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山口県 萩市

平成19年12月定例会 12月05日−05号




平成19年12月定例会 − 12月05日−05号







平成19年12月定例会



                平成19年12月



            萩市議会定例会会議録(第5号)



                議事日程第5号



         平成19年12月5日(水曜日)午前10時開議





第1 会議録署名議員の指名

第2 一般質問

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〇本日の会議に付した事件

日程第1 会議録署名議員の指名

日程第2 一般質問

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〇出席議員(29名)

       1番  大 村 赳 夫 君

       2番  岡   通 夫 君

       3番  尾 木 武 夫 君

       4番  長 岡 肇太郎 君

       5番  松 尾 義 人 君

       6番  井 関   稔 君

       7番  江 原 任 子 君

       8番  近 江 郁 宣 君

       9番  木 村 靖 枝 君

      10番  小 茅   稔 君

      11番  小 林 正 史 君

      12番  斉 藤 眞 治 君

      13番  左 野 忠 良 君

      14番  柴 田 保 央 君

      15番  杉 山 浩 司 君

      16番  世 良 眞名夫 君

      17番  田 中   良 君

      18番  坪 井   豊 君

      19番  中 村 洋 一 君

      20番  西 島 孝 一 君

      21番  西 元   勇 君

      22番  平 田 啓 一 君

      23番  藤 田 克 弘 君

      24番  丸 田 勘 次 君

      25番  宮 内 欣 二 君

      26番  守 永 忠 世 君

      27番  諸 岡 皓 二 君

      28番  横 山 賢 治 君

      29番  横 山 秀 二 君

      30番  青 木 賢 次 君

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〇説明のため出席した者

 市長        野 村 興 兒 君

 副市長       瀧 口 治 昭 君

 教育長       岩 崎   肇 君

 総務部長      中 村 敏 雄 君

 総合政策部長    湯 本 重 男 君

 市民部長      伊 藤 富 之 君

 保健福祉部長    米 倉   稔 君

 農林部長      白 神   崇 君

 水産部長      谷 本 隆 良 君

 商工観光部長    松 原 純 二 君

 建設部長      三 原 正 光 君

 上下水道部長    桑 原 榮 治 君

 教育次長      田 邊   信 君

 会計管理者     山 中 伸 彦 君

 消防本部消防長   中 屋 健 司 君

 総務部次長     迫 村 高 志 君

 保健福祉部次長   藤 田   擴 君

 総務課長      中 原 滝 雄 君

 財政課長      杉 山 寛 校 君

 企画課長      弘 中   保 君

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〇事務局出席者

 事務局長      米 原 祥 三 君

 次長        藤 岡 敏 彦 君

 主幹        奥 山   明 君

 次長補佐      浜 村 祥 一 君

 調査係長      須 郷   誠 君

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     午前10時00分開会





○議長(青木賢次君) これより本日の会議を開きます。

 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。

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△日程第1 会議録署名議員の指名





○議長(青木賢次君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。

 会議録署名議員に、2番、岡議員、26番、守永議員を指名いたします。

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△日程第2 一般質問





○議長(青木賢次君) 日程第2、これより一般質問を行います。

 それでは、質問順位12番、左野議員。13番、左野議員。

  〔13番 左野忠良君登壇〕





◆13番(左野忠良君) 皆様、おはようございます。一般質問も3日目となりまして、大変皆さん方にはお疲れのところでございましょうが、私も頑張ってまいりますので、皆様方もひとつ頑張っておつき合いを願いたいと思います。

 それでは通告に従いまして、一般質問に入ります。

 1番目の離島の防火対策についてでございますが、萩市の島嶼部の消防団は、見島分団、大島分団、相島分団、それぞれ消防本部と連携をとり、指導、指揮のもと、団員が島の市民の貴い生命、財産を守り、安全、安心な生活が営まれるよう、地域住民と一致団結、防火、防災活動に日夜奮闘されていますことに、感謝をいたしております。

 災害は忘れたころにやって来るといいますが、島という立地条件下のこと、乾燥度合いも高く、高齢化が進展する中、火災の発生頻度は高くなり、それだけに島民は、火の取り扱いには敏感で、細心の注意を注いでいるのですが、不幸にして、去る10月10日夜、見島8区で火災が発生いたし、5戸の家屋が全焼、近隣2戸も少し被害に遭い、消火に海水を利用しているために、家電製品、家財等に塩害の被害が出るなど、災害に遭遇された7戸の家族の方々に、御心境はいかがばかりかとの思いで、まことに残念至極の一言です。

 消火には、航空自衛隊見島分屯基地から、消防自動車や隊員の出動もいただき、甚大な御協力と地域住民の支援のもと、煙と炎の中、海水放水で体も水浸しで寒い中、よくあれだけ頑張って延焼を食い止め、鎮火できたものだと思います。

 近年、災害は忘れずにやって来るといわれますが、この火災を振り返り、消防施設、機器、備品等、整備の再確認をする必要性を痛感いたしましたので、質問をいたします。

 見島、大島、相島は、離島ということから、防火、防災活動には、消防本部の常備消防力の支援活動。また応援は余り望めず、特に見島は、距離的に非常に難しいと考えられ、自立自助活動に頼るしかありません。今回の見島の火災現場は、海岸より五、六十メートル位置で、消火栓を100メートル時点のところに位置するのですが、水量、水圧も低く、消火用水は海水を使用するしかなく、鎮火後の塩害も大きく、島特有の消火用水の不足は悩みの種であり、火災時の消火活動に支障とならない用水確保、防火水槽の設置は重要であり、必要不可欠の問題で、常に地元で候補地確保に二、三カ所話を進めており、検討もいたしていますし、防火水槽設置は、各島共通の問題だと思われますが、御所見をお伺いします。

 この火災は、3時間以上の放水、消火活動で、団員の方は海水で体もずぶ濡れとなり、寒さと闘っての活動で、体を火と水から守り、危険度軽減のためにも、見島分団員45名全員にとは申しませんが、この財政上厳しい中のこと、せめて半数近くの団員くらいには、アルミ防火着、防火ヘルメットは装備の必要性ありと思いますし、また、可搬のポンプ、積載車も、年度も古く、動力ポンプも再三萩送りで修理して、団員でも点検整備に力を注ぎ、どうにか実働できましたが、更新の時期だと思いますし、また消防ポンプ自動車も、昭和55年に、市外のある分団に配置されていた車が更新、新車を配備され、その旧自動車が予備車としていた車を、4年くらいなりましょうか、見島分団に配置換えしたものであります。これら、機動力の充実、整備、配置の促進はどのようになるか、御所見をお伺いします。

 また、水利不足と関連して、消防ホースの配布拡充、増強の確保も、水位不足で火点と遠くなる点も考えますと、他分団と同じに、備品数を考えないで、配布増強を感じますが、いかがでしょうか。

 以上、これらのことにつきまして、市長の御理解ある、温かい御答弁をお伺いします。

 次に、2点目の見島の老人福祉の推進についてでありますが、初めに、萩諸島4島の1年前の、平成18年10月1日現在の人口動向と高齢化率算定ですが、萩市から8キロメートルのところに位置する大島では、人口959人で、65歳以上の高齢化率は32%、萩から10.5キロメートルの櫃島では、人口11人で、高齢化率100%、同じく14キロメートルの位置する相島は、人口234人で、高齢化率39.3%、同じく45キロメートル離れた見島は、人口1,090人、高齢化率39.1%で、4島合わせた人口は、2,294人で、平均高齢化率36.4%となり、萩市の高齢化率の31.9%と比較した場合、高い高齢社会の島であります。

 人間は足から年をとっていくといわれますが、高齢者で歩行に困らない方や、車に乗られる方は別といたしましても、高齢者のひとり暮らしの方、ふたり暮らしの方、歩行するのに難しい方などは、日常の生活必需品の買い物、病気治療のための通院、銀行、郵便局や、公共機関への用事、集会等に出かける場合、交通の便がなく、高齢者の方々が苦悩する地区には、車での送迎対応は重要なことかと思います。

 旧萩市内でも、山田地区の小原、三見地区の明石、大井の七重、羽賀地区、また相島地区などで、それぞれの地区で地域にマッチした有効な体制、対応をいたし、老人福祉事業として、高齢者の送迎車の運行を実施していますが、見島でも、本村地区より県道で3.6キロメートルの宇津地区の高齢者の方が、本村地区にある診療所、歯科診療所、支所、郵便局、農協等に出かけるのに、親戚、知人に再三車を依頼するのもできないし、何とかならないかという事情を伺っています。

 この11月1日現在の宇津地区の人口は、229人の地区市民がおり、65歳以上の方が112名で、高齢化率48.9%と高く、ひとり暮らし13世帯、ふたり暮らしの方5世帯となっており、高齢化の進んでいる地区となっています。

 現在地元では、運行要望のある調査などを行っており、その結果次第では話し合い等により、最良な方法を検討、行政に要望していくことを考えています。

 宇津地区の現状を考えますに、安心、安全で、心豊かな明るい地域社会構築を目指す中、身をもって幸せだと実感できますよう、老人福祉の充実推進に、最善の手だてを差し伸べるべきだと考えますが、市長の御所見をお伺いいたします。

 次に3点目の、離島航路について質問いたします。この関連質問は、これまでにも何回か一般質問いたしておりますし、市長は県の離島振興協議会の会長でもあり、萩海運有限会社社長でもありますので、十分に御認識もいただき、御苦労されておりますことにお礼を申し上げます。

 御承知のとおり、見島、大島、相島には、島民の生活の足となって、それぞれに定期船が運航いたしておりますが、近年の少子高齢化、人口減少や、公共工事の激減等ある中、各島それぞれ、地域振興、島づくりのためにも、観光客誘致、交流人口増加を目指して、数々のイベントなどの開催に鋭意努力、実現に奮闘いたしてはいますが、乗客数、取り扱い貨物の減少等と、油の度重なる高騰などで、萩海運の経営も赤字で厳しい中、国指定の補助航路として、国、山口県、また萩市の補助事業で、今日まで運航できますことに感謝をいたしておるところであります。

 このような状況下、萩海運の運航経営の赤字に対する補助金を、山口県は削減しようとするお話が出ていると伺っていますが、どのようになるのか、どう対処するのか、お伺いをいたします。

 萩より45キロメートルの距離的、自然的厳しい条件下の見島の市民が、生活していくための住民、物資を運ぶ貨客船としての定期船おにようずですが、運賃は1人当たり往復乗船料3,780円で、欠航便もあり、観光客等は伸び悩んでいるのが実情です。来客者の多くの方々からも、見島の人には、乗船割引券があるのですかとよく聞かれますが、そのような対応はなく、島民にとっては負担も多くなり、乗船割引運賃、生産物出荷運賃は何とか軽減措置はとれないのか。悲願とも言えるこのような苦情、要望は山積しております。

 乗船運賃はもとより、日常の生活物資、生産資材、生産物等、島にある形あるすべてのものは、流通経費、運賃がかさ上げされ、島の市民はそれだけに、経済的負担増を免れず、所得減へとつながり、島で生活していく上に、大きなしわ寄せとなっています。私もこれまでに、何度も申し上げてまいりましたが、45キロの航路問題は、島の振興、発展や、豊かで明るい安心の島づくりの一大阻害要因で、一言では言い尽くせぬ、見島島民にとっては、大きな隘路だと思います。

 こういった現況の中、補助金削減案が実施され、最悪の場合でも、今後とも赤字経営でも運営しなければなりません。萩市の補助金のさらなるかさ上げ、増額しかなく、市財政上に、一段と厳しい局面を迎えることとなります。さらに最悪の場合においては、受益者負担が出れば、今まで以上に島民にしわ寄せがきて、生活上の苦痛は免れず、少子高齢化、過疎化をなお一層推し進めることとなり、島民にとっては大問題に発展しかねません。

 去る17年12月議会の一般質問でも、この離島航路としての定期船は、船舶には間違いないが、島の市民にとっては、陸上における国道であり、県道及び市道である。それがために道路同様としての定期船という認識を再確認して、航路定期船問題には、最大の行政支援をするべきだと申し上げてきました。また、15年3月の一般質問では、高齢者対策や、危険防止上からも、悪天候時の場合は、特に危険も伴い不通となります渡船場及び付帯施設整備、船内のバリアフリー化の改善をすべきだと申し上げましたが、萩海運の赤字経営上からか、今日まで、何一つをとっても未整備であり、乗船利用者は我慢しております。これらの諸問題を抱えてる中で、県の補助金の減額案は、萩市の補助金の負担増にもつながり、緊縮財政に大きく圧迫し、しわ寄せは必定となります。

 よって、離島航路に関連した諸問題は、島民が生活する上で苦労している実情を、十分に理解と認識をしていただき、補助金削減ならぬ、増額は当然かと切望するものですが、減額阻止に崇高なる識見と、抜群な行動力の、誇り高き我が萩市の野村市長のこと、これら最善の方向づけになるように、その行政手腕に心より期待をいたし、切望するしかなく、御所見をお伺いいたします。

 これで、第1回目の質問を終わります。





○議長(青木賢次君) 市長。

  〔市長 野村興兒君登壇〕





◎市長(野村興兒君) ただいま左野議員から、離島にお住まいの立場、離島住民のお気持ちを代表して、3点、特にこの離島の消防防災対策、そしてまた、離島におきますところの高齢者福祉、特に交通の手段の確保、そして最後には離島航路、今燃料の高騰に大変、運営のまさに危機に瀕しております、その離島航路の問題、3点について、るる御要望、御説明をいただいたわけであります。

 まず最初に、先般発生いたしました、見島では近年例のない大火であります。被害を受けられました、7棟の関係の方々、罹災されました方々に心よりお見舞いを申し上げたいと思います。

 今、議員から御指摘をいただきました、離島の消火体制、防災体制といいますのは、まさにこの合併いたしましたそれぞれの七つの地域、旧萩は常備消防を持っておりましたが、合併前にそれぞれの地域も常備消防化の体制に入ってきたわけであります。したがいまして、この消防署の出張所、もしくは分遣所、こういったものを設置し、くまなく常備消防の魅力効果が及ぶように、そういうようなことで手当がされてきたわけでありますが、残念ながら、この離島につきましては、島嶼部につきましては、常備消防化にあるはずなんでありますが、具体的には消防車が行き届かない、あるいは救急車両も及ばない、こういうふうな残された地域になっているわけであります。

 したがいまして、今議員がるる御説明がありました、それぞれの消防機能については、本来常備消防に置かれている以上に、消防団の皆さんには、負担をおかけしておりますし、また期待も大きいわけでありますので、それに対応いたします装備を用意をする必要があるわけであります。かねがね、そういうふうな思いにかられておりましたが、今御指摘ございましたように、例えば、消防ポンプ自動車、3,950CCのエーツーキューポンプについては、55年購入というふうに今言われたわけであります。これは市内の消防団に設置をされまして、そして一定経過年数がたちましたので、廃車とするものを、消防署に預かり、それを見島に配備をした。こういったことが、私も全く気づかなかったわけでありますが、行われているということ自体、まさに左野議員の御指摘のとおりであります。基本的な姿勢がおかしいと言われれば、それもそのとおりであります。

 今、見島の消防の機能について、これは少し抜本的な見直しをいたしました。この消防のいろんな機資材、消防団の装備や、あるいは車両、あるいは防火水槽からの水利の問題、こういったものも含めて、少し時間はかかるかもしれませんが、本格的に考えていきたいと思います。

 ちょうど今年は大島につきまして、消防車、小型消防車でありますが、これを離島振興協議会のお世話でつけることになりました。なかなか今まで萩市も、離島消防という観点で、全国でいろんな助成措置もございますが、そういったものの有効活用も、必ずしも十分でなかったのが現状でございます。まことに恥ずかしい限りでありますが、今御指摘をいただきました各問題点につきましては、早急に検討いたしまして、一度に本当は20年度に全部できればいいんでありますが、年次をかけまして、整備をし、計画を立て、整備をしていきたいと思っているわけであります。

 今回のこのような強風の中での火事でありました。今までも火事はございましたが、何とか消防団の大変な尽力で消火に当たっていただきました。大抵1軒で治まっていたわけでありますが、今回の強風の中での、しかも強風という突風という状態に近いと思いますが、そういう中での火災発生になりました。消火力が非常に弱い、そういったこの常備消防が及ばないところにおきましては、やはり相当な手当をする必要がある。こういうふうな思いは全く共通でありますので、今回のこの火災の事例を、一つの大きな教訓といたしまして考えていきたいと思います。

 今回の火災が、何とか途中でこうやってとめることができたのは、消防団の並々ならぬ御努力はもちろんであります。深く敬意を払うものでありますが、あわせて見島の自衛隊の皆さんが、この近傍火災ということで出動いただいたからであります。これは私どもが要請したものではなくて、自衛隊法の83条の3項に、災害派遣施設の近傍で災害が発生した場合は、その責任者、具体的に言いますと、基地指令の判断で出動されたわけであります。このような形で協力をいただいたこの基地、ないしは自衛隊の皆さんに、心より御礼を申し上げたいと思います。

 今後も見島の場合は、自衛隊の基地という、一つの消防力のある組織でありますので、自衛隊の消防力との連携ということも一つ視野に入れながら、今後の見島におきますところの消防力の強化に当たっていきたいと思います。

 今御指摘をいただきましたこと、本当に十分な手当ができていないということの、まさにあらわれでありまして、今後の一つの検討の柱立てとして、十分お伺いをしたところであります。ぜひまた今後も、消防団の皆さん、大変苦労いただいていますが、40名余りの皆さんにも十分御相談しながら、話を進めさせていただきたいと思います。

 最近、大島、相島、見島におきまして、火災が非常に多くなっております。一つは、落雷によりますところの出火が大部分でありますけれども、こういったものにもなかなか対応できない状況にあります。しかし、防災ヘリを使った形での、空からの消火、こういったものもかなり有効でございます。もちろん地場の消防団の皆さんが、大変御苦労いただいてることも承知しております。こういったことも一つ課題になっているところであります。

 いずれにいたしましても、島嶼部におきますところの火災に対する対応の施策については、やはり常備消防化にある、萩市全体の中で、やはり特異な存在ですから、十分な手当が必要であろうと思います。御指摘のところ、しっかり承りまして、今後の対応の一つのよりどころにしていきたいと思います。

 2番目に、見島の老人福祉の関係で、高齢者など住民の交通手段の確保についてというお尋ねをいただきました。実は、高齢者の皆さんのいろんな交通の手段といいますのは、例えば、ふれあいセンターのデイサービス事業の送迎の車両、こういったものも、現にはあるわけであります。しかしこれは、県の方に問い合わせましても、デイサービス以外に使ってはいけない。非常にかたくなな運用なんですね。都市部であればともかく、島嶼部であればこれしかバスがない。ほかにちょっと、宇津の人が本村に買い物に乗せていってくださいと言っても、それを乗せるとこれは保険の利用であるからということで、相応の費用の徴収をする必要があるとか、非常にややこしいわけでして、本来であれば、こういったこともですね、島嶼部と東京の都心と、基準が違うんでありますから、そういった運用も、我々の責任で少し考えていかなければいけない。都市部と、本当に普通の地方と、そして島嶼部と、これを一律に一つの規則で律しているわけでありますが、そういったことも本当は、それぞれの地域の実情に応じて、弾力的に運用ができれば一番いいわけであります。

 しかし、したがいまして、今のデイサービスのこういう車両、こういったものはなかなか現時点では難しい。しかし、今後はやはり数少ない車両でありますから、そういったものの運用も含めて、何かできないかっていうことも考えていかなければならないと思っております。

 そして具体的に今、当面は、実はスクールバスっていうのが、現に宇津と本村の間を走っております。これは保育園の園児と、あるいは小中学校の児童、生徒の通学に利用されているわけであります。しかし、同じスクールバスも、実は今知恵を出されておりまして、夏場には多く見島にお訪ねになります観光客にも利用いただいております。有料になっております。これはちゃんと手続きをして、有料になってるわけでありますが。こういうふうな活用もされております。10人乗りという、非常に小さいものでございますけれども、こういったスクールバスの活用も、高齢者の方の、例えば、通院や買い物、こういったものにも活用いただきますように、そういうふうな利用の仕方はできないか。

 ちょうど実は、スクールバスの関係も、今時点では、小中学生が1人今通学に、保育園園児が2名利用していただいてます。中学生の登校時にあわせて便があります。あるいは、保育園の園児に合わせて、園児の登下校に合わせて便をつくってるわけでありますが、そういったものとあわせまして、高齢者の方が通院をされる、あるいは買い物に行く、こういった時間に合うような形の、時間外とか、こういったことも考えられるわけであります。

 そういった夏場の観光客、そして高齢者の方の足、交通手段、小中学生の関係。実は、20年度は小中学生の利用がなくなります。園児3人だけの利用になりますが、今そういうふうな形で、何往復かしてるわけでありますから、そういった意味での活用ができないか。これを来年4月までに、ちゃんと運用のルールを、運行のルールをちゃんとつくっていきたいと思います。

 なお、いろんな形で、離島等の移送困難者外出支援サービス、こういったものもあるわけでございます。今、確か相島で利用されているかと思いますが、いろんな意味で、そういったものもと思いますが、今御指摘がございますが、本村と宇津との交通手段という関係は、こういう形で、今当面何とか4月1日以降ですね、一つのルール化をしたものを用意をしていきたいと思います。もうしばらく時間をいただきたいと思います。

 今、観光客がかなり見島を訪れられ、交通手段を持たない観光客でありますが、こういった方々には、民宿、旅館の皆さんが、それぞれ用意をされて、サービスとしてやっていただいてる。こういったこともございます。いろんな形で、交通手段、だんだん高齢化していく社会の中におきましては、何とか交通手段お持ちにならない年配の方々に、高齢者の方々に、交通手段を確保すること。これは市の行政として、極めて重要な役割を持つものであると思います。

 今、各地でぐるっとバス等の運行をしてますが、まさにそういうことでありますので、見島におきましては、そういうようなことで当面対応させていただきたいと思います。

 そして最後に、離島航路の話でございます。離島航路の話については、まさに見島にお住まいの島民の皆さん、住民の皆さんにとってみれば、これは見島の唯一の交通手段、本土とを結ぶ唯一の交通手段でございます。今でも、相当実は往復運賃については、3,780円という、大変高価なものになっております。何かちょっと、歯の治療を受けよう、今島内でも治療はございますが、例えば専門医の治療を受ける、いろんなことがあるわけでありますけれども、そのたびごとに、大変な支出を伴う、こういうふうな御指摘もいただいているところでありますが、その運賃が場合によっては、上がらざるを得ない。そういった事態に今直面してるわけでございます。

 今、山口県の離島航路の補助金、これを少し削減をしたいと、こういう申し出が県からございました。今、見島航路の全体の像については、萩海運の決算について御報告をしておりますけれども、見島の航路につきましては、国土交通省が認定をいたします欠損金っていうのは、平成18年度の事業年度、これは9月末に終わる事業年度でありますが、3億1,400万でございます。これに対しまして、国が1億5,600万、そして県が1億5,300万、この補助金を出していただいてますが、そしてその差額は市が負担する。こういう形になっております。

 この県の補助金を、実は削減をしたい。こういう申し出がありました。県の削減の理由は、他県に比べて県の負担が大きい。確かに、広島とか岡山、瀬戸内海航路、ほかの県に比べますと、確かに多額の交付金、補助金をいただいておりますが、しかし、山口県は全国でも珍しく、日本海と瀬戸内海と両方の海域にわたった離島航路を持っている、数少ないところなんであります。ほかにはないんであります。あと、長崎とか、あるいは鹿児島とか、そういったところは、離島のウエート非常に高いんであります。離島の声っていうのは非常に強い。そういったところは、離島行政に対して非常に力を、県自身が入れていますから、山口県の場合はどちらかと言いますと、瀬戸内海の離島、島嶼部の人口が次第に先細っております。むしろ今中心は日本海の、見島、大島でございます。

 そういったことから言いますと、私どもにもろに県の補助金の削減っていうのはくるわけでございまして、これについては、何とかそのひとつ島民、離島の状況をしっかり見ていただきたい。こういったことを、先般の知事要望にもしたところであります。

 今、全国でいろんな展開がございます。私も、山口県の離島振興協議会の会長を仰せつかっておりまして、全国の離島協の理事も仰せつかっているわけでございます。離島航路の状況は、今の補助金どうこうっていう以前の世界で、燃料費の高騰にあえいでいるわけであります。各船会社は、このたび重なる値上げ、原因は戦後っていいますか、史上最大の、最高の価格になっておりまして、確かかつてオイルショックという、まあそういった時期もございましたが、そういったものとは比較にできないほどですね、今価格が上昇しているわけです。第一次オイルショック、第二次オイルショック、日本は大変な原油価格の高騰によりまして、ひとつの価格クライシスっていうですね、そういった時期を迎えたことがありますが、そういった時期の高騰分とは比較にできないほど、今値上がりをしているわけであります。値上がりしているけれども、経済運営のよろしきを得て、何とかパニックだけは防いでいる。まあしかしながら、これ以上の燃料高騰には、いろんな意味でもう耐えきれない状況になっているわけであります。

 そういう状況にありながら、かつ補助金について制度を見直すということになると、私どもにとってはダブルに働くわけでありますから、これは絶対に応じがたいということも、先般11月6日の離島航路の関係、20年度の予算の関係で、知事陳情をいたしましたけども、知事には申し伝えてあります。何とかですね、県も大変財政苦しいって話でありますが理解をしてほしい。こういうことを申しております。

 全国離島協議会も、燃料高騰に対します国への措置、離島航路補助金についての手当、こういったことも緊急要望してるところであります。20年度予算でどのような取り扱いになるのか、まあこれが一つの焦点でありますが、左野議員御指摘のようにですね、何とかしてこの運賃に影響することのないように、努力をしていきたいと思っておるところであります。

 ぜひ、見島の皆さん、あるいは各、相島や大島の皆さんも含めて、今件についてはぜひ御関心を持っていただきまして。当議会におかれましても、ぜひ離島航路の補助金の制度の見直し、あるいは引き下げ、こういったことについては、ぜひ議会におかれましてもですね、ぜひ御賛同賜りますように。反対運動なんですね。引き上げじゃなくて。そういったことを、ぜひよろしくお願い申し上げたいと思います。私どもできる限りの努力は、今からやっていきたいと思います。いずれにいたしましても、大変今離島航路のこういう萩海運、代表させていただきますが、この運営も大変厳しくなっておりますが、何とかこの燃料の高騰、これを乗り越えていきたいと思っているところであります。

 そしてまた、本来でありますれば、離島航路というのは、これは国道や県道と同じような扱いである。現に、そういう国道、県道という指定を受けているところもあるわけでありますから、萩海運の見島航路、あるいは大島航路、相島航路、これについては、ちょうど道路の問題、いろんな形で中期計画でありますけれども、同じようにしっかりした一つの基幹道としての位置づけをし、やっていかなければ、これはまさに島嶼部に住まれる方にとってみれば、大変な財政負担、経済負担であります。

 こういったことから言いますれば、この運動というものが、いわゆる道路の問題と同じように、しっかり位置づけて対応を考えていかなければならないと思います。道路の問題については、大変御理解をいただきます萩市議会でございますが、離島航路につきましても、ぜひ同様の御理解と御支援を賜りますように、お願い申し上げまして答弁にかえさせていただきます。





○議長(青木賢次君) 13番、左野議員。





◆13番(左野忠良君) ただいま市長より、温かい御答弁を、3項目にわたりいただきました。

 最初に、消防のことでございますけれども、本当に期待した以上の御答弁をいただいたわけでありまして、いろいろ先ほど一般質問で申し上げましたとおり、大変消防団員も頑張っておりますし、本当100年、150年のこの前の火災でありました。団員、あるいは島民には、まことにいい教訓であったかとこう思います。被災に遭われた方には、大変御無礼な言い方かと思いますけれども、いい教訓だったとこう思います。

 そこで、この先ほど市長さんも申し上げましたように、私は常備消防が見島に届かない。これは御承知のとおりでありますけれども、あえて甘えて今の機材、大変厳しい市財政の中でございますけれども、機材の拡充、整備は早急なるものだろうと思いますし、また防火水槽にしましても、かように思っておりますし、これから協議を十分するということでありますので、計画的に進めていくということでありますので、分団長初め、消防本部の方々と十分協議して、善処されますように御期待をしております。よろしくお願いします。

 次に、福祉の問題でありますけれども、先ほど申しましたように、大変厳しい高齢化の宇津地区の方200何名でございますけれども、まだアンケートが、市長の方にはきてまだ統計をとっておらないということでございますので、はっきりしたことは、けさも支所長から伺っておりませんけれど、要望が多いっていうことは伺っております。私帰りまして、また地元でよく話をして、市に余り負担のかからない有効な方法で、住民が安心して、幸せな日々が暮らせるような方法がとれたらと思いますので、またその節には温かい御援助をいただけたらとこう思っております。

 最後の航路問題でございますけれど、たびたび島民の苦しみを申し上げました。本当に市長さんには理解していただいていると思いますし、また海運会社の社長でありますので、身を切り詰めるような思いだろうと、こう思っております。先ほども申し上げて、そのことを重複するようでありますけれども、この定期船が3島にしましても、大島は近いからそうでもないかと思うんですけれども、生活していく上でのすべてのものが、この定期船であります。それゆえに、これに欠航とかあった場合は、大変厳しい苦情もあったりして、島民が定期船に期待、あるいは関心を持つのは当然でありまして、市長さんにもタウンミーティングの席も、いろいろ苦情も聞かれたかと思いますけれど、あれが見島の住民の実情でありますので、そこのとこは、島民の人の甘えではなくして、これが実感だということを再認していただきたいなとこう思います。

 昨日も、と言って申しわけないんですけど、去る11月18日に杉山浩司一行、私たち山陰自動車の問題で、国交省に陳情に参りました。私はこれを申し上げてどうかと思うんですけども、冬柴国交大臣に最初に名刺をもらったときに、私は離島見島の出身の議員ですと申し上げましたら、冬柴大臣は、あっ、私の担当ですね、と市長さんの前だったんですけど、すぐ即答冬柴大臣は申しました。さすが国交大臣だな。離島には関心を持っているんだなと思いまして、本当に私はうれしかって涙が出る思いでした。

 そのような中、冬柴国交大臣でも関心を持っているこの離島航路に対して、山口県が1兆1千数百億円の返済を抱えている中で、大変厳しいとは思うんですけれども、一つ認識を持って、削減を阻止しなきゃならないと思いますし、私は議長さんにまだお話をしておりませんけれど、今議会でも、議員の皆さん方の御協力をいただければ、この削減案の阻止の要望といいますか、要請といいますか、そのような議決をいただけたらなと、県に要望したらどうかとこう内心は思っていますけれども、またこれは別の話でございまして、そういうことができたらと内心は今思っております。また後ほど議長さんにも御相談してみて、議員の皆さん方の御協力がなければできないことでありますし、それも一つの方法かなと、内心は今思っております。

 いろいろ、大変萩市も厳しい財政でありますし、万が一これが実施となった場合には、先ほど申し上げましたとおり、最終的には運賃の値上げということに、当然なることは仕方ないかとこう思うんですけど、あってはならないなと思います。一つの例をとりますと、萩でもそうかと思うんですけど、12月1日のガソリンスタンドの前を通りますと、大変今日は油よくつぐなと思ったら、前の日ですけども、12月のときから油が上がるんでありました。見島も当然上がりました。見島もガソリンを例にとりますと、172円です。リッター。萩と見島を比べたらいくらかわかりませんけれど、ただ、ガソリンをとってもそうなんです。その、私この前積んだんで、まだ二十日前ですか、158円でガソリンを積んだんですけど、わずか二十日で上がってるんです。

 これが一つのガソリンのことではございますけど、私さっき申し上げました、形あるすべてのものに、このような運賃のかさ上げがあるんです。よく見島に来られた方が、見島ええとこですね、住んだらええですねとよく言われます。それは5日や1週間いるから言われるだけでありまして、永住、生活っていったら、大変な負担があるんです。今それをあえて申し上げておきます。

 以上です。





○議長(青木賢次君) 市長。





◎市長(野村興兒君) 再度確認の意味で、御質問をいただいております。御意見をいただいております。

 最初の消防防災の話でありますが、これは二度とこういった大火が起こらないように、もちろん火の用心をいただき、その発生しないことが第一だと思いますが、発生したとき、これは当然通常の発生率が起こるわけでありますが、そういった火災に対して対応できますように、一つは水利の問題、消防のいろんな機資材の問題、あるいは消防団に関係いたします諸課題、こういった問題について、年次別の計画を立て、しっかりまた対応させていただきたいと思います。本当は単年度でやれれば一番いいんでありますが、なかなか財政的な事情もございますので、数次にわたって行うこととなると思います。よろしく御協力をお願いしたいと思います。

 2番目の、福祉のバスの問題でありますが、これは一つの島嶼部の中の、しかも二つの大きな集落があって、そこで福祉の施設や医療施設や、こういったものが一方にしかない。あるいは出張所がありますけれど、一つの方にどうしても偏っていく。こういったときには、交通手段をひとつ十分に備えることによって、そういった相互の行き来ができるような、体制をとっていくのが、行政の務めかと思います。しっかり対応を考えていきたいと思います。

 最後の航路の問題であります。これは今御指摘がありました、いろんな切実な話でありまして、まあこれまで実は燃料が上がるっていうのは、だれも予見できなかった。しかしここで燃料の問題をどう解決していくのか。これは実は、離島航路という一つの海運会社の問題になっておりますけれども、実は水産業の皆さんにとってみても同じような問題。あるいは農業のハウスをやっていらっしゃる方についても深刻な話でありまして、日本全国、大変今いろんな意味で、思い悩まれている方がたくさんいる。しかし、離島航路は公共的な、一つの道路と同じような位置づけになってるっていうこと。我々も十分認識をいたしまして、今お話聞きましたガソリンの値段が172円っていうのは、全く初めて聞きました。山口ではまだ140円台で売ってるところもある。30円も差があるというんですね。こういった実態も、我々もしっかり頭に入れていかなければならないと思います。

 いずれにいたしましても、この航路の問題は、何としてでも今以上のですね、運賃の設定はもう無理だというふうに思っておりますので、皆さんとともに、しっかり頑張っていきたいと思います。よろしくお願いします。





○議長(青木賢次君) 左野議員の質問は終わりました。

 ここで10分間休憩いたします。

     午前10時48分休憩

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     午前11時00分再開





○議長(青木賢次君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。

 続いて、質問順位13番、斉藤議員。12番、斉藤議員。

  〔12番 斉藤眞治君登壇〕





◆12番(斉藤眞治君) おはようございます。12番、斉藤眞治です。

 それでは、通告に従いまして順次質問いたします。

 初めの、商工行政の萩市新堀駐車場の利用の促進と、将来の展望について質問をいたします。

 萩市新堀駐車場は、有料の市営駐車場として、中心地市街地に面しており、駐車場の利用者は、田町商店街や近隣の店舗等の利用者、さらには、月決めの契約者が大半であると思っています。

 しかし、この駐車場の周辺には、市役所の駐車場、JAあぶらんど萩の駐車場、田町パーキング、田町商店街駐車場、新田町商店街駐車場や、大型店舗の駐車場に加え、現在、整備中の、旧萩市民球場跡地に整備される中央公園内の駐車場と、多くの駐車場に取り囲まれたものとなっています。

 そこで、利用者の利便性を図ることから、利用の促進となる事例を、2点申し上げますので、市長の御見解をお尋ねします。

 一つに、現在の利用時間、午前7時から午後11時についての不満の声が聞かれます。いつでも、車の出し入れができる24時間開放型とされる、お考えがないかお尋ねをします。

 二つに、新堀駐車場を取り巻く現況は、先に触れましたけども、新堀駐車場の駐車料金は、萩市特別会計の収入として計上され、そこから管理、運営費等への支出をしています。一方、萩市が整備をした駐車場の、新田町商店街駐車場、通称、御成道田町駐車場は、昼間は無料で、夜は有料として利用されて料金の収支は、別途の扱いとなっています。

 田町商店街の利用者のための駐車場として、位置づけられた新堀駐車場は、現在も、その役目の一たんを担っていると、私は思っています。

 そこで、厳しい環境にある新堀駐車場の、利用の促進を図る観点で、駐車料金の値下げ、例えば1時間50円、1時間増すごとに30円の追加、月決めの場合は、1階部分3,000円、2階部分2,000円などと、料金の見直しをされるお考えはないか、お尋ねをいたします。一部の店舗では、お客さんへのサービスとして、利用者に対して駐車券を発行し、利用の促進に協力をしています。

 次に、新堀駐車場の将来展望について、お尋ねをします。萩市駐車場特別会計を拝見いたしますと、萩市の管理をする駐車場の経営は、厳しいものがあります。さて、新堀駐車場と近隣駐車場との比較、また、維持管理を考えるときに、加えて現萩商業高等学校の利用の将来性や、旧札場跡地の整理などを考慮し、また、中心観光地と田町商店街とに接する駐車場として、新堀駐車場のあるべき姿についての検証と、評価から総合的な観点での新堀駐車場の将来展望について、利用の促進を含め、今後どのような駐車場とされるのか、市長の御見解をお尋ねします。

 2点目は、県道萩川上線の開通から、萩しーまーとを経由する、新ルートによる、現在運行されていますまあーるバスのルートの見直しについてであります。現在、西コース、東コースとして30分おきに、萩市役所を発着とした運行がされています。これまで私も、市民ニーズにこたえたルートの変更を要請してまいりましたが、予算の関係から、現行の西、東ルートで所要時間を、おおむね1時間のコースとすることが望ましいとの判断で運行されています。市長も、利用客も増加傾向にあり、特に観光客の増加は著しいと説明をされています。

 さて、萩ウエルネスパーク大型遊具完成記念シャトルバスが、10月13日から11月25日の間、土日祝日のみ5便の運行がございました。これは、市長とのタウンミーティングにおいて、市民の方からの要請にこたえられたものであると、説明を受けています。

 そこで、この遊具の利用や、ウエルネスパークでの多目的な活動、グラウンドゴルフ等に使用したいという、市民の方へのサービス。さらには私の地域にも、このまあーるバスの運行をという市民の声に対して、現在の西、東コースの発着時間を、30分置きから、例えば1時間、もしくは1時間30分間隔と見直し、所要の運行時間は、現行の1時間を基本としたコースの増大が考えられないかということであります。

 現、西、東コースに北コース、中コース、南コースを加え、北は大井出張所、中はウエルネスパークを通り梅林園、南は、三見出張所というコースの見直しであります。また、コースの増加であります。ルートは少し複雑にはなりますけれども、集中方法などを工夫することや、広島の路面電車を参考にされれば、可能であると私は考えます。

 このことは、関係監督官庁等や、民間のバス、タクシー関係者、さらには、現まあーるバスの委託先などとの協議は必要となってまいります。しかし、行政として市民のニーズにこたえる必要も大事であります。新たなバス停などの諸経費は伴いますけども、現行の運行で可能な対処法として申し上げますので、まあーるバスのルートの見直しについて、市長の御見解をお尋ねします。

 加えて、現コースにおける各バス停留所の、待合用のいすがない箇所への配慮についてお尋ねをいたします。

 次に、観光行政から、萩まちじゅう博物館構想の将来計画について質問いたします。質問に入ります前に、去る10月15日、まちじゅう博物館と観光振興という表題で、高木博物館長に、御講演をいただきました。現在の構想に基づき、ソフト面の充実を図られていることなど、改めて萩まちじゅう博物館構想を、再認識するとともに、課題についても指摘をいただいたとこであります。講演での御指導につきましては、市議会観光議員連盟の研修課題、さらには、私の議員活動の一たんとさせていただき、今回の質問の参考にもさせていただいております。

 さて、萩まちじゅう博物館構想における、萩まちじゅう博物館の基本計画や、行動計画、さらには、まち博サテライト情報を参考に、サテライトとしての萩駅の位置づけについて、お尋ねをいたします。

 現在の萩駅は、萩市自然と歴史の展示館として改装され、萩の歴史観光や鉄道に関する展示物があり、入館者も増加傾向にあると聞いています。構想では、萩駅は、萩博物館を核としたサテライト博物館と位置づけ、充実を図ることとなっています。以前私は、萩の観光地を点から線で結ぶ、観光トレイルという表現を使った萩観光を申し上げました。まさに、この構想の基本計画や行動計画は、トレイルを重視したものであると私は思っています。そこで、国の登録文化財の萩駅は、萩駅展示施設改装計画に伴い、改装されたものですが、博物館構想の基本計画や、行動計画の中で示してある萩まちじゅう博物館を展開するシステムとして、サテライト空間、施設、実物展示システムという項目から、今後どのように位置づけられるのか、お尋ねをいたします。

 また、鉄道の父と言われ、長州ファイブの一人でもある、井上勝翁の功績を紹介する必要性を、これまでも、諸岡議員からも質問をされています。先に申したように、萩駅には鉄道に関する展示物もございます。話は少し変わりますけれども、聞くところによりますと、東京駅、丸の内中央口正面の井上勝翁の像には、この像の説明がないということで、説明板を萩市は設置されるのであればと、東京駅の関係者も言っておられるとのことであります。

 さて現在、丸の内中央口前が、改修されており、この銅像が工事のために一時撤去されるとのことであります。この像を、萩市に設置できたらという声もあります。このことが実現できれば、より充実した、萩まちじゅう博物館構想となると考えます。井上勝翁の銅像の萩移転を、市長は働きかけるお考えはないか、お尋ねをいたします。

 次に、教育、福祉行政について、お尋ねをします。とりわけ、屋外の大型遊具、教材の管理及び安全チェックについて、お尋ねをします。教育委員会と福祉事務所から、屋外の大型遊具及び教材の一覧表の資料をいただきました。早速、各小中学校や保育園から提出されました内容を拝見いたしましたところ、施設、備品台帳として整理はされていますけども、設置年月日の不明なものや、かなり年月を経過しているものもございます。

 そこで、年次的な個々の修繕や、日々の点検はされているとは思っていますけれども、各遊具、教材の安全チェックは、どのようにされているか、お尋ねをいたします。

 また、遊具、教材への保険の有無や、事故が起こった場合の責任の所在と管理者について、お尋ねをいたします。

 最後に、総務行政の市の機構における組織、人事について、お尋ねをいたします。

 まず、福祉部門の職場の実態に見合った人事配置から、保育園における安心できる職場の確保について、お尋ねをします。

 保育園の現況から、一時保育の利用状況、職員の配置基準、現配置職員数、臨時職員の雇用条件、代替職員と一時保育の担当職員の勤務条件と、勤務場所等の資料をいただきました。

 そこで、2点の質問をいたします。中には以前、同様な質問をしていますことを申し添えます。

 1点目は、さまざまな保育園の入所形態での、職員等の配置基準で、正規、臨時職員が配置をされています。そこで、国の定める児童福祉施設、最低基準に定める保育士では、幼児、園児を保育することから、定員による配置で、小数点以下は切り捨てた予算措置を見直し、小数点以下は切り上げた1名増の職員、臨時職員も含めますけれども、その配置はできないか、お尋ねをいたします。以前、私は補助金制度が、目的のある補助金から一般財源化されたことで、この種の補助金が、小数点で配分をされている制度を改めるような要請と、一人未満の人件費の補助に対し、市独自の施策として増額をし、職員の確保を要請しています。これらにかかる追加予算は、当然萩市の負担増となります。安心して、子供を産み、育てることができる環境づくりに加え、安心、安全の保育園が望まれることから、職場の実態を現場で把握され、萩市の責務としての職員の配置は、当然であると私は考えています。

 2点目は、0歳児が在籍する保育園には、看護師が配置されているかどうかということであります。0歳児を預かるということへの対処策として、看護師の配置は当然なことであり、配置されていない園への入園希望には、配置をされている園への入園を優先させるべきではないかと思います。0歳児の入園箇所、及び看護師の配置について、お尋ねをいたします。

 財政状況が厳しいとはいえ、少子高齢化、とりわけ、保育のための投資経費は、理解されるものであると私は思います。

 次に、職員の人材育成基本計画について、お尋ねをします。この計画については、萩市行革大綱、及び大綱実施計画の中の、柔軟でスリムな行政運営の体制づくりの項で、平成18年に検討、平成19年から実施と付記をされています。私は、平成16年12月定例会において、人材育成基本計画方針の進捗状況について、お尋ねをいたしましたところ、答弁では、新行革大綱の進捗状況を含め、検討・精査し、方針を作成するとのことであったと、私は受け取っています。この計画は、地方分権を担う上で、担い手となる職員、つまり人材を、基本方針育成の方向、育成の取り組み、人事評価システムと区分けをし、作成したものを、透明性、客観性、納得性、公正公平性、そして苦情処理を備えた方針として、職員の十分な理解のもとで、真に求められる、市民サービスへの施策に取り組む姿勢として作成し、公表するものであると考えています。

 現在、行革大綱実施計画の中で、専門技術を習得した職員の採用、計画的かつ体系的な職員の研修、職員提案制度は実施されているとこであります。

 それでは、その基本となる人材育成基本方針、人事評価システムを含めた、萩市人材育成基本計画の進捗状況、及び内容の開示について、お尋ねをいたします。

 以上で、1回目の質問を終わりますが、簡潔な答弁を、よろしくお願いを申し上げます。





○議長(青木賢次君) 市長。

  〔市長 野村興兒君登壇〕





◎市長(野村興兒君) 斉藤議員から、大きく三つの課題、それぞれ詳しい質問がございますけれども、お尋ねをいただきました。順次、お答えをいたします。

 最初は、駐車場の問題であります。駐車場の問題は、今、お話がありましたように、田町の新しい駐車場、この周辺に本来の新堀の駐車場、あるいは、市役所の駐車場、第三駐車場、あるいは、職員のための駐車場、これも相当広いもんであります。いろんなものがございます。まあそういった中で、特に、この今、田町の駐車場について、利用時間を24時間開放型にすることはできないか、こういうふうな御指摘でございます。

 これは、実は、田町の駐車場は、経緯も御承知のとおりでありますが、昼間を含めました駐車場の管理運営は、田町の商店街にお願いをしているわけでありまして、その費用を賄うために、夜間については有料にさせてほしい。こういうお申し入れに対して、それを受諾をしたわけであります。そして、具体的には、夜間の駐車場は、午後11時までということでありますから、11時から翌7時までの間の利用者については、これは完全に閉鎖をするということでありますから、対応できない。だから、利用できないことについての今、お尋ねでございますが、多くの有料駐車場、機械操作によらないものについては、大体11時とか12時とか制限をしているところであります。よっぽど小規模なところは、開放型になっておりますけれども、開放型にしたときの、いろんな問題があるわけでありまして、防犯上のトラブル、まあこういったものも絶えないわけであります。そういったことで、現時点では今、まさに田町にお願いしたばかりでありますから、そういったルールを、当面変えることは考えておりません。したがいまして、ぜひこれについて、まあ今後、長期的にどう考えていくかという話は、新堀の駐車場の問題も含めてですね、実は、あり方も考えていかなければならないわけであります。

 そして、2番目に新堀駐車場の値下げができないかという話であります。御承知のとおり、これは、この駐車場を特別会計という制度でやっております。特定の収入、駐車場使用料でありますが、をもって特定の歳出維持管理費を当てるという、こういった駐車場特別会計のルールに従ってやっているものであります。かなり老朽化をしています。そこで、少し値下げをしてはどうかと、こういうお話でございます。

 実は、18年度駐車場事業特別会計決算にかかりまして、監査委員から意見をいただいておりまして、新堀駐車場の改修工事については、平成18年度から駐車場の使用料や繰越金を財源に、年次的に行なってきたが、駐車場使用料の伸び悩み等により、一般会計からの歳入が、繰入れがなければ実施できない状況に追い込まれている。今後廃止を含めて、この駐車場のあり方を検討することが、喫緊の課題である。まあこういうふうな御指摘をいただいてます。

 いずれにいたしましても、そういうふうな監査委員からの御指摘もございますので、早急にあり方を検討していかなければならないわけでありますが、その中で今、利用料を半減をするとか、そういったことについては全く視野に入れておりません。そういうようなことでありますから、何とか今、全体像を含めてですね、萩市の駐車場のあり方について、早急に議論をしていかなければならないと思っておるところであります。ぜひ御理解をいただきますように、よろしくお願いいたします。

 それから、まあーるバスの話でありますが、これも斉藤議員、今まで何度も、お尋ねをいただいています。まあーるバスについては大変、我が町内にもという声がですね、ほうふつとして沸いてきているわけであります。これは、ちょうど導入化しまして7年経過をいたしました。この、まあーるバスの目的は、一つは市民病院を、要するに今の椿地区に設置をした。まあこういったこと、それから、そのシャトルバスということで考えたわけでありますけれども、それであれば、この高齢者の、いろんな意味でですね、いわゆるそのそれぞれ八百屋さんとか、あるいは、小さな小店舗が、かなりあったそれが、全部大型の量販店に変わっていく、したがって今まで近所で、歩いて八百屋さんに通って行くことができたけれども、あるいはいろんな物、日曜用品を買ったけれども、それができなくなった。まあそういったようなときに、そういう巡回バスが活用できないかという話と、もう一つは、観光立市を目指しております萩にとりまして、その周遊的なバスがない。観光バスはあるけれども、行ったり来たりする、そのいろんな意味で回れるバスがない、こういうふうな話であります。そういった意味でですね、その要請に対応するために、ああいう形で、当初は30分、それで今は1時間になっておりますが、そういう東西のバスを用意をしたわけであります。

 松陰先生、晋作くんと、こういう名称からわかりますように、かなり観光ウエートをもってやってきているわけであります。これを、さらに今広げてみてはどうか、本当は、余裕があればぜひやってみたいと思うんでありますが、今でも、3,000万以上のですね、いろんな意味での持ち出しがあるわけでありまして、これを今、さらに拡大すれば、恐らく途方もない、今の斉藤案によりますと、途方もない歳出になるわけであります。現在、今おっしゃった、例えば越ケ浜、大井とかですね、いろんなところについては、川上方面については、これは現にですね、定期運行バスがあるわけですね。バス会社の、そうしますと、それと競合するというのは、これは大変なことでありまして、今まあーるバスが走っておるところも、実は競合路線があります。これについては大変な議論をして、やっと了解をいただいたわけでありますから、まあしかもそれは最後には、そのバス運行は、そのバス会社に委託をするということで了解をいただいたわけですね。したがって、もしこれを、例えば越ケ浜まででしょうか、越ケ浜、玉江路線というのがありますが、これと競合する、これが一方が100円で、一方がというようにですね値段が違うようなことはあり得ないわけであります。そういうようなことから始まりまして、それぞれの今の、全体のバス路線を全部見直さなければならないわけでありますから、まあこれは相当の時間を要するし、経費もかかるわけであります。

 一方で、そのそろそろのもう一つの声はですね、そういった運行路線も廃止代替バスとか、いろんなものがあって、とにかく2億円近い今、費用はですね、市が負担をしていますから、そういった意味では、もう一回、何か見直しをする。こういったときの時期に、そういうふうな一つのバス運行の全体像を、もう一回しっかり打ち立てて、というのは確かにあると思いますが、今、ちょっとこの、例えば、椿大橋ができたから、それでちょっとルートを変えましたけれども、そういうふうな形で簡単にはできないということをですね、それをぜひ御理解をいただきたいと思います。

 定期運行バス路線について、それに今、循環バスを並行して走らせることは、なかなか難しいということ、これは、この出発にあたりましても大変議論して、それについてバスの運行会社に対しても、大変理解をいただいて、やっと今設定をしたところでございます。そういうようなこともございますので、全体今、まあーるバスの運行路線を変えていくということは、なかなか難しいということを御理解を賜りたいと思うわけであります。

 そして、今もう一つは、各まあーるバスの停留所にいすがないところがあるが、これについてのベンチの設定はどうかということであります。これも、実は何度も、いろんな議論を、過去この場にいただきました。例えばバスの停留所に時計がついていない。時計をつけました。市役所前は、とうとうですね、市議会の意見いただきましたので、停留所に実は時計をつけておりますけれども、いろんな意味で今、御意見をいただきました。できるだけベンチもですね、そういったときに御意見を賜りまして、今、73カ所の停留所総数がございますが、その中で52カ所にベンチはございます。ベンチがないのが21カ所でありますが、これは道路の構造上、どうしても置けないというところもございます。そして、今までの過去のそこからお乗りになることが、ほとんどゼロである降りられる方はある。というところもあります。現に今、あった方がいい、しかも、ずっと待っている方もある。こういったところもございます。そういったところで可能なところがもし、要するに設置上可能なところがあればですね、ぜひこれは置きたいと思います。多くの場合は実は、これは寄附をいただいておりますので、そういった意味で、ここにぜひこれは、その設置上問題ない。例えば歩道、道交法上ですね、設置ができないところもありますが、できる可能性があるものであれば、それはそういったことで考えてみたいと思います。かなりの部分、今までそういう御指摘を、市議会でもいただきましたので、対応してきたつもりでございます。なお具体的なところがあれば、ぜひそういうふうな形で対応していきたいと思うわけであります。

 今、当議会におかれましても、島嶼部を代表される御意見として、今の萩海運で乗り降りするときの、バスの利用ということから考えますと、例えば市民病院に行くのに、今のルートは非常に不便だ。こういう御意見もいただいています。かなり時間がかかる。まあこういったことは、今回の、次のルート変更のときには、少し考えてみたいと、こういうお約束もしているところでございます。ぜひ御理解をいただきたいと思います。

 そして、3番目にサテライトとしての萩駅の位置づけでございます。今、このまちじゅう博物館構想の中のサテライト部分について、今いろいろ全体像も含めて評価をいただきました。なかなか全体構想、わかりにくいものもありますけれども、評価をいただきまして本当にうれしく思います。サテライト空間としての萩駅の位置づけでありますが、これを今からどうするのかという話であります。実は、あの萩駅の建物は、大正14年に建てたものでございまして、ハーフ・ティンバーの大変、当時流行の建物でありました。それを何とか復元ができていますが、これについて一応その建てたとき予算がなくてですね、文化庁とかですね、あるいは国土交通省の予算であればよかったんですが、環境庁の予算を使ったものでありますから、あそこに、看板にですね自然という言葉が絶対ないといかんというんで、ああいうふうな名前がついているわけでありまして、萩市自然と歴史の展示館という名前であります。まあそういうふうな位置づけになっております。これは萩往還を歩いて行ったときに、そこに休憩ができるとか、あるいはそこで、いろんな萩の情報が得られると。こういった趣旨でつくられておりますが、今や、井上勝の、いわゆる鉄道博物館的な活用はできないか、こういうようなことでやっております。できれば看板もですねかえたい。かえることができなかったら、もう一つですね、そこにつければいいんでありますが、そういうようなことも考えております。なかなか、本来でありますと、会計検査大変うるさいんでありますが、もう検査も終わっております。ということも、余り公の席で言う話でもございませんが、そういうようなことも含めてですね、何かそういったサテライト的な活用はできないか。これはおっしゃるとおりでありますので、何か工夫をしてみたいと思っております。

 今、あそこでちょうど、萩の言うなればイルミネフェスタがやられています。ああいうふうな形でもですね、人が集まれる場所である。だから議員の御指摘のようにサテライトとしての機能はあるし、ちょうど椿地区の、ある意味では拠点ではないか。ああいうふうな形でですね、地区の皆さんが、全く自主的な努力で、市は一切の支援はしておりません。それにもかかりませず、あれだけのことをですね、やられておりますので、そういった意味では地の利もいいのかな、そしてまた、そういう歴史的な意味でのサテライト、まあこういったことで使えないかという議員の御指摘はもっともでございます。これは、しっかり今からですね、やっていきたいと思っています。具体的にちょっと今、どこまでできるかという話はわかりませんが、今までの今展示しているようなものからですね、できるだけ萩の鉄道の歴史なり、井上勝の今までの越し方、まあこういったことも含めて、あそこでわかるように、まあこういうふうなことも考えているところでございます。

 そしてまた、椿地区のですね萩往還へのということも、そもそも予算は、そういったところからきておりますので、萩往還の関係もですね少し、というような思いもございます。しかし基本はあくまでも、井上勝に焦点を当てていきたいと思います。その井上勝の関係で、東京駅の関係、今御質問いただきました。東京駅は、まさに今工事をしておりまして、あの井上勝の日本鉄道の父と書いたですね、台座も今、銅像も今撤去されているそうでありまして、私も最近ちょっと見ておりませんが、それがもし撤去されたままであったら、持って帰ったらどうかという話でありますが、ことはなかなかそういうふうに簡単ではございませんで、恐らく今どういうふうな状況になって、その後どういうふうに処理をされるのか、どこに立像されるのか、まあこのあたりが焦点になると思います。ちょっと私もちょっと知りませんでしたので、貴重な情報であります。すぐですね、東京駅もしくは、JR東日本ですね、照会をしてみたいと思います。

 実は、もう随分前になるんでありますが、あの銅像については、レプリカをつくるということについては、JR東日本の了解をいただいてあります。今、桂太郎公の旧宅にあります桂太郎の像については、実は、拓殖大学の茗荷谷の本部にあります桂太郎公の銅像のレプリカでありまして、これはレーザーでふあっとやったら簡単に形がとれまして、再生できます。こんなことを言ったら非常に大いに失礼でありますが、あのレプリカ、このレーザーによって複製するときは、そう値段がかからないんでありまして、まあそういったようなことを考えますと、今の井上勝翁のですね、像についても難しくない。そこで判断をしまして、東日本と掛け合って、一応レプリカをつくることについての、お許しはいただいたんでありますが、そのときの条件はですね、その彫刻家が朝倉という著名な彫刻家でございまして、朝倉事務所の方の著作権があるので、後は朝倉事務所と交渉してくれ、それがよければどうぞという話になっています。ちょっと私も忙しかったもので、その朝倉事務所にまだ交渉行っておりませんが、そこさえ話がつけばですね、一応了解を、そのとき紙をとっておけばよかったんですが、紙をとっておりませんので、またもう一度いろはからやらなければいけないかもしれません。一応そういう形で了解をもらっています。しかし、今いただきました工事のために撤去しているということは知りませんでしたので、これは早急にちょっと、どうなっていくのか情報を得ていきたいと思います。その東京駅もしくはJR東日本と話し合いをしてみたいと思います。まあそういった意味では貴重な情報をいただきましてありがとうございました。

 それから、あと教育関係であります。その遊具の関係でありますが、この遊具の関係は本当に事故が他地でも起こるたびごとに、本当に大丈夫かなという思いをですね、いつも持っております。今議員御指摘ございましたように、それぞれのところで、どういうふうな管理運営を行っているか、チェックがなっているか、まあ聞きますとですね、ああそうかなかなかちゃんとやっているなというふうにしてほっとするんでありますが、そのほっとするのを私が言っても何でありますから、直接担当者部長の方から言っていただきまして、皆さんほっとしていただきたいと思います。なかなか大変でございますけれども、このそれぞれ厳しい予算の中にもかかりませずですね、できるだけその遊具を、まあ撤去すれば一番簡単なんでありますが、撤去せず、修理を重ねながらですね、やっているところであります。

 今その中で、もし事故があったときの責任はどうなんだという、こういう話でありますが、まあこの責任については当然管理責任、その学校施設の場合ですね、設置管理が原因で、その管理のやり方が問題で事故が起こった。こうなると実は、国家賠償法の第2条というのがありまして、ここには実は、そういったいろんな設置または管理に瑕疵があったために、他人に損害を与えたときは、国または公共団体は、これを賠償する責めに任ずると、こう書いてあるんですね。したがってこれを根拠にいろんな訴訟が起こるわけでありまして、まあそういった中で、この管理が原因で、管理上の瑕疵が原因で、まあそういうようなことは、なかなか立証が難しいんでありますが、とにかくそういった形式にこだわらずに、安全に子供たちが、それを使えるように、まあそういった観点で、重ねていろんな形でチェックをいただいているとこであります。後ほど、このあたりについては、福祉の方と、そして学校教育の方で、それぞれ状況をお話をさせていただきたいと思います。

 そして、次に福祉の保育園の関係でございますが、保育園の関係については、今先ほど予算配置がされる、この定員の配置の関係で小数点以下云々というお話をされましたが、萩市の公立保育園の職員の配置基準については、この国が定める児童福祉施設の最低基準の職員配置以上の基準となっておりますので、そのあたりについては、小数点をどうこうという話ではなくて、しっかりこの基準を上回る配置を行っているところでございます。そういうようなことで、ぜひ御理解を賜りたいと思います。

 しかし一方で、きのうも御質問いただきましたように、いろんな公立保育園、民間の保育園がある中で、例えば、延長保育をしてほしいというお母さん方の、非常に強い要望があります。その延長保育をしてほしいということで、今それに耐えうるのは土原保育園だけなんですね。なかなかできない。まあこれは、もし延長保育をしたら、またその何人かのですね保育士の方を雇わなくちゃいけない。あるいは、臨時の人ではとかですね、いろんなこの公立保育園の持ついろんな制約がございます。今までの職員の皆さんとの関係、あるいは組合との皆さんとのいろんなやり取りもあります。まあそういうようなことで、なかなか臨機応変な、といいますか、弾力対応が、できないような状況にありますので、これもぜひ一つ御理解をいただきますように。職員の皆さんも一生懸命やっていただいておりますが、なかなか表立ってそういったことについての対応ができにくい。まあそういう状況にあることも、御承知おきをいただきたいと思います。一生懸命努力をいただいていることは十分承知であります。

 そして、その次に、看護師の配置、あるいはまた、そこにはおっしゃいませんが、看護師もしくは保育保健師という形でありますが、これは今、0歳児、厚生省の実は、児童家庭局からの通知という形になっておりますが、この0歳児が9人以上在籍をする保育園、これについては看護師または保健師の設置義務がございます。設置をしなければならない。まあしかし、6人以上であれば、これは努力義務になっています。今、具体的に9人以上の乳児を受け入れておられるところ、まあ公立保育園では、実は土原保育園でありますが、ここにはちゃんと看護師を配置をしているところでございます。民間保育園でありますと、日の丸保育園では、そういった形で、乳児が14人いらっしゃいますので、配置がされているところであります。

 他の保育園では、乳児の入園が9人以上ではないために、看護師の配置はないのが現状でございます。今、国におきましては、今後、定員121人以上の私立保育園には、看護師配置をするような方向、今方針を出しておりますので、まあそういったことが、今後は義務づけられていくんではないかと見込んでおります。看護師の配置、今後、国の方で、どのような決定が行われるのか、私どもは、それを見守っているわけでありまして、とにかく今現状では、保育園では乳児に限らず、お預かりをした児童の安全と健全育成のために万全を尽くし、責任を全うしている。このように思っているところでございます。大変な職務でありまして、よくて当たり前、事故があれば、何だと、こういうふうな世界でありますので、細心の注意を払っていただいております。日夜大変努力をいただいているところでございます。

 そして最後に、人材育成という観点から、職員の人材育成基本計画は、どうなっているかと、こういうことであります。平成16年の6月に地公法、地方公務員法の一部が改正になりまして、研修に関する基本的な方針を定めることが責務とされまして、そして17年に総務省が策定いたしました、この地方団体におきます行革の推進のための新たな指針というものがありますけれども、そこに、人材育成基本方針を策定をし、総合的な人材育成に努める。まあこういったことが明らかにされまして、それを受けまして今、具体的には、その方針を策定する。まあこういうことになっているわけであります。具体的な作業関係、あるいは内容等については、担当部長から詳しくお話をさせていただきたいと思います。

 もう一つ、先ほどちょっと質問、答弁の中でですね、田町の24時間使用ということというふうに言いましたが、新堀の駐車場の24時間使用。まあこういったことについて、まあなかなか今の時点では、今の運用を変えること、先ほど言いましたように大変赤字になっておりますので、むしろ監査委員の御指摘をいただいています。そういうようなことも踏まえて、あり方を考えていきたいと思います。

 以上であります。





○議長(青木賢次君) 教育長。

  〔教育長 岩崎 肇君登壇〕





◎教育長(岩崎肇君) 斉藤議員から、教育福祉両行政にまたがる御質問でありました。私は、学校教育に関する観点から、屋外の大型遊具、教材についてお答えいたしたいと思います。

 2点、御質問があったと思うんですが、1点目は、各遊具、教材の安全チェックについて、どうであろうかという御質問に対しましてお答えしたいと思いますが、遊具、教材の管理及び安全点検の実施状況についてでありますが、現在、鉄棒、ブランコ、滑り台など、屋外に埋設、または固定して設置している遊具、そして教材については、すべての小中学校で、教職員による定期点検を、月1回、点検日と担当者を決めて実施いたしております。目視、触診、聴診、そして教職員の大人の力で試してみるなどの点検を行い、異常の有無を確認し報告することを義務づけています。児童生徒の使用前や使用後にも、随時の点検を日常的に行っています。その際に異常を発見したり、使用前での不安があれば、教職員間で情報交換いたしまして、使用の禁止を行ったり、あるいは使用上の注意を児童生徒に伝えています。これらの点検によって、本年度を含めて、ここ最近5年間では、遊具、教材の不備が原因によっての事故は発生しておりません。

 また、安全点検同様に、児童生徒への安全指導については、機会をとらえて行うよう、その徹底をお願いしています。

 先に述べた点検により、異常があった場合は、各学校が教育委員会へ要望書を提出し、現地確認の上、修繕や器具取りかえ等の対応を実施いたしております。使用に耐えない場合には、撤去または新規に購入する措置をとっております。昨年度は、21件の修繕と5件の撤去を実施いたしております。

 次に、2点目の、事故が発生した場合の責任の所在と保険の有無についてですが、先ほど市長が答弁いたしました。多少重複して、失礼でございますが、国家賠償法第2条の運用によって、学校施設の整備や管理が原因で、事故が起こった場合は、当該施設の設置者たる市が、その損害を賠償する責任を負うこととなり、遊具や教材の管理責任についても、市に、その所在があると考えます。

 また、保険の有無につきましては、市費により、全国市長会学校災害賠償保障保険に加入いたしております。これは、学校の施設の構造上の欠陥や管理上の不備による事故、あるいは学校業務を遂行中の不注意による事故に起因して、児童生徒または第三者が、身体を害したり、財物の損壊をこうむり、その賠償責任を市が負う場合に適用されるものであります。

 以上、2点の質問に、お答えいたしました。以上でございます。





○議長(青木賢次君) 総務部長。

  〔総務部長 中村敏雄君登壇〕





◎総務部長(中村敏雄君) 人材育成基本計画の策定に関しての御質問でございますが、先ほど、市長答弁がありましたように、地方公務員法の改正や、国の指針等を受けまして、萩市におきましては、合併後の平成17年に、研修に関する基本的な方針を含んだ人材育成基本方針の策定に取り組みまして、実は、平成18年度当初には、素案を策定したのでございますけれども、時を同じくして人事評価制度のことが出てまいりまして、せっかくつくるのなら、この人事評価制度のことも基本方針の中に盛り込みたいということで、現在、素案の修正作業をやっておるとこでございます。今年度中には策定したいと考えておりまして、策定次第速やかに市報に概要を掲載するとともに、ホームページで詳細を公表する予定でございます。

 なお、修正作業中の人材育成基本方針については、目指す職員像でありますとか、職員に求められる資質、能力、あるいは総合的な人材育成環境の整備、人事評価制度の活用による、人材育成などの柱立てで、まとめたいというふうに考えております。そういうことで、まだ人材育成基本方針できておりませんが、人材育成については、かねてより萩市では、積極的に、また独自のやり方で取り組んできております。その取り組み状況につきましては、議員御指摘のとおり、専門技術を習得した職員の採用では、昨年、文化財専門職員1名を採用したところでございます。本年につきましても、情報処理専門職員、病院情報システム管理職員を、それぞれ1名採用しております。

 このほかにも、これまで全国公募により、市民病院事務長の職でありますとか、博物館長、このたびの新図書館長などの職についても、採用いたしておるところでございます。

 また、職員研修では、職員の意識改革と能力開発を進めるため、計画的、かつ体系的に職員研修や、人材育成の取り組みを行っておりまして、山口県セミナーパークへは、毎年100名を超える職員を派遣しておりますし、自治大学校へも、毎年数名を派遣しておるとこでございます。そして、実務研修として、国や県にも積極的に派遣してきております。

 また、受講したいと思う研修を、毎年職員に提出させております自己申告書の中で、書かせております。それらを参考にいたしまして、公募制による方法も採用しながら、各種研修にも積極的に参加させておるとこでございます。

 それから、職員提案制度につきましても、職員の想像力、研究心、及び市政運営の参加意欲を高めまして、市政各般の業務を改善し、市民サービスの向上と、市行政の効率化を図るため、新市になりまして、昨年度から実施しております。提案件数は、昨年度52件でございます。本年度につきましても、一般提案28件、あわせまして歳入確保に特化した提案も、別途募集いたしまして、その提案も含めますれば、昨年度の52件を上回る件数となっておるところでございます。

 そのほか、男女共同参画の観点から、能力ある職員を男女の区別なく、積極的に登用することによって、職員の仕事へのやりがいと意欲を醸成することにつなげておりまして、女性の登用率は、現在、管理職については、8.5%、係長以上の役職では26%となっておりまして、徐々にではありますが、女性職員の人材育成と役職への登用率の向上を目指して努力しておるとこでございます。

 また、一昨日、諸岡議員の御質問に、お答えしましたように行政評価システムの導入についても、今年度から始めておるとこでございます。このように人材育成を図るため、そして、人事評価制度を補完する形で、既にさまざまな取り組みを行っているとこでございます。

 いずれにいたしましても、今年度中には、人材育成基本方針を策定したいと考えております。現在、策定に向けて努力しているとこでありますので、御理解をお願いしたいと思います。以上でございます。





○議長(青木賢次君) 保健福祉部長。

  〔保健福祉部長 米倉 稔君登壇〕





◎保健福祉部長(米倉稔君) 大型遊具、屋外の大型遊具のことについて御質問いただきました。市長、教育長が答弁しておりますので、私の方から簡単に申し上げたいと思います。

 屋外の固定遊具につきましては、毎月1回、チェック項目に従いまして、各園の点検担当者、これは副園長が、やっておりますが、これが行いまして、園長が内容を確認するということにいたしております。毎月1回は、これは、たいこ橋なり、あるいは鉄棒、ジャングルジム、滑り台、こういったものの塗装のはがれ、ボルト、ナットの緩み、ささくれ、突起物、油切れ等、そういった物の点検を、細かく12項目等に分けて点検をいたしております。

 それから、移動遊具でございます。これは未満児が使用しておりますが、これらの移動遊具、砂場、グランドの点検、これは毎日当番の職員が、安全確認を実施をしております。これは、砂場でしたら危険物がないか、犬や猫のふん等がまざっていないか、砂の量はいいか、固さはどうか、あるいはグラウンドでしたら、石、ガラス等の危険物が落ちていないか、移動遊具の状態はよいか、あるいは、手、足の洗い場、こういったものは清潔か、破損はないか、そういった物をチェックをいたしております。そのほか、週1回の実施をしておる項目もございます。児童の安全指導につきましては、随時、指導をしておるとこでございます。遊具の維持補修につきましては、使用に耐えなくなった遊具につきましては、保育園からの要望によりまして、計画的に更新しておるとこでございます。修繕につきましても保育園からの連絡、要望により、実施をいたしております。園児の安全対策を優先し、保育遊具につきましては、できるだけ迅速に対応をさせていただいているところでございます。

 それから、危険や事故が起こった場合の責任の所在と管理責任につきましては、市長、教育長の答弁がございましたので、割愛をさせていただきます。

 保育園における安心できる職員等の配置、職場の実態と人事配置についてでございますが、保育士の配置につきましては、合併前は、各市町村で配置基準が異なっておりましたので、合併にあわせまして、萩市公立保育所、職員配置基準によりまして、統一をしたとこでございます。この、萩市の職員の配置の基準でございます。萩市保育士配置基準は、乳児3人につき1人、1から2歳児が6人につき1人、3歳児、20人につき1人、4歳児以上が30人につき1人、90人以下の施設におきましては、この定数のほかに1人加算をしております。算出の方法のお問い合わせがございました。各年齢区分ごとに、少数第1位、第2位以下を切り捨てて、これを求め、これらを合算した数、この小数点以下を切り上げて算出をしております。

 萩市の公立保育所職員配置基準は、今申し上げましたが、国の児童福祉施設最低基準の、職員配置以上の基準としております。いずれの保育園も国の最低基準を上回る配置とさせていただいております。一時保育や、延長保育を実施している保育園にありましては、別途保育士の加配を行っております。一時保育につきましては、年間、利用児童数によって、加配の必要性を判断をしておるとこでございます。

 保育園が、土曜日、開庁職場であることから、週休代替職員を各園に配置することといたしております。基本的には、各保育園の保育士の配置につきましては、萩市公立保育所配置基準によって配置をいたしておりますが、園長から保育士の配置の状況につきまして、相談があれば、実態にそった職員配置をしているところでございます。看護師の職員の配置につきましては、市長からの答弁のとおりでございます。私からは、以上でございます。(「新堀駐車場については」と呼ぶ者あり)





○議長(青木賢次君) 市長。





◎市長(野村興兒君) 先ほども申しましたように監査委員からの御指摘もありますので、新堀駐車場については、その意見も含めまして、総合的に考えていきたいと、先ほど答弁したつもりであります。





○議長(青木賢次君) 斉藤議員の質問は終わりました。

 ここで午前中の会議を終わり、午後1時から会議を開きますので、定刻までに御参集願います。

 それでは休憩いたします。

     午前11時57分休憩

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     午後 1時01分再開





○議長(青木賢次君) 午前中の会議に引き続き、午後の会議を開きます。一般質問を続行いたします。

 続いて質問順位14番、西元議員。21番、西元議員。

  〔21番 西元 勇君登壇〕





◆21番(西元勇君) 二、三日前まで裏山の柿の紅葉が実に美しく、朝夕の光の中で七色の光を放っておりました。けさその裏山の柿の木は、美しく装っていた葉っぱをすべて落として、赤い柿の実が姿をあらわしました。そしてその柿の実は晩秋の風の中でかすかに揺れておりました。時の移ろうのを早いものと痛感したきょうこのごろでございます。西元勇、ひとり言日記より。前口上はこれにおきまして、それではただいまから通告どおり一般質問を行いたいと思います。

 まず最初に、地震に強いまちづくりということで、耐震診断・耐震改修補助制度の利用状況等についてお尋ねをいたします。

 7月の新潟県中越地震の記憶も新たなときに、災害の教訓を国、自治体の防災施設に生かし、人々の生命、財産を守ることに安全、安心な暮らしを願って、耐震診断・耐震改修補助金制度の利用状況等についてお尋ねをいたします。

 中越地震で強く印象に残ったのは、古い木造家屋に被害が集中したことです。地震が起こるたびに住宅の耐震性が問題となり、自治体の担当課などへの相談がふえると仄聞をいたしております。国交省では、地震はいつどこで起きてもおかしくない、耐震診断だけは受けておいてほしいものです、と呼びかけております。参考までに申し上げますが、建物の耐震基準は、地震を教訓に強化されてきました。1978年の宮城沖地震後の81年、建築基準法が改正され、震度6強から7の地震で倒壊ないし、震度5強程度でも損傷しないための現行基準が設けられたと伺っております。国土交通省によりますと、耐震診断は全国の自治体の55%、耐震改修は29%がそれぞれ補助制度を設けているとのことです。

 当萩市でも、7月15日発行の市報で耐震診断、耐震改修の補助制度を創設しました、と見出しで申し込み方法や申し込み場所等くわしく掲載されています。ちなみに、その一部を抜粋して宣伝のためにあえて御紹介いたします。平成7年の阪神淡路大震災では、死者の約8割以上が木造住宅の倒壊による圧死とされています。今年4月には、石川県の能登半島地震が発生し、地震はいつ発生するかわからない状況です。このため国、県では地震に強いまちづくりを推進するため、7月15日から木造住宅等の耐震診断、耐震改修を実施される方に対して、費用の一部を補助します。ある自治体では、81年以前に建てられた木造住宅の診断は無料で、改修は一般世帯の場合159万円を上限に補助しています。萩市は、81年以前に建てられた木造住宅の診断は、2万8,000円で、改修は30万円を上限の補助となっています。

 このように各自治体によってサービスに温度差があり、人を助ける制度でなければならない、診断改修補助制度が全国的に進んでいないと聞き及んでおります。防災においては自助、公助、共助が重要ですが、基本は自助といえます。自助として最も重要なのは、耐震性の弱い建物の持ち主による事前の建てかえと耐震補強だといわれています。災害ではそれぞれの違った顔を持っています。中越地震と中越沖地震は似た規模で発生し、地域も近かったのに、一方はインフラに大打撃を与え、もう一方は個人の財産を直撃しました。形式的な支援は通用しないのが地震災害だと言われるゆえんでもあります。したがって、公助や共助は自助を誘発する仕組みが殊のほか大切となります。

 そこでお尋ねをいたします。萩市も早々に耐震診断・耐震改修の補助制度を創設されましたが、個人の利用状況及び公共の建物の進捗状況はどのようになっているのか。さらに地震に強いまちづくりを推進するためには、補助率のアップなど今後の取り組みが肝要かと存じますが、市長のお考えをお伺いいたします。

 また萩市は国の重要文化財が多く、伝統的建造物群保存地区の範囲も広く、木と土と紙でできている建造物が他市より多いと思料されますが、これらの安全性はどのような方法で確保されているのでしょうか。まちじゅう博物館構想の中で、あらゆる災害についての安全性はどのように位置づけられていますかお尋ねをいたします。

 次に、広域化した市の拠点づくりとして、若者向け市営住宅の建設についてお尋ねをいたします。

 現在の日本の人口は約1億2千800万人ですが、国立社会保障人口問題研究所の出生率推計によると、43年後の2050年には1億人から9,200万人程度になると推計されております。これからの40年余の間に2,800万人から3,600万人の人口が減少すると警鐘を鳴らしております。都道府県別の将来推計の人口では、2030年までに人口がふえるのは東京、神奈川、滋賀、沖縄の4都県のみとなっております。北海道では、現在の560万人から16%も減り、秋田、山口、長崎では20%以上も人口が減少し、他の府県も似たような状況であります。人口減少は、多くの地域にとって21世紀最大の課題といわれます。2年前の国勢調査では、山口県の人口は58年ぶりに150万人を割り込みました。少子高齢化に伴い、死亡数が出生数を上回る自然減が進んでいるほか、進学や就学で若者が県外に流出するなどの社会減も深刻化しております。

 一方、萩市の人口は国勢調査によると、昭和35年は約9万3,000人でしたが、平成17年では約5万8,000人となっております。今後、合併後の新市の最大の課題の一つが人口流出などによる少子高齢化の進行です。このような課題への対応を図るためには、若者向け住宅の建設など定住促進を含めた総合的な施策の展開が肝要ではないでしょうか。

 そこでお尋ねをいたします。今年3月に策定された萩市住宅マスタープランを拝見しますと、萩市将来展望を上位計画として、本市の都市計画や市街地整備、福祉等各分野の計画と連携した住宅専門に関する専門的計画と位置づけると明記してあります。住宅行政を総合的に推進するための基本計画であるにもかかわらず、これらの中から萩市を担うであろう若い世代の住環境に踏み込みが弱く、将来展望が見えてこないのは寂しい限りであります。

 限界集落という言葉が頻繁に使われるとき、まちづくりは心から始まるといわれています。みずからのまちに愛着と誇りを持ち、連帯感に支えられた住む人々の心、その心の共通部分がその土地の気質であり、地域の文化となるものと思料されます。幸いに萩市では新たな地域コミュニティー組織の設立に取り組んでおられます。こうした新しいコミュニティーづくり組織にパックとした若者向けの住宅団地建設は、広域化し分散化した市の拠点となる新たな地域の発展への種まきでもあろうかと思われます。

 今から約15年前、当時の川上村に定住対策として若者向け住宅団地が造成され、川上村内から7世帯22人、旧萩市から13世帯44人、県内から2世帯5人、県外から3世帯15人計26戸、90人の入居があったと仄聞しております。その当時、旧萩市の市民は人口減少の続く中でいじめ合いだとか、足の引っ張り合いなどといった陰の声が聞かれました。しかし今考えてみれば、その快挙があったればこそ、今の川上があると言えるのではありませんか。

 萩市住宅マスタープランの基本目標には、人にやさしいずっと住み続けられる居住環境の整備、としっかり明記されています。朝の光とともに目覚め、背中に光を浴びながらの食事は脳内の神経伝達物質セロトニンの分泌を促し、眠っていた体をすっきりさせます。東側には庭やテラスをつくるなど、趣味を生かせる住まいづくりこそが萩市に住むことを誇りと感じる住まいづくりの基本であり、若い世代が安心して子育てできる住宅団地整備の理想と思われます。こうした発想豊かな住宅政策の展開が、萩市の将来を明るいものとしてくれるものと思料されます。市長の御所見をお伺いいたします。

 次に、国道191号の整備についてでございますが。この質問に入ります前に、まず一言お礼を申し上げさせていただきます。平成16年3月議会において国道191号越ヶ浜大井間約4キロの山の崩落箇所にはブルーシートがかけられており、このブルーシートの枚数が少なくなる日を心から願っている内容の一般質問をさせていただきました。まさにその願いどおり波よけ防護柵は既に完成し、ブルーシートの枚数も日々少なくなり、現在もその改良工事が懸命に進められております。国道191号を生活道として活用している者にとりましては、工事の進む様子は通勤途上に元気を与えてくれる一服の清涼剤となっております。これもひとえに野村市長さんや山口河川国道事務所萩国道出張所長さんを初め、関係者各位のお骨折りのたまものと深謝申し上げます。

 さてそれではまず最初に、大井橋の拡幅改良についてお尋ねをいたします。

 道は市民の生命、財産を守るといった観点からも安全性の確保された道づくりが最優先だと思料されます。道路には市道、県道、国道があることはだれでも承知のことであります。これらの道は、自分の自治体でできるところ、あるいはそれぞれの所管にお願いしなければ整備が進められないもの。いろんなものがあり、それが現状であり実情であります。本題の大井橋は昭和11年に鉄筋コンクリート橋にかけかえられ、以来風雪にさらされること71年。その老朽化は甚だしく、また国道を走る車両の増加とその大型化など交通環境も悪化のピークに達していると言えるのが現状であります。旧萩市方面からの橋への侵入カーブが急でさらにその幅員が狭隘なため車の離合に支障をきたし、事故が起こって当たり前、起きないのが大井の七不思議の一つに数えられているほどであります。

 アメリカ中西部ミネソタ州ミネソタポリスの橋崩落事故は、私たちの記憶に新しいものがあります。当時の新聞をひも解けば、道路や橋の補修費用が不足していた、もっと早く対応していたらこんなことにはならなかったかもしれない。これは先進国として、自他ともに認める米国の関係者の声であり、多くの関係者の教訓が生かされていないことに驚愕とさせられました。この紙面では、返す刀で日本にも同じ危険といった見出しが躍っていました。こうした事故を他山の石と受けとめ、橋の一斉定期点検、全国的に行われる予定だと伺っています。ちなみに、自治体管理の橋は全国に12万9,200、建設後50年が経過した橋は8月現在6%だが20年後には47%に急増するといわれています。

 危機感を肌で感じながら大井地区民の知恵袋であり、共働の会でもある大井地区連絡協議会では、国土交通省中国地方整備局山口河川国道事務所を初め、関係各所へ提案書を持参し、その実情を訴え続けております。異常気象が続く昨今、豪雨や土砂災害で幹線道路の寸断や橋の流出で集落が孤立するといったケースが増加しております。少子高齢化の進展する地域にあっては、道路のあり方はそこに住む人の命そのものに直結する大きな課題と言えます。

 現在、山陰自動車道建設要望の声が高く、陰陽格差の是正を願う我々にとっては、まことにありがたい限りでありますが、ややもするとこれらの声に国道191号の課題懸案事項がかき消され、山陰自動車道整備のうねりの中に埋没するのではないかといった危惧さえ感じております。

 国道191号は、我々にとっては生活道路であり、山陰自動車道とは違った意味での生命線であります。沿線住民のこうした切なる思いをしんしゃくいただいていることは十分承知の上で、あえて市長さんの御所見をお尋ねし、あわせて関係機関への陳情要望の際には以上の点を強く申し添えていただきますよう重ねてお願いを申し上げます。

 次に、緊急の迂回路としてのバイパスの建設についてお尋ねをいたします。

 御承知のとおり、国道191号は萩市と島根県益田市を結ぶ主要幹線道路であり、その沿線に居を構える人々にとっては通勤、通学、買い物などに利用する大事な生活道であります。そしてこれらの人々にとっては生きていく上での命綱でもあります。現在山の斜面の崩落改良工事が進んでいますが、仮に大井、越ヶ浜間で大きな崩落事故が発生したら、広域化した萩市が二つに分断され、人の交流はもとより物の流れが断絶し、まさに陸の孤島と化すのは火を見るより明らかであります。

 今年7月の新潟県中越沖地震のような規模の地震は全国で毎年のように発生しています。これらの被災状況より、迂回路の必要性を痛感したのはきのうのことのようであります。ころばぬ先のつえ、こうした自然災害に備えて緊急迂回路バイパスとして、やすらぎ苑から一峠越えた市道門前、猪熊線までの約七、八百メートルの市道または林道、あるいは農道、さらには長門市まで完成している広域農道等を踏まえた道路の新設のお考えはないか、市長さんの御所見をお尋ねをいたします。

 以上をもちまして、第1回目の質問を終わらせていただきます。





○議長(青木賢次君) 市長。

  〔市長 野村興兒君登壇〕





◎市長(野村興兒君) 西元議員から地震の問題、そして住宅の問題、そして最後に191の整備の問題、3点お尋ねをいただきました。大変格調高いお言葉でありまして、なかなか格調高くお答えできるかどうかわかりませんが、順次お答えいたします。

 最初の地震関係でございます。まず最初にお尋ねがございましたのは、補助制度がございます。この補助制度は今お話ございましたように、実はたび重なる近年の大型地震、新潟の中越あるいは福岡の西方沖、こういった大規模な地震が頻発をしておりまして、これに対しまして平成17年度に国が耐震改修促進法という法律をつくりまして、基本方針を策定をいたしました。それを受けて県が基本方針に基づきまして耐震改修促進計画を実は今年の3月に作成をいたしまして。市、町におきましても、基本方針及び県の改修基本計画に基づきまして、いろんな形の努力をせよ、とそういった中に実は補助制度についての市町村単位での創設を求められたわけであります。できたばっかりの制度でありますが。実は7月に募集をいたしまして、今おっしゃったような内容のものであります。耐震の診断について、これは補助制度でありますから当然自己負担があるわけでございますが、耐震診断、そして耐震改修という2本立てでございます。いずれにいたしましても、それぞれの補助制度について利用状況はどうか、ということでありますが、まだほんのわずかな期間しか経過しておりません。ということもありますが、どうも余り市民の皆さん関心度が薄いといいますか、経済的に新たな負担を求めるということが難しいような経済情勢なのかもしれません。とにかく今時点ではまだ応募いただきましたのはゼロでございます。

 そもそも本定例会といいますかその議会におきまして、予算制度として予算措置をとっていただきました。承認をいただいたわけでありますから、できる限り一人でも多くの方々に利用いただきたい。もちろんあんまりたくさん呼集されると困るなあという思いがございましたけれども。県内でも全市町がこれを実施しているわけではありません。約半分くらいのところでございます。そういう中にもかかわりませずこうやって採択という制度をつくったんでございますけれど、なかなか利用がされない。

 一つはですね、なかなか周防大島とか柳井とかあちらの方はかなり関心度が高くて、利用度があるわけでありますが、向こうの方はどうも芸予地震があったときにいずれというふうな思いが非常に強いそうでございまして。周防大島は東南海のですね地震、これはずっと東海地方からずっと四国の南部指定がありますけれども、周防大島は東南海の地震の指定区域でありまして。そういった意味ではいつあってもおかしくはないとこういうことを毎回毎回ですねいろんな広報が流れておりますので、そういった意味では非常に危機感があり、やっぱり診断とあるいは改修等受けようという、やろうという意気込みが違うのかもしれません。

 日本海側は今まで地震がないと言われてきましたが、この中越地震を初め、あるいは福岡の西方沖地震、これは日本海側でありますので間違いなく日本海側でも地震が起こり得るということの証左でありまして、歴史的に見ましても旧萩藩の時代、400年の歴史、今からさかのぼりましても若干の地震はあるんですね。しかし大きい地震はなかった、ということでありますから。そういったことから安心感があり切実なものとしてとらえられないというその市民感情もあるのかもしれません。

 しかし今議員御指摘ございましたように、とにかく地震の問題というのは、それぞれの地域にとって大変な問題でありますし、そういったことも繰り返しPRをし、そして少しでも多い方が耐震の診断と改修に応じていただきますようにお願いを申していきたいと思うわけでございます。住宅の耐震環境は60戸を想定していまして、改修になりますとこれはかなりの金額になりますので、予算枠としては7戸でございましたが、それでも一つも動かないということでございますから、ちょっとさみしい限りでございます。今県内の11市1町で、申請受け付けがされております。そういった意味では、かなり先駆的に取り組んできたつもりでありますが、残念ながらそういう状況にございます。

 公共建設物の進捗状況はどうか、とこういうお尋ねでございます。これについては、公共建築物におきましては、学校施設については56年5月以前の建築については、すべての建築物の耐震診断が終了しておりまして、今後はその診断に基づきまして年次的に耐震改修、建てかえを行っていくこととしています。しかしこれはかなり年次的に集中いたしますと、財政的にはかなり苦しくなりますので、かなり長期にわたっての作業になるかもしれません。

 他の建築物についても、今年度本庁舎の耐震診断を行います。こういったことも耐震診断を行ってどういうふうな形で結果が出るか、今後も年次的に耐震診断を行って建てかえ、あるいは耐震改修等についても建築コスト等も考えながら、慎重に考えていってみたいと思います。特に避難する場所とか、こういったところが耐震構造に問題がありとこういうことでは困るわけでありますので、十分対応を考えていきたいと思います。

 とにかくいろんな意味で、市報等含めたところで、こういった地震災害、この災害が必ずやってくるんだという意味での広報等もですね、しっかり考えていきたいと思います。

 そしてまた、補助金の内容を少し変えてみてはどうかという話でありますが。補助金の増額についても議論はされております。県の方からもそういうふうなことはできないかとこういう話であります。20年度以降にこの問題について議論をしていかなければならない、20年度にどうするかというのは20年度予算にかかるわけでありますが、議論してみたいと思います。今まだ具体的にこの時点では内容が定まっておりません。

 そしてその次には、先ほどお話が紹介がございました、昭和56年というのが一つの節目でございまして、53年に御指摘のように宮城沖地震がございまして、これを受けて建築基準法が56年の6月に法律が改正されまして、それ以降の建物についてはすべて耐震性のあるものということになっているわけであります。したがいまして、今萩にあります大体住居世帯がある住宅数というのは、大体2万2,500ございますが、56年以降建てられたものが9,900ございますので、そのあとの残りのところの中で、耐震性がないと思われるものが9,800ぐらい、耐震性ありと考えられるものが2,800でございますから、約全体の数から言いますと、半分弱のところがですね対象として今から考えていかなければならないわけでありますからして、これは相当の数であります。

 耐震化率が今言いましたものを、要するに56年以降のものと耐震性ありと判断されたものを加えて、耐震化リストしますと57%であります。6割でありますから、4割をですね今から診断をしというのは、これは並大抵の努力ではできないんでありまして、議員がいろいろ御心配のとおりでございますので、しっかり今からやっていきたいと思います。

 財政が厳しいもんでありますから、なかなか補助のですね率を上げたい、補助額を多く出したい。もし応募がたくさんあったらどうしようか、抽選かとかですね、担当者もいろいろ頭を痛めておりますが。やってみたらゼロであったというんですから、これもまた困ったことでありまして。いろんな面で努力がまだまだ要るのだなとこういうことであります。

 そして今度は3番目に文化財の対応はどうなっているか、こういうことであります。

 文化財の関係は、実は中越のときにですね長岡を中心にしまして、例えば小千谷の方面では大変実は文化財が痛みました。私どもも後になって知りましたが、旭山の戦いで亡くなった要するに時山直八を初めですね、萩の若き志を持った志士たち、兵士たちが船岡公園にですね西軍墓地としてありまして、これが見事に倒れたんですね。一つ残らず倒れてしまいました。これを地元の小千谷の市民の皆さんが、本来いろんなものを優先して復元していかなくちゃあいけないのに、小千谷の墓地の復元にまず第一に取り組んでいただきました。これは本当に感激をしたんでありますが。そのほか慈眼寺とか例の旭山の戦いの跡の終結の奉頌が行われた、そういった歴史的な場所も寺そのものが壊れてしまった。文化財はかなりですね、寺の特にかわらの重さでほとんどが実は崩壊をしております。そういったことからいいますと、今議員御指摘がございました、文化財は大丈夫かと言われますと、なかなか大変でございまして。その状況はですね、最近の史跡とかあるいは重伝建の建物についてはかなり工夫をしていますので、実情はちょっと担当の方からお答えをさせていただきたいと思います。

 いずれにいたしましても、文化財の関係についても大変な努力をしておりますし、これは直接地震とは関係ございませんけども、議員御承知のとおり1月26日にはですね、毎年必ずここで防災の要するに訓練をいたします。これは法隆寺の金堂が実は消失をするという昭和20年代のことでありますが。もうかれこれ相当昔の話になりましたけれども。そういった世界的な遺産が火事で焼けてしまったということ。その二の舞にならぬようにですね、それぞれの地区のいろんな文化財、こういったものについては防災訓練をしよう。これは主として火事でありますけれども、同じようにですね地震被害ということ。今伝建の世界におきましても耐震性の問題を今強く訴えております。それぞれの各全国に散らばります70余りのですねそれぞれの伝建地区をもつ市町、要するに自治体にとりましては、これは大変なことであります。それぞれの耐震補強をしていくということは相当の財政的な市費負担がかかりますけれども、そういったことにも今取り組もうとしているところでございます。そのあたりは萩の実情については、担当の方からそれぞれお答えをさせていただきたいと思います。

 それから大きく2番目でございまして、広域化した市の拠点づくり、こういうふうに銘打って、若者向けの市営住宅の建設について今御指摘をいただきました。今このあります住宅のマスタープランというものを市営住宅用でつくっておりますが、そこには若者が子育てをしやすいということを一つ大きなテーマに掲げておりますので、決して若者のことを頭から外しているわけではない。いろんな要素があります。高齢者住宅もありますし、いろんなものがあるけれども、やはり時代を担う若い世代の人たちが家庭を持って子育てをしていく、それが住宅でありますから。そういった意味での住宅の設置については、積極的にやっていこうと、そういうふうな意気込みで臨んでいるところであります。マスタープランの中には、いろんなものが書いてありますから、必ずしも十分目立たないかもしれません、もう少しプレーアップをしろとこういう御指摘であろうかと思います。

 そういう中で、若者定住にかかりますところのいろんな施策の中で、市営住宅こそがということを今御指摘がございました。そして例といたしましては、川上の住宅政策、川上は二つのことをやってまいりました。一つは住宅団地の造成であります。そしてそれを分譲されました。いま一つは、村営住宅として広く住宅の入居者を求められました。これは今議員から御紹介がありましたように、旧萩からも随分人が川上の住宅に入っていきました。あるいは分譲された土地を購入いたしました。

 そういうようなことからしてですね、確かに次の世代を担う若い人たちにとってみれば、やはり入手しやすい価格、手ごろな価格で土地が買える。あるいはそういう住宅に入れるということは一つの新しい方策だろう、こういうふうに思いますが。しかしよくよく考えてみますと、住宅の問題というのはどっかに住みたいという希望があってそれがそういうふうな住宅政策によって提供されますとその周辺から集まっていきますが、全体のパイの中からいいますと、そこがちょっと移動したというだけではないかと、こういうふうな見方もできます。

 やはりそういった住宅の政策とともに若い人たちが本当にここで暮らすためには、雇用の場が必要である。雇用の場が本当にあれば、そこでですね住宅もあればこれは理想的な話であります。またお話をして恐縮でございますが、今若者専用の住宅として大島に先般といいますか年数がたちましたけれども、16年から17年度にかけまして木造の8戸の住宅を用意いたしました。これはむしろ大島に若い皆さんがUターンやもう一つはIターン、まったくその地とはかかわり合いがなくてですね、九州からとか北陸からとか、そういった方々がそこへ定着するのに住宅がないということが現状であります。

 住宅がまずあってそこに住んでということではなくて、職場が新しく開発をされた、あるいは今現にそういった職場がある、そこにそのIターンで人たちが来る。そのための住宅がない、とこういう要求でございました。今回のタウンミーティングで大島でやっぱり同じような要求がございました。まだ新しく若い人たちがIターンやUターンでこの大島に行っているということであります。

 したがって、20年後予算では何とかそれにおこたえができるように、戸数をまた用意をしようと思っておりますので、議会におかれましてもよろしく御支援をいただきますようにお願いを申し上げる次第であります。

 そのほか福栄の桜団地、これはずっと昔からやっておりますけれども、17年度に5戸の整備をしております。若い方がどちらかというと中心かと思いますが。それぞれのところで旭地域の明木、これは相当古くなります。11年度になりますが、そういった住宅も用意をしているところであります。そして今回佐々並の教員住宅を一般住宅に切りかえましたが、そこにも若い皆さんが入っていただいております。

 議員の御指摘のように、もう少し住宅マスタープラン等においても若者用の住宅、もう少しプレーアップしてはどうか、こういう御指摘、趣旨は全く同じであります。同じような見解を持っておりますので、そういった若い皆さんが流出していく、そういった人口をどう防ぐか、それには一つはやはり一番基本となるのは、安定した雇用の場がどう図れるかということだと思います。

 今例えば、当定例会におきましてもいろいろ議論いただきました。第一次産業であります農業の場におきましても、それぞれで本当に専業農家として頑張ろうとして今農業大学校を卒業してきている人たち、こういった人たちに安定した住宅供給をという話であります。しかし一方でまた、膨大な空き家の数もあるということもございます。本当は空き家を改造して空き家を取得して改造していくというそういう政策がとれないか。これはなかなか権利関係が難しくて、行政が介在してうまくいくのか、とこういった声もございますが、今その仲介をやっております。

 これはむしろ今まで萩で幼いころ過ごされた方で、Uターンで帰ってこられた方、そういった方々に空き家情報を提供して、そこに入っていただく、こういったことも今具体的な成功事例といいますか、当初の目的どおりこの萩に帰っていただく、こういった実例も数がふえてきておりますので、そういった手法もあろうかと思います。しかし議員御指摘ございましたのは、将来を担ってくれる若い層に対して手厚い住宅政策をといっています。趣旨は全く同感でございますので、何とか努力をしていきたいと思います。

 なお今既存の市営住宅がございます。例えば萩地域の無田ケ原口団地でございます。ちょっとおくれが目立ちますけれども、全体の整備戸数が146でございます。今までそこに建てかえでありますから、従来のところの戸数が105でありますから、差し引き41はですねこれは増になります。この中には当然若い人あるいは御年配の方、いろいろ年齢的にはかなり多様な構成になっていくだろうと思いますし、そしてまた中津江にあります県営の団地、これも今増戸戸数が全体整備戸数が223でございますから、従来の戸数が197、差し引きますと26ということで増になっています。こういったところも恐らく新しく若い皆さんも一つの入居の資格が当然あるわけでありますから、そういうようなことを考えております。

 実は旧市内、もう相当前になりますけれども10年ぐらい前からずっと萩も当議会におきまして、前の旧萩市の議会におきましてそういった住宅問題議論がございました。そのときに、県の住宅供給公社等に力を借りながら、住宅団地があるいは分譲ですね、そういったものができないかとやってきました。かなり突っ込んだ議論を奥玉江とそれから前小畑でやってきましたけれども、いずれも最終的に地価が高すぎて、これでは分譲しても恐らく買うものはいないだろう、というくらい萩は地価が高いんでありまして。これは大変でありまして。そういった意味では今合併いたしまして相当面積もございまして、各地域では旧萩の地価の高さからいいますと本当に10分の1とか、5分の1とかですねあるいは2分の1とか相当地価状況というのは変わってまいっておりますので、もう一度そういったものにチャレンジしてみる価値はある、こういうふうに思っております。県の方の住宅供給公社といいますか、そちらの方も段々新たな事業の展開を渋っておりますけれども、そういうようなこともチャレンジをしてみたいと思いますが、まだまだこれは具体的にめどがある話ではございません。

 最後に3番目に、国道191号の整備についてでございます。

 議員からは、かねがね越ヶ浜大井間の道路の問題、特に山側の崩落の箇所が非常に気になる、こういったことで何度も御質問いただきました。そしてまた、台風等のこのときの越波しますところの波、これを何とかならないか、こういう話でありまして。越波の分で一番ひどいところは今フェンスをつくっていだきましたが、基本的にはなかなか台風の目が日本海側に滞留したときに、水位が上がり高潮の状態になり波もかなりきつくなる。こういったときに、去年もですねおととしもそうだったと思いますが、通行を禁止してしまうというそういったことございますし、単に塩水に車が洗われるということ以上にですね通行が途絶するということもあるわけでございます。いろんな意味で道路の問題について毎回いろんな意味で御示唆をいただくわけでございます。

 今回大井橋の話、これは再三にわたって今までも御指摘いただきました。昭和11年にかけられたこの橋でありますが、とにかく狭隘であるということです。狭隘でありまして、これを何とか建てかえをという話は私ども何度も議論してまいりました。国土交通省の方の話によれば、なかなか実は難しいんだと。建てかえるならば、これは通行禁止しなければいけない、通行禁止すればパイパスをつくらなくちゃあいけない。パイパスの架橋をしななくちゃあならない。そうすれば、どうしても50億から100億の金がかかる。

 なぜかと言いますと、あの周辺はかなり建て込んでおりまして、どうしてもバイパスという形になりましても移転問題が出る。移転問題が出れば、補償問題がある。場合によっては、営業補償もやらなければいけない。こういったことになりますと、相当の金額になるということであります。そして今まで、できる限り現状の通行を維持しながら随分今まで工事をしていただきました。昭和61年ですから今から21年前でありますが、上部構の補強をやっていただきました。平成4年には下部構の橋台及び橋脚の補強工事を実施をいただきました。平成8年には、耐震対策橋台の支承部の補強を行っていただいています。平成15年には橋脚部分の河床洗掘防止のための対策もやっております。これも軽いように見えますけれども、これだけでも1億円かかっております。そして橋の前後も排水性の舗装がされました。これは1億2,000万。平成18年の落橋防止、あるいは耐震補強工事、これはそう重いものではありませんが4,000万、19年度も継続の事業が行われているところであります。20年3月末に事業完了、まあこういうふうに聞いているところであります。

 かなり今までもですねいろんな意味で大井橋については、注意を払っていただいておりまして、今耐震性の問題はもうクリアできたとこういう話であります。しかし狭隘であるという事実はこれは覆い隠しがたいわけでありまして、大型トレーラーとか大型トラックがすれ違うことは不可能であります。そういった意味で、今いろいろ運動をしているわけでございます。今萩東道路という高速道の運動は、まさに一つの必要性の理由に大井橋が狭隘であり、これは大変危険度が大きい、これが一つでありまして。中小畑のあのカーブがアール45ということ。そしてまた交通事故があれば、完全に途絶する。いつも西元議員が御指摘があります越波する波によって、実は交通が途絶する、火事があってもですねホースが並ぶと完全に交通が途絶する。こういった191の現状を訴えて、それに対してパイパスが必要なんだ。そういうことが今回の中期計画の素案で認められたわけでありますから。

 そういう萩と益田間の山陰自動車道、これは認められたということと同時に、実は萩東道路というのは、今萩三隅道路をつなぐパイパスということであります。今全くですね今から白紙の状態ということではなくて、皆さんのそういった大井橋の問題、こういったことも十分伝わっておりまして。そういった意味で、今の萩東道路に調査に入る、こういうふうな意向を持っているわけです。まだ正式な話ではございませんけども、そういう準備が行われておりますので、完全に今そういう形で中期計画の素案に単に乗ったということだけではなくて、皆さんのいろんな声はしっかり届いているということであります。そうすれば今このパイパスができれば、これは有料道路でもありませんので、具体的に完成をすれば大井橋のかけかえ工事なんてのは簡単にできるわけでありまして。

 そういう中で、今いろんな問題をもっている191の課題問題をぜひ東道路という形で意見を一つにして、今から運動をやりですね整備を一日も早くという、そういうことにもって行きたいと思っておりますので。その中の一つの大きな重要な要素は、大井橋の問題が浮かんでおります。ぜひそういった意味ではですね、この運動によりまして一日も早くそのパイパスができまして、大井橋のかけかえがですねできるように、ぜひ一つ力を合わせてよろしくお願いをしたいと思います。なかなかまだまだ時間がかかるかもしれませんが、まあしかし萩三隅道路も来年はですねいよいよ開通をいたします。5年先だ、10年先だといってもやがてそれは必ず時が経過し、そういった計画があれば必ず竣工し、供用開始の日がやってくるわけでありますので、そこはぜひ一つ御理解をいただきまして、萩東道路に運動集約をいただきますれば、決してですね大井橋の問題が埋没するということはない。大井橋のためにこの東道路をやっているわけでありますから、ぜひ御理解をいただきますように。これを大井橋の運動がきっかけになったのは事実でありますから。なかなか私ども国土交通省に行ったら大井橋の話をとこういわれまして、そこでですねそのきっかけになって東道路というのは実は小畑にも問題がありまして、越波にも問題がありまして、いろんなのがあります。こういう話で始まりました。

 だからぜひですね力を一つに、いろんな要素が多い場所だけだったら力は弱いけども、いろんな要素がですね、この間の交通事故がありました、小畑で。こういったこともですね含めて、とにかく一つしかない道路というのはどういう事態になるのか、一たん何か起こったときには完全に交通がストップする。今は山陰線の貨物列車もなくなった、山陰線の直通列車がなくなったと。そういう中で、この191が唯一のこの萩のまちのですね外界と結ぶ一つの基幹道だということでありますから、ぜひ御理解をいただきますようによろしくお願いします。

 以上であります。





○議長(青木賢次君) 建設部長。

  〔建設部長 三原正光君登壇〕





◎建設部長(三原正光君) 西元議員の、地震に強いまちづくりについての重要文化財等の耐震についてお答えをいたします。

 萩市内には国、県、市のいわゆる指定建物につきましては、44件の70棟がございます。こういった中で、重要文化財等に関する耐震の指針につきましては、平成11年4月文化庁から重要文化財建造物耐震診断指針が通知をされておるところでございまして、萩市では文化庁からのこの通知を各所有者に送付して指導を行っているところでございます。なお、耐震補強につきましては、文化財としての価値を損なわないように留意ということになっております。県、市指定建造物についても、この国の指導に準じて行っておるところでございます。

 これまで重要文化財の根本的に修理が終わっている分については、構造補強等については特に行われておりませんが、近年改修を行っております、例えば萩城城下町の久保田家住宅等につきましては、主屋に鉄骨フレーム等をつけて補強をしております。そのほか、北の総門あるいは明倫館の南門等の新築移築につきましては、基礎等を強固なコンクリート等を施工しておりまして、耐震性を非常に高めておるところでございます。

 今後の対応策につきましては、市所有の建造物については、大規模な修理時に構造診断並びにその診断結果を踏まえて、必要な構造補強を行っていきたい、このように考えております。また民間所有の建造物につきましても構造診断や耐震補強が所有者の費用負担ということもありますが、所有者の意向を尊重しながら、市としても可能な限り耐震診断や耐震補強を実施されるよう指導してまいりたいというふうに考えております。なお現在、保存修理中の大照院の鐘桜門については構造診断を実施し、耐震性を高める構造としておるところでございます。

 次に、伝統的建造物群等の保存修理につきしては、まず浜崎地区におきまして平成14年から18年の間、20件の保存修理をしております。この中では、この20件については壁に筋交いを入れまして、補強しておるところでありまして。平成17年度修理の旧山中家、18年度から修理中の旧山村船具店では筋交いや当時普及し始めました仕口ダンパーといいまして、柱とはりをつないで振動を吸収する、このような装置を取りつけて補強をしておるところであります。

 文化庁も耐震補強工事を伝統的建造物群保存修理においては、補助対象と位置づけておりますので、平成19年度以降の建物修理についても随時こういった形での補強を進めてまいる、このようにしておるところでございます。

 以上であります。





○議長(青木賢次君) 21番、西元議員。





◆21番(西元勇君) 時間が余りありませんので、まず、あの大井橋とのバイパスのことについて第2質問をいたします。

 防府市の山口河川国道事務所を初め萩国道出張所へ提言書を策定して陳情に上がりました。その提言書はこれでございます。これは我々大井地区民の者がつくったものでございまして、文章も役所よりはやわらかくきれいに書いてあります。なおかつ表紙には、大井橋の車が殺到しとるところをとらえております。そういうふうな形で陳情いたしましたが、陳情者は大井のあらゆる会を統括して結成された大井地区連絡協議会や、日々の通学に直接関係のある小中PTAの皆さんでございます。そして、今回のように地区民がこのように一つになったことは、私の60数年の人生の中で初めてのような気がいたします。

 きょうも傍聴席に来ていらっしゃる方は、大井の方々でございます。毎日河野医院に行くためには、この橋を渡らなければなりません。健康のために行く河野医院に危険な場所をあえて通らなければならない。その気持ちをしんしゃくしていただいて、早くこれが実現するようにお願いをしたいと思っております。きょうはるばる皆さん1台の車に乗って、市長さんの回答を聞きにいらしたんですから、ぜひよろしくお願いを申し上げます。

 それからあの緊急時の迂回路でございますが、ここにこれが門前から猪熊に入ったすばらしい市道でございます。どこに出しても恥ずかしゅうないような市道でございます。これが猪熊のトンネル出口のところにつながっておるわけでございます。この猪熊のトンネルの横の山を一峠大きなブルでどんと押せばこの道につながるわけでございます。考えてみりゃあ簡単なものでございます。そしてそれが市道でなければいけないとかいうものじゃありません。林道でも何でもよろしゅうございます。道さえあればよろしい。そうしたらこれがつながって、なおかつ1.5車線ぐらいありゃあ大丈夫です。そうしてこれがつながれば、今瓦れき捨て場がございますが、萩市の瓦れき捨て場へ萩の方から来られるときに、大井の方を通ってくれるなとかいろんな問題が起きておりますが、それをこの道を通ればすんなり早く行けるということになります。萩市のメリットにもなるわけでございますのでぜひ一度現地を踏査していただいて、確認をして行って見ていただいたらと思っております。私はそううそは言うとりません。この写真は二、三日前に撮ったものでございまして、ごらんになったらわかりますように、トンネルの方面のところの山が、今色づいております。いままさに紅葉のさなかでございます。

 まあそういうことでですね、特にあそこに瓦れき捨て場ができたために大井側から入る道はよくなったんですが、そのために風評的な悪さが出ておりまして、猪熊、門前のあのあたりの方にだんだん住む人が少なくなっております。そういう面からすれば、萩市の責任でもございますので、まああのあたりの開発が進むような、環境の明るい地域づくりにお骨折りをいただいたら助かるんじゃあなかろうかと思っております。

 以上でございます。





○議長(青木賢次君) 市長。





◎市長(野村興兒君) 再度大井橋の関連で、緊急避難道として、猪熊からちょうど大渡に抜ける道ができないか、というお尋ねでございました。今とりあえず、私どもが長期構想でもっておりますのは、とにかくパイパス機能をしっかり打ち立てること。このパイパスというのは、萩東道路という名の今の沖原まで出てきます萩三隅道路がそこで終わることなくつながっていき、まさに萩市の旧萩を迂回いたしますそのパイパスとして位置づけること、これがまず第一であります。

 実は今当面の緊急避難といいますのは、羽賀台を経由して吉田に抜ける萩篠生線を抜けるところを今拡幅をしておりまして、そういうようなことでとりあえず何かあったときということであります。そのほか吉部下線とかいろんな形での大井からの支路はございますけれども、今猪熊の関係については実はかねがねこれは近江議員からも御指摘ございまして、大渡からあの道をどういうふうにするのかということ。これも実は構想は大渡から吉田に抜ける構想は持っておりますけれども、今萩東道路がいよいよ調査が始まりまして、工事用道路とかいろんなものが今から構築をされます。そういったときにむだな投資にならないように、二重投資にならないように、そういったこともあわせまして参酌をしなければならない、こういうことでありますので、もうしばらくそのあたりについての全体像がですね、でき上がるまでひとつお待ちをいただきたいと思うわけであります。

 いずれにいたしましても、萩東道路を中軸にいたしまして、そのための工事を行うための道路とかいろんなものが必要になってまいります。これは萩三隅道路においてしかりであります。今例えば明石に行く道。これは当初明石にインターなんてできる構想はなかったんであります。そのときは、県道として今機能しているもの、これは工事用道路をつくった場合に、その工事用道路を県道として残してほしい、こういう要望を重ねてきてできた道路であります。いろんな意味で今明石の海岸を通ってでしかいけない道が今こういう形で変わろうとしているわけであります。いろんな意味でその新しい高規格道路をつくるに当たってはいろんな構想もございますので、もうしばらくそのあたりの全体像をですね固まりますまで見守っていただきたい。その議論の中でですねまたいろいろお話をいただきたいと思うわけであります。いずれにいたしましても大井橋のことはこれは埋没することのないように、むしろ大井橋のために萩東道路をやっているんだということを理解をいただきたいと思います。

 以上であります。





○議長(青木賢次君) 西元議員の質問は終わりました。

 ここで10分間休憩いたします。

     午後 2時04分休憩

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     午後 2時17分再開





○議長(青木賢次君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。

 続いて、質問順位15番、江原議員。7番、江原議員。

  〔7番 江原任子君登壇〕





◆7番(江原任子君) 通告に従いまして、順次質問させていただきます。

 1番目の観光行政について。

 歴史的景観、歴史的観光資源の保全整備について、大きく3点お伺いいたします。

 堀内地区及び隣接地域の歴史的観光資源の保全整備について、本会議の市長報告事項において、萩城跡の石垣崩壊について述べられ、調査及び応急措置のための予算措置と、来年度以降の復旧費用の予算措置が図られることであり、万全を期す取り組みについて理解したところでございますが、この石垣の崩壊については、以前撮られた写真で、石垣のそりが膨らんだ状態が見受けられ、前兆として崩壊が予知できたのではないかと思われ、過ぎたこととはいえ、経費の節減もできたのにと悔やまれます。城内の車両や、歩行者の通行に沿った石垣も、落石で大きな穴の開いた状態や、詰めの小石が落ちた箇所が見受けられます。来春の花見に備え、人身事故等を起こさないよう、万全を期していただきたいと存じます。

 次に、堀内の口羽家の向こう宅。萩藩寄組の重臣、志道家後の石垣が数年前から一部崩落し、放置されたままになっております。樹木の伐採がらみもあるとはいえ、修復するのに手間がかかりすぎるように思います。修復には、個人負担と補助金のからみで、スムーズに話が折り合わないことも考え、文化財、建造物の存在する土地柄でもあり、お尋ねする次第です。さらに、口羽家から、鍵曲がりに向けての突き当たりの手前右側の石垣が前述の石垣の崩壊前の写真のように、膨らんだ状態となっており、崩壊が懸念されるところです。放置されたままの箇所同様に、樹木の根の張りが影響しているように思います。特に、観光客の散策される機会の多い場所でもあり、事故の発生を未然に防ぐためにも、所有者の立場も考慮され、早急なる対応を望みます。

 次に、萩城跡内堀沿い、菊ヶ浜側の道路は未舗装のため、通常の凹凸の補修はされているものの、歩行者、観光客、特に健常者の方ならともかく、弱者の方にとっては歩きにくい道路です。観光客からは、城跡の手入れの悪さに期待はずれだったと口をついて出ないよう、環境整備に力を入れてほしいとの声、しきりです。何とか工夫して、道路舗装に御尽力くださるようお願いいたします。

 2点目の、菊ヶ浜沿線の史跡、女台場については、以前同僚の小茅議員が町内からの依頼を受け、質問されたところでございますが、荒廃の一途をたどる現況を憂う一人として、いま一度、史実を顧みて、にわかながら築造の背景を知るにつけ、まちじゅう博物館を標榜する上からも、美しい海岸線に面し、家屋や水産加工場が立ち並ぶ一画の、さびれゆく幕末の史跡の現状に、哀れを感じ、保全整備に力を入れていただきたく、訴える次第です。

 女台場の由来について調べてみますと、萩市史には、フランス軍艦の攻撃により、下関前田砲台が陥落し、大打撃を受けたという報が萩城下に伝えられ、不安、恐怖心から人身に動揺が起き、避難する動きが生じ、その動きを制する藩の動向と、危機感迫る情景がうかがえます。一方、萩侍民間に、みずからの手で防御しようとする動きが起き、浜崎町方より菊ヶ浜土塁築城の出願がされました。工事参加者が壮年の男女はもちろん、幼少、老人までも含み、僧侶、細工人、足軽、諸氏、陪臣、奥女中、祭司にいたるまで、あらゆる階層、年齢層のものを総動員して築造に参加。その服装も、一般的なねじりはちまき、ほう被りにもんぺ姿ではなく、筒袖の襦袢に小袴、または聖綿のいもじにドンスの帯、あるいは大模様の帷子等、非常に派手な装いでしたが、後に持ち合わせであればよい、新調することは現に禁じられ、このように非常時でも、人に習う風潮があったことに時代を隔てながらも、生活の匂いを身近に感じたところです。

 町奉行所では、町ごとに受け場を決め、分担して行なわれ、工事が円滑に進むよう、喧嘩口論禁止のことに始まる、五つの布令が出され、工事参加者は、萩町外にも及び、1万7,500人にも上ったとあります。

 また、土塁配置の推定図では、今の女台場の碑のある面積の約3倍もの長さで、松本川にいたり、鶴江台の土も置き土されたとのこと。土塁の築造には、武士、寺院、町人らの銀、食料、資材、物品、道具の献上はもちろんのこと、暑い時期で、青木周弼以下、医師等が暑気払いとしてシンビトウなど献納されております。

 文久3年6月に工事が開始され、9月1日にはほぼ完成。翌、元治元年の正月12日には、藩主敬親公が菊ヶ浜土塁において諸台場の発砲や、徴兵の銃陣等、観覧。実用の段階に入ったと記されています。

 菊ヶ浜土塁が女台場と呼ばれる由縁は、通常の普請工事と異なり、奥女中や庶子の妻女、町家の妻子まで加わって工事が行なわれたことが、強烈な印象となり、後世になって呼ばれるようになり、また、萩の代表的民謡、男なら、おおしゃり節が菊ヶ浜土塁築造時の雰囲気を伝えるにふさわしく、観光、宣伝隊における舞踊や遊覧船のガイドさんにも親しまれ、歌われております。

 ところで、現状の問題点として、現在、女台場へのアクセスは今魚店方面からとなっておりますが、観光客の方もわかりにくく、おもてなしが十分ではないと考えます。そこで、提案いたしますが、海岸からのアクセスも考えてはいかがでしょうか。しかしながら、現地を確認しますと、地図を頼りに自転車での観光めぐりにも海岸線に向かうのに、段差があり、自転車をついて移動する際にも、転倒し危険です。段とこのくぼ地は本来の地面で、住宅造成により周辺が高くなり、生じたと思われ、雨上がりには湿地帯となります。これらを解消するため、くぼ地を造成して、周遊できるようにすべきと考えます。また、本来の台場の位置なども、案内板に図示されれば、市民町民の外国艦隊に対する防御姿勢の偉大さを感知でき、女台場に秘めた長州魂が伝承されると思います。長い時を経た今日、同じ海を眺め、砂に興じたであろう日々をおくり、町を守るために結束して、けなげに働いた先人に思いをはせ、崩壊寸前に近い女台場の早急なる保全整備を願い、市長の御所見をお尋ねいたします。

 次に、3点目、藤田伝三郎生家跡地、現NHKラジオ放送局敷地内にある城東会館の建物が老朽化し、周辺の外堀の修復が進み、博物館前駐車場も整備され、際立って外観が見苦しい状態です。城東会館の土地は萩市で、使用者は城東南区、中区、北区の3町内会で、建物の所有は登記上も全くなく、撤去や修築改築に臨む場合、いずれが関与すべきなのか。仮に使用者の町内会が責任を持ち移転をするとしても、これまでの経緯から、代替地が必要です。平成18年3月29、30日で萩市では市民号で岡山市藤田町を表敬訪問され、それを機に、同年5月から本年11月までに岡山県は岡山市、玉野市や藤田伝三郎ゆかりの藤田町内3地区から団体で訪問があり、100人の方が観光を兼ね、来萩されております。石碑のみの誕生地を訪れ、実態を目の当たりにし、岡山の地元との際に、動揺を隠しきれず、先日の22日に来萩され、藤の挿し木の贈呈式の際に、敷地内にある城東会館について、いぶかしげに藤田家との由縁を聞かれ、答えに窮しました。2012年には藤田伝三郎没後100年の佳節を迎えるにあたり、NHK萩ラジオ中継放送所の移転とともに、公園化がすすめられます。周辺の呉服町に集中する菊屋家住宅、旧久保田家、高杉晋作誕生地、木戸孝允旧宅、青木周弼旧宅に並び、財界で活躍した藤田伝三郎の事跡を検証する施設、資料展示室とあわせ、三町内会が使用できる施設への改築は考えられませんでしょうか。

 最近は、博物館前に無料駐車場ができて、ゆっくり観光めぐりされる方々がふえ、観光スポットとして生かされ、今後も岡山市藤田町や、周辺地域の方々との一段と交流が深まることが予測され、萩市としても、さらなる顕彰を、ハード面に果たし示すことができると思います。財政難の折、心痛みますが、対外的観光政策上、市長の御英断により、早期に実現いただきたく、御所見をお尋ねいたします。

 次に、観光めぐりのドライバーに優しいおもてなしを願い、3点お尋ねいたします。

 観光アクセス道路に名勝旧跡への案内標示の藍場川の標示についてお尋ねいたします。

 有料道路から、椿大橋を渡り終える箇所と、川島の元酔月の手前の位置と、松陰神社方面から松陰大橋を渡り終えた箇所に、標示板設置を要望されております。気づいたときには遅く、いずれも予知が必要で、何キロメートル先等の予告標示があれば、迷わずに済みます。

 また、県立萩美術館、浦上美術館前信号機についてですが、市役所側から進行の大型の車が中央公園駐車場へ向け右折しにくく、以前にも大型バス右折時、乗用車と衝突事故があり、時差式信号機になると運転者のいら立ちと時間のロス解決ができるとのことです。

 3点目の萩城跡指月公園入り口に至る指月橋の信号機の位置についてでございますが、元国民宿舎城苑の玄関口になっていた関係で、橋を過ぎた先に信号機が設置されており、博物館側からと萩浄化センター側から進行の場合は問題ないのですが、菊ヶ浜から右折と、常盤大橋から左折進行する場合、橋を渡り切りその先に信号機があるので、市内のドライバーは理解されていても、市外からの運転者にはわかりにくく、停止する車両があり、観光シーズンになれば、渋滞を招き、円滑な車両の通行上、信号機の設置箇所の変更について公安委員会に早急なる申し出をお願いいたします。あわせて、指月橋、とっかかりの観光センター花の江側生垣がある部分、道幅が狭く、観光バスの離合に支障があり、萩八景遊覧船の駐車場への利用も多く、橋の幅でなく、道の幅に拡幅し、生垣の移転、移植はできないものかお尋ねいたします。

 2番目の、寄附条例の導入についてお尋ねいたします。

 厳しい財政難に苦しむ、全国の地方自治体、そうした中小の自治体で、全国から寄附を募り、それを財源にして施策を実現するという寄附条例を導入する動きが拡大しております。寄附条例とは、自治体があらかじめ自然保護や福祉充実など、複数の政策メニューを示し、全国の個人や団体に政策を選んで寄附してもらい、それを基金として積み立て、目標額に達したら事業化して政策を実行するという取り組みです。今、国のレベルで個人の所得税の一定割合を個人が育った郷里に納税するという新税制度、ふるさと納税についての研究会を立ち上げ、総務大臣のもとに税制上の方策実現に向け検討されております。萩市においても、すでに萩市元気なふるさと創出寄附顕彰条例が制定されておりますが、この条例については、萩市の振興発展のために、本市に対し、資財を寄附した個人、または団体を顕彰し、その功績をたたえるとともに、ふるさと萩を思う心情を長く後世に伝え、もって元気なふるさと萩を創出することを目的とするとあります。寄附の額については、5万円以上の現金、またはこれに相当するものとされ、図書類、及び樹木類については、5万円未満のものも対象とされ、寄附物件によっては、寄附者の氏名、住所、寄附物件名をプレートに明記されたり、寄附物件側面に氏名、住所を記載するなどの細則が施行規則に定められております。こうした背景下にあるものの、まず所得税、所得額や金額面が限定されており、もっと幅広く市内の居住者を初め、郷土、ふるさと出身者、あるいは萩市にゆかりのある人々を対象に、小額の寄附を募り、萩市の政策実現に生かされれば、幅広い年齢層の方々が、社会に、萩市の振興発展に貢献でき、喜び生きがいとなり、個々の人生に輝きをまします。この寄附条例を2004年6月には、全国のトップをきって導入したのは、長野県安岡村で、一口5,000円で、寄附を募集。複数の政策を示した中で、在宅福祉の目標額を達したことから、障害者のための旅行事業、半額は自己負担を2年連続で実現。一生旅行はむりと諦めていた車椅子の障害者たちの心のケアーを促すため、初年はグアム島、2年目は国内温泉旅行を実施されました。また、最近では、本年9月21日に益子焼で有名な栃木県益子町がふるさとづくり寄附条例を制定されたところです。

 寄附条例の制定を提唱、推進している寄附市場協会によると、今年10月までに、北は北海道羅臼町から、南は鹿児島県与論町まで、全国27市町村が、寄附条例を導入。寄附総額は、1億9,500万を超えております。寄附条例は、地方税とは異なった形で、自主財源を確保できる意義は大きく、複数の政策を示して、寄附先を選択してもらうので、住民を含む寄附者の政策ニーズが直接反映される効果があり、寄附条例の今後の広がりが注目されるところでございます。

 そこで、萩市においても、すでに制定されている萩市元気なふるさと創出寄附顕彰条例とあわせ、多くの住民参加型の寄附条例の制定をされてはいかがでしょうか。合併後の厳しい財政状況にあって、広範囲な地域の教育、文化、福祉、産業と、あらゆる面でも住民サービズの向上を努める上にも、有益な施策と考えます。

 特に音楽、美容、演劇などの芸術鑑賞や発表の場として、音響や照明設備の整った文化ホールの建設が、強く望まれているところでもあり、その建設資金を基金として積み立て、事業展開する上に、役立てることもできます。これも一例にすぎませんが、現実に税法上、貢献できない方々、顕彰条例に値しない小額でも、萩市の政策実現に参加できる機会を得ることができ、市民のニーズが直接反映される寄附条例の導入について、取り組まれるお考えはないか市長の御所見をお尋ねいたします。

 これにて、最初の質問、終わらせていただきます。





○議長(青木賢次君) 市長。

  〔市長 野村興兒君登壇〕





◎市長(野村興兒君) 江原議員から大きく二つの問題。

 一つは観光行政という観点から。それぞれの今、石垣等、非常にこの不安定になっておる部分が多々あります。そういったところの御指摘をいただきました。

 そしていま一つは、寄附条例ということを導入しますと一つの政策目標を達することができないか、こういうお尋ねでございます。

 まず最初のこの、堀内地区及び隣接地域の歴史的観光資源の保存整備。具体的には、萩城のこの城跡、石垣等々の関係でございます。

 実は先般、この時打矢倉が、この崩壊をいたしまして、石垣がですね。この直後に、萩城跡等整備検討委員会の先生方とお話をする機会を得ました。どうして壊れたんでしょうと言いますと、いやあ、石垣というのは大体50年に1回ぐらい組みかえをしないとだめなんだよとこうおっしゃいまして、考えてみますれば、萩は少なくとも萩城の解体をいたしましたのが、確か明治7年でありますから、自来、大体130年以上たっているわけであります。130年間、城の石垣を解体して組みなおしたということは恐らく今回の時打矢倉は、あの堀内の疎水、今、指月側といいますか、あの疎水をですね、つくるときに少し何か組み直しているんだそうでありまして、今回の時打矢倉も組みなおした跡がある。だから弱い。まあこういうふうに言われておりました。いずれにいたしましても、どんな城跡もこのずっと長期にわたって無窮であるわけでありません。必ずやそこでですね、整備をしなければいけない。江戸城の整備がまさに今、行われておりますが、もう本格的でありまして、全部石を取っ払ってですね、もう一度組み直す。そういうふうな大工事をしております。いずれにいたしましても、時打矢倉、応急措置を取りますけれども、萩城全体につきまして、考えていかなければならない時期がやってくるわけでありまして、既にこの本丸のこの門のあたりの石段の一部修復や、いろいろそれぞれの部分的なものではありますけれども、何カ所か今までも修復をしております。これはあくまでも部分的なものでありまして、本格的な修理はやったことはございません。こういったことをしなければいけないわけであります。今、御指摘の箇所、何カ所かございましたが、これは担当の方から状況を、お話をさせていただきたいと思います。

 いろんな角度から、今、お話いただきましたけれども、そういうふうな形で、とにかくこの石垣が膨れてくるとか、特に今回の場合は、上に松の木がある、松の木が根を張れば、崩れるに決まってますよ、とこういうふうに言われました。まあとにかく、そしてそれがまた枯れることによってその隙間ができるとか、いろんな要素がありますけれども、そういったものをそれぞれこの考えていかなければならないわけであります。

 今、御指摘の口羽家のこの周囲の話。それから3番目には、この萩城内の菊ヶ浜沿いのその道路の問題。そして4番目、女台場の話でありますが、この女台場の話については、実はもう史跡として指定をうけたときの、まあその時点から比べますと、随分周辺が変わってまいりました。で、私が市長になったときも見て愕然といたしました。子供のころとは随分変わっておりました。まあしたがって、それをどうするか、用地を取得してまであの周辺を拡幅するかどうか。まあそれにはちょっと相当の金額もかかるということでありまして、その時点からあまり実は進展をしておりません。進展をしたのは、周囲の住宅化でございまして、本当はあの周辺を、広域的に少し土地を取得をして、この菊ヶ浜に抜ける眺望を確保すべきだったんだろうと思います。それができなかったことは非常に残念至極でありますが、今、与えられた条件の中で、今後どうしていくのか、というのは少し考えていかなければならないと思いますけれども、かなり選択肢は狭い。要するに、かなりの財政的に余裕があれば、土地を取得して、そしてこの広場をつくるなり、あるいは駐車場なり、こういったことができますけれども、なかなか今、それは難しい状況になっております。そういった前提の中で、今からどうしていくのか。今、御指摘をいただいたこと、多々ございましたけれども、まあそういう中で、このどのような形で保全ができるか。少なくとも史跡指定をしておりますので、そういった中で、今あるものは守れます。史跡の対象になっているところもありますが、その周辺のものについては、どうなのかということについて、まあ小茅議員からも、かって、水がたまる部分とか、いろんなものがあります。道路が狭隘である、道路の舗装がない、まあそういうようなことがありますが、まあそのあたりについては、もう少しこのしっかり、この原点に立ち返って、この調査をさせていただきたいと思います。その上で、どのような対応をするのか、もうほぼ大体ポイントはわかっているんでありますが、なかなかそれを抜本的にやっていくには、ちょっとこのもう遅きに失したのかなという思いもございます。しかし、どのような対応が現時点でできるか、勉強してみたいと思います。

 それから5番目に、藤田伝三郎のこの旧宅でありますが、まあここについては、この今、一つ御指摘をいただきました城東会館という建物でありまして、これはこの土地は萩市、使用者は3町内会ということであります。まあたしかに相当老朽化しておりますので、これをどうするか。まあいずれにいたしましても、このNHKのこのアンテナの問題が解決した暁には、これはちゃんとできるわけでありますが、今、具体的にその藤田伝三郎没後100年というですね、その時期を迎えまして、NHKの中継放送所の移転とともに、公園化が進められるとこういうふうにおっしゃたかと思いますけれども、なかなか今からですね、その今、NHKの話もちょっとまだ頓挫しておりまして、まあこれが一体費用負担がどうなるかとかですね、いろんな問題が残っておりますので、NHKはその本来、まあ移す、移転することはできますよといいますが、その費用はどうするかという話でありまして、全くまだ詰まっておりませんので、まあそのあたりについて、今から交渉しなければならないわけであります。そういうようなこと、まだまだ越えなければならない課題が相当ございますので、そういったものが整備された暁に、この城東会館をどうするか、こういった話になろうかと思います。

 いま、既にこの外堀については、道路の問題、これはまもなく解決をいたしますし、今、発掘をしております外堀そのもの。そしてまた、水の問題。あるいは北の総門の整備。これもまだ実はまだまだ時間がかかります。そういった中で、この藤田伝三郎旧宅跡についての整備をどうしていくのか、これは次の課題であろうと思います。しかし、そういった中での一つに、城東会館の問題をどうするか、まあこういったことが一つの大きな問題として残るわけでございます。

 それからその次に、6番目にお尋ねがございましたのが、ドライバーに優しいおもてなしということで、この一つありましたのが、藍場川についての標示であります。これはこの有料道路からずっとこの椿大橋を渡り終える箇所と、川島の元酔月さんの土地の手前の位置に、それからもう一つは松陰神社方面から、大橋を渡った箇所に標示板の設置ということであります。本来でありますと、この国道、県道にですね標示や観光の名所、例えば、この萩博物館とかこの松陰神社とかというのは、道路管理者がつけていただきますので、そういったことができるのかどうか。できなければ私どもで用意しなければならないんでありますが、どういう場所がふさわしいのか。実はあそこに駐車場をつくりましたが、駐車場の標示がなかったんでありまして、慌てて駐車場ができた後にですね、つくりました。やっとまあ、駐車場だけはわかるようになりましたが、まあそういうようなこともございまして、まだまだあそこの周辺については、この藍場川の例えば、この湯川家に抜ける方の道の周辺、あのあたりの実は整備が、県の工事事務所と約束をしたこと、これがまだ十分できあがっておりませんので、まあそういった中でも、議論させていただきたいと思います。

 そして、県立浦上美術館について、この大型車両が右折しにくく、この時差式の信号になると時間のロスが解決できるが、という御指摘でございますが、まあこれは、この全体の今、信号の問題、いろいろ提起をいただいておりますので、その中で処理をさせていただきたいと思います。

 それから、もう一つ、今、それの類似するような問題でありますが、萩城跡、指月公園入り口に至ります、指月橋の信号機の位置の話であります。これは信号のあり方というよりも位置のお話でございますが、これについては御指摘のとおり、確かにこの元国民宿舎城苑の玄関口になっていたところの関係で、橋を過ぎたところに信号機がある。まあこれは橋の上に実は信号はできないというこれは不文律があるそうでありまして、まあそういうことで奥まったところにできたんだそうですが、いかにも別の信号体系の中の信号のように思えて、そこでこの向こうから来た、この菊ヶ浜から来た車が右折しました。青だからずっと曲がって一周しましたが、そこで当然曲がれば赤が見えるんでありますが、別の信号の赤ではないかということで止まる。したがってすぐに長蛇の列ができる。まあこういう御指摘でございます。確かにそのとおりでございますので、これはどういう方法で解決できるのか、早急にその今のこの時間差の信号の話も含めて、議論をしてみたいと思います。確かにこの話は、何となく、なぜ気がつかなかったのかなあというふうに思うほど、やはりおかしい問題だろうと思います。

 それから最後に、寄附金条例の話でございます。寄附金条例についてでありますが、寄附金条例は、実はふるさとこの、萩市元気なふるさと創出寄附金寄附顕彰条例、これは非常にユニークな条例でございまして、恐らく全国でも珍しいといわれております。それはまねをして、よその、普通条例というのは、大体あの、模範、モデル条例があって、それでつくっていくんでありますが、これは全く市、独自の条例であります。

 この条例は、14年3月25日に制定いたしました。3月定例議会でお諮りをいたしまして、皆さん快くお認めをいただいたわけであります。そして合併後もそのまま新市に引き継いできているわけでございます。これはその、あくまでもその、萩市に寄附をいただいた場合は、ちゃんとその後々わかるまで、孫の世代までちゃんとですね、顕彰いたします。ともすれば、寄附をしたけれども、実は担当者がかわればすべてわからなくなる。まあこういうケースが非常に多いわけでありまして、かって、実はこの図書館がちょうどその阿武郡立図書館、萩図書館ができてからちょうど100年のときに、実はその式典を行いましたけれども、その式典にあたりまして、実は草々のころに寄附をいただいた方々の顕彰をしましたが、その後にも実は寄附をされた方が大口の寄附の方がありまして、そのことが全くわかならなったという、大変寄附をいただいた方に失礼を申し上げまして、そういったことが度重なりましたもんですから、寄附をいただいたときは、しっかりこれが記録に残るように。そしてその施設のところにちゃんと顕彰できるような仕組みをつくろう。まあこういうことが出発でございます。今、図書館に行きますと、図書館で一定金額以上、寄附をいただいた方は、何かお寺さんのこの寄附みたいでありますが、ずっと並べておりまして、それとか、今、例えば木を植えていただきますその木に、必ずプレートをつけます。そのプレートも木であれば腐ってしまいますが、金属のプレートをつける。まあこういうようなことでやっているところでございます。このような寄附金顕彰条例ができまして、あるいはできる以前からのものもございますけれども、今萩市は寄附によって、本当に数億円のですね、今、寄附をいただいた。そしてその基金にしている。今、全国で1億9,000万とおっしゃいましたが、萩はその何倍もですね、既に寄附をいただいてやっておるわけであります。これは、萩の歴史を紐解きますと、萩は大変この明治以降、この多くの方々の寄附によって、社会が成り立っております。古くは藤田伝三郎翁から多額の寄附をいただきました。明倫小学校の講堂をはじめ、いろんなものがですね、教育施設がほとんど寄附によってできあがっております。それから続きます、久原房之助翁のですね寄附によりまして、旧制の萩女学校、あるいは萩商業学校等々のいろんな建物とか、いろんなものは寄附によって賄って、寄附によって学校ができた、こういっても過言ではないわけであります。戦後におきましても、各名誉市民の方から相当の寄附をいただいてきております。そして最近、寄附金顕彰条例という中でも、相当、特に奨学資金は大半が実はこの今、2億5,000万を超える奨学資金を持っておりますけれども、これはほとんどが寄附によってできているわけであります。いろんなものが寄附によってできています。まあ、特にまたいろんな団体、国際ソロプチ、あるいは、ロータリー、ライオンズ、いろんなところの奉仕団体からも多額の寄附をいただいております。特に国際ソロプチの皆さんは今、萩の移動図書館、この各地域へ回って、この子供たちやお年寄りに図書をいろんな意味で提供をしておりますが、その移動図書館は国際ソロプチの寄附によるものであります。今、新しく中央公園をこの整備をしていますが、中央公園の樹木の今、お申し出があるだけでも相当数、大部分といった方がいいかもしれませんが、それは今、寄附の申し出がございます。そのロータリーの地区大会からのもの。あるいはこの萩高9期の同窓会の方、初めですね、いろんなこの寄附の申し出がございまして、そして、その公園のベンチを用意しようとしていますが、これは全国から寄附を集めようと思っています。まあできれば、あの外灯もですね、寄附によりたいなあと思っていますが、このあたりは、もう少し整理をいたしまして全国に発信をしていきたいと思います。

 もう一つ、そのふるさと納税という新しいこの財源調整の方法がまあ当初のやり方とは違いまして、寄附という形になりました。まあこれも今、恐らく税制調査会におきまして、明確な方針が出てくると思いますので、そういった中で、整理をされ、そして私どもも、そういったものにできる限り多く、特に萩から全国に、この萩出身の方がたくさんいらっしゃるわけでありますが、そういった方々に呼びかけていきたいと思うわけであります。

 そして、この江原議員からお話がございました、特定の政策目的にこの一つ寄附を求めるというやり方。こういったことはどうかということであります。実は、今までもいろんな形でこのお願いをしたケースもございます。まあこういったことも今後、中央公園の整備ということで今、お声かけをしているわけでありますが、ふるさと情報誌、萩ネットワーク等にもですね、そういったことを載せておりますけども、例えば、この各いろんな今から記念となる、その節目の年がまいります。来年は、明治維新140年。再来年は、松陰殉節150年、伊藤公没後100年、とかですね、いろんなことが重なってまいりますが、そういった記念事業の中で、それは一部寄附に、その資金を求めざるを得ないのかなという、こういう思いもございます。かって、萩開府400年のときに毛利輝元公の銅像を、一口5万円という形で限定した50人でした、限定の寄附を求めたこともございます。まあいろんなやり方を萩市は今までとってきましたから、そういった議員の御指摘のように特定の目的に対しまして、寄附をこの求める。まあこういったことも、実は今までも既にやってきておりますので、それを条例化して、やることができないかということであります。何とか整理をして、ふるさと納税が一つの大きな今度は岐路になりますので、まあそのときにあわせて、どういう形になるのか、ちょっともう少し、勉強をさせていただきたいと思います。

 萩はそういった意味では、寄附が大変この盛んなといいますか、寄附については、大変この実績のある、恐らく、全国でもこれだけの寄附をこのいろんな教育福祉に使われておるところはないと思いますので、そういうふな中で、手法を検討してみたいと思います。大変貴重な御意見をいただきました。今、全国でそういうふうな小さな町村まで含めて、寄附条例を持っているということ自身は、あまり関心を持たなかったものでありますから、大変勉強になりました。十分検討させていただきたいと思うわけであります。

 それから、一つ非常に今の寄附金のことで思い出しましたが、九州の博物館をつくるときに、実は千円寄附というのがありました。これは九州はですね、西日本新聞と組みまして、引受者の名前をすべて新聞に羅列したんですね。載せたんですね。千円であります。もう途方もないこのページ数でありますが、そういったものを実は九州博物館ができる過程で、なかなか国も国立の博物館を認めなかった。それが九州の皆さんが、皆がお金を集めよう、募金を集めよう。こういうことで、実は九州の博物館の創設のころに、創設というかいよいよ動き出そうというときに、この九州の皆さんが、特に福岡市民がですね、こぞってそういうふうな募金活動をした。まあこれも非常に印象的であります。まさに同じような一つの目的に従ってですね、そういうことをやってきて九州博物館が見事にまあ結局、国立博物館になった。しかし、国の方は余りお金を出さない。まあこういったことでありますけども、もう国立博物館はできないという、そういう不文律といいますか、約束があったんであります。昭和50年代に明日香の基金をつくったときに、二度とこういったものはしない。そういったことにもかかりませず、今度はこういうやり方でできたというのは、まさにおっしゃるように、この福岡市民のそういう熱き思いをですね、寄附という形で表した。まあこれに国が動いた。まあこういったこともあるわけであります。いろんな経緯があったんでありましょうけれども、ひとつそういった意味での市民の皆さんの熱意、あるいは全国にもある気運。こういったこともまあ今後予想されるいろんなもの。例えば、明治維新館。これはもう全国でですね、公募していく。こういったようなこともあるのかなあと思っておりますが、まだ具体的な展開まで、具体的な詳細まで頭に描いておりません。ただ、そういった手法もあることは確かであります。今後のいろんな行政施策の展開に、参考にさせていただきたいと思います。

 以上であります。





○議長(青木賢次君) 建設部長。

  〔建設部長 三原 正光君登壇〕





◎建設部長(三原正光君) 江原議員の石垣の点検管理等の状況について、お答えをしたいと思います。

 石垣の点検、また、萩城跡の管理等でありますが、文化財保護指導員による毎月1回の巡視を実施しておりまして、その都度変わったことがあれば報告を受けているところであります。

 また、台風や大雨のときには、職員が巡回をして、点検をしておるところでございます。

 なお、維持管理等につきましては、毎年四,五回。あるいはその冬場には、潅木等の伐採を行なっております。ただ、石垣本体の直接的な維持管理は行なっておりません。

 この石垣、萩城跡の石垣の傷み等でございますが、時打矢倉が崩壊したときに、その復旧方法等について、専門家の先生にお越しをいただいて、指導を受けております。11月1日に九州大学の方から来ていただきまして、そのときに萩城跡の周辺、本丸を含めた周辺の石垣の状況でありますが、時打矢倉周辺で、2カ所。それと本丸の東側で3カ所。それと、二の丸の西側の方で2カ所の計8カ所に、はらみや緩みが生じておるということでございまして、引き続きこれらについては、巡視、あるいは監視が必要であるというふうに指導を受けているところでございます。

 なお、平成3年3月に、萩市教育委員会が策定しました、史跡萩城跡萩城城下町保存管理計画の中にも、石垣の整備構想がうたってございます。この中では、本丸につきましては、現存する当時の遺構である石垣を修復し、その永続的な保存を図る。要害、山頂でございますけど、これにつきましては、周囲を巡る石垣の整備を図っていく。樹木の伐採については、天然記念物の指定の指月山を考慮し、慎重に検討を進めなければならない。このようにうたってあります。

 また、二の丸につきましては、萩城東門より北矢倉にいたる地区にある石垣は長年にわたる風雨により、一部崩落した箇所もあるということでございます。

 そういった中で、ゆがみも見られることから、修復し、城郭の骨格を示す構造として、永続的な保存を図るべきであろうというように記載をされておるところでございます。

 また、北側にあります宮崎八幡宮地区は、まあ崩壊している石段、石垣の修復。山中矢倉については、石垣の修復。萩城南門より本丸にいたる地区では、南門を中心に東西にめぐらされた城壁の石垣を修復していくように、このように基本計画では策定されたところであります。

 しかしながら、なかなか財政的な面、そういった面も含めて現状では、修理にいたっておらないところでございます。

 今後の対応策でございますが、まず、石垣全体の調査。これが必要であろうというふうに考えております。石垣の点検や、維持管理、あるいは、文化財指導員職員による点検の強化を、図っていきたいというふうに思っておりますし、特に石垣上部にある樹木等については、適正な維持管理、伐採等を含めまして、維持管理を進めてまいりたい。このように考えております。

 なお、石垣の改修等につきましては、今後石垣調査について、文化庁等の指導を受けながら、どういったことができるかを考えてまいりたいというふうに思っております。なお、先ほどお話がありましたように、緊急性や危険性のある部分につきましては、応急対応を含めてですね、修復等の検討をしてまいりたい、このように考えておるところでございます。

 以上でございます。





○議長(青木賢次君) 7番、江原議員。





◆7番(江原任子君) 第2質問をさせていただきます。

 萩城跡の石垣については、今も懇切な御説明をいただきまして、今後も専門的な視野に立って、維持管理に努められるということでございますので、大変厳しい事業ではありますけれども、よろしくお願いいたします。

 女台場の件については、あの私も書物を見るについて、初めて気がついたんですが、魚のいわゆる水産加工場の立ち並んでいる、あのあたりが丘陵地帯のようにこうちょっと小高くできている、小高いところに立っているということで、読んで初めて悟りました。だからそういうふうな形状で今、全く台場の跡形もないようですけれども、その地形というか、そういうものはそのまま残っていますので、初めにも申しました説明版にはそういうふうな女台場の位置的なものといいますか、図示されたような表示がやはりあればなと思います。

 それと、所有されるあの道路ですが、あの車が進入するといっても、確かに今の状況で家があったりで、大変だと思いますけれども、せめて自転車であの浜辺の方に抜ける、浜辺からまた、台場の方に入れるというように、整備されたらと思います。今、そこが断絶のような形になってますので、現地をもう一度よく精査していただいて、修復していただけたらと思います。一番の望みは、あの周辺の方々が、長雨には湿地帯ができて、水がなかなか引かないというので、あの生活する上に確かにじめじめした感覚がずっと続くというのは、厳しいと思いますので、その点の解決策も考えていただけたらと思います。

 それから、先ほどから、標識のことで、細かく言ったようですが、やはり観光地に入られて、運転者の方というのは、遠路からいらしたら、特に大型バスなどは、あの先ほども浦上記念館のところの信号のことを申しましたけど、じっと信号が変わるのを待ってて、とうとうまた次の赤になって曲がれなかったとかいう例もあるそうですので、時間的に制約があって動かれて、駐車場へ入るというような作業をされる運転者の立場になって、そういうところはぜひ時差式にというのを重ねて強く要望させていただきます。というのが、信号機のことにつきましては、周辺部の地域のことで、ぜひ設置をと望まれまして、要望書を出しましても、なかなか実現しません。数年たってもまだまだそのままということですので、特に観光地として不便をきたしている箇所については、行政サイドから、しっかり進達して、要望していただければと思います。

 それから、寄附条例のことで、今、萩に当然ございますけれども、その中で、先般から第一次産業の育成ということで、特に気になる部分なんですけれども、広範囲な地域になっておりまして、そういう政策にも、先般、11月の1日に岩手県の田野畑村が、田野畑村づくり基金条例を施行されて、で、自然環境保全やら、特に農産漁村の歴史文化の保存とか、自然エネルギーの整備とかそういう視点からまた、福祉健康の維持、子供の教育、少子化対策というふうな大きな五つの政策を掲げて、今実行に移そうとされて、寄附を募っておられるという記事もございました。で、萩市は、本当に先ほど申されましたように、全国で今、基金が集まった額からすれば、はるか何倍の額があの寄附されている基金になっているということは、素晴らしいことでございますけれども、本当に最初も申しましたように、小額であっても、市民全体で支えあって、そして自分たちが政策実現に参加できたという、そういう充実感というのは、やはり必要かなあと思いますので、ふるさと納税の中にまた組み込まれるというか、今からの検討課題と申されましたけれども、個々の、恵まれない政策実現のためにも生かすために目的の寄附行為というのは大事かなあと思いますので、よろしくお願いいたします。

 それから、最後に、信号機のこと等々、それからアクセスのこと等々、お聞きした中で、特に観光案内をされる市内の運転者の方々や、経営者の方々の萩市の観光についてということで、今まで懇談会を持たれたとか、そういうことはございますでしょうか。数名の方だったんですが、お聞きしてる中で、萩から例えば、JRの切符の手配とか、それをすることですごく距離感が違って、小郡から経由して入るとか、いろいろルートがあるみたいですが、そういうふうな手配とか、観光地の季節的なライトアップとか、そういう部分からもユニークな発言をされてました。で、ぜひ行政サイドで、懇談会を持たれるようなことがあればと思います。今までされてたのでしたらまた重ねて、続けて行っていただけたらと、萩市の観光行政にぜひ生かしていただきたいと思います。

 以上で終わります。





○議長(青木賢次君) 市長。





◎市長(野村興兒君) 再度江原議員からお尋ねいただきました、女台場の関係でございますが、まあこれについては、既に過去小茅議員から何度も御指摘をいただきました。

 一つは水がたまりやすい、一つの形状がある。あるいは自転車もなかなか入りづらい。まあこういったところを本来、観光の場所として生かすんであれば、もう少し、この改善をしていかなければならないと思います。過去何度も御指摘をただきましたが、実は問題解決ができておりません。これはひとえに、一つはやはり土地の問題が難しいということ。まあそういったことでありますが、最低限のことはやっていきたいと思います。もう一度ちょっと関係者集めて、会議を持ちたいと思います。

 そして、その次の、このドライバー等への、まあ一つのいろんなこの信号の問題も含めた話であります。まあこういったことはできる限り、その今、いろんなところで何件か御指摘をいただいております。タウンミーティングでも、萩駅前の危ないその何といいますか、あのロータリーになっております。その、萩駅の前。まあこれは本当に減速をしないと危なくて通れない。こういうようなことも言われています。いろんな地区の問題箇所がございますので、そのあたりは整理をしていきたいと思います。

 そして、寄附の話でありますが、やはりこの小額であっても、支えあうようなまあそういったような仕組みをつくってほしい。まあこういうことであります。今、私どもが寄附金条例で持っておりますのは、むしろ多額の寄附を求めておりますが、そういったものではなくて、例えば今、この中央公園のですね、この何といいますか、椅子を、このベンチを今、募集をします。ここにはまあどのくらいのお金がかかるかもしれませんが、それは家族でも友人同士でも、あるは団体でもいいんでありますが、一定金額の用意をいただきますれば、この丁度座った背中に一言、一行何か書いていただく。名前でもいいし、いろんな格言でもいい。まあそういったものを、今、ベースに考えております。

 単に名前だけではなくて、いろんなその自己アピールとか、あるいはその世に訴えたいこと。まあこういったことが、公序良俗に反しないもの。であれは、そういったものも考えていこう、まあこういうようなことであります。まあいろんなこの工夫もあろうと思います。このふるさと納税が一つのきっかけとなって、とかく日本の場合ですね、そういった寄附というものについては、なかなか難しい。あの、しかし、欧米文化、特にキリスト教文化圏におきましては、あの世にお金は持っていけないという非常に大きな定義みたいのがありまして、とにかく、寄附というのが大変盛んなんであります。寄附でこの寄附文化といわれる、ほとんどこの大学とかいろんな施設は、ほとんどが寄附である。まあこういうふうに言われております。昨今、この萩、日本もこのそういった中ではありますけれども、寄附を税制上優遇しろ。せめて欧米並みにという、こういう議論も出ておりますので、今、地方公共団体に寄附をいただきましたら、これは寄附金控除の対象になる。こういうことでありますので、広くこの知らしめていきたいと、そういうような中で、今おっしゃった、小額であってもその一つの行政目的を持って。特に福祉等の目的を含めてですね、小額のものについても、集めることができるような、あるいは、寄附者にとってみれば、寄附を出すことができるような仕組みを考えてほしい、いずれにしても、ふるさと納税を含めたところの中で、この寄附のあり方、もう一度考えてみたいと思います。

 観光関係については、観光協会の皆さんとはかなりこの頻繁にいろんな意見交換をする場所があります。いろんな個々のケース、団体のケース、いろいろありますが、そういった中で、この今、お尋ねがございましたこと、いろんなこと、出てきております。十分、あの遺漏ないように、特にそういう中で、本当に欠如しておりましたのは、何度もこの場でも言いますけれども、カーナビで表示をされていることが、実態と合っていないということ。そしてインターネットでこの購入をする、あるいはその東京を起点に、大阪を起点に萩に来るための、インターネット上の表示の仕方。まあこれがかなり誤っていること。こういったことで、随分多くの、それに従って来られた方が、大変不快感をもって帰られる。まあこういうことであります。こういったことについては、一応是正をいたしました。まだ古いカーナビが残っております。あるいはこの古い観光所には萩に来る方法、あるいは津和野に行く方法、このあたりについても、なかなか正確な記述がないということであります。そういったものは、一つずつ訂正をしていこうと思います。どうぞよろしく御協力をお願いいたします。





○議長(青木賢次君) 江原議員の質問は終わりました。

 ここで10分間休憩いたします。

     午後 3時18分休憩

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     午後 3時31分再開





○議長(青木賢次君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。

 続いて、質問順位16番、横山賢治議員。28番、横山賢治議員。

  〔28番 横山賢治君登壇〕





◆28番(横山賢治君) 28番の横山賢治でございます。先ほどの格調高い、また、きめ細やかな江原議員の質問の後に、体育会系の私があと一人コールの背中に受けて、バッターボックスに立ったというふうなお気持ちもあるかと思いますが、私は、質問を投げかける立場でございますので、19年度の一般質問の最後に、登板の機会をいただきました。まあ、かっこよく言えばクローザーと言いますか、結果がどういうふうになるかわかりませんけれども、質問を投げかけてみたいというふうに思います。市長初め、執行部の皆さん、また、議員各位におかれましても、今ひとときのおつき合いをお願い申し上げます。

 今回は、市政の運営についてと題しまして、質問を投げかけてみたいと思います。

 先ほど来の、野球に例えてみますと、私の持ち球は、同僚議員の熱球には程遠く、あるいはコーナーを丁寧に投げ分けるコントロールもありません。ただただ砂糖をまぶした、そしてオブラートで包んだような甘い球を、真ん中高めに投げかけますので、どうかじっくり引きつけて、年末ジャンボのような特大の打球を市民の皆さんがおられるスタンドめがけて、打ち込んでいただきたい、こういうふうに思っております、どうぞよろしくお願いします。

 それでは、1番目の項目として、副市長制度をどのように市政に活用されるのかについて、お尋ねしたいと思います。

 この件につきましては、ちょうど2年前の在任特例期間の一般質問のまくらで、少し触れさせていただきました。国は市町村合併が進展する中で、市町村の規模、また、その所管する行政分野や、事務、事業等が大幅に拡大し、加えて地方分権改革により、その役割も、役割と責任も増大することを予見し、その対応策として、法制化を検討するということでしたが、そのような経過を経て、地方自治法が改正され、萩市では、今年の3月議会において、萩市副市長定数条例が提案され、副市長の定数は2名以内とするという条例が可決され、当時の瀧口助役が4月1日をもって、副市長に就任されております。

 この質問をさせていただきますのは、そろそろ来年度の予算編成の準備も始まる時期になりますので、来年度、あるいは将来に向けた市長のお考えをお尋ねしたいと思います。

 私の立場で、こうしてほしいとか、こうすべきだということが言える条例でないことは、十分承知しております。しかし、萩市を取り巻く現状では、市長はますます多忙を極められると思います。県内の13市の市長さんを見ましても、いつも山口新聞の市長の動向欄を見ますと、野村市長の行事への出席がいつもトップでございます。また、他の市では、体調を崩され、1カ月半入院後、先日復帰されている市長、また、笑顔の消えた市長が数名。地方に財政力のないこの時代の、市長の職務は大変だろうと思っております。バイタリティ溢れる野村市長さんを見ておりますと、朝から晩までスーパーマンの衣装に身を包み、夜はスーパーマンマークのついたナイトキャップまで被っておられるのではないかと、私は心配しております。

 先日のタウンミーティングでも、発熱をおしての出席というふうに聞いております。

 地方分権に並行して、各市庁内の分権化も進みつつやに聞いております。お互い生身の身ですので、できるだけ、賞味期限が長くなりますように申し添えて、この質問は、ここで終わらせていただきます。

 続きまして、付加価値行政の推進について質問させていただきます。

 私の思いは、どうしたら活力と潤いに満ちた萩市になれるのか。行政の果す役割は大きいものがあると考えており、前回はマツモトキヨシや、豆腐と湯葉を例にとって質問させていただきました。今回は、地域の連携と職員の意識の高揚について、多少抽象的で、回答が難しいかとは思いますが、質問をさせていただきます。

 萩市は全国的にも有数の歴史的景観が現在に残る町でありますが、観光面から見ても、ピンポイントで萩だけを見に来るという観光客は限られるというふうに思います。萩市は大きな拠点であるという考えに立つと、隣接市町村との連携が、今後ますます必要になってくると思いますし、それを踏まえて、また行政間のネットワークの構築も大切なものと思われます。現在の状況ならびに、将来の構想について、お尋ねいたします。

 県内、下関市は北九州市と関門特別市構想を打ち上げ、また、長門市との間では、トップ会談がたびたび行なわれ、観光列車が走っております。どうか乗りおくれることのないように、お願いいたします。

 次に、職員の意識の高揚についてでありますが、地域経済が低迷する中、先日の新聞報道によりますと、周南市では、再チャレンジ型、職員採用試験を募集したところ、3人程度の予定に対し、全国から120倍の申し込みがあったということが記事にありました。この数字は、いかに行政職員に魅力があるかを物語っていると思います。人口減少が著しい萩市においては、このような企画は非常に難しいとは感じておりますが、いかがでしょうか。新たな人材確保が難しいなら、今ある人材、萩市の職員の方も大変人材が多いというふうには感じております。その人材の材を材料の材から財産の財に転換が必要ではないかというふうに思います。

 民間の話で恐縮ですが、先日テレビで、長門市湯本のホテルの若手経営者5名が、温泉ファイブというグループをつくって、いろんな企画を協力してやろうというのが出ておりました。長州ファイブのお膝元として、一本取られた感じがいたしました。ジュニアファイブの企画は、将来に向けての素晴らしい事業で続けていただきたいというふうに思っております。ですが、市役所の中に、横軸に連なる庁内ファイブのようなものが、芽が出てきて育つことを期待しております。芽が出るためには、種をまく必要性があります。種を制するものは世界を制するという言葉もあります。野村マジックに期待するものであります。

 最後に、重ねてお願いしますが、以上の質問、空振り、見逃し、あるいはフルカウントまで粘られることのないようにお願い申し上げ、質問とさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。





○議長(青木賢次君) 市長。

  〔市長 野村興兒君登壇〕





◎市長(野村興兒君) ただいま、横山賢治議員から、この二つの問題、非常にこの抽象的な問いとは言いながら、考えてみたらまた逆には非常にこの切羽詰った具体的な問題でもあります。なかなか大きな問題でもあります。例えば、賞味期限までいろんな御考量をいただきまして、本当に恐縮をしております。

 最初の、この副市長のこの制度、まあ今後どのように市政に活用するかという話であります。

 実は合併に伴いまして、実は特別職がですね、私と今、副市長と教育長、3人になりました。もとは5人いました。水道のこの企業管理者。それから収入役、だったんでありますが、七つの市町村が合併いたしまして、その今までのこの特別職が、むしろ逆に減ったということであります。ただし、万が一のことがありますので、余力を持たせる意味で、副市長はこの定員としては、2人を、この考えさせていただいたのは、そういう5から3になったということ。そして七つの地域をこの持つ、所管をするということでありますから、いついかなる事態が起るともわかりません。まあそういった困難な問題が起ったときは、副市長枠がこの2人になるように、そういうことも含めてお願いをしてきたわけでありますし、あの副市長2人制度について、枠としてはお認めをいただいたわけであります。

 具体的なこの副市長の運用をということでありますけれども、助役時代と、まあ法制上は、建前としては違うんでありますが、基本的には、その市長を補佐をし、というところ。そしてまた、この事務委任をできるまあ範囲というのが、まあこれは裁量行為を委ねられているわけであります。例えば、今、本当はですね、その水道管理者というのを企業会計という形で、その業務を全部副市長に投げたいんです。これはできないようになったんですね。まあこれはその市長の直轄という話になっておりまして。ただ、収入役の方は、これは漠たる形で、一応会計のですね、管理者というのが今、置かれてますけれども、これは部長相当職になっております。で、今、じゃ副市長に何をお願いをしているかといいますと、例えば、今、入札関係、あらゆること。これは一番の金額のその大きいもの意外はもうすべて、副市長の事項になっております。専管事項であります。

 これは実は大変なものでありまして、そのいろんな契約、この一般競争入札から含めてですね、いろんなものを担当してもらってるところであります。その他、これだけの広いこの面積の地区であります。この例えば、行事が秋になり春になり、こうシーズンになりますと、とにかく殺到いたしますが、それは私が行けないところは副市長に行っていただくと。いつも副市長はそういう割を食ったような話で、私が行けないところでありますが、今度1月4日、見島の消防の出初め式は、まああれだけの火事がありましたんで、何とか激励をしたいという意味で、私も行きたかったんでありますが、1月4日は行けません。そうするとそれは、副市長にお願いする。今、いろんな行事がたくさんありますが、かなりこの周辺の各地域の行事には、今、出ていただいております。

 そのほか、これだけ広い面積でありますと、いろんな意味での苦情処理が大変でありまして、クレーマーと言われる方もたくさんいらっしゃいます。そういったもの一手に引き受けていただいています。

 その他、その時々の状況に応じて、お願いをしているわけでありますが、対外関係も私も今、全国規模のこの代表をかなり引き受けてしまいました。こういったもので、随分時間を取られてしまいます。その間、席が空きますが、そういったときの空いたときの総括は副市長にお願いをするわけであります。

 そのほか、実は、各市町によっては、随分この具体的に掲命をして副市長のあり方を掲げております。委任事項ということで、このある程度、この委任をしていくというスタイルがあります。瀧口副市長の場合は、実はこの旧合併前の村長さんでありますので、まあいうなれば、ポリティカルアポインティみたいなものでありまして、事務職からという立場じゃないものでありますから、まあそういった意味での、この立場ということもあります。これはややその属人的な要素もございますけれども、そういったむしろ逆にそういうポリティカルアポインティのような立場というものも、十分考慮しながら、今からちょうど2年半もう過ぎたわけでありますんで、3年目あたりから、しかし今、御指摘いただいたように、私もとてもこの年取ったスーパーマンとはなかなか余り様にならないものでありますから、少し考えていきたいと思っております。

 御指摘をいただきまして、なかなかこの具体的な話のようで答えにくい。しかし、総括的な萩市にとっては非常に大きな問題でありますので、今、御指摘をいただきましたこともしっかり踏まえまして、この3年たちますときに、具体的に考えていきたい、こういうふうに思っております。

 ぜひまた御理解をいただきますように、よろしくお願いをしたいと思います。

 それから、次のこの問題も付加価値行政の推進ということで、一つは地域連携という話をいただきました。地域連携という話も、これは非常に各自治体にとっても大きな話であります。私どもは、山口県内の、まあ市長会ということで、この13市の連携というのはある意味ではですね、一方で取っているわけであります。なぜかと言いますと、そこで共通の課題は、共通でですね、処理をしていきたい市長会ではいろんな議論をしてまいります。それぞれの自治体の事情は違いますけれども、やはり共通の課題には、この市長、県内の市長は連携をして取り組む。まあこういうふうな気風が生まれつつあります。単なる市長会は連絡の会議ではなく、そこでまさにこの県内の自治体の今から自治を高めていくためにどうするか、とこういう話で、大変最近は元気がいいんでありますが、そういうふうな議論もしています。まあそういった県内のこの自治体との関係、もちろんでありますが、隣接の関係。ちょうど議会がこの北浦三市でいろいろこの交流を深めていただいていますが、私どもはその三市という感じよりもむしろ、この観光という観点でですね、例えば、今の秋吉台を中心にいたしますこの所と、それから、まあむしろ湯本温泉、あるいは青海島を中心にします長門市、まあこういったものはそれぞれのこの首長という観点よりむしろ事務的には、観光のいろんな連携があるわけであります。広くその長州路観光、長門路観光のこのグループが一つございます。それから津和野と萩というのが一つの大きな連携であります。今、新たに浮上しておりますのが、実は石見銀山が新たな一つの観光ルートにある日突然こうわっと今、全面に出ているわけでありますが、その太田市との連携を今、太田市長とも話をしておりまして、私どもが、例えば、石見銀山に行こうとしたら3時間半かかる。これはどうしてだと、本当に距離はそんなにないんでありますが、不必要に時間がかかる。これは一つは、このなかなか道路事情も一つございますし、JRを使おうとしても直接行ける電車が全くないんですね。これは何とか石見銀山とですね、すなわち太田市と萩を結ぶ、あるいは長門まで。まあそういった意味でのこのJRの路線というものもひとつできないか。まあせめてそのぐらいというようなですね、そういう思いを持っております。これは、今からJRの方にお願いをしていかなければならない。ある程度の負担を求められるかもしれません。まあそういったようなことも含めてですね、これはひとつ考えていこうと思っております。

 いろんな意味でこの連携、例えば、離島のこの持つ、一部離島を持つ市の連携とか、あるいは観光とか。世界遺産の関係のそういったグループとか。まあいろんな意味での連携はあろうと思います。このそういった中で、それぞれの今あり方、できる限りこの考えていくこと。特に観光は、一点、ワンポイントの観光ではなくて、今おっしゃったようにですね、このかなりそういったその必ず一つのグループでこの観光に行かれるわけでありますから、そういった意味でのこのネットワークを構築をしていくことが必要だろうと思います。

 そういったことも今から、まさにこの次の課題かなあというふうに思っております。それぞれの旧この町村で、構築をされてきた長年のその関係、例えば、ルート315のですね、この例えば周南と須佐の関係。まあこういったものも今もまだ生きているわけですね。まあそういったようなこととか、例えば川上の長門峡のこの隣の阿東町との関係、まあこういったものも大事にしていかなければいけない。山口とこの萩というのも、いろんな形であります。山口・萩・下関。これはまあ維新三都市というような形になっていまして、それぞれこの明治維新館をどこに持っていくかについては大論争をしてきましたが、しかし、このそういう関係というのは、逆に言えば、明治維新140年のときのですね、いよいよ連携をしていかなければならない年でありますが、まだ具体的な話がございません。まあそういったことも、ひとつ大事にしていくべきことだろうと思いますし、伊藤博文公が没後100年でありますけれども、これは大和町、今の光市でありますが、光市との連携をどう図るか。まあこういったことも今、課題になっております。それぞれの、そういう地域連携ということについて、その問題のいろんなところ、それぞれの関係であります。例えば、椿という形で、全国の椿サミットという椿の協議会がございますが、まあそれも萩はかなりウエートを持って臨んでおりますし、フラワー都市の交流会、これはこの全国のまあ10市余りですが、こういったことで、いろいろ交流もしております。それぞれの分野におきまして、このいろんな工夫をしながら、そしてそれが観光に、あるいは福祉に、あるいは文化に、いろんな意味でこのプラスになるようなこと。まあそういったことを努力をしていきたいと思います。

 それから、その次に、今、付加価値行政の中に、職員の意識の高揚ということ、お話をいただきました。その、周南がこの行なわれました、再チャレンジ型の職員採用試験。まあこれは非常に話題をよんでおりますが、私どもはもう既に、先駆的に同様のことはやってきております。そういう名前を使ってはおりませんが、例えば、この明治維新担当の学芸員、これは全国公募いたしました。大変な数でありました。水産関係の今のあの「君と竜宮城へ」、というあの企画をした学芸員はまさに全国公募したわけです。これはたまたま萩の人でありましたが、それも全部その若い、その学校を卒業した直ちのもんじゃないんですね。既に社会経験があってある程度の経験を踏んでるもの。いずれもそうであります。維新関係の関係も、既に学術的な論文もいくつも出している人物。まあそういう観点で選んでまいりました。だから今から育っていくんじゃなくて、もう既にある程度の評価を受けた人物を、実は萩は採用してきた。これは学芸員でありますが、その他、この考古学の発掘の関係。これは2人ほど、これは全国公募しております。こういった、それぞれの者も実は皆ある程度の経験を持っている、いろはから今から採用して、その訓練をしていく。とてもじゃないっていうことでありますから、そういったそれぞれの分野でやっているわけであります。

 今、この広報、あるいは情報政策課で、ホームページを担当しているもの。これも中途の採用であります。まさに、この再チャレンジ型なんですね。ある意味では、30歳代、40近いんでありますが、そういったものも、これは全部公募しております。既にそのすべてオープンにして、その採用をしてきています。デザイン関係、もうこれはかなり前の話でありますが、デザイン担当職員も採用しております。これは相当、その民間のデザインの関係を担当した経験を踏んで。

 それから、先般の図書館の館長。あるいはこの博物館の館長。病院の事務部長。まあこれも病院を今までは、旧萩市はどうしたかといいますと、例えば、住民課長をした人がある日突然、病院の事務課長、事務局長になっていくんですね。それではとてもじゃないけど病院は経営できない。これは全国に公募して、その病院経営について実績のある人、まあこういうことで雇ってきたわけであります。

 そういった意味では、このまさに周南で行われました、再チャレンジ型職員採用試験は、もう萩は10年以上前から、実施をしてきているところであります。今、新採なかなか採用できません。これはこの合併いたしまして、この職員の削減をするということでありますから、2年に1回しか採用試験はやらない。しかも本当にわずかしか採用しておりません。まあそういった中にも、こういった、再チャレンジ型の採用を、このやっぱり加えていきたい。こういう思いであります。そういうふうな再チャレンジ型のこの人事といいますか、採用もやってきておりますけれども、もう一つは、今、既に採用した職員。現にいる職員の付加価値を高める。まあこういった観点から、お尋ねをいただきました。この、材料の材から、財産の財。まさにそうだと思います。

 実は都市部の自治体と違いまして、この萩の場合は研修という機会が非常に少ないんですね。したがって、自治大の研修については、必ず出す。毎年にですね、女性のコースと、係長のコースと、そして課長のコース、これは必ず出すことにしております。これは相当お金がかかりますが、県とかけ合いまして、今は県に2分の1の補助をいただくことになりました。こういうことをやっているのは恐らく全国にも数が少ないと思います。

 2分の1の、しかも余り県内は使うところがありません。萩が圧倒的に多いわけでありますが、そして、このいろんな形の出向を今、やっているところであります。過去も県や、あるいはその、東京の内閣府にも2人ほど出しました。これは、地域チャレンジといいますか、特区とかそういったものの担当であります。この一自治体が地方の自治体が内閣まで行ってですね、あの小泉内閣の非常に有名になりました特区とか、地域再生、まあそういった事務を担当したんですね。こういったこともやはり本当に大変だったと思いますけれども、一つの自治体行政の中で今後、何かの役に立つだろう、何かの勉強の素地になるだろう、こういうふうに思っています。できる限りそういった研修機会については、広く職員についても参画を。

 今後は今、行政関係も、とにかくこの、いろんな意味でのトラブル、苦情処理が多くなりました。法的な処理がですね、どうしても多くなります。

 今、すべて顧問弁護士に必ず通しているわけでありますが、これはとてもじゃない。もう間尺に合わない。したがって、ある程度の法律的な判断ができる、そういった人物を今、いる職員の中から、この訓練をして、養成をしていく。まあそうするときにはやはり、この、途中の段階でこのロースクールにも入れざるを得ないのかなあと、こういうふうに思います。今、年間で2,000人を越えるその弁護士が誕生しておりますけれども、まあそのうち恐らく過剰時代が来る。まあそういったとき自治体もそういった弁護士、資格はなくても、資格があるのと同等の能力をもったものを雇わざるを得ないだろうと、そういうふうな時代になってくると、こういうふうに思っていますので、まあそういった努力もしていきたいと思います。いろんな意味で、職員のこのあり方、能力について、そしてまた、いつもこの言われておりますけども、この萩の職員、市の職員は地域のこの皆さんの、要するに言うなれば、市民のための、その、行政を展開する職員でありますから、地域の問題をしっかり学んでほしい。まあこういったことであります。

 今回タウンミーティングに行けば、市の職員が皆出てるじゃないか、というふうに言われます。これはタウンミーティングで、その地域に住んでいる職員は、そこでどういう意見がでるのか、自分が住んでいるところにどういう問題があるのか、こういったことを学ぶ一つの研修の場だということで、参加をいただいておるわけです。決して頭数をそろえるために来てもらってるわけじゃないのであります。まあそういった意味では、それ相応の、皆それぞれの研修効果があったと、こういうふうに思っています。職員の皆さんそれぞれ萩市の職員は大変意欲的であります。恐らく、県内でも職員の資質というか意欲といいますか、そういった観点からいうと、本当にトップクラスになる、こういうふうに信じてやみません。そういうようなことで、できる限りそういったチャンスも、この得ながら、どんどんこのそういった意味での成長を期待するものであります。

 今、御指摘ございました一つは、この職員の関係については、そういうチャレンジできるような、再チャレンジできるような職員の採用と。そして、既に採用になっている職員の資質をさらに高めるためにはどうするか。これはまさに人事。この自治体人事にとって最も大事な点だろうと思います。それは、今までもやってきたつもりでありますが、今後もしっかりその点につては、意を払っていきたいと思います。

 ぜひ、またいろんな意味でお気づきがあったら御指導いただきますように、よろしくお願いいたします。

 なかなかこのホームランになったのか、空振りなのかよくわかりませんが、一生懸命やったんで、まあ少なくとも左中間ぐらいは、まあそういう思いでありますありがとうございました。





○議長(青木賢次君) 28番、横山賢治議員。





◆28番(横山賢治君) なかなか難しい問題について、懇切丁寧に御回答いただきました。ありがとうございました。私としては、フルスイングで打球を打たれたというふうな気がしますけれども、スタンドに届いたんでしょうか。まあスタンドに入ったとしたら、エンタイトルツーベースではないか。まだ課題は二塁の塁上に残っております。今後とも御尽力をいただきますようよろしくお願い申し上げ、質問を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。





○議長(青木賢次君) 市長。





◎市長(野村興兒君) エンタイトル、二塁打ということであります。まあ今後、努力いたしまして、ホームランとなりますように、頑張りますのでよろしく御支援いただきますように、ありがとうございました。





○議長(青木賢次君) 横山賢治議員の質問は終わりました。

 以上で本日の一般質問は終了いたしました。

 これをもちまして、本日の日程はすべて終了いたしました。最終日は、12月13日、午後2時から会議を開きますので、それぞれの委員会におかれましては、付託いたしました議案の審査が終了するよう御協力お願いいたします。

 本日はこれをもって、散会いたします。

     午後 4時02分散会

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 地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。



  平成19年12月5日



   萩市議会議 長  青 木 賢 次



       議 員  岡   通 夫



       議 員  守 永 忠 世