになります。毎年このいろんな学校施設とか、あるいは公共施設のこの建設にあたっては、地元産材を必ず使う。これを条件にしているわけであります。そうしますと、どうしても1割から2割この高いわけでありますが、まあそれはこの議会でもお認めいただきまして、その分だけ上積みをする、まあこういう形になっておるわけであります。今、そういう形でそれを繰り返していきますと、だんだんこの九州材とも価格競争においてもほとんど同列に並ぶような、そういうことに今からなっていくだろうと期待をしているわけでありますが、なおなかなかその状況、まだ厳しいこと、状況は続いております。こういうふうな、県も市も挙げて地元産材を使おう、まあこういったことは定着いたしました。後は民需をどういうふうに確保できるかということであります。なかなかこの民間住宅を見ましても、いわゆるそのプレハブ住宅が圧倒的でござまして、山口県はどういうわけか日本全国でもですね、トップクラスのこのプレハブ住宅の率になっております。まあこのあたりをもう少し地元材を使ったこの地元の個性溢れるそういった住宅といったことができないか、まあこういうふうに思います。

 こういう中で、今から私どもとしては、国も挙げて相当の覚悟で臨みますので、そういったいろんなこの施策も取り入れながら、実は19年度から動き出しましたので、まだ私ども情報も十分得ておりませんし、担当者もそのあたりについてですね、今から研究や努力を重ねまして、とにかくこの農業問題の一翼を担うという意味でですね、このしっかりとした対応をしていかなければならないと思います。なかなかこうやって、この言うことは簡単でございますが、今、そういう中で林業そのものがほぼ力を失ってきております。まさにこの林業を担うべき若いパワー、力、若い世代が今、いなくなっておりますので、まあそういったことから、そういったことも含めて今から対応を考えていかなければなりません。そのためには、なかなか今の林業の従事者の方々だけの力、独力ではなかなか対応できないであろう、まあそういったことも含めて、一つ大きなまたテーマ、地球温暖化対応ということも、この日本国政府があれだけこのG7等でですね、主張してきておるわけでありますから、まあそういったようなことも含めて考えていかなければならないと思います。

 いずれにいたしましても、森林資源は過去日本の歴史の中で最大規模になっている。それは要するに、その伐期を迎えたスギ・ヒノキがたくさんある。これは今この萩市の中山間においてもまさに同じような状況にあるわけでありますから、まあこういったものを資源として活用できるかどうか、これが今からの我々の一つの課題であろうと思います。まあそういった意味で、守永議員、今まさにそういう観点から御質問いただいたわけであります。非常にこの中山間地の農業の問題の表裏の関係にある、この林業の問題についても、しっかり森林組合も含めてですね、力を合わせて努力をしていきたいと思います。

 2番目に、この佐々並の落合地区の企業団地の現状と進捗状況ということでお尋ねがありました。まあこの問題は、まさに旧旭村時代にこの圃場整備の関係で取得をされた土地、まあこれが企業のこの土地としてこの取得をしたいという企業があった。しかしそれがうまくいかなかった。

 2番目には、この例の佐々並の消防の分遣所の土地としてと、こういう話でありましたが、分遣所はやっぱり集落にあった方がいいということで、その当初の計画を変更しました。その土地が空いている。この土地を要するにどういうふうな形で今からその利用に取り組むのかという話であります。この遊休の土地でありますから、この利活用という観点、利活用できなければ処分をする、とまあこういうことでありますが、先般、この一般競争入札によって売却することを決定をしました。まあそういうようなことで第一回目の実は入札が行われましたが、なかなかこの応募状況、この入札参加者がなかったということであります。どうも価格が高過ぎるんではないかと、まあこれはちゃんと評価委員会をかけているのでありますが、なかなかこの人里離れているところ。また、水道下水の施設がない。まあこういったようなもろもろのことがございますので、そのあたりの状況も加味して、再度この価格設定をいたします。この3月14日に一般競争入札により売却をしたい、ということが今の状況でございます。これで本当にこの応札者があるかどうか。まあこれによるわけでありますが、まあなんとか入札をしたいという、応札をしたいという方もあるやに、耳にしているところでございます。何とかこの土地が、要するに有効活用されますように、私どもとしましては、まあ当初もいろいろ考えました。その佐々並のあの分譲地。この旧旭村が非常にこの力を入れて分譲されました。まあそういうようなことができないだろうか、ということも考えましたが、少しこの人里離れているということ、まあいろんな状況がございますので、なかなか難しいかなということで結局この処分することにしたわけであります。この土地が、まあいろんなこの経緯はございました、紆余曲折がありましたけれども、もしこの処分によってしっかりした利用が確定すれば、これは望ましいことであろう、こういうふうに思います。状況を含めての報告にかえさせていただきます。

 以上であります。





○議長(青木賢次君) 26番、守永議員。





◆26番(守永忠世君) 市長より今後希望の持てる説明、あるいはお考えの一端をお聞きいたしました。

 2点目については少し違った面でまたお尋ねをしてみたいと思います。

 森林資源の特徴は、循環的に利用できる資源であるということで、伐採、植林、育林、伐採という、植えて育てて使って、そしてまた植えて、それが永遠に巡回するという素晴らしい資源なのであります。私の家でも過去、このようなサイクルで親が山を大切に育てていたことが思い出されます。市長も申し述べられましたとおり、もし伐採の後に次を植えない、植えられないということになれば、その循環の輪が断ち切られてしまうわけです。言いかえれば、林業が活発に行われないと、森林の保全が図れないということであると思います。特に人工林は植樹から伐採までこまめに手入れをし、途切れることなく世代を更新していかなければならないと思います。このようになってしまったのは、先にも述べましたように、林業だけでなく、人と森林の距離が人々に非常に遠くなってしまい、山のことが見えなくなっているという現状があると思います。この現状に対して、一つには山側からの発信が重要かつ急務であると思います。すなわち、山ではこういう森づくりをしている。こういう木の切り方をしている。こういう植え方をしている。こういう育て方をしているということを情報発信していくことが重要だと思います。阿武萩森林組合、あるいは関係団体、及びさらなる行政の指導力に大いに期待するものであります。

 21世紀は限られた資源を用いて、生態系の循環を大切にしながら、持続する社会をつくっていこうと言われております。森林を守るということは、林業だけのことではなく、先ほども申されましたが、農業、漁業にも大きく影響していることは御存じのとおりであります。こういった環境保全を進めていくためには、公共投資が必要であります。ほうっておいたままでは山もだめになります。農地も牧草地もひいては海もだめになります。水辺もほうっておくとだめになるのです。それに対する投資が必要であると思います。農林水産業とそれにかかる環境保全を進めるための公共投資、公共事業がもっと行われるべきではないかと考えます。公共事業のこととなると、とかく厳しい批判が出てまいりますが、それが自立型の農業、林業、水産業につながる適切な公共投資であれば、説得力があると思います。特に地方においては、このような公共事業を積極的に行っていくべきであると思うのは、私一人ではないのではないでしょうか。具体的には、森林も大切なことですが、現在育っている木材の間伐を進めていくことです。森づくりということです。このことは、農林水産関係の公共事業と、国土交通省関係の公共事業と区別して扱っていただきたいと思います。国土交通省関係の公共事業と、どこが一番違うかというと、超長期性だと思います。5年、10年、50年、100年という長期的な分野であります。

 今、本当に財政厳しいということはわかっております。すぐに効果がでる事業が優先されがちですが、これは将来に向けての環境問題でもあります。これは市長が先ほど申されました。農業、林業、水産業、畜産業という私たちが生きていくために必要なもの。もっといえば、使える水、飲める水を守るため、50年、100年後に効果が出る事業に今、投資をしておくべきではないでしょうか。野村市長さんが御存命の間に効果が見られないでしょうが、攻めの林業、その基盤となる環境公共というものを推し進めていただきたいと思います。少しくどいかもしれませんが、農林水産業を守っていくためには、自然と適正に調和していくための公共事業を強く主張し、推し進めていかなければならないのではないでしょうか。このことは、県に、市に財源があるとかないからとかの問題ではなく、将来、一つの集落、一つの地区、一つの自治体の存続に危機的な状態を招く結果となり、取り返しのつかないものとなる可能性を秘めていると危惧し対応を急ぐべきだと考慮しているのは私一人でしょうか。国の制度等の問題もあることは理解できますが、ここは市長の強い決意と決断が大事なことではないでしょうか。市長の御意見をお聞かせいただきたいと思います。

 それと、旭の、旧企業団地の件については、大変な努力をいただきまして、改めて感謝を申し上げます。ありがとうございました。





○議長(青木賢次君) 市長。





◎市長(野村興兒君) 守永議員から再度お尋ねをいただきました森林の持つこの循環的な機能、親から子に、そして子から孫に、そしてこの間にその森林もこの伐採をし、そしてまた植栽をし、それが成長していく。まあこういったことがまさにこの自然を守っていくということにもつながる。まあこういうお話でありました。森林の持ついろんな機能。よく今までこの森林というものについてのまあ言い方をして、森林の持つ多面的機能、というふうな言い方でまあこの言われておりますが、まさにこの木材としてのその機能を持つだけではなくて、森林が持つこの中山間地全体のいろんな機能にも、この大きな役割を担っているという今、御指摘でございますが、まさにそのとおりでございます。

 今、そういった中で、この公共事業という観点で、この国土交通省のいろんな道路とか、あるいはダムとか、そういった公共事業と同時にですね、この林野庁のいろんな施策、そういったものにこの大いにこのお金を使うべきだと、まあこういうお話でございます。

 先ほど申しましたその美しい森林づくり6年間というのはまさにですね、そういう発想だろうと思いますね。これは間伐や下刈り、そういったものを中心にはしておりますが、かなり広範な一つの事業でありまして、これはその恐らく今回のサミットでもそういった京都会議の後、ずっと引き継いでおりますその地球温暖化防止の話でありますから、この6%のCO2の削減を実に3.8%を森林でこれは賄うという話でありますから、そういうふうに日本国政府が言ったからにはですね、3.8の具体的な内容は何かという話だろう。そこでさっき言いました6年間の約330ヘクタール、約2兆円近いお金をですね、しかも多くの場合7割程度の補助金でとこういう話でありますから、これは大変な話であります。まあこれが今からどういう形で展開されるのか、もうすでに展開されているはずなんですが、なかなか私どもやや不勉強なところがございました。まあこういったことも踏まえて、しかしそれぞれの中山間地そこそこ、それぞれの地にありましては、まあこういった今、大変な大きな話になっておりますが、やはり基本的にはそこの個々のこの土地の所有者、山林の所有者でありそれぞれの地区の状況を、今からどうやっていくのか。やはりかなり険しいこの山合いの中で、これらの経済林がちょうど伐期を迎えているわけであります。コストの問題とか、特に一番大きなものは、そこでこの本来働いてもらえるべき若い人がいないということでありますから、まあそういったようなことを森林組合として、皆さんが力を合わせてどう対応していくのか。そういったその伐採やあるはこの運搬やそういったもろもろの費用をどう軽減していくのか。まあこういった問題も含めて、それぞれの課題を解決していかなければならないわけでありますから、ちょうど森林資源がある。こういう時代はない。しかもある意味ではこの価格も外材の値段も高くなってきている。まあこういった非常にこの今から将来が期待できるような環境が整いつつあるのかなあと、まあこういうふうな段階、入り口でありますので、今、議員御指摘ございましたようなことが今からどのような形で実現できるか。

 しかも私どものこの市にとりましては、合併後、中山間地の多くのところはですね、まさに経済林が今蓄積をされています。これをどう生かしていくか、農家所得にどうこの反映をしていけるのか、まあこういった観点から努力をしていきたいと思います。御指摘をいただきましたこと、本当に改めてこの森林の、この林業の問題の大きさというものを感じた次第であります。

 なお、この佐々並の落合地区の関係については、今まさに今から入札が行われますので、有効活用できるような、そういった観点からそのぜひ頑張って努力をしていきたいと思います。

 以上であります。





○議長(青木賢次君) 26番、守永議員。





◆26番(守永忠世君) あの最後に、事業を導入される場合、前にも1点だけですね、まあ取り越し苦労的なことになると思いますが、環境公共事業で、まあ森づくりを行った場合ですね、懸念でありますが、それは森林所有者の意識が公共任せにならないかということではないかと思います。自分の森ですが、県、市に任せがちになりがちと思われます。費用、労力等は公共事業として支援するとしても、どういう森づくり、どういう山づくりをしていくのかは森林所有者にみずからの確たる意識をもってもらいながら、県や市との信頼関係を構築した上で、公共事業、環境公共を行うことが大事だと思います。我が国、我が町の次の時代のかけがえのない人たちの命を守るためにも、森林整備をしていかなければならないことを重ねて強調すると共に、林業就業者の皆様に、山を守っていただくことに感謝しつつ、私の一般質問を終わりたいと思います。

 ありがとうございました。





○議長(青木賢次君) 市長。





◎市長(野村興兒君) ただいま、この山林の土地所有者の方々も要するに、その森林の持つ意味、そしてまた自分たちの力、要するに行政にこの依拠することなく、やはりしっかりした意識を持って臨むべし、とこういう御指摘がございました。まさに今、この全国で林業が成功しつつあるところはまさにそういう所有者の方々の自立、あるいは共生、まあこういったこと、そしてまた、行政との協働、まあこういったことだろうと思います。心して今から考えていきたいと思います。

 以上です。





○議長(青木賢次君) 守永議員の質問は終わりました。

 ここで10分間休憩いたします。

     午前10時48分休憩

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     午前11時01分再開





○議長(青木賢次君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。

 続いて、質問順位2番、近江議員。8番、近江議員。

  〔8番 近江郁宣君登壇〕





◆8番(近江郁宣君) それでは通告の順位に従ってやってまいります。執行部におかれましては、大きな声で明快なる答弁をよろしくお願いいたします。

 私の1番の問題は、1、2と小さくありますが、話をするとどうも一緒になってしまうような気がしますのでよろしくお願いいたします。

 問題は、私は、倹約、節約をして子供たち、孫たちに現在の借金を残さないようにするというのが第一のまあ目標でもあります。

 まず、現在の情勢で、約でございますが国の借金が現在838兆円。国民一人当たりにすると653万円、約と言われております。また、山口県においては、1兆1,587万ということで、県民一人当たりにすると、約77万9千円ぐらいということに言われております。また我が萩市におきましては、5万7,458人という人口で、現在の借金が、624億円、約でございますが。萩市民一人当たりにしますと110万という借金でございます。これ合計しますと、萩市民が840万円。おぎゃあと産まれた赤ちゃんから、寝台をかるっているお年寄りまで入れましてそれだけ膨大なものになっております。というような状態でありますので、国やら県やらから本当にもらうのを当てにしてやるのは、本当は無理のような気もいたします。ですから、どうしても地域がこの努力せにゃならん。節約して倹約をせにゃならん。ところが萩市には工場もないし、本当に入るお金といったら観光ぐらいで、林業、農業の収入を当てにしてもこれは到底だれが考えても無理なことであります。

 そこで私は、前々から何度となく主張してまいりましたが、この萩市は観光客があれだけ押しかけて来ているときから取っていたら恐らくもう借金を戻されている気もいたしますが、どうやら今回のことから、駐車場の収入、あるいはこの名所旧跡の観覧料をいただくようになったんでありますが。まずその観覧料でございますが、このたび、どうも聞くところによると1カ所が100円。100円というたら、まんごに小遣いやってもあんまり喜ぶ金ではありませんむしろ、最低でも200円ないし300円いただいて、伊藤博文旧宅なら旧宅におうたようなパンフレットをこしらえて、切り取りで領収にしてそれを持ち帰りになっていただくような方法。そうすると、前にも申しましたが、こうインターネットでも全国に放映して、その実は伊藤博文公に関連したようなお手紙でもいけりゃ何でもええが、お借りができるものがあったらというふうに募集したら、私は全国から相当なもんが集まると思うんです。これを中で陳列ケースへ入れて、入って見れば、まあ今まででも伊藤公旧宅と一つ例がありましたが、ほかにもたくさんありますけれどもが、高杉晋作にせよ、皆、それなりに全国にはいろんな貴重品があると思うわけです。それをケースに並べておいて、そして耐え難くないぐらいにする。

 また、お金を取ったら観光客が来んようなるんじゃなかろうかと心配なさる方もありますが、最初に1,500円ぐらいまあ例ですが、まあ払ったら、博物館から萩市内のこの何は全部見れますよ、というような方法もあるんじゃないか、というふうにも思います。100円というのはどうもいただかれんと思うのですが、何とか少しこの重みのある、というか値打ちのあるような感じのするもののパンフレットとかちょっとこさえてそれをいただく。

 で、今回は、それで上げた分はやはりそうした文化財的なことに使うために特別にまあ基金にするということですから、まあそれはそれなりにええんですが、そのほかに私は、今度は駐車場の問題です。

 松陰神社前の駐車場が500円というのは、いろいろ理由を聞くとまあまあというところがありますが、今現在大型バスが2,000円というのは山口県の相場でございます。九州の方へ行くと4,000円取るところもあるそうです。ですからバスがこの2,000円。乗用車が500円。というぐらいに切り詰めていけば、年間には相当の額が上がると思うのですが、これを、お金が入りましたというので、親方日の丸で、一般財源に入れて、こう今までの気分で使ってもらっちゃあこれせっかく事を始めたのに意味ないですから、一年間の予算を組むのには今年度は289億という予算で立ち上がっておりますが、大体そういう額度でずっと押していく。それで、別途会計において私が前に申しましたがまさかの若者定住対策何かに使うのなら、そういうときに思い切って使っても、これは何も文句言うところはないと思いますが、まあこの前に一つ私も、こないだの予算を見てちょっとびっくりたまげたんですが、企業誘致の推進費として、予算が400かと思ったら42万5,000円です。いかにこの萩市が企業誘致に取り組んでいるという態度が私はどうも余りにも寒さを感じたのですが、実は私たちが緑風会で、2月の7日に熊本県の菊池市というところへまぁーるバスの研修に参りました。そこで、企業誘致のお話も聞きましたが、ここではまあ人口は萩より少なくて5万2,000。ところがこの企業誘致の約30%を保障するというので、3億円の予算を立ち上げております。それから、それで採用する人に対しては、一人当たり年間30万ほど出しましょうと、企業の方へ。それで約600万円の予算を立ち上げてやっております。まあこれを見ただけでも、あの市長が若者定住対策とか口で言われるのと、このなさるのとでは、大部差がつき過ぎて、私もちょっとものを言いにくいのですが。

 また、あのまぁーるバスの大体立ち上がりがあれ一台確か1,500万ぐらいでバスを作って、それでもう3,000万円が限度。市民の税金を3,000万は上限で決めてあったんですが、ガソリンが上がったからとか、いろんな条件で少しずつ上がりまして、今年は258万が上乗せですか。なってますが、私はねえ、あそこの向こうの見ましたが、向こうは最低が300円です。そして長距離乗る人はようけ乗った人は600円まで取る方式でやっていますから、随分ゆとりのある話です。まあ萩市が、私が思うのに、その中の例を一つ考えても、無田ヶ原地区ですが、前は一番市営住宅やら住宅の多いとこバスが通りよったところが今度新しいしーまーとの道路ができた。あれはすーと通るから、はあ客が減るのは目に見えちょる。努力が足らん。研究が足らん。運転はしやすかろうけど、お客運ぶのが仕事やから、やはりある程度少しはあれしても人口密度の濃いようなとこを拾ってこう通る。また一方通行ではなしに時には反対にも回ってほしいちゅうお客さんもたくさんおられます。

 いろいろ研究をしてできるだけ税金の上乗せ、むだ遣いは避けるように考えんにゃ、ただ油が上がったから上げてあげんにゃいけんというようなのでは、私はあんまり納得できんと思うんです。みんな市民の税金です。しかもこのまぁーるバスを始めたばっかりに、萩市のタクシー業は本当に冷や飯を食べにゃならん時代が来たわけですから。

 で、その3,000万円も、税金使ってる割には、本当に萩市の指で押さえたほどの人が「あー市長さん。あのバスはよろしゅうございますで」と言うちょったら褒めてもらったって言われますけど、全般から見たらほんの一部なんですね、活用するのは。だから私はああいうもので上乗せするのは今でもそりゃ大井、三見、越ヶ浜の方たちやったら、あねえなものいらんで。何してあねえねもんつくっちょるんか。というふうなことをよく耳にいたします。それは3,000万年間使うちょるなんか、思った人聞いたら、なおさら思われると思います。

 そのように、また、市役所の職員の方にも私が12月やったですか9月やったですか、自分たちの仕事場ぐらい自分で掃除せいと言ったんですが、この4月から今度は担当でするように各部が自分とこするようにお聞きしましたが、まあそれだけでも約30万ぐらい浮くそうです。まだまだ、まだ市の職員にボランティア精神があるなら、私は前の、あのつつじの花園か、あるいは市役所の一角の中、掃除は、要するにうちの方は公会堂はあの当番札ちゅうのがあって、この月は何組が当番でありますでというふうに、課にずっと当番こさえて、またトイレなんかも自分たちが体から排泄をするもんですから、自分で掃除するのが私はそねえに、苦になるようなもんじゃないと思うんです。すべてがそういうふうに切り詰めていかなにゃあこれからの収入の少ないこの萩市が、私は、この借金を戻すとかいうようなとこまで進まんと思うんです。

 また、このたびの、市報に大きくこう出されました。図書館と児童館。これを見られた市民があっちからもこっちからも私にも電話やら言われますが、近江さん、この不景気のときに、こねえなときに図書館はええのつくってもらわんにゃいけんけど児童館は考えもんじゃないですか。児童館というのは、その地域のコミュニティーセンターみたいなもんで、あの中央へたった一つこさえてもろた、金かけてもろうても。まあ元の旧萩のときには、土原保育園が古くなったので、あそこへ兼ねてこさえるゆうんじゃから私たちもああそれでは椿東も椿西もまあ明倫もじゃからまあかつがつの範囲で活用できるなあと思ったけど、今の時点では本当の一部です。で、あそこにそんなものをつくる必要がないという声が非常にたくさん聞きます。要らないというのではないですが、今、時期的にちょっとまだ早いんじゃないかと。

 なお、このたび合併をして、阿武郡の子供たちはへえじゃあ何になるのか今までは萩市だけやったけど。そういうふうな大きな目で見たときに、私は市民の方が言われるとおり、今、時期尚早だなあ。もうちょっとこの赤字を盛り直してやるべきじゃないか。という声が大変強うございます。

 まあこの駐車場とかいう、また、この菊ヶ浜の駐車場にいたしましても、あの夏の海水浴の時期だけで大体350万ぐらい上がるんでしょう。ですからその間は取るとしても、あとの十月少々は、全部無料で、いつも満タンだそうです、自動車が。これも市の財産ですから、月に3,000円で決めて、海水浴時期だけはフリーですよ。時間で取りますよと、いうぐらいに切り詰めていかんにゃ不公平です。萩市民に対して。取るところは取る。出すところは出す。

 また、私がいつも夕方行きますと、この今の陶芸の村です。陶芸の村には絶えず企業の看板が上がって、土地が使っておるから、私はあれは料金をもらっているもんと思うちょった。で、聞いてみたら全部無料で今まで貸しちょったと。私はねえ、こりゃボランティアやらこの年寄りが寄ってするようなことに使うんならそりゃ無料でもええ。だけどもうける企業が活用するときには、それなりに地料は取るべき。これはわしの論です。皆さんもそういうふうに思われると思いますが、ただで市の公共の土地を、ただで皆活用させるというのはもってのほか。

 また、まだまだ言えば時間がかかりますから、もう貸すとないと、あの今、佐々並のは売るということですが、もう売るとないと、とにかくこの厳しいときですから、いろんな方法でこの収入を得て、この110万の市民の税金をとにかく息子やら孫まで送らないように、我々の力のあるうちに、戻しをつける。そういう観点でいかないと。まあ私が市の職員さんからも、あんたがあんなこと言ったから掃除せにゃいけんなったというふうな話も聞きますが、大体この、これだけの借金が、624億という借金がもし会社だったら、これだけ借金があったら、給料も半分ど。ボーナスも賞与もないよ。と言われるのがまあ普通です。だがこれがまあ公務員さんのことですから、私は市役所のあの一角を自分たちの働くところの土地ぐらいは自分たちできれいな働き場を守るというのが私は基本だと思うわけであります。

 また、あの新堀の駐車場ですが、新堀の駐車場も市民の方から、観光客の方からも言われたんですが、24時間、あれは人を使っとらん。あれは機械がもう自動的にやるんですから、24時間やってもらわれんかと。まあホテルに泊まったとして、朝のうちにちょっとあの見に行こうと思っても、時間がくるまでは出られん。夜ちょっと遅くなったらはあしまって取りに入られん。せっかくあれだけの設備がして、この機械があるんですから、これはぜひ24時間使えるような方法にすれば、また何パーセントか利用度がふえると思うわけです。

 あの、今の料金の問題ですが、観光地の。この私たちが愛知県のこの熱田神宮ちゅうのへお参りしたことがございますが、そこでも料金がこういうふうにきれいなパンフレットがこさえてあります。で、何かといったら、その有名な刀が2本か3本あって、ちょっと刀が並べてあっただけですが、それでも大人が300円。それから団体なら20人以上で250円。子供が150円。団体で20人以上だったら子供が100円と、そういうふうにちゃんとこう取っている。でも、そうして立派なパンフレットこさえてやっちょるから、あんまり高い感じがせんのですいねえ。やからいっぺんつくったらこのようなものは、数つくりゃ安いのじゃから、萩市の名所旧跡でのそうしたものちゃんとつくってやれば、私は決してお客さんが戸口まで来て金要るそやったらいのうという人は私は100人来て100人そういうものはないと思うんです。ですから、100円というのはちょっといただかれんなあと思います。

 この辺で、今度は2番の問題ですが、道路問題。前から申しておりますが、萩小郡というのが、この萩市から言うたら本当の体でいうたら動脈筋です。一番大きな動脈筋。これをまずやるのにはもう何としても市民が一番というのが市長がいつも今、萩小郡を言うときに、次の真名から長谷なんか言うたらやる気が抜けるかちゅうな、私はね、この萩小郡道路ちゅうのは、産業経済生活もういろいろの一番主役の多大の恩恵を受ける道路と思うんです。そのときにですね、まあ前回も市長が言われましたけれど、今、東道路を要求しているから、まあほかの道路について言っては困るようなことを言われますけど、私はむしろこのその萩東道路ができる、それまでには要するに191からこれをつなぐとかいう周りのつなぐのをやっといたら、初めて萩東道路のこの有効利用というか、効率が高くなる。これを言うとるときこれをいうちゃいけんちゅうことは私はどうも私はね、困るわけですよ。そういうことは市長が、あれを言うたからこれを言うたからて全部必要がないことを言うとるわけじゃないから。これはやらんにゃいけん。だから前にも申しましたように、この道路というのは、100年、150年先を見通した道路をつくらんにゃいけん。今、目の下でちょっとあの、というようなことでやったのでは、それこそあの毛利輝元が萩に住んで、もう外に出ようと思えば一の谷、こっちも二の谷、三の谷で、越さにゃいけんちゅうのが当然ありますが、そういうのを抜くためにも、今私が一番懸念しているのが、有料道路の無料化です。これはつくるときには市民が皆、こぞってやってくれ、金が要ってもやってくれとつくっておいて、今度はただにしてくれただにしてくれって、まあ考えようによっちゃあ勝手な言い分ではありますが、私はこれを国道262号線に振り替えられるのが一番恐いわけです。道路ちゅうのが県道は今、ちゃんと国道も262があるんだけど、ただこれが歩道のない道路だから国道に歩道のないような道路ちゅうのは日本全国少ないんですよ。だからあれを白馬をトンネルで抜けというのを言っとるんですが、この何遍も言うからおかしいようですけどね、前回12月に私が振り返ってみると市長は3,000メーターで100億いる。こねえな大きなあの予算を言うてもらったら私もびっくりで、ようこう考えて地図の上でコンパスあててみると、大体約1,500メーターぐらいですね。だけどもう30億か50億ぐらいあったらできるんではないかなと。これはむしろ市民にしたらあれ3,500メーターもあったら、これはつい100億じゃいうたら飛び上がってたまげるような値段じゃから、私も飛び上がってたまげましたけど。これはねえ、そんなもんじゃないです。またあの、要するに真名のインターで長谷の方に抜くというのをまず今ごろから、県、国に要望してないと、せっかく今のままできたとしても私は一般の人は大田から旧道を走って新山口駅に行かれると思います。時間はあんまり違わん。これ行っても。ここいったら金払わんにゃいけんから、真名からあの柳田まで。そしたらこっちから行った方がええちゅう。だから今のうちにそれを萩市民が一番新山口駅に行くのには。これを私が言っとるんですから、これはやっぱりぜひあの市長は嫌かもしれんけど私は言うていただきたい。だから道路が、とにかく垰を越すような道路はもう100年先にだったらわかるんですけど、私たちが消えておらんころだけど、そういう目標で道路ちゅうものはつくっちょかんにゃあ。今、川上の萩川上線でもあの丸い山をキンカボウズこう削って、虹のような道路つくっとるけど、あの工事は今のうちだったら見捨てて捨てて立野から椿瀬の奥から目代までぽんと抜けば、それが要するにいつも言うように、宇田から須佐へ通うのと同じようなああいうふうな道路をこの萩市もずっと周囲に張っておかないと、ようこしょようこしょ越すようじゃ自転車で通う生徒が旧道の方がええよちゅうて古い方の道をじゅんじゅん今でも通るぐらい、あの垰をよいしょと通るような子供はおらん。まあそういう道路をつくって、道路をつくりましたちゅうのはちょっといただけんと思うんですね。大変失礼な言い方かもしれませんがそういう問題で、特に一番急いでつくらんにゃいけんのは、大井地区から191につなぐ道路。前回12月には市長が萩東道路に今は何してるから、その方。これはね、仮に今、県、国がそれではそういうふうにやりましょうというて手を打ったとしても私は最低10年、15年先でなければできんと思う。だったら今までのこの私がいう合併をしてこのする前からでも、大井あるいはこの須佐、弥富、小川の人たちが火事があったり、あるいはあの水害であったりあるいは交通事故があったり、何があってもストップする道路。一本しかないから。これは一日も早く先にやるべき。東道路ができるまで待てじゃあ言うたら何十年待ちゃあええの。これだけはまず、何をおいても、前から申しましたように、合併のあれにつないでやってもらわにゃならんと、私はいつも思っているわけです。

 それから、まあそのぐらいにして、1番の方ですけどちょっと言い忘れましたが、この市民の方が言われるのには、県やら国やらからつくってもらうから。今ならほんの何パーセントか出したらできたらできるからというけれど、あとに永久に維持費がようけ要るようなものはできるだけつくらないようにしてくれと。とにかく借金がちいと戻るまでは、この後にずっと面倒みるからようけいるようなものはできるだけ当分避けんにゃいけん。市長はつくるそが好きじゃから、大変苦しいかもしれんけど。私はそういうふうに市民から聞いております。

 3番の、楫取素彦氏のこれは、再三再四いうて、まことにあれになりますが、まあ私は三日に空けず通るから。これも去年の12月からあの石碑のところに立ってみたら、前側に雑木のウラ木がどんと倒して、行ったらそのシバを見にいくようなもんで、その見えないんです。いつやるかいつやるかと思っておったがとうとう今から一月ぐらい前になりますか、観光課のもんへ電話して、よう名前聞いちょけばよかったけど、君ら観光がもうだんだん近づくから、机のへりに座っちょらずに、観光地を一つずつぐらい見て歩かんにゃあ。特におらあ楫取素彦のあそこだけはちょっと見に行ってもらいたいって言うた。で、何たることもない。全然だめ。私が一般質問で楫取素彦書いたら、初めておとといごろそのウラ木がのけられた。何をしちょるかちゅう、わしは腹が立つ。大体ねえ、あれだけ言うたものを全然やない。どうしても、それは今度は何か契約してあれするから今度はちゃんとやりますというのがまああれですが、私たちの町内でも、品川弥次郎旧宅跡の公園とか、あるいは松陰神社前の松浦松洞の公園とか、こういうのは何も言われんでも老人クラブの方たちがいつも行って草を取ったり、ごみを掃いたりちゃんとしております。ですが私が言うのは、楫取素彦氏のところは個人のものんじゃから、地元の方が入ってやるのはまあ辛いわけですよ。だから私は、田んぼを買うんじゃない。山を買うんだから、あそこは山ですから、あの荒れた山ですからということを言っているんですが、もうそう再々言いたくもないから、市長さんひとつ、あなたも大変忙しいお体ということはよくわかっておりますが、ひとつ直々に東京の方まで行くんじゃなく中ノ倉ですから、あの行ってひとつ膝を交えてひとつ何とかお譲り願えんか。今の陶芸の村の前の土地をまた買収にかかっておられますが、あれはやっぱり田んぼじゃから高いけど、むこうは山じゃからね、そねえに腹にこたえることはないと思います。とにかく、市のものになったら、地元の方たちもやぶも刈りゃ草も刈りゃ、多分あのおてごろしていただけるもんと思っております。

 長くなりましたね。1回目の質問はこのぐらいにしておきます。





○議長(青木賢次君) 市長。

  〔市長 野村興兒君登壇〕





◎市長(野村興兒君) 毎回近江節を聞かせていただきまして、あの、大変いろんな意味で近江流のお考えを述べられましたが、事前に十分、実は質問内容を御連絡をいただけないもんですから、十分な個々のですねこと、相当事実誤認もありますし、誤りもあります。私どもとしてもですね、ちゃんとお話をしないとこれは市民の皆さんがしっかり今、ケーブルテレビでお聞きになっておりますので。

 そもそもですね、借金がけしからん。これは国の財政として仕組みとして、地方財政の中で、いろんな社会資本を整備するときは、その社会資本のこの受益は後世に及ぶから、子供、孫の時代まで及ぶから、それについてはこの起債をして財源を賄う。こういう制度があるわけであります。だからそのこと、借金すること自身が違法だとか適当でないとか、そういうことでは決してないんですね。今、国はあれだけの借金を抱えています。まあこれは借金のし過ぎであります。私どもも、今、途方もない数字をおっしゃいましたが、今1人当たりの債務残高は80万。まあそこそこ、これもかなりの金額であります一般会計ですね。で、特別会計というのは、まさにその会計を別にして、下水道とか企業会計は水道ですね。こういったものはちゃんと別に管理をしているわけであります。

 下水道は一遍にそのまま、それじゃあ下水道の費用がかかったからそれですぐ市民に負担をもたらすと、これは大変なことになります。下水道なんて絶対にできません。だから国が起債を認めている。そしてその分を毎年年限を決めて、実はこの返していくわけであります。今、夕張等で問題になっているのは何かといいますと、あの失われた時代、10年に実は国が地方単独をやれ。景気が悪いから少し頑張ってくれ。こういうことで、事業をどんどんふやしたんですね。その分は起債をしてもいろんな形で元利償還、地方交付税で見てやる。こういう話だったんですね。だから合併するまでの萩市以外の6それぞれの町村もかなり事業を展開をされました。合併していつも言いますように債務が、地方債の残高が2倍になりました。旧萩のですね。まあそれはそういうようなことでありまして、決してこのこと自身がですね、確かに絶対のその財政運営として問題があったかもしれません。まあしかしそのこと自体、この今、一生懸命その各団体がやっているわけであります。

 それから今、近江議員が例えば、そもそも税収が少ないのだから頑張らなくっちゃ、市の職員も働け。今、一生懸命やっていますが、あらゆることを全部やれ。こういうことを言われても、なかなか今、市の職員も一生懸命各分野で頑張っているんです。消防でも旧町村は6割近い職員が消防団員になってですねやっているんですね。いろんなことやっているんです。そういうこと恐らく御承知ないと思います。いろんなこと努力している。そして、今の制度がどうなっているかというと、萩市は萩市の自己財源というのは、3割しかないんです。あとの7割は要するに萩市はこの公共団体の収入としては、固定資産税やあるいは住民税で得ることはできないだろうから、全国の財源調整で7割、交付税とか補助金をもらってるんですね。だから今年の予算も組めるんですね。したがって、そこの制度をちゃんと御理解をいただかないと、今、市民の皆さんが聞くと、何かもう赤字で大変だから、何かそれでも市の職員は、とこういう話になります。決してそうではない、市の職員皆一生懸命やりくりをしながら頑張っているわけであります。だからそこのところをぜひですね、しっかり踏まえて大きなところで、まあ大きな観点からものを申されるのは近江節で大いに結構でありますが、まったく事情を知らない市民の方が聞かれると、何かいかにもですね市役所の職員は遊んでて、何かみんな金を使うだけでとこういうふうな思われるかもしれません。今、一生懸命やっています。そこの努力はぜひ御理解をいただきたい。そして制度の仕組みもぜひ理解をいただきたい。

 例えば今、企業誘致は40何万しか上げてないじゃないかとこうおっしゃる。どこそこの町はなんぼか上げておる。40何万というのは企業誘致の旅費、事務費だけなんですね。これは職員の費用だから圧縮しているのです。あと、どういう制度があるかというのは、何度もこの議会でもお話しましたように、それぞれの企業誘致したときには、税の減免や、あるいは一人当たりいくら、そういった雇用効果があったときにはですね、いくらの費用を出します。こういうようなことをやってきているわけであります。コールセンターの誘致のとき、まあそれぞれ県の比較から言いますと、島根県はかなり県レベルで出してくれるけれども、山口県はそこまでいかない。その分を萩市が出していく。まあそういうことまで今、インターネットも含めてですね、公にしてきているわけですね。40何万しかないからその姿勢がおかしい。そうじゃないんです。私どもは具体的に話があったときに、そこで話がまとまれば、補正予算で組んでいく。こういうスタイルにしているわけです。初めからぼんといろんな形で予算を組んでいるわけじゃないんです。なかなかこのいろんな条件を出してもですね、企業はきてきれない。なぜか。高速道から何分かかりますか。空港から1時間ですか。これがなかなか難しい。だからこそ今、一生懸命道路基盤を用意をしているわけであります。いろんな形で今、企業誘致の担当者も、実は2年近くですね、ざっと回りました。しかしなかなか難しい。しかしよくよく考えてみたら、今の誘致してきた企業の拡大、こういった話もあるわけでありますから、そういったことも含めて今、努力をしております。

 そして、何よりも地場の事業。少し頑張ってほしい。こういったことで地場の事業に対する今いろんな融資の拡大。今1,000万にしました。無保証無担保。こういったようなですね、制度も今、拡大をしているわけであります。いろんなことで努力をしています。今、近江議員のお話を聞いておると、萩市は何もやっていないように聞こえます。そうじゃないんです。そこだけは十分御理解をいただきたい。あの苦言を呈して非常に恐縮でありますが、まあそういうようなことでいろんな努力をしているということを、今、総論でざっとおっしゃいましたけれども、かなりの個々の話は反論ができます。反論ができるというのは言いわけをしているんじゃなくて、こういう事実もありますよ、こういう制度の内容もあるんですよということを私は言いたいわけであります。で、あと個々の話をさせていただきたいと思います。

 今、お話がありました一番初めの駐車場の話でありますが、駐車場の話は、これは近江議員かねがねの持論でありました。駐車場の有料化を図ってはどうか。県内もですね、例えば、山口の場合、これは無料でありますし、秋吉台の台地、これも無料だ。まあ確かに一時、一般、今まで無料だったところを有料に変えるところがあります。例えば、常盤公園のその上の駐車場。これは入場料を無料にして有料にしました。まあいろんな形で努力をされています。各市も同じように、今、萩市と同じようにですね、そろそろ有料化の動きがございます。今、御指摘がいただきましたところ、大宰府のところ。まあこれは確かに有料、いろんな形で努力をしています。今、それじゃ駐車場としてなぜじゃあ松陰神社の前に駐車場料金を1,000円にしないのか。これは何度も御説明をしていますように、理由があるわけであります。あれは交通広場という、あの萩川上線の道路の附帯的な施設ということでやっておりまして、これを有料の駐車場を前提にしてないということなんですね。そもそもあの有料、交通広場をお願いしました。これは市の事業ではなく県の事業なんですね。県の事業でやっていただきました。でき上がりましたら管理は市がしてほしい、わかりました。じゃ管理料がほしい。管理料はない。それじゃその管理をする費用を賄うためにこの料金を取らせてほしい。それはできない。これから始まったんですね。それを担当者が一生懸命まあ頭を下げて何とか私どもお金がないから、その管理料を賄うだけの駐車料がほしい。こういうことでありました。それでやっと500円の話がまとまったわけであります。そしたら早速、会計検査員から指摘がありました。なぜ有料にするんだ。これは交通広場じゃないか。さんざん言われました。それじゃ国が駐車料をくれますか。料金、手数料、管理料くれますか。こういうような議論まで担当者はしているんですね。まあさすがの検査員もそこはまああくまでも管理する費用の範囲内であればということでありますから、1,000円取ったら恐らく超えてしまうだろう。まあこういうことであります。まあそういうようなことでもろもろのいろんな経緯があります。だから松陰神社前の駐車場は一般的な市が管理する駐車場、市が所有する駐車場とは事情が違うということをぜひ御理解をいただきたいと思います。まあこの駐車場の問題は今後、あの市民球場の今の跡地の駐車場、あるいは博物館前の駐車場、これは有料化の方向で近江説に従ってですね、今から検討することにしています。

 菊ヶ浜の関係、まあこれは、例えば、月決めの有料駐車場にしてはどうか、こういう話でありますが、この菊ヶ浜の駐車場は夏のあの海水浴客のために用意をした駐車場、こういうことにしているわけでありますから、まあそこはいろんな考え方がありますけども、今のところは夏場に1,000円をいただく。駐車場1時間でも2時間でも1,000円をいただく。こういう形で海水浴の開設期間は利用させていただいているわけであります。まあこれを月決めにする。まあそうすると、夏の海水浴期間だけはフリーですよとこういう話もなかなか難しい。今、そういう月決め等でこのいろいろ利用していただいているのはこの御指摘がありましたこの新堀の駐車場。そしてこの越ヶ浜の駐車場。まあ有料という意味ではこの堀内の萩城址の駐車場。こういったところがございます。今後についてはそういった扱いをしていきたい。こういうふうに思います。

 例えば、本当はですね、いろんなこの河添の河川公園、まあこういったことも何か事務担当者にはおっしゃったようでありますが、じゃ河川公園がなぜ駐車場で有料にできないかという話はこれはやはり河川のですね、管理という観点からそういったその有料ということについては、なかなか難しいわけであります。こういったことについても、あるいは越ヶ浜集落が非常にこの密集しております。駐車場がない。あの嫁泣きのこの埋め立てたところの物揚場、これはかなり面積がありますので、こういったところをですね、駐車場、特に月決めの駐車場、あるいは車庫証明の対象になる駐車場にしてほしい、こういう要望がでております。私どもも水産庁とかけあっておりますが、なかなか今のですね現状ではその個別のですね、この一人の人の何といいますか排他的なこの独占的な利用はできない。こういうふうに言うんですね。なかなかこのあたりも特区で何とかできないかとか今、交渉等議論はしております。続けておりますが、なかなかそういうことはできない。一般的な駐車場であれば、利用計画を立てれば。まあこういうふうなところまではですね、今、話が進んでいるようであります。なかなか難しい。今、例えば、その浜崎の商港。まあこのあたりの有料ということについてもいろんな議論があります。で、担当者はそういった中でですね、近江議員からもいろいろ言われますので、あるいは市の財政のことも考慮いたしまして、そういった努力はしております。私ども市の管理するものはそういう方向で頑張っていきたいと思うわけであります。

 そして、その次にこの駐車場、まあいろいろお話がたくさんありまして漏れがあるかもしれませんが、次はこのワンコイントラストという形でこの寄附を、文化財を守るための一つのトラスト、寄附をお願いしたいという形で木戸公の旧宅、あるいは久保田家住宅、青木周弼の旧宅、こういったところでやってきました。しかしなかなかその実際問題としてワンコイントラストにお金を入れられる方が非常に少ない。大体2割弱だろう。

 まあこういうようなことでありまして、まあ本来少しこの文化財を守っていく、施設管理するだけでも大変なお金がかかりますので、今、10月1日からこの有料にしていこう。要するに条例に基づきまして、公の施設として観覧料を取ろう。まあこういうことに決めたわけであります。近江議員は、200円や500円取れ。こういうふうにおっしゃいますが、この議会の議員の方の中にもですね、やはりそこについては、金額が大きいのは慎重にすべきじゃないかと、こういう話があります。いろんなこの今、県内のいろんな施設もこう参考にしておりますが、例えば、この同じようなところで、施設で、無料にしている、あるいは有料でも大体二、三百円どまりだと、こういうことであります。今、議員が御指摘がありましたのは、例えばすばらしいパンフレットつくって、あるいはそのゆかりの品を並べてと、こういうことも考えられるわけであります。まあしかし今の状況はですね、例えば菊屋家住宅が今、500円入場料取られておりますが、例えば木戸公の方にじゃあそれにふさわしいような、匹敵するようなものが置かれているか。菊屋家住宅は重要文化財を初めですね、いろんなこの品の数々を展示をされています。木戸公の方は、あの京都の今、昔の京都ホテルにありました木戸孝允のレプリカですね、銅像。それからあと、若干のいろんな資料を展示しておりますけれども、その程度であります。今後、そういうような形で木戸公の博物館と言われるぐらいまでですね、いろんな資料がそろっていけば、その段階では議員の御指摘のようなことも考えられるとは思いますが、現時点ではまだそこまでいきません。したがって、とりあえず、今まで議員が御指摘ございましたように有料化の方向で、要するに条例を改正して、そうやって一つの観覧料を取る。しかもこれは100円ということでありますから、市民の皆さんにも同じように負担をしていただきたい。ただし学校教育でこの学校授業として参画をされる場合は、これは免除しよう、ということであります。広く薄く、まあそういった形で負担をも求めていこうというのが第1回目の今の考え方でありますので、いきなりここで500円。いきなり300円というわけにはなかなかいかないのが状況でありますし、私も近江議員からそういう御指摘、一つもここは見識だと思いますが、やはり市長としては、広く市民の皆さんのいろんな意見も聞かなくてはならないわけでありますから、なかなかその今まで議論した中ではまずそこから出発をしよう。ということをしているわけであります。御理解をいただきますように、よろしくお願いをしたいと思います。

 それから、道路の問題であります。道路の問題についても、まあいろいろ近江説ございます。道路についての大変鋭い洞察力をお持ちでありまして、その点は非常にこの私も近江説、あの参考にさせていただいております。ただし、今の白馬のトンネルはですね、これは今、あそこにもし工事をしてくれという話になればですね、今、一方で262のバイパスがある。そして萩東道路、あるいは490の木間の道路、あるいは周辺のそれぞれの県道等の今、膨大な今要求をしております。そういう中で、新たな今トンネルをつくってそこにどういうふうな形でこの利用されていくのか。まあこれは少しですね、この遠慮させてほしいというのはかねがね私が言っているとおりであります。今も全く変わりません。今、萩東道路が一体いつになるかわからない、とこうおっしゃいますが、実はこの三見椿間のですね、この萩三隅道路も実はいつどうなるかわからなかったんです。一時期はもう完全に事業決定はしない方向だったんですね。ほん3年前まで。それを議会も特別委員会の皆さんも議長もいろんな形で努力をいただきました。副議長も努力いただきました。そんな形で何とかですね、これを事業決定をして、国体までには、椿までつないでくるとなったんですね。あのとき、運動しなければ完全にあの事業決定いかなかった。こういう話なんですね。したがって、そもそも萩東道路なんていつになるかわからんと言われるかもしれませんが、今、具体的にはこの内々、国土交通省は今、調査に入っておるわけであります。調査に入った後のこの路線は、近江議員が言われるように、猪熊のですね、あの通りを通っていくような構想、まあそういったこともひとつ視野に入れているようであります。ある意味では、近江議員がかねがね言われていたような路線をですね、今から東道路という形になるのかもしれません。そういった意味では、あの具体的にこの我々もですね、東道路はあそこでもし、萩三隅道路が椿で終わってしまえば、あそこでまた、直角にまがらなければならない。しかも今度の直角は、この南側から山口や小郡から来た道路と合流をするわけでありますから、大変な交通量になります。萩にこの、素通りをする大型トラックとかトレーラーもありますが、それが市内に入らずにバイパスで通っていくことが本来バイパスの機能でありますが、あそこでとまらないようにですね、萩東道路の方へこの分かれていく。まあこういうことを今強く要請しております。加えて何度も御説明しておりますが、この191の状況。あの小畑のR45の直角に曲がるような急カーブ、そして大井橋のこの狭隘。あるいは交通事故や火事があるたびにですね、完全途絶する。そしてまた、この台風の目が日本海に来るとですね、そこで完全にですね全面交通禁止になる。まあこういうふうな状況でありますから、そのあたりを今、強く訴えております。何とかですね、この議会の皆さんも一生懸命、先般議長も、あるいはこの議員の皆さんも一緒になって国土交通省に行って大臣に面会した。東道路を何とかしてください。こういった声をですね、やあやあとって話をして、何とか調査に向けて頑張りましょうというふうな大臣からの強い見解をお聞きをしたわけであります。みんな議会を挙げて頑張っていただいているわけであります。で、そういったようなことで、みんなが力を合わせて同じ方向で要求していけば、これは必ず物事はですね、わかっていただける。まあこういうふうに思うわけであります。こういったことを言いますのも、先ほど冒頭おっしゃったように、企業誘致が非常に難しい。こういった原因はやはり交通の便が悪い。これは今に始まったことではなくて、毛利輝元がこの萩の地に移封されたときからの課題です。ここはまさに交通の便からいますと偏狭の地であります。その偏狭さを打ち破るためには交通路の確保しかないわけでありますから、そこでできるだけ意見を統一をして、頑張っていきたい。右や左。分かれていけば要求は力が弱くなり、一体萩は何を考えているんだ。こういう話になるわけであります。

 もう一つ、今、小郡の周辺の長谷というところの地名、おっしゃいました。それは確かに真名を通じましてずっとこの小郡の駅の近くの長谷のところへという話は、確かに見識だろうと思います。しかし一方で今、この具体的な事業が進んでおりますのは、山口宇部小野田連絡道路という高規格道路、自動車道が現に長谷と山口、小郡ですね、このところを通じてこの今、建設が始まっているわけであります。新山口へですね、行かれるときに、あのちょうど小郡の町に入る前にですね、今、大きな橋の工事をしてますね。御存じだと思います。住宅地、ちょうど谷になっている。あれが今、言いました、山口宇部小野田連絡道なんです。これはどういうことかと言いますと、真名からそして今度は小郡ですか、そこから曲がってこの長谷の方に行く。まあそういう道路が今、建設途上にあるわけですね。そういったときにまた、別のルートをですね、同じようにこの三角形の一辺にはなりますけれども、つくるということはなかなか難しい。だからものごとにはそれぞれの順序というのがあるから、ここは確かにおっしゃるようにそれは一つの私は見識だと思いますが、今、そういうことを言うことよりも、一刻も早く、絵堂萩間をやってくれ。絵堂萩間はまだ調査区間なんですね。一刻も早く整備区間にしてほしい。これが今、萩の私ども執行部も議会も共通した一つの要求と思っております。県に対しましても、国に対しましてもそう言ってきておるわけでありますから、それをまた外して、その真名から長谷へですね、そこに別途の道をつくってくれということは要求が分散をする。力が弱くなるということを私はかねがね言っているわけであります。確かに見識だと思います。また、具体的な全部全容ができればですね、その次の話、ステップになると思います。

 とにかく今、萩絵堂間がおくれているわけでありますから、このおくれを何とかしないとですね、せっかく萩三隅は国体までにつながってくる。萩小郡地域高規格道路は国体までには真名から絵堂までしか来ないんです。何とかその国体の以降早くですね、この絵堂から萩へ、まあそういったことを力を合わせてやっていきたいというのが今、執行部の考え方でありますし、恐らく議員の皆さんの、多数の皆さんの意見だろうと、こういうふうに思いますので、ぜひそこは御理解いただきますように。かねがねこの議員が御指摘ございました、猪熊を通る道、まあこれは恐らくそういう方向になるんだろうと思います。その限りにおいてはやっぱりどこに道路をつくるかというのは近江議員は大変鋭いこの感性をお持ちだろうと、そういうふうに思って感心をしております。まさかそういうふうなことをですね、国の調査の方で言ってくるとは思いませんでした。大変なものです。なるほどな。

 だけどもう一方で、この大渡とその吉田を結ぶ線、このあたりは、そのあたりでもし具体的な萩東道路の工事、そういったことが計画されていくとすればですね、一方でもし着手しておったら、また手戻りになっていくようなことも考えられたので、あれについては、その後の進展、何もしてないじゃないかという御指摘をいただきましたが、そういうことで留保させていただいているところであります。ぜひ御理解をいただきますように、よろしくお願いを申し上げます。

 最後に、楫取素彦の旧宅跡地であります。まあこれも市が買えというお話。これも一つの見識だろうと思いますが、今、土地の地権者の方、所有者の方はこれについては、土地の譲渡や大規模な開発整備については、望んでいない。こういうふうにはっきりおっしゃっているわけであります。ただし、この利用については結構だということで、昨年の11月にこの覚書を交しまして、借り上げを行う。そして借り上げた土地については、市が適切に管理を行う。こういうことになっているわけであります。この、いろいろ地権者の方の御意向もありまして、この草刈り等についてはですね、地権者の方のお話は、群馬から来られるときに行えばいいんじゃないか。見学者はほとんどない。そういったことにお金を使うのはむだ遣いじゃないか。とこういう意見もいただいているわけであります。一方では、真反対のお話もされています。これは地権者のこの御意見でありますし、私どももそういう地権者のお考えも無にすることはできないわけであります。まあとにかく、この今、一応覚書を交しまして、市が土地を借りましたんで、そこの借りた土地の今から維持管理。まあこういったことについては、この力を注いでいきたいと思うわけであります。

 具体的にはどういうことを考えているかといいますと、この案内看板。あるいは旧宅地の説明板。あるいは今の竹の切り株の除去。このまさ土によりますところの整地。こういった簡易な整備について、今から所有者と協議をしてやっていこうとしているわけです。やっと昨年のこの晩秋に覚書が交されたわけであります。

 そして今、御指摘がありましたこの木を切ってという話でありましたが、これは、実は今、お借りをした土地ではございませんで、そのそばであります。何か近所の方が木が垂れ下がっておって見えにくい。道路のこの利用上、その非常にこの問題だという御指摘があって、地権者の方がこの処分をされたといいますか、切られたそうであります。その跡が、その今大変見苦しいという御指摘をいただいたわけであります。そのあたりについても、十分、この相談をしていきたいと思います。

 まあいずれにいたしましても、この楫取素彦の旧宅であります。確かにこの楫取素彦は大変な方でありますし、今度3月の末にも市民号を前橋に派遣をすることにしておりますので、まあそのときもまたいろんな意味でですね、新しい交流が生まれるかと思います。楫取素彦のまあいうなれば、いろんなこのゆかりの地はたくさんあるわけであります。例えば、この萩城址にある井戸。これは楫取素彦が寄附した。あるいは、この松陰神社の中にあります松下村塾。これはまさに松下村塾の後見人として楫取素彦が大変尽力をしたわけでありますから。まあそういったいろんなところに楫取素彦のこの業績の跡が見られるわけでありますから、そういったことも含めて。そして今、この旧宅としてこのあるところは、一体どの程度の期間、楫取素彦が住まわれていたのかどうかもですね、実ははっきりしません。まあそういったようなこともございます。しかし、近江議員がずっと今まで御主張されてきておりましたことは、そういうことで覚書を交しまして、市がこの借地をし、それから今から整備をしていく。まあこういうことでありますので、地権者の御意向もございますので、十分ひとつ、そのあたりのこのことも含めまして、この適切な対応をしていきたいと思います。

 今、この萩のそれぞれの施設でも、例えば伊藤公別邸については、こういうパンフレットをしっかり持っていますので、あのさっき示されたようにですね、こういうものを皆つくっております。だからまあこれをつくっておきながら、ただだというのはおかしいじゃないかとこういう話かもしれません。あのしっかりですね、今度有料にしました段階には、さらにこういったものを見直し、やはりお金を取るからにはそれ相応の仕組みを考えていきたい。しかし、一方で、この徴収に当たるそのまた職員を雇うとか新たなことについては避けていきたい。できるだけ効率的な運用を図っていきたいと思っています。

 あの大要はですね、議員の御指摘されたこと、あんまり変わりないんですが、言葉の節々から言いますと、もう少しいろんな異論もございますので、ぜひあの御理解をいただきたいと思います。

 あの、おっしゃったことの中で、触れられたことで本当はあのちょっと解説をしたいといいますか、いろんな私どもの意見がありますが、ちょっとメモが不十分なところもございます。

 24時間の駐車場の話がここにちょっとメモしてありますが、24時間の駐車場、まあ新堀の関係もですね、まあ本当はそうしたいんでありますが、24時間にいたしますと、監視体制が実は相当この費用もかかります。そういったようなことで、費用対効果を見た場合に、そういったことでまた、赤字が増す。こういうこともございます。なかなか難しい。まあそういうようなことも含めて、いろいろ議論は内部でしっかりしているところであります。漏れがあるかもしれませんが、恐縮でありますけれども、そういうことで答弁を終わらせていただきます。

 以上であります。





○議長(青木賢次君) 近江議員の質問は終わりました。

 ここで午前中の会議を終わり、午後1時から会議を開きますので定刻までに御参集を願います。

 それでは休憩をいたします。

     午後 0時01分休憩

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     午後 1時02分再開





○議長(青木賢次君) 午前中の会議に引き続き、午後の会議を開きます。一般質問を続行いたします。

 続いて、質問順位3番、西元議員。21番、西元議員。

  〔21番 西元 勇君登壇〕





◆21番(西元勇君) お昼の昼食も済んで、皆さんほっとしていらっしゃると思います。こういうときに往々にして、睡魔が襲うもんでございます。皆様方の睡魔に打ち勝つようなすばらしい質問をと思ってますけど、なかなか実力どおりにはまいりません。あの、途中で首が下の方に降りるかもしれませんが、御容赦をお願いしたらと思ってます。

 私は既に通告をいたしておりまして、2点ほど今回質問することにいたしております。

 まず第1点目でございますが、萩市の交通体系について、JR山陰本線の活用をということで、最初に質問をさせていただきます。

 昨年7月に世界遺産に登録された、島根県大田市の石見銀山遺跡は、平成20年も依然として観光ブームに沸いております。ちなみに大まかな数字ではありますが、登録以来の観光客数は、7月が5万1,000人で、8月が11万3,000人、9月が8万5,000人、10月が9万5,000人、11月が15万2,000人、12月が4万8,000人で、中国山地の山合いの過疎地は、地域振興の期待と夢にあふれておりました。

 世界遺産とは、自然や文化を守るため、国連教育科学文化機関、言うなればユネスコに設置した世界遺産委員会が、リストに登録する世界遺産を毎年決めております。萩市も野村市長さんの陣頭指揮のもと、世界遺産登録を目指して、その準備が進められていると仄聞いたしております。

 そこでお尋ねをいたします。こうした世界遺産にかかわりを持つ両市が、世界遺産というブランドに夢を託して、沿線市町村を巻き込んだ広域観光に取り組まれるお考えはないか、市長さんの御所見をお伺いいたします。

 聞けば、市町村、都道府県といった、行政の枠組みを超えた旅行者のニーズ最優先に、複数の自治体が連携して、観光活性化に取り組む広域観光が盛んになりつつあるとのことであります。御高承のとおり、広域観光は、旧運輸省が88年に策定した90年代観光振興構造計画で初めて打ち出されたものであります。例えば、参考までに申し上げますが、22市町村が連携を組む伊豆地区観光協会では、行政と市議会、県、県議会、観光協会、旅館組合、商工会、交通機関、NPOなど、関連業界が加わって、統一規格の立案と実施、イベントの実施回数の調整など、名所旧跡とイベントのネットワーク化への取り組みは注目を集めております。

 思えば、観光とは地域の光を見ることであると言われております。当地区は群青の海と白砂の海岸、そして雄大な緑の山々に囲まれた温泉地と、山紫水明の地が連綿としてとどまることなく続く、全国でも有数な絶景の地といえます。世界遺産石見銀山を初め、仁摩サンドミュージアム、鳴き砂の浜、温泉津温泉、有福温泉、島根海洋館アクアス、石見畳ケ浦、夕日パーク三隅、荒磯温泉、持石海岸、ホルンフェルス、大刈の鉄橋、夕日の鹿島など、JR山陰線の車窓からの展望はすばらしく、JR特急オーシャンアロー号や、JR特急ワイドビュー南紀の展望列車から見る海の美しさに勝るとも劣らないと公言できる景観であります。

 JR本線は、特に島根県益田市から下関市間は、特急を初め急行など、本線の目玉商品が廃止となり、その乗降客の減少は目を覆いたくなるものが現状でございます。こうした思いを払拭できる千載一遇の機会に恵まれましたので、その知り得た一端を御紹介させていただきます。

 視察の対象となったリアス式海岸の展望が楽しめる第三セクター三陸鉄道は、昭和59年日本初の第三セクター鉄道として営業を開始し、現在も、県、市と協力して赤字を最大限圧縮するため、県を含めて地域全体で工夫と知恵を出し合っています。その一つが企画列車であり、産地直売列車、こたつ列車、桜列車、成人式列車、十五夜列車など、また車内での地元漁師さんの観光案内は人気を集めているとのことでした。中でも沿線市町村及び県などを中心に、それぞれの立場でその役割を果たすことによって、沿線地域の生活路線、観光路線として安全輸送を目指している点が目を引かれました。

 このように、三陸鉄道は経営には厳しさがありますが、地域振興のため残すべき鉄道と位置づけられています。県の交通体系の枠組みの中で、地域振興策の一つととらえられています。

 そこでお尋ねいたします。第三セクターとJRの違いはありますが、他県では鉄道を県の交通体系の骨格の一つととらえていますが、山口県の考え方はいかがでしょうか。また、今後県への対応とあわせて、萩市のJR山陰線に対するお考えをお聞かせいただければ幸甚でございます。

 斬新なアイデアと知恵の集積とともに、沿線の多くの人々は地域に誇りを持ち、住みやすい地域をつくろうと生き残りをかけて努力中だと思料されます。これらの地域ごとの魅力が鎖の輪となってつながれば、広域観光ルートが形成されると確信いたしております。

 世間一般によく聞く言葉に、優良な事例を持つ広域観光には、強烈なリーダーの存在が必要だと言われております。野村市長さんの卓越したリーダーシップと重厚で力強い行動力に期待をいたしております。

 現在、萩市では山陰自動車道の建設が大きな話題になっておりますが、JR山陰本線問題もこれと同等の熱意をもって取り組むべき課題と思料されます。

 時まさに、ロイヤルホテルもリニューアルし、再スタートいたします。萩市の表玄関、東萩駅にようやく春が訪れようとしております。JR山陰本線を活用した広域観光への力強い市長さんの御所見をお伺いいたします。

 第2点の質問でございますが、次は花を生かしたまちづくりについて、地域の地盤づくりへの支援でございます。

 最近購入した地球温暖化の本の表紙に、既に世界は危険な状態に入っている、人類は人類による奇行の攪乱をこれからたっぷり経験することになるであろう。ジョン・ホルドレン。

 この言葉を見た瞬間、人里離れた山深い木間地区で、小さな菖蒲園を趣味として楽しんでおられる初老の方を思い出しました。自分がかつて耕作していた田畑が荒れて、地球を汚すのは忍びない。せめて花でも咲かせて、訪れる人を温かくお迎えしたい。そんなおもてなしの気持ちで、菖蒲の花づくりを楽しんでいます。

 動物は飼い主に似るといいます。花も育て主の人柄に似るのではないかと思われるほど、この地に咲く花の笑顔は素晴らしいものばかりでした。この花の笑顔を求めて、手づくりの案内板を目印に、遠く県内各地より大小のグループの波が、ひねもす途絶えることはありません。花の命は短く、わずか1カ月程度ですが、山里は華やぎのときを迎えます。

 ここ最近、森林浴など自然を生かした健康づくりが盛んになりました。山歩きと花の群落を組み合わせた旅行会社による花暦ツアーも企画されるようになりました。また一方、こうした実態を先取りした地域づくりも各自治体で多く見られるようになりました。前述のように、定年後の余暇を利用しての趣味づくりが、いつの間にか地域の元気づくりに一役買っているといった例も少なくありません。こうした、ふるさとを愛するがゆえのボランティアに行政の支えが重なれば、そこに開けるのは地域の地盤づくりへの道と言えます。また、行政が地域の人々を巻き込んで、花の種の採取から、栽培管理、さらには観光客の募集案内に至るまで、地理に詳しい人の手を借りながら、地域の地盤づくりに成功している例も仄聞しております。

 例えば、片栗の花の里づくり、梅の花の里づくり、カキツバタの里づくり、シャクナゲの花の里づくりなど、その地域ならではの資源を育てることによって、歩く、描く、詠むという楽しみ方を上手に取り入れた花物語が、各地で展開されております。

 そこでお尋ねいたします。萩市の長門峡には、すばらしいシャクナゲの群生地があると仄聞しております。この群生地を、シャクナゲの花の里として開発されるお考えはないか、市長の御所見をお伺いいたします。

 現在、限界集落という言葉が頻繁に聞かれます。こうしたとき、萩市では中山間地域を中心に、行政と地域が知恵を出し合いながら、地域をお互いの力で支え合っていく新たなコミュニティー組織づくりに取り組んでおられます。こうした取り組みに、地域の地盤づくりを組み合わせた施策は、人の交流を活発化させる種まきでもあります。木間の菖蒲園がひそかな人気を呼んでおります。この花を中心に、新しいコミュニティーづくりを木間地域で展開されるお考えはないか、市長の御所見をお伺いいたします。

 さらに、こうした自分の趣味を通して、地域づくりに貢献されている地域づくりボランティアへ、温かい声をかけるのも後継者づくり、人づくり対策の一つでもあります。温かい声のかけ方にはいろいろあろうかと思われますが、これまたぜひ萩市の施策として、今後積極的に取り組まれるお考えはないか、あわせてお尋ねをいたします。

 以上で、第1回目の質問を終わらせていただきます。

 失礼しました。





○議長(青木賢次君) 市長。

  〔市長 野村興兒君登壇〕





◎市長(野村興兒君) ただいま西元議員の大変格調高い御質問をいただきました。一つは山陰本線の活用、広域観光、こういった観点から。いま一つはこの花を生かしたまちづくり。まあこういった観点でありまして、いずれも当市が今取り組みつつある問題であります。

 最初の山陰本線を活用した広域観光という観点の御指摘でございますが、本件につきましては、世界遺産に登録された大田市が大変にぎわっている、まあそれとの連携を図れないか。萩も世界遺産を目指してるまちではないかと、こういう論点だったと思います。

 確かにそのとおりでありまして、この7月に登録をされて以来、この萩の観光の宿泊者でありますが、関係で、石見銀山関連という方、大体5,000人ぐらいいらっしゃると、こういうふうに観光協会の方の調べではわかっております。私も東京から会議を終えて帰ってくる朝の便でありますが、東京からの便で、ツアーがございまして、石見銀山萩ツアーと書いてあるのが2回ほどぶつかりました。そういった意味では、具体的にそういった既に広域観光の連携が起こっているわけであります。これは観光の事業者の、まあエージェントの方の一つのセットメニューでありますけれども。

 そういう中で、この今議員御指摘のようにこの両地間を結ぶ交通路といいますと、今5,000名の宿泊客と言いましたが、ほとんどが実はバスと車だそうであります。そういった意味では、なかなかこのJRを利用した客は非常に少ないようであります。と言いますのも、やはり利用しようにも非常に不便であるということでありまして、いろいろこの両市間の距離等も調べますと、萩と大田の駅間では、158.6キロであります。本来でありますと、これが高速道であれば2時間以内に必ず着くとこういう距離であります。今JRを使いますと、まあその時間、どの列車に乗るかによりますが、大体一番早いので2時間33分、一番長いので3時間30分。いずれにいたしましても、直通がございません。したがいまして、早いっていうのは、益田で乗り換えの時間が短くて済んでるということでありまして、要はその益田から特急に乗ろうが、ライナーに乗ろうが、そこは関係なく、そこの待ち時間が1時間以上かかるときもあります。そこの連絡の悪さ。これが一番の問題であります。一番望ましいのは、本来は直通の列車であります。

 ほんこの間までは、いそかぜが走っておりました。そして、かつてはまつかぜもありましたし、この急行も準急も快速もあったわけでありますが、今益田を越えてすなわち広島支社と米子支社を結ぶ直接の列車はなくなってしまいました。これが非常に大きな問題でありまして、議員御指摘のとおりであります。

 どうすれば、この連携を保ち得るのかという話でありますが、今まではそういった世界遺産の連携というようなことも、余り頭にございませんでした。先般も大田の竹腰市長とちょっと2度ほどお会いしまして、そのときも両市の観光交流ができないかと、こういうことでお話をしています。非常にいいことだ、やはりJRの問題だとこういう共通の認識でございますので、まあ今後島根県側、山口県側含めて、この広域観光という観点から交流ができるように、JRの方にもお願いしていきたい。こういうことで話しております。

 なかなかこれも大きな話でございまして、このかつてそのいそかぜが廃止になりますときに、県と私ども、長門も含めた各市、この車両は県の方で用意する、市は客の誘致を図る、こういった住み分けをすることで話し合いができたんでありますが、結果的にはいそかぜに代替する車両の購入にはできなかったんであります。で今、そういった車両を新たにっていう話になると、自治体の負担だと、こういうふうにJRの方から言われておりますが、何とかそういった空いている車両はないかとか、かつて先ほどお話がありましたコバルトブルーとかですね、あるいはこれは確かに和歌山の方の車両だったと思います。そういったものを夏の期間に借りてくるとか、いろんなことをやっておりました。まあそういったことも今なくなってしまいました。収益がかなり落ちてる、収益の悪いところには、新たな投資はしたくないということも言われておりますが、今回はデスティネーションキャンペーンという一つの時期でもございますので、今事務レベルでもJRとこのいろんな話し合いをしていただいております。

 一応今、3月のダイヤ改正においては、益田での乗り換えの時間が短縮できるよう、このひとつの連絡しやすい、その時間、そういったような編成を今検討をいただいてます。これは直接の列車が走っていくということじゃなくて、乗り継ぎの時間の短縮という観点で御配慮いただきたい。そういったことで検討いただいておるところでございます。

 いずれにいたしましても、本当に1本の列車で、特急でも快速でもライナーでも行きますと本当に行くの早いんでありますが、そういうような課題、問題が残っております。

 これは議員の御指摘のとおりでありますので、またぜひ議会からも御支援をいただきまして、JRも日本海側、大変収支の悪い路線になっておりますが、何とかそういうふうに、新しい要素ができてきているわけでありますから、連絡あるいは新しい直接の直通の列車、こういったものを含めて要求をしていきたいと思います。

 県の立場はどうかと、こういう話でありますが、県はこの鉄道については、三つの路線を持っています。山陽線と山陰線と、そして新幹線というですね。したがいまして、どうしても県の関心は新山口、あるいは徳山のこだま、ひかりそしてまたのぞみ。特にのぞみの停車とか、こういったことに最大の関心をお持ちでありまして、なかなか山陰線までですね、この思いが至りません。もう一つ山口線がございまして、観光は山口線。まあこういうような蒸気機関車の話もございます。貴婦人号の話もございまして、なかなかこちらの方まで威光が届きません。

 かつては、山口未来デザイン21の古い前の版はですね、山陰新幹線って書いてあったんですね。それはなくなりました。今の新しい21は、10年から22年の分でありますが、これにはそういうことで、あくまでも鉄道利用者の利便性の向上を図るために、ダイヤの改善とか運転本数の増加とか、こういったようなことはデザイン21にうたわれているわけであります。

 こういうようなこともですね、少し私どももJRとの折衝と同時に、やはり県の方にもしっかり我々の立場、考え方を理解を求める必要があろうと思います。これは議員の御指摘のとおりでありますので、しっかり考えていきたいと思います。

 萩の考え方はどうか。先ほど申したとおりでありますので、とにかくやはりこの道路の問題とともに、今度はやはり残ってる今山陰線、しかも山陰本線でありますので、この活用がしっかり図れるように。

 特に実は、大田萩間、先般もちょっと乗ってみたんでありますが、萩と益田間の海岸線も非常にきれいではありますが、益田から浜田、浜田周辺、このあたりの海岸線、恐らく日本の列車から見る景観としては、やはりこの最高のものではないかと。東山魁夷があの持石海岸のこの海岸線を模写いたしまして、これを新宮殿のあの絵にしております。あるいは唐招提寺の襖絵は、この持石海岸を写生したものがベースになっているとこういうふうにいわれています。海の色もきれいだし、この波の具合もまさに。またぜひそういう機会があったら、ごらんをいただきたいと思います。あれはまさに持石海岸の絵であるというですね、それほどにきれいな、すばらしい海の光景が見れるわけであります。

 かつて浜田から萩へ、天皇皇后両陛下が御来賓をいただきましたときに、列車に乗って来られましたが、終始展望車からお出にならなかったというお話があります。本来でありますと、御席が決まっておりまして、そこに移られるはずでありますが、展望車から動かれなかったという、それほど海岸線が大変きれいだったという御感想を申し述べておられました。

 そういうようなことからも、この海岸線と観光というものは結びつくものだと、こういうふうな思いを持っておりますので、ぜひこの世界遺産、大田市の石見銀山の世界遺産登録を機会に、そういったこの運動も始めていきたいと思います。議会におかれましても、ぜひまた御賛同賜りまして、御支援をいただきますようによろしくお願いをしたいと思います。

 それから2番目の花を生かしたまちづくりという観点で、この地域の自慢づくり、そういったものに支援ができないかという観点で、まず第1点は、長門峡のシャクナゲの群生地を花の里として開発してはどうか。実は前もこの件については、当議会でですね御指摘をいただきました。御意見をいただきました。そのときはこのシャクナゲの関係、ちょうど昭和50年、林道がですねできたときに、できて間もなく、シャクナゲの群生がですね、林道周辺のものが一切根こそぎなくなったというお話をさせていただきました。シャクナゲは大変実は貴重な資源っていいますか、大変高価な値段で取引をされるものでありますので、どうしてもこの交通の便利をよくしますと、野生種のシャクナゲは、そういった意味で、このすぐ周辺はなくなってしまう。まあこういうことでありまして、地域の皆さんも含めて、なかなかこういうシャクナゲの群生というものを観光のメインにしていくこと、そういうしたいっていう気持ちはお持ちでありますが、一方でそうすると、シャクナゲを守ろうという観点から言いますと、これは必ずそういう形で根こそぎなくなっていくというですね心配をされています。

 ちょうどこの話を聞いたときに、笠山のことを思い出しまして、笠山のいろんな暖地性の植物の特殊なもの、あるいは寒地性の植物の特殊なもの、こういったものがあそこには本当にまあ珍しいものがたくさんあるんでありますが、その市民の皆さんから一部何の表示もないじゃないか、どこにあるのかわからないじゃないかと、こういう話がありました。しかしその意見に対して、それをじゃあ記した途端に、そのものがですね、みんななくなってしまう。だから明確に表示をしない。一般的にこういうものがあるよっていうことを表示をするけれども、場所とかそこに表札をつけて、看板をつけて解説をすることはしない。まあこういうふうに実はなっております。これは実は全国同じような傾向で、非常にこれは本来からいいますと嘆かわしいことであります。

 私どもも、前のときもお話をしましたが、このえびね、黄えびねを中心にいたしまして、2,000本の御寄附をいただきまして、これはちょうど指月公園の中に、それをちょうど日陰のところに植えさせていただいたわけでありますが、まあしかし、夜陰に乗じてといいますか、いつの間にかだんだんなくなっていくわけであります。これは指月公園っていうのは、夜行こうと思えばどこからでも入れるわけでありまして、今やもう無残にもですね、かなり本数が減ってしまいました。もちろん枯れた分もございます。そういうようなこと。

 それから、この萩のいろんなケースもございますので、そのあたりを頭に置きますと、何となくそういった判断がですね、結論が鈍ってしまうんでありますが、まあしかしあの、地域の皆さんと、あるいは今まさに議員御指摘のように、ボランティアで支えていただける、あるいはその盗掘っていいますか、そういったものを防ぐような方法等があれば、せっかくあそこにシャクナゲがある。しかも相当の群生をなしてるっていう、まだ奥地には残っているわけですから、道の問題、これは非常につけた途端にっていうことでありますが、何かこう夜は遮断をするとか、そういうような工夫をするのであれば、これは地元の皆さんも説得ができると思います。

 まあしたがって、どういう案、どういうふうな対策案をもって臨むかっていうことにすべてがかかるわけでして、そういったものがもしうまく機能しなければ、恐らくこの長門峡のシャクナゲは全滅をしてしまうだろう。こういうふうに思います。

 したがって、かつて長門峡の岩ひばもですね、かなりとられました。まあそういうようなこともございましたけれども、そういう工夫もし、まさに市民の皆さん、特に来られるのはほとんど外部の方でありますが、そういった方々に対するまあ啓蒙、啓発、そういったものもあわせてやれるようであれば、条件つきでは私も大賛成でありますので、もう少しちょっと勉強させていただきたいと思います。

 地元の人、あるいはボランティアの人、そういった方々の同意が得られるかどうかに係ると思いますんで、どうか議員もせっかく御提言をいただきましたので、よろしくお願いをしたいと思います。

 それから、その次に、花を中心としたこの地域おこし、あるいは地域づくりっていいますか、コミュニティーづくりをしてはどうかっていう御指摘であります。

 ちょうど木間のこの話を例に挙げられました。確かに木間の例に挙げられました事例等も含めて、かなりこの花をつくるっていうことについては、あるいはその花を見に行く、こういったことについては、大変今市民の皆さんも関心が強いわけであります。

 で、この萩の虎ヶ崎のツバキにつきましても、1月から大体4月初めぐらいまで、30万人近い人がですね訪れられる。このこと一つとりましても、昔では想像できない世界でありました。花を見に来るっていうですね、そういうふうなこと。今私どもは、フラワー都市交流をしておりますが、このフラワー都市、いろんなところで、今花を中心にまちづくりをされているところの交流であります。そこへ行きますと、本当に花でこれだけの観光ができるんだということを、行くたびごとに本当につぶさに感じるわけであります。議員御指摘のように、花を中心としたまちづくりができるなという思いであります。

 まあ萩の場合は、むつみ地域でヒマワリを中心にしました、大変な地域おこしをやられています。去年はちょっと作柄が悪かった、こういった事情もございましたが、もう今や、毎年のように常連客が来られます。少しあそこに店屋でもあるといいなって、こういうような声もあるわけですから。

 そういった意味での、ヒマワリのむつみ、あるいはいろんなところで今地域の、例えば桜江のちょうど萩三隅道路っていいますか、橋本川に沿った道路がありますが、あそこのそれぞれの街路樹の下にですね、ずっと何百メートルにわたってスイセンが植えられています。これは町内会の方が、大変な努力で植えられたようでありますが、それが今、見事に花咲いています。これもすごいな。やっぱりこれは、一人の人じゃなくて、やっぱり町内会の方が力を合わせてやられてるんだろうと思います。笠山の会の笠山の入口のところのスイセン。これもすごいと思います。あるいは川島の土手を歩きますと、菜の花が一斉に花を開いています。ちょっとおくれていますが、唐樋の方は、まだコスモスの最盛期から植えるのがちょっと遅くなったということです。あの御許町の交差点も、間もなくまた菜の花が咲くだろう。

 各地域で今、相当いろんな努力をされています。それはまさに、議員がおっしゃったように、これはそれぞれ花の内容は違いますけれども、それぞれが地域おこしのような形で頑張っていただいてます。

 まあ今からも、可能性としてはいろんなものがあるんではないかと思います。ちょっと前も御紹介いたしましたが、全羅南道霊岩郡の郡長を初め皆さんが、先日、旧福栄村時代の姉妹都市交流、その一環として来られました。

 実は昨年、4月の初めに、日韓親善協会の皆さんとともに、議員の方ともですね、一緒に行ったんでありますが、本当に仰天したことは何かといいますと、農道っていいますか、わずかな狭い道路でありますが、それが延々と、行けども行けども桜なんですね。両側に桜があります。ちょうど満開でありました。かつて韓国は、春といいますと、そのまあ国の花ではありませんけれども、レンギョウっていう黄色一色っていわれていましたが、今や全羅南道のこの霊岩郡、徳津面との交流だったんですが、霊岩郡のその道路にですね、永遠ともう40キロも50キロもですね、この桜の花が両面咲いてるっていう。まあこれはすごいな。慶州の桜とか、冬のソナタの春川の桜とか、あるいはソウルの桜とか、いろいろ言われています。かつて戦後はですね、日本の象徴の桜っていうのを皆切られた。こういった時期もあったんですが、今やその桜がですね、各地区で咲き誇っています。むしろ日本の桜よりも、本当に道路、街路樹として植えられた桜は大変なものでありますので、こういったことが萩でできないのかなというふうな思いもそのとき感じました。行かれました議員の皆さんも、同じようなお考えをお持ちになっております。

 それに似たことは、今ちょうどやすらぎ苑のですね、両側の道に、今ちょうど植えまして、もう10年以上たちましたけれども、ちょうど春花が咲いたときには、ぜひごらんをいただきたいと思います。あのときは1,000本植えようという計画でありましたが、今残っておるのは500本でありますが、その500本が見事にですね咲いております。そういうようなこと。ちょっと余談でありますが、御紹介します。

 そしてまた、これはいろんな人たちの努力で、河津桜、これは越ヶ浜の厚東さんという方、これは静岡県の県の職員で、Uターンで帰って来られましたが、河津桜を静岡の方の、まさに原種でありますが、河津桜をちょうどきのうしろ魚まつりがありましたが、あそこのところの公園ですね。あそこに見事に今咲いているそうであります。そういった河津桜を笠山にも植えられています。そういったいろんな努力もされております。

 まだ、こうやって挙げればいろんなものがありますので、そういった意味での議員御指摘のように、花を中心としたコミュニティーづくり、あるいは地域おこし、こういったものも現に行われているところもありますし、まさにですね、そういったものが何か一つ中心になってですね、新しい元気を出すそういった地域が生まれてくるんではないかと、こういう話であります。

 そういった地域のボランティア活動に対して、温かい声掛けができないか。声掛けっていうのは、非常に幅の広い概念でしょうけれども、議員の御指摘のように、例えばそこで花いっぱいの運動の中にですね、そういった例えば木間のような菖蒲の話、こういったものが表彰っていうのはおこがましいかもしれませんが、紹介とかですね、そういうふうな意味での顕彰ができないか。こういうようなことも考えていきたいと思います。

 花いっぱい運動っていうは、実は全国国体のときに始まった運動だと思いますが、そういったものが、今なお継承されているわけであります。そういった意味で、何とか萩市花とみどりのまちづくり推進協議会が、この花いっぱい運動の表彰をやっていただいておりますが、まさにこの萩市花とみどりのまちづくり運動っていうのは、議員の今言われているこの趣旨とも恐らく合うんではないかと思います。これはみどりも入っておりますけれども。

 そういうようなことで、ボランティア運動、そういう花の里といいますか、花づくりっていうことを主軸にした、そういったボランティア活動に、そういった意味で何か市もですね、温かい声掛けの一つも考えてみたい。これはその予算がかかるもんでもありません。できるだけ早期に関係の方々と協議をしながら、できるかどうか早急に検討してみたいと思います。

 いずれにいたしましても、花に着目したまちづくり、何度も言いますが、椿まつりを初めとします、ツバキにこれだけの方々が実は恐らくきょうもお訪ねをいただいております。この花をめでる、これは日本の文化の一つの特色ではないかと、このように思いますので、努力を重ねていきたいと思います。

 以上であります。





○議長(青木賢次君) 21番、西元議員。





◆21番(西元勇君) それでは、第2質問をさせていただこうと思います。

 あのまず最初に、山陰本線の活用でございますが、その前に不思議だなと、議員になって思ったことがございます。それは何かと言いますと、私は今、2期目に入ったまだ新参者でございますが、その間、山陰線の陳情で、東京あるいは広島、松江、長門の方面に一度も陳情に行ったこと、加わったことはございません。その反対に、道路に関しては、何回か東京の方に行ったり、あちこち行かせていただきました。役に立ったかどうかわかりませんけど、そう考えてみると、山陰線の本線といわれる、市長さんが言われる本線が、どうもおかれているような感じがせんでもないんです。ただあの、JRの方も商売ですので、いろんなお金を出すということがあるかもしれません。しかし、それに出して値するような、お互いに努力をしていけば、必ず先は開けてくるもんじゃなかろうかと、こう思っております。

 それであの、今回質問いたしました中で、その石見銀山から萩市まで、その海岸線の美しさという話をしたんですが、特にあのその沿線には、すばらしい文化財的な施設がたくさんございます。その中にですね、昭和43年、萩市発行の萩の100年というのがございます。その中に、山陰線の完成までの歴史を拾いましたところ、山陰線の全通は全部完成でございますが、京都を明治32年にスタートして以来、実に35年という長い年月を要したとあります。中でも最大の難工事であった、宇田郷須佐間には、大刈鉄橋がございます。この鉄橋は専門的な用語で書いてあるんですが、四つの柱と書いてありまして、四柱式鉄筋コンクリート。そしてもう一つ特徴は、ラーメンスラブという方式でつくられて、橋の橋脚が20脚あります。総工費19万円と載っております。

 これはあの、当時の日本では珍しい、モダンな特殊構造であったと記されています。したがって、今でも鉄橋を渡る列車の動輪と、秋の洛陽、太陽でございますが、夕日が重なる時間帯には、全国のカメラ愛好家の格好の被写体として、多くのファンを引きつけております。私も先般、昨年でございますが、秋、撮りに参りましたが、私の横に立派なカメラを持った人がいらっしゃって。どっからかと確認をしたら、四国から参りましたと言う。きょうは萩に泊まりますと、こういうような話でありました。

 まあそれはさておきまして、余部鉄橋が改良され、当時の雰囲気をとどめるのは、この大刈鉄橋のみと仄聞しております。何はともあれ、昭和8年、山陰線全通によって、萩市民にもたらす運輸交通上の利便はどれほどであろうか。その喜びは、萩駅開通のときにも勝り、形容しがたいほど大きいものがあったと、萩の百年には記されております。こうした当時の萩市民の鉄道に寄せる期待の大きさを知れば知るほど、現在の山陰線のあり方に疑問符を投げかけずにはいられません。巷間鉄道の父と仰がれている、初代鉄道庁長官井上勝氏の銅像云々といった声も聞かれるとき、市民として山陰線とのかかわりが問われるときを迎えているとも思料いたします。

 余り上手じゃないんですが、撮った余部鉄橋ではございませんが、例の大刈の鉄橋の写真をきょうはここに持ってきました。これが、余り夕日がもうちょっとなんですが、これでも10回くらい行きまして、やっと収めた1枚でございます。この鉄橋の橋脚のすばらしさ、湾曲したあの美的感覚、すばらしいものがございます。これも一つは文化財に将来匹敵するもんだと思っております。

 現在、道路の時代ではあり、鉄道の時代は既に終わったと切り捨てるには、余りにも短絡的に思えてなりません。これら数ある文化財的沿線の構造物を、現在に生かして、山陰線の活性化を図る広域観光に取り組まれるお考えはないか、もう一度、再度お伺いしたいと思います。しつこいようでございますが、お願いいたします。

 それからあの、もう1点の、花を中心にしたまちづくりですが、確かに市長さんのおっしゃるとおりでございます。だからあの、この辺については、第2質問はなしにしたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 以上でございます。





○議長(青木賢次君) 市長。





◎市長(野村興兒君) 再度、この山陰本線、今萩の百年を引用して、山陰線の歴史を踏まえてお話をいただきました。実はその、最近余りJRに陳情をしないっていうか、要請活動してない。確かに実は、余りしておりません。最近長門鉄道部に、担当者が足繁くまあ行っておりますが。

 実はあの、西日本JRの事故以来ですね、JRの方の機能不全がありまして、とにかく待ってくれという話がいっときありました。もうそろそろいいんだろうと思いますんで、まあこの春のダイヤ改正、今3月のダイヤ改正は、とにかく益田におきます連絡時間の短縮、これを恐らくどの分になるかわかりませんが、今担当者レベルでいろいろ話し合ってくれてますので、まあ一つの成果があるんではなかろうかと思っております。まあ本格的には、直接行き来ができる車両ができないかっていうのは、私ども課題でありますので、先ほど申しておりますように、大田市長とも話をしておりまして、その間の浜田萩、あるいは益田萩、場合によっては長門も含めてですね、そういったことの運動をしたいと思いますので、その節はぜひ、議会からもたびたび大阪や広島に行っていただきたいと思いますんで、よろしくお願いしたいと思います。

 まだまだ本当にこの課題、たくさんあります。そして今、大刈鉄橋の写真を見せていただきましたが、私はいつも列車に乗ってるもんですから、どういうところを走ってるんだか、全く知りませんでした。確かに鉄橋はすごいっていう話は聞いておりましたが、余部がなくなったら、もうこれしかないんだっていう話はですね、全く認識不足でありますので、その写真を大いに活用させていただきまして、PRに努めたいと思います。

 確かに大変なもんですので、恐らくそういうふうなトンネルだっていうことの認識をお持ちの方はないと思います。乗ってると全くわかりませんのでですね。初めてそういう写真を見ました。

 今後何かそういった意味での、ひとつの余部があれだけ有名になっておりましたが、見事に変わってしまいました。夢千代の日記の中にですね出てきます余部、これでも有名になったわけですが、そういうふうな形で御紹介いただきましたので、認識を新たにして、その大刈鉄橋のまたPRも含めて頑張っていきたいと思います。その節はよろしくお願いいたします。





○議長(青木賢次君) 西元議員の質問は終わりました。

 ここで10分間休憩をいたします。

     午後 1時48分休憩

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     午後 2時00分再開





○議長(青木賢次君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。

 続いて、質問順位4番、柴田議員。14番、柴田議員。

  〔14番 柴田保央君登壇〕





◆14番(柴田保央君) 議長のお許しを得ましたので、一般質問をさせていただきます。

 今回私は、3点の項目について質問をさせていただきます。

 まず1点につきましては、地域力について。そして地域の安全・安心対策について。そして、萩市における森林の整備支援について。このことについて質問をさせていただきます。

 まず、地域力についてでございますが、財政再建と地方分権の推進を担って、国庫補助負担金の廃止縮減や地方交付税の見直しで、国から地方へ税源移譲を進めるいわゆる三位一体の改革が実施されてから、以前にも増して都市部での労働力の需要の拡大、増大や、若者の都市志向などで、都市への人口流出により過疎、少子、高齢化が進み、中山間地域においては規模の小さい集落等ではいわゆる限界的集落が発生しております。

 地域のコミュニティ活動への無関心層の増加、あるいはリーダーの高齢化等で集落機能あるいは自治会活動等は低下しています。

 また主要産業の農林業における後継者担い手不足で低迷をいたしております。地域活力が失われているのが現状であります。

 今、地域格差是正、地域力再生が必要とされておりますが、萩市においても昭和30年のピーク時は約10万人の人口を数えました。現在では5万7,458人であり、激減をしている現状であります。

 主要産業は停滞しておる現状で、地域力を語るには余りにも広範多岐にわたりますので、今回私は地域の再生について2点に絞ってお尋ねをいたします。

 地域の活性化を促すために各地域の特色を生かした地域づくり、地域全体で新たなコミュニティ組織づくりが必要とされております。昨年度から3地域でモデル地域として実施されましたが、1年を経てその成果は。またその方向性を他の地域のコミュニティ組織づくりにどう生かしていかれるのかこれらの地域の力を萩市全体でどう醸成し、北浦地域での萩市の地域力をどう発信されるのかお尋ねをいたします。

 また市内505の行政区の中で、52の行政区で世帯数が20世帯未満で、高齢化率が50%を超える。いわゆる限界的集落があります。集落活動を支援する立場から、行政としてどのような対応を考えておられるのか、状況に応じて再編統合をも考えられるが、そうした場合どの程度の規模設定をされるのかお聞きをいたします。

 次に地域の安全安心対策について。消防団員の確保についてであります。

 消防団は消防署などの常備消防とは異なり、非常備の消防機関で自分たちの地域は自分たちで守るという郷土愛護精神で、全国に2,474団体が組織されておるようであります。団員は非常勤特別職の地方公務員でありますが、住民のボランティア的参加に頼っているのが現状であります。

 火災や自然災害時に出動し、消火や救出活動を行うのを初め、国民保護法制でのもとでは有事の際は住民の避難誘導に当たる任務を受けております。消防団はその要員動力や地域密着性、技術知識を備えた即時対応力を兼ね備えて、地域防災の中核を担っているのが現状であろうかというふうに思います。

 その地域防災力のかなめである消防団員の減少が続いています。

 かつて全国で200万人の団員が現在では89万2,000人になったそうでありまして、萩市においても条例定数1,401人に対し、現団員数は1,213人で188人が定数に達していません。

 各方面団の実情は次のとおりであります。

 中央方面団431人に対し428人の3人減。川上方面団105人に対し81人の24人減。田万川方面団231人に対し182人の49人減。むつみ方面団150人に対し97人の53人減。須佐方面団155人に対し134人の21人減。旭方面団149人に対し134人の15人減。福栄方面団180人に対し157の23人減であります。

 この実情を見ますと、中央方面団を除き過疎化が進んだ地域ほど顕著に現れています。大地震や風水害等には地元の実情に精通した消防団の力は必要不可欠であります。各方面団とも団員確保に苦慮しているのが現状であります。

 そこでお聞きをいたします。行政としてこの状態を鑑みて消防の確保対策は、例えばけさほどの質問の中で市長は6割の市役所職員が旧町村部には実在しておるという話でありましたが、市役所の職員の消防団員の加入活動は考えられないか、また、山口県においては指名競争入札において通常指名にもれた業者を別枠指名できる等の優遇措置を消防団協力事業所に当てる制度を設けています。これに加え萩市として制度確立は考えられないか、行政として民間事業所等に積極的に働きかけはできないかお考えをお聞きいたします。

 次に自主防災組織づくりについてであります。

 消防団とは別に過疎化が進む集落において、個々の力でなく、集落全体自主防災組織をつくって、常に防火防災の意識を維持し、一たん災害発生時の相互援助、非難等を想定して日ごろから訓練をしたり、あるいは相互扶助を図り合う組織づくりが必要だと思いますが、その対応はまた現在萩市の自主防災組織の普及はいかほどであるかお尋ねをいたしたいと思います。

 次に萩市における森林の整備支援について。このことにつきましては早朝の同僚議員の質問と重複する場面があろうかというふうに思いますが、市長はその辺も御容赦をいただいてあえて質問させていただきます。

 地球温暖化防止に向けて05年に発行した京都議定書で、我が国は08年から12年の5カ年で90年レベルに比べて6%温室効果ガス削減をし、またこのうち3.8%に当たる1,300万トンは森林の二酸化炭素、CO2でございますが、吸収量により確保するとされています。

 しかしながら実態は逆にふえておると聞き及んでおります。温室効果ガスの大半はCO2で削減策としては排出源を減らすだけでなく、森林の吸収力アップが有効であるとされております。

 我が国の森林は戦中戦後に荒廃した森林を戦後の植林運動で荒廃した山林は人工林として飛躍的に復帰をいたしましたが、その後外材との価格競争に敗れ、林業不振から林家の生産意欲をそぎ、森林荒廃が始まりました。

 人工林は間伐をしないと商品価値が失われるばかりでなく、CO2の吸収力も低下するし、放棄地は保水力も衰え、土砂崩れ等の被害も発生します。

 治山治水だけでなく、京都議定書の約束を守るには、森林整備が欠かせません。ちなみに萩市の森林の現況は林野率82%で5万6,800ヘクタールの面積を有し、このうち市有林市林ですが1万500ヘクタール。私有林4万5,400ヘクタールであり、人工林率は45%の2万5,800ヘクタールであります。間伐を必要とする8齢級以下が1万1,800ヘクタールであります。

 今国を挙げての対応が迫られていますが、本市の対応はどのようになされているのかお尋ねをいたします。

 次に松くい虫被害林の復旧対策についてお尋ねをいたします。

 市の全域で松枯れが見受けられます。失われた松の資源も大変残念ですが、守るべき松林はしっかり守り、被害にあった山林については早急に復旧することが肝要だと思います。

 現在の被害状況、あるいは防除対策、被害林の復旧対策はどのようになされておるのかお尋ねをいたします。

 山口県は全国有数の竹林面積1万1,817ヘクタールを持っていますし、萩市は下関市に次いで県下で2番目の1,788ヘクタールを有しております。これは全国有数で孟宗竹あるいは真竹は全国でも四、五番目の生産量を誇っておるかというふうに仄聞をしておりますが、かつてはその質のよさで、すだれや竹かご等の竹製品の材料に供せられ、また、竹材を利用した製紙会社もあり、北浦有数の産地でもありましたが、往時の面影もなく荒廃の一途をたどっています。

 最近民間の竹炭生産工場や竹材を利用した装飾品加工場が、創業を始められましたことは大変喜ばしいことでありまして、荒廃した竹林は資源として利用できる竹林再生には生産コスト削減等、いろいろな支援が必要であります。現状整備に対する取り組みについてお尋ねをいたします。

 最後に、農林家の自家労力によって支えられてきた林業労働力も今の世情を物語るように高齢化等によって、著しく減少をしている現状にあります。過疎化、高齢化によって林業生産活動が停滞する中で、地場産業の振興を図る上で中山間の労働力確保についてどのようにお考えかお尋ねをいたしまして、1回目の質問を終わらせていただきます。





○議長(青木賢次君) 市長。

  〔市長 野村興兒君登壇〕





◎市長(野村興兒君) 柴田議員から大きく3点御質問をいただきました。順次お答えをいたします。

 最初の地域力についてということであります。これは本当は非常に大きな問題でありますが、今まさにこの中山間の集落はかなり過疎化と高齢化が同時に進行するという、大変難しい状況になっているわけであります。今議員がいろいろ御指摘ございました限界的集落、これは国の方はこの基礎的な条件が大変厳しい集落、県は小規模高齢化集落と、こういう言い方をしておりますが、要は高齢化率、あるいはその集落の世帯数、こういったことで線を引いてるわけでありますが、かなり実はこの萩の場合、あるいは萩だけでなくて実はこの中国山地、特に日本海側を中心にしまして、これが全国でも非常に実は率が高い、普通いいますと北海道とか東北じゃないかと言われるかもしれません。そうじゃなくて中国地方のこの中山間地は非常に率が高いのであります。

 そういうような状況も踏まえての御質問であります。こういったその集落のあり方をどうするかというのが、私どもの一つ大きな課題でありますがその裏にあります結局その生業であります農業が、あるいは今朝も御質問がありました林業が、こういったようなことでそれぞれある意味では両輪のような関係にある。決してコミュニティとか集落とかそれが単独であるのじゃなくて、そこに背後に農業や林業がある。その農業や林業が今かなり状況が悪くなってきている。こういったようなことで考えていかなくてはならないわけであります。

 最初の地域力の関係で今、私どもはこの新たなコミュニティ組織づくりということでこの事業をやっています。この新市の中で3地域選びましてモデル地域としているわけでありますが、モデル地域で実はかなりいろいろ議論を重ねていただいております。

 田万川、むつみ、旭、3地域を具体的に指定しまして、特に田万川の方は、実は県の指定も受けておりまして、そういった意味ではこの新たな地域、コミュニティ、何かコミュニティというと別世界があって何かばら色のように見えるかも知れませんが、決してそうじゃなくて今までどおりの集落であります。

 その私どもが今考えておりますことは、いろいろな集落まとめた形のいろいろな事業、行事やイベント、いろいろなものに展開をされてる。それがそれぞれの集落単位ではもうできなくなってる。こういったときにある程度まとまった形でそういった事業展開をしていただく、あるいはその広域的な集落でお互いに力を出し合っていただく、助け合う、今までは小集落のままでも機能していたけれども、それが横断的なかなり広域的な意味で、お互いに行き来をし助け合っていただかないとなかなか一つの機能を果たし得なくなってきている。

 そういった中で例えばいろいろな例えば夏祭りとか、あるいはふるさと祭り、こういったものもそれぞれの地域の皆さんが議論をいただいて、その行政が一方的にポンとこれが何々交付金だよ、とこういう補助金だよという形ではなくて、そこで皆さんがこういう枠の中で後はどのような形でお使いになろうとも、皆さんの協議の結果に従います。したがってどうぞひとつ皆さんが議論をしていただいて、どういうふうにそれを使うのか、こういうふうなこともひとつの大きな柱にしているのでありますが、そういうようなことを1年間今やってまいりました。やってまいりまして、それぞれこのいろいろな問題や議論が出てきておりますが、とにかく皆さんがそういったこの議論の俎上にのって一つの結論、方向を見出そうという努力をされております。そういったことが新しい動きになりますので、そういうふうな中でこの各他の地域はまさに来年以降同じような方式をとっていこうと思っております。他の地域の取り組みはどうなっているかという話は、それぞれの地域の地域協議会というのが今つくっておりますが、各モデル地域の取り組みの状況を紹介したり、それぞれの地域の特殊な事情がある。そういったようなものを踏まえて協議を来年以降そういったものになった場合、やっていけるかどうか、こういうふうなことも含めて議論をいただいてるところであります。

 いずれにいたしましても2年、来年、今年のいっぱい、来年は各地域で同じようなやり方をしていただこうと思っておりますが、なおその旧萩におきましては、町内会という組織でやっておりますので、かなりこの小規模な町内会ももちろんございます。全体がやっていけるのかどうかある程度地縁的な伝わりのある小学校区単位、枠組みした形にするのかどうか、このあたりは今まだ議論をやってるところであります。

 そういうようなことで、各モデル地域の様子をもう1年今から始まりますが、20年の様子も見ながら考えていきたいと思うわけであります。

 そしてこのそういったことを考えたときに、先ほど言いましたように、やはりそういう行事とかイベントとかということだけではなくて、その背後にありますその農業という、あるいは林業という、そういった活動があるわけでありますから、本来の生計活動があります。

 そういった中で例えば中山間等の直接支払い制度の資金とか、あるいは今度新しくこの19年度から始まりました農地水環境保全対策事業、こういったところの一つの共同体としていろいろ支出をされる、そういったものを実は補填をしようという趣旨でありますから、そういったものも視野に入れながらそういったコミュニティの一つの財源としてどうされるのかどうか、そのあたりが議論の中であろうと思いますが、そういったことも当然この農業と切り離した一つの世界ではなくて、やはりこの集落がもともと農業の推移のための集落、寄り合いだった。そういったことを考えてみますれば、そういったものもあわせて議論をいただく、特に今は集落の再編、統合っていうようなことの議論の以前にとにかく農業のこの集落営農ということを、今考えていただいておりますので、そういう中の議論も踏まえて、いろいろ今後のあり方を考えていただきたいと思います。

 この限界的集落の集落活動を支援する立場から、今後どのような対策をとるのかと言われたときに、まさに一方でのこの集落やコミュニティ活動、新しいコミュニティ活動のあり方を議論するとともに、いま一つはこのそういった農業の問題等も含めた形でぜひこの議論をいただきたい、こういうふうに思っているところであります。

 そしてそういういろいろな努力の結果にもかかわらず、ある程度の再編統合、こういうふうなことも考えた場合、その規模はどうか、こういう話であります。

 このあたりになるとなかなかそれぞれの地域の状況もございますし、行政がこのあたりで再編したらどうかとか、あるいは統合したらどうかとか、なかなか難しいわけでありますので、今までの歴史的な経緯や集落間の結びつきや営農、特にそういった営農、林業、こういったようなことの中でもいろいろな関係があるわけでありますから、そういうふうな形で、それぞれこの地域の特性を活かした形の努力をいただきたいと思います。

 最終的にいよいよその本当に高齢化して、この農業の維持も難しい、こういったこと、若い力も導入することができずにこういったことが起こり得るかもしれません。

 私ども旧萩はそういった中で一つの何度も言いますが、旧六島村、今の六島でありますが、六つの島、これは有人離島でありましたが有人離島のうち今三つは既に島を挙げてその土地を売り、あるいは市が買い上げ、この島を離れられたという歴史を持っております。

 そして今櫃島が事実上今1家族ということでありますから、間もなくそこもこのいわゆる居住という観点からいいますと、前述の離島と同じようなことになりますが、そういうふうなことも今まで経験をしてきております。しかしこの離島の場合とこの陸続きの各中山間の集落の場合とは少し事情が違うと思います。

 少しじゃなく相当事情が違うと思いますので、そのあたりは今からもそのあり方を十分考えていかなくてはいけない。単純にもうすべてそこに居住されることをおやめになって、どうぞ市の中心街に移ってくださいということを私どもが言う立場ではないと思います。そのあたりは協議をしながらいろいろな形で相談をしていく。もう既に現に過去において集落を離れられた方々もたくさんいらっしゃるかも知れませんが、そのあたりはまさにそういったことにならないように、もう少し頑張っていかなければならないとこういうふうに思っております。

 ぜひまたいろいろな意味でお知恵を拝借させていただきたいと思っております。

 2番目にはそういった各地域の人口が減る中で若い人が減る、そういった観点で消防団員の状況が非常に苦しくなってるというこういう話であります。

 こういうお話も柴田議員から聞きますと、福栄の方面団の団長でいらっしゃいますので、その語り口はまさに日頃の消防団活動の中から出てきた、このように感じるわけでありまして、今、この議員の中でも小林議員、丸田議員、藤田議員、それぞれ消防団員としてまさに現役として今働いていらっしゃるわけでありますし、過去OBとして活躍をいただいた方も他にもいらっしゃるわけでありまして、これは本当に私自身が余り消防団員として活躍したことがないわけでありますから、いろいろな操法大会、いろいろな会に行くたびごとに消防団員の皆さんの御苦労といいますか、それには本当によくこういって皆頑張っていらっしゃるなと思うくらい、この消防団の皆さんには活躍ぶりといいますかいろいろな意味で、一たん事あれば何を置いても皆参集をされるというあの地域は自分たちの力で守るのだという意気込みを本当に感じさせていただいております。

 そういった意味では柴田議員には方面団長として大変御苦労をおかけしておりますが、こういう中でなかなか団員が確保できない、こういうその方面団長としての苦しさを今述べられたのだろうと思います。

 そういう中で一体私どもとしてもどうしたらいいかという話でありますが、先ほどもおっしゃったように、この旧萩はそこそこに実は係数が431に対して428ですからほとんどそろってるのです。これはある意味人口がかなりあるわけですね。だから逆に言いますと例えば福栄の場合、方面団の場合、背景との人口から言いますと定数の180というのはかなりきついのかなとこういうふうに思います。思いますが、やはりそれぞれの地域、常備消防が行くまでの間とか、あるいは災害とかいろいろなことがありますので、一時期国は今度消防団については定員を削減するとこういうような言い方をしましたが、最近はむしろ定員の実員を確保しろと言い出しました。消防団の必要性を国自身も実はわかるようになったので、一時期は予算を減らすとかいろいろなことを言っていましたが、最近はむしろそれに加えて自衛消防団、自衛のそういった組織もということを言ってきました。

 それはやはりいろいろな意味でその災害面の問題とか、国民保護法の関係でもやっぱり消防団の皆さんに頼らざるを得ないと、こういったもろもろのことがあるからだと思います。

 そういった中で今消防団につきまして団員確保はどうしていくのかという話であります。この消防団員確保の中にこのやはり公共的な分野で活躍している人もできるだけ団員として入ってほしい、こういうふうなことも実は消防庁の方もいろいろ言ってるわけでありまして、その中で例えばこの萩市の職員の状況はどうなっているかということを申し上げますと、実は確かに全職員数は1,000人を超えます。超えますがそこから消防署の職員と病院の職員、これを引きますと大体800人になりますが、それから女性職員を引きますとこれは478人おりますのでかなり減ってまいります。そして今時点で消防団員に任命されてる職員が123人。この123人は実は旧萩ではございません。旧町村部の職員だけでございます。

 旧町村部の職員が今214人おりますので、214人のうち123人が消防団員であるということは57.5%、約6割の職員が消防団員として一たん事あらばはせ参じて消火活動に当たるということになっております。

 10人のうち6人は消防団員だということでありますし、中には消防団の分団長として、あるいは副団長として活躍をしております。7人が分団長、あるいは副団長です。相当なものだと思います。

 一生懸命各地域、それぞれその公務につきながら一方で一たん事あればそういったことでこのはせ参ずる。こういうふうな活動にも従事をしております。

 このあたりの職を少しふやすことはできないかという話でありますが、今言いましたようにこの6割というのはかなりの数字でございますので、なおこの新規採用、若い人はできるだけ参加してくれとこういう話であります。

 そういうようなことで、今後ともこの制度といいますか、この運用は引き続き行っていきたいと思いますが、これ以上のものをふやすことはなかなか難しいと思いますが、できるだけ努力はしていきたいと思います。そしてこれに公務員に準じますJA職員とか、この土地改良の関係とかあるいは県の職員の方がもし在住をされていれば、そういった方々にも声掛けは私どもも努力としてやっていきたいと思います。

 いま一つ2番目にお尋ねがありましたのは、消防団の協力事業所の表示制度を活用できないか、こういう話であります。新たに表示制度というのができまして、そこの事業体の従業員が消防団員として活躍をしている。そういったこと。これは企業とかその地域によって違いますが、数人以上活躍をしていらっしゃるときには、そこに、事業所に消防団の協力事業所として認定をして表示証を交付する。こういった制度です。

 今県内におきましても、そういったことで始まっております。萩市としてもこの20年度には何とかそういった制度を今やろうということで、消防署も今用意をしておりますので20年度には間違いなくそういう制度を運用ができると思います。そのときに今この萩の場合は小規模事業所が多いわけでありますから、まあ事業所で2人くらいでもいいじゃないかとか、山陽側は大規模なものですから、5人以上とかそういった基準を設けている。この萩の場合はそういった意味ではそれぞれいろいろな事業所の形態によって違いますけれども、3名以上ということにしますと今20社くらいになるのだそうであります。2人以上になると40から50社くらいになるのでどちらにするかを詰めまして、早急に方向性を見出したいと思います。

 そしてそういうふうな形で、表示証を受けたそういった事業所についての優遇策がとれないかという話であります。

 今県はそういう形で入札において何か特別な措置ということでありますが、具体的に適用した例はないのだそうであります。そのあたりはちょっと県の関係も見ながら、なかなかその事業所といってもいろいろなものがありますので、一概にこういったことを特定の事業だけに優遇するという話はなかなかなじまないと思いますので、なお、各地の様子を見守りながら少しあり方を考えていきたいと思います。

 いずれにいたしましてもそういう協力事業所の表示ということは一つの行政としても地域としても感謝のあらわれであるから、そういうような形で制度の運用を、仕組みを考えてきたいと思います。

 なお、いろいろな形で広報等にも通じまして、できる限り消防団員として活躍をいただくこと、そういった意味での消防団員の確保に当たっていきたいと思います。

 最近旧萩におけるずっと伝統的に消防の操法大会というのをやってきました。このあたりも余り市民の皆さんに広く知らせてなかったのでありますが、最近はできる限り広報しております。そして応援団、ファンクラブみたいな方がずっと来られます。もちろん団員の御家族もいらっしゃいますが、そういった努力をされてる姿を一般市民の皆さんにも広く公開をしていく。出初め式においてもお子さんたちにも参加をいただく。こういうふうなことで最近は中学のブラスバンドまで、ちゃんと応援に来ていただきますし、ちびっ子の消防士、保育園の皆さんも参加をいただいてます。

 幅広く地域上げて皆さんがそうやって昼夜何かあったときにはせ参じて頑張っていただける消防団の存在をしっかり知ってほしい。皆さんが本当に知られないという話であればこれは問題でありますから、やはり常備消防がありながらやはりこのまず第1番目に一番近いところで頼りにされるのは消防団の皆さんである。まして先般の見島の火事のように、常備消防が全く及ばない、こういったところの消防というのは消防団以外にはないのでありますから、そこの消防団の装備については3カ年計画で臨むということを既にお話をしておりますが、そのようなことも考えていきたいと思います。

 なかなかこういうふうな年齢構成、特に若い人が少なくなってる状況からしますと、一番お困りになるのはこの方面団長でありますから、皆さんも団長も含めて、私どもも行政の立場から言いましても何とか消防団員確保できますように努力を惜しまないところであります。

 続きまして自主防災組織ということであります。今まではむしろこの自主防災組織というのに非常にウェートのかかった国の消防庁の意見でありましたが、最近はむしろ揺り戻しがありまして消防団と言い出しました。

 この自主防災組織というのは何かといいますとちょうど平成7年の阪神大震災のときに実はこの自主防災組織が必要だ、結局何のことはない常備消防が、消防職員が皆通勤でございますから、この消防署にはせ参ずることができない。交通が途絶する。自転車で通う人がやっと。それで機能しなかった。そういった反省に立って結局地域に住んでいる皆さんが、このいろいろな意味で、この防災組織をつくる。

 神戸あのあたりは消防団というのは弱いのでありますから、そういったことで発想されたものです。

 しかし私どものこの萩のまちとかこの周辺のこの地域にとって見れば、やはり消防団の皆さんが一番中心になっていろいろな活動をされるのだから、むしろ自主防災組織というのはなにか器具を持って自動車を切り開いたり、あるいは建物を器具を持って何か起こしてそしてその待ってる人を助けるとか、そういった機能を自主防災組織に持たせるとしたらどうかというそういう思いを持っております。

 都市と地方を混同した議論じゃないか、こういうふうに思っておりますので、むしろその中心は消防団で自主防災組織は何をやるかというとそういったときに一たん何か洪水があるとか、高潮があるとか、こういったときに地域の中で一体誰が要援護者なのか、あそこでだれが寝たきりになっていらっしゃるのか、そういったことをしっかり把握して、そういったことの非難の指導にあたる。こういったことが中心でいいのじゃないか、こういうふうに思っております。

 そういうふうな形で今自主防災組織のあり方を考えてみまして、したがって自主防災組織というのは町内会とかそれぞれの地域のまさに行政団体でいいのではないかということで、私どもから言いますとこの山口県内の組織率は大体旧町村部で100%。

 これはまさにそういった地域の団体がそのまま自主防災組織に登録をされておりますので、萩市の場合は89.0%であります。これは町内会が旧萩の場合ない場合がありますので、そういった意味で89.0%となっております。

 実態はさっき言いましたように都市部の自主防災組織とは違って、緩やかなそういった自主防災組織、こういってもいいかと思いますが、そういうふうな役割になっております。

 今後この自主防災組織の対応についてはちょっと繰り返しますが、第1段階としてはあくまでもそういうふうな逃げおくれの情報収集、災害時の連絡、町内会報による防災啓発、こういったものがまず第一段階の活動かな、そして第2段階としてはこれは第1段階がかなり進めば、避難誘導とか炊き出しとか救命講習等こういったような訓練はできないかということになる。

 3段階としては本当に身近な広報を持ち寄り、救出救護訓練を実施する。このあたりになるとさっき言いました阪神大震災の、ああいうふうな姿になりますが、こういう第1段階でとりあえず私どもは頑張っていこう、第2段階でさらにステージアップできるところはそういったことも可能かなとこういうふうに思っております。

 いろいろこの議論はありますけれども、今出前講座というのがありまして、防災安全課とか、消防本部の予防課、こういったところにお話をいただきますと、例えばどういうふうな研修を受けたいという話であれば出前講座で講師を派遣することになっております。そういうふうなことでよろしくお願いしたいと思います。

 最後に大きな問いといたしまして森林の整備であります。先ほど午前中にお話をいただきましたこの森林関係につきましても、やや重複をいたしますが、まず最初の地球温暖化防止対策として森林整備が必要である。萩市としての支援の取り組みはということであります。

 先ほど申しましたように今国挙げての6年間にわたって地球温暖化の炭酸ガスという6%削減のうちの3.8を実は森林によってそれを賄うのだというのは日本国政府のこれは約束になってるわけです。その約束を実現するために今から6年間かけて間伐も含めていろいろな事業を展開することになっております。

 このあたりを萩としましてもできる限り活用をしながら頑張っていきたい。こういうことでありますが、まだまだ始まったばかりのものでありますからよく事業内容等を熟知しておりませんで、とりあえずということで今予算的な対応をしておりますが、有利なこの補助金等も活用しながら、今から考えていかなくてはいけないとこういうふうに思います。

 特にこの萩の場合は、この萩市が持っている市有林といいますか、そういったものと個人有林、これが大部分を占めますので、そういった中でこの森林組合とともにいろいろな形で事業展開を図っていきたいと思います。

 先ほど来申しておりますように、まさに森林、この資源の蓄積が今恐らく日本の萩周辺にとっても最大規模になってる、もう伐期になってきたものがかなり占めています。先ほど議員から御指摘がありましたとおりでありますので、大体9齢級から10齢級の面積が大体40%近くなってる、こういった実態から言いましてもそのとおりだろうと思いますので、何とかその当たり頑張っていきたいと思うわけであります。

 それから萩市におきましても先ほど来申しておりますように、独自の補助金、民有林造林事業補助金とこういったものもございます。そして森林づくりの県民税を利用したこの多面的機能が発揮できる人工林の共同間伐、こういったことも行ってきているわけであります。そしてこの地元産材の活用、とにかく萩の行う公共工事、市の事業は木材は特殊な材を除きまして地元産材を使うのだ。それが例え1割でも2割でも高くても、予算的に措置をする、こういうお約束をしております。

 こういうふうなことで地元産材を少しでも利用し、そして地元産材の流通経路、あるいは乾燥や製材、こういったものの機能が衰えることのないように、しっかり回っていくように、こういうことで今手当てをしているところであります。

 それぞれ計数を申せばいいと思いますが、先ほどちょっと御紹介したこともありますので省略をさせていただきたいと思います。

 松くい虫の関係でありますが、これはとにかく相当ひどい状況になっております。被害の状況を萩市につきましても平成18年度で大体8,407ヘクタール被害材質で1万686立米といいますからこれは大変なものであります。

 これはもう私どもで防除にいろいろ努めておりますけれども、なかなかこの被害状況が拡大をしております。これは単なる松くい虫だけではなくて、どうもやはり察するところこの赤松にしろ、黒松にしろ、樹勢がかなり弱ってるのではないか、単に松くい虫がということだけではなくて、そのどうしても体の調子が弱いときに、樹勢を弱ってる人間も一緒であります。ちょっと調子が悪いと風邪も引きやすい咳も出るわけでありまして、元気だったら絶対そんなことにならない、だからそういうふうなことを考えますとどうもこの西日本中心にしまして、かなり森林の樹勢が弱っているのじゃないかとこういうふうな思いを強くしておりますが、立証するまでには至っておりませんが、そういう中でいろいろなこの松くい虫の災害対策計画、保全すべき松林を指定して、この被害程度が軽微になるように防除を徹底しているところ、例えば私ども言いますと菊ケ浜の保安林の防風林の松、あるいは橋本川沿いの松、こういったものは個別管理をしています。すべて別々に樹勢管理をしているわけでありますが、そういったようなものももちろんでありますが、今もう既に旧萩含めまして、空中散布をやめておりますので、そのあたりでやや山林におきます松くい虫の被害を防除することの力が弱くなっているのは事実でございます。

 あとは伐倒駆除については特別伐倒駆除と伐倒駆除、そういうことで二つの手法がございますが、そういったこともできるだけ今使いながらやっておりますが、なかなか民有林の伐倒というのは難しいのが実情です。

 田床山のあの斜面、なかなか伐倒ができないで今なおかつ春になってもちょうど紅葉しているかのように松が赤くなってるというのはいろいろ御指摘をいただいてるところでありますが、なかなか伐倒が難しい。もういったん何年かたちますと伐倒しても意味がないものですから、対象にならない、駆除の対象にならない。こういう話であります。

 そういうふうな当年木、その年に枯れた木については駆除を実施しますが、過年木についてはもう既にカミキリムシが入ってきていないので駆除を対象としない、こういうふうなことであります。

 しかし景観上みっともないのでこれは何とかしなくちゃいけない。こういうふうな思いであります。

 それから先ほどお話がありましたこの竹林の整備、このようなことで繁茂する竹林整備の支援を。とにかくこの竹林がこれだけ森林のギャングといわれまして、しかしこの萩の竹は非常に高質であるということは今議員御指摘のとおりであります。

 かつて函館にちょうど出張がありまして行きましたときに、向こうの市長はササラという函館の電車がありますが、この前にぐるっと回ってその雪をかくササラ。市長これは萩から来たのですよとこう言われてびっくりしまして、萩に帰っていくら聞いてもわからない、実は福栄の竹だったのです。実は福栄の竹が一番いい。なぜその全国たくさんある竹の中で萩の竹を選ぶのですかというと、まあ福栄というのは知りませんでした。当時としたら。粘りが違うというのです。あのササラというのはこうやってるときに、普通のやつ東北地方の竹だと皆折れてしまう。萩の竹は折れないのです。粘りがあるのです。かつては札幌も使ったそうであります。今札幌はプラスチックになってます。

 そのくらいその北海道においても萩の竹、これは福栄の事業者の方が随分努力をされた。そういうふうな形で全国規模で非常に有名だったわけであります。有名なわけでありますが、そういうふうなこの竹林の話、本来であれば活用すれば資源として必ず使えるはずですが、今や森のギャングという悪名高い存在になってしまいました。しかしそのそういうふうな繁茂するものを何とかこれは除去していくということを、そういう中で竹クリエィティブという竹から家具をつくるとか、今むつみの方で竹炭、これも順調にいってるようでありますが、そういうふうなこの竹材を生かしたこの事業、こういったこともできるわけであります。

 今からいろいろな意味でこの資源の問題は出てくる中で、竹はある意味では無限の可能性のある資源でありますから、こういったこともどういうふうにして今から活用をするのかと、こういう観点も含めてこの竹林の整備ということについて考えていくべきだろう、こういうふうに思います。

 なかなか言うはやすく、なかなかそれぞれ竹林をお持ちのところの地権者の方は多様でありますので、対応が非常に困難でありますが、何とか頑張っていければと思います。ぜひまたいろいろな御意見をいただきますようによろしくお願いしたいと思います。

 そして最後に中山間地における労働力の確保、若年労働者が非常に減ってる。これはまさに午前中申しましたように悪循環でございまして、外材が出てきて国内材が売れなくなった。売れなくなったから間伐もしなくなった。仕事がなくなった。若年労働力はみんな外に行ってしまった。そして今何かやろうと思ってもできなくなった。これが一つの図式だろうと思います。

 こういう中で今からどうしていくのか、だから先ほど言いましたように間伐を本格的に今日の守永議員のように、まさにこれこそ公共事業だとこうおっしゃいますが、いろいろな形で今頑張って間伐をやってそして本当にその間伐も生かしながら、有用間伐といいますから、それを利用できるような間伐をし、そしてこのその中で林業に従事をいただく方々の力といいますか、そういったものを養成していくという、こういったことが必要だろうと思う。

 なかなか大きな課題でありますが、今林業にとってみれば新しい一つの風が吹いてる、こんなことは少なくとも40年代以降なかったのであります。外材の値段が上がる、外材はとうとう輸出の規制を始めた。まあインドも中国もあれだけの需要でブームで沸きあがっておりまして、そこへ値段がだんだん上がってそこに皆集まってくる。かつて商社は南洋材にしろ北洋材にしろ、我が国がもうどこに行っても簡単に買えた、もう買えなくなったのです。買えなくなった。こういったときには国内材を活用する以外ないわけでありますから、何とかそういった新しい転機ができた。こういったときにこの総合的にこの林業を考えていく、そういった仕組みがないとこれに対応できなくなる。それぞれの地域で大きな本当に大規模事業者が最新の機械化をした林業をやられております。先ほど申しましたけれども、そこはそういうことができるところはそれでいい。しかしなかなかそういう大規模事業者がいないところ。しかもその中山間地にそれぞれの山林所有者は非常に小規模な方が多いわけでありますから、そういった方々をどういうふうな形で、今の新しい林業の新時代、こういっても過言ではないと思います。そういった新しい林業の時代に対応できるようにするのか、行政が余り前面に出てきて何か行政におんぶに抱っこということではないように、しかし何らかのいろいろな意味で地球温暖化のあれだけの予算を国が組みますから、そういったものを活用しながらということになろうと思います。

 まだまだ私も不勉強でありますが、どうかひとつそういった林業のあり方、これは何度も言いますけれども、農業の裏側といいますか、農業所得の一翼を担う一つの事業である。

 この林業をなさる方も農業をなさる方もある意味では共通であるわけでありますから、そういった意味でしっかり対応していくこと。

 これは農業の再生にもつながってくる。こういうふうに思います。

 以上であります。





○議長(青木賢次君) 14番、柴田議員。





◆14番(柴田保央君) 質問に対しまして詳細な答弁をいただきましたことを厚く御礼を申し上げます。

 今1点、地域力の問題については先ほど申しましたようにこの話をすれば、広範多岐にわたりますなかなか難しい面もあろうかというふうに思いますが、ただ、限界的集落について、特に先ほど市長、中心部についての自治会組織についてはお話がありました。

 しかしながら周辺部の自治会、組織、あるいは限界的集落の中でその地域の活動等々については非常に困難な面が立ち向かっていることは御承知のとおりであります。

 今一つの部落の例をとりますと、若い方はもう中心部に家を持たれ、お年寄りだけが残られる。こういう現状化の中におりますし、中には集落の中1軒程度が後継者がおられる。こういう実情が多くの現状ではないかというふうに思います。

 私の地域だけではないと思っておりますし、このことにつきまして先ほど統合再編もまた考えなければならないのではないかというようなことも申しました。地域の実情等々いろいろな状況下がありますので、一概に即こういう形をしなさいと行政が取りまとめることは難しいのかもわかりませんが、しかしながらそこのその辺の中を取り持つといいますか、せめて仲人役的な発想で地域の皆さん方のお話をされる機会を持たれるべきではないかなとこのように思っておりますが、いかがでございましょうか。

 それから自主防災について消防の島嶼部の配備について、装備の等々につきましては先般お聞きをしました。大変うれしく消防に関係するものとして大変うれしく思っておりますし、また島嶼部の団員さんの定数を見ますとそれぞれ定数十分な方がいらっしゃるということは安心いたしました。

 しかしながら周辺部においては、山間部においては防火用水等々が未設置なところもあります。その辺のところもいろいろな形も今財政的な問題もあろうかというふうに思いますが、そこら辺もひとつ一考いただきたいというふうに思いますし、消防団員の確保という面で、周辺部の今市役所職員の方の6割がいらっしゃるというお話も聞きました。

 しかしながら、日常の勤務が中心部に勤務をされておるということで、一たん日中に火災が起きた場合、常備消防が届く前の消化につきましては、消防団が担うわけでありまして、その辺の消火活動に滞りが起きた場合は大変この住民の方に申しわけないというふうに思うのが実情であります。

 したがいまして、市の職員の方はその技術力、知識についてひとつ消防団員にならなくても、その辺の取得といいますか、そこら辺はとりあえず持っていただくような体制づくりをしていただいたらどうだろうというふうに思いますし、自主防災につきましても今100%というお話がありましたが、決してその100%じゃないというふうに私は思っております。そこら辺も十分勘案されて、よろしくお願いしたらと思います。

 以下につきましては時間が来たようでありますので、終わらせていただきます。





○議長(青木賢次君) 市長。





◎市長(野村興兒君) 再度のお尋ねであります。最初の地域力という話でありますが、これは今限界的集落といいますか、非常に基礎的条件、そういったものが非常に厳しくなってる集落において、特に若い人はたった1世帯だけだと、このようなことも実は私ども集落にちょっとお尋ねしたときもそういう話をよく聞きます。

 5年先はどうなるかという話の議論を始めたときに、みんな本当にしゅんとしてしまうというそういった場面にも何回か出くわしました。

 それぞれの地域の集落の実情によりましてかなりその事情は異にいたしますが、しかし一体どういうふうな選択肢があるのか。その私も決してこうしろとかああしろとかいうことは言えませんが、こういう選択の方法がありますよ、こういう選ぶ道がありますよと、そういうことくらいは今からちょっと議論をしていって考えていかなくてはいけない。本当にいろいろなケースがあろうと思います。

 今回タウンミーティングで、各地域を回りまして、どこに行っても幾度も出てきたのが、草取りができなくなった。それから河川の浚渫を何とかしてくれ。今までは自分たちでやったけどできなくなった。これは実は本当にどこへいっても必ず出てくるのです。国道や県道、これは委託で何とか。市道、農道、林道、自分たちの集落の道。このあたりがなかなか草刈ができなくなった。これをどうするかという話で、これも内部でいろいろ議論いたしました。

 私どもは例えば河川の浚渫等含めて、旧萩は7月の第2日曜、大体2万近い人が一斉に出てきます。自分たちの住んでるところを離れて、青長谷の海岸にバスに乗ってそこで海岸の清掃をするとか、いろいろなことをやってますが、そういった大掛かりなことはできないまでにしても、私ども市の職員も私と副市長が手分けして、私は余り草刈の機械をやったことがありませんから、ちょっとこの定例議会が終わったら研修を受けるのです。みんな。それでけがをしないようにして、そこそこに腕を磨いて、みんながそれぞれの地区の地域の総合事務所の皆さんと一緒に、あるいはどこが一番状況が悪いか、そういったことを決めて、みんなでやろうというところまで今いっています。

 なかなか大変でしょう。それからもう一つ同じように出てきたのが河川の浚渫であります。河川がもう草ぼうぼうで木が生えてる。木が生えてるというのはもう河川の機能を果たしてないのじゃないかとこういう話であります。

 そして今県河川については優先順位をつけて特にひどいところ、これを今、県の事務所の方にお願いをしております。市の河川、これは市が管理しなくちゃいけない。これも一遍に同時にできませんので、3カ年くらいで優先順位をつけて、それで浚渫をしよう、これはそういうことで何とかなりますので、河川の中の草取りになるんですね。問題は。そういったこともある程度土がなくなれば、土砂がなくなれば、これは随分変わってくるだろう、こういうふうなことであります。

 それぞれの地域、実情は違いますけれども、共通して出ていることはその草取りができなくなったとか、浚渫の関係。まさに今柴田議員がおっしゃったことが具体的にそういう声になってると思ってます。

 全部完全に同時に今すぐにできませんが、そういったことをしながらも、どうすれば、という選択が、どういう選択ができるのかという話であります。今までの長いこの歴史の中といいますか、戦後の中で、今お話が出てます林業、農業、これが結局収益を伴う事業としてなかなか成立しにくくなってきた。米の値段は下がった。木材価格は下がった。こういったことがすべてのあらゆることの根源にあるわけでありまして、ちゃんと収益があれば、ちょうど大島の、毎回大島のこと言って恐縮でありますが、大島では漁業に収益があるから若い人たちが帰ってくる。収益がある事業がそこに継続できれば、そこに必ず若い人が帰ってくる。

 だから農業でも林業でも可能性はあるわけですから、もう一度農業の再生とか、林業の再生とか、そういったことがあれば、そこに若い力が必ず帰ってくるだろう、こういうふうに思います。





○議長(青木賢次君) 柴田議員の質問は終わりました。

 ここで10分間休憩をいたします。

     午後 3時00分休憩

────────────────────

     午後 3時13分再開





○議長(青木賢次君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。

 続いて、質問順位5番、平田議員。22番、平田議員。

  〔22番 平田啓一君登壇〕





◆22番(平田啓一君) 本日、一般質問は、一番最後となりましたけれども、皆様方大変お疲れのところ、今しばらく、おつき合いのほどを、よろしくお願いいたします。

 それでは早速、通告に従いまして順次御質問申し上げます。

 まず、第1点目の萩三隅道路の延長についてでございますが、萩三隅道路の三隅インターから明石インター間、7.1キロメートルが、2月の23日に供用開始となりました。山陰地域では、県内初の高速道路で、待望の開通となりました。現在は、三見インターチェンジから萩市椿の、萩有料道路へとつながる区間の工事が進められている最中です。

 こうした中、今国会で道路特定財源のことが議論がなされております。現在、道路特定財源の中の、暫定税率にて、その延長が論議されているところでございますが、特に、この暫定税率部分を廃止し、ガソリンを25円安くするといった議論や、また、一般財源化するといった議論が、聞かれております。

 これまで、何度かの延長を繰り返し、日本の道路網の整備が、なされてきたわけでございますが、特に人口密集地の交通渋滞が多いところから、随時整備されてきたことと思いますが、今日やっと地方へ目が向けられ、今まさに萩市も、その財源によって、この萩三隅道路が整備されんとしているところでございます。何としてでも、この財源を確保し、道路網の整備を図っていかなければならないと考えておりますが、市長におかれましては、本会議場におきまして、必ずや、この財源を確保し、高速道路網の整備を行っていくという、強い決意の程を、お聞かせ願いたい次第でございます。

 この、萩三隅道路は、平成3年にルート説明会があり、平成4年8月に都市計画決定されたもので、当初は、有料の高速道路として、長門市三隅から、萩市椿沖原間が計画されました。この10数年間の間に、特に小泉政権下において、道路公団の民営化や、高速道路建設が大きく見直され、その結果、萩三隅道路も、有料から無料の自動車道として、国土交通省直轄の事業として行われることとなりました。その結果、萩インターチェンジは、トランペット型からダイヤモンド型へと、大きく変更となりました。

 このことを、地元住民や地権者の方々が知ったのは、平成17年6月の三見インターから萩インター間の、工事建設のための測量地質調査説明会でした。その結果、椿地区の高速道と、一般道との接続は、直角に交わる萩有料道路へ、トランペット型で連結されることとなり、萩有料道路より東側の地区、すなわち大屋地区、沖原地区の用地については、用地買収は見送られることとなりました。

 このことは、平成19年7月に行われた、都市計画道路変更の説明会で決定的となりました。このようなことから、当初予定されていたインターチェンジ用地を中心に、周辺用地を含めた、約3.5ヘクタールの農地を開発し、大型商業施設建設の動きがあり、大方の地権者の方々が同意されておられました。

 このことは、昨年の9月議会において、私が一般質問したところでございます。状況は、目まぐるしく変化しており、昨年11月の国土交通省発表の、道路中期計画素案で、萩インターから益田市須子までの68キロメートルが、完成2車線で整備する。とあり、これは萩市にとって大変な朗報でございました。

 これを受けて、本年1月20日には、地元大屋公会堂において、当該地権者、関係地区住民を集めて、国土交通省より、萩三隅道路建設の延伸部分の、道路計画の説明会が行われました。萩三隅道路から東側へ延び、大屋川へ至る、約350メートルの間の計画が示されました。

 説明では、国の予算状況にもよりますが、すなわちこの暫定税率の問題であろうとは思いますが、新年度において、改めて説明会を行いたいとのことでありましたが、用地買収については未定とのことでした。

 線引きされた用地は、大部分が農地ですが、数件の住宅が含まれております。地権者や関係地区住民は、平成4年からの長い歳月と、ここ数年来の、ころころと変わる状況に、翻弄されていると言っても過言ではないでしょう。

 道路建設では、地権者や住民の理解と協力と犠牲の上に成り立っております。このような状況は、感情的にも決して好ましくないと思われます。

 そこで、この萩三隅道路延長部の早期事業着手、用地買収等の事業見通しについて、お尋ねいたします。また、この延長部分は、萩東道路、すなわち萩から益田市へ向けての山陰自動車道の始点でもあり、萩東道路建設のはずみにもなります。国土交通省への積極的な働きかけが肝要かと思われますが、あわせて市長の見解をお尋ねいたします。

 次に、農業行政についてでございます。まず第1点目が、耕作放棄地の対策について。

 近年萩市においても、耕作放棄地が目立ってくるようになりました。耕作を放棄すると、1年で雑草やカヤが生い茂り、数年もすると低木が生え、場所によっては高木の雑木が生えてくるところもあります。

 中山間地においては、立地の悪い水田から、耕作が放棄されているようで、既に山の姿に返っている場所も見受けられます。萩地域の平地部においても、かなりの耕作放棄地が見受けられるようになっており、既に雑木が生い茂っている場所もあります。萩市において、耕作放棄地は、どのくらいあるのか、まずもってお尋ねいたします。

 耕作を放棄する理由は、さまざまでしょうが、やはり一番の要因は、耕作者の高齢化があると思われます。また近年の、米価の低迷、生産調整等で、借り受けて耕作する人も少なくなっております。最近では、相続により、都会へ出ている人に所有権が移り、そのまま耕作放棄となっている例もあるようです。

 現在、日本の自給率がカロリーベースで、39パーセントとなっており、食糧の6割を輸入に頼っている今日ですが、米の自給能力は、100パーセント以上のものがあります。50年、100年先のことを考えると、一個人の所有の土地としてではなく、国の財産として、美田を後世へと受け継いでいかなければならないのではないでしょうか。耕作を放棄して数年もすると、復田するのもかなり困難となります。耕作放棄地に対し、どのような対策をとっておられるか、お尋ねいたします。

 次に、2点目の食の安全性についてでございます。

 今年に入り、中国産冷凍餃子を食べて、有機リン系農薬が原因で、食中毒が発生し、重体とのショッキングな報道がなされました。検収されたメタミドホスは、日本では使用されていない農薬ですが、ジクロルボスは農薬としてはもとより、一般家庭の室内燻煙として、広く国内で使用されております。

 このことがきっかけで、輸入冷凍食品の残留農薬の検査が行われており、残留濃度から見て、原料農産物の残留農薬が主因と思われる冷凍食品があることが、報道されております。食の安全性は、最も重要なことで、農薬による食中毒は、決してあってはならないことでございます。日本の食糧の6割は、海外に依存しており、外国農産物の農薬使用については、不明な部分が多くあります。

 国内に目を向けた場合、日本の農産物の農薬の適正使用は、どのようになっているのかお尋ねいたします。

 よくちまたで、次のようなことを耳にすることがあります。販売用の農産物には農薬をたっぷりかけるが、自家用は別につくり、販売用は食べない。といった内容のことを聞きます。これが事実であれば、毅然たる態度でもって生産農家を指導しなければなりません。しかし、単なる風評であれば、打ち消さなければなりません。このようなことに、どのように対応されているのか、お聞きいたします。

 また食の安全安心のためにも、地産地消は効果のある取り組みだと思います。生産者と消費者が、互いの顔の見える距離で生産をし、消費をする。相互の信頼関係を築くことにより、生産者は、より一層、安全安心な農産物の生産を心がけ、消費者は農産物とともに、その信用を買うことができます。地産地消の積極的な推進に取り組むことが重要と考えますが、どのように対応しておられるのか、お尋ねいたします。

 次に、3番目といたしまして、小学校、中学校の学習指導要領の改訂についてでございます。

 文部科学省は、本年2月15日に、小中学校の学習指導要領の改訂案を発表いたしました。学習指導要領とは、各教科の授業時間や学習内容、学習目標等を示したもので、法的拘束力があります。おおむね10年ごとに改訂されており、前回の改訂、平成14年完全実施となっており、前回の改訂から10年目の本年に改訂案が示されたものです。新学習指導要領は、この3月末に告示され、4月から移行処置がスタートし、小学校で平成23年4月、中学校で平成24年4月から完全実施されるスケジュールとなっております。

 文部科学省は、改訂の基本的考え方を三つ挙げております。1つ目が、教育基本法改定等で、明確になった教育の理念を踏まえ、生きる力を育成。2つ目が、知識技能の習得と、思考力、判断力、表現力等の育成のバランスを重視。3つ目は、道徳教育や体育などの充実により、豊かな心、すこやかな体を育成する。となっております。

 今回の改訂内容を見てみますと、授業時間が、約1割増加し、学習内容も大幅に増加しております。小学校では、主要4教科と体育の授業時間がふえ、その反面、総合的な学習の時間が減っております。5年生、6年生に英語の時間が新たに加わりました。中学校では、小学校と同じく、主要5教科と保健体育の授業時間がふえており、総合学習の授業時間が減っております。小学校、中学校とも共通して、算数、数学、理科の授業時間が大幅にふえております。

 学習内容の増加については、算数、数学が、約15パーセント、理科が約23パーセント増加しており、新しく設定された項目もありますが、むしろ、前回の改訂前の内容が、再び記されており、もとに戻った形になっているようでございます。現在のゆとり教育という象徴ともいえる、小学校、算数の円周率では、約3が今回の改定で、私どもも習ってきた3.14へと戻されております。平成10年に改訂された現在の学習指導要領は、みずから学び、みずから考える力と、生きる力の育成をねらい、総合的な学習の時間が新設され、ボランティア活動を重視、学習内容の3割縮減が特徴的でした。

 学校の週5日制の完全実施により、ゆとり教育が叫ばれ、落ちこぼれの解消をねらっておりました。こうした中、現在、学力の低下が危惧されるようになりました。

 OECD経済開発機構が、高校1年生を対象にした国際学力テストの、学習到達度調査では、参加地域、国の順位でいえば、科学的活用力は、2000年が2位、2003年が2位、2006年が6位、読解力が2000年が8位、2003年が14位、2006年が15位。数学的活用力は、200年が1位、2003年が6位、2006年が10位となっており、日本の成績は調査ごとに下落しており、学習意欲も他国に比べて低いとの調査結果が出ております。また、総合学習では、準備不足、研修不足、情報不足、人手不足、余裕がないなど、期待どおりの成果が出ていないとも言われております。

 そこで、現学習指導要領下での学習状況について、どのように感じておられるのか、お尋ねいたします。

 次に、新学習指導要領は、改正教育基本法や、現在の学習指導要領の反省点に立ち、改訂されていると思いますが、新学習指導要領の内容を見られて、教育長の率直な感想を、お聞かせ願うとともに期待するところは何か、お尋ねいたします。

 また、新学習指導要領を実施するにあたり、いくつかの不安の声が聞かれます。1つ目が、詰め込み教育の再来になるのでは。2つ目が、落ちこぼれが増加するのではないか。3つ目が、教員への負担が増加するのではないか。4つ目が、学力向上が本当に望めるのか。5つ目が生きる力が本当に、はぐくまれていくのか。これらの不安について、どのように考えておられるのか、あわせお尋ね申し上げます。

 以上、3点御質問申し上げます。





○議長(青木賢次君) 市長。

  〔市長 野村興兒君登壇〕





◎市長(野村興兒君) 平田議員から、大きく3問、御質問をいただきました。順次お答えをいたします。

 最初の、萩三隅道路の延長の件でございますが、本件については冒頭も、今後この道路についてどういうふうに臨むのか。この所信を聞きたいという、こういう話であります。すでに、施政方針でも明確にお話ししてますとおり、この萩にとりましては、この道路の基盤の整備というのは、萩にとって将来、今から展望するときに、まさに生命線に近い。こうも言っても過言ではない。こういう言い方もしてきております。まあとにかく、この道路整備を急がなければ、先ほども議論がありました、Uターン者の問題、あるいは、ここでの雇用の確保、まあいろんな意味での問題の解決につながっていかない。まあこういうことでありますので、ぜひ頑張っていただいております。

 今、いろんな歴史的な流れ、この萩三隅道路についてお話をいただきました。なぜ、このトランペット型からダイヤモンドになったのか。そしてまた、このいろんな意味で説明が変わるという話であります。実は、当初は有料道路、まあ当然高速道路でありますから、有料だと、こういう話でありますから出口は、トランペット型になると、こういう話でありました。そしてまた、経費の節減、いろんな事情がありました。

 一番初めに、Aダッシュ方式、要するに鎖峠を、大変実は、一定雨量が越えますと、これは閉鎖になる。まあこういうのが萩の基幹道路であるということでありますから、これにバイパスをつける。まあこれをつくるに当たっては、将来、山陰自動車道の規格ということで、その一翼を担うことになる道路にする。まあこういう形で出発をしたわけであります。そして、実は、途中の小泉内閣のときに、既にこの御承知のとおり、今、実施計画をしている所以外はですね、既に、この道路公団の事業としてはやらない。こういう話で決定をされたわけでありまして、私どもは、もうなすすべもなかったわけでありますが、その後、安倍内閣になりまして、必要な物は実施をする。まあこういうふうな方向の転換がございました。

 そしてその、実際の工事といたしましては、この三見で一応事業についての拡大は、もうやめるという話になったんですね。三見から萩への、椿の方への事業決定は、まだ行われておりませんでしたから、これは大変だというんで、まさに挙げて、実は皆さん、議会とともにですね議論をしながら、また陳情しながらやってきたわけであります。本来であったらもう三見で終わっていたんですね。それが、実は、椿まで延びた。しかも、国体が始まるまで完成させる。こういう話でありますから、そういったいろんな経緯がございまして、ある意味では、いい方向に変化をしたんです。

 そして、そういってトランペット型からダイヤモンド方式に変えるということでありますから、都市計画決定は変わるわけでありまして、変わるということがわかった途端に、当然あそこにはですね、大変車が、南から来る車、西から来る車、まあそういったことがありますが、土地利用としては最高の場所でありますから、量販店が、そこに進出をしたいと来た。そうしますと、あとの東側の部分は、都市計画決定が外れてしまいましたので、当然そこで一番有利になるところに、量販店を設営したい。こういうことでありまして、私どもとしては、まさに青天のへきれきでありました。もう続くことは明らかなところにですね、都市計画決定をはずすからこうなったんだという話で、まあ相当、要望を重ねまして、そこで、この大屋川まで一応ああいう図を書いてもらったわけですね。事業決定は、その262のバイパスまで、262の道路までというようなことで、便宜、そういうことで特別のお計らいをいただいたんでありますから、まあ私どもが、いろいろこの努力をし、議会も力を入れていただきまして、ああいう結果になっておりますから、余りころころ変わるというようなことをですね、何か悪い方にとっていただかないように、まあ地権者の方にとって見ればですね、説明が変わったというのは、これは大変だろうと思います。おっしゃるとおりでありますが、議会としてはあんまりですね、そのあたりは、むしろ感謝をいただき、まあその我々もですね本当に、よく対応していただいたと思うんですね。これは国交省もですね、だめだと言っても本当に内閣で決定してしまったことを、まああれだけやってもらったというのは、大変なことでありまして、まあそういうようなことを、ぜひですね御理解を賜りまして、まあ本当は、あそこにもし、建物を建ててですね、都市計画決定はないんだから、建てるんだと、こういうふうに強行されたときに、どうするんだという話でありますから、そこを、まあああいうふうな形でやくが続くから、ここだけは外してくれ。こういう話で、今進められているわけであります。大変な配慮でありまして。まあそれにまた、量販店の方も、恐らく理解をいただけるものと、こういうふうに思っているわけであります。

 ただ、地権者の方々にとってみればですね、期待していたもの、あるいは予定していたもの、まあいろいろあろうと思いますが、そこは変わってくるわけでありますから、大変、不安といいますか、いろんな意味で御懸念も多く感じられたかも知れませんが、そこはぜひ地元の、まさに平田議員としてですね、こういう経緯で、こうなったんだということで、ぜひまた、お話をいただきますれば、私どもとしては、大変強い味方を得たと、こういうふうに思うわけであります。ぜひひとつよろしくお願いいたしたいと思います。なかなかこの経緯から言いますと、かなりその我々も努力いたしましたが、多くの皆さんの、大変熱い支援があったからこそですね、ここまでこれたんでありまして、そして今、萩東道路へ向けてのですね、今道路の関係を一生懸命、陳情してきました。

 そういうさなか、実は今週の写真週刊誌で、また例によってですね、この不要な道路、安倍道路と、こういうようなことでやゆされました。これは断固、やはり抗議をすべきだと思いますね。本当に、これは黙っておったら、そのとおりになってしまう。いや我々は、そんな道路が必要でないといっているんではない。我々は必要だから頼んできたんだ。そんなものをですね、東京の写真週刊誌が一方的に、不必要な道路だと言って、やゆをしているんですね。こういったものには、やはりちゃんと意思表示をすべきだと、ぜひ議会におかれましてもですね、私どもは既にもう抗議の文書を出しておりますが、議会におかれましても、ぜひよろしくお願いしたいと思います。黙っておったら、やっぱりそうなのかと、こういうようになります。声を出さないと、それを認めてしまうことになる。世の中大変、変なものであります。勝手に、一方的にですね、これは不必要なものだと、無駄な投資だと、こんなことが書いてあるんですね。それは、東京からみて、その写真週刊誌のこの記者は、そう思うかも知れない。だけど私どもは、そうは思わないんですから、黙っておれば、これはですね認めたことになる。変な話でありますね。黙っておるとですね、そのまま容認したことになる。こういったことがないように私どもも、しっかり抗議をしていきたいと思います。ぜひひとつ恐縮でありますが、よろしくお願いしたいと思います。

 今まで、この関係については、常任委員会の建設委員会はもちろんでありますが、主要道路の整備促進調査特別委員会の皆さんには、本当に御尽力をいただきました。議長にも、そして議員皆さん全体にも、本当にありがとうございました。皆さんとともに力を合わせてやっていけばですね、ちゃんとここまできたんだというあかしだと思います。恐縮でありますが、そういったやゆするものについては、断固やっぱり抗議をしていくと、こういうことで今から臨んでいきたいと思います。

 そしてまた、今お尋ねがございました、今後の262を越えますところの道路の部分についての用地補償は、どうなるかと、こういうことでありますが、先ほど申しましたように、都計は今まだ打ってないわけでありますから、今度4月以降に、20年度予算の内容が明らかになり、もう一つは、今の国会で暫定税率の取り扱いがどうなるか、まあこういったような事情もあわせて今後に対応を考えたい。こういうような今、国交省の意見であります。むべなるかなでありまして、まあそういったような、財源の裏打ちがないかぎりは動けないと、こういう話でありまして、私どもとしましても、暫定税率の問題も含めてですね、しっかり、この対応を考えていかなければならないわけであります。

 今後、東道路につきましては、とにかく何度も申しておりますが、191の今、大井橋に至ります、いろんな過程、大変この道路状況は悪いわけであります。これが唯一の、今萩の基幹道路でありますから、まあこういった台風が来ても、交通事故があっても、あるいは、火事があってもですね途絶することのないような、一つのバイパス、こういったものを、しっかり今から要求をしていかなければならない。こういうふうに思います。

 これは、私ども遠慮することはない。というのは、もう海の航路も、あるいはJRも、きょうは西元議員から、お話がありましたように、本当に、いろんなものが、どんどんどんどんですね失われています。今、道路が唯一の頼りでありますから、その道路こそ、ちゃんと守っていく。そして、新しい基盤としてですね位置づけて、これを要求をしていくことが、今後、萩の将来の展望につながっていくんだ。そして同時にきょうお話がありましたような農業の問題、林業の問題、そういったものとあわせて、しっかり、この将来を見据えた形の整備をしていく。まあこういったことが、今求められているものだと思っております。どうか、よろしく、また御支援をお願いいたしたいと思います。

 2番目の、耕作放棄地の問題であります。今、いろいろ事情をるる御説明をいただきました。そして、そういう中で、耕作放棄地は、どのぐらいあるか。まあこういうことであります。まあ耕作放棄地の定義も、いろいろありまして、この農業センサスにおいては、過去1年以上作付をせず、この数年間の間に再び耕作する意思のない土地。ということでありまして、長期間にわたり放置し、現在、原野化しようとしているような土地は、耕作放棄地には含めない。もう既にずっとですね、過去からずっとこの、昔は耕作地であったけども、まあそういったものは除くということであります。

 全国の状況を、いろいろお話がありましたけれども、今、萩の場合は、2005年のセンサスでありますから、3年前でありますが、3年前の、このセンサスによりますと、萩は、七つの地域それぞれ合計しましたもので、面積で230ヘクタール。こういうふうな数字が出ております。耕作放棄地率とうのがありますけれども、この全体の経営耕地の総面積が3,610ヘクタールでありますので、約6パーセントの耕作放棄地率。こういうふうに言われております。全国の率が9.7、山口県の耕作放棄率が17.3でありますから、まあそういう中からいいますと、まだまだでありますが、まあしかし、事情は全国共通の、やはり高齢化、労動力不足、あるいは農産物価格の低迷とか、農地の受け手がない。まあこういうような事情によるようであります。まあそして、この耕作放棄地が生ずることに伴ういろんな問題が当然ございます。病害虫の発生、あるいは、有害鳥獣の潜入、繁殖とかですね、産業廃棄物の不法投棄の場所になってしまう。温床になる。用水路の、あるいは機能低下がするとか、環境の悪化があるとか、まあいろんな問題もあるわけであります。まあこういった耕作放棄地に対して、じゃあ市は、どういうふうな対策をするのかということであります。まあ本来、こういう農業政策については、萩市がもっている政策手段、フリーハンドというのは、非常に少ないんであります。ほとんど今、農業政策の基本的なもの、例えば、一番大きなことからいうと、米価の問題とか、あるいは減反政策とか、農地の利用の制度、農地法とか、あるいは農地法に伴ういろんな制限。こういったものは、私どもにフリーハンドはないんですね。まあこれはぜひ我々にもですね、農業の関係の地方分権をしてほしい。まあこういうことも言っているわけでありますが、特に予算面では、国、県で大半を実は、指導、監督をいただく中でですね、配分をされています。まあそういったようなことからいいますと、なかなかどういうふうに対策をとるのかと言われても、我々は限られた範囲内でしか対策がとれない。まあこういう状況にございます。

 今、基本的な考え方、これは国の指導、県の指導にもよっておりますけれども、農用地内におきます耕作放棄地、まあこれは、農業経営基盤強化促進法というのがありますが、それに基づきまして、要活用農地、まあこういう形で位置づけて、各種施策によりまして、担い手への利用集積を図る。まあ今、集落営農をやっていますが、担い手の利用集積を図っていくという方向で、ひとつ考えているわけであります。まあこれがうまくいく場合と、なかなかうまくいかない場合がございます。そして、農振地以外については、既に原野に復しているといいますか、原野化している利用困難な耕作地は、転用して、まあ森林にするとか、あるいは住宅用地にするとか、放牧利用にするとか、市民農園にしていくとか、まあそういった意味での整備を行いまして、耕作放棄地を解消する。まあこういうような大きな二つの流れがあります。まあこれによりまして、努力を重ねているわけであります。しかし、なかなかうまくいかないケースもございます。なかなか今、この我が国の農地の問題といいますのは、やはり戦後の農地解放という、一つの全世界で初めての経験、世界の歴史上まあ唯一の政策でありましたが、その農地改革というものが、やはり農家にとって土地を耕しておく、人に貸してはならないということがですね、当時の農地改革のときに本当に農地の利用者、あるいは所有者にしみついたひとつの観念であります。そういったことから、なかなかこの利用集積増を図るというのが難しい。まあこれは、皆さん今ここで農業関係をおやりになっている方々も、本当に集落営農の難しさというのは、まさにそこにあるわけでありまして、そういったようなこと。他の国ではないような、一つの経験をしているだけに、そういった難しさをもっておりますが、まあしかし、こういう形のものをとらないと放棄地がふえていく。こういうことでありますから、そういう努力を今やっていただいているわけであります。いろんな意味で、個々の具体策は、それぞれとられております。

 それから次の、食の安全という関係で、まさに今、中国の農薬の問題が話題になっているわけであります。日本の農産物への、まあ農薬の適正使用は、どのようになっているかというふうに聞かれているわけでありますが、特に、この生産者が自家用と販売用を区別して、農薬の使用量を異にしているという話がございました。そういうことは、もう今やないと思いますが、私も直接その農業をやっているものじゃないんでありますが、そういうことがやゆされているとするならば、これは問題でありまして、恐らくそういうことは、昔の話だろう。

 私も、子供のころ本当にですね、通学して今、小学3年生か4年生だか、昭和30年、あのころは、大体5月、6月、6月ですね、6月以降になりますと、必ずホリドールかパラチオンのですね、農薬散布した日には、この農地に赤い旗がですね、ついているんです。私ども椿東小学校でありました。通学のときに絶対に田んぼに入らない。こういうふうにちゃんとですね連絡が来ます。

 あるとき、私が入りましたらですね、入って何かイナゴをとるのに座ったら起きれなかったんですね。そのくらいひどかったんですね。ホリドールやパラチオンという、その農薬、まさに沈黙の春の世界ですね。この水田から生物がいなくなった、まあこういったときの農薬と、その後、まあ先人の大変な努力によって、今農薬の種類が変わってきました。軽いものに、だんだん移っていったわけですね。今中国で、ああいうふうな形で使われているものも、もうこれは日本では使っていないというのは、まさにそういうことなんです。そういう事態でありますから、今、お話がありましたようなことは、恐らく今の農家、もしそういうことがわかれば、今のこの減農薬というのが、ひとつの大きなプレゼンテーションといいますか、そのPRの大きな、よりどころになっているわけであります。今、台湾に維新伝心米を輸出しましたが、これは、エコ米といわれるですね、農薬を減じた米なんです。まあそういうようなことでありますから、そういう具体的な、過去、本当にそういうやゆされた話もございましたが、今、例えば、農薬の量、そういったものがもう多いとなると、そのわかった瞬間に、もうその地域の農作物が売れなくなるという、まあそういうようなことであります。

 平田議員が、まさに農業をおやりになっている方が、こういうふうなことをおっしゃると、萩の方は、まだそんなことをやっているのかということになりますが、絶対そういうことはないと私が、まあ部外者が言っても、それは始まりませんが、そういうことはあり得ない。ということをむしろ平田議員にも、確認をしたいぐらいでありまして、そういうふうなこと、昔は、それはあったかもしれない。しかし今はですね、そういうことは、あり得ない。こういうふうに信じてやみませんし、もちろん農協の関係者の方にも、今、農業担当者には、そういう話をいたします。しかし一方で、農薬というものを完全になくして無農薬で今、生産できるかといいますと、これもまた難しいわけでですね。そのあたりは、減農薬。その農薬を今は相当力が昔のようにですね、不必要な殺虫力。まあこういったことは必要なくなっていますから、かつてのパラチオンとかですね、ああいったものホリドールとか、そういったものは使わない。だから、そういう中で、しかも農薬を減らすことによって、いろいろ工夫をしながらやっていくという、それがまさに今、農業に求められているわけであります。しかし、全く無農薬であるというのは、これは大変な苦労であります。どのぐらいその苦労になるかという話は、農業をおやりになっていれば十分おわかりだと思います。そうやってできるだけ農薬は減ずるけれども、今の高齢化した農業の中で、無農薬でやっていけるかどうかというのは、なかなか難しいだろうと担当者は言っています。私はすみません。余り農業のことはわからないものですから、何でありますが、できるだけそういった意味では、農薬を減じていく。

 ポジティブリストそういった制度も実は、あるわけでありますし、そしてまた今、具体的には生産履歴の記帳、トレーサビリティのいろんな義務づけもあります。まあこういう中で、できる限り農薬を、その量を減らしていく。まあこういった努力を重ねていくことだろうと思いますので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。

 今、萩の量販店に行きましても、生産者の名前を書いています。場合によっては写真まで書いてありますね。まあこのあたりはまさに、そういう減農薬も励行し、まあいろんな意味で、この有機栽培をしているとか、いろんな形で努力をされている。そういった責任者の名前を、あるいは顔写真をつけて、そういうふうな努力も、あかしとしてやられているわけであります。まあそのような努力のある時代になりましたんで、先ほどの話も恐らく、そういうことでないものと思っております。

 そして、地産地消という観点で、できるだけ具体的対応をという話でありますが、まあ地産地消、こういったものもまさに、この地場でつくった人の顔を見れる。まあそういったときに、そういう先ほどのような話は、もうあり得ないだろう。こういうふうに思うわけであります。

 地産地消も、いろんな形で努力をいただいております。とにかく、この地場で、多くの市民の皆さんが食べられる野菜、あるいは農作物が、この地場の産であること。かつて量販店に並んでいた農産物は、すべて萩以外のものでありました。私が市長になったころ、そのなぜかと言いますと、ひとつは青果市場に量販店が加わることができない。こういう状況にあったわけであります。今は、この中に入ってもらっています。そしてまた、給食も当時は、萩のお米を使うというのは、実は至難のわざでした。なぜか給食会の方から補助金が出ていますが、その補助金が外される。こういう話でありました。これは、JAの方で、高いものになるけれども、それを負担をしてもらうということで、この萩の給食は、実は地元産米を使うことができるようになったんですね。いろんな努力によって初めてできる。まあこういうふうな給食の制度も非常に問題の多い制度でありました。とにかく地場で消費できるもの、食べるものは、よそからわざわざですね、農産物の産地でありますこの萩、海の幸もそうでありますが、この地元でとれたものを消費をしていく。こういったことが基本だろう。こういうふうに思います。

 あと3番目に、教育の問題がありますが、これは教育長の方から、お答えをさせていただきます。





○議長(青木賢次君) 教育長。

  〔教育長 岩崎 肇君登壇〕





◎教育長(岩崎肇君) 平田議員より、小学校、中学校の学習指導要領の改訂についてということで御質問いただきました。順次お答えいたします。

 議員御説明のとおり、我が国の学習指導要領は、学校教育法施行規則に基づいて定められています。そして、その時々の社会の変化、これは非常に大きい変化をしておるわけですが、それや子供たちの現状を踏まえ、おおむね10年に1度改訂されてきました。よく10年一昔と申しますように、10年間隔での社会変化は非常に大きく、子供の実態にも、かなりの変化が見られ、それに対応した課題解決が行われてきました。

 教育の目的は、一人一人の人格の完成と、国家社会への形成者を育成することであります。その教育の目的を実現するために、幼稚園、小学校、中学校、高等学校及び特別支援学校におきまして、各学校段階において、文部科学省より学習指導要領が示され、全国の公立小中学校においては、この学習指導要領に基づき、教育が行われています。

 まず最初に、現行の学習指導要領のもとでの学習状況について、どのように感じているかという御質問について、お答えいたします。

 現行の学習指導要領は、議員が御説明がありましたように平成10年から11年にかけて改訂され、完全学校週5日制のもと、各学校が、ゆとりの中で特色ある教育を展開し、児童生徒に、豊かな人間性や、みずから学び、みずから考える力などの、生きる力の育成を図ることを基本的なねらいとして、小学校、中学校では、御説明がありましたように、平成14年度から実施され、現在に至っています。

 現行の学習指導要領の目玉である、生きる力について、今一度御説明させていただきます。社会が目まぐるしく変化する現在、こうした変化の激しい社会を担う子供たちに必要な力は、基礎基本を確実に身につけることであり、みずから課題を見つけ、その課題を解決する能力であります。さらに他人を思いやる心や、たくましく生きるための健康や体力であります。もっと短く言えば、知、徳、体の調和のとれた力が、生きる力であります。この生きる力は、自己の人格を磨き豊かな人生を送る上で、不可欠であると考えます。今回の改定においても、この生きる力の理念は引き継がれており、その重要性は、ますます高まっていると考えます。この生きる力の意味や重要性について、周知徹底が必ずしも十分ではなかったと、私自身も反省しております。

 現行の学習指導要領の実施と重なったのが、御案内のように完全学校週5日制であります。これも平成14年度から完全実施され、今日に至っています。学校週5日制のねらいや目的は、学校、地域、家庭の役割を明確にし、それぞれが協力して、豊かな社会体験や生活体験などの機会を子供たちに提供し、今申しましたように、みずから学び、みずから考える力や豊かな人間性などをはぐくむことで導入されました。

 しかし、少子高齢化が一段と進み、共働き家庭が多い中で、家庭、地域、学校も、それぞれの役割や連携に、懸命に取り組んでいるのが現状であります。現行の学習指導要領では、当時の学校教育のあり方として、ゆとりの中で、みずから学び、みずから考える力などの、生きる力の規正を基本とし、教育内容の厳選と、授業時数の削減が行われました。今日、そのゆとり教育が否定的に言われ、ゆとり教育が、ゆるみ教育とか、マイナスイメージで、とらえられている向きもありますが、本来このゆとりは、教師が子供とかかわったり、接したりする時間を十分に持つことのゆとりであって、しっかりと教師が子供と、正面から対峙して、心の悩みや、反復学習の指導に活用する時間であったわけであります。

 今回の改訂においても、その点は、意識されていると考えます。現行の学習指導要領の、生きる力の目玉として導入されたのが、議員申されましたように、総合的な学習の時間であります、それと、もう一つは、中学校における選択教科であります。総合的な学習の時間が目指したのは、自分から課題を見つけて、その課題を解決する力。いま一つは、その課題を解決するための学び方、考え方を身につけて、主体的、創造的に取り組む態度であります。学校によって、また、学校の学年によって、課題やテーマは、さまざまでした。ある学校では、国際理解、情報環境福祉、健康に取り組みました。また、ある学校では、ふるさと学習、職場体験、キャリア教育、英語教育等に取り組みました。

 調査する力、調査したものをまとめ、考察する力、またそれを発表する表現力等、大きい成果を上げた学校もたくさんあります。

 選択教科については、中学生の能力適性、興味関心等が次第に多様化してくることに、適切に対応する観点から導入されました。選択教科の内容については、各学校の主体的な判断により、生徒の特性等に配慮しつつ、課題学習、補充学習、さらに発展的な学習を含め、一層多様な学習活動となっています。生徒側から見ますと、希望する学習内容の選択肢が多いということは、よかったと私は思います。

 一方で、学校では、選択肢を多くするほど先生の数が多く必要となります。小さな学校ほど、選択教科の幅の拡大に苦慮されました。

 次に、新学習指導要領についての御質問にお答えします。

 60年ぶりに改正された、改正教育法や、このたび学校教育法一部改正などを踏まえ、生きる力をはぐくむという現行の学習指導要領の理念を、より実現するため、その具体的な手だてを確立する観点から、学習指導要領が改訂される運びとなっています。

 議員が申されましたように、文部科学省は、2月15日に改正案を発表し、3月末には告示し、21年度から移行措置が始まり、小学校は平成23年度、国体の開催年度でありますが、中学校では平成24年度から完全実施とされております。

 内容的には、生きる力を支える確かな学力、豊かな心、すこやかな身体の調和を重視するとともに、学力の重要な要素は、基礎的、基本的な知識、技能の習得であります。しかし、それを活用して初めて生きた力になるわけでありまして、その活用能力、現行の学習指導要領の基本理念が、十分それは生かされておるわけですが、いま一つ、学習意欲というものが示されております。議員が懸念しておられますいくつかの点について、文部科学省の見解を、つけ加えながら私の考えをお答えいたしたいと、こう思います。

 ゆとり教育から詰め込み教育へ転換する恐れはないかというお尋ねですが、授業時数の増加は必要であるが、学習内容をふやすことを、主な目的とするものではありません。子供たちが学習にじっくり取り組める時間を確保するという考えが、今回の改定でも重要であり、ゆとりとか詰め込みとかいうことではなく、基礎的、基本的な知識、技能の確実な定着と、今申しました、これらを活用する力の、いわば車の両輪として、ともに伸ばしていくことが大切であると記載もされてあります。

 落ちこぼれが増加するのではないかという御質問でございますが、子供たちが、つまずきやすい内容の確実な習得を図る、繰り返し学習や、知識、技能を活用する学習を行う時間を充実するために、授業時数を増加するものであると記載され、述べられています。

 授業時数については、一週間当たり小学校低学年で2時間、中学年で1時間、高学年で1時間、中学校で1時間の増加になっています。具体的には、先ほど議員が御説明されたとおりであります。教員の負担が増加するのではないかというお尋ねですが、生きる力をはぐくむという理念を実現するためには、教師が子供と向き合う時間を確保することが必要であります。このための教職員定数の改善や、外部人材の活用、地域全体で学校を支援するための教職員定数の改善。今申しましたことにつきまして、さらに教科書の充実等も含めました、条件整備を進める必要があるということで、大きな課題として、文部科学省へ要望し、また文部科学省にも期待しておるところであります。

 学力の向上や生きる力の育成が、本当に望めるのかというお尋ねですが、学習指導要領の改訂の趣旨にのっとって、社会の変化と子供たちの現状と、課題を見据え、学校、教師、子供たちの持っている大きな力を、より一層十分に発揮するようにすることによって、学力の向上、生きる力の育成を図ることは、できると私は考えます。

 萩市としても、こうした点を十分に考慮しながら、新学習指導要領の趣旨の実現のために、学校現場等での課題を踏まえ、萩市教育委員会の基本理念であります21世紀の萩らしい教育を推し進めたいと考えておりますので、議員におきましても御理解と御協力をお願いいたします。

 以上であります。





○議長(青木賢次君) 22番、平田議員。





◆22番(平田啓一君) るる御説明いただきまして本当にありがとうございました。2回目の質問はちょっと、時間も余りないんですけれどもさせていただきます。

 萩三隅道路の件でございますけれども、地権者等から見れば、本当にころころ変わっているように思います。確かに市の方から言われれば、萩東道路へ続いていくという、まぎれもなくひとつの線で動いているわけですけれども、そういった意味で、もう既に地権者には、実はもう設計図まで見せられて、どこの田んぼの半分までかかるとか、そういったもう線も引いてあるような図面等も見ておられます。そういった意味においてですね、ぜひともですね国交省や、積極的なですね働きかけをお願いしたいというふうに思っております。

 特に今、財源の問題もございますけれども、これら等がですね解決できるものであれば、ぜひともこういった面についてもですね、一日も早く用地買収等ができるような、そういった働きかけをですね進めていただきたいというふうに思っておりますけれども。まあその点についての働きかけ等についてですね、ぜひともしていただきたいんですけれども、その辺どうなのかお伺いします。あともうあったんですけども時間がまいりましたので、おきますので御答弁のほどよろしくお願いいたします。





○議長(青木賢次君) 市長。





◎市長(野村興兒君) 再度の御質問の中で、この萩三隅道路の、要は262のといいますか、有料から出てきます道との接点以降東側の部分であります。今回、大屋川まで一応その図で示されておりますが、これについては、具体的にただちに、この用地買収等は、具体的な話になっていないわけでありますけれども、4月以降改めて説明をし、その対応を考えたい。こういうことであります。

 要は、あそこに建物が建つとですね、結局どうなるかというと、東道路はできないわけであります。また新たな投資をしなくちゃいけない。これを避ける意味で、まだ農地のいろんな手続きの話も含めて、今から考えていきたい。だから、その都市計画決定をはずした途端にわっとですね、ああいうふうな形で量販店の設計図が出されて、という話でありますから、まあこれはまだ農地としての転用の問題、いろんな問題があるわけでありますから、それは確かに、もう一連の、だけど一部土地の処分には反対される方もある。こういうふうに聞いていたわけであります。まあしかし、いずれにいたしましても、議員のおっしゃるように、できるだけ早く決着がつけば、それが一番いいわけでありますから、私どもの立場としては、まあ地権者の方々の声をしっかり伝えていくことだろうと思います。

 まあそういうことで、とにかくあそこで終わることなく、東道路として、またつながっていくこと、その調査にも内々入っていただいているようでありますから、まあこれは正式にまだ、具体的な決定も何もないわけでありますから、これはあくまでも部内の話かも知れませんが、そういうふうなことで東道路が、一日も早く具体的に調査区間として位置づけられ、具体的な概略ルートが決まることを願っているわけであります。まあ大屋川までの話は、含めてですね、どういうふうな形になるか、要は財源問題だと、こういつも判を押したような解答でありますけれども、我々は、そういうふうなことで聞いております。

 一方で、できる限りの、この財源問題を含めた暫定税率を含めた問題、早期にこの国会で決着を図られることを我々も願うし、そしてまた我々もできる限りの運動をしていきたい。こういうふうによろしくお願いします。





○議長(青木賢次君) 平田議員の質問は終わりました。

 以上で本日の一般質問は終了いたしました。

 これをもちまして本日の日程はすべて終了いたしました。明日、4日の火曜日も、午前10時から会議を開き、一般質問を予定しておりますので、定刻までに御参集願います。

 本日は、これをもって散会いたします。

     午後 4時12分散会

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 地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。



  平成20年3月3日



   萩市議会議 長  青 木 賢 次



       議 員  井 関   稔



       議 員  平 田 啓 一