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山口県 宇部市

平成 13年 6月定例会(第2回) 06月07日−04号




平成 13年 6月定例会(第2回) − 06月07日−04号









平成 13年 6月定例会(第2回)


平成13年 6月(第2回)宇部市議会定例会会議録 第4号
議 事 日 程 (第4号)
        平成13年6月7日(木曜日)
      午前10時開議      
第1 会議録署名議員の指名
第2 一般質問(順位第13番から第16番まで)
    第13番  岡 村 精 二 議員   第14番  河 村 泰 輔 議員
    第15番  田 中 治 栄 議員   第16番  川 上 和 恒 議員
本日の会議に付した事件・日程の全部
出席議員(32名)
      1番  真 鍋 恭 子 君       2番  岡 本 公 一 君
      3番  村 上 恵 子 君       4番  射 場 博 義 君
      5番  岡 村 精 二 君       6番  柴 田 敏 彰 君
      7番  青 木 晴 子 君       8番  志 賀 光 法 君
      9番  兼 広 三 朗 君      10番  植 松 洋 進 君
     11番  有 川 眞理子 君      12番  大 野 京 子 君
     13番  新 城 寛 徳 君      14番  佐 原 紀美子 君
     15番  川 上 和 恒 君      16番  林     勉 君
     17番  小 川 裕 己 君      18番  三 戸   充 君
     19番  広 重 市 郎 君      20番  杉 山 孝 治 君
     21番  荒 川 憲 幸 君      22番  飯 田 幸 正 君
     23番  松 岡 惣 一 君      24番  岩 村   実 君
     25番  田 中 敏 弘 君      26番  岩 内 道 生 君
     27番  安 平 幹 郎 君      28番  野 田 隆 志 君
     29番  田 中 治 栄 君      30番  河 村 泰 輔 君
     31番  山 下 勝 由 君      32番  桜 田 高 祥 君
欠席議員(0名)           
説明のため出席した者
市長      藤 田 忠 夫 君 助役      縄 田 欽 一 君
収入役     花 井 正 明 君 常勤の監査委員 山 根 隆 義 君
教育長     前 田 松 敬 君 水道事業管理者 中 野 文 男 君
交通事業管理者 三 戸 宏 文 君 ガス事業管理者 三奈木   香 君
総務部長    矢 富 敏 肆 君 財務部長    横 屋 幸 児 君
市民環境部長  福 山 清 二 君 健康福祉部長  古 林 信 義 君
健康福祉部長(福祉事務所長) 内 坪 俊 雄 君 経済部長 山 根 政 晴 君
土木建築部長  岩 本 哲 男 君 都市開発部長  岡 田 勝 長 君
下水道部長   下 道 英 雄 君 消防長     原 谷 恒 雄 君
教育次長    大 塚   徹 君
事務局職員出席者
局長     岡 田   惇 君 次長   吉 本 栄 三 君
議事課長   伊 藤   勇 君 庶務課長 山 根 正 弘 君
議事課長補佐 小 田 周 志 君 調査係長 山 田 敏 之 君


      午前10時開議      



○議長(野田隆志君) おはようございます。これより、本日の会議を開きます。

    〔諸般の報告〕



○議長(野田隆志君) この際、事務局から諸般の報告をいたさせます。



◎事務局次長(吉本栄三君) 報告いたします。

 本日の出席議員数は、ただいま31名であります。

 以上で報告を終わります。



○議長(野田隆志君) 以上で、諸般の報告は終わりました。



△日程第1会議録署名議員の指名



○議長(野田隆志君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。

 会議録署名議員は、会議規則第80条の規定により、議長において大野京子さん、杉山孝治君を指名いたします。



△日程第2一般質問(順位第13番から第16番まで)



○議長(野田隆志君) 次に、日程第2、一般質問を行います。

 通告順により、質問を許します。

 まず、順位第13番岡村精二君の登壇、発言を許します。岡村精二君。

    〔5番 岡村 精二 君 登壇〕



◆5番(岡村精二君) 無所属の岡村精二です。どうも皆さん、おはようございます。

 上着を着なくてもいいと言われただけで、何か気楽に発言ができそうな気がします。できれば1年じゅう、この格好でもよいと決めていただけると非常に私はありがたいです。

 さて、市長選挙告示まであと10日となり、藤田市長におかれましては、慌ただしい毎日をお過ごしのことと存じます。

 藤田市長の後援会パンフレットを見ますと、趣意書に「激動期のリーダーとしてはいささか物足りないという批判のあることも事実です」と書かれています。私は、物足りなく見せているところが、藤田市長の持ち味だと思っています。東京大学出身の高級官僚らしくないところが市長の魅力ですから、自信を持って自分らしさをアピールしていただければと思います。強いて言えば、たばことお酒の量を少し控えていただければ、イメージづくりは完璧だと思います。

 私も、いつも笑顔でニコタニコタしており、冒険家らしくない、頼りなさが魅力と言われております。選挙まであとわずかですが、自分らしさを精いっぱい発揮して頑張っていただきたいと願っております。

 それでは、通告に従いまして、次の4点について、一般質問をいたします。

 まず、広域合併問題についての質問です。

 広域合併問題は、住民ニーズの多様化、高度化、少子高齢化の進行、さらには、厳しい財政状況の中で大きな課題となっています。また、各種優遇措置が講じられる市町村の合併の特例に関する法律が平成17年3月までという期限つきであり、近隣市町との早急な協議も必要だと思われます。

 市長は、3月議会における施政方針演説で、広域合併問題について、阿知須町と名指しで明言されました。確かに、阿知須町とは下水道、消防、救急、火葬場など、広域利用でのつながりも深く、また、宇部興産の宇部72カントリークラブもあり、企業にとっても切り離せない密接した関係にあります。

 市長が、一番可能性の高い阿知須町と明言されたことは当然のこととは思います。しかし、先般、阿知須町の飯田町長とお会いし、お話を伺う機会がありましたが、あえて合併問題には触れようとされませんでした。また、阿知須町議会におきましても、合併については、宇部市よりも山口市との見解を持っている議員の方が多いようです。

 市長の一方的な求愛のようにも見受けられます。仮に、阿知須町の町長と議会が宇部市との合併に向けた合意ができたとしても、具体的には協議し、解決しなければならない課題が山積みしています。市長があえて阿知須町と明言された根拠についてまずお伺いしたい。

 次に、近隣市町に対する考え方、特に、小野田市に対する考え方についてお伺いします。

 市民感情として、西岐波、東岐波など東部地区の住民にとっては、阿知須町に対する親しみや関係は強くあるでしょうが、西部地区、特に、厚東川を超えた厚南地区の住民にとっては、小野田市に対する親しみや関係が強く、生活圏も小野田市という人が多くいます。

 厚南地区の住民の多くが小野田市の緑地公園や竜王山、きらら浜を利用しており、また、下水道についても認定区域から外れている地区は、小野田市からの下水道がすぐそばまで来ており、広域利用により下水道の供用を希望している地区もあります。

 また、歴史的に見ても、宇部市と小野田市との関係は深く、石炭やセメント産業はともに小野田市で始まり宇部市が後を追うように発展してきたという歴史的背景もあります。

 藤田市長は、合併について、現時点では、一番可能性の高い阿知須町と明言され、できるところから取り組もうという姿勢だとは思います。しかし、密接な関係にある小野田市を無視したような市長の発言が少し気になります。近隣の他の市町については、どのように考えているのか。特に、小野田市に対するお考えをお伺いしたい。

 次に、市の財政健全化について質問します。

 藤田市長は、3月の施政方針演説で、今年度予算作成に当たり、社会資本整備は、今年度でほぼ終了する。これからは、ソフト面の充実を図りたいと述べられました。幾らソフトの充実と言っても、市の課題として市役所の建てかえ、下水道整備事業、学校改築、アクトビレッジおのなど、取り組まなければならない大型事業も数多くあり、ソフトの充実だけというわけにはいきません。

 そのような現状の中で、予算を削減し、累積市債残高の増加にどう歯どめをかけようとしているのか、また、財政再建をどう図ろうとされているのか、伺いたい。

 市長は、現在まで、2期8年間にわたり、市の財政運営に携わってこられました。平成12年度における一般会計市債残高は約750億円に達し、平成5年からの7年間に市債残高は272億円増となっています。市債残高の経年推移だけ見ますと、比例グラフではなく、二次関数グラフ並みの上昇傾向にあります。確かに272億円のうち、交付税措置分が218億円の増加、単市返済分は54億円増にとどまっていることは評価できますが、市民の市債残高の総計の推移だけに市民は目がいってしまいます。幾ら交付税措置がとられようとも、借金は借金、来年度も焼却炉の更新や、先日発表された都市開発公社の経営健全化への取り組みを考えると、さらなる市債の累増は避けられないと思われます。

 市債残高のグラフが、二次関数的な上昇曲線から比例的上昇に、さらにはマイナス傾向に転ずる可能性はあるのか。現状では、来年度末の市債残高は800億円を超えると思われます。市長選においても、財政健全化は、合併問題とあわせて大きな論戦となるような気がいたします。

 市の財政が破綻寸前のところまで来ています。普通の会社なら、大合理化とリストラ政策が出て当然ですが、市長から明確な数値目標を掲げた行財政改革の具体策を聞いたことがありません。今後の具体的な財政健全化に向けた取り組みについてお伺いしたい。

 次に、教育問題について2点質問いたします。

 まず、マスコミで大変話題となっています歴史教科書問題について伺います。

 新聞紙上では、連日、西尾幹二先生が中心となって編集された「新しい歴史教科書をつくる会」の歴史教科書が話題になっています。個人的には、10年くらい前に話題となりました「新編日本史」が出版されたときから関心を持ち、当時、出版社からじかにその教科書を取り寄せて読んだことがあります。

 さて、年末、ある御年配の方からいただいた年賀状に、次のようなことが書かれていました。

 「中学生になった孫が、戦争のことを教えてと言いました。学校のテストに出るらしい。だけど私は、教えるのをためらいました。先生に教わったことを書きなさいとだけ言いました。それから、数日後、テストをもらって返ってきた孫が、じいちゃん、100点だったよと得意気に見せてくれました。

 ところが、孫が答案に書いている記述を読んでいると、日本はこうまで悪い国なのかと情けなくなって涙が出てきました。そばにいた孫から、こんな国に生まれてこなければよかったと言われてしまいました。

 日本の歴史に対する愛情を深め、国民として自覚を育てることが目的のはずの教育が、これでいいのでしょうか。

 この子がやがて分別ができるようになったら、なぜ戦争をしたのかなど本当のことも話してやろうと思います」と、書かれていました。

 先日、渡辺翁記念会館で行われました西尾幹二先生の講演会も拝聴させていただきましたが、多数の市民が参加され、市民の関心の高さに驚きました。新聞各紙を見ますと、「新しい歴史教科書をつくる会」の編集した歴史教科書を批判する新聞社と、その歴史教科書を擁護している新聞社の記載記事が全く正反対で、しかも社説にも大きな食い違いがあり、一般の読者はどちらの記述が正しいのか判断に迷ってしまいます。

 両方の新聞を見てる人は、それなりの判断ができますが、仮に、批判的な新聞だけを読んでる人にとっては、とんでもない歴史教科書という印象を抱き、擁護している新聞だけを読んでる人は、すばらしい教科書が出版されたという印象を抱いてしまいます。

 まだ、一度も一般市民の目に触れたことのない歴史教科書に対し、マスメディアや議員が、国民に大きな先入観を与えてしまうことに大きな不安を感じます。採択を行う教育委員会に公平、公正な審査、採択を行っていただくためにも、マスメディアや議員が、文部省の検定に合格している教科書を批判し、採択する側の教育委員会に政治的圧力を与えるような発言は自粛するべきだと思います。一般的な報道ではなく、広く市民の皆さんが歴史教科書を目にし、冷静な判断ができる環境を整える必要があると感じます。

 市内の各市民センターや各施設に、現在特に問題となっている8社の歴史教科書だけでも展示し、多くの市民に自由に見ていただく機会をつくっていただければと思います。市長のお考えをお伺いしたい。

 なお、今回の、教科書採択に当たっては、文部省から教科書採択のあり方の改善についてという通知を受けて、山口県教育委員会は、県内の各市町村教育委員会に対し改善を指導していると聞いています。今回の採択に当たって、どのような改善がなされたのか、お伺いしたい。

 次に、青少年非行防止都市宣言について質問いたします。

 21世紀の日本を担う青少年が、夢と知恵をはぐくみ、健全で明るい社会をつくっていくことは、市民すべての願いです。しかしながら、近年、青少年問題が多発し、社会を震撼させるような重大な少年犯罪が大きな社会不安となっています。

 この時期に、宇部市において青少年非行防止都市宣言が行われたことは非常にすばらしく、有意義なことだと思います。しかし、その具体的な政策が見えてきません。本来ならば、昨年9月議会で議決されたとき、その具体的な政策案も一緒に提言するべきだったのかもしれません。

 例えば、日本一親孝行のまち、日本一体験学習の盛んなまち、日本一青少年指導者の多いまちなど、具体的な方向性があった方がわかりやすいと思われます。市長が現在、具体的な政策テーマをお持ちであれば、お伺いしたい。

 最後に、常盤公園の将来構想について質問をいたします。

 常盤公園の駐車場が有料化されたことは、一市民として非常に残念です。決まったことはとやかく申しませんが、これによって市民が喜び、入場者数が増加し、市財政が潤うとも思えません。逆に、今まで、入っていた市外からの観光客による入場料収入もなくなり、その収入不足を市民の税金で負担することになり、市財政をさらに圧迫してしまうことになります。

 今回の決定は、きらら博の入場者を当て込んでという話も伺いましたが、淡路博のときに、周辺のテーマパークや遊園地、公園は、入場者数が3分の1に激減したというデータもあります。7月、8月の炎天下、きらら博に行った観光客が、帰りにさらに常盤公園に行くとはとても考えられません。私だったら、帰りは、湯田温泉か湯本温泉に直行いたします。

 きらら博と常盤公園を結びつけることは、非常に難しいと思います。将来、常盤公園を総合公園として、どのように市民の憩いの場として活用していこうとしているのか、市長の具体的な今後の取り組みと将来構想、また、駐車場有料化後の入園者増の見込みについてもお伺いしたい。

 以上で、壇上の質問を終わります。



○議長(野田隆志君) 藤田市長。

    〔市長 藤田 忠夫 君 登壇〕



◎市長(藤田忠夫君) 岡村議員の御質問にお答えをいたします。

 なお、ただいま激励のお言葉をいただきまして、大変ありがとうございました。

 では、お答えをいたします。

 御質問の第1、広域合併問題について、第1点の合併相手として阿知須町と明言した根拠ということと、第2点の隣の他の隣接市町に対する考え方についてのお尋ねでありますが、これらは関連がありますので、一括して答弁させていただきます。

 この3月の施政方針で、広域圏を視野に入れた合併の可能性について、積極的な検討を進める必要があり、当面、阿知須町との相互理解を深めることが重要な課題と申し上げたところでありますが、御存じのように、阿知須町とは、公共下水道組合の設立や火葬業務、救急業務を含む消防業務の受・委託を実施しており、また、平成14年度には、ごみ処理の受・委託を予定するなど、本市との生活関連密度が他の市町よりも高く、合併特例法の期限である平成17年3月までの合併を議論していく上で、ぜひ、話し合わなければならない隣接町と認識しております。

 また、宇部小野田広域市町村圏を構成している他の2市2町についても、お互いの考え方を確認しながら、合併論議を進めていきたいと考えております。

 次に、御質問の第2、市の財政健全化について、第1点の今年度で社会資本整備は終わり、来年度からはソフトを充実したいと明言したが、予算削減の可能性はということでありますが、私は、市長就任以来、本市を陸の孤島から脱皮させ、中核都市として発展させるためには、空港、港湾、高速道路網等の社会基盤整備が不可欠であり、これにより、地元企業、大学等の研究機関によって、これまで培われてきた本市の財産が生かされ、さらに、これらの蓄積された社会資本や地域特性を有効に活用したソフト面の充実を図ることにより、さらなる市政発展ができ、市民福祉の向上、市勢の活性化に資するものと考え、社会基盤整備の充実を念頭に、市政運営に取り組んでまいりました。

 おかげをもちまして、国、県の強力な支援のもと、本年3月、念願の山口宇部空港2,500メートル化、山陽自動車道の開通が実現し、また、港湾整備やIT化の推進から、次は、本市の財産をより有効に生かすための仕組みづくりが必要と考え、ソフトを充実したいと述べたものでありまして、今後とも、下水道を初め生活関連社会資本整備や学校の改築等、必要なものは継続して進めていかなければならないと考えております。

 しかしながら、市財政は、近年の景気低迷による市税の伸び悩み、市債残高の累増、一方では、扶助費、公債費等義務的経費の伸び、焼却炉の更新、さらには、土地開発公社の経営健全化への取り組みから、社会資本整備を従来どおり実施することは困難な状況であります。

 したがいまして、これまでにも増して、将来の財政負担を配慮して、各事業の優先順位について厳しい選択を行い、限られた財源の重点的配分と経費支出の効率化に努力してまいりたいと考えております。

 次に、第2点の財政健全化に対する具体的な政策についてでありますが、バブル経済崩壊後、特別減税の実施や国税、地方税の落ち込みにより、地方財政は多額の財源不足に陥り、この財源不足を地方債で補てんする措置が講じられていることから、本市におきましても、減税補てん債等の特例地方債の増額発行を余儀なくされているところであります。

 加えて、地方債を財源とする国の経済対策が数次にわたって実施され、本市も景気の下支えと市民福祉の向上のため、積極的に対応してまいりましたので、市債残高が急速に増加してきているところであります。

 これら経済対策や地方財政対策として発行してきた市債は、将来の元利償還費の大部分について交付税措置がされるものであります。ちなみに、平成12年度末の一般会計市債残高は、約750億円と見込まれますが、この内訳は、交付税措置分約332億円、単市返済分約418億円となっております。

 この推移を見ますと、平成5年から7年間に市債残高は272億円の増となっておりますが、このうち、交付税措置分が218億円増加しており、単市返済分は54億円の増にとどまっております。

 しかしながら、市債が累増していることに対しましては、常に危機感を持っておりますので、発行を抑制し、市債残高を減らしていくことが重要な課題であると強く認識しております。

 ただ、来年度は、焼却炉の更新、土地開発公社の経営健全化への取り組みのため、困難と思われますが、今後ともなお一層、事業の重点化を図るとともに、事業実施に当たり、市債を財源とする場合にあっては、将来の財政負担を十分考慮し、引き続き、元利償還費が地方交付税で措置される市債の獲得に努めてまいりたいと考えております。

 また、厳しさを増す財政状況を十分に踏まえ、市財政にも限界があることを、市民に御理解をいただきながら、行財政全般にわたって不断の点検・見直しを実施するとともに、来年度の予算編成に向け、編成手順の見直しとスケジュールの検討を進めているところであり、事前に概算見積もりを行うなど、事業の取捨選択に庁内の意思統一を図りながら、できる限りスリムで効果的な予算を目指すことにより、健全化に努めてまいりたいと考えております。

 次に、御質問の第3、教育問題について、第1点の歴史教科書問題でありますが、歴史教科書を含めた教科書の展示・閲覧については、校長、教員や採択関係者等の調査研究に資するため、山口県教育委員会が開催することになっております。本市では、宇部市立図書館内厚狭地区教科書センター宇部分館で、6月22日から7月7日まで展示・閲覧に供されます。このことについては、「広報宇部」により周知を図ることとしており、一般市民も閲覧できるようになっております。

 なお、今回の選定から、小中学校教科書用図書厚狭地区選定協議会委員には、新たに保護者を加えるなどの改善が図られていると聞いております。

 次に、第2点の青少年非行防止都市宣言の具体的な政策でありますが、本市では、昨年9月の青少年非行防止都市宣言に対する具体策を検討するため、青少年非行防止都市に向けての積極的な健全育成方策について、現在、青少年問題協議会に協議検討を依頼しております。

 また、本年7月1日に開催する宇部市ふれあい運動推進大会において、青少年非行防止都市を市民に積極的にアピールし、市民運動としての盛り上げを期待する意味から、関係機関と連携し、大会の取り組みを進めております。今後、小中学校の校内・校外対策の連携強化にも努めていきたいと考えております。

 次に、御質問の第4、常盤公園の将来構想について、第1点の総合公園としての今後の取り組み、将来構想でありますが、常盤公園は、昭和31年に総合公園として都市計画決定され、北部は、自然に親しむ空間、南部は、潤いと遊びを創出する空間とすることを基本方針に、これまで周遊園路や白鳥大橋、湖水ホール、熱帯植物館、レストハウスなどの諸施設の整備を行ってきたところであります。

 今後も、本市の都市公園の核として位置づけるとともに、貴重な観光資源としても活用を図るため、北部は自然を活用したゾーン、南部は憩いと遊びの場を創出するゾーンとして整備を行い、皆様に魅力ある総合公園としてまいりたいと考えております。

 次に、第2点の駐車場有料化後の入園者増の見込みはということでありますが、常盤公園駐車場の有料化に伴う諸問題につきましては、現況を調査し、検討した結果をもって、周辺自治会の皆様と協議を行ってまいりました。

 特に、渋滞問題につきましては、「さくらまつり」とゴールデンウィークの2度にわたり、渋滞状況の調査を行い、駐車場整備員の重点配置や案内情報板の設置などの改善を行うことにしております。

 今後の集客対策としましては、広く皆様の御意見を伺いながら、市民の憩いの場として、また、観光施設としても魅力ある公園となるよう施設整備を図るとともに、常盤遊園協会や観光コンベンション協会と協力しながら、PR活動やイベント、行事の充実に努め、入園者の増に努めてまいりたいと考えております。

 以上で壇上の答弁を終わります。



◆5番(岡村精二君) それでは、再質問をさせていただきます。

 まず、質問2の財政健全化についての再質問をいたします。

 市債残高のグラフの上昇傾向が下がり始めるのは、あと何年後ぐらいなのか。また、マイナスに転ずる可能性はあるのかどうか。財務部長、自分の御意見でお答えいただきたい。



◎財務部長(横屋幸児君) 市債残高のグラフが、減じるごろはいつごろかというお尋ねでございますが、先ほど市長が答弁申しましたように、12年度の市債残高は約750億円と。そのうち交付税措置分が332億円、その率としましては、44.2%が交付税措置分と。そして、単市返済分が約418億円で、比率としまして55.8%と。要は、約半分強が市税で返済していかなければならない市債残高ということに一応なっておるわけですが、いずれにしましても、市債残高が累増しそうということにつきましては、我々としましても危機感を持っておりますので、本年度からは、特に、土地開発公社の健全化計画も取り組んでまいらなければならないということでございます。

 したがいまして、今後とも、事業を行うに当たりましては、事業の重点化を図るとともに、事業実施に当たりましては、交付税措置の厚い起債を、元利償還が地方交付税で措置される市債の獲得に努め、また、特に、市税等で返済する単市返済分につきましては、発行額を元金償還分の範囲内にとどめるように努力してまいりたいと、そのように考えております。

 以上でございます。



◆5番(岡村精二君) ありがとうございます。

 なかなかいつからというのは無理だとは思いますけれども、最大限の努力をお願いをしたいと思います。

 次に、教科書問題についての再質問をいたします。

 教科書採択において、教科書選定協議会委員に保護者の代表が加わったことは大きな改善だと思います。藤田市長は、回答で改善が図られていると聞いておりますと答えられました。聞いております程度ですので、以下は、教育委員会の事務方の長である教育長にお尋ねします。

 まず、厚狭地区における教科書採択のための手順について説明をしていただきたいと思います。



◎教育長(前田松敬君) お答えいたします。

 小中学校教科用図書厚狭地区選定協議会は、山口県教育委員会の研究調査と教科書研究調査員の研究結果をあわせて協議し、種目ごとに1種類を選定しております。

 宇部市教育委員会は、選定協議会の意見を尊重しながら、みずから研究調査した立場から協議し、採択することにしております。

 以上でございます。



◆5番(岡村精二君) 教科書の採択は、教育行政の管理者である教育委員会の教育行政権であるとの強い認識を持っておられるかどうか。その辺についてお聞かせください。

教育長(前田 松敬 君) お答えいたします。

 公立小中学校で使用する教科書の採択につきましては、地方教育行政の組織及び運営に関する法律、義務教育諸学校の教科用図書の無償措置に関する法律により、教育委員会の権限と認識しております。

 以上でございます。



◆5番(岡村精二君) それでは、強い認識を持っているとこちらは理解してよろしいわけですね。

 それじゃ、学校教員等で構成された調査委員会で、教科書に順位がつけられ、選定協議会はそれを尊重し、教育委員会は、それをそのまま最終的に承認し決定、採択するという過程は本当かどうか。その辺についてお聞かせください。順位はどうでしょう、絞り込みを含めてお聞かせください。



◎教育長(前田松敬君) お答えいたします。

 研究調査員は、それぞれの教科書の方針、内容、程度などの観点から見た特徴を資料として提出していただいております。したがって、順位はつけておりません。

 以上でございます。



◆5番(岡村精二君) 絞り込みについてはいかがでしょう。その辺についてもお願いします。



◎教育長(前田松敬君) お答えいたします。

 研究調査委員会は、順位あるいは絞り込み、これはしておりません。

 以上でございます。



◆5番(岡村精二君) 教員で構成された調査委員会での意見が尊重されるということについて、教育長の意見をお聞かせください。

 私は、国には国の教育方針、家庭には家庭の教育方針、一国の教科書に対して一教師が主観を入れるべきではないというふうに考えております。



◎教育長(前田松敬君) お答えいたします。

 研究調査員は、豊かな研究と調査をしておられるだけに、この報告は尊重いたします。あわせて協議会の委員も独自に研究しており、それをもとに総合的に判断して選定しております。

 なお、最後におっしゃいました独自にということをおっしゃいましたので、つけ加えますけれども、今度、分館の方には、それぞれ、またメモのあれがございます。それは、委員会が集約して選定協議会の事務局の方へ回ります。そのほかの教員の意見は、校長を通してまた選定協議会の事務局に回ります。小中学校の部会の意見は、これはこれで部長として事務局の方に回ります。

 以上でございます。



◆5番(岡村精二君) 教員で構成された調査委員会が、順位や絞り込みをしないということにつきまして非常に安心をいたしました。

 私は、学習指導要領の目的や内容に合ってるかどうかのみを、調査委員会はするべきであろうと、そういうふうに考えております。検討意見を述べるべきで──そういった意味での検討意見を述べるべきで、人気投票のようなことを行ってはならないと思いますが、その辺についての教育長のお考えいかがでしょうか。



◎教育長(前田松敬君) 研究調査員についてでございますが、研究調査委員会は、先ほど申しました順位づけ、絞り込み、それから、人気投票等は特に行っておりません。特にというより絶対に行っておりません。



◆5番(岡村精二君) 先ほどから何度も申しますが、採択の決定権は、教育委員会にあり、調査会と選定協議会は、あくまでも諮問機関であると。よって、調査委員会と選定協議会に大きな責任を私は持たせてはいけないんじゃないかと。大きな責任を持たせるから、各方面からの圧力が委員にかかってしまうのではないかと。そういう圧力に対してどうお考えでしょうか。



◎教育長(前田松敬君) お答えいたします。

 大きい責任を持たせちゃいけないんじゃないかということを主にお答えいたしますが、義務教育諸学校の教科用図書の無償措置に関する法律第13条第4項に「第1項の場合において、採択地区が2以上の市町村の区域を合わせた地域であるときは、当該採択地区内の市町村立の小学校及び中学校において使用する教科用図書については、当該採択地区内の市町村の教育委員会は、協議して種目ごとに同一の教科用図書を採択しなければならない」とあります。

 山口県教育委員会は、県内に10の教科用図書採択地区を設定しております。宇部市教育委員会は、厚狭地区選定協議会の選定を尊重しながらも、みずからの権限と責任を持って採択することにしております。

 以上でございます。



◆5番(岡村精二君) 調査委員会も協議会もありますけれども、最終的には、21世紀を担う日本人として、こういう人材を育てるという国の教育方針を最も熟知しているはずの教育委員が、自分自身の責任で、責任を持って教科書採択を決定するべきだと私は思うのですが、その辺について教育長の御意見をお伺いしたい。



◎教育長(前田松敬君) お答えいたします。

 教科書採択は、教育委員会が責任を持って行うものと認識しております。



◆5番(岡村精二君) その真意、要するに、その責任を持っているということがはっきりしてないと、それにかかわる保護者や、また教員に大きな負担がかかるであろうと。また、外部からいろんなこともあるだろうと、その辺を懸念しております。

 私は、そのためには、教育委員というのは、少なくとも現在話題になっている歴史教科書について、8冊ありますが、すべて熟読した上で、その責任を果たすべきだろうと思います。

 どんな採択結果が出されるかは別として、いずれにしろ、今回については、各方面から社会的な批判を受けるはずです。そのときに採択にかかわった教員や保護者に大きな精神的な負担と責任を負わせるのではなく、一切の矢面に立つのは、あくまでも決定権を持つ教育委員だろうと、私は思います。そうしなければ、先ほど申しましたが、かかわった教員や保護者に、社会的な圧力と大きな精神的な不安がかかるのではないかと、これを一番懸念しております。一切の責任は、市長が推薦し、議会が承認した教育委員が持っていただきたい。

 教育委員は名誉職ではないと、私、このことを強く申し上げたい。重要な責務を担っているという自覚が教育委員には必要だろうと思いますが、その辺について教育長自身のお考えもお聞かせください。



◎教育長(前田松敬君) 最初の方のすべての教科書をという件でございます。教育委員は、教科書を見ながら研究調査し、採択に当たってまいります。

 それから、先ほどおっしゃいましたように、最終的な採択については、権限、責任ございます。十分認識したいと思っております──認識しております。



◆5番(岡村精二君) 最後になりますが、決定後の話ですが、文部省や山口県教育委員会からも通達が行っていると思いますけども、教育委員会は採択責任者として、採択にかかわった人の名前、採択した理由、根拠を情報公開するべきだと思われますが、その責任を思っている以上、するべきだと私は思うのですが、教育長のお考えをお聞かせください。



◎教育長(前田松敬君) 宇部市情報公開条例に基づき、今後の採択事務の円滑な遂行に支障が生じない範囲、また、採択地区内の他の市町に影響を及ぼさない範囲内で、情報公開したいと思っております。



◆5番(岡村精二君) 情報公開をするということで結構ですかね。こういう理解でよろしいんでしょうか。



◎教育長(前田松敬君) 先ほど、前ちょっと出しましたけれども、今後の採択事務の円滑な遂行に支障が生じない範囲、それから、採択地区内の他の市町に影響が及ぼさない範囲内でしたいと考えております。



◆5番(岡村精二君) ありがとうございます。

 確かに、現段階で名前を公表するとかなりますと、保護者や教員に大きな負担かかるでしょうけれども、できるだけ情報公開をしていただくことが誤解を受けない一番最良な方法だろうと思います。

 私も、共産党の真鍋議員がおっしゃいましたけども、正しく歴史記述された歴史教科書、公平公正な立場で採択していただきたいと、心から願っております。そのためにも、先ほどのぜひ情報公開をお願いをしたいと。よろしくお願いいたします。

 最後ですが、一つだけ要望がございます。これは、縄田助役にでございますが、厚東川水系「森・川・海」水環境ネットワーク協議会の会長である縄田助役にぜひお願いします。

 先日、二俣瀬のビオトープに、私、行ってまいりました。すばらしいものができて感動いたしました。

 ただ、しかしながら、自動車の駐車場がありません。そばの建設会社の駐車場に無断でとめて行きましたけれども、せっかくできたビオトープですから、ぜひとも駐車場の御検討をいただきたいと思います。要望して、これで終わります。

 以上で質問すべて終わります。



○議長(野田隆志君) 以上で、岡村精二君の質問は終わりました。

 次に、順位第14番河村泰輔君の登壇、発言を許します。河村泰輔君。

    〔30番 河村 泰輔 君 登壇〕



◆30番(河村泰輔君) きょうの質問は、壇上での質問が主体にしまして、再質問は、ただ1点だけ、市長さんに決意のほどをお尋ねするだけです。そのおつもりで御答弁をください。

 質問の第1、ことしは、雨水幹線塩田川の着工ということなんですが、今から300年前、防長一の常盤の池がつくられて、水不足に悩む東部一帯の広い田んぼや畑に水が配られ、その余った水が塩田川となって樋の口あたりから真締川に流れ込んでいました。

 しかし、200年前、真締川が宇部領主21代福原房純公の英断により、樋の口から海に向かって、真っすぐ砂浜を堀り、海に注ぐようになると、塩田川も細くて長い川として、人の手により、現在の寿橋付近で、真締川に合流するようにつくりかえられたわけであります。

 だから、寿橋の合流地点までのきちんとした水路工事は、明治44年(1911年)11月に起工し、大正の時代の1915年9月に終了した神原地区耕地整理事業、すなわち当該地域の神原炭鉱、創業が明治36年の9月、おしまいが大正2年の4月ですけども、この炭鉱の鉱害によりまして、田んぼや畑が陥没、もしくは地割れなどをして迷惑をかけたという、その復旧事業の一環として、塩田川の基礎工事もされたと聞いております。

 塩田川は、大昔から、宇部東部の変わりざまをつぶさに見続けてきた東部の歴史の生き証人であります。だからこそ、地元民は、狭くて汚れていても「おらが川」として大切に扱ってきました。

 そこで、今から14年前、昭和63年、市のアピール下水道事業として、「いこいの水辺、琴芝雨水幹線塩田川」が着工されました。派手な名前どおり、自然と人間の共生を願い、すこぶる市町村での評判は高かったんです。思惑どおりに工事もはかどりました。でき上がりつつ、まだ途中の工事なのに、遠方からも視察が絶えませんでした。

 しかし、皮肉にも最近、国の手法が変わり、川底は、コンクリート張りにしなくて、草が生えるよう、護岸も魚が住めるように、手っ取り早くコンクリートで固める方法は採用されなくなったわけであります。環境重視の世の中がもたらしたものであります。

 そこで、塩田川も環境を大事にするとともに、過去、頻繁に起きてる集中豪雨災害、長時間にわたり床上・床下浸水をいかにゼロに近づけるか。そして、小串ポンプ場の稼働は文句なく、この災害解決の手助けをしてくれるのだろうか。広い範囲の一帯が浸水したとき、前々から提言をし続けてきました塩田川ポンプ場の上部からポンプで塩田川の水を吸い上げて、真締川に投げ入れる機能は、本当に働いてくれるのだろうか。

 でも、いつまでもこんな繰り返しでは、根本的な解決にはなりません。常識的な雨量なら絶対大丈夫という雨水幹線、塩田川のあり方について、きちっと検討してほしいと思うわけです。

 そして、そのとき、昔のように、雨をためてくれる田や畑のなくなりつつある目の前の現実に目をつぶらず、専門家らしく、できるだけ早く答えを出していただきたいものであります。

 私の大好きな言葉「最も簡単な返事は実行である」。これはイギリスのことわざであります。

 質問の第2は、市役所の建てかえについてであります。

 今から約130年前、明治4年(1871年)明治の新政府の廃藩置県によりまして、防長2カ国は21の大きな区に分けられ、それをまたまた266のより小さな区に細かく分けました。

 そして、当時の宇部関係の沖宇部村、上宇部村、川上村は、12大区の第1小区に、中宇部村、小串村、藤曲村、沖ノ旦村は、第2小区に組み入れられ、第1小区は、上宇部寺の前に、第2小区は、藤山の藤曲に戸長(村長)役場が置かれたわけであります。

 その後、明治21年9月、日本の国に町村制が公布されるに至り、明治22年には、上宇部、川上、小串、中宇部、沖宇部の宇部5カ村と称するところが合併をして宇部村と名乗りました。

 そして、新たに、このための村役場が明治22年、現在の宇部高等学校、上宇部ですが──の周辺に置かれました。これが市庁舎の草分けであります。

 明治34年、1900年ごろですけども、石炭の坑道は海底にまで伸びました。明治30年には、沖ノ山炭鉱が始められ、明治40年には、東見初炭鉱が開坑されるなど、石炭の大好景気によりまして、働く人も毎年1,000人以上の人がふえてきたわけであります。

 大正9年(1920年)10月1日の国勢調査によりますと、この30年間で人口は急増し、何と4万936人と大幅に増加しました。

 そこで、大正10年(1921年)11月1日、宇部村は、一躍、町を飛び越し市制をしきました。当然のごとく、村役場も上宇部より人口が集中する現宇部郵便局あたりに市庁舎として建設が始まりました。

 翌、大正11年の4月11日、新庁舎は、市街地の中心に完成し、工業都宇部のモダンな建物として市民の当時誇りでありました。

 そして、市庁舎への順序よき引っ越しも済み、第1回目の市役所大移動は終わったわけであります。

 月日は、流れ、昭和10年代の後半、私たちは、唇に言い尽くせないほどのひもじさや忍耐の連続に我慢して、昭和20年7月2日を迎えました。

 その日の未明、太平洋戦争による米軍大空襲により、市街地の大半の家屋やまち並みは焼け落ちました。むろん、せっかく市民のお気に入りの建築23年目の市庁舎も全焼しました。

 やむ方なく、市役所と警察署を急いで渡辺翁記念会館に構え、焼け野原の岬、神原、新川、鵜ノ島地区のために、それぞれの国民小学校に市役所の臨時出張所をつくったわけであります。

 そして、その年8月、ポツダム宣言受諾で、日本は敗れ、第二次世界大戦は終結しました。

 すべての国民が挫折と絶望におぼれかけているとき、見事に立ち上がったのは、先輩公務員の皆さん方であります。「さすが私たちの先祖」とかぶとを脱ぎます。

 というのは、敗戦後わずか4カ月にして、宇部市は、戦災復興のため、復興課と名づける課を新設をし、焼け野原の区画整理事業と、当時たまげるような幅50メートル、延長800メートルの道路が計画されていたわけであります。

 昭和28年(1953年)10月31日、新しい庁舎建設が、現在地、この地ですが、くわ入れの儀式を行いました。

 そして、33年の4月、総事業費、当時のお金で2億1,800万をかけて庁舎は完成しました。むろんのこと、先ほど申し上げた玄関口の前を50メートル道路が「飛行機を飛ばすのか」とたまげるほどの直線で走っていました。

 各部署の忙しい引っ越しで、庁舎内はてんやわんやでした。これが、市役所第2回目の大移動であります。

 あれから、43年目の夏がやってきました。けれど、世の中は大きくさま変わりをして、予測もつかない激しい変化が日本人を襲ったわけです。当然のこと、宇部市民もこの苦渋に悩んでいます。中心市街地の衰退と中心地区の人口減少に歯どめはききませんでした。敗戦後、市民への最高の心配りでつくられた市役所も、世の中の動きには勝てません。

 やがて、ほどなく3年もすると、総事業費200億以上をかけた西日本一の川によみがえるふるさとの川モデル事業「まじめ川の工事」が、宇部の宝、県事業として市役所西側にやってまいります。

 護岸も川底で遊べるような親水型にかわり、国道190号線にかかる新川大橋も、21世紀にふさわしく立派にかけかえがされるはずであります。

 さて、近年、思い切って所有した警察署の跡地と石炭局跡地とを含め、21世紀に通用する新庁舎とはいかにあるべきか。大局に立って、今の時点で考えられる範囲の知恵と先見性で、43年前に現在にも通用する50メートル道路の発想と同じように、この問題に取り組む時期が訪れてきているのではないでしょうか。

 そして、地震など天変地異のとき、働く職場の市庁舎から真っ先に飛び出して避難をしなければ危ないこの建物。そこで、仕事に夢中の気の毒な職員さん。私は、この席から暑中お見舞いと、いつまでもお元気なお姿を祈っていますと申し上げたいと思います。

 これは冗談ではなく、裏づけはこうなんです。平成9年10月の市庁舎の耐震診断調査結果です。地震の振動及び衝撃に対して、「倒壊し、または崩壊する危険性があると思われる」との診断を下しています。この場合の地震の強さは、震度6程度です。そして、あくまで診断内容は、平成7年の建設省告示に従ったものであります。

 これでは、災害のとき、市民に、「今すぐお宅が危険なら安心して市役所においでください」と、絶対に叫べず、避難所の役にも立ちません。

 そして、これは、数字の上での遊びごとでもありません。特に、この議場や4階は、ある程度の地震が来れば、文句なく崩れ落ちるのです。

 この地震については、「宇部市沈没」と題して9月議会でたっぷりと質問をさせていただきます。

 間もなく、3度目の選挙をみずから求められた藤田市長さん。あなたの有能な知恵袋のひもを解いて、3度目の大引っ越し、庁舎建てかえについてお答えください。

 「山もし我に来たらずば 我山に行くべし」前にも言いましたが、イスラムの創始者でありますマホメットの言葉であります。来るはずのない山を待たずに、自分から勇気を出して山へ出かけようではないかという意味であります。

 不景気な世の中は、物づくりに味方はしません。懐は寂しい限りとため息ばかりつかず、チャンスが来なければ勇気を出して機会を探し求めるか、お気に入りのチャンスをつくり出すぐらいの実行力こそ、これから先の地方公共団体の長に要求される資格と判断します。ただし、それには、先を読み取る洞察力と強くて固い信念が必要であります。

 3番は、宇部のまつりについて。

 先日の新川まつり、新川市をとっくりと勉強させていただきました。このままでいいのだろうか。もっと市民も市も関係機関も新しい知恵と熱気むんむんのやる気を出すべきではなかろうかと。自己反省を込めて、福岡や下関など他都市の祭りと比べて、一体何が足りないの、なぜ人が集まってこないかの論議を進めていきたいと思ってましたが、時間もある程度たっておりますから、全部はできませんけども、私は、本音を言います。とかく知ったかぶりの偉い地位の人は、地域活性化という言葉が大好きなようですが、こんなありきたりの中身で逃げないでほしいと思うわけです。やる気が本当なら、先ほども言いましたが、「もっとも簡単な返事は実行である」と。そのために、お互いにやれる可能性を広げていこうではないかということを通告しております。

 さきに、そのことについての壇上からの趣旨を説明しますけれども、商売は、もともともうけるために始められました。ただ、そのもうけ方が、相手に喜ばれるのか、相手に欲張りと思われるかの違いがあるだけです。では一体、「儲け」とはどんな字なのか。

 執行部の皆さんが字を知らないとは思いませんけど、書いてきました。市長、こねえな字ですよ、見てください。わかる、よう見た。議員の人に見せるわけじゃないんじゃけど。まあ、傍聴もおってやからよう見てください。こっちも見せちょこうね、不平等と言われちゃいけぬから。

 まず、この字は、信じるという字に人間の別な者という「者」をくっつけたのが「儲ける」という字であります。すなわち「儲け」とは、自分の商売の信者をつくることが前提であります。あの店で買わなきゃあ損をする、あの店で買わなきゃあ時代おくれになる、あの店で買わなきゃあ買い物をした気分になれない、そんな店の信者をつくることが「儲け」の秘訣であるはずであります。

 イベントや祭りも同じこと。ふるさとのあの祭りには、どんなに忙しくってもやりくりして帰ってくるぞという、そのような燃える信者がいなければ成立はしないわけです。

 そのためには、まず、主催者側の者が燃えてこそ見物の人々にも燃えるものが伝わって、「来てよかったな、また来年も来るぞ」との感動を生み出すのではないでしょうか。宇部の祭りには、正直言って燃えさす何かが欠けています。

 大忙しの大盛況は、物をただで配ったりするだけでは人は集まりません。日ごろの生活では味わえない何かを得るために、人々は祭りやイベントにわざわざ出かけてくるのです。それが日ごろの慣れきった毎日と同じなら、だれがわざわざ足を運んでくるものでしょうか。

 他の都市を引き合いに出して申しわけありませんが、博多の祭りには、燃えさす何かが漂っています。いいえ、その前に博多の人の中では、「1年間商売で頑張ってもうけるのは、この祭りのために金を使うんだ」と断言する人がたくさんいること。それがまず第一であります。

 第2は、主催者は、ひな壇に上がってあいさつだけする立場ではなく、参加者の先頭に立って盛り上げる、労働に汗をかくということであります。

 徳島の阿波踊りしかり、広島のフラワーフェスティバルしかり、このフェスティバルには、5月3日から、ことしの3日から5日までの3日間の人出が141万人ありました。博多のどんたくは210万人ありました。そして、ことしは、下関の海峡まつりも色気を出して25万人の人間を集めました。

 第3は、催し、出し物に自信を持ってないのではなかろうかと思うわけであります。だから、毎年、年を変えるたんびに目の先だけを変えて新しがり屋になったつもり。はっきり言って、これに参加しなければ、人生のある日が損になったと感じさす、伝統の主張が乏しいのではないかと思います。

 第4は、派手な舞台には、誰もが出たがる。しかし、目立たない裏方の苦労は、だれかがやるだろうと逃げ腰の姿勢は本当に情けないと思います。「おれがやらなきゃだれがやる」、そんな強いリーダーの登場を期待します。

 そして、新川まつりには、せっかく店を張ってくれた商売人が、午後6時には店をたたんで帰ってしまう祭りは、本物の祭りではないと思います。

 さて、市長さん、階段の数段を上がったばっかりで、勝手な言い放題のことを申し述べましたが、祭りとは、不思議な国の不思議なやり方ではありません。肝心なことは、祭りとは、宇部市から金をもらったからやるという市の下請の行事ではありません。金が要るなら市民も出す。会社も出す。そして、市も出す。みんなが納得して要る金を出し合って、みんなで本当に喜べる祭りをつくり上げていかなければいけないのではないかと、私は思います。

 ここらで、宇部市も金さえ出せば事足りるというおごり高ぶりを引っ込めて、もう一度、冷静に再検討すべきではないでしょうか。そして、みんなが力を合わせ、もう一度、昔のにぎわい以上の新川まつりを取り戻そうではありませんか。無論、力不足の私もお手伝いすることを誓うものであります。

 「仕事やれ、人に言わずにお前やれ」、これは、全国サラリーマン川柳の3位の言葉です。いいですか、市長さん。よう覚えちょってくださいよ。仕事をやれと命令をする前に、部下の方から、それほどおれらに言うんだったら、おまえがやれと。人に言わずにおまえやれということですが、これが全国サラリーマン川柳の3位に入ってる言葉であります。この言葉を返されたらいけないから、私はここで、人から悪口を言われる前に私も手伝いをすることを誓っておきます。

 話変わって、昔、豊臣秀吉が、金に飽かして買い求めた宝物を見せびらかして、徳川家康に自慢をしました。「家康殿、あなたの秘蔵の宝物とはどんなものか」。家康は、すぐさま答えました。「めっそうもない。私には、そんな高価なものは一つもありません。私の宝物は、私を信じ、私と一緒にどんな苦労にも耐え、命がけで働いてくれる500人の侍だけです」と。この話を漏れ聞いた家康の仲間たちは、感激して、より一層の忠誠を家康に誓ったということであります。

 世の中で一番大切なもの、それは、自分が人である限り、人間である限り、人と人とのつながりが宝物であるはずであります。人は城、人は石垣、人は堀。祭りの主人公は、市民であります。

 以上で壇上の質問を終わります。



○議長(野田隆志君) 藤田市長。

    〔市長 藤田 忠夫 君 登壇〕



◎市長(藤田忠夫君) 河村議員の御質問にお答えをいたします。

 御質問の第1、東部地域の雨水対策と景観についてでありますが、塩田川周辺の雨水対策につきましては、現在、塩田川ポンプ場から真締川にポンプ3台で毎分450トンを排水しており、緊急時には、可搬式ポンプでの強制排水も可能となっております。

 また、琴芝駅周辺には、毎分20トンの雨水を塩田川に排水できるポンプを2カ所設置しております。さらに、渡内川及び尾崎雨水幹線の雨水を小串ポンプ場から真締川に放流する計画で整備を進めており、本年8月中には、毎分500トンの排水が可能となるため、塩田川周辺の浸水がかなり解消されるものと考えております。

 なお、塩田川の改修につきましては、市街化された空間の中で、自然の景観に配慮した整備を研究してまいりたいと考えております。

 次に、御質問の第2、市役所の建てかえについてでありますが、現市庁舎は、昭和33年に建設以来、相当の年数が経過し、老朽化や狭隘化が進んでおり、市役所建てかえの必要性を認識しているところであります。

 市役所の建てかえについては、その役割、効果をどのように求め、どのような機能、施設を併設するかなど、基本的な構想から検討を始めていくことになりますが、中心市街地活性化基本計画において、複合施設の建設等、市役所周辺整備とあわせ、中心市街地のまちづくりの核と位置づけており、一体的計画が必要であると考えております。

 資金面などの問題もありますが、中心市街地の活性化のためには重要な問題と認識しておりますので、今後、3年程度の十分な時間をかけ、地元の皆様や市民団体等の幅広い御意見をお聞きしながら、真締川公園の整備、新川大橋のかけかえや市役所周辺地域の整備と整合のとれた総合的な計画づくりを進めてまいりたいと考えております。

 次に、御質問の第3、宇部まつりについてでありますが、新川市まつりは、1798年、新川現在の真締川でありますが、新川掘削開通のお礼と村の鎮護のために、中津瀬神社を祭り、瀬戸内海の海産物と内陸の農産物との交換市が自然発生したことが、その起源となっており、地元の商業者によって、農業中心の祭りから商業振興を願う祭りとして、その伝統が受け継がれ今日に至っております。

 祭りは、風土と歴史に培われた伝統文化であり、現在、人々が求めるゆとりある生活と心のゆとりは、ふれあいと交流を通じて生まれてくるものであり、祭りの継承、発展が求められております。

 宇部まつり、新川市まつり、市民フェスティバル宇部を本市の3大まつりとして位置づけ、魅力あるまつりとするため、支援しているところであります。

 市民総参加が期待でき、周辺地域から多数の人出が見込まれるよう、実施主体を含め、今後、研究してまいりたいと考えております。

 以上で壇上の答弁を終わります。



◆30番(河村泰輔君) 初めに6月5日ですか、環境の日に、市の管理職の職員の皆さん、隣の税務署の皆さんや官公庁の皆さんが、この市街地のいろんな空き缶などを広範囲にわたって拾っていただきました。市民になりかわりまして、厚くお礼申し上げます。ありがとうございました。

 それでは、1問だけ市長さんにお尋ねします。先ほど、しまいに言いました新川まつり、宇部の祭りについてですけども、私は、今までのやり方が悪いとは言いませんけども、より以上ベター、より以上いいものをつくっていかなければ、毎年毎年、年をとるだけで、何もプラスっていうものが生まれてこないわけですから、やはりそれでよかっただろうかというぐらいの発想のもとに、新しい祭りをより広く市民に喜ばれるように続けていくための検討を、私は、するべきではなかろうかというふうに思うわけです。

 先ほども申し上げたように、お金を出すばっかりで、あとは、おまえらやれじゃ、ちょっと、これは行き届かないんではなかろうかと思うんですが、その点は、どういうふうにお考えになります。市長さん。



◎市長(藤田忠夫君) 御指摘のとおりだというふうに思っておりまして、実は、以前から、この宇部の祭り、もう少しその周辺といいますか、宇部市以外の方にもインパクトのあるお祭りにできないかということで、以前から、ずっと気になっておったわけでありますが、この春だったと思いますが、商工会議所と、それからコンベンション協会、それから、市の私を含め執行部で、祭りを今後どうしていくかという話を、とりあえず始めたところであります。

 内容的には、大分、どうしていくかということを、ただ話し合っててもしようがないんで、具体的にどうするかということを進めていかなきゃいかぬわけでありますが、具体的な話はまだ入っておりませんが、これから、どうしていくか。その関係ある三者で少しまず相談して、それから、また、いろんな市民の皆さんの御意見もいただくような形に持っていかにゃいかぬなと思っておりますが、そのことで、これから、今までの三つの祭りをただ形式的に継承していくだけではなくて、根本的にどうするかということを本格的に考えていきたいと思っております。

 以上であります。



◆30番(河村泰輔君) 頑張ってください。

 それから、今さっき、ちょっと言い忘れたわけじゃありませんけども、傍聴席の方にひょっと見たときに、県関係の方が、県の総合庁舎関係の方がお見えいただいておりますが、環境の日には、県の関係の方もいろいろ掃除をお手伝いいただいたということをこの席からお礼申し上げます。

 以上で私の質問は全部終わります。ありがとうございました。



○議長(野田隆志君) 以上で、河村泰輔君の質問は終わりました。

 この際、暫時休憩いたします。

 午後1時再開いたします。

      午前11時17分休憩      

      午後1時1分再開      



○議長(野田隆志君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。

 日程第2の議事を継続いたします。

 順位第15番田中治栄君の登壇、発言を許します。田中治栄君。

    〔29番 田中 治栄 君 登壇〕



◆29番(田中治栄君) 過疎地出身の田中でございます。今年は、都合よく雨が降りまして、ようやく田植えも終わろうとしております。蛍もぼつぼつ出ておりますが、宇部の方へ来てみれば、蛍を楽しむような余裕はありません。どうしたら、宇部の市勢が発展するか、日夜考えております。

 それでは、本題に入ります。

 セーフガードで宇部市の市場はどのように変わったか。なかなか農村にとっては米の値は下がる、シイタケの値は下がる。非常にいいことはありません。それでも、市長は、農政の問題を取り上げると言われるが、どういうことかなと、具体的なことを聞いてみたいなというような気もします。

 2番目が、水道水について。塩素で死なない原虫対策について。2番目が、クリプトスポリジウム菌が全国各地に発生しているが、厚東川水系で調査したことがあるかということです。

 この菌は、非常に猛烈で、なかなか死なないと。全国でも発生しておって、厚生省も困ってると、こういうことが報じられております。

 それで、厚東川の上流には、畜産の団地もあり、調査したかと。猿あたりからでもこういう菌が発生というか、おるんだということがあるので、非常に、小野にも猿やイノシシはたくさんおりますから、どこでどうなるかということが非常に心配なんでございます。

 宇部の皆さんに、おいしい水を飲ませようと思えば、非常に私たちは気を使うわけでございます。非常に感謝しております。

 3番目が、お茶まつりについて。今年の中止は、どうやって決めたのか。今後は、5月2日に決めたらどうかと。ちょうど5月2日が八十八夜に当たるので、お茶というものと八十八夜は非常に因果関係が強いので、やっぱ2日に雨が降ってもやるべきじゃないかと考えております。

 その決算は、どうなっているか。だから、テントなり便所とか、市が保管している各祭りにいろいろなものを使うには、少しは買って倉庫になおしておくことが私は必要ではなかろうかと考えております。

 4番目が、介護老人保健施設について。14年度はどのように決められましたか。詳しく御説明を願いたい。

 5番目が、猟友会の合併です。猟友会も老齢化して、非常に今難しいところに来ておりますので、これが大きく合併していくことが、私は必要ではなかろうかと、かように考えております。

 壇上での質問は以上でございます。よろしく御回答お願いします。



○議長(野田隆志君) 藤田市長。

    〔市長 藤田 忠夫 君 登壇〕



◎市長(藤田忠夫君) 田中治栄議員の御質問にお答えをいたします。

 御質問の第1、セーフガードで宇部市の市場はどのように変わったか、というお尋ねでありますが、4月23日に中国産の白ネギ、生シイタケ、畳表について、セーフガードが発令されたところでありますが、市場で取り扱っている白ネギ、生シイタケにつきましては、国内産の端境期の影響により、4月下旬から5月初旬にかけて少々高めに推移しておりましたが、現在、需要期でないこともあり、落ち着いた値動きとなっており、価格面での影響はほとんどないものと思われます。

 御質問の第2、水道水について。第1点の塩素で死なない原虫対策についてでありますが、厚生労働省は、病原性原虫クリプトスポリジウムが全国の河川など数カ所で検出されたことで、その対策として、浄水場において、除去できる急速ろ過及び膜ろ過等の浄水処理を行うこと。また、ろ過池出口の濁度を常時0.1度以下に維持することの指導を行っております。

 当市においては、急速ろ過と緩速ろ過で浄水処理をするとともに、自動濁度計を設置し、常に、ろ過水の濁度が0.1度以下になるように適切に維持管理を行っております。

 第2点のクリプトスポリジウム菌が全国各地に発生しているが、厚東川水系で調査したことがあるかというお尋ねでありますが、小野湖のダム水並びに厚東川の表流水及び伏流水における、クリプトスポリジウムの水質検査を年2回専門機関に委託して実施しておりますが、いずれの箇所においても検出されておりません。

 第3点の厚東川上流には、畜産団地もあるが、調査してみてはどうかということでありますが、厚東川上流にある畜産団地等のクリプトスポリジウムの調査につきましては、県及び関係機関と協議してまいりたいと考えております。

 御質問の第3、お茶まつりについて。第1点のことしの中止はどうやって決めたのかというお尋ねでありますが、本年も宇部市八十八夜お茶まつり開催に向け、実行委員会を初めとして、関係各位の協力を得ながら、準備を進めてまいりましたが、5月2日当日の午前5時55分の気象予報では、大雨、強風、波浪、洪水注意報が発表され、昼過ぎにかけて強い雨が降るとの予測があったことや、4月29日から降り始めた雨により、お茶まつり会場、駐車場が軟弱となったことなどから、午前7時に現地において、実行委員会がやむを得ず中止を決定したものであります。

 第2点の今後は5月2日に決めたらどうかということでありますが、お茶まつりは平成8年の実行委員会において、毎年5月2日に開催することが決定され、それ以降、同日に開催しております。今回、雨天により、初めて中止したところであります。

 御提言の雨天時における開催につきましては、実行委員会において、開催方法等協議をしていただきたいと考えております。

 第3点の決算はどうなっているかということでありますが、今回のお茶まつりは、雨で中止となりましたが、事前準備経費として、参加記念品、会場設営費等、総額約215万円を見込んでおります。

 第4点のテントなり便所を市が保管して、各祭りに使ったらどうかという御提案でありますが、イベント用にテントや仮設トイレを市が保有する場合、保管場所の確保、管理、メンテナンスや設置、撤去に係る運搬車両の導入、また、短時間での会場設営等や施設の安全管理等を考慮し、現在は業者委託しているところであります。御提言の件につきましては、これらのことから困難と考えております。

 次に、御質問の第4、介護老人保健施設について、14年度はどのように決めたかということでありますが、介護老人保健施設につきましては、平成14年度に1施設の設置を予定しておりますが、5法人から申し出がありました。そこで、選考委員会を設置し、選考いたしました。

 委員の選任に当たっては、利害関係のない委員を選任するよう留意し、大学関係3名、福祉・医療団体関係2名の計5名を選任いたしました。委員会の審議は、第1回目の委員会で、法人から提出いただいた資料が配付され、各委員がその資料を持ち帰り御検討いただき、第2回目の委員会で、無記名投票により選考されたと聞いておりますので、各委員の独立性、意思が十分尊重され、公平な選考がなされたものと考えております。

 委員会で選考された計画は、市街地に立地し、近年の施設整備の方向であります個室化や療養室をグループに分け、グループごとに食堂や談話スペースを設置したグループケアユニットが取り入れられており、サービスの質の向上が期待できる施設となるものと考えております。

 次に、御質問の第5、猟友会合併についてでありますが、県猟友会では、会員の高齢化や会員数の減少から、後継者の育成と支部合併が、重要な課題として、支部合併推進検討会を設置され、協議されているところでありますが、合併推進には至っていないとのことであります。

 以上で壇上の答弁を終わります。



◆29番(田中治栄君) 1番のセーフガードについては、大体、今の表で値動きがわかりますので、これは了解しました。

 次の水道水でございますが、こういう今の強い病原菌が各所に発生していると書いてありますが、これは、山口県では宇部ではないとおっしゃいますが、本当にありませんか。



◎水道事業管理者(中野文男君) お答えいたします。

 我々の水源であります厚東川の上流は、取水口につきまして毎年2回行っておりますが、確認しておりません。

 以上でございます。



◆29番(田中治栄君) それは、非常にいいことだと思うし、膜ろ過の問題とか、活性炭の問題での、これからのおいしい水をつくることは考えていらっしゃいませんか。



◎水道事業管理者(中野文男君) お答えします。

 私どもでは、平成9年からおよそ2カ年半かけまして、将来のための高度浄水処理の研究をいたしております。将来、もっと宇部市の水の変化がある場合には、それによっていつでも対応できる態勢を整えております。そういうことでございます。

 以上でございます。



◆29番(田中治栄君) この厚生省の調査によりますと、全国で大体200カ所ぐらいが、今のこういう菌に対しての研究を進めておって、何とかしたいと。近くの福岡でもそういう動きがございます。

これが、今の局長がおいしいと言われた水でございます。水道水でございますが、化学反応をしてみると、こういうように色が変化してまいります。これが、今のおいしい水ですが、もう少しこの水を、こんな色にならないような方法はお考えになっていらっしゃいませんか。



◎水道事業管理者(中野文男君) 議員と同じように、安全できれいな水については、大変いつも心がけておりまして、同じ考えでございますが、今、議員がお示しになりました水について、どういう、どこの水であるかも私もよくわかりませんし、それについては、お答えのしようがないところでございます。

 以上でございます。



◆29番(田中治栄君) これは、宇部の水道水をけさ、電気分解をしたわけでございまして、別に、ほかの水じゃございません。宇部の水道水をやったわけです。御安心ください。別なおかしな水じゃございません。

 こういうようにして、今は非常に進んでおりますし、宇部も経費はかかっても、やはりおいしい水を飲ませること。塩素が多過ぎるという批判もございますので、この点についてどういうふうに考えていらっしゃいますか。



◎水道事業管理者(中野文男君) 御指摘のように、塩素臭は、やはりおいしい水から言えば、カルキ臭が邪魔をしておいしくないことは確かでございます。しかし、反面、塩素臭というのは、安全な水の証明でもあるわけでございまして、これは水道法で決められておりますので、これを消毒しないというわけにはまいりません。しかしながら、多いけりゃいいというものじゃございませんので、我々もきめ細かく、できるだけ少ない塩素で最大の消毒ができるように一生懸命努めてまいりますので、どうぞよろしくお願いしたいと思います。



◆29番(田中治栄君) 厚東川には、厚東川流域の協議会がございますが、これは、最近、お開きになりましたか。



◎水道事業管理者(中野文男君) 済みません。ちょっとよく聞き取れなかったもんですから、恐れ入りますが。



◆29番(田中治栄君) 厚東川流域の協議会がございますが、最近、お開きになりましたか。



◎水道事業管理者(中野文男君) これについちゃ、ちょっと私の方の担当と言いますか、関係して、直接に関係しておりませんので、ちょっとお答えできかねます。



◆29番(田中治栄君) これは、助役を会長にして、美東、秋芳、楠あたりが県と協議会をつくっております。御存じございませんか。



◎水道事業管理者(中野文男君) 存じております。



◆29番(田中治栄君) これは、水の問題に対していろいろの研究をする協議会だと思います。だから、こういうのが開かれぬというのは、どうかなと思いますが、局長さん、これからもそういう協議会を開いてでも研究されることはございませんか。という気持ちはありませんか。



◎助役(縄田欽一君) 私は、県の会長をさせていただいておりますので、一言、お答えをいたします。

 この協議会は、いわゆる厚東川水系だけでなく、水の流れるところをきれいにしようということから始まったものでございますが、今、言われましたように、協議会は定期的に開催をいたしております。

 きょう、御質問がありましたような、そういう施設というようなものも、一緒になって考えるということでございまして、水をきれいにするということだけではないんですけれども、そういう協議会は定期的に開いておるところでございます。



◆29番(田中治栄君) 局長さんも仕事が多いから、そういうことはお忘れやろうと思いますけど、ひとつ忘れないで、こういうのがあるということで、何とか、私が、宇部の水を守ろうという気持ちがあるんですから、それ以上に局長さんもひとつ元気を出してもらいたいと、かように考えますが、よろしゅうございますか。



◎水道事業管理者(中野文男君) ありがとうございます。一生懸命元気出して頑張っておりますが、今の協議会の方には、水道局はメンバーになっておりませんので、御了解願いたいと思います。



◆29番(田中治栄君) メンバーになっていらっしゃらぬちゅうことはないと思いますけど、そこの辺まで私も詰めようと思いませんけど、ひとつ、協議会長が宇部でございますから、よくその辺は御連絡とられて、ひとつ、今後も対応していただきたいと。

 次にいきます。お茶まつりでございますが、今後はどういうようにされますか。



◎経済部長(山根政晴君) 質問の内容がちょっとよく理解できないんですが、この5月2日の開催云々についてのお尋ねでしょうか。



◆29番(田中治栄君) そうです。



◎経済部長(山根政晴君) 先ほど議員さんが、壇上でも御質問いただいております、今後、5月2日に決めたらどうかということでございます。従来から、5月2日に開催しております。そして、御提言いただいておりますところの雨天時における開催方法につきましては、今後、実行委員会とも開催方法等含め協議していきたいと考えております。

 以上でございます。



◆29番(田中治栄君) だから、残った金で、例えば、舗装するとか、テントを買うとか、こういうようなことはできないものでしょうか。



◎経済部長(山根政晴君) 園内の舗装等については、当然、祭りの実行委員会の費用等でも考えてまいりたいと思います。

 また、御提言のテント及びトイレを市で保有して、それを市の行うイベントで活用したらというような御提言でございますけれども、現在、経済部が行っているイベントでテントとか仮設トイレをレンタルしてイベントをするのは、年間6回しかございません。この経費を試算したところでございますけれども、イベントごとに運搬して組み立て撤去を行い、メンテナンスにかかる費用を考えますと、6イベントの費用が、これは人件費は含まれておりませんが、110万円かかります。そして、一方、これをレンタルすると100万前後が見込まれますので、計算上はレンタルでの活用をした方が有利ではないかというふうに考えております。

 以上でございます。



◆29番(田中治栄君) これは、今、ここで細かい数字の論議はしたくありませんが、後資料でももらって私も私なりに検討してみたいと思います。

 そうすると、残った金はどういうようにされるわけですか。



◎経済部長(山根政晴君) 計算上でいきますと、残額が169万ぐらいになろうかと思います。ですから、実質、年度当初、計算では330万円の助成金を出すようにしておりましたけれども、収支計算上169万ぐらい残りますので、補助金額をその同額ほど減額するというふうなことになろうかと思います。

 以上でございます。



◆29番(田中治栄君) 祭りが6回あって、テントの借り入れがやられると、恐らく収支は合うはずですが、これはさっき言うたように、具体的にはまた小さい数字を詰めてみたいと思います。

 それから、今の4番目の老人介護保健でございますが、これは今の、午前中も今のちょっと岡村議員が言われたように、情報公開の時代だから、委員の名簿とかが出せないと言われれば、これは日当は出していらっしゃいますか。



◎健康福祉部長(古林信義君) お答えいたします。

 出しております。



◆29番(田中治栄君) それで、委員とか議事録は出せないということは、午前中の岡村議員の言われたように、どうしても出されぬのですか。それとも次は出す気があるのですか。



◎健康福祉部長(古林信義君) お答えいたします。

 先ほど市長が答弁いたしましたように、この選考委員会は、大学関係3名、福祉・医療団体関係2名、計5名で構成されております。このたび、平成14年度の施設整備につきましては、1施設の整備に対しまして5法人から申し出がなされました。したがいまして、そのために一時的に組織したというふうな過程もございます。

 また、選考に当たりましては、申し出の法人等と利害関係が少ない方を選任するように留意いたしました。したがいまして、委員の氏名につきましては、好意的に御就任いただいた委員の方々に対する信義にこたえるということと、また、今後の選考への支障も考慮いたしまして公表しないということでございます。

 以上でございます。



◆29番(田中治栄君) 午前中、今の教科書問題では、教育長は考えにゃいけぬなと、こういうことを言っておられるし、片一方では、それは秘密だと言われるし、この辺の整合性がないように思うが、福祉の方は、それほどやっぱものを隠さなきゃ前へ仕事が進まぬのですか。



◎助役(縄田欽一君) この問題につきましては、今後、まだそういう施設が増設という可能性もございますので、そういう一段落した段階では公表も可能かと思いますけれども、現在では、先ほど部長が申しましたように、利害関係があるということで、いろいろの施設の方々が、皆興味を持っておられることではございますけれども、我々としては、今後に影響するということもありますし、個人にそういういろんな問題がふりかかるというようなこともございますので、私自身も名前は聞いておりません。

 そして、議事録の問題が出ましたけれども、これは、市の職員が中に入っておりませんので、議事録をとっていないというのが現状でございます。御理解をいただきたいと思います。



◆29番(田中治栄君) 入っておらぬとかおるの問題でなくて、日当を出しておれば、当然、それは委員の選任の仕方に問題がありゃせぬかなと思うんです。公表してもいいような委員をどうぞ選んでもらわなきゃ、教科書の問題でもそうです。公表しようかということを教育長が言っておられるし、それはそれでいいじゃないかと思う。公表して悪いような、それに圧力がかかるとかていうこと自体がおかしいんであって、堂々と市の日当を出しとれば、ボランティアならそういうこともあり得るかもわからぬ。市のお金を出して任命するんだから、そういうことがない方が、私は、宇部市の明るい政治をやるためには、市長さんもそんな暗いことばっかし考えていらっしゃるんかなと思うて、わしはちょっと疑問に思う。

 この辺は、助役さん、もう少しおおらかな気持ちで。福祉の部長が悪いんじゃないかなと、部長が何も言わぬのじゃないかなというような気もするんですよ。この辺、部長さん、どうですか。



◎健康福祉部長(古林信義君) お答えいたします。

 別に、私の独断でこういうようなことをやったわけでございません。いろいろと部内で協議をいたしまして、まさに、公平、公正に選考するということを旨といたしまして、そのためには、やはり、選考される委員さんの独立性と意思が尊重されるような、そういうふうな委員会が望ましいんじゃないかというようなことで、決定したわけでございます。

 以上でございます。



◆29番(田中治栄君) 私は、疑問に思いますけど、こういうことのないように、明るい政治をやろう、公明なる選挙をやろう、公明なる宇部市政を推進するためには、やはりある程度、それにたえ得る人を今度からは出してもらいたい、委員にですね。これを強く要望します。

 あとは猟友会の問題ですが、これは、ある程度、猟友会もそうだし、行政もこの問題には、もう少し本気で取り組んでもらいたいと思いますが、どうでしょうか。



◎経済部長(山根政晴君) 猟友会の合併の件でございますけれども、猟友会の合併は、猟友会の問題であり、行政が合併問題に立ち入ることは困難ではないかというふうに考えております。

 以上でございます。



◆29番(田中治栄君) 今までの猟友会の歴史を御存じないでしょうけど、詳しく言うならば、波木さんと今の宇部の猟友会とのいろいろないざこざがございました。何とか波木さんは、それを乗り切って、猟友会を一本にして今日の猟友会ができたということです。御存じでございますか。



◎経済部長(山根政晴君) 大変申しわけありませんが、知っておりません。

 以上でございます。



◆29番(田中治栄君) それは、猟友会の猟政会議というものが年間あります。だから、遊猟区とか保護区とか、いろいろあります。そういう会合でもあなた方がやられれば、当然、そういう、年間、何回ぐらいそういうのをやっておいでになりますか。



◎経済部長(山根政晴君) 現在、猟友会との合併問題についての会合には、私どもは介入しておりません。

 以上でございます。



◆29番(田中治栄君) そういうことを言っておるんではないんですよ。猟政会議というもので、禁猟区の問題とか、イノシシの値段を幾らにするとか、そういう問題で猟政会議を開くんですよ。それを開いておられぬということは、あなた方、猟政に対する非常に認識がないですね。そういう会議を開かなきゃ、そういう中で、ことしは、ここを休猟区にするんだとか、やれ来年はここにするんだとか、ハトの値段、イノシシの値段が1頭が何ぼじゃが、ことしは少し上げようじゃないかとか、そういう話をするのが猟政会議でございます。そういうのも全然ございませんか。



◎経済部長(山根政晴君) 現在の猟政会議につきましては、その駆除実績にかかわる補助金額等についての打ち合わせは行っております。

 以上でございます。



◆29番(田中治栄君) そういうのを話し合うのが、猟政の会議でございます。じゃから、そういう中で、いろいろ話題としては出てもええんじゃないですか。県の保護課がどういう考え方を持っちょる、県の猟友会がどういう考え方を持っちょるというのを引き出して、その中で、宇部じゃないけど、宇部周辺はどうやってこれからのイノシシの退治とか、猟区はどういうように設定するとか、これを話し合うのが猟政の会議でございます。それをやっぱ年に二、三回はやられぬと、うまくいかないと思います。

 今後はやられる気があるんですか、ないんですか。



◎経済部長(山根政晴君) このあたりの件につきましては、十分協議してまいりたいと思っております。

 以上でございます。



◆29番(田中治栄君) わかりました。初めからそねえあんたが言われりゃ、余りくどくど質問せぬでも、猟政会議そのものがわからぬようなことじゃいけません。今までもずっとやってるんだから、私もずっと20数年間、猟政の動きは見とるんですから。その中でいろいろと意見が出るから取り上げたんです。ひとつ、それがわかれば、ひとつこれからも開いて、その辺の小さい点の詰め合わせもやってもらいたいと、このように思います。

 じゃ質問終わります。



○議長(野田隆志君) 以上で、田中治栄君の質問は終わりました。

 次に、順位第16番川上和恒君の登壇、発言を許します。川上和恒君。

    〔15番 川上 和恒 君 登壇〕



◆15番(川上和恒君) 市民クラブの川上です。一般質問の最後になりましたが、いましばらく御協力のほど、よろしくお願いをいたします。通告に従い質問をいたします。

 地球温暖化防止のための国際的な枠組みを決めた京都議定書から、3月終わりに米国政府が離脱表明をしました。議定書の2002年発効に向け、世界各国が努力しているさなかに不支持を表明したことに世界各国の批判は高まっています。

 我が国は、アメリカがたとえ離脱しようとも、議定書は早期発効させるという決意を世界に示し、そのためのリーダーシップを発揮すべきだと思っています。

 循環型社会の実現、自然と共生できる環境づくりということが盛んに言われています。これから人類が生存していくために、開発によって壊された環境を再び取り戻すために、立ち上がる大きなときに来ています。

 藤田市長は、「共存同栄・共同一致」の心と、市民宣言に基づく人間が尊重される都市づくりを理念として掲げられています。心の触れ合いによって支え合う温かい地域交流社会の形成を目指す必要があるとも言われています。

 そこで、環境問題について、第1に、自然エネルギー、太陽光発電について。第2に、低公害車の導入について。これは、射場議員の質問に答えられましたので、回答は要りません。第3に、水源保護対策について、これも昨日、志賀議員の質問に答えられましたので回答は要りません。

 次は、教育問題について。今国会において、教育三法──学校教育法、地方教育行政法、社会教育法の各改正案で、社会奉仕活動の促進を法律に書き込むほか、児童生徒の出席停止や、指導が不適切な教員の転職に関する要件、手続の明確化、大学進学や高校通学区域の弾力化を盛り込んでいます。

 今回の教育改革は、教える側、大人の側の論理や復古的な道徳主義、社会的な効率主義、エリート主義的な能力主義を重視しています。

 私が、いつも言ってるように、教育現場には、経済の論理はなじまないのです。子供たちの目線で働きかけることこそ教育の大切な仕事なのです。強要することは、子供たちの伸びようとする芽を摘むことにつながるのではないでしょうか。教育改革の一環として位置づけられたものであり、慎重な上にも慎重な扱いが求められていると思います。

 そこで、第1点、奉仕活動について、学校現場での取り組みをお尋ねいたします。

 管理職の役割について、法令や管理規則等に精通することも大切なことですが、温かい職場の雰囲気をいかにしてつくり出すか。職員のやる気、意欲をどのようにして引き出すか。職員同士の信頼関係をいかにつくり上げるかが問われるのではないでしょうか。

 第2点、管理職の研修についてお尋ねいたします。

 以上で、壇上からの質問は終わります。



○議長(野田隆志君) 藤田市長。

    〔市長 藤田 忠夫 君 登壇〕



◎市長(藤田忠夫君) 川上議員の御質問にお答えをいたします。

 御質問の第1、環境問題については3点のお尋ねでありますが、答弁は不要であるということでありましたので、省略させていただきます。

 御質問の第2、教育問題について、第1点の小中高等学校の奉仕活動……。



○議長(野田隆志君) あのね、(1)の自然エネルギーのことは省略してないよ。



◎市長(藤田忠夫君) 申しわけございません。ちょっと聞き間違えました。

 それでは、第1点の自然エネルギー太陽光発電についてお答えいたします。

 本市では、地球温暖化対策の推進に関する法律に基づき、平成13年2月、宇部市環境率先実行計画を改定し、温室効果ガスを平成16年度までに平成11年度比で9%以上削減することを目標に、電気使用量8%以上等の7項目の数値目標に加え、新たに、ごみ焼却施設への総搬入量9%以上の削減目標を掲げ、取り組んでいるところであります。

 宇部市環境率先実行計画の具体的な行動事例として、太陽光の利用等、自然エネルギーの活用を掲げております。

 そこで、国際的にも環境負荷の削減の有効な手段の一つである環境マネジメントシステムISO14001の環境目的・目標に、自然エネルギーや未利用エネルギーを包括した総合的な新エネルギービジョンの策定を盛り込み、その中で公共施設への自然エネルギーの活用についても検討してまいりたいと考えております。

 それでは、あと2点目と3点目は省略をさせていただきます。

 御質問の第2、教育問題について、第1点の小中高等学校の奉仕活動についてでありますが、奉仕活動は、それぞれの小中学校において、総合的な学習の時間等で実施されております。

 奉仕活動については、さまざまな体験活動を通して、豊かな心をはぐくむ上で大切であると考えておりますので、今後も、各学校が主体性を生かし、地域の実態に応じた取り組みができるよう支援してまいりたいと考えております。

 次に、第2点の管理職の研修についてでありますが、学校の管理職の役割は、将来を見据えた教育観を持ち、常に教育を問い直し、教育改革や授業改善等のあり方を教職員の意識に沿って、教職員が意欲的に取り組むよう、リーダーシップを発揮することが大切であると考えております。

 御指摘のように、温かい雰囲気の職場づくりや、教職員の願いや思いを聞くなど、信頼される学校運営を推進していくために、本年度も、県教委主催の各種研修会や県校長会・県教頭会の自主的研修会、本市が毎月行っている研修会等で、管理職に求められる資質の向上に努めていただいているところであります。

 今後も、校長、教頭の職責の重要性にかんがみ、その能力の向上につきまして、引き続き、努力していただきたいと考えております。

 市職員の管理職を対象とした研修につきましては、主に係長、課長補佐、課長を対象に集合研修を実施しております。管理職は、部下の育成や士気の高い職場風土の醸成について大きな役割があり、仕事を効果的、効率的に進めるために不可欠な職場内でのコミュニケーションの核となる存在でもあります。

 そこで、特に、新任者につきましては、部下を持つ管理監督者としての立場や役割の自覚を促し、職場における仕事や部下職員に対するマネジメント能力の向上を図っております。

 また、本年度は職場内における人間関係を調整し、職場の環境を整える能力の向上を目的とした講座の開催も予定しているところであります。

 今後も、管理職に求められるマネジメント能力の向上に、引き続き、取り組んでまいりたいと考えております。

 以上で壇上の答弁を終わります。



◆15番(川上和恒君) それでは、意見、要望も含めて再質問をしたいと思います。

 環境問題について、市長の公約にもありますけれども、循環型社会の実現を目指すというふうに言われておりますし、宇部市も、私、この議会にぱっと一番最初に来たときに、執行部全員が半そで姿で、目を見張るような感じが、初め、しました。それほど意識を持たれて環境問題に取り組むぞという姿勢が、ひしひしと感じてきましたけれども、それであればあるだけに、公共施設の新設に当たって、太陽光発電を取りつけようという気持ちが、ぜひ、そりゃ財政難のこともありますから、今すぐとは言いませんけれども、そういう方向で取り組むという考えがあってもいいんじゃないかというふうに思うものですけれども、市長さん、どうですか、その辺。



◎市長(藤田忠夫君) 確かにおっしゃるとおり、太陽光発電やりたいと思っておりますが、何しろ財政負担の面もありまして、そろばん勘定を一生懸命やっておるところであります。

 以上であります。



◆15番(川上和恒君) 今すぐというわけにはいかないと思いますけれども、ぜひ環境都市宇部というPRにも、ひとつできると思うので、公共施設を新しく建てられるときに、こういうふうにやっていこうと。太陽光発電を設置していこうというものが、ぜひ欲しいなというふうに思っています。

 それと、低公害車の導入については、もういろいろ出ましたから、ただ、地球規模でもう考えていくということにならなければ、やっぱりその中で宇部市もこういうふうにしてますよということが市民に見えるようにぜひしてもらいたいなというふうに思います。

 次に、厚東川水系周辺の山林ていいますか、そういう保護するために、私は宇部市がお金を出してでも購入をしてでも、やはり厚東川水系を守っていくんだという姿勢がぜひ欲しいというふうに思うんですが、市の方でそういう考え方はありませんか。



◎総務部長(矢富敏肆君) お答えいたします。

 今、お尋ねの点につきましては、現在、有効な施策について他市の事例を参考に研究を進めているところでございます。議員さんも御紹介されましたような山林の取得、これらは、例えば、愛知県の豊田市が実施している、取得した山林の間伐事業であるとか、広島市が実施しておりますけれども、森林の取得、あるいは、それに伴う意識啓発事業など、本市にとって最も有効な方策について、引き続き、検討していきたいと考えております。

 以上です。



◆15番(川上和恒君) 森林は、国土保全、それから、環境維持などについては、大変な力を持っておるといいますか、また、極めて高い資源だというふうに考えています。

 私たちは、ともすると、気づかないけれども、本当に目の前のものはよく見えるけれども、遠く離れた森林の保護、そういう山野の手入れというものは、大変、不特定多数の国民が皆恩恵を受けておるわけですよ。そういう意味からも、やはり、今から先、大変大事なことになってくるというふうに思いますので、ぜひ、そのあたりは宇部市が率先をして実行に移されるようにお願いをしたい。必ずそういう森林を取得するような場合、後になって、あのときよかったと言われるように私は必ずなるというふうに思っています。

 ぜひ、県下でも初めて水源涵養基金条例も宇部市はつくっておるわけです。それが、効力を発揮するように、ぜひ進めてもらいたいと、強く要望をしておきます。

 じゃ次に、災害に強い水道づくりの一環として飲料水や消防用水の融通をし合うということで、小野田市と宇部市水道局が協定文書に調印をしたということで、大変、これは的を射たいいことだというふうに私喜んでおりますけれども、事業費について、両水道局が折半だというふうにも聞いていますが、その辺の負担割合の根拠について、もしわかれば説明をしてもらいたいというふうに思います。



◎水道事業管理者(中野文男君) お答えいたします。

 このたびの宇部、小野田市の相互融通協定の趣旨は、災害等の緊急時の対応だけでなく、もっと用途を広げた相互融通をも想定したものでございます。負担割合の決定には、いろいろ方法、考え方があろうと思います。例えば、議員が御指摘のように、規模が大きい方が大きな負担すべきじゃないかという考え方もあると思いますし、あるいは、融通受ける頻度の多い方が余計負担すべきではないかという考え方もあろうかと思います。条件の設定によっては、いろいろ変わってくると思います。

 今回の両市の相互融通の協定は、両市が無理なく供給できる量を8,000トンと定めたものでございます。そういう協定締結になっておりますから、したがって、2分の1ずつ負担となったものでございます。

 なお、この協定の締結につきましては、小野田市も積極的であったことをつけ加えさせていただきたいと思います。

 以上でございます。



◆15番(川上和恒君) 私は、単純に考えたときに、今局長が言われたように、やっぱり規模の大きいところが負担を余計するのが本来の筋じゃないかというふうに、これは今では条件なり、いろんな頻度といいますか、そういう形で一概に言えないということですから、それはそれでいいですけれども、やはり一般市民が受けとめたときに、やはりああ宇部の負担はよかったのという人もあるかもしれませんけれども、やっぱり一般的には、小野田市の負担が大変じゃのというふうにもなるんじゃないかと思いますから、その辺の事情が何かでよくわかるように、市民に伝えられてほしいなというふうに思います。

 次に、教育問題に移ります。

 教育改革の論議の中で、小中学校の奉仕活動2週間あるいは高校1カ月というふうな強硬論が盛んに飛び交った。ところが、現実には、いやそれはということで、今、中身には入っていませんが、そういう強硬論も私は大変心配する一人です。

 学校の奉仕活動は、やはり本当に児童生徒の発想がその中に必ずなければ、子供は動かないと思うんです。何をやれと言っただけでは効果は上がらないと思う。

 昔今もだと思いますが、子供は親の背中を見て育つ、後ろ姿を見て成長すると。何も言わなくても親の考え方が子供に伝わることはあると思うんです。これは日常の生活の中でそうなるんだと思う。

 学校現場で、やはり私は、今から先、やっぱり教職員の力量も問われると思います。やはり教職員の姿を見て、子供は、児童は、変わると思う。そういう意味で、私は、温かみのある言葉といいますか、あるいは、ちょっとした励ましの言葉、そういうものがどれだけ人の心を、児童生徒の心を和らげ、また、本当に愛情のある接し方といいますか、こういうものが、やはり求められているんじゃないか。

 そこで、教育長に尋ねますが、今、小中学校、児童会、生徒会の活動を通して、私は奉仕活動であってほしいというふうに考えるものです。今の児童会、生徒会の活動は、教育現場で、どのような形で行われているのか、お聞きしたいというふうに思います。



◎教育長(前田松敬君) お答えいたします。

 児童会、生徒会が、どのように行われているかということでございますが、特別活動等の時間を通しまして、日ごろ学級会で培ったものを総合、そのまとめのような形になりますが、各委員会でいろいろなテーマを出したものをそこでまとめ、そして、それを生徒会等で主議題が何かというようなところへ結びつけながら、最後には総会へと。そしてまた、それを各専門委員会へと流していきます。ちょっとまとまらなくて申しわけございませんが、大体の流れでございます。



◆15番(川上和恒君) それで、現在の奉仕活動と各中学校、小学校で実際に取り組んでおられると。また、新聞紙上にもいろんな面で出ている場面も目にしておりますし、聞いてもおりますが、このことが今の奉仕活動面が、やはり変わるということは現状の形でいかれるということで、そういうふうに考えておってよろしゅうございますか。



◎教育長(前田松敬君) お答えいたします。

 市長が先ほど答弁いたしましたように、実際には学校では生徒会活動等通しまして、長期休業を使いまして、お年寄りのお宅を訪問したり、あるいは地域の清掃を行ったり、缶拾いをしたり、それぞれの学校の主体性を生かしながらやっておるところでございます。

 今後も各学校が主体性を生かし、地域の実態に応じた取り組みができるよう支援してまいりたいと思っております。

 以上でございます。



◆15番(川上和恒君) ぜひ、児童会、生徒会の意見を吸い上げて、それが、奉仕活動に結びつくという子供たちの発想を、ぜひ、大事にしていくような奉仕活動であってほしいと思いますので、ぜひ、そのあたりは十分心して対応してもらいたいというふうに思います。

 それでは、管理職の研修についてですが、私は、一つは、いろんな職場の中で協力し合わなければならぬことは多々あるというふうに思いますし、そういう中では、いろんな問題が起こったときには、管理職の方から、やっぱり職員に歩み寄るような姿勢といいますか、それは、ぜひ、してほしいと思うし、いろんな研修会が開催される予定がありますけれども、総務部長にちょっと聞きたいと思うんですが、職員がある研修に行きたいというときに、気持ちよく行けるようなことが、市役所ではとられておると思いますが、その辺の実情をちょっと話してもらえませんか。



◎総務部長(矢富敏肆君) お答えいたします。

 職場研修におきまして、いろいろ計画も立てておりますけれども、実際に目の前の仕事をほったらかして部下を研修に行かせることに、やはりちゅうちょする場合もあろうかと思います。しかしながら、それは、あくまでも長期的あるいは組織的に見れば、目の前の仕事を犠牲にしてでも、まず、職場研修に参加させるということが第一であろうということで、そういう意識を各管理職が持たなければならないというふうに考えております。

 以上です。



◆15番(川上和恒君) 今、率直に言われたように、目の前の仕事があるのに、研修に行くと大変だと。それは、確かにそういうことは言えると思いますが、だからこそ、やはり研修の計画もあって、事前に早くわかっておるんだから、その仕事については、その職場職場で、ある程度対応できるような形をぜひとっていけば、急に、はい、行かすというわけじゃないと思いますので、その辺で職員が研修しやすい、出やすいように、管理職でぜひそのあたりを研修に行きやすい雰囲気、よう行って勉強して役立ててくれというふうな雰囲気を、そういう職場の協力体制ていうか、そういうものもぜひつくってもらいたいなというふうに思いますし、やはりそのことが、そういう雰囲気づくり、そういうことが、やはり研修に行ってよかったと、こういう結果につながらなければ、研修に行って何もならぬじゃったというふうなことでは、逆効果なんであって。だから、そういうことで行きやすい、研修に。

 これは、研修のガイドブックにも書いてありますいね。管理職が、職員が行きやすいような形で、これはどうなってますかね。「職員が持てる力を十分に発揮できる職場の環境の実現に向けて、管理監督者の方々による積極的な職員研修の奨励をお願いします」というふうな形が職員課から冊子に書いてあります。そういう意味でも、ぜひ勉強して損はないと思う。そういう意味で行きやすいような体制、それとまた、職場の雰囲気づくりをその中で、その中で、管理職の信用も、信頼関係も生まれてくると思うんです。

 昔、言われたことですけれども、やはり信用は資本だと。あるいは、財産なんだということわざもありますけれども、そういう人間関係を、ぜひ私は今から先、特につくっていく、またそのことを若者が見て、後ろ姿を見ただけでも、先ほど言いましたが、その辺が影響するような、そういう職場をぜひつくってもらいたいというふうに思っています。

 学校の関係で、教育長、私がおりましたからですが、なかなか子供が目の前におりますから行きにくいということもありますが、そういう面も私は同学年の協力体制なり、職員間の助け合いていいますか、そういうものを、ぜひ、しっかり進めてもらいたいと思いますけれども、その辺、教育長、どうですか。



◎教育長(前田松敬君) お答えいたします。

 教職員のすぐれた指導力、使命感、温かい人間性、これらは児童、生徒に信頼感や安定感を確かに与えますし、その上、教職員間相互の協力体制、これははかり知れない教育効果をもたらすと思っております。

 今後とも管理職が、明るい、信頼される職場づくりに励めるよう引き続き努力していきたいと考えます。

 以上でございます。



◆15番(川上和恒君) ありがとうございました。

 人間は、ともすると、失敗を、今の児童生徒は特にだと思いますが、失敗を恐れるんですね。しかし、失敗をしたから、もうそれはだめなんだじゃないはずです。失敗をしたからこそ、新しいものを見つけるわけです。

 そういう意味で、以前も言いましたが、間違った答えを出した子供ですよね。これは、周りの者からとったら、大変ないいものを提供してくれたわけです。間違いから正しい方向にみんなが努めていくわけですから、そういう意味では、そういうとかく大人の考えで言うと、間違ったら、こりゃ間違ったで、ぱっと済ましてしまう。特に、学校現場は、そうではなくて、なぜ間違ったのか、どこに原因があったのか。そのことをみんなで、ああこういうことでつまずいたね、間違ったねという、大変周りの者にも物すごいプラスになることなんですよね。だから、その辺を急がずに、学校現場では指導をしてもらいたいというふうに思っています。

 職員が持てる力を十分に発揮をできる職場の実現に向けて、やはりこれから先、管理者の責任も問われているというふうに思いますし、職員間の信頼と協力のもとに、私は、これから先、職員の協力で、ああ気持ちがええというか、市民の求める行政サービスにしても、やっぱり、そういう職場であるからこそ市民サービスが提供できるんだと思うんです。そういう組織づくりに、ぜひ、宇部市もしていってもらいたいと思うし、市長を初め、初めに言いましたが、環境問題でもそういう市民が納得ずくで、これはというものを、ぜひ、これから先つくってもらいたいというお願いをして私の質問を終わります。



○議長(野田隆志君) 以上で、川上和恒君の質問は終わりました。

 これにて、一般質問を終結いたします。

 以上で、本日の日程は全部終了いたしました。



○議長(野田隆志君) 本日は、これにて散会いたします。

       午後2時14分散会      

 地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。



  平成13年6月7日

宇部市議会議長   野 田 隆 志

宇部市議会議員   大 野 京 子

宇部市議会議員   杉 山 孝 治