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山口県 宇部市

平成 12年 9月定例会(第3回) 09月13日−04号




平成 12年 9月定例会(第3回) − 09月13日−04号









平成 12年 9月定例会(第3回)


平成12年 9月(第3回)宇部市議会定例会会議録 第4号

議 事 日 程 (第4号)
平成12年9月13日(水曜日)
      午前10時開議      
第1 会議録署名議員の指名
第2 一般質問(順位第13番から第17番まで)
第13番  田 中 治 栄 議員    第14番  佐 原 紀美子 議員
第15番  村 上 恵 子 議員    第16番  新 城 寛 徳 議員
第17番  松 岡 惣 一 議員
本日の会議に付した事件・日程の全部
出席議員(32名)
      1番  真 鍋 恭 子 君       2番  岡 本 公 一 君
      3番  村 上 恵 子 君       4番  射 場 博 義 君
      5番  岡 村 精 二 君       6番  柴 田 敏 彰 君
      7番  青 木 晴 子 君       8番  志 賀 光 法 君
      9番  兼 広 三 朗 君      10番  植 松 洋 進 君
     11番  有 川 眞理子 君      12番  大 野 京 子 君
     13番  新 城 寛 徳 君      14番  佐 原 紀美子 君
     15番  川 上 和 恒 君      16番  林     勉 君
     17番  小 川 裕 己 君      18番  三 戸   充 君
     19番  広 重 市 郎 君      20番  杉 山 孝 治 君
     21番  荒 川 憲 幸 君      22番  飯 田 幸 正 君
     23番  松 岡 惣 一 君      24番  岩 村   実 君 
     25番  田 中 敏 弘 君      26番  岩 内 道 生 君
     27番  安 平 幹 郎 君      28番  野 田 隆 志 君
     29番  田 中 治 栄 君      30番  河 村 泰 輔 君
     31番  山 下 勝 由 君      32番  桜 田 高 祥 君
欠席議員(0名)
説明のため出席した者
市長      藤 田 忠 夫 君 助役      縄 田 欽 一 君
収入役     花 井 正 明 君 常勤の監査委員 山 根 隆 義 君
教育長     西 村 太 一 君 水道局次長   今 井 信 之 君
交通事業管理者 三 戸 宏 文 君 ガス事業管理者 三奈木   香 君
総務部長    矢 富 敏 肆 君 財務部長    植 杉 謙 二 君
市民環境部長  上 田   進 君 健康福祉部長  古 谷 國 光 君
健康福祉部長(福祉事務所長) 古 林 信 義 君 経済部長 山 根 政 晴 君
土木建築部長  山 本 正 廣 君 都市開発部長  兼 安 誠一郎 君
下水道部長   下 道 英 雄 君 消防長     神 田 義 正 君
教育次長    大 塚   徹 君 選挙管理委員会委員長 坂 本 昭 彦 君
選挙管理委員会事務局長 木 村   忠 君
事務局職員出席者
局長      藤 岡 裕 義 君  次長      吉 本 栄 三 君
議事課長    伊 藤   勇 君  庶務課長    山 根 正 弘 君
庶務課長補佐  井 上 昌 子 君  議事課長補佐  小 田 周 志 君
調査係長    山 田 敏 之 君


      午前10時1分開議      



○副議長(岩内道生君) おはようございます。これより、本日の会議を開きます。

    〔諸般の報告〕



○副議長(岩内道生君) この際、事務局から諸般の報告をいたさせます。



◎事務局次長(吉本栄三君) 報告いたします。

 本日の出席議員数は、ただいま31名であります。

 なお、野田議員は遅刻の旨届け出がありました。

 以上で報告を終わります。



○副議長(岩内道生君) 以上で、諸般の報告は終わりました。



△日程第1会議録署名議員の指名



○副議長(岩内道生君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。

 会議録署名議員は、会議規則第80条の規定により、議長において青木晴子さん、田中敏弘君を指名いたします。



△日程第2一般質問(順位第13番から第17番まで)



○副議長(岩内道生君) 次に、日程第2、一般質問を行います。

 通告順により、質問を許します。

 まず、順位第13番田中治栄君の登壇、発言を許します。田中治栄君。

    〔29番 田中 治栄 君 登壇〕



◆29番(田中治栄君) おはようございます。過疎地出身の田中でございます。きのうは月見をやりましたところ、ちょろちょろっと月が出まして、やっぱり日ごろの精進がいい者は違うなあと思うております。

 過疎地というのもこのごろは、秋の豊作が来ましたが、イノシシが出て田んぼは非常にわやになりました。こういうところを見ても、やっぱり、過疎地というところはいけぬなあという気がいたします。今年のイノシシの害は特にひどうございまして、電気さくは小野農協だけでも30出たと、それにトタンということになると大変な状況でございます。これに対する、ある程度の助成がしてほしいなと、かように考えます。

 次が、今の電気さくが30ということですから、これがいいかどうかはわかりませんが、このごろのイノシシは賢うございまして、網を飛び越えて田んぼの中へ入って、それからまた出ていくような賢いイノシシがおりまして、どうにも現状ではならぬという状況です。

 次が、猟政についてでございますが、非常に難しい問題がございますけど、猟友会の合併をしていかなきゃ、今は老齢化してどうにもならぬというのが今の現状でございます。これには、やっぱり枠よりは、イノシシを退治するには犬が必要ということで、犬のこれからのことも考えてもらいたいなと、かように考えております。

 3番目が、焼却灰の処理はどうなっているかということです。

 4番目が、焼却炉についてでございますが、本契約における担保物件はどういうようになっておるかと、維持管理費はどのぐらいかかりますかということです。3番目が、ガス化溶融方式は実績が少ないが大丈夫かと、こういうことです。4番目が、仕様書以外に特記事項が出たと聞いておりますが、その内容はどうか。学識経験者の意見を尊重したと聞いているが、十分な時間をとって検討されたのか。その他工場の見学はどうなっておりますか。

 次、5番目。宇部大学の問題でございますが、これも後、市長は急に、我々政友会がかつて要望したときには「やりません」と、こういう答弁をしておりながら、このたびは極端に言いますと、どういいますか、「協議会をつくって検討してみよう」と。えらい考え方がくるっと変わったんですが、そのように積極的な意見が、考え方があるんなら、我々が言うたときにどうして市長は本気でこの問題を取り上げなかったかと。こういう市長の考え方を私はしっかりと聞いてみたいと思います。

 それと、財政の見通しは本当にあるのかと。あのときは「財政がだめだから大学はつくらぬ」と、こういう答弁でしたが、今度は「研究会をつくろう」と、こういうことです。

 それから、ダム上流の魚が少ないが、これを補うためダムに魚道をつくったらと聞いております。

 いろいろ調べてみると、この問題は何回も私も言いましたが、どうも秋芳、美東の町長あたりに聞いてみると、「宇部の市長にも話してありますよ。何か、あんた方へ話はないかね」と、こういうようなことが伝わってきました。それで、私もいろいろ問題があるので隣の市町村だから、遊びに行きましたら、その話が出ましたので、あえて取り上げたわけです。

 観光の一元化でございますが、遊園協会、コンベンション協会、交通局をまとめていったらどうかと。そして、今の管理者を募集すると。これは、萩では病院の事務長を公募しております。宇部もそうした方法をとって、立派な管理者に給料半分でやってもらうようなことができぬかなあと、かように考えています。

 それから、8番目でございますが、天下り人事。これはもう国が行政改革で12省にするんだということです。だから、当然地方が進んでこういうこともやってのけなきゃならないと、こういう事態が来年ごろ来うかと思いますので、先取りをしたような格好でございます。

 9番目が、ガス局のマッピングについてでございます。

 以上、よろしくお願いします。



○副議長(岩内道生君) 藤田市長。

    〔市長 藤田 忠夫 君 登壇〕



◎市長(藤田忠夫君) 田中議員の御質問にお答えをいたします。

 御質問の第1、イノシシの駆除について。第1点のことしのイノシシの被害は、ということと、第2点の補助金はどうなっているか、第3点の電気さくへの対応でありますが、関連がありますので一括して答弁させていただきます。

 稲の出穂期に合わせてイノシシ防護さくを設置しているところですが、イノシシによる被害状況は8月末現在で、小野地区で5ヘクタール、二俣瀬地区で4ヘクタール、厚東地区で3ヘクタールの水稲被害が報告されております。

 駆除対策としましては、小野地区の一ノ坂で捕獲さく1基を設置するとともに、各地区とも農業協同組合からの要請を受けた猟友会の協力で、9月1日から10月30日までの銃器による有害鳥獣駆除を予定されております。

 イノシシ防護さく設置補助につきましては、農作物鳥獣被害防止対策事業として県とともに行っておりますが、設置要望も多いことから、増設については県に要望してまいりたいと考えております。

 なお、電気さくの設置につきましても、必要に応じ対応してまいりたいと考えております。

 次に、御質問の第2、猟政について。第1点の近い将来、猟友会の合併はどのように考えているか。それから、第2点の犬の補助金はということでありますが、関連がありますので一括して答弁いたします。

 県猟友会では、猟友会会員の高齢化や会員数の減少から、後継者の育成と支部合併が重要な課題として、支部合併推進検討協議会を設置され、協議されているところでありますが、合併推進には至っていないとのことであります。

 また、猟犬購入の補助につきましては困難であると考えております。

 御質問の第3、焼却灰の処理はどうなっているかということでありますが、焼却工場から排出される焼却灰につきましては、セメント固化処理を実施した後、東見初最終処分場へ搬出しております。

 なお、懸案でありました芝中沖県有地に仮置きしておりました焼却灰の撤去につきましては、平成11年度末をもって完了したところであります。

 次に、御質問の第4、焼却炉について。

 第1点の本契約における担保物件はどうかということでありますが、本工事請負契約締結に際しては、市財務規則に基づき請負業者は保険会社と工事履行保証契約──いわゆる履行ボンドを結んでいるところであります。

 なお、保証期間は5カ年としており、瑕疵担保責任の設定及び製造物責任法の遵守を定めております。

 第2点の維持管理費は幾らかということでありますが、現在、施設建設にかかる実施詳細設計を行っている段階でありますので、具体的な金額を申し上げることは困難でありますが、さらに安価に維持管理できるよう、引き続き検討させているところであります。

 第3点のガス化溶融方式は、実績が少ないが大丈夫かということでありますが、ごみ処理方式の決定に当たりましては、学識経験者で構成する宇部市じんかい処理対策研究委員会において、業者から提出された見積もり設計図書の精査比較や、メーカーヒアリングの実施等を通じて、技術評価等専門的な検討を行っていただいた結果、答申内容は、「ガス化溶融方式については新たに開発された技術であるため、設置実績に若干劣る面はあるが、工学技術的には信頼ができるものであり、ランニングコストを含めた経済性にすぐれ、ダイオキシン類等の環境汚染負荷も少なく、また、エネルギー収支性能も高いものとなっている。以上の結果、総合的には他の方式に比べ、より適切な方式と考えられる」とのことであります。ガス化溶融方式の安全性については、技術評価等専門的な検討を通じて、十分確認されたものと考えております。

 第4点の仕様書以外に特記事項が出たと聞いているが、その内容はどうかということでありますが、特記事項につきましては、市が作成した本工事の発注仕様書や、国、県が定めた設計や工事にかかる共通的な仕様書に掲げられている事項以外で、本工事に関して特に留意すべき点を記載したものであります。具体的には、敷地の狭隘さへの対応、市内業者の活用、施設の余裕度、景観への配慮等であります。

 次に、第5点の学識経験者の意見を尊重したと聞いているが、十分な時間をとって検討されたか。また、他の工場を見学したかということでありますが、学識経験者で構成する宇部市じんかい処理対策研究委員会におきましては、平成11年2月25日に第1回を開催し、計7回にわたり会議を行い、処理能力や処理方式等に関して技術評価等専門的な検討を精力的に行っていただき、答申を得たものであります。他の工場への見学はございませんでしたが、業者から提出された見積もり設計図書の精査比較や、メーカーヒアリングの実施等を通じて、さらには委員の皆様の知見を十分発揮され、検討をされたものと考えております。

 次に、御質問の第5、宇部大学について。第1点、急に懇談会をつくられたのはどうかということと、第2点の市の財政の見通しはあるかということでありますが、関連がありますので、一括して答弁させていただきます。

 昨年9月に、学校法人香川学園理事長外22名の連盟による、「宇部大学創設に関する陳情書」が提出され、今年8月に、設置計画書が添付された「大学創設に関する要望書」が提出されました。

 この設置計画書によれば、短期大学の伝統と業績を生かして地域社会に貢献しつつ、現代社会における主要課題のうち、環境、経営、社会福祉を人間関係、心理を軸として、横断的地域社会を俯瞰的に教育研究し、持続的な人類の発展を可能にする新しいライフスタイルと社会のあり方を教育研究し、それを実践できる人材を養成すると。このことを設置の趣旨とし、現代社会学部現代社会学科の1部1科、入学定員200人、3年時編入学定員40人で、収容定員880人の大学を平成14年4月の開設を目指しておられ、市に対して支援の要請がなされたものであります。

 これを受けて市としましては、昨年11月の市議会の検討要請もあり、どのような支援が可能なのか、また、本地域にとってどのような大学が望まれるのかなど、識者の意見を参考にする必要があると考え、大学の設立に対し、宇部市が補助金の支出等支援する内容の妥当性について話し合うため、宇部大学──仮称でありますが検討懇話会を設置したところであります。今後、懇話会での協議を踏まえて、大学への建設補助について早急に結論を出したいと考えております。

 次に、御質問の第6、ダム上流の魚が少ないが、これを補うためにダムに魚道をつくったらどうかということでありますが、厚東川ダムの魚道新設について、魚族の保存の面から、県とも協議をしてまいりましたが、県では、既設ダムについての魚道新設は費用も膨大となり、また、現時点では、厚東川ダムのように貯水位の変動の大きいダムでは技術的に克服すべき課題が残されており、困難であるとのことでありますが、貴重な魚族の保存の面から、機会あるごとに要請してまいりたいと考えております。

 次に、御質問の第7、観光の一元化について。第1点の常盤遊園協会、コンベンション協会、交通局をまとめたらどうかということと、第2点のその管理者を募集したらどうかということでありますが、関連がありますので、一括して答弁させていただきます。

 常盤遊園協会、コンベンション協会、交通局をまとめ、その管理者を募集してはとの御提言につきましては、それぞれ業務、役割が異なりますので、統廃合は考えておりません。今後とも、本市の観光振興のため、関係団体と連携を図りながら、観光客誘致に取り組んでまいりたいと考えております。

 御質問の第8、天下り人事についてでありますが、市として退職職員の再就職の基準を持っているわけでもなく、各団体それぞれの任命権者が、主体的な判断のもとに、知識経験を有する退職職員と、個別に折衝をされているのが実情であります。

 御質問の第9、ガス局のマッピングについてでありますが、マッピングシステムの導入につきましては、平成17年度から18年度を目途に計画しております天然ガスへの熱量変更を行うために必要であり、今年度から、3カ年計画で実施することにしております。このマッピングシステムを導入することによって、需要家の調査や導管網の整備等が、正確かつ短期間のうちに行うことが可能であり、保安対策上からも必要であると考えております。

 なお、このマッピングシステムは、既に、水道局において採用しておりますので、区域は異なりますが、これを参考に導入してまいりたいと考えております。

 以上で、壇上の答弁を終わります。



◆29番(田中治栄君) イノシシの害ですが、もう少し積極的にこの問題は取り上げてもらいたいと、かように考えますが、どうでしょうか。



◎経済部長(山根政晴君) お答えいたします。

 補助金等につきましては、今後、県に申請してまいりたいというふうに考えております。



◆29番(田中治栄君) 次の猟政の問題は、聞いてみれば、いろいろと難しい問題もあるので、この問題は一応触れません。

 3番目の灰の問題ですが、もし完了しておるならば、県がどういう態度をとったか。今まで県は、宇部市がやってないということで非常に難しいことを言いよったですが、この辺はどういうふうになっておりますか。



◎市民環境部長(上田進君) お答えいたします。

 県には既に報告をし、了承されております。

 以上であります。



◆29番(田中治栄君) そうすると、どういいますか、地域の方なり市民にも、長い間の懸念事項が完了をしたんだということを、公表される方が、私はいいんじゃないかと思いますが、どうでしょうか。



◎市民環境部長(上田進君) お答えいたします。

 まさに、そのとおりだと考えております。

 以上であります。



◆29番(田中治栄君) それはどういう方法でやられますか。



◎市民環境部長(上田進君) 現在のところ、その方法については考えておりませんが、今後検討してまいりたいと、公表については検討してまいりたいというぐあいに思っております。

 以上であります。



◆29番(田中治栄君) 次の焼却炉でございますが、なかなか難しい問題もあるようでございますが、何か聞けば、山口県は宇部だけだと。あとは皆、県が責任を持ってやるんだというようなことを聞いておりますが、そうでございますか。



◎市民環境部長(上田進君) 一般廃棄物の処理につきましては、各自治体の責任になっておりますので、各自治体で処理していると考えております。

 以上であります。



◆29番(田中治栄君) それから、特記事項は、これは後、書類でもらえますか。それから、学識経験者のこの議事録あたりはいただけますか。



◎市民環境部長(上田進君) 特記事項につきましては、お渡ししても構わないと考えております。

 なお、学者先生方の議事録につきましては、これはいろいろな内部的な問題がありますので、現在のところ考えておりません。

 以上でございます。



◆29番(田中治栄君) 大事な会議のときには、我々に公表してもいいぐらいの範囲の議事録をつくられるのが、一番肝要ではなかろうかと思います。今後はそのようなことを気をつけて、余り難しいようなことは発表されぬでもええけど、かつがつのところまでは発表してもらいたいなと思います。どうでしょうか。



◎市民環境部長(上田進君) 今のところは、先ほど申しましたように考えておりません。御理解いただきたいと思います。



◆29番(田中治栄君) 次は、宇部大学のことなんですが、大学をつくることについて人口がふえるということは、私は、それはいいと思いますけど。ただ、今の市長の考え方が急にくるっと変わったということについて、疑問を感じるわけですが、この辺、市長さん、何か特別の何があったんですか。



◎総務部長(矢富敏肆君) お答えいたします。

 この宇部大学の創設の要望につきましては、先ほども市長が答弁いたしましたように、昨年9月に、宇部大学創設に関する陳情書が提出され、それがそのままペンディングの状態で続いておりまして、ことし8月になりまして、かなり具体的に突っ込んだ設置計画書が添付されまして、大学創設に関する要望書が、正式に提出されたという事情がございます。そういうことで、それまで特に変わったといった事情はございません。

 以上です。



◆29番(田中治栄君) その問題は、それで置きましょう。

 6番目のダムの上流の魚道の問題。これはもう、全国でどのぐらいやっちょるか。特に、これは市長さん、あなたは建設省におられたと聞いておるが、そういうことは専門だと思います。山のことについては、私が専門でございます。何ぼ市長が言われたって、山のことは私が専門。建設省のダムとかこういう道とかは、市長さんが専門じゃが、何とか、専門分野におられたあなたができぬとは、これはどういうことじゃろうかい。ちょっとその辺の見解を述べてください。



◎市長(藤田忠夫君) 先ほど壇上でも答弁いたしましたが、技術的には大変難しい、ダムでは難しいんじゃないかという気はしております。実施主体は県でありますんで、とにかく、県を説得せんにゃいかぬわけですが、技術的に大変難しい問題を含んでおりますし、費用的にも相当なものになるんじゃないかという気がしております。口頭では、いろいろとああでもないこうでもないという提案もしておるんですが、なかなか県の方も、それならできそうだと、県の方ができそうだというような提案に、なかなかそういうものを思いつきませんで、いろいろまだ実情といいますか、よその事例やらも含めて探しておるというような状況であります。

 以上であります。



◆29番(田中治栄君) 本気で、ひとつこの問題は取り組んでもらいたいと思うし、上流の美東、秋芳からも、市長さんには話してあると、かように私は聞いておりますが、間違いございませんか。



◎市長(藤田忠夫君) 上流の町長さんから、何とかならぬかというお話もいただいておりまして、私も、宇部市としても魚道の、市内にも小野湖のダムを含めて、どういいますか、河川区域があるわけですから、あった方がいいなというふうに思っておるわけであります。

 以上であります。



◆29番(田中治栄君) それまで聞いておられるということは、私も歩いてみて、「あんたの市長のところへ話しちゃるよ」と、「なんの、そんな話は市長は会うても一言も言わんが」と、こういう話はしたんですよ。「へえ、そうかな」と、こういうことに話は具体的に前へ進みまして、それじゃわしが本会議で一回やろうとこういうことで、たまたま小野の対策委員会でもその話が出て、何でもダムの魚道の話があるでよと。たまたま一緒になったんですけど、どっか見にいこうというところが全国に1カ所あるそうですが。

 ひとつ、これは、きょうあしたというわけにいかぬし、いよいよやれぬにゃあ、工業用水の水を1円上げりゃあ、世話はない、金は出ますいね。それはもう、そねえでもせぬにゃあ、上流の下水の問題は、一生懸命でわしらは取り組んでおると、こう言われるわけ。それで、宇部の皆さんにいい水を飲ませるためには一生懸命で頑張っちょるじゃないかと、それで、宇部市はこたえてくれぬと、こういうのが本音ですね、聞いてみると。だから、何とかお願いしたいと思います。

 それから、観光の一元化ですが、今のバスは、大体あそこのバス局を売ったときは、何ぼの銭があったんですか。



◎交通事業管理者(三戸宏文君) お答えいたします。

 約22億ということでございます。

 以上でございます。



◆29番(田中治栄君) それが食われたと言うたら、ちょっと言葉が悪いですけど、なくなりまして、現在では何億でございますか。



◎交通事業管理者(三戸宏文君) お答えいたします。

 4億165万でございます。

 以上でございます。



◆29番(田中治栄君) 職員の給料も少ないし、お金は端から減っていくと。その辺の、企業努力は余りされてないんじゃないかと、かように考えるわけです。ここ辺で、今の天下りの話と、このバスの一元化という問題。常盤公園だってそうです。何とか、これは一元化していく方法はないかなと、かように考えているわけです。

 だから、今の新しい交通局長さんは、これは22億まではええにしても、職員のベースアップをして、一般並みの職員にして、何とか維持管理していくことはできますか。



◎交通事業管理者(三戸宏文君) お答えいたします。

 公営交通事業は、市民、とりわけ高齢者や年少者、障害者など、交通弱者の移動手段の確保と、地球環境保全への対応のため、身近な交通機関であると、重要な使命であると考えております。このために、私どもは、これからどのような施策をやっていくかということについては、先ほど、8月1日の広報等でお願いしておりますアンケート調査をやっておりますので、そこらの御意見等、貴重な御意見を拝聴しながら、何とか経営について考えてまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◆29番(田中治栄君) もうそのぐらいのことでは間に合わぬのですよ。だから、思い切った大改革をすべきだと。国は、今の12省に持っていこうとしているとき、もう先取りしてもええじゃないかと。だから、今の観光協会だって助役さんがおられるけど、もう助役さんは市長の補佐を一生懸命やって、ここにも民間の新しい人を採用してでも持ってきてやるんだと、こういう方法が私はいいんじゃないかなと、かように考えて、コンベンション協会と組んで、観光事業にしても。

 それから、宇部市の今のバスの中で観光をやっている人が一体何人おりますか。



◎交通事業管理者(三戸宏文君) 現在、3人でございます。

 以上でございます。



◆29番(田中治栄君) 3人ですからね、バスの観光事業の収入が非常に少ないということです。もう少しこれをふやしてでもやるとか、思い切った抜本的な改革をやらなかったら、いかに優秀な、行政的には優秀な交通局長でございますけど、今度はある程度企業でございますからね、それをやっていくには並大抵の力じゃないと。だから、コンベンション協会なり、今の常盤遊園とやらなきゃ。遊園にお客をどうかと言えば、あれは交通局がやる。交通局へ言やあ、いや、あれは遊園がやるとこういうことで、皆各部分はぬすくり合いです。

 だから、観光については一元化してやるんだと。そのためには助役さんぐらいの人を持ってきて、しっかりしてやるんだと、こういう考え方が僕は欲しいと思うが、これは今のコンベンション協会でなくして、遊園協会は助役さんが責任者ですが、助役さんの考え方を聞いてみたいと思います。



◎助役(縄田欽一君) この問題につきましては、協会あるいは都市開発部、コンベンション協会も含めて、検討をしておるとこでございますけども、当面、こういう体系で一元化ということにつきましては、市長が申し上げましたように業務、役割が違うということで大変難しい問題がございます。これを共通のところで、いわゆる、管理公社というのを交通局が持っておるわけでございますが、そういう点でも協議をしておるところでございますけども、これは県の認可事業というような問題もありまして、非常に難しい手続とか縛りがございます。

 したがいまして、現在では当面、統廃合というのは難しいかというふうに考えておるところでございます。



◆29番(田中治栄君) 市長さんが、実は気の弱い方でございましてね。助役さんがこれを補佐されるのが、もう精いっぱいだと思うし。だから、もう助役さん、そこまでやらぬでも、それは、だれか民間から募集して優秀な人を持ってくるんだと、そしてやるというようなことを私は考えておるんですが。この辺、助役さん、あなたに対してはまことに申しわけないけど、もう気の弱い市長さんを何とか補佐してもらいたいと、かように考えますが、助役さんどうでしょうか。



◎助役(縄田欽一君) 一生懸命頑張っていきたいというふうに考えております。



◆29番(田中治栄君) ここに、「苦々楽々」の中へいろいろ書いてあります。これはちょっと読むと恥ずかしいから、私も読みませんけど、助役さん、この資料を持っていらっしゃいますか。これこれ。常盤公園にはただで入れるところがあるんだと、こういうことまで書いてあります。これを見ると、そねえとこがありゃあ、わしでも入ろうと思うちょる。本当、ありますか。



◎助役(縄田欽一君) 現在、常盤公園は整備をしておる計画がございまして、整備をしておる状況でございます。

 したがいまして、周遊園路が完成をしておりますので、裏からということは考えられるところでございますし、また、それは一応、朝、運動のために使うとかそういうことでございまして、ごく一部の方というふうに判断をしておりますので、観光でどんどん裏から入るというようなことは、今のところないというふうに理解をしております。



◆29番(田中治栄君) これは、この新聞をここで読むのは、私も度胸はあってもちょっと差し控えます。これは後、資料として差し上げますから、どうぞ、ごゆっくり見てください。それで、なかなかええことが書いちゃるなという気は、私いたします。それで、この辺でその問題はやめますが、ひとつ元気を出して努力してもらいたいと、かように考えております。

 それでは、以上で私の質問は終わります。



○副議長(岩内道生君) 以上で、田中治栄君の質問は終わりました。

 次に、順位第14番佐原紀美子さんの登壇、発言を許します。佐原紀美子さん。

    〔14番 佐原 紀美子 君 登壇〕



◆14番(佐原紀美子君) こんにちは。市政会の佐原紀美子です。通告に従い、順次質問をしてまいります。

 その1、養護教諭複数配置についてでございます。私はこの提言をさせていただくにつき、直接、養護教諭の方とお会いをしてみました。その真摯なる姿に感動し提言をさせていただきます。

 保健室の役割を考えるとき、病気の人、また、けがをした人が利用する場所であったはずが、社会環境の変化とともに、いつしか心の居場所として求める場所になり、教室に行けなくて保健室登校はできるという子供がふえているのが現状です。身体面だけでなく、学習面、友人関係、家族の事情など、さまざまな訴えを持って相談を求めてくる子供たち、心の葛藤を続けながら、言葉で表現せずに、身体的な不調として訴えていることも少なくはありません。勉強する気がしない、何か心がもやもやするので教室から出たい、人とのかかわりを持ちたい、子供たちの悲鳴、さまざまなサインに早くから、その立場にある養護教諭の先生方は把握しておられます。

 また、健康相談活動の役割はますます重要となっております。

 参考例として、ある1校の問題を、養護教諭が継続的な統計をとっておられましたが、ずっと継続的な相談をする中で、小学校の割合人数は約半数、また中学、高校では8割近くと統計で発表されています。不登校などの心身の健康に関する、現代的課題の深刻な問題、現代的課題──本当にいじめ、薬物乱用、性の逸脱行動など、養護教諭の果たされる役割は重大で、多忙をきわめていると思います。

 ある中学校の保健通信に書かれていました。養護教諭のつぶやきです。「いま一度、学校、地域、家庭で考える必要がある。生徒たちは、少しきつくても授業になると、『よし、頑張ろう』という気持ちで、教科の先生からの誘いを受けながら教室に向かいます。養護教諭もさまざまに声をかけ、励まし、送り出す毎日です。保健室に来る子も来ない子も、同じ思いはあるはずです。我が子が、今どんな思いで過ごしているのか、理解するための家族の話し合いの中で、子供の心と向かい合っていただくよう、切にお願いします。」と書かれてありました。

 子供は、だれも安心して自信を持って、自由に生きる権利があります。心の問題や肉体的な悩みなど、さまざまなカウンセリングの対応を強化するために、ぜひ、本市におかれましても、養護教諭の複数配置を着実に進めてくださいますことをお願い申し上げ、次の質問に移ります。

 あくまでも、生涯現役社会づくりに伴うボランティアの活用と言わさせていただきます。

 私は、5年間にわたり各種団体及び子供たちとのかかわりの中で、地域社会における多様な体験を持っておられるボランティアの登用をお願いしているものです。

 また、平成14年から完全学校週5日制の実施を踏まえ、地域で環境を整備することが急務だと思います。

 今、まさに、生涯現役だと、みずから退職後、ボランティア活動にさまざまな角度から参加されたり、習得されていた免許を有効に活用されたりと、さまざまな人たちの活動が始まっています。その方々の合言葉、「地域に出ていこう、元気に動こう、人生を楽しもう、お互いに学ぼう」と、意欲的に参加しておられます。長い人生経験の中で、子育てを含め、人として生きていくための知恵を培っておられ、その経験と知恵を、思いやりのある子供を育てる上で、欠かせない道だと確信します。

 変化した社会の中で、「何か変だ、何かが狂っている」と、だれしも思う時代です。人間関係が希薄化する中で、文化や規範を共有する場である地域社会を、住む人々が誇りと愛着を感じ、大人たちが手を携えて子供たちを育成することが、21世紀において、また、国際化が進む中で、子供たちが自覚を持って主体的に生き、郷土の伝統や文化の価値を深く理解させていくことが、求められると思います。

 学校だけですべての教育を担うのではなく、文化や歴史、伝統工芸や芸能など、直接に触れ、体験学習を積極的に取り入れ、その分野に造詣の深い地域の人たちの協力を得ながら、子供たちをはぐくみ、市内21校区にそんなところがあったらいいなあと、いつも夢に描いている毎日です。子供たちのよりよい成長を目指して、生きる力の指導を進めていくことが大切です。今後、宇部市としてどのような対策がなされるのでしょうか、お聞かせください。御期待を申し上げ、次に移ります。

その3、青少年問題にかかわる市の取り組みと対策について。

 提言は言うに及ばず、我が市議会においても各議員の共通の課題である中、過去幾度となく、私は青少年の問題を提言してまいりました。みずから、いろいろな団体とかかわり、彼たちの活動の拠点の整備充実、ソフト面での心の相談室、ヤングテレホンなどの設置をお願いし、着実に成果を上げておられますことに、高く評価するものです。

 何に目的を求めていいのかさえも見失う青年たち、現代社会の犠牲者と言っても過言ではないと思います。青少年白書の動向調査によりますと、今、まさに第4の上昇局面にある非行問題を初めとして、さまざまな問題行動、規範意識の低下や社会性の低下傾向が指摘されています。

 なぜ、第4のピークと言われるのか、年代別に述べてみます。

 昭和30年代から、青少年健全育成の推進活動が展開されるようになり、その陰では、消費ブーム、一部の青少年の深夜の外出、盛り場の徘回、有害図書・映画等のはんらんが問題になりながら、現代社会の背景となり、少年非行は再び増加に転じ、低年齢化、集団化といった特徴や、刃物を使った凶悪犯罪の増加が見られ、刑法犯の少年数は、昭和39年に、戦後第2のピークを迎えたところです。

 核家族化、少子化の進行や都市化の進展に伴う家庭の孤立化により、家庭の教育機能が低下する傾向が見られるとともに、受験戦争の過熱化の影響、人間関係の希薄化に加え、性産業やゲームセンターの増加、享楽的傾向の強まり、地域の育成環境が変化し、戦後最悪の状態を迎えたことが、昭和58年、第3のピークと言われております。

 また、58年ごろからは、窃盗、校内暴力、家庭内暴力、いじめの問題の多様化が進行しております。

 調査結果のごとく、子供たちを守る環境の著しい変化に国、県、また我が市においても憂慮している現状と推測します。

 21世紀を迎える中、宇部市におかれまして、青少年育成の取り組みを積極的に推進して、未来の宇部市を担っていく子供たちに、夢を託したいものです。ハード・ソフト面の整備をお願いし、次の質問に移ります。

 第4です。きらら博と「男女共同参画都市宣言」サミット開催の取り組みについてであります。

 宇部市議会は、皆様、既に御承知のとおり、平成10年6月定例議会において、中国地方では初めての男女共同参画都市宣言に関する決議をいたしました。以来、決議文にもありますように、男女がともにお互いの人権と個性を尊重し、平等な立場でそれぞれの責任を果たす男女共同参画社会の創造を目指して、さまざまな事業に取り組んでおられますが、おかげで、宇部市は、県下では言うに及ばず、全国でも先進市として、ことしもたくさんの視察があったと聞いております。市長さんの積極的な取り組みに敬意をあらわします。

 さて、私は昨年の12月市議会において、「山口きらら博の開催に、全国男女共同参画宣言都市サミットを開催してはいかがか」とお尋ねいたしました。全国の宣言都市の首長さんを宇部市にお招きし、そしてきらら博も見ていただいて、しっかり宣伝もしていただくという企画はすばらしいものだと思います。実は、宣言都市のサミットについては、市民の関心も非常に高く、ぜひ誘致していただきたいと強く思うわけです。

 そこで、その後の全国男女共同参画宣言都市サミットの宇部市での開催についての取り組みは、どのような状況でしょうか、お尋ねいたします。

 次に、私は、かねてから男女共同参画を推進する上で大変重要と考えていました男女共同参画の推進の拠点について基本的なことをお尋ねします。

 現在、宇部市においては、NPOで女性の自立や地位の向上など、男女共同参画社会を推進していくための活動を行っているさまざまな女性団体やグループがあります。こうした市民の主体的な活動を生かし、NPOとして、行政と一緒になって男女共同参画を、なお一層進めていく必要があると思います。

 しかし、そのためには、やはり情報提供したり、また、学習をしたり、情報交換や交流をするような積極的な機会や場所が、今後はぜひ必要であると思います。つまり、議会で決議した宣言都市にふさわしい男女共同参画を推進していくためには、総合的な活動の拠点が必要ということなのです。

 お隣の北九州市では、女性センター・ムーブが、男女共同参画推進の拠点として、多彩な事業を展開しています。例えば、女性の主体的な活動を支援するための女性学講座を初めとして、3月の議会で私が申し上げました男性学講座など、男女共同参画に関するさまざまな課題に対応した学習の機会を、市民へ提供しています。女性センターを利用しているグループや、個人同士の情報交換を促進して、ネットワーク化を図っています。

 また、今、児童虐待を初めとする青少年に関する多くのことが、大変な社会問題となっていますが、その原因の一つが、家庭内の女性に対する暴力であります。いわゆるドメスティック・バイオレンスと言われていますが、こういった女性が抱えるさまざまな悩みに対応して、カウンセラー等の相談事業もきちんと実施しておられます。やはり、女性の自立と社会参画を促進するためには、さまざまな事業を総合的にコーディネートしていくことが、まず、基本に重要であります。そうすることで、双方の効果が上がっていくと思うのです。

 これは余談でございますが、このたび北九州市の女性センターの三隅所長がすばらしい評価を得られて、先日耳にいたしまして、昨日電話を申し上げたところですが、世界的に名誉な賞で、女性差別撤廃条約の啓発活動の推進をされたということで、ことし、4回目でございますが、11月に三隅所長が赤松良子賞を受けられるという報道を聞きました。北九州市の女性センターが、一つのロールモデルであることは間違いありません。たまたま、北九州市の例をお話しいたしましたが、多くの市が拠点を位置づけています。

 市長さん、宇部市は男女共同参画宣言都市として、全国大会を開催しようとしていらっしゃる中で、その拠点さえないというのはいかにも残念です。男女共同参画の分野においては、藤田市長さんの見識は群を抜いていらっしゃるということで、全国的にも高い評価をされていると聞いております。男女がともに生き生きと生きていく、そんな男女共生の社会を目指している藤田市長さんの政治姿勢は、市民の賛同を得るものであります。

 また、来る2001年は、宇部市制80周年の年でもあります。このよき年に、私は今回、新たに何かつくってほしいと申し上げているのではありませんが、男女共同参画の推進のための拠点は、ぜひ必要と考えます。市長さんのお考えをお尋ねします。

 質問5、住宅にかかわる防犯対策について。

 くしくも、私は市営住宅のかぎの問題を考えているさなか、地方紙が報じておられました。思いは同じだな、ということでも、また再度、提言をさせていただくことにしました。

 自分たちの住んでいる地域は、自分たちの責任で守っていくことは基本でありますが、やはり、モラルだけではどうにもならない問題があると思います。最近、巧妙な空き巣ねらいが全国的に多発し、広島県や福岡県で被害が相次いでいる、と新聞紙上で報道されていました。平成11年に6,100件。この数は平成10年と比較すると6割近く増加しております。さらに、ことし平成12年に至っては4月末の時点で、さらに4,400件と前年を上回るペースで増加しております。ことしに入り警視庁より、全国のかぎを取り扱う業者に注意文書が送付されるほど、深刻な状況となっております。宇部市におかれましては、市営住宅において、住民に不安を与えることがない住宅環境としてのかぎの問題について、入居時に徹底的に指導してほしいと思います。

 ところで、市営住宅のかぎはどんな種類を使用されているのでしょうか。ピッキング工具で即開錠できるものであれば、早急に改善が急務と考えます。お考えをお聞かせいただきたいと思います。今後、建設される住宅に、ぜひ御配慮いただきますようお願いし、壇上での質問を終わります。



○副議長(岩内道生君) 藤田市長。

    〔市長 藤田 忠夫 君 登壇〕



◎市長(藤田忠夫君) 佐原議員の御質問にお答えをいたします。

 御質問の第1、養護教諭複数配置についてでありますが、現在、本市の小中学校には、養護教諭が一人ずつ配置されており、その中の小学校1校が複数配置となっております。また、本市では、小中学校の大規模校に養護助手を、それぞれ配置しているところであります。

 今後、保健室に出入りする児童生徒がさらにふえることも想定し、児童生徒が気軽に相談できる教育相談室の整備充実を図ったり、教育相談担当教諭の加配や養護教諭の複数配置について、県に要望してまいりたいと考えております。

 次に、御質問の第2、生涯現役社会づくりに伴うボランティア活動の活用についてでありますが、現在、さまざまな地域活動が既に全市的に行われておりますが、この中で、輪飾りづくりや竹トンボづくりなどの竹細工など、高齢者と子供の交流による伝承活動が行われているほか、小学校の授業の中でも、ふるさと学習として民話、歴史といった話をしていただくなど、子供たちに多様な知恵をはぐくむことはもちろん、高齢者の活力を引き出しております。

 今後、学校では、完全週5日制や総合的な学習の導入もあり、ますます高齢者の方々の豊富な経験を生かしていただき、子供たちと高齢者の交流を図りながら、ボランティアとして活躍できる場づくりを進めてまいりたいと考えております。

 次に、御質問の第3、青少年問題にかかわる市の取り組みと対策についてでありますが、最近、青少年による凶悪粗暴な犯罪や非行など、重大な事件が多発しており、次代を担う青少年の健全育成は、憂慮すべき状況にあります。

 青少年の非行問題の対応につきましては、学校、家庭及び地域が一体となった指導体制を確立し、問題少年の早期発見と指導の充実に努めるとともに、家庭教育の充実を初め、青少年が何でも相談できる組織づくり、雰囲気づくりを、学校や地域の中で醸成していくことが必要であり、本市では、関係行政機関や校区ふれあい運動推進委員会等が連携し、取り組みを進めております。

 本年9月末、青少年問題協議会に検討を依頼していた青少年の問題行動への対応について、提言が予定されておりますので、今後、提言内容を検討し、積極的に取り組んでまいりたいと考えております。

 御質問の第4、きらら博と「男女共同参画都市宣言」サミット開催の取り組みについてでありますが、宇部市では、平成13年に開催される山口きらら博の期間中に合わせて、全国から約1,000人規模の参加が見込まれる全国男女共同参画宣言都市サミットの宇部市での開催に向けて、招致活動を積極的に展開しているところであります。本年は、11月に石川県小松市で全国男女共同参画宣言都市サミットが開催されることになっており、市民の皆様にも参加していただき、宇部市での開催をアピールしたいと考えております。

 また、男女共同参画推進の活動の場として、現在、女性センター・フォーユーが活用されておりますが、今後、ますます充実を図ってまいりたいと考えております。

 次に、御質問の第5、住宅にかかわる防犯対策について、かぎの問題と今後の対応ということでありますが、最近、窃盗団等による空き巣ねらいの被害が急増していることを、新聞等の報道により、認識しているところであります。この対策といたしましては、市民の皆様一人一人が、平素より防犯に対する意識を高められることが重要であると考えております。

 また、かぎの問題も重要な一因であると認識しているところでありますので、市営住宅につきましては、今後とも状況に応じ、対策を講じてまいりたいと考えております。

 以上で、壇上の答弁を終わります。



◆14番(佐原紀美子君) それでは、順次再質をさせていただきます。

 国においても養護教諭の複数配置の政策を打ち出しているところですが、社会環境の悪化など、子供を取り巻く育成が本当に難しい時代だと思います。さまざまな問題を解決する観点から、養護教諭を保健主事に登用していくことが、その活用を図ると言われています。一日も早い解決がなされるよう、市長さんにも御努力くださいますようお願いいたし、次の点についてお尋ねをいたします。

 市内小中学校で、保健室に行く子供の人数は何人くらいでしょうか。



◎教育長(西村太一君) お答えいたします。

 平均的な数字を申し上げたいと思います。これは大きい学校や小さい学校はそれぞれ数字が違いますが、大体小学校で、1日平均15人から20人ぐらいが小学校の1日平均です。中学校も大体それぐらいの数字になっております。

 以上です。



◆14番(佐原紀美子君) ある中学校の例では、25人から平均30人ぐらいだと聞かされておりました。そういう子たちが、平均20人から30人の子供たち、また、それ以上の子供たちも悩んでおる子供がいるということを、いつも頭に置いてほしいなと思います。

 次に、養護教諭と一般教員、またスクールカウンセラーとの共同体制はどのように持たれているのでしょうか。



◎教育長(西村太一君) お答えいたしますが、先ほどの1日20人というのは、すべて心のケアを持っている生徒ではございません。これはほとんどはけがをする、けがの治療なり、あるいは検温をする子供たちでありまして、20人もケアがありますと大変なことになりますけど。学校によっては若干その数字はありますが、大体、中学校においては、二、三名の者がそういう保健室登校で指導している例もございます。

 それから、養護教員と相談担当教員とのことでございますけど、学校には生徒指導の全体計画というのを持っておりまして、これにはすべて養護教員も、それから相談教師も、それから学級担任も、一緒になって生徒指導に当たっております。特に、相談活動につきましては、養護教諭の方が割合身近に相談ができる、その情報を全く間際ではありますけども、校内で相談担当教員にこれ報告いたします。そして、よりよい大所高所から、その子供にとってどのような指導をケアしたらいいかということを常に学校では協議しながら、子供に当たっておるということでございまして、まさしく養護教諭はそういった面では情報提供と申しますか、相談活動の中心的な役割になっておることは、そういう方向になっておることは間違いございません。

 以上です。



◆14番(佐原紀美子君) ありがとうございました。

 要望的に一言、言わさせていただきます。昼休みの時間、何の訴えもなく、ただ保健室に来て、時間が来ればまた波のように、1時間の休みの時間が来れば波のようにさあっと引くという不思議な行動が、どこの大体、学校でも見られておるということをおっしゃっておられました。その子供たちの様子を観察しながら雑務に追われる先生に、せめて補助事務でもおられたらと、子供たちのかかわり方が満足に、で今一人だからとか複数でないからできないということでは決してありません。もっと充実したかかわり方が、満足にできるのではないかと思っておるし、言われておられましたということを要望しておきます。

 次に移ります。生涯現役社会づくりに伴うボランティアの活用についてですが、総合学習の導入にも取り入れられ、学校では、ますますボランティアとして活躍できる場づくりを求めてまいりたいとの回答をいただきました。お考えになっていらっしゃる場所は、さまざまな公共施設はあると思いますが、どのあたりを言っておられるか、ちょっとお示しいただきたいと思います。



◎教育長(西村太一君) 人材活用だろうと思いますが、高齢者だけに限るわけじゃございません。若い人たちにも人材登用をしていただいて、それを活用してる。現在、学校におきましては、ほとんどの学校が創意の時間に地域のいろいろの方の知識を、知恵をお借りしている状態です。地域のボランティアを活用しております。

 それから、これからのそういう人材活用の場は、この前、教育振興大会で申し上げてありました、事例発表いたしました琴芝のふれあいセンター、これがふれあいセンターで活用してるその方々に、子供を集めて、そこで夏休み1週間ぐらい、そういう一つの触れ合いをやっております。これが、まさしくこれからの子供たちを集める手段としては、ふれあいセンターが一番ベターであろうと思います。これをモデルにして、これからこういった子供たちがふれあいセンターに、地域に集まる場づくりをつくっていかなくてはいけないと。

 あわせて、学校もしかりでありますけど、5日制をにらんでいくならば、そういう選択肢は、ぜひ必要であろうというふうに認識しております。

 以上です。



◆14番(佐原紀美子君) ありがとうございます。さすが西村教育長さんだと思います。子供たちの、本当に把握をしておられ、高い見識のもとに、そういうふうに行政的な立場から言っていただきました。ありがとうございました。

 次に、青少年にかかわる市の取り組みと対策についての再質ですが、積極的に取り組まれるとの回答も、これもありがとうございました。

 私は、青少年は何と言っても地域社会から──先ほど教育長もおっしゃっておられます──地域社会からはぐくんでいこうという視点が本当に重要であると思います。その視点に立って、家庭と学校や関係機関等が連携した、例えば、地域コミュニティーなどというネットワークをつくって、子供たちが多様な人間関係を経験できる場として、あるいは、総合的な青少年にかかわる諸団体の連携プレーの強化につながったり、情報交換ができれば、青少年の地域での環境を整えることができると思います。

 機構の違いは私にも理解できていますが、いま一度、各種委員会やかかわる団体の連携について、どのようにお考えでしょうか、簡単にお知らせください。



◎教育長(西村太一君) 御指摘の青少年にかかわるいろいろな諸団体、たくさんございますけど、特にふれあい推進委員会、あるいは民生委員会、あるいは保護司さん、これあたりが直接、非常に青少年にかかわる大きな団体であろうと思います。そのほかにたくさんございますけど、もともとは子供会とかいろいろありますけど。

 そういった中では、特に、今私申し上げたこの団体につきましては、行政とかかわるところはあるわけなんでございますけど、学校とのかかわりが非常に少ない。ただ、民生委員さんの場合は、学校独自で民生委員さんの協議会もやっておりますけども、全体の協議会というのはなかなか学校との、出ておりません。保護司さんの協議会というのは西と東で分かれて若干やっておられますけども、そういった中で、行政と一緒になってこういった問題も情報交換をしていく、というネットワークまではなかなか難しいかもしれませんけど。今、いじめネットワークが、本市では機能しておるわけですけども、そういった中にこれらの団体とどういうふうな結びつきを持っていくのかということも、大事な一つのネットワークであろうと思います。

 いずれにしても、学校抜きでそういう活動をしておられるということにつきましては、学校との連携をさらに深くしていかないといけないんじゃなかろうか。学校にはさまざまな諸問題を持っておりますので、それを抱えている学校というのは大変なんで、それをこれから、それぞれの諸団体と協力し合って、学校運営をしていく必要もあろうかと思います。一番大事なことは、子供一人一人を大事にしていくということが、一番メリットであろうというふうに考えておりますんで、そのように方向づけてはおります。

 以上です。



◆14番(佐原紀美子君) ありがとうございます。本当に機構の違いは大変なことだと思いますが、教育委員会におかれましては、どうぞ連携がいま一度スムーズにできますことに御努力をいただきますよう、お願いを申し上げます。

 次に、毎度のことでございますが、青少年会館のリニューアル工事のお願いをいたしております。青少年会館の前を通るたびに、築後33年の古い建物になっているため、建物が年月を経て、あたかも子供の悩みと一緒に歩いているように私は思います。何か、少年問題が大きな社会問題となっている今こそ、輝かなければならない場所であると私は思います。もうそろそろ、また美しい花を咲かせていただきたいと思います、市長さん。美しい花をリニューアル工事で青少年会館に咲かせてほしいと思います。リニューアル工事のお考えをいま一度お聞かせいただきたいと思います。大体、本当に難しい問題ではあると思いますが、いつごろの予定とか、一日も早く美しいものに、色も本当カラフルな色にしていただきたい、早く変身をさせていただきたいと思います。いつごろの予定にリニューアル工事をお考えになってらっしゃるか、難しいかもしれませんが、お聞かせください。



◎教育長(西村太一君) それぞれの御指摘をいただいております、この青少年会館につきましては、時期をということはちょっと非常に困難でございますが、いずれにいたしましても、会館の整備につきましては、その都度、必要に応じてこれまでも取り組んでおります。今後とも、さらに計画的に整備充実を図っていきたいということでございます。

 以上です。



◆14番(佐原紀美子君) 青少年会館の周りを見れば、皆新しく建築物が建てかわっております。隣のドコモさん、またその前を見ればエムラさん、その隣を見ればマンションだとか、またそのうちにはやがて校区民が待っておられました神原のふれあいセンターの建設もなされました。どうか、もう一日も早い青少年会館のリニューアル工事、カラフルなものにしていただきたいと思います。これはいつまでも要望していきたいなと思っております。

 第4の再質でございます。全国男女共同参画都市サミットの招致活動は、本当に積極的にされるということで、ありがとうございます。ぜひ、宇部サミットの開催へ向けて、引き続き御努力をくださいますようにお願いを申し上げます。

 また、小松サミットの参加も、市民は大変楽しみにしているところであります。ありがとうございます。

 さて、男女共同参画の活動の拠点についてでありますが、女性センター・フォーユーが活動の拠点との回答でありますが、現在、女性センター・フォーユーの事業は拠点としての働きを果たしておられるとお考えでしょうか、どうでしょうか。このことは、私は意地悪くお尋ねすることでは決してありません。教育長さんと部長さんに、現在、その働きを果たしておられるかということのお答えをいただきたいと思います。



◎総務部長(矢富敏肆君) 男女共同参画推進の担当の部長として、お答えをさせていただきます。

 お尋ねの女性センター・フォーユーが、現在、男女共同参画推進の活動の場として活用されているかということでございますが、先ほども市長が壇上で答弁いたしましたように、現在、女性センター・フォーユーでは、男性料理教室を初めとして、さまざまなメニューで事業が展開されております。そういった意味で、現在、女性センター・フォーユーでも、この男女共同参画推進の活動の場として活用されているものと考えております。

 以上です。



◆14番(佐原紀美子君) ありがとうございます。

 私はここに、平成9年の宇部女性プランが策定されてからの過去3年間の女性センター・フォーユーの事業内容をいただいております。どうひいき目に見ても、積極的に男女共同参画の推進が入っているとは思えないような気──ちょっと言いにくいんでございますがね──思えません。

 働く婦人の家として57年に落成しました女性センター、現在、名前を変えられて、女性センターもその時代のニーズを的確にとらえられていたと思いますが、時代の変化に沿った事業内容にし、市民参加による学習の場であってほしい。男女ともにIT革命やNPOの参画時代と言われております。例えば、働く婦人の家と言いながら、日曜日は閉めております。このことも委員会で長く議論をされた結果のことでございますが、いろいろな事情はあったと思いますが、だれのための公共施設かということです。働く市民にとって使い勝手のよいもの、それが働く婦人の家だと思うのです。

 さて、事業については、たしか、以前の議会で志賀議員が「男性への啓発活動をするように」とおっしゃっておられたと思います。私も、先ほど壇上で申しましたように、3月議会では、男性学講座を開催するよう具体的に御提案しました。まだ開催されていないと思いますが、理由をお聞かせいただきたいと思います。



◎教育長(西村太一君) フォーユーは私どもの所管でございますので、お答え申し上げます。

 これは、もともとは働く婦人の家でございまして、女性を中心にこれは展開をしてる館でございまして、ほとんどが貸し館的な業務もあります。ただし、中で指導員を中心に、これを一つの講座を組みながらやっていると。また、うちの社会教育課も、当然そこの中へ入ってやっておるわけでございますので。これまでもあそこに協議会というのがございまして、そこの中で毎年これにつきましては御報告申し上げ、御意見をいただきながら現在進めておるわけでございまして、残念ながら男性の講座というのは、御案内のとおりでございます。もともとが働く婦人の家、女性会館としてスタートしたわけでございますので、今後どのようにこれを変えていくのかと。これはこれからの、私は課題であろうと思います。それをどういうふうに拠点に持っていくかというのは、これは市全体の一つの行政の政策の中で、当然やっていかなくてはいけないという、現況では、それを忠実に守っておるということ。

 また、日曜日の開館等につきましては、これまで何回もアンケートとりまして、相当の協議を重ねた結果、日曜日に利用が少ないと。むしろ月曜日の方が多いということで、そういう結果になったわけでございますので、これは久しく協議会で十分協議した結果でございます。

 以上です。



◆14番(佐原紀美子君) 今、私がお聞きし、教育長の中に、何かこう、今後の拠点ということのお含みがあったように、私は感じました。ありがとうございました。

 誤解がないように私もこの際言っておきますが、私は担当がどうのこうのと言っているのではありません。拠点というきちんとした位置づけがないからだと思うのです。今、市長さんから活動拠点との回答をいただきました。現在、女性センターでは、たくさんの市民がいろいろな活動をしていますので、市民と一体となって、なお一層の男女共同参画宣言都市として、多彩な事業を展開できるものと期待します。活動の拠点については、また追って質問をさせていただきます。

 第5の再質、要望に移ります。住宅にかかわる防犯対策についてですが、現在、市営住宅等に使っておられるかぎの種類はどういった種類ですかね。



◎土木建築部長(山本正廣君) 現在使っておりますのはディスクシリンダーでございます。



◆14番(佐原紀美子君) ありがとうございます。前居住者より返納されたかぎを、また次の入居者に渡されて現在はいらっしゃるのでしょうか。そのことを、またお教えください。



◎土木建築部長(山本正廣君) 今まで大体その方向で、現在使っておられるのを引き継ぐという形をとっておりますが、いろいろと問題も生じておることから、今後は、新しいかぎに取りかえてお渡しするという形をとりたいと考えております。

 以上でございます。



◆14番(佐原紀美子君) さすが、我が市の建築部でございます。住宅にかかわるかぎの問題を御提言しましたら、早速にもう、今まではそうであったけれども、やりかえるというお答えをいただいて、本当にすばらしいなと思いました。仮に、また次のそのままを入居者に渡されているのでありましたら、極めて危険なことではないかなと、私は思っておりました。今後の対策として、問題が起きてからでは遅過ぎます。ぜひ、新しい入居者には、新品のシリンダーに取りかえるのが常識であるかどうかということは、またモラルの問題にもなってきますが、よろしくお願いを申し上げて、私の質問のすべてを終わります。



○副議長(岩内道生君) 以上で、佐原紀美子さんの質問は終わりました。

 この際、暫時休憩いたします。

 午後1時再開いたします。

      午前11時28分休憩      

      午後1時1分再開      



○議長(野田隆志君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。

 日程第2の議事を継続いたします。

 順位第15番村上恵子さんの登壇、発言を許します。村上恵子さん。

    〔3番 村上 恵子 君 登壇〕



◆3番(村上恵子君) 皆さん、こんにちは。通告に従い、一般質問をさせていただきます。

 最初に、介護保険についてお尋ねいたします。

 介護保険が施行され、はや、半年がたとうとしています。導入までの一連の作業は、大変なものがあったとお聞きしております。介護保険制度は、半年間の据え置きで大きな混乱もなく軌道に乗り始めましたが、新しい制度に対する利用者や事業者のとまどいが消えたわけではありません。いよいよ10月からは、第1号被保険者の保険料の徴収が始まります。高齢者の方は、保険料の2分の1を払うということで、通知を受けるや、びっくりされる方や嘆いておられる低所得者の方もいらっしゃいます。みんなで支える介護保険ですが、なかなか納得できない方もいらっしゃるのも事実です。これも周知徹底の不十分ではないかと思っておりますが、どうでしょうか。

 第1点目の保険料の徴収ですが、高齢者の方に保険料の額や徴収方法を、9月から広報で積極的に行うようになっていますが、丁寧でわかりやすい周知徹底はどのようになっていますか。

 また、保険料を滞納するとペナルティーが科せられますが、このあたりの説明も十分なされているでしょうか。本市の取り組みについてお聞かせください。

 第2点目のサービスの提供体制についてです。

 現時点で、介護保険導入前と後の利用状況は、どのようになっているのでしょうか。聞くところによりますと、短期入所、ショートステイが半減しているということですが、実態はどうなのでしょうか。

 また、6カ月間を経過すると再審認定の時期となってまいりますが、徴収の説明と重なり大変でしょうが、高齢者の方に納得のいくようにしていただきたいと思います。介護保険におけるサービスの利用は契約システムであり、その都度、契約書や月単位の利用表を高齢者自身が見て判断しなければなりませんが、その様式は、極めて複雑でわかりにくいとの声も上がっています。拡大したわかりやすい様式にならないものでしょうか。

 もう一つ、介護サービスに対する苦情相談についてですが、県はおおむね整備されていると言っておりますが、第1号被保険者の徴収が始まりますと、一段と苦情もふえてくるのではないでしょうか。苦情の取り組みについてはどうでしょうか、お聞かせください。

 第3点目の介護予防並びに生活支援事業の取り組みについてです。

 本市における65歳以上の高齢者の方が3万4,175人いらっしゃいます。そのうち介護認定の方が3,751人、自立と認定された方は3万424人です。これから見ますと、元気老人の方が約9割近くいらっしゃいます。この方たちが介護保険のお世話にならないためにも、予防が大きな柱となってまいります。介護予防、生活支援事業に対しての本市の取り組みについてお聞かせください。

 介護保険制度の導入に伴い、特別養護老人ホームや老人保健施設に入所している高齢者で、要介護認定の結果、自立または要支援と認定された方は、5年間の暫定措置があるものの、退所していかなければなりません。そのための受け皿として、高齢者生活福祉センターを充実強化していく必要があると思います。現在、軽費老人ホームの一種であるケアハウスがありますが、基本的には生活費と家賃を負担することになりますが、利用料が低所得者の方でも7万円以上の負担となり、気軽に利用できる状態ではないと思います。制度が始まったころは、過疎地域のみ認められていましたものですが、地域要件が今は撤廃されていますので、本腰を入れて高齢者生活福祉センターの実施に取り組むことが先決だと思いますが、この点もいかがでしょうか。

 質問の第2といたしまして、青少年の健全育成についてです。

 最近の少年犯罪の多発やその凶悪化を耳にするたびに、本当に心が痛みます。特に思春期の子供を持つ親を不安にさせています。垂れ流し状態の映像文化に幼児期からさらされて育った彼らは、衝動のコントロールができなくなったのではないでしょうか。ある大手住宅メーカーの社長さんのコメントの中で、自立心を養うための子供部屋は、個室を与えて、子失──子供を失い──化になりかねないという話をされています。住宅だけが問題ではないでしょうが、家族のコミュニケーションがとりにくいのは事実です。原因はいろいろありますが、的を射ているように思えました。

 2000年も最後になりました。21世紀を担っていくのは青年たちです。「新しき世紀をつくるものは青年の熱と力だ」と、言ったある指揮者、有名な指揮者の言葉です。託す青年をつくるのも教育だと思います。教育は即効性はないかもしれませんが、5年、10年、20年を経て成果があらわれてくるものではないでしょうか。

 ここでお尋ねいたします。第1点目の健全育成への取り組みですが、本市としてはどのような取り組みがなされているのでしょうか、お聞かせください。

 第2点目の活動の拠点の整備ですが、老朽化が進み危険箇所も多く見られます。その中でも、年々利用者もふえている状況ですので、整備が急務だと思います。

 まず最初に、青少年会館におきましても、昭和37年に建設されたと聞いておりますが、当時はタイルのブルーが美しく、宇部市の中心部でもあり、あこがれの建物でした。年月の経過はどうしようもないものがあり、今や木もうっそうとし、外壁もみすぼらしく、こんな言い方で大変に申しわけないのですが、いつしか陸の孤島化としてしまいました。

 しかし、会場としての利用度は高く、年々ふえ、青少年団体の利用は平成7年1万1,068人に対し、昨年11年は1万7,386人となっています。会館の中には子供センターや子ども放送局も開設してあり、星の観察のプラネタリウムも健在でした。夏休みには小中学生を対象として、自然カヌー教室も行われています。四季を通じての情報誌も発行され、充実した運営が行われていました。ヤングテレホンも年間557件の相談がありました。

 次に青年の家ですが、常盤湖の一角に建てられた、環境的には申し分のない場所です。しかし、時の経過とともに、薄暗い建物と化しております。他市からの利用者も多いと聞いております。利用状況は平成7年3,310人、昨年11年は4,630人となっております。料金が安いということもありまして大変喜ばれています。安かろうよかろうというのでなく、青少年の健全育成の上からも改修が必然と思いました。食堂の空調の設置、寝具の更新等、特にお願いしたいところです。

 俵田体育館につきましても、老朽化が進み危険箇所も多く見られました。照明や換気等も、地下の倉庫も手直しが必要に思いました。今こそ大幅な改善が行われてもよいのではないでしょうか。

 以上の点から、ア、青少年会館、青年の家、俵田体育館等の位置づけについてお聞かせください。イ、改修計画はどのようにお考えでしょうか。今こそ、本市にある青年のための活動拠点を見直す時期に来ているのではないでしょうか。この点をお聞かせください。

 次に、質問の3、公共施設のバリアフリー化の取り組みについてです。

 バリアフリー化とは、お年寄りや障害のある人にとって、移動するときに大きな障害となる階段や段差、歩道の傾斜などを取り除くための対策です。ことしの5月には交通バリアフリー法案が成立し、7月には公共事業と予備費からバリアフリー対策、約291億円が公明党の推進により配分され、国民生活を重視した生活密着型の公共事業が、また一つ実現いたしました。年々進む高齢化社会の中で、身近でよく使う公共施設にこそ、バリアフリー化の設置が必要ではないでしょうか。私の母も目に障害を持っているために外出を嫌います。いつも通る道は何ともないのですが、違う場所に行くときなどは不安がります。付き添いがないと出たがりません。だれもが優しいまちづくりを目指すためにも、市民館、文化会館、その他の公共施設をいま一度総点検すべきではないでしょうか。第1点目の進捗状況をお聞かせください。

 続いて、第2点目の今後の計画と投票所も含む計画をお聞かせください。

 壇上での質問は以上です。



○議長(野田隆志君) 藤田市長。

    〔市長 藤田 忠夫 君 登壇〕



◎市長(藤田忠夫君) 村上議員の御質問にお答えをいたします。

 御質問の第1、介護保険について。第1点の保険料の徴収でありますが、10月より65歳以上の方、いわゆる第1号被保険者の保険料徴収が始まります。このことにつきましては広報や各地区での説明会など、さまざまな機会を通じてお知らせしてまいりました。このたび、徴収を間近に控えて、被保険者あてに介護保険料納入通知書を送付いたしました。また、介護保険制度の仕組みを御理解いただくため、今月中に、「宇部市介護保険便利帳」を全世帯に配布し、周知を図ってまいりたいと考えております。

 保険料の徴収方法といたしましては、年金から天引きいたします特別徴収と、納付書によりお支払いいただく普通徴収がありますが、普通徴収の方には口座振替依頼書を送付し、御協力をお願いしたところであります。

 保険料の納付に対しましては、地方自治法の滞納処分のほか、督促に応じない被保険者に対しまして現物給付の償還払い化や、保険給付の一時差しとめの給付制限措置を講ずることができます。この運用につきましては、個別の事情等も十分考慮しながら、慎重な対応を行っていきたいと考えております。

 次に、第2点のサービスの提供体制でありますが、介護サービスの利用状況といたしましては、介護保険前との比較で増加したサービスが訪問介護、減少したサービスが訪問看護、短期入所となっております。減少した原因といたしましては、訪問看護は訪問介護への移行、短期入所は利用限度日数が考えられます。短期入所につきましては、国が訪問通所サービスの利用限度の振りかえを認めましたが、償還払いのため、一たん利用者が全額を立てかえる必要がありました。宇部市では、8月より受領委任方式を採用し、1割の利用者負担で利用できるようになりました。

 次に、更新認定につきましては、本年度は約6,500件を予定しております。要介護認定の有効期間は原則6カ月となっておりますので、年2回の更新認定が必要となります。更新認定につきましても新規認定と同様の手続を要し、保険者、被保険者の負担となっております。状態が安定している方につきましては、認定審査会において認定有効期間の延長をしております。

 介護保険制度は、利用者がサービスを選択する契約制度となっており、従来の措置制度とは大きく異なっております。煩雑な契約書の作成は、利用者保護のために必要ではありますが、契約に不慣れな高齢者の方々が利用しやすいよう、研究してまいりたいと考えております。

 介護サービスに対する苦情は、そのサービス事業者、居宅介護支援事業者、市の介護保険課に相談することになります。この相談で十分な解決が得られない場合は、山口県国民健康保険団体連合会へ苦情申し立て書を提出して、法令に基づく調査や指導を進めてもらうことができます。今後とも、この制度について周知を図ってまいりたいと考えております。

 次に、第3点の介護予防並びに生活支援事業の取り組みでありますが、本市では、平成12年3月に宇部市高齢者保健福祉計画を策定し、高齢者の保健福祉需要に適切に対応した総合的な対策を進めていくことにしております。

 まず、介護予防につきましては、壮年期から健康で生き生きした生活を送ることができるよう健康教育、健康相談、健康審査、訪問指導及び機能訓練事業の老人保健事業の効果的な運営に努め、支援事業を積極的に推進しているところであります。

 また、居宅における生活支援につきましては、社会支援を必要とする高齢者を対象にした施策としてホームヘルプサービス事業、デイサービス事業、ショートステイ事業を新たに実施するとともに、緊急通報装置の早期設置や配食サービス事業の対象地域の拡大等により、在宅生活支援施策を総合的に推進しているところであります。

 次に、ひとり暮らしに不安を感じている高齢者や介護保険施設からの退所者などで、居宅生活が困難な方が、低額な利用料で居住できる施設の確保につきましては、高齢者生活福祉センターの整備を計画的に進めてまいりたいと考えております。

 次に、御質問の第2、青少年の健全育成について。第1点の健全育成への取り組みでありますが、本市では、青少年の健全育成の取り組みとして、従来から各種体験活動や野外活動を実施するとともに、子ども会等の青少年育成団体による健全育成活動への支援を初め、各種スポーツ、レクリエーション等における指導者の養成に努めているところであります。

 現在、文部省では、平成14年度の完全学校週5日制の実施に向けて、平成11年度から3カ年に地域で子供を育てる環境を整備し、親と子供たちのさまざまな活動を振興するため、全国子供プランを策定し、緊急かつ計画的に施策を推進されています。

 また、平成11年6月の生涯学習審議会答申において、子供の心をはぐくむためには家庭と地域社会でさまざまな生活体験の機会を、子供たちに意図的、計画的に提供する必要性が指摘され、体験活動の充実を図る体制を整備するためのさまざまな施策が提言されております。

 今後とも、現在の青少年の健全育成の取り組みを充実するとともに、生活体験や自然体験の諸事業に積極的に取り組んでまいりたいと考えております。

 次に、第2点の活動拠点の整備として、青少年会館、青年の家、俵田体育館等の位置づけと改修計画のお尋ねでありますが、青少年会館は現在、青少年の学習や活動の場、憩いの場として、また交流の拠点として利用され、市街地における便利な施設として、広く市民から親しまれております。

 会館の整備につきましては、必要に応じ改修に取り組んでおり、本年度も、エレベーターの改修を行い利用者の利便の向上に努めているところであり、今後とも、計画的に整備充実を図ってまいりたいと考えております。

 次に、青年の家につきましては、現在、子供会、スポーツ少年団、小・中・高等学校を初め青少年の研修会、指導者研修会等で利用され、平成10、11年度と利用者が大幅に増加しております。施設面では、既に築後38年を経過しており、必要に応じて食堂、ふろ場等の施設補修や備品更新を行っているところであります。今後とも、空調機器の新設や寝具の更新など、適宜施設の維持管理に努めながら利用者の増加に努めてまいりたいと考えております。

 次に、俵田翁体育館につきましては、子供から高齢者まで多種目にわたり利用度も高く、屋内スポーツ施設の中では中心的な役割を果たしております。

 施設整備につきましては、外壁の調査点検を完了し、今年度中に必要な改修工事を行う予定であります。また、アリーナ床面につきましても、さきに補修整備を行ったところであります。今後とも、各種行事に対応できるよう施設の維持、整備を図るとともに、備品等につきましても年次的な整備に努めてまいりたいと考えております。

 次に、御質問の第3、公共施設のバリアフリー化の取り組みについて。第1点の進捗状況でありますが、公共施設のバリアフリー化につきましては、高齢者や障害者にとって暮らしやすいまちづくりの観点から、推進してきたところであります。

 不特定多数の市民の利用度の高い建物のバリアフリー化の進捗状況につきましては、市民センターや図書館等の48施設のうち、身体障害者用トイレの設置が38施設、入り口のスロープ等による段差の解消が44施設、障害者用駐車区画の設置が24施設となっております。

 第2点の今後の計画でありますが、高齢者や障害者に配慮したまちづくりは、すべての人にとって快適なまちづくりにつながり、公共施設のバリアフリー化を引き続き推進する必要があります。山口県福祉のまちづくり条例に基づき、今後新たに建築する施設につきましては、バリアフリー化するとともに、既存施設のバリアフリー化につきましても、可能なところから進めてまいりたいと考えております。

 以上で、壇上の答弁を終わります。



○議長(野田隆志君) 坂本選挙管理委員会委員長。

    〔選挙管理委員会委員長 坂本 昭彦 君 登壇〕



◎選挙管理委員会委員長(坂本昭彦君) 村上議員の御質問にお答えいたします。

 質問の第3、公共施設のバリアフリー化の取り組みについて、第2点の今後の計画(投票所も含む)でございますが、投票所におきましても一般の公共施設同様、バリアフリー化は、高齢者や歩行に困難な方々の便宜のために望ましいと考えております。昨年の統一選挙時には、スロープの設置された新しい3ふれあいセンターへの投票所の変更、今年行われました衆議院選挙及び県知事選挙におきましては、新たに2カ所、簡易スロープを設置するなど、有権者の利便性を図っております。

 今後も、施設の整った新しい公共施設への投票所の変更を含め、簡易スロープの設置等、行きやすく入りやすい投票所を目指し、投票所の環境整備の充実に積極的に努力してまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◆3番(村上恵子君) では、最初に保険料の徴収についてお伺いいたします。10月からの徴収というのは、先ほど壇上で言いましたが、広報等でお知らせはしてあると思いますが、通り一遍の文書の通達ではなく、高齢者の方が納得していただけるような、丁寧なお知らせをお願いしたいと思いますが、その取り組みはどのようにされているか、周知徹底のあたりでよろしくお願いします。

 それと、徴収方法が特別徴収と普通徴収ということですけれども、特別徴収は年間18万円以上の年金から天引きされます。普通徴収は年間18万円以下の場合ですので、これは口座振替や納付書の徴収となりますが、この天引きの場合はいいのですけれども、普通徴収の場合には徴収が困難と予想されておりますが、この点につきましてはどうお考えでしょうか。

 それと、この特別徴収と普通徴収の割合はどのようになっているでしょうか。全国的には7対3と言われておりますが、その点はどうでしょうか。



◎健康福祉部長(古谷國光君) お答えをいたします。高齢者にわかりやすいお知らせをということと、普通徴収の困難性が予測されるのではということと、特別徴収、普通徴収の割合ということで御答弁させていただきます。

 介護保険制度の周知の方法につきましては、これまで、広報や文書による通知以外に、各校区等で合計202回の説明会を実施いたしました。この説明会に1万人を超える方々の御出席をいただいております。今後は、介護保険料の賦課徴収が生じますので、説明会等の御希望がありましたら、積極的な対応をしてまいりたいと考えております。

 それから、2番目でございますが、困難が予測される普通徴収につきましては、市長が壇上で答弁をいたしましたとおり、普通徴収の方々には、口座振替依頼書を送付し御協力をお願いをしているところでございます。

 それから、3番目の質問であります特別徴収と普通徴収の徴収割合につきましては、本年8月現在で、特別徴収が2万9,120人で84.5%、それから、普通徴収が5,325人で15.5%となっております。

 以上です。



◆3番(村上恵子君) ありがとうございました。全国平均よりも、普通徴収の方が7対3として全国平均と考えますと、その半分だということで、徴収の方は何とかいけるのではないかなという思いがいたしました。

 では、次に、サービスの提供体制についてお伺いいたします。1割の利用料と2分の1の保険料で負担感のために利用抑制にはならないでしょうか。



◎健康福祉部長(古谷國光君) お答えをいたします。介護保険制度は御存じのとおり、国民共同連体の理念に基づく保険制度であります。そのため、介護サービスを利用されていない方からも保険料を納付いただきます。保険制度相互扶助であるという観点から、サービスを利用されている方とサービスを利用されていない方の均衡を図る意味からも、利用料、保険料について御理解をいただきたいと考えております。

 以上です。



◆3番(村上恵子君) ありがとうございました。サービスの方はよろしくお願いいたします。

 それともう一点、サービスの面から。本市には、介護相談員の方はいらっしゃるのでしょうか、どうなのでしょうか。



◎健康福祉部長(古谷國光君) お答えをいたします。現在のところ、介護相談員は委嘱をしておりません。



◆3番(村上恵子君) 従来の老人福祉制度では、利用者側がサービスを受けるというイメージがありまして、不満や苦情を我慢しながらの雰囲気だったわけですけれども、介護保険制度ができましてからは、利用者がサービスを権利として選べる仕組みになっておりますので、以前に比べると要望などが言いやすくなったということもありますけれども、高齢者の方は決してそれがなかなか言えない状態です。苦情を言うとサービスをしてくれる人に不快な気持ちを持たれるのではないかと気おくれする、そういうお年寄りの方もいらっしゃると聞いておりますので、ぜひとも今後は、介護相談員というのは、こういう制度は大きな存在となってくると思いますので、宇部市としても積極的に取り組んでいっていただきたいと思います。これは要望として申し上げておきます。

 それともう一つ、壇上で申し上げましたが、保険料を支払うということで苦情がふえてくるのではないかと思います。現在は、10月からは保険料が2分の1ということですが、2分の1は1年間支払います。その次からは全額負担となりますので、今でも、ちょっと私の方にも苦情が二、三来ておりますので、これが全額払うということになりますと、これはまた大変になってきますので、苦情相談窓口というのを設けられてはどうでしょうか。例えば、介護保険の苦情はここですよ、ここにかければ全部処理できますよという──ちょっとオーバーですけれども──苦情相談窓口を設けてはいかがでしょうか。



◎健康福祉部長(古谷國光君) お答えをいたします。

 御指摘のように、今月、介護保険料の納入通知書を送付いたしましたところ、多くの御相談をいただきました。御相談に来られた方にお待たせをすることのないような対応に努めてまいりましたけれども、いずれにいたしましても、御指摘のように介護保険制度の円滑な運営を図るためにも、総合的な相談窓口は必要であると考えております。当面は介護保険課の窓口すべてが相談窓口だと考えていただき、遠慮のない御相談をいただければと思っております。

 以上です。



◆3番(村上恵子君) 行く行くは、そういう相談窓口もよろしくお願いいたします。

 次に、介護予防並びに生活支援事業の取り組みの中で、これは介護保険とは別かもしれませんが、退院情報システムというのがあるというのをお聞きしておりますが、これはどういうシステムなのでしょうか、ちょっとお聞かせください。



◎健康福祉部長〔福祉事務所長〕(古林信義君) お答えいたします。

 退院情報連絡システム、これは宇部市医師会と山口県宇部健康福祉センター、そして宇部市との三者が実施主体となりまして、医療機関や関係機関の御協力により、平成9年の11月から実施している、在宅の介護を必要とする寝たきりの方や難病の患者等を支援する体制でございます。

 このシステムは、まず、医療機関に入院している介護を必要とする寝たきりの方や難病の患者等で、本人またはその家族の事前の同意を得まして、本人が退院して在宅生活を送ることができるようなったときに、医療機関や関係機関から必要な情報を受けながら、保健、医療、福祉の適切なサービスを提供し、在宅生活を支援すると、こういうようなシステムでございます。

 以上でございます。



◆3番(村上恵子君) ありがとうございました。すばらしいシステムなので、これは広域ではできないのでしょうか。



◎健康福祉部長〔福祉事務所長〕(古林信義君) お答えいたします。

 広域というのは、宇部市以外の医療機関に入院しておられる方にもということだろうと思いますが、本市以外の医療機関に入院しておられる方につきましては、この退院情報連絡システムによるサービス提供が受けられることになっております。そのため、近隣の市、町の医療機関及び関係の行政機関に、チラシの配布や説明を行いまして、このシステムの周知徹底を図っているところでございます。

 以上でございます。



◆3番(村上恵子君) ありがとうございました。

 それでは、次の青少年の健全育成について、活動拠点の整備について、主に再質問をさせていただきます。

 まず最初に青少年会館ですが、その改修部分をちょっと話させていただきます。

 まず、外壁が大変──みすぼらしくと言うたら申しわけないんですけど──風化されております。

 それと、館内に入りますと、女子のトイレは大変お粗末なもので、男性とは板1枚で仕切られてるというような感じで、上の部分も空洞になっていたらしく、のぞきができるような状態でした。そこの上に波トタンというんですかね、そういうので上を覆ってらっしゃいますが、大変トイレがお粗末のように思いました。そして、水洗を使ってペダルを踏みますけれども、そのペダルもきちんと踏めません。このあたりも早急に改善していく必要があるのではないかと思いました。

 それと、女子トイレのところにもう一つのドアがありますが、それをあけると空調室でございまして、間違って、例えば子供が間違ってあけて、そこにぱっと入ると、大変高さがありますので、けがをしてしまいますので、これは危険箇所でもあるというのがわかりました。

 トイレでもう一つ、身障者トイレも今後欲しいなというのを思いました。

 もう一つは、外回りを見て、アリが大変おおございました。職員の方に聞きますと、お弁当をちょっと置いておくと真っ黒になるほどたかってくるそうです。このあたりも、少し考えていかれてはどうかと思いました。

 そして、駐車場のところの入り口に、外のトイレがありますが、そのトイレは使用されておりませんので、解体をされてはどうかなというふうに思われました。

 悪いことばかり申し上げて済みませんけれども、中でも、職員の方は館内を創意工夫されて図書コーナーも設けてあって、自分の家から本を持ってこられて、そういうふうなコーナーを設けられておりました。利用される方もたくさんいるということでございました。この改修につきましては、今後どのようにお考えでしょうか、よろしくお願いいたします。



◎教育次長(大塚徹君) お答えします。管理的な部分と施設の大きな整備と、二通りのお尋ねだったと思います。

 管理的にすべきことは、急いでしなきゃいけぬこともございますので、管理には十分気をつけてまいりたいと存じます。

 施設の整備につきましては、今後計画的に整備充実を図ってまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◆3番(村上恵子君) ありがとうございました。これが、私がここで言って終わりというようなことのないように、どうか今後とも青少年のために心を砕いていっていただきたいと思います。

 次に、青年の家でございますけれども、壇上で申し上げましたが大変利用者が多く、宿泊されても料金が安く大変いいわけです。利用状況を見ますと、その中で、やはり子供たちが一番よく使っておりますので、子供だからこれで我慢しているのかなという思いがいたしました。あの中を見まして、避難箇所になっているところは屋上ですけれども、そこには階段が、もう本当──どう言えばいいんですかね──足が一つ乗せられないというような状態の階段でありましたので、いざ、何とかとなれば前の広場に出ればいいわけですけれども、やはり避難場所として考えてあるのであれば、そのあたりも考えていってはどうでしょうか。

 宿泊をするということでありますので、消毒等も年に1回、あるいは2回とされているんでしょうか。このあたりはどうなんでしょうか。



◎教育次長(大塚徹君) お答えをします。

 青年の家のお尋ねでございますが、御指摘の内容につきましては、施設の維持管理の観点からも含めて、適切に対処してまいりたいと考えております。

 失礼ですが、後段がちょっと聞き取れなかったんですけれども。



◆3番(村上恵子君) 済みません。消毒はなされてるんですかね。



◎教育次長(大塚徹君) 建物の維持管理上の消毒はいたしておりますが、どの程度かというのは、私、今承知をしておりませんので、改めて調べてお答えをしたいと思います。



◆3番(村上恵子君) どうか、もしなされてないのであれば消毒を、煙霧消毒を年に一、二回はされていかれたらどうかと思います。網戸も破れておりますし、寝具も綿というんですかね、スポンジも出ておりましたので──半分は新しいのに取りかえられておりましたが──これも一刻も早くされるべきだと思いました。食堂に空調がないために、夏は汗をかきながら食べている子供たちがたくさんいるそうですが、この空調も考えていってほしいと思いました。

 次に、俵田翁体育館ですが、広い体育館なので会場として利用されることが大変おおございますが。昨年、敬老会、多分、恩田校区の敬老会で使われたんだと思いますが、パイプいすが不足しておりまして、次から次へ出されてこられたのが、さびているのやら壊れている分も使われていたそうですが、お年寄りなので、もし座ってこけるというんですかね、いすごとこけるということになりますと、これは大変なことになりますので、これから、備品の点検をされていかれてはどうでしょうか。この点は、備品についてはどうお考えでしょうか。



◎教育次長(大塚徹君) お答えいたします。

 備品全般につきましては、今後とも適切に点検をして、必要なものの整理をしてまいりたいと思っております。パイプいすにつきましては、若干経年によって損傷を受けたものもありまして、それが急場のために御使用があったんだろうと思います。これらの整理もいたしますし、またあわせて、行事の状況も拝見をしながら、更新整備については、年次的に取り組んでまいりたいと考えております。

 以上です。



◆3番(村上恵子君) ありがとうございました。建てかえというのは大変難しくなりますので、どうか、改修に一段と尽力をいただきたいと思います。

 次は、公共施設のバリアフリー化の取り組みについてでございますが、特に、投票所をお尋ねいたしたいと思います。投票率アップのためにも、このバリアフリー化というのは大切になってくると思いますので、現在、投票所は何カ所あるのでしょうか。そのうちにバリアフリー化しているところは何カ所あるのでしょうか。また、それにかかった費用はどのくらい、そのバリアフリー化にするためにかかった費用はどのくらいかかったのでしょうか、お答えください。



◎選挙管理委員会委員長(坂本昭彦君) お答えいたします。

 市内の投票所の数は53投票区投票所でございます。

 それと、バリアフリー化された投票所の数ということでございますが、市内の投票所のうち、公共施設あるいは民間の公会堂、集会所等の借り上げを含めまして、それぞれ施設によってその内容が違うわけでございますが、私どもの調査したところによりますと、53投票所のうち29投票所が、例えば、車いすの方がそのまますっと入れるというふうなことでございます。したがいまして、あと24カ所あるわけでございますが、そういうことでございます。

 それと、費用の点でございますが、私どもにおきましては簡易スロープというものを採用しております。これはアルミ製でできておりまして、軽くて持ち運びが簡単であるということから、それを採用しているわけでございますが、これが1基7万6,300円かかるということで、今年の衆議院選挙並びに県知事選挙におきましては、新しく2カ所、この簡易スロープを設置したところでございます。

 以上でございます。



◆3番(村上恵子君) 私は、29カ所の費用がちょっとどのくらいかかったのかな。それから、1カ所につきどのくらいかなというのが知りたかったわけですけれども。簡易スロープの値段だけでもわかったのでいいわけですけれども。もしわかれば、また後でよろしくお願いいたします。

 そして、投票所の会場の使用料は取られるのでしょうか、どうなのでしょうか。



◎選挙管理委員会委員長(坂本昭彦君) 投票所の借上料についてでございますが、公共施設、例えば、ふれあいセンター、学校の体育館等は借上料は支払っておりません。借上料を支払っておりますのは、民間の集会堂、公会堂等の施設でございます。この費用につきましては1日当たり、1回当たり7,210円。これは国の選挙執行費用の基準に従って支払っているものでございます。

 以上でございます。



◆3番(村上恵子君) ありがとうございました。

 それでは最後に、これは要望ですので、きょう、遠くから来ていただいた選挙管理委員会の方に聞いていただけたらと思って読まさせていただきます。

 3年前、明るい選挙推進協会が若い有権者の意識調査を行いました。その結果が、若者が投票所を「暗い」「冷たい」「権威的」と思っているのがわかり、では、どうしたら改善できるのかというので、「明るくウエルカムという雰囲気がほしい」「会場が殺風景だ」「ボランティアでもいいから若い人を投票所に案内役として配置してほしい」「駅の近くとか人の集まりやすいところで投票できるとよい」というような若者の意見が紹介されました。「学校とか体育館とかイメージが悪い」「学校時代の思い出が悪いので別のところを考えてほしい」、うなずく人も多いのではないでしょうか。時代が変わり、有権者の意識も大きく変化する中で、投票所を含めた現在の選挙システムも旧態依然のままでいいわけはないのではないでしょうか。

 さきの若者の声の中には、「電子メール等、投票所に行かなくてよい方法を」ということもありました。「電話のプッシュ回線による投票システムを考えてもらいたい」との主張もあったそうです。そろそろ投票システムの改革に着手すべきではないでしょうか。

 以上をもちまして、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。



○議長(野田隆志君) 以上で、村上恵子さんの質問は終わりました。

次に、順位第16番新城寛徳君の登壇、発言を許します。新城寛徳君。

    〔13番 新城 寛徳 君 登壇〕



◆13番(新城寛徳君) 通告に従い、4項目について一般質問を行います。

 質問の第1は、防災対策の充実強化についてであります。

 昨年9月24日、本市を直撃した台風18号は、最大瞬間風速58.9メートルを記録するなど当初の予想を上回り、折しも大潮と満ち潮が重なるという自然現象により最大潮位は5.6メートルに達し、瀬戸内沿岸部を中心に甚大な被害をもたらしました。家屋の損壊は6,418棟、床上床下浸水は3,694棟に及びました。あれから1年が経過しようとしております。昨日来より、東海方面に襲った集中豪雨は、伊勢湾台風以来の猛威を振るい、その被害状況がテレビ等で報道されておりますが、全く都市機能が麻痺し、自然の猛威の怖さを知るとともに、その対策の必要性が改めて痛感されてなりません。

 被害に見舞われた被災者の方々に、この場をおかりして心からお見舞い申し上げます。

 このような災害がいつどこで発生するのか、油断は禁物であります。もし、年間雨量の3分の1が宇部市に降ったらと想像するだけで、身震いがしてなりません。昨年の台風18号の教訓から、以下5点の1、高潮対策、2、地域防災組織の構築、3、市民向けマニュアルの作成、4、高度通信機器の整備、5、防災テント等の資機材の整備について、市長の御所見をお伺いいたします。

 質問の第2は、広域行政の展開についてであります。

 昭和44年、広域市町村圏構想が制度化され、宇部市、小野田市、美祢市、山陽町、楠町、阿知須町の3市3町を一体とした宇部小野田地区広域市町村圏の指定を受けました。これを受け、宇部市、小野田の広域市町村圏振興整備協議会が昭和44年に設置され、翌45年、第1次の広域市町村圏計画が策定され、既に、30年を経過しようとしております。本年は第4次計画が策定されますが、中核都市形成に向けた機運の盛り上がりは、一向に上がってないように思えてなりません。中核都市の形成に向け、藤田市長がリーダーシップを発揮され、先頭に立って取り組まれるのを、今か今かと私は期待しておりましたが、甚だ遠い遠い将来のようにしか伝わってまいりません。広域行政の取り組みにより機運を醸成し、中核都市に向けた具体的な方策を展開するためにも、広域行政のさらなる取り組みが求められます。

 1点目として、現状と取り組みについてお伺いいたします。

 2点目は、宇部・阿知須公共下水道の料金格差の是正についてですが、いよいよ平成13年度から供用開始されます。同じ宇部市民で約500円格差が生じるようでありますが、広域行政を展開するためには、この格差の是正が必要だというふうに思えてなりません。市長はどのようにお考えなのか、その御見解をお伺いいたします。

 3点目は、図書館の広域利用についてです。地域図書館ができることにこしたことはありませんが、市財政から見て困難なようであります。小野田市や阿知須町の図書館を相互に利用することができれば、地域住民にとってもこのことは非常に喜ばしいことでありますし、市財政の面においても別段問題はないと思えてなりません。図書館は地域情報の発信拠点でもありますし、また文化拠点とも言うべき中核施設であります。図書館の相互の広域における利用は、活性化にもつながると私は思います。広域利用を改めて提案するものですが、市長の御見解をお伺いいたします。

 4点目は、福祉タクシーの広域利用であります。

 福祉タクシー券は、皆さん御承知のとおり、身体障害者1級から3級までの方と、療育手帳Aの方が対象として配付される事業であります。専ら、これらの方々が使用されるのは通院治療が主の目的でありますが、中には、小野田市や阿知須町へ通院される方もあります。しかし、治療を受けられて帰宅される場合は、このタクシー券の要綱等により、タクシー券が利用できないという不便さがあります。

 過去、人工透析の方々に対し、福祉タクシー券の増配を提案要望し、大幅に拡大をしていただきました。体の不自由な方々が社会に積極的に参加される一つの方策としても有効でありますし、また、タクシー券の拡大というものにも通じると思います。この広域利用は有効な手段だと、私は提案いたすものですが、市長の御見解をお尋ねいたします。

 質問の第3は、公営交通事業についてであります。

 公営交通事業を取り巻く環境は、極めて厳しい状況にあります。平成13年度から乗り合いバスが規制緩和されれば、ますます厳しさを増し、交通事業が存亡の危機に瀕することは、火を見るよりも明らかであります。健全運営化の方策について、過去幾度となく取り上げ、昨年9月議会において、私は、交通局の現状報告を兼ねた市民アンケートの調査の実施並びに仮称交通事業財政健全化対策審議会等の提案をいたしました。平成11年度の決算においては、純損失が25万3,000円と、平成10年度の純損失686万3,000円に比べ、減少しているとは言いつつも、これは、退職引当金を5年間の繰り延べ勘定にしたことにより、減少したというしかありません。時を見誤ることは許されないところまで至っていると感じるのは、私一人ではないと思います。

 そこでお尋ねいたしますが、1点目は、このたび8月1日に市広報でアンケートの実施をなさいました。その活用について。2点目は、──済みません。1点目は健全化対策で、アとして、アンケート調査の活用についてです。イとして、(仮称)交通事業財政健全化対策審議会の設置に向け、どのように──あれから1年たちますが、検討されているのか、御明示いただきたい。2点目は、これも同じく9月議会で取り上げましたが、市民の利用あっての交通事業という観点から、市民サービスの向上に対する取り組みについてお尋ねをいたします。

 質問の第4は、厚南地域の諸問題についてであります。

 1、下水道の進捗状況と今後の計画についてお尋ねいたします。2点目は、平成7年9月議会において、以来取り上げておりました国道190号西割交差点の渋滞緩和策としての現状と今後の取り組み。3点目は、中野大森迫条線、宇部駅洗川線の改修、この進捗状況と今後の計画についてお尋ねをいたします。

 以上で、壇上からの質問を終わります。



○議長(野田隆志君) 藤田市長。

    〔市長 藤田 忠夫 君 登壇〕



◎市長(藤田忠夫君) 新城議員の御質問にお答えをいたします。

 御質問の第1、防災対策の充実強化について。第1点の高潮対策でありますが、昨年、本市を直撃した台風18号は、従来の想定基準を超え、周防灘沿岸部に甚大な被害をもたらしたところであります。これを受け、県では、高潮対策検討委員会を設置し、本委員会において防災基準の見直し等を検討され、今月1日、知事あてに提言がなされたところであります。提言の内容につきましては、まずハード面では、防護基準の設計潮位と波高について見直しがなされ、今後、国等と協議が行われ、実施に向けた方針が出されることとなっております。

 なお、現在進められている被災箇所の災害復旧につきましては、現行の設計基準に基づき施工されているところでありますが、今後、新たな方針が出されることになっておりますので、その後、この方針に基づき施工することとなります。

 一方、ソフト対策につきましては、今年度、情報収集体制を強化するため、台風高潮情報を新たに導入するとともに、市民への情報伝達の手段の一つとして、防災メーリングリストを開設したところであります。

 次に、防災訓練につきましては、毎年実施しているところでありますが、本年は、東岐波で高潮を想定して住民参加型の訓練を実施し、本市の防災体制の点検を図るとともに、市民の防災意識の啓発に努めたところであります。今後も引き続き、防災訓練を実施しながら、市民の防災意識の高揚を図ってまいりたいと考えております。

 次に、第2点の地域防災組織の構築でありますが、みずからの身の安全はみずから守るのが防災の基本でありますので、地域防災計画では、自主防災思想の普及啓発を重要課題の一つと位置づけております。

 そこで、本年4月にその現状を調査するとともに、普及啓発を図るため全自治会長に啓発用パンフレット「自主防災活動のすすめ」を配付するとともに、アンケートを実施し、要望のあった自治会については、早速、自主防災組織についての説明を行ったところであります。今後も引き続き、さまざまな機会を利用して自主防災組織の重要性について、普及啓発を行い、組織づくりに努めてまいりたいと考えております。

 次に、第3点の市民向け防災マニュアルの作成でありますが、市民の防災意識の啓発を図るため、市広報9月1日号の防災特集に合わせて、防災パンフレット「災害を防ぎましょう」を、全戸配布しました。また、図書館では、災害写真パネル展を開催しているところであります。今後も、市広報等を活用し、市民の防災意識の高揚を図ってまいりたいと考えております。

 次に、第4点の高度通信機器の整備についてでありますが、消防本部の最新通信設備の有効活用につきましては、現在、情報の共有について研究しているところであります。

 次に、第5点の防災テント等の資機材の整備でありますが、これは、災害等により、災害現場において応急的な建物が必要となった場合などに、救護所や避難所、防災本部などとして利用範囲は大きく、緊急時の救急救護活動等に大いに役立つ資機材と認識し、平成12年度の実施に向けて、国に対し、既に申請をしているところであります。

 次に、御質問の第2、広域行政の展開について。第1点の現状と取り組みでありますが、昨年、国においては市町村の合併の特例に関する法律を改正し、各般の行財政措置を講じ、市町村合併を一層推進するとしております。

 また、県においては、山口県広域行政調査研究会を設置し、この研究会からの報告書を踏まえ、年内にも広域行政推進要綱を策定することになっております。

 宇部小野田広域市町村圏振興整備協議会では、第4次広域市町村圏計画の策定作業を進めておりますが、広域行政の推進につきましては、本年4月に、宇部小野田地域産学官連携協議会を設置し、産学官連携による地域産業の活性化等を広域で進めているところであり、今後も、可能な分野から連携の推進に努めていくことにしております。

 広域合併につきましては、国、県の方針や最近の県内の動向といった社会情勢を考慮しますと、本市としましても、圏域内住民の意思や市議会の中核都市建設促進対策特別委員会の協議を十分踏まえた上で、今後、本広域圏のあり方について、各市町とともに検討を進めてまいりたいと考えております。

 次に、第2点の宇部・阿知須公共下水道の料金格差の是正についてでありますが、宇部・阿知須公共下水道組合の下水道使用料につきましては、平成6年11月に認可区域、事業内容等を踏まえて、組合議会において定められたものであり、宇部市の1戸当たりの月平均使用水量約20立方メートルで比較しますと、宇部市との格差は約500円となっております。

 宇部・阿知須公共下水道は、平成7年3月に使用を開始されたところであり、使用料の格差については、維持管理費を比較しても処理水量に相当な開きがあり、処理原価が割高となっており、経営主体も異なるため生じているものであります。同様な状況にある他市の例を参考にしながら、引き続き、使用料の格差について研究してまいりたいと考えております。

 次に、第3点の図書館の広域利用でありますが、本市では、図書館資料の館外利用について、市内に住所を有する者、市内に通勤または通学する者、その他適当と認める者、と図書館規則に定めており、他の2市3町でも同様の規則を定めて館を運営しているところであります。

 広域市町の文化の向上と生涯学習の振興を図るため、住民相互利用の確立に向けて、これまで広域市町担当課間で協議を進めてきましたが、それぞれの図書館は人口規模に見合った施設として建設していることを初め、利用増に伴う蔵書や駐車場不足等の諸問題がありますので、解決策を模索しているところであります。

 今後も、中核都市としての役割を果たす意味からも、広域利用の確立に向けて、鋭意協議を進めてまいりたいと考えております。

 次に、第4点の福祉タクシーの広域利用でありますが、本市では、心身障害者の日常生活の利便と社会活動範囲の拡大を図るため、身体障害者手帳1級から3級までの所持者及び療育手帳Aの所持者を対象として、心身障害者福祉タクシー助成事業を実施しております。

 現在は、利用できるタクシーは、市内に事業所のある者としていますが、お尋ねの福祉タクシーの広域利用につきましては、関係機関と協議を行い、検討してまいりたいと考えております。

 次に、御質問の第3、公営交通について。第1点の健全運営対策、アンケート調査の活用と、それから(仮称)交通事業財政健全化対策協議会の設置ということでありますが、交通事業は、市民、とりわけ高齢者や年少者、障害者等交通弱者の移動手段の確保と、地域環境保全への対応のために、身近な公共交通機関として、重要な使命があると考えております。

 このたび、市営バスのあり方を模索するため、交通事業の現状をお知らせするとともに、8月1日発行、広報「宇部」で紙面を利用して全世帯を対象としたアンケート調査を行いました。9月5日現在、2,145名の多数の回答をいただきました。アンケートは現在、局職員により集計いたしており、分析、まとめにつきましては、市職員及び局職員により行うことにしております。

 今後、アンケート調査のとりまとめをするとともに、これからのバス事業のあり方を宇部市営旅客自動車運送事業審議会において、検討してまいりたいと考えております。

 いずれにいたしましても、市民の皆様からいただいた貴重な御意見でありますので、アンケート調査の結果を十分生かし活用することで、健全化に努めてまいりたいと考えております。

 第2点の乗客サービスの向上でありますが、乗客への質の高いサービスの提供こそ、利用者の確保、ひいては、事業経営の健全化につながるものと認識しております。このため、今年度はワンステップ・スロープ付バスを4両購入し、高齢者や障害者等利用者に配慮しているところであります。

 また、利用者の利便性を図るために、県内共通バスカードシステムを本格的に実施しております。

 次に、バス停の整備につきましては、現在、すべてのバス停を対象に点検しているところであり、工事等を要する整備は、道路管理者と協議しながら進めております。

 また、上屋の整備につきましては、利用実態を把握し、年次的に実施してまいりたいと考えております。

 なお、乗務員は乗客に接する最も身近な立場にありますので、接客教育につきましては、引き続き職員研修を毎年実施し、サービスの向上に力を入れてまいりたいと考えております。

 次に、御質問の第4、厚南地域の諸問題について。第1点の下水道の進捗状況と今後の計画でありますが、厚南地区の汚水整備につきましては、公共公益的な施設にも配慮しながら、下流域から順次整備を進めているところであり、平成11年度末までに、黒石、原校区の約320戸を使用開始しております。今後も、面整備につきましては、条件が整った下流域から整備を進めてまいりたいと考えております。

 次に、雨水整備につきましては、明神川の改修により、里の尾地区の浸水解消を図るため、平成11年度から2カ年継続事業として、山陽本線を横断する雨水渠工事を進めているところであります。

 また、深田川の整備につきましては、用地の整理が完了し、設計業務委託を実施しているところであります。引き続き地元関係者の御協力を得ながら、整備を進めてまいりたいと考えております。

 次に、第2点の国道190号西割交差点の渋滞緩和でありますが、建設省では西割交差点の右折レーン設置のため、昨年、現況測量が実施され、現在、早期着手に向け計画の検討が進められているところであります。

 また、交通信号の制御方式についてでありますが、これまで宇部警察署と協議してまいりましたが、朝夕の交通量が上下線とも差がないことから、時差式信号機の設置については困難であるとのことであります。

 次に、第3点の市道改良計画、中野大森迫条線と宇部駅洗川線でありますが、市道中野大森迫条線の改修計画につきましては、市道西宇部妻崎線より市道宇部駅小野田線までの未整備区間、約1,220メートルを、全幅9メートル、2車線、片歩道として計画しております。

 整備状況でありますが、用地取得につきましては、昨年度までで全体面積の98%を取得しております。

 また、工事につきましては、現在、市道西宇部妻崎線から市道大森黒石線の交差点までの区間は、ほぼ完成しており、今年度、当該交差点より北側約300メートル区間の施工を予定しており、全体で約740メートルが完成する予定であります。

 次に、市道宇部駅洗川線の改修計画につきましては、県道宇部船木線との交差点改良を含め約170メートル区間を全幅9メートル、2車線、片歩道として計画しております。

 また、整備状況につきましては、昨年度までに用地買収を完了し、今年度、一部工事に着手する予定であります。今後とも、早期完成に向けて努力してまいりたいと考えております。

 以上で、壇上の答弁を終わります。



◆13番(新城寛徳君) それでは、再質問させてもらいます。

 まず、防災対策ですが、高潮対策については、これは、複数の議員さんからいろいろと質問ありましたので、これは省きます。

 それと防災組織の件に移りますが、市長答弁で、防災メーリングリストの──6月1日ですかね、これを開設されるということですが。以前から私、御提案申し上げてるのは、正しい情報をいかに、正確に、市民に伝達するかと、これが一つの大きな問題だろうと、そういう意味で、さまざまな高度通信機器を採用したらどうかということで、提案をしておりました。それがこういう形で、iモードのそういった携帯電話を利用したもので開設されておりますが、現在、これに何名の方が、今加入をされてるのか。また、どういうふうな周知を、今後徹底をされるのか、そこら辺について確認をさせていただきたいと思います。



◎総務部長(矢富敏肆君) お答えいたします。

 お尋ねのメーリングリストにつきまして、市民への情報伝達手段の一つとして、6月1日から防災メーリングリストを開設しております。加入者につきましては、現在約100名の市民の皆様に加入していただいております。今後とも、防災メーリングリストのPRに努めるとともに、加入の促進を図ってまいりたいと考えております。

 以上です。



◆13番(新城寛徳君) ぜひ、こういう情報ツール、こういったものを駆使して、ますます、防災意識の高揚を図っていただきたいと思います。

 次に、市長答弁でありました──これ若干、部長には──「災害を防ぎましょう」、こういうパンフレットがやっとでき上がりました。これは、私は平成4年に、実は総務部長が課長当時にお願いをしたもので、いいものができたなというふうに私は感心をしておるんですが。こういうパンフレットは、当然ながら、やはり周知の徹底というんですかね、情報の伝達、そういったものをやはり心がけていく必要があると。

 例えば、このたびの東海地方の豪雨、これは本当に、テレビ等でやっておりましたが、もう惨たんたる状況でございます。この被害が発生した場合、現行、各市民センターの広報車並びに──もう一つあったと思うんですが──そういう車で、避難の周知をされてるわけです。ところが、前後は聞こえますが横の方は聞こえないというもどかしさがございました。これは住民の方からもたくさん意見がありましたし、昨年の台風18号の折にもそういう苦情がございました。

 私はこれについて思うんですが、この避難命令勧告ですね、こういったものを出すために、既にある地域を限定して──一つの方法論ですが──サイレン等を活用したらどうかと。で、きのういただいた宇部サイレン吹鳴規程ですか、それにもサイレンを鳴らす規定がありますけれども、要するに、非常時のときはこういう広報車で伝達するよりも、ある音で伝達をした方が早いと思うんですね。そういうふうな活用も検討していただきたいというふうに思うんですけども、部長さん、いかがでしょうか。



◎総務部長(矢富敏肆君) お答えいたします。

 お尋ねの情報伝達についてのいろいろな方法でございますが、現在、市民への広報につきましては、各校区の広報車で行うとともに、防災行政無線の同報系で行っております。

 また、避難勧告の周知につきましては、消防車、警察署のパトカー、市広報車で行っておるところでございます。

 情報伝達の方法といたしまして、御指摘のサイレンの活用につきましては、今後、サイレン吹鳴規程等の見直しも視野に入れまして、研究してまいりたいと考えております。

 以上です。



◆13番(新城寛徳君) サイレンのそういう規程がありますが、しかしながら、そういったものを幾ら鳴らしたとしても、各地域住民が組織だって避難をしないと意味がありません。御苦労なことに、最後は、行政の方が1戸1戸臨戸訪問されて安否を気遣うというふうに丁寧にされるわけですが、しかしながら、災害が予知できた場合、一斉に避難させるということが求められるわけです。ですから、みずからの命はみずからで守るという自主防災意識、こういったものの高揚、これはぜひ高める必要がある。そのためにも、私は以前から申し上げておりますが、自主防災組織というものがやはり必要ではないかと。

 これは、例えで言いますが、全部で638単位自治会があります。これにそれぞれをつくって説明をするというのは大変な作業が要って、恐らく担当職員の方では無理かねることだというふうに思います。

 ですから、約1年たって、例えば、岐波あたりでこのたび防災訓練等をされております。去年の災害についての、まだ思いというは消えておりません。そういう温かい気持ちを持っているときに、私は小学校区ごとのそういう組織をつくってはどうかと、いうふうに提案するものです。

 で、手始めとしてモデル地域をつくってはどうか。当然、この防災組織をつくるに当たりましては、そのマニュアルというものが当然必要になりますし、ましてや、この地域の方々は高齢者もおれば幼年者もいる、また、体の不自由な方もいる、さまざまな方々を視野に入れて、そういった避難態勢、避難組織というか、そういったものをやはり構築をしていく必要があるのではないか。

 これは、昨年18号が来たときに、市の職員の方は本当に不眠不休で頑張っていらっしゃいました。その御苦労というのを、市民を巻き込んで、とにかくいち早く避難をさせるというふうな体制づくりがないと、要するに去年以上の災害が起こった場合、とてもではないんですけれども、市の職員だけでは対応できないという問題が発生するというふうに思います。ですから、そういう意味で、この自主防災組織のモデル地域をつくって、試行してみてはどうかというふうに提案するものですが、部長いかがでしょうか。



◎総務部長(矢富敏肆君) お答えいたします。

 自主防災組織の必要性についてでございますが、自主防災思想の普及啓発は、先ほども市長が壇上で答弁申し上げましたように、地域防災計画の中で重要課題の一つであると位置づけております。市民一人一人が、平常時より災害に対する備えを心がけるとともに、発災時には、まず自分の身の安全を守り、次に協力し合い、地域の防災活動を行うということが重要であります。

 今後も、さまざまな機会を利用いたしまして自主防災組織の重要性につきまして、普及啓発を行うと同時に、ただいま御提案もございましたモデル校区の指定も視野に入れながら、組織づくりや自主防災リーダーの育成につきまして、防災NPOとも連携しながら、推進してまいりたいと考えております。

 以上です。



◆13番(新城寛徳君) どうか、立ち上がりは大変だと思いますけども、市民の健康──健康は当然ですが──市民の命を守るという観点から、ぜひお取り組みいただきたいと要望しときます。

 次に移らせていただきます。広域行政の展開についてですが、下水道料金の格差、こういったものがあるわけで、御答弁によりますと、研究されてるということですけれども、引き続きこういったものについては執行部の方からこの状況について御説明いただいておりますので、引き続き御努力していただきたいというふうに要望しておきます。

 それと図書館の広域利用についてでありますが、これは、市長さんが壇上で答弁なさいましたが、実は、これは平成10年に広域行政一体化調査研究事業というワーキンググループの調査報告書をいただきました。この中で、極めて図書館というものが一つ上がっていました。その「終わり」という中で、広域利用をこの提言だけに終わらせないためには、文化、スポーツ施設、図書館業務に携わる事務担当者同士の話し合いが、ぜひとも必要である。施設の分野別に広域利用検討委員会を組織し、具体的な取り組みを協議していただきたい。特に、広域利用の利点が多い図書館については、早急な検討を重ねてお願いをしたいというふうな、そういう結びがあっております。

 これは、私、厚南に住んでおりますが、厚南の方々からも小野田の図書館を利用させてもらいたいという長年のそういう要望があります。壇上でも申し上げましたが、地域図書館をつくればいいわけですが、なかなか財政的に厳しいという事情もわかります。ですから、これは相互の中核都市を形成していくための、拠点活動としての意味合いを含むんじゃないかというように思います。これ私、小野田の方にお願いをいたしましたら、執行部を代表して市長さん、また議会を代表して議長さんが、それぞれに正式にこういう協議の場を持ちたいというふうな御要望があれば、いつでもそれに応じますという、そういった快諾をいただきました。

 それでお伺いするんですが、執行部を代表してそのような協議の場に応ずるというふうな小野田市の好意的な意向を取りつけておりますけれども、それに対しての思い、御決意を述べていただきたいと思います。



◎助役(縄田欽一君) 中核都市としてのリーダーシップをとる立場にある宇部といたしましては、広域行政を進めるという意味からも、そのような意向があれば積極的に協議の場を設けて、対応してまいりたいというふうに考えます。



◆13番(新城寛徳君) 教育長さんにも、よろしくお願いいたします。

 それで次は、福祉タクシーに移ります。これは検討していただけるということで、非常に積極的な御答弁いただきましてありがとうございました。

 これは、とにかく早く実施をしていただきたいというように思うんですが、遅くとも新年度の予算には間に合うような、相手──タクシー会社等もありますんで、その事前協議というのは大事だと思いますが、それをクリアしていただいて、とにかくできる限り早く、こういった広域利用について、結論を出していただきたいというふうに希望するものですが、部長いかがでしょうか。



◎健康福祉部長〔福祉事務所長〕(古林信義君) お答えいたします。

 小野田市等の近隣の市や町のタクシー会社のタクシー、これが宇部市の福祉タクシー券で利用できるようにすることにつきましては、早急に検討してまいりたいと考えております。



◆13番(新城寛徳君) こういったものができますと、今度は小野田市に住まれている方、阿知須町に住まれている方、こういった方々が、宇部市は医療機関が大変多いわけでありますので、その相互利用も可能になってくるのではないかと。こういったものも、第4次総合計画の中でも検討していっていただいてもいいんではないかというふうに御提案申し上げたいと思います。

 また、この福祉タクシーの事業というのは、全県下で各市町村が取り組んでいる事業であります。これは過去、県において全県下で利用できるようにすべきだということで、今から六、七年前になりますが、県の担当課長に要望いたしました。半ば、検討されていい方向に向かったんですけども、頓挫してしまったという経緯がございます。私どももこの件に対して、再度県域で──県内ですね──県内での広域利用について要望してまいる決意ではありますが、執行部の方からもこれ県内全域について、ひいては、拡張拡大利用してほしいという要望をしていただきたいというふうに思うんですが、いかがでしょうか。



◎健康福祉部長〔福祉事務所長〕(古林信義君) お答えいたします。

 福祉タクシーが県内どこでも利用できるというこのシステムにつきましては、障害者の利便を考えると、大変望ましいことであるというふうに考えてます。この福祉タクシーの事業の実施主体は、市町村というふうなことになってます。しかしながら、県内全域でこれを相互利用するということになりましたら、県内での、やはり調整が必要ということになろうかと思います。したがいまして、その調整について県に要望をしてまいりたいというように考えてます。

 以上でございます。



◆13番(新城寛徳君) ぜひ、行政の方からも、市の方からも、県の方に要望していただきたいと思います。

 次に、交通事業の方に移らせていただきます。市長さんの御答弁で、宇部市営旅客自動車運送事業審議会の設置を検討するという、初めて、こういった積極的な御答弁がございました。実は私、この宇部市旅客自動車運送事業審議会条例というものが、実は昭和48年7月3日にできていたということを、せんだってまで知りませんでした。これには、「市長の諮問に応じて」云々というふうに書かれております。いよいよ、これが生きる時代に──生きる時代は本当は来ちゃいけないんですが──こういうものを、本当に審議会を設置することになる、やむを得ない、そういう時代に来たんだなというふうに思いますが。

 そこでお尋ねをするんですが、この検討をされるということですけども、これは、やはり早めに立ち上げる必要があるんではないかというふうに思います。その大体の設置の時期とか人数とか、そういう、今考えていらっしゃる時点での内容について、お聞かせいただきたいと思うんです。



◎交通事業管理者(三戸宏文君) お答えいたします。

 市民の皆様から多数のアンケートをいただいておりますので、アンケート調査の取りまとめを早期に行い、11月下旬、審議会の開催を目指して準備してまいりたいと考えております。人数等については、この条例では15人ということになっております。

 以上でございます。



◆13番(新城寛徳君) 昨年9月議会に、私は仮称検討委員会というふうに申し上げましたが、これには当然民間の方とか、さまざまな業種の方にも参加をしていただくということで、このたび市民アンケートをしていただきました。さまざまな実現可能な提案もあったでしょうし、また、絵にかいたような、非常に実現しづらいようなものもあったかと思いますが、しかしながら、やはり、そういう二千数百名の方が御協力をいただいてるわけですから、本当に真摯に受けとめていただいて、この審議会等において、健全運営化に向けての施策を、どうか検討をしていただきたいというふうに要望しておきます。

 それと、この市民サービスなんですが、私ども公明党宇部市議団がこれは平成6年からずっと要望しておりましたが、低床バスが平成7年度に5台、8年度に5台、そしてワンステップバスが11年度1台で、この12年度4台導入されております。今後も、こういう市民の利便性を加味し、またなおかつ、バリアフリー化というものを視野に入れて、財政が非常に逼迫しておりますけれども、市民サービスの低下を絶対に招かないような、そういう御努力をお願いをしたいというふうに、これは要望しておきます。

 以上で、私のすべての質問を終わります。



○議長(野田隆志君) 以上で、新城寛徳君の質問は終わりました。

 この際、暫時休憩いたします。

 再開は振鈴をもってお知らせいたします。

      午後2時36分休憩      

      午後2時50分再開      



○議長(野田隆志君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。

 日程第2の議事を継続いたします。

 順位第17番松岡惣一君の登壇、発言を許します。松岡惣一君。

    〔23番 松岡 惣一 君 登壇〕



◆23番(松岡惣一君) 通告に従い、一般質問をさせていただきます。藤田市長の明快なる御答弁を期待いたします。

 質問の第1は中心市街地の活性化について。

 1、中央町三丁目地区にかかわる今後の対応策、2、街なか再生事業の概要と完成の目途の2点についてであります。

 申し上げるまでもなく、中央町三丁目の再開発の手法については、国の街なか再生土地区画整理事業を活用するものであります。去る平成8年度には、地方都市中心市街地問題研究会が国において発足され、建設省と全国17市をもって、中心市街地の都市基盤の整備の研究が開始されました。本市も、国から17市の一つに指名をされ、現在に立ち至っており、本市の中心市街地はそうしたことから考えますと、全国的なレベルの厳しさの真っただ中に置かれている状況であると言わざるを得ません。

 したがって、現在まで、地元の方々を初め商工会議所、あるいは御指導を賜っております山大工学部等々、関係者各位の御尽力もまた多大なものであったことは、決して想像にかたくないのであります。

 その一方で、これまでの中心市街地の活性化に向けての本市の施策のほとんどが、まことに残念なことではありますが、実を結ぶに至らなかったことを考えますと、今回の街なか再生事業の実施についても、市民の方々の中には賛成もあれば反対の意見もありましょう。また、関係者の中にも、あるいは総論賛成、各論反対など異なる意見があったとしても、それはそれぞれの立場からすれば当然のことでもあります。

 さは申せ、ここまで宇部市として活性化対策に力を入れる以上、これ以上、事業の後退は断じてあってはならないと考えるものであります。藤田市長の御決意のほどをあわせてお聞かせ願いたいと存じます。

質問の第2は、現在検討中の優良建築物等整備事業及び宇部市優良建築物等整備事業補助金交付要綱(案)について御説明をいただきたい。

 質問の第3は、交通安全対策の観点から、街路照明、歩道の段差・形状の改善に向けた取り組みについてであります。

 人も車も、また若い人も高齢者の方も、体の不自由な方や車いすの方々、健常者も含めて、すべての人々が安心して通行できる道路を確保することは、とりもなおさず、行政の責務でもあり、これから取り組まれていくべきバリアフリーの最前線にある問題として、取り上げていかなければならないと思うのであります。

 結果として、地域住民はもとより児童生徒の登下校時の安全性を高めることになり、特に下校時や塾通いの児童生徒たちの安全と無事故を図るためにも、街路灯や防犯灯などの夜間照明は不可欠であります。

 市の財政状況が厳しいことは、十分承知いたしておりますが、自治会の運営もまた、同様に厳しい状況であります。よって、まずは防犯灯設置助成金の限度額を引き上げるなどの措置を、ぜひとも、市長におかれては講ずる必要があると、私は考えております。

 また、通行にそごを来している段差や危険な形状のある歩道が、広範囲にわたっていることも周知のとおりであります。

 ところで、市道は798路線、実延長距離は542キロメートルを超え、点検補修などの管理業務は、膨大な時間と多大な経費を要することになります。したがって、道路の点検を計画的に確実に実施するためには、担当部課等において、道路点検へのパトロール計画を年間において立て、そして、その計画に基づいて点検を実施される必要があるのではないでしょうか。

 以上で、壇上からの質問を終わります。



○議長(野田隆志君) 藤田市長。

    〔市長 藤田 忠夫 君 登壇〕



◎市長(藤田忠夫君) 松岡議員の御質問にお答えをいたします。

 御質問の第1、中心市街地の活性化について。第1点の中央町三丁目地区にかかわる今後の対応策でありますが、中央町三丁目地区の整備につきましては、これまで、地元と商工会議所と市が協働で検討を重ねてまいりました結果、街なか再生型の土地区画整理事業により、道路、広場等の基盤整備を行い、建物につきましては、国の補助制度であります優良建築物等整備事業や、借上型市営住宅制度を有効に活用して、定住人口の回復を図るとともに、商業の集約・再編を行うこととなっております。

 このうち土地区画整理事業につきましては、現在、9月までの予定で現況測量を行っており、また都市計画決定を行うための縦覧を、9月1日から18日までの期間で行っておりますので、縦覧期間終了後、宇部市都市計画審議会へ図り、都市計画の種類と都市計画を定める土地の区域を決定することとしております。

 また、道路や広場の設計の概要、事業施行期間、資金計画などの事業計画や換地案を、今年度中に作成するとともに、土地区画整理事業の名称、施行地区に含まれる地域の名称、土地区画整理事業の範囲、事業所の所在地等を定めた施行規程を、土地区画整理法により、条例で定めることとなっておりますので、来年の3月議会へ上程する予定としております。

 また、地元では、建物の整備について1階を店舗、2階以上を住居とすることを基本に共同化、協調化が検討されており、今年度は換地案との整合を図りながら、より具体的に共同化の検討を進めるとともに、高さや色、デザインなどを統一することにより、街に一体感が出るような、協調化の取り組みも行っていくこととなっております。

 今後とも、行政と民間の役割を明確にしながら、地元と商工会議所と市が協働で取り組んでまいりたいと考えております。

 第2点の事業の概要と完成の目途でありますが、この三丁目地区は、道路の幅員の狭いところや不整形な敷地が多く、人口の減少や空き店舗が目立つ地域でありますので、道路は通り抜け路地や広場を配置し、電線類の地中化や、建物を道路境界より少し下げて、街路空間にゆとりを持たせ、建物は共同化が検討され、また協調化を図るなど、街に一体感が出るような構想で、検討が進んでおります。

 土地区画整理事業につきましては、面積約1.2ヘクタール、施行期間は今後の地元との調整にもよりますが、平成13年度から16年度の4年間で完了したいと考えております。

 また、概算事業費は工事費、補償費、調査設計費等で約20億円と試算しておりますので、国からの補助金の確保に努めるとともに、事業の完成に向けて最大限の努力をしてまいりたいと考えております。

 次に、御質問の第2、現在検討中の優良建築物等整備事業及び宇部市優良建築物等整備事業補助金交付要綱(案)についてでありますが、優良建築物等整備事業は、国が制度要綱で定めている補助制度でありまして、土地を合理的に利用しながら、民間等による建築活動を誘導することにより、良好な市街地環境の形成や、良質な市街地住宅の供給を目的としております。

 事業の種類は、優良再開発型、市街地住宅供給型及び耐震型の3種類があり、面積や空地条件、建物構造などで事業の要件が設定され、また市町村が施工者に対し補助することが要件となっております。

 補助対象は、調査設計計画費、土地整備費、共同施設整備費等となっており、補助率は国が3分の1、地方公共団体が3分の1で、一般的には、建築費用の10ないし20%相当になります。また、山口県にもこの補助制度がありますので、地方公共団体の3分の1は、県が6分の1、市が6分の1となります。

 宇部市優良建築物等整備事業補助金交付要綱(案)は、本市の中心市街地活性化基本計画においても、優良建築物等整備事業を、制度を活用して取り組む事業として位置づけており、国の補助制度を有効に活用するため、定めようとするものであります。

 現在、中央町三丁目地区において、この補助制度を活用して、建築物の整備が検討されておりますので、市といたしましても、積極的に民間による建築活動の誘導を図るため、来年度から施行してまいりたいと考えております。

 御質問の第3、通学路の防犯対策について。第1点、街路照明でありますが、通学路における街路照明の設置につきましては、児童生徒の安全確保の面から、重要であると考えております。つきましては、さきに、各学校からの設置希望の箇所について調査し、特に緊急度の高いところについて再調査を行い、地域や関係機関に働きかけているところであります。

 市道の道路照明の設置につきましては、公安委員会と協議しながら、緊急性の高い信号機の設置された交差点、横断歩道、長大な橋梁及び夜間の交通上、特に危険な場所に重点的に設置しているところであります。

 また、自治会が必要と判断し設置される防犯灯につきましては、宇部市防犯灯設置助成金交付要綱に基づき助成しているところであります。

 しかしながら、最近では柱から設置する新規の防犯灯や高額の水銀灯を設置される自治会がふえ、自治会の設置費等の負担も増加してきております。

 御指摘のありました宇部市防犯灯設置助成金交付要綱の改正につきましては、最高限度額等の見直しを含めて検討してまいりたいと考えております。

 次に、第2点の歩道の段差、形状の改善でありますが、通学路を含めた市道の歩道整備につきましては、樹木が年数の経過とともに大きく成長し、中には、植樹帯のブロック及び舗装の破損等で、歩行者に支障を来している箇所等について、改修の計画を立て、緊急性の高いところから、交通安全対策としての整備を年次的に実施しているところであります。

 現在、特に歩道の段差及び形状の変化の著しい市道錦橋通り線及び市道小串通り鍋倉町線、通称産業通りの歩道補修を実施しているところであります。

 今後とも、危険箇所の点検改修につきましては、パトロール計画を立て、支障箇所の早期発見に努めるとともに、改修計画に反映させてまいりたいと考えております。

 また、道路における自転車の通行区分につきましては、歩道と車道の区別のある道路においては、車道を通行することとなっておりますが、公安委員会の指定により、自転車が通行できる道路標識等のある歩道は、市内全体で10万9,038メートルであります。その内訳は、片側区間が16区間、延長距離1万5,800メートル、両側区間が79区間、延長距離9万3,238メートルとなっており、歩行者の通行状況や歩道幅員を勘案し、公安委員会が決定しているところであります。

 今後とも、本市で実施しています各小中学校の交通教室などで、自転車の通行区分を初め、正しい乗り方指導や交通安全に対する意識の浸透を、幅広く図ってまいりたいと考えております。

 以上で、壇上の答弁を終わります。



◆23番(松岡惣一君) 御丁寧な御答弁いただきまして、ありがとうございました。順を追って確認をさせていただきたいと思います。

 まず、街なか再生事業、今回は中央町三丁目ですが、区画整理事業の形態をとった手法になります。当然、これは特別な、いわゆる街なか再生型ということでありますから、いろいろ区画整理事業を実施するに当たっての細かな取り決めは、今、宇部市でも実施中の小串の区画整理事業とは、若干その内容等に違いはあるかと思いますが、基本的には、私はその手法そのものは、区画整理事業という観点から見れば、これは余り違いはないのではないか。

 したがいまして、ここで確認をさせていただきたいんですが、小串の区画整理事業とこの街なか再生──中央町三丁目のこの事業との違うところ、簡単で結構ですが、お示しをいただきたいと思います。



◎都市開発部長(兼安誠一郎君) 街なか再生型の土地区画整理事業と、小串の区画整理事業とはどう違うのかという御質問でございます。

 街なか再生型の土地区画整理事業につきましては、平成10年度に施行されました中心市街地活性化法を受けました新規施策でございまして、これまでの土地区画整理事業と比較をしますと面積の要件でございますが、これの緩和や補助対象の拡充等がなされております。面積の要件としましては、0.5ヘクタール以上で事業の施行が可能となっております。また、区域の取り方についても、条件が緩和をされておりますので、従来の土地区画整理事業に比べまして、早期の事業も可能かと考えております。

 また、補助対象につきましては、都市機能の再生に資する建築物や、公益施設の予定地上にあります既存施設の移転補償費が加えられておりまして、さらに、にぎわい、交流に資する広場とか、駐車場の整備に対する補助等が創設をされております。

 いずれにしましても、中心市街地の基盤整備をするに当たりましては、制度としては、取り組みやすく、いろいろと条件が緩和をされてきますが、手法としましては、基本的には、先ほど議員さんの言われましたとおり、これまでの土地区画整理事業をもって進めるものでございます。

 以上でございます。



◆23番(松岡惣一君) この事業推進に当たって、関係地元の方々、あるいは会議所、また山大工学部の諸先生方の御指導も仰いで、現在まで来ておるところでありましょうが、本当にこうした、宇部市の中心市街地の活性化という部分をとらえれば、これはまさに、もしこの事業を、市長さんも数年前から、中央とのいろんな接触の中で御苦労されてきたことも、執行部の方々から、私も漏れ伺っておりますだけに、いろいろ賛成もあれば反対もあるかもしれませんけども、一たんやると決めた以上、どこまでも、市長さんの政治力を発揮していただく中で、推進をしていただきたいなと、このように私は思うわけであります。

 そこで、市長さんに最後の確認をさせていただきたいんですが、この調査費も国からつけていただきましたと、こういうことで、昨日来、活性化、いろんな厳しい御指摘もあったようでありますが、それはそれとして、私は街なか再生のこの事業にかかる経費として約20億円を試算されておる。この20億円という数字が多いか少ないか、どうだという論議は置いておきまして、国が調査費をつけてくれたわけでありますから、この指定を受ける、許可を受けることについては間違いないのではないかという、市の皆さんの観測のようでありますが。

 市長さん、これ、決まる前に大丈夫でしょうかというお尋ねをすることは、これは、まことに厳しい質問になりますから御答弁も難しいとは思うんですが。はてさて、万に一つ、当初の見込みが違うようなことになった場合に、総事業費約20億円を試算しておるということが、もしふえるようなことがあった場合。また、万に一つ、国もまた借金地獄の中でうごめいていますから、大変厳しい状況にあるわけで、例えば、2分の1補助が3分の1に下がったりということも、絶対にないとも言い切れない状況でありますが。そういう諸般の状況を踏まえた上で、なおかつ市長さんとしての御決意を、私はこの項については、確認をさせていただきたいと思いますが、いかがでございましょう。



◎市長(藤田忠夫君) この事業は、先ほど、議員さんのお話にもありましたように、全国で17市の市が参加した研究会で提案して進めてまいりまして、したがって、この街なか再生区画整理事業という制度そのものが、宇部のこういうところで実施する──どういいますか、一番やりやすいといいますか、そういうような制度としてできておるわけであります。

 したがって、全国的なモデル事業的な位置づけで進んでおるということでありますので、そういう意味もあって調査費も測量費も、もう既についておるということでありますので、これから都市計画決定の手続を進めていけば、予算の確保はできるものというふうに思っておるわけであります。

 私としても、今こういう、大体、全国いろんなところで中心市街地の再開発といいますか、やっておりますが、大抵、工場跡地とか何とか、そういう非常に何もない広い区画があって、そこを大体やっておるというのが、今までのほかのとこの実例であります。宇部のような、こんなにたくさん、まだ現実に家があるようなところの中心市街地に手をつけておるというのは、余り例がないんじゃないかというようなケースでありますので、私としても、ぜひ──これから日本じゅうでこんな都市は大変多いと思いますんで──私としても、ぜひこれを実現したいと思っておりますし、面積的には大変狭い、1.2ヘクタールで狭うございますけど、必要性のあるところと言えばもっと広い宇部の中心市街地全体に及ぶかと思います。

 したがって、この1.2ヘクタールが完成して、周囲の皆さんもこういうふうになるのかというのを、現実のものを目で見ていただければ、もっと中心市街地の皆さんも、じゃあ、自分のところをどうしようかといういろんなアイデアも出てきて、いろんな取り組みもできるんじゃないかと思います。そういう意味で、ぜひ私としては、これを実現したいと思いますし、国の補助もぜひ獲得したいというふうに思っているところであります。

 以上であります。



◆23番(松岡惣一君) 市長を初め関係都市開発部の皆さんも本当に御苦労も多いかと思いますが、どうかひとつ、図らずも二井知事の選挙のときのキャッチフレーズが「前へ」ということでありましただけに、後ろに下がらずに、前へ前へ進んでいただければということを期待をしておきたいと思います。

 次に、通学路の関連で確認をさせていただきます。先ほど、市長の壇上での御答弁にありましたように、防犯灯の助成の交付要綱を見直しをすると、こういうありがたい御答弁をいただきました。私もささやかですが自治会長を何年かの経験もいたしましたし、その後も、いろいろな地域でいろいろな方から、街路照明の相談というのは幾つも受けてまいりました。現在もその真っただ中にあります。

 そうした意味で、私は少子化対策という話が、いつの議会でも論議されますが、子供たちの日常の暮らしが安心できるもの、安全であるべきが、これは行政としての一番先に考えるべき事項ではないだろうかというのが、私の思いであります。そうした意味で先ほどの市長の御答弁は、要綱改正、見直しということをおっしゃっておりますから、そういう意味で私は評価させていただきたい、このように考えております。

 また次に、道路の状況──皆さんも全部おかしいわけですけれども、特に歩道と車道の区別のないところ、狭い道路でやむを得ない部分もありますが、歩道があっても、やはりその歩道自体が通行するには、非常に厳しい状況にあるところも、既に、担当部課長さんも認識されているところであります。

 で、私がこの質問を通告いたしまして、ヒアリングのときに、私が御提案申し上げたのが、やはり仕事というものは──私はずぼらな人間ですから、自分一人が決めてもなかなか予定どおりに体を動かすことが難しいという、そういうずぼらな人間です。で、役所の仕事は、毎日毎日積み重ねの連続ですから、それだけに、新しい仕事が出てくると、これまでのことはほっておいて、次へかかるというようなこともやむを得ない場合があります。それだけに、やはり、きちんとした点検のためのパトロールの計画を立てて、そのパトロールの計画にのっとって、動きをつくっていくということも必要ではありませんかという提言を、私はヒアリングで申し上げたわけであります。

 先ほど、市長の御答弁で、そうしたパトロール点検のための計画もつくる中で、動きを出していきたいという意味の御答弁をいただきました。行政のプロである職員の皆さんに、私ごときが提言したことをそうした形で市長に取り上げていただきましたこと、この席からお礼を申し上げておきます。今後の点検がうまくスムーズに、また、そうした危ない箇所についての改修が進みますように期待をしておきます。

 終わりになりますが、最後に一言、議長さんのお許しをいただきまして、西村教育長さんにお礼を申し上げます。8年の長きにわたって、これまで教育行政に御尽力いただき、また、私ども議員にこうしていろいろな形で御指導を賜りましたこと、心から御礼を申し上げます。本当にありがとうございました。どうぞ、今後とも御指導いただきますように、御健勝であられますように御祈念申し上げたいと存じます。

 以上で質問を終わります。ありがとうございました。



○議長(野田隆志君) 以上で、松岡惣一君の質問は終わりました。

 これにて、一般質問を終結いたします。

 以上で、本日の日程は全部終了いたしました。



○議長(野田隆志君) 本日は、これにて散会いたします。

      午後3時20分散会      

 地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。



  平成12年9月13日



宇部市議会議長  野 田 隆 志



宇部市議会副議長 岩 内 道 生



宇部市議会議員  青 木 晴 子



宇部市議会議員  田 中 敏 弘