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平成 27年 土木建築委員会 12月14日




平成 27年 土木建築委員会 − 12月14日









平成 27年 土木建築委員会



委員会名土木建築委員会
日時平成27年12月14日(月)午前10時30分
場所土木建築委員会室
出席委員
委員長
副委員長
委員






藤 生 通 陽
平 岡   望
西 本 健治郎
河 村 敏 夫
吉 井 利 行
秋 野 哲 範
山 手 康 弘
欠席委員なし
参  与  員
土木建築部長
土木建築部次長
土木建築部次長
土木建築部審議監
土木建築部審議監
土木建築部審議監
監理課長
技術管理課長
道路整備課長
道路建設課長
都市計画課長
砂防課長
河川課長
港湾課長
建築指導課長
建築指導課企画監
住宅課長
住宅課企画監
公営企業管理者
企業局長
総務課長
電気工水課長

前 田 陽 一
坂 本 哲 宏
林   茂 幸
藤 本   博
藤 山 一 郎
二 宮   純
浅 賀 浩 二
松 塚   浩
本 山   司
篠 原 英 道
熊 野 徹 郎
古 野   智
長 井 治 明
佐 藤 裕 志
繁 永 真 司
住 田 和 明
児 玉   尚
福 井 康 人
弘 中 勝 久
市 原 充 之
佐 田 邦 男
河 井 秀 作
欠席参与員なし
担当書記作 本 真 得
会議に付した事件
議案第 1号 平成27年度山口県一般会計補正予算(第3号)
議案第 2号 平成27年度流域下水道事業特別会計補正予算
       (第1号)
議案第15号 一般国道434号道路改良工事の請負契約の締結
       について
議案第16号 中川広域河川改修排水機場排水機器製作輸送据付
       工事の請負契約の締結について
議案第17号 山口県立山口総合支援学校普通教室新築工事の請
       負契約の締結について
議案第18号 旗岡県営住宅新築工事の請負契約の締結について
議案第40号 公の施設に係る指定管理者の指定について(周南
       流域下水道)
議案第41号 公の施設に係る指定管理者の指定について(田布
       施川流域下水道)
議案第42号 公の施設に係る指定管理者の指定について(岩国
       港新港運動公園)
議案第43号 公の施設に係る指定管理者の指定について(平生
       港水場地区物揚場等)
議案第44号 公の施設に係る指定管理者の指定について(徳山
       下松港はなぐり緑地等)
議案第45号 公の施設に係る指定管理者の指定について(徳山
       下松港晴海緑地公園等)
議案第46号 公の施設に係る指定管理者の指定について(三田
       尻港築地港湾施設)
議案第47号 公の施設に係る指定管理者の指定について(萩港
       浜崎物揚場等)
議案第48号 公の施設に係る指定管理者の指定について(萩港
       潟港港湾施設)



(開会 午前10時30分)



○藤生通陽委員長

 皆さん、おはようございます。ただいまから、土木建築委員会を開会いたします。

 まず、委員会の傍聴についてお諮りをいたします。山口誠さんより、委員会の傍聴許可願が提出をされています。これを許可したいと思いますが、よろしいですか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)



○藤生通陽委員長

 それでは、異議なしということで、傍聴を許可いたします。

(書記の案内で、傍聴者入室)



○藤生通陽委員長

 本委員会の付託議案は、お手元に配付の審査表のとおりであります。

 精力的に審査を進めてまいりたいと思いますので、御協力のほどお願いいたします。

 それでは、議案並びに所管事項について、土木建築部に説明を求めます。

(前田土木建築部長 概況説明)

(浅賀監理課長 議案第1号、2号について説明)

(篠原道路建設課長 議案第15号について説明)

(長井河川課長 議案第16号について説明)

(住田建築指導課企画監 議案第17号について説明)

(福井住宅課企画監 議案第18号について説明)

(熊野都市計画課長 議案第40号、41号について説明)

(佐藤港湾課長 議案第42号、43号、44号、45号、46号、47号、48号について説明)

(浅賀監理課長 旭化成建材(株)によるくい施工データの流用について説明)

(熊野都市計画課長 第35回全国都市緑化やまぐちフェア基本構想(素案)について説明)

(長井河川課長 津波防災地域づくりに関する法律に基づく「津波災害警戒区域」等の指定について説明)

(児玉住宅課長 コンパクトなまちづくりモデル事業(岩田駅周辺地区)について説明)



○藤生通陽委員長

 以上で議案等に関する説明が終わりました。

 それでは、質疑、質問に入りたいと思いますが、質疑のある方は、お願いいたします。



◆山手康弘委員

 道路情報カメラについてお聞きしたいのですが、山口県のホームページでは、「山口県道路情報道路見えるナビ」で、各県道の様子をカメラで確認できるようになっています。

 特に、冬季、山間部の道路においては、積雪時など出かける前に事前に道路の情報を得られるので非常に便利です。

 ただ、設置されている路線が限られていますので、その路線しか見られないという難点もあります。

 思うのですが、近年、集中豪雨やスーパー台風など自然環境が厳しくなる中、県民の利用の多い県道や国道にもっと設置すれば、事前に道路の状況がわかるのですごく便利だと思います。

 岩国においては、欽明路道路しかカメラの設置がありません。例えば、交通量が多い国道188号とか、冬季に積雪が予想される国道376号なども、設置すれば便利だと思うんですが、この点、いかがでしょうか。



◎道路整備課長

 県では、積雪時等に円滑な交通に大きな支障を及ぼすおそれのある陰陽の連絡道路、また自動車専用道路など、道路監視カメラ、現在10カ所設置しております。これで、積雪、凍結などの路面状況、交通状況に関する情報の提供を行っております。

 一方で、これらカメラの設置費用、ランニングコスト、これには多額の費用を要することも現状の認識としてございます。

 しかしながら、近年、「見えるナビ」のアクセス数が大きく増加するなど、交通安全、これに対する道路情報を求める県民ニーズも非常に高くなってきておりますので、今後、コスト管理も意識して、設置要件の緩和について検討してまいりたいと思います。

 例でお示しの国道188号につきましては、直轄のほうになりますので、国に対してこういう意見があるということは、伝えていこうと思います。



◆山手康弘委員

 次に、カラー舗装についてお尋ねしたいのですが、(掲示)これ岩国の川西の交差点ですが、以前は、赤い色で指定方向通行区分ですか、それが、明確に色分けしてあったのですが、今はちょっと舗装の色が落ちています。

 次に、(掲示)柳井警察署前の国道188号ですけど、色分けがされて、黄色と緑と赤とで、この先どっちの方向に行きますよというのがわかりやすい。これちょっと拡大、(掲示)柳井市外、柳井駅、岩国方面。

 最後に標識なのですが、(掲示)標識も連動してわかりやすいようになっています。

 これは、複雑な交差点の場合とか非常に、事前に行き先がわかって、最近はナビの普及もあって目的地にたどりやすくなってはいるのですが、やはり、目視で確認できたほうが事前に自分が行きたい方向がわかる。

 なおかつ、高齢者ドライバーの方に対しても、非常に効果があると思うのですが、県道に関しても積極的に導入してみてはいかがでしょうか。お尋ねします。



◎道路整備課長

 県では、例えば、アルファベットのKの字がございますけど、このような形をした特殊な形状の交差点などにおいて、安全で円滑な交通を確保するために、カラー舗装による誘導を行っております。

 これで一定の効果も見られますことから、今後も引き続き、特殊な形状の交差点や事故が多発する交差点について、交通管理者等と協議しながら、カラー舗装と道路標識が連携したわかりやすい誘導について、検討してまいります。



◆山手康弘委員

 最後、地元のことですけど、岩国市周東町の差川地区ですが、久杉高水停車場線と光玖珂線の交差点は、現在、道路改良が行われております。

 特に、JR線の高架下とかは非常に道幅が狭いので早く開通させてほしいと、地元住民の強い要望があるのですが、進捗状況と完成予定時期を教えてもらえないでしょうか。



◎道路建設課長

 委員お示しの県道久杉高水停車場線、国道2号の周東町西長野から光市への生活道路で、中山間地域の暮らしを支える重要な基盤であると認識しておりまして、路線が、結構狭かったり見通しが悪かったりということで、以前から、山陽新幹線の高架下あたりから順次改良工事を進めて、山が迫っているところ約900メートルぐらいまでが、ほぼ完成している状況でございます。

 委員お尋ねのそれから南側、岩徳線のところから、次のところに光玖珂線があるのですが、そこの岩徳線の下の盛り土をくりぬいて工事をする必要があります。

 これは供用しているJRの下をくぐるわけで、県では、施工とかそういうノウハウがないものですから、全て設計からJRに委託してやるようになっておりまして、現在、JRと協議中でございます。

 JRへまず設計を委託して、その工事の内容を決めてJRに施工してもらうということで、今、協議段階でございまして、そのお尋ねのいつどうなるのかというのは、なかなかここではお示しできないのでございますが、引き続き、北から順次バイパス区間をやっていきまして、1日も早く完成を目指してまいりたいと考えております。



◆秋野哲範委員

 一番最後に御説明がありました、コンパクトなまちづくりについて、本委員会でも県内視察で委員長中心に各委員さんも、光の岩田駅周辺のモデル事業の御視察をしていただきました。

 3つの区域指定がある中で、随分先行してコンパクトなまちづくりがいよいよ動き出すなという予感がしておりますが、国も昨年8月に閣議決定をされた新国土形成計画で、コンパクトプラスネットワークということで、2020年を目途に150ぐらいの自治体でコンパクトなまちづくりをモデル的にやろうと。また、町と町をつなぐネットワークについても来年度予算で、国費ベースでありますけど約2兆円ぐらい、そういう予算を獲得しようと思って頑張られているようでございます。

 人口減少社会にありまして、ぜひ、モデル地区プラスこれからの全県下への普及をお願いしたいという趣旨で、若干、岩田駅周辺について理解を深めさせていただきたいんですが、このたび、実施計画が策定されまして、県営住宅も建設予定。市内の老朽化した県営住宅を岩田駅に持ってくるんだと、更新をするのだというような御説明がござました。

 今回の県営住宅と市営住宅があわせてつくられるというのは、なかなか例がなくて、初めてなんじゃないかなと思いますけど、過去に、こういう事例が県下であったのか、県住と市営住宅あわせてつくる理由とか、メリットはどういうところにあるのか、そこら辺は、どういうふうに分析をされているのか、まず、お伺いしたいと思います。



◎住宅課長

 県営住宅と市営住宅をあわせてつくられる事例がこれまでにあるのか、ということでございますけど、これまで県営住宅団地と市営住宅団地が隣り合っているという事例はほかにもあるんですが、県営住宅と市営住宅を1つの建築物として整備するのは、県内初めての試みになります。

 また、あわせてつくる理由ですけども、今回の場合は、エレベーターと階段部分を共有しておりますが、この共有することにより、このコスト面の節減はもとより、県営住宅と市営住宅の入居者同士の交流が図られ、良好なコミュニティーが形成されることが期待できると考えまして、合築としたものでございます。



◆秋野哲範委員

 これは、いいことだと思うのです。これからもいろいろ、建てかえをするときとか県と市がよく協議をされて、コスト縮減につながるのだったら、県営も市営もあわせてつくるような形が、ぜひ、これからも進めていただきたいと思います。今の事項はわかりましたので、ありがとうございました。

 また、その県営住宅、市営住宅と複合型施設の一体的な整備ということでありますけど、一体的という意味は、真ん中にある広場も含めて、モデルとして子育て世代や高齢者がこのエリアで、どういうふうに暮らしを営まれるのがいいのか。そこら辺、暮らしの部分でどういう効果が期待できるのか、また、期待されているのか、お伺いしたいと思います。



◎住宅課長

 複合型施設と公営住宅の一体型整備で、どのような暮らし方が期待できるのかという御質問ですが、現在、複合型施設の2階と、県営住宅、市営住宅を整備する敷地が大体同じぐらいの高さになっておりまして、複合型施設2階に市民が交流できる触れ合いサロンというのが、設けられるようになっております。

 この触れ合いサロンや広場で、公営住宅の団地住民だけではなくて、子育て世帯や高齢者を初め多様な世代の方々が気軽にお集まりいただいて、憩いや交流をしていただけるというようなことや、また、地域のイベント等に利用していただくことを期待しております。



◆秋野哲範委員

 私は、こう見えて詩吟を習っておりまして、大和公民館で週末に練習をやったり、大和文化祭にお邪魔して皆さんと一緒に、下手な詩吟を披露したりするんでありますが、ぜひ、小さい方からお年寄りまで、幅広い人がいろいろな文化活動をやられてますので、複合型施設ができることによって、よりそこら辺の生活の潤いができるように、また、ぜひ、いろいろ市と協議をされて、いろいろな取り組みをこれからも幅広くやっていただきたいというふうに思います。

 施設の整備にあわせて、県道も光日積線を整備していただくということでありまして、歩道の整備が中心になろうかと思いますが、12月の中旬に、住民への説明会をされる予定でございます。

 あそこはJRの駅がありまして、県道光日積線がかなり生活道というかメーンの道路なので、ぜひ、早期に整備をしていただいきたいと思っておりますけど、その県道の整備も含めてモデル地区全体を、どういうふうに人々の暮らしが変わっていくのか、どういう効果があるのか、県道を整備することによって、そこら辺を教えていただきたいと思います。



◎都市計画課長

 県道の整備をしまして、モデル地区の全体の暮らしが、今後、どう変わっていくかというようなことだと思いますけど、委員会資料のナンバー5の3ページをごらんいただきたいと思います。先ほども少し言いましたけど、まちづくり構想の基本計画、まちづくりの概要でございますけども、一番上に基本的な方向として書いてございます。

 「誰もが安心して住み続けられる、快適で便利なまちづくり」というのをまちづくりのテーマとしておりまして、目標1としまして「安心・安全」、目標2としまして「便利」、目標3としまして「にぎわい」ということで、3つの目標を掲げまして、右下に枠で囲っておりますけども、それぞれの目標に該当します事業メニューを書いてございます。

 その中で、道路につきましても、いわゆるユニバーサルデザイン化、バリアフリーです。今、歩道が狭もうございます。広くしたりですとか、あとは大和総合病院の機能強化、地域包括ケアシステムの構築、そういった医療福祉面での充実と、一番下にも、コミュニティー活動の拠点機能の充実という形で、やはりこれからの人口減少時代の中でコミュニティーが、どうしても今から維持が困難というふうなことが考えられます。

 そうした意味でも県道の整備、公共施設の整備、そしてその下には、いわゆる商店街等の空き店舗の有効活用等について書いてございますけど、やはり、そういった地域コミュニティーを今度どう維持、向上していくかということで、行政のほうは、こういう形でさまざまな理想を持って準備をさせていただきまして、あとは地域の方々で、今、光市では、検討のための市民会議というのを地元の方々で、商工会議所等自治会の方等で構成される会議を持っておられますので、いろいろな住民の方々そういった会議等も使いながら、今後、自分たちの課題として、1人でも多くの方がこういった施設の利活用等意識していただいて、コミュニティーの活性化に役立てていただきたいと考えています。



◆秋野哲範委員

 ありがとうございました。地元のことばかり言うのも何なので、3つ、柳井もあるし山陽小野田もモデル地区を指定されておりまして、若干予定が狂ったところもあるようでございますが、来年1月14日ですか、またコンパクトなまちづくりのシンポジウム的なことを、県が主体となってやっていただくようでありまして、ぜひ、機運の醸成をしていただきたいと思いますし、このモデル地区、それぞれ性質が違いますが、ぜひ、成功させていただきたいと思いますが、その後のほかの地区の状況等はどうなっておりますでしょうか。



◎都市計画課長

 私のほうから、柳井駅周辺地区についての説明をさせていただきます。

 御承知と思いますけど、柳井市がいろいろ計画しておりました、いわゆる三者による事業計画、これは10月に一旦白紙に戻されまして、現在、新たな民間事業者を模索しているというのが現状でございます。

 今後とも、この柳井の問題、課題というのは、引き続き模索してまいりますけども、3地区共通としまして、このモデル事業の進捗とあわせて、立地適正化計画の策定にも努めていただきたいということで、そういった助言を行っているところでございまして、こういった取り組みに対する市への必要な支援を引き続き行ってまいりたいと考えております。



◎住宅課長

 厚狭駅周辺地区につきましては、住宅課がモデル事業協議会の座長を務めておりますので、私のほうから御説明いたします。

 山陽小野田市厚狭駅周辺地区におきましては、昨年度まちづくり構想を策定しまして、厚狭駅南地区においては、再生可能エネルギーを有効活用するスマートタウンの実現、住宅建設希望者が共同で土地の取得から建設までの全てを行うコーポラティブ方式の導入、これらを行いまして、住みよい地域づくりを目指すこととしております。

 本年度は、コーポラティブ方式による整備手法の検討を進めているところであり、先月は、県と市の職員共同で鳥取市の先進事例について現地視察を実施したところです。

 今後は、現地視察で得られた導入に向けたノウハウを参考に、コーポラティブ方式による住宅の整備手法に、引き続き取り組むとともに、もう1つの柱でありますスマートタウンの実現に向け、国土交通省のアドバイザーの方にアドバイス等をいただく予定としております。



◆河村敏夫委員

 2つほど教えていただきたいのですが、先ほど指定管理者の説明がありましたが、作業内容といいますか、どういうものを委託するのかというのを教えていただきたい。それから金額はどうなるのか、それを先に聞きます。

 公の指定管理者の。具体的には徳山の港湾。



◎港湾課長

 港湾につきましては、徳山下松港のはなぐり緑地護岸と、それから櫛ケ浜地区、あるいは晴海の緑地等について指定管理しております。

 基本的には、例えば、係船施設であれば、係船施設を許可して、適正に管理していくと、そういう業務内容になります。

 料金等につきましては、係船費用が取れるものについては、その費用について市にお渡して、それで管理していただくということになっておりますけど、例えば、緑地とか施設費用が取れない部分もかなりありますので、それにつきましては、地元市の負担というような形で管理をしていただいております。



◆河村敏夫委員

 築港のところの緑地の話が出たんですが、県有地があるわけです。実はあそこはボランティアといいますか、全部やっておるんですけどね、清港会などが。そんなのがどうなるのかなと。

 皆さんは、県有地だから県にやらせという話をされる。管理者とは全然関係ないわけですね、指定管理者に指定しておる話とは全然違うわけですね。



◎港湾課長

 清港会のほうにつきましては、例えば、港の海洋ごみの清掃とか、そういう形の適正な港湾利用に資するという形での活動について、県のほうから補助なども出しておりますし、今回の指定管理につきましては、各港湾施設の管理などという形になりますので、基本的には、別物というように考えていただければと思います。



◆河村敏夫委員

 納得できないけど、県有地がそれぞれあるでしょう。はなぐりの漁港にしても背後にありますよね、県有地が。それでも維持管理というのが大変なんですよ。そんなことまで、今やらされておる。

 実は、築港のところに波止があって、海陸のほうに駐車場があります。その奥のほうに長い県有地があるんです。それを全部、草刈りから、ごみを引き取ると、それを全部のけないといけない。そんなのは、指定管理と全然関係ないわけですか。



◎港湾課長

 例えば、徳山下松港の晴海地区に関しましては、議案第45号の43ページになるわけですが、1番に、指定管理を行わせる施設ということで、該当する施設が書いてあります。

 委員が言われるその場所が、この施設の中に含まれているかどうかというのは、はっきりわからないので、恐縮なんですけど、ここに書かれている施設については、全て周南市さんのほうに指定管理をしていただいております。

 基本的には、市の要望に基づいて整備しているものについては、市町のほうに指定管理をお願いできないかということで、協議させていただいているところです。



○藤生通陽委員長

 ちょっといいですか。多分おっしゃるのは、指定管理でやっているから、市が指定管理を受けているのであれば、そのエリアについても、ボランティアを当てにするのではなくて、市がちゃんと管理をするのではないかという意味だと思うんです。

 ただ、それがどのエリアだというのがわからないから、また後、委員会終った後でもエリアを書いて、調整して、よく意見を聞いてください。そういうことでいいですか。



◆河村敏夫委員

 はい。

 それともう1点、先ほどから説明はなかったのですが、議案書の中に専決処分でやっておられるところがあるのですが、各工事請負契約で増額になっております。

 ここに、請負単価の変更ということがあります。具体的に、例えば、工賃が1人当たりどのくらい上がっているのか、これがわかったら教えてください。



◎建築指導課企画監

 まず、参考資料のほうの54ページの1でございますけど、県立大学の栄養学科棟の新築工事の変更契約でございます。これにつきましては、請負契約の要項の中のインフレスライド条項に基づきまして、金額を変更させていただいておりますけど、その中身でございますけども、全体の1.5%を超えた場合について、この条項が適用されるということでございまして、請負業者のほうからの請求がございました。

 その具体的な中身につきましては、大きくざっと申し上げますと、型枠工事、それから鉄筋工事のほうの上昇が大きく、それに伴っての変更ということでございます。実際の率でございますけど、約2%程度の上昇ということになってございます。

 続きまして55ページの1のほうでございますが、下松工業高校の請負契約の変更でございますが、それにつきましても、同じくインフレスライド条項の適用でございます。

 こちらにつきましても約2%の上昇という形で変更しておりますが、内容につきましても同様に、やはり型枠工事それから鉄筋工事のほうでございます。

 建築工事につきましては、労務と資材を合わせました複合単価になっておりますので、労務費、資材費の上昇がどちらかというのは、私どもには、わかりかねるのですが、型枠工事全般で単価が上昇しているというような状況でございます。

 続きまして56ページの1でございます。こちらは、山口高等学校の特別教室の請負でございますけど、これは個別の案件でございまして、現場の状況の中で、くい打ち機の加重に耐えられない地盤だということがわかりましたので、そこの補強について増額をさせていただいたものです。

 それから、屋外階段の基礎下の表層が想定よりも深くなっているということで、370万余の変更、これは個別の変更という形でございます。

 それから、57ページの1のほうですけど、下関工業高校の特別教室の変更でございますが、こちらにつきましては、工事中に地盤改良の基礎をつくるところに地中障害物、これは、かなり古い建物の基礎が出てまいりましたので、それの撤去という形で、増額で140万余の変更をさせていただきました。

 建築のほうの変更の内容は、以上でございます。



◆平岡望委員

 インフラの老朽化対策について、何点かお伺いをしたいと思いますが、この10月に、本委員会で鹿児島県の道路施設の長寿命化対策の視察をしてまいりました。

 その際、施設の現状と見通し、老朽化対策の必要性や優先順位、予算面の効果などがわかりやすく示されておりましたけども、本県も、こうした取り組みを進めていかなければいけないのだろうと思います。

 橋梁長寿命化計画等についても、もっと積極的に県民に周知をしていかなければいけないと思うわけですが、この点について、どのようにお考えでしょうか。



◎道路整備課長

 県では、橋梁について現状と見通しとして、必要性や優先順位を盛り込んだ長寿命化計画を平成23年度に作成し、現在、ホームページに公開しているところです。

 トンネルなどその他の道路施設についても、同じように必要性等を盛り込んだ長寿命化計画を現在作成中であります。

 副委員長お示しの鹿児島県の資料でございますが、必要性などの中で、個別具体の事例紹介、それとか損傷写真の多用など、一般の方々にも理解しやすい構成となっていることから、こうしたわかりやすさという視点を計画策定にも取り入れ、県民の皆様に長寿命化に対してさらなる御理解をいただくよう、今あるホームページの改訂なども念頭に入れて、努めてまいりたいと思います。



◆平岡望委員

 道路以外のインフラについても、対策計画の策定を急がなければいけないだろうというように思いますが、現在の策定状況と今後の見通しがわかれば教えてください。



◎技術管理課長

 土木建築部では、ことしの7月に「山口県土木建築部インフラマネジメント計画」というのを策定しております。この委員会でも御説明差し上げましたけど、個別の施設ごとの長寿命化計画、全部で22計画策定する予定としておりまして、平成29年度までに、全てつくるという予定にしております。

 計画策定状況でございますけども、昨年度までに、道路の橋梁のほか、河川の排水機場、公園施設、県営住宅など、7施設の計画が策定済みでございます。

 現在、今年度でございますけども、道路のトンネル、それと港湾の岸壁、港湾の橋梁について、施設の点検を終えまして、今、計画の策定を進めておりまして、この3つの施設については、今年度末に完了するという予定でございます。

 あと残る12施設ございますけども、点検、診断とかこういったものを進めておりまして、来年度、28年度でございますけども、砂防施設、海岸保全施設、下水道の管路等10計画を策定する予定としておりまして、翌年度29年度に道路のカルバート、水路、それとダムの2計画をつくりまして、全て計画を策定完了するというようなそういう予定でございます。



◆平岡望委員

 今、松塚課長の御説明の中にもありました、6月の委員会で、確かにインフラマネジメント計画の説明がありました。修繕更新費用が、全ての施設で年大体391億円となっているという御説明もあったと思いますが、県財政が厳しい中で、更新費用等の縮減に向けた効率的な対策が求められると思いますが、どのように取り組んでいかれますか。



◎技術管理課長

 今、御指摘のございました6月委員会の、年間このままでいくと平均391億円という御説明を差し上げたところでございますが、これは、今後、長寿命化計画の対策をしなかった場合でございまして、今後、こういった費用の縮減というのをやっていかなければいけないというように考えております。

 そのインフラマネジメント計画の中で、今後の維持管理に当たっては、施設ごとの長寿命化計画をつくりまして推進していくということにしておりまして、いわゆる予防保全的な維持管理をやっていこうというふうにしております。予防保全型の維持管理というものは、これまでは、壊れたら直すというような事後保全的な考え方だったんですけど、これではなくて定期的な点検をしまして、早期に損傷等を発見して、事故とか大規模な修繕に至らない軽微な段階で補修を行っていくことによって施設の延命化を図って、それと更新を含めたトータルコストの費用を削減しようというような考え方でございます。

 こうした考え方に基づきまして、今、トンネルとかそういったものの長寿命化計画、個別施設計画というように計画の中で言われますけど、これを点検結果に基づいて策定しているというような状況でございます。

 道路個別施設計画の中では、例えば、橋梁とかの点検や補修とかかけかえの時期、こういったものを計画するわけでございますけども、その際には、個々の施設の損傷の程度とか重要度、こういったものに応じて補修等の優先順位を決めるとともに、一時期に補修が集中しないようにということで、費用の平準化を図るというようなそういう計画を進めている状況でございます。

 補修等の実施は、その個別施設計画に基づいて計画的に進めていくわけですけど、その後、またサイクル的に点検をいたしますので、その点検が終わった際には、この計画を見直していくということで、次にまたつなげていくというふうなメンテナンスサイクルというものを構築いたします。

 こういった取り組みによりまして、費用を削減した効果的な維持管理を実施していきたいと考えております。



◆平岡望委員

 もう1つだけお聞きをしたいのですが、きのうある会合に出まして、業界の方がいらっしゃったわけですが、先ほどの河村委員のお話の中にも出ていました労務単価の問題なのですが、今、現状がわかれば教えていただきたいんですが、入札をして現場に入りますと、その入札の費用の中に警備員さんを配置しないといけないとかという場合に、大体国全体で9,300円ぐらいですかね、あとは県で多少上下あるのでしょうけど、それでは到底、警備員の資格保持者を雇うことができないと。大体1万3,000円ぐらい出さなくてはいけなくて赤が出るのだとか。

 現場に行くと作業車を置く駐車場がなくて、そこを借りると月にしても莫大な、工期によってもっと「掛ける」の計算になってくるから、かかるんだということなんですが、今、入札状況の中でそういうところというのは、どういうふうに、後請求が起きたら幾らか払うとか、何かそういう手当てがあるのですか。



◎技術管理課長

 労務単価に関する御質問でございます。基本的に労務単価、いろいろガードマンとか運転手とかそういった単価は、国が毎年10月ぐらいに実態調査を行っておりまして、それで国で決めたものを、県としても使わせていただいているというようなものでございます。この国の単価は都道府県ごとに変わっております。

 その中でガードマンの単価でございますけども、よく私どもも業者さんから、「県の単価と実態がちょっと合わないけどどうなっているのか」というようなものを聞いております。

 基本的には、国のほうにもそういった話をお伝えしているところですけど、そういう中で、今年度また実態調査とかをやられておりますので、その辺で適切に反映していただけるものというようには考えております。



◆平岡望委員

 ということは、基本的には国の決められた基準が基準ということになるわけですね。そうすると企業さんによっては、そこの部分、赤が出るところを手出ししないといけない部分が出てくるわけです。

 それはなかなか、入札を入れる中には基準の額を入れてますから、実態、やると警備員を雇用するのに、なかなか資格保持者を雇うわけにいかないとか、ということがあって、そこで危険性が増したりした場合に、警備員ですから特に。その辺のところも、多少今から考えて国のほうへ要望をいただければというように思います。



◆吉井利行委員

 都市計画課長さん、全国都市緑化やまぐちフェア開催等まだ今から決定するそうですが、ぜひ、意見、希望を言っておきたいのですが、あと3年後ですね、平成30年というのは、大体間違いないわけですね。

 秋というのは、こういう事業を進める上で一番時期的にも秋がやりやすいから、秋と入れているのではないかと思うのですが、できたら春がいいなと思うのです。というのは、花木。花、木。木では、あまり人が来ないんです。花は、想像以上に、特に女性の方などたくさん来られると思うんです。

 余計のことですが、僕は10年前ぐらい前まで、私の話を聞いてくださいという女性の会をやっていたのです。幾ら声をかけても来ない。もう今ごろは、人のためにわざわざ家庭をほったらかして、私の話を聞きに来る人はいません、おもしろくない。

 それで、「はなはな会」という名前を変えて、私が一生懸命、女房と2人で花をつくって、バラを中心にやっているのですが、ぜひ見てほしいというのをやったら、土曜日、日曜日で二百二、三十人来てる、毎年。それで、花というのは魅力があるんです。

 秋野さんではないけど、私も顔に似合わず花が――先日、夫婦で秋に来てもらったのですが、秋のバラは3分の1か4分の1しか咲きません。色はちょっと濃いけど数が少ないし、それで、ぜひ一番花のきれいな時期、春にやればたくさんの方に喜んでもらえるのではないかという思いがありますので、もしこの基本計画策定の実行委員会に選ばれたら、私が言うのですが、議員は入らないでしょう。だから、ぜひ、都市計画課長さん、そういう特に花の好きな人が、こういう意見があるのだということを。

 きのう、おとつい、土日、お客さん土日だからお越しにならないと思うのですが、もし来られたらお相手をしないといけないから、駐車場の車を隠して、僕はいないよということで、今、つるバラの誘引剪定を12月中にしないといけないので、土曜日、日曜日2日かけて、たった3本しか誘引できないけど。

 それぐらい花が好きなものですから、特にこのことについては、花が好きな者としての意見がこういうのがありますよというのを、実行委員会のときにお話ししていただきたい。希望です。



◎都市計画課長

 委員、御指摘のとおり、花ということに関しましては、秋より春のほうが絶対種類も多いですし、春のほうがすぐれているというのは、私ども認識しているのですけども、また一方、秋ということで、今、御提案させていただいておりますけども、秋は、10月が都市緑化月間ということで、国全体で10月は花も含めて緑化を盛り上げようということがございます。

 それともう1点、平成30年に開催するという大きな特徴が、明治維新150年に当たるということで、私どもが、今考えておりますのは、この素案の中でもお示しをしておりますけども、できましたらその年は、県内全体で、例えば、春の桜といえば錦帯橋という感じで、いわゆる明治150年の1年間を、春の桜、5月のツツジ、6月のバラとかいう感じで、県内あちこちで、そういった特徴のある花を持っておられます公園等を、いろいろなイベントにも活用していただいて、全体の雰囲気を盛り上げていくようなそういった形を今イメージしておりまして、その締めくくりとして秋に、山口きらら博記念公園でやるという想定させていただいているところでございます。

 そういった春の花というのも十分に、いろいろな県内外含めて満喫していただけるように、取り組んでいきたいと思っております。



◆西本健治郎委員

 先に、議案の関係で質問させていただきたいんですが、指定管理の指定についてということなのですが、40号から48号まで、それぞれ施設の性質ということを考えた場合に、選定方法であったり、指定管理先ということについては、十分理解ができるんですけど、その中でも議案第48号の中で、運動施設が入っているんですね。

 私の地元の下関のほうで、この指定管理ということについては、さまざまな施設において、どんどん取り組んでおられます。その中で、よく話を聞いたりするのが、運動施設について、施設の利用者の方から、指定管理したのはいいんだけれども、施設のことについて全然精通をしていないからという苦情を聞いたりすることが結構あるんです。

 そういうことを考えたときに、この48号などについては、私も実際この施設を見たわけではないので、どの程度の規模なのかということはわからないのですが、例えば、分離をして指定管理を、この部分については公募をするとか、そういったことは検討されてこなかったのかなと。そのあたりについてお尋ねをしたいのですが、いかがでしょうか。



◎港湾課長

 議案48号、萩港のテニスコートの件でございますね。指定管理につきましては、先ほどもちょっと触れましたけど、緑地、それから係留施設等について、地元に密着しているという形の施設について、その地元の自治体が一番よく把握しているであろうということで、特に、公募するとかそういうことをせずに、地元の市、町にお願いするという形をとっております。

 今、委員おっしゃる、例えば利用者の方から、そうはいってもなかなかそこの運動施設について精通していないという意見もあると思いますけど、これまでは、そういう理由から公募をせずに、各市、町にお願いしておるところなのですが、そのあたりの意見もあるということでございますので、今後、どういう形がいいのか、そのあたりを施設の種類によって、今後、検討課題だとは思っております。



○藤生通陽委員長

 若干、まだ質問が残っているようなので、とりあえずこれで休憩をとって、午後1時から再開をしたいということにします。暫時休憩したいと思います。

(休憩 午前11時55分)

(再開 午後0時58分)



○藤生通陽委員長

 それでは午前に引き続き、ただいまより委員会を再開いたします。質疑のある方は、順次お願いします。



◆西本健治郎委員

 午前中の質問の続きで、指定管理者の件で御答弁をいただいてよくわかりました。私が質問をした、その48号についてもあくまで港湾施設の中の一部ということで、分離をして指定管理を公募にかけるというのも、技術的には難しかったのかなという分もあったりしますが、やはり、指定管理者制度自体の趣旨というのは、まず1つは利用者視点というのでしょうか、そういったところもあると思いますので、今後、新たに指定管理などをされる場合については、ぜひともその点について、配慮をしていただきたいというふうに思っています。

 それと、これに関連をして維新公園、あそこは、今どういう管理状況になっているのでしょうか。



◎都市計画課長

 維新百年記念公園は、山口県施設管理財団を指定管理者として昨年更新しまして、今年度から5年間管理することとしているという状況でございます。



◆西本健治郎委員

 今お話いただいて、今回レノファ山口FCもJ2に昇格をいたしました。来年以降、来場者というのも試合のたびにたくさんの方が訪れることと思います。先ほどの話の流れで何ですが、やはり、利用者の皆さんに、しっかりと満足いただけるような施設運営を、引き続き目指していただきたいというように思っています。よろしくお願いします。

 引き続いて、下関北九州道路について、その後の進捗状況といいますか、お尋ねをしたいと思います。この件につきましては、私自身もことしの6月定例議会のほうで、一般質問で取り上げさせていただきましたし、平岡副委員長も昨年、同様に質問をされておられます。6月に質問をした以降というのも私自身も関心を持って、地元のいろいろな皆さん方と意見交換をしておるのですが、6月以降、県としてのこの事業化に向けた取り組みというか、そのあたりで何かぜひ報告できることがあれば、お示しをいただきたいと思いますが、いかがでしょうか。



◎道路建設課長

 下関北九州道路の6月議会以降の県の対応、取り組み状況です。

 まず、ことしの7月に、村岡知事が会長を務めています下関北九州道路期成同盟会、これと九経連の会長さんが会の代表をされている民間の協議会、それと山銀の頭取さんが会長をされている連携委員会が、合同で昨年に引き続きまして、ことしは北九州で整備促進大会を開催しました。昨年の149名の1.5倍に上る218名の参加者が一丸となって、当該道路の整備の必要性をアピールしました。早期実現に向けた機運がますます高まったのではないかなと考えております。

 次いで8月下旬になると思いますが、村岡知事初め福岡県知事、北九州と下関の両市長に加えて、各県議、市議の議長に民間の麻生会長と山銀の頭取、10名が共同で中央要望を行いました。太田国土交通大臣と麻生財務大臣に直接お会いして、この道路が必要なんだと、整備が必要なんだということを強く訴えて調査の再開を要望したところです。両大臣からは、必要性には一定の理解をいただきましたが、すぐにどうという、そういう動きまではまだ至っておりません。

 それから、加えて本年の11月ですけど、本県の政府要望におきまして、この道路の必要性を強く訴えたところでございます。

 加えて、これまでも山口県、福岡県、北九州市、下関市、合同で、当該道路の整備によってどんな効果が出るのか調査分析を進めて、昨年度それをパンフレットにまとめて、こういう要望活動あるいは整備促進大会に活用してきたところでございます。

 ことしには、その整備効果を明らかにするための調査としまして、関門地域に集積しています自動車関連企業に、これの取引とか物流について、ヒアリング調査あるいはアンケート調査を行いまして、今、九州と本州を結んでおります関門橋、関門トンネルが、万が一、通行どめとなった場合の企業活動に与える影響を分析してみたいと思っています。

 また、来年度以降も、この自動車関連に限らず水産関連、その他調査対象を広げて、関門海峡が遮断されたとき、下関北九州道路があることで、どのようなメリットがあるのかを明らかにしていきたいと考えております。

 県としましては、今後とも関係県市や民間団体と連携して、引き続き必要性を強く訴えて、また国民、県民にアピールしていくとともに、整備効果を測るための調査を引き続きやっていきたいというふうに考えております。



◆西本健治郎委員

 下関北九州道路の必要性、また将来的に実現整備された後の役割というのは、今、課長から説明いただきましたし、恐らくここにおられる全ての皆さんが、しっかりと理解をされたのではないかと思っています。

 そうした意味で、この27年度もそうですが、やはり来年度以降も、今、課長言われましたけど、新たな情報収集に取り組んでいくということでありましたが、実際に全国を見たときに、同様に、こういう海峡横断そういった要望というのは、全国の自治体からもいくつか上がってきていると思います。その中でも、やはりこの下関北九州道路が一番必要で、なおかつ現実的にも大切なものなんだと、大事なことなんだということを、しっかりと差別化を図ってやっていくためにも、まずは国に対して、その姿勢というか覚悟を示さなければいけないと思うのです。

 その1つの手段として、やはりそれは、私、予算なのかなというように思っています。山口県、福岡県というのは、これだけの調査費用をつけていろいろなことを研究していると、よそに負けないというか、これは本当に必要なんだということをしっかりと訴えていくためにも、予算づけということは大事だと思うんですが、その中で、今、課長言われましたけど、また来年度に向けて何か特別に、今、予算編成の時期なので、予算がついているものに対しては、こうします、ああします、ということは言えませんが、また来年度、新に何かよそにない、必要性というものをしっかりと発信できるような、何か取り組みというかあれば、お示しをいただきたいと思います。いかがでしょう。



◎道路建設課長

 平成25年以来、いろいろな交通量やアンケート調査、あるいは環境への影響調査、今年度は、先ほども申しましたように、自動車関連企業への調査をやるようにしておりまして、来年度以降もまだ今から予算の作成時期ですが、所要の予算を確保した上で影響範囲といいますか、関連企業の調査対象を広げて、その必要性をさらに訴えられるような何かをつかめるものがあればということで、調査を継続していきたいと考えております。

 加えまして、対外的に広くアピールする、周知するための整備促進大会や中央要望等につきましても、その他の5つの海峡横断プロジェクトとは、性格も位置づけも、ほかは構想で、うちは現実2本あるところが遮断された場合という、そういう違いを明確にした上で、中央要望をしていきたい、そのためのバックデータとなる調査を、予算を確保した上でやっていきたいと考えています。



◆西本健治郎委員

 来年度の予算取りについても、ぜひ、私もしっかり応援をしていきたいと思いますので、早期実現に向けて、引き続き御尽力をいただきますようお願いいたします。

 引き続いて、先ほど御報告がありましたが、全国緑化やまぐちフェアの件について、いくつか私もわからない部分があるので、整理をするという意味で質問をさせてください。

 まず、こちらについては、平成30年を予定しているということですが、これはもう正式に開催が決定したというわけではなくて、あくまでこれから国のほうに開催に向けての要望というか、お願いというか、申請の手続をしていくということになると思うのですけど、正式に開催が決定をする時期というのは、いつごろになるのでしょうか。先ほど説明をしていただいていたら申しわけないんですが、復習の意味で。



◎都市計画課長

 平成30年度の開催ということで、現在、国交省のほうに仮の開催という形で、お願いをしております。

 今回、基本構想の素案をつくっておりますけど、3月までには、これを基本構想として成案としてつくりまして、それから国交省のほうに正式に申請をするという形で、国交省とはお話をさせていただいております。

 通常、先例でいいますと、申請をしましてから2週間程度で同意をいただけるものというふうには、見込んでいるところでございます。



◆西本健治郎委員

 ぜひ実現に向けて、引き続き努力をしていただきたいと思うのですが、全国レベルのこういうイベントというか大会、行事というのは、山口県においては、まず、きらら博から山口国体で、ことしのねんりんピックです。

 こういった大きな大会を県内で開催して、なおかつ全県挙げてこの行事に取り組んでいくと、これは、もちろんこの緑化フェア自体の目的の達成もありますけど、そのほかにもさまざまな相乗効果というのが山口県に対してもたらされるものと思っています。

 そうした意味でも、ぜひ、人口減少時代になって、県内というのもなかなか元気がなくなってきているので、こういう全県挙げて行っていくイベントを、ぜひ開催していただくように、私もしっかり応援をしますので、また中身の仕組みについても、今回のねんりんピックに負けないように、負けないというかそれ以上に、全県民を巻き込むとか、参加型の行事、大会にしていただきたいなと思います。よろしくお願いします。



◆吉井利行委員

 本議会、この土木建築委員会の議案第15、16、17、18、請負契約、大きなものが4つあります。これに関して申し上げたいのですが、山口県の地産地消、これをさらに進めるということで、できるだけ広く、また、たくさんの方々に仕事をしてもらおうということでしょう。分離分割発注あるいはJVで仕事を発注していただいております。これは、これからも続けていただきたい。

 前議会でも申し上げました、国土交通省、国のほうはどうなんだろうということで、3割か4割負担を出しているのだから、ぜひJVをと、国に対して声をかけて、お願いをしてほしいということを言いましたけど、どうも国土交通省はかたくなにJVを嫌がっていますよね。その理由はあるわけですが。

 そういった中において、知事さんからことし4月だったと思います。公共工事の発注等について国土交通省に要望書を出しておられる。少し短いので読みますが、一番大きなのが、「工事の発注に対しては、県内業者への優先発注を基本に可能な限り分離分割発注を行っていただくとともに、大規模工事等については共同企業体を活用するなど、県内業者の受注機会の確保に特段の御配慮をお願いする」と、こういうのを出していただいています。

 非常に国土交通省の過去からの経緯等も考えて、非常にJVが厳しいと思いますけど、こういった要望するということが大事なことだと、私、思いますので、山口県だけではなくて、他県においても出していただけると思いますんで、これからも辛抱強く、諦めずに、こういった活動をぜひ続けていただきたいと、これ要望しておきます。



◆秋野哲範委員

 今回の補正予算の内容について、若干お聞きしたいのですが、都市公園等管理運営費ということで、維新百年記念公園陸上競技場の改修をするとして、約6,000万円の予算がついております。

 この配付された資料の3ページ目に、記者席設置でありますとか、芝生の常緑化、備品購入等ということでありますけど、具体的にどういう内容なんでしょうか。



◎都市計画課長

 今回の補正でお願いしてございますのが、このたびレノファ山口がJ2クラブライセンス、いわゆる来シーズンからJ2に昇格が決まったわけですけども、もともとはこの9月に、J2に上がるためのライセンスの取得というのが課題でございまして、9月29日にクラブライセンスを付与されたということがございます。

 J2に上がるためには、今の陸上競技場の施設の改修でちょっと欠けているところといいますか、不足しているところがございまして、その主なものとしまして、記者席これを現況20席を80席程度さらに増設するということと、芝生を1年中緑という形で冬芝の導入。あと選手の控え室のロッカーとか備品等の整備がございます。

 そういったものを主なものとしまして、総額今回6,020万円の補正を計上させていただいております。金額的には、記者席が約2,400万円、冬芝が約1,400万円、備品等が約2,200万円程度となってます。



◆秋野哲範委員

 きのうもレノファのパレードがあって、大変盛り上がっておりますが、J3初年度で優勝したと。すばらしいことだと思うんですけど、J3で初年度優勝ということは、J2で初年度優勝の可能性もなきにしもあらず、今度はJ1ということになる可能性もあるんですが、今度またそういう場合にさらなる改修が必要なのかは、たびたびやると費用もかかるので、一挙にという考え方もあるのかなと思いますが、そこら辺は、どうなんでございますか。



◎都市計画課長

 J1の昇格で、すぐに何かまた上のレベルの規格のものとかというのは、私も詳細については承知しておりませんけど、この維新公園の陸上競技場をつくりましたときにはJ1対応できるように、いわゆる椅子席ですか、これは1万5,000席はもう用意してございますので、新たにお客様の席を設けることはございませんけど、場合によっては、スコアボードの改修ですとか、あるいはバックグラウンドのほうのスタンドの上に屋根をといったものがあるのかもしれませんけど、物理的には非常に難しいと思いますけども、そういった要件等については、また今後研究させていただきたいと思います。

 基本的にこの件につきましては、スポーツ推進課のほうが主体でやっておりますので、一緒にやっていきたいと思っております。



◆秋野哲範委員

 私、本会議で、あいサポート運動とか、障害者のサポートをする人のバッジもオレンジで、児童虐待はオレンジリングといってオレンジ。あともう1つの認知症のサポーター、これもオレンジの印をつけるのです。

 だから、レノファもオレンジなので、山口県の場合イメージカラーが、1巡目国体のときに、山口県はガードレールをオレンジにしたり、オレンジというのは、山口県にとってイメージ的な色ですが、せっかくだから障害を持った方にとか家族とか、そういう方をレノファの試合に招いて、相乗効果を高めればと話をしたのですが、突然の質問なのですが、維新百年公園の競技場のいろいろなトイレなども含めて、バリアフリー化というのは、もう完全に済んでいるという理解でよろしいでしょうか。



◎都市計画課長

 いわゆる競技場とか体育館とか含めて、そういった公園施設の中にあります特定施設と呼んでおりますけど、特定施設につきましては、全て済んでいます。



◆平岡望委員

 山陰道についてお尋ねをしたいのですが、先月だったですか、新聞等で国交省のほうから、A案、B案というような2案提案されたということをお聞きしておるんですが、これというのは基本的には国がここですよと、A案、B案どちらかですよというように決めていくものなのかどうか。

 例えば、そこにインターチェンジができるわけですから、そこの住民の利便性とかおりてからの状況等、いろいろな地元の道路網の利便性等考えた上で、県側からも、国にこちらのほうがというような提案とか要望というのはできるものでしょうか。あくまでも国側から、こちらと絞ってくるものなのですか。



◎道路建設課長

 委員お示しのとおり、先月17日に、「俵山〜豊田」間について、2つのルート、A、Bが示されたところでございます。県のほうから、何か言えるのかというお話なのですが、国のほうは、小委員会の中で今後の手続として、地域住民、企業等へのアンケート調査を行うとともに、あと関係自治体、地元の市や町、県や団体等に対してヒアリング調査を行い、それらの結果も踏まえながら、次の小委員会の審議にかけて、ルート帯を決定するとお聞きしております。

 県としても、山陰道の整備効果というのが最大限に発揮されるように、山陰地域だけではなくて、山口県全域の活性化につながるような、そういったルートになるように、県としても国のほうへ、意見を伝えてまいりたいというように考えております。



◆平岡望委員

 県のほうからも、地元側からも少しは要望を言っていけるということでありますが、御承知のとおり山陰道は、山口県内の整備は約8割ぐらいがまだ未整備だということで、課長のお話にもありましたように、どこをやっていくかという優先の絞り込みの検討は、中国地方小委員会でやられたりしておるわけですが、その山口県内の整備も含めて山陰道全体の事業に対するスケジュールとか、計画とか、県や国の取り組みとか、というものが今からどういう流れでいくのでしょうか。



◎道路建設課長

 山陰道115キロのうち、82%が未着手の状態ということで、そのうちの46キロが、ことしの4月に優先整備区間として、5区間が選ばれたところでございます。92キロのうち半分ぐらいが選ばれています。

 それについての整備スケジュールということですが、これは国から具体的にまだ示されておりません。先ほど言いましたように、アンケート調査あるいは小委員会を何回か開いて、最後にルート帯が決まる。それから次のステップ、新規事業採択時評価とか環境アセスメント、都市計画決定とか、いろんな手続が残っているのですが、小委員会の審議結果によってそれが随分流動的になるでしょうし、予算の問題もあるでしょうが、その46キロについては、優先的にやっていくということを、国から聞いております。ただし、その時期については、今後どうなるということは、ここで明確な年月日等は申し上げる状況にはございません。

 しかしながら県としては、この46キロを含めて再度、全線の整備を1日も早くなし遂げてもらいたいという気持ちで、事あるごとに政府要望でもしかりですが、国に対して全線の早期整備をよろしくお願いするということで、要望をしているところでございまして、引き続き地元の期成同盟会等と連携しながら、あらゆる機会を通じて国に要望していくとともに、県としても、お手伝いできることを、例えば、アクセス道路はどうするのとか、そういうことを事前に検討することで、全線の整備につなげてもらえばということで、今後とも取り組んでいきたいと思っています。



◆平岡望委員

 この山陰道というのは御存じのとおり、山陰と山陽をつなぐ主要道路になっていくわけでありまして、私個人的にも、上の山陰側からずっとおりてきて、俵山や豊田でとまってそこから先が予算もないし、計画も進まないということでとまられるより、どちらかといえば逆に、九州側から上がってきてそこへとまるほうがまだ観光とか、地方創生の部分ではいいのではないかと思いますので、もう上から来ていることですから、できる限り早めに要望をかけていただいて、県のほうも予算をとりながら、早期実現をぜひ実現してもらいたいなと思います。これ最後要望で。



○藤生通陽委員長

 他に、質問、質疑はありますか。よろしゅうございますか。

(「なし」と呼ぶ者あり)



○藤生通陽委員長

 それでは、質疑なしということでありますので、以上で、土木建築部の審査を終了したいと思います。

 後ほど、企業局の後、またおいでください。よろしくお願いします。

 13時45分まで、休憩といたします。

(休憩 午後1時26分)

(再開 午後1時42分)



○藤生通陽委員長

 それでは、休憩前に引き続き委員会を再開いたします。議案並びに所管事項について、企業局からの説明を求めます。

(弘中公営企業管理者 概況説明)

(佐田総務課長 電力システム改革対策プロジェクトチーム会議の状況について、電力システム改革に対応した今後の電気事業のあり方等に関する報告書(素案)について、工業用水需要開拓パンフレットについて、やまぐち企業立地セミナーについて説明)

(河井電気工水課長 島田川工業用水道事業について説明)



○藤生通陽委員長

 以上で、議案等の説明が終わりました。それでは、質疑に移りたいと思いますが、質疑のある方はよろしくお願いします。



◆秋野哲範委員

 私からは、小水力発電について、お伺いをしたいと思います。

 先日の本委員会の県外視察で、小水力の新たな電源開発となる日南ダム発電所の建設現場を視察したところでございます。既存の治水ダムを有効活用しながら、再生可能エネルギーの開発導入を図ろうという画期的な取り組みであり、今後、推進できればするべきだと思っておりますが、一方で、採算性の確保など難しい課題もあると伺ったところであります。随分前から採算性、建設事業費を抑えるために備えられた、ということが日南ダム発電所の特徴かなと思いましたが、まず、本県企業局におきまして、既存の治水ダムを活用して、新たな発電所を建設した事例というのは、あるのでしょうか。その点をお聞きいたします。



◎電気工水課長

 お尋ねの既存のダムを活用した発電所の建設につきましては、昭和40年に完成しました小瀬川ダムの下流での維持放流水を活用し、平成元年4月に最大出力630キロワットとお示しの日南ダム発電所と、ほぼ同規模となる小瀬川発電所を建設した事例がありますほか、同じく小水力発電としての相原、宇部丸山発電所についても、おのおの既存のダムを活用した開発を行っているところでございます。



◆秋野哲範委員

 今言われた萩市の相原発電所に続きまして、宇部丸山発電所を建設されていると思いますけども、電源開発に当たりどういう課題があるのか、今後どのように取り組まれるのか、お伺いをいたします。



◎電気工水課長

 小水力発電の開発につきましては、手続が煩雑でありますとか、導入の検討に専門的なノウハウを必要とするとか、一般の水力発電所に比べまして、発電コストが割高でありますことから、何よりも採算性の確保が最大の課題と考えております。

 現在は、国の再生可能エネルギー固定価格買取制度を活用して、開発を進めているところでございます。

 しかしながら、現在、この固定価格買取制度自体の抜本的な見直しが進められているところでございまして、こうした国の電力政策の動向を十分に見きわめた上、あくまでも採算性の確保を前提としながら、建設の可否を含め開発可能性の検討を進めてまいりたいと考えております。

 企業局としましては、まずは来年4月に運転開始を予定しております、宇部丸山発電所の建設に注力し、相原発電所とあわせて、そのノウハウを生かした普及啓発に積極的に取り組んでまいりたいと考えております。



◆秋野哲範委員

 小水力発電の技術支援についてでありますが、企業局では、小水力発電の専門的な知識や技術を、県内の市町、団体に普及啓発を図り、新たな電源開発を支援する、小水力発電開発技術支援事業を実施されているというふうにお伺いをいたしておりますけども、その事業について、これまでの取り組み状況、そして小水力発電所の建設につながるなどの具体的な成果があるのか、技術支援の今後の取り組みについて、その3点をお伺いします。



◎電気工水課長

 これまでの取り組み状況でございますが、平成24年度から現在までに、農業用排水施設の活用を中心としまして、毎年2ないし3件、合わせて9件の技術支援を行っておりまして、具体的には、小水力発電導入ガイドブックなどを活用し、小水力発電の導入の検討や各種手続に関する助言、工事現場管理の指導などの支援を行っているところでございます。

 それによる具体的な成果としまして、これまでに支援を行った団体のうち、施設の完成に至ったものは、阿東土地改良区と、田布施土地改良区の2カ所でございまして、それぞれ平成27年3月から5月にかけまして、発電設備の運転を開始しているところでございます。

 今後におきましても、本県における水力発電の一層の普及促進を図るため、また電気事業における地域貢献の取り組みの一環としまして、引き続き県内の市町等への小水力発電導入の技術支援に、積極的に取り組んでまいりたいと考えています。



◆山手康弘委員

 先月、リパワリングなどの水力発電の供給力の向上について、国に対して要望をされたと思うのですけど、その反応はいかがだったんでしょうか。



◎電気工水課長

 リパワリングなど水力発電の供給力の向上につきましては、何よりも安定的な財源確保が大きな課題となりますことから、先月実施しました政府要望におきましても、知事から直接、関係国会議員に確実な予算措置を要望するとともに、私どもも経済産業省の資源エネルギー庁を訪問し、同様に要望したところでございます。

 国の反応といたしましては、「エネルギーミックスの実現に向け、水力発電のリパワリングに対する支援や理解、啓発等に資する事業に全力で取り組んでまいりたい」などの前向きな御発言をいただいたところでありまして、要望の成果は十分にあったものと考えております。



◆山手康弘委員

 もう1問いいですか。国の概算要求の状況を含めて、予算措置の見通しについては、どうお考えでしょうか。



◎電気工水課長

 本県からの要望などを踏まえまして、経済産業省の平成28年度の概算要求におきましては、既存水力発電所の出力増に係る設備の更新、改造に係る調査や工事などへの支援とか、市町村や地域住民への水力発電への理解を促進する事業などへの支援などの新たな補助制度の創設が盛り込まれたところでございます。

 エネルギーミックスの実現に向けた電力政策の一環でございまして、また、要望時におけます感触などから、こうしたリパワリングなど水力発電の開発に関する予算措置については、十分に期待できるものと考えております。



◆西本健治郎委員

 先ほど、佐田課長からも説明がありましたけど、今、こういうようにパンフレット等も作成をされて、工業用水の需要開拓に向けていろいろ取り組みをされておられる。

 先日、新聞報道でもあったのですが、東京で行われました国際ロボット展へ出展されて企業誘致活動をされたということですが、現在、企業局としての需要拡大に向けた取り組み、それらをぜひお示しをいただきたいのと、また、そうした活動を受けて一定の成果というか、成果というのはなかなかすぐに出てくるものではないですが、そういう活動に対しての成果というものもあれば、あわせてお示しをいただきたいと思います。



◎総務課長

 需要開拓の取り組み状況、それから成果ということでございます。

 まず、取り組み状況でございますけども、プロモーションの展開につきましては、山口県の優れた立地環境、それと優遇制度につきまして、全国の経営者層あるいはメディア、マスコミですね、この注目度の向上を図ろうということで、ここに出ておりますが、希望の女神、実物も含めて、モチーフとしました新しいイメージデザインを作成しまして、この10月1日からは、東京モノレールの羽田空港第2ビルのホームですが、こちらのほうに電子広告を出しております。

 それから同じく10月以降、日本経済新聞、日刊工業新聞などへの新聞広告を3回程度、既に掲出しております。

 それから、経営者向けのバナー広告のようなもので、日経電子版というのがあります。こちらのほうであったり、ヤフーの中でリスティング広告、検索をすると出てくるものがあります。そういったものを活用したネット広告によりまして情報発信を行っておりますほか、イベント関係では、今御説明いただきました、国内最大規模の総合展示会であります国際ロボット展、これは12月2日から5日までで延べ12万人が集まったそうでございます。

 約450社が出展したということでございますので、そちらのほうに企業立地推進課と一緒にブースを出展しまして、希望の女神の実物モデルも一緒に参りまして、それを起用しましたPR活動、あるいは企業ブースがたくさん出ていますので、そちらへの訪問活動を行ったとこでございます。

 こちらの成果でございますが、このプロモーション活動がテレビ、新聞、ネット等でもかなり取り上げられまして、専用サイトをこちらで設けていますが、このサイトへのアクセス数が1日平均65件、目標は大体20件でございましたので、それを大幅に上回っております。そういう関係で山口県の企業立地の関心度は徐々に高まっていると考えております。

 それから、この国際ロボット展では、約120社の企業ブースを実際に訪問しまして、それからマスコミの取材も10社受けまして、企業立地の拡大に向けまして、着実に成果は上がっているものと考えております。

 それから、もう1つは、市場調査、マーケティング・リサーチのほうでございますが、こちらは9月以降、県内の専門のシンクタンクに委託しまして、現在、企業の新規立地とか投資動向、これに対する全国的なアンケート調査をやっております。

 それから、本県の立地環境に関する現状分析とか、本県ゆかりの企業リストの作成とかそういったものを行っておりまして、これに基づく企業誘致戦略、あるいは工業用水需要開拓戦略の検討を、現在進めているということで、こちらのほうは、本年度中には、成果物としてのデータがしっかり上がってくるということになります。



◆西本健治郎委員

 今、さまざまな誘致活動を展開されて、それに対する成果、反応というお話をお伺いさせていただきましたけど、それらを受けて、今後、さらなる活動の充実を図っていかなければならないと思うのですが、そのあたりのお考えがあれば、お示しをしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。



◎総務課長

 今回のプロモーションの展開によりまして、かなり認知度が上がってきております。それから、国際ロボット展の出展等を通じまして、全国的な企業の投資動向とか新規立地の可能性について、少しずつ情報が把握できているのではないかと考えています。

 今後は、こうした成果を生かしまして、先ほどのPR活動、プロモーション活動の一層の強化を1つは図るということ。

 それから、もう1つは、企業立地推進課、あるいは東京、大阪営業本部と連携しながら、新規立地とか工業用水の需要の可能性のある企業への直接の合同訪問、それからDM等の発信による働きかけ、こういったものに具体的な誘致活動の展開ということで、つなげていきたいと考えています。

 それから、先ほど申し上げましたマーケティング・リサーチ、これでかなりの企業リスト等が出てまいりますので、そういったものを使いました効果的なセールス活動、あるいは情報発信の取り組みをさらに進めていくということで、今度はより具体的に企業誘致に結びつくような形で、戦略的な活動を展開していきたいということでございます。



◆平岡望委員

 今の御説明の中にもありましたが、立地するなら山口県というPRの中で、先の議会の委員会でも私が工水引込管支援の質問を、お願いをさせていただいたのですが、そのときに市原局長でしたか、担当する下関市ともお話を聞いた上で検討をする、という答弁であったと思うのですが、その後、これまでに何か動きがありましたでしょうか。



◎総務課長

 下関地区におきます工水引込管設置支援事業のその後の動きでございますが、先月11月20日に下関市の上下水道事業管理者から、私ども県の公営企業管理者のほうに、それから、11月27日には下関市長から知事に対しまして、この地域内における支援内容のアンバランスの改善に向けた検討を進められるよう、おのおの要望をいただいたところでございます。



◆平岡望委員

 わかりました。下関市は、要望されてきたということですが、県内にはもう1つ山陽小野田市がございますが、そちらのほうの動きというのは、あるのでしょうか。



◎総務課長

 工水引込管設置支援事業で県が卸供給を行っている団体は、下関市と山陽小野田市がございます。

 先日、こういう要望を受けまして、山陽小野田市へも情報提供をさせていただきました。

 現在、山陽小野田市の工業用水につきましては、全量売水済みで未契約水がないという状況でございますので、そういったアンバランスの是正等を図る必要性自体が現在生じていないので、同様の対応につきましては、現在考えていないということでございました。



◆平岡望委員

 引き続き、下関市の問題だけでしょうから、山陽小野田市はないということでしたので、ぜひ、お願いしたいと思います。

 引き続いて、先ほど、御説明がありました電力システム改革、これについてお尋ねをしたいのですが、先ほどの報告でも、中国電力との契約を維持するということで、これは恐らく解約の大きな金額という問題もあるのでしょうが、新電力を含めた売電先についての比較検討は行っておられると思いますが、具体的な新電力からの引き合いというのはあるのでしょうか。



◎総務課長

 まずは比較検討につきまして、お答えさせていただいてよろしいでしょうか。

 繰り返しになりますが、このプロジェクトチームにおきましては、実際の中国電力との長期契約を維持するとの方向性を出したわけですが、新電力に売電した場合とのさまざまな観点からの検討比較を行っております。

 先ほども御紹介しましたが、素案の10ページ以降に、1つは現在の中国電力との契約を解約して、新電力に売電した場合には、そこに具体的に数字もお示しておりますが、約78億円〜102億円の多額の解約金が生じる見通しになるということ。

 それから、イのほうになりますが、中国電力との現在の契約では、引き続き発電コストに一定の利潤を加えました総括原価方式、あるいは二部料金制によります、安定した売電収入が確保できるということに対しまして、入札によって新電力等へ売電を行った場合は、全部自由市場化になりますので、全量従量制で二部料金制というのはほとんど例がございませんので、そうなりますと料金収入が、年度間で大きく変動するということで、経営自体が不安定になるだろうということもございます。

 それから料金水準自体も、こちらに少しお示しをしているのですが、将来的、これは5年後ぐらいでございますが、大体9円〜10円程度ということで、山口県の現在の料金9円です。二部料金制を考慮しても10円ということで、ほぼ変わらない水準になるだろうと。要は入札によって新電力に売電しても、増収が期待できないということになるということでございます。

 それから、先ほど触れましたが、新電力は、今778社ということで、非常に多くの業種からの参入が急増しております。経営実態の不透明な新電力も多く存在するということになりますので、長期安定的な買い取り、あるいは信用面の不安も想定されるということが1点ございます。

 それから、新電力へ売電先を変更した場合は、発電を優先したダムの運用を行いますから、発電放流を優先するということになりますと、工業用水自体の供給に影響が出てくるということになりますので、そういう問題点も挙げられるということで、プロジェクトチームのほうでは、これらの点とかエネルギーの地産地消という意味で、県内供給が中国電力の場合は確実にできるということになりますので、そういった点を総合的に勘案しまして、中国電力への売電を継続することとしたものでございます。

 今後は、さらに取引先としての経営面の評価等を実施してまいりたいと考えております。

 それから本県電力の購入の引き合いでございます。現在、新電力からの問い合わせにつきましては、これまで4件いただいているところでございますが、いずれも具体的な条件の提示等には至っておりません。



◆平岡望委員

 それで、年内に最終報告書を取りまとめられるということですが、企業局としては、具体的にどういう方向で対応していかれるのでしょうか。



◎企業局長

 プロジェクトチームが出した素案に対して、企業局がどう対応をしていくかというお尋ねかと思います。

 企業局としましては、いま一度、報告書の12ページをお開きください。こちらの今後の方向性についてのイの取りまとめのところに、要約してございますけども、水力発電の特性や地域への電力の安定供給という公営電気事業の本来果たすべき役割というものを踏まえるならば、何よりも、長期安定経営の確保を基本とした事業経営に努めるべきだと考えております。

 そういった観点とか、あるいは先ほど説明いたしましたように、契約が解除された場合の補償金の問題、あるいは工業用水の供給を優先するということを総合的に勘案して、さらに最終的には取引先に係る経営の評価等を行った上で、現在の中国電力との長期契約を当面は維持していくという方向で検討することとしております。

 なお将来的には、報告書に記載してあることなのですが、プロジェクトチーム会議での御意見も踏まえまして、契約終了後の市場自由化になったときもしっかりと対応できるように、料金算定や入札のあり方、売電先の選定等に対する経営のスキルやノウハウの醸成にも努めてまいりたいと思っております。

 また、小売事業等の新たな事業展開ということにつきましても、電力市場の動向や経済面への影響等を十分に踏まえながら、具体的な目標あるいは選択肢を念頭に置いた検討を進めてまいりたいと考えております。



◆河村敏夫委員

 当初、公営企業管理者から決算の認定がありますということでしたが、私は決算委員会のまとめをさせてもらっていましたので、ぜひ賛成ということで報告するようになっていますので、どうぞひとつ皆様方の御協力をお願いしたいと思います。よろしくお願いします。

 それと代表質問のときに、知事の答弁で、瀬戸内の産業再生ということでいろいろとあったのですが、今後、産業インフラとしての工業用水の安定供給の確保についてどのように取り組んでいかれるのか、あわせて一緒にお聞きしておきたいのですが、どうぞ、よろしくお願いします。



◎公営企業管理者

 河村委員からの代表質問でお尋ねをいただきました、瀬戸内産業を再生するための工業用水等を含めた産業インフラの整備ということでございますが、御質問に対して知事からも、「産業の血液とも言われる工業用水の安定供給体制の確保についてはまだ途上である」とお答えをさせていただいたかと思います。

 基礎素材型の産業が集積しております本県におきまして、特に瀬戸内の産業につきましては、基礎素材型産業という特性から、工業用水の産業インフラとしての重要性というのは大変大きいものがございます。

 一方で本県の場合、中小河川を水源としている工業用水でございますので、どうしても地域的な需給のアンバランス、あるいは周南地域などにおける慢性的な水不足や渇水、それから、宇部・山陽小野田地域においては、新たな工業立地等に対する水の需要のニーズがございますので、そういった課題をきちんとクリアしていかなければならない、と考えております。

 そういう中で、特にたびたびの渇水に見舞われております周南地域においては、新たな水源の確保が大きな課題になっておりましたが、このたび、島田川分水事業に着手できましたことは、この課題を克服する第一歩と思っておりますが、同時に緒についたばかりというのが実態でございまして、今後、国庫補助の確保といった財源面での課題の克服、あるいは工事も非常に長期にわたりますので、その円滑な推進といった課題もございますので、そういったことをきちんと対応しながら、平成32年当初の供給開始に向けて、しっかり取り組んでまいりたいと思っております。

 そういった島田川分水事業、同時にまた既存の工業用水道の管路も非常に老朽化している地域もございますので、管路の老朽化対策といったハード整備が課題になっております。そういった課題を克服していくためには、何をさておいても安定的な経営基盤の確保というのが重要になります。

 そういった面では、先ほど来からも需要開拓と言っておりますが、まだ、全ての水が売れているわけではないですし、それから、同時に企業の新陳代謝によって、用水等も出てくる可能もございますので、需要開拓にもしっかり取り組みながら、同時に建設、あるいは運営コストもしっかり削減の努力もして、長期安定的な経営基盤を確保した上で、計画的な新たな工業用水道事業、あるいは管路の老朽化対策といったハード整備を進めまして、本県の産業力の再生、強化に不可欠な工業用水の安定供給体制を構築してまいりたいと考えております。



◆河村敏夫委員

 需要開拓については、先ほど佐田課長も言われたPRをして取り組んでおられるようですけど、今から実際の価格の問題、これが一番問題になろうと思っておりますので、それを含めて、しっかりと取り組んでいただきたいと思います。



○藤生通陽委員長

 他に、質問・質疑はありますか。

(「なし」と呼ぶ者あり)



○藤生通陽委員長

 ありませんか。それでは、企業局に対する質問、質疑は、これにて終了いたします。

 採決の関係がありますので、5分程度休憩にしたいと思います。

(休憩 午後2時22分)

(再開 午後2時30分)



○藤生通陽委員長

 それでは、委員会を再開いたします。それでは、採決に入りたいと思います。本委員会に付託された議案は、お手元の審査表のとおりであります。

 それでは、お諮りいたします。議案第1号のうち本委員所管分、並びに、議案第2号、第15号から第18号まで、及び第40号から第48号までについて一括採決してよろしいでしょうか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)



○藤生通陽委員長

 それでは、ただいまの議案15件について、これを可決すべきものとして、賛成の方の挙手を願います。

(賛成者挙手)



○藤生通陽委員長

 挙手全員であります。よって、ただいまの議案15件は、可決すべきものとして決定いたしました。

 以上で、審議の事項は、全て終了いたしました。

 これをもちまして、土木建築委員会を閉会といたします。どうも、御苦労さまでした。

(閉会 午後2時32分)