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平成 27年 文教警察委員会 03月10日




平成 27年 文教警察委員会 − 03月10日









平成 27年 文教警察委員会





委員会名文教警察委員会
日時平成27年3月10日(火)午前10時30分
場所文教警察委員会室
出席委員
委員長
副委員長
委員






二 木 健 治
曽 田   聡
柳 居 俊 学
国 井 益 雄
平 岡   望
末 貞 伴治郎
秋 野 哲 範
神 田 義 満
欠席委員なし
参与員
警察本部長
警務部長
生活安全部長
刑事部長
交通部長
警備部長
警務部参事官兼首席監察官
警務部参事官兼総務課長
警察県民課長兼犯罪被害者支援室長
警務部参事官兼会計課長
情報管理課長
警務部参事官兼警務課長
留置管理課長
教養課長
厚生課長
生活安全部参事官兼生活安全企画課長
生活安全部参事官(ストーカー・
配偶者暴力対策担当
兼サイバー犯罪対策担当)兼刑事部参事官
兼警備部参事官
生活安全部参事官兼地域課長兼
鉄道警察隊長兼航空隊長
少年課長
生活環境課長
通信指令課長
刑事部参事官兼刑事企画課長兼犯罪捜査支援室長
刑事部参事官兼捜査第一課長
刑事部参事官(国際組織犯罪担当兼
振り込め詐欺担当)兼生活安全部参事官兼
交通部参事官兼警備部参事官
組織犯罪対策課長
鑑識課長
交通部参事官兼交通企画課長
交通規制課長
交通指導課長
交通部参事官兼運転免許課長
運転管理課長
警備部参事官兼公安課長
警備課長兼警衛対策室長
外事課長
教育長
教育次長
教育次長
教育庁審議監兼特別支援教育推進室長
教育庁審議監
兼世界スカウトジャンボリー開催支援室長
教育政策課長
教職員課長
義務教育課長
高校教育課長
社会教育・文化財課長
人権教育課長
学校安全・体育課長
学事文書課長

藤 村 博 之
松 林 高 樹
横 道 宏 明
山 村 信 義
? 永 幸 弘
小 田 ? 士
伊 藤 正 恭
? 地 計 典
川 口 雅 彦
河 野 紀 之
福 永 敦 志
有 馬 玄 二
松 本 秀 利
山 本 正 勝
空   智 之
近 藤   淳



清 木   博

田 邊 秀 雄
松 井 源 輝
河 口 雅 之
松 本   隆
捜査支援室長
棟 久 隆 祐
柏 木 義 行

守 田 美 之
竹 林 昌 範
玉 井 宏 昭
山 岡   修
吉 仲 淳 二
肱 岡 弘 毅
大 藏   孝
川 合   晃
黒 川 文 雄
越 口 和 幸
吉 井 洋 三
浅 原   司
原 田   尚
小 西 哲 也
廣 川   晋

河 村 行 則
嘉 村   靖
首 藤 裕 司
清 時 崇 文
栗 林 正 和
藤 村 恭 久
? 原   透
御神本   実
木 村 泰 則
欠席参与員捜査第二課長     落 合 達 也
担当書記井 上 正 雄
会議に付した事件
議案第 1号 平成27年度山口県一般会計予算議案第19号 地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正       する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例議案第23号 山口県学校職員定数条例の一部を改正する条例議案第24号 山口県地方警察職員定数条例の一部を改正する条例議案第31号 山口県使用料手数料条例の一部を改正する条例議案第43号 山口県立高等学校等条例の一部を改正する条例議案第44号 山口県警察本部組織条例の一部を改正する条例議案第54号 平成26年度山口県一般会計補正予算(第5号)







(開議 午前10時30分)



○二木健治委員長

 おはようございます。昨日に引き続き、文教警察委員会を開会します。

 初めに、参与員の落合捜査第二課長から、欠席願が提出されておりますので、御報告します。

 それでは、審査に入ります。

 本日は、警察関係の審査を行い、その後、採決を行うこととし、審査は精力的に行ってまいりたいと思いますが、いかがでしょうか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)



○二木健治委員長

 それでは、そのように進めさせていただきますので、御協力をお願いします。

 それでは、議案並びに所管事項に関する概況説明をお願いします。

   (松林警務部長 所管事項説明)



○二木健治委員長

 ありがとうございました。次に、予算関係についての議案説明をお願いします。

(松林警務部長 議案第1号・議案第54号を説明)



○二木健治委員長

 ありがとうございました。次に、条例関係についての議案説明をお願いします。

(松林警務部長 議案第24号・議案第31号・議案第44号を説明)



○二木健治委員長

 ありがとうございました。次に、報告事項の説明をお願いします。

(松林警務部長 損害賠償の額を定めることに関する専決処分についてを説明)



○二木健治委員長

 ありがとうございました。

 以上で、議案等に関する説明が終わりました。

 質疑等がある方は、順次御発言をお願いします。



◆国井益雄委員

 おはようございます。私のほうから、今、警務部長から御説明ございました議案第44号の関係で、定数条例の一部を改正する条例の説明がございました。改正の趣旨については、こちらの参考資料に書いてありますように、特に私は「特殊詐欺対策の強化」というものに非常に関心を持っておるところでございます。

 この委員会でも、常に私は申し上げております、地元でも「警察官が町中に見える」、そして「パトカーがある程度見える」、そういう「警察が見えるというのは非常に大事だ」というふうな意見をいただいています。以前も申し上げましたが、私自身も、例えば車に乗ってまして、パトカーが見えれば、反射的にブレーキのほうに足が行ったりする。これは、スピードダウンっていう意味では、事故の防止にもなりますし、やはり「警察官が見える」ということは犯罪なり事故の防止対策の一つでも大いにあると思うわけです。

 その一方で、例えば「交番には常に警察官がおってくれよ」という要望や、「緊急のときに行ったら、交番があいていたというんじゃ困る」と、そういう相反する要望があったりして、とにかく「ふやしたらどうですか」というふうな要望がありましたが、なかなか難しいといいますか、困難だという回答ばかりだったわけです。

 したがって、先ほどの定数条例を15人ふやすという話、拍手を送りたいような気持ちでありますが、特に私も一般質問もさせてもらったりしましたが、特殊詐欺は先ほどの報告でも被害額5億円を超えてという、全国的にも何百億という信じられぬような数字で、よくもこんなに金があるんだという感じがするわけですけども、高齢者を中心にだまされ続けておる。

 これも、町の中に警察官が見えたりする、そういうことが犯罪の抑止力になるし、やはり私はマンパワーっていうのは大事だと思うんです。それを中心に先ほどからボランティアだったり、いろんな話もありましたが、いろんな組織が協力しながら犯罪抑止を。冒頭の説明では、刑法犯の認知件数が12年連続で減少し、とかありますが、まだまだ町中の安全・安心感覚ちゅうのは、特殊詐欺の被害を見ても、いつどこで高齢者がだまされるか、不安なのが現状であります。

 そういうことで、私は今回の条例改正については、本当に、先ほど申しましたが、拍手を送りたいし、当然といえば当然というような気もするわけです。そういうことで、この定数条例の改正に至った経緯、改正の趣旨を、改めてお聞きできたらと思います。



◎警務部参事官兼警務課長

 増員の経緯についてでございますけれど、警察庁では全国的にストーカー・DV事案とか特殊詐欺を初めまして、女性・高齢者が被害に遭う犯罪が多発、こういった現下の厳しい治安情勢を踏まえまして、平成27年度において全国に1,020人の警察官を増員して、こうした治安課題に対して的確に対処することとしております。

 このうち、当県においては、ストーカー・DV事案等の人身安全関連事案、これと振り込め詐欺等特殊詐欺への対策をさらに強化する必要があるということで、15人の増員が認められたものでございます。



◆国井益雄委員

 それで、今15人というお話でございますが、この15名をどういう部署に配属なり、張りつけて、そこでストーカーなり、特殊詐欺でしょうけども、これらへの効果が主な狙いでしょうか。



◎警務部参事官兼警務課長

 強化する部門ですけれど、増員する15人のうち12人は人身安全関連事案対策、これを強化するために。ストーカー・DV事案に対応する本部の生活安全企画課、ここの生活安全特命班に3人。また事案の取り扱いの多い9警察署の生活安全課に各1人、合計9人ですけど、それをそれぞれ増強配置することにしております。

 また、残りの3人につきましては、特殊詐欺事案対策の強化を図るために、警察本部の捜査第二課に配置することとしております。委員のお話がありましたように、人身安全関連事案対策及び特殊詐欺対策、この体制を強化することによって、犯罪の未然防止と捜査の両面において、的確な対処に努めてまいることとしております。



◆国井益雄委員

 その効果に大いに期待をしたいと思いますが、この施行期日が27年4月1日とありますけれども、すぐ4月1日には、こういう体制で臨めるっていうことなんでしょうか。



◎警務部参事官兼警務課長

 このたびの増員につきましては、警察庁から内示を受けた時期が平成26年度の採用試験が終わった後の本年の1月でございましたので、今後の採用試験により、できるだけ早い時期に増員分を充足してまいりたいというふうに考えておりますが、このたびの増員の趣旨を踏まえまして、こういった増員するポストにつきましては、優先的に配置をしたいというふうに考えています。

 以上です。



◆国井益雄委員

 先ほど申し上げましたように、15名の増員、拍手を送りたいわけですけども、やはり私は先ほど申し上げましたように、警察官が目に見えるっていうのは犯罪や事故の抑止力として一番じゃないかっていう思いもあるわけです。けちをつけるわけじゃないです。15人をもっともっとという思いがあるんですが、これからのそういう期待というのは、どうなんでしょうか。最後にお願いします。



◎警務部参事官兼警務課長

 今後の増員等につきましては、警察庁では平成27年度から3年をかけまして、合計で3,000人の地方警察官の増員要求を行うこととしております。それで、これに基づく当県への配分を踏まえまして、それなりの所要の措置を講じてまいりたいというふうに考えます。



◆国井益雄委員

 聞きにくいことを聞いて申しわけないんですが、やはり、今、県民にとっては安全・安心っていうのが一番の課題であります。災害の防止もさることながら、やはり犯罪・事故、この防止が県民の安全・安心につながるわけですから、どうか増員も含めて対応に当たっていただきたいと思います。終わります。



◆秋野哲範委員

 まず最初に、平成27年の山口県警察運営指針についてお伺いをいたしたいと思います。

 昨年から、「「県民の期待と信頼に応える強い警察」の確立」を運営の基本姿勢としつつ、新たに「安全・安心な社会の実現」をサブタイトルに掲げられたところでありまして、その中で3つの活動重点として、「真に県民が安全と安心を実感できるよう、取組を強化する」こととされております。

 チャレンジプランの先ほど説明の中にも、活力指標で7つの目標値を掲げられておりまして、意欲をまさに感じるところでありますが、真に県民が安全と安心を実感する「安全・安心な社会の実現」とは、具体的にどのような状況を想定をされているのか。また、その実現に向けて限られた警察の資源をどのように集中させていかれるのか。これまで以上にどのような点を強化をされるのか。お伺いしたいと思います。



◎警務部参事官兼警務課長

 まず、「安全・安心な社会の実現」のために、どのような状況を想定しているかということですけれど、県内の犯罪情勢は刑法犯の認知件数、そういったものは減少して改善しているわけですけど、一方で児童虐待が依然として多発しているとか、女性・高齢者が被害に遭うストーカー・DV事案、あるいは特殊詐欺が増加傾向にあるということで、治安の課題は山積していると思います。

 このような情勢を踏まえまして、警察といたしましては、子供・女性・高齢者など、いわゆる社会的弱者を犯罪から守る対策、これを積極的に推進していくことが重要であるというふうに考えております。

 こうした中、国では「犯罪対策閣僚会議」を立ち上げて、オリンピック・パラリンピックの東京大会の開催に向けて「世界一安全な国、日本」、これをつくり上げることを目指して戦略を講じることとしておるわけなんですけど、県警察としても治安水準のさらなる向上に努めて、「全ての県民が安全、そして安心して暮らせる山口県」、こういうものを実現したいということで取り組みを推進してまいります。

 限られた資源の中で、どのような取り組みを強化していくかというところなんですけれど、委員が先ほど言われましたとおり、県警では「県民の期待と信頼に応える強い警察」というものを基本の方針といたしまして、県民の生命・身体・財産に危害が及ぶおそれのある事案が発生した場合には、組織の瞬発力を最大限に発揮しまして、迅速・的確に対処するといったことはもとより、とりわけ少子・高齢化の進行による地域の犯罪抑止力の低下等を鑑みて、子供・女性・高齢者を犯罪から守る対策というものに組織を挙げて重点的に取り組んでまいりたいというふうに考えております。

 そこで、これらの実効性を期すために、先ほど部長の概況説明でもありましたように、平成27年度組織改編で「地域部」を新設して、県民に身近に接します地域警察の司令塔機能、これを強化するとともに、「広域自動車警ら隊」など本部の機動力、これのさらなる充実・強化を図って、事案に即して集中的かつ広域的な運用によりまして、初動活動の一層の強化、これと地域に密着した活動を進めてまいるものとしております。

 さらに、先ほど国井委員の質問にありましたように、増員、この効果によりまして喫緊の取り組み課題であります人身安全関連事案、振り込め詐欺、こういったことに対処に万全を期してまいりたいというふうに考えております。

 また、予算面におきましても、例えば特殊詐欺防止に向けての県民への注意喚起、これを強化したり、少年安全サポーターの体制を拡充するといったことで、子供・女性・高齢者を犯罪から守る事業、これを重点的に編成しているといった状況でございます。



◆秋野哲範委員

 ありがとうございました。

 子供・女性・高齢者を犯罪から守る対策を最重点に考えてるんだということでありますが、そこでその内容について若干お伺いしたいと思いますが、まず子供を犯罪から守る対策であります。

 川崎での中1生徒が少年に殺害された事件、まだ捜査中でありますけれども、悲惨な事件が起こったわけでございます。警察官も加害少年宅でトラブルがあることを知る状況にあったと。被害少年と接触ができなかったため、その後の対応に至ってないという報道を目にしたわけであります。被害申請が出てない状況で、警察がそれ以上の動きをすることはできなかったと思いますけれども、学校等への連絡や相談が警察からあれば、違った結果になったという可能性もあるのではないかというふうに思っております。

 他県の事例ではありますけれども、警察と学校との連携を強化することが子供を犯罪から守る対策の中で非常に重要なんだろうと、この事案を通して思うわけであります。

 この種の事案に対して、警察として能動的に動けるのか動けないのか、事件を見越した動きができないものなのかと私は思うわけでありますけども、他県のケースではありますけれども、また捜査がまだ終了してない時点で断定的なことは申し上げられないと思いますけれども、捜査が終了した時点で、このケースが山口県内で起こった場合に警察としてどういう動きをしたほうがよかったのか、またするべきなのか、どこまでできるのか、そういうケースワークをしておくことも少年を犯罪から守る上で非常に大切な要素になるんじゃないかというふうに思いますが、その点に関して何か現状でお示しをいただくことがあれば、お答えをいただきたいと思います。



◎少年課長

 川崎事件についての御質問にお答えいたします。

 この事件につきましては、ただいま委員も言われましたとおり、現在、神奈川県警察のほうで捜査中ということでございます。残念ながら詳細は存じておりません。

 今後、神奈川県警察の捜査の進展によりまして、事案の全容が解明され、本県警察の少年警察活動に取り入れるべき事柄があれば、参考にさせていただきたいというふうに思います。



◆秋野哲範委員

 どうぞこれからもよろしくお願いします。

 もう一つの女性を犯罪から守る対策についてお伺いをしたいと思うんでありますが、都会と比べて、そんなに女性を取り巻く犯罪が多くないのじゃないかというふうに私は思うわけでありますが、実態はそうではなくて、いろんな、先ほどありましたストーカーとかDV、警察官の増員をしたものを充てなきゃいけないという、そういう厳しい状況にあるのかなというふうに思った次第でありますけれども、女性を取り巻く犯罪っていうのは具体的にどういう現状で、これからまたどういう取り組みを強化をされるのか、その点についてお伺いをいたします。



◎生活安全部参事官兼生活安全企画課長

 女性被害の現状ということなんですけども、ちょっと数字的なことを説明させていただきますと、女性が被害に遭いやすい犯罪といいますと、刑法犯でいいますと、強姦とか強制わいせつといった犯罪が挙げられるんですけれども、これ昨年中、強制わいせつ・強姦で57件認知しておりまして、これ一昨年に比べまして18件の増加というものでございます。

 それから、ストーカー事案につきましては283件を認知しておりまして、一昨年に比べて5件の増加、これは過去最多です。

 それから、さらにDV事案につきましては877件を認知しておりまして、これも一昨年に比べて、93件は減少はしているんですけれども、これも過去3番目に多いといった状況で、依然として高水準で推移しています。

 こういったように、刑法犯自体は減っているんですけれども、残念ながら女性を取り巻く犯罪は減少していないという状況です。

 それから、対策なんですけれども、ことしは「犯罪の起きにくい社会づくりの推進」の柱といたしまして、「警察本部の指定犯罪」というのがあるんですが、その一つが「子供、女性に対する声かけ、つきまとい事案」。これは性犯罪でありますが、そういった重要な犯罪に発展する前の前兆段階から早期に行為者を特定して、検挙・指導・警告を図るということにしております。

 それから、先ほどから、ストーカー・DV要員の増員につきましては、説明がありました。

 そのほかにつきましても、行為者の早期の検挙や被害者の安心感の醸成ということから、各種監視カメラ、それから被害者への貸し出し用のカメラつきの防犯ブザー、こういった装備も整備することとしておりますし、それから被害者のホテル等への一時避難に対する公費負担、これも行うこととしております。

 それから、もう一つ、昨年の補正で認めていただいたんですけれども、女性が被害者となりやすい性犯罪等に関しまして、被害者の心理をよりよく深く理解して心に寄り添った対応を行えるということで、「女性犯罪被害者支援講習会」というのを行ってるんですが、これもことしも実施することとしております。

 以上です。



◆秋野哲範委員

 ありがとうございました。

 以上です。



◆平岡望委員

 おはようございます。

 私からは、山口県警察本部組織条例の一部改正について、お尋ねしたいと思います。

 先ほどから国井委員や秋野委員の御答弁の中で、「地域」という言葉が結構出てきたわけでございまして、先ほど国井委員からも交番や駐在所の話がされてたと思います。

 交番や駐在所は、地域に根を張った、地域に密着した活動を行われており、地域住民からすれば安心・安全の拠点であるわけでございまして、もっと言えば、例えば警察署から遠い所に住んでおられる住民にとっては、遠距離にある警察署よりも、どちらかというと身近にある交番や駐在所というものを頼りにして生活をしているわけであります。

 先ほど秋野委員からのお話の中でも、川崎の事件のことがあったわけでございますが、川崎の事件で言えば、深夜徘回やちょっとしたもめごとなど、その情報となる出来事が警察、それから教育、そして地域などで共有されていれば、もっとまた違った形になっていたのかなという思いもするわけでございます。

 事件に至らないにしても、ちょっとした出来事によって情報交換ができる、話し合えるといった状況をつくっていくことが最悪の事件を防いでいくのに重要なことであろうと思うわけで。そういった意味で、私は交番や駐在所の意義であったり、そういった活動というものは、核となって大変大事な必要なものなんだろうというふうに思います。

 そういった意味からも、今回、組織条例を一部改正されて「地域部」を創設ということでございますが、「地域に密着した活動を推進して、地域警察の機能を強化する」とのことで御説明いただいたわけですが、これは本当に心強くいいことだろうと思っておりますけれども、新設される地域部の新設に当たって、いろいろ御検討されたことだろうと思います。

 この「地域部」を新設されるという理由、なぜそれが必要なのかというところを少しお聞かせいただきたいと思います。



◎警務部参事官兼警務課長

 「地域部」を新設した理由・経緯等についてでございますけれど、地域警察官は全警察官の約3分の1を占めておりまして、委員言われたとおり、交番・駐在所を拠点として地域に密着した活動、あるいは110番事案への初動対応など、昼夜を分かたず地域住民の安心・安全を確保するための活動を展開しております。

 こうした中、とりわけ高齢者が被害者となる事件・事故が増加傾向にありますことから、地域住民に直接訴えかける防犯指導等を強化するとともに、被害に遭った場合には迅速・的確に対処していく、より地域住民に寄り添った活動を推進していくことが重要であるというふうに考えております。

 こうした情勢を踏まえまして、このたびの組織改編で「生活安全部」から「地域部」を独立させて、地域警察のさらなる充実・強化を図って、犯罪の未然防止と地域住民の安心感の醸成に向けた取り組みを推進してまいりたいというような状況でございます。

 また、チャレンジプランの重点施策の一つとして、子供・女性・高齢者を犯罪や交通事故から守る対策を一層推進することとしておりますけれど、地域住民に身近に接する地域警察のさらなる充実・強化、これを図ることによって、これらの取り組みがより実効があるものとなるよう努めてまいりたいというふうに考えております。



◆平岡望委員

 それで、「地域部」ができることによって、地域警察は今後どのように強化されていかれるのでしょうか。



◎警務部参事官兼警務課長

 地域警察は今後どのようになっていくかという御質問ですけれど、地域部を独立させて専従の部長を配置することによって、地域警察の司令塔機能、これを強化されるほか、警察署の管轄区域にとらわれない本部直轄の「広域自動車警ら隊」、これを新設することによって機動力を生かし、事案に即して集中的かつ広域的な街頭活動を推進していきたいと思ってます。

 また、これと110番指令を担当する「通信指令課」、これを「地域運用課」に改称しまして、「広域自動車警ら隊」・「鉄道警察隊」・「航空隊」、これを「地域課」から「地域運用課」に移管することによって、通信指令室とこれら本部直轄隊の部隊が一体となった効率的かつ効果的な初動活動を一層推進することとしております。

 さらに、交番・駐在所を含めた地域警察全般を運用する本部の「地域課」、これを「地域企画課」に改称しまして、警察署に対する指導や高齢者宅を初めとした戸別訪問の取り組みを強化することによって、より地域に密着した活動を展開するということで、県民の治安への不安感の解消に努めてまいりたいというふうに考えております。



◆平岡望委員

 ありがとうございます。



◆曽田聡委員

 おはようございます。

 私のほうからは、1点目は「少年安全サポーター」の制度の拡充について、27年度は3人増員されるということの、先ほど説明がございましたけれども、今現在どのような活動されているのか、まずお聞きしたいと思います。



◎少年課長

 「少年安全サポーター」の現在の活動でございますけれども、「少年安全サポーター」は少年の非行及び犯罪被害の防止を初め、校内における児童生徒問題行動等への対応・支援などを目的に、警察官のOBを非常勤嘱託員として採用して、警察学校・地域社会及び関係機関とのパイプ役として運用しております。

 現在、7人の少年安全サポーターを、県が7つの市の教育委員会のほうに派遣をいたしまして、ここを拠点に、一つは問題行動のある児童生徒への個別指導や教職員への助言、2点目が学校や通学路の安全点検及び不審者侵入対応訓練の実施、3つ目が警察やボランティアと連携した不良行為少年の街頭補導などを行っております。

 特に、最近はいじめ、あるいは対教師暴力といった事案に対しての教職員への助言、あるいは加害少年への指導、被害少年の支援、そういった活動がふえております。

 警察官として長年培った知識と経験を生かして、真摯な対応をしておりまして、学校からも厚い信頼をいただいているところでございます。

 以上でございます。



◆曽田聡委員

 今の説明をお聞きしまして、この「少年安全サポーター」の役割が、多岐にわたってるように思うんですけれども、今回3名ふやすっていうことで、各市によって人口の割合も違いますし、また学校もたくさんある市町、また少ない市町もあると思うんですけれども、今現在どこの市に配置されてるんでしょうか。



◎少年課長

 現在7つの市と申しましたけども、これは岩国、それから周南、山口、防府、宇部、下関となっています。すいません、もう一つ、萩を忘れてました。この7つでございます。



◆曽田聡委員

 このたび3人増員っていうことで、どちらの地域に配置を予定されていますか。



◎少年課長

 今回、3人の増員をお願いしておりますのは、管轄区域の広さや、あるいは業務量等から、岩国・柳井地区、それから周南・光・下松地区、山口・美祢・長門地区、この3地域を1人で受け持っておりまして、この3地区の担当区域を区分いたしまして、新たに柳井、それから光、美祢の市教委のほうに配置することにしております。



◆曽田聡委員

 それで、私は下関なんですけども、下関は一番人口の多い、また学校の多い市ですけれども、1人でやるとなると、かなり負担がかかってるんではないかということで。今回は、柳井、光、美祢にそれぞれ配置っていうことですけども、27年じゃなく、またその次の増員のときに、そういう計画されるときに下関とか大きな市町、そこに対しての複数の配置っていうのは、どのように考えておられるのか。



◎少年課長

 委員御指摘の下関市につきましては、学校数やサポーターが対応すべき事案の数ということからしても、県内でも最も多い地区の一つでございます。

 ただ、下関市の教育委員会のほうで、警察官のOBを非常勤嘱託のガイダンスアドバイザー、それから青少年健全化推進員ということで、4名ほど雇用しておられますので、「少年安全サポーター」が、これらの方と協力をいたしまして、問題行動等への対応をしておりますので、今回はサポーターの未配置の市教委のほうへの配置ということを優先させていただきました。

 ただ、サポーターの配置、それから運用要領につきましては、校内における問題行動の状況などを見ながら、配置地区への複数配置、あるいは他地区からの応援、そういった運用につきまして、今後も適宜見直しを行ってまいりたいというふうに思ってます。



◆曽田聡委員

 財源にも制約がありますんで、なかなか複数配置するとはいかないと思うんですけれども、下関の場合は美祢地域とか宇部とか山陽小野田、そういう隣接の市町と連携し合いながら、少年の問題行動がなるべく起きないように頑張っていただきたいと思います。

 続きまして、信号機について何点か質問させていただきたいと思います。

 今、山口県の中で、歩車分離式信号がかなり設置されてきておりますけれども、それについてさまざまな御意見が、私のほうにも来ております。

 運転される方からは、やっぱり渋滞が発生して、「何でこんなところ歩車分離つけたんか」とか、逆にお年寄りの方からは「車と歩行者が分離されるんで、安全に渡れる」、「右左折の車が急に来ない」とか、そういった喜びの声もいただいてるんですけれども、ここ数年の間でどのぐらい設置されてきているのかをちょっとお示しいただければと思います。



◎交通規制課長

 委員御指摘の歩車分離式信号機につきましては、委員御指摘のように、信号交差点におきまして、道路横断する歩行者・自転車と、車道を走行してくる車両との交通事故防止のため、双方が交錯しないように信号表示を制御するものです。

 県内では、昨年末現在、78カ所の交差点で設置運用をしております。

 お尋ねの23年度以降の設置状況ですけれども、23年度は2カ所、24年度は12カ所、25年度は14カ所、本年度は昨年12月までに1カ所設置し、さらに本年3月までに2カ所設置する予定でございます。



◆曽田聡委員

 年を追うごとに、信号機の設置数がふえてると認識してるんですけれども、この歩車分離式信号機をつけたことによって、歩行者の交通事故被害が減ったのか、余り減ってないのか、効果があらわれてるかどうかを教えていただければと思います。



◎交通規制課長

 歩行者事故防止の効果につきましては、平成25年度に歩車分離信号機を導入いたしました14カ所の交差点におきまして、道路横断中の歩行者・自転車が被害に遭った人身事故の発生件数を、導入前の平成24年度以前の5年間で調査比較しましたところ、平成24年度以前は1年平均3件ございましたけれども、導入後のおおむね1年間の発生は全くございません。ということで、一定の効果があったものと思っています。



◆曽田聡委員

 歩車分離式信号機があるところ、私も車に乗ってとまって見てると、歩行者の方が斜め横断される方が結構いる。また別の方に聞いてみると、「えっ、斜め渡っちゃいけんの」っていう話をよく聞くんですけれども。

 要は、歩車分離式信号機っていうのが新しく出てきて、その渡り方を、県民の方が知らない状況があると思うんですけれども、その辺の周知徹底をどのようにされるのか、ちょっとお聞かせ願えればと思います。



◎交通規制課長

 信号機の導入に当たっては、一応広報誌とか、あとメルマガとか、あとホームページ等でも御紹介して。歩車分離信号機は、スクランブルと違って斜め横断できませんので、その辺の趣旨は広報を検討してまいります。



◆曽田聡委員

 ぜひ県民が、交通規制というか、新しい装置に対してきちんと理解してもらえるように取り計らっていただきたいと思います。

 それと、続きまして、最近御高齢の方からよく言われるのが、「信号機が青になって渡り始めると、渡り切らない間に赤になってしまう」。また、「点滅が始まって、焦って転びそうになる」と。高齢化が進んでる中で、高齢者の方に「外、出ちゃいけん」とは言えませんし、歩かれる中で信号機が青になってから、赤になる時間、それを高齢者に配慮したように変えられるもんなのかどうかっていうことを聞きたいんですけど。



◎交通規制課長

 委員御指摘の高齢者に配意した信号機でございますけども、県警察におきましては従前から高齢者が安全に道路を横断することができるように、横断時間を延長する機能を有する「高齢者等感応式信号機」の整備を進めております。

 この信号機は、押しボタン式信号機に設置されております一般的な黄色の押しボタン箱とは別に、白色の弱者用押ボタン箱を設置して、これを押した場合に歩行者用の青信号を通常の1.5倍に延長する機能を有するもので、これは平成3年度から整備を開始しておりまして、昨年末現在で県内147カ所に設置しております。

 また、本年3月末までには、設置箇所は合計で164カ所となる予定になっております。

 それと、その他の信号機におきましても、交通事故の発生状況、県民の要望等を踏まえた上で、歩行者用の青信号の時間を調整するなど、適切に対応しているところでございます。



◆曽田聡委員

 ありがとうございます。

 続いて、LED信号機の整備も県警察として積極的に図られておりますけれども、最近私のほうに、下関の場所を言うと、武久交差点っていう大きな交差点があるんですけれども。あそこで「すぐ近くまで行かないと信号機が真っ暗なままだ」ということを私のほうに言われて、「えっ」と思って私も見に行ったら、そこがちょっと複雑な交差点のために近くまで行かないと、青・黄・赤という認識ができないようにわざとになってると思うんですけど。そこをちょっと教えていただければと思うんですけど。



◎交通規制課長

 委員御指摘の信号機でございますけれども、信号交差点が近接している場所や複数の信号機が見える複雑な交差点などにおきまして、従うべき対面信号を見間違わないように遠くから見える角度を調整いたしまして、対面信号の灯火のみが見えるようにした信号機を設置しております。この信号機は、県内16カ所に設置して運用しております。



◆曽田聡委員

 今までの電球の信号機の場合、なかなかできなかったことが、LEDの信号機にしたことによって、さまざまな工夫が可能になったと思うんですけれども、そういった意味で、LED信号機の設置イニシャルコストは高くなると思うんです。ランニングコストは、逆に安くなっているという格好で、積極的に進めていっていただきたいんですけれども、今のような信号機を、先ほど言いましたように重複しますけど、県民の方がよりわかるように周知、広報活動を積極的に行っていただければとお願いをして質問を終わります。



◆神田義満委員

 1点だけ、お尋ねいたします。

 今度は防府なんですが、事務所を新しくこしらえまして、その真ん前に信用金庫がございまして、信用金庫の駐車場に車が入ろうとすると、停車位置が随分前のほうにあります。その駐車場の入り口が後ろに、停車ラインの後ろに入り口があるんです。そうすると、ここまで車が来ますと、今度は信用金庫の駐車場に入ろうとする車が入れないんで、その後が全部つかえてしまうというようなことが、見ておりますと、起こっております。

 それで、停車ラインを信用金庫の一番、今度は逆に行ったら、東側にラインを引くと、その辺が今度は信用金庫さんのところへ車が出入りがある程度できるので、混むちゅうことがなくなるのではないかと見ておるのですが、こういう場合の変更というのはできるんでしょうか。



◎交通規制課長

 いろいろ交通事故の対策上、当然そこに停止線を下げて自由に出入りすると、交差点内での車両等の衝突等考えられますけれども、そのときの場所・形態によって、また道路管理者、それから地元の方、それから警察のほうで現場の点検をしまして、それで可能なところであれば、そういうふうに措置がとれると思いますけれども、必ずしも全てそういう形で停止線を下げて、要するに、交差点もそれだけ広くなりますので、その辺の安全対策も含めて検討させていただくというところで御理解いただけないでしょうか。



◆神田義満委員

 一度、お願いするのに見ていただいたらよくわかるかもわからぬ。

(「防府の警察署へ」と呼ぶ者あり)



◆神田義満委員

 また、申し込みやりましょう。

 以上です。



○二木健治委員長

 そのほか、ございますか。



◆国井益雄委員

 質疑が終わったようなんで、私のほうから、一言申し上げたいと思います。

 お聞きしましたところ、このたび、県警察では山村刑事部長さん、?永交通部長さん、小田警備部長さん、川口警察県民課長さん、山本教養課長さん、清木参事官さん、松井少年課長さん、山岡交通企画課長さん、吉仲交通規制課長さん、黒川公安課長さん、吉井外事課長さんの11名もの方が、この3月末をもって御勇退をされるとお伺いしております。

 皆様の長年の御功績と御苦労に対し、心から敬意を表すとともに、深く感謝を申し上げたいと思います。

 そこで、今日までの警察生活を振り返られての思い出や警察行政への思い、また我々委員や後輩に対して伝えておきたいということなど皆様からお伺いできればと思います。よろしくお願いいたします。



○二木健治委員長

 ただいま国井委員から御提案いただきました当委員会にとっても貴重な機会になると思いますので、一言ずつで結構でございますので、よろしくお願いをいたします。



◎刑事部長

 刑事部長の山村でございます。

 私は、刑事警察に20年余り従事をさせていただきまして、数々の現場に臨場させていただきました。この事件、捜査が全てうまくいったということではございませんが、冒頭の概況説明にもありましたように、刑事警察の検挙面での実績につきましては、全国的には上位を占めて推移をしております。これは、山口県の刑事一人一人が1つずつ丁寧に捜査をしている結果ではなかろうかと思います。

 今後は、後輩たちに託し、県下の治安維持を必ず維持してくれるものと思っておりますので、今後ともよろしくお願いしたいと思います。どうもありがとうございました。(拍手)



◎交通部長

 私は、昭和53年4月に採用されまして、37年間の警察官人生でございました。

 今の心境は、「本当に退職の日が来たな」というふうな率直な意見というか、感想でございます。

 思い起こせば、いろんなつらいこと、楽しいこと、いろんなことがあったわけでございますけれど、一例を挙げますと、平成16年に犯罪抑止対策室ができましたけれど、そこで勤務を継ぐことになりまして、犯罪の数も今の数よりも2.数倍の状況でございまして、スタッフとともにこれからどうするかというふうなことで、議論をたくさんして、いろんなことをスタッフと一緒にやってきたという思いもあります。

 それから、平成19年に高速隊で勤務したんですけれど、高速道路での事故のすさまじさということは認識はしてたんですけれど、目の当たりにしまして、本当に交通事故防止、重大であるということを認識したところでございます。

 それから、最後の1年は、交通部のほうで仕事をさせていただいたんですけれど、私は若いころから、いろんな部署あるいは部門での経験がございまして、そこで部内外ともいろんな方と知り合いになれて、そしてきょうのように委員会にも出席させていただいて、こういう人とのつながり、あるいはこういういろんな経験が本当に自分の財産になったというふうに思っております。

 今後は、一県民としまして安全・安心、それから県の発展のために微力ながら発信してまいりたいと思っております。長い間どうもありがとうございました。(拍手)



◎警備部長

 委員の皆様にも、警備部の所掌事務でございます警衛・警護・災害対策、あるいは各種テロ対策等、深い御理解と御支援をいただきまして、13日付で私も大過なく退職できる見通しが立ちました。まことにありがとうございます。

 私、退職いたしますけど、山口県警察にはすばらしいメンバーがたくさんおります。委員の皆様にも引き続き、山口県警察に対します深い御理解と御支援をいただければと思います。

 私も一県民として警察を支えていきたいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。(拍手)



◎警察県民課長兼犯罪被害者支援室長

 昭和49年に拝命して41年間警察人生を歩んできたんですけれども、その間、皆様にお支えいただいて、この席をおかりして感謝を申し上げたいと思います。

 この41年間の大半を鑑識と刑事に携わることができまして、その間、光の母子殺人事件とか下関構内の無差別殺人事件とか、こういった多くの被害者の方に接する機会がたくさんありました。

 退職前に、2年間を被害者の支援業務、これを担当させていただいたのは何かのえにしだろうと思います。

 刑事部門以外では、警察学校の教官とか監察官、こういった貴重な経験をさせていただきました。非常に充実した月日だったと思います。

 退職後は、一般人の目に警察OBの視点を加えて、警察活動にできる限り協力をさせていただきたいと思います。どうも大変ありがとうございました。(拍手)



◎教養課長

 私は、警察人生35年でございます。この間、いろんな部署でいろいろ苦しい仕事とかさせていただいて、思い出はたくさんあるんですが、特にこの退職の1年間、そのときに県警察の喫緊の課題であります若手警察官の早期育成という、戦力化ということに、そういう業務に専任させていただきまして、本当に気の引き締まる、微力ではありましたが、一生懸命させていただいて、県警の役に立ったかなという感じを受けてます。

 若い者がこれからの県警察を担っていくということになりますので、使命感をしっかり持ってもらって、県民の皆様のために尽くすひたむきな使命感、これをしっかり受け継いでもらって、よりよい治安のよい山口県を築いていただきたいというふうに思っております。

 私も一県民として、今後は一生懸命県警を応援していきたいというふうに思います。いろいろお世話になりました。ありがとうございました。(拍手)

生活安全部参事官(ストーカー・配偶者暴力対策担当兼サイバー犯罪対策担当)兼警備部参事官 

 昭和56年の10月に警察官になりまして、33年と6カ月が経過しました。この間、主に刑事畑を歩んでまいりまして、刑事になりましたのは拝命から2年後の昭和58年の9月であります。

 当時の刑事課は、こわもての刑事や個性的な刑事がそろっておりまして、指導も厳しく、初日の朝から、お茶がぬるいとひどく叱られました。

 刑事には、「お茶くみ3年」という言葉があります。お茶くみは、人間の心を酌むことについて言われておりまして、若い刑事は観察眼を養成するために上司や先輩にお茶を入れます。刑事は、こうした苦労から始まりまして、さまざまな事件・捜査に従事しましたが、連日のように呼び出し、あるいは不眠不休の捜査など、とにかく大変だったところが数多く思い出されます。

 こうした苦労を乗り越えられたのは、常に被害者のことを思い、「被害者のために俺は絶対に被疑者を検挙するんだ」というような強い気持ちがあったからにほかなりません。もちろん苦労の見返りとしまして、数多くの検挙を経験することができました。

 退職を控えまして、警察人生の大半を刑事一本で仕事ができたこと、3年前には捜査第一課長を歴任できたことなど、大きな満足感があります。一方で、今日まで一緒に仕事をしてきた多くの方に感謝の気持ちでいっぱいでございます。

 今後は、犯罪の検挙にかわりまして、犯罪の抑止面で警察に恩返しをしていきたいというふうに思っております。長い間本当にありがとうございました。(拍手)



◎少年課長

 私は、昭和54年の4月に山口県巡査を拝命いたしまして、36年になります。その間、約3分の2、25年間は生活安全警察のほうで勤務させていただきました。生活安全部は、私が入った当初は安全を保持するという意味でしたが、保安部というふうになりました。その後、犯罪を防止する防犯部、現在は県民を事件・事故から守る、県民の生活を守るということで、生活安全部というふうに言っております。部の名称は変わりましても、県民の安全と安心を守るのが自分たちの仕事だというふうに思って勤務してまいりました。

 ただ、その間、風俗営業の取り締まりであるとか、あるいは覚醒剤事件であるとか、なかなか先の見えない困難な状況というのを何度か経験いたしました。その都度、「出口のないトンネルはない」ということを信条に、部内外の多くの方に助けられながら、何とかきょうまで仕事をしてまいりました。今は、支えていただいた皆様に感謝の気持ちでいっぱいでございます。

 退職後は、委員並びに警察幹部の皆様の御活躍をお祈りするとともに、一県民として微力ながら応援・協力させていただこうというふうに思っております。これまでの御指導・御協力、本当にありがとうございました。(拍手)



◎交通部参事官兼交通企画課長

 山口県警察に採用され、37年になりますが、この間、ほとんどを交通警察に従事させていただきました。

 私が県警察に入りました昭和52年は、年間の交通事故死者数が165人です。それが増減を繰り返しまして、平成20年に100人を切りまして、昨年は過去2番目に少ない58人という数字になりました。

 交通警察は、県民にとって最も身近な危険である交通事故の抑止、これを最大の目標に取り組んでおりますが、今まで各種の交通事故抑止対策を地道に進めてきた成果といいますか、そういったことで交通事故死者数、それから事故の発生件数、いずれも減少が今定着化しつつあるというふうに思っております。

 今後も、さらに死者数・事故件数が減少するように、私も退職しましたら、また応援させていただきたいと思います。これまで数多くの人に支えられて、悔いのない37年間を送ることができたと思っております。大変お世話になりました。(拍手)



◎交通規制課長

 私は、昭和55年4月に警察官を拝命いたしまして、交通部門を主体に35年間勤務させていただきました。その間、大過なく過ごさせていただいたのも皆様のおかげだと改めてお礼申し上げます。

 35年間の中で一番印象に残っているのは、平成22年に初代の交通事故抑止対策官に命ぜられたことです。その前年の21年は、人口10万人当たりの死者数が全国ワースト1になりまして、その汚名を返上せよという命を受けまして、特に高齢者対策として戸別訪問指導の徹底と、あと速度規制対策としてペースメーカー車の導入と、プレッシャーの中、強力に推進したことを思い出します。

 しかしながら、事故につきましては減少傾向にございますけれども、いまだに多くの方が交通事故で亡くなられております。委員の皆様方におかれましては、引き続き県警察に対する交通安全抑止対策への御支援・御協力を賜りますようお願い申し上げます。

 最後になりましたけれども、委員の皆様方、そして御参会の皆様方の御健勝、御多幸をお祈り申し上げまして、挨拶にかえさせていただきます。どうもありがとうございました。(拍手)



◎警備部参事官兼公安課長

 私、昭和52年の10月に拝命して、37年半勤務させていただきました。

 その当時を振り返りますと、今と比べて国際情勢、それから国内情勢、それから警察を取り巻くいろんな環境、犯罪情勢、交通情勢含めて大きな違いがあったと思います。

 そうした中で、県警察におきましても、県民を代表される先生方の御指導・御鞭撻を受けながら、いろいろな変化をしてまいりました。

 私、入った当時は本当に「オイコラ警察」であったと思います。今は、もう県民の視点を重視する警察に変わりました。それから、検挙第一主義というような方向性も未然防止対策という方向性に変わってきております。

 そのほか、いろんな形で県民のためにという警察に変わってきたんではないかなという感想を持っております。

 退職後は、また一県民の立場で県警察を応援していきたいと考えております。長い間ありがとうございました。(拍手)



◎外事課長

 私、このたび退職する11名の中で一番長く、42年警察官をさせていただきました。

 この大半を警備部門におきまして、特に外事警察官として勤め、外事課長を最後に退職できるということを大変うれしく思っております。

 私はこの間、一つは、「いい人との出会いを大切に」、「夢を諦めない」、そして「今の仕事に全力投球」ということでまいりました。後輩に伝えたいことというのは、この3つであります。本当に長い間ありがとうございました。(拍手)



○二木健治委員長

 ありがとうございました。

 これからも、その豊富な知識と経験を持って、県政発展のために御尽力を賜りますようお願いを申し上げます。今後ますますの御活躍・御多幸をお祈りいたしまして、お礼の御挨拶とかえさせていただきます。どうも長い間御苦労さまでございました。

 以上で、警察関係審査を終わります。

 それでは、ここで採決に入るため、休憩いたします。再開は、12時5分とします。

(休憩 午前11時58分)

(再開 午後0時03分)



○二木健治委員長

 それでは、委員会を再開します。

 本委員会に付託された議案は、お手元の審査表のとおりです。

 これより採決を行います。

 議案第1号、第31号及び第54号のうち、本委員会所管分並びに議案第19号、第23号、第24号、第43号及び第44号について一括採決したいと思います。これに御異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)



○二木健治委員長

 御異議なしと認めます。

それでは、採決を行います。

 ただいまの議案8件について、可決すべきものとして賛成の方は挙手願います。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)



○二木健治委員長

 挙手全員であります。よって、ただいまの議案8件については可決すべきものと決定いたしました。

 以上で、審査は全て終了いたしました。

 以上をもちまして文教警察委員会を閉会します。

 皆さんどうもありがとうございました。

(閉会 午後0時04分)