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山口県 宇部市

平成 12年 6月定例会(第2回) 06月08日−05号




平成 12年 6月定例会(第2回) − 06月08日−05号









平成 12年 6月定例会(第2回)


平成12年 6月(第2回)宇部市議会定例会会議録 第5号
議 事 日 程 (第5号)
平成12年6月8日(木曜日)
      午前10時開議      
第1 会議録署名議員の指名
第2議案第60号から第70号まで及び報告第1号から第3号までについて(質疑)
議案第60号 平成12年度宇部市一般会計補正予算(第1回)
議案第61号 平成12年度宇部市下水道事業特別会計補正予算(第1回)
議案第62号 宇部市代替バス運行事業に関する条例中一部改正の件
議案第63号 宇部市非常勤職員の報酬及び費用弁償条例中一部改正の件
議案第64号 宇部市地方卸売市場業務条例中一部改正の件
議案第65号 宇部市営旅客自動車運送条例中一部改正の件
議案第66号 宇部市営住宅条例中一部改正の件
議案第67号 工事請負契約締結の件(宇部市ごみ処理施設建設工事)
議案第68号 工事請負契約締結の件(厚南学校給食共同調理場建築(建築主体)工事)
議案第69号 物品購入の件(厚南学校給食共同調理場における厨房器具)
議案第70号 市営土地改良事業の変更の件(広瀬地区)
報告第1号 専決処分を報告し、承認を求める件(平成11年度宇部市一般会計補正予算(第9回))
報告第2号 専決処分を報告し、承認を求める件(宇部市税賦課徴収条例の一部を改正する条例(平成12年条例第29号))
報告第3号 専決処分を報告し、承認を求める件(宇部市都市計画税賦課徴収条例の一部を改正する条例(平成12年条例第30号))
本日の会議に付した事件・日程の全部
出席議員(31名)
      1番  真 鍋 恭 子 君       2番  岡 本 公 一 君
      3番  村 上 恵 子 君       4番  射 場 博 義 君
      5番  岡 村 精 二 君       7番  青 木 晴 子 君
      8番  志 賀 光 法 君       9番  兼 広 三 朗 君
     10番  植 松 洋 進 君      11番  有 川 眞理子 君
     12番  大 野 京 子 君      13番  新 城 寛 徳 君
     14番  佐 原 紀美子 君      15番  川 上 和 恒 君
     16番  林     勉 君      17番  小 川 裕 己 君
     18番  三 戸   充 君      19番  広 重 市 郎 君
     20番  杉 山 孝 治 君      21番  荒 川 憲 幸 君
     22番  飯 田 幸 正 君      23番  松 岡 惣 一 君
     24番  岩 村   実 君      25番  田 中 敏 弘 君
     26番  岩 内 道 生 君      27番  安 平 幹 郎 君
     28番  野 田 隆 志 君      29番  田 中 治 栄 君
     30番  河 村 泰 輔 君      31番  山 下 勝 由 君
     32番  桜 田 高 祥 君
欠席議員(1名)
      6番  柴 田 敏 彰 君      
説明のため出席した者
市長      藤 田 忠 夫 君 助役      縄 田 欽 一 君
収入役     花 井 正 明 君 教育長     西 村 太 一 君
水道事業管理者 中 野 文 男 君 交通事業管理者 伊 藤 洋 文 君
ガス事業管理者 三奈木   香 君 総務部長    矢 富 敏 肆 君
財務部長    植 杉 謙 二 君 市民環境部長  上 田   進 君
健康福祉部長  古 谷 國 光 君 健康福祉部長(福祉事務所長) 古 林 信 義 君
経済部長    山 根 政 晴 君 土木建築部長  山 本 正 廣 君
都市開発部長  兼 安 誠一郎 君 下水道部長   下 道 英 雄 君
消防長     神 田 義 正 君
事務局職員出席者
局長      藤 岡 裕 義 君 次長      吉 本 栄 三 君
議事課長    伊 藤   勇 君 庶務課長    山 根 正 弘 君
庶務課長補佐  井 上 昌 子 君 議事課長補佐  小 田 周 志 君
調査係長    山 田 敏 之 君


      午前10時1分開議      



○議長(野田隆志君) これより、本日の会議を開きます。

    〔諸般の報告〕



○議長(野田隆志君) この際、事務局から諸般の報告をいたさせます。



◎事務局次長(吉本栄三君) 報告いたします。

 本日の出席議員数は、ただいま30名であります。

 なお、柴田議員は欠席の旨届け出がありました。

 次に、請願の受理について申し上げます。

 6月6日付をもちまして、荒川議員外4名の紹介による「国立大学の独立行政法人化を行わず、山口大学を地域に根ざした高等教育・研究機関として発展させることを求める請願」を受理いたしました。

 以上で報告を終わります。



○議長(野田隆志君) 以上で、諸般の報告は終わりました。



△日程第1会議録署名議員の指名



○議長(野田隆志君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。

 会議録署名議員は、会議規則第80条の規定により、議長において岡本公一君、山下勝由君を指名いたします。



△日程第2議案第60号から第70号まで及び報告第1号から第3号までについて(質疑)



○議長(野田隆志君) 次に、日程第2、議案第60号から第70号まで及び報告第1号から第3号までの14件を一括議題といたします。

 これより、質疑に入ります。

 質疑の通告がありましたので、発言を許します。

 荒川憲幸の登壇、発言を許します。荒川憲幸君。

    〔21番 荒川 憲幸 君 登壇〕



◆21番(荒川憲幸君) おはようございます。それでは、通告に従い質疑を行います。

 議案第67号工事請負契約締結の件(宇部市ごみ処理施設建設工事)についてお尋ねいたします。

 質問の第1は、業者決定及び入札の経緯について。

 質問の第2は、これまでも何度かガス化溶融炉の危険性や問題点について議会で指摘してまいりましたが、安全性の確認状況についてお聞きいたします。

 以上で、壇上での質問を終わります。



○議長(野田隆志君) 藤田市長。

    〔市長 藤田 忠夫 君 登壇〕



◎市長(藤田忠夫君) ただいま議題となりました議案に対する質疑につきましては、慣例に従いまして助役外関係説明員から答弁をいたさせますので、よろしくお願いいたします。



○議長(野田隆志君) 縄田助役。

    〔助役 縄田 欽一 君 登壇〕



◎助役(縄田欽一君) それでは、議案第67号工事請負締結の件(宇部市ごみ処理施設建設工事)のお尋ねに対してお答えをいたします。

 第1点目の業者決定及び入札の経緯についてでございますが、まず、業者決定についてでありますが、今回のごみ処理施設建設に当たり、国へ提出する一般廃棄物処理施設整備計画書の作成に際し、ごみ処理方式や事業費等を決定する必要があるため、学識経験者で構成する宇部市じんかい処理対策研究委員会において、施工実績や技術的評価等に基づき検討していただき、これを受けて庁内で組織する宇部市一般廃棄物処理施設建設委員会において、ストーカープラス灰溶融方式を5社、ガス化溶融方式を3社、直接溶融方式を2社、計10社のプラントメーカーを選定し、見積設計図書の作成依頼を行いました。

 ごみ処理方式につきましては、宇部市じんかい処理対策研究委員会において、業者から提出された見積設計図書の精査比較やメーカーヒアリングの実施等を通じて、技術的評価等、専門的な検討を行っていただき、ごみ処理方式を新しい技術であるガス化溶融方式とすることが適切であるとの答申をいただきました。

 この答申を踏まえ、ごみ処理方式をガス化溶融方式と決定したものでありますが、プラントメーカーの選定に当たりましては、宇部市一般廃棄物処理施設建設委員会や宇部市建設工事等請負業者指名審査委員会において、ガス化溶融方式における見積もり依頼やヒアリングの実施状況等、総合的な検討を行い、特に、最新の技術を導入することから、受注や竣工の実績を重視して3社を選定したものであります。

 なお、発注の方法につきましては、今回の工事が大規模かつ技術的難度が高いこと、設計施工一体の工事であること、さらに、地元企業の育成・活性化も図る必要があること等の観点から、プラントメーカー、大手ゼネコン、地元の土木及び建築業者の計4社構成の共同企業体による発注としたところであります。

 次に、入札の経緯についてでありますが、予備指名により三つの共同企業体が結成されましたので、この3共同企業体による指名競争入札を5月18日執行し、予定価格内で最低の金額で応札した荏原・大成・相馬・大栄共同企業体を落札としたものであります。

 次に、第2点目の安全性の確認状況についてでありますが、今回のごみ処理施設建設に当たりましては、処理方式の決定が最大の課題となっておりましたが、宇部市じんかい処理対策研究委員会において、業者から提出された見積設計図書の精査比較や、メーカーヒアリングの実施等を通じて、技術的評価等専門的な検討を行っていただいた結果、答申内容は、ガス化溶融方式については新たに開発された技術であるため、設置実績に若干劣る面はあるが、工学技術的には信頼できるものであり、ランニングコストを含めた経済性にすぐれ、ダイオキシン類等の環境汚染負荷も少なく、また、エネルギー収支性能も高いものとなっている。

 以上の結果、総合的には、他の方式に比べ、より適切な方法と考えられるとの答申をいただきました。

 ガス化溶融方式の安全性については、技術評価等専門的な検討を通じて十分確認されたものと考えております。

 以上でございます。



◆21番(荒川憲幸君) それでは、何点か再質問させていただきます。

 まず、荏原製作所のガス化溶融炉の受注実績と、もし実稼働の、稼働しているものがあればその実績を教えていただけますか。



◎市民環境部長(上田進君) お答えいたします。

 稼働実績につきましては、青森県が、これは産業廃棄物の処理施設でございますが、平成12年3月から竣工実働しております。また、受注実績につきましては、山形県の酒田市、埼玉県の川口市であります。

 以上であります。



◆21番(荒川憲幸君) 今、実稼働のものは、産廃で青森に1カ所だけということで、これでは実績があるとは到底言えないものだと思うんですね。

 先ほどの答弁にありましたが、受注実績等を考慮してということでありましたけれども、実際にほとんど新しい技術でもありますから、実績はないんです。こういう未知の部分といいますか──を積極的に取り入れられる。それなりの根拠がないと、やはりこれは将来本当に大きな問題を残すことになるんではないかということを、これまでも議会の中で主張してきました。

 以前、PFIでっていう議論が昨年、年末にかけてやられてきたときは、非常に特殊な設備で、専門メーカーが運転しないと危険だというようなこともいろいろ議論をされていたと思うんです。その点が、今度どういうふうになったのか。どこがどう変わったのか。今度は直営でということでありますが、そのあたり。

 ドイツのシーメンスでは、ガス漏れ事故が起こって、それ以降、この溶融方式ていうのはやめてるという話も聞きました。こうした点で、安全性について、本当に十分な審議がされたのかどうか、この点についてお伺いしたいと思います。



◎市民環境部長(上田進君) お答えいたします。

 まず、委託、PFIでというとき委託ということで、新しい技術であるので非常に難しいであろうと。ガス化溶融方式は新しい技術であるので運転もかなり難しいと。直営は困難でないかと、当初推察しておりました。しかし、学者先生方とメーカーヒアリング等の中で、確かにかなり難しい面はあるが、十分直営でも対応できるものという感触を持ちましたので、直営方式としたものであります。安全面においては、十分配慮して対応をとりたいと考えております。

 したがいまして、職員への安全性あるいは機具の安全性につきましては、建設中においては研修等を通じ、職員への技術移転を的確に行うのはもちろんのことでありますが、本格稼働においても、安全にまた安定的に運転できるように、引き続き技術支援を受けられるようには検討してまいりたいと考えております。



◆21番(荒川憲幸君) 気持ちとしてはわかるんですけども、その具体的なその安全性の確認がされたというところが伝わってこないわけです。ガス化溶融炉については、いろんな学者の方、反対の立場をとっておられる学者の方もおられます。やはり危険性が非常に高いということで、ごみを焼却させるだけの設備としてはいかがなものかという議論もあります。運転温度そのものが非常に高い温度でされるわけですね。千数百度、炉材自身も何をどういった材料を使うかっていう材料の選定についても非常に神経を使うものでもありますし、高級材質のものを使わないともたないというようなこともあるわけですよね。

 本来、そもそもごみを焼却する、焼却だけに一本に頼っていくっていうやり方そのものに私反対なんですが、やはりこう反対の意見を持っておられる学者先生の方の検証というか、そういう意見に対しての検証、そういったことがどういうふうにされたのか。されていればお答え願います。



◎市民環境部長(上田進君) 安全面等に関して疑問視する学説もあるとは聞いておりますが、本市においては、6人の学識経験者で構成する宇部市じんかい処理対策研究委員会において、メーカーから提出された見積設計図書の精査、比較、ヒアリングの実施等を通じて総合的に判断し、ガス化溶融方式がストーカープラス廃溶融方式や直接溶融方式に比べ、より適切な方式であると考えるとの答申をいただいたものでありまして、この答申は十分尊重されるものであると考えております。



◆21番(荒川憲幸君) 先ほど、実稼働のものは青森県にあるということですが、これは産廃という話でしたが、言われるようにガス化溶融炉では、高温でやられるために何でも処理できると。金属でも、極端に言えば投入して処理することもできるということで、今の宇部市のごみ焼却の方法が、今よりも広くなるといいますか、例えば、分別なんかやってますけど、この分別も必要なくなってくるとか、ごみの減量化そのものに対して逆行するというような不安もこれ指摘をされています。そういった点について、宇部市の基本的なスタンスをお聞かせ願えますか。



◎市民環境部長(上田進君) このたびのガス化溶融炉は、現在持っております焼却炉が処理能力が320トンございます。このたび新しくつくるのが198トンでございます。これを稼働させるには、非常に減量化が必要になってまいります。だから、思い切った減量化に取り組んでまいりたいとは考えております。

 以上であります。



◆21番(荒川憲幸君) 新しい技術です。確立されたものありません。宇部市が実験プラントとして利用されないように、確実にやっていただきたいというふうに考えてます。

 千数百度で運転する。もしもガス漏れが起こったときには、本当に大きな事故、人災も含めて起こってくる可能性がありますので、その技術的な面について、業者が決まったからということで安心せずに、今後は、その建設が終わるまで、いろんな技術の収集とか、メーカーとのいろんな交流も深めていただいて、本当に安全性を追求したものにしていただくということをまずお約束していただきたい。

 それから、今度は、メーカーの荏原製作所そのものについての問題なんですが、今、皆さんも御存じだと思うんですけど、神奈川県の藤沢市では、荏原製作所からの排水が基準の8,100倍という高濃度のダイオキシンで汚染されたということが報道されてます。調査の結果、7年以上もこれが放置されてきたと。垂れ流し状態であったということが明らかになってます。これは、基本的には、配管の接続ミスということで報告をされていますが、この配管の接続ミス以外にも、27カ所もの配管のミス等が見つかったと。ちょっと常識では考えられないようなことなんですが、そういうことがあったそうであります。また、工場内の焼却炉のばいじんから、1グラム当たりに25万ピコグラム、とんでもない数字なんですが、こういったダイオキシンが検出されてます。

 それから、雨水升、本来、雨水の流れる水路の升ですね。ダイオキシンがあってはならないわけですが、この雨水升から30万ピコグラムのダイオキシンが検出されてます。荏原の試算では、この7年間で排水に約3グラム、大気に約1.4グラム。

 昨日の一般質問でも申し上げましたが、ドイツでは年間の、ドイツ全国、全域で発生されるダイオキシンの量が4グラム程度だということなんですね。この荏原製作所の1工場からドイツの1年間排出する量と同じ、いやそれ以上のダイオキシンが垂れ流しにされてたと、非常に大きな問題だと思うわけです。そして、2年前には、この3月に発見されたわけですけれども、2年前には、この下流域で生物に対してダイオキシンの異常な汚染が発見されてます。このことも指摘されているわけですが、その後、何の調査もされてなかった、荏原製作所でですね。ということも本当に企業として社会的に大きな責任、重大な問題ではないかと思うわけです。

 こうした焼却炉の専門メーカーなら、やはりその排水の水質の管理、これは当然やるべきだというふうに思うわけですね。私も、以前こういった仕事にかかわってた経験もあっていうことなんですが、通常、工場を設置したら、どれぐらいの排水が出てきて、どの程度の排水の処理をしないといけないのか。これは、設計で出てくるわけですね。でも、配管間違いで、その排水が流れてこなかった。直接川に流してたということになると、排水そのものの、排水処理そのものの計画が成り立たなくなってくる。実際に、この工場を増設したりするときに、その排水処理設備を大きくしたり、増設したりしてるわけですね。

 ところが、排水が流れてこなければ、おかしいなと思うのが当然だと思うんですね。排水処理設備そのものが全く運転しなくてもいい程度の排水しか流れてこない。新しいところが配管ミスで川にどんどん流されていったら、その排水処理設備動かないわけですよね。こういったところに、全く疑問も持たずに7年間も運転してきた。こういったメーカーに、本当にこう大事な100億円以上かけてつくる焼却炉を任せていいのかなということで非常に大きな疑問を持つわけです。

 この荏原製作所に対しては、メーカーとしての良心がないのではないか。いや、それ以上に本当に優秀な企業としては言えないのではないかと思うわけですね。以前、荏原製作所のつくった流動床ボイラー、今回のと違うんですが、流動床の焼却施設が全国5カ所で爆発事故等を起こして、その人災、死傷者も出したという記事が出てました。これもやはり見逃せないと思うんですね。神奈川県や藤沢市では、一応、5月の31日ですか。下流域の生態系等については、一応の安全宣言出されました。海水浴とか、魚はとっても食べないでくださいというのがあったそうですが、一応の安全宣言は出されたそうですが、同時に、やはり指名停止っていう処分を1カ月ですが、そういう措置もとられています。本当にこういったメーカーに焼却炉を任せていいのかどうか。この点についてお伺いしたいと思います。



◎助役(縄田欽一君) 御指摘の点につきましては、先ほど説明がございましたように、神奈川県藤沢市のいわゆる引地川のダイオキシン汚染事件ということで随分新聞、地元の新聞にも出ておりますが、これは平成4年に設置した自社用の廃棄物焼却施設が直接の原因であって、本市が導入しようとしている新技術のガス化溶融実証炉に起因するものではないということを聞いております。

 それから、荏原製作所には、一連の問題に関しまして、地元に対しての社会的な道義的な責任があるということは当然でございますけれども、行政指導も受けながら適切に対応しておりまして、今回は、法的責任を問われないということ、それから、先ほどありましたように、安全宣言も出されたというふうに聞いております。

 したがいまして、本市の工事に当たっては、落札後、再度、一般処理施設の建設委員会において、安全性の確認について協議を行っていただきまして、十分に対応が可能であるということを答申をいただきましたので、これを受けまして、今後このようなことが絶対に起こらないよう施行管理等において十分な対応をとっていって適切な建設をしていただきたいというふうに考えておるところでございます。

 それから、今、指名停止の問題がございましたけれども、これは先ほど、今申し上げましたように、いわゆる地元の住民に対して大変迷惑をかけたということの一定なけじめが必要という立場から処分をされたものと聞いております。

 国においては、先ほどから申しますように、法的な責任はないものという立場から処分はございませんし、神奈川における、藤沢市に、これは神奈川県と藤沢市に限られておる指名停止でございまして、全国的には、もちろん山口県においても指名停止の処分はいたしておりません。本市においても、指名停止の処置要件というものには該当しないというふうに考えております。

 なお、荏原製作所には、もちろん社会的、道義的な責任はあるということは思いますけれども、契約の相手方となることについては種々検討いたしましたが、特に問題はないということを判断をいたしましたので、本議会に提案をいたしたものでございます。



◆21番(荒川憲幸君) 釈明になってないような気がするんですね。配管接続ミスがあったということで、そのダイオキシンの垂れ流しが起こったわけですね。しかも、調査によって27カ所別にまたその工事上の不手際、ミスが見つかってるわけです。28カ所のミスをやられていて、7年間も気がついてない。ちょっと異常だと思うんですね、企業として。一つの新しいプラントをつくって、その排水を流せば、当然今までの排水処理量と変わってくるはずなんですね。ところが、配管ミスで、そこのその排水が流れてこなければおかしいって思うのが普通だと思うんですよ。当然、その時点で調査されるべきだったと思うんですね。それ7年間も全くそれを放置してきた。そういう会社に技術的なノウハウが本当にあるのかっていう疑問を持つわけですね。その点について全く疑問の余地はないというふうに考えておられるのか。

 それから、宇部市が入札を行ったのが5月の18日ということでした。この事件が発覚したのが3月ですね、ことしの。安全宣言が出されたのが5月の31日です。その間、工場の立入検査等、いろいろやられてます。その立入検査をやられてる間に、先ほど申し上げましたような大量のダイオキシンがいろんなとこから出てきた、配管ミスも見つかった。こういう事件の一番調査中の一番大事な時期に、何の結論も出てない。どこもまだ釈明、結論づけてないときに入札を行ってるわけですよ、宇部市は。こういう点について、このメーカーに対して最初から何の問題もないというふうに判断を下してた。結果を待たずにそういうことがやられてよかったのかないうふうに思うわけですね。事態を見守るということを、やっぱりする必要があったんじゃないですか。本当にこのメーカーの信頼性、メーカーに対する信頼性を見きわめる必要があったんじゃないか。それが、宇部市民に対する責任じゃないかと思うんですね。その点については、本当に、今と同じ答弁になっては困るんですが、重ねてお願いしたいと思いますが、お答えをお願いします。

 それから、今言われた分の根拠をですね。もう少し詳しくお願いしたい。

 それから、荏原自身が何と言ってるのか。この点についてもお願いします。



◎助役(縄田欽一君) この問題につきましては、入札が決定をいたしまして、いわゆる厚生省なり、そういうところは検討をしておるということは聞いておりますけれども、その時点で法的にその問題があるとか、そういうものが出たら、即中止をしなきゃいかぬわけですけれども、そういうこともなかったということもありますし、この間、我々では技術的にこれが問題があるかどうかというのはわかりませんので、専門のいわゆる入札後も一般の処理委員会にも諮って、こういうことが起こってるけれども、問題はないかということを再度、入札後、普通ですとすぐ仮契約をするわけですけど、それを保留にして、委員会を開いてもらって、改めてこの機械に問題はないという結論をいただきましたので、これを実行して、そのまま議会に諮るということの作業を進めたわけでございます。



◆21番(荒川憲幸君) 結論を待つ必要はなかったということですか。で、荏原自身は何と言ってますか。



◎助役(縄田欽一君) 荏原自身は、道義的な責任はあるということで、十分に責任を感じておるということで、藤沢市あるいは神奈川県の、いわゆる指名停止は重く受けとめてやりたいということで、この新しいガス化溶融実証炉については、問題はないというふうに考えておるということでございました。



◆21番(荒川憲幸君) ガス化溶融炉が安全かどうかっていう議論じゃないですね、今。安全管理上どうかっていう話なんですね。その環境機器を生産する工場ですよね。そこが、その安全管理、その環境に対する管理ができてなかったということが証明されたわけですよ。そういうところに任せていいのですかっていう質問をしてるんですね。ガス化溶融炉が大丈夫だっていうことを聞きたいわけじゃないんですね。本当に安全管理上、環境を守るという立場で任せていいのかということをお聞きしてます。



◎助役(縄田欽一君) これはまだ実証という経験も少ないというのは、どこのメーカーも一緒でございますけども、この点については、十分に施行管理において機械に問題はないということでございますので、このようなことが起こらないように対応していくということが大切ではないかというふうに思っております。



◆21番(荒川憲幸君) 何度も言いますが、荏原製作所が環境産業のメーカーとして信頼のおけるメーカーですかということをお聞きしてます。



◎助役(縄田欽一君) 信頼性については、ほかのメーカーもガス溶融炉というのが、じゃあ信頼はできるかということを言われると、我々専門家でないんで、専門家の人の意見を聞いて大丈夫ということでございますし、いわゆる荏原製作所も自分で、いわゆるこれらの原因というのは大変重要視しておるので、今後このようなことがないようにというふうに慎重な対応をとっておりますので、我々としては、これを信じること以外に方法はないんじゃないかということで、機械そのものがという問題はありますけれども、実証的には、まだ経験もありませんので、ほかのメーカーがじゃあいいかということも我々としてはなかなか判断が難しいということから、今先ほどから何回も申し上げますように、処理委員会の意見を聞きながら、今後もやっていくということをしたいということでございまして、もちろん何度も申しますように、荏原製作所については、大変慎重な、いわゆる作業をしていくということは決意のほども聞いております。



◆21番(荒川憲幸君) ちょっとかみ合ってないですね。私、荏原製作所が信頼のおけるメーカーですかということを聞いてるんですよ。技術的に、焼却炉をつくる技術がどうのこうのという話はしてませんよ。



◎助役(縄田欽一君) 先ほどから申しますように、我々はいろんな面から検討をさせていただいて、学者の方の意見も聞いて、適切であるということを判断をいたしましたので、先ほど申しますように、議案に提案をしたということでございます。



◆21番(荒川憲幸君) 絶対に起こらないという確信を持たれての判断だというふうに理解していいですか。



◎助役(縄田欽一君) 絶対と言われますと、私もそれは絶対に起こらないと言い切れませんが、これは、どこのメーカーについても絶対ということはあり得ないというふうに思います。ただ、安全ということについては、かなりの確認もいたしましたし、これ以上の検討をする余地はないということから判断をしたということでございます。



◆21番(荒川憲幸君) 藤沢市では、風評被害がもうすごく広がっております。宇部市が二の舞にならないという確約を荏原製作所に対してとる必要があると思うわけですね。絶対にこういったトラブルを繰り返さない。これを契約のときにまず真っ先にやってもらいたいというふうに思います。

 それから、技術的な問題でのトラブルについても、メーカーが責任持って対応するということについても、これは十分に文書で交わしていただきたいというふうに思います。

 それから、環境保全のこの社会的責任を果たすということも明記をさせるということもお願いをしたい。これいかがですか。



◎助役(縄田欽一君) 宇部市民の安全ということを考えて、できるだけの約束は取りつけていって、このようなことが二度と起こらないようにということは我々も非常に神経を使ってるところでございますので、考えられる対応はやっていきたいというふうに考えております。



◆21番(荒川憲幸君) 本当にこういった被害ですね、いろんなとこで起こってます。ダイオキシンが社会的な問題になって以降、ありとあらゆるところでこういった問題が起こって、きのうも指摘させていただきましたが、余りにも対応が手ぬるいと思うんですね。危機感が全くないんじゃないか。目に見えないもので、原子力じゃないですが、安全神話がまだあるんじゃないかと。こういった問題が、本当に市民に対して命も落としかねないような状態になるんだということを、そういう気持ちをまず持っていただきたいと思うんですね。市民の健康と命を守るのは行政の責任ですよ。まず、それを心にとめていただいて、今度の契約に至ってもらいたいと思います。

 それから、最後にしますが、地元業者に対する対応なんですが、今回の焼却炉に関して、宇部市にはたくさんの業者の方がおられますが、こういうものに対応できる業者たくさんおられます。建設もそうです。建物もそうなんですが、機械の分野でも十分にその配管工事、築炉工事、高温工事、いろんな分野で経験が十分積まれた業者がたくさんおられます。今、非常に本当に景気の悪い中で大型の公共事業がどんどんやられてます。未来博とか、ほかのテクノもそうなんですが、港湾の埋め立て、やられてますが、やはり宇部市内の中小業者、本当に仕事がないということで困ってるんですね。100億以上のお金払うわけですから、税金使うわけですから、本当にできるだけ、少しでも地元の業者に仕事が回るように、下請等も含めて、この辺の指導も強くしていただくようにお願いしたいと思いますが、この点、お願いします。



◎市民環境部長(上田進君) お答えいたします。

 今回の工事は、共同企業体による発注方式を採用しておりますので、地元の二つの企業が構成員の一員として元請業者となっております。また、地元業者の下請業者としての参入につきましては、共同企業体の代表者に対して下請可能な工事については地元業者に施工させるよう要請してまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◆21番(荒川憲幸君) よろしくお願いします。

 これ以上言いませんが、委員会でぜひこの中身について詰めた議論をしていただくようにお願いして、私の質問は終わります。



○議長(野田隆志君) 以上で、荒川憲幸君の質疑は終わりました。

 以上で、通告による質疑は終わりました。ほかに質疑はありませんか。

    〔「なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(野田隆志君) ないようであります。

 これにて質疑を終結いたします。

 ただいま議題となっております議案第60号から第70号まで及び報告第1号から第3号まで並びに本日までに受理した請願第2号は、お手元に配付いたしております議案等付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。

 以上で、本日の日程は全部終了いたしました。



○議長(野田隆志君) 本日は、これにて散会いたします。

      午前10時36分散会      

 地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。



  平成12年6月8日



宇部市議会議長   野 田 隆 志



宇部市議会議員   岡 本 公 一



宇部市議会議員   山 下 勝 由