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広島県 福山市

平成24年第6回(12月)定例会 12月10日−02号




平成24年第6回(12月)定例会 − 12月10日−02号







平成24年第6回(12月)定例会



          平成24年第6回福山市議会定例会会議録(第2号)

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2012年(平成24年)12月10日(月)

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 議 事 日 程 (第2号)

2012年(平成24年)12月10日

           午前10時開議

第 1        会議録署名議員の指名

第 2 議第164号 平成24年度福山市一般会計補正予算

    議第165号 平成24年度福山市都市開発事業特別会計補正予算

    議第166号 平成24年度福山市国民健康保険特別会計補正予算

    議第167号 平成24年度福山市商業施設特別会計補正予算

    議第168号 福山市防災会議条例及び福山市災害対策本部条例の一部改正について

    議第170号 福山市特別職報酬等審議会条例の一部改正について

    議第171号 福山市手数料条例の一部改正について

    議第172号 福山市立保育所条例の一部改正について

    議第173号 福山市光寿園条例の廃止について

    議第174号 福山市食品衛生法に基づく営業の管理運営の基準に関する条例の一部改正について

    議第175号 福山市食肉センター条例の一部改正について

    議第176号 福山市風致地区内における建築等の規制に関する条例の制定について

    議第177号 (仮称)新浜中継施設建設工事請負契約締結について

    議第178号 (仮称)内海西部地区浄化センター整備工事(プラント設備工事)請負契約締結について

    議第179号 福山市深津住宅2号棟(24・高耐)建設工事請負契約締結について

    議第180号 福山市深津住宅2号棟(24・高耐)建設電気設備工事請負契約締結について

    議第181号 福山市深津住宅2号棟(24・高耐)建設給排水衛生設備工事請負契約締結について

    議第182号 財産の処分について

    議第183号 新たに生じた土地の確認及び字の区域の変更について

    議第184号 土地改良事業(風呂地区)による字の区域の変更について

    議第185号 公の施設(福山夜間成人診療所)の指定管理者の指定について

    議第186号 土地改良事業の計画(新池)を変更することについて

    議第187号 土地改良事業の計画の概要(夜打ヶ谷池)を定めることについて

    議第188号 福山市・内海町合併建設計画の変更について

    議第189号 福山市・新市町合併建設計画の変更について

    議第190号 福山市・沼隈町合併建設計画の変更について

    議第191号 福山市・神辺町合併建設計画の変更について

第 3        一般質問

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 本日の会議に付した事件

議事日程のとおり

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 出 席 議 員

      1番  河 村 晃 子

      2番  木 村 秀 樹

      3番  生 田 政 代

      4番  連 石 武 則

      5番  藤 田 仁 志

      6番  今 川 享 治

      7番  田 中 光 洋

      8番  門 田 雅 彦

      9番  和 田 芳 明

     10番  藤 原   平

     11番  大 塚 忠 司

     12番  榊 原 則 男

     13番  岡 崎 正 淳

     14番  土 屋 知 紀

     15番  大 田 祐 介

     16番  今 岡 芳 徳

     17番  西 本   章

     18番  高 橋 輝 幸

     19番  中 安 加代子

     20番  高 田 健 司

     21番  五阿彌 寛 之

     22番  千 葉 荘太郎

     23番  塚 本 裕 三

     24番  熊 谷 寿 人

     25番  池 上 文 夫

     26番  高 木 武 志

     27番  宮 地 徹 三

     28番  瀬 良 和 彦

     29番  神 原 孝 已

     30番  法 木 昭 一

     31番  稲 葉 誠一郎

     32番  早 川 佳 行

     33番  佐 藤 和 也

     34番  須 藤   猛

     35番  黒 瀬 隆 志

     36番  小 林 茂 裕

     37番  川 崎 卓 志

     38番  村 井 明 美

     39番  徳 山 威 雄

     40番  小 川 眞 和

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 説明のため出席した者の職氏名

  市長      羽 田   皓

  副市長     開 原 算 彦

  副市長     堀   径 扇

  参事兼市長公室長小 川 智 弘

  企画総務局長  内 田   亮

  企画政策部長  中 島 智 治

  福山市立大学事務局長

          寺 岡 千佳雄

  総務部長    道 廣 修 二

  財政局長    佐 藤 彰 三

  財政部長    小 林 巧 平

  税務部長    亀 田 繁 樹

  競馬事務局長  杉 原 郁 充

  経済環境局長  松 浦 良 彦

  経済部長兼企業誘致推進担当部長

          小 畑 和 正

  農林水産部長  石 岡   徹

  環境部長    杉 野 昌 平

  保健福祉局長  廣 田   要

  福祉部長兼福祉事務所長

          桑 田 正 國

  長寿社会応援部長岸 田 清 人

  保健部長兼保健所次長

          亀 澤 浩 一

  保健所長兼保健部参与

          村 尾 正 治

  児童部長    神 原 大 造

  市民局長    近 藤 洋 児

  市民部長    藤 原 時 晴

  まちづくり推進部長

          金 尾 和 彦

  松永支所長   林   浩 二

  北部支所長   三 好 郁 展

  東部支所長   松 浦 律 子

  神辺支所長兼川南まちづくり担当部長

          岡 森   稔

  市民病院参事  若 井 久 夫

  市民病院事務部長下 江 正 文

  建設局長    橋 本 哲 之

  建設局参事   石 崎 隆 弘

  建設管理部長  渡 邉 清 文

  土木部長    松 浦 昭 夫

  農林土木部長  佐々木 敏 文

  都市部長    松 枝 正 己

  建築部長    三 好 豊 彦

  会計管理者   藤 井 睦 雄

  教育長     吉 川 信 政

  管理部長    石 井 康 夫

  学校教育部長  三 好 雅 章

  学校教育部参与 石 口 智 志

  社会教育部長  山 口 善 弘

  選挙管理委員会事務局参与

          前 田 修 嗣

  上下水道事業管理者上下水道局長

          赤 澤   收

  経営管理部長  平 上 和 彦

  経営管理部参与 川 上 浩 治

  工務部長    岡 本 秀 夫

  工務部参与   ? 田 卓 弥

  施設部長    小 出 純 二

  消防担当局長  田 中 一 士

  消防担当部長  牧 平 健 児

  消防担当部長  大 畠 功 之

  消防担当部長  横 山 宏 道

  消防担当部長  高 橋 日出四

  代表監査委員  勝 岡 慎 治

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 事務局出席職員

  事務局長    池 田 幸 博

  庶務課長    佐 藤 卓 也

  議事調査課長  村 上 博 章

  議事調査課長補佐兼議事担当次長

          北 川 光 明

  議事調査課長補佐兼調査担当次長

          高 橋 弘 人

  書記      岡 田 弘 美

  書記      平 川 真二郎

  書記      門 田 恭 司

  書記      渡 邉 美 佳

  書記      鈴 鹿 誠 治

  書記      木 村 仁 美

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            午前10時開議



○議長(小林茂裕) これより本日の会議を開きます。

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○議長(小林茂裕) ただいまの出席議員40人であります。

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△日程第1 会議録署名議員の指名



○議長(小林茂裕) これより日程に入ります。

 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。

 会議録署名議員は,会議規則第76条の規定により議長において,17番西本 章議員及び22番千葉荘太郎議員を指名いたします。

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△日程第2 議第164号 平成24年度福山市一般会計補正予算から議第191号 福山市・神辺町合併建設計画の変更についてまで及び日程第3 一般質問



○議長(小林茂裕) 次に,日程第2 議第164号平成24年度福山市一般会計補正予算から議第191号福山市・神辺町合併建設計画の変更についてまでの27件を一括議題として,これに対する質疑及び日程第3 一般質問を行います。

 24番熊谷寿人議員。

 (24番熊谷寿人議員登壇)(拍手)



◆24番(熊谷寿人) 平成25年度予算編成についてお伺いをいたします。

 10月に公表されました本市の新年度の財政見通しは,厳しい経済情勢を背景に,歳入では個人市民税や法人市民税の減少などから市税が3億8000万円減少するほか,地方交付税も合併算定がえの縮減などから7900万円減少すると見込まれています。また,新年度では,臨時財政対策債が100億円を超えるとの見通しを示されており,市債残高への影響が懸念されます。一方,歳出では扶助費や保険会計への繰出金などの社会保障関係費や公債費の増加も見込まれており,本市の新年度の財政環境は一層厳しさを増すものと予測されております。

 こうした厳しい財政環境ではありますが,新年度予算については,重点政策枠を設け,施策の選択と財源の重点化を図り,また市制施行100周年に向けた本市の新たなスタートと位置づけることとしておられます。

 国も,衆議院選挙に突入し,予算編成作業が大幅におくれると仄聞しており,国の新年度予算が不透明な状況にありますが,このような状況下でどのように財政の健全性を維持し,またどのような施策に重点を置かれて予算編成に臨まれようとされるのか,現時点でのお考えをお示しください。

 次に,競馬事業についてお伺いをいたします。

 市長は先月27日に,福山競馬を来年3月末で廃止すると正式表明されました。判断のポイントは,市営競馬検討委員会の平成22年9月の答申に基づき,本年度の実質単年度収支の黒字の確保が困難であり,来年度の予算編成においては1億6000万円の支出オーバーとなり,人件費などを削減しても収支均衡の予算編成は困難であるとの判断からであります。

 福山競馬は,戦後復興の財源確保のため,市が昭和24年に開設し,売り上げのピークの平成3年度には345億2900万円を売り上げ,その収益から市の一般会計に総額411億6700万円の繰り入れを行いました。これにより,学校やスポーツ,文化施設の建設などに貢献してきたことは評価をいたすところであります。

 しかし,レジャーの多様化や景気の低迷により,公営競技を取り巻く環境は次第に厳しくなり,平成11年度には赤字を計上し,累積赤字は18億6900万円に上っています。

 福山競馬は,収益を市の一般会計に繰り入れる点に存在意義があったはずで,これ以上の赤字を積み上げる事業を続けることは,市民の理解が得られるものではなく,福山競馬の廃止表明はやむを得ない決断と考えるものです。

 今後は,来年3月末までの福山競馬を最後までやり遂げていただくとともに,市長説明にもありましたが,競馬関係者への生活支援や再就職支援の取り組みなど,事業終了に向けた対応が必要であると考えます。

 そこで,以下,何点かを質問いたします。

 競馬関係者への補償などについては,まずどのように考えていますか。

 また,事業の廃止により,競馬関係者の生活や就職の支援が必要となってきますが,どのように考えているのか,お示しください。特に,就職支援については,職業訓練も必要ではないかと考えますが,お考えをお聞かせください。

 次に,競馬事業の廃止に伴い,累積赤字となっている18億6900万円については,どのように処理をされるのか,お聞かせください。

 次に,市で設置した場外発売所については,事業廃止後の運営をどのように考えておられますか。駅前,シャトル神辺,柳津,それぞれの方向性についてはどのように考えていますか,お聞かせください。

 次に,競馬場がある約15ヘクタールの土地の活用については,どのように考えておられるのか,お聞かせください。

 最後に,鞆のまちづくりについてお伺いをいたします。

 去る6月25日に鞆の浦の埋め立て架橋計画にかかわる湯崎知事の方針が示されて,半年が経過をしています。突然の方針転換に,鞆の住民は大きな戸惑いを感じていると思います。県は,これまでに住民説明会を住民の大半が参加しない中で1度開催したにとどまり,その後の動きは全く見えていません。こうした状況では,県は説明責任を果たすどころか,すべてが凍結という最悪の事態になることを危惧するものであります。

 現時点で把握されている状況や今後の鞆のまちづくりに対する市としての姿勢などについて,お考えをお示しください。

 (羽田 皓市長登壇)



◎市長(羽田皓) 熊谷議員の御質問にお答えいたします。

 初めに,新年度の予算編成についてであります。

 新年度は,市税の減少や合併算定がえの縮減による地方交付税の減少など,主要な歳入が減少する一方で,社会保障関係費や公債費の増加に加え,競馬事業の清算など,財政需要の増加が避けられない見込みであります。

 したがって,本年度を上回る財政調整基金の取り崩しを余儀なくされる大変厳しい財政環境にあり,予算編成に当たっては,強い危機感を持って取り組まなければならないと考えております。

 また,新年度の臨時財政対策債の発行額は,今年度を10億円程度上回る107億円程度と見込んでおり,財政の健全性を維持していくためにも,臨時財政対策債を含む市債発行の総額抑制など,財政規律を踏まえ,将来に過度の負担を先送りしない財政運営を基本に取り組んでまいります。

 次に,新年度重点化する施策についてであります。「再(Re)」の視点を踏まえ,既存の事業を聖域なくゼロベースから見直し,効率的,効果的で持続可能な施策へと再構築を行うなど,さらなる施策の選択と財源の重点化を図っていかなければならないと考えております。

 また,重点化に当たっては,人口減少など,社会環境の変化を踏まえ,持続可能なまちづくりに向けた新たな仕組みづくりや人づくりのほか,福山の強みとなるポテンシャルを生かし,まちを活性化させる取り組みに意を用いる考えであります。

 そうした中で,主要なものとして,市制施行100周年に向けた100万本のばらのまちづくりの着実な推進や,市民の皆様が生きがいを持って活動できる里山里地の再生・保全などのほか,中心市街地の活性化に向けた魅力の創出,環境,健康をキーワードとした施策の展開などについて検討してまいります。

 いずれにいたしましても,予算編成に当たりましては,協働の取り組みを基底に据え,市民の皆様が豊かさを実感でき,いつまでも生きがいを持って笑顔で元気に暮らしていくことのできるまちづくりの実現に向け,英知を結集してまいります。

 次に,競馬事業についてであります。

 競馬関係者の皆様方には,これまで63年間の長きにわたり,本市競馬事業に御尽力いただきましたことに対し,改めて心より御礼を申し上げます。

 まず,競馬関係者への補償等についてであります。主催者といたしましては,長年にわたり円滑な競馬事業の実施に御尽力いただいた競馬関係者の貢献にかんがみ,調教師などの厩舎関係者を中心とした給付の仕組みを創設してまいりたいと考えております。

 次に,競馬関係者の再就職や生活支援についてであります。競馬事業の廃止に伴い,事業主として円滑な再就職と生活支援の推進に取り組むため,6局13部22課で構成する庁内組織,競馬連絡調整会議を設置をし,その第1回会議を去る11月30日に開催したところであります。

 また,競馬関係者のさまざまな相談に応じるため,競馬事務局内に総合相談窓口を設置し,再就職や生活の支援などに取り組んでまいりたいと考えております。

 また,御指摘の職業訓練については,競馬関係者の意向を十分に伺う中で,適切に対応してまいります。

 次に,累積赤字についてであります。累積赤字の処理につきましては,赤字のまま会計を閉鎖することはできないため,年度末に収支を確定させた上で,不足部分について一般会計からの補てんにより収支不足を解消し,会計を閉鎖することといたします。

 次に,場外発売所の運営についてであります。本市の場外発売所は,駅前場外発売所及びシャトル神辺,シャトル柳津の3施設であります。競馬事業からの撤退に伴い,本市が場外発売所を運営することはできないため,今後の方向性につきましては,施設提供者の意向を踏まえ,関係機関とも十分協議をしてまいります。

 次に,競馬場の跡地利用については,現時点では未定でありますが,本市の将来の発展に生かせるよう今後検討してまいります。

 次に,鞆のまちづくりについてであります。

 6月25日の方針転換後,広島県による住民説明会は,7月9日に住民の大半が参加されない中で1度開催されたにとどまっており,その後,住民への説明の場は持たれておりません。

 現在,次の場の持ち方などについて,地元代表者等との協議が行われていると聞いておりますが,知事の方針を説明し理解を得たいとする広島県に対し,地元住民は突然の方針転換に戸惑い,納得できない中で切実な思いを訴えられている状況であると,事務方を通じ報告を受けております。

 知事の方針決定に際し,私からは再三にわたり,一番に地元に説明をし,住民に理解を求めるべきである,しかしこれまでの経過を踏まえると,住民の理解は到底得られないなどの指摘をしていたにもかかわらず,方針転換されたものであります。

 こうしたことから,私はすべてが凍結という最悪の事態を危惧し,早急に住民理解を得た上で,不退転の覚悟を持って,最後までなし遂げるよう強く求め,知事との共通認識としたところであります。

 鞆のまちづくりにおいては,問題の原点である生活道路の確保や高潮対策などの防災対策など喫緊の課題が山積しており,早急な対策が必要であることは言うに及びません。

 広島県におかれましては,地元とともに取り組んできたこれまでの方針を突然撤回したという事実を重く受けとめ,みずからの責任において,主体的かつ速やかに地元に対し説明責任を果たし,地元の意向を踏まえた対応をしていただくことを強く望むものであります。

 本市といたしましては,これまで埋め立て架橋事業を鞆のまちづくりのプロローグと位置づけていたことで,さまざまな環境整備が取り残されてきたものと認識いたしております。したがって,今後,公共施設の再整備や下水道整備,重伝建の選定など,市としてでき得ることは,住民の皆さん方の意見を十二分に伺い,理解を得る中で早急に行ってまいりたいと考えております。

 まずは,鞆支所を初めとする公共施設の再整備について,鞆学区まちづくり推進委員会を通じ,地元の意見を聞く場を設けることとしており,南消防署鞆出張所の移転改築による機能強化とあわせ,順次計画的に形の見える環境整備に取り組んでまいります。

 以上で,熊谷議員の御質問に対する答弁といたします。



◆24番(熊谷寿人) それでは,再度質問をさせていただきます。

 まず,25年度の新年度予算編成の方針についてでございますが,財政状況大変厳しい,収入が市税収入なども減る,それにもかかわらず歳出が福祉関係の増大があるということでございますが,よく予算などで言われる,市民に対してある程度税金の使い道がよくわかる方法で,性質的な分け方で,義務的経費とそれから投資的経費のバランスっていうことがよく言われます。そこらの観点で新年度予算についてはどのように考えておられるのか,まず1点お聞かせください。



◎財政部長(小林巧平) 新年度予算にかかわりまして,義務的経費と投資的経費のバランスというお尋ねでございます。

 義務的経費と申しますのは,人件費,それから扶助費,それから公債費,この3つで,一般的には自治体独自での削減と,あるいは自治体独自での増減が難しいものと,いわゆる支出の中身が制度によって,あるいは借り入れの額によって,そういったもので自動的に決まってしまうという性質のものでございます。近年は,これが特に扶助費を中心に増加をしてきているという状況がございます。

 人件費の場合は,これまでさまざまな取り組みによって削減をしてきておりますけども,その反対に扶助費は,これは国等の制度が多いものですから,自動的に増加をしていっているという状況がございます。

 また,公債費につきましても,近年,臨時財政対策債,これも自治体独自ではなかなか削減が難しいというような中身のものでございますけども,それが増加をしていって,おおむね50%を超えるような,会計全体で50%を超えるというような状況が続いております。これにつきましては,新年度もやはり,先ほど市長御答弁申しましたとおり,社会保障関係費に係る扶助費あるいは公債費は増加をしていく見込みでございます。

 そうした中で,投資的経費の確保ということでございますけども,投資的経費についてはやはり一定程度確保はしていかないといけない,これはまちの活性化でありますとか,それから本市の発展,あるいは維持補修費等であれば市民の皆様の安心・安全ということもございます。ですから,近年はおおむね会計規模の10%程度というような状況でございますけども,新年度につきましてはまだわかりませんけども,これは可能な限り確保していきたいというふうに考えております。

 以上でございます。



◆24番(熊谷寿人) それと,もう一点でございますが,来年度の予算につきましては,市長がこのたび8月の選挙で3期目の当選をなされまして初めての予算編成となろうかと思います。市長におかれましては,このたび8月の選挙に際しまして5つのやりたいことだということで,マニフェストのようなものをつくられて,皆さんに訴えていかれて当選されたという経緯がございます。改めて再度お尋ねしたいんですが,市長が選挙に際して言われたことの中で,特に来年度の予算編成に向けて反映されようとしていることがもしあれば,今の時点であれば,お答えをしていただきたいと思います。



◎財政部長(小林巧平) 新年度,特にあればということでございますけども,これも先ほど御答弁をさせていただいております,100周年に向けたスタートの年ということがございます。それにかかわりましての100万本のばらのまちづくりの着実な推進,それから協働を基底といたしました事業にかかわりまして,新たな仕組みづくりや人づくり,さらには本市の強みを生かした,まちを活性させるような取り組みというようなことが今考えられるところであります。

 また,それから,中心市街地の活性化に向けた魅力の創出,環境,健康をキーワードとした施策というところでございますが,具体につきましては,今,予算編成を行っているところでございますので,今後3月に向けてその中で明らかにしていきたいというふうに考えておりますので,よろしくお願いをいたします。



◆24番(熊谷寿人) これから3月に向けて予算を組まれるということでありますので,具体的にはということでございますが,市長,8月の選挙のときに活力のある元気なまちをつくるというようなことを5つの項目の中の一つでうたわれております。そういったことで,元気なまちをつくるということが市民が豊かな気持ちになれるというか,そういった環境をつくり得るんじゃなかろうかなと思います。この中でも,例えばコンベンション機能を充実して,たくさんの人を福山に集めるとかっていうようなこともおっしゃられておりますので,ぜひともそういったことも含めまして,来年度予算編成に取り組んでいただきたいと思います。

 それから次に,競馬事業でございますが,競馬事業の中で,廃止に伴って関係者の方々の処遇もいろいろ考えていかなくちゃなんないというような御答弁をいただいたわけですが,基本的には,法律的には,例えば金銭的な補償だとかっていう義務はないんだというようなこともちょっと聞いたことがありますが,ただ,今まで60数年間競馬事業に携わってこられて,それから私の質問の中でも,400億円以上の市への一般財源の繰り入れをしていただいたということについては,大変福山市のいろいろな事業に寄与しているという気持ちは私も理解できます。そういった点では,来年3月いっぱいまでは競馬を皆さんの力で最後までなし遂げていくと,有終の美を飾るっていうような言葉はちょっとそぐわないかと思うんですが,何しろ3月いっぱいまでは一生懸命やっていただきたいと思いますし,そのためにも競馬関係者の方々へのこれから先,将来のいろんな支援を考えていっていただきたいと思っておりますが,その中で特に就職支援とかっていうことが今言われました。

 就職といっても,今現在非常に経済環境厳しい中で,年齢とかの問題もあって,なかなか厳しいんではなかろうかなと私は思います。その中で新たなスキルを身につけて就職をしていただくということで,職業訓練というようなこともおっしゃられました。具体的に,この職業訓練についてはどのような手段というんですか,考えていらっしゃるのか,お聞かせください。



◎競馬事務局長(杉原郁充) 熊谷議員の再度のお尋ねであります。

 今回の競馬事業廃止に伴い,多くの関係者の方々が離職を余儀なくされることとなり,主催者として,生活や就労支援を最優先に取り組むことといたしております。庁内には福山市営競馬連絡調整会議を立ち上げ,全庁で取り組むこととしており,競馬事務局内には総合相談窓口による関係者一人一人の意向がきちんと聞けるような体制を考えております。

 現下の経済状況の中で,再就職環境には厳しいものを予測しております。ハローワーク等の関係機関の御指導も仰ぎながら,全庁体制で誠意を持って取り組んでまいる所存であります。

 職業訓練を希望される関係者のお方には,まずは本人の御意向を十分にお伺いする中で,検討してまいりたいと思います。

 よろしくお願いします。



◆24番(熊谷寿人) 職業訓練については,ハローワークというような今お答えがあったんですが,一般的にいう離職者に対するいろいろなスキルをつけるハローワークの対応ということで理解してよろしいんでしょうか。



◎競馬事務局長(杉原郁充) 就労支援につきましては,ハローワーク等との関係機関と連携をしてまいります。

 職業訓練につきましては,専門校等がございますので,関係者の御本人の御意向を十分お聞きする中で,何を希望されているのか面談の中で対応してまいりたいと考えておりますので,よろしくお願いします。



◆24番(熊谷寿人) それから,これは新聞等でちょっと記事になっていたのを見たんですが,福山市内の企業就職についてです。再就職については,企業とかからの雇用支援もいただく中でというようなこともちょっと載ってたんですが,具体的にそういった取り組みも今進められているのでしょうか。

 例えば,市内の企業の中から雇用を受けてもいいよというような話が現在出ているような状況もあるのでしょうか。



◎競馬事務局長(杉原郁充) 市内の企業等からの求職に対する情報でございますけれども,何件か参っております。また,いわゆる競馬サークル,全国の競馬サークルの中からも,騎手,調教師等の受け入れについても考えてもいいという案件も来ておりますが,先ほど申し上げましたように,近々競馬事務局内に総合相談窓口を設置をし,専属の担当を配置し,その中で情報を集め,関係者に情報を提供するということにしておりますので,よろしくお願いします。



◆24番(熊谷寿人) それでは,支援については総合窓口を場内に設けて,そこで具体的に進めるということでよろしいですか。



◎競馬事務局長(杉原郁充) はい。



◆24番(熊谷寿人) それでは,この就職支援については,今言ったようなことを着実に進めていっていただきたいと思います。こういうことが3月末までの競馬を最後までやり遂げていく大きな力になっていくんじゃなかろうかなと思いますので,お願いいたします。

 それから,次でございますが,市で設置した場外発売所について御質問いたしました。

 この場外発売所につきましては,質問の中でも申しましたが,駅前とそれからシャトル神辺,柳津ということでございますが,駅前については,これは市が山陽ステーション開発から場所を借りてやられているということですが,シャトル神辺と柳津については,設置形態が若干違うと思います。ここらについて,今後,十分協議してということだろうと思うんですが,方向としてはどのようになるのかというのを少しお聞かせいただければと思います。



◎競馬事務局長(杉原郁充) 既設の場外発売所の件でございます。

 市長答弁でも申し上げましたように,本市が競馬事業から撤退した場合には,競馬開催の主催権がなくなり,本市は場外発売所を運営できなくなります。しかしながら,現在の場外発売施設は他の地方競馬主催者の場外発売施設としても農林水産大臣の承認を受けております。したがいまして,主催権を持つ他の地方競馬主催者の場外発売施設としての利用は可能であります。

 お尋ねの駅前場外,シャトル神辺,シャトル柳津の今後の方向性につきましては,施設提供者,施設のオーナーの意向を十分にお聞きし,関係機関とも連携を図って対応してまいりたいと思います。

 具体的には,他の地方競馬主催者の福山での設置の意向があるのか,もしくは全国的な共同場外システムを扱っている団体もありますので,そこらあたりとも十分に協議をしていきたいと思っております。



◆24番(熊谷寿人) ということは,具体的にちょっと名前を挙げてどうかなと思うんですが,地方競馬の主催者で,このまあ近辺では高知とか,それから園田,ここらがまだ現在競馬をやってるということで,ここらがそこに参入してくるというような可能性を見出していこうということでしょうか。

 それから,もちろんバオーっていう三刀屋なんかでやってるような形態になるというのも考えられるという理解をしてよろしいんでしょうか。



◎財政局長(佐藤彰三) 場外発売所の件につきましては,本市が主催権がなくなった段階で,他の主催者から,そういったところからいろんな申し出があれば検討してまいりたいと考えておりますが,現時点では本市の事業の廃止というのを決めた段階で,そういったこと,具体が検討できる状況にございませんので,今後の施設提供者,それから関係機関,こういったところと十分協議をする中で,そういった方向性も検討をしてまいりたいと考えています。

 よろしくお願いします。



◆24番(熊谷寿人) わかりました。場外発売所につきまして,このように質問しているのは,シャトル神辺と,それからシャトル柳津については,たしか形態が民活ということで,民間の資金を利用して開場されたという経緯があろうかと思うんです。その経緯の中で,福山競馬がやめるということになりますと,そこらの道義的責任っていうものがどうしても出てくるんじゃなかろうかなというようなことを,私,懸念いたしております。そういったところで質問したわけですが,よくわかりました。十分にそこらは調整していただきたいと思います。

 それから,あと,よく地方競馬で廃止されたところで,その場所を利用して場外馬券場を引き続きやられてる地方競馬場も多くあろうかと,私はいろいろ高崎なんか行ってもやはりそうでした。そういったことについての御検討はされていらっしゃいますか。



◎競馬事務局長(杉原郁充) 本場での場外発売のお尋ねであろうと思います。

 御案内のように,現在の施設,設備ともに老朽化が進行いたしております。現在の施設,設備を活用して発売するには,それなりの改修が必要でありますことに加え,広大な施設の一部を活用するということになりますと,保安体制も整備が必要であり,これらの課題がありますので,本場での場外発売はしない考えでありますので,よろしくお願いします。



◆24番(熊谷寿人) それでは,場外発売所についての再度の質問はこれで終わらせていただきますが,現在設置されておるシャトル神辺,それから柳津,ここらについては十分な配慮を持って,今後オーナーさんとの協議を進めていっていただきたいと思っております。

 それから,競馬に関しての質問で最後になりますが,これは市長が競馬事業を廃止するという報道が流れて以来,市民の方々も大きな関心を持たれてることだと思うんですが,競馬場が現在ある約15ヘクタールの土地の利活用でございます。

 市長の答弁からいきますと,将来市の発展に結びつくようなことをこれから考えていきたいということでございますが,私自身も,現在福山市において市街地の中で広大な土地を探すというと,もうこの競馬場のこの土地が大きな土地ぐらいで,ほかにはもうちょっと見当たらないというような気がいたします。そういった中では,福山市がこれから先100周年を迎えるわけですが,そういったことも十分に勘案した中で,この土地の利活用を検討していっていただきたいと切に要望する一人でございます。

 具体的にどのような利活用というのはまだ出ないということ,私,前回の質問の中でも100周年に向けてというようなこともいろいろ質問したと思うんですが,そういった中で利活用について,私は安易に土地として,例えば開発業者に転売するとかということではなく,ここに63年間競馬事業があったんだというふうな,競馬事業を思い出させるというか,メモリアルというんですか,そういったものを幾らかでも残していっていただければなと思っている次第でございます。

 何しろ15ヘクタールと言えばかなり広大な土地でございますから,これから本市の発展に寄与するものに何か活用していただければなという思いがありますので,これはそういった要望にさせていただきたいと思います。

 それから,最後に鞆のまちづくりについてお伺いしましたが,なかなか前に進んでないというような答弁でございます。この状態でいけば,例えば本市としてできる事業も,本市としてやらなくちゃなんない事業もなかなか前に進んでいかないのではないかなという気持ちがちょっと今したんですが,そこらについて再度地元との取り組みについて,例えばこういった点が今問題になっとんだとかっていうようなことがありましたら,教えてください。



◎都市部長(松枝正己) 鞆地区のまちづくりの中で,公共施設についての取り扱いにつきましてのお尋ねでございます。

 これまでの埋め立て架橋を,鞆のまちづくりのプロローグというふうな位置づけの中で,結果として公共施設を初めとした環境整備が先送りになっているということにつきましては,真摯に受けとめております。

 今後,鞆の公共施設整備のあり方につきましては,施設の老朽化も進む中で,住民目線に立って,鞆に必要な機能と配置について早急に具体化してまいりたいと考えております。

 特に,鞆支所等かなり老朽化も進んでおります。そういう施設が数多くありますので,そのあたりを地元の方と一緒になって検討してまいりたいと思っておりますけれども,今の状況でございますが,12月14日に鞆学区のまちづくり推進委員会,これを開催していただきまして,まず鞆支所を初めとした公共施設のあり方について,忌憚のない意見をお伺いしたいと考えております。

 こうした意見交換を通じまして,鞆にふさわしい鞆支所のあり方,地元の皆さんと具体化し,早急に再整備に取り組んでまいりたいというふうに考えております。

 以上です。



◆24番(熊谷寿人) 先ほど質問した鞆の公共施設についての整備を早急に取り組むということでございますが,鞆の公共施設整備は,市長の答弁にもございましたように,まず第一に埋め立て架橋の整備が根本であったというような答弁でございました。その埋め立て架橋の整備が知事の方針転換でなくなったという状況の中で,鞆のまちづくりについてどのようにしていくかということをこれから考えていかなくちゃなんないという本市の立場になっとろうと私は思います。

 先般も,公共施設の再整備計画ということで,マスコミなんかもやはり鞆の支所は老朽化してる施設ということで報道なんかもされてたように思います。ぜひとも,まず,県との協議もしていただかなくてはならないと思いますが,本市としてでき得る鞆のまちづくりについては,積極的に鞆の住民と協議する中で進めていっていただきたいと思います。

 以上をもって質問を終わります。(拍手)

 (24番熊谷寿人議員質問席を退席)



○議長(小林茂裕) 次に,20番高田健司議員。

 (20番高田健司議員登壇)(拍手)



◆20番(高田健司) まず初めに,備後ふくやま丸ごと物産館についてお尋ねします。

 備後ふくやま丸ごと物産館が久松通り商店街に出店して,はや3年目を迎えます。店内には市内外の業者が,備後がすりやばらグッズ,そして食料品等を500点ほど取りそろえて,備後における地場産品の販売を通じて多くの顧客にも支持され,地産地消としての効果も上げております。

 振り返って,この備後ふくやま丸ごと物産館の久松通り商店街へ出店に至った経緯と果たしてきた役割はどのようなものであったのでしょうか。また,経営状態と今後の見通しについてお示しください。

 次に,福山ロッツの今後の運営についてお尋ねします。

 福山ロッツの経営につきましては,来年の4月でもって現在の借り主との賃貸借契約が終了することとなっており,その後継として本年9月11日に大和情報サービスと基本合意書が締結されたと伺っております。それを受けて,大和情報サービスはテナント誘致を進めていると思いますが,基本合意の具体的内容と現在の進捗状況をお示しください。

 また,商業施設としてその継続を図っていくためには,経営戦略としてどのような魅力ある店舗展開をしていくのかということが成否の鍵を握っていると思いますが,対象となる顧客層や店舗構成についてお示しください。

 あわせて,再オープン時に公共施設を設置する意向も示され,市民懇談会においていろいろな活用意見が提案されましたが,利便性を図って集客力を高めるための公共施設についての考えをお示しください。

 また,このたび福山ロッツにかわる新たな名称を公募し,新しく決定する名称の字句を用いたネーミングライツの取得を希望する企業等について募集することとなっていますが,その決定方法についてお示しください。

 次に,中心市街地についてお尋ねします。

 本年3月に福山駅周辺地区市街地の活性化に関する基本方針が策定され,持続的なまちづくりのために,人・こと・もの・地域のそれぞれの特色を生かしたつながりを重視して,福山の,住みたい,行きたい,買いたい魅力を創造して,全国に向けて福山の新たな都市イメージを発信するために,コミュニティーデザイナー山崎 亮さんにまちづくりの応援を依頼し,福山未来づくりワークショップが行われていますが,現在までの取り組み状況をお示しください。

 また,12月1日から24日まで,福山では初めての冬のイベントとして,ルクシアタふくやま2012が始まりました。

 現在,福山には春のばら祭,夏の夏まつり,そして秋のアートウオークと,季節にマッチした大きなイベントがあり,多数の市民により,それぞれ充実した取り組みがなされています。

 このたびのルクシアタふくやま2012の具体的なイベントの内容と市民への参加意欲については,その状況をどのように把握しておられますか。あわせて,今後,このイベントをどのように継続実施していく考えか,お示しください。

 以上で,1回目の質問を終わります。

 (羽田 皓市長登壇)



◎市長(羽田皓) 高田議員の御質問にお答えいたします。

 初めに,備後ふくやま丸ごと物産館についてであります。

 備後ふくやま丸ごと物産館は,国の緊急雇用創出事業を活用し,2010年度平成22年度から実施している事業で,地場産品等の販売を通じ,福山地域の地場産品のPRや福山ブランドに関する情報発信を行っているものであります。

 出店場所につきましては,福山駅近くの利便性を考慮し,現在の場所に設置したもので,商店街のにぎわい創出にも寄与しているものと考えております。

 2011年度平成23年度の事業実績は,約1880万円の補助金交付に対し,売上高は約670万円で,手数料収入は約84万円となっております。

 今後の新たな地場産品の販売,情報発信については,中心市街地内の既存販売店への販路拡大の働きかけや新規出店の可能性を探る中で,さまざまな地場産品の販売場所等の確保などに取り組んでいく考えであります。

 次に,福山ロッツの今後の運営についてであります。

 新たな賃借人との基本合意の内容は,賃貸借期間は5年を基本とし,賃貸物件は本館と第1から第3の駐車場となっております。また,賃貸規模は5階層以上としておりましたが,現在もテナント誘致を行っており,さらに商業施設としての活用フロアがふえる可能性もあると伺っております。

 顧客層につきましては,ファミリー層や高齢者などをターゲットとし,店舗構成につきましては現段階で個別テナントは明らかにされておりませんが,地下1階はスーパーマーケット,1階から4階までは小売やサービス,カルチャースクールなどのテナント,5階はホームセンター等を展開する会社と入店交渉中であるとお聞きをいたしております。

 公共的施設につきましては,商業施設と相乗効果のある中心市街地のにぎわい創出に資する施設になるよう,市民の皆様の意見も十分お聞きする中で検討してまいります。

 ネーミングライツにつきましては,提案されたネーミングライツ料等を勘案をし,他市の事例も参考にしながら,選定委員会で決定してまいりたいと考えております。

 次に,福山未来づくりワークショップの取り組み状況についてであります。このワークショップは,中心市街地の活性化のため,市民などの多様な主体が参加する新たな市民活動の構築に向けて取り組んでいるものであります。これまで,月に1回のワークショップや中心市街地の実情を見て回るフィールドワークを実施しております。この取り組みの中で出された意見をもとに,今月15日には商店街の空き店舗や広場での映画上映など,中心市街地のにぎわい創出の社会実験も計画しております。

 今後,ワークショップなどを通じて生まれる人的ネットワークにより,にぎわい創出の市民活動を推進する母体づくりに取り組んでまいりたいと考えております。

 次に,ルクシアタふくやま2012についてであります。冬の中心街のにぎわいを創出するイベント内容でありますが,12月1日から24日の間,明かりとアート,書,躍動,音楽を組み合わせ,会場が明かりに彩られた劇場となるよう実施するものであります。

 12月の毎週土曜日に,JR福山駅前広場において,不特定多数の人が突如集合し,パフォーマンスを始めるフラッシュモブを実施いたします。

 1日にはダンスパフォーマンス,8日には音楽パフォーマンスを実施したところであり,引き続きドラムパフォーマンス,大道芸を実施する予定であります。この映像をインターネットで配信公開するなど,次回への参加意欲の盛り上げにも努めてまいります。

 22日から24日までは,中央公園において,夢のメッセージを巻きつけた灯籠で,ばらの迷路や地上絵などを展示いたします。また,まなびの館ローズコムにおいて,明かりに包まれた書道作品の展示や書と楽しむ音楽と朗読ライブなどを実施いたします。24日の最終日には,来場者が歌で参加するイベントとして,オリジナルの第九の市民大合唱を実施いたします。

 次に,市民の参加についてであります。今回のイベントでは,共催行事として商店街や各種団体などと連携した取り組みや多くの児童や生徒,学生並びに市民サークルの方々の主体的な参加により実施できたものであります。

 今後につきましては,今回の開催状況を見きわめ,話題性や集客性の効果を検証する中で,継続実施について検討してまいります。

 以上で,高田議員の御質問に対する答弁といたします。



◆20番(高田健司) 最初に,備後ふくやま丸ごと物産館について,再度お尋ねをさせていただきます。

 これは,今答弁にありましたように,国の緊急雇用対策事業の一環として,この物産館というものが設置したというふうに答弁がございました。その中で,これは久松通りの商店街の中に,駅近くでにぎわい創出に寄与するというふうなことで場所を選んでおられますけれども,最初,ここの店舗を設置する場合の内装費,あるいは中の,店舗のいろいろな販売の設備等にかけられた初期投資の額というものがどれぐらいあったのかということを1つお尋ねします。

 それと,2011年度の補助金の額と,それから売上高あるいは手数料というふうなことが述べられましたけれども,現実に,開店してから約3年を経過しようとしております。現状の中で,店舗を出店する場合に,ある程度継続的な事業の遂行というふうなことを前提に設置はされるんではなかろうかなというふうに思いますけれども,今後についてこれを,ここの場所で継続維持をしていけるのかどうなのかということについても,お尋ねをさせていただきたいと思います。

 それから,この目的としては,いろんな地場産品の扱いが業者さんもかなり多くの協力を得て,商品も500点を超える商品の構成になっておりますけれども,今までに取り組んでこられた販売促進策についてはどのようなものがあったのか,その点,3点ほどお聞かせください。



◎経済部長兼企業誘致推進担当部長(小畑和正) ふくやま産SUNひろばに関する御質問でございます。

 まず,1点目の内装費等と,ちょっと資料を持ち合わせておりません。また,これ後日というか,お願いしたいと思います。

 それから,今後の見通しでございますが,委員御指摘のとおり,2011年,補助金1800万円余り,売上高670万円,収入にしまして80数万円という形になっております。

 2010年度におきましても,2780万円の補助金に対しまして売上高598万円,約600万円余り,収入等は98万円になっております。

 これまでの実績と費用対効果も含めまして検証する中で,答弁にもありました新規の出店の可能性を探りながら,今現在,既存店舗へ依頼もしておりますし,また大型商業施設等にも導入の方も検討してまいりたいと考えております。

 それから,3点目の経営努力といいますか,そうしたものの御質問であったろうと思います。

 オープンが2010年6月,平成22年6月にオープンして以来,売上向上に向けてさまざまな事業展開を行っておるところでございます。内容といたしまして,専門家によります職員研修,売り場づくりのポイント,フォローアップ研修の実施,それから独自のイベントの開催,例えばジンジャーシロップの試飲会,特産品の試飲販売,それからギフト用品の詰め合わせの販売促進,それから今現在も行っておりますが,東日本大震災復興支援コーナーの設置等,商店街におけますイベント活動への参加など実施してきております。

 御指摘のとおり,営業的側面におきましては,結果として厳しい状況であったとも認識をしております。

 以上でございます。



◆20番(高田健司) 初期投資といいますか,店舗をつくる場合の金額について,資料を持ち合わせてないというふうな御答弁でありましたけれども,普通あそこの場所は約28坪だと思いますので,常識的には店舗改装するのに坪10万円ないしは20万円かけたとしても,300万円か400万円ぐらいの当然内装費をもって店舗を出店をするというふうなことになるんだと思います。ただ,補助金があって,それをつくって,確かに雇用も3年間という意味では緊急雇用の事業にある程度役立ったんだろうというふうなことを思っとるんですが,もう一つのやっぱり目的は地産地消というふうな,地元でつくったものを地元の人が消費するというふうな大きな目的が私は出店の中にあったんではなかろうかなというふうに思います。

 そういった中で,これは実際に販売努力もなさり,経費の削減もしてこられたんだと思いますが,売り上げ等の確保については,かなりここの場所でこういったような福山に関する,あるいは備後地方に関するいろんな名産品があるというふうなPRが十分に届いていってなかったんではなかろうかなというふうに思います。恐らく,売上高は今言われましたけれども,顧客数あるいは顧客の分析等は当然されておられるだろうと思うんですね。そういう中で,3年で補助事業が終わるからこれでやめてしまうというふうなことは,大変私は残念なことだろうなというふうに思っております。

 また,経費の削減等については,恐らく家賃と人件費が大半ではなかろうかというふうに思いますので,そういうところからすれば,バランスがとれるような経営ができるというふうなことも,私は商店街の中への空き店舗対策としては十分そこら辺の検討もしてみる必要があるんではなかろうかなというふうに思いますが,その点について再度お尋ねをいたします。



◎経済部長兼企業誘致推進担当部長(小畑和正) 先ほどの御質問の物産館に対する初期投資ということでの御質問でございました。2010年につきましては160万円,2011年度につきましては180万円という形で,棚等の購入とか,そういった形で初期投資させていただいております。

 先ほどの御質問の中にありました地産地消とかのPRとか,そうしたものでございます。基本的には,この事業につきましては雇用創出を第一義といいますか,目的としております。緊急雇用対策基金を活用し,これをもとに物産館としての一定の形態ができたものと考えております。それによりまして,地場産品の展示,販売,新商品の提供など,販路拡大等,本市の魅力の発信もできたものと考えております。

 また,市民に対しまして,これ来街者といいますか来店者に関しましても,備後地域の特産品を知ってもらう,こうした地産地消への地元の特産品への理解も深めてもらったものとも思っております。

 経営努力のところでもありましたが,いわゆるイベントへも参加をし,そして,例えばばら祭とかそうしたもの,ミズノオープンにも出店をさせていただきましたし,いろんなイベントへも出店等のPRもあわせながら図っておったところでございます。

 また,空き店舗等々につきましても,今後こうした空き店舗に関する中心市街地の問題もあります。あわせてこれも,今後検討していきたいとは思っております。

 以上でございます。



◆20番(高田健司) 今の御答弁で,私はやはり一番大きな目的は,第一義的には国の緊急雇用対策だというふうなお答えもありましたけれども,備後地方の産品をその通りの場所で売っていくと,そういった意味の意義というのは非常に大きいんだろうと思うんですね。それが3年で補助金が切れてしまったから,全くそこから撤去してしまうと。まあ確かにどこか販売のところはつくるにしても,また1つそこへ新たな空き店舗というものができるわけです。

 恐らく3年前には,かなりマスコミで,市長さんもそこへ立ち会いのもとでテープカットもされて,ここにこういうふうな情報発信拠点ができましたと,地産地消の役目も果たしますよと,まして空き店舗の対策にもなりますというふうな大きな目的があったんであれば,運営の主体を地場産センターに委託費を任せて,その中で運営をしていくというふうなことをされたんだろうと思いますけれども,ある程度実績を見られて,この点がいけなかった,こういう点はよかったんじゃなかろうかというふうな検討をなされば,例えば業者だけでそれの運営を任せてみる,90社からの業者がそこへ出店をしとるわけですから,その中で共同運営をさせてみるといったような方法もあるでしょうし,また家賃とか人件費については,節減をする中で何とかバランスがとれて,そこからやはり,ああ,あそこへ行けば備後のいろんなものがあるんだというふうな情報発信の拠点に,これを継続的に維持していくということの方が大きな私は効果があるんではなかろうかと思います。

 福山市の6月の広報へ,市長さんと山崎 亮さんはこの対面の中で,まちづくりについて,地域でつくったものを地域で販売し,そして消費すると,これが応援をしたくなるまちづくりだというふうなことを述べておられます。また,まちなかが,商店街が買い物ができる公民館だというふうな表現でも,これからの取り組みを,3つ目にいたしました未来づくりワークショップの中でも,そういうふうな社会的実験を行われるんだろうというふうに思うんですが,その点については,ぜひとも今後何とかこれを努力をしていっていただきたいというふうに要望いたします。

 続きまして,福山ロッツの今後の運営について再度質問をさせていただきます。

 私は,来る来年の4月24日でこれが閉館になるといったときに,大変さみしい思いもしましたし,そして現在の大和情報サービスがここにもってきて,ひとつ後継企業として継続していくというふうなところにこぎつけられた,私は市長さんを初めとしたトップセールスでの契約の基本合意を取りつけられたということは,高く評価するものであります。

 そういった中で,現在いろんなリーシング等含めて中の店舗構成等が決まっていってるんだろうと思いますが,ここの,先ほど言われましたような顧客層を中心とした商業あるいはホームセンター,そしてスーパー,こういったような店舗を展開していく場合に,一番大きなこの場所でロッツの後継としてやっていく魅力というものはどうなのか,すなわち郊外にあるような店舗づくりではないよというふうなところについては,どういった魅力の創出を考えておられるのか,お尋ねいたします。



◎経済部長兼企業誘致推進担当部長(小畑和正) 店舗構成のコンセプトに関する御質問でございます。

 現在の大和情報サービスからの提案内容を受けておりますが,わざわざ郊外に行かなくても駅の周りですべてがかなう日常生活拠点を再構築すると,いわゆる買い回り品も豊富に含めた,ファミリー層を中心としまして,子育て世代,高齢者も含めまして,誰もが集えるような場所という形で思っております。

 そして,駅から近いという利点を生かした店づくりの方を店舗構成にしていきたいと,これは大和との協議を含めまして,今検討しております。

 以上でございます。



◆20番(高田健司) 4月24日で現在の契約が切れるということになるんですが,ひとつ今後のリニューアルオープンまでのタイムスケジュールについてお尋ねします。

 それから,実際には4月24日までは現在の店内へおられる方等が残っておられるんだろうと思いますけれども,その後,どういうタイムスケジュールで,いつぐらいをリニューアルオープンの一つの目標としておられるのか。

 それと,今回補正予算で掲げておられます2億4800万円の中の店舗の改装費の内訳等について,具体的にお示しをいただきたいと思います。

 また,従来でしたら全館一括での貸し付けということで,約3億円で年間貸しておられたんですが,今後この大和情報サービスさんとの賃貸借契約はどのような形式になるのか,その3点をお聞かせください。



◎経済部長兼企業誘致推進担当部長(小畑和正) 開店の日の御質問でございます。あくまでも契約が4月24日までとなっております。これをやはり基本と考えております。工事関係の関係者とも協議をしておりますが,やはり一月,二月は工事はかかるだろうとは,それは思っておりますが,これはあくまでも天満屋,福山市,大和情報サービス,3者との協議の上,今後決定していきたいと思っております。

 それから,改修に関する御質問でございました。改修につきましては,この福山ロッツにおける基幹部分に対する改修工事でございます。改修工事の具体につきましては,本館及び駐車場のエスカレーター,エレベーターのオーバーホールが主なものとなっております。このほか,防災設備,空調設備の改修,地下にあります中央監視装置の更新であります。

 なお,これらの設備関係につきましては,部品等ですが,規格品でないため製造に日数が必要なため,そのためあらかじめ製造発注が必要となります。そのために,こうした債務負担行為をお願いするものでございます。これにより,4月の契約更新時から早期の工事着手ができるものと考えております。

 それから,賃料に関する御質問でございます。御指摘のように,これまで天満屋との契約が10年,3億円と,毎年3億円という形での契約でございました。大和情報サービスの基本合意では,賃貸物件は当該施設と1から3までの駐車場,それから賃貸規模は5階層以上,賃料につきましてはテナントから受領した賃料を市の収入という形で,その中でも最低保障賃料を設定をすると,そういった形になっております。今後,これらに関しましては,基本合意に基づきまして,所定の手続を経ながら正式な契約を結ぶ予定としております。

 以上でございます。



◆20番(高田健司) 最初に,リニューアルオープンまでの改装の内容については,よくわかりました。

 それから,今回の賃貸借の形式が従来の天満屋さんとの一括の借り上げという方法ではないというふうに,今お答えをいただきました。ということになると,入られるテナント店さんからテナント料を市が受け取って,そして大和情報サービスさんには中の運営等に対する委託をするということだろうというふうに思います。そうなってくると,現在5階層ということで,店舗については約4階まではということだったんですけど,今お答えがあった中で,5階,6階も可能性が出てくるということなんだろうと思うんですけれども,委託料を市が受け取ってしまうということになると,例えば非常に難しいなというふうに思うのは,当然入れかえがあったり,入ってきたり出たりしたりするというふうなこともあって,非常に不確定な要素等もあるんですが,これについてはその責任というふうなものは大和情報サービスさんにあるのですか,それとも市役所が経営の運営等については責任を持って当たるというふうなことになるのか,その点についてお尋ねいたします。



◎経済部長兼企業誘致推進担当部長(小畑和正) 基本合意の中でもあったんでございますが,一応福山市が貸し主,それと大和との契約があります。大和との契約が今度はテナントとの契約といった形になります。賃料につきましては,テナントから市へ,一応全部一たん集まってきます。その中から必要経費を,必要経費といいますと大和へのそうしたリーシングに関する費用でありましたり,運営管理に関する費用でありましたり,そうした必要な費用を差っ引いたものが市の収入となろうと考えております。

 責任につきましても,福山市が第一義的な責任を負うものと考えておりますので,その辺どうかよろしくお願いします。



◆20番(高田健司) なかなか私は商業施設等の運営については,非常に厳しいというふうに思っておりますので,そういった点につきましては,今後,賃貸借の方式が変わるということになると,細心の注意を持って経営努力をしていただきたいというふうに思います。

 それから,ネーミングライツにつきましては,先ほどお答えがあったように,選定委員会の中でこれを決めていくというふうにお答えがあったんですが,これはどれぐらいの金額で命名権を買い取るという企業が出てくるのかわかりませんが,この選定委員会での決定は金額の高さが第一義になるのか,あるいは買い取ろうとする企業等が,新しい名前がロッツにかわるものができたものにふさわしいかどうかというふうな検討,そこら辺についてはどのように選定をしていかれるのか。

 また,今後,このロッツ以外に福山がお持ちの公共施設でのネーミングライツについては,どういったようなものが想定を,命名権の販売といいますか,契約についてどういった施設が予想をされるんでしょうか,その点についてお聞かせください。



◎経済部長兼企業誘致推進担当部長(小畑和正) ネーミングライツに関する御質問でございます。

 詳細につきまして,現在の他都市の状況を参考にしながら,ネーミングライツ等,料金等も含めまして検討しておるところでございます。

 いずれにいたしましても,提案されたものが商業施設としての名称にふさわしいものか,また市民に親しめるものかどうか,施設命名権者選定委員会で審査,選定していきたいと考えております。

 以上でございます。



◎総務部長(道廣修二) ネーミングライツにつきましては,市と企業双方のメリットがあると判断できる条件が整って初めて実現ができるというふうに考えております。

 ネーミングライツの対象施設につきましては,施設の設置目的でありますとか,立地条件,それから施設の利用状況等踏まえて考えてまいりたいというふうに考えております。具体につきましては,想定される施設につきましては,スポーツ施設でありますとか文化施設等,考えられるというふうに考えております。



◆20番(高田健司) それでは最後に,中心市街地の活性化の質問をさせていただいたものに追加して再質問させていただきたいと思います。

 今回の12月1日から始まりましたルクシアタふくやま2012につきまして,お尋ねをさせていただきました。いろんな形で市民参加の一つのイベントとして,冬のイベントとしてぜひとも定着してくれればいいなというふうに思っております。

 私も駅前でフラッシュモブ等を見ますと,確かに意外性があったり,驚きを感じるところでありますが,従来冬のこういったイベントといいましたら,イルミネーション等の電飾で,特に神戸のルミナリエなんかが有名になっておりますけれども,この福山のルクシアタふくやま2012のイベントの,福山としての特徴はどのようにこれから位置づけていかれようとしているのか,その点について1つお尋ねいたします。

 また,従来のばら祭とか夏まつりというものについては,福山まつり実行委員会でもってその取り組みをしておりますけれども,今後このルクシアタふくやまについては,どのような市民参加の取り組みの実行団体を形成していこうとされるのか,その2点についてお尋ねをいたします。



◎経済部長兼企業誘致推進担当部長(小畑和正) ルクシアタふくやま2012の御質問でございます。

 まず,基本的に春はばら祭,夏は福山夏まつり,秋は菊花展等々,また商工会議所の主催によります福山アートウオークなど,市内外から楽しんでいただけるイベントを実施しております。しかしながら,冬のイベントというのが少ないため,四季を通じてにぎわいの創出のために何かできないかという形で考えたイベントでございます。こうした形で実は行っております。先週の12月1日,8日,もう既に始まっておりますが,毎週土曜日,駅前のにぎわい創出も含めまして,フラッシュモブといいますか,突然あらわれてくる群衆という意味でございますが,そうしたものでにぎわい創出に寄与しておると考えております。

 今後のこうした将来的な目的でございますが,本市が持っておる都市イメージ,ばらとか書道のまち,こうしたものをモチーフにし,話題性のある集客力のあるイベントを実施すると,こうした形の中で中心市街地の活性化につながるようなものとなればと考えております。

 市民参加につきまして,事務局でありますこの観光課が,これまで各商店街,そして青年会議所,各種団体,そして既存のイベントの実施団体,『まちコン!』福山実行委員会,そしてボランティア団体,呼びかけをしまして,こうした団体と一体的な取り組みになるよう企画調整会議を経まして,そしてこうした実現にこぎつけたものでございます。

 また,実行委員会形式ではないんですが,こうした形で多くの方々,実施に当たりまして主体的に活動されている市民の皆様,そして各種団体等の共同によりまして,にぎわいの創出ができるイベントとなるよう連携を深めていきたいと思っております。

 実行委員会での取り組みということでございますが,そうした形で,あらゆる団体との共同で今後実施してまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◆20番(高田健司) ルクシアタふくやまについては,ぜひとも,今年度が初めてだと思いますので,手探りの状態等の部分もあるんだろうと思いますが,できればばら祭や夏まつりと同じように,多くの市民がそれに参画をしていくための組織づくりも含めて,ぜひとも福山の冬の大きなイベントになるように継続してやっていただければというふうに思っております。

 福山未来づくりワークショップがこの12月15日に具体的な社会実験をするというふうな御答弁がありましたが,これのやはり母体づくりを多くのネットワークを通じてしていかなければいけないんだろうというふうに思います。特に,郊外へ大型商業施設が出てくる中で,国道2号線等へもいろんなロードサイドショップ等も含めた店舗ができて,中心市街地の空洞化というふうなことが叫ばれて久しいわけでございますけれども,恐らく今やっとるこの未来づくりワークショップというふうなものが,今後のまちづくりはやはり車社会から歩いて,ひとつ町なかを回って見れるというふうなところに帰ってくるんではなかろうかなというふうに思っております。

 ちょうど2016年平成28年に福山が市制100周年を迎えますので,新たな福山が十分な都市の魅力が創出できるように,この中心市街地の回遊性にこういった未来づくりワークショップというものがぜひとも成功するように期待をして,私の質問を終わります。(拍手)

 (20番高田健司議員質問席を退席)

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○議長(小林茂裕) この際,休憩いたします。

         午前11時31分休憩

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             午後1時再開



○副議長(須藤猛) 休憩前に引き続き,会議を開きます。

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○副議長(須藤猛) 次に,15番大田祐介議員。

 (15番大田祐介議員登壇)(拍手)



◆15番(大田祐介) 水曜会の大田です。

 きょうは,図書の質問をさせていただきたいと思っておりますが,質問に入る前に,皆様に1冊本を紹介したいと思います。

 それは,今から93年前に書かれたドイツの社会学者のマックス・ウェーバーという方が書いた「職業としての政治」であります。議員の皆様,理事者の皆様も,ぜひ一度お読みいただくことをお勧めいたします。

 それでは,質問に入ります。

 学校の環境整備について質問します。

 まず,学校図書館について質問します。ハイブロー武蔵氏は,著書「本を読む人はなぜ人間的に成長するのか」の中で,本を読み続けると人は人間として成長できるようにできているのではないか,これが読書の真理ではないかと述べておられます。また,1冊の本との出会いがその子どもの人生を決めるということはよくあることです。

 児童生徒が多くの図書に出会うことにより,読解力の向上と豊かな創造力をはぐくみ,健やかに成長してほしいという願いは,教育に携わるすべての関係者に共通する願いではないでしょうか。

 最初に,読書の習慣を身につけることの意義について,教育長の認識をお聞かせください。

 ところが,関係者に聞き取りをし,実際に学校図書館を訪問してみると,さまざまな課題が存在することがわかりました。残念ながら,児童生徒たちの読書環境の整備がなおざりになっている様子です。学校図書館の現状の課題に対する教育長の見解をお聞かせください。

 平成23年度一般・特別会計決算特別委員会の要求資料によれば,図書館を利用できる時間帯が学校によりまちまちとなっています。利用時間の少ない学校には事情があると思いますが,その主たる理由をお聞かせください。

 担当する司書教諭も,小学校の場合は採用4年目程度の若手の教員が多く,忙しい上に権限も乏しく,十分に機能していないという話も聞きます。従来から,各学校に専門の司書の配置をという声がありますが,パートタイムであっても,司書か,準じる人材の配置が必要ではありませんか,お考えをお聞かせください。

 同じく要求資料によれば,ほとんどの学校図書館で基準の蔵書数を満たしています。しかし,実際に学校の図書館の書架におさめられている本はその半分程度という学校もあります。汚れて見ばえの悪い本,時代の変化により内容が古くなった本を倉庫や別室に保管しているが,処分できず困っているそうです。蔵書の新陳代謝がうまくいっていないのではないでしょうか。文部科学省の要求する基準冊数という縛りもあるのでしょうが,対策があればお聞かせください。

 次に,図書のバーコード管理,いわゆる電子化やNDCによる分類が行われていない学校が多数存在しています。これは,児童生徒が図書を借りにくい一因となっていますので,早急に対策を検討していただきたいと考えます。電子化に対する方針をお示しください。

 次に,学校敷地の芝生化について質問します。ことし創立100周年を迎えた南小学校の中庭が芝生化されました。児童,PTA,教職員,地域住民が一丸となって100周年行事の一環として,約600平方メートルの中庭の芝生化に取り組み,見事に根づかせることができたそうです。ことしの夏は猛暑でしたが,ヒートアイランド現象がおさまるなどの効果も見られました。市長の掲げる協働のまちづくりの成功事例と言えますが,100周年記念式典にも参加された教育長の評価をお聞かせください。

 従来,校庭は多目的に使用されるため,芝生化は課題が多く,遊具の周辺等の芝生化が検討されてきましたが,南小学校のような空きスペースのある学校で,小規模な芝生化に取り組むことが有効であることが証明されました。隣接する南部保育所の子どもたちも大変喜んでおり,保育所や幼稚園の園庭の芝生化も有効と考えられます。保育所,幼稚園の園庭の芝生化に対するお考えがあれば,お聞かせください。

 今回の南小学校の芝生化を通じて,課題は大きく2点あることがわかりました。1点目は費用の問題ですが,鳥取方式というポット苗を植えつけることにより,芝刈り機等の道具も含めて総費用を50万円程度に抑え,100周年記念事業に対する寄附金で賄うことができたそうです。2点目は,水やりや芝刈り等の管理の問題ですが,エバーグリーンの会という地域住民によるボランティアの管理団体を立ち上げて,教職員の負担軽減に協力されています。このような取り組みを他の学校や保育所,幼稚園にも広め,敷地の芝生化を推進してはいかがでしょうか,お考えをお聞かせください。

 次に,古典の日における取り組みについて質問します。

 ことし8月29日に,国会において古典の日に関する法律が全会一致で可決成立し,11月1日は古典の日,日本の古典文学を顕彰する記念日に制定されました。今から1004年前の寛弘5年11月1日の紫式部日記の記述に,藤原公任が「あなかしこ,このわたりに若紫やさぶらふ」と紫式部に語りかけたとあり,若紫とは源氏物語の登場人物であることから,この記述は日本を代表する古典文学である源氏物語が歴史上初めて記録された日とされています。

 本市でも11月1日に,元広島大学附属福山高等学校副校長の落 健一さんによる「源氏物語の七不思議」と題する講演会が開催されましたが,300人を超える方が参加され,関心の高さがうかがえました。講演では,紫式部の周囲には備後にゆかりのある人が大勢いたという史実も紹介されましたが,本市には明王院や草戸千軒,平家谷や鞆,神辺の備後国分寺等の古典ゆかりの史跡が多数あります。本市としても,昨今の古典ブームに乗って,史跡めぐりや講演会等により古典のまち福山を全国に発信してはいかがでしょうか,お考えをお聞かせください。

 11月11日,中条小学校の児童による創作邦楽劇「草戸千軒絵巻」が県立歴史博物館において上演されました。このように,本市の児童生徒が古典を読み,古典に親しむ機会をふやすための考え方や方針があればお聞かせください。

 学校周辺の活断層について質問します。

 10月27日,福山市立大学教育研究交流センター公開講座「福山市周辺の活断層」が開催されました。従来,本市北部地域には東西に走る2本の活断層が確認されており,芦田から松永方面に走る長者ケ原断層と神辺から芳井方面に走る芳井断層が存在すると指摘されてきました。ところが,講師の広島大学の中田名誉教授らの調査によれば,駅家,神辺地区にも断層の続きが発見され,実はこの2本の活断層は連続していることが明らかになりました。

 長者ケ原断層と芳井断層は,合計して長さ約30キロに及ぶ長大な断層帯である可能性が高く,この断層帯が一括して活動した場合,マグニチュード7以上の大地震を発生させる可能性があるとのことです。広島県により本断層の調査が近日中に行われると聞いていますが,県との協議や連携についてお聞かせください。

 中田名誉教授らの論文に掲載された地図によれば,この活断層周辺にある教育施設として,駅家南中学校が本断層に極めて近接していると想定されます。その他,本断層上の教育施設の有無について把握されていましたら,お示しください。

 いたずらに生徒や保護者に不安を与えてはいけませんが,正しく恐れるということも必要です。当面,駅家南中学校の避難場所指定の変更等の対策が考えられるのではないでしょうか。対応の具体をお示しください。

 以上で,1回目の質問を終わります。

 (吉川信政教育長登壇)



◎教育長(吉川信政) 大田議員の御質問にお答えいたします。

 初めに,読書の習慣を身につけることの意義についてであります。児童生徒は,読書活動を通して言葉を学び,感性を磨き,想像力を豊かにし,人生をよりよく生きる力を身につけることができます。読書習慣は,生涯にわたる大きな財産につながるものと考えております。

 次に,学校図書館の利用時間についてであります。小学校では,外遊びを奨励するため,大休憩に閉館したり,中学校では,クラブ活動の時間を保障するため,放課後に閉館したりするなど,すべての学校が計画的に利用時間を設定しております。

 次に,学校図書館における人材の配置についてであります。学校図書館専任の職員は配置しておりませんが,司書教諭,図書館担当教諭,図書委員の児童生徒が中心となり,本の貸し出し等の管理や整備を行っております。さらに,図書ボランティアの協力をいただきながら,読み聞かせや推薦図書の選書等,児童生徒がより読書に親しむための環境づくり等を行っているところであります。

 次に,蔵書の管理についてであります。読書教育推進事業として,2005年度平成17年度から3年間,集中的に予算配分をして充実させてきたところです。

 各学校では,児童生徒が興味を持って読むことができる本,教職員が読ませたい本,各教科等で活用できる本など,児童生徒及び教職員のニーズに応じた多様な本を計画的に購入し,古くなった図書につきましては,廃棄の基準を示して更新を進めているところです。改めて,廃棄の方法等を周知することで,各学校に適切な管理を指導してまいります。

 次に,図書の電子化についてであります。蔵書の点検,管理,貸し出し,返却は,教職員や図書委員会の児童生徒が中心となって行っております。

 また,NDC日本十進分類法による分類を低学年の児童にもわかりやすくするために,分野,種類ごとに言葉や絵を表示するなどの工夫をしております。

 学校図書館の運営につきましては,児童生徒の自主的な活動により役割を自覚させたり,責任を持ってやり遂げさせたりする指導の機会とすることが重要であると考えております。

 電子化につきましては,今後,蔵書管理の面から研究してまいります。

 教育委員会といたしましては,学校での読書活動が日常的な読書習慣にまで高まるように,引き続き,学校図書館活動を充実させるとともに,中央図書館と連携し,調べ学習で使う本,教科書に出てくる本などの貸し出しセットや移動図書館を利用するなど,児童生徒が多くの本を読むことができる環境整備に努めてまいります。

 次に,学校敷地の芝生化についてであります。

 南小学校におきましては,創立100周年行事の一環として,中庭の芝生化に取り組まれたところであります。あわせて,ばら花壇等の整備も行っており,地域と学校,行政が一体となり環境整備に取り組んでいただいたことは,協働のまちづくりのよい事例であると考えております。

 敷地の芝生化につきましては,学校の自然環境の充実,防じん対策などには一定の効果があると考えております。一方,小中学校の校庭や幼稚園,保育所の園庭は,運動会,地域行事,参観日の駐車場等,多目的に活用されている実態があります。敷地の芝生化により,学校や地域の行事の際に,自動車の乗り入れが制限されたり,他の用途での使用に支障を来すおそれがあります。また,除草,水やり,肥料等,維持管理のために必要な体制や経費等にも課題があり,敷地の芝生化については,引き続き研究してまいりたいと考えております。

 次に,古典の日における取り組みについてであります。

 これまでも,まちづくり出前講座などで,福山の歴史や文化財について各地域のテーマに即した歴史講座や文化財めぐりなどを実施してまいりました。また,福山市文化財協会におきましても,明王院や草戸千軒町遺跡,平家谷などの史跡めぐりを行っているところであります。

 今後につきましても,古典を広く根づかせるための周知・啓発活動に取り組むとともに,関係施設とも連携して,古典に親しむという法律の趣旨に沿った行事の開催に努めてまいります。

 学校での取り組みについてであります。伝統や文化に関する教育につきましては,これまでも学習指導要領に基づいた教育課程を編成し,計画的に実施しているところであります。

 国語科では,親しみやすい古文や漢文の音読をすること,音楽科では民謡や琴,三味線などの和楽器に関する学習をすることなど,それぞれの教科で進めております。

 今年度は,11月1日の古典の日を中心に,樹徳小学校では,琴の演奏が流れる中,古事記の読み聞かせを地域の方にしていただいたり,城南中学校では,1年生全員が国語科の授業で学んだ竹取物語を群読し,参観日に発表するなどの取り組みを行っております。

 引き続き,児童生徒が古典に親しみが持て,学ぶ機会がふえるよう,取り組んでまいりたいと考えております。

 次に,学校周辺の活断層についてであります。

 このたび広島県が行っている断層調査は,今年度,広島県に設置された広島県地震被害想定調査検討委員会専門部会において,長者ケ原断層と芳井断層が連動して活動する可能性について,本市と連携する中で調査が進められているものです。

 これらの調査結果につきましては,今後,調査検討委員会へ報告される予定となっており,その後,県内の地震被害想定として取りまとめられると伺っております。

 また,今回の論文に示された地図によりますと,駅家南中学校は近くに活断層が想定されますが,その他の教育施設につきましても,活断層の真上に存在しているものはありません。詳細につきましては,広島県の調査を見守ってまいります。

 なお,避難所は,地震や風水害,その他,住民に危険を及ぼすと考えられる災害が起こった場合に,住民の応急避難的な生活の場として指定しているものであり,避難所の開設に当たっては,災害の種別や規模など,発生時の状況に応じて臨機応変に対応することとなっております。

 以上,答弁とさせていただきます。



◆15番(大田祐介) それでは,再質問を,まず図書館についてからさせていただきます。

 学校図書館のあいている時間帯がまちまちであるという指摘をさせていただきましたが,それに対して,すべての学校でそれは計画的に設定しているんだという御答弁がありました。しかし,私が子どものころは図書館というのは一日中あいてたように思います。多くの学校がそうであったのではないでしょうか。今では昼休憩しかあいてないとか,大休憩と昼休憩しかあいてないとか,そういった限られた時間しか図書館があいていないようであります。それがいいのか悪いのかといいますと,私はやっぱり望ましくないのじゃないのかなという気がしております。なぜなら,図書館というのは第二の保健室ではないかという意見があります。子どもたちがいろいろ思い悩んで,保健室に行くほどじゃないんですけど,要するに体の調子が悪いわけじゃないんだけども,まあ図書館で本を読んで気を静めたいとか,そういった利用もあるやに聞いております。そういった意味で,いつもあいていないとそういう利用ができないわけでありますから,できればもう少し開館時間を延ばしては,拡大してはどうかなと思いますが,再度お考えをお聞かせください。



◎学校教育部長(三好雅章) 図書館の開館時間についてでありますが,先ほど答弁を教育長いたしましたように,学校の状況に応じて開館をしております。すべての時間に開館をしている学校もありますし,また昼休憩のみ,また放課後のみという状況,学校の状況によってさまざま開館しているという状況であります。

 もっと開館してはどうかという御意見をいただいたということにつきましては,学校の方にそのことも伝えながら,引き続き子どもたちがしっかり本に触れる機会となるよう,開館について各学校の実態に応じた取り組みを引き続き進めてまいるよう指導してまいりたいと思います。

 以上です。



◆15番(大田祐介) 恐らくすべての学校,多くの学校がなるべく開館時間を延ばしたいと考えていらっしゃると思うんです。ところが,担当の司書教諭であるとか,図書委員さんですか,児童生徒の,多忙化といいますか,なかなか図書館をあけるのに手が回っていないという状況があるのではないかと思うわけですが,そういったことはありませんか。



◎学校教育部長(三好雅章) 図書館の開館及び図書館にかかわっての図書の整理等につきましては,各学校では司書教諭だけではなくって,まず児童生徒の活動として図書委員の児童生徒が中心となって,司書教諭であったり,先ほどおっしゃっていただいてるように多くのボランティアの方々の協力をいただきながら,整備であるとか,貸し出し,返却等を行っております。

 人がたくさんいればとか,専任の方がいればということも当然あるわけなんですけれども,図書にかかわっての取り組みを児童生徒がやっていくという自主的な活動ということも,教育的には非常に大事だと考えておりますので,いろんな方々の支援をいただきながらも,司書教諭,図書館の委員等を中心に,引き続き取り組みをしてまいりたいと考えております。



◆15番(大田祐介) 答弁の最初の方に,専任の司書がいればいた方がいいんじゃないかというように聞こえたように思うんですが,最初に保健室の例えを述べましたけども,司書のいない図書館というのは,養護教員のいない保健室と言ってもいいのかもしれません。そう考えますと,やっぱり専任の司書がいたら,教育長の答弁にもあったように,ブックトークであるとか,さまざまな取り組みがもっともっとできるんじゃないかと思うんです。もちろんボランティアさんの力をかりるのは悪いことではありませんけども,例えば市立中高には専任の司書さんがいらっしゃいます。それは,もちろんいいことであって,よい成果を上げてるというように聞いておりますけども,同じ市立でありながら専任の司書が配置されている学校とそうでない学校があるというのは,少し差があるんじゃないかなという気がするわけであります。司書教諭や図書委員さんでいろいろ切り盛りされてるという現状はよくわかるんですけども,それでは少し足りない点があるんじゃないかと思うんです。それはいかが思われますか。



◎学校教育部長(三好雅章) 先ほどもお答えをさせていただきましたように,児童生徒の自主的な活動,役割の自覚,責任を持ってやり遂げさせるというようなこと,指導の機会ととらえて,不十分なところがさまざまにあるかもわかりませんけども,そのことも含めて現在の取り組みをしっかりと充実をさせていきたい。また,課題があれば課題を明らかにして改善のための取り組みを充実させていきたいと考えております。

 以上です。



◆15番(大田祐介) あるかもではありません。あります。それは,やはり私何校か学校図書館へ行ってみまして,非常によく整理された図書館もあれば,まあ最初の質問でも申しましたけども,まるで古本屋ではないかというような図書館も実際としてあるようなんです。大人は,古本に対する興味のある方もたくさんいらっしゃいます。神田の古本屋街を歩くのが趣味だという方ももちろんありますけども,子どもはやはり明るい図書館で,手にとりたい,きれいな本にやはり興味を引かれると思うんです。そういった意味で,蔵書が100%あっても,あえてボランティアさんや司書教諭さんが相談をされて,古くて汚れた本はもう外して,幾ら名作であってもこれはもう子どもが手にとらないだろうということで外されて倉庫等に保管されておるということです。その分,図書館が随分広く感じて,開放感があって,きれいな新しい本だけが置いてあるという,そういう整備をやっていただきたいと思うんですが,これは従来の,本の数があればいいということではなくて,ちゃんと整理整頓するという考えに切りかえていく必要があると思うんですが,いかが思われますか。



◎学校教育部長(三好雅章) 図書館の本の管理ですけれども,図書館の本の管理は,学校図書館標準法に基づいて数を整備しておりますし,廃棄基準に基づいて廃棄するものは廃棄すると,基準を示してそれに基づいて取り組みをしております。その基準では,古いから廃棄ということではなくて,古くても必要な本は当然保存するということであります。引き続き,その基準を示しながら,適切に新しい本,古い本,ともに有効に活用できるように取り組んでまいりたいと考えております。

 以上です。



◆15番(大田祐介) それでは,廃棄基準にのっとって廃棄して蔵書の基準が100%を切っても,それはそれでよろしいんですか。



◎学校教育部長(三好雅章) 図書館の標準法というのは,量と質,標準法は量ですけれども,冊数があるということはまず必要だと考えますので,現在の中で100%を切っても廃棄するということは,100%を確保した中でという,廃棄の基準は学校の方に求めております。ですから,新しい本を毎年購入して整備をしておりますけれども,古くなったからもう捨てるということではなくって,廃棄するということでなくって,補修しながらも古いものも大切にしながら,また基準に照らし合わせて,その基準から外れるものについては100%を割らない状況で廃棄するというように指導をしております。

 以上です。



◆15番(大田祐介) ですから,その100%を切ってはいけないという縛りが,やはり学校図書館の現場を混乱させてるとまでは言いませんけども,非常に困っておる現状があろうかと思うんです。そこをよく酌み取っていただきたいなと思っております。

 それから,先ほどいい図書館もあれば悪い図書館もあるというように申しましたけども,いろいろ聞いてみますと,いい図書館というのは,やはり図書ボランティアさんがしっかり活動されている学校のように感じております。南小学校も100周年の寄附金で図書の電子化をされたんですけども,鷹取中学校もことしされたと聞いておりますが,そういったボランティアさんの話を聞いてみると,物すごい労力がかかったと,バーコードを登録して,張っつけて,そういった作業に。バーコード管理のソフト自体はそんなに高いもんではないそうです。もう10数万円のものですけども,何千冊,まあ万を超える図書のバーコードの張りつけ等が大変な手間で,もしバーコードでピッピピッピ登録する作業を,これをスーパーのレジでやったら何万円ってもうかるよねっていう,そういう例え話も聞きました。それだけの労力をかけて図書館の電算化をされている現状があるようですので,これはもちろん教職員,図書委員さんだけでできる話じゃありませんので,しっかりボランティアさんの力をかりて取り組んでいただきたいと思っておりますし,その電算化の結果として,貸出冊数が大幅にふえているという実態があろうかと思うんです。そのあたりの電算化の前後の変化について把握されていらっしゃいますか。



◎学校教育部長(三好雅章) そのあたりの状況を十分に把握しておりませんけれども,先ほど教育長答弁いたしましたように,電算化につきましては,蔵書管理の面から今後研究してまいりたいと考えております。



◆15番(大田祐介) 研究をいつまでもされると困りまして,というのが,既に何校か福山の学校で電算化が行われておりますけども,そのソフトがばらばらなんですよ。その管理のソフトがですね。よそのまちでは,やはり統一したソフトを各学校に入れて電算化に取り組んでいるそうです。福山市が研究,検討してる間に,いろんな学校でボランティアさんがいろんなソフトを入れることによって,今後の更新時期とか,そういったときに非常に困ることになりやしないかという気がするんですね。電算化ソフトの統一ということに対して何かお考えがあればお聞かせください。



◎学校教育部長(三好雅章) 電算化についても,県内の状況もまださまざまでありますので,全国的にもそういう状況にあるというふうに把握しておりますので,十分そのあたりの他市の状況も把握しながら,研究してまいりたいと思います。

 以上です。



◆15番(大田祐介) 研究,検討されると,多分いろんなまちで,もうボランティアさんの力をかりないと電算化が難しいという実態が多分おわかりになると思います。すべてボランティアさんにお願いするというのも酷な話でありまして,やはりよそのまちではある意味雇用対策として,時給何百円というのを払って図書の登録,バーコードの張りつけ等に協力いただいているという例もたくさんあるようですので,そういった有償ボランティアでしょうかね,そういった取り組みについても研究していただきたいと思います。

 いずれにしても,予算は限られておりますので,そういう中でこういう厳しい経済環境の中で,どうやって学校図書館を改善していくのかという取り組みを検討する必要,それこそ研究する必要があると思うんです。そういったいろんな関係者が集まって,学校図書館について今後どうあるべきかというような研究,検討する委員会とか,そういったものを立ち上げてはいかがかと思うんですが,お考えをお聞かせください。



◎学校教育部長(三好雅章) ボランティアの方々にさまざまに御支援をいただいているということは十分認識しておりますし,感謝しております。

 各学校では,学校支援ボランティア,図書ボランティアだけでなくさまざまなボランティアの方々に御協力いただいて,ボランティアの方々を組織化するということで,学校地域支援本部を立ち上げております。そして,皆様の協力をいただきながら現在取り組んでおりますので,学校図書館整備についても,先ほどから申しております児童生徒の活動を活発化させるとともに,中学校区単位での学校地域支援本部の充実,この本部に集まっていただいているボランティアの方々の御意見や思いを聞かせていただく中で,図書館の整備,読書活動の充実に引き続き取り組んでまいりたいと考えております。

 以上です。



◆15番(大田祐介) いずれにしましても,ぜひ教育委員会が旗を振って,各学校が足並みをそろえて図書館の改善に踏み出せるように研究,検討していただきたいと思います。

 続いて,芝生化について質問をいたしますが,芝生化については,多くの議員さんがしてはどうかというのを,多分言い出して10年ぐらいはたとうかと思いますが,やはり答弁としては,研究してまいりますということでありまして。南小学校の例を出したのは,グラウンドではなくて,校庭ではなくて,中庭の整備に取り組んで成果を出されたということを言いたかったわけで,従来の答弁もグラウンドは難しい,けども遊具等のある部分について芝生化を研究,検討してまいりたいという答弁をずっとされてきたわけですから,それにのっとって南小学校は費用もかけずに,地域のボランティアなり,もちろん教職員,行政職員の力をかりてできたんですよ,それについてどうですかという質問であったわけです。

 南小学校の中庭は,教育長も行かれて見られたと思いますけども,もともとばらがたくさん植えてありまして,今200本ぐらい植えてあるそうです。その周りを芝生化して,今本当にばら公園に近いようなすばらしい中庭になっております。そういった従来の課題を克服して,いいものができたということを私はもっと自慢してもいいと思いますし,他の学校に,こういういい例がありますから取り組んではいかがですかというようなことを広報してもいいと思うんです。そういったことについて,広報について,いかが思われますか。



◎管理部長(石井康夫) 南小学校が100周年を記念されまして中庭の約600平米を芝生化されております。これにつきましては,100周年ということで,地域の方々の機運が盛り上がりまして,維持管理等も含めて地元が一緒にしましょうというような形の中で,また中庭が昔から花壇として広くあって,周りが広いというようなことで,子どもたちがそこへ集う場所になっているというようなことから,学校の状況を見てされたものというふうに受けとめております。

 それぞれの学校には,それぞれ状況がございます。維持管理の問題等もございますので,それぞれの学校が個別に考えられていくというようなことはあろうかと思いますが,教育委員会といたしまして,統一して芝生化を推進するということにつきましては,今後研究を進めてまいりたいというふうに考えております。



◆15番(大田祐介) 各学校すべて芝生化しなさいとか,そういったことは全く思っておりませんので,そういうスペースがあって,土壌が芝生化に向いていて,ボランティア等の協力が得られる見込みがあって,そういった学校がもしあれば,南小学校といういい事例がありますよというようなことを宣伝されたらいかがかなというように思うわけであります。

 経費等もたくさんかかるとは思います。水道代等,散水するのにたくさんかかっているという話も聞いておりますけども,やはり子どもの学ぶ環境整備というのは,もう少しお金をかけてもいいんじゃないかなという気がしております。今,各学校で耐震補強が行われておりますけども,確かに補強を行われて安心はしますけども,学ぶ環境というのはそれほど大きな変化はないわけでありまして,それに対して芝生化というのは,見た目ももちろんですけど,さっき言ったヒートアイランドのこととか,物すごく効果がある。子どもの人間形成に多大なプラス効果があろうかと思うんです。そういった意味で,積極的にどんどんやってくださいとも言いにくいんですが,できるところは取り組むように応援してほしいなという思いがあります。

 加茂のグラウンド・ゴルフ場も行ってみますと,すばらしい芝生のコートができております。2億円かけてつくって,年間のその管理費用も何百円もかかっておると思いますが,やはり子どもにも,そこまでしてくれとは言いませんが,幾らか似たような芝生化でありますから,今後事例が,取り組みがふえるように後押しをお願いしたいと思います。これ要望しておきます。

 古典の日について,再度質問をさせていただきますが,私も本当勉強不足で,福山に古典ゆかりの史跡であるとか文化財がたくさんあるというのを最近知るようになりました。そういったものをどんどん周知していけば,全国に古典のまちとして発信できるのではないかなという思いを持っております。

 例えば,明王院に三十六歌仙絵という,先ほど紫式部日記に出てきた藤原公任が選んだ36人の方の歌を描いた絵が飾ってあるんですけども,これは住職さんもその価値をよく知らなかったそうであります。そういった眠れる文化財,古典的な文化財が本市はたくさんあるようにまだまだ思いますので,そういった眠れる文化財の発掘と周知についてお考えがあればまずお聞かせいただきたいと思います。



◎社会教育部長(山口善弘) 本市の文化財の活用につきましては,年間を通じてさまざまな団体からの依頼や御要望によりまして,史跡めぐりや講演会などを実施いたしまして,文化財に親しんでいるところでございます。

 今,議員がおっしゃった眠れる文化財,言うまでもございませんが,文化財は地域の歴史や文化の成り立ちを理解する上で欠くことができない歴史的財産と言えることができると思います。本年施行されました古典の日に関する法律の趣旨を踏まえまして,古典に広く親しんでいただくため,本市に所在する多くの指定文化財だけでなく,今これから発掘されるであろう文化財も含めまして活用し,活用する方法について関連施設とも連携をしながらいろいろな取り組みを通して周知啓発活動に努めてまいりたいと考えております。



◆15番(大田祐介) よろしくお願いします。

 教育長の答弁にもありましたように,子どもに対しても学習指導要領にのっとり,古典について教えていくということがありました。これもさっきの図書館の質問にかぶるんですけども,学校図書館にも子ども向きの古典の本をたくさん置いていただきたいなと思っております。今,源氏物語がブームでありますけども,漫画で読む源氏物語であるとか,大掴源氏物語とか,子どもでも読みやすい,わかりやすい古典の本がたくさん出ておりますので,そういったことの,学校図書館の蔵書にふやしていただくように要望しておきます。

 それから,関係機関,関係施設と連携して取り組むという御答弁がありました。広島の県立図書館等では,早速古典の日制定を記念して,特別展等を開いたりされてるそうです。福山も,図書館や美術館や博物館等と連携して,そういった古典の日の啓発の取り組みをしていただきたいと思います。

 それから,活断層についてでありますが,答弁では駅家南中学校は活断層上,真上ではないということで安心をいたしました。地震予知は専門家をもってしても,なかなか難しい,予知は難しいけども,地震が起こる場所については,そういった断層等の証拠をもってして,ある程度予測することができると思います。この広島大学の研究は,恐らく1000年以上前に起こった断層というように書かれてありますので,これから長い将来を考えて,あす起こるかもしれませんけども,何百年先かもわかりませんので,そんなに断層があるぞということで驚いたり,怖がったりする必要はないと思いますので,そういった周知をまずは取り組んでいただきたいと思うんですが,これはちょっと教育委員会ではないかもしれませんが,学校で教えるとか,社会教育の講演会でそういう事実を伝えるとか,そういった取り組みがあろうかと思いますので,いかが思われますか。



◎管理部長(石井康夫) 議員御指摘の活断層につきましては,10月27日の福山市立大学の公開講座の方で,先生の方から言われたことであります。こうしたことが市民公開講座等で周知されるということは非常によいことだと思っております。

 また,今言われましたように,活断層の真上にあれば建物の被害は甚大なものがあるわけですけれども,それは今のところ,他の教育施設も含めて,学校が活断層の上にあるということはないというふうに考えております。

 いずれいたしましても,まだ現在調査が進んでいるというようなこともありますので,こうした調査の結果を見守りながら,必要に応じて周知を図っていきたいというふうに考えております。

 以上です。



◆15番(大田祐介) 一遍に周知する必要はありませんし,できることもないと思いますが,やはり長いスパンで考えて,今度,家を建てかえるときは活断層から少し離した方がいいんじゃないかとか,何十年もしくは何百年単位で活断層を徐々に避けていくような,そういった取り組みが必要と思われます。

 というのが,アメリカには活断層法というのがあって,活断層の上には建物が建てられないという法律があるそうでありまして,活断層がグリーンベルトになっているんだそうです。そういったことを徐々に市民に周知していって,そういった危険から少しずつ遠ざかっていくということに取り組んではいかがかと思っております。

 もう一つの問題は,鞆断層というのがあって,これは水呑から田尻,鞆の方に走っていると思われる断層なんですが,これはまだ未調査だそうであります。これも,どこを通っているのかよくわかりませんけども,もしかしたら向丘中学校であるとか鞆小学校とか中学校とかに近いかもしれません。そういったことで,この鞆断層の調査について何か取り組みとか情報があればお知らせいただきたいんですが,いかがでしょうか。



◎総務部長(道廣修二) 今の鞆断層につきましては,芦田川右岸の水呑大橋南付近から,それから鞆町平地区にかけて,南北に約10キロにわたって断層が想定されております。現在,とりたててここの断層について調査ということはしておりませんけれども,地域防災計画の中でこうした断層の位置については明記をいたしております。現在のところ,特にここのところで調査というのは,今の段階ではございません。



◆15番(大田祐介) いろいろと御答弁いただきましてありがとうございました。

 きょうは学校図書館について主に聞かせていただきましたけども,私も子どもの教科書をちょっと,国語の教科書を借りてめくってみましたら,学習指導要領が変わったせいもあると思うんですけども,以前と比べて随分古典に関する記述がふえていたり,推薦図書,こういった本を読んだらいいですよっていうような紹介もたくさん載っておりましたし,6年生の教科書を読みますと,宇宙飛行士の野口聡一さんの話が載っておりまして,やはり野口さんも高校生のときに宇宙飛行士の本を読んで宇宙飛行士になりたいという思いを持ったという記載もありました。そういったことで,学校図書館の充実というのが子どもの将来とか可能性とか,さまざまな新しい道を開く大きな鍵だと思いますので,ぜひ研究はなるべく早く終わらせて,実際の整備に取り組んでいただきたいと思います。

 以上,要望して質問を終わります。ありがとうございました。(拍手)

 (15番大田祐介議員質問席を退席)



○副議長(須藤猛) 次に,12番榊原則男議員。

 (12番榊原則男議員登壇)(拍手)



◆12番(榊原則男) 水曜会の榊原でございます。

 それでは,質問に入ります。

 商工会活動への支援策についてであります。

 商工会は,地域の事業者が業種にかかわりなく会員となって,お互いの事業の発展や地域の発展のために総合的な活動を行う団体であります。また,国や都道府県の小規模企業振興の施策である経営改善普及事業の実施機関でもあり,小規模事業者の経営や技術の改善,発展を図るため,金融,税務,経営,労務など,さまざまな取り組みを行っています。

 商工会法に基づき設立され,全国の市町村には平成22年4月現在1747の商工会があり,約100万の事業者が加入をされており,全国的なネットワークと高い組織率で,地域事業者の約60%が加入をしています。そうした地域に密着した団体である商工会活動への支援策について,お示しください。

 また,数々の実績を上げ,高い組織率を維持していた本市の沼隈内海商工会,神辺商工会,福山北商工会,福山あしな商工会の4団体においては,近年,社会情勢の変化や大型店の進出に伴う既存商店の衰退による商工会加入率は年々低下し,組織が弱体化しているのが現状です。そういったテナント等が入居している大型店等への加入奨励など,支援についてどのように取り組んでおられるのか,お示しください。

 次に,井笠鉄道バス廃止に伴う市民生活への影響についてであります。

 路線バスは,子どもたちの通学やお年寄りの医療,商業施設などへの大切な移動手段であり,本市では鞆鉄道バス,中国バスと井笠鉄道バスの3事業所で担われていました。そういった中,福山市と岡山県西部の路線バス事業を展開している井笠鉄道が10月12日に突然,10月末ですべての事業を廃止する届け出を中国運輸局岡山運輸支局に提出しました。

 バス事業を廃止する場合,道路運送法では,公共性を重視し,半年前までに廃止届を出すように規定されていますが,にもかかわらず,廃止までわずか半月しかない突然の廃止発表でした。また,バス事業の引き継ぎ先のめどもついていないという状況で,法に定められた制度を無視したバス利用者不在の対応に,大きく戸惑いや憤りを覚えたものであります。

 井笠鉄道のバス事業終了後の対応について,羽田市長は市民生活への影響を最小限に抑えるため,来年3月末までの間,株式会社中国バスによる暫定運行をお願いし,来年4月以降の運行については,市の生活バス交通利用促進計画に沿って検討するとのことであります。

 現在は,27路線中10路線を廃止し17路線に,運行数も減便し,暫定運行で対応されています。

 まず,井笠鉄道バスの廃止までの国,県,市の補助金割合と11月から来年3月までの暫定運行による負担額についてお示しください。

 また,来年4月以降について,中国バスから公設民託方式という運行条件を示されていますが,改めて公設民託方式とはどういった運行形態か,お示しください。

 また,公設民託方式の場合,市が試算されている負担額は,年間どれぐらいになるのか,お示しください。

 次に,生活バス交通利用促進計画に沿って検討するとのことでありますけれども,この計画の策定までに至った経過と,これまでの計画に基づく取り組みや成果についてもお示しください。

 次に,井原鉄道の運営状況についてであります。

 福山市神辺町と総社市を結ぶ井原線は,線路や車両などの施設管理費を岡山県,広島県,井原市,福山市の沿線自治体が補助,井原鉄道が運行管理費を負担する,いわゆる上下分離方式で運営をされています。今年度も赤字なら7年連続となり,厳しい経営状況が続いていると聞いております。

 また,今後の方針として,線路や車両などの施設管理に係る人件費の負担を自治体に移すなど,上下分離方式の見直しも検討課題とされているとの新聞報道もあります。改めて,第三セクター井原鉄道の運営状況と今後の見通しについてお示しください。

 1回目の質問を終わらせていただきます。

 (羽田 皓市長登壇)



◎市長(羽田皓) 榊原議員の御質問にお答えいたします。

 初めに,商工会活動への支援策についてであります。

 商工会は,地域経済団体として,中小企業者の支援を通じ,地域経済の発展に寄与しております。合併前には7商工会であったものが,事業の効率化等により,今では4商工会に統合され,事業の充実に取り組まれております。

 本市としては,中小企業支援制度の紹介など,日常的に連携を図る中で,産業活性化のため,各商工会が行う経営改善普及事業や地域総合振興事業等について支援を行っております。

 本市が行う商工会への加入促進については,国の示す大規模小売店舗を設置する者が配慮すべき事項に関する指針を踏まえ,多数のテナントが入店する大型店等に対し,店内の小売業者が地域商工会へ加入することや,地域イベントへの参加などについて,積極的に取り組んでいただくようお願いしているところであります。

 次に,井笠鉄道バス廃止に伴う市民生活への影響についてであります。

 廃止前の井笠鉄道のバス事業に対する補助金は,2011年度平成23年度は,国が約1600万円,県が約1800万円,市が約2500万円となっております。

 このたびの暫定運行による国,県,市の負担につきましては,5カ月間で4000万円から5000万円程度と試算をしております。

 また,いわゆる公設民託と言われる方式につきましては,車庫の土地や建物とバス車両などを公が提供し,民間企業に運行の委託を行う方式で,運行に関する経費のすべてを公が負担するものであります。

 この方式での負担額につきましては,土地や建物とバス車両などの経費を除き,現在の17路線で試算すると,年間でおおむね8000万円から1億円程度と見込んでおります。

 次に,福山市生活バス交通利用促進計画についてであります。この計画は,モータリゼーションの進展による利用者の減少や路線の参入,撤退が自由化され,市内のバス事業者によるバス路線の廃止などが行われたことなどを受け,市民生活を支える移動手段の確保を図ることを目的に,市議会の意見も伺う中で,2006年平成18年3月に策定したもので,バス事業者や国,県など,関係機関と連携をし,利用促進施策に取り組んでいるものであります。

 その取り組みといたしましては,ゾーンバスシステムの導入や乗り継ぎポイント整備,中心部循環路線まわローズの運行,ノンステップバスやICバスカードの導入などのほか,福山駅前広場に行き先や発車時刻などがわかるバス総合案内システムを整備するとともに,主要なバス停には,運行状況がリアルタイムで確認できるバス接近表示システムの導入を行っているところであります。これらの取り組みにより,利便性の向上が図られているものと考えております。

 また,地域で協働し,バス路線を支える取り組みが行われている地域もあり,引き続き市民,事業者,行政が連携をし,市民生活を支える移動手段の確保を図ることが必要であると考えております。

 次に,井原鉄道の運営状況についてであります。

 井原鉄道は,1999年平成11年1月11日の開業以来,広島県の備後圏域と岡山県西南圏域を結ぶ路線として,沿線地域住民の生活の利便性の向上と地域産業の振興に寄与しております。

 近年の利用者の減少や鉄道施設の保守費の増加などにより,厳しい運営状況が続いておりますが,土日,祝日限定の乗り放題切符の発売などの利用促進策に取り組んでいるところであります。

 また,鉄道沿線地域公共交通総合連携計画の策定による国の補助事業を受けて,車両の保守等整備を行うなど,経費の削減にも努めているところであります。

 引き続き,安定した経営が図れるよう,関係する県,市町と協力して利用促進に取り組んでまいりたいと考えております。

 以上で,榊原議員の御質問に対する答弁といたします。



◆12番(榊原則男) 商工会への支援策についてでありますけれども,経営改善普及事業とか地域総合振興事業などに補助金の交付を引き続いて支援をしておられるということでございます。

 その次に,大型店等への加入奨励などの支援についてでありますけれども,ここで,大規模小売店舗を設置する者が配慮すべき事項に関する指針ということでございまして,その指針,先ほど御説明ありましたように,大規模小売店舗の地域の貢献について自主的な取り組みを積極的に行っていただきたいというような,そういった指針だろうと思うわけですけれども,実際にそういった指針が出てるわけですけれども,福山市においての内容は先ほど説明がありましたけれども,取り組み状況についてまずお示しをいただきたいと思います。



◎経済部長兼企業誘致推進担当部長(小畑和正) 大規模小売店舗を設置する者が配慮すべき事項に関する指針についての御質問でございます。

 この指針につきましては,2007年平成19年,国におかれまして,同配慮すべき事項に関する指針が示されております。内容といたしましては,大規模小売店舗の設置者に対し,周辺地域の生活環境の保持のため,その施設の配置及び運営方法について合理的な範囲で配慮を求めるものでございます。また,企業の社会的責任といたしまして,地域経済団体等への活動の積極的な協力,防災,防犯対策への協力など,自主的な取り組みを積極的に行うことを強く期待されているものになっております。

 御質問の取り組みについてでございますが,これまでこの指針に基づき,市内大規模小売店舗に対しまして,商工会や商店街等への加入や参加,また地域の祭りやイベントへの参加等,地域貢献の協力を依頼してきているところであります。

 以上です。



◆12番(榊原則男) 先ほどの指針についての内容を,また改めて詳しくお話をいただきました。大規模小売店が地域の貢献をやるべきだということでありますんで,そういった中で福山市としてお願い文等を出されたわけでございますが,その中に実は地元商工会議所や商店街等への加入参加についてお願いを出されております。引き続き,今4つの商工会におきましても,加入率が社会情勢の変化等で低下しておりますし,先ほど申し上げましたとおり,地域によっては大型店舗等があるということで,大型店舗に入っておられるテナントの方々も分母になりますので,当然加入率が下がるということでございますから,こういった指針も出されておりますんで,引き続き商工会の加入促進が図れるような施策の展開を要望しておきたいと思います。

 それに関連しまして,本市では福山商工会議所と議会とで年1回の行政懇談会を実施されまして,3者で連携を深めて,行政施策に反映をされております。違う角度からですけれども,各学区の自治会とも年1回市政懇談会を実施し,協働のまちづくりを起点としてまちづくりを推進されております。商工会も先般要望書も出されておりますけれども,そういうことを見ておりますと,やはりこういった地域に密着した地域活性化のためにさまざまな取り組みを実施されている本市の4つの商工会とも同様な懇談会など実施されて,今以上に連携を密にする,そういった必要があるのではないかと思いますけれども,見解が述べられるようであれば述べていただきたいと思います。



◎経済部長兼企業誘致推進担当部長(小畑和正) これまで4つの商工会も含めまして総会等々,私なりが出向きまして,そこでいろんな御意見を伺っており,そういった形の地道な,そうした皆様,地元の声といいますか,商工業者の方の声を聞きながら施策の方へ展開していければと思っておりまして,そういった会がございますので,これからもどんどんそうした形で,聞く会を積極的に活用しながらお声を聞いていきたいと思っておりますので,よろしくお願いします。



◆12番(榊原則男) 今,商工会等の総会等に出席して意見交換されているということでありますので,それはそれで十分やっていただき,さらにこういった商工会議所等と同様な懇談会等ができて,もっともっと意見交換ができればと思いますので,ひとつ御配慮の方,よろしくお願いしたいと思います。

 次に,井笠鉄道バス廃止に伴う市民生活への影響についてでありますけれども,この中で,お聞きしましたら,11月から来年3月末までの暫定運行負担額が4000万円から5000万円だということでございまして,市長がこれは市民生活への影響を最小限にとどめるための緊急措置だということでございます。そして,公設民託方式ということも改めてお聞きしたわけでございますけれども,これ公設民営の場合でしたら,民間企業が運行を行うとなるわけでございまして,この公設民託というのは,運行の委託を行うということでございますから,委託であるということは不採算路線でも事業は成立するわけでございまして,民間の企業努力が低下する可能性があると。もっときつい言葉で言えば,バス事業者は努力をしなくても経営が成り立つと,黒字になるということであります。そういったことがよくわかったんですが,これは両備バスでありますし,中国バスの社長であります小嶋社長が申されておられるわけでございますけれども,やはり路線バスは全国的にも大変なことなんだなということもよく理解した上で,次のまた質問にも入らさせていただきます。

 4月から新たに路線バスのまた運行をする申請を出されるわけでございますけれども,これの日程というのをざっくり聞いてるんですけれども,きょうの段階ではどの辺まで中国バスとも話を詰め,どのような予定で4月1日を迎えられようとされているのか,お示しをいただきたいと思います。



◎都市部長(松枝正己) 11月1日から来年の3月の末までということで暫定運行を実施しております。この暫定運行を実施の中で,これまでの利用実態等を調査したいということで,11月5日から11月18日までの間,2週間,これ全便乗り込み調査を行っております。1週間丸ごとの調査なんですけれども,それとあわせまして利用者のアンケート調査も実施をいたしました。さらに,関係する学区の町内会長等の御意見も伺ったところでございます。そういう意見を踏まえながら,今後,今の暫定運行からどのような形で,効率的,効果的な運行にするか,今後考えていきたいと考えておりまして,少なくとも来年の早々には4月以降の路線の案を作成していきたいというふうなスケジュールで今は進めております。

 以上です。



◆12番(榊原則男) そこで,私なりに心配することが1つあるわけでございますが,仮にこの話が決裂をするというようなことも想定をされるのじゃないかとも思うんですが,そういったことについてはどのようにお考えでしょうか。



◎都市部長(松枝正己) バスの運行につきましては,中国運輸局の方の許可が必要になりますので,これにつきましては通常2カ月から3カ月程度必要になってきます。したがいまして,来年4月から運行しようということになりますと,少なくとも1月にはその路線の決定が必要になってくると考えておりまして,この決定を今後関係市町等で詰めていきたいと考えております。



◆12番(榊原則男) よくわかりました。

 今,関係市町との連携も深めてということでございますが,今現在,この公設民託の提案というのは,井原市や笠岡市にも示されているんじゃないかと思いますが,そちらの状況が,もちろん福山市とは状況が違いますけれども,どういう状況かわかればお示しいただきたいと思います。



◎都市部長(松枝正己) 両備グループの方から公設民託ということで提案がされております。このことにつきましては,それぞれ各市,状況が違います。本市の方で考えてみますと,公設民託の導入ということになりますと,これまで2006年に策定いたしました福山市生活バス交通利用促進計画,これに基づきましてバス政策を進めておりますけれども,この内容と整合があるかどうか,そのあたりのこと,さらには本市には井笠バスのほかに中国バス,鞆鉄道,複数のバス事業者がおりますので,このあたりの条件が他都市とは違ってくるということで,総合的かつ慎重にそのあたりは検討してまいりたいというふうに考えております。

 他都市については,笠岡市については,今のところ公設民託の方向も検討をしているというふうには伺っております。井原市の方は,まだどういう方向で行くのか,まだ決めかねているのではないかというふうには伺っております。

 以上です。



◆12番(榊原則男) よくわかりました。

 今回の井笠鉄道バス事業の廃止,暫定運行について,私なりに思うには,公共バスとしてどこまで本市が維持していくのかと,いかなければならないのかということであると考えております。先ほどからお話出ております,この福山市生活バス交通利用促進計画には,公共性の判断基準について一定の基準が示されておりますけれども,最低基準について改めてお示しいただきたいと思います。



◎都市部長(松枝正己) 福山市生活バス交通利用促進計画におきましては,一般乗り合い路線について経常費用の32.5%以上の収益があることをもって公共性があるものというふうに考えております。それを下回る場合は,それ以外の,住民主体の路線,そうしたものを今後,多様なバス交通のあり方について検討してまいるという方向で整理をしております。

 以上です。



◆12番(榊原則男) 大体お話がわかったんですが,実はここへ暫定バス運行のお知らせというのを皆さん方に配られているのをじっくりと図面上見てみますと,やはりバスだけの問題じゃなくて,ちょうど私が住んでおるのは神辺なんですけれども,福塩線,ですから横尾,神辺,道上,そして加茂と新市というふうに,そういった沿線もございます。そういった利用計画についてもやはり,今鉄道のこともあわせて総合的に考えて今後いく必要があるんじゃないんかとも思うんですけれども,そういった鉄道とのドッキングというんですか,兼ね合いも含めたようなお考えも幾らかお持ちなのかどうか,最後にその辺のことをお聞きしたいと思います。



◎都市部長(松枝正己) 福塩線等,鉄道につきましては,中距離,長距離の機能を分担する交通機関であろうと思います。それに比較しまして,バス交通につきましては,近距離,中距離というふうな運行形態になろうかと思います。それぞれ持つ性格も異なりますので,その性格を生かしながらうまく組み合わせていきたいというふうに考えております。

 以上です。



◆12番(榊原則男) それでは次に,井原鉄道の運営状況でございます。

 この質問をさせていただきましたのも,やはり先ほどの井笠鉄道バスとも幾らか関連をしてるわけでございますけれども,今,井原の住民の方々がかなりフジグランとか共済病院に来られるという,そういった傾向があります。そういった中で,お年寄り等については井原鉄道を経由して神辺でおりて,それから共済病院とかフジグランへ行くというようなケースもあると聞いてるんですけれども,ここに先ほどから計画の中にありましたゾーンバスシステムのようなそういったものができれば,神辺駅をちょうど軸にして共済病院,そして買い物のための大型店等に行けるということで,反対に井原沿線の人たちもそういったものも望んでおられるというようなことでございますので,今回井原鉄道の運営状況についても質問をさせていただきました。

 高齢化でだんだんやはり車の運転ができなくなる方々がふえるわけでございますけれども,そういった反面,今回の井笠鉄道バスの廃止に伴いまして,またバスの方の減便もされるということで,大変不便になっております。しかし,そういったところへどんどんどんどん補助を出すだけが決していいと思いませんので,こういった計画をしっかりつくっていただく中で,お年寄りに優しい,また子どもたちにも優しい,そういった路線バスになるようなことを期待いたしまして,私の質問を終わらさせていただきます。

 ありがとうございました。(拍手)

 (12番榊原則男議員質問席を退席)

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○副議長(須藤猛) この際,休憩いたします。

          午後2時20分休憩

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          午後2時48分再開



○議長(小林茂裕) 休憩前に引き続き,会議を開きます。

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○議長(小林茂裕) 次に,4番連石武則議員。

 (4番連石武則議員登壇)(拍手)



◆4番(連石武則) 水曜会の連石でございます。一般質問をさせていただきます。

 最初に,合併建設計画の変更についてお尋ねをいたします。

 本市は,大正5年1916年7月1日に市制を施行し,面積において5.8平方キロメートル,人口では3万2356人をスタートとしました。その後,回数にして10回,1市30町村との合併を重ね,平成の合併では平成15年2月3日の旧内海町並びに旧新市町との合併を皮切りに,平成17年2月1日には旧沼隈町と,また平成18年3月1日には旧神辺町と合併を果たし,面積において518.08平方キロメートル,人口では平成22年4月1日現在47万1299人となり,中四国地方有数の都市へと成長してきました。このことは,福山市民の誇りとするところであります。

 本市は現在,平成の合併をなした旧内海町,新市町,沼隈町,神辺町との間に合併建設計画が進行中であり,この合併建設計画を立案するに当たって,市町村の合併の特例に関する法律第5条では,「市町村建設計画は、合併市町村の建設を総合的かつ効果的に推進することを目的とし、合併市町村の一体性の速やかな確立及び住民の福祉の向上等を図るとともに、合併市町村の均衡ある発展に資するよう、適切に配慮されたものでなければならない。」と規定され,次の4項目について建設計画に定めるものとされています。

 1つ,「合併市町村の建設の基本方針」,2つ,「合併市町村又は合併市町村を包括する都道府県が実施する合併市町村の建設の根幹となるべき事業に関する事項」,3つ,「公共的施設の統合整備に関する事項」,4つ,「合併市町村の財政計画」,また合併に基づくさまざまな財政支援措置を合併市町村が受けるためには,この建設計画の作成が前提となっています。

 そこで,財政支援措置である合併特例債の延長についてお尋ねをいたします。合併特例債の延長については,昨年発生した東日本大震災に伴って,合併した市町村が財政上の優遇措置を受けられる合併特例債の発行期限を5年間延長する合併特例債延長法が,さきの6月20日の参議院本会議において全会一致で可決,成立したものであります。これにより,東日本大震災の被災地では合併後20年間,被災地以外は15年間にわたり特例債の発行が可能になりました。これにより,本市においても5年間の発行延長が可能となったわけであります。国の補助金などを除いた対象事業の95%を借り入れることができ,その元利償還金の70%が地方交付税で措置される有利な財政措置であります。

 本市は現在進めている合併建設計画において,旧沼隈町,新市分については本年24年度を最終事業年度とし,旧沼隈町分については平成26年度を最終事業年度,旧神辺町分においては平成27年度を最終事業年度としてきました。今回示されている特例債の発行延長により,それぞれの最終年度が5年間延びるわけであり,事業展開に時間的猶予が与えられたこととなりますが,事業展開における進捗に変化はあるのか,また平成22年度に合併建設計画事業の見直しが行われましたが,その際,現時点では実施困難との見直し事業についてどのようにお考えなのか,お示しをいただきたい。

 また,4町との合併において合併建設計画では,福山市と合併町の総合計画を踏まえて,合併町地域を中心とするまちづくり基本方針を定めるとともに,総合的なまちづくり計画を作成しました。このことは,合併町地域において福山市との速やかな一体化を促進している大きな源泉であると考えます。今回,合併特例債の発行延長が決定されるに伴い,財源を積極的に活用し,総合的なまちづくり計画の適用範囲を全市的に拡充し,懸案である学校を初めとした公共施設等の耐震化を進めるなど,市民生活の安心・安全に資するべきと考えますが,考えをお示しください。

 次に,成人式についてお尋ねします。

 昭和23年公布施行の国民の祝日に関する法律により成人の日が成立し,大人になったことを自覚し,みずから生き抜こうとする青年を祝い,励ますの趣旨のもと,各市町村で新成人を招いて成人式が行われています。

 本市においても,例年成人式が福山市,福山市教育委員会,福山市選挙管理委員会の主催で開催され,平成24年成人式も1月9日月曜日,成人の日に福山市緑町公園屋内競技場ローズアリーナにおいて,対象者4513人のうち約2700人の参加を見て開催されていますが,本市における成人式の運営実態,方法など,開催意義についてお示しください。

 また,成人式当日における式典参加の状況や会場周辺での新成人たちの振る舞いなどをどのように把握されているのか,あわせてお示しください。

 また,以前は全国で新成人たちの成人式当日に繰り広げられる不適当な行為が原因で,成人式そのものの中止が報告されてきましたが,本市の状況において今後の対応について,お考えがあれば,お示しください。

 以上です。

 (羽田 皓市長登壇)



◎市長(羽田皓) 連石議員の御質問にお答えいたします。

 初めに,合併建設計画の変更についてであります。

 合併建設計画につきましては,合併地域を含む福山市全体としての一体的な発展のため,国の支援措置のある計画期間内での実施を基本に着実な推進に取り組み,4町ともおおむね計画どおり進んでいるものと受けとめております。

 2010年度平成22年度の見直しの際に,現時点では実施困難とした事業の中には,その要因が解消された場合に,実施が可能なものもあります。このため,計画期間の5年間延長は,計画に掲げる事業の一層の推進に寄与するものと考えております。

 次に,まちづくり計画の適用範囲の全市的な拡充についてであります。今日の厳しい財政状況の中,今後の福山市全体の発展に資する事業などについては,合併特例債の活用も視野に入れなければならないと考えておりますが,現段階では2010年度平成22年度に見直された計画に基づき,着実に取り組んでいるところであります。

 次に,成人式についてであります。

 成人式は,次代を担う新成人に,社会人としての自覚と責任を促し,また二十歳という節目を市民こぞってお祝いしようという趣旨のもと開催しております。

 運営につきましては,若者の意見を反映させるため,昨年度は福山市立大学,福山大学の学生に企画運営ボランティアとして参加していただきました。政治参加,選挙への意識啓発のため,ローラやくわいちゃんなどのキャラクターへの模擬投票や,10年前,小学校4年生のときにばら祭会場で二十歳の自分に宛てて書いたドリームレターへのアンサーレターとして,今の自分の思いを発表するなど,成人としての節目を意識していただくための取り組みを行ってまいりました。

 ローズアリーナを会場として,約2700人の参加があり,1階席に約1000人,2階席及びロビーに約500人,会場外に約1200人という状況となっております。会場内外を通し,成人式の中止を検討するような不適当な行為はありませんでした。

 過去に行った成人式も,ほぼ同様の状況であり,今後も式典を中心とし,新成人へのアンケートなどの意見を参考に,より多くの皆さんに参加していただけるよう,方法や内容を検討してまいりたいと考えております。

 なお,今年度は来年1月14日の成人の日にリーデンローズで開催することとしており,多くの皆様に参加していただきたいと考えております。

 以上で,連石議員の御質問に対する答弁といたします。



◆4番(連石武則) 合併建設計画の変更について改めてお伺いをいたしたいと,このように思います。

 先ほどの御答弁にありましたように,平成22年度において合併建設計画の見直しが行われており,当初計画の金額ではございますが,内海町において約125億円が89億円,執行予定率として70.9%,新市町においては209億円,それが181億7000万円余りとなりまして,執行予定率といたしまして86.9%,さらには私が住んでおります沼隈町域におきましては174億8000万円余りが128億4000万円余り,執行予定率といたしまして73.4%,神辺町におきましては271億円が244億9000万円余り,90.4%の執行予定率ということが見直された数字的なことであろうと考えております。

 そして,この見直された総額644億円は,当初計画で言いますところの780億円,差し引き136億4000万円余りが予算残と申しましょうか,計画残というふうな数字になろうかと,このように考えております。

 これは,とりもなおさず,当然実施いたしました執行残というふうなことも含めてのお話であり,ただやみくもにその計画を削減してきた数字ではないということは十分に理解をしておりますし,これから先もこの厳しい,先ほど同僚議員の質疑にもございましたが,厳しい財政状況の中,さらなるスクラップ・アンド・ビルドを含めて,適切な事業計画を進めていただきたいものであろうとは考えておりますが,しかしながら,我々合併を果たしてきた町域出身の議員といたしましては,この合併建設計画が粛々ときちっと実行されていくというのが,ある意味,私たち,その地域から出てまいりました市会議員の責務でもあろうかというふうに考えております。

 そこで,お伺いいたしますが,先ほど申し上げましたように,進捗状況については22年度の見直しにより進めてきたとおりで進められるというふうなお話でございます。その中で,先ほどお話もありましたが,実施困難というのは,あくまでも実施されれば,その要因が取り除ければこれから先やれるという,やるというふうなお言葉もいただきましたが,これがひとつ見直しという作業がもう一度なされて,現時点の5年間という猶予期間がある意味与えられたことによって,さらなる見直しという作業が行われるのかどうか,その点についていま一つお答えをいただきたいと思います。



◎企画政策部長(中島智治) 見直し作業ということで,5年間の延長に伴うさらなる見直しがあるのかということでございます。

 先ほど市長が答弁申し上げましたように,この合併建設計画につきましては,合併時に市と町が協議を重ねて策定してまいりました。本市といたしましても,その合併建設計画を真摯に着実に実行していくという基本姿勢で今やっております。そうした中,社会経済情勢,需要供給の状況等々から2010年度に見直しをしました。これはあくまでも当初の合併建設計画の中での話でございます。

 そうした中で5年間延長ということになりました。やってきた中で,さらにいろんな事情がございまして事業進捗がおくれたものとか,先ほど現時点で実施が困難な状況のものとか,いろいろな状況がございまして,これにつきましては本議会で延長をするということによりまして,そうした猶予期間ができた,すなわちこの合併建設計画事業につきましては,より一層の進捗の確保ができる条件が整っているということで延長をお願いしているところでございます。

 新規につきましては,そうした意味から新規の見直しということでございましょうけれども,これも市長御答弁申しましたように,厳しい財政状況がございます。そうしたことから,市域一体的な発展という視点も踏まえて,今後どういうことが新規でできるかどうかということも踏まえて考えていかないといけないというふうには思っております。ただ,5年延長の現時点では,今ある合併建設計画を着実に進めていくという考えでございます。



◆4番(連石武則) いただいたお言葉を素直に理解しますと,要は当初計画しておりますそれぞれの市町が合併した時点からの10年というふうなことを期限として,事業を粛々と進めていただける。それで,その中でまさしく,ある意味,地権者の御理解をいただかなければならない,またそういうふうな県の採択の問題とか,そういうふうなことも含めて,それが障害が取り除かれれば,先ほど市長の方からもお言葉がありましたが,していただけるという言葉が再度確認ができました。

 それで,先ほど御答弁いただいたので私たちが一番今懸念しておるのは,さきにもう質問の大枠の中でなぜ5年間延長されたのかということの根本にあるんだろうと思うんです。それは,やはり3・11東日本大震災において疲弊した被災地の市町村等が,合併計画をなされておるのに対して,それが執行できないというふうな,計画さえもすべてやり直さなければならない,それが昨年の8月でしたか,議員立法によって5年間先に延長がなされ,その後,先ほど申しましたけれど,ことしの6月にさらに5年間,都合10年間というのが被災地。要は,それはとりもなおさず,もう一度,震災を踏まえて,地域の発展のために計画を練り直せというふうな一つの指針であろうと思います。

 その中で,先ほど私が申し上げました全市域,福山市市域全域におけるこの有効な事業の展開というもので,今後の課題で,検討であるというふうなお言葉もいただいたんですが,そこでお尋ねしたいのは,先ほど申し上げた,あくまでも大枠の事業計画があったわけでございますから,それをやみくもにすべてをなしにして新たに立ち上げるというのは,まさしく無謀な話であろうかと思います。

 そんな中で私たちが思うのは,先ほど言いました,要は事業見直しによって130億円余りの,まあ計画額にはなりますが,そういうふうな数字的な折り合いというものがあるのかどうか。そして,もう一つお聞きしたいのは,当初計画されておりましたのは,本当に福山市と合併するときに,私も町会議員として合併検討委員会等の委員もさせていただいたんですが,要はその事業地域というものは旧沼隈町であり,新市町であり,内海町であり,旧町の地域を事業主体として計画をされたわけでございます。その中において,それを今度は全市的に,面積的にですね,面的にそれを対応するというふうなことが,先ほど言いました予算的なこと,計画における予算的なこと,面的なことについて,いま一つ詳しくお知らせをいただければありがたいと思います。



◎企画政策部長(中島智治) 議員,今申されましたように,この合併建設計画に伴う合併特例債の枠でございます。大枠で申しますと,今もおっしゃられましたように,本市の合併建設計画の特徴といたしましては,旧福山市を除いた合併町地域を対象としたものでございます。そういったことから,全量的には旧福山市分にかかわる特例債の枠というものは形の上からはございます。ただ,合併特例債といえども起債になりますので,額的に,量的にあるからというふうな考えではなく,この合併特例債の趣旨に沿って一体的なまちづくりという観点から考えていかないといけない課題だと思っております。そういったことから,新たな事業を追加することは可能かどうかといいますと,これは制度的に可能でございます。したがいまして,先ほどした大きな枠組み,それから財政状況等を総合的に勘案して,視野に入れて,今後検討していかなければならない事項ではないかと考えております。



◆4番(連石武則) 新たな事業は可能だというお話で,大変ある意味これから先の展望が少し開けたような気がしますが,要はこれから先のことをどうするかというふうなことは,当然総合的な計画を立案するのは当然ではございますが,先ほど申し上げましたように,非常に有利な起債でございます。ぜひ積極的に活用していただいて,まさしく子どもを産み育て,そして若者が集うこの福山市をつくっていくためには,やはりいろいろ,先ほども申し上げましたが,学校等の耐震化等もやはりそういうものは早い時点で解決できるものは解決を進める道を取りつけるのが,やはりそういうふうな母親,また地域からも,やはり震災を含めての安心・安全のまちづくりの第一義的な発信に私はなるんではないのだろうかというふうに考えておりますので,ぜひともこれから先そういうふうな,私から申し上げるのは大変甚だあれなんですが,財政当局におかれましては積極的にそういうふうなものを活用して,健全な財政計画のもとに,より積極的な運営をしていただきたいように思い,このことは要望とさせていただきたいと,このように思います。

 次に,成人式についてお伺いをいたしたいと,このように思います。

 先ほど,まさしく成人式の開催の意義につきましては,その新たな成人となられた青年たちに対して,我々大人といいましょうか,地域の者たちがそれを祝い,そして自覚を促し,そしてその意義を伝えるために開かれるんだろうと,このように考えております。

 その過程の中で一つ懸念されますのが,お言葉にもありましたが,式場の中において,約1000人が2階席,1階席に500名,そして外の屋外に1200人。2700人のうち約半数ぐらいが建物外におられるというふうな,式典に参加されていないというふうなことになろうかというふうにも思っておりますが,そういうふうなことを踏まえたときに,やはり市民の方々から,そういう式典が開催されているのに外で多くの若人がそこでおられて参加していないというふうな状況を見るにつけ,今どんなふうになっているのかというふうなことを懸念される声も少なからずあります。

 さらには,先ほどの御答弁には,その式典自体を中止にするようなことはないようなことでございますが,私も中止に至るような行為というものはお聞きはしておりませんが,しかし屋外においての飲酒,そして喫煙等の報告もお聞きをしたところでございます。そういうふうな,こちらからすれば厳粛な式典というふうな中に,やはりそういうふうな行為が散見される,ましてや半数の若者がその会場内に入らず,そういうふうな行為を会場外でやられておるということについていま一つ詳しいお示しを,お考えを,どのように思っておられるのか,お示しをいただければと,このように思います。



◎まちづくり推進部長(金尾和彦) 成人式につきましては,二十歳となりました新成人の皆さん方に,社会人としての自覚あるいは責任を持っていただく節目というようなこと,またこれはまあ市民こぞってお祝いし,励まそうということで行っているところでございます。

 本市におきましては,これまで全市を対象として市の中心部1カ所で行ってきておりますけれども,先ほどいろいろ御指摘をいただきました内容,なかなか会場外でお話をされる場合が,事例等ございますけれども,そうした内容等も踏まえる中で,今後さらに意義ある成人式となるように取り組んでいきたいというふうな思いを持っております。

 どうぞよろしくお願いいたします。



◆4番(連石武則) 先ほど,よりよい成人式になっていただきたいというのは,まさしく市民すべての願いであろうと,このように思っております。しかしながら,若人が寄ればどうしてもその若さゆえにいろいろなエネルギーを発散するというふうなこともあろうかと思います。そして,先ほど申し上げましたが,福山市においては4000名を超える対象者がおられます。そういう中で,1カ所に集まっていただいて,それを一度に開催をするということは,非常にある意味規模的に静寂さを求めるというか,厳粛さを求めるときに,いま一つ無理なところがあるのではないかというふうなことも思わざるを得ません。そういう観点から,ある意味,分散をして開催をする。言えば,顔が見えるということが言えばいいんでしょうか。まあ,それをすべて敬老会等のように学区でというふうな話になりますと,非常にまた学区に対してある負担が起きますし,またそういうことをやる上に労力,そういうふうなことについても非常に厳しいところがあろうかと思います。ですから,ある意味大きな北部市民センター,東部,西部というふうな立派な市民センター等もできております。そういうふうな観点から,そういうふうな部分開催,またある意味,浦安とか大きいところに行きますと,これはディズニーランドで開催をされておりますが,私はそういうことが必ずしも正しいとは思いませんが,そういうふうな開催場所,そして午前と午後に分散をして実施するとか,そういうふうなことがあるのかどうかも含めて,これから先そういうふうな,ある意味きちっとした成人式が行われるための努力,それが一つの成人に対するこちらの,市民といいましょうか,大人の思いを必ず伝えたいというふうなことについてのお考えについてはどのようにお考えか,少し御答弁をお願いします。



◎まちづくり推進部長(金尾和彦) 先ほども申しましたけれども,本市では1カ所で全市を対象としてずっと行ってきております。分散的に分けて開催するというふうな手法については,それはそれで本当に意義があろうかと,顔の見える関係の中での成人式ということで,そうしたところもあるやに思います。そうした御指摘いただきました内容を踏まえて,今現状私どもも考えております課題等も含めまして検討していきたいというふうに思っております。

 以上でございます。



◆4番(連石武則) 私自身は声が大変大きくて,大変皆様に御迷惑をおかけしておるかも存じませんが,最後にこの成人式について選挙管理委員会にぜひ一言だけお聞きしたいことがございます。

 今まさしく選挙の啓発,衆議院選挙が告示されて16日に投票が行われる。私自身もその選挙に身を置く人間といたしまして,若人の選挙離れというふうなことが言われておられます。そういうことについて,主催者として選挙管理委員会も名を連ねられておられますので,ぜひそのことについてお聞きをして,私の質疑を終わりたいと思います。



◎選挙管理委員会事務局参与(前田修嗣) 各種選挙におきまして,若者の投票率が非常に低いという状況が続いております。このようなことから,選挙管理委員会といたしましては,新たに成人になられた若者に,少しでも選挙というものを身近に関心を持ってもらうよう,2009年平成21年から成人式会場におきまして,「はたちの夢一票投票所」というのを設けております。そこで模擬投票を実施いたしております。

 このように,成人式は新成人との大きな接点の場でもあります。今後とも,選挙管理委員会といたしましては,効果的な啓発活動を展開し,若者の投票率の向上に取り組んでいきたいと思っております。

 よろしくお願い申し上げます。



◆4番(連石武則) るる申し上げてきましたが,この福山市がまさしくこの中四国地域において真なる中核市としてますます発展されることを切に私自身も願っておりますし,福山市の皆様方の,市長さんを初めとした鋭意努力に感謝を申し上げ,そして御努力を期待いたしまして,私の質疑を終わらせていただきます。

 ありがとうございました。(拍手)

 (4番連石武則議員質問席を退席)



○議長(小林茂裕) これをもちまして,本日の質疑及び一般質問を終了いたします。

 次は,8番門田雅彦議員から行います。

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○議長(小林茂裕) 次の本会議は,明12月11日午前10時から開きます。

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○議長(小林茂裕) 本日は,これをもちまして散会をいたします。

          午後3時25分散会

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 地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。





 福山市議会議長





 福山市議会副議長





 福山市議会議員





 福山市議会議員