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広島県 呉市

平成15年第2回 3月定例会 03月18日−06号




平成15年第2回 3月定例会 − 03月18日−06号







平成15年第2回 3月定例会



       平成15年第2回(定例会) 呉市議会会議録 第290号



 平成15年3月18日(火曜日)呉市議会議事堂において開議(第6日)

 出席議員

         1番  中 本  邦 雄

         2番  田 中  良 子

         3番  岩 岡  マスエ

         4番  下 西  幸 雄

         5番  大 野  喜 子

         6番  山 上  文 恵

         7番  小 野  一 志

         8番  得 田  正 明

         9番  茶 林    正

         10番  大 本  弘 之

         11番  芝      博

         12番  岡 崎  源太朗

         13番  小 泉  曙 臣

         14番  荒 川  五 郎

         15番  渡 辺  一 照

         16番  神 田  隆 彦

         17番  岡 本  節 三

         18番  石 山    講

         19番  石 崎  元 成

         20番  山 本  良 二

         21番  重 盛  親 聖

         22番  舛 野  茂 樹

         23番  中 田  清 和

         24番  小 田  元 正

         25番  増 本  勝 己

         26番  竹 川  和 登

         27番  薬研地    馨

         28番  浜 下    積

         29番  佐々木    晃

         30番  北 川  一 清

         31番  平 本  和 夫

         32番  岩 原    椋

         33番  奥 田  和 夫

         34番  玉 谷  浄 子

 欠席議員

             な    し

 説明員

  市長         小笠原  臣 也

  助役         川 崎  初太郎

  助役         赤 松  俊 彦

  収入役        堀    久 真

  総務部長       石 井  久 雄

  総務部次長      名 越  隆 博

  総務課長       濱 崎  秀 生

  企画部長       宮久保  憲 治

  広域行政推進室長   芝 山  公 英

  財務部長       矢 口  孝 文

  市民部長       辻    一 明

  福祉保健部長     田 中    浩

  環境部長       弓 山  憲 二

  経済部長       岡 島  正 男

  理事         椋 田  正 範

  建設管理部長     松 田  敏 彦

  都市政策部長     村 上  義 則

  土木建設部長     斉 藤  基 朗

  港湾部長       佐 藤  俊 幸

  下水道部長      井手原    勝

  都市交通推進室長   荒 井  和 雄

  教育長        森      功

  教育総務部長     藤 原  秀 明

  学校教育部長     崎 本  賢 次

  消防長        大 森  健 三

  消防局次長      井 門  照 幸

  水道企業管理者    廣 田  左 一

  業務部長       中 山  忠 義

  工務部長       森 岡  真 一

  交通企業管理者    貞 国  信 忠

  交通局次長      大 原  武 正

 議会事務局職員

  事務局長       大 野  和 史

  事務局次長      久 保  政 明

  議事課長       松 沢  正 佳

  議事係長       清 水  和 彦

     ──────────────────────────────

           議  事  日  程 (第 6 号)

                       (平成15年3月18日 午前10時開議)

 第1 会議第5号 北朝鮮による拉致問題の徹底解明を求める意見書

 第2 会議第6号 イラク問題の平和的解決を求める意見書

 第3 合併特例法を踏まえた周辺自治体との合併問題に関する中間報告について

    主要幹線道路の建設、改良促進に関する中間報告について

 第4 議第75号 呉市助役の選任について

 第5 議第76号 呉市収入役の選任について

 第6 議第77号 呉市教育委員会委員の任命について

 第7 議第78号 呉市教育委員会委員の任命について

 第8 議第79号 呉市公平委員会委員の選任について

 第9 議第80号 呉市固定資産評価審査委員会委員の選任について

 第10 議第3号 平成15年度呉市一般会計予算

    議第4号 平成15年度呉市交通災害共済事業特別会計予算

    議第5号 平成15年度呉市国民健康保険事業特別会計予算

    議第6号 平成15年度呉市老人保健医療事業特別会計予算

    議第7号 平成15年度呉市介護保険事業特別会計予算

    議第8号 平成15年度呉市集落排水事業特別会計予算

    議第9号 平成15年度呉市中央卸売市場事業特別会計予算

    議第10号 平成15年度呉市駐車場事業特別会計予算

    議第11号 平成15年度呉市港湾整備事業特別会計予算

    議第12号 平成15年度呉市警固屋地区用地造成事業特別会計予算

    議第13号 平成15年度呉市臨海土地造成事業特別会計予算

    議第14号 平成15年度呉市公共用地先行取得事業特別会計予算

    議第15号 平成15年度呉市病院事業会計予算

    議第16号 平成15年度呉市下水道事業会計予算

    議第17号 平成15年度呉市水道事業会計予算

    議第18号 平成15年度呉市工業用水道事業会計予算

    議第19号 平成15年度呉市交通事業会計予算

    議第20号 平成15年度呉市国民宿舎事業会計予算

                        (以上18件 予算特別委員長報告)

     ──────────────────────────────

 会議に付した事件

  日程のとおり

     ──────────────────────────────

            午前10時47分     開   議



○議長(中田清和) これより本日の会議を開きます。

 この際、申し上げます。

 報道関係者から写真撮影の申し出がありますので、これを許可いたします。

 この際、本日の会議録署名者として20番山本議員、34番玉谷議員を指名いたします。

 諸般の報告をさせます。

     〔松沢正佳議事課長朗読〕

                              呉市議会報告第6号

              諸  般  の  報  告

1 受理した委員会の審査報告書は次のとおりである。

   予算特別委員会報告書                      1通

2 受理した委員会の中間報告書は次のとおりである。

   広域行政対策特別委員会中間報告書                1通

   幹線道路対策特別委員会中間報告書                1通

3 受理した意見書案は次のとおりである。

   会議第5号 北朝鮮による拉致問題の徹底解明を求める意見書   外1件

4 市長が追加提出した議案は次のとおりである。

   議第75号 呉市助役の選任について               外5件

5 受理した報告書は次のとおりである。

   報告第3号 専決処分について



○議長(中田清和) なお、報告第3号はお手元に配付しておりますので、念のため申し上げます。

     ──────────────────────────────



△日程第1 会議第5号



○議長(中田清和) 日程に入ります。

 日程第1、会議第5号北朝鮮による拉致問題の徹底解明を求める意見書を議題といたします。

 意見書案はお手元に配付しております。

            ────────────────

                                  会議第5号

                発  議  書



 次の意見書案を提出する。



   北朝鮮による拉致問題の徹底解明を求める意見書



 平成15年3月18日

                        提 出 者

                         呉市議会議員 石 崎 元 成

                                舛 野 茂 樹

                                小 田 元 正

                                下 西 幸 雄

                                佐々木   晃

 呉市議会議長  中 田 清 和 殿



   北朝鮮による拉致問題の徹底解明を求める意見書



 北朝鮮による日本人拉致問題は、北朝鮮によるわが国の主権を侵害した国家犯罪であるとともに、人道に反する犯罪でもある。長い間、北朝鮮が頑強に否定し、闇に葬ろうとしてきたこの国家犯罪も、小泉首相の訪朝により、北朝鮮の最高権力者である金正日国防委員長がその犯罪行為を認め謝罪したことは、この拉致問題の解決に一定の前進をもたらすものとして評価できる。しかしながら、こうした謝罪の言葉とは裏腹に『拉致問題は解決済み』という北朝鮮側の見解に我々は強く抗議するとともに、北朝鮮側が提供してきた「死亡した」とされる拉致被害者に関する資料のずさんさに、改めて憤りを感ぜざるを得ない。

 今般、生存が確認された拉致被害者5名が24年ぶりに祖国の地を踏み、家族や故郷の旧知の友人たちと再開を果たすことができたが、24年という長きにわたって、一般市民を無法に拉致・拘束し、最愛の家族にさえ一切の消息を知らせないできた北朝鮮の非人道性に改めて慄然とせざるを得ない。

 日朝国交正常化は重大な懸案事項ではあるが、拉致問題という重大犯罪の解明と解決なしにはあり得ないことを、政府は肝に命ずるべきである。

 よって、呉市議会は、政府に対し、以下の事項について、拉致家族の意向を体した対応を強く求めるものである。



1.北朝鮮に残された家族の帰国を早期に実現すること。

2.「死亡した」とされ、生存が確認されていない拉致被害者に関する正確な情報と現地調査を北朝鮮に求めるとともに、拉致の疑いが指摘されている他の事件についても徹底的な調査と解明を北朝鮮に求めること。

3.拉致は北朝鮮による国家犯罪であり、被害者の人権と人生の大半を犠牲にさせたことに対し、北朝鮮による国家補償を求めること。

4.拉致被害者及びその家族に対し、わが国政府による手厚い支援を行うこと。

5.北朝鮮に対し、核開発の即時停止及び生物兵器の撤廃と工作船等による違法な情報収集を直ちに止めるよう求めること。



 以上、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。



平成15年3月18日



                                呉 市 議 会

(提 出 先)

   内閣総理大臣

   外務大臣

   国家公安委員長

   警察庁長官

            ────────────────



○議長(中田清和) お諮りいたします。

 本件は、先例により自後の議事手続を省略して、直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(中田清和) 御異議なしと認めます。よって、さよう決定されました。

 本件を採決いたします。

 本件は原案のとおり可決することに御異議ありませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(中田清和) 御異議なしと認めます。よって、本件は可決されました。

     ──────────────────────────────



△日程第2 会議第6号



○議長(中田清和) 日程第2、会議第6号イラク問題の平和的解決を求める意見書を議題といたします。

 意見書案はお手元に配付しております。

            ────────────────

                                  会議第6号

                発  議  書



 次の意見書案を提出する。



   イラク問題の平和的解決を求める意見書



 平成15年3月18日

                        提 出 者

                         呉市議会議員 石 崎 元 成

                                舛 野 茂 樹

                                小 田 元 正

                                下 西 幸 雄

                                佐々木   晃

                                山 上 文 恵

 呉市議会議長  中 田 清 和 殿



   イラク問題の平和的解決を求める意見書



 米国の大統領は、イラクが大量破壊兵器を開発・保有している疑いがあることを理由に、同国への武力攻撃の準備を着々と進めている。既に、イラク政府は国連による査察を受け入れ、一応の協力姿勢を示しているが、依然、一触即発の状況が続いている。

 イラク政府は直ちに大量破壊兵器の開発・保有という野望を捨て、国際社会の懸念を払拭しなくてはならない。しかし、同国が大量破壊兵器を保有しているという疑いをもって、米国の先制軍事攻撃を正当化することはできない。国連憲章は、侵略を受けた場合に安全保障理事会が適切な措置を講ずるまでの間の一時的な自衛行為以外、一切の武力行使を禁じている。

 米国は、国連安全保障理事会決議(1441)を踏まえて、直ちに武力攻撃をすることなく、平和的解決に努力をすべきと考える。

 よって、国会及び政府におかれては、日本国憲法の平和主義に基づき、国連憲章の理念に沿って国際世論を広げ、米国の武力攻撃事態を回避し平和的解決に向けて全力を尽くしていただくよう強く要請する。



 以上、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。



平成15年3月18日



                                呉 市 議 会

(提 出 先)

   内閣総理大臣

   外務大臣

   衆議院議長

   参議院議長

            ────────────────



○議長(中田清和) お諮りいたします。

 本件は、先例により自後の議事手続を省略して、直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(中田清和) 御異議なしと認めます。よって、さよう決定されました。

 本件を採決いたします。

 本件は原案のとおり可決することに御異議ありませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(中田清和) 御異議なしと認めます。よって、本件は可決されました。

     ──────────────────────────────



△日程第3 合併特例法を踏まえた周辺自治体との合併問題に関する中間報告について外1件



○議長(中田清和) 日程第3、合併特例法を踏まえた周辺自治体との合併問題に関する中間報告について、主要幹線道路の建設、改良促進に関する中間報告について、以上2件を一括して議題といたします。

 本2件の報告書はお手元に配付しております。

            ────────────────

                               平成15年3月18日

 呉市議会議長  中 田 清 和 殿



                    広域行政対策特別委員長 岩 原   椋



   広域行政対策特別委員会 中間報告書



 本特別委員会は、平成13年12月18日に設置され、以来合併特例法を踏まえた周辺自治体との合併問題に関する調査、検討を行ってきたところである。

 本市は、広島県市町村合併推進要綱に合併の基本的な組合わせとして示されていた音戸、倉橋、下蒲刈、蒲刈、安浦、川尻、豊浜、豊の各町を初めとして、熊野、坂、黒瀬の各町を加えた11町と協議を重ねている。

 下蒲刈町とは、本年4月1日に合併することが既に決定しており、現在、当局において、最終的な準備が進められている。

 また、川尻町とは、本年2月臨時会で法定協議会を設置することを決定し、合併に向けてのより具体的な協議段階に入るなど、着々と成果が上がっているところである。

 本市、並びに周辺町の住民福祉の向上を図り、呉地域が一体的な発展を遂げるためには、その他の町との合併協議を今後も積極的に進め、その必要性を慎重に検討する必要がある。

 こうした状況を勘案し、民意を十分に反映させ真に住民のための合併としていくため、本特別委員会を改選後においても、引き続き設置することを要望するものである。

 よって報告する。

            ────────────────

                               平成15年3月18日

 呉市議会議長  中 田 清 和 殿



                    幹線道路対策特別委員長 薬研地   馨



   幹線道路対策特別委員会 中間報告書



 本特別委員会は、平成11年5月21日に設置され、以来東広島呉自動車道、国道31号、国道185号、国道375号及び国道487号並びに主要地方道の建設、改良を促進することを目的として、調査、検討を行ってきたところである。

 まず、国道185号については、平成14年3月、戦後50有余年の悲願である「休山新道」が暫定2車線での供用を開始し、利便性が向上したところである。今後においては、東広島呉自動車道及び広島呉道路との有機的な連絡が必要不可欠であるため、引き続き4車線化への努力を継続していかなければならない。

 次に、広島呉道路については、平成8年度に暫定2車線での全線供用を開始したところであるが、通行料金の割高感等から十分に利用されていない状況にある。今後においては、料金の見直し要望を含め、利用促進に向けた運動を展開していく必要がある。

 また、東広島呉自動車道については、現在呉市域区間となる3工区では、用地買収を進めるとともに、横路トンネルの工事に着手されるなど、着々と事業が進められているところであるが、完成までにはなお相当の歳月がかかる見込みである。

 呉市は、全国20万人以上の都市の中でも、高速交通体系まで最も遠い位置にあり、これが本市の発展を阻害する大きな要因の一つである。

 こうした情勢の中、本市の最重要課題である幹線道路網の早期整備充実に向けて、なお調査、検討を要することから、本特別委員会を改選後においても、引き続き設置することを要望するものである。

 よって報告する。

            ────────────────



○議長(中田清和) お諮りいたします。

 本2件については、お手元に配付しております報告書により御承知を願い、委員長の報告及び質疑は省略することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(中田清和) 御異議なしと認めます。よって、本2件の報告を終わります。

     ──────────────────────────────

     〔川崎初太郎助役退席〕



△日程第4 議第75号



○議長(中田清和) 日程第4、議第75号呉市助役の選任についてを議題といたします。

 本件はお手元に配付しております。

 本件の説明を求めます。

 市長。

     〔小笠原臣也市長登壇〕



◎市長(小笠原臣也) ただいま上程されました議第75号について御説明申し上げます。

 本案は、3月31日に任期が満了いたします呉市助役の後任者の選任について御同意をお願いするものでございます。

 ここに御提案申し上げております川崎初太郎氏は、皆様御承知のとおり、現在呉市助役として活躍中であり、経験、識見ともに豊かな方でございまして、本市の助役として適任と存じます。何とぞ御同意を賜りますようお願い申し上げる次第でございます。



○議長(中田清和) お諮りいたします。

 本件は、先例により自後の議事手続を省略して、直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(中田清和) 御異議なしと認めます。よって、さよう決定されました。

 本件を採決いたします。

 本件は同意することに御異議ありませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(中田清和) 御異議なしと認めます。よって、本件は同意されました。

     ──────────────────────────────

     〔宮久保憲治企画部長退席〕



△日程第5 議第76号



○議長(中田清和) 日程第5、議第76号呉市収入役の選任についてを議題といたします。

 本件はお手元に配付しております。

 本件の説明を求めます。

 市長。

     〔小笠原臣也市長登壇〕



◎市長(小笠原臣也) ただいま上程されました議第76号について御説明申し上げます。

 本案は、呉市収入役の辞職に伴う後任者の選任について御同意をお願いするものでございます。

 ここに御提案申し上げております宮久保憲治氏は、昭和45年本市に入所以来、秘書課長、総務部次長、総務部参事等を歴任後、現在企画部長として活躍中であり、学識、経験ともに豊かな方でございまして、本市の収入役として適任と存じます。何とぞ御同意を賜りますようお願い申し上げる次第でございます。



○議長(中田清和) お諮りいたします。

 本件は、先例により自後の議事手続を省略して、直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(中田清和) 御異議なしと認めます。よって、さよう決定されました。

 本件を採決いたします。

 本件は同意することに御異議ありませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(中田清和) 御異議なしと認めます。よって、本件は同意されました。

     ──────────────────────────────

     〔堀 久真収入役退席〕



△日程第6 議第77号



○議長(中田清和) 日程第6、議第77号呉市教育委員会委員の任命についてを議題といたします。

 本件はお手元に配付しております。

 本件の説明を求めます。

 市長。

     〔小笠原臣也市長登壇〕



◎市長(小笠原臣也) ただいま上程されました議第77号について御説明申し上げます。

 本案は、呉市教育委員会委員の辞職に伴う後任委員の任命について御同意をお願いするものでございます。

 ここに御提案申し上げております堀久真氏は、昭和44年本市に入所以来、福祉保健部長、総務部長等を歴任後、現在呉市収入役として活躍中であり、学識、経験ともに豊かな方でございまして、本市の教育委員会委員として適任と存じます。何とぞ御同意を賜りますようお願い申し上げる次第でございます。



○議長(中田清和) お諮りいたします。

 本件は、先例により自後の議事手続を省略して、直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(中田清和) 御異議なしと認めます。よって、さよう決定されました。

 本件を採決いたします。

 本件は同意することに御異議ありませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(中田清和) 御異議なしと認めます。よって、本件は同意されました。

     ──────────────────────────────



△日程第7 議第78号



○議長(中田清和) 日程第7、議第78号呉市教育委員会委員の任命についてを議題といたします。

 本件はお手元に配付しております。

 本件の説明を求めます。

 市長。

     〔小笠原臣也市長登壇〕



◎市長(小笠原臣也) ただいま上程されました議第78号について御説明申し上げます。

 本案は、呉市教育委員会委員の任期満了に伴う後任委員の任命について御同意をお願いするものでございます。

 ここに御提案申し上げております佐々木信子氏は、学識、経験ともに大変豊かな方でございまして、本市の教育委員会委員として適任と存じます。何とぞ御同意を賜りますようお願い申し上げる次第でございます。



○議長(中田清和) お諮りいたします。

 本件は、先例により自後の議事手続を省略して、直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(中田清和) 御異議なしと認めます。よって、さよう決定されました。

 本件を採決いたします。

 本件は同意することに御異議ありませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(中田清和) 御異議なしと認めます。よって、本件は同意されました。

     ──────────────────────────────



△日程第8 議第79号



○議長(中田清和) 日程第8、議第79号呉市公平委員会委員の選任についてを議題といたします。

 本件はお手元に配付しております。

 本件の説明を求めます。

 市長。

     〔小笠原臣也市長登壇〕



◎市長(小笠原臣也) ただいま上程されました議第79号について御説明申し上げます。

 本案は、3月24日に任期が満了いたします呉市公平委員会委員の選任について御同意をお願いするものでございます。

 ここに御提案申し上げております大澤晋氏は、皆様御承知のとおり、呉市公平委員会委員としてこれまでも御活躍いただいており、学識、経験ともに豊かな方でございまして、引き続き御尽力願いたいと思うところでございます。何とぞ御同意を賜りますようお願い申し上げる次第でございます。



○議長(中田清和) お諮りいたします。

 本件は、先例により自後の議事手続を省略して、直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(中田清和) 御異議なしと認めます。よって、さよう決定されました。

 本件を採決いたします。

 本件は同意することに御異議ありませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(中田清和) 御異議なしと認めます。よって、本件は同意されました。

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△日程第9 議第80号



○議長(中田清和) 日程第9、議第80号呉市固定資産評価審査委員会委員の選任についてを議題といたします。

 本件はお手元に配付しております。

 本件の説明を求めます。

 市長。

     〔小笠原臣也市長登壇〕



◎市長(小笠原臣也) ただいま上程されました議第80号について御説明申し上げます。

 本案は、3月31日に任期が満了いたします呉市固定資産評価審査委員会委員の選任について御同意をお願いするものでございます。

 ここに御提案申し上げております芳野公宏氏は、皆様御承知のとおり、呉市固定資産評価審査委員会委員としてこれまでも御活躍いただいており、学識、経験ともに豊かな方でございまして、引き続き御尽力願いたいと思うところでございます。何とぞ御同意を賜りますようお願い申し上げる次第でございます。



○議長(中田清和) お諮りいたします。

 本件は、先例により自後の議事手続を省略して、直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(中田清和) 御異議なしと認めます。よって、さよう決定されました。

 本件を採決いたします。

 本件は同意することに御異議ありませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(中田清和) 御異議なしと認めます。よって、本件は同意されました。

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△日程第10 議第3号外17件



○議長(中田清和) 日程第10、議第3号平成15年度呉市一般会計予算、外17件を一括して議題といたします。

 審査報告書を朗読させます。

     〔松沢正佳議事課長朗読〕

 呉市議会議長  中 田 清 和 殿

                        予算特別委員長 石 山   講

                審 査 報 告 書

 議第3号 平成15年度呉市一般会計予算

 議第4号 平成15年度呉市交通災害共済事業特別会計予算

 議第5号 平成15年度呉市国民健康保険事業特別会計予算

 議第6号 平成15年度呉市老人保健医療事業特別会計予算

 議第7号 平成15年度呉市介護保険事業特別会計予算

 議第8号 平成15年度呉市集落排水事業特別会計予算

 議第9号 平成15年度呉市中央卸売市場事業特別会計予算

 議第10号 平成15年度呉市駐車場事業特別会計予算

 議第11号 平成15年度呉市港湾整備事業特別会計予算

 議第12号 平成15年度呉市警固屋地区用地造成事業特別会計予算

 議第13号 平成15年度呉市臨海土地造成事業特別会計予算

 議第14号 平成15年度呉市公共用地先行取得事業特別会計予算

 議第15号 平成15年度呉市病院事業会計予算

 議第16号 平成15年度呉市下水道事業会計予算

 議第17号 平成15年度呉市水道事業会計予算

 議第18号 平成15年度呉市工業用水道事業会計予算

 議第19号 平成15年度呉市交通事業会計予算

 議第20号 平成15年度呉市国民宿舎事業会計予算

 本18件については、慎重審査の結果、いずれも原案どおり可決すべきものと決定した。

 よって、報告する。



○議長(中田清和) 委員長に対する質疑の通告はありません。

 これより討論に入ります。

 34番玉谷議員。



◆34番(玉谷浄子議員) 私は、日本共産党呉市議会議員団を代表して、平成15年度、2003年度呉市一般会計予算、国民健康保険、老人医療事業、介護保険、集落排水事業、中央卸売市場、駐車場事業、港湾整備事業、臨海土地造成事業、公共用地先行取得事業の各特別会計予算、病院事業、下水道事業、水道事業、工業用水道事業、交通事業、国民宿舎事業の各企業会計予算に反対する討論を一括して行います。

 呉市民は今かつてない困難に直面しています。そのことは、新年度予算の市税収入が平成9年、97年の312億円をピークに年々下がり続け、今年は昨年より10億円少ない260億円になっていることにもあらわれております。2000年の国勢調査では、呉市の就業者数は95年との比較で6,689人、7,000人近くも減っており、9万5,000人となりました。製造業の男性を中心に職を失っています。40代でも今再就職は難しいというのが実態であります。完全失業者が4,537人いますが、失業保険の給付はそのうち半分の2,737人であります。年金の支給額が減り、支給開始年齢は引き上げられ、医療費の患者負担もふえています。そういう実態ですから、国民健康保険料が払えなくて、保険証がもらえない人が491件、水道・下水道料金が払えなくて停水──水道をとめられた人が1,700件、市内の至るところに多重債務に苦しむ人がいます。窃盗などの犯罪もふえており、平成7年、95年には2,650件であったものが、99年には3,636件に急増し、2000年には3,174件、そして最近では、歩行もままならないひとり暮らしのお年寄りの女性が殺される事件まで起きております。自殺者は年々ふえ続け、2000年には52人となりました。

 こういうとき、行政の果たす役割は、困っている市民の救済であり、呉市の活性化に力を入れるべきであります。新年度予算では、介護保険の保険料、利用料の減額制度を創設、新しく始まる障害者の支援費制度の中で予算を増額する、坪内市営住宅の建設にシルバーハウジングやグループホームをつくる、従来から行ってきた乳幼児医療費、入院では就学前まで、通院では3歳まで無料にする、70歳以上の人に敬老パスを支給してバス代を無料にするなど、評価できる点もありますが、市営住宅では、管理戸数は2,730戸、世帯数の3.2%で、広島県平均より多いということでありますが、抽せんでは倍率が10.6倍であり、もっと建設が必要であります。

 住宅、道路、学校など維持補修費が少なく、ひび割れや雨漏りのしている校舎もあります。行政財産でありますから、早目の修繕で、長もちを図ることが結局安くつきます。維持補修費をふやすべきであります。

 教育については、教師、校長をS、A、B、C、Dで評価し、賃金に格差をつける人事評価制度を導入し、シラバス、年間教育計画などとあわせ、膨大な報告文書を強いて、教師を超多忙にしています。いじめ、不登校、荒れの深刻な中でどの子にも基礎学力や生きる力をはぐくむ環境にするためには、教師にもゆとりが必要です。指導力不足教員の認定は、人格さえ否定され、精神的苦痛を強いるものであります。他市では中高年を中心に認定を行い、退職強要のための制度となっています。こういう状況の中で、教師は大変疲れており、1割にも及ぶ病欠者を出し、若年の退職者を排出し、学校からベテラン教師が消えつつあります。大変に問題であります。

 景気対策でありますが、シャッター通り、サラ金通りとなった市内の商店街、廃業の続く市内事業者への対策は、事業者の意欲にまつのではなく、人も予算も配置して、意欲を育てることが求められます。

 安全なまちづくりでは、ハザードマップを平成14年度に作成したことは評価できますが、芸予地震被害からの生活再建、町の再建はいまだ終わっておりません。地震で揺れたがけが崩れるのではないか、雨が降れば緩んだ地盤が崩れるのではないか、不安の中で暮らすことを余儀なくされている多くの市民に家屋の目視──目で見る予算がついたことは結構なことでありますが、専門家や機材を入れて、土地の安全調査を行うこと、また近隣の安全のために財産を放棄する人に補償を行うなど、神戸と同じように、道路や公園など公的施設に面している民有地のがけは、公費で改修することなどたくさんの課題を残しております。

 小学校建設費は、昨年より9億円も減っており、地震で倒壊の危険のある校舎の改修は遅々として進んでおりません。学校でトイレを使えない子供もあり、教育環境の整備が急がれます。

 ビューポートやすこやかセンター、焼却場、下蒲刈蘭島閣美術館などの管理運営の民間委託が進んでおりますが、金額の高いものや職員が行っていたものをそのまま民間委託にして経費がふえているものがあり、見直す必要があります。

 呉市発注の公共事業の入札結果をホームページで公開されたことは評価されますが、その内容を分析してみますと、件数では9割以上が純粋に市内の業者が落札をしておりますが、大口の契約では市外業者が参入をし、落札をし、金額では5割にも達しております。この不況のとき、生活密着型の公共事業に切りかえ、市民生活を向上させ、より便利にし、市内業者の仕事と市内の雇用をふやすべきであります。

 市民の負担増では、介護保険の値上げ、国民健康保険の介護保険料分の値上げがあります。国保では基金55億円の中で吸収すべきであり、不況、失業で大変なときに市民の負担をふやすべきではありません。

 公営企業会計では、水道、下水道、バス代、いずれも料金は高く、市民には重い負担となっています。独立採算にして、受益者負担を原則としておりますが、建設費は税金で負担すべきであり、反対をいたします。

 病院事業会計と集落排水事業特別会計は、合併する下蒲刈の引き継ぎです。合併して15年後には、1市8町で100億円もの地方交付税が減らされ、政府にとっては負担軽減となりますが、この地域の地盤沈下は必至であります。こういう指摘をしているにもかかわらず、20年の財政推計を示さず、国の主導のもとに強引な合併であり、住民の意思ははかられてもいません。ですから、この2つの会計には反対をいたします。

 財政再建計画が出されてまいりました。ポートピアの天応埋立費用100億円、天応第2期埋立費用100億円、テクノポリス事業はいろいろ合わせて1,500億円、マリノポリス事業も1,500億円、近大跡地を53億円で購入し、国際大学に無償譲渡、県が需要がないと中止した昭和住宅団地を呉市が引き継ぎ、用地購入に20億円。このような事業を行っていては、呉市の財政はパンクし、市民に負担をかける、行政の仕事は開発ではなく、住民の安全と福祉の向上を優先すべきだと、私ども日本共産党呉市議会議員団は従来より反対をしてきました。

 そして、残念ながら、今その指摘のとおりになっております。特に、当初、今年度完成予定であった阿賀マリノポリス事業、2期工事は縮小を約束されましたが、1期工事だけで600億円かけて、大入沖に46ヘクタールの土地を埋立造成してまいりましたが、売却用の土地の売れる見込みが全く立たず、全額市中銀行で借りた300億円を、2010年には金利も含めて一括返済しなくてはなりません。借金を除いた1年間の一般会計の収入規模が700億円という呉市にとって莫大な額であります。大変な額であります。

 今回向こう3年で行う財政健全化計画をこのために出されましたが、扶助費の削減、公営企業に対する支援の削減、受益者負担の増加、人件費の削減など、市民生活のすべてに攻撃をかけるという印象がいたします。市民と職員に犠牲を転嫁するものであります。

 主なものでは、新年度予算で、重度障害者福祉年金、母子・父子入学祝金、遺児福祉年金を廃止しました。

 そして、16年度以降に、敬老パス──市営バスをこれまで無料で乗れていたのを一部負担とする。70歳になるとパスがもらえると多くの市民が楽しみにしています。年金生活の高齢者は、パスがあるからこそ外出でき、それが寝たきりや痴呆を防止してきました。当局もこれまでそう答弁されてきたとおりであります。これをやめて、寝たきりや痴呆をふやすと、本人や家族が不幸であるのはもちろん、対策に膨大な費用を使うより、予防で使う方が安くもつき、有意義であります。

 公営企業への支援の削減では、呉市が公営企業に支出しているのは交通局と下水道でありますが、バス代、下水道料金の値上げにつながり、この不況のときに公共料金の値上げは許せません。特に、交通局はモータリゼーション、国の自動車を普及しようという政策の中で、経営が大変困難になっており、乗客も減っていく、値上げと乗客減を繰り返してまいりました。この中で、土曜日も国民の祝日も出勤とし、残業代も運転時間だけで、待ち時間には残業賃がつかないという常軌を外れた人件費削減を行ってきております。また、敬老パスと財政支援が交通局収入43億円の3分の1に当たり、それを削ることは市営バスの存続にもかかわります。

 ごみ収集の有料化については、施設が大きく、新しくなり、維持費が10億円もかかるから市民に負担を求めるということでありますが、それならば、分別収集によりごみの減量化を徹底すべきであります。

 学校や公共施設を統廃合して売却するという案もあります。2004年に上山田小学校と吾妻小学校を統合して、吾妻小学校の敷地を売却するのを手始めに、荒神町と辰川、二河中・二河小・五番町小学校、警固屋中・警固屋小・鍋小など名前が挙がっておりますが、議会では将来は全部中学校に統合して、小学校は要らないという意見も出て、教育長もそのとおりと答弁をされましたが、ユニセフは学校規模は100人以下にして、一人一人の子供の名前と顔が一致する。その子の状況や特性がつかめる教育、学校の提唱をしており、フランスでは既に実現をしていますが、さらに学校をふやしています。現状でも日本は、世界と比べても、児童数が1校平均330人と多くなっています。呉市では平均300人であります。呉市でもいじめや不登校、荒れが深刻でありますから、学校はもっとふやすべきであり、閉鎖して売るなどということはとんでもないことであります。子供に予算をかけない。そういう都市に未来があるのでしょうか。

 海事博物館や灰ヶ峰公園など不要不急の公共事業をやめれば、あえぎながら坂道を登っている市民の背に荷物を乗せるような、こんな負担を押しつけなくてもよいのであり、これらはやめるべきであります。

 以上の理由により、この一連の議案に反対をいたします。



○議長(中田清和) 17番岡本議員。



◆17番(岡本節三議員) 私は、政経同友会を代表して、議第3号から議第20号までの全議案に賛成の立場で討論いたします。

 当市の平成15年度一般会計予算は832億5,500万円で、対前年度比6.9%の減と2年連続のマイナスとなっておりますが、下蒲刈町分の予算を含んでおり、これを除くと9.7%減の超緊縮型の予算となっております。クリーンセンターくれ、呉市総合体育館「オークアリーナ」などの大型建設事業が終了したことにより、投資的経費が前年度に比べ、38.4%と大幅に減少していることが主要な原因ではありますが、長引く景気の低迷により、歳入の根幹である市税収入が3.9%の減と2年連続のマイナスとなり、かつ3年連続して財政調整基金を取り崩して財源を確保するなど、減額予算を組まざるを得ない厳しい状況であります。しかしながら、厳しい予算編成の中にあって、次の100年に向かって夢を描くため、呉市長期総合計画の理念に沿って、福祉、教育、環境の分野に予算を重点配分されるとともに、市民ニーズに対応した37の新規事業、28の既存事業の拡充に努められ、特に市民の安全対策充実と健康づくりの推進に力を入れておられることを高く評価するものであります。

 さて、今後の財政を見通してみますと、歳入面では個人市民税や固定資産税の減収によって市税収入の伸びが見込まれないだけでなく、市税収入の減少を補うべき地方交付税も、国の財政構造改革により今後は期待できない困難な状況となっております。歳出面では、大型建設事業のために借り入れた市債償還のピークの到来、高齢者の自然増に伴う福祉関係予算の増大、18年度以降退職者の増加による退職手当の大幅な増加などにより、毎年多額の財源不足が見込まれる状況となっております。

 このような状況に対応すべく、全庁を挙げて行政改革に取り組まれ、職員定数の削減、徹底した事務事業の見直しを積極的に進められるとともに、平成14年4月に財政健全化会議を立ち上げられ、去る2月に財政健全化計画を示されましたことは、新たな行政需要にこたえるための市長の強い決意のあらわれを感じるものであります。我々議会人といたしましても、特別交付税の増額陳情を初め、行政サイドでは難しい分野において、できる限りの政治的支援を行ってまいりたいと思っております。

 さて、財政健全化計画の中でも触れられておりますが、予算編成システムの改革は急務であります。現在の予算積み上げ方式でありますと、経営感覚を伴わないため、従来からある事業は従来どおり予算要求し、新規事業もまた要求していくということになり、スクラップ・アンド・ビルドのスクラップは行われないことになってしまう。言葉は悪いかもしれませんが、子供が親のすねをかじり続けるようなものではないでしょうか。各部単位に予算を配分し、各部が経営感覚を持って主体的に事業を計画するようにすれば、与えられた予算内で新たに発生する行政需要にこたえるためには、既存事業のスクラップやコスト意識に基づく事業費節減をせざるを得なくなり、結果として民間のような効率的予算運用が図られることになります。会社の支店長がそうであるように、各管理職の経営手腕、結果責任が明確となるようなシステムを確立されるよう要望しておきます。

 また、とかく行政は他都市との横並びを好む傾向があるわけですが、本格的な地方分権の時代を迎え、もうこのような考えでは激しい都市間競争に打ち勝つことはできません。1年に1つでもいいですから、各部ごとに、呉市が他都市に先駆けてやったと認められる事業を行っていただきたい。管理職には、各職員がその勇気を持つことができるような環境づくりをお願いしておきます。そうすることにより、我が会派が従来から提言しておりますオンリーワンの呉市を創造することができると確信しております。

 次に、受益者負担についてですが、これまでのように、すべてを税金で賄える時代は終わったわけでありまして、全市民が共通に受けるサービスは別にして、個別に享受される行政サービスについては応分の負担をしていただかなければ、市民の不公平感は否めないものと考えます。そこで、今後は住民に十分な情報公開と申しますか、行政の努力内容、事業の性格、受益者負担の必要性などを市民に理解していただくための取り組みを推進されますようお願いしておきます。

 終わりになりましたが、平成14年は呉市制100周年という節目を迎え、多くの市民参加のもとに各種記念事業が行われ、市民協働の意識が芽生え始めるなど、行政と市民が一体感を享受できたすばらしい年であり、新たな100年に向け大きく踏み出しました。

 さらに、来る4月1日には、下蒲刈町と合併し、新生呉市がスタートいたします。また、平成17年3月をめどに、周辺各町との合併協議も進んでおり、今後呉市は大きな転換期を迎えるわけであります。

 このような重大な局面において、市民一人一人が豊かで安心して暮らせる呉市となりますよう、小笠原市長の今後の市政のかじ取りに大いに期待いたしまして、私の賛成討論といたします。



○議長(中田清和) 5番大野議員。



◆5番(大野喜子議員) 私は、社民党呉市議団を代表いたしまして、議第3号、議第5号、議第7号、議第8号、議第11号、議第13号、議第15号から議第20号までの12予算案に反対の立場で討論をいたします。

 新年度予算編成に当たっては、市税収入の大きな落ち込み、一般財源の減少は否めないとのことであり、財政調整基金からの繰り入れや臨時財政対策債を増額するなどしていくとのことでした。そうした中でも、高齢者に対する青年後見制度利用支援事業や低所得利用者負担軽減事業、また知的障害を持つ中学生への短期入所施設利用の際の送迎サービス等、また子育て家庭への支援として、出前サロンを実施するなどの社会的に弱い立場にいる人たちに対しての新たな施策については一定の評価をすることができます。また、男女共同参画基本計画に基づき、具体的な施策の推進に当たっては、その趣旨や目的が広く市民に理解されるような取り組みをすること、同様に呉市市民協働推進基本計画策定に当たっては、財政難を理由に市民を使うことにならないよう、市民の自発的な活動を生かしながら、ともに進めていかれますよう要望いたします。

 しかし、市民の暮らしは本当に厳しい状況になっています。失業率は最高時には5.6%、全国における失業者数は350万人を超え、家族を含めると1,000万人を超える人たちが、あすの暮らしの不安を抱えている状況です。この呉市におきましても、この10年間で2,034の事業所が倒産や廃業に追い込まれ、事業者数も8,936人減少しており、有効求人倍率も0.6%台と低迷をしています。市は、景気回復に当たっては積極的に経済の活性化と雇用の創出を図っていくとのことでしたが、そのための新たな雇用の創出、失業対策への独自の活性化策は示されませんでした。市民は、この新年度予算にどのような期待をしているのでしょうか。この厳しい状況の中で、少しでも生活を豊かに、暮らしやすくというのが今の市民の願いではないかと思われます。

 このたびの反対の第1の理由は、職員給与の引き下げが行われたことであり、人勧の引き下げによる影響は、民間の春闘への影響となって既にあらわれています。

 反対の第2の理由は、市町村合併の予算が含まれていることです。

 この4月より、県内の市町村に先駆けて下蒲刈町との合併が行われますが、合併についてはこれまでも国や県の指導のもと、中央と地方との税配分の根本的な見直し、実効ある権限移譲のない中で進められていくことに対し疑問を抱き、住民への十分な情報公開を行い、周辺住民の感情、意見を収集した上で慎重に進めていくべきであると言ってまいりました。しかし、先に合併ありきで、今日まで進められてきており、いまだ職員の配置なども含め、今後の業務全体が見えないままで見切り発車をしたとしか思えません。先日の中国新聞の「小組織の時代へ」というコラムの中で、このところのベンチャー企業の輩出ぶりを見ると、むしろ小さいことが武器であり、先見性とスピードをもって戦略をし、機動的に展開するには、規模が小さいほどいいのではないかという気がしてならないとありました。合併はあくまでも手段であり、大きな痛みを伴うものとして覚悟が必要との企業経営者側にいる人の意見です。企業側でさえこのように感じている合併が進められていること、それは住民にとって行政が遠くなり、サービスが低下していくのではないかとの危惧がぬぐえません。

 第3の理由は、市民の望まない海事博物館建設についてでございます。

 これまでも市民に意見を十分聞いた上で慎重にすべきと言ってまいりました。しかし、今年着工され、その建設費は65億円、その後の維持管理費は年間3億円という箱物事業を引き続き行うことは、将来に悔いを残すことになりはしないでしょうか。また、隣接地に建設される自衛隊の史料館と一体化した施設として見られることは明らかですし、展示についても、市が言うように、20万人の集客と国内外に呉市をアピールし、平和のメッセージを発信するものになり得るのか懸念をしています。市民の暮らしが厳しい、こうした状況の中での圧倒的多数の市民からの反対の声をどのように受けとめているのでしょうか。その声を無視しての建設に反対をするものです。

 第4の理由は、マリノポリス事業の投資総額は約600億円と、莫大な投資をしてきました。また、天応第2期埋立事業については、国のこれまでの経済対策に飛びつき、着手してきたものとしか思えません。こうした大型公共事業を進めていくことによって、負債総額は一般会計、特別会計、企業会計、公社を含めると2,000億円を超え、市民1人当たり100万円以上の借金を抱えることになります。そうした大型公共事業を進める一方、逼迫している財政の健全化を理由に、市民に対しては受益者負担という新たな負担増を求めようとしています。敬老優待パスの廃止、ごみ有料化の問題、下水道の値上げなど、市民の暮らしに直結した予算は削られ、呉市独自の施策であったわずかな重度障害者福祉年金や遺児福祉年金が廃止されました。この4月からの介護保険制度の見直しの中、呉市においては保険料の10.8%の負担増となってきます。新たな支援策も実施されますが、経済的な負担増加により、介護保険の利用ができない、あるいは控えざるを得ない状況が生まれないかと心配をしています。施設介護から在宅介護の方向が進められる中で、安心して介護が受けられるような経済的負担の軽減策や一部の人に介護の負担のかからないような制度の充実が求められています。

 また、教育についてでございますが、学校統廃合について、広範に散在している呉市の地形から見ても、小規模校としてのよさや地域の歴史、文化に配慮しながら、保護者や地域住民と十分な話し合いの上で慎重に行われますよう要望をいたします。

 保育所の民営化についても、今後検討をされるということですが、将来を担う子供たちの子育てや教育の責任は行政にありますし、人を育てていくところに税金は使われるべきものと考えます。市民の生活が厳しい今こそ、市民の暮らしをよくし、安心し、暮らし続けられる町への予算執行をされるべきと考えております。

 以上、12件の反対討論とさせていただきます。



○議長(中田清和) 13番小泉議員。



◆13番(小泉曙臣議員) 私は、誠志会を代表し、議第3号から議第20号まで、本予算案に賛成の立場から討論いたします。

 世界の情勢は、イラクの大量破壊兵器破棄問題を初めとして、北朝鮮による日本人拉致問題、世界的規模の株安による経済低迷と失業者増大等々、暗いニュースばかりが報じられている昨今であります。とりわけこれら諸問題は、直接我が国の政治、経済、社会に多大の影響を及ぼしており、中でも円高、ドル安と株価低迷のダブルパンチは今や深刻な社会問題と化しております。

 そんな中での来年度予算編成は、大変困難な作業であったことは容易に判断できます。当局の御労苦を多といたします。今期の予算議案全体を通じて、総体的な私の感想は、市民に対しても、職員に対しても、忍耐と自助努力を求めた、ある意味やむを得ない予算案だと考えます。この傾向はここ数年続くことでありましょう。そうであるならば、今から将来に向けての投資的経費について、当面必要なものと不必要なものとを明確に打ち出し、実施していく政治的姿勢が大切だと思います。大変な時期を迎えておりますが、私は余りに自虐的悲観論が横行し過ぎ、萎縮思考が蔓延していると感じております。今我々が必要なことは、よい意味での楽観論ではないでしょうか。こんな時代だからこそ、日本人としての自信と誇りを回復すべきよい機会と考えるべきであります。行政、議会、市民が一丸となって知恵を出し合い、これら難局を切り抜けようではありませんか。58年前の敗戦直後の我々の先輩方の御労苦を思えば、そんなに難しいことではありません。いろいろな意味で、少しだけ我慢をしようではありませんか。

 次なる100年に向け、我が市の復活を信じながら、私の賛成討論を終わります。



○議長(中田清和) 4番下西議員。



◆4番(下西幸雄議員) 私は、公明党呉市議会議員団を代表して、議第3号から議第20号までの全議案に対し、若干の要望を付し、賛成の立場で討論をいたします。

 呉市の平成15年度の予算案を見てみますと、一般会計は832億5,500万円、対前年度比で6.9%減、全会計では1,642億2,600万円余、対前年度比で5%減のマイナス予算となっております。この主な要因としては、総合体育館「オークアリーナ」、ごみ処理施設などの建設事業が一段落したためと理解しておりますが、昨今の景気の低迷や国の財政事情も少なからず影響していることは否めません。しかし、このような状況下においても、ブックスタート、メンタルフレンド派遣、青年後見制度等のソフト事業や高齢者向け優良賃貸住宅供給促進、ポスト・インキュベーション施設整備のハード事業など、数多くの新規事業に着手されるとともに、重点的かつ効率的に予算を配分されている点を高く評価いたすものでございます。

 平成14年は、呉市にとって市制100周年という大きな節目の年でありました。本市が次なる100年に向かって大きく飛躍し、今後も呉市が呉市であり続けるためには、市長の的確な政治判断のもと、時期を逃さず、適切な事業を行うことこそが最も重要であります。

 そこで、今後の市政執行に当たり、若干の要望を申し上げたいと思います。

 まず1点目に、財政の健全性、持続性をいかに確保するかという点であります。

 当局におかれましては、本年2月に呉市財政健全化計画を策定され、今後各健全化項目を具体化すべく、さらに詳細な検討に入られると思います。計画では、財政健全化の方策について具体化し、実施可能なものから、段階的かつ計画的に取り組むとされていますが、時間的な余裕がそれほどあるようには思えません。早急にすべての項目にわたり、より具体的な手法を検討し、議会に対し明確に提示をされますよう要望いたします。また、その際には、市民に対しても広く周知し、住民に安心感、信頼感を与えていただくよう申し添えておきます。

 2点目に、公平性をいかに確保するかという点であります。

 現在、平成17年3月をめどに、周辺町と合併をすべく協議が進められています。合併が実現すれば、人口が増加するとともに、市域も拡大します。そこで問題となるのは、事業を執行する上での地域のバランスであります。広い市域を抱えているにもかかわらず、ある一部の地域に偏って事業が執行されれば、新呉市の住民からは不満が出るでしょうし、合併のメリットを享受することはできません。呉市と合併してよかったと言っていただけるよう、また地域間格差が生じることがないよう、バランスを考慮して事業を執行するよう要望いたします。

 最後に、教育の水準をいかに確保するかという点であります。

 教育は国家百年の大計と申されますように、呉市の将来は子供たちにかかっております。振り返ってみますと、今年1年、学校教育においてはさまざまな問題が起こりました。これらの諸問題が起こるたびに、呉市の教育に一抹の不安と責任を感じたのは私だけではないと思います。近年では、生涯学習、家庭教育の重要性が叫ばれていますが、教育の本質を見きわめるとき、最も重要視すべきはやはり学校教育ではないでしょうか。今の時代、子供に最も必要なのは学校、地域、家庭の愛情であり、その愛情をもって教育を実践することが求められています。学習だけではない、真の教育を見詰め直すときがまさに来ております。社会のための教育から教育のための社会となり得る点を見失うことがないよう、今後の教育行政の執行に当たっていただくよう要望をいたします。

 以上、3点の要望を付して、全予算議案に対する賛成討論といたします。



○議長(中田清和) 以上で本18件の討論を終結いたします。

 これより採決に入ります。

 まず、議第3号一般会計予算案、議第5号国民健康保険事業特別会計予算案、議第7号介護保険事業特別会計予算案、議第8号集落排水事業特別会計予算案、議第11号港湾整備事業特別会計予算案、議第13号臨海土地造成事業特別会計予算案、議第15号病院事業会計予算案から議第20号国民宿舎事業会計予算案まで、以上12件を一括して採決いたします。

 本12件に対する委員長の報告は可決であります。

 本12件は委員長の報告のとおり可決することに賛成の方は御起立願います。

     〔賛成者起立〕



○議長(中田清和) 起立多数。よって、本12件は可決されました。

 次に、議第6号老人保健医療事業特別会計予算案、議第9号中央卸売市場事業特別会計予算案、議第10号駐車場事業特別会計予算案、議第14号公共用地先行取得事業特別会計予算案、以上4件を一括して採決いたします。

 本4件に対する委員長の報告は可決であります。

 本4件は委員長の報告のとおり可決することに賛成の方は御起立願います。

     〔賛成者起立〕



○議長(中田清和) 起立多数。よって、本4件は可決されました。

 次に、ただいま議決されました16件を除く2件を一括して採決いたします。

 本2件に対する委員長の報告は可決であります。

 本2件は委員長の報告のとおり可決することに御異議ありませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(中田清和) 御異議なしと認めます。よって、本2件は可決されました。

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     〔川崎初太郎助役、宮久保憲治企画部長、堀 久真収入役、佐々木信子教育委員、スタンドマイクの前に整列〕



○議長(中田清和) この際、先ほど選任に同意されました助役、収入役並びに教育委員を紹介いたします。



◎助役(川崎初太郎) 先ほど私の助役選任につきまして御同意を賜りまして、まことにありがとうございます。3回目ということになりますが、身にしみる光栄でございます。昨今の社会経済情勢、非常に先行き不透明でございます。そうした中で、呉市におきましても財政の健全化に向けて取り組んでいかないといけないと。また、さらに重要案件が山積をしております。その一つ一つに誠心誠意、身をもって本当に努力してまいりたいと、このように考えておりますので、これもできるかできないかは議員各位の御指導、御鞭撻、また御協力をいただかないといけないと思っております。どうぞよろしくお願いを申し上げまして、簡単措辞でございますが、本当にきょうはありがとうございました。よろしくお願いします。(拍手)



◎企画部長(宮久保憲治) それでは、一言お礼のごあいさつを申し上げます。

 先ほど呉市収入役の就任に際しまして御同意を賜り、まことにありがとうございます。大変光栄であり、深く感謝申し上げます。呉市収入役の職責は、身に余る職務ではございますが、専心努力してまいりますので、今後とも御指導、御鞭撻のほどよろしくお願いいたします。

 簡単ではございますが、お礼のごあいさつとさせていただきます。(拍手)



◎収入役(堀久真) このたび呉市教育委員会委員の任命につきまして、先ほど御同意をいただきまして、心から謝意を申し上げます。私、教職経験は全くございません。が、呉市の輝かしい将来を担う呉市の子供を、我々呉市の大人が守っていくということを私の第1の哲学といたしまして、これから教育行政全般にわたりまして、浅学非才であるがゆえに誠心誠意頑張ってまいりたいと思います。そのためにも、議員の皆様方、それから理事者の皆様方のしっかりとした御協力が必要でございますので、今後ともよろしくお願いしたいと思います。本日はどうもありがとうございました。(拍手)



◎教育委員(佐々木信子) ただいま御紹介をいただきました佐々木信子でございます。このたび皆様の御同意をいただき、教育委員に御選任いただきましたこと、厚くお礼を申し上げます。と同時に、この仕事の重みを感じますとき、身の引き締まる思いでいっぱいでございます。もとより、未熟者でございますので、大変だとは思いますけれども、誠心誠意努力してまいる所存でございます。皆様の温かい御指導、御鞭撻のほど、心からお願いを申し上げまして、簡単ですが、お礼のごあいさつとさせていただきます。ありがとうございます。(拍手)



○議長(中田清和) 以上で紹介を終わります。

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○議長(中田清和) この際、今期をもって勇退される議員の方々からあいさつがあります。

 1番中本議員。

     〔1番中本邦雄議員登壇〕



◆1番(中本邦雄議員) 勇退に際しまして、このような場を与えていただき、まずもって感謝申し上げます。ありがとうございました。

 先輩議員諸氏から見て、駆け出しの若造、ひよこの議員でございましたが、平成3年初当選以来、12年間市民の公僕として、また奉仕者として走り抜けることができました。これはひとえに議会関係者の方々、また市長さん初めとする理事者の方々、何よりも市民の方々の温かい御支援によりまして走り抜けることができたと感謝の気持ちでいっぱいでございます。どうもありがとうございました。

 今こうして登壇いたしまして、走馬灯のごとく、種々の思いが駆けめぐり、ああ言おうこう言おうと思っていましたが、万感胸に迫る思いで何も申せません。思えば市の職員としての第1の人生、また議員としての第2の人生、またこれから来るであろう第3の人生、どのような舞台が用意されているかはわかりませんけども、一生懸命また駆け抜けていく決意でございます。

 最後になりましたが、改選後の臨時議会に皆様方こぞって再びこの場へ御参集できることを衷心より御祈念申し上げまして、この議場から立ち去ってまいります。ありがとうございました。(拍手)



○議長(中田清和) 25番増本議員。

     〔25番増本勝己議員登壇〕



◆25番(増本勝己議員) 平本議員、浜下議員、中本議員と私がこのたび引退させていただくわけでございます。それに平本議員、浜下議員があいさつをされないということを聞きましたし、私がなぜこの壇上に立たなければならないんだろうかなと、かように考えたこともございます。だけど、同志であります議長の方から強い要請を受けました。44年間の議席の間、思い出話でもしてみてくださいよということでありますので、まず自分が議会へ出させていただく原因からひとつ話をさせていただきたいと思います。

 今日では、潤いのある呉市のために、活性化のために、繁栄のためにと、こう言いますが、私が議会へ出していただくことになりましたのは、地域の代弁者として、呉市の復興のために立候補してみないか、こういう誘い話を受けたわけです。そして、今日のように情報が徹底した時期ではございませんので、何人立候補されるのか予想のつかないままに、自分は昭和34年1月、正月明けに立候補する意思表示をいたしました。そして、定数44の中に、あけてみますと87名の方が立候補されました。こうしたことから振り返ってみましても、やはり呉市の繁栄という前に、我が集落の周辺の町を潤いのあるものにしたらどうかというのが市民の皆さんの期待であったろうと、かように考えております。俗に申し上げますと、やはりどぶ板議員というんではありませんかね。地域のことを一生懸命皆さんの力をかりながら頑張ってまいりますと、これが呉市の将来に明るさが出てくるんだというのから出発いたしました。

 そういたしましたところ、議席を得させてもらいましたところが、変な話をいたしますが、先輩諸公から「増本君、増本よい、眠っててもいいんだぞ、わからん質問には立つなよ、また君がよく知ってるということでも、余り行き過ぎた質問をすなよ」というような時代でございました。だから、話してみますと、事業課へ予算要求いたしますと、その時代には財政課までお願いに上がらなけりゃならないというのが我々の仕事であったように思います。こうしたことを考えてみますと、本当に議員生活っていうのは、市民の皆様の期待に負託されたように努力していかなけりゃならない。

 さて、その中にいろいろな年次を追うごとに問題が起きてまいります。私の3期目の昭和42年です。呉市は未曾有の大水害を受けました。そして、私の町の一番近いところに広の津久茂という小さい集落がありますが、歴史的に水害を受けたことのない地域が20人という大きな人命を落とすような災害が起こりました。そのときの問題を振り返ってみますと、呉越は道路が寸断されておりますし、本庁からの応援は全然ありません。そこで、二晩不眠不休で地域の方々と一生懸命災害復旧に、人命救助のために──思い出してみますと、大変な時代でございました。

 それから、地域のことだけをお話申し上げますが、広に過疎地といっていいんでしょう、小坪という集落がございます。そのころに「増本君、小坪へ来てくれないか」と。自治会の有志の方、そして長老の方、この小坪をどのようにやっていったら、これからの繁栄が考えられるのか。小学校の生徒はいなくなるし、これは大変なことになった。そして、42年に大水害を受けておりますので、道路は寸断されて、西も東も出られなくなってると。そういうようなことから、大きな宿題をいただきました。そこで、私は私なりに、私にもいい友達がおりました。これは人口増を図る、これから経済も好転させたいし、宅地造成かな、臨海の埋め立てかなと、こういうことを考えまして、地域を挙げて奔走しました。だから、呉市から埋め立てをやる、団地をつくると言ったんではないんです。地主さんを地元で説得し、そして漁業組合へは漁業補償を余り言わないようにしてくれと、ここまで陳情申し上げ、そうしてちょうど地価相場が坪10万円の時代でしたが、これでできるという見通しを市の職員の皆さんもつけてくれました。そこで、地元を挙げての陳情合戦です。ようやくこれを取り入れてもらって、この開発に臨んでまいりましたが、埋め立てが完成間近を迎えますと、学校の建設に当たりましても、市の建築課の職員さんが「現在地は絶対だめだ」と。「なぜなのか」と言うと、「ヘドロが40メートル立ちます。そうすると、山がありますが、そこに設置すれば基礎費が4,000万円から5,000万円金がかからないんだ」「ちょっと通学に距離が出るんじゃないか」とかように申しましたら、運動靴の1足や2足は多くても、呉市のむだな金を使わないようにすることが我々の使命なんです。かようになかなか聞き入れてくれません。

 こういうことを繰り返してまいりましたが、そういたしましたところ、今度は道路の問題です。道路の問題も地元で航空写真を撮りまして、こういう経路をたどれば、道路がいけるんじゃないかなと。そういたしましたところ、防衛庁の方から自衛隊の宿舎が必要なので、呉市に売ってくれないかという要請がありました。そして、私の住んでる近所に防衛施設庁の寮がございました。そこの職員さんにいろいろ私の友達と勉強させていただきました。民生安定化が確保できることも胸に入れました。そこで、地元の人に、未完成に終わってはいけませんので、まず第1に用地解決をというので、地元の方に解決をしていただき、それを防衛庁へ提示しました。そうしたところ、快く75%の補助率を見ていただきましたが、だけどいざ工事にかかってみようと設計にかかりましたところ、これは大変な工事です。こういうことで、職員に呼び出されまして、土木の職員さん10人ぐらいで、「議員さん、小坪は工業団地じゃないんだ、住宅団地なんだ。通勤に必要な道路だから、5メートルなら通過できるんじゃないか」と。そうしますと、そうしてカーブを膨らまして、そうすれば3キロの道路で5億円から6億円安くつくんだ。今私たちの報酬から考えてみますと、6倍も今7倍もするんじゃないかなと。そういたしますと、この金額は、今だったら何十億円という金になるわけです。そこまで職員の皆さんが渾身の技術と手腕をもって頑張ってくれました。そして「議員さん、道路が狭かったら、拡幅して、待避所をつくって、そしてやっていけばよくなるんじゃないですか」というように忠告もしてくれました。それを完成するまで、自分が頑張ってみようと、頑張らせていただこうと。1集落のことに限りますが、それで今日、11期44年、振り返ってみますと、1つの物事を取り上げてまいりますと、大変長い道のりです。その間、市の職員さんがどれだけ頑張ってくれたか、かような思いをいたしますと、万感胸に迫るものがございます。

 そして、ここで反省しておきたいことは、先般の一般質問にでも岩岡さんが広の駅前のまちづくりについての質問をされました。そうして条例廃止になったこと、細かく説明はされませんでしたが、これは私たち広出身の議員が大きな手違いをやったわけです。反対期成同盟会から白紙撤回してくれたら机につくぞと、こういって言われるものですから、市長に提案をしてもらうということになると、否決はあってはいけない。そこで、議員の諸公に広の議員が挙げて、お礼参りをいたしました。本当に君たち広の議員は能力がないなと笑われたこともございます。だけど、広の町民の皆さんを、地主の皆さんを信じて、ひとつ理解していただけませんかと、かように申し上げたところ、同意を得たので、市長さんに撤回を出していただき、これが今日に至った経緯であります。考えてみますと、もう広の議員では自分だけになりましたことは本当に残念な思いをいたして、これで私は引退しなきゃなりませんが、だけどやはり私には私の考え方、この生まれ育った広の町を忘れることはできません。しばらく静養に努めて、精いっぱいこれから頑張ってまいりたいと思います。どうぞ御支援のほどよろしくお願い申し上げたいと思います。

 最後になりましたが、議員の皆さんには、また統一選挙が迫ってまいっております。少数激戦になる様相が見えますが、だけど何といってもこの実績を生かして、再びこの議場で呉市のこれからの100年の道しるべに、ひとつ頑張っていただきますよう心からお願い申し上げます。そして、理事者の皆さんにおかれましては、非才な私が恋々とこの席についておりましたことを心からおわびし、皆様方にこれからの呉市を託してまいりますが、一層の御努力を賜りますようここにお願いを申し上げ、あいさつを終わらせていただきます。ありがとうございました。(拍手)

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     〔森  功教育長スタンドマイクの前へ進む〕



○議長(中田清和) この際、本年3月31日付をもって退任されます教育長のあいさつがあります。



◎教育長(森功) 教員生活を13年やりました。そして、我が呉市の呉市教育委員会で理事を9年もの長い間本当にお世話になりました。歴代の議長さん、副議長さん、議員各位のおかげであると心から感謝をしております。先ほどもたくさんの宿題をいただきましたが、優秀な若い後任の方に託して、安心して老兵は去ります。ありがとうございました。(拍手)

     〔椋田正範理事スタンドマイクの前へ進む〕



○議長(中田清和) 引き続き、退職されます理事のあいさつがあります。



◎理事(椋田正範) 理事の椋田です。退職に当たり一言ごあいさつ申し上げます。

 私、昭和42年に水道局の下水道建設事務所へ入所いたしまして、以来下水道事業、都市計画事業などの建設行政一筋36年間を過ごしてまいりました。呉市のまちづくりに微力ながら貢献できましたことは、市長さんを初め助役さん、そして職員の皆さん、そして議員の皆様方の温かい御指導、御鞭撻のたまものと深く感謝しております。ありがとうございました。

 私42年の災害で、呉市に入所し、一昨年の芸予地震を体験し、退職することとなりますが、呉市はおかげで、急傾斜地法の指定により、急傾斜地崩壊対策事業により、災害に強いまちになってくれております。それと芸予地震の被害も、災害関連緊急急傾斜地崩壊対策事業の特例措置によりまして、崩壊した人工がけも安全な状態になっております。また、家屋の崩壊につきましても、そのほとんどが復旧しつつあるというところでございます。また、今年は市制100周年ということで、おかげで本当に貴重な体験というか、仕事をさせていただきまして、本当にありがとうございました。

 これから次なる100年に向けて、より住みやすく、住みよい呉市に向けて、呉市がますます発展することと、議員の皆様におかれましては、4月の選挙に向けて御健闘なされ、全員が再度この席に着かれることを祈念いたしまして、あいさつといたします。本当に長い間ありがとうございました。(拍手)



○議長(中田清和) 以上であいさつを終わります。

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○議長(中田清和) 以上をもちまして、今期定例会の会議に付議された事件はすべて議了いたしました。

 お諮りいたします。

 会期は3月19日までとなっておりますが、本日をもって閉会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(中田清和) 御異議なしと認めます。よって、本日をもって閉会することに決定されました。

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○議長(中田清和) 閉会に当たり、市長のあいさつがあります。

 市長。

     〔小笠原臣也市長登壇〕



◎市長(小笠原臣也) 閉会に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。

 去る2月24日、3月定例会の開会以来、議員の皆様方におかれましては、御多忙の中を長期間にわたり、終始熱心に御審議を賜り、新年度予算や合併関連議案など多くの重要案件につきまして議決をいただきましたことを厚く御礼申し上げます。

 このたび議決をいただきました各案件につきましては、審議の過程等で承りました議会の御意向を十分尊重し、慎重に執行してまいる所存でございます。

 いよいよ平成15年度を迎えます。新年度に臨むに当たっての私の所信、各施策に対する考え方につきましては、本会議等で申し上げたところでございますが、審議の過程におきまして貴重な御意見を賜り、あるいは先ほども評価、激励をいただきましたことに対し、厚く御礼を申し上げます。

 さて、昨年より呉市制100周年ということで多種多様に開催してまいりました記念事業は、おかげをもちまして順調に運び、いよいよ今月22日に開催いたします呉音楽祭が大きなフィナーレとなります。

 そして、新年度は御案内のとおり、4月1日には下蒲刈町と合併し、次なる100年に向かって新しい呉づくりの第一歩を踏み出し、新しい呉市の歴史を刻む大変重要な年であると考えているところでございます。

 これからも呉市が住みやすく、住んでみたいまちとなるよう、また広く国内外に認められ、貢献できるような存在感のある、誇りの持てる都市として、ますます飛躍していけるよう、渾身の力を傾注して取り組んでまいる所存でございます。今後も引き続き、より一層の御支援、御協力を賜りますよう心からお願い申し上げます。

 今期をもって市議会から勇退される議員の皆様には、長年の議会活動を通じ、市政の発展と地域福祉の向上に多大な貢献をいただきました。その御功績と御労苦に対しまして、深甚なる敬意と感謝を表したいと思います。今後とも御健康には十分留意され、市政のさらなる発展のため、変わらぬ御教示、御指導を賜りますよう衷心よりお願い申し上げる次第でございます。

 また、来るべき選挙に臨まれる議員の皆様におかれましては、心から御健闘をお祈り申し上げ、この議場で再びお目にかかり、さらなる呉市の発展のため、ともに精進できますことを念願申し上げる次第でございます。

 終わりになりましたが、改めて皆様方の御健勝と御隆盛を祈念いたしまして、閉会のあいさつといたします。

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     〔中田清和議長起立〕



○議長(中田清和) 閉会に当たりまして、私からも一言ごあいさつを申し上げます。

 皆様方におかれましては、新年度予算を初め多くの重要案件につきまして、連日熱心に御審議をいただき、無事閉会の運びとなりましたことを心から厚く御礼を申し上げます。

 さて、私どもの任期も余すところわずかとなりました。不肖私が議長に就任いたしまして、本日までその職責を果たすことができましたのは、皆様方の御支援、御協力のおかげと深く感謝をいたしております。

 今期を振り返ってみますと、平成11年6月の豪雨災害、平成13年3月の芸予地震により犠牲者が出るなど、未曾有の災害をこうむることになりました。改めてお亡くなりになられた方々の御冥福をお祈りをいたします。

 また、長引く景気の低迷により税収が減少し、財政面に大きな影響を与え、非常に困難な時期でもあったと思います。その中にあって、市民待望の休山新道の開通を初め、呉市総合体育館「オークアリーナ」の完成、平成12年11月の特例市の指定、本年4月の下蒲刈町との合併など、これからの呉市発展の礎が築かれつつありますことは御同慶の至りであります。

 一方で、残念なこともございました。平成12年6月27日、同僚木下正弘議員が6期目の円熟期半ばで、56歳という若さでお亡くなりになられました。まことに惜しみても余りあるものがあります。ここに改めて哀悼の意を表したいと思います。

 また、長年市政の発展に寄与されるとともに、議会活動において大きな功績を残され、今期を最後に勇退される方々がいらっしゃいますが、まことに残念であり、名残尽きないものがございます。どうか健康に十分御留意され、これまで培われました豊かな知識と経験を生かされ、今後とも御活躍いただきますよう心からお願いを申し上げる次第であります。

 さて、本年は統一地方選挙の年であります。来るべく選挙に立候補される皆様方におかれましては、全員が当選の栄誉に輝かれ、再び本議場で相まみえることができますよう心からお祈りをいたします。

 理事者の皆さん方とは、議会人の立場から数々の厳しい論議を闘わせてまいりました。その中で御無理、失礼な点も多々あったことと思いますが、これも呉市の発展を願う一念からでありまして、御了解をいただきたいと思います。

 最後に、呉市のさらなる発展と皆さん方の御健勝を祈念いたしまして、私のあいさつとさせていただきます。

 これをもって定例会を閉会いたします。

 どうも御苦労でございました。

            午後0時29分     閉   会







 地方自治法第123条第2項の規定により署名する。





       呉市議会議長  中 田  清 和





       呉市議会議員  山 本  良 二





       呉市議会議員  玉 谷  浄 子