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広島県 福山市

平成15年第1回( 3月)定例会 03月06日−02号




平成15年第1回( 3月)定例会 − 03月06日−02号







平成15年第1回( 3月)定例会



          平成15年第1回福山市議会定例会会議録(第2号)

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2003年(平成15年)3月6日(木)

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 議 事 日 程 (第2号)

2003年(平成15年)3月6日

           午前10時開議

第 1        会議録署名議員の指名

第 2 議第  1号 平成15年度福山市一般会計予算

    議第  2号 平成15年度福山市都市開発事業特別会計予算

    議第  3号 平成15年度福山市下水道事業特別会計予算

    議第  4号 平成15年度福山市農業集落排水事業特別会計予算

    議第  5号 平成15年度福山市競馬事業特別会計予算

    議第  6号 平成15年度福山市国民健康保険特別会計予算

    議第  7号 平成15年度福山市介護保険特別会計予算

    議第  8号 平成15年度福山市老人保健特別会計予算

    議第  9号 平成15年度福山市食肉センター特別会計予算

    議第 10号 平成15年度福山市駐車場事業特別会計予算

    議第 11号 平成15年度福山市商業施設特別会計予算

    議第 12号 平成15年度福山市母子寡婦福祉資金貸付特別会計予算

    議第 13号 平成15年度福山市誠之奨学資金特別会計予算

    議第 14号 平成15年度福山市財産区特別会計予算

    議第 15号 平成15年度福山市病院事業会計予算

    議第 16号 平成15年度福山市水道事業会計予算

    議第 17号 平成15年度福山市工業用水道事業会計予算

    議第 19号 福山市一般職員の給与に関する条例の一部改正について

    議第 20号 福山市職員の特殊勤務手当に関する条例の全部改正について

    議第 21号 福山市職員退職手当支給条例の一部改正について

    議第 22号 福山市手数料条例の一部改正について

    議第 23号 福山市地域福祉基金条例の一部改正について

    議第 24号 福山市地域福祉基金等運営協議会設置条例の一部改正について

    議第 25号 福山市立学校設置条例の一部改正について

    議第 26号 福山市立高等学校授業料等徴収条例の一部改正について

    議第 27号 福山市立女子短期大学授業料等徴収条例の一部改正について

    議第 28号 ふくやま美術館条例の一部改正について

    議第 29号 福山市乳幼児医療費助成条例の一部改正について

    議第 30号 福山市ひとり親家庭等医療費支給条例の一部改正について

    議第 31号 福山市ふれあいプラザ条例の一部改正について

    議第 32号 福山市春日寮条例の一部改正について

    議第 33号 福山市身体障害者デイサービスセンター設置条例の制定について

    議第 34号 福山市児童デイサービス事業施設設置条例の制定について

    議第 35号 福山市人権交流センター条例の制定について

    議第 36号 福山市解放会館条例の一部改正について

    議第 37号 福山市介護保険条例の一部改正について

    議第 38号 福山市松永健康スポーツセンター条例の一部改正について

    議第 39号 福山市旅館業法施行令に基づく構造設備の基準に関する条例の制定について

    議第 40号 福山市と畜場法施行令に基づく構造設備の基準に関する条例の制定について

    議第 41号 福山市廃棄物の処理及び再生利用等に関する条例の一部改正について

    議第 42号 福山市勤労障害者体育センター条例の制定について

    議第 43号 福山市都市計画法に基づく開発行為等の許可の基準に関する条例の一部改正について

    議第 44号 福山市路外駐車場条例の一部改正について

    議第 45号 福山市営住宅条例の一部改正について

    議第 46号 福山市病院事業の設置等に関する条例の一部改正について

    議第 47号 福山市大橋財産区基金条例の一部改正について

    議第 48号 損害賠償の額を定めることについて

    議第 49号 市道駅家加茂線道路改良工事(服部永谷)委託契約締結の変更について

    議第 50号 松浜・新涯2号幹線下水道築造工事(その6)請負契約締結の変更について

    議第 51号 包括外部監査契約の締結について

    議第 52号 過疎地域自立促進計画を定めることについて

    議第 53号 辺地に係る公共的施設の総合的な整備に関する財政上の計画を定めることについて

    議第 54号 市道路線の認定について

    議第 55号 市道路線の廃止について

第 3        一般質問

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 本日の会議に付した事件

議事日程のとおり

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 出 席 議 員

      1番  高 木 武 志

      2番  五阿彌 寛 之

      3番  千 葉 荘太郎

      4番  藤 原 泰 助

      5番  塚 本 裕 三

      6番  熊 谷 寿 人

      7番  池 上 文 夫

      8番  宮 地 徹 三

      9番  瀬 良 和 彦

     10番  川 崎   誠

     11番  浜 本 洋 児

     12番  神 原 孝 已

     13番  桑 田 真 弓

     14番  法 木 昭 一

     15番  稲 葉 誠一郎

     16番  早 川 佳 行

     17番  佐 藤 和 也

     18番  須 藤   猛

     19番  黒 瀬 隆 志

     20番  村 井 明 美

     21番  藤 原 照 弘

     22番  池ノ内 幸 徳

     23番  小 川 勝 己

     24番  小 林 茂 裕

     25番  川 崎 卓 志

     26番  藤 井 真 弓

     27番  桑 原 正 和

     28番  河 相 博 子

     29番  藤 井   昇

     30番  徳 山 威 雄

     31番  安 原 一二郎

     32番  北 川 康 夫

     33番  上 野 健 二

     34番  小 川 眞 和

     35番  来 山 晋 二

     36番  瀬 尾   惇

     37番  蔵 本   久

     38番  背 尾 博 人

     39番  森 田 泰 元

     40番  三 谷   積

     41番  占 部 敏 昭

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 説明のため出席した者の職氏名

  市長      三 好   章

  助役      佐々木 重 綱

  助役      清 水 俊 昭

  収入役     岡 野 勝 成

  市長室長    飛 田 文 悟

  人権推進部長  藤 井 哲 朗

  総務部長    羽 田   皓

  財政部長    秋 田 和 司

  税務部長    小 川   勇

  農林部長    岡 田 昭 二

  競馬事務局長  塩 手 照 之

  商工労働部長  三 藤 州 央

  商工労働部次長 羽 原 敏 雄

  保健福祉部長  鴨 田 弘 道

  保健福祉部次長兼福祉事務所長

          瀬 尾 時 子

  保健所長兼保健福祉部次長

          吉 井 健 哲

  保健所次長   岸 田 明 史

  児童部長    開 原 算 彦

  市民生活部長  佐 道 修 二

  市民部長    土 屋 泰 志

  松永支所長   梅 本 紘 久

  北部支所長   竹 政 義 明

  市民病院事務部長勝 岡 慎 治

  環境事務部長  森 島 正 弘

  環境事業部長  佐 藤 光 生

  環境事業部次長 門 田   均

  建設管理部長  井 亀   貢

  土木部長    岸 本 明 治

  下水道部長   門 田 修 治

  都市部長    藤 井 貞 亮

  都市部次長   日 下 恒 夫

  建築部長    三 好 信 男

  教育長     福 万 建 策

  管理部長    岡 崎   ?

  学校教育部長  三 島 康 由

  社会教育部長  赤 澤   收

  水道企業管理者水道局長

          光 成 精 二

  業務部長    河 村   亨

  工務部長    小 林 清 二

  代表監査委員  平 田 宏 二

  消防担当部長  竹 縄 伸 治

  消防担当部長  倉 田 秀 孝

  消防担当部長  高 野 正 直

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 事務局出席職員

  事務局長    森 田 个 人

  庶務課長    小 林 俊 郎

  議事調査課長  藤 井 聖 士

  議事調査課長補佐藤 井 裕 二

  議事担当次長  中 島 晴 基

  書記      高 垣 光 利

  書記      檀 上 知 子

  書記      高 橋 弘 人

  書記      藤 井 千代治

  書記      石 川 英 伸

  書記      田 中 智 子

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          午前10時8分開議



○議長(背尾博人) これより本日の会議を開きます。

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○議長(背尾博人) ただいまの出席議員41人であります。

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△日程第1 会議録署名議員の指名



○議長(背尾博人) これより日程に入ります。

 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。

 会議録署名議員は,会議規則第76条の規定により議長において,13番桑田真弓議員及び31番安原一二郎議員を指名いたします。

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△日程第2 議第1号 平成15年度福山市一般会計予算から議第17号 平成15年度福山市工業用水道事業会計予算まで及び議第19号 福山市一般職員の給与に関する条例の一部改正についてから議第55号 市道路線の廃止についてまで並びに日程第3 一般質問



○議長(背尾博人) 次に,日程第2 議第1号平成15年度福山市一般会計予算から議第17号平成15年度福山市工業用水道事業会計予算まで及び議第19号福山市一般職員の給与に関する条例の一部改正についてから議第55号市道路線の廃止についてまでの54件を一括議題とし,これに対する質疑及び日程第3 一般質問を行います。

 水曜会市民クラブ連合代表 24番小林茂裕議員。

 (24番小林茂裕議員登壇)(拍手)



◆24番(小林茂裕) 質問に先立ち,去る2月3日,内海町,新市町との合併が実施され,合併後,福山市は41万2567人,面積430.28平方キロとなり,本市の歴史に新たな1ページが加わりました。両町民を心から歓迎し,これから同じ福山市民として力を合わせ,ともに発展していきたいものであります。

 私は,水曜会市民クラブ連合を代表して,市長の政治姿勢及び新年度予算並びに当面する市政の諸課題について質問をいたします。

 三好市長は,平成3年8月,「50万都市構想」「合意と信頼」「市民本位の市政運営」等のスローガンを掲げ,第11代福山市長に就任以来,ことしで3期12年となります。この間は,バブル経済の崩壊により,債券安や株安,土地神話の崩壊,右肩上がりの経済からデフレスパイラルとも言われる長期にわたる経済の低迷,急速な少子・高齢化社会の到来,国際化,情報化の進展,環境問題など,社会経済の大きな転換期の中で新たな行政課題が生まれ,行政需要は高まる一方の状況にありました。一方,歳入面にあっては,長期にわたる景気低迷やデフレによる企業収益の悪化,勤労所得の減少,土地の価格の下落等による市税収の減少や地方交付税の見直しによる減少等,財政環境が年々厳しくなり,市政のかじ取りが難しくなる状況であったと思います。

 このような中で,国や県,労使間の連携を強化しながら,行財政改革による効率的行政推進,魅力や活力のあるまちづくりに向け,福山平成大学の開学,リーデンローズ,ローズアリーナ,北部,東部の市民センター,すこやかセンター,クリーンセンター,RDF製造及び発電施設の建設,三次救急の指定を受けての市民病院の増改築,地方拠点都市,中核市の指定,内海町,新市町との合併など多くの実績を上げてこられたことに対し,高く評価するものであります。

 また,市債残高については,平成3年度当初予算ベースでは約783億円,平成15年度では1501億円であり,約1.9倍に増額しております。この原因は,国の景気対策に呼応しての公共事業の追加分,さらに減税に伴う減税補てん債,臨時財政対策債,臨時税収補てん債など3つの特別債の総額257億円も含まれており,平成3年度にはなかった要因もありますが,市債残高の増加についてどのようにお考えでしょうか。

 また,この12年間を振り返り,思うようにいかなかった課題等あったと思われますが,市長はどのように総括されておられますか,御所見をお伺いいたします。

 次に,予算編成についてお伺いいたします。

 国の新年度の予算編成方針は,景気対策や構造改革,雇用の創出など早急に改善すべき課題がありながら,デフレや大幅な財源不足を反映し,一般歳出及び歳出全体について前年度以下への抑制,公共投資関係費の対前年度比3%減,義務的経費の制度の根源からの抜本的見直しを行うとされ,非常に厳しいものとなっています。

 一方,福山市の一般会計は1349億6800万円,対前年度比9%増となっていますが,内海町,新市町の合併分を置きかえると1.3%増となります。歳入面では,自主財源の根幹を占める固定資産税,都市計画税,個人市民税などは2.9%減の635億8600万円となり,年々減少しています。また,財源不足を補うため,市債は対前年度比25%増の129億2700万円,さらに繰入金として財政調整基金など約20億円を取り崩すなど,国と同様かつてない厳しい状況であります。

 このような状況の中で,予算の重点的・効率的配分や事業の優先順位づけなど,編成に苦慮されたと思いますが,ことしで12年目の,ある意味では節目の予算編成に対する市長の率直な思いとあわせ,特にどのような点に配慮され,どこに意を用いられたのか,その思いをお示しください。

 また,景気動向から,税の収納率が低下傾向にあり,新年度も収納率が懸念され,新たな取り組みが必要と考えますが,御所見をお伺いします。

 さらに,内海町,新市町の10カ年間の建設計画を組み入れた財政見通しとあわせ,市債残高の増減や各財政指標の推移についてお示しください。

 さらに,デフレ経済とも言われる状況の中で,新年度は国民健康保険税の1人当たりの基礎課税額2383円の減額や,し尿処理手数料の値下げがある一方で,分娩料,介護保険料や短大授業料など,一部値上げが行われます。避けがたいものと理解をいたしますが,高齢者などや所得の低い市民へ大きな影響があると思いますが,現在の社会状況の中では公共料金の値上げは可能な限り慎重であるべきと考えますが,市長の御所見をお伺いいたします。

 次に,行財政改革についてお伺いいたします。

 福山市は,1980年からこれまで4次にわたる計画の推進を行い,特に1998年度からの5年間の福山市行財政計画大綱の策定による10区分の重点項目に取り組まれ,計画期間中,節減額は129億2300万円余となり,多大な成果を上げてこられました。しかし,自治体を取り巻く環境は,景気対策,雇用対策,環境対策,少子・高齢化対策など,行政需要の増大や地方交付税の減額,景気低迷による自主財源の減少等,分権自治推進は厳しい状況となってきています。また,社会経済の大きな変革期にある現在,自治体も社会状況から乖離することなく,これらを反映したものとし,大胆な行財政改革へ強力な取り組みが求められています。

 このような中で,昨年12月,2003年度から2005年度までの3年間の新たな大綱が策定され,経営的視点,自立性の発揮,市民との協働を基本方針とした計画が発表されましたが,何点か質問をいたします。

 1,経営的視点での行政の推進として,行政評価システムの導入や顧客主義の徹底,サービスとコストとのバランスを考慮した的確な市民サービスの推進を掲げておられますが,そのためには強力なリーダーシップやチェック機能,職員の意識改革などが必要であります。新年度の具体的取り組みについてお示しください。

 また,従来より議論となってきた民間委託の推進について,検討状況とあわせ,新年度からの新規分があればお示しください。

 1,PFIの取り組みについても検討が進められてきております。その取り組みと今後の方針についてお示しください。

 1,自立性が発揮できる行政体制の確立として,公社等外郭団体の統廃合を含めた見直しをすることとなっていますが,現在の状況とあわせ,新年度の取り組みについてお示しください。

 また,新年度から特殊勤務手当の抜本的見直しの実施について評価をしています。また,国においては現在,退職金の見直しを検討されていると仄聞をしています。福山市は,2007年度から10年間,定年による大量退職者のため,退職金の基金の積み立ても行われており,退職金の見直しも必要と考えますが,どのようにお考えでしょうか。

 また,採用年齢幅の拡大により労務構成の改善,7級制による処遇で能力があってもポストがないため処遇がうまくできない面の改善,また能力,実績の重視,努力や意欲の評価など,わかりやすい人事評価制度について検討することとなっており,ぜひとも早期の実施を願うものでありますが,取り組みについてお示しください。

 1,市民との協働によるまちづくりの推進として,広報の充実や出前講座,積極的な情報発信を行うこととなっていますが,新年度の取り組みについてお示しください。

 また,ボランティア・NPOとの連携強化についてもお示しください。

 次に,同和行政についてお伺いいたします。

 同和対策事業は,国の地対財特法の期限切れに伴い,最近では全国の多くの自治体や広島県などは,一般施策への移行を行う中で,事業の廃止が行われています。一方,福山市の同和行政も2000年3月の同和対策審議会の答申を受けてから,その後,同和行政の枠組みの変化,人権尊重の国際的潮流,それまでの成果と課題等を踏まえ基本方針を策定され,制度の公開が行われ,2001年度から2005年度までの5年間で,一部の施策を残し,制度の廃止や段階的な一般施策への移行等,大きな転換がなされました。本年度で2年が経過しますが,現在までの取り組み状況についてお示しください。

 あわせて何点か質問をいたします。

 1,2000年3月まで同和対策審議会がありましたが,今後の取り組みについてお示しください。

 1,新年度から解放会館条例が改正され,ふれあい交流館となり,地域社会全体の中で,福祉の向上や人権啓発,住民交流の拠点となる開かれたコミュニティーセンターと位置づけられています。地域社会全体への交流のため,具体的にはどのようなことをお考えでしょうか。

 また,本市にはふれあいプラザがありますが,混同されやすい,ふれあい交流館という名称になりますが,なぜこのような名称とされたのでしょうか。

 さらに,人的体制について,公民館と同じような体制とすべきと提言を行ってきましたが,取り組み状況についてお示しください。

 さらに,市解放会館の名称も,人権交流センターと変更となりますが,その事業についてどのようにお考えでしょうか。

 1,新年度,同和地区実態調査が行われることとなっています。これまでの取り組みにより,大きな成果を期待していますが,調査の内容についてお示しください。

 また,客観的実態把握のためには,地区以外の住民からの実態に対する評価などの調査も有効と考えますが,どのようにお考えでしょうか。

 さらに,人権啓発事業として,人権・同和問題意識調査が行われますが,調査方法や内容についてお示しください。

 次に,福祉行政についてお伺いいたします。

 まず,介護保険制度についてであります。平成12年4月より手探りでスタートしたこの事業も,3年間を経過しました。3年間を単位としたこの制度の節目を迎え,保険料の設定や認定作業,介護サービスの量や質の確保など,この制度の課題も明らかとなったと思いますが,この間の成果や課題についてお知らせください。

 また,新年度以降3カ年の介護保険料は,高齢化の進行に伴う要介護者や施設介護の増加などにより,保険給付額は増加の一途をたどると考えられ,新たな介護保険料は,基準額で年額4万1500円となり,改定前の3万8200円と比較すれば,3300円で8.6%増となります。今後3カ年の介護サービス量や利用率の動向などを予測し算出されたと思いますが,現在の社会状況から,保険料の値上げについてはさまざまな意見があると思います。行政の説明責任や事業の円滑かつ安定的な運営を確保するためにも,値上げについて説得力ある説明を行い,市民に理解を求める必要があると考えますが,値上げ理由や対応についてお示しください。

 また,介護サービスを提供する事業所のサービスの質の向上や指導,さらに各施設のサービスの充実度の情報公開,また苦情の対応についてお聞かせください。

 また,要介護認定の適正化については,介護判定において,コンピューターによる一次判定ソフトの変更があると聞いておりますが,どのように変更されたのかお聞かせください。

 次に,障害者福祉についてであります。障害者福祉は,新年度から,措置制度から,障害者みずからがサービスを選択し,契約によりサービスを利用する仕組みである支援費制度に移行することとなっていますが,準備段階での課題についてお聞かせください。

 また,景気が低迷している中で,障害者の雇用状況にも影響を受け,企業からリストラをされた知的障害者や養護学校の卒業生などの受け入れはどのようになっていますか。

 さらに,障害者を抱える家族の方々からは,デイサービス,ショートステイ,グループホームなど利用できる施設が少ないとの悲痛な声も届きます。施設整備に向けた対策が必要と考えますが,御所見をお聞かせください。

 あわせて,春日寮は,市内東部エリアの拠点施設として,保護者,関係者から拡充が求められていますが,課題と今後の取り組みについてお聞かせください。

 次に,高齢者福祉についてであります。ふれあいプラザは,合併に伴い4館が加わり32館となりました。今後の高齢化社会を考えれば,運営のあり方や内容の充実など見直しも必要と考えますが,どのようにお考えでしょうか。

 また,築後かなりの年数を経た施設もあると思いますが,状況や対応についてお示しください。

 また,新規事業として(仮称)シルバーサロン設置が掲げられていますが,内容についてお示しください。

 次に,環境行政についてお伺いいたします。

 人間環境都市を理念として,環境と調和した循環型社会づくりを目指し,福山市の環境行政の推進が図られてきました。これまで,資源化や埋め立てごみの減量化のため,リサイクルプラザの稼働や環境負荷の軽減,未利用エネルギーの有効利用を図るべくRDF化施設の整備に取り組むなど,循環型社会の実現に向けた着実な取り組みに対し評価するものであります。しかし,ごみの排出量が昨年度約15万8000トンと,本市の将来推計値の2009年度に達して,予想を大幅に超えた増加傾向にあり,減量化は大きな課題であります。現在,ごみの排出量の抑制のため審議会への諮問が行われ,答申案が示されたと仄聞しますが,答申案の内容とあわせ,その後の対応についてもお示しください。

 また,分別収集のあり方やごみ減量運動の推進,環境問題に対する意識啓発及び減量化,リサイクル率や二酸化炭素の削減目標など,15年度の具体についてお示しください。

 次に,びんごエコタウン構想及び構造改革特区についてお伺いいたします。国からモデル地区として指定を受け,昨年3月,びんごエコタウン実行計画が策定されました。初年度に当たる14年度の実施状況についてお聞かせください。

 また,18年度までの計画となっていますが,1年が経過した中で,今後の課題についてもお聞かせください。

 次に,箕沖地区において,資源循環と国際物流のモデル地区の形成を目指し,広島県と共同して環境ソリューション・国際物流特区の認定申請に向け取り組みが進められておられますが,特区推進のためのプログラムについてお聞かせください。

 次に,農林行政についてお伺いいたします。

 まず,福山市土地改良区についてであります。福山市土地改良区と坪生土地改良区,井溝土地改良区,芦田町土地改良区,駅家町土地改良区が合併に向け取り組みを進めておられましたが,協議が調い,昨年12月26日に5土地改良区は合併予備契約を締結され,本年6月の合併ができる運びとなりましたことは,まことに喜ばしいことで,行政はもちろん関係各位の御努力を多とするものであります。もとより,土地改良区の目的には,農業生産の基盤整備や農業の生産性の向上など,農業構造の改善について大きな貢献をされ,高く評価をするものであります。新たな土地改良区は,県下で最大規模,全国的にも市街化の土地改良区としては有数の規模になるとお聞きしております。

 そこで,お尋ねいたしますが,合併後の土地改良区の展望をお聞かせください。

 そして,農業基盤整備に対し,事業実施計画が必要と考えますが,お考えがあればお示しください。

 また,土地改良区の合併に対する国,県を含めた支援措置はどのようになっているのでしょうか。

 さらに,土地改良区の運営に対する組織の見直し,効率化などについて,お考えがあればお示しください。

 次に,ため池の管理について質問をいたします。農業従事者の高齢化,後継者不足,不採算営農や周辺の都市化の進展から,農家意識も多様化し,水路やため池などの施設管理が行き届かない状況も出てきており,営農支援と農業用施設,そして改良区が管理してきた水路,ため池について行政的対応を期待するものであります。御所見をお伺いします。

 既に農業用ため池としての利活用はなく,水門管理など担当する者がいない,貯水しているだけのため池について,今後の管理はどのようにお考えなのか,お示しください。

 この種のため池について,一つの方法として,洪水調整機能,親水いやし機能,災害対応などの機能を保全しつつ,適当な面積を埋め立てて地域の触れ合い広場的に提供し,水面を含めて管理委託するなどの取り組みを検討されてはと思いますが,お考えがあればお示しください。

 次に,入札制度の改善についてお伺いいたします。

 福山市内の公共事業をめぐり,暴力団の介入が公判などで明らかにされており,福山市の現行の入札制度が憂慮されておりました。

 さて,これまで福山市発注の公共工事の約9割は指名競争入札であり,工事現場に近い地域の業者を選定しておられましたが,この契約方法では入札前に指名を受けた業者が接触することから,談合の根源とも言われており,福山市では,これまでにも談合防止マニュアルの改正や公募型指名競争入札の導入,そして予定価格の事前公表などを実施されましたが,改善の決め手にはなっておりません。こうしたことから,昨年11月には,議会と市との入札制度改善にかかわる勉強会を開催し,両者の抜本的な課題解決への共通認識を深め,また昨年12月の定例会では暴力追放都市宣言の一層の推進を議決したところであります。

 今日まで福山市では,公正な競争入札となるようさまざまな努力を積み重ねてこられる過程で,福山市低入札価格調査制度に係る低価格入札でのダンピングの心配,不適正な工事の心配,業者の健全育成ができるかなどの課題も指摘されております。また,このたびの事件の原因は,行政サイドとして制度やチェック体制の課題がありますが,一方では企業側の談合防止や暴力団介入防止に向けた姿勢にも原因があったと考えます。

 以下,何点か質問をいたします。

 1,このたびの事件から,業者の暴力団や談合に対する姿勢に課題があることがうかがえますが,どのような状況でしょうか。

 また,このことに対しどのように取り組まれるのか,お示しください。

 1,電子入札制度の導入については,システムづくりに県と共同で取り組んでおられ,その運用開始が期待されますが,実現へ向けた課題と実施時期について,その見通しが明らかであればお示しください。

 1,ダンピングによる低価格入札で落札した場合,適正な品質の工事を執行するよう,技術検査課の体制はどのように考えておられますか,お示しください。

 1,業者の施工能力や技術力などより確実な実態調査のあり方や,課題が明らかとなった業者に対しての指導方針についてお考えをお示しください。

 1,工事完成検査時の工事成績評定点について,次の工事または指名等に配慮があるかお示しください。

 1,職員の意識改革などは,不断に行われなければならないと考えます。今までの取り組みや今後の計画等についてお示しください。

 次に,都市整備について質問をいたします。

 中心市街地活性化のため,駅前整備事業,東桜町再開発事業,伏見町再開発事業,旧そごう施設の購入など,現在まで取り組みが行われてきました。このような中で,書道美術館や男女共同参画センターなど,公共施設を含めた大型商業施設福山ロッツが4月25日オープンの運びとなりました。

 また,東桜町地区の繊維ビル再開発事業について,去る2月25日,地上23階,地下1階,延べ床面積約4万3800平方メートル,総事業費116億円という内容が,都市計画審議会において諮問案どおり答申することが決定したと仄聞をしております。久々に明るいニュースとして市民に歓迎されたところであります。この計画に対し,国,県,市などから約3割の補助金で賄う見通しであると仄聞をしています。都市計画決定からの事業資金補助を見込まれるという以上,健全な事業継続が期待されますが,事業内容,資金計画はどのような内容でしょうか。

 また,今後の計画と,事業化に当たりどのような課題があるか,お示しください。

 また,福山駅前にそびえ立つこのビルをイメージしたとき,波及効果が大きなものがあると思いますが,残る課題,例えば駅前整備事業,伏見町再開発事業に対して,行政として積極的に取り組むことが必要と考えますが,お考えがあればお示しください。

 次に,中央公園地区整備事業について質問します。中央公園地区に,図書館を核とした複合施設を建設する計画が進められています。地区面積約2.1ヘクタールのうち,0.5ヘクタールの予定で計画されています。中心市街地のにぎわいの創出,商店街の活性化のために,また何よりも本来の図書館の持つ機能を利用したいと願う市民のためにも,一日も早い開館が望まれるところであります。高度情報化,国際化の進展の中で,時代とともに図書館に対する市民ニーズが大きく変化すると予想されていますが,具体的にどのような検討をされていますか。

 また,この事業はPFI手法での建設の検討を進められてきたところですが,その内容と今後の建設に向けた取り組みについてお伺いいたします。

 次に,福山道路,鞆の架橋問題についてお尋ねいたします。福山道路については,今日的社会状況,経済活動の中で,慢性的な渋滞解消策,さらには景気浮揚の観点からも喫緊の課題であると同時に,市民の待望久しいところであり,早い完成が望まれるところであります。現状と課題,今後の取り組みをお示しください。

 次に,鞆の架橋問題については,市長は知事と協議されたと仄聞いたします。地域のもろもろの事情があることも理解いたしますが,本市の観光振興や重要伝統的建造物群指定,また何よりも地元住民の大半が賛成とも伺っており,ぜひとも計画の推進を期待するものですが,御所見をお伺いいたします。

 次に,福山城公園の整備についてお伺いいたします。福山城は,国の重要文化財指定の伏見櫓,筋鉄御門を初め,1966年11月に天守閣,月見櫓,御湯殿,1973年にも鏡櫓文書館,収蔵庫が復元されました。この城の一角に福寿会館もあり,駅裏に位置する本市の誇るべき文化財であります。また,全国的にも駅のそばにある城として知名度も高く,福山市の顔としての役割も果たしています。そのシンボル的な福山城周辺整備としてパークロード事業がありますが,今後の整備見通しについてお示しください。

 また,福寿会館やその周辺の庭園の一体的な整備が不十分な状態で,修理や整備が必要な箇所が随所に見受けられます。市民や観光客に親しまれるためにも,一体的な整備が必要と考えますが,御所見をお伺いいたします。

 次に,水道事業についてお伺いいたします。

 地球全体の気象状況が変化し,ヨーロッパでの大洪水の反面,中国では砂漠化が進行するなど,異常気象と言われる現象が頻発しております。福山市においても,1994年には45日間にわたる12時間断水,300日にもわたる異常渇水という経験から,第3次福山市総合計画において,ゆとりある水道,長期的な展望に立った水資源の安定供給のため,水道施設の整備,渇水時の緊急対策の充実に向けて種々努めてこられたことは十分理解しているところであります。

 その後,平成10年の八田原ダムの供用開始で,もう渇水の心配はないものとだれもが思ったものと考えますが,昨年11月25日,第1次渇水対策がスタートし,今日なお持続している状況です。我が会派では,気象予報の信頼性が高まっている今日,八田原ダムの利水容量2300万立方メートルを3500万立方メートルにしたらとの提案を何度か行ってきたところであります。国への働きかけの状況と,利水容量をふやすための課題は何か,お示しください。

 次に,就学前教育についてお伺いいたします。

 少子・高齢化社会の影響や女性の社会進出の増加などにより,就学前教育のあり方も,保育ニーズの多様化など時代を反映した運営が求められています。こうした流れを受けて,福山市は,保育所においては1997年,福山市児童育成計画を,幼稚園においては1998年,幼稚園教育の再整備計画を策定され,施設の統廃合や複数年保育,延長保育,休日保育,ゼロ歳児保育など,子育て支援のための施策の充実を行ってきました。また,このたび,内海町,新市町との合併により,新たに公立保育所8所,私立保育所1所が加わりましたが,福山市児童育成計画への位置づけについてお示しください。

 以下,新年度の幼稚園,保育所について何点か質問をいたします。

 1,幼稚園については,今年度は,公立の光幼稚園の休園や西幼稚園の複数年保育の実施が発表されましたが,公立の複数年保育を実施している園を除き,募集園児が20人より少ない園は8園ありますが,この8園の過去5年間の園児の推移とあわせ,今後の取り組みについてお示しください。

 また,休園中の施設の利活用についてもお示しください。

 1,保育所については,少子化の中でも入所児童数が年々増加しています。また,保護者の就労状況が多様化し,保育時間の長時間化が進んでいると伺っていますが,新年度の入所見込みについてお示しください。

 また,新年度に向け,保育所の運営体制や保育所職員の勤務体制について見直しを検討されていると仄聞していますが,その内容についてお示しください。

 次に,教育行政についてお伺いいたします。

 福山市の学校教育は,国からの14項目の是正指導を受け,指摘事項の改善が行われる中で,市民から信頼を受ける学校づくりに向け取り組まれてきましたが,その成果に対し一定の評価をしています。また,このたび福山市学校教育ビジョンを策定され,人間環境都市福山にふさわしい,21世紀を担う人材の育成を目指すこととされています。

 ところで,昨年のある新聞に興味深い記事がありました。その内容は,中学生の生活調査−未来予測と題して,日本,アメリカ,中国それぞれの国の10地域以上,1カ国約1100人の中学生の生活や価値観をアンケート調査をしたものでありました。調査結果の中で,アメリカ,中国の生徒との相違点で気になる点は,希望する学歴が低いこと。自己評価について,私は人並みの能力がある,ほかの人々に劣らず価値のある人間である,が他国は約50%に対し10%前後と低く,自分に対して評価が低いこと。また,自分に起こったことに対する自己責任の認識が低く,原因を他に求めること。授業の理解度も低く,将来に対する明るい希望が低いことなどであり,それぞれの国の社会状況や価値観を反映したものとなっており,さまざまな見方もあると思いますが,ある意味では我が国の教育の課題も明らかとなっています。

 福山市学校教育ビジョンの重点項目とも一致する点もあると思いますが,アンケート結果の内容分析とあわせ,本市のこれまでの学校教育をどのようにとらえ,また現在の状況や児童生徒の実態についてどのように踏まえてのこのたびのビジョンなのか,ビジョンの内容とあわせ御所見をお伺いいたします。

 さらに,以下何点か質問します。

 1,国の教育振興基本計画に関する中央教育審議会の答申素案が明らかとなりましたが,この中で,いじめ,校内暴力の5年間での半減,不登校等の大幅な減少が目標となっていますが,現在の状況とあわせ,減少に向けた取り組みについてもお示しください。

 また,授業がわからない子どもの半減についても,新たな課題として示されていますが,どのようにお考えでしょうか。

 1,平成16年4月から福山高等学校において,併設型の中高一貫教育が実施予定ですが,保護者や子どもたちからも理解や評価を得るためにも,改めて設置目的や内容,今後の取り組みについてお示しください。

 また,福山市学校教育ビジョンとの関連についてもお示しください。

 1,広島県は,学校教育改革のため,新年度から,学校評価,人事評価,10年経験者研修について新たに取り組まれると仄聞していますが,その内容と取り組みについてお示しください。

 1,総合的学習時間の取り組みが全校で実施され1年となりますが,現在までの成果と課題や新年度の状況についてお示しください。

 最後に,走島地区の諸課題についてお伺いいたします。

 走島地区の振興については,第10次漁港整備計画に沿って,現在まで埋め立てを行いながら,漁港や築磯の整備,漁業集落排水整備など漁業基盤整備が行われてきました。しかしながら,当初計画された整備計画の大幅なおくれや縮小による漁業環境の改善のおくれや漁業資源の減少等により,現在人口885人,高齢化率36.2%。10年前は,人口1105人,1996年の高齢化率は24.6%となり,高齢化率はこの7年間で11.6ポイント上昇しており,市内でも過疎化や高齢化が著しく進行している地域であります。

 また,このような状況の中で,女性会を中心とした38人がホームヘルパー1級の資格を取得し,お年寄りの介護やひとり暮らしの高齢者への声かけや島内のごみ収集など,懸命な努力をしていると仄聞していますが,まだまだ島内の生活環境や漁業環境にも深刻な課題が山積しているのが現状であります。

 以下,何点か質問をいたします。

 1,診療所が設置されていますが,簡易な診察や治療しかできない状態となっています。また,現在週3日のみの診察であり,その日以外は無医地区の状態となっており改善が待たれますが,どのようにお考えでしょうか。

 また,急病人が出た場合,漁民の船で鞆港まで搬送していますが,天候や時間帯により対応が国難なことが予想され,検討が必要と考えますが,御所見をお伺いいたします。

 1,公民館は,木造,狭隘で,築28年と老朽化しており,市内の建てかえが必要な4カ所の公民館の一つであります。また,十数段の急な階段を登ったところに入り口があり,高齢化が進んだ島には不便なところに位置しております。このような状況から,埋立地に建設用地は確保されております。早期の建設が必要ですが,建設時期についてお示しください。

 1,漁業用の桟橋が,他地域の漁村と比較しても圧倒的に不足しております。特に浦友地区にはゼロの状態であり,早期の建設が待たれますが,どのようにお考えでしょうか。

 1,今年度の走島地区のノリの生産額は,2年前と比較し約30%,例年と比較しても約50%の水揚げ金額と伺っており,生産者から緊急融資が求められております。関係機関と連携し,可能な限り対応すべきと考えますが,どのようにお考えでしょうか。

 以上で,1回目の質問を終わります。

 御清聴ありがとうございました。(拍手)

 (三好 章市長登壇)



◎市長(三好章) 水曜会市民クラブ連合を代表されました小林議員の御質問にお答えいたします。

 まず,市債残高の増加についてであります。

 備後地域の中核都市として,魅力や活力のあるまちづくりを進めるとともに,アジア大会・国体へ対応した施設整備,さらには国の景気対策や制度改正に伴う財源対策などから,市債残高は増額したものであります。大型事業が一段落した平成6年以降,都市基盤整備に当たっても,施策の重点化や選択を行う中で,市債発行額の抑制に努めてきたところであります。今後においても,年度間の偏りはあっても,元金償還額の範囲内の借り入れを基本とし,発行に当たっては,有利な資金の活用,減債基金の計画的な積み立て,有効活用など総合的な公債費対策を行い,中長期的視点に立ち,市債残高の抑制に努めてまいります。

 次に,この12年間の総括についてであります。

 振り返ってみますと,バブルの崩壊後の激動する時代と重なる中で,少子・高齢社会への対応,地方分権の推進,にぎわいの創出,教育・文化など山積する課題に一定の道筋をつけることができたものと考えております。これもひとえに,市議会を初め,市民の皆様方の御理解と御協力の賜物と深く感謝をいたしております。しかし,産業の振興を初め,中心市街地の活性化など,なお多くの課題に直面しているのが現状と受けとめております。引き続き厳しい財政環境が続くものと見込まれますが,諸施策の選択と重点化を図るとともに,市民の参加と協働を得る中で各種施策の推進に取り組んでまいりたいと考えております。

 新年度予算編成についてのお尋ねであります。

 新年度の予算は,景気動向や国の制度改正などから,合併による影響分を除いた実質で固定資産税が大幅に減少し,その他の税目についても減少の傾向であり,利子割交付金や地方交付税も大幅な減少と見込まれます。歳出についても,義務的経費である扶助費や公債費が高水準で推移する中,退職手当の増加など,財政状況は大変厳しく困難な予算編成でありました。

 新年度予算は,合併初年度の当初予算であります。本市の持続的な発展へ向け,将来を見据えた施策の展開を図るために,新行財政改革大綱のもと,経常的な経費などの抑制に向け,全庁的に創意工夫に基づく見直しを指示し,国の補正予算を活用した3月補正予算での対応も視野に施策の選択と重点化を図ることとし,予算編成を行ったところであります。

 重点課題といたしましては,まず第1に,一体的なまちづくりで,合併建設計画に盛り込まれた事業の着実な実施を図り,両町地域との一体的なまちづくりと市域のバランスある整備であります。第2は,少子・高齢化社会への対応で,乳幼児医療を初めとした少子化対策,高齢者施策の推進,男女共同参画基本計画の推進,継続事業である市民病院の増改築などであります。第3は,都市基盤づくりで,駅前広場整備を初め,福山港洗谷線,東桜町市街地再開発など都市基盤整備の推進であります。第4は,資源循環型社会づくりであります。RDF化施設建設,リサイクル促進に取り組むとともに,緑のまちづくりの推進などであります。第5は,個性と人間性豊かな人づくりで,中高一貫教育への対応など教育の充実であります。

 新年度予算は,厳しい財政環境下にあっても,高度化,多様化する市民ニーズに的確に対応するため,当面する諸課題や本市の将来を見据えた事業に重点を置いた予算編成を行ったものであります。

 次に,収納率向上策であります。御指摘のように,今日の経済状況から,市税の収納率も厳しい状況にありますが,この収納率向上対策は,市民負担の公平と自主財源の確保のための全庁的な課題であります。収納率向上のためには,全職員がそれぞれの部署で,それぞれが担当する業務に全力を尽くし,市民の皆さんの信頼にこたえることが重要かつ有効であると考えております。市税においては,滞納を発生させない取り組みとして,納期内自主納付推進に向け,納税推進事業や出前講座など,市民啓発を実施をしております。滞納が発生した場合は,納税者の実態を早期に調査する中で,滞納金の完全徴収や,誠意のない納税者に対して差し押さえ処分や公売を実施するなど,法令に基づき厳正に対処しております。今後とも,これらの取り組みを充実し,着実に実行する中で収納率向上に努めてまいります。

 次に,財政見通しについてであります。新年度の厳しい歳入状況や,義務的経費の動向などから,経常収支比率は87.4%,公債費比率は17.3%となり,本市の財政は硬直化傾向にあります。今後の財政見通しは,歳入においては,景気動向や国の制度改正など不透明な要因もありますが,市税や地方交付税など主要な一般財源は減少傾向にあります。歳出においても,いわゆる団塊の世代の職員に係る退職金などの増加要因もあり,こうした傾向は当分の間続くものと考えております。厳しい財政環境下のもとで,市民ニーズへの的確な対応や合併建設計画の着実な推進のため,財政指標の動向を注視しながら,総合的な取り組みを行い,中長期的視点に立った財政運営が必要と考えております。

 次に,公共料金の値上げについてであります。分娩料につきましては,長い間料金を据え置いてきましたが,新館での稼働を目前に控え,市内の類似病院等との料金を勘案をし改定をするものです。介護保険料につきましては,要介護者や介護サービスの利用の増加に伴い改定するものです。短期大学授業料につきましては,国に準じ,また中国地区の公立短期大学の状況を見る中で改定をお願いをするものです。使用料,手数料などの受益者負担金については,公平公正を確保しつつ,コストの見直しを図ることとし,現下の厳しい経済状況から,極力抑制をしたところであります。

 次に,行財政改革についてのお尋ねであります。

 本市を取り巻く行財政環境は,かつてない厳しい状況となっており,こうした状況は今後も続くものと考えております。こうした中で,自主的,主体的に決定し,将来に向けて持続的発展を遂げていくためには,より一層一般財源の確保や財源の効率化,施策の選択・重点化に取り組み,中長期的視点に立った簡素で効率的な行財政改革を推進する必要があります。

 このため,今後の行財政改革推進の指針となる新たな行財政改革大綱を昨年12月に策定をしたところであります。この大綱は,経営感覚や成果重視による事業の選択・重点化,庁内分権の推進や自己決定,自己責任を基本とした自主性の確立,市民との協働によるまちづくりの推進など,行政システムの転換を視点に取りまとめたものでありますが,これらの実現には職員の能力向上,意識改革が基本となるものと考えております。

 新年度は大綱の初年度であり,行政システム転換へのワンステップとなるよう,行政評価システムやワンステップアップ運動による意識改革などを通じ,限られた資源の有効利用を図り,市民本位の行政の推進と成果重視の行政への転換に取り組んでまいりたいと考えております。

 民間委託につきましては,今後も市民サービスの視点を踏まえ,民間との役割分担や民間活力の導入を図りながら,民間委託が可能なものについて,行政責任の確保等に留意しながら積極的に推進をしてまいりたいと考えております。

 PFIの取り組みと今後の方針につきましては,現在中央公園地区整備事業においてPFI手法の導入に先行して取り組んでいるところでありますが,実施に当たっては,なお検討を要する課題もあり,このため課題の十分な検討を行うとともに,ノウハウの蓄積を図る中で導入指針を作成するなど,今後の適切な導入に向けた取り組みを進めてまいりたいと考えております。

 自立性が発揮できる行政体制の確立については,新たな行政需要や市民ニーズに即応した施策を総合的,機動的に展開できる組織・機構の整備に向け,大ぐくりの組織再編や公社等外郭団体の運営の見直しに取り組んでまいりたいと考えております。

 また,人事・給与制度につきましては,国においては,退職手当の支給水準等の見直しについて現在議論をされており,また能力,実績等が十分反映をされた給与制度の構築や公務員制度改革についても検討が進められているところです。本市におきましても,福山市行財政改革大綱に基づき,国の状況を見きわめ,適切に対応をしてまいりたいと考えております。

 市民との協働によるまちづくりについても,市政に関する情報の積極的な提供,ボランティア・NPOとの連携強化に取り組んでまいります。

 新年度におけるこれらの取り組みにつきましては,行財政改革大綱を踏まえ,現在具体的な取り組み項目の取りまとめを行っているところであります。平成15年度行財政改革実施計画を取りまとめた段階で議会に御報告をし,市民に公表をしてまいりたいと考えております。

 新たな大綱のもと,職員の人材育成や意識改革を進め,行財政改革実施計画の着実な実施に向け,私がリーダーシップをとり,職員一人一人が強い自覚と責任を持ち,全庁一体となって取り組んでまいります。

 次に,同和行政についてであります。

 初めに,本年度で2年目を迎えている福山市同和行政基本方針に基づいた現在までの取り組み状況についてのお尋ねであります。基本方針では,諸施策が問題解決に役立っているかなどの観点から,同和対策諸制度を初めとする施策全般にわたって点検,見直しを行

い,施策の重点化を行ったところであります。この結果,平成14年度の同和対策関係当初予算では,基本方針策定前の平成12年度予算に比べ,約70%となっているところであります。引き続き,実施期間の最終年度であります平成17年度まで,行政として創造性,主体性を発揮しながら,基本方針に基づいた諸施策の着実な推進に努めてまいる所存であります。

 続いて,同和対策審議会についてでありますが,福山市同和対策審議会答申や今日的状況を踏まえ,実効ある運営が図られるよう,あり方について検討をしてまいります。

 続いて,解放会館の名称変更及び業務についてであります。(仮称)ふれあい交流館については,市答申を踏まえた基本方針に基づき,これまでの成果を損なうことなく,残された課題の解決を図るとともに,地域社会全体の中で福祉の向上や人権啓発の住民の交流拠点となる開かれたコミュニティーセンターとしての事業を推進するため,名称をふれあい交流館とし,効率的・効果的な運営が図られるよう所要の体制整備を行ってまいります。

 また,(仮称)人権交流センターについては,さまざまな人権課題解決のため,市民交流の促進や育成,支援,あるいは人権相談の実施などにより,人権総合センターとしての役割が果たせるよう努めてまいります。

 続いて,新年度予定をしておる同和地区実態調査及び市民意識調査についてでありますが,当調査は平成18年度以降の人権行政の方策を検討するための基礎資料とすることなどを目的として実施をするものであります。内容については,平成6年に実施をした前回調査をもとに,他の地方自治体の事例も参考にしながら,今日的状況に見合った新たな調査項目も視野に入れつつ,調査の実効が上がるよう検討をしてまいります。

 次に,介護保険についてのお尋ねであります。

 まず,介護保険事業の実施3年間の成果と課題についてであります。成果といたしましては,サービスの提供体制の充実などサービスの基盤整備が進み,サービス利用が活発に推移をしていることなどから,制度創設の目的である家族介護から社会全体による介護へ徐々に浸透しつつあると考えております。一方,本制度がいまだ市民に十分理解されているとは言えない状況があることや,サービスがより適正に利用されていく必要があることから,ケアプランを作成する介護支援専門員の資質向上を図っていくことなどが課題と考えております。

 次に,介護保険料の改定についてであります。高齢者人口の伸びを上回る要介護高齢者の増加,さらにサービス利用意向の高まりにより,要介護認定者の1人当たりサービス利用量が増加することなどから,介護保険給付費も今後とも増加するものと推計をしております。したがって,保険料も増額改定となりますが,介護給付費準備基金を可能な限り取り崩して,極力,上昇率を抑制するように努めたところであります。こうした保険料の上昇要因を市民にわかりやすく説明し,理解を得たいと考えております。

 次に,サービスの質の向上についてでありますが,事業者によるサービスの自己評価や第三者評価の促進と評価結果の公表に向けて,引き続き事業者指導に取り組んでまいります。

 次に,苦情への対応についてであります。苦情処理窓口は,引き続き,介護保険課,社会福祉協議会,3医師会に設置するとともに,専門的調査を要するものについては,広島県国保連合会と連携をして対応をしてまいります。さらに,サービス提供事業者においても,利用者からの苦情処理業務が義務づけられており,気軽に苦情の申し出ができる体制づくりについて指導をしてまいります。

 次に,介護認定における一次判定ソフトの変更についてであります。本市を含めた全国の市町村で実施された要介護認定モデル事業などをもとに,国において一次判定ソフトが改定され,本年4月から運用することとなっております。改定の概要は,調査項目が従来の85項目から79項目に変更されるなどによって,より精度の高い一次判定ができるようになったこと。また,痴呆性高齢者につきましても,より正確な一次判定が行えるよう工夫をされております。こうしたことから,より一層適正かつ円滑な要介護認定ができるものと考えております。

 次に,障害者福祉についてのお尋ねであります。

 支援費制度の準備段階での課題につきましては,介護保険制度と比べて,国の財源確保の課題があるものと認識をしております。こうした中,本市における課題は,支援費制度の基本理念である障害者の地域生活への移行の際必要な整備が,補助枠などの関係から,現在,知的障害者のグループホームが7カ所,短期入所が7床と立ちおくれていると思っております。

 次に,企業をリストラされた知的障害者や養護学校卒業生の受け入れについてのお尋ねであります。緊急の受け入れ先としては,小規模作業所が担っており,市内で新たに2事業所から設立の準備協議を受けております。さらに,法人立である小規模通所授産施設の2つの施設が合併によりふえております。

 今後とも,行政として社会福祉法人などによる障害者通所施設の整備やデイサービス,短期入所の整備の財政支援に努めてまいります。

 次に,春日寮の課題と今後の取り組みでありますが,春日寮の課題は,施設の老朽化,入所者の高齢化,障害の重度化等があります。現在,施設サービスの種別,運営のあり方等を検討をしているところであり,早期に方向性を見出してまいります。当面,現状でのサービスの内容の充実に努めてまいります。

 次に,高齢者福祉についてのお尋ねであります。

 ふれあいプラザは,昨年度すべての中学校区に設置が完了し,28施設となり,さらに内海町,新市町の合併に伴い32施設となっております。施設の運営は,各ふれあいプラザ運営委員会に委託をし,高齢者の保養と健康の増進を図る場として活用をしております。高齢社会に対応するため,高齢者の健康の増進,交流及びレクリエーションなどの内容充実に向けて,引き続き運営委員会と連携を密にし,幅広い活用に努めてまいります。

 また,築後,年数を経過した施設の対応については,順次改修,改築を行っているところですが,現在築後25年以上経過をしている施設が7カ所あります。老朽化に対する対策が必要となってまいります。施設の点検を実施をする中で,引き続き,改築,改修並びに維持修繕に努めてまいります。

 次に,新年度から実施を計画をしております(仮称)シルバーサロンにつきましては,ふれあいプラザの立地していない小学校区を対象に,高齢者の方々がより身近で気軽に集える場として,既存の公的遊休施設等を有効的に利用する中で設置をしようとするものです。シルバーサロンの設置は,地域からの設置要望に基づき,その地域の公的遊休施設等の状況を把握をする中で,地域による管理運営や対象施設などを検討して,受け皿等条件の整った地域から整備をしていく考えであります。

 次に,環境行政についてであります。

 まず,福山市廃棄物減量等推進審議会の答申案の内容とその対応についてでありますが,現在審議会において,ごみの減量化方策について,3月中旬の答申に向け,最終的な取りまとめをされているところであります。答申案では,環境型社会への形成に向け,市民,事業者,行政の責任と役割が明らかにされております。

 具体の内容として,ごみの減量について,平成13年度のごみの量を平成23年度までの10カ年間で約8000トン,5%削減することとされております。資源化につきましては,可燃ごみの約6割を占めている紙類を地域,団体等で回収してリサイクルするというシステムづくりが提案をされております。また,市民や事業者に対する分別及び資源化への啓発,エコショップ制度の創設,事業系ごみ手数料の検討等の施策を実施するに当たっては,市民の理解を得るため,ごみの処理にかかる経費の情報開示が重要であると盛り込まれております。

 ごみの減量,資源化に向けた分別収集のあり方など,今後の取り組みにつきましては,審議会の答申を尊重し,具体的な手法を検討する中で,可能な限り早期に実施してまいります。啓発につきましては,小中学校における総合的な学習の時間や公民館における各種講座への出前講座,各種イベントの開催,広報紙など,あらゆる機会をとらえ実施をしてまいります。また,二酸化炭素等の削減につきましては,福山市地球温暖化対策実行計画に基づき,平成11年度における総排出量を基準年度とし,平成17年度までに6%削減に向け,引き続き,省資源,省エネルギーに取り組んでまいります。

 次に,びんごエコタウン実行計画の平成14年度の実施状況でありますが,事業化の支援に向け,環境関連産業プロジェクト47件のうち,重点指導プロジェクトとして7件を選定をし,大学教授など学・官の専門家により事業化を強力に推進するための指導が行われております。また,従来から実施をしてき

た環境学習に加え,エコタウンに関連をする学習機能を取り入れたより質の高い,効果の上がる環境学習機能を整備すべく,ワーキンググループを組織をし検討を重ねております。本年度中に基本計画を策定をすることとされております。

 なお,事業化に当たっては,コストの削減,用地の確保,インフラ整備等に課題がありますので,早急な対応が必要であると考えております。

 次に,構造改革特区についてのお尋ねであります。福山市では,現在広島県と共同して,計画素案に盛り込むための特定事業の選定及び特定事業を行う企業の状況把握や箕沖地区を中心とした特別区域の範囲の検討などの作業を行っております。今後は,国の認定申請事前ヒアリングを受けた後,申請内容の最終調整を行い,4月1日から14日までの第1次申請受け付け期間中に構造改革特区計画の認定申請を行いたいと考えております。

 次に,農林行政についてであります。

 土地改良区についてのお尋ねですが,合併後の新たな土地改良区は,経営感覚にすぐれた効率的,安定的な組織体制の充実を図り,健全な組織基盤を確立し,今日の社会経済の構造変化と農業を取り巻く著しい変貌にこたえられるよう体質強化を図ることとしております。

 事業実施に当たっては,既存の各土地改良区の計画を広域的かつ長期的視野に立った事業実施計画として土地改良区において作成をする必要があり,本市の農業基盤整備管理計画との整合性を図る中で,新年度において作成するよう指導をしてまいります。

 次に,土地改良区の合併に対する支援措置と組織の見直し等についてであります。運営面での事務の合理化や土地改良施設の一元的管理を行うなど効率的な体制の確立と,組合員や地域住民の意見を反映できる組織体質強化に向け,国,県及び関係団体との連携を図りながら,指導助言に努めてまいります。

 次に,ため池についてのお尋ねですが,水路やため池は,農業用水の安定確保はもとより,地域における貴重な親水空間として良好な維持管理が求められます。管理が不十分なため池につきましても,集中豪雨等による調整機能としての役割をあわせ持っており,営農指導とともに安全確保の面からも,水利権者及び地域住民とが一体となって検討する必要があるものと考えております。

 また,ため池の他用途への利活用につきましては,管理者等と協議をし,水利・防災上支障のない範囲で許可,同意等の指導に努めてまいります。

 次に,入札制度の改善についてであります。

 公共工事をめぐる一連の事件で,一部の企業と暴力団とのかかわりが明らかになりました。こうしたことはあってはならないことであり,まことに遺憾に思っており,当事者に対しては厳しい措置をとったところであります。昨年10月,本市から福山地区建設協会へ建設工事の適切な推進等について文書で申し入れをし,協会からは,12月に暴力団等の業界関与を許さない,金品の要求に応じない,いかなる不法行為も許さないを初め,7項目の決議をした旨の報告を受けているところであります。再発防止に向け,福山市建設工事暴力団対策措置要綱の厳正な運営を初め,新たな福山地区入札問題等連絡会議や広島,岡山暴力追放連絡会議を立ち上げており,行政間にとどまらず,警察当局を含め情報交換を緊密に行う中で,暴力団の介入や不正行為の防止に努めてまいります。

 次に,電子入札制度については,早期導入が必要であるとの認識に立ち,国,県と連携を図る中で取り組むこととしております。現在,広島県においてシステム等の構築,運用に係る基本整備方針を策定をしているところであります。現時点では,県から提示をされているスケジュールによれば,平成15年度,16年度の2カ年でモデルシステム開発実証事業や詳細設計に取りかかるとともに,県,市町村が一体となって効率的なシステムの開発及び運用の取り組みを進め,平成17年の本格稼働を目指す予定となっております。当初申し上げておった16年度から若干延びておる状況であります。

 また,電子入札導入に当たっての課題としては,中小事業者のIT化の普及状況の見きわめ,共同開発,共同運用によるセキュリティーの確保等がありますが,実証実験を重ねる中で円滑な導入を図ってまいりたいと考えております。

 次に,低価格入札で落札をした場合,技術検査課としての体制についてであります。公共工事の品質確保は社会的に重要な要請であり,特に適正な履行の確保を目的とした監督業務や,目的物の最終的な受け取りに当たっての検査業務を適時適切に遂行することが,品質を確保する上で重要な要素であると考えております。とりわけ低価格入札で落札した工事の概要につきましては,監督員が基本的には毎日現場における施工のプロセスのチェックと段階確認を徹底をして行うとともに,検査員による頻度を上げての重点的な随時検査,予告なしでの立入検査を実施をし,適正な施工の指導に努めております。今後とも,徹底をした監督と検査の実施により,適正な品質の確保のため,工事施工の指導を行ってまいります。

 公共工事の品質確保のためには,業者の施工能力や技術力確保が非常に重要なことであり,必要に応じて実態把握に努めてまいります。工事着手前に業者により提出をされた施工計画書の内容を契約図書と対比して精査をし,特に工程管理については,各工種ごとの工期設定が施工量や施工時期を考慮されているか,現場組織表については,担当する職務,現場における担当責任者が明記されているか,安全管理については,必要な責任者や組織づくり,安全管理に係る活動方針等が記載をされているか等の確認を行い,内容の不備や記載がない場合は適切な内容になるよう是正指導を行い,また施工現場においては,施行計画書に基づいた施工がなされているか確認を行っているところであります。今後とも,業者の施工能力や技術力の向上を図り,品質確保のための適切な施工が行われるよう指導に努めてまいります。

 次に,工事成績評定結果の指名への反映についてであります。工事成績評定の目的は,契約の適正な履行の確保,給付の完了の確認等に加え,受注者の適正な選定の確保などを図るためのものであります。本市においては,昨年10月から工事成績評定結果を公表しており,今後,業者の施工能力,技術力の向上を図る観点からも,その結果を指名に反映できるよう検討をしてまいります。

 次に,職員の意識改革についてであります。公共事業を実施するに当たっては,その効率性,実施過程の透明性の一層の向上を図るとともに,職員一人一人が役割,意義を十分自覚する必要があります。適正な公共事業の執行,入札・契約事務の公正さの確保に向けて,昨年7月に国土交通省の担当官による研修会を実施をいたしましたが,今後とも同様の取り組みを継続をして実施することとし,職員の意識改革に努めてまいります。

 特に暴力団等の介入の問題につきましては,公共事業関係課において,管理監督者を中心に建設関係の苦情等対応マニュアルに基づく研修を行ってまいりましたが,公共工事をめぐる暴力団の介入の問題,また暴力団が行政を標的にして許認可など不当な要求をする,いわゆる行政対象暴力についての取り組みとして,本年1月末に警察当局と連携をし,職員を対象として,暴力団への対処法など公正な事務執行に向けた研修会を実施したところであります。

 今後とも,不正行為に対するチェック機能の強化を図り,職員一人一人が毅然とした対応ができるよう警察当局と連携し,暴力を排除する体制を整備をしてまいります。

 次に,都市整備についてであります。

 東桜町地区市街地再開発事業につきましては,施行区域面積は約1ヘクタール,商業,業務,住宅,駐車場を設ける複合施設を計画をし,資金計画としては補助金と保留床処分による事業費を捻出することとしており,保留床処分については,住宅事業者と地権者で組織をする法人への処分を計画をしております。高度利用地区と市街地再開発事業の都市計画決定を本年3月5日にいたしました。引き続き,本年6月に県に対し組合設立認可申請をし9月の認可,さらには権利変換計画作業を進め,平成16年11月から解体工事,平成17年4月から建築工事に着手をし,平成19年4月の竣工を目指しております。現状では,テナント誘致,資金調達,地権者の合意形成が課題となっておりますが,今後これらの課題を解決をし,事業実施に向けて,本市としても支援の充実に努めてまいります。

 次に,駅前整備事業と伏見町地区市街地再開発事業についてであります。駅前整備事業につきましては,昨年2月に策定した福山駅周辺調査基本方針に基づき,事業を計画的に推進することとし,本年度から福山駅西町線の整備のため,JR西日本との用地交渉とともに,地下自転車駐車場の都市計画原案を作成中であります。来年度には都市計画決定と実施設計にも取り組むこととしております。今後とも,中核市の玄関口にふさわしい都市機能と都市空間の整備が図られるよう,駅前整備事業を計画的に推進をしてまいります。

 また,伏見町地区の市街地再開発事業につきましては,にぎわいと活気のある都心部の形成を図る上で,本市の重要な行政課題として,事業の実現に向け,地元の合意形成を図る中で支援の充実に努めてまいります。

 次に,中央公園整備についてであります。中央公園地区に整備をする図書館を核とした複合施設の整備等については,PFIの導入可能性調査を実施したところです。今回整備をする図書館は,市の中央図書館として,市内の各分館を結ぶネットワーク機能や,市民の高度化・多様化する学習要求に対応して,蔵書の拡充や,必要な資料を提供できる生涯学習の拠点施設としての機能に加え,インターネットを活用した情報の収集・発信を行う地域の情報拠点として,情報化や国際化に対応できる柔軟性を持った施設としてまいりたいと考えております。

 今回の導入可能性調査では,事業方式は,民間事業者が施設の建設を行い,所有権を市に移転をした後に,施設の運営,維持管理を行ういわゆるBTO方式とし,事業期間は,図書館の形態が大きく変わることなども予測されるため,20年間といたしました。

 また,PFI事業の範囲は,図書館を核に,会議室やロビー等を備えた複合施設の設計,建設及び施設全体の維持管理や,図書館業務のうち資料管理等の定型的な業務,駐車場や会議室の管理,運営といたしております。財政負担の縮減効果の試算では,市が従来方式で実施した場合の施設整備費や運営・維持管理費,資金調達に係る総費用と,PFI事業として市が20年間の割賦払いで支払う総費用を現在価値に換算をして比較をしているところです。概算で7%程度の縮減効果があるとの結論に至りました。今後,財政負担の縮減効果等の評価や収益施設の合築等について検討し,その結果を見きわめる中で実施方針の策定等を行い,平成16年度内の着工を目指してまいりたいと考えております。

 次に,福山道路の現状等についてであります。本都市圏における交通渋滞の抜本的な解消を図り,将来にわたって市民生活や社会・経済活動を支える都市基盤として,平成13年3月に幹線道路網が都市計画決定をされております。福山道路は,この幹線道路網の根幹的路線であり,事業者である国や県等の関係機関と連携,協力をする中で早期整備を推進をしているところであります。

 現在の進捗状況でありますが,全長16.5キロメートルのうち,赤坂インターから長和インターの約3.3キロメーターの区間が平成19年度の2車線暫定供用を目指し事業着手されており,平成13年8月から,関係する赤坂,瀬戸学区において地元説明会を開催をしております。平成14年3月から9月にかけて,瀬戸学区山北地区を除く約2.6キロメートルで,所有者の了解を得て地形測量等の現地調査が実施され,現在は詳細設計の原案により,関係機関で協議がなされておる段階であります。今後は,協議が調い次第,詳細な設計をもとに地元関係者との設計協議を行う予定と伺っております。

 また,瀬戸学区の山北地区並びに関係町内会を対象とした説明会が継続となっておりますが,関係住民の方を対象とした意向調査を実施して,より民意を反映した開催方法や内容を検討し,関係住民の御理解が早期に得られるよう取り組んでまいりたいと考えております。そうした中,地形測量等の現地調査が未実施の山北地区におきましても,関係者の了解を得ながら,早期実施を図ってまいります。

 次に,鞆架橋問題についてのお尋ねであります。昨年12月,県知事との会談で,鞆埋め立て架橋計画について,本年7月末を目途に地元の完全同意が得られるようあらゆる努力を行い,仮に同意が得られない場合には,改めて実施の方針について最終結論を出すこととしております。本市といたしましても,当事業は,交通混雑の緩和や生活環境の改善,漁業等の産業振興,多くの文化財,歴史的建築物を有する観光拠点としての整備は,鞆地区のまちづくりにおいて必要不可欠であると考えております。現在,埋め立て申請に必要な同意書取得に向けて,2月中旬ごろから私が直接,未同意の方々や町内会に出向いて事業への理解を求めているところであります。いずれにいたしましても,事業に着手できるように最大限の努力をしてまいりたいと考えております。

 次に,福山城公園整備についてであります。福山城公園は,文化的遺産の復元や保全を図りながら,市民に文化や教養の場を提供するため,昭和56年からふくやま美術館,人権平和資料館,ふくやま文学館等の整備を進め,周辺一帯の文化ゾーンの中心施設として整備に努めております。平成元年から福山城公園東側で進めておるパークロード整備については,現在一部の地権者の移転同意が得られ,来年度この用地買収を行う予定といたしております。今後,残りの地権者の同意が得られるように努力をし,早期完全開園を目指してまいりたいと考えております。

 次に,福寿会館でありますが,昭和初期の和風建物と登録文化財の洋館が,回遊式の庭園と調和した福山を代表する建物の一つであります。近年,建物の老朽化が進み,毎年補修,修繕を行っているところです。市民の貴重な財産である福寿会館を大切に保存をし,貸会場や観光資源として活用していくため,施設の改修や,庭園との一体的な整備が必要であると考えておりますが,厳しい財政状況の中,今後も引き続き,必要な修理に努めてまいります。

 次に,水道事業であります。

 昨年の梅雨以来,降雨が平年の50%以下という非常に少ない渇水状況となり,市民の皆さんに大変御心配をおかけをしております。本市でも水道局に渇水対策本部を設け,効率的な水運用を図り,市民生活や企業への影響を最小限にとどめるよう努めているところであります。

 八田原ダムの洪水調節容量の一部を活用して利水容量を増加させることについては,機会をとらえ,国土交通省に検討を依頼をしてまいりました。国土交通省の見解は,洪水が予想される場合には事前放流を行う必要がありますが,急激な流入に対して安全な洪水調節が困難であるとともに,急激な水位低下となれば,斜面の崩落等の危険性が伴うなどダム施設の安全性に課題があり,現状では困難とのことであります。本市といたしましても,洪水調節容量の活用について,引き続き要請をしてまいりたいと考えております。

 次に,就学前教育についてであります。

 少子化が進行し,家庭や地域の保育力,教育力の低下が指摘をされ,地域における保育所,幼稚園の役割が多様化するとともに,施策の充実が求められているところです。本市におきましては,こうした状況に対応するため,子どもが生き生きと育つまち福山を基本方針として児童育成計画を策定し,児童の健全育成と子育て支援の施策を積極的に実施をしてきたところであります。内海町及び新市町の9所の保育所につきましても,児童育成計画の趣旨にのっとり,市民の保育ニーズにこたえられるよう,保育機能と子育て支援機能の充実に努めてまいります。

 幼稚園についてですが,本市は,近年の少子化傾向や多様化する保護者ニーズを踏まえ,集団保育機能の確保,地域の特性,地域バランスに配慮する中で各年度ごとに課題整理を行い,その時点で最も適切な手法をとりながら,公立幼稚園の充実,再整備に取り組んでまいりました。今年度は,20人より少ない園は,光幼稚園を除き8園でありますが,過去5年間で各年度ごとに増減があり,新年度に向けての応募状況を見ながら,福山市児童育成計画や公立幼稚園の再整備に基づき取り組んでまいります。

 次に,休園中の施設の利活用についてでありますが,今日まで,公用または公共施設に転用するなど利活用に努めているところです。今後とも,公共施設の整備計画と整合性を図る中で,施設の有効活用と効率的な運用に努めてまいります。

 次に,保育所の入所見込みについてのお尋ねであります。少子化の中,保育所の入所児童数は,平成7年以降年々増加をしていますが,新年度4月当初においても,合併地区の保育所を含めた今年度の入所児童を,およそ300人程度上回る見込みであります。

 次に,新年度に向けての保育所の運営体制や保育所職員の勤務体制についてのお尋ねであります。まず,保育所の運営体制についてですが,合併に伴う保育所数の増加及び広域化に対応するため,全市域を6ブロックに分けて,各ブロックに次長を配置をし,ブロック内保育所及びブロック相互の連携がとりやすい体制とする中で,地域の子育て支援事業を初めとする保育内容の充実を図ってまいります。

 次に,公立保育所の職員の勤務体制についてであります。保育所での保育時間は,年々長時間化しております。週50時間を超える保育が必要な児童も例外ではなくなってきております。こうした状況から,各保育所の保育の実態に柔軟に対応できる有資格者の臨時職員を基本に短期勤務職員を雇用し,保育内容の充実を図りながら,今日的な保育ニーズにこたえてまいりたいと考えております。

 教育行政につきましては,教育長より御答弁をいたします。

 最後の御質問の走島の諸課題についてのお尋ねであります。

 初めに,診療所は昭和47年4月に,住民の健康管理の中心的施設として開設をし,現在は走島診療所運営委員会が民間病院と連携を図りながら運営をしております。住民が安心をし,必要な医療が確保できるように,御指摘の点を踏まえながら,運営委員会を初め関係機関と協議を図る中で体制の整備を検討をしてまいります。

 また,急病人の発生等緊急時の対応についてですが,今までも通報に基づき,水上消防署の救助艇により搬送に努めているところです。さらに,消防ヘリコプターについても,現在走島小学校のグラウンドを緊急離着陸場として活用することとしており,今後とも関係機関との協力,連携を図りながら,安全かつ迅速な搬送に努めてまいります。

 次に,公民館の建設時期についてのお尋ねでありますが,走島公民館は木造・狭隘公民館として,改築が必要と考えております。公民館建設予定地については,漁業集落環境整備事業として用地の整備がなされておりますが,今後集落排水処理施設の建設が予定をされており,この進捗状況を見きわめながら検討をしてまいります。

 次に,漁業用の桟橋についてであります。浦友地区の浮き桟橋については,県営事業として漁港修築事業で実施をされると伺っております。県と連携を図り,早期に設置できるように努めてまいります。

 続いて,ノリの生産額の減少に伴う融資についてであります。ノリ養殖については,気象等自然条件に大きく左右されることから,本年度は現在ある漁業共済制度の活用を図るとともに,今後融資制度を含め,関係機関と協議,要望をしてまいります。

 以上で,水曜会市民クラブ連合を代表されました小林茂裕議員の御質問の答弁といたします。

 (福万建策教育長登壇)



◎教育長(福万建策) 教育行政についてお答えいたします。

 中学生の生活調査−未来予測というアンケート調査は,中学生の生活や価値観などについて基本的な資料を得ることを目的に,一昨年から昨年にかけて日本,アメリカ,中国の3カ国で実施されたものであります。調査結果を見ると,我が国の中学生は,確かな学力や豊かな心などの面において課題があることが明らかになっております。

 本市の学校教育につきましては,昨年6月の基礎・基本定着状況調査において,中学校の英語に課題が見られました。また,児童生徒の暴力行為や不登校など,減少傾向にあるものの,生徒指導上の課題もあります。

 これまで,学校は,確かな学力,豊かな心,力量ある教職員,市民から信頼される学校の4点を重点目標として取り組んできましたが,今後一層教育改革を推進し,市民の期待にこたえるために,このたびこれまでの取り組みを体系的に整理し,本市の学校教育方針として福山市学校教育ビジョンを策定いたしました。ビジョンは,学校の取り組みはもとより,福山市の恵まれた豊かな自然やすぐれた文化,歴史を教育活動に生かすとともに,地域の豊富な人材の協力を得るなど,いわゆる本市の教育力を結集することにより,子どもに生きる力をはぐくみ,人間環境都市福山にふさわしい地域社会,ひいては国際社会に貢献できる21世紀を担う人材の育成を目指すものであります。

 重点目標としては,知識や技能を活用する力や学ぶことへのやる気,意欲,自分で考え判断し表現する力などの確かな学力や,命を大切にし,人権を尊重する心や他人を思いやる心,正義感や倫理観等の豊かな心を育成するとともに,研修を通して教職員の指導力を高めることや,確かな教育実践を積み上げることを通して,市民から信頼される学校づくりに努めることとしております。また,重点目標には,それぞれに柱となる中期目標を設定するとともに,2年から3年の短期具体目標を掲げております。

 今後,各学校は,ビジョンに示された目標を踏まえて,学校経営計画を作成し,計画,実践,評価,改善のマネジメントサイクルを導入して,確実に取り組みます。教育委員会としては,市全体の教育水準の向上が図られるよう,学校の取り組みを支援していきたいと考えております。

 次に,いじめ,校内暴力,不登校の減少に向けた取り組みについてのお尋ねです。平成13年度,本市中学校における発生件数は,いじめ76件,暴力行為276件,不登校479名でありましたが,本年度2学期末のそれぞれの件数推計から,年度末の集計では,いじめ,暴力行為は大幅に減少し,不登校についても減少するものと見込んでおります。

 今後も,いじめ,暴力行為等に対しては,生徒指導重点校等の積極的な指導,支援を行うとともに,反社会的な問題行動や他人に迷惑となる行動には,社会で通用しないことは学校でも通用しないという指導理念のもと,生徒自身の責任も含めて警察等の関係機関と連携を図りながら,毅然と対応するよう指導してまいります。さらに,人権を尊重する心や他人を思いやる心,正義感や倫理観等の豊かな人間性をはぐくむ道徳教育を実践してまいります。

 また,不登校につきましては,スクールカウンセリングプロジェクト職員による支援・相談活動や研修センターでの教育相談及び適応指導教室における指導,支援など,教育的,専門的な取り組みとあわせて,不登校の未然防止や初期段階での対応等にかかわる職員研修を充実させてまいりたいと考えております。

 こうした取り組みとともに,子どもたちにとって,よりわかりやすい授業を展開するために,学習内容の理解や習熟の程度に応じた繰り返し学習や補充的な学習の充実,少人数指導等,より効果的な指導方法や指導体制の工夫,改善の推進に引き続き取り組んでまいります。

 次に,中高一貫教育についてのお尋ねです。まず,実施の目的につきましては,学校教育目標として掲げておりますように,6年間の計画的,継続的な指導により,子どもたちに創造的な知性と豊かな心を調和的にはぐくみ,地域はもとより国際社会に貢献できる人間を育成することであります。少子化傾向が続き,県内各高等学校の特色づくりが進む中,「I.dream」を合言葉に,生徒の個性を伸ばし,一人一人の夢を実現させる中高一貫教育を目指してまいります。そして,中高連携して開発する効果的なカリキュラムなど,実践的教育研究の成果を各小中学校へ広め,本市公立学校教育全体の活性化を図ってまいりたいと考えております。

 そのため,次の5点に重点的に取り組むこととしております。1点目は,自由選択制の活用や中高教員の相互乗り入れ授業による学力向上と進路希望の実現。2点目は,福山の自然や歴史,文化などを題材に,体験的に取り組む心の教育の充実。3点目は,本校独自の教科コミュニケーションなどによる実践的コミュニケーション能力の育成。4点目は,部活動の活性化と重点的強化。そして5点目は,教育研究の推進です。

 また,本市研修センター等での各種研修を通じて,教職員の意識改革,指導力向上に努めるとともに,確かな教育実践を積み重ねることによって,生徒,保護者から選ばれ,市民から信頼される学校としてまいりたいと考えております。

 これらの方針は,福山の教育力を結集して,子どもに確かな学力と豊かな心を育て,21世紀を担う人材の育成を目指す本市学校教育ビジョンを踏まえたものであります。

 今後の取り組み日程につきましては,現在中高一貫教育のねらいなどを説明したパンフレットを作成しているところであり,新年度には児童生徒を通じて保護者に配布してまいります。中学校入学者選抜に係る取り組みといたしましては,5月ごろに基本方針を決定,公表し,夏には保護者を対象とした学校説明会を開催する計画であります。また,秋には選抜要項を配布し,年明けに入学者の選抜を実施する予定としております。教育委員会といたしましては,これらの内容につきまして広報「ふくやま」や本市ホームページ等を活用して情報提供を行うとともに,計画的な学校訪問や地域別の保護者相談会等を実施し,広報に努めてまいります。

 次に,学校評価,人事評価,10年経験者研修についてのお尋ねです。学校評価は,各学校が教育の質の向上を目指すために,学習指導要領や教育委員会の方針を踏まえて設定した自校の教育目標と,それに基づく具体的教育計画,その実施状況等,教育活動全般について客観的,総合的にそれぞれの学校において自己評価するもので,その結果は公表することとしております。この学校評価をより確かなものとするため,教職員一人一人が学校経営目標達成に向け,みずから目標を設定し,その実現に向けた目標管理を行うのが新たに設けられた人事評価であります。このことは,学校の組織的運営につながり,個人の資質を向上させるものとなります。また,10年経験者研修は,教職員としての実践的な指導力や資質,意欲の向上を目指し,それぞれの課題や特性に応じた研修計画を立て,実施,評価する新たな長期の研修であります。

 これらの取り組みによって,学校長を中心とした組織的な学校運営が充実し,市民から信頼される学校教育につながっていくものと考えております。現在,各学校において,新年度からの実施に向け,取り組みを進めているところです。

 次に,総合的な学習の時間についてのお尋ねであります。総合的な学習の時間は,各教科等で得た知識や技能が生活において生きて働くことをねらいとし,各学校が実態に応じたテーマや内容を考え,年間指導計画に基づいた学習活動を展開しております。

 例えば,小学校におきましては,多くの学校で地域の環境問題に取り組み,体験的な活動を通して得たものが,河川の清掃やごみの分別など,環境を守るための具体的な行動となってあらわれております。

 また,中学校におきましては,ほとんどの学校が,保育所や事業所,商店での職場体験を取り入れ,将来に対する希望が持てるよう取り組んでおります。生き方というテーマを設定した学校においては,職業について,家族を初めとしたさまざまな人からの聞き取りをもとに自分のライフプランを立て,体験したい職場への依頼から報告,礼状を書くまでの一連の活動を行う中で,仕事に対する責任や生き方を学んでおります。こうした取り組みを通して,課題の見つけ方や解決方法がわかってきた,地域の人とのコミュニケーションが深まった,人前で堂々と発表できるようになった,などの学ぶ力が身につくとともに,手紙をきちんと書くためには国語の時間の勉強が大切だなど,教科の学習をより深めることへの契機ともなっております。

 しかしながら,総合的な学習の時間の評価のあり方,各教科,領域との関連について,指導計画への位置づけが不十分な場合もあるなどの課題も残されており,今後これらの課題の克服に向け,各学校を指導してまいります。

 以上であります。



○議長(背尾博人) 質問者に聞きますが,かなりありますか。あるようでしたら午後に譲りますが。答弁は簡単になりますか。



◆24番(小林茂裕) 長時間にわたり丁寧な御答弁ありがとうございました。

 答弁の中で,いろいろ再質問したい点も多々あるんですけども,時間も,議長もああ言われますし,この後,予算特別委員会がありますので,その場で再質問をしたいと思いますので,よろしくお願いいたします。

 以上で終わります。

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○議長(背尾博人) この際,休憩いたします。

           午後0時7分休憩

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          午後1時19分再開



○副議長(北川康夫) 休憩前に引き続き,会議を開きます。

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○副議長(北川康夫) 次に,新政クラブ代表 21番藤原照弘議員。

 (21番藤原照弘議員登壇)(拍手)



◆21番(藤原照弘) 新政クラブを代表いたしまして,市長の政治姿勢と当面する諸課題について質問いたします。

 本年2月3日,新市町,内海町の合併により,新たな飛躍を目指した41万2567人による中核市福山がスタートいたしました。これまでの関係者の方々の御尽力に敬意を表するとともに,新市,内海の方々を喜んでお迎えする次第です。本日からは,両地区から選出されました3名の議員とともに,福山市の発展を目指し尽力する所存です。

 これまでも,福山市の発展は,合併の歴史とも言われています。一つの大事業が完成したばかりではありますが,さらに16年度末までにやり遂げなければならない課題も残っています。広島県が示した合併パターンがありますが,現時点で府中市を含めた対応について市長のお考えがあればお示しください。

 一方では,先日の広島での都道府県男子対抗駅伝の折にも,遠く離れた福山で頑張っている市民が各出身都道府県ののぼりを準備し,ふるさとの選手を迎え応援する姿も多く見受けられました。福山は経済の発展とともに都市間競争に打ち勝ち,大きく発展したまちでもあります。他の都市から人が入ってくることは,新しい文化を導入し,家を建て,経済が拡大していくことでもあります。しかし,今,福山で生まれ,福山で学び,そして成長した若者たちが,仕事を求めて福山を離れていく現実に遭遇したとき,中核市福山が早急にやらなければいけないこととして経済発展があり,独自の経済を立て直してこそ,都市間競争に打ち勝ち,市民に幸せな将来を確約できる方策と考えます。

 福山港は中国との貿易額が中国地方一と伝えられていますし,日本一,いや世界に冠たる技術から,地元特産品と言われる独自の製品まで,その技術力は福山市の大きな財産です。風光明媚で気候温暖な福山市が,日本各地からさらに多くの方に来ていただくために,経済の活性化に向け,新年度予算でどのような施策を盛り込まれたのか,お伺いをいたします。

 次に,財政運営についてお伺いいたします。

 昨年度に比べ,一般会計予算自体は1349億6800万円と過去最高ではありますが,新市,内海を含めた市税の合計は前年度比マイナス2.9%となっており,結果的にその多くを地方交付税や財政調整基金を初めとして減債基金,地域福祉基金など,いろいろな基金の取り崩しに頼る財政となっております。当面,大型継続事業や合併に伴う事業があるとはいえ,予算規模の拡大がある中で経常収支比率87.4%,投資的経費比率12.7%,公債費比率17.3%の数値は将来に不安を抱えた財政指標であり,今後とも厳しい財政運営が求められています。平成17年がピークと言われてきた市債残高も,新市,内海分を加えれば1501億円余に膨れます。今後の見通しについてお伺いをいたします。

 次に,行財政改革について,特に民間委託についてお伺いいたします。

 我が会派は,代表質問の都度,民間委託について質問をしてきています。これまでも多くの項目を見直し,民間に委託してきた経緯は評価するものですが,今や広島県にあっては,来年度より3カ年かけて現業部門を全面民間委託するとの方針が示されていますし,三次市にあっても,水道管理業務をすべて民間に任せています。その理由は,経済の活性化のためとも言われています。これまでも行政責任の確保を言われてきていますが,民間委託は経済の活性化につながるという観点から,福山市の行政責任の範囲がどうあるべきか,再度お伺いをいたします。

 新年度から始まる福山市行財政改革大綱の1ページ目にも,既存の行財政運営システムを大幅に見直す自治体改革に向け,経営感覚や成果を重視する新しい視点に立った行財政改革に取り組むこととすると力強く述べてあります。この行財政改革を市民に理解し納得してもらうためにも,市民への情報公開が大切であり,長期的ビジョンを示し,計画的に行財政改革を進めることが市民に対する説明責任を果たすことと考えますが,御所見をお示しください。

 次に,近年,保育所の入所児童数も増加傾向にあり,早晩受け入れ態勢の充実を議論しなくてはいけないものと考えます。私どもは,これまでも幼稚園と保育所の一元化を初め,民間でできるものは民間に任せるべきと訴えてきております。今後,保育所を検討するに当たっては,公設民営を含めて民間活力の導入を図るべきと考えますが,御所見をお伺いいたします。

 次に,福祉行政について。

 障害者福祉サービスの支援費についてお伺いいたします。支援費制度がスタートすることに伴い,これまでの施設に対する措置費から,個人に対して支援費を支給し,個人みずからがサービスを選択し,事業者との間で契約を結ぶことになります。新年度予算でも11カ月分の予算として16億円余が計上されていますが,利用者と福山市との間で申請,聞き取り訪問調査,支給決定,受給者証の交付など,さまざまな手続が必要です。4月1日のスタートに向け,遅滞なきよう,説明と手続が進められていることと思いますが,その状況についてお示しください。

 次に,商工労働行政について。

 備後ハイツの存続問題についてお伺いいたします。昨年の年末12月27日,財団法人福山勤労福祉事業団,通称備後ハイツの理事会において,雇用・能力開発機構が特殊法人等整理合理化計画に基づき,全国のハイツやいこいの村62カ所を処分したいとの意向である旨示され,備後ハイツにあっても14年度末,つまり今月末までに105万円で譲渡を受けるかどうか意思表示をするよう求められ,福山市が引き取らない場合には3月末で運営委託契約を解除し,更地にして土地を返却する意向であることが報告されました。

 備後ハイツは,昭和47年5月福山市が土地を準備し,雇用促進事業団がこれまでに約24億円を投資してきた施設であり,運営を福山勤労福祉事業団に委託されたものです。今取り壊して更地にすることは,さらに税金のむだ遣いにもなることであり,現在の施設を有効活用すべきと考え,新年度予算に必要経費が計上されていることに賛同をするものです。しかし,グランドホテルが閉鎖する今日,これまでどおりのホテル業で立て直すことは至難のわざとも考えます。今後の備後ハイツの利用計画について,検討経過があればお示しください。

 幸いに,備後ハイツには5年前身体障害者宿泊棟が新設されておりますし,少し改造すれば高齢者,障害者のための施設などに再利用することも可能ではないかと考えます。検討をしていただきたいと考えますが,御所見をお伺いいたします。

 次に,土木行政について。

 幕山台大門線についてお伺いいたします。この路線は平成元年より平成7年の間,一部の道路が完成し,供用開始されております。その後,のり面崩落事故もありましたが,多くの市民が利用する生活道路でもあり,一日も早い全線改良工事が熱望されている道路です。新年度予算に7000万円が計上されていますが,今後の工事内容と見通しについてお伺いいたします。

 なお,国道2号に接続するに当たっては,JR山陽本線をガードでくぐる必要があります。大門駅地下道の例から見ても,JRとの交渉は日数が必要だと考えますが,これまでの交渉経過,さらには今後の見通しについてもあわせてお示しください。

 次に,入札制度についてお伺いをいたします。

 昨年12月には,入札説明書と現場説明の廃止,指名業者の非公開など,いろいろと対策は打ってきていますが,ことしに入ってからも談合情報による入札延期・停止が続出しており,結果として対策が功を奏しておりません。所管部署の負担はふえるかもしれませんが,早急な対策として受注希望型入札制度の取り組みをすべきと考えますが,御所見をお示しください。

 また,原材料の標準単価についても,それぞれの企業努力により,これまでとは比べものにならないほどの価格で購入できると考えられますし,新製品の開発も行われていることと考えます。広島県では福山市地域で標準単価を設定されておられるようですが,さらに見直しが行われれば,直接工事費自体が安い入札価格になるものと考えます。県と相談すべきと考えますが,御所見をお示しください。

 また,広島県では,落札,契約後であっても,新技術の提案により,当初の目的とする性能が確認された場合には,当該提案に従って設計図書を変更するとともに,提案のインセンティブを与えるため,契約額の縮減額の一部,広島県では50%というふうに伺っておりますが,この金額を受注者に支払うことを前提として,契約額の減額変更を行う方式,通常VE方式,バリュー・エンジニアリングと称される制度があると仄聞しております。技術革新の進歩が言われる今の社会にあって,公共事業に関連した民間分野の新技術開発の取り組みの促進を図る手段として一考に値すると考えますが,御所見をお伺いいたします。

 次に,市民生活について。

 1点目は,福山市の伝統文化育成についてお伺いいたします。先日,福山・府中広域行政事務組合で奈良県大和高田市に視察に行きました。そのとき,ある若者が次のような発言をしていました。法隆寺の五重の塔は24ミリ傾斜しているという言い出しでした。テレビでのインタビューをメモ書きいたしましたので,一言一句正確ではないかもしれませんが,斑鳩公舎に勤めるその若者は,英語の勉強のためイギリスにも行きましたが,今改めて奈良に住み,奈良にいる特権を感じています。それは何百年後の自分を残すための努力をしているからです,と語っていました。この若者たちの手により,いずれ五重の塔も元どおり垂直になることでしょう。

 おかげで福山市には草戸千軒,明王院,鞆を初め多くの文化遺産と,とんど,琴などに伝えられるすばらしい伝統文化が残されています。しかし,その多くは中断されたり,忘れ去られようとしていましたが,最近では各町内,地域単位ではありますが,神社のお祭りを初めとして,復活の芽も芽生えつつあります。その背景には,福山市の推進する明るいまちづくり運動なども大きく寄与しているものと考えます。この種の町内,地域の行事に対して,事細かな支援をしていくことには限界が生じますが,一つの行事を実施するには多くの市民,関係者,ボランティアなどがかかわって実施できるものであり,合併した新市町,内海町に残る伝統文化も次の世代に残していくためにも,明るいまちづくり協議会などへの補助を拡大すべきと考えますが,御所見をお伺いいたします。

 次に,福山ロッツ地下2階に設置が検討されている男女共同参画センターについてお伺いいたします。昨年4月に施行された福山市男女共同参画推進条例に盛り込まれた拠点施設としての男女共同参画センターの位置づけが広く市民に理解されているかといえば,正直を言っていま一歩の感が否めません。しかし,私ども会派は,今後のために必要な施設であることは理解もしますし,賛同することを明確に申し上げておき,今後このセンターがより有効な役割を果たすよう念願をするものです。

 私どもは先日,先進市の事例として,似たような施設規模を有する山形市を視察する中で,今後この種の施設運営に当たってのいろいろな示唆を聞いてきました。ぜひ,今後の運営の中に生かせていただければと思います。

 その1点目は,研修や相談に来られる方の多くが乳幼児連れであり,子どもをあやしながらの相談にはなり得ないため,十分な保育室の確保と遊戯室等の設置も必要とのことでした。山形市の保育室も福山と同程度の30.4平方メーターしかなく,狭隘を感じておるので保育室は広げて考えるべきとのことでした。

 2点目は,カウンセリングに当たっては,十分な知識を持った専門職を配置し,委託を行う必要があること。

 3点目は,この種の施設は自主運営が鉄則であり,施設の全面委託が必要であること。

 4点目は,交通の便のよいところであることとともに,相談業務にあっては出入口を含めたプライバシーの保護に留意すること,などでした。

 さらに,加えて福山市の場合,合併した新市町,内海町との連携をどうするのか,そして松永勤労女性センターの位置づけ,また相談窓口の一本化に対応して,行政側の組織機構改編の必要はないのかなど心配であります。今後のセンター開設に向け,参考にしてくだされば結構とは考えますが,現時点でのお考えをお示しください。

 加えて,4月25日にオープンする福山ロッツが福山市街地活性化の目的を達成するためにも,福山駅周辺整備としての自転車駐車場などの都市計画決定はもとより,福山駅西町線の道路整備,さらには福山ロッツまでの道路整備を早急に行う必要があると考えますが,今後の予定についてお示しを願います。

 次に,少子・高齢化社会への対応についてお伺いいたします。広島県に先駆けて乳幼児医療扶助費を増額され,入院に関しては就学前までとされたことは,乳幼児を抱える多くの市民から歓迎されています。そうした中で,多くの市民からは,市内の小児科が少ないとの声も聞かれます。入院のためのベッド数も十分に確保されているのか,夜間救急体制は,など心配な点は多々ありますが,市民病院を含め市内の小児科診療の動きについてお示しください。

 次に,環境行政。

 ごみの分別収集についてお伺いをいたします。これまでも,ごみ収集車から何回も出火したと仄聞しておりますし,先日のクリーンセンターの火災についても,いまだに原因の断定はされていませんが,発火しやすい物質がごみ破砕機に投入され,破砕機通過時に火がつき云々と見られています。今後も起こるかもしれない事故だけに,ごみ収集業務の安全性向上を図るためにも,市民にもより分別収集に協力を願い,例えばガスボンベ等はガス抜きを徹底するようお願いすることも必要があると考えます。今回の事故を教訓に,さらに市民に協力依頼すべきと考えますが,御所見をお伺いいたします。

 次に,教育行政についてお伺いをいたします。

 最近,尾道市教育委員会では,土堂小学校の校長先生を兵庫県から招聘されました。ある企業は,社会で役立つ勉学を教えるため,みずから中高一貫教育の学校を設立する旨,報道されています。東京都品川区にあっては,小中一貫教育の方法として,4・3・2方式での教育に取り組むことが発表されました。これまでの画一的な教育から,学力,個性を伸ばす自由な発想に基づく教育が模索されていますし,小・中・高等学校の垣根さえなくなろうとしています。市立福山高校にあっても,このたび特色ある中高一貫教育への取り組みがスタートしました。公立の中高一貫教育は6年間の一貫した教育により,入試に影響されないという以前に,基礎学力の定着とともに市民の期待にこたえるものです。先日発表されました福山市学校教育ビジョンにも,21世紀を担う人材の育成に向け,豊かな学力,豊かな心,力量ある教職員,市民から信頼される学校が掲げられました。ぜひとも教育先進都市に向けての努力を期待するものです。

 そうした中で私ども会派では,特色ある学校づくりとともに,個性を伸ばすためにも義務教育の通学区域の自由化を訴えて久しいところですが,再度教育長の御所見をお伺いいたします。

 先日視察をした秋田市の中高一貫教育校では,自分の生まれたまちを知り,愛するために郷土学の授業があり,学科教育制,2学期制,65分授業を初め,5段階に分かれた習熟度別授業さえ行われていましたし,生徒は規律正しく,訪問した我々をすがすがしい気持ちにさえしてくれました。この市立校の校歌には,こんな歌詞がうたってありました。「教えて下さい 自分を愛するように 君を愛する術を。教えて下さい 自分を憐れむように 人を憐れむ術を。教えて下さい 自分を励ますように 友を励ます術を。私が学ぶのは秋田市立御所野学院。」云々という歌詞でした。

 新設される市立福山中学の取り組みの重点にも,福山市の自然,歴史,文化を生かした教育,福山市の特性を生かした特色づくりを推進とあります。具体的に考えられている内容についてお示しください。

 新年度施策の中に,小学校区において(仮称)シルバーサロンの設置が示されています。公的遊休施設を利活用してのこの種整備は,私どもが長年要望してきたことであり,公的施設には福山市の施設である小中学校も含まれるものと理解しておりますが,改めて見解をお伺いいたします。

 これまでも,福山市民の財産である学校施設を市民へ開放することに関しては何度となく要請してきましたが,新年度に向けた教育委員会の英断に対し,学校と地域との連携が大きく前進するものと評価するものです。具体実施に当たっては,施設管理上の課題も生じますでしょうし,各学校において利用できる教室の状況が余りにも違うと考えられますので,一律に論ずることは無理とは考えますが,現段階で実施に向けた検討がされている内容についてお示しください。

 以上で,質問を終わります。

 御清聴ありがとうございました。(拍手)

 (三好 章市長登壇)



◎市長(三好章) 新政クラブを代表されました藤原照弘議員の御質問にお答えいたします。

 初めに,広島県が示した合併パターンのうち,府中市,沼隈町及び神辺町への対応についてのお尋ねであります。

 まず,府中市では,現在平成16年4月1日の上下町との合併を目指して具体の協議に取り組まれ,当面は上下町との合併が目標になっており,本市との合併はその後の段階になるものと受けとめております。

 次に,沼隈町につきましては,本年1月31日に村上町長の訪問を受け,直接,事務協議を開始したいとの申し出をお聞きをしたところであります。新年度から事務調査を実施し,具体の取り組みを行う考えであります。

 また,神辺町につきましては,神辺町長は新聞報道等によりますと,合併の相手は福山市であるとの考えを述べられておられますが,昨年12月に就任のあいさつに来庁された際,平成15年中にアンケート調査を実施をし,その結果を見て判断したいとの考えをお聞きをしております。その後,現段階まで具体の申し出は受けていないのが現状であります。いずれにいたしましても,合併協議の具体の申し入れがあれば受けとめていく考えでありますが,合併するのであれば合併特例法の期限内に実現すべきものと考えております。

 経済の活性化に向けた施策についてのお尋ねであります。

 地域経済の活性化は,本市産業の継続的な発展と雇用機会の拡大を図り,市民生活の安定や活力に重要な役割を果たすものと考えております。そのため新年度予算では,外部から,人,モノ,情報,投資などを呼び込む都市基盤づくりとして,幹線道路ネットワークの整備促進,中心市街地における駅周辺地区整備,中央公園地区整備,市街地再開発の推進等を予算化いたしております。

 また,産業活性化策として,バランスのとれた産業構造の構築や雇用の創出等を図るための企業誘致への取り組み,本市の技術力を向上し,地元企業の活力を促すため,中小企業者が行う創造活動事業に対する支援や,大学等の研究成果を産業界へ移転する機関への応分負担などを措置いたしております。

 さらに,現下の厳しい経済環境を踏まえ,景気対策特別融資など,金融制度の枠の拡大も図ったところであります。

 その他,地域の資質を生かした産業のあるまちづくりを進めるため,必要な施策に取り組むこととしております。

 次に,財政運営についてであります。

 新年度の予算は,一般財源の減少傾向の中において,児童扶養手当を初めとした扶助費や元金償還金の増加により公債費が高い伸びとなり,加えて退職手当の増加などが義務的経費を押し上げることとなりました。こうしたことから,財政指標が上昇傾向にあるもので,今後においても経済情勢等は不透明であり,厳しい財政運営が続くものと想定しております。とりわけ市債残高につきましては,後年度負担を伴うものであることから,平成6年度以降,発行額の抑制に努めてきたところであります。今後においても,年度間の偏りはあるものの,元金償還額の範囲内の借り入れなど市債残高が累増しない財政運営を基本として,発行に当たっては,合併特例債を初めとした有利な資金の活用など,健全な財政運営に取り組んでまいります。

 次に,行財政改革についてであります。

 まず,民間委託でありますが,民間委託につきましては,これまでも行政責任の確保等に留意しつつ,地域の実情,効果,必要性等の観点から総合的に検討する中で,本年度も市民病院医事業務などについて実施をしてきたところであります。今後も,市民サービスの視点を踏まえ,民間との役割分担や民間活力の導入を図りながら,民間委託が可能なものについて,行政責任の確保等に留意しながら積極的に推進をしていく中,行政が市民や企業と協働して,活力のあるまちづくりに努めてまいりたいと考えております。

 次に,行財政改革の計画的な推進についてでありますが,推進に当たっては市民の皆様の理解と協力が必要であります。引き続き,行財政改革大綱の精神を踏まえ,行財政改革推進本部を中心に,情勢判断と時期,市民的理解等,総合的に判断をする中で,具体的な取り組み目標を定めた実施計画を定め,状況に応じた対応をしてまいりたいと考えております。こうした計画や推進状況等を広報等を活用して市民にわかりやすく公表し,御意見を伺う中で,説明責任を果たしてまいりたいと考えております。

 次に,保育所における民間活力の導入についてのお尋ねであります。平成7年度以降入所児童数が年々増加し,新年度についてもこの傾向が続いております。当分の間増加傾向が続きますが,その後,出生率の低下など少子化により,横ばいから減少傾向に転ずるものと考えております。保育所児童数の増加は,経済的,社会的な状況を反映し,全国的な傾向です。国は,保育需要の増大に対応し,待機児童解消策の一つとして,公有財産の貸し付け等の措置を講じ,社会福祉法人など多様な民間事業者による効率的な保育所の設置運営を図るためのいわゆる公設民営の実施を促しているところです。効率的な保育所運営により,延長保育,一時保育など,保育サービスの充実を図ることが民営化や公設民営化の目的とされているところです。

 本市におきましては,既に公立保育所におきましてもこれらの保育サービスを提供をしております。公立保育所と私立保育所のそれぞれの特徴を生かしながら,児童数の推移,施設の状況,職員の状況等を見る中で,効率的な保育所の運営体制を整備していく必要があると考えております。

 次に,福祉行政についてのお尋ねであります。

 障害者福祉サービスの支援費については,本年4月1日から,措置から契約へ,障害者の福祉制度の一部が変わります。新しい制度の周知につきましては,今日までに障害者団体,障害者施設利用者・保護者,養護学校PTA,関係機関などに40回近く説明会を行ってまいりました。また,広報「ふくやま」や福山市ホームページなどにも掲載し周知を図っているところであります。申請手続につきましては,現在のサービス利用者と事前登録者について,文書による申請勧奨を行い,未申請者については再度の申請勧奨を行ったところであります。申請に基づき訪問調査などにより実態把握に努めているところであり,今後支給決定を行い,3月中を目途に受給者証の交付とサービス提供事業所の情報提供を行ってまいります。

 次に,備後ハイツの存続問題についてであります。

 備後ハイツは,昭和47年の建設とあわせて,新たに管理運営団体として財団法人福山勤労福祉事業団を近隣市町等とともに設立し,施設の運営がなされてきたところであります。当事業団の財務状況は深刻な状況でありますが,譲渡に当たって,雇用・能力開発機構は,取得後5年間は公共,公用として活用を求めており,当面は,これまで同様の運営に努めてまいります。また同時に,他都市における事例も参考にしながら,社会・経済情勢の変化に的確に対応ができるよう検討をしてまいります。

 次に,市道幕山台大門線についてのお尋ねであります。

 この路線につきましては,通勤・通学路として利用される重要な路線であり,鋭意交渉を重ねてまいりました。このたび未整備区間である幕山台側の地権者の同意が得られましたので,新年度において,この区間延長150メートル,幅員7メートルの工事を施行し,早期完成を目指してまいります。

 また,国道2号への接続につきましては,これまでJR山陽本線との交差方法についてJR西日本と協議をしてきたところであります。今後,交差方法の工法について,さらに技術的な検討を加え,早期事業着手ができるよう積極的に協議を行ってまいります。

 次に,入札制度についての御質問であります。

 受注希望型競争入札制度につきましては,中小事業者のIT化の普及状況の見きわめや低入札の増加等,なお検討を要する課題があり,国,県等の取り組みを参考にし,諸課題を克服する中で取り組んでまいります。

 次に,工事費積算に使用する資材の標準単価についてであります。広島県においては,地域ごとに定期的に資材の市場価格調査を行っております。本年度は,4月,8月及び10月に実施設計単価の改定が行われており,本市が積算に使用する資材の単価はその都度改定し,入札時における市場価格が反映をされたものとなっております。新製品の開発により市場価格が形成されない資材を採用する場合は,見積書を徴し,その価格を積算に用いるなど,実勢に応じたものとしております。今後とも,広島県と緊密な連携を図り,より実勢価格に近い価格を採用をしてまいります。

 次に,VE方式についてであります。VE方式は,大規模で高度な技術を要する工事に適した制度であります。民間の技術を一層広く活用することにより,公共工事の対象物である土木構造物や建築構造物の機能と品質の確保との両立を図りつつ,コスト縮減等が可能となると言われており,今後国,県での実施状況等を参考に研究をしてまいります。

 次に,福山市の伝統文化の育成についてのお尋ねであります。

 福山市には,御指摘のとおり多くの伝統芸能や文化遺産が残されており,それらの多くは住民の手によって保存され,次世代へと継承されてきました。近年は,長い間途絶えていた各学区で行うとんどや鞆の八朔の馬の台など伝統行事が住民の力で復活した例も見かけるようになりました。また,学校での総合学習では,地域の住民を指導者として伝統芸能を受け継ぎ,練習の成果を学校や地域の行事で披露し,世代を超えた共感を呼んでおります。このような地域に根づいた伝統文化を守り育てることは,地域社会の連帯意識を高めるためにも大変意義深いものと考えております。

 今後は,みずからのまちはみずからがつくるという市民意識のもとで,地域の伝統文化が継承され,個性豊かなまちづくりが推進できるよう,本市といたしましても,市民や企業,明るいまちづくり協議会などと連携し,盛り上がりに努めてまいりたいと考えております。

 次に,男女共同参画センターについてのお尋ねであります。

 センターは,男女共同参画社会を実現するための拠点として設置するものであり,運営に当たっては,市民,関係団体等と協議しながら,利用しやすい施設として活用いただくように努めてまいります。

 御質問の1点目,保育室についてでありますが,15人程度の託児や遊戯が可能な規模を考えております。研修の参加や相談の際には,原則事前予約の上,利用していただくこととし,施設の有効活用をしていきたいと考えております。

 2点目の相談員の配置についてでありますが,センターの相談は,家庭内の問題や離婚,暴力など,さまざまな悩みを持つ女性に対し解決策を一緒になって探していくと同時に,みずから生きる力を取り戻していくような心理的回復と自立を支援する方向を目指しています。したがって,相談員については十分な専門的知識を持った人材を充てていきたいと考えております。

 また,相談者が訪れやすい環境づくりをするとともに,プライバシー保護には十分な配慮をしてまいります。

 次に,運営についてであります。センターの運営につきましては,青少年女性課が行うものとし,事業の実施等においては,さまざまなボランティア団体等と連携を図り,御協力を得る中で,センター機能を十分に発揮をしてまいりたいと考えております。

 次に,合併した新市町,内海町との連携についてであります。条例や基本計画の一体的な推進を図り,事業の実施場所や方法などが効果的となるように努めてまいります。

 次に,松永勤労女性センターの位置づけについてであります。松永勤労女性センターは,男女共同参画センター開所後も,男女共同参画に関する事業については連携をする中で,これまで同様の事業展開を考えているところであります。なお,将来的な松永勤労女性センターのあり方については,今後研究,検討をしてまいります。

 次に,組織・機構の改編についてであります。センター開所後は,センターが市民にとってわかりやすく利用しやすい総合相談窓口となるように努めてまいります。組織につきましては,今後業務の効果的,効率的観点から検討をしてまいります。

 次に,福山駅周辺整備についてであります。

 福山駅周辺整備における地下自転車駐車場につきましては,現在都市計画原案を策定中で,来年度には都市計画決定を行い,実施設計にも取り組むこととしております。現在,JR西日本と用地交渉を進めております。福山駅西町線の整備とあわせて,平成16年度から工事に着手してまいりたいと考えております。

 また,福山ロッツに関連し,現在福山ロッツ北側市道の一方通行解除に向けた道路改良を実施しているところですが,福山ロッツまでの道路整備につきましては,福山駅西町線の整備状況を見ながら検討をしてまいりたいと考えております。

 次に,少子・高齢社会についてのお尋ねであります。

 本市の小児科を標榜する医療施設数,医師数は徐々に増加をしており,個々の医療施設の努力はもとより,医療機関同士が連携を図る中で小児診療体制の確保に努めているところであります。小児救急体制につきましては,夜間小児診療所,在宅当番医制や二次救急輪番制により,緊急,重症な小児患者に24時間対応をいたしているところであります。引き続き,県保健医療計画に基づき,関係機関と連携をする中で,市民の健康と安全を確保し,体制の充実に努めてまいります。

 次に,市民病院におきましては,夜間小児診療所を補完する形で,市内の3病院とともに二次救急輪番制に参加をしており,現在は医師3人,ベッド数18床で小児診療に当たっております。特に,月8回程度の二次救急当番日においては,平成13年9月から,常に小児科医師が当直する体制に改善をしたところであります。

 次に,ごみ分別収集についてであります。

 ごみの処理における火災防止のためには,市民と行政が一体となって取り組む必要があると考えております。このため,新年度から市民に対しては,スプレー缶やカセットボンベは使い切って穴をあけて,資源ごみとして別袋で出していただくこととしております。収集職員によるチェック機能も強化をすることといたしております。

 最後の教育行政についての御質問につきましては,教育長より御答弁をいたします。

 以上で,新政クラブを代表されました藤原照弘議員の御質問の答弁といたします。

 (福万建策教育長登壇)



◎教育長(福万建策) 教育行政についてお答えいたします。

 今日の学校教育は,新たな時代に対応した改革が求められており,本市におきましては,学校の活性化を図る方策の一つとして通学区域制度の弾力化について検討をいたしているところです。これまでに,東京都等の先進地とともに,全国の中核市を対象に詳細な調査を行いました。東京都市区においては,区域の面積が狭く,交通手段が便利であるという条件のもとで通学区域の弾力化が進められておりますが,中核市の場合は,区域の面積も広く,交通手段も不便であり,通学区域制度の弾力化の方途について模索の状況にあります。これらの調査結果を踏まえ,今後さまざまな観点から幅広く意見をいただきながら,さらに検討してまいりたいと考えております。

 次に,中高一貫教育校における特色ある教育活動についてのお尋ねです。特色ある教育活動の一つとして,総合的な学習の時間IDタイムの中で,美しいものや自然に感動する豊かな心や郷土福山を愛する心を育てることを目指しております。そのために,福山の豊かな自然や歴史,文化を題材とした教育内容を考えており,文化施設等を活用した野外活動や豊かな自然体験及び福山市の人材を生かしたゲストティーチャーによる学習などを積極的に取り入れた教育課程を編成してまいります。

 次に,(仮称)シルバーサロン設置にかかわるお尋ねであります。(仮称)シルバーサロンは,ふれあいプラザの立地していない小学校区を対象に,既存の公共施設を高齢者の憩いの場として整備しようとするものでありますが,学校教育においては今後ますます学習形態や学習指導方法が多様となり,教育施設としての必要性がさらに高まることが予測され,それに対応できるスペースの確保を見きわめる中で,施設の利用可能な学校については対象施設として取り組む考えであります。

 また,学校施設の市民への開放につきましては,学校教育上及び学校管理上の課題を整理する中で,対応等を検討いたしているところであります。

 以上であります。



◆21番(藤原照弘) ありがとうございました。

 基本的な考え方なり,細部にわたります質問に対しまして御答弁をいただきました。市長並びに教育長から示されました基本的な考え方,さらには方向,こういったものにつきましては,私どもは理解をいたすものでございます。本来でありましたら,1件ずつお願いもせにゃいかん,さらには理解を深めなきゃいかん中身もございますが,来週予算特別委員会も予定されておりますし,常任委員会等もございますので,その中で同僚議員とともに議論を深めていきたいと思いますが,私も今回質問をつくり上げます上で,やはり思いもございましたんで,何点か御指摘をしてみたいと思います。

 その第1点目は,経済の活性化についてでございます。

 あらゆる部署にこの言葉が出てきたと思いますが,例えば経済の活性化,これはもちろん市場経済に任せるから,その中で検討すればいいということかもしれませんが,よく考えてみますと,一つの企業といいますか産業といいますか,これが新しいことをしようと思うときには必ず,例えば福山でありますと福山市の圏域,その大きさですとか,もちろんそこに優秀な労働力があるかどうか,いろんな視点から比較検討がされるはずでございます。

 例えば,原料,製品の運搬にかかるコスト,こういったもの等もあると思いますし,この中には社会基盤,インフラ整備といいますか,こういったものとともに,やはり行政コストというのも当然検討の中には入ってきておるんであろうと,このように推察をいたしております。これは例えばほかのいろんな諸条件が同一であれば,行政コストの安いところに企業というのは行ってしまうかもしらん,そんなことも考えられるわけでございまして,そういった意味では福山もこれから活性化してほしいという気持ちもありますだけに,行政コストという概念も持っていただきながら,ぜひとも今後の行政の中にそういったことでは御尽力をいただきたいなと,そんな気持ちを持ちまして質問をさしていただきました。

 それから,2点目は入札制度でございます。

 市長の総体説明の中でも,なお検討を要する課題があるということで先ほども答弁いただきました。この種改革が一朝一夕にはできるとは思いません。当然相手もあることですから。ただ,市民の方から見ましたら,これだけ談合なり,いろんな入札によりますトラブルが起きておる,早く対策を打ってほしいと願うのは当然のことであります。担当部署は大変だろうと思いますが,場合によっては全庁挙げまして早急にこの問題には取り組んで,早く正常な形に戻していただきたい,そういうことを申し添えておきたいと思います。

 あと,これは最後になりますが,1点だけ。

 やはり小学校区におけますシルバーサロン,これは本当を言えば,もっともっと評価して私も発言しなきゃいかんかったんかなという気持ちもございます。大きな前進だろうというふうに思っております。ただ,心配されてることもよくわかります。私も質問で申し上げました。管理上の問題もあるだろうというのも当然ですし,そしてその中で将来のことを考えれば全市一律というのも無理だろうと想定いたします。ただ,今まで,やはりこれから先の少人数学級含めて先のことを考えれば,今ちょっと使うのはどうもと,こういうふうに言われ続けてたことから考えますと,随分前進をして考えて対応していただいたなという気持ちでいっぱいでございます。今後とも,ぜひ必要であれば地域の方々とも相談していただきまして,そう何百年後までどうのこうの言うつもりはございませんので,何年か後までということで,何年か契約というのはおかしいかもしれませんが,地域の方々ともやはり学校の都合は学校もきっちり言っていただいて,この辺でもう一回相談さしてくださいという言われ方があってもいいんではなかろうかというふうに思っておりますことを申し上げます。ちなみに私ども議員も,契約は4年でございますんで,そのことを申し添えまして,質問を終わります。

 以上です。



○副議長(北川康夫) これをもちまして,本日の代表質疑及び一般質問を終了いたします。

 次は,誠友会代表 27番桑原正和議員から行います。

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○副議長(北川康夫) 次の本会議は,明3月7日午前10時から開きます。

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○副議長(北川康夫) 本日は,これをもちまして散会いたします。

          午後2時17分散会

 ──────────────────

 地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。





 福山市議会議長





 福山市議会副議長





 福山市議会議員





 福山市議会議員