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広島県 広島市

平成17年第 3回 5月臨時会−05月27日-01号




平成17年第 3回 5月臨時会

        平成17年    広島市議会臨時会会議録(第1号)
        第 3 回

                 広島市議会議事日程
                                   平成17年5月27日
                                     午前10時開議

                  日    程

 第1 会期決定について
 第2 報告第1号 専決処分の報告について
          (道路の管理瑕疵等による損害賠償額の決定)
    報告第2号 専決処分の報告について
          (市営住宅に係る家賃等の長期滞納者との訴え提起前の和解)
 第3 第125号議案 平成17年度広島市一般会計補正予算(第2号)
    第126号議案 平成17年度広島市水道事業会計補正予算(第2号)
    第127号議案 広島市国民健康保険条例の一部改正について
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                 会議に付した事件等
 開会宣告(終了)
 開議宣告(終了)
 会議録署名者の指名(終了)
 報告(終了)
 弔詞朗読並びに黙祷(終了)
 在米被爆者訴訟について市長の発言
 諸般の報告(終了)
 日程に入る旨の宣告(終了)
 日程第1 会期決定について
      (5月27日から5月31日までの5日間と決定)
 日程の追加変更について(異議なく決定)
 追加日程 緊急質問
 元日程第2 報告第1号 専決処分の報告について
             (道路の管理瑕疵等による損害賠償額の決定)
       報告第2号 専決処分の報告について
             (市営住宅に係る家賃等の長期滞納者との訴え提起前の和解)
 元日程第3 自第125号議案 平成17年度広島市一般会計補正予算(第2号)
       至第127号議案 広島市国民健康保険条例の一部改正について
       (市長の説明)
       (質疑)
       (総務委員会,上下水道委員会,厚生委員会付託)
 休会について(明日から5月30日までを休会と決定)
 次会の開議通知(5月31日午前10時開議を宣告)
 散会宣告(終了)
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                 出 席 議 員 氏 名
   2番  竹 田 康 律            3番  桑 田 恭 子
   4番  西 田   浩            5番  渡 辺 好 造
   6番  原   裕 治            7番  米 津 欣 子
   8番  星 谷 鉄 正            9番  安 達 千代美
   10番  八 條 範 彦            11番  馬 庭 恭 子
   12番  清 水 良 三            13番  藤 井 敏 子
   14番  松 坂 知 恒            15番  沖   洋 司
   16番  元 田 賢 治            17番  永 田 雅 紀
   18番  山 田 春 男            19番  母 谷 龍 典
   20番  平 木 典 道            21番  谷 口   修
   22番  宮 本 健 司            23番  増 井 克 志
   24番  今 田 良 治            25番  大 原 邦 夫
   26番  若 林 新 三            27番  中 原 洋 美
   28番  村 上 厚 子            29番  酒 入 忠 昭
   30番  村 上 通 明            31番  熊 本 憲 三
   32番  佐々木 壽 吉            33番  木 山 徳 和
   34番  谷 川 正 徳            35番  倉 本 忠 宏
   36番  橋 本 昭 彦            37番  金 子 和 彦
   38番  大 野 芳 博            39番  沖 宗 正 明
   40番  太 田 憲 二            41番  田 尾 健 一
   42番  中 森 辰 一            43番  皆 川 恵 史
   44番  土 井 哲 男            45番  藤 田 博 之
   46番  山 本   誠            47番  児 玉 光 禎
   48番  碓 井 法 明            50番  浅 尾 宰 正
   51番  種 清 和 夫            52番  木 島   丘
   53番  下向井   敏            54番  都志見 信 夫
   55番  月 村 俊 雄            56番  松 浦 弘 典
   57番  柳 坪   進            58番  中 本   弘
   60番  海 徳   貢
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                 欠 席 議 員 氏 名
   1番  森 本 真 治            49番  平 野 博 昭
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          職務のため議場に出席した事務局職員の職氏名
 事務局長    大 島 和 夫       事務局次長   浜 中 典 明
 議事課長    宮 本   誠       議事課長補佐主任事務取扱
                               重 元 昭 則
 議事課主査   松 島   仁       議事課主査   立 原   満
 外関係職員
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             説明のため出席した者の職氏名
 市長      秋 葉 忠 利       助役      山 田   康
 収入役     松 浦 洋 二       企画総務局長  三 宅 吉 彦
 都心活性化担当局長             財政局長    寺 田 文 彦
         南 部 盛 一
 市民局長    竹 本 輝 男       社会局長    松 井 正 治
 環境局長    石 原 道 雄       経済局長    濱 本 康 男
 都市計画局長  高 東 博 視       都市整備局長  中 本 信 雄
 道路交通局長  米 神   健       下水道局長   今 田 幹 男
 市立大学事務局長増 田   学       消防局長    傳 平 益 三
 水道局長    江 郷 道 生       病院事業局事務局長
                               橋 本 恵 次
 監査事務局長  堀 内 雅 晴       財政課長    田 村 一 郎
 教育長     岡 本 茂 信       選挙管理委員会事務局長
                               東 山 章 次
 人事委員会事務局長             代表監査委員  中 岡 隆 志
         角 田 里 利
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                午後1時07分開会
                出席議員  53名
                欠席議員  6名
○浅尾宰正 議長       出席議員53名であります。
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              開   会   宣   告
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○浅尾宰正 議長       ただいまより,平成17年第3回広島市議会臨時会を開会いたします。
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              開   議   宣   告
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○浅尾宰正 議長       これより本日の会議を開きます。
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              会 議 録 署 名 者 の 指 名
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○浅尾宰正 議長       本日の会議録署名者として
              13番 藤 井 敏 子 議員
              22番 宮 本 健 司 議員
 を御指名いたします。
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              報           告
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○浅尾宰正 議長       この際,御報告申し上げます。
 兼桝栄二議員は平成17年5月7日に逝去されました。まことに痛恨哀悼の情にたえません。謹んで御冥福をお祈りいたします。
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              弔 詞 朗 読 並 び に 黙 祷
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○浅尾宰正 議長       つきましては,6月14日の市議会葬に際し,先例により,市議会の名をもって弔詞を奉呈することにいたします。
 ここで弔詞を朗読いたしますので,皆様,御起立をお願いいたします。
               〔一同起立〕
○浅尾宰正 議長       (朗  読)
                   弔  詞
 広島市議会は,兼桝栄二議員の長逝に謹んで哀悼の意を表し,うやうやしく弔詞をささげます。
 これより黙祷を行います。黙祷。
               〔一同黙祷〕
○浅尾宰正 議長       黙祷を終わります。
 御着席をお願いいたします。
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            在米被爆者訴訟について市長の発言
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○浅尾宰正 議長       この際,市長より,在米被爆者に関する訴訟事件の判決への対応について発言の申し出がありますので,これを許します。市長。
               〔秋葉忠利市長登壇〕
◎秋葉忠利 市長       お許しをいただきましたので,在米被爆者健康管理手当等支給申請却下処分取消請求事件判決への対応について申し述べさせていただきます。
 まず,この事案及び判決の概要について説明をいたします。
 米国居住の被爆者の方が,来日することなく,使者または郵送により行った健康管理手当の申請等について,居住地要件を理由にそれぞれ却下処分をしましたが,処分を受けた4名の方が原告となり,処分の取り消しを求めて広島地裁に提訴されました。
 これに対し,平成17年,2005年5月10日に原告4名の請求を認め,各処分を取り消すとの判決がなされました。
 判決への対応については,国にかわって事務を執行する立場と,被爆者の意見を代弁し援護施策の充実を訴えていく立場,双方の立場から,控訴しない可能性を含めて,5月16日に社会局長が厚生労働省に出向き,問題点等を協議し,18日には私が厚生労働事務次官と直接お会いし,控訴せずに終結させる要請を行うとともに,国外申請等の審査の環境整備について要望いたしました。
 事務次官からは,被爆者援護法の根幹にかかわるこのたびの判決に対し,控訴するよう強い指導がありました。同時に,本市の立場に理解を示し,在外被爆者の心を煩わせることにないようにとの本市の要望については,広島,長崎と協議しながら,在外被爆者の実態に即した支援策を,できるところから改善するよう検討したいとの発言がありました。
 健康管理手当等の支給事務は,地方自治法及び被爆者援護法に基づき,国の示した処理基準に従って本市が事務執行を行う法定受託事務であり,また,国からは,支援策を検討する意向が示されたことを踏まえ,本市としては,委託者である国の指導に従い,上級審の判断を仰ぐため,控訴せざるを得ないと5月19日に決断し,20日付で控訴いたしました。
 この訴訟で問われているのは,高齢化する在外被爆者の方々に対し国がどういう責任を果たすかということであり,本市としては,訴訟の対応とは別に,在外被爆者に対する実態に即した援護施策を実現できるよう,引き続き国に働きかけてまいります。
 以上でございます。
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              諸  般  の  報  告
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○浅尾宰正 議長       この際,諸般の報告がありますので,事務局長に朗読させます。
◎大島和夫 事務局長     (朗  読)
  報告事項
  1 本臨時会に市長より提出された案件は,第125号議案から第128号議案並びに報告第1号及び第2号の計6件であります。
 1 受理した陳情は,お手元に配付した陳情受理報告書のとおりであります。
 以上であります。
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              日程に入る旨の宣告
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○浅尾宰正 議長       これより日程に入ります。

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△日程第1 会期決定について
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○浅尾宰正 議長       日程第1,会期決定についてを議題といたします。
 お諮りいたします。
 本臨時会の会期は,本日から5月31日までの5日間といたしたいと思いますが,これに御異議ございませんか。
             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○浅尾宰正 議長       異議なしと認めます。よって会期は5日間と決定いたしました。
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                日程の追加変更について
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○浅尾宰正 議長       この際,大原邦夫議員,村上厚子議員より,在米被爆者訴訟に係る控訴の件について緊急質問を許可されたいとの申し出がありました。
 緊急質問は,会議規則第57条の規定により議会の同意が必要であります。
 お諮りいたします。
 緊急質問に同意の上,この際,日程に追加,直ちに発言を許可することに御異議ございませんか。
             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○浅尾宰正 議長       異議なしと認め,さよう決定いたしました。
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△追加日程 緊急質問
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○浅尾宰正 議長       これより,順次発言を許します。25番大原邦夫議員。
               〔25番大原邦夫議員登壇〕(拍手)
◆25番(大原邦夫議員) 御苦労さまでございます。
 午前中に質問に立てるものと思っておりましたけども,こういう時間になりました。
 議会のお許しがありましたので,緊急の事案として,先ほど,市長から報告のありました在外被爆者訴訟の控訴について質問をいたします。
 今の報告にもありましたように,この訴訟の判決は,今月10日,広島地方裁判所で下されたものであります。在米被爆者やその遺族が,広島市に健康管理手当などの支給を求めていたことに対して,それを却下した広島市の処分を不当として取り消したものであります。
 こうした在外被爆者の手当支給をめぐる裁判は,既に長崎市を相手取ったものが2件続けて市側敗訴の判決が出されており,被爆者はどこにいても被爆者という司法の判断は定着しつつあるというのが法律関係者の大勢を占める意見となっております。
 秋葉市長も,判決直後の会見では,個人的な思いと断りながら,高齢化した被爆者をこれ以上煩わせることは避けたいと述べ,控訴断念の方向を示唆したということであります。それだけに,国会議員時代の被爆者援護法に対する取り組み強化の姿勢とあわせて,在外被爆者問題について大きく流れを変えることになる決断を下されるのではないかと,被爆者団体やそれを支援する人たちの間にも期待が広がっておりました。
 しかし,今月19日,市長は早々と控訴の方針を決め,翌20日には控訴の手続を完了しました。期待が大きかっただけに,被爆者団体や支援団体が受けた失望も大きく,その理由を問う声が強く出されております。また,議会に対しても,この間,何らの説明もありませんでした。当局の説明では,健康管理手当などの支給は国からの法定受託事務であるため,地方自治法上,訴訟の提起,つまり,今回の場合は,控訴するために議会の承認は要らないということであります。
 しかし,長崎市は,過去2件のケースで控訴に当たって議会の承認を得ています。そうしたことは法的には不必要だったかもしれませんが,少なくとも,議会には十分説明をしながらこの問題に対処しようという,広島市とは根本的に違う長崎市の姿勢をうかがうことができます。このまま推移すれば,秋葉市長は,議会に対して控訴の理由を明らかにすることなく,この訴訟の処理を進めていくことになることは容易にうかがえました。
 このため,今回は,せっかく臨時会が開かれることでもあり,説明責任を果たしていただくためにも緊急の質問の申し出を行い,議会の了承も,きょう,得られました。
 また,市長も,きのう,ようやく記者会見を開き,控訴について説明されたとのことであります。それでもなお疑問が残る数点について,これから簡潔に質問いたしますので,的確にお答えいただきたいと思います。
 その第1は,なぜ控訴するという結論に至ったかということであります。
 これにつきましては,きのうの記者会見では,法定の受託事務だから,今の報告の中でもそういう理由を述べられております。法定の受託事務だから国の方針に従わざるを得なかったという理由ですけれども,そうしたことは最初からわかり切っていたはずであります。それなら,なぜ判決直後に控訴断念を示唆する発言をされたのか。また,さまざまな国とのやりとりの中で控訴断念できず,控訴の方針を決めたのなら,その時点できちっと説明すべきだったのではなかったでしょうか。
 改めて,ここで,市長の言葉でなぜ控訴したのか,国とのさまざまなやりとりも含めて説明をしていただきたいと思います。
 いささか遅きに失したという感は否めませんが,明確に御答弁いただきたいと思います。
 第2には,さまざまなことが言われておりますが,控訴を断念した場合,健康管理手当や保険手当など,市が負担しなくてはならなくなるとのことですが,それに必要な額は,通年ベースで一体幾らになると試算されたのか,それもお聞きしたいと思います。
 そして,最後になりますけれども,この裁判の控訴期限は今月24日でありました。その5日も前の19日に早々と控訴を決められたのはなぜでしょうか。聞くところによりますと,翌20日には,アメリカ・タフツ大学での名誉博士号の授与式のために,休暇をとってアメリカに立たれたということであります。
 あなたが決断した19日には,前日の市長と厚生労働省の事務次官の話し合いに引き続いて,超党派の国会議員の皆さん方,例えば,事務局長は公明党の斉藤鉄夫先生が務めておられます。また,民主党の柳田参議院議員もこれに加わっておられるということですが,そうした人たちが集まり,厚生労働省の担当者を呼び,控訴断念を迫るなど,24日の控訴期限に向けて,国に対して働きかけを強めようとする動きはさまざまな形で出始めていただけに,それに冷水を浴びせかけるような広島市の控訴の決定は何としても不可解であります。
 本当にこの休暇が,説明責任放棄,控訴の前倒しの原因だったとしたら,到底,私には理解できません。しかも,この19日は市長が臨時議会を招集し,職員が市長の指示を受けながら議会への説明,関係方面への働きかけが始まっておりました。こうした,汗をかく職員を横目に休暇をとるということは,病気で急に倒れたというのなら仕方ありませんが,組織,行政のトップとして考えられないことであります。
 この間の経緯と,なぜ早々と控訴を決められたのか,その理由をお伺いいたします。
 答弁によりましては再質問をさせていただきます。的確にお答えいただきたいと思います。
 以上です。
○浅尾宰正 議長       社会局長。
◎松井正治 社会局長     在外被爆者の訴訟の控訴についてお答えをいたします。
 まず,第1点は,なぜ控訴したのか,国とのやりとりなどの後,どうであったのかということでございます。
 対応方針の決定に際しましては,国からは,控訴するよう強い指導があるとともに,在外被爆者の実態に即した支援策を,できるところから改善するよう検討したいと回答がありましたことから,控訴せざるを得ないと判断した経緯につきましては,先ほど,市長が発言されたとおりでございます。
 また,実務面におきましても,仮に控訴せずに判決を受け入れた場合,広島市では,渡日せずに,日本に来ないで郵送等で手当の支給が受けられるということになりまして,本市に対し,国外から郵送による申請が大量になされることが考えられ,その審査をいかにするか,また,これらに対する手当等を支給しても,国からの財政的負担が得られないなどの問題がございます。
 これらの問題を解決するには,政省令の改正を含めた手続面での環境整備が必要でございますが,これに対し,国の協力が得られないことから,控訴せざるを得ないと判断したものでございます。
 なお,厚生労働省との協議内容についてでございますが,本市は,厚生労働省に対しまして,高齢化が進む在外被爆者の心を煩わせることがないよう,一人でも多くの被爆者の願いをかなえるため,今回の判決は受け入れたい,原告4人の審査を開始したい,国外申請等を処理するため政省令を改正してほしい旨の申し入れをしました。
 これに対し,厚生労働省は,国の解釈と違う判断をした判決を受け入れると法定受託事務の混乱を招くため,国としてはぜひ控訴していただきたい,上級審の判断を仰ぎたい,被爆者援護法の解釈を変える必要はないと考えており,政省令の改正はできないとのことでございました。
 また,訴訟は別にしても,時代の変化に応じた施策は必要であり,弱者救済の立場から在外被爆者に対する現実に即した対応をするよう強く要望したところ,厚生労働省からは,広島,長崎と協議しながら,実態に即した支援策を,できるところから改善するよう検討したい旨の回答がございました。
 以上が協議の主な内容でございます。
 次に,控訴せず,市が健康管理手当等を支給することになった場合,年間でどの程度の経費がかかるかという御質問でございます。
 財政負担につきましては,現在,約30カ国に国外居住の被爆者健康手帳所持者が約3,500人おられますが,そのうち約1,300人が手当未受給者でございます。仮に,これらの方がすべて本市に申請され,健康管理手当を支給することになった場合,手当額で,年間,約5億円余りになります。
 最後でございますが,控訴期限は5月24日であるのに,方針決定が早過ぎるのではないかという御質問でございます。
 このたびの訴訟は,法定受託事務に関するものであることから,国の利害に関係のある訴訟についての法務大臣の権限等に関する法律に基づきまして,法務大臣に訴訟遂行を依頼し,応訴をしていたものでございます。今回の判決対応につきましても,所管の広島法務局と日程の協議を行い,5月20日までに控訴の要否について報告するよう要請があったことから,同日までに方針決定ができるように作業を進めてきたところでございます。
 この結果,5月20日に,本市から広島法務局に対し,控訴を要するとの報告をしたことから同日の控訴となったものでございます。
 もう1点,市長が,控訴した20日に休暇をとっているが,責任を果たしたことになるかということでございますが,事実関係を申し上げますと,市長は,5月19日に部内でいろいろ協議をした結果,これは大方6時ぐらいだったと思いますが,苦渋の選択として控訴をすることを決断され,私に,20日じゅうに厚生労働省との事務的調整を行う,この事務的調整いいますのは,厚生労働省がこういう発言をしたという中身がございますので,こういうことでよろしいでしょうかという厚生労働省の了解を得ることでございますが,そういう事務的調整を行い,所要の事務を進めるよう指示された上で,20日から休暇をとられたものでございます。
 以上でございます。
○浅尾宰正 議長       25番。
◆25番(大原邦夫議員) 市長は答弁されないようでありますけれども,じゃあ,一,二点,ちょっと再質問をさせていただきたいんですけども。
 まずお聞きしたいのはですね,5億円かかるというお話です。1,300人。その前段で,殺到するであろうと,これはあくまでも推測ですな。そういうのを認めたら1,300人,だから,そういう者が,要するに控訴を取り下げてどれぐらいの額が必要なのか。例えば,今,広島市に対して,在外被爆者の中から,この4人以外に何人申請があって,それについて所要額はどれだけなのか。とりあえずこれだけで申請はやめるとか,とりあえずこの分を処理するとか,そういうこともできたんじゃないかと思うんですね。だから,いろんな段階を想定しながら,控訴の問題というのについてはもっと詰めた話ができたんじゃないかと。どうも,お話を聞いていると,そういうことを詰める前に,もう控訴の方針を決めておられたんじゃないかと。ただ,ある意味では,16日に,今も説明がありましたように,松井局長が厚生労働省へ行っとる。それから,18日に市長が同じく行かれて,事務次官とお会いしてると。何かこれは,いわば方針は決めとるけども,簡単に控訴したらとても納得は得られないんで,とにかくパフォーマンスとしてやっておられたんじゃないかという疑念が出てくるわけですね。そりゃ,確かに,法務局から20日までに結論出してほしいという要請はあったでしょう。一体全体,これまで市長さんが,秋葉市長さん,あなたのことを言ってるんですよ,市長さんがいついつまでに結論出しましょう,こういう情勢の中でいついつまでに結論出さなきゃいかんのです,法定で決まっとりますと事務方が言ったって出したためしがないじゃないですか。そんな例は幾らでもあるじゃないですか。そりゃ確かに24日までには出さなきゃいかん。今回の場合も,19日に市の決断が出て,20日,1日で済んどるわけですよ,手続は。そうしたら,23日の月曜日に方針を出しても,24日じゅうには手続がとれたはずなんです。
 本当に苦渋の決断なんですか,先ほどおっしゃったけれども。それを疑われてるんですよ。で,そのとき,じゃあ何をしておられたのか。市長さん,休暇とられてたんですか,本当に。その休暇が,いや,前倒しで控訴の方針を決定した理由ではないというんだったら,それをはっきり市長の弁で言ってくださいよ。私は,さっきからあの演壇に立ってそれを求めてるんです。違うんです。どうなんですか,そこは。
○浅尾宰正 議長       市長。
◎秋葉忠利 市長       状況については,ただいま,社会局長から御答弁したとおりでございます。
○浅尾宰正 議長       25番。
◆25番(大原邦夫議員) きちっと答弁してもらうまで,何回でも質問を繰り返します。
 あなたの休暇とこの前倒しの控訴の手続は関係あるんですか,ないんですか,それをお聞きしてるんですよ。そうでしょ。で,その休暇の中身というのは,本当に,私どもは別に報告受けておりません,これについてはね。こんなことは絶対あり得ないと僕は信じてますよ。
 答えてください。
○浅尾宰正 議長       市長。
◎秋葉忠利 市長       局長がお答えいたしましたとおり,20日までに法務局の方に市の決定を報告するという要請がございました。それに,事務手続等の仕事も必要ですので,19日じゅうに決定をいたしました。
 苦渋の選択であるということは何度も申し上げてきたとおりでございます。
○浅尾宰正 議長       25番。
◆25番(大原邦夫議員) それじゃあ,今のは,休暇とは全く関係ないというふうに言っておられるわけですね。
 そうしたらですよ,なぜ19日に決断をされて,20日の日に控訴の手続が行われたんです。そのときに,なぜ控訴の理由を記者会見してきちっと答えなかったんですか。20日までに間に合ってるわけでしょ。20日までに出してくれというんで19日に決断をした。そして,20日の日に控訴したという事実が明らかになった。当然のことながら,記者会見を求める声もあった,その理由を説明してほしいというマスコミからの要請もあった。そのとき,あなたはいなかったじゃないですか,なぜいなかったんですか。きちっとした説明責任をこのとき果たすべきだったんじゃないんですか。
 もう一つ言いますとね,そりゃいろいろ会見のやりとりを聞いておりますと,何か理由にならない理由をいろいろ言っておられるようでありますけれども,非常に何か,日程が変えられなかったとか何かおっしゃっておられるようですけども,日程を変える,変えないの話じゃないんです。今の時期に行くことが適当であったのかどうなのか,極めて不適切だと思いますよ。
 それをお答えください。
○浅尾宰正 議長       市長。
◎秋葉忠利 市長       この件につきましては,これまでの市の方針を転換するという決定ではございません。これまでの市の法定受託事務を,これまで誠実に遂行してきたわけですけれども,その延長線上で,しかも,長崎市も同様の決定を行っているわけですけれども,そういった方向を,これまでの市の考え方,あるいはよって立つその解釈等について,改めて,新しい見解を示す決定ではございません。国からの強い指導もあり,したがいまして,そういう決定を行ったわけですけれども,この点については,ですから,記者会見をいつするのかということは,これは一つの選択肢に確かになりますけれども,その控訴するに至った理由書き,それもきちんと担当局の方でこれは準備をしておりますし,私が帰国後,できるだけ早い時期に記者会見をするということで,十分に説明責任は果たせたというふうに考えております。
○浅尾宰正 議長       25番。
◆25番(大原邦夫議員) 何かもっともらしい言い方かもしれませんよ,方針が変わらなかったんだから大したことじゃないと。方針が変わらなかったからこそ大したことなんじゃないですか,そうでしょ。都合がいいときはみんなを集めて会見をしたり,議会にどんどん報告する。自分にとってちょっと都合の悪い決断をしたときは,会見せずにさっさと国外に逃げ出す,議会には全く報告しない,そういうことなんですか。それは説明責任を果たしているとは言えないんですよ。非常に厳しいときもあろう,いいときもあろう,それもあわせて,市民に対して説明責任を果たしつつ行政を進めていくというのが,そういうことをなし遂げて,初めて説明責任を的確に果たしていると言えるんです。
 先ほどから質問しております,この時期に休暇をとったということについては,意図的なものではないけれども不適切だったとお認めになりますか。
 それだけお聞きします。
○浅尾宰正 議長       市長。
◎秋葉忠利 市長       議会に対する説明責任ですけれども,ただいまこの場で,できるだけ事実に即した形で,皆さんの御理解を得るために,担当局ともども説明をしているつもりです。その説明の内容について,これは事実に即してのことですので,ありのままを申し上げていますけれども,ぜひ御理解をいただきたいと考えています。
 それから,議会から,こういうふうに,休暇をとったことが不適切であるという声ですが,休暇といいましても,実質的には,内容は,私は公務であると考えております。費用が市から出ないこと,さらには,その他の,例えば,スタッフを同行させないこと等で,休暇という形が一番理解をいただけることだと思いますけれども,例えば,平和行政等に関して,こういった機会を生かすということは,非常に,私は重要なことだと考えております。
 結果として,皆様の,議会の声が不適切であるという御批判があるのでしたら,その批判は甘んじて受けたいと思います。
○浅尾宰正 議長       25番。
◆25番(大原邦夫議員) あのね,私,市長さんね,やめるつもりだったんです,ここで。やめるつもりだったんですけども,それをおっしゃったら,要するに,公務だったってのはどういうことなんですか。名誉博士号をもらいにいかれたんでしょ。これが何で公務なんですか,個人の問題でしょ。これと在外被爆者の訴訟,それから臨時議会の招集,どっちが重要なんですか。
 ここなんですよ。要するに,そりゃ批判があるんなら甘んじて受けます,反省してるようなしてないような,ね,あなたたちが言うんならそうでしょ,そんな言い方はないでしょう。
 ある議員が言われました,ぜひ聞いてくれというんですよ,僕に。名誉博士号,何で郵送してもらわんかったんかねとこうおっしゃるんですよ。
 あなたは,もう一つ言いますとですね,2週間にわたってNPTの関係で行かれたわけですよ。いや,大変御苦労です。いろんなところへ行かれてですよ,しかも毎日移動されておられた,アメリカ国内でも。そりゃ大変な労働だったと思います。で,7日に帰られて,もう20日にはおられんのですよ。たとえ公務でも,ちょっと待てよと,ここは整理しようということになるんじゃないですか。
 それから,もう一つつけ加えさせてもらいますと,この2週間の間にも,どっかの市へ行って賞をもらったりしてますね,名誉市民の称号とか。そういうふうにすればよかったじゃないですか。もしそういうのも公務だと言うんなら。もしそれを優先させたいんだったら臨時議会なんか招集しなきゃいいんですよ。
 もう一遍,明確にそれ答弁してください。公務だったという発言は取り消してください。
○浅尾宰正 議長       市長。
◎秋葉忠利 市長       言葉足らずだった点はおわびいたしますけれども,私の心構えとしては,要するに遊びにいったつもりではなくて,広島市にとって,これは非常に利益を生む機会でありますので,市長として,公務のつもりで,広島市の名誉のため,広島市の今後のために努力をしてきたという意味で,公務として取り組む心意気で行ったということを申し上げたわけでございます。
○浅尾宰正 議長       25番。
◆25番(大原邦夫議員) それを言われるとですね,本当にもっと言わなきゃいかんなと,市長さん,反省しとられんなと,こういう感じになるんですよ,そういう話を聞いておると。物すごく反省してもらわなきゃいかんのです。ある意味じゃね,これは緊急質問じゃない,異常質問だと言うんですよ。異常な事態に際する,トップの異常な行動に対する,その異常さをただすべき質問だと。
 20日にそういう個人の所用でアメリカに行くということを,助役以下だれがとめたんですか,だれもとめなかったんですか。そこがおかしいと言ってるんですよ。今,市の中はそういうふうになっとるんですかと。いや,今,議会を招集して,職員汗かいておりますと,ちょっと待ってくださいと,市長,これは理由としてはなかなか説明しがたいですよと,そういう人が一人もおらんかったんですか,幹部職員の中に。
 そうしたら,結局,議会で指摘して,おかしいよと言わなきゃいかんじゃないですか。
 きょうも,議運ではいろいろな議論があったんですよ。本当に緊急質問になじむのかどうなのか。何でも緊急質問になるじゃないかと,こういう議論になったんですよ。そりゃ確かにそうです。だけどね,こんな異常な事態はですね,再びあっちゃいかんのですよ。これはどう見ても私は許せんと思います。
 これまでのいろいろな平和行政,とりわけ,市長さんは,去年の平和宣言の中でも,アメリカの独善的な核兵器保持の姿勢を,大国主義的な行動を非難されましたけども,行政の私物化とは言いませんよ,そういうふうに決めつける気はありませんけども,極めて独善的なやり方が今進められていると。とりわけ,平和行政,これからまた議論されるでしょう,平和コンサートについてもそうです,折り鶴についてもそうです。これをチェックするのはやはり議会しかないと,そういう強い思いを持って,これから,また本件の方へ入っていきますので,そのときにまた言わせていただきます。
 ただ,もう少し冷静になって,やっぱり今回はまずかったなと思ったら,いつでも謝罪をしていただきたいと思います。
 以上です。
○浅尾宰正 議長       28番村上厚子議員。
               〔28番村上厚子議員登壇〕(拍手)
◆28番(村上厚子議員) 日本共産党市会議員団を代表して,2点についてお伺いします。
 在米被爆者の主張を全面的に認めた広島地方裁判所の判決は,国外に住んでいるからの理由で手当の支給を認めないことは,被爆者を差別することであり,被爆者援護法の精神に反すると踏み込んだ画期的なものでした。
 しかし,残念ながら市は控訴を判断されましたが,控訴しなかった場合どうなるのか。先ほどの大原議員の質問にも関連しますが,財政面以外にあればお答えください。
 また,控訴審で勝訴する確信をお持ちなのか,まずこの点をお聞きします。
 被爆者はどこにいても被爆者に変わりありません。さまざまな事情で国外で生活している被爆者のこの60年間は,国内の被爆者とはまた違ったさまざまな苦労を重ねてこられました。今回の判決は,原告を初め国内外の被爆者,支援者に勇気と希望を与えるものでした。最も被爆者を理解する立場の市長として,断固,被爆者の立場に立つのであれば,既に控訴している長崎市と一緒になって今回の判決を受け入れるべきです。なぜできなかったのか。苦渋の選択ではなく,勇気ある選択がなぜできなかったのか,市長の政治姿勢をお伺いします。
 以上で質疑を終わります。
○浅尾宰正 議長       社会局長。
◎松井正治 社会局長     2点の質問にお答えします。
 控訴しなかった場合の問題でございます。
 先ほど,大原議員の答弁と重複いたしますが,御容赦いただきたいと思います。
 控訴せずに判決を受け入れた場合,広島市では,渡日せずに手当等の支給が受けられるということになりまして,本市に対し,国外から郵送による申請が大量になされることが考えられます。その審査をいかにするか,また,これらに対する手当等を支給しても,国からの財政的負担が得られないなどの問題がございます。
 財政的負担につきましては,先ほど申し上げましたように,約30カ国に国外居住の被爆者健康手帳所持者が約3,500人おられますが,そのうち約1,300人が手当未受給者でございます。仮に,これらの方がすべて本市に申請され,健康管理手当を支給することになった場合,手当額で,年間約5億円余りになります。
 このような手当支給を広島市が続けた場合,財政的負担が得られないという問題のほかに,法定受託事務でありますから,国は,地方自治法に基づく是正の指示を本市にすることも考えられます。
 また,控訴審で勝訴をすると思っているのかという質問でございますが,裁判でございますので,どういう結果になるかというのは今のところ不透明でございますが,控訴審におきましても,厚生労働省,法務省と協議しながら訴訟を進行するという形になろうかと思います。
 それから,2点目でございますが,長崎市と行動をともにするべきではないかという質問でございます。
 今回の訴訟は,法定受託事務についての国の強い指導に基づき行われたものでございます。結果として,先行する長崎市と同様に控訴するということにはなりましたが,この訴訟で問われておりますのは,高齢化する在外被爆者の方々に対し,国がどういう責任を果たすかということでございまして,このことは長崎市とも共通の認識と考えております。
 したがって,訴訟の対応とは別に,在外被爆者に対する実態に即した援護施策を実現できるよう,引き続き,長崎市とともに国に働きかけてまいりたいと考えております。
 以上です。
○浅尾宰正 議長       28番。
◆28番(村上厚子議員) 長崎の控訴審の判決ですが,7月にも判決が出るだろうということが言われております。広島市の控訴審もそうですが,どういう結果かいうのはここで断言することはできませんけれども,恐らく,一審の原告の主張が認められるだろうということも言われております。
 今回,市が控訴せずに,市の財源で手当の支給をするということになれば,年間,5億円ということを言われましたけれども,7月まで,長崎の控訴審の判決が出るまで,数カ月,広島市が独自で手当の支給を考えていくということもそれはできることですし,局長も言われてましたように,今回のことは国の責任が問われていることであり,長崎と一緒にというふうに言われましたけど,そういうお気持ち,考えがあるんであれば,なおさらですね,控訴を取り下げるというそういう道を選択をしていただきたい。これからも取り下げることはできるわけですから,そのことを強く求めて,終わります。
○浅尾宰正 議長       以上で緊急質問を終わります。
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△元日程第2 報告第1号 専決処分の報告について
             (道路の管理瑕疵等による損害賠償額の決定)
       報告第2号 専決処分の報告について
             (市営住宅に係る家賃等の長期滞納者との訴え提起前の和解)
───────────────────────────────────────
○浅尾宰正 議長       次は,元日程第2,報告第1号及び第2号を一括上程いたします。
 本件については,発言の通告がありませんので,これをもって終わります。
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△元日程第3┌自第125号議案 平成17年度広島市一般会計補正予算(第2号)
      ┤
      └至第127号議案 広島市国民健康保険条例の一部改正について
───────────────────────────────────────
○浅尾宰正 議長       次は,元日程第3,第125号議案から第127号議案を一括議題といたします。
 当局の説明を求めます。市長。
               〔秋葉忠利市長登壇〕
◎秋葉忠利 市長       本日,平成17年(2005年)第3回広島市議会臨時会の招集に当たり,議員各位に敬意を表します。
 ただ今上程されました議案の概要について御説明いたします。
 最初に,補正予算案です。
 まず,第125号議案,広島市一般会計補正予算案についてです。
 これは,被爆60周年記念事業として開催する「広島平和コンサート2005」について,8月5日と6日の2日間にわたり開催できるよう,8月5日のコンサート開催に必要な経費を追加計上するものです。
 この8月5日のコンサートの開催については,去る平成17年(2005年)第2回広島市議会定例会において,実施内容等について十分吟味がなされておらず,本市の置かれている厳しい財政状況の中で,拡充実施する必要性は認められないという理由で,議会の賛同が得られませんでした。
 しかしながら,「広島平和コンサート2005」は,被爆60周年記念事業の中でも主要な事業であり,また,2日間にわたるコンサートの開催は,原爆犠牲者の慰霊と平和発信というヒロシマの使命を誠実に果たす上で極めて意義深いものであると考え,議会での議論を踏まえながら,実現に向けた検討を続けてきました。
 その結果,実施内容について見直しを行い,ドイツの著名な作曲家であるウーヴェ・ロアマン氏が,被爆60周年にあたり,広島の原爆犠牲者の死を悲しみ,慰霊するために新たに作曲する作品を加えました。なお,この作品は,公演後に広島市へ寄贈されることになっています。
 また,演奏者についても,広島交響楽団員をはじめ,エリザベト音楽大学など地元大学の学生や広島出身の音楽大学の学生の参加枠を拡充しました。
 さらに,経費面でも見直しを行うとともに,企業等からの協賛を得ることにより,本市の負担金額を減額し,再度提案するものです。
 次に,第126号議案,広島市水道事業会計補正予算案についてです。
 これは,本年4月から,水道局職員の特殊勤務手当のうち,作業手当を廃止したことに伴い,人件費等の減額を行うものです。
 以上の補正措置を行った結果,今回の補正予算額は,9032万2000円の減額となり,補正後における全会計の総予算規模は,1兆1475億7023万7000円となります。
 次に,予算以外の議案です。
 第127号議案は,広島市国民健康保険条例の一部改正についてです。
 これは,国民健康保険法施行令等の一部を改正する政令が去る4月1日に公布され,保険料の算定基準等が改められたことに伴い,保険料の第1期の納期が開始する6月10日までに条例改正を行う必要があることから,所要の改正を行うものです。
 以上が,ただ今上程されました議案の概要です。
 よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
○浅尾宰正 議長       これより質疑に入ります。
 発言通告者に,順次発言を許します。30番村上通明議員。
               〔30番村上通明議員登壇〕(拍手)
◆30番(村上通明議員) 自民党・市政改革クラブの村上です。
 頭の中へ,受難曲の全曲版であるとか,短縮版であるとか,あと何だっけ,レクイエムが三つぐらい,モーツアルトありましたね,フォーレがあって,ベルディーがあるか。それから,日本のも聞かんといけんというんで,黛さんの,雅楽とか曼荼羅交響曲,これも一応聞きました。このうち,市長さんは,マタイ受難曲全曲版,これを選ばれたわけなんですが,2月の議会において我々が問題にいたしましたのは,この曲がクラシックファンにとっていい曲であるかどうか,あるいは広島市民にとっていいか悪いかということもさることながら,その問題点を通じて,なぜこのような曲が,突然,我々議員の前に出されたのか。その決定経緯について,明確に,議会を通して市民に情報提供いただきたい。そのことを一番強く疑問に思って,いろんな方々が質問されたのだと思います。
 その質問が妥当であったことは,ただいまの趣旨説明に,提案説明に明確に出ております。ちょうど,この議案の予算を8月5日分について削除したころ,まさに,西洋キリスト社会においては,四旬節の最後,受難節のころでございました。恐らく,西洋においては,キリストは死んだと言われながらも,生きた宗教でございますから,その金曜日において,多くの教会において,マタイであるのかヨハネであるのかわかりませんけれども,受難曲が流されていたんだろうなと思います。
 それらについて,当時の担当者等いろんな強弁をしたわけなんでございますけれども,3月の20数日から,きょう,約2カ月,その間に,議会の指摘を踏まえて,一つ,演目については新しい創作を加えます。二つ,演奏者についても見直しをし地元の者を加えます。三つ,経費面でも大幅に見直しをします。
 議会の指摘があったから,ごく短期間にこれができたわけです。ということは,この検討が始まったと言われる15年12月,あるいは16年の時点,あるいは市議会に一応の形で示されました60周年記念事業一覧,これが出されたのが16年の7月です。この折に,中身を含めてきちっと提案されていれば,もっともっといいアイデアがたくさん出てきた。私が聞きたい黛さんの曲があるいは候補に選ばれたかもわからない。太鼓をやっている人たちから見れば太鼓の提案があったかもわからない。琴をやっている方々からは,琴六重奏の演目を出したいという提案があったかもわからない。大型の木琴,マリンバをやっている方々からは,私たちも企画しているが,これを8月5日にやってもらえないだろうかという提案が出たかもわからない。現実に,新聞等をごらんになっている方々は既にたくさんお気づきだと思います。市の資料によりましても,これ文化財団が出しております。通常,ほかのとこちょっと置くんですけど,探し出してきました。
 既に4月13日,被爆60年ということで,平和の祈り,長原幸太さん,これは,呉出身で広島で学んだバイオリニスト,芸術大学に進まれております。今回は,芸術大の後輩あるいは同僚あるいは先輩と有志の方々を集めて,広島市への新しい曲を含めた形で,既に60周年の第一陣と申しますか,広島でコンサートを行われております。
 続いて,規模は小さいですけれども,被爆60周年平和の祈り,これは,ほかのチャリティー等とあわせてエリザベト音大の皆さんも5月13日におやりになっております。
 それから,5月19日,これは辻井淳さん,バイオリニストでございますけれども,これはバイオリンを中心とした小さなリサイタル,既にこれもやはり60周年ということでおやりになっております。
 今後の報道を見ますと,今,大々的に新聞で出されておりますけれども,この7月6日,「ヒロシマの響き〜未来への追憶」と題しまして,やはり60周年を記念して,細川俊夫さんが,これも広島出身者です,音楽監督をして,一つは「ヒロシマのオルフェ」,これは歌劇になります。もう一つは,日本初演ということで,「ヒロシマ・声なき声」という新しい曲をもってやはり実施されます。
 その後,10月,これは多分,こちらの方が企画が早かったのかもわかりませんけれども,小澤征爾さん,それから日野原重明さん,この方々がグリーンアリーナを借り切って1万人規模になるんでしょうか,大がかりなコンサートを予定されております。
 クラシック以外の分野でも,当然,音楽コンサートございますから,例えば,かぐや姫,広島に過去10年間の公演で2億円の貢献をしていると言われておりますけれども,彼らが,今回,被爆60年ということでかぐや姫を再結成した。恐らくその日だけのためだと思います。広島に思いをささげてくれる,こういう企画もございます。
 もし,広島市が通常のやり方で,平和コンサート,60年,何とか例年よりは力を入れたい。したがって,より多くの参画を募りたい,より多くのアイデアを求めたい,その思いでやられていたら,今申した一つ一つのものが,あるいは選考の可能性として浮上し,あるいは一緒にやれたかもしれない。
 それらの可能性をすべてシャットアウトしたのはだれなのか。市民としてはぜひ知りたい,議員としてもぜひ知りたい。3月の過程において,このことは明らかになっておりません。
 したがって,今回,議会の指摘を受けて一部の修正をしたから何とか認めてほしい,その前提が提案には全く欠けている。欠けたところをきちっと答弁していただかなければ,以後の質問は続けられませんので,ここでとりあえず質問を終わります。
○浅尾宰正 議長       市民局長。
◎竹本輝男 市民局長     今回の平和コンサートについての決定した経緯ということでございますが,今回の「広島平和コンサート2005」につきましては,被爆60周年記念事業の基本理念でございます原爆死没者の慰霊,それから被爆体験の継承と平和交流・連帯,それから,明日のひろしまの創造,こういった理念にふさわしい事業となりますよう検討を行ってまいりました。
 このコンサートは,被爆60周年記念事業の一つとして,原爆犠牲者を慰霊するとともに,核兵器の廃絶と世界恒久平和の実現を訴え続けている,被爆者とヒロシマのメッセージを発信することを目的に,例年開催しております「平和の夕べコンサート」を拡充いたしまして,8月5日は「慰霊の夕べコンサート」として,8月6日は「平和の夕べコンサート」として一体的に実施することにしたものでございます。
 この「広島平和コンサート2005」の決定に当たりましては,本市に対しまして提案のございました七つのコンサートについて,実現可能性があるか,市の負担が低く抑えられるか等,関係資料をもとに点検をいたしまして,その中の,まず,サラエボ交響楽団を招聘したい,それから,ソプラノ歌手イネッサ・ガランテという方をお呼びしたいという2件につきましては実現可能性が低いという評価。また,もう一つ,ロンドン交響楽団を招聘したらどうかということは,市の負担が1億円以上もかかるということから除外をいたしました。残りました四つの提案でございますが,朝枝氏提案のマタイ受難曲コンサート,それからNHK提案の平和コンサート,それから世界合唱シンポジウム,これは京都でございますが,これへ参加された合唱団の招聘,それから,指揮者アシケナージによるオーケストラ演奏,こういった4本の提案でございますが,これにつきまして,被爆60周年記念事業の開催趣旨との整合,開催した場合のアピール度等を比較検討いたしまして,朝枝氏提案のマタイ受難曲コンサート及びNHK提案の平和コンサートを選択をいたしました。
 以上でございます。
○浅尾宰正 議長       30番。
◆30番(村上通明議員) 局長さん,この4月にかわられたばっかりで大変だなと思います。ただ,今私が言いました質問には,何の答えにもなってないんですね。私的に,恣意的に寄せられたものの中から,たまたまこの二つを選んだという答弁を今されたわけですね。
 私が質問したのは,市長さんは御存じかどうかわからんけれど,例えば,これ50年における事業ですよね。多くの方は,そのときもこの広島市の職員であったわけです。当然,そのときはもう60周年ないわけですから,40年の後50年,ちょうど半世紀,本当に大きな節目だなと。議員の中には,もう仏教も50年だからこれで最後にしよう,そのかわり力を入れよう,そういう提案されてきた方もおりました。それだけに,広島市を挙げて50年の8月6日,取り組みました。当時,3期の者が1年生議員で入ったばっかしだったのかもわかりません。したがって,4期以上の方はその間の経緯をよく御存じだろうと思います。
 これは丁寧にやってるじゃないですか,50周年については。当時は平岡さんですか,平岡さんが恣意的に何かやられましたか。みんなの力を使って,どうやって50年を盛り上げていくのか,その最大の目玉行事が「ピース・ワールド・イン広島 '95」,世界から広島のための作曲等を求めるということで1億円以上かけてやっております。そのときに選ばれた者が,今回,60周年,先ほど紹介した細川さんです。曲が入ってきてるわけじゃないですか。立派な広島市の財産として,50年のときのこの事業で選ばれた曲が,「ヒロシマのオルフェ」でしたか。今回は,60周年を飾る一つのコンサートとして,また里帰りするというんか,ふるさとで何回目かの演奏されるというのか,そういう形でやられてるじゃないですか。そういう財産が残るというのはなぜなのか。それは,当時の広島市が,できるだけ多くの参画を求めたい,そして,みんなで亡くなった方々の犠牲を悼み,次の平和をつくっていきたい,そういう思いのもとに一体として行事に取り組んだからじゃないですか。議会からも,その意味ではたくさんのお金を使ったとしても,修正する云々とそういう話は出なかったですよ。
 今回の60年に関しても同様ですよ。皆さんは当然御存じだろうけど,この前提になる「平和の夕べコンサート」,平成13年から言うと,500万,500万,415万,415万,そして,ことしが4119万,この財政難の中で,ここ数年に比べて10倍ものお金を出すわけですから,議会が一時的にチェックするのは当たり前のことですよ。平和コンサートがどうのこうのじゃないですよ。その上で中身が納得できれば,当然,議会だってこの金額で通したかもしれんわけでしょ。その次のものとして,中身が問題もあるよと,したがって,このままでは通せないよでやったわけですよね。
 ところが,皆さん,何ですか。一部,合唱団に対して,ボランティア募集されたのか依頼されたのか,ドイツリート協会に依頼されたと聞いておりますから,これも公募ではないですよね。その方々に,少なくとも,この1月からは練習に入っていただきたい。議会が予算を修正し,8.5に対しては,ゼロ予算になったときにおいても,いずれ復活に努力するから練習は続けておいてほしい,まさにいってこの態度ですよ。内輪の中で事を進めてる,議会の議決も無視して進めてる,当たり前の態度なら,申しわけないけど,もう一回復活するかもしれんけども,それまでの間,少なくともきちっと集まった形での練習等は自粛しないといけないでしょうが。それが行政の議会に対する,議決に対する基本的な態度じゃないですか。
 その方々から,きのうもまた陳情が出てる。出てくれば我々疑いますよ。この練習を続けていいよと言った人はだれなのか。その人が,こうやって議会に圧力かけなさいといって教えてるんじゃないかと。8.6が本当にめちゃめちゃになるじゃないですか。59人の議員,だれ一人として壊そうなんて思ってませんよ。それを壊す方向でやろうとしてるのはあなたたちじゃないですか。
 もう一度お聞きします。
 そもそもの話,なぜ広島市は過去の周年行事において,豊富な経験があるにもかかわらず,今回に限って秘密裏に事を進めたのか。それは,だれが中心でそういうふうな方向で進めようとしたのか,明らかにしていただきたい。
 まず,そこをもう一度答えてください。
○浅尾宰正 議長       市民局長。
◎竹本輝男 市民局長     先ほども申し上げました経緯でもって内部で確かに検討を重ねまして,昨年の7月に,内部の企画関係者会議でこういった選考経過をたどって決定をしたわけでございまして,議員おっしゃるような,公表が遅いではないかというようなことに関しては反省をしたいと思いますので,御理解をいただきたいと思います。
○浅尾宰正 議長       30番。
◆30番(村上通明議員) 大原さんじゃないけど,やっぱり嫌になるよね,質問すること自身が。
 ただ,この件はもう一つ後ろがあるね。総務委員会に付託という問題があるから,本会議においては,いろんな材料をいただきたいという質問でも構わないわけなんですけれど。
 例えば,公募方式をやらない,広くそういうものを募らない,それは決定事項ですよ,大事な。あるいは,この中から選考委員として,一人一人聞きましょうか,参加した方に,これだけでは選考できんじゃないかという意見が出るのが真っ当な形ですよ。しかも,この質問に先立って,私は,この七つの中で,きちっとした提案書で出されたものがあれば質問に必要だから資料提供いただきたいという要望を出しました。個人と行政の関係ですから要望を出しました。だけど,それに対して何のあれもございません。
 じゃあ,その点をちょっと聞きますね。
 この中で,場合によっては数千万の予算を使うかもしれない行事提案で,きちっとした企画書で出されたものがどれとどれとどれなのか,まず明らかにしてください。
○浅尾宰正 議長       市民局長。
◎竹本輝男 市民局長     ちょっと今詳しい資料を手元に持っておりませんが,私の記憶で申し上げますと,企画書,朝枝さんのマタイ受難曲コンサート,それからNHKの平和コンサート,それからサラエボ交響楽団のコンサートであったと,すいません,ちょっと詳しくここに手元に持っておりませんが,そういった記憶でございます。
○浅尾宰正 議長       30番。
◆30番(村上通明議員) 結局ね,こんなのは,契約とか何かで皆さんどう言われてるの。例えば,地域団体の関係ってのは,20万でもこんな資料出せと言われるよ。みんな,大なり小なり,個人的に,地域の事柄に絡んで相談を受けたり何かしながらそういう事実は知ってますよ。工事契約になったらもっと膨大な資料が必要でしょう。何でこの件が,7件あります,そのうち,文書で,少なくとも何ページか聞いてないよ,文書で出されたのは3件しかありません。3件のうちから2件,ほかのは口頭だからもう門前払いじゃないですか。まさに恣意的に選んだ。それが,第三者的に見ても,やはり客観的な選考に対する評価ではないでしょうか。
 代表監査に聞きましょうか。こういうことで何千万のお金が使われてるわけですよ。
 まずその点を,もう一回言います,明確に謝ってください。と同時に,議長に要望いたします。
 今,これは補正の審議でございますけれども,ここのところが明確にならないと補正の審議もきちっとはできません。したがって,議会として,文書としての企画書があるそうですから,その原本写しを総務委員会に出すよう指示していただきたい。これは議長の方にお願いしておきます。
 あとの中身の質問は,もう私の場合はこういう質疑のやり方をしましたのでできません。きちっとルターの岩波文庫版の本まで全部読みました。ほんとはそこをやりたかった。
 それから,決まった後の段階で,皆さんがおつくりになっている行事企画案,その中に,まさに被爆者をイエスになぞらえた,人類の現在云々,そういう言葉を広島市が平気で使っている。これも越権行為ですよ。そういう思いでマタイが選ばれた。それで,この前の予特なんかでは強く反対したわけですけれども。あるいはほかの部門で,市長が被爆者を神格化してるんではないか。もっと言葉を悪く,わかりやすく言えば,一部の方が言う,市長が,被爆者を使って靖国をつくろうとしてるんではないか。そういうことさえうかがえるような企画書を行政が堂々と内部的に回してたということでしょ。その問題もやりたかったけど,残念ですが,皆,総務に譲ります。あるいは,後の質問の方は自由に使ってください。
 以上で終わります。
○浅尾宰正 議長       3番桑田恭子議員。
               〔3番桑田恭子議員登壇〕(拍手)
◆3番(桑田恭子議員) お疲れさまです。ひろしまフロンティア21の桑田でございます。
 第126号議案と125号議案について質疑をいたします。
 まず初めに,第126号議案,水道局職員の特殊勤務手当の見直しについて質問いたします。
 この議案につきましては,3月の予算特別委員会で物議を醸した議案です。職員の特殊勤務手当の中にある作業手当を廃止し,1億132万2000円を減額するものです。
 この特殊勤務手当とは,市の企業職員,給与条例第8条によると,「著しく危険,不快,不健康又は困難な勤務その他著しく特殊な勤務で,給与上特別の考慮を必要とし,かつ,その特殊性を給与で考慮することが適当でないと認められるものに従事する職員に対して支給する」となっています。
 今回は,その特殊勤務手当12種類のうち作業手当を廃止するものです。この特殊勤務手当は,1962年,昭和37年より制定・実施されており,2003年度には管理職を除く約600人に1億2700万円が支給されています。
 本市では,4年前の包括外部監査で,基町庁舎内に勤務することが著しく危険云々に該当するかどうか,支給実態と条例の文言との整合を図る必要があると,監査の意見とはしていますが,指摘をしています。
 つまり,支給実態は条例とは異なっており,課長補佐級以下の職員全員に,月額7,000円から1万1000円,日額にして350円から530円支給されていました。4年前,平成12年度に指摘を受けているにもかかわらず,なぜ,昨年度まで放置して手当を払い続けたのか。今回の補正額約1億円を単純に4年間さかのぼっても,4億円の市民への損害を免れることはできたはずです。放置して損害を拡大した責任をだれがどのようにとられますか。
 また,今回,労使交渉が成立し,平成18年度から手当の全廃をされるわけですが,この対応は,手当が条例に違反したのだという認識によるものですか,お答えください。
 次に,第125号議案,平和コンサートについて質問いたします。
 この議案は,3月の予算特別委員会,3月25日の本会議にて否決した議案であります。
 否決理由は,繰り返しになりますが,「広島平和コンサート2005」については,例年8月6日に開催をされている「平和の夕べコンサート」を拡充し,8月5日,6日の2日間にわたり開催することとしているが,拡充実施する8月5日のコンサートについては,実施内容等について十分吟味がされておらず,本市の置かれている厳しい財政状況の中で,拡充実施する必要性が認められないとしております。
 つまり,平和コンサートは,8月6日だけで十分であると,2カ月前に議会としての結論を出しております。にもかかわらず,臨時議会を開いて再提案され,本日の本会議が開かれております。
 平和コンサートは,臨時議会を開くほどの緊急性も事件性も,議案の内容の急変もないと思いますが,平和コンサートは臨時議会を開くほどの議案であったのでしょうか。このように,一度否決され,再提案で臨時議会を開くということが過去ございましたでしょうか,お答えください。
 一度は,2日間のコンサートは必要ないとして否決しているにもかかわらず,8月5日に向けて着々と準備がされてきております。新聞報道でも,原爆犠牲者の慰霊や平和発信という,ヒロシマの使命を誠実に果たすと,2日間の開催の意義を市長のコメントとして掲載をしておりますが,原爆犠牲者の慰霊がなぜコンサートでなければならないのか,なぜ2日間の開催にこうまでこだわるのか,お答えください。
 一方では,在米被爆者の訴えに対して,一審の広島地裁が間違っていると判決をしたにもかかわらず,早々と控訴されております。2日間開催する意義を美しい言葉で述べられていますが,何か空々しく聞こえてまいります。
 次に,否決理由を,8月5日については十分に内容が吟味されていないとしております。否決後,春の人事異動で,この件にかかわった局長,部長,課長がすべて異動になっております。経緯を知らない職員で,短期間に内容の十分な吟味とはどのようになされたのか,教えてください。
 議案の内容の変更としまして,新たに企業からの募金を募るとし,1100万円の内諾のお金が予算化され,事業費に盛り込まれております。協賛金の申込用紙など何か形となるものはございますでしょうか,1100万円は本当にいただけるのでしょうか,内諾をいただいた企業とはどこなのでしょうか,内諾は,だれがどのような形で確認をとっているのでしょうか,お答えください。
 最後に,このコンサート,「マタイの受難曲」,前回の議会の結論のまま,なかったとしても困る市民は少ないと思います。お困りになるのはだれなんでしょうか,だれのためのこれはコンサートなのでしょうか。
 以上,数点質問させていただきました。簡潔な御答弁をお願いいたします。
 以上で質問を終わります。(拍手)
○浅尾宰正 議長       財政局長。
◎寺田文彦 財政局長     まず,財政局より,今回,市長において臨時会を招集すべきと判断した理由等について御説明を申し上げます。
 このたび,国民健康保険事業において,国民健康保険法施行令等の一部を改正する政令が去る4月1日に公布をされまして,広島市国民健康保険条例の一部改正が必要となりました。この条例改正は,その内容が国民健康保険料の賦課に関わるものでございますので,遅くとも,保険料の第1期分の納期が開始される6月10日までに行う必要がございます。
 本条例改正を市長の専決処分により対応すべきかどうかについて検討いたしましたけれども,地方自治法第179条におきまして,専決処分をすることができるケースとして四つに限定がされてございました。今回,いろいろ検討いたしましたけれども,いずれにケースにも該当しないと判断をいたしまして,今回,臨時会を招集し,議会の議決を得るべき結論に至ったものでございます。
 また,「広島平和コンサート2005」については,本市として,8月5日も含めて実施をする必要があると考えており,諸準備を円滑に進めるため,あわせて提案をさせていただいたものであります。
 以上です。
○浅尾宰正 議長       市民局長。
◎竹本輝男 市民局長     それでは,お尋ねの数点についてお答えを申し上げます。
 どうして2日間にこだわるのかというお尋ねでございます。
 この「広島平和コンサート2005」につきまして,被爆60周年記念事業で,先ほど申し上げましたが,三つの理念にふさわしい事業となるように検討を行ってまいりまして,先ほども申し上げましたが,例年開催をしておりました「平和の夕べコンサート」を拡充して,2日にわたって「平和の夕べコンサート」を行おうということで,このコンサートによりまして原爆犠牲者を慰霊し,核兵器の廃絶と世界恒久平和の実現を訴え続けております,被爆者とヒロシマのメッセージを発信することが可能であるというふうに考えております。
 このうち,8月5日のコンサートでは,広島への思いを共有する世界で活躍しておられます演奏家やソリスト,そして,地元の合唱団が参加いたしまして,ロアマン氏作曲の,広島の原爆犠牲者の慰霊のために,仮称でございますがこういった曲,それからバッハの「マタイ受難曲」を演奏して,静かに原爆犠牲者を慰霊しようとするもので,翌8月6日のコンサートでは,平和を訴える曲や広島にゆかりのある曲などの演奏,被爆体験証言や市長の平和宣言など,核兵器の廃絶と世界恒久平和の実現を訴え続けている,被爆者とヒロシマのメッセージを世界に発信したいというふうに考えたものでございます。
 次に,人事異動で課長以上が全部かわっとるではないかということでございますが,御指摘のとおり人事異動がございましたが,新しい体制のもとで十分に議論をいたしまして,この8月5日,6日に開催いたします「広島平和コンサート2005」が,先ほど申し上げましたような記念すべきコンサートになるよう検討を行ってまいりまして,8月5日では「慰霊の夕べコンサート」,これは,被爆60周年に当たりまして,原爆犠牲者の死を悲しみ,慰霊するために新たに作曲されたロアマン氏の作曲を加え,また,演奏者に広島交響楽団を初めまして地元大学の学生,それから広島出身の音大生等の参加枠を拡充をいたしました。さらに,経費面でも見直しを行ったところでございます。
 それから,企業の内諾はだれがどのようにとったかということでございますが,企業等へは,市長,助役及び私が訪問いたしまして協賛のお願いを申し上げました。今回,企業等にお願いをしております1100万円につきましては,実行委員会が作成いたしますプログラムへの広告料でございまして,今後,実行委員会を立ち上げた後に正式な手続をとることになります。現時点では,企業名の公表は差し控えさせていただきたいと思います。なお,正式に確定すれば公表したいと考えております。
 それから,平和コンサートがなくなったらだれが困るのかというお尋ねでございますが,このコンサートは「広島平和コンサート2005」として,被爆60周年記念事業の中でも大変重要な事業でございます。また,2日間にわたりますコンサートの開催は,原爆犠牲者の慰霊と平和発信というヒロシマの使命を誠実に果たす上で極めて意義深いものであると考えておりまして,ぜひとも実現をしたいと考えております。
 以上でございます。
○浅尾宰正 議長       水道局長。
◎江郷道生 水道局長     特殊勤務手当の見直しで,包括外部監査後,4年間も放置していたのはなぜか,その責任についてどう考えておるかという御質問でございます。
 平成12年度に実施されました包括外部監査において,作業手当の実態と条例の文言との整合性を図る必要があるとの意見を受けたことから,他都市の支給内容や見直し状況等の調査を実施するなど,作業手当見直しに向けての調査研究を行っていました。
 その後,昨年度から他都市においても廃止の動きが出てまいり,本市としましても具体的な見直し検討に入り,平成16年12月から労働組合との交渉を開始し,平成17年3月に作業手当の廃止を決定いたしました。なお,作業手当や企業職員の給与の種類及び基準に関する条例に基づいて定められた広島市水道局職員の特殊勤務手当に関する規定にのっとった手当であり,違法性はないものの,国及び他都市の動向や社会情勢を考慮し,このたび廃止したものでございます。
○浅尾宰正 議長       3番。
◆3番(桑田恭子議員) まず,水道局ですけれども,まあ,ですから,要するに,他都市を見たときに,他都市がどういう状況なのか,他都市が見直しているから見直すというふうな御答弁だったと思うんですよね。国からの指摘もありますし,要するに,自分たちがこの特殊手当,作業手当がどうかということではなく,要するに,自主性とかそういった組織の浄化作用というものはないということなんですよね,御答弁からすると。
 43年ぶりにようやくこれを見直されて,18年度からは全廃ということですので,これ以上のことは申し上げられませんけども,世の中に通用するということでこれからはやっていただきたいというふうに思います。
 特殊勤務手当につきましては,平成10年から総務省より,ほかの手当についても指摘が2件ほどあるようでございますので,こちらについても,今後,点検をしていただきたいというふうに思います。
 それから,コンサートの件につきましてですが,これだけ大騒ぎしている臨時議会を開いた平和コンサートはおまけの方で,だから,条例の方にくっつけてこれは出したということなんですかね。諸準備を進めるに当たってということで御答弁をいただきましたけれども,その諸準備いうのは,一体何を準備されるために,これが緊急性があって開かれたんですか,そこをお答えください。
 それから,この後,総務委員会もございますので,それほどこの後しませんけど,全部がかわられてるんですよね,確かに,局長も部長も課長も。で,御答弁をいただく内容というのは資料に書いてあるんです,それは。資料を読ませていただいたら同じようなことなんですよね。資料以上のことがおっしゃれてないと思うんですよね。そういったことで,本当にやりたいのかなという気持ちにもなってくるんですが。
 あと,それから,1100万円,企業からなんですが,募集でありますとかそういった申込用紙,お金を集めて回るわけですから,これについての要綱というのはないわけですか。
 今,2点ほど聞かせていただきましたので,そこだけお答えください。
○浅尾宰正 議長       市民局長。
◎竹本輝男 市民局長     まず,準備でございますけれども,これは事務的なことでございますが,チケットの販売であるとか,それの入場料確保,それから,外国からお見えになる演奏家なんかの入国手続,そういったこと,それから,さまざまな事務的手続を踏まなければなりませんので,これはかなり急ぐということでございます。
 それから,本当にやる気があるのかという点でございますが,我々としては,先ほど,このコンサートを行う上での意義というのも重々述べさせていただいたと思いますが,そういったことを果たすためにも,ぜひ実現させたいと考えております。
 以上です。(桑田議員「募集要項は」と呼ぶ)
○浅尾宰正 議長       市民局長。
◎竹本輝男 市民局長     失礼いたしました。
 これは,先ほど申し上げましたように,実行委員会で具体的な事務を進めますので,現在まだ,案は持っておりますけれども正式なものとはなっておりません。
 以上です。
○浅尾宰正 議長       3番。
◆3番(桑田恭子議員) じゃあ,まだ何もつくらずに回られたということなんですかね。
 普通,地域でも,私らリバーマラソンのお金を集めて回るんでもペーパーぐらい持って回ります。本当にいただけるのかなと,もらえなかったときにはじゃあだれが責任をとるのか。大体,こういったお役所の方というのは責任とられないんですよね。企業については,やはりきちんとお話をされるべきだと思います。
 それから,諸準備等,入場料等をさばくためにとか,そういったことをおっしゃられましたけど,入場料収入300万ですけども,それの準備のためにこの臨時議会を開くわけですか。臨時議会を開くだけでも180万弱ぐらいのお金がかかるわけですよ。
 基本的に,もう3月の時点で結論が出ている話だと思っております。2日間の開催言われますけれども2日間は要らないと。8月6日だけで平和のコンサートは十分であると,芝生の上でコンサートをすることで十分であるというふうに議会は結論を出したんだと思います。
 まあ,そういったことで,本当に必要があったのかなというふうに思っております。
 以上で質問を終わります。
○浅尾宰正 議長       25番大原邦夫議員。
               〔25番大原邦夫議員登壇〕(拍手)
◆25番(大原邦夫議員) 本日,2回目の登壇であります。さっき,ちょっとここで質問した後,出るときに拍手もらったんですけども,帰るときにはだれも拍手してくれなくて大変がっかりしておりまして,気合がちょっと入っておらんのですけども,ここでも,まず最初に申し上げなきゃいかんのは,本当にこの今の質疑を聞いて,市長は説明責任を本当に果たしておられるんだろうかと,どう思われますか,議員の皆さん。
 ある人が言うわけです,市民の方が,今回臨時議会を開くそうですけども,何のための臨時議会ですか。いや,平和コンサートを開くかどうかを決める臨時議会,笑い者であります。臨時議会を開くというのは相当な重要案件,その相当な重要案件を提案したんなら,それに対する質疑は真摯にトップが答弁すべきであります。一回もこの件に関しては市長は答弁しておりません。本当にこれは臨時議会を開くほどの本当に重要案件だったんでしょうか。これは非常に政治責任としては重いと思います。当然,もし,この臨時議会,この議案が通らなかったら,市長さん,辞職するぐらいの覚悟で本当はやっていただきたい。そういう覚悟がおありかどうか,とりあえず聞いてみます。
 それから,もう一つ,つまるところは,先ほども村上議員からお話がありました。この平和コンサートを,5日の分ですね,だれが,一体どういう形で審査して決定したんだと。実にこの,先ほどから出ております七つ提案があったと。で,最後のところに書いてあるわけです,いろいろ四つに絞りましたと。そして,実現可能性や60周年記念事業の開催趣旨との整合,開催した場合のアピール度を比較検討し,二つのコンサートを選択したものであると。だれがとは書いてないんですね,全く。
 で,先ほど,村上議員の質問に対して,昨年7月の企画関係者会議で選んだんだと。どうも企画関係者会議というのが,最近,様相を変えているようであります。広島市の最高の意思決定機関だというふうに私はこれまで把握しておりました。だから,市長,助役,収入役,そして,主要局長が集まってやっている会議で,市としての最終的な意思決定をすると。いつからコンサートの開催を審査し,どれをふさわしいものとして決めるか,そんな芸術性の高い会議にいつからなったんでしょうか。それについてもお答え願いたいと思います。
 そして,もう一つお聞きしたいんでありますけれども,この3月に定例議会が終わって,きょうまでに何回企画関係者会議が開かれたのか,これもあわせてお尋ねいたします。
 それから,もう一つ,余りるる聞いても,また,市民局長が書いてあるものを大体答えるだけでしょうから,これ以上余りくどくど聞きませんけれども,非常に重要な点だけを1点だけお聞きします。
 朝枝氏,今回の音楽監督とされる方であります。確かに,どの資料を見ましても,19年間,ドイツ,マンハイムの国立歌劇場のコンサートマスターを務めたと。世界でも一流のバイオリニストであるというふうに実績を上げております。しかし,そんなことは何回聞いても今回の足しにはならんわけです。今回の説得のある材料にはならんわけです。この人は,今回の場合は企画の提案者であり,かつ音楽監督としての役割を期待されてる。音楽監督としての実績というのを寡聞にして,この人の場合,あるとは聞いておりません。確かに,15歳から25歳ぐらいのゲーム愛好家には大変有名な方です。あの有名なドラゴンクエストのゲームソフトを,ドラゴンクエストのバイオリンを演奏している方。だから,ゲームの愛好家はこの朝枝さんをよく存じ上げておられるようであります。しかし,音楽の世界では,バイオリニストとしてそういうコンサートマスター,コンサートマスターというと何かトップみたいに思われますけども,いわば第一バイオリンのリードをするわけですから,あくまでも演奏家の方であります。指揮者でもなければ音楽監督でもないわけです。
 その朝枝さんの音楽監督としての実績が,本当にこうしたイベントを構成するに耐え得るような実績があったのかどうなのか,そういうことはきちっと精査されて今回の結論になったのか,その点を明確に答弁していただきたいと思います。
 そして,今一つ,その朝枝さんの実績というものをやりとりする中で,担当者から,ここに書いてあります提案の方法,これ全部見ていただければわかるんですけれども,市長訪問,市長訪問,市長訪問と書いてある,市長への手紙,あるものはそうです。つまり,まずゲートは市長だったわけであります。そして,この朝枝さんが,なぜ市長のところへ訪問できたのか。これについて担当者に問いただしました。担当者の方の回答はいとも簡単な回答であります。確かに,これまで広島市と縁があったわけではないけれども,広島市長の秋葉さんの妹さん,秋葉京子さんの友人ということで紹介があって市長を訪問されたと。そのときにこういう提案がなされたということだそうであります。
 担当者の方からそういう回答があったとき,私は,いささか疑問だなというふうに思いました。この点については,申しわけありませんが,市長,答えたくないかもしれませんけども,ぜひとも,この点については市長以外に答えられる方がいませんので,御答弁願いたいと思います。
 それから,最後にもう一つ,先ほど,財政局長──一つが多いですね,申しわけない,財政局長,臨時議会を開くのは,国保の一部を変える,これはもう議論が済んでる話をまたこの議場でおっしゃると。じゃあ,国保の一部改正,6月10日に間に合わすために臨時議会を開いてる自治体の名前を上げてください。
 以上で質問を終わります。(拍手)
○浅尾宰正 議長       市長。
◎秋葉忠利 市長       朝枝氏ですが,朝枝氏とお会いしたのは,確かに私の妹の紹介でお会いいたしました。この提案を受けて以降は,担当局と直接接触をしてもらって,その担当局の中できちんとした処理をしております。
 それから,コンサートマスターの役割について,一言言及させていただきますが,音楽の世界も,これも行政と同じ,あるいはビジネスと同じ,大変大きく変化しつつあります。例えば,指揮者がいて,コンサートマスターがいて,そのもとで,それとは別に経営者がいて,交響楽団を例えば運営するといった方式だけではなくて,例えば,その演目にしても,あるいはその他の形にしても,楽団員がすべてこれは公平に役割分担をして,指揮者がいない形で,ですから,いわばコンサートマスターが中心になってそのコンサートの運営,さらには経営的な面まですべて責任を持つというような形での運営。そして,それがビジネスモデルとして,これは非常に有効ではないかと。そういった音楽の世界のやり方をビジネスのモデルとして採用しようということで注目されているようなケースもあります。
 そういった意味で,コンサートマスターの意味というのは,ただ単に音楽性だけではなく,そういった経営の面,あるいは全体の統括の面ということからも,非常に重要な役割であるという認識を私は持っております。
 それと,すいません,一番最初の質問,ちょっと何でしたっけ,一番最初の。(大原議員「説明責任ですね」と呼ぶ)この点につきましても,これは,私を初めとして担当局,そして,市全体として一体となってこれは遂行しているプロジェクトですし,先ほど申し上げましたように,平和コンサートを開催する意義,局長が説明をいたしましたけれども,そういった考え方をもとに,全庁的に力を合わせて努力をしているものですので,局長が,担当局長として詳細の部分についてはお答えをしております。
○浅尾宰正 議長       財政局長。
◎寺田文彦 財政局長     国保の条例の一部改正のために臨時会を開いている自治体名はというお尋ねでございますが,ほかの政令市で臨時会でというところはございませんが,ただ,札幌市につきましては,6月の定例会で,6月の1日に議決予定。また,福岡市では定例会が5月であるということで,既に議決を得ております。また,同様に,京都市につきましても,5月定例会に上程中でありまして,今月末に議決を予定しているというようなことで,いずれにいたしましても,議会で議決をいただきますか,市長の専決処分によって条例を改正するか,いずれしかないわけでございまして,本市の場合に,自治法第179条の,議会を招集するいとまがないと市長において認める場合に該当するかどうかについて検討いたしましたけれども,それに当たらないという判断をしたものでございます。
 以上でございます。
○浅尾宰正 議長       市民局長。
◎竹本輝男 市民局長     朝枝氏の音楽監督としての実績でございますが,1996年に,ドイツ,マンハイム国立歌劇場室内管弦楽団が来日をした際に音楽監督を務められております。
 そのほか,本人が主催しておりますNHK交響楽団の首席奏者を含みます,国内外で活躍する演奏家たちで構成しておりますアマデウス・アンサンブル東京では,毎年2回程度の公演をしておりますが,音楽監督を務めておられます。
 これら音楽監督としての実績に加えまして,先ほどありましたようなコンサートマスターの経歴も含めまして,そういった活動実績も含めまして,音楽監督として信頼するに十分であると判断をしております。
 以上です。
○浅尾宰正 議長       企画総務局長。
◎三宅吉彦 企画総務局長   企画関係者会議,先ほどの議会以降,何度か開かれたかというお尋ね。
 私,突然の御質問でしたので,しっかり数を覚えておりませんけど,今年度になっても開いたろうと思いますが,いえ,この被爆60周年記念事業に関して,それを議題にした会はやっておりません。(大原議員「僕の言ってるのは,企画関係者会議を本年度開きましたかと聞いたんです」と呼ぶ)開きました。(大原議員「いつ開いたんですか,じゃあ」と呼ぶ)ただいま,詳細に覚えておりません。(大原議員「詳細に覚えとらん,開いたんですね,開いたんですね」と呼ぶ)はい,開きました。(大原議員「開いたんですね,間違いありませんね」と呼ぶ)開いたという記憶が今あるということなんでして,そりゃさまざまな会議を開きますので,それが企画関係者会議だったかどうかというのは,必ずしも,いきなりは思い出せません。非常に最近に開いたことはございません。開いたろうと思っております。
○浅尾宰正 議長       25番。
◆25番(大原邦夫議員) どうしてこうあいまいになるんですかね。大体,これを,内容を変更して,臨時議会を開くというまでの重要な決断をしとるわけでしょ,市長さんは。それ市長さん一人でやっとるんですか。そりゃ企画関係者会議を開いて,全市の意思にするわけでしょ。そんなものを,開いたかどうかは定かじゃないなんていう答弁はですね,これはおかしいですよ,どうやっても。
 それじゃ,後で答えなさい,まとめて答えればいいんです,後で。
 それから,もう一つ,市長さんから経営学の講義まで受けるとは私も思わなかったんですが,私が聞いてるのは,あくまでも音楽の世界の話を聞いとるんでありまして,確かに,今,市民局長がおっしゃったように管弦楽団なんです,全部,音楽監督としての実績。そりゃ当然ですね,管弦楽団に指揮者は余りいないんです,いない場合も多いんです,いない場合が逆に言えば多いわけです。だから,そのときはコンサートマスターがやるわけ。今度は全然規模が違うでしょ。しかも,臨時編成の交響楽団をつくり,教育をし,かつアマチュアの日米の学生を教育し,かつ今,アマチュアの方々がやってる合唱を合わせると,これは大変な技量が要るんですよ。これが朝枝さんで本当にできるんかなという,物すごく疑問が起きるんですよ。
 それから,もう一つお答えにならなかったのは,この二つのコンサートを8月5日にするというのはだれが比較検討し,だれが決めたのか。これ,どう考えてきても,市長さんじゃないんですか。市長は,妹さんの紹介で朝枝さんが来て,あ,来たから,よく検討しなさいよと。しかし,市長さんから言われたらですね,アメリカに休暇で行くというのもとめられない人たちですから,これだということになるんじゃないですか。そこら辺をよく考えられた方がいいんじゃないかと思います。
 それからですね,国保の一部改正,これから,そういうことについて専決処分をすることは妥当でないというふうに判断されたと,財政局長言われましたね。これ以降,やっぱり国保の一部改正については,全部間に合わなければ臨時議会開いて対処していくというふうに受けとめていいんですか。で,たとえ国保の一部改正についてですね,議会の議決を経ずに専決処分をしている政令指定都市に限りましょう,そういうとこは1カ所もないんですね,それだけはお聞きしましょう。
 それだけと言ったからそれだけにしましょう。
○浅尾宰正 議長       企画総務局長。
◎三宅吉彦 企画総務局長   企画関係者会議に関してでございますが,先ほどの市民局長の答弁で,企画関係者会議で最終的に決まったというような,そういうお話だったんですが,基本的に企画関係者会議で被爆60周年事業に関して何を決めたかといいますと,被爆50周年を経過して,また10年後で,そもそもやるかどうかもございましたんですが,要するに,こういう財政難の折ではありますけれども,やっぱり60年という意義深い節目のときにやろうということと,それから,そのとき,40足らずのものを被爆60周年事業というふうに一覧表として定めました。そこで定まってくるまでの経過といいますのは,いろいろな正規の企画関係者会議というものではないさまざまな集まりの中で,例えば,それぞれの局が,どんなものを被爆60周年事業としてふさわしいものとして,実現可能なものとして提案できるかというような予備的な段階が随分とありまして,それで,このコンサートに関しましても,7月の段階で,第1次基本計画として定めるときに,大体の枠組みという形で,8月の5日と8月の6日にかけてそういうものをやりたい,趣旨はこういうことであるということが市民局からの提案としてありました。そのほか,30幾つがそれぞれの局からの提案としてありまして,そこでの協議の結果で,それだけの結果のものを,それでは来年実現しようという方向で事務を一層進めていくと,そう決めたのが被爆60周年記念事業に関する企画関係者会議の全容でございます。
 したがいまして,企画関係者会議で,例えば,だれが楽団員として来るか,あるいは具体的な楽団が何であるか,あるいは歌手はだれであるかといったような詳細のことを議論したということではございません。
 以上でございます。
○浅尾宰正 議長       財政局長。
◎寺田文彦 財政局長     国保条例の改正について,今後は必ず臨時会で処理をするのかというお尋ねでございますけれども,それと,他の政令市で専決処分で実施をしているところはということですが。
 まず,このたびの改正につきましては,政令改正が4月の1日でありまして,一方で,当初の賦課期日,第1期分の納期のスタートまでということになりましたら6月10日がリミットということになります。したがいまして,6月議会の日程によって,間に合うか,間に合わないかということが生じてまいりますので,そういったことからいたしますと,このたびの政令改正への対応としては6月議会では間に合わないということになっております。
 それで,専決処分ができる場合として,市長において議会を招集するいとまがないと認められるときという要件に該当するかどうかという判断を,政令改正が4月1日でございますし,6月議会の日程ということからいたしましても,これは次の6月の定例会では間に合わないという判断をしたものでございます。
 それから,他の政令市の状況でございますが,それは,それぞれの団体の議会の日程ということにも係ろうかと思いますけれども,承知しておりますのは,大阪市が4月の1日に専決処分で条例改正をしたという1件でございます。
 以上でございます。
○浅尾宰正 議長       25番。
◆25番(大原邦夫議員) だからね,財政局長さん,鉄砲の弾が飛んでるときに,みずからさらすことはなくて,この前もお話申し上げたように,臨時議会を開くことになったから,そりゃもう専決処分じゃできないんだということでしょ,だから出したと。だから,平和コンサートのためにこれは開いとるわけですから,それはもうあのとき議論は済んでるわけだから,きょう,またそういう議論をひっくり返すようなことを言われると,また時間をとるわけですよ。だから,これはもうこの程度にしておきます。
 幾らでも理由はつくわけでしょ,臨時議会を招集するいとまがないとき,例えば,市長が休暇をとってアメリカへ行かれたときは,そりゃ招集するいとまがないわけですから。
 それから,もう一つ,こだわってまことに申しわけない,執念深いもんですから,企画関係者会議なんですよね,僕が聞いてるのは。確かに形骸化しとるんですよ。都合のいいときだけ使うなと,こう言っとるわけですよ。形骸化しとるというのは,じゃあ,この臨時議会を開くにあって,当然,これまで企画関係者会議,必ず開いとるし,重要案件,これは重要案件でこういうふうに修正をすると言ったら,最高幹部が集まって,で,お互いに議論して意思決定するわけですよ。どうも最近,広島市の中を見てると,我々仄聞するわけですよ,そんな中まで容喙できませんから。何か,その企画関係者会議で議論をするということがないと。市長と助役さんと,まあ助役さんが入っとるかどうか知りませんよ,当然,入ってるんだろうと思いますけども,それと関係局長がわあっと話して,じゃこれでいきましょうといって,企画関係者会議は追認になっておると。これは非常に危険な兆候なんですよ,こういうのは。さっきも言いましたように,恣意的な,独善的な方向をもしトップが始めたら,それを阻止するところが,本当はこういう企画関係者会議の議論なんです,そういう議論は通用しませんよと,いろいろやって,練りに練って,それで初めて施策として移していくべきなんですよ。まあ,スピードが大事だと言われてるのかもしれません。
 これ以上お話を申し上げても出てくる話はあれなんですけども,もう1点だけ申し上げますと,関係者がかわったことで,例えば,きょうは言いませんでした,マタイの受難曲の宗教性について言いませんでした。これは,実を言いますと,今回の宗教性についてはどうなんだっていったら,いや,こういうふうに書いてあるんですよ。こういう資料いただきました。この曲は日本国内でも毎年各地で演奏されており,有名なものでは,1997年の東京オペラシティコンサートのこけら落としで,小澤征爾さんの指揮で公演されとる,云々かんかんとこう出て,2002年には,地元合唱団の定期演奏会で広響により演奏されていると,こう書いてある。信教の自由との関係がおかしいじゃないかとこう言ったら,こういう資料が出てくるんです。
 ところが,あなた方が一番最初に私たちに説明を出した,市民局から出された資料にはこう書かれとるんですよ。バッハの作曲の「マタイ受難曲」という,通常行わない大曲を,作曲当時の原点に返り演奏するとこう書いてある。どっちが本当なんですか。通常行われない大曲なんですか,それとも,そこらで日常茶飯事に行われている曲なんですか,どっちが本当なんですか,これは。非常に場当たりだと思います。
 ここら辺についてはですね,月曜日に委員会がありますから,その場に,ぜひともきちっと納得のいく説明をしていただきたいと思います。当然,そのときに,もしそれで,これはどうしても市長さんに聞かなきゃいかんということがあれば,委員長さんにお願いすることになろうかと思いますけれども,それまでには,先ほども出ました五つの企業,これについても,きちっと公表できるまで詰めていただきたいと思います。
 以上で終わります。
○浅尾宰正 議長       以上で質疑を終結いたします。
 ただいま上程中の諸議案は,お手元に配付してあります議案付託表のとおり,それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。
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              休 会 に つ い て
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○浅尾宰正 議長       この際,休会についてお諮りいたします。
 明日から30日まで,常任委員会審査のため休会にいたしたいと思いますが,これに御異議ございませんか。
             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○浅尾宰正 議長       異議なしと認め,さよう決定いたしました。
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              次 会 の 開 議 通 知
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○浅尾宰正 議長       この際,御通知申し上げます。
 31日は午前10時より議会の会議を開きます。
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              散   会   宣   告
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○浅尾宰正 議長       本日は,これをもって散会いたします。
                午後3時07分散会
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△(参照1)
 議 案 付 託 表

【総 務 委 員 会】審査日程:5月30日(月)午前10時 全員協議会室

 1 第125号議案 平成17年度広島市一般会計補正予算(第2号)

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【上下水道委員会】審査日程:5月30日(月)午前10時 第1委員会室

 1 第126号議案 平成17年度広島市水道事業会計補正予算(第2号)

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【厚 生 委 員 会】審査日程:5月30日(月)午前10時 第3委員会室

 1 第127号議案 広島市国民健康保険条例の一部改正について


△(参照2)
 平成17年5月27日

議 員 各 位
                            広島市議会議長
                             浅 尾 宰 正

              陳情の受理について(報告)

 下記のとおり陳情を受理したので報告します。

                     記

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│ 議案番号 │         件        名        │審査結果│
├─────┼───────────────────────────┼────┤
│  78  │広島市西部流通業務地区及び流通業務団地(卸団地)の規制緩│17. 4.20│
│     │和について                      │    │
├─────┼───────────────────────────┼────┤
│  79  │広島市中央市場施設使用料改定通知の撤回について    │17. 5.23│
├─────┼───────────────────────────┼────┤
│  80  │平和コンサート,8月5日「マタイ受難曲」予算について │17. 5.26│
└─────┴───────────────────────────┴────┘
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  議 長   浅  尾  宰  正

  署名者   藤  井  敏  子

  署名者   宮  本  健  司