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山口県 萩市

平成19年 9月定例会 09月10日−03号




平成19年 9月定例会 − 09月10日−03号







平成19年 9月定例会



                平成19年9月



            萩市議会定例会会議録(第3号)



                議事日程第3号



         平成19年9月10日(月曜日)午前10時開議





第1 会議録署名議員の指名

第2 一般質問

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〇本日の会議に付した事件

日程第1 会議録署名議員の指名

日程第2 一般質問

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〇出席議員(30名)

       1番  大 村 赳 夫 君

       2番  岡   通 夫 君

       3番  尾 木 武 夫 君

       4番  長 岡 肇太郎 君

       5番  松 尾 義 人 君

       6番  井 関   稔 君

       7番  江 原 任 子 君

       8番  近 江 郁 宣 君

       9番  木 村 靖 枝 君

      10番  小 茅   稔 君

      11番  小 林 正 史 君

      12番  斉 藤 眞 治 君

      13番  左 野 忠 良 君

      14番  柴 田 保 央 君

      15番  杉 山 浩 司 君

      16番  世 良 眞名夫 君

      17番  田 中   良 君

      18番  坪 井   豊 君

      19番  中 村 洋 一 君

      20番  西 島 孝 一 君

      21番  西 元   勇 君

      22番  平 田 啓 一 君

      23番  藤 田 克 弘 君

      24番  丸 田 勘 次 君

      25番  宮 内 欣 二 君

      26番  守 永 忠 世 君

      27番  諸 岡 皓 二 君

      28番  横 山 賢 治 君

      29番  横 山 秀 二 君

      30番  青 木 賢 次 君

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〇説明のため出席した者

 市長        野 村 興 兒 君

 副市長       瀧 口 治 昭 君

 教育長       岩 崎   肇 君

 総務部長      中 村 敏 雄 君

 総合政策部長    湯 本 重 男 君

 総合政策部理事   出 羽 仁 史 君

 川上総合事務所長  神 原 司 行 君

 市民部長      伊 藤 富 之 君

 保健福祉部長    米 倉   稔 君

 農林部長      白 神   崇 君

 水産部長      谷 本 隆 良 君

 商工観光部長    松 原 純 二 君

 建設部長      三 原 正 光 君

 上下水道部長    桑 原 榮 治 君

 教育次長      田 邊   信 君

 会計管理者     山 中 伸 彦 君

 消防本部消防長   中 屋 健 司 君

 総務部次長     迫 村 高 志 君

 保健福祉部次長   藤 田   擴 君

 総務課長      中 原 滝 雄 君

 財政課長      杉 山 寛 校 君

 企画課長      弘 中   保 君

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〇事務局出席者

 事務局長      米 原 祥 三 君

 次長        藤 岡 敏 彦 君

 主幹        奥 山   明 君

 次長補佐      浜 村 祥 一 君

 調査係長      須 郷   誠 君

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     午前10時04分開会





○議長(青木賢次君) これより本日の会議を開きます。

 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。

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△日程第1 会議録署名議員の指名





○議長(青木賢次君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。

 会議録署名議員に、8番、近江議員、20番、西島議員を指名いたします。

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△日程第2 一般質問





○議長(青木賢次君) 日程第2、これより一般質問を行います。

 一般質問は、12名の議員より通告があり、発言の順序は抽選により既に決定しております。

 質問者におかれましては、関連質問や要望の事項は避け、通告の項目に従って、答弁を含め60分以内という申し合わせを遵守されますようお願いいたします。

 また、答弁される参与の方々に申し上げますが、質問の要旨を十分把握され、簡潔かつ明確な答弁に努められますことを望みます。

 それでは、順次質問を行います。質問順位1番、近江議員。8番、近江議員。

  〔8番 近江郁宣君登壇〕





◆8番(近江郁宣君) おはようございます。久々の1番が当たって、少し緊張気味でございます。

 それでは、通告に従って進めてまいりたいと思います。執行部におかれましては、明快なる答弁をよろしくお願いいたします。

 1番の道路問題についてでございますが、地域高規格道路小郡萩間の総仕上げという題目でかかりますが、この問題は、私は昭和62年初当選以来、道路問題は絶えずやってまいりました。この道路は、皆様御存じのように、どんな町でも、どんな村でも、道路整備ができてない町は絶対に発展いたしませんというのが、私の信念でございます。

 陰陽の小郡萩間を、どうしても萩市の経済、産業、そして市民生活の本当に大事な道路として叫び続けてまいりましたが、平成5年に現在の野村市長が当選されて、急きょこの問題を拾い上げていただき、そしていろいろの段階、いろんな手を使って進めてまいりましたが、ほぼこの山口国体があるころまでにはって、目標は立っておりますが、私は最初から市民のニーズにこたえた、市民の本当に期待しているのは、私はトンネルでまあ20分くらい、片道で30分以内に行き来ができるような道路というイメージを持っておりましたが、現在はそこまではまいりませんが、各いろいろ考えますのに、真名から萩につながりました。

 でも、萩市民のほとんどの方の希望は、小郡、今の新山口駅へいかにして早く行けるか、また宇部空港、宇部医大とかいうようなところに、いかに早く行けるかというのが、市民のほとんどの注文でございますが、私は、この真名から萩までできたのでは総仕上げとは思わないわけであります。一番最初から申し上げておりましたが、真名から新山口駅、これに直行する道路をつくらないと、萩市から真名まで行ったら、お金を払って柳井田まで行って、そして小郡駅に行く。新山口駅に向かう。この間、またお金が要るわけですが。これではね、どうも。それと、今度は萩市に着いたら、要するに川上山田、あの石油スタンドがあるところまでは道路ができておりますが、あれから霧口までは昔のままです。大正時代につくった道路と言ったらええですが。

 大型トラックが通れば、自転車で学生が通っても、川の方を通れば川に突き落とされます。山手を歩けば山手の岩にぶつけられる。そのような通りを、前回のときも市長は、学生は2台か3台しかこない。当然のことです。それは、あそこを学生に自転車で来いと言ったら、本当、あそこを見てわかった親は行かせません。だから自動車で送ったり、いろいろやるわけです。

 ですから前から申しますように、もとの知事のときには青写真までできておったというんですが、あの川上山田の石油スタンドから、ぼーんと萩の方に向かって突き当たったところからトンネルで抜いて、前回図面で皆様にお配りしましたが、要するに沖原まで。これをやれば旧川上村、明木、佐々並の方から来る方が、あの有料道路を無料だ有料だというのは、あのような峠を越さにゃいけない。川上萩路線も、椿瀬から立野から椿瀬まで一山越さにゃいけんような道路です。それでは川上の学生も、今も新しい道路を通らずに、旧道路の方が少し距離は長くなるけれど、安心して自転車が進められると。こういうのでは、大体こういうふうな生活道路は、50年、100年先を見越して計画しないと、今やらにゃできん、今やらにゃいけんとか言うて中途半端なことをしては、先で泣きがくるわけであります。

 だから私は、この20年間くらい道路問題を取り組んでまいりましたが、これは仕上げというのは、真名から新幹線山口駅からの、県庁の前から宇部につながったところは、長谷というつながりがあります。これに向かって、真名からつながないと、できあがった仕上げとは私は思いません。最初にこの小郡萩道路が立ち上がったときから、私は執行部には言っておりますが、これは初めから早く言っておかないと言い出してからでは、大体道路というのは20年かかるわけですから、今から言ったら、私たちの生きちょるうちにできるかできんかわからんような気がするわけであります。しかし、これはぜひやってもらわにゃならん。それでないと、萩市民の本当の生活道路には通用しないと思うわけであります。という点で、ひとつお考えをお願いいたします。

 それから、道路問題の2の問題ですが、この地域間、旧市町村と旧萩市とのつながりでありますが、これは一番大切なのは、191、大井から萩篠生線、福井の吉田に向かってつなぐこの道路は、何としてもやらにゃならん。交通事故があの間で起きたり、あるいは海がしけて大渡に打ち上げれば、自動車がストップかける。途中で小畑の辺で火事があっても、自動車は全部ストップ。これをバイパス道路としても、ぜひやらにゃならん。この問題は、この今回の合併特例のお金を使ってでも、早急にやるべきと私は思っております。いまだに、なかなかいい返事が見えませんが、これは何をおいても、合併の第一の生活道路でありますので、やらにゃならん。

 私が言ってます、今の羽賀の手前から降りてやる道路をつくれば、恐らく大井から向こうの市民の方が、萩市に向かって出るときに、越ヶ浜に到着したころには、恐らく町の中央までも出れる、それほど短距離であり、時間がかからない大変いいコースになると私は思っているわけであります。それに加えて、上野東光寺バイパスを、これもちょっと前に皆様に図面で配りましたが、このバイパスができれば、あっという間に大井から福井を駆け上がって、萩市の上に出てくるわけですから。この道は、これは合併のとにかく条件といってもええくらい、これは必要な生活道路であり、バイパス道路であると思うわけであります。この話は皆1番の分も、これは国道ですから、市長は萩川上線とかいろいろ言われますけど、これは全然段階が違うわけです。国土庁の仕事であるから、こっちを言いよるから、こっち言うちゃいけんとか、今それを言うたらこっちが崩れるとか、そういう問題じゃないんです。国道で、あの大事な幹線が歩道がないような道路は、日本中探してもじょうにない。そういう道路を持っておりながら、まだ黙ってこらえにゃならんちゅうことはないはずですから、これは何としても陰陽連絡道、生活道路、これを重点的に力を入れてもらったら、つまりは萩川上線でもちょっと無駄にはなりますが、私はあの山を越えるところを初めから、立野から椿瀬の奥通って、目代までポーンと抜ければ、今のトンネルの仕事っていうのは、大変昔と違って楽な機械がありますので、そうしたらだいしょういき目がいくけど、あの垰を越してこにゃならん。あそこまで、川端まで出たら、今度は後の段取りがつかん。そんな道路をつくっても無駄なことやから、あれは無駄にして消して、最初から立野から目代に行く考えをした方が、よっぽど早道であって、いき目がいくのではないか。かようにも思っているわけであります。

 道路問題は二つ、まあその辺でおきまして、次は観光問題でございます。

 1番の楫取素彦の跡地の問題でございますが、これは平成17年の9月に、私は取り上げて申し上げましたが、これも市長と前橋市友好都市を結ぶときに、市長と2人でまいりました。楫取素彦っていったら、群馬県に行ったら神様扱いなんですよ。ほいで大変な歓待を受けたのは、市長、あなたも忘れちょっちゃなかるまあと思う。長州は大変偉いもんがよく出て、偉い人ばっかりって言われたら、私らみたいなあほは、穴があったら入りたいぐらい恥ずかしいほど誉められて、歓待を受けました。

 そういう加減で私は、毎日中の倉の通りを通りますから、気になってしょうがない。しかし、萩市には余りにも観光の財源が多いので、楫取素彦なんかって、余り気にとめておられない方が大変多い。そこで私が、17年の9月に、この楫取素彦をやったときは、皆様方にお配りして、あの文句はちょっと長すぎましたから、ちょっと短くまとめたのを読み上げさせて、市民の方ではまだ楫取素彦がよくわからないって方がおゆうございますので、読み上げさせていただきますが。

 楫取素彦氏は、文政12年、1829年、長州藩医松島瑞蟠の次男として萩に生まれました。今の楫取素彦の石碑が立ってるところから、300メートルぐらい上のちょっと左に下がったところに、今、林さんという方が住んでおります。ここが生誕の地であり石碑が立っておりますが。

 初めに伊之助と称した名前で、兄に洋学者の松島剛蔵がおり、12歳のときに藩の儒者小田村吉平の養子となりました。明倫館で教師をし、後に松陰先生の妹、寿と結婚いたしました。松下村塾でも指導に当たっております。四境戦争では、幕府側との交渉に当たったり、また慶応3年1867年、藩の命で楫取素彦と改名いたしました。このときからが、楫取素彦になるわけです。

 明治維新後は、地方官を経て、明治9年1876年、群馬県が新たに発足すると、その初代の県令になり、現在の県知事であります、となりましが。約10年間の任期中に、県庁を高崎から前橋市に移転して、伝統産業の養蚕、蚕ですね、そして製糸業を奨励し、教育にも力を入れていた。草創期の群馬県政に大きく貢献いたしました。

 後に、元老院議官、宮中顧問官等を歴任しております。大正元年、1912年、享年84歳でこの世を去られております。

 まあ、話はちょっと無駄になりますが、中の倉の坂さんの方に向かって上がる道に、ちょうど梶ヶ原というところに橋がありますが、中の倉公会堂があります、あの福島さんが住んでいらっしゃる周辺が、当時は蚕の工場があったんです。そういう歴史があります。そこでも、いろいろ楫取素彦の経験をしたものを群馬県に行って奨励されたものと思われます。

 そういうことでありますが、私はこういうことは言うまいと思いましたが、今このたびここへ出すということがわかったときに、初めてあそこの大掃除ができました。竹が生え、藪が生えて、全然。今までは楫取素彦の跡地は刈っちゃるっちゅうから入ってみたら、よその土地の柿の畑はきれいに刈っちゃったり、本当のところがわかっていないような状態でございました。まああの入口、道路付近は中の倉の町内の老人クラブの大変よくお世話をなさる大谷幸助さんという方が、勤労奉仕、ボランティアでいつもきれいにさするように刈っておられますが、中はやはり民間の土地ですから、私たちも気がついてもやっぱり入っていきにくい。

 一応、山の土地みたいなもんだから、前にも申しましたが。あれを購入するぐらい市長、そう大きな私は負担じゃないと思う。田町の駐車場つくるぐらいの思うたら、あそこは大した仕事じゃありません。私は、これは何としても購入していただきたい。そうすりゃ私たちも、私は間合いがあれば、踏切とかそれから田床山にはしょっちゅう草刈機をかるうて刈っておりますが、刈ろうにも民間の土地じゃ、やっぱり入られない。地元の老人クラブでもやりにくい。そういう状態であります。

 しかしちょっと前のことですが、群馬県から自家用車で楫取素彦さんの旧宅跡へ行きたいから教えてくれ。そりゃ見せらりゃせん。恥ずかしゅうて見せられん。あれはこのたびも十四、五日前に刈られましたが、刈る前に執行部の者は見に行かれましたか、あの現地を。ただ見ずに恐らく頼んだんじゃないか。あれを見たら恥ずかしい。何を考えちょるそか。観光立市と言いながら、群馬県からわざわざ来られた人が訪ねても見せられん。仕方がないから、松本市の広厳寺というお寺がございます。東光寺の向かいに。そこには楫取素彦氏のお茶席が移転して置いてあるわけです。だから、それを見せに連れて行った。それほど地元のもんが、恥ずかしい思いをせんにゃならん。何としてもこれは来られたら、ここが実は楫取さんの旧宅跡ですよと見せられるような構えをしないで、観光立市だ。そんなことやったら、最初から前橋市と友好都市なんかつながにゃええんですよ。したから気になる。した以上はやはり、恥ずかしくない程度のものをこしらえるべきである。まあ、その辺にしときます。

 最後になりましたが、田床山を桜の名所にという題目でございますが、これも調べてみますと、目代、上野の辺までは地籍調査も済んでおりますが、まだあの面が済んでおりません。だから私も、丘になるような木は余りないけれど、だれのもんかわからにゃどうにもならないんですが。とりあえず今、田床の堤の水が、この椎原の見晴らしの丘から、陶芸の村まで水が水路で流れております。この溝から下は、萩市が一応購入した土地であります。

 これはとりあえず、ここから出発して、まず市は財政には非常に苦しいときですから、桜なんかは、市報にでもちょっといろいろ出してみて、前にも申しましたが、韓国の名所は日本じゃなしに全世界から見に行くと。桜だけを。萩市はちょっと前から、反射炉を世界の遺産にというところで振り出しておりますが、私はこれは大分汗が出るんじゃないかと思います。それもええけれど、この桜で、あの陶芸の村周囲、それから一発にはできませんが、年間5,000本ずつでもふやして、どんどんどんどん上へ上がって、萩に来てぱっとあの方を向いたら、一面に桜の屏風が立っちょるような、花の屏風が立ったようなところに、要するに陶芸村があってというようなふうで、これも一つ、世界遺産に近いくらいの力を入れて。

 これは恐らく市長一代では無理と思いますが、年間に1,000本ないと1万本ないと目標を立てて、そいで桜の木の、そういう理由ならっちゅうので、一般市民の方でも余裕のある方は桜の3本や5本は、よし、わしが寄附しようという方がおられると思います。そういうことで、金のかからない世界遺産をこれから積み上げていっちゃどうかというのが、私のあれでございます。

 前回申しましたら、市長は陶芸の村周辺ぐらいにどうも思っておられたんじゃないかと思って、私今度は田床山という題目にしたわけであります。規模が細かったら世界遺産になりません。ですから、全国から山口県の萩市の桜を見に行こうというぐらいになるまで、何年かかってもこれを山一面を桜でやりあげるというのなら、割と金がかからずに立派なものになるんではないかというのが、私の提案でございます。

 まあ、以上二つにつきまして、第1質問はこの辺でおきます。できるだけ短くしましたので、できれば第2質問を市長にしたいと思います。





○議長(青木賢次君) 市長。

  〔市長 野村興兒君登壇〕





◎市長(野村興兒君) ただいま近江議員から、道路問題あるいは楫取素彦旧宅跡地の整備の問題、桜の関係。従来より毎回、市議会定例会で開陳をいただいております御意見、まあほとんど同じだと思いますが、同じようにまた答弁をさせていただきたいと思います。

 まず道路の話でありますが、道路については、近江議員は先ほどおっしゃいましたように、市会議員となられて以来、一貫した一つの大きなテーマとして議論をいただいてる、提案をいただいてる。このように私も市長になりましてから、毎回定例会でこの道路問題についてお話をいただいてるわけであります。

 とにかく道路、お話がありましたように、今自動車時代でありますから、自動車時代に対応できる道路があるかないかが、その市の存亡にかかわるというのは御承知のとおりであります。私ども全く同じような考え方をしています。

 特にこの萩のまちは、日本海側に面しておりまして、一つは鉄道の時代、こういったときに、実は萩市制をひきました。昭和7年7月1日に萩市制をひいたときに、ちょうど山陰線が開通をする前提で実は市制がひかれたんであります。ちょっと工事がおくれまして、昭和8年の2月になってしまいました。昭和7年のころに、まさに鉄道の時代来る。そしていよいよ大陸や半島に対して、一つの貿易港としての萩市の機能、こういった形でこの国際貿易港の指定も受けたわけであります。そういった観点からいいますと、まさにそこに夢をかけてきた。それが今、鉄道の時代はむしろ終わって、自動車の時代になって来た。そういったときに、この萩の再生を考えていくときには、やはり道路の問題を、これは中長期的な観点からしっかり考えていかなければならないという近江議員の御意見には、全く賛成であります。私もそういうようなつもりで、今までいろんな議論をしてまいりました。あるいは、県や国へ要望してきたわけであります。

 惜しむらくは、ちょっとこの対象となる事案が、少し近江議員と違うっていうだけでありまして、基本的に道路が必要だという点は全く一緒であります。

 今御指摘ございましたように、この小郡と萩を結ぶ地域高規格道路の必要性は、前々から近江議員がおっしゃってた。そのことが、ある意味では平成6年の本当に1月でございますが、期成同盟会が立ち上がりました。もう少し早く立ちあがっておれば、もう完成していたのかもしれません。そういった意味では、一つの道路、一つの大きな事業を展開するのは、やはり10年、20年単位であるということ。今おっしゃったとおりであります。平成6年に期成同盟会を立ち上げて、今13年目になりました。そしていよいよ姿が見えてきましたが、完成にはまだまだ時間がかかります。

 一方で山陰自動車道、これは南北に対する東西の道路でありますが、これもこの鳥取から、そしてこの美祢に至ります380キロ。これは国の国幹審、要するに閣議決定をされた一つの道路でありますけれども、国の財政事情で頓挫しております。これをどうやっていくのか、これも大きな課題であります。近江議員の御指摘のとおりであります。

 今具体的に御提言がありました、この地域高規格道路、いよいよ姿が見えてきたが、肝心の新山口駅にうまくつながるような一つのルートを考えてはどうか。こういうふうな御提言であります。御趣旨はごもっともだと思います。私もそう思いますが、ただ、今やっております地域高規格道路っていうのは、この道路の概念は、高速道あるいは拠点都市、こういったものを高速道、大きな高速道ではなくて、地域における自動車道として有機的に、ネットワークで結ぶという趣旨のものであります。したがいまして、中国縦貫道と萩の拠点。一つの大きなこの日本海側の都市であります。そしてかつ、ここにはやがて山陰自動車道が敷設されるであろうというこの推定のもとに、この地域高規格道路が認められたものであります。したがいまして、起点たる真名は、あくまでも中国縦貫道の、昔はジャンクションでありましたが、今はインターチェンジ、こういうふうに名前が変わっておりますが、そういうふうな形になってる。起点は真名であります。そして、終点は萩と、こういうふうな形になってるわけであります。

 したがって、地域高規格道路というのは、本来でありましたら、もう少し延ばして一つの道路ということもありましょうが、そういう考えのもとにスタートいたしましたので、そのスタートしそして延長28キロ、約30キロでありますが、その工事が進められているわけであります。したがって今の段階になって、もう一回あそこを延ばせとこう言われますとですね、私ども非常に困りますし、また国や県の担当の方々も大変困られる。しかも、いやしくも萩市議会でそういった御提言がまた新たに出るということになれば、これは一体どういうふうな取りまとめをすればいいのか。こういう議論にもなりかねません。

 したがいまして、とりあえず今、この萩と小郡を結ぶ地域高規格道路、これは一つその当初の計画どおり、まず完成をさせること。そしてそれが不都合であれば、またこれは宇部地区の皆さん、あるいは山口地区の皆さんと協議をしながら、そういった一つの近江私案、近江提案ですね、実現できるかどうかを模索していくべきだろう。

 今、一生懸命担当者が、何とか財源を工面しながらやっておられます。そういった努力に対して、何か水をさすようなことになればですね、これは近江議員とされても本意ではないと思いますので、ぜひひとつ、今まさにですね、非常にやりくり大変な中で、県担当者も努力をいただいております。私どもも、あるいは市議会も挙げて今陳情を繰り返していただいておりますので、どうかそういったものと別にまた新たにということになりますと、これは大変なことになりますので、ぜひそこは御理解をいただきますように。近江議員の言われんとするところはよくわかります。痛いほどわかります。しかし今この段階で、もし例えば萩市議会でそういう具体的な提案をされますれば、萩は一体どちらを考えてるんだと、こういう話になりますので、ぜひそこはひとつ御理解を賜りまして、本来、何としてもですね、この地域高規格道路、小郡萩間を早く完成、整備させることだろう。

 一応今この知事から約束をいただいていることは、この山口国体が始まるまでには、大田まで、真名大田間は供用開始をする。これによって例えば、国体の私どもは4種目を引き受けておりますが、その4種目選手の皆さん、あるいは応援に来られる皆さんの交通の便に資する。こういうお約束をいただいておるわけですから、何としてもそれが約束どおりできるように。そしてまたもう一つは、この絵堂から萩間、これは今ダイレクトルート、大体のことはこういう方向になるという話は聞きますが、まだ精緻なところは決まっていないわけであります。あくまでも、この調査区間ということでありまして、整備区間に格上げになっていない。一刻も早くやってくれと、こういうのが今市議会の皆さんともですね、特別委員会の皆さん等も含めて、私どもも一緒になって、あるいは経済界も一緒になって、今運動を展開しているさなかでありますので、御理解いただきますように、よろしくお願い申し上げる次第であります。

 そして2番目の、国道262号の白馬の分の、これはかねがね近江議員の御提案でございます。何とかして交通の便に寄与すべきだ。

 昔といいますか、かなり前にそういった案もあったようでありますが、今262、阿武川沿いに走っております。この道路を今からどう考えていくのか。一つは今、萩有料について無料化の運動が始まりました。何としてもあの有料、多くの皆さんが本来あれを使えば便利なんだけども、有料であるがために阿武川の方の道をですね、距離も相当、ガソリンも使います。

 そういったような中で、あれが無料になれば、恐らく交通量は2倍にも2.5倍にも、場合によっては3倍にもふえるかもしれない。この間、阿武川の262の崖の崩壊がありました。交通が途絶したときに有料が解放されました。途端に交通量が2倍も3倍もありました。このことから、おわかりをいただけると思います。大型車両ほど、有料の料金が高いものほど、向こうを迂回している現実であります。そういったようなことを、ひとつぜひ御考慮いただきたいと思います。

 そしてまた合併に際しまして、旧川上村との協議の中でありましたのは、旧川上村としての、一つのまあ言うなれば、合併の条件とでもいったような要求が、萩川上線を整備すること。立野、椿瀬、目代、中津江、これを結ぶ道路が、今途中まで完成してるけれども、まだ本当に離合もできないような箇所もある。これを早急に整備すること。これが当時の合併のときの、川上村の皆さんの総意であったと思います。したがいまして、そのときに例えば262の白馬のところ、トンネルをつくれ、こういった話は出てきておりません。したがいまして、今までの川上地域、今の皆さんの意見も同じだと思います。

 そういうようなことを考えますと、今ちょうど上野のところの萩川上線の工事が、今ちょっと止まっておりますが、何とかこれを早く。これは通学路でもあります。そして椿瀬、そのあたりまで何とかですね、目代と椿瀬間、これを早く工事をしよう、こういう話になっています。ある意味では、合併のいろんな経緯、こういったことを踏まえますと、そちらに力を入れざるを得ないわけであります。

 もし将来余力があれば、おっしゃるとおりですね、本当にウェルネスパークの裏側の方にトンネルができてと、こういったこともあろうと思います。トンネルの整備は、大変な金額であります。あの有料のわずか1.1キロ、あの整備全体でですね、あれが30億余りでありました。その程度かかるわけでありますから、そういうふうな形で今この要求、提案を分散をしていくことはどうか。

 むしろこれは、年来ずっと今までの御主張でありました椿大橋、阿武川をまたがる橋、こういった形で御提案をいただきました。これは今萩東道路という形で、ちょうど萩三隅道路が、この沖原のところで終わってしまいます。終わってしまうわけですから、そこの部分を延長して、ぜひ阿武川を渡り、そしてかねがね工事バイパスというふうに、いろいろな形でお話をいただいておりますところにつながっていくように、まさに今それを新たに要望しているわけであります。

 私どもまさに、議会の皆さんもそういうことに同意をいただきまして、今運動を展開をしております。これが萩益田間の山陰自動車道の中で唯一の予定路線になっておりますが、この予定路線に対する対策。ぜひ、従来から近江議員が御主張いただいております椿大橋、この橋本川の方に名前がついてしまいましたけれども。かねがねの御提案の道路が、何とか早く実現しますように、ぜひお願いをしたいと思うわけであります。

 萩東道路の必要性は、何度もこの場でもお話をさせていただいておりますが、一つは一たん交通事故が、あるいは火災が起こりますと、あの191が完全に途絶してしまう。昨年は台風の襲来によりまして、高波によりまして、午前中は完全にですね封鎖をされる。途絶をする。こういったことがあったわけであります。台風が来ても止まってしまうような国道。これが萩にとって、一番の大事な幹線道路でありますから。そのいうようなこと。そしてまた小畑には、R45という直角に曲がるような、大変危険な箇所もあるわけであります。そしてまた、大井の橋、これは市議会でも何度も御指摘をいただきました。そういったところを何とか、言うなればバイパスという形で道をつけていく。それが、ひいては山陰自動車道につながっていくんだと、こういうことでありますから、ぜひそういった方向に市民の皆さんの声をまとめて、この地区の声として務めていきたい。これは今から、萩からずっと阿武町、そしてまたまた萩、そして最後は益田につながっていく。こういうことであります。こういったことを何とかですね、急いで今からやっていこう。将来に対して、5年、10年ではできないかもしれません。それ以上かかっていきますが、この運動を今始めること。恐らく将来何年か経った後にですね、あのときに運動を始めてたからこそ、今完成した。こういった時期が必ず来る。このように信じてやまないものであります。

 したがいまして、今また具体的な御提案がありました、福井の吉田と相崎を結ぶ間のバイパス。このあたりもある意味ではですね、今から萩東道路がどういう形でつくられるか。そしてその工事用道路がどうなるか。こういったことも含めて、手戻りにならないように、全体の様子を見ているわけであります。

 今、かねがね大渡の斎場の話がございました。斎場で道がとまっております。これはそういったもろもろのことも考慮に入れながら、二度手間にならないように、手戻りにならないように、全体の構想ができるまで、今凍結をしてるわけであります。

 しかしさはさりながら、この191と萩篠生線とのバイパス、こういったことは今羽賀台の道路について、議会の御承認も予算もいただいておりますので、工事を始めよう、こういったところにあるわけであります。緊急避難用のそのバイパスについては、羽賀台、そのほかあるわけでありますが、そういったものを活用しながらと思っております。

 したがって、1日も早く萩東道路の整備が、国が認めてくれるように、そういう運動を起こしていこう。こういうことであります。国の方も今、中期計画ということで、いろいろ議論をいただいております。私のところにも実は各首長のところにも、ヒアリングが間もなく行われます。既にありましたけれども、また2度目のヒアリングが行われますが、そういったような中で、しっかり必要性を訴えていきたいと思いますので、萩市議会におかれましても、特別委員会をおつくりをいただいております。どうか一つの方向でこの提案がまとまりますように、いろんな角度から御検討いただきまして、大変幅広い道路の知識をお持ちの近江議員でいらっしゃいますが、どうかそういった運動が、一つにまとまらないとなかなか実現しない。こういったようなことも含めて、ぜひ御理解をいただきますように、よろしくお願いを申し上げる次第でございます。

 それから2番目にお尋ねがありましたのが、楫取素彦旧宅跡地の問題であります。楫取素彦の業績につきましては、今議員がこの場で、るる御説明がありました。

 ちょうど今年が、松陰先生が開塾されました松下村塾150年で、この松下村塾の実は後見人として、最も力を尽くされたのが楫取素彦翁でありまして、そういった意味では楫取素彦の旧宅の整備は確かにまだできておりませんが、楫取素彦の業績は萩市の中で、いろんなところで散見できるわけであります。今、松陰神社内におきまして、松陰先生殉節150年。2年先でございますが、その記念事業といたしまして、松陰神社の中に宝物館、これは言うなれば、今まで市が持っておりました遺墨館でありますが、そういったものの整備が行われます。そうっいった中にも、この後見人たる楫取素彦のいろんな関係は、ぜひしっかり内容を伝えていただくことができるようにお願いをしていきたいと思います。

 決して、その旧宅の跡だけがすべてではございません。萩市の今博物館におきましても、楫取素彦の像は、像っていいますか写真はちゃんと示しているわけであります。そして検索をすれば、ちゃんと素彦翁の業績等もですね、来られた方に理解ができますように、そういった努力も、今からもさらに加えていきたいと思ってるところであります。

 今、本来であれば御主張のようにですね、旧宅跡がちゃんと整備されればいいんでありますが、旧宅の跡地は、この私人の民間の方の所有地でありますので、かねがね余り大騒ぎをしないでくれ。この所有者のその意見も聞かずに、市議会で議論が行われているのはおかしいではないかと、こういうことを言われてました。しかし今、所有者の方も御理解をいただきまして、何とかそういった草刈りとか、そういった整備は認めようと、今御了解をいただいております。土地の所有者、地権者の方の御意向も大切にやっぱり考えなければならないわけでありますから、どうぞひとつ御理解をいただきますように。その楫取素彦翁を、私どもは決して軽く扱ってるものではありません。

 そのほか、今近江議員自身もおっしゃったように、萩には多くの、そういった全国で活躍した、県令として活躍した人だけでもですね、簡単にもう10人以上いらっしゃる。神奈川県の県令は、ずっと歴代、萩の方がやってるわけですね。神奈川県令、これは神奈川であれだけのいろんな教育を、こういったこともあります。埼玉の県令もですね、大変向こうでは大事にされてます。兵庫県令の一番目の県令は伊藤博文であります。いろんな意味で大事にされております。まだまだですね、私どもが大事にしていかなくちゃいけない、たくさんあります。

 そして一方、品川弥二郎、これは松本橋のそばに神社がありました。しかし戦後、この神社は解体されました。今は石碑があるだけであります。あの明治維新に対して、大変功績のある品川弥二郎のあの神社がですね、いつの間にかなくなってしまった。これも萩の事実であります。伊藤公園の公園がなくなってしまった。旧宅が残るのみになった。こういうようなこともあわせて、しっかり私どもは歴史として踏まえて、考えていかなければならないと思います。

 最後に、田床山の桜の話でありますが、それから楫取素彦の具体的な整備の関係については、担当部長からお答えをさせていただきたいと思います。

 そして桜の問題であります。この桜の話も、私も前回答弁をしたときにですね、陶芸の村を中心にしてお話をいたしました。なぜならば、今田床山の大部分、今御指摘のところは、私有林でありますので、地権者の方がいらっしゃるわけであります。地権者の方の御意向を抜きにして、私どもが勝手に構想を練ることはできません。そういった意味でですね、近江議員の一つの考えを、今から地権者の方々に御理解をいただいてっていうことは、これは大作業でありますけれども、大変御提案としては、将来を見越した一つの案だろうと思います。しかし、これを今からどうするかは、もう少し検討を重ねていかなければならない。こういうふうに思います。

 なかなか、本当に吉野千本桜というですね、あのとき恐らく、近江議員のような方がいらっしゃってですね、吉野の山を桜でいっぱいにしよう、そういう人がいらっしゃったからこそ、今後世にですね、吉野の千本桜っていうものが残っているわけであります。そういった意味では、御提案は大変他とするものであります。我々もなんですが、ぜひ近江議員みずからも、先般非常に大変失礼な言い方をしまして、桜の花咲かじじいなんてことを申しましたが、近江議員がですね、そういった意味で、田床山の花咲かじじいになられますようにですね、私どももいろんな、どういう形で市が参画できるか、こういったことも考えていきたいと思いますので、ぜひまた具体的に御提案をいただきますればと、このように思います。

 その桜等を含めて、フラワー都市交流ということを私どもやっております。10余りの都市が交流をしておりますが、花を通じまして、いろんな意味で交流をしていく。交流をというだけではなくて、花を通じたまちづくりをしっかり勉強していこう。こういうことも今一生懸命やっておりますので、御提言にしては、しっかりまた、今から協議をしながら検討を重ねていきたいと思います。

 以上であります。





○議長(青木賢次君) 建設部長。

  〔建設部長 三原正光君登壇〕





◎建設部長(三原正光君) 近江議員の楫取素彦旧宅地の買い上げ、あるいは整備等についてのお答えをいたします。

 この旧宅は、先ほど市長も答弁しておりますが、民有地であるということから、この旧宅の整備について、この所有者と関係課で協議をしております。そういった中で、所有者の御意向といたしましては、旧宅地に関する区域は、市に無償で貸し付けてもよいということでありますが、譲渡については考えてないということであります。

 また整備につきましても、大規模な開発、整備は望んでいないということで、旧宅と隣接する農地等がありますが、これらについての塀や柵、こういうので区切ることもしてほしくないということを言われております。

 また見学については、どうぞ自由にやられてもよろしいということでありまして、この整備あるいは管理についてですが、市の方でも平成18年には5月に1回、そして本年につきましても8月下旬に1回やっております。この草刈りについては、市の方でやられる分は問題ありませんということを言われておりますので、今後も引き続き、良好な管理を行っていきたいというふうに思いますが、当面その所有者との協議といいますか、そういった契約が必要であろうというふうに思っております。

 そういった形で、当面の対応といたしましては、旧宅地に関連する土地の無償借り上げを行っていきたいということと、草刈りの方は必要に応じて行う。また、その案内看板等ございますが、これらにつきましても、旧宅地、あるいは楫取素彦翁の業績等について、関係者とも相談しながら、検討していきたいというふうに思っております。

 中長期的な対応といたしましては、所有者の意向を尊重しながら、旧宅地に係る資料収集。現状、敷地は確認されておりますが、建物遺構等については、まだ確認できておりませんので、今後いろんな調査を行ってやっていきたいというふうに考えております。

 また、その茶室につきましては、明治18年に広厳寺の方に移築をされたということで、そういう記録も残っております。ただまあ、建物自体は本堂の裏にございますので、なかなか見学にも行けないということでありまして、お寺さんの方にも、所有者の方からは迷惑はかかっては困るというようなことも言われております。こういった中で、またお寺さんとも協議をし、どのようなことができるか、総合的に考えていきたいというふうに思っております。

 以上であります。





○議長(青木賢次君) 8番、近江議員。





◆8番(近江郁宣君) 先憂後楽という言葉が例えがありますが、私は市長は萩市のお父さんです。だから市民のニーズは、やっぱり飲み込んで、あれをやってこっちをやると、こっちができないとか、そういう問題とは私は違うと思うんです。

 最初から市長も言われましたが、自分が言い出してからでも20年はかかるというんだから、今これができよるけど、最終的には市民の多くの人が、真名から新山口駅ちゅうのは、まっすぐは望んでいるちゅうようなことがあるちゅうことぐらい、吹いておかないで、できたころに今度いうたら、それからまた20年というふうに延びると思うわけです。だから、現在のができ上がっても、市民のほとんどは、大田から旧道におりて新山口駅に私は走ると思います。真名まで行って金を払ろうて柳井田まで行って、これを三角に走り出すのは恐らくないと思います。

 いかに市民が幸せに、安心してできるかっちゅうことを考えてもらわにゃ、国が決めたことは決めたことであろうけど、市長は市民のお父さんだから、それぐらい腹ん中に入れちょってもらわにゃと思います。

 またあの、今のトンネルがちゃんと沖原に向けてできたならば、私の思うにサイクリングロードとか、観光客のまことに自転車で通っても、阿武川の周囲を走るような、長門峡に向かって走るような、大変観光に対して、私は有力なコースができるんじゃないか。ましてやそこに、桜とないとところどころに挟むとないとすれば、もう風光明媚な本当の萩市のゆったりとして、観光客ができるようなコースができるんじゃないかというような考えもするわけでございます。

 それから、今の小郡萩道路は、それで山口国体までには間にあわせるというのが、知事の意向でもありますが、そういうときに、実はねと、市民がこれとこういうことを非常に好んでおると、待ちわびておるというと、言うのは強いてそれに違反にゃならんと思います。

 また川上の方が、約束じゃから、それは今までの萩川上路線というのは1車線で、曲がりが多い、かわるところはない道路だから、こちらが国道を見とったら、わあ、立派な道路と思うてかもしれんけど、実際には立派な道路じゃない。そういう感覚が違うだけであって、あれは川上から目代まで行くことを思ったら、あのトンネルができたら町中へすっと入れるわけですね。そのぐらい時間の短縮ができるから、川上の方はそりゃ、あの当時はそういう認識だったかもしれんけど、今言うた私のもんができるとなったら、そりゃ恐らくあっちはまあさて置いても、こっちを先やってくれちゅうのが、私は川上元村民の私は考えであると。

 そりゃあ、あの道路とこの道路を比べるから、191は、あの道路は立派なからこっちも立派にしてもらわにゃと思っている。立派なけど、歩道がない道路じゃからね。自転車では通われんちゅうことを認識もらわにゃいけん。この点をね強く追及すりゃあ、わしゃ県かて国かて、歩道がない道路があるか。そういう認識は私はすぐ通じると思うわけですがね。

 それから、まあ楫取素彦さんの件は、前も言うたように、市長がみずから行っちゃったら、そう何の返事はなかるまあと思うわけです。親分が行っちゃったら話が通ると思って前から言ってるんじゃが。どうも行きとうないらしいけど、これはぜひ一遍行ってじっくり膝を交えて話ししていただいたら、私は割に話は見やすくつくんではないかと、かように思うわけです。

 とにかく、いかに市民のニーズに応えないようなものは、騒いでしても、余り魅力がないです。要するに。市民が何を欲しがっているか、どういうものが要るのかというのを飲み込んで取り込まないと、先ほど申しましたように、20年くらい道路がかかる。かかるけれど、この道路は50年、100年先には、必ず今は自動車時代かもしれない。しかし、地球上にいつまでも油があるとは限らない。そりゃ、電気自動車ができるかもわからんけど。

 私はやはり、昔から萩市には、三見の垰に、須佐のあっちの垰、福栄の方の垰で、周りが垰じゃから、非常に発展しにくかったちゅうのを感じてますけど、今からつくる道路が、旭村からきたあの垰を越す、川上の方の垰を越す、垰を越さにゃ、ここが思案坂という歌ができちょったでのんた。そういう場所を今つくって、永久にええ道路かどうか。永い目で見て。私が言うのは。

 下手をすると私はね、有料道路を無料にしてもろうたら、262の国道と振り替えりゃせんかと思うて、そういう危機性を私は感じとるんです。それじゃ意味ない。垰をつくったまんまを、国道に振りかえてもろうちゃ。私は国道は国道として、すーと自転車でも走れるような道路をつくるのが、50年、100年先の見通しの立った道路であると、かように思うわけであります。

 以上です。





○議長(青木賢次君) 市長。





◎市長(野村興兒君) 市民の皆さんのニーズといいますか、声をしっかり聞いて、こういう一つの御提言がございました。

 そういうようないろんな形で、市民の皆さんの、本当は何を実は希望されているか、望まれてるかと、こういったことで今ちょうど、タウンミーティングをやっております。この市内21カ所、今6カ所やりました。そういった中で、なかなかそれぞれの地域のいろんな要望、要求が出てまいりますけれども、そういった中で、本当に皆さん方、何を望まれているか。やはり道路の問題、特に通学路が危ない。こういったようなことは、まさに御指摘のとおり、いろんな形で出てきているところであります。

 本当に今おっしゃったような、白馬のところにトンネルをつくれという声が、実際上がってくるかというと、一度も上がってきたことはありません。近江議員からそういう御指摘をいただきますが。じゃあ川上の皆さんが、それをつくれというふうなことをおっしゃったことは、一度も私は聞いておりません。したがって、そういったように、そんなかわりにいろんなことを、今御提言あります。

 したがって何が本当にですね、その地域の皆さん、地区の皆さんが望まれているか、そういったことはしっかりですね、まさに市議会の議員の皆さん方からも、いろんな意味で、その地区の皆さんのニーズを、いろいろお伝えをいただいております。そういうようなことで、ぜひお願いをしたいと思います。

 提案されてる内容としては、これはある意味では、できればそんなのがあった方がいいなと思いますが、限られた財源の中で、それをどう優先させていくのかっていうのが、執行部、私どもの責務でございます。もし例えば、白馬の関係、これは県の工事になるかもしれませんが、そして地元の負担も当然出てくるわけであります。そういった中で、何を優先させていくか。今は、この有料道路を無料化する。これにまあ力点をおいております。

 確かに傾斜が垰であります。垰であります。今萩は、江戸時代四つの垰があると言われました。それはいずれも大変高い垰であります。萩往還の垰っていうのは、あの坂を本当にですね、籠を担いで登れたのかというぐらい、急峻な道であります。そういったことから考えますと、道路の土木工事の技術が随分進みました。しかしそれが、自転車が通れるか通れないかっていう判断でやっていくのかどうか。これもいろいろ議論になろうと思います。

 今、萩川上線については、既に長添山のトンネル等が抜けました10月の完工の分もございます。いよいよ上野の方に、本格的な工事に入りたいと、こういうふうな申し出も今聞いておるところでございます。そういった意味で、萩川上線の早期整備を、私どもは力を入れていきたい。こう思っておりますので、ぜひ御理解をいただきますよう、よろしくお願いしたいと思います。

 それぞれ、いろんな形で道路の提言をいただいておりますが、本当にふんだんに予算があればですね、今御提言をされること、皆それぞれ理があるわけでありますから、それぞれに即してやっていきたい。いければと思いますが、まあこれだけ今、地方交付税も絞られました。そういった意味で、やりくり大変苦労しております。

 そういう中で、御提言ありましたことは、ちゃんとテークノートはいたしますが、すぐやれということになりますと、なかなか躊躇するものであります。御提言については、しっかりテークノートさせていただきたいと思います。

 以上であります。





○議長(青木賢次君) 近江議員の質問は終わりました。

 ここで10分間休憩いたします。

     午前11時03分休憩

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     午前11時16分再開





○議長(青木賢次君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。

 続いて質問順位2番、平田議員。22番、平田議員。

  〔22番 平田啓一君登壇〕





◆22番(平田啓一君) それではさっそく通告に従いまして順次質問させていただきます。

 まず大きく一番目の椿南地区の開発と農業振興についてでございますが、椿南地区は水田地帯で、過去に先人の労により農地区画整理がされており、長方形の水田が並んでおります。

 この水田地帯の中央を萩有料道路が直線的に走っております。この地は現在建設が進められている高規格道路、萩三隅道路の萩市側の起点であり、萩有料道路と接続しております。また、今後建設が予定される萩小郡道路の萩市内への入り口にも当たり、それぞれの高規格道路の接続地点でもあります。

 従来、萩三隅道路と萩有料道路とのトランペット型インターチェンジが建設予定されていました。しかし、国の高速道路建設行政の見直しから、萩三隅道路を無料の高速道路として建設するために、トランペット型インターチェンジから、ダイヤモンド型インターチェンジに変更になりました。

 椿南地区の有料道路より東側はほとんどがこのインターチェンジの用地として、都市計画が決定されていましたが、去る7月に山口県都市計画課から計画変更の地元説明会があり、用地の除外が示されました。

 そこで1つ目の質問でございますが、秩序ある開発と農業振興方策についてお尋ねいたします。

 農村の高齢化は進んでおり、この地域においても例外ではありません。耕作の継続が困難になりつつあります。この地は地理的にも交通の便からも経済効果が期待できる商業的開発が予想されます。現に開発の動きがございます。地域発展のためにも、また、農家の耕作意欲をかんがみても開発は必要かと考えます。開発に当たっては道路、排水路等を含め、秩序ある開発が求められますが、計画性のある行政の指導が必要と思われます。どのようにお考えかお尋ねいたします。

 また、この地域一体のすべての農地が開発されるわけではないと思います。この地区は農業振興地域の農用地に指定されており、開発は指定解除が必要となります。開発となれば農用地の再度の線引きが必要となりますが、この線引きに当たっては農家の意見を十分汲み取り、線引きをする必要があろうかと思います。開発すべきは開発し、守る農地は守る。このことが重要かと考えます。そこで、守るべき農地の農業振興について、どのような方策が考えられるかお尋ねをいたします。

 次に2点目に、萩東道路の見通しについてでございますが、山陰自動車道の萩市内よりも東側、萩三隅道路の益田方面への延長路である萩東道路については建設が切望されているところでございます。

 萩市議会においても、建設常任委員会はもとより、主要道路整備促進調査特別委員会を設置し、国土交通省等へ要望しているところですが、現在までの建設見通しについてお尋ねいたします。

 先ほど近江議員の質問の中でも市長答弁ございましたが、誰もがこの建設を望んでいるところであり、ある意味では息の長い運動も必要かと思います。その見通しについてお尋ねをいたします。

 また、この萩東道路が萩三隅道路との接続地、すなわち椿南地区において商業開発がされようとしておりますが、その関係についてどのようになるのかお尋ねいたします。

 次に3番目といたしまして、県河川、小松江川の改修についてでございますが、小松江川がこの地域の唯一の排水河川となっております。

 阿武川ダムの恩恵で昔ほどの洪水はなくなりましたが、それでも大雨が降るとすぐに氾濫し、道路や水田は冠水します。周辺水田が遊水池の役割を果たしている状況でございます。

 農業の立場からもまた、周辺住民の立場からも、河川改修は望まれております。

 開発に伴う土地のかさ上げや、現在建設されつつある萩三隅道路の建設による、雨水の直接流入等により被害が大きくなる不安がございます。改修についてどのように考えておられるのかお尋ねをいたします。

 4点目に都市景観形成地区の指定の可否についてでございます。

 この春に開通しました、国道262号バイパス、大屋土原線において萩市内から見れば土原、川島、そして椿大橋を渡り椿に入り萩有料道路入り口までが都市景観形成地区となっております。その延長線上に萩有料道路があり、この両側は水田地帯でありますが、今後開発等が行われた場合に、都市景観形成地区に指定されるお考えはあるのかどうかお尋ねいたします。

 次に大きく2点目といたしまして、素潜り浅海漁業者海士の潜水病対策についてでございます。

 萩市は漁業の盛んな地域でありますが、中でも素潜りによる浅海漁業者、一般に言う海士による漁業も盛んで生業の中心としている方も多くおられます。正確な数は定かではございませんが、萩地域において500名程度の方々が従事しておられるといわれております。

 これらの方々の漁により、サザエやアワビ、ウニといった海の幸が我々に、また、観光客にももたされております。萩市の重要な産業であることは言うまでもありませんが、しかし、海士は大変過酷な仕事であり、健康管理が重要視されております。

 これまで潜水病の減圧障害については圧縮空気、すなわちスキューバダイビングの潜水後の不適切な減圧によって引き起こされ、素潜りでの発生は極めてまれとされていました。しかし、ここ数年来の医学的研究から、素潜りにおいても減圧障害が起こることがわかってきております。

 産業医科大学脳神経外科の合志清隆先生の著書の一部に、次のように記されております。

 潜水中の高い気圧環境下での呼吸では体で消費されない不活性ガス、窒素ガス等が体内組織に溶け込む。この状態から不適切な浮上をすると、溶解していた不活性ガスが、組織や血液内で気泡をつくり、多彩な臨床症例を引き起こす。

 例えば、軽傷例は皮膚の発赤や、掻痒感、さらに関節や筋肉の疼痛等の症状を示すが、重症例では脊髄や呼吸器系の障害も少なくない。さらに水中から急激な浮上は肺胞内のガスを過膨張させ、肺胞破裂を来し、重篤な呼吸困難から死に直結する。または肺胞破裂は血管内にガスが入り、全身に動脈ガス塞栓を起こし、循環器系の障害や脳卒中に至る。

 以上の障害は圧縮ガス潜水に限ったものと考えられ、息こらえ潜水、すなわち素潜りでは窒素の組織への溶解もわずかで、肺胞が過膨張することもなく、減圧障害は起こらないとされてきた。ところが、浅海漁業者への調査結果から減圧障害の中でも脳病変が多発していることが分かった。

 この調査は萩市見島での調査で、島のすべての浅海漁業者を調査したところ、その半数以上の人たちが作業中に脳卒中の発作を起こしていた。主な症状は片側性の運動麻痺や感覚障害であったが、中には意識障害、視野障害や乖離した顔面の感覚障害もあった。

 さらに、潜りの仕事中に溺れて死んだ人たちもいたと、このように記されておりました。

 合志清隆先生は見島の素潜り漁師の患者さんの治療がきっかけとなり、見島での3回の現地調査を含め、十数年来に及ぶ調査や診療から論文を発表されておられます。

 現在見島では減圧障害の予防について、漁協の協力等により、潜水による事故は極端に少なくなっており、見島での患者発生の際はまず診療所で、病状が進行すれば市内の病院へ、さらに病状が重篤であれば、自衛隊と救急隊により、産業医科大学付属病院までの搬送と受け入れ態勢がつくられているとのことです。

 萩市では見島に限らず多くの巣潜り漁業者がおられます。潜水病の現状はどのようになっているかお尋ねいたします。

 また、健康で仕事をすることはどのような職業においても共通するところで病気になる前の予防は大切なことです。正しい潜水の知識は減圧障害の予防にもつながり、また、過剰な不安の払拭にもなります。潜水病健康診断も含め、予防対策についてどのように考えておられるのかお尋ねいたします。

 以上大きく2点、御質問申し上げます。





○議長(青木賢次君) 市長。

  〔市長 野村興兒君登壇〕





◎市長(野村興兒君) 今、平田議員から農業と漁業の問題2点、それぞれ新しい角度からいろいろお尋ねいただきました。お答えさせていただきたいと思います。

 まず最初の椿南地区の開発と農業振興ということでかなり具体的にお尋ねをいただいたわけであります。まず最初にこの秩序ある開発ということ、現在椿南地区におきましては、今議員から御指摘がございましたように、とにかく最近大きく環境が変わりつつあります。もともと江戸時代はまさに椿南地区は萩の唯一の玄関口、この萩往還という毛利の殿様が参勤交代にここに行き来をする。あるいは山陽道、あるいは瀬戸内海航路に行き着くための一つの表玄関口であります。

 それが鉄道時代を経まして実は東萩の方にむしろシフトいたしまして、萩の玄関口機能というのが失われてきたわけでありますが、昨今自動車時代を迎えまして、今御指摘のとおり、例えば今262や、この秋芳線をつないだ490を含めた南北の道路、そしてまた間もなく来年の秋には開通いたしますこの一つは萩三隅道路、明石間の道路でありますが、これはまだ玉江のトンネルを経ましてずっとこの玉江の導入路になりますけれども、間もなく国体が行われますまでには、今の萩三隅道路は沖原に接続されるということになってるわけですから、この西側から来るこの交通路の一つの接点、そして今でもあります南北の道路から来ます接点、そこが沖原に集約をされるということであります。

 まさに今いろいろな商業施設、量販店等がこの既にもう進出をしておりますが、今また具体的にそういう動きが出ているのも御承知のとおりであります。

 そういう中で今から本来この農業振興地域の中の農用地という形で指定をされているところでありますが、その農用地を今からどうするのか、こういったことでそこにもって秩序ある開発ということを、そしてまた開発すべきは開発し、守るべき農地は守るという今平田議員の御主張であります。

 おっしゃるとおりでありまして、今からこれをこれらの椿南地区をどうしていくのかという非常に大きな課題がございます。既にある意味では虫食いのようにどんどん埋め立てられていきまして住宅地になりつつありますし、かつあるいはいろいろな事業所がこの次第にふえてきております。

 そういう中で実は萩市におきましても、萩駅裏の区画整理事業というものを企画をいたしまして、担当者も地元に足を何度も運びまして、区画整理事業ができないか、実は県内13市の中で区画整理事業をやっていないのは萩市だけでございまして、このそういった中で、今東萩駅の駅裏の開発が今ああいう形で進んでおりますが、この道路も非常に曲がりくねっておりますし、計画的な取扱いになっておりません。こういった同じようなこの轍を踏むことになるのではなかろうかという危惧を持っております。

 そういう中で区画整備事業を行えば計画あるまさに開発が可能ではないか、しかしそこには議員御指摘のように、農業振興地域、農用地であるということを、それとの整合性をどう保つかということが一つ大きなやっぱり課題であったのだろうと思います。そしてまた一方で区画整備事業をやれば減歩という一つの地権者にとればある程度の土地を提供いただくということを公用的な目的にもってして、提供していただくということ。恐らくその二つがネックになったのだろうと思います。地権者の方々の同意を得ることができませんでした。

 したがいまして、その今の椿南地区、特に萩駅裏については御指摘のように今なお、そういったことが継続するような形で続いているわけであります。開発とそして農用地を守ると、そういったような二つの相反するようなそういったことをどう調整するかというのが今私どもに課せられた課題だろうと思います。議員御指摘のとおりであります。

 そういった中で量販店や、例えば遊技場、かなり大規模な遊戯場が今あるわけであります。こういった形で埋め立てられてしまいますと、そこに例えば雨水がありますと、その雨水はこの敷地内の表面水、こういったものは特に大量に雨が降りますとそれは一挙にその付近の農地に流入する、あるいは水路に流入する、こういったことが現に起こっているわけであります。

 その2番目にお尋ねがありましたところのこの水路の問題にもなっていくわけであります。今までその水田や畑地があればそこである程度の雨量は吸収をされる。しかしそれが吸収されなくなる。こういったことをどう考えるか、これは開発の結果の話でありましょう。

 いろいろな意味でこの一方で農用地として大変今この萩、旧萩では数少ないまとまった土地、そして専業農家もいらっしゃる。しかし一方でなかなかこの高齢化も進み、また後継者のいらっしゃらない専業農家もいらっしゃるわけであります。

 このあたりで今おっしゃった開発と、農用地としてこれを守るという、そのあたりの調整をどう行っていくかということがまた一方での課題となってくるわけであります。

 いろいろ難しい課題がたくさんあるわけでありますが、今、議員の御指摘のように、秩序ある開発というものをやはり考えていくべきだろう。これは全く同感でありますので、ただこの多くの方々、例えば量販店の進出計画がありますと、そこでその地権者の方々多くはですね、この土地を賃借なりあるいは処分なりそういったことで動かれる。こういうことであります。恐らくかなり高齢化が進みまた後継者がいないということで、農業の継続が困難になってる。こういったこともある意味では示しているのかもしれません。しかし私どもは今この地域に対しましては、農業集落の排水事業を今計画をしてるわけでありますし、これはあくまでも農用地として引き続き農業がこの事業として継続されることを前提にしています。予算のひとつ確保の弁法だといえばそういう見方もできるかもしれませんが、しかし建前の世界としては、これは農用地、農業が振興される、継続される、こういったことを前提に考えてるところであります。

 そういうふうなことで、この十分な回答にはなりませんが、計画的なその秩序ある開発とそして農用地の確保をどうやって調和させるかというのが今この地域における最大の課題であります。

 いろいろな意味で多くの問題を残しておりますが、そして具体的には今この東道路の関係で具体的にその土地の問題が、具体的な問題としてクローズアップされてるわけであります。

 本来でありますと農用地として当然継続し、この農業振興に、あるいは農業の継続に御尽力をいただきたい土地がこの量販店のこの敷地になっていく、こういったことに対する問題、そしてもう一つは御指摘ございましたように、萩東道路の見通しということ。といいますのは、今萩三隅道路が、ちょうど萩有料に交錯いたしますところで実は直角に交わるわけであります。その後の部分が、すなわち具体的にいいますと東側の部分については、今御指摘がありましたように今まではトランペット型のインターチェンジといいますか、そういうふうな構造になっておりましたが、それが今回ダイヤモンド方式に変わるということで、都市計画決定されておったものが解除されるとこういうことになるわけです。

 そうしますとそこには自由にまた土地の取得ができる、あるいは量販店の設定ができる。こういうことでありますが、そこは私ども一つは東道路をこの建設をする、こういう一つの要望をしてるわけであります。議会でもそういうふうな運動をしていただきます。そことの関連をどう考えるかとすれば、これはやはりこのそこにそういう建物を建てたことは、むしろ萩の意志として道路はあきらめたことになるわけですから、それは何としてでもこの阻止をしたい、御遠慮いただきたい。

 そしてまたもう一つは農用地の問題としてこれをどう考えるか、二つの課題があろうかと思います。

 特に東道路の見通しについては、今運動を始めたばかりでありますが、しかしいずれにいたしましても萩三隅道路は、先ほども申し上げましたが、山陰自動車道の一翼を担うということでありますから、そこで終わってしまえば二度とこの自動車道はできない、そういうことから考えますれば、その沖原の地からさらに東側に阿武町側にその道路が今から整備をされていくという方向が今我々は望んでいるわけでありますが、そこにこのそういった構造物をつくってしまうということは、萩市の意志としてそれをあきらめたに等しいことであります。

 そういうことにならないように、今一生懸命努力をしております。ぜひ地域の皆さんにも御理解を賜りますようにお願いをしてるところであります。

 この東道路についての見込みはどうか、今後の建設の見通しいかんというお尋ねでございますが、これはまさに今私どもこの意を決して今運動を始めたばかりであります。もちろんもともとこの山陰自動車道、萩益田間、これは予定路線ということでありますが、この分が欠如いたしますと、380キロの山陰自動車道、鳥取から美祢までの間が欠落をするわけですから、高速道路のネットワークにならない、これはみっともない話でありますし、私ども萩市にとっても経済的な基盤を失ってしまうわけですから、これは大変なことであります。

 だからそういったいろいろなもろもろのことを考えますとこれはぜひとも実現しなければならないと思うわけであります。

 先ほど近江議員の答弁にも申し上げましたが、萩東道路はいろいろな理由、原因をもってして、何としても早くやろうと、こういうことであります。

 いろいろな交通事故、あるいは火災、あるいは台風、あるいは狭量な橋、急峻なカーブ、こういったようなことを191のバイパスとしてぜひ必要である。こういうことで、萩三隅道路と同じような理屈で、これは萩三隅道路はあの鎖垰という、大変山道でありまして、一定雨量が越えますと、これは通行禁止になる。これは幹線道としてはとても耐えられるものではない。こういうふうなことで、バイパスということで、萩三隅道路の構想が出来上がり、そして今工事が進捗し、一部分でありますが、間もなく供用開始になろうとしているわけであります。

 そういったことを考えましても、ぜひ東側の部分についても同じように、大変交通状況からしますと危険な状況でありますから、これについてバイパスを早急にお願いをしたい。ちょうど中期計画が折しも今から策定をされますので、何とか中期計画において、この部分が読めるような具体的な鶏鳴をされるかどうかは知りませんが、そういったものが取り合えることができるように、これを今要望しているところでありますし、今まさにその一番重要な時期になっておりますので、皆さんとともに、議会の皆さんとともに力を合わせて何とか頑張ろう、経済界も何とかそれに間に合うように力を結集して訴えていただこう。こういうことを今しているところであります。

 益田の方も大変今頑張っていただきまして、益田道路ということで今191のバイパスという形で今運動がされ具体的に今工事が始まっているわけです。萩については萩三隅でありますが、肝心の萩のバイパスという意味で、萩東道路、こういった運動をしているところであります。ぜひ御理解をいただきますように、よろしくお願いをしたいと思います。

 それから今の関連の話で出てまいりますところの、小松江川の改修、これは県河川であります。県河川の小松江川、これは沖原地区、ずっと椿南地区一体を水田が非常に広い展開をしているわけでありますが、その中での排水河川になっているわけであります。

 今実情を申されましたが、大雨が降りますとまさに小松江川が溢れましてその周辺の水田が遊水池の体を状況を呈するわけであります。遊水池の機能、これによって水がある意味ではこの他地へ出て行かないように。そういった機能をずっと持ってきているわけでありますが、その雨が降るごとにこの水田が遊水池がわりになるのはどうか、そしてまた、今量販店を含めた多くの土地がアスファルトに固められていく。そうしますと集中的に雨が降ったときに、そこへどっと流れていくとすれば小松江川の例えば流域断面といいますか、流下断面、こういったものももう少し考えるべきではないか、こういう思いを持っております。

 全体、この集水をいたします流域面積を変えないこの排水計画、その洪水を緩和する減勢施設、こういったものができないか、こういうことが一つの課題になってるわけであります。

 今時点で、県の担当の方に、私どもの担当者がいろいろそういう形で接触をしているようでありますが、なかなか現段階で抜本的な河川改修については計画がまだ打ち立てられていないそうであります。しかし、さはさりながら、今議員御指摘ございましたように、この排水対策、こういったものは今までもいろいろ御意見をいただいてるわけでありますので、県の動向、財源状況いろいろありましょうが、この一つ問題点として私どもはしっかりこの対応をしていかなければならないと思います。

 いずれにいたしましても、だんだんこの面積が少なくなっていく水田の状況、そして小松江川の果たすべき役割は、今までの機能とは少しずつ変わりつつある、こういうことでありますから、全体像、ちょうど駅裏の区画整理事業をやったときに同じように水路の問題と道路の問題、これが実はそのまま放置されております。何とか全体を考えていかないと、将来に禍根を残すようなことになるだろう、河川は県管理のものでありますから、私どももしっかり県の方に要望していきたいと思いますので、ぜひ議会におかれましても御支援をいただきますように、よろしくお願いをしたいと思います。

 それからいま一つ、都市景観形成地区の指定ということでこの有料の入り口、すなわち262との交差点より北側は実は今御指摘がありましたように、都市景観形成地区に指定をされておりますが、その南側は実は指定をされておりません。なぜか。それは、しっかりやらなくちゃいけないじゃないかというような御指摘の今質問の趣旨だろうと思います。

 実はその今の有料から出てきまして262との交差点のところ以北は実は用途地域に指定をされております。いわゆる都市地域でありますが、その南側は用途地域に指定をされておりません。したがいまして、この都市景観形成地区に指定することはできないわけであります。それは用途地域に組み込まない限りはできないわけでありますが、今回この議員も御指摘のようにやはり景観上いろいろそれより以北を景観上規制して、以南は、南の方は何もしなくていいのかというのは誰も実は思うわけであります。

 今、新しく景観法がございまして、景観法の中で今条例をお認めいただきまして、また計画は12月までに打ち立てることにしておりますが、そういった中で景観法上のいろいろな景観保持のための制約、規制がございますが、そういったものはこの合流点の南側においても同じように適用されますので、都市景観形成地区ではないけれども、今議員御指摘のような景観を維持、保持する、そういった保全をする、そういった観点からは今後はそういった法の趣旨に従って規制ができるようになるということでありますので、今新たに景観形成地区に指定するに及ばずということであります。

 考えとしては用途を拡大するというやり方もありましょうが、この用途拡大というのは大変大作業でございますので、そういったようなことでこの当面は対応をしていきたいと思っているところであります。

 なかなかいろいろな形で今どんどん椿南地区は変わろうとしています。今、跨線橋の工事に当たっていただいていますが、いよいよ萩三隅道路の接合部分が工事も始まりますといよいよあのあたりの土地について大変ある意味では流通関係にとっては大変魅力のある地域になってまいります。そういったことを総合的に考えますと、今議員御指摘をいただきましたことはあの地区の今からの最大の課題になっていくわけでありますので、十分私どもも気をつけてウオッチをしながらいきますが、ぜひ農業者の立場からもまたいろいろな意味で御意見をいただきますようによろしくお願いいたします。

 次の漁業の問題でありまして、これは視点を代えて海の話になります。

 潜水病のことでありまして、大変こういう御質問をいただいて、もう本当私も潜水病なんて全く知りませんでして、いろいろ担当者からも聞き、この内容を念査いたしまして初めて内容を理解したところであります。

 実はこの素潜りにも潜水病はあるという御指摘、特に今産業医科大学の合志先生の論文といいますか、それを今、引用されたわけであります。

 実は確かに島嶼部ではまだ分銅、おもりをつけた素潜りがあるようであります。そうしますと20メートル以上これは潜れるわけでありますから、そうしますと今御指摘のような潜水病、ちょうどスキューバダイビング等で起こります同じような症状が出てまいります。

 そういうふうなことでいいますとまさに御指摘のように潜水病はあるのかないのか、そういう現状でありますけれども、あり得るわけであります。

 今、具体的に浅海の漁業者について500人余りということをおっしゃいました。実は漁協等から聞きましたところ、今現在、この浅海漁業者という形で把握している数字は297人だそうであります。297人のうち実は50代以上の方が4分の3、75%を超えるそうであります。ということは特に本土側の方、かなり御高齢の方も多いわけでありますので、実は今の潜水の漁業に従事されていらっしゃる方々は余り無理をされない、したがってこの島嶼部では分銅を持って潜られますが、今本土側では分銅をもって潜られる方はほとんどないというふうに聞いております。

 したがって、そこからでてくる結論はほとんど実は潜水病の関係はない、ただし健康管理は大変気をつけられています。潜水病の関係のいろいろな意味での啓発、啓蒙がかなりこの合志先生も含めて、いろいろな意味で漁協の方も過去のいろいろなことがございまして徹底してきた。したがって今でも耳の関係とかいろいろな形でかなり定期的な検診を受けられる。こういったことも進んできたようであります。

 しかしそうは言っても本年2月におきまして、大島の漁業者が潜水病にかかられた。2週間、まさに北九州の病院に入院されてる。今完治をされたそうであります。時折思い出したようにそういった症状が出てまいります。最近ではそういったことで大変少ないそうであります。

 今御指摘がありましたように、20メートル以上分銅をもった潜海、そういうふうにこの島嶼部ではまだそういった手法がとられているようでありますので、その当たりについては、各漁協、島嶼部の漁協も十分注意をしているそうであります。

 さきほど今後の対応ということでありまして、まさにもしそういう事態が起こったら先ほど御指摘がありましたように、いろいろこの対応関係がしっかりしているところであります。これもそういったまさに潜水病の知識、普及、啓蒙、啓発が非常に行き渡ってきたということと、一方で高齢化ということでなかなか分銅をもった潜海というのが少なくなったこともあるかと思います。

 いずれにいたしましても、そういったもの、ある意味ではその職業に伴う一つの潜水病という症例でございますので、そういったものについては、漁協の方も非常に強い関心を持ってきたようであります。今御指摘ありましたように、引用されました合志先生の大変な御努力、こういったものも事案が、懸案が少なくなってきた。こういうふうな様子に聞いております。

 そして最後に一般論としてそういう職業の関係に伴うこの健康管理、こういったことはどうなってるかというお話でありますが、この労働安全衛生法というのがございまして、これは事業者は労働者に対し医師による健康診断を行わなければならないという規定がございまして、そしてこの保持する必要があると認めたときには、臨時の健康診断等のそういった措置をとらなくてはいけない、こうなってるのであります。

 そういうふうなことで、それぞれのこの労働衛生対策という観点で幅広くいろいろな施策がとられています。

 一般的に言いますとこの地域保健事業といたしまして住民検診、こういったものもございますし、特に職場での健康管理といたしましてはこれは一般的な話でありますが、職場における健康管理は実は平成20年度、来年度から医療制度の改正後も職場検診が優先となって引き続き事業主が実施する、こういったことになってるようであります。

 そういうふうな今から20年で医療制度いろいろ変わりますけれども、そういうふうな形で職場検診が優先的に行われる、こういうことでありますので、それぞれの職業分野によりましてその危険度も随分異なりますが、いろいろな意味でそういう健康管理、日常的な健康管理も行われてるようであります。

 潜水病というこの本当に私ども気がつかない点で御指摘をいただきまして、大変私も勉強させていただきました。農業と水産業、両方にわたる御質問をいただきました。

 以上であります。





○議長(青木賢次君) 22番、平田議員。





◆22番(平田啓一君) 2回目の質問をさせていただきます。

 1回目の質問でお聞きしましたけれども、農業振興方策についてお考えはないか答弁がございませんでしたので、それにつてもしお考えがあればぜひともお願いを申し上げたいところでございます。

 で、今申しましたように農村の現状というのはまさに高齢化で、この地域も今現在水田が埋められておりますけれども、それもやっとの思いでの作付けという状況ではございます。特に不在地主の方もおられますし、高齢化されて農用地利用増進法によって貸借で借りて耕作しておられる方もたくさんおられるわけであります。

 それと同時に、米政策についてはあえて言うまでもないのですけれども、農家から見れば要は4割減反であることはなんら変わりはないわけです。ここで例えば表作で大豆をつくるというような現実的には湿田帯でまず大変困難な状況でもございます。

 そこで今開発の話が出てきているわけでございまして、やはりこの地域のいろいろな意味から見ても萩市の経済の状況から見てもこの開発というのはまた、量販店の進出というのはプラスになるのではなかろうかと思いますし、農家にとっても今の耕作の状況は大変負担になってるというような状況から見ても必要かと思います。

 で、一度めで聞いておるのですけれども、開発といってもあの地域全体がすべて開発されるというわけではないし、また農業方策も従前どおりの稲作でいいのかとは思わないわけでございます。

 特に商業開発されているということは、そこには人が集まってくるというわけでもあります。逆に考えれば、従来の農業というのはいわゆるつくることだけが一生懸命で売ることを何も考えていないというのが、農家の大部分の方がそうではなかろうかと思います。

 米をつくれば農協へ出す。野菜をつくれば青果市場へ出荷するというようなところですが、一つの視点を変えれば、農業も要は消費者に買っていただいて、それを換金して初めて経営が成り立つものでございます。

 そういった中で消費者の重要性、消費者に買っていただけるということは大変大切なことであり、また、そういった消費者の方がそういった商業開発地に集まれるということはある意味では農業の新しい農業経営のチャンスなのかもしれないと考えるわけでございます。

 そういった意味において開発と農業振興、実は私は両立できるものだというふうに思っておりますが、こういった開発の動きのある中で、周辺部の農地を利用した農業経営というのもまた魅力があるのではなかろうかと思っておりますけれども、その点について農業振興、米をつくれということではありません、できる農業経営も可能ではなかろうかと思いますけれども、その点について、再度お伺いいたします。





○議長(青木賢次君) 市長。





◎市長(野村興兒君) 先ほどお尋ねにありました中に、椿南地区の農業振興の具体的施策ということでありまして、一カ所答弁漏れがございました。

 今まさに言わんとすることは実は議員から御指摘をいただいたわけであります。まさに椿南地区は新しい一つの交通の要衝になる、そこには人々が行きかうわけでありますから、そこでこの農用地としてあれだけの面積がある、さすれば今御指摘ございましたように、やはり生産とあとは直販流通も含めたことが企画できるのではないかと、こういうのは御指摘のとおりでありまして、そういったようなことも含めながら、農協の皆さんやあるいは地元の皆さん含めて、何かそういったことができないか、いろいろ今各地におきまして例えばイチゴのハウスの中で直販をしていくとか、あるいは果実の関係とか、いろいろな形で工夫をされているところはたくさんあるわけであります。

 今私どもは六つの直販店といいますか、道の駅を持っております。市内に。それぞれ経営主体は違いますが、こういったその道の駅におきまして、農産品、あるいは水産物あるいは加工物含めて、いろいろな形でそこに集まられる方々に、消費者の皆さんにこの直販をしていく、そしてまた今この椿南地区は萩の観光地の窓口であります。玄関口でありますので、そういった意味では大変地の利を得てる。そういったものが、そういった機能といいますか、環境、土地の特色をうまく生かすことができないかということは、恐らく議員も同じようにお考えだろうと思います。

 そういったことも含めながら、一方で開発が進んでいく、そして残っている農用地の活用というのは大変魅力ある活用ができるのではないか、収益ある農業ということも可能ではないか、こういうふうな思いを持っております。

 ぜひこのあたりは一つの課題として、そこに一応専業農家として今活躍をいただいております平田議員でありますので、ぜひまたリーダーシップをとっていただきまして、私どもも何らかの形でこれは関与できると思いますので、今からの課題として頑張っていきたいと思います。

 ぜひ御協賛をいただきまして、御協力をお願いする次第であります。





○議長(青木賢次君) 平田議員の質問は終わりました。

 ここで午前中の会議を終わり、午後1時から会議を開きますので定刻までに御参集願います。

 それでは休憩いたします。

     午後 0時01分休憩

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     午後 1時03分再開





○議長(青木賢次君) 午前中の会議に引き続き、午後の会議を開きます。一般質問を続行いたします。

 続いて、質問順位3番、斉藤議員。12番、斉藤議員。

  〔12番 斉藤眞治君登壇〕





◆12番(斉藤眞治君) 12番、斉藤眞治でございます。よろしくお願いをいたします。

 今回の質問は、先の6月定例会における環境行政での、阿武川の景観、水質保全に関連した、阿武川ダムの水質と、大井川の水質汚濁、さらには2011年のやまぐち国体に向けての萩市の役割から、取り組む姿勢について質問をさせていただきます。

 初めに、河川の環境保全について2点の質問をいたします。

 内容に入ります前に、なぜこれらの質問をするのかを少し申しますと、一つが、山口県環境基本条例や萩市環境基本計画、さらには萩市河川環境保全条例で示してあります環境への基本理念、目的を実効性の高いものとするために。

 二つに、私に届けられました環境保全に対する声、そして私の環境行政への思いからであります。そこで二つの声を初めに御紹介をさせていただきます。

 一つが、阿武川ダムの水質は悪いと聞いている。直接市民の飲料水に影響はないとは聞くが、山口県と萩市は水質データーの情報の公開はされているのだろうか。という内容です。

 二つが、大井川の水質汚濁について。大井川を身近に感じている一人でもあるが、台風等による大雨で、大井の相崎地域から流れる普通の雨のときよりも白く濁った水が出ていて、この白い汚濁水の原因の究明のために、相崎からの市道をたどり、上流までいく途中で道路を横断し、その先には残土処理場があり、その処理場内に設置をされた調整池というか砂防堰堤を通じて、出ている排水ではないかと判明をした。この汚濁水は、大井川から大井の松原付近の海に達している。大井川との合流する地点の水質検査は、どのようになっているのか。地元関係者は知らないのか、それとも黙認なのか。また、本当に残土だけが流れているのか。萩市としては、残土処理場に対しての、許認可権はないが、林道や相崎地区の用水路の管理は萩市である。一方、大井川の管理は県である。このことから、現在、福栄地域に新たな産廃処理場の建設が予定をされているが、反対の機運が高まる中、許認可権と管理、監督責任ということから一報を差し上げます。というふうな内容でございました。

 そこでさっそく、阿武川ダムへは、阿東町の長門峡入り口から阿武川ダムへ、さらには川上から市道を通り、田代、佐々連方面へ。また、大井川の汚濁水については、今年の7月および8月の台風のときに、おのおの現地に出向きました。配布をしております相崎地区から大井川河口の写真は、A3の写真が7月、B4の写真が8月に写したものでございます。

 今年の7月の大雨による白い汚濁水の流出後、地元の方から管理をされている関係者に申し入れをされ、用水路の出口に汚濁防止ネットが設置をされました。しかし、設置をした汚濁防止ネットは、陸地付近から下流に流されているのは写真でも明らかなように、効果はということについては疑問を持つところであります。私は環境の専門家ではありませんが、山口県では、環境基本条例や環境白書など、また萩市でも、萩市河川環境保全条例や萩市環境基本計画の中で、水環境、水辺の環境、環境評価制度、環境アセスメントが触れてあります。その中の環境に人の健康の保護に関する基準、健康項目と、生活の環境の保全に関する基準、生活環境項目が設定をされています。健康項目には、カドミウム、全シアン等の26項目から。また、生活環境項目は、BOD生物化学的酸素要求量、COD化学的酸素要求量等10項目からなっていると説明はされています。

 一方、萩市の管理下にある大井不燃物処理場の排水は、地下浸透か隣接の猪之熊川から大井川に流れており、年1回40項目の水質検査、毎月5項目の水質検査を行っていることで、データーは管理をされていました。

 以上の前置きから、質問に入らせていただきます。

 1点目の阿武川ダムの水質等は、あくまでも山口県の管理下ではありますが、一として、萩市として、水質について調査されたことがあるのか。もしくは県が行う検査に立ち会いをされているのか。

 二として、萩市として調査数値の情報の公開の現況についてお尋ねをいたします。

 先の6月議会でも触れました中津江付近のオオカナダモの繁殖への影響も考えられると思いますが、それらを含めて、市長の御見解をお尋ねをします。

 2点目の大井川の水質汚濁についてです。萩市河川環境保全条例では、第2条の定義の中で、河川には阿武川、大井川、庄屋川、田万川およびこれに接続する河川や、生活排水、事業排水、浄化装置および対象事業所が定められています。第3条に市の責務。第4条に市民の責務。第5条に事業者の責務が努力義務とはいえ、ない・ます、という論調の口調で強調されています。

 さて、市長もこの汚濁水を見られたことがあるのではないかとは思いますが、そこで質問の一として、林地開発行為により、残土処理場の設置の許可条件の際に、地元への苦情対応、条件提示等、説明責任をされたのか。また、市として、県に対し進達されたのかお尋ねをいたします。

 二として、先に申しましたが、今年の7月の大雨による影響から、汚濁水の対策として急遽ネットが設置をされました。この汚濁防止ネットは萩市河川環境保全条例の第5条、事業者の責務として汚濁防止ネットの設置を直接事業者に伝えられたのかお尋ねをします。

 加えて、処理場の許認可権、および大井川の管理者である県の権限と、市の定める条例の権限との優先順位について御見解を含めてお尋ねをいたします。

 また、いずれにしても粒子の小さな残土が相崎地先から大井川に堆積をする土壌への対策や、大井川から日本海に流れ出す影響を考えると、相崎河口地域の土壌のしゅんせつは、市の条例で定める事業者の責務にあたると考えますが市長の御所見をお尋ねをします。

 先日の新聞報道では、岩国市にある製紙工場に対し、基準を超える排水に対して、県がチェック体制改善を文書で指導と報道がされていました。一方、山口県が行いました水質汚濁調査では、平成17年度の調査の結果ではございますけども、水質の指標は、萩地先海域、および阿武地先海域を除き、環境基準に達している。水質の汚濁状況は、河川等はおおむね横ばい傾向にあるが、海域は悪化をしているということであります。

 また、県内海水浴場の水質検査は、萩地域では、堀内の菊ヶ浜、須佐地域では長磯、田万川地域では湊で実施されているようであります。あくまで海水浴場の調査ではありますが、大井の松原地域では検査がされていないようです。海水浴には使用していないかもしれませんが、聞くところによると、大腸菌が多いとのことであります。あわせて、大井川で遊漁や釣りをされていることからも、確かに県の調査では大井川は環境水準に達していると報告されていますけれども、魚等に与える影響を心配するものであります。

 そこで、三として、写真でも明らかな汚濁水を身近に見られる地区民への配慮について市長の御見解をお尋ねいたします。

 四として、加えて申せば、6月の質問の中で、色汚染排水規制ということについてふれましたが、市長からは染色工場からの排水される着色水であるというような答弁をされたと思っています。しかし、この規制の背景には、汚濁水への新たな規制として、また、事業所からの排水に対する事業所としての責任を示したものであると私は考えています。配布しております写真の中からも、汚濁水もまさに色汚染排水と判断できますし、排出元が残土処理場であったとすれば、まさに事業所からの排水であります。市長におかれましても、この汚濁水が色汚染排水と同類であると認識されることを要請いたします。

 最後に、今回の事案から再度申しますと、営業行為への事業認可と、その管理、監督、責任、苦情処理への早急な対処、実施報告の確認への関与という関係を明確にするためにも、山口県と萩市との権限を見直さなければならないと思いますが、市長の御見解をお尋ねします。

 また、私たちの町のエコチェックと称した、水質、水辺、河川等を市民との共同で行うことも考えられます。現在、環境推進協議会、環境審議会、さらには、萩・福栄水と命を守る会も活動をされていることでもあります。これらのことから、福栄羽賀台地域での産業廃棄物最終処分場建設反対への確固たる決意に結びつけなければなりません。私も、真の地方自治、生活が第一の政策をつくりあげる一役を担うことを申し上げ、河川環境保全に対する1回目の質問といたします。

 続いて、2011年やまぐち国体に関して質問いたします。このことは48年ぶりに国体が山口で開催されるということで、山口県当局および競技を開催する自治体で、準備作業が進行中であることは御案内のとおりであります。また、県内の公共的な施設に、「夢と感動のステージを」と題したパンフレットも置いてあります。萩市で開催される種目は、卓球、青年男女が萩ウエルネスパーク多目的体育館。軟式野球、青年男子が萩スタジアム。柔道全種目別が市民体育館。カヌーのスラロームとワールドウオーターが阿武川特設カヌー競技場、これは仮称だと思っていますけども。さらにスポーツ行事として、グラウンドゴルフがむつみグラウンド、およびむつみ中学校グラウンドで開催されることになっています。萩市も専任の担当が配置をされるなど、これから各競技種目の関係者との準備委員会も設置されると思っています。また、萩市挙げてのおもてなし対策、さらには競技の運営のための市民ボランティアの募集もされると思っています。ついては、2点お尋ねします。

 初めに、カヌー競技会場は特設ということから、これから競技ができるように会場がつくられるわけであります。先の6月定例会でも少し触れましたが、この会場づくりで自然景観、自然環境が阻害されないよう、また、遊漁に支障がないように関係者との十分な協議、および説明が必要であることは言うまでもありません。

 そこで1として、この環境保全対策について市長の御所見をお尋ねします。あわせて、今後、県当局や阿武川で遊漁されている組合員、さらには阿武川流域の市民の方に対しての要請内容や、説明会等のあり方について現段階での市長の御所見をお尋ねします。

 次に先ほど申しました、萩市で開催される競技が、ほとんどが椿地域に集中しており、萩の玄関口の一つに、人も車も集まるわけであります。このため、競技関係者や市民の生活、さらには観光客等への交通対策。および交通安全対策が必要となることはいうまでもありません。北京では、大気汚染がオリンピックに与える環境対策として、早々に車の規制を行っているという報道もされています。規模は違いますが、萩市でもこの国体の開催で予想される交通渋滞への対策を早期に講じられ、市民への周知を図らなければなりません。これもおもてなしの一つであります。

 そこで2として、この交通安全対策について市長の御見解をお尋ねします。

 以上で1回目の質問を終わらせていただきます。





○議長(青木賢次君) 市長。

  〔市長 野村興兒君登壇〕





◎市長(野村興兒君) ただいま斉藤議員から大きく環境の観点から河川の問題、そしてまたこの4年後に控えております、やまぐち国体のカヌーの関係、あるいは交通問題についてお尋ねをいただきました。順次お答えいたします。

 まず、河川の問題でありますが、ちょっと古い話をして恐縮でありますが、今から30年ないし40年前、松本川はですね、まさに茶褐色にですね、化成ソーダの色で覆われていました。半分ほど。真茶色でありました。これは製紙工場の排水であります。このために、前小畑の砂浜、白い砂浜でありましたが、ここにはまさにこの汚泥が溜まりまして、まさにこの製紙工場特有のいろんなヘドロの海と化したわけであります。椿東小学校の海水浴を兼ねた、夏場のこの水泳の場所でありましたが、使えなくなって菊ヶ浜に移った、まあ大変な距離を子供たちは歩いて通った、まあこういったことを思い出されます。また、農業の分野におきましては、ホリドールやパラチオン、こういったものが使われまして、その農業用水路には、メダカも一切の生物が駆逐をされた、そういう時代もございました。まあそういったようなことを考えますと、今、この斉藤議員からいろいろお聞かせをいただきまして、時代が変わったなあ、いろんな努力が積み重ねられて、今日にきたのだなということをですね、思いを新たにした次第であります。当時は、あの本当に信じられないような汚濁をしたこの河川、そしてまたヘドロ。まあこういった中、あるいはこの農薬が散布されるために農地には近づかない、そういうふうな学校の決まりがこのいろんな意味で指導徹底された、まあそういった時期もございました。そういう中で、多くの法令が規制が加わりまして、そしてまた、多くの関係者の努力で現在に至ったわけであります。しかし、ちょっと気を許しますといろんな問題が起こる。議員御指摘のとおりでありますので、今、阿武川のお話。

 まず一つは、阿武川の水質調査。ダムの水の調査、こういったものがどうなっているかというお話であります。このダムの水の調査については、これは山口県のこの水質調査が2カ月おきに行われます。年6回。この阿武川ダムの貯水池の表層、中層、低層、三層の水を採取いたしまして、それぞれこの水素イオン濃度とか、溶存酸素量DOとか化学的酸素消費量等々の7項目について調査が行われております。それ以外に重金属等の健康項目22項目、これは年1回だそうでありますが、そういった調査につきましては、山口県も環境白書というのが毎年10月に刊行されますけれども、そこに公開をされているところであります。そういった意味では、それぞれ権限に基づきまして、法律の根拠に基づきまして、調査が行われているわけであります。この調査に市が立ち会っているか。これは立ち会っておりません。県の独自の権限に基づいて行われるものであります。我々はその公表された結果、途中の調査結果、こういったものをお聞きしているところでございます。

 そういうふうな中で、この萩市は独自に河川の水質調査を行っております。阿武川、田万川、これはその両結果については9月1日号に毎年市報に公表をしているところであります。これは御承知であろうと思います。いろいろそういった形で調査はされております。この阿武川ダム、今御指摘のところのダムの水質調査の結果でありますけれども、それぞれの環境基準というものが設定をされております。阿武川ダム貯水池につきましては、環境基準A類型ということで指定を受けておるわけでありますが、この17年度の水質調査結果によりますと、まあそれぞれこの個々の数字は省かせていただきますが、大体この数値的には毎年横ばいの状態であります。その基準を達することはない。すなわち、安定的なものであるということであります。ただ、この全窒素、全リンが環境基準を若干超過をしている。こういう御指摘もあります。まあこの理由は何かといいますと、ダムの底に、その周辺の森林の大量の腐葉土が流れ込みます。閉鎖性水域のためにそれが堆積し有機物から窒素、リンが溶出したのではなかろうかと推測がされているわけであります。そういったこの点を除きますれば、少なくとも、ダムの関係については環境基準を満たしている。このように承知しているところであります。そういったダムの関係で、周辺の変化がないかということでありますが、そのあたりについては、今、申したような数値結果でございます。

 例えば、オオカナダモが繁茂するのはなぜか。これは恐らく、水流がない。要するに、ああいう藻は、何といいますかちょうど一番話題になりましたのは琵琶湖であります。沼湖、要するにこの湖とか沼に水流がないところにオオカナダモというのは大量にこの繁茂いたしますが、まさにそれに近い状態が、例えば中津江、目代、まあこういったところにあの堰もございますので、水が停滞をする。さすればそういった藻の繁殖の格好の場になる。まあこういうふうなことではないかと思っておるところであります。このあたりについては、若干の推量も入っておりますので、何でありますが、全国のこのオオカナダモの繁殖の様子を見ますと、むしろ主としてこの河川、急流な河川では繁茂したという例は非常に少ないわけであります。どちらかといいますと、いわゆる湖や沼、沼湖におきましてこの繁茂する。まあこういう傾向にあるようであります。これは何回もお尋ねをいただきまして、まさに外来種であります。この光合成の実験の一つの材料として、あるいは金魚の何といいますか、育てる藻としてかなり輸入をされ、それが繁茂していった。こういうふうな歴史的な経緯があるようであります。

 それから、その次にお尋ねございました、ダムの関係で、大井地区の残土処理場の設置に当たりまして、今まで林地開発申請時に地元への関係、苦情対応とかそういったことがなされてきたかどうか。こういったことでお尋ねがありました。

 これは御承知のとおり、かなり歴史があるわけであります。平成4年4月15日に開発許可が行われております。この開発許可というのは、残土処理場の開発の許可ではなくて、林地開発をするという観点からの許可でありますから、そういったことでいろいろ萩市と事業主体であります、萩広域開発株式会社との間でこの土地の分もあります。萩市の所有いたします林地がございましたので、土地賃貸契約を結ぶに当たりまして、この地区からの萩市へ提出されました要望を踏まえて協定を締結をしているところであります。そのときには、いろいろ相崎地区の居住6戸の皆さんに対しまして、上水道施設を設置する、あるいは関係地域内に消火栓を設置する。まあいろんな要望が出ておりました。そういったものについてそのこたえているところであります。

 もう一つは、毎年1回、2カ所の井戸の水質検査を行う。そしてその結果を市に報告をする。まあこういったようないろんな約束事ができているわけであります。そういうふうな中で、実は平成4年の開発許可に続きまして、平成10年に、実は第二期の残土処理場変更許可というのがあります。これは拡大の許可でありますが、その変更許可にあたりまして、申請書の進達、県知事に対しまして申請書を出すことになっておりますが、その進達にあたりまして、条件を付しております。その条件について個々にいろいろございますが、いずれにいたしましても、大井川のこの下流域であります大井浦漁協、大井湊漁協の同意が必要ではないかと。まあこういうふうな条件を付しております。まあこれについては、この地区の皆さんと同じように、同意書の取り付けが行われているところであります。

 そして、過去、集中豪雨等のときに、下流の相崎川への土砂の流出があったわけであります。その貯留施設の計画について、また、土砂の流出について十分な管理を行う。こういったことも一つの進達にあたっての条件として、この付しているわけであります。これは平成10年でありますから、そういうふうないろんな経緯がございまして、しかし、今、御指摘がありましてこう配られましたこの相崎地区のこの土砂の流れ、要するに黄色くこの土の色が出ているわけでありますが、これはいずれも恐らくかなりの雨量が降った後だと思います。台風がきたとか、あるいは集中豪雨。かなり7月の11日、確か相当な雨だったと思います。まあこういったときはですね、どうしても出てしまう。だけどそれは出てしまうでは済まないんでありますが、一般的にこの大川、橋本川、松本川でもかなりの雨が降ったときは大体この土色に濁ってしまいます。まあ、したがいまして、まあ、ある程度の濁りは許容されるものであるべきだろうと思いますが、しかしなかなかこういうふうな形で明確に差ができるというのは、やはりこのしゅんせつしていたその調整池的なもの、まあこういったものが埋まってきたとか、あるいは軽い土がその表面で流出をしてしまうとか、まあいろんな要素があります。

 今回のこういったこの今、御指摘をいただきましたことについては、実は地元の市会議員の方、あるいは、大井の出張所の方から連絡がございまして、その旨は萩広域の方に実はつないでおります。当面、緊急策としては、ここにもありますように、このネットが張られているわけでありますが、実は基本的な対策としては、再度、しゅんせつと、それからこの堰堤をですね、もう一度ということで、9月の時点では、それらがすべて整備をされていますので、今後の台風は、まあちょっとしたものがあっても、こういうふうな、今御指摘をいただいたようなことはもう起らないだろうと。しかしこれは、だんだんだんだんこの土がこう重なっていって、しゅんせつをちょっとでもこのやらないと同じような事態が出てきます。あるいは、この調整池等の機能がだんだん衰えてきますので、これは定期的にそういった注意喚起をしていかなければならないかと思います。まあいろんな意味で、そういうふうな注意もしていかなければならないわけであります。地元の皆さんとは、この今までも何度もいろんな議論があります。年2回、必ず地元とこの会社、開発等の関係で意見交換の場が持たれているわけであります。両者との関係は今の時点では良好な状態が続いている。このようにお聞きをしているところであります。しかし、いろんなその御指摘をいただきましたような事実が今回ありましたこと、これは市の方で責任をもってお伝えをしているところであります。

 それから、その大井川の水質の関係で2番目でありますが、先ほど伝えたのか。これは先ほど申しましたように、事業者にはちゃんと伝えました。

 それから2番目にまた、お尋ねがございました、この処理場の許認可権と大井川の管理者である県の権限。そしてまた、市の定める条例の権限との優先順位を含めて聞きたいと、こういう話であります。

 それぞれ、その実は設けられておりますところの法、あるいは条例のその基本的な考え方が違うわけであります。河川法は河川を管理する。河川環境条例についてのその趣旨はまた環境を保全するという観点であります。まあ、趣旨の異なるものを優先順位をどうこうするということは、なかなか議論は難しいわけでありますので、そういう優先順位をつけてどうこうという、同じもし対象に対して同じ権限があれば全くそういうことになりますけれども、例えば、この物件を差し押さえたときに、どちらのですね、この権限が優先するか、まあこういったときは優先権限ということは議論になりますけれども、本来法の趣旨、あるいは条例の趣旨が違うわけでありますから、そのあたりについての優先順位について議論はなかなか難しいかと思います。

 それから、その次に3番目にお尋ねがありましたのは、この事業者の責務ということでお尋ねがあったわけであります。

 先ほど来、申しておりますように、雨水によります残土処理場のこの濁り水対策は今、堰堤を設け、また、泥のしゅんせつ等の維持管理が行われておりますまあ先般、そういったことが、やや機能が次第に弱くなってきた。まあこういったときに大雨が降った。こういうことだろうと思います。今後業者に対して、適正な管理が行われますように、まあそういった我々も要請をしていきたいと思います。

 そして、この汚濁水を身近に見られるこの地区の皆さんへのこの配慮、こういったことについてどうかという話がありますが、先ほど申しておりますように、今、この相崎地区の皆さんとこの株式会社萩広域との関係は大変良好に今推移している、このように聞いているところであります。そういったようなことでこの激しい雨が降ったとき以外に、そういったことがあればということでありましょうが、まあとにかく地元の皆さんと市議の皆さんからもお話がありましたので、そういった形で対応したところであります。

 それから、色汚染ということで、このこれはまさに色がついているからという話かもしれませんが、あの先般の定例会でもお話しましたように、実は排水の色度については、今、水質汚濁防止法による規制がないわけであります。ないので、和歌山、あるいは浜松の染色工場のある町におきましては、そういった色による規制、まさにその直接的には金属とか重金属とかいろんな形の規制はあるけれども、そういうものにならない。だからこの水質汚濁防止法でこの規制の対象にならないということで、浜松市や和歌山市におきまして、それぞれいろんな意味で検討され、和歌山におきましては、この色等の規制条例というのを制定されたわけであります。

 今回のこの土の色というのは、いうなれば、この浮遊物ということで、一般的には規制ができるわけであります。この、そういった意味でのその浮遊物質量SSということで、いろんな形でこの表現できます。まあ先ほどこの大井川の関係は山口県によりその年6回の水質調査、これもあるわけでありますが、大井川下流調査点、大井橋の下でありますけれども、17年度の調査結果は、この浮遊物、物量SSについても環境基準のその定めるもの以下でございます。そういった意味ではこの恒常的にはそういった状態は起っていないということを示しております。確かに大雨、あるいは台風の後、こういったときには濁り水はどうしても出るということであります。したがいまして、ぜひこの色関係については、あの先般川上のところでもお話がありましたが、そういうふうな水質汚濁防止法ではひっかけることができない、対象にならない色。特に染色関係。これはそういう形でこの別途、その汚染の地域の皆さんが力をあわせて条例をつくる。まあこういったことであります。

 大井川のこの水質については先ほど来、申しておりますように、この環境基準、十分満たしておりまして、その数値は経年的に改善をしているこういうふうに伺っているところであります。

 そして、最後にこの権限の見直しということでお尋ねがございました。本来、河川管理、これは県管理になっております。そしてまた、廃棄物の処理法というのは、山口県もちろん萩健康福祉センターが出先になって実は所管をしております。まあ本来でありますと、議員御指摘のように身近なところで身近な自治体でこういったものを所管し、その規制の主体になることまあこれは本来一番望ましいと思いますが、今、現状を申し上げますれば、そういった例えば河川の管理を行う、これはかなり技術的な問題もたくさん抱えておるわけでありますし、そして一方、その水質汚濁防止法等の廃棄物処理については、これはかなり専門的な知識や経験がいるわけでありますので、こういったものをいきなり例えば、分権だといって萩に持ってこられても実は、人も育っておりませんし、当然ながら予算、人を育てるという意味での予算、あるいはいろんな計測の関係、こういったものもございますので、こういったものは今、いろんな形で私どもは地方分権という運動をしておりますけれども、まあそういったものはある程度、相当の準備がいるということ。人的にも予算的にも、準備がいるということでありますから、そういったような観点で、必ずしも、これをただ機械的に住民の身近なところで物事が決定、あるいは規制する権限が与えられるべきだ。それは正論だと思いますが、そういった準備行為は当然いるわけであります。今、道州制とかあるいは地方自治体のいろんな分権問題、いろんな議論がございますが、ともすればこういったことの議論が一方でこのおかれて、そういう議論が行われるということは非常に難しいわけであります。せめて総合的に人の問題も予算の問題も財政の問題も、いろんな形で含めた形で権限の移譲、まあこういったことが議論されなければならないと思います。まさに長い目でいいますと、斉藤議員の議論は正論だと思いますし、私ども同じような考え方でまあ努力をしているところであります。

 続きまして、このやまぐち国体の関係であります。このカヌー競技が行われますけれども、環境の保全対策は十分かという観点から先ほど来、お話をいただいているところであります。確かに、このカヌー競技については、二つのコースがございまして、あくまでも今、自然のままでそれがコース設定ができればいいわけでありますけれども、かなり急峻な流れの中で、カヌーを操るという競技でありますので、その急峻な水の流れをつくらなければならないわけであります。なかなか自然の状況に中で、そういったことがあるところというのは非常に少ない。まあしたがってこれは、カヌー競技はなかなか手を挙げるところが少なかったわけでありますが、旧川上村におかれまして、ぜひ川上村に誘致をしたいということで決定がされました合併とともにこの新市に引き継いだわけであります。まあある意味では大変このおもしろい競技であります。しかしカヌー競技のこの場面設定、そういうふうなことをしなければならないので、これは大変な今から準備がいるわけであります。その中には、当然ながら議員御懸念のように、この自然の中の水流の中で、岩を動かし、新しいこの競技の一つのコースをつくらなければならない。ということであります。

 したがいまして、当然、河川保護やこの県の自然公園条例とか、あるいは県の内水面漁業調整規則とか、まあいろんなこの自然関係、河川関係の諸規則や法律をクリアしなければならないわけであります。自然を変えていく。まあこういったこともございます。まあこういう中で、一番この大事なことは、特に河川をもってして、なりわいとされているこの河川の漁業組合の皆さんとの関係。特に鮎を中心にした漁が大変盛んであります、川上地区におかれましては、その協議を今繰り返されているところであります。それについては、おおむね了解の方向で話が進んでおりまして、むしろその自然石、大きな石をコースに動かす。まあそれによって、鮎の何といいますか、すみかといいますかそういった環境にもプラスになる、あるいは、うなぎのこの成育にも大きなプラスになる。まあそういった意味で、できるかぎり大きな石を設置してほしい。まあこういう要望も出ているやに聞いております。

 いずれにいたしましても、そういうこの事業者の方々はもちろんでありますが、地域の皆さんとも十分協議を重ね、環境についてこの問題が起らないように、遺漏なきように、この今、準備が進められております。まだまだ緒についたばかりでありまして、今からその予算的な処置をどうするかとか、担当の方々、カヌー協会は設立をされましたけれども、今から大きな課題がたくさん残っております。まあこういったことも一つ一つ乗り越えて、何とか四年後に、すばらしい国体のカヌー競技ができますように、我々もできる限りの努力を重ねていきたいと思っているところであります。これにあたりましての説明会、協議会も何度か開かれております。まあそういった意味で議員が御懸念の地域の皆さんや、あるいは漁業関係者の皆さんと意見が食い違うことのないように、しっかり協議を重ねて、そしてまた、自然環境も破壊することのないように、できる限りその自然と、合致したような形の競技大会ができるように努力をしているところであります。

 続きまして、交通安全という形で、この今萩が引き受けますカヌー以外の競技は、実は今日、午前中に御指摘がございました、椿南地区に実は集中をしております。

 一つはこのウエルネスパークで行われますこの競技、それから市民体育館で行われる競技等々ございまして、いずれにいたしましても、このウエルネスパークでございます。卓球はウエルネスパーク、軟式はウエルネスパークのスタジアム。柔道は市民体育館であります。カヌーも川上でありますが、非常に近い地理的条件にあります。まあこのあたりでかなり交通の混雑が予想されるのではないか、こういうことであります。

 大体、この卓球で、この兵庫とか岡山国体の参考にした数字でありますけれども、5,000人ぐらい。軟式で7,000人ぐらい。この柔道で1万から1万8,000。カヌーで4,000から2,000。これは岡山国体、兵庫国体の数字であります。選手や監督、大会関係者、観覧者、まあ応援者ですね、まあそういったものの大体予想人数ということでありますが、かなりの人数がこの地に入られるということであります。しかも、ある程度集中しております。まあそういったこともある意味では含めて、今、現在262のバイパス4車線化ができたわけであります。これができないとかなりきついかなあというふうな思いでありましたが、今、現在、この山陰線の跨線橋、この工事が今から進みますので、有料の入り口といいますか、先ほども話題になりました262の合流点まではですね、少なくても4車線化、そしてそれに続きまして、この西の方から入ってきますところの、この萩三隅道路が国体までには、あの沖原の地点で合流をいたします。それだけまた、車の量もありますけども、4車線化をいたしますので、何とかそのあたりのつなぎができるだろう、こういうことであります。まあそういった意味で、今議員が懸念をされておりました国体時におきますその交通量をどうさばくかということは、まさにそれに合わせた形で今、工事が進められております。もし、若干でもですね、狂ってそれが後になるとこれは大変だという思いでありますので、今、挙げてとにかく国体までに完成を約束をされているもの、これは約束通りやってくださいということで、思いを込めて皆さんとともにですね、今、要請陳情しているところであります。

 まあこういったこと、それからもう一つは、萩有料というのは実はあそこで皆ストップをいたします。延々の列になりますので、萩有料もですね、言うなれば、この国体までには無料化が完了するように、まあこういう思いも込めております。なかなかこれは相手のある話でありますが、何とかですね、この県側にも理解をいただきまして、あそこで一つずつ車が止まることに伴うこの渋滞というのは、実はかなりでございますので、そういったようなことも含めて考えていきたいと思うわけであります。

 まあいずれにいたしましても、それぞれ、この小学生の通学路とかいろんな問題がありますが、今、国体の準備の関係の皆様方の中でもそういった話も含めて今から話題になっていくと思います。何とかその交通問題、安全対策を含めて大量に入ってきますこの車両、こういったものをどうさばいていくか、こういったことも何度も演習を繰り返していかなければならないと思います。バスが入ってくる量を、これを例えば、どこかに駐車をし、シャトルバスで運行するかどうか、その必要性があるかどうかとか、いろんな問題もあろうかと思いますが、そのあたりも含めて、今から議論をしていきたいと思うわけであります

 以上であります。





○議長(青木賢次君) 12番、斉藤議員。





◆12番(斉藤眞治君) ただいまあの、答弁をいただいたわけでありますけれども、一応答弁の内容に関係なく、第二質問を考えておりましたので、まず第二質問の方からさせていただきますが、今回あの河川環境という意味でですね、質問を6月に続いてさせていただいたのですが、やっぱりこれからの町づくりのキーワードというのは、一つは環境だろうというふうに思っています。それらの中でどのような環境をだれとつくっていくのか、どのように環境をつくっていくのか、ということがですね、やはり重要ではないかなと思っています。そういう意味合いで今回は質問させていただいたわけでありますが、まあ、阿武川ダムの関係でございますけれども、阿武川ダムにっていうのを川上ダムといった方が我々は親しみがあるわけでありますけれども、雨水以外の家庭用雑排水や事業所からの排水の対策、これ確かにですね、流れてくるものでありますから、なかなか難しい部分はあると思いますけれども、一つにですね、ダムの中にまあダイオキシン類への対策として、水質水底、ダムの底でありますが、の水質自動測定器、および水質浄化対策とした酸化曝気装置、これは簡単に言えば水質に栄養を与える対策の装置でありますけれども、そのようなものがまずどのようになっているのか。旧川上村のときの話を若干聞きますと、ダムの中にそのような装置をですね、つけるんだというふうな話もあったように聞いていますけれども、まあその後どうなっているのかなということをまず一つ聞きます

 それと、大井川の関係でありますが、今、答弁いただいたわけでありますけども、あの、まあ適用する法が違えば、趣旨によってですね、違うというような答弁もあったわけですが、要は先ほど申し上げましたように、汚濁水の規制だとか、産廃といいますか残土処理場、産廃ではございませんが、残土処理場というふうなものから流れ出す排水、また一般廃棄物の流れ出す排水というものについては、人体とかですね魚類等にですね、影響を与えるということはですね確かだろうと思っています。水質検査の中で例えば、0から10の範囲だったらいいですよというのは0に近いほどいいのか、10に近ければどうなのかという判断が当然あるわけであります。しかしその中の基準であれば、これは適応していますよといいますけど、9.9と10.1はどこが違うのかということがあろうかと思います。したがいまして、やはりあの、そういう意味合いからすれば、逐一事業者との連携をとりながら、市としてもきちんと言うことは言わなければならないし、ここは県の対処するべきところだからこれは県にお願いしますよといっても、市民であって県民でありますし、県民であって市民であるということでありますから、先ほど市長もいみじくも言われましたように、身近なやはり自治体が、やはり例えば、県に対してもきちんとものが言える。優先順位というのは確かにあるわけで、つけにくいところも十分理解するところでございますけども、まあそういうことを思えばですね、やはり身近な自治体がきちっと地域住民のためにものを言える場面、それに対してきちっと県がこたえるような、日頃からの連携も含めてですね、私は必要ではないかと思いますが、再度お尋ねをします。

 確かに9月1日の市報、ここにも持ってきていますけども、阿武川、佐々連川、田万川の水質云々というふうに出ております。しかし、大井の濁り水に対しては、あそこはある意味におけばですね、事業者が出した水なわけでありまして、それがたまたま雨水の水が流れておるわけでありますが、市長の答弁では、きちっと対応していくんだということ。また、あの土壌のしゅんせつも含めてですね、9月にはどうこうという話がございましたので、そこについては期待をしときたいなと思っています。

 それと、国体の関係でありますけれども、今から準備されるということでございますから、想定の中でものを言う時期ではないかなと思いましたが、ただ、あの誘致論でのですね、道路整備が進んだとしても、しかし中である程度の競技の関係者というのは、萩市内のホテル、旅館含めて泊まられるわけでございまして、萩市内からあそこに集中するという部分のところへの対策というのが、私が先ほど節々申し上げましたおもてなしという部分での、また市民に対してのおもてなしであって、来るお客さんに対してのおもてなしではないかなと思います。決してこれが強制感を与えるようなことがあってはですね、何のために萩市で受けたのかということにもなろうかと思いますので、そう意味合いで申しましたので、これからの話し合いの中で、やはりあの決まったことについての早いところでの市民の協力を求めるということについては、いささか、些細なことがあったとしてもですね、何らかの対応を取っていただくようなことを考えていただきたいというふうに思っています。





○議長(青木賢次君) 市長





◎市長(野村興兒君) 再度のお尋ねでございます。

 最初の問題の、阿武川ダムのいろんなこの貯水池の水質、そして今、先ほども御指摘がありましたが、かなり浮遊化をしている。まあこれは、この周囲の山林から流れます浮遊といいますか、いろんなこの木の葉等が滑降していく、まあこういったようなものではないかと先ほど申したわけでありますが、まあ本来、自動、あるいはこの浄化、自動の測定器とか、例えば、曝気装置の設置とか、まあそういった浮遊化の対策について、とられれば一番いいんだろうと思います。とにかくこのダムについては、まあ基本的には県管理になっておりまして、私ども市がもちろん関心を持たないわけでは決してありませんけども、そういうふうな県がみずから管理をし、調査をするとこういうことになっています。

 実は、県内他の地区におきましても、同じようにダムはたくさんあるわけでありまして、同じような傾向にございます。流水発生装置や、あるいは曝気装置等の浄化装置、まあそういったものを、まあ装置しているところもございます。

 実は、このダムの水を直接水源に使うところは、まあそういったものについてですね、水質を確保するという観点からそれらの装置、あるいは設備等をしているところがあるわけであります。現にそういったものを今からつけていこう、こういう動きが県にはありますけれども、萩の場合は、このダムの水が直接実は水源としておりませんので、優先順位が劣後するという、まあこういうことになっているようであります。したがいまして、まあ今、私どもは、この伏流水を阿武川のダムから流れます、阿武川の水を伏流水でという形で使っております。旧萩市地域でありますが。まあこういったことでありますので、なかなかそういったこの流水発生や曝気の装置までなかなかつかないのが状況であります。まあこれは優先順位、だんだんそういうことでついていくのだろうと思いますが、まあそういうふうな状況にありますので、ぜひこの御理解をいただきたいと思うわけであります。

 そして、今、大井のこの残土処理場については、何度も今までも議論がありました。地元の皆さんとも定期的な意見交換の場も設けられておるわけでありまして、そして今回もそういうこの台風、あるいは集中豪雨の時に今、写真でありますようにこのまあ軽くなった土がですね、そうやって流れていく、色が変わっていく。こういった状況がありますので、まあこういったことを防ぐにはどうしたらいいかという、再発防止も含めて今、一生懸命対応していただきました。今、本当はこの写真でお配りをすればいいんでありますが、かなりの工事をやっていただいておりますので、それも御承知であろうと思います。まあ9月以降、台風シーズンに備えて、まあそういうことが起らないように、工夫をいただいているところであります。

 そして、もう一つ、この国体の関係でありますが、とにかく強制にわたることのないように、ということ。まあこれはもっともなことであります。強制感を持たれるようなことのないようにしなければならない、まあこれはあくまでも地域挙げてのこの国体でなければこのおかしいわけであります。ともすれば、国体となれば、いろんなこと、何か上からのお達しでということじゃなくて、それぞれの地域で、例えば、カヌーやるんだということであれば、地域の皆さんがですね、御賛同いただき、何とかして会を盛り上げていく、まあこういうふうな雰囲気になることが望ましいと思います。旅館、ホテルの問題も含めて、そういうことだろうと思いますので、とにかくかなりの先ほど申しました規模のこの人たちが、この萩のみならず、山口県にですね、この集中してまいりますので、まあそういったことについては、十分この今から対応を考えていかなければならないわけであります。

 前年度には、すなわち今から3年後にはですね、リハーサルとするいろんな大会が開かれます。このあたりも一つ十分踏まえて、ある意味では予行演習をやりながら、この本大会に備えていくことになろうと思います。まあいろんな意味で、県からも助成をこの支援をいただきながら、しかし、この萩市市民挙げて温かく選手団を迎えることができるように努力をしていきたいと思います。

 以上です。





○議長(青木賢次君) 12番、斉藤議員。





◆12番(斉藤眞治君) ほとんど時間がありませんので、1点だけお願いします。

 あの、ダムの関係でですね、市長の方から今の水質浄化対策、まあ酸化曝気装置の話が出ました。これ実は私も県の方にですね、お尋ねしましたところ、一機が5,000万はかかるんだと。そして維持費を入れれば、年間1,000万ぐらいいるだろうと。結局県も金がないから順位を下げたんだよということであろうと思ってますけども、そこについては再度、市長の方からですね、やっぱり今の阿武川ダムの阿東町から流れてくる生活雑排水におけるいろいろな水の変化。それとか、自然、雨がふれば当然、濁った水が流れ込むのはわかりますけども、それ以外のダムの水のですね、変化というものは、これは市長の耳の方にも入っているのではないかなと思ってます。なければ、川上総合事務所の方からしっかり聞いていただければわかると思いますが、これについては、やはり直接飲料水に使わない云々と言ったとしても、あそこから流れ出る水で我々はやはり生活をしているということでございますから、阿武川ダムができるときもいろいろ補償問題も含めてですね、あったということでございます。そこについては再度市長の方からですね、日頃元気がある市長でございますから、県の方にばりばり言っていただきまして、近々つけるようなことについてはお願いをしておきたいと思いますし、そういうことについての考えをお願いします。





○議長(青木賢次君) 市長。





◎市長(野村興兒君) ダムの関係でありますが、山口県におきましても、例えば、山口市の荒谷ダム、あるいは長門市の湯免ダム、このあたりについてはですね、実はまさに飲料水でこの活用されておりますので、今ついておりませんが、今後優先的にそういった曝気等の装置をつけていく、とこういうことになっておるわけでありますね。この阿武川ダムについては、まさに直接的にこの水源に使ってない。例えば、あの見島のダムはこういった装置がすべてつけられているわけです。なぜつけられているかと言いますと、まさに飲料水に使っているからであります。まあそういった意味での差でありますから、まあ私どもがですね、そういった他の県内の他地域で飲料水に使っているところはまだないのに、阿武川、阿武川ということはなかなか言いにくい。まあしかし、おっしゃるとおり、いろいろな問題があるのは事実でありますから、まあそういったものもしっかり私どもは意識の中に思って、その今後いろんな場がありましたら、また次の機会があれば、ぜひよろしくお願いしますとこういうことであります。

 しかし、いずれにいたしましても阿武川ダムができたことによりまして、昭和50年以来、萩市はこの洪水に見舞われることはないんであります。毎年私は高瀬小学校の同窓会に呼ばれます。高瀬小学校はなぜ同窓会かといいますと、高瀬小学校の校区内の人はみんな水没をした地域であります。水没された方々が防府や山口、大部分は萩でありますが、そこに皆、離散されました。その方々が一同に集まられるのが高瀬小学校の同窓会であります。その同窓会に行って、皆さんのお陰で今、旧萩市民は安心して夜、眠ることができるようになりました。雨が降って7月になると必ずですね、昔はみんな床下浸水になったんでありますから、そういったことにならなくなった。こういった効果の反面、まあいろんな水の問題はあるということでありますから、どこかにこのいろんな問題、課題があると思います。しかし、洪水調整という観点では、阿武川ダムは見事その機能を果たしているわけでありますから、まあそういったことも頭におきながら、しかし今、議員が御指摘あったことについては、またしっかり対応させていただきたいと思います。

 以上です。





○議長(青木賢次君) 斉藤議員の質問は終わりました。

 ここで10分間休憩いたします。

     午後 2時00分休憩

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     午後 2時16分再開





○議長(青木賢次君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。

 続いて、質問順位4番、大村議員。1番、大村議員。

  〔1番 大村赳夫君登壇〕





◆1番(大村赳夫君) 失礼をいたします。熱球人紺碧の空、大村赳夫です。どうぞよろしくお願いをいたします。本日は傍聴席にたくさんのお客様をお迎えいたしました。御苦労様でございます。できるだけ議場の雰囲気が皆様方にお伝えできるように、一生懸命に努めてまいりたいと思います。よろしくお願いをいたします。

 本日は、ミッションという言葉をキーワードにいたしまして、地方公共団体の使命でありますとか、あるいは公務員の皆様方の日常的な使命について議論をいたしてみたいと思います。きょうは御通告申し上げておりますとおりに、藍場川に真っ黒い水が流出した事件についてその解明を行うとともに、上津江浄水池に施設整備されました除マンガン装置の入札経緯について質問をいたしてまいります。

 藍場川と申しましても、御存じない方もいらっしゃるかもしれませんので、老婆心ながら私が簡単に御説明を申し上げます。

 この川は、阿武川が下流域で橋本川と松本川に分かれるわけでありますが、そのあたりを川島と呼んでおります。日本の総理大臣の中でも、二人の総理大臣がこの狭いところから出ております。山県有朋、桂太郎であります。そのような土地柄でありますけれども、その川島から、橋本、江向、平安古と通じた2.6キロメートルぐらいの水路があるわけであります。

 この水路は、もともとはかんがい用の水路であったわけでありますが、六代宗廣公のときにここに小舟を通して、物を運ぶ水路として使おうということがございまして、宗廣公が幅をちょっと広くいたしまして、小舟を浮かべるような仕掛けをつくったわけであります。そして今でも、橋があるわけでございますが。石橋で中央の部分がちょっと高くなっておりまして、小舟が通りやすいような仕掛けがございます。あるいはまたハトバと呼ばれる武士の方々がその水を使って、生活用水として日常を親しんだ跡もあるわけであります。

 そのような藍場川でありますが、40年ほど前ごろですね、川島の青年団の方々がお心入れでコイを放流いたしました。そして今ではですね、すばらしいコイが生き生きと泳いでおるところであります。コイといえば津和野が有名でありますが、藍場川のコイもすばらしいものであります。もしお帰りにお時間がありましたら、藍場川の方にお立ち寄りをいただきたいと思っております。

 それでは質問をいたしてまいりますが、いずれもですね上津江浄水地関連のものでありますので。その前にですね、平素水道行政に携わっていらっしゃる皆様方の昼夜を分かたぬ御精励ぶり、御精勤ぶりに心からの敬意と感謝の誠をささげたいと思います。その上で、お尋ねをいたしてまいります。

 初めに、藍場川に流れ出た黒い水の事案についてでありますが。先月の23日夜七時ごろであります。萩市川島の藍場川の上流域で、真っ黒い水が流れているのを付近の方が見つけて、仰天された話であります。私のところにも1本の電話が入りました。私もこの事案と真剣に向き合うことになったわけでありますが。その電話は、藍場川に真っ黒い水が流れちょるよ、早よう来てくれというものでありました。私は、急ぎ市役所に連絡をとりまして、夜ではありましたけれども、環境衛生課の職員の方に現場に急行していただきました。午後8時ごろには水の色も薄くなりました。付近の住民の方々のお気持ちも、ようやく落ちつきを取り戻されたようであります。現場に急行され対応された環境衛生課の職員の方は、住民の方が現場でバケツに取水されておりましたものを証拠物としてお持ち帰りであります。

 そのような出来事でありましたけれども、その翌日の10時からは、上津江の浄水地除マンガン装置と施設整備工事の完成式典が予定されておりました。当然にこの黒い水と上津江浄水地除マンガン装置との関連が疑われるところでありました。果たして、明くる24日の朝でありますが、8時50分ごろ浄水地を管理される担当部長さんより私にお電話をいただきました。趣旨、次のとおりでありました。

 昨日は御心配をおかけいたしました。御指摘のとおり、上津江浄水池の除マンガン装置施設と関係がありました。この施設工事をした会社の現場監督の方が、完成式典を前に、除マンガン装置関連施設であります廃液を処理するためのプール沈殿槽があるわけでありますが、その沈殿槽の清掃を思いつき清掃された。その際、沈殿槽の底に滞留をいたしておりました二酸化マンガンも一緒にポンプで吸い上げ、浄水池裏の水路であります藍場川に向かう公共の水路に投棄したというものであります。まさに耳を疑うような事柄でありました。

 施設工事をした会社は、いやしくも水処理の専門会社であります。水処理に経験と知見を有する専門業者であります。その名うての会社の現場監督の方が、沈殿槽の底に滞留する二酸化マンガンと廃液を、公共の水路に投棄するという非常識なことをなさったというのであります。

 この上津江の浄水池の除マンガン装置というものは、市民の皆様もよく覚えていらっしゃると思います。水道水の黒い水汚濁に苦しんだ萩市が苦慮した結果、5年の歳月をかけて手続きを進めて、やっと施設整備したものであります。総工費8億2,700万円を投じております。その内除マンガン装置施設工事は、3億3,862万5,000円であります。ここで水道水の二酸化マンガンによる汚染問題についてちょっとおさらいをさせていただきたいと思います。

 平成14年ごろでありますが、萩市の水道水に黒い物がまじり始めました。これはマンガンによるものでありますが、上津江の浄水地では阿武川から原水を引き込んでおります。その原水の中には当然にマンガンが含まれておるわけであります。しかしながら、この阿武川の原水に含まれるマンガン、溶解されているマンガンはですね、飲料として適するものであるわけであります。先ほどの市長さんの答弁の中にもございました、阿武川の水質検査は2カ月に1回やっておる、そのとおりであります。そしてその水質検査からはですね、阿武川溶解しているマンガンは飲料適であったわけであります。

 マンガンそれ自体は、水質汚濁防止法第2条の2項に、カドミウムその他人体に有害な物質として、省令別表第2に載せられている物質ではありますが、溶解されているマンガンは飲料適であったわけであります。しかし原水に含まれているマンガンが飲料適であったとしてもですね、浄水池の過程で塩素と化合いたしまして、二酸化マンガンになったものは飲料適ではないのであります。飲料には適さないわけであります。これが二酸化マンガン黒い水、水道水汚濁の原因となっておったわけであります。繰り返し申し上げておきますと、原水に溶解しているマンガンは飲料適なわけであります。水質検査通っております。しかし、浄水池で塩素と化合した二酸化マンガンは飲料適ではないのであります。

 そこで一つのミッションが下るわけであります。何とかして黒い水を出さないようにしよう、ということであります。平成15年度に、水道水源水質対策基本計画が策定されました。平成16年度に、水道事業経営変更認可申請がありました。平成17年度、上水道浄水施設整備事業実施設計となり、平成18年度6月工事に着手したわけであります。そして、今年の5月18日に施設が稼動したのであります。実に関係者の皆様方の多大な御努力と5年の長きにわたる戦いの成果物が除マンガン装置であったわけであります。その除マンガン装置を施設工事した会社の現場監督の方が、二酸化マンガンを公共の水路に投棄するというようなことが、どうして信じられるでありましょうか。この話はにわかに信じることができないのであります。この話は真実であります。答弁を求めておきたいと思います。

 しかしそれにしても不思議な話がございます。伺えば、除マンガン装置を初め、施設の引き渡しは既に済んでおり、プラントは5月18日から稼動しているわけであります。だとすると、現場監督であられたその方はどういう立場で、浄水地の管理施設に立ち入り、あまつさえ除マンガン装置関連施設の沈殿槽の操作を行い、浄水地の業務を妨害しえたのでありましょうか。浄水地を管理される方のコミットなしには考えられないではありませんか。浄水地管理者による何らかの了解があったのではないかと思いますが、そのあたりの事情を誠実にお話をいただきたいと思います。

 次に、除マンガン装置施設関連のトラブル処理マニュアルが、既に3月末日にはできていたというのであります。そのマニュアルがどうして今回生かされなかったのか。マニュアルはあった、しかしマネジメントはできてなかったということではありませんか、お伺いをいたしておきたいと思います。

 そしてミッションに関することでもう一つ、その二酸化マンガンの不法投棄が行われた翌日でありますが、施設整備工事の完成式典が行われました。私も出席をいたしました。その式典会場に施設工事をされた会社の社長さんが出席をされていました。しかしなぜか、この社長さんには前の日の出来事が伝えられていなかったのであります。公益が侵されたにもかかわらず、ミッションが危殆に瀕しているその中で、なぜ社長にその事実を伝えることができなかったのか。どんな政治的な配慮があり、どのような遠慮があったのかお話をいただきたいと思います。

 次に、真相解明のために現場から持ち帰られました、現場で取水されたバケツの水の分析でありますが、どのようになっておりますでしょうかお伺いをいたしておきたいと思います。この問題の最後に、この黒い水事案について思うところを述べてみたいと思います。

 萩市は、先ほどから申し上げましたように、二酸化マンガンによる水道水の汚濁で苦しみました。黒い水を出さないというミッションがあり、3億3,862万5,000円をかけて除マンガン装置を付設いたしました。その完成式典の行われる前夜、暗夜に霜の降るごとく、その除マンガン装置の沈殿槽から二酸化マンガンが公共の水路に排泄されたのであります。見事にミッションはダメージを受けたわけであります。浄水地の業務管理に、緩みがあったと断ぜざるを得ないのであります。

 浄水地は、市民の皆さんの命を支える、暮らしを守るライフラインの最たるものであります。すぐれたリーダーがいます。すぐれたスタッフがいます。ラインも確立されておるわけであります。そのような中で、このような事件が起きたのであります。ミッションを遂行するのは職務を誠実に行うという高いモチベーションが必要であります。仕組む力を持つリーダーシップが必要であります。スキルよりもウィルであります。能力よりも意思力だと思うのです。二度とこのようなことを起さないことを肝に銘じていただきたいと思います。再発防止のための覚悟と対策を伺っておきたいと思います。

 次に、上津江浄水場除マンガン装置の入札についてお尋ねをいたしてまいります。

 入札執行調書には、上津江浄水場プラント施設工事という工事名になっておるわけであります。私は、藍場川に二酸化マンガンを不法投棄するような現場監督をされている会社というものは、一体どんな立派な会社だろうなということを思いつきまして、工事の公告から落札に至るまでの経緯を調べてみました。これは公募型の指名競争入札で行われております。8社が応札をいたしております。入札書の比較価格は4億3,000万円であります。そして入札の結果、1番札に3社が競合しております。1番札に3社ですよ。そして、7番札に2社が同じ額を入札しているわけであります。1番札は、3億2,250万円であります。7番札は、3億8,500万円であります。1番札の落札率は75%であります。7番札は、落札率89.53%であります。これはまことに奇妙な一致と言わざるを得ません。1番札には、3社が同額で競っております。7番札には、小数第2位まで数字がそろっているわけであります。入札には内訳書が添付されています。ただやみくもにですよ、現場でえいやあ、入札をするわけではないのであります。内訳書がついているわけであります。何とか我が社がその工事を取ろうと秘術の限りを尽くして、入札日を迎えるわけであります。それが3社同札の落札率の75%というきれいな数字ですよね。偶然の一致というべきや、神の見えざる手もここまでくると、まことに神秘と感ぜざるを得ないのであります。3社同札でありますから、くじ引きとなり落札者が決定されたわけであります。

 過ぐる9月7日の議案質疑の中で、市長答弁にこのようなお話がございました。萩市では、入札のときに制限価格を設けておりません。近隣他市では設けているところもあるが、萩市では制限価格を設けておりません、言明されたのであります、なるほど。昨年来の萩市の公募型指名競争入札を見てみますと、1件を除いて制限価格は設けられておりません。大島漁港特定漁港漁場整備工事、10億8,300万円であります。落札率は、94.17%。市営住宅無田ヶ原口の団地、老人福祉施設新築工事5億1,850万円であります。落札率94.96%であります。萩第二リサイクルセンター建設工事、4億3,400万円。落札率は91.56%であります。さらに今回、この9月定例議会に議案として提案されております。情報基盤整備工事、4億4,280万円、落札率は58.96%であります。

 これらを見てみますと、制限価格は設けられていないのであります。しかしながら、やはり感じるところがいくつかございますよね。制限価格はないけれども、落札率が高どまりしている。逆に、制限価格がないので落札率が58%台、2番札との間に1億1,620万円もの違いが出ているわけであります。入札に社運をかける会社もあれば、おつき合い程度の応札をする会社もあるべきや。神の見えざる手が見えるような、大それた思いがするのであります。

 そこで上津江浄水場プラント施設工事の入札には、実は制限価格が設けられていたのであります。市長さんの9月7日の答弁とちょっと違うところがありますが、恐らく勘違いもあるんだろうと思います。しかしこのプラント工事には制限価格が設けられておりました。そうだとすればですよ、75%というきれいな数字がさもありなんと。首肯できることもあるのであります。制限価格があるから、その制限価格より下であればだめなわけでありますから、やはり意識した入札がなされたのかなあというふうに思うのであります。こもごもそんなことをいろいろ考えてみまして、4点お尋ねをいたしておきたいと思います。

 一つ、この工事の制限価格は一体いくらであったのでありましょうか。

 一つ、この制限価格を知り得る立場にあったものはだれとだれであるのか、お示しをいただきたいと思います。

 一つ、なぜこの工事にだけ制限価格が設けられたのか。

 一つ、入札に添付される内訳書は念査されることもなく、落札者決定に至るプロセス、このプロセスに問題はないのか。以上4点をお尋ねいたしたいと思います。

 以上であります。よろしくお願いいたします。





○議長(青木賢次君) 市長。

  〔市長 野村興兒君登壇〕





◎市長(野村興兒君) ただいま大村議員から水の問題、特に先般起こりました二酸化マンガンの汚れ、藍場川の関係、今お尋ねいただきました。先ほどは、斉藤議員から水の問題、水質の確保という形でいろいろお尋ねをいただきました、その直後であります。ただマンガンが二酸化マンガンになりまして、藍場川に流れたというこの事実は覆い隠しがたい、まさに御指摘のとおりでありますが、今いろいろ御説明があった担当部長とのやりとりについては、一部事実と違うことがございますので、それは担当部長の方から詳しく今までの経緯等も含めまして、御報告をさせていただきたいと思います。そしてあり得ないような話、まさにそうでありますが、その話と入札の問題をですね絡めて、いかにも疑念ありということについては、これはまことに心外でありまして。

 実は先般、宮内議員からのですねお尋ねがありましたときに、萩市の入札制度はいかに公明正大にやっているかというお尋ねの中で、一般的にはというふうに申しているはずですね。最低制限価格というのは、萩市はとっていない、一般的には。しかし唯一例外としてこれをとった。とった理由を申し上げますと、これは今水質関係、環境関係。とにかく事業者、特によそからこられた設備関係、全国レベルでこられる場合はですねたたき合いなんですね、どんどん下がってます。一つ最低制限価格を設けなかった今回のケーブルテレビの関係、実に半値近いですね。こういうことが起こるだろう、ということが懸念されました。しかしこのマンガン除去のその装置は、実は萩市民の飲料水だから。水は、場合によっては命にかかわる話だ。こういったものであるから、担当の方から特に今回については、我々が責任持ってこの仕事をやるためには、制限価格を設定させてほしい、こういった強い要請がありました。内部でいろいろ議論しました。恐らくたたき合えばかなり安くなるだろう、安くなったら品質の保証は難しい、こういうことであります。

 そういったもろもろのこと、そして今回は性能の発注をいたしました。そして加えて、5カ年の瑕疵担保責任を加えたんですね。5カ年というのは今までないことなんです、私どもは。それだけ要するに、除マンガン装置についてはある意味ではですね担当者も含めて、これはとにかくこれで失敗したら終わりだ。もしこれでマンガンが除去されなかったらどうなるか、責任問題はどうなんだ。あれだけ市民の皆さんが飲料水が黒く濁るという話でありますから。そういった意味でですね議論を重ねた結果、これについては今まで萩市としてはとってないけれども、最低制限価格を設けようということで結論出したわけであります。

 そしてじゃあどうして第1番札2番札皆3人が業者が同じ札になったか。これは実は大体最低制限価格は、多くの都市では大体75%設定なんですね、だから恐らく75%であればうまく、だから最低制限価格を1円でも下回ったらそれは失格になるんですね。だから安全圏を見越して、大体75%じゃあないかということで恐らく。もしこれが不正があった、きのうの新聞見てください。熊本の市の職員が最低価格を漏らして、それで収賄容疑で捕まっております。これは1社なんですね。3社が集まると考えられない。そんな不正はあり得ないですね。それは事業者がその過当な競争、1円でも下がったらそこで失格するわけでありますから、最低価格今回初めて最低制限価格を設けました。そこへ集約するわけですね。だから3社が集約しました。あとのまた7番目が同じじゃあないか、これは恐らく90%だったですね、ダウンドしたらそういう数字になります。じゃあ2番手は80%ありますね。そういうふうな形で徹底しているわけで。最低価格をいくらに設けているかというのは、まさにみんなが競争しあってそれを推測するわけであります。萩の場合はそういうことで同じ札が3人3業者そろいましたので、あとはこれは抽選で決めたわけであります。

 我々は普通の場合、今言いましたケーブルテレビの関係、まさにそういった最低制限価格設けませんでした。あのぐらい下がるんですね。大手の皆さんから言えば、あんなことで工事ができるはずがない。いや絶対その業者やりますとこう言ってます。今まさにそういったですね全国規模の装置産業、設備関係は、本当にたたき合うんですね。特に環境衛生関係はたたき合います。そうしたときに、もし不安定な信頼できない事業者が当たったときにどうするんだ。今回は二重に枠をかけた。瑕疵担保責任5年。これは例がない、そしてもう一つは最低制限をかけた。これでもし失敗したら、もう今までこれだけ議論をしてですね、これでマンガンは必ず除去できるという意味でのですね性能発注をしたわけであります。

 そこはぜひですね、確かに黒い水が出たのと、そういう業者はけしからんから悪い事をしているだろうという推認で物事をおっしゃるのはどうかですね実は勘弁してほしい。それは私どもは入札関係については、萩市のやり方、今までですね県内でもトップを切っていろんなことをやりました。最近は、地場事業者の冷え込みというのがありますから、やはり電子入札とかあるいは郵便入札までやっておりません。やっておりませんが。萩の場合、予定価格を公表しているわけです。予定価格を公表してますから、そこで70%すぐ掛けれるんですね、75%掛けれる、80%でも掛けれる。簡単なんです。よそは予定価格を公表していません。

 そういった意味でですね、こういった同額のですね入札結果になってしまいました。まことに数字としてはですね、いかに競争が激しいかということをあらわしていると思います。したがいまして最低制限価格、いくらかと今お尋ねでありますが。今後はよほどのことがない限り最低制限価格はするつもりはありませんが、この萩市は一体何%でしたかというのを公開しますと、次回以降わかるわけですね。そういったようなことがあります。だから75%設定されて、これは最低制限価格と同じじゃあないんです。外れてるですね。そのあたりについてはここでは公開はお許しをいただきたいと思うわけであります。それは大体傾向がわかってしまいますので。

 そういうようなことで、今御指摘をいただきましたいろんな事ごとがあります。だから、それぞれ最近の公募型の指名競争入札、大きい2,000万以上のものは実は予定価格を公表し、そしてさらに一定金額以上のものは、公募型指名競争入札。公募型指名競争入札というのは言葉を変えますと、条件つき一般競争入札だと。これも県内早い時期に私ども始めたわけであります。そういったようなことでぜひ御理解をいただきたいと思うわけであります。

 それぞれ最近の今御紹介ありましたそれぞれのいろんな事業については、それぞれ地場の事業者、あるいは全国レベルの事業者、そうやって競争の度合いはやや異なりますけれども、私どもにとってみれば公明正大にこれをやってきているつもりであります。制限価格を知り得る立場だったものはだれか、市長と監理課長であります。二人だけであります。それ以外のものはわかりません。そしてまた、なぜ工事だけに制限価格を設けたのか、さっき言いましたとおりであります。

 そしてその次に、入札に添付される内訳書が念査されることなく落札者決定に至るプロセスに問題はないか、ということであります。このあたり、内訳明細書というのはなかなかわかりづらいと思いますが、内書きの内容といいますのは、それぞれの工事の価格設定の内訳書のことでありまして。これをなぜ添付をさせそれを念査するかといいますと、今私どもは予定価格を公表していますので、事業者の中には全く計算せずに、予定価格に合わせてその何となく数字を合わせる人たちがいますので、そういったことがないように。要するに予定価格で今後もしそういう形で近く積算をされた方は、ちゃんと積算を本当にやったのかどうか、そういったことがわかるような仕組みのために、これを使っているわけであります。

 この入札額と工事内訳書の額が同額かどうかというチェックとか、あるいは工事担当課が提出された内訳書の内容を確認しまして、自社で見積もりをしているのかどうか、単なる数字合わせだけしているのか、これはすぐ見たらわかります。そういった意味のチェックをしまして。もし問題がなければ、落札決定をする。もし疑義があれば、落札決定を留保しまして、より詳細な内訳書の提出を求める、ちゃんと計算してます。ちゃんとした計算の根拠があって入札に応じるということが確認できるまでは、これは落札として認めません。留保するという制度をつくっているわけであります。そういう趣旨でありますから、今回もそのような形でちゃんと機能していると思っているわけであります。

 以上4点、お尋ねがあった後段の分についてはお答えをいたしましたが、前半の分についてはこれは事実として、水が濁ったことについては申し開きがない事実でありますから、これは大変残念なことでありまして。その事業者もさることながら、私どもには当然管理責任がある。これは今もいみじくも御指摘をいただきましたように、既に案件プラントは引き渡しを受けている後の話でありますから、一切合財管理責任は私にある。そしてまた、今回このまさに落成式に間に合うようにきれいにしたいというですね事業者の気持ち、これもわかるわけであります。その事業者が、事もあろうにこういった形で出てしまった。これはちょっと私どもの中の職員も関与しておりますので、そういった意味で報告をもう一度詳しくさせていただきます。まことに申し訳ない気持ちでいっぱいでありますが、後ほどまたその関係をお答えをさせていただきたいと思います。なお、事業者に対しましても顛末書を取り、向こうの会社でも内部の処分が行われたやに聞いております。厳正な措置をとっておりますし、私ども内部につきましては、今後さらに内容を確かめた上で、厳正な処分を行うつもりであります。

 以上であります。





○議長(青木賢次君) 上下水道部長。

  〔上下水道部長 桑原榮治君登壇〕





◎上下水道部長(桑原榮治君) お答えをする前にまずおわびを申し上げたいと思います。このたび藍場川に黒い水を流れ出しましたことにつきまして、過ってとはいえ、二酸化マンガンのまざった濁り水を流出させたことに対し、管理責任のある立場にある者として、議員の皆様、河川関係者、地域住民の方々に深くおわびを申し上げます。今後はこのようなことのないよう、職員ともども施設の維持管理に一層の努力をしてまいりたいと思っております。

 また23日の午後3時に、大村議員さんに報告いたしました内容が、後日行いました事実確認において判明いたしました。事実確認がおくれ、議員さんに誤った情報を報告をしたことも合わせておわびを申し上げます。大変申しわけございませんでした。

 では、お答えをさせていただきます。御質問の藍場川への黒い水、これは事実ですかということ、そして浄水地管理者によるコミットなしには考えられない、おっしゃるとおりであります。その辺を黒い水が流れた経緯をもとに、順に御説明をさせていただきたいと思っております。

 まず環境衛生課からの報告書によりますと、8月23日午後7時過ぎに大村議員から市役所の当直に電話がありました。桂太郎旧宅付近の藍場川で、黒い濁り水が発生しているので見に来てほしい、とのことであります。連絡を受けた環境衛生課職員が午後7時30分現地に到着。現地におられた堀田さんに話を聞いたところ、6時半ごろ子供たちが藍場川で遊んでいたら急に黒い水が発生し、コイが見えなくなるくらいになりました。その後50分くらい過ぎて、徐々にきれいになったと報告書に記してあり、そのように報告を受けました。

 水道に連絡が入りましたのは、24日午前8時30分過ぎに、この報告書とともに川でくまれた黒い水、中に底に少し固まっておりましたがこの水が持ち込まれ、原因の究明と対応を依頼されたところでございます。

 私もバケツの中の水を一目見て、水源地からの排水ではと考えられることから、すぐさま課長以下職員を水源地に走らせました。そして先ほど大村議員おっしゃいましたように、8時50分ごろ議員さんに連絡し、事実確認をした後、報告することを電話で約束いたしました。私もすぐさま藍場川に行きまして、善福寺前から田中議員さん宅の付近、そして桂太郎旧宅前、旧湯川家の前と池を見て回りました。善福寺前では、まだ黒い小さい塊が時々流れておりました。上流に行くにつれて、だんだん少なくなってまいりました。旧湯川家付近では、ほとんど見えませんでした。池にも確認に行きましたが、沈殿はありませんでした。そして水源地に行き、現状確認を行ったところでございます。

 事実の確認状況を御説明いたします。記念式典が10時から始まりました。記念式典が終わった後、まず濁り水を流した業者に確認をとりました。何度確認しても、濁りが出ないとも言い、私一人が流しました。ほかにはだれもいません、とこの一点張りの説明でありました。また、記念式典に協力して参加してくれている職員にも聞きましたが、記念式典に参加している職員は知らないということでありました。

 以上のことから、記念式典が終わってすぐ11時ごろに第一通報者である堀田さんのところに伺いました、業者を連れて。担当者と課長を連れて参りました。私の方は、私と次長4人であります。ちょうど大村議員さんもおられましたので、当面の現状報告をさせていただいたところであります。堀田さんからは、原因がわかったらよろしい、二度とこういうことを起さないように、わかったわかったという発言をいただいたところでございます。午後から濁り水を流しました業者本人と課長再度呼びまして、確認を行いました。何度聞いても、私一人で流しました、言及に変わりありませんでした。そして2時ごろには、阿武川関係者にも状況報告に回ったところでございます。そして午後3時に大村議員がおいでになり、次のように状況報告をさせていただいたところでございます。

 8月24日が記念式典ということで、23日木曜日に施工業者の職員が善意でプラントの清掃をしたと聞いております。私もそう思っております。通常はフロート式排水装置があるので、排水槽の底から約60センチくらいまでの溜まった水は出ない構造になっております。このたびは、23日の夕方6時ごろに排水槽の底に水中ポンプを置き、排水したようです。その際、排水槽の洗浄水といっしょに過って二酸化マンガンのまざった濁り水を敷地内の排水枡に流したため、濁り水が藍場川用水に流れたものと思われます。沈殿物をためる排水ピット、通称釜場といいますが、釜場にポンプは入れておりません。ポンプを置いたのは、排水槽の底と聞いております。と報告したことを記憶をしております。その後夕方にかけて、地元の関係者それから河川関係者の方に御説明とおわびに回った次第でございます。24日金曜日はそういったことで、職員から再度の事情聴取ができませんでした。この辺は少し不徳のいたすところと今反省をしております。

 再発防止に向け、事故のあった翌週27日月曜日の朝礼におきまして、水源地職員も含め事故のいきさつを説明し、気の緩みのないように指導いたしました。また水源地職員並びに関係職員には、朝礼後排水槽の維持管理マニュアルの再確認等管理意識の徹底を図ったところでございます。

 その際再度、事実確認を行ったところであります。だれも知らないね、もう一回聞くよ、こういう話であります。そうしたところ、水源地職員から排水槽の水を流す事実を知っていたとここで初めてわかったわけであります。職員からの聞き取りを報告いたします。

 平成19年8月23日午後1時ごろ、多分前後と思いますが、施工業者が水源地にあいさつに来て、掃除したいと申し入れがありました。それは了解をいたしました、ということであります。清掃は午後1時ごろから管理棟の内部から始まり、プラント、排水槽の順に清掃していったと思っておりますということであります。5時ごろ排水槽の清掃をしていたので濁り水は大丈夫かね、と聞きました。本当に聞いたんかね、はい聞きました。そしたら会社の担当職員が大丈夫です、とこう言いました。ということで、藍場川の用水をそのとき確認しました。しましたが、用水の水に変化がないので旧管理棟に帰り、6時ごろ帰宅をしました、と市の職員からは報告がありました。

 この事実がわかりましたので、再度施工業者の担当の方に連絡を入れまして、事実確認を行いました。これによりますと、排水槽の清掃方法はフロート式排水装置で、排水槽の上吐水上水ですが、上水を排水し、その後排水槽の底にたまった二酸化マンガンを水切り、よくガラスを清掃しますT字型のものがあります、そういった道具で水上から水下、釜場の方へ押しました。で、その後水中ポンプ、これは一番水上に据えたものを回しながら、残り水を排水しながら排水槽の壁面を高圧洗浄で清掃しました。その水はプラントのところにあります給水装置からつなぎました。高圧洗浄装置は借りてきました。こういう話であります。その際、その掃除をした職員も黒い水を流したという記憶はありません、申し訳ありません。気がつきませんでしたと。洗浄したときに、高圧洗浄ですから多分足元には10センチ、水上では10センチ、それから水下では20センチくらい、降下1%ですかあったと思います。そういった関係で、水が回ったのではないかと今推測しかできませんが、こういった状況でございます。大村議員さんには事実確認がおくれまして、23日に状況報告した内容が誤ったことについて、私の管理監督の不行き届きであると思っております。おわびを申し上げます。

 濁らないと確認したとはいえ、管理責任がある市職員がいながら、濁らないから大丈夫と言われたとしても、同意したことは管理不行き届きであることは間違いないと思っております。また萩市が、きれいな水とうつくしい水辺環境の保全を図るとした萩市河川環境保全条例を設けながら、このような事態を招いたことは大変申しわけなく思っております。今後は、再度管理マニュアルの徹底と危機意識を持って、安心安全な飲料水の供給に努めることを努力し、お約束をしていきたいと思っています。どうぞ御理解と御協力、そしてよろしくお願いをいたします。

 御質問のマニュアル担当するマネジメントがなかったか、どういうことかお聞かせください、ということであります。

 浄水場排水槽の維持管理マニュアルを3月末に作成いたしました。水源地職員並び担当職員に、周知を図ったところであります。内容は、第1条、目的、上津江浄水場排水槽の維持管理方法について、必要な事項を定めることを目的とする。第2条、施設の規格。第3条、ろ過器の運転。第4条、排水槽の機能。第5条、フロート式排水装置の機能として逆洗排水を受け入れた排水槽は、4時間から6時間静置後、排水槽出口弁がタイマーにより開き、フロート式排水装置、水面に浮かんでおります、水面が下がればまた下がってきます。そういったフロート式排水装置から場外に上水のみ排水する仕組みになっております、これを排水することとしております。第6条は保守点検であります。第7条、スラッジの処理方法。堆積したスラッジ、体積物ですけれども、今回は二酸化マンガンであります。堆積したスラッジはバキュームにて吸引し、株式会社ジェムカへ搬送することとしております。第8条、責務。浄水場排水槽の管理を行う者は、責任を持って維持管理をしなければならないと記しております。第九条、報告。維持管理において、異常が発見された場合は、速やかに上司に報告しなければならないとなっております。マニュアルを周知したにもかかわらず、生かされなかったこともこれも管理責任の欠如と言わざるを得ないと思っております。今後は再度、管理マニュアルの徹底、周知を図っていきたいと思っております。

 次に、完成式典に出席されていた施行業者の社長にその事実はなぜ知らされていなかったのかということであります。先ほどから申し上げますように、当日は事実の確認、藍場川並びに河川関係者、地元の方々に原因の説明とおわびに回り、私どもが社長にお会いする機会がなかったわけであります。したがって、8月27日朝、電話で支店長を通じまして、事実確認と会社として説明するよう申し入れを行いました。会社からは、先ほど市長から答弁がありましたように、萩市長並びに市民の方々に対し、おわびとともに顛末書をいただいております。また支店長が後日、市役所の方におわびに来られました。

 次に、現場取水された水の分析結果はどのようになっているかという答えであります。バケツで運ばれた水は、早速水道法20条水質検査ということで、これに基づきます原水40項目の水質検査を行いました。合わせまして、そのときの排水槽の上水、通常用水に流す水も検査を行いました。

 まず当日採水されたバケツの水から申し上げますと、一般細菌と大腸菌が検出されております。あとこれに関連するものとしてマンガン、これは0.005未満ですからほとんど検出されておりません。pHが7.5、味、臭気は異常はなし、色度は5、濁度は0.53であります。ちなみに水道の基準は、色度が5、濁度が2であります。そのとき同じく上水を採取し、水質検査に出しました結果を申し上げます。一般細菌大腸菌は、検出されておりません。マンガンが0.032であります。味、臭気なし。色度1未満、濁度0.1であります。

 マンガンが上水から検出されましたのは、検査をするためには、試薬、試験用の薬を入れます、確か硫酸系だったと思います。すると二酸化マンガンが溶け出しまして、少しマンガン化します。それによってマンガンが0.032ですか、出たものと理解をしております。決して水中の中にマンガンがあるわけではありません。そしてまた、二酸化マンガンは水には溶けません。それから現場で採取された水から細菌が出るのは、これは阿武川からの流入による水が大半であることだと理解をしております。そのほかは、すべて異常がございませんでした。

 再発防止のための対策を伺いたいということであります。先ほど申し上げましたが再発防止に向け、事故のあった翌週から朝礼において水源地職員も含め、事故のいきさつを職員に説明し、気の緩みのないように指導を行っているところであります。また水源地職員並びに関係職員には、排水槽の維持管理マニュアルの再確認を一緒に行うとともに、管理意識の徹底を図ったところでございます。さらに毎週行っています部内の課長会議に、水源地の責任者を加え、施設の現状報告をさせ、管理体制の充実を図っているところでございます。今後はこのようなことがないよう職員一同、安心で安全な飲料水を供給するために頑張っていきたいと思っております。今回は大変御迷惑をおかけいたしました。申しわけありませんでした。

 以上で、説明を終わらせていただきます。





○議長(青木賢次君) 1番、大村議員。





◆1番(大村赳夫君) 大変御懇切な経過の御説明をいただきました。まことにありがとうございました。浄水施設に勤務されている皆さんは優秀な方々ばかりでありますので、ぜひ士気を鼓舞されまして、また一層市民のために頑張っていただきたいと思います。いくつかお尋ねいたしたいことがありますけれど時間が迫っておりますので、簡単にいくつかかいつまんでお尋ねをいたしたいと思います。

 市長さんの方から最低価格の問題に関して、これを承知しているのはだれとだれだというお話ございました。私は何もですね、そこに何かあるような思いで推認という言葉がございましたけれども、そういうつもりで申し上げておるわけではないのであります。システムとしてどういうふうになっているのか、むしろそういう情報は開示されておった方が、むしろいいんではなかろうかと思ってお尋ねしておるわけであります。そして最低価格について、これはちょっと申し述べることを、控えることをお許し願いたいというようなお話でありましたが、予定価格も公表されたですね先進地であります。そういう萩市長さんでありますから、今では最低価格の公表はですよ、平成14年度の国土交通省の調べでありますが、市町村においてですね最低価格を公表しているところがふえております。事後ですよもちろん。最低制限価格の公表について、市区町村で公表済みは34.4%であります。公表予定が11.2%となっております。未公表は54.4%であるわけであります。さまざまなそれは戦術的な意味が私もわかるような気がいたしますけれども、そこはですね入札についての先進地としてのプライドを持って、最低価格の公表なさってもよろしいのではないかなと。その都度75%というそれに近い数字だということを企業の側が見抜けるようであればね、これまた困ったことであります。いろいろ指物を変えるとかですね、いろいろあるだろうと思うんです。そこは知恵と技で乗り切っていただきたいと思います。改めて最低価格をお伺いをいたしておきたいと思います。よろしくお願いします。





○議長(青木賢次君) 市長。





◎市長(野村興兒君) 再度、最低制限価格の話でございます。本来であれば別に大した話じゃあないと思われるかもしれませんが、最低制限価格を採用することは恐らく数少ないと思いますので、萩市としては少なくともこの10年間初めてのケースであります。大体傾向はわかってしまいます。今回は、3社が同じ価格になりましたけれども、これは75%、しかしそれは最低価格とは違う数字であります。大体今県内におきましても、各市は大体感じは大体これぐらいだなあと幅を持ってわかりますけれども、その当たりの数字は開示をしないところが多いと思います。今、世の中そういうふうに動くということであります。今から最低制限価格はできる限り、私ども市としては使わずにおきたいと思います。そのあたりについては、今回は発表しないとこういうことにしておりますので、趣旨を御理解いただきたいと思います。

 なお私どもは、実は監理課ができますまでは、実は事業の施行する各課が実はそういった入札の事務をやっておりました。これは言うなれば、事業する主体とそういう入札の手続きをする主体が一緒でありますと、どうしてもいろんな問題を惹起するということで、今では大抵のとこがやっていますが監理課をつくりまして、そこで事業する担当する部局とは切り離した形で入札の事務をやっております。それは公正公平にやるという趣旨でありますから。ぜひ御理解をいただきますようによろしくお願いします。





○議長(青木賢次君) 大村議員の質問は終わりました。

 ここで10分間休憩いたします。

     午後 3時17分休憩

────────────────────

     午後 3時26分再開





○議長(青木賢次君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。

 続いて、質問順位5番、宮内議員。25番、宮内議員。

  〔25番 宮内欣二君登壇〕





◆25番(宮内欣二君) 宮内欣二です。

 小泉構造改革以来の格差拡大、安倍政権の恐ろしい国づくり、これへの国民の審判が下りました。しかしいまだ安倍総理は居座り、恐ろしい美しい国づくりを続けようとしています。地方に居る人々は、どんどん追いつめられているというのが実態だと思います。特に田舎の過疎地においては高齢社会、少子社会が進んでいます。また同じ自治体の中でも合併し、広域化したことによって厳しさが増しています。これまではそれぞれの地域に行財政の権限があって、地域で少ないながらも予算が執行されて、その地域の実情に合わせた施策がとられてまいりました。

 ところが合併し、山の中も町の中も同じ行政がすすめられている。そういうことになって条件不利地、ここではその手立てもとられぬまま放り出されたような状況です。この矛盾を解決する責任は私たちにあると思っています。何とかそういうことの解決のために力を尽くしていかなければいけないと感じています。過疎地の田舎からどんどん子供が少なくなっています。山口県で一番田舎である萩市、阿武郡県の中で最も少子化が進んでいる地域です。ここでは他の地域とは違った特別の対策を立てなければ、その少子化に歯止めをかけることはできません。ここで思い切って子育て支援策の予算をぐっと増額して少子化対策、そしてまた健やかな子供を育てる対策を進めていく必要があると思っています。

 これについて市長がどう思っておられるのか、まずお聞かせいただきたいと思います。

 きのう、須佐中学の運動会に行きました。全校生徒が85人です。実はこれでも、この萩市内では3番目に生徒の数が多い学校です。なぜ須佐中の生徒数が少ないながらも3番目なのか。それは旧須佐町時代に子育て支援に力を入れてきたからです。定住のための町営住宅を建てたことや、子育て支援策を追求してまいりました。特に子供の医療費の助成制度を小学校3年までに拡大し、そしてさらに6年生にまでに広げていきました。これは山口県で最も進んでいた施策です。妊婦健診も助成回数が最高15回です。旭、福栄ここでも同じく15回やっておりました。

 保育料も所得段階を細かく決めて、低く抑えていました。また、独自の児童手当を出していたこともあります。子育て支援をして少子化に歯止めをかけよう。こういう努力をしたことが残念ながら合併によってなくなってしまいました。

 過疎に拍車がかかるんじゃないかという不安が出ています。そこで今回はぜひ子育て支援策として実現してほしいということを3点に絞って聞いています。

 一つは子供の医療費の助成制度の拡充です。萩市では確かに今24時間保育とか、保育所同時入所2子目以降無料制度これが行なわれております。このことは広く県下にも知らされています。しかし対象からもれる人、現実的に利用できない人。そういうサービスでもあります。子供の医療費助成制度については、所得制限をなくせばすべての地域のすべての子供が対象です。合併後すぐの議会で、小学校6年生まで拡大するのには、1億円あればいいということを言いました。一般財源のわずか0.5%じゃないか、こう言って市長に実現を迫りましたけれども、財政が厳しいから難しい。1億円を10年やれば、10億円だ。当然の話ですけど、そういうお答えでした。では、いくらなら出せるのか聞いてみたいと思います。今、試算をしてもらいましたら、小学校6年生まで拡大すれば8,600万円余りで実現できるそうです。小学校3年生まで拡大すれば、4,400万円程度ということでした。無料までいかないにしても、本人1割負担というところまで助成すると、小学校6年生までやると5,745万円、小学校3年生までやると2,931万円です。それでもまだ難しいと言われるのであれば、この時期が一番大事だと言われる歯医者、歯科これだけでも無料にすることはできないか、歯科だけ6年生まで、無料にするには944万円の負担増、小学校3年生まで歯科だけ拡大であれば482万円だそうです。まさかこれらのうち何もできないというようなことは市長はおっしゃらないと思いますけれど、市長の考え英断を求めて、お伺いしたいと思います。

 2点目は妊婦健診への助成です。これは最近子供を産んだお母さんから要望がありました。無料助成が6回あったけれど、それだけじゃ十分じゃない。旧須佐町のときはもっとあったはずだ。こういうふうに言われました。先ほど言いましたように、合併までは須佐、旭、福栄で15回まで無料でした。田万川が7回無料。むつみ、川上が6回。萩は3回まで無料でありました。萩市の人にとっては倍増しましたけれど、町村では半減したところから現状維持というところに落ち着いています。せめて10回くらいまでは、ふやしてほしいという声でありました。

 奈良県で妊婦がタライ回しにされ死産したという事件が全国を席巻し大きな衝撃を与えました。各地でも類似の事例があるということも指摘されています。無料健診の回数をふやして、かかりつけ医との関係を強めていけば、こうした悲劇を防止する上でも大きく役に立つのではないか、ぜひ無料助成の回数をふやしていってほしいと思ってます。市長にその考えがあるか、ないかお聞かせいただきたいと思っています。

 3点目は保育料の負担軽減です。厚生労働省が昨年11月に出した第5回21世紀出生時縦断調査結果の概要というものでは、子育てで、負担に思うという項目で、群を抜いて多かったのが、保育所や幼稚園にかかる費用でありました。一番負担だという人が68.2%でおりました。複数回答でありますので、2番目3番目の負担に感じるという人を含めるとの80.7%がこの保育料、幼稚園の授業料これが負担であると思っているそうです。医療費が一番負担だと思う人9.5%あるんですけど、これと比べても断トツに多いんです。今萩市では保育料の軽減は同時入所の2人目以降が無料です。誰にも恩恵のある保育料そのものの引き下げ、負担軽減が求められますけれども、市長はどんな方針を持っておられるかお聞かせいただきたいと思います。

 次に市民本位の行政を確立するということについてです。ある市民から萩市が事務の怠慢をしていたために国との裁判をせざるを得なくなった。こういう話を聞きました。市道の用地買収にかかわって提供された代替地が、未登記だったために国が土地の所有権を主張してきたので、やむを得ず国を相手に所有権の確認を求める裁判を起こしたと言われました。その代替地、この土地にはかつて水路がありました。当時の担当職員が国から払い下げを受けて所有権移転の登記をする約束になっていました。ところが市道部分の国からの払い下げ事務は進めながら代替地については放置しておりました。その水路ばかりかほかの土地でさえ放置していたということです。その後も登記の約束がなされながら水路部分については、ついに地籍調査まで何も対応されませんでした。そこで国が所有権を主張したわけです。本来なら登記事務を怠った萩市を相手に訴訟するべきところだった。しかし公訴時効があるのでやむなく国を相手に、所有権確認訴訟となったと言われました。裁判では地裁、高裁とも明確に所有権が認められて市民が勝訴し、国が敗訴しました。問題なのはその裁判の中でとった萩市の態度です。県から水路の提供があったかどうかを確認を求められたときに関係文書が存在しない。事実確認ができない。担当職員が高齢で病気療養中。そうして事実確認ができないと回答したわけです。ところがその同じ裁判の中で、後で関係文書が提出されました。また当時の職員の事情を聞いた聴取書、これも出されました。その中では代替地を提供したこと、そしてその土地の真ん中に水路があったということも認めました。常識で考えても代替地を提供するのに他人の土地が含まれる。こんなものを代替地として受け取る人がいるでしょうか。いません。

 ところがその中では勝手にその人が水路敷きを占有したんだというふうにまで書かれていました。非常に不自然です。払い下げの約束があったと見る方が自然です。

 また過去に2回市職員との協議を行ない、登記事務をする責任があった。そのことを認めながら、そのようなことはないという回答もしています。ところがその原告は録音をとっておりまして、その録音の反訳をつけて反証していました。常識的に考えても市が市道の拡幅で提供した代替地、この土地の中に国の土地があれば、払い下げをして登記するというのが当然です。付近の住民も代替地として提供したということも証言しています。全く争う余地がない状況です。本来市民本位の市政であれば、代替地として提供したということを認め、早く登記をすべきでした。その事務も怠り、裁判になってからはその代替地提供の事実も認めず、登記の責任があるといったことも認めず、市民に背を向けて国の方に加担しました。結局国の主張は裁判でことごとく退けられて、国は上告もあきらめて所有権が認められました。形としては裁判で負けたのは国ですが、実際に負けたのは萩市です。みずからの事務の怠慢を覆い隠して市民にその責を押し付け、犠牲を強いるような、そんな行為は絶対に許せません。市民を相手にこんな不誠実な態度をとっていては市民からの信頼は得られません。早急に対策を立てて体質を改善すべきではありませんか。市民本位の行政を確立することについて、市長はどんな具体策を持っているのか、市民に対し誠実で信頼感のある行政姿勢をどうつくって行くのか、お答えいただきたいと思います。

 3点目は歴史民族資料館の位置づけと運営についてです。

 萩市には歴史民族資料館が二つあります。一つは我が町、須佐の歴史民族資料館、毛利の永代家老益田氏の館跡に建っています。

 もう一つは阿武川ダム湖畔にある川上の阿武川歴史民族資料館です。この6月頃波多放彩が書いた放彩戯稿という本が見つかりました。折々に読んでおりましたら、ある教育関係の職を持っていた市民から、ぜひ一度阿武川の民族資料館に行ってみてくれ、こういう話がありました。放彩は長く弥富に住んでおりましたので、私にとっても非常に親近感があります。彼がダム湖に沈む集落の民族調査と資料収集を手がけたということは聞いておりました。そこでこの機会にどうなっているのか確かめたいと思って行ってみました。行ってみますと何と草の中に埋もれかけているようなそんな状況でした。扉も閉まっておりまして、入り口を見ると開館は日曜日だけということになっています。すぐにそこからおりて川上公民館に行きました。状況を聞いてまた現地に戻って、懇切に説明を受けました。

 阿武川歴史民族資料館は阿武郡川上村に山口県営阿武川ダムがつくられたとき水没する川上村から福栄村にまたがる11部落250件の民家にあった民族資料を集めて後世に残すために、昭和50年1975年に設置されました。阿武川ダムに沈む集落の民族調査に入ったのは、民俗学の権威といわれている宮本常一さんを団長とする調査団でした。その調査の結果、資料を集め保存する必要があるという結論に達しました。その宮本常一さんが実際にこの地域の民族調査と資料収集の労苦を担わせる人物として白羽の矢を立てたのが波多放彩です。放彩は当時本籍までも川上村に移しました。くまなく村内を巡って地元の人々の話を聞き、資料の収集に努め集めた資料は、その数2万点に及んだというふうに言われています。それらが展示されているのが川上の阿武川歴史民族資料館です。この資料館に行けば、この川筋でどんな人がどのように暮らしたか、あたかもそこに人がいるような、温もりも伝わってくるような、そんな素晴らしい物がたくさんありました。放彩が集めた資料は衣服や道具、家具、調度類など、そういう物だけじゃありません。方言やしきたり、慣習なども克明に調べて記録しています。

 2万点といわれる資料の残余、これは一体どこに行ったんだろうかなと今非常に心配しているとこです。その後の追跡研究はどうなっているのか。阿武川資料館とともに、とても気がかりなものであります。川上の人たちが、自分たちの生活や、ふるさとを犠牲にして残した、光輝く宝が草に埋もれ、また山に返って朽ち果ててしまう、そんな思いがしてとても残念に思いました。

 阿武川歴史民族資料館とあわせて須佐にも歴史民族資料館があります。ここは先ほど言いましたように、毛利の永代家老益田氏の館跡に建っています。全国屈指の量を誇る益田家文書や漁村から山村までの民族資料があります。萩の土塀は須佐でもっている。こういうことをお聞きになったことはありませんか。私たち旧須佐町の人間はこういって誇りを持って生きてまいりました。ところがこの施設も建設後20年たちました。改修の必要なところが出ています。ここの管理人はとても有能な方です。古文書の読解から資料の説明、果ては庭木の剪定に到るまでこなしています。そういう人がいるから何とか今現状を保っているんですけれど、壁紙がはがれ、といが外れ、裏山の木々などがもう館跡まで迫ってます。早急に対応すべきものがあるわけです。

 また合併した後に資料がよそに移転されたという話も聞いています。今萩市は萩博物館を中心に、まちじゅう博物館構想があります。今年も博物館費の予算はふえています。そしてそれをもって事業がどんどん進められています。一方では歴史民族資料館費は550万円から178万9千円もばっさり削られて、373万1千円になってしまいました。萩の城下町の繁栄を支えたのは阿武郡の村々の民百姓、漁民、杣人たちです。その労苦の汗と血のにじんだ、その歴史を刻んだ民族資料にもっと光を当ててもいいんじゃないか、この歴史民族資料館をどう、もっと高い位置づけを持って、事業を展開してほしいと思っています。この歴史民族資料館をどう位置づけ、どんな運営管理を行なうのか、このまま朽ち果てるのに任せるのか、時代の流れに埋もれさせていくのか、市長の方針を聞かせていただきたいと思います。

 以上です。





○議長(青木賢次君) 市長。

  〔市長 野村興兒君登壇〕





◎市長(野村興兒君) 宮内議員から大きく3点、御質問いただきました。一つは福祉の問題、子育て支援の関係であります。

 冒頭この須佐の福祉施策、いろいろ御説明がありまして、今市内38校のうち中学校が確か16校でありますが、16校のうち生徒数が1番大きいのが東中、旧市内西中そして3番目が須佐中であることはお説のとおりであります。そしてその原因といいますか、理由は恐らく、かなりのウエートを、寄与率が上がったのは住宅政策だと思っています。それに加えて福祉の施策、これも寄与したものだと思います。おっしゃるとおりだと思います。そして須佐の福祉施策、特に市営住宅をあれだけ、旧で言いますと町営住宅でありますが、これは大変効果があったと思います。そしてまた福祉の施策いろいろ展開をされました。そして言うなれば福祉の場合、子育て支援ていうのは保育料一つとりましても、須佐の場合ある程度子供の数は限定をされています。しかし規模としては、かなり大胆なことをやられてきました。例えばそれぞれの保育料については、この合併いたしました1市2町4村のうちもう負担軽減が一番大きかった。あらゆる意味でですね非常に手厚い施策がとられていました。しかしその結果合併のとき最後まで財政問題大変議論がありました。最後、御承知だとは思いますが、20%の基金を持ち寄るということについて財政状況が許さなかった。このために最後は診療所で蓄積をされました医療の基金を取り崩された。このことが原因で診療所の医師が退官をされるという事態を引き起こしたわけであります。そのぐらい実は財政的には厳しい状況になっておりました。あえてこんなことを言わなくてもと思われるかもしれません。素晴らしい福祉の施策を須佐町は展開をされてきました。できれば私どももそうしたい、こういう思いでいっぱいであります。今回合併後の例えば同時入所、この2子以降の保育料を無料にしましたのも一つは須佐方式の影響であります。そして保育料の関係、今暫定措置、経過措置で今県内におきましても、確か2番目に低い状況になっております。これもある意味では須佐のいろんな意味で、議論の結果、ある意味では須佐方式を引き継いだと思います。

 例えば今のいろんな乳幼児の医療の支援とか、あるいはいろんな施策を今までどおりやるとすれば、今御指摘がありました、わずか何百万、何千万こういう話でありますが、これは1年限りではないんですね、いろんな施策というのは、それは福祉の施策の場合は、これは10年経てば10倍になる、こういうことでありまして、なかなか難しい。これは須佐町の今までの財政運営一つをごらんをいただければよくおわかりいただけると思います。ただし今お尋ねがあった、いろんなことで子育て支援、当時須佐町時代から違いますのは、実は国が子育て支援で随分力を入れるようになりました。児童手当て一つとりましても今現在この対応が変わってまいりました。小学校3年生までが平成18年で小学校6年まで、しかも第3子は1万円を出す。こういうことでありますから、これは大変な変化であります。かつまたこの乳幼児医療についても、これが相当拡大されています。医療保健の方も70%の負担を80%をみても、手当てしてくれる額がですね、そういうふうな形で変わってまいりました。所得制限も緩和されました。いろんな意味で国も子育て支援で大変大きな判断をしてきているわけであります。

 今、例えば子育て支援の保育について話します。保育の話は4番目にありましたが、いろんな形で展開をしております萩の今福祉の関係については、大変県内13市の中では大変レベルが高くなっております。これ以上に須佐町は高かったわけでありますから、相当なものであります。そういった結果がまさに特に私は市営住宅の関係、川上におきましても同じような施策をとられまして、今川上中学校は卒業生と入学生、入学者ですね、比べますと入学者の方がふえている。これは数少ないところであります。これは住宅政策です。こういうふうな施策。しかし一歩踏み込んで考えてみると例えば田万川にお住みの予定の方が須佐に行かれる、あるいは阿武町に住む予定の人が須佐に行く、そういった中での配置を住居を変えられる、こういったこともあろうかと思います。川上の場合は大部分が萩市から行かれました。萩市の人口が川上村にかわっていったわけですね、こういったことであります。だからもう一つ私どもが今一番大事にしてますのが、いつも言いますように、このままいくと大変な人口の過疎地域になってくる。なぜかと言いますと、今人口の特殊出生率、こういうのが1.3を切ったとか、1.25を切ったとか、こういった以前の世界に萩は、今状況がおかれているということを言いたいわけでございます。何故かといいますと高校を卒業いたしますと、市内そしてまた阿武町の奈古高校を含め、あるいは市内におきます2分校入れますと、7校ございました。今商業と工業が一緒になりましたけれども、そういった7校の卒業生が約600人弱です。その1割しか実は萩市には残らない、もちろん就職に出ていってしまう、進学、専門学校や大学に行って帰ってくる人はもちろんいますけれども、いますけれども、高校卒業時点では1割の滞留しかない。1割未満であります。こういう状態が続くとどうなるかという話はやはりそこで、職場の問題、あるいは職場をつくるための基盤整備の問題、こういったことにも意を払わなければならないだろう、そしてまたあわせて、せっかくこの地へ残ってくれた若い人たちに、まさに子育て支援やいろんな福祉策、住宅の問題もできるだけ努力を積み重ねていかなければいけない。御指摘のとおりであります。そのあたりについては今からできる限りの努力をしていきたいなと思いますが、今おっしゃったいろんな係数について大変、この500万だったらやれるんじゃないか、しかしこれが毎年続いていく、経常経費、扶助費こういったものはどんどんふえていきます。今萩市の財政状況は、この市議会でもいろいろ御質問いただきますが、かなり厳しいものであることは言をまたないわけであります。

 順次お答えをさせていただきますが、この今福祉の関係の予算は例えば全体予算かなり厳しくなっておりますけれども、子育て支援の関係の予算は0.8%増になっております。これは病後児の一時預かり、これは須佐の診療所に18年4月からこれは新たに開設をいたしました。こういった子供デイサービスの開始とか、あるいは24時間保育の開始とか、すでに合併後行なっております同時入所の2子以降の保育料の無料化とか、こういったもろもろのことがいろんな意味で予算に反映をしているわけであります。

 そしてまた今まで、例えば旧町村では実施をされてなかった、例えばファミリーサポートの事業も利用の一部を市で負担をしております。そういったものとか、あるいは収入激減対策。要するに今保育料等はですね、あるいはいろんな福祉の施策は前年度の所得というものが、所得制限がある場合に必ずかかってきますし、あるいはいろんなものが前年度所得というものに影響されます。例えば、ある日突然リストラにあった、あるいは、ある日突然会社がつぶれてしまった。あるいは自分の経営者、経営者の場合はですね自己破産してしまった。こういったときに前年所得というのは現にあるわけでありますから、そういった場合は収入減の激減対策を萩市は独自にやってきております。そういうような、いろんな施策も実はやってきているところであります。今いろんな形で県の乳幼児医療の助成の関係も、いろんな形のものも徐々に拡大をされています。しかしまだまだですね、これは必ずしも十分なものではない。このように思っておりますが、余力があれば今御指摘のところも考えていかざるを得ないと思いますけども、なかなか今課題が多くて大変でございます。

 2番目に御指摘がございました子供の医療費の話でありますが、このあたりについても、できる限り対応していかなければならないと思っております。既に15年度から医科系外来医療費の助成を3歳未満児から5歳未満に拡大をいたしました。16年度には5歳未満から就学前児童に拡大をしてております。こういったようないろんな施策もあるわけでございまして、そしてまた、こういった今いろんな御指摘をいただきましたもの、確かにそれぞれ医療関係について、措置をとればいいんでありますが、いろんな保険の関係について影響が及ぶとするならば、国のペナルティっていうのもあるわけでありますから、単純に今の負担だけでは済まないんですね、そういった余力があるのであればということで、国が援助してくれております、そういった支給の額が減ってくるとか、いろんな制度に厳しいペナルティが科せられる。こういうこともあるわけであります。なかなか大変な状況でありますが、今個々のペナルティの額は、18年度で2,158万。もし仮にそれをさらに拡大していけば、そのペナルティの額はどんどんふえていくわけであります。したがって単純に今御指摘をいただきましたいろんな金額、それだけの負担では済まない。こういうこともぜひ御理解を賜りたいと思います。

 それぞれいろんな今具体的な提案をいただきました、一つなるほどなと思った大体の感じは恐らく議員の皆さんもつかめられたと思います。しかしなかなか難しい問題もあるということもあわせて御理解を賜りたいと思います。

 それから妊産婦健診の制度についてであります。これも須佐町におきましては大変画期的な無料審査が行なわれておりまして、今現時点では6回に統一をさせていただいております。6回は県内では、13市の中ではトップ水準であります。大体基本的には2回助成が8市、大部分であります。3回助成が4市、萩市は群を抜いて6回であります。こういったような状況にあるということを、ぜひ御理解を賜りたいと思います。

 こういった中でいろんな個々の工夫をしながら考えていくつもりでありますけれども、そしてまた保育料の負担軽減について、考える意思ありや、なしやこういうことであります。実は今各合併後の1市2町4村それぞれ経過措置でありまして、それぞれ今緩和措置を講じているところであります。現時点で国の徴収基準のレベルからいいますと、萩は全市通じまして、長門市に次いで2番目の実は負担軽減を行なっております。これは大変な負担軽減であります。これを今から実は合併後の調整という形で引き上げていくという話になっているわけでありますが、このあたりも本当はできれば今の状態に留め置きたいんでありますが、他の地区は大体70%80%近く、萩市は50%台にある。国の定めた徴収基準に比べて相当程度低い水準に、今保育料を位置づけているということ。そして2子以上の同時入所は無料にしているということ、これは13市の中で突出している水準であります。その中で恐らくもし、旧須佐町が独立されておりましたら、これはもう須佐町は別格になるんですね、まさに大変な施策を展開されておりました。そういった意味では、その努力たるや敬意を払うものでありますが、しかしなかなか福祉の制度をそのまま運用していきますと財政的には、もしそれを継続されておれば恐らく今、須佐町の財政は立ち行かなくなっておるだろうとこういうふうに思います。大変難しい問題であります。

 そして保育料の関係は、私ども今所得階層応能主義でありますから、これについては7階級という国の施策を13階級まで引き伸ばして拡大をしております。これは所得に応じて負担を十分考えていただく、こういうことであります。そういう努力もしているということをぜひ御理解を賜りますようによろしくお願いしたいと思います。いずれにいたしましても母子家庭におきましては、そういったいろんな特典もあるわけであります。所得の応能主義という形をとっております。所得が少ない方は保育料も少なくなる。こういうことであるわけでありますが、確かに平均的には14,000円位を負担をされています。小学校に上がった方が子供の負担は減る。こういうふうに言われています。大変いろんな意味で負担をかけますが、何とかこういったことも実情をうまく把握をしながら、しっかりした対応をしていかなければならないと思いますが、現時点でここで軽減措置を大胆にやるということは非常に難しくなっており、今13市の中では萩は突出しているということをぜひ御理解をいただきたいと思います。

 そして2番目の質問でございます、市民本位の行政ということで、具体的な事例を最高裁までいきました土地の関係の問題、ちょっと私はですね、この関係については助役時代から今の副市長が担当しておりますので恐縮ではございますが、副市長からお答えをさせていただきます。一般論として言わせていただければ、地方自治の主役は市民でございますから、市民が主体となった行政。こういったことで意を払ってきているつもりであります。先般、前の議会におきましても、延滞金の問題で御指摘がありました。いろんな形いろんなケースがございますが、我々それぞれの職員は一生懸命法令に基づいた措置もして、できるだけ市民の皆さんの声もしっかり聞いて、やろうとして努力をしています。そういった中で、どうしても制約もある。いろんな意味で制限もある。こういったこともあろうかと思います。おのおのケースについては、いろんなものがあろうと思います。特に市民の方の立場に立った処理ということでありますが、我々は法令に基づいた措置ということがどうしても義務でありますから、公正公平な措置そういったことで、できる限りの努力をしているはずであります。

 とにかく皆さんがみんな納得をしていただけるような行政。これは100%なかなか難しいものがある。しかし法令の趣旨をできるだけ体して法令の逐條の解釈ではなくて法の趣旨を解釈をしてというとこまで、本当は理解をしてやりたいところであります。そういった意味での研修もしっかりやっていきたいと思います。内容について個別の話でございますので、副市長からお答えをさせていただきたいと思います。

 最後に民族資料館の川上の分と、そして須佐の歴史民族資料館、二つについてお尋ねをいただきました。実は今萩の場合博物館は市長部局が直轄をしております。この旧町村時代はそれぞれの歴史資料館は教育委員会が所管をされてました。合併後も実は同じように須佐の歴史民族資料館は須佐の教育事務所、そしてまた阿武川の歴史民族資料館も同じように担当になっております。このことは実は地行法といいますか、今教育3法が見直しになりました。その中で文化、スポーツに関することは市長部局が担当することができる。こういうふうな法改正もございました。もう既にこれを先取りいたしまして、萩市におきましては萩博物館は市長部局、県におきましても県の例えば山口県立萩美術館浦上記念館は知事部局に所管換えになりました。趣旨は何かといいますか、直轄して、できる限り文化行政の中で位置づけていく。教育委員会は予算の制約も大変厳しい。こういった中で、なかなか統一的な展開ができないということで萩市の場合は今合併後まだまだ未調整のままで、予算の方は今統一的な査定でだんだん先細ってるとこういう状況にあります。そのことをまさに御指摘をいただいたんであろうと思います。今度、来年度今予定をしております議会にお諮りをしなければなりませんが、この文化、スポーツこういったものは市長部局に移管をする。統一的に。しかる後、今この須佐あるいは阿武川、川上の歴史民族資料館、こういったものは一つ市長部局の直轄といたしまして、そして今萩博物館の全体のサテライトのような形の位置づけができないか、そういった検討をしようとしております。そういった中で、ぜひそれぞれの今お話がございました例えば川上のお話は川上ダムのできるときに宮本常一氏が全体の県の調査団の代表でありまして、そして具体的には、波多氏しか適任者はいないと言われたというのが、記録に残っているわけでありますが、集落の民族調査、萩博物館にも民族関係については大変な権威がおりますので、そういったものも含めて今後どういうふうにして、宮本常一氏が陣頭指揮をとった民族資料こういったものが今から活用できるか、そういったことも考えていきたいと思います。私が十分中を念査しておりません。須佐の方は見せていただきましたが、それぞれ非常に特色ある資料館でございますので、何とか萩博物館のサテライトという形でしっかり位置づけていきたいと思います。なかなか合併後そこまで余力がなくて、そういう今御指摘をいただいたわけです。今後できる限りそういったこのそれぞれの地区の一つの民族資料でありますし、特に須佐の場合は益田家という、大変由緒のある伝統歴史のある、いろんな資料が蓄積をされているわけですから、そういったものをしっかり今から学びかつですね、その資料館の運営を図っていきたいと思います。なお具体的には、もう少し時間をいただきたいと思います。今まで2年半合併からたちましたが、それぞれの今までのやり方手法そのままでございます。例えば須佐の場合は、入場料は、非常にわずかではございますが、大人300円これは市民が無料になっておりまして、年間の入場収入は7万円であります。萩博物館は4千万超えております。これは無料には、市民の皆さんだれでもです、私も入るのにちゃんとお金を払って入ります。そういったようなルールをつくりました。そうでないと恐らく博物館の維持はやっていけないだろう。非常に多額な経費がかかっているそのように思われるかもしれません。確かに経費はかかっておりますが、かなりの分そうやって自賄いすをする、収入確保をする。こういった努力も一方でしております。それだけじゃ決して今資料館はできるとは思いませんが、いろんな努力を重ねながらしかし地区におけますこの大事な大事な歴史資料でありますから、大事にさせていただきたいと思います。もう少し時間を、その間の経費等についてもできるだけ草ぼうぼうにならないようにですね、しっかり努力していきたいと思います。

 これは大変私も気づかない御指摘をいただきまして、十分気をつけていきたいと思います。

 あと市民本位の行政については,副市長からお答えします。





○議長(青木賢次君) 副市長。

  〔副市長 滝口治昭君登壇〕





◎副市長(瀧口治昭君) ただいま宮内議員からの質問に対しまして、私の方よりということでございますので、答えさせていただきます。

 宮内議員の御質問は市民本位の行政を確立することについてということの中で、住民の方と萩市の間に入りましての裁判に関することであったかと思います。簡単に経緯を紹介させていただきますと、先ほど宮内議員が言われましたように、市道の拡幅工事に際しましての土地の移転のことについてのことと思います。その移転された土地が国有地があったということでございまして、住民の方はそのときの移転された方ではなくて、また新たに取得をされた方であろうかと思います。裁判の内容につきましては、要するに国有の水路に対しまして、要するに時効取得を主張されたものでございます。経緯につきましては、もし宮内議員の言われますように市が当時の代替地をお世話をいたしまして、また登記も怠っていたということであるならば、当然市も関与するわけでございますが、ただしこの裁判の内容につきましては、あくまでも国と住民の方との裁判であったかと思われます。また当時の萩市が関与をいたしたということにつきましては、この裁判の判決の判断の材料にはなっていないということが現実であろうかと思います。ただし私も宮内議員を通しまして、また市民の方とも、当事者の方ともお話をさせていただきましたところ、昭和41年のことであると。私どもも当時市道拡幅の工事に伴う用地ということでございまして、ひょっとしたら市が関与していたんではないか、そのときの市の職員が怠慢で登記も怠っていたのではないかといったような、私自身は疑惑といいますか、感想を持ったような次第でございますけど、残念ながら、この裁判に関しましての供述につきましてはそういった事実が証明できなかったということでございまして、こういった返答になったわけでございます。

 今後とも住民の皆様方に対しましては市といたしましても先ほど市長が申しましたように、公正公平な当然扱いをしていかなくてはいけないということでございまして、一部の声の大きな方や、大変日ごろしょっちゅう市に来られる方、そういった方だけの御要望だけをお聞きするわけにも、またいかないかと思います。本当に困っておられる方、悩んでおられる方に対しまして私どもやはり真摯に対応していかなくてはいけないということでございます。そうしたことで時によっては市民の皆さん方と市の主張が食い違う場合もあろうかと思いますが、やはりどうしても、そうかといいましても市といたしましては、自分たちの信じるところを申すしかないということでございまして、納得のいくまで、何時間でも時によったら、お話をさせていただくこともあろうかと思いますが、そういったことに関しまして職員が応対できるものであれば、いくらでも応対していきたいと思っております。

 また、住民に一番近いところにおるのが私ども地方公務員の職員であろうかと思います。できるだけ住民の皆さん方本位の行政をやっていきたいというのが、私どもの望みでございますので、何卒今後とも皆さま方の御意見また、いろんな御要望も寄せていただけたらと思っております。

 大変一方的な申し出で申しわけございませんが、市といたしましては、先ほどの宮内議員の説明された裁判につきましては、そういった見解でしか今は返答ができないということでございます。

 以上でございます。





○議長(青木賢次君) 25番、宮内議員。





◆25番(宮内欣二君) 私がなぜ子育て

 支援をしてくれと、拡充せいというのかと言いますと、ただの少子化対策というのではありません。今格差が拡大する社会の中で親の生活実態が非常に不安定です。この親の生活実態に左右される、そういう子供ができてきてはいけないと思っているからです。行政が公的に支援して子供がそういう家庭の状況に左右されないようなそういう社会をつくる必要がある。こう思っているからです。

 先般先の議会でしたけれど、親が国保料を滞納しているから保険証が出せないという回答がありました。滞納せざるを得ない親の状況もあります。しかし子供には何の責任もありません。ここでも同じです。お金のない子は医療が受けられないか、そんなことはないはずです。親がお金があろうがなかろうが、きちんとした医療が受けられる。そういう保障をするためにも、こういう子育て支援をしていただきたい。そんなに金額として大きい予算ではありません。市長がどこまで英断を下すか、これにかかっているんだろうと私は思っています。確かに今萩市は,子育て支援では市の中ではかなり進んでいるでしょう。しかしそれで追いつくかというと、追いつきません。もっともっと力を入れる必要があるなと思っているんです。そこにぜひ目を向けて子育て支援策を拡充してほしい。せめて歯医者さん、これの無料化ぐらいは944万円ですから10年やっても1億円です。一般財源もあるわけですから、確かに地方交付税はどんどん少なくなっていますけれど、出せないお金ではない。金額ではない、そう思います。ぜひ市長の英断を求めるものです。

 妊婦健診の無料制度の拡大、これを10回にするのにも、負担増は960万円です。なかなか厳しい金額ではありますけれど、ぜひどれか一つでも前に進めていく、そういう努力をしていただきたい。そういう意気込みを市長から聞きたいなと思っております。

 それから2つ目の市民本位の行政についてですが、今副市長は国と市民の間の裁判だと言われました。やむなく国を相手にしたわけであって、本来ならば萩市が訴えられて当然の事例です。事務の怠慢を行なっています。その事務の怠慢をした、またそれは過ちだと思うんですけど、市役所職員のミスを隠ぺいすることになりゃあせんのかと、そうやって裁判の中でも事実は確認できない、なんていうようなことを答弁していけば、自分たちの犯した罪を事務のミスを隠ぺいしていくことじゃないか、しかも、それがそのまま、もしも国の所有権が認められたとしたら、せっかく萩市の行政に快く協力してくれた人、その人の心を踏みにじることになるのじゃないかと、そう思います。二度と萩市の行政には協力しませんよ。そんなことじゃいけないんじゃないか。状況からみても明らかに代替地として提供したところに他人の土地が混じっていた、なんてことが、あっていいはずがありませんし、本人がそんなことを認めるはずがありません。市の職員がそのときに約束した。これは当然だろうと思います。その前提に立ってこの問題の解決を図っていれば、裁判にまでは及ばなかったんじゃないか、そう思います。そういう点において、副市長の先の答弁はさらに市民を愚弄するものじゃないか、そう思います。そんなことはやめて間違っていましたと、はっきりと述べて、すぐに登記の手続きに入るべきだと私はそう思います。また間違いは間違いと謝罪すべきだと思います。

 それから3点目の歴史民族資料館の運営については、市長もまちじゅう博物館構想こういう方向で、三つの施設を旧町村にあったものをサテライトの形で考え直していくというふうに言われました。今後の取り組みを期待するものです。

 しかし今川上にある資料館、これが草ぼうぼうの状態にあることちゅうのだけは、何とか早く改善しなくちゃいけないなと思います。なぜ草ぼうぼうなんですかと聞いたら草を刈る予算がない。こういうふうに言われました。見てみましたら確かにありません。あとは職員の私たちが刈るしかないですねって言われましたけど、そうしてほしいんでしょうけど、人員削減でなかなか手が回らないんだろうと思っております。あれじゃあお客さんは来ません。本当に今興味のある人は少々草ぼうぼうになっていようが、管理が行き届いていなくても行くでしょうけど、あの中にあるものは本当に宝です。ふるさとを犠牲にして残された宝です。そんなものがあんな状況に置かれているというのは、本当に情けないです。ぜひ早急な対策、これを考えていただきたいと思います。

 以上です。





○議長(青木賢次君) 市長。





◎市長(野村興兒君) 少子化対策対について再度お尋ねをいただきました。少子化対策、確かにこの地域は、子供の数がどんどん減っていく。だからこそまた、いろんな子育て支援をしなければならない。これは一方でまた、お話がありましたように経済的に恵まれない家庭、子供たちに自分たちが本当に生活していく上で格差を認めさせてしまうようなことを、これは避けたい、こういうふうに思います。今最近この18年度先ほど言いましたように小学6年生まで、例の児童手当てが拡大をされました。そして所得制限も緩和されました。そして19年度からは3歳未満時の児童手当てが一律1万円となりました。こういったようなもろもろのことを合わせますと担当の方がちょっと計算を、先ほど計算をいろいろ見せていただきましたが、このもし仮に子供が3人養育した場合にですね、今新しい制度で考えてみますと、子供たちが成人するまで、一体いくら児童手当があるかというと、合計いたしますと324万になるんですね、これは前に比べますと、その差はどうなるかというと、かなりふえてきています。これは医療関係の補助についても助成についても同じように少しずつではありますけれど、拡大されています。これは国を挙げてやはり少子化対策をやろう、これは国レベル。そういった中で私ども一つ新聞等でも報道がございましたが、保育関係の保育料の滞納という関係がございます。萩市は滞納額が大変多いんであります。恐らく県内でもトップクラスであります。これは、なぜか、一つはやはり保育料の支払が実は保育園ではなくて市の担当の方なんです。なかなかそうなりますと皆さん学校給食の給食費の滞納は、ほとんどありません。これは直接学校に支払うからです。しかし、さはさりながらやはり保育料が払えない家庭がふえているということは事実であります。その中で本当に要するに余裕があるけれども保育料の支払は何のおとがめもないから後だ、という家庭もあるかもしれませんが、本当に生活が苦しくて、こういった場合は実は例えば母子家庭の、そういったケースについて、こういった実は救済制度があるんだよ、場合によったら生活保護が受けれるんだよ。いろんなことをですね、今滞納の家庭について念査をしています。そういったいろんなケースについて本当に、ただ滞納がこれだけあるから、これを直ちにまた催告して取れということだけではなくて、よく家庭の経済状況を見て、本当に生活に困っている家庭についての手当てができないか、そして本当に生活の余裕がありながら払ってない、本当に怠惰な、そういった意味での滞納。これは厳正にやる。こういうような識別をちゃんとやろう。今私どもができることというのは、そういうことかなと思っています。いろんな意味で格差社会と言われますが、かなり萩の場合いろんな意味で給与体系、賃金体系大変低いところがございますので、そういった中で大変生活困窮されている世帯もふえているのは事実でありますから、そういった世帯に今御指摘があったような子供に苦労をかける、子供が本当に大変そういったお金がない。経済的に貧しいということで、差別される、区別される、そういったことがないように、しっかり見ていきたいと思います。

 2番目の市民本位の行政ということで個別の事案でお話をいただきました。今回の最高裁の話は、私も一言一句読んでおりません、詳しく。したがって、ちょっと私からお答えができませんが、争点として争われたこと、それが萩市の本当に過失や重過失に基づいているのかどうか、このあたりはちょっとよく私も検討しないとわかりませんが、副市長の方からお答えをしたとおりでございます。

 3番目に今民族資料館、こういったことでお話がありました。草ぼうぼう放置するというのはやはり管理者としてどうかという話であります。確かに予算が少なくなっているのは事実でありますが、川上の所長とも十分相談して、即日対応していきたいと思います。

 以上であります。





○議長(青木賢次君) 宮内議員の質問は終わりました。

 以上で本日の一般質問は終了いたしました。

 これをもちまして本日の日程はすべて終了いたしました。明日11日火曜日も午前10時から会議を開き、一般質問を予定しておりますので定刻までに御参集願います。

 本日はこれをもって散会いたします。

     午後 4時27分散会

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 地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。



  平成19年9月10日



   萩市議会議 長  青 木 賢 次



       議 員  近 江 郁 宣



       議 員  西 島 孝 一