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山口県 萩市

平成18年12月定例会 12月06日−05号




平成18年12月定例会 − 12月06日−05号







平成18年12月定例会



                平成18年12月



             萩市議会定例会会議録(第5号)



                議事日程第5号



         平成18年12月6日(水曜日)午前10時開議





第1 会議録署名議員の指名

第2 一般質問

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〇本日の会議に付した事件

日程第1 会議録署名議員の指名

日程第2 一般質問

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〇出席議員(30名)

       1番  大 村 赳 夫 君

       2番  岡   通 夫 君

       3番  尾 木 武 夫 君

       4番  長 岡 肇太郎 君

       5番  松 尾 義 人 君

       6番  井 関   稔 君

       7番  江 原 任 子 君

       8番  近 江 郁 宣 君

       9番  木 村 靖 枝 君

      10番  小 茅   稔 君

      11番  小 林 正 史 君

      12番  斉 藤 眞 治 君

      13番  左 野 忠 良 君

      14番  柴 田 保 央 君

      15番  杉 山 浩 司 君

      16番  世 良 眞名夫 君

      17番  田 中   良 君

      18番  坪 井   豊 君

      19番  中 村 洋 一 君

      20番  西 島 孝 一 君

      21番  西 元   勇 君

      22番  平 田 啓 一 君

      23番  藤 田 克 弘 君

      24番  丸 田 勘 次 君

      25番  宮 内 欣 二 君

      26番  守 永 忠 世 君

      27番  諸 岡 皓 二 君

      28番  横 山 賢 治 君

      29番  横 山 秀 二 君

      30番  青 木 賢 次 君

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〇説明のため出席した者

 市長        野 村 興 兒 君

 助役        瀧 口 治 昭 君

 教育長       岩 崎   肇 君

 総務部長      中 村 敏 雄 君

 総合政策部長    湯 本 重 男 君

 総合政策部理事   吉 村 秀 之 君

 田万川総合事務所長 美 原 喜 大 君

 市民部長      出 羽 仁 史 君

 保健福祉部長    米 倉   稔 君

 農林部長      白 神   崇 君

 水産部長      谷 本 隆 良 君

 商工観光部長    松 原 純 二 君

 建設部長      三 原 正 光 君

 上下水道部長    桑 原 榮 治 君

 教育次長      田 邊   信 君

 出納局長      山 根 道 生 君

 消防本部消防長   大 崎 弘 美 君

 総務部次長     迫 村 高 志 君

 保健福祉部次長   藤 田   擴 君

 総務課長      中 原 滝 雄 君

 財政課長      杉 山 寛 校 君

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〇事務局出席者

 事務局長      米 原 祥 三 君

 次長        藤 岡 敏 彦 君

 主幹        奥 山   明 君

 次長補佐      浜 村 祥 一 君

 調査係長      須 郷   誠 君

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     午前10時00分開会





○議長(青木賢次君) これより本日の会議を開きます。

 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。

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△日程第1 会議録署名議員の指名





○議長(青木賢次君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。

 会議録署名議員に、5番、松尾議員、24番、丸田議員を指名いたします。

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△日程第2 一般質問





○議長(青木賢次君) 日程第2、これより一般質問を行います。

 それでは、質問順位11番、井関議員。6番、井関議員。

  〔6番 井関 稔君登壇〕





◆6番(井関稔君) 皆さん、おはようございます。一般質問も最終日になりました。最後ではございますが、私は元気よくやってまいりたいと思います。市長もお疲れのこととは思いますけど、しっかり御答弁のほど、よろしくお願いしたいと思います。

 それでは通告どおり、2点にわたって質問をいたしたいと思います。

 まず1点目の、田万川地域遠見団地についてお尋ねをいたします。

 この件につきましては、昨年12月の定例市議会におきまして、遊休財産の利用という観点から、私の提言を含め、その取り組みについて質問を行いました。これを受けて市長は、昨年12月28日に、現地を視察され、その際、非常によい環境にあるので、土地開発公社等を立ち上げ、隣接地の土地の取得を含め、2年間で分譲宅地として開発し、売り出したい旨の発言をされていました。私はそのように記憶しております。私はまことに当を得たお考えであると評価し、開発に理解をしているものであります。

 団塊の世代の退職が、来年からいよいよ本格化してまいります。こうした方々の中には、みずからの技術や能力を生かして、引き続き働きたいと考えておられる方もあると思いますが、中には生まれ故郷に帰って貢献をしたい。また、農業などにチャレンジしながら、あるいは趣味を楽しみながら、静かに田舎暮らしをしたいという方もおられるように思います。

 そうしたことから、近年各地の地方自治体において、団塊の世代を呼びこもうとする動きが盛んになってきており、島根県においては、県知事名で約2万人の出身者等に、帰郷を呼びかける手紙を送ったと、ニュースで報じられております。また、先般の報道によりますと、島根県においては、団塊世代の先生、退職された先生方を20名雇用するというようなお話も聞いております。

 田万川地域は、ゴルフ場や温泉があり、桃、梨、ぶどう、栗、りんごなどの果樹に恵まれ、また、優良な農地も豊富にあり、さらに海に面していることから、磯釣りや漁業にも挑戦でき、自然を友として生きていくには非常によい環境にあると思うものであります。

 この際、ぜひ団塊の世代の呼び込みも含めた施策として、開発に取り組むべきであるものと考えます。

 しかしながら、昨年末から現在まで、1年がたとうとしておりますが、隣接地の土地の所有者への接触を初めとして、事業の推進について、取り組みの動きが全く見えておりません。そこで、遠見団地の開発計画と、現在までの進捗状況についてお尋ねいたします。

 2番目に、今後の具体的な取り組みについて。

 次に、先ほど団塊の世代の退職が、来年からいよいよ本格化すると申し上げましたが、もう少し具体的に申し上げますと、来年から2010年にかけて、その数はおよそ700から800万人とも言われております。この団塊の世代を呼び込みのための受け皿として考えるとき、遠見団地の開発は急ぐ必要があります。

 人が住み、人が動く。その熱い息吹が原動力となり、活力となって地域が動く。それが、特性を生かした地域づくり、まちづくりにつながると思うものであります。今後どのように取り組んでいかれるのか、早急に取り組まれるのか、今後の具体的な取り組みについてお尋ねいたします。

 それでは、2点目の田万川中学校の施設整備について質問をいたします。

 近接した民家等の安全に十分配慮したグラウンド排水路の整備についてでございます。まず、グラウンド排水路の整備についてお尋ねをいたします。

 グラウンドの雨水等を集水して排水する排水路が、校舎敷地の方面に設置され、民家の間を通る排水溝に接続されていますが、その排水路が設置されている周辺の方面が、一部流出しており、現在ビニールシートで覆っております。しかし、雨が降るとビニールシートで覆っておりますが、その下を通って水が流れておるような状況であり、ますます崩壊が進むものと思われます。

 また、田万中のグラウンドは過去の豪雨で、一度崩壊の危機に瀕しております。今は修復されておりますが、中学校の奥側に、今はテニスコートとなっておるところに、ため池がありました。これは、今は埋め立てられてなくなっております。グラウンドの3塁ベース付近は、水はけが悪く、一たび雨が降れば、三、四日ぬかるんでおるような状態でございます。このあたりも調査して、対処していただければと思います。

 なぜならば、再度豪雨が起これば、また土砂崩壊、山地崩壊などにつながりかねないものでございます。この方面下では、民家や郵便局があって、関係者は雨が降るたびに、不安と恐怖を感じておられます。1日も早く整備をする必要があります。

 整備に当たっては、雨が降ったときのグラウンドの表面水と、浸透した水の排水を十分考えるなど、この際、原因、現状をよく調査した上で、近接した民家等の安全に十分配慮した整備を行うべきであると思いますが、お考えをお尋ねいたします。

 2点目の、老朽化が著しいプールの全面改修についてでございます。

 昨日も杉山議員が一般質問されたおり、排水口の事故等により、痛ましい犠牲が昨年起こりました。そのことによって、私はプールが使用禁止になったと思ってましたが、プールの漏水により、これが使用できなかったことと聞きましたので、急遽質問をすることにいたしました。プールの改修についてお尋ねをいたします。

 この夏、田万川中学校のプールは漏水により使用が全くできず、学校教育はもちろん、夏休み中の子供たちの体力や技術の向上と、楽しみの機会を奪う結果となりました。

 この田万川中学校のプールは、中学校だけでなく、田万小学校や江崎保育園の児童、園児も使用しているもので、その影響は計り知れないものがあります。何とか応急処置によってでも、使用可能な状態にして、学校や子供たちの要望に応じることができなかったのか、その努力がなされなかったのかを、私も本市の政治にかかわるものの一人として、じくじたるものを感じております。

 少し具体的に申し上げますと、田万小学校では、このプールを使用していろいろな行事等を行っておりますので、これを中心にこの夏の状況を申し上げます。

 田万小学校では、6月14日にプール開きを行い、連日体育の時間に水泳の授業を行っております。7月27日、須佐、田万川地域水泳記録会が行われました。夏休み期間中、従来から育友会主催により、プール開放が行われています。7月は25日と31日にプール開放が行われ、その際は異常が見られなかったとしております。8月1日になって、30センチの水位の低下が確認されました。一晩で100トンを超える水が漏水したことになります。

 プール開放を一時中止したところ、今年の夏は非常に猛暑であったと、そのことから、保護者よりプール開放について、強い要望が出てきました。このため、8月8日、プールに水を入れ、水を循環すると、漏水が激しくなるため、循環する機械の運転を止めた状態でプール開放を試みましたが、学校薬剤師さんから、こうした状態でのプール使用は、保健衛生上危険を伴うとの指摘があり、これ以降プール開放は断念せざるを得ませんでした。

 この後も、保護者から何度もプール開放再開の要望がありましたが、願いをかなえることができず、子供たちはこれ以降、プールで水泳ができずに、暑い夏を過ごしたと聞いております。

 また、腰洗い槽の水を抜くと、プール下の民家から、水を抜かれましたかと苦情が寄せられたと聞きました。このことから、プールの排水が、排水施設以外に漏れていることが推測されます。このプールは、昭和47年度に設置されたもので、30年以上、幾度となく補修を繰り返しながら、現在を迎えており、新市においては4番目に古いと聞いております。

 老朽化と、それに伴う排水の問題、民家の影響等々を考慮したとき、この際、グラウンド排水路の整備とあわせて、プールの全面改修を行い、学校教育、社会教育の充実と、民家の被害防止に取り組み、関係者を初め、地域住民の要望にこたえるべきと思いますが、お考えをお伺いいたします。

 これで、1回目の質問とさせていただきます。





○議長(青木賢次君) 市長。

  〔市長 野村興兒君登壇〕





◎市長(野村興兒君) ただいま井関議員から、大きく二つの問題、初めの問題は、田万川の団地造成。要は、積極的な一つの施策を展開してやってみてはどうかという御提言でございます。2番目は学校教育施設ということであります。

 最初の遠見団地の話でございますが、まさに、議員御指摘のとおり、去年の12月定例におきまして、具体的に団塊の世代を見据えて、少し積極的な施策展開ということで、既に田万川町時代に開発がされています土地を分譲して、団塊の世代に提供してはどうか、こういう御提言をいただきました。

 年末、本当に差し迫った時期に見学に、実地の視察にまいりましたが、そのときはお立ち会いいただきました。見る限り、大変好条件かなというのは、今御指摘のとおりでありまして、とにかく飛行場に近い、ゴルフ場に近い、温泉もそばにある、海も山もそして果樹園も近くにある。この田万川の道の駅も、そしてまた、JRの駅にも近い。こういったことでありまして、こういった条件であればという思いを、非常に強くいたしまして、これはいける可能性があるかなと言ったつもりでありまして、2年後に何とかってとこまで約束したことではございません。確かにおっしゃるとおり、これは一つのアイデアかなと思ったのは、その御指摘のとおりでありますが。

 そもそも、いわく因縁、経緯をお話しさせていただきますと、私も十分知りませんでしたが、平成8年に事業計画ができました。これは道の駅の造成用の土地を、山を削りまして、その結果平地となった土地、これがまさに今の御指摘のところでございまして、平成11年に土地開発公社から、田万川町に移されたようであります。そのときに公社としては、宅地としての分譲をある意味では断念をされた。こういうことであります。しかし、そういった土地が現にあるということ、そして御指摘がありましたように、団塊の世代の問題、こういったこともあります。

 今、周辺残っておる用地の交渉の話も、実は全く手つかずで動いてないわけではないわけでありまして、土地の地権者とも接触は継続しているようであります。

 そして、私どもが懸念しておりますことは何かといいますと、まさに団塊の世代の関係でございまして、確かに全国ベースでいいますと、国土交通省のいろんなアンケート調査によりましても、東京圏でもですね、地方に移住したいと、そういった希望者が実はかなりある。40%近くもある。地方回帰の希望が非常に多くなってる。山口県のUターンに関する調査によりましても、山口県へのUターン希望、実はかなりあるようであります。22%ある。こういうふうなことであります。そして、今まさに私どももその団塊の世代を一つ対象にしました定住促進を図るというプロジェクトチームを今つくっておりまして、今むしろこれは定住総合相談窓口っていうのをつくっておりますけれども、いわゆる空き家情報バンクということでやっております。ここには創設以来、100件を超える近くの実は相談が寄せられていますが、これは看板が空き家でありますから、そういうふうな新築とか、分譲とかっていう話ではございません。

 どうも、全体の動きを見ていきますと、今の団塊の世代の退職者ないしは退職予定者の方々は、かなり経済的に厳しい環境にあるようだ。実は私も大学時代の同窓会を、最近本当に初めて参加をいたしましたけれども、同期生、ちょうど私ども定年退職が直後であります。かつては大手企業のですね、サラリーマン退職者は、かなり裕福でありましたが、やはりリストラ等いろんなことがあったんでありましょう。かなり厳しい生活状況です。退職後、親企業は余り面倒見てくれない。したがって、経済的な余裕はそれほどないといってまして、これは、ほんこの間、10年20年前の姿と全く変わってきてます。これだけやっぱり10年間以上続きました経済の停滞、そして大リストラというのは、大きな影響を与えてるのかな。こういう思いを非常に強くいたしました。

 今いろいろ相談関係の方々の話を聞いても、圧倒的に古い家でもいいから、借家ができないかとか、そういう家を地方に建てるという方はないわけではないんですが、かなり希望としては少ないということなんですね。

 事実今、萩市におきまして、市が分譲しております4団地ございますが、むつみ、あるいは田万川のあの蕨台であります。まあ条件が悪いと言えば悪いものでありますが、旭にもございますが、この4件についても、全くいろんな意味で、広報しております。対外的な、関東、あるいは関西含めて今からやろうといってるんでありますが、実は照会がない。どうも、新しく土地を求めて家を建ててということ、そういう意欲が、なかなか経済的な理由が中心だろうと思うんですが、結びつかないんではないかという懸念を少し持っております。

 したがいまして、今井関議員から昨年御提言をいただきました、こういう積極的な御提言はですね、私も大好きでありますから、ぽっと乗りかけて、わあっと思ったんでありますが、ちょっと待てよと。やっぱり少しですね、需要調査みたいな、マーケティングをやらなくちゃいけないなと、こういう思いであります。どうもですね、今残っている土地もそういうふうな形でありますし、もしいろんな意味で他地の様子を聞きましても、そして遠見団地とすぐ近くの要するに平地の方、川のそばの、4件土地が分譲されていますが、相当昔に1件売れただけで、3件そのまま残っておりまして、そういったようなことも考えますと、少しこれは慎重な対応が必要なのかなと。

 もう少し景気が回復して、いざなぎ景気の58カ月を超えたっていわれておりますが、どうも、設備投資や輸出やそういったものの寄与度が大きくて、まさに国民の消費という、国民の言うならば、給与所得を含めた所得から出てくる消費というものの伸びが大変少ないっていうか、いまいちだと、こういう話であります。

 こういう中で、本当に今分譲して、多額の投資をして大丈夫かなという思いを少し持っています。もう少し時がたてば、もう少し景気が拍車がかかり、所得の方も消費も伸びていくのかなという思いもあります。

 したがいまして、もう少し様子を見たい。様子を見たら、恐らくそんなことは間に合わないと、こういう第2質問になるかもしれませんが、かなりやっぱりこれだけのダメージを受けたデフレスパイラルの大不況はですね、かなり爪跡を残しているなという思いを強くいたしました。

 したがいまして、ここは土地の問題として、あと選択肢はどうなんだっていうことでありますが、しばらく様子を見て計画を考えるか、あるいは他の公共目的の土地にするのか、あるいは民間の活力を生かして、そこで宅地分譲等にですね、土地を処分をするか。そういった選択があろうかと思います。そういったことをですね、もうちょっとですね、考えさせていただきたい。かなり慎重にならざるを得ないな。一方で、もう少し財政もしっかりですねしておれば、こういったことも対応可能だと思いますが、恐らく旧町時代もですね、そういった思いがおありだったからこそ、なかなか判断に迷われたんではないかと。

 あれだけの土地が、しかも191号のすぐそばでありますし、至近の距離。先ほど来からお話がありますように、環境としては相当いいものだと思います。私も行って、そこで本当に、井関議員がおっしゃるからまあ、半信半疑でもありましたが、環境はいい。だから、本来であればですね、「えいやっ」と言って口まで出かかったんでありますが、その後で止めたつもりでありますけれども、本当にそういうふうに受け止められてしまいました。

 2年間程度っていうのは、まさに団塊の世代、いよいよですね動き出すということでありますから、やるとしたら今なのかなという思いも持ちました。しかし、こういったいろんな財政状況も、相当あと回収できれば、そりゃ本当に御の字であります。経済効果もあり、要するに田万川の賑わいのもとになるわけでありますから。かつ、そういった意味での経済効果があり、歳出でもちゃんとですね、裏打ちが取れるというのであれば、これは最良のプロジェクトかなと思ったんでありますが、何となくですね、その後いろんなところの団塊世代の誘致の姿を見ていますと、何となくみんな、都会でしっかり稼いでもらって、年金を持って帰ってください、退職金を持って帰ってくださいと、こういって思っておりましたけれど、何か姿がですね、何か皆元気がないんですね。本当に元気がない。こんなふうにやはり日本経済は疲弊してきたのかなと思うほどであります。

 そういうことでありますので、まあしかし、決してこれは忘れてるわけではありませんので、しっかりした判断をして、あれだけの土地を有効に活用していくこと。遊休地じゃないかということ。平成11年から放置されてきたんですから、そういった意味では御指摘をいただきましたこと、本当にありがたく思っているわけであります。

 何とか、こういう話があるぞというんだったらですね、すぐまた飛んでいきますので、よろしくお願いをしたいと思います。

 それから、いま一つ2番目の中学校のグラウンドの排水の話であります。また、中学校のプールの話でありますが、こういうお話を聞きますと、やはり急に合併をしてからできた話ではなくて、旧町時代にまああれだけ田万川の中学校、立派なものをつくられました。そして恐らく財政運営で非常に難しくて、そこまで手が回らなかったんだろう。こういうふうに拝察をするんでありますが。

 とにかくこういった、場合によっては丘の上みたいなところにあるわけでありますから、周辺の住宅の問題。これは今井関議員からの御指摘のとおりだと思います。そういうもし、不安をお感じになるようであれば、これは早急に手当が必要だろう。

 したがって、特に排水路の話は、あと詳しく教育長の方からお答えいたしますが、写真だけを見ました。こんな状態ではというふうな思いであります。プールの話も聞きました。教育長の方から、その対応について今から詳しく話をいただきますが、市としては、とにかく住民の皆さんの安全にかかわるような話は、しっかり対応していきたいと思います。

 詳しくは教育長の方からお答えをさせていただきたいと思います。

 以上であります。





○議長(青木賢次君) 教育長。

  〔教育長 岩崎 肇君登壇〕





◎教育長(岩崎肇君) 井関議員から、田万川中学校の施設整備について、2点御質問をいただいております。1点は、近接した民家等の安全に十分配慮したグラウンド排水路の整備についてであります。また2点目は、老朽化した著しいプールの全面改修についてであります。順次お答えをいたしたいと思います。

 1点目の、近接した民家等の安全に十分配慮したグラウンドの排水路の整備についてでありますが、当該排水路は、田万川中学校北側法面にコルゲート管を設置してます。U字管のようなコルゲート管を設置して、グラウンド排水を行っているものであります。

 しかし、これまでの大雨等によりまして、周辺の土砂が流出し、土石が下流に落ちることにより、コルゲート管が破損していったものだと考えます。

 この状態は合併前のもので、これまでブルーシートを敷き、土のうを積み上げることで応急処置が行われてこられました。完全なものではないため、排水をうまく流すことはできないで、漏れた雨水により、さらに土砂を削るという悪循環を繰り返しているものであります。排水路の下流には、御指摘のように、民家や郵便局があり、周辺排水路の機能に影響を与えています。

 本年8月11日に現場を確認し、この改修を行うため、来年度の予算措置を予定しています。具体的には、破損したコルゲート管を撤去し、グラウンド表面水排水用のベンチフリュームというU字管じゃなくて、そのベンチフリュームの設置及び法面の暗渠の改修を行うことといたしております。

 次に、2点目の老朽化が著しいプールの全面改修についてであります。このプールにつきましても、今申しました同日、8月11日に現地確認及び調査を行いましたが、その場では水漏れの箇所は特定できませんでした。

 当該プールは、議員が先ほど申されましたように、一番古いのは椿東小学校、昭和36年建設ですが。続いて佐々並中学校、昭和45年建設です。そして明木小学校は昭和46年であります。その次の明倫小学校、育英小学校と並んで、御指摘のように市内でも4番目に古い施設で、昭和47年に設立されたものですが、小学校低学年や、保育園児も使用可能な小プールも備えており、大プールは7コース。幅が16メートル、長さが25メートルある立派なものであります。大プールと小プールの間には、100ミリの連結管がつながっており、水の循環は一体的に行われる構造になっています。

 漏水の原因究明については、調査期間が必要で、修繕工事にも時間を要するということから、今議員が申されましたように、今年度のプールの使用は断念せざるを得ないと判断いたしました。

 大プールでは補給水の給水口、小プールでは循環水の給水口がある位置で漏水が止まっているということから、補給水の配管、あるいは給水ポンプから各プールへの、給水管のどこかで水漏れが起こっていることが考えられ、プールを一たん満水状態にして、バルブを閉めたり、給水口をふさいだり、水位の下がり具合を調査いたしました。結果、循環配管の小プール周辺給水管が漏水していることが、ほぼ特定できました。ほぼではございますが、まだその他の可能性として、大プールの給水の配管も、漏水の可能性があるんじゃないかと考えています。

 以上のことから、来年のプール使用に間に合うように対応することはまず先決と考え、来年度において、補修に必要な予算措置を予定しております。

 当面の対応を行うこととして、議員御指摘の全面改修については、今後の検討課題といたしたいと思います。

 以上でございます。





○議長(青木賢次君) 6番、井関議員。





◆6番(井関稔君) 6番、井関でございます。2次質問は控えたいと思いましたけど、やはり市長、教育長の答弁は少し物足りないので、2次質問をさせていただきます。

 1点目の遠見団地の件でございます。市長は平成8年に計画されたと言われましたけど、平成7年の間違いではないかと、私はかように思います。

 それで、今かの地は、道路も市長が来られたときは、まだ道路はできておって舗装はされておりませんでした。現在は立派な舗装もし、遠見団地、町民センターまでの間の大変いい道路ができております。ということで、ここを利用せん手はないと思います。

 過去、田万川町時代においては、まず、道路をつくると、これが先決であると。道路をつくってから、宅地造成、宅地分譲等を考えるということで、市長が言われたこととは全く違うと思います。財政的なものもありましたけど。

 そういうことから、もう一度、あの大事な遊休地を、草ぼうぼうに生やらして置いておくのがいいのか、それが市長のお考えなのか、お伺いを申し上げます。

 立派な土地があるのに、それをなぜ利用されないのか。早くやっておかないと、お金のある人は、他の地に皆土地を求めていかれる恐れもあります。それと、下の方に3、4件分譲されたと聞いております。昔1件売れたと言いますが、昔といえば何年なのか、私が知ってる限りでは、あそこは3、4年前に造成されたと。1件。そのように聞いております。そこで、昔とは何年なのかお伺いしたいと思います。

 また、2点目の老朽化が著しいプールの全面改修について質問をいたします。

 漏水箇所のみの部分改修を行うということですが、来年度のプール開きの前に水を張ったときに、修理箇所からまた漏れると、1年間子供たちがプールを使えないということになりますね。これが最終的な判断なのかどうか。その箇所で特定できるのかどうか。再度確認したいと思います。

 田万川中学校では、1年生のみの水泳授業が8時間あります。しかし、本年度は2時間しかやってません。この8時間の授業をもしできなかったらどのように履修させるのか。高校の履修問題は萩市にはありませんけど、市内各域にも、プールがあるところ、ないところあります。それぞれそのように組んでおられると思います。それを着実に実行されておるものと思います。しかし、田万中では、このような授業ができないとなると、教育長はどのようにお考えなのか。

 また田万小学校では、1学年当たり16時間プールで水泳を行っておるところです。この問題をどうされるのか。もし、漏水が起こって、プールが使用できなかったことを申し上げておるつもりです。そういうときには、小川まで15分かかります。往復で30分。いろいろかかって、2時間の授業で行って1時間しか泳げないと。須佐まで行っても同じことです。だからどのように対処するか。なったから、起きたから、こうでは済まんと思います。今からその辺も考えて対処方法を熟慮してください。

 また、保育園児では、集団的な遊びに対するルールを身につけてたり、楽しみながら水になれ親しむことができる。また、泳ぐ前段階としての体つけ、顔つけ、バタ足、ビート版使用のけ伸び等、園庭ではできないことがあります。これが小児用プールを使うとできるということです。

 このように、田万川中学校プールは、効率的というか、効果的に利用されております。学校教育に多大な貢献している施設だと私は思います。

 高所にあるプールで、100トン以上の水が流れて、これがどこに流れたかわからないということはいかがなものかと。高台にあるということは、プールを地質調査をするにしても、プールの下で水が滞留しておれば、わからないということになります。この際、プールの全面改修をされて、新たに地質調査をされ、新たなプール建設をしてほしいと思います。

 未曾有の豪雨が起こった場合等々には、このプールと相まって、相乗効果で、山地崩壊が起こるんではないかと。山が全部一挙に崩れ落ちると。191号まで山が押し流されると。そのようなことも懸念されるので、私はプールの全面改修を訴えておるわけでございます。

 教育長、市長の答弁をお願いしたいと思います。終わります。





○議長(青木賢次君) 市長。





◎市長(野村興兒君) 遠見団地の事業計画でありますが、7年の2月に町より公社へ依頼をした。そして、いわゆる事業計画の成果物が出てきたのは、平成8年の2月とこのように聞いたものであります。平成8年に計画ができたと、こう言ったんであります。恐らく依頼されたのは、平成7年だろう。だから、井関議員の言われるのも間違いではないし、私が言ったことも間違いではないと思います。

 そういうような経緯でございますので、御理解をいただきたいと思います。

 それから、遠見団地そのものも、道路の舗装があったではないかとこういう話であります。平成11年に、公社として宅地分譲することについては、一応これは断念されて、町の財産になったわけであります。したがって、そういった段階での議論があったんだろうと思います。恐らく。私は詳細知りません。

 そういう中で、今言いましたように、分譲地をもって分譲した場合、これは分譲するためにはいろんな水道とか、あるいは下水道とか、こういったものを今から工事をしなければいけないわけで、その工事はまさに、市の言うなれば費用としてやる。今、公社はなくなっておりますので、開発公社という形で運用することも可能でありますけれども、そういったようなことの場合、いずれにしましても、この分譲地が売れるかどうかっていう一つの判断。そういった中に、その付近のいわゆる川のそば、道の駅に近い方の平地の分譲が、民間事業として行われておって、その四つの区画があって、それがまだ三つ残っているという話であります。これがいつどうなったのかという、これはちょっと私も時点は知りませんので、これは田万川総合事務所長が来ておりますので、その時点の話はそちらから答弁をいたします。

 いずれにいたしましても、先ほど申していますように、もし、こういう情勢の中で、本当に土地を買ってくれるだろうか。今萩市全体で、四つの地区の分譲地を、今いろんな広報誌に載せてですね、やっておりますが、引き合いすらもないというのが状況でございますので、まあしかし、条件は違うかもしれません。その中には、田万川の地区の一区画もございます。

 そういうようなことを考えますと、これ大々的にかなり投資をして今からやるわけですから、そういった費用対効果をどう考えるか。今おっしゃるように、もし、田万川の地区にそういった土地分譲をという話であれば、民間事業としてやることも考えられるだろう。その判断はですね、私どもが公共の立場でこの分譲をやるか、民間の事業者、もしそういった希望の方があれば、土地の処分をして、そういった条件を付して処分をするか。あるいはもう遊休地ということで、条件を付さずに処分をするか。あるいは他の公共目的の土地として使うか。それともしばらくマーケティングっていいますか、様子を見極めながら、やれると判断する段階があったらやるかとか、そういった戦略だろうと思うんですね。ちょっと今、1年経った今で、そういう選択ができておりませんが、そのあたりについては、十分熟慮の上、決定をしたいと思います。

 それからもう一つ、今のプールから始まった一連の話でございます。とにかく、先ほど教育長が答弁いたしましたように、十分皆さんにそういった危惧があれば、対応することはもちろんでありますが。

 プールの話は先ほどお話をしておりますように、とにかく応急的な措置で大丈夫だと判断できないんだと思うんですね。これ完全無欠、100.00%っていう話かって言われると、かもしれませんが、まあ一応大まかなところで見たところに、漏水の原因が特定できれば、そういうことだと思います。

 今もし、全面改修をするとすれば、恐らく2年後になると思うんですね。その間、プールは使用停止になります。とりあえず、そういう形で、応急的なといいましても、原因がちゃんと解明できれば、一つの対応策だろうと思います。その過程で、もしこれはだめだと判断になれば、これはおっしゃるとおり、全面改修です。

 4番目に古いと言われました、まだ椿東小学校とか、明倫小学校とか、その大きいとこの小学校は全部皆実はこの時期につくっておりまして、育英小学校もそうでありますが。今、現時点でどうもない。こういう話であります。ただ、丘の上っていいますか、丘陵の上のプールでありますから、状況はおっしゃるとおり、他の場合と違う。漏水があればいろんな影響が出てくるだろう。こういう御懸念は、御指摘のとおりだと思います。

 いずれにいたしましても、今検査をした結果、これは職員が検査しますが、ちゃんとした専門家も含めてですね、ちゃんと見て、これが漏水原因だっていうことになれば、その応急処置で恐らく対応できると思うし、もし、応急処置でだめだと判断であれば、おっしゃるとおり。

 いずれにいたしましても、この利用に当たりましては、須佐地区のこの夏はプールを使われております。保育園の方はですね、いろんな応急的な、何かビニールの大きなプールとかいろんな物があるんですね。そういったこともちゃんと私も実はこの話は、今回御質問があって初めて知りました。だから、そういったこと、応急的な措置はいくらでも取れますんで、十分な対応を考えていきたいと思います。

 なお、教育長から補足がありましたら。





○議長(青木賢次君) 教育長。





◎教育長(岩崎肇君) 第2質問の1点目ですが、水泳の指導を小学校では、16時間が11時間になった、あるいは中学校では、8時間が2時間になったということであります。これは、プールが使用できないからということなんですが、その場合、小学校、中学校の学習指導要領に次のように記載されてます。

 水泳の指導について、適切な水泳場の確保が困難な場合、こういうふうに使えなくなった場合、そういう場合は、水泳の事故防止に関する、そういう水泳指導を扱わないことができるけど、水泳の事故防止の上に関する心得等について、プール以外の教室等でやるというふうにうたっておりますので、8時間が2時間になっても、未履修ということではありません。

 それから、いわゆるプールの漏水が原因で、中学校のグラウンドの排水状況が悪いんじゃないかなというようなニュアンスのこともございました。プールとグラウンドの間には、議員御存じだと思いますが、90センチの側溝があります。で、その90センチの側溝を見ると、レベル的にはプールの漏水の想定箇所よりも、1メートル深く設置してあるため、漏水がグラウンド側へ浸透していることは、非常に考えにくいわけでありますが。まあ100トンを超える漏れた水がどこへ行ったかということの謎なんですが、その漏水が判明した時点から、地域事務所においては、周辺の状況を調査してもらっております。目立った影響は確認できなかった。地下浸透の可能性が高いと考えられておりますけれど、グラウンドの地質としては、もともとよくなくて、雨水が浸透しづらいものとお聞きいたしております。

 また、グラウンドの構造上として、どこのグラウンドでも水はけをよくするために、中央から周辺に少し勾配をかけております。その勾配への関係で、御指摘の排水路の上部周辺のグラウンドに、水が集まりやすくなっていること。また、周辺の側溝に土等が溜まっているためと考えています。

 水が溜まりやすい部分には、真砂土を敷いて、周辺の側溝の適正管理を行うことにより、解消されるのではないかと考えています。何よりも、応急措置っていいますか、来年度から使用できるように、全力を尽くすとともに、グラウンドのいわゆる法面の崩壊等についても、全力をかけて対応したいと考えています。

 以上です。





○議長(青木賢次君) 田万川総合事務所長。





◎田万川総合事務所長(美原喜大君) 民間分譲の時期はいつであったかという御質問でありますが、はっきりした資料をここに持ち合わせませんが、私の記憶では、平成15年前後であったと記憶しております。だから今から3年前後前というふうに記憶しております。

 以上です。





○議長(青木賢次君) 6番、井関議員。





◆6番(井関稔君) 再度、最後の質問でございますが、教育長にお尋ねいたします。私は、グラウンドとプールの水との関係は申し上げたことはございません。グラウンドは、ため池を埋めたことにおいて、地下浸透の水がどう流れておるか、そのあたりで3塁側のどこの付近がぬかるんでおるんではないかと、これが未曾有の豪雨が降ったときに、崩壊、もう大崩壊につながる一歩手前でした。そのときに、今災害復旧をされておりますけど、そのことで、また未曾有の大災害が起きれば、それが一気に崩壊する恐れがあるんではないかということで、調査等お願いするものでございます。プールの水については、何も私は一言もグラウンドの方へ行ったと申しておりません。プールの水がどこへ行ったと、地下浸透だけならよろしゅうございます。はっきり言って。それはどこかへ流れた。

 本当、地下浸透でも、穴が開いておったりとか、いろいろして、プール開放して、いきなり過去何度も修理されております。莫大な金をかけて、田万川町時代、修理しておると思います。私もそのように聞いておるから、今補修するより、新たに大改修された方がいいと申し上げたのは、何百万もかけて修理して、また億単位の金をかけて全面改修となるとむだではないかという観点から、今から申し上げたつもりです。今からやれば、2年後にできると市長は言いました。1年待ってやりゃ、3年後になる。そのあたりで私は質問しとるわけでございますので、やはり学校教育というものは、学校施設というものは、安全でなければ教育はできないと思いますが、教育長、どのようにお考えです。

 終わります。





○議長(青木賢次君) 市長。





◎市長(野村興兒君) プールが今までどういうふうな形で補修、改修をされてきたかっていう、ちょっと履歴を私も十分承知しておりません。恐らく教育長も同じだろうと思います。それほどたびたび回を重ねて改修をされたとかですね、そういう話のようには、必ずしも聞いておりませんでしたから、だから、今担当者が、専門家が見てですね、これはこの部分で漏水があるから、その部分を手当をすれば、当面は大丈夫だという判断であれば、やっぱりそれに従うべきであると思いますし、そして、根底的にコンクリの老朽化が激しいとか、そういう話であれば、これはもってのほかなんですが、まだ、この田万川のプールよりも古いものが、実は4番目といいましても、実は4番目のときにですね、あのときにどっと皆つくられたんですね。明倫も育英も皆同じ時期なんですね。まあそういうような状況等もあります。もう1回よく精査をしまして、当面はそういうような形で、応急的な処置で何とかいけそうだと、こういう今報告なもんですから、もちろんこれは担当者の話でありますから、専門家によく念査をさせまして。

 今崩壊の恐れって、これはため池時代の崩壊の話ですか。それともグラウンド時代の崩壊の話ですか。プールで山が崩壊しようとした。そういう、初めて聞きました。十分また調査をしまして、対応を考えていきたいと思います。





○議長(青木賢次君) 教育長。





◎教育長(岩崎肇君) 議員が御指摘のように、学校教育、学校指導、安心安全が、水泳指導だけではなくて、すべて第一義であります。その安全、安心に向けて、全力で学校教育に努めたいと思います。

 以上でございます。





○議長(青木賢次君) 井関議員の質問は終わりました。

 ここで、10分間休憩をいたします。

     午前10時56分休憩

────────────────────

     午前11時09分再開





○議長(青木賢次君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。

 続いて、質問順位12番、近江議員。8番、近江議員。

  〔8番 近江郁宣君登壇〕





◆8番(近江郁宣君) 残すところ今年わずかとなりました。昼前のおなかもすくときでしょうが、しばらくの間のおつき合いをお願いいたします。

 どういうお話からしたら市長さんにわかっていただけるかな、と毎日悩むのに頭痛がいたします。

 一番の問題は大変市民の方に興味を持たれておりますので、できたら第2質問、第3質問くらいに進みたいなと思いますので、2番の道路問題は次回に回しまして、下ろさせていただきます。

 この市民球場の問題についてはもう2年もその上も前から、まだ言うかいというほど言わしていただきました。実際のところ私としても自分でもあきれるほどで、もうやめようと何度も思いましたが、何しろ住民の方々の声が強いもので、なかなか引けないのが私のつらいところでもあります。実際のところ自分の選挙をやるよりか、この方がよっぽどえらいのうと思って思うくらいに思っております。

 球場を解かれて問題は、この縄だけ張って、約1年間置かれた。今まで市民の方はあれがあるときには何とも思わずに、ただ利用をして過ごしたわけですが、1年半これを過ごす、急に本当に不自由なことがわかったような状態です。だからこの話も議会では大体通ったのにまだあれを言いよるのかということが議会の方も多いかと思います。けれど住民の方からしてみると、これだけずれがあるわけであります。

 あれを約4,900万円という金をかけてあのコンクリートをのけたのですが、今になってあれは惜しいことをした、置いとけばよかったね近江さんという方もあちこちで耳にいたします。ただ、議会を通過するのをやはり議員も住民の声をある程度耳にして、こういうことは決めにゃいけんもんじゃないというふうに今ごろつくづく感じております。

 あの球場の観覧席だけが使っても、中身だけおいてくれというのが住民の声でありますが、あれが観覧席だけで約3,260平米ですから、坪数にすると988坪、これだけが駐車場だけでもふえたわけですから、そう大きに影響もないのではないかと私も感じております。

 その中のお話の一環として、実は10月の16日に新谷県議の新谷杯で、グラウンドゴルフがウェルネスパークでございました。後に10月の30日に田中県議さんのグラウンドゴルフ大会がございました。その際、私たちはこの大きさの机を持って、この署名のブックを持ってまいりました。4冊おいてあるのですが4冊では間に合わない。黒だかりになってこれにみなが頼むで、頼むで、本当にお年寄りが目をうるまして言われる方もたくさんおられました。

 その中でも一人の男性は、わしは実は退職して萩が住み良いと思って帰ってきた。しかし萩市民の人はばかばかしい、人がいいというかおとなしいですね。何でも文句が出んのですね。私もこういうことは全然あると思わなかったという方もある。中には一人の男性のお客様は大変勢いのええ方で、議員、お前らがつまらんから、ついにはばか者のように言われましたけれども、その中で奥様方の中で、そんなことは言うものじゃないといって止められる方はありました。また、その中の御婦人の中でも特に目を輝かせて言われるのは、市長さんはどういうことじゃろうか。大体私らが思うのには、この年をとって戦時中戦後、この萩市を支えてきたのは近江さんだれと思っちょってかね。400人くらいの黒山になった方が大きな声で言われますので皆聞いております。じゃ、その言葉は市長さんに言ってくれと、いや、あんたらにも責任はある。とそういうふうな交わし方もいたしました。

 で、約450名の選手の方がそろわれて、この年になって本当にこれは楽しい、いいことと思うけど、ここまで来るのが非常に苦痛だ。当日はタクシーも相当まいりました。タクシーに来られる方もある。前にも申しましたが上野地区なんかは交通事故の場合には責任の取るあれがあるので、相乗りは禁止にいたしておりますということでしたが、その今まで椿東区ではよそはわかりませんが松本市とか、新川地区とか、もう老朽化して運転手がおらん。だから行きたいけど行かれない。

 で、この署名運動をひとつしてみようというので、一つの会場で一日に400人の方があの署名をしていただきました。4冊に。でまだ50人くらいなるのじゃないか。1組ほど、近江さんはいいけど私らここは近いからの。こらえておくれいの。というのが1組だけございました。後はなぜかと思ったら、裏の野球場の方の駐車場の入り口から入られた方が署名を落とされになったと私もお思います。

 ですからほとんど椿東地区を私が回るところで、近江さん、それはあの中ではありましたけれども、公園もいるでの。公園も欲しいよという声もたまたまありました。ですから、その方に、あの、奥さん、公園はお宅は、期待しちょって公園はどういう公園ですか。公園でもいろいろありますが。

 そしたら、実は孫を連れて遊びに行くところが萩には少ない、いつも孫がどっかばあちゃん連れて行ってって言ったら長門へ連れて行く。あそこなら半日からおよそ一日遊ばれる。だからせめて長門のくらいは萩市はつくらにゃ恥ずかしかろうでの。ま、そういう方。そういうふうな公園の話を聞くと、みな孫を遊びに連れて行くのは長門へ行くというのが非常に多いのです。私が聞いた中では。ですから、私も11月の7日、あの日はちょっと雨上がりで寒い日だったですが、私はわざわざ長門まで見に行きました。

 ルネッサのところへ行ってみたらなるほど、ここなら子供が遊べるし、親も安心して遊ばさせれるなという感じたわけですが、これは萩市の市民球場にはできません。この遊具が調べますと遊具だけで約1億3,000万円、長門市が出してつくったものであります。で、これを萩市にはめるのなら、陶芸の村の山手側はまだ、市が買ったもので大分残っておりますがその辺か、むしろウェルネスの方へ持っていくか。

 この黒山にたかったウェルネスにたかった方々の中から、近江さん、市長さん逆に考えとってじゃないかの、何が逆か、若い者がこっちに来て、私らをあっちにおいてくれるそが本当じゃないか。どういうふうな考えをしちょってか。それは私に言うたて、そりゃ市長さんに言うてもらわないとだめだ。

 市長さんは怖い。市長さんは怖いという声ばっかりです。怖いことはないよ。優しいよ。だから、大変その、というのは私が考えてみますのに、昭和の二桁以前に教育を受けた人は目上の人に意見申すなんてことはとんでもないことだったのです。大体。そういう教育を受けた方々ですから、今の若い者は警察のおじさんじゃろうが学校の校長先生だろうが、みなお友達みたいな気分ですぐ市長室でも行くし言えますけど、昔の人はそれをよう言わんのです。

 ただ私たちのような議員には言いやすいから、あのように目をむき出して言われると思いますが、私は行政は市民が主役であるということをいつも最初から一遍も抜かしたことはございません。自分たちの考えだけで行政は前に進んではいけない。住民の立場に立って住民を大切にするのが行政であると。これを私はいつもここに上がって申しておりますが、これはよく考えていただかにゃいけん。

 あの場におられたら議員の皆様方でも、恐らくあんな過ぎたことを言わなくてもと思われるでなしに、じゃ、やっぱりおれは住民の、やっぱりみんなに選ばれた人だから、やらにゃならんと、かように思われることは間違いないと思います。それは思われん人だったら議員じゃない。

 私は、本当こんな嫌われ役は言いたくないけれども、多くの市民の声をやはり慎重に取り組んで、生半着で物事を進めるべきではないと思います。

 なお、話をすると3番目の分と混じってしまいますけれども、市民の中には、近江さん確かこの前、600億借金があると言うちゃったやろ。おう、そりゃあります。今は。合併前は三百五、六十億くらい今は六百億ありますよと、一人頭で割ると萩市に一人が今約110万という借金がございます。その借金があるのに、今後々金がかかるようなことをなぜせんにゃいけんか、今しばらく終えて私もゆっくり考えてやっても間に合うと思うわけであります。

 また、うちの町内でも、実は松陰神社のすぐ前に、あの町内のごみの集積場が上野の方に向って、網で張ってこしらえるところがある。手前が松浦松洞さんの、あの公園があります。この公園も前々から、何年になりますかねあの前から、言うとなかなか予算がないので手が届かないというのですが、上の木がうっそうと茂っております。手で押さえたくらいの公園が、なかなか守ができん。そういうのに今、中央へ公園つくって、どねーしてそれをやっていかれるのじゃろうか。ほっててもさえ小さい公園でさえなかなかできん。

 まあ、そういう声もあります。あそこはちょうどバスの停留所でございますので、観光客が捨てるそを見たわけでもなけんにゃ地元の人が捨てたそを見たわけでもない、ごみはいつもあるわけであります。のけてものけてもごみが沸いてくるような形になります。まあ、地元の方がその気で朝回ったり、夕方回った人が拾っておるということを聞いておりますが、まあ、そういう声もあるということでございます。

 ですから、このグラウンドをくいを打って縄を張っておくのではなしに、とにかくオープンにあの中のグラウンド中の境に縄を張ってるその中は、今までどおりに使えるスポーツだけは使わせる。全面的に使わせる。そのくらいの市民に対しての愛情はあってしかるべきと私は思うわけであります。

 どうも私がこういうと、もう汽車は関門トンネルを過ぎて九州の方に行ったのに、まだこっちの方の話をすると思われる方もおられるかと思いますが、実は、最近ではこの群馬県の太田市、ここはこの市役所、庁舎を21階を建てるというので、もう議会でも決定して進めた。ところがこの不景気のときにまあ人口は21万7,500人という都市なのですが、市民の声が挙がったので、その途中で中止にして、10階とか11階にしたそうです。これだけで大体150億というお金が浮いたというのがこの例の一つです。

 ですから、市民球場なんかはまだそう金をかけたわけじゃない、ただ、市報に、私たちはこれを始めたら市報にすぐ出されました。ですから市民の方は、近江さん、あの話は解決がついてよかったねと電話はかかるし、あれではーええじゃないかね。こういう電話がばんばん入るのです。ですから私はいえいえそうじゃないよと。あれはグラウンドの中の4分の1か3分の1くらいを活用しますよというのですから、まあ、普通の河川公園か、近所の方が行って楽しむ程度で、あなた方が希望している小さな4コートか3コートつくって大会がここでできる、ウェルネスパークは1年に1回、多くても2回行ったら済むよというようなグラウンドに使うようなグラウンドではありませんよと。いや、そりゃさばけん、それならぜひまたと言うのでまた今運動が起きてるような形でございます。

 それが現在です。大体これを最初に10冊ほどこしらえましたが、余りにも皆さんが御協力が多いので今現在大体50冊、市内に出すようになっております。

 特に三見、大井の方はわしらには余り関心がないからと言われますけれども、関心がないといっても実際のところここにウェルネスに行く、この子供たち、中高ですね。自転車で行く。前にも話しましたけれども、橋本川からこのまちの方の側の子供はみな金谷の土手を自転車で飛ばしていきます。ですから、また、スポ少のお世話をされる方も、近江さん、それはね、向こうで待つけど、まともに来てくれればいいが、けがをせんにゃいいがと、そして夏だったらぶち鍛えるとひょろひょろして帰る。帰りに事故なしに家に着けばよいが、こういう心配が多いと。まあ、できれば、ヤンチャーズにせよ椿東クラブにせよマイクロ1台ずつ買ってもろうちょきゃ安心だけども、今の状態じゃ非常に不安だと。

 それと、前にも申しましたが、子供でも、皆さん方でも同じでしょうが、スポーツするのに誰も見てないところで一生懸命でやりますか、歌を歌うにしても、踊りを踊るにしても、誰も見てないところで。

 今日は市民館で市長の報告会があります。3人か5人来て報告会になりますか。力が抜けるでしょうが。そのように前にも申しましたけれども、今まではコンクリだったけれども、今度はちゃんとネットを張れば、小さいときの子供の時代から、おばあちゃんやおじいちゃんとあそこを散歩をしても、お兄ちゃんやらお姉ちゃんがそこでスポーツをやってるのを見たら、自然にそのスポーツを覚える英才教育にもなるし、お年よりもそう短いところでじゃんじゃん楽しく使えば、介護予防、すなわち福祉のお金が半減するというのは私は前から言っておりますけど、これは非常に私は大事なことと思う。

 今のままで言われるとおりに進めたら私は萩市のスポーツ振興ではない。スポーツ後すだりになると私は思うわけです。振興じゃない、後すだり。

 それから、また前にも申したか知れませんが、滋賀県の栗東市、これもJRの駅で500億から投資して、大方形をつくりよるのに、住民がいらない、そんなものいらない、金をかけることをやめてくれ。そこで、これは中止にするためにとうとう、県知事まで入れかえにゃいけん。皆さん、新聞テレビで見られたからわかると思いますが、こういう今の世の中で、大変に全国的にどこも不景気なのです。

 それと、市報か何かで見られたのでしょうが、近江さん、あのプレーパークというのはどねーなものかの。はー、考えてみると札が、私でもはじめて来るからわからん。市民にはあねーなカタカナで英語やらローマ字やらわからんからわからん。

 私は一番最初のときにサンライフに行ってその会合を聞いたからわかったけど、そのお話に来られたのが東京の世田谷のビルやらあれが建ち並んで、萩のような山あり川あり海ありというどころの話ではないのです。もうアスファルトに塗って街だらけ、ビルだらけ、そういうところに育った子供はそういうものがいるかもしれん。で、どういうものかといわれるので、私は実はあの畳1枚のような形がベニヤ板のパネルというのですが、これが寄せ集めて素人づくりにつくって、考えてみると私たちの子供のころは、むしろやらなにやら山に持っていってトーチカつくったとか、いや忍者の屋敷をつくったとか、あるいは木から縄をつるしてターザンごっことか、こういうふうな遊びが非常に楽しかった。そりゃ、今の子供でもそれがしたいのであろうと思います。家で、親指でカチャカチャカチャカチャばっかりやっちょったんじゃ、いい子供はできません。どうしても自然に触れてそういう運動をするから確かにいいのですが、そりゃ、あの中央は萩市の顔ですから近江さん、そりゃ大変ですでという。そのプレーパークじゃいうそは中止にしてもらわんにゃ。ありゃどっか山の方に行ってやってもらわんにゃ。あれを町の真ん中にそねーな終戦後の陣張組みの小屋みたいなそつくってもらったらさばけんでの。そういうふうな声も耳にします。

 恐らく議員の皆様も内容を見てよく見られたらわかるんじゃないか。私の言うのとあんまり違う方が大分おられると思います。

 子供は自由に遊ばせるということはそりゃええことですけど、やはり、あの中央公園というところは萩市の顔ですから、一等地ですから、そういうふうな感じを受けない、要するに公園でなければいけない。

 それと市長はこのせせらぎをつくって木を植えるといわれますけど、市民は余りそういう声をどうも望んでない。子供を連れて長い滑り台やら、崖を上るような設備やら、いろいろ筒を抜けるようないろいろな何といいますかね、ちょっと私もあのおもちゃの名前はわからないけど、そういうふうなのを好んでいらっしゃる方もいる。そういうイメージを持って公園といわれる。

 今この不景気のときですから、私はどうしてもやるのだったら、桜の木を寄附してもらったからと喜んで植えるのでなしに、寄附をする人はついでにボランティアついでに来て植えてもらう、その植える場所がこっちが選定する、そしてその木は自分たちで守る。今は桜の木は普通植えても、昔は植えといたら一人でそそって花が咲きよる。今はカイガラムシとか自然の環境が悪いのかしれんけど、カイガラムシやら毛虫やらいろいろついて、なかなか木が普通昔のようには育ちません。だから1本の木に1万円かかると私は言うのです。

 その方法にしてやればお金がかからずに、そして下の雑草が生えるのは自分たちで、自分が植えた木だからやっぱり、自分の気持ちになって、木の気持ちになって公園を守る。そういう公園を、できたら金がかからずにいいんじゃないかなと、これは私の思いつきでありますけど。

 そりゃ行政が皆何千本か何百本かしらんけど植えて管理運営したら莫大な金ですよ。本当、昼はお花見ができてええか、夜はそこへ楽しみに来たら、暴走族か夕方の犬の散歩のウンコひり。それくらいのものです。

 そうみんなが期待していないような気もいたします。ですけど中央ですから、もう少しいろいろなところに聞いて、前向きに進んでいただきたいというのが私の意見です。

 次に2番になりますが、この萩市の財政は先ほど申しましたが、国は前々から言ってるように、国民1人当たりに今は700万、約ですよ。これが減りゃーせん。どんどんどんどんふえる。国会議員の先生方も自分の財産をよそへ持っていくのじゃないから。どこの国へ行っても機嫌の悪いところには貸しましょう上げましょうとそりゃ減るわけがない。

 ただし、萩市は前回のときに私が調べたときよりか約20億くらい削減しておられました。私はこれは高く評価いたします。これからもそれは前向きに進んでいかれるよう、ふえることがないように、市民が皆いろいろなことがしてほしいのは皆言っております。ですが先ほど、井関議員が言われたような教育に関しては他のことはおいても私は力を入れてあげにゃいけんと、かように思います。

 ほかのことは皆我慢してもらわにゃ。何でもかんでも言ったらつくってもらえるとかしてもらえるというものじゃありません。本当に自分の家に一人110万の借金を抱えてる。5人おれば550万の借金かるっている。7人おれば770万円の借金をかるっていると思ったら、そねーな贅沢をいうちょる時期じゃありません。

 私は市民の方によくこれを認識いただかにゃいけん。認識して、この問題から考えると、今のもとの球場の中使わせるというような、金のかからん話だから、金がかからずに市民が喜ぶ話だから、私は何とか市長に優しいええお声がかかるのを夜も昼も期待しております。

 また、おとといの朝、議会に出るまでちょっとテレビを入れておりましたが、北海道の上砂川町、これは炭鉱のあとですが、ここがやはり箱物をつくりすぎて無重力の何をつくってる。これで20億かけてる。つくったけれどその割には期待する人が来ないから、これがもう赤字の種。

 で、今その人口が4,500人くらいの町ですけれども、今51億の借金があるというのでもう市民が大騒ぎしているのがテレビに映りました。

 それから青森県の黒石市、これがこけし館というのをつくって、2億6,000万円かけたのですが、これも中に金の1億のもの、こけしを置いたり、銀でつくったのを置いたりして期待するけれども、やっぱりお客さんが来ない。

 これは人口3万9,000人くらいですが、そのほかにスポーツ前向きで、スポカルイン黒石というので何かスポーツセンターみたいにつくったのでしょうね。これも39億かけてつくったけれども、これもやっぱり皆が期待してるように値打ちがない、で、これも市民全体がやーやー言い出したのです。そこで言うのを聞いちょると、市会議員が悪いというのをやってましたよ。市長だけ攻めたってしょうがない。市会議員も責任をとってもらわんにゃ。こういう声がテレビに映ってました。

 それから、津軽でもやはり同じように、とにかく今危機を招いてるのは夕張だけではない。夕張、夕張とみな二言目には言うけど、夕張だけじゃない。各地にそういう、目の前にこれが起きてるのです。そりゃ、国から言えば金が借られるからといってどんどんどんどんやったけれど、これはもろうたんじゃないから戻さんにゃいけん。戻されんときには今度は、地方債でまた差引勘定をされるから、だからもう万歳です。

 だからこういうことを念頭において、私は皆さんがいろいろ理想やら、目的を言っておられますけれども、とにかく市民の皆さんが皆我慢しておられることを強調したい。とにかく前にも申しましたが、終戦後60年もたつと、どの辺までが幸せやら、どの辺からが不幸せやら、これがわかってないから、なんぼうようして上げても、それが当たり前と思うちょる。

 道路でも本当、よそは前はきれいだけどうちの場合はへこんじょるとか言われるけど、いろいろありますそれは。それを1から10まで何もかも、はいのはいのはいのはいの言ったら市じゃない、普通の家庭でももてません。

 これは私はこの予算面でも今までどおりとあんまり市長も細く気を配ってやっておられますけれども、私は前にも申しましたけど、日本全国いろいろ見て回りますが、とにかく駐車料金が取らない、それから、箱物を見に入っても銭が要らない、こういうまちはないです。こういうので自慢することは一つもない。もらうのが当然、もらってそれなりに気持ちのサービス、市民一体になって、ホテルに行ったらホテルのいよいよ下々までが、本当にありがたくお辞儀するのと、格好だけつけてありがとうございましたというのとは、全々感じが違います。取るべきものをとって、その今までの予算を組むまで意外に、これからもうかったものは前にも申しましたけれど、普通の予算の積み立てでなしに特別積み立てにして、これをこの前は市長が国から貯金すると今度はもらう方が差し引かれるといわれましたが、今はもうそういうことはないと思いますので、とにかく積み立てる。

 そしてこの一番萩市が問題なのは、この萩には学校卒業したら皆若者は出て行かなければいけん。残るのは子供とお年寄り、これじゃ税金の取りようもない。もう寂れるばっかり。ですから、若者定住対策でくるときはそれに対してその貯金した金を投資する。そういうことに対して使う。

 私はこの9月、もう一つ前の6月に申しましたが、議員の皆様も一緒ですが、通勤手当、これはなしにしよう、それから住宅手当、これもなしにしよう、時間外手当、出張手当、こういうものは全部ゼロにすると、相当な貯金ができると思うのです。何で市の職員だけが住宅手当もらうのですか。そういうことはもう時期を、こう不景気のときはそういうことはやってほしいけど、未だにやられない、6月、9月、今は12月、今年も最後になりました。私は市長は鬼じゃと言われても、私は萩市のお父さんですから、優しいときには優しいけど、ひどいときはひどいでという威厳を、示してもらわないといけないと思うのです。大変言いにくいことを言うようですけれども、これがわしは皆さんのお父さんであり、市長であると。かように思んです。

 この辺でおかんと第2質問が間に合わんようになります。

 とにかく今つらつら申しましたが、私は非常に萩市の財政は厳しい、のんびりしているときではない、笑いごとでもない、ですから駐車場とか、あるいは伊藤博文の旧宅とか、あるいはいろいろな建物をつくられたのは、全部200円でも300円でも公定価格をいただく、そしてあのボランティアで来ていらっしゃる方にも、少なくとも汗拭き代くらい差し上げると、かようにするくらいがと私は思います。

 そして住みよいまち、みんなが楽しいまちにするには、やはり節約するときには節約する。で、つくるのにつくってもよいからそれで利益を得る方法に金を使う。その方法を忘れずに私は進んでいけば、私も年ですからもう長くはできないと思いますが、私がおるうちにどうじゃろうこうじゃろうということはないと思います。しかし、先を思えばこういう嫌われることを、言わんにゃならんということを御理解いただいて、1回目の質問を終わります。





○議長(青木賢次君) 市長。

  〔市長 野村興兒君登壇〕





◎市長(野村興兒君) 近江議員から2点について、道路問題ははずされまして、この公園の問題と財政問題、お話をいただきました。

 私も近江議員にどのようにお話をすれば理解をいただけるだろうか、それを考えると昨夜もなかなか眠れませんでした。延々とこうやって今時間を計りましても、大半は実は今近江節を聞かせていただきました。十分理解をしているつもりであります。

 近江さんの何を言われんとするかわかりますが、しかし、私ども今聞いておりまして、本当に忍耐も限度があるというのを言いたくもあるわけです。私どもも。だから言いたいこともあるし、近江議員もいろいろなことをおっしゃる、その出発するところはそう変わってない。ただ、このいろいろな表現の仕方であるとか、例えば今遊技場の話一つとってもですね、これは18年度予算でちゃんとお認めをいただいてるのですね。ウェルネスパークに大型遊技場をつくるということ、県がつくってくれる、市が1割を負担する。これはもう決まってるわけです。今、ウェルネスパークで、ワークショップで、いろいろな方々、若いお母さん方が集まって、どういうふうにしようか、どういうのがいいか、やってくれてるのですね。今のお話聞いてると、みんな長門へ行って、長門には立派なものがある。萩にはまだ目につかんじゃないか。

 これはちゃんと議会でお認めをいただいてるのです。こういう話はしっかり踏まえてお話をいただきたい。

 だからウェルネスパークで、今もういよいよ18年度予算でありますから、あそこに1億円の大型遊具ができる。これを中央公園にしたらこの中央公園にあった1億円のやつは市が負担をする。これは県の事業です。いろいろな工夫をしております。子供たちは本当であれば、この中央公園が一番いい。しかし、大型遊具についてはそういったことで、ウェルネスパークで、県のあいてるところで、県の事業でやってほしい。そうすると県が負担をしてくれるわけです。そういった今やりくりをしております。

 長門へ皆行かなくちゃいけない。だけど、おじいちゃん、おばあちゃんは長門に運転して連れて行ってくれるのですね。だからこれは少し距離はあるかもしれませんけれども、大型遊具はウェルネスパークでやりましょう。こういうことであります。

 今、近江議員がいろいろある意味で、一生懸命熱心に署名運動をされてるという話をお聞きしました。皆さんの思いを終結をして何とかという話、気持ちはよくわかります。わかりますが一番初めにこの要望書を出された署名文書がありますが、この文書をちょっと読ましていただきます。

 「現在萩市民球場取り壊しのこの跡地を含めた中央公園事業が進められているところでありますが、計画によると球場跡地分は、夏みかんの植栽や観光客のための駐車場用地となっております。私たちはかつての市民ソフト、野球などの多くの市民が楽しむことのできる中央スポーツ公園としての整備を望んでおります。ついては署名して下さい。」

 市民球場の跡地を夏みかんの畑や駐車場にするということはこの議会で御説明をしてないはずです。ちゃんと市民の皆さんのアンケートにしたがって、そして委員会をつくって、審議会をつくって、そしてこの市民の皆さんはできるだけ、幼子もお年寄りも憩える場所をつくってほしい。緑あふれる芝生の上で太陽の光を浴びながら、というような御意見が一番多いわけであります。

 そういった表現はこれは不当じゃないかということで近江さんのところへ電話を入れました。そうしたら近江さん直していただきました。直していただきましたけれども、やはりここに、ソフトボールや野球ができるようにと書いてあります。そういったこの今近江さんがこうやって皆さんがみんな声かけて、みんな賛成してもらったとおっしゃるけれども、この署名をお集めになってることに対して市長は一体何をしてるのだと、話が違うじゃないかと、いろいろな若いお母さんから何からいろいろな抗議がありました。本当にあそこで野球場をつくるつもりか、今野球はウェルネスパークで、ああいうふうな大きな野球場ができましたし、多目的広場でソフトボールができる。だから、新しくできる芝生の上は野球や球が飛び交って、幼子がそこへ行ってはいはいしたり、あるいはいろいろな意味で遊ぶような場にならない、ということであれば約束が違うじゃないか。だからこういうことをなぜ市議会の議員の皆さんが今になってこういうことをやられるのかという話を、そういう声が私の方へ随分きました。

 いろいろな意味で、そういったことでこの近江議員のところへお電話を差し上げたのです。これ、表現おかしいじゃないですか。夏みかん畑にするつもりもありませんし、あそこに観光客の駐車場にするつもりもありません。真ん中部分はと。そういうふうなこともありまして、市民の皆さんからいろいろな抗議があった。だからその誤解を招くようなことがあってはいけないというので、市報にこういうみんなの公園を目指して、というのを入れさせていただいたわけであります。

 相当いろいろな意見が出ました。飛び交いました。確かにこの近江さんのおっしゃるように、それは市内の中にグラウンドゴフルができる、そういう大会ができるところがあればいい。しかし、多目的広場で、あの芝生の上で、今大会が、秋には毎日曜のようにやられておりました。多くの皆さんが参加をいただいております。交通手段の問題もあります。これは今から十分考えていこう。皆さんとともに議論をしていこう。こういうふうに思っているわけであります。

 そしてこの中央公園は、中にはちゃんとゲートボール場というのがあるのです。これは前から寄附をいただいて施設を整備した。そういう経緯があります。

 今江向の皆さんが実は管理をいただいております。そこには、定期的にはグラウンドゴルフの皆さんも練習といいますか、まあ、9ホールは難しいのですが若干のホールを減らしてそこでプレーをされておられるのです。それは今度新しくできても継続をしよう。こういう話をしてるわけでありますし、江向の皆さんは御理解をいただいております。あるいは管理をいただいてるのは江向の皆さんですからそういう言い方をしましたけれども、そして多目的ゾーン、広大な芝生広場でありますが、これは、老いも若きもそこでやすらぐことができる。

 だからゴルフの、いわゆる普通のゴルフの球が飛んできては困りますし、野球の球が飛んできても困る。ただ、キャッチボールをしたりグラウンドゴルフの練習をしたり、そういったことは別にこれは禁止するつもりはありません。ただ、全面を占有する、一部分を毎日定期的に全部使っちゃう。こういったことは今考えてはおりません。

 こういったことは何度もお話したと思いますけれどもそういう話が伝わらないのです。ここには何かやらせろとこういう話で、とにかく野球も少年野球もソフトボールも、これであれば今まで一生懸命議論してきたことを、もとから、根っこからひっくり返す話であります。さっきのどっかの新幹線の駅とはわけが違うのです。これは皆さんいろいろな形で声がある。そういうようなことでやってきております。

 お金もできるだけかけないように。近江さんおっしゃったように、近江さんの今言われた中で非常に感心したのは、桜の木を植えるのだったら、植えるときにあるいは管理もその市民の皆さんにやってもらったらどうか、これはそういう考え方をしております。今御寄附をいただこう、そのときは植栽もお願いします。しかしその後のケアまではということはちょっと考えませんでした。

 マイツリー、こういったことも各地で植えられてますけれども、これは近江議員の御提言は非常にすばらしいものです。これはぜひ実現をしたいと思います。

 もう一つすばらしいなと思ったことは、このいろいろ節約をしろ。これはまさにおっしゃるとおりでありまして、いろいろな形で努力しております。

 中央公園の話はそういった形でもう今進んでおります。なぜ枠をして工事が進まないか、実は秋の国文際であそこを駐車場に使わないとスペースがない。こういったことで11月の初めの駐車場として使うまでは工事に入らない、こういうことでありました。

 したがって、今具体的には工事に入っていくわけであります。とにかくこの萩市の一番大事な部分であります。大事な箇所でありますから、くれぐれも当初のいろいろな計画、議論を踏まえまして、本当にこの市民の皆さんのある意味では憩える場所、緑豊かで、自然が感じられる市民が憩える場所としたい。これはして欲しい、これが市民の皆さんの大方の声だ、このように承知してるところであります。

 グラウンドゴルフの本当に熱心な方が、どうしてもグラウンドゴルフの大会はあそこでやらせろ。そういう気持ちもわかりますが、わかりますけれども御年配の皆さんにはそういったことを了解をされ、ぜひそうしてくれ、できるだけ芝生をそして緑を大事にしてほしい、こういった声も寄せられていることも事実でありますから、ぜひ御理解を賜りたいと思います。

 いろいろな意味で御意見もあろうかと思います。例えば剪定等の金がかかるじゃないか、松洞園はおかしいじゃないかと、こうお話があります。松洞園は今松陰神社前の広場ということで、交通広場ということで、間もなく工事に入りますので、今剪定の、高木の選定の費用はかけておりません。間もなく移しますので、そういったことでありますから長い目で見て、あれを放置しているわけでは決してありません。

 そういうふうなことで、それぞれの剪定の費用等を近江議員がおっしゃるように、管理費にお金をかけないようにという話は、前々から何度も御指摘をいただいておりますのでこれはしっかり踏まえてできるだけそういった手のかからない樹木、しかし市民の皆さんが喜ばれる、好まれる樹木、こういったものを考えているところでございます。

 ぜひ恐縮でありますがよろしくお願いいたします。

 時には毅然として、ちゃんとして、市長頑張れとおっしゃったので、ちょっと毅然とさせていただきました。

 いろいろなことが今御指摘があって、たくさん言われたものですからちょっとメモしきれておりませんけれども、スポーツ振興ではない、後すだりだというようなことを言われますとスポーツ振興課一生懸命日夜頑張っておりますので、そしてまた多くのスポーツ団体の皆さんいらっしゃいます。この萩のスポーツというものは市民の皆さんが支えていただいております。

 これほどいろいろな意味で各分野で頑張っていただいてるところは、恐らく県内でもないのじゃないか、これは近江さん議員自身もソフトボールの審判であれだけ御努力をいただいております。野球やソフトボールだけじゃなくて、いろいろな分野でそれぞれこの協会の役員の皆さん初め、スポーツをなさる方、団結をされ、いろいろな協力をされております。

 間もなく萩城下町マラソンがありますが、これとても600人を超えるボランティアの皆さんが、そしてまた沿道を市民の皆さんがみな拍手をもって迎えていただける。こんなすばらしいマラソンは日本全国数少ない、参加をされる人そう異口同音におっしゃるわけでありますから、そのスポーツ振興という観点から言いましても、いろいろ御努力をされていらっしゃる方もありますので、これは後すだりだというようなことは私はないと思います。よろしく御理解を賜りたいと思います。

 プレーパークの話もございました。自然の中で子供がうまく遊べるように、こういったことであります。世田谷に始まりましたが、市内中央の子供たちは、自転車で周囲の山へ行けばいいじゃないかとこういう話かもしれません。しかしそこの一角でとにかく実験をしよう。プレーパークをつくろう。これは若いお母さんを中心にぜひという運動が起こってるわけでありますから、同じように御年配の方のグランドゴルフも同じようなことでありますけれども、それぞれそういう場づくりをしてるわけであります。

 民主主義というのはなかなか難しい、皆さんの意見を聞いてやっていく、だから一つのグループの意見、こちらのグループの意見、いろいろあると思いますが、そういったものを調整をしながら、意見を調整をしながら、そして、財政という問題も考えながら、そして長期的な展望も持ちながら、物事を決めていかなくてはならないわけであります。

 そういったことで今もう既に走っておりますので、この今の新しくできますところの市民球場ではない、中央公園をどう活用できるかということを、きのうも御質問をいただきました。ここがまさに若き人たちもあるいは幼子も、御年配の方々も一つの交流の場になるように、諸岡議員からもそういう御指摘をいただきました。そういうふうな形で頑張っていきたいと思いますので、今与えた一つの芝生公園の中で、どのようにまた交流が誕生するかそういった観点で、ぜひ具体的な事業やあるいはその展開できますように、よろしくお願いをしたいと思うわけであります。

 それから次に財源問題でいろいろお話をいただきました。確かに萩市には今御指摘ありましたように駐車場問題、あるいは各いろいろな文化施設が無料であるとこういうお話をいただきました。

 今、久保田家、あるいは木戸公の旧宅、伊藤公の別宅、こういったものについてはみんなワンコイントラストであります。100円を入れていただくようにしております。なかなか重要文化財とか、指定の文化財がそれぞれの文化財の旧宅にあるわけではございません。そういうふうなことで建物を見せてる。こういうことでありますので、100円のワンコイントラストという形でいただいております。

 これも徴収率がなかなか伸びないということでありますが、少し全員の方に協力をいただこう、こういう努力を今しようとしております。そして駐車場の問題も、今度は中央公園のこの駐車場は、必ず有料化を目指していこう、こういうことであります。それぞれの後の駐車場の問題についても今から有料化を視野に入れながら考えていきたい、こういうことでありますので、これはかねがね近江議員の御主張のとおりであります。

 そして財源の関係でもう一つは給与の問題をいろいろ言われました。私どもは国、あるいは県の職員に準じていろいろな制度を講じております。

 最近実は2回給与の大幅ダウンになる作業をやりました。一つは合併時に今まで給与のわたり制度、これを廃止しました。これは長年の懸案事項でありました。山口県内においても萩がある意味では先便をつけたわけですから、これによりまして随分職員の皆さんには給与の減額、将来展望を含めてなることになりました。

 いま一つは今回国家公務員を初め、この等級の級の改革が行われました。そしてこの原則的にはこの昇給のあるいは昇格の関係の抜本的な見直しがありました。これは実は相当の将来給与、生涯給与からいいますとダウンになります。こういったことについても職員組合とも話し合いまして、理解をいただいたところであります。

 決して萩市の職員はそんな意味で県内におきましても、大変厳正な給与の支給をしております。ここは自信を持ってお話ができるわけであります。なお、住居手当については今課題が残っておりますので、それについては今後の課題になっております。

 それぞれの問題については今いろいろな形で誠心誠意、この組合の皆さんも職員組合の皆さんもそういった意味で対応をいただいておりますので、そこはなかなか公にしておりませんけれども、そういった意味での努力をしてきた。私の給与を5%カットした理由はまさにそこにあるわけです。職員の皆さんにも負担を求める。そういったことでありますから、市長の給与も報酬も5%カットをした、そういった経緯がありますので、どうぞひとつよろしくお願いをしたいと思います。

 節約をしなくてはならないという今の財政状況、いろいろな各市の状況をお話をいただきました。それぞれのところではいろいろな問題が出ております。これも一つはあの失われた10年といいますか、大変景気が悪いときに国が地方の単独事業をやれ、地方はもっとお金を使えとこういう指導をしてきたのですね。そういった指導に乗ってみんな各地で起債を起こし、その起債については元利を面倒を見るよと国がそういうようなことで支援をしてきました。そういったことで元利を面倒をみられても、要するに債務は債務であります。そういったものが多額に残ってきております。

 今合併いたしましても確かに債務は増加いたしましたが、旧町村におきましては、これは基本的にはかなりの分が過疎地域に適応されます過疎債といいます。これは大変優遇された起債でございますので、そういったものを中心になっております。

 しかし、かなりの債務が残っておりますのは事実でありますから、一方で私ども2回もこの財政再建団体になった過去の歴史がございます。そういう中で基金を積み立てるという萩市の伝統的な一つの手法があります。そういった基金も含めまして何とか対応ができる、しかし余り今後大きな事業を継続をすると大変だ。そういった意味ではできるだけ近江議員の御指摘のように、この財政面での節約をやっていく。こういったことが必要だろうと思います。それは御指摘のとおりでありますので、十分考えていきたいと思うわけであります。

 もろもろたくさんお尋ねをいただきましたけれども、要はぜひ中央公園については今後、高齢者の方々、お年寄りの方々にも使えるようないろいろな工夫をしてまいりますので、ぜひそこは御理解をいただきたいと思います。

 そしてかつ、今近江議員からの御指摘をいただきましたことは契機になりまして、各小中学校におきましても、そういう老人クラブ、あるいはゲートボール、あるいはグラウンドゴルフの団体等から申し出があったときには、必ず空いてるときはもちろんお貸しをする。時間を決めてる小学校もあります。こういったこと。

 そして、一つは一番中央部分であります旧明経中学校の跡地のグラウンド、サンライフのところでありますが、ここの利用率が実は余り芳しくありません。小中学校のいろいろな学校行事に使うこともございます。スポ小で使うこともありますが、大半はあいております。先般あそこでゲートボールの大会がありました。こういった場をぜひ御活用いただきますように、こういうお願いもしております。

 グラウンドゴルフにおかれましても、芝生は確かにございませんけれども、十分活用ができますので、ぜひ広くこういったことについてお知らせをいただきますように。ここもあるよ、だからあそこまで行かなくてもここである程度の小規模な大会はできるよということを、練習もできるよということをぜひお知らせをいただきますように、スポーツ振興課の方もそういうことで、近江議員のいろいろな意味での御提言をしっかり受けまして、対応を考えてるところであります。

 よろしくお願い申し上げます。





○議長(青木賢次君) 近江議員の質問は終わりました。

 ここで午前中の会議は終わり、午後1時10分から会議を開きますので定刻までに御参集願います。

 それでは休憩をいたします。

     午後 0時05分休憩

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     午後 1時12分再開





○議長(青木賢次君) 午前中の会議に引き続き、午後の会議を再開いたします。一般質問を続行いたします。

 続いて、質問順位13番、藤田議員。23番、藤田議員。

  〔23番 藤田勝弘君登壇〕





◆23番(藤田克弘君) 通告しております3項目について、順次質問してまいりますのでよろしくお願いいたします。

 まず福栄地域産業廃棄物最終処分場建設計画についてお尋ねします。

 この件につきましては、9月定例会において、宮内議員が質問されておりますほか、以前にも岡議員も質問されております。したがって、これまでの市長の答弁で萩市の姿勢や、市長さんのお考えは承知いたしておりますが、関係地区の住民の立場から今回あえて質問いたします。

 この産業廃棄物最終処分場建設計画は御存じのとおり、福栄、黒川地区の羽賀台ゴルフ場建設計画予定地内に、最終処分場を建設しようとするもので、規模的には埋め立て容量150万9,000立方メートルで、大井の不燃物埋立処分場が埋め立て容量14万6,000立方メートルの規模であることから10倍をはるかに超える大規模なものであります。埋め立て期間は、平成20年4月から平成40年3月までの20年間で、埋め立て対象物は汚泥や燃え殻、廃プラスチック、ばいじん、廃油、動植物性残渣等の産業廃棄物6万9,201トンと一般廃棄物8,528トンと聞いております。

 萩市においては、現在の大井不燃物埋立処分場の隣接地に、第二処分場の建設を計画されていますが、大井地区住民の強い反対でこの計画案は凍結となっております。また、本年度より羽賀台の下流域に当たる本郷坂本地区と市場地区で羽賀台からの湧き水を水源とした簡易水道の整備が本格的に進められており、加えて、羽賀地区においては飲料水供給施設整備事業により、平成10年2月から地下水を汲み上げて飲用水として各戸に供給を開始しています。農業用水についても羽賀台からの水であります。

 それに、30年位前に、羽賀の地にミカンジュースの搾りかすなどが埋められており、それが原因で三明戸の湧き水が濁ったり、異臭の発生等の事態が生じたこともありました。

 したがって、本郷、坂本、羽賀、市場地区はもとより、大井地区の住民としては、福栄地域において、民間事業者が計画されている産業廃棄物の最終処分場の建設は、絶対に容認できるものではありません。

 市長は、これまでもこの産業廃棄物の最終処分場の建設は、認めないと明言されてきておりますが、処分場設置の許認可権者は山口県であることから、関係住民の意向を踏まえて、あらゆる機会を通じて県に対し、この建設計画を決して認められないように要請していただきたいと思っております。改めて市長の強い決意のほどをお聞かせください。

 次に、放課後子供プランについてお尋ねします。

 国は平成19年度、放課後の子供の安全で健やかな活動場所を確保し、総合的な放課後対策として放課後子どもプランを創設し、原則としてすべての小学校区に当たる2万カ所で実施を目指す方針であります。この放課後子どもプランは、文部科学省において平成16年度からの緊急3カ年計画、地域子供教室推進事業を廃止して、すべての子供を対象として安全、安心な子供の活動拠点、居場所を設け、地域の方々の参画を得て、子供たちとともに勉強やスポーツ、文化活動、地域住民との交流活動等の取り組みを推進する、放課後子ども教室推進事業を新たに創設し、これと厚生労働省がこれまでも実施してきている放課後児童クラブを、実施主体である市町村において一体的、あるいは連携しながら事業を実施しようとするものです。

 ちなみに平成19年度、概算要求額として文部科学省は放課後子ども教室推進事業に137億6,000万円、厚生労働省は放課後児童クラブに189億7,000万円それぞれ上げております。

 放課後子ども教室と放課後児童クラブを一体的、あるいは連携して実施するための市町村および都道府県における連携方策は、市町村では放課後対策事業の運営委員会の設置、コーディネーターの配置、活動場所における連携促進であり、都道府県においては、放課後対策事業の推進委員会の設置、放課後子どもプラン指導員、指導者研修の開催となっています。

 11月12日付の毎日新聞の記事によりますと、放課後プランの決定当時、猪口前少子化担当大臣は塾に行かなくても学校で補修やお稽古などの指導を受けられるようにする。保護者の教育費負担の軽減にも安全対策にもなると説明されていたようですが、先行して実施している自治体において、いろいろな問題も出てきているようです。

 川崎市では平成15年度から、全小学校に空き教室を遊び場として提供する全児童対策事業わくわくプラザを開設。ただ、設置と同時に留守家族を対象にした学童保育は廃止され、結果として保育の場でなくなり、民間の学童保育に預ける家庭も出てきた。全児童対策事業を実施する自治体は、大都市部を中心にふえている。これは防犯対策もあるが、学童保育の待機児童の解消にある。

 だが本来保育が必要な子がはじき出されるという、働く親の不満がくすぶっている。また、子供たちの在校時間の長さの問題を指摘する専門家もいたり、財政力により自治体の格差が生じる恐れもある等いろいろ問題課題があるようであります。

 そこで萩市として、放課後子供プランの実施に向け、どのような方針で臨まれるつもりか、どのように取り組もうとお考えかお尋ねいたします。

 次に働く場の確保についてお尋ねします。萩市の人口は11月末現在5万8,560人で、うち65歳以上人口は1万8,767人、高齢化率は32.05%と高く、他都市に先駆けて高齢化社会を迎えております。

 若い人の働く場が少ないがために、若い世代の人たちが、仕事を求めて萩の地を離れていくという状態が続けば、人口減少は加速度的に進んでいくことが予測され、何といっても若い人の働く場の確保、創出は萩市にとって最重要課題であります。

 まずコールセンター誘致を初めとした企業誘致についてですが、企業誘致は大変難しい問題であり、一朝一夕には成果は上がらない、息の長い努力が必要である。ましてや後発の萩市にとってはなおさらのことである、ということは十分承知いたしておりますけれども、この件について9月定例会において一般質問いたしましたが、時間の関係で十分なお答えをいただくことができませんでしたので、9月の議論を踏まえて改めてお尋ねいたします。

 コールセンター誘致については、お隣の島根県が県を挙げて取り組まれており、後発の萩市としては厳しい状況下にあり、山口県と協議しながら誘致活動を行っているものの、島根県以上の条件を提示することは、現下の財政状況ではなかなか厳しいものがある旨の答弁でした。

 しかし何が何でも誘致をということであれば、さらなる条件を提示しなければなりません。それができない限り、現時点では実現は難しいのではないでしょうか。コールセンター誘致の突破口を、何に見出そうとしているのかお尋ねいたします。

 それと市長はコールセンターの誘致に限らず、広く可能性を求めて萩出身の事業者の方々にも、ぜひふるさと萩へとお願いをしておられるとのことですが、現在の取り組み状況についてお尋ねいたします。

 あわせて、これだけ自治体間競争の激しい中、企業の求めております交通の便、良質の労働力の確保、低コスト、誘致のための助成策、熱意等について、どのように対処していくお考えなのかお尋ねします。

 一方企業誘致といった外部からのものに期待するだけでなく、萩市の内部にも目を向けて雇用の場の拡大に努力する必要があろうかと思います。そこでまず起業創業に対する支援、助成措置についてどのような施策を考えておられるのかお尋ねします。また、今ある助成措置に加えて、県の助成措置を広く知らしめていくとおっしゃっておりますが、具体的にお願いいたします。

 次に地場産業育成対策についてですが、懸命に頑張っていらっしゃる事業者に対しての支援について、どのようにお考えでしょうか。今ひとつ頑張っていただきたいといわれるだけじゃなく、事業の拡大等に対しては何らかの助成措置を考えてもよいのではないでしょうか、市長の所見をお尋ねします。

 一次産業の振興についてもしかり、後継者問題という非常に大きな課題がありますが、しっかり取り組んでおられる地域もあるわけですから、効果的に支援をして、足腰の強い農業、漁業を育てていく必要があろうかと思いますが、市長のお考えをお尋ねします。

 いずれにせよ、働く場の確保については、萩市においては喫緊の課題であり、9月に引き続き市長の御見解をお尋ねいたします。

 以上です。





○議長(青木賢次君) 市長。

  〔市長 野村興兒君登壇〕





◎市長(野村興兒君) 藤田議員から大きく3点御質問をいただきました。いずれも大変大きな問題であります。

 一つは福栄地域の産業廃棄物最終処分場の建設の問題についてであります。本件は今御紹介がございましたが、本議会におきましても過去にもいろいろな観点からお尋ねをいただきました。その後の状況を踏まえて考えて見ますと、かなり事業者は本気で今事業に取り組もうとしておりますし、今、具体的に矢面に立ってる事業者は他の府県におきましても、実は産廃誘致の具体的な実績を持ってる事業者でありますので、これは相当の覚悟でもって臨まないと大変だろう、こういうふうに思うわけであります。

 今現在具体的に、この産業廃棄物の手続きを今やろうとしているわけでございます。これにつきましては、一つは県知事が最終的な認可許可権者でございますけれども、その前の事前協議というものを今、これは保健所長が対象になっておりますけれども、具体的な協議をしているようでございます。

 我々は今お話がございましたように、特にこの大井地区につきましては、御指摘のとおり今、本郷、坂本、市場地区の水道、上水道の問題について、簡易水道の整備を進めているわけでありますが、その湧き水の水源を御指摘のとおり、羽賀台の湧き水を水源としているわけであります。そういったことから考えましてもこれは大変大きな問題であります。今御指摘のとおり、過去羽賀台でのミカンの搾りかす、こういったものがこの羽賀台に埋められたときに、その影響がすぐ出てきた、そういった地域でございます。

 かつまた、羽賀地区におきましては今、御指摘がございましたように、飲料水供給事業の水源としまして地下水を汲み上げている、こういったこともございます。

 いずれにいたしましても、羽賀台のいろいろな水系はまさに大井につながっておりますし、場合によっては前小畑の方にも影響があるといわれております。

 こういった中で今までの萩市にはない、大変巨大な産業廃棄物の最終処理場を今計画をしようとされておるわけであります。これは何としても地元として、これほど市街地に中心に近い至近の距離であるということ、そして水系的にいっても、大変その下流域にある集落が現にあるわけですから、これは見過ごすわけにはいかないわけであります。繰り返しこれについてはこの行政上の手続きにおいて、あるいはあらゆる手段を使ってでも反対をしていきたい、こういうことを再三申しているかと思います。

 まず第一に、旧福栄村時代に締結をいたしました、ゴルフ場建設等に関する協定書というものがございました。ゴルフ場建設に当たりましての協定におきましては、ゴルフ場をつくるという観点で、この土地の取得について合意をした。その協定書は新市が引き継いでおりますので、そういった観点からいっても、この協定書に基づくこのさまざまな規定については、これは信義誠実に履行するという、そういう約束になってるわけでありますが、取得した用地をゴルフ場以外の用途には供してはならない、こういう約束が確か6条にあったかと思います。

 そういったものも含めてこれは埋立処分場を経てゴルフ場をつくるという強弁をしておりますが、20年以上埋め立てて、それをもってしてゴルフ場というのかという問題、こういったところから入り、そろそろと矢面に立って議論を始めなければならない、そういった時期かなとこういうふうに思います。

 そして現に今からはこの法に基づきました手続き、前段階の県の事前協議は県の要綱に基づくものでありますが、当然ながらその事前協議を経なければ申請は本当はできない建前になっております。これを強行しようとすれば、それは法の処理に従っていくわけでありますが、いずれにいたしましても審査があります。その過程でまた市町村長の意見を聞く、こういった手順もございます。そういったものが法律上効果は薄いものだという見方もあろうかと思いますが、あらゆる局面を使って反対の意思表示をしていく、これは行政の立場でありますが、一番必要なことは何よりもそれぞれの地域の皆さんが、しっかりその意志を固めていただくことであろう、こういうふうに思うわけであります。

 特にこの関係地域についての承諾、こういったものが県の要綱におきましても事前協議の段階で必要となっております。関係地域の概念については、それぞれの処理施設から500メートル、あるいは生活環境の保全上影響の恐れのある周辺の自治会等、こうなってるわけであります。環境、この生活環境の保全上影響の恐れのある、ここを一つ大きなポイントとして、今から多いに各地区の皆さん声を大にしてこの主張していただきたい。こういうふうに思います。

 我々はむしろ行政の立場で言いますと、市町村長への要するに意見を求められる、こういったことしか実は具体的にはないわけでありますけれども、地区の皆さんとともにこの協議をしながら、このゴルフ場を転じてこの産廃場になる、こういった事態を避けていきたいと思うわけであります。

 いずれにいたしましても法律上の許可権限は知事にございまして、何とかしてそういったことをとめていきたい、場合によってはそういった許可が下りても、場合によってはその工事の指しとめ訴訟、こういったことも視野に入れながら、これはもちろん地域の皆さんの訴訟になりますけれども、そういったことも視野に入れながら考えていかざるを得ないだろう、こういうふうに思っているわけであります。

 まだ途中の過程では林地開発とか、それぞれの道路の使用の問題とかいろいろな問題、それぞれクリアをしなければならないのがあるはずでありますので、そういったものを一つずつ対抗手段は何があるか、こういったものを整理をしていきたいと思うわけであります。

 いずれにいたしましても大井地区の皆さんにとりましては、かつてそういった苦い経験をお持ちでございますから、そういった観点から言いましても、ぜひ御議論をいただきたい。かつてこのゴルフ場ができるという過程の中でも、実は大変反対運動が大井地区、坂本、本郷、市場を中心として起こったわけであります。それはなぜかといいますとまさに水系に原因があるわけでありますが、今回はゴルフ場ではなくて産業廃棄物の最終処分場ということであります。もちろん形の上ではちゃんと管理体制がとられて、この汚水等の処理はできることになっておりますが、全国各地の産業廃棄物の処理場を見てみますと、公の施設として自治体がやる場合はともかく、民間のしかもその利益法人が行う場合は、当初の計画したものと随分皆変わってきています。いろいろなところで問題を惹起しております。

 こういったことを考えますと、この今の福栄の場合におきましても、いろいろな書類上の整理、申請書にはこれはちゃんと基準を満たさないとこれは絶対に受け付けはできませんから、そういったものについては適正な処理、適正な書類が用意をされていますが、時がたち、いろいろな形でやっぱり管理コストがかかるとなれば、どうしてもコストの削減、軽減、いろいろなことがとられまして、今各地で起こってるいろんな争いは、まさにそこにあるわけであります。

 こういったことも思いを寄せながらとにかく産業廃棄物の処理場、こういう形でゴルフ場をつくるための方便のようなその谷を埋める。その上にゴルフ場をつくる。こういったこと自身がある意味では協定違反ではないか、信義誠実な原則に反するのではないかとこういう思いであります。

 いろいろなことから考えられることはすべて用いまして、今からその私ども部内にも担当責任者をちゃんと明記して、そしてまたそれぞれの地区の皆さんの動向もしっかり把握しながら、ということは協議を重ねながらその事業に対して、今から対応を考えていきたいと思います。ぜひ大井地区におかれましても、このあたりについての的確な情報と、そしてこの対応をまたよろしくお願いしたいと思うわけであります。

 既に先般大井地区の皆さん大変不安に感じられまして説明を求められました。私ども担当者も参りました。そういうふうなこともございます。本来でありますと、これも一つの産業廃棄物業者という形で企業誘致なのでありますが、このような企業誘致は我々は望んでいないわけであります。今、どうぞ企業誘致をといいますと、来てもらえるのはこういった産業廃棄物関係とか要するに環境で都市周辺ではどうしようもできないから、そういった事業者の方々がこちらに来られる。これは我々は望まない。確かにそれによって雇用効果も、あるいは投資効果もあるかもしれませんが、そういったものは決して我々は望んでないとこういうことであります。

 議員の御指摘のとおりでありますので、我々行政のサイドからもできることはあらゆる努力をしていきたい。このように思ってるところであります。

 それから2番目の放課後子どもプランについて、これは既に実は先日も杉山議員から同旨の御指摘をいただきました。御質問いただいたわけであります。

 これにつきましてそのときも申しましたが、一つはこの学童保育、児童クラブの事業と放課後子ども教室といいますものは、事業目的を異にしているわけであります。したがって一方は1年生から3年生、10歳までの低学年の児童をちょうど保育園と同じように、保育という形でお預かりをする。そういう契約事業でありますが、放課後子供プランはそうではなくて、任意の児童を対象にしているものであります。

 したがいまして、それを統一をしてやってしまいますと、今御指摘がございましたように、川崎の例のような姿が出てくるわけでありまして、そもそも保育というものが失われてしまえば、働く保護者はどうしたらいいのかということで、民間の保育事業の方に移っていく、こういったこともあり、そういった民間保育には、非常に高い費用がかかるわけでありますから、大変この働く家庭にとりましてはこの統一というのは問題あり、こういった声もあるわけであります。したがって今回の場合も統一というよりむしろ事業の提携とか、この一体化ということもありますが、まだ19年度私どもに詳しい話はきておりません。杉山議員のお答えにもそういうふうに申しましたが、そういう状況でございます。

 したがいまして、今からどういう形でこれが連携をする、あるいは統一をするそういった形になるのか、予算の関係はどうなるのか、全く実はまだ詳細はわからないものでありますから、今からそういったような形で考えていきたいと思います。

 なお、放課後子どもクラブについては、今まであります児童教室を継承する形になると思います。これについては教育長の方からお答えをさせていただきたいと思います。

 それからもう一つ最後のお話といたしまして、働く場の確保、要は若人のこの地を離れていく、要するに働く場所を確保することという観点から、お尋ねをいただいたわけであります。

 かねてより藤田議員からは同種の質問を今までいただいたことがありますし、9月定例についてはコールセンターも含めて企業誘致の話をお尋ねをいただきました。

 コールセンターの誘致を今なぜ私どもは力を入れているかというのは、そのときもお話をいたしましたが、本来企業誘致になりますと製造業等を誘致するとなれば、ある意味では企業団地を用意しておくとか、あるいは電力とか水とか、いろいろな立地条件の話も非常に難しいわけであります。コールセンターと申しますのは、今まで東京や関西にありましたそういった電話を通じましたところのいろいろな業務でありますけれども、そういったものを実は都市部から地方に分散を始めておりまして、北は北海道、南は沖縄まで、あるいは海外にも含めてそういったものを今分散を図っております。これは一つにコスト軽減を図るということと、情報のコストがどこにあっても変わらない、こういうふうな時代になったからであります。

 そういう中でコールセンターについてはこの移転したときには、その新たな建物を建てることもなく、既設の空き家でもいい。要するに要はこの光ファイバー網が整備されておればそこで可能である。こういうことであります。

 そしてあえて言えばその中で、人的なオペレーターの確保が容易だとか、あるいは交通の便がいいとか、そういった用件があるわけであります。で、私どもはそういったことで今、吉村理事を中心といたしまして、3人のプロジェクトチームで今全国を回っておりますけれども、もう既に首都圏を中心といたしまして60社を超えますコールセンターの関連事業者や団体を訪問いたしまして、この萩市の補助制度や資料、こういったものを説明して回ってきておりますが、なかなかこの具体的な成約に至るまでの過程にはなっていないわけであります。

 一つの理由はなぜかといいますと、まず一つの一番要件といたしましては、やはりこの補助制度ということが非常に大きく働いております。実は他県、特に島根県を含めて、他県は都道府県は直接補助をいたしますが、山口県の場合は唯一全国で間接補助制度をとっておりまして、市町村が補助事業者になりそれに対して県が補填をしていく。こういう形であります。

 萩市のようにみずから誘致活動を行い、そしてそういう制度を持たなければならないわけですが、県内では私どもも今追加をしてつくりましたが、周南、下関だけであります。そういった意味では、ある意味では山口県ではコールセンターがまだ進出していない。周南でこの2業者が入っているだけでございまして、そういった意味ではコールセンター不在の地、こういうふうにもいわれております。

 そういったその直接補助制度がないということも一つ大きなことでありますし、またそういった他の補助制度のレベルの話になりますと、非常に県を挙げて熱心に取り組んでおります、今、島根県にはなかなか対抗できないというのが実情であります。

 こういったような中で私どもは、やはり正攻法でいきますとまず交通条件、高速道路等から30分以内とかいろいろな条件がつきますと皆ほとんど引っかかってしまうのでありますが、空港からも30分とか、あるいはいろいろな要素があります。そういった交通アクセスの事情が悪い。そして背後人口が少ないというのも非常に弱い、こういうことであります。担当者大変苦労しながら泣きながらやっているわけでありますが、もう一つ可能性がありますのは今後はこの萩出身者の縁故者、こういったものを中心に頑張っていこう、今やっているところであります。

 今も数件まだ交渉が続いておりますけれども、なかなか決定までには至っておりません。議会におかれましても、議員におかれましても、ぜひこういった方面に誰か関係者おありの場合は、ぜひまた私どもの方にも御連絡をいただきまして、御助力を賜れば、このように思っておるところであります。

 そしていろいろ今後のことでありますが、こういったコールセンターのみならず、広く企業誘致ということも考えていこうと思ってるわけであります。

 しかし、こういう企業誘致の運動をしている中で本当に気がついたことは、やはり重点は地場の事業の拡充、拡大、振興をどう図っていくかということがやはり中心であるべきだ。こういうことにつくづく最近は感じ入っているところであります。

 それぞれ地場の事業、第一次産業、農業や水産業や、林業や、あるいは観光、あるいは窯業、こういったもろもろの萩市が今取り組んでおります各地場事業について、もう少しそれぞれ規模を拡大、内容を充実いただきまして、一人でも多くの雇用者を確保いただきたい。

 一方で農業は若い人がいないために農業の集落崩壊が始まろうとしているわけでありますから、そういった方面の努力と、あるいは水産も大島のあの島嶼部でありながらあれだけの努力をされ、通勤漁業とか、あるいは各地から若い人がそこへ働きに行く、住むところがないから市営住宅をつくってくれ、こういった声が挙がるほど、いろいろな努力をされているところもあるわけでありますし、そういった意味での支援、そしてこの観光については、議会で県内においても数少ない施設改善のための固定資産税の減免、不均一課税について議会で御承認をいただきました。

 こういったことで今市内の観光ホテル、旅館、これについては今施設改善に非常に多く頑張っていただいております。こういうふうな経済の悪いときに施設改善をすることは大変なことでありますが、それぞれ温泉施設の改善とか、あるいは部屋の改造とか、こういったことで大変努力をいただいております。

 こういったのもいうなれば一つのこの萩市の産業政策であります。こういった優遇策、これだけがすべてではありませんが、各旅館関係事業者は大変今、そういう意味では踏み込んだ施設改善に努力をいただいております。そういったようなことも一つの地場事業の施策対策かなとこういうふうに思います。

 今、どういうふうな事業に対する助成策があるか、県の関係はどうか、こういう話でありまして、これは担当部長の方からお答えをさせていただきたいと思います。

 いずれにいたしましても相当それぞれの分野で頑張っていくこと、これを平行しながら、もしそういった進出する可能性のあるところ、これは大いにひとつ努力をして誘致をしていこうと思ってるわけであります。

 この新しい一つの試みといたしまして、この竹炭の事業、むつみ地域でありますが、これも今回っているかと思います。そしてまた、竹の家具の関係で工場ができようとしています。これも当初の目的どおり、計画どおりうまくいくことを期待したいと思います。

 そしてこれは次元は全く違いますが、そもそもやはり若い人を、この萩の地にということで始まりました大学の問題、これも平成19年4月から、いよいよ名前も学科も変えまして、山口福祉文化大学ということで再スタートいたします。独身寮も、9階建てのものもどんどん完成近くなっております。何とか新しい大学が、この入学者がふえますように、関係者今努力をいただいておりますが、議会におかれましてもぜひその大学の事業が円滑に進みますように御助力を賜れば、このように思っているわけであります。

 要はここに若い学生が集まってくる、これは福祉関係ではありますけれども、その一人の学生、若い学生が集まることによる、その集まることだけでも活力を感じるわけでありますから、そういった意味での期待もしているところであります。

 地場事業、それぞれ頑張っていただきたい、こういう思いでいっぱいでありますが、それぞれの事業について、どのような形で行政として支援ができるか、なかなか財政状況も非常に厳しい中でありますけれども、事業が継続、あるいは発展できるように考えていきたいと思っているところであります。

 それではその今具体的な件やあるいは助成策、こういったものについては担当の方からお答えをさせていただきたいと思います。

 以上3点につきまして御説明を申し上げました。





○議長(青木賢次君) 教育長。

  〔教育長 岩崎 肇君登壇〕





◎教育長(岩崎肇君) 藤田議員から放課後子どもプランの萩市の取り組み状況について御質問いただきました。地域子ども教室と児童クラブを統一した放課後子どもプランの考えですが、先ほど市長が答弁しましたように、平成19年度からの即導入というのは難しいということであります。

 それではどういう形で萩市はやるかということでございますが、平成16年度から週休2日制の対応の事業として、土曜日を中心として実施している地域子ども教室というのがございます。それを月曜日から金曜日の放課後に拡大して、放課後子ども教室という名のもとに取り組む予定でございます。

 萩市においては、今年の3月に地域子ども教室優良教室として、文部科学省から感謝状を授与した、むつみ地域高俣の子供の館がございます。子供の館は、年末年始を除く年間350日開館しており、子供の居場所として本当にモデルケースとして表彰されたわけでございます。

 昨年栃木で起きました児童が殺害されるという痛ましい事件を受け、今年度から川上公民館、むつみ生涯学習資料館、福川公民館ではスクールバスの発車時間までの児童の待機場所として地域子ども教室を山口県で唯一実施しております。木間小学校においても保護者の迎えまで、地域の皆さんが卓球教室を地域子ども教室として開催いたしております。萩市が放課後子ども教室のモデルといっても過言ではない、今申しました地域子ども教室を今年度も今実施中であります。

 各地域ともスポーツ少年団が非常に盛んなこの放課後に開催するため、居場所づくりが必要な児童のまず実態調査というものが必要ではないかと考えます。

 また、1時間が360円が放課後子ども教室の基準謝金であるためほぼボランティアに近い形で対応していただく、講師の確保がまた大きな課題でもあります。

 平成19年度は各地域で土曜日を中心に開催している現在の子ども教室を、水曜日等平日の4時間授業の日にも実施を計画したいと考えております。各地域の公民館と萩青年の家を中心として開催していましたこの子ども教室を、萩博物館、萩図書館、須佐図書館、田万川中学校図書館でも開催を計画中でございます。

 児童クラブの要望がなかった見島、大島、相島で公民館、小学校を会場に新たな子ども教室の開催をまた計画中でございます。

 平成19年度は、これまで開催していました、地域子ども教室の開催と会場をふやしながら、すべての小学校を対象に、放課後子ども教室を開催予定と考えております。平成19年度で最も重要なことが児童クラブとの連携ではないかと思います。これまでの土曜日に開催している地域子ども教室に、児童クラブからの参加もありましたが、これまで以上に連携が必要であると思います。

 萩地域、須佐地域、福栄地域の社会教育指導員が、放課後子ども教室と児童クラブの調整を図るコーディネーター役を行い、地域、学校、家庭の調整を図ることにしております。

 これまで地域子ども教室の運営方針等は、地域、学校、家庭の教育関係者で構成しておりました社会教育委員会議において協議をしてまいりましたが、このたびの放課後子ども教室と児童クラブの連携、運営の検討につきましては、別途運営委員会を立ち上げる予定でございます。

 平成19年度の放課後子どもプランはえどりますが、平成16年度から実施している、地域子ども教室を充実した放課後子ども教室と、これまで同様の活動を行う児童クラブが連携を密にし、放課後の子どもの居場所づくりとして開催する予定でございます。

 以上です。





○議長(青木賢次君) 商工観光部長。

  〔商工観光部長 松原純二君登壇〕





◎商工観光部長(松原純二君) 企業の助成措置についてという質問に対してお答えしていきたいと思います。

 事業者の事業拡大等に対する助成措置につきましては、現在中小企業長期経営安定資金の融資、および保証料補給制度や各種借入資金に対する利子補給制度、一定の要件のもとに固定資産税を免除する制度が現在ありますので、これらの制度の活用について事業者に周知していきたいと思います。

 一つずつちょっと御紹介をしていきますと、まず中小企業長期経営安定資金の融資および保証料補給制度でございますが、中小企業者に対する長期資金の融資を円滑にし、これらの事業の経営安定を図るものでございます。

 資金の種類といたしましては、運転資金、設備資金等で限度額600万円までの融資、助成、そして無担保、無保証人資金としては350万円まで。貸付期間としては運転資金5年、設備資金7年の制度でございます。

 次にこれら借入資金に対する利子補給制度でございますけれども、小規模事業者等の設備資金等の融資を円滑する措置を講ずることにより事業者の経営の改善を図り、商工業の振興に資するものでございまして、設備資金とか運転資金等に利用します。そして利子補給率は2から3%以内であります。

 今申しましたこの制度につきましては、19年度から一応この限度額600万円を拡大していこうということで、今現に検討しているところでございます。また、保証人についても、これを保証人なしというような考え方でやっていきたいと検討しているところでございます。

 次に固定資産の減免でございますが、製造の事業、製造業、そしてソフトウェア業、もしくは旅館業の業に供する施設を新設または増設したものについて、その事業に係る機械及び装置もしくはその事業に係る建物、もしくはその敷地である土地に対する固定資産税、これを減免するというものでございます。いずれにせよ取得価格が2,700万円を超えるものについては免除の期間を3年間を減免していこうと、そういった制度がありますので、これらについていろいろと周知していきたいと。

 そしてさらに県の制度でございますが、県の制度はいろいろとありまして、雇用創出支援資金とか設備投資円滑化資金とか経営円滑化資金とか、そういういろいろな資金が、融資制度がございます。こういったものについて相談に来られた場合には、金融機関等々、また、商工会議所等々でいろいろと紹介をかけ、それらの制度が利用できるように便宜を図っていくというところでございます。

 いずれにせよ、萩市の制度にせよ県の制度にせよ市報等でまた周知をしていきたいと、そのように考えているところでございます。

 以上であります。





○議長(青木賢次君) 23番、藤田議員。





◆23番(藤田克弘君) 産廃の処理場建設計画のことですが、今市長さんの方から強い決意といいますか、これから臨むに当たっての姿勢を示していただきました。全く同感でありまして、この協定書を見る限りにおいても、まずゴルフ場建設で始まりながらそれを産廃の方に転じていく、その姿勢も、そこを埋め立てをして、それからその上にゴルフ場を立てるといって、普通ではちょっと考えられないようなことを言っておられる。

 これは直接聞いたわけではないので、仄聞してるということでしか申し上げられないのですけれども。ましてやその埋め立て期間を20年、それからその埋め立てたものが安定化するまで管理をしなければいけないということになりますと、さらに20年がその上かかるわけでありまして、その後にゴルフ場の建設にかかるということが、果たして世間一般常識で考えられるかということになるわけでありまして、もうとてもじゃないですけれどもこういったことをまともに信じてやっていくと大変なことになってしまう。

 各地で起こっております、つくってしまって後つくらせなければよかったということにならないように、しっかり見守っていくといいますか、しっかり反対をしていくということでしかないと思っております。

 また、平成6年の7月ですか、仮称萩の里ゴルフ事業にかかわる環境影響評価準備書に対する山口県知事の意見書として、水資源涵養性の下方対策、周辺地域の住民が地下水を飲料水として使用していること。大井坂本地区等から地下水の湧出量の変化が懸念されていること、また農業用水の不足が懸念されていることから、水資源涵養性の確保について具体的な対策を明らかにすることというような意見書が出され、県知事の方から会社に出されているのに対しましても、このことに対応もされておらないということでありまして、まともに信用していくと大変なことになるなというような思いであります。

 したがいましてこの問題につきましては、大井地区におきましてもこの前役員の方との説明会でありましたが、さらに地域で反対の輪を広げていかなければいけないと思いますし、また、小畑地区においてもこういった動きがあると聞いておりますので、関係地域と連携をとり、また行政と力を合わせて、山口県に対して反対といった毅然たる態度を示していきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いしたいと思います。

 それとあと放課後子どもプランにつきましては、これからいろいろ調整していかなければいけないこともありますし、県の方もはっきりとした方針が定まっているわけでもなく、これからということでありますので、いろいろな問題、他地域で起こっております、先進地域で起こっております事例を参考にして、この事業を導入するに当たり、支障のないように。特に子供、あるいは働くお父さん、お母さん方の負担にならないような諸施策を考えてやっていただきたいというふうに思っております。

 また、働く場の確保につきましては、これは企業誘致はなかなか難しいのは、これはわかりきっておるわけですけれども、地道な努力を重ねていっていただいて、一つでももし来ていただける企業があれば、大いに歓迎して受けていただきたいというふうに思います。

 それ以上に先ほど市長さんもおっしゃいましたように、企業誘致に頼るのじゃなく、萩市内にあります、地場の事業もあります、農業、漁業もあります、観光産業もあります。そういったところをいかにサポートして、そこから新しい雇用を生み出していくかということにも力を注いだ方が、外の企業誘致よりも近道ではないかというふうな感じを最近しておりますので、ぜひその辺のところも強力に進めていっていただきたいというふうに思います。

 以上です。





○議長(青木賢次君) 市長。





◎市長(野村興兒君) 再度、藤田議員からお尋ねをいただきました。この産業廃棄物の処理施設については全く同感であります。今この水の話、水系の話をいろいろ県の方からの意見として出されている、こういう話も承ったわけであります。

 とにもかくにもこの廃棄物の処理および清掃に関する法律、廃掃法の規定に基づいてこれは処理がされるわけでありますが、一番大事なことは結局影響を受けられる地元の住民の皆さん、自治会の皆さん、こういった方々がどう今から対応をいただけるか、私どもは今部内におきまして、関係する課の協議の会をつくっております。市民部長を中心といたします一つのプロジェクトチームをつくっていよいよ動き出そう、とにかく向こうも本気なら、私どもも本気でやろうとこういうことでありますから、ぜひ地域の皆さんも挙げて協議を、体制を組みながら、今から頑張っていきたいと思います。

 かなりこの法律面におきましても相当シビアな、要するに各地で今までその廃棄物処理施設をやってきたプロの集団ですから、そういったものに今からどう対応できるか、こういうことであります。よろしくお願いしたいと思います。

 それから、いま一つは児童クラブと新しい一つの提案されるところのこの予算の関係でありますが、先ほども申しておりますように、この萩市は児童クラブかなり先進的な取り組みをしてまいりました。平成7年あたりから明倫小学校で始まったわけでありますが、そういった実績があります。

 いやしくも今議員から御指摘がありましたように、今までそういう形でやられてこられたものが、特に、子供をそういう形で、児童を、児童クラブでお預かりをする。そういったシステムが壊れることのないように、そして新しいそういった予算、あるいは事業の中で、児童クラブのメンバーが、より幅広い活動の場が与えられる。こういったことであれば大変結構でありますが、そういうふうなこともしっかり頭に置きながら対応を考えていきたいと思います。

 そして最後の企業誘致の話はまさに議員と同じような心境に今立ち至っておりまして、一生懸命今担当者3人が汗水たらして、あの暑い夏の中も東京や大阪、動き回りましたが、なかなか難しい、今企業も大変シビアになりました。この従業員の皆さんも言うなればリストラ、こういったことでありますから少しでも経費を削減する、こういうことであります。

 したがって条件のいいところ、コストの少ないところ、そういったことで出て行くわけでありますから、甘い判断のもとで、まあ萩がナショナルブランドだからとこういうふうなところは数少ないわけであります。ありうるとしたら地縁者といいますか縁故者といいますか、そういった方々の判断、英断、こういったこと以外はないのかなと思うほどであります。

 しかし一方で今おっしゃったように、地場の事業に頑張っていただきまして、一人でも多くの若者を雇用いただくような、そういった体制づくり、これの方が現実的かな。しかしもし可能性があれば、そういった企業誘致もこれはもし可能性があれば全力的、全力で取り組んでいきたいとこういう思いでありますので、またそういう情報があれば、どうぞひとつよろしくお願いしたいと思います。

 地場事業の振興開発これも一つの大きな課題でありますので、これからの課題に取り組んでいきたいと思います。

 以上であります。





○議長(青木賢次君) 藤田議員の質問は終わりました。

 ここで10分間休憩いたします。

     午後 2時09分休憩

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     午後 2時22分再開





○議長(青木賢次君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。

 続いて、質問順位14番、大村議員。1番、大村議員。

  〔1番 大村赳夫君登壇〕





◆1番(大村赳夫君) 失礼をいたします。熱球人紺碧の空、寺子屋塾の大村であります。これより一般質問を行います。どうぞよろしくお願いをいたします。

 初めに、小萩道路見学会におけるエピソードを、二つ御紹介を申し上げたいと思います。去る10月31日でありますけれども、美祢土木事務所の御案内で工事現場を見学をいたしました。この道路は、一般国道490号の道路改築事業として実施されているものであります。昨日も、世良議員から御質問がありまして、皆様の答弁を、注意深く拝聴させていただいておりました。

 この道路は、小郡から秋吉台、そして萩市を結ぶ約30キロメートルの自動車専用道路であります。現在、美東町の真名から絵堂の間が、整備区間となっております。その先萩までは調査区間ともなっておるわけでありまして、その進捗が待たれるところであります。ちょうど見学会の、最後の現場でありますけれども、第二大田川橋でのことであります。現場説明員より道路構造の説明がございました。ちょうど私のそばに、市長さんがいらっしゃいました。設計速度は、時速80キロであります。そして設計4車線であるけれども、盛土4車線分そして実際にはですね、暫定2車線で、早くそれが使えるようにするための、努力をしているというお話があったわけであります。そのとき市長におかれましては、間髪ありまして、私はこれは感銘をいたしたんであります。それはおかしいではないかとおっしゃったのであります。

 市長は、小萩道路の期成同盟会の会長であります。その重き任にあるお方でありますが、まことに精彩のある言葉でありました。私が言えばやじでありますが、市長が言えば精彩のある言葉であります。今まで私も、数多くの市長を見てまいりましたけれども、まことに好感の持てる態度でありました。ところで、その言葉の真偽について、少しお漏らしをいただきたいと思うのであります。

 もう一つ、興味深い話をさせていただきたいと思います。この道路は環境に配慮した道路でありますが、命、緑を思いやる工事を、実施しているというお話であります。切土、法面の緑化に現場発生材を利用しているようであります。さらに見学会最後の現場でありました。今申し上げました第二大田川橋の直近にあるため池で、山口県の貴重な生物でありますモリアオガエルの卵塊が確認をされました。その保全に、実は5カ月もかかったというのであります。そのように命と緑を思いやる工事を実施されておるわけでありますが、最後の期成同盟会会長としてのあいさつで、市長さんが、こうもおっしゃったのであります。モリアオガエルでこれだけの工期のおくれが生じたのだから、萩方面は大鷹がいるから大変だ、とおっしゃったのであります。この言葉の、まあユーモアのある言葉でありますよね。そのユーモアの真偽についてもう少し、お漏らしをいただきたいと思うのであります。

 次に、羽賀台産業廃棄物最終処分場建設問題について、お尋ねをいたしてまいりたいと思います。一昨日も西元議員さんより、阿武川の源流である、嘉年地区での産廃処分場建設問題について、実地踏査を踏まえたお尋ねがございました。また、ただ今も、藤田議員さんの方から、非常に熱意あふれる御質問がありまして、市長さんの御答弁を聞かしていただきました。

 西元議員のお尋ねに対して市長は、我々も重大な決意、重大な関心をもって臨むとおっしゃっています。藤田議員のお尋ねに対して、これからは矢面に立って議論を進めてまいりたいと、覚悟の表明もありました。

 私は、市長答弁を評価するものであります。この問題の難点でありますが、これは市長答弁の中に見られております。皆さんもよく了解されていることでありますが、法律上、関係市町村の影響力が行使できないという、恨みがあるわけであります。

 この問題の所管庁は県であります。県は要綱行政を粛々としてやる態度を示しております。指導要綱のどこを読みましても、関係市町村の同意が許可、不許可の十分条件とはなっていないわけであります。わずかに指導要綱の第8条に関係市町村の意見を聞くとございます。要綱は要綱だからといって、それでは法に頼んでみてもですね、廃棄物処理法のどこを読んでも依拠する法条はないわけであります。このようなことを勘案いたしまするに、将来の無用の混乱を避けるためにも、市は毅然たる態度を内外に宣明すべきであります。機先を制することが大切だと私は思うのであります。既に、この年の7月26日でございましょうか、ただいま伺ったところでありますが、関係課の対策会議がなされております。そして意思の、コミュニケーションを図ることと、まあ対策会議といいますか、理論武装がなされておるようでありますが、これをもっと不断に、情報の収集、理論武装に努めていただきたいと思うのであります。対策会議を本格的に、市長が本部長となるぐらいの腹で、つくっていただきたいと思いますが、お伺いをいたしておきます。

 次に、江向1区の町内会の近況を御紹介申し上げたいと思います。江向1区町内会の集会所のそばに、道路との間に高いフェンスを張りました児童公園がございます。児童公園は、市内に50数ヵ所あるということでありますが、草取りや清掃は地元の負担となり、これが結構御苦労のあるところであります。このたび江向1区の町内会におかれましては、皆さんが力を合わせまして、公園整備に汗を流されました。11月19日には、ツツジを植えるというお話でありましたので、私も午前中、見に参りましたけれども、当時雨が降っておりまして、午後に、そのことがなされました。トラックによる、真砂土の搬入でありますとか、花壇の整備、そしてツツジの植栽、遊具の整備等、すべて皆さんの無料奉仕によってなされております。むろん市の方も、町内会の熱意に触発をされまして、いろいろと御尽力をいただきました。心より御礼を申し上げておきたいと思います。

 このように、公園は面目を一新をいたしております。植栽されたツツジも、この児童公園を、終の住処といたしまして、ここに来てよかったなあと、思えるようなすてきな花を春には咲かせてくれるだろうと思います。

 そこで、江向1区町内会の活動にかかわらずですね、いろんな町内会で、さまざまな御努力が傾注されていることと思いますが、このような活動に対して、市長の名による褒状の発出を考えていただきたいと思いますが、お考えを伺わせていただきたいと思います。

 市政点景4つ目であります、雨水の流れない雨水溝についてお話をしてみたいと思います。所在地は前小畑の旧短大前の市道、元農道であります。この雨水溝は、勾配が悪く雨水の流れが悪いようであります。所期の役割を果たしていないという、住民の苦情に接しておるところであります。私も現場を何回か見に行きました。この前雨の降ったときも、ちょっと見てまいりました。既に所管課に通知をいたしております。御所見を伺っておきたいと思います。

 また、当該雨水溝のある道路の向かい側の農地に、今新しい雨水管の設置が進められています。これは、どんな目的で施工されているのかお伺いをいたしておきたいと思います。

 次に、教育は百年の大計かと、大きな見出しで御質問通知をいたしました。小泉さんという人がいます。小泉さんは総理就任の折に、米百俵のお話を、まくら言葉に用いられております。その間教育に関してなされたことは、教育基本法の改正準備ですね。それと教育委員会をなくすという方向で議論するということでありました。既に規制改革民間開放推進会議にありましては、自治体による設置義務撤廃の中間答申を出しております。

 地方制度調査会におきましても、教育委員会の設置は自治体の選択性にすることが適当であると、答申しています。さらに、全国市長会におきましても、選択性の要望書を提出しているところであります。しかるに安倍内閣の再生会議におきましては、教育委員の人選のあり方の運用改善を軸に、教育委員会を強化する方向で具体案をまとめようとしています。そしてまもなく、中間答申が出ると思います。ことごとさように、議論がなかなか収れんしていかないところがあるわけであります。

 萩市民の声を拾ってみました。大別して二つのタイプに分かれるのであります。一つは、これはもう何十年も前から言われておることでもありますが、教育委員会制度は形骸化しているという議論であります。もう一つは、金や権限もわたさずに、ひどいことを言うなという議論であります。

 そこで私は、市民の皆さんの平均的な声を受けまして、お尋ねをいたしてみたいと思います。萩市教育委員の方々の日常の仕事の内容について、御説明をいただきたいと思います。

 去る、11月12日でありましたが、サンデープロジェクトを見ておりました。田原さんの、あの番組であります。そこでは教育委員会の存廃論議がテーマとなっておりまして、自民党からは、地元の政調会長代理、河村建夫代議士が出席でありました。民主党からは、政調会長の松本代議士が出席でありました。

 民主党は、教育委員会を廃止して、首長部局への統合を主張されておるわけであります。河村さんは、教育の政治的中立を論じられていました。

 ここで、少し沿革を振り返ってみたいと思います。もともと教育委員は、公選でありました。教育委員会法の時代であります。昭和31年の、地方教育行政の組織及び運営に関する法律によりまして、首長の任命制に変わりました。その背景は、選挙によると党派的な対立が教育行政に持ち込まれるとの、経験智による反省からであります。ともあれ、焦点の当てられている教育委員会のことでありますから、私の尊敬申し上げております教育長さんにおかれましては、一家言あると思います。ぜひお示しをいただきたいと思います。

 また、市長会から要望の出ていることでもありますし、市長の見解も伺っておきたいと思います。

 最近、いじめ等の事件がワイドショーやニュースで取り上げられています。公教育の現場にもっと力を、という議論いたしてみたいと思います。このワイドショーなんかで、映像で描写される事柄につきましては、前後の脈絡よりも、絵の印象から先見的に受け止められて、理解が事実と大きく乖離することもございます。また、編集権はメディア側にあるわけでありますから、センセーショナルな切り口となりまして、用心のいるところであります。さりながら、その映像の中で語られる、学校関係者の方々の用語使いの対応のまずさに、胸を痛めているのは私一人ではないと思います。

 言葉はもろ刃の剣であります。人を慰めることもあれば、人を殺すこともあるのであります。昨日、幼児教育に愛が必要なんだと、江原議員がおっしゃいました。同感であります。言葉も、愛が裏打ちされてなければ、信頼性は生まれないのであります。言葉力を磨いてほしい。公教育の現場にある先生方に、言葉力を磨いてほしい。そのように思うのであります。

 私は、58歳でありますから、お許しをいただいております。教育現場の方々、先生方は、ほとんど私より年がお若いと思うからであります。どうか、私の年に免じてお許しをいただきたいと思います。現場の先生方におかれましては、危機管理能力の研さんに努めていただきたいと思います。

 また、教育委員会におかれましては、そういう研修の場を提供していただきたいと思います。教員の皆様方には、自分の専門分野のみならず、いろんな本を読んでいただきたいと思います。特に、リーガルマインドを磨いてほしいと思います。そして、異文化交流も大切であります。

 このような議論を進めていきますと、いつも私には思い当たることがございます。突き当たることがあるわけであります。先生方は忙しすぎます。セブンイレブン教師と、きのう伺いました。本当に先生方は忙しいわけであります。何も先生方に限ったことではありません。市役所の職員の皆様方も、そして民間の皆様方でも、現在に生きる皆さんは、忙し過ぎるわけであります。その辺に焦点を当てて見ますと、病巣が見えてまいります。象徴的な言い方をいたします。文明病であります。社会が文明から受ける恩恵の何割かでも、捨て去る決意をしなければ、なかなか治癒しない大敵なのであります。そんなことを言ってみても、何も役には立ちません。おまえ、のんきなこと言っているということになるわけであります。そのとおりであります。何とか対処療法を考えていかなければならんところであります。

 そこで、覚悟を決めて立ち向かうことといたしまして、ひとつお話をいたしてみたいと思います。先生方は授業力は持ち前のものがございます。部活の指導や行事の消化に、それでも心身の疲労を、強く感じられることがあるのではないでしょうか。また、コミュニケーションを図るために、いろんな御苦労があります。その中で胃袋まで鍛えなければならんというような、悲痛な叫びもあるのではないかと思います。

 教育長、このような先生方の御苦労に、何とか対処するような、心身の負担を軽くしていただくような配慮を、制度として考えられることはないのでありましょうか。お伺いをいたしてまいります。

 教育は、国家百年の大計でありまするならば、たくましい人間力を持った青年を育てるために、現場の先生方が、全人格を傾けまして、子供たちの指導に当たれるような環境づくりに、命がけで当たっていただきたいと思うのであります。岩崎教育長ならできると思います。よろしくお願いをいたします。

 それから、観光は見えざる手で。申し上げています。萩市の観光客数が漸減傾向にあることは、皆様御承知のとおりであり、しかしながら、その中で数年にわたりまして、毎年1,000人前後のお客さんを、萩に御案内されております人士のお話をいたしてみたいと思います。

 この方は、キリスト教巡礼団のお世話をされておりまして、隠れキリシタンの史跡でありますとか、萩の観光地の御案内を献身的に、なさっている方であります。萩市史にも造詣が深いお方であります。今も多くの方々の尊敬を集めていらっしゃいます。社会活動に今なお精進されておるお方であります。私が観光は見えざる手でと申し上げておるゆえんであります。このようなお方のような地道な尊い御活動が、萩市観光を支えていること、夢忘れまいぞ。心に期してお尋ねをいたしてまいります。

 新堀川は毛利氏の治世、1687年に、デルタ中央部の低湿地の排水のために、平安古河岸端の萩城外堀から唐樋まで水を掘ってつくられたものであります。およそ320年ぐらいの伝統、歴史を持つ川であるようであります。川幅も今よりもうんと広かったようであります。まあ言ってみれば新堀川というものは、萩の栄えを支えた川だと言えると思います。この新堀川のある、お地元におきましては、この川の周辺整備に情熱を傾けている方がたくさんいらっしゃいます。

 川に、フナやハヤなどの魚影が、見られるような工夫ができないものかな。周辺にポケットパークのような、お花畑をつくったらどうかな。タウントレイルのようなコンセプトに、まとめてみることはできないのかな。いうような切なる願いがあるのであります。

 このことで私は、古い昔のことを思い出します。今から10年も前でございましょうか。私は、ちょうど東田町の周辺で、仕事をしている時期がございまして、仕事場に向かう夕方であったと思います。あそこの小林の菓子屋さんのお隣に、ちょうど新堀川が流れておりますが、その川のレール、欄干からですね、じっと眺めていらっしゃる、立派なお方がいらっしゃいました。私は、どなたであるかなあと思って、注意して見ました。もう100メートル先からでもわかる人であります。萩市長の野村さんであります。

 あのときに、野村さんは何を考えて、ずっとたたずんでいらっしゃったのかなあ。私は声もかけたと思います。市長さん、こんにちはと申し上げたような気がいたしますけれども、市長が、それほど思い入れをした新堀川であります。私もこれから議論を積み上げてまいりまして、時間をかけて勉強させていただきたいと思います。その前に一つ聞いておきたいことがございます。この新堀川の河底は、コンクリートか何かで、底張りがいたしております。川でありますが、底張りがされております。これはいつごろ加工されたものかお伺いをいたしておきたいと思います。

 それから、最後の項目であります。まちじゅう博物館構想と表裏一体をなす、萩観光戦略についてお尋ねをいたします。

 萩まちじゅう博物館構想は、萩市まちづくりの基軸となる、いわば憲法であります。私は、4月以来、何回も資料を読み返しました。そして、いろんな資料を取り寄せて、勉強もさせていただきました。しかし、なかなかによくわからないところがございます。しかし、本音を言いますと、よくも考えたな、よくも書いたなあと言えるような、立派な文章構成になっております。この憲法にですね、正面から反論する勇気のある方は、萩には一人もいらっしゃらないだろうと、私は思います。しかるに、その構想と表裏一体をなすとされる、萩市観光戦略5か年計画については、一言あってしかるべきであろうと、私は思います。一昨日も昨日も、市長答弁を重ねて伺いました。

 私は、計画をつくることには反対であったと、このように、その理由も説得力のある理由が語られています。今折から、文化庁宛に世界文化遺産国内暫定一覧表への追加のための提案書が、11月27日付で提出されたとのことであります。関係者の御努力に対しまして、深甚の敬意を表するものであります。

 何とか官民業それぞれに、自分の持ち場に力を尽くし、工夫を重ねていくことで、全体としての萩の声望が高まっていくのだと思いますが、この観光計画につきましては、昭和54年が基準年度になっているんですかね。昭和54年が基準年度になっておりまして、これは当時の状況でも、54年度が一番観光客が多かった。にぎわいだ年であったというような読み込みを、私は、いたしておりますけれども、例えば、観光客数140万といいます。それが19年度の設定目標は180万であります。そして宿泊数も、随分と大きな数字が出ております。実際にはうんと激減をいたしておるわけであります。

 まあ、このようなことを、つらつら考えてみまして、この前、観光懇話会の話も聞いたりいたしまして、まあどうしたらいいのかな。まち博の構想は、平均的に投網をかけるものであります。しかし、よくよく考えてみますと、萩のまちは、立派な歴史を持つまちでありまして、全市いたるところに歴史的所産ならざるものはないわけであります。文化的な土壌にはぐくまれた都市遺産ならざるものはない。と言ってもいいぐらいの、恵まれた遺産の多いまちであります。その中で、平均的な投網をかけますと、メリハリが、なかなか難しいな。

 例えば、観光にいたしましても、私のことを申し上げて恐縮でありますけれども、私は、10年ぐらいにわたって、全国を歩く仕事をいたしておりました。その間に、仕事の合間に全国の観光地というものは、ほとんど歩いてまいりました。しかし、その移動時間中に見ることでありますから、よくかけて半日であります。きょう東京のエージェントの話を聞きましても、萩ツアー、2時間ツアー、3時間ツアーだというのであります。2時間、3時間ツアーでございますと、なかなか全市に投網をかけた形でありましても、やっぱり目玉を見て歩くようになると思うのであります。まあそういったことを、つらつら感じまして、懇話会での話でもございました。ひとつ目玉をつくってやったらどうかという意見が、お二人ぐらいから、あったように思います。三人でございましたでしょうか。まあそういうこともありまして、私は、ちょうど今が5か年計画の折り返し点にあるわけでありますから、どうかここでひとつ、もう一度考えを新たにいたしまして、戦略に見当違いがあったならば、すみやかな対策を講じていくというような姿勢を、持ってほしいと思うのであります。

 私どもは、評論家ではないわけであります。皆さんも、また市長部局の皆さんも、これから萩の歴史をつくっていくわけでありますから、やはり、速やかに対策を講じていくべきだと私は思うのでありますが、市長さんの御所見を伺っておきたいと思います。

 最後に、博物館の展覧会等の催事の強化について要望をいたしておきたいと思います。博物館の入館者数は、年間10万人、9万人と、まあ漸減傾向にあるわけであります。しかしながら、まち博でも萩博物館はコアとされておるわけであります。

 両年、漸減傾向が続いて、また今年も少し減るのではないかなというような、お見通しのようでもありますけれども、ここで、来年度予算で、やはり博物館の予算を減ずるということになりますれば、私は、いけないのではないかなと思うのであります。ちょうど今が、財政課長の査定の時期にも当たるのでありましょうか。私は、このコアたる萩博物館の予算を、強化していただいたらなあということを、願っておるわけであります。仏をつくって、魂を入れていただきたいと思うのであります。

 一番辛抱しなければならんことも、たくさんありますが、どうかよろしくお願いをいたしたいと思います。

 以上で1回目の質問とさせていただきます。よろしくお願いをいたします。





○議長(青木賢次君) 市長。

  〔市長 野村興兒君登壇〕





◎市長(野村興兒君) 大村議員から、大変ユーモアも交えながら、多岐にわたります本当に項目数からいうと、大変な数でありますが、お答えをさせていただきたいと思います。

 まず最初の、市政点景ということで、小郡萩道路の見学会の話をされました。二つありました。一つは、完成2車線、暫定2車線、まあこういったことで、見学会で絵堂萩間は、完成2車線、こういうふうな言われ方をされましたもんですから、これはどうだと、実は、平成6年に期成同盟会を立てまして、平成8年に実は着工いたしました。真名大田絵堂間は、今整備区間で、まさに整備が進捗をしているわけでありますが、これは暫定2車線なんですね。暫定2車線の意味は何かと言うと、将来4車線もあり得るということで、用地買収は4車線分を買う。こういうことですね。完成2車線は、もう4車線はあり得ないということで、2車線しか用地は買わない。しかし、2車線だから、もう将来も拡大がないから、少し道路の幅は余裕をもつ。で、えっという驚きを表明したわけでありまして、決してふざけてなんか言ったわけじゃありません。完成2車線というのは、もう将来伸びようがない。暫定2車線は、何かあれば、例えば、上り車線の追い越しの部分を、その部分だけ、どうしてもこれは必要だ。通行量というのは、やはり10年、20年たてば変わりますから、まあそういった暫定ということでありますから、臨機に対応できるわけでありますが、完成2車線の場合は、新たにまた用地を取得することは、もう至難のわざでありますから、そういうようなことで、これは大変だということの意思表示をしたわけでありました。いま一つ、このモリアオガエルで5カ月おくれたと、こういう説明をされました。実は、絵堂萩間は、平成13年、調査区間に指定を受けまして、延々と環境アセス、環境調査がされました。

 そこに、大鷹とか熊鷹とか、この間にたくさんいる。巣がある。実に、もう6年に入ってますね。4年間、大鷹、熊鷹の調査が行われました。まあ言うならば5年でありますから、モリアオガエルは5カ月、大鷹は5年、何というおくれだということを言ったわけでありまして、決してユーモアを交えて言ったつもりはありません。相当、県当局は、恐らく財政が大変だ。今整備区間だけで手当てし、これをさらに延長することは、大変だろうという思いが、あるんでしょうけれども、しかし、そういった環境調査で時間がかかるという言い方は、おかしいというふうに私は常々言っているわけであります。お金がないならお金がない。環境調査、大鷹の巣が、いくつありましてと、こういうのを5カ年も6カ年もやるのかという話を、本当は心の中にはあるわけでありまして、そういう思いを伝えたわけであります。13年の調査区間から、16年まで4年間は、そういった猛禽類の調査、今は、動植物の調査、こうなっています。このあたりも聞く人が聞けば一体何をやっているんだという話になりかねない。まあそういう思いをもっている人も、いるということを、やはり何らかの意思表示をしなければ、だれも、ごもっともごもっともという話では済まない。こういうことであります。

 お漏らしをいただきたいという話であります。決して、漏らすような話じゃなくて、ちゃんと正々堂々言うべき話だろうと思います。

 いずれにいたしましても、この萩と小郡を結ぶ地域高規格道路。いわゆる小萩道路とおっしゃいましたが、まあこれについては、萩の将来をかけた事業であります。一刻も早く整備ができますように、議会の道路特別委員会も設置をされましたこともありますし、ぜひ力を合わせて早期整備に努力をしていきたいと思います。

 それから、2番目の産業廃棄物の関係であります。先ほど藤田議員からも、同旨の質問がございました。特に、今大村議員からは、廃掃法含めました法律上の位置づけ、市長村長の立場、こういうことで御説明がありました。確かに、そのとおりであります。この廃掃法の第15条で申請が行われますと、それから、粛々と許可申請を出され、知事に対して、そういう申請行為が行われまして、後、告示縦覧がありましたときに、市町村が意見聴取、意見を申し述べる。そして、関係住民の意見も申し述べる。まあそういう機会があります。それが、その意見の内容が、もっともであれば、当然後の審査会が開かれますので、審査会で否決されることはあり得るわけです。論理的には。しかし、基準を満たした申請。基準というのは、こういうふうな形で、絶対に周辺の環境には影響を与えることはありません。という基準をですね、ちゃんと出すわけでありますが、そのとおり実施される。まあこちらも当然担保されなければならないわけでありますけれども、そういったものでありますが、周辺地域住民の意見も当然、意見として反映されるわけでありまして、要は、審査、専門的知識を有するものの審査の行為がありますので、ここでストップがかかれば、変わる。しかし、なかなかこの諸先例を見ますと難しい面もある。ただし、今回の場合は、まず、その事前協議という形、これは、まあ事前行為でありますから、法律上のものではありませんけれども、しかし山口県は、要綱を定めまして、その事前協議という手続きを経なければ申請に至らないという,こういうふうな手順を定めております。

 これは、直接法に訴えることは、もちろん可能でありますけれども、しかし、そうすれば、事前協議を、手続きを踏まずにやったということ、審査会に与える影響は非常に大きいものがある。

 今、事前手続きで、要綱で定められていることは、生活環境調査、いわゆるアセスメントもありますけれども、関係地域の決定という、その関係地域の住民の皆さんの承諾を必要といたします。関係地域というのは一体どこだ、という話でありますが、そこをめぐっての今から攻防になると思います。決して物理的な500メートルという線がありますけれども、それ以上に、先ほど、まさに藤田議員から御指摘がございましたように、地下水系というのがあります。このあたりを、どうとらえるか。かつて同じような場所で、夏みかん、みかんのかすを捨てたところ、その量が相当膨大なもので、そのために坂本地区の飲料水源に影響があった。まあこういった一つの歴史的な事実もございました。そういったようなことを踏まえながら、水系の問題を、大いに議論していただきたい。こういうことでありまして、そういったことが一つありますので、とにかく関係地域の住民の皆さんの承諾という一つの、これは事前協議の中の話でありますけれども、いずれにいたしましても、この法の関係につきましても、関係住民の意見具申。これは審査の過程に一つの影響を与えるものである。こういう理解をしています。

 とにもかくにも、議員御指摘がありましたように、まず部内の関係課、いろんなところが関係するわけでありますが、私ども総務に法務担当がおりますので、法務担当もちろん入りまして、そして今から協議体制をつくっていこう。こういうことであります。

 市長みずからが、陣頭指揮をということでありますが、もちろん、この問題は重要でありますから、事務局は、そういう形で選定しますが、私みずからも積極的に、この調整に乗り出していきたいと思っております。

 今議員の御指摘は、大体もっともだと思います。私どもは、そういったようなこと、いろんな経緯があります。しかし、相手の方も相当の歴戦のプロでありますから、これは相当覚悟を決めて、かからねばならない。こういうことであります。

 まずもって、機先を制すること。それはおっしゃるとおりでありますので、まず協定の違反、信義則違反、まあこういったところから、これは直接交渉するべき話であろうと思いますが、そういったことも含めて、今から考えていきたいと思います。

 それから、今度は、児童公園に汗を流す町内会ということで、非常に、お褒めをいただきましてまことにありがとうございます。町内の方々、大変努力をいただいています。この江向1区の町内会の公園整備、児童遊園地、児童公園の整備でありますが、真砂土の要求がありまして市の職員が2車分、実は運びました。そして、ツツジについても、平戸ツツジ30本の苗を提供いたしました。そういうふうな形で要望があり、そういうふうな労働奉仕をされ、児童公園の整備をしよう。まあこういった場合には、原材料の提供は、できるだけ努力をしておる。こういう約束になっております。とにかく、そういった御努力をされているところ、実は江向1区だけではなくて各地区、実は児童公園が、各地区にございます。これは全部そういった形で、各地区に管理をお願いをしておりますので、そういった観点から、非常にまあ花を植え、整備をされているところもありますし、まあそこそこのところもあります。こういったところ、頑張っていただいているところ、ぜひ表彰すべきではないか。そういったことを今、提案をいただきました。実は旧萩市におきましては、市制をひきまして70年とか、75年とか、こういったときに実は、いろんな団体の表彰を行ってまいりました。こういったときに一つの区切りとして、各町内、そういった意味での環境整備をいただいた。そういった項目も、今度は新市になりましたので、新たな視点で、そういったものも考えられると思いますので、一つの提案として、承らせていただきたいと思います。

 それから、雨水の流れない排水溝ということでありますが、ちょっとこれは技術的な話でございます。非常に大ざっぱな話をいたしますと、新川のポンプ場というのがありますが、そのポンプ場の水域を、どこまで定めるか。そこの分かれ目が、実は前小畑のところでありまして、この前小畑の方に流れる部分と、そちらの敷居区分をする。そのあたりの一つの話がありまして、そのものも若干関係いたします。担当部の方から、お答えをいたします。

 それから、その次に、教育の関係でありますが、教育委員会の話であります。これは基本的には教育長にお尋ねでございますが、まあ市長会等におきましても大議論でございまして、地方制度調査会の今内容は、お話のとおりであります。これを任意にすべきだ。まあこういった声も、非常に強いわけでありまして、なぜかと言いますと教育委員会の一つの今、実態、教育委員会が所掌する内容、例えば、文化財の関係の仕事は、実は、今市長部局でやっております。これは、事務委任を受けた形です。法令上は教育委員会。例えば、文化に関すること、これについても市長部局でやっております。将来、生涯学習、社会教育、あるいはスポーツ振興、こういったものについても、市長部局に事務委任していただけないだろうか。こういうことも、今案として考えているところであります。

 これは、一番京都市が先鞭をつけまして、京都市の、いわゆる都市計画の中で、文化財、史跡等の文化財を抜きに、都市計画は語れない。それぞれが決定が二重になると大変だと、こういう話でありまして、そういったところから始まりまして、各今全国多くの市、町村で、そういうふうな取り扱いに今、方向になりつつあります。そういったような内容も受けまして、いろんな議論が起こっているわけであります。

 一つは、この教育委員会の問題、教育委員会そのものの構成や、その位置づけの問題もありますが、教育に関しますところの、権限の問題、例えば国、あるいは都道府県、市、町村、こういったところで権限が、いろんなものが国に集中している。あるいは都道府県に集中している。まあこういったことであります。市に、例えば市立の小中学校がありながら、実は、人事権はないわけであります。最終的な人事権は、県教委。私ども島嶼部まで持っておりますが、こういったときに本当に、例えば、教員の採用にあたりまして、島嶼部も視野に入れて、本当にこの地で教育をしてくれる人。まあこういったような観点もですね、本当はほしいわけでありますが、我々のそういった意思も、全く反映されません。そして、この定期的に変わっていく。まあこういったようなやり方、かつては、交通の行き来が少なかったわけでありますから、この萩出身の先生方が島嶼部の、例えば見島出身の方が、校長先生で見島に赴任をされていた。こういったこともかなり多かったんでありますが、昨今は、大体2年ぐらいで皆おかわりになるわけですね。まあこういった教育が本当にいいのかということも、考えておりますし、そういった権限上の問題とか、所管の問題。さっき言いました、いろんな問題が今あると私どもは考えております。そういう中で教育長、今教育委員会はどうなっているかは、教育長の方からお答えをさせていただきたいと思います。

 それから後は、新堀川の話であります。新堀川の今、歴史的な経緯はどうか、下はコンクリかどうか、こういった話であります。担当部長の方から詳しくお話をさせていただきたいと思います。

 そして、次にお話がございましたのは、観光の話であります。観光の関係について今、いろんな、あっそうです新堀の話で10年前に、あそこの札場のとこですね。あそこの橋の上で、何か飛び込むかと思われたのかもしれませんが、そうじゃありませんで、実は夜たまたまあそこを通りまして、必ずあそこを見るのは、私がちょうど市長に就任しましたときに大変汚かったんですね。においもしました。毎年こう見ていきますと、だんだんきれいになっておりまして、最近では、あそこから見ても、あるいはもうちょっと西側のですね、彩花橋で見ても、今魚がですねわっと、ハヤかボラの子か知りませんが、もう群れをなして泳いでいます。それをめがけてまた鳥が集まっています。そこまでまいりました。それは、なぜかといいますと、一つは、毎年必ず彩花橋の、あのあたり一帯ずっと西は、しゅんせつをいたします。そして、もう一つは、田町や新堀の、あの地区の下水道の整備をやりまして、水洗化が大体7割強程度は今、できていると思います。かつては、みんな垂れ流しだったんですね。しかし、惜しむらくは三面張りでありますから、なかなか、いわゆる美観とは、概念には、ほど遠いかもしれません。

 まあ、そういうふうな少しずつ今、きれいになっている。しかし、新堀の東側の方は、なかなか思うようにうまくいかない。それでも、明倫のPTAの皆さんが、EM菌をまくとか、いろんな形で努力をいただきました。以前よりも、相当きれいにはなりましたけれども、このあたりはどうするかというのは、一つ大きな課題であります。

 ちょうど今、外堀を改修いたしましたが、肝心の水の流れ、これについてまだ、実は中途半端になっておりました。専門家に、今お諮りをしておりまして、どういう形で、どういうふうな形でやれば、水がきれいになるか。ということもあわせてやります。

 それから、いろんな観点でお話がありましたが、まちじゅう博物館と、その観光戦略という話であります。まちじゅう博物館は、ある意味で、まちづくりの指針といいますか、基本的な方向でありまして、観光戦略は、観光の振興をどう図るかというものでありますから、裏腹の関係というよりも、むしろ全然別立てのものですし、できた経緯も全く違うわけでありまして、観光戦略ができた経緯は、なぜかといいますと、あの萩三隅道路も、これがちょうど5カ年たったときに、完成をする。19年度には、萩長門間、もう少し具体的にいいますと、萩湯本間が20分を切る。こうしたときに、萩の観光は、それでなくても、今おっしゃったように2時間観光、3時間観光といわれてきましたが、通過観光になっていくんではないか。そういった危惧を当時は非常に強く持ったわけですね。そういったことを頭におきながら、少し戦略的な対応をしなければならないというのが、観光戦略の一つの大きな考え方でありまして。表現には、具体的にそこまで、湯本を頭においてということで表現はしておりませんが、心の奥には、そういうことであります。

 計画をつくらないと、私は言っているわけじゃないんで、私は今お話しだと、市長が計画策定に反対をしているという。計画は私がつくる。つくれというか、つくると言い出したわけです。私自身も戦略の中の、いろんな施策の関係では、ほとんど関与しております。計画をつくるなと言ってるんじゃないんですね。戦略をつくるなと言ってるんじゃなくて、計画に計数を出すのがどうかと言ってるんですね。じゃあ20%アップするという保証は一体何にあるのかということを、まあ皆審議会、委員会でありますから、まあ皆さんが対努力目標だとか何とか言われますのでね、まあそれに最後は従ったんでありますが、根拠のないもので、そうやってつくれば、その平成14年の時点でですね、日本経済がですね、急勾配で、今から上がってくるという保証は、全くないんですね。あのころまだまだ、いろんな銀行が、がちゃがちゃしておりました。資産効果や、あるいは所得効果が出て来るまではほど遠い。そういったときに、2割の保証といったのは、だれがやってくれるんだ。という話ですね。だから、本当に先ほど言いましたけれども、例えば、この大きな大会をやる。コンベンションをやる。それで1,000人単位のやつを、10回やれば、これ1万人になる。こういったことの掛ける何倍でとかですね、そういった経験値でもあればいいんですが、そういったものなしでやるというのは、これは単なる希望値である。希望値と計画値は全く違うんですね。そういったことは、やめるべきだ。という話を申し上げたんでして、戦略は立てなければならない。この戦略は、おっしゃるように今、まちじゅう博物館の構想はともかく、戦略は問題だ。見直さなくちゃいけないと、おっしゃるけれども、この戦略というもの、この今の中に、じっくりお読みをいただきますと、非常に大きな、いろんな課題を抱えております。一番萩の問題は何か。昭和50年前後につくった宿泊ホテルの施設がそのままだ。テレビを見ると、カシャカシャといって江戸博物館にあるようなものを、まだ使っているところがあるとか、いろんなことが、私どものところに苦情に来るわけですね。施設が古いとか、いろんなことがいわれる。温泉がないとか、いろんなことがありました。まあそういったいろんなものを踏まえて、例えば、施設改善という環境整備、こういった項目を立てていると思いますが、そこの中で議会にも議論いただきました。相当議論がありました。固定資産税の減免をするかどうか。まあこういったことも、一つ踏み込んでやったわけですね。そういったことは実は基軸なんでありますが、総花的に、いろんなものが書いてます。戦略ですから、もし漏れたら、これ漏れてるじゃないかと、こう言われますから、総花的に、やっておりますが、基軸になるものがちゃんとあるんですね。そこは、しっかり見ていただきたいと思います。

 そういったようなもろもろのことでありますから、結局その、減っているというふうな話、評価があるかもしれません。しかし、例えば、昭和、平成で今10年前ぐらいから、萩の観光を見ましても、大体確かに10%強減っております。10%前後減っておりますが。例えば、津和野観光、これが大体25%減っていますね。秋吉の観光、これは秋吉の観光、観光客の推計というのは、かなりいい加減なところがありますが、秋吉と萩は、割と正確なんです。なぜかというと、松陰神社で、萩は押さえていますから、秋吉の観光は、秋芳洞の入場者ですね。これが、10年前、厳密に言いますと、平成9年でありますか、いや平成8年ですね。まあ9年でありますが、実際問題として10年になりますけど、約半分ですね。2分の1なんです。そのぐらい落ち込んでいるんですね。この10年で、それぞれの地で、みんな一生懸命頑張って、この観光戦略に似たようなことをやっていますが、全国の主要な観光地の観光客は落ちている。もちろんふえているとこもあります。これは、いろんな特殊な事情だと思いますが。日本全国の、いろんな意味での消費支出が落ち込んだ。まあこういうことでありますから、そういう中で、しかし、余り減少しない、その数であったというのは、そしてまた宿泊客も、もちろん減ってはいますが、ホテルや旅館が相当減っております。数が、数えているだけでも今五つぐらい、それが供給力が落ちても、なおかつそれほど、一、二割で済んでいるということはですね、まあそういうふうな形で、頑張ったせいだろう。だから一軒あたりの、ホテルあたりの宿泊というのは、若干場合によってはふえているところが、かなりあるんですね。

 そういうようなことも、ぜひ評価をいただきたいと思います。

 まちじゅう博物館というのは、まさに、そういった意味では、まちづくりの一つの指針でありました。それと、観光戦略というのは次元が違うし、目的も意識も違うということでありますから、表裏の関係にあるものではございません。しかし、観光戦略の中の一つの観光として、まちじゅう博物館という要素を、しっかり取り入れよう。まあこういう話でありますから、ぜひ御理解をいただきますように、よろしくお願いします。

 そして、その中でポイントをという話もございました。この泊食分離とか、あるいは食に重点を置いたとか、御成道の話とか、いろんなことを言われております。まあそれぞれすばらしいことだと思います。萩の観光は、実は非常に分散型だということもあって、分散型であるし、そしてそれを時間を2時間、3時間コースでは絶対に見れませんというのを、今一生懸命エージェントに訴えているんです。この船の観光も、時間をそこで費やしてもらおう。田町の話もそうでありますし、博物館も、そういう趣旨で、あそこを、まあ言うなれば、いろんな観光の情報の拠点にしよう。あそこからウォーキングするとか、いろんな機会も置いているわけでありますから、あそこから出発してもらおうとか、いろんなことを今考えているわけであります。完成場には、なっておりません。なっておりませんが、何とかそういった方向で努力をしようといっているわけであります。

 そして、かつ今新しく新市になりまして、それぞれの地域とのネットを、どう組むかという話であります。そういうようなことを、もろもろ今考えていっているところであります。

 もてなしの話もですね、そういった意味では、先ほどキリシタン墓地、案内される方のお話をされました。実は、あの方だけではなくて、今福栄にあります隠れキリシタンの里福栄、紫福ですね。ハピネスなんですね。これは大内時代からのキリシタン、隠れキリシタンの、かなり大量な実は、皆さんがですね福井に住みつかれた。これは大変な財産。先般私がちょっとあいさつに行きましたのは、長崎の皆さんでありましたけれども、このいろんな全国のキリシタンの関係者。これはキリスト教徒の方が多いんでありますけれども、乙女峠と、福栄村の隠れキリシタンの里、萩のキリシタン墓地、まあそういったような、もろもろのところをですね、いろいろ歩かれております。

 ちょっとまだお話をしたいことがございますけれども、教育長の話もございます。あるいは部長の話があります。よろしくお願いします。





○議長(青木賢次君) 教育長。

  〔教育長 岩崎 肇君登壇〕





◎教育長(岩崎肇君) 大村議員から、教育は百年の大計かという項目で、2点の質問をいただきました。

 1点目は、教育委員会制度存廃論議、どう答えるか。2点目は、公教育の現場に、もっと力をということでございます。

 国家百年の大計については、米百俵のお話をよく引用されますが、百俵の米というのも食べてしまえば、食い尽くされますが、教育に当てれば、明日の一万、百万になるという有名な例えであります。早速お答えをしますけど、萩市の教育委員会、平素どんな仕事をしておるかということでございますが、萩市の教育行政に係る重要事項や基本方針を決定するために、月1回及び必要に応じて随時に教育委員会議を開催しております。

 具体的には、教育委員会の事務に係る各種の規則、規程の制定改正の議案審議でございますし、主要事業の実施計画案に対する協議、方針決定をやって、まあ具体的には、教科書の採択等もやります。

 今後の教育における課題に対する、研究協議、今話題になっておる、いじめ問題も、それに当たります。

 それから、主要施設の訪問といたしまして、各学校、公民館に行っておりますが、昨年度は、萩地域以外の小中学校、公民館に行きました。今年度は、萩地域、旧萩市の小中学校、公民館に行ったわけであります。

 教育委員会制度存廃論議についての所見でありますが、教育委員会制度の見直しにつきましては、先ほど、市長が具体的な見直し事項について、申したとおりですので省略したいと、こう思います。

 萩市教育委員会、新市になりまして、小学校22校、中学校16校があります。すべての学校を訪問しまして、施設の要望、授業参観して、子供の授業の様子。教師の授業の方法を観察し、指導助言をいたしているところであります。

 また、要請があれば随時、指導主事は訪問しております。学校と市教委が手を取り合って透明感のある連携で学校の課題解明に向けて努力しているところです。

 そこで、萩市教育委員会について、存廃論議について、まとめてみますと、現在の基本的な枠組み、まあ中立性とか、あるいは継続性とか、レイマンコントロール、地域住民の反映した声とかいう枠組みを維持しつつ、萩市の実情に合わせた行政が執行できるよう、制度をできるだけ弾力化するとともに、市長と教育委員会の連携を強化し、教育委員会の役割の明確化のための改善を図ることは、大切だと思います。これが、今後必要なことで、いろいろ論議されていくんじゃないかなと思います。

 それから、2点目の公教育に、もっと力をに、ついてでございますが、今日の学校には、急速な社会の変化とともに、子供たちの学ぶ意欲、人間関係の希薄化、直接体験の減少など、さまざまな教育課題等が生じているのは御案内のとおりでございます。

 子供の個性や能力を生かし、一人一人の子供たちの夢の実現を図り、学校に力をつけるには、教育力が必要と考えます。教育は人なりと申します。教職員の資質の向上が極めて私は大きいと、こう考えます。教職員に求められる資質能力は、いつの時代でも変わらないものと、時代とともに変化していくものがあります。その中で基礎的な要素として、六つあるんじゃないかと思います、一つは、豊かな人間性と人間尊重の精神を身につけた教師であること、人であること。2つ目は、強い使命感と倫理観を持ち続けることのできる人であること。3つ目は、児童生徒を共感的に理解し、深い教育的愛情を持っている人。4つ目は、幅広い教養と専門的知識、技能を持っている人。五つは、豊かな社会性を持ち、幅広いコミュニケーションができる人。六つは、常に自己研さんに努める意欲と、チャレンジ精神のある人であります。

 いろいろ、学習指導力、あるいは生徒指導力、企画運営力等々ありますが、ちょっと省略いたします。

 それから、教職員の資質能力として、教職員評価。これは昨年度は、校長、教頭の管理職が施行され、本年度は、すべての教職員が施行の対象となりました。

 ただ、評価する目的は、やはり自分たち一人一人の教職員の、資質能力を高め、意欲の向上を図るというのが、大きな目的であります。

 それから、教職員の資質を高めるために大事なことは、研修であります。先ほど危機管理能力、異文化の交流、全く同様でございます。等々の研修を積み重ねることだと思います。

 それから、いわゆる先生方の心の負担のお話も、私は心の負担の中で、きのうも申しましたが、一つ組織の雰囲気、特に物理的な多忙というのは当然でありますが、精神的な多忙をいかに和らげて一枚岩でいくかということと、職場の風通しをよくするということであります。以上でございます。





○議長(青木賢次君) 大村議員の質問は終わりました。

 ここで、10分間休憩いたします。

     午後 3時25分休憩

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     午後 3時39分再開





○議長(青木賢次君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。

 続いて、質問順位15番、守永議員。26番、守永議員。

  〔26番 守永忠世君登壇〕





◆26番(守永忠世君) 皆さん大変お疲れのことと思いますので、大きな声で早口でまいります。

 私は9月定例議会におきまして、学校教育に関する一般質問を行いました。その際、岩崎教育長にお答えをいただきましたが、教育長の学校教育にかけられる並々ならぬ決意、執念、情熱を感じました。そのすばらしいお考え、回答に感銘を受け、再登場いただきたく再び教育行政について質問することといたします。

 なお、今年最後の議会であります。一年の区切りとして、市長さんを初め執行部の皆さん方へのあいさつは一般質問の終わりにさせていただきたいと思います。

 それではいじめについて、不登校について一般質問を行います。

 私の質問でいじめについては、宮内議員、諸岡議員に次いで3件目となります。質問が多少重複する場合があると思いますが、今年最大の暗いニュースであり、早急に対処すべき問題ではないかと思い、あえて私なりに質問させていただきたいと思います。どうかよろしくお取り計らいいただきたいと思います。

 いじめの実態について二つの例をあげ、少し詳しく述べてみたいと思います。

 中学2年生の男子生徒がいじめを苦に、自殺したと見られる福岡県筑前町の三輪中学校合谷校長で、2年前に女性教諭が当時2年生の女子生徒に、頭がおかしいなどと不適切な発言をしていたことがわかりました。女子生徒はショックで不登校となりました。

 今回の事件では、男子生徒の1年生の担任だった男性教諭47歳が、いじめを誘発するような発言をしていたことが発覚しており、前述の女性は教諭が生徒に言葉の暴力をふるう三輪中学校の体質は何も変わっていないと憤っております。前述の女性の件は、2年前清掃の時間に女性が友人数人と私語を交わしながらほうきで床を掃いておりました。その際に見張りに来た女性教諭が、話をしないで掃除をしなさいと注意し、直後に女性の顔を見ながら、あんたバカじゃないの、頭がおかしいとののしりました。

 女性はなぜ先生からさげすまれないといけないのかと衝撃を受けました。女性は納得できず、女性教諭の自宅に電話した際、女性教諭は、転校してくる前の学校でも頭が悪かったらしいね、茶髪に染めていたでしょうなどと発言。抗議すると、本当のことを言っただけでしょうと話したといいます。

 母親に相談し、1週間後に女性教諭と校長室で面談した女性は、何か言うことはありませんかと謝罪を求めたが、女性教諭は何もないです、と答えたまま黙り込んだそうです。母親が抗議をすると、当時も校長だった合谷校長も、私にそういうことを言われてもわからないですね、などと問題視していない態度をとったといいます。

 教諭と学校に不信感を抱いた女性は、その後卒業するまで学校を休みがちになりました。この女性教諭は現在も同中学に在籍しております。女性は悔しくて何度も死にたいと思ったが死に切れなかった。自殺した男子生徒が、担任からいじめを受けていたことを知り、自分の体験を思い出し、恐怖を覚えたと話していると報道されております。

 その後合谷校長は、町役場で開いた記者会見で、男子生徒に対するいじめだったとの認識を改めて示した上、子供たちの姿を見て、いじめという言葉が出てこなかった。私の弱さだと釈明をしたと発表されております。

 不適切な発言で、いじめたとされる元担任は、全校集会を体調不良で欠席、合谷校長は学校の非を認め生徒たちに謝罪をした上で、これからは先生そんなことを言ったら傷つくよ、というようにしてみんなで優しい人間になっていこうと話したとあります。

 もう一つの例として、岐阜県瑞浪中学校2年生の生徒が自殺した事件では、バスケット部の練習の際、女子生徒は至近距離からボールを強く投げられたり、一人で後片づけをさせられたりするいじめを受けていたなどといじめの実態を複数の同級生が語ったとあります。

 この同級生は同じ体育館で部活動をする男子バスケット部や、バレー部の生徒も目撃しております。学校はちゃんと話を聞いてほしいと訴えたとあります。幼なじみの別の同級生は、以前女子生徒から部活動で嫌なことを言われていると打ち明けられ、遺書には自分はお荷物と書いてあった。いじめられていないなら死ぬわけがない、それでも学校がいじめの事実がない、というのは許せませんと話しておりました。

 ただ、学校の調査結果に不満を漏らしながらも、同級生はいじめてる生徒に先生を通じて、自分が書いたと伝わるのが怖くてかけない、無記名でも文字で誰だかわかってしまうかもしれないと不安がっていたそうです。

 スクールカウンセラーのいる相談室も、部屋に入るのを誰かに見られるかもしれないと、近寄れないといいます。また、担任教諭から、取材に余り答えるなと指示されたという同級生は、でもちゃんと話しておきたかった、私も女子生徒がなぜ死ななければならなかったのか、誕生日だった10月23日に耐え切れなくなったのは、何があったのか知りたいと話したとあります。

 大変長くいじめの実態について、一部の内容を紹介、読まさせていただきましたが、まだまだ氷山の一角に過ぎません。

 いじめについて最大の問題は、子供との心のキャッチボールを受けとめることができず、心のゆがみを共感できない教師の存在にあると思います。今、教師に求められているのは、知識、技術の伝達だけでなく、時代が要請する教師像とは何かという視点で、学校教諭からすっぽり抜け落ちている、このため子供を不用意に傷つける教師の言動がふえております。

 教育現場で問われているのは、教師自身の人間力であり、望ましい教師像とは何かを改めて考え、教師の養成、活用、研修に努めるべきだと教育関係者が論評しております。私は、学校社会には教師が教え、生徒が学ぶというある程度の上下関係が必要ですが、この関係を誤解している教師が多いのではないかと思います。自分が偉いと思い込み、生徒に横暴に接している教師は少なくありません。今回の事件も、教師側に問題があったことは否めませんが、ただ教師や学校を非難するだけでは根本的な解決にはなりません。どんな学校でもトラブルやいじめは存在すると思いますが、その現実から目をそらさず、家庭や地域も、積極的に学校とかかわっていくことが必要不可欠であると思います。

 ここで教育長にお尋ねをいたします。文部科学省の通達による山口県教育委員会のまとめた報告書を見ますと、一つとして、公立小中高等学校および特殊教育学校におけるいじめの発生件数は376件で、内訳は、小学校122件、中学校217件、高等学校37件、特殊教育学校0件となっており、前年度に比べ52件減少しこの5年間で約45%減少したということであります。

 2つ目として、いじめが発生した学校数は163校で、小学校67校、中学校74校、高等学校22校であり、前年度に比べて小学校が4校増加、中学校は9校の減少、高等学校は6校の減少となっております。

 3番目として、いじめが発生した学校の全学校数に占める割合は、26.6%で、小学校10.7%、中学校11.8%、高等学校3.5%となっております。

 4つ目として、学年別にいじめの発生件数を見ますと、中学2年生が一番多く101件、26.9%、次いで中学1年生80件、21.3%、小学校6年生50件、13.3%、中学3年生36件、9.6%と続き、中学生の占める割合は57.7%、前年比マイナス2.5ポイント、小学校32.4%、プラス5.3ポイント、高等学校9.8%、マイナス1.9ポイント、特殊教育学校0%、マイナス0.9ポイントです。

 5つ目として、いじめの実態については冷やかし、からかいが197件、32.0%と多く、次いで言葉での脅し118件、19.2%、暴力94件、15.3%、仲間はずれ86件、14%となっております。

 6つ目、いじめの発見のきっかけは、いじめられた児童からの訴えが134件、36.5%が多く、次いで保護者からの訴え123件、32.7%、担任教師が発見53件、14.1%となっております。

 7つ目として、いじめの解消状況は年度内に331件が解消しており、解消率は88.0%となっていると発表されております。また、精神的いじめ、しつこいからかいや無視など、本人が不愉快になることを定義としておりますが、の経験は小学校のときに男女の60%前後、中学校で46から60%、高等学校で24から41%が被害者か加害者になっています。その上で、高校生で精神的ないじめをした場合の学校や家庭での人間関係を調査、心から信じられる友達はいるかとの問いにいないと答えた子はいるに比べ女子は2倍、男子も1.3倍、いじめた経験が多かったと同時に、真剣に話を聞いてくれる先生がいない子はいるに比べ1.6倍から1.7倍、親が真剣に聞いてくれない子は聞く場合より1.7から1.9倍いじめた経験を持っておるとあります。

 ゲームやテレビなどの影響も調査、小学校低学年のときにゲームが一日3時間以上、テレビ視聴が同4時間以上ある子において、小学生のときにいじめをした経験が多かった、小学校でのテレビゲーム漬けで攻撃性を保持している可能性もあるものとして、いじめる側の心の分析も必要と、京都大学助教授、木原雅子先生が指摘されております。このことは参考としておきます。

 山口県教育委員会のデータ1から7までについて、萩市教育委員会も当然のこととして萩市公立小中学校及び特殊教育諸学校におけるいじめの発生件数の実態を把握しておられることと思いますので、お教え願いたいと思います。と同時に7項目めのいじめの解消について、どのような対策を行ってこられ、どのような成果が上がっているのかお尋ねをいたします。

 2つ目として、萩市教育委員会はいじめ対策事業、いじめ対策、萩市教育委員会の取り組みとして発表されておられる今までの事業のいずれも2003年8月8日時点のものですが、対策成果をお尋ねいたします。

 次に不登校についてお尋ねをいたします。不登校について、平成18年8月11日、文科省が発表した学校基本調査速報によると、昨年度の不登校を理由とする長期欠席児童生徒数、年間30日以上は12万2,255人、前年度比1,103人減で4年連続で不登校者数は減少となったが、全児童生徒に占める割合は0.01ポイント減少の1.13%89人に1人となっております。

 ここで不登校とはどのような状態をいうのかとまとめてみますと、文部科学省では不登校児童生徒とは何らかの心理的、情緒的、身体的、あるいは社会的要因の背景により登校しない、あるいはしたくてもできない状況にあるために、年間30日以上欠席したものの内、病気や経済的な理由によるものを除いたものと定義をしております。

 また、不登校の要因や背景としては、学校など情緒的混乱が26.1%、複合的な理由によりいずれの理由が主であるか決めがたいが25.6%、無気力が20.5%となっております。

 これらの推移を見ますと、近年複合の割合が伸びており、不登校要因背景の複合化や多様化の傾向があります。中学校においては、遊び非行の割合が高い状況にあります。不登校との関連で新たに指摘されている課題として、注目されているものに、学習障害LD、注意欠陥移動性障害ADHD等があります。これらの生徒が周囲との人間関係がうまく構築されない、学習のつまずきが克服できていないといった状況が進み、不登校にいたる事例が少ないとの指摘もあります。さらには、保護者による子供への虐待等、登校を困難にするような事例も含まれており、個々の児童生徒が不登校となる背景にある要因や直接なきっかけは、さまざまで特定できないことも多いという点も、留意する必要があるといっております。

 山口県においては、30日以上欠席した公立小中学校における不登校児童生徒数は、1,367人で前年度に比べ92人の減少となっております。小学校では243人で前年度に比べ51人減少、中学校が1,124人で41人減少、出現率については、小学校が0.3%、中学校は2.8%となっており、小中全体では1.1%であります。

 不登校児童生徒が在籍する学校の割合は、全学校の45%、小学校22%、中学校23%となっております。学年別では中学3年生が一番多く、454人、33.2%、次いで中学校2年生が386人、28.2%、中学1年生284人、20.8%となっており、中学生の占める割合は全体の82.2%です。

 指導の結果、登校できるようになった児童生徒数は353人、小学生75人、中学生278人、復帰率は25.8%、小学生30.9%、中学生24.7%であり、学年比マイナス3.7ポイントであります。これに好ましい変化まで含めると47.1%、小学生55.1%、中学生45.4%であり、前年度比マイナス2.8ポイントであるとあります。高校生においても不登校生徒数は公立高校が249人、出現率が0.8%、私立高校扱いが225人、2.1%、合わせて474人、1.2%となっておりますが、高校についてはこれくらいにしておきます。

 教育長にお尋ねをいたします。

 全国山口県において、このようなデータが発表されておりますが、萩市における小中学校においてのこのような状況があれば、お教えいただきたいと思います。

 これで第1回目の質問を終わります。

 私自身長いこと大変早口で申しわけありませんが、また次の質問を控えておりますのでどうぞよろしくお願いいたします。





○議長(青木賢次君) 教育長。

  〔教育長 岩崎 肇君登壇〕





◎教育長(岩崎肇君) 守永議員さんから教育行政について2点の御質問をいただきました。1点目はいじめの実態と対策について、2点目は不登校の実態と対策についてです。

 まず、さっそくお答えしたいと思いますが、萩市小中学校におけるいじめの発生件数の実態についてでございます。

 平成17年度、昨年度ですが、萩市いじめの発生件数は22件であります。内訳は小学校11件、中学校11件です。前年度に比べまして10件増加いたしております。いじめが発生した学校数は小学校で4校、中学校で3校であります。

 いじめが発生した学校の全校数に占める割合は、小学校は18.2%、中学校は18.8%、学年別いじめ発生件数は中学校1年生が一番多く、6件で27.3%、続いて小学校4年生が4件で18.2%、中学校2年生小学校6年生が各々3件で13.6%と続いております。大体中学校と小学校の発生件数は半々くらいですが、小学校の発生件数が増加しております。

 いじめの実態については、議員が今おっしゃいましたのとほとんど一致しておりますが、萩市についてもひやかし、からかい、あだ名といった言葉の嫌がらせが11件、35.5%と、次いで、無視、仲間はずれが9件、29%、落書きや物へのいたずらが5件、12.2%となっております。

 いじめの発見のきっかけは、担任の発見、いじめられた本人からの訴え、保護者からの訴え、友達からの訴え、ともに4件ずつで18.2%でした。

 いじめの解消状況は年度内に22件すべて解消しておりますが、そのときの指導により解決したと即断することなく、継続して十分な注意を払い折に触れて、必要な指導を行っているところであります。

 調査結果から見ますと、5年前のピーク時に比べ発見件数が半減していることは各取り組みの一応の成果が上がっていると考えられます。

 中学校1年生の発見件数が多いことに対しましては、生徒指導改善連絡会議や、各中学校ごとに、月に1回から学期に1回開催されます小中学校の連絡会議で、いわゆる中1ギャップの解消を図っているところです。

 中学校1年になって学校の環境が変わって非常にギャップを感じるということで、中1ギャップという言葉が使われております。

 それから2点目のいじめ解消の対象の成果についてお答えします。いじめは人間として絶対に許されない、という意識を学校教育全体を通じて児童生徒一人一人に徹底をし、児童生徒に対しては、学校が徹底をして守り通すという姿勢を日ごろから示すよう、各学校に通知しているところであります。

 また、いじめを見て見ぬふりをするものも加害者であることを徹底して指導し、いじめを訴えやすい場所や仕組みを設けるなどの工夫をしております。

 萩市教育委員会においても、萩市はばたき教育相談、萩かがやきスクールヤングテレフォン萩の両相談窓口に加え、いじめ防止専用メール、ストップいじめネットをこのたび開催しまして、いじめられている周囲の児童生徒および保護者からの情報収集を行い、迅速かつ適切な対応を、当該校や、関係機関と連絡しながら対処し、いじめの問題の解決を図る窓口を新設いたしました。

 相談機関やいじめ問題専用メールのほかに早期発見早期対応の手がけとして、5名のスクールカウンセラーの配置や、学校訪問による生徒指導の重点指導を行っております。また各学校におけるいじめ防止、根絶に向けた具体的な取り組みを調査し、校内体制や取り組み状況等についての総点検を実施し、さらなる徹底を図っているところであります。毎学期のいじめの実態把握調査の実施においていじめにかかわる内容、対応状況、継続の有無等について各学校より詳細に報告を受けております。

 調査においては、いじめはどこの学校でも、どの子にも起こりうる問題としてとらえ、いじめを解決するのがいい学校という認識を徹底し、いじめの発見件数としてより広くとらえ報告することとし、決して当該教員や学校だけが抱え込むことがないように、教育委員会としては関係機関と連携をしながら、学校への恒常的支援を行っているところであります。

 最後に今までの事業の対策と成果について解答いたします。

 萩市教育委員会ではいじめ対策事業として、萩市いじめ不登校問題等対策協議会を、平成7年より設置いたしまして、学校PTA相談機関および関係行政機関関係者で組織し、いじめ不登校問題の解決に向けての行動の連携を図っておるところであります。

 事業の成果としては相談件数がふえ、保護者、地域、関係機関からの情報提供や対応がスムーズになり、いじめ、不登校問題に対する問題意識が高まり、具体的な協力が得やすくなった点などが挙げられます。

 教職員による、先ほどるるお話がありましたが、不用意な原動がいじめを助長、深刻化させることについては、決してあってはならないことであり、このことについては強く指導いたしております。

 教職員は、児童生徒一人一人を守り、児童生徒一人一人に寄り添い、心の居場所となるような学級、学校づくりに努めなければなりません。またいじめの問題に関しては、ただ学校のみに任せることなく、教育委員会の関係者、保護者、地域を含むすべての人々が社会総がかりで、このいじめの問題に取り組む必要があると考えています。

 次に2点目の不登校の実態と対策についてであります。萩市における不登校の現状についてお答えいたします。

 昨年度不登校により30日以上学校を欠席した児童生徒は、小学校7名、中学校32名、合計39名です。小中全体としてはやや減少傾向にありますが、特に最近は人間関係がうまくつくれないために、集団の中に入れない児童生徒がふえています。退学、非行問題による不登校がふえています。

 それから、先ほどございましたように、学習障害、高機能自閉症などの障害の二次障害として不登校にある例が少なくありません。DVや虐待、養育不足などの問題を抱えてる家庭がふえつつありますが、またそのような家庭の中で不登校になることもかなりあります。

 これらの問題が複数重なっている不登校は少なくありません。中学校に入学後、急激に不登校が増加する傾向があります。相談室登校など、不登校の数値として現れない、いわゆる不登校傾向といわれる児童生徒が20名近くいます。といった傾向で萩市の不登校の現状と課題は議員から御説明いただいた全国のそれとほとんど変わらないといえます。学校では、不登校の未然防止や解決に向けてよく努力していますが、このような状況であるために、学校だけでは解決できない問題がとても多くあるというのが現状であります。

 深刻かつ重大課題であるいじめや不登校の解決のために、議員を初め、関係各位の御理解と御協力を再度お願い申し上げまして、答弁にかえたいと思います。

 以上でございます。





○議長(青木賢次君) 26番、守永議員。





◆26番(守永忠世君) 少し長くなりますので、不登校については年を明けて3月の定例議会で再度やらせていただきたいと思います。

 いじめについては、過去私たちの時代の学校教育における教師というものは、神様的なものであり、言うことを聞かなかったり少しでも悪いことをしたならば、今で言う体罰ですが、顔を思い切り殴られていました。

 軽い罰で片方の頬、重刑になると往復ビンタが飛んでくるという具合でありました。ここにおられる大半の方は経験がおありではないかと思いますが、もっと重刑になると殴られた上に教室の外で、授業が終わるまで立たされている者もいました。しかし、誰一人として家に帰って親には報告しませんでした。大人になって子供のころの話をするのですが、報告はしなかったと口々に言っております。

 そういう事実があっても家に帰って言うと、あんたが悪いから先生におしおきをされるのじゃろう、と反対に両親に叱られるもので怖くて報告できませんでした。

 当時の学校の先生は、1本も2本も筋が通っていました。中には悪い先生もおったじゃろうといわれることもありますが、そのような先生は当時はおられなかったように思います。むしろ子供一人一人に対して、本当の親のように接していただき、良いことと悪いことの分別を、しっかりと教育をしていただきました。家庭においては両親、特に父親の存在というのは、見識が高く怖い存在でありました。自分の子に育てる教育、すなわち家庭教育を徹底してたたき込まれました。

 私が知る範囲内の情報ではありますが、現在の先生方には気の毒な面もあります。文部科学省においては、教育現場の実態を知らないで、机の上だけの教育論を押しつけ、現場の先生には本当のゆとりがなく、子供とともに自らも育っていく余裕など持てないというのが実態ではないでしょうか。無責任な言い方かもしれませんが、教育研修、教育実習の多くの報告物、また、部活動の指導等、何一つとっても除外することのできない実態であり、除くとすれば部活でしょうと苦しい胸のうちを語っておられます。

 ここで教育長にお願いといいますか、御英断といいますが、山口県、教育県山口県、その中でもひときわ教育に熱心な土壌がある萩市、明治維新の志士る人物を輩出し、教育された吉田先生誕生の地の萩市であります。その教育委員会の教育長として、タウンミーティング的な小規模なもので各学校の実態を再度把握されることはいかがでしょうか。

 その際には教育現場の校長先生を初め、諸先生方には教育長へ物申すと、後々にらまれる、冷や飯を食わされる、出世に影響するからと適当に報告しておこうからと遠慮されることが予想されるのですが、むしろ対応されて何もしゃべらない先生方を、一定の路線からはずしていただくというような処置等もいかがでしょうか。

 また、教育長におかれては、いくら忙しくても月に1回、あるいは二、三カ月に1回くらい巡回されて対応されることを、授業参観をされることをいかがですかとお聞きしようと思いましたが、大村議員さんの質問にお答えされましたので了解しました。

 私にもそのときはどのような内容か二、三お聞かせいただきたいと思います。





○議長(青木賢次君) 教育長。





◎教育長(岩崎肇君) 最初の大村議員さんの答弁でといわれましたけれども、ちょっとあえてお答えいたしますと、学校の教育現場にもっと足を運んでみたらというお話であります。

 これは非常にいいお話でありまして、私は二宮尊徳のある伝記を読んでおりましたら、明木小学校にも二宮金次郎のまきを背負って歩く銅像が建っております。校舎の前あたりに。その金次郎尊徳は天保の大飢饉で、村が非常にめちゃめちゃになったというときに、二宮尊徳は村人の仕事ぶりをずっと隅から隅まで見て回って、いわゆる村の実態を見て、村の復興を果たしたという話は有名であります。

 学校においても、私が教育長室にずっと座って、報告だけを聞くのではやはりいけないのではないかなと思います。できるだけ実態を把握するために学校を訪問して、自分の目で見るということに心がけたいと思いますが、もちろん仕事の関係で全部が全部約束はできませんけれども、そういう気持ちだけは持っております。できるだけ学校へ、見たいと思います。

 それから、先ほど昔もあったというお話であります。しかし、昔と現在がもう時代背景が随分違っております。だから昔あったという話をしてもなかなか解決にならない。ねじが元に戻らないわけです。そういうことでおっしゃるように、子供の心や背景にあるものをよく見取って、早期に適切な指導や支援を行うことが大切じゃないかなと思います。

 そのためには、担任だけで問題を解決しようとするのではなく、保護者とともに全校体制、組織を使わないとだめなのじゃないかなと思います。組織が機能して初めていじめも発見できるし、いじめの対応にもなるのじゃないかなと。一人担任だけが苦悩して悩んで、そのことを何とかと言っても、それは解決できるものではありません。必要があれば、スクールカウンセラーや教育相談、福祉事務所、児童相談所などの力を借りながら、対応していかなくてはならないケースもあります。

 萩市においてはケース検討会議というのが設けられておりまして、子供にとってどのような対応が、最も良いのかを学校、スクールカウンセラー、関係機関、保護者がよく話し合い、チームで子供や家庭の指導、支援を行っています。教育委員会も、教育相談員や指導主事がそのチームに加わっておりまして、積極的に必要な支援や助言を行っています。

 特に萩かがやきスクールの教育相談員は、今年度20名近い児童生徒とその保護者の支援を行いました。その支援回数は延べで2,000回を越えております。また、柔軟な対応についてですが、萩かがやきスクールの通所や小学校への転校、あえて学校名は言いませんが、そういう転校により解決した例もあります。転校については子供たちの気持ちを大切にしながら、試験登校などのきめ細かなステップを経ることで、転校したほとんどの子供が立ち直っております。

 最後に、最後といいますか、もう一つ述べますと、人とかかわる経験や力の不足がいじめあるいは不登校の原因の一つといわれています。地域には高齢社会でお年寄りはたくさんいますが、そういうお年寄りとの交流や話し合いなどの暖かく豊かなふれあいが、子供の心を育み、人とよりよくかかわる力や態度を、育てることも身近なことだと思います。

 議員もよく提案され、私にもお話を聞きますが、地域の力を活用するということがいじめの未然防止を防いだり、自分自身で解決する力を高める有効な方法だと思います。

 今、積極的に学校を開く運動が行われております。開かれた学校という名のもとですが、対地域ぐるみで課題に取り組むよう指導してまいりたいと思います。





○議長(青木賢次君) 26番、守永議員





◆26番(守永忠世君) 大変よく理解できました。時間が余りないので私の意見を少し延べさせていただきたいと思います。

 萩市においても、青少年団体関係団体等の活動をベースに、団体相互のネットワーク化を図り、青少年健全育成の態勢づくりを進め、今後はより多くの市民が子供や若者の生活や意識に関心を持ち、家庭、地域、学校を始め、さまざまな人や機関が一層力を合わせて、青少年の穏やかな育成を支援していくことが求められ、このことよりいじめ、不登校という学校にとって最悪な事件が減少していくことを確信し、終わらせていただきます。

 今年最後の12月定例議会で、光栄あるラストバッターの役割を担わせていただきました。

 今年4月、新議会が発足し、私たち議員の多面的な厳しい質問、意見等に対し、市長初め執行部の皆様の熱心な誠意ある対応をいただき、感謝いたしております。

 間もなく新しい年を迎えるわけですが、一層厳しい萩市、我が国の状況の中で、さらに今後とも引き続き御指導していただきますようお願いし、ラストバッターの役割を終わらせていただきます。

 最後に執行部、議員の皆様、また、市民の皆様が良い新年をお迎えになられますよう、祈念申し上げて終わります。以上です。





○議長(青木賢次君) 守永議員、答弁要りますか。





◆26番(守永忠世君) 答えられればどうぞ。





○議長(青木賢次君) 教育長。





◎教育長(岩崎肇君) 先ほども申し上げましたけど、やはり私は学校訪問をしまして、落ち着いた学校を見ると、必ず落ち着いた学校の背景には地域の力があるのです。あるいは家庭の力がある。

 具体的に申しますと、学校訪問しましたら、玄関を通って廊下があって、ある隅でPTAの方が来られて、持ち寄った花を花瓶に生けられて、それをトイレとか玄関とかに配っておられる光景を見ました。

 そこの学校では廊下を通る先生方も、なんとなく落ち着いてる。子供も落ち着いてる。そういう意味で、いろいろ学校、先生方に苦言を言われる人はいらっしゃいます。苦言はいいのです。是は是、非は非で言ってほしいのですが、一部の苦言が全体の悪いという印象を受けないように、受けることもあるのですが、決してそうじゃない。一部のマイナスが全部のマイナスのように聞こえることがあるのですが、ぜひ家庭、地域の御協力をよろしく申し上げまして、答弁にかえたいと思います。





○議長(青木賢次君) 守永議員の質問は終わりました。

 以上で本日の一般質問は終了いたしました。

 これをもちまして本日の日程はすべて終了いたしました。最終日は、12月14日の午後2時から会議を開きますので、それぞれの委員会におかれましては付託いたしました議案の審査が終了いたしますよう御協力お願いいたします。

 本日はこれをもって散会いたします。

     午後 4時21分散会

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 地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。



  平成18年12月6日



   萩市議会 議 長  青 木 賢 次



        議 員  松 尾 義 人



        議 員  丸 田 勘 次